ガンダムSEED 逆襲のシン・アスカ EPISODE XXXI

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1通常の名無しさんの3倍
ガンダムSEED DESTINYで主人公の座を追われたシン=アスカが
今度こそまっとうな主人公として返り咲く!

シン主役の種死アフターについて語り合い、SSを投稿し、職人をGJ!するスレです。

荒らし煽りは徹底スルー、職人さんへの敬意を忘れずに。

前スレ
ガンダムSEED 逆襲のシン・アスカ EPISODE XXX
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1242553852/

まとめページ:
ガンダムクロスオーバーSS倉庫
ttp://arte.wikiwiki.jp/

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/10411/1230163812/l50

2通常の名無しさんの3倍:2009/06/08(月) 21:51:57 ID:???
>>1乙をせざるを得まい
3通常の名無しさんの3倍:2009/06/08(月) 21:55:08 ID:???
>>1乙で始まる争奪戦
4通常の名無しさんの3倍:2009/06/08(月) 21:58:22 ID:???
>>1乙です
5通常の名無しさんの3倍:2009/06/08(月) 22:01:17 ID:???
この感情・・・・・・まさしく乙だ!
6通常の名無しさんの3倍:2009/06/08(月) 22:02:34 ID:???
まずは>>1

さて、プランAの開発状況は?
7通常の名無しさんの3倍:2009/06/08(月) 22:05:39 ID:???
>>1

>>6
DTとアマルフィ財団の裏プロジェクトとして進行中であります大佐
両社の開発主任が意気投合したようで、現在七十パーセントまで進んでおります
8通常の名無しさんの3倍:2009/06/08(月) 22:08:46 ID:???
>>1
9通常の名無しさんの3倍:2009/06/08(月) 23:13:36 ID:???
>>1乙するけどいいよね?答えは聞いてない!
10通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 00:03:29 ID:???
>>1
乙。某フロントミッションをやっててふと思ったが武村和輝とシンとを共闘させたらどうなるだろうとか考えてしまった。
11通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 00:35:29 ID:???
>>256
つパトライザー3
12通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 00:40:14 ID:???
>>11
誤爆です、すみませんでした。
13通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 00:44:45 ID:???
二人ともドシスコンで妹萌えだから、気は合うと思う。
思えばシンにはツッコミ役が居なかったなあ、あのロンゲ見たいな
相方がいたらよかったのかも
14通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 00:50:59 ID:???
アリサ編だと婦警さんに暴れん坊お嬢様に火炎放射女に金髪女スパイが仲間入りし円満EDになるがエマ編は誰得だったな
15通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 00:55:15 ID:???
>>14
メタンヴァンツァーと海兵隊のガチムキとマネーメーカーは得になりませんか?
16通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 01:08:17 ID:???
>>13
ロンゲはいい加減だがいかなる時も和輝の味方だし、エマ編で敵にパープルヘイズがやられた時にはキレて「奴は俺が殺る!」と言ったり何気に情に厚いんだよな。ああいう奴がいたらシンの人生も変わってたかもな。
17通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 10:18:27 ID:???
種、種死共にアスランの転落人生を描いてるな。
18通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 10:56:26 ID:???
凸は自業自得
19通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 11:19:34 ID:???
しかしアスランってヒソカに女運悪くないか?
本編のシンは・・・・・まあ普通かな
このスレのシンは・・・・・・・・・・・ゴクジョウデスヨネ、ハイ

ちなみに個人的にガンダムキャラで女運良いのってアムロと
ジェリドだと思うココロ
20通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 11:25:26 ID:???
女運でいうと、ある意味ウッソ君が飛び抜けているな。悪い意味で
シュラク隊は皆ウッソを守って戦死
幼馴染みは敵軍のお姫様

そして、初恋の相手がラスボスという・・・
21通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 11:45:34 ID:???
>>19
ミユ登場の凸なら、自分にすり寄るホーク姉妹抹殺して、キラの性相位クローン
ゲットしていても違和感なっしんぐ
22通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 11:49:56 ID:???
>>1

>>19
Nice boat.って展開が待ってなくて、自分の意志で女を捨てても後腐れがない凸は勝ち組の範疇では?
まあ、脚本の恩寵なき二次創作では安全確実とは言い難いが。
23通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 12:34:50 ID:???
>>21
ラクス・クラインの目を盗みODK48を独り占めせんと企むキラ・ヤマト
24通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 12:35:56 ID:???
想いが通じあってそばにいるのに何年もお預けなキンケさんは女運いいのか悪いのか・・・
25通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 13:36:04 ID:???
最高に女運が良いのってガロードじゃね?とか言って見る
相思相愛なティファが居るし
26通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 14:03:02 ID:???
「お前が好きだ! お前が欲しい!」
「離さない、もう二度と」
「離れない、もう二度と」
「石破 ラブラブ 天驚拳!!」
のドモン・カッシュを忘れちゃいかん
27通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 14:20:13 ID:???
しつもーん
行く先々で「俺は一切責任取らん!ただし俺を思う存分甘えさせるがいい!」という
要求を満たす女に出会い続ける(地雷も踏みまくってるけど)エドワゥさんは女運良いですか?
28通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 14:31:37 ID:???
ロリ趣味の人とホモ・セクシャルを一緒にしちゃいけない。
29通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 14:41:35 ID:???
ロラ・・・いや、何でもない
30通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:02:30 ID:???
>>29
あれは「私は常に先のことを考えている」なボンボンが問題だろ
ローラの正体に気づかず思いを寄せる赤眼鏡……そんなことを妄想したときもありました
31通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:07:38 ID:???
>>27
4つの名を持つ赤い人はシスコンでロリコン疑惑でマザコンで赤に執着するヘタレホモなだけです。 禿本人が言ってるから間違いない。
キャスバルは女運悪いだろ。
本人は母性のある女性に甘えさせて欲しい(ララァ)くて自分の事だけで手一杯なのに妙なカリスマがあるから、憧れる少女(クェス、はにゃーん)やそこに引かれる女性が集まってくる。
本人は鬱陶しいから粗雑に扱い地雷化する。 その筆頭がハマーン。
更に本人はアムロやNTに固執してるから事態が更に悪化すると。
最後の最後逆シャアでナナイってパートナーを得たのが奇跡に思えるな。

個人的にはシンやアスランも似た兆候があるから気をつけr
32通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:19:10 ID:???
甘えさせてくれる女が好みってのだけは共通してるな シャアと凸は
自分に厳しい面もあるシャアは分からんでもないが
凸はとことん自分に甘いから ふざけんなとしか思えん。
33通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:23:27 ID:???
確かにナナイは歴代シャアの女の中で、一番相応しい人だったのかも。
彼女自身がシャアの本質を見抜いた上で付き合っていたからだろうけど、
でもシャアってホモだったっけ?

凸は主体性が無さ過ぎてキラの事で頭がいっぱいなのが問題で、
シンは本編だけでみればそもそもモテないかもと。
34通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:25:29 ID:???
>>32
シャアは軍の内部で陰謀立ててたり、匪賊に参加したが、最後の偉業として父の後を継ぐ形で、ネオジオンの残党を集めて新生ネオジオン軍を立ち上げたからなあ。
凸は女の下で紐生活の後、種無し議長に懇願される形で復職、状況悪くなると、手頃な年下女引き連れて脱走、匪賊に参加。
比べたらシャアにかわいそうだ。
35通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:26:48 ID:???
種死で凸がプラントへ逃げるきっかけとなったのは、キラとラクスがいちゃつくのを見たく無いからでOK?
36通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:30:56 ID:???
脱走した罪は問わない(軍法会議の死刑回避)
新型機の受領(勝手に乗り回してザク壊したあと)
階級の現状維持(これも異例)
新型戦艦の陸戦隊長(異例)
ハーレム状態(ザフトの政治宣伝のおかげ)

これだけの誘いがあれば戻るだろう
37通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:45:26 ID:???
まあ上っ面しか見てない奴にはさぞ格好よく映るんだろうな凸は
シンはモテないと言うのは同意
しかし本質を知れば、惹かれる子も居るかも知れないとは思う。
凸と真逆だな。
38通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:47:49 ID:???
>>34
だけどネオジオンを率いてたの、アムロと決着をつけたかったってのもあるしなぁ
ある意味そういう特定の男に対する執着ってのも凸と共通してると言えるかw

シャアの場合はパイロットとしての誇りやアムロに対する劣等感と憧れ、自分のやる事に賛同してくれない苛立ち
それに更にエディプスコンプレックスも混ざった、文字通り愛憎入り混じった感情だが
凸の場合はただキラきゅんハァハァにしか見えんけどねwww
(どこかのSSで、キラは凸にとって幸せだった過去の象徴的存在、だからこそ拘り続けるという解釈をしてたが)

どっちにしても両者とも過去に拘りすぎだな
39通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 15:55:16 ID:???
これまでエドワゥさんに関わった女性・・・・・

セイラ・マス
元凶とは言わんがシャアの歪んだ女性観の根源に位置する

ナタリー・ビアンキ
シャアが関わった中ではかなり「良い」女性
基本甘えんぼなシャアに心地よく甘えるという偉業を成し遂げる

ハマーン・カーン
NT能力はもちろん人間としての器も格段にドでかい女性。
ただやはり若輩ではあったのでシャアを甘えさせる余裕が無く、かつ「育って」しまったので
幼女スキーなシャアに逃げられる。
グリプス戦役時二十歳とは思えぬ威厳のある(老けた)要望と雰囲気もまた幼女スキーには耐えられなかったのではないだろうか

レコア・ロンド
「男性に甘える」あるいは「支えて欲しい」事を望み、その場で一番器が大きい(そう見えた)
シャアと恋人となるが甘えたいだけで甘やかす余裕の無いシャアにはそんな余裕が無く、実は
かなり器の小さいシャアの本質を見抜き、彼から離れる
もっともその際選んだのがもっと器の小さい(あるいは歪んだ)シロッコという点からも彼女には
根本的に男を見る目が無い、と見るべきだろう

ナナイ・ミゲル
女としても副官としてもシャアが最も頼り、甘えた女性
多分ララァより自分の心情委ねてる
しかしアムロという潜在ホモ関係なライバルがいた事と「ララァじゃない」という
理不尽な理由で振られる
っていうかあれほど「出来た」女に献身的に尽くされて何が不満だゴラァ

ララァ・スン
その凄まじく高い、歴史上一、二を争う高いNT能力を娼婦としてフル活用した女性
ある意味シャアをここまで歪めた「元凶」

クム
陰謀に巻き込まれて父親を殺され孤児となったところをシャア(クワトロ)に拾われこともあろうか
テロリストの戦闘部隊に連れて来られる
流石に周囲の監視がきつかったのか、たいした接触は無かった様子

まあこの先外伝だなんだと増える一方なのだろうが
40通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:06:18 ID:???
>>39
マリサ・ミラー
売れない時期にシャアに励まされ一年戦争中は連邦とジオンに引っ張り凧の歌手だったが事務所のセクシー路線と女見たさだけで誰も歌を聴いてくれない兵士達が不満でジャブローのド真ん中でシャアが題材の「赤い光跡」を歌い
何も無い孤児のウィラー中尉の心を動かし戦友達との絆を得るがそのせいでシャアズゴックに挑み腹を突かれ戦死。
同じ頃にマリサに中尉からの手紙が届き自信を取り戻すがその後、中尉がシャアにより撃墜されたのを知り8年後のグリプス戦役時には違う芸名でデビューしていたが売れず酒浸りになり近くにシャア(クワトロ)が居るのにも気がつかなかった。

ミーアやラクスやコニールのコンサートで「脱げー!!」「太モモー!!」「部屋の鍵よこせー!!」なんて事言ったら消されるのだろう
41通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:13:08 ID:???
>>40
変態仮面じゃないからわからないんじゃないか?
余所だと仮面を失ったクルーゼはジャンク屋にお爺ちゃん扱いで老人ホームに入れられてしまったりザクレロアタックで宇宙を漂流し酸欠に陥り記憶を失い魔乳とくっつくし
42通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:18:16 ID:???
流石に首領アスカの事務所のコンサートでは死人は出ません

多分…
43通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:33:23 ID:???
>>40
グリプスの話kwsk
何に載ってたんだ?
44通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:33:32 ID:OwG5v225
>>37
シンはむしろ作品外の方がモテてるなw
種死の女性声優陣のなかじゃ断トツの一番人気だったし
45通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:38:10 ID:???
シンは兄属性持ちで基本的に面倒見はいい。
クェスみたいに甘えてくる女性に対して突っぱねるってことはできない。
(めんどぐさがる時もあるが結局断りきれないヘタレ長男系)
しかもその根底にトラウマがあるから一種の呪縛になってるので、
シャア化する事はないと思われる。

キャスバルさんも長男のはずなんだけどねぇ……
ってか、彼は自身がララァに対して地雷化してるからな。
46通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:50:00 ID:???
>>43
イボルブのリックスVSザクと追憶のシャア・アズナブル
47通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:58:07 ID:???
やっぱりシンって完全に主人公の器じゃないか…

流れぶった切るが昨日の晩mugenやってて妄想しちまったんだけど、各作品のシンとかキャラががブリス技くらったらどうなるんかな
MOR氏のはラムコスの貧乳少女なったりとか、GSC氏の研究員は眼鏡で白衣な美少女になっちまったんだけどさ
48通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 17:58:54 ID:???
本当の事が伝わる事なんかねーぞ
この商売を長くやってるオレの結論だ
自分の歌で何かを伝える?世の中を変える?ハッ
若い奴が見る夢って奴だね
そもそも売れなきゃ始まんねー事だ
違うか?
byマリサ・ミラーの事務所社長

シンはそんな大人にはならないでくれ
49通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:13:44 ID:???
シンは誰かを守りたいと思って戦うが、シンに惹かれるのはむしろ、シンを守ってあげたい、力になりたいと考えるタイプの女性な感じ
50通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:14:11 ID:???
シャア・ジュドー・シン・ダバ・Dボゥイが共演して
スーパーシスコン同盟を組んでほしい。誰が一番シスコン力(ちから)高いかな。
51通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:21:02 ID:???
>>47
どれだけ男を惹きつけるかって意味なら、私見だがGSCのシンが最強だと思う

小柄でウサギみたいな赤い瞳した美少女が、「力は私の全てです」とか言いながら身を削り、ひたすら弱者を助けるために戦いに身を投じていくんだぜ?
ほっとけるわけないだろ、男なら!
しかし本人は周りがどれだけ心配しても聞いちゃくれない、と

・・・・・・ある意味すげぇ地雷女だな
52通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:21:25 ID:???
>>47
ブリス技は対象の理想の女性になるらしい(モリガンやら女性陣にも効果あり)からお嬢様もロリ巨乳にN
53通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:25:32 ID:???
>>52
それじゃあ、シンがかけられたらマユになるのか
54通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:29:38 ID:???
本来の平穏な人生、家族の死、ステラとの出会いと別れなどから、
シンは「力なき者、ことに年少の女の子は守るもの」という概念が
骨の髄まで染み付いてると見えるが、例えばクェスのような規格外の迷惑娘と関わった場合
きちんと叱ることはできるのだろうか。
55通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:30:26 ID:???
>>47
ヒーローの資質充分だし 主人公のテンプレみたいな奴だろシンは
最近のアニメや特撮ヒーローものの作り手は
妙に斜に構えたというかヒネたキャラを主役にしたがるけど
一部媒体や負債の執拗なシン叩きといい
何かコンプレックスでもあるのかね?
56通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:34:12 ID:???
いや、ブリスは「かけられた側」ではなく「かけた側が『相手をどう思っているか』」で
変化するので多分マユにはならないと思われ
57通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:36:13 ID:???
>>54
出来ると思うぞ?
口ではどんなに厳しい事言っても最後まで味方であり続けて、守ろうとすると思う。
58通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:38:36 ID:???
GSC氏1シン:>>51の(貧)
GSC氏2シン:戦闘機械で無機質で男性恐怖症(貧)
社長シン:ボディコンで派手な熟女(爆)
ライオン氏シン;幼女。(無)
傭兵氏シン:スニーキングスーツのスパイスタイル(巨)

思いついたままに
59通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:39:07 ID:???
>>55
最近のアニメとか特撮とか言い出すのは流石に引くわ
最近斜に構えたのがどれだけいたよ
60通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 18:40:01 ID:???
>>50
シャア・ジュドー・シン・ダバ・Dボゥイ
シスコンレベルじゃない気もするが宙さんも仲間に入れてあげとくれ
Kで数少ないシンと心同じくした人だ
61通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 19:01:14 ID:???
>>59
>>55ではないがとりあえずキバは斜に構えてないか?
人間だファンガイアだの、父親が何しただの、何のために戦うのかだのをウダウダ迷ったり
見ていて欝陶しかったわ
6261:2009/06/09(火) 19:02:37 ID:???
まあ音やんと753とザンキさんは好きだったがな
63通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 19:09:41 ID:???
>>54
バカゴリの同類と見なして、「貴様のようなヤツはクズだ!(後略)」で
ぬっ殺し、ハサウェイ(ポジ)も返り討ちなんてことは
64通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 19:21:09 ID:???
>>63
…シンはそういうキャラじゃないと思うけど…

>>47
ちょっと待て。
眼鏡に白衣の娘だと?kwsk
65通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 19:28:30 ID:???
研究員の髪と眼の色なんだっけか
66通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 20:00:59 ID:???
>>50
仕事より妹を優先する男、アスハム・ブーンもよろしく
67通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 20:23:34 ID:???
>>57
どうだろう、シンが守ろうとするのって、あくまで表面的に分かりやすく弱者って場合だからなあ
規格外の迷惑娘の内面の弱さに気付いたなら守ろうともするんだろうけど、クェスくらいにエキセントリックな面が目立つ子だと
弱さに気付く以前にあまり関わりたがらないんじゃなかろうか
68通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 20:32:53 ID:???
>>51
ルートによっては義妹とくっつくプロとギュネイを親友にした漢、ジョシュア・ラドクリフを忘れては居ないか?
69通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 20:45:53 ID:???
>>65
年齢すらよくわかんねぇw
70通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 21:09:08 ID:???
>>65
髪の毛切りに行くよりまず研究って感じだから
お尻ぐらいまであるロングでボサボサの髪か
それとも髪の毛を切りに行かなくてもいいようにスキンヘッドにしてるか

どっちかな気がする
71通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 21:11:26 ID:???
>>69
俺の妄想では30後半
>>70
髪と眼の色といえばよかったな、悪い
72通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 21:14:18 ID:???
>>71
髪の毛の色と瞳の色じゃねえか俺
疲れてやがる…
73通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 21:17:25 ID:???
>>67
味方ならどれだけムカついても守るだろうな 散々理不尽な仕打ちを受けた凸を討つのさえ迷ったシンだから
敵なら容赦しないだろうが ステラのように関わりを持ち 内面を知る機会があれば やはり保護しようと考えると思う。
74通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 23:20:18 ID:???
所謂戦争に向かない人間なんだろう
擦り切れず最後まで他人を気遣うことを忘れられない人間なんだろう

地味に他人を気遣う男といえば同世代にスウェンもいるな
ミューディが死んだ時珍しく感情を表に出してバクゥ隊を殲滅して
サムスが死んだ方を聞いたとき動揺してスターゲイザーに切り刻まれたし
クールそうで一番他人を思っていたというキャラだな
75通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 23:36:41 ID:???
案外シンとスウェンは相性良さそうな気がする。
76通常の名無しさんの3倍:2009/06/09(火) 23:57:31 ID:???
>>74
スウェン20歳でシン16歳。 4歳だから同世代とは言いづらいような。
寧ろ先輩後輩か弟分、兄貴分って感じじゃないか?

スウェン「俺達にはもう星を見る事さえ許されない……そうだろう? シン」
シン「兄貴! ……あいつ、俺達の事を笑ってたよ」
スウェン「俺の弟を笑ったのはお前か? 俺も笑ってもらおうか」

あ、やべ、この兄弟だとシンが死ぬw
77通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 00:11:39 ID:???
やさぐれんなwww
78通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 00:17:16 ID:???
スウェン「それがフリーダムを倒したお前の力か、シン!
だが、足りない!足りないぞおっ!!」

これだとスウェンが標識見間違えて死ぬな
79通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 00:22:50 ID:???
参考に使えるのはWスレの無限正義団決起の後かな?
80通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 00:53:17 ID:???
サトー「ほいほいチャーハン?あんかけチャーハン?歪みねぇな?あぁん?」
シン「強くなりたい…」
アスラン「カモン、カモンアスカさん」
シン「全てはチャンス!?」
キラ「アァーいいねぇ」
シン「出ていけぇ!!」

ちょっと某レスリングのまとめを見てたらシンって○ズヤなんじゃないかと思った。

話変わるけど、サトーに拾われてたらどうだったろうね。
ぎこちなくも疑似親子関係になるもユニウス落としで決別みたいな。
81通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 00:59:34 ID:???
>>80
疑似とは言え、肉親を手に入れたサトーは更正してテロリストにならない気が……
娘さん無くした恨みを晴らすためにユニウス墜とそうとしてたんだよね
82通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 01:16:02 ID:???
>>80
やwwwめwwwれwww

「お父さん」と呼んだその日にサトーさん死亡とかだったら泣く
83MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/10(水) 01:25:04 ID:???
>>80
つまりこういうことだな。

「来たか……開いている。 勝手に入れ!」
乱暴に叩かれるドアの音に、男は瞑想したまま、表情を変えずに叫んだ。
「サトーさん! どういうことだよ! ユニウスを落とすって、そんな計画今まで持ち上がりもしなかっただろ! 誰の発案だ!」
感情のままドアを蹴破った赤目の少年は、憤怒の表情を浮かべサトーへと詰め寄る。
「誰の発案でもない。 計画自体は以前からあった。 ……ただ行うべきか躊躇していただけだ」
サトーは瞑想したまま、シンの怒りを受け流す。
「ふざけんな! 格納庫にあったジンHM2はなんだ! 戦後開発された新型じゃないか!」
「シン……命を賭けてでもやらなければならない時が来た。 それだけだ」 
「テロ行為、いや、大量虐殺がか!?」
「…………それでも、だ」
「っ!」
シンの追求に答えることなくはぐらかすサトーに、シンは壁を蹴り上げ、走り去ろうとする。
「どこへ行く?」
目を開いたサトーの声にシンは立ち止まる。
「もうあんた達とは共に行動できない。 抜けさせてもらう」
「それが出来るとでも?」
「出来るさ」
サトーとシンの間に殺気が走る。
「……なら好きにするがいい。 貴様の事など私は知らん。 どこぞで勝手にのたれ死ね」
「ああ、そうさせてもらう……今まで世話になった」
シンを興味を失ったような冷たい目でみるとサトーは再び瞑想に戻る。
シンもまた一礼すると、壊した扉から立ち去ろうとした。
「待て、持って行け。 格納庫にある灰色のジンハイマニュバーの機動キーだ」
「あんた、何で?」
MSの機動きーを投げ渡したサトーにシンは驚きの表情を見せる。
「何も聞くな。 次に会ったら敵同士だ。 ……決して情けなど掛けるな」
シンに背を向けたままサトーは言う。
「ああ、分かった。 じゃあな、親父」
「さらばだ、息子よ」
それが二人の男の親子として最後の会話だった。

書いてから気付いたが虎VSダコスタの改変+戦国無双の鬼柴田と槍の又座の会話の影響モロ受けてるなぁ。
本編進まないのに、こういうネタは直ぐに思いつくし……
84通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 04:46:23 ID:???
>>59
某魔王様?
85通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 09:25:36 ID:???
>>84
あれもシリーズ重ねるごとに 特定のキャラマンセーアニメになって行った
信者が狂信的ってのも種と共通してるな
やっぱり盲目的なマンセーは歪みを生み出すよ
北の国がいい例
86通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 10:08:36 ID:???
>>85
ここもシンを過剰評価し過ぎなことあるから気をつけた方がいいな
87通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 10:17:49 ID:???
アフロの評価が高杉
88通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 10:35:58 ID:???
>>85
グインもそうだったな
途中でナリスマンセーのために他キャラの扱いワヤになるし、名前のある女キャラはほぼ全員ナリスに惚れるし
レムスの扱いなんかめっさアレだし・・・・・
89通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 10:44:29 ID:???
シンはこのスレの話でも割と酷い目にあってるからな 人間捨てたり 不名誉な二つ名がついたり
比較的幸せなのは首領くらいってのが・・
90通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 10:50:24 ID:???
ここでよく敵役になるラクシズは自分たちの行いをまったく反省しないという致命的な面があるからな
逆に言えば なんかのきっかけで行いを省みる事が出来れば 必ずしも敵にならなくても話は成立する

問題はそれが限りなく想像し辛いと言うこと 特に凸 アイツは絶対自分が悪いなんて思った事ないし
91通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 11:02:40 ID:???
基本シンは谷崎(絶チル)やリヴァル(ギアス)、フカヒレみたく
「幸せになってはいけない」キャラですからね
92通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 11:11:07 ID:???
それは凸だろ
93通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 11:13:43 ID:???
幸せになったら四馬鹿かマルキオか密命を受けソキウスがやって来るのがシンの運命です
94通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 11:18:42 ID:???
またアンチか 少しは臭い隠せよ
95通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 11:45:05 ID:???
光芒がハッピーエンドで終わりそうな時にえげつないフラグを立てるマルキオ
平和に暮らしてたらフリーダムがぬこそぎ蒸発させに来たで御座るの巻な因果
96通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 11:46:12 ID:???
>>89
えーと、
GSC氏:犬。死に掛けたり金的だったりした挙句無機質化したり洗脳されたり
ライオン氏:子供残して戦死…したと思ってたら改造人間
LP氏:幸せだったら焼き払われました
MOR氏:よってたかって殺されかかって更にミナ様の抜き手で全身骨折
傭兵氏:謀殺されかかってガルナハンに行ったらそこが蒸発しました
・・・碌な目に遭ってないな

97通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 11:55:50 ID:???
首領アスカの世界の人間はみんな幸せに見えるから不思議
98通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 11:56:27 ID:???
>>96
え?
傭兵氏のってそうだったっけ?
城の描写しかないからガルナハン健在だと思ってた
99通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 12:00:53 ID:???
>>98
クリスマスネタかバレンタインネタ
100通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 12:05:48 ID:???
そういや傭兵氏のシン、かなりドライでビジネスライクなかんじだけど
ガルナハン蒸発が原因かな?
101通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 12:36:45 ID:???
>>90
自分のやった事省みて多少マシになったラクシズって
最近だとストフリ降りてプログラマーになったキラと、相方の本音ダダ漏れピンクあたりとかじゃない?

あのキラはシンの問い掛けにも応えていた感じだし
ピンクはピンクで、化けの皮剥れた方が好感持てるという不思議w

凸は、どう処置したら少しでもまともになるのやら・・・
やっぱ植m(ry
102通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 12:40:48 ID:???
はしごを外され傀儡となったりするカガリ、
政治の世界で支持者が敵になって苦労するラクス、
不殺でやってきたことが意味無かったと知るキラ
(これは一例です。他シチュがダメというわけじゃない)

さて、凸はなにがあったら?
あいつ、わかってて裏切ってるとしかおもえねぇ
103通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 12:51:45 ID:???
ひっかけた女全員に捨てられる
それなりに大事にしてきた部下(女)に裏切られる
104通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:00:30 ID:???
種死リアルタイムのifやクロスならX運命とかジョジョとかルナ主役の一つとかあるが
アフターだと確かに少ないな…19氏のママン生存ルートだと一応たもとを分かって
シンと共闘してるが。
105通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:05:47 ID:???
凸といえばここの作品の場合大抵酷い目合ってないか?ww
全身大火傷ではげたり殴られて千切られたりwww
106通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:15:11 ID:???
某アフターSSだと結婚したメイリン殺されて僧侶になったり、去勢されてスキンヘッドとか……
救われないわwwww
107通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:16:58 ID:???
>去勢
なるほど、その手があったか
108通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:21:15 ID:???
でも去勢される前に、それを見越して女に種付けしてそうで怖いw
109通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:36:11 ID:???
>>104
最近のだとお侍さんの所の改造化フラグを立てたアスランがまともな方か
110通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:38:52 ID:???
キラをまともにしたらアスランがラスボスか中ボスになりやすい
アスランは存在自体が中ボスと言えなくも無いが
111通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:40:12 ID:???
>>105
何気に一番酷いのは光芒だと思う
112通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:42:54 ID:???
確か衛星基地に収監されてキラの襲撃に乗じてゲルググ奪って脱走するも勘違いしたキラニ殺されたんだっけ
確かに酷いな。同上はしないけど

IJPKAの出落ちっぷりに爆笑したのは俺だけか?
113通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 13:58:57 ID:???
首領の世界の女凸軍団は、ある意味幸せだよなw
114通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 14:02:22 ID:???
>IJPKA
正式名称なんだっけそれ
115通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 14:09:15 ID:???
GSC氏第1部では運命Uのお披露目で丸焼きにされたもののその後回復して
メイリン宛の保険金を用意して最終決戦でそこそこ奮戦したものだが、
傭兵氏の凸の扱いはオシシ仮面あるいはこち亀の白鳥麗次的なお約束ギャグという気がする。
禿⇒殴打KO⇒専用機で颯爽復帰⇒グフ自爆⇒全身剃毛⇒次は何かなwktk
といった具合いに
116通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 14:31:16 ID:???
スパロボにアイアンリーガーやNG騎士シリーズが参戦する時代だからもうアスランがどんなにエキセントリックな事をしても何にも驚かない
117通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 14:40:38 ID:???
>>116
参戦リスト
 マジンガーZ
 グレートマジンガー
☆獣神ライガー
☆新ゲッターロボ
 戦国魔神ゴーショーグン
☆NG騎士ラムネ&40
 銀河旋風ブライガー
 絶対無敵ライジンオー
☆元気爆発ガンバルガー
☆熱血最強ゴウザウラー
☆完全勝利ダイテイオー
☆疾風!アイアンリーガー
 機動武闘伝Gガンダム
☆覇王大系リューナイト

ベターマンが参戦したスパロボと同じニホヒがする
118通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 14:44:18 ID:???
>>117
り、リアルロボットが無いスパロボだと!?
119通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 14:47:26 ID:???
ガンダムがGガンだけとか次世代すぎるわ
120通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 14:55:24 ID:???
アイアンリーガーVSGガン…
ゴットガンダムとライジングガンダムとノブッシとファントマでサッカーをやるとてつもない光景が!!
121通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 14:58:26 ID:???
ゴルドランが無いとは全くなっちゃあいない…(マジドーラーへの改造優先決定しますた)
122通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 15:06:11 ID:???
まさに「スーパー」ロボット大戦だな
個人的にはダイノガイストが出てきて欲しかった
123通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 15:18:49 ID:???
>>111
最期を省略された因縁はー?
まあ、あそこで一番扱い酷いのは出番そのものを省略されたカガリ+α
かもしれない
124通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 15:29:34 ID:???
リューナイトはどこまで参戦するか、あと合体攻撃が入るかが問題だな

個人的には伝説のリュー・ウェポンマスターとリュー・ジェネラルアルガス、リュー・ヤンキーツッパリー使いたい
技で相極滅殺陣<ソルナール・オーヴァードライブ>有るなら月心とグラチェスはスタメン決定なんだが……
125通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 15:42:05 ID:???
気力120で精霊石発動はありそう
126通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 15:44:28 ID:6yTll6Q1
リューかぁ……。
紙袋を逆さまに被った味皇Xがどうしても忘れられない。
127通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 15:50:06 ID:???
>>126
謎の鉄人とリュー・シェフウマイザーか風水のリューとか巫女リューとかもチョイ役なのに存在感デカいな
良いところ持ってったリュー・ガンナージャンゴーとか

古代に邪竜族と戦うために機械大陸エルドギアで造られたのにリューの多様性は異常
128通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 15:52:43 ID:???
リューナイトはTV版、OVA版?漫画版?
しかしダイテイオーとアイアンリーガーと新ゲッターは意表をつかれた

これらが参戦するとは、このリハクの目をもってしても見抜けなんだわ
129360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/10(水) 16:05:32 ID:???
流れをぶった切るようですみませんが、続きできたんで
投下します。あと、パッフィーのフル改造は義務。

○前回までのあらすじ
凸の扱いの悪さは異常。
カガリがゴステロ化したニコルに殺されてから覚醒したのって
どの凸だったっけ…
130360:2009/06/10(水) 16:06:33 ID:???
先ず、落ち着こう。
自分の顔をした少女に抱かれたままのシンは、冷静に考え、冷静に振舞おうとした。
黒い髪はボサボサのショートカット、ルビーのように赤い瞳、顔立ちがちょっと
丸いことを除けば、子供の頃の…丁度12歳の頃の自分の顔にそっくりだった。
世の中自分に似た人間が3人はいるって言うし、珍しいことじゃない…訳無い。
「アンタ一体何者なんだ?」
「ゴメン、自己紹介しなきゃな。私はエルフ。このコロニーに住んでる」
「エルフ…って、ファンタジーに出てくる耳の長い」
「違う、11の方だ」
独逸語の11。番号が名前…そんなの、人の名前じゃない。
「そして…見ての通りだ。シン・アスカ、私はお前の遺伝子を基にしたクローンモデル。
正確なクローンでは無いけどな」
クローン…レイと同じ様な存在ということか?
「一体、アレは何なんだ?その《インパルス》もどきにしても、ジャンク屋や民間が
作れるものじゃないだろ」
「どう説明したものかな…何処まで喋っていいものか」
『お取り込み中わるいんですけど?』
通信機から棘を孕むルナマリアの声が耳を打つ。

『状況がセーフになったんだけど、いつまで抱き合ってるつもり?』
言われて、ずっと抱きしめていたことに気づいた、エルフと名乗った少女は慌てて
シンの身体から離れる。
『まったくだ、油を売ってる暇があるなら、貴様も破損機の回収を手伝え』
こちらに接近していたイザークからも突っ込みが入る…そうしながらも二人とも、
《インパルス》もどきへの警戒は解いていない。
『エルフ、聞こえてるなら応答を』
オープンチャンネルにしていた通信機から、今度は少年の声が響く。
少女に『アハト』…8と呼ばれていた少年だろうか。
「ああ、聞こえてる」そしてエルフは勝手に人のモビルスーツの備品を使い始めた。
『マスター・アインから指示が下った。エルフはザフトの代表者を連れて、《エル・クブレス》
まで案内してくれ。俺は先に戻る』
「了解した。なあ、シン・アスカも勿論、来てもらっていいんだよな?」
『許可は出ている。後はシン・アスカに聞いてくれ。通信終わり』
まるで機械的に応答をしたアハトという少年は、レジェンドもどきを操ってコロニー…
エル何とかと呼ばれた構造物の港に戻っていった。
131360:2009/06/10(水) 16:08:33 ID:???
「…一応、話の通じそうな相手で助かったよ」
シンは一息ついてヘルメットを脱ぐ。とりあえずは向こうの素性を知るべきだろうと思い、
《パトクロス》に着艦許可を求める。
「その…いきなり攻撃したのはすまなかった。まさかシン・アスカがダガーに乗っているなんて、
知らなくてな」
「いいさ、それに殺すつもりは無かったんだろう?」
手足や武器への攻撃に集中していたドラグーン。エルフが操っていたフリーダムもどきも
荒い操縦に見えてパイロットを殺傷しないよう攻撃していた。
「欺瞞だよそんなの。モビルスーツで戦えば、何時かは死ぬか、殺すかだし…
えっと、私もこのままシンについていっていいのか?」
「…うん。着艦許可は下りた。自分のモビルスーツに戻るか?」
「いや、できれば、このままがいい」少し、はにかむ様な笑みを見せて、エルフは
答える。
自分の顔をした少女が見せるそぶりにしては、可愛く見えてしまうのは…いやいや、
俺はナルシストじゃないはずだと被りを振って否定する。
「私の《Nインパルス》はオートパイロットで追随させる。私に何かあったら自爆する
から大丈夫だ」
そして、自分と話すことが何よりも幸せだという顔をしながら、物騒なことを言うのだから
たまらなかった…アレって、核エンジン積んでいるんだよな?自爆なんてされたら、
《パトクロス》なんてひとたまりも無いだろう…

脚を破損した新兵の《ゲイツR》の着艦を手伝いながらも、シンもエルフを乗せたまま
帰還する。少女と共にコクピットを降りた彼を待っていたのは、整備班と甲板員達の
好奇な視線だった。
「すっげ、ホントそっくりだな…」
「でも何か可愛いな、シンの顔なのに」
「ヴィーノ、自重」
言いたい放題だな…と思いつつ、シンはエルフの視線がずっと自分に向けられていた事に気づく。
「…そんな目で見られたって、何にも出ないぞ?」
「ゴメン、その…嬉しかったんだ。本物のシン・アスカに会えて」
「そういうものかね」言いながらシンは、機体の世話を整備班達に任せて自分の
部屋に戻ることにした。手狭なナスカ級では部外者を通せる部屋もあまり無いため、
連れてきた人間の責任ということでシンの自室で事情を聞くことになったのだ。
汚くはして無いし…正確には汚くするとルナに怒られるから…一応士官部屋なので
何人か詰めても大丈夫だ。
(トライン艦長の部屋には通さないほうがよさそうだしな…)
「どうかしたのか?」目を真ん丸くしてこっちを見る少女に、何でもないと返してから、
二人はシンの部屋に向かった。

「殺風景な部屋だな」
「悪かったな」憮然とした表情を浮かべつつ、シンはベッドにドカっと座る。
少女の言う通り、三畳間程度の空間にベッドと机と小さい冷蔵庫、それに衣装棚
くらいしか目立つ家具は無く、部屋をデコレイトするものも机に無造作に置かれている
本が二冊。あとは机に乗っているピンク色の携帯電話と、こげ茶色の髪を湛えた少女とシンが
一緒に写るものを収めた写真立てだけ。ゆえにその二つがやけに目立った。
132360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/10(水) 16:10:31 ID:???
「なあ、この女の子って…妹さんか?」
「ああ…誰から聞いた」
「レイ兄さんから…兄さんはシンの事を、褒めてたんだ」
「レイが?」冷徹な彼のイメージからは想像もできなかった。それに、レイと彼女達の
素性を聞けるかもと思って、エルフの話を聞く。
「戦争の時に、メールでさ…私のモデルの男は、優しくて、レイ兄さんよりも力が
あって、悲しみを忘れない人だって。だから私も、シンに追いつけるようになりたいって」
「そっか、買いかぶりすぎだと、思うけどな」
戦友だったとも、自分を操ろうしたのだとも取れるレイ・ザ・バレルのことだから、きっとこの
少女に都合のいい事を伝えたのだろう。しかし、それが策略半分、情半分でやっている
のだろうとも思えるのも、レイという男だった。

「でも、何で俺だったんだ?遺伝子データなんてそれこそ議長…デュランダルだったら
いくらでも扱えただろ。俺より良いモデルなら、ごまんと居そうだけどな」
シンは断定的にデュランダルの名前を出した。レイの名前が出てくるのなら、あのコロニー
と目の前の少女はきっと、デュランダルの為した所業であろうと。
「私達の仲間は、全部で11人作られる予定だったんだ。皆で助け合って、《エル・クブレス》
を守るようにデザインされたんだって。だからきっと、その輪の中にシンみたいなのが
必要だったんだよ」
「仲間…デザイン…やっぱり、あのコロニーはデスティニープランなのか」

「仲良さそうで何よりですこと」
ドアを開けるなりルナマリアは、不機嫌そうに言う。モビルスーツを降りて直ぐに来たのか
パイロットスーツのままだった。
そういえば、シンも少女も着替えずにスーツのままだった…着替えるタイミング、無かった
けど。
「艦長が来るんじゃないの?」
「トライン艦長殿はジュール隊長と協議中。私とシンで色々聞いてくれってさ」
「いい加減だなあ…それじゃ、あのコロニー…《エル・クブレス》だっけ?」
「ああ…よく覚えられたな」
「コーディ舐めんなよ…色々聞かせてもらうけど、いいな」
コク、と少女は頷いた。
133360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/10(水) 16:11:15 ID:???
「《エル・クブレス》は、デュランダル先生が作ったコロニーなんだ…正確には、
廃棄されてたコロニーを改修したものだけど」
隠す気は無いということか、エルフはシンの質問に対して詳細な答えを提供した。
プラントは建設に関わっておらず、ジャンク屋とDSSDの協力を得て作ったこと。
デュランダルが死に、クラインが政権を握ったあとは思うように動けず隠れていたこと。
モビルスーツ…核エンジン搭載型《インパルス》も、メサイア戦役直前にデュランダルから
送られてきたこと。

「それっておかしくない?核エンジン積んだモビルスーツがあるなら、前線に投入
したほうが」ルナマリアの疑念は尤もだと思えた。
「使い手がいなかった…違うな。俺とレイで十分だと思っていた…それもナンセンス
だよな。《エル・クブレス》を守る力を用意したかったって考えるのが自然か?」
自分で疑問を潰していく様にシンはエルフに聞くが、少女は首を横に振った。
「ゴメン、其処までは知らないんだ。私は1年半しか生きてなくて、他の皆より
知らないこともあって…」
「ストップ。一年半って、ウソでしょ?」
「ウソじゃない。私が生まれたのはCE74年1月だ」
「本気で言ってるの?」目の前の少女は低く見積もっても10歳は超えている
はずなのに。しかも少女がウソをついている様にも見えない。
「…俺のクローンなんだ。その年齢でも可笑しくない、が…」
クローン人間の製造は現在、地球圏全ての国家で禁止されている、上にその
製造法も失われた物、であるはずだった。
それに、1年ちょっとで目の前のような少女を『育成』する方法も、聞いたことも無い。
いくら『ザフト驚異の技術力』と揶揄されようと限界や苦手分野はある…
「そんな物に手を出してまで、一体議長…デュランダルはここで、何をしようとしていたんだ?」
「分からない…ゴメン、あんまり役に立てなくて」
「いや、気にするな。あとはアンタ達の『マスター』に直接聞いてみるさ」
デュランダルが自分達に隠し、禁制の技術にまで手を出して為そうとしたことの
正体…シン・アスカが気にならない訳が無かった。

(第八話終わり、次回に続く)
134360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/10(水) 16:13:58 ID:???
今回は此処までです。失礼しました。
135通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 16:16:27 ID:6yTll6Q1
乙!

しかし、なんか、迷宮の奥底に居るドラゴンみたいな名前のコロニーですね。

因みに、シュバルツバルトなニコルにカガリを殺されて覚醒するのは、
クロスディスティニーのアスランですな。
現在外部サイトで連載中。
尤も、サウンドノベル化との二束の草鞋で停滞中でもあるけどね。
136通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 16:20:07 ID:???
プレア1才説再びか
137通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 16:23:59 ID:???
>>129
GJ!そして、何を当たり前な事を…!
ウォーターバロンのアンドロイド三姉妹は改造してもラムネスの剣のイベントで…(´・ω・`)
138通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 16:31:43 ID:???
>>137
スパロボだから三体合体攻撃になるから安心汁
139通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 16:38:48 ID:???
>>115
Before
「やあガルナハンの諸君!
 私だよ!スーパーコーディネイター・アスラン・ザラさ!!」


After
「シンどころかコニールにまでボコボコにされてただのコーディに逆戻りさ、
 おまけに全身丸焼け丸坊主で仏門にでも入ろうかと思うんだボク…(グスッ」
「多難な人生だなアンタも……」

こうですか、わかりません!
140通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 16:58:43 ID:???
>>137
良かったな炎は参戦してないぜ
キングスカッシャーは良いが
クィーンサイダロンの槍パンサー変形はタバスコ一気飲みカットイン入るんだろうか…


あともし炎参戦してたとしても
ラムネスの剣発動条件が世界滅亡時生存した三名の命を受け継いだ者の死だからスパロボで出番有るとは思えない……
141通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 17:09:59 ID:???
炎は、種シリーズにおける高山版に相当する
吉崎観音の少年エース版なら歓迎できるんだが…
142通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 17:27:09 ID:???
炎は復活後の黒さが異常
143通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 18:28:58 ID:???
>>110
それ、光芒の人がその前に書いてたやつじゃん。


アデューとシンが出会ったらどうなるかとかは以前考えたことがあるな。
スレチスマ
144999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/10(水) 19:17:28 ID:???
外伝 《 艶 》
 
 女性は寡婦だった、子を産み育て、夫を失っても夫を想い子を育てた。そんな彼女がマティウス市の議員になり、ザラ派の重鎮になったがクーデターにより失脚した。
 その後は兵器開発部の閑職にまわされ、ギルバート=デュランダルの殺害も彼女には関係なくこのまま埋もれていくはずだった…
 ある日エザリアがいつも通り兵器開発室にいくと黒い高級車と息子イザーク=ジュールが彼女を迎え入れた。人材不足なのでラクス=クライン直々に迎え入れたいといったものだった。エザリアは愛する息子を信じ車に乗った。
 この日よりエザリア=ジュールの屈辱的な日々は始まる。ラクスに会った時、エザリアはラクスの身の安全、との名目でボディーチェックをされた上、種々の薬品で沐浴し、殺菌させられた。
 その後紅い犬の様な首輪を見せられたとき、エザリアは激怒した。
 だが着けなければ今後一切の仕事を回さない、イザークの立場も悪化する、と言われた為、屈辱感と怒りの表情を浮かべ首輪を着けた。 
145通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 19:19:22 ID:???
キター!!
146999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/10(水) 19:20:08 ID:???
酒が切れましたのでこのへんで…
続きはわっふる…………
 
コメントはここで途切れている。
147通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 19:24:56 ID:???
>>146
何てこったい!
148通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 19:32:14 ID:???
わっふるわっふる
149通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 19:36:01 ID:???
おいおい首輪が作動した直後まで書くのが筋というものだろw
というわけでわっぷるわっふる
150通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 20:04:27 ID:???
999氏があぶさんか藤沢先生か知らないが、酒なら後で浴びるほど奢るから
わっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふるわっふる!
151通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 20:12:07 ID:???
引き逃げだー!!
152通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 20:34:00 ID:???
こんなところで切るなんてわっふるわっふる
寸止めのわっふる生殺しもいいとこわっふるわっふる
しかしこればっかりわっふるわっふる書き手のテンション次第だからしょうがないわっふるわっふる

今はただ、万感の思いを込めてわっふるわっふる わっふるわっふる
153通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 20:43:39 ID:???
おわっふるわっふる譲わっふるわっふる様
わっふるわっふるのわっふるわっふる貧わっふるわっふる乳
154999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/10(水) 20:47:19 ID:???
酒補充したから続きまた書きます。ただ携帯電池切れそうだから見直し含めて明後日に投下します。 
勝ち気な人妻に紅い首輪はジャスティスでしょう。貧乳?妊娠して授乳すれば巨乳になりま………………
へんじがない、ただのしかばねのようだ。
155通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 21:52:03 ID:???
近くに出来た銭湯に行って帰って見たら地獄谷になってやがる
156通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 22:56:19 ID:???
帰宅してから5分間の流れ。

まったく今日も洗濯板は張りきってんなぁ……原因なんだ?

ああ、360氏と999氏の投下があったのか。

はっ? >>117 で新作? ねーよwww 

ロボゲで確認……(゚д゚ )  ( ゚д゚ )
366氏GJ! 999氏はわっふるわっふr
157通常の名無しさんの3倍:2009/06/10(水) 23:42:33 ID:???
うわぁもうなんかエルフがすっごく可愛い・・・
366氏GJ!
999氏はドSだ!わっふるふる
158通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 00:13:02 ID:???
お二方ともGJでした!
しかしスパロボ新作は何を考えてるのやらさっぱりわからん。
特にアイアンリーガー
159通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 00:16:16 ID:???
>>158
つスパロボ学園
160通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 00:18:51 ID:???
実は喰霊方式でプレイ開始したら全く別物と言うオチ
161通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 01:33:16 ID:???
>>160
それを言ったら一話終わったら全く違う参戦作品世界に飛ばされ告知された参戦作品は参戦しないと言うオチだろう
162通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 01:56:08 ID:???
まさか新ゲッターが霞んで見える新規参戦群になるなんてだれが予想できたかとw
Dのメガゾーンといい、スパロボはたまに誰も予想だにしてないサプライズ参戦を出すから困る。
163通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 14:37:22 ID:???
お二方ともGJ!

で、昼休みに366氏の作品を読んでて、話中に『育成』って単語と、前スレ諸兄のレスが化学反応起こして、気付いたら机の上に

『シン・アスカのエルフ育成計画』企画書

ってタイトル付けたメモがあった

俺は何をやってるんだ…
ちょっとGカイザーの前で頭冷やしてくる

じゃ、逝ってきます
164通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 15:37:17 ID:???
♪ はあーあ、わっふる音頭でわっふるわっふる
  昨日は昨日でわっふるわっふる
  今日も今日もとわっふるわっふる
  明日もきっとわっふるわっふる
  わっふる音頭でわっふるわっふる
165通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 15:46:04 ID:???
>>163

それだと、父嫁EDはデフォですね。
で、育成途中に邪魔をしてくる貧乳お嬢様とか、
父親に色目を使ってくるアホ毛女とか出てくるんですね。

……おや、誰か家に来たようだ……
166通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 16:01:27 ID:???
>>163
pink頭の洗濯板でガリガリの地獄極楽人生ですか。

ン!プロトセイバーの編隊が飛んで来t……
167163:2009/06/11(木) 17:44:31 ID:???
ども、エルフ育成計画言い出しっぺの163です
ただいまGカイザーの前で正座してます


>>165
>>166

嫁EDは特定フラグを成立させた上でのグッドEDに相当します
グッドEDはエルフが無事に育った十年後にルート毎のEDがあります
ノーマルEDは特にこれといった事もない日常ED(シン的にはこれがグッドEDか)
バッドEDは大量にあります
シン戦死ED
エルフ戦死ED
家出したまま行方不明ED
凸に掻っ攫われED
ニートに寝取られED
ピンク教団洗脳ED
エルフにシンが殺されるED、逆パターンもあり
エルフと逃亡生活ED
等など
明日のグッドEDやノーマルEDを作り出すのはSCAスレ諸兄です!!

さて、これからカイザーの前で女性とバストサイズの関係についての発表です
帰ったら企画書の内容について話せるでしょう

それでh
168360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/11(木) 17:51:12 ID:???
メサイア戦役での敗北は、シン・アスカにとっては屈辱の日々の始まりであった。
クライン派によって『デュランダル子飼いの男』『デスティニープランの申し子』
『故郷をも喜んで滅ぼそうとした悪鬼』等と
レッテルを貼られた彼は終戦後まもなく拘禁され、意味の無い暴力的な尋問を
受けつつ、もう1ヶ月も収容所の独房にぶち込まれている。

手足を縛られ、満足な飲食も与えられず、毎日のようにクライン派に尻尾を振る犬
どもから侮蔑と暴力をぶつけられる日々…キラ・ヤマトやアスラン・ザラの意思など
関係なく、彼らはスケープゴートを欲したのだ。

創られた、選ばれし人類コーディネイター。しかしてそのメンタリティは
既存の地球人類と同等…若しかしたら選民意識と被害者妄想により、もっと
歪んだものとなった。オーブ生まれのコーディネイターはその事を身をもって
知っている最中であった…

「シン・アスカ、出ろ。尋問だ」
独房の覗き窓から、サングラスをかけた男がこちらに視線を向けている。
毎日の暴力に疲弊していたシンは、芋虫のように這いつくばった姿勢で男を無視した。
泣き言は言わない、許しも請わない。
それが、自分自身に決めたルールだったから。
「ふん…嘗てのエースも落ちぶれたものだ。あまり私を失望させるなよ」
しかして、シンは男の物言いが気になった。
この男は、俺に用があるのか?捌け口としての『シン・アスカ』では無く、俺に?
男は電子ロックを解除して思い扉を開ける。廊下の電灯も消えていたことにやっと
気づいたシンは、今が夜…コロニーだから作られた夜…であることに気が付く。
「立て、シン・アスカ」
強権的な物言いを話しつつ、男はシンのあごをしゃくり上げる様にして顔を向けさせる。

…ボロボロの顔、傷だらけの目鼻。
その中で、ルビー色の瞳だけが、嘗ての力を失わずに輝いていて…

「どうやら、ゴキブリ並には生きる価値はありそうだな」
「アンタ…いったい…なんなんだ…」喋るのもやっとという風に、シンは男に問いただすが、
彼は取り合わずに彼をまるで土嚢を担ぎ上げるように、ひょいと持ち上げた。
169360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/11(木) 17:51:53 ID:???
車が何処を走っていたのかはわからない、しかも途中で意識を失っていたようだ、
次にシンが気が付いた時には、椅子に座らされていた…手足はご丁寧に、新しく
縛られた状態で。
テーブルを挟んで、先程自分を誘拐・拉致・あるいは救出した男が立っている。
改めて見ると細いながらに鍛え抜かれた肉体を、無理矢理黒いスーツに押し込んでいる
ように見えて、彼が並みの人物では無いとシンに思わさしめた。
「入ってこい」
男の指示はドアの外に向かっていた。程なくしてドアがゆっくりと開けられ、一人の
少女が姿を現す。

「なっ、あ、あんた、どうして」
シン・アスカがボロボロになっていなければ彼は驚きの余り叫んでいたに違い無い。
背丈を見るに10歳前後と見えた少女は、その小さな体躯を白いパイロットスーツに
包み…ボサボサの寝癖だらけの黒髪、そしてルビーの様に紅く輝く瞳…
「どうして、俺の顔をしてるんだ、アンタは!」
遂に喉の奥からでた怒号は、少女を怯えさせてしまった。ビク、と震えた彼女を
見てシンは、形容不能の感情を抱く。
「今日からお前には、この被検体D11…『エルフ』と共に暮らしてもらう。
「どういうことだ?」
「この少女にお前の全てを…技術も、渇望も、怨念も。全てを注ぐのだ。
そのときに我々は、得がたい戦力を得て、クラインに勝つことが出来る」

「あ、あのっ、シン・アスカさん!」
いかにも、シンを前に緊張しているという風に、エルフと呼ばれた少女はシンに
呼びかける。
「アスカさんが納得しないのは分かります、でも、私、どうしても議長の…レイ兄さんの
仇が討ちたいんです!」
シンは再び驚愕した、年端も行かぬ少女を、これ程までに駆り立てるものは一体
何なのだろうか。
「お願いしますっ!どうか私を、飼って下さい!貴方の戌に、仕込んでください!」
そして、全身全霊を込めて懇願する少女に対して湧き上がる、ドス黒い欲望は
一体何なのだろうかと…

逆襲のシン・アスカ妖説
『シン・アスカのエルフ育成計画』
今より、少女と少年の復讐が、始まる…?
170360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/11(木) 17:54:40 ID:???
>>163様の企画書見てから30分で書きました。
何か本編よりこっちのが面白そうな件。わっふるとKENZENの合間を
縫いつつ、育成計画は進むのでしたー。

>>163様に限りない感謝を。さてルート別シナリオ書かないと…
171通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 18:01:48 ID:???
KENZEN……だと?

シン視点だと男だけどこれ絶対ミナ様だよな……
172通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 18:38:49 ID:???

KENZENねぇ

シンは(本人は当然としてラクスすら)知らぬ間にプラント奴隷階級(不名誉ナチュラル)に落ちてて、
ジャンク屋経由で誰かさんに売却されたと勝手にほざいてみる
173通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 21:48:28 ID:???
>>171
ミナ様のネックハンギングが360氏に決まりました!
174通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 22:12:02 ID:???
アズ子「よし買った!」
175通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 23:02:23 ID:???
>>154
DT社、脅威の化学力でエルフのところを全て自分の名前に書き換えて遊ぶんですね?わかr
176通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 23:41:08 ID:???
HAHAHA愚かな、みんな旧態依然な考えのままだからまたミンチになるのだ、
ここは逆転ホームランの発想として、耳の長めなシン(外見年齢10歳前後)の
育成をだn(ドテポキグシャ
177通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 23:44:02 ID:???
>>174でした…。地獄巡り二週目に逝ってきます…。
178通常の名無しさんの3倍:2009/06/11(木) 23:57:57 ID:???
>>172
そのシンは確実にカマ掘られてるんだろうねえ
179通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 00:15:10 ID:???
そうはさせじとGカイザーが出撃したようです
180通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 00:17:30 ID:???
天ミナにミーア、ハンドレッドブリッツに赤いスローターダガーまで出たようです
181通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 00:23:06 ID:???
おいおいそんな戦力が行ったらプラントが滅びるぞww
・・・あれ、デスティニーUにガルバルディが動いてる?
182通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 00:24:26 ID:???
プランAまで……
183通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 01:27:10 ID:???
あんな変態機に誰を乗せるんだwww
184通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 01:36:13 ID:???
通りすがりの自動車修理工が乗ります
185通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 01:39:31 ID:???
プランA+いいおとこ=…シン逃げてぇぇぇぇぇぇぇぇ!
186通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 01:50:05 ID:???
配管工を呼んどきました。
187通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 02:06:51 ID:???
敵を踏みつぶしていくプランA・・・
腰のアロンダイトは使わないのか。

しかしエルフ育成計画か・・・KENZENな妄そ、想像が止まらないよ。
188通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 12:21:32 ID:???
とあるイベントをクリアすれば隠しCGとして「ロープで緊縛される父親」がみれます
189163:2009/06/12(金) 12:26:57 ID:???
こんにちは
育成計画言い出しっぺ163です

昨日はカイザーに消し飛ばされる寸前だったのですが、カイザーが急にどこかへ飛んで行ってしまったので生きながらえる事ができますた

360氏、GJです
自分の投下した一言であのような素晴らしい作品をお作りになられるとは……

でもって、ルートシナリオの一つは……


順調に進むエルフの育成、だがそれと裏腹にシンの葛藤は深くなっていた
家族を、親友を、守りたかった少女を、綺麗言を言いながら全てを奪っていったクライン派は憎い。今でもその想いは変わらない
でも、俺が今やっている事はこれでいいのだろうか?
彼女を、エルフを育て戦場に立たせる
本当にそれでいいのか?
俺は、俺のやりたかった事は……

貴方(シン)の行動が全てを決める
『シン・アスカのエルフ育成計画〜逆襲編〜』

こんな感じですか?

ああ、そういえば
育成計画には、エルフの姉的、または母的ポジションというのがありましてフォンドブァヲウ!!………


反応がない、しかばねのようだ
190通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 12:27:12 ID:???
おまえら落ち着け、予告どおりなら今日はエザリアママンの痴態が拝めるんだぞ! 
191通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 12:40:45 ID:???
>>190
貴方にこの言葉を送ろう
「それはそれ!これはこれ!」
192999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/12(金) 17:28:51 ID:???
 エザリア=ジュールはいわゆる着痩せするタイプである。妊娠中や、授乳の時ほどではないが張りのある、大きな胸、先端は小ぶりだが美しく整っている。いわゆる「ロケットおっぱい」である。
 そしてヤキンの時は短くくしていたが、イザークに確実に遺伝したアッシュブロンドを現在はセミロングにし、邪魔にならないようアップにしている。
 コーディネーターだからかどうかわからないが、40手前にもかかわらず、張りのある肌は白くきめ細かくみずみずしい。二十代後半でも通じる容姿をしているのも彼女の魅力だろう。
 その成熟した肢体を純白の…シルクでできた純白のイブニングドレスに身を包み。エザリアはホールへと向かう。憤慨と屈辱感を込め、あの頭がお花畑なシーゲル=クラインの娘に文句の一つでも言ってやろうと…
 だがホールには誰もいなかった。息子イザーク=ジュールすらおらずそれはエザリアを少し困惑させたと同時に、息子がこの件に関わっていない、と安堵させた。
 やがて自分と同じ様な格好をした顔見知り…かつてクーデターをおこした張本人、アイリーン=カナーバも紅い首輪を着けてやって来たのだった…カナーバに挨拶しようと口を開けたとき首筋に痺れが、すぐに口にできないほどの快楽が襲い掛かった。 
 その快感には愛がなかった、本人の無自覚に高められる。エザリアが戸惑いながらもその快感を殺す為自らの腕をつねる。
 アイリーンも同じなのか、上気した顔をしかめながらも耐えている。自分も同じような顔をしているのだろう。
 エザリアはこの快感の正体がわからなった。体の粘膜の摩擦によるものでも、麻薬によるものでもない。
 ただ嫌なのに無理矢理高められる…アイリーンは感じやすいのか、吐息が荒くなりはじめている。
 
193999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/12(金) 17:31:42 ID:???
今回はここまでに………
先程からGカイザーの中の人が出番よこせと………
 
やめて脳改造はダメ…
 
 ワカリマシタ、デバンツクリマスオジョウサマ…
194通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 17:44:53 ID:???
エロい、エロいよ!
わっふるわっふる!!
195通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 18:00:14 ID:???
な、生殺しだ
196通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 18:02:36 ID:???
わたしにはあまり興味ありませんね
つーかスレ的にもどうかと思いますし、
ふざけるのも行き過ぎると白けます…
るながスピンオフ主人公の短編くらいが限度じゃないんでしょうか?
197通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 18:31:48 ID:???
さて自己中なのは無視して、このスレには確実に熟女の波が来てると思うがどうだ?
198通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 18:40:52 ID:???
>>196お前が興味なくても俺には興味ある。


そんなわけでわっふるわっふる
199通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 18:44:16 ID:???
>>197,198
しむらー縦縦

んで、俺もわっふるわっふる
200通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 18:51:34 ID:???
>>196
999氏の作品に興味を持つことは、お前には出来ない 俺には出来る

というワケでわっふるわっふる
201通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 18:56:57 ID:???
>>196に釣られる奴多すぎワロタ

わっふるわっふる
でもシンに出番が無いのはどうかと思います!
202通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 19:02:40 ID:???
ていうかギャグネタも入ってないしこれじゃただのエロだし
エロパロでやrわっふるわっふる
203通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 20:20:33 ID:???
諸君らに熟女の定義を教えて差し上げるとしようか
15歳以上の女性はみな熟女なのだよ

……おや、誰か家に来たようだ……
204通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 20:26:39 ID:???
>>203
卿はロリババァの誕生を願うか…。
おや?誰だろうか?こんな時間に…
205通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 20:34:27 ID:???
ここはずいぶんと血生臭いインターネッツですね。
206通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 20:46:20 ID:???
いつものことさ
わっふるわっふる・・・エロネタといえば傭兵氏のはアウトかね?
207通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 22:20:48 ID:???
ごめん、俺もちょっとついてけない。表明だけしておく。
208通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 22:21:57 ID:???
縦か!しまったこれは罠!
209通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 22:35:12 ID:???
嫌な流れだと思うなら、
スルーするか違う流れにすべく別の話題を振るなんてのは基本だろ

わっふるわっふる
210MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 22:54:26 ID:???
どうもです。 17話が仕上がりましたんで投下させていただきます。


機動戦士ガンダムSEED
逆襲のシン・アスカ Mercenary Of Red
request17



アーモリー1地下
再びジープに乗り、車を走らせること既に一時間、元来気の短いシンの我慢は限界に近づいて来ていた
「……随分長いですね」
病院の白衣から、病院においてあったザフトの赤服に着替えていたシンは流れ行く風景を見ながら呟く。
最初はもう目にすることの出来ないと思っていた光景、久しぶりの光景に飽きる事等なかったが、いい加減に飽きてきた。
移動多すぎだ。
「あと、五分位で着く」
どっかのフェイスとは違い、シンのあしらい方を熟知しているコートニーは必要な情報だけ与え、黙らせる。
行動パターンを読まれているようで(実際読まれているのだが)シンとしては面白くない。
こちらが何か行動すれば、何らかの反応のあるアスランとはえらい違いだ。
記憶の中のアスランと目前のコートニーを頭の中で見比べながらながら、シンはふと思う。
IF、もしに意味はないがコートニーやリーカが、ついでのおまけでマーレ(悔しいが腕は認めざるを得ない)がミネルバにいたなら、今とは違う未来が合ったのだろうか?
少なくとも、シンの負担(精神的にも、肉体的にも)が一億倍ほど減り、艦隊戦がすさまじく楽になっていたのは間違いない。
「なんだかな……」
過去を振り返る事自体は構わないが、過去を後悔するのは意味がない。
それは過去に生きていた人達を侮辱するようなものだ。

……というか思い出そうとすると寒気がした。
我ながらよく生き残れたものだ。 とシンは苦笑する。 
二代目空飛ぶ棺桶(初代は不良品じゃなかったけど)ことウィンダムを設計した太平洋連邦技術陣の皆々様には一万回礼を言っても足りないくらいである。

(特にインド洋、1対30で生き残れる……筈無いだろうが! 普通担当が逆だろ! 何考えてたんだアスラン!)
(畜生、やっぱり一発ぶん殴っとけば良かった)
風景を見ながらこめかみをひくつかせ、シンは舌打ちする。
今更そんな事を言っても後の祭りと言う奴で、1時間ほど前に戻らなければ不可能である。

ちなみにこの時の歴史的な大敗、キルレシオ30:0によって、MAを主力機とする上層部の決定と、MAを主力とする為にわざとカタログスペック通りの性能を発揮できないモンキーモデルを作っていた軍需産業にやる気を無くし掛けていた技術陣に
憎悪なんだか、狂気なんだか何だかよく分からない情熱の炎を点し、結果血と涙と汗と変な腐敗臭のする汁と怒りと狂気の結晶、
ウィンダムIIを完成させ、改悪型改良機と大西洋連邦技術陣が呼ぶ民間企業製ウィンダムMK2をコンペで大差をつけ降し、再びMSを主力機に返り咲かせる事となった。
だがシンにそんなことを知る由は無い。
211MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 22:55:46 ID:???

それは兎も角、軽く欝が入った気分を変えようと胸ポケットを叩き、中を探る。
「ん……」
首を傾げながら、 反対側を、腰ポケットに手を突っ込む。
「どうした?」
不審に思ったのか、コートニーはシンに声を掛ける。
「あ、いや別に……そうか、シャトルの中か。 タバコ」
目当ての物を、シャトルに脱ぎ捨てたスーツのポケットの中に置き忘れたのだと気付いたシンは一人頷く。
「何だ、タバコか……プラントで環境汚染は感心しないな。 飴でも舐めていろ」
コートニーは自身のポケットを弄ると、ビニールに包まれた飴を投げた。
シンが口寂しいので、口の中に入れると、プラント製品にしては珍しく人工甘味料ではなく砂糖の甘さがした。
「人工甘味料0のプラントでは貴重品だ……しかしお前がタバコを吸うようになるとはな」
意外そうな顔のシンにニヤリと笑うと、しみじみとコートニーは言った。
「そうは言っても、俺も21ですよ。 まぁ、タバコは咥えてるだけですし」
シンにとってタバコは、四年間の傭兵生活の中で自然に覚えていた。
気分転換と余裕がある風に見せられるという事、礼代わりなどで色々と重宝していた。
「私やリーカにとって、お前はまだ子供から毛が生えた位のイメージしか無いからな」
「そんなもんですかね?」
にやりと微笑むコートニーを見ながら口の中で飴を転がし、少し不満そうにシンは聞き返す。
「そんな物だ……もうすぐ着くぞ。 局長も待ちわびているだろう」
コートニーの言葉に、前を見ると工廠の建物が見えた。
「来たか、コートニー、局長が首を長くして待ってるぞ。 そして、久しぶりだなシン!」
「親父さん! 何でここに?」
車を降りたシンの前に現れたのは元ミネルバ整備班長マッド・エイプス。
「ああ、辞令が出てな、工廠に移ったんだ。 今はヴィーノがミネルバの整備班長(仮)だ」
「(……整備班長(仮)? )ミネルバ? だってミネルバは」
沈んだはずの艦、家でもあった場所の名前に驚きの表情をシンは見せた。
「正確にはミネルバIIか……新造艦だ。 旧ミネルバの連中は殆ど戻っている。 艦長はあのアーサーだ」
「ええっ! 大丈夫なんですか!」
「その言い方は酷くないか?」
「まぁ、アビーやルナマリアが上手く補佐して何とかやってるみたいだがな」
アーサーの名前を聞いて驚くシンに、コートニーは苦笑し、マッドは肩をすくめた。
「おっと、局長に用事だったな。こんなとこで足止めするわけにはいかんな。 後でミネルバにも顔を出せよ……皆心配してたんだ」
ふと思い出したのか、マッドはシンの肩を軽く叩くと片手を上げ、工廠内へと戻っていった。
「……はい」
深く頷いたシンは、先に歩き出したコートニーに続いてエレベーターへと歩み始めた。

212MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 22:56:52 ID:???

地下行きのエレベーターを降りた先にそれはあった。
灰銀色の待機状態でメンテナンスベッドに固定された、何処かで見覚えのある鉄騎兵。
ツインアイが特徴的なGタイプモビルスーツ。 その足元に立つ一人の男。
「フン、来たか。 シン・アスカ……歓迎しよう、盛大にな!」
その場に、灰銀の鉄騎兵の前で白衣を靡かせ、両手をポケットに突っ込み、悠然と立ちはだかる初老の男。
若い頃は黒一色であっただろう髪は灰色に染まり、髪を逆立てていた。
身長は高く、180cmはある。 体格もがっしりとしており、鍛え上げられている。
その目は、一見技術者とは思えないほど生気、活力に満ち溢れ、……というかはっきり言おうゴリラだ。 
どこからどう見てもゴリラだ。 人間ではなくゴリラだ。 白衣を着たゴリラだ。


「あんたは……」
「あんた? フン、相変わらず口の聞き方を知らない奴だな」
呆然とするシン、ゴリラに似た男は口調は荒いが、寧ろ機嫌良く鼻を鳴らす。
「失礼、貴方は一体何者ですか」
此処数時間ほど、知り合いとだけ話して、フランクな口調になっていたか自省するとシンは咳払いをし、口調を正した。
「……やっぱり貴様が敬語だと、気持ち悪いな。 もっとフランクでいいぞ」
「あんたは一体! なんなんだァっ!」
あんまりな言い方のゴリラに、シンはキレた。 当然である。
「落ち着けシン。 ゴリ…ゴホンゴホン!……局長もからかわないで下さい」
鼻息荒いシンを宥め、コートニーは局長へと向き直り、咳き込むと目を細めた。
「ふむ、軽いジョークだったのだがな……それより変わったかと思ったが、内面はあまり変わっとらんな小僧?」
「……忘れているが俺と貴様は二、三度会った事があるはずだぞ」
「えっ……」
ニヤニヤと笑みを浮かべ、局長と呼ばれたゴリラはシンを見た。
「貴様の元愛機、インパルスを設計したのは俺だ」
「あっ! 思いだした。 ヴェルヌ設計局の……」
思い出しかけた記憶を辿りながら、言葉に詰まるシン。
「名前など、どうでも良い……呼び方に困ったなら、局長とでも呼べ」
頭を捻るシンの様子にも意を介さず、局長は鼻を鳴らす。
「でも、なんであんたが此処に?」
「まだ気付かないか?」
首を傾げるシンに、呆れたようにコートニーが指し示したのは先程の銀灰色のGタイプMS。
「あれは……まさか!」
シンは目を見開き、それに近づく。
薄暗さと遠くからだった為に見え辛く、各部のデザインが少し変わった為、分かり辛かったが、近づいたら良く分かる。
それは、その場でハンガーに固定されているMSは、ロールアウトから始まり、ザフト時代に一番長く乗った、かつてのシンの愛機、インパルス。
213MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 22:58:01 ID:???

全体的にインパルスのイメージをそのまま残したその機体、一目で変わったところを上げるなら。
頭部ブレードアンテナが四本からデスティニーに良く似たV字タイプに変更され、近接防御機銃が追加されていた。
胴体は、よりスマートで鋭角的なデザインに変更され胸部機銃の口径、砲身が大きくなり、MS相手にも有効な打撃が与える事が出来そうだ。
しかし、腹回りが変わっていない所を見るとやはりコアスプレンダーが入っているのだろう。
肩もよりエッジの効いたデザインに変わり、腰部サイドアーマーにはハードポイントが設置され、腕部には増加装甲とデスティニーのビームシールドに似た発生機。
脚部はかつてのインパルスそっくりだが、足の踵にあたる部分に二本のビームブーメランが装備されていた。

「シン・アスカ。 我々が貴様に用意した、現状で考えられる限り最高の機体だ」
「コードネーム『アスラーダ』 新型の、インパルスを超越したインパルス……インパルスエクシードだ」
局長は驚きを隠せないシンを見ながら、満足げな笑みを浮かべていた。
214MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 22:58:41 ID:???
同時刻、アーモリー1港湾部。

アーモリー1軍港の一角にあるザフトの倉庫ビルに彼らはいた。
明かりの一つすら付けずに大型のカメラや観測器機を据え付けている。 数は7、8人といった所か。
「そういえば、アスカ君はどうなったかな?」
「さあ? しかし、まさかあっさり正体がばれるとはなぁ」
心配そうに呟いたジャンに気の無い返事を返すと、やれやれと言わんばかりに肩をすくめるエド。
言わずと知れたアメノミハシラのエース二人である。
「正体隠そうとした私達が馬鹿みたいよね」
双眼鏡を片手に、ゲートを見ていたジェーンが大きな溜め息をつく。
「まぁ仕方ない……アスカ君にとっては蟠りもなくなって、丁度良かっただろうさ」
観測器機を設置しながら、ジャンは苦笑混じりに慰める。
「ま、キャリーの旦那が言う通りかもな……それにしても、みんなあいつが気になるんだな」
「ああ、何というか……」
エドの疑問に答える言葉を選んでいるのか、ジャンが僅かに言いよどむ。
「「「危なっかしいから目が離せない」」」
ジャンを除く、その場に居合わせた全員が口を揃えて言った。
「何だ、みんな同じか」
ジャンはニヤリと笑みを浮かべ、周囲を見渡した。
「どうにも放っておけないのよね……目が離せないというか」
ジェーンは腕を組ながら、困ったような顔を見せる。
「確かにありますな、何だか自分の子供みたいで、どうにも……」
元連合軍にいた軍曹は、年季とシワが刻まれた顔を歪ませると頬をかいた。
「ああ、なんとなく分かるな」
「旦那……老け込むにはまだ早過ぎるぜ」
軍曹の意見に頷いたジャンに、エドは軽口を叩く。
「……そうは言うがね。 私も50近いのだ。 老けもするさ」
エドの軽口に、大げさに肩を竦めてみせるジャン。
「「えっ?」」
「何だ、しらなかったのか?」
ジャンの発言に耳を疑う、エドとジェーンにジャンはあっさりと言った。
「てっきり30半ばくらいかと」
「ねぇ……」
エドやジェーンが勘違いしたのも無理は無いだろう。
一般的なパイロットの絶頂期は、30半ばだと言われている。
技術の成熟と体力限界のバランスがとれた、いわゆる油が乗った時期だ。
40代でMSに乗り始めた、パイロットとしては遅咲きに過ぎるジャンは、操縦訓練や実戦でかなり身体に負荷をかけていた。
それに自身の信念、不殺を行う為の技能の向上、工学博士としての研究等で精神、肉体への負担の多大と言える。
それこそ、並みのコーディネイターでは耐え切れないほどに。
215通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 22:59:22 ID:???
支援要るかしら
216MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 22:59:35 ID:???

「ハレルソン隊長、キャリー隊長。 艦隊が入港して来ます」
大型の双眼鏡を覗き、プラントの出島と港湾部を繋ぐ接続部を監視していたミハシラ情報員がその場にいた人間に声をかけた。
「おっ、どれどれ?」
「案外早かったわね」
エドとジェーンは情報員の言葉に手に持っていた双眼鏡を覗き、ジャンは観測機器を起動させる。

そもそも、こんな所にいるのは、連合軍(今となってはその名称さえ怪しいが)艦隊の戦力調査の為だった。
アーモリー1軍港に続々と入港する艦隊、その光景は観閲式、大規模合同演習さながらで、見る者が見れば興奮の余り鼻血を噴出さんばかりの様子だった。

「先ずは東アジアか」
エドの目が甲板に向けられる。 パフォーマンスだろうか?
ネルソン級戦艦の甲板に立つライゴウ二式、テンジン(量産型ハイペリオン、ヘリオスの東アジア仕様) ウィンダム東アジア仕様、それに多数の護衛艦艇。
「雑多と言うか、節操が無いと言うか」
旧式、新型のMS、どう見てもかき集めたとしか思えない艦艇群に、呆れたようにジャンが呟く。
実際、東アジア共和国の艦隊は急遽かき集めたのだろう。 
動きも何処かぎこちなく、所属艦艇、艦載MS部隊の所属がまちまちな事からもそれが分かった。
「主力機の筈のライゴウの数も、艦艇数もあまり多くはないな」
ジャンの言うとおり甲板に立っているMSが全てでないにしても、主力機であるライゴウの数は9機に1機程度の割合で他の機体で水増ししている印象だった。

「チッ、ユーラシアが来るぜ」
舌打ちしたエドの後、続いて入港したのは東アジア艦隊とは違い、艦艇の動きも違和感無く、ヘリオスMKIIで統一されそれらを甲板に並べたユーラシア連邦艦隊。
その内の一機、指揮官用に背後に大型アンテナを、頭部側面にケモノの耳状のセンサーを装備し、肩に、月に向かい吠える犬のパーソナルマークをつけた隊長機がエド達のいるビルを見た後、指差した。

『隊長? どうかしましたか?」
急に動いた隊長機に横にいた部下、スリー・ソキウスは通信を入れた。
「いや、昔の教え子がいたみたいなんでな、ちょっとした挨拶代わりだ」
隊長機に乗る男、『月下の狂犬』モーガン・シュバリエは笑みを浮かべ、スリー・ソキウスに答える。
「隊長、余り勝手な事はしては後で問題に……」
「相変わらず固いな、お前は。 ま、多少なら問題はないさ」
続くソキウスのお小言を通信を切る事で避けると、何処か懐かしそうにモーガンはビルを見ていた。

「げっ……」
「どうしたのよ」
急に頭を下げ、窓の下に隠れるエドに怪訝な顔を向ける。
「マッドドッグのおっさんがいたんだよ……しかもこっち指差した」
「そんな訳が無いだろう。 常識的に考えて」
窓から外の様子を伺うエドにジャンは訝しげに、エドを見ていた。
「本当だって!」
「エド、少し黙って、本命が来たよ」

217MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 23:00:19 ID:???

多数のユークリッドをタグボード代わりに入港して来たのは大西洋連邦艦隊。
先頭を行くのはAA級が3隻、メタトロン、サンダルフォン、アクエリオン。
メタトロンとサンダルフォンはドミニオンと同じ灰色のカラーを奔るグリーンの電路が特徴的だった。
アクエリオンは……なんとも形容しがたい。 
アークエンジェルと同じ白をベースに、各部を赤青緑に塗られた斬新極まる迷彩塗装が施されていた。
それも、その筈で現在の塗装はロールアウト時の各部の検査用塗装のままなのである。
本来ならば僚艦と同じカラーに塗装されるはずだったのだが、公試の後そのまま慣熟航海に入り、月基地に帰還した途端にプラント開放連合艦隊に組み込まれてしまった為、塗りなおす暇が無かったのである。
だが他国の人間には知るすべも無い。
その為、白をベースに各部を赤青緑に塗られた斬新極まる迷彩塗装がこの戦役の後、各国宇宙軍艦艇で大流行する事になる。
今までの国とは違い、甲板にMSは並べておらず、大国の威厳のようなものを感じさせた。

旗艦、メタトロン士官用控え室に、表情を歪ませた女性がいた。 黒髪を頭頂部に纏め、左頬にある桜のような痣が特徴的だった。
「気分がお悪いようですが、大丈夫ですか?」
大尉の階級章をつけたパイロットスーツを着た男が心配そうに声を掛ける。
「気分も機嫌も最悪ね。 大尉、貴方はコーディネイターの家にお呼ばれして平気でそこに入れる?」
表情を歪ませたまま、中佐、『乱れ桜』レナ・メイリアは意地の悪そうな声で大尉へと問いかけた。
「私は中佐と違いブルーコスモスではありませんので」
済ました表情、もっともヘルメットで表情は見えないのだが。 で答える大尉。
「残念だったわね。 私も違うわ。 ……それにしても何故艦内でパイロットスーツを着ているのかしら?」
文句を言って少しは気が晴れたのか、先程よりも落ち着いた声でレナは大尉に聞く。
「乙女座の男は我慢弱く、落ち着きの無い男だと定められているのですから仕方ありません」
「はぁ、君はエキセントリックな発言を抑えれば、もう少し出世できるわよ。 腕も指揮能力もあるのだから」
大尉のなんとも言い難い表現に溜息をつくと、老婆心からの忠告をする。
「遠慮しておきます。 私は生涯現役です。 この果てしないそらにそう誓ったのですから」
外に見える漆黒の宇宙に恍惚の表情を浮かべると大尉は言う。
「はぁ……勝手になさい」
「では失礼します」
 再び溜息をつくと手をひらひらと振り、退室を促し大尉は敬礼と共に立ち去る。
大尉の後姿を見ながらレナは思う。 部下と教え子に恵まれないのは自分の天性のものか、と。
218MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 23:00:59 ID:???
アーモーリー1工廠地下
「何突っ立っているこっちに来い」
想定外の事態に口を半開きにしたまま呆然と立ち尽くすシンに局長は自身の方へと手招きをした。
ちょっとゴリラのドラミングぽいなとシンが思ったのはここだけの話である。
「は、はぁ……」
気の抜ける返事を返すとシンは視線をインパルスへと向けたまま歩き始める。
見た事はないが、鳩が豆鉄砲喰らった時の顔とはこんな感じか。 ふと、そんな事を考えながらコートニーも後に続く。
「さあ座ってくれ」
シンの顔を愉快そうに見ながら、局長は簡素な作りの机と椅子への着席を促す。
「あの、こいつは一体? なんでインパルス?が……」
「まぁ、待て、茶ぐらい出してやる。 話はそれからでも遅くはあるまい」
ようやく冷静さを取り戻したシンは、疑問の答えを得ようと、矢継ぎ早に質問を投げかけるが、やんわりと静止される。
「……はい」
またしても曖昧な返事を返すしかなかったシンは、不満げな表情を隠さず渋々席に座る。
コートニーはそんなシンを横目に砂糖とミルクを取りに行っている。
「出涸らしの茶で悪いが飲んでくれ」
金属製のポットから言うとおり薄い紅茶をカップへと注ぐ。
「いただきます」
素直にシンは
「さて、早速で悪いが本題を話そうか、……巡を追って話すから余計な口は挟むなよ」
ある程度シンが紅茶を口にして、一息ついたのを見計ると、局長は大型のディスプレイを机の前に持って行き、口を開き始めた。
「はい、お願いします」
既に抵抗する事を諦めたのか、素直に頷くシン。
「先ずはこいつから説明しよう。 NZMF−X13コードネーム『アスラーダ』 インパルスエクシード……一応プロトプロトガルバルディって事になっている」
「実際にはコイツが本命でガルバルディはデチューンモデルだ」
ディスプレイに映るインパルスの設計図を指差しながら進める局長の説明に、コートニーが補足を加える。
219MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 23:01:51 ID:???
「ガルバルディを元にした。じゃなくてインパルスが元なんですか?」
局長の言葉に、シンは驚きと共に声を上げた。
「だから余計な口を挟むなと……まぁいい、質問の答えはイエスだ」
「上には言い訳に色々言ったがガルバルディはインパルスエクシードの予算捻出の為の副産物だ。 基礎設計はほぼ同一で外装や構成素材を変え……オプションを外しただけだ」
微妙に釈然としない表情で、一言、二言呟くと局長は答えた。
「予算捻出って……だいいち、基礎設計いつからやってたんですか?」
「んー、いつからだったかな?」
呆れたようなシンの問いに、思い出そうとにも思い出せず局長はコートニーへと投げる。
「原型なら、デスティニーと同時期に。 全く同じ物はここ一年程ですね」
「そうだったか。……やれやれ、年の所為か物忘れが酷くなっているな」
携帯端末を見てデータの参照をすると事もなさげにコートニーは答え、局長はやれやれと頭を振った。
「ま、兎に角、アスカ。 貴様の戦闘データを元に無駄な機能を省き、リジェネイト寄りに再設計し直した真のシルエットシステム対応機。 それがインパルスエクシードだ」
「真のシルエットシステム? リジェネイト寄りにとは?」
力説する局長の言葉に首を傾げるシン。
「しん、俺が以前話した事を覚えているか?」
「ええ……まさか完成したんですか? ドラグーンフライヤーが!」
助け舟を出したコートニーの言葉に、シンはコートニーの語ったインパルスシステムの完成系、その重要な中核を思い出す。


前々大戦、ヤキン・ドゥーエ戦役において、ワンオフの超高性能機と一騎当千のエースによって戦況が決した事例から、戦場の一つの可能性として研究が進められてきた。
研究開始以前から、戦術レベルであれば兎も角、戦略レベルでの勝敗を覆すのは不可能だと分かりきっていた旧ヴェルヌ開発局局長を中心とするメンバーは、あくまで戦術レベルに焦点を絞り、一つのコンセプトを纏め上げた。
即ち、あらゆる局面において単機での局地制圧を実現する究極の万能機である。
機体のベースには2機のMSが選ばれた。
一機は敵の戦術に対応するあらゆる兵装を装備した武装の万能化ではなく、特化された武装を交換することにより柔軟に戦術を変化させることで多大な戦果を上げた名機ストライクのコンセプトをオマージュしたテスタメント。
もう一機はいくら撃破されても、本体がやられない限り各部位を交換する事で無限に等しく再生する機体リジェネイト。
この二機の長所を併せ持つ……敵にとって衝撃(インパルス)を与える機体。 

だが長所を併せ持つと言う事は短所も同じと言う事である。 つまり、単機では武装の交換が出来ず、破壊された部位が近くにない場合再生できない。

それらを補うべく計画されたのが、インパルスシステムの中核、ドラグーンフライヤー。
この無線誘導型無人航空機は、全てのパーツを、ドラグーン・システムでリンクし、母艦のサポートによらず単独自由自在にでパーツの換装やエネルギー補給を行う媒介として計画された。
だが、設計段階で空間把握能力適正の問題とコストの高さが問題視され、単純な命令のみをこなすシルエットフライヤーへと変わり、
インパルス本体もユニウス条約に規定された「MSの保有数の制限」の規制をパスする目的から3つのパーツからなる分離・合体機構を採用したため、インパルスはインパルスシステム対応機としては未完成に終わってしまったのである。
220MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 23:03:11 ID:???


「そうだ! 技術的ブレイクスルーにより、ドラグーンフライヤーは適正、コストの面も改善した!」
「ドラグーンフライヤー完成により、チェスト、レッグの飛行機能は不要になった。 そもそもいらなかったけどな! よってリジェネイトの様に各部位のフレキシブルな運用が可能になったのだ」
バン! とディスプレイを軽く拳をぶつけると、局長は声を荒げ叫んだ。
「装甲素材はVPS複合装甲。 バイタルパートだけラミネート装甲を使ってる。 
固定武装として『頭部12.7mm近接防御機銃』 通常装甲、中距離戦闘用に『胸部50mm対MS用長砲身高初速機関砲』
腕部にソリダス・フォルゴールの流れを組むビームシールド、ビームソード兼用のビームドライブユニット『ビームカタール』 肘にもちょっと仕込んであるが後でのお楽しみだ。
脚部に装備されていたフォールディングレイザーは撤去され、膝装甲裏側に、射出可能な超高速電磁加速PSパイルバンカー『ベルゼルガ』を新たに装備。
さらに踵にあたる部分に新型ブームブーメラン『ライトニングエッジ』を2本づつ装備! 白兵戦においては、まさに無敵のMSだ! ……突っ込まれる前に言うが、遠距離戦は各シルエットでカバーするぞ」
「全身武器の塊ですか。 防御力はどうなんです?」
局長の熱の篭った解説と機体スペックに感心しながらシンはふと沸いた疑問を投げ掛けた。
「ああ、装甲は当てにするな。 避けろ。 受けるならビームカタールで、だ。」
「……ん? 待ってください、VPS装甲があてにならないんですか?」
装甲をあてにするな。 ビーム兵器が標準装備となった現在では珍しくは無かったが、わざわざ協調する局長の言い方にシンは引っかかりを感じた。
「昨今はビーム兵器が標準化されてるからな。 装甲は無意味だ」
「一寸、スペック表見せて下さいよ」
何故かシンを直視しようとしない局長に業を煮やしたのか、シンは白い目でスペック表を要求する。
「ほら」
シンとコートニーからの冷たい目線に耐え切れず、あからさまに嫌そうな顔で携帯端末を渡した。
「…………バッテリー機なのに随分出力がありますね」
「機体各部にコンデンサとバッテリー仕込んであるからな。 無論新型デュートリオンシステム搭載だ。 そこらの核動力機相手にしても引けはとらん」
「へぇ……」
「どうだ? 何も問題あるまい?」
「軽い……」
(気付いたか)
ぼそりと呟いたシンの一言に、コートニーは局長には見えないように口元を歪ませた。
「VPS装甲使ってこの重さは……ガルバルディと変わらない筈無い。 局長、装甲厚どれぐらいあるんですか?」
「……」
シンの追求に、局長は何も言わず、人差し指と親指で厚さを表現する。
「局長はそれで分かりますかい」
「5cm……」
普段では考えられない、まるで別人のようなSっ気たっぷりの冷たい目に晒された局長は観念したのか具体的な数字を口にする。
「はっ?」
「5cmがVPSの厚さだ! 後はハニカム構造の軽量特殊合金だ。 ……そんな目で見るな!  仕方なかったんだ!」
装甲厚5cmと聞いたシンの見ただけで人を殺せるような目つきに、局長は必死で目線を外し、コートニーは乾いた笑みを顔に張り付かせる。
「許してやってくれ、軽量化と機体剛性、耐久性、防御力を確保して、両立するにはVPSと軽量特殊合金の複合じゃないとじゃないと破片や機銃、実弾ダメージ、質量兵器の衝撃を殺せないんだ」
「あ、謝らないでください……えっと」
局長に変わり、頭を下げるコートニーに、シンは慌てて頭を上げるように言う。
「……すまん。 一応強度は保証する。 理論上は対艦ミサイルスレッジハマーを喰らっても墜ちない」
「本当に大丈夫なんですか?」
平静を取り戻した局長も頭を下げ、ディスプレイに装甲防御力と計算式を表示させる。
「少なくとも、デスティニーみたいにPSダウンする事はない」
頭を下げたまま、デスティニーとの比較画像を見せる局長。
シンが、局長に頭を上げる様に言わなかったのは、キラにも見せた意地……と言うかなんと言うか。
221MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 23:03:52 ID:???
「あ、局長、一つ聞きたいんですけど」
「ん、何だ?」
ふと思い出したように言うシンに局長は頭を上げる。
「プロトガルバルディに積んであったユニットRB。 あれ、何なんですか?」
「……ユニットは、パイロット補助用の……バイオコンピューターだ」
「本当ですか?」
「ああ、そうだ。 元々はこの機体のためのデバイスだ。 既に積み替えてあるがな」
歯切れ悪く答える局長にシンは再び問いただし、局長はゆっくりと頷いた。
「まぁ、だったら良いんですが。 ああ、そういえばインパルスなら、シルエットもあるんですよね」
「おお、よく聞いてくれた。 とりあえず3つ。 プロトガルバルディに装着されていた中距離高機動型クロスフォース、近距離格闘型アシュラソード、遠距離砲撃型ヘッジホッグブラスト」
気を取り直し、話題を変えたシンに、局長は大画面モニターを指し示して、インパルスエクシードの完成図を見せる。
VPSの起動したインパルスエクシードは、白い機体色をベースに所々を青に塗られた、レーシングカーかコンセプトモデルをイメージさせるものだ。
「クロスフォースはもう使ったから知ってるな? ロングライフルに、マイクロミサイル、高機動ウイング。 ベーシックな中距離戦主体のシルエットだ」
「エクシードではそれに加えてサイドアーマーにレールガンを追加した」
「それまでの高機動型の弱点、バランスが良い反面、パンチ力不足である所を補う為、火力の底上げと手が塞がってる時用だ。 後は肩に追加スラスターを追加してる」
「なんか、フリーダムっぽいですね」
デスプレイの完成予想図を見るとシンの言うとおり、レールガンと翼、それにカラーリングの所為か、何処かキラ・ヤマトのフリーダムを思わせた。
「……気に入らんなら外せるぞ?  プロペラントにする案もある」
微妙に不満げなシンの様子にコートニーは声を掛ける。
「レールガンを外すなんてとんでもない! 両腕がやられた時どうするんですか!」
コートニーの言葉に、机を両手で叩き、勢いよく立ち上がるとシンは血涙を流しながら訴える。
「す、すまない。 余計な事を言ったようだ」
「わ、分かった。 そのままにしておくから落ち着け」
シンの鬼気迫る様子に、コートニーは素直に謝り、局長も興奮したシンを宥める。
「じゃあ、次はアシュラソードか。 インパルスの横に実物があるから、それを見たほうが早いな」
「横にあるのが主兵装たるビーム対艦刀、MA−1018、ロンゴミアントだ」
局長の指差す先、インパルスエクシードの横には、確かに二本の片刃の対艦刀が無造作に置かれていた。
ただエクスカリバーやアロンダイトに比べれば斬機刀と言っても良いほど短く、重斬刀の様に厚みがあった。
「んー、なんていうか、なんか短くないですか?」
シンは戸惑っているのか言葉を選び言いよどむ。
確かに対艦刀を名乗るには少し短かった。 だがその刀身には重量感があり、見掛けからも対艦刀の名に相応しい威力がある事は分った。
その辺りの微妙な感覚がシンを言いよどませたのだろう。
「いいんだよ! 対艦刀、特にザフト製。 いや! もっと言えばMMI製対艦刀と言えば、長い、細い、薄い、良く折れる」
「う……」
シンの疑問にムッとしながら声を張り上げ、局長は叫ぶ。
222MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 23:04:39 ID:???
確かに言う事は一理あり、シンもまた戦闘中に折れた経験があるので、言葉に詰まる。
ちなみにMMIとはマイウス・ミリタリー・インダストリーのことで銃機の老舗と呼ばれ、MS開発初期からMS用銃器の開発に関ってきた民間メーカーである。
だが、重斬刀の老舗であるMA(マティウス・アーセナリー)のシェアを奪う為に作られたテンペストビームソードのザフトへの正式採用により近接兵器にも手を伸ばしていた。
「MMIは馬鹿じゃないのか!? 短くして、太くして、厚くすれば良いのによ。 エクスカリバーが折れるって意見出しても懲りずにアロンダイトも細くしやがって」
「しかも伸縮なんてさせるから強度はガタ落ちだ! 馬鹿野郎どもが! 銃器屋は鉄砲だけ作ってろ!」
どうもMMIへの怒りはかなり私怨が混じっているらしい局長の罵倒は未だ止まらない。
「でも、言いすぎじゃないですか?」
「局長、それは暴言じゃないかと」
シンとジャンは口を揃えて局長に批判的だ。 というか一人で怒り狂ってるだけなのだが。
「……シン、お前対艦刀何回折れた?」
吹いたりの批判に、局長は不満そうに口を尖らせるとシンを睨みつけた。
「折れない武器が一番ですね!」
即答だった。 エクスカリバーやアロンダイトが折れるのは、余程らしい嫌な思い出らしい。
「そうだろ? MAに特注で作らせたコイツなら間違いなく折れん!」
シンの言葉に頷くと、局長は顔の前で拳を握り締め、ロンゴミアントを指し示す。
「言い切りましたね」
「フン、なにしろレアメタルを大量に使っている上に、MAの技術の粋がつぎ込まれてるからな。 煽りまくった甲斐があったと言うものだ」
半ば呆れたようなコートニーの口調に、邪悪な笑みを浮かべるとほくそ笑んだ。
どうもMAに茶々を入れて、技術屋根性を煽った後、作らせたらしい。
「そういえば、肝心のシルエットがありませんね」
局長の邪悪な笑みと問題発言を華麗にスルーしたシンの言う通り、回りには、銃身とアンカーユニットのついた増加肩アーマーはあるが、肝心の背負い物が見えなかった。
「アシュラソードシルエットのバックパックは調整中だ。 本体は仕上がっているんだが、それに付随するアームユニット、ドリル、バイス、ウィップ、ライトニングの4つが未調整でな」
なにやらブツブツ言っている局長を無視し、シンの疑問にコートニーが答える。
「まぁ、調整やら直ぐに終わる。 これからやれば……なんだ!」
コートニーがシンに向かい、振り向いた瞬間、周囲に甲高いサイレンが鳴り響く。
「何だ! 何があった!?」
自分の世界に入り込んでいた局長は我に返り、慌てて電話を取り、地上との連絡を取る。
「なんだと?……本当か!……分かった」
「局長」
「どうだったんですか」
シンとコートニーは局長へと真剣な眼差しを向ける。
「最悪だ。 哨戒ラインが突破された……敵が来るぞ」
局長の言葉に、シンは自身の心臓の鼓動が高まるのを確かに感じていた。
223MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/12(金) 23:05:32 ID:???

今回は以上です。
ようやく主人公機登場ですが、搭乗は次回に持ち越しです。
どっかで聞いた事あるような口調や見た事ある様な人がいても気のせいです。 気のせいです。
ご感想、ご批判何でもお待ちしております。
224通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 23:30:57 ID:???
うp乙!

単純比較することは無理だけど、5センチってM4中戦車の
車体前面装甲よりも薄いという…実際人型って装甲厚くは出来ない気はするけど。

225通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 23:32:15 ID:???
大尉ってまさかミスターブシドーw
226通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 23:33:32 ID:???
>>超高速電磁加速PSパイルバンカー『ベルゼルガ』
最低野郎wwwええ、パイル最高です
227通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 23:36:24 ID:???
乙です。

たしかにありえない位折れてましたからね・・・
しかし、研究員しかり研究者の女しかり白衣の男しかり局長しかり、このスレの技術屋は例外なくマッドメカニックなのか・・・
228通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 23:36:54 ID:???
完成させちゃったのかよwドラグーンフライヤーwww
229通常の名無しさんの3倍:2009/06/12(金) 23:54:14 ID:???
GJ!
ブーメランの位置的にデスティニーインパルスの素体がベースっぽいな
つか連合戦艦名www創世合体でもする気かwww
230通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 00:30:34 ID:???
・・・このスレの各作品の技術者が共同でMSつくったらどうなるんだろ・・・
231通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 00:37:41 ID:???
アロンダイトって折れたの一回だけだぞ?
メサイヤ戦の対隠者 ビーム同士が干渉しないなら 隠者の足が切れてる筈だが
例によっての補正で
232通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 00:39:36 ID:???
>>230
絶対に合体変形する。
233通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 00:44:08 ID:???
>>230
設計思想だの機体コンセプトだので揉める+家の子(機体)が一番可愛い(凄い)!の我の張り合いの結果、途中で殴り合いに突入します。
234通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 00:44:49 ID:???
バンクでハゲに二回折られた
235通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 01:05:37 ID:???
>>230
余所のだと
◆武器
パロマ・アッキーナ技師
ハーナ・バルスス女史
ローエン・グリニデ博士
レール・ガンロック卿
ミノル・ラケルタ技師
ハンタ・アイゼン技師
◆飛行システム
イーオン・クラウトロス技師
チョン・テンドウ教授
◆OS
カトウ教授
キャリー・B・レーヨン技師
ギジヒ・シーツ技師
等、CEを代表する技師が集まってサイコインレに似たナニカを作ってたよ
236通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 01:10:35 ID:???
>>235
酷い名前ばかりだwww
ところで
>ハーナ・バルスス女史
って外道で婚約者のジンのジャンクを燃やそうとした人?
237通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 01:12:16 ID:???
CEでもっとも有名だと思われる陽電子博士はいないのか
238通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 01:14:19 ID:???
>>235
粗大ゴミしか出来無いような悪寒
239通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 01:16:47 ID:???
>>237
多分ローエン・グリニデ博士が陽電子博士何だろう

小悪党のオーラがギュンギュンします
240通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 01:18:30 ID:???
いっそのことロウも投入してみる。
241通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 01:22:37 ID:???
>>233
暴力に訴えたら現役軍人+ベテランMSパイロット+技術者のシホが出ている作品が優位だな。
GSCIと光芒、他にはどれか出てたっけ?
242通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 01:44:16 ID:???
>>240
―特報―
この開発チームはシチューのようなものだ…
―CEXX年夏―
サハクが運用するミハシラ、DT社、アルマルフィー財団、ヴェルヌ局、ジャンク屋ギルド、そしてマーシャン……
さらには目付役として大公直属のスタッフも乗り込むと聞く
―究極の技術者達の戦いがいま始まる!!―

研究員「技術の価値……これは人が決める」
―同時上映「シンの夏休み〜愛憎編」(R18のため未成年は保護者同伴でお願いします)―
243通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 09:32:19 ID:???
>>242
前半はプロジェクトXのようなふいんき(n だが、
同時上映の方が気になってしょうがないw

お嬢様、恥を捨ててプランAでシンに迫っても無理でs(ry
244通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 11:14:12 ID:???
今なら「ミナ・サハクの“こんなに大きいのよ(身長が)!“おっぱいマウスパッド」か「お嬢様の揺れる触れるマウスパッド」が漏れなくあたる!
245通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 12:56:56 ID:???
GJ!
一度だけコートニーがジャンになってるっぽいな
工学博士だからテレポートしてきたのかと思ったぜwww
246通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 15:09:34 ID:???
OSならキラ・ヤマト氏の特別協力を得るとか
247通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 15:33:10 ID:???
スパゲティーOSなんざいらねーよ
それよか劾つれてこい
248通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 17:09:23 ID:???
>>244
後の陽電子砲も防ぐマウスパット装甲である
249通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 17:25:23 ID:???
馬っ鹿お前ここは自力で赤枠のナチュ用OS完成させた(種死以降は8のサポートなしで赤枠使ってる)ロウか
キラの恩師でありキラの作ったナチュ用OSも越えられない、傑作の緑枠のナチュ用OSを作り上げたカトウ教授の出番だろ
250通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 19:49:38 ID:???
なによりも先にまずドリルだ
あの回転する刃は漢の浪漫だからな
251通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 21:40:26 ID:???
>>223
GJだぜ!メルツェェェェェェル!!
252通常の名無しさんの3倍:2009/06/13(土) 23:27:59 ID:???
今晩グゥレイトォ!(挨拶) 炒飯スレから出前に来たぜ!
http://hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/shar/1243989792/168
職人宛に炒飯一丁お待ちぃ!ID的に愛あるハム炒飯にしといたぜw

          (⌒⌒⌒)
           | l    |
           |_l___|,
          ヾノ"~^ヽ,^
           リ ´∀`)     ところで俺の出番ry(>>80)
           ( ⊃┳⊃
   ブイィィ―ン  (_)ヽ・a゚I・゚/
          (  [0 ゚甘゚]
   =二三三 ◎―◎⊃⊃

そんじゃ邪魔さんっした〜
253通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 02:11:09 ID:???
>>252
公っぽいのが出た途端にハム炒飯とは……これも愛から憎しみを越えた宿命(このスレでもよくあるよね)というものか。
ごちそーさん。 次はチャーシュー入りで頼む。
つ\__/
254999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/14(日) 09:05:32 ID:???
「メイリン=ホークさんの様態は安定しました…しかし弾丸は子宮を貫通しましたので…残念ながら…今後お子さまは期待できないでしょう。」
 残酷な医師の言葉にルナの慟哭が響く。俺はルナを優しく抱き止めるがルナは暫く泣き止まなかった…俺はいったい何をしているのだろうか…何がしたいのだろうか?
 そういえば造られたマユはどうなったのか?まさか本当に処分されていないか?疑惑は浮かんでは消える。
 本当のマユは一緒に近所の公園等で遊んでいても、些細なことで喧嘩してムッとするとフラッと家に帰る。そんな娘だった。
 ルナマリアは俺にメイリンの付き添いをすると言い、シンに自分とメイリンの入院準備物を取ってきて、と頼みメイリンの病室に入って行く、俺はやりきれない思いで病院を後にした。
 戦後俺達ミネルバ隊の大半はオーブに移住させられた。デュランダル派と見られていたためプラントは厄介払いしたかったのだろう。
 俺はザフト時代の給料、手当て、親の遺産全てを払って昔住んでいた家を再度購入した。我ながらセンチメンタルかと思うが買ってしまったからにはここで…と思う。
 病院から自分のバイクで帰宅する。家の前でエンジンを切り門扉をくぐったとき、そこに昔失った光景があった。玄関前で何も出来ず寂しく膝を抱えているマユ…
 心臓が激しく動く、一瞬考え、それが再生された妹とわかり今度は怒りに変わる…だがそれが何に対しての怒りか、シンにもすぐにわからなかった。
 再生されたマユはシンの顔を見て、一瞬安堵と喜びの表情を浮かべるがすぐに哀しそうな、淋しそうな顔をしている。そして涙混じりの、か細い声で、
「行くところがないの…」と訴えた。
 シンは涙をこらえるその姿が完全に…あの時永遠に失った妹と重なり、優しく微笑み抱きしめる、
「遅くなってごめん。おかえり。」
 そう告げて家に招き入れた。紅く染まった夕暮れに少女の鳴き声がそこにはあった。
 
《紅の贖罪 後編》
 
『地球連合政府は相次ぐ地方でのテロ、紛争に対しての抑止力として、大規模な傭兵組合を結成することを決め、様々な傭兵の参加を呼びかけ…』
『プラント行政府は本日、地球のマンパワー復旧の為、Life Recycleで優秀だった人材を送り地球の復興に役立て、プラント、地球の相互理解の機会になるのでは、と期待されています。ジョン=ゲイシー団長は…』
『昨晩、プラントを騒がせている仮面の怪盗ケチャップヘアーがまたもあらわれました。今回被害にあったのはプラント美術館の〈貧乳に悩むアズラエル〉と呼ばれる総天然ダイヤでできた彫刻で時価総額はうまい棒三億本以上…』
255999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/14(日) 09:07:29 ID:???
 シン達はミラージュコロイドを纏ったまま、プラントに程近い宙域に向かう。そこには元オーブ所属、現在は「アメノミハシラ」所属の新型強襲宇宙空母『イズモU』に収容された。ミラージュコロイドを解いたMS『ドウジギリ』がハンガーに収納される。
 ドウジギリはオーブとアメノミハシラで共同開発された試作機のうちの一つだ。
旧北太平洋のブリッツをベースに今回は宇宙戦闘迷彩を施されている。元々ミラージュコロイド運用を前提に開発された機体などのでPS装甲は施されていない。
 ツインアイは細くGAT系列で特徴的だったV字アンテナが無い代わりに短いブレードアンテナが付いている。全体的に細身の刺々しいフォルムにまとまっている。
 固定武装は実弾系の腕部機関砲と大腿部に収容されたアーマーシュナイダー、腰部に風船でできたダミー隕石と熱源付きのダミー人形を搭載している。
 後は必要に応じて携行火器を使う。熱源に対しても厳しく検査され、現在は大型ラジエーターを搭載したことにより排熱が抑えられている。
 良い機体だがシンもキラも自分が乗るなら違う機体を選ぶと考えている。キラは今でも高機動の砲撃タイプを好むし、シンは超高機動の、戦局に応じて柔軟に対処できる機体を選ぶ。
 一般的にアロンダイトやエクスカリバーのイメージが強いシンだが、実際はオールラウンダーだ。
それは戦争初期のキラにも言えるたことで、柔軟さがある証拠であった。戦争後期になるとキラは「フリーダムが無いと…」と女々しいことを言っているが、その後の「自分を変える」努力により専用機ではなくてもかなりの戦果を出せるようになっている。
 今まで絶えず工夫し、上を目指した二人は互いに鍛え、鋭く、強くなっていた。
 キラとシンは作戦予定に従いディアッカ、ミリアリアを別室に案内し、ミユを連れてブリッジに向かう。
途中すれ違う兵に敬礼をしっかりする。兵の人種や年齢は様々だ。だが共通していることは皆が一つの目標を目指していることだった。
 ブリッジに着いたシン達は司令に報告をする。戦闘宙域にもかかわらず、ブリッジは落ち着いていた。
 司令、モーガン=シュバリエが落ち着いて指揮を取っている。将が落ち着かないなら、それは部下に伝染する。冷静さを欠いた友軍はあてにできない。
「キラ=ヒビキ、及びシン=アスカ、オペレーション『ハーメルン』終了しました。」
256999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/14(日) 09:08:35 ID:???
「了解、任務ご苦労だった。参謀に報告後別室で待機するように。」
 モーガンがキラ達の苦労をねぎらい別室待機を命じるが、
「ミユちゃんもかわいくなったね、」
 ミユを見てそうなごむ。家族をエイプリールフールクライシスで失ったモーガンはミユのことをかわいがっていた。本人からは聞けないが失った娘がいたようだった。さらにモーガン自身は現在はパイロットではない。
 にもかかわらず、シンとキラがかつての専用機を使っても、今のモーガンには勝てないだろう。もっとも、シン達はモーガンに敬意を払っていたし、モーガン自身かつて「月下の狂犬」と呼ばれた恐ろしさは無く、ミユに「大好きなおじいさま。」とよばれている。
 その上でモーガンはシンとキラを導くことを考えていた。
 キラとシンが敬礼しブリッジを後にする、ミユはシンの右袖を握りしめる。ミユはまだシンのコートを羽織っているが下は例のスクール水着型ボディアーマーだ。恥ずかしいのだろう。
「ミユ、先に部屋戻って着替えてな。」
 シンが一見ぶっきらぼうに、その実優しく告げるとミユは素直に頷きシンに「待ってるからね。お兄ちゃん。」と言い別れる。その様子をキラにニヤニヤと笑い「シンはシスコンだな、」と茶化す。シンは、
「シスコンで何が悪いんです?結婚を前提にロリっ児引き取ってる人にいわれたくありませんね。」
 と言い返す。実際キラはLife Recycleで行き場を無くした子供(女の子限定)を引き取り養っている。キラ曰く男は労働力となるためいないらしいが怪しいものだった。
 その理由はラクス=クラインと破局した後に行き場を無くした女性を自分の女にしたからだった。対するシンはミユを溺愛していたし妻達も深く愛していた。
 シン達が話す内に作戦参謀室に着く。キラはノックの後入室する。シンも入るとそこには作戦参謀カズィ=バスカーグ二佐が逆さ釣りになっていた。
257999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/14(日) 09:15:26 ID:???
今回はここまでです。外伝で気を悪くされた方には申し訳ありませんでした。
 ここに謝罪させていただきます。

オジョウサマ、オノゾミドウリトウジョウサセマシタ…
258通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 09:55:51 ID:???
GJ!
いつもながら泣かせとツッコミ要素のブレンド具合いが凄いね。
しかし………




脳改造全然効いてねー!むしろさらに危険に…逃げて―――!!!
259通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 10:04:28 ID:???
>うまい棒三億本
この時代の宇宙ではアレが基本通貨になってるのか
そういえば「日本以外全部沈没」では超高級食だったな

それにしても・・・・・ナニがあったんだカズィ・・・・・・
260通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 10:37:32 ID:???
うまい棒3億wwwwwwwwww

少なくとも30億円か。もうどうしようもねえなこの世界wwwwwwwwwww
261通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 11:39:02 ID:???
宇宙生活での主食は飲むゼリーとうまい棒である。
因みに赤服、黒服、白服、紫服の給与はテリヤキ味のうまい棒により支払われる
262通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 11:53:03 ID:???
つかこのシン既婚者(しかも一夫多妻?)か!

キラはキラで結婚したうえで光源氏計画やっとるしなんつうかもの凄いな
263通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 11:53:10 ID:???
それらを全て納豆と納豆味豆乳にすり替えて…
264通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 11:59:13 ID:???
投下乙
しかしカナ文字は半角じゃないほうがいいんじゃないだろうか?
なんか読みづらい
265通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 12:56:22 ID:???
>>261
ちなみにボーナスは「ハバネロスナック」とドリンク
ドリンクは「維力」「Drペッパー」「サスケ」「スイカソーダ」の中から選択
266通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 15:51:26 ID:???
>>261
インカ人に逆戻りか!?
267通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 16:52:40 ID:???
コーンポタージュ味を巡って、凄まじい戦いが繰り広げられそうだw

それはともかく、何があったカズィ!
268通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 21:27:49 ID:084AJldY
そういやこのスレのシンって既にカプ確定してるのが多いな
999氏のもだし
269通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 21:29:26 ID:???
ごめんageてしまった
ハンドレッドに貫手されてくる・・・orz
270999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/14(日) 22:16:10 ID:???
 プラントは飢餓に支配された、だがコーディネーターは死滅しなかった。
 プラントは血で血を洗う暴力の支配する世界に変わってしまった。
 食料の乏しいザフトにとって嗜好品は高価なものだった。
「ヒャッハー!うまい棒納豆味はサイコーだぜぇ!他の味は袋ごと粉々にしたぜぇ!」
 うまい棒納豆とサラミ、サラダを大人買いした悪党が悪党がらしく言う。その周りには子供達がうらめしそうにみている。
「まてぃ!」
 そこに二人の救世主が訪れた。
「今すぐ粉々にしたうまい棒照り焼き味を弁償するんだ。」
 金髪救世主が言う。
「うるせー!なんだてめーわ?ぶっ飛ばしてや…ヨメブー」
 悪党が雑魚になった瞬間なんだかんだで倒される。ちばてつや様の声で「南兎ドリルインパルス」とか聞こえるがサービスだろう。
「あなたのお名前は?」
 子供達が聞く。
「私は南兎衰超拳のレイ・ザ・バレルHG.ne.jp」
 なんでHG.ne.jpなのかは知らない。
「俺は南兎吐露拳のシン。」
 二人が名乗り去る。駄菓子屋に平和が訪れた。
 
 
 
 泥酔して書いた後悔しているが反省しない。 
通貨単位がうまい棒表記なのはアースダラーがどんな価値有るかわからんかたからです。 
 半角カナは止めるようしますのでよろしく。さてオジョウサマでばんですね、わかりました。
271通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 22:31:50 ID:???
>>270
レイは水鳥拳のままなのに、シンは何故かシュウポジかw
素直に南兎固執拳のシンでいいジャマイカ
272通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 22:32:14 ID:???
殉星のシンだと白鷺拳ではなく孤鷲拳だったはず。
この場合はさしずめ信念や執念の男という事で「固執拳」
もしくは傭兵パターンの多さから「雇襲拳」とか?
273通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 22:34:36 ID:???
カブッタ………
アズラエル関白の御前で貧乳舞いを披露してくる
274通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 22:44:18 ID:???
炒飯は降格券?
275274:2009/06/14(日) 22:45:20 ID:???
拳の字間違えた orz
276通常の名無しさんの3倍:2009/06/14(日) 22:53:18 ID:???
受け取り拒否したい券だよな。リアルに不吉すぎる。
277通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 05:24:43 ID:???
なんと萌皇拳はミユちゃんですねわかります。 
278通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 12:31:32 ID:???
>>274のせいで今日からディアッカの仕事はペットボトルのキャップと輪っかとラベルを分別する作業だお
279通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 12:36:17 ID:???
なんと貧乳拳
280通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 13:08:43 ID:???
さすがに、>>279が貧乳拳でミンチになることはないだろ。
そのあたりは色々考えて作られてる。角度とか。
281通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 17:59:48 ID:???
ルナマリアは六聖拳じゃないけど誤射星で決まりかな?
282通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 19:16:57 ID:???
>>281

下手に策をうって逆にピンチを招く

誤射(誤爆)星が一人
ユーラシアのジブリール!!
283通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 19:21:18 ID:???
>>281
誰が上手いことを言えと(ry
それならミナは元斗皇拳の使い手だな。 ゴールドフレーム的に考えたら。
後バリー・ホーなら北斗世界でも普通にやっていける……チバナゼコロシタンダヨ
284通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 19:28:29 ID:???
今日はシンの家族の命日か
285通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 19:56:10 ID:???
『シン・アスカ大佐、周辺宙域の制圧を完了しました』
「ご苦労。小惑星へのエンジン取付作業の進捗状況は?」
『たった今取り付け作業を終了しました。最終調整を含めて10分後に点火は可能です』
「急げ、新手の敵が来る前に小惑星を地球に」
その時だった。レーダーに多数の飛行物体の接近を知らせる画面が映り、警報が鳴り響く。
『大佐、新手の敵です。しかもあれは』
「ああ解っている。キラ・ヤマトが率いる連合軍サジタリウス艦隊のMS部隊だ」
『真っ直ぐにこちらに来ます!』
「全機迎撃開始!、第四MS戦闘隊は推進エンジン点火まで小惑星の直援に着け」
『了解』
シンは今回の作戦に参加したMS四個戦闘隊(一個戦闘隊24機)の内一個戦闘隊を残して迎撃に向かわせる。
戦術コンピュータが敵MS部隊の戦力分析結果をメインモニター画面に写った。その中に良く見慣れた機体が一機あった。
「インパルスV!。・・・・・先鋒はルナマリアの部隊か」


「本当にシンなの!?」
モニター画面に写ったデスティニーVを見て愕然とした。噂と情報では聞いてはいた。だが、実際に目の当たりにすると、複雑な心境がルナマリアの胸中を支配する。
『ルナマリア戦隊長!、敵が来ます』
数はほぼ同数。自分達だけで阻止出来るかは疑問だが、第二次攻撃隊が到着するまで後8分は掛かるのである。
「全機各小隊事に突入せよ!。オリオン軍が取り付けた推進エンジンを破壊する」
『はっ』


「ルナマリアは中央突破狙いか!。俺でもそうする」
シンはデスティニーVのメインエンジンを出力最大にして、ルナマリアのインパルスVに突入して行く。そして両機ともビームサーベルを引き抜いて激突した。
286通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 21:13:07 ID:???
支援
287通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 21:33:48 ID:???
ん?終わりか
288通常の名無しさんの3倍:2009/06/15(月) 22:35:31 ID:???
音沙汰ないし誤爆かな? 

>>284
wiki見たらオーブ開放戦って6/15だったのか。 折角なんで浮かんできた妄想ぶん投げる。

CE7X年6月15日 オーブ慰霊碑

「父さん、母さん、マユ……久し振り。 何年か振りに帰って来たよ」
崖に作られたオーブ解放戦の死者を奉る慰霊碑の前に男はいた。
季節外れなトレンチコートを纏い、帽子を被り、サングラスを掛けている為、男の表情は窺い知れない。
「多分、やっと自分の中で整理が付いたんだと思う」
男はしゃがむと造花の花束を供える。 海沿いに面している為、生花では直ぐに枯れてしまうのだ。
「俺は元気で……まぁ、毎日何とか生き延びてる。 家族って言っても良いような奴もできた」
「……恋人じゃないけど。 なんて言ったら良いのかな? 姉か、妹か、叔母か、親友か、クライアントか……まあいいや、兎に角大切な人だよ」
しゃがみ込んだまま苦笑する男。
「俺は今も戦っている。 あれから、あの日から戦い続けてる。 救えないよな。 だから俺は、死んでも皆と同じ所には行けない」
「俺が逝くのは、きっと……」
首を振り、何かを否定すると男はゆっくりと立ち上がる。
「そろそろ帰るよ。 生きてる限りはまた来る。 今度はあいつも連れてくるからさ」
男、シン・アスカはサングラスを外し、真紅の瞳を露わにすると、サングラスを造花の横に置く。
慰霊碑に背を向けたシンの瞳から知らない内に流れた涙が、潮風に流されていった。


あいつは誰かって? 後が怖いからみんなの想像に任せr
289999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/15(月) 22:52:05 ID:???
 シン=アスカは墓参りに来ていた。あの日、ああすれば…と後悔と悲しみ、無力な自分への怒りの中、シンはザフトで己を鍛え上げた。
 だが、今は違うあの日父母、最愛の妹マユを失ったが今は新しい家族がいる。
 家族の死を受け入れ、力無き者を守る。それが今の…昔から変わらない想いだ。
 シンは墓前で祈り、報告する。かつて愛した家族とこれからも愛し続ける家族のことを…
 墓前での報告が終わりシンが後ろを振り向く。そこには愛する家族がいた。
 シンは胸元から一つの缶コーヒーを取り出し飲む。
 過去の痛みを受け入れる新たなる決意に、ミハシラフーズの缶コーヒー「CHANGE」優しい苦味で目を覚ませ。
「俺たちの戦いはこれからだ!」
999の次回作にご期待ください。
290999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/15(月) 23:02:18 ID:???
今日も呑んでる999です。お二方良いもの見させていただきました。 
ちなみに泥酔して書いたので素でシンとシュウ間違いましたごめんなさい。 
ハイオジョウサマデバンツクリマス。ジブリールネエサン、オッパイアタッテマスデバンツクリマス。
291通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 06:39:48 ID:???
朝から良いもの見させてもらったよ、新作の人も楽しみだし墓参りも家族失った身としてはくるものあった。
292通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 19:29:53 ID:???
昔のと
293通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 19:32:39 ID:???
昔のジャンプは熱かったな今は何が楽しみだ?
294通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 19:42:39 ID:???
昔のジャンプときて
全財産はたいて刹那零に運命改変を依頼するシン
はたしてゼロはシンを幸せに出来るのか?

・・・テレポートとブラックホール使えばやり方次第でキラもラクスも倒せるかもしんない
各個撃破が大前提だが

まぁこの内容はクロススレ行きですな
考えちゃっただけです
295通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 20:15:47 ID:???
ここだけの話、今週のジャンプの某超能力漫画の炎使いとお嬢様がとある行動で被って見えたのは内緒だ。
……行動? ほら、いつものy
296通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 21:11:59 ID:???
>>295
ああ、胸回りが全然成長してなくて
そこを指摘されるとキレるとこね

近くに圧倒的な戦力差がある奴がいる、いないの違いはあるけどね
297通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 21:30:34 ID:???
>>295>>296あたりが消し炭になってる。まぁいつものことだな。
胸は大きい方がいいでしょうが若さが必要ですよね、 
書き込むと
298通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 21:52:43 ID:???
ぺったんぺったんつるぺったん
・・・いえ別に貴女方のことじゃn
299通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 21:56:32 ID:???
>>297
年増ゆえの魅力もあるだろうに
ほら、ひんぬーの小娘にはない艶ってのがさ
昔から大は小を兼ねるって言うだろ?
無なら出来ないことも貧ならできる、貧なら出来ないことも普ならできる、普ならできないことも巨ならできる、っt
300通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 23:31:51 ID:???
>>297
某スレより
                、_  ,
            、_ (、__、ゝヽl,イ-‐,- ,ィ
             ト、ヽ`         ´シ´
          , ゝ `            `ニ=、
         '´,'       l           ゙匕´
        、_ン  ,  /  ,l l ヽ ヽ、、  ヾ'´
          ー二 l l il , ハ li  ヽ i ヽ、l l 、i
         ,',´ l il /ll l il ヽllヽl l il 、ー         ちょい待ち姉ちゃん! そこのオッパイの寂しい姉ちゃん!
           ーニ, l l、l三≧ヽl'≦三lVl i l`
            ',ハヽl、 `´   ヽ `´  l/リ、'
                トl    . ,    'l'"l
              _l\  ,--、   /lトlヽ
            ┌ニ-l,li l\. ̄ / l/:ヽ`7
           , -Ll_: ; : l  ` ´   l: : ;//__
       _,-く r‐-ア__/   ___ l,ニ´,--、 ヽ、
     ,:':´/ \`ヾ[,,;;;;;;;]⌒[,,;;;;;;;]ヽ、 Y´/  l` ‐- 、
    /: : :/ \ Y/ヾ: : l      l: //ヽl /  l    `ヽ、
   /: : : / ,ゝ 〕': : : ヾ: l       l://   l、 ,<   l       ヽ
   l: : : :l   〕ノ: : : : :ヾ:l    l://   ヾ´l   l   l    `、
  ,': : : /   '/: : : : : : : ヾl     l//    / `ヽ   ヽノ     `、
  /: : :/   /: : : : : : : : : :il   //   /   ヽ   ヽ、     `、
301通常の名無しさんの3倍:2009/06/16(火) 23:46:41 ID:???
よせヨウラン死ぬぞ!…もう遅いか
302通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 01:00:59 ID:???
ああ! ヨウランが羊羹みたいになっちまった! 

 __
 |・∀・|ノ<ウェイクアッープ!
 |__|
  | |
303通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 12:25:59 ID:???
「ラクスさま!遂にわが研究機関は長年の研究を成功させました!
 女性の胸のサイズを極めて控えめにする、いわゆる世に言う『貧乳遺伝子』の解析に研究したのです」
『貧乳』の一言に眉をしかめるラクスは、しかしここが我慢のしどころと必死で堪える。
「で、それに関する資料は全て?」
「勿論です。今私が持っているのが『貧乳遺伝子』解析に関する全データです」
「すぐさまコーディネイトは可能ですか?」
「勿論です。全ての胎児にこのコーディネイトを行えば全てのコーディネーターは・・・・・・・
 我々は旧世紀における伝説の巨乳メーカー『ニシマキトオル』を超える存在として
 歴史に名が残ることでしょう!!」
「・・・・・・・・・・胎児?既に生まれた者に対してコーディネイトは行えないのですか?」
「不可能でぐはぁ!」
ラクスの手に握られた銃の銃口が、紫煙を揺らめかせている。
「そんなもの・・・・・・・・何の役にも立たないではありませんか。
 いや待てしかし・・・・・わたくしのクローンを作成して処置を行い、そのクローンに
 わたくしの意識をダウンロードさせれば・・・・」
そこまで彼女がつぶやいた時、地震など無いはずのプランドが振動に揺れる。
「くっ、どうやらコレを嗅ぎつけたようですね、このクソド貧乳ども・・・・・
 コレは渡しません。
 コレは全てのコーディネーターの、そしてわたくしの希望そのもの!」

ああ、全ての乙女は愛しい男の、そして乳のためならばいくらでも修羅になれるというのであろうか・・・・・・ 
304通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 12:36:12 ID:???
>>300
某やる夫スレの読者乙
305通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 18:30:34 ID:???
このスレ見てるとキラVSリナスレ思い出す。
306通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 21:09:41 ID:???
キラvsリナレス(元キューバ代表、中日ドラゴンズ)って何のことかと思ったよ
307通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 22:10:54 ID:???
マニアック過ぎるよw
308通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 22:19:03 ID:???
キラvsドアラ まで読んだ
309通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 23:01:32 ID:???
ドアラにマウント取られてフルボッコにされるキラさんを想像した
310通常の名無しさんの3倍:2009/06/17(水) 23:18:44 ID:???
痛っ!キラ三連敗 っていう見出しまでは見た
311360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/17(水) 23:35:50 ID:???
○前回までのあらすじ

乳を比べあって人は争い!憎しみ合い!殺しあう!
それが人の定め!人の罪!人の業よ!

キラ「それでも!守りたい嫁がいるんだあああ!」

では本編です。
312360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/17(水) 23:37:51 ID:???
改修型ドレイク級《ニブルヘイム》の格納庫の中で、一台のモビルスーツの
荷解きが慎重に行われていた。
フレーム部分の除いて黒く塗られた《シビリアンアストレイ》は装甲に傷一つ無い
ピカピカの新品。その背部バックパックは二基のバインダースラスターの間に、
筒状のユニットが左右に二つ並べられて取り付けられた。
その作業を、サイ・アーガイルと彼に付き従う銀色の腕の少女が見守っていた。

「お兄ちゃん、私、あのモビルスーツに乗るの?」
「そうだ、今まで乗っていたアストレイよりも機動力が上がっている。
あれなら誰にも負けないさ」
「ふうん…重たそうでやだな…」黒いモビルスーツの性能に疑問を持った少女だったが、
アストレイの右腕を見て、呟く。
「腕は…あのままじゃイヤ。はさみの方がいい」
「分かった、後で整備の人に頼んでやるから」
それを聞いて、少し安心したように目元を緩める。顔の殆どを覆面で隠している
せいで、サイは彼女の瞳を見逃さないようにしていた。ルビー色の瞳だけが、
彼女の感情を表す唯一の器官だから。

装甲の薄さゆえに敬遠されることもあるアストレイシリーズを、銀色の腕の少女は
見事に操る。シールドすらデッドウェイト扱いして装備せず、サーベルに持ち替える
手間を省きたいゆえに《アッシュ》の腕をつける…少女の技量と相まって、『シルバーハンド』
の名は異形のアストレイと共に、傭兵達の間でも畏怖を持って呼ばれるようになった。

目の前の少女をそう仕立てたのが自分だと分かっていても、サイは思ってしまうのだ。
どうして、彼女はこんなにも人殺しが上手なのだろうと。
どうして俺は、この少女に殺し合いをさせているのだろうと。

「…少し、キャプテンの所に行く。お前は機体のアジャストに立ち会ってくれ」
不安げな目でこちらを見やる少女の頭をクシャクシャとかき混ぜるように撫でてから、
サイはドアへ身体を泳がせる。
「直ぐに戻ってくるから、心配するなよ。シルバーハンド」
流れていくサイを見つめながら、銀色の腕の少女はコク、と頷いた。

分かりきったことだ。抜け出せないのだ。
今、脚を洗おうとしたって金もコネも無いんじゃ、真空の宇宙に裸で出かけるのと
同義なのだから。
金を集める、少女の家族の手がかりを探す、そして何時か少女を戦いから遠ざける。
サイ・アーガイルのささやかで無謀な夢は、果たして叶うのだろうか…
313360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/17(水) 23:38:58 ID:???
「…んー?誰だあ?」
「俺ですよ、キャプテン…若しかして、寝てました?」ブリッジの中にはいつものように
キャプテンが一人でその空間を占領し、かつ艦長席でシエスタを決め込んでいた。
「んな訳あるめえよー…ふああ」
大きく身体の伸ばしながら、サイが所属するテロ屋のリーダーは悪びれた様子も
見せずにあくびをする。
「んで、編成は問題無いのか」
サイは呆れつつも、報告を始めた。
「新しいドレスの荷解きは順調です。今はシルバーハンドに操縦系の調整を
やらせています。自前のモビルスーツ隊も、外注の傭兵達も準備は出来て
いますが…連携は期待しないでくださいよ?」
「たりめーよ。俺っちの言うこと聞く賢いのは居なさそうだったし、なあ?」
なあ、の所で首をサイに向けながら、暑苦しい顔に笑みを湛えてサイに聞く。
苦笑いで返しながら、
「ですね、戦闘になったら勝手に突っ込んでもらって、数で
押すしか無いと思いますよ」と返答した。

「しっかし、クライアントは随分と『謎のコロニー』とやらに御執心だよな」
「ええ…金払いも良いんで、断るわけにもいかなかったんですけどね」
キャプテンとサイはそれぞれ、ブリッジの窓から見える暗黒と星の世界を見ながら…
その奥にあるであろう『目標』を見ようとしながら会話する。
銀色の腕の少女に与えた黒いアストレイも、クライアントから支給されたものだった。
ゆえに、自爆装置やら盗聴器やら、そういう類の物が隠されていないか慎重に
チェックをして貰っているのだ。
「俺達にはあるかどうかもわからねえ。だが不確実なネタでゴロツキ一個大隊は
集めねえよなあ…」
この仕事に参加しているのは彼らだけではない、他にも海賊・傭兵・テロ屋が
ごちゃ混ぜに集められて…ドレイク級二隻とナスカ級二隻、搭載モビルスーツは
30を超えるという大所帯が、クライアント言うところの『謎のコロニー』に向かって
いるのだ。
「一応、俺もクライアントの素性は確かめてみました。本人はブルーコスモス
だって言ってましたけど…嘘ですね」
「断定するねえ、根拠は?」
「アイツら、死んでもコーディネイターとは馴れ合いませんから。資金洗浄の跡を
追えば尻尾は掴めると思うんですけど」
「ま、お仕事済ますほうが先だよな。それに俺達には向こうの事情なんて関係ないさ、
仕事の対価は払ってもらう。裏切りには報復を。それだけが俺達のルールだからな」
「そうですね」生返事を返しながらもサイは、やはりこの仕事への胡散臭さを感じられずには
いられなかった。
314360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/17(水) 23:40:16 ID:???
『ハァイ、お久しぶりねゴリやん。元気してた?』
唐突に通信回線が無理矢理開かれる。ディスプレイには派手な服装をした
女の姿が現れた。
胸しか覆っていないようなタンクトップに豊満な胸を押し込み、黒のホットパンツが
脚線美を強調する。というか、組んだ脚を前に放り出すような姿勢で座っているから、
ラバーブーツの奥に下着が見え…サイはあまり見ないようにした。
「ゴリやん言うな!手前が関わるとロクでもない事ばかりだ。折角無視してたんだがな…」
「キャプテン、この人誰です?」
『私は《オシャレにうるさい海賊》エリサ・アサーニャよ?覚えておきなさい、少年』
(こっちが見えているのか?)もうすぐ20年になろうという人生経験の中で、出会った
ことの無いタイプ…出会いたくない手合いだとサイは判断した。

どうやら彼女は青く塗装されたナスカ級に居座っているらしく、其処から勝手に
オンラインにされたことをオペレイター席で確認したサイは、後でシステム総点検
しないと…と思い、少し落ち込んだ。向こうには腕の良いハッカーが居るのかも知れない。
『ところで、さっきからお宅の所のモビルスーツがウロチョロしてるんだけど、
撃ち落していい?』
「ハァ!?」思わず素っ頓狂な声を出したサイは、船外モニターで周囲を確認する。
いつの間にか外に出ていた黒い《アストレイ》が宇宙を泳ぎ回る姿が見えた…
「シルバーハンド!勝手に外に出るな!」
『大丈夫よお兄ちゃん、アジャスト手伝ってるだけだからさあ』
先程まで、不安げな目でサイを見ていた少女とは明らかに違う様子で、銀色の
腕の少女は哂う様に喋る。
『この子すっごいんだあ!さっきは重そうなんて言ってゴメンね。ホラ!』
少女は黒い《アストレイ》を巧みに操る。初めて扱うはずの電磁推進システムを
駆使して、並みのモビルスーツでは不可能なターンやロールを決める。最後は
《ニブルヘイム》のブリッジまん前にピタリ、と機体を停めた。
『うへー…あんな動きゲロ吐きそ』
パイロットとしてもそれなりの技量を持つオシャレにうるさい海賊は黒い機体の
マニューバを見て辟易といいたげな表情を見せる。
「ハァ…格納庫に戻れよ、右腕そのままにするからな?」
『もう、わかったよお兄ちゃん。大人しくしてまーす』
315360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/17(水) 23:42:35 ID:???
『ところで、あの黒い《アストレイ》の名前は?』
エリサが唐突に言い出した。というかまだ通信つないでやがっていたのか。
「今日受領したばかりのモビルスーツに、名前付けてるわけ無いじゃないですか。
それに機体で遊ぶ様にはしてないんで」
『それじゃダメダメよ少年?一流たるもの名前にも拘ることよ。《煌くステージで
ソルダートJ》とか《スーパードクターミハイル》とか。モビルスーツも然りよ』
「前者明らかに人の名前じゃないですよね」
サイの突っ込みを無視して、エリサは目をつむって人差し指をこめかみのあたりで
くるくると回す仕草を取る。
『うーん…よし!あの黒いのは今日から《ディザストレイ》よ!』
「はあ…別に名前つけませんよ?」
多分に、ベース機がDSSD仕様の《シビリアンアストレイ》だから
《DSSASTRAY》と無理矢理つなげたのだろうが…
『《ディザストレイ》…かっこいいかも』
いつの間にか回線に割り込んでいた銀色の腕の少女が妙なことを言い出す。
格納庫に入って落ち着いたのか、口調はおずおずとしたものだったが…
『でしょう!?やっぱりお嬢さんは違いがわかるのよ』
『うん、この子に名前くれて有難う、おばさん』
少女の悪意無き謝辞が、エリサの時を凍らせた。

「…格納庫戻ります。あと作戦も一応考えときます。急に不安になったんで…」
「おう、ちゃんとガキをあやしておくんだぞ」
『私はまだ17歳よ失敬なー!』
『あ、あれ?私、変なこと言った?おばさん』
『二度も言った!ケナフにも言われたこと無いのに!』
あえて通信は開けっ放しにしたまま、サイはブリッジを出て行った。

(第九話終わり、次回に続く)
316360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/17(水) 23:44:33 ID:???
今回は此処までです。またしてもアクセス制限を食らって
中々投稿できないもどかしい日々でした。
他の職人様と違って派手な話になってくれません、話進めば
マシになるかな。なるといい。
317通常の名無しさんの3倍:2009/06/18(木) 00:21:32 ID:???
330氏GJ!
アストレイにアッシュの腕ってマニアック過ぎる……
そしてオシャレな海賊ktkr!
戸田ストレイじゃいつの間にかいなくなってたがケナフはまだつるんでるのか
318通常の名無しさんの3倍:2009/06/18(木) 00:27:47 ID:???
ホントすみません……360氏の間違いでした……
一寸逆シンスレの各世界を回ってシンに始末されてくる……
マユは俺のy
319通常の名無しさんの3倍:2009/06/18(木) 16:58:24 ID:???
>>318
ちょんわっ!
320通常の名無しさんの3倍:2009/06/18(木) 22:49:52 ID:???
>>316
GJです。
まy…もといシルバーハンドが怖い…続きを楽しみにさせてもらいませう
321傭兵 ◆WV8ZgR8.FM :2009/06/18(木) 23:27:19 ID:???
黒と紺で塗装されたガーティ・ルー級――正式名ガーティ・ルー級六番艦デメテル。
C.E.74年、レクイエム攻防戦の折レイ・ザ・バレル駆るレジェンドの突撃ビーム機動砲による艦橋への攻撃によって撃沈した一番艦ガーティ・ルーの
戦闘データなどを元に新興企業タルタロス・コーポレーション(以下TC)主導のもと、アクタイオン・インダストリー、アドゥカーフメカノインダストリー等の軍事企業各社共同による
機動兵器ならびに戦闘艦の総合改修計画―通称「タルタロス・ユニオン」の一環として徹底的な改良が施された新造艦。
外観こそ一番艦とあまり変わらないが、艦橋前面への陽電子リフレクター発生器装備やカタパルトの「本来の用途」以外への使用機能の追加、
武装のマイナーチェンジなどが施され、戦闘能力、航行性、居住性などの全てが飛躍的に向上している。

「イザーク・ジュール、か……」
その艦橋の中央に位置する席に腰を下ろしていた初老の艦長が、低く息をついた。
鼻梁を貫くように走った古傷が苦々しげに歪む。
艦長の呟きに横に立った若い副官の顔が険しくなる。

「レッドアイ機の着艦確認。後部装甲ハッチ、ロック完了しました」
「デッキ内にエア充填開始……完了。オールグリーン」
艦長の呻きに気付く訳も無く、各々が担当するシートに腰掛け、画面を見つめる士官達が口々に報告する。
苦虫を噛み潰したような表情を消し、艦長が口を開く。
「ミラージュコロイドを展開しつつ百八十度回頭。ダミーバルーン放出後、本艦はこの宙域を離脱する」
渋みのある声が艦橋に響き、士官達が復唱すると同時にデメテルの艦体が出現時の逆回しのようにぼやけ、消えていく。
やがて完全に背景に溶け込み、レーダーからも姿を消した。
「ミラージュコロイド展開完了、ダミーバルーン放出開始」
「低音ガス推進機構、正常に稼動中です」
「よし、コンディションオレンジからイエローに移行。領空からの完全離脱を持ってグリーン1に移行する。各員、それまで警戒を怠るな」
飛ばした指示への復唱を聞き、艦長が再び息をつく。
制帽を被り直した副官が、険しげな表情を崩さず口を開く。
「正直なところ、私はもう一つの任務には反対でした……いくら立証に必要とはいえ、ザフトを……」
この艦に迎え入れる等、と言葉を続けた副官に艦長が視線を向けた。
続きを、と促す。
「私は、レッドアイについては好意的に受け止めていると自分では思います。彼は確かにコーディネーターですが、彼はまだ人間です。
ですが……ザフトは訳が違います。奴らの危険性は、艦長も理解なさっておられるはずです。奴らが何度地球を、我々を滅ぼしかけたか……それ以前に、この数ヶ月前にも奴らは」
「そうだ。奴らは再びNジャマーを投下し、またも数億の命が奪われた……よくわかっているさ」
言葉を続けようとした副官を片手で遮り、噛み潰した苦虫の数が倍になったような表情で艦長が重苦しく言う。
「大尉、君は確かエイプリルフール・クライシスで家族を失ったんだったな……」
「……はい。妹を……」
「すまないな……君の気持ちはわかる等と傲慢なことを言うつもりはない。だが……」
「――ええ、これは任務で、私たちは軍人です。それを放棄するわけには行きません……妙な事を言って申し訳ありません、中佐……」
はっとしたように副官が言い、艦長に向き直った。
前を見る艦長の形相が更に歪んでいた。
収まらない痛みに、耐えるように。
「気にすることは無い。私も……あの戦争で甥と妻を亡くした」
そう呟く艦長の手はきつく握り締められ、爪が掌に食い込んでいた。

「だからこそ、この戦いを勝利に繋げる為に必要ならばどんな任務であろうと私は行う……これ以上、私のような人間を生まない為にも…
…ああ、こんなことを言う時点で既に傲慢だな、私は」
322傭兵 ◆WV8ZgR8.FM :2009/06/18(木) 23:28:35 ID:???
小型艇を背に立つシンたちの正面、セーフティシグナルの下にあった扉がプシュという音を立て開き、照明が絞られた通路から連合の士官服を纏った女性が
硬い足音と共に姿を現した。通路の重力は1Gに設定されているらしい。
「お疲れ様です。艦長からご案内するように言われております」
女性仕官が外見通りの硬い声で言った。短く切られた髪が揺れる。
その言葉にシンが頷くと、無言で背を向け歩き出す。
それに倣って歩き出したシンを、イザークとディアッカが慌てて追った。

「……やはり、俺が……」
無言で歩みを進める女性仕官とシンの後ろで、イザークが呟く。
その顔色は悪い。青白いを通り越し、紙のようになっている。
今にも倒れそうな元上司に、ディアッカが顔を向けた。
「イザーク……そんなに気に病むな。お前のせいじゃない。悪いのは……」
「ええ、連中です」
ディアッカの言葉を引き継ぐように、前を向いたままのシンが言う。
その声は、未だ震えが混じっている。
シンの台詞を引き継ぐように、先頭を歩いていた女性仕官が喋りだす。
「今のプラントの政治構造のせいとも言えますね。上層部の意向と少しでも差異が生じれば、それは即座に粛清の対象となります」
まあ、必ずしも殺害される訳では無いようですがと続ける女性仕官の淡々とした声に、イザークがまたも凍りついた。
それを全く気にせず、女性仕官は言葉を紡ぎ続ける。
「……正直なところ、今のプラントに政治というものが存在しているかどうかすら怪しいですがね……ああ、話しているあいだに……」
言葉を締めくくった女性仕官が立ち止まる。
エレベーターの扉が、女性仕官の肩越しにシンの目に入る。
「ここからレッドアイとは別行動となります。レッドアイは艦橋で艦長に報告を。
ジュール氏とエルスマン氏は私に着いてきてください」
無感情に言葉を言い終わった女性仕官が右を向いて歩き出す。
それに続くイザークとディアッカを見送り、シンはエレベーターのボタンを押した。
天井近くに設置されたウィンドウに光が灯り、扉が開く。
323傭兵 ◆WV8ZgR8.FM :2009/06/18(木) 23:30:35 ID:???
「ジュール氏ならびにエルスマン氏は、先にこちらにご案内するようにとのことです」
やはり無感情のまま、女性仕官がある扉の前で立ち止まる。
治療室と表示された扉。横に赤い十字のランプが灯り、白い壁とあいまって寒々しい雰囲気を醸し出している。
「医務室だと……? 俺もディアッカも怪我はしていないが……」
イザークの呟きを無視して女性仕官が扉へ近付き、懐からカード状の身分証を取り出した。
ランプの下に備え付けられたテンキーに女性仕官がパスワードを打ち込み、リーダーに身分証を通す。
ピー、という小さな音ともに電子ロックが解除され、これまでの幾つかの扉のようにプシュという音を立て扉が開いた。
部屋の中から溢れ出した白く冷たい光が、薄暗い通路を照らす。
どうぞ、と部屋の中を示す女性仕官に従い、イザークとディアッカがその中に足を踏み入れる。

「……なんだ?」
薄暗い通路から慣らしもせずに明るい室内へと入ったイザークの目が眩み、よく見ることができない。
目を閉じ、瞼に指先を押し付けグリグリとマッサージを行うイザークの肩にディアッカの手が掛かった。
「イザーク。覚悟は決めろ」
その声からいつもの軽薄な気配は姿を消し、底冷えする程凍りついた深い悔恨を滲ませている。
正常な視界を取り戻したイザークが、改めて正面を向く。
「……どういうことだ」
開かれたイザークの口から、感情が抜け落ちた声が漏れる。
ただ呆然と、頭に浮かんだ単語を吐き出したような言葉が。

イザークとディアッカの前には十数の寝台が設置されていて、その間を縫うように医療スタッフが動き回っている。
いや、それはたいした問題ではない。
問題は、その上に横たわっているものにあった。
医療用のためか白で統一されたその無機質な寝台の上に寝転ぶ人間達。
一様に血の気の引いた蒼白な顔色で、稼動する生命維持装置が無ければ生きているか死んでいるかさえわからない。
もっともイザークから近い位置にある寝台には、茶髪の女性が横たわっている。
ディアッカの除隊後、イザークと共にジュール隊を支えた女性が。
「これはいったいどういうことだ!」
状況を理解できず行き場を失った複数の感情が混ざり合った声でイザークが叫ぶ。。
「見てわかりませんか?」
いつの間にか、イザークの立っていた女性仕官が言う。
キッと彼女を睨み付け、イザークが叫ぶ。
「わかるわけが無いだろう!? こんな、こんなことなど……!」
「救出が遅れた、って言えばわかりやすいか?」
荒れ狂うイザークの肩をディアッカが声と共に抑える。
その顔色は悪い。
「……今は眠っているだけです。残念ながら「処置」が施される直前だったらしく、プラント謹製の薬物を投与されていた様です」
保護されたときは全員錯乱していて三十分ほど前にようやく落ち着いたんです、とイザークの形相に怯んだ女性仕官が、無機質な声に僅かに感情を滲ませて言う。
324傭兵 ◆WV8ZgR8.FM :2009/06/18(木) 23:31:39 ID:???
「処置?」
女性仕官の言葉に安堵の息を付きつつも、唐突に現れた馴染み無い単語に眉を吊り上げたままのイザークが訝しげに呟く。
あれを、と女性仕官が並ぶ寝台の向こうにある何かを示す。
ザフトの物と比べてかなり大型の医務室の最も奥、医療器具にしては異様な大きさの何かが、真新しいシートを掛けられ鎮座している。
正体がわからず困惑するイザークを女性仕官が歩き出し、ディアッカがイザークを伴ってそれに続いた。
全身を生命維持装置に繋がれたジュール隊の隊員と医療スタッフを両脇に見つつ、三人は進む。
幾つかの寝台を通り過ぎ、シートを掛けられた何かの前にたどり着く。
女性仕官がシートに手をかけたのを見た医療スタッフの一人が、慌てて彼女に駆け寄った。
「少尉!、それはまだ解析が終っていません!」
「少し外装を見るだけですし、艦長の許可なら得ています。何か問題が?」
老齢の医療スタッフの制止を冷淡に切り捨て、女性仕官の手はシートのロックを解除していく。
左右五つずつ配置されたロックの片方が全て解除され、べろりとシートがはがされた。
「ひゅう……実物を見るのは久し振りだな」
中身を視界に捉え、ディアッカが皮肉交じりに呟く。
イザークは何度目かわからない驚愕に顔を引き攣らせていた。
「まったく、地球では当の昔に使用も製作も禁止されていると言うのに……」
そう小声で言った女性仕官は氷の表情を欠片も崩さずそれを眺めている。
茹でた卵を真っ二つに切ったような形の機械が、そこにあった。
上部を半透明の硬質樹脂で形成し、そこから覗く内部は柔軟な素材で覆われている。
大人が一人寝転がっても十分に余裕があるだろう内部は、柔らかな色合いもあってか、まるで幼児が眠るゆりかごにも見えた。

「ゆりかご、だと……!?」
呆然としたイザークの呻きが、静まった医務室に響いた。
325傭兵 ◆WV8ZgR8.FM :2009/06/18(木) 23:33:12 ID:???
「では、それは確認できたんだね?」
「はい。造船ドックはフル稼働していましたし、機動兵器も同様です……開戦準備と見て間違いないと思われます……詳細はこの中に」
デメテルの艦橋で、席に腰掛けた艦長の問いにシンがきっぱりと言い切る。
ポケットから取り出したデータスティックを丁寧に手渡し、一歩下がる。
受け取ったデータスティックをファイルに滑り込ませた艦長が、シンを見据えた。
「ご苦労だったね、レッドアイ……いや、アスカ君」
「はい……そういえば中佐、ジュール隊の人たちは……?」
「……残念だが、矯正処置が施されてしまった者は既に何処かに行ってしまっていて、無事だった者もほぼ全員が錯乱していたよ。今は落ち着いているが、
どうやら薬物を投与されていたらしい……アスカ君。そうなる前に救出できなかったのはこちらの失態だ。君が気に病むことは無い」
一瞬で表情を曇らせたシンを見た艦長―ケーニヒが付け足す。
今のプラントの薬物の異常性は君も知っているだろう、と続け、言葉を締めくくった。
「……はい……すみません……あ、報告は以上です。これより指定区域にて待機します」
幾らか表情が和らいだシンが姿勢を正しながら言い、ケーニヒがそれに頷く。
最後の台詞とともに一礼したシンが、艦橋から退出した。
と、オペレーターがケーニヒに呼びかける。
間も無く領域を完全に離脱できる、と。
ふむ、と呟いたケーニヒが声を張り上げる。
「領域の離脱と同時に推進を通常に切り替える。ミラージュコロイドは濃度を30に。
アルテミスへの帰還ルートはM-02だ。最後まで気を抜くな!」
326傭兵 ◆WV8ZgR8.FM :2009/06/18(木) 23:34:14 ID:???
艦内放送で流れるケーニヒの指示を聞きながら、シンは自分たちに割り当てられた部屋へと滑り込んだ。
あまり慣れない潜入工作によるMSの戦闘とはまた違う疲れや、精神的な疲労で今にも倒れそうなシンに、正面から何かが襲い掛かった。
直撃する寸前発達した反射神経でそれ―中身が入った清涼飲料のボトル―右手で受け止めたシンに、声がかかる。
「シーン……お疲れー……」
シンと同じ連合製のスニーキングスーツを纏い、これまたシンと同様の疲労が浮かんだ顔でソファに横たわる若い女。
「危ないから投げるなよ、コニール……これ、結構痛いぞ」
茶色く長い髪を後頭部で無造作に纏め、スニーキングスーツのジッパーを胸元まで下ろした女―コニールの台詞に、シンが呆れたように返す。
「シンなら大丈夫だろ? 丈夫だし」
「そうそう、隊長頑丈だしなぁ」
コニールの冗談交じりの台詞に、近くに座っていた壮年の男―ガルナハン時代からの同僚だ―が笑い出す。
だが、その男の目の下には大きなクマが居座っていた。
ったく、と顔をしかめたシンに、所々改造されたザフトの制服を着た金髪の女性が近寄ってくる。
「お疲れ様です、レッドアイ……さて、次の依頼ですが……」
「待て待て待てアビー! まだ完全に終ったわけじゃな」
「この長期任務で結構な時間を消費しています。その間にも依頼は入ってくるんですよシン。いくら地球連合がバックにいてスポンサーが幾つもあるとはいえ私たちは
傭兵です。あの古城と地下格納庫の維持費もただではありません。依頼を受けて達成しなければおまんまの食い上げです。ですから――」
なおも言葉を続けようとする仕事の鬼状態のアビーを両手で制し、シンがわかったと何度も言う。
シンの行動に多少落ち着いたのか、アビーが小脇に抱えていたPDAを起動した。

「予定ではこの艦……デメテルは軍事要塞アルテミスに帰還します。私たちはアルテミスから別の艦でアメノミハシラに移動し、
そこでジュール隊を降ろしてから地球に降下します。降下予定地点は大ブリテン島シェフィールド基地周辺で、
そこで三日間の休養をとることになっています……現在来ている依頼で、最も優先度が高いと思われるものを表示しました」
PDAを操作しながら一息で言うアビー。
その言葉の通り、ディスプレイに映像が表示された。
「一番上の……大西洋連合と旧英国政府の依頼か」
その文面を読んだシンが呟く。
「ええ。ロンドン・クレーターで行われるブレイク・ザ・ワールドの追悼式典です。
一年前に受けた依頼での救出対象だった王室最後の王女―現在は即位しているので女王ですね。その方の護衛をレイヴンと共同で行います」
「レイヴン……王室近衛MS隊か……前みたいなことにならなきゃいいけどな……待てよ、大ブリテン島ならもっと優秀な傭兵が要るんじゃなかったか?」
「『ムーンオブフレイム』のことでしたら無理ですね。BtW当時のように王女が療養滞在しているならともかく、現在は政務に集中しているようですし。
それに、何故か貴方が名指しされているので……ああ騎士叙任の件ならもう諦めていると思いますよ」
何処か遠い目で呟き、疑問を呈したシンに、アビーが不思議そうに答える。

「……わかった、その依頼を受ける。そう上層部に連絡しておいてくれるか?」
「はい……ともかく、お疲れ様でした」
落ち着いたのか、冷静な声で言うシンに、アビーがビジネスライクに答えた。
327傭兵 ◆WV8ZgR8.FM :2009/06/18(木) 23:35:18 ID:???
これにて投下終了です。
逃げます
328通常の名無しさんの3倍:2009/06/18(木) 23:48:04 ID:???
>騎士叙任

あ、フラグ。
329通常の名無しさんの3倍:2009/06/18(木) 23:57:56 ID:???
レイブンに激しく反応してしまうフロム脳な自分なのであったw
330通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 00:03:58 ID:???
ブだからむしろサカタ製某機体連想する俺はハフマン送り
331通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 00:35:41 ID:???
何故ここには俺がたくさんいるんだ?何となくだが、112式法春に強粒子砲と格闘武器装備させてシンを載せてみたらどうなるだろうとか想像しちまったぜ。
332通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 00:38:55 ID:???
シン「ダブルアサルト!」
俺的にはタックルTだが
333通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 03:21:02 ID:???
まあ次回作のフロントミッション6はARPGになる訳だが
334通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 10:50:05 ID:???
ラクシズ移動司令部・センチネルVSミハシラ軍軌道エレベーター・アトラス
と言うデムパガ
335通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 13:53:10 ID:???
どっちかというと、ラクスの心臓が停止すると軌道エレベータから世界破壊レーザーが
びゅんびゅん飛んでくるほうががが
336通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 14:08:11 ID:???
俺はセンチネルと聞くと「世界に絶対の安息と平穏と静寂と秩序を」もたらすため
人類やミュータントと戦う「自己再生」「自己増殖」「自己進化」能力を持つ
ロボット軍団を思い出してしまう

一応いっとくけど「X−MEN」ですから元ネタ


・・・・・・・・・・・あれ?それなんてラクシズ教団?
337通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 15:03:50 ID:???
ラクスの歌

ラクスイヤーは地獄耳♪
ラクスアイはすべてを透視♪
ラクスボイスは洗脳電波♪
ラクスブレストはぺった(ウボァー!!)
338通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 15:48:08 ID:???
>>ラクスブレスト
暴帝アルムブレスト様を思い出したわw

おおら たちまちコロナル面切断んん〜〜!
339通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 16:54:39 ID:???
>>330
ヒルダさんをリサイクルフォースにして残骸を操るんですねわか(r
340360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/19(金) 18:45:02 ID:???
○前回までのあらすじ
アスラン「お前の妹の脳ををデバイスとして利用しているのさ!
      マユはお前には勿体無い女だなあ!」

では本編です。
341360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/19(金) 18:46:21 ID:???
《パトクロス》から発進した一隻の内火艇が《エル・クブレス》の港へと向かっている。
それをエスコートするように《インパルス》もどきと右肩だけ赤い《ダガーU》が併走していた。
結局、《エル・クブレス》に入り代表者と会うことになったのは、
名指しで指名されたシンと、今回の調査隊の中で一番階級が上のイザークとなった。
他にもルナマリアとかシホとかディアッカが付いてこようとしたが、パイロットを
あまり引き抜くわけにも行かないと留守番を頼むことにした。
代わりに陸戦隊から護衛役が選抜されて、彼らには内火艇のキャビンに
入ってもらっている。

(コロニーが動いている…何でわざわざ)
内火艇の操舵席からコロニーを見たシンは、シリンダー状の居留ユニットが擬似重力
を発生させるために回転していることに気が付く、先程エルフ達と交戦状態に
なったときは停止していたはずなのに。
「誘導ビーコンを受信した。港に入るぞ」
「了解」イザークの指示を受けて、シンは艇を港に収めていった。
外壁底面に全く船体を掠らせない、やわらかい接岸だった。
「意外だな」とイザークが漏らす。意識した言葉じゃなかったのかも
しれない、思わずムッとしたシンに対して、取り繕うように言葉を繋げる。
「こうして顔をあわせることも無かったが…話に聞いていたイメージとは
違ったからな、失礼した」
「誰から、どう聞いたんです?」半ば答えが分かりながらも、シンはイザークに
問いかける。
「アスランからだ。上官にも平気で噛み付くきかん坊。何をしでかすか分からん奴だとな
…奴にも問題があることは、よくわかった」
「お友達なのに散々ないい様ですねえ」どうしても、アスランの名前を出されると
いい気はしない。しかして二人の接点と言えるものもアスランだけだった。
「腕は認めるが優柔不断。その上私情を捨てようともしない。戦士としては兎も角、
将兵としてこれほど使えん男も居ないだろう」
「本当によく見ていますね…」
「一応、同輩だからな。…何故か知らんが、奴にはお前のことを頼まれていたよ」
「ハァ?」
「奴なりにお前のことを心配しているのだろうな、シン。尤もありがた迷惑だろうがな?」
「違いないです」二人とも苦い顔をして笑いあった。
『隊長、準備ができました。向こうからも迎えが来てます』
「わかった」キャビンに詰めていた護衛のリーダー役がイザークに伝える。それを聞いて
二人も船外に出る準備をした。
342360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/19(金) 18:47:25 ID:???
「《エル・クブレス》にようこそいらっしゃいました。イザーク・ジュール、シン・アスカ」
宇宙港の桟橋で一行を待ち構えていたのは二人だけだった。片方は白いパイロットスーツ
に身を包み、もう片方はだぼついたノーマルスーツを着ている。二人ともヘルメットの表面が
金メッキされているせいで、素顔は見えなかったが背格好と声音から察するに、少年
だと思えた。
「俺の事はアイン、と呼んでください。」ノーマルスーツを着ているほうが自己紹介をする。
シンは何となく、その声音に聞き覚えがある気がした。
「イザーク・ジュールだ。早速でも話を聞かせてもらいたいものだが…」
「お気持ちは分かります。ですが先にコロニーの中を見てもらいたいのです。その方が
話が早くなると思いますし」
「わかった、従おう…しかし、顔は見せないのが、お前達の流儀なのか?」
そういえばエルフも顔が見えないヘルメットをしていた。何か理由があるのだろうか。
「すみません、宇宙線が強いところではどうしても…ご容赦ください」
「フン、惰弱な事だ」コーディネイターは先天的に宇宙線への抵抗力を与えられている。
故に逆説的に、被曝の影響について軽視される節がプラントにはあった。
では、彼らはコーディネイターでは無いのか?レイもナチュラルのクローンだったし…
単に身体が弱いだけなのかも。コーディだってピンキリだ。
「ついて来てください。コロニー内部は8割がた完成していますから、移動に不自由は
しないはずです」アインと名乗る少年に促されて、シンはイザークと共にコロニーの中へと
進んだ。

エレベーターの中で身体が徐々に重くなっていくのを感じる。内壁に近づいていくにつれて
重力が増しているのだろう。とはいえ、ザフトパトロールとして宇宙とコロニーをしょっちゅう
行き来しているシンにとっては、慣れた感覚であった。
しかし、内壁に降り立ったシンは扉が開けられて、目の前に広がった光景に絶句した。
「なんだ…これは、海か?」
イザークが呟くように漏らす。鉄の箱を一歩外にでると、自分達の足場は小さな浮島のようで、
眼前には青く光る『水溜り』が広がっていたからだ…
水溜りは擬似重力によって内壁にへばりついている。ご丁寧に波のように水が揺れている、
そして太陽光を取り入れるアクリルスレートの中も水で満たされているらしく、そこから差し込む
光は幻想的な色合いを見せた。
シンは昔家族で遊びにいった水族館のことを思い出した。透明なトンネルが水槽の
中に通されていて、まるで魚が遊ぶ海の中を歩いているような気分になる…
「お、おい、これって水が落ちてこないのか」
「何なんだ、見ているだけで溺れちまいそうだ…」
任務で地球に降りたこともあるシンやイザークと違い、護衛役の陸戦隊の中には
地球を知らないものも居るのだろう。同じく閉鎖された空間のはずなのに、プラントの
コロニーでは見られない威容に圧倒される兵もちらほらいた。
343360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/19(金) 18:48:35 ID:???
「改めて自己紹介いたします。俺はマスター・アイン。《エル・クブレス》を任されている
者です」
言いながら、アインと名乗った少年はヘルメットを脱ぐ。
閉じ込められていた金髪が流れ落ちる、コバルト色の瞳はくりくりとしていて、シン・アスカ
が良く知る『戦友』とは違う顔立ちをしていたが、
「やっぱりか…レイ。いや、ラウ・ル・クルーゼのクローンなのか?」
少年の顔を見てシンは嘆息にも似た声を漏らし、想像していなかったイザークは
驚きに顔が引きつる。
「レイ・ザ・バレル…隊長の生き写し…っ!貴様もか!」
パイロットスーツを着ていた、アハトと呼ばれた少年もヘルメットを脱ぐ。コーディネイターに
しては地味な顔立ちだと思えたが、鋭利な目線が印象に残る少年だった。
シンには心当たりがある顔ではなかったが、イザークにとってはそうではなかったらしい。
「ラスティ・マッケンジー…死者のクローンにまで何故手を出す!」
「お前は俺のオリジナルを知っているのか、イザーク・ジュール」
しかしアハトと呼ばれた少年はイザークの怒号には意を解さず、冷たい口調で話す、
まるで言葉を発することすら無駄なことだと言いたげな。
「俺は単に、有用だと思われた遺伝データを元に作られたに過ぎん。オリジナルの事など
知らんし、知りたくもない」
「貴様あ!」本気で殴りかかりに来たイザークを、シンは後ろから抱きつくように止める、
…流石エリートの中のエリート。本気で振り払われそうだ。シンも喧嘩にゃ自信がある方
なのだが。
「ジュールさん落ちついて!彼だって個人なんですから、ラスティさんのことは気にしないで!
アハト!アンタもそう言いたかったんだろ!?オリジナルが誰であろうと、俺は俺だって!」
「…ああ」自分を庇うシンが意外だったのか、驚いたようにアハトは呟く。
「ジュールさんも!彼がどう作られようと彼の罪じゃないはずだ!罪があるとすれば…
罪は…」
自分の言葉を反芻して、自分の力を失わせていくシンは、イザークに乱暴に振り払われる。

「貴方の想像通りだと思います、シン」
アインは地面に尻を付いたシンに手を差し伸べながら言った。手を取ったシンは
そのやわらかさに驚く…レイのクローンとは思えない、ただ華奢なだけな手だった。
彼の手を取りシンが立ち上がったあと、アインは言葉を続ける。
「俺は…俺達は《エル・クブレス》を守るために、ギルバート・デュランダルによって
作り出されたクローンモデルです。俺とアハト、島で待っているジーベンと、貴方達と会った
エルフ。以上四名が、今此処に住まう人間です」
「たった四人で!?それに、エルフは全部で11人いるって」
「それはあくまでも予定です。生み出され今日まで生き残ったモデルは、全部で4人です」
「貴様らの素性はわかった。だがな、俺が知りたいことはそれじゃない。このコロニーは
何のために在るのか、それをお聞かせ願いたいものだな」
「そうですね…お答えしましょう」イザークのいらついた声を受けて、マスター・アインは
語りだす。このコロニーに秘められた、デュランダルの真意を。

「《エル・クブレス》はナチュラルとコーディネイターの戦争が最悪の結末を向かえた場合に
備えて用意された箱舟です。滅びた地球を捨てて、第二の故郷として、人類という
種を残すための…」

(第十話終わり、次回に続く)
344360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/19(金) 18:49:51 ID:???
今回は此処までです、失礼しました。
345通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 19:22:49 ID:???
GSC世界
傭兵世界
360世界
MOR世界

一番攻略難易度高いのはどこだ!
346通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 20:59:41 ID:???
GSC世界は既にお嬢様がいる
傭兵世界ではコニールがいる

MOR世界は難易度が高い
がしかし、ある意味攻略不可能な『シンの娘と言っても過言ではないエルフ』を擁する360世界が最高難易度を持つと愚考する


え?
難易度の意味合いが違う?
347通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 21:12:46 ID:???
>>344
GJ!
にしても何やらかしたんだ議長は・・・

>>345
GSC世界:敵はラクシズ。味方はミハシラ、バックには大企業と連合 お嬢様、ベル子、ミナ様、エミュ子、七子 凸はマシ?
傭兵世界:敵はラク(ry。味方は連合、バックには大企業?とその他 コニール、ロミナママン(黒)、英国女王? 凸は禿で発情蝙蝠で火傷で全身剃毛
360世界;敵は今のところ不明(エル・クブレス?)。味方は一応プラント エルフ、ルナマリア         凸はお節介
MOR世界:敵は虎、ロミナママン筆頭の反プラント勢力。味方はプラント、ミハシラ  コニール、ルナマリア  凸は意識不明
348通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 21:25:57 ID:???
首領・アスカや999氏の世界のなんいどが知りたい。
349通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 22:24:26 ID:???
360氏GJ!
同期のクローンにブチぎれるイザークは予想出来たがラスティとは……
それよか冷静なシンの方が意外でした


>>346
GCS氏の世界でエコー7とベル子を忘れるなんてとんでもない!

>>347
MOR氏の世界の敵は反プラント勢力+ターミナル
味方側に大西洋、ユーラシア、東アジア艦隊も加わり、MSVキャラは全て味方側で、名有りキャラが多いな。
『別の意味』での攻略難易度は2年間の同棲+変えるべき場所宣言のコニール
何があったか本編よりイイ女になり、スピンオフでヒロイン度を上げたルナマリア
自称お姉ちゃんのリーカ
紅茶狂いのアビー
死んでからもシンの前に現れるような描写のあるステラ
爆弾を仕掛け虎視眈々と機会を窺うレイ
と中々アレな面子がそろってm
350通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 22:36:41 ID:???
>>374
GSC氏世界のうち
GSC1・2世界では敵はラクシズ、味方は大企業群・ミハシラ・連合
The Red Impalseでは敵は黒ロミナ?ミハシラ?、味方はアイリス、イザーク、ディアッカ等
351通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 22:46:52 ID:???
>>347
傭兵氏の世界の敵・・・ラクシズ限定じゃないっぽい
確か短編でプラントへのゲリラ云々ってなってたし、連合系の依頼受けてるっぽいし
味方も連合+ミハシラに同業者もありそうだ。
「別の意味」だと・・・
三年以上寝食を共にした副官のコニール(肉体関係あり?)
企業作って専用機開発するくらいで零式パイロットな真黒ドSロミナママン
仕事の鬼で素直クール?なアビー
今のところよくわからないけど英国王室最後の一人で騎士叙任やろうとしてたらしい女王陛下?
・・・こっちも灰汁強いなおい
352通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 23:03:26 ID:???
まあどこの世界でもNGワードを呟いたら最後だから難易度はあんまり変わらない気がする…。
353通常の名無しさんの3倍:2009/06/19(金) 23:19:14 ID:???
>>352

NGワードというとあれか
洗濯いt
ナイムn
貧にy


勘弁してください、俺のHPはもうマイナスです
このツルペt
354通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 00:25:58 ID:???
>>344
360氏GJ!
イザーク切れすぎだが、奴らしいかもなぁ
4人のはアインがレイ、エルフが性別反転シン、アハトがラスティ、残る一人ジーベンはだれのクローンかな?
西川辺りか?

>>353
俺はロリコンじゃないが一言言わせて欲しい。
ベニヤ板だの鉄板だのとなんだのいうが、小さい胸とかおっぱいの何処が悪いのだろうか?
大きいものには大きいものの利点が、小さいものには小さい利点があるのではないだろうか?
……少しこのスレの住人にはちいさい女の子の魅力に気付いて欲しい。
つーわけでおっぱいの小さい女性は俺が纏めていただk(グシャ! メキメキ! オブツハショウドクダー! 
355通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 02:21:47 ID:???
>>338
銃夢なんて誰も知らないよww
356通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 02:31:33 ID:???
>>355
言う割にお前詳しいじゃないかwww
357通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 02:41:34 ID:???
360氏世界はヒロインがもう1人の自分
故に攻略しやすい!

え?そういう意味じゃない?
358通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 06:57:09 ID:???
正直傭兵氏のラクシズは飛びぬけて外道だと思うんだが…
粛清って言うからてっきり殺されたんだと思ったけど、まさか洗脳してるなんてさ…
そういう意味じゃかなり厄介じゃないか?
359通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 07:55:44 ID:???
>348

首領アスカの世界

敵は(一応)アイドル、ラクス 黒幕にロミナママン率いる謎の集団

味方と言うか自分で企業経営 凸が女体(おかま)化 48人に増殖

最強兵器 値札のついたアフロを所持

ディアッカがすげぇ


多分 超難度
360通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 08:18:49 ID:???
>>359
凸オリジナルを加えると49人だ
361通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 15:25:15 ID:???
とりあえず「凸が余計なことをしない世界」を発見する難易度はどのくらいなのでせう
362通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 15:32:43 ID:???
凸がnice boat.される確率と考えれば、割とありそうな……

まぁ、凸は比較的覚醒する平行世界が多いし、以外と難易度低そうだな
363通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 19:18:49 ID:???
一番良いのは、凸がアスランになってる世界だろうな…。
364通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 19:35:34 ID:???
>>309
中身がシンだな。
365通常の名無しさんの3倍:2009/06/20(土) 19:35:59 ID:???
覚醒確認:GSC世界(1)、999世界、LP世界
覚醒可能性あり:ライオン世界

無理で禿:ジオン世界、傭兵世界
366なんとなく:2009/06/20(土) 23:34:35 ID:???
前回までのあらすじ

首領・アスカはシン・アスカの仮そめの姿である
怨敵ラクス・クラインに復讐せんと今日も芸能活動にいそしむのだ

愉快な部下や新たに手に入れた船(何故かエターナル)を使い
今日もアスカ芸能事務所は芸能界の荒波を行く!!


13話

「モコモコ体操 始まるよー」

あったま もこもこ 左にもこもこ 右にもこもこ 時々モヒカン〜♪

反り返ってもこもこ 前にもこもこ ぐるぐるもこもこ 時々スキンヘッド〜♪


復讐に燃える男(絶好調に反復横とび中) シン・アスカは新たな戦略に乗り出した
まずは、自分のダンスミュージックとコニールのロックで若い人の層を開拓
次にヒルダさんの演歌で老年層と中年層を開拓

次に首領・アスカが開拓に乗り出したのは幼年層だった
そこで考えられたのが この『首領と踊ろう!!モコモコ体操』である

早速、TV局で5分枠の番組が組まれ放映された

「首領と体操がしたいみんな!!このあて先にどんどん応募してくれ!!」
番組の最後に番組参加の案内が表示された
367なんとなく:2009/06/20(土) 23:35:54 ID:???
「「「おおーー」」」
ガモフ級戦艦『フジビタイ』の一室ではその体操番組を見て
目を輝かせる3人が…
そして、早速3人は行動に出る
バタバタバタ・・・
「「「ねーちゃ(姉)(姉さん)!!3ねーちゃ(姉さん)(姉)!!」」」
「あら?45、46、47どうしたの?」
「「「体操!!体操!!」」」
「体操?」


さて、場所はガルナハンのアスカ芸能事務所
すでに時間は夕方である
「ふぅー 今日の業務は終り」
メイリンが今日一日の業務日誌を書き終え、マーズさんは営業から直帰
ハンター×ハンターさんはコーヒーでブレイクタイム中
「私は連載してるのか休載してるのか打ち切りなのかわからん漫画ですか?」
「私もコーヒー貰いますね そう言えば今日はお姉ちゃんみないなぁ」
「あれ?知らないの?ルナマリアさんだったら昨日から長期ロケに行ってるよ」

そのころルナマリアは…
「だーかーらー火星にベタなんかいないわよーーーー!!」
早速、ネットオークションで購入したエターナルを使って火星にベタを買い付けにいっていた
ただ今 マス・ドライバーに向けて航行中
「ははは、大変だねぇ」
雇われ船長のアーサ・トラインといっしょに旅を記録しながら
「…ところでこれってどうやって大気圏内飛んでるの?」
「ん?そんなの俺の腕でどうとでも?」
「頭が痛いわ」
368なんとなく:2009/06/20(土) 23:36:39 ID:???
「へぇ、TV局で体操に参加するの 楽しそうねぇ」
場所は戻って『フジビタイ』内部
「「「出たい!!出たい!!でーたーい!!」」」
3人の猛攻に3は困った顔をした
「出たいのはわかるけど私はこの艦を離れられないし…」
その言葉を聞いた3人の顔がえーっと言う感じになる
「他の人たちもカモフラージュのお仕事とかあるしねぇ…」

ちなみに他の人たちのカモフラージュのお仕事とは、

「12− お刺身の盛り合わせ 三番テーブルに持っていってー」
「あいよー 11ネエさん 鯛のすり身汁3つ 追加ねー」
「いらしゃいませー」
ここはオーブの繁華街 ここで48人のうち何人かは
カモフラージュ工作や情報収集、連絡員として居酒屋をしているのだ
店内に軽快なこの店のテーマソングが流れる

好きです 好きです デコ八〜 フゥー ハアアア


「あ、そうだわ 暇してる人が2,3人いたわね」
場所は戻って『フジビタイ』
「「「暇な人?」」」
3人のお願いに3が何か思いついたようだった
「そう、暇な人にお願いしましょ」
どうやら暇な人に付き添いをお願いするようです
369なんとなく:2009/06/20(土) 23:38:15 ID:???
「まずは。大姉様ね」
大姉様ことアスラン・ザラの部屋に赴く一行
3がノックをしようとした瞬間、

「ああーーーきらぁああ!!キラアアアン!!嗚呼ーーン」
大音響で部屋からアスランの絶叫が…
「………今、大姉様は忙しいようね 次 いきましょ」

「次は4の部屋ね 4いるかしらー?」
「ん?なんのよう?3」
そこは魔窟だった 大量の本に大量の設計図
さらには謎の機械などまさに魔窟だった
設計図と資料に埋もれた机の先には瓶底眼鏡をかけたぼさぼさ髪の
アスランクローン ナンバー4がいた 

「んー TV局の付き添い?ちょっと面倒ねぇ」
バシバシとパソコンを5台同時に動かしながら答える4
「そうだ、5ならアイドルとか好きだからお願い聞いてくれるんじゃない?」

次に向かったのはナンバー5の部屋 そこも魔窟だった
そこショッキングピンクの壁紙に大量のアイドルポスターや写真集などが散乱してる部屋だった
その中心で謎のポーズをとっているナンバー5
「…何やってるの?5」
「んー セクシーポーズの練習」
ちなみにこのナンバー5 無乳どころではなく、まな板である

「ふふふ、巨乳にはわからない まな板と言う武器の闘い方と言うものがあるのよ」
「何を言っているの?」

そんなこんなで事情説明すると
「いくいくいくいくいいく!!ぜーーったい行く!!」
これで一安心と思った矢先 5から不穏な一言が
「首領・アスカの腹筋っていい形してるのよね ジュル」
人選を間違えたかなと思う3だった


その頃、ガルナハンのシンの部屋では
「ん?何か寒気が」
「シン、あんまり無茶すると風邪ひくよ」
「ああ、わかったよ コニール」

今日も精一杯復讐に(絶賛 地中に穴掘り中)頑張るシンの一日が終わろうとしていた


                             続くのかな
370なんとなく:2009/06/20(土) 23:39:36 ID:???
今回はここまで 

次回は首領の正体と体の危機?
371通常の名無しさんの3倍:2009/06/21(日) 00:22:48 ID:???
GJ!
もこもこ体操www
火星にベタってあれネタだけじゃなかったのかよww
372通常の名無しさんの3倍:2009/06/21(日) 07:30:32 ID:???
毎回斜め上の展開GJですw

とりあえず、首領逃げてー!w


オリジナル凸の部屋の中は絶対に見たくねぇ〜
373通常の名無しさんの3倍:2009/06/21(日) 07:54:00 ID:???
なんとなく氏朝から青汁吹いたぞ、凸がキラブリッジ大佐に…キモいアスランは見てて面白いね。
キモいアスラン伝説がまた1ページ。
374通常の名無しさんの3倍:2009/06/21(日) 16:31:33 ID:???
とりあえず・・・・・・オリジナルは性別が変わっているのでしね
いやもうツッコミ所が多過ぎて逆に何処からツッコめばいいか分からんません
375通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 03:04:21 ID:???
凸=ロミナママン驚異の技術力で性転換
ただ骨格はそのまんまの筈だから……
追記:キラに獣欲を抱く

ODK48=凸の性異相クローン47人
それぞれ個性が付加されててボインからつるぺったん、幼女、
アイドル追っかけの筋肉フェチから炒飯フラグまで幅広く存在

富士額=凸シリーズの母艦
個室完備な事からかなりの大きさと思われる……富士額だけに横に広がってる?

なんとなく氏の凸関連大ざっぱに纏めてみた
376通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 07:52:16 ID:???
凸、えぐれ、筋肉、貧乳、あと性格に問題ある奴らかばっかでシンも大変だな。
377通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 08:25:12 ID:???
確かにクセの……個性的な面子だが、なんだかんだで良い目にもあってるからトントンじゃね?
378通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 08:31:11 ID:???
なら言わせてもらおう!みなたまとミユと七子とベルはもらった!
379通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 08:45:47 ID:???
ふむ……ならば俺は光芒、MOR、古城世界のコニールとアビーは傭兵らしくいただいていく!
サクセンシッパイ……馬鹿な
380通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 13:48:26 ID:???
ふと思った
この子達はみなクローニングされることで解き放たれた凸の内面要素なのでは・・・・・・
つまり本来の凸は!だだっこであらあらうふふで居酒屋のらっしゃいで瓶底眼鏡の研究家で
筋肉フェチのアイドルマニアだったんだよ!

そしてキラのみならず炒飯にまでアレな欲望を抱いていたんだ!

自分で言っててナンだが・・・・・・・・アレだなぁ・・・・・・
381通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 17:19:01 ID:???
凸がインモラルに乗る展開ですねわかります。
382通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 19:43:58 ID:???
>>376
一応まともなのはいる
ベル子とかさ。あ、貧乳か

ああ、そういやまだ名前だけだけど古城世界の女王陛下がいる!
一年で即位ってことは少なくとも十代だろうし!
383ライオン:2009/06/22(月) 23:33:24 ID:???
お久しぶりです。
現在規制が解除されず、避難所に五話を投下しているのですが、なにやら途中で「NGワードが入っています」と出て、投下できません。
解決方法をご存じの方がいらっしゃったら教えていただけないでしょうか?
お願いします。
384ライオン:2009/06/22(月) 23:47:49 ID:???
すいません、自己解決しました。
どうやら何故か「問いかける」がNGワードのようです。
避難所に投下が終了しましたので、どなたか本スレのほうにUPお願いします。
385通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 23:58:42 ID:???
多いっすね
とりあえず規制されるまでは代理で貼ってみます
386通常の名無しさんの3倍:2009/06/22(月) 23:59:23 ID:???
74 :ライオン:2009/06/22(月) 23:23:54 ID:XgvQeOZg0
お久しぶりです。第五話が書きあがりましたので投下します。


シンはドアをノックされる音で目が覚めた。天井からあふれる蛍光灯の光の眩しさに思わず目を細める。
時計を見る。さきほどレイと話していた時から30分もたっていない。
それなのにまるで何日も眠っていたかのような感覚だった。しかし眠気は全くなく、気分も悪くない。
あの夢を見ずに眠れたのは本当に久しぶりの様な気がした。
再びドアをノックする音。続いて声。
「入るぞ、シン・アスカ」
レイの声ではなかった。声からして若い女性の様だ。誰だろうか、と寝ぼけ頭で考えながらシンは「どうぞ」とだけ返事をする。
ドアを開けて入ってきたその人物の背はすらりと高かった。整った顔立ちに加え、男装に身を包んだ"彼女"はあまりにも貫録がありすぎる。
レイから聞いていた。確かこの人がロンド・ミナ・サハクという、俺の命の恩人だと。思わずシンは敬礼して感謝の意を述べる。
その言葉に、よい、とだけ言うとミナは、まるですべてを取り仕切る絶対者のような足取りでシンの前に歩み寄った。
「体の状態はどうだ。シン・アスカ。いや、それとも呼び方としては"ザフトのスーパーエース"の方が好みか?」
「……シンでいいですよ。それに俺はもうスーパーエースでも何でもない、ただの無力な男です。こんな俺に何かご用ですか?」
ムッとなって、ミナを睨みつける。
一方、ミナの方はいたって攻撃的な意志はないようだった。適当な椅子に腰かけると、その場を動こうともしない。
「いや、なに。元はオーブの民だというのに、いつしかザフト側きってのエースパイロットとなり、
ついにはあのキラ・ヤマトすらも撃墜せしめたという男に予は興味を持ってな。
ここで救助された時の貴様はとても話せる状態でなかったが故に、一度面と向かって話をしてみたいと思っていたのだ」
「いや、違う。俺がスーパーエースなんて呼ばれていたのは、たまたま状況が良かったからだ。
それこそ議長が俺を過剰に持ち上げてくれたからで、それにフリーダムを撃墜したって言われてもあの時は本気じゃない、って本人が……。
というより、なぜ俺を助けたんだ?」
「もし今のプラントがミハシラに協力を申し出た際に、交渉のカードになり得ると判断したからだ」
シンの目が丸くなった。誰が見ても、シンの頭の上には疑問符が渦巻いているのがわかるだろう。
ミナは、やれやれと、わざとらしく溜息をつく。
「貴様が自分のことをどう思うかは勝手だが、いささか過小評価のし過ぎではないのか? 
世界各国の軍事力の面において、貴様ほど厄介な存在は他にあるまい。
なにしろ世界で初めてあのスーパーコーディネイタ―と肩を並べた存在なのだからな。
よって礼を言われる筋合いはない。ただ予は、貴様を利用しようとしていただけなのだからな」
そう言われてもただ、茫然とするシン。
387通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:00:16 ID:???
「妙なところで鈍いのだな。それともわざととぼけているのか?
まぁそれはいい。誇るがいい、シン・アスカ。貴様はこのロンド・ミナ・サハクを認めさせるに値する人物なのだ。
その貴様がミハシラに何らかの与する形を取るとすれば、喜んで予は自ら足を運ぼう。それだけの価値があるのは確かだ」
ミナは優雅に足を組み替えた。
「少々話がそれてしまったな……本題に入ろう。シン、予はお前に聞きたい。なぜお前はカガリを殺さなかったのだ?」
ひときわ強く、ミナはシンを凝視した。
「…………」
シンは寝返りを打ち、ミナに背を向けた。
「お前のことを調べさせてもらった。おまえはオノゴロで家族を失っているそうだな。そして家族を守ってくれなかったオーブを憎んでいると。
 そんな貴様がカガリを殺さなかったのはなぜだ?」
「俺は……」
シンはむくりと起き上がり、自身の視界にミナを捉えた。
「俺は、家族の仇に……アスハに命を救われた。俺はアイツを殺そうとしていたのに、憎んでいたのに。
殴っても殴っても立ちあがって、アイツは俺なんかのために涙を流していた」
自分を殺そうとしている男の前で彼女はただ、ひたすらに懇願していた。生きろ、と。
強い意志の光をためた目に涙すらも浮かべて。
「俺は何もわからなくなった。どうしていいかわからなくなった。力がなかったのが悔しかったから力を得て、
戦争を起こすような奴らを全員なぎ払ってやれば、それで終わりだと思っていた。
そのためには、どんな敵とだって戦ってやるっていったはずなのに」
それはシンがデュランダルの前で決意し、誓った言葉だった。
自身の掌を見つめながら、シンはぼそりと呟くように、
「アイツを思いっきり殴り飛ばした時、俺は空っぽになった。やっと念願の復讐が果たせたって言うのに、
うれしくとも何とも思えなくて、ただ『こんなものなのか』って感じてた。そしたら、もう何もかもがどうでもよくなってきた。
アンタにこの気持ちがわかるか? 俺は、俺をこんな目に合わせた奴らと同じような人間なんじゃないか……って」
シンはふと思う。何故自分は、戦争を嫌っていたのに軍人なんか志そうと思っていたんだろう?
食べることに困っていたわけでもなく、戦争から遠ざかることは容易だったはずだった。
あのとき世界中の人間が不幸になってしまえばいいと思わなかったと言えば嘘になる。
病的なまでに力を欲していた自分は、やはり壊れていたのかもしれない。
その力が第二の自分を生み出すということにさえも、頭が回らなかったのだから。
388通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:02:13 ID:???
「けどあのバカは死にたくなった俺に、死ぬなと言ってぶん殴ってきた。こんな俺に誰かを救ってみせろと怒鳴りつけてきた。
そしたらもうわけわかんなくなってきて……」
ありったけの恨みを込めて殴りつけた際、なまじカガリが生身の人間であることを認識してしまったが故に、カガリが見せた
「らしくない姿」は、シンを困惑させていた。
それはカガリに対しての、人間らしさ、女らしさなど"そうであってほしくないと望む部分"に対する反発が原因である。
シンの中では、カガリは綺麗ごとを吐きちらし、他人にそれを強制し、自国を滅ぼすような得体のしれない「悪人」であってほしかった。
前大戦のさなかから、いつのまにかカガリはシンが憎むべき『家族を守ってくれなかったオーブ』の象徴となってしまっていたのだった。
「それで、俺は知りたくなってきた」
「ほう、何をだ?」
「俺がこの世界に存在する理由と、俺が生まれてきた意味を。あのバカが言ったように――俺が苦しんでいる誰かを救うことができるのなら、
誰かを救う方法があるというのなら、それを見つけたいと思った。あんなふうに人は変われるのかと知りたくなった」
「それがカガリを助けた理由か?」
ミナの問いかけにシンは一呼吸置いて、
「あのバカ女は変わった。アイツも誰かを守りたい、誰かを救いたいと言っていた。アイツは俺といっしょだった。
 そう考えたら俺は、どうしてもバカ女がが殺せなくなった」
シンが下を向き、ひとつ深呼吸をした。再びミナに向けられたその紅瞳は、溢れんばかりの意志の光をたたえていた。
それはまるで、くすぶっていた"何か"が弾けたかのよう。
「そうか」
ミナがつぶやいた。

「貴様も、そうなのか」

目を細め、賞賛と戸惑いが入り混じったような声でミナはそう言うと、薄い笑みを浮かべる。
何のつもりだ、とあっけにとられるシンの疑問は、すぐに解消された。
「…………誰がバカ女だ」
がちゃりと戸を開け、ドアの前で聞き耳を立てていたカガリが部屋に入ってきたからだ。


ライオン少女は星を目指す
第五話「オノゴロの悪魔とオーブの獅子」
389通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:03:56 ID:???
「それでは予はこれで失礼しよう。後は好きにするがいい、カガリ」
「ありがとう、ミナ。コイツを助けてくれて」
「何度も言ったはずだ。礼を言われる筋合いはない」
「わかっている。それでも、ありがとう」
「フッ……」
スッとミナは立ち上がると、シンとカガリの両名をそれぞれ一瞥し、その場を去って行った。
「シン」
二人きりになった部屋で、静かにカガリは切り出した。
その顔には包帯が巻かれ、こころなしか挙動が少しぎこちない。
「あ……いや、その、さっきのことは――」
「……お前に見せたい物がある」
無視しやがった。
手元の時計を見比べたカガリが、病室に備わった映像モニターの電源を入れる。
何を見せるのか、とあっけにとられるシンにカガリは、
「シン、よく見ておけ。これが今の『世界』だ」
映し出された光景を見て、シンはかっと両眼を見開いた。

『この放送をご覧になっている世界中の皆さまへ! ご覧ください! 
プラント、オーブ間で結ばれたアーノルディ・プランに沿って結成された『歌姫の騎士団』の第一陣が今、
世界平和のためにこのオーブから続々と出港していこうとしています!』
中継がつながるオーブのオノゴロ島。
興奮冷めやらぬまま声を張り上げるアナウンサーの背後では、オーブの民衆が老若男女総出で拳を突き上げ、オーブの国旗を振り、熱狂をたたえていた。
その視線の先には不沈艦アークエンジェルを先頭に、他の空母や大勢の護衛艦が艦隊をなして続々と出港していく。
390通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:04:58 ID:???
「よくここまで数を集めたな。あれだけの空母を遠征させるとは、大事なのはオーブの国防よりも世界平和というつもり……か」
茫然とモニターを見続けるカガリ。
かつての仲間たちが行おうとしている暴挙を見て、その小さい背中におさまりきれない無念さがにじみ出ていた。
「な、……何だよこれ。……戦いは、戦争はもう終わったんだろ!? 今更なんでオーブが軍を動かしてるんだよ!?」
シンの口から戸惑いの声が漏れた。もはや絶叫に近い声で目の前の惨状をなじる。
「……私はもう代表じゃないんだ。今はキラが不幸な事故で亡くなった元代表首長の弟としてオーブを立派にまとめ上げている」
「そんなことはどうでもいい! なんでまたオーブが軍を動かしているんだって聞いてるんだ!」
「もちろん、戦争をするためだ。なんでもキラ達が言うには、世界のためらしい。
世界の人々がまだ平和を望んでいないから、平和の敵を打ち倒すためオーブが世界平和の元に軍事行動を起こす。
そしてこれは世界のために行っているのだから、世界の平和を願うオーブの理念に反してない、とさ。
馬鹿げてる。ふざけてるよな、こんなこと……」
カガリはそこで今まで世界に起こった出来事を少しずつ説明し始めた。
シンはそれを聞きながら愕然とした。
おかしい。わけがわからない。
いくらなんでも無茶苦茶だ。
世界はようやく平和の兆しが見え始めたというのに、そこでどうしてまだ平和を望んでいない人々がいると断言する?
そして何故ようやく平和を得た人々に対して武力を指し向けようとする!? 
今まで自分が戦争を戦い抜いてやってきたことは何だったんだ? 俺が見たかったのは、こんな世界だったのか!?
「シン。一年前のあのとき、オーブはデスティニープランに賛同せず、プラントと戦闘を行ったのは何故だか知っているか?」
力なくシンは首を振る。あの時の自分は議長の考えに心酔していて、他のことなどまるで考えていなかった。
カガリは続ける。
「デスティニー・プランが地球の国家に対してあまりにも不利だったからだ。遺伝子がその人の運命を決定づけるとしたら、
それはコーディネイタ―が様々な分野で活躍するのに対し、遺伝子において劣る大半のナチュラルは低い身分につくことになる。
そのような政策はコーディネイタ―とナチュラルがともに暮らすオーブでは害悪以外の何物でもない。
それ以前に、あんな大規模な政策を貧困にあえぐ地上国家がそれぞれ費用を出して行えと言うこと自体がむちゃくちゃだったんだ」
カガリはいったんそこで言葉を切って、モニターに目を向けた。
「確かに両者が手を取り合えると言えば聞こえがいいかもしれない。しかし、それはあくまで一時的なものだ。
あのようなプランによって年代を重ねていけば……いつしか両者の確執は、まるで中世貴族と農奴階級が対立した歴史の二の舞になるだろう。
それでは何も変わらない。現在と同じ、いや両者の身体的違いによって歯止めがかからない分、今よりももっとひどい結末になるのは明らかだ」
391通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:05:39 ID:???
「ど、どういうことだ? アンタさっきから何を言っているんだ? 一年前の議長就任演説で、
ラクス・クラインはシーゲル・クラインの意志を継いでナチュラルとコーディネイタ―の共存を目指すって……!」
「確かにラクスはあのときそう言った。けどな、それは絶対にあり得ないんだ」
そして場面は、オーブの国旗が高らかに掲げられた壇上に切り替わる。
その中心で、声高らかに演説する二人の男女がいた。
すべてのカメラが彼らだけに注目しているからこそ、シンにははっきりと見えた。"彼ら"の様子が。
この世のすべてに飽きてしまったかのような、輝きを失ったキラ・ヤマトの瞳。
群がる群衆に向けるラクス・クラインの、まるで万物を達観しているように澄んだ目を。
「なぁ、シン。ラクスの周りには、いったい何人のナチュラルがいると思う?」
「……知るかよ、そんなこと」
「いないんだ」
「……は?」
そのとき、シンの顔に動揺が浮かぶ。
392通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:07:11 ID:???
そのとき、シンの顔に動揺が浮かぶ。
「ゼロなんだよ。皆無なんだ。確かに知り合い程度のナチュラルが数人くらいいるはずだが、
キラやアスランみたいに、本当に近くに置いている人間は皆コーディネイタ―なんだ。
だからアイツらは真の意味でナチュラルの苦境を理解できない。倫理観念の根本から違うからな。
でないと、プラント側がエイプリルフール・クライシスの被害を棚に上げて、地球側は戦後補償を譲歩しろなんて言えるわけがない。
そんな奴がどうやってナチュラルとコーディネイタ―との共存を行うと思う?」
カガリの言葉に、怒気が混じり始めた。
「わかるか? アイツらは世界を平和にするには、デスティニープランで運命を定められるより、
誰よりも平和を愛する優れた自分たちが世界を治めていかなくてはならないと言ってるんだ。
今度は慈愛などではなく、武力を行使した圧政によって世界中の力をそぎ落としにかかるだろう。アイツらはそれを何とも思わない。
何故ならアイツらが言う平和とは、私の様な邪魔者をすべて殺しつくした世界のことだからな……!」
393通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:07:51 ID:???
『オーブ国民のみなさん。私は、カガリ・ユラ・アスハの弟のキラ・ヤマト・アスハです。
私は今は亡き姉の意志を継ぎ、世界の平和のために――』
自然に咲いていた野花が根こそぎ除去され、遺伝子組み換えを何度も行われた綺麗な花だけが並べられた壇上で、キラ・ヤマトが切実に呼びかける。
シンは直感的に悟った。
彼らにとって群衆というものは、自分たちが守れなければ生きていけない、勝手に争いを起こして滅んでしまう脆弱な生き物だ。
そんな自分たちが世界を守ってやるのは当然のことであって、力及ばずに守れなかった者は"しかたない"という。
だから彼らは花を"守る"のではなくて"吹き飛ばされても何度でも植える"と言える。吹き飛ばされた者はもう戻りはしないということを知らない。

『今、この会場となっているオノゴロ島では様々な命が失われました。このようなことは、もう二度と繰り返してはいけません』

その言葉を聞いた時、シンの中でない体中の血液が怒りで沸騰するような気がした。抑えきれない怒りと悔しさのせいでシンの体が震える。
どの口が言っているんだ。そこで好き勝手暴れた挙句、罪もない民間人の命を奪い去ったのはいったい誰なんだ。
「……また戦争がしたいのか、アンタ達は!」
シンは吼えた。歯ががちがちと震える。その目には涙さえ滲んでいた。
「おまえ……そこのおまえだ! いつもそうやって、俺たちを高い所から見下して!」
噛み切った唇から、一条の紅い線が落ちていく。
画面の向こうの彼らにはシンの声は届かない。そしてその言葉を彼らが聞き入れるかもわからない。
だが、そんなことはどうでもよかった。
「逆襲だ」
ぽつりと、つぶやく。
もし人の心が具現化したものが見れたとしたら、今のシンは燃え立つような怒りを放つ、一個の炎塊に見えたに違いない。
「やれよ。やってみろよ! 元々アンタ達に売られたケンカだ! 言い値で買ってやるさ! なんでもかんでも、アンタ達の思い通りになると思うなァァァッ!!」
すべての抑制を吹き飛ばし、ケガの痛みを忘れ、シンはベッドから跳ねあがった。裂帛の気合とともに、シンの咆哮が病室に吹き抜けた。
その焼けた鉄のように輝く真紅の瞳は、見る者の戦慄を誘う。
シンは点滴の針を引き抜き、凄まじい眼つきで画面の向こうの敵を睨みつけた。眼光で人が殺せるなら、彼らはとうに四散しているだろう。
それとは対照的に、カガリはとてもかすかな、静かな声で。
「私はいったい何をしていたんだろう……。お父様の意志を継ぐんだって勝手に意気込んで、勝手に突っ走って、散々利用されて、
そしてその挙句に役立たずだと言われ、代表の座から引きずり降ろされ、この様だ。
私はダメだ。私が足りないものをあいつらはすべて持っている。だからどんな難しいことも平気でやり遂げてしまう。だから……だから、だから……ッ!!」
394通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:08:32 ID:???
『僕たちの意志は、カガリの意志でもあります。カガリがこんな世界のを認めるわけがない。何故ならカガリは今、泣いているのですから!』

シンの視界の隅で、カガリがふわりと跳躍した。繰り出された足が見事に伸びて空を切り、シンの頬をかすめ、
「くそっっったれがぁぁぁ――――――!!」
シンの小脇にあった、卓上の小さなモニターへ強烈なとび蹴りを一閃。吹き飛んだ哀れな映像ディスプレイは壁に叩きつけられ、何も言わなくなった。
突然の感情の爆発にシンは目を瞬かせる。
「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょうぁぁぁぁ――――――!! 何がカガリは今泣いているだ! んなわけないだろうが! 
 勝手なことほざくなぁぁ……! キラのばっかやろォォォ!! アスランの裏切り者ぉぉぉ!!」
カガリは怒りのままに、スクラップ寸前のモニターを何度も何度も踏みつける。
うわ、と若干引きながらシンはそれを見守るしかなかった。
「お前らはすごいよ! キラ、ラクス、アスラン! コーディネイタ―で何でもできて! 誰からも好かれて! どんな敵とだって戦える!
けど私には無理だった! 頭は悪いし、物覚えも悪い! 嘘もつけないから……政治の駆け引きもできない! 
お前らから見れば、私なんかちっぽけな存在なんだろうな! だから……勝手に結婚式場から誘拐したり、武力介入のダシに使ったんだろうが!
それとも……人質としての価値があったから、使ってやろうとでも……思っていたのかよお前らは! あぁ!? 
渾身の力を込めて叩き割れた画面をげしげしと踏みつけながら、カガリは声を詰まらせていた。
感情の昂るままに、いままでため込んでいた許さざる物を吐き出していく。
「なんで誰も私の話を聞いてくれないんだよ! ラクスの言葉は鵜呑みにするくせに! みんな、誰も、誰もわかってくれない! 
だったらお前らの言う未来を得るために戦って、戦って戦い抜いて、たくさんの人を泣かせて殺して、それで最後に世界は平和になるのかよ! ええ!?」
シンは目の前で吠える獣を見て思う。その姿を見ていると、コイツの抱えていた物は俺のよりも大きく、そして重そうだった。
コイツも力が欲しかったんだ。『理不尽』という名の、目で見えない巨大な敵を倒す力を。
シンの中で、何故こんな奴に自分はイラついていたのかという疑問が解けた気がした。
何故なら、コイツの姿は俺によく似ている。不思議なことに、どこか重なり合うところがある。
だからこそ、似ているからこそ心の奥底でほっぽり出せずに何度もつっかかっていたのかもしれない。
「許せない。ワガママで身勝手なあいつ等が! 無力だった自分が! 許せない……いや、許すもんかァァァァ!!」
その振り上げられた渾身の右足が、スクラップ同然の電子機器を踏み抜いた。バラバラに砕け散り、原型をとどめないほどに破壊される。
カガリは、大きなため息を吐いた。
395通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:09:12 ID:???
「……こんなにも自分をさらけ出したのは、初めてだ。なんかもう、完全にふっきれた」
思う存分破壊活動をし終えた彼女は、ニタリと笑って見せた。シンが初めて見た彼女の笑顔だった。
すると獅子の咆哮に呼ばれたように、病室に光が差し込み始めた。夜明けを迎えた太陽の光が、カーテンにさえぎられつつも、二人の間に割って入る。
そこで何かを思い出したようたように、カガリ。
「……ああ、そうだ。受け取れ、シン」
シンに細長い棒の様なものを放り投げる。よく見るとそれは、鞘におさめられた一本の短刀だった。すらりと引き抜くが、それはナイフというには少し長い。
「率直に言う。これから世界は変わり始める。それこそ持たざる者が圧政を敷き、持たざる者が喘ぎ苦しむような世界にだ。
だからラクスが作ろうとしているこのクソったれで横暴で理不尽な世界を変えるために、どうかお前の力を私に貸してくれないだろうか? 
そして私のそばで私のやることなすことを見ていてほしい。そしてもしお前が私が生きるに値しない存在だと思ったとき、その刃で裁いてくれ」
カガリはシンの手元にある刃を指差した。
「寝ている時だろうと背を向けた時だろうといつでも構わない。お前には、その権利がある」
「……アンタ、本当に変わったな」
シンは立ち上がり。
「レイから聞いた。俺を看病してくれたのは、アンタだって。そのことには感謝している」
「ああ」
「じゃあ知っているよな。俺が家族を失ってからどんな目にあってたか」
「……ああ」
「だったら約束しろ」
そして、剣を鞘から抜いた。
「生きろ。生きてその目でアンタらが世界中に振り撒いた地獄を、その目に焼き付けろ! 俺は見ているぞ、カガリ・ユラ・アスハ!」
声のかぎりに叫び、その切っ先を突きつけた。それでも彼女は、以前のように驚きも怯えもしない。
「だから、死なすわけにはいかない! 俺がアンタを守ってやる! けどそれはアンタを苦しめるためにだ! 勘違いするな!」
声といっしょに、すっと刃を下げる。
「そうか……それで充分だ。ありがとう」
ようやく、カガリが立ち上がる。
396通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:10:04 ID:???
このときカガリは天を見上げた。シンも釣られるようにしてその先を見る。そしてカガリは天井を見ているのではなく、
その先に広がる広大な宇宙を見上げていることに気付く。遠くを見据えるような瞳のまま、カガリは言う。
「なぁ、本当にナチュラルはコーディネイタ―にかなうわけがないと思うか?」
「…………」
シンは思わず言葉に詰まった。シンの中では、ナチュラルという人種は群れなければ何もできない無能の集まり、とさえ思った時期もある。
「私はそうは思わない。誰がどう遺伝子が優れているとか、どれだけ遺伝子をいじくったかで運命が決まる世界なんてありえない。
いや、あってはならない」
シンはそこで、カガリと目があった。琥珀色の瞳。
何と意志の強い目だろうか。どんな障害、どんな誘惑があったとしても、あの目を曇らせることはできないだろう。
その目には、そう信じさせるだけの力が確かにあった。
「アイツらは全員生まれたときから恵まれ過ぎていたから知らないんだ。
世界中の人々が世界を少しずつでもよくしていくために苦悩していることを。だから、今こそナチュラルは見せつけなければならない。
アイツらの言う雑草風情の力を、生まれや遺伝子がすべてを決定するわけではないんだということを。
私は、その手伝いができればいいと思っている」
「そうか」
シンの断片的だった思考が、一つにまとまっていく。戦う理由。その根源的な想い。
シンは一度だけ天に向かって――この憎たらしい世界に向けて、強く突いた。
もう誰も悲しませたくないという決意の込められた剣先は、鋭く空を切り裂いた。


========================
397通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:18:12 ID:???
支援?
398通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 00:21:44 ID:???
支援
399通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 01:02:38 ID:???
代理の代理投下



「つくづく楽しませてくれるものだ」
病室を辞したミナは、廊下で歩きながら一人つぶやいた。

『私はここで誓うぞ、ミナ。
ブルーコスモスが力を失った今、世界がコーディネイター至上主義に傾くのは時間の問題だ。
だからこそ今、ナチュラルに何もかもが劣る私が、世界に向けてお前たちコーディネイタ―には一生理解できないナチュラルの底力を見せてやる。
勘違いするな、けっして私はコーディネイタ―を憎んでいるとかそういうものじゃない。
ただ私は、ナチュラルが無能だ、なんて言われないですむような世界を創りたい。
コーディネイトなどしなくたって、人は生きていけることを証明してみせるんだ』

懸命にあがき、苦しみ、そのうえで自らの力でなおも立ちあがり獅子となった少女の姿がミナの脳裏に再生される。
――SEED。
それ以上に、彼女の変化を表現するのにふさわしい言葉はなかった。
そして、あの少年も。
いったいどれだけ自分の楽しみを増やせば気が済むのだ、あの二人は。
「それにしても……」
ミナは閉じた扉の向こうへと何か言い返そうとして、唐突に破顔した。
肩を震わせ、低く小さい声で呟いたあと、格納庫が横揺れせんばかりの大爆笑。妙にツボにはまったらしい。
400通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 01:04:09 ID:???
「そうだ、それでいい。カガリに一番必要であったのは自身を誉めたたえる賛同者でも、ただ慰めてくれるだけの理解者でもなく、
意見同士をぶつけあえる者が必要だったのだ。それも、あやつと同じような『守りたい』などという戯言を抜かようなす愚か極まりない者を、だ」
ひとしきり笑ったあと、ミナは目じりの涙をぬぐいながら「不覚だ……」とだけ、悔しそうにつぶやいた。
「……何を呆けている。それぞれ持ち場に戻れ」
廊下ですれ違った衛兵のうちの数人が敬礼の格好のまま、血の失せたような顔で唖然としているのを見てミナは、鋭く指示を下した。
そして慌ただしく動き始める人々を視界にとらえながら、ミナは誰にも聞こえぬような声で小さくつぶやく。
「もしかすると今の世には常識を変えるような天才ではなく、常識を超越した愚者(バカ)こそが必要なのかもしれぬな」



それが、すべての始まりだった。
後にオノゴロの悪魔と呼ばれる青年と、オーブの獅子と謳われる女性。
コーディネイター至上主義の社会に変革をもたらしたと言われる伝説は、今まさにこの時より始まったのだった。
401通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 01:07:37 ID:???
以上です。
前作からご覧の皆さま。大変長らくお待たせしました。
半年間もだらだらと続けて、次回よりようやく次世代キャラが活躍する未来編、話の本筋に入っていきます。
ですのでこれから先、ロケットパンチだとか金的とか海陸空で合体だとか黒いハロだとか、
要するにかなりはっちゃけて書いて行くことになると思うので、ご了承ください。

感想などをお願いします。

P.S ちなみに、私がこの話を書き始めたきっかけは本編でサイなどのナチュラルの扱いがあんまりだったことと、
    さらには結局二年もかけながらナチュラルとの共存に負債が何も答えを出していなかったことに腹を立てたため、
    シンを主人公にして、ナチュラルの頑張る物語を書こうと思ったからです。自分語り失礼しました。



─────────────────────────────────────────────────────────

ライオン氏GJ! 
やっぱり金的あるんですかww もはやお約束だなw
次からいよいよ娘ステラ登場ですか。 ……さて、スレ住人が何人生き残れるやら
402通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 01:15:09 ID:???
>>ロケットパンチだとか金的とか海陸空で合体だとか黒いハロだとか

やっぱこうなるのかwww
403通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 01:53:46 ID:???
種時代の三隻同盟にはあの肉弾戦最強ナチュラルのバリーさんがいたり
ジョージ・グレンが銀メダル止まりだったりもするし
ぶっちゃけ、努力したナチュラルの方がコーディネーターより遥かに優れてるんだがな…

なにはともあれ、ライオン氏GJでした
404通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 03:01:11 ID:???
理念ってかっこいいよね?
     ___
    /r――|
    |>= ,=|
    ノノP┏┓|
   /⌒丶天ソ⌒ヘ
   ( 人_<中>_ノ )
   /\丶__/ ∧
  / (_JT明Tヒ_)|
  /  / |日|丶 |
 ん〜/ ̄/|覇|~丶ソ
   (_ノ  ̄丶_)
405通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 03:03:01 ID:???
そう言えば、シンって免疫関係以外はナチュラルと同じなんだよな。
それ考えると努力で才能は超えられるってことになるんだろうなあ。
そんな事を読んでて考えたよ、ライオン氏GJです。
406通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 03:19:50 ID:???
種の本放映八話(大体ラクスがAAに回収されたあたり)に、エースAの方で絶賛連載中だったアストレイR第二話から
いきなり生身でMSの腕切り落とすジジイが登場して、レッドフレームのビームサーベルと生身ポン刀で切り合って、生身が勝利した段階で
「ナチュラルってコーディより一千億倍超SUGEEEEEE!!!!」を骨の髄までたたき込まれて
ガンダムファイターがMSを生身で落とせるって事と同じ位の信頼度で、本放映序盤の時点で既にナチュラルの強さを強く確信してた俺は
その後ちっともナチュラルの凄さが本編の方で出てこずに怒りと悔しさが有頂天に達した俺は
今回のカガリの慟哭を読んでナチュラルに対するリスペクト活動に目頭から涙が鬼なった
カガリ頑張れ、超頑張れ
407通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 06:14:46 ID:???
GJです、いや〜共感出来ますな、ナチュ、コディを一先ず置いておくとしても、
鴨川会長の「努力が必ず報われるわけではない、だが成功した者は須く努力している」
という言葉に感銘を受けた私は、本編を見て物凄い憤りを感じていたものです。
頑張っている人が例え報われなくても、その姿は何かしらの結果は残すし、なにより
人の心を動かすものだと思う。
408通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 08:27:40 ID:???
ライオン氏&代理の方GJ!

こんなに男前なカガリは初めてだ!w(褒め言葉

確かにアニメだとナチュラルの扱いって、雑というか
ただの鬼畜って感じにばかり書かれている感じがあって、
それに対して負債どもの選民思想の現れがラクシズになっているような・・・


てか、よく考えると種死ラストでもカガリって
ハブられてたよな。凸はメイリン拉致って乗り換えてるし


さて、これからの逆襲に期待ですぜ〜
409通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 09:35:59 ID:???
Gjです
ただピンク色の周りではないけど、
AAには本編登場ナチュラル最強のバレルロールの人とか宗男もいるような…
つか魔乳以外のAAクルーってフツーにコーディより優秀な気がするのは俺だけ?
410通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 11:05:42 ID:???
いやあの人も優秀だろ?
主に白兵戦で
というかコーディーの優秀さって、本編を見てるとMSを操縦できる事くらい以外描写されてないしw
411通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 11:19:41 ID:???
OS即時書き換えもあるだろ
あの世界では遺伝子弄るとソフト関連技能が身につくらしいね
412通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 11:23:03 ID:???
あれ他のコーディーも出来るのかと思ったけど、そういえばラクスがあっさりパスワード解読してたな
機械関係に特化して強いとなるとNTとイメージがダブる……
というかNTじゃマンネリだから無理矢理コーディーという設定をでっち上げたようにしか思えんw
413通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 11:24:01 ID:???
遺伝子いじりで人の限界を超えた熱耐性も得られるからな。大気圏突入然り、自爆直撃然り
あ、でも陽電子、真空、宇宙線耐性持ちのナチュがいるっけ
414通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 11:32:36 ID:???
>>401
…もし、シンの性格がサディスティック星の王子だったら
ミナ「何故アスハを殺さなかった?」
シン「あのバカ女は、一番最後でさァ。(かつての仲間を殺して)心身共にズタズタのボロボロにした上で、
  ネチネチ凄惨に殺ってこそ、殺りがいがあるってモンで」
415通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 11:36:53 ID:???
OS解析はなぁ……
フツーにカトウ教授が作ったOSを、さらに完成させたナチュラルのロウのOSの方がキラの作ったナチュラルOSより性能高い上に
キラより遺伝子的に劣ってる筈なのに、そのキラと同一条件下で10分の一の時間でOS書き換えられる人がいるからなぁCEには
しかもそのキラさんのナチュOSは、普通にその人のデバックが無ければ射撃モーション中に格闘技の構え取る欠陥OSだったし

後、遺伝子いじりでは人の限界を超えた熱体制は得られん
もっと酷いTP装甲って条件下で、余裕で最後まで意識失わずに
自力で大気圏突入を成功させて(備考、キラさんは熱圏の途中で気絶してAAに回収される)
その後海のド真中から南米までレイダーで飛んで帰って来た猛者もナチュラルにはいるので
その時点で「ナチュラルでも余裕な大気圏突入の途中で気絶したキラさんwwww」
という話にな(ry
416通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 12:56:45 ID:???
そもそも人間の熱耐性は体がたんぱく質で出来ている限りナチュもコーディーも
変わらない気がする。どんなに頑張ってもたんぱく質は60度で固まる。
一般的には体温が44〜5度になるとたんぱく質の変質で人は死ぬらしい
417通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 13:48:21 ID:???
つまり、コーディネイターは蛋白質以外のサムシングで構成されてるってことか

人間どころか生物であることすらあやしくなってきたな
418通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 14:08:49 ID:???
>>412
AAでの事ならピンクハロの仕業

でも普通ペットロボにクラッキングツール仕込むなんて思えないんだよな……
ラクスのくちぶりから日常的に使ってたみたいだし凸にクラッキング専用として作らせたのかもしれん


レスしといてなんだけどどうしてスレで語るべき話題かも
419通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 15:08:22 ID:???
ではライオン氏に敬意を表しつつロミナママンやエザリアママンの続きをわっふるしようではないか。
420通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 16:13:38 ID:???
種世界だとMSは「コーディネイター級の反射神経がないと操縦できない」て
なってたから、少なくとも平均的にみればナチュラルよりは優秀なんだろうと。
ただしコーディネイターも所詮、人間の範疇で優秀なだけだから、魔乳さんとか
ノイマンさんみたいな一芸に秀でた人には勝てないとか、そういうレベルの「優秀」
なのかと。

つまり努力次第で追いつけないことも無いし、一分野に限ればコーディに追いつける
ナチュも居るってことなのかと。

ライオン氏GJでした!かなりカッコいいカガリでした。
421通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 17:14:35 ID:???
>>417
だから、あそこは言葉のトリックがあるんだよ
あの医者「コックピット内は」ナチュラルには耐えきれない温度とは言ってるが
「パイスー込みでなら」パイロットがナチュラルでもそのコックピット内の熱に耐えきれるかどうか明言してない
そして、同一条件下かより酷い状況で突入したナチュラルのエドさんは、キラと違って大気圏突入の途中で気絶して寝込むこともなく
消耗こそすれ最後まで意識保って大気圏突入を成功させている

つまり、キラさん筆頭にしたコーディが耐熱スゲーわけじゃなくて
大気圏突入は、GATシリーズに乗ってパイロットスーツ込みで、途中から熱遮蔽物があるなら
普通にナチュラルでも耐えきれる程度の熱って事になるわけよ

この場合はそこで余裕気絶して改修されたキラさんがアレなくらい雑魚いだけで
そのアレさを隠す為にわざとパイスーって重要な要素を意図的に削除して本編では説明されてるのよ
タンパク質以外のサムシングでコーディが構成されてるんじゃあなくて
単にタンパク質が固まらない程度の熱でぶっ倒れたのがスパコディのキラ
倒れず最後まで機体制御したのがナチュのエドさんってことさ


>>420
正確には
「コーディ用OSは、OS自体が発展途上の欠陥品だからナチュラルの才能ない奴らには戦闘行動が取れない」かな
そして、その不具合をプログラム的に改修・完成させたのがナチュラル用OS
ちなみに、どんな雑魚ナチュラルでも一年間鍛錬すれば、コーディ用OSで戦闘行動が取れて、コディエース撃墜出来る事は
そこらのナチュラルよりも才能が無いコーディネイターであるイライジャさんが証明してる
彼の証明のお陰で、間違いなく努力次第でどんなナチュだろうとそこらのコディには余裕で追いつけるし
蘊奥の爺様のお陰で一分野に限れば最強クラスのコーディネイターを越えられるナチュも居る事も証明された
っていうか、行くらコーディが凄いったって流石に生身でMS落とせとか無理だわ・・・
422通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 17:46:58 ID:???
つまり努力するシンが努力嫌いのキラを倒せたのは必然って事か
あ、例の本気じゃなかった、とかいう見苦しい言い訳は無しね
でないと、キラさんが仲間のピンチにも本気出さない究極のクズ野郎になるから
423通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 18:04:03 ID:???
才能だけで、鍛練せずに生きている人達==キラさん凸を筆頭とした大多数の本編コーディ

才能が足りないから、鍛練を怠らない人達=シン、イザークやフラガ一族や外伝ナチュ

こんな感じか…負債以外のまともなストーリーテラーが取組んだら、やっぱり魅力的な素材なのがまた確認できた…
惜しい…惜しすぎる…
424通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 18:04:03 ID:???
まさかカガリに燃える日がこようとは、ついこないだまでスパロボKにゲンナリしてた俺には想像も出来ませんでした
逆行シンキラのフレイと同じ爽快感があります

ここにまた、俺の見たかったガンダムSEEDが始まったことを嬉しく思います
この物語の完結までは俺は何があっても絶対に死にません
ライオン氏、どうか頑張ってください
俺は見ているぞ!!
425通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 18:12:28 ID:???
スパロボKってむしろカガリに燃えるようn(ry
426通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 18:32:25 ID:???
>>425
Kに出てるのは、カガリじゃなくてKガリさんだからなw
427通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 19:33:18 ID:???
スパコディを勘違いしてる奴多くねぇ?
スパコディは設計図通りに完璧にコーディネート出来るだけじゃないの?
後付で何か付いたのか?

>>423も何で凸とイザークが別扱いなのかさっぱり理由が分からんのだけど

428通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 20:26:37 ID:???
凸ってパトリックのコネで赤になったんだっけ?
429通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 20:26:42 ID:???
>>427
努力してるかしてないかじゃね?
性格的なに凸は努力してなさそうだが
イザークは努力してそうに思える

才能が足りないから〜は間違いだろ
フラガ一家も一応才能あるんだから
430通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 20:27:13 ID:???
その意味で一番勘違いしてるのは間違いなく負債なのは確定的に明らか
431通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 20:43:13 ID:???
そもそもヒビキ博士が設計図と全く同じ(ブレがない)スパコディ=キラに出来る限りの最高のコーディネートを施したのが勘違いの大元なんだよな
カナードなんかモロその勘違いの被害者だし
432通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 20:47:41 ID:???
よくシンがヒロインと呼ばれるが真のヒロインとは「僕は将来お嫁さんになる」と言った奴の事で「それじゃあ私はお婿さんになる」と言った奴がHEROであるが
大概の人にとって真のHEROは猫好きのポニーテールの女である。
433通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 21:09:13 ID:???
・・・流れぶった切って素朴な疑問なんだがさ、英国の女王って何歳くらいから即位できるんだっけ?
傭兵氏の女王に嫌な予感がするんだ・・・
434360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/23(火) 21:30:33 ID:???
○前回までのあらすじ
イライジャは萌えキャラ、異論は認めない。

では本編です。
435360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/23(火) 21:32:20 ID:???
シンとイザーク、二人の護衛役数名と《エル・クブレス》の子供二人は
場所をモーターボートに移して話を続けた。
海を模した水溜りを渡り、その先にある島にクローンモデルの一人ジーベンが待つ
居住区に移動することになった。
弱い波と潮臭い風に揺られるボートの上で、アインは話を続けた。

「デュランダル議長は地球圏の状況を非常に憂いていました。コーディネイターとナチュラルの
確執は年を追う毎に凶暴な攻撃性を伴って、報復が報復を生み、億単位の虐殺すらにも
大義名分があるようにまで、思い込むようになった…」
シンもイザークも黙って話を聞いていた。そこまでは誰もが知る事実だからだ。
「議長が性急にも思えるほどにデスティニープランの実行を急いだのは、たとえ悪政だとしても
人類を自由にしてはこのまま互いを食い尽くすまで殺しあうのではないか、自分が死ぬ前に
地球圏に平和を与えられるシステムを作れないかという…焦りからだったと思います」
「焦り、か…」反芻するようにシンは呟く。1年前まで自分も焦っていた。戦争の無い世界が
欲しかったがために。デュランダルも俺と同じように、焦っていたのだろうか?

「しかし議長は確実なカウンターとなる存在の排除に失敗しました。ラクス・クラインの
一派は彼女の『理解者』達から支援を得て、巨大な戦力を持っていました。核エンジン搭載機
に、スーパーコーディネイター…あの時点で得られうる最強の戦力を彼女は揃えていました。
核エンジン搭載機のノウハウも、殆ど向こうに持っていかれたままでしたし…そして、議長は
逝ってしまった」
「それが、どうこのコロニーに繋がるんだ」
イザークは苛立ちを隠さない声で話を促す。
「ラクス・クラインで無くとも、議長の計画を邪魔する存在は出るでしょう。そして彼らが
議長を排除して、結局自由に殺しあう時代がまた繰り返される…」
「あまり舐めるなよ。現在の状況を知らないのだろうが、ナチュラルとの交流も進んで…」

「結局プラントの立場は、独立以前と変わらなくなるでしょうね。地球連合との
融和策というのは、彼らの巨大な財力国力に飲まれるだけではないのですか?ロゴスを
排除したとしても、首だけ挿げ替えて経済活動を行っていたのが彼らのやり方ですから…
内部の毒を排除できた現在の地球は、強いですよ?何せコーディネイター殺しに感けている
時間と労力が無駄にならないのですから。それにもう、モビルスーツによる
優位性も消えうせています。しかしプラントは連合に飲み込まれることを是としないでしょう。
プラントとナチュラルは、決して相容れない」
436360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/23(火) 21:33:35 ID:???
「そうならないように、ラクス・クラインや俺達がいる」
「…議長はそうは考えませんでした。地球圏が人類の生存できない状態になる
シミュレーションより生まれたのが、この《エル・クブレス》です」
「戦争じゃなくてもいいんだもんな、ブレイクザワールドの影響で異常気象が多発して、
食糧生産が覚束なくなっている。新種の疫病、ウィルスが後進国で蔓延する。状況を
打破するためにプラントの技術を買おうとしているのが今の連合だからな。それに地球が
滅べばコーディネイターだって生きていけない。食料も資源も、どうしても地球に
依存しなきゃいけないから」
「お前達、何処で其処まで情報を…」イザークは、アインもシンも十分に状況を
理解していることに驚いた。方や知られざるコロニーの引きこもり。方や一介のパイロット
だと言うのに。
「俺は地球生まれですからね。地球の友達とか、《ダガーU》を持ち込んだ企業の人とか、
気になるから聞いちゃうんですよ」
「何も俺達だけで作っているわけではありませんから。ナチュラル、コーディネイターにも
《エル・クブレス》の協力者は居ます。その目的も、一部の人間には好ましいものに
映るでしょうから」
「地球の代わりに、このコロニーを作ったって言うのか?」
若しそうだとしても、《エル・クブレス》である必要は無い。乱暴な政策だが、地球人類全てを
宇宙に移民させられれば事足りるはずだ。
「それは正解の半分です、シン・アスカ。《エル・クブレス》の完成形は、地球圏を
脱出し人類の新天地を探すための移民船です」

「移民船だと?地球を捨てて逃げ出すための船を、デュランダルは作っていたというのか!」
「それは違います、イザーク・ジュール。逃げ出すのは議長ではなく、人類という種の情報です。
それを守り抜くことが出来るなら、何時かまた地球圏に返り咲くこともできるであろうと」
「議長…デュランダルはそんなことまで考えていたのか」
シン・アスカは呻くように言う。真意がつかめなかったデュランダルの心を垣間見えたような
気がして…
「デュランダル議長は本気で人類の未来を案じていました。その方策を否定されたとしても、
その思いは本物でした…だから俺達は《エル・クブレス》を守るために存在している。これが
貴方達への答えです」
アインは、それが当然だという風に二人に告げた。
437360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/23(火) 21:34:26 ID:???
『艦長。調査は滞りなくってところだ』
「うん、バレないようにできそう?」
『ガードロボットはちらほら見えるが…連中、俺達を見逃してるんじゃないか?』
「油断はしないでくれ。向こうに有利な口実を与えるわけにもいかないからね」
『アイアイサー艦長。通信切るぜ』
トライン艦長が先程まで連絡していたのは調査隊の隊長である。彼らにはこっそり
《エル・クブレス》の内部の調査を頼んだのだ。勿論向こうに気づかれない程度に、という
ことで。彼らを信用しないわけではないのだが、やはりこの手の情報は自分達の手で得たい
所だった。
現時点までで得たデータは送信してもらった。構造物自体は通常のコロニーと大差は無いが
人間が入れるブロックが少ないこと…つまりメンテナンスも極力オートメントされていること、
シリンダーの端部に何かユニットを接続する端子があることなどが判明したが、
「あんまり普通のコロニーと変わらないよなあ…」
独り言をトラインは呟いた。
「艦長。まだ任務は始まったばかりですよ。これから何が出てくるか…」
「分かってます、分かってますともアビー君」オレペイターのアビーに咎められてトラインは
深くベレー帽を被りなおす仕草を取る。
確かに核エンジン搭載機なんて並の組織が持つような代物ではない。デュランダル前議長が
隠していたコロニーなのだから、何が出てきても可笑しくは無いだろう…
先ずは穏便に事を進めてもいいだろう。そういう意味では、シン・アスカが居てくれたことは
助かった。向こうにしても彼の存在は、やはり特別に映るのだろう。

終戦後もザフトに残った《ミネルバ》クルーが集められた《パトクロス》に、シン・アスカは
遅れて参加した。キラ・ヤマト、アスラン・ザラに個人的な恨みを持つ(と見なされていた)ために、
査問会が彼の復帰を遅らせたのだ。
今でもトラインは、シン・アスカの監視を命じられている。いつクライン派に牙を剥くか分からない
存在として…
(そんなことを考えるのは、頭でっかちか本当の裏切り者だけだよなあ)
少なくとも《パトクロス》では、シン・アスカは模範的な勤務をしている。後輩の面倒を
良く見て、自分が真っ先に前にでて、味方も民間人も守ろうとしているのだがら。
現状、彼以上に『ザフトのために』戦っているパイロットなんて、数えるほうが難しいだろう。

そんな彼が、デュランダルの遺産とも呼べる物に接触することに不安が無いわけでも
無かったが、相手も別にプラントに害を為そうという存在ではなさそうだ。情報を得られるだけ
得て、後は評議会の判断を仰ぐ…ザフト将兵たるアーサー・トラインに出来ることは、其処までだった。
438360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/23(火) 21:35:48 ID:???
『ちょっとアンタ!大人しくしてなさいよ!』
突然ブリッジにルナマリアのよく通る声が響く。オープンチャンネルを使ったのだろうか。
『少しは立場をわきまえたらどうなの!監視してるこっちの身にもなりなさいよ!』
『イヤだねー。シン・アスカは兎も角、お前を信用したわけじゃないんだからな』
ブリッジの外では、まるでドッグファイトに興じるような軌道を描く《インパルス》もどきと
ルナマリアの《ダガーU》の姿が見える。
エルフと名乗った少女が乗る《インパルス》もどきはシンとイザークをエスコートした後も
宙域に残っていた。彼らに妙な真似をしたなら、只じゃ置かないという意思表示なのだろう。
対するルナマリアも、エルフの監視のために外に出ていた。
『にしてもさ?シン・アスカの恋人がその程度の腕でいいのかな?』
『べっ、別に付き合ってるわけじゃ…って!じゃなくて!アンタこそ機体の持ち腐れじゃない
このヘタクソ!』
『ふん、機体のせいにするのは三流のやることだってアインは言ってたぞ?』
『こんのー!言わせておけば!』
オープンチャンネルでだだ漏れる会話の内容に、ブリッジクルー一同は脱力してしまった。
「ガキの喧嘩かよ…ルナもいい年してさ」
「それに、付き合ってるわけじゃないですって、どの口で言えるのかしら」
ま、平和で何より…とトラインが心の中でオチをつけようとした時、警報が響き渡った。

『報告!当宙域に急速接近する艦影アリ!数4!』
耳朶を打ったのは偵察用装備を背負った《ザク》で監視をしていたシホ・ハーネンフースの声だった。
「な、なんだってえ!」
「プローフよりの映像出します!」
派手に驚くトラインを無視して、アビーの手によりディスプレイに映される画像には、
確かに4隻の大型船が映っていた、しかもあの特徴的な艦影は…
『ナスカ級2、ドレイク級2…モビルスーツ、モビルアーマーも展開しています!』
シホの報告により、相手はすでにやる気満々であることもわかった。もたもたしては、居られない。
「総員戦闘用意!コロニーの中にも連絡とって!早くシンを呼び戻さないと…」
『それには及ばんさ、艦長殿?』
エルフから通信が入る。彼女は早速《インパルス》もどきを艦隊が来ている方向に差し向ける。
『奴らの狙いは《エル・クブレス》だろ。だったら私達が撃退してやる…海賊ごときに、遅れは
取らない』
「待つんだ!単騎じゃ流石に…って、もう行っちゃったか。早いなあ」
『艦長!感心してる場合じゃ!』
「分かってますとも!先ずはシンと調査隊を拾わないと。艦をコロニーに寄せてくれ…」
襲撃を前に、トラインはもう一度ベレーを被り直した。依然遭遇した賊といい、連中は
このコロニーを知っているのだろうか…

(第十一話終わり、次回に続く)
439360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/23(火) 21:37:01 ID:???
今回は此処までです。なんとなく師匠、ライオン様の後の
投下とか、空気読んでないにも程が。
では失礼しました。
440通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 21:41:53 ID:???
>>405
そういう設定はない。それはイライジャの設定だ。
441通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 21:44:02 ID:???
>>432
芝村乙

>>433
他に人が居なきゃいくつだろうと即位せざるおえないだろう。
更に年上はロミナママン、同じ位がコニール……つまり年齢一桁もあり…なんだ? こんな時間にamaz○nか?……ドアに! ドアに!
442通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 21:47:48 ID:???
GJ!
議長も焦ってたんだなあ。
443通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 21:54:37 ID:???
GJ
確かにCEは人類という種そのものの存続に危機感を覚えてもおかしくはないわな
そして誤字発見
>>437
>オレペイターのアビーに咎められて
アビーが俺ペーターみたいな感じになってる
444通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 22:06:17 ID:???
>>440
イライジャの免疫関係のみのコーディネートって話も
あくまで親友ヴェイアの推測だった気がするんだが…
…駄目だな、種シリーズは後付けが多すぎてよく分からん
445通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 22:07:13 ID:???
>>427
とりあえず良くわからないが「キラが最高の遺伝子をもつ」ことになっている。
凸とイザークはわからんが、スパコディの内容がまったく別物になっているのさ。


まぁ、要約すると全て負債の罠(そのときのきぶん)ということになる。
446通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 22:15:08 ID:???
GJ!!
個人的にアーサーがかっこよくてたまらない。
しかし、ルナ。本当にお前はシンよりも年上なのかとwww

>>440
たしか、スペエディのシンのモノローグで
「ちょっと風邪を引きにくい程度のコーディネイト」とシンが言っていたのが原因だと思われ。
それに、シンの家がどれくらいかもわからない上に両親の名前すらも無いからね。
・・・主人公でこういうのはありえないだろう。
447通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 22:19:07 ID:???
いや、何話か忘れたけど本編で確かにシンが
「俺とマユは風邪にかからない以外はナチュラルと変わらない」
って言ってる。

まぁそう言ってる話が、シンの過去を明らかにするはずが前作の映像垂れ流しで終わった総集編だったからなぁ……。
確かタイトルは「フェイト」だったはず。
448通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 22:49:22 ID:???
>>444
ヴェイアの推測は免疫しかコーディネイトしなかった理由に対してだったはずだが。
>>447
そもそも両親がコーディネイター。
第20話PAST
>僕もマユも父さんも母さんもみんなコーディネイターだけど、別に普通って言うか、
>そんな駄目とか言われなきゃならないような怪物じゃないじゃない。
449通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 23:26:41 ID:???
シンも最初は第1世代コーディだったはずが後付設定で第2世代になった
450通常の名無しさんの3倍:2009/06/23(火) 23:35:20 ID:???
>>447
それは29話FATESのことか?
この回は議長とクルーゼの回だぞ。
451447:2009/06/23(火) 23:45:31 ID:???
間違えた……。
総集編多すぎだからごっちゃになってた
452通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 00:37:17 ID:???
シンが生まれた頃は地球でのコーディネートが禁止されてたから 二世代に変更されたんだよな
種シリーズはこの手の変更が多すぎる カガリも当初はコーディって設定だったし
453通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 01:10:53 ID:???
種割れするしな>カガリ
454通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 01:40:44 ID:???
キラクスの側近にナチュラルが全然いないとあるが、まさか魔乳夫婦はじめの
初代AAクルーさえも良くて冷や飯食い、悪くすれば「異端者」認定で粛清…なのか?
現行のプロローグや旧シリーズでも二代目世代が殆ど娘ステラ軍側に付いてるようで、
ラクシズ体制下じゃ生まれながらの貴族みたいなもんだろうに何故と不思議だったんだが…
455通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 14:18:03 ID:???
>>452
別に「『違法』コーディとして生まれて、親子で迫害されてオーブに来たw」でもいいだろうに
オーブ滅亡後にプラントに行くのも合理性が出る
456通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 14:59:03 ID:???
>>455
シンは確か、オーブ生まれじゃなくてどこからか(設定は無いはずしとけよな)移住してきた筈。
ぐぐったら20話で
法と理念さえ守れば僕たちコーディネイターでもちゃんと受け入れてくれるからであって、父さんも母さんもそこが気に入ってこの国に来たと言っていた。
って言ってるから間違いないと思う。
そういや一時期、オーブに来る前にシンはプラントに居てシンとルナマリアは幼馴染だったってデマが流れてたな。
457通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 15:30:48 ID:???
>>456
>>455は「オーブの理念に共感して(笑)」なんかより「迫害から逃げて」のほうがよくね?ってことだと思うが
あとルナと幼なじみ云々は嫁の妄言だったような・・・
458通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 17:39:19 ID:???
>側近にナチュラルが全然いないとあるが
キラもラクスはプラントに、マリューとムゥはオーブに住んでるからじゃね?
459通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 18:38:36 ID:Ks4Nfzjm
なんか昼寝してたら羽クジラの大群が来襲
ナチュラル、コーディ関係なく協力し倒そうとするがそのクジラたちが
全宇宙の存亡の鍵を握るというssを見た夢を見た
460通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 19:16:13 ID:???
まあ魔乳もムウも仮に側に仕えているとしても、キラやラクスに対しては
所詮単なるイエスマンにすぎず、ナチュラルの立場や視点から物申したり
年長者として諌言したり諭したりなんかできるはずもないだろうがな。
(キラクスにも内面の成長を促すタイプのSSならともかく、
 本作の場合二人とも既に手遅れっぽいし…)
461通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 20:22:42 ID:???
傭兵氏ね
このパクリ職人が

・ネロブリッツ3(笑)GSCの運命Uのパクリ
・シンが傭兵 MORその他のパクリ
・英国女王 よくあるパクリ
・古城(笑) 傭兵が拠点に出来るのなんかないってのww
・グフの白服パイロット GSCのDのパクリ
・タルタロスコーポレーション(笑) ダイアモンドテクノロジーのパクリ

どうだ参ったか?
これはスレの創意だからな
462通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 20:32:57 ID:???
さて、みんなはプランAとGカイザー、ディスティニーU、下半身バクゥの赤鬼、バクゥ頭インパルス、ガルバルディといった魅力的な機体でどれを選ぶ?
463通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 20:38:10 ID:???
ご神体と浪漫の塊と初代主役機のどれかを選べとw

あえて、懐かしの元祖エミュ子、エンブレイスで

464通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 20:44:15 ID:???
ここはパイロットで選ばせてもらおうw

ふつうに良い子のベル子のツェド
妖艶な魅力ロミナママンのハンドレッドブリッツ

というわけで
傭兵さん、ロミナママンの続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
465通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 20:45:29 ID:???
あえてハンドレッドブリッツをえらぶぜ!
・・・ごめん、ロミナママンのエロと零式なとこに惹かれたんだ
466通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 20:51:22 ID:???
エロスならエザリアママンを忘れちゃいけない。999氏続きまだー?
467通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 21:19:50 ID:???
ここはガルバルディなルナマリアを押すぜ。
いい女になってるし、もう少し年を経ればロミナママンやエザリアママンにも負けない妖艶な感じになると思うんだ。
468通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 21:21:15 ID:???
>>461
誤ってこの世にヒリ出したカス親ごとお前が死ね
それが地球の意志だ
469通常の名無しさんの3倍:2009/06/24(水) 22:02:21 ID:???
それならCSAコニールのネモヴィステージ。
量産機で凸ボッコが小気味いい。
470通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 01:08:09 ID:???
零式の世代なので、ネロブリッツに一票

貫き手にやられますた
471通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 01:31:26 ID:???
なぁ、三次創作ってだめかな? いや、GSC氏の作品とかのキャラって魅力溢れてるし、戦後の考察とかシンの心情が良く書かれていてさ。
自分の中のシンとか種の世界として定着しつつあるんだよ。
だから、作品書くとどうしても似たような作品に・・・。 なら、いっそのこと・・・。

でも、辞めたほうがいいかぁ。 下手な文章だと、作者さんも読者も嫌かもしれないいなぁ。
そこらへんについて、みんなの意見を聞きたいです。できれば作者さんの意見も…。
よろしくお願いします。
472通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 01:32:35 ID:???
危険物に手を出すなw
473通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 01:45:24 ID:???
俺は四次創作が現在進行中
474通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 01:49:09 ID:???
わざわざ自分で埋めた地雷を自分で踏むことないだろw

ただ、普通に作品を書くって言うなら大歓迎だ。 それに似た設定とか性格はある程度仕方ないじゃないか? 
GSC氏はある意味このスレの始祖なんだし、どうしても流れを汲んでるのは仕方ないだろう。
475通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 01:59:10 ID:???
>>471
文章をコピペ。
ところどころの表現をオリジナルに。
―――などという論外なシロモノでなければ。

一時期、某サイトで時ナデの三次創作とは名ばかりのブツが、
しかもプロローグから2〜3話程度で更新停止するのが乱立した事がある。
「こんな話を書きたい」ではなく、「話を書いてみたい」だけで手を出すのはお勧めしない。

最終10〜15kb程度の内容になるプロットを、5話程度書き貯めてみてから、もう一度考えてみては?
476通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 02:14:53 ID:???
三次創作だと、もしかして作品にはなかった、お嬢様とか7子との絡みが出来るかもな……。
477通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 08:03:47 ID:???
ミナ様にセクハラされる7子
478通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 08:30:14 ID:???
アズ子安「あなたの、この乳が憎い!」

お嬢様!出来心なんです!お許しをorz
479通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 09:40:36 ID:???
お前ら貧乳バカにしてるけど
小さいの気にしてる女の子とか、少しでも大きくしようと頑張ってる子って萌えない?
480通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 09:53:08 ID:???
>>478>>479
を見た瞬間、
アズ子安「そんなにミナが心配ならミナの貧乳でも揉んでいろ!!」
7(ナナ)リー「ミナ様の乳と言いましたか!」
アズ子安「貧乳を貧乳といって何が…………悪いに、決まってるでしょう……グスン」
シン(あ、素に戻って半泣きになってる)
という会話が頭に思い浮かんだ俺の頭はもう駄目かも試練。
481通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 10:01:36 ID:???
>>480
ああ、もう駄目だな
見てみな、太陽の中に黒い影が見えッ――
482通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 10:05:12 ID:???
どうしてくれる二人の声がウガンダ・トラとデカマスターで再生
されちまったww
483通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 11:28:25 ID:???
あずにゃんが最高だと思う
484通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 11:31:37 ID:???
逆シンヒロインズでバンドとな?
485通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 11:43:59 ID:???
三次創作を作るにしても元作者さんの許可が必要だと思う。

だけど、そうだなぁ。GSC氏の運命Uみたいな機体普通考えられないよなぁ。

それに、氏にはないヒロイン達との絡みとか三次だと期待出来るんだよね
486通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 14:26:10 ID:???
やめた方がいいと思う。自分が作ったものならなおさらじゃね?
487通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 14:29:49 ID:???
かなり前にGSC氏の短編三次SS勝手に書いたことあるけど、厨二過ぎてシュレッダー送りにした記憶がある
うわああああああああああああああああ
488通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 14:37:56 ID:???
>>487の黒歴史がまた1ページ
489通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 15:00:32 ID:???
>>488

誰が上手いこと言えとwww
490通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 16:03:47 ID:???
三次はやめた方がよくないか?ここの職人さん達のノリの良さは異常だが、それにしたって限度はある
491通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 16:31:33 ID:???
三次の本格SSてのはさすがに避けた方がいいんだろうな、
下手なことを口走った愚か者が確実に制裁されるのは不可抗力というか
このスレでの自然現象の掟のようなものだが
492通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 17:47:07 ID:???
まあ一発ネタ程度ならたまにあるし職人方もリレー小説したりするがSSはな・・・
493CSA 〜ジオン公国の光芒〜 ◆NXh03Plp3g :2009/06/25(木) 19:17:43 ID:???
自分としてはよっぽどトンデモでなければ三次は構わないのですが……
(それ以前にお前の作品がトンデモだろう、という意見もあるかと存じますが)
MSに関しては本編中に出てきたものの改修品程度にして欲しい、というぐらいです。
あるいは本編中の機体の為の先行試作機、とか。
ストライカーパックやシルエットIIは別物登場でもOKですが。

とは言え今回はGSC氏の作品ということですので、こちらはご本人のお言葉をお待ちください。
494360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/25(木) 19:55:24 ID:???
《変身》

1
ある日、エザリア・ジュールは目を覚ますと自分の身体が貧乳になっていたことに
気が付いた。
何度か自分の身体を弄り、確かめてみても胸は平らなままだった。身体にあう
下着など無いことを困りはしたが、元々自分の容姿にはあまり拘りを持たない…議員の座
から降ろされ、天下り的にある兵器開発企業の会長に納まった今では、職務に差し障らない
程度の容姿であればよいと思っていた彼女にとって、胸の大小などあまり大きな問題では
無かった。

胸が小さくなってから2週間が過ぎたころ、デスクワークをこなしながらエザリアはある事に
気が付く。最近頓に酷くなっていた肩の痛みが消えていたのだ。
コーディネイターといえど所詮は人間。人類を悩ませる痛みの完全なる克服には至って
いなかったのだが、それが霧消した事を感じて、エザリアはまるで自分の身体が半分ほどに
軽くなったようにも感じられた。これで着替えるたびに痛みで顔をしかめることも、それで息子を
心配させることも…あの中々母離れしない息子に肩を揉まれたり叩かれたりして自分の老いを
感ずることも無いと思うと、まるで身体に羽根が付いたかのように軽く感じられてきたのだ。

エザリア・ジュールがその後、コズミック・イラの兵器体系を一新する新兵器の開発を
プロデュースすることになるのは、割と有名な話である。

2
ある日、コニール・アルメダは目を覚ますと自分の身体が貧乳になっていたことに気が付いた。
何気に自信を持っていた部位がごっそりと無くなるという突然の事態に、驚愕もしたし悲しみもした、
とはいえ今の自分はフリーランスの傭兵であり、仕事に差しさわりのない事柄ならば無視しなけ
ればならないだろう。コニールは装備の点検を始めた。

黒いスニーキング・スーツに身を包んだコニールは、人が通れるか否かギリギリの太さしかない
エアダクトで、寒さで歯が鳴ることすら堪えながら身を潜めていた。今回の任務はアラスカのテロリストのねぐらに存在する、
密かに開発されていた核兵器の破壊命令だ。
その核兵器は陸海空果てには宇宙でも自由に活動でき、単体での大気圏突破・再突入も可能、
しかもニュートロン・ジャマーに影響されない金原子核を用いたレールガンで地球圏どこへでも
核攻撃が可能だという悪魔の兵器だった。
決してテロ屋どもの好きにさせていい代物ではなかった。コニールは依頼とは別に、強い決意を
もってこの任務に当たっていた。
たった一人で敵地に潜入するため、決して敵に見つかってはならない任務。そのため、まるで
ネズミかヘビのように狭い場所を潜り抜け、時には歩哨を闇討ちにしたり、謎の狙撃兵と
スナイポ合戦をしたりして、遂には新兵器の元に辿り着いた。
495360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/25(木) 19:56:38 ID:???
『まだだ!まだ終わらんぞ!コニィィィル!』
追い詰められたテロ屋のボスは新兵器に乗り込み、コニールを抹殺しようとした。
しかし貧乳になりスリムになったボディを駆使するコニールをボスは捕らえられない、元々人間一人
を狙い打つような代物ではなかったにしろ、巨体に装着された様々な火器の雨あられから逃げつつ
コニールは
(巨乳だったら危なかった…)
と思い、ぞっとした。あの偶然が無かったら今頃私はスポンジ状の死体になっていただろう。
そしてコニールは(どっかで偶然拾った)対戦車ミサイルを撃ち込んでいく。兵装やカメラを丁寧に
潰されて、次第に戦闘力を失う新兵器は、遂にコクピットに直撃を受けて擱坐した。
『冗談はよせ…コニィィィル…』
ボスは良く分からない捨て台詞を残しながら逝った。


3
『…このように、貧乳によって人々が救われるエピソードを流布していくのです、さすれば
いずれ、巨乳史上主義者はその根拠を失い…』
「言いたいことは分かりましたが、以前もそのような作戦を行い、無残に失敗してしまったのでは
ないのですか?」
ガラス窓の向こうは曇り空で、証明もつけていない社長室の雰囲気をよりいっそう陰鬱なもの
にさせる。此処はダイアモンドテクノロジー社の社長室で、企画広報部の責任者とモニター越し
で会話しているの少女は、(親父の)代役からチャンスをつかみ、長者番付の座を駆け上がっている
アズラエル社長その人である。
『ぜ、前回は巨乳への逃げ道…じゃなかった選択肢を残してしまったことが失敗の理由でした。
今回は必ず成功するかと』
「それに、勘違いしているかもしれませんが私は胸に不自由しているとは全く思っていませんし、
他のヒロインの胸に嫉妬を感じることなど無いのですよ、ええ、これっぽっちも」
額に青筋を立てながら言っても全く説得力が無かった。
「しかし、巨乳史上主義の撲滅は大義です。より良いプランをお待ちしています」
『しっ、失礼しましたっ!』責任者は怯えた顔を隠そうともせず、少女に答えた。


ある日、アズラエル社長は目を覚ますと自分が巨乳に
(つづかないってば)
496360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/25(木) 19:58:04 ID:???
・三次創作
・一発ネタなら許される
・皆大好きおっぱい物

これらを混ぜ合わせたらこうなった。今は反省している。
GSC様、傭兵様、MOR様、999様ごめんなさいごめんなさいごめ
497通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 20:53:17 ID:???
おっぱいは正義!
貧乳も正義!
498傭兵 ◆DuQtLLsCQSoy :2009/06/25(木) 21:09:10 ID:???
●変身、そのif

東向きに設置された窓から差し込んだ朝日が、毛布に包まって眠る若い女の顔を照らす。
暖かさと眩しさに数度「んあ……」やら「ふわ……」と猫のように呻いた女がゆっくりと上体を起こした。
眠たげに右手で眼を擦りながら寝台の下に準備しておいた今日の分の下着に左手を伸ばす。
掴み取った特注サイズの下着を寝巻き代わりのワイシャツの裾から胸元まで引っ張り上げ、いつもの様にフロントホックを留める。
いや、留めようとした。
するり。
「……んー?……」

何故か、下着は胸を素通りした。
―そこに何も無いかのように。
寝ぼけたのかなー、と思いつつ、もう一度胸に下着をあてる。
するり。
「……え?」
再び、胸を素通りする下着。
流石に完全に目が覚めたのか、ぎょっと目を見開いて視線を下に下げる女。
いつもならばスイカと見まごうような豊かなものに遮られ、腹も見ることが適わない。
だが、今のそこには――

ただ、不毛な平地が広がっているだけだった。

女の思考が一瞬で凍結し、顎がカクンと下がる。
499傭兵 ◆DuQtLLsCQSoy :2009/06/25(木) 21:12:13 ID:???
(……何がどうなってる。あれか、年増の陰謀か? 某社の抉れ娘の仕業? それとも何処かの人工知能とか筋肉胸の企みか
平行世界の私の妬みかスレ住人の呪いかあのロr……もとい女王の魔術!?」
数秒後に解凍した思考を、一気に様々な憶測が駆け抜ける。
最後の方は口に出ていたことを彼女は、コニールは気づいていない。
ただただ怒り狂い、それに任せて呟くのみ。

「それとも誤射マリアに女大公の策謀……ああ、仕事の鬼が謀ったってのもあるか……アイツの好みを知ってる人間の仕業だよね……」
ぶつぶつと呟きながら下着の代わりに厚手のTシャツを羽織り、脱ぎ捨ててあったジーンズを穿くコニール・アルメタ十九歳。
胸も腰も尻も完璧だった彼女の身体は、見るも貧相になってしまっていた。
元々細かった腰はともかく、胸と尻は十四歳当時の大平原に戻ってしまっている。
「……ああ、そうか。そうだよね……」
延々と呟き続けたコニールが、何かに気がついたかのように言葉を止めた。
その唇は、三日月のように歪に吊り上っている。

「怪しい奴を片っ端から潰していけばいいんだ……なんで気がつかなかったんだろ」
呟き彼女は部屋から出た。
そのまま、城の地下に存在する格納庫へと向かう。
自らの愛機――屠殺の名を冠する機体の元へと。
粛清のために。

「さぁて、まずは……一番怪しい奴からだねぇ……ふ、ふふふふふふふ……」
徹夜明けで寝かけていた整備士を叩き起こし、格納庫のハッチを開けさせる。
地下から飛び出す機体の中で、彼女は妖しい笑みを浮かべていた。
500傭兵 ◆DuQtLLsCQSoy :2009/06/25(木) 21:13:55 ID:???
私も便乗しました。
360氏及び職人の方々にスレの住人の方、申し訳ありません。
何故か、命の危険を感じるので逃げさせていただき……あれ、なんか窓が蹴破r
501傭兵 ◆DuQtLLsCQSoy :2009/06/25(木) 21:15:32 ID:???
コテトリ間違えてました…もう一度死んできます・・・
502傭兵 ◆DuQtLLsCQSoy :2009/06/25(木) 21:18:49 ID:???
連投すみません
なんかコテトリがおかしいみたいです……変えてないのに……
503通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 21:20:53 ID:???
酉の仕様変更だあね
504通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 21:24:31 ID:???
ま た こ の パ タ ー ン か
いいぞ、もっとやれwww

仕様変更なんてあったのかい?
505CSA 〜ジオン公国の光芒〜 ◆NXh03Plp3g :2009/06/25(木) 22:54:15 ID:???
てすてす
506CSA 〜ジオン公国の光芒〜 ◇NXh03Plp3g:2009/06/25(木) 22:56:35 ID:???
ふむ、名前欄コピペしただけだとこうなるのか
507LP ◆sgE4vlyyqE :2009/06/25(木) 23:21:50 ID:???
だが、ちょっと待って欲しい。小さくなるのが悪い事だけだなんて事も無い筈だ。


幸せになる

単純且つ最も難しい目標である。だが、それぐらいしか彼にとっちゃ
憎いアンチクショウ共を見返す手段が無いのも事実だ。

だが、それは彼にとって非常に厳しい問題だった。
彼にとっての幸せとは、家族と団欒するという程度の他愛の無い物であり、
それはどう足掻いても取り戻せない物だったから。

そう、シン・アスカは思い込んでいたのだ。その瞬間まで


「……ん、朝か……」

寝ぼけ眼を擦りつつ、起き上がる。時計を見ればもう昼頃。

「昨日は頑張りすぎたか……」

酔った勢いだの何だので色々やらかしてしまった。

「おい、起きろよルナ」

そして、何かがおかしい事に気付いた。
傍でシーツに包まって寝ているのは判るのだが、
その盛り上がりが妙に小さく感じる。

「猫みたいに丸まってんのか?」

などと言いつつ、シーツを剥いだシンは絶句した。
何故なら、そこにいたのはどう見ても

「………ルナが………小さくなった……?」

小さい。そう、小さいのだ。歳に釣り合わぬハイレベルで
纏まっていたナイスバディは見る影も無く、どう見ても
10歳前後の少女です。本当にありがとうございました。
508LP ◆sgE4vlyyqE :2009/06/25(木) 23:24:53 ID:???
「……うう、さむいー」
「え……?」
聞き間違いだろうか、何だか凄く懐かしい声を聞いた気がする。
「……なにすんのよー、ひとがせっかくきもちよくねてたのに……ってあれ?なにこれ?」
違う。聞き間違いなんかじゃない。間違いなく目の前の彼女の声だ。
そう、目の前にいるるなまりあの声は、今は亡き最愛の妹にそっくりなのだ!!
「ルナ、頼みがあるんだ!!」
それを確信した瞬間、シンは迷う事無く土下座した。
「ほへ?」
シンは、るなまりあを目を見て一息ついてから

「お兄ちゃんって言ってくれ!!!」

恥も外聞も無く、とんでもなくアホな事をシンは叫んでいた。
「………なに……いってるの?」
無論、るなまりあはどん引きだ。
だが、そんな事では引かぬ媚びぬ省みぬ諦めぬ。言わぬなら、言わせて見せようと
言わんばかりに気合の入っているシンにそのような蔑みの視線など通用しない。

「頼む!!!それさえ聞ければ死んでもいい!!!というか、言ってくれないなら
死ぬ!!そのぐらい絶望する!!」

必死すぎる姿はもはや哀れというか何と言うか、見てられない。
故に、言ってやろう。流石にそんな一言が聞けなかったぐらいで目の前で
死なれたのではたまったもんじゃないし。

「おにいちゃん」

瞬間、シンの脳内でその言葉が何度も何度もリピートされる。
過去の記憶、幸せだった日々。何もかもが溢れ出してくる。

「も、もう一回頼む」
「お、おにいちゃん?」
「ワンモアプリーズ!!!」

逆らえない。目は血走ってるし、興奮しすぎてハァハァ言ってるし。
その怖さにるなまりあは思わず、涙目になってしまい

「こわいよ、おにいちゃん……」

なんて言ったもんだからもうシンの理性は壊れた。

こうして、シンは大切な物を取り戻した。
今まで色々あった一切合財がどうでも良くなるぐらいに彼はハッピーだった。
一人ばかり、犠牲になった者もいるが、常軌を逸した程の想いをぶつけてくるシンも
満更じゃないなどと思ってしまったのでまあ問題は無いだろう。
509通常の名無しさんの3倍:2009/06/25(木) 23:31:32 ID:???
職人の皆さんGJ
あとトリの仕様変更コピペ

352 名前:動け動けウゴウゴ2ちゃんねる[sage] 投稿日:2009/06/19(金) 13:16:16 ID:bgXqg9KD0
#に続けて1〜1024文字を入力するとトリップに変換される

"#1〜11文字"で従来の10桁トリップ("##16進8桁の10進表示とsalt2桁"でも指定できる)
"#12〜1024文字"では12桁の新型トリップが発生
"##12文字以上"と"#$12文字以上"は未定義として◆???に変換

つまり
#abcd1234XYZ   → 従来トリップ10桁
##DEADBEEF00 → 従来トリップ10桁
#abcd1234WXYZ → 新トリップ12桁
510MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/26(金) 00:11:16 ID:???
テストついでに便乗!


「ふふふふ」
アーモリー1、女性士官用宿舎内の休憩室に彼女は居た。
金髪の髪を纏め、黒服から白衣に着替えたそのさまはショッ○ーの研究員のようだ。
不敵な笑みを浮かべ、フラスコや試験管、ティーセットに怪しげな色の薬品を混ぜ合わせ、カップに注いでいる。
「紅茶(ティー)酢ナールの効果は覿面ですね。 これで他の方々が誤解し、潰し合えば最後に残るのはこの私! アビー・ウィンザーです!」
「 ま さ に 計 画 通 り ! 」
天を仰ぎ高笑いするアビー、何かに取付かれてるんじゃないだろうか。

「あー、疲れた……って! 何事!? アビー、あんた何やってんのよ!」
そんな中にノコノコ入ってきたのは、赤毛のアホ毛ことルナマリア・ホーク。
部屋に充満するカフェイン臭と紅茶臭、すっぱい匂いに顔を歪ませる。
「……ルナマリアですか。 いえ、その、ちょっと実験を」
「実験を。 じゃないわよ。 自室でやってほしいわね」
一瞬で素に戻ったアビーは、頬を赤く染めると恥かしそうに器具類を片付け始め、そんな様子をニヤニヤと眺めながら、ルナマリアは空いていた席に座り、買ってきたカプチーノに口をつける。
「ま、いいけど。 ……それよりも紅茶好きが紅茶を実験に使うってどうなの?」
「こ、これは私がヒロインの座に着くための大事な……何!?」
二人が他愛もない会話を交わしていた瞬間、士官休憩室の壁がぶち破られ、アストレイタイプの手がアビーの謎の薬品類を奪う。
「みなたま復活の為、この酢酸ティーナノレは頂いていくでソキウス!」
(アーモリー1の中でよかった。 ……でも壁は誰が責任とるのかしら?)
特徴的な語尾で一瞬にして何処の鉄砲玉か把握したルナマリアだが、特に動かない。
実害壁だけなんで、ただ始末書書くのは嫌だな。と思ったぐらいである。
「紅茶酢ナールです! か、返しなさい泥棒ー! 殿中ですぞ! ええーい! 者共、出あえーい!」

こうして騒ぎの中ルナマリアがこっそり抜け出し、錯乱したアビーが訳わけ分からんこと叫んでいるうちに盗人はまんまと闘争に成功し、アビーは始末書を山のように書かされるのでしたまる

なお盗まれた紅茶酢ナールは(検閲により削除)の使用後、更に盗難に合い、並行世界中に飛び散ることになるのだがそれはまた別のお話。
511通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 00:23:26 ID:???
ワールド・オブ・オチャノミズゲートによる拡散の際、誤って数人の胎児に紅茶酢ナールが投与され今の世界に至るとは誰も知るまい…
512通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 00:27:09 ID:???
>>507
るなまりあっていうかロリマリアっていうかルナマユラっていうべきか……

とにかくチビルナに萌えたwww
513通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 00:31:49 ID:???
待て、言いたいことはわかるがマユラは別人だ
514通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 00:49:09 ID:???
ちびるな10さい
エルフ10さい


いきなり2児の子持ちになって混乱するだろうが
がんばれシンパパ
515通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 02:37:52 ID:???
>>512
>ルナマユラ
それじゃロリ巨乳じゃないか!
516通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 03:34:37 ID:???
>>500
>あのロr……もとい女王

・・・!?
517通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 07:12:48 ID:???
三次創作について意見を聞いたものですが、CSA氏や皆の意見ありがとうございます。

やはり、長編は辞めた方がよさそうですね。
GSC氏などのヒロインとかを使った短編程度なら大丈夫なのかな?
そこらへんを書いてみます。
518999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/26(金) 07:28:32 ID:???
〈温泉施設 雌彩逢〉
 何だかんだで前対戦の最後に月にぶっ刺さったメサイアはスパリゾートになっていた。
 そこには逆シン女性陣が、なんやかんやで友好を深めるため集まっていた。まぁライバル関係の者達もいるが、武力毒薬使用禁止のこの地で裸の付き合いをしている。 
「はぁ、極楽よねぇ、」
 第一声は太閤ことフレイ、言うまでもないが種時点の巨乳はさらに大きく柔らかい。その二つの固まりはお湯に浮かび、温泉の雫は艶めかしい、さすがBPOに呼ばれた英霊である。nice body…
「年寄り臭いですわよ、」
 対するは逆襲される立場の電波歌姫こと、世界の歪みラクスである。こちらはささやかな膨らみがある。絶対キラは選び間違いした。シーゲルは貧乳スキーに違いない。 
「そうですか?温泉は体を癒してくれます。人類の産んだ文化の極みです。」
 どこかのシ者のようなことを言うアビー、本編じゃセリフ言った?な悲しい人物だ。アビーは並サイズである。だが乳首は小さく桜色をしている。ウェストは細くやややせ形の体型だ。
「オヤジ臭かろうが温泉はそんなもんだろ?」
 カガリが言う、こちらは湯船につかり大きく伸びをしている。カガリは実はそこそこ胸が大きい。それが娘ステラに遺伝したのは明白である。
 ラクスが自分の胸を見る。なだらかである。
他にもアズラエルやジブリールもいるし、シホにロミナ、エザリア、アイリーン、七子にベル、ミナ様みなたまセクメト艦長、みんな仲良くひとっ風呂素晴らしいかな温泉は。 
 
続きはWEBもしくはわっふるで! 
 
職人様方申し訳わりませんでした反省します。 
だが女体!書かずにはいられなぃ!
519通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 08:10:24 ID:???
コニールがイネエーーー!w

何はともあれワッフルワッフル
520通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 10:03:30 ID:???
999氏じゃないが


「あー、良い加減だ」
「たまには良いものだな」
「ふむ、ここは一時休戦か……」
「あーあ、オッサン共は爺臭くて嫌だね」
「鬼のいぬ間のせんたくだなヘルマン・ゲーリング」
「誰が元エースのモルヒネデブだ! お前まで間違えんな!」
スパリゾートと化したメサイアの別フロア、男性用サウナはむせかえるようなオッサン臭に包まれていた。
ジャン・キャリー、モーガン・シュバリエ、切り裂きエド、マーズ、ヘルベルト、ユルゲン、D、ケーニッヒ中佐等々。
普段スレ住人から見向きもされない男性陣も魂の休息をしていた。

「誰かコーヒーを飲みたい人はいないかい?」
「隊長自重してください」
「風呂上がりは甘いイチゴ牛乳だろ」
「じゃあせっかくなんで」
「しかしAAの風呂とも比べ物にならないな」

「だから! 連合系のハードは最高だっての!」
「馬鹿な! MSはプラント製が至上だ!」
「全くだ!」
「しかし、オーブ系も中々……」

「すげー、エースばっかりじゃないか!」
「うるせえなあ」
「あ、髪が……」
「で、これが規制された……」
「うわー、本物だ!」


……皆さん本当に申し訳ありません。

続きはやらないかと書き込んでdアーッ!
521通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 11:15:19 ID:???
>>520
毒電波送信!!( ゚ロ゚)つ〜け覗け覗け覗け覗
522通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 11:57:52 ID:???
>>522
いつの間にか男どもの話がアレのサイズ、隣のフロアの女性陣が壁に耳をあてて
シンのサイズを推測しようとする光景が目に浮かんできた俺 orz
普通は逆なんだがw

「すっげー!」
「これほどのモノが存在するとはな」
「お前、ソッチの方コーディネートされたんじゃないのか?」
「流石は自由落とし」

壁の向こうの女性陣
「……そんなに凄いの?///」
「……フン、どんなモノでも受け入れる覚悟はある///」
「……あの人より凄いのかしら///」
「……キラのは小さかったけど///」
「……これほど私の体が成長途中なのが恨めしいと思ったことはありませんorz」
「……どうせ私は身体がありませんorz」
523通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 12:26:14 ID:???
>>522
自分にアンカーとな?
524通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 12:54:45 ID:???
あ、間違えたorz
何か最近安価ミス多い俺

>>520
525通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 16:36:48 ID:???
根拠は無いけどエドさんとジャンさんはご立派なマーラ様を
持っている気がする。
根拠は無いけど。
526通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 17:07:10 ID:???
ジャンは真面目なイメージ持たれてるけど、実際は「ラミアス艦長のおっぱいマジデケーよな」みたいなことを普通に言う結構気さくな方
527通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 17:33:15 ID:???
>>526
まあ、バリーさんを冗談混じりに、南の島の空手馬鹿一代とか言ったりする様な人だし
普通に猥談参加しそうだな
528通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 17:37:47 ID:???
>>527
バリーか…
中身入りの缶握り潰したり、ストフリのレールガン喰らって平然としてるシンをバリーが弟子にしたら
物凄いモビルファイターが出来上がってただろうな…
529通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 17:43:19 ID:???
>>526
kwsk
530通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 17:47:53 ID:???
「ふははは!片方のアンテナしかないガンダムのなんと滑稽なことよ!」

判る人いるかな?
531通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 18:32:07 ID:???
>>522

???
ミナ様
ロミナママン
大公
お嬢様
エミュ子

 と見た。

 一番上だけどうしても解らない。お嬢様かと思ったけどお嬢様下にいたし。
532通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 18:37:43 ID:???
一応ルナのつもりだったけど、別にコニールやオベ子でも違和感ないなw
他はその通りです
エコー7だと「……規格外です///」かな?
533999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/26(金) 18:38:03 ID:???
(_´Д`)ノ 空気読まずに投下するよ?
因みに999は巨乳派です。


534999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/26(金) 18:39:06 ID:???
「あ、シン、お帰り…」
ルナは俺を見るなり驚きの表情を見せた。当然だろう、見方によってはメイリンを傷つけた元凶ともとれるからだ。だがルナから出た言葉は、
「はじめまして、お兄さんと結婚を前提にお付き合いさせていただいているルナマリア=ホークです。よろしく、マユちゃん。」
と笑顔で話しかける。結婚を前提って俺初めて聞いた。マユはぎこちなく挨拶を返す、緊張しているからだろう。
ルナのすごい所は順応力と押しの強さだ。才能はどうあれザフトレッドになった腕はあるし、機種転換をろくに受けずにインパルスで成果をだしている。

その上社交性も豊かで、妹のメイリンはもとより、無口なレイ、ぶっきらぼうな俺、チャラチャラしていたヨウラン、へらへらしているヴィーノをまとめていた。思えばよくあのメンバーをまとめあげていたと思う。
そういえばルナに手を出そうとした奴らは返り討ちにあっている。曰く「少なくとも私より強くなくっちゃね♪」といっていた。

まぁ俺やレイがグループにいたし、俺自身プラントの血統書付きのエリートコーディネーター共と喧嘩しまくっていたからよくルナに怒られていたものだった…アレ?今も同じ?
だけどルナは俺に寛容だ。なぜかわからないけどこの間は「浮気は男のサガでしょ?溜まってるからするわけで溜まらなければしないよね♪」
と言っていた。それからはここでは記せないことしたわけだが…これからはマユもいるから台所とか公園ではできないな…いや、そんなことより今はメイリンだ。
メイリンは目を白黒させている。ルナによると今起きたらしい。傷のことを聞いていた最中に俺達が来たということだ。メイリンは戸惑いながら、
「ねぇ、お姉ちゃんにシン、ミネルバに戻らなくていいの?」
と言った…
 
第四話〈One Of Thousand 前編〉
 
『ブレイク=ザ=ワールド以降の地球環境の急速な悪化に伴い、地球連合政府は食料生産専用コロニーをヘリオポリスの残骸で作成、食料生産…』
『S2インフルエンザの広がりが深刻化しており、各国からのワクチン供給が滞り、現在までに死者、感染者は365万人以上と推測されています。また、旧ユニウスセブンの専用ワクチン工場を潰し、食料プラントにした当時のプラント行政府に反発感情が高まっています。』
『今日の徹子69世の部屋は、ブーメランと実践空手を融合させた新しい格闘技を振るい格闘界を蹂躙する、ジャッキー=トノムラさんをゲストに…』

 
 カズィ=バスカーグは不幸だった。アークエンジェルを降りた後、市内に戻った彼を待っていたのは、「実は家族が事故で死んだ」ため天涯孤独になったといった知らせだった。
535999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/26(金) 18:41:33 ID:???
その後ハローワークでモルゲンレーテの期間工として働くが、今度はウズミの自爆で給料未払いのまま連合の捕虜になり、脱走兵であることが発覚、軍に戻るか銃殺かの選択肢を迫られしぶしぶ復軍。
工業カレッジ出身なのとモルゲンレーテの期間工をしていた為、兵器開発部に回された所で終戦。退役出来ずに鍛え上げられた。
その後作戦指揮のシミュレーションで「早く負けて終わらせよう♪」と考えた。

カズィは砲撃部隊で弾幕を張り、近接部隊でライン上げをするふりをしながら、数に押されてジリジリ下がる。そこで回り込んだ機動部隊が敵補給部隊に突撃した。カズィは負けるだろうと考えていたが、

補給部隊をつぶされ、キレた対戦相手(大佐)が無意味な玉砕を試みるが、カズィ元来の臆病さで全軍逃げまくっているうちに対戦相手が降伏し、作戦指揮を不本意ながら一位で通過した。
その後退役を願うが優秀な人材を軍が放すはずもなく、新型機体を開発したら退役といった条件の下、いやいや設計する。

どうせこんなん採用されないだろ、不名誉除隊ならラッキー♪程度に設計した機体がゲルズゲーとザムザザーだった。ゲルズゲーはTVでタラバガニが食べたくて設計。
ザムザザーはこんなんが集団で地上を「がっしょんがっしょん」歩きながら迫られたらキモいよね、と思い設計した。

結果はその斬新、かつスタイリッシュ(上層部談)なデザインに魅力されたジブリールにより採用され、カズィ=バスカーグは瞬く間に連合大尉に昇格。ますます除隊が遠退いた。

その上ヘブンズベースで「いい加減戦争ヤダ早くおうちにかえりたい」と言う理由でニーベルングといった金がかかる、一回しか使えない(カズィ自身は横に向けたかった。)兵器を提案、却下されると思いきや採用される。

戦後になって、大西洋連邦がロゴスの崩壊と戦争によるマンパワーの決定的な不足により、経済、政治、ジャンク屋の横流し兵器による治安の壊滅的な…立ち直れないダメージを負い事実上の破綻した。
ただ、オーブ以外のどの国家郡も同じような、致命的ダメージを受け生き残る為に「地球連合政府」を作らざるをえなかった。
オーブもオーブで軍事力はあっても、あの狭い国土の為、簡単に食糧難となり、海外に治安維持組織を貸し出す代わりに食料輸入を行わざるを得なかった事情がある。
オーブの国是は地に埋もれ、かつてウズミが行った行為は政治的に全く意味がなくなっていた。
私見であるが国家は所詮国民に「安心」「安全」「快適」を提供するツールに過ぎず、国の私物化を許した国家の末路は歴史が教えてくれている。

話はそれたがそんな世界情勢の中で、ようやくカズィはオーブに帰国。
大西洋連合からの年金で生活は出来ると思いきやインフレが直撃、紙幣は紙くずになり、働くにも場所がなくカズィは連合での立派な(カズィ風に言えば不本意な)経歴からオーブ軍に属さざるをえなくなった。
536999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/26(金) 18:43:08 ID:???
その後、嫌々しぶしぶ後ろ向きに仕事をした。例えば連日の作戦指揮のストレスで、
「戦争なんざくだらねぇ、俺のことを見てぇ!」

とブリーフ一丁で女物のパンツをかぶり、ストレス発散の為に街を闊歩したところ、警察と軍に追われ逃げまくった先が国家転覆を企む武装組織だった為、さらにパニックになり暴れた後、なんやかんやあって組織が爆発炎上、武装組織を壊滅させている。
そんな数々の功績で不本意な大出世をし現在に至る。

ちなみにカズィが何故逆さ吊るしになっているかは簡単なことだった、トレーニングの為だ。
無重力状態では筋肉、骨格は衰えていく、その為絶えず鍛えなければならない、カズィの場合は足首に伸縮素材で作られた紐でジャンプと着地を繰り返していた。
「参謀、キラ=ヒビキただ今帰還しました。」
 声をかけるとカズィはトレーニングをやめる。カズィはこちらを見ると、
「あらぁん、キラお帰り。お風呂一緒に入る?」
カズィが迎える。ちなみにこのカズィ、軍隊性活が長いためウホッである。
キラが全力で断るとカズィは心底残念そうな顔をする。だが、
「そうか、『オペレーション ハーメルン』人員回収まで終了、ヒビキ、アスカ両名は一時間休憩のあとパイロットスーツ着用のまま待機。」
「パイロットスーツ?機体は有りませんよね?」
シンが疑問をぶつけた。
「アスカ一尉発言は許可した覚えはないが?まぁいいわ、教えてあ・げ・る☆あのね、サイが調整している機体のテストを兼ねて敵を殲滅してほしいの。これは命令、以上。ちなみにアスカ一尉、お風呂…」
「全力で拒否します。嫁と子供いるので。」
 シンが断る、カズィが涙目になる。キラ達が退室しそれぞれの待機部屋に戻る。
 ミユはシャワーを浴び終え、ピンクのショーツをはくと兄のワイシャツに袖を通した。
そしてそのままの格好で長い棒を扱っていた。白いモノをしごきだし口に含む。そして棒を口内で前後に動かしたやがてミユの…桜色の口の中、容量を増した白いモノは口に納まり切らずあふれだす。
「お兄ちゃんお帰りなさい。ミユ、歯磨きしたらねるね。」
 ミユが部屋に帰ったシンに言った。
「そうか、俺はパイロットスーツ着用で待機だから行ってくる。」
 ミユに優しく話かける、ミユが心配そうな顔をしているので、
「大丈夫だよ、ミユは俺が守るからね、」
 シンのやさしい台詞に顔を赤く染めたミユが頷く。
「いい子にしてるんだよ。」
 シンはそう言って部屋を去った。もう二度と俺は家族を殺させない。その為なら悪魔にでもなってやる。そう決意しながらシンはMS格納庫に向かった。
 その頃、カズィは息を荒くしていた。トイレと言う名のハッテン場でつまみ食いしようとしたところ、逆に食い尽くされた。恍惚の中で意識を失いながら、グゥレイトな漢を想う。
「悔しい…でも気持ちいい…」
 カズィは意識を失った。
537通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 19:01:04 ID:???
支援

>ゲルズゲーはTVでタラバガニが食べたくて設計。
>ザムザザーはこんなんが集団で地上を「がっしょんがっしょん」歩きながら迫られたらキモいよね
ザムザとゲルズゲ逆じゃね
538999 ◆Op1e.m5muw :2009/06/26(金) 19:03:38 ID:???
ごめんなさい修正します。
今日は暑かったから水分補給はこまめにしてください。さてプレミアムモルツでも呑んでます。
539通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 19:05:57 ID:???
>>538
乙です。すごいぞカズィ。なんかどこかの笑う仮面思い出したぞカズィ。強き生きろカズィ。
540通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 19:17:41 ID:???
999氏は歯ブラシを官能的に書いてるからきっとお嬢様も色っぽウボァー
541通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 19:19:27 ID:???
カズゥィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!wwwww
542通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 19:25:49 ID:???
999氏GJ!
その……なんだ……カズィイキロ


>>529
HJに連載してた(ガンダムウェポンズ種死MSV編に再録)MSV戦記ヤキン・ドゥーエ攻防戦の一幕、強行偵察にでたジャンとバリーの道中での雑談。意訳すると

ジャン「三艦同盟は若い女の子が多くて最高だね」
バリー「あんまり興味ないな」
ジャン「ラクス嬢もカガリ姫もおっぱい小さいからな。 でもラミアス艦長おっぱい大きいよな」
バリー「お前おっぱいおっぱいうるせえな!」
ジャン「まーた、南の国の空手馬鹿一代め」

と言う40代のオッサンが最終決戦直前にするとは思えない馬鹿話。
とてもCE最強級エースにして最も多くの場数を踏んでいる男とは思えない。
まぁ……その後並み居る敵機を不殺で落としまくるんだが。
543CSA 〜ジオン公国の光芒〜 ◆NXh03Plp3g :2009/06/26(金) 19:26:22 ID:???
「……と、巷では>>520のような議論が交わされているようですが……」
 エザリアが言った。
 同席する、彼女の息子はあまり面白そうな顔をしていない。当然か。彼も本来なら『プ
ラントの技術力は世界一ィイィィィ!!』という方の人物なのだ。
 もっとも、それは6年前までは、という但し書きが着くが。
「実に興味深い内容ですね」
 報告を受けて、仮面の女大公は不敵に笑う。
「そうかなぁ……」
 シンは複雑そうな表情をしつつも、やる気なさげな口調で言った。
「あら、シン・アスカは技術体系について興味が無いのですか?」
 手に持っていた扇子をぱちん、と閉じながら、アルテイシアは意外そうに言った。
「あ、いや、そんなことはないですけど。親は技術屋でしたしね」
 あっさりとシンは答える。ジュール親子が同席している手前、下手に出る言葉遣いだ。
「ただ、MSにしても艦船にしても、旧連合もプラントも一長一短で、どちらが明らかに優
れているって話じゃないと思います」
「なるほど、確かにそれは正しいでしょう。ですが本来ならその長所と短所は相容れない
はずのもの……そうではありませんか?」
 シンの言葉に、軽く頷いてから、アルテイシアは仮面から覗く口元で笑って、聞き返す。
「…………言いたいことはわかってるってば……」
 シンは呆れたようにそう言った。すると、ジュール親子が傍らでそろってため息をつい
た。


「オーブの技術はあまり入ってない気もしますが……」
 僅かな沈黙の後、イザークが呟くように言う。
「忘れたの? ゲルググの前身のニューミレニアムシリーズは、オーブの技術者を迎えて
完成されたのよ?」
 エザリアが息子に向かってそう言った。
「むぅ……」
「ネモの前身、つまり連合系MSそのものにもオーブの技術的影響がありますからね」
 シンが続けるように言う。
「そう言えばそうだったな」
 イザークは顎に手を当てて、感心したように言う。
「もっとも」
 自身技術畑出身のエザリアが、キッパリとした口調で言う。
「オーブ由来のソフトは、誰かさんのおかげで使い物になりませんでしたけどね」
544CSA 〜ジオン公国の光芒〜 ◆NXh03Plp3g :2009/06/26(金) 19:29:26 ID:???
すみません。気がついたらこんなアホ話が書きあがってました。
反省はしていますが多分またやります。
545通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 20:33:14 ID:???
しかしわっふるディアッカはわっふるカズィとわっふるアッーなことしたのかね? 
ところで温泉編続きまだー?
546通常の名無しさんの3倍:2009/06/26(金) 22:09:18 ID:???
ちょっ、カズィー!w
でも、不思議と違和感無いのは何故かな?
547通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 00:00:43 ID:???
>>528
>シンをバリーが弟子にしたら
オーブ攻防戦で、シン達を港方面ではなくクサナギ方面に逃がしたら……というIFを挟めば
まあ、そのルートも出来なくもない(一応クサナギも避難民乗せててバリーはそっちに収容されてた)んだけど
それやったら、イコールもれなくバリーさんと共に種の時期に三隻同盟入りフラグなんだよね

いやまあ、どこぞの櫻井声のワイアードみたいに
「外側から逆襲なんて間違ってる…そんなに逆襲したきゃ、バリーさんと一緒に三隻同盟メンバーになって
 種最終話までの間に、三隻同盟(と、キラさん筆頭にしたAAとオーブ民サイド)を内部から変えていけばいいのに」
とかいう頭の固い超劇的難易度での逆襲ルートも無くはないが
それだと今度は種死アフター前提で無くなる
548通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 00:07:38 ID:???
>>475
>一時期、某サイトで時ナデの三次創作とは名ばかりのブツが

亀だがもしかして某行動のことか?
ああ、あれ酷いと思ってたの俺だけじゃなかったんだ
確かに時ナデとは名ばかりの最強主人公のハーレム物が大量だったな

・・・正直、原作で確定してるカップル崩して女性キャラをハーレム要員化したのには反吐が出たな
まだあのサイト生きてるのか?
549通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 00:32:05 ID:???
>>547
スレチだが一つ突っ込ませろ。
>>櫻井声の『ワイアード』   ……綺麗過ぎることに定評のあるナナナ版かよッ!
お陰で、ちょっと思考回路がアレな全身タイツで顔だけインパルスの仮面被ったインパルス仮面とか。
死にかけたシンが魔女(あえて誰かは言わない)と契約して融合したMSに乗るよりも生身の方が強い慎重かつ冷徹な魔王デスティニー(ガチムチマッチョ)とか。
マユが生きてて50倍のゲインがあるチートMSで武力介入とかオモシロ妄想が思い浮んじまったじゃねえか! 
550通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 00:44:26 ID:???
>>549
なるほど、生身で凸やら粉砕する魔王と。
・・・魔女のポジションにあたる人ったらこのスレだとやっぱり
・アズ子。外見天使だが中身は変態。シンに戦う力を提供
・ミナ様。キャラデザ的に。魔女って言うか魔人
・ロミナママン。髪緑だし妖艶だし
とかかな?

個人的にはロリキャラを推したかったが・・・そういや傭兵氏の女王陛下ってロリ確定なのかな
だとすればこのスレでも結構な破壊力(ロリ、女王)な感じになると思うんだが

551通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 00:49:32 ID:???
>>550
馬鹿野郎!お前あえて>>549が言及してないのに……
そんなこと言い出したら、色んな平行世界から刺客が……

エエモチロンオ嬢サマコソガマ魔女ニフサワシイデスヨ。本編デモ魔女ヨバワリデシタシ
552通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 00:59:12 ID:???
と、言うかそもそも大公が完璧に魔女ポジでは。
553通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 01:17:02 ID:???
名文句『マッチョ転じてグラマラス!!』があるから大公はポイントが高いな。

待ってくださいお嬢様、貧乳少女は主役ーと準主役が残ってます。
…………行ったか。 ナナリーポジはマユかミユか娘ステラか7子であることは確定的に明らかなのにな。
さて早く逃げ出す……あっ、何で窓の前にドラグーンが?
ああ、そういえば最終巻の煽りが『最後までクライマックスだぜ!』だっt
554通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 01:25:15 ID:???
>>548
どんな内容のSSが掬う結果になっていようと、SSサイトを管理し続ける奴には敬意を表さなくてはならないと思うのだ。

あのサイトはまだ続いているようなので、ヲチはよそでどうぞ。
555通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 01:54:05 ID:???
>>553
あーあ、枢機卿ポジの人がドラグーン使いだって忘れt(チュドーン
556通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 01:55:54 ID:???
>>548
この前覗いた時は凄い更新頻度落ちてるけど存続してたぞ
557通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 02:08:16 ID:???
>>548
前行ったときはあったな
なんか版権キャラの汚染度が上がってたし

つか笑顔向けて頭撫でたら未亡人も幼女も恋人持ちも一発ころりってどういう事よ?
自分と世界を救った主人公よりあの男が良いって言わせてたしよ…何考えて書いてるんだ
558通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 02:21:29 ID:???
まあなのはさんマンセーと似たようなもんだ
ただこっちは元が2次創作なぶん、まだマシと言えないこともない

…その反動か、いまじゃプロローグだけの作品モドキが無数に屍をさらしてるがな
559通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 02:31:10 ID:???
まあ、一次創作だろうと、二次創作だろうと、三次創作だろうと、プロローグだけの否作品はSSにはよくあること。
同志には同じ過ちをしないでほしい。
560通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 05:44:05 ID:???
職人諸氏がノリでやるリレー小説なら有りな流れ有るしね、ところで風雲黙示録をすぐ思い出せたのは俺だけでいい。
561通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 09:54:17 ID:???
ぶっちゃけ、今のヒロイン(笑)の小ネタとかもだが
3次創作は内輪ネタを煮詰める形になるからやりすぎるとその周りが腐る
562通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 11:47:16 ID:???
臭いのがいるな
563通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 11:56:50 ID:???
わりぃ屁こいた
564通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 12:26:49 ID:???
>>560
いや俺も読んでてすぐ思い出せたけど、流石にアレ知ってる奴はいないだろうと書き込まなかったw
565通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 12:52:15 ID:???
亀だが狂犬VS医師で医師に沈められた東アジア共和国宇宙群の旗艦アガメムノン級オダ・ノブナガ(此処まで公式)の代わりに旗艦として建造された
オダ・ノブナリとトヨトミ・ヒデヨシに改アークエンジェル級タイクーン・イエヤスが出る二次もあるからコイズミ・ジュンイチローと言う戦艦があっても大丈夫だ!!

よくよく考えたら医師も勝ったのを見たこと無いが狂犬も勝った試しg(ウボァ
566通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 13:03:53 ID:???
>>565
ん?レイダー制式に乗ってたエドには勝ってるぞ
まあ、その時のレイダーの装備が滅茶苦茶ハンデつきだったけどな
567通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 15:31:17 ID:???
>>565
医者→運命アストレイでM1相手にホスピタルザクで獅子奮迅の大活躍
狂犬→戦車でザウート相手に無双、ボアズ戦で無双、そして、(多分医者の)ジンハイ相手に勝利
ちゃんと勝ってますよ!!!
568通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 16:40:32 ID:???
>>565
ジュンイチロー・コイズミはもう出てますが。
569通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 18:19:28 ID:???
>>567
医者の恐ろしいところは自分以外の隊員は毎回全滅してるところだww
570通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 19:46:59 ID:???
それなんてユカ・マイラス?
571通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 20:01:40 ID:???
08のサンダース以上の死神だなww
572通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 21:00:25 ID:???
>>530
飛鳥先生は口述が下手です。

手元に無いのでうろ覚えだが。
573通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 22:13:18 ID:???
攻撃を受け、破壊されていく都市。
それだけなら、今のC.E.ではよくある光景だっただろう。
だが、その光景は「よくある」ものではなかった。
その攻撃を行っている機動兵器たちは、全く統一されていなかったのだ。

量産されたフリーダムがフルバーストを幾多の建築物に撃ちこみ蒸発させる。ギャン・カビナンダーがガトリングライフルを、アッシュクリムゾンがビームカノンを乱射し、迎撃に出たMS部隊をを撃墜した。
上空では十数機のフリーザクやΔフリーダムなどが飛び回り、「真実の眼」を搭載した機体たちと切結びを演じている。

都市の遥かに上、衛星軌道上では何隻ものプラント・オーブ船籍のアークエンジェルがたった一隻の連合所属のアークエンジェルとガーティー・ルー級「デメテル」に次々と沈められ、大気圏へ突入していく。
それを背景にしながら真紅のミネルバ級とジオン所属ミネルバ改「マリア」が砲撃戦を行い、更に向こうではセレニティのリングが回転を始めている。
と、セレニティに向けて何処からか極太の閃光が照射される。セレニティ本体は陽電子リフレクターなどの防御システムにより無事だったが、直掩にあたっていたドワッジやドラッツェは逃れられず、次々と爆散していった。

地球から離れた月地表でも、戦いは起こっていた。いや、激しさならば地球周辺のものを遥かに上回っているだろう。
MSの規格を超えた巨人――三角形のバックパックを背負い、ナックルガードを装備した怪物――と何機かの天ミナとヨモツ、桃色の髪を垂らした通常サイズのMSが拳を交わし、ネモ・ヴィステージと赤いスローターダガー、グフハウンドが互いを撃ち抜かんと争う。
少女の叫びと同時にツェドがハンドレッドブリッツに襲い掛かり、炎の獅子剣を掲げた機体と無人のデスティニーUがそれに介入する。
月の裏側では、更に苛烈な戦いが繰り広げられている。
颯爽と登場したIJPKAEがデスティニーUのシュレッダーによって胸部を貫かれ爆散し、その爆炎から飛び出したΩインヂニティがアブソリュートによってズタズタにされた。
エンデューリングジャスティスのキマイラと赤いデスティニーのマスカレイドが火花を散らし、MA形態に変形したDセイバーとアダムスキー・インパルス・ザクが擦れ違い、グリフォンビームブレイドとハラキリダイナミックが甲高い音を立てながら交錯した。
インパルスエクシードが投てきしたライトニングエッジが∞ジャスティスの両腕を切断、援護に回ったネロブリッツVのランサーダートがファトゥムを破壊、更に連携して繰り出されたロンゴミアントと対装甲ブレードがその体躯を四つに切り裂いた。

「なにが、どうなってるんだ……」
それらの情景が無数に表示されたウィンドウが無数に展開された空間で、赤い眼をした少女が呻く。
「世界が融合しようとしているのさ。逆シンスレの全ての世界が。そして、世界を救いたいならば……」
狼狽する少女の背後から、男がゆっくりと姿を現した。
ぎょっと振り向いた少女に、男が言葉を続ける。
「……俺と共に、世界を巡る旅に出ようじゃないか!」
少女の視界に入った物は。

値札が垂れ下がったアフロを被り、派手なスパンコールとラメで全身を彩った男――その男の世界では、首領と呼ばれる男だった。

世界の破壊者、シン。
幾つもの世界を巡り、その瞳は何を見る――全てを破壊し、全てを繋げ!

亀すぎるがディケイドネタと聞いて。つづかない
574通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 22:17:36 ID:???
失礼、Ωインフィニティをインヂニティって打ってた。
CSA氏ならびにスレ諸兄の方々、まことに申し訳ない。
575通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 22:27:44 ID:???
淫痔ニティ
576CSA 〜ジオン公国の光芒〜 ◆NXh03Plp3g :2009/06/27(土) 23:01:38 ID:???
お気になさらずですー。
しかし、さりげなく凸がフルボッコにされてるのは気のせいですか?
577通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 23:17:01 ID:???
シンにディケイドネタのシンクロ率は異常www
578通常の名無しさんの3倍:2009/06/27(土) 23:45:46 ID:???
通りすがりのガンダムだ、覚えておけ!
579MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/06/28(日) 00:37:46 ID:???
>>573
前々からネタは有ったが文章になると凄まじいカオスですな。……だがそれが良い!
良いぞ! もっとやれ!
580通常の名無しさんの3倍:2009/06/28(日) 01:17:49 ID:???
俺も支援するぞ
581通常の名無しさんの3倍:2009/06/28(日) 16:43:53 ID:???
漏れの変換だとパーフェクト天ミナの武装がこんなんになる(´・ω・`)
御月の鏡
戸塚の剣
錘覇の太刀
凶の白矛
凶の幾太刀
582通常の名無しさんの3倍:2009/06/28(日) 16:51:09 ID:???
電穂の新外道企画に言いたい事は「三度もストライク、バスターを墓から引きずり出すな!」と「天は左右非対称だから良いのだと小一時間」だな
583通常の名無しさんの3倍:2009/06/28(日) 18:43:52 ID:???
わんわに食われちゃった子はもうダメなんだな…
584通常の名無しさんの3倍:2009/06/28(日) 19:22:18 ID:???
このディケイドネタ保存したほうが良いのか?
585通常の名無しさんの3倍:2009/06/28(日) 23:37:18 ID:???
まさかw
586通常の名無しさんの3倍:2009/06/28(日) 23:43:46 ID:???
したい人がいるならしてもいいんじゃね?
587通常の名無しさんの3倍:2009/06/29(月) 00:53:46 ID:???
いやもうされてるしw
588360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/29(月) 13:47:07 ID:???
○前回までのあらすじ

サイとカズイって、種デス時代何をしてたか本気でわからない。

では本編です。
589360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/29(月) 13:48:17 ID:???
時間は少し遡る。シンとイザークがボートに乗せられ案内された先は
島のように浮かぶコロニーの居住区の、港にあたる場所だった。
モーターボートを着岸させた後、一行を出迎えるように一人の少年がこちらに
走り寄ってきた。
「アインさーん!アハトさーん!おかえりなさーい!」
「げ、今度はニコル…じゃないか」
イザークが一瞬、すでに鬼籍に入っているニコル・アマルフィと勘違いしたのは
彼が少女のような顔をした少年だったからだ。良く見れば顔立ちは違うし、髪だって
サラサラの金髪をおかっぱにしている。
「ようこそいらっしゃいました!シン・アスカさん。貴方には是非この中を見せたかったんです!」
エルフもそうだったが、ジーベンと呼ばれた少年も嬉しそうな顔をシンに見せる。
自分では、《エル・クブレス》の子供達に何かしたわけでもないので、妙な気分にさせられて
しまう…

「中か…すごいな、本物みたいだ」
シンはプラントの砂時計型コロニーしか見たことは無いが、《エル・クブレス》と比べれば
プラントのコロニーなど都市の振りをしたシェルターくらいにしか形容できなかった。
身体に当たる風、鼻を突く潮の匂い。『天井』に水は張っているせいで差し込む太陽光が
妙な色合いを見せている以外は、実際の地球を模しているかのようだ。
「コレをたった四人で作ったって言うのか」
「流石にそれは無理ですよ、実際の建築には沢山の技師の方が来ましたし。環境システム
の調整は僕の担当なので、頑張りましたけど」
ジーベンの言葉にシンはただただ関心し、イザークは眉をひそめた。
「でも、わざわざ地球の環境を再現する意味ってあるのか?ユニット毎に分業したほうが」
「デュランダル先生の論なのですけど、人間というのはやはり、地球に対して回帰的な本能を
持つものだとして…心理テストも兼ねているんですよ。宇宙で生まれたコーディネイターだって、
一世紀もしないうちに地球にレコンキスタしようとしたわけですし」
「レコンキスタ、とは酷い言い回しだな」
嘗ては積極的にナチュラルの排斥に勤めようとしていたイザークには、少し耳が痛い話だった。
「だってそうでしょう?《ユニウス7》の復讐をお題目に戦争を仕掛けるのなら、隕石爆弾で
地球を死滅させるほうがまだ理屈に合います。シーゲルもザラも、結局地球を欲していた
ことには変わりなくて…」
「ストップ、ご高説はそこまでだ、ジーベン。今日はそんな話をしに来られたんじゃない。
 シン・アスカとイザーク・ジュールは、プラントの代表団だと思うんだ」
アインはジーベンの話をさえぎるようにする。しかし、別に代表団だというつもりは無かったのだが。

590360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/29(月) 13:49:15 ID:???
「これで俺達の素性と目的は分かって戴けたと思います。そしてプラント評議会にお願い
したい。俺達のやることは、静観して欲しいと」
「静観?保護とか、支援じゃなくてか?」アインの言葉にシンは眉をひそめる。これからもたった4人で、
この壮大な計画を完遂できるとでもいうのか。
「どうなんですか?ジュールさん」
「俺だって、今では立場は貴様と殆ど同じだ、シン。只のザフトの一指揮官に過ぎない。俺に
出来ることはせいぜいこのコロニーの情報を報告するだけだ」
事情があれど、イザークは二度も評議員の座から降りた男だ。しかも母でであり嘗て有力者で
あったエザリア・ジュールも最早評議会に影響を及ぼせるような力は無い。メサイア戦役後に
イザークが評議員になれたのも、ラクス・クラインの差し金であったから…
「だが、お前達の事情は必ず伝えてやろう。プラントにとって問題にならない存在ならば、
黙認するのがベストだからな」
「十分です、有難うございます、イザーク・ジュール」
そう言って、アインは右手を差し伸べる。イザークは少し逡巡した後、彼と握手をした。


ピピピ、と軽い電子音が聞こえたのはその時だった。どうやらジーベンのズボンに入っていた
携帯端末から鳴っていたようだ。文庫本程度のサイズのそれを取り出し、ディスプレイを見たジーベン
の顔は見る見る青ざめる。
「大変です!こちらに海賊が向かってきているようです!」
「わかった、ジーベンは環境システムをスリープモードにしてくれ。アハト、頼む」
アインの指示に従って、ジーベンはどこかへと走っていき、アハトは港の近くにあった
小屋に向かう。
「ジュールさん、俺達も…」
「わかっている。アイン、俺達も艦に戻る。近道はあるか?」
「こっちです、宇宙港に直行するリニアトレインがあります。通信も其処から出来るはずです」
「感謝する」そして3人は、駆け足でトレインが停まる駅へと向かった。

「こちら《エル・クブレス》よりシン・アスカ。応答してくれ」
『シン!?よかった、中々繋がらないから、何かあったのかと…』
「アビーか?状況を教えてくれ」
リニアトレインの通信室で、シンは《パトクロス》と回線を開くことが出来た。
『海賊と思われる船は全部で4隻。モビルスーツも展開中、予測された最大積載数は
32機』
「大艦隊じゃないか!」おもわずシンは狼狽する。こちらが使えるモビルスーツは、先のアハト、
エルフの《インパルスもどき》との交戦ですり減らされているというのに…
「こちらは何機出せるんだ!」
『《パトクロス》からは《ダガーU》二機と《ゲイツR》一機、《ボルテール》からはジュール隊長の
《グフ》と《ザク》が三機。状態が完全なモビルスーツはそれだけです…』
普通なら尻尾を巻いて逃げる戦力差だ。相手が海賊といえども、5倍近い戦力に
すりつぶされるのは目に見えている。
591360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/29(月) 13:51:55 ID:???
「逃げてください、シン・アスカ。海賊の狙いは恐らく《エル・クブレス》でしょう。なればこちらの
戦力で…」
「馬鹿言え!たった二機で何ができる!死ぬだけだ!」
アインの提案を、シンは殆ど反射的に拒絶した。
「ですが、《Nインパルス》は通常のモビルスーツではありません。何度か実戦は
経験していますし、旧式相手に遅れは」
「それはどうかな?」
否と言ったのはイザークだ。
「《フリーダム》も《プロヴィデンス》もシステムとしてはすでに4年前の旧式だ。
枯れた技術相手なら、対応策もある」
「相手はそれを用意していると…?」
「そう考えて行動するべきだ。《ボルテール》と《パトクロス》に通達。俺達も加勢するぞ。
俺とシンが戻ったら展開する。トライン艦長とディアッカを呼び出してくれ、作戦を立てないとな…」
テキパキと指示を繰り出すイザークは平静としていて、迷うことなく《エル・クブレス》を守る
ために戦うことを決めたことを含め、シンには意外に映った。
案外自分も、イザーク・ジュールの事を誤解していたのかもな、と。

《エル・クブレス》の宇宙港には既に《パトクロス》が待機していた、しかも…
「ルナ!持ってきてくれたのか、助かる!」
『当然、って言いたいけどトライン艦長の指示よ』
ルナマリアの《ダガーU》が、シンとイザークのモビルスーツを港の中まで持ってきてくれたのだ。
二機とも重装備が施されている。数の差を埋めるためにも、取り合えず火力が欲しかったからだ。
「俺のモビルスーツも運んでくれたか…装備まで勝手につけやがって」
イザークが悪態をついたのは、いつもとは違う様相を見せている《グフ》に対してであった。
白い《グフ》が青い追加装甲で覆われていて、アーマーにはミサイルランチャーを兼ねている
ものもある。全くイメージの違うモビルスーツであるような印象を与えるそれは《グフ》用に
開発されたオプション・アーマー《アサルトシュラウドR》だった。
角が生えた肩部装甲は両方ともレールガンを連結した大型シールドに丸ごと換装されて、ソードは
腰に取り付け直されいる。嘗ての《デュエル》で用いられた装備のアレンジではあるが、
イザークもこの手の重武装機に乗るのは久しぶりだった。
「俺のも変なの持たされてるな…箱?」
シンの《ダガーU》にも、いつものエールパックと斬艦刀のほかに、大きな長方形の箱にしか
見えない装備を持っていた。
『最近地球から送られてきた複合武装だってさ。使いづらかったら捨てていい、
ってヴィーノが言ってたわ』
「わかった。気をつけてくれよ。ルナとディアッカさんの役が、一番危険かもだからな」
『サンキュ。シンも無茶しないでよ!』
言い残してルナマリアは、自分の《ダガーU》を《スペースグゥル》の上に乗せ、作戦宙域へと
向かわせた。ルナマリア機もいつものスナイパーパックの代わりに、《ザク》用のガナー・ウィザード
を装備していた。

「そういえばエルフは何処だ!?ルナと一緒じゃ無いのか?」
歪な手足をした《インパルスもどき》が見つからない。疑問に答えたのはアビーからの通信だった。
『それが、敵襲を察知した時点で、飛び出してしまって…』
「あの馬鹿!」
怒号をあげながらも、シンは機体のチェックを行う。右手に持たされた箱には、近接戦用の武器と
長距離砲が十徳ナイフのように格納されている代物のようだ。強度、大丈夫かな。暴発したら
シャレにならないんだが…
592360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/29(月) 13:56:34 ID:???
『どうも俺には、あのじゃじゃ馬のほうがシン・アスカに思えてしまうな』
「下らない事言わないで下さいよ。俺達も前に出ないと…」
『ああ、手はず通りに行くぞ。俺達は時間稼ぎだ。各員!準備はいいか!』
指揮官の声を出したイザーク・ジュールに、彼の声が聞こえた者全員が応じる。
こんなところで海賊相手に死んだら笑いの種だ。必ず生き残る。誰も、死なせるものか!
それは、シン・アスカが常とする決意であった。

「来たな、海賊め…」
薄暗いコクピットの中で、エルフは呟きながら笑みを浮かべる。シン・アスカが自分の戦いを
見てくれていると思うと、何時も以上の力が出る気がしたからだ。
高速で接近したエルフの《Nインパルス》の眼前には既に敵の姿が映っていた。正確には
まだ光点としか捉えられないが、10以上の光の筋がランダムな軌道を描きつつこちらに迫ってくるのが
わかる。
「クブレスには!指一本触れさせるかあ!」
エルフは背負わせているフリーダム・シルエットを展開する。レールカノンを肩越しに、プラズマ砲を
脇の下から通して前面に構えるフルバーストモードだ。
多数の目標を同時に捉える《フリーダム》特有のFCSがロックオンを完了する。間髪置かずに
エルフは引き金を引いた。
たった一機のモビルスーツから暴風雨のような砲撃が放たれる。一発一発が致命弾のそれは
核エンジンがもたらすパワーをフル活用した、《フリーダム》最大のウリともいえる攻撃。
しかし、直撃を与えているはずなのに脱落するモビルスーツの数は3機しか確認できなかった。
(シールドを使う敵?こうまで効果が薄いならリフレクターか?)
エルフの思考を中断するかのように、かなりの加速を得ながら砲撃を掻い潜りつつ接近する
機影を確認できた。その機体はミサイルやレールカノンをエルフの《Nインパルス》に集中させながら、
真っ直ぐ突破を図った。
「舐めるな!…また効かない!?」
接近した敵機にライフルを見舞ってやるが、それも防がれてしまう。今度は正体をはっきりとつかめた。
突破を図る機体は《コスモバクゥ》…海賊が好んで使う、《バクゥ》を宇宙戦用にリフォームした
代物。加速力が厄介な程度で、あまり脅威になる敵ではないはずだった。
しかし海賊の《コスモバクゥ》は陽電子リフレクターを展開して、エルフの射撃を防いでいた。
いや、正確には、リフレクター発振機は別の機体の物か?
結局、3機の《コスモバクゥ》がエルフの攻撃を掻い潜り突破に成功した。
「このっ…!私を無視するなあ!」
連中の狙いはあくまでも《エル・クブレス》であるという証左だった。相転移装甲を持つ機体
には致命弾を与えられない《バクゥ》の実弾兵器も、未完成のコロニーにとっては十分な火力だ…
エルフは急ぎ、《コスモバクゥ》を追撃しようとするが、それを許すまいと別の一団がエルフ機に
攻撃を仕掛ける。
593360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/29(月) 13:58:34 ID:???
マンボウを横にしたようなずんぐりとしたボディに、砲を積んだだけの単純な構造のモビルアーマーが三機。
《ユークリッド》に酷似していたそれは、1機当たり3基、合計9基のガンポッドを展開している。
(さっきのリフレクターは、これか?)
当てずっぽうにライフルを放つと、モビルアーマーはガンポッドを射線上に置いて、リフレクターを展開
する…見たことが無い装備だった。
そして、3機の《ユークリッド》と、彼らの影に伏せていたモビルスーツ…《ゲイツ》に《ウィンダム》と
統一性の無い編成だったが、統制の取れた動きでエルフ機の包囲を開始する。
(嵌められた!?早く助けに行かないと、行けないのに!)
海賊どもはビームを撃ちながらエルフを追い詰めにかかる、濃密な砲火に晒されて、《Nインパルス》も
ビームシールドを展開して、自分の身を守るのがやっとだった。
「海賊ごときに、負けてらんないのに!」

(第十二話終わり、次回に続く)
594360 ◆hQ87KuAhIY :2009/06/29(月) 13:59:44 ID:???
今回は此処までです。失礼しました。
595通常の名無しさんの3倍:2009/06/29(月) 15:08:11 ID:???
360氏GJ!!

『長方形の箱みたいな複合兵装』
ってガナリーカーパーをイメージした感じかな?

某所ではシンの嫁になった人が使ってた武器じゃまいか!


俺はうれしかったけど新シャア板で
スパロボZでのシンちゃんの主人公っぷりにうれしかった人って結構多いのかな?
596通常の名無しさんの3倍:2009/06/29(月) 15:56:39 ID:???
>>595
残留ルートでのレイの説得とかもあるし
リアル系男主人公と呼ばれるのも納得だった
あれは結構嬉しかったな
597通常の名無しさんの3倍:2009/06/29(月) 22:19:10 ID:???
>>596
シンもタリアもレイも、皆もがき苦しみ悩みながら自分の道を選んで、結果敵対したり残留したりするから凄く好きだ。
598通常の名無しさんの3倍:2009/06/29(月) 22:29:17 ID:???
本編だとあっさり裏切る奴が多すぎるw
599通常の名無しさんの3倍:2009/06/29(月) 23:16:07 ID:???
Zはバッドエンドが結構好き

絶望的な状況でキラがアスランではなくシンに背中預けてるのは燃えた
600通常の名無しさんの3倍:2009/06/29(月) 23:30:26 ID:???
>>599
どうせなら後ろからバッサリ殺っちゃえばよかったのにw
601通常の名無しさんの3倍:2009/06/29(月) 23:35:10 ID:???
そもそも両親・妹・ミネルバクルーを殺され、ルート次第ではステラ、レイ殺されてんのに
なんであのニートをさん付けなのかが理解できんのだが
しかもヅラだって呼び捨てじゃん
602通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 00:02:08 ID:???
Zシンのいい所は熱さを持ったまま性格が少し大人になってる所だと思うんだが、
いつまでもキラにレベル合わせる必要もないだろ。
拘るのと忘れるってのは意味が違うしさ
Zシンはほんと主人公してて嬉しかったな
603通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 00:22:31 ID:???
Zはスペエディ仕様なので家族殺しは無しになってますが?
サトーさんもCVがスペエディ仕様だし
それにZのキラはボロクソ言われた後で覚悟完了してるから認めたんだろう
無双2でも意味わかんないけどあんたの信念は認めるしあんたはそれでいいんだとも言ってる
凸はキラとカミーユがシンを止めようと決心したところでシンはもうダメだ殺そうとか言うくらいにアレだから…
604通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 00:26:56 ID:???
>>600
あの状況でんなことしたら凸以下だ馬鹿が

>>601
ナニイテンダ
Zの話だよね?

人類裏切ったシリウスが仲間に戻ってんだぞ?
それに比べりゃキラ一人些細なことだ
つかレイをいつ殺したよ?
両親とマユ殺したのも誰かは分からんしね
スパロボと原作は違うからごっちゃにしない方がいいよ?
605通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 00:30:46 ID:???
レイは原作でも言い方悪いけど自殺みたいなもんだしねー
606通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 00:32:00 ID:???
>>601
ヅラもといアスランは自分で呼び捨てで良いって言ってたからで、キラはあんまり接点が無い、顔見知り程度だから最低限の礼儀でさん付けなんじゃね?
607通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 00:32:46 ID:???
凸を呼び捨てってハイネの教え守ってるだけだろ
何が不満なんだ?
608通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 00:36:01 ID:???
まぁ設定よく読んでから語ろうねってことだな
609通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:10:21 ID:???
俺は正直Zはそんなに好きじゃないなぁ。

シンの出番や活躍してたのは嬉しかったけど、ザフトに残ったシンの選択をみんな否定してるんだよなぁ。 そりゃ議長は間違ってたかもしれないけど、一人くらい軍人として親友の為にやったシンの選択を認めてくれる人がいったてよくないか?
いや、一人はいたか、なんか凄くバトルしたがってた人が……。

ぶっちゃっけ、ラスボスのように最期まで自分の意思を曲げないシンを見てみたかった
610通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:21:52 ID:???
シンスレ荒らしてる スピーカーが紛れ込んでるな
611通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:24:13 ID:???
議長悪役化はスパロボでさえ無理があるからな ラクシズ完全に敵で叩き潰せるルートが欲しい
612通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:36:23 ID:???
議長悪役化?
Kでやったばかりだろ
613通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:38:58 ID:???
だからその逆の、ラクシズ完全的ルートが欲しいわけですよ
614通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:41:06 ID:???
まず無理だな
それこそEXみたいな敵味方関係なしじゃないと
615通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:41:42 ID:???
>>609
声優さんがそう言った後のスペディ
616通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:44:17 ID:???
スクコマ2の議長も悪役だったなぁ
レクイエム知ってて撃たせたみたいな感じだったし
617通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:51:11 ID:???
ジェネCEと言うのもあるから不可能ではない
ラクシズ敵ルートは
618通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:52:54 ID:???
種だけのゲームだからできたんだろうよw
連ザ2にとか
619通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 01:59:58 ID:???
いやいや、そこはバルディオスのエンディングや劇ナデの最後を覆したスパロボマジックで議長とラクスが組んで、真の黒幕と戦う真ガンダムSEEDデスティニーを期待したいな。

部下としっかり腹を割って話し合い、ハイネと共にシンを導くザフトの軍人、キラに依存しない綺麗なアスラン。
前大戦の悲劇により、燃え尽きてしまっていた状態から救ってくれたラクスの為に戦い、信念の違いからシンとは敵対するも戦いの中でお互いを認め合い、フレイの悲劇を繰り返さない為、ベルリンでステラを止めるのに協力するちゃんと人の話を聞く歌姫の騎士キラ。
自身のやっていることを自覚し、ターミナルの協力を拒み、それでもなお信念のため戦いの歌姫となるラクス。
父の、オーブの理念と言う名の呪縛から抜け出し、政治的に動き、ミナ、ユウナと共にラクスたちを支援するカガリ。
デスティニープランをきちんと人々に分かりやすいように説明し、あくまで人々の意思に受諾を任せ、受け入れられないと分ったのならスッパリ諦めて、自身の立場で出来ることをする議長。

……必然的に敵はターミナルになるな。  でもさ! 俺はこう言うのが見たいんだよ!
620通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 02:55:00 ID:???
ぶっちゃけカイメラって、ラクシズの代理だろ
それぐらい個々のメンバーのキャラに共通点がある
621通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 08:24:42 ID:???
それじゃあの色黒の整備士のおっさんがラスボスになっちまうwww
622通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 08:33:59 ID:???
種自体がラクシズのテロ行脚日記だからなあ
その時点で種死で何を言おうがテロリストの戯言にしか聞こえない
623通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 09:47:11 ID:???
>>619
それこそ、ラクシズ殲滅ルートで>スパロボマジック

因縁+Xクロスの風景画な感じで、シンがラクシズ皆殺しして、
議長は結局死ぬが(汗)、ユウナ、ミナetc.が治める世界で
戦争撲滅のために頑張るラストがいい
624通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 10:04:34 ID:???
ヒント:スパロボで死ぬ原作生存キャラは「敵」キャラのみ
625通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 10:21:29 ID:???
腐れ負債でなきゃラクシズですらマトモに出来ると思う
626通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 11:20:41 ID:???
「敵」であるラクシズは死んでも構わんわな
627通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 11:23:02 ID:???
このスレ的にはね
サンライズとか世間的には味方よ
628通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 11:43:08 ID:???
>>627
どちらが自軍キャラになるかは別にして、「仲間にならず敵として死ぬ」ってのはありそうなんだけどなー
629通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 12:14:22 ID:???
というかぶっちゃけコロしてぇ・・・・・・
その際は当然シンに「期待」かけて「必中」「魂」同小隊のルナが「愛」
630通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 12:39:22 ID:???
>>627
サンライズ的には種シリーズ自体が敵だろ……
視聴者のガンダムに対する信頼をアレでどんだけ落としたと思ってんだ
631通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 13:13:29 ID:???
種死のラストはラクスか凸が死ぬかしてれば綺麗にまとまったんじゃないかなーと思う。
そうすればSEでのあのラストも納得がいく。

あれ、でもそうすると惨めに泣いてるのがキラの方で諭してるのがシン(とルナマリア)になっちまうな。
632通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 13:22:04 ID:???
売り上げ的には味方じゃね
腐の人がいっぱい買ってくれだろうし
633通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 13:25:19 ID:???
あれだよ。もう学園物を作ればみんな味方だよ
634通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 13:33:29 ID:???
サンライズ的には種自体が敵ww
一作品をそこまで重要視してねーよww
そう考えてるなら再放送とかしねえだろww

ガンダムに対する信頼ww
そんなものあったのか?

しかしアンチって怖いな。
ラクスとキラ殺したいって事はこのスレに投下された職人さんの作品でラクシズwに好意的なら殺したいって事ともとれるんだぜ 
しかもスレに投下されたわけでもない何年も前のアニメに文句垂れてる
あー、富野がガノタ殺してぇっておもった時の気持ちが少し分かるわ
635通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 13:51:58 ID:???
自演乙と言ってほしいのかよレス乞食
636通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 13:53:35 ID:???
今度はこっちに粘着か スピーカーは進歩がないな
637通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 14:23:35 ID:8MJoykTc
もしもスレしか見てない俺にスピーカーについて悔しく
638通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 14:35:09 ID:???
>>629
いやいや、ステラ(withデスティニーインパルス←隠しでシルエットゲット)と合体攻撃
「デスティニー・コンビネーション」で凸ルナ撃破でしょ
639通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 14:45:37 ID:???
今更だがマユの携帯は何色でしたっけ
ピンクだったら「実はフォースだった」りして
あのマイペースな性格ならちったぁシンを慰めてくれるかもしれん

>>638
ステラとルナの合体攻撃でシンを「撃墜」
640通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 14:53:06 ID:???
シンとセツコとルナとステラで4PやってたSSがあったのを思い出した
641通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 15:06:26 ID:???
>>623
風景画はラクシズどころか名前アリのキャラの9割死んでるぞw
生き残ったのは虎ルナ篝くらいだ
642通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 15:07:48 ID:???
シンと痔はX世界で頑張ってるよw
643通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 15:35:37 ID:???
>>641
ミネルバ(?)クルーやハイネも生き残ってる
644通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 15:53:41 ID:???
>>640
それ俺も読んだ
確か題名は『アロンダイトで全体攻撃』だったような…
エロより絡みで吹いた覚えがある
645通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 15:54:24 ID:???
>>637
どうすればスレいっといで
646通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 21:15:39 ID:???
ルナマリア「そうやっていじけてたって、なんにも楽しいことないよ」

シン「!?」
647通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 21:21:33 ID:???
>>646
ルナマリアがガイアに乗って裏コード「ザ・ビースト」を発動させるんですね
648通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 21:42:16 ID:???
なあ、このスレのMS(運命Uとか)がMS少女化したらどんな感じだと思う?
運命Uは既にエミュ子で確定してるっぽいけどさ
649通常の名無しさんの3倍:2009/06/30(火) 21:58:27 ID:???
少女化ではないが隠しキャラとしてイイオトコがいるのはたs
650通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 06:25:03 ID:???
運命U、エンデューリング、インパルスU、赤運命、衝撃エクシード、グフクラッシャー、
ハンドレッドブリッツ、アブソリュート、アダムスキー・・・主役級だけでもこんなにいるから一人二人ヤンデレがいてもおかしくないな
651通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 08:16:59 ID:???
プランAは・・・いや、何でもない
652通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 10:30:59 ID:???
プランAはとんでもなく快男児な気がする
653通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 11:38:18 ID:???
男の娘とかふたな(ry
654通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 15:08:35 ID:???
快男児とな?
「絶倫の力を借りて、今必殺のプランAアターック!」

みたいな電波がきた

万丈さんのセリフはうろ覚えです。スマソ
655通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 15:39:09 ID:???
>>647の意味が今日やっとわかったが相変わらずゼルエル強えーな
だが>>654をみて、スパロボαではEVA全く使わずにダイターン3だけでゼルエル仕留めたの思い出した
656通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 16:57:46 ID:???
ゼルエロになった
657MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/01(水) 17:24:05 ID:???
>>648を見た、夜勤明けの後、爆睡して起きた直後の頭が怪しげな電波を受信したので投下します。

機動戦士ガンダムSEED逆襲のシン
Mersenary of red
request17EX 『泡沫の夢』


「ん……ここは?」
シン・アスカが目を覚ましたのは辺り一面草木も無い荒野だった。
「あれ? 俺は確かプラントで、インパルスエクシードに?」
意識を失う前はアーモリー1にいた筈なのだが、状況が理解できず思わず首を傾げる。

「目を覚ましたか」
声の方向へと振り向くと、そこに立っていたのは、ボロボロのジーンズに、汚いノースリーブを着た頭を禿散らかした汚いおっさん。
「あんたは?」
正直関わりたくなったが、他に人もいないので仕方なくシンは男に問い掛ける。
「私はお前が乗っているグフクラッシャーの精。 今日はごいすー頑張っている君の為に一つだけ願いを叶えに来ました。 さあ願いを……」
「じゃあ世界平和で」
自称グフクラッシャーの精に即答するシン。
「うん。 それ無理。 精霊の力を超えている」
「役に立たねえなぁ……」
首を左右に振り、大きく否定する自称精霊に、心の中でやっぱり禿散らかしてる奴は駄目だな。と呟き、シンは立ち上がる。
「じゃあさ、アーモリー1に帰してくれよ」
ふと辺りを見渡すも出口らしき物は見えない。
「ふふふふふ」
だが、自称精霊はシンの言葉に耳を貸す事無く不気味な笑みを浮かべる。

「おーい、聞いてる?」
「フハハハっ! そうはいくか! お前は一生この世界でクレジット三番目の男として過ごすのだ!」
シンが自称精霊の顔を覗き込むと、自称精霊の態度が一変。
周囲の景色がスタッフロールへと変わる。 無論クレジットはキラ・ヤマト、アスラン・ザラに続く『三番目』だ。
「い、嫌だー!」
本編のトラウマがリバースしたのか、顔が引きつり狂乱し始めるシン。

「叫ぶな、騒々しい」
「……五月蝿い」
グシャッ!
聞き覚えの無い二つの声と共に何かが潰れた音がした。
何が潰れたかは自称精霊の声がしなくなった事から言うまでもない。
だが見たらトラウマが増えそうなのであえてシンは無視を決め込んだ。
「あ、あんた達は?」
その場に現れたのは髪から靴まで赤い女性と白と青のドレスを着た黒髪の女の子だ。
658MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/01(水) 17:30:00 ID:???
「やれやれ、一寸目を放したと思ったらこれだ。……世話が焼ける」
赤のロングコートを纏い、まっ平らな胸、中性的な顔立ちで髪から目の色まで赤一色の女性は呆れ顔で大きく頭を振った。
「……あいつは偽者。 この人がシン・アスカ?」
一方、黒髪の少女ははちきれんばかりの胸をドレスに押し込め興味深そうにエメラルドグリーンの瞳でシンを凝視していた。
「はぁ、すみません……ところでどちらさまですか」
反射的に謝るとシンは見ず知らずの二人に聞いた。
「全く、君は人情のない男だな。 いい加減付き合いも長いと言うのに。 ま、いいさ。いつもの事か」
「……最低」
二人の呆れ果てた、冷たい視線がシンに突き刺さる。
「……本当に申し訳ない」
取り敢えず頭を下げるシン。
そんな事言われても本当に覚えがないから困る。
「謝る位ならさっさと帰って来てくれ。 君がいないと退屈でたまらん……ああ、コニールが痺れをきらす前にな」
「……その前にプラントでしっかり仕事して貰わないと困る」
「あんた達一体」
近しい者しか知り得ない情報にシンは驚きを隠せなかった。
「言い忘れた、私は他の機体との浮気なら少しは見逃すぞ。 誰かと違ってな」
「……なんか余裕。 私なんて相手にならないと思ってる?」
「ふふん。 年季、四年間の重ねた月日の違いさ。 それに君やコニールやルナマリアがどれだけ頑張ろうとシンが『赤鬼』を名乗っている限り私から離れる事は出来ない運命なのさ」
「くっ……汚い。 でもまだこれから……」
当事者たるシンを放置して謎の女性二人の諍いは続く。
「四年? もしかして、お前はグフクラッシ……」
「ようやく気付いたか」
「……真性のニブチン」
二人は満面の笑みでシンを見る。
「……ところで此処にはクーデレのAIはいないのk」
「死ね。 とまでは言わないが、骨の二、三本折れろ」
「……もげてしまえ」
シンの言葉に満面の笑みから恐怖すら感じさせる邪悪な笑みを二人は浮かべる。
そもそも笑みとは獣の牙を剥いた姿を起源とする物らしいのである意味先祖帰りと言えるか。『お・! ・・・・きろ!』
「何だ、今の?」
そんな事を考えていたシンの耳に聞き覚えのある声が聞こえた。
659MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/01(水) 17:37:35 ID:???
「ん、もう時間か。 最後に一つだけ言っておく、必ず生きて帰って来なさい、シン。」
「……次は私のターン。 ずっと最後まで」
グフクラッシャーとインパルスエクシードの声が遠くに聞こえ始めたと思うとシンの意識は深い闇へと落ちていった。


「おい! アスカ起きろ!」
「えっ!?」
次の瞬間、局長の怒鳴り声でシンは意識を取り戻した。
「調整の最中に寝る馬鹿がいるか!」
「す、すみません」
(あれは夢……だったんだよな?)
シンはコックピットを開くと乗機の頭部を覗き見る。
インパルスエクシードはシンの問いに答える事はなく、そのエメラルドグリーンのカメラアイはただ虚空を映し出すだけだった。



以上です。
起きて数時間後にこんなネタが浮かんだ自分の頭はもう駄目かもしれません。
多分ディ○イドとヒラコーの所為です。
660通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 17:52:56 ID:???
>>657-659
ヒトとして駄目!
SS書きとして良し!
思わず「軍艦越後の生涯」を思い出してしまいましたよあたしゃ

しかしインパルスの、そしてデスティニーの魂はどうしてるんだろう
661通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 18:12:42 ID:???
案外枝豆つまみながらビールかっくらってるかもよ。
662通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 18:25:02 ID:???
むしろ人間ボディって事で何処ぞの化け猫よろしく炒飯作ってるかもよ?
663通常の名無しさんの3倍:2009/07/01(水) 20:25:25 ID:???
ザ・ビーストモードのルナマリアが、
これが最後の一枚だと言ってシンの服を破り捨てる

こんな電波受信しますた
664通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 00:18:51 ID:???
最初の精霊は絶対見た目ハルコンネンだろwww
シン、AI萌えの症状は重度のメタトロン汚染の恐れがあるぞ。

この俺の様に!
665通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 08:15:48 ID:???
アヌビスとは懐かしいなw

シンの不幸っぷりはダイでハードなブルースといい勝負なような
666通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 10:24:41 ID:???
>>663
それはザ・ビーストというよりただのケダモノだ

・・・・・・・ルナマリアがベッドで煙草の煙をぷかーっと吐き、その傍らで
顔を覆ったシンがうううっと泣いてる幻影が見えた

そして部屋の外では順番待ちの連中が・・・・・・・
667通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 11:36:24 ID:???
シン逃げt(グシャッ
668通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 14:53:09 ID:???
ハーイ!ではこちらから胸の小さい順番で並んで下さいね!
669通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 15:19:00 ID:???
そこ、他人を無理矢理前に押し出そうとしない!
670通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 15:48:21 ID:???
しかし、ほかの連中より早くシンの相手をしたいのも本能な訳でw
671通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 16:10:54 ID:???
>>666
・・・・・・・ルナマリアがベッドで煙草の煙をぷかーっと吐き、その傍らで
顔を覆ったシンがうううっと泣いてる幻影が見えた

GJ!
672通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 17:12:42 ID:???
>>666
で、傍らの花瓶に生けてある椿の花が一輪、ぽとりと落ちるんですね
673通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 18:22:13 ID:???
おい待て貴様等、いつの間にかシンがあそこやあそこみたいな絞られ役になってんぞw
ここのお色気要素はシンをめぐるヒロイン達のわっふるわっふるにあるのではなかったのかッ
年齢相応の健康発育や色々もてあましてる熟女はもとより、たとえ絶壁社長や筋肉女帝であれ
萌えるべきはあくまでも女性陣のはずであr(ガイガーカウンターが振り切れてこれ以上は判読不能)
674999 ◆Op1e.m5muw :2009/07/02(木) 18:26:03 ID:???
つまり勢いで受信したピンクなものは消していいんですね?わかります
675通常の名無しさんの3倍:2009/07/02(木) 18:35:27 ID:???
>>674
断じてNO!
愚かな>>673の最期はつまり即ち受信分をどんどん発信するようにとの
警告にほかならない。
という訳でわっふるわっふるわっふるわっふる(エンドレス
676通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 00:06:10 ID:???
わっふる!(そんな!)
わっふるるわっふるふる!(消すなんてもったいない!)
677通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 02:06:17 ID:???
俺の師匠が言っていた。
他人が喜ぶことをしてはならないという法律はない!と
わっふるわっふる。
678通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 12:18:32 ID:???
>>660
ここも含め、いろんなスレでダメな子扱いされ続ける本家運命さんはどんなキャラになるんだろうか
679通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 12:59:41 ID:???
>>678
らきすたのみゆきとかハルヒのみくるみたいな過剰搭載キャラ
680通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 13:01:55 ID:???
>>678
パッと見完璧超人だけど実は隙有りまくりで想定外の事態に合うとハワワになっちゃう駄目な子
681通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 13:20:51 ID:???
>>678
燃費が悪くて食った物が何処に消えるのかわからない大食い。
かつ純粋でアホな子
682通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 14:04:31 ID:???
つまりルルーシュと張飛か呂布(恋姫版)を混ぜるとデスティニー娘になるのですね
683通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 16:00:35 ID:???
そんなデスティニー娘をストーキングしまくって、最後には傷物にしてしまったインフィニジャスティス



………………貴様には淫者のあだ名が相応しいわ!!
684通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 16:08:19 ID:???
吹いたw
クラウザーさんGJ!
685通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 17:30:02 ID:???
定期的に気持ち悪いヤツが湧くのはなんでなんだぜ?
686通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 17:35:49 ID:???
なんか嫌な予感がする
当たってないことを祈る
687通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 18:01:59 ID:???
この感じ、まさか……いや、なんでもない。
きっと、気のせいだ……
688通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 19:40:19 ID:???
>>681
それなんてデス子?
689通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 20:02:01 ID:???
>>688
デス子以外にイメージがわかないのさ
690シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:03:53 ID:???
唐突でゴメンナサイだけど、自分も書いてみたものを投下したいと思っとります。
もしだめだという声がなければ様子見て落とします。よろしくお願いします。
691通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 20:11:26 ID:???
ようこそ新たな職人。
いつでも投下してくれ!
692シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:15:41 ID:???
許しをいただけたので、では

                  『毒持つ蝶よ 棘持つ華よ』

 海を見渡せる小高い丘。髪をさらう潮風が心地よいアクセントとなっている。空は緋の
グラデーションで染め上げられ白い雲も今だけは濃淡様々なアカに染まり空を飾りつけた。
人を魅了してやまないなんとも美しい夕焼けの日。
 刻一刻と色が移り変わっていく、そんな一日の中でも希少な時間・・・

 昼と夜の交差する斜陽の狭間に、二人は出会った。

 あたりに人影のない静かな丘より海を眺めている女性が一人。そんな女性にラフな服装
をした一人の青年が近寄っていく。まっすぐに近付いて行くその足取りが、青年の目当て
が決して夕日などではないという事を物語っていた。
 女性も気付いているのだろう。タイミングを見計らって振り返ると同時に青年も立ち止
まった。近すぎず、かといって遠すぎもしない・・・さじ加減一つでどうとでも転ぶ、そ
んな距離。微妙な均衡の様なものが生まれた雰囲気の中、青年は軽く注意でもするかのよ
うに言葉を発した。
 「あんたみたいな重要人物がボケっとしてるもんじゃないぜ。」
 青年の瞳は今日の夕日を映したような深い緋色の瞳。今女性の背後にある太陽の種火を
与えられたかのようないずれ夜へと消えゆく激しい瞳だった。

 その瞳が向かう先は桃色の髪をなびかせたたおやかな女性。

 「・・・私を、殺しますか?」
 鈴を転がしたように心地よく耳に残る声。だがその内容は声に見合わない不吉さを醸し
出していた。彼女こそは今や世界にその名を知らぬ者はいないプラントの議長にして平和
の歌姫だというのに。
 しかし彼女の一言は仕方のない事だろう。穏やかな風に言葉を紡いではいるが、今目の
前にいるのは彼女にとっての敵の代名詞のような存在なのだから。

 「一言目からずいぶんな言い草だな。」
 問題の青年は白い肌、そして艶はあるがあまり手入れのされていない黒髪が特徴的であ
った。よく見れば確かに少年時代の面影は見てとれる。だが・・・その身に纏った雰囲気
が少年時代とのつながりを断絶させていた。紳士的な態度とは裏腹に立っているだけで滲
み出てくるものがある。
693シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:17:27 ID:???

 同一線上で繋げようにも今の彼は・・・・・あまりに険呑に過ぎた。

 かつては感情的だと非難されてきたそれはやすりに、砥石にかけられはるか鋭く研ぎ澄
まされた。ムラのあった感情は方向性を得て純化し、身も凍る殺意となり変わったのだ。
 研ぎ澄まされた感情は落ち着いたということではない。今も感情は凍ってなどいない、
なおも熱く心を焦がす。事実女性に話しかけた穏やかな言葉と裏腹にその内心は・・・ま
るで焼けた鉄だ。

 「悲しい事ですけど、あなたは私を嫌っているのでしょう?」
女性は無意識にそんな穏やかさの中に潜む彼からの敵意を感じ取っていたのかもしれない。

 「・・・・・・・・・・・。」
青年には彼女の落ちつき払ったその顔がひどく気に食わなかった。
 彼女を煌びやかに飾る幾つもの華々しい肩書。だがそんな肩書も青年の立場から見れば
容易に裏返る。
 彼女を崇め奉るもの、信者とも言い替えられそうな熱狂的な支持者・・・彼から見れば
誰も彼も吐き気を催した。今までもその実を伴わないうわべだけの小うるさい口をいくつ
も塞いできた。それでもうるさい言葉は止まない。いつまでも、いつまでも耳元で繰り返
す。
 なら・・・どうして、くれようか・・・・・


 「歌姫には歌姫にふさわしい幕引きがある。それはここじゃない。そんなの幸せすぎる
だろ?」
 それはあまりににこやかな問いかけ。
 「今日ここに寄ったのは俺の気まぐれだ。あんたの顔を見ておこうと思ってな。」

 いつまでその面を保てるのか 見せてくれよ・・・ そんな暗い愉悦が今の彼の胸中に
は満ち満ちていた。

 「モニター越しにならいくらでもあるんだけどさ、やっぱ直接間近で見なきゃわかんな
い事もあるからな。」
 そういって青年は女性の顔をじろじろと無遠慮に見つめた。

 「あら、あなたの目から見て私はどうでしたか?」
694シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:19:07 ID:???
他人の視線には慣れているのか、シンの無作法を特に気にした様子も見せず女性はむしろ
親しげに問いかける。

 「ん? ああやっぱり俺の選択は間違ってなかったよ・・・直接会ってみて確信できた。」
皮肉を込めた言葉と共に青年は身を翻した。
 「・・・・そう、ですか・・」
女性は青年の返答にどこか悲しげに眼を伏せる。
 両巨頭の邂逅。その邂逅はわずかに数分で終わるかと思われた。だが、青年は数歩歩い
た先でピタリとその歩を止めた。そしていぶかしがる彼女に振り返らぬままにたった一つ
の単語を投げてきた。
 「やめとけ。」
 「なにを・・?」
内容が漠然とし言葉の示す範囲が広すぎる。彼の発言が何を指しているのかすぐには理解
できなかった。

 「10人程度じゃ俺は殺せない。」
その一言につながるまでは。


 「「「「「「「ッッ!!!!!!」」」」」」

 いくつもの心臓が跳ね上がった。その一言はそれだけの衝撃を含んだ一言。ひそませて
いたSPの人数に合致していた。
 「はあ・・・」
青年はこれ見よがしにがっかりしたように溜息をつき片手で頭をがりがりと掻き毟る。
 「ちょっと挑発されたくらいで、あんな殺気をだだ漏れにするような半端者程度があん
たの護衛か?」
その口調には失望のほかに明らかに嘲るような響きが混じっていた。

 目に見えぬ・・・耳にも聞こえぬ動揺の波が静かに人の心に波紋を落とす。

 青年の眼が不意に細まった・・・かと思うと、周囲の温度は急激に落ち込んだ。
 「使えねえな。」
侮蔑のつぶやきは殊更彼を酷薄に見せた。

695シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:20:52 ID:???
 その一言を引き金にそこかしこからオートマチック拳銃のスライドを引いた音がしてく
る。この場には一転して暴力の匂いが漂った。

                       ***

 青年にもその音が届いているはずなのだが彼はいまだ何の動きも見せていない。
 (ふん、凄腕とのことだが・・・所詮持ち上げられただけの男だろうが! ラクス様と
我らを侮辱した罪、その命で贖ってもらおう。“当初の予定通り”にな。)
 いの一番に岩影から飛び出しトリガーを引こうとして・・・標的たる青年と目があった。
彼の顔に張り付いていたのは嘲笑。まるで自分が来るのがわかっていたかのように体ごと
こちらに向き直り、それどころか腕さえ組んで睥睨していた。
 (・・ッ!・・なぜ?!)
止まる・・・体が停止する。予想のものとまるで違う姿に・・・そして何より見透かされ
る感触に体は戦慄と共に硬直した。
 青年は腕組みをほどきこちらに向かって“ゆっくりと”歩いてくる。銃を向けられると
いう彼の置かれた現状を鑑みるにそれはあまりに常軌を逸した行動だった。
 「な、なめてんかッッ!!」
怒りと共に硬直は解けた、もう引く指に躊躇もない。
 引き金を引くのはいい、ただあまりに遅い。愚かな選択だ。彼を一足の内に飛び込める
位置まで近づけるラグをつくってしまったこと。それはあまりに致命的だ。

 シンアスカの視界に入るという事・・・それは表情、呼吸のリズム、筋肉の動き、視線
の向く先、そのしぐさの細部までを見通されるという事。
 彼にとって・・・戦場に身を置き続けてきた彼にとって、銃を向けられるというのは至
極当たり前のこと。そこに何一つとして慌てる必要などない。濃密な経験が彼にありとあ
らゆる対処を可能にした、すでに勝利は約束されている。
 今の状況において何に注意を払えばいいのか、答えのすべては自分の内にあった。戦場
の空気も、人の体の構造もとうの昔に熟知している。

すでに術中

 銃を向けている相手に向かい歩くという青年の行動は男の行動範囲をさらに狭めていた。
激昂しての発砲はタイミングをさらに単純化させたのだ。男の体はいたるところから主張
している、今から撃つぞ、と。

あまりに変わらない彼らの行動に笑みすらこぼれる。
 「あんたら・・・救えねえよ。」
696シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:23:34 ID:???
かわす事など造作もない。そして2発目はもう・・・ない。
 発砲による意識の間隙を縫い瞬時に沈みこんだ体は、地を這うように男の懐に滑り込ん
だ。彼我の距離は瞬時に埋まり、拳はみぞおちに突き刺さっていた。
 「ごはぁッ・・ッ!!」
胃液を吐きながら落ちゆく意識がかろうじてとらえたのは・・・自らの銃を奪う悪魔の姿。
 「俺の銃で・・・」
そこまで言って意識は落ちたが、言葉の続きなら容易に想像できる。
 “俺の銃で・・・仲間を殺すつもりか?”
 「そうだよ。」
もう聞こえていないであろう男に・・・いや、それどころかもう2度と会う事もないであ
ろう男。だからこそ律儀に言葉を返した。

 青年は気を失い崩れおちる男の身体を抱えたそのままに、自ら的になるかのように悠々
と障害物のない場所へと歩み出た。しかし銃撃は来ない。これ見よがしに隙を見せている
相手に、ただの一つも。
 「どうした、撃たないのかよ? 俺は撃てるぜ。」
気絶した男を盾にしたままに青年は呆れたように棒立ちの男たちを撃つ。適当な照準で放
たれた弾丸は数人の手足の機能を奪うにとどまった。
彼らはすぐに元いた物影に身を隠す。
 「あの野郎ッッ!!」
忸怩たる思いであった。ラクス様を守るための盾である身体はあろうことか犯罪者を守る
ために無様をさらしている。寝食を供にした仲間が、笑い合った仲間が! 彼らにとって
これ以上の屈辱はなかった。

 「どうした撃ちづらいか? そうだよな・・・清廉潔白な歌姫の護衛が捕らわれた仲間
を気にしないで銃を撃ちこむなんてやっちゃいけないよな・・・」
呆然と立ち尽くしているラクスをチラリと見やり理解を示したような言葉を吐く。
 「本人もみていることだし・・・なら、少し撃ちやすくしてやるよ。」
青年はそういったかと思うとひどく優しげな目つきで抱きかかえている男のこめかみに銃
をあてがい・・・そして・・・
 「や、やめッ・・!!」
タァァン・・
叫びもただ空しいだけ。懇願? だから? 青年はなんのためらいもなく発砲した。
 (皮肉だな、あんたらが教えてくれたんだ。ためらいは仲間を殺すってな。)

697シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:25:47 ID:???
ドサッ・・
黒服の男が地面に倒れ伏し、仲間の数人が一斉に各所から姿を現す。
 “この男は生かしておいていい人間ではない!”
彼らはもう任務の枠を超えた使命感じみた覚悟と共に飛び出した。

ニィ・・
笑みと共に鋭い犬歯が覗く。
 「どこまでも期待を裏切らないいい人だな、あんたらは。」
青年は足元に転がる物言わぬそれを化け物じみた脚力で蹴り飛ばす。一人のSPが頼れる
先輩であった彼を反射的に抱き止め支えきれずに倒れこんだそのとき、彼はそれに気付い
てしまった。

チッチッチッ
 「え・・・?」
狐に化かされるとはこのようなことだろうか? 呆気にとられひきつり歪む表情。彼が見
たのは・・・
 「嘘だろ・・・こんなの人間の所業じゃねえ・・」
蹴り飛ばされた男の胸にあったのは、無情に破滅への時を刻む秒針。――人間爆弾と化し
た同僚の姿。
 「ブービートラップってやつだ、じゃあな。」
何の温度も感じない別れの言葉。
 「みんなッ逃げッ・・・」
 最後の言葉は爆音にかき消された。受け止めた後輩、そして折り重なった形になってい
る後輩のフォローに彼らの近くに寄った数人が、諸共に爆発に巻き込まれ炎の中に姿を消
した。

 (あ、ああ、あの野郎! 仲間を抱きかかえて盾にしている間に小型炸薬を仕込んでや
がった!!)
 煮えくりかえったハラワタ。大切な仲間、それを一度に奪われた。仲間意識をこそ利用さ
れたのだ。許せるはずもない。
 (ゆるさねえ・・・必ずあい・・)
 「あんたもさ、そっちにばかり注意を向けてちゃ護衛は務まらないだろ。」
全身を氷漬けにされたような焦燥! 言葉にも温度はある。彼の耳に届いたのは死神纏う
極北の風。下方からぞっとする言葉が届けられた。
 全身が粟立ちアラートをかき鳴らす! とっさに急所を守ろうと動き始めるが・・・そ
こで終わりだ。彼の拳はなお速い! 地をしっかりつかんだ足より腰に伝達したエネルギ
ーは背筋を巻き込み加速に加速を重ね、機械じみた正確さを持って顎をぶちち抜く!!
698シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:27:21 ID:???

 結果など語るまでもない。男はあっさりと体の自由を奪われていた。しかしそれでもせ
めて警告を。

 「こ、こにッ・・」
グチュ・・・
 喉を、握りつぶされた。
 「グェ・・」
激痛が身を蝕む! 体の自由を奪われた現状において眼球だけが動き偶然にも青年の顔を
とらえた。
 その瞬間、痛みも忘れた。
 紅いのに…あんなに紅いのに、氷よりなお冷たい瞳。そんな矛盾をはらんだ瞳が見下ろ
してくる。意思はもう声にならない。仲間を守るための警告の声は風に散りただヒューヒ
ューと空気だけが漏れる。
 炎を囲んで周囲にいる仲間の眼と鼻の先で自分は死にかけている。それなのに・・・そ
れなのに、誰も“気付いていない”
 爆発の余韻がこの危機的状況の認識を遅らせた。

それは本当にわずかな時間。だが青年にとって生死を分かつに余りある時間。

 たった今、爆風を浴びながら青年の口元が歪んだ・・・それが男の見た最後の光景・・・
その瞬間にあっさりと天秤は傾き勝敗は決したのだろう。
 奪い取った2丁の拳銃からマガジンに残された弾丸の数とイコールの炸裂音!

 虚ろな空、群雲流るる紅天に、音は高らかに鳴り響いた。


続く
699シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/03(金) 20:28:10 ID:???
9000字くらいあるんで今回は半分くらいを投下。後半は気分が向けば明日ごろなんと
か。この話は未来のラクスちゃんとシン君のもしかしたらこんな一幕って感じの話です。
やっちゃったって感じだけど、単発だから許してください。
700通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 21:38:58 ID:???
も、もしかして某避難所のシロさんですか?!

GJです。 このシンはいったいどんなシン何だろうか? 楽しみです。 ラクスも綺麗なラクスか? 後半に期待
701通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 22:13:13 ID:???
GJ!
ガチで上手いと思うSSは久しぶりに見た気がする。
702通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 22:27:27 ID:???
久し振りに純然たる逆襲シンという感じで、まずはGJ!

このシン、クール過ぎてヤバいわ〜。続き楽しみに待ってます!
703通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 23:04:28 ID:???
しかし、きれいなラクスというのはかなりの希少価値だよな。
きれいなラクスばかりだったら他のヒロイン達の出番は……

おや、誰か来たようだ……
704通常の名無しさんの3倍:2009/07/03(金) 23:11:14 ID:???
綺麗なラクスって、それはラクスなのだろうか……

何の気無しにとあるクロスSS読んでたら、
ネタとして改造プランAが下半身、ソードになるビームクロウとか言っててフイタw
いやー、アレはたわわなフルーツが盛りだくさんですばらs……
705通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 02:03:13 ID:???
GJです。
シンがこうならざるを得なかったってことで、ラクスは暗黒女帝だと思うのだが・・・。
706通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 08:49:36 ID:???
綺麗なラクスと聞くと、真っ先に某スレのバカピンクが浮かんだなw

まあ、あのSSでもすげ代わっている奴がアニメ以上の鬼畜だが
707通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 09:31:30 ID:???
因縁のラクスも綺麗とはちと違うが、黒くはない
708通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 10:15:13 ID:???
マトモなピンクはアムドラクロスや阿部さんSEED種死編後やここにも一応あったな
709通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 10:42:40 ID:???
まともなピンクはアムロだろ。
710通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 11:12:29 ID:???
>>707
あの話は凸もまともだな
二人ともキラがぶっ壊れたんで、やっと自分の間違いに気がついたっぽいが
(本編で描写されなかった魔乳やムネオにバカガリも結構まともだったかもしれん)

>>708
阿部さんの方のラクスはとにかく目立ちたいという子供の様な動機で介入してた
(最終的にはキラに怒られてまともになったが)けど、そっちの方が本編ラクスより好感持てる俺
711通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 12:34:28 ID:???
>>710
ガチホモになったキラを手段はアレだがノンケに戻したのは評価すべき
712通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 12:34:58 ID:???
なのはスレにも白ラクスがいたな。

アレは、プラント議長就任後にキラともども自分の馬鹿さ加減に気付いて、
四馬鹿全部表返ってっていたが……。

平和より大切なものは無い…と、ラクスにしたがってドサ回りしていたシンが、

厄介な案件概ね片付く→ラクス貴下の馬鹿に謀殺されかかる→異世界へ

の流れで別の世界に行った後、あの世界はラクシズが頑張ってるから、
もう俺の居る場所は無いとか言い出すのが新鮮だった。
713通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 13:47:43 ID:???
つまり、本編どおりの下着が黒な黒ラクスと白い下着の白ラクスの二通りのラクス
がいるわけだ。もっと詳しくするならピンク下着のピンクラクスも…
とおや?歌が聞こえて…
714999 ◆Op1e.m5muw :2009/07/04(土) 16:14:26 ID:???
 シン=アスカは落ち込んでいた。最終回で裏切り禿に彼女をフルボッコにされて精神的に動揺させられ…まぁ前振りなんかどーだっていいよね(・ω・)
 だから彼女のルナマリアはシンを慰めたかった。シンの部屋についた時そこはどよ〜んとした空気に包まれていた。ちょうど浮気ばれた999のように。
 ルナマリアはゆっくりシンのそばに近づき、シンの隣に座った。ちなみにシンは部屋のベッドに腰掛けている。自分の部屋に入ってベッドに腰掛け、隣に座ったらフツーやるよねオッケーだよね。
 だが今のシンは、そんなことは関係ないくらいの暗黒面。ルナマリアがシンに寄りかかる。
「ルナ、俺から離れて良いんだぞ、無理する必要…」
 シンのウジウジな言葉にルナのアホ毛が反応する。ルナは己の脳裏にアホ毛が水面に落ち、弾けるイメージが浮かんだ。
 ルナがシンを押し倒す。シンが抵抗するがルナにとってそれはスパイスだった。そしてシンの服をはぎ取り熱いキスをする、そして〇〇〇〇を□□□□□し△△△△を激しく※※く、シン自身が〇ちルナ自身を獰猛に☆☆☆☆☆させられた。
そして横たわるシンに(自主規制)する。シンの意識とは裏腹に(放送禁止用語)はルナの(野田聖子議員がご立腹なようですので削除されました。)し激しい動きが(アグネスチャンがお怒りのようですので削除されました。)だった。
 全ての行為がおわった後、シンはベッドで放心状態になっていた。
「ふ〜タンノーしたわ〜。さすがに六回戦ならシンも元気になるわよね♪」
 つやつやしたルナの声がシンの耳に響いた。
715通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 16:17:29 ID:???
基本的にオフィシャルなラクスは綺麗で純粋ですよ

もっとも「純粋に歪んでる」のだけれど
2・26事件起こした軍人とか「男も女も老人も赤子も家畜も、命あるもの全てを殺し、
形あるもの全てを破壊した。我等は踝までをその血に浸した。偉大なるヤハウェの命じたとおりであった」な
十字軍騎士みたいな純粋さ
716通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 16:19:08 ID:???
>>714
何やってんだw
717通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 16:37:20 ID:???
シン「うわぁ、や、やめてくれぇ」
ルナ「へっへっへ、ウブなネンネじゃあるめぇし」
718999 ◆Op1e.m5muw :2009/07/04(土) 16:49:41 ID:???
2日前に投下しようとしたらアクセスできなかったので今の投下になりました。 
昨日も投下できなかったんだよぅ。 
では酒が切れたのでかいにいきます
719通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 17:58:04 ID:???
>>718
茶噴いたwww

>>715
散々戦場で好き勝手に暴れ回ったのに責任もとらずに隠居し
また出て来てもプラントの血税でできた(設計された)和田隠者をパクって私物化する不埒者が純粋か?
720通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 18:00:55 ID:???
>>719
純粋混じりっけ無しの悪ってのもあってな
721通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 18:12:18 ID:???
マックィィーンですね、わかります
722通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 18:22:37 ID:???
周りが肯定するからな
ひょっとしたら、親父が殺されたのは凸の親父がトチ狂ったからで(遅かれ早かれ始末されたろうけど)
自分の行動にも責任があるって認識してないんじゃね?

もしそうだったら、男追うために戦艦動かしてそのせいで敵を避難民のシェルターの上に誘導しちゃった挙句
守るどころかバリヤーで押しつぶして挙句に見殺したと認識しているどこぞの艦長みたいだが
723通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 18:24:03 ID:???
純粋な悪の心でスーパーサイヤ人になった人もいるんだよね…
724通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 18:33:42 ID:???
DB屈指のツンデレさんが「か、勘違いしないでよ!俺は純粋な悪なんだからね!(意訳)」
とか言っても説得力ねぇッスwww
725通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 18:48:46 ID:???
新しいSS投下したいんですが、宜しいでしょうか?
文章下手&恋愛要素多し&少々下品?
でも宜しければ9〜10時ぐらいに投下したいと思います。
726通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 18:50:21 ID:???
おk
727通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 19:49:14 ID:???
ちょっと待て。混乱してきた。
また新たなチャレンジャーが登場したが、これで現在連載中の職人っていったい何人になったんだ!?

728通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 20:32:03 ID:???
短編、ネタ除くと今更新中なのは
なんとなく氏
MOR氏
傭兵氏
999氏
ライオン氏

で、あとジオン公国の人やLP氏もネタ書いてて、シロ氏が昨日短編投下して。
これにGSC氏や、名無しの職人達も加える…多い。
729通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 20:52:57 ID:???
取り敢えず二話以上投下している書き手さんは
GSC氏のレッドインパルス
19氏の本編&ロミナママン生存ルート
MOR氏の赤鬼シン
ライオン氏の親バカシン&娘ステラ
傭兵氏の古城シン
なんとなく氏の首領アスカ
360氏の竜宮シン
999氏のミユタン
シロ氏 NEW!
の計9人

長編が完結しており、確実に潜伏しているLP氏、光芒氏を含めると11人

詳しい内容は他の人に任せる
730中身:2009/07/04(土) 21:37:09 ID:???
>>725です。なんとかおkな様なので投下します。
731red eyes:2009/07/04(土) 21:38:08 ID:???
序章


・・・遅い。
見渡す限りの荒涼とした大地、それを見下ろす様に黒と赤の狩人が疾走する。
獲物は前方を滅茶苦茶な軌道で逃げ回る緑の巨人。狩人の片割れ、黒いグフが右手に保持したビームライフルを連射する。
出鱈目な狙いに見えたそれは、しかし初弾で緑の巨人、ザクの進行方向を妨害、2射目で右スカートに装備されたグレネードを撃ち抜いた。
脇腹辺りで起こった爆発によってザクの動きが止まる。
「貰ったっ!」
間髪入れずに狩人のもう一方、深紅のグフが隙だらけのザクに大上段に構えたビームアックスを振り下ろす。
フライトユニットを切り裂かれて自然の摂理に逆らえなくなったザクを、黒いグフのスレイヤーウィップが捕まえた。
『ご苦労様、それで最後だ。クライアントも喜んでるよ』
コクピットの中に顔よりは幾分か若い男の声が響く。
「了解・・・ルナ、お前も持ってくれ。1機じゃ重い」
ルナと呼ばれた深紅のグフのパイロットは、足を捕まえられて逆さ吊りにされたザクと、人でいう所の口の位置に付いている放熱口から「グフ〜」と音を出して過負担に苦しむ黒いグフを見比べて溜息を吐いた。
「シン、あんたね〜。捕まえるって言ったら普通腰でしょ腰」
そう言いながらザクの腰にスレイヤーウィップを巻きつける深紅のグフ。
「煩いなぁ。落とすよりは全然いいだろ?」
シンと呼ばれた黒いグフのパイロットは恋人の言に顔を顰める。
「あっホントに重い。装甲厚くしてその上空飛ばそうなんて虫が良すぎよ」
「無視ですか」
「あ〜、んにしても暑いわね〜。早く帰ってシャワー浴びたい」
「シカトですか」
仕留めた獲物をぶら下げる狩人の後ろ姿は勝利のVサインに見えないこともなかったが、それにしてはあまりに間抜けな風景だった。


C.E.80、世界はラクス・クラインが議長としたプラント、カガリ・ユラ・アスハが首領を務めるオーブの二巨頭と、カリスマの不在や度重なる敗戦により勢力は劣るものの地球圏最大の支配地域を誇る地球連合の3つの勢力によって危うくも尊い平和を保っていた。
732red eyes:2009/07/04(土) 21:39:34 ID:???


「二人共お疲れさん。はいコーヒー」
「お、サンキュー」
「ありがと」
現在の家であるピートリー級グリッグスに帰還したシン・アスカとルナマリア・ホークはハンガーでヴィーノ・デュプレからコーヒーを受け取っていた。
ルナマリアがコーヒー好きになったのはシンの部屋で過ごす時間が増えたからだとクルーの間ではもっぱらの噂だった。
「しっかし、9機相手によく無傷で帰ってこれたな」
そう言って沈黙した2機の巨人を見上げる。このMSはヴィーノの自信作だった。
黒いグフ、シン専用のこの機体は右腕のドラウプニル4連装ビームガンとテンペストビームソードを排除、その代りにインパルス用のビームライフルと、シールド裏にビームサーベルを装備、
シールドはテンペストを収納する必要が無くなった為厚みを増やし強度を上げている。加えて機体全体の装甲を薄くしてバーニアの出力も3割増に上げる事で凄まじい機動力を誇っていた。
対して深紅のグフ、ルナマリア専用機はシールドを排除、ドラウプニルを大型化、威力精度共に性能が上がっている。シンの生死を賭けた必死の説得により大鑑巨砲主義から脱し、近接戦闘に目覚めたルナマリアの為に腰は近接戦用武装のオンパレードで、
テンペストを右に、ビームサーベル2基を左に、後ろにはビームアックスを装備している。駆動系の出力を大幅に上げたことにより、右手にビームアックス、左手にテンペストを同時に振り回すという荒業も可能である。
「だって唯のゴロツキよ?私達が負ける訳ないじゃない」
「整備不良でビームライフル故障してた奴もいたしな」
平然と答える2人に頭が下がるばかりだ。ザフト内での孤立を深めた元ミネルバクルー総出で始めた傭兵稼業も今年で4年目、今では宇宙艦、地上艦をそれぞれ1隻ずつ保有する中々有名な傭兵団に成長していた。
それもこれもパイロットが優秀だったからに他ならない。相も変わらず積載MSもパイロットも共に2つしかない小規模な代物が、ここまで伸し上がってこれたのは彼らのおかげだった。
「そういえば小遣い稼ぎに持ち帰ったザクに乗ってたパイロットはどうしたんだ?」
「んっ?現地住民に引き渡したよ」
「まぁ当然よね」
「そうだな・・・」
シンはガルナハンを思い出していた。嬲られる連合軍の兵士、きっとザクのパイロットも同じ目に合うのだろう。
733red eyes:2009/07/04(土) 21:41:13 ID:???
弱い人々を襲う連中を撃破しろ、という依頼の性格上仕方の無いことだがやはり胸糞が悪い。
なら人思いに撃墜すれば良いではないかと言われても、金が少しでも必要なのだから仕方ない。MSのジャンクは高値で取引されるのだ。
「じゃあシャワー浴びたいしもういくわ。機体宜しくね、整備長さん。」
ルナマリアが手をヒラヒラさせてルナがハンガーを出ていく。
「・・・お前だよお前」
ボーとしているヴィーノにシンがツッコんだ。
「えっ・・お、おう」
「整備長になって何年経つんだよ、頼むぜ。」
そう言ってシンも出ていく。
ザフトを抜ける際、プラントに家族のいる者の多くはザフトに残った。
マッド・エイブスも妻子持ちだった為ザフトに残り、年配者が多く抜けた整備班で長のお鉢が回ってきたのがヴィーノだった。
シンに言われた通り整備長になって大分経つが、未だにそう呼ばれることに慣れてないヴィーノであった。


依頼終了から数刻後、ブリッジには2人しかいないMS隊の隊長としてのシンが立っていた。
「さっそく次の任務ですか艦長」
「そんな不機嫌な顔しないでよ。まぁお楽しみを覗いた僕も悪いけどさぁ」
シンの前には艦長席に座るアーサー・トラインがいた。タリア・グラディス亡き今、艦の総指揮をとる当傭兵団、レッドアイズ傭兵団司令である。
ザフトを抜けてから成長したクルーは数知れないが、彼程成長した者は他にいないだろう。組織の長という立場が彼を強くしたのかもしれない。現にシンも3度程窮地を救われた。
レッドアイズという恥ずかしい名前も、元ザフトのスーパーエースを擁していると宣伝出来てよいじゃないかと彼が命名した。
「ほんとですよ。せめてボイスオンリーにしてくれないとプライバシーもなにも有ったもんじゃないですよ」
「あっプライバシーで思い出したんだけど、毎晩毎晩シンの部屋が煩いってクルーから苦情が来てるよ」
「!?」
ピシッと石になるシン。オペレーター席にいたアビー・ウィンザーの顔が真っ赤になる、他のブリッジクルーもニヤニヤしながらこちらを見ている。
「うちは女性クルーが少ないから殆どの男は自家発電で耐え忍んでいるというのにけしからんじゃないか」
734red eyes:2009/07/04(土) 21:42:05 ID:???
「そうだー!」と男性クルーの声が続き、アビーの顔には最低の二文字が浮き上がっている。ブリッジは完全にアウェイ、状況は不利・・・となれば。
「ごめん艦長」
「え、な・・にっ!」
シンはぐいっとアーサーの首根っこを掴むと・・・ブリッジから逃走した。


「君も随分立派になったよねぇ。僕が副長だった頃とは大違いだ」
咳をしながらアーサーはシンを見上げる。彼の言う通りシンは大きく成長していた。
23歳になった彼は、ボサボサ頭と生意気そうな真紅の瞳は変わらないものの、身長はアーサーを軽く超える180cm、ガタイも軍人にしては細いものの十分なものだ。そのシンが昔より幾分低くなった声で聞いてきた。
「俺をブリッジに呼んだ本当の理由はなんです?後、悪ノリのし過ぎは悪い癖ですよ」
大人になった彼に睨まれると中々迫力がある。というか完全にカツアゲの構図である。
「すまないすまない。あんまり君に嫉妬するクルーが多くてついね」
「ついでああいうこと言わないで下さい。アビーさんもいたんですよ?」
全く敵わない。成長したのは指揮力や胆力だけではないのが困る。
「まぁそれは置いといて。実は久々に長期依頼が入ったんだよ」
「受けるんですか?」
「ああ、衣食住は保障してくれるみたいだし金払いも中々良い。なにより最近ずっと移動しっぱなしだから息抜きも必要だろ?」
説明しながら小型の情報端末をシンに手渡す。依頼を受ける時は2人で決めることが多かった。正確にはアーサーが検討した依頼をシンと確認するといった所である。
司令としては、直接戦闘を行うシンの意見は貴重だったのだろう。その為、10も歳の差があるのにも関わらず彼らは仲が良かった。
「ふーん、町の護衛ですか。結構デカイですね」
「かなり情勢が不安定な所らしい。正規軍に頼んでそのまま基地化されるのも困るけど、下手な傭兵に依頼して町で好き勝手されるのも困るらしい」
「成程、それで俺達に」
傭兵は大体素行の悪いものだが、レッドアイズは司令の性格もあってお行儀の良い傭兵団として通っている。まぁ町の娼館は確実に潤うだろうが。
「不満はないね?」
「ええ、じゃあ手続きお願いしますね」
「ああ、おやすみ」
「おやすみなさい」と言いながら、後ろ手で振り返りもせずヒラヒラ手を振って廊下を歩いて行くシン。その後姿が本当に眠らせてもらえるのは何時になるのかなぁと不憫そうな顔で見送るアーサーであった。
735中身:2009/07/04(土) 21:45:02 ID:???
今回はこれで終了です。
初めての投下なので、何か不手際があればご指摘下さい。
736通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 21:57:11 ID:???
投下乙
さて長期依頼がいかにも裏がありそうでwktk
737通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 23:45:51 ID:???
アフターのアビーは大概スレてるが、このアビーは上品そうで(゚∀゚)イイ!
738通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 23:46:35 ID:???
GJ!
シンが微妙にドライなのはガルナハンでの惨状を知っているからなのか……
ミネルバ組の和気あいあいとした雰囲気がいいな
続きに期待してるぜ!
739通常の名無しさんの3倍:2009/07/04(土) 23:53:47 ID:???
しかしどこのSSスレも過疎化が著しいというのにこのスレときたら……
多分今一番書き手の多いスレじゃないか?何が言いたいかっていうと職人ズ愛してる
740通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 00:21:46 ID:???
中身氏GJです!

しかし、ルナに死亡フラグがたってるのは気のせいか?
741通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 00:26:16 ID:???
投下乙&GJです!
誤sy…じゃなかったルナマリアはやっぱり近接戦闘に変更ですか。
アビーのキャラが素晴らしいです!
742通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 04:27:27 ID:???
そういやここじゃガルナハンって大抵碌な目にあってないよな
743通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 08:07:34 ID:???
>>742
基本的にザフトを追われたシンが到着する所だし
そしてシンを異常に恐れるラクシズの狂信者共はシンを殺すための犠牲なんぞ顧みないし
人一人に対してABC兵器が投下されてないだけマシ……なのか?
744通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 10:20:26 ID:???
>>742
首領のだけ異常に発展場になっているが
745通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 10:46:29 ID:???
>>744
なんか胡散臭すぎる伝説まで出来てたからなw
それ以外の世界だと金的生誕の地、焼き討ち、盗賊の襲撃、蒸発と禄な目にあってないな。
コニール涙目。
……まぁ、その後食堂を営んでシンと同棲する話もあるからトントンか?
746通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 13:29:16 ID:???
>>744
ハッテン場とな?
747通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 15:16:22 ID:???
>>746
`¨ − 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ
      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´
           ̄ー┴'^´
748通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 15:17:49 ID:???
        , 'i´ヽ  ゙i'、              _/_
        i:::ヽ,:l__,l,.ノi         -=ニニi百i〈三ニニニ=
       |::::ヾ,| !|ソ:|        
749通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 15:45:37 ID:???
>>748
ジャックとゲド自重しろ。
……シン(特に傭兵やってる世界)の尻が危なアッー!
750通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 16:26:41 ID:???
大丈夫だろ
傭兵やってるシンは大方スタイル抜群の嫁さんいるんだk
751通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 16:54:30 ID:???
男女そろっていて お得ですね
752シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/05(日) 18:10:35 ID:???
こんにちわ。ちょっと用事があり昨日は無理でした。ごめんなさい。
それでは後半いきます。
753シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/05(日) 18:13:29 ID:???

 屈強な男たちが自ら作り出した血だまりの中に伏している。穏やかであったこの場に、
数時間前まではまるで予想できなかった光景がさらされている。
 「ラ・・クスさ・・ま・・・お逃げ、ください・・・」
 終始掌の上で踊らされた。たったひとりの男に・・・小さな拳銃に負けたのだ。用意し
てあった装備を生かす機会などまるで与えらなかった。それでもせめて倒れ伏したままで
もなお忠義を尽くそうと声を絞り出・・・
ガスッ
 「まだ生きているのがいたか・・・大したもんだな。まあ、あんたらの敬愛するラクス
様なら大丈夫だ。ここでは殺さないってさっき言ったろ? あんたらはただの犬死だよ。」
グリグリと頭を踏みつけていた足がはなれ男性の上に持ち上げられた。
 「生き残ったついでにちょっと付き合ってくれよ。」
そういった青年はあげていた足を猛烈な勢いを持って踏み下ろし、男の四肢を砕いた。
 「ゲゥ・・アアア・・」
四度、生理的嫌悪感を催す大きな音をたて男の手足は用をなさなくなった。そして屈んだ
青年は男の髪の毛を掴み自分の顔の前まで片腕で持ち上げた。青年と死にかけの男の視線
が交差する。
 「ウッ!?!」
思わず息をのんだ。男は知らなかった。こんな瞳は知らなかった。濁った血の色、その奥
にあったのは熱すぎて熱すぎて必ず自身も焼き払うだろうタガの外れた意志。きっと彼は
自覚してなお止まらないだろう。この瞳を前に勝てる道理などどこにも見当たらなかった。
 なぜ自分たちは・・・
 「大丈夫だ・・・もうあんたに手足は必要ないから。」

 「あ? あ・・・?」
 青年は手首だけで髪の毛を乱暴にひねりあげる事で、開いた口に新たに拾った銃を突っ
込んだ。信頼していた同僚の愛用の銃、今から自分はそれを冒涜した犯罪者にあっさりと
殺される。明晰な頭脳による理解は彼に何一つとして安らぎをもたらさなかった。
 ・・・ガチ・・・ガチガチ・・・
歯と銃身がかち合って音を立てる。
 ポタリ・・・
銃身に涙が一粒落ちた。その涙が悔しさか? 恐怖か? 知るすべはない。ただ一つの事
実は青年の表情はまるで動かないということだけ。

クイッ
トリガーがゆっくりと引かれた。
754シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/05(日) 18:15:02 ID:???

 音が聞こえる・・・ファイアリングピンが弾丸を叩く音までが知覚できる・・・できて
しまった。体の機能がすべて奪われた今、知覚だけが加速して恐怖をあおる。
たった今弾頭が分離した。薬莢が吐き出される。
 弾頭を回転させる事で命中精度を向上させるためにバレル内に備えられたライフリング
(溝)、そのライフリングによる旋条痕が刻まれる音までがこの耳には聞こえてくる。

 音が…音が…

タァァァァン・・・
グチャァ・・・

 乾いた音と水っぽい音が同時に弾け、抉られた肉片がボタボタと地に落ちた。
 マズルフラッシュが舌を焼き焦がし、銃弾が口内の柔らかな肉を喰い荒した。ただ
一直線に駆けた銃弾、そのあり方は彼のあり方にも似て・・・

 青年が軽く手を開けば、支えられていた物体は重力に逆らう事無く落下した。銃も、人
であったものも。
 「フン、マガジンの交換も必要ない相手だったな。」

                       ***

 ゆっくりと歩くシンの視線の先にいる彼女。ラクスの顔には男から飛び散った温かな血
がべったりと付着していた。
 「そっちの方が似合ってるぜ。」
狙ってやったのだろう男は酷薄に嗤う。

 惨劇・・・此度の惨劇は夜へと移り変わる瞬きの時間に起きた。知っているだろうか?
この時間こそは魔が潜む時間だという、人が魔に会う時間だという。

 然るに古来より人はこう呼びならわす。すなわち “逢魔ヶ時” と
実に正しい呼び名だろう。まさに今ここに極上の魔がいるのだから。

 移ろう時代よりまた一つ這い出できたもの。それが彼なのだろう。
ならばきっと今こそが “逢魔ヶ時代”

                       ***
755シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/05(日) 18:17:31 ID:???

<大胆不敵は歌姫か> 一人で出歩くと見せかけ、自らを餌におびき出すその度量。
<大胆不敵は魔たる獣よ> 罠と知りつつ飛び込むは、喰い破る自信が成せる業。
 
カラン・・・
 ラクスのショールを止めていたブローチが砕け、地面に落ちる。ひらりと風に舞うシル
クのショール。
 彼女の美しい肌には傷ひとつついていない・・・否、与えていない。


 自身の安全は確保されていた・・・はずだった。それが、今はどうだ? 何の冗談? 子
供だってもう少し現実的に考える。だが現実、世界の中心たる歌姫の守りのすべては剥が
された。丸裸にされ、紅い瞳に射抜かれている。
 今はただ一人の女とただ一人の男。

 無力な女 獣のような男

血と硝煙、そして人を焼く紅く紅い炎が彼の存在を引き立て主張している。
それは美女と野獣の邂逅 ひとつの形



カツカツカツ・・・
 甲高い靴音と共に青年は女性に歩み寄る。その手には何も持っていない・・・いないが
先程の戦闘行為を逐一見せつけられた女性には何の安心材料にもなりはしない。

 目の前まで歩み寄った青年は無造作にクイと顎を持ち上げ覗き込むように言い放つ。
 「あんたは計算高い・・・怖いくらいな・・。残念だったな、今日は単純な計算ミスだ。」
そう言って女性の頬を濡らす血を指ですくいその唇に塗りつけた。何より紅いルージュの
口紅・・・その姿はこの硝煙にまみれたこの場においてさえ彼女を神秘的に見せた。
 「死化粧にはもってこいだろ。」
青年は戦った事で多少気分も晴れたのか満足気につぶやくとくるりと身を翻した。
 「じゃあな戦乱の歌姫殿。これからはもう少しましなのを飼っとくんだな。」
去りゆく背中、興味も失せたかのように青年の歩みに滞りはなかった。
もうその背中を追う者はいない、術もない。今度こそその歩みは止まることはなかった。

                       ***
756シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/05(日) 18:20:29 ID:???

 夕日はもうすでにその姿を消した。警護の者を焼いていた炎もすでに消え去り辺りは薄
闇に沈んでいた 
 男が去ってそれなりの時が過ぎた。それでも女性は静かに立ち尽くす。あくまで表面上
は・・・


                    ・・・見逃された・・・

 守りのすべて剥がされ、丸裸にされなお見逃された。このラクスクラインが・・・たか
が一人の男に・・・僕たるコーディネーターに・・・

 年若くも今や世界の中心にいるといってもいい女性。彼女が行動を起こす時、自らの安
全は常に保障されていた。当然のことだ。わが身を顧みない勇気ある行動? 馬鹿な、ま
ず先に勝算あっての行動、そしてそこに安全の確保は鉄則。できないもの、読み違えたも
のから消えていく。
 彼女の計算が違ったことなどない。結果としてあるのが今の立場。称賛は常の事。称賛
を浴びるのではない、浴びて下さいと請われるのだ。誰もが彼女を必要とした。

 認めない者たちはことごとく消えていった。
                         仕方のない事です・・・世界のためなのですから。
 彼女の自慢のナイト達が彼女が望む以上に事を成してくれた。時に虐殺とも呼べるよう
な行動にさえ手を汚してくれた。
 でも・・・彼は生き延びた。粛清の地獄さえ潜り抜けて、それどころかその地獄の炎さ
え纏って・・・

 (彼は私を認めていない。これからもきっと認めてくれることなどないのだろう。)

 女性は両の腕でそのか細い体をかき抱く。
 耳元によみがえるのは彼の一言 “残念だったな、今日は単純な計算ミスだ。”
 「残、念・・・?」
うわごとの様に彼の言葉を繰り返す。その様は普段の毅然とした彼女からはまるで程遠い
ものだった。そんな彼女の胸に去来したものはなんだったのだろう? 恐怖? 怒り? そ
れとも焦燥?
757シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/05(日) 18:22:47 ID:???

                   ――シン・アスカ――
           今まで出会ってきたどんな人間とも違う人間

 自分の思い通りにいならない人間に出会って
          ラクス・クラインは・・・微笑んでいた・・・穢れなく無垢に、惑う程妖艶に

 何ら問題なかったはずの布陣。その計算のことごとくを乱したイレギュラーを前にして、
自分の中にも“イレギュラー”が生まれた。 それは恋とも愛とも違った突然の高鳴り。
 情熱的な視線を思い返すだけで意思とは無関係に口元はほころぶ。

 「予想とまるで違うというのも楽しいものなのですね。」

<あなたは私を認めない・・・でも気付いていますか? あなたと私の関係性>

射抜く瞳 痛みを伴う程に激しい激しい感情を内包した あの紅蓮の瞳
 「アハ…」
小さな戦場の中心でその胸は弾んだ。

<私の存在こそがあなたを・・・その瞳を産んだのですよ>


 「今日は本当に計算違いなことばかり・・・でも10人程度の命でこんな素敵なものに
気づけたのなら安いものです。」

         紅い世界でなお紅いあなた あなたと私二人きり

 「シン・アスカ・・・忘れませんわ。あなたが私の存在によって生まれたというなら、
あなたは私の子供。私はあなたの母ですわ。」
 そう言ったラクス・クラインの白く細い指が紅い唇をなぞる。ホゥ…と脳髄を溶かすほ
どに甘い甘いその吐息。そしてその蕩けた視線は壊れ地に落ちたブローチに注がれた。

 「そうですわね・・・今度のブローチは紅い紅いルビーにしましょう。」

758シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/05(日) 18:26:39 ID:???

        あの瞬間あなたが私を変えたのです 焼けた鉄の地肌で

母は受け止めましょう 子供の叫び、そのすべてを 
                              いらっしゃい いらっしゃい 愛しい子供。
                 
                   私を焼きにいらっしゃい
                いつでも抱きしめてあげましょう

                 次会う時はどんな関係かしら

                      ひざまずく?

                  彼が? それとも私が?

                   どっちが楽しいかしら

           ・・・クス・・・・・クスクスクス・・・・・・ああ・・楽しみ・・・・


                  今宵を飾るは 魔が2匹
 闇に沈んだモノクロの世界で2人の瞳だけが色を放つ
                      その色 禍々しく神々しく狂気に濡れて慈愛に満ちて

                 ああ聖なるかな 邪なるかな
                  血にまみれた世界の縮図

                      ああ 今宵
                  月が照らすは 人 2匹


                                                  FIN
759シロ ◆lxPQLMa/5c :2009/07/05(日) 18:28:25 ID:???
てへっ、やっちゃった。ほんとすいません、許して。書いててすごく楽しかったんだ。ち
なみに投下直前まで“ラクスちゃんとシン君のもしかしたらこんな一幕”ってタイトルだっ
た。・・・思いとどまってよかった。こんなラクスならたぶん惚れてた。趣味丸出しでごめんなさい。
760通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 18:43:01 ID:???
GJ

しかし、全然きれいなラクスじゃなかったw
761通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 19:06:19 ID:???
いや本編の白だか黒だかすらわからないネズミ色のラクスよりよっぽど綺麗じゃないかね
762通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 19:54:23 ID:???
GJ

>>760
何言ってるんだ
綺麗に真っ黒じゃないか!
763通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 20:23:32 ID:???
GJGJ!!

なんて良いラクス。実に綺麗な黒ですね、本編もこれぐらい傾いてれば……。

なんか、ラクスに惚れてしまうところだった。アブねぇ

人物の心理描写も凄いですね。続きあるのならば是非!
764通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 21:48:32 ID:???
>>759
まずはGJ!
短編ながらも非常に読みやすく、シンも格好良かったかですわ

しかし、このラクスはまさにラスボスのふいんき(n 満々ジャマイカw
こんな感じにぶっ飛んだラクスならむしろ有り!と思えるな

また何かしらアイディア浮かぶのをwktkして待ってますぜ!
765通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 21:54:26 ID:???
こんな黒いのは光芒とスパロボ以来だなw
オラ、わくわくすっぞ
766通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 23:15:07 ID:???
先生怒らないから正直に答えなさい。
ドリームクラブのPVに『プランD』と書き込んだ人
手を挙げなさい。
767通常の名無しさんの3倍:2009/07/05(日) 23:52:48 ID:???
>>766
その……なんだ。 実に言いづらいんだがな。     それはAC(フロム)ネタだ。
最新作ACfAで追い詰められると「プランD、いわゆるピンチですね」と言うCUBE、通称フラジールって名前のキャラがいるんだわ。
たぶん箱繋がりかな?
768通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 01:21:09 ID:???
>>759
黒いラクスかと思えば女豹ラクスでした。女帝とも違うがアブねぇ女なのには変わりないww
可愛らしいラクスも嫌いじゃないんだが、こういうタイプが一番琴線に響く俺はきっとM
769通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 01:30:11 ID:???
ドリームクラブ?ああ、あの風俗ゲー

しかしラクスは真っ黒な悪役が生えるなあ
770通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 01:39:55 ID:???
>>767
光が逆流する!

やっぱりラクスは黒い方がいいな、アンチ的な意味ではなく
771通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 07:26:34 ID:???
GJ!
黒電波だな。カテジナさん思い出した。
772通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 08:21:48 ID:???
>>767

そうか、それは知らなかった。ACはやらないんで。
てっきりあの店にプランDで乗りつける不埒モノが
いるとばかり……

それよりあの店を逆シンヒロインズがやったらどうなるんだろう?
ああでも、あのキャラ達と比べると胸が絶望的に足りない……
おや、誰か来たようだ……
773通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 09:40:41 ID:???
gj
プランD?そんなもんねぇよ。
774通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 12:54:38 ID:???
ヤバイな・・・この黒ラクスに罵られたい
罵られ足蹴にされ「こんな玩具じゃあの人(シン)の代用品にも」とか言われながら去勢されたい
でもシンの前に立つと罵倒されてゾクゾクしちゃうラクス
775通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 13:17:31 ID:???
これは綺麗な黒ラクスw
ぶっちゃけ本編のイミフなピンクよりもこっちの方が需要あったと思う俺
776通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 14:08:41 ID:???
バトロワの一巻思い出してビビッたわw


777通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 15:45:53 ID:???
  (\ /)
  / / ||
  \\/ /
 _| |_
   ̄ ̄ ̄ ̄
778通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 15:48:22 ID:???
>>777
ポクテ?
779通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 16:05:57 ID:???
エド川乱歩ミステリー〜逆シン家の人々
780通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 17:53:31 ID:???
>>779
エドさん、小説家に転向ッスかw
781通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 18:05:02 ID:???
>>780
鬼嫁がいるから働かないといけn(グシャ
782通常の名無しさんの3倍:2009/07/06(月) 20:42:58 ID:???
得意なジャンルは時代小説ですね

とくにエド時代
783通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 00:33:01 ID:???
そういえば、今日は七夕だな。

七夕といえば、織姫と彦星。言いたいことはわかるな………。
784通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 00:40:30 ID:???
ベガとデネブとアルタイルでトライアングルってことだろ?
785通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 00:49:01 ID:???
>>783 >>784
つまりこういうことか?

ルナマリア「君は誰とキスをすーる♪」
お嬢「わーたしー♪」
「「「「「「「「「「「「それともあの娘?♪」」」」」」」」」」」
??「最初に言っておく! 俺はかなーり強い!」
??「悠斗、お邪魔だから帰ろう……」
シン(逃げるけどいいよね! 答えは聞いてない! ってのは無しですか?)
786通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 04:02:47 ID:???
まとめにあったシロ氏の「毒持つ蝶よ 棘持つ華よ」の後編だが、後半の「アハ…」の後が
抜けていたようだったけど・・・
787通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 10:26:20 ID:???
シン(あれ、あのカラスみたいな人、本を落としていったぞ)

つ イチャイチャシリーズ
女が誰になるかは知らない。命あってのものd
788通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 10:46:37 ID:???
全くの余談で、種世界の皆様には全然関係ありません、ええありませんが
「バスカッシュ!」という世界には「月面バスト」という言葉があり
月は重力が低いので概して女性の胸のサイズが大きくなる傾向なのだそうな

ええ、ただ言ってみただけで全然関係ありませんよ
789通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 12:37:10 ID:???
>>788
それがミナ様とカグヤ様の差か
790通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 12:40:00 ID:???
>>788
でもその理論はもっと重力が低い筈のプラントで育ったラクスによって破綻してる…
791通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 12:50:45 ID:???
>>790
うわ、ミンチより酷えや・・・
792通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 12:57:06 ID:???
U.C.ガンダムのルナリアン(月面産まれ・育ち)は背が高くなるって表現があったな
あぁ住めるもんなら住みたいなぁ…せめてあと十センチ…
793通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 12:57:19 ID:???
プラントには人口重力があるだろ?
月は地面があるんだから重力調整しなくていいかもしれないが
プラントは宇宙の筒だから地球並みの重力をかけてるんだろう

これでよろしいでしょうか?
794通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 13:30:32 ID:???
つミーアとルナマリア
795通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 14:02:15 ID:???
やはりシーゲルかっ!!
796通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 14:04:53 ID:???
いや、ここはラクス母の陰謀かもしれん

「母より胸のデカい娘など存在しねぇ!」(「忘れられた三男」風に)
797通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 14:38:56 ID:???
月の女性は美人ばかり byキース

エウーゴ女性兵もレベル高め
798通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 17:10:26 ID:???
つ風花
799通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 18:54:05 ID:???
をや?いつからここは生ゴミ置き場になったんだ?
それにしてももうちょっと片付けてから出せよなぁ・・・・・・
800通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 19:12:17 ID:???
風花は6歳のわりにはヒョロヒョロで背が高い女の子って
描写されてたな。プラネテスのノノみたく骨が弱くて1Gに耐えられないって
ことも無いみたいだけど、どうやってクリアしたんだろ
801通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 20:21:02 ID:???
プラネテスと違ってコロニーがあるから
コロニー内で徐々に慣らしてったんじゃない?
802通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 20:31:15 ID:???
てことはシンの子供も場合によっちゃひょろひょろにってことか
・・・やばい、なんか褐色肌で赤目の子とか金髪赤目の子とか浮かんじm
803通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 21:30:52 ID:???
>>802
素手で腹をえぐって「中に誰もいませんよ」とか言ってるミナ様を想像して身震いした。
804通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 23:00:15 ID:???
誰かさんとシンの子供が赤髪赤眼ナイムネのツンデレで
ポン刀片手に闇から闇へと渡る凄腕のエージェントになる話を思いついたんだが、みんなはどう思う?
805通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 23:05:13 ID:???
>>804
そうか、名前はシャナって言うのか……別スレじゃね?
806通常の名無しさんの3倍:2009/07/07(火) 23:30:45 ID:???
「んーと、むてきのもめごとしょりやのシンが、ちいさいけどりはつな
 みなとそうしそうあいのりょうおもいになってけっこんのやくそくを…」
「…『運命〜Un-mei〜』とでもいうでソキウスか?」
807通常の名無しさんの3倍:2009/07/08(水) 07:18:30 ID:???
>>806
元ネタは『紅』だよね?スレチだが山本ヤマトファン故に反応してしまった、スマソ。
808通常の名無しさんの3倍:2009/07/08(水) 18:30:44 ID:???
ミナ様はむしろ紅香さんな感じが
809通常の名無しさんの3倍:2009/07/08(水) 19:32:32 ID:???
つまり、菜々子は噛ませ犬と言う事d(ジュ
810通常の名無しさんの3倍:2009/07/08(水) 21:41:04 ID:???
>>809
いや、そこは「犬ですがなにか?」だろう。
811通常の名無しさんの3倍:2009/07/08(水) 21:57:45 ID:VsA83BMO
その心は闇を払う従者の剣
絶望と悲しみの海から生まれいでて

友達の作った血の海で涙で編んだ鎖を引き悲しみで鍛えられた対艦刀を振るう

どこかの誰かの未来のために地に希望を、天に希望の夢を取り戻そう
シンは、そう、戦うために生まれてきた
812通常の名無しさんの3倍:2009/07/08(水) 22:00:34 ID:???
>>811
とりあえず俺と巣に帰ろうか?
813通常の名無しさんの3倍:2009/07/08(水) 23:26:43 ID:pQkz1lXA
>>712
すまんがどの作品か教えていただけないだろうか?
正直なのはクロスは数が多すぎて探すだけでも一苦労で……
814通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 00:31:59 ID:???
>>813
クロスでは無いガンパレードマーチのガンパレードマーチと言う歌

ちなみに歌い終わると撤退不能になり敵も味方もどちらかが全滅するまで戦う事になる。
815通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 00:37:40 ID:???
とんでもないマヌケを見たwww
816通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 02:28:52 ID:???
>>813

 作品別3にあるSOWW。

 ただし、シンが衛宮的にぶっ壊れている上に、
レギュラーキャラでもポコポコ死ぬ、超サド仕様だからお気をつけて。

 現在CE編に入っているから、白四馬鹿をたっぷり堪能できるよ。

817通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 10:09:06 ID:???
ドンドン
「シン?シーンー 居ないの?」

こそっ
「すまんルナ、今日のこればっかりは邪魔されるわけにはいかないんだ。
 有給と給料の全てを注ぎ込んで世界中を回り、ようやく七つ全部集めたコレで・・・・・
 いでよ神龍!そして願いをかなえたまえ!」

「願い事を言え。 どんな願いでもひとつだけかなえてやろう」
「俺に幸せな人生を!それがだめならせめて平穏で穏やかな時間を!」



「・・・・・・・・・・・・・あいにくだがその願いはわが力を超えている」
818通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 10:30:13 ID:???
>>817
やっぱりかw
819通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 10:43:45 ID:???
>>817
どんだけ不幸と波瀾に満ちた人生なんだよw
820通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 12:28:24 ID:???
まだだ!ポルンガの力なら或いは・・・!!
821通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 14:10:05 ID:???
シェンロン(他のヒロインの願いの力が強すぎて相殺してしまってるなど言えはしない言えはしない)
822通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 14:40:55 ID:???
某副長「ギャルのパンティおーくれー」
823通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 14:48:19 ID:???
ほら、あれだよ。
ただ願うよりも望みは自分の力で勝ち取れってことをシェンロンは言いたかったんだよ。
ハイネ西川も「願いなんて消えそうな言葉じゃたどり着けない」って言ってるし。
824通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 14:48:41 ID:???
ガズィ トール「出番下さい、目立たせてください!」
サイ「ちょっとだけでいいから、幸せになりたい・・・・・」
825通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 15:07:05 ID:???
編集者「担当している漫画家に原稿の締め切りを守らせて下さい」
826通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 16:32:36 ID:???
「ええい、どいつもこいつも・・・・・・・
 基本的に我は神によって創られたゆえ神の力を超える願いはかなえられんのだぞ
 まったく・・・・・・・・・・」
827通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 17:10:01 ID:???
>>824
主人公と同じ艦にいながら途中でAAを降りることを選ぶことができたカズイはともかく、
トールなら出番を増やすことができるな。なに、ザフトの赤服が先達としてやっている。
828通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 17:11:44 ID:???
回想→爆死
829通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 18:55:45 ID:???
>>825は何の事かしばらくわからなかったが、
首領の世界でイザークの担当やってるレイの切なる願いだったか。
ちなみに確認の為にケータイで倉庫を読み返してた際、広告欄の見出しが
『ウィッグ大量入荷』とか『永久ストレートパーマ完成:毛髪用ストレートジェル』
ばっかりだったのはなんでなんだぜw
830通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 19:52:28 ID:???
>>817
「ならばマユの復活を」
831通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 20:51:02 ID:???
このスレの各作品のシンの願いって大きいのは同じ(世界平和)だけど、個人的なのは結構差が有りそうだな
832通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 20:57:02 ID:???
>>830
眉毛か濃くなったりするんだな
833通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 20:59:35 ID:???
>>831
約一名他の追随を許さず乖離してる伝説のアフロが居るぞ
834通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 21:42:06 ID:???
伝説のアフロって言われたら、イデの巨神に乗り込む首領・アスカを
想像したジャマイカ。
835通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 21:42:44 ID:???
某艦長「ハックション…何見てんだ!ダラダラしてっとぶっ放すぞ!!」(ダダダダダダ!!
836通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 21:59:19 ID:???
ギガンティス:巨神
ジュドー:シン
メガゼータ:デスティニーインパルス
さぁ他が思い当たらない
837通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 22:19:52 ID:???
アムロ:ムウ
ようじょ:みなたま
凸:アスラン
838通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 22:29:52 ID:???
ミネバ役を忘れてるぞ!

ん…外で誰かの気配g
839通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 22:51:38 ID:???
>>836
ルー:ルナマリア
シャア:クルーゼ
840通常の名無しさんの3倍:2009/07/09(木) 23:02:20 ID:???
この流れはあれか?

シン「ルナ!伏せるんだ!!」

(激しい爆撃と共に飛ばされるルナマリアの首)

シン「ルナーーーーーーー!!」

な流れか?
841通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 00:22:49 ID:???
そんなにシンのトラウマを増やしたいのか、アンタ達はっ!
842通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 00:36:28 ID:???
あの漫画は、プルプルズ等の霊達がジュドーに力を貸そうとするのに対して、
「死者の力なんか必要ねえ!何かを成し遂げられるのは生きてる人間だけだ!」みたいな台詞をジュドーが叫ぶのが印象的だった
843通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 09:17:47 ID:???
『エルピー計画』という古本(美品)を迷わず買ってしまった俺はロリコンかもしれん…
844通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 09:25:50 ID:???
どうみてもロリコンです、本当にありがとうございました
845通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 09:38:00 ID:???
だいぜうぶ
「実はオレ12番が好きなんだ」といえばロリコン呼ばわりは(多分)されないと思うのでぃすよ
846通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 10:31:32 ID:???
俺実は13番目の星座が好きなんだ
847通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 10:44:23 ID:???
>>13番目の星座
サーペントのことですか?
848通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 20:09:28 ID:???
タリアさんは13番目のゴールドセイント
849通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 20:32:19 ID:???
レイは先々代の蟹座、スウェンの師匠
850通常の名無しさんの3倍:2009/07/10(金) 20:44:50 ID:???
サーシャ>>>>>(真の女神と、他人を馬扱いするビッチの壁)>>>>>沙織
851通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 00:38:38 ID:???
>>849
「ラクスの一手先を読んでこその(クルーゼの)クローン」とな!
852通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 00:49:58 ID:???
どうもです。 18話が仕上がりましたんで投下します。


機動戦士ガンダムSEED
逆襲のシン・アスカ Mercenary Of Red
request18


「クソッ! 拙い、拙いぞ! よりによって……いや、このタイミングだからこそか!」
少々の思案の後、局長はせわしなく辺りをうろつき始める。
「インターセプターが出るんでしょうからそんなに慌てなくても……」
「迎撃機は出れても、艦隊が出られないから問題なんだ」
おちつかせようとするシンに対して厳しい顔つきのコートニーは首を振った。
「どういう事です?」
コートニーへと振り向くとシンは聞き返す。
「今、港は援軍の連合軍艦隊で埋め尽くされてる……キャパ以上の艦隊を受け入れた為にザフトの艦隊さえも発艦できない状態だ」
「…………RB、戦闘データの最適化と機体のマッチングは終了しているか?」
苦虫を噛み潰したような表情でコートニーが答えると、何かを考え込んでいた局長はインパルスエクシードの接続された大型コンピューターへと問いかけた。
『いえ、もう少し、後五分弱かかります』
遠い記憶の中の何処かで聞き覚えのある声、RBが淡々と答える。
「アスカ……エクシードのマニュアルだ。 それに念の為にパイロットスーツを渡しておく、最悪の場合に備えて着替えて内容を頭の中に叩き込め」
局長が投げてよこしたPDAに、シンは何も言わずに頷く。
その胸中には間違いなく自分が出撃ることになるという確信めいた予感があった。
それは戦士としての本能か、或いは別の第六感か。


ミネルバII格納庫
現在ミネルバIIは混乱の真っ只中にあった。
艦内を慌ただしく駆け回る音、艦内から漏れ聞こえる怒鳴り声が現在のザフト全体の状況そのものだった。
司令部からの三分おきに変わる命令、指揮系統以外から下される命令、どこからかもたらされる真偽不明の情報。
ただ確かなのは、ミネルバが出撃しなければ、かなり危険な状況にある事。
港の端、緊急用のハッチ近くにミネルバは停泊しており、それはミネルバIIの立場も示していた。

「急げ! もたもたしてたら戦闘が始まっちまうぞ!」
スパナを片手に、ヴィーノが部下の整備員に向け怒鳴りつける。
「班長、α、β1は整備完了……β2は照準の微調整がまだです」
年若い、アカデミーを出たばかりの整備員が敬礼と共に、ヴィーノへの報告をする。
「分かった。 β2は俺が面倒見るからシルエットとウィザードの方に回ってくれ」
「了解です」
「……プルデンシオが頭やった所為で、早く整備し始めて助かったな」
報告を受け、次の指示を出すとヴィーノはプルデンシオのガルバルディβ二号機を見上げ溜め息をつく。
自分でさえこれほど忙しいなら、あの激戦の中、整備班の指揮を取った前班長、マッド・エイプスはどれほどだったと言うのか。
そんな状況でさえマッドは黙々と己の責務を果たしていた。 
それを考えると自分の未熟さがはっきりと分かり。少々自信が無くなっていくのだった。
853通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 00:51:22 ID:???
「ヴィーノ!」
ふと考え込んでいたヴィーノの耳に、聞き慣れ過ぎた女性の声が響く。
「我らがエースのご登場だ ……なんだその格好!」
「ん? 何か変? それよりガルバルディの整備は!?」
着替え途中で着たのか、赤いパイロットスーツの胸元を大胆に開き、4年前より大きくなった胸を盛大に揺らしながらミネルバ艦載機隊隊長ルナマリアが駆け寄る。
ってか閉めて来いよ、このアマ。 何かあっても責任とらねえぞ。 と思うが、余計なことを言って蹴り飛ばされるのはごめんだ。
 間違っても欲情なんてしない。 出来ない。   
「β2以外は終わってる。 三号機は照準調整がまだだ」
余計な考えは一切顔に出さず、ヴィーノは淡々と答える。
「班長、細かい所は現場でやりますんで、いつも通りでお願いします」
「分かった、任せろ」
β2の操者、デュークの答えにヴィーノは頷きβ2へと向かう。
『ルナマリア、いますか?』
その時、格納庫の通信モニターに通信が入り、副長、アビーの顔が映る。
「アビー? いるけど、何かあった?」
『艦長の手が離せないので私が代わりにミーティングをします』
アビーの言葉にその場にいた全員の顔が引き締まった。
「今から5分程前、アーモリー1周辺に配置していた無人偵察機の連絡が途絶しました」
「……確認の為向かった哨戒中の艦も、敵艦隊の情報を送ってきたのと共にロスト。 これを受け司令部は第一級警戒態勢を発令」
「ミネルバIIは迎撃機と共に出撃、敵艦隊を迎え撃ちます……何か質問は?」
「アビー、敵艦隊の種別は分かってるの?」
「哨戒艦からの情報では、アガメムノン、ネルソンクラス。 艦載機はダークダガー改、ウィンダムIII」
「……未確認ですがボギー1、ガティ・ルー級やNダガーNもおそらくは。 ただ司令部から下ってきた情報です。 現場での食い違いは考慮してください」
ルナマリアの問いに、アビーは明瞭に答える。
「了解。 ミネルバII艦載機隊は別命あるまで第一級警戒態勢のまま待機します」
ルナマリアは姿勢と服装を正し、敬礼をする。
『お願いします。 ……連中は私の憩いの時間(ティータイム)を奪った。 只では済ませません!』
(((((やる気の理由はそれか! )))))
敬礼を返し、綺麗に整えられた眉を吊り上げ、怒りに拳を振るわせるアビーにその場の全員が心の中で叫んだ。
全て台無し……というのはこういう事を言うのだろうな。 とヴィーノはガルバルディβの光学機器を調整しながら心中で思った。
854MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 00:53:25 ID:???
f○ck! またやっちまったZE!
 
ミネルバIIブリッジ
「全兵装火器管制、巡航推進機関異常なし」
「全乗組員は持ち場に付け」
「艦載機隊、いつでも出れます」
出撃準備が整い、確認の為のブリッジオペレーターの声がブリッジに響く。
「艦長、御指示を」
艦長席の傍らに立つアビーがアーサーへ指示を求める。
(グラディス艦長。 僕に貴女の力を貸してください)
少しの沈黙の後、アーサーは軍帽を深く被り直し、口を開く。
「ミネルバII発進。 機関始動、微速前進。 速度はアーモリー1の外に出るまで維持」
アーサーの言葉と共に灰色の艦がゆっくりと浮き上がり、非常用のハッチから外周部へ、そこから更に漆黒の宇宙へと進んでいく。
「ミネルバ、外に出ます」
「艦長アーサー・トラインから全乗組員へ。 これより本艦はアーモリー外部に出た迎撃機と合流し敵艦隊の出鼻を挫く! 全乗組員の奮闘を期待する」
オペレーターからの報告に、アーサーは通信機を取ると全乗組員に向け口を開いた。
「艦長、迎撃機より通信です。 『アーモリー1駐留MS戦隊第三中隊シェーダ隊。 これより貴艦の指揮下に入る 指示を下されたし』以上です」
「了解した。 艦載機隊発進……アビー君、シェーダ隊と艦載機の管制は頼むよ」
シェーダ隊からの通信を受けたバートに頷くと傍らにいるアビーに指示を下す。
「了解しました……ではホーク隊は準備が整い次第、各自発進」
アビーは管制指揮官用の席に着くと、格納庫へと通信を繋いだ。


ミネルバII格納庫
「ルナマリア、装備はどうする?」
「いつも通りでライフルは二丁、腰にバズーカでよろしく!」
ヴィーノからの問いにルナマリアはコックピットから顔を出し、大声で叫ぶ。
「分かった! ああ、後な接地圧も直しといたぞ」
ハッチを閉じかけていたルナマリアはガルバルディの手を動かすことでヴィーノへの返答とした。
「班長、俺はブレイズウィザードじゃなくてスラッシュウィザードでお願いします」
「自分は狙い打ってる暇もなさそーなんでノーマルのブラストシルエットで!」
続いてプルデンシオ、デュークのガルバルディβがカタパルトへと進んでいく。
カタパルト前で円周状のカーゴ、自動兵装装備システムが起動し各装備を積めたコンテナが回転して行く。
元々はAAに搭載されていたストライクの換装システムをベースとした物で、シルエットフライヤーの廃止に伴いミネルバII、アーテナー級に装備された。
カーゴ上部よりトライフォースシルエットが降下し、バックパックに接続。
左右からアームが伸び、サイドアーマーのジョイントにショートバレルタイプのビームライフル、足元から上がって来たM68 キャットゥス500mm無反動砲が後ろ腰のラッチに取り付けられる。
最後に左のコンテナから、菱形で肘から先を覆うくらいのシールドを取り出し装備したガルバルディがカタパルトへの接続を果たす。
『……カタパルト準備ヨシ、いつでも行けます』
(よし、落ち着いているわね。 アドバイスが効いたかしら?)
先の出撃の時も聞いた新人オペレーターの声に、ルナマリアは少し安心したような表情を見せた。
声から察すると先の時のような気負いも緊張も無いようだ。
ルナマリアもまた目を瞑り、深呼吸をし肺の中を新鮮な空気で満たすと、目を見開きペダルを蹴り上げる。
「トライフォースガルバルディα、ルナマリア・ホーク出るわよ」
「スラッシュガルバルディβ、プルデンシオ・アイマン発進します」
「ブラストガルバルディβ、デューク・インドゥライン行くぜ!」
銃口から撃ち出される弾丸の様に、カタパルトから飛び出して行く三機。
速度、位置の調整を行いルナマリアのトライαを先頭に、右にプルデンシオ、左にデュークが位置する。
855MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 00:55:00 ID:???
「あ、シェーダ隊ですね」
プルデンシオが横を見るとザクを先頭とし、ドワッジ11機で構成された菱形を描く隊形を取った部隊が見えた。
「こちらシェーダ隊、これより貴隊と同行する」
通信と共にルナマリア機に眼鏡を掛けたうさぎのパーソナルマークを付けたザクファントム(ただし頭部ブレードアンテナが大型で、山のように火器を搭載していることを覗けば、だが)が接近する。

一見大量に武装を搭載した旧型化したザクに見えるが、実際はガルバルディやドライセンと同じく次期主力機コンペに提出された内の一機であった。
この機体、ザクRapid Redesign型通称R2は前大戦時主力量産機として活躍したザクをべースに高機動空間戦用機として再設計を行った機体である。
変更された点としてはサブスラスターを搭載された為大型化した膝から下、膝から上も推進剤搭載スペース確保のために原型機よりも太くなり、背部はウィザードシステムを廃止し、大型スラスターユニットを背負っていた。
外観こそ、背部・脚部を除くとそれまでのザクと大差がないが、フレームまで全面的に改修されるなど内部構造は大きく変化しており、事実上別のMSになっている。
性能面も向上し、新規設計の機体とも肩を並べるほどであった。 
だが、元ハインライン設計局の主任設計者と協力したMMIは何をトチ狂ったのか、推進系の制御や機体動作を熟練者でなければ扱えないほどピーキーにしてしまい、
操縦性が良く、熟練者向けのα、そうでない者向けのβと操縦性に幅を持たせたガルバルディに敗れ去ったのだった。
リーカの機体はテスト用に少数生産された機体の内の一機で、MMIによって特別なカスタマイズがされた機体である。
左腕に装着型大型3連装ビームキャノン、両肩のシールド内に2連高速破砕砲、右腕に3連ミサイルポッド、胸部にビームガトリング、左右腰部に銃身を切り詰め、取り回しをよくしたレールガン クフィアス3。
頭部ブレードアンテナにはビーム発生器が仕込まれ最後の武器になる。 
『火力こそが勝利をもたらす』をコンセプトに、ヤバイクスリでもキメながら開発したとしか思えないこの機体はザクR2FW(フルウェポン)と呼称されており。
もう一機のカスタマイズ機、ヤバイ(ry 超高速機動特別仕様機と併せ、『ザクの皮を被った化け物』とコンペ関係者から呼ばれていた。

ちなみに、現在のリーカ機は上記の装備に加え、腰にM68 キャットゥス500mm無反動砲、右手にドワッジ改の大型ビームランチャー、
左手にM66 キャニス短距離誘導弾発射筒、脚部にM68 パルデュス3連装短距離誘導弾発射筒を無理やり装備している。 所謂マジキチ装備である。

「あなた達との共同任務は久しぶりだけど、腕は鈍って無いでしょうね?」
ルナマリア機に接触すると、リーカは冗談めいた口調で言う。
「まさか、鈍らせる暇もありませんでしたよ」
「違いないわね」
リーカの冗談に軽い口調で切り返すルナマリア。
「隊長、そろそろ目視可能距離に入ります」
「ん、分かったわ。 ……お互いの武運を祈るわ」
部下からの通信に頷くと、リーカはルナマリア機から距離を取った。
「敵艦載機来ます……機種はウィンダム、ユークリッドを始めとするMA各種」
「間違いなくMAに搭載された陽電子リフクターを盾として、後方からの砲撃で攻める気でしょうね」
オペレーターの声が判別した敵機種を告げ、アビーが艦載機とブリッジ両方に聞こえる様に言う。
「鉄板だね」
「芸が無いわね」
アーサーとルナマリアは同時に違う感想を呟く。
だが言い方は違えど、言いたい事は同じだ。 つまりは定番で手堅い戦術と言うことである。
「芸扱いはどーかと思いますが、一芸特化型は相手しづらいですよ」
「確かにね。 でもこのままじゃ埒が開かないわね」
デュークの言葉にリーカを始めとしたその場の全員が頷く。
856MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 00:56:22 ID:???
陽電子リフクター装備の重防御MAを盾にして火力で押し切ると言う戦術は4年前から連合軍の基本戦術の一つとなっている。
それこそ旧ミネルバ隊の様な飛び抜けた戦力を持つ部隊以外にはかなり有効である事、完成度の高さから大した改良も加えられずに4年間使い続けられていた。
完成された手を加える必要の無い戦術。 
だが4年前に作られさほどの改良もないと言うことは逆に言うと研究し尽くされていると言うことである。

「プルデンシオ、デューク、楔を撃ち込む。 付いてきなさい」
「了解」
「了解っす」
ルナマリアは二人に通信を入れると増速し、三角形を保ったままで後に続く。
「シェーダさん、埒を開けます」
「了解。 援護と始末は任せなさい」
ルナマリアの言葉にリーカは頷き、部隊をホーク隊の後方に扇状に展開させる。
「ホーク隊の露払いをするわよ。  全機一斉射撃……撃てッ!
リーカの号令とともにR2FWの、11機のドワッジの全火器が火を噴く。
陽電子リフレクターによってビームキャノンを弾いたユークリッドの何機かがが対艦ミサイルに吹き飛ばされ、機銃の雨に蜂の巣となる。
光の盾の恩恵を受け損ねた一機のウィンダムはビームキャノンの直撃を受け無残にも足だけを残し消滅した。
「全機突撃! 仕掛ける!」
射撃が終わった瞬間、三機のガルバルディが敵陣へと切り込む。
「ここは通さん!」
立ちはだかった一機のユークリッドがトライαの放った無反動砲の榴弾によって吹き飛び、
体勢が崩れた所をスラッシュβのビームアックスによって両断、随伴機のウィンダムごとブラストβのケルベロスで消し炭へと変わる。
一番機ルナマリアが切り開き、二番機プルデンシオが広げ、三番機デュークが消し飛ばす。
だが、息つく間も無く、後方から接近した別のユークリッドがトライαに襲い掛かる。
「残念だが敵は隊長だけじゃないぜ」
距離を取るトライαを追撃しようとしたユークリッドに、側面からスラッシュβがハイドラビームバルカンを浴びせ、動きを止める。
その隙にブラストβがデリュージーとファイアフライで打撃を与え、ライフルから持ち替えたルナマリア機のサーベルがユークリッドを両断した。

これこそがルナマリアが師匠であるドム三人組から受け継いだジェットストリームアタックを独自に発展させた小隊連携フォーメーション『トライアングラー』
従来のジェットストリームアタックでは固定されていた隊形を一直線から三角形へと変えたことでそれぞれの役割。
牽制、打撃、トドメの三役を状況により切り替えるフレキシブルな運用を可能とした小隊連携である。

「流石ね。 私達も続くわよ!」
敵前線の一角が崩れた事を確認したリーカはミネルバの直援として一小隊を残し部隊に突撃命令を出す。
「敵戦力5%減。 これより艦砲射撃による援護を行います。 MS隊は射線上より退避」
「対MS、艦隊戦用意……正面砲雷撃!」
アビーのMS隊への伝達が終わるのを見計らい、アーサーはブリッジに戦闘用意を告げる。
「全兵装使用可、照準ヨシ」
「艦首開け、ホーク隊が開けたから穴からタンホイザーで戦線を切り裂く! 各砲門はその後、各自の判断にて個別に射撃」
「艦長、撃てます」
「よし、タンホイザー撃て!」
アーサーの叫びとともに艦首から迫り出した砲口からの光の奔流が、盾の恩恵を受け損ねたMSと艦隊を襲う。
近場にいたネルソン級が真っ二つに叩き折られ、後方にいたアガメノン級の動力部を直撃、爆散させる。
857MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 00:57:37 ID:???
「スゲェ威力……戦艦ぶち抜いて、後続艦まで撃沈しちまった……」
「ミネルバII最大にして最強の砲。 核兵器を除けば、戦艦に搭載可能な最大威力の武器だからな」
初めて目の前で見たタンホイザーの威力に、プルデンシオとデュークは溜め息を漏らす。
「……何だか妙ね」
「ええ、手応えが無さ過ぎます」
一方、ルナマリアとリーカは余りに抵抗の薄い敵に疑問を抱いていた。
「アビー、周囲に何か反応はない?」
ルナマリアは通信機を取ると管制官アビーに確認を取る。
「待って下さい……現状何も」
「待て! ミラージュコロイドデテクターに反応……数10、いや、更に増大。 拙い!」
レーダーを覗き込み返答しようとしたアビーをバートが遮った。
「艦長後方にいえ、全周囲に新手です!」
「なんだって!?……ミネルバII急速反転! とにかく退路の確保だ!」
チェンの報告にアーサーは今にも艦長席からずり落ちんばかりの勢いで驚き、指示を出す。

漆黒の宇宙から姿を現したのはガティ・ルー級戦艦、ダークダガーL改、NダガーNなどのステルス性に優れた部隊だ。
どうやら黒色ガスを展開し、ギリギリまで熱量とミラージュコロイドを抑えた状態で接近した為、センサーに掛からなかったらしい。

「まずったなぁ。 完全に包囲される前に網を食い破るしかないか」
握り拳を作ったルナマリアはコツンと軽く頭を叩く。
「隊長、何か来ます。……こいつ、速い!」
プルデンシオからの通信に、ルナマリアを始めとした面々は周囲を見渡す。
ルナマリア達を包囲しようとする敵艦載機の一角にそれはいた。
超高速で接近する中隊規模のMS、その中で更に突出する2機のMS。
他の機体がダークブルーに統一されているのに対し、エールストライカーを装備し、白一色で塗装された二機の105ダガー。
後続する7機は旧式のダークダガーL。

「風の噂に聞くフレスベルク、相手をして貰おうか。 ラプター1交戦」
「ラプター2続くわ。 悪いけど、死んで頂戴」
全周囲通信なのか、男女二人の声が通信機から漏れ聞こえた。
「あのカラー、パーソナルマーク、男女二人。 番いの猛禽……連合のエースチームかよ!」
白い105ダガー、その右肩に描かれた二羽の鳥にデュークは驚きの声を上げる。
「知ってるのかよ、デューク」
「太西洋連邦軍所属の白いMSを操るエースコンビ、通称番いの猛禽。 確か、ダイタロス攻防戦でMIA認定受けてた筈だ」
プルデンシオの問いに、淡々と答えるデューク。
「それが、生きていてこちらに襲い掛かってくると。 嫌になるわね」
「リーカさん、あいつらはうちで引き受けます。 シェーダ隊はミネルバと退路の確保を」
半ば呆れ顔で溜め息を付くリーカにルナマリアは何かを決意し、通信を繋ぐ。
「……ここで何か言うのは野暮ね。 あなた達、死ぬんじゃないわよ。 帰ったら皆で一緒に飲みましょう」
ルナマリアの覚悟を感じ取ったのか、リーカは言おうとした言葉を飲み込み、機体を反転させると敬礼をする。
「ええ、楽しみにしておきます」
「悪いわね。 貴方達まで貧乏くじ引かせて」
リーカに敬礼を返すと、ルナマリアは部下二人に通信で侘びを入れる。
「なーに、言ってんすか。 今更ですよ」
「貧乏籤なら隊長に拾われた時、既に大凶引いてます」
ルナマリアの意に反して、デュークとプルデンシオは不敵な笑みを浮かべた。
858MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 00:58:27 ID:???
「……全く、あんた達は。 まぁ、取り敢えずお礼は言っとくわ」
「お礼は目に見える物が良いですね」
「なら今日の晩飯は隊長の奢りってことで……」
「調子に乗るんじゃない。 いい? 速攻で片付けるから遅れずに付いてきなさい!」
「了ー解っす」
「了解!」
ルナマリアの号令と共に、三機のガルバルディが戦場を駆ける。
「退かずに攻めるか。 悪くない判断だ」
ルナマリアの判断に白い105ダガーの一番機、ラプター1は感心したような声を上げる。
「けれど正直すぎるわ」
ラプター2の声と同時に105ダガー二機のビームライフル、後続のダークダガーLのドッペルホルンが一斉に火を噴いた。
すぐさま反撃を返す三機。 瞬く間に交差し通り過ぎる閃光は、兵器だとは信じられないほど美しい人の心を奪う光跡を描く。
だが、その光跡が心はおろか命さえも奪うモノである事は言うまでも無い。
薄氷を踏むような動きで弾幕を潜り抜けたガルバルディは105ダガーと刃を交わす事無く後方のダークダガーLへと銃口を向ける。
ブラストβのケルベロスのビームが固まっていた4機のダークダガーLを一瞬で蒸発させ、スラッシュβがハイドラを乱射し、残る3機を仕留める。
「先に後続を断ちに来たか。 やってくれる」
ルナマリアの意図に気付いたラプター1はすぐさま機体を反転、サーベルを引き抜く。
「流石に気付いたか、でも遅い」
素早くライフルをサイドアーマーに引っ掛けると、両腕をクロスさせ、袖口に当たる部分からサーベルを引き抜き、脚部を狙い斬り付ける。
「残念。 相手は一機じゃないのよ」
確実に105ダガーの脚部を切断できる筈だった斬撃はもう一機のウィンダムのサーベルにより辛くも防がれる。
「やるな、だが詰めが甘い」
その一時の隙に距離を離したラプター1はサーベルをしまい、シールドに仕込まれた信号弾を撃ちだした。
真紅の光が戦場に輝きその瞬間、闇から染みだす様に複数機のMSがルナマリア機とプルデンシオ、デューク機の間にその姿を現す。
その機体はGAT系列でも異端とされ、少数生産しかされていない筈のNダガーNが3機。
「やばい、分断された! 隊長!」
「しかも核動力、ステルスのニンジャダガーじゃねーかよ!」
前方に105ダガーが2機、後方にNダガーNが3機。
残存するザフトの士気を挫く為、現ザフト最強級のエース、死を喰らう魔鳥 ルナマリアを抹殺する目的で仕込まれた絶対の布陣。
更にレーダーに映る多数の敵機。
「これは……一寸拙いかな。 デューク、指揮権をわたす。 プルデンシオと、シェーダさんの指揮下に入りなさい」
周囲を見渡し、抜ける隙が無いのを改めて確認すると通信を繋ぎ淡々と告げた。
「そんな、隊「プルデンシオ!」 っ!」
「……了解。 デューク・インドゥラインホーク隊の指揮権を“一時お預かりします”」
何か言おうとしたプルデンシオを一喝し、デュークは機体を反転、急速離脱し、プルデンシオもそれに渋々続く。
「へぇ、部下を先に逃がして全滅を回避したの」
「無駄な事を、どうせ皆死ぬ」
白い105ダガー2機から嘲る様な笑いに、ルナマリアは鼻を鳴らす。
「悪いけど、そう簡単にやれると思わないことね。 意地があるのよ! 私にも!」
サイドアーマーのライフルを右手に、左手にキャトゥスを持つと、ルナマリアは敵機と相対した。
859MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 00:59:41 ID:???

ミネルバが苦戦している頃、アーモリー地下でも動きがあった。
「シン聞こえているか?」
「ええ、聞こえてます」
インパルスエクシードのコックピット。 起動前で非常待機灯のみが点いている闇の中、局長の声にシンは答えた。
「先程臨時総司令部及び評議会議長代理より出撃命令があった……ミネルバ迎撃隊に加わり敵を迎え撃て 何か質問はあるか?」
「……パイロットスーツ。 他のないですか?」
シンは多少不機嫌そうに言葉少なく口にする
シンが着ているスーツは通常のパイロットスーツではなくノーマルスーツや前世紀の飛行機のりが着たフライトスーツ予圧服のような動きが阻害される野暮ったい物だった。
「我慢してくれ。 ここには宇宙空間対応で高G環境下に耐えられるのがそれしかないんだ。」
宥めるようにコートニーは言う
「もしかしてずっとこれなんて事無いでしょうね?」
「ふん、安心しろ、特注品を頼んである。 それはこれっきりだ」
多少の皮肉の込められた言葉に癇に触るとでも言いたげな様子で鼻を鳴らす局長
「だったら良いですけど。
お互いに大人気ないなと心の中で呟くとシンは苦笑する
「…………すまんなアスカ」
「なんです? また急に」
局長の急な謝罪の言葉にシンは文字通り目を丸くする
「インパルスエクシードの事だ。 まだ一回も実戦投入されていない、試乗すらしていない機体に乗せられて実戦に放り込まれる部外者であるお前はさぞ迷惑だろう」
「俺達技術者はいつもそうだ。 安全な場所にいて手前勝手な理屈で現場を巻き込む……」
「気にしないでください。 慣れてますから」
局長の血を吐くような独白を遮ると、シンは言ってみせる。
「慣れているか。 スマンな。 柄でもない事を言った」
「シン、RB聞こえるか? 機体回りの調整が終わった。 コンデンサーも電池も満タンだ」
「シルエットはアシュラソード、アームユニットの調整が不十分だがスラスターとしては十分使える」
『確認した。 電源を入れる』
局長が自嘲した時、コートニーからの通信を聞いたRBの手でインパルスエクシードに電源が入る。
VPS装甲が白と青をベースとしたトリコロールカラーへと変わりコックピットに明かりが点る。 
860MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 01:00:15 ID:???

「何か聞きたい事は有るか?」
「あー、色変わらないんですか? 赤が良いんですけど……」
気を取り直した局長に、シンは機体を見渡すと言い辛そうに言った。
「何……だと……?」
『嘘……だろ……?」
「えっと、機体色は赤が……」
絶句する局長とRBに、シンはもう一度勇気を振り絞り、口を開く。
シンにも赤鬼を名乗っている以上拘りってモンがあるのである。
「ああ? 聞こえんな?」
「色、赤……」
「ああ!?」
「だから! 赤くしてくれっていってるだろ!」
三回目にしてシンはキレて声を荒げる。
仏の顔を三度までと言うし、短気なシンにしては耐えた方であろう。
「てめぇ舐めてんのか!?  試作機及びフラッグシップマシンはトリコロールカラーって全世界技術者の中で決まってんだ!」
「第一、どれだけ苦労して俺がコードネームを『アスラーダ』って名前にしたと思っていやがる! 全てはこの色の為だ!」
「あんたは一体ッ! なんなんだッ! パイロットが赤が良いって言ってんだから赤にすればいいじゃないか!」
訳の分からない理屈を通そうとする局長に、シンもまた負けずに言い返す。 
ちなみにコートニーは頑固な二人には言っても無駄だと分かりきっているのか、呆れて他の事をしに通信機から離れている。

「うるせえ! そんなに赤に拘ってばかりいると、4つの偽名を持つ、女癖の悪い神公認で最強設定の癖に迷ってばかりなヘタレシスコンロリコンマザコンペドホモグラサン金ピカノースリーブオールバック大佐と間違えられる大尉の三倍仮面になっちまうぞ!」
「うっ!……何だか分からないけど、そんな訳の分からない生物にだけはなっちゃいけない気がする……」
「分かったか!?」
「まぁまぁ、局長そのくらいで。 エレベーターの準備が出来た、カタパルトに直結してるから乗ってくれ、頼んだぞシン」
馬鹿な言い合いが終ったのを見図り、コートニーは仲裁に入る。
「了解です。 改めてよろしく頼むなRB」
『こちらこそだ、ドライバー。 システム正常起動。 動けるぞ」
通信を終了したシンはコンソールを軽く叩き、RBはそれに答える。

シンは手袋を深く嵌め直し、深呼吸をすると操縦桿を握った。
その瞬間、シンの体に電流が走るような感覚が襲う。
「これ……は、こいつは!」
操縦桿を握った瞬間にシンは分かってしまった。 感じてしまった。
コイツが、インパルスエクシードが自分の為の機体だと。 まるで自分の体の一部であるかのように動く機体であると。
それは一目惚れの恋のようにシンの体と心に深く刻まれた。 
今まで愛機としたインパルス、デスティニー、グフクラッシャーさえも遠く届かぬそれは、シンに運命を感じさせるのに相応しいかも知れなかった。
「気に入ったか? 結構。 パイロットが機体に一目惚れする。 開発者冥利に尽きるってモンだ」
ニンマリと笑みを浮かべ局長は言う。
局長の言う、パイロットが機体に一目惚れすると言うのはサーペントテールの叢雲劾がプロトアストレイBFに始めて搭乗した際、自身との相性の良さに驚き、以後使い続けている事例からも無い話ではなかった。
だが、シンにとっては今まで乗ってきた機体とはまるで違う操縦感覚のように感じるインパルスエクシードに驚きを隠せなかったのだ。
『ドライバー、行くなら行こう。 敵はすぐ側まできているぞ』
「あ、ああ」
RBの叱責に、シンはゆっくりと機体を歩ませ、機材搬出用エレベーターへと固定する。
白と青の二色を基調とした機体色に、未完成のバックパックを背負い、サイドアーマーに対艦刀を、腰背面にビームロッドを、肩にアンカーと銃口を装備したショルダーアーマーを装着した近接仕様。
アシュラソード・インパルスエクシードがエレベーターによりゆっくりと持ち上げられて行った。
861MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 01:01:08 ID:???
「なぁ、RB頼みがあるんだが」
エレベーターでの移動中、やけにおとなしくシンはRBへと話し掛けた。
『私には出来ることならば何でも聞こう』
むげに扱う理由も無いのでRBは一応聞いてみる。
「実はな……」
ニヤリと頬を吊り上げシンが笑う。
碌な事考えてない笑みだなとRBは何でも聞くと言った事を後悔していた。


「それにしても、あれだけやってまだ戦争がしたいのか、あいつらは」
気に入らない、何もかもが気にいらない。 不愉快そうな顔を隠そうともせずにシンは奥歯を噛み締める。
『それが彼らの正義、なのだろうさ……救い様が無いがな』
「正義……ね。 ふん、都合の良い言葉だよ」
RBの言葉に鼻を鳴らすと、吐き捨てるように呟く。
『気にするな、私は気にしない』
「ああ」
かつてどこかで聞いた言葉にシンは静かに頷く。
エレベーターが止まり、目の前の隔壁が開き、カタパルトへの通路が見えた。
こ「ちらアーモリー1管制室オペレーターです。 アスラーダのパイロットの方聞こえますか?」
「ああ、聞こえている」
通信機から聞こえた若い女性管制官の声に、シンは言葉少なく答える。
「状況は局長より伺っています。 そのまま進んでください」
「了解した。 現場の管制は君が行うのか?」 
「いえ、ミネルバIIのアビー・ウィンザー副長が行っています。 コールネームはどうしますか?」
「そうか、そうだな……赤鬼で頼む」
懐かしい名前に感慨深げに頷くと、シンはにやりとした笑みを浮かべた」
「アカオニですか?……了解しました」
女性管制官は聞き慣れない言葉に、一瞬不思議そうな声を上げるが直ぐに声の調子を戻す。
『やれやれ、私も赤鬼と呼んだ方が良いのかな、ドライバー?』
RBは呆れたような声を上げると、皮肉げな声で問いかけた。
「お喋りAIめ……シンで良い」
機体を進めながら、RBの皮肉に僅かに顔を歪ませるとシンは少々の思案の後答える。
「アスラーダ、カタパルトセット確認。 発進どうぞ!」
カタパルトへの接続を確認したオペレーターが発進許可を出す。
「行くぞ、インパルスエクシード。 ……俺のインパルス!」
シンは操縦桿を一度放し、再び握り締めると一人呟く。
それはRBに聞かせるために為でも、自身にでも無く、インパルスエクシードに言い聞かせるようだった。
『こちらも良いぞ。 ドライバーシン』
「シン・アスカ、インパルスエクシード。 行きます!」
RBの声を聞いたシンの叫びと共に、リニアカタパルトが起動しインパルスエクシードが宇宙へ飛び出す。
「シン・アスカ? 何処かで聞いたような……」
段々と小さくなる白と赤、ツートーンカラーの機体の背を見ながら女性管制官は、アカオニと名乗った男の名を思い出しかけていた。
「シン……アスカ?…………えっ? えっ!? 嘘っ!」
通信機から漏れてくる女性管制官の慌てる声に、シンは回線を閉じる。
『……意地が悪くなったものだな。 シン』 
「ま、傭兵だからな」
昔から友人のようなRBの嫌味にシンは、友人であるかのように答えた。
862MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 01:02:29 ID:???

カタパルトの推進力とバックパックの推力を合わせ、全速力で進むインパルスエクシードのカメラに光の瞬き、戦闘による発光が映る。
『敵機確認、距離五千。 間も無く交戦距離に入るぞ』
「戦争狂共め、そんなに戦争がしたいなら俺が相手になってやる」
はき捨てる様に言うと、シンは深く深呼吸をする。
『シン、目視可能になるぞ』
インパルスエクシードはサイドアーマーのロンゴミアントを引き抜き、両手に持つ。
「ラプター1、何か来るわ」
「何だあれは……GタイプMSか?」
ルナマリアのガルバルディと交戦していた105ダガーの二機は、高速で接近する機影に視線を奔らせる。
白をベースに胴体部を“赤く染め”両手に対艦刀を、肩にアンカーとショットガンつけたショルダーアーマーを装備したGタイプMS。
「インパルス、アスラーダが出たの!?」 
リーカはその姿に目を丸くする。 あれは未だ試験も終わっていない機体のはずだ。
「副長! 急速接近する機影があります。 識別信号は味方です」
「アーモリーからの通信にあったアカオニですね……ん、この機影は! 艦長、先頭はインパルスです!」
「なんだって!」
新人オペレーターの声に、アビーはセンサーを覗き込み、歓喜と驚愕の入り混じった声で叫ぶ。
インパルスの名はミネルバクルーにとって特別な物であったからだ。
なぜなら、それに乗っているのは
「赤い近接仕様のザフト製Gタイプ……まさかインパルスか?」
「インパルスだって!? じゃあ、まさか!」
シェーダ隊に合流しようと手近な敵機を片付けていたデュークが、プルデンシオが驚きの声を上げる。


そしてインパルスエクシードの出現は敵にも大きな影響を与えていた。
863MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 01:03:13 ID:???

ミネルバの鬼神。
デストロイキラー。
フリーダム墜とし。
中隊潰しのシン・アスカ!

元連合軍所属で合った者を中心に動揺が広がり、一時的に行動が遅滞する。


「ミネルバの真のエースの帰還だ。 待ってたよシン」
アーサーが
「最高のタイミングです。 シン」
アビーが
「ようやく、ようやく帰ってきたのかよ、シン!」
ヴィーノが
「あれは、まさか……シン!」
ルナマリアがその名を口にする。
旧ミネルバ最強の切り札にして、ザフト最高のエース。  シン・アスカの名を!
『戦争と言う名の悪意よ、世界を己のままにしようとする者たちよ。 お前達の天敵が帰ってきたぞ。 姿も心も成長して、名は変わってもその本質は何も変わらずに』
「まだ、まだ戦争がし足りないのか!! 貴様等は!!」
両手のロンゴミアントを下段に構え、シンは叫ぶ。 
それはまるで己の敵全てへの宣戦布告のようだった。

後に世界同時クーデター事件と呼ばれるこの事件の最終局面、プラント、地球連合、オーブ歴史的に特筆すべき初の共同戦線アプリリウス戦役。
その前哨戦ともいえるこの戦闘、アーモリー1攻防戦を多くの研究者はこう表現している。
鬼神再誕。と。

864MOR ◆wN/D/TuNEY :2009/07/11(土) 01:08:26 ID:???
今回は以上です。
次回以降投下が遅れるかもしれません。 理由? だって明日ドラk(グシャ!! モチロン嘘DEATH。
ご感想ご批評などお待ちしています。
865通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 08:17:29 ID:???
>>MOR氏
キャホ〜イ、続きキタ〜!まずはGJ!

エクシードの登場シーンだけで、ご飯3杯は軽いぜ!w


ラキスケや金的のようなあだ名も親近感湧くが、
こんな感じの良い通り名のシンも素敵

続きもwktkしながら、お待ちしてますぜ
866通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 09:08:24 ID:???
MOR氏GJ!
「鬼神」というネーミングは実際にリウ小説とかでも、シンを表す形容としてよく使われてるから違和感ないな

てゆーかルナさんアンタッチャブルどんだけ成長してんすか(バスト的な意味で)
ブラスレイターのアマンダぐらいあるのを想像しちったよ
867通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 09:53:42 ID:???
フルウエポンに関してイライジャさんが小一時間問いただしたいそうでふ
868通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 11:31:38 ID:???
GJ!
もう読み終わった時のテンションがヤバい
RBってそういう意味だとわかった時なんか嬉しかった
869通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 13:06:10 ID:???
>ミネルバの鬼神
>デストロイキラー
>フリーダム墜とし

はわかるが、

>中隊潰しのシン・アスカ

ってのはどこから来たのかちと気になった。何が言いたいかというとMOR氏超GJ
赤鬼名乗った後で本名バラすとかシン意地悪いよシンwww
870通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 13:22:40 ID:???
こうヒーローっぽい登場って本編ではなかったな…(泣
これからの活躍に期待
871通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 14:18:19 ID:???
>>869
FPが借りたウィンダムを壊滅させた件だろう
872通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 14:21:01 ID:???
MOR氏GJ!
こういういかにもヒーロー然とした扱いって、逆シンスレにおいても珍しい気がするね
しかしザクFWってw
これはプランCの登場も期待して良いのかな
873通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 14:36:30 ID:???
>>870
種死一話最後の 剣将軍登場シーンや初の種割れ等結構あるぞ?
つかシンはガンダム主人公の中でもヒーローの資質は高いのに あの腐れ夫婦には理解出来ないらしい。
874通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 15:21:07 ID:???
>>873
だってあの負債だし
この言葉だけで他の説明が何もいらないのが恐ろしいわ…

とにかくMOR氏GJでした
875通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 15:30:13 ID:???
ガンパレ式ヒーロー論だとシンはヒーローに成れる

それにはコーラ並みの連戦連敗しても心が折れず再起できるメンタルと学習力が必要だが
876通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 19:49:26 ID:???
学習力はともかく、メンタル面は厳しいかもな
シンって意外とガラスハートだから
877通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 19:55:23 ID:???
トラウマだけでも結構な数持ってるしなぁ・・・つか、そこ衝かれなきゃ凸にも勝ってた希ガス
878通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 20:06:47 ID:???
運命で正義の相手は相性が如何とも……
何度も言われてるだろうが、最終決戦で戦うべき相手はどう考えても逆だよな

トラウマを乗り越えていくのも一つの主人公の在り方。せめて西川さんがもう少し生きててくれればなぁ
879通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 20:35:25 ID:???
精神面の支えがあるならシンは更に強くなる
裏切られ続けても 人を信じる強さのあるシンなら
880通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 20:40:44 ID:???
普通に補正なしなら シンに負ける要素はないがな
881通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 21:10:33 ID:???
首領「すべてを乗り越えると俺になる」
882通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 21:32:16 ID:???
>>881
あなたは色々とどこか違った方向に乗り越えすぎです
883通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 21:34:40 ID:???
>>881
並行世界のシン's「「「「「「それはねーよwww」」」」」」」
884通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 21:46:51 ID:???
首領「・・・・・・・(´・ω・`)」
885通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 21:56:07 ID:???
個人的にシンはそこまでメンタル弱いとは思わないけどな。ガンダムでも割と上位の方に入るんじゃね?
というか、あの状況で心が折れない奴なんているのか?
正直、他のガンダム主人公でもあの状況を耐えられる奴はそういないと思うんだがw

>>883
数年後、そこには元気にアフロでフィーバーするシンの姿が!
886通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 22:38:47 ID:???
誰かそれでSSを
887通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 22:47:12 ID:???
>>885
耐えるというよりは耐えさせられた、でしょ。
ステラが死んだ後すぐにレイとフリーダムを倒す訓練に入って、撃破。
後にデスティニーをもらって最終戦と。
逃げ場が無いです。
888通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 23:17:40 ID:???
>>885
それだと赤鬼シンがドリフの雷様になっちまうぞww

ところでその赤鬼シンなんだが……>>それは一目惚れの恋 >>シンに運命を感じさせる と来て
>>俺のインパルス! シンがインパルスは俺の嫁宣言している件について、誰も触れないのは皆(何ガとは言わないが)怖いからなんだろうk
889通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 23:38:10 ID:???
>>888
無茶しやがって・・・

しかし、ラスト近くのシンはマジで一杯一杯だったよな〜
MS乗れただけでもスゲェ!ってぐらい精神磨り減らしてた感じだし

そういや、未だによく分からんのだが、
ラストでレイが議長撃ったのって何か説明あったっけ?
あれが、アニメ版で腑に落ちない所の一つなんだ
890通常の名無しさんの3倍:2009/07/11(土) 23:45:33 ID:???
>>889
アニメ版に整合性を求めるのはナンセンスさ
そりゃもう絶望的なまでに意味がないことなのさ
そもそも逆に腑に落ちた所がどれ程あるってんだってお話じゃない

インパ俺嫁に関して触れてないのは、AIユニットがRBな所為でしょう、きっと
891通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 08:28:04 ID:???
>>889
伏線のようなものは一切なかった。妄想で補うしかない

レイの「でも、『彼』の明日は……」

というセリフの「彼」がキラなら、キラの求める「自由」が、自身の短命という運命さえも覆してくれるかもしれない、と考えての行動と(かなり無理があるが)とれなくもない
「彼」がシンなら、戦いばかりを運命付けられて壊れていくシンを運命から救い、戦うことのない明日をシンに、と考えられなくも(これもまた無理があるけど)ない
892通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 10:04:30 ID:???
>>890 >>891
サンクス。やっぱ明確な説明も補足も無いのね

一時期思ったのは、負債がただ単にキラと凸に人を撃たせる描写をしたくなかったから?
とか想像した事あったけど・・・さすがに無いよな?w
893通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 10:08:10 ID:???
>>892
いや、負債だしその説の方が有り得そうなんだが……
894通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 10:12:35 ID:???
ホント本編にツッコミいれるのはつくづくアレなんですがキラの「覚悟」って
結局どういう「覚悟」なんでしょうか

本編見てると「自分の意見受け入れない輩は問答無用で殲滅する覚悟」にしか見えない
895通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 11:15:55 ID:???
>>894
戦うこと、そして戦うことによって人から恨まれる覚悟があるなら本編の話の流れが若干違ったんではないかと思うな。

結局いつでも好きな時に殺せる相手を見下して自分では直接殺さず生き残れない程度に痛めつけて、
自分の行動の被害者に出会ってもその感情を上止めることもできず、
自分が好きな時に殺せない相手が出てきたときには躊躇なく殺しに行ってるんだから。
自分の信念であった不殺すら簡単に覆してるわけだし。

そこを活かせば本編でもキラは面白いキャラになれたのにな
896通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 16:11:22 ID:???
他の作品の代表的な不殺キャラ(剣心やヴァッシュ)みたいにフリーダムがボロボロになっても
なお不殺を敢行するシーンでもあれば よかったんだろうが、負債にゃあがき続けるキャラっての
が醜いものに見えるので描きゃしねぇ。で、ごらんの有様に。
【悪夢】の回だって、俺らにゃ「復讐鬼と化したシンの悲願成就」だろうが負債には「キラきゅんが
新たな聖剣(笑)を手にし神々しく 舞い戻るパワーアップフラグ」と考えてたに違いない。
897通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 16:22:02 ID:???
しかしながら、仮に准将が確固たる不殺を苦しんでボロボロになって続けても、
戦争で敵味方入り乱れてるような戦場に乱入する以上、自分の手を汚してないだけなんだよな

戦争中のMSに不殺なんかやらせなきゃ良いのに
898通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 16:27:39 ID:???
つーか不殺もなにも種のラストでクルーゼさん殺してるやんけと。
お前クルーゼさんに反論できずに殺してるやんけと。

自分が危なくなったら相手を殺すののどこが不殺なんだと問いたい。
899通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 16:34:23 ID:???
誓いでも信念でもなくて趣味の一貫なんじゃなかろうか
900通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 16:44:11 ID:???
そもそも、フリーダム落とす回のタイトルが【悪夢】って時点でなぁ

負債の大好きなキラが撃墜されるという、負債にとっての【悪夢】って事かね?

か、考えすぎだよな?w
901中身:2009/07/12(日) 16:49:47 ID:???
携帯からスイマセン。
昨日踊るを見た後投下しようと思ったのですが、規制中なようで無理でした。
んで、今日も絶賛規制中・・・orz
明日大学の方から投下しようと思います。
ギバちゃんはやっぱりカッコ良いと改めて思った中身でした。
902通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 17:38:19 ID:???
>>901
今結構大きな規制やってるみたいだしね……

確か避難所有った筈だから避難所に投下して
代理投下してもらうってのも手だと思うぜ
903通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 17:39:16 ID:???
>>900
いやそれ以外の何だというのかと小一時間
>>901
待ってました。
>>1にある避難所に投下されれば誰か転載してくれると思いますが
そっちにもできませんか?(自分も規制中でこれは携帯からですが)
904通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 17:49:27 ID:???
>>900
シンにとっての『悪夢』の始まり……と言う解釈も出来るな。
その後は凸が裏切ってメイリンごと手に掛けたり、オーブ攻めたり、殺したはずの2人が生きてたりで精神的に追い詰められていくわけだし
905通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 18:12:27 ID:???
キャラ視点から見れば凸の悪夢かなと思う
906通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 19:30:58 ID:???
視聴者の悪夢かもなw
907通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 19:37:11 ID:???
>>904
ジエッジではそんな感じだったね
個人的には凸にとっての悪夢ってのが一番しっくりくるかな
908通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 22:01:21 ID:???
凸にとっての悪夢なんだろうけど、ぶっちゃけキラを止められなかった時点で文句言う資格はない気が・・・
にしても、その後シンを殴る理由が無茶苦茶だよな。
キラが正しくてシンが間違ってるから殴るとか・・・
正直、友達を殺された事が許せなくて殴るんだったらシンも成長して凸もそこまで評価下がらなかっただろうに。
909通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 22:04:01 ID:???
>>890
いや機体とAIの性別はまた別だろう、デモベの三位一体のようにシン、RB、エクシードの三位一体なのさ。
それにMOR氏の外伝の夢の話でエクシードはおにゃのこだったしな、だから俺はエクシード嫁説を支持すr
910通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 23:39:39 ID:???
>>908
正直、セイバー落とされた時に頭打ったとかの理由の方がまだ納得できる
911通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 23:46:57 ID:???
>>910
それなんてコンボイ
912通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 23:56:06 ID:???
>>908
しかしそんなのも、名無しモブのクルーの誰か一人がその場で
「あいつがダーダネルスでタンホイザー潰した時何人死んだと思ってんだ!」
とでも言ったらグウの音も出なくなりそうなもんだが。
913通常の名無しさんの3倍:2009/07/12(日) 23:59:18 ID:???
>>911
凸「俺にいい考えがある」
914通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 00:00:09 ID:???
そういう当然出てきそうな反応が出てこないのが種なんだよね
915通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 00:00:12 ID:???
>>894
故に光芒でキラがクレハにズタボロにされるシーンは賛否両論あったけど、
ある意味キラって言うキャラを象徴するシーンなんだよな。

自分と同じ能力を持つ相手が自機より明らかに高性能な機体に乗って自分を殺そうとしている。
それでも自分に非があったとも考えない、だから命乞いもせずに、
相手が明確な殺意を持っている状況で詭弁と自己正当化に走る。

逆にキラの舌先三寸にまったく動揺せずに攻撃を続けるクレハは、
ある意味キラのクローンとしてその本質を表している。
916通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 00:02:03 ID:???
>>911
赤いトレーラーに変形するコンボイが落ちるのは遺伝子に刻まれたサガだからしょうがない。
しかしコンボイと聞いて イボンコペッタンコ!  イボンコペッタンコ! を思い出し……ヒィ! お嬢様貴女の事じゃ……
アズ子安「神の国への引導を渡してやる!」
917通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 00:09:15 ID:???
アレを英語で見たらきっと全然違う作品なんだろうなw

んで、種、種死は穴だらけで不合理だらけだからこそ、
二次創作で改善、改良、展開しやすく、少なくとも本編と比較して、まともな作品ばかりになるわけで

918通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 00:16:29 ID:???
種死でシンが踏み台にされるようなことがなかったら、このスレもここまで盛り上がんなかったろうしなぁ
919通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 00:33:16 ID:???
種死でシンが主人公してたら2chはやってなかっただろうな〜
920通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 00:38:16 ID:???
エヴァ(旧)もそうだが、本編に不満が残ると二次創作がが活発になるよな。
そういえば、シンとシンジは過去や性格は真逆だが、置かれた環境が非常に近いって考察が別のスレに書かれてたな。
921通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 01:46:19 ID:???
まあ、確かに同じガイナ作品なのに旧エヴァと違って
天元突破グレンラガンはびっくりするほどに二次創作が活発じゃない
922通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 02:18:56 ID:???
>>913
凸 「シン、お前は使われなくなった廃坑から敵基地に奇襲を掛けるんだ」
923通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 02:49:41 ID:???
そういや型月作品の二次創作が多いのも絵師が下手だからみたいな事を言われてたような覚えが
絵を画けない人間からしてみればどの辺が下手なのかさっぱりわからないんだが結構けなす人多いよね
後テイルズシリーズでも展開に不満が多いアビスも特に二次創作が多いし
作者の願望を投影しやすい二次捜索は、原作に突っ込む部分が多いほど数が作られる傾向にあるのは確か
ゼロ魔もその係累だしな
924通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 02:51:15 ID:???
何故ここまで来て、「種死を超える酷さ」ともっぱら噂のあの3期が出てこない。
925通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 02:59:19 ID:???
まぁ、確かにアレの二次創作も盛んだし、主人公的立場にいるはずの奴が、
旧作登場人物に力で服従させられて舎弟にされた辺りは共通しているな……。
926通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 05:29:14 ID:???
とらいあんぐるハート以外になのはは存在しN(r
927通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 07:05:25 ID:???
超ロボット生命体
トランスフォーマー
リベンジ・オブ・ザ・ディスティニー

誰か頼む…
インパルスコンボイは3従士合体、ディスティニーはスクランブル合体で。
928通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 07:26:52 ID:???
>>926
俺もリリカルおもちゃ箱のなのちゃんしか知らn(ry


そういや、オプティマスじゃなくてコンボイって聞くと、
中の人が御大将な方を思い浮かべてしまうw
929通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 09:28:06 ID:???
>>924
さすがにそこまで酷くないだろう・・・
1、2期と比べて落ちたのは認めるがw
930通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 10:35:54 ID:???
>>929
あー、……マジそう言ってるんなら「アンチスレ」と「レジアス中将スレ」を覗いてから、
住人が総現実逃避の「ユーノスレ」を見ることをお勧めする。
931通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 11:28:12 ID:???
>>930
なのは3期が種死並の予算があってアニメ誌などから総プッシュされていたとは初耳だ
【意見には個人差があります】
932通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 12:00:02 ID:???
>>931
予算以外は概ねその通りじゃね?
933通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 12:02:07 ID:???
ローゼンも監督が水銀燈に肩入れしすぎて、二期とOVAで真紅の人気ががた落ちしたなぁ
934通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 12:16:49 ID:???
待て待て。
そもそもなのは3期が「種死よりも酷い」ってのはあっちのアンチ(多くは1期・2期のファン)が言ってることだ。
935中身:2009/07/13(月) 12:33:47 ID:???
予告通り投下したいと思います。
936通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 12:34:28 ID:???
いや、だってお話にならないぞ?
アレはある意味、種死以下だ。


上司と部下で、1対2の制限なしの模擬戦。
基礎魔力が低いんで攻撃力、防御力に劣るが幻術使える部下(将来的な志望は、単独行動が多い役職)が、
自分のスキルを最大限に生かして要塞的な能力を持つ上司に肉薄、
もう一人との連携も含め、届かなかったもののもう少しで一撃を加えるところまで持っていく

上司打ち切れて要塞主砲で部下をいたぶる「そんなやり方私教えてない」

納得できない部下に、上司のイエスマン連中が寄ってたかって上司の過去を話す

的外れな過去を聞かされた部下、なぜか洗脳完了。


 こんなんばっかりだぜ、あの話……。
937中身:2009/07/13(月) 12:35:03 ID:???

自由の聖剣編


『ビビビビビビビビビビビッ』
真っ暗な部屋の中、機械仕掛けの鶏がけたたましい鳴き声を上げる。
気だるそうに動き、暫く宙を彷徨った右手がそれの鶏冠を叩いて黙らせた。
(煩い・・・。全く、こいつが起きたらどうするんだ)
覚めきらない目で自分の胸の中で寝息をたてる赤毛のお姫様を見る。
(また負け戦か・・・)
シミレーションでも実戦でも、勿論恋愛に関しても彼女をリードしている自信のある彼だが、
ベッドの中では未だに勝ち戦は経験したことがなかった。
毎晩毎晩自分を搾り尽くす彼女にはどうやっても勝てない。
「んー・・・」
お姫様が寝返りを打つ。
ベッドでは、勿論いつも暴君な彼女だが、こうして寝顔を見ていると可愛いなと思う。まぁいつも可
愛いが。
これも惚れた弱みだろうか。
どちらにしろ、アラームがなったということは、依頼された目的地到着まで後2時間を切ったというこ
とだ。
「・・・ねみい」
それだけ言うとシーツをかけ直す。
昨日素っ裸で何時間運動したと思ってるんだと見当違いなことを考えながら、
それでも本心では眠る彼女、ルナマリアとまだまだ離れたくなくて、青年、シンは再び睡魔に身を
委ねた。


「やっぱり君らは隔離した方が良いのかな?」
「「ほんっと、スイマセンでした!」」
グリッグスブリッジ、レッドアイズ傭兵団司令は珍しく不機嫌だった。
クライアントとの大事な初顔合わせに、肝心のMSパイロットが「昨日のナニが激し過ぎて寝坊しま
した」なんて理由で遅刻したのだ。
938中身:2009/07/13(月) 12:35:53 ID:???
クライアントの町長は柔和な人柄だったから良かったものの、下手をすれば契約がおじゃんになる
かもしれなかったのだ。
「全く・・・罰として依頼が完了するまでの1ヶ月間、君達のシフトを完全に分ける」
「「えっー!」」
「えー、じゃない。それにシン、君ゴム付けないだろ。あんまりヤってると、いくら妊娠しにくいコーデ
ィネーターでも万が一もありえる。
それは傭兵団として非常に困るんだよねぇ」
今までミスをして嫌味を言われたことは多々あったが、今日は一味違う。
どうやら相当怒らせてしまったようだ。
シンは恥ずかしさやら怒りやらよく分からない感情から体をプルプルさせている。
ルナマリアもルナマリアでアーサーの正論にぐうの音も出ない。場に嫌な沈黙が降りる。
しかし、沈黙を降ろしたのがアーサーなら、それを破ったのもまたアーサーだった。
「反省した?」
「「はっはい!」」
覗き込むように首を傾げるアーサーに、2人は反射的に背を伸ばして答えた。
さっきからハモってばかりの2人の姿は実に可笑しい。
「まぁ、僕も鬼じゃない。それにストレスで優秀なクルーの能力を害するのも本意じゃない」
「「じゃあっ!?」」
「少しは2人の時間を取れるよう調整しよう。でも、MSパイロットは君達しかいないから、更に大変
になると思うよ」
「よっしゃっー!」
「やったー!」
ブリッジで初めて別々の声を上げた2人だが、周りのクルーの「このバカップルは」という声が聞こ
えそうな程熱い抱擁を交わして飛び跳ねている。
やっぱり隔離した方がいいのかと本気で検討するアーサーであった。


キラ・ヤマト、恐らくC.E.史上最も有名なMSパイロットである。
ただ1人神に選ばれたスーパーコーディネーターという存在であり、また平和を乱す者に振り下ろさ
れる自由の聖剣。
939通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 12:37:42 ID:???
>>930
前者二つはアンチで凝り固まったスレだしそこ見せりゃ誰だって酷いと思うだろ言い方は悪いが本編見せずにここの二次創作だけ見せて
「種死はこんなに酷い!」って言うようなもんだ

あと二次創作って時点で現実逃避なんだから人の事は言えんわな
940中身:2009/07/13(月) 12:38:23 ID:???
しかし、輝かしい数々の名とは裏腹にメサイア戦後の彼は殆どメディアに顔を出さなくなった。
政権成立後、ラクス・クラインはザフトの再編、軍縮に努め、代わりに福祉厚生に力を入れていた。
その政策の煽りを受けた軍人達も、そちらの仕事を斡旋することで失業者を減らした。
同じく政策の煽りを受けたザフトは規模の収縮に加えて極端な精鋭化、専門化を求められた。
規模が小さくなったとはいえ、プラントの防衛からテロの撲滅、紛争の解決と、役割は依然多かっ
たからである。
現在のザフトは大きく2つのグループに分かれる。
1つは歌姫の騎士団を擁する、凄まじい防衛力を誇るプラント防衛隊。
これはザフト全体の7割を占める主力部隊であり、国家間での所謂戦争をする部隊である。
彼らは特別な命令が無い限り先制攻撃が禁止されており、反撃にのみ戦闘能力を発揮することを
許されたザフトの盾である。
2つ目は機動力を至上の武器とし、ザフト内でも精鋭中の精鋭であり、1機から4機の少数の戦闘
単位でテロリスト排除や紛争への介入を主な任務とし、
時には公に出来ない様な任務にも従事する攻撃性の高い特殊作戦群、通称SOCOMである。
その戦闘能力は圧倒的で、核動力MSを保有するだけでなく、1機のSOCOM所属MSを撃破する
には同性能のMSが10機必要といわれる程パイロットの錬度も高い。
その戦闘能力と比例して非常に困難な任務に就くことが常である為、
SOCOMに所属するとベッドでは死ねないと言われ、相当な覚悟の元振り下ろされるザフトの剣で
ある。
両者共に言えることは、厳正な階級が設けられ、プラントの為ならいつ死ぬことも厭わない殉教者
の集団ということである。
その中でも死傷率が最も高いSOCOM第1戦闘騎兵群の名簿、その筆頭にキラ・ヤマトその人は
存在していた。
多くの者に止められ、ラクス及び首都アプリリウス・ワンの防衛を主な任務とする歌姫の騎士団に
所属するようにと再三言われた。
941中身:2009/07/13(月) 12:39:15 ID:???
しかし、キラはここにいる。少将の座と、いつでも最愛の人と会える居場所を蹴ってでも、デュランダ
ルに宣言した覚悟を守る為に。


「ラクス・・・」
見渡す限りの荒涼とした大地、夕日に照らされたその空を飛ぶ機械仕掛けの天使が1機。
その中で、もう半年も会っていない最愛の人の写真を見る1人の青年。
きっと今も執務室で山の様な書類と格闘しているのだろう彼女を思うと胸が苦しくなる。
こんな甲斐性の無い自分を、今でも浮気の1つもせず待っていてくれる感謝と、不甲斐無い自分へ
の憤りで胸が張り裂けそうになる。
『ビビッビビッ』
「次の任務か」
狭いコクピット内にアラートが響き、ディスプレイに新しい任務が表示される。
ずっと任務漬けで、3日目もMSの中で終わろうとしていた青年、キラ・ヤマト大佐であったが、文句
1つ垂れずに目的地に進路を向けた。


○月×日、天気は晴れ時々鉄の雨。
哀れにも深紅の狩人の初めの獲物に選ばれた、ダガーLだった物が宙を舞う。
ビームアックスとテンペストによって細切れにされたその破片は雨の様だ。
「まず1機」
この惨劇を生み出した深紅のグフ、ルナマリア専用グフは、その白い雨が降り注ぐ中、
ビームアックスを地面に突き刺し、柄の部分に手を預け、テンペストを左肩に担いでいる。
正に女王の風格といった所か。しかしそこは未だ戦場、ポーズを取るなど愚の骨頂である。
それを思い知らせようと、後方の岩場からザクがビームライフルを構えて踊り出る。
今度は自分が狩る側だと言わんばかりに、ザクが深紅のグフに狙いを定めたのと同時に、グフが
テンペストから手を離した。
突然の行動に、ザクの引き金を引く指が一瞬遅れる。しかしその一瞬が致命的だった。
グフは左腰のスカートに手を伸ばしたと思うと、上半身のみ後方に捻りビームサーベル2本を投擲
してきたのだ。
1本は構えていたビームライフルに、もう1本はコクピットに、吸い込まれる様にして突き刺さる。
942中身:2009/07/13(月) 12:40:19 ID:???
主を失ったザクが倒れるのと、テンペストが地面に突き刺さったのはほぼ同時。
「2機」
しかし同時に動いた物体はこれだけでは無かった。仲間を次々と討ち取られた怒りに燃える
シルビアンアストレイが2機、
左右からビームサーベルを手に突っ込んでくる。
左右から串刺しにする、その意気込みは良かった、相手がレッドアイズのルナマリアでなければ。
深紅のグフはアストレイ2機のビームサーベルが装甲に触れる瞬間、
機体を右回転させると同時に、ビームアックスの刃と柄によって2機のビームサーベルを叩き落と
す。
敵の技量に唖然とするアストレイのパイロット。しかし深紅の削岩機の回転は止まらない。
そのままの勢いで姿勢を低くしたグフは、地面から引き抜いたテンペストでアストレイ2機の膝から
下を切断する。
遠心力で綺麗に円状に吹き飛び、地面に転がる計4本の脚。
しかしその主は生きたまま地面に接することも許されない。
未だ低い姿勢のグフは、両手から近接武装を手放したと思うと、
それぞれの腕をアストレイ2機に向ける、そして躊躇い無く光弾を撃ち込んだ。
「これで、最後」
見るも無残なMS4機分の残骸、その中央に立つグフに通信が入る。
『ルナ、大丈夫か!?』
「遅い、戦闘が始まってからジャスト5分。もう終わっちゃったわよ」
『ごっごめん』
グリッグスからの通信、その中でしょげる年下の恋人に自然と笑みが浮かぶ。
寝癖が酷く、今し方叩き起こされたのは明白だ。
シフト外なのだから当然なのだが、しょげているシンはまるで犬の様で、少し苛めたくなる。
画面に向けてそれを実行しようとした時。
遥か彼方の天空から、4本の雷が深紅のグフを貫いた。
「あうっ!!」
四肢を全て破壊されたグフが山にめり込む。
『ルナッ!』
コクピットの中にシンの必死な叫びが木霊す。
『大丈夫かルナッ!?』
「だっ大丈夫、コクピットに損傷は無いわ」
『わかった、俺もグフで出る!』
そう言いながら通信を切るシン。ルナマリアはビームが来た方の上空を最大望遠で見た。
そこには昔見た姿とは若干形の変わった、死神の様な天使が太陽を背負う様に滞空していた。
こちらを見ている、止めを刺す気だろうか。彼女は目を硬く瞑り、死を覚悟した。
しかし天使はそのままルナマリアを放置し、グリッグスの方へと飛んでいく。
ルナマリアは、戦闘能力だけを奪い止めを刺さないこの戦い方に見覚えがあった。
「まさか、キラ・ヤマトなの?」
今や残骸の仲間入りを果たした愛機の中で、ルナマリアは1人ごちた。
943中身:2009/07/13(月) 12:43:18 ID:???
今回はこれで終わりです
名前欄中身のまま投下してしまったorz
本当はred eyesです、スイマセン。
944通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 12:46:23 ID:???
GJ!

>>939の割り込みすいませんでしたorz
945通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 13:00:42 ID:???
GJ!ルナ可愛いよルナ
にしてもこの世界の名有りパイロットは軒並み強いな。特にキラは異常に強そうだ
946通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 14:16:18 ID:???
GJ!
議長に言ってのけた台詞を律義に守ってしんどい道を選ぶあたり
このキラは比較的マシな部類に見えるが、いきなりルナを達磨にしてるし
レッドアイズ全体への対応を見るまでは保留かな?
単にテロリストの機体と勘違いしたならともかく(まず確認しろよとも思うが)
自分達以外が戦いを続けるのは認めないとか言う訳じゃないだろうな…
RE組って集団脱走のお尋ね者とかじゃなくて、円満退役後の合法的私企業
(かなり語弊あるけど)だったよね…?

あと
×⇒シルビアンアストレイ
○⇒シビリアンアストレイ
ね。
947中身:2009/07/13(月) 16:24:53 ID:???
>>945
メサイア戦後、大規模な戦争は無くなりました。
代わりに武装勢力や軍人崩れなどが頑張っているせいで、
戦後それらと戦い続けてるパイロット(シン、ルナ、キラなど)
>SOCOM>>>>>平和な国の常備軍=ちゃんとした武装勢力>チンピラ
って感じです。

>>946
御指摘有難う御座います。
実は、あんまり外伝見てないんですよね。
元ミネルバ組はちゃんと正式な手続き踏んで除隊してます。
948通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 19:14:26 ID:???
種死後の世界は火のついた火薬庫だから
紛争には事欠かない
949通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:19:10 ID:???
>>936
あのシーンは悪いのはスバルとティアナだぞ
なのはも言ってるが模擬戦は遊びでも喧嘩でもなく訓練の成果を見せる場だ
でも、あの二人は無断で訓練のメニューに無い無謀な行動を勝手にやったわけだ
そのことに関してなのはは優しいから結果が出せれば許してくれるみたいなこと言ってるがそれこそお門違い
曲がりなりにも近代式の軍組織である以上結果出せれば命令無視してOKなわけは無い
ぶっちゃけあのシーン引き合いに出して3期は糞なんていうのはアンチ思考に凝り固まってるとしか
950通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:31:13 ID:???
>>949
だからってあそこまでやる必要ないと思うんだがな?
一人行動不能に追い込んだ挙句ボロボロの奴に全力全壊オーバーキルだぜ?
つかああ言う行動の繰り返しってのは間違っちゃいないだろ
誰に対しても説得って言う名前のオーバーキル繰り返して賞賛の的って可笑しいと思うけど
どこかのスーパーコーディネーターと被って見えたぞ
951通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:31:58 ID:???
>>949
お前の気持ちは分かる、でもスレチだから後はやめような
952通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:37:49 ID:???
>>949
何がどう間違ってて悪かったのか具体的には何も示されませんでしたがね
953通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:39:44 ID:???
まあなんだ、スレチなの厨はコレだから困る
954通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:41:38 ID:???
>>949
>>950も言ってるが、俺にもあのシーン何処ぞのスーパーコーディネーターと被って見えたな
あれか? あのキャラに逆らうなら問答無用でフルボッコ→洗脳って世界か?
まんまCEじゃねえか
955通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:43:56 ID:???
>>950
行動不能→バインドで捕縛しただけ、肉体的ダメージはなし
オーバーキル→自分のデバイス解除した上で手加減魔法、倒れたのはティアナ自身のオーバーワークの影響
956通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:46:58 ID:???
なのははなのはスレでやれ

うちにもエースオブエースがいるだろう
何のエースなのかは別として

いやだなぁお嬢様
別にお嬢様が貧乳のエースオブエースだなんt(ry
957通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:47:33 ID:???
そう言えば、自由対メイオウのMADがあったなぁ。あの頃は魔王だっけ?

種世界って大砲巨艦主義的なMSって意外と無いよな。WOとかX的な
あんだけ防御面で発展してんなら、突き抜けた火力を搭載する発想があっても良いと思うが
958通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:54:05 ID:???
>>950
取り敢えず次スレよろしく

>>956
馬鹿な、エースと言えば我らが主人公シン・アスカに決まってるじゃないか!
本編ではパーソナルマークはおろか二つ名も貰って無いが……
まぁ、そこは想像の余地があるのだと前向きにに考えて、みんなでシンの二つ名考えようぜ!
959通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 21:54:59 ID:???
>>958
紅い金的
960通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 22:02:19 ID:???
スレチなのはアンチの>>950がスレ立てそうに無いし
俺行っていい?
961通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 22:06:04 ID:???
>>960
よろしく頼む
962通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 22:13:06 ID:???
>>960
お願いします

>>958
金的、英雄、赤鬼、鬼神、レッドアイ、戦士…スレの作品に出てきただけでも結構ありますね
963通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 22:17:35 ID:???
悪い、規制されてて無理だった
↓の人頼む
964通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 22:19:23 ID:???
>>959
それは無いだろうと一瞬だけ思って、次の瞬間にはなるほどと頷いてしまった。
965通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 22:20:36 ID:???
>>964
スレいけるか?

アレの後考えて見たら何かと紅というキーワードが付くなあ、俺の脳じゃ
966通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 23:27:46 ID:???
いろいろ混ざった結果

紅金党大賢良師首領アスカ

なんて肩書きが浮かんだけど電波過ぎるねコレ orz
967通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 23:50:06 ID:???
もう
真・アスカでいいんじゃないかな
968通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 23:51:09 ID:???
おのれ首領アスカ・・・お前のせいでこのスレも破壊されてしまった!
969通常の名無しさんの3倍:2009/07/13(月) 23:54:54 ID:???
>>967
シン「デュランダルのジジィイイイイイイイイイイイ!!!!!!!」
こういうことだな
970通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 00:02:43 ID:???
黒髪の貴公子でOK。
971通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 00:29:58 ID:???
んー、誰も立てないようなら立ててくるか。
972通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 00:33:39 ID:???
973通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 00:36:27 ID:???
>>972
興<乙じゃないか…
974通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 00:41:37 ID:???
>>972
乙して解して並べて揃えて晒してやんよ
975通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 01:09:56 ID:???
埋めネタに。

「あんたは俺が討つんだ、悪魔は!」
漆黒のデスティニーのコクピットで赤い目の少年が怒鳴る。

「アンタが私から全てを奪うとあの情報屋から聞いてるっす……覚悟するっす!」
鋼の巨人に乗った貧乳少女が叫ぶ。

「これ以上、この世界を壊されるわけには行かないのよ……!」
新緑の髪を波打たせ、女性が呟く。

「あんたの、あんたのせいでガルナハンはッ!」
赤い機体を操る褐色の少女が喚く。

『もうぶっ殺しますよこの悪魔が』
無人のデスティニーを駆る人工知能が切れ気味に言う。

「お前の為に最強のモビルスーツとパイロットを用意した……首領、この世界がお前の墓場だ」
白い仮面を被りった金髪の男が冷酷に告げる。

いずれも凄まじいまでの悪意と殺意に満ちた言葉たち。
全て、違う場所、違う時間である男に叩きつけられた言葉。
そしてそれを受け止める男――首領・アスカ。
罵詈雑言にも怯まず、ニヤリと笑い、いつの間にか巻いていたベルトのバックルに、アフロから取り出したカードを通す。
『ドドド、首領ォン!』
ベルトから赤毛のアホ毛少女っぽい機械音声が響き、空中から出現した巨大な鋼塊が首領の身体に降り注ぐ。
次の瞬間、十八メートル大の鋼の巨人がそこに居た。
976通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 01:11:15 ID:???
巨大なアフロを装備した、黄金の機体が。
コクピットの首領は再び笑い、アフロから引っ張り出したカードをポケットから出した携帯電話に通す。
そのたびに、光を放ちつつその機体は姿を変える。

『イイイ、インネンノオワリ!』
――あるときは、超絶的な高速機動を実現したデスティニーに。
『コココ、コジョウノヨウヘイ!』
――あるときは、貫手を使いこなすブリッツの改修機に。
『マママ、マーセナリーオブレッド!』
――あるときは、三つのシルエットをドラグーンのように従えるインパルスの後継機に。
『ヘヘヘ、ヘイワノウタ!』
――あるときは、巨大なハラキリソードをもったザクに。
そしてまたあるときは――
『プププッ! プラァンッ、Aッ!!!』
――蟹股でオニギリヘッドで股間にアロンダイトなスレの守護神に。
何れも巨大アフロは健在だ。

そしてさらに。
「ちょっとくすぐったいぞ」
「ちょ、ま、アッー!」
黒いデスティニーの/グフクラッシャーの/デスティニーセカンドの/その他の背後に回りこんだ首領の機体が両手をかざし、
それらの機体が変形する。

『ファイナル! フォォム! アタァッック!!』

――世界の破壊者、首領。幾つもの世界を巡り、その瞳は何を見る――全てを破壊し、全てを繋げ!
977通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 01:36:47 ID:???
『ドドド、首領ォン!』
フイタwww
978通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 02:15:14 ID:???
>>976
勝手に続けてみる

「久しぶりだね、シン。 妹さんの携帯はまだ持っているの?」
「……っ! お前は……」
「知り合いなのか、首領?」
──世界を巡る旅の中、現れた首領を知る謎の男。

「僕はね。 自由が欲しいんだよ。 ……そういう意味では怪盗かな?」
「大和 綺羅……!」
「この世界の『力』 貰って行くよ」
『フッリーダム!』
──桃色の歌姫を思い出させる機械音声が響き、白と青を基調としたCEの聖剣が光臨する。

「頼んだよ、僕の兵隊達」
『ユユユユ、ユルゲン!』
──高機動化されたストライクフリーダムが
『アアアア、アシャ!』
──青と白に塗り分けられた重厚で無骨な装甲で覆われたMSが
『アアアア、アスラン!』
──IJSPKが
『ババババ、バルドフェルド!』
──オウガが
シンにとっての強敵達が、存在しないはずの世界に傀儡として姿を現す。

「数だけは多いな」
「負け惜しみはやめてよね。 この状況でシンが僕に勝てるわけが無いだろ?」
「違うな。 大和、お前は大きな勘違いをしている。 彼らが、各世界のシン(俺)が強いのは、力を持っているからじゃない」
「たとえ悪と呼ばれようとも、己の信念を信じ貫く、意志。 そして幾ら負け犬と呼ばれようとも決して折れない心が奴らの強さの源なんだ!」
「……俺はこの旅でそれを思い出した。 だから! 姿形は同じでも、意思や心の無い人形に負ける道理はない!」
『GSC! ジユウノヨビゴエ! コウボウ! インネンノオワリ! 19 S&R! MOR! ライオン! ヘイワノウタ!』
『コジョウノヨウヘイ! チダマリノキョウショウ! リュウグウノモリビト! イロンナイミ! ドクモツチョウ! レッドアイズ!』
『ファイナルガンダムライド。 首領!」
――全てを破壊し、全てを繋げ!
979通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 02:34:09 ID:???
首領が遂に遺影フォームにwww
980通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 02:42:44 ID:???
多い上に長いよwww
981通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 08:53:57 ID:???
wwwwwww
982通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 09:53:00 ID:???
通りすがりの首領アスカ吹いたw

ある意味、全て(の常識)を破壊し全て(凸以外のキャラ達の良心)を繋いでいるがw

そして、このスレの守護神であるプランA・・・
そのコクピットに似合うのは、やはりアズ子やs(ry
983通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 19:23:11 ID:???
総てを壊し総てを繋ぐ……


つまり総てのシンの乗機をバラしてそれぞれの売りを一機に押し込む須佐之男拾式継接形態みたいなモノですね解ります!!
984通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 19:52:28 ID:???
>>983
逃げろ。
そっちに無人のモビルスーツがダース単位で行ったぞ。
985通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 21:33:24 ID:???
悪乗りしてみる


ドドン!!

〇月〇日 全シン・アスカ 集決せよ!!

首領 「大歌姫の騎士団は俺が潰す」

アスラン「大歌姫の騎士団の全世界征服だ」


この夏劇場に全てのシン・アスカが終結する!!

劇場版 首領・アスカ VS 大歌姫の騎士団

娘ステラ「なにかを守る為に闘う それがシン・アスカでしょ!!」
お楽しみに

前売り劇場チケットで特製シン・アスカカード(どこかの世界1枚)が貰えるキャンペーン中


やっちまった っでも 後悔はしてない
986通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 21:36:41 ID:???
前売り買って来るわ
987通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 21:45:42 ID:???
ソキウス〜、これ見に行ってもいい〜?
おこづかい、こんだけで足りるかな〜?
988通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 21:54:56 ID:???
みなたまの為に、今から劇場をジャックするでソキウス!
989通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 22:43:24 ID:???
え〜ミハシラで特製シン・アスカカードを入手した方は、お近くのソキウスまで連絡をお願いするでソキウス。
みなたまの為に全種類最低でも3セットは必要なのでソキウス m(_ _)m
990通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 22:57:55 ID:???
>>989
(´・ω・`)ノ■
991通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 23:18:36 ID:???
>>990
店長何してるんですかw
992通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 23:31:59 ID:???
( ゚Д゚)■

(゚д゚)■
993通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 23:35:38 ID:???
こっち見んなw
994通常の名無しさんの3倍:2009/07/14(火) 23:53:13 ID:???
このスレのこういうところが大好きだw

>>989
やらんでもない
だが見返りにみなたまのスリーサイズをよk
995通常の名無しさんの3倍:2009/07/15(水) 01:10:04 ID:???
特製シン・アスカカード

NoX1X 『胎動』 
「それを犬と言うなら……好きに呼べよ」

NoX2X 『血戦』 
「アンタは俺に本当の言葉をかけられなかった。俺はアンタの言いたいことを理解できなかった」

NoX3X 『復讐』 
「あいつ等を地獄に落とせるだけの力を俺に……」

NoX4X 『S&R』 
「もう来れないと思うけど、それじゃあ」

NoX5X 『鬼神再誕』
「まだ、まだ戦争がし足りないのか、貴様らは!」

NoX6X 『悪魔と獅子』
「俺は見ているぞ、カガリ・ユラ・アスハ!」

NoX7X 『古城の傭兵』
「残念ながら、救いは無い」

NoX6X 『アフロ』
「アフロじゃなかったら即死だったぜ!!」

NoX6X 『狂笑』
「俺の願いは・・・・・・」

NoX7X 『エルフ』
「お前、シン・アスカだよな!よかった!シンが来てくれたんだ!」

NoX7X 『共闘』
「楽しみですか?俺は心配ですよ」

NoX7X 『蝶と華』
「残念だったな、今日は単純な計算ミスだ」


NoXXX 『スレの守護神』
「頼むぞプランA、我が最高傑作……シン=アスカを……人類の、明日を」
996通常の名無しさんの3倍:2009/07/15(水) 08:34:24 ID:???
ヽ( ・∀・)ノ ■もってけドロボー!
997通常の名無しさんの3倍:2009/07/15(水) 10:13:53 ID:???
海賊なら海賊らしく頂いて行けばいいのに
998通常の名無しさんの3倍:2009/07/15(水) 10:34:52 ID:???
つまりキラはクロスアウトフリーダムに変身するんですね
999通常の名無しさんの3倍:2009/07/15(水) 12:02:27 ID:???
999なら、シンとみなたまの結婚式を執行うでソキウス
1000通常の名無しさんの3倍:2009/07/15(水) 12:06:01 ID:???
1,000なら伝説のアフロ首領 オールアスカvs大ラクシズ が!
10011001
゚・ *:.。. * ゚
      +゚
 。 .:゚* +     このスレッドは1000を超えました。
     ゚      新しいスレッドを立ててくださいです。。。
    ゚  /ヾー、
       r!: : `、ヽ
      l:l::..: :.|i: 〉
      ヾ;::::..:lシ′       新シャア専用板@2ちゃんねる
         `ー┘          http://hideyoshi.2ch.net/shar/