もし勇者シリーズがC.E.or00世界に来たら4

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1通常の名無しさんの3倍
もしも勇者シリーズのキャラ・メカが種世界又は00世界に来たらという、
新シャア板おなじみのスレです。

現在SS連載中
660 ◆nZAjIeoIZw氏
『子連れダイノガイスト』

小話 ◆9NrLsQ6LEU
勇者王ガオガイガー DESTINY

過去連載分のまとめは現在ガンダムクロスオーバーSS倉庫 Wikiに収録されています
ttp://arte.wikiwiki.jp/?FrontPage

新たにこのスレで連載をやりたい方も是非御相談ください!

初代スレ
もし勇者シリーズがC.E.世界に来たら
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1207058005/

前々スレ
もし勇者シリーズがC.E.or00世界に来たら2
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1215186744

前スレ
もし勇者シリーズがC.E.or00世界に来たら3
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1225415876/
2通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 14:30:28 ID:???
三十路過ぎて同人誌買ってる奴ってどれぐらいいる?
スレ立てしたはいいけど、前スレに告知できないorz
重複した場合、揉めたりするのも迷惑なので、こちらのスレを削除して結構です。
ただし、誘導だけはしておいてください。
とりあえず今はageときました。
こちらは、勝手ながら>>1に書かなかった内容。

Q,他のガンダム作品とのクロスは大丈夫?
A,一応大丈夫だそうですが・・・前例がないので執筆の際にはこのスレの住人にご相談ください。

Q,この作品嫌い!!
A,作品に対する「批判」は結構ですが、作品そのものを「否定」するなら読まないでください。荒れます。
また、批判も作者や他の読者が傷ついたり、怒るような書き方は絶対に止めてください。荒れます

勇者達の活躍を描いてくれる作者には敬意と感謝を持って接してください。
このスレの一住人として、何より一読者として切実なる願いです。

あと、>>1の小話 ◆9NrLsQ6LEU氏の“氏”の敬称を付け忘れてしまいました。
ご無礼お許しください。
4通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 14:55:19 ID:???
     、z=ニ三三ニヽ、
    ,,{{彡ニ三ニ三ニミヽ..
   }仆ソ'`´''ーー'''""`ヾミi
 . lミ{   ニ == 二   lミ|     衆院選の目玉は、東国原知事の出馬だ!
  {ミ| , =、、 ,.=-、 ljハ
  .{t!./・\ ./・\ !3l.    民主党終わったな!
   `!、 ⌒ イ_ _ヘ⌒ .l‐
    Y { トェェェァ` j ハ─
  .ノ~)へ、`ニニ´ .イ /ヽ  ビシッ!
  へ'ン  `ー‐´‐rく  |ヽ
〈 ヽ \〉、_\_ト、」ヽ!  東国原氏、古賀氏と午後会談=衆院選出馬めぐり協議へ(7/7)
〈 \ \ノ つ | \ | \| http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090707-00000060-jij-pol

5一尉:2009/07/09(木) 18:21:00 ID:???
そうえば、海自衛隊にもあったよ。
6通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 15:07:13 ID:???
>>1乙
7一尉:2009/07/10(金) 19:42:16 ID:???
支援
8小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 19:55:17 ID:???
 勇者王ガオガイガー DESTINY
第11話 『世界の闇』 
ディオキアに滞在中のプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの下へやって来た獅子王凱は話したいことがあると面会を申し込んだ。
議長の部屋へと迎え入れられ、凱は自分の仲間と連絡がついた事、仲間と合流する事、最後に木星に人類に敵対する存在があり、今はまだ活動を開始していないが間違いなく近く動き出して地球へと向かってくるだろう事を知らせた。
「それは本当の事なのだね」
いささか懐疑的に聞きなおすデュランダルに対して、凱は真剣な面持ちのままで肯定の言葉を返す。
「本当です、地球は嘗て無い危機に陥るでしょう」
それまでに人類が一丸となって対抗するように出来ないかということを付け足す凱。
デュランダルは凱の言葉は疑ってはいない。なぜなら彼の気性は短い付き合いだが良く解っているし、第一に自分に嘘を吐く理由も思いつかない。
しかも彼にとってザフトに在籍していた大きな理由である、仲間の安否が確認されたにも関わらずに情報を持ってきてくれたのだ、信頼には応えたい。
「しかし、現在の状況では難しい。君も解ると思うが戦争は始めるよりも終わらせるほうがずっと難しいのだ」
もし共通の目に見える敵がいれば可能だろうが現在はただの話に過ぎず、この話をもって連合と交渉しても終戦どころか停戦にも応じないだろう。
むろん、自分としては最大限協力する。SDDSを始めとした各機関や友好国に連絡を取りできる限りの協力体制を作るように働きかけると約束してから凱に尋ねる。
「君はこれから如何するかね、仲間が見つかったのだから直ぐにザフトを離れても構わんよ」
むろんガオガイガーも返却すると続けるが、それを聞いた凱は少し考え込んだ後で答えを出した。
「よければもう少しミネルバに置いて欲しい」
ミネルバと行動を共にすれば再びJに会える気がする。今度こそあの尖がり頭を打ん殴って元に戻してやる。そう決意する凱であった。

ダーダネルスで少なからず損傷を負ったミネルバはポートタルキウスの港に停泊し、修理と補給を行なっていた。
先の戦闘で亡くなったミネルバのクルーがボディバッグに収められて収容されていく、連合との戦いで犠牲になった人間よりもタンホイザーの誘爆に巻き込まれた人間の方が多いのが皮肉である。
個人の遺品を載せた車が走り去るのを見送って、アスラン・ザラは艦長室へと向かった。
艦長室でタリア・グラディスと向き合ったアスランは、艦長も知っての通り自分とアークエンジェルはヤキン攻防戦で共に戦った仲であり、恐らく今乗っているのも当時の仲間であると思う。
ならば彼らの真意を取り正さればならない、ついてはその為に一時的に艦を降りたいと申し出る。
「この事態が理解できない、というより納得できません」
彼らの目的は連合に与したオーブ軍の戦闘停止及び撤退である、それはカガリの勧告からも明らかだ。
もっともなぜあんなやり方ではなく、犠牲の出ないやり方を選択しなかったのか。
どんな言い分があるにせよ彼らの行動でザフトが被害を受けたのは事実だ。ならば当然プラント本国や司令部も動くだろう。
しかも場合によっては敵と認定される最悪の事態も予想される、ならその前に彼らとの解決の道を探すのは自分の仕事であるとアスランは考える。
この申し出にタリアは考えを巡らせる。アスランはフェイスである以上、自らの判断で行動する資格が与えられている、いかに同じフェイスのタリアにも止める権限は無い。
「それはフェイスとしての判断かしら」
先のアークエンジェルとの戦闘は無駄な戦いであり犠牲だ、連合とあのまま戦っていれば、どっちが勝ったかは分からない。
もしかすればミネルバは沈められ全滅もありえた事は判る、しかしあのように横から出てきた訳の判らない連中に訳の判らないまま蹂躙されるなど許容できるものではない。
少なくともアスランが彼らに接触できれば敵か味方の判断は付くかもしれない、そう考えたタリアは許可を出す事にした。
アスランが退出したあとで昨日凱から聞かされた話に思考が飛ぶ、戦争だけでも頭が痛いと言うのに宇宙からの脅威が迫っているときた。
子供が好きなコミックを思い出すが凱が言う以上は現実だろう。
「まったく、この世界は呪われているのかしら」
この時代宗教は廃れているが、もし神様がいれば悪態の一つも吐きたいところだと溜息を吐いた。
9小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 19:56:05 ID:???
ミネルバを発ったアスランはギリシャの町に来ていた、何の手がかりも無い以上取りあえず大きな町で情報収集を行なおうと考えただけなのだが、ここで偶然にもミリアリア・ハウを見つける。
ミリアリアに声をかけてオープンカフェに誘い、まずは近況報告からする。確かにアスランとミリアリアはアークエンジェルに乗っていたが短い期間だったしそれ程話した事も無い。
どちらかというとディアッカが親しかった感じだったので、話を振ると露骨にいやな顔をされた、どうやら地雷だったらしい。
これ以上気分を損ねると不味いと思い、自分がザフトに戻った事、マルマラ海でアークエンジェルが戦闘に介入したおかげで大分混乱した等の事情を説明するアスラン。
「君はたしかジャーナリストだったろう、何か知らないか」
どんな事でも構わないというアスランにミリアリアは会って如何したいのかと問いかけた、それには兎に角会って話がしたいとうアスラン。
「いいわ、伝が無いわけじゃないからアスラン個人になら繋いで上げる」
ミリアリアはアスランの必死な様子に何とか連絡をつけてみると請合った。

一方カガリ・ユラ・アスハとラクス・クラインはアークエンジェル内に作られた天使湯と名前の岩風呂風に設えた大浴場に浸かっていた。
まあ壮絶に無駄な設備である事は想像に難くないがとりあえずいまは関係がない。
考え込むカガリに向かってラクスが何を考えているのかと問いかける、カガリの口から出てきたのは自分の決断に対する迷いであった。
「これで良かったのかなって」
国家元首である自分が一言言えば戦闘は終わると思っていた、でも実際はどうだ、自分は何も出来ずに只うろたえていただけではないか。
いや、あそこでユウナの所に行っていればオーブには戻れた、それなら代表として派兵を取り下げる事も出来たのではないのか。そんな事ばかり頭の中をグルグルと回る。
「まず決める、そしてやり遂げる。それが何かをなす時の唯一の方法ですわ。きっと」
途端にラクスがそんな事を言い出した、見ればこちらを慈しむような表情で見ていた。
その顔を見ていると心が軽くなってくる。そうだ、自分で決めた事を最後までやり遂げる事が出来ればいいだけだ、その為にアークエンジェルの仲間も力を貸してくれている。
そんな会話を隣の男湯でキラ・ヤマトが聞いていた。

風呂から上がったラクス、カガリ、ついでにキラがブリッジに来るとターミナルからミリがキラ達に会いたいとの連絡を貰ったと報告があった。
ターミナルとはクライン派の組織にあって情報を司る部署である。その構成員は近所の井戸端会議から国家の中枢にまで及び、プラントのみならず地球にも浸透している。
特にプラントには多く、石を投げればクライン派に当たるとまで揶揄される程である。
この連絡もこの地中海沿岸で活動しているターミナルの一つからもたらされたものである。
「ダーダネルスで天使を見ました、赤のナイトも一緒です。連絡願います」
赤のナイトとは誰のことかと話し合うとカガリがアスランだと言い出す、なるほど彼が乗っていたMSはイージスもジャスティスも赤かった。
相談の結果キラとカガリが会いに行くことに決まった。
10小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 19:57:31 ID:???
ギリシャ湾沖にある小さな岩場にてキラとカガリ、ミリアリアが揃って待っているとセイバーに乗ったアスランが現れた。
久々の再開となったがアスランがザフトに戻ったと聞くと途端に大声で問い詰め始めるカガリ。
「どういうことだお前、ずっと心配していたんだぞ。あんなことになって連絡も取れなかったけど、でもなんでザフトに戻ったりなんかしたんだ!」
あんな事というのは自分がオーブから連れ出されたことを指している、またこの問いかけに対してアスランの返答は自分もまた色々と考えた結果だと告げる。
「そのほうが良いと思ったからだ。自分の為にもオーブの為にも」
「そんな、なにがオーブの!」
更に言い募ろうとするカガリを制止するキラ、傍らに鎮座するセイバーを見上げ見た事がある機体だと思いながら静かに口を開く。
「あれは君の機体? じゃあこの間の戦闘も」
「ああ、俺も居た。今はミネルバに乗っているからな。お前を見て話そうとしたが通じなくて、だが何であんなことをした? あんな馬鹿なことを、おかげで戦場は混乱し要らぬ犠牲も出た」
強い語調でキラの採った行動を非難するアスランだが、それに反応したのはカガリの方だった。
「馬鹿なことだと! ザフトが戦っていたのはオーブ軍だったんだぞ。私達はそれを止めようと」
「あそこで君が出て行って、素直にオーブが撤退するとでも思ったか! 君がしなけりゃいけなかったのはそんな事じゃ無いだろう。戦場に出てあんな事を言う前にオーブを同盟になんか参加させるべきじゃ無かったんだ」
感情のままに叫ぶカガリについ怒鳴り返してしまうアスランに向かってキラは感情を交えずに語りかける。
「でもそれで今は君がザフト軍だって言うならこれから如何するの、僕達を探していたのは何で?」
この質問に対してアスランは、あんな馬鹿な真似は止めさせたいと思ったから話に来た、お前達のやっている事はただ状況を混乱させているだけだ。
この戦争は確かにユニウス7の事件が切欠だが、その後の混乱はどう見たって連合が悪い。
それでもプラントはこんな戦争を一日でも早く終結させようと頑張っていると続ける。
「本当にそう? プラントは本当にそう思っているの。あのデュランダル議長って人は本当に戦争を早く終わらせて平和にしたいって」
「お前だって議長のしている事は見てるだろ、言葉だって聞いたろ。議長は本当に」
世界の事を考えて行動していると続けようとしたがキラの言葉に声が詰まる。
「じゃあ、あのラクス・クラインは? いまプラントに居るあのラクスはなんなの。それでなんで本物の彼女はコーディネイターに殺されそうになるの」
なんだ、それはそんな事は初めて聞いた。いやミーアの事は知っている、行方が分からないラクスの代わりに平和の歌姫という看板を使用する為に議長が用意した影武者だ。
しかしディオキアで議長は本物のラクスにプラントに戻って欲しいと言っていたではないか、それが何でラクスが襲われる事態になる。
混乱するアスランに更にキラから声が掛けられる。
「オーブで僕はコーディネイターの特殊部隊とMSに襲撃された。狙いはラクスだった、だから僕はまたフリーダムに乗ったんだ。
彼女も皆も、もう誰も死なせたくなかったから。彼女は誰で、なんで狙われなくちゃならないんだ。それがハッキリしないうちは、僕はプラントも信じられない」
もっとも特殊部隊を撃退したのはバルドフェルドとマリューであり、MSを破壊したのはジェイダーである、実際のところこの事件ではキラは何もしていない。
しかも襲ってきたのは何処の所属か判別していないし、思い込みは危険だとJに言われたのだが、キラはプラントの仕業だと思っていた。
アスランはキラの言葉を聞きながらも先日夕食を供にした時のミーアの姿を思い出す。
「今だけで良いんです。今いらっしゃらないラクス様の代わりに議長や皆さんのお手伝いが出来たらそれだけで嬉しい。アスランと会えて本当に嬉しい」
自分が偽者であっても、求められているのはミーア・キャンベルでは無くラクス・クラインだとしても自分に出来る事がある事が嬉しいと、そう言った彼女の顔は本当に嬉しそうだった。
11小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 19:58:28 ID:???
「戦いを終わらせる。戦わない道を選ぶということは戦うと決めるより遥かに難しい事さ」
また議長が言っていた言葉も脳裏に蘇る。その言葉の通りに彼は行動しているではないか、
たしかにラクスが狙われたというなら大変な事だ、だがその一事を持って議長やプラントが信じられないと言うのは早計過ぎるのではないか。
プラントにも色々な考えの人間達がいる、ユニウス7の犯人達がいい例だ。その襲撃だって議長の知らない連中が勝手にやった事ではないのか。
「そんな事くらい分からないお前じゃないだろ、その件は俺も艦に戻ったら調べてみるから、だからお前達は今はオーブに戻れ。
戦闘を止めたい、オーブを戦わせたくないというなら、まず連合との条約から何とかしろ。
戦場に出てからじゃ遅いんだ」
「それは、解ってはいるけど」
キラとカガリに向かって自分の考えを話すアスランに対して、キラの態度は理解しているけど認められないという感じだ。
「じゃあお前は戻らないのかアークエンジェルにもオーブにも」
言葉を濁すキラに代わってカガリがアスランに対してこれから如何するつもりなのかを尋ねる。
「オーブが今までどおりの国であれば行く道は同じはずだ。俺は複隊したんだ、いまさら戻れない」
「でもそれじゃ、君はザフトでこれからも連合と戦っていくと言うの。じゃあこの間みたいにオーブとも」
アスランの答えにキラが更に同じ質問を重ねるが答えは変わらない。
今は戦争中で戦争が終わるまでは仕方ない。自分としても出来れば討ちたくは無い、でも連合と共に攻めて来るのでは戦うしかない。
連合が今この西ユーラシアで何をしているのかキラ達だって解っている筈だ、それは止めなくてはならない。
だから連合との条約を何とかしてオーブを戦闘に参加させるなと言っているのが分からないのかと繰り返して続ける。
「それも分かっているけど、それでも僕達はオーブを討たせたくないんだ。本当はオーブだけじゃない、戦って討たれて失ったものはもう二度と戻らないから」
この言い分にアスランは自分の中で何かがキレた気がした。気が付けばキラに対して怒鳴っている。
「自分だけわかったような奇麗事を言うな! お前の手だって既に何人もの命を奪っているんだぞ!」
「知ってる。だからもう本当に嫌なんだ、こんな事は討ちたくない、討たせないで」
自ら勝手に戦闘に介入しておいて自分達はそんな積もりでは無かった、こんな事はしたくないのだと言っている。
「なら尚のことだ、あんな事はもう止めてオーブに戻れ。俺にだって理解は出来ても、納得出来ないこともある」
そう言ってその場を立ち去るアスランだが、彼は大きな間違いを犯してしまった。本当にキラ達を戦わせたくないと思うならカガリを連れて帰るべきであった。
これは彼個人があまりにもキラ達に近すぎた事が原因であろう、これだけ言葉を尽くせば納得して帰ってくれると思ってしまった。
またカガリに対して自分の知らないところで結婚を決めたりした事など、その場に自分が居られなかった事等があり、一緒の時間を過ごすのが気まずかったのも災いした。
それが最後の言葉に表れてしまったのであろう、なぜならその一瞬カガリが嵌めていた自分が送った指輪に視線が向かっていたのだから。

その頃シン達はミネルバが停泊中のポートタルキウスから北に行ったロドニアという場所にある連合が使用していた施設の探索任務を命じられていた。
もっともザフトが此処に駐留するようになってから、廃棄されたらしく今は誰も居ないということだ。
「なんでそんな場所を調査に行くんですか」
副長のアーサー・トラインから伝えられた命令に不満を覚えるシン、嗜めるレイ。
「武装勢力が立て篭もっていたりしたら大変だろ、それに施設事態の調査も兼ねてるんだよ」
連合が撤退してもゲリラや傭兵崩れの盗賊などがいた場合、治安上の問題だけでなくプラントの評判にも係わるから大切な仕事だと言われて了解を返す。
「私は行かなくても良いんですか?」
ルナマリアがアーサーに尋ねると、今は凱とアスランが別件で出かけているから残るようにとの事だ。
12小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 19:59:29 ID:???
明朝、シンとレイは若干名の陸戦隊を伴って調査に向かった、其処は事前に聞いていた通り何らかの研究施設のようであった。
施設内の調査は基本的に陸戦隊が行なう、シン達は万が一MSが居た場合の保険としてこの調査に加わったのだ。
敵のMSがいないのでは周辺警戒しかやる事が無い、確かに重要な任務ではあるがシンはこういった忍耐が必要な事は苦手だった。
「なあレイ、ちょっと中見に行かない」
案の定暫くするとシンがそんな事を言い出した。当然レイはバカな事言ってないで仕事しろと嗜めるのだが、今回はやけにしつこい。
凱もアスランも居ない状況で気持ちが緩んでいるのだろう、戦果も出しているが16歳の少年である、好奇心に負けてしまっても仕方が無いだろう。
このままでは仕事に支障が出るかもしれないと判断したレイは、ベースにいる兵に外の空気を吸ってくると言い訳して二人で中を覗く事にした。
そこは確かに何かの研究所であった、薄れてはいるが様々な薬品が混じった独特の臭い、何に使うか分からない器具。
その一つ一つがレイに幼い頃の記憶を思い出させる、白い研究所でデュランダルと金髪の男が話している、自分はその男の顔を見て聞かされた言葉は自分の……
「うおえっぇぇぇぇっ」
「レイ! どうした大丈夫か。すぐに外に連れて行くからしっかりしろレーイ!」
研究施設内で突然苦しみ吐き出すレイを見て、シンは大声で助けを呼んだ。

大西洋連合軍黒海派遣艦隊は先のマルマラ海で破壊されたMSの修理と補給を行なっていたネオ・ロアノークは頭を捻っていた。
なぜなら多くのMSの破壊箇所がどういう訳か手足に集中していたからだ、特にフリーダムと謎のMSに撃墜された機体はほぼ全てがそうである為にニコイチ、サンコイチにすることで比較的簡単に戦力を整える事が出来た。
これはオーブ軍のほうも同じであるらしい、もっともオーブはその前にザフトと戦っているので撃墜された機体も多く消耗度は此方よりも激しいと言っていた。
そんな状況で次の攻勢について思案しているネオに一つの報告が届く、なんでもロドニアにあったエクステンデッドの研究施設にザフトの調査が入ったという事だ。
証拠の隠滅はしなかったのか尋ねるネオに対して、残された被検体と共に基地施設を爆破しようとしたのだが失敗したとの事ですと続ける。
「そりゃ面白くないな、ロドニアのラボにゃ色々と表ざたに出来んもんがあるでしょ」
ついては施設を破壊する為に戦力を回して欲しいと言う事だが、今回の出撃では海上戦闘を想定していたので、対基地用のナパームやバンカーバスターのような武器が無いと話すのをステラ・ルーシェが聞いていた。

凱が議長と話し合いを終えて翌日、昼過ぎにミネルバに戻ってくると随分と慌しい雰囲気に包まれていた。
走り回っているヨウラン・ケントを捕まえて話を聞くとなんでも廃棄された連合の研究施設に向かうという事だと知らされた。
何事かあったのか急いでブリッジに向かい艦長のタリアに詳しい事情を聞く、なんでも調査の為に向かったシン達だが、レイが調査中に突然倒れてしまったという。
「失敗しました、廃棄された研究施設に残党か武装勢力が居てはいけないと調査に出したんですが、BC兵器や細菌の可能性も視野に入れるべきでした」
副長のアーサーがそう言って悔やむが今は一刻も早く現地に向かい適切な処理を行なうべきだ。
「ミネルバ発艦」
タリアの声を共にミネルバがロドニアに向かって発進した。
13小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 20:00:43 ID:???
パイロット控え室へ歩いていたステラは前を歩いていたスティング・オークレーとアウル・ニーダに向かって先程聞いた事を尋ねてみることにした。
「ロドニアのラボってなに?」
尋ねられた二人が顔を見合わせる、ロドニアのラボといえば三人が育てられた場所である。
「俺達が前に居たとこじゃん」
「なんだ、行き成り?」
「悪い事にザフトがってネオが」
たどたどしくもネオが話していていた事を二人に説明するステラ、話を聞いたスティングとアウルが驚愕する。
咄嗟に走り出そうとするアウルをスティングが止める。
「落ち着けアウル」
「なんで落ちついていられんだよ。ラボには母さんが、母さんが死んじゃうじゃないか!」
母親が危険だと取り乱すアウルだが、実際はラボに母親などは居ない。アウルが母親だと思っているのはそう刷り込まれた研究員の女性職員だ。
不安定になり暴れまわるアウルを落ち着かせようとするスティングをしり目に、ステラはふらふらと歩き出す。
「死んじゃう? 死んじゃうはダメ、怖い」
ステラは当ても無く歩きながら、ブツブツと呟いている。その時脳裏にディオキアで溺れた時の光景が蘇る。
自分を助けてくれたシンの顔を思い出すステラ、あの男の子は何か言っていた。なんと言っていたのだろう?
「君は死なない、俺がちゃんと守るから! ああ、大丈夫。君は俺が守るよ」
そうだ、そう言っていた、怖い物から守るって。
「守る、守る!」
だからアウルの怖い物から私が守る。そう決めて走り出してガイアに乗り込むとステラは機体を起動させて叫ぶ。
「ハッチ開けて、開けないなら吹き飛ばす!」
空母のハッチから飛び出して四足獣形体に変形し、北を目指して走り出すガイアの中でステラは繰り返していた。
「ロドニア、ラボ、母さん、守る!」

ロドニアに着いたミネルバは研究施設内の本格的な調査を開始していた。敷地にテントが張られ、専門の調査員も導入されている。
先行したシン達の身体検査も行なわれ異常無しとの検査結果が出た、レイの体調不良は精神的な問題であり、少し休めば大丈夫だということだ。
現在凱はタリア、アーサーと一緒に施設内部に入っていた。そこかしこに折り重なる死体の様子は銃創や切創などが目立つ。
明らかに対人戦闘が行われた後だが、職員と子供達の死体しか見受けられない。その惨状からタリアはこれが外敵の仕業では無いと判断する。
「内乱と言うことでしょうね、自爆しようとして恐らくは」
反対する人間たちと交戦状態に陥ったという事だろう、しかも叛乱を起こしたのは子供達に違いない。
先に進むとシリンダーの中に飾られる子供の死体が浮かんでいた。その光景を見たアーサーが叫ぶ。
「これは一体、何なんですか一体此処は!?」
その声に応える者はいなかったが唇を噛み締めるシン、帽子を目深に下げるタリア、目は冷静に辺りを見回すが握った拳が震えている凱。
更に奥へ進むと人間の脳が収められたケースが並んでいる部屋へと辿り着いた、そこで電気が復旧したのかコンピューターの端末に光が点る、凱が手を触れて起動させデータを呼び出す。
「CE64年7月11廃棄処分3入所、8月7廃棄処分5入所…」
淡々と読み上げる凱にそれは何の事か尋ねるアーサーにタリアが推量を交えて説明する。
「被研体、つまり子供の入出記録ってことかしらね、連合のエクステンデッド、あなただって聞いているでしょ」
エクステンデッドとは遺伝子操作を忌み嫌う連合やブルーコスモスが、薬やその他の手段を使って作り上げている生きた兵器、戦う為だけの人間である。
ここはその実験、製造施設と言うことだろう、コーディネイターに対抗出来る様に薬や何かで強化され、ただ只管に戦闘訓練だけを施される。
そして適応出来ない、また付いて来られない者は容赦無く淘汰され、次の子供が送り込まれて来る、此処はそういう場所なのだ。
先程のシリンダー内の死体やここにある脳髄はその残滓であり、連合が廃棄を決定した時に残っていたエクステンデッドと研究所職員の間で起こった戦闘が施設内の惨状だと結論づけた。
14小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 20:01:38 ID:???
施設内から戻ると既に夜の帳が降りていた、あの光景を見た者は多分に消耗していたがやらなければならない事は多い。
タリアは基地に連絡を入れて専門の調査団の派遣を要請し、アーサーはレーダー手へ周辺警戒を厳重にするよう通達を出した。
凱達はテントで小休止を取っていた、この後はMSで警戒に付く予定である。施設内へは立ち入らなかったルナマリアも話を聞いて憤慨している。
「本当にもう信じられませんよ、コーディネイターは自然に逆らった間違った存在とか言っておきながら、自分達は何をしているんだか」
それを受けたシンも同じように、いや現場を見たぶん余計に憤っている。
コーディネイターを散々に化け物扱いしておいて、自分達のやっている事はもっと非人道的な、ただ戦う為だけの生きた機械を生み出す事ではないか。
「遺伝子いじるのは間違っていて、これは有りなんですか良いんですか! 一体何なんですブルーコスモスってのは!?」
凱も大声こそ上げないが怒っているのは明白だ、あの所業は詰るところバイオネットのハイブリットヒューマンやメタルサイボーグを生み出すのとなんら変わりが無い。
無論、生まれる前に遺伝子を操作するコーディネイターは正しいのかと問われれば、凱も即答は出来ないだろう。
だが少なくともコーディネイターは自分で自分の生き方を決められる、しかし連合のエクステンデッドは戦いの為だけに生み出され、消耗されるだけの存在だ。
「こんな事は許せない、いや許してはいけない」
凱が持っていたスチール缶を握りつぶした丁度その時、辺りにサイレンが鳴り響いた。
連絡によると1機のMSが此方に向かって来ているようだ、タリアはシンに出撃命令を出す。
凱も出撃すると言うが、1機だけで来るのはおかしい、陽動の可能性もあるので残るように言われた。

その頃アスランはロドニアへ向かって飛行中であった、本来なら暫くの間キラ達を追いかけるつもりだったのだが、思いがけずに接触が早かった為ミネルバに合流しようと考えたのだ。
その途上で同様にロドニア方面へ向かう反応を発見したため、そちら側へ機首を向けると前方に疾走するガイアの姿が見えてきた。
「ガイア、なぜこんな所に?」
取りあえず足を止めようとマウントしてあるビームライフルを放つ、その一撃はガイアの足元に着弾するがガイアは一跳びするとこちらに向きを変えて迎撃態勢をとった。
「おまえー、邪魔するなぁー!」
背中のMA-81R≪ビーム突撃銃≫砲を撃ちまくり、アスランのセイバーを落とそうとするガイアに、その攻撃をガイアの周囲を高速で飛びかわすセイバー。
其処へシンの操るフォースインパルスが参戦する。
「隊長、どうして此処に? それにあれはガイアか」
「シンか、合流途中にガイアと遭遇して戦闘状態になった。手を貸せ」
「っ了解!」
2対1になり余裕の出たアスランは事の次第をシンに尋ねると、この先には連合の研究施設が存在すると返答があった。
この機体1機で来た場合、何らかの大規模殲滅兵器が搭載されている可能性もある。
「気をつけろ、施設の破壊が目的なら特殊な装備を持っているかもしれない。爆散させずに倒すんだ」
「ええー!?」
行き成りそんな事を言われたシンが悲鳴を上げる、その一瞬の隙にガイアの体当たりを食らって吹き飛ぶインパルス。
地面に叩きつけられる直前スラスターを吹かせ背面飛行しながら態勢を立て直して着地するインパルス。
そこへ翼のMR-Q17X≪グリフォン2ビームブレイド≫で突進してくるガイア、シンはそれを見てかわすのでは無く、逆に前へ出た。
間合いを潰してガイアの頭を膝蹴りでカチ上げるとすかさずビームサーベルでコクピットを薙ぎにかかる。
吹き飛ばした勢いが付きすぎていたのかこの一撃はガイアのコクピットカバーを破壊するに留まった。
ガイアはそのまま仰向けに倒れると活動を停止させる、どうやらパイロットが今の衝撃で気を失ったようだ。
カバーが破壊された為にコクピットの内部が露出している。パイロットの様子を見るシンの目に驚きの光景が飛び込んできた。
「あの子、ステラ?」
ガイアのコクピットに乗っていたのはディオキアで会った不思議な少女ステラ・ルーシェであった。
15小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 20:04:03 ID:???
アスランと分かれたキラはアークエンジェルの展望室でラクスと語り合っていた。
「なにが本当か彼の言うことも分かるから、また良く分からなくて」
「そうですわね」
「プラントが本当にアスランの言う通りなら僕達は、オーブにも問題は在るけど、じゃあ僕達は如何するのが一番いいのか」
「分かりませんわね。ですから私見てまいりますわ。プラントの様子を、道を探すにも手掛かりは必要ですわ」
「それはダメだ、君はプラントには」
「大丈夫ですキラ、行くべき時なのです。行かせて下さいなキラ」
プラントへ向かうと言うラクスをキラは止めるが彼女の意思は固かった、こうしてラクスは宇宙へ上がる事になる。

翌日、ニュースでミーアがプラントに帰るのをみたバルドフェルドがやはり宇宙に向かうと言い出したラクスに対して提案した。
「それならラクス・クラインの為に用意されたシャトルを僕達が使わせてもらおうじゃないか」
ターミナルの情報網を駆使してミーアのスケジュールを調べ上げると、彼女が到着する少し前に基地へ乗り込み、即席のサイン会を行なった後でシャトルへ搭乗した。
ようやく到着したミーアは、今にも発進しようとするシャトルを見て声を上げそうになる。
あの中に本物のラクス様がいらっしゃる、なら自分の役目は終わりなのだろうか。アスランにはラクスの代わりで良いとも言った、それが本心だったはずだ。
しかし、いざ本物が現れると途端に怖くなってくる。また昔と同じ誰からも注目されない只のミーア・キャンベルに戻ってしまう。
「あれは私の偽者です、逃がしてはなりません!」
知らずミーアは大声で叫んでいた。
ミーアの護衛として一緒に行動していたハイネ・ヴェステンフルスの行動は素早かった、すぐさま自分のグフ・イグナイテッドに乗り込むとシャトルの発進を止めるように指示を出す。
「シャトルを止めろ、発進停止!」
フェイスであるハイネの言葉で一斉に動き出すザフト兵、ハンガーから次々とAMA−953バビとTFA−4DEガズウートがシャトルの追撃に出る。
飛行能力を有するバビが飛び立ちシャトルを追撃する、しかし大気圏内飛行が可能なバビと大気圏離脱を仕様とするシャトルでは推力に大きな開きがある。
徐々に離れて行くシャトルを見たハイネは撃墜を決める。
「かまわん、撃ち落せ!」
地上のガズウートと空中のバビからミサイルがシャトル目掛けて発射される。
シャトルにミサイルが命中しようとした瞬間、横から光が延びて一瞬で全てのミサイルが落とされた。
「なにいっ!?」
驚愕するハイネの目に翼を広げたフリーダムの姿が飛び込んできた。
フリーダムはそのままハイマットフルバーストを連発し、近くにいる機体にはラケルタビームサーベルで斬りかかると面白いようにバビの両手両足が無くなり地上に向かって落ちてゆく。
「ええいっ、フリーダムは化け物か」
悪態を吐いてフリーダムへと吶喊するハイネのグフ、流石にフェイスのハイネ相手では一撃で仕留めることは出来ない様で位置取りを変えながら相対する両機。
「ザクとは違うんだよっ、ザクとはっ!」
16小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 20:04:54 ID:???
右手に内蔵されたスレイヤーウィップをフリーダムのビームライフルに絡みつけ叫ぶハイネ。
電撃をウィップに流しビームライフルを破壊する事に成功するが、油断したハイネはライフルの爆発に隠れて突っ込んできたフリーダムにグフの両手を切り飛ばしされてしまう。
これで攻撃手段を失ったハイネは距離を取る。するとフリーダムは地上に向けて背中にあるバラエーナビーム砲を構えた。
その先にあるのは燃料タンクである、恐らく追撃が掛からないように基地機能を麻痺させるつもりだろう。
「なに考えていやがるっ!?」
燃料タンクなど吹き飛ばしたら、下手をすれば誘爆を起こし基地そのものが吹き飛びかねない。
咄嗟にグフを射線上に滑り込ませるハイネ、自分に迫って来るビームの光が最後に見た光景となった。
キラは困惑していた、最後の一撃は基地のタンクを壊して撹乱する積もりだったのだが、なぜか先程戦闘能力を奪った機体が割り込んできた。
そのお陰で殺したくないのに殺してしまったではないか、しかし充分時間は稼げたようで既に追撃は無い。
これで一安心だと胸を撫で下ろすキラにバルドフェルドから通信が入る。
「助かったよキラ、これで一安心かな」
今回は大丈夫だがプラントに行けば何が起こるか判らない、心配したキラがラクスに話しかける。
「やっぱり心配だラクス、僕も一緒に」
「いえ、それはいけませんキラ、彼方がアークエンジェルに居なければマリューさんやカガリさんはどうなりますか」
「でも、いまならJさんも居るし」
やっぱり僕は君と一緒に行くと言うキラにラクスは幼子を安心させるように語り掛ける。
「私なら大丈夫ですわ、必ず帰ってきます彼方の下へ」
「心配するなお前の代わりに俺が守る」
「バルドフェルドさん、お願いします。本当に気をつけてラクス」
バルドフェルドに念を押すとキラはラクスを見送ってアークエンジェルに帰艦した。
宇宙に出たラクス達は飛行を続けていた、追跡も無く航行は順調だ。操縦するバルドフェルドにラクスは目的地を訪ねる。
「それでバルドフェルドさん、これから真っ直ぐにプラントへ向かうのですか?」
このラクスの質問には、流石に真っ直ぐプラントに向かってはすぐに捕捉されてしまう、まずはファクトリーに向かうと答えた。
それに今ファクトリーにはあの御方がいる、ラクスが来るのを心待ちにしているだろう。
「総統がお待ちですよ」
「そうですか、お会いするのも久しぶりですわね」
ラクスは久方ぶりに会う人の事を思い出して顔を綻ばせた。

君達に最新情報を公開しよう
ロドニアでの衝撃も覚めやらぬなか
クレタ島沖で再び連合、オーブと戦う事になったミネルバ隊
そこに現れるアークエンジェルとジェイダー
次回 勇者王ガオガイガー DESTINY
第12話 激突 GとJ にFINAL FUSION承認
これが勝利の鍵だ ≪ルネ・カーディフ・獅子王≫
17小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/10(金) 20:12:52 ID:???
ども小話です
新スレ乙
ちなみに本編と違いルナは凸の尾行はしていません
ではまた
18通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 00:16:41 ID:???
小話氏gjっす!!
だけど・・ハイネーーーー!!!!
あっけなさすぎる、ハイネ・・・善戦したのに
19通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 00:38:40 ID:???
キラの擁護がしたいわけじゃないが、きちんとした軍人としての訓練を受けてないから、どっちを撃った方が人を沢山殺せるか分からないんだろうな・・・・
キラもある意味では被害者なのかも
ともあれハイネの冥福をお祈りします

GJでした。
20通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 02:55:02 ID:???
21通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 09:14:17 ID:???
GJ
ハイネは勇者だ…

>>19
まぁ所詮はろくな訓練も受けていない(知識面では)素人ニートだしな…

しかしあれだな…アスランとのやりとりやハイネの件といい屁理屈ばかりで責任転嫁ばかりしているのを見て、キラの顔面を思いっきり殴りたくなったのは初めてだ…
22一尉:2009/07/11(土) 15:40:35 ID:???
同じ所でストライクEは。小話君。
23通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 18:49:02 ID:???
むしろラクシズ関係者全員殴り飛ばしたい
24通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 19:37:11 ID:???
久しぶりに腹の立つキラを見たな。しかし、ファクトリーの総統って誰だろう?
・・・まさか、ソール11遊星主とか?木星の勢力も気になるな。
25通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 11:57:26 ID:???
現時点のラクシズはTVとほぼ同等のムカツキ度に留まってはいるが、
今後原種だの遊星主だのガガガ側のバケモノまでガチに洗脳するくらいの
荒業をやってのけるなら悪のカリスマとしていくらかは感心できるんだが…
26一尉:2009/07/12(日) 14:30:44 ID:???
スウェン中尉はいつ出ますか。小話君。
27通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 21:05:14 ID:???
この後まとめて光にされるかシン辺りに真っ二つにされるかの2択しかないラクシズにそんな関心いらないっての
28一尉:2009/07/13(月) 19:43:33 ID:???
やむえん、支援
29通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 23:47:03 ID:???
人間相手にGクラッシャーは使わないだろjk
30通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 03:13:20 ID:???
ここはあえてカンナで削り節にするに一票
31通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 06:19:48 ID:???
ついでに特機(笑)を作り出す、工具を日常的に使ってるジャンク屋も
見た目工具な超兵器でチリにされたほうが平和かも。
32一尉:2009/07/14(火) 19:26:55 ID:???
ゴルデイで破壊にします。
33小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 10:45:43 ID:???
勇者王ガオガイガー DESTINY
第12話 激突 GとJ 
オーブ軍派遣艦隊の旗艦の空母タケミカズチのなかでユウナ・ロマ・セイランは一通の書簡を受け取っていた。
その書簡を開いて目を通すと、俄かには信じられない内容が記されている。まさか悪ふざけでこんな物を送ってくるとは思えないが真意が掴めない。
なら直接会って確かめるしかない、どうせ何時かは会わねばならない相手だし、自分は軍人ではなく政治家だ。交渉、腹芸、騙しあいが本領発揮の場だ。
そう結論付けるとトダカ一佐を呼び出して、艦を降りる為の準備を始めた。
「人と会う約束が出来てね、艦隊の指揮はトダカに一任するからしっかり頼むよ」
そう言い残してユウナはタケミカズチを降りて、一路イスタンブールへ向かった。

連合の研究施設を調査するミネルバ隊に、ガイア接近の知らせがもたらされた。迎撃に出たシン・アスカのインパルスはロドニア郊外にてガイアと交戦、参戦したアスラン・ザラのセイバーと共にガイアを行動不能にする事に成功した。
破壊されたガイアのコクピットに座っていたのは、かつてディオキアの海で助けた少女ステラ・ルーシェの姿であった。
思わずインパルスを降りて駆け寄るシン、コクピットに到達するとステラは頭に怪我をしており、うなされている。
「なんで、なんで君がこれに乗っているんだ?」
感情が理性に追いつかない。アスランからの何をしているとの呼びかけを無視して、ステラをインパルスのコクピットへ運びミネルバへ向かうシン。
インパルスがミネルバの格納庫へ到達するやいなや、ステラを抱えて医務室へと走り出す。
「大丈夫、君は俺がちゃんと守るから。約束したから」
自分は彼女に守ると約束したのだ、だから絶対助けるから。医務室のドアが開くと同時に叫ぶ。
「先生、この子を早く!」
駆けつけたシンが抱えているのはどうやら連合の女性兵士のようだ。それを見て取ったドクターは怪訝そうな顔で尋ねる。
「いったいなんだね、その子は。それにその軍服、連合の兵士じゃないか」
「でも怪我してるんです、だから」
「敵兵の治療など艦長の許可なしで出来るか、私は何も聞いていないぞ」
「そんなのすぐ取るから」
「俺からも頼む、見てやってくれ」
いつの間にかシンの後ろに立っていた凱も手当てするように頼み込む。それでも難色を示すドクターの態度にシンが怒鳴る。
「死んじゃったら如何するんだよ!」
うなされながらも死ぬとう言葉を聞いて、途端に暴れだしたステラがシンを跳ね除けて、女性メディックに襲い掛かる。
「うわあぁぁっ! 死ぬのダメ! 死ぬの怖い!」
相手構わず暴れだしたステラが、メディックの首を締め上げるのを凱が咄嗟に引き剥がすと、後ろからシンが羽交い絞めにして抑えこむ。
「ゴメン、ステラ。俺が悪かった、大丈夫、君は絶対守るから!」
耳元でシンがステラに言い聞かせると、次第に大人しくなって気を失った。
「彼女はまさか」
その光景を見た凱は誰知らず呟いていた。
34小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 10:46:36 ID:???
シンと凱はミネルバの艦長室に呼び出されていた、当然先程ステラを艦内に運び込んだ件について艦長であるタリア・グラディスから叱責を受けている。
「敵兵の艦内への搬送など誰が許可しましたか。彼方達のやったことは軍法第4条2項に違反、11条6項に抵触。途轍もなく馬鹿げた重大な軍機違反なのよ。これで艦内に重大な被害が出ていたら如何する積もりだったの!」
「「申し訳ありません」」
二人揃ってタリアに謝罪する。ちなみに凱が救助された時もシンは同様の行動を起こしている。勝手に凱をミネルバに運び入れたのだが、この時は所属、正体共に不明な上に大怪我を負っている様に見えたので救助行動と認めてお咎めなしだった。
しかしステラは完全に連合の兵士、しかもガイアのパイロットである。タリアが怒るのもある意味当然だろう。
凱はそれを理解している為に素直に謝罪しているのだが、自分がシンの立場でも助けるだろうなと内心考えていた。
「ふうっ、知っている子だという事だけど、ステラだったかしら? いったい何時何処で知り合ったの」
盛大に溜息をついてからシンを睨みつけ事情を問いただすタリアに対して、ステラと知り合った状況を説明するシン。
「ディオキアの海で溺れているところを助けて、なんか良く分かんない子で自分はその時は戦争の被害にあった子だと」
単にそう思っていた、凱も救助に向かった時に話はしなかったが見た顔だと補足する。その説明に対して事情は分かったと言うタリアが言葉を重ねる。
「でもあれはガイアのパイロットだわ、それに乗っていたんだから分かるでしょ、それにもしかしたら」
連合の兵士は当然ナチュラルが多い、勿論中にはコーディネイターも居るが数は少ないはずだ。だというのにまだ少女と言える年齢であれだけ戦えるならば彼女の正体とは。
そこまで考えて言葉が止まったタリアに凱が、とにかく一度様子を見に行こうと提案した。

医務室に入った凱達一行が見たのは拘束具でベッドに縛り付けられたステラの姿であった、それを見たシンが早速食って掛かる。
「なんでこんなこと、怪我人なんですよ彼女! さっきは興奮して暴れたけど」
言い募るシンに対してドクターは取りあえず落ち着けと言い渡し、一同に説明を始める。
「そういう問題ではない、どうやらこの子はあの連合のエクステンデッドのようなのでね」
それを聞いて吃驚するシン、予想が付いていた凱とタリアは、表面上は落ち着いていたが改めて聞くと複雑な心境だ。
「今は薬で眠らせてありますが、それも正直何処まで効くか分かりません、治療前に行なった簡単な検査だけでも実に驚くような結果ばかり出ましてね。
様々な体内物質の数値がとにかく異常です、また本来なら人が体内に持たない物質も多数検出されています」
流石に凱を調べた時ほどの驚きは無かったが、と軽口を聞くドクター。彼もそんな冗談を言わなければ平静を保てないのだろうと思いながらタリアは先を促す。
「人為的にということね、薬?」
「恐らくは、詳しいことはもっと専門の機関で調べてみないことには分かりませんが、ちらっと見た限りではあの研究所のデータにも似たようなものが有りましたね。
戦闘での外傷もかなりのものがありますが、ともかくそんな状況ですので、治療といってもあまり強い薬は何がどう作用するのか分かりませんし」
一同の話し合いを横で聞きながらシンがステラの様子を見ていると、微かに身じろぎした後で気がつき、辺りをきょろきょろと見回すステラ。
そんなステラの様子に顔を覗き込んで名前を呼び、大丈夫だからと声を掛けるシンに対しての返答はシンを驚愕させた。
「なんだお前は?ここは何処だ」
そう答えて自分が拘束されていることに気が付き、暴れだすステラ。拘束された手首や足首、また力いっぱい握られた手の平から血が滲む。
「落ちついてステラ、大丈夫だよ。僕だよ、分かるだろシンだよ」
「知らない、お前なんか知らない! ネオ! 助けてネオ!」
暴れるステラに覆いかぶさって声をかけるシンだが、当のステラはシンの顔など知らないと言い、仲間であろうネオなる人間に助けを求めて暴れ続ける。
「彼女には脳波にもおかしなパターンがあるんだ、もしかすると意識や記憶も操作されている可能性がある。無駄だよ、やめなさい」
ドクターは淡々と語りながら、睡眠薬を準備し無針注射器をステラの腕に押し当てて注入する。すると薬が効いたのだろうガクリと眠りに落ちるステラ。
その場に居た全員が複雑な表情を浮かべて、その光景を見ていた。
35小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 10:47:34 ID:???
ファントムペイン指揮官ネオ・ロアノークは、無断で出撃して撃墜されたステラの事で頭をなやませていた。しばし考えた後で残された二人の処置を含めて決断を下す。
「ステラは損失扱いにするしかあるまい、それと二人からステラの記憶を消しといてくれ」
これにエクステンデッドのメンテナンス技師は時間がかかりますと答える。
「構わん、下手に憶えていても辛いだけだろう」
そう答えるがネオ自身、ステラの記憶を持っているのと奪われるのでは、果たしてどちらが辛いのかと思うが、憶えていないものに辛いも何も無いなと結論付けた。

凱はミネルバの医務室でドクターと話していた。ステラの状態を出来る限り詳しく教えてほしい。出来れば全てのデータを渡してくれと言うが、流石にそれは出来ないと断られた。
もっとも凱がどうしてもデータが欲しければミネルバ自体をハッキングしてしまえば事はすむのだが、世話になっている人達に対して其処まで強行に事を進めたくは無い。
「わかった、それならフェイスとしてデータの提供を求める」
この言葉にドクターは詰まってしまう、フェイスはザフト内でかなりの権限を認められている上に議長直属の特務隊である、これを断れるはずがない。
「ずるいね、君は」
そう言って全てのデータを纏めたディスクを凱に手渡すドクター。もっとも直ぐに出てくるあたり元々渡す気であったのかもしれない。
「すまない、でもこうでも言わないと渡してくれないだろう?」
「違いない」
データを受け取った凱はミネルバの外に出るとルネから貰った通信機でルネとボルフォッグの二人を呼び出した。

凱が医務室から出て少しの時間が過ぎた頃、今度はシンがやって来た。ドクターはおらずメディック一人が詰めている、軽く会釈してステラが拘束されたベッドの脇にしゃがみこむ。
「くそっなにも覚えてないなんて、君がガイアのパイロットだなんて、あんな所に居た子だなんて」
そう言いながらステラの髪を優しく撫でるシン、僅かな時間そうしているとステラの声が聞こえた。
「シン?」
顔を上げるとステラがシンの顔をみて微かに微笑を浮かべている。
「シン、会いに来た?」
相変わらず、何を言いたいのか良く分からないが、今の落ち着いた状態のステラはディオキアの海で出会った時の彼女のようだ。
「俺のこと分かる?」
恐る恐る尋ねるシンに対して、ゆっくりとコクリと頷くステラにシンの胸は熱くなり、涙が込み上げてきた。

それから数日が過ぎ、ロドニアの研究施設には専門の調査チームが入り、ミネルバはポートタルキウスの町に戻って修理と補給を終えていた。
もっとも艦首のタンホイザーに関しては、ジブラルタルで全交換を行なうまで使用不可能である。
ステラは現在ミネルバに預かりの身である、これは単純に彼女をジブラルタルへ移送する任務にそのままミネルバが指名された為である。
もっともポートタルキウスからジブラルタルへ向かうにはクレタ島沖に展開しているオーブ、連合の合同艦隊を抜かなければならない、その戦力があるのが単純にミネルバだという事だ。
ブリッジでタリアが副長のアーサーと話していると凱がアスランと連れ立ってやって来た。
クレタ沖に展開している艦隊と戦闘になれば、先日同様アークエンジェルが介入してくる可能性が高い、その場合どう対応するのか協議したいということだ。
タリアの話ではマルマラの戦闘の後、ディオキアに現れ基地を襲撃、シャトル1機を強奪、多数の死傷者を出した、その中にはあのハイネも居たという。
此方にこれだけ被害を出された以上は敵として対応するとザフトの上層部は決定を下した、ならばミネルバの対応もそれに倣うものだ。
「その積もりで対応してちょうだい」
その回答にアスランは悔しそうな顔を浮かべていた。
36小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 10:50:29 ID:???
ブリッジを退出した凱は、アスランの様子がおかしい事に気がついた。なにか悩み事があるなら遠慮なく話してくれと声を掛ける。
暫し逡巡したアスランは意を決して話し始める。実はあの戦闘の後アークエンジェルに乗っている友人に会って話をする事が出来た。
その時に馬鹿なことは止めてオーブに帰るように説得したのだが、結局分かってもらえなかった、自分は彼らと遭った時に戦えるか自信が無いと言うことだった。
それを聞いた凱は自分の事を踏まえて語りかける。
「アスラン、君はあのフリーダムのパイロットとは知り合いか?」
「ハイあいつは、キラは俺の親友なんです。あいつ戦いたくないって言ってたのに。帰れって言ったのに。なんでザフトの基地を襲うなんてまねを」
「彼のやっている事を正しいと思うか?」
「いえ、それは思いません。あのやり方では状況を混乱させて被害を増やすだけです」
「親友が間違った道を歩いているのなら、たとえ憎まれてでも止めてやるのが本当の友情じゃないのか。今の君にはそういう気概が足りないように見えるな」
その言葉に声を無くすアスラン、それを見ながら言葉を続ける凱。
「かつて俺にも共に競い、切磋琢磨した友がいた」
鰐淵シュウ、凱の高校の同級生にしてライバルだった男である。勉強、スポーツ等あらゆる分野で凱と競い合いながらも凱に勝つ事が出来なかった彼は、卒業式の日に最後の結着をつけるべく凱に決闘を挑んできた。
しかし凱は宇宙飛行士となっており、初フライトから戻った後に決着を着けようと約束したのだが、その初フライトでEI−01と接触、瀕死の重傷を負ってしまう。
その後Gストーンサイボーグとして生まれ変わった凱は、機械文明ゾンダーと戦う勇者となり決着は流れたと思われていた。
しかしシュウは諦めていなかった。数々の戦いを経てエヴォリュダーとなった凱の前に、対抗するべくバイオネットのメタルサイボーグとなって現れたのだ。
そして数度に渡る戦いを経て、シュウはガオファイガーのファイナルフュージョンに失敗、凱の目の前で砕け散ってしまった。
「苦い記憶の一つだ。俺はこの事件で言葉だけでは伝わらない事もあると、改めて思い知らされたよ」
凱の話を聞いたアスランは、言葉を失っていた。その様子を見た凱は余計なことを言ったかと思い。
「君がどんな道を選ぼうとも、決して後悔だけはしないことを願うよ」
それだけを言ってアスランの肩を叩いて促すと、ブリーフィングルームへと向かった。

ブリーフィングルームで凱はシン達を前にして次の作戦について説明をした。クレタ島沖に展開する連合、オーブの両艦隊を叩くことになる。
基本的なフォーメーションは今までと変更は無い、ただしアークエンジェルが出てきた場合の対応を協議すると話すとシンが勢い込んで言って来た。
「フリーダムの相手は俺にさせて下さい!」
かなりの剣幕で訴えかけてくるシンに、その理由を尋ねるとフリーダムは家族の仇なんですと言い出した。それを聞いて愕然とするアスランを横に凱は如何いうことかとシンに尋ねる。
詳しい話を聞くと2年前の連合軍のオーブ侵攻の時、フリーダムが撃った流れ弾が避難中の家族の命を奪ったとの話だった。
「避難勧告だって、戦闘が始まる当日まで出されなかった。すぐに市外戦になって山まで逃げた所で避難船に乗るように言われて、避難途中に俺の家族は。だからアスハとフリーダムは仇なんです、俺にやらせて下さい」
シンの気持ちは解らないでもない、凱も父である獅子王麗雄をゾンダーとの戦いで失っている。しかし今のシンにはフリーダムの相手は任せられないと判断した凱は却下する。
37小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 10:51:37 ID:???
「駄目だ、シンはレイ達と艦隊戦力に当たれ」
「なんでですか! あいつは俺が!」
さらに言い募るシンに対して、凱は静かに判断した理由を語る。
「いいかシン。怒りも悲しみもお前の中にあるものだ、それを捨てろとか忘れろとは言わない。だが憎しみだけで戦おうとするな、お前は守りたいから戦うんだと俺に言ったな、ならその気持ちを乗り越えて自分の力にしてみせろ」
それが出来ないうちは、自分だけではなく味方も巻き込んで自滅するだけだ、前回の戦いでは危なかっただろうとシンに言い聞かせた。
そこまで言われて、自分が前回暴走してミネルバとルナマリアを危険に晒した事を思い出したシンも渋々にだが引き下がった。
態度から内心納得していないのは見て取れるが、了解した以上は命令に従うだろう。
「アスラン、俺はジェイダーを相手にするから、フリーダムは君に任せる」
Jの相手は凱以外には無理だろう、またJも凱と闘おうと動くはずだ。そうなると自然フリーダムの相手はアスランになる。
Jが居なければ自分が、またシンが感情的になり過ぎないなら任せたい所だが、此処はアークエンジェルに対して複雑な感情を持つアスランが、どういう結論を出すにせよ任せた方が良いだろうと判断する。
「これで決まりだ、アスランもそれで良いな。俺とアスランはアークエンジェル側の対応に向かうから、お前達三人の連携が要だぞ」
最後にアスランが、明日ミネルバはジブラルタルに向けて出港する。と締めて解散となった。

オーブ軍空母タケミカズチのブリッジでユウナより全権を任されたトダカ一佐がネオと次の作戦に関して話し合っていた。ネオは地図の一点を指し示し、概要を説明する。
「明日ミネルバはこのルートでジブラルタルへ向かう、で作戦はいたって単純、網を張って待ち構えると、なにか質問は」
「その情報は確実なのですかな、それと連合の艦艇が貴君の艦一隻しか参加しない理由をお伺いしたい」
「情報に関しては、信用してもらうしか無いですな。それと連合側の艦艇の出撃に関しては申し訳ないとしか言いようがありません。なにしろ戦力の引き上げに関しては私の及ばない話でして」
ファントムペインは連合軍の軍籍は持つものの実体はロゴスの盟主ロード・ジブリールの私兵である。
散々自分の邪魔をしてくれたミネルバを落とすのはジブリールの私怨に近い、確かに大西洋連合に強い影響力を持つジブリールではあったが、正規軍はミネルバ一隻にばかり構っていられる訳ではない。
よって連合軍の艦艇はスエズへ引き上げとなり、ネオ達ファントムペインのみの参戦となった次第であるが、そんな事情を説明する理由など無い。
オーブ軍は完全に貧乏くじを引かされた形だが、そんな事はおくびにも出さずにネオは話を続ける。
「なに、これでザフト最強とも言われるミネルバを討てば、オーブの力を世界に示す事が出来るでしょうし、我々も面目が立ちます。
ああ、それと今度、あの妙な船が出てきても大丈夫でしょうね、ユウナ様は代表と名乗る人物も偽者と仰っていましたし」
ネオの言う妙な船とはアークエンジェルの事である、あの船にカガリを渡したトダカとしては、討ちたくなど無い。しかし正規の命令を受けて此処に居る以上は従うしかない。
「分かっています、アークエンジェルは敵艦として対処するよう代表代行からも言われています」
「なら結構」
苦々しげに答えるトダカをネオは冷めた目で見つめていた。
38小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 11:06:03 ID:???
地中海をジブラルタルに向けて航行中の、ミネルバのブリッジに敵艦発見の声が上がる。
「前方に艦影、空母1護衛艦3、これはオーブ軍です。連合の艦は確認できません」
前回のマルマラ海では、合同で攻めて来た。なら今回も同様のはず、数が少ないのは此方を包囲しようとしていると判断したタリアは前方の艦隊を中央突破して離脱すると決める。
「オーブ軍だけという事は無いはずよ、索敵は厳にして。本艦は包囲される前に前方の艦隊を突破します。コンディションレッド発令、MS隊発進用意」
オーブ艦より出撃したMS隊はまるで道を開けるかの様に左右に別れる、この動きを包囲行動とみたタリアは開いた中央に吶喊するよう指示をだす。
当然、正面突破を図るミネルバに対して、オーブ艦隊から艦砲射撃が加えられるが、それ程の数では無い、余裕を以って迎撃すると破壊した榴弾から散弾状に鍛造弾のシャワーがミネルバに降り注ぐ。
最大船速で航行していたのが幸いして、艦中央部から後部の上面装甲が第二層まで貫通するに留まり、兵装には致命的なダメージは無い。
そこに襲い掛かるオーブ軍のMVF-M11C《ムラサメ》とそれを迎撃に出る凱達。今回はシン達を先行させて凱はミネルバの防御に回る。
先程の艦砲攻撃をもう一度して来られても、ガオセイバーのリフレクトシェードでミネルバを守る為である。
しかしこれではガオセイバーの攻撃力がスポイルされてしまう為に、正面突破を図るには決め手に欠ける。
また敵MSの総数では前回のほうが数は多かったのだが、今度は此方側に味方がいないので、相対的に相手にする数が増えている。
「くそっ、こうも数が多いと」
シン達が撃ち漏らしたムラサメをフェイズシフトマグナムで落としながら毒づく凱。
戦況は一進一退といった所だが、アスランはなんとか武装だけ破壊しようとしている様で、動きに精彩が無い。そこに新たに敵出現の報が入る。
「9時方向よりオーブ護衛艦3、2時方向よりムラサメ9!」
左方向から艦砲射撃を加えてくる艦隊に向いていたガオセイバーの隙を縫って右方向から迫るムラサメ部隊。
粗方は迎撃されたが、最後に残った1機がミネルバのブリッジにビームライフルを突きつけた。このタイミングでは迎撃が間に合わない、とブリッジに恐怖が走った、その瞬間。
「プラズマソード!」
叫びと共に紫電が走り、ムラサメの右腕が破壊される。またシン達が相手取っていた周囲のムラサメも上空より飛来したビームで武装と四肢を破壊されて落ちていく。
全員の視線が上空に移ると、そこに居たのはアークエンジェルとフリーダム、そしてジェイダーであった。
アークエンジェル一行の登場で、戦闘は更に混乱の度合いを増して行く。
アークエンジェルのカタパルトが開くと、ストライクルージュが飛び出し、オーブ連合首長国代表カガリ・ユラ・アスハを名乗り、先日と同様の勧告を繰り返す。
「オーブ軍、直ちに軍を引け、オーブはこんな戦いをしてはいけない。これでは何も守れはしない、連合の言いなりになるな。オーブの理念を思い出せ、それ無くして何の為の軍か!」
39小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 11:07:00 ID:???
戦場において、理念など何の役にも立ちはしない。それに拘り続けるカガリの場違いな演説にシンの不快感が増す。
「なんであんたは、そんな奇麗事をいつまでも!」
既にアークエンジェルに関しては敵として対処すると決まっている以上、空中に止まっているルージュに向けて、ブラストシルエットのGMF39《4連装ミサイルランチャー》を撃つインパルス。
攻撃されるとは思っていなかったのだろう、カガリが迫るミサイルを前に棒立ちで何も出来ずにいると、その前にキラのフリーダムが割って入り、ハイマットフルバーストで迎撃する。
そのままルージュを狙ったインパルスに、ビームサーベルで切りかかるキラ。咄嗟にスラスターの推力をカットして海面に落下して攻撃をかわすシン。
「お前もふざけるなぁ!」
自信を持って繰り出した一撃をかわされて驚くキラに、すかさず下方からMA-M80《デファイアントビームジャベリン》を突き出すが、この攻撃はフリーダムが上空に逃れた為に空振りに終わる。
ブリーフィングでは、フリーダムの相手はアスランがする筈だったが向こうから掛かってくるなら関係ない。
M2000F《ケルベロス》高エネルギー長射程ビーム砲をフリーダムに向ける、其処にアスランのセイバーが飛び込んできた。これで事前の作戦通りの配置になった。
しかしフリーダムは自分が落とすと思い、向きを変えた瞬間にレイのザクが被弾するのが視界の端に映った。
何とか致命傷を避けた様だが、左腕が無くなっている。ルナマリアのザクもシンがルージュやフリーダムを相手にしていた間に攻め込まれていた。
チームを組んでいた二人が、次々と飛来するムラサメに苦戦している状況を見て、シンは凱に言われた事を思い出した。
「くそっ、凱さんに言われただろ。俺の勝手が仲間を危険に晒すって」
頭を振って、今自分のするべき事を自覚すると、窮地にいる仲間を助ける為に向かって行った。

数に勝るオーブ軍はミネルバに攻撃を集中し始めるが、ガオセイバーが陣取っている為に、有効的な攻撃が加えられずにいた。
しかも、現在は何故かジェイダーまでミネルバの防衛に当たっている。雑魚など失せろと言わんばかりにムラサメを破壊して回るジェイダーをみて、オーブ軍のババ一尉は一つの覚悟を決める。
このままではミネルバを落とすのは不可能、これを打破する為には真に命を捨てねば成らぬ、我に続けと吶喊するババの前にルージュが現れて戦闘停止を求めてくる。
「止めろ、ミネルバを討つ理由がオーブの何処にある。討ってはならない、自身の敵では無いものをオーブは討ってはならない」
「そこを退け、これは命令なのだ。今のわが国の指導者ユウナ・ロマ・セイランの、ならばそれが国の意思であり、我らオーブの軍人はそれに従うのが務め。その道如何に違おうとも難くとも、我らそれだけは守らねばならん。お分かりか!」
呼びかけに答えるババの気迫に、何も言えなくなるカガリ。
「お下がり下さい。国を出た時より我ら此処が死に場所と当に覚悟は出来ております。下がらぬというなら力を持って排除させていただく」
動かないルージュの腕を取り、投げ飛ばすババのムラサメ。投げられたカガリは体勢を整えるので精一杯である。ようやく正面を向いた時には、すでに遅かった。
「我らの涙と意地、特とご覧あれ!」
特攻を仕掛けるババ率いるムラサメ部隊9機、凱とJがそれぞれ4機を止めるが最後に残ったババのムラサメがミネルバの中央甲板に到達する。
爆炎と共に砕け散るムラサメと、炎上するミネルバを見たカガリは自分の言葉が通じない不甲斐なさに泣き叫んだ。
40小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 11:08:20 ID:???
フリーダムと対峙したアスランはキラに向かって呼びかける。
「止めろ、キラ!」
「アスラン」
今回はセイバーに乗っているのが、アスランだと分かっている為キラも返事をする。
「こんな事は止めろと、オーブへ戻れと言ったはずだ」
「下がれキラ、お前の力はただ戦場を混乱させるだけだ」
キラに話しかけながら、周囲のムラサメを撃墜するアスランと同様にアスランと会話を続けながらムラサメの戦闘力を奪っていくキラ。
「アスラン、僕たちはただ戦って欲しくないんだ」
「仕掛けてきているのは連合だ、じゃあお前はミネルバに沈めというのか!」
「どうして君は」
「だから戻れと言った、討ちたくないと言いながら、何なんだお前は!」
「解るけど、君の言うことも解るけど。でもカガリは今泣いているんだ。こんな事になるのが嫌で今泣いているんだぞ」
二人の話は平行線を辿るだけだ、しかしカガリが泣いていると言われ動揺を表すアスラン。
「なぜ君はそれが解らない。この戦闘もこの犠牲も仕方が無い事だって、全てオーブとカガリのせいだって、そう言って君は討つのか。今カガリが守ろうとしているものを。なら僕は君を討つ」
キラはここでSEEDを発動させて、セイバーに襲い掛かった。いきなりフリーダムから攻撃されて、四肢と頭を破壊されてしまうセイバー。
「キラァー!」
アスランの叫びもむなしくセイバーは海中へ没し、フリーダムは次の目標へ向かった。

ミネルバが爆発炎上するのを見て、動揺したルナマリアが敵の攻撃を避けられずにSFSを撃墜されてしまう。咄嗟に空中に跳びあがったものの後は自由落下で落ちるだけのザクに攻撃が集中する。
「きゃあああっ!」
この攻撃でルナマリアのザクは頭部から胸部を大破させ、左腕と右足を失ってしまう。
「ルナ!」
落下するザクを見たシンのSEEDが発動し、ザクに攻撃を加えていたムラサメをケルベロスでなぎ払い、ザクを海面ギリギリで回収する。
シンはルナマリアへ呼びかけるが応答は無い。そこにレイから通信が入る。
「シン、一旦引くぞ。このままでは俺達もやられる」
「レイ、ルナを頼む。俺はソードシルエットに換装して、あいつ等全艦叩き斬ってやる!」
シンは近寄ってきたレイのSFSにルナマリアのザクを乗せ、メイリンにソードシルエットを要求した。

その頃、被害著しいオーブ軍の状況を見たタケミカズチのブリッジでは、トダカが前に出るように指示を下した。通常なら空母が前に出るなど常軌を逸した行動だ。
ブリッジにトダカの声が響き渡る。
「総員退艦、ミネルバを落とせという命令は最後まで私が守る、艦及び将兵を失った責任も全て私が、これでオーブの勇猛も世界中に轟くことだろう」
これでブリッジにいる人間全てが、トダカが特攻をするつもりだと気が付いた。アマギが自分も残ると言い出すが、トダカに殴られて諭される。
「だめだ、これまでの責めは私が負う、貴様はこの後だ。すでに無い命と思うのなら思いを同じくする者を集めてアークエンジェルへ行け。それが何時かきっと道を開く、頼む私と今日無念に散った者達の為にも」
この説得でアマギは現在稼動中のムラサメ全機に戦闘停止を命じると、アークエンジェルへ投降せよと発令しタケミカズチを退艦した。
波を切ってミネルバへ進むタケミカズチに、トダカの行動を察したカガリが止めようとするが、最早止まらない。
しかし、ソードシルエットに換装したシンのインパルスがその行く手を遮った。オーブ沖で連合の艦隊を相手にした時と同様に、オーブの護衛艦のブリッジを破壊したシンがタケミカズチの甲板に着地する。
「みんなをやらせるかぁぁー!」
叫びとともにブリッジにMMI-710《エクスカリバー》レーザー対艦刀を叩きつける。この一撃を持ってオーブ艦隊は全滅、クレタ島沖会戦は終結した。
41小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 11:09:39 ID:???
戦場から一歩引いた位置に居るネオ達ファントムペイン。彼らのこの戦闘に対する役割は軍監である為、戦闘には参加していなかった。戦艦の艦橋から戦況を見ていたネオが呟く。
「良くやったと言いたいが、目標を落とせなきゃ話にならんだろ。それにバンザイアタックなんぞ自己満足も良いとこだ」
武人としては玉砕もいいだろうが、軍人としては下だったなとネオは評価を下す。
「これなら、あのお坊ちゃまの方が良い戦いをしたかもな。さてオーブ軍も全滅したし、俺達は引き上げだ」
生き残ったムラサメは何故かザフトでは無く、アークエンジェルに投降した。この事実を使えばオーブから更に戦力を引き出せるかもと思案しながら、甲板上にスタンバイさせていたスティングとアウルを艦内に呼び戻して、戦場を離脱した。

全ての戦闘が一応の終結を見せ、アークエンジェルがこの海域を離脱しようとした頃、ガオセイバーとジェイダーが対峙していた。
そこへキラがやって来てJに離脱するように言うが、ジェイダーは動かない。
「キラか、その話は聞けんな。私は私の為にこの男と戦わねばならん」
その申し出を受けて立つ凱。
「ああ、此処でこの間の決着を付けるぞ。J!」
「望む所だ。凱!」
凱はシンとミネルバに、Jはキラとアークエンジェルに決して手出ししないように告げると遂に激突した。
まず先手を取ったのは凱だ、右拳をジェイダーに向けて撃ち込む。
「フェイズシフト・マグナームゥ!」
「プラズマソードォ!」
これをJは左手のプラズマソードで切り払うと同時に、右のプラズマソードで襲い掛かる。
「なんのおっ!」
この一撃を左手に持っていた、ビームサーベルで受け止めるガオセイバー。動きの止まったジェイダーにすかさず次の攻撃を叩き込む。
「ドリルニー!」
下から突き上げるガオセイバーのドリルニーを紙一重でかわすジェイダー。そのまま距離を取った所で足の砲塔を向けてガオセイバーに砲撃を加える。
「反中間子砲、発射ぁ!」
「リフレクト・シェードォ!」
膝蹴りで体勢が不安定だったところに撃ちこまれた反中間子砲の一撃を、リフレクト・シェードで受け止めて反射するガオセイバー。
だが反射したエネルギーが巨大だった為、あさっての方向に跳んでしまい、巨大な水柱を上げるに留まる。
ここで再び距離を置く、ガオセイバーとジェイダー。
「フ、フフフフ」
「ハ、ハハハハ」
「「ワハハハハハ」」
凱とJ二人の笑い声が天地に木霊する。
「どうやら小手先の攻撃は通用しないようだな」
「ああ、お互いにな」
「ならば」
「我が最強の一撃で」
「「勝負をつける!!」」
互いに次の一撃が今のお互いに出せる最強の一撃である。否応無しに緊張が高まってゆく。その緊張が極限まで高まったとき、両者は同時に動いていた。
ガオセイバーは背中のアムフォルタスに両手をまわす、すると銃床部分にグリップが出現する。
そのグリップを握ってアムフォルタスを引き抜いて前方に突き出すと、砲身が展開し銃身同士の間にプラズマ光球が出現し巨大化していく。
「いくぞぉっ! プゥラズゥマァー、ヘルアンドヘヴン!!」
掛け声ともに吶喊するガオセイバー
対するジェイダーは両手にプラズマソードを生み出して、それを合掌させて一つにすると、体全体を回転させ一本の光の矢となって正面から迎え撃つ。
「応っ! スクリューパルパライザー!!」
中間地点で激突するガオセイバーとジェイダー。
「はああああぁ!」
「ぬううううぅ!」
「「でりゃああああぁ!!」」
42小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 11:11:58 ID:???
己が最高の一撃を叩き込もうと双方ともに気合の声を上げる、しかしてこの勝負に競り勝ったのはジェイダーであった。
「プラズマソード二刀流で攻撃力は2倍! さらに2倍の速度と3倍の回転で我が一撃の威力は通常の12倍だ!」
光の矢と化したジェイダーがガオセイバーのプラズマ光球を粉砕し、そのままアムフォルタスを、両腕を、そして胸から上を破壊する。
「うわあぁぁっ!」
ギリギリでコクピットの上部を通過した為に凱には目立った傷は無い、しかし機体を破壊された時に感じるダメージに悲鳴を上げる。
また同時に剥き出しになったコクピットから空中へ投げ出されてしまった。
「しまったぁっ!」
如何に超人エヴォリュダーといえども空は飛べない、この高さから海に叩きつけられれば凱とて無事ではすまない。
グングンと迫る海面、だが落下する凱を目指して走ってくる一つの影があった。

その決戦をモニターしていたミネルバのブリッジに、オペレーターのメイリンから状況を知らせる声が響き渡る。
「ガオセイバー大破、同時に4時方向からunknown接近! こ、これは?」
接近するunknownの映像を見たメイリンが思わず口を閉ざしてしまう、それにタリアは何事が起こったのか報告するよう怒鳴る。
「す、済みません。unknownはパ、パトカーです。パトカーが海面上を走ってきます!」
そんな馬鹿な話があるものか、そう思うブリッジクルーの目に波をジャンプ台にして海面から大空へ飛び立つパトカーの姿が正面モニターに大写しにされていた。

「システムチェーンジ! ボルフォーッグ」
海上を疾走してきたGBR-4ボルフォッグはジャンプ一番システムチェンジをしてビークルモードからロボット形態へ変形すると、落下中の凱を目掛けて手錠を飛ばす。
「ジェットワッパー!」
ボルフォッグが飛ばしたジェットワッパーに凱が摑まるのを確認すると手元に引き寄せる、引き寄せられた凱はそのまま体勢を立て直し、ボルフォッグの肩に着地して礼を言う。
「よく来てくれた。助かったぜ、ボルフォッグ」
「いえ、隊長もご無事で何よりです」
そこで辺りを見渡すとジェイダーの姿が見当たらない。
「ボルフォッグ、ジェイダーは何処へ行ったかわかるか?」
「ハイ、ここから南西に向かった小島に着地したようです」
ならば其処へ向かってくれという凱に対して、ボルフォッグは
「いえ、あそこには彼女が向かいました。お任せしたほうがよろしいかと」
その返答に凱はそういえば、あいつの姿が見えないのはそういう理由かと得心しミネルバに降ろしてくれるように改めて頼んだ。
43小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 11:13:53 ID:???
そのころジェイダーは近くの小島に着地していた。なんとか競り勝ったがジェイダー自体勝利の為にかなりの無茶をした。
その証拠に両腕はひび割れ動かない、更にかなりのエネルギーを消耗した為ジェイダーの起動にも事欠く有様だ。
このままでの戦闘継続は困難と見たJはフュージョンを解除し地面へ降りる、フュージョンを解除した事で疲労が体に襲い掛かり、方膝を付き荒い息を吐くJ。
そこへ前の茂みから赤い髪にピンクのコートを着た女が現れてJに声を掛かる。
「ようやく見つけたよJ」
自分の名前を呼ぶという事は知り合いなのかも知れないが、今のJには覚えが無い。
「何者だ女?」
誰何するJの声には何も答えなかったが、明らかにこめかみに青筋が立っているのが判る。
「はあっ、凱から聞いていたけど、本当に忘れてるのね。いいわ、その鳥頭打ん殴って思い出させてあげる」
盛大に溜息を吐くとJを睨みつける赤毛の女、その眼差しは何処か先程戦った好敵手を思い起こさせる。
「イクイーップ!」
掛け声とともに着ていたコートが放射状に広がり鼻に架けていた丸メガネがモノクル状のゴーグルに変化する。
それだけではない、明らかに雰囲気が変わった。先程までは雌鹿のような躍動感を持っていたが現在は獲物を前にした雌獅子のそれだ。
「ハイパーモードォ!」
更に声を上げて尋常ならざる速度で突っ込んでくる女を前にしてJは反応が遅れた、常ならば如何に速い動きであってもJを捉えることは困難だったろう。
しかし、凱と戦った直後で疲労し、また見知らぬ女という不確定要素がいきなりハイパーモードで襲い掛かってくるという事態に驚愕したJは僅かな隙を見せてしまう。
この隙を見逃すようなルネではない、右腕に宿るGストーンを輝かせJの頭に全体重を乗せたチョッピングライトを叩き込む。
「はああああぁーっ!」
頭を覆うバイザーが砕け散り後ろへと吹き飛ぶJだが、流石に生粋の戦士である。すぐさま態勢を立て直して両足で着地する。
「もう一発ゥ!」
そこへ勢いのまま再び右拳を振りかぶったルネが繰り出した右ストレートを左掌で受け止め、握りこむJ。
「くっ」
痛みに声を上げるルネにJが声を掛ける。
「もう少しましな方法は思いつかなかったのか? ルネ」
この言葉を聞いたルネは不敵に笑って答える。
「あんたが惚けてるのが悪いのよ」
握り締められたルネの右腕のGストーンと握っているJのJジュエルが共に輝きを放っていた。

君達に最新情報を公開しよう
クレタ島沖会戦に辛うじて生き残ったミネルバ隊
そして凱とルネによって、遂に記憶を取り戻したJ
その喜びも束の間に、世界は新たな流れを迎えようとしていた
次回 勇者王ガオガイガー DESTINY
第13話 新たなる潮流 にFINAL FUSION承認
これが勝利の鍵だ 《大河幸太郎》
44小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/18(土) 11:23:55 ID:???
ども小話です
キン○マンのパクリじゃなくてリスペクトなんだ
良し、言い訳完了
ネタが無い時に小ネタに走るのは勘弁して下さい
次はまったり進行ですかね
ではまた
45通常の名無しさんの3倍:2009/07/18(土) 13:04:15 ID:???
GJ!
ネタが無いときではなく、ちょいちょい小ネタに走っておいて、尚且つやりすぎなければ
文句も出ないんじゃないかなーと。
46通常の名無しさんの3倍:2009/07/18(土) 15:42:42 ID:???
GJ!
勇者なら勢いだけの肉論理も実践できると信じる
シンもアズランも凱の影響を受けて親しみがもてます
後は……ステラに救いを……
47通常の名無しさんの3倍:2009/07/18(土) 16:11:20 ID:???
GJ!
勇者なら勢いだけの肉論理も実践できると信じる
シンもアズランも凱の影響を受けて親しみがもてます
後は……ステラに救いを……
48一尉:2009/07/18(土) 16:32:43 ID:???
良くやったな、凱旦那、うれしいよ。パトカーが海面に走っているとは面白いよ。小話君。
49通常の名無しさんの3倍:2009/07/18(土) 22:27:00 ID:???
ルネーー! よっしゃーー!
50通常の名無しさんの3倍:2009/07/18(土) 23:30:31 ID:???
おかしいな…どうしちゃったのかな。
頑張ってるのはわかるけど、ここは原作をなぞるスレじゃないんだよ?
最初の時だけ、勇者が介入するフリだけして、ただ原作なぞってるだけなら…クロスする意味、ないじゃない。
ちゃんとさ、クロスSS読ませてよ。

私の言ってること…私の感想…そんなに間違ってる?
51通常の名無しさんの3倍:2009/07/18(土) 23:58:19 ID:???
原作と乖離してなおかつ面白いssを書ける人なんて中々いないぜ
大半が原作を変えられる力を持っているのになぜか原作どおりに進むテンプレssと乖離はしたのはいいけどつまらないssだけだ
まだ完結すらしてないわけだしこれからだよ、これから
52通常の名無しさんの3倍:2009/07/19(日) 01:39:00 ID:???
>>50
「J記憶回復⇒ラクシズ離反フラグにムカツク」
まで読んだ。

そう間違ってないだろ?
53通常の名無しさんの3倍:2009/07/19(日) 01:41:22 ID:???
まぁイケダ(イケヤだっけ?・ゴウ・ニシザワ
のどれか1人くらい死んでてもいいとは思うがな
5450:2009/07/19(日) 06:27:29 ID:???
>>52
なんでそうなるんだw
おかしなフィルタ付いてるぞあんたの目
55通常の名無しさんの3倍:2009/07/19(日) 09:06:12 ID:???
まあ、さっさと全人類を襲う脅威が出てこないかなーと思ってる
人間同士のつまらない小競り合いよりも、化物相手に全力で戦う展開が待ち遠しい
56一尉:2009/07/19(日) 11:58:41 ID:???
海面を走るパトカーは面白い発展ならいいです。
57通常の名無しさんの3倍:2009/07/21(火) 21:49:47 ID:???
警告:いつもの屑が暴れています
58一尉:2009/07/22(水) 17:39:59 ID:???
トダカ一佐を助ける。
59小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 20:54:39 ID:???
勇者王ガオガイガー DESTINY
第13話 新たなる潮流
クレタ島沖会戦が集結し、一息吐いたミネルバ艦長タリア・グラディスの下に凱から着艦許可を求める通信が入った。モニターに目を移すと見慣れない紫色のMSらしき機体の肩に乗った凱の姿が映っていた。
許可を出して無事な左舷デッキに誘導、着艦を確認する。ガオセイバーは大破したようだが、凱本人は無事のようだ。
デッキに降り立った凱とボルフォッグは、ミネルバの惨状に目を覆う。
「だいぶやられたな」
「救援が遅くなって、申し訳ありません」
凱の感想にボルフォッグが答えるが、勇者ロボ達はロボット三原則によって人間(ギムレットに代表されるような重犯罪者に対する例外はある)を攻撃出来ない。
それが分かっているので気にするなと伝え、ルネに連絡を取るとJと合流できたと言うのでソードシルエットからフォースシルエットに換装し直して、上空で警戒しているシンに向かって迎えに行ってくれるように頼んだ。
「シン、あっちの小島に俺の仲間が二人居る。行ってジェイダーと一緒に回収してきてくれ」
「え、でもあそこに居るのはさっき凱さんと戦った奴ですよね?」
シンの疑問に対して、話がついたから大丈夫だと答えた。

Jはルネと共に小島にいた。ルネが凱と連絡を取っているのを待っていると、そこへキラのフリーダムがやって来る。Jと隣に立つ見知らぬ女性を発見したキラは声を掛ける。
「Jさん、無事ですか?」
「キラか、私は無事だ。お前はアークエンジェルへ戻れ、それと今まで世話になったと皆に伝えてくれ」
Jから別れを言い出されたキラが戸惑うが、Jは記憶が戻った事と隣にいるのは自分の知り合いだという事を告げ、彼女と行動を共にする旨を伝える。
「なら、僕と一緒にアークエンジェルへ行きましょう。そちらの女の人も歓迎します」
キラはそう言うが、ルネはやる事があるので合流する気は無いと告げ、Jもルネと共に行くので此処で別れる事にすると言う。
突然の別れに戸惑うキラに対して、Jは自分が感じていた違和感に対してキラへ忠告を送る。
「キラ、友人として一つ忠告をしておこう。お前達の自由と平和への思いは正しい、だが自分達だけが正しいと思うな」
Jの言葉にキラは怪訝な表情を浮かべ、どういう意味なのか尋ねようとするが、此方にインパルスが向かって来ているのを確認すると、Jの言葉に従って離脱した。

小島の上空に居たフリーダムは、インパルスが近寄ると急速離脱していった。
シンとしては追いかけたい所だが、自分のやるべき事を自覚すると膝を着いているジェイダーの脇に着地する。
モニター越しに外をみれば、尖がり頭で鎧を着た男とピンクのコートの赤い髪の女の二人が居る。
「凱さんの仲間の方ですか? 迎えに来ました」
外部スピーカーで話しかけると女の方が手を振ってきたので、コクピットを開けて話しかける。
「済みません、コクピットが狭いんで男性の方、手に乗ってもらって良いですか」
「それには及ばん。ルネは私が連れて行くから、ジェイダーを運んでくれればいい」
男の方がそう言うと、ルネと呼ばれた女の脇に手を回すと襟巻がウイング状に変形し、空高く飛び上がり、海上のミネルバへ向かって飛んでいった。
「…嘘」
しばし呆然とするシンだが、凱の仲間なら空ぐらい飛ぶなと考え直して、ジェイダーの回収を始めた。
60小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 20:55:43 ID:???
ミネルバの甲板で凱が待っていると、Jがルネを脇に抱えて飛んできた。危なげ無く着地して凱と向き合うJ。
「記憶は戻ったようだな」
「おかげさまでな」
その言葉にちらりとルネを見る凱とJだが、当のルネは涼しい顔だ。
「まず、この船の艦長に会ってくれ、その後は今迄の事とこれからの事を話そう」
「良いだろう、今はジェイダーも動けんしな」
「ボルフォッグ、お前はこれから如何する」
「私は先程、新たな任務を受けましたので、そちらへ向かいます」
これはボルフォッグだ、詳細は明かせないと言うので任務に関しては聞かない事にする。
「では私はこれで、システムチェンジ。ウルテクエンジン全開!」
そう言い残して、ボルフォッグはロボットからパトカーに姿を変えると南西に向かって海上を走っていった。

展望ブリッジが戦闘で破壊された為、戦闘用のブリッジに居たタリアに凱から会ってもらいたい人間がいる、ついては艦内に入れても構わないかと通信があった。
流石にブリッジには入れられないので、会議室に入れて良いと許可を出し、後事を副長のアーサー・トラインに任せてタリアはその場へと向かった。
会議室に着いたタリアを待っていたのは凱の他に鎧を着た男と赤い髪の女が居た。この二人が、凱が会って欲しいといった人物であるらしい。女の方はともかく、男の格好はかなり胡散臭い。
「紹介したい人が居るという事だけど、この二人の事ね。どういった関係?」
尋ねるタリアに対して、ルネが進み出る。
「初めまして、私はフランス対特殊犯罪組織「シャッセール」所属のエージェントで名前はルネ・カーディフ・獅子王です」
獅子王という名前に凱を見ると、彼女は従兄弟に当たると説明してくれた。その後もう一人男の方も名乗りを上げる。
「私の名はソルダートJ。赤の星の戦士だ」
それだけを言い、後はだんまりである。
ルネとJを紹介されたタリアは、凱に説明を求める。ルネとはディオキアで再会したとの事で一時ミネルバを離れて議長に会いに行ったのはそれが理由の一つだと説明された。
また、Jは先程凱と戦ったジェイダーのパイロットだそうだ。何故仲間で戦う事になったのか尋ねると何でも記憶を失くしていたらしい。
お互いに今迄の事を大雑把に説明し、説明されたあとで、これから如何するのかとタリアが尋ねる。
「ミネルバはナポリに寄港して応急処置を施した後、ジブラルタルへ向かいます。あなた方は如何されますか」
「あたしとJは、ジェイダーの自己修復が終われば、宇宙に上がるわ」
ジェイダーが直れば単独で大気圏を離脱出来る。ただ、今の状態では動けないので、それまでミネルバに乗せてほしいと凱が言う。
Jはこの件に関しては何も言わない、完全に凱とルネに丸投げである。
Jに対しては色々と複雑な感情があるが、凱の仲間だそうだし行動に制限を掛けて良いならと許可を出す。
「俺も一旦GGGに戻ろうと思う。構わないか?」
凱も二人と一緒に宇宙に上がると言い出すとは思っていなかったタリアが驚くが、凱は元々イレギュラーである上にフェイスの資格も有する以上、行動を制限する理由にはならない。
これでジェイダーの修復が完了すれば、凱とこの二人がミネルバを離れる事になった。
61小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 20:58:04 ID:???
帰艦したシンは怪我をしているルナマリアの所にレイとメイリンを連れ立って見舞いに訪れた。
「お疲れー、ホント今回は大変だったわね」
ベッドから起き上がり、挨拶をするルナマリアは右腕を吊っており、頭に包帯を巻いている痛々しい姿だ。
「怪我は大丈夫なのか、ルナマリア」
レイがルナマリアの体を労わるが、熱が出たけどもう大丈夫だと言う事だ。
「お姉ちゃんが落とされたって聞いて、すごく心配したんだよ」
「その割に今まで来なかったじゃない」
心配するメイリンに対して意地の悪い事を言うが、顔は笑っている。メイリンも色々と忙しいのは解っているので他愛無いじゃれあいだ。
喋っているルナと二人の会話が途切れた時、シンが声を出した。
「ゴメン、俺がもっとしっかりしてればこんな事に成らなかったのに」
謝るシンに対して、ルナマリアは平手で答える。
「頭冷えた? 確かにあんたが暴走したのは頭に来たけど、怪我したのを人にせいになんかしないわよ」
自分も戦場に出ている以上、不測の事態は常にあるし、当然覚悟はある。今回の怪我は自分の未熟が招いた結果だ。
「だからシンが責任を感じる必要は無いし、お互い生き残ったのを喜ぼうよ」
ルナマリアの態度に、シンは一寸困った顔をした後でレイとメイリンの顔を見ると、二人は無言で頷いた。
「じゃあ、ありがとう」
行き成り、礼を言い出したシンに他の三人は顔を見合わせて、なんで礼を言い出すのかと笑い出した。

イスタンブールにある、マルマライスタンブールホテルの一室でユウナ・ロマ・セイランは人を待っていた。
もっとも呼び出したのは向こうの方だが、場所と時間を指定したのはユウナである。
ルームサービスでノンアルコールのシャンパンを頼み、その人物の到着を待つ。
程無くして、ドアがノックされ、来客が告げられた。直ぐに扉が開き、二人の人物が部屋へ入ってくる。
一人はユウナを呼び出した人物、もう一人は知らない顔だが、あの書簡に書かれていた事に関係する人物だろうと当たりをつける。ならDSSD関連の人間かもしれない。
「ようこそ、いらっしゃいました。こんな機会を設けて頂いて感謝しています。プラント最高評議会議長ギルバート・ディランダル殿」
人当たりの良い笑顔を浮かべて、歓迎を表すユウナに対して入室してきた人物のデュランダル議長も右手を差し出す。
「此方こそ、突然の会談要求を受諾していただいて感謝しております。オーブ連合首長国代表ユウナ・ロマ・セイラン殿」
握手を交わした後、議長は脇に立っている人物をユウナに紹介する。紹介された人物は金の髪を逆立てた大柄な男性である。
同じように右手を差し出し深いバリトンの声で挨拶をする。
「只今、ご紹介に預かりました。ガッツィー・ギャラクシー・ガード(Gutsy Galaxy Guard)の長官を務めております、大河幸太郎と申します。ユウナ代表にお会いできて光栄です」
こうして三者会談が秘密裏に開催された。
62小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:00:08 ID:???
まずはオーブ、プラントの戦闘状態を如何にするかの問題が話し合われた、この事項に関しては大河に口を出す権利は無い。
ただ合意が成されれば、第三者としてそれを見届ける事になるし、結果次第では大河が二人に持ってきた事案に対してアプローチを変えねば成らない。
「我々としてはプラントと事を構えたくは無い、しかし今現在大西洋連合と同盟関係にあるオーブとしては、勝手に終戦という訳にも行きません」
ユウナの先制に、デュランダルは慌てることも無い。
「それは当然でしょう、しかしオーブは立派な主権国家です。なら我らプラントとも同盟を結ぶ事も可能なのではありませんか」
「確かに可能です、しかしそれでは連合が納得しません」
ユウナとしてはオーブが生き残るには、こうして対立する両国家に対して、積極的中立の立場を取る事でオーブの価値を高めてゆく事が必要だと考えていた。
そのためにも軽々に承諾する訳には行かない。
「無論、それも理解しているつもりです。しかしこう言っては何ですが、オーブはクレタ沖で艦隊を失っている。充分に連合に対する義理は果されたのではないですか」
「なるほど、確かにその通りです。ですが艦隊の犠牲を持って、プラントと講和をしたとあっては、今度は国民が納得しません。なぜなら」
「そうですね、その艦隊を撃破したのが、他ならぬ我がザフトのミネルバですからね」
実際のところオーブは連合首長国の名が示すとおり、代表首長が国家運営を担っている為国民には選挙権すらない完全な独裁国家だ。
ユウナが言う国民云々は方便に過ぎず、議長もそれは承知している。
「では、プラントから停戦に向けての賠償として、採掘用の資源衛星1基を譲渡致しましょう」
オーブは資源採掘コロニーのヘリオポリスを前の大戦で失っている為、これは破格の条件だ。
「大判振る舞いですね、そうまでして終戦を急がれるとは、プラントも危ないという事ですかな」
であれば、このまま連合と一緒にプラントを潰す方が得策かと、勘定を巡らせるユウナに対して、横に居た大河が声を掛ける。
「失礼ながら代表、もはやそんな場合では無いのです。両国の関係を進める為にも、一先ず私の話を聞いていただきたい」
ユウナは確かに政治家の家に生まれて育ってきた。幼い頃からの教育と接してきた大人達からある程度の胆力は備えている。
それでも本物の修羅場を潜ってきた大河の静かな迫力に思わず、居住まいを正していた。

話は遡る。それは三重連太陽系より大河達が脱出して、この世界の木星軌道上で気が付いた時であった。全員の無事を確認するが、凱とJの反応が見つからない。
「どうする、長官?」
GGG参謀火麻激が長官である大河に、これからの方針を尋ねる。少し悩んで、大河は雷牙博士に尋ねる。
「博士、凱達が何処にいるか見当が付きますか?」
尋ねられた獅子王雷牙博士は首を振る。
「皆目見当も付かん。ブラックホールもホワイトホールも解析が終っとる訳では無いしの」
ただ、あのタイミングなら確実に脱出は出来ているはずだと続ける。見つかるまで捜索を続けたいが、Jアークはともかくや脱出艇のクシナダは燃料と空気が持たない。
「ギリギリまで捜索を続けてくれたまえ、その後探知を続けながら地球へと帰路を取る」
そう決定したGGGは木星周辺の探索を続けるが、そこで猿頭寺耕助がある反応を見つけた。
反応発見に沸く一同だが、次に出た言葉に顔色を失くす。
「違います、ガオガイガーでもジェイダーでも有りません。この反応は間違い無く!…」
「間違いないのだね、猿頭寺君」
何かの間違いであって欲しい、しかしその願いは叶えられない。
「はい、木星重力圏の奥深くで確認されました。生きています」
その報告に大河は決断を下した。
63小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:01:11 ID:???
「諸君、今の我々の状態ではヤツに勝つことは出来ない。ここは最大速を以って地球に帰還し、迎撃態勢を整える」
凱とJの捜索は如何するのかと牛山一男が問いただすが、二人は勇者だ、だから彼らは無事だと信じると語るに留まる。
噛み締められた唇の端から血が滲んでいるのをみて、全員が大河長官の決意に従った。
その後火星まで来た一行はマーシャンと接触、ここが自分達の知らない世界である事を知らされるが、やるべき事に変わりは無い、
マーシャンの協力を取り付けてDSSDに接触、外宇宙探査用のMSに積載する超AI技術の提供と協力の変わりに、廃棄された資源衛星基地を譲渡してもらった。
ジャンク部品を利用して小数のカーペンターズを作成、この世界での活動拠点を作り上げて、同時に情報収集の為、いち早く修復を終えたボルフォッグとルネを地球に送り込んだ。
そして先日、ルネからの情報を受け取った凱が、GGGと木星の事をディランダルに話した事で、デュランダルからGGGへ会談要請が出され、極秘に会談を行い、プラント(議長)の協力を取り付ける事に成功し現在に至る。

ユウナは渡された資料と映像を見て、顔を青くしていた。この後、二人は親ザフトの国を回り同様に話をする予定だと言う。
これが本当ならば地球での小競り合いなど無意味だ。しかしこんな馬鹿げた話を信用しろと言うのか。仮にこれが真実であった場合、対抗など出来るのか。そんな考えが頭の中を回る。
「これに対抗しようと言うのか、彼方方は」
「その為のGGGであり、彼方の協力が必要です」
「しかし、これを倒せる者など何処に」
在ると言いかけて、一つの事に思い当たる。そうだあのユニウス7を破壊した機体ならば、顔を上げたユウナに対して無言で頷く大河とデュランダル。
なるほど希望はある、ならば自分のすることは何も変わらない。
「分かりました、オーブは全面的にGGGに協力しましょう。またプラントとも単独講和の準備を進めます。ただし」
後をデュランダルが次ぐ。
「理解しています、資源衛星の譲渡と技術交流ですね。しかしGGGの技術は私の管轄ではないので」
そこで大河の方に目線を向ける、デュランダルとユウナ。男二人に見つめられた大河は咳払いをする。
「我々の技術は無制限に拡散させる訳には行きません。しかし防衛行動には期待して頂きたい。またDSSDに譲渡した技術に関してはオーブにも公開しましょう」
ここまで来れば、細かい条項と発表日程などの調整は事務方の仕事である。こうして三者会談は終了した。

ナポリに寄港したミネルバの被害報告がタリアの下に上がってくる。実に散々な有様だ。
今回の戦闘前から使用不可能だった艦首陽電子砲QZX−1《タンホイザー》に加え、艦中央の42cm実体弾砲《イゾルデ》が使用不能。中央甲板及び右舷MSデッキ大破、各種弾頭の7割を消耗。
またMS部隊に関しても、撃墜されたルナマリアが右腕骨折、肋骨にヒビが入ったが幸いパイロットに欠員は居ないものの、
凱のガオセイバーを始めとして、アスランのセイバー、ルナマリアのザクウォーリアが大破、レイのザクファントムが中破、無事なのはシンのインパルスのみという有様である。
「参ったわね」
ナポリの基地にMSの補充を頼んでみたが、回って来たのは旧式のZGMF-1017《ジン》が2機とTMF/A-802《バクゥ》1機であった。後はロドニアで回収したガイアがあるが修理に必要なパーツが無い。
「この先、何事も無くジブラルタルまで行ければ良いけど、無理でしょうね」
嘆息して、スケジュールの調整を始めたところで、そう言えば回収したガイアのパイロットの事で話があるとドクターが言っていたのを思い出した。
碌な話ではないだろうが、一寸行って聞いてこようと席を立った。
64通常の名無しさんの3倍:2009/07/23(木) 21:02:14 ID:???
支援する!
65小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:02:46 ID:???
シンは、報告書の提出を終えた足でステラを見舞う為に、医務室へ向かっていた。ドアの前に着くと中から苦しんでいるステラの声と、ドクターと話すタリアの声が聞こえてきた。
「ジブラルタルまで持ちそう?」
「厳しいですね。それより下手に処置を施すと、後でデータに齟齬が出る可能性があります」
「出来れば、生きたまま引き渡したいのだけど」
そんな会話がシンの耳に飛び込んできた。内容に愕然とするシンだが、一息ついて今の会話は聞かなかった振りをして、来室を告げてから医務室の中へ入ると、ベッドの上で荒い息を吐き憔悴した様子のステラの横へ行く。
昨日、見舞った時には落ち着いていたのに、なぜこんな事態に成っているのか問いただすシンにドクターは処置を施しながら答える。
「どうもこうも私にだって解らんよ、薬で様々な影響を受けていて、まるで解らん体だと言っただろう、一定期間内になにか特殊な措置を施さないと身体機能を維持できないようでもある、それが何なのか、何故急にこうなるのか現状ではまるで解らんさ」
コーディネイターは遺伝子レベルで病気に強い処置を施される。その為に風邪位しか病気に罹らないので、こういった薬の研究に関してはナチュラルの方が遥かに進んでいる。
苦しみ続けるステラの手を握ると、シンに向かって弱々しく訴えかけて来た。
「シン、怖い。助けてネオ」
そんな様子のステラにシンは、大丈夫だとおれが守ると、気休めだと思う言葉しか掛けられない自分が情けなかった。
ドクターに医務室を追い出されたシンは、自分に何が出来るだろうかと考えながらミネルバの廊下を歩いていた。そこへ丁度通りがかった凱が声を掛けるが、その声には気が付かずに行ってしまった。
凱は何か思いつめた様子のシンのその姿を見て、微かな不安を感じた。

その日の深夜シンは一人、人目を忍んで医務室へ向かっていた。今日のタリアとドクターの会話からすると、ステラの事は検体としてしか考えていない様だ。
確かにステラと自分の接点など、無いに等しい。でも仮にも彼女に守ると約束したのだ、このまま黙って見殺しになど出来ない。
シンは悩んだ結果、現状ではステラを連合に帰す事が、彼女の命を救う唯一の方法だと結論を出した。
医務室の中には当直のメディックが一人詰めているが、トイレに立った隙にステラを連れ出し、インパルスの格納庫へと急ぐ。
途中でレイに見つかったが、ステラを見ると事情を察したのか、何も聞かずに手伝うと言ってくれたので、そのまま甘える事にした。
「此処まで来れば、もう大丈夫だな」
「ハッチは俺が開ける、シンは早く彼女を連れて乗り込め」
インパルスの格納庫に到達した二人であったが、其処に制止の声が掛かる。
「そこまでだ」
慌てて振り向いた二人の前には凱が立っていた。
「彼女を連れ出して何処へ行く積もりだった?」
誰何の声を上げる凱に対して、無言のシン。強い語調で答えるように促すと話し出した。
「昼間、艦長とドクターがステラをまるでモルモットみたいに話していたんです。しかもこのままでは彼女は死んでしまう。だから考えた末に連合に帰すのが、彼女の命を助ける唯一の方法だって、お願いします。行かせて下さい!」
シンの告白に対して、凱は黙って聞いていた。聞き終わった後で逆に問いかける。
「それは本当に彼女の為になるのか、仮に今連合に帰したとして、境遇を考えれば再び戦場に送り込まれるだろう。それは如何する」
「約束してもらいます。もうステラを二度と戦わせないって、平和で優しい場所に帰すって」
少年らしい純粋さで訴えるが、凱はそう甘いものでは無い事は分かっている。それにシンの言い分と行動には違和感がある。
「シン、本当にそんな事が出来ると考えているのか。それともただ苦しむ彼女を見たくないから、そう思い込もうとしているのか」
66小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:03:45 ID:???
凱に言われ、言葉を失くすシンに、更に追い討ちをかけるような言葉を続ける。
「お前は彼女を守ると約束したんだろう。それなのに自分の手の届かない所へ送り帰すことで本当に守れると思っているのか」
「それは、でも今、ステラの命を助けるには、これしか無いじゃないですか!」
「確かにな、今の俺達に彼女を救う術は無い。だが本当にもう俺達が出来ることは何も無いのか?」
凱は既にGGGにステラのデータを送って解析を依頼している。だが例えGGG科学班といえども、彼女を救えると決まった訳では無いので、それを口に出すような事はしない。
「無いからステラは苦しんでいるんです。だから!」
言い募るシンに対して凱は諭すような口調で会話を続ける
「だとしても俺は連合に彼女を帰すのが正しいとは思えない。分かったら戻れ、今なら何も見なかった事に出来る」
「凱さんの言う事は分かります。それでも、それでも俺は!」
「そうか、なら此処を通りたければ、自分が正しいと思うなら、俺を倒してから行け!」
仁王立ちする凱に対して、シンは怯む。普通に考えれば自分が凱に勝てるとは思えない。それに、凱に言われる間でも無く自分の行為が正しいなんて思っていない。
それでも今ステラを助けるにはこれしかないと一歩を踏み出た、その横にレイも進み出るが、これはシンが静止する。
「レイは下がっててくれ。これは俺の我が儘なんだ」
「気にするな、お前のフォローはアカデミー時代から俺の役目だ」
「済まない、ありがとう。でも、それでも頼む」
こう言われてはレイも引き下がらざるを得ない。
「いいのか、俺は二人掛かりでも構わないぞ」
徴発する凱に対して雄叫びを上げて突っ込むシン。
「舐めるなぁー!」
シンはザフトのアカデミーでは格闘、ナイフ戦でトップの成績を取っていた。凱がいかに超人エヴォリュダーといえども人間であることに変わりは無い。
ならやりかたによっては勝機があると、突っ込んだ勢いのままに攻めるシンだが、凱は見るからに余裕を持って対応している。
無論、エヴォリュダーの超身体能力もあるが、なにより戦闘経験による洞察力の差が歴然としている、シンの攻撃は悉く受けられ、逆に的確に攻撃を当ててくる。
それに対して、シンも凱の攻撃を受けた所から間接技に移行しようとしても逆に決められ投げられる。
「如何したシン、お前の力はそんなものかぁ!」
「くそっ」
致命的な一撃を与えてこない凱に対して苛立つが、それでも諦める訳にはいかない。それだけを支えにして、もう何度目か分からなくなったが震える足で立ち上がるシン。
「シン、お前にも分かっているはずだ。人は生まれを選べやしない。それでも人は自分の意思で自分の生き方を決める事が出来る。だがステラを連合に帰せば、お前の言うとおり今は助かっても、自分の意思とは関係無く戦いを強要される事になる」
凱が語りかける言葉をかみ締めるシン。
「それでもステラは、今苦しんでいるんだ!」
叫ぶシンに対して凱は静かに続ける。
「そして再び俺たちの前にステラが現れたら、お前は如何するつもりだ」
「そ、それは…」
二人の動きが止まった時、寝ていると思っていたステラが声を上げた。
「止めて、シン。大丈夫、わたし大丈夫だから」
力を振り絞った声だったのだろう、その声は其処にいた人間の耳に小さいがハッキリと聞こえた。
「シンが私の事守るって言ってくれたから、だから大丈夫」
弱々しくも毅然とした口調で、シンに話しかけるステラ。その声で緊張の糸が切れたのか膝から崩れ落ちるシンを抱きとめるとレイに託して、凱はステラを連れて医務室へと向かう。
凱が格納庫を出た所にルネとJが壁を背にして立っていた。
「お疲れさん」
「見てたのか、趣味が悪いな」
からかってくるルネに対して、軽口を叩くとベッドを押しながら歩き出す。
「その子も連れて行く? そうすれば治療も何とかなるかも」
凱としてもそれは考えたのだが、幾つか問題がある。基本的にステラはザフト、ミネルバの捕虜であり、いかにフェイスといえども凱に如何こうする権利は無い。
まあいざとなれば考慮に入れるが、一番の問題が残る。それはJの口から発せられた。
「無理だな、普通の状態ならいざ知らず。いまの状態では大気圏突破のGに耐えられまい」
凱達が宇宙にいるGGGへ行く為に使用するのはジェイダーだ、当然医療用の設備など無い。
結局のところ、ステラの容態がもう少し安定しなければ、如何ともしがたいという事だ。
67小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:04:42 ID:???
格納庫に残されたシンは、床に寝転がり腕で顔を覆っていた。その脇にはレイが壁を背にして座っている。しばし無言の時間が過ぎ去りシンが重い口を開いた。
「分かってたんだ、凱さんに言われるまでも無く、ステラを連合に帰せば如何なるか。でも俺は彼女を助けたかった、だから無理な幻想に縋って」
じんわりと涙が浮かんでくる。そうだ分かっていた、それでも自分に出来る事はこれしかなかった。あの連合軍のオーブ侵攻の時、自分に力が無いから家族を失った。
だから必死になって力を得た。それなのに今また、自分にステラを助ける力が無いのが悔しかった。だから無謀な賭けに出ようとしたのだろうか。
自問するシンの耳にレイの言葉が届いた。
「シン、凱さんがさっき人は生まれを選ぶ事が出来ない、その代りに生き方を選ぶと言っていたな。それは自分で運命を切り開くという事だ」
シンはレイの言葉に静かに耳を傾ける。
「ならば、自分の生き方を選べない人間はどうすればいいんだろうか、ただある目的の為に生み出され、命をすり減らすだけの存在はどう生きていけばいい」
レイが言うのはステラのようなエクステンデッドの事だろうか、それにしては何か実感が篭っているように感じる。
「俺も良く分かんないけどさ、きっと凱さんが言った事は、もし生き方を選べないんだとしても諦めないで、その中で自分のやれる事をやれって事なんだと思う」
そう答えたあと、シンはむっくりと起き上がる。顔も腫れているし、体中痛そうに顔を顰めるが、表情は晴れやかだ。
「俺やっぱり、ステラを助けたい」
「では、如何する。やはり連れ出すか」
レイの言葉に首を振るシン。
「そうじゃない、自分の出来る事をする。確かに連合に連れ出せば、今は助かるかもしれない。けどそれは本当にステラを助ける事にはならないだろう」
誰かに任せきりにしない、自分でも色々と調べる。専門家が気づかない事も素人なら気づくかも知れない。もちろん間に合わない可能性のほうが高い、でも諦めない限り希望は残っている。
「そうか、なら俺も手伝おう。お前一人では気がつく事も気がつかないからな」
「なんだよそれ、酷いな」
「気にするな、俺は気にしない」
何かが解決したわけではない、しかしシンの表情は先程ステラを連れ出そうとした時に見せたような、悲壮感は消えていた。

凱はステラを医務室へ戻すと、艦長とドクターを呼び出した、ステラの処遇について問い質す為である。
事の顛末を聞かされた二人はばつの悪い表情を浮かべる、あのときの会話をシンに聞かれていたとは思わなかった。それにステラを連れ出そうとしていたとは、実際そんな事をされれば懲罰ものだ。
呆れるタリアだが、凱が言いたいのは違う。彼女を検体扱いしていた事こそが問題だと話す、それには素直に謝罪する二人。
「ごめんなさい。言い訳になるけど、そんな積もりでは無かったのよ」
「私も申し訳無かった、医師として人命こそ守るべきであるのを忘れていたようだ」
ステラに対してもキチンと調べたうえで治療する事を約束した。

数日が過ぎ、ジェイダーの自己修復が終了した。凱もルネ、Jと共に宇宙へと上がる、見送りに来たシンは、凱の前に進み出る。
「俺、諦めません。自分に出来ること探して、それでステラを助けます」
シンの言葉に凱は笑顔を返して口を開く。
「GGG憲章第5条125項、GGG隊員はいかに困難な状況にあろうとも、決して諦めてはならない!」
大音声で告げる凱に、シンも負けずに大声で返す。
「ハイ!」
シンの返事を聞いた凱は、背を向けて右手を上げるとGGGの仲間が待つ宇宙へと飛び立った。
それから一週間がたった。格納庫での騒動があった日から自分なりにレイにも手伝って貰って調べていたシンの下に、宇宙にいる凱からある薬の処方箋がもたらされた。
この薬はステラの体を治せるものでは無かったが、容態を安定させる事は出来た。一先ず安心するシンだった。
68小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:05:33 ID:???
ラクス・クラインとアンドリュー・バルドフェルドは《ファクトリー》に到着していた、シャトルを降りてクライン派の党首たる総統の下へ向かっている途中である。
ファクトリーとは通常は資源採掘衛星の管理、運営を行う中継基地として存在している小惑星を改造した衛星基地である。
しかし、実態はクライン派が秘密裏に所有する大規模工廠であり、中に作られた工場ではMS、艦艇の修理、改造は勿論のこと新型機の開発、その他様々な施設と機能が併設された一大軍事基地である。
現在はクライン派の独自戦力としてプラントの次期主力MSの座をZGMF−2000《グフイグナイテッド》と争ったZGMF−XX09T《ドムトルーパー》の生産に入っていた。
その光景を横に見ながらラクスとバルドフェルドは奥へと進む、だいぶ奥まった部屋に到達した二人は身形を整えて入室する。
「総統、アンドリュー・バルドフェルド帰還いたしました」
そう声を掛けられた人物が腰掛けていた椅子ごと此方に振り向く、金の髪に美髯を蓄えた壮年の男性である。
「お帰りラクス、我が娘よ」
「ただいま帰りましたわ、お父様」
それは2年前にパトリック・ザラによって殺されたはずのシーゲル・クラインであった。
久方ぶりに対面する親子は軽く抱擁を交わすと、この2年間の事を話し始める。
クライン邸の襲撃はターミナルの情報網から筒抜けであり、襲われたときにはすでに影武者に入れ替わっていた。
その後シーゲルはファクトリーに居を移し、自分は表舞台に立つことなくクラインの地球圏支配の為に、また娘であるラクスを地球の女王とするべく準備を整えていたのだ。
「まったくパトリックの奴がトチ狂った時はどうなるかと思ったが、ヤキンの時は良くやってくれた。ジェネシスなど撃たれては私の農場も駄目になる所だったからな」
農場とは地球にシーゲルが作った隠れ里である、此処にはコーディネイターとナチュラルが共に生活しており、融和を謳っている為にコーディネイターとナチュラルの結婚を奨励している。
それはハーフコーディネイターが生まれる事を意味する、シーゲルはこのハーフコーディネイターを使ってコーディネイターの出産率を改善出来ないかを模索していた。
「あんな出来損ない共でも実験の役には立つ、また一から作り直すのは手間が掛かる。それに地球はいずれ我等が支配するのだ、悪戯に傷を付けては詰まらんからな」
本当に良くやってくれた、と続けて今度はラクスの話を聞く。
ラクスも2年間遊んでいた訳では無い。オーブにてキラ達との生活を続けながら、地球に浸透しているターミナルの情報を統括し、ファクトリーに送っていたのである。
「ユウナさんが私達を亡き者にしようと画策していると判った時には助かりましたわ」
いち早くその情報を手に入れたラクスは襲撃の人選に此方の息の掛かった人間を手配した、そのおかげで、何の被害も出さずにキラを戦場へ戻す口実が出来た。
本来ならサトー達ザラ派のテロを契機に戻る積もりだったが、ユニウス7の地球落下などという大事件を惹き起こすとは思わなかった。
ちなみに彼らへの支援はパトリック・ザラの息子であるアスランの名前を使っている、ザラの名前を使うことで相対的にクラインの名前を高めようという魂胆である。
すなわち強硬派のザラ、穏健派のクラインである。
「アプリリウスにちょっとした混乱を惹き起こしてくれれば良かったものを、やはりパトリックのシンパは駄目だな。ナチュラル憎しで過激な事しかせん」
地球に住む人間達もまた新人類たる我等が支配するべき者だというのに、もっともあまり詰まらん人間が多いのも考え物だ、その為にNJを使って間引きを行なったのだ。
談笑を続けるラクスとシーゲルだが、ふと会話が止まった時にシーゲルが何かを思い出した。
「そうだラクス、面白い物を見せよう」
そう言って向かった先は生体研究施設があるブロックであった、部屋にあるのは2つのシリンダーであり、その中に浮かんでいるのは12歳位の二人の男の子であった。
「この二人は半年程前に見つけたのだ、なんと宇宙に漂っていたミサイルの中に入っていたんだよ」
しかも研究の結果二人とも地球人では無いと判明した、超能力も持っていると続ける。
「彼らの力を我らコーディネイターが手に入れれば、更に超人に近づけよう。一番の候補はやはりお前と最高のコーディネイターであるキラ君との子供がよかろうな」
「まあお父様、それはとても良い考えですわ。今からキラとの子供を生むのが楽しみです」
「おいおい気が早いな、その処置にはもう少し実験をして安全性と確実性を高めてからだ」
話を続ける二人はシリンダーの中に浮かぶ天海護と戒道幾巳の目が薄っすらと開いた事に気が付かなかった。
69通常の名無しさんの3倍:2009/07/23(木) 21:09:12 ID:???
支援
70小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:10:24 ID:???
戦艦の自室でネオ・ロアノークはロード・ジブリールからの通信を受け取っていた。
「今回もミネルバを沈められなかったようだな」
「申し訳ありません、ですが」
「言い訳はいい、私とて戦場が生き物である事ぐらい理解している。しかしこうも失態続きでは、厳しくもなろうというものだ」
確かにミネルバに係わってからケチが着いている。確たる戦果を出せていない現状では何も言えない。
「まあいい、そちらに新型を送った。それを使って次の作戦は必ず完遂してくれ」
通信にて送られてきた命令書に目をとおすネオが言葉を失う。
「何事も見せしめは必要なのだよ。ククククク」
画面の中で笑うジブリールの顔は醜く歪んでいた。

休憩室でコーヒーを飲んでいたアウル・ニーダが、難しい顔をしてスティング・オークレーに話しかける。
「なあ、何か忘れてる様な気がすんだけど」
「あー、何だそりゃ。何かって何だよ」
ソファーに横になって雑誌を読んでいたスティングが顔を上げて返事をする。
「判んねえけど、何か大事な事、忘れてるような気がすんだよな」
「判んねえなら、大した事でも無いんだろ。気にすんな」
アウルはスティングの言い分に首を傾げながら、お前如何思うと話を振ろうと横を向いた、当然そこには誰も居ない。当たり前だ、自分達は始めから二人だったじゃないか。
「なーんか、連敗続きで疲れてんのかな」
微かな違和感を、無理矢理納得させてアウルはコーヒーを啜った。
そこにネオがやって来て次の作戦を告げる。
「喜べお前ら、新しいおもちゃが届くぞ」

君達に最新情報を公開しよう
都市を蹂躙する巨大MS
逃げ惑う人々を守るため奮闘するミネルバ隊
苦戦する彼らの前に現れたのは、はたして
次回 勇者王ガオガイガー DESTINY
第14話 『燃える町』 にFINAL FUSION承認
これが勝利の鍵だ 《最強勇者ロボ軍団》
71小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:15:24 ID:???
ども小話です
今回かなりのネタバレ回になってます
本当なら今までの話で、少しずつ語る方が読みやすいと思いますが
構成力の足りなさに反省しております
ご指摘のテンプレ展開ですが、予定ではもう少し続きます
ではまた
72通常の名無しさんの3倍:2009/07/23(木) 21:18:33 ID:???
GGGJ!
出た!
真のラクシズ総統!
黒いよ、黒すぎる!

・・・この話はGGGFINALのラストには繋がらないって事?
73小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/07/23(木) 21:40:54 ID:???
始めはオリジナルのアルマを出そうかと思ったんですが
解りやすいほうが良いかなと思ったので二人にしました
平行世界として処理するか、繋がるかどうかは展開しだいで変えるつもりです
すいません、これもいい訳ですね
74通常の名無しさんの3倍:2009/07/23(木) 22:10:15 ID:???
うんにゃ、CEでガオガイゴー的なものが見れる可能性があったりするのかな?
なんてね

しかしこの2人、生身でMSよりも強い気がするんだが・・・
75通常の名無しさんの3倍:2009/07/23(木) 23:56:28 ID:???
76通常の名無しさんの3倍:2009/07/24(金) 00:38:25 ID:???
GJ!!
予備パーツが残っていればガオファイガー復活とか出来そうかな…

>外宇宙探査用のMSに積載する超AI技術の提供と協力

つまりスターゲイザーが勇者ロボになるんですね解りますw
77通常の名無しさんの3倍:2009/07/24(金) 01:11:54 ID:???
>>76
GSライドが無いから、ポルコートやカーペンターズ的なサポートメンバーじャマイカ?w
78通常の名無しさんの3倍:2009/07/24(金) 12:15:11 ID:???
ラクシズはTVに沿ってるかと思いきや、その実キラ一人が蚊帳の外の操り人形だったか。
言い換えれば精神的な成長や自立の余地がかろうじてあるという事でもあるが。
粘着アンチの歯軋りが聞こえてきそうな展開GJ。
79通常の名無しさんの3倍:2009/07/24(金) 16:48:49 ID:???
これはいい改変、クロスの醍醐味ここにあり!
読んでいて燃えました、GJ!!
これからも自分のペースでがんばってください
80通常の名無しさんの3倍:2009/07/24(金) 17:40:47 ID:???

シーゲル黒過ぎワロタ
>>79
そういう物言いが余計な奴らを呼び寄せてるって分からないの?
8180:2009/07/24(金) 17:41:53 ID:???
×>>79
>>78
orz
82一尉:2009/07/24(金) 19:49:10 ID:???
いいよ凱旦那、嬉しいよ俺は勇気がありますよ。
83通常の名無しさんの3倍:2009/07/24(金) 22:53:13 ID:???
GJ!
護と戒道も出るとは思わなかったぜ!
あとは、ステラがどう出るか、楽しみです。
84一尉:2009/07/25(土) 12:09:42 ID:???
護が出たなので嬉しいよ。
85通常の名無しさんの3倍:2009/07/26(日) 10:29:46 ID:???
こんな腹黒いラクシズはスパロボスレ以来だぜ!
今後に期待しています
86一尉:2009/07/26(日) 16:44:38 ID:???
これから頑張れ小話君。
87通常の名無しさんの3倍:2009/07/31(金) 09:47:03 ID:???
保守
88一尉:2009/07/31(金) 18:33:58 ID:???
支援
89通常の名無しさんの3倍:2009/08/02(日) 03:13:06 ID:5AGXd1tp
支援
90通常の名無しさんの3倍:2009/08/02(日) 08:34:27 ID:???
>>71
木星のはやはりこの世界のZマスターか?
なんとなくゾンダー本来の機能が機能したらかなり平和になりそうな気がする種世界
91一尉:2009/08/02(日) 13:41:40 ID:???
支援
92通常の名無しさんの3倍:2009/08/03(月) 19:31:29 ID:VX+T6ziL
保守保守保守保守
93一尉:2009/08/03(月) 19:38:01 ID:???
炎上支援
94通常の名無しさんの3倍:2009/08/03(月) 21:46:16 ID:???
保守
95一尉:2009/08/04(火) 20:33:22 ID:???
ロス・クロス支援
96通常の名無しさんの3倍:2009/08/04(火) 20:38:42 ID:???
話のネタになればとは思うんだが…アクシズ漂流一家を勇者シリーズにゲスト出演させるとしたらどれが合うかな?
97通常の名無しさんの3倍:2009/08/04(火) 21:30:43 ID:???
むこうのスレは変なのに荒らされてるんだ・・・
そっとしといてくれ・・・
98小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 10:47:00 ID:???
勇者王ガオガイガー DESTINY
第14話 『燃える町』 
宇宙へと上がった凱達一行は、GGGの仲間が待つ衛星基地コメット・ベース(Comet.Base)(オービット・ベースに変わるGGGの基地)に到着していた。
凱は出迎えに出てきた、火麻参謀とメインオーダールームへ足を向けた。
「じゃあ、長官は今居ないのか」
「ああ、色々と忙しくてな。彼方此方に、交渉だの折衝だのに動き回ってるよ」
途中で格納庫に寄るとギャレオンとジェネシックマシンが置いてあり、メカニックオペレーターである牛山の指揮によって修理が進められていた。
「こっちに戻って来ていたのか」
「プラントが協力してくれるって話になってな、DSSD経由で返却された」
結局プラントでは修理が完了しなかった、もっともGGGにしてもギャレオンの出現から10年の蓄積があってようやく何とかなっている状態だ。
「修理の完了まではまだ暫くかかるな、悪いがそれまではお前さんの機体は無いぞ」
作業の進行具合を見ながら、火麻が凱に告げる。
その他にも話をしながら、メインオーダールームへ到着すると懐かしい面々が揃っていた。
「よー、やっと帰ってきおったか」
「オカエリナサイデース、凱」
「HAHAHA、meは何も心配していませんでしたヨー」
「隊長、お久しぶりです」
「僕達もすっかり直りました」
口々に凱の帰りを喜び、久しぶりの再会に盛り上がる仲間達。手荒い歓迎を受けながら、凱もまた仲間との再会に笑顔を返す。
「獅子王凱、ただ今帰還しました」
帰還の挨拶をする凱と無事を喜ぶGGGの仲間達だが、凱は本当なら此処に居るべき恋人の姿が無いことに一抹の寂しさを感じていた。

クレタ島沖会戦が終了して、アークエンジェルに合流したアマギ一尉達オーブの軍人を前にしてカガリ・ユラ・アスハは自身の決意を語っていた。
「私を慕ってこのアークエンジェルに来てくれた事嬉しく思う、まだ間に合うと云うのなら、お父様のように常に諦めぬ良き為政者と成る事で、この恩を返そうと思う」
自分を慕ってアークエンジェルに来てくれた人間の為にもしっかりしなくてはならないと考えていた。
この決意表明に集った者達は感嘆の声を漏らす。その中から代表してアマギがカガリにオーブへの帰参を進める。
「オーブ国内にはセイランのやり方に反対しカガリ様のお戻りを心待ちにしている者も多くおります」
カガリは国民に人気がある、これはオーブの復興に当たって、名君と謳われたウズミ・ナラ・アスハの子であるカガリを担ぎ上げた事が大きな理由である。
父親を失いながらも国の為に尽くす少女という看板を持って、当時の国民感情を国を焼いた代表首長という本質から逸らす為に利用したのだ。
そしてカガリは復興事業の中でも、特に被災した国民の救済を行なっている(ように見える)為にオーブ国民の多くはカガリを慕っている。
代わりにセイランは、国民生活の救済よりも国営企業のモルゲンレーテやマスドライバーの修復を先行させたと思われている。
尤もこの二つの施設が無ければ、オーブには主たる産業が無く、国民の救済活動も儘ならぬのであるが、納得は出来ないのだろう。
「自分には政治向きの事は良く分かりませんが、此度の戦争は連合側に非があるように思えてなりません、となれば今やその一陣営であるオーブもこのままでは、セイランは馬鹿だ」
ムラサメ隊の一人であるイケヤが吐き捨てる。確かにこの言には一理在るのだが、それは一面から見たものでしかない。
99小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 10:48:02 ID:???
セイランとしては無論、大西洋連合に近い自家の足場を固めるという意味もあるが、復興に際して大西洋連合から多くの支援をもらったオーブとしては、その借りを返さなければ国際社会での信用を失う事に成りかねない。
そして、現段階では連合と同盟組む以外に交渉に使えるカードが無かった為に他に選択の余地は無かったのが真相である。
企業再建策の事もそうだが、その辺りの事情に考えが及ばないのは、氏族以外の人間が政治に参加出来ないオーブと言う国の皮肉であろう。
「分かっている、分かっているから少し待ってくれ、私もオーブに戻りたいと思っている。彼方方やクレタで死んでいった者達の為にも、だからいま少し待って欲しい。そして時が来たら私に力を貸してくれ。オーブの為に頼む」
カガリは確かにオーブの事を想っている、しかし本当にオーブを何とかしたいと考えるならば、キラに誘拐された直後に何としてでも国へと戻るべきであった。
またその後でも戻る機会は多々在ったのだが、いずれも彼女はアークエンジェルに残る事を選択してしまった。
なぜならアークエンジェルに居る人間はカガリを肯定してくれたからだ、国家元首の重圧の中で仕事をしてきたカガリにとって、自分を全肯定してくれるこの場所は居心地が良さ過ぎた。
また、カガリに賛同するようにアマギ達が合流したのも、自分の考えは間違っていない、間違っているのはユウナ達の方だという思いに拍車を駆けてしまった。
しかし、彼らアークエンジェルに来た者達は何を考えていたのであろうか、常識で考えれば如何に前代表とはいえども19歳の少女である。
政治的な才能があったとしても大成には遠く、なればこそ戦場に身を置く事など許されないはずだ、それを彼らはまるでこのアークエンジェルにいる事が正しいと言わんばかりに集ってしまった。
自刃したトダカの言葉があったとはいえども、余りにも盲目的に“アスハ”に従ってしまった、この選択が後の運命を決めたと言って良い。

カガリがアマギ達と話しているその頃、キラ・ヤマトは一人物思いに耽っていた。そこへアークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスがやってくる。
「大丈夫? 彼方一人で本当に良くがんばっているもの」
考えに沈みこむキラを労わるように声を掛けるマリューに対してキラは自分が今考えていた事を話し出す。
「何でまたこんな事になっちゃったのかなって、何でまたアスランと戦うような事に、僕達が間違ってるんですか? アスランの言う通り議長は良い人で、ラクスが狙われたのも何かの間違いで、僕達のやっている事の方が何か馬鹿げた、間違った事だとしたら」
これまでの行いをアスランに否定され、Jもまたアークエンジェルを去った。キラの言葉にマリューもまた難しい顔をして言葉を選ぶ。
「でも大切な誰かを守ろうとするのは決して馬鹿げた事でも、間違った事でもないわ。
世界のことは確かに分からないけど、でもね大切な人が居るから世界も愛せるんじゃないかって私は思うの、きっと皆そうなのよ。
だから頑張るの、そうでしょ。ただやり方が、と言うか思うことが違っちゃう事はあるわ。その誰かが居てこその世界なのにね。
アスラン君もきっと、守りたいと思った気持ちは一緒のはずよ。だから余計に難しいのだと思うけど、いつかきっとまた手を取り合える日が来るわ。彼方達は、だから諦めないで彼方は彼方で頑張って」
確かに愛する人を守る事を間違いだと言う人間は居ない、当然である。しかし問題になっているのは、そんな感情で場当たり的にフリーダムやアークエンジェルという武力を持って行動してきた現在の状況である。
この返答はキラの疑問に対する答えではない、しかしキラの気持ちを肯定する答えではあった。
マリューの言葉で、キラは自分の思いは決して間違っていない、ならいつか皆が自分の思いを、行動を理解してくれる。それまで頑張れば良いと思い直した。
100小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 10:49:07 ID:???
連合軍の地上空母ボナパルトにネオ・ロアノーク率いる第81独立機動軍、ファントムペインが到着した。
そのボナパルトの格納庫内に在る新型MSを受領し、新たな作戦に従事するためである。
新型を見て駆け寄るアウル・ニーダとそんなアウルを窘めながら、自分もその威容から目を離さないスティング・オークレー。
「ははっ、スゲーじゃん。これ俺達にくれんだろネオ」
喜色を浮かべながらネオに聞いてくるアウルに答えるネオ。
「ああ、これがお前達の新しいおもちゃだ。これで戦力は整った、直ぐに出るぞ、コイツで全てを蹂躙して来い!」
「りょーかい」
「ハイよ」
遂に全てを破壊するGFAS‐X1《デストロイ》が起動した。ボナパルトから出撃したデストロイ2機とスティングの代わりにネオが駆るカオス、
そしてファントムペインに補充されたGAT‐04《ウィンダム》12機にて、西ユーラシアにおけるザフトの軍を悉く平らげるのだ。まずは目の前の小さな駐屯地から始めよう、その町の名はリューベック。
ファントムペインが上陸して1時間後、駐屯地のザフト部隊の全てとリューベックの町は焦土と化した。
そこに存在するのはただの瓦礫の山と燃え盛る炎、そして動かぬ躯だけである。
「ひゅうー、最高だぜ」
「まだ暴れ足らないってぇの」
意気上がるスティングとアウルをよそに焼け野原と化した光景を見たネオは、無感動に呟いた。
「これも仕事とはいえ、喃々だかな。しかしやらなきゃ俺達がお払い箱になりかねん」
仮面の下のネオの顔には諦観が浮かんでいた。

モニターに映る光景にロード・ジブリールは狂喜していた。
「ハハハハハ、圧倒的じゃないですかデストロイは」
笑うジブリールに、モニターに映るロゴスのメンバーの一人が、吐き棄てるように問いかける。
「確かにの全て焦土と化して何も残らんわ、これで何処まで焼き払うつもりなのだ」
町が燃え行く様子に嫌悪感を隠さぬ様子の人間達を前にジブリールは続ける。
「其処にザフトがいる限り何処まででもですよ、変に馴れ合う連中には、はっきりと教えてやりませんとね。我らナチュラルとコーディネーターは違うのだと、それを裏切るような真似をすれば地獄に落ちるという事をね」
得意げに語るジブリールの様子に、冷めた目を向けるとモニターから消えてゆくロゴスメンバーであったが、デストロイの力に魅了されたジブリールは、その眼差しが何を意味しているか気が付いていなかった。

キラとマリューが話していると通信士のチャンドラから、ターミナルのエマージェンシーが入っていると連絡があったのでブリッジへと急いで向かう。
其処に映し出されたのは、破壊されつくした町とそれを行なった巨大なMAであった。その光景を見たアークエンジェルの一同は、皆言葉を失い立ち尽くす。
「行きます、マリューさん」
ブリッジにキラの声が響いた、キラはこのMAを止める為に立ち向かう事を決めた。
101小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 10:50:39 ID:???
ミネルバはナポリに停泊していた、主武装のタンホイザー、イゾルデの2つは使用不能だが、外装の修理は8割完了、代替のMSの搬入も終わりようやく航行出来る状態まで回復した所で今回の騒動である。
司令部からの通達は、ドイツ北岸のリューベックより連合軍が侵攻を開始、リューベックの駐屯部隊と都市が壊滅、真っ直ぐベルリンに向かって進軍中。
これに伴い近郊のザフト全軍は非常体制を取れ、また都市駐留の部隊以外は全てベルリン郊外に集結、敵戦力の殲滅に当たれとの事であった。
この指令に直ちにミネルバを発進させたタリア・グラディスは道中、情報収集に努めていた。
「リューベックならハンブルグの部隊が近いわね、そちらはどう」
「リューベックの援護に向かいましたが、全滅だそうです。それにも係わらず近郊のハンブルグではなくベルリンを目指しているのは、やはり」
タリアの質問に答えているのは、アーサー・トラインである。
「ええ、ベルリンはこの辺りで一番大きいザフトの駐屯地ですからね、そこを叩いてしまおうという事でしょうね」
「しかし可能なんですか、そんな事」
ベルリンは西ユーラシアに置けるザフトの活動拠点の一つだ、当然それなりの戦力が常駐している。
「出来る自信が有るから攻めてくるのよ、楽観論はお止めなさい」
「はっ、失礼しました」
いかに巨大なMAを有するとはいえども、そう簡単に駐留軍を倒せる訳が無い。そう考えるアーサーに油断しないように釘を刺すタリアであった。

侵攻してくるファントムペインに対して、ベルリンの駐屯部隊はコンプトン級やレセップス級の陸上戦艦を中核とした部隊戦力の6割を郊外に展開し迎撃行動に移った。
全戦力を傾けないのは別働隊に対しての備え、また市民の避難誘導と護衛に割いたからである。
これに対して侵攻を続けるファントムペイン側はデストロイ2機を先行、その後ろにネオのカオスが率いるウィンダム隊、最後尾にボナパルトとその他の陸上艦を配置させて、正面より戦端を開いた。
先行するデストロイへ向けてディン、ガズゥート、バクゥ等が一斉に攻撃を開始する。しかしその攻撃は全てがデストロイの前面に張られた陽電子リフレクターシールド《シュナイドシュッツSX1021》によって防がれる。
攻撃が通じなかった事に驚愕して動きの止まるザフトのMS郡に対して、機体周囲に搭載された熱プラズマ複合砲《ネフェルテム503》を放つデストロイ。
「吹き飛びなぁ!」
「消ぃえろぉ!」
ビームの直撃をくらい次々と爆散するザフトのMSを横にして進み続けるデストロイに陸上戦艦の主砲が火を噴く。
しかし陽電子砲すら弾く、シュナイドシュッツには通用しない。
「あーっはっはっはぁ! 無駄なんだよー!」
「いい加減に諦めて、くたばりなぁ!」
デストロイの背中にある主砲たる高エネルギー砲《アウフプラール・ドライツェーン》が撃たれると、その威力により地面が抉れコンプトン級陸上戦艦は周囲にいたMSと共に轟沈した。
接敵から僅か45分余りの攻防でベルリン駐屯軍は壊滅した。
この事態を受けてベルリン市長は、住民の安全に配慮し連合への降伏と侵攻の停止を申し出たが、その返答は砲声によって答えられた。
ベルリンもまた炎に包まれたのである。
102小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 10:53:51 ID:???
同時刻、ザフト軍事ステーション内ではこの事態を前に緊急閣議が開かれていた。
「どういう事です、なんの勧告も無いままでこのような」
「無差別に町ごと焼き払うとは、正気か奴らは」
プラント評議会の面々が口々に、連合の所業に対し怒りを顕にする。その中で国防委員長タカオ・シュライバーが議長たるギルバート・デュランダルに進言する。
「都市駐留軍は殆どが壊滅状態です。議長、ここは一時撤退を」
撤退を促されるデュランダルだが、それには異を唱える。
「だが下がって如何する、下がれば解決するのかね。誰かが止めねば奴らは図に乗って都市を焼き続けるだろう、そんな物は決して許される物ではない」
今回の侵攻によって最も被害を受けているのは、ザフトでもプラントでもなく、侵攻を受けた町の人達である。
人道的支援を名目に駐留しているザフトとしては、これを放置する事は出来ない。
「ジブラルタルの戦力は回せないのかね」
「無理です、この侵攻に呼応してスエズの艦隊が地中海に出てきています」
「ならば、どこでも構わん回せる戦力は無いのか」
そう尋ねるデュランダルに国防委員であるアラン・クラーゼクやエドアルド・リーは黙るのみだ、彼等の表情からはナチュラルの市民の為に、これ以上の出血を強いられたくないとの感情が見て取れる。
それを咎めようとデュランダルが声を張り上げようとした時、部屋の扉を開いて一人の逞しい男が風を切って入ってきた。
「その救援には、我々が参りましょう!」
男の名はGGG長官大河幸太郎、今デュランダルにとって、最も信頼できる人物であった。

デストロイがベルリン市内に侵入して間も無く、キラの駆るフリーダムとアークエンジェルが現れた。
フリーダムはデストロイに対してビームライフルを撃つものの、全てのビームが全前に張られたシュナイドシュッツによって弾かれてしまう。
「なんだぁ、そりゃ?」
「はっ、今まで散々好き勝手してくれた分、纏めて返してやらぁ!」
フリーダムとアークエンジェルを見た、スティングとアウルは今迄のお礼参りとばかりに、フリーダムに対してネフェルテムのプラズマビームの雨を降らせる。
しかしキラはその攻撃を、SEEDを発動させて悉く切り抜けて、逆にフルバーストで反撃に移る。
しかし先程と同様にシュナイドシュッツによってフリーダムの攻撃は全て無効化されてしまう、それどころか弾かれたビームが更に町を破壊し、住民を巻き込んでしまう有様だ。
それでもデストロイを倒そうとフルバーストを連発するフリーダムに対してデストロイは遂に封印を解き真の姿を現した。
「こいつっ!」
「チョロチョロとウザイんだよー!」
腰が180度回転し、上部の円盤状の部分がせり上がり中に隠された上半身が出現する。
MA形態からMS形態へと変形したデストロイの威容と巨大さに驚愕を表すキラとアークエンジェルのクルー。
「そ、そんな」
「あんな、巨大なMSなんて」
MSとなったデストロイは両腕を肘から切り離すと《シュトゥルムファウスト》と指先に搭載されたMJ‐1703、5連装《スプリットビームガン》でオールレンジ攻撃を開始する。
その攻撃を回避しながら邪魔な腕を破壊しようと、またもフルバーストで攻撃を仕掛けるフリーダム。
しかしその攻撃も先程までと同様に前腕部に搭載されたシュナイドシュッツで反射されてしまう。
103小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 10:54:44 ID:???
「キラ君下がって、ゴットフリート1番2番、ってぇー!」
マリューの声と共にアークエンジェルの主砲である225センチ2連装高エネルギー収束火線砲《ゴットフリートMk.71》がデストロイを襲うがこれもまた弾かれる。
「そんな馬鹿な」
よもや戦艦の主砲まで弾かれるとは考えていなかった一同が、驚愕を顕にする。その光景を見た中で、カガリが最も早く自分を取り戻した。
「私も出る、これではキラが」
自分も出撃すると言い出したカガリに対して、アマギ達もまた同様に出撃を口にする。
「カガリ様我らも出撃を、この戦いオーブの為のものではありませんが、これを只見ている事等出来ません」
「よし、行くぞ! これを放っておけるか」
この市民を救済しようという行動は個人としては正しいのだが、オーブという国の立場から見た場合には、カガリが常々標榜する理念を自ら反故にした上で、
同盟国である大西洋連合の作戦行動を妨害すると言うことなのだが、彼等はそれを理解していなかった。
勇躍飛び出したムラサメ隊が飛び回るフリーダムに通信を送る。
「キラ様、ここは我らが!」
「大丈夫です。お任せ下さい!」
「行くぞ!」
ファントムペインのウィンダム部隊と戦闘を開始するアークエンジェルのムラサメ隊、それを見たネオもカオスを飛び上がらせて迎撃に向かう。
「フン、クレタの生き残りか。何を考えているやら」
ネオはウィンダムとデストロイに向かってくるムラサメを見て、呆れた調子で呟いた。

ベルリンの救援に急いでいたミネルバは、戦況の確認の為に前線司令部へ通信を送るが応答が無い。
目標を工学映像に入れた所で熱紋による状況確認を行なった所、戦闘中の機体はカオス、ウィンダムにunknownとフリーダム、ムラサメ、ルージュ、アークエンジェルと判明した。
アークエンジェルが町の防衛を行なっているらしいが、何故か連合と同盟を結んでいるオーブのムラサメまでがウィンダムと戦闘を行なっている。
「さすが正義の味方の大天使ね、助けを求める声あればって事かしら」
戦闘の様子を見たタリアが、苦々しげに言葉を出すと、MS部隊に通信を送る。
「情勢は思ったより混乱してるわ、既に前線の友軍とは連絡が取れず、敵軍とは今、フリーダムとアークエンジェルが戦っています」
その声を聞いた面々が思わず怪訝な声を上げるがタリアは構わずに続ける。
「彼らの思惑は分からないけど、敵を間違えないで、戦力が苦しいのは承知しているけど、本艦はなんとしても連合を止めなければなりません」
タリアの言わんとする所は、現在の状況を鑑みてアークエンジェルには手を出さずに、連合を叩けという事だ、もっともタリアとてアークエンジェルが味方だなどとは思っていない。
「MS各機発進、状況は此方に不利だが各員の健闘に期待する。共闘出来ればと思うけど難しいわね、今となっては」
発進命令を受けてシンのインパルス、アスランとレイのジン、ルナマリアのバクゥが次々と飛び出して戦場へと向かった。
インパルスを全力でベルリン市内まで飛ばしたシンは、その惨状を見て思わずうめき声を上げた。
「なんだよコレ、まだ避難も済んでないじゃないか!?」
逃げ惑う人々や怪我をした人が其処彼処に居る。インパルスから見た限りでも、相当の人間が避難出来ずにいるようだと報告を入れる。
「わかったわ、でも今は市民の安全を確保する余裕は無いの。兎に角あのMSを止める事を考えて」
タリアからの指示は現段階では救助を行なう事は出来ない、先ずは連合の侵攻を止める事が先決だという事だ。
104小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 10:56:25 ID:???
悔しいが確かにその通りである、一刻も早く連合を倒しその後で出来る限りの救助活動を行なうしか無いと頭を切り替えてデストロイへと向かうシン達。
遠間からビームライフルを撃つと空中を飛び回る腕に陽電子リフレクターが現れビームを弾いてしまった。
「皆、コイツはあのカニと同じだ! 正面からビームを撃っても弾かれて、無駄に被害を増やすだけだ!」
シンからの連絡を貰ったアスランは、攻撃を回避して腕に機斬刀を叩きつけるが、フェイズシフト装甲に阻まれ傷を付ける事が出来ない。それを見て直ぐに作戦を変更する。
「くそPS装甲か、ならレイと俺が動き回って隙を作る。そこへシン、お前が飛び込め。悔しいがジンの武装ではヤツを倒せん。それとルナマリア、市街戦ではバクゥの機動力を生かせない。君はミネルバの援護と侵攻してくるウィンダムを叩く事に徹しろ」
「「「了解!」」」
シンを中心にしたフォーメーションを構築してデストロイ1機を足止めすることに成功するが、もう1機は遠くからフルバーストを連発しながら飛び回るフリーダムを追い回して先へと進んでしまう。
「くそっ、キラの奴何を考えているんだ!」
被害を拡大するようなキラの戦いかたに思わず悪態が出るアスランだった。そのキラの戦い方に気を取られたのか、デストロイの頭部から撃たれた200ミリエネルギー砲《ツォーンmk2》の光が機体を掠める。
「ちいっ、惜っしい!」
アスランのジンに意識が行っていたアウルの隙を縫って、インパルスが迫る。
「はあぁぁぁ!」
地面すれすれの低空を飛んでいたインパルスは急上昇してシュナイドシュッツを展開していた右腕を盾の死角からビームサーベルで切り裂いた。
「まず一つ!」
「しまった!? こんのぉー!」
右前腕を壊されたアウルはシンを追いかける、これによってアウルのデストロイをベルリンの中心部から引き剥がす事に成功した。

手を拱いていたキラも、シン達の戦い方を見て接近戦に切り替える。フリーダムのスピードを利用して、すり抜けざまに切りつける得意の戦法である。
攻撃の中を潜りぬけて一撃を入れるようとするが、ネフェルテスやスプリットビームガンに加えて《マーク62》6連装多目的ミサイルランチャーから撃たれる弾幕の激しさに近寄る事が出来ない。
「こうも、攻撃が激しくちゃ」
「落ちろぉ、フリーダムゥ!」
しかし、デストロイの攻撃もフリーダムには中らない。此方も膠着状態に陥るがフリーダムが彼方此方に動き回る所為で市街の被害が拡大していくがキラはそれには気が付かなかった。

ネオ率いるウィンダム部隊はムラサメ隊と戦っていた、戦局は五分五分と言いたい所だが、流石にネオの操るカオスの動きが抜きん出ている。
「ったく、クレタの亡霊とでも言うのかね。お前らはあそこで死んでりゃ良かったものを」
今も1機のムラサメを撃墜して愚痴るネオの上空からニシザワ率いる3機のムラサメが強襲する。
「ゴウ、イケヤ突っ込むぞ!」
「「承知!」」
高高度から吶喊してくるムラサメに対して、ネオは慌てる事無く対処する。
「見えてるってぇの!」
背中のEQFU‐5X《機動兵装ポッド》を開放し、充分に引き付けてからAGM141《ファイヤーフライ》誘導ミサイルを発射。速度の上がっていたムラサメは回避しきれずに被弾してしまう。
「ぐっ」
其処へ《MA‐BAR721高エネルギービームライフル》を撃ち込み難なく1機を撃破すると、すれ違い様に脚部のMA‐XM434《ビームクロー》を展開し翼を切り裂いた。翼を失った機体はそのまま地上へと落下して炎に変わる。
「ゴウー、イケヤー!」
「おいおい、お友達を気にしてる場合じゃ、ないだろ」
僚機2機を撃墜されたニシザワが叫ぶが、ニシザワのムラサメも何時の間にか分離していた機動兵装ポッドに挟み込まれており、MA‐81R《ビーム突撃砲》によって火球へと変じた。
推力が足りなくなって自由落下に移っていたカオスは撃墜を確認すると兵装ポッドを戻して、飛行状態に戻ると次の指示をだす。
105小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 10:58:53 ID:???
「スティング、フリーダムの相手は俺がする。お前はあのデカイ建物をやれ」
指示されたスティングの目には多数の市民が避難しているシェルターがある市庁舎が映った。
「ハイよぉ」
胸部の1580ミリ複列位相エネルギー砲《スーパースキュラ》を市庁舎に向けてトリガーを引く、撃ちだされた光の奔流が遂に建造物に届こうとしたその時上空から躍り出た影があった。
「「ミラーシールド!!」」
掛け声と共にデストロイのビームが反射されて大空高く消えてゆく。
「なにっ!」
「えっ!」
「あれは」
驚きの声と共に目を見張る面々、そして破壊を免れた市庁舎の前に視線を移すと、そこには赤と黒の見慣れない機体が盾を構えていた。
「なに、なんなの?」
「味方なのか?」
キラとアスランが呆けたように呟く。そこへ上空から声が響く。
「待たせたな皆!」
「この声は!」
シンが視線を上空へと向けると其処には黄金に輝く船が滞空していた、GGGが誇るディビジョンZ超翼射出司令艦《ツクヨミ》、そしてツクヨミの上部に颯爽と赤い鬣を靡かせて立っているのは、誰あろう獅子王凱である。
「いかに戦争とはいえ、戦いとは無関係の市民を虐殺するなど、決して許さん!」
無差別に町を焼く連合に対して、凱は怒りの雄叫びを上げる。
「イーックイーップゥ!」
イクイップした凱の体に戦装束である黄金の鎧IDアーマーが装着される。
「GGG機動部隊出動だ!」
『了解!』
ツクヨミから次々と飛び出す色とりどりの機体が、先に地上に降りていた2機の周囲に着地する。
衝撃で舞い上がった煙が晴れると、市庁舎の屋根に立つ凱を中心にしてGBR−2《氷竜》GBR−3《炎竜》GBR−6《風龍》GBR−7《雷龍》GMX−GH101《ゴルディマーグ》XCR−13《マイクサウンダース13世》GBR−8《光竜》GBR−9《闇竜》が集っていた。
『GGG機動部隊、此処に参上!』
勇ましい声と共に、GGGの勇者達が此処に完全復活を遂げた。

君達に最新情報を公開しよう
燃え盛るベルリンの町に立つ我らが勇者達
町を破壊するデストロイの脅威の前に
一人の少女が立ち塞がる
次回 勇者王ガオガイガー DESTINY
第15話 『引き裂かれる思い』 にFINAL FUSION承認
これが勝利の鍵だ 《ステラ・ルーシェ》
106小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/05(水) 11:04:17 ID:???
ども小話です
ベルリン前編です、つか長くなったので分けました
ではまた
107通常の名無しさんの3倍:2009/08/05(水) 12:20:50 ID:???
おおお!燃える展開!
後編楽しみに待機します!
108通常の名無しさんの3倍:2009/08/05(水) 13:39:33 ID:???
GGGJ!!

やべぇ、魂が震えちまう…
109一尉:2009/08/05(水) 17:55:44 ID:???
面白い、続きはどうなるですか。(笑い)
110通常の名無しさんの3倍:2009/08/05(水) 19:53:07 ID:???
GJとしか言えぬ引きだッゼ
111通常の名無しさんの3倍:2009/08/05(水) 21:36:25 ID:???
ガガガに限らず、勇者ロボはGガンの連中か、ターンタイプでもない限り太刀打ちできない
面子ばかりだからなあ。ラクシズが擦り寄るか、または自分たちのことを棚にあげて
危険視するかのどちらかだろうな。
112???:2009/08/05(水) 22:00:13 ID:???
でも勇者ロボットって人に危害を加えることができないんじゃ?
よく覚えてないけど
113通常の名無しさんの3倍:2009/08/05(水) 22:03:48 ID:???
まあ、今回はザフトが無理っつってる人命救助を最優先だろ
114通常の名無しさんの3倍:2009/08/06(木) 01:44:08 ID:wldUTjq5
多分直接戦闘というより、救助メインで、デストロイの足どめ無力化じゃないのかな?
劾の判断に期待
115通常の名無しさんの3倍:2009/08/06(木) 09:58:20 ID:???
フルバーストの跳弾による被害の拡大はまたシンのトラウマを刺激するのか、
それとも被害に思い至らないキラと、超AIの最優先事項を「敵の撃滅」から
「生命の守護」へと自力で書き換えた風竜雷竜との対比でも描かれるのか興味は尽きない。
116通常の名無しさんの3倍:2009/08/06(木) 11:19:11 ID:???
>>114
それ勇者じゃなくて傭兵や
117通常の名無しさんの3倍:2009/08/06(木) 13:44:01 ID:???
フルバの弊害の繰り返し強調とかけて次回予告ととく
そのココロは ステラも流れ弾で(ry

だったらやだなあ…
118一尉:2009/08/06(木) 17:36:44 ID:???
良い物支援
119通常の名無しさんの3倍:2009/08/06(木) 22:48:36 ID:???
面白い

上げ
120通常の名無しさんの3倍:2009/08/07(金) 00:22:56 ID:???
続きが気になる
保守
121一尉:2009/08/07(金) 19:23:26 ID:???
支援
122小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 09:53:42 ID:???
勇者王ガオガイガー DESTINY
第15話 『引き裂かれる思い』
ベルリンで破壊を続けるデストロイと連合軍、それを阻止すべく現れたアークエンジェルとフリーダム。
両者の戦いで被害が広がるベルリン市街、そのベルリン救援の指令を受けたミネルバ隊もデストロイを倒すべく、戦いを開始する。
三つ巴の戦いの最中に、市民が避難している市庁舎に向けてデストロイの胸からスーパースキュラが放たれた。
誰もが市庁舎が炎上する光景を想像して目をそむけた瞬間、天空より救援に現れた者たちがいた。
『GGG機動部隊、此処に参上!』
上空に浮かぶGGGのディビジョンZ超翼射出司令艦《ツクヨミ》から町を守る為に地上に降り立った黄金の鎧を纏った勇者、GGG機動隊長の獅子王凱を始めとした、
GBR−2《氷竜》GBR−3《炎竜》GBR−6《風龍》GBR−7《雷龍》GMX−GH101《ゴルディマーグ》XCR−13《マイクサウンダース13世》GBR−8《光竜》GBR−9《闇竜》のGGG機動部隊の面々である。
GBR−4《ボルフォッグ》が居ないもののGGG機動部隊のそろい踏みの迫力に気圧される連合の将兵達。
「ゴルディマーグ!」
「おうよっ!」
凱の声にゴルディマーグが、フリーダムを追い回して町の中心部まで来ていたスティングのデストロイに吶喊すると組み付いて町の外へと押し戻す。
「このデストロイとパワー比べしようってかぁ!」
攻撃の為に飛ばしていた腕を元に戻してゴルディマーグと相撲を取るかのようにがっぷり組むデストロイ、双方の大きさはデストロイ38.07m、ゴルディマーグ25.5mである。しかしパワーの桁が違う。
「どおうりゃあぁぁぁ!」
「なっなあにぃ!」
電車道の如く一気に押され、そのまま侵攻してきたベルリン郊外まで押し戻されるデストロイ。
「こっ、このおぉ!」
ゴルディマーグを押し返そうとスラスターを噴かすスティングだが、僅かに後退速度を弛めるに過ぎない。
「無駄だぜ、俺のパワーを舐めるんじゃねえ!」
「何だ、コイツはぁ!」
組み合って押し返すがビクともしないゴルディマーグに苛立つスティング、状況を変えられるものは無いかとは周りに視線を送ると、シン達に誘導されたアウルが近寄って来るのが見えた。
それを見たスティングはうっちゃりの要領でゴルディマーグをいなすと、アウルに通信を送る。
「手伝えアウル、どうやら今までの雑魚とは違うらしい」
「なんだよ情けねえなぁ、でも了解ぃ。こいつらウザイから、さっさとぶっ飛ばす」
対峙するデストロイ2機とゴルディマーグとシン、レイ、アスラン。そして遅ればせながら、そこへやってきたキラのフリーダムとネオのカオス。
戦いは次の局面へと移っていく。
123小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 09:54:47 ID:???
「GGGはこれより救助活動に入る! 頼んだぞ、お前達!」
『了解!』
凱の支持で先ずは氷竜が火災現場へと向かって消火活動を開始する。
「まずは火災がこれ以上広がらないように消火活動を開始します。フリージングガン! チェストスリラー!」
氷竜の活躍で激しく燃える炎があっと言う間に鎮圧されてゆく。
「消火効率120%、間も無く火災の鎮圧が完了。続いて救助に入る」
「被害の激しいところから優先するぞ。最優先目標は」
『生命!』
炎竜の掛け声に唱和して答える勇者ロボ。言うが早いか、我先に町の中へと果敢に突入して、市民の救助活動を開始する。
「私が瓦礫を退かします、危険ですので下がっていて下さい。パワークレーン!」
氷竜がパワークレーンを使って倒壊した建物等の下敷きになった人を助けようと、瓦礫の撤去を開始する。
「僕が来たからにはもう大丈夫だ、パワーラダー! さあ早く避難を」
炎竜はパワーラダーを伸ばして、高層ビルに取り残された人の救出をする。
「さあ皆、俺の背中に乗ってくれ、まだまだ余裕はあるぜ」
「怪我人や子供が優先ダモンネ、ダイジョウブ、皆マイク達が助けるモンネー」
二人が救助した人々を運ぶのは雷龍とマイクの役目だ。ビークル形態の雷龍のダンプカーのバケット部分とマイクのバリバリーンの中に逃げ遅れた人々を乗せて避難を開始する。
救助作業を行う勇者達に向かって、ウィンダムからミサイルが放たれた。グングンと迫るミサイルを前に救助活動中の機体は防御も回避も取れない。いやそれどころか自らの身を盾にして市民を守ろうとする。
「これ以上誰も傷つけさせはしない。ティガオ2風道弾!(フォンダオダン)」
「そんなミサイル撃ち落しちゃうから、プライムローズの月!」
「ビームだって撥ね返します、ミラーシールド!」
直撃かと思われた其の時、全ての攻撃が撃ち落された。仲間を襲うミサイルやビームから守るのは風龍、光竜、闇竜の3名だ、雨霰と降り注ぐ攻撃の全てを撃ち落し弾き返す。
「僕達が攻撃を防ぎます。皆さんは救助の優先を!」
「でも風龍兄ちゃん、このままあの人達を放って置いたら、他の場所にも被害が出るよ!」
飛行しながら攻撃を加えてくるウィンダム、そのウィンダムと空中で交戦しているせいで地上に被害を広げるムラサメ隊を見た光竜が悲鳴を上げるが凱に一喝される。
「ここで俺達が踏ん張らなくてどうする!」
凱はギャレオンが修理中でMSも無い現在では満足な戦闘行動を行なえない、その代わりに救助作業のサポート全般を受け持っている。
如何に自分達を助けようとしてくれていても、ロボットである彼らに恐怖感を抱く人間も多いので、凱が間に入る事で円滑に回るようにするのだ。
その他でも狭い場所での救助や、自力で避難出来ない人間の介助など、戦う事以外にやれる事は沢山ある。
「住民の避難状況はどうだ」
「ハイ、約70%が避難を完了。しかし市街地の被害が想定より大きいようで、退避行動に13%の遅れが見えています」
凱の質問に風龍が答える。ベルリンは歴史ある街である為に古い建物か多い、その為に衝撃でも壊れた建物が多く彼方此方で道路が封鎖されているようだ。
「そうか、状況を打開する為にもシン達に頑張って貰わないとな」
124小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 09:55:40 ID:???
町の北側に視線を送る凱の側に、ルナマリアが駆るバクゥが近寄ってきて、外部スピーカーで話しかける。
「凱さん、どうして此処に? それにこの人達は」
凱に話しかけるルナマリアのバクゥの背後に、ウィンダムが急降下して来てビームライフルを向ける。
「ウィルッナーイフッ!」
それを見た凱はウィルナイフを引き抜くと、バクゥを足場に跳び上がりビームライフルの砲身を切断する。
「こんのおっ!」
思わぬ攻撃でビームライフルを失ったウィンダムが棒立ちになった所に、背中のビームキャノンを撃ち込んで破壊するルナマリア。
「助かりました、凱さん」
「ルナマリア詳しい話は後だ。俺達は引き続き住民の救助に当たる、奴らの相手は任せるぞ」
凱に言われて、戦闘に戻ったルナマリアは、ウィンダムの攻撃を迎撃している風龍達の前に出て背中のビームキャノンを撃って撃墜する。
「そっちの相手は私に任せて! え、ええっ!?」
ルナマリアがウィンダムを落として叫ぶが、地上へ落下するウィンダムを受け止めた風龍の姿を見て驚きの声を上げる。
「パイロットは無事の様ですね、このままでは爆発します。急いで脱出を」
敵ですら助けようとする姿に驚くが、動きを止めたりはしない。ウィンダム、ムラサメの区別無く撃ち落としていく。
その横で自らも相手の攻撃を捌きながら、落下してくる敵のMSの救助活動を行なう風龍達。
「あの人達がなに考えているか分かんないけど、私は私で出来ることをしなきゃね」
自分が撃ち落した機体を保護するGGGの機体を横目で見ながら、ルナマリアは自分のするべき事を行なう為に機体を走らせた。

ミネルバのブリッジでは、艦長のタリアがツクヨミからの通信を受け取っていた。
「では、あなた方GGGはプラントの要請を受けて我々の救援に来てくれた。と言う事で宜しいかしら」
「いや〜、僕としては彼方のような美しい女性の味方するのは臨む所なんだがね。あくまでも我々GGGはベルリン市民の救助活動が優先されると考えてほしい」
モニターに映っているのは、奇抜な髪型(譬えるならピンクのカリフラワー)で鷲鼻の初老の男性GGG技術部のトップである獅子王雷牙博士だ。
雷牙博士がツクヨミに乗っているのは、長官が不在である現在、参謀である火麻が基地を離れるのは如何なものかという話があったからである。
「承知しました、ではミネルバは郊外に出た連合のMSを叩きます」
「うむ、ベルリンの事は万事、我々に任せてもらおう」
力強い言葉に頷き、町と住民の事を任せてミネルバはデストロイへと向かう。
「戦線を押し上げて、連合のMS隊を引き付けます。シン達と合流してあのMSを倒すわよ」
ミネルバは後の事をGGGに任せるとウィンダムの攻撃で彼方此方から煙を上げながらもシン達の援護へと向かった。

ベルリン郊外に戦いの場を移した一同は、2機のデストロイによる凄まじい火線に晒されて膠着状態に陥っていた。
もっともゴルディマーグは直撃を受けても大したダメージは無いので、避ける事をしない。
しかし如何に攻撃を仕掛けてくるMSと云えども人間が搭乗しているのでは破壊する訳にもいかない、自分の後ろにあるベルリンへと進もうとするデストロイに組み付いて押し戻すだけだ。
「ちっ、それにしても頑丈だな、コイツ!」
「ふんっ、そんな攻撃、蚊に刺されたようなもんだぜ。とはいえこっちも手詰りかよ」
アウルはデストロイにダメージを与えられるのはインパルスだけと見て、攻撃を集中させていた、シンは町に攻撃が広がらないようにデストロイの上空でその猛攻撃をかわし続ける。
125小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 09:56:52 ID:???
「オラオラオラオラ、さっきまでの勢いは如何した!」
「くそっ、このままじゃジリ貧だ。何とか成んないのかよ」
アスランとレイが牽制に動くが、ジンの武装ではPS装甲に通用しない。そこへ漸くウィンダム部隊を撃退したムラサメ隊とカガリの乗るルージュが救援に訪れた。
「なにやってる! さっさとコイツを何とかしろ」
言うが早いかビームライフルをデストロイに向けて放つルージュだが、その攻撃も当然の如く弾かれる。
「ああん、雑魚は死んどけっつの!」
この攻撃で目標を変更したアウルが、周囲を飛び回るムラサメに対してネフェルテムを撃ち込む。その一つがルージュのエールストライカーに直撃した。
「きゃああああ!」
「カガリ!」
錐揉み状態で落下するルージュを間一髪で捕まえて、自分のSFSへと乗せるアスラン。
「す、済まないアスラン。助かった」
「バカ野郎、なんでこんな事をする。オーブを戦わせたく無いんじゃないのか君は!」
助けてもらった礼を言ったら、いきなり怒鳴られたカガリは、初め面食らったが直ぐに反論する。
「な、そんな事、でもこんな酷い事、黙っていられる訳無いだろう!」
「それでも、ここでオーブを戦わせるのは、オーブの理念に反する事じゃないのか!」
「そうかもしれない。でも!」
「でもじゃない!」
二人は今の状況では、場違いな口論を始めてしまったが、そこへデストロイがツォーンを撃って来る。
「くっ、カガリは降りて隠れていろ。君の腕では足手まといになるだけだ」
「えっ、アスラン何を!」
この攻撃を擦れ擦れで攻撃をかわしたアスランは、低空飛行に移ってルージュを降ろすとデストロイを止めるべく戦線に復帰した。

キラは、ネオの操るカオスと交戦していた。動き回るカオスに対して攻撃を仕掛けるものの悉くかわされる。
「攻撃がワンパターンなんだよ、フリーダム!」
「こっちの攻撃が読まれてるの? それにこの動きには覚えがあるような」
ドックファイトを繰り広げる両機の間をビームが抜けていった、ビームの来た方向に視線を向けるとミネルバが接近してくるのが見て取れる。
「ちっ、ウィンダム部隊が落とされたか。また面倒な相手が増えたな」
GGGが現れてから不利になる戦況に舌打ちをするネオであった。

この戦闘をステラ・ルーシェは医務室のベッドで聞いていた。全てでは無いが在る程度の戦況は此処へ運ばれてくる人間の話し声から判る。
どうやら、今ミネルバが戦っているのは連合軍で、その中にカオスが居る事。ならその部隊は自分が居たファントムペインだと判断する。
ステラにとって、シンは自分を守ってくれる人だ、そしてそれはネオも同じだと思っている。それにスティングやアウルだって大切な仲間だ。
「行かなきゃ、シンがステラを守ってくれるなら、ステラも大切な人を守らなきゃ」
体の調子は万全とは言い難いが、一時期に比べればまだ動く。幸いかどうか今ならドクター達は他の人の治療で忙しい、隙をみつけてステラはMSデッキへと頼りない足取りで向かった。
運良く途中では誰にも見つからずにMSデッキに辿りついたステラは、周りを見回すと奥に修理中のガイアが在るのを見つけた。
コクピットに入り状態を確認すると、コクピットのカバーが壊れたままではあるが、幸い動かす事はできるようだ。
四足獣形態に変形さえしなければ、そうそうコクピットから投げ出される事もないだろうと判断してシートベルトを着けてシステムを起動させる。
「皆を守りに行く、ハッチ開けて! 開けなきゃぶっ壊す!」
この物言いと剣幕に驚いたヨウランは味方が乗っていると勘違いして、ハッチを開けてしまう。完全に開ききる前にデッキから飛び出してゆくガイア。
「待ってて、今ステラが行くから!」
今までの戦いとは違う決意を持って、ステラが再び戦場へと向かった。
126小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 10:02:10 ID:???
相手の戦力が整ってくるのを見たネオは、周辺を見回してある事に気が付いた。途中で現れた謎の部隊は、此方からの攻撃に対して迎撃や防御は行なうが、攻撃を仕掛けて来ない。
何をしているのかと見て見れば救助活動に動き回っているだけだ。その動きを確認する為に指示を出す。
「スティング、町に向かって一発ぶち込め。人がいる所を狙ってな」
ネオの指示を受けた二人は背中のアウフプラール・ドライツェーンを町に向けて放つ。
「危ない!」
それに気が付いた闇竜がミラーシールドを掲げて防御するが、流石に一人では防ぎきれない。
「闇竜、大丈夫?」
隣に炎竜からミラーシールドを借り受けた光竜が並び、何とかビームを弾く事に成功する。
その光景を見たネオはある考えを持って指示を出す。
「そう言う事か? お前ら、まともに相手するんじゃない。町に向けて適当にばら撒けば勝手に当たりに来てくれる!」
ネオの指示を受けたスティングが試しに指先のスプリットビームガンを放つと、先程と同様にシールドで攻撃を防ぐ。
「こっ、この野郎。お前の相手は俺だろうが」
腰にガッチリと組み付いて、デストロイの動きを止めていたゴルディマーグが焦った声を出すのをみてスティングは酷薄な笑みを浮かべる。
「なるほどな。馬鹿な連中だぜ、態々身代わりになってくれんだとよ」
「ははっ、そういう事ならぁー!」
シンを追い掛け回していたアウルも砲口を町へと向けて撃つ。
「やらせるかぁー!」
気合の声と共にSEEDを発動させて防御に入るシン、SEEDを発動させると人機一体となった感覚によってまるで機体性能すら上がったかのように感じる。
縦横無尽に動き回りミサイルは撃ち落し、ビームは盾で弾く。それでも可也の攻撃が町に降り注ぎ建物を瓦礫に変えてゆく。
町が炎に炙られる光景は、シンに家族を失ったあの時を思い出させる。こんな事は許してはいけない、その思いを叩きつけるシン。
「お前の相手は俺だろ、間違えんな!」
「違うね、俺達の仕事は町を灰にする事なんだよ!」
再び攻撃態勢に入るデストロイと攻撃を止める為に特攻しようと構えるシン。その両者の間にミネルバから飛び出したガイアが両手を広げて立ち塞がる。
「もう止めてー! こんな事もう止めてぇ!」
そのガイアから全周波数と外部スピーカーを使った悲痛な叫び声が放たれた。
「今の声、ステラ!?」
「何故彼女がガイアに乗っている?」
単純に驚くシンとレイ。
「ああん、なんだコイツ?」
「なんだ、この声覚えがあるような?」
消え去った記憶の残滓によって、違和感を覚えるスティングとアウル。
「ガイアだと、それにさっきの声は、まさかステラなのか」
ロドニアに無断で出撃して撃墜された事で、損失扱いにしたステラが生きていた事に驚いたネオの動きが一瞬止まる。その隙を見逃すキラでは無い。
「動きが止まった? 今だ!」
ラケルタビームサーベルで斬りかかるフリーダム、しかし間一髪の所で直撃は回避するカオスだが、回避しきれずにコクピットのカバーが壊れて内部が剥き出しに成ってしまう。
コクピットを破壊された破片と衝撃によって、ネオが被っていた仮面に亀裂が入り二つに割れてしまう、その仮面の下から出てきた素顔を見たキラは、驚愕して動きを止めてしまった。
「そ、そんな、まさかムウさん?」
今度は逆に動きの止まったフリーダムを見逃すネオではない。
「動きが止まったな、フリーダム!」
全部の兵装を一斉射撃するカオス、キラは咄嗟に回避運動に入るがビーム突撃砲の一撃を避けきれずに背中の《バラエーナ》ビーム砲を放熱用のウイングごと破壊された。
「しまった、バラエーナが死んだ」
これではフルバーストが使えなくなって戦闘が苦しくなる、それにカオスに乗っているのが本当にムウなら連れ戻さなければ成らないと判断したキラは、攻撃を躊躇うようになった。
127小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 10:04:33 ID:???
呼びかけによって、動きの止まったアウルのデストロイに取り付き、再度呼びかけるステラ。
「シン守るって言った、だから守りたいだけなの。だから!」
「守る、守るって何言ってやがる!」
接触回線でアウルの声を聞いたステラが更に呼びかける。
「この声、アウル。アウル、ステラ守るよ、だからもう止めよう」
「なんだよ、なんなんだよお前、なんで俺の知らないヤツが、俺の事知ってんだよ!」
その声に消された記憶が何かを訴えてくる。その奇妙な感覚に我を忘れて暴れまくるアウル。
「きゃああああっ」
振り回された勢いで弾き飛ばされたガイアを、咄嗟に受け止めるインパルス。
「どうしてステラが、ガイアに乗ってるんだ」
通信を送ると医療用のガウンを着てコクピットに座るステラの姿が映った。
「シン守るって言ってくれたから、ステラも守るの。それにスティングとアウルもネオも」
ステラが言った事をそのまま受け取れば、つまり自分が守ると言ったから同じように自分の事も守ろうと言う事だろう。それに話に出た人達はステラの仲間だったはずだ。
「じゃあ、あのデカイMSに乗っているのは、ステラの仲間なのか!?」
そうだとすればエクステンデッドに違いない、他人によってその人生を、在り方を歪まされたステラと同じ存在。そう考えた瞬間、シンは叫んでいた。
「お前達もエクステンデッドか、ならこんな事はもう止めろ。無理矢理戦う必要なんか無いんだ」
ステラと一緒に叫ぶシンだが、返ってきたのは砲声だった。
「五月蝿い、五月蝿い、五月蝿い。気持ち悪いんだよお前ら、消えろぉ!」
無差別に暴れまわるアウルは辺りに破壊を撒き散らす。それを見たステラがシンを振り切って飛び出した。再び正面で相対するデストロイとガイア。目の前に飛び出してきたガイアを見たアウルが叫ぶ。
「この気持ち悪いのは、お前だぁー!」
デストロイの胸からスーパースキュラが放たれ、巨大なビーム光線がガイアを飲み込もうとする。
「うおおおおっ! 絶対に守ってみせる!」
その瞬間、突っ込んだインパルスがガイアを弾き飛ばして助けるが自身は攻撃を避けきれない、咄嗟にシールドを翳すのが精一杯である。
ガイアの代わりに攻撃を受けたインパルスであったが、何とか原型は留めているものの、頭部と両足は千切れ飛び、武装も無くしてしまう。
「メイリン、チェストとレッグ、それにブラストシルエットを出してくれ」
咄嗟にメイリンに指示を出して、コアスプレンダーを分離させようとするが、チェストは外れたが、フレームが歪んだのかレッグが分離できない。上半身をはずした事で推力を失って落下するインパルス。
「なっ、分離出来ない!?」
「換装なんぞさせるか、止め刺してやる」
中途半端に分離したインパルスが地上に落ちるのを見て、踏み潰そうとするデストロイの足にしがみ付くガイア。
「ダメ、シン殺しちゃダメ!」
「さっきから、ウザイんだよ。お前ぇ!」
アウルはデストロイにしがみ付くガイアを蹴り剥がす。蹴り飛ばされたガイアは地面に叩きつけられた。
「きゃああああ! ガッ!」
衝撃で気を失うステラ、動きの止まったガイアを左腕で掴み上げ、今度こそ破壊しようと頭部のツォーンを向けたところで、フリーダムと交戦中のネオから通信が入った。
「よせ、アウル。そいつは回収しろ」
不可解な命令に不服そうな声を上げるが、繰り替えされては従わざるを得ない。
「これで引き上げってこと?」
「そうだ、もっとも帰りの駄賃は貰ってゆくがな。スティング、ミネルバを殺れ」
ネオに言われたスティングはミネルバを観察する。彼の船は続けざまの戦闘で疲弊しており、護衛のMSは居らず、ここに到着してからもウィンダムの攻撃で彼方此方が破壊されている。
スティングのデストロイもゴルディマーグによって、下半身はガッチリと固められて動けないが、攻撃された訳ではないので武装は健在だ。
「OK」
両腕を飛ばしてミネルバに狙いをつける。それを見たアウルのデストロイを牽制していたアスランと、動け無いインパルスの回収に当たっていたレイのジンがカバーに入るが、間に合わない。直後デストロイの指先に装備された10条のスプリットビームがミネルバの船体を貫いた。
128小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 10:06:30 ID:???
直撃を受けたミネルバのブリッジでは怒号が交錯していた。
「ダメージコントロール、両舷隔壁緊急閉鎖!」
「エンジン出力低下、このままでは市街に落着します!」
「町への被害は最小限に止めて! 各員脱出用意!」
「ダメ、落ちる!」
「大丈夫だ、俺達が何とかする!!」
誰の声かは分からなかったが、その声が艦内全てに響いた瞬間全員が希望を取り戻した。
いや誰の声かは直ぐに全員が理解した、なぜならこの頼りがいのある声は共に戦った勇者の声だからだ。
凱の声に呼応して、風龍、雷龍、ゴルディマーグの3人が落下するミネルバを支えていた。
「頼むぞ皆!」
戦艦の一隻くらいならこの3人で郊外まで運ぶことが出来るだろう。
デストロイとカオスの相手は光竜と闇竜に代わっている。二人は飛んでいたデストロイの両腕を早々に撃墜すると本体の足止めに掛かろうとしたが、肝心のデストロイが退却を始めた。

ミネルバの撃墜にまでは到らなかったが、エンジンと船体は破壊した事で航行能力は奪った。それを確信したネオはスティングとアウルに下がるように命令すると次の作戦に移る。
「ボナパルトの乗員は退避しろ、どの道灰にする予定の町だ、あいつ等ごと綺麗サッパリ消えてもらおう」
陸上空母のボナパルトにはいざという時の為に核ミサイルが積んであった。只打ち込むだけでは、この連中なら如何にかしてしまう可能性が高い。
「だが街中で起爆するなら如何するかな、正義の味方さん達」
必死にミネルバを運ぶ勇者達を見ながら、後方で待機している陸上戦艦へと帰還するネオのカオスとスティング、アウルのデストロイ。そしてデストロイの腕に捕らえられたステラの乗るガイア。
「あれはガイア? まさかあいつ等ステラを。くそっ、ステラァー!」
連れ去られるガイアを見たシンは、コクピットの中で叫んでいた。

ミネルバを何とか不時着させた凱は戦闘を行なっている方向へ視線を向ける。するとデストロイが下がるのに代わり後方にいた超大型の陸上艦が突進してくる所であった。
それを見た凱は何か引っかかるものを感じて、咄嗟にスキャンするように指示をだす。
「あの陸上艦から核反応を確認!」
「なんだと! 押し戻せ!」
凱の叫びに勇者達が飛び出し、ボナパルトに取り付き押し返す。しかし流石に大きさと重量の差によってジリジリと押される勇者達。
129小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 10:07:18 ID:???
ボナパルトがGGGによって食い止められている光景を見たキラは、退却するカオスを追いかけるのを止めて、その上空へ飛んでいった。
「これを壊せば、良いんでしょ」
ボナパルトを破壊すれば連合のベルリン侵攻が頓挫すると判断したキラは、ビームライフルの銃口を向ける。引き金を引こうとした直前、目の前にアスランが乗るジンのSFSが割って入ってきた。
「アスラン、邪魔しないで」
「お前こそ何をしようとした。あれには核が積んで在るんだぞ!」
アスランからの通信を受けて慌ててアークエンジェルに連絡を取ると、マリューから今、調べるので待つように言われた。
ボナパルトをスキャンして核反応を確認したアークエンジェルは、即時撤退を決める。
「キラ君、カガリさんを回収して戻って!」
「え、でもこのままじゃベルリンの町が」
「言いたい事は分かるわ。でも此処で彼方やカガリさんに万が一の事があったら、世界はどうなるの。悔しいけれど分かって頂戴」
マリューの説得に納得するキラ、確かにここで自分やカガリに何かあったら、この混乱した世界を正す事が出来なくなってしまう。
「分かりました。悔しいけれど後はザフトに任せて、僕達は離脱しましょう」
キラはアスランの乗っているSFSに近づくと通信を送る。
「アスラン、君も僕たちと一緒に行こう。此処に居てはダメだ」
「そんな訳にいくか、まだミネルバが残っているんだ」
「でも、これ以上は無理だよ。このまま此処に居たら爆発に巻き込まれる、その前に離脱を」
「そうだ、私達と一緒に行こうアスラン」
説得を繰り返すキラとカガリだが、アスランは聞き入れない。
「キラ君、時間が無いわ。急いで!」
ムラサメ隊の回収が終わり、残っているのはフリーダムとルージュだけだ。業を煮やしたキラはアスランを強引に連れて行こうとするが、そこにレイのジンが近寄ってフリーダムに攻撃を仕掛けてくる。その攻撃を避けて反撃するキラ
「レイ止めろ、キラお前もだ。今はそんな場合じゃないだろう」
アスランが叫ぶが、戦いの決着は一瞬で着いた。いかにダメージを負うともフリーダムとジンでは相手にならない。達磨にされてSFSから落下するレイ、そのレイのジンを空中で回収するアスラン。
マリューから再度の撤退を進言されたキラは、その隙に飛行能力を失ったルージュの手を引いてアークエンジェルへ帰還する。
「アスラン、僕達の目指す所はきっと同じなんだ。だからいつか分かり合えるよね。それまで無事で居て」
「待て、キラァー!」
アスランの叫びもキラには届かない、追いかけたい衝動に駆られるが此処で離脱するわけには行かない。
「くそっ、キラ、カガリ何で分かってくれないんだ」
フリーダムとルージュを収容したアークエンジェルが、戦域外へ離脱するのを見送ったアスランの呟きが吐息と共に消えていった。
130小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 10:08:26 ID:???
力自慢のゴルディマーグを中心にしてベルリンへと迫るボナパルトを押し返すが、このままでは町の中に入られてしまう、いや今の場所で爆発してもベルリンは壊滅するだろう。
まだ爆発しないのは単純にネオ達が爆発圏外まで退却中であるからで、退避行動が終れば躊躇無く爆発させるだろう。
それならば相手のタイミングで爆発されるよりは、此方で破壊した方が対処しやすい。爆発の威力と放射能を防ぐ手段は有ると判断した凱が命令を下す。
「頼むぞ、氷竜! 炎竜!」
「了解、行くぞ炎竜!」
「おうっ、氷竜!」
凱の意図を即座に理解した二人が走り出す。
「「シンメトリカル ドッ キンッ グ!!」」
竜型ビークルロボである二人のシンパレートが頂点に達した時、氷竜が右半身、炎竜が左半身に変形して《シンメトリカルドッキング》することによってハイパワーロボット《超竜神》が誕生するのだ。
「超ー竜ー神!」
超竜神に向かって上空のツクヨミから、超振動を発生させて炎や爆発を大気中より瞬時に消す事の出来るメガトンツール《イレイザーヘッド》が射出される。
イレイザーヘッドを受け取ってボナパルトへ向けて構える超竜神。
「隊長、準備完了です」
「俺が撃ち抜くからタイミングは任せたぞ」
超竜神へ告げると走り出す凱。不時着したミネルバの下に到達したところで外部装甲を蹴り上がり、上部にあるXM47《トリスタン》の上に降り立った。
膝立ちになって手を触れると射撃システムに直接介入して射撃体勢を整える。
火器管制を奪われたタリアが慌てる。
「何をするつもりなの! 凱」
「あの戦艦を破壊する」
敵戦艦を破壊する事をブリッジへと告げる凱に対して、タリアは破壊した時の危険性を指摘する。
「正気? あれには核が積んで在るのよ」
「承知の上だ。任せろ、何とかしてみせる!」
自身に満ちた力強い声でそう言われては反論も出来ない。それに彼は今までも奇跡を起こしてきた。その凱が言うのならば否は無い。
「分かったわ、私達の命もベルリンの運命も全て凱、彼方に託します」
「ああ、託された。よし、此方の準備も整った。カウントダウンだ!」
「了解、5!」
凱から破壊のタイミングを任された超竜神が秒読みを開始する。
「4!」
カウントダウンが進むごとに緊張が高まって行く。
「3!」
ボナパルトを抑えこむ勇者達は着弾の一瞬前に離脱する準備を始める。
「2!」
ミネルバのクルーが一瞬たりとも目を離さぬと視線を送る。
「1!」
ベルリンの市民が天に祈る。
「発射ぁ!!」
「イレイザァー ヘェェッドォー!」
凱の声と共にトリスタンのビームがボナパルトへと放たれると同時に、ボナパルトを押さえていた勇者達が一斉に離脱する。
0コンマ数秒の差を持って超竜神がイレイザーヘッドを撃ち込む。
先に到達したビームがボナパルトを火球に変えるのと同時に、イレイザーヘッドによって作り出された超振動力場によって、爆発の衝撃と拡散する炎そして周囲を汚染するはずであった放射能の全てが天高く舞い上げられる。
さながら天地を貫く光の柱のように、全ての力が成層圏へと運ばれ、その光が消えた後に残ったのは、僅かに地面が焦げている痕跡だけであった。
131小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 10:09:19 ID:???
爆発と次に天へと立ち上った光の柱に目を眩ませたタリアであったが、徐々に小さくなっていく光が収まると観測手へと状況を尋ねる。
「どうなったの?」
問われた観測手は自分でも何度か目を擦ると、まるで狐に鼻を抓まれたような表情で返答する。
「観測の結果、被害は敵艦のあった場所の地面のみのようです。爆発エネルギーの殆んどは消失、放射能汚染もほぼ0、レントゲンレベルです」
「ハ、ハハハ本当に何とかしちゃいましたね。艦長」
助かった事に安堵したアーサーが椅子からずり落ちる。どうやら腰を抜かしたらしい。
「本当にね、あの人達が味方で良かったわ」
赤と青の機体の周りに集った勇者ロボ達を見ながらタリアは漸く息を吐いた。

ツクヨミ内で計測していたスワンから、報告が上がる。
「全エネルギーのうち99.99998%の成層圏への放出を確認しました。放射能の汚染レベルも問題アリマセーン」
「うむ、ベルリンは救われたの。ところで攻めてきた連合の部隊はどうしとる?」
報告を受け取った雷牙博士は次の行動を視野に入れて、連合の動きを尋ねた。
「撤退を始めたみたいデース。追いかけマスカ」
「いや、それよりも市民の救助を最優先じゃ。まだまだ休めんぞい」
外に目を向ければ、合体を解いた氷竜と炎竜も加わって救助作業が再開されていた。

凱達がベルリンでの死闘を終えた頃、木星の巨大重力の渦の中である《存在》が目覚めた。
《ソレ》は長い時を眠っていた。遥かな昔自らを生み出したモノが滅び去り、《ソレ》もまた朽ちて逝くだけの存在であった。
だが此処数年で、《ソレ》を蘇らせるに足るエネルギーが届くようになった。
エネルギーとは《ソレ》を生み出したモノが恐怖と、憎悪と、悲哀と、諦観と、嫉妬と、怒りと呼ぶ負の力である。
《ソレ》が生み出された目的は、そういった負のエネルギーを喰らい、浄化する事であった。《ソレ》はその本能に従い、ゆっくりと目を覚ます。
『ZON・DER!』
一つ咆哮を上げて自らの存在を誇示すると、自分の糧となるモノへと向かって動き出した。
木星で目覚めた《機械生命体ゾンダー》が目指す先、それは地球である。

君達に最新情報を公開しよう
遂に姿を現す機械生命体ゾンダー
人類の敵の前にして遂に手を取るプラントと連合各国
しかし、その裏で暗躍する者達がいた
次回 勇者王ガオガイガー DESTINY
第16話 『結成 GGG』 にFINAL FUSION承認
これが勝利の鍵だ 《Gutsy Galaxy Guard》
132小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/08/10(月) 10:26:04 ID:???
ども小話です
ベルリンの後編になりますが、いかがでしょうか
あと木星の敵は色々と考えた末に、あの二人を出す時にコレに決めました
ではまた

ところで、今回の勝利の鍵は《ステラ》と《イレイザーヘッド》のどっちか
悩んで《ステラ》にしましたけど、《イレイザー》の方が良かったですかね?
133通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 11:41:46 ID:???
勇者ロボ軍団キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
うはっ鼻血物だ! 興奮した!! イレイザーすっかり忘れてた!
そういう意味でも勝利の鍵は《ステラ》でよかったかも
面白過ぎて参る、しかしキャラは崩れてない、すっげぇ!!
そしてついにゾンダーキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)−_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
お疲れ様でした、これからもがんばってください
134通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 13:40:45 ID:???
燃ゆる! 勇者ロボがちゃんと勇者ロボしてるよ!
ゾンダーもキタ! 最初は手を結んだように見えても、双方ともゾンダーを解析して
自陣営の力にしようと画策しそうダナー
つか、真っ先にラクシズが手に入れようとしそうなのが予想できてしまうw
135一尉:2009/08/10(月) 13:42:23 ID:???
面白い、凱旦那、素晴らしいで良かったな。
136通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 14:14:40 ID:???
GJ!
連載初期にはハンマーヘル&ヘブンでゾンダー化したデストロイからステラを救出する
ガオガイガーとか想像してたが……。
そうだよな、勇者ロボにはイレイザーヘッドがあったよな……。
何をどう考えてもラクシズに一番必要だったのはストライクフリーダムでもエターナルでもなく
人を救ったりするためのイレイザーヘッドのような気がする。
つーかフリーダム開発する資金があるなら防衛兵器の一つでも開発しろよ、と(ry
137通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 14:26:09 ID:???
>>136
危険だから寄越せ、ですね?わかります
138一尉:2009/08/10(月) 17:26:41 ID:???
そうえば護は今はとうしているかな。
139通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 17:29:24 ID:???
>>136
フリーダムもエターナルも、ザフトからおいしく戴きました>ラクシズ一同
140通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 19:06:52 ID:???
結局キラは自分が被害を拡大させた面もある事を認識すらせずずらかったか。
そこへきてムネヲのツラを拝んでしかも取り逃がしたとなると、
今度はその尻追い掛け回していつの間にかAAごとPPとつるんでたりして。
プラントとGGG(あるいはセイランオーブにジブを見限りつつある地球の残り勢力)
との協力体制からはハブられるんだろうし。
141一尉:2009/08/10(月) 19:15:55 ID:???
じゃあ、続きを始めて下さい。
142通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 19:57:12 ID:???
自由は本来はプラントの防衛兵器なんだぜ
マルチロックの射撃でプラントに近づく敵を撃ち落とし、打ち漏らしたのを正義がやる方式
ラクシズは見事にテロにしか使ってませんが

セリフと地の文に一行開けてほしい
そして展開が切り替わる時に二行開けると読みやすくなるかな
143通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 22:35:06 ID:???
GGGJ!!やべぇ読んでいてすっかりイレイザーヘッドの存在忘れてた…
てっきりマイクのディスクMで解析したNJCを無力化とかだと思ってたOTL

そして今はこれしか言えない…
これぞ勇者魂だあぁぁぁああぁぁっっ!!


もう少ししたら戦場は宇宙かな?
そうしたら(多分)新なる勇者、スターゲイザーの出番が!?
144通常の名無しさんの3倍:2009/08/10(月) 23:28:32 ID:???
去年、半分ノリで立てたスレがパートかして続いていることに驚いた。
145通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 01:59:40 ID:???
>でも此処で彼方やカガリさんに万が一の事があったら、世界はどうなるの。
確実に無駄死にが減ります。

・・・いい年した大人なんだから、常識を持ってくれよ。
まぁ、それがないからガキと一緒にテロやってるんだろうが。
146通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 02:54:31 ID:???
>>145
逆に28にもなって(この局面で)真顔で世界がどうとか言えるのがある意味スゲーと思ってしまう俺ガイル…
147通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 14:23:52 ID:???
無力の一般人達が絶対絶命のピンチに、
命惜しさに逃げ出す正義の味方・・・情けない言い訳付き。

平成が生んだ、新しいヒーローの在り方だなorz
勇者達と競演だから、余計に対比でヒデーことになってる。
でも、同人アニメを見た後だと、全く行動に違和感ないんだよね。
148通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 15:25:18 ID:???
まぁ相手が個体戦力では(多分)バイオネットロボにも劣る奴らだしなぁ…



勇者達なら充分対応可能だろう。
でも相手がバイオネットやゾンダーだろうが彼らなら分担してでも救助を優先するだろうな…
149通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 17:43:59 ID:???
「思いだけでも、力だけでも」なラクシズから見れば
ある意味「思い」を「力」に変えると言えなくもないゾンダーメタルは
理想的なパワーアップツールに思えるかも。
150一尉:2009/08/11(火) 17:47:41 ID:???
この世界の護は今はとうしているだろう。
151通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 18:08:24 ID:???
>>143
とりあえずノワールとのシンメトリカルドッキングをだな
152通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 18:08:37 ID:???
人間の負の感情をエネルギーにしているからな
怒りをパワーに変えて平和を生み出しましょうと都合のいい事をほざくラクシズが目に浮かびます
てかガンダムワールド全般に言えるけど種世界って大半が憎しみ持ちだからな
ゾンダーとしてはこれほど都合のいい世界はないだろ
153通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 19:53:38 ID:???
ゾンダーメタルは普通の人間のストレスでも怪獣に仕立て上げられるけど、
キラやラクスってその手の不の感情を超越してそうな気がする。悪意で動いて
はいない人種だし。
存在そのものが迷惑極まりない人種ではあるけど。
154通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 20:16:38 ID:???
>>153
下手したら自我を保った状態でゾンダーの力を使いこなせそうな気がする。



他にゾンダーに適合しそうな人…

ジブリール、エクステンデッド一同、アスラン(板挟み的な苦悩で)、カナード、常夏、アズラエル、フレイ、案外カズイとかも

異論は認める
155通常の名無しさんの3倍:2009/08/11(火) 23:45:24 ID:???
>>154
ゾンダリアンとしてラクスが四天王入りするんですね分かります。
156通常の名無しさんの3倍:2009/08/12(水) 16:55:06 ID:???
>>153
いや、ありがたい平和への思いをこめた停戦命令や、
超兵器や場の主導権明渡し命令を聞かない相手へのストレスは凄いぞ。
もっとも大抵は瞬間的に高まっても直ちに自由正義で抹殺して解消するから
後を引かずさほど目立たないだけのことで
157通常の名無しさんの3倍:2009/08/12(水) 17:43:05 ID:???
種世界にはストレス抱えてる人が多そうですから、ゾンダー大活躍の予感!
っていうか『浄解』された後の『きれいなラクス』とか『きれいなキラ』とか
笑えることになりそう、今からどうなるか楽しみ!
GGGJしたっ!!
158一尉:2009/08/12(水) 18:41:33 ID:???
但し、シンにもゾンダー化にしたり後はマーレ・ストロードってゾンダー化にお似合いそうな男だよな。
159通常の名無しさんの3倍:2009/08/12(水) 20:02:02 ID:???
セカンドステージのパーツ全部使ったゾンダーが出来そうですね
160通常の名無しさんの3倍:2009/08/12(水) 20:34:02 ID:???
ネタ画像でそんなのあったぞ・・・
161一尉:2009/08/13(木) 12:14:12 ID:???
ネタ画像ってあるですか。
162通常の名無しさんの3倍:2009/08/15(土) 07:59:50 ID:???
>160
あとはカラミティとソードカラミティがシンメトリカルドッキングした「災竜神」とかもあったっけか。
163通常の名無しさんの3倍:2009/08/15(土) 10:42:57 ID:???
元が狂った善意で動く連中だから
浄解されたところで行動原理が変わるモンでもないだろうな
キラとラクス
アスランなんかはとても前向きに働くようになるだろうけど
それでなくてもこのミネルバMS隊は他のSSに比べてとてもまとまっているな
カガリは・・・抱え込んだストレスが無くなれば、ポジティブに周囲に迷惑をかけまくるだけだな
浄解された人々が真っ当になれたのも、社会人として一人間としての常識などの基礎が固まっているからで
ゆえに社会との摩擦軋轢によって苦しみ、そこから開放されたことで正常に動けるようになるわけだから
ラクシズの大半は基礎から壊れているから・・・

むしろコーディネイターへの劣等感やらのあらゆるストレスから開放されたジブリールは
優秀な宣伝部長として輝くだろう・・・多分
164一尉:2009/08/15(土) 11:49:15 ID:???
シン場合はとうしますか。
165通常の名無しさんの3倍:2009/08/15(土) 13:10:07 ID:???
ジブリールって金融関係の人だろ
NJで世界規模インフラ破壊でその道の人のストレスは計りしれんぞ
さぞゾンダーのいい苗床になってくれるだろうな
そして浄解後は凄く綺麗なジブリールの姿が!!
166通常の名無しさんの3倍:2009/08/15(土) 13:38:37 ID:???
ふとゾンダリアン化したアズラエルとかを考えてしまった…

浄解後はCE世界の勇者王に!!…ならないわな
167一尉:2009/08/15(土) 18:28:44 ID:???
マーレって男がゾンダー化にした場合すごく暴走にされるよ。
168通常の名無しさんの3倍:2009/08/15(土) 21:30:14 ID:???
169通常の名無しさんの3倍:2009/08/15(土) 21:55:00 ID:???
らしくもありらしくなくもあり
ジェネシックと絡ませた日にはどっちが悪役か分からなくなるなあw
(絶対一方的にボコられるだろうから)
170通常の名無しさんの3倍:2009/08/15(土) 22:00:05 ID:???
>>168
これってフルスクラッチ完全変形ピア・デケム・ピーク作った人が立体化してたよね
俺はそっちのイラスト版見るの初めてだw
171通常の名無しさんの3倍:2009/08/15(土) 23:56:33 ID:???
>>168
格好いい( ´∀`)
勇者に成長したシンに乗って欲しい
172通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 01:56:15 ID:???
>>171
…(;゜Д゜)
ゴッドマー(ry
173通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 09:35:09 ID:???
174通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 11:12:33 ID:???
>>170
>>173

これなんてガンジェネシス?
175通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 11:19:03 ID:???
ごめん、誰か>>162で出てきた災竜神の画像って持ってない?
ググっても出てこなかった…
176通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 11:45:52 ID:???
177通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 13:22:17 ID:???
他にもカオス、アビス、ガイアの3機がミラクル合体した画像があった筈
コアファイターの類が15機合体したやつもあったな
178一尉:2009/08/16(日) 13:31:32 ID:???
無理な合体にしたら大変だよ。
179通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 13:37:10 ID:???
>>176
dクス
やべぇ、久しぶりにツベで勇者王見たくなった…
180通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 16:37:21 ID:???
とりあえずTSUTAYAで全巻借りて来た。
181通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 17:10:46 ID:???
182通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 18:57:23 ID:???
>>181
クソワロタww
つか胸のやつ、TINコッドでコア・ファイターじゃねーしw
183一尉:2009/08/16(日) 19:17:15 ID:???
>>181
これじゃあ戦隊ロボじゃないかよ。(怒)
184通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 20:41:09 ID:???
185一尉:2009/08/16(日) 20:53:45 ID:???
>>181
これは別の作品ロボットじゃねかよ。(怒)
186通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 21:34:42 ID:???
>>181
これなんてガンガル?
187通常の名無しさんの3倍:2009/08/16(日) 21:41:59 ID:???
昔、種版ガンガルを考えるスレがあったんだが、
いつの間にか無くなっちまった。
188通常の名無しさんの3倍:2009/08/17(月) 01:04:28 ID:???
ttp://up2.viploader.net/pic3/src/vl2_173483.jpg

ゴライオンならぬゴバクゥかこれ。

ゴバクゥ……誤爆?
189通常の名無しさんの3倍:2009/08/17(月) 01:08:23 ID:???
胴体はガイア
両脚はラゴゥじゃないか?

ゴわんこだな
190通常の名無しさんの3倍:2009/08/17(月) 08:48:00 ID:???
>>184
ぬわぁぁぁ!起きてから見てみたらスパーリンクネタと間違えてたぁぁぁ
191一尉:2009/08/17(月) 10:49:11 ID:???
もやはや変態なロボットが出てしまいたな。
192通常の名無しさんの3倍:2009/08/20(木) 23:03:08 ID:MgfEezgX
保守保守保守保守
193一尉:2009/08/21(金) 08:27:53 ID:???
試験試作
194通常の名無しさんの3倍:2009/08/23(日) 03:21:51 ID:???
しかしZマスターが滅んだのに現れたってことは
機械新種とはまた違った新種のゾンダーなのかね?
195通常の名無しさんの3倍:2009/08/23(日) 07:50:21 ID:???
>>194
この世界のZマスターがいるのかもしれん
196一尉:2009/08/23(日) 15:10:10 ID:???
>>194
いや、それより続きは。
197通常の名無しさんの3倍:2009/08/23(日) 15:56:56 ID:???
>Zマスター

駄目だ、カミーユと兜しか浮かばん
198通常の名無しさんの3倍:2009/08/23(日) 16:00:41 ID:???
つまり、石破天驚拳を撃てるZガンダムというわけか
199通常の名無しさんの3倍:2009/08/23(日) 16:20:00 ID:???
死者の念を集めて必殺技。

つまりディス・アストラナガンということか?
200通常の名無しさんの3倍:2009/08/23(日) 16:42:25 ID:???
デモベのベルゼビュートの怨霊呪弾もだな
念というか負の魂そのものだが
201一尉:2009/08/23(日) 21:48:25 ID:???
逆恨みの亡霊に出たら面白いかもしれないよ。
202通常の名無しさんの3倍:2009/08/24(月) 02:49:37 ID:???
保守
203一尉:2009/08/24(月) 21:15:13 ID:???
支援
204一尉:2009/08/24(月) 22:00:08 ID:???
支援
205通常の名無しさんの3倍:2009/08/26(水) 12:27:03 ID:???
むう生産補修はどうなってるんだ、湯水のごとく使ってるGツールの扱いが軽いなあ。
勇者たちが一方の勢力に肩入れして紛争に首を突っ込んでる段階で存在意義を見失ってる気がする。
206一尉:2009/08/26(水) 18:43:23 ID:???
そろそろ続きは。
207通常の名無しさんの3倍:2009/08/27(木) 00:13:31 ID:???
>>205
この板の人間にまともなSS期待するだけ無駄無駄
208通常の名無しさんの3倍:2009/08/27(木) 00:15:18 ID:???
また屑が湧いたようだな
209通常の名無しさんの3倍:2009/08/27(木) 00:26:37 ID:???
>>205
勇者ロボがやってるのは、無差別攻撃しているデストロイの足止めと人命救助。
あとはウィンダムからの攻撃防いでるだけなんだがなあ。
読んでる?
210通常の名無しさんの3倍:2009/08/27(木) 17:40:05 ID:???
>>209
どうみてもザフトの味方です
ご高説にありがとうございました
211一尉:2009/08/27(木) 17:54:34 ID:???
>>209
あの、そろそろ続きは。
212通常の名無しさんの3倍:2009/08/27(木) 19:42:34 ID:???
撃墜されたウインダムのパイロット達も勇者ロボ達によって救出されてるな。
生命の前には連合もザフトも関係無しに動いてるな。
第一今回は連合によるテロ行為だから、今回の現場において救助活動を援護してくれるザフト側に傾くのも当たり前。
まあデュランダルが、ジェネシスでやらかそうとしたら即座に敵対するだろうな。
213一尉:2009/08/28(金) 00:53:36 ID:???
墜落された、ウィンダムは鹵獲にされたな。
214通常の名無しさんの3倍:2009/08/28(金) 01:12:41 ID:???
>>205
>湯水のごとく使ってるGツールの扱いが軽いなあ。
イレイザーヘッド1発使っただけで「湯水のごとく」ですかそうですか。
215通常の名無しさんの3倍:2009/08/28(金) 01:59:31 ID:???
キラに味方しない勇者は悪者まで読んだ


で?
216通常の名無しさんの3倍:2009/08/28(金) 10:20:45 ID:???
そもそもGGGはバイオネット等への対応見るに治安維持のための武力行使権は持ってる罠
それにイレイザーヘッドはグランドノヴァの回で使いまくってることから結構備蓄あるだろ
Gストーンや超AIロボ使い捨てたわけじゃあるまいし
217通常の名無しさんの3倍:2009/08/28(金) 10:39:59 ID:???
>>205
少数ながらもカーペンターズを生産、そして雷牙博士も健在。
この2つの条件さえ揃えば物資面で大抵の事は上手くいく
218通常の名無しさんの3倍:2009/08/28(金) 10:41:34 ID:???
>>205
Gツールってゴルディオンハンマーのことだぞ
219通常の名無しさんの3倍:2009/08/28(金) 12:35:58 ID:???
>>218
ひょっとしたら、幻の「Gプレッシャー」の事ジャマイカ?ww
220通常の名無しさんの3倍:2009/08/28(金) 19:43:47 ID:???
GGGは周囲に被害を及ぼさないように戦う
その為のイレイザーヘッド
その為のディバイディングドライバー
その為のゴルディオンハンマー(光にして消滅させる)
221通常の名無しさんの3倍:2009/08/28(金) 19:58:49 ID:???
そしてその為の安全策もきっちり
ディメンジョンプライヤーしかりGモーター(出番なかったが)しかり
マニュアルセーフティーも各承認キーで万全。音声認識もあり。
施設乗っ取りされても国連の婆ちゃんの強制シャットダウンもある。
これほど安全に気を配ってる組織CEにあるか?
222一尉:2009/08/28(金) 20:04:09 ID:???
どりあえず、続きは。
223通常の名無しさんの3倍:2009/08/29(土) 06:17:56 ID:???
Gツールってガオガイガー等が使うオプションキット全般を指すんじゃないかと。
そういえばゴルディオンハンマーは究極のGツールなんて呼ばれたこともあったっけ。
224Brawl ◆BrawlM6IfI :2009/08/29(土) 07:17:47 ID:???
知らん
225通常の名無しさんの3倍:2009/08/29(土) 08:29:28 ID:???
早い話、「ボクのキラキュンをイジメる話なんて、読みたくないやいっ」って事ですかい?
226通常の名無しさんの3倍:2009/08/29(土) 09:11:45 ID:???
民間人虐殺を見て見ぬ振りしたらそれこそ勇者失格だよ。
主義主張のためには誰かが犠牲になるのも仕方ないとかウズミじゃあるまいし。
227一尉:2009/08/29(土) 13:13:23 ID:???
民間はジャンク屋にも助ける。ロウと群雲劾が助けるよ。
228通常の名無しさんの3倍:2009/08/29(土) 14:02:57 ID:???
難癖付けるやつもキモいけど
キラキュンの味方しないなんて間違ってる><とか煽ってるやつも十分気持ち悪いよ
229通常の名無しさんの3倍:2009/08/29(土) 14:24:47 ID:???
とりあえず勇者達の行動は決して間違いではないと思う
230通常の名無しさんの3倍:2009/08/29(土) 17:11:59 ID:???
SSに書いてないことを捏造してまで貶めようとするのが一番キモイ
231通常の名無しさんの3倍:2009/08/29(土) 20:48:32 ID:???
>>221
CEは最新鋭機が簡単に奪われたり、たかが一将校が核を運営できたりとお察し下さいなLvだな
232通常の名無しさんの3倍:2009/08/29(土) 22:22:33 ID:???
>>226
× 主義主張のためには
○ 自分のマイブームのためには

あのオーブの理念とやらは元々あるもんじゃなくウズミがここ数年で吐いた妄言だぞ…
233一尉:2009/08/30(日) 12:51:15 ID:???
一番気なるのはマージャンは気になるよ。
234名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 16:08:57 ID:???
役割分担が徹底して一種の社会的昆虫なマーシャンは
ゾンダーと親和性高そう。
235名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 16:30:00 ID:???
ゾンダーはマイナス思念を宇宙から消し去るのが目的だから、
どういう形であれ人類とは相容れないよ
236一尉:2009/08/30(日) 22:43:56 ID:???
あの、そろそろ続きは。
237通常の名無しさんの3倍:2009/08/30(日) 23:48:09 ID:???
>>234
管理型社会でストレスがたまりにくいかもしれんぞ
途中からやるならともかく最初からそういう教育うけた奴らは自分の
仕事に不満や疑問をいだかないだろうし
238通常の名無しさんの3倍:2009/08/31(月) 09:48:39 ID:???
我慢ならんの人はあっというまに侵蝕されそうだよなぁ
239一尉:2009/08/31(月) 18:54:36 ID:???
スウェン・カル・バヤンは出ますか。
240通常の名無しさんの3倍:2009/08/31(月) 23:26:42 ID:???
いやいや沸点低い人はすぐに発散するからむしろストレス溜まりにくいんじゃないか?
241通常の名無しさんの3倍:2009/09/01(火) 01:10:18 ID:???
むしろ我慢ならん人の付き人の方がヤバくね?
242通常の名無しさんの3倍:2009/09/01(火) 16:22:47 ID:???
GGGて意外とがんじがらめなんだよな
国や国連の承認なしでゴルディオンハンマーとか使えんかったし
対遊星主では表向き反乱扱い追放扱いだし

国家に国連みたいなものもある地球という名の惑星で人間同士の軍事衝突に頸を突っ込んでミリタリーバランスを著しく崩していることについては何とも思わないのだろうか
人命救助のお題目をかがけて戦線に介入したり作戦妨害したりあまつさえわけのわからん兵器で切り札をぶっとばしてくるし
自分正義を掲げて乱入してくるのはラクシズとおなじだけど無敵な分、初期のソレスタルビーイングなみにたちが悪いぞ
243通常の名無しさんの3倍:2009/09/01(火) 16:50:15 ID:???
また同じこと言ってる…
244通常の名無しさんの3倍:2009/09/01(火) 17:55:15 ID:???
とりあえず読みもしないで適当に語ってるのは分かった
245通常の名無しさんの3倍:2009/09/01(火) 18:30:36 ID:???
ナナバルクをステーションに派遣する大義名分が出来たな
>GSライド、超CPU
246通常の名無しさんの3倍:2009/09/01(火) 18:55:25 ID:???
>>245
>超CPU
なんすかね、それw
247一尉:2009/09/01(火) 20:25:44 ID:???
それもしかして、アグニスって男じゃねか。
248通常の名無しさんの3倍:2009/09/02(水) 01:00:38 ID:???
超AIと間違えたんだろう
249通常の名無しさんの3倍:2009/09/02(水) 04:25:34 ID:???
>>242
キラクス様を敵役に据えるSSなんか嫌がらせコピペ何度でも繰り返して
続ける気をなくさせてやる、まで読んであげた
250一尉:2009/09/02(水) 19:09:46 ID:???
あの、そろそろ続きは。
251通常の名無しさんの3倍:2009/09/02(水) 21:12:32 ID:???
>>242
つまり、勇者がキラ・ラクスの同類に書かれてるといいたいのかね
252通常の名無しさんの3倍:2009/09/02(水) 23:53:24 ID:???
連合軍から見ればそうなんじゃないかね
人命救助が最優先だって違いはあるけど
253通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 00:24:45 ID:???
>>252
何が言いたいのか分からん。
片や攻撃せずに防御のみ。オマケに味方のパイロットまで救助する謎のロボット
片や街も民間人もお構い無しにフルバーストするフリーダムとAA。

同じに見えるのか?
254通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 09:08:01 ID:jDGVVoM8
どう考えても違うだろ。
255通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 09:28:40 ID:???
たぶん勇者達はSEEDを学べ(キリッ
といいたいんじゃないかな
256通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 10:40:25 ID:???
勇気で補うぜ!
257通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 12:22:40 ID:???
実際ベルリンにおけるキラやAAの行動原理はGGGとさして変わらんと思う
虐殺や破壊を止めたい、人を守りたい、その気持ちまで否定するつもりはない
ただ、キラの場合、配慮や視野が足りなさすぎて、自分の気持ちを自分で踏みにじってるのが問題なわけで。
しかも、そのことに全く気づいてないってのがどーしようもないというか・・・・
258通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 17:42:12 ID:???
>>253
連合軍からすれば
意味不明なことを言いながら虹色ビーム連発のフリーダムも
戦場に乱入してきて攻撃対象の防衛と人命救助をする謎のロボット
どっちも戦場をかき乱す迷惑な存在
ってことだ
259通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 17:47:41 ID:???
まあ、かたや攻勢でフルバーストしまくろうが、かたや守勢で救助に専念しようが
勝手なことやってる戦場の邪魔者という点では共通してるな
260通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 17:58:44 ID:???
ゴルディVSデストロイの相撲も一応妨害に入るのかね
261通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 20:45:10 ID:???
何を当たり前なことを。
連合からすりゃ妨害以外の何者でもないっての
262一尉:2009/09/03(木) 21:07:25 ID:???
ストライクEが出たら面白くなりそう。
263通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 22:36:39 ID:???
>>259
>>261
何かよく読んでないみたいだが、
GGGは正式にプラント政府の要請を請けてベルリンに救援に来てるぞ?

タリアと雷牙の会話で言われてる様に、ベルリン市民の救助を主目的にしてるから、
デストロイとゴルディの相撲も救助の邪魔になる障害を排除しただけだし。
ベルリン大虐殺かまそうとしてる連合の妨害行動やるのは当然だと思うが。
264通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 23:00:11 ID:???
読んでるわけないじゃん、難癖だけが目的なんだし。
265通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 23:14:51 ID:???
この程度で難癖とは穏やかじゃないねぇ
266通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 23:35:35 ID:???
非戦闘員に対する一方的武力行使に出た時点で通常の軍事行動を逸脱してんじゃないのか?
C.E世界に国際法があるのかは知らんが
267通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 23:36:47 ID:???
いくら難癖をつけようが、俺達が徹底的に論破して叩き出せばいいだけのことさ
268通常の名無しさんの3倍:2009/09/03(木) 23:58:25 ID:???
気持ちはわかるけど論破して叩き出すってのはちょっと乱暴な気が…
軽く諭すって感じでやんわりといかないか?
喧嘩腰にならず平和的にいくのも勇者ってもんさ
269通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 00:08:38 ID:???
それであきらめるような奴だったら今も粘着してたりはしないだろ・・・
職人が筆を折ってからその台詞を再び言えるか?
270通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 00:15:13 ID:???
こんなのの為に、良作が消えるのは頂けないねえ。
271通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 00:26:49 ID:???
クロス系SSスレを巡回してる連中なら良く知ってるぜ
職人が筆を折る瞬間を……
そして筆を折らせてきた奴の存在を……!
272通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 00:31:48 ID:???
まあ元々投下間隔の長い職人氏だから心配はしてないけど、
今粘着してる糞虫はマジ死ねと思う。
害虫のくせに寿命が長すぎるんだよ、あ、ゴキブリだから無理もないか
273通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 00:59:11 ID:???
こうやって構ってるあたり
着々と執筆停止の道を進んでるよね
相手しないのが一番の対策なのにその真逆をやってるんだもんなぁ
274通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 01:18:41 ID:???
とりあえず牛丼でも食う?
275通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 01:18:52 ID:???
もう書かないなら書かないとはっきり言ってもらいたいな
276通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 01:21:23 ID:???
>>275
何上から目線で催促してんだ
277通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 01:36:44 ID:???
俺の作戦が成功してメシウマwww
作者の敗北宣言マダー?
まで読めた。
278通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 01:37:59 ID:???
>>274
こんにゃくは入ってるかい?
279通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 07:04:32 ID:???
>>277
小話氏はこういう批判を逆手にとって話面白くできる人だからむしろ問題ないと思うけどな・・・・
今まで何度かアンチのもっともらしい意見聞いて話上手く展開したことあったし。

と、俺が職人にプレッシャー与えてどうするwww
280通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 11:49:38 ID:???
>>276
これが上から目線とか相当アレな人だね
281通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 14:36:55 ID:???
>>280
作者に対して、というか、他人に対して敬意がない奴が何言っても無駄。

一辺SS書いてここに投稿してから出直してきな。
自分の納得のいくSSを書くのがどんなに辛いかを知らない人間が何言ったってただの戯れ言にしかならない。
そして、一度でもSSを他人の目に見える形で発表すれば自分がどんなに間違ってて、どんなに恥知らずな行為をしてたか自ずと分かるはず
282通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 14:38:54 ID:???
こうして作者と直接関係ない所でスレは煽り合いで沈んでいくのでした
283通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 14:53:16 ID:???
>>281
そうかそうか
君とは相容れない様だからここまでにしておこうか
284通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 18:42:24 ID:???
>>274
紅ショウガ山盛りのやつな。
285一尉:2009/09/04(金) 19:24:01 ID:???
牛丼大盛りでんな。
286通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 19:45:38 ID:???
屑同士の罵りあいとを尻目に牛丼談義
こうして投下も新参作家も遠のいていくわけで…
287通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 19:53:14 ID:???
こういう言い方はよくないが
逆シンスレにネタ投下できるくらいなんだし投下自体はこのペースが通常なんだろう
288通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 22:53:20 ID:???
>>282>>286
もう少しキャラの使い分けを覚えような、能無し
289通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 23:08:32 ID:???
使い分けたからどうしたって話だがな
290通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 23:56:52 ID:???
匿名掲示板で
しかもID出ない板で
特定できるとか凄い能力っすね
291通常の名無しさんの3倍:2009/09/04(金) 23:56:54 ID:???
ダイノガイスト様の続きはまだかな〜
292通常の名無しさんの3倍:2009/09/05(土) 00:49:24 ID:???
粘着して難癖付ける荒らし
それを鼻息荒く叩き潰さんとする余り荒らしに成り下がった低脳
そして糞コテ

こんなスレでも投下してくれる職人には心底頭が下がります
293通常の名無しさんの3倍:2009/09/05(土) 01:26:38 ID:???
投下があるまでシーゲル総統がWのデキムやGジェネオリのイワン閣下の服を着たラフをチラシの裏に描いたが似合いすぐるw
294通常の名無しさんの3倍:2009/09/05(土) 01:29:25 ID:???
>>293
ラクスが陣羽織ならシーゲルは殿様だろうに
295通常の名無しさんの3倍:2009/09/05(土) 14:44:24 ID:???
>>294
いや、十二単衣だろう
296一尉:2009/09/05(土) 15:13:54 ID:???
あの、続きは。
297通常の名無しさんの3倍:2009/09/05(土) 18:55:13 ID:???
>>295
いや、公家だろう。おじゃる的な。
298通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 02:21:31 ID:???
>>297
「〇CNでおじゃる!」
299一尉:2009/09/06(日) 13:50:10 ID:???
>>297
それは別の作品です。
300通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 19:36:24 ID:???
>>295
バカ殿だろJK・・・
301通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 19:40:05 ID:???
一周してサタデーナイトフィーバーとか
302通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 21:04:41 ID:???
書ける
303小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:06:23 ID:???
勇者王ガオガイガー DESTINY
第16話 『結成 GGG』
ベルリンでの戦いは一応の終結を見せたものの、都市機能の大半とライフラインが寸断された為に市民の大半は知人を頼って他の町へ疎開することになった。また、町に残り復興を担う人達も暫くは不便な生活を強いられる事になるだろう。
目の前に広がる焼け落ちた光景に、シンはオーブを脱出した時の事を重ねていた。
町を守れなかった悔しさに歯噛みするシンの前を安全な場所へと避難する人の列が通っていく。その中に居た少女が転んだのが見えたので、近寄って声を掛ける。
「大丈夫かい、怪我は無い」
その声に対して少女より幾分年嵩な少年が飛び出してきてシンを突き飛ばし、少女を自分の後ろに庇ってシンを睨みつける。
「お前ザフトだろ、ザフトが此処に居たから俺たちの町が焼かれたんだ!」
顔立ちが良く似ていることからおそらくは兄妹なのだろう、この騒ぎでも親が出てこない事からして、両親はこの戦いで命を落としたのかもしれない。
少年の余りの剣幕に怯むシン。少年の後ろにいた少女は自分の前にいる少年の服の裾を握り締めて震えている。睨みつけて来る少年に対して一歩近づいて話しかける。
「妹かい?」
「だったら何だってんだよ」
「なら、ちゃんと守ってやるんだぞ」
「そんなの当たり前だろ、お前なんかに言われなくたって守るさ」
妹の手を引きながら、捨て台詞を残して列に戻っていく二人を目で追いながら自分の力の無さを改めて自覚する、あの時も連合が市街地へと攻め込んできた。
防衛に当たったオーブ軍も自分達が守るべき町で市街戦を繰り広げて被害を拡大させ、避難する途中で自分の家族はフリーダムの流れ弾に当たって死んだ。
「まるっきり、同じじゃないか」
こんな光景を二度と見たくないから、理不尽から人を守れる力を手に入れようとザフトに入ったのに、結局は守りきれずに自分と同じ境遇の人間が増えてしまった。
さらに守ると約束したステラに助けられた上に、その彼女を連れ去られたことで、後悔に沈むシンであったが、其処へ後ろから声が掛けられる。
「シン、大丈夫だったか」
「凱さん」
シンが振り向くと凱が立っていた。凱はシンの横まで歩いてくると破壊された町の中で黙々と救助活動を続けるGGGの勇者達を見ながら、シンの頭に手を置いて乱暴に撫でた。
「見てたぞ、もっと胸を張れ。少なくともお前達が居なければこの町はもっと酷い事になっていた」
「でもさっきの子の言っていた事も事実です、俺達だけじゃ何も守れませんでした。町の人達だって凱さん達が来てくれなかったら如何なっていたか。それにステラも連れ去られてしまって」
「俺だって悔しいさ。でも俺達は神様じゃ無いんだ、如何したって出来ない事はある。それでも諦めなければ希望は何時だって残されている。そうだろう」
凱も戦いの中で父親である麗雄や同僚であったパピヨンの様に仲間を失っており、またシュウを初めとして助けられなかった人間も存在する。
機械31原種やソール11遊星主と戦った時には敗北を喫した事も在り、決して挫折を味わわなかった訳ではない。だからこそ凱の言葉は人に勇気を与える事が出来るのだ。
凱の言葉を聞いたシンは、自分の顔を両手で叩いて沈んでいた気持ちを奮い立たせる。
「大丈夫ですよ。俺、絶対に諦めませんから《GGG憲章第5条125項、GGG隊員はいかに困難な状況にあろうとも、決して諦めてはならない》ですよね」
奪われたのなら奪い返せば良い、救えなかったものがあるなら次は必ず救ってみせる。今日の自分が出来ない事も、明日の自分になら出来ると信じる事、それも《勇気》だ。
「そうだな、俺達も救助の手伝いに向かうぞ」
「ハイ!」
シンの顔に生気が戻ったのを見て走り出す凱、その背中を追いかけて走り出したシンはこれから自分の進むべき一つの道を見据えていた。
304小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:07:28 ID:???
ミネルバのブリッジにて艦長のタリアは整備主任のマッド・エイブスから被害報告を受け取っていた。書類を見ながらマッドに尋ねる。
「どうかしら、直りそう?」
「無理ですね、船体のダメージが半端じゃありませんし。なによりエンジンが完全にお釈迦です。直すぐらいなら新しく作ったほうが早いし安上がりですよ」
今までの激戦を潜り抜けてきたミネルバを修理してきた整備主任のマッドに、そうまで言わせるという事は本当にもう駄目なのだろう。
残念ながらミネルバは放棄せざるを得まい。まさか正式な就航式も行なわないまま、廃艦になるとは想像すらしていなかったタリアは思わず笑ってしまう。
「ご免なさい、笑うことでは無かったわね。でもこの艦は正式に就航していないのにもう廃艦よ。なんだか可笑しくって」
怪訝な顔をする、アーサーとマッドに向けてそう言うと乗組員と現状についてアーサーに尋ねる。
「はっ死者13名、重軽傷者は合わせて48名、既に後送の準備は整っております。MSはアスランのジンとルナマリアのバクゥが健在、インパルスはコアスプレンダーの修理が完了すれば運用できます」
「そう、味方の救援は」
「近隣のザフトは壊滅状態、またジブラルタルも連合の艦隊と一戦交えたそうです。黒海沿岸の駐留部隊が少数と本国からの降下部隊が、支援物資を持って此方に向かっており、合流まで8時間との話ですね」
アーサーの報告を受けてタリアは首を傾げた、司令部からは交代でジブラルタルへ出頭するように通達が出ているが、ミネルバが動けないのでは如何ともしがたい。
「艦長、上空のGGG艦《ツクヨミ》より通信が入っています」
悩むタリアにメイリンから報告が上がる。繋ぐように言って居住まいを正すと正面モニターに先程も話した初老の男性が映る。
「改めまして、ご挨拶させていただきます。ミネルバ艦長のタリア・グラディスです」
「こちらこそ、GGG技術部主任、獅子王雷牙です」
獅子王の名前から凱の関係者とあたりをつけたタリアが尋ねると、雷牙は凱の伯父であり先日会ったルネの父親であるらしい。
見た目の年齢から考えれば祖父と孫ぐらいの年齢差があるようだが、こちらは見た目の印象どおりにバイタリティに溢れているのだろう。
「話と言うのは他でもない、ミネルバのクルーとMS等の機材一式をツクヨミで運んでやろうと思っての。なーに気にする事はありませんぞ、我々は共に戦った中ではないですかな」
妙に爽やかな、言い換えれば胡散臭げな笑顔を向けられ返答に窮するタリア達に対して雷牙は実に嬉しそうだ。
何でもGGGの長官がジブラルタルへと来るので、迎えに行くついでにという事らしい、確かに、現状ではミネルバは動けないし、援軍には自分達をジブラルタルへと送る余裕も無い。
訝しげに聞いていたタリアであったが、協議の結果この申し出を受諾する事にした
数時間の後、ザフトの救援部隊が到着するのと交代にツクヨミはミネルバのクルーを乗せて一路ジブラルタルへと進路を取った。
305小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:08:45 ID:???
ファントムペイン指揮官であるネオ・ロアノークは、ロゴスの盟主であるロード・ジブリールに連絡を取っていた。
「デストロイを使ってあの体たらくだと、何をしているのだ貴様は! あの厄介なミネルバを落とした事は評価しよう、しかし手ごわい敵が現れたからといって、おめおめと引き下がるとは如何いう事だ」
「送りました資料映像は」
「無論、見た。その上で言おう、なんの為のデストロイだと思っている」
「そう言われては返す言葉もありませんな」
ジブリールとしても送られてきた映像に映っていた色取り取りの機体の性能には驚いたものの、その機体は直接戦闘に係わっていない。
それどころか市民の救助活動に従事し撃ち落された此方のウィンダムすら助ける間抜けさ加減だ。そんな連中を相手にして虎の子のデストロイが、歯がたたない等とは到底認められない。
「まったく上も下も失敗とはどれ程の損失か。まあ良い、奴らの情報は此方でも集めている。次の作戦まで鋭気を養っておけ」
「ハ、ところで回収したステラの事なのですが」
「ステラ? ああ3号か。それがどうかしたか」
「スタッフの話では衰弱著しく、このままでは戦闘には使えないとの事でして」
詰まらなそうに話を聞いていたジブリールは、そのまま廃棄を告げようとしたが、ふと考え直した。
実の所、今回の作戦はベルリン侵攻だけでは無く、宇宙でもDSSDが開発中の次世代MSの接収計画を並行して進めていたのだが、此方も旗艦である戦艦ナナバルクが中破、MS部隊もほぼ壊滅と散々な結果である。
ステラは使い古しのポンコツとは言えエクステンデッドには違いない。修理が効けば良し、最悪データ取りには使えるだろうと判断して、ヘブンズ・ベースへの後送を命じた。
「了解しました、3号はヘブンズ・ベースへ送ります」
ジブリールとの通信を切ったネオは、ブリッジへと繋ぎステラの後送と情報を集める事を指示する。
「さっきの様子だと宇宙の方も失敗のようだしな。こりゃ益々俺達がこき使われそうだ」
被っていた予備の仮面を脱ぐと、こめかみを揉みながら嘆息した。その傷だらけの顔は嘗てムウ・ラ・フラガと呼ばれた人間と同じ顔をしていた。

プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルとGGG長官大河幸太郎は、軍事ステーションでの話し合いを終えてジブラルタルへと降下していた。
そこへ東の空からGGGの隊員達とミネルバクルーを乗せたツクヨミが到着して、タラップから凱達が降りてくるのを滑走路上で迎えて、到着した面々を労う幸太郎とデュランダル。
「久しぶりだな凱、無事でなによりだ」
「長官こそ、元気そうで安心しました。ところで此処に議長と二人で来たという事は」
「うむ、その話については場所を変えよう」
GGG側は凱、雷牙、スワンの三人、ミネルバ側はタリア、アーサー、アスランの三人が別室に通され、幸太郎、議長と話し合いを行なう事にした。
滑走路が見える部屋へと通されて席に着くと、先ずはデュランダルが今回のベルリンでの活躍を労った。
「ミネルバにはアーモリー1以来、随分と苦労を掛けてしまった。にもかかわらず良く活躍してくれたね。評議会でも代表して君にネビュラ勲章をという話になっている」
「いえ、自分達は職務を果したに過ぎません。それに今回ミネルバを沈めてしまいました」
「確かにミネルバは今回の戦いで沈んだが、此処までの戦果を考えれば恥じる事も無いだろう」
「そう言っていただけると助かります」
デュランダルに対してタリアは申し訳無さそうに答えた、自分の預かった艦を失った事には、やはり忸怩たる思いがあるようだ。デュランダルは次に凱達に向き直る。
「今回の一件ではGGGの皆さんには大変お世話になりました。それに凱君にはユニウス7以来ずっと助けてもらってすまないと思っている」
「気にしないでくれ、市民の虐殺など絶対に許せる事ではないし、此方も色々と世話になっている」
「凱の言う通りですな、今我々は同じ目的の為に協力しています。ところでグラディス艦長達は、現在我々が置かれている状況をご存知ですかな?」
凱の後を幸太郎が継いで話し出し、現在の情勢を知っているか尋ねる。タリアは以前に凱から少し聞いていたが、アーサーとアスランは何も聞いていない。
「そうですか、ではお話しましょう」
306小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:10:50 ID:???
そして大河の口より語られた真実は驚くべき内容であった。木星に存在が確認された《ゾンダー》それは嘗て凱達の地球に来襲した恐るべき敵である。
全宇宙の機械昇華を企む《機械文明》はその尖兵たるゾンダーEI(Extra‐Intelligence)−01を地球へと送り込んできた。
EI−01は配下の《機械生命体ゾンダリアン》である《機械四天王》を使い、マイナスエネルギーを発するストレスを持った人間を《ゾンダーメタル》によって破壊メカである《ゾンダーロボ》へと変えて地球侵攻を開始した。
そしてゾンダーロボが成長する事で生まれる、更なるゾンダーを生み出す苗床《ゾンダーメタルプラント》を使って地球の機械昇華を目論んだ。
その野望に敢然と立ち向かった勇者王ガオガイガーとGGGは、長い戦いの末、東京決戦にてEI−01と機械四天王を、更に現れたZX(Zonder‐Exception) 《機械31原種》を退け、木星にて全ての元凶である《Zマスター》を倒す事に成功、全てのゾンダーは活動を停止した。
「しかし、なぜかこの世界の木星にてゾンダーメタルが発する《素粒子ZO》を確認したのです」
ここでアスランが手を上げた、余りにもとんでもない話に頭がついて行かないが、気に掛かる点がある。
「その、ゾンダーが恐るべき敵というのは理解しますが、しかしその話だけではゾンダーが存在するとは限らないのでは在りませんか?」
「確かにアスラン君の疑問も尤もだ、実の所私はこの話を大河長官より伺った時に外宇宙からの脅威を利用して、終戦協定と新たなる脇組みを作る事が出来ないかと考えたのだよ」
現在のコーディネイターとナチュラルの対立構造に共通の敵を作り出すことで、協力体制を作り出し、更にそこから恒久的な共存関係を模索しようと言うのがデュランダルの考えであった。
「しかし、最悪の事態が起こってしまった。先ずは、この映像を見てくれたまえ」
部屋の明かりが消えて、天井からモニターが降りてくる、そこに映し出されたのは木星の映像であった。
木星の海の中から現れた巨大な姿、それは6枚の翼を持った鯨と表現するのが適当であろうか。
「こ、この映像はいったい」
「およそ2週間に木星において撮影されたものです。監視衛星の情報から、間違い無くゾンダーであると我々は推定しています」
通常のゾンダーや機械四天王に代表されるゾンダリアン、彼らは遠い銀河の星で文明を築き上げた生身の生物だったのだが、
紫の星の機械テクノロジーの結晶が何時の頃からか誤って発展した機械文明ゾンダーによってゾンダーメタルを与えられ、機械昇華の尖兵たる永遠の命を持つ機械生命体へと進化させられた姿である。
本来人間のストレスを糧にして成長するゾンダーではあるが、同様のマイナスエネルギーを発する固体(例:イルカのヴァルナー)ならばゾンダー化する事が確認されている。
「恐らくこの宇宙鯨、たしかエヴィデンスと呼ばれていましたか。この固体も我々と同様の知的生命体なのでしょう。だからこそゾンダー化したか、若しくはこの鯨がZマスターと同等の存在と言う事も考えられます」
活動を開始したゾンダーはその本能である、機械昇華を目的に動き出すだろう、ならばここ数年の間、戦禍に晒されてきた地球はゾンダーによって格好の餌場であるといえる。
そこまで話した所でモニターが消え部屋に灯りが戻った。
307小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:13:01 ID:???
「DSSD(Deep Space Survey and Development Organization=深宇宙探査開発機構)からの最新の観測情報では、木星付近に重力振動を感知したらしい。いよいよヤツが動き出したのじゃろう、先ずは近場の火星あたりかの」
ここで沈黙を守っていた雷牙から更に驚愕の情報が語られる、凱などは今すぐにでも火星に向けて出撃しようとしたほどだ。
「落ち着かんか凱。それについては火星に居るマーシャン達にも、決して手出しせずに避難するように警告を送ってある。まあ何だか血の気の多そうな若いのが、後ろで騒いどったがの、無茶せんといいんじゃが」
ついでに言えば既に救出部隊の編成は完了して、2時間前にJアークと共にESウィンドウでランデブーポイントへと向かったとの事を説明される。
「陣頭指揮には火麻君に行ってもらった。ベルリンの作戦では基地に置いて置かれたからな自分が行くと聞かなかったよ」
火麻参謀とJが行ってくれたのなら、一先ずは安心していいだろうと判断して席に座りなおす凱。
「ヤツが何時この地球へと到達するかはDSSDにて観測を継続している。そこで我々は月とプラントの間に絶対防衛線を敷き、何としても宇宙にてゾンダーの侵攻を食い止めねばならない」
「その通りだ、その為に我々は各国を回って協力を募ってきたのだ。見たまえ、この未曾有の危機に際して世界中の国家首脳達が、ここジブラルタルに集って来ている。
そして今回の会議で全員いや過半数の賛同が得られれば、我々の考えを世界に向けて発表する事が出来るだろう」
大河長官の言葉にデュランダル議長が外を示すと外の滑走路には地球の各国から飛来する首脳陣の専用機や軍用機が、次々と着陸して来ていた。沈み行く夕日の中に見えるその光景は、世界の希望に成り得るのか。

ジブラルタルに到着したシンはその日の夜、ある決意を胸にして凱達の下を訪れていた。
「俺をGGGに入れてください!」
部屋を訪れたシンを凱が中に招き入れると、途端に頭を下げて頼み込んでくる。丁度良く部屋には大河長官と雷牙博士が一緒にいたので、二人の意見を聞いてみる。
「だ、そうだが。如何します長官?」
「う〜む、行き成り入れてくれと言われてもねぇ」
「止めとけ、止めとけ。小僧では勤まらんじゃろ」
年長二人に難色を示されるが、簡単に諦めるようなシンでは無い。
「お願いします。何でもします。この通りです!」
何を言われても諦めずに何度も頼み込むシンに、大河長官が質問をする。
「どうしてGGGに入りたいのかね。それと君はザフトのパイロットだろう、そちらは如何するつもりだい?」
「ザフトは辞めます、先程グラディス艦長に辞表を渡してから此方に来ました。それとGGGへの入隊を希望するのは俺、いえ自分の理想に近いと考えたからです」
はっきりと答えるシンと、その返答を聞いて顔を見合わせる凱達、そう言えば今の服装はザフトの赤服では無く、私服それもスーツ姿である。リクルートスーツと言う事だろう。
如何したものか一同が考え込み始めると同時に、ドアが勢いよく開けられてルナマリアが顔を出した。
「こんな所に居た! レイ、シンを見つけたわ。艦長に連絡して」
インコムに通信を送ると凱達に向かって一礼してからシンに向かって話し始める。
「ちょっとシン、艦長カンカンよ。いきなり辞表なんか出して何考えてるのよ、そんな事したら敵前逃亡にされちゃうでしょ」
ルナマリアに言われて「あっ」と言う顔をするシン。本人はそんな事は微塵も考えていなかっただけに頭が回らなかったのだろう。
308小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:13:54 ID:???
そんな心算では無い事をルナマリアに説明を始めた所で、肩を怒らせたタリアとアスラン、レイそれと何故かデュランダルが到着した。
「これはキチンと話し合った方が良さそうだな」
集った顔ぶれを見て大河長官が苦笑しながらそう提案した事で、場所を移しての話し合いが行なわれる事になった。先ずはシンの真意を確認するべくタリアが問いただす。
「じゃあ、この辞表はザフトを辞めてGGGに入りたかったから提出したものと言う事ね」
「ハイ、そうです」
「彼方ねぇ、今の状況で軍を辞めるなど許される事ではないのよ。たとえそれが…」
「まあ、待ちたまえタリア」
「議長」
タリアがシンに対して小言を言おうとするのをデュランダルが止めた、シンに向き直って何故GGGへ入ろうと思ったのか尋ねる。
「自分はザフトで戦ってきました。でも凱さん達に色々と教わって、自分でも考えてその上で自分の理想はザフトでは無くGGGに在ると思いました。今まで艦長達には大変お世話になりましたけど、でも自分はその理想を追いかけたいのです」
「その理想とは何かね?」
「力の無い全ての人を守ることです」
議長の問いに真っ直ぐな視線で答えるシン、それを見てデュランダルは笑い出した。
「ハハハ、これは駄目だな。男がこういう目をしたら梃子でも動かんよ。しかし平時では無い以上、今ザフトを除隊する事は認められない。それは悪しき前例を作る事になってしまうからね」
此処でシンの除隊を認めれば、有事の際にも私事で除隊するのを認めるという前例を作ってしまう事であり、軍組織の崩壊を意味する。
二の句が告げなくなるシンだが此処で諦めるような性格では無い。シンが口を開きかけた所で片手を上げて制すると、デュランダルは大河長官に話しかけた。
「ところで大河長官、我々はプラントから人員をGGGへと出向させようと考えているのですが、受けていただけますか」
大河は直ぐに議長の意図を悟ったが、それでも確認しなければならない事はある。
「ほう、何故ですかな。理由如何によってはお受け出来かねますが」
「失礼ながら、彼方方はこの世界の住人では無い。ならば何時かは元の世界へとお戻りになられる。そしてこの危機を乗り切り皆さんが帰られた後に、同様のまたは更なる危機が起こる事を否定できません。そこでぜひGGGの後継者を育成して頂きたい」
技術の譲渡等とは言わずに後継者を育ててくれと言うあたりが、議長の狡猾さを現しているような感じがするが、一応は正論である為受け入れざるを得ない。
それに、この世界でGGGの理念が培われて行くのならば、此方としても望む所ではある。苦笑しながらも、承諾する大河長官。
「なるほど、そういうお話であるならば受けない訳にはいきませんな」
「有り難う御座います。グラディス艦長、幸いかどうか微妙だが今ミネルバ隊は船を失って休業状態だ、GGGへの出向人員の選択はミネルバ隊から志願者を募ってくれたまえ」
デュランダルの指示に対して軽く嘆息すると、承知したと伝え、シン達にミネルバのクルーを集めて待機するように命じる。
簡単な話し合いが行なわれ、ザフトからだけ出向者を受け入れる訳にもいかないだろうという事になるが、だからと言って志願してくる人間を無制限に受け入れる訳にもいかない。
人が増えればそれだけ色々と難しい面も出てくるのが当然だからだ、そこで先ず希望者はDSSDに置いて研修期間を受けてもらいGGG隊員に相応しい人物を選抜する形式に決定した。
309小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:16:11 ID:???
ジブラルタル基地の大会議場に世界中から各国政府の代表が集った。先ずはデュランダル議長が集ってくれた事に対しての感謝と会議の開始を宣言する。
一番初めに声を上げたのは大西洋連合の国務長官であるクリントである、
「我々大西洋連合はプラントと戦争状態であるにも拘らず、ここに来たのは各国政府よりの要請を受けての事だ、先ずは説明をお願いしたい」
是に対して、デュランダルは一つ頷くと説明を始めた、内容は昨日凱達と話した事と大差は無い。その話を聞いたクリントは鼻で笑うと馬鹿にしたように呟く。
「話になりませんな、此処に居る皆さんは今の話を信じておいでで?」
その台詞に対して、此処には不似合いといってよい若い男が声を挟んだ。
「ええ、私は信じています。だからこそ我がオーブはプラントと単独講和に踏み切ったのですよ、長官殿」
若い男、オーブ連合首長国代表ユウナ・ロマ・セイランが発言したのを皮切りに、彼方此方から賛同の声が上がるが、クリントが待ったをかける。
「そう、それも問題ではありませんかな。オーブは我が大西洋連合との同盟を如何にお考えか。更に言えばオーブの兵が此方の作戦を妨害したという話もある」
「此処で議論すべきは貴国とオーブとの外交問題では無いのですが、そこがネックになるならご説明申し上げましょう。理由は大きく2つ在ります」
そう言ってユウナはオーブの立場と単独講和に踏み切った理由を説明し始めた。
先ずオーブは主権国家であるので、独立国としてプラントと縁を結ぶのはオーブ側の判断により事、無論同盟関係である大西洋連合の立場も承知している。
このまま戦争が続くよりもオーブが仲介となってプラントとの間と取り持つ事が出来ればと世界の安定に貢献出来るとの判断によるものである。
また連合の作戦行動を妨害した部隊にオーブのMSムラサメが存在したのは事実だが、同時にアークエンジェルとフリーダムが確認されており、ムラサメはアークエンジェルに帰還している。
是はムラサメがオーブの所属では無いこと表している、恐らくはクレタ沖辺りで墜落したものをテロリストが回収して使っている物と思われる、最後に真に遺憾だと感想をつけた。
「そしてもう一つは、今から此処で話し合われる事が理由です」
「ではアークエンジェルはテロリストとして、乗員諸共に沈めて構わないと言うことですかな」
「無論です。確かに代表であるアスハが囚われておりますが、テロリズムには屈しないのが国際常識です。代表もそれは理解されているでしょう」
ユウナの答弁はカガリを完全に切り捨てる発言である。オーブ国内で在るならば不遜の謗りを免れないが、此処は世界のパワーバランスと国同士の思惑が支配する場だ。国の利益の為に代表一人見殺しにした所で咎めるような人間は居ない。
此処まで言われてはクリントとしてもこれ以上の発言は引き出せない、何よりもこの場所で話すには話題が違いすぎる。
「ところで連合の部隊が旧ドイツ地区に攻め込んだ際に、市民の虐殺を行なったそうですが」
「それについては、既に部隊は解体され、指揮官の更迭と裁判を行なっている!」
ユウナの反撃と言うほどの物でもないが、先のベルリン侵攻の件には1部隊の独断で行なわれた作戦であり、連合軍が主導したものではないとの発表がなされている。
もっともファントムペインは存在自体が隠されている為に、部隊の処置は適当にでっち上げられた茶番であり、ファントムペインは新たな任務に着いている。
痛いところを突かれたクリントが口を噤んだのを見たユウナはデュランダルを促した。
「議長、我々は事の重大さを認識しています。早速本題に入りましょう」
こうして始まった《ゾンダー対策会議》ではあるが、信じる者、懐疑的な者、傍観を決め込む者等、足並みは揃わない。
310小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:18:24 ID:???
会議は最終の5日目となり、物別れになるかと思われたその時DSSDから新たな情報が寄せられた。
その内容は火星のマーシャン基地が壊滅したとの報であった、マーシャンの殆んどの人員は救援に訪れていたジェイ・アークの作り出したESウィンドウにて辛くも脱出には成功したものの、
防衛に当たったMS部隊はゾンダーに有効的なダメージを与える事無く全滅、吸収される様が映像に映っていた。
そしてその映像を見た一堂はその場で凍りついた、今まで話半分に聞いていたが是はその想像を超えている、こんなモノが地球へと来たら我等人間は滅ぶ、それがはっきりと認識できる。
「か、勝てるのかこんなモノに」
誰かが擦れた声を上げるが、答えるものは居ない。否、只一人今まで会議に参加していていながらも只の一言も喋らなかった男が始めてその口を開いた。
「必ずや勝利して見せましょう。その為には世界規模での協力が必要不可欠です。そう勝利の鍵は皆さんの力なのです!」
会議場に響いたGGG長官、大河幸太郎の声に集まった人間達は望みを託す事にした、此処に満場一致で世界共同での対抗策を採る事が決議され、またゾンダーの情報を発表する事も決定した。
これは大西洋連合、プラント双方に存在する対戦争強硬派に対してお互い以上の脅威がある事を知らしめなければ協調出来ないだろうという事と、
不確かな情報で市民の間に不安が広がるくらいなら、正確な情報を此方から発表した方が良いだろうという二つの判断が下された為である。
明けて翌日、各国の代表はこの会議で知りえた事、決定した事を携えて自国の議会や代表を説得する為に、国へと帰っていった。

自らの居城と言っても良い大西洋連合ヘブンズ・ベース基地の中で、大西洋連合大統領ジョセフ・コープランドからの連絡を受けたジブリールは、思わず立ち上がっていた。膝に乗せていた飼い猫が床に落ちて不満の声を上げるが気にも留めない。
「何だと、そんな馬鹿な話。私は承知しておらんぞ!」
激昂して怒鳴りつけ、荒れる気分のモニター越しにジョセフへ当たり散らすが、是は高度な政治的判断であり、覆る事は無いと言い姿を消すジョセフ。
消えたモニター見つめると机の上に有った物を怒りに任せて放り投げ、両手を叩きつけて悪態を吐くジブリール。しばし感情の侭に暴れていると正面に設置された無数のモニターが点灯してロゴスのメンバー達の顔を映し出した。
「久しいな、ジブリール」
「此度の仕儀、さぞ驚いたであろう」
「我らロゴスはこの動きを歓迎しておる」
モニターに映った人間達が皆一様にそんな台詞を、投げかけてくる。先程の醜態を取り繕うと、今彼らが言った台詞が気に掛かり糾弾する。
「何の積もりです。まさかあなた方は此処まで来て私の邪魔をする積もりなのですかな」
それら一人一人の顔を睨みつけて詰問するが、当の本人たちは涼しい顔だ。
ロゴスは企業の集合体だが、メンバーには政治の世界で生きる者もいる、GGGの事も事前に知っていたのだろうし、規模から考えれば創設に係わっている者も少なくないだろう。
「ジブリール、我々ロゴスは商人の集りだ、何よりも経済を優先する。それは理解していよう」
「愚問だな、当然ではないか」
分かりきった事を態々言い募る連中へと、冷めた視線を送りながら答えるジブリール。
「ならば分かろう、お前はやり過ぎたのだ。先のベルリンへの焦土作戦を初めとして、お前のやり方に着いて行けん者が多くなった」
「その通り、悪戯に市民を虐殺するなど愚の骨頂。民衆は生かさず殺さず飼うのが一番です
311小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 21:20:01 ID:???
「金の卵を産む鶏を殺すなど、一体何をお考えか」
この馬鹿共は何を言っているのか、信じられない面持ちで次々と投げかけられる言葉も聞いているジブリール。確かにロゴスは何十年もの間戦争を裏から操ってきたが、今回の戦争は今までとは違うのだ。
エイプリルフール・クライシスを皮切りにジュネシスの建造、ユニウス7の落下など奴らは地球に住む者達を根絶やしにするつもりなのだ。
例え人類以外の脅威が真実であろうとも、コーディネイターを根絶やしにせねばナチュラルに未来など無いのが理解出来ないのか。
「ここで簡略ながらロード・ジブリールの盟主よりの解任動議を発議する。解任に賛成の者は挙手を」
「賛成」「賛成」「賛成」「賛成」「賛成」「賛成」「賛成」「賛成」…
「賛成多数により、ジブリールの解任は決議された。ジブリールこれに腐ること無く、これからもロゴスの為に働いてくれ」
ジブリールが余りの展開に虚脱している最中も、粛々と話は進んでいった。
口々に勝手な事を言いながら消えてゆくモニター郡を見ながらジブリールは呆然としていた。これでジブリールに残された権限は自分の私財を投じて作り上げたファントムペインと今居るヘブンズ・ベースのみである。
そんなジブリールを見下ろすモニター郡の中で、最後に一つ残されたモニターの向こうに居たのはユウナ・ロマ・セイランである。
「残念でしたねジブリール卿、どうやら彼方は此処までのようだ」
ユウナの相変わらずのにやけ顔を、血走った目で睨みつけるジブリール。
「これを主導したのはお前か、ユウナ・ロマ」
「さて、なんの事ですかね。僕はロゴスの一員として正しい態度を取ったと自負しています。ロゴスにとっては戦争もビジネスですよ、なら殲滅戦など後の旨みが何も無い。軍人や政治家なら意味が在る事も商人では意味が無いと言うことですね」
「貴様は政治家だろうが」
「そうですよ、だからこの混迷する世界でオーブが生き残る道を探しています。では失礼」
喰えない笑顔のまま姿を消したユウナの映っていたモニターを、力任せに殴りつけて破壊すると冬眠前の熊宜しく部屋の中をグルグルと歩き出し、口の中で何かをブツブツと呟きながら考えを纏める。
「良いだろう、此処は大人しく敗北を認めよう。しかし私は決して諦めんぞ」
再び顔を上げたジブリールの両目は憎悪と復讐に爛々と輝いていた。

ベルリンでの会議から一週間、今日は再びジブラルタルへと集った各国政府首脳との全世界に向けて合同記者会見が行なわれる運びと成った。
壇上に並ぶのはプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルを始めとして、ユーラシア連邦、東アジア共和国、南アメリカ合衆国、南アフリカ統一機構、オーブ連合首長国等の各代表、
そしてなによりもプラントと戦争状態である大西洋連合大統領であるジョセフ・コープランドが並んでいる事に驚きの声が溢れた。
会見時間となり、国際緊急事態管理機構から派遣された弁務官が壇上に立って会見の開始を告げた。
主催したプラントの代表であるデュランダル議長が壇上に進み出ると、この会見の内容を話し始める。
312通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 21:30:15 ID:???
規制かかりましたか?
313小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 22:03:53 ID:???
「今日、この日に集って下さった各国首脳の方々に先ずはお礼を申し上げる。皆さんもご存知の通り我々プラントと大西洋連合の間では現在も戦闘が行なわれております。しかし、このような戦争を繰り返した所でいったい何に成ると言うのでしょうか。
そもそもの今回の戦争の発端となったユニウス7落下事件については、我らプラントの落ち度であり、被災した方々にはお詫びの言葉もありません。
しかし、後の戦争へと発展した憎しみの連鎖はコーディネイターとナチュラルの双方に存在する不信感が顕在化したものであります。
我々コーディネイターの祖であるジョージ・グレンは、自らの存在を明かした時にそのような人間同士で憎しみ合う事を願ったでしょうか? 答えは否です。
なぜならばコーディネイターたれとの彼の残した言葉の真の意味は、来るべき宇宙時代に向けて過酷な環境に適応する為に、そしていつか出会う未知なる存在との中を取り持つ架け橋としての「調整者」の役割を我々に託した言葉なのですから。
であるならば、このような憎しみは私達で終わりにしようではありませんか。無論今皆さんが抱いておられる憎しみを捨てろと、悲しみを忘れろ等とは申しません。
ですが、平和を願う想いは誰もが持っているはずです。その想いを強くした私は此処にお出でいただいた各国首脳のお力を借り、本日未明、大西洋連合との停戦条約を結びました」
停戦との言葉に集った記者は一様にドヨメキを上げ、カメラのフラッシュが無数に焚かれる。僅かの時間をかけて記者が沈静化するのを待ってから、再び話し始めるデュランダル。
「これによって両国の戦争は一応の停止を見る事が出来ました。しかしなぜこのタイミングでの停戦に双方が応じたのか疑問に思う方も多いでしょう。その理由を説明する前に、先ずはこの映像をごらん頂きたい」
会見会場が暗くなり、壇上に大型のモニターが現れる。そこに映し出されたのは凱達が見た木星の映像だった。
先程に倍するドヨメキが場を支配する。今度の映像は余りにも衝撃がすぎたのか会場内は驚きと悲鳴に包まれて沈静化する気配を見せない。
「落ち着いて頂きたい、この映像は間違う事なき真実であり、そして残念な報告をしなければなりません。実はこの宇宙鯨が、火星に住むマーシャン達を襲ったとの連絡を受けたのです。
幸いにもマーシャン達は防衛部隊の活躍により脱出に成功しましたが、その防衛部隊は全滅したとの報告も受けております。
この木星において目覚めた敵性存在を我々は《ゾンダー》と名づけました。そしてゾンダーは全ての地球国家に対しての脅威であると判断し、諸国の協力をお願いする為に、国際緊急事態管理機構へと問題の上申を行いました。
その結果が今日の大西洋連合との停戦と、この問題に対応する為の特務機関を設置する事を世界の皆様にお伝えする事が出来るのです。
この特務機関の所属は中立であるDSSDの外部組織となりますが、国際緊急事態管理機構の直属として存在します。
また彼らはゾンダーの迎撃を主任務としますが、その他国際的なテロリスト、及びそれに類する者達への捜査権、鎮圧権を有し、更に紛争地域等での市民への不当な攻撃に対する武力行使を行なう事が可能となります。
国家の垣根を越えて人類共通の敵と戦う特別機関《Gutsy Galaxy Guard》(ガッツィー・ギャラクシー・ガード)通称《GGG》の発足を此処に宣言いたします!」
この宣言の後は、おおわらわであった。この宇宙鯨は本当に人類の敵であるのか。何故この存在を知る事が出来たのか。
またGGGとは一体いかなる組織であるのか、それほどの権限を与える必要が本当に必要なのか等、質問に次ぐ質問が飛び交う中で根源的な質問が飛んだ。
「我々人類はそのゾンダーとやらに勝てるのですか?」
「ご安心下さい、その為のGGGです」
力強く言い切ったデュランダルにGGGの詳細についての質問や疑念等が浴びせられるが、それについては後で資料(GGGのメンバーや戦力等、機密に係わる事は伏せられている)を配る事で何とか落ち着いた。
会見の最後に集った各国首脳が一人一人宣誓して、GGGの発足議定書にサインを入れていくセレモニーが催され、正式に地球防衛組織Gutsy Galaxy Guardが発足した。
314小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 22:05:20 ID:???
スカンジナビア王国の海中に存在する、地下ドック。そこに係留しているアークエンジェルのブリッジでキラ達はこの放送を見ていた。
全てを見終わった後で、ターミナルから上がってきた資料に目を通すキラ、ターミナルの情報網を持ってしてもGGGメンバーや戦力の詳細は不明と言う。
難しい顔を浮かべていると、マリューが心配そうに声を掛けてくれた。
「キラ君、大丈夫」
「ええ、大丈夫です。この放送を見た限りでは、このゾンダーの脅威が現実とは思えません。それに中立のDSSDの外部組織で国際緊急事態管理機構の直属とはいえ、創設にデュランダル議長やセイランが係わっている以上は、僕は彼らを信用出来ません」
自分なりに何か考えていたカガリだったが、キラの言葉で納得したのか話を引き取って追従する。
「そうだな、幾らなんでもエイリアンなんて馬鹿馬鹿しすぎる。それにターミナルの情報網に引っかからないなんて、そんな事があるのか?」
「分からない、ラクスなら何か掴んでいるかもしれないけど。それにGGGと言えば、この間ベルリンに表れた人達ですよね、もし本当にゾンダーが居るとしても、僕は彼らの力はこの世界を混乱させるだけだと思うんです」
「そうね、強い力は更なる混乱を呼ぶわ。それが分かっていながら、例えゾンダーとかが存在するとしても、あんなに凄い機体を作ったということは、何か別の目的もあるかも知れないし。油断は出来ないわ」
キラがGGGを危険視すれば、マリューもそれに追随して強すぎる力を憂いた発言を重ねた。アークエンジェルのブリッジにGGGへの不信感とでも言うべき空気が流れる。
「とにかく情報が足りません。先ずはラクスと連絡を取って次の行動を考えましょう」
「そうね」
穏やかな顔で返事をするマリューの様子を見たキラは、ベルリンで見た謎の人物の事を話しても大丈夫だと判断した。マリューに向き直り、目を見つめながら話しかける。
「それからマリューさん、僕、ベルリンでムウさんに会ったかもしれません」
「えっ、ど、如何言う事キラ君。あの人は私の目の前で…」
「そっくりな人を見たんです、カオスに乗っていました。戦い方もムウさんそっくりで、間違い無いと思うんですけど、答えてくれなくて」
「そんな、あの人が生きている?」
グラリと足元をふらつかせたマリューをキラが咄嗟に支える。マリューの腰を支えながらキラはブリッジに居る全員に告げる。
「とにかく、今は何も分かりません。だから僕達は僕達の信じる事をしましょう」
アークエンジェルは暫らくの間は情報収集に努めて、事の真偽を見定める事となった。

同時刻、宇宙空間に作られたクライン派の拠点ファクトリーの内部でも、この放送は流されていた。自らの執務室で愛娘であるラクスと共に総統シーゲル・クラインは笑いながらこの会見を見ていた。
「デュランダルめ、良くやる」
「お父様、このゾンダーなる世界の敵に対して私たちは如何するべきでしょうか」
ラクス達はゾンダーの存在を知っていた、世界各地に張り巡らされたターミナルの情報網はキチンと機能していたのだ。キラ達が知らないのは単にラクスとシーゲルの考えが纏まるまで伏せているだけに過ぎない。
「ふむ、我等に敗北は許されぬからな、引き続き情報は集めさせている。程無くこのゾンダーの情報も集ろう、我らが事を起こすのはその後で良い。それまではこのGGGなるゴミ共に任せておけば良かろう」
ここで一先ず言葉を切った、シーゲルであったが、少し難しい顔を覗かせた後でもう一つの指示を下した。
「しかし、ベルリンでの戦闘を見たがGGGのMS、素晴らしい性能の機体ではないか。たしかDSSDの外部組織だったな、そちらの線からデータの入手を急がせろ、是で我々の戦力は万全となろう」
「畏まりました。そのように指示いたします」
「うむ、この地球圏に存在する優れた技術は全て我々が保有してこそ、愚昧な民衆の為に成るというものだ」
「はい、クラインは世界の者、世界はクラインの物」
シーゲルに言われた事を実行する為に部屋を出たラクスであったが、ふと後ろを振り返ると口角を吊り上げて誰にも聞こえぬ声で呟いた。
「愚かなお父様、世界はクラインの物では有りません。世界は私達SEEDを持つ者の物ですわ」
語るラクスの表情は、無知な幼子を相手にするような澄んだ笑顔であった。
315小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 22:07:48 ID:???
火星のマーシャン基地を襲ったゾンダーは、その宙域に10日程留まっていた。なぜなら体内で吸収した固体から新たなゾンダリアンを生み出していたからだ。
『心弱き者達よ、私の声に従い永遠の命を持つ者へ生まれ変わりなさい』
優しげな女性の声が響くと、其処彼処に積み上げられたMSがゾンダーロボへと変化してゆく、その中から3つの人影が立ち上がった。
『機械三将レロウル、ここに居るぜ』
一人目は髪を逆立てて顔に赤い隈取と体中に工具類が張り付いている。
『機械三将イグジス、待つのは我慢ならん』
二人目は白目の部分まで真っ赤な目で髪の毛が銀色の鋼出来ており、間接の隙間から炎が吹き上がっている。
『機械三将ナシェイル、呼ばれました?』
三人目は黒曜石のような肌と金の鬣を持った者、ただし顔には下弦の月ような裂け目があるだけだ。
三人はゾンダリアンらしく、そろって機械的な風貌がある。その三人の前方に髪の毛がケーブルで形作られ、閉じた両目の上下に分割線、線の両側にはリベットが打ち込まれている美しい女性の巨大な顔が浮かび上がった。
その顔に向かって跪く機械三将、巨大な顔の目が開くと、その瞳は無数のレンズで構成された複眼のようだ。口を開かぬままに先程聞こえた優しげな声が木霊する。
『機械三将よ、これから向かう先には私達ゾンダーの敵が居ます。かの者達を排し必ずや地球の機械昇華を遂げるのです』
『お任せあれ、《MOTHER》』
三人の声が唱和するのを確認すると、ゾンダーは動き出した。
地球来襲まで、後5日と迫っていた。

君達に最新情報を公開しよう
様々な思惑を持ちながらもゾンダーの前に団結する各国
そんな中で新たな仲間を迎えるGGG
しかし脅威はすぐ其処に迫っていた
次回 勇者王ガオガイガー DESTINY
第17話 『ゾンダー 来襲』 にFINAL FUSION承認
これが勝利の鍵だ 《地球連合軍》
316通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 22:21:37 ID:???
おお、投下乙にGGGGJ!!

この世界の中で一番胡散臭いのが自分達なのにGGGを危険視とかもう…

後、最後のゾンダリアン達はもしかして…おお、続きがめっちゃ気になる!!

317小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/06(日) 22:32:47 ID:???
ども小話です
先月の11日から鯖規制でまったく書き込めませんでした
書いてはいたんで、次の17話は書き終わってたりします
今回で種死のテンプレは一応終わりで
次回からロゴス編の替わりに、ゾンダー編になります
では、また

読み難いとの指摘がありましたが、改行増えるとレス数が多くなりそうなので
申し訳ありませんが、この書き方でご勘弁を
318通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 22:35:48 ID:???
まあ、危険視する前にどうみても科学レベルが数世紀違うことを不可思議におもうのが先じゃないですかねえ
そもそもGGGに自分たちが異邦人である自覚がなさすぎる気がして仕方がないのですが・・・
319通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 22:40:01 ID:???
異邦人でも目の前にゾンダーによって滅ぼされようとしてる奴ら見て黙ってられるか?
しかも自分達にはゾンダーと対抗できるだけの技術があるんだし、勇者なら当然じゃないか?
320通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 22:41:48 ID:???
完全にラクスがSEED教祖

小話 ◆9NrLsQ6LEUさんはヘイトによるヘイトのためのヘイト名ねつ造設定をつくる”ヘイター”さんでしたか残念です、職人もどき




ま、勇者(笑)がパーフェクトにザフトの味方でしたから嫌な予感はしてましたけどねw
321通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 22:43:30 ID:???
>>319
ちゃんと話を読んでから擁護しような
322通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 22:52:36 ID:???
力無き弱き者を助ける力と技術を持っていて例え自分たちが異邦人でも命懸けで力無き者を救うのが勇者。

力も技術もあるけど力無き者を見殺しにして自分たちの目標を達成しようとするのがラクシズ。
323通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 22:56:41 ID:???
>>317
GGGがラクシズのまねごとをしている理由を
いまさらゾンダー持ち出して正当化したつもりか、アホか?
ザフトとのなれ合いや戦場での人間の盾もといロボットの盾はゾンダーに全く関係ないだろ

でもって定番のブルコス狂とラクス教、クロスの皮をかぶったヘイト話は飽きたんだよ






テンペルム・ムンドゥース・インフィニー・トゥーム・レディーレ
浄化されて消えろヘイター
324通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:02:02 ID:???
この後の展開は

CASE1
凱「何だって、プラントに連合軍が攻め込んだだって」
大河「うむ、市民にかなりの被害が出ているようだ」
火麻「こうしちゃいられねえ、救助に行くぞ」
雷牙「しかし、これは連合とプラントの戦争じゃ、僕達が手出しするのは違うのではないか」
大河「博士の言うとおりだな、よし我々は手出ししない事にしよう」
火麻「確かに、そう言われりゃあそうかもな。よし此処から見守るか」
凱「ああ、みんなの無事を祈ろう」

CASE2
凱「GGG機動部隊参上! いくぞ皆」
勇者ロボ「了解!」
撃龍神「双頭龍!」
シン、レイ、ルナマリア「うわああああ!」
ドッカッーン
天竜神「光と闇の舞!」
3馬鹿「ぐわああああああ!」
ズッドッーン
凱「フリーダムよ、光になれー!」
キラキラキラ
凱「戦いを生み出す者を許しはしない」

CASE3
凱「ヘル&ヘヴン」
キラ「動きが止まった、今だ」
ピッピッピ、バギューン
凱「俺の勇気が砕かれる。ガクッ」
キラ「撃ちたくない、撃たせないで」
長官「なんと心優しい青年だ。我々が間違っていたようだな」
ラクス「それに気がついた皆さんは幸せです。さ、私達と共に参りましょう」
GGG隊員「ははっ、ラクス様の為に」

どれが一番面白い?
325通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:05:04 ID:???
 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、
  | |  (・)。(・)|  
  | |@_,.--、_,>  
  ヽヽ___ノ      勇者もどきのオナニー&ヘイターだったでござる
                          の巻
326通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:05:44 ID:???
また荒らしかよ、楽しみにしている人だっているんだから自重してくれよ
327通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:06:50 ID:???
>>320
ボクのキラキュンラクスキュンをいぢめるなー!

ですね、分かります。
328通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:09:37 ID:???
まあ種クロスの九割九分はキラスクをアンチするためにかいてるようなものだしさw
329通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:09:52 ID:???
坂井輝久じゃねえの、この荒らし
ゲハのチョニ揚げ・ν速のヨウ素・おもちゃ板のアク坊と言った方がわかりやすいかもしれんが
330通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:10:12 ID:???
また変なのが沸いたな…。

作者さん、GJだ。
変なのは気にせずに続けてくれ。
331通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:11:41 ID:???
>>314
>「愚かなお父様、世界はクラインの物では有りません。世界は私達SEEDを持つ者の物ですわ」

捏造ひど過ぎw


引くね
332通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:17:41 ID:???
設定改変もまた二次創作の醍醐味だしなー
これはこれで面白いよ、気に入らなきゃ読まなければいいんだしね。
333通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:18:28 ID:???
>>331
公式で「世界はあなたのもの、あなたは世界のもの」と親に教えられて育ってますがなにか?
んでもってその後マルキオがSEED理論を教え込んでいる。
少なくともねつ造ってわけではない。拡大解釈とは言えるかもしれんが。
334通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:19:12 ID:???
本気で種シリーズの原作設定再現したら物凄い事になるのは某ザ○レ○で証明済み
335通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:21:46 ID:???
両澤脚本にヘイトのSEED尽きまじってね
336通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:30:39 ID:???
>>334
原作がアレだってことで、さらにアレな話に
元からキチ○イのユウナはどうみても別人だろw
337通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:33:02 ID:???
ラクシズヘイトが嫌なら新シャアのSSは読まない方が精神衛生上よろしいと思いますが
338通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:35:44 ID:???
キレイな議長が大好きなら読むべき
339通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:50:13 ID:???
こうやってヘイトしに来る奴もいれば
そのヘイトに構って構って構いつくしてスレをダメにするクズがいる
スルースキルを持たない奴は、来るなとまでは言わないが書き込まないで欲しいね
340通常の名無しさんの3倍:2009/09/06(日) 23:57:23 ID:???
言いたいことは分かるが過激だぞ
341通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 00:08:29 ID:???
GGGJ!!
まだ不確定要素はありますがとりあえずこれで一丸となってゾンダーと向かえますね

そして外伝キャラがゾンダリアンにwww


あとラクスはともかくキラや艦長はね…
救助活動してるにも関わらずGGGや勇者達を危険視したりゾンダーがガセだって前提で話進めたりとか…クライン親子によって情報統制されているとは言え何かもうね、怒りや憤りよりも可哀想な物を見る様な哀れみを感じるわ…
342通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 00:09:10 ID:???
>>339
目くそ鼻くそを笑う

同士討ちはよそでやってくれ
343通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 00:11:57 ID:???
同士って誰だよ…
344通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 01:19:41 ID:???
原作ヘイト?
何言ってるんだ、素晴らしい昇華じゃないか。
シンはシンで頑張ってくれそうだし、策士ユウナはマジで格好ええ。
悪役になったシーゲルをはるかに越える素晴らしき悪のカリスマ、ラクスは原作よりも好感が持てるかもしんないww
小話氏GJっすよ!!

結局ジブは結局ピエロになっちゃったのが少し残念かも・・・
お馬鹿になったキラにはちょっとは救済策があると信じたいなぁ・・・流石にこのままだと可哀想に見えてきた(笑。
345通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 01:23:20 ID:???
ガンダムの方は全然知らん俺はどーでもいいや
346通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 01:48:14 ID:???
ザクレロよりむしろカナードSSのが荒らしを発狂させた件
347通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 02:17:31 ID:???
荒らしが全然功を奏さず今日も発狂遠吠えのラクシズ厨でしたw
348通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 03:02:52 ID:???
>>346
ヴァイアの件か
349通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 06:48:58 ID:???
ラクスはともかくここのキラと虎は真実を知って和解すれば味方になりそうな予感
350通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 09:20:41 ID:???
GGGJ!
ここのラクスははっきりと物を言う所がすがすがしい

ところでヴァルナーはイルカじゃなくてシャチだね
351通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 10:31:27 ID:???
>>307
役に立つ立たない以前にMSなしのシンがGGGで何ができるんだ?
GGGの後継て言ったって国際的に公認されてないのだからデュランダルの私兵と変わらん気がするが・・・
352通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 10:47:05 ID:???
>>351
大西洋連邦の大統領がデュランダルの演説の後ろに控えてましたが?
ほかにもユーラシア・オーブ・南アメリカ・南アフリカ・東アジアの各国首脳が
GGGの発足議定書にサインしてますなあ。
353通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 10:53:27 ID:???
思ったんだが、遊星主を倒したGGGってGGGGだよな?
それだったらゾンダー余裕じゃないかな?

…まあ、取り込むのがMSだからゾンダーも強くなるのかな
354通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 11:02:57 ID:???
>>352
認知されてないのは「GGGの後継」
脊髄反射じゃなくて、よく見てからレスしたほうがいいんじゃね
355通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 11:10:01 ID:???
うおぉぉぉぉっ、おもしれ〜〜〜〜っ!!!
混迷する世界、それぞれの思想で動こうとする各勢力、迫り来る謎(w)の敵、そして進むべき道を見つけたシン!
GGGの連中が原作っポイし、読んでいて気持ちがいい&燃える!
続きが気になる、これは続きが気になってしょうがない!
小話 ◆9NrLsQ6LEUさんグっジョブ! これからも是非がんばってください!!
356通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 11:12:20 ID:???
>>353
遊星主はピサソール以外機械昇華で消滅してるからゾンダーより弱い
ジェネシックも対遊星主用に特化してるからゾンダーに対してそこまで有効じゃない
緑の星はギャレオンやジェネシックマシンを改造するのが間に合わずに滅んだ
357通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 11:13:48 ID:???
>>356
おお、納得
358通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 11:32:30 ID:???
>>356
しかも現在はギャレオンからの解析は進んでいるにしても。
元の世界にいた頃に比べるとだいぶ劣化しているしねぇ。
359通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 11:38:40 ID:???
>その為のGGGです
サングラスが無いのが残念だ。
360通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 11:42:20 ID:???
>>352
大洋州や赤道や会議は合意せずか…
大洋州は何かしでかす予感
361通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 12:03:43 ID:???
ロウに我慢ならんとナーエがゾンダリアンで女の声となるとプロフェッサーに回収されなかった火星ラクスか
362通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 12:55:49 ID:???
>>356
既に文明が崩壊寸前だったから次の宇宙を守れるようにギャレオン改造して
護乗せて未来に送り込んだんじゃなかったっけ?
だってGストーンの同種であるラウドGストーンがジェネシックオーラでダメージ喰らうんなら
Gストーンの反同位体といえるZメタルもぶっ壊せるハズ
そんな暇もなかったってことじゃないの?
363通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 13:09:36 ID:???
>>362
ふつうに聞いてみて。新しい世界の銀河辺境にでも移民しろよてめーらっておもったのは私だけではないはず。
364通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 14:17:59 ID:???
>>363
ここでデーターベースとヴォルトークが通り過ぎる
365通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 14:55:27 ID:???
>>362
宇宙の寿命が近づいてそのままでは三重連太陽系も滅ぶ予定だった。
ジェネシックオーラでダメージ受けるのは遊星主を構成するプログラム。
366通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 15:20:48 ID:???
>>365
護の見解だと再生した三重連太陽系がガガガ世界の太陽系だっけ?
367通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 15:25:10 ID:???
AA組は相変わらず、「お前が言うな!」連発だな。
見事な本編キャラ再現率に、GJ。
368通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 15:28:45 ID:???
マイクサウンダーズの集団ソルタリーウェーブでゾンダーメタルを破壊できそうだが敵の三将にはロウがいるから侮れんし我慢ならん!はVLでJについてきそうで?は……レクイエム、ネオジェネシス反射?
369通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 16:26:36 ID:???
>>365
それであってる。順を追うと、

・三重連太陽系がいる宇宙の寿命が尽きかける
          ↓
・カインが次の宇宙への移住、アベルがパスキューマシンでの再生を提案。両者対立する
          ↓
・アベルが遊星主を建造、対抗してカインがジェネシックを建造。
          ↓
・紫の星でゾンダー暴走。三重連太陽系崩壊間近になる。このころ護誕生
          ↓
・カインがGストーンに護の浄化能力を付加。カインがそれをベースにJジュエルを製造。
 さらにJアークとアルマ、ソルダートJを多数製造。だがほとんどが起動前に破壊。
 ソルダート軍団原種に白兵戦挑むが敗れる。
          ↓
・カイン、ギャレオンを対ゾンダー用に改造し護を乗せ次の宇宙へ送る
 同様にアベルも生き残ったアベル(後の戒道)をJアークに乗せ送る

確かこんな流れのはず
370通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 16:51:25 ID:???
>>351
やはりセカンドシリーズドッキングで勇者をつくるしかないか
371通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 17:45:21 ID:???
とりあえずナナバルクが半壊って事はスターゲイザーが活躍したんじゃないかと思った。
確かプロパルジョンビームで撃沈以外では決定打与えてなかった筈だし
372通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 17:49:58 ID:???
>>370
例のセカンドステージ寄せ集めガンダムだけどさ、あれのインパの頭にマスク着けたらいいんじゃない?
合体の締めにも映えるだろうし、デスティニーみたいなZ顔のほうが勇者っぽいじゃん?
373通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 17:54:43 ID:???
374通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 18:03:44 ID:???
なんか普通にアリな気がしてきた…
オレって変?
375一尉:2009/09/07(月) 21:08:10 ID:???
これば良いお話なら良いよ。
376通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 21:29:00 ID:???
>>372
全機合体した後に自分でマスク被るんだな
377通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 22:18:08 ID:???
書き進んでいるらしいから連投もあるかと思えば、ラクシズ厨が涌いていたんだ。
うむ、贅沢は敵と言う訳だな


おっと、忘れるとこだった。小話氏GJ
378通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 22:21:48 ID:???
ふっと思うんだけど。
ガオファイガーは作れるのだろうか?
CEの世界で
379通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 22:27:38 ID:???
Gストーンの複製が出来るかどうかによるな・・・
380通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 22:54:38 ID:???
作れて合体機構無しの竜兄弟じゃないかな
と思ったけどあの世界の可変技術
ぶっつけでイージス作れるくらい凄まじいから合体もいけるかもしれない
381通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 23:19:50 ID:???
>>378
クシナダにF勇者王の修理用予備パーツがあればいけるかと

流石に遊星主相手に予備パーツ無しで挑むのは無謀だし
382通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 23:47:29 ID:???
>>379
小説版ではギャレオンに積んであったGストーンがすべてで勇者ロボ軍団のはそれを分割している。
つまりはGストーンの量に限りがある。分割しすぎるとダメらしい。

最もTV版までだったらこれでもいいがよりによって映像版FINALで矛盾点が出たがな
・量産型コスモロボ軍団の廉価ディスクX。ソリタリーウェーブを発生させるには
 Gストーンの結晶構造が不可欠
・Gクラッシャー発動キーである勝利の鍵。あれはGストーンとJジュエルの結晶構造でできているらしい。
 Gストーンだけなら用意できるかもしれんがJジュエルはあの時現物はJアークにしかない。
 よって複製品の可能性が高く、Jジュエルが精製できるなら同類品のGストーンもコピーできねばおかしい。
383通常の名無しさんの3倍:2009/09/07(月) 23:50:15 ID:???
ぶっちゃけ、ジェネシックガオガイガーだと攻撃力がありすぎてゾンダー核
を粉々にしちゃうから使えない、みたいな感じかな? 寄生される人ごと殺
すのは勇者的にマズい、と。
384通常の名無しのさんの3倍:2009/09/08(火) 00:05:47 ID:IZRn0Uml
小話 ◆9NrLsQ6LEUさんお疲れ様です。
この作品を楽しみにしている読者のためにも完結までがんばってください。
C.E.の世界を掌握するが誰であろうといいだろう。
しかし、ゾンダーが世界を牛耳るのは勇者達の名が廃る!
385通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 02:58:18 ID:???
>>382

 Gストーンは一応作れる筈、すっごいコストが掛かるが……。
 本来はその為のディヴィジョン艦があったんだけど、バイオネットの襲撃で壊れちゃったんだよね、確か。
 
 そんなこんなで、バイオネットは大量の劣化Gストーンを入手、
フェイクGSライドで動くメタルサイボーグを量産したらしい。
386通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 04:33:24 ID:???
>>385
フェイクGSライドは、Gストーンを用いないでGSライドの機構を模した装置、中国GGGにてGストーン及びGSライドの代替えとして開発されたもののバイオネットにデータを奪われる
物質瞬間創世艦フツヌシは、採用されなかったディビジョン艦、闇竜光竜のボディを作った際に能力を危険視され封印、のちにバイオネットに占拠されフェイクGSライドの量産に悪用された
なお、劇中でオリジナルとされているGストーンは護のペンダント、ガイのガオーブレス、ギャレオンのものだけで、ほかはギャレオンがもたらしたものか獅子王博士が複製したものかは明言されていない
387通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 05:42:33 ID:???
>>386
龍型にはコピーが使われているので。多分コピーだと思われ。
388一尉:2009/09/08(火) 08:29:58 ID:???
つまり、複製の事です。
389通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 09:25:01 ID:???
>>385
モデル誌にでてた話が元ネタね
フェイクGストーンなんてない
それにこのディビジョン艦は勇者ロボのボディやGツールの生産が建造目的、それに複製ではなくデータから創世するのでデータがなければ生産できない
そもそもGストーンは地球の科学力では完全に解析されていないから現物から分割しているのが実情でデータから生産することはできない
390通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 16:56:30 ID:???
>>383
そこはハンマーヘルアンドへヴンと双頭龍ですよ。
グランドプレッシャーがあればコネクタをジェネシック用にして使えたかも。
391通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 17:18:38 ID:???
>>390
ゴルディのコネクターは元々無印ガオガイガー用だから素体が同じギャレオンなら弊害は精々出力調整位じゃね?
392通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 19:21:21 ID:???
>>391
ゴルディオンクラッシャーのコネクタはガオファイガー用だったからジェネシックの腕を無理矢理ねじ込んで凱のエヴォリューダー能力でコネクトしてた
393通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 19:27:08 ID:???
>>386
フェイクGSライドは中国GGGが作ったんじゃないだろ
バイオネットが中国から盗み出したのは超AIの情報で
それを利用して光竜を捕らえて、フツヌシで光竜のGSライドから創世したのがフェイクだぞ
394通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 19:42:40 ID:???
>>392
ごめん説明不足だった
俺が言ったのはマーグハンドについてで、無印勇者王では右腕(ブロウクンマグナム部分)を肘間接から分離してハンマーコネクトしてた

つまりこの時はギャレオンと直接ハンマーコネクトしている状態

だからジェネシックになっても肘間接部はギャレオンのままだから問題が無いのでは?
と思って…


そしてクラッシャーでは映像見る限りだとマーグハンド部も無く、穴の形状から見てガオファイガーの右腕(ブロウクンマグナム部分)ごと直接コネクトして制御するみたいだから根本的に右腕の形状が異なるジェネシックでは強引にぶちこんだんじゃかいかと思ってしまってた。
395通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 20:01:24 ID:???
マーグハンドが付くのはライナーガオーから出てくる二の腕部分だから、
ギャレオンは関係無いんじゃないかな。
ガオファイガー用のガオーマシンも、
ギャレオンとF・F出来るように互換性が有るって設定だし

所でGストーンはレプリ勇者にも有ったのかな?
396通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 20:08:30 ID:???
>>994
二の腕
無印 ライナーガオー
ファイガー ライナーガオー2
ジェネシック ブロウクンガオー
397一尉:2009/09/08(火) 20:41:10 ID:???
みなちはライナーガオーはモデルは500系新幹線です。
398通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 20:41:32 ID:???
>>393
ラプラスが雷風の情報を利用して光竜捕まえてGSライドの解析と動力が抜かれてたフツヌシの動力源に利用
で、Gストーンは解析できなかったからできそこないのフェイクしか作れなかったってはなし、文庫で加筆されてる
399通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 20:45:32 ID:???
>>395
ラウドGはレプリ遊星主ごと複製されてるし、レプリギャレオンもレプリガオファイガーも本物同様に機能してたから複製できるんじゃね。本家本元の技術だし。
400通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 20:52:34 ID:???
>>394
ギャレオンは護にTV版での対ゾンダー仕様から対遊星種仕様に改装され直してるから地球にいたときそのままとは違うんじゃ
そもそも最初に想定されてたガオファイガーのコアマシンはギャレオンじゃなくて地球産のファントムガオーだし
401一尉:2009/09/08(火) 20:58:10 ID:???
あの時、凱対護は初めてみたましたがライナーガオーが破壊されました。
402通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 21:13:30 ID:???
>だからジェネシックになっても肘間接部はギャレオンのままだから問題が無いのでは?

すべてのガオガイガーに共通だけど、ギャレオンとかが占めるのは肩口までで
肩先から腕までを構成するのは合体した別のマシンだぞ
403通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 21:20:54 ID:???
とりあえずまとめてみた

ゴルディオンハンマー
○ジェイアーク
×ガオガイガー/ガオファイガー/ガオガイゴー
不明:ジェネシックガオガイガー
ジェネシックは強固な装甲にジェネシックアーマー。
加えてゴルディオンネイルを装備制御していることから、
グラヴィティショックウェーブに対する自己防衛の備えもあると解釈できないこともない?
いずれにせよ第19話のガオガイガーよりは被害が小さいだろう。

マーグハンド
○ライナーガオー/ライナーガオーU
×ブロウクンガオー

グランドプレッシャー
○ステルスガオー/同U/同V
×ガジェットガオー
グランドプレッシャーは装着後のギミックもあるからクラッシャーコネクトみたいな無茶はできないはず
404通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 21:25:51 ID:???
>>402
に追加
しかも基本的にジェネシックマシンの劣化コピーだしねぇ。>各種ガオーマシン
405403:2009/09/08(火) 21:38:16 ID:???
>>403
誤:ジェイアーク
正:キングジェイダー
ごめんよJ、俺間違えちまった。
406通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 21:58:06 ID:???
>>395
>>402
ごめん、何か根本的な勘違いをしていたみたいだった…
ちょっとつべいって出直してくる
407通常の名無しさんの3倍:2009/09/08(火) 22:07:04 ID:???
>>406
おいおい、つべとかいうなよ
せめてレンタル、合体を語るならBRAVE合金でも買え
408一尉:2009/09/08(火) 23:51:48 ID:???
さてと、そろそろ続きは。
409小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/08(火) 23:59:33 ID:???
勇者王ガオガイガー DESTINY
第17話 『ゾンダー 来襲』

GGGが発足した日の夜、凱は大河長官と雷牙博士の下を訪れていた。
凱から相談があると聞かされた大河長官は何事かと身構える、その話の内容は驚いた事にGGGに自分が居ても良いのかというものだった。
「長官、俺はこの世界に来てから今までザフトに協力して戦ってきた。そんな俺に勇者の名は相応しくないかもしれない」
「凱、君のいう事も分かる。だが君が私利私欲で動くような男ではない事は私も、そしてGGGに居る皆が承知している。そんなに気に病む事もあるまい」
「それでも、俺が戦争に加担して人の命を奪った事は事実だ。それは許される事じゃない」
「それはそうかもしれんが、人間は自分を守るために戦う事は許されてしかるべきじゃと思うぞ、第一それを言い出せばこの世界では我々その物が問題じゃ」
このCE世界においてGGGは一時の異邦人である。それにも係わらずに世界に干渉してきたのは自らの生存と元の世界に帰還する為に最大の努力をしてきたからだ。
現在のGGGならばゾンダーに対抗できるように連合やザフト等に技術供与だけを行い、この世界の騒動には耳と目を瞑り自らの世界へと帰還する事だけを考えて行動する事も出来るのである。
しかしながら、たとえ自分達とは関係の無い世界であったとしても機械昇華されるのをただ見ている事など出来ないが故にGGGの設立と自分達が帰還した後でも、その理念を継いでくれる人間を育てようという事だ。
その中で凱はザフトとして戦ってきた自分がGGGに名を連ねていても良いものかと二人に相談しに来たのだ。
「記録は見たがお前はミネルバの防衛と虐げられた人の為に戦っていたと思う。それとも今迄の行動を後悔しておるのか」
雷牙の疑問にはすぐに首を振って否定する事が出来る、今までの戦いは決して無辜の民を蔑ろにするようなものでは無かったし、自分自身誰かに強制されて戦ってきた訳でもない。凱が自分で考え、自分で決めてきた事だ。
「いや、俺はこの世界で戦い続けてきた事、やってきた事が間違っているとは思わない」
「それが答えだよ、君は我々が認めた勇者だ。そして君は自分のしてきた事を間違っていないという。なら我々もまた同じ判断をしただろう」
「長官」
「それにお前を慕ってこのGGGに志願した者もいるのだ。お前が間違った事をしてきたと言うなら、彼らのように後を続こうとする者も居ないはずではないか、そして彼らを導くのは先達としての使命ではないかな」
「伯父さん」
人生の大先輩である大河長官と雷牙博士、二人の厳しくも暖かい視線の前に凱は自分の心にあった迷いが晴れていくのを感じていた。
「二人とも有り難うございます。俺は勇者としてこれからも戦い続けます。それと俺もまだまだ未熟者ですから、今後とも宜しくお願いします」
立ち上がり深々と頭を下げる凱の肩に、二人の手が優しく置かれた。手の温もりを通じて熱い思いが伝わってくるのが感じられる。
この信頼と期待に応えなければ勇者では無い。凱は命の在る限り戦い抜く事を改めて心に誓った。
410小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:00:23 ID:???
凱が二人に相談をしている頃アスランはデュランダル議長に呼び出しを受けていた。アスランが部屋に到着して入室を告げるとデュランダルは話を切り出した。
「やあ、態々呼び出してしまって済まない、実はアスラン君には新しい任務を受けてもらいたいと思ってね」
新しい任務といえば、恐らくはGGGへの出向だろうと中りをつけるアスラン、それならば望むところであるが話は意外な所から始まった。
「アスランはハイネの事は聞いたかね」
「あ、はい。少ししか話しませんでしたが、良い人間だと印象を受けました。残念です」
「うむ、そこで君にミーアの護衛について貰いたい。あの一件以来彼女も塞ぎがちでね、君になら心を開くかもしれない。支えてやってはくれないか」
「あ、いえ、しかし自分では何をしたら良いのか。それにこの危急の折、自分だけが後方に下がるなど承服しかねます」
まさか自分にミーアの護衛などという仕事が回って来るとは考えもしなかったアスランは、しどろもどろになりながらも自分もまたGGGでゾンダーと戦いたいと申し出る。
「そうかも知れない、いやそう言う君だからこそ頼みたいのだ。私には信頼できる人間が少ない、君はその内の一人なのだ。なんとかやっては貰えないか、頼む、この通りだ」
議長が深々と頭を下げたのを見て慌てるアスラン。一介の兵士である自分に対して頭を下げるなどプラントのトップがする事だろうか、それともそれほど自分は頼られているのだろうか。
「顔を上げてください議長。分かりました、不肖アスラン・ザラその任務お受けいたします」
「そうか、やってくれるか。では早速アプリリウスに向かって出発して欲しい、詳細は向こうに居る者に聞いてくれたまえ。それと君のMSだが生憎新しい機体が用意できない、そこでセイバーの改修を指示してある。アーモリー1にて改修後受領してくれ」
「はっ、了解いたしました。アスラン・ザラこれより任務に付きます」
アスランが退出して一人になるとデュランダルは椅子に深く腰掛け直した。手を膝の上で組み目を瞑る。一つ深呼吸をすると自重するように呟いた。
「これで彼と彼女が都合よく動いてくれると良いのだが。ふ、難しいかな」
誰に問うたのかも分からぬ言葉が部屋の空気に溶けていった。

GGGの発足から2日GGGへの転属を願った、若しくは命令された世界中から集まった人達が乗ったシャトルがGGG基地コメット・ベースに到着した。
タラップを降りて係員に案内されて会議室へ通されると、そこへGGG長官である大河と参謀の火麻がやって来る。
「ようこそ諸君、私がGGG長官の大河幸太郎だ、君達は地球防衛の為GGGへと志願してくれた」
本来ならDSSDでの研修期間を経て適正を認められた人間がGGGのスタッフとして働いてもらう事になるのだが、今回はゾンダー襲来に際して時間が足りないが為に研修期間を置かずに雇用する事になった。
「先ず諸君等の肝に銘じて貰いたいのは、我々GGGがその設立理念に置いて個人の主義主張に因らず世界の事を第一に考えなければならない事である。
ここで働く者は皆GGGの隊員であり仲間だ、ナチュラル、コーディネイター等の人種の区別なく、また諸君等の国と国との関係に拘らず、世界全体の利益を第一に考えることを要求される」
411小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:01:47 ID:???
鋭い眼光で全員の顔を見回す大河長官と、見つめられて居住まいを正す新隊員の人間達、全員が神妙な顔をしているが何人か居心地が悪そうにしている者もいる。
ここに集った人間は、基本的には世界の為に志願した者達だ、しかしGGGをスパイするように言われて来た者も恐らくは何人か居る筈である。
それに人類の敵はゾンダーだけではない、一国では対処出来ない国際的な犯罪組織やテロリストもGGGの管轄となる。
これはICPOのような組織がここ数年の戦争によって全く機能していない事から、GGGへと事案が回ってきた次第である。
「次に我々は国家間の戦争行為に加担しない、これは中立であると同時に国際緊急事態管理機構の直属として当然である。しかし先のベルリンに見られるような市民の虐殺行為などの著しい非人道的行為に関しては、この限りでは無い」
つまり、軍隊同士で戦っているのなら静観するが、被害が無差別に広げるようならば当該部隊、若しくは双方の軍に対して強権を行使して治安維持活動を行なうということだ。
此処までの事はGGG発足に当たって、ほぼ全世界の国が了承し協力を約束しており、逆に言えばこれで戦争当事国における軍同士の戦闘行為には介入出来なくなった。
「そして、君達に最新情報を教えよう、昨日火星にて活動を休止していたゾンダーが再び動き出した、地球に到達するまで恐らく5日程と思われる」
行き成りの発言に今度は何人かが椅子を蹴って立ち上がるが、火麻の一喝で大人しくなった。
「諸君らはこれより部署ごとに移動してもらい、3日でそれなりの仕事をこなせるようになってもらう」
そうでなければ、次の戦いには単なるお客さんとして此処に居るだけになってしまうだろう。そんな事は望むところではないと張り切る一同だが、その中から一人が手を上げて発言する。
「私はナチュラルです、とても3日では」
その後は無理ですと言う積もりだったのか、難しいと繋げる気だったのか全てをいい終わる前に大河からピシャリと切って捨てられる。
「ならば出て行きたまえ。此処にはそんな事を言う人間は必要ない、それにナチュラルと言うなら此処で働いている人間の9割がそうだ。やりもしないで逃げを打つような者はGGG隊員にはなれん。では、それぞれの担当部署を発表する」
全員の部署が教えられ、部屋の外に案内がいるので着いていくように言われた、そこで先程発言した人間が自分の部署が知らされていないと言い出したが、出て行けといったはずだと、あっさりした大河の態度に場の空気が引き締まる。
各人は支給されたGGGの制服に着替えるとそれぞれの担当部署に案内された。
ジブラルタルでシンがGGGへ入れてくれと言った事から、このような形での人材交流となった訳だが、実は未だにGGGの実力に懐疑的な人間も多い。
特にコーディネイターは、先程大河長官が此処で働いている人間の殆んどがナチュラルだと発言した事から、余裕を見せているが此処はそんなに甘い職場では無い。
当然のように仕事が始まれば、此処に来た全員が元からのGGG隊員の実力と行動力に驚く事になるのだが、それは別の話である。
ミネルバ組でGGGへ来たのはシン、レイ、ルナマリア、メイリン、ヨウラン、ヴィーノの6名である、無論ザフト全体からはもう少しきている。
シン達パイロットは機動部隊、メイリンはオペレーター、ヨウラン達はメカニックにそれぞれ配属された。
412小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:02:54 ID:???
オペレーターや特にメカニックには各国からも出向者が多いが、機動部隊に配属されたのは実はシン達だけである。これは隊長の凱が推薦した事も理由の一つだが、その他の勢力の所謂一流のパイロットがGGGへ来なかった事も大きい。
戦争が絶えないこのCE世界の各勢力にとっては、名が知れ渡ったパイロットはそれだけ貴重と言うことで、出向を希望したイザーク等が認められなかった事を考えれば、ザフトを始めとした各勢力のGGGへの期待はさほど高くはない。
先ずはGGGとゾンダーを戦わせて、双方の実力と戦力を確認してから対応を決めようと考えているのが見て取れる。
この点シン達は確かに腕が立つもののデュランダル議長の後押しと、まだ1年目のひよこ扱いと言う事ですんなりとGGGへの出向が認められた。
シン達は案内人の後を着いて行き、到着したのはビッグ・オーダールームと呼ばれる部屋だった。機動部隊のブリーフィングは基本的にこの部屋で行なうとの事である。
部屋に入ったところに凱が居たので、声を掛けると此方に振り返って何時もの笑顔を見せてくれた。
「ようやく来たか。ようこそGGGへ、これから宜しくな」
挨拶を交わした後で、ジブラルタルで一旦別れた後のお互いの近況報告を交換していると、扉が開いて銀髪の青年が入ってきて凱に向かって一礼する。
「ようスウェン丁度いい所にきたな、せっかくだから自己紹介していったらどうだ」
「待ってください隊長、自己紹介なら私達もお願いします」
落ち着いた声と一緒にビッグ・オーダールームの奥にあるシャッターが開かれて、氷竜を先頭に機動部隊の面々が入ってきた。今回はボルフォッグも居るので全員が勢ぞろいだ。
「そうだな、じゃあ先ず氷竜からにするか」
「ハイ、私の名はGBR−2氷竜。竜型ビークロボの・・・」
「ちょっ、一寸待って下さい。あの自己紹介なら機体から降りてから、お願いしたいんですけど」
自己紹介を始めた氷竜の言葉を遮ったルナマリアの言葉に、凱と氷竜達が思わず顔を見合わせる。シンとレイもウンウンと頷いているところを見ると同じ意見のようだ。此処で凱はポンと手を打つと何でも無い事の様に続ける。
「すまん、言って無かったな。彼らは自立思考型の超AIを搭載したロボットなんだ」
この凱の発言に一瞬静まりかえり、次いで驚愕の叫びがビッグ・オーダールームに木霊した。
三人の驚きが落ち着いたところで、改めて氷竜から始まり闇竜まで自己紹介を終えた。
「それから皆も会ったルネと、この間配属になったスターゲイザーがそうだな」
ここでシンがJの名前が出ていない事に気が付いて尋ねるとJは仲間なのは間違いないがGGGの隊員ではない、でも味方だから気にするなと返答された。
「後はスウェンか」
「自分もですか? 自分はスウェン・カル・バヤン。元は連合の兵士だったが、故あってDSSDの所属となった。今は任務の為に此方にお邪魔している」
元連合の兵士だと言うスウェンに一寸引く三人だが、世界中から集っているのだから今日からは仲間である。
更にスウェンもその腕前から、機動部隊に入るように進められたのだがDSSDでやりたい事があるから断ったと聞かされて驚くシン達。
「シン・アスカです。ザフトのミネルバに乗っていました」
「レイ・ザ・バレルです。シンと同じくミネルバのMSパイロットでした」
「ルナマリア・ホークです。二人と同じです、よろしくお願いします」
ミネルバのパイロットと聞いて驚くスウェン、連合に所属していたころはザフト最強とも言われた船のMSパイロットが彼らだと言う事だ。
「君らが、凱隊長が言っていたミネルバのパイロットか。皆素晴らしい腕だと聞いている」
全員一通りの自己紹介を終えた所で、凱が次は格納庫に行こうと言い出したので、スウェンも交えて移動することになった。
「では隊長、新人諸君また後でお会いしましょう」
氷竜達機動部隊の面々に送り出されて移動を始める凱達一行。
413小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:03:57 ID:???
元々コメット・ベースは大河長官たちがこの世界での一時的な寄り所として廃棄された資源衛星を改造した物であるが、急遽地球防衛の前線基地となった事で拡張が進められ、今では格納庫だけでも幾つか存在する。
主に使われるのは発進準備が整った機体を置いて置く第一格納庫と整備中の機体が主に取り扱われる第二格納庫、そしてGGG機動部隊の専用格納庫である。
凱達はスウェンの機体と話に出てきたスターゲイザーが第二格納庫に居るとの話を聞いてそちらの方に向かった。
格納庫に到着すると両手両足が取り外されて、胴体部分も内部がむき出しになった1機の白銀のMSの上半身が吊り下げられていた。
「調子は如何だ、スターゲイザー」
タラップについて話しかけると首を此方に向けて返事をする、白銀のMSどうやらスターゲイザーと言うらしい。
「隊長何時此方に? それと修理はGGGの皆のお陰で順調です」
MSが喋る事に又も驚くシンだが、このスターゲイザーにも超AIが搭載されていると聞かされる。今は初の実戦で壊れてしまった体を強化、改修しているとの話だ。
「あらスウェン、それに凱も来てたの。それにその子達はなに?」
スターゲイザーと話していると、そのスターゲイザーの胸部から長い髪をアップに纏めた美女が声を掛けてきた。一寸見惚れるシンと肘鉄を入れるルナマリア。
「やあ、セレーネ修理は順調だそうだな、次の戦いには間に合いそうかい? あと彼らは今日から機動部隊に配属になった連中だよ」
シン達が先程と同じように簡単な自己紹介をすると、セレーネと呼ばれた美女も挨拶を返してきた、纏めていた髪をおろす仕草がかなり色っぽい。
「私はセレーネ・マクグリフ。DSSD所属の研究者よ、今はスターゲイザーの改修と調整に此方に来ているの」
そこにもう一人金髪を短く刈り込んだ端正な男性が話しに加わった。
「僕はソル・リューネ・ランジュ。セレーネとは姉弟みたいなものかな、僕は正式にGGGのメカニックに配属になったから、これから宜しくね」
16歳と言う事なので自分達と変わらない年齢だと聞かされて吃驚のルナマリアとレイ。同じ年のシンと比べるとソルが大人っぽいのか、シンが子供っぽいのか判断に苦しむ所ではある。
「それと、残念だけどスターゲイザーの改修は間に合わないわね、システムチェンジ機構を採用する事になったから基本フレームからの設計見直しになっちゃったし」
「そうか、次の戦いには間に合わないか、まあ修理が完了すればお前にも頑張ってもらうぞ」
セレーネがそう説明すると凱は頼もしい仲間は多い方が良いのだがと、残念そうな顔を見せた。
「申し訳ありません」
「申し訳ない」
凱の呟きに二人同時に謝ってくる、スターゲイザーとスウェン。何でスウェンが誤るのかとシンが尋ねると、何とスターゲイザーを此処まで壊したのはスウェンだと言うことだ。
何でもスウェンの部隊はDSSDの技術を接収しようと攻め寄せて返り討ちになったらしい、その後、紆余曲折を経て仲間になったという事だった。
「なんの話をしているんだい」
そこへ一寸太めの男性から声が掛かった、凱の説明によると彼がGGGのメカニック・オペレーターであり、雷牙博士の下で整備全般を統括していると言うことだ。
「牛山一男です、宜しく頼むね。そうそう君の機体だけど、もう運び込まれてあっちで整備中だよ」
向こうを振り返りって手で指し示す牛山、そちらの方を見れば確かにシンのインパルスが見える。
整備を続けるセレーネとスターゲイザーに挨拶してそちらへ向かう一行、インパルスの側にはヨウランとヴィーノもいて忙しそうに走り回っている。
414小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:06:59 ID:???
「このままじゃゾンダーには対抗できんからの、GGG仕様に改修しているところじゃ」
後ろから声を掛けられたシン達が降り向けば、獅子王雷牙博士と金髪の青年が立っていた。
「meの名前はスタリオン・ホワイト。技術部では研究開発部にイマース、よろしくネ」
「GGG仕様って具体的には如何するんですか」
HAHAHAと白い歯を見せて笑うスタリオンと、改修作業を見ている雷牙博士に向かって尋ねるシン。その質問に雷牙博士が説明を始める。
「詳しい事は面倒じゃから省くがな、ゾンダーには機械と融合する能力がある、その為に通常の機械はゾンダーを成長させる餌にしかならん。しかし、ある特殊回路によって融合を防ぐ事が出来るようになるんじゃよ」
今はそのシステムを組み込んでいる所だと説明された。他にも適当な説明を続ける雷牙博士に向かって、レイが手を上げた。
「済みません博士、ここにあるのはスターゲイザーとインパルス、それにあの機体だけですか、自分達が使うMSが無いようなのですが」
視線を向けた先にはストライクの改修機であるGAT-X105Eストライクノワールが置いてあるだけで、確かにレイとルナマリアが使えそうな機体が無い。
「ああ、確かザクとかいう機体が届いておる。しかし改修にも手が足りておらんでな、そっちは後回しになっちまっとる。まあ砲戦仕様のバックパックが一緒に送られてきておるから援護を頼む事になるかの」
そっちは第一格納庫で調整中だと続けられる。ここで凱もギャレオンやジェネシックマシンの修理状況を尋ねるとそっちは専用格納庫に在るというので此処に残るというスウェン、インパルスの調整に借り出されたシンと別れて其方に向かう事にした。
話をしながら歩いていると程無く第一格納庫へと到着した、此方に在るのは細かい調整は必要だが、改修や修理の必要が無く発進できる状態の機体だ。
もっとも今此処に置いてあるのはレイとルナマリアのザクとインパルスの各シルエット、後は見覚えの無い機体が一機しか無いので規模は兎も角ミネルバのMSハンガーと変わりは無い。
明日辺りから順次到着する協力を申し出てきた各国の機体がここに集められる事になるだろうとの事であった。
二人にザクの調整をするように指示を出して向かわせると、凱は雷牙博士に見覚えの無い機体の事を尋ねる。
「伯父さん、あの機体は何ですか」
「あれは私のメビウス・リオーよ」
すると後ろから声が掛かった、振り向けば其処には凱の従兄弟であり、雷牙博士の娘であるルネ・カーディフ・獅子王が立っていた。
《メビウス・リオー》はGストーンサイボーグであるルネの専用機として計画されていた機体である。
基本的な設計思想は凱のファントム・ガオーを踏襲しつつファイナル・フュージョン機構を廃し単体での戦闘力と運動性、ステルス性を強化した機体である。
「完成したのか。確かあれにはフュージョン機能が付いているはずだな。上手くいったのか」
「連合のDSSD襲撃の時にぶっつけで何とかしたわ」
今なら笑い話で済むが、その時は色々と大変だったようだ、もっともそのお蔭でかルネとセレーネの仲が良くなったとの話をソルが苦笑気味にしていた。
機体の調整が終ったらビッグ・オーダールームへ行くように指示を出して凱はギャレオンが居る専用格納庫へと足を向けた。
メビウス・リオーの調整は既に終っていたらしく、ルネも凱と雷牙博士の後について来る。ザクの調整に掛かるレイ達から少し離れると雷牙博士が声を潜めて尋ねてきた。
「おい凱、お前さんの頼みだから小僧の機体にアレも積んだし、予備パーツを使って頼まれた物も作ったが本当に大丈夫なんだろうな。そっちに虎の子のカーペンターズを回した所為で他の機体の調整が遅れとるんだぞ」
「大丈夫ですよ、伯父さん。俺はあいつならアレを使いこなせると思っています」
「だと良いがな」
415小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:09:21 ID:???
些か懐疑的にだが一応は同意する雷牙と何も言わないルネを連れてギャレオン専用の格納庫へ向かう凱。格納庫に到着した三人の前に大人しく寝そべっているギャレオン。
「ギャレオンの修理は如何なんですか」
「心配するな、完全に直っておる。戦闘用のプログラムも対遊星主使用から対ゾンダーへと書き換えも済んだ」
雷牙に尋ねる凱の声に反応したのか、一声咆哮を挙げて自分に状態を誇示するギャレオン。
その様子を見る限りでは万全のようだ。しかし此処で雷牙から水を差された。
「問題なのはジェネシックマシンの方じゃな。修理は完全のはずなんじゃが、何故か起動せんのよ。もしかしたらギャレオンのプログラムを基にして対ゾンダー用のプログラムに変更した事で何処かにバグが発生した可能性もある」
雷牙の話にギャレオンの横に置いてあるジェネシックマシンに視線を移す凱。Gストーンを通じて呼びかけるがそれにも応えない。ただ感じとしては眠っているようだと伝える。
「何か強烈な刺激があれば目が覚めるって事かしらね」
「かもしれんな。如何する凱、予備パーツが無い以上ファイナル・フュージョン出来んぞ」
ジェネシックマシンが眠りにつき、ガオファイガーの予備パーツも無い以上、このままではファイナル・フュージョンは不可能である。
しかし凱は心配していない、あのユニウス7の時に自分の、否、人類の窮地に駆けつけてきたこいつ等なら必ず目覚めてくれるはずだ。
「大丈夫ですよ。こいつらも勇者ですから」
此処まで来たら後は全力を尽くすのみ。決してゾンダーを地球へと侵入させはしないと、決意を新たにする凱。ゾンダー来襲まで後5日と迫っていた。

オーブ首長国連邦の代表執務室にいたユウナの下にワイド・ラビ・ナダガ、ファンフェルト・リア・リンゼイ、サース・セム・イーリア、ホースキン・ジラ・サカト、ガルド・デル・ホクハの5人が集っていた。
彼らはオーブの下級氏族の跡取りであり、今回の対ゾンダー戦の為にオーブより派遣される事になった者達である。
「おいユウナ、これは一体如何いう事なのか説明してくれるんだろうな」
5人のリーダーらしきワイドが睨んでくるが、ユウナは気にもしない。それどころかいつもの軽薄な笑みを顔に張り付かせている。
「何を説明して欲しいんだいワイド」
「決まっている、先ずはカガリの事だ。お前この前の会議であいつを切り捨てたらしいな」
「ああ、その事。どうでもいいんじゃないかな。今頃は白馬じゃなくて白いMSの王子様ときっと何処かで幸せに暮らしているさ」
態々ウインクまでしてみせるユウナに、他の人間の体温が冷えていく。もっとも此処でユウナに何かすれば下級氏族である彼らの家など簡単に潰されてしまう。それが分かっていて、この様な態度を見せて挑発するのはユウナの悪い癖だ。
「まあ、真面目な話をすれば、彼女は今やテロリストのお仲間だよ。国の為には切り捨てないと、ね」
言外にカガリ、と言うよりもアスハに味方するならどうなるか分かるだろうという恫喝を込めた視線を向けると渋々ながらも矛を収めるワイド。
彼らもカガリの婚約者候補であった人間達である。家の力関係とはいえどもカガリの夫に納まるはずのユウナが、あっさりと彼女を切り捨てた事に納得がいっていないのは見れば分かる。
正し彼らにとってもカガリは君主では無く、彼女と結婚する事で自分の家の地位を向上させる為に必要だと言うだけなのだが。
416小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:10:55 ID:???
「まあ、その話はいいよ。今日君達に集ってもらったのは他でもない、今から宇宙に行ってGGGと協力してゾンダー迎撃に当たって欲しい」
「ゾンダーの迎撃ですか、でも我々の機体はゾンダーに有効な打撃を与えられないのでは」
疑問を口に出すのは、ホースキンである。眼鏡を架けた理知的な風貌の彼は外見の通りに知略に長けたタイプだ。事前に調べられる事はキチンと調べている。
その疑問は予想していたのであろうユウナは、平然ととんでも無い事を言った。
「ぶっちゃけて言うと、オーブとしてGGG共に戦ったという実績が欲しいんだ。戦闘は適当にお茶を濁してくればそれで良いよ。後此方が本当の任務だけどね、GGGの機体データの取得とできればゾンダーのサンプルを回収してくれ」
この発言に騒然となった5人が何を考えているのかと詰め寄るのを、手を上げて制止したユウナが続ける。
「だって両方とも凄い技術じゃないか、GGGもゾンダーも誰かが作ったもの何だ。ならそれを解析できればオーブにとってこれ以上に無い力になるよ」
どちらにしろ何処の国も同様に動くのは確実だろう、なら此処で遅れを取る訳にはいかないのだ。GGGにはスパイを送り込んでいるが、そう簡単にはいかないだろう。
ならば戦場で手に入れられそうなゾンダーのサンプルを確保して置くのは悪くない選択だ、顔の前で手を組んでニコニコと笑うユウナに対して5人は従う以外に無かった。

ネオ・ロアノークは久しぶりに仮面を外して任務に就くこととなった。もっとも髪の色を染めたり、カラーコンタクトをしたりと必要最低限の変装は行なっている。
それというもの、上司であるロード・ジブリールからゾンダー防衛戦に参加してGGGの機体データの取得とゾンダーのサンプルを回収するように命令されたからである。
ネオはGGGの機体とはベルリンで交戦しているため目立つ仮面は止めてファントム・ペインではなく、ただの大西洋連合軍として本作戦に参加、目的を達成するつもりである、当然ながらスティングとアウルの二人も一緒に宇宙に上がっている。
「これは大佐、お久しぶりです」
「よう、イアンまた宜しく頼むぞ」
嘗て乗艦していたガーティー・ルーに再び乗り込む事になったネオ達、無論GGGに気取られないように強奪したセカンドシリーズはヘヴンズ・ベースにステラと一緒に送ったし、デストロイも持ち込んでいない。
今回の作戦について副官になるイアンと話していると一人の兵士が進み出てきた。
「お前さんは?」
「はっ、自分はシャムス・コーザであります。この度の作戦から大佐の指揮下に入ることとなりました」
確かDSSD接収作戦に参加した兵士でヴェルデバスターのパイロットだったはずだ。
「ああ聞いてるよ、DSSDでは大変だったな。とはいえ補充の人間はありがたい、期待させてもらう」
「お任せ下さい、必ずコーディネイター共を抹殺してみせます」
これに少々渋い顔になるネオ、今回の作戦はそのコーディネイターと共同で当たる振りをしないとならないのだが、口振りから強烈なブルーコスモスなのが分かる。
実際シャムスは幼い頃からの思想教育によってコーディネイターを憎悪していたが、仲間であるミューディー・ホルクロフトを失ってから、より顕著に反コーディネイターを表すようになっていた。
多少不安感を覚えないでもないが、腕は確かだろうと意識を切り替えて、次の作戦はそのコーディネイターと共同戦線を張らなきゃならないと念を押すと、苦虫を噛んだ様な顔を見せるが、命令には従うことを約束して出て行った。
「やれやれだな、こんなんで上手く往くのかね」
ごちるネオと、苦笑するしかないイアンであった。
417小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:12:24 ID:???
火星の衛星、フォボスの地表でソルダートJは焦っていた。マーシャン救援に訪れたJと火麻はマーシャンの脱出艇をESウィンドウへと逃がす事に成功したが、その時にJアークは一撃を受けてしまった。
最もその一撃は、最後に脱出する火麻達が乗ったGGG艦ディビジョンVIII 最撃多元燃導艦 タケハヤを狙った物を庇ったが故のものである。
その後も単機で此処に残り、ゾンダーと戦ったキング・ジェイダーであったが、一瞬の油断を衝かれて動力部に損傷を負って、フォボスへと不時着してしまった。
追撃を警戒したJであったが、幸いにもそれは無く現在は急ピッチでJアークの修理を行なっているところだ。
「くっ不覚、まさかヤツの正体があんなものとはな。トモロ修復まで後どれほど掛かる?」
「完全修復まで、37時間58分04秒」
外見に惑わされた己の身を恥じながら、Jは来るべき戦いに備えていた。

キラ・ヤマトはアークエンジェルでラクス・クラインからの通信を受け取っていた。
「じゃあラクス、実際にゾンダーは居るんだね。そしてその脅威が地球に迫っていると」
「ええキラ、ターミナルからの情報もそのように報告を上げてきています。私達は如何するべきでしょうか」
モニター越しに見つめてくるラクスの問いかけに、キラは今読んだゾンダーの情報を頭の中で照らし合わせながら暫く考え込むと顔を上げた。
「僕は戦うよラクス、そんなの見逃せる訳無いじゃない」
「キラ…」
戦うと言うキラを心配して声を掛けようとするラクス、そこへターミナルから齎されたゾンダーの情報に目を通していたマリュー達がキラに進言する。
「でもキラ君、この情報が話半分だとしても今の私達にはキツイ相手よ」
「分かっています。それでも僕は…」
俯くキラ、その横顔は憂いをおびて一層の魅力を感じさせる。その横顔を見つめていた一同が大きく息を吐くと次々と賛同を顕にする。
「分かったわ、彼方がすると言うなら私達は協力を惜しまないわ」
「そうだぞキラ、お前がやるなら私もする」
「無論、我々にもキラ様のお供をさせて下さい」
マリューが、カガリが、アマギが、その他の全ての人間がキラの意思に呼応して、自分と共に戦う事を表明してゆく。
自分の戦いは世界の為の戦いであるとの思いを一層強くするキラに、モニターのラクスから声が掛かる。
「キラ、私はもう止めません。でも決して無理はなさらないで」
例えここで敗北したとしてもゾンダーの情報が取れれば、次の戦いには勝てる。その為にも此処でキラが倒される事は避けるように念を押すラクスにキラは心配しないようにと笑顔を見せる。
「有り難うラクス、大丈夫僕は君の下へ帰るよ」
「はい、御無事でキラ」
見つめ合うキラとラクス、二人は自分達の信じる理想の為にゾンダーとの戦いに挑む。
418小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:13:56 ID:???
月軌道宙域にガイガーにフュージョンした凱を始めとしたGGG機動部隊と全世界から集った迎撃部隊がゾンダーの来襲を待ち構えていた。観測結果からすれば今日のグリニッジ標準時間で13時00分+−05分でこの場所にゾンダーが現れるはずである。
様々な思惑を持ちながらも《地球連合軍》ともいうべき大部隊がコメット・ベースへと集結した昨日、ゾンダーに関するレクチャーが行なわれて作戦が決められた。
現場指揮官として火麻参謀が全軍に対して確認の意味も込めてもう一度作戦内容を周知する。
「良いか、各国の迎撃部隊には不満だろうがお前等のMSではゾンダーに接近したら融合されちまう。そのために俺達GGGが先鋒を務め、ゾンダーのバリアを無効化させたところで攻撃を叩き込んでくれ」
緊張と不安、さらにGGGに対する不信といったものまで感じ取る事が出来るが集った全軍より了解が届く。一旦通信を切った火麻がトレードマークのモヒカンを掻き掻き呟いた。
「ま、この雰囲気はしゃあねえか。急増の上にゾンダーに対する不安と俺達に対する不信があるのは分かるからな」
「でも参謀、あのゾンダーとの融合を防ぐ機械を皆に配れば良かったじゃないですか。そうすれば不信感も薄れると思うんですけど」
これを聞きとがめたオペレーター席に座ったメイリンが火麻に聞くが、これには苦笑しながら答える火麻。
「嬢ちゃんの言う事も尤もな話だが、早々簡単に量産できるしろもんでも無いしな。それに万が一悪用されたら、えらい事になっちまう」
自分達の世界で《フェイクGSライド》を使ったバイオネットとの苛烈な戦いを思いだす火麻を始めとしたGGGの面々の態度にメイリンも昔何事か有ったのを察して納得する。その時タケハヤのブリッジにエマージェンシーが鳴り響いた。
「遂に来たか!?」
「いえ、違います。これはスペースシェパードの宇宙船が当該宙域に侵入した模様です」
メイリンからの報告を受けて全員の緊張が脱力に変わり、火麻が呆れたように呟く。
「まーた、あいつ等か。ったく何度居言やあ理解するんだぁ、あの馬鹿共は」
スペースシェパードは過激な行動で知られる環境保護団体で、今回の事件に対しても宇宙鯨を保護せよ、宇宙人との対話を考えろと抗議行動を起こして度々騒動を起こしていた。
今回のゾンダー迎撃に意を唱え、戦闘宙域に侵入しては追い返されると言う事を繰り返している。
「おい、長官! あいつ等何とかならねえのか。マスコミも近くに寄らせろって五月蝿えし、如何すりゃ良いんだよ、まったく」
GGG本部であるコメット・ベースに通信を繋ぐと大河長官に対して愚痴る火麻。それを宥めながらも、この問題には大河長官も頭を痛めていると言う。近い部隊に連絡を入れて強制的に退去させる。
なおも文句を言う火麻に大河長官がやんわりと釘を刺す。
「そう言うものでは無いよ火麻君、どのみちゾンダーを一目見れば否応無く理解するだろう」
「その通りじゃ、ゾンダーと我々人類は相容れない。この宇宙に置いて人類とゾンダーのどちらの種族が生き残るかの生存権を賭けた戦いになるのだからな」
雷牙博士が重々しい口調でこの戦いの意義を述べると、それに呼応したかの様に宇宙空間に歪みが観測された。
「重力偏向を確認、ESウィンドウ開きマース」
「同時に素粒子ZOの反応が観測されました。間違いありませんゾンダーです」
「良し、頼むぞ地球の勇者達よ。この戦いに人類の存亡が掛かっている!」
大河長官の激に集った全員の顔つきが変わる、そして宇宙空間に出現した巨大な穴より、ゾンダーがゆっくりと姿を現した。
「ZON・DER!」
出現した巨大鯨型ゾンダー《エヴィデンス−02》が咆哮を挙げると、その余りの巨大さと迫力に恐慌を起こす者も居た。しかしそのゾンダーの迫力に負けずに勇気と力を持った声が全員の耳に入ってきた。
「往くぞぉ! 皆ぁ!!」
『『『応っ!!!』』』
凱の声に合わせて、GGGの機動部隊が吶喊し、それを見て自分を取り戻した全地球軍部隊のそこかしこからゾンダー目掛けてビームの雨が降り注ぐ。
ここに地球の運命を掛けたゾンダーとの戦いの幕が切って落とされた。
419小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 00:16:19 ID:???
ゾンダーとGGGが戦いを始めた丁度その瞬間、ファクトリー内にある生体研究所の一角に置かれたシリンダー内に緑と赤の光が溢れた。
その光の圧力に敗北したシリンダーのガラスが弾け飛び、中に囚われていた二人の少年を解き放った。
「ゴホッ、ゴホゴホ」
脱出したが思わず膝を着いて咽る天海護に友人である戒道幾巳の手が差し伸べられた、その手を取って立ち上がる護。
「有り難う、戒道」
「如何いたしまして、それより天海」
「うん、この感覚間違いないよ。ゾンダーだ、凄く多い」
「それに奇妙なヤツがいる」
戒道が言うのでもう一度反応を探る護、体が淡い緑の光に包まれて額にGの紋章が浮かび上がる。先程感じたゾンダーの中に居る、酷く異質なソレは直ぐに見つかった。
「本当だ、なんだろうこれ。ゾンダーなのは間違いないけど」
「ああ、普通のゾンダーでも原種やZマスターに感じたのとも違う」
しいて言うならばゾンダリアンに近いが受ける印象が違う。そこまで話していると、けたたましいサイレンが鳴り響いた。辺りを見渡せば此方に向かってくる足音が聞こえてくる。
「話しは後回しだ、とにかく此処を脱出しよう」
「うん!」
護と戒道、二人の少年の過酷な逃亡劇が幕を開ける。

君達に最新情報を公開しよう
遂に月軌道上で激突するゾンダーとGGG
しかしゾンダーの圧倒的な力の前に苦境に立たされる地球連合軍
その時、シンの想いが力となる
次回 勇者王ガオガイガー DESTINY
第18話 『勇者 誕生』 にFINAL FUSION承認
これが勝利の鍵だ 《GSライド》
420通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 00:21:43 ID:???
なんというか、>408アレとかぶってしまって乙ですな

>「本当だ、なんだろうこれ。ゾンダーなのは間違いないけど」
>「ああ、普通のゾンダーでも原種やZマスターに感じたのとも違う」
おや?護クンは、新種をお忘れですか?
421通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 00:30:57 ID:???
>ゾンダーとの融合を防ぐ機械
Gパワーと対消滅してしまうから本能的に避けてるだけ
両者が直接接するとエネルギー量の小さいほうが消えてしまう
例:プリマーダ
422通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 00:41:20 ID:???
おお、スターゲイザーがAIで人格持って話せるなんて…GJ!!!

にしてもラクシズは駄目だな…まあ、いくらターミナルでも普通の機械がゾンダーに吸収される
ちまう事はわからないだろうが…無謀にもほどがあるな

そしてユウナが成長して一枚も二枚もある政治家に…果てしなくGJ!!
423通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 00:58:07 ID:???
>キング・ジェイダー
区切らない

>「問題なのはジェネシックマシンの方じゃな。修理は完全のはずなんじゃが、何故か起動せんのよ。もしかしたらギャレオンのプログラムを基にして対ゾンダー用のプログラムに変更した事で何処かにバグが発生した可能性もある」

プログラムを変更したとか、なんか根本的な思い違いをしているみたいだけど、ジェネシックギャレオンは護がGクリスタルに籠って改装して、対原種用の仕様が施されていたものを本来の対遊星主用に戻したものだから。
それにバグもなにも、ジェネシックマシンは対遊星主用のメカなんだからメイン(ギャレオン)が対ゾンダー用なら起動するわけがない。

なんかスレの雑談にでてたことを基にしている部分があるし、本当にがおガイガー見た上で書いてるの?
まさか、上でつべで見直そうとか言ってた人?
424通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 01:05:13 ID:???
GJ!
そして、過激派の皆さん自重汁
425小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/09(水) 01:05:17 ID:???
ども小話です
本当なら15.5話「獅子と 星と」を書いてからの方が良いような気もしますが
そっちが中々進まないので書き終わっている此方を投下します。
ではまた

PS
いつも感想有難うございます。
GJされると、嬉しくなって続きが書きたくなります
意見を頂けると、それを何とか話に出来ないかと書きたくなります
止めろ、消えろと言われると、ドンと落ち込んだ後で畜生と思って書きたくなります
一番堪えるのは、何にも感想が無いのが辛いですかね
間が開く事もあると思いますが、何とか完結まで続けていければと思います
自分語りはウザイのは判ってますが、今回は失礼しました。
426通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 01:06:02 ID:???
GGGJ!!
スターゲイザーが勇者化してる…しかもシステムチェンジ機能までwww
いやしかしMSに組み込むのは予告を見る限りだとGSライドですか…てっきりカーペンターズみたいにGリキッドを使うのかと思ってました…

>>423
つべ云々を言ったのは俺だ。小話氏ではない
427通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 01:07:43 ID:???
やっぱり犬の餌は犬の餌になったんだな…
428通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 01:09:50 ID:???
メビウスはいくら何でもしょっぱく無いか?
429通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 01:27:59 ID:???
>>425
種の世界観だけ使ってるうちはよかったが、ガオガイガーのほうを掘り下げはじめるとボロがでてきたのう
雷牙が麗雄(故人)の口調で喋ってるとか、名称が間違ってるとか突っ込みどころ満載

まずはTVシリーズの見直しからお勧めする。
430通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 02:36:11 ID:???
スターゲイザーのシステムチェンジ……?



それはひょっとして白ボンに
431通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 13:03:06 ID:???
これはひどい
ガオガイガーの合体シーケンスのことすらまともに覚えてないアホが書いてたのか
432通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 13:04:50 ID:???
>>431
アムロスレの次はここですか、卑劣漢君w
433通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 15:16:22 ID:???
まぁクロスだししゃーないだろw
地雷ジャンルだしな
434通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 17:29:21 ID:???
おおお、とうとうゾンダーとの戦いが始まるか!
戦闘自体より、戦闘前の準備とか緊張感の方が好きな俺としては大きなGJを送りたい!!
ぶっちゃけ、個人で書いてる話なんだから設定とか変でも構わんよ、ただで読める物だし
それよりGGGや勇者達がCE世界でCEの人達と関わり戦う、雰囲気や状況や燃えが重要
そして『勇者王ガオガイガー DESTINY』はそれを十分満たしていると思います
次回も楽しみ! 超楽しみ!! 小話氏にはがんばっていただきたい!!!
435通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 18:10:03 ID:???
いやさすがに、些末事ならまだしも固有名詞や基本から根本的に間違ってるのはなあ
クロスを書くなら出す作品の根幹設定の把握は大事だと思うぜ
GGGぽい組織の勇者っぽいなにかが活躍する話になっちまう
436通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 18:40:18 ID:???
小話氏、GJ!
変なの沸いてるけど気にしないでくれ。


ところで、新シャアはID表示されないのかな?
437通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 19:21:56 ID:???
これまでの粘着荒らし歴と下心がアレ過ぎるせいで、
仮に兆歩譲って当を得た指摘があったとしても相手にされず
自演以外の賛同も得られない。
誰のせいでもない自業自得ってもんだな。
438一尉:2009/09/09(水) 19:33:45 ID:???
まっいいげと、ジエス・リブルとモーガン・シュバリエとエドワード・ハレルソン達は。
439通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 20:51:32 ID:???
ちゃんとした指摘もアンチ行為認定されちまうこんな世の中じゃ
まぁ一部揚げ足をとったかのように過剰に叩いてる馬鹿もいるが
440通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 21:11:43 ID:???
お前のは指摘じゃねぇよ
難癖だ
この糞虫が
441通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 21:21:50 ID:???
>>440
お前もその糞虫と同類になり下がってるってなぜ分からん?
442通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 21:26:10 ID:???
つかいつのまにか>>406が小話氏みたいな話になってるけどさ…根拠も証拠もねーだろこれ。


っと>>406を書いた本人が言ってみる。
これ以上この件で氏を貶める輩がいるなら俺自身もコテ出して氏を擁護するつもりだ。

自分も現在滞っているとは言え某所でSSを書いてる身だから小話氏にはこれからも是非頑張って貰いたい。
443通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 21:30:35 ID:???
ん、時期的にはロウがΔアストレイを開発中あたりなのか…となると我慢ならんの人とかが奇麗なアグニスになるのか…想像できないw
444通常の名無しのさんの3倍:2009/09/09(水) 21:31:15 ID:o7Mu8DF5
ついに世界が共通の敵を相手に結束。
すばらしいの一言に尽きます。(ゾンダー殲滅後に再戦する気配もありますが)
まあ、こんな状況下で結束できない人類なら機械昇華したほうがいいけど。
445通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 22:52:55 ID:???
そうそう種世界をシニカルに表現したといえば、いきなり降ってわいたにGGGに対する熱狂ぶりなどはまさにそれだ。
あたかもゾンダーという共通の敵を前に一致団結したように演出されてはいるが、とんでもない。
本編での議長に心酔するシンたちや、ラクスに煽動される民衆が、GGGに熱狂するようになっただけの話であり、考えようによっては勇者がラクス教にとって代わっただけの話だ。
中国の歴史で王朝が交代するたびに見られる現象だが、とってかわったものが己を正当化するために、とってかわられたものを悪に仕立てる。
自分たちは絶対正義であり、敵はすべからく悪であり排除されなければならない。
この話で書かれている内容はまさにそれであり、作者のお気に入りは正義であらねばならない嗜好と、元キャラを歪め悪に仕立て矮小化しなければ敵として描くことができない己の限界を如実に表現しているといえるだろう。
446通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 22:53:37 ID:???
ミスの指摘も許されないほど寒いスレになったのかここは…
まぁいいや
そんなことよりバリア抜きでもゾンダーにMSのビームライフルって通用するのかな
447通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 23:21:27 ID:???
>>446
勇者王本編の自衛隊や軍よりは火力もあるし使えるんじゃね?
448通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 23:32:53 ID:???
そういえばFINALでゴルクラぶっぱなしてから護とアルマが意識を取り戻すまでの空白の時間だけど、GGGの面子の行動が気になるな。
消滅しつつある次元宇宙にクシナダとJアークの他に砕けたGクリスタルも漂ってるはずなんだよな、それを回収してても何ら不思議じゃないと思う。
449通常の名無しさんの3倍:2009/09/09(水) 23:48:43 ID:???
>>446
ただ単に沸点の低い豚が常駐してるだけ
そんな手合いは無視すればおk
450通常の名無しさんの3倍:2009/09/10(木) 00:10:13 ID:???
>>448
それは俺も思ったw

あとここの話でボディが無かった筈のゴルディが普通に活躍してたからそこから加工してGストーンを調達したんじゃないかと勝手に脳内補完した
451通常の名無しさんの3倍:2009/09/10(木) 00:54:10 ID:???
>>450
いや、勇者ロボのとGストーンは不可分だから、新しいGストーンでゴルディを再建造したとしても、それは別人ならぬ別ロボだぞ。
もっともゴルディは頭部を切り離して無事だったしクラッシャーに張り付いてたし、GクリスタルからGストーンを作るのは地球の科学力では無理だと思うけど。
452通常の名無しさんの3倍:2009/09/10(木) 08:11:22 ID:???
つポルコート

Gストーンと不可分なんてこたーない
記憶保存するの止めてるから超AIが破壊されたらそれで終わりだが
453通常の名無しさんの3倍:2009/09/10(木) 10:31:17 ID:???
まあGSライドは一部のGツールやディヴィジョン艦にもついてるからどうとでもなるだろ
回収してるだろうし
454通常の名無しのさんの3倍:2009/09/10(木) 13:40:40 ID:UEhg2YQo
GGG仕様に改装されていない上、ゾンダーに対しての知識も無い。
そんなラクシズのMSが参戦したところで、
戦場を混乱させるだけか、ゾンダーのエサにしかならないのじゃないかなぁ
455通常の名無しさんの3倍:2009/09/10(木) 18:45:40 ID:???
つうか、Gストーンを持たない以上MSはぜんぶぞんダーの餌だろ
まあゾンダーのポテンシャルカスケードはビームは防げないから攻撃をあてることぐらいはできるだろ
456一尉:2009/09/10(木) 19:31:14 ID:???
あの、そろそろ続きは
457通常の名無しさんの3倍:2009/09/10(木) 22:50:47 ID:???
>>455
E1-02は(自分に跳ね返ってきた)家電粒子砲を平気で耐え凌いでいたぞ
458通常の名無しさんの3倍:2009/09/10(木) 23:02:08 ID:???
sage
459通常の名無しさんの3倍:2009/09/10(木) 23:42:28 ID:???
>>457
つゾンダーバリア
460通常の名無しさんの3倍:2009/09/11(金) 14:18:01 ID:???
>>459
そんなーバカな!?
461通常の名無しさんの3倍:2009/09/11(金) 17:18:24 ID:???
ボルフォッグが参戦しているならメルティングサイレンでバリア相殺出来るからそれ次第だな…
462一尉:2009/09/11(金) 21:12:40 ID:???
ボルフォッグは何でもできるからな。
463通常の名無しさんの3倍:2009/09/11(金) 21:16:59 ID:???
メルティングサイレンって、真空中で使えるのか?
地上で使ってた記憶はあるんだが……
464通常の名無しさんの3倍:2009/09/11(金) 22:14:45 ID:???
メルティングサイレンは音波だから普通に考えたら真空の宇宙空間ではつたわらないとおもうけど
マイクはなぜか宇宙空間で音楽が流せて音楽を媒介にしているソリタリーウェーブが使えてたりするし謎だよなあ
465通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 00:22:01 ID:???
ソリタリーウェーブはソリトンを発生させている時点でもう音楽とか関係ねえ
466通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 01:48:10 ID:???
>>463
確かZマスター戦で使ってた希ガス
467通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 08:42:11 ID:???
>>465
ソリトンは振動の波のこと
設定上だと音楽の音を媒介にしてソリトン(孤立波)を伝播させているから理論的には音が届かないところにはソリタリーウェーブも届かないはず
468通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 11:28:16 ID:???
音の発生源は、スピーカーのコーンなど、何かの物体の振動だけど、
その物体を振動させるのは、電磁誘導なんだわな。
電磁誘導が起きれば、電磁波も発生する。
469通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 12:04:08 ID:???
まぁこう言っちゃ難だけど空想科学読本じゃあるまいしそこまで突き詰めるのもどうかと…

大和では波動砲だって宇宙で使えるんだし単に『地球の科学の常識を覆す程のオーバーテクノロジーを持っている』(ソリタリーウェーブやメルティングサイレンも元は三重連太陽系だし)で済むんじゃない?
470通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 12:11:14 ID:???
真空の宇宙空間で口を動かして喋る勇者ロボに余計な突っ込みと考察は無粋ってもんですぜ
471通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 12:29:05 ID:???
>>464
マイクのあれは宇宙では重力波で振動を出してるってGGGの資料本に書いてあった。
メルティングサイレンも宇宙では音以外の別な振動を出してるんじゃないの?
電磁波とか。
472通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 12:29:26 ID:???
ゾックはいつの間にかメガ粒子砲になったがグーンは現役のフォメンメザー砲は弾着の為のレーザーで騙されるが音波兵器だよな?
473通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 16:50:43 ID:???
>>471
ガンマシンを誘導するとき音波だと言ってる
話ごとに最初に解説した科学設定と矛盾するところが結構あるから、たぶんスタッフもあまり考証してないと思う
474通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 17:30:10 ID:???
ボルフォッグかギャレオンが随行してないとMSではバリアがやぶれないわけだな
バリアを消してもアニメを見る限り肉弾戦や必殺技以外の攻撃はほとんどけん制程度にしか効かないようだし
後々の悪影響を考えたらGGGの技術をホイホイ提供なんてできないだろうし
GSライドがないからゾンダーと肉弾戦はできないし勇気の力ももてないMSがちょろちょろしてても邪魔になるだけじゃないの
475通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 17:49:54 ID:???
いや、別に中和せずとも
単純にバリア以上のエネルギーをぶちかませば破れるから、
役に立たないわけじゃぁ無い。
Gストーンなんてガジェットが無くとも、
知恵と勇気と技とを結集すればゾンダーは破壊できるよ。

まぁ、原種級とゾヌーダーは別格だけどな。
476通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 18:52:25 ID:???
ゾンダーバリア破るだけでゾンダーロボ倒せると思ったら大間違いなんだが
デフォで高速再生能力がある上それぞれにやっかいな特殊能力持ってる訳で
477通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 19:36:24 ID:???
種のMSはニュータイプ機やモビルファイターとは違って
機体と中の人の性能が絶対だから勇気とか気迫とかの精神論で性能差が埋められないことはシンが実証済み
カガリがゾンダー化して馬場が突っ込んで無駄死にとか、そんな展開にしかならんだろ
478通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 19:45:35 ID:???
うんにゃ、絶対なのは負債からの補正だけ
あとはどんな性能だろうが一切関係ない
479通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 20:05:36 ID:???
勇者の戦いはサイボーグだからとかAIだからとかGストーンさまさまで勇者以外に有人兵器でゾンダーと戦ってる連中どうみても一方的にやられてるし
ビーム一発で手足がもげたり爆散するような華奢な有人兵器のMSで勇者ロボのような戦い方してたら山のように死人が出るだけじゃないの
480通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 20:19:52 ID:???
ゾンダー化して浄解されたあとのキャラが見ものだが
基になった人間の感情エネルギーとかで成長スピードが変動したりはしたっけ?
腕原種はザ・パワーで加速してたけど
481通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 20:32:53 ID:???
勇者王で盛り上がっているにぎやかさもいいけど、
そろそろボスと盟主王と勇者特急が気になるですよ。
482通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 20:43:22 ID:???
>>480
マイナス思念の強さはゾンダーの強さになる
EI-02が倒された後、機界四天王が「適当に選んだから雑魚だったな」みたいな話してた
483一尉:2009/09/12(土) 21:01:44 ID:???
その前にジェイデッカーの世界で00の人は。
484通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 21:20:40 ID:???
>>482
NJ投下後、BTW後だと強力なゾンダーになる人間が地球に大量にいそうだな…
種死だとジブ、議長あたりか?種後のザフトやBTW後の地球の設定を見ると相当激務であることが予測されそうだし
485通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 22:35:08 ID:???
スパロボなら話は簡単なんだけどなあ

ガガガ初参戦ステージ:ガオガイガー始め勇者ロボ以外はゾンダーに機械化されちまう
  ↓
次のステージ:機械化を防ぐ措置を施したから勇者ロボ以外でも問題なく戦えるぜ!

ねーよwww
486通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 23:04:24 ID:???
GGGの後継ならやっぱGストーンサイボーグとAIロボとGSライドの技術供与は必須だろうな
でなきゃGGGがいなくなったとたん機械昇華に対抗する手段がなくなる
コーディネイト技術の応用で劣化アルマやソルダートもどきみたいな存在を創り出すかもな
487通常の名無しさんの3倍:2009/09/12(土) 23:56:23 ID:???
>>485
スパロボならともかく種のMSでゾンダーに対抗できそうな機体ってないよな
488通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 01:03:05 ID:???
>>487
まず浸食をどうにかせんといかんからな。
強力な非実体系のエネルギーフィールド、ゾンダーのレンジ外からバリアごと本体ぶち抜く砲撃力
Gパワーなしだとこのどちらか片方が最低でも求められる。
具体的にはスーパーハイペリオンとライトニングストライカーあたりだな。
まあどちらも火力不足だが
489通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 01:52:07 ID:???
ゾンダー倒しても浄解できないんじゃ核をつぶしてしまうほかどうしようもないような
490一尉:2009/09/13(日) 15:01:07 ID:???
意味分かればゾンダー化にしまうだな。
491通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 18:02:18 ID:???
>>487
つウィンダム(核装備)
後陽電子リフレクターならゾンダーの攻撃も防げると思う
492通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 18:12:09 ID:???
>>491
ユークリッドの盾とマルチストライカーウィンダム・核メビウスの新生ピースメイカー隊の集中砲火か
493通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 18:37:34 ID:???
ゾンダーの攻撃を防げても、ゾンダーバリアを破れなきゃこちらからも攻撃ができないからGGG抜きじゃやはり詰み

MSサイズでバリア貫通したり無効化した兵器ってCEにあったっけ?
おおよそ艦砲で最強クラスのタンホイザーはリフレクターに弾かれてるし、効きそうなのはローエングリンのような固定砲台か
ジェネシスとかレクイエムのような最終兵器ぐらいしか思いつかない
494通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 19:28:49 ID:???
以外に陽電子リフレクターは射撃系は防いでるけど、ビームサーベルや対ビームコーティング処理した武器なら抜けるみたいだ。
そういうこともあってブルーフレームのナイフは対ビームコーティング処理されてるし
495通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 20:31:16 ID:???
ビームサーベルなんてほとんどのMSの標準装備じゃないか
ならMSがゾンダー化したらリフレクターは何の役にも立たない

ゾンダーのバリアが破れそうなMS兵器はどうなんだろ
496通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 22:38:34 ID:???
核兵器をわざとゾンダーに融合させて爆破…ぐらいしか思いつかない。

後MSじゃないけどジェネシスクラスをおっ建てるとかかな。
497通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 22:55:48 ID:???
GGGがゾンダーと戦えた前提に

・Gストーン
・護の存在
・ギャレオンがもたらしたカインの遺産(テクノロジー)

原種と戦うにはさらに

・戒道とJアークの存在
・ゾンダリアンにソルダートとトモロがいたこと

と、奇跡のような偶然が必要だったことを考えると

GGGの存在抜きで独力でゾンダーや原種と戦うには

・Gストーン or Jジュエル
・ゾンダー核や原種核を浄解できる人物
・三重連太陽系由来のオーバーテクノロジー

この三つは必須だな
498通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 22:59:35 ID:???
射撃無効
格闘有効
なのに何故役立たずになるかが分からんな
近づかずに遠くからバカスカ撃ちまくりゃいい話だろ
ピッツァのゾンダーメカみたいにMS程度目じゃない速度で迫ってくるならともかく
499通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 23:04:02 ID:???
ちなみにGストーンの原石(Gクリスタルの欠片?)だけあってもダメ
護or戒道の浄化能力を付加して始めて対ゾンダーエネルギーとなる
500通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 23:12:20 ID:???
>>498
>射撃無効>格闘有効>近づかずに遠くからバカスカ撃ちまくりゃいい話

三段論法が矛盾してるぞ
501通常の名無しさんの3倍:2009/09/13(日) 23:43:08 ID:???
>>500
陽電子リフレクターは
射撃は無効できる
サーベルは効く
なら弱点である格闘の間合いに入られないように遠くから射撃戦した方がいいだろ
と言ったのだ
502通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 00:33:22 ID:???
>>501おまいさん、片言キャラなのか?
それで?
相手もバリア持ってたらこっちの射撃も効かないんだし意味ないだろ
まさに矛盾
503通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 00:49:42 ID:???
相手が陽電子リフレクターを持ってると思ってるのか?
ゾンダーバリアに対して有効かも知れない現状の通常MSの戦法が
陽電子リフレクター張って遠くから射撃戦だって言ってるんだ
504通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:04:37 ID:???
ゾンダーバリアを破れる射撃武器を通常MSが持ち合わせてないだろ
なぜわからん
505通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:07:02 ID:???
506通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:12:47 ID:???
ローエングリンランチャー大量配備ならと思ったがアンチビーム盾で防げるローエングリンビームでは弾かれるか
507通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:17:23 ID:???
核ミサイルって射撃武器の範疇に入るのか?
核ウィンダムて要するに核ミサイルかかえたウィンダムだから通常MSじゃないし
だいいちリフレクターもいらないしMSである必要すらない、核ミサイルだけでいいだろ
508通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:17:36 ID:???
>>506
レール・岩助博士に幼電子博士ですねわかります

種死だと放射能出さなくなったから完全に強いビーム扱い…
509通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:17:42 ID:???
>>506
艦載型ですら金ぴかのバリアに防がれるんだからソンダーのバリアを抜くのは無理っぽくない?
510通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:20:51 ID:???
>>509
大使VSリーブラ主砲を思い出したw
511通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:29:31 ID:???
核メビウスや核ウィンダムは奇襲攻撃のための機体だし
ゾンダー相手に核ミサイルを使うならMAやMSに乗せる必要はないな

第一地上で使えるのかアレ?
512通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:33:00 ID:???
あんましスペックを原作に忠実にするとアスラン、ムゥ、キラが呆気なく死に名有りパイロットがほとんど戦死し隕石落としでも無傷で絶望のまま中断で終わったスペースゴジラの二の舞
513通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:37:44 ID:???
>>512
勇者がいるから滅亡はしないがCEの勢力は内輪もめしかやることが無くなるのが難点だと思うんだ
514通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 01:48:37 ID:???
どっち道、護達の逃亡が成功しないと無理か…
515通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 02:11:51 ID:???
>>513
Gストーンもゾンダーも遊星主も三重連太陽系産
三重連太陽系が滅亡したのはぶっちゃけ内輪もめで
勇者の戦いはその内輪もめに巻き込まれたようなものだしなあ
516通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 02:14:34 ID:???
訂正
勇者の戦いはその内輪もめの延長戦に巻き込まれたようなものだしなあ
517通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 07:31:41 ID:???
いや、ゾンダーは紫の星のシステムが暴走した物であって
アベルとカインの確執は遊星主関係だからファイナルは内輪もめの延長だろうけど
Gストーン作ったりJジュエル作ったりしてるんだし、ゾンダーは違うんじゃない?  
対策が間に合わないのもそうだと言われればそうかもだけどさ
518通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 09:54:30 ID:???
GGGの戦闘技術てもっぱら戦闘で被害を拡大させないように地球にダメージを出さないにするためのだからなあ
有効な攻撃手段が核ぐらいしかないんじゃ
使徒と戦ってる国連軍みたいに戦闘で被害を拡大しまくり、
しかもN2兵器なんてないから放射能汚染で地球にダメージを与えまくりだろうな
519通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 10:05:33 ID:???
コロニーでゾンダーが発生してコロニー丸ごと侵食したらGGGがいても詰みだな
核をもぎ取ってもゾンダー化したコロニーは元には戻らないから破壊するしかない
520通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 10:34:57 ID:???
核もぎ取ったら爆発するんじゃないの?
まあイレイザーヘッドあればOKだがあれって地上では宇宙にエネルギーを逃がすけど
宇宙だとどこに逃がすんだろ?
521通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 11:35:58 ID:???
ほかのコロニーに影響が出ないほうに逃がすんじゃないの
ゾンダーコロニーの住人は助けようがないから数万人単位で見殺しだな
522通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 12:18:37 ID:???
ゾンダ〜ラ ゾンダ〜ラ
They say it was in india
ゾンダ〜ラ ゾンダ〜ラ
ストレスの国 ゾンダ〜ラ
523通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 12:48:46 ID:???
>>520
核兵器とは、中性子による原子核の分裂の連鎖反応から出た莫大なエネルギーを利用している
起爆をしなければ爆発する事は無い、ぞと
524通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 13:06:12 ID:???
>>520が言ってるのは>>519からの流れでゾンダー核のことじゃないかと
525通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 16:06:47 ID:???
素体になった人間の特性や取り込んだメカの能力を拡大するから種世界じゃかなりやばいゾンダーが出来上がりそうだな
核兵器を無力化するニュートロンジャマーキャンセラーゾンダーとか
物理攻撃が一切通じないフェイズシフトゾンダーとか
いきなり種割れして能力が跳ね上がるSEEDゾンダーとか
526通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 16:37:15 ID:???
まあ、機界新種の絶望感に比べればまだどうにかなる気はする
527通常の名無しさんの3倍:2009/09/14(月) 17:15:15 ID:???
>>525
活人剣+ゾンダー魔界造
高速移動
全てを防ぐ盾+盾ヨーヨー
なんて良いバランス!!
528一尉:2009/09/14(月) 20:15:59 ID:???
ゾンダー化サトーならいいだろう。
529通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 09:51:35 ID:???
勇者ロボやGGGのメンバーが勇気を奮い立たせればパワーが上がるのは
ロボやビジョン艦などGGGメカの動力源にはGSライドとGストーンが使われているおかげ
パイロットを勇者のように戦わせるならやはりGストーンとGSライドを搭載してGリキッドが循環するMS勇者に乗せないと
種のMSにはGストーンどころかサイコミュもサイコフレームもモビルトレースシステムも
おおよそ精神力に感応してパワーがあがる装備は一切搭載されてないのだから勇気で何とかできるならオカルトだ
530通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 10:04:09 ID:???
つーかCEの戦力ではゾンダー倒せない考えが出てきたぞ
Gハンマー初登場回で初代ガガガはグランドノヴァの中でプロテクトシェード張って長時間耐えた
全身展開で強度が落ちてるかつ、核分裂よりすさまじい核融合反応の中心部に居てだ
もしゾンダーバリアも同レベルの出力だと本気で通用する兵器はない
少なくとも基礎スペックはガガガと同レベルに近かったゾンダーガガガ以上のは無理だと思う
531通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 10:23:43 ID:???
EI-02がバリアが通常兵器では破れない、破壊してもすぐに復元することを証明してるから、この二つはデフォだろう
CEの戦力でゾンダーを倒すならバリアごと一撃で葬らないとならないからNJC付き核ミサイル以上の攻撃手段はないと思う
532通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 12:56:16 ID:???
>>529
でもパイロットは気合でビーム曲げたりできるぞ
533通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 13:33:07 ID:???
運命のアレは近似ヴォワチュール・リュミエールのおかげだろ
534通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 19:41:14 ID:???
で、コアはどうするんだろ?
やっぱりGGGにお任せするしかないのかな?
助けたがる人はけっこういそうだけど。
535通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 21:06:22 ID:???
>>533
衝撃が自由刺す時エクスカリバーの先にビームが出てる。
536通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 21:14:10 ID:???
レクイエム撃ったら跳ね返されチェンゲみたく月がバラバラになりそう
537一尉:2009/09/15(火) 21:18:07 ID:???
あの、そろそろ続きは
538通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 21:38:04 ID:???
539通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 21:40:45 ID:???
>>535
勢いの演出だろ、これだから種厨は
540通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 22:06:58 ID:???
実体剣であるエクスカリバー(ビーム刃があるのは側面だけ)がPS操行のフリーダムを貫けるのはおかしい
デストロイが実体弾であるレールガンまで捻じ曲げている描写もあるし、フリーダムがライフルを破壊された後逃げ惑う最中のフリーダムはまたライフルを持ってたりするし。
フリーダムがストライクになったりインパルスがストライクになったり、フリーダムにロックオンされると硬直するとか設定上ではありえないことを平気でやってるし。
まあ種の戦闘シーンは使いまわしだらけで修正がいい加減だったり、スタッフの都合という次元の話だから。
そんなものを劇中のパイロットの精神力の賜物だとかの引き合いに出されても困るわ。
541通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 22:10:32 ID:???
陽電子ryって実弾も曲げられなかったっけ?
542通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 22:13:41 ID:???
リフレクターの元がアルテミスの傘なら実体弾防いでも問題はないはず
543通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 22:51:27 ID:???
>>541
ビームを曲げるのはゲシュマイディッヒ・パンツァー

DESTINY 32話
デストロイはこれと陽電子リフレクターの両方持ってる
544通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 22:56:30 ID:???
ステラのデストロイはビームを曲げたりして初期設定では両方持ってるように書かれてる現在の設定ではリフレクターしか持ってない
>>542
実体弾を曲げる手段は登場していない
545通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 23:05:21 ID:???
>>536
3将を倒さないとネオジェネやレクイエムは自滅の道具にしかならんか…
546通常の名無しさんの3倍:2009/09/15(火) 23:08:01 ID:???
>>542
アルテミスの傘の直径のハイペリオンは物理攻撃をふせいでたけど
陽電子リフレクターのMSは全部物理攻撃で倒されてるぞ
ビームシールドもグフのムチとかが透過してたから物理的には防げないみたい
547一尉:2009/09/16(水) 18:59:44 ID:???
そうえば漫画にも核搭載にしたな。
548小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 20:49:52 ID:???
勇者王ガオガイガー DESTINY
第18話 『勇者 誕生』

月軌道上に現れたゾンダー《エヴィデンス−02》の内部から機械三将が、集った地球連合軍を眼下に望んでいた。
その内の一人髪を逆立てて顔に赤い隈取と体中に工具類を張り付けた機械三将レロウルが楽しそうな声をあげる。
「居る居る、どいつもこいつもゾンダーメタルの良い苗床に成ってくれそうだぜ〜」
白目の部分まで真っ赤な目で髪の毛が銀色の鋼で出来ており、間接の隙間から炎を吹き上げている機械三将イグジスがイライラした口調で告げる。
「ええい、戦いを前にして何時まで待てばいいのだ。もう我慢ならん」
それを宥める黒曜石のような肌と金の鬣を持ち、顔には下弦の月のような裂け目の口があるだけの機械三将ナシェイル。
「それは《MOTHER》に聞きませんか?」
その声に反応したのか、三人の後ろにある球状の物体の中に髪の毛がケーブルで形作られ、閉じた両目の上下に分割線、線の両側にはリベットが打ち込まれている美しい女性の巨大な顔が浮かび上がる
「機械三将よ、この戦いをどう見ますか」
「色々な機械があって楽しそうだぜ。さっさと行って解体してえな〜」
「あのような有象無象に係わるなど我慢ならん、全て破壊してくれる」
「中には強力な敵も居そうですよ?」
MOTHERの問いかけに各々の見解を述べる機械三将に満足げな微笑みを浮かべると出撃を命じた。
「お気を付けなさい。あの中には我々ゾンダーに対抗できる“G”の戦士が居るようです」
その忠告にはイグジスが鼻で笑って自信満々に答える。
「MOTHERに置かれましては御心配めされますな、かの赤の星の戦士もゾンダーの敵ではありませんでした。いわんやGの戦士などこのイグジス一人で充分」
「イグジス、自信があるのは結構ですが、油断していると足元をすくわれるでしょ?」
「そうだぜ、お前ただでさえ、怒りっぽいんだからよ」
「何だと如何にお前達といえども、侮られるのは我慢ならん!」
嗜めるナシェイルとレロウルに一睨みくれると、イグジスは一声残して壁に同化して姿を消した。それを笑いながら見送った残りの二人に、MOTHERがあまりイグジスをからかわないように言ってから出撃を命じた。
それぞれに返事を返して先程のイグジスと同様に姿を消すレロウルとナシェイル。
三人の姿を見送ったMOTHERは目に映る、光景の中にある一つの機体を見つめていた。
「この力、まさか」
その呟きは誰に聞かれる事も無く広間に消えていった。
549小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 20:51:11 ID:???
現れたゾンダーは凡そ全高120m、全幅300m、全長900mの超巨体で鰭の部分から6枚の翼が生えた鯨の様な姿であり、その巨体に比例するように動き自体は鈍重に見えた。
「これよりあの固体をエヴィデンス‐02、通称EV-02と呼称する。この戦いに地球の存亡が掛かっているといって過言ではない、諸君等の検討を期待する。戦闘開始!」
月軌道宙域におけるゾンダー侵攻阻止作戦に集った地球側の戦力は、凱を始めとしたGGGの機動部隊に加えて地球の各国から集ったMS隊おおよそ200機である。その全ての機体にコメット・ベースより大河長官が戦闘開始を告げた。
EV-02は未だに胴の3分の1程がESウィンドウの中に残ったままで、後ろには後続の姿が見えない以上その数は1体にすぎない。勿論、敵の戦闘力を見た目で判断するのは危険だが、これを好機と見て凱が全員に攻撃開始を告げる。
「往くぞぉ! 皆ぁ!!」
『『『応っ!!!』』』
「OK! ディスクPセットON、俺も皆の為に歌うッゼ」
この凱が挙げた声に合わせて、GGGの機動部隊が吶喊した。一番槍を付けたのはやはり凱がフュージョンしたジェネシックガイガーであった。
ギャレオンは三重連太陽系のGクリスタルにおいて、プログラム調整を受け、本来の機能と姿を取り戻したジェネシックギャレオンへとその姿を変えていた。
しかしジェネシックは対ソール11遊星主専用に調整された機体であり、ゾンダーに対抗するには地球に居たときの状態の方が好ましい、しかし総合的な能力は本来の姿であるジェネシックである方が優れている。
そこで雷牙博士の手によって、ギャレオンのGストーン内に存在する対ゾンダー用のプログラムを再び起動、再調整を行い主動力源はジェネシックオーラを使用することでジェネシック本来の性能を発揮させながら、
対ゾンダー用には《素粒子Z0》と対消滅関係にあるGパワーを平行して使用できる様に生まれ変わったのが現在のジェネシックギャレオン、そして凱がフュージョンしたジェネシックガイガーである。
これは元々Gパワーがジェネシックオーラを基本にして緑の星の指導者カインの子ラティオ(天海護)の能力を解析して緑の星で開発された事と二つのエネルギーを制御する事が可能なエヴォリュダー凱の力が合わさって可能となった。
「ジェネシッククローゥッ!」
Gパワーを纏ったガイガーのジェネシッククローがゾンダーの顔に叩き込まれるがその一撃はゾンダーバリアに拠って一瞬遮られる。
ゾンダーバリアは一種の《レプリションフィールド》を展開する事によって、通常空間と反発し合う作用を利用した《ポテンシャルカスケード》と呼ばれる力場を形成し、
攻撃への防御を行なうものだが、この力場はより強い物理的攻撃を用いることで破壊する事が可能だ。
凱のジェネシッククローは、ゾンダーバリアの守りを突き破り《EV-02》に二筋の傷を刻むが、その傷は瞬く間に修復されてしまった。
また勇者達が放つ攻撃もこのバリアに阻まれ大したダメージは与えられない、一応は本体へと届く攻撃も在るものの同様に修復されてしまう。
「くっ、駄目かっ」
ゾンダーの再生能力は事前に予測していた物よりも大分強力であるらしい、凱達の攻撃でバリアが破られた瞬間に、周辺に集ったMSからEV-02に攻撃が加えられるものの此方も体の表面を焦がす程度で直ぐに修復されてしまう。
「ちょっと、ダメージが全部直っていくわよ!?」
「話には聞いていたが、予想以上の敵だ」
此方の攻撃が効かない事にMSパイロット達から悲鳴が上がる。大体からしてMSの攻撃はバリアに阻まれてGGGがバリアを破った僅かな時間帯しか届いておらず、集った機体数に比して飽和攻撃とまでいかないのも問題となっている。
ゾンダーに対しては直接攻撃による本体を破壊してからゾンダー核を摘出して浄解、若しくは破壊するのが最も有効な手段である。
その第一段階として機界文明の機動兵器が、ほぼ例外なく展開する強固な防壁であるゾンダーバリアの突破、無効化が必要とされるのだが、
ミサイル程度では通用しないこの防壁を突破しない限り、機動兵器でもあるゾンダーロボ本体、そしてゾンダー核に対する干渉は困難を極める。
550小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 20:52:51 ID:???
「ならば私が、システムチェーンジッ! 三身一体、ビッグボルフォッグ」
ボルフォッグを中心としてガングルーが左腕、ガンドーベルが右腕にシステムチェンジして3体合体する事でビッグボルフォッグとなるのだ。
「メルティングサイレン!」
ビッグボルフォッグが両腕を広げて胸にある赤色灯がサイレンを奏でる、するとEV-02の周囲に張り巡らされたバリアが消されてゆく。
これがギャレオンの持つGパワーの振動によって作り出したメルティングウェーブの発振(ギャレオンロアー)によってEI-01が有する強力なバリアを無効化した機能を解析し、
ほぼ完全な形で複製に成功した、ゾンダーバリアを形成するポテンシャルカスケードを崩壊、無効化させる武装メルティングサイレンである。
バリアが分解されて消失した為にMSからの攻撃が直接本体に届くようになったことで、周囲にいるMS隊からの攻撃が漸く飽和攻撃と呼んでも通用する量になったことで加速度的に壊れていくEV-02。
しかし壊れた体は直ぐに修復していく為に、歩みが止まることは無い。遂にその全体がESウィンドウから抜け出して全ての威容を晒すと6枚の翼を大きく広げた。
「ZON・DER!」
音を伝えないはずの宇宙空間にEV-02の雄叫びが響き渡る。巨体から発せられたその叫びは集まった人間達に恐慌を起こさせた。
真正面から対峙する地球連合軍と集った凱を初めとした地球連合軍を睥睨するとEV-02はその大きく広げた6枚の翼から光を放ち始める。
「まずいっ避けろぉっ!」
凱の叫びと同時に、光る翼から無数のエネルギー光弾が放たれた。防御、回避行動を採る各機だが、避け損なった者が次々と光の奔流に飲み込まれてゆく。
それでも此処に集ったのは皆それなりの腕を持った者達である、撃墜された者はそう多くは無い。
「どうやら単にデカイだけって訳でも無さそうだな」
態勢を整え直す地球連合軍とGGG、それを前にして身震いするEV-02、両者の戦いは始まったばかりだ。

月軌道宙域で凱達が戦っている頃、天海護と戒道幾巳もまた戦いの渦中にいた。自分達はあの三重連太陽系でのソール11遊星主との戦いの後、二人だけで地球へと送られた。
しかし二人は本来自分達が帰るべき故郷ではなく、このCE世界へと現れてしまった、そして漂流する二人を救ったのは、クライン派に連なる者だったのである。
初めは子供の漂流者という事で大切に扱われた二人であったが、護がその生来の素直な性格から自分達の素性を話してしまった。
その話に興味を持ったシーゲル・クラインは二人を晩餐に招き、食事に睡眠薬を混ぜて意識を奪うと生体研究の素体としたのである。
そのまま研究材料とされてしまった護と戒道であったが、この世界に存在したゾンダーが発する素粒子Z0の波動によって、抗体としての二人の能力が瞬間的に増大した事で囚われていたシリンダーを内部から破壊する事に成功した。
現在はファクトリーからの脱出行の最中である。お互いに翼を出して狭い通路を飛行しながら出口を目指すものの、このファクトリーはクライン派の重要基地である、脱出が知れた時点で隔壁が降り、追撃部隊も出ている。
それと同時に疲労と何処へ向かえば脱出できるのかが分かっていない事が二人の焦りを生んでいた。
「だめだ、此処も塞がれている」
「どうしよう戒道、このままじゃ又捕まっちゃう」
「こうなれば隔壁を破壊して進むしかないか」
戒道の提案に頷くと両掌を組んで前に突き出す護と、右手を前に左手を上に翳す戒道。
「「はあっ!!」」
二人はGとJのパワーを衝撃波に変えて隔壁へと叩きつける、2度3度と攻撃を加えると隔壁に二人が通れるくらいの穴を開ける事が出来た。
「よし、行こう」
「うん」
551小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 20:54:33 ID:???
再び逃亡に移る二人をモニターで眺めていたシーゲルは、その力を見て嬉しそうな声を上げた。
「ほほう、これは中々の拾い物だったようだな。性能も見せてもらった事だし、遊びは此処までだ。生きてさえいれば研究には支障無かろう、適当に痛めつけて捕獲せよ」
「はっ」
側に控えていた眼帯の女に指示を与えると、今朝から愛娘に会っていない事を思い出して所在を尋ねる。
「ところでラクスは如何した、姿が見えないが」
「ラクス様でしたらキラ様の為にミーティアを届けるとエターナルで出航なさいました」
「そうか、仲良き事は美しきかな。だな」
二人の仲が良いのはシーゲルとしても嬉しいことだ。次代のクライン派、否世界の支配者を生み出す二人なのだからと心底楽しそうに笑うシーゲルであった。
逃亡を続ける二人はその後も、幾つかの隔壁を破壊しながら進むと広い場所へと出た、其処には黒と紫に塗装されたズングリしたシルエットのロボットが製造途中の状態で置かれていた。
「ここは工場か、それとも格納庫か」
「でもこんなロボットがあるって事は、ロボットが出るための出口があるはずだよね」
工場ならばこのロボットを搬送する搬出口が、格納庫であればこのロボットが外に出るためのハッチが在るはずだ、辺りを見回す二人の耳に銃声が聞こえた。
「うわあっ」
「戒道?!」
護が振り向くと、右足から血を流して倒れている戒道の姿が飛び込んでくる、咄嗟にバリアを展開して駆け寄ると体を抱えてロボットの影まで飛んでいく。
隠れた二人の耳に銃を撃った人間達の声が聞こえてきた、どうやら生きてさえいれば、腕や足が無くても構わない等と言う物騒な事を口々に叫んでいる。
「大丈夫、戒道? 直ぐに手当てをしないと」
心配して話し掛けて来る護に戒道は首を振って見せた。右足の傷は銃弾が貫通したようだが、これでは走れない。飛ぶ事は出来るがこの傷では出血が激しいために何処まで持つかも分からない。
さらに今まで何処に居たのか分からないが、次々にこの場所へと人が集ってきている。足手まといの自分が一緒では護も捕まってしまう。そう判断した戒道は護に対して一人で逃げるようにと言った。
「行くんだ天海、ここは僕があいつ等を引きつける!」
「そんな事駄目だよ。二人で逃げるんだ」
「このままでは二人ともまた捕まる。それよりも君だけでも逃げ延びて助けを求めるんだ。君も感じているだろうゾンダーと戦っているこの反応は間違いなくGGGだ」
確かにゾンダーと戦うGパワーを感じる、それもこの慣れ親しんだ感覚は十中八九GGGの皆だろう。そこまで護一人で逃げてくれと、そう話す戒道に護も反論する。
「駄目だよ、怪我をした戒道を放っておけない。僕が抱えて飛んでいく」
「それこそ駄目だ、それに話し振りではヤツらも命までは取らないようだ。だから僕の事は気にしないで行ってくれ」
暫し見詰め合う護と戒道、どちらの意思も固いと分かる一瞬が過ぎ去り、折れたのは護であった。すっくと立ち上がると戒道に背を向けてハッチの方を向く。背中越しに戒道へと話しかける護。
戒道は今、自分の為に犠牲になろうとしている、そして今の自分達では二人で此処を脱出するのが難しい事も理解出来る、出来てしまう。
「絶対、絶対迎えに来るから、だから!」
「ああ、信じているよ。友達だからね」
「うん! 約束する」
護は自分の体を光に包み、叫びながらハッチへと突っ込んだ。この時、護の力は友達を置いて行かねばならない自分自身の不甲斐なさと、怒りによって最大に発揮されていた。
「うわあああああっ!」
護は大声で叫びながらエアロックの扉に激突すると大穴を開けて宇宙へと飛び出して行く、エアロックの扉は直ぐにシャッターによって塞がれたが、護が飛び去ったその後には数粒の水滴が残されていた。
552小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 20:55:34 ID:???
その背中を微笑みながら見送った戒道は、震える足で立ち上がって護が飛び出した扉の前に陣取ると集った兵士に鋭い視線を向けた、すると黒い服をきた男が二人進み出てきた。
「おいおいもう逃げないのか、随分諦めがいいんだな?」
「ははっ、足を打ち抜いておいて逃げるも何も無いもんだろうが」
ゲラゲラと品無く笑い始めた兵士を前にして、戒道は護を逃がす為に時間を稼がねばならない、そして迎えに来ると言ってくれた友達を信じるからこそ真っ直ぐに前を向いて決然と言い放った。
「来るなら来い、此処から先へは行かせないぞ!」
その気迫に気をされる兵士達。戒道の孤独な、しかし誇りと友情に満ちた抵抗であった。
宇宙へと飛びだした護は全速力でGGGとゾンダーが戦っている場所へと向かっていた、戒道に逃がして貰ったからには、約束通りに助けを呼んでくる事が今の護にできる精一杯の事だからだ。
「待っててね戒道。直ぐに助けを呼んでくるから、それまで無事で居て」
決意を胸に宇宙を行く護の姿をモニターで見ていたシーゲルは傍に控えていた眼帯の女に向かってつまらなそうに呟く。
「折角のサンプルを一匹逃がしてしまうとはな、この失態には罰が必要だ」
そう言って女の前に立つと眼帯をずらして、吸っていた葉巻を瞼に押し付ける。ジュッという音と肉が焼ける匂いが部屋に流れる。
「行け、もう一匹は逃がすな」
部屋の外へ出た眼帯の女ヒルダ・ハーケンは眼帯の上から愛しそうに瞼を撫でる。この痛みがシーゲル様との絆、思い出すだけでイッてしまいそうだ。そこまで考えた所で頭を振ってから意識をやるべき事へと戻す。
「あいつ等、遊びすぎてしくじりやしないだろうね」
未だ騒動の収まらぬ場所へと足を向けるヒルダ、護と戒道が再び出会うには今暫らくの時間が必要となる。

護が戒道の援護によってファクトリーからの脱出を成し遂げた頃、凱達とEV-02との戦いは次の段階へ移行しようとしていた。
シン達MS隊もゾンダーとの戦いに身を投じていた、特にシンとスウェンの機体はGGGでの改造によってゾンダーとの融合が起こらないうえに、
武装にもGパワーが使われているので他のMSよりも有効な攻撃を与えられるのだが、与えたダメージが見る間に回復していくのを目の当たりにすると気が滅入ってくる。
シンのインパルスは現在ブラストシルエットを装備しているのでバリアが破られた時にケルベロスのビームを撃ち込んでいるが効いた様子が無い。
「くそっ、本当にこんなヤツ倒せるのかよ!」
悪態を吐きながらも攻撃を繰り返すシンにスウェンから通信が入る。
「落ち着け、俺達の機体に装備された《GSライド》はパイロットの精神状態で出力が変動する。熱く燃えるのと焦るのとでは違うぞ」
GSライドはギャレオンがもたらした数々のオーバーテクノロジーの中でも中心的存在である、命の宝石とも呼称される緑に輝く六角形の結晶体であるGストーンを触媒としたエネルギー抽出機関である。
このGストーンは無限情報集積回路であると同時に、結晶回路を利用した超々高速度の情報処理システムでありながら優秀なエネルギー抽出源でもあり、使用者の勇気に感応する形で更に莫大なエネルギーを発生させる事が可能である。
このように多くの特性を持つGストーンであるが、その基本的な性質は《対機界昇華反物質サーキット》という説明がもっとも端的であろう。
対機界昇華反物質サーキットであるGストーンはゾンダー達が放出する《素粒子Z0》とは反物質であり、対消滅する関係にあるGパワーと呼ばれるエネルギーを発散させており、ゾンダーとの直接接触ではエネルギー値の小さい方が消滅する事になる。
GGGのメカは基本動力としてこのGSライドを内蔵したGドライブといわれる動力機関によって、GSライドが抽出したGパワーを人間でいう所の血液にあたるGリキッドを媒体に機体各所に送り出すことでゾンダーとの融合を防いでいる。
その措置を施されたインパルスとノワールはEV-02との戦いでも融合を気にせずに、無論エネルギー総量ではEV-02の方が大きいので油断は出来ないのだが他のMSよりも戦える。
しかしダメージを与えてもゾンダーの特殊能力である高速再生によって回復されるので、此方の疲弊具合に応じてじわじわと気力が削がれていた。
553小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 20:56:50 ID:???
一進一退を繰り返す戦いの中でEV-02が大きく口を開いた、その口中に赤く光る目が無数に出現した。
「なんだ?」
怪訝な声を出したシンの前にEV-02の口中から次々と新たなゾンダーロボが出現したのである。その姿は四肢を備えて盾を構えた人型、つまりMSに酷似していた。それを見た火麻参謀がディビジョン[最撃多元燃導艦タケハヤの艦橋にて叫んだ。
「こいつ等は火星で吸収されたマーシャンだ!」
この叫びに全軍から動揺の声が上がる。事前の説明で人間がゾンダーとなる事は知らされていた。しかし現れたEV-02の姿は宇宙鯨であり、集った人間達にそれを感じさせなかった。
だがこれは間違いなくMSを基にして生まれ出たであろう姿をしている、それが一層の嫌悪感と恐怖を煽った、動きが一瞬止まる地球連合軍のMS隊にゾンダーロボ化したMSが一斉に襲い掛かる。
ゾンダーロボは当初はゾンダー全体を指すEI(Extra Intelligence(地球外知性体))のコードネームを振り分けられていたが、
今回は地球人がゾンダー化されるという事実を勘案してZONDER-ROBOTの頭文字を採ってZRのコードと番号が割り振られる事になった。
「うっうわあああっ!」
「くっ来るなああ」
恐慌を起こしたMS隊がZRの攻撃で撃墜されかけたその時、迫るZRの横から2機のMS緑と白の機体、シンの駆るブラストインパルスと黒い機体スウェンの操るストライクノワールが飛び込んで来た。
「やらせるかぁっ!」
「ふんっ!」
その一撃はバリアによってZR本体にはダメージを与えられなかったもののZRを弾き飛ばした事で友軍を救出する事には成功した。
「お前達は下がれ、こいつらの相手は我々がする」
「ゾンダーのバリアはその防御能力以上の衝撃で壊せるって習っただろ、離れて集中砲火してくれ」
通信を受け取ったMSは言われた通りにZRから距離を取って援護射撃を開始する。そこへ白と赤のザクも加わりZRが張るバリアの一点へと砲火を集中させた。
ビックボルフォッグのメルティングサイレンの効果範囲から離れているために完全には無効化されてはいないもの弱体化しているゾンダーバリアが軋みをあげる。
「これでえっ!」
ルナマリアの乗る赤いザクから放たれたオルトロスの一撃が遂にゾンダーバリアを貫いた、そこへブラストインパルスのビームジャベリンとノワールのMR-Q10フラガラッハ3ビームブレイドが襲い掛かりZRの四肢を切り離す。
「やったか」
「いける、こいつ等ならMSでも戦える」
MSでもゾンダーバリアを貫く事が出来る事が証明された、それを見たMS隊の面々が戦う気力を取り戻して戦線を構築していく。戦いは戦域を広げながら激しくなって行く。
554小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 20:58:12 ID:???
マーシャンがゾンダー化したZRが出現した事で、月軌道の各所で戦闘が激化してゆくのをディビジョン\極輝覚醒復胴艦ヒルメのブリッジにて見ていた雷牙博士が重々しく口を開いた。
「EV-02の中でゾンダーが生まれたと言う事は、奴の正体は自律が可能なゾンダーメタルプラントか若しくは原種に相当する上位種か、或いはマスタープログラムのようだの」
「まさか、Zマスターは我々が木星にて倒したはずです」
ゾンダーロボを生み出したという事は体内でゾンダーメタルを生成する事が可能という事実を見て、雷牙がEV-02の正体に対しての見解を述べると、コメット・ベースにいる大河長官からそれを否定する通信が入る。
ゾンダーとの戦いは熾烈を極め、原種との木星決戦では凱の実父である獅子王麗雄博士を失いながらの辛勝であった。
そんな多大な犠牲を払いながらも戦い続けた末に倒したのが全てのゾンダーを司るZマスターである、あれほどの敵が複数存在するなど考えたくも無い。反論しようとする大河に向かって雷牙は落ち着いた声で諭した。
「長官、ゾンダーが本来何の為に生み出されたか思い出してみたまえ」
言われて大河はゾンダーが生まれた経緯を思い出す。ゾンダーは本来、知的生命体のマイナス思念を解消すべく、三重連太陽系の紫の星で開発された知的生命体の脳に直接作用してストレスを発散させることが可能な自律ユニットであった。
これにより高度文明を築いたが故に退廃した紫の星の住民の再生に活用が期待されていたがマスタープログラムの暴走により、その性質を大きく変えて独自に増殖、進化を開始して紫の星を機界昇華し、緑の星、赤の星にも進攻を開始したのである。
「さよう、ゾンダーは人が生み出したシステムが暴走したものだ。そしてこれほど高度なシステムを作るならバックアップ、或いはプロトタイプが存在して然るべきと僕は思う。考えすぎなら良いがの」
雷牙の静かな声に大河長官以下、この話を聞いた者達の背中に冷たいものが流れた。
555小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 20:59:08 ID:???
EV-02からZRが放出されて周辺のMS隊と交戦を開始したとき、凱は焦っていた。このCEにおいて確かに凱は戦った相手を倒してきた、しかしその相手は軍人であり、戦闘を挑んでくるのは相応の覚悟あってのことだ。
このゾンダー化したマーシャン達も元は防衛に参加した軍属の者達ではあるだろうがZRとして破壊活動を行なうのは、ゾンダー核にされているマーシャンには責任が無いのだ。
しかも此処には護も戒道も居ない、彼等を元の人間に戻す方法はあるのかと考えてしまった。
そこへ聞こえてきたのが雷牙の仮説である、これが事実ならマスタープログラムかも知れないEV-02を倒せば全てのゾンダーを止める事が可能なはずである。
凱がファイナルフュージョン出来ない今最大の攻撃力を持つのはマイクサウンダースのソリタリーウェイブである。
しかしエネルギーソリトンを発生するディスクXの量産体制は整っておらず、ここで軽々に使用には踏み切れないと判断して支持を飛ばした。
「竜兄弟頼むぞっ!」
『『『了解』』』
『『『シンメトリカル ドッキングッ!!』』』
「超ー竜ー神!」
「撃ー龍ー神!」
「天ー竜ー神!」
氷竜、炎竜の二人が超竜神にシンメトリカルドッキング出来るのと同じく、竜型ビークルロボである風龍、雷龍、光竜、闇竜の4人は各々のシンパレートが頂点に達した時、
シンメトリカルドッキングによって風龍が右半身、雷龍が左半身になった撃龍神と光竜が右半身、闇竜が左半身になる天竜神へと姿を変えるのだ。
「ぶちかませぇっ!」
「ダブルガン、ダブルライフル一斉射撃っ!」
「唸れ疾風、轟け雷光、双頭龍(シャントウロン)!」
「光と闇の舞!」
凱の叫びと共に超竜神、撃龍神と天竜神の最強の一撃がEV-02へと向かうが着弾する直前にEV-02の前に虹色に輝く膜が張られた。その膜に阻まれて三人の攻撃が完全に防がれてしまう。
膜が消えた後には新たに現れた一体のZRが存在した、その機体は先程表れたZR達とは形状が違う。水母の様な姿をしながらも平べったい頭部の下から伸びる6本の足は鈎爪を備えており、頭に着いている単眼が不気味に光っている。
「そう簡単にはいかないでしょ?」
「なにっ?!」
そのZRから言葉が紡がれる、ゾンダーでありながら言葉を話す事が出来るのはゾンダリアンになった者だ。
「ゾンダリアンまで居るのか?!」
「そーゆー事」
凱の驚きに答えるように凱の頭上からもう一体のZRが現れ、自身よりも巨大な剣を叩きつけてくる。
「ぐっ」
咄嗟に両腕のジェネシッククローを交差させて受け止める凱。その横に更に違うZRが忽然と出現してジェネシックガイガーを蹴り飛ばす、完全な不意打ちに防御が間に合わず無様に吹き飛ばされる凱。
「ガッ」
「隊長!」
吹き飛ばされた凱をゴルディマーグが立ち塞がって受け止めた。礼を言って体制を整え直すと現れた3体のZRを睨みつける。
新たに現れた2体の内一体はずんぐりした姿に4本の腕を持っており太い2本の腕には100mを超える巨大な剣を持ち副腕の指は一本一本がドリルやスパナ等の工具類になっている。
もう一体は背中に三角形の帆のような光の翼を張り、両腕、両足は灼熱に赤く輝いている。その証拠に蹴られたジェネシックガイガーの脇腹は融解して爛れてしまっている。
556小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 21:00:16 ID:???
EV-02と凱の間に3体のゾンダーロボが並び此方の力を値踏みするように睥睨する。
「ははっ、色んな機体がいるぜ」
「この程度の連中ならゾンダーロボで十分だったか」
「こらこら、油断は禁物でしょ?」
「一応自己紹介するかあ」
「此処で死ぬか、我々の走狗に成る者に必要とも思いませんが?」
「フン、礼儀みたいなものだ。我らは機械三将、俺の名はイグジス」
「レロウルだ、お前ら皆解体させてもらうぜ〜」
「ナシェイルです。宜しくと言うのも変ですかね?」
完全に此方を侮っているような余裕の態度を示す三体のゾンダリアン、これでゾンダー側の戦力はEV-02に加えて機械三将と名乗る三人のゾンダリアンと30機程のゾンダーロボという陣容になった。
当初予測していた戦力よりも大分増強されたといってよい敵に対して作戦参謀である火麻からポジションチェンジの指示が飛ぶ。
「撃龍神はゾンダーロボに当たって核を抜き出せ、超竜神とビッグボルフォッグはその援護だ。ゾンダリアンの相手はルネ、天竜神、ゴルディが何とかして押さえ込め、凱はその隙にEV-02を頼むぞ!」
『了解!!』
火麻の指示に従って、フォーメーションを変えてゾンダーの迎撃に当たる凱達、しかしそう簡単にいかないのが戦場である。
ビッグボルフォッグと超竜神の援護で撃龍神がゾンダー核を抜き出す事には成功するものの浄解出来る人間がいない為に暫くすると復活してしまう。それでもこれを繰り返しながらEV-02が倒されるまで時間稼ぎをしなければならない。
「私達は隊長達がEV-02を倒すまで、MS隊の援護と核の確保に努めよう」
「任せてくれ超竜神、俺達は決して諦めない」
「その通りです、隊長達を信じて我々は出来る事を続けましょう」
凱達がEV-02を討つまでゾンダー核を守り続ければ、ゾンダーにされた人達を元に戻す事も可能となる、それを信じて戦い続ける3人。

凱がEV-02へと向かう前にレロウルと名乗ったゾンダリアンが立ち塞がるが、ルネのメビウスリオーが間に入って進行を助ける。
「何処行くんだよ、俺と遊ぼうぜえ〜」
「あんたの相手はあたしがしてあげるわ、フュージョン!」
掛け声と共にルネがフュージョンを行なうとメビウスリオーが変形してメカノイド・リオファーへと姿を変えた。
リオファーはガオファーをルネ用に改装したので細かい差異がある、コクピットブロックへと通じる胸部装甲には更に厚みがもたらされ、高速戦闘を得意とするルネの為に全体的によりシャープに成っている。
マスクもより女性的に改造されており、ヘルメット部の後ろから長髪に見えるエネルギーアキュメーターが流れ出る。
武装は腕に供えられたリオンクローと射撃用の手持ち火器であるメビウスショットが腰に2丁、大型のグレネード付ライフル1丁を背部に備えている。
この射撃武器はCE世界の手持ち火器を参考に作られており掌のプラグからGパワーを供給する事が出来るので弾薬の消費をきにせずに無限に撃つ事と威力の調節が可能である。
更に胸部装甲内にファントムリングの生成装置を装備しているのでファントムリングが使用可能である。
「リオッファー!」
「こりゃ美人さんだ。解体し甲斐があるぜえ」
「デートの誘いなら、もう少しムードってものを考えて欲しいわね」
鈍重な見かけとは裏腹な機敏な動きで巨大な剣で横殴りの一撃を加えてくるレロウル、その攻撃をかわして、両手にメビウスショットを構えて撃ち捲くるルネ。
「へへっ楽しくなってきやがった」
「見た目通りに頑丈みたいね、でも凱の邪魔はさせないわ」
対峙する獅子の女王と機械三将の戦いは激しさを増しながら続いてゆく。
557小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 21:01:09 ID:???
天竜神は機械三将ナシェイルとの戦いに入っていた、しかしその盾の前に攻撃が通用しない。
自身最大の技である光と闇の舞を防がれている以上ナシェイルの張るシールドを破るのは遠距離攻撃では不可能、ならば接近戦に活路を見出すのみである。
「ダブル・リム・オングル!」
両腕のGパワー集束させたエネルギーソードを作り出して真っ向から切りかかるが、その攻撃もまた出現したバリアによって防がれる。
「彼方の攻撃では私の盾は絶対に破れないでしょ?」
「なるほど、この盾はゾンダーバリアとは違う性質のものみたいね」
ダブル・リム・オングルも防がれた天竜神は一旦距離を取るとフレキシブルアームドコンテナから多数のジャミング弾を発射する。
ナシェイルの周囲で破裂したジャミング弾によって視界は勿論の事、通信、レーダー、熱感知などの全ての外部情報から相手を孤立させる事ができる。
「これは?」
全ての情報が遮断された事で天竜神の姿を見失うナシェイル。
「彼方の盾は常に張られているゾンダーバリアとは違い任意に作り出すもの、ならば知覚出来ない攻撃ならば防げないでしょう」
「それなら全方位に張り巡らせれば済む話でしょ?」
自らを中心にしてバリアを張り巡らすナシェイル、しかし其処に天竜神の声が真後ろから聞こえてきた。
「そうね、でも初めからバリアの中に入ってしまえば関係ないわ」
「何時の間に!?」
ダブル・リム・オングルを振り抜いて切り裂こうとするが、寸前で形を自分の形を両腕に盾を持った金の鬣をもった馬頭、上半身は人間、下半身は軟体動物を思わせる4本の足が生えた姿へと変えたナシェイルが盾で受け止める。
「なるほど、油断は出来ないという事ですね?」
一撃を受け止めたナシェイルと天竜神が共に後方へと飛び退って距離をとる、再び激突する両者の間に火花が散った。

予想外の戦いと成ったのはゴルディマーグとイグジスの戦いである、高速で移動するイグジスをゴルディマーグが捕らえきれないのだ。
パワーならばゴルディマーグとて負けはしないが、その力を発揮しようにも相手を捕らええる事が出来なければ通用しない。システムチェンジしてマーグキャノンを使おうにも無重力では反動が強すぎて自分の体制を崩してしまう。
基本的にゴルディマーグはガオガイガーのサポートメカである、そのマルチロボのウィークポイントが如実に現れてしまった。
「くそっ、ちょこまかと動き回りやがって、正々堂々と組み合えってんだ」
「貴様如きには力でも負ける気はせんが、そんな戯言に付き合う気はない」
四方八方から攻撃を加えられて頑強さが自慢のゴルディマーグのボディにも無数の傷が刻まれてゆく、それを見た火麻は自分の失策を嘆いた。
「しまった、此処まで相性の悪い相手を選んじまうとはな」
すばやく頭の中で考えを巡らせる火麻、あのスピードに対抗できるのは凱、ルネ、それにボルフォッグくらいだろう、しかし凱とルネは交戦中でありボルフォッグを此方に回すとなるとメルティングサイレンの効果を失うMS隊に支障が出る。
「ちいっ、何とかゴルディマーグに踏ん張ってもらうしかないか」
「俺が行きます!」
火麻が結論を出そうとしたときシンから通信が入った、返答も待たずにゴルディマーグの所へと飛んでいくシン。
「おい小僧! くそっスウェン、小僧の援護に入れるか」
「すまん、此方も手一杯だ」
スウェンもZR相手に奮闘している、GSライドが装備されている上にスウェンの腕もあってかなり頼もしく、窮地にいるMS部隊を良くサポートしているのだが、その分周囲を囲まれて奮戦している。
「ええいっ仕方ねえっ、小僧の援護は白坊主と嬢ちゃんに任せてゴルディマーグは凱の援護に回れ。全員しくじるんじゃ無いぞ」
『了解!』
558小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 21:03:12 ID:???
再度の変更に遅滞無くフォーメーションを組み直してシンのインパルスがイグジスに向けてケルベロスを放つ、その攻撃を難なくかわすとシンの方へ向き直るイグジス。
「俺の邪魔をするなど我慢ならん!」
「来いっ、お前の相手は俺だあっ!」
邪魔された怒りのままにシンへと迫るイグジス、背中に張られた三角の帆から光の粒子を撒き散らしながら高速で突っ込んで来るとその腕を振るう。あまりの速度に回避が間に合わず頭部から胸部を破壊されるインパルス。
「他愛無い、この程度か」
「まだまだっ!」
チェストを外したシンは直ぐに新しいチェストフライヤーとフォースシルエットを要求する、シンの要請に応えて射出されたチェスト、フォースを換装して戦闘能力を取り戻すインパルス。
「ほう、しぶとさだけはあるようだ」
「舐めるな、俺だってGGGの一員だあっ」
救援に訪れたレイとルナマリアを加えてイグジスと相対する、旧ミネルバチームの3人。
「俺達の攻撃ではヤツに決定的なダメージを与えられん」
「援護に徹するからちゃんと決めてよ。頼りにしてるんだから」
「任せろ、やってやる」
「いかに3対1とはいえどその内の2匹は雑魚か、侮られるのは我慢ならんと言ったあっ!」
舐められていると感じたイグジスは怒りのままに力を増幅させて両手両足から激しい炎を発しながらシン達に迫る。
迎え撃つシンの持つビームサーベルが俄かに輝きが増し太くなる。シンの気合に応えて内蔵されたGSライドが静かにその力を増し始めていた。

EV-02に向かった凱とゴルディマーグも果敢に攻撃をかけるが苦戦していた。
「ギャレオンロアー!」
ギャレオンロアーはゾンダーバリアを無効化する能力があるが、凱がサイボーグ体であった頃はメルティングウェーブによって凱自身にも多大なダメージを負わせるために使用出来なかった機能である。
それがジェネシックオーラの無限波動にすら耐えられるエヴォリュダーとなったことで問題無く使えるようになった、戦闘域にギャレオンの咆哮が響き渡りゾンダーバリアが消え去る。
その瞬間を見逃さず援護のゴルディマーグとEV-02に攻撃を仕掛ける、通常のゾンダーならば今のジェネシックガイガーでも充分なダメージを与えられるのだが、EV-02はその巨体に比例するように自己修復能力が高く、与えたダメージが瞬く間に回復してゆく。
「ならば、体の中に入って直接核を叩く」
「了解、行こうぜ隊長」
その言葉が聞こえたものか、今まで大きく開けていた口を閉じてしまうEV‐02、それに焦った凱が口をこじ開けると開いた口中にズラリとならんだ牙が撃ちだされる。至近距離からの攻撃をかわしきれずにダメージを受ける凱。
「うわあああっ!」
「隊長!」
ゴルディマーグに支えられて一端距離を取る凱、戦いは激しさを増しながら続いてゆく。
559小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 21:04:57 ID:???
イグジスと戦い続けるシン達三人だが、徐々に押され始めていた、レイとルナマリアのサポートが牽制にしかならない事を早々に見切ったイグジスが、インパルスを執拗に追い詰めていたのだ。
「どうした、どうした。このまま死んでゆくか!」
「くそっ、パワーが全然違う。このまま殺られるのか」
シンの乗るインパルスに襲い掛かるイグジスは真っ向からの一撃を叩きつけて終わりにしようとする。その絶体絶命のピンチにシンのSEEDが発動した。途端にシンの頭の中がクリアになり、イグジスの動きが見えてくる。
「見えたぁ!」
「なにっ?!」
咄嗟に機体を捻り止めの一撃を回避するシン。その動作のままビームサーベルをイグジスの胴に横殴りに叩きつける。Gパワーを収束させた刃がイグジスの脇腹を深々と抉った。抉られた脇腹を押さえて後ろへと飛びすさるイグジス。
「やってくれたな貴様、遊びはここまでだぁっ!」
抉れた脇腹から触手のようなコードの束が飛び出して、先程廃棄したインパルスのチェストとブラストシルエットに絡みつくと融合を始める。
「取り込んでいるのか」
融合能力の事も説明されてはいたが、実際に目の前で見るとその禍々しさが良く分かる。
ブラストシルエットを取り込んだことでイグジスの姿は両腕の掌にケルベロスが変化したビーム砲と両肩にミサイルが生えてきて更に攻撃力が向上したようだ。
「来るか!?」
「きゃあああっ!」
シンが身構えた一瞬でイグジスの姿が消えうせる、敵の姿を見失ったシンが辺りを見回す前にルナマリアの悲鳴があがった。
「ルナ!」
後ろを振り返るとイグジスの両腕がルナマリアのザクを捉えており、既に融合が始まっていた。
「嫌っ、何これ? 動いて、動きなさいよぉっ!」
「まずいっ、脱出しろルナマリア!」
「貴様、ルナを放せぇっ」
レイの叫び声で間一髪脱出に成功するルナマリア、レイに回収を任せるとシンはビームサーベルを振りかぶりイグジスへと切りつけるがその腕を掴み取られてしまう。
「くく、貴様の相手は後でしてやる。その前にちょろちょろと邪魔なあいつ等を俺の力にさせて貰おう」
「俺の仲間をやらせるか、レイ、ルナを連れて下がってくれこいつの相手は俺だけで良い」
「っく、頼むぞシン。ルナマリアを下がらせたら戻ってくる」
その言葉にシンの頭が沸騰する、大切な仲間をゾンダーの餌になどしてたまるものか。SEEDによってクリアになった意識の中でシン本来の誰かを守りたいという思いと理不尽な敵に対する怒りとそして闘志が燃え上がる。
その強い感情は勇気と呼ばれるものだ、コアスプレンダーに搭載されたGSライドがシンの勇気に呼応してその輝きを増してゆく。ヒルメの中でシンのGSライドをモニターしていたスタリオンが驚きの声をあげて雷牙博士を見た。
「シンのGSライド稼働率が上昇していマース、40、60、80を突破! なおも上昇中デース」
「小僧め、やりおったか。スタリー、タケハヤの火麻参謀に通信を繋げ、最優先だ!」
指示によって繋がった火麻に雷牙博士がニヤリとしながら話しかける。
「あれを使うぞ」
「なにっ、大丈夫なのかよ。何の話もしてねえだろう」
「GSライドの稼働率が上がっておる、凱の見立ては確かだったという事だの」
「なら後は小僧しだいか。良し分かった、妹ぉ小僧に通信をつなげてくれい」
火麻の指示でシンへと通信を繋げるメイリン、イグジスの相手で精一杯のシンはいきなりの通信に驚くが、火麻はお構い無しで一方的にとんでも無い事を告げた。
「小僧、お前さんにいい物を送ってやる。ぶっつけ本番だが使いこなしてみろ。ファイナルフュージョンだあっ!」
「ファ、ファイナルフュージョン? 無茶言わないで下さい、何の説明も受けてませんよ」
「ふん、この程度で怖気づくようじゃ凱の見込み違いか」
慌てるシンに態と挑発するようなものの言い方で話す火麻参謀。その話し方と見込み違いとまで言われてカチンとくるシン。自分の事はとにかく凱に恥をかかせる訳にはいかない。
それにルナマリアも落とされたいま、状況は悪化するだけだ。それなら賭けてみる価値はある。
560小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 21:07:04 ID:???
「やります、やってみせます!」
「良く言った小僧、受け取れえぇぃー!」
火麻の号令でタケハヤから3個の物体が撃ちだされる。それぞれライナーチェスト、ドリルレッグ、ステルスシルエットの三つである。
「こいつはくれてやるっ」
此方に向かって飛んで来る新たなパーツを見たシンは現在装備しているチェスト、レッグ、フォースを外すとイグジスに向かって打ち出すとコアスプレンダーのバルカンで破壊して眼くらましに使って離脱する。
「軸線合わせ、相対速度計算、レーザービーコンは・・・無しかよ、なら」
「落ち着けシン」
焦りながらも合体準備を進めるシンにEV-02と戦っているはずの凱から通信が入る。
「いいか、ファイナルフュージョンに必要な事は、唯一つ勇気だ! 自分の勇気を、そしてお前を信じる俺達の勇気を信じろ。そうすれば必ず上手くいく」
「はいっ! 分かりました」
「よおっし、ファイナルフュージョン承認だあっ! く〜一回言ってみたかったんだよなコレ」
火麻の承認を受けて、メイリンが習ったとおりにファイナルフュージョンのプラグラムを解除する。全てのプロテクトが開放され画面にOKの文字が躍った。最後に思い切りよく、カバーを割って最終的にドライブする。
「ファイナルフュージョンプログラム、ドライブッ!・・・っ痛あ〜い」
余りに勢いよく叩いたのか、ちょっと涙目で右手をさするメイリン。その光景を脇にしてシンがファイナルフュージョン態勢に入った。
「うおおおっ、ファイナルッフュージョン!」
コアスプレンダーを中心にして先ずはドリルレッグが飛んで来る、腰の合体部分を覆っていたドリルパーツが移動して膝の位置に来るとそのまま足を伸ばして下半身になると、ブロック形態になったコアスプレンダーに合体する。
次にライナーチェストが上部に移動すると、ロケットの先端部分が二つに分かれ中からインパルスのヘッドが出現する、分かれた先端部分はそのまま180度回転すると両肩へと変化して上半身に変形合体する。
下半身、上半身の合体が終るとステルスシルエットが背部に装着される。ロックが掛かり、エンジン部分がライナーチェストの肩になった部分から出てきた二の腕部分に結合して前腕部分となって掌が回転しながら出てくる。
最後に顔のアンテナがV字に開き、メインカメラに光が入る。
「ガオー インッパルスゥッ!」
それは勇気の衝撃なる姿
それは勇者の産声
その名はガオーインパルス
「さあ、ここから仕切り直しだぜ。ゾンダー!」
「形が変わったところで、お前の敗北は揺るがん!」
新たな力を手にしたシンとイグジスがぶつかり合おうとする頃、その戦いの光を目指してひたすらに飛ぶ姿があった、ファクトリーを脱出した護である。まだかなりの距離があるが、しっかりと凱やGGGの皆の気配を感じる。
「見えた、あそこに凱兄ちゃん達がいるはずだ!」
救援を求める為に戦場へと急ぐ護、戦いは新たな局面へと進んでいく。

君達に最新情報を公開しよう
新たな勇者ガオーインパルスを加えたGGG
その前に立ちふさがる機械三将
激化する戦いの中、遂に彼女が目覚める
次回 勇者王ガオガイガー DESTINY
第19話 『復活の破壊神』 にFINAL FUSION承認
これが勝利の鍵だ 《卯都木命》
561通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 21:12:57 ID:???
GGGJ!
ガオーインパルスだとぅ!?
これってガンダムタイプ?
それともガオガイガーのMSサイズ版?
562小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 21:13:17 ID:???
ども小話です
今回、前回の説明不足を指摘されましたので色々説明入れてみました
その所為という訳でもありませんが、脇役の描写が無いので全体の流れが滞ってしまった気がします。
その辺は次回に持ち越しと言う事で
本来なら後書きで言い訳するのではなく、本文中で説得力のある描写と説明が出来れば一番なのですが、自分の文章力の無さに凹んでおります
これからもミスにはドンドンと指摘を下さい。
ではまた

ここから言い訳になります。長いですよ(笑)
先ず前回の指摘事項について、話に関わる事は抜いて反省と説明を
1.キングジェイダーの表記と雷牙の口調について
此方の完全なミスです、申し訳ありません。今回から直していきます
2.融合を防ぐ機械について
あの会話はシンに対して特殊な機械(GSライド)があれば融合を防げると言いたかっただけだったのであのように成っていました
読んでいる人用にキチンと説明を入れるべきだと指摘されて気が付きました、申し訳ありません。そこで今回作中に軽く説明を入れておきました
3.ギャレオンとGマシンについて
ジェネシックは対遊星主用の機体なので、ゾンダーに対抗出来ないと考えました。しかし、ジェネシックの性能が上なのも公式ですので、この状態でゾンダーと戦わせる為にどうするか考えた上の表現でした
ギャレオンはゾンダーと戦っていたので対ゾンダー用にGオーラをGパワーに変換する機能またはシステムが存在すると推測できます
この話ではその能力はGストーンにプログラムとして存在すると考えています、そこでGマシン用に調整したものを移植したと書いたつもりだったのですがこれも説明不足でした
もっともGストーンは共鳴によって情報を共有するという特性も在るようなので本来ならおかしいのですが、これはこの話の演出部分にあたりますのでご容赦を
この設定はハッキリしたものが調べた限りでは不明でしたので独自解釈、独自設定になりますので公式じゃないと言われても困ります、ぜひ勇気で流してください
4.MSとゾンダーの戦力差について
ゾンダーバリアは手持ち火器では抜けませんが、バリアの無い状態なら本体にダメージを与える事は出来るとしています。
ただしゾンダーには再生能力があるので、ぶっちゃけMSはゾンダーに勝てません。
今回何とか戦えているのはメルティングサイレンでバリアが無効化している事と数の差によります。
ゾンダーが弱体化しているようですが、描写的に足止めは出来るけど、勝てないというあたりに落ち着かせたかったのでこうなりました
また、ローエングリンランチャーやタンホイザーならゾンダーバリアも抜けるとしたいと思います、前述と合わせて、ご了承下さい
長々と失礼しました
563通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 21:19:15 ID:???
喚いてるのは三■目とかいう有名な荒らしだから気にしない事
564小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/16(水) 21:26:50 ID:???
>>561
作中描写で入れ忘れました
大きさはガガガ(30m)より小さく、MS(20m)より大きい位です(25m位)
大雑把に言えば、頭から膝までがインパルスで
膝から下、肩から先、背中がガオファイガーという感じだと思ってください
次の話に入れておきます

しかしネーミングセンス無いですな、俺は(涙)
565通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 21:41:18 ID:???
おおー、ついにきたMSでのファイナルフュージョン!!!!
GGGJ!!
566通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 22:13:56 ID:???
なるほど、用は素インパがガオファーの位置にきたFFというわけか。
手元にキットがあれば再現できるんだが…
567通常の名無しのさんの3倍:2009/09/16(水) 23:36:06 ID:2Xr906FE
シ、シンがファイナルフュージョンするとは。
しかも、メイリンがプログラムドライブで手を傷めるなんて……。
おいしすぎて涎が出そうです。
小話さんGJ!
568通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 23:37:33 ID:???
このスレはおかしいところを指摘しただけで荒らし認定されるでござるの巻
569通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 23:53:38 ID:???
>ジェネシックは対遊星主用の機体なので、ゾンダーに対抗出来ないと考えました。
>ギャレオンはゾンダーと戦っていたので対ゾンダー用にGオーラをGパワーに変換する機能またはシステムが存在すると推測できます
ジェネシックガオガイガーはパルパレーパが破壊神といってるとおりジェネシックオーラは無限の破壊エネルギー
そのままでは破壊力がありすぎるのと機体にゾンダー対策がほどこされていないため改装されたのがTVシリーズのギャレオン
ほかのジェネシックマシンは改装が間に合わなかったため護を送り出した後封印された
Gストーンを源とするGパワーと、Gクリスタルを源とするジェネシックオーラは別種のエネルギー、ちなみにFAINALでジェネシックガオガイガーはジェネシックオーラだけでなくGパワーも放っている
したがって、TVシリーズ時のギャレオンとFAINALでのジェネシックギャレオンは別の仕様の機体、ジェネシックギャレオンが三十連太陽系での初期の仕様だと対策が施されていないためゾンダーと戦う能力はない

>この話ではその能力はGストーンにプログラムとして存在すると考えています、そこでGマシン用に調整したものを移植したと書いたつもりだったのですがこれも説明不足でした
Gストーンはゾンダーに対する抗体として生まれたラティオの能力をもとに開発された対機界昇華反物質サーキットだとTV25話で説明されている
つまり、Gストーンの存在自体が対ゾンダー用に造られたものであってプログラムされているわけではない

あなたの独自解釈とやらにたよらなくてもTVシリーズでちゃんと説明されている、見てない証拠
そもそもFAINALはプログラム存在である遊星主を否定する話、それがプログラムでゾンダーとたたかっていたなんて発想はチャンチャラおかしい

ねえ、あなたは本当にガオガイガーが好きで書いてますか?

570通常の名無しさんの3倍:2009/09/16(水) 23:55:11 ID:???
三■目が暴れております
ご注意ください
571通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:04:38 ID:???
三■目厨も暴れております
ご注意ください
572通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:06:19 ID:???
三■目厨厨や三■目厨厨厨なども今後暴れだしますのでご注意をお願いいたします
573通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:08:50 ID:???
>>569みたいなのって単にミスを指摘することだけが目的なんだろうな
574通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:10:34 ID:???
まあ、FAINALとか三十連太陽系とか書いてるあたり、>>569も別にガオガイガーが好きなわけじゃないんだろ
察してやれよ
575通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:12:56 ID:???
この手の二次創作は、深く考えずに楽しんだもんの勝ち。
576通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:13:08 ID:???
ま、ミスを指摘するだけならいいんだけどね
577通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:15:27 ID:???
スゲーな世の中には好きでもない作品の二次創作を18話も連載する人がいるのか
アホらしい、そんな暇人がいると思ってんのか
そもそも幾らファンだからって設定の全てを把握なんて出来ないし、素人の身で書けばミスが出るのは当り前だな
それを設定間違えだけ指摘して鬼の首とった気になって調子こいてる>>569は脳味噌沸きすぎだ
578通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:15:27 ID:???
「これからもガンガン叩いていきますのでヨロシク」って宣言したクズがいてだな・・・
579通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:15:30 ID:???
整理すると、ゾンダーに対する抗体能力を持ち合わせて生まれた護の能力を元に開発されたのがGストーン
これを改良して安定した出力を向上させたのがラウドGストーン
機械昇華より前にすでに滅びに瀕してい三重連太陽系の修復プログラムとして建造されたのがソール11遊星主、そのセーフティアンチがジェネシックガオガイガー
ここで紫の星で機械昇華が発生して、アベルはGストーンを元に赤の星で改良したJジュエルをつかい、対原種に建造したものが31対のアルマとソルダートとJアーク
ラウドGが使われなかったのはソール11遊星主のオリジナルが原種に対抗できなかったため(ピサソール以外は原種に敗れている)
緑の星でも原種やゾンダーに対抗できないジェネシックマシンを改装することで対抗しようとしたがギャレオンの改装が完了した時点で間に合わなくなりラティオをのせて脱出させた
580通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:17:58 ID:???
そうやって鼻息荒く突っかかるから調子に乗るっていい加減覚えようぜ
581通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:23:56 ID:???
>ちなみにFAINALでジェネシックガオガイガーはジェネシックオーラだけでなくGパワーも放っている
なら問題なくゾンダーと戦えるな。
582通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:33:24 ID:???
そうそうだから、「プログラムをゾンダー用にしないと戦えないぜw」みたいなおかしな設定は必要ない

二度の改装を経て、対遊星主対ゾンダーの両方を獲得しているFAINALのジェネシックガオガイガーはゾンダーと戦える
583通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:34:23 ID:???
細かいことは勇気で補えと長官が申しております
584通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:35:40 ID:???
オナニストが精子の海におぼれたわけだな

小話 ◆9NrLsQ6LEUはガオガイガーを見てないことがまたもや証明されてしまったわけだが死ン者の皆さんご機嫌いかがw
俺設定を抱えて溺死しろクズ
585通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:40:37 ID:???
そんなに嫌いなら読まなきゃいいのに・・・
そのためのトリップでそ
586通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:42:55 ID:???
そんなに文句があるなら出て行けとか筆を折れとかストレートに言ってみせろよ
三■目さんよぉ?
CCAスレ、クルーゼスレと忙しいこって
587通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:43:03 ID:???
↓以下過剰反応するバカがスレの空気をもっと悪くします
588通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:47:14 ID:???
おいおい、おじさんはやめてくれよ
589通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:53:13 ID:???
なんか荒れてるみたいだが荒らしは無視に限る
そしてGGGJ

ふと思ったんだがガオ―インパルスのFFってガオファイガーのFFみたいな補助システム(合体補助だっけ?)あるけど
エネルギーフィールドでの防御はできないって奴なんかな?
590通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 00:59:29 ID:???
>>589
EMPトルネード無しで合体とは、無茶させるw
591通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 01:02:07 ID:???
ガオガイガー見てないのにココまで書ける小話氏スゲーw

つか、嫌なら今すぐパソの電源切ればいいのになw
誰も君にダメ出ししてくれとは頼んでないよ。
592通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 01:04:09 ID:???
彼はゾンダリアンだからケチをつけて負の感情エネルギーを吸収しないと生きていけないんだよw
593通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 01:04:54 ID:???
>俺設定を抱えて溺死しろクズ
俺説の矛盾を突かれて逆切れですかそうですか。
カコワリー m9(^Д^)
594通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 01:09:57 ID:???
                  .ノ′    } 〕    ,ノ           .゙'┬′   .,ノ
                  ノ      } ゙l、   」′           .,/′   .,ノ _,,y
   小話 ◆9NrLsQ6LEU  〕      〕 .|  .il゙            《 ._   .,,l(ノ^ノ
   ,i(厂  _,,,从vy      .,i「      .》;ト-v,|l′          _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
   l  ,zll^゙″  ゙ミ    .ノ       .il|′アll!           .>‐〕 \ _><
   《 il|′     フーv,_ .,i″       ||}ーvrリ、             ¨'‐.`   {
    \《 ヽ     .゙li ._¨''ーv,,_     .》′  ゙゙ミ| ,r′                }
      \ ,゙r_    lア'    .゙⌒>-vzト    .ミノ′                 〕
       .゙'=ミ:┐  .「      ./ .^〃     :、_ リ                   .}
         ゙\ア'   .--  ,,ノ|    、    ゙ミ}                   :ト
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              〔^ー-v、,,,_,:     i゙「   }                  .,l゙
              l!     .´゙フ'ーv .,y    ]                  '゙ミ
              |     ,/゙ .ミ;.´.‐    .]                   ミ,
              |     ノ′ ヽ      〔                   ミ
              }    }     ′    }                   {
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595通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 01:10:45 ID:???
>>594
m9(^Д^)プギャー
596通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 01:42:54 ID:???
>>584
アーチャーの台詞を嵐で使うなや



つか俺も勇者王それなりに見ている方だけどそんな細かい所まで逐一は知らんわ
そこまで知っていて知識をひけらかしたいなら自分で書いてみれば良い…そして叩かれて自滅しろ。
まぁ嫌な物はスルーと言う常識的な事すら出来ない奴には二次創作なんて荷が重そうだけどなw

独自解釈やオリジナル設定も面白ければそれでよし。ディケイドを乗り越えた俺には美味しく頂けます。


小話氏には多大なるGJを
そしてゴルディ…頑張れ、超頑張れ!!
597通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 02:12:53 ID:???
>武装にもGパワーが使われているので他のMSよりも有効な攻撃を与えられるのだが、

それでMSの武装のままなのはおかしい、、どうやってGパワーを乗せしているのですか?

>命の宝石とも呼称される緑に輝く六角形の結晶体であるGストーン〜

設定を羅列しているだけなので致命的な誤りがありますw

>Gストーンはゾンダー達が放出する《素粒子Z0》とは反物質で

素粒子ZOと反物質性をもつのはGパワーです、Gストーンはあくまでもサーキットです

そもそも機械新種のことが一切出てこないのはなぜですか?

>その措置を施されたインパルス

チェスト、レッグ、シルエット全部に同じ措置を施しているなら無駄もいいとこ

>ゾンダーのバリアはその防御能力以上の衝撃で壊せる

ぶっちゃけ空間歪曲なのでそんな設定存在しません
ちなみにGGGの勇者はGパワーの力場(ブロウクンマグナムなど)によりゾンダーバリアを破っています
(ゴルディオンハンマーもグラヴィティショックウェーブよる同じ原理)

>メルティングサイレンの効果範囲から離れているために完全には無効化されてはいないもの弱体化している
弱体化している理由が不明です

>退廃した紫の星の住民の再生に活用が期待されていたが
頽廃です、行き着いた先がZメタルの開発で結果でしかありません



598通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 02:13:34 ID:???
>ソリタリーウェイブ
新技ですか?

>エネルギーソリトン
エネルギーとソリトンは同じものです

>ルネがフュージョン
ハーフサイボーグのルネが単身でフュージョンするとぶっちゃけ死にます

>光と闇の舞
複合ジャミング弾を撃たないと使えません

>「ダブル・リム・オングル!」
>両腕のGパワー集束させたエネルギーソードを作り

ナノマシンの刃です、最初からゾンダーバリアには効きませんがなにか?

>そうね、でも初めからバリアの中に入ってしまえば関係ないわ

ゾンダーバリアの中に入れるなんてここの天竜紙はペラペラですかw

>此処まで相性の悪い相手を選んじまうとはな

そもそもゴルディが高速戦闘に対応できないことは戦わせる前から バ カ でもわかると思いますが?

>大きさはガガガ(30m)より小さく、MS(20m)より大きい位です(25m位)
そのサイズだとインパルスのシーケンスを再現しなくてもスプレンダーを人型ロボに合体させたほうがはやい
599通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 02:24:34 ID:???
ゾンダーバリアはATフィールドではありません

シンをインパルスに乗せさらに合体の手順を踏ませる理由が意味不明
最初から完成状態のガオファイガーもどきではダメなの

厨が想像した頭の悪い三流悪役シーゲルの意味不明な言動、まだジブリール(原作)のほうが百倍マシな悪役に見える想像力の貧困さ
クロススレから拾ってきた内容と、Wikiの丸写しだから設定が間違っていることに築かないガオガイガーの描写もう死んだほうがいいよね小話

消えればこのよからw
600通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 02:35:32 ID:???
>>598
エネルギーソリトンって単語は確か劇中で出たはずだけど…確証が無いんではっきり言えん。


でもダブル・リム・オングルはGストーンから抽出したエネルギーを収束させたブレードだぞ?
ソースは小説版FINAL二巻
ナノマシンなんて単語は本編で一言も出ていない



これでさっきから難癖つけて叩いている奴が自分の妄想や脳内設定を根拠に騒いでいる痛いオナニー野郎だと言うことが判明したなwww
601通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 02:48:07 ID:???
『獅子の女王』の時は腕の形は全く違い、設定も違う

カコワリー m9(^Д^)
602通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 02:49:18 ID:???
小説版とアニメ版は設定が違うぞ
603通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 03:02:46 ID:???
>>600
寝言はレンタルじゃないDVDとビジュアルブックを見てからいえよ小話w
604通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 07:33:05 ID:???
世の中には魔法を使う凱やルネやJ、2・3m前後のサイズになった勇者王やゴルディ、クロス先の女キャラとフラグ建てたり子どもキャラにパパと呼ばれて疑似家族になる凱
原種と似たような仕組みになった使徒、普通にハンマーコネクトするジェネシック勇者王、GGG諜報部にいるディケイド


世の勇者王クロスオーバーにはこんなとんでも独自設定や展開があったりするんだ。そしてそれがあっても面白い物は面白い…もういい加減重箱の隅を無駄につつく設定厨はこのスレには不要だって事に気づけよ。
見てるこっちはキモくて不快で仕方ねーんだよ
605小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/17(木) 07:35:25 ID:???
起きて感想見に来たらなんか荒れてますね
書くの止めれば収まるんですかね、楽しいから止めないですけどね
一応TV版DVD、OVA、漫画、小説、プラモは持ってます
もっとも小説はダンボールに他の本と一緒に詰めて倉庫にあるんで発掘してこないと駄目ですが
グローリーとビジュアルは持って無いですね
指摘してくれるのは嬉しいですが、どうせなら感想つけてくれませんか
>>599みたいに話の此処が詰まらんと書かれるほうが励みになります
応援してくださっている方、いつもありがとうございます
これからも頑張りますので、よろしくお願いします
それと22時以降は俺書き込んでませんよ
じゃ、仕事行って来ます
606通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 08:53:17 ID:???
エネルギーソリトンもソリタリーウェイブもTV本編で、堂々と使ってたなあ。
他人には設定を完璧にしろと言いながら自分はオマヌケな自爆を晒す。
他人に(病的に)厳しく、自分に激甘なんですね。
607通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 09:41:26 ID:???
>>599
>>シンをインパルスに乗せさらに合体の手順を踏ませる理由が意味不明
最初から完成状態のガオファイガーもどきではダメなの

それ全ての合体メカ作品に言ってみろよwww
つか種死本編ですでにイミフな合体じゃねーかインパ
608通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 10:24:34 ID:???
>>599
>>シンをインパルスに乗せさらに合体の手順を踏ませる理由が意味不明
最初から完成状態のガオファイガーもどきではダメなの

GSライドを乗せて稼働率が上がらなかったからじゃないのか?
GGGのメカの合体成功率って大体がGSライドの稼働率が大本だったと思う
609通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 10:49:43 ID:???
合体を省略すればGSライドの稼働率は関係ないんじゃね
610通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 10:58:38 ID:???
GSライドが稼働率が高くなかったらその分、ゾンダーに融合される確率もあがるんじゃね
611通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 11:37:27 ID:???
>>610
なら戦闘に出したらダメだろ
ノワールで戦えるなら同じ要領で合体を廃したGSライドMSではダメなの?ガオー運命とか

インパルスの換装システムはストライクの運用思想を元にしたMSとしてなら意味があるけど
敵がゾンダーで、ほかの形態では歯が立たなくてガオーインパルスになるなら換装システムはいらないでしょ
612通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 12:00:12 ID:???
合体するのにGSライドの稼働率が関係あるなんて初耳w
613通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 12:40:42 ID:???
単純に、新しく設計して新造する時間が無かったから
ガオファイガーの設計を元に、出力に合わせて小型化したんじゃね?
>新メカ

はじめから合体させなかったのは、
単純に出力不足(GSライドの稼働率が上がらないとエネルギーが足りない)なだけだろうし、
新メカ関連でそんなに矛盾は無いと思うけどねー。
614通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 12:47:00 ID:???
まるっきりの新型だとシンの機種転換が大変だろう。
それよりも慣れているコアスプレンダーを流用してシルエットシステム版ガオファイガーMSとしたほうが
即戦力になると見たんじゃないか?
615通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 14:39:57 ID:???
シンは機体の順応性が高いからインパルスのパイロットに選ばれたんだから
多分機種転換とか大体でいけるんじゃね?
616通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 15:49:01 ID:???
>>615
そのインパルスも数ヶ月は訓練とテストをしていたぞ。
617通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 16:16:46 ID:???
機体の完成がギリギリで、合体もぶっつけ本番!
実にGGGしてるよなあw
618通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 16:24:53 ID:???
>>617
GGGの場合やらないと敗北っていう背水の陣状態だしな
しかもちゃんと無茶のツケで壊れたりして不具合も出るから良い
619通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 16:28:27 ID:???
インパルスは特殊な機体だからな、引き継いだルナマリアは慣れてないのかあまり活躍してない気がする

シンは合体しない普通のMSタイプのほうが乗りやすいんじゃないか、運命を受領して(アスラン戦を除いても)すぐに実戦で出使いこなしてるし
アスランも乗ったことのない新型(ザクやセイバー)を乗りこなしてたし
620通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 16:32:24 ID:???
>>614
コアスプレンだーだけじゃなくて合体させるチェスト、レッグパーツも、シルエットもシルエットフライヤーも全部勇者仕様にしなきゃいけないから無駄が多すぎるんじゃね
621通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 16:44:46 ID:???
>>620
それ言ったらガオファイガーだって合体しない機体で造れば・・・てことに。
ひょっとして後に登場する(?)完全版勇者MSのテストベッドジャマイカ?w
622通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 17:47:16 ID:???
ガオファイガーは勇者王を地球の技術で再現しようというプロジェクトだからなあ
>>613
ガオファイガーとインパルスじゃ合体の仕組みが違う、上半分と下半分にサンドイッチされる合体といえばダガーンXだよ
623通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 17:50:37 ID:???
>>613
合体する必要のないGSライドMS(ノワール)を競演させてる時点で説得力がない
624通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 18:05:55 ID:???
>>617
>>618
だからなんで合体のいらない仕様にしなかったの?マジで意味わかんない
625通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 18:18:58 ID:???
子供向けアニメだからだろ
626通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 18:46:16 ID:???
話蒸し返すようで悪いが、今後細かい設定矛盾つついてくるような奴にはこう対処しとけっていう言葉を提示しとく。
「監督ですら設定全部把握しきれてないのに(ソースは公式ファンブック)、たかがファンが監督にすらできないことできる訳ねーだろうが」

>>624
俺も原作の時点からインパルスに合体機能は要らないと思ったけど、インパルスから合体抜いたらそれはもうインパルスじゃないと思うの。
627通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 18:46:23 ID:???
>>624
MT車のギアを最初から4にして動くか?
仮面ライダー193が最初からバーストモードになるか?
つまりはそういうことだ
628通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 18:56:28 ID:???
>>624
合体する意味?ロマンだろ、常識的に考えて。
>>623
だからノワールは最初のインパルスと一緒で出力低いじゃん。

GSライドの出力は勇気で高まる、最初のシンはガオーインパルスを動かせるほどの出力がだせてないからノーマル常態で出てきた。
戦いの最中で勇気が高まりガオーインパルスを動かせるだけの出力になったから合体した。
何故シンにだけこんなの作ってたかといえば凱がシンならできると言ったから。

もともと合体機構付きだったから改造しやすかったとかもあるんじゃね?

それはそうと小話さんGJ
ただゴルディの相手ミスには少し違和感、相手そんなパワータイプに見える表現だったっけ?
629小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/17(木) 18:57:52 ID:???
>それでMSの武装のままなのはおかしい、どうやってGパワーを乗せしているのですか?
種MSは掌のコネクタから本体のバッテリーを消費して、ライフル等のエネルギーにしているので流用しています。
リオファーの所で書いてあるので解ると思いました。
>設定を羅列しているだけなので致命的な誤りがありますw
何処でしょうか、具体的にお願いします
>素粒子ZOと反物質性をもつのはGパワーです、Gストーンはあくまでもサーキットです
承知しています、Gパワーを生み出すのがGストーンと言う意味で書きました
ちなみに素粒子ZO(ゼットオー)ではなくZ0(ゼットゼロ)ですよね
>そもそも機械新種のことが一切出てこないのはなぜですか?
今のところ出す予定が無いからです、それとGパワーに晒されていたゾンダーがいない以上新種が育つ環境が無いと考えています
>チェスト、レッグ、シルエット全部に同じ措置を施しているなら無駄もいいとこ
PS装甲に電気の代わりにGパワーを流しているとでも適当に解釈して下さい、実際はGリキッドとか使っていると思います
>ぶっちゃけ空間歪曲なのでそんな設定存在しません
ちなみにGGGの勇者はGパワーの力場(ブロウクンマグナムなど)によりゾンダーバリアを破っています
(ゴルディオンハンマーもグラヴィティショックウェーブよる同じ原理)
MSにもゾンダーと戦闘させるので変更させてもらいました
>弱体化している理由が不明です
メルティングサイレンは放射状に広がるので、外周にいけば効果が弱くなるんじゃないかな、という思いつきです
>頽廃です、行き着いた先がZメタルの開発で結果でしかありません
頽廃って退廃の常用外の文字ですけど
>新技ですか?
ウェーブでもウェイブでも良いじゃん 綴りは一緒なんだからWave
>エネルギーとソリトンは同じものです
ガガガ本編で使われていましたのでそのまま書きました
>ハーフサイボーグのルネが単身でフュージョンするとぶっちゃけ死にます
科学は進歩しています、ルネ用に調整された機体なのでそれで納得してください
>複合ジャミング弾を撃たないと使えません
テンポの問題で撃った描写を入れなかっただけです
>ナノマシンの刃です、最初からゾンダーバリアには効きませんがなにか?
此方の資料ではGパワーを使っているとありましたので、このままいきます
>ゾンダーバリアの中に入れるなんてここの天竜紙はペラペラですかw
ゾンダーバリアは絶えず展開しています、そっちじゃなくてもう一つの方のバリアの中という意味だったのですが
>そもそもゴルディが高速戦闘に対応できないことは戦わせる前から バ カ でもわかると思いますが?
敵の元になっているのがデルタだと知らないので火麻とゴルディは相手が高速使用だとは見かけでは判断出来ませんでした、間抜けですね
>そのサイズだとインパルスのシーケンスを再現しなくてもスプレンダーを人型ロボに合体させたほうがはやい
>なんで態々合体させるの
燃えとノリを重視しました、合体って燃えるでしょ、それが理由
630小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/17(木) 18:59:02 ID:???
ども小話です
聞かれたので回答を、でもこれもかなりおかしい所満載だと思います
何しろ聞かれてから考えましたから、基本的にノリで話作っているので細かいところまでは考えていません、細かい事は適当に皆さんで解釈して下さい
無責任だと言われるでしょうがそれで良いです、この位で勘弁して下さい
それにしても皆さんの知識は凄いですね、とても敵いません
ぜひその知識を使ってSSを書いてみませんか、きっと面白い話を書けると思うのですが
ではまた
631通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:05:26 ID:???
ガオガイガーの合体に必要なのはガイのファイナルフュージョン要請を長官が承認して命がプログラムドライブするだけだな
どこからGSライドの稼働率なんて設定が出てきたんだ?
632通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:06:14 ID:???
ガオーマシンはすべてGストーンとGSライドが搭載されてる(公式設定)
ガオガイガーの合体を踏襲してゾンダーと戦わせるなら
チェスト、レッグ、フォース・ソード・ブラストの各シルエットおよびそれぞれの予備、それにガオーインパルス用のパーツのすべてにGストーンとGSライドを乗せる必要がある
633通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:18:40 ID:???
> 難癖つけて叩いている奴が自分の妄想や脳内設定を根拠に騒いでいる痛いオナニー野郎
これは三■目じゃないか、完璧にw
三■目はUCの61式戦車の主砲を 1 4 0 _ 滑 腔 砲 だと自作SSで喚いていたからなw
634通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:19:08 ID:???
>>632
↑で小話さんが言ってるようにVPSとかと同じようにしてんじゃね?
合体したパーツにエネルギー行き渡らせるのはもともとできてるし。
ガオーインパルスのパーツはまだ描写がないからなんとも。
635通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:20:21 ID:???
インパルス単体をガイガーポジとして捉えるならスプレンダーにだけGSライドがあるって状態でも問題ないと思うんだけどな…
そしてガオーインパルス時には各パーツにもGSライドが付いていて出力は上がるけどインパルスの時みたいな交換を安易に出来ない、精々ガオファイガーのライナガオーUみたいに脱出ポッドみたいな役割になるんじゃない?コアスプレンダーは…
少なくとも俺はそう考えてみた


あとノワールが出力不足って話があったけどこれはスタゲとの合体フラグじゃねw?
っと妄想してみる
636通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:24:24 ID:???
合体や変形の無い勇者なんて勇者じゃねぇよ。

もし全シリーズを通して該当する勇者がいたらごめん…
637通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:34:04 ID:???
>>630
横から物申す
光と闇の舞いは、ジャミングで敵を撹乱しでミラー粒子にメーザーを反射させて攻撃する技だが、全包囲攻撃だから

>EV-02の前に虹色に輝く膜が張られた。

じゃ防げないし、

>膜が消えた後には新たに現れた一体のZRが存在した、その機体は先程表れたZR達とは形状が違う。

煙幕でジャミングしてミラー粒子を散布するから見えるわけがない

>テンポの問題で撃った描写を入れなかっただけです

わすれてただけだろ?光と闇の舞いがどういう技か知らなかっただけだろ?

なあ、嘘をつくなよ嘘を

アニメを見ればわかることだぞ、どうせ手元の資料とやらはWIKIなんだろ、書いてないからねえ
638通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:38:11 ID:???
>>635
ノワールとスタゲのシンメトリカルドッk(ry
639通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:40:37 ID:???
>>629 小話 ◆9NrLsQ6LEU [sage] 2009/09/17(木) 18:57:52 ID:???
此方の資料ではGパワーを使っているとありましたので、このままいきます

>>600 通常の名無しさんの3倍 [sage] 2009/09/17(木) 02:35:32 ID:???
>でもダブル・リム・オングルはGストーンから抽出したエネルギーを収束させたブレードだぞ?
>ソースは小説版FINAL二巻

自作自演の自白乙
640通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:43:09 ID:???
そんなに気に入らないなら読まなければいいじゃん
何のために専ブラにNG登録機能があると思ってるんだ?

ちなみに俺はジェバンニなガオセイバーで愛想尽きたからNG登録して以来全く読んでないぞ
641通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:43:49 ID:???
>>639
たったこれだけで同一人物と見抜けるエスパー降臨(嘲笑
642通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:46:19 ID:???
嫌なら見るなは基本だよね。
それが出来ずにいちいち文句付けてるのって、実は楽しみに読んでるんじゃないのか?w
643通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 19:58:02 ID:???
もうさ、ID表示すればこんな事にはならないよ
644 ◆zn6obdUsOA :2009/09/17(木) 20:09:20 ID:???
>>600
書いたの俺だけどさ…また氏の発言だと思われてんの?
何?そんなに書き方似てんの?
似たような資料持っていたら類似した答えになるのなんてガキでも解る常識的な事じゃん?
それすら理解できないなんて馬鹿なの?死ぬの?
こちとら3週間の教育実習真っ只中だから氏のSSで勇者魂感じて病んだ精神をリフレッシュさせたいんだよ。
いい加減痛い戯れ言ほざくのやめろや


つかこれ以上俺の発言で小話氏に迷惑かけるのもあれだからこれからはトリつけて発言するわ。これでもうこの件で騒ぐ馬鹿も減るだろ…


勇者好きな俺から言える事はこれからも氏には是非頑張ってほしい。
あ、ちなみ俺は前にも書いた>>442
645通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 20:30:05 ID:???
>>637
よく読むんだ、ゾンダリアンがバリアを全周囲に引き伸ばしてる描写がちゃんとある。
646通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 20:42:17 ID:???
ロウのゾンダリアンは150ガーベラを使うのか…MSの時でも見た目超怖えーのに
ゾンダリアンになってるからさらにやばい代物だろうな
647通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 20:48:04 ID:???
一瞬ゴルクラvs150ガーベラってのを受信してしまった…
648通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 20:55:44 ID:???
見た目は圧巻だろうがガーベラに勝ち目が無いぞw
649一尉:2009/09/17(木) 21:25:11 ID:???
ストライクEはなんでもとりつけるからな。さてと続きは。
650通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 21:28:45 ID:???
ガーベラー!チェンジ、アストレオン!
651通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 21:34:29 ID:???
お前等設定設定騒ぐのは別に良いけどな
最終的にこうなると思うんだよ俺は

  「 後 は 勇 気 で 補 え ば い い !!!! 」

何か問題でも?
652通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 21:50:43 ID:???
小話 ◆9NrLsQ6LEUの場合は勇気ちゃう

厨房の妄想もといオレ設定でおぎなうんやろ

ゾンダーの類似品のヘイターだからなw
653通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 21:55:05 ID:???
>>652
どこが?
それに見たくなければ一々見るなよ、難癖付けて楽しいか?

まあ、楽しくなきゃ俺のほうが設定詳しいんだぜww
なんて言えないだろうな

それにそこまで設定に忠実にしたいなら君が書けばいいじゃん?
もちろん住人の皆が納得できるようなものを書いてくれるんだろ?
654通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 22:27:50 ID:???
ヘイター

それはヘイトに生きがいを感じる恥的生命体のようなものの総称
中二病から解脱して黒歴史にしたとき人の心を取り戻すことができる
素体が子供なら成長で人に戻れるが可能性があるが、いい年こいた大人なら絶望的である

ヘイターはヘイトの源にする対象を貶めるためなら、たとえ原作でありえない設定でも捏造する
この際、捏造されたヘイトされる対象のゆがんだ人格は、ヘイター自身の人格の自己投影である

ヘイターは、肥大化した自尊心を満足させるため、あるいは蓄積した欲求不満のはけ口を妄想に求め自己実現を図る

ヘイターの行動原理はいかに妄想のはけ口に仲間を集めるかであり、そのために人気の出そうな作品をヘイト目標を打倒する主役に置く
ただし、所詮にわかでしかないため、筋金入りの厨ファンから見れば穴だらけで突っ込みどころ満載である

ヘイターは己の自己実現を盛り上げるため、また非難されると自己援護のため分身を創り出す
ただし、活動時間帯と、打ち込まれる間隔、擁護された内容を書かれる前から拠り所にして書いている

ヘイターは、ヘイトする対象なしでは活動できない、存在そのものができなくなる
だから、ヘイターは常に手を変え品を変えヘイトし続ける、ひとつのガンダム作品をスレを変えつつへイトし続けるそれが小話 ◆9NrLsQ6LEU

架空の存在に憎悪を燃やし、ヘイトし続ける

























人間のクズ
655通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 22:41:01 ID:???
656通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 22:42:05 ID:???
補足
>>654=三人目◆BCbCtlVBro
657 ◆zn6obdUsOA :2009/09/17(木) 23:09:29 ID:???
>>654
これで氏がヘイターで無いことがはっきりと証明されたなwww
根強い人気はあるが10年以上前の作品を題材に使うか?
作品に憎悪を燃やしてるような描写があったか?
人間のクズが馬鹿としか言いようがない多数の指摘に一つ一つ答えて『作品の励みになる』なんて言えるか?


マジで寝言は寝て言えや

つか産みの苦しみも知らねぇような奴が偉そうに能書き垂れてんじゃねぇよ。
そう言うこと言いたいんなら眼科と精神科に見てもらい小学校から道徳をやり直し、
クロスオーバーSSを最低三話以上書いてそれなりの評価貰ってから出直してこい
658通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 23:13:02 ID:???
>>654
自分で自分の首絞めてらwwm9(^Д^)プギャー
659通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 23:37:23 ID:???
連続投下かと思ったらこれか
スルーできないなら書き込まないでくれないかな
660通常の名無しさんの3倍:2009/09/17(木) 23:40:21 ID:???
ヘイター

それはヘイトに生きがいを感じる恥的生命体のようなものの総称
中二病から解脱して黒歴史にしたとき人の心を取り戻すことができる
素体が子供なら成長で人に戻れるが可能性があるが、いい年こいた大人なら絶望的である

ヘイターはヘイトの源にする対象を貶めるためなら、たとえ原作でありえない設定でも捏造する
この際、捏造されたヘイトされる対象のゆがんだ人格は、ヘイター自身の人格の自己投影である

ヘイターは、肥大化した自尊心を満足させるため、あるいは蓄積した欲求不満のはけ口を妄想に求め自己実現を図る

ヘイターの行動原理はいかに妄想のはけ口に仲間を集めるかであり、そのために人気の出そうな作品をヘイト目標を打倒する主役に置く
ただし、所詮にわかでしかないため、筋金入りの厨ファンから見れば穴だらけで突っ込みどころ満載である

ヘイターは己の自己実現を盛り上げるため、また非難されると自己援護のため分身を創り出す
ただし、活動時間帯と、打ち込まれる間隔、擁護された内容を書かれる前から拠り所にして書いている

ヘイターは、ヘイトする対象なしでは活動できない、存在そのものが出来なくなる
だからヘイターは手を変え品を変えヘイトし続ける、ひとつのガンダム作品をスレを変えつつヘイトし続けるそれが三人目◆BCbCtlVBro

架空の存在に憎悪を燃やし、ヘイトし続ける





人間のクズにすら劣る存在
661通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 01:04:55 ID:???
一つ言いたいことがある

死ね
662通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 01:36:53 ID:???
>>636
「ジェイデッカー」最終決戦時のそのまたクライマックスでの
ビクティムおよび最後の何体かのブラックチーフテンは
非変形合体ロボなれど勇者としてカウントしてもいいと思うんだ。
もっともビクティムは最後の最後の最後でたぶん可変ボディを得たようだが。
663通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 01:43:46 ID:???
TFのデバイスレーベルの勇者版、出ないかなぁ
664通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:26:34 ID:???
>>657
自分で自分の首絞めてらwwm9(^Д^)プギャー

>これで氏がヘイターで無いことがはっきりと証明されたなwww

寝言は寝て言え

◆zn6obdUsOAは真性の頭が可哀相な人ですか?お目々が節穴な人ですか?小話◆9NrLsQ6LEUを崇める信者ですか?

>>68
>クライン邸の襲撃はターミナルの情報網から筒抜けであり、襲われたときにはすでに影武者に入れ替わっていた。
>その後シーゲルはファクトリーに居を移し、自分は表舞台に立つことなくクラインの地球圏支配の為に、また娘であるラクスを地球の女王とするべく準備を整えていたのだ。

原作どおりに書くとヘイトできないから捏造してるねえ

ところで◆zn6obdUsOAは小話◆9NrLsQ6LEUの影武者もとい分身ですかぁ?

>「あんな出来損ない共でも実験の役には立つ、また一から作り直すのは手間が掛かる。それに地球はいずれ我等が支配するのだ、悪戯に傷を付けては詰まらんからな」

>>314
>「うむ、この地球圏に存在する優れた技術は全て我々が保有してこそ、愚昧な民衆の為に成るというものだ」
>「はい、クラインは世界の者、世界はクラインの物」
>シーゲルに言われた事を実行する為に部屋を出たラクスであったが、ふと後ろを振り返ると口角を吊り上げて誰にも聞こえぬ声で呟いた。
>「愚かなお父様、世界はクラインの物では有りません。世界は私達SEEDを持つ者の物ですわ」

ゆがめられた人格はヘイターの自己投影の象徴してるね

「愚かな勇者ファン、このSSは勇者が主役のものではありません。このSSは小話 ◆9NrLsQ6LEUがSEDDをヘイトするためのものですわ」

まさに小話◆9NrLsQ6LEUそのものじゃないか
665通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:27:17 ID:???
>根強い人気はあるが10年以上前の作品を題材に使うか?

なに寝言を言ってるんだ?ガオガイガーTV版のことを言ってるのか?
ガオガイガーFINALは2000年になってから現役で展開されたシリーズだ
題材はどうみてもFAINALだろ、しょせんにわかだな墓穴を掘ってる
それに好きで書いてるならキャラの口調に、ロボの固有名詞、設定を間違えたりこんなわけのわからん↓独自設定を作るかよ
>ギャレオンはゾンダーと戦っていたので対ゾンダー用にGオーラをGパワーに変換する機能またはシステムが存在すると推測できます
TV版の作中でGパワーのことも、FINALの作中でジェネシックオーラのことも説明されてるだろ根本的に違うものだよ
脳が膿んでなきゃ原作見ててこんな発想は出てこないね
つまり、まともに見てないって証拠だよ
SEEDも10年以上前の作品じゃないね
666通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:28:07 ID:???
>作品に憎悪を燃やしてるような描写があったか?

ほう、これがヘイトに見えないとでも?
>>68 >>314 >>551
これだけ悪し様に貶めてて憎悪じゃないというなら、病気だね
それも心の病じゃなくて物理的に脳を専門にしている医者に見てもらったほうが良い

ところでなんであんたは、憎悪出ないとわかるの?
信者だから?病気仲間だから?同一人物だから?

ガオガイガーはGストーン、GSライドなど基本からオレ解釈でオレ設定を捏造して作品レイプ、
SEEDはオレ捏造で人格を捻じ曲げオレ設定で作品レイプ、どちらもクロスオーバーしたから造った設定でないよねぇ
所業を見ればご立派なヘイターですが何か?
これでヘイターじゃないって言うならマジで脳が腐ってるな。
667通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:29:00 ID:???
ヘイターは死ななきゃ直らないか?

>人間のクズが馬鹿としか言いようがない多数の指摘に一つ一つ答えて『作品の励みになる』なんて言えるか?
>>605
励みという語句が出てきたのは>>605の一度だけ、それでも『作品の励みになる』とは言ってない
言ってない文言が読み取れるのかすごいねえ、超能力者でなけりゃ、同一人物でしかありえないや
おや、言っちゃいけないことを言ってしまいましたかねえ

>>630
>何しろ聞かれてから考えましたから、基本的にノリで話作っているので細かいところまでは考えていません、細かい事は適当に皆さんで解釈して下さい
>無責任だと言われるでしょうがそれで良いです、この位で勘弁して下さい
考えてなかったとカミングアウトしてるなぁ
無責任それで言い分けないだろアホか、投げやり宣言です本当にありがとうございました
どう見ても人間のクズ、畜生以下に下方修正するけどね


>マジで寝言は寝て言えや

そっくりそのままお返しします
668通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:30:24 ID:???
>つか産みの苦しみも知らねぇような奴が偉そうに能書き垂れてんじゃねぇよ。

本人は楽しいといってる。

>>605
>書くの止めれば収まるんですかね、楽しいから止めないですけどね

節穴さんはこちらですか、それともボケてご自分で書いたことすら忘れましたか?

楽しい?ヘイトがそんなに楽しいかね、恍惚ヘイター
常人の神経ではできないね異常者だ。
脳内から湧き出てくる妄想を駄文で垂れ流しすのに産みの苦しみなんぞあるわけない。


>そう言うこと言いたいんなら眼科と精神科に見てもらい小学校から道徳をやり直し、
つ鏡

ヘイトを喜ぶ畜生にも劣るクズが偉そうに人間様に能書き垂れてんじゃねぇよ。
そう言うこと言いたいんなら脳外科で手術してもらい赤ん坊レベルから教育をされ直してこい。

>クロスオーバーSSを最低三話以上書いてそれなりの評価貰ってから出直してこい
>>630
>ぜひその知識を使ってSSを書いてみませんか、きっと面白い話を書けると思うのですが

シンクロニティ(笑)ですかぁ
ヘイトじゃないSSを最低一話以上書いてまともな頭に切り替えてから出直してこい。

それでもヘイターをやめられないなら死ね。

そうそうオレ書いてる人wヘイトじゃないまともなはなしさ。
ヘイターのお前らには教えてやらんよ(笑)
669通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:35:13 ID:???
荒らしに構う奴は荒らし
670通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:42:32 ID:???
バルディオス見てないくせに見たふりしてバルディオスクロスも叩いてたよな、こいつ
671通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 12:56:16 ID:???
叩いてるやつも叩かれてるやつも同じにおいがする
672通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 13:12:30 ID:???
>>671
臭いのは粘着となりすましで忙しいお前だけだよ下衆三■目
673通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 14:27:30 ID:???
ID表示されないと叩けないのかねえ。
無視され続けてもコテハン使ってるアレの方がまだまし。
674通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 15:00:16 ID:???
キモいなぁ
マジ死んでほしい
存在が不愉快
死ね
675通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 15:03:56 ID:???
ここらで健全なスレ運営に戻そう。

ガオーインパルスが出たなら、CE技術での竜神シリーズもでるのかな?w
超AIの育成は無理クサイので、パイロットが乗ってるとか。
676通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 15:07:34 ID:???
前にも出てたがスウェンのノワールとスタゲのシンメトリカルドッキングとかありそうだ。
677通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 16:05:00 ID:???
ストライクノワールの機体特性を考えると、ストライカーシステムを流用した
ものになりそう。
スタゲがデュークファイヤーやドラゴンカイザー見たいに分解して強化パーツに
なったりして。
678通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 16:08:48 ID:???
歴代ガンダムシリーズでなかったガンダム同士の合体が図らずとも実現するわけか…
679通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 16:10:32 ID:???
>>678
つ【セラヴィーガンダム+セラフィムガンダム】
あ、これは分離かw
680通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 16:49:37 ID:???
勇者vsトランスフォーマーvsガンダム 強襲!大ガイスター!
681 ◆zn6obdUsOA :2009/09/18(金) 19:56:12 ID:???
実習から帰ってきたらこれかよ…なんか更に色々と疲れてきた…

とりあえず俺の頭が腐ってるかどうかは別として感覚や思考が麻痺しつつあるのは確かだな。主に疲労で
現に上の返し読んで疲れは感じても憤りは感じなかったし


あと俺は別にヘイトじゃねーよ。初ガンダムは種だったし思い入れもある
今はそうでも無いけど当時某ガンダムXクロス、0083クロス、逆シンを初めて読んだ時はラクシズの扱いに多少憤りを感じたし
今でもキラやアスランやカガリが叩かれるのには良い感情を抱いてない、原作のシンも別に嫌いじゃないけどたいして好きでもない。(そう言う意味じゃ俺は種厨に入るのか?)

でもガンダムよりも勇者シリーズのが好きなんだよ…
勇者らしい勇者の活躍を拝めるならオリ設定だろうが原作との設定ちがいだろうがキャラ改変だろうがヘイトだろうがどうでも良い
年数に関しては初出で数えてたからな。すまん言葉が足りんかった…
憎悪を感じる云々は完全に個人の価値観の違いだな、多少含む所はあっても憎悪て程でも無いだろうと少なくとも俺はそう感じた。
それと書くこと自体は楽しくても『自分の思い付いた展開に持っていくにはどうするか?』、『キャラの立ち回りをどうするか?』等の事を文章にして繋げていくことは結構大変。他にも色々あるけど職人なら誰もが通る道。
『文句があるならお前も書いてみろや』もテンプレな返しだよな?

あと何度も言うように俺は氏とは別人だよ。っと言ってもどうせ信じないんだろ?
トリさえ出せば何とかなると思ったけど、どの道新シャア板ではID出ないんだったな…そこら辺は短慮だった

それと俺が書いてるやつはほのぼのギャグ物だからヘイトの欠片もねーよw一話所か短いけど三話もあるし
疑うんなら俺のIDと『天体』でググれ。後は自分で判断しろ

誤植や設定ミスを指摘するだけならまだしも人格否定や
おまけに揚げ足とりで死ね、脳が腐ってる、畜生にも劣るクズとか今時厨房ですらあまり使うのを見ない単語を平然と使う、ボキャブラが貧困な奴の作品なんか
別に見たくもないから知らなくて良いしwww

まぁとにかくいちいち嵐を相手にする事は疲れるだけで全く持って無駄であることを改めて実感したわ
とりあえず疲れたから寝たい

最後に小話氏を含めこのスレの住人の方々には自分の短慮かつ感情的な行動により
空気を悪くし迷惑をかけ、不快な思いを与えてしまい誠に申し訳ありませんでした…
682一尉:2009/09/18(金) 20:57:51 ID:???
小話君、そろそろ続きを始めで下さい。
683通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 21:31:45 ID:???
もしスタゲ+ノワールだったらどんな武装になるのかな

VLがプラスされ高機動可能になるから一撃離脱型とかかね
684通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 21:41:38 ID:???
ノワールストライカーはIWSPの発展でそれにスタゲのVLを足すと…
これなんてデスティn
685通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 22:38:24 ID:???
>>681
荒らしにかまうやつは荒らし
もう黙れ
686通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 22:42:17 ID:???
>>683
スタゲのVLは戦闘用でなく航行用だから運命や和田のより機動性は劣るんじゃないの?
ビームリングは副次的な産物で基本はただの帆のはずだし
687通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 23:05:34 ID:???
じゃあハイパーツール扱いなのか?>>スタゲのVL
688通常の名無しさんの3倍:2009/09/18(金) 23:28:51 ID:???
>>686
そうだった、VLだとどうしても運命のイメージとかΔのイメージが強いせいで
スタゲの場合は基本は太陽風を受ける帆の役割だったな
689通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 07:22:48 ID:???
再生のなんたらプロバイジョンも使えなかったか?
690通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 08:47:02 ID:???
>>689
リジェネイトは変形機構前提で無茶な姿勢制御でフレームを傷めても直ぐに交換するから出来たが
スタゲがしたら制御が効かず真っ直ぐ地球圏を飛び出してしまう
691通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 09:16:58 ID:???
スターゲイザーは何気にナノマシンか何かによる自己修復機能があったりする・・・
692通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:03:38 ID:???
くだらない…くだらないねえ◆zn6obdUsOA
この程度の煽りか、動物同然のガキと変わらん

煽りなどというものは相手の本性を引き出すための手段に過ぎん
このようにな…>>681

さて、まだまだ現実が見えてないようだね

>勇者らしい勇者の活躍を拝めるならオリ設定だろうが原作との設定ちがいだろうがキャラ改変だろうがヘイトだろうがどうでも良い

ほんの少し前に吹いてたSEEDヘイトに対する憤りとやらはどうした?
ん、勇者らしい勇者の活躍が拝めればいい?
愚かだな
レシピを見ないで出来上がりの写真だけ見てケーキを作れるか?

原作を省みないオリ設定のオンパレードのどこに『勇者らしい勇者の活躍』を期待できるというのだ
しょせんオリ設定で活躍するのは小話 ◆9NrLsQ6LEUの虚構が投影されたオレ設定の醜いモドキ、到底勇者とはほど遠い出来損ないだ
693通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:04:31 ID:???
もしかして◆zn6obdUsOAは

ガオガイガーをSEEDにクロスさせているワケを勘違いしていないか
小話 ◆9NrLsQ6LEUがガオガイガーのファンとでも思ってるのじゃないのかね?

おまえが自分で言うように同一人物でないなら…小話 ◆9NrLsQ6LEUの擁護するきっかけは何だ

SEEDが好きだからか?
ガオガイガーが好きだから?

いや、小話 ◆9NrLsQ6LEUを『妄信したい』だけではないか?

ガオガイガーのクロスに釣られてみたものの、ただのSEEDヘイトSSだったことを認めたくはないのだろ

ファンが好きで書いているなら…

世界観を象徴する設定を根本的に知らないなどありえない
キャラの人格を象徴するセリフを間違えることなどありえない
ましてや、調べもしないでオレ設定で済ませましたなどと臆面も無く言えるはずもない

ガオガイガーはただ、小話 ◆9NrLsQ6LEUがSEEDをヘイトするオレ設定の道具なだけに過ぎない

ファンなら原作の基本設定など覚えている、キャラの人格を象徴するセリフなど諳んじて真似られる
お気に入りの原作でSSを書こうと思ったら手持ちの知識と資料を十分見返すはずだということを忘れるな

原作を考慮しなければ、世界観を借りる意味が無い

わかるかね
オレ設定を並べ立てている時点で、小話 ◆9NrLsQ6LEUの言い訳とやらは欺瞞にすぎない

前に言い忘れたが、小話 ◆9NrLsQ6LEUは誤りや矛盾を指摘されてもオレ設定で通すつもりなのだろう>>630
今までは勿論この先も原作を省みないなら…

もはや
ただのヘイトSSとしての価値しか残るまい
694通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:05:32 ID:???
>憎悪を感じる云々は完全に個人の価値観の違いだな、多少含む所はあっても憎悪て程でも無いだろうと少なくとも俺はそう感じた。

価値観の違い、便利な言葉だ

なら試しに小話 ◆9NrLsQ6LEUに書かれたラクス陣営の姿をざっと並べてみようか

ハーフを実験動物呼ばわり、愚昧な民衆の上に君臨することを策謀し、護たちを捕らえ実験し痛めつける

>クラインは世界の者、世界はクラインの物
>世界は私達SEEDを持つ者の物ですわ

倫理を持たないエゴイスト、歪んだ理想主義者、どうだい立派な狂人だよ絶対悪だよ
かなり下品なレベルで人格をゆがめられ必要以上に貶められてるね
おぞましい姿からはヘイトに満ちた悪意が滲み出てる、書かれたキャラに対する憎悪が剥き出しだ
これに価値観の違いとやらで憎悪を感じないとは笑わせるよ◆zn6obdUsOA、本気なら正気の沙汰じゃない

カルト宗教の信者の域か、ヘイト真理教とでも言おうか、現実的な価値観から遊離しているね歪んでる
人間とは思えない

ガオガイガーを騙らせるのもおこがましいオレ設定に踏み台にされた世界で、勇者のモドキに憧憬する滑稽なシンたちの姿はなんだ?
もはやSEEDの世界、そのものを憎んでいるからこそできる所業ではないか
挙句にオレ設定の権化な奇形メカにシンたちを乗せてモドキの後継などとぬかす歪んだ発想には反吐が出る
695通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:06:17 ID:???
その眼、節穴で無いなら見開いてよく見ろ◆zn6obdUsOA

ガオガイガーの扱いはどうだ、原作を無視したオレ設定の苗床ではないか?
SEEDの扱いはどうだ、原作を反映しないオレ設定で歪められた世界に人格を歪められたキャラが棲み
オレ設定のモドキが勇者を騙って踏み台にし、踏み台にされたキャラをさらに歪んだオレ設定で玩んでいるだけではないか?

かつて、おまえが憤りを感じたというSEEDヘイトはどうだった?

見覚えが無いか
まるでSEEDヘイトの見本市じゃないか

小話 ◆9NrLsQ6LEUmは架空の存在をよくもここまで悪し様に扱き下ろせるね
辟易すると同時に感心する、無論ほめてはいない呆れてる
696通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:08:14 ID:???
作品は作者の鏡』という

この悪意に満ちたヘイトの塊を作品という名で呼ばれるものに値するなどとは考えたくも無いが
書かれたものがなんであれ、それが自分で創った物なら投影されるのは書いている当人だ

ヘイトされているキャラの姿は、そっくりそのまま小話 ◆9NrLsQ6LEUmの本性だよ

これは小話 ◆9NrLsQ6LEUm当人に聞きたいことだが、自分の書いたブツを見てて自分の歪んだ部分が見えてこないのかい?

ヘイトを書いて楽しいなどとほざけるのは真性のヘイターだ、歪みまくってる
ただの原作レイプならレイパーだが、原作を省みないでオレ設定で塗固するヘイターだ

小話 ◆9NrLsQ6LEUmはしょせんただのヘイターに過ぎん、現実を認めろ◆zn6obdUsOA
697通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:11:23 ID:???
ああ、そういえばガイスターの人もご無沙汰だなあ〜
698通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:41:15 ID:???
ダイノガイスト様、カムバーーック!
699通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:45:34 ID:???
四馬k…ゲフンゲフン
もとい四将は出るのだろうか
700通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 11:51:28 ID:???
サンダー・・・まったりしてる場合じゃないだろw
701一尉:2009/09/19(土) 14:38:50 ID:???
そうえばサーペントテールは出ますか。
702通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 20:38:10 ID:???
小話氏は、「ラクシズを本編通りに書くとヘイトとなる」を地でいってるからな。
きれいなラクシズは、脳内補完するか、設定修正するしかいないもの。
小話氏、バカは気にせずに。
続きをお待ちします。

個人的には、勇者と競演するなら「合体」は必然でしょう。
お約束です。ロマンです。
703通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 21:02:07 ID:???
巨大な敵に思想も人種も超えて力を合わせて立ち向かう

これだけなら燃える展開なのに

*ただし、ラクシズは除く

なんでこういいう余計なことして萎えさせるのか心底理解に苦しむ
704通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 22:17:31 ID:???
素朴な疑問なんだが。
「こうした方が俺が面白いと思ったからだ!文句あるか!あっても聞かんが!」
とか断言されたら、どーするんだろうか。

>>703
彼女なし男の最終形態が「しっと団」で、つまらない話しか書けなくてボロクソにけなされた男が……
705通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 22:28:22 ID:???
どうもしないな。
作者をヲチ対象にはするだろうけど。
706通常の名無しさんの3倍:2009/09/19(土) 23:10:49 ID:???
荒らしのやり方が数年前から全く進歩してないな
707通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 00:16:43 ID:???
0083スレや風景画の荒らしもこんなだったよな
708通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 00:17:06 ID:???
>>702
>小話氏は、「ラクシズを本編通りに書くとヘイトとなる」を地でいってるからな。

本編道理に書いてるか?
709通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 00:42:36 ID:???
本編通りなら茂は死んでるし、世界の覇王になろうって堂々と宣言しちゃうこともないし、ソルダートJの忠告も無いな
710通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 00:59:35 ID:???
俺、ヘイトって単語の意味しらねーんだけどよ、
これを連発するのって極一部の者だけじゃねーか?
多分新板全体で1人か2人
711通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 01:10:17 ID:???
ヘイト創作について語るスレ
ttp://changi.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1234925917/
712通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 01:12:51 ID:???
厨だのゆとりだのと一緒だろ
713通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 01:16:34 ID:???
そんなにヘイトヘイト騒ぎたいならダイモンズの二次創作でも読んでろよ
714通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 01:24:05 ID:???
ヘイト全開な作者も盲目な信者も荒らしも屑ってことでこの話題終了

ダイノガイスト様まだかなー
715通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 01:53:12 ID:???
三■目がいる限りもう来ないってよ。>ダイノ作者氏
716通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 02:06:50 ID:???
>>715
( ;ω;)
ホンに害悪しか垂れ流さんなあ… 本気でコテハンのアレの方がマシだわ。
717通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 02:57:37 ID:???
不特定多数に触れてしかも相手は匿名だから言いたい放題言われ
しかもその言いたい放題がキチガイレベルの奴までいる場所で作品晒すって自覚が足りないな
718通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 09:10:44 ID:???
>>717
分かってないな
こういう場での自覚ってのは、批判されても作品投稿し続ける覚悟のことを言うんだぜ?
719通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 09:23:01 ID:???
っつーか、「本編通り書くとヘイト」は一部の意見とか言うが、今は言う人が少ないだけで
SSスレ全盛の頃はどのスレでも常に言われてた事だぞ


ラクシズの運用戦力は隠者以外みんなパクり
各地にシンパが居て情報盗みまくり
しかしDPの情報は見つからず、ノートの走り書きだけで戦争
八百長コンペでドム盗用。鯖破壊のオマケ付
アスランは寝返りまくり
キラは何も考えて無い
ラクスは前大戦終了から次の戦争準備をしていた

オーブは理念破りまくり
連合の支援で二年で復興するも、連合ないがしろ
モルゲンレーテは後付け設定付きまくりで第二のロゴス化


本編だけでコレだぞ?
これにインタビューネタまで合わせたらさらに酷い事になる
720通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 09:28:23 ID:???
荒らしの発言ピックアップするのも癪だが

>クラインは世界の者、世界はクラインの物
>世界は私達SEEDを持つ者の物ですわ

これが本編通りか?俺はそうは思わんよ
721通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 09:41:32 ID:???
>>720
だからぁ

・ラクス母は「世界はあなたのもの、あなたは世界のもの」と幼ラクスに教えた
・マルキオがSEED持つものは世界を導くとかなんとかぬかした

これを拡大解釈すればそうなるってだけの話よ?
ただでさえ>>719なことやらかしてんだから
722通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 10:52:36 ID:???
小説デストレイ2巻の拡大解釈でこういう主張の延長に↓
>「うむ、この地球圏に存在する優れた技術は全て我々が保有してこそ、愚昧な民衆の為に成るというものだ」
こうなるの?↓
>「はい、クラインは世界の者、世界はクラインの物」
>「愚かなお父様、世界はクラインの物では有りません。世界は私達SEEDを持つ者の物ですわ」

セリフをなぞっているだけでやってることは小説に出てた話とまったく真逆だろ

茂が生きてて融和政策がこういう扱い↓
>「あんな出来損ない共でも実験の役には立つ、また一から作り直すのは手間が掛かる。それに地球はいずれ我等が支配するのだ、悪戯に傷を付けては詰まらんからな」
>地球に住む人間達もまた新人類たる我等が支配するべき者だというのに、もっともあまり詰まらん人間が多いのも考え物だ、その為にNJを使って間引きを行なったのだ。
>「彼らの力を我らコーディネイターが手に入れれば、更に超人に近づけよう。一番の候補はやはりお前と最高のコーディネイターであるキラ君との子供がよかろうな」
>「ほほう、これは中々の拾い物だったようだな。性能も見せてもらった事だし、遊びは此処までだ。生きてさえいれば研究には支障無かろう、適当に痛めつけて捕獲せよ」
>次代のクライン派、否世界の支配者を生み出す二人なのだからと心底楽しそうに笑うシーゲルであった。

手下がこう↓
>「おいおいもう逃げないのか、随分諦めがいいんだな?」
>「ははっ、足を打ち抜いておいて逃げるも何も無いもんだろうが」
>ゲラゲラと品無く笑い始めた兵士

ヒルダもこんな扱い↓
>「折角のサンプルを一匹逃がしてしまうとはな、この失態には罰が必要だ」
>この痛みがシーゲル様との絆、思い出すだけでイッてしまいそうだ。
↑変態かよ

そりゃ詭弁にしても無理があってもんだ
723通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 10:59:23 ID:ERi2e9uD
ガオーインパルスか…
胴体部と顔がインパルスそのまんまっていうのはちょっともの寂しいものを感じるな
いやあくまでガオガイガーMS版じゃなくてMS版ガオガイガーだからか?
それでも胸のところにはなんかほしかった(勇者シリーズ的に考えて)
724通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 11:14:27 ID:???
種や種死で説明のつかない部分を全部押し付けられてる外伝シリーズのアストレイに一族て敵役がいてね
要約すると裏で世界支配をやってるとかいう悪役だけど二次のラクシズヘイト対策に造られたとしか思えないw
725通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 11:52:37 ID:???
>>560のドリルレッグ、ライナーチェスト、ステルスシルエットの変形合体で

>>564の解説どおり
大雑把に言えば、頭から膝までがインパルスで
膝から下、肩から先、背中がガオファイガーという感じだと思ってください

なら、シルエット以外はほとんどノーマルのインパルスままでよくね?
チェストは肩から先をガオー仕様にして、レッグはひざ下をドリルつきにするだけでどちらも変形はいらない気がする
726通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 14:24:15 ID:???
>>724
……ヘイト対策になってるか?
「偽情報に踊らされて戦争を仕掛けた集団」に全集団がなるんだが。

「自己の正しさを信じて疑わない人間に、弁解のしようのない恥をかかせてやりたかったんだ!」
って事にならんか?
727一尉:2009/09/20(日) 14:30:33 ID:???
・・・・どりあえす続きを始めろ
728通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 14:45:53 ID:???
>>724
その一族壊滅後に彼らが保有していた地球圏最高クラスの諜報ネットワークを
ラクシズはそっくり吸収している罠
729通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 15:04:12 ID:???
ターミナルの設定は肥大化しすぎてなあ
お前ら戦争しなくても世界動かせるんじゃないか、と
730660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 15:24:50 ID:???
こんにちは、トリップ忘れたので違っているかもしれませんが子連れダイノガイストを投下させていただいていたものです。
なんだかすごい空気になっていますが、外伝を投下したいと思うのですが、よろしでしょう。
外伝という事で以前書いたDライザー登場ネタです。ご寛恕いただければ、と思います。
731通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 15:40:46 ID:???
総帥お久ー!
まさに救世主降臨
どうぞガッツリやっちまってください
732660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 15:46:21 ID:???
>>730 よろしでしょう → よろしいでしょうか? でした。
少しは空気がよくなるいいなあ、と思いつつ、投下します。外伝なので短いです。

子連れダイノガイスト 外伝A 『角竜が夢見る戦場』

 宇宙は広い。
 その無限の暗黒子宮からは数え切れぬ生命が生まれ、世界を満たそうとしたが、百数十億年を経てなお宇宙の全てを手にした種族は存在しなかった。
 そう、宇宙は広い。あらゆる種族が争わずに生きる事が出来るほど、領土の保有権を主張し、砲火を交える必要が無いほどに広い。
 けれど、宇宙から命の花の散華が絶えた事はない。傷つけ、奪い、殺し合う事で生まれる憎悪、悲しみ、怒り、嘆き、恨み、恐怖という感情。
 破壊、創造、栄華、衰退は優雅な四拍子のダンスとなって常に宇宙にどこかで踊られていた。
 宇宙に生じた生命の本質は争う事なのかもしれない。
 戦う事が仕方のない事――如何なる英知も、慈愛の心も、悠久の時の流れによる変化を持ってしても、根絶する事の出来ないものであるのなら、では、戦いを行うもの達は果たしてどんな存在だったろうか。
 大きく分ければ、宇宙には光と闇とがあった。あるいは正と負、プラスとマイナスの属性を持った存在と言い換えてもいい。
 光に属する者達は、創造する為に創造を行い、破壊するにしてもそれは新たな創造へと繋がっていた。いわば、生命の鎖を永劫に紡ぎ牛歩の歩みではあったが、より良い生命へと変わらんとする者達。
 闇に属する者達は、破壊の為に破壊を行い、創造するにしてもそれは新たな破壊へと繋がっていた。いわば、生命の鎖を次の世代へ繋ぐのではなく、己の欲を満たす為に破壊し、強奪する事に何のためらいも罪悪感も抱かず、今を生きる者達。
 相反する両者の遭遇は、億分の一の例外もなく争いへと発展し、古今多くの星の消失を含む星系規模、銀河規模の大破壊と大殺戮を生んだ。
 しかし、宇宙に戦いをもたらす者は必ずしも闇と光の衝突とは限らなかった。光の性質を帯びた生命であっても、掲げる正義、大義、信念が異なり、それを譲り合う事ができぬ時、同種族の者たちでさえ争った。
 善なる存在と言ってもよい光のものでさえ争いあうのならば、悪なりし闇のもの達が争いあう事は、悲しき本能と言うよりも宇宙の真理と言ってもよい必然の出来事であったろう。
 悪が悪を食らって、より大きな悪になる。
 闇が闇を飲み込み、より深い暗黒になる。
 それもまた、神秘で広大な宇宙の日常であった。
733660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 15:48:34 ID:???


 ここにも、そんな争いの一場面があった。
 銀河中心領域――グレートアトラクターと呼ばれる超異常大重力圏近海に、一隻の船影があった。
 幾種もの戦艦を継ぎ接ぎにして完成したパッチワーク戦艦■■ダル■ンだ。本来八百メートルほどの艦なのだが、後部に銀河間航行用のワープユニット・居住ユニット・戦闘ユニットが接続されていて、全長二〇〇〇メートルほどに変わっている。
 馬蹄の様に前方に突き出たシルエットが特徴的な母艦は、増加ユニットとの接続によって、宇宙警察の非エネルギー生命体隊員の使用する重武装艦五十隻と真正面から主砲を撃ちあって、一方的に勝利を収めるほどの超高性能艦となっている。
 宇宙の全種族が使用する宇宙戦艦の中でも最強の一隻を選ぶなら、という話題になったとき、必ず名前が挙げられるようになった戦艦は、宇宙にその悪名を轟かす宇宙海賊ガイスターの母艦としてふさわしいだろう。
 地球と言う銀河辺境の星に置いて、宇宙警察最精鋭チーム・カイザーズとの逮捕と闘争劇の結果、首領ダイノガイストが死亡、四将とコウモリが逮捕された事によって、ついに命運尽きたかと噂されたガイスターは、かつての自分達を上回る勢力となって復活を果たしていた。
 超超超弩級戦艦サン■■フォ■の周囲を固める小さな影は、コ■■ック■イラの地球から持ち込まれたMSをガイスターロボ化してリサイクルしたガイスターMSである。
 いずれも本来の性能を二倍〜五倍に強化され、機械ならではの正確無比な機動、データリンクによる完璧な連携で鉄壁の防御陣を敷いている。
 総勢五十余りの人型機動兵器に守られながら、ガイスターの母艦は反中間子砲、五連メーザー砲、陽電子破城砲ローエングリン・ツヴァイ、225cm高エネルギー砲ゴッドフリートMk.71改が毎秒単位で発射され、前方に光の雨を降らせている。
 船体各所の総数二百門に及ぶ大小のミサイル発射管からは、熱核、重力変動、空間歪曲破砕、極冷凍、超高出力電圧、エーテル振動、確率変動弾頭といったあらゆる生態を持つ生命体に対応する為の多種の弾頭を備えたミサイルが、すでに三万発以上発射されている。
 宇宙警察の定めた標準的なサイズの衛星なら軽く跡形もなく吹き飛ばしている大火力だ。船体内部で常時新しい弾頭を生産する工場を持つ■■■■フォンならではの豪雨の如き破壊の嵐であった。
 ガイスターが戦火を交わしているのは、ある星を統べる軍事独裁星間国家の主力艦隊であった。人民を統制している宇宙有数の性能を持つ生体コンピューターを狙い、輸送途中に強奪したまでは良かったものの、追撃に現れた艦隊に包囲され戦闘に突入している。
 艦艇総数七〇隻、主力人型機動兵器六〇〇を相手に戦端の火ぶたを切って落としてから、すでに二時間が経過している。
734660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 15:51:06 ID:???
 半端な軍備の一星系の宇宙軍程度なら、とっくに潰走している戦闘の中を恐れる風もなく大胆に暴れまわる影がある。四肢を備えた人型の影だ。
 二〇〇〇メートルの母艦や二〇メートル前後のガイスターMSに比べれば、ずいぶん小さく見える影だが、その八面六臂の活躍ぶりは目を見張るものであった。
 赤いバイザーアイに橙色の平面的な装甲を持ったロボットである。その名を聞けば宇宙警察の猛者とて顔色を青くすると言われる宇宙海賊ガイスター四将の一人(一頭? 一体?)陸将ホーンガイストだ。
 しかし、かつて地球でホーンガイストと対峙したカイザーズのメンバーがその姿を見たら、違和感を覚えるだろう。ホーンガイストの背にMSのバックパックらしいユニットが接続され、腰の裏にはビームライフルがマウントされている。
 なによりホーンガイストが振るっている、実に全長十五メートルを優に超すエクスカリバーレーザー対艦刀二刀に目を奪われるだろう。
 太陽に身を投じて命と言う宝を誰にも渡さずに滅した筈のボス・ダイノガイストが、共に連れて来た新たなメンバーがもたらした力であった。
 あるMSの装備の一つであるソードシルエットを、ホーンガイストは使用しているのだ。さしずめソードホーンガイストといった所だろうか。
 ホーンガイストだけではない。サンダーガイストはフォースシルエットを装備し、フォースサンダーガイストとなっている。
 パワーならばエクスカイザーをはじめとした巨大合体前のカイザーズの誰をも上回るサンダーガイストに、フォースシルエットのスピードと機動性が加わり、その戦闘能力は格段に上昇している。
 たっぷりと水を吸わせた筆が走っているように宇宙に太い光の線を引いているのは、ブラストシルエットを装着したブラストアーマーガイストだ。
 よく言えば協調性のある――悪く言えば主体性に乏しいアーマーガイストは、ブラストシルエットの大火力の火器をうまく生かして他の三将達のサポートをうまくこなしている。
 時に白兵戦によって敵ロボットを両断し、時に遠距離からのビーム攻撃によって爆散させているのは、デスティニーシルエット装備のデスティニープテラガイストである。
 兵装に回すエネルギー調整や単純に扱いの難しいデスティニーシルエットの性能を十分に発揮させる事が出来たのは、四将の中ではプテラガイストのみであった。たぶん、オツムの出来の差が、結果に繋がったのであろう。
 ホーン、アーマー、サンダーが扱えなかったシルエットを使いこなして見せた時のプテラガイストの得意げな様子を思い出し、ソードホーンガイストはいかにもチンピラっぽく、ケッと吐き捨てた。
 もっとも、その時のプテラガイストと他の三将の様子を、ガイスターの新メンバーであるアル■・ジャ・■ーヨは、目糞鼻糞を笑うと揶揄している。隣で聞いていた■ユ・アス■にダメだよ、と注意されながら肘で突かれていたが。
 独裁国家群との戦いは一進一退であった。単純な数の差であったら数十倍の開きがあるガイスターがとっくに殲滅されてしかるべきなのだが、個々の戦力の質においては、その数の差を覆すものがガイスター側にあった。
 他宇宙の技術との融合によって、戦闘能力を倍加させたガイスター四将の活躍も目を見張るものであったが、新メンバーであるアナザー・アース組も驚愕に値するものであった。
 プロヴィデンスガイストが背中に負った円形のバックパックから、個別に核分裂炉を搭載し、量子通信操作による遠隔操作を実現した機動砲台ドラグーンを用いて、単機で十数機分の弾幕を展開して各機の連携の隙をカバーし、
同時に複数の敵機を撃墜しているのは、冷笑癖のある金髪サングラスの男、アルダ・■・ネ■ヨ。
 振り被った掌を船腹に押し当て、展開している複数の防御フィールドをぶち抜き、出力20万TWのパルマ・フィオキーナで沈め、どこか荘厳でさえある美しい光の翼で戦場を羽ば
たくデスティニーガイストを駆るのは、ガイスターで唯一、首領であるダイノガイストに反抗的な態度をとる――妹はやらねえ的な意味で――シン・■■■だ。
 新メンバーの戦闘能力は巨大合体したカイザーズに比肩するもので、旧ガイスター四将の各面々はそれぞれ思う所はある者の、自分達を監獄から救い出した恩もある事から、大なり小なり認めている。
735660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 15:53:01 ID:???
 もっともサンダーガイストは早々に餌付けされて陥落し、アーマーガイストの方もプテラやホーンのように馬鹿にしたり脅かしたりする事のない新メンバーに親しみを覚えるのにそう時間はかからなかった。
 目下四将の中では知的なリーダーという自分の立場を危ぶんでいるプテラと、ニンゲンには色々と面倒な目にあわされてきた事を根に持っているホーンの二人だけが、若干しこりのある態度をしているだけだ。
 ダイノガイストが取っている態度については改めて語るまでもないだろう。
 他の仲間――思う所はあれでも仲間と認めてはいるようだ――達は問題なしと判断したソードホーンガイストは、単機で敵艦隊本陣に突撃している首領を目で追った。
 三十メートルを超す巨躯を誇るダイノガイストは否応なく目立つ。それは単に体の大きさにのみ由来するわけではない。
 宇宙最強の強者として名を知られたダイノガイストの本来の姿はエネルギー生命体だ。メカの体を手に入れたとはいえ、エネルギー生命体としての性質からダイノガイストは無意識の内に、周囲に物理的な影響力を持つ寸前の密度を持った一種のエネルギーを発している。
 簡単に言えば気迫や威厳といったものだ。エクスカイザーからダイノガイストの死を告げられた時、露ほども信じはしなかったが、自分達を閉じ込める牢獄惑星を破って救いにきたダイノガイストの姿を見た時、心が感動に打ち震えるのを禁じ得なかった。
 久方ぶりに感じたダイノガイストの思わず膝を屈しそうになる威厳。息をする事さえ(そもそも呼吸していないが)忘れてしまう迫力。
 なによりも最後に目にした時と変わらぬその姿が、絶対的な忠誠を誓う首領の健在なる姿は、四将とコウモリ達にとって夢にまで見て待ち望んだものだったからだ。
 今、そのダイノガイストが、カイザーズ全員をまとめて叩き伏せた圧倒的な暴力を振るっている。漆のように艶のある黒い鎧をまとった古武者然とした人型へと姿を変えて、両の手に携えた三日月の白刃は、三重ハニカム構造の敵戦艦の装甲を薄紙のように切り裂いている。
 膝頭を基点にする砲――ダイノキャノンは交互に砲身を震わせながら迫るミサイル群を撃墜し、胸部に広がっている黄金の装甲からは、莫大な熱量を持ったダイノバスターの熱線が放たれて周囲を取り囲む敵機動兵器を一息の間に薙ぎ払った。
 その強さを持って無敵――敵は無しと、見る者の胸に戦慄と感嘆の念を抱かせる戦ぶりである。

『いけねえ、ダイノガイスト様!!』

 ものの数分でガイスターの敗北で終わるはずだった戦いに、敵艦隊司令は痺れを切らした様であった。四十隻ほど残っていた艦隊が左右に分かれ、その奥から直径一千キロに及ぶ巨大な人工戦闘衛星コボスが姿を見せた。
 ニンゲンの眼球の様に円形のコボスの表面に巨大な穴が開いている。軍事政権が独裁を敷く事を可能とした最大の理由、天体破砕砲だ。その名の通り、最大出力で用いれば惑星さえも破壊するバケモノ砲である。
 天体破壊は宇宙警察が遵守する方の中でも最悪の部類の行いであったが、軍事国家は過去に幾度か使用し、宇宙に生きる者達の背筋を戦慄で凍らせている。
 さしものガイスターといえども惑星さえ破壊する超エネルギーに晒されれば生存の目は万に一つもないだろう。焦りを隠さぬソードホーンガイストの声に、ダイノガイストは一度だけ振り返ったが、それだけであった。言葉ではない背で語っていた。

“おれ様を誰だと思っている?”と。

 ダイノガイストの声なき声を聞いたソードホーンガイストは、沈黙した。そのダイノガイストの背に魅了されたからこそガイスターの将となったのだ。
 純粋に他を屈服させる強い力に魅力を感じるソードホーンガイスト、いや、ホーンガイストに取って、他の追随を許さず
――(グレートエクスカイザーとコズミック・■■の地球でまみえたグレート■イトガ■■を除く)、強者の弧峰に立つダイノガイストは信奉に値する存在であった。
 その最強が、動じず揺るがずそこに在る。ならば、自分はそれを信じるだけでいい。力こそは絶対。最強の力が見ていろと言っているのだ。それに従えばいい。
 見ればソードホーンガイストのみならず、ガイスターの三将も、プロヴィデンスも、デスティニーも戦いの手を止めダイノガイストを見つめている。
736660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 15:57:14 ID:???
 敵艦隊はすでにコボスの天体破砕砲の射線軸から離脱している。時が止まっている様な静寂が舞い降りた宇宙で、一機の戦闘機だけが動いていた。機体前方に刃の様な機首が着き出る鋭角のシルエットを持った、マユ・■■■の搭乗機Dライザーだ。
 ダイノガイストの背後まで接近するとガイドビーコンが照射され、Dライザーが反転、あわや衝突かと見間違う高速でダイノガイストの背にドッキングする。Dライザーの両端のウィングアーマーはダイノガイストの両肩に接続される。
 勢力を増して復活した宇宙海賊ガイスターを危惧するもの、かつて苦汁を舐めされたもの、復讐を狙う同業者達にとって、壊滅から火炎の息を吐きながら復活したガイスターはより一層の脅威と認識され、宇宙中から狙われる事となった。
 敵対者達が徒党を組み、数千数万数億の大群となってガイスターに襲い掛かる事とて有り得る。そのような事態に対抗するため考案されたのが、Dライザーとダイノガイストとの合体によって完成する、対無量大数敵性群殲滅用戦闘形態――

『ダイノガイストライザーーーーーッ!!』

 ダイノガイストの肩に回されたDライザーのパーツ内部には、百五十億年ないしは三百億年前の一世代か二世代前の宇宙から空間を越えて漂着した特殊な物質が搭載されている。
 右肩部に内蔵された緑の宝石は、マ■・アス■の精神が諦めに屈さず恐怖を乗り越える限りにおいて無限のエネルギーを生み出し、左肩部に内蔵された赤く輝く宝石は、ダイノガイストの強固な精神によって完璧に制御され、圧倒的なエネルギーを放出する。
 ダイノガイスト単体時でも放出するエネルギー量は、エネルギー生命体として規格外としか言いようのない異常値であったが、ライザー形態となった今、それさえも凌駕する莫大なエネルギーが辺り一帯の虚空を震わせていた。

『制御はおれに預けろ、■ユ!』
「はい!」

 敵にとっては恐怖を呼び起こし、味方には頼もしき事限りないダイノガイストの声に、金鈴の響きの様な幼い少女の声が答えた。ひょっとしたら、ガイスター四将の誰よりもダイノガイストへの信頼に満ちていたかもしれない。
 ダイノガイストライザーは愛刀ダイノブレードの柄頭を接続し、ダイノツインブレードとなす。同時に、両肩とダイノガイスト自身が発する三種のエネルギーが同調し、増幅しあって、三十メートル超の漆黒の巨体が金色に染めあがった。
 夜の世界を払拭し、闇の冷たさに震える世界を暖かく照らし出す太陽の黄金ではない。人工の翼をもってその高みに手を伸ばさんとした若者を、地に落とした残酷な黄金の光であった。
 黄金の戦将と化したダイノガイストライザーのバイザーアイは変わらぬ赤い光を地獄の炎の様に吹き、双刃刀形態のダイノツインブレードを頭上高くへと振りかぶる。
 ダイノツインブレードを握る手から、命の宝石が生み出す緑の光輝、誇り高き戦士の赤石が放出する紅の煌めき、そしてダイノガイストが発する暗黒が堰を切ったように溢れだす。
 ダイノツインブレードを翡翠の様な緑と、鮮血を思わせる赤と、果てしない奈落の様な暗黒が覆い尽くす。
 ライザー形態のダイノガイストが、天井知らずにエネルギーを高める一方で、コボスはすでに発射の準備を終え、直径三百キロの絶対破壊の光を解き放った。
 射線上に存在する全てを超高エネルギーが原子レベルにまで分解し、ダイノツインブレードを振りかぶるダイノガイストライザーへと襲いかかる!!

『ダークサンダー……インフェルノォオオオオオオオオーーーーーーーー!!!』

 ぶお、と宇宙を震わせながら――誇張ではない――ダイノツインブレードが振り下ろされた。三種の色彩に彩られた双刃は全長一万キロメートルに達し、視界の全てを埋め尽くす破滅の光を真っ向から斬った。
 斬ったのである。直撃すれば惑星さえも無数の星屑に変えて破壊する無情なエネルギー砲を、たった一個体の放った一撃が。
 それだけに終わらなかった。一万キロメートルの超規格外長刃は、ダイノガイストライザーとコボスとの間に存在した空隙を埋め、一万八千枚の特殊装甲と七十種の防御フィールドによって守られたコボスを、真っ向から唐竹割にする。
 一千キロメートルの人工戦闘衛星は、まるでスイカ割りのスイカの様に、億千万の生命を脅かしたとは思えぬ呆気なさで二つになる。
 のみならず強化増幅されたダークサンダーインフェルノの五十七億七千万テラアーデルハイドのエネルギーによって瞬く間に塵芥と化して消滅してゆく。
737660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 15:58:44 ID:???
 エネルギー刃を振り下ろし切り、四彩を纏った姿からもとの漆黒の姿へと戻る。
 最後の爆発と共に、近隣の星をも照らす光の中、威風堂々と立つダイノガイストの姿に、ソードホーンガイストは見惚れていた。
 それはこの宇宙に終焉をもたらす破壊神の光臨の様だと、宗教家なら言うだろう。
 そして、ソードホーンガイストは――

『そうだ、そうだ、ボス! あんたが、あんたこそが最強だ!! 宇宙海賊ガイスターの首領ダイノガイスト!!! それが、あんただ。
この宇宙で一番強ええ奴の名前だ!! おれは、おれはあんたに一生ついて行くぜ! おれは、ガイスターのホーンガイスト!! ダイノガイスト様の一番の部下だあっ!!!』

 もし、その機能があったなら、ホーンガイストは熱い涙さえ流していたかもしれない。



『部下だあっ!!! ………………んあ?』

 叫びと共に勢いよく顔を上げたオレンジ色のメカ・トリケラトプスが、きょろきょろと周囲を見てから、間抜けな声を出した。どういうわけでか口からは涎を零している。
 周りでは同じようなメカニズムによって構成されているステゴザウルスやプテラノドンなどが転がって、寝息を轟かせている。

『なんだあ、夢かあ? ちくしょう』

 現実の世界へと帰還したホーンガイストは悔しげに呟き、剥きだしの岩肌に腹這いになった。この牢獄へ閉じ込められてどれだけの時間が経った事だろう。
 宇宙全体で見ても長寿のエネルギー生命体であるガイスターの面々にとって、数年、数十年という時間単位はさして長いと感じる事はなかったが、鬱屈とした心は時間の流れがひどく緩慢なもののように感じている。

『しかし、ありゃあ、いい夢だったなあ。わけのわからんニンゲンどもが居たが、おれ達がまた自由になって、ダイノガイスト様と一緒に暴れ回っていたものなあ、本当にいい夢だったぜ』

 たとえ夢でも、それが現実ではなかったとしても、ホーンガイストの心は久しぶりに高揚していた。その夢を現実のものとする為に抗う意欲は大きく削がれていたが、それでもホーンガイストはダイノガイストが死んだと言う、エクスカイザーの言葉だけは信じてはいなかった。
 ダイノガイスト様が太陽に落ちた程度で死ぬはずがない。だって、あの方はガイスターの首領ダイノガイストなのだ。それは狂信か妄執か、それとも確かな信頼だったろうか。
 ただ、四将もカイザーズも知らぬ宇宙の辺境で、ダイノガイストが生き、囚われた部下達の救出を画策している事は、確かな事実であった。
 いい夢だったともう一度呟き、ホーンガイストは目を閉じた。閉じる寸前、サンダーガイストの尾がゆったりと左右に揺れているのを見た。サンダーガイストもなにかいい夢を見ているのだろうか?

おしまい。
738660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 16:07:51 ID:???
以上です。
以下、ちょっとした解説。
ライザー形態のボスですが、一対一には向いていません。本家とはちがって、あれは多数の敵を強力且つ広範囲の攻撃で壊滅させる事のみを目的にしているため、小回りがよろしくないからです。
また、マユが乗っているため、気を遣わねばならないので思い切った動きが出来ないのも理由のひとつ。
五十六億七千万テラアーデルハイドとは、私の手元にあった漫画から拝借しました。曰く宇宙開闢、つまりビッグバンに匹敵する鬼のようなエネルギーらしいです。
ダイノガイストライザーというネーミングはダイノライザーでもいいようなきはしたものの、ガイスター的にガイストの四文字を外すのはいかがなものかしら? という判断から最後にライザーとつけるに留めました。
デスティニーガイストのパルマフィオキーナの出力二十万テラワットは、ガンダムReonに出てきたUC100年代初期の新型戦艦の主砲と同じ出力です。単なるネタですね。
また、シンたちの名前の一部が■になっているのは、まだホーンガイストが彼らの事を本当に知っているわけではないからです。

ボツにしたネタでは、漂着したJアークの残骸をデッドコピーしたG(ガイスターのG)アーク三十一隻を率いる大所帯でしたが、やりすぎかなあと思いボツにしました。

では長のお付き合いありがとうございました。あと、私は小話さんの物語は好きです。完結に向けて執筆を続けていただければと願っております。お邪魔しました。

739通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 16:16:52 ID:???
鋼の救世主だw


捕獲装置に入れられたときに失ったはずの体があるのはエネルギー体状態だと抜け出されてしまうからかな
いっしょにつかまってたコウモリとトーレダーはどうしてるんだろうな
740通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 16:25:52 ID:???
GJ!!
相変わらず無茶なスケールだw
ホント、この人の頭の中はどうなってんだ(褒め言葉)
741通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 16:42:32 ID:???
>五十六億七千万テラアーデルハイド
なんというバスt(ry
良い夢見てるなw 正夢かもしらんがw
変なのにめげずに執筆をひとつお願いします m(_ _)m
742通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 17:07:07 ID:???

四将が出てきただけで満足w

余計な一言が残念

>あと、私は小話さんの物語は好きです。完結に向けて執筆を続けていただければと願っております。お邪魔しました。

あのキャラが、あの作品が好きだからする二次創作
そんな中でキャラを叩くためにかかれた二次創作。いわゆるヘイト創作
※キャラに悪意を持ち叩くためにかかれたものがヘイト創作です

小話の話はどう好意的に見たって種をヘイトする手先に勇者をつかってるもの
こんな輩の話を好きといっちゃうのはあんま支持できね
743通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 17:14:21 ID:???
嫌ならアボーンすれば良いだけのこと。
他人がどの作品が好きかまで口出しする権利は誰にも無いの。
744通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 17:33:32 ID:???
GJ!!
GとJのツインドライブッパネェw
745通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 18:57:04 ID:???
支持できないんなら支持しなきゃいいんじゃないかな
746通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 19:49:33 ID:???
(;゚∀゚)=3ムッハー
相変わらずのフルハシストっぷりがたまらんです(^p^)
747通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 21:04:20 ID:???
祝wダイノガイスト様復活w

>>742
小話氏の物語が600氏にも支持されてる証拠を見せ付けられて動揺してるなwm9(^Д^)プギャー

わかったか!小話氏の物語は600氏も支持してるんだ!

ラクシズ=悪の図式はスレの総意なんだよ

気に入らなきゃ消えろw
748通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 21:24:41 ID:???
(´・ω・)っttp://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0907/22/news091.html

こういうシリーズの勇者版出ないかなぁ
749通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 21:41:45 ID:???
みんな分かってるとは思うが>>747のキチガイへのレス禁止な
750660 ◆nZAjIeoIZw :2009/09/20(日) 22:16:32 ID:???
一服の清涼剤にでもなればな、と思ったのに不用意な一言でなんだか、また空気悪くして、すみません。
誰の話が好きとか、もうしないよう慎みます。
751通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 22:30:37 ID:???
>>750
上の基地外は何が何でも噛み付いてくるので、無視して下さい
貴方が気に病む必要は一ミクロンもありません
752通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 22:53:34 ID:???
話題を切り替えようぜ

氏の話でマイトガインがでてるおなじ人造勇者つながりでJデッカーが出てもいいと思うけどどうよ
753通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 22:56:18 ID:???
つかジェイデッカーの話も書いてたしな
あっちの方はもう続かないみたいだけど

個人的に、バーンガーン含めた9作品を一挙にクロスオーバーできる、ブレイブサーガな勇者職人の登場に期待したい
754通常の名無しさんの3倍:2009/09/20(日) 22:58:38 ID:???
それはもう新シャアでやらなくてもいいんじゃ
755通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 00:15:23 ID:???
>ラクシズ=悪の図式
これもどう思うのかも個人の自由だがな。
何事も強制はいかんよ強制は。
756通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 00:29:22 ID:???
>>752
ジェイデッカーは超AIの誕生に深いドラマがあるからなぁ
わりと簡単にできたマイトガインとからめるのはやや抵抗があるな
以前スパロボスレ辺りで出た勇者共演案だが

・GGGがエイリアンテクノロジーでGストーン製超AI製造
 →まだ不安定技術故の信頼不足、コスト問題はらむ
・日本警察が旧来技術+勇太という偶然で超AI製造
 →超AIの拡散問題etc
・どっかからのツテで旋風寺コンツェルン超AI技術入手、勇者特急隊設立

こんな感じで旧来技術と偶然の産物扱いが個人的にはいいな
757通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 08:52:10 ID:???
>>756
日本警察の超AI開発の中心に旋風寺コンツェルンがあったと見るのが自然かも
758一尉:2009/09/21(月) 14:50:19 ID:???
そう言われば同じ世界ならいい思うですか。
759通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 15:26:39 ID:???
>>756-757
ふつうに考えてガオガイガー開発段階から絡んでいたと考えるべきじゃあねぇ?>旋風寺
760通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 15:45:26 ID:???
ガオガイガーよりビーグルロボのほうだろうな
761通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 15:56:08 ID:???
ガオガイガーで変形してるのはエイリアンテクノロジーの産物ガイガーだけ
あとはオリジナルマシンのデッドコピーでマイトガインで言うところのグレート合体の強化パーツ程度の存在でしかない
762761:2009/09/21(月) 16:01:27 ID:???
ガオガイガーの合体でロボに変形してるのは
に訂正;
763通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 17:24:32 ID:???
そういえばGGGのパーツはあくまで合体のパーツでしかないんだよな
設定だとジェネシックマシンの戦闘能力は高いらしいけど
764小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/21(月) 18:51:36 ID:???
総帥GJでした
更にスケールアップしたボスが格好良かったです
本編の更新も楽しみにお待ちします
また私へのコメント有難うございます、励みにさせていただきます
そのせいでご不快な思いをさせてしまいまして大変申し訳ありません

スレ住民の皆様にも同様に不快な思いをさせている事をお詫びいたします
次の投下は暫く先になると思います。ご了承下さい
では失礼いたします
小話でした
765一尉:2009/09/21(月) 18:57:52 ID:???
小話君、君は最高的な勇者だよ。
766通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 19:04:29 ID:???
不快をまきちらしてるのは三■目一匹だけであって小話氏に非は微塵もない訳だが。
767通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 19:33:56 ID:???
>>766
>>747みたいな荒らしを煽る馬鹿もだろ
768通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 21:04:10 ID:???
>>764
>スレ住民の皆様にも同様に不快な思いをさせている事をお詫びいたします

わかってるならヘイトとレイプを止めればいいのに

>次の投下は暫く先になると思います。ご了承下さい

まだ、続ける気なんだ


形だけ詫びて結局、ヘイトトレイプをやりたいだけなんだね


死ねばいいのに
769通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 21:12:59 ID:???
>>768
何でそんなに嫌いなのにNGしないの?
できないくらい馬鹿なの?
ただのツンデレなの?
770通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 21:16:38 ID:???
まさか2chブラウザ使ってないわけじゃないよな?
771通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 21:17:46 ID:???
660氏、GJ。
ダイノガイスト様が更にかっこよく見えてきたぜ。
そして、あなたのガイスターへの愛がどれ程の物かよく分かりますw

660氏も小話氏も煩いのに構わず、
自分のペースを崩さずに体調に気をつけて続けてくれ。


ところでスレのみんな。
そろそろID表示されないかな?
ID表示されれば専ブラ使っていれば自動的に対象IDをあぽ〜ん出来るんだ。
エースコンバット関連のスレッドではこの機能が大変役に立ってるんだが、
新シャアもID表示されれば専ブラ使ってる奴は煩いのを無視できるんだよな。
772通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 21:34:37 ID:???
IDに関してはスレで愚痴るより運営に言いましょう
773通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 21:34:55 ID:???
ヘイトが嫌なら新シャアくるなよ
774通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 21:43:24 ID:???
しかしこれがそんなに思い入れのないガオガイガーだからまだいいが
ダ・ガーンとのクロスでヘイトやられたら俺もどうなってたやら…
775通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 21:52:27 ID:???
ダ・ガーンとのクロスだったら、ラクシズがブッチョとかピンキーとか殺しにきそうだ。
776通常の名無しさんの3倍:2009/09/21(月) 23:39:22 ID:???
そもそも原作で主人公にヘイトレイプ作品にヘイトも何もあったもんじゃないと思う
777通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 00:00:01 ID:???
ガオガイガーが好きなら勇者でヘイトするクロスを書く気が知れないね
778通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 00:23:08 ID:???
112 三人目 sage 2007/02/17(土) 14:34:29 ID:???
「大きいな」
恰幅のいい男が声を発する。
「はい、全高18m 重量48t 何よりも、巨人と言える機体ですから。圧迫感が違います。」
「とは言え、これだけの機体だ。機動性 運動性 防護力 火力 どの面を見ても、戦車に劣るのではないかね?」
男性の質問を受けて、若い技術者が答える。
「はい、いいえ。この巨人。いえ、MS(モビルスーツ)は、戦車に代わる物では在りません。
08資料に因りますと、MSは汎用性を求めた兵器である、と位置付けられています。
あちらの世界では、MSの動力源は核融合でしたので、絶対的な能力を持つ機体も存在したそうでです。あちらでは…」
「あちらの話はいい。こちらでの評価が聞きたいのだ。」
男性は、本題から外れた話をする技術者の声を遮る。慌てて技術者は話を元に戻す。
「はい ええと やはり実際の映像を観て貰いましょう。」
演習場に作られた管理棟の一室で、技術者の男性は映映像ディスクをセットする。
「これらの映像は67年11月に撮影されたMBF-P01になります。」
「ふむ。では観てみるか。」
壁に掛けられたスクリーンに、演習場に立ち並ぶ3機のMSが映った。
画面の下に、歩行-走行映像。とテロップが入る。

113 三人目 sage 2007/02/17(土) 14:40:47 ID:???
画面に映った1機の赤いMSが銃を構ええながら、歩き出す。
歩く 止まる 歩く 走る また止まる 今度は一気に走り出す そして急停止 それでもMSが転んだりしない。
想像よりも安定性はいいようだ。
赤いMSが新たな行動を起こす。
走り出したMSが一瞬停止、いや。踏み切ったのだろう。
ホップ ステップ ジャンプ 勢いを消せずバランスを崩す が、踏みとどまる。
技術者はそっと、恰幅のよい男性――彼は、セイラン家の当主である――の様子を見る。
特に不機嫌な様子は見られず。技術者はほっとする。
スクリーンに映された映像が代わる。ミノフスキー粒子散布下の射撃 とテロップがでる。
実際にはミノフスキー粒子の代わりに高レベルのジャマーを使用したものだ。
青いMSが射撃態勢をとる。
手にした76mmビームライフルを ――この資料映像の兵器は全て試作品である―― 4000m離れた目標の61式戦車に向ける。
発射。しかし、当たらない。連続して発射。7発目にして目標を捉える。
地上ではビームの威力は減衰し、軌跡すら変える。やはり、破壊は出来ないようだ。
続けて57mm自動小銃 4000mも離れた目標では、満足な命中弾を得られない。

114 三人目 sage 2007/02/17(土) 14:45:12 ID:???
もっとも、弾が当たったところで、大した効果は望めはしない。
側面或いは上面装甲なら効果は有るだろう。戦車ではなく、非装甲、軽装甲目標に使用されるべきだ。
次は61式戦車の主砲を流用した、140mmライフル。
MSが腹這いになる。立ったまま発砲すると、衝撃でMSが転倒倒するからだ。目標を捉え、発砲。目標の戦車に激しく小さな光がきらめく。命中! だが、戦車はまだ、その姿を保っている。
再度 発砲。命中。僅か3分の間に14発が発射され、その内11発が命中した。
11発もの140mm砲弾を受けた61式戦車は、無惨な姿を晒している。
装甲は割れ 車体は焦げ付き 履帯は千切れている 主砲は折れ その戦闘能力は喪失したかに見える。
その戦車の戦闘能力を完全に奪う為、MS用対戦車ミサイルが用意される。
金色のMSが脚部にミサイルを着け、現れる。
ミサイルは剥き出しでは危険な為、箱型のミサイルポッドに4発ずつ備えられている。
この、対戦車ミサイルは赤外線 レーザー 画像識別を組み合わせた誘導装置を備え、ミノフスキー粒子散布下でも高い命中率を得る。
金色のMSは片足から、それぞれ1本ずつ、4回に分けて、ミサイルを発射した。
779通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 00:23:52 ID:???
115 三人目 sage 2007/02/17(土) 14:50:31 ID:???
ミサイルの命中率は、砲に比べると、些か低い。
それでも、放たれた8本のミサイルは3本が命中し。戦車は悲惨なことになっていた。
ミサイルを撃たれる前なら、何とか修復も出来ただろう。
しかし、今では、何か箱型の車体らしいものであったとしか、分からない。
映像が変わる、テロップにでた文字は、廃棄試作火器。文字通り、失敗兵器なのだろう。
160mmグレネード発射筒 自走迫撃砲に全ての面で劣る。
240mm無反動砲 想定目標を考えているのか!
57mm対空散弾 豆鉄砲
ヒートサーベル 腕がもげた…
火炎放射機 腹部ビーム砲 対艦刀 水中用人型MS 合体変形機構 整備性を考慮してない換装システム etc.
ウナトは立ち上がり、後ろに座っていた技術者に声を掛ける。
「MSの能力が陸戦型ガンダムより低いようだが?」
技術者は予め、質問されると分かっていたのだろう。資料め見ずに質問に答える。
「はい。それは仕方がありません。ガンダムに使われている金属は結局生産出来ませんでした。
この為、ガンダムに比べると脆弱な機体になりました。
また、ミノフスキー粒子の大量生成も難しく、小型核融合炉の代わりにバッテリーを使っていますので、どうしても全体的に性能は落ちてしまいます。」
「それで、この機体の量産はいつにななるのかね?」
「量産型のロールアウトは来年の2月。量産は8月からを想定しています。」

116 三人目 sage 2007/02/17(土) 14:56:52 ID:???
「よろしい。アスハ派は私が抑えよう。」
「はい!ありがとうございます。」
二、三。技術者に確認をし終え、部屋を出ようとした、ウナトが振り返り、技術者に尋ねた。
「あの、奇怪な失敗作は誰が作ったのかね?」
技術者は答える。
「それは、私の口からは言えません。。」
そう言って、ポルシェ博士は小さく笑った。
780通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 02:48:51 ID:???
どこのバカだ。
ゴミを貼り付けるな。
781通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 06:39:49 ID:???
あれてるな

>>764
ひどいなこりゃ。
不快な思いをさせてスミマセンデシタ、けど不快の元凶はそのまま投下させていただきマスなんてなに考えてんだ?
謝ってるのか開き直っているのかはっきりしろよ。
782通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 09:22:33 ID:???
荒れる元凶はあくまでも三■目の汚らわしい言い掛かりであって
本来小話氏が謝る必要は全くないんだから勘違いしないように。
おっと本人かw
783通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 09:59:37 ID:???
荒らすのが目的の言いがかりなんだからもう無視でいいんじゃない?
ガガガが好きでも種死が好きでもないみたいだしな。
荒らすことでしか自分を顕示出来ないんだろ?
784通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 10:41:47 ID:???
上のゴミ再録と併せて考えると、かつて「ギャラリーフェイク」にて
一発屋に終わった能なし映画監督が激辛評論家(と称する中傷サイトの主)に
転身して私怨を晴らしてる話があったのを思い出すな。
もっとも自演以外一人たりとも賛同者のいない三■目と違って
あっちは身元がバレるまで結構それなりの支持を集めてたらしいが。
785通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 11:18:37 ID:???
三■目>>782三■目>>784とはしゃいでると
>>778-779のゴミを貼りつけがお前らの自作自演にみえるぞ
786通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 11:38:46 ID:???
>>783
ガガガが好きってのも怪しいけどね、この荒らしは
本編見てないとおぼしき発言がチラホラ……
787通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 12:29:48 ID:???
>本編を見てないとおぼしき発言がチラホラ……

Gオーラを変換してGパワーだとか、好きといいつつガガガで種ヘイトを書いてる小話も相当怪しいぞ
>>562
>この設定はハッキリしたものが調べた限りでは不明でしたので独自解釈、独自設定になりますので公式じゃないと言われても困ります、ぜひ勇気で流してください

そりゃないもの調べてあるわけがない、ジェネシックオーラとGパワーが別ものだとパルパレーパを倒したときの凱のセリフではっきり証明されている。
788通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 12:43:57 ID:???
>>786
ググりまくって寄せ集めた知識を騙ってるだけだからね、こいつ(三匹目)は
789通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 12:54:44 ID:???
調べても根拠がでてこなかった(笑)小話の妄想
>ギャレオンはゾンダーと戦っていたので対ゾンダー用にGオーラをGパワーに変換する機能またはシステムが存在すると推測できます
>この話ではその能力はGストーンにプログラムとして存在すると考えています、そこでGマシン用に調整したものを移植したと書いたつもりだったのですがこれも説明不足でした

凱のセリフ
ジェネシックオーラの無限波動は、貴様らの存在を許さない!
まだわからないのか!ゾンダーメタルがストレスをエネルギーに変換する物質だったようにGストーンは勇気をエネルギーに変える生命の宝石だ!
だから俺自身に勇気が満ち溢れている限りGストーンの原石Gクリスタルの力を受け継ぐジェネシックガオガイガーの力は無限を超えた絶対勝利の力なんだ!

GパワーはGストーンが勇気を力に変えたエネルギー、ジェネシックオーラGクリスタルから発する無限波動

どこをどうみてジェネシックオーラをGパワーに変換するなんて妙な発想がでてくるんだよ
それならジェネシックじゃないほかの勇者ロボはどこからGパワーをだしてるんだ?
ねえ、小話君
790一尉:2009/09/22(火) 13:15:17 ID:???
あの、そろそろ続きを始めで下さい。
791通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 15:14:58 ID:???
そんなに嫌なら読まなきゃいいにゃん
って何度言えばわかるの?
日本語があまりよくわからない人なの?
792通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 15:39:00 ID:???
よくわからんのだが、勇者達のGSはギャレオンのGSから分割されたやつだよな
で、GSはGCを元にして護の力を加えたものでいいんだろ
つーことは、GSの原石がGCだって凱が言ってるんだから
元々GCだったGSにGオーラがあるのは当然じゃないの?
その辺どうなんよ、設定厨三■目。当然知ってんだよな、その口振りならよ
793通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 16:13:41 ID:???
GストーンにGオーラがあるなら遊星主が動力源にしているラウドGストーンはなんだんだ?アホか
794通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 16:20:53 ID:???
GSからGオーラがでてるなら
当然、最初に戦ったときにルネはピルナスに、ガイはパルパレーパに楽勝だよな
795通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 17:08:29 ID:???
落ち着いて考察しよう

Gストーン
GパワーがあってGオーラが無い、Gパワーは素粒子Z0と対消滅関係だからゾンダーと戦える
勇気しだいで出力が変わる

Gクリスタル
Gオーラはあるけど、素粒子Z0とは対消滅ではないのでゾンダーには無効
ラウドGストーンには有効
Gストーンの原石

ラウドGストーン
Gストーン改良して出力を高レベルで安定させたもの、ただし感情による出力の向上は無い

簡単にいえば多分こんな感じだよな

つまりGクリスタルをGストーンに加工するとGオーラがGパワーに変わるのかな?
それともまったく違うものなのかな?
間違ってたらゴメン
796一尉:2009/09/22(火) 17:22:42 ID:???
それは知っておりますよGクリスタルは本来は原種を倒す為に作られた物なんだ。
797通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 17:33:42 ID:???
みんな落ち着け。
私は小話氏の話は好きだし読む。私は嫌いだか読まないorNGする。
これでいいじゃない。
設定のここおかしいんじゃね?ていうのももっとソフトに言った方がいいですよ、
今の書き方だと「行き過ぎた読者様」だし。
厳しく注意するのとただ揚げ足とってけなすのとはぜんぜん違いますよ。

そして660氏および小話氏遅ればせながらGJ。

ダイノガイスト様すげえ、GとJの力手に入れるとかもうどうしようもなくなるんじゃ…。
この夢が正夢になったらいいね。

ガオーインパルスは頭部が少し寂しそうですねw
なんかガガガみたいにかぶと的な何かが欲しい、自分の想像力が足りないのか?
798通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 17:59:32 ID:???
>>795
GクリスタルからGストーンが作られたとはいえ、GオーラとGパワーに直接的なつながりを求めると遊星主のラウドGとの関係に説明がつかなくなる
ガイが力の力の源が勇気だといってるからGパワーはGストーンに加工されて獲得した性質でラウドGでは失われてしまったものだと考えたほうが自然だろ
799通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 18:16:16 ID:???
最強7原種のときにGストーンは対機界昇華反物質サーキット、Gパワーは素粒子Z0とは反物質性をもち対消滅する関係にあると説明されているから、GパワーはGストーンに意図的に与えられたものです。
Gクリスタルが先にあってGストーンガ作られて、さらにGストーンを基にラウドGが造られていますからラウドGの弱点のGオーラは偶然でなければ意図的にGクリスタルに後付で付与されたものと考えたほうが自然ですよ。
800通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 18:21:57 ID:???
面倒だから合成の壺でGクリスタルにGストーンを合成してしまえばいい
そのままだと攻撃で割れやすいから祝福の壺で祝福状態にする、気休めだけど
これにあと2つ印が付けられるからホログラフィックとミラーコートで大体間に合う……
ゴルディオンハンマーは+65まで鍛えられるけどザ・パワーの迷宮の30階以降にしか落ちてない……
ウィルナイフ(大)は(小)を50まで鍛えて遊星主の迷宮でカイン(真)を探して話しかけると
その場で鍛えてくれて入手、でも強さが1に戻って印が消えるから鍛え直し……
801通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 18:34:29 ID:???
>>798
加工つーかラティオ(護)の浄化能力(Gパワー?)を付加することで
Gストーンは対機界昇華反物質サーキットとなるわけよ
Gクリスタルには単に護の力を付加しなかった、それだけじゃないの?
802通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 18:40:53 ID:???
ザクッザクッ ♪デデデン「破壊神の金爪を入手しました」

ザクッザクッ ♪デデデン「破壊神の大角を入手しました」

ザクッザクッ ♪デデデン「欠けたタテガミを入手しました」
803通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 18:54:50 ID:???
Gクリ+護くんの能力=Gスト
Gスト+改良=ラウG

Gクリ>Gスト>ラウGの順番で作られてるから
GオーラがGクリが最初からもっている性質なら
ラウGや遊星主がGオーラに対抗できないのはわざとそういうふうに造ってることになる
804通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 20:32:43 ID:???
>>803
Gクリは、ラウドGや遊星主が暴走したときの為の、ストッパーにしてるんじゃないかと考察してみる。
805通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 20:50:40 ID:???
>>764
小話さん。あんたなに考えてんだよ。
頭を下げて舌を出すならもっと取り繕えよ。こりゃ煽ってるだけだろ。

腹に据えかねたんで今更だが指摘させてもらいますよ。

>>131
>凱達がベルリンでの死闘を終えた頃、木星の巨大重力の渦の中である《存在》が目覚めた。
>《ソレ》は長い時を眠っていた。遥かな昔自らを生み出したモノが滅び去り、《ソレ》もまた朽ちて逝くだけの存在であった。
>だが此処数年で、《ソレ》を蘇らせるに足るエネルギーが届くようになった。
>エネルギーとは《ソレ》を生み出したモノが恐怖と、憎悪と、悲哀と、諦観と、嫉妬と、怒りと呼ぶ負の力である。
>《ソレ》が生み出された目的は、そういった負のエネルギーを喰らい、浄化する事であった。《ソレ》はその本能に従い、ゆっくりと目を覚ます。
>『ZON・DER!』
>一つ咆哮を上げて自らの存在を誇示すると、自分の糧となるモノへと向かって動き出した。
>木星で目覚めた《機械生命体ゾンダー》が目指す先、それは地球である。

ゾンダーはゾンダーメタルに取り付かれた生命体、ゾンダーが喰らうマイナス思念は外部から供給されてるわけじゃなくて宿主のマイナス思念。自前だよ。
アニメの中で説明されてますよ。

>>554
>「EV-02の中でゾンダーが生まれたと言う事は、奴の正体は自律が可能なゾンダーメタルプラントか若しくは原種に相当する上位種か、或いはマスタープログラムのようだの」

はぁ?自立しているゾンダーのようなゾンダーメタルプラントなんて普通に考えておかしいだろ。動力はどこだよ。そんなものになれるぐらいなら完全体に成長して胞子をばら撒いたほうが早いだろ。
そのうえ原種に相当する上位種に、マスタープログラムときたもんだ。それイコールだろ
雷牙は思いついたことを並び立ててるだけかい。ゾンダーと原種の区別もつかないのかよ。

そうそう、ちなみにパスダーは原種の端末でゾンダーじゃないよ。

このゾンダー?が惑星間距離でエネルギーを受信して侵攻開始?昇華じゃなくて浄化?なんだそれ?
地球から届いたマイナスエネルギーでゾンダー?が蘇るなんて、お袋さんが息子のガイに幻を見せただけのザ・パワーよりもすごいよ。
そんなエネルギーが外部から供給されるならゾンダー?自身が何もしなくても完全体になれるよ。このゾンダー?がなれるならだけど。
Zマスターがザ・パワーの力を借りて腕原種の素体だった男をゾンダー化させてやったことと同じ理屈でね。

で、このゾンダー?EV-02は一体何をしたいの?ゾンダーメタルを腹の中に抱えたまま手下と一緒に的になるためにわざわざ出てきたの?
パスダーや四天王、原種連中がGGGと戦ってたのは障害排除のためで最優先は機界昇華を遂行することだろ。
いきなり全て戦力にして交戦してどうするんだよ。どんな設定からこんな話が湧いて出たのよ。

>>629
>>そもそも機械新種のことが一切出てこないのはなぜですか?
>今のところ出す予定が無いからです、それとGパワーに晒されていたゾンダーがいない以上新種が育つ環境が無いと考えています

新種はパスダーが卯都木に接触したときに植えつけたものでその場面はアニメに出てます。ゾンダーとは異なることもちゃんと説明されてるよ。
Gパワーにゾンダーが晒されたら新種が育つ?どこからそんな発想が出てきの。一話から最終話まで見ても両者にはつながりが無い。

なんちゃってゾンダーに、この回答。

小話さん。あんた本当にガオガイガーのファンかい?
806通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 21:33:04 ID:???
>>775
むしろ

・ダ・ガーンたち勇者が
 コーディネーターの脅威的な科学の結晶としてナチュラルから誤認され
 or
 ナチュラルの切り札としてザフトから誤認されて
 双方の陣営から攻撃を受ける
・防衛機構軍の上層部(高杉大佐除く)が皆、ブルーコスモスのシンパとなる
アズラエル「(激昂した状態で)核攻撃隊を出せ!!目標は緑ヶ浜だ!!
あの忌々しいダ・ガーンどもを一つ残らず葬り去れ!!」
郷上大佐「(平然とした態度で)はっ、かしこまりました!」
・螢が“最高のコーディネーター”としてブルーコスモスから命を狙われる

真っ先に↑が思い浮かんだ
807通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 22:02:25 ID:???
>・螢が“最高のコーディネーター”としてブルーコスモスから命を狙われる
どうしてだよw飛躍しすぎだろ
808小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/22(火) 23:03:29 ID:???
これ以上このスレにお世話になると、混乱を助長するだけのようです
短い間でしたが、有難う御座いました
まとめの方にも削除依頼を出して来ます
応援して下さった方、完結出来ずにすみません
もう一度始めから考え直してみたいと思います
小話でした
809通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:13:01 ID:???
ちょっと、それ駄目でしょ
荒らしが付け上がって他の作者氏やスレにまで被害が及ぶだけで何の解決にもならないよ
810通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:13:55 ID:???
自分一人で済む問題じゃないんだから考え直した方がいいよ
811通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:14:03 ID:???
またおれの好きな話が荒らしのせいでやめてしまった。
小話さんお疲れ様でした、また荒らしがいなくなった頃に戻ってきてくれるとうれしいです。
「読者様(笑)」のせいで作者さんや普通の読者はいつも損をする。
また気が乗ったら戻ってきて欲しいです。
812通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:14:10 ID:???
それは荒らしを増長させるだけですよ、逃げは勇気じゃない
813通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:15:13 ID:???
混乱ではないです。
考え直す必要もないです。
アホが一人、騒いでるだけです。
このまま続けてください。

普通の人に聞こう。
もう、荒らし対策相談所に相談するべきだと思うのだがどうだろうか?
ttp://qb5.2ch.net/test/read.cgi/sec2chd/1250313083/
814通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:16:44 ID:???
またアレがSSスレを本格的に潰し始めるのか('A`)
一人が逃げると調子に乗って余計酷い事になるしかないというのに
815811:2009/09/22(火) 23:17:44 ID:lJ5OhQlj
更新したら俺のコメが恥ずかしくなる意見が。
おれはどうやら好きな作者さんが荒らしのせいでいなくなり過ぎて後ろ向きになってたようだ。
小話さん頑張ってください。
816通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:18:30 ID:???
ごめん上げちゃった?
817通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:20:06 ID:???
奴がターゲットにしたのがたまたま貴方だっただけの話
奴は難癖を付けられれば誰でもいいんです
818通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:20:55 ID:???
混乱を招いているわけない、事実俺は楽しんでます
設定なんて監督ですら把握してないって公言してるんだから、拡大解釈でもなんら問題はないです
作者を困らせて愉快愉快やってる奴なんて無視してください

小話さん頑張ってください
819通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:27:09 ID:???
>>813
もし相談するなら冷静にならないとね。
熱くなってると自分が荒らしみたいなこと言っちゃうかもしらんし。
820小話 ◆9NrLsQ6LEU :2009/09/22(火) 23:29:25 ID:???
今、削除依頼を出してきました
短い間にコメントを下さり、有難うございます
今の心持ちでは自分で満足のいくものを書けないと思いました
自分の中で整理がついた後でチャンスを下さるなら
もう一度始めからやり直したいと思います
本当に申し訳ありません
821通常の名無しさんの3倍:2009/09/22(火) 23:59:31 ID:???
荒らしに粘着される程度で止めるんだったら最初から書くなよ…
822通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:15:41 ID:???
>>820
敵前逃亡するな

自分が愚行をしたと思うなら、戒めの意味で残すべき
823通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:18:55 ID:???
>>809-818
これはひどい
ほぼ一分おきにコメントされてちゃ荒らしの作自演を疑いたくなる

>>820
>短い間にコメントを下さり、有難うございます

不自然に思おうよ
824通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:20:14 ID:???
ここでやめても、一匹除いてだれも得しないだろ・・・
少し時間置いた上でスレや貴方が落ち着いたら、また再開すればいいんじゃないかな?
825通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:31:14 ID:???
撤退は早計です。ここで氏が休息ではなく完全に退けば増長した輩が他にも侵食を始めてしまいます。


少なくとも一人はここに氏のSSを楽しみにしている者がいる…

だから小話氏もマイナス思念の塊の様な奴に屈しず、勇気を見せてくれ!!
826通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:43:08 ID:???
口惜しい…俺達は只、励ましの言葉を送ることしか出来ないのか…


今更ながらに思うが何故未だに三■目の作品が保管庫にのさばっているんだろう…
各所を荒らして他の職人に害ばかり撒き散らしてんだからこいつの作品こそ削除して保管庫から追放すべきだろ

管理人さんもマジで考えてくれ…
827通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:49:44 ID:???
勇気ね。勇者をネタにヘイトを書いて、それが勇気?
笑わせる。

ところで、そんなに勇者でヘイトが見たいのかい?>>820

正直にいいなよ。おまえがみたいのは勇者でもなんでもない。
SEEDをヘイトで蹂躙するのが愉しいだけだろ。ちがうかい?

マイナス思念の塊はおまえや小話のようなヘイト野郎どもだよ。
ヘイトを書いて読んでストレスを発散させてるじゃないか。ヘイターとはいえて妙だね。

ああ、ある意味ヘイトを書くにはうってつけの存在だ。ガオガイガーをヘイトで汚して平気な面をしていられるのも頷ける。
828通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:51:37 ID:???
小話氏、あなたの作品が好きです。

荒らしなんかに負けないでください。
829通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:53:55 ID:???
>>826
三匹目の作品を晒し物にする意図だったと思うが……
830通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:56:51 ID:???
>>827
何度言ってもわからんようだから日本語が不自由な人なんだろうけどさ
嫌いな作品ならNGしろよ
831通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 00:59:52 ID:???
なんだこりゃ
腰抜けはネットで創作なんかすんなよ
正に心弱き者だな
832通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 01:01:33 ID:???
>>830
触れるなよ、相手はゾンダーなんだから俺達も取り込まれちまうぜw
まぁこれだけ言ってNG登録も出来ないって事はそんな簡単な事すら出来ないヴァカなんだろうよwww
833通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 01:03:46 ID:???
トランザムバーストで皆解りあえ…無いわな(´・ω・`)
834通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 01:03:52 ID:???
あーあ
結局筆折っちまうのか
キチガイの巣窟である新シャアでこの程度の覚悟だったとはね
835823:2009/09/23(水) 01:12:58 ID:???
さて、上の何件が質量のある残像だろう
固まって書き込まれると自演に見える
836通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 01:15:28 ID:???
いつも楽しみにしていただけにとても残念です。
変な輩に負けないでください。
私なら、こんな奴には負けたくありません。
FINALでの凱のように勇気を取り戻してください。
837通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 01:23:00 ID:???
俺達もレプリ勇者軍団みたいに身を呈して守る事が出来れば…ギリッ
838通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 02:03:08 ID:???
理想郷か夜話に行こうぜ

前者は懐が広く、後者は荒らしに容赦ない
839通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 02:04:30 ID:???
続きを期待している一読者の一人です。
辛いかとは思いますが、どうか負けずに頑張って下さい。何時でもお待ちしております。
840通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 02:37:31 ID:???
荒らしに容赦が無いってのは同時に荒らしに構うってことだからなぁ
正直気にして無い身からしたらレス飛ばしが面倒だから止めてもらいたい

841通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 02:39:57 ID:???
時すでに遅し
842通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 04:00:04 ID:???
>>827
それはキラとラクスたちにまともな行動をさせなかった
負債に言った方が良いな
843通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 04:22:09 ID:???
完全敗北?
844通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 08:58:49 ID:???
言い方が悪いが批判されたからって作品投げ出すくらいなら創作なんかに最初から関わるんじゃない
しかも、相手は日本語すら読めない荒しなんだ。

逃げるな、戦え。
845通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 09:31:23 ID:???
たった一人の荒らしのせいで、小話氏がまいってしまっての撤退宣言。
はっきり言って残念としか言いようがないです。
でも、だからと言って、逃げるなとか、この程度の覚悟だったとか、
そんな小話氏により負担を強いるような事を、周りに言われるのも辛いと思う。
今はこのスレは殺気立っているし、小話氏も弱っているようだから、
結論をだすのはもう少し時間を置いて、落ち着いてからにしてほしい。
まとめスレのSSの削除も、それからでもできると思います。

私の本音を言うと、できればここで続けて欲しいです。
でも、ここがダメでもよそででも、続けて欲しいです。
846通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 09:31:44 ID:???
つか荒らしたもん勝ちじゃん馬鹿馬鹿しい。
俺も気に食わねえとこ同じように潰すか。
847通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 09:39:30 ID:???
他人にどうこう言われて辞める程度ならやめちまえ。お前の創作への思いなんてその程度だったんだな
848通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 09:43:14 ID:???
>>847
延々どうこう言っといてやめたらそれか、
本当に死ねマッチポンプ野郎
849823:2009/09/23(水) 10:02:37 ID:???
>>842
どこかで見たような捏造設定ばかりだが?

>>68
>クライン邸の襲撃はターミナルの情報網から筒抜けであり、襲われたときにはすでに影武者に入れ替わっていた。
>その後シーゲルはファクトリーに居を移し、自分は表舞台に立つことなくクラインの地球圏支配の為に、また娘であるラクスを地球の女王とするべく準備を整えていたのだ。
>「まったくパトリックの奴がトチ狂った時はどうなるかと思ったが、ヤキンの時は良くやってくれた。ジェネシスなど撃たれては私の農場も駄目になる所だったからな」
>それはハーフコーディネイターが生まれる事を意味する、シーゲルはこのハーフコーディネイターを使ってコーディネイターの出産率を改善出来ないかを模索していた。
>「あんな出来損ない共でも実験の役には立つ、また一から作り直すのは手間が掛かる。それに地球はいずれ我等が支配するのだ、悪戯に傷を付けては詰まらんからな」
>「ユウナさんが私達を亡き者にしようと画策していると判った時には助かりましたわ」
>いち早くその情報を手に入れたラクスは襲撃の人選に此方の息の掛かった人間を手配した、そのおかげで、何の被害も出さずにキラを戦場へ戻す口実が出来た。
>本来ならサトー達ザラ派のテロを契機に戻る積もりだったが、ユニウス7の地球落下などという大事件を惹き起こすとは思わなかった。
>ちなみに彼らへの支援はパトリック・ザラの息子であるアスランの名前を使っている、ザラの名前を使うことで相対的にクラインの名前を高めようという魂胆である。
>「アプリリウスにちょっとした混乱を惹き起こしてくれれば良かったものを、やはりパトリックのシンパは駄目だな。ナチュラル憎しで過激な事しかせん」
>地球に住む人間達もまた新人類たる我等が支配するべき者だというのに、もっともあまり詰まらん人間が多いのも考え物だ、その為にNJを使って間引きを行なったのだ。
>談笑を続けるラクスとシーゲルだが、ふと会話が止まった時にシーゲルが何かを思い出した。
>「彼らの力を我らコーディネイターが手に入れれば、更に超人に近づけよう。一番の候補はやはりお前と最高のコーディネイターであるキラ君との子供がよかろうな」
>「まあお父様、それはとても良い考えですわ。今からキラとの子供を生むのが楽しみです」
>「おいおい気が早いな、その処置にはもう少し実験をして安全性と確実性を高めてからだ」

シーゲルが影武者と摩り替わっていて生きていてハーフは出来損ないの実験動物、ラクスへの襲撃は自作自演、ザラ派テロリストに支援をして自作自演、NJは間引き、超人に近づくために生体実験

>>314
>自らの執務室で愛娘であるラクスと共に総統シーゲル・クラインは笑いながらこの会見を見ていた。
>ラクス達はゾンダーの存在を知っていた、世界各地に張り巡らされたターミナルの情報網はキチンと機能していたのだ。キラ達が知らないのは単にラクスとシーゲルの考えが纏まるまで伏せているだけに過ぎない。
>「ふむ、我等に敗北は許されぬからな、引き続き情報は集めさせている。程無くこのゾンダーの情報も集ろう、我らが事を起こすのはその後で良い。それまではこのGGGなるゴミ共に任せておけば良かろう」
>「しかし、ベルリンでの戦闘を見たがGGGのMS、素晴らしい性能の機体ではないか。たしかDSSDの外部組織だったな、そちらの線からデータの入手を急がせろ、是で我々の戦力は万全となろう」
>「うむ、この地球圏に存在する優れた技術は全て我々が保有してこそ、愚昧な民衆の為に成るというものだ」
>「はい、クラインは世界の者、世界はクラインの物」
>シーゲルに言われた事を実行する為に部屋を出たラクスであったが、ふと後ろを振り返ると口角を吊り上げて誰にも聞こえぬ声で呟いた。
>「愚かなお父様、世界はクラインの物では有りません。世界は私達SEEDを持つ者の物ですわ」
>語るラクスの表情は、無知な幼子を相手にするような澄んだ笑顔であった。

総統シーゲル、ターミナルで情報と地球権すべての技術の収集を画策、愚昧な民衆、世界はクラインの物、世界はSEEDを持つ者の物
850823:2009/09/23(水) 10:03:48 ID:???
>>842
どれもこれもひどい設定だらけだ

>>551
>再び逃亡に移る二人をモニターで眺めていたシーゲルは、その力を見て嬉しそうな声を上げた。
>「ほほう、これは中々の拾い物だったようだな。性能も見せてもらった事だし、遊びは此処までだ。生きてさえいれば研究には支障無かろう、適当に痛めつけて捕獲せよ」
>側に控えていた眼帯の女に指示を与えると、今朝から愛娘に会っていない事を思い出して所在を尋ねる。
>「ところでラクスは如何した、姿が見えないが」「ラクス様でしたらキラ様の為にミーティアを届けるとエターナルで出航なさいました」
>「そうか、仲良き事は美しきかな。だな」
>二人の仲が良いのはシーゲルとしても嬉しいことだ。次代のクライン派、否世界の支配者を生み出す二人なのだからと
>心底楽しそうに笑うシーゲルであった。

逃亡者を痛めつけて嬉しそうなシーゲル、ラクスとキラは世界の支配者を生み出す二人

>>552
>「おいおいもう逃げないのか、随分諦めがいいんだな?」
>「ははっ、足を打ち抜いておいて逃げるも何も無いもんだろうが」
>ゲラゲラと品無く笑い始めた兵士を前にして、
>決意を胸に宇宙を行く護の姿をモニターで見ていたシーゲルは傍に控えていた眼帯の女に向かってつまらなそうに呟く。
>「折角のサンプルを一匹逃がしてしまうとはな、この失態には罰が必要だ」
>そう言って女の前に立つと眼帯をずらして、吸っていた葉巻を瞼に押し付ける。ジュッという音と肉が焼ける匂いが部屋に流れる。
>「行け、もう一匹は逃がすな」部屋の外へ出た眼帯の女ヒルダ・ハーケンは眼帯の上から愛しそうに瞼を撫でる。
>この痛みがシーゲル様との絆、思い出すだけでイッてしまいそうだ。そこまで考えた所で頭を振ってから意識をやるべき事へと戻す。
>「あいつ等、遊びすぎてしくじりやしないだろうね」

痛めつけて品なく笑う下品なクライン派の兵士、逃亡者を匹よばわりするサディストのシーゲル、逝きそうになるマゾヒストのヒルダ
851通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:10:00 ID:???
>>849-850
わかったよ、そこまで読み込んでるお前が一番のファンだ
852823:2009/09/23(水) 10:10:38 ID:???
>>842
抜粋してみたけど、こんな設定SEEDにないよ。
二次しか見てない人にありがちだけどいくら負債でもここまでひどい話じゃないよ。
853通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:14:00 ID:???
>「おいおいもう逃げないのか、随分諦めがいいんだな?」
>「ははっ、足を打ち抜いておいて逃げるも何も無いもんだろうが」

この類の台詞は本当に言ってたけどなw
854通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:22:42 ID:???
>>852
連合傘下のコロニーを一つ残らず宇宙の藻屑にし
地上にNJ落として総人口の一割を瞬殺
その後のテロとエネルギー不足で
結果地球人類の五割を殺し尽くしたシーゲルが何か?
855通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:24:32 ID:???
>>854
それ全部クルーゼの差し金だろ?
教科書にはそう書いてあるぞ
856通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:28:07 ID:???
シーゲルのNJ落としに細かい設定なんかないよ!
どれだけの人が死んでも、核兵器の使用を防ぐ以外考えてなかったよ!
そんなシーゲルがさも深遠な考えを持っているかのように描写するなんて原作無視も甚だしいよね!
857通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:34:13 ID:???
当時の国家元首が戦争活動には関わってませんでした、と。

頭の中のお花畑にバリカンかけてから来い
858通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:38:50 ID:???
僅か三個〜五個で地球全体を覆うNJを数百個落とす偏執っぷり
その後はプラントからのテロで地球各地で酷い事になる訳だが
シーゲルはスルー

それほど大規模な作戦を取れるほどの資金と物資は
どこから出たのやら
859通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:40:39 ID:???
>>855
その教科書うp
出来なきゃ出版社とタイトルを書き込め
860通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:40:59 ID:???
>>845
BBSにあて先不明の依頼を書いてるだけだからあれだけなら多分誰も削除しないと思うよ。

Wikiの編集は誰でもできてその気になればご自分でも削除できるから、

小話氏が自分で削除しないってことは止められる気はないのでは。
861通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 10:53:52 ID:???
種放送当時、現役の種厨ですら諦めたシーゲル擁護に
種死放送終了から四年経った今
絶望の壁に挑もうと言うのか種厨w
862通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 11:17:36 ID:???
>>854
NJ落しで一割が瞬殺てコロニー落しじゃないけどな
トータルで五割それなんてジオン公国

>>855
種世界人あらわる

NJでの総死者数は確か10億これだけ犠牲が出てれば
ブルコスもコーディしっと団じゃなくてNJの復讐を旗印に掲げそうなものだろ
そうすりゃおかしなマルコメ導師の付け入る隙なんぞなかったろうに
863通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 11:24:14 ID:???
どうやらCEの年表を知らない模様
864通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 11:56:09 ID:???
俺に浄解の能力があればこのスレを…
865通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 11:56:16 ID:???
866通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 12:04:06 ID:???
種開始前夜のプラントはテロしまくり殺しまくりの既知外集団だが
その時のプラント議長はシーゲルだったりする


パトリックが議長になるのは、本編開始前の結構最近
867通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 12:06:50 ID:???
ってかこの種厨
ネタSSで独自要素が入ったからって
設定と違うとか言って火病ってんのか?
868通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 12:37:21 ID:???
その独自要素が毒液いれて腐臭を百倍増しにした悪意の塊なら設定が違うどころの話じゃないね

>>849-850
ボクちゃんの考えたあくのていこくby小話
869通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 12:42:29 ID:???
>>867
独自要素が入ることそれ自体ではなく、それが入ってなお
ラクシズが敵に回ってる状態で推移してる…というのが起爆キーの模様。
今回の場合の荒らしもJが記憶を取り戻してAAから離反したあたりから
目立つようになってきたし。



>>859
統一教育省編集局発行の「新編地球圏史:CE74年度版」にハッキリと。
ちなみに前年度版以前はなぜか徹底回収されて保有は厳禁におや誰k


870通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 12:48:32 ID:???
っつーか
シーゲルが極悪人なのは本編設定そのまんまだろ
手段が違うだけで、やってる事は本編どおり殺しまくりの暴れまくりだ

むしろハッキリと悪役してて清々しいじゃないか
871通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 12:51:17 ID:???
>>868
お前が言う「本編設定」についてkwsk
872通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 12:52:33 ID:???
キラ厨がでたぞー!!
873通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 13:01:31 ID:???
>>871>>870
ほんとその「本編設定」の出所が知りたいわ
874通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 13:19:22 ID:sx/4bYCE
今度は下らない事を言い合ってるのか
875通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 13:46:57 ID:???
まあ、ヴァカがどんなに小話氏と作品を貶めようが、読者の大多数の小話氏への評価は変わらず高いまま。
荒らせば荒らすほどヴァカの評価はずんどこ堕ちまくる。
荒らせば相対的に自分の評価が上がるとでも思ってるんなら・・・ああ、朝鮮的な思考パターンだなあ と。
876一尉:2009/09/23(水) 14:01:34 ID:???
お前だら、小話君に謝れよ!!アンタせいで続きが見られなくなってしまうよおお!!
小話君、早く続きを始めて下さい。
877通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 14:09:09 ID:???
まあ、小話がどんなにガガガを貶めようが信者が持ち上げようが、原作ファンの怒りは募るばかり。
信者どもが擁護すればするほど小話の粗がバレ、小話が言い訳すればするほど墓穴を掘る。
ヘイトすれば相対的に自分の評価が上がるとでも思ってるんなら…あぁ、ゲスだなと。
878通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 15:16:40 ID:???
正直こいつ↑ クサイ
879通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 16:11:14 ID:???
小話氏のSSがヘイトだって騒いでる馬鹿がいるけど、
何処がヘイトだか判らん、マジで。

長い引用貼付けて、悦に入ってるが、引用を見ても本編通りの人類外種じゃないか。
日本語の読解能力がないとしか云えんぞ。

まぁ、本編の議長やレイが真っ当な事をやってんのに、悪役BGM&描写で無理矢理ラスボス化されたのが判らんなら、「ラクシズが悪役=ヘイト」の方程式を立てても仕方ないのか?

でも、うちの姪っ子ですら、当時放送を見て「なんで泥棒すんの?あかんやん。悪い事したら拳固やで」とシャトル強奪&空港無差別殺人事件の感想を述べたがな。

880通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 16:21:54 ID:???
勝てば官軍なんだろう
881通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 16:33:23 ID:???
>>820
自分のケツは自分で拭いたらどうですか?
登録編集削除は誰でもできますよ。

これでは形だけ削除依頼で撤退を演出してるだけの「止める止める詐欺」ですよ。
882通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 16:47:40 ID:???
じゃあお前が消してこい
883通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 17:08:57 ID:???
>>879
小話信者は骨の髄までヘイトに染まってるのか?

>長い引用貼付けて、悦に入ってるが、引用を見ても本編通りの人類外種じゃないか。

こりゃひどい。本編どおりに見えるらしいwヘイトされてる二次だけしかみてないのだろ?

>日本語の読解能力がないとしか云えんぞ。

ははは、あれが本編通りに見えるなら読解力以前の問題だね。
もうヘイト二次しか見てないか、ヘイト二次を本編だと思っているに違いない。
それとも小話に洗脳でもされてるの?

>まぁ、本編の議長やレイが真っ当な事をやってんのに、悪役BGM&描写で無理矢理ラスボス化されたのが判らんなら、「ラクシズが悪役=ヘイト」の方程式を立てても仕方ないのか?
>でも、うちの姪っ子ですら、当時放送を見て「なんで泥棒すんの?あかんやん。悪い事したら拳固やで」とシャトル強奪&空港無差別殺人事件の感想を述べたがな。

議長が嫁の都合で「無理矢理ラスボス化」されたのが判っているなら、小話の話が「ラクシズが悪役=ヘイト」の方程式以外の何者でもないことが判りそうなものだがな。
姪っ子とやらが幾つの齢かは知らんが、己の論理を補強するのに子供の言い分を持ち出して己を正当化しようとするのはプロパガンダのやり口だな。気持ち悪い。

まあ、説明不足のSEED DESTINY #26だけ見て語っているにしてもその論理はおかしい。
ttp://www.amazon.co.jp/review/R1XJ4EDYERBEE2

まあ、結局ヘイト大好き人間はSEEDが好きでもなんでもないということか、ヘイトを直す薬は無いからねえ。
884通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 17:13:40 ID:???
フィクションの人物や軍団がヘイトされてようがいまいがどうでもいいが
三■目の、気に入らないSS書きへの憎悪は気持ち悪すぎる。
いずれリアルで人殺しでもやりそう
885通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 17:18:11 ID:???
>>879
>本編どおりの人類外種

ブルーコスモスにでも入ってるの?
886通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 17:58:42 ID:???
>>884
三■目ストーカーのおまいさんも気持ち悪い。
騒ぎたいだけなら荒らしと一緒。消えてくれ。
887通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 18:06:24 ID:???
とまた他人に成りすませたつもりで言っております
888通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 18:32:33 ID:???
プラントが暴れ回って地球人類を殺しまくってた時
プラント議長はシーゲルだった件
穏健派?www


お前は福田に騙されたんだよ種厨
889通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:17:32 ID:???
>>883
あのな、本編どうりに書くとどうしてもヘイトになるんだ。
小話氏はヘイトしたくねーからラクシズを少し改変したんだ。
今のラクシズの方がきちんと悪役しててヘイトじゃ無くなってるんだ、このまま行けば悪役としての見せ場とかも合っただろうし。
悪役にする=ヘイトじゃなく、ただぶちのめす対象にするのがヘイトなんだ。

新シャア板はこういう板なんだから、キミは板違いなんだ。
890通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:22:34 ID:???
>>877
他人の書き込みを劣化コピーするのって、イタイとこ突かれちゃったんだなw
わっかりやすーww
どんなに他人を貶めても、評価が上がる事は無いんだよ? 
891通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:24:10 ID:???
>>884
そういえば昔妊婦に腹パンだの個人の墓にペンキだのわめいていたな、アレ
892通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:28:38 ID:???
>>891
リアルに通報したほうが良くないか? それ
893通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:34:37 ID:???
小動物に嫌いなコテハンの名前付けて殺すくらいのことはとっくにやってそう
894通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:35:23 ID:???
>>885
うんにゃ、人類として「アレ」を同種だと思いたくないだけ。
生まれの素性うんぬんじゃないよ、行いの問題。
895通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:35:27 ID:???
まあ、原作ファンでもある私は、小話氏の作品を楽しく読んでましたけどねえ。
ここに来ている人たちで、小話氏の作品を拒絶してたのって、若干1名以外、誰か居たか?
896通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:47:04 ID:???
とにかく言えることはたった一つ。
嫌ならわざわざ読まんでよろしい。
897通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:51:53 ID:???
>>895
ガオセイバーで愛想尽かしてNG登録してる俺、参上
898通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:55:23 ID:???
何人居るかはIDが表示されない限り、不明だ。
複数いる可能性もいるし、全て同一人物の可能性があるからな。
899通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 19:56:24 ID:???
>>883
当時7歳の姪っ子の感想に反論もできず、
且つ、「説明不足」と云いつつ、シャトル強奪と大量殺人の正当化もできず、
(あのCDのどこに「だから強奪と殺人をしてもいい」なんて話があるんだ?自己陶酔してるだけじゃん)
「ラクシズが悪役=ヘイト」だから、小話氏のSSは気に入らないと・・・。

あのな、テロリストが正義の味方を名乗って、世間様に大迷惑かけたのが、本編で、
それを誤摩化す為に「議長が嫁の都合で「無理矢理ラスボス化」」しようとしたが、大きいお友達は皆、騙されなかったんだ。
だから、テロリストはテロリストのままで、テロリスト=犯罪者=悪役なの。
判った?

因に姪っ子に登場願ったのは、こんなチビでも物事の善悪は判ること、
ここに書き込めるぐらいには年食ってるはずの奴が物事が判らんことを、
把握してもらう為だ。
・・・それが理解できんとは、国語の成績悪かっただろ。



900通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 20:10:53 ID:???
次スレからはID表示するようにして欲しいものだ・・・
ちょっとは嵐も減るだろう。
901通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 20:11:33 ID:???
>>889
脳内姪を出して屁理屈を正当化
馬鹿か?設定を捏造して悪役にするのをヘイトっていうんだよ
いい加減に理解しろよ頭得悪いの?
国語wお前いくつだよリアル消防?
902通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 20:16:32 ID:???
とりあえず小話氏を叩いてるやつらはNGもわからない、日本語が不自由な人達っぽいからあんまり触ってやるなよ
903通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 20:19:18 ID:???
ヘイタ小話は本当に害悪でしかない。

ガガガを書いてるふりして種ヘイトを書くとは羊頭狗肉もいいとこだ。
>>820のやめる宣言はどうせポーズだから舌の根も乾かないうちに
応援ありがとうまた続けますwとか抜かして復活すると見た。
904通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 20:29:04 ID:???
荒らし死ね、荒らし死ね、荒らし死ね。


ホントに大事な事だから三回言ったぞ。
905通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 20:31:13 ID:???
〃"∩ _,,_
⊂⌒(`Д´) 言うこと聞いてくれなきゃヤダヤダ!
 \_つ⊂ノ
      ジタバタ

〃"∩ _,,_
⊂⌒(`Д´) キラ様が主人公じゃなきゃヤダヤダ!
 \_つ_つ
      ジタバタ
"_,,_
(`Д´∩ ラクス様が聖女じゃなきゃヤダヤダ!
⊂   (
  \∩ つ ジタバタ
   〃〃

〃"∩ _,,_
⊂⌒(つД´) シンが外道じゃなきゃヤダヤダ
 \_ノ⊂ノ
      ジタバタ

  ∩
⊂⌒( _,,_) マンセーしてくれなきゃヤダヤダ…
 \_つ⊂ノ
     ヒック ヒック

  ∩
⊂⌒( _,,_) zzz…
 \_つ⊂ノ



これが本音だろ? クソ荒らし
906通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 20:37:18 ID:???
>>903
おまえも、そして901やそれ以前のもそうだけど。

可哀想なやつだね。
907通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 20:49:05 ID:???
>>903
お前の考えるシーゲル像を教えてくれ
ついでにキラとラクスも
908通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 21:26:29 ID:???
なんかもうね…
アフォな奴がのさばってるのを見てると次スレからは『職人の投下、GJ、誤字脱字や表現ミスの指摘以外書き込むの禁止』ぐらい極端な事せんと鎮まらん気がしてきた…
909通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 21:26:44 ID:???
小話氏
貴方は>>764で『不快な思いをさせていることをお詫びいたします』と陳謝されている。だが貴方は何事に対して頭を下げておられるのです?
貴方は次の投下を予告されている。即ち貴方は作品の投下ならびに作品の内容については何等負い目を感じてはいないはずだ。
一体何事について頭を下げておられるのか判らない。

クロスオーバーであるものの2chでは数少ない勇者シリーズを扱うスレで貴方の物語を読ませていただき常々、疑問に思ってきたことがある。
まぎれもなく貴方は他作品を叩くために勇者を利用されて書いている。
では、どのような了見で貴方はガオガイガーをモチーフにしながら他作品のキャラを貶めて叩くいわゆるヘイトを書かれたのだ?

ファンだといいつつ、その実、ゾンダーもGストーンも間違いだらけ穴だらけ、好きだといいつつ平気で勇者を種ヘイトの道具にする。
どうにも言い繕い様が無いものだからここは一時撤退と、逃げてるだけだ。

ファンならガガガでヘイトなどされたら怒る、好きならガガガでヘイトなど書こうとは思わない。
終始一貫矛盾してる。貴方が>>820で頭を下げている先はヘイトを書いて気分を害したことじゃない。
現に貴方の支持者はファンを荒らし呼ばわりしてヘイトの価値観を共有している連中だ。

貴方に勇者を語る資格はない。
910通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 21:37:26 ID:???
口調変えても臭いは変わらん、無駄なことするヒマがあったら死ね
911通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 21:41:54 ID:???
>>909
丁寧に言ってるようだけど貴方の言うファンの方も嫌ならスルーと言う常識的なネチケットも守れず、心無い中傷ばかりするそれこそ勇者を語ったり名乗る資格すら無い人達のような気がするんだけど…
912通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 21:43:21 ID:???
人『達』じゃねえって、最初から一匹だけだよ
913通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 21:44:07 ID:???
ルールも守れねぇ奴は纏めて光になっちまえ
914通常の名無しさんの3倍:2009/09/23(水) 21:44:45 ID:???
何度日本語が理解できないって言われても否定しないんだから、本当にそうなんだろうよ
辞書引きながら頑張って2chに張り付いてる金髪碧眼の美少女を想像しろ、萌えるぜ
915通常の名無しさんの3倍
もう相手にするだけ無駄だよ

>>883
みたいにこっちが何か言えば都合の良い部分だけ抜粋して揚げ足をとる。
ずっと平行線のまま、一時出現した千葉スレのフェルト厨を思い出す…

もうこのまま奴には何も言わず、俺達は投下してくれる職人にGJと励ましだけ贈れば良い…後は雑談のネタ位



これが俺なりの抵抗だ。


行くぞ罪深き愚者よ、戯れ言の貯蔵は充分か?