641 :福田コラム 3:2009/01/15(木) 17:29:23 ID:???
ウワサのコラム 前半は別のスレ
正月映画は「地球が靜止する日」を見た。
「ID4」や「バックトゥーザフューチャー」でも、引用されてるSF古典名作のリメイクだ。
アニメでの引用も数知れない。
(「月光蝶システム」って、これが元ネタだったのかも知れないと思った)
我が家では誰も興味がないらしいので、一人で行った。
面白かったか? と、言えば微妙 (^^;
ドラマも映像もどことなく中途半端な印象。 客席もまばらで、あまり受けていない無い感じだった。
話はきわめて単純だが、哲学的なテーマに挑んでいた力作だった、と当時は思っていた。
しかしそのネタは、もうありとあらゆるSF、アニメで使い倒されてるものなので新鮮味もなにも全くない。
それでも自分が子ども子どもの頃に見た作品で、忘れかけてる部分も多いので、それなりには楽しめた。
改めて感じたのは、スピルバーグ監督が撮った「宇宙戦争」の出来の良さ。
あれだってオリジナルは相当古い作品なんだが、宇宙人のメカに追われる親子の緊迫感の持たせ方、
映像の見事さは秀逸だと思う(スピルバーグの十八番だけど)。
「宇宙戦争」もあまり評価されていない作品だが、それでも「地球が〜」に比べたら、雲泥の差かと。
つくづく有名タイトルだけで映画は出来ないんだな、と思った。
むしろタイトルよりも、その映画で何を伝えたかったのか? 何を見せたかったのか? そちらがとても大事なんだな、と感じた。
それにしても、似たような作品でこうも違いがあるわけだから、才能って残酷だ。
自分だって『ガンダム』の映画をやるんだから、過去の映画と比較されるのは覚悟の上だが、
才能の差を実感しなきゃならないかも知れないと思うと、戦慄を覚える。
誰にも理解出来ないことかも知れないが、ほんとうに命がけでやらなければならない仕事である。