ガンダムSEED 逆襲のシン・アスカ EPISODE XXW
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 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
乙
オススメネオロゴスちゃんねる
「お嬢様とシンの関係に悶えるスレ 糖度15」【VIP】
「シンの金的伝説を語るスレ」【歴史】
「プランAを飼いたいのだが…25機目」【萌MS】
「シンの娘に関する疑惑を徹底的に議論するスレ」【ロゴスVIP】
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>>8 アズXシンスレ?
ああ、あのお嬢様の自演SSで保ってる過疎くぁwせでrftgyふじこlp;@:;!
10 :
217:2008/12/15(月) 23:54:35 ID:???
こんにちはー
投下します。
歌姫の騎士団は平和の使徒だ。いつだって、話し合いによる解決を望んでいる。
何を解決するか、て?
決まっている。勝敗の帰趨だ。
歌姫の語る不思議な単語の羅列は、フリーダムなんかより余程重要かつ効果的な戦力だ
し、彼女に従う騎士達も、主人ほどではないにしても、MSよりはずっと巧く舌を回す。
その武器を最大限に活かす為、彼等は常に全周波の回線を開きっ放しにする。
だから、あっちで何が起きているのかは、よく分かった。
モニターの中で、水瓶座の娘が歌っている。振り付けは、やたらと堂に入っている。多
分、一人カラオケで歌っている時でも、そうしていたのだろう。痛い奴だ。
思わず、笑みが漏れた。
兵隊は女を好む。女子供は平和の象徴だ。そこが安全なんだ、戦場じゃないんだと教え
てくれる。緊張が吐息に溶けて、凍った体が生身の柔らかさを取り戻す。
勿論、この宙域にお集まりの観客達は、俺なんかより、ずっと楽しんでいる。なんと言
っても、舞台の歌手は歌姫と同じ声を持っていて、表情はずっと明るくて、仕草は遙かに
若くて、何より歌う以外の理由で口と舌を動かしたりはしないのだから。
軍用チャンネルが、溜息で飽和した。金属さえ切り裂く鋭い声も、柔らかく粘り気のあ
る吐息の中では埋もれるしか無かった。自分も歌って、支配権を取り戻すと言う発想は無
い様だ。ひょっとしたら、平和の歌姫は、あまりに長い間、平和とも歌とも無縁な生活を
していたせいで、歌う事を忘れてしまったのかも知れない。
「さて……」
どうする?
俺は歌姫の騎士団ほど、この歌声には惹かれない。目の前ではフリーダムが自分の時を
止めているし、エターナルの前方に展開するMSなど、手拍子を打っている始末だ。
レバーを引くと、ヤッパが持ち上がった。今なら、フリーダムを殺るのは簡単だ。エタ
ーナルを沈める事だって造作も無い。
溜息の調子が変わった。クリスマス・プレゼントの包装を引き裂き、その中身が期待以
上の物である可能性に気付いた子供の吐息だ。
無重力の舞台で少女が歌う。
振り付けに合わせて、淡雪の様な桃髪が揺れる。熱帯魚みたいな舞台衣裳が、薄布の軽
さでひらひら踊る。
ゆっくりと時計回りする歌い手は、強烈な照明に体の線が浮いている事に気付いていな
い。衣裳の動きにだって気付いていない。
滑らかな膝がスカートを割った。ついには、真っ白な太股まで露わになった。
吐息が怒号に化けた。肝心な所は結局、見えなかったけど、小さな悲鳴を一つ、慌てて
スカートを抑える仕草に、誰もが満足した様子だった。
フリーダムの手は、握り拳を造っていた。
ヤッパを下ろして、機体を反転させる。
絶好のチャンスだった。その気になれば、キラ・ヤマトもラクス・クラインも簡単にこ
の世から消してやれた。なぜ、その気にならなかったかは分からない。だけど、ブルーコ
スモスならざる身としては理由なんて必要無かったし、歌姫の騎士ではない以上、理屈だ
って必要無かった。
「キラ?」
それは、聞き覚えのある声音だった。歌姫の冷たい声は、歓喜の怒号を貫いて、不思議
と耳に通った。後方モニターの中で、フリーダムの体が震えた。多分、キラ・ヤマトが階
段から落ちる夢でも見たのだろう。
「フリーダム感覚っ!」
ホームラン・フリーダムが跳ね起きる様にして反転した。ヴォワチュール・リュミエー
ルが宇宙を蹴り付けた時、その機首は明白に俺の尻を狙っていた。
白い彗星が迫る。今、この宙域で動いているMSは二つだけだ。背後に付かれるまで僅
か一瞬。
震える声が叫んだ。
「覚悟はあるっ!僕は戦うぅっ!」
「冗談じゃない。俺は逃げる」
脚部のスラスターを止め、リリースレバーを引いた。バーナー炎を追い掛けていたら、
いきなり目標との間に、120文のドロップキックが出没する。いつものキラ・ヤマトな
ら避けるだろう。だが、今の奴なら?
一分もすると、背後には何も見えなくなった。あの、無闇に頑丈なフリーダムが破損す
る様な衝撃じゃなかった筈だ。衝突の寸前、またもや小さな悲鳴が聞こえたのは、きっと
気のせいだろう。
人生を丼で勘定し、挙げ句、いつだって計算を投げ出して来た男が、なんだか気の毒に
なった。時を超え、空間を超えて、格好良いポーズを決める。そんな自由な男でも、浮気
の自由だけは何故か手に入らない。
母船が見えた。
「脚など飾りだ。君も漸く分かった様だね」
レシーバーが伝える声に、俺はうんざりとした。30を過ぎた様な男を信用するな――
――人類最大の失敗をやらかした共産主義だけど、一つだけ正しい事を言ったと思う。
中年は嫌いだ。何度も同じネタを繰り返すから。
シルエットとチェストは、廃棄するしか無かった。レッグを失った以上、まともに着艦
をしたければコア・スプレンダーのギアを使わないといけなかったし、まともじゃない方
法で着艦するには、人手が足りなかった。
これでもう、こっちの戦力はスッカラカンだ。ZAFTが体勢を整える前に、少しでも
遠くに逃げないといけない。
「御苦労だったな」
着艦をサポートしてくれたレイは、格納庫から出ようとしなかった。うんざりした様子
で指差す方向からは、かすかな歌声が漏れて来た。一人じゃない。議長が用意した舞台は
格納庫のすぐ傍で、今やカラオケ会場と化していた。
「議長や二人は、あの声、平気なのか?」
「ミネルバのクルーは、基本的にラクス・クラインの影響を受け難い人間で構成されている」
「でも、昨日までは頭痛起こしてたぜ」
「影響を受ける帯域が違うんだろうな。ラクス・クラインの歌声に強い、裏返しだろう」
「なるほど。その点、俺はラッキーだな。あの声、何だか、落ち着いたし」
「お前は取り分け、耐性が強い」
「なんでだろう?」
「決まっている。致命的に音痴だからだ」
「なんだよ、それ」
無遠慮な物言いには、少し腹が立った。少しだけだ。一六年もの歳月を経て、尚、自分
に音楽的才能を信じる事が出来るほど、俺は楽天的な性格をしていない。
「俺がFAITHに選ばれたの、てさ。ひょっとして、そのせい?」
「半分はな」
扉のスイッチを叩いた途端、声が溢れだした。そこでは18歳の水瓶座と、彼女の倍近
く生きているワカメパーマがデュエットを歌っていた。浮気がばれて居直る旦那と、糾弾
する女房の歌だ。旦那の歌声が必要以上に真に迫っている一方で、追求する女房には
一欠片の迫力だってありはしなかった。隅ではルナとアビーが手拍子を打っている。
「あ、シン。お疲れさま」
最初に気付いたのは、ルナだった。珍しい事もある物だ。アビーはその傍らで、何やら
耳打ちしていた。
「なんだ?内緒話か?」
「別に。内緒所か、話でさえ無いわ」
「じゃ、何言ってるんだ?耳元でさ」
「ベルモット」
「え?」
「ベルモット、ベルモット。ただ、それだけよ」
「アビー、続けて」
「はいはい。ベルモット、ベルモット」
ルナはベルモットの瓶を手にしていた。勿論、無重力下で開けられる筈が無い。見て
いるだけだ。時折啜るパックの中身はジンだろう。究極のドライ・マティーニを急ピッチで
空けて行く姿を見ていると、俺は財布の中に忍ばせた覚悟を、宇宙に放り捨てたくなった。
「あ、シンさん。お疲れさまでーす」
二つのスピーカーが挨拶した。当の本人は満面の笑顔で、額に汗を浮かべていた。マ
イクスタンドにはタオルがかけられていた。
少し嬉しくなった。彼女の声に、措置の前と変わる所は感じられなかった。単に俺が鈍
い、てだけかも知れないけれど、平和の歌なんかより、単に楽しくて歌っている声の方が、
ずっと気が利いている。
「ずっと、歌いっぱなしか?」
「ええっ!もう、楽しくて楽しくて」
本当に楽しそうな笑顔だった。いきなり横面を張ってやっても、やはり笑っているかも知
れない。一人のカラオケを常として来たのだから、一時間、二時間歌い続けるのだって、
別段苦にならないのだろう。
俺が着艦するまでの間、何曲付き合ったのかは分からない。議長の顔から、不意に表
情が抜け落ちた。とろけた目つきが寝息を立て始めるまで、三秒とかからなかった。中年
はこれだから嫌だ。テンションが高い間だけは、自分に若さが残されているのだ、と言う錯
覚を事実に変えられる。その神通力も、ある瞬間を境にいきなり途絶える。スイッチが切
れるみたいな物だが、そのスイッチは外部からは決して操作出来ないんだ。
「そうだ、シンさん。食品庫にジェラートが有ったんですよ。今、冷やしてますから、後
でパフェ作りますね。それと、ビールも」
ひらひらとした舞台衣裳が、部屋の隅まで泳いで行った。相変わらず不器用な泳ぎ方
だった。成りばかり派手な出目金だが、その鈍くささの割りに顔立ちは整っていた。
「いきますよー」
ビールのパックは若干、見当違いの方向へ飛んで行ったが、前に飛んだだけ立派な物
だった。一躍して手に取った時、当の本人はオレンジジュースに開けていた。
まだプラントの経済がまともで、俺にもそれなりの収入があり、一方で使い道にはさほ
ど恵まれていなかった頃の話だ。メイリンの誕生日を仲間内で祝う事になった。俺はモエ
・エ・シャンドンを片手にぶら提げて参加した。奮発したと言うより、半分騙されたみた
いな物だったが、それでも相手が喜んでくれれば、少しは救われただろう。主賓は口先で
有り難がりながら、取り巻きがお追従の言葉と共に寄って来るや、グラスごとその存在を
忘れ去り、行き所の無くなったシャンパンは、ルナがペリエみたいに空けちまった。
「幸せな奴だな、あんた」
オレンジジュースを啜る二歳年上の女に、言った。こんな顔をして飲み物を飲む奴は、
もう随分昔、買い物に出掛けた先で、マユに缶ジュースを買ってやって以来だった。
「え?」
「いつだって笑っているんだ」
「やだなあ、もう。私ってば、すぐ幸せになってしまうんですよ」
焼き立てのメレンゲが、苺の色に染まった。
「今日は天気が良くて、自転車に乗れるなあ。幸せ。カラオケでなんだか良い声が出た気
がするなあ。幸せ。ジュースが美味しいなあ。幸せ。て」
俺の口元は、別に彼女に釣られた訳じゃなかった。自由の歌姫様にしろ、歌姫の騎士団
長にしろ、世界の行く末や、人類の未来を憂えるばかりじゃなくて、もう少し、私的な幸
福を追ってみれば良いんじゃないだろうか。そうすれば、気にいらない為政者の被害者や、
利己的で物分かりの悪い大衆の被害者なんてポジションに身を置かずに済むだろう。何し
ろ、“夢”やら“明日”やらと違って、幸せなんて、その辺りに幾らでも転がっている。
至福の顔でジュースを啜る女子大生を片目に、ビールのキャップを捻った。パックの周
囲には、蒸気がガンスモークみたいに這い回っていた。たっぷりと汗を流した後、よく冷え
たビールは最高の御馳走だ。
キャップを銜えて、パイロットスーツの上半身をはだけた時、首の中で何かが割れた。
MSのGは、ほんの数時間の搭乗で、パイロットの身長を2、3pばかり削り取る。俺も最
後に受けた検査じゃ、首の軟骨が大分すり減っていた。
口の中で、麦芽の香と炭酸が弾け、喉に滑り込んだ。からからになった体に、水分が染
み渡った。
「うまい」
そう言おうとした時だ。
首に重たい何かがのし掛かって、その言葉を押し潰した。悲鳴の変わりに、凝固した声
が喉から這い出した。上体を捻った勢いで、体が宙を転がった。重力下なら、床をのたう
ち回る羽目になっただろう。
油断していた。偶に有るんだ。Gの負荷で首から肩背にかけてが強烈に凝り固まる。血
流が止まり、感覚が鈍り、その苦しさに気付かない。だけど、なんらかの拍子で、半端に
血行が回復した時、症状はそのまま、重苦しい感覚だけが目を覚ます。
「シ、シンさん!大丈夫ですか!?」
「だ……大丈夫だ。ただ、肩が……異様に重くて……」
肩が砂利を詰めたブラックジャックの下で窒息した。床の繋止環に、背筋を押しつけて
みた。無重力下だ。すぐ体が浮いてしまったし、大して効きやしなかったが、それでも俺
は十分満足だった。なにしろ頭上には、容姿だけなら非の打ち所が無い、若い娘が三人
居て、彼女等は揃ってスカートを穿いていたのだから。
ピンクブロンドが、眼下に振り向いた。一瞬、ひやりとした。さりげなく首を鳴らしている
と、繊手が真っ直ぐ伸びて来た。不器用極まる桃色の出目金は、不思議なほどのスム
ーズさで俺を捕まえた。
「大丈夫ですか?」
両肩をしっとりとした感触が包んだ。一つもツボに当たっちゃいないし、力も無いし、こ
そばゆいだけだったけれど、させるままにしておいた。なんとも言えない気分だ。大体、
美人の女子大生にマッサージをされてなんとも思わない様な男は、病院に行った方が
いい。
「所で……えーと……ミスタ・デュランダル?」
「私はアフランシ・ギルだ。それ以上でも、それ以下でも無い」
「まだ、続けるんすか。その偽名」
「えーと……私達は、その、色々と手が加えられているんですよね?」
「簡単な整形手術や、ちょっとした措置で、ラクス・クラインに戻れる範囲でね」
「じゃあ。私と、前にTVに映っていた、あの方……――――……その……えーと……
体型が少し……違うと思うんですけど……」
頭の後で、言葉が下を向いた。規制の入った古いカラオケマシーンから、何とか好み
の曲を探している声だった。東アジア以外の大学で、英文学を専攻する様な育ちの娘
にとっては、聊か口にし辛い話題らしい。
「これかね?」
両掌で見えない何かをすくい上げる、中年男の中年らしい仕草が、乙女の純情をロー
ドローラーで磨り潰した。肩の上で手に力が篭もったが、それでもまたまだ刺激としては
足りなかった。
「いや……私もいろいろと悩んだのだがね。結局、一つに絞りきれなかったのだよ。なに、
気にする事は無い。貧乳はステータスだ」
「貧しくはないですっ」
「ラクス・クラインが議長を怨んでたのって、それが原因だったりして」
余裕に小匙一杯の嫌味を含んだ声が言った。なるほど、人を恨むのに、理由が一つと
は限らない。理由が必要だとも限らない。どちらにしても、若き日の議長が、必要以上の
理由をこさえていたのだけは間違いない。
「議長。一つだけ、言わせてください」
「なんだね?」
「俺はもう、あんたのクソッタレな趣味には二度と付き合わない。絶対にだ」
「趣味?違うね。生き甲斐さ」
飲み込んだ息が、笑いになって喉の奥に弾けた。何故だかは分からない。笑う以外の、
どんな気分にもなれなかった。
いつの間に来ていたのだろう。レイは俺の肩口を叩くと、静かに首を振った。
「ったく。誰だよ。こんな人、議長にしたのは」
「まあまあ。瓦解した政権の反省会をしても仕方ないでしょう。これから、どうするんで
す?」
「アジアの某国から、お誘いを受けている。プラントと結んだ片務的軍縮協定の結果、麻
薬組織と国を二分する羽目になった国だ」
「他に無いんですか?」
「プラントの要請で民主化した結果、ユーラシアの息がかかった政権に国有資産をまるま
る二束三文で売り飛ばされた国と言うのもある。国民は、選挙に行けば洗濯機が貰える程
度にしか考えていなかった様だが……」
「どちらにしても、紛争地帯と言う事ですね」
「いいんじゃない。どうせ私達に出来る事なんて、あんまりないんだし」
「確かに。俺達の力を必要としてくれる所でもなけりゃ、受けて容れて貰える訳も無いか」
不思議と、溜息は漏れなかった。
肩に微かな痒みが広がった。非力な女学生のマッサージも、少しばかりは効果が有っ
たらしい。
ビールに口を付けた時、学校で習った聖書の一節を思い出した。明日を思い煩うな。明
日は明日自身が思い煩うであろう――――どうせ、引き返す道は無いんだし、選べる道だ
って限られている。だったら、くよくよと考えても仕方無い。
「シンさん。おいしい?」
青い瞳が覗き込んだ時、背中に柔らかい感触が触れた。自分の掌が小さく見えた。全く、
他人の悩みと言うのは分からない。
「うまい」
ビールを一気に呷る。
人生は喜びに満ちている。
了
18 :
217:2008/12/16(火) 00:10:39 ID:???
以上で、このお話はお終いです。
最後まで読んで頂いた方、感想を下さった皆様、本当に有り難うございました。
乙 そしてGJ 連中に幸あれ
おおっと、五人目を旗印に掲げての大逆襲劇が始まるのかと思いきや、一矢報いて第一部完(スラムダンク的な意味で)ですか。
何はともあれハイペースで良質な作品投下お疲れさまでした。
>>18 終わりなのか……残念だ。
だがとても面白かった。ありがとう、とても面白かった。
大事なことなので二回言いました。
GJっすー、おつかれさまー、楽しかったっぜー
こういうハッピーエンドもいいよね
お疲れさまです、とってもおもしろかった後味さっぱりで
議長、武器に使った時点で飾りじゃないですよ、上と下共に大質量の砲弾だ
とりあえず、ぎっくり腰になっている身としては女子大生のマッサージが羨ましすぎると言わざるをえない
GJです。楽しませていただきました、お疲れ様です。
結局凸はダルマ宇宙流し刑のまま完結とは…
この場合のキラクスだと心配とか捜索とかしてそうにないし、
末はテムかファラかTVカミーユか…
>>26 きっと超能力に目覚め帰還してきて犯罪組織を結成するんですよ
ダレが分かるんだ元ネタ
>>27 サイキックフォース?
何はともあれ完結お疲れ様です。デイリシルエットいいよデイリシルエットw
29 :
通常の名無しさんの3倍:2008/12/16(火) 15:33:59 ID:QK6ZNifT
GJ!!
次の作品も楽しみにしてます!
そういえばピンクの女子大生の本名って出てきたっけ?
>>18 >20の通りに、あのままフリーダム&エターナルぬっ殺して、返す刀でオーブ(アスハ)滅ぼして
議長返り咲き+ザフトトップに付いて勝ち組ウハウハエンドかと思いましたが…
何はともあれ、お疲れ様でした。
>>28 違うですね 多分
♪ときめくこころーもしもなくしたーらー みえないのさー空には何もー
不思議な青いビーム かがやいてーきみーとー
なミッドナイトサブマリンではないかと
217氏GJ!
文体のシリアス加減とぶっ飛び具合が大好きでした。
>>31 ウ○シ○ンかw
そこまでヒントを出してもどれだけの人間が分かるんだかw
○ラ○マンって奴か?
見たこと無いから解らんな
今更ながら
>>217氏乙Godjob
連中の今後に幸多からんことを
切り裂きエドと飲み友達になる217シンとか妄想余裕でした
ディスティニー・アイン・ソフ・オウルにプランAとディスティニーUが登場
是非とも動画で見てみたいですな
>>34これか
701 :通常の名無しさんの3倍:2008/12/14(日) 20:27:53 ID:???
製造されたばかりのデスティニーがあった。
幾多の戦いを経たデスティニーがあった。
英雄の愛機として伝説となったデスティニーがあった。
悪魔の機械として破壊されたデスティニーがあった。
たった一機で世界と戦うデスティニーがあった。
億万の軍勢を率いるデスティニーがあった。
機神として祀られたデスティニーがあった。
オニギリ頭で股にアロンダイトを持ったデスティニーがあった。
漆黒に染まり、真紅の爪と翼を得たデスティニーがあった。
異世界のガンダムと正座するデスティニーがあった。
主恋しさに人となり、大食いとなったデスティニーがあった。
複座型のコクピットに改装され、主とその想い人を乗せ飛び立つデスティニーがあった。
(表現的な意味で)空気のデスティニーがあった。
50メートル大に巨大化し、宇宙怪獣と戦うデスティニーがあった。
何処かのキ■■イに改造され、巨大なドリルとドラム缶状の姿となったデスティニーがあった。
ナイ■ルラ■■■ップに気に入られ、ループを彷徨うデスティニーがあった。
覇道の元で修復され、ナイ■ルラ■■■ップにパルマを撃ち込むデスティニーがあった。
大導師に拾われ、逆十字の鬼械神となったデスティニーがあった。
デモンベインとともに戦い、ともに旧神となったデスティニーがあった。
デスティニー・アイン・ソフ・オウル!
すまん、ちょっと地球皇帝に頭冷やされてくる
アイン・ソフ・オウルでデビルゴキブリを思い出し、胸元をがばっと開くプランAを
想像した。中のシンがどんなポーズを取っているかは火を見るよりも明らかだな
>>35 埋葬に抗ったディスティニーがあった
ハウメア様(∀)と戦い差し違え埋葬を阻止したターンディスティニー(ディスティニー+外宇宙からのジャンク)を追加で
うほ
いいデスティニー
>>41 そっちにアブソリュートが飛んでったぞ。
ステラさんが嫁に行くときに暴れそうだな、シン
シン「わたすもんかぁぁぁぁ!!」
貧乳Aはゼシカにぱふぱふをした
しかし ゼシカは勝利の笑みを浮かべている
ふとこんなドラクエのネタ画像を思い出した。
お嬢様にそのネタ画像のゼシカをステラに張り替えた画像を見せたらどうなるだろうか?
そういえばまだ昼なのに暗…!?
いや、そんな! 窓に! 窓に!
19氏の続きが気になる
>>40 GJです。
このスレはいい絵師が本当に多い。
どうでもいいけど前スレが950行かなかったらどうなるの? 消えるの?
501kだから問題ねえ
>>46 今は年末だからどこも忙しいのさ、年が明けて落ち着いたら帰って来てくれるさ!
>>40 GJ!
ステラの胸ばかり注目が行くが、ミーアの胸の洗濯板がステラと並ぶと際立って何故か目から汗が……遺伝って怖いね。
……待てよ、某社令嬢と並べば或いは……しまった! あれはGカイ
217氏&絵師GJ!
キラ様はネタ全開だったのに凸はアニメ通りだったなぁ
>>53 まさか
>>217氏はガンダム無双のナナイさんに強化された強化准将の存在を見抜いていたのでは!?
このスレの絵師の多さはガチ
>>52 いやミーアって本文中に13才って書いてあったらから妥当じゃねぇの?
けどそれといい勝負のお嬢様は本当にどうしようもないぺちゃ(ゴギャッ……)
確かに、十六であれなら絶望的だよな。
ミナ様にも言えるけど。筋肉胸〜。
逆にベル子とかコニールは発展途上だけど将来性は高そうだな。
あれ、さっきから外が妙に静かd
ミナ様は\(^o^)/としても
みなたまは将来性あるのかどうなんだ!? いやむしろずっとそのままで
217氏のホームラン・フリーダム&キラがかっこよすぎるんで、ストフリのプラモ買っちゃったよ
金欠だからBB戦士だけどな。 ……可愛いからいいのさ
このスレのガンプラ販促力は異常
ところで御神体を作ろうとしたらどこを間違えたのか秘密教団の御神体になってしまったのだが……
なにぃ?モッコスになっただと……そりゃ、ご愁傷様だなぁ
>>59 確かにな……
俺なんか市内で死蔵してたバクゥハウンドを中心に種プラを格安で24機程引き取りグフハウンドがヒドラグフハウンド・TINバスターカスタァムになっちまったが気にしない
現在はドムトゥルーパー〜ドリルエディションの開発計画でクリスマス用小ネタSSを書く暇が無いぜ!!
あと何故かPCを買う予算も消えたがなんと無いぜ!!
さあ! 早速うpするんだ!
最近投下がないなぁと思いきや、最後に投下があったのは火曜日だった件
ダメだな、年末でボケているのかな?
こんなんで投下がないとか言ってたら、他のスレに申し訳ないや…
それだけこのスレが素晴らしいってことだな。職人さんはありがたやありがたや
ていうかこれだけ多くの職人が同時に連載してるスレって他にあるか?
そう考えたらやっぱり凄いなこのスレは。マスコットキャラも多数いるし。
礎を築いた人はもういないけどね…
>>63 ここ最近のMOR氏、ライオン氏、217氏の投下ラッシュが凄まじかっただけだよ。
実際2、3日に一回投下あったし。
>>66 間違っていたら謝るがGSC氏の事?
氏なら12月2日にライオン氏の疑問に答えていたからスレを見てはいるんじゃない?……案外名無しに紛れてたりしていたりとか。
職人さんにはこのスレだけじゃなくて、実際の生活もあるんだから気長にも待とうじゃないか。
>>66 そういう事にしときたいんだね、涙ぐましい荒らし乙
__
∀・| …
エ |
__|
>>69 金融危機で前の体の維持費が貰えず家電製のグーチョキパーボディに変えられましたかエミュ子さん
操縦方まで変わってしまい、オープンチャンネルで戦場に流れるアイコデショの嵐。
実際に現実のあちこちの企業の大量ギロチンにひっかかって
SSどころでなくなった職人さんというのもいやしないかと心配になってくる。
このスレに限った話じゃないが…
>>70 元ネタが判らないのでお金で動くエコロジーロボかと思ってしまったのですよ
「超つよい 上が大水下が大火事だ」
俺はてっきり初代天才テレビ君の中身ダチョウ倶楽部の着ぐるみかと思った。
C.E.78年12月24日。オーブ連合首長国の夜は静寂に包まれていた。クリスマスのメロ
ディは無く、サンタのバルーンもネオンもない。玩具業界は年1度のかき入れ時を前に指
を咥える事しか出来ず、一般家庭のテレビは内閣府官邸で開かれているカガリ=ユラ=ア
スハ主催のパーティを映し出すばかりだった。
大振りな前進翼を持つMA形態のムラサメ弐式が3機、両翼の認識灯を赤く光らせなが
らオーブの夜空を飛ぶ。今日は雲も無く、冷たい月の光が機体を照らし出していた。
『オーブの理念ってのは』
隊内回線に、苦みを帯びた女の声が入った。編隊中央に陣取る弐式の垂直尾翼には、矢
をつがえ引き絞られた和弓が描かれている。
『他国を侵略せず、他国の侵略を許さず、他国の戦いに介入せずで合ってるよな』
『静かにしましょうよ。また怒られますよ、セイラン三尉……』
『言わずにいられるかってんだ! 何でクライン派どもの都合でクリスマスを自粛せにゃ
ならん!? 立派な侵略行為だ! お友達なら何でもありか、ええカガリ様よ!?』
半年前、歌姫の騎士団を揺るがす事件が起きた。クライン派の秘密工場『ファクトリー』
のエンジニアと、情報組織『ターミナル』のサブリーダーらが機材等を奪って多数脱走し
たのだ。彼らは元々ラクスの熱烈なファンである。ラクスが反乱を起こした際も、いつか
彼女がアイドル活動を再開してくれると信じて支援していたのだが、デュランダルを討ち
プラントを掌握しても新曲を発表せず、オーブや地球連合にちょっかいをかけ愛と平和を
広め続ける姿に絶望したのだ。
ファン心理というのは恐ろしい物で、裏切られたと感じた瞬間、好意や崇拝がそのまま
嫌悪と憎しみへ裏返る。怒れるアイドルオタク達の所在は未だ掴めず、またラクス=クラ
インのイメージ低下が著しいクライン派としては、ひとまず影響力の強いオーブに押しか
けてメディアに圧力を加え、ラクスのカリスマ性の回復を図るしか無かったのだ。
そして彼女のアイドル性に訴えかける事が不可能である以上、他を低めるしかない。
『時代ですよ。時代の閉塞感とかそんな感じ』
『そんな感じ、で親父と兄貴があんな事になったんだ! ん?……各機、散開』
声の調子が一気に落ち、3機の弐式が密集隊形を解いて正三角形を形作った。
『レーダーに異常発生! 司令部!?』
『ネットワークに問題はない。気象状況も良好、異常事態はその空域に限定されている』
『あれ、雪……?』
漆黒の夜空から銀片が舞い落ちてくる。回復しないレーダーから目を離したパイロット
達がメインモニター越しに空を見上げた。その一角が、赤く燃える。火花が散って、銀色
のプレートが花弁の如く開き巨人が姿を現した。青白いツインアイが垣間見える。
『敵襲ッ!』
女の声と同時に、3機の弐式がMS形態に変形して腕部に内蔵されたドラウプニル速射
ビームで弾幕を張った。光のシャワーが空へと噴き上がるが、標的は進路を変えない。
変える必要など無かった。落下速度と真下への推力によって、火線を容易く振り切る。
瞬間移動に近い体感速度で擦れ違い、青白い光を残して暗い海へと急降下していった。
『司令部! MS1機がオーブ領空に侵入! オノゴロの軍事基地へ向かっている!』
『駄目です三尉! レーダー妨害が……を増して……司令部には……ません!』
『クソが!』
MA形態に変形し直したエンブレム付きのムラサメ弐式が、後部スラスターノズルを目
一杯広げ、爆発の光と共に加速して所属不明機を追う。
『三尉! 増援を待たないと!』
『何てこった、あれは……』
すれ違う寸前、彼女の動体視力は敵機の姿を捉えていた。左右に広がった巨大なウィン
グユニット、背中にマウントされた2つの柱状物体、そして撒き散らされたレーダー妨害
用のミラージュコロイド。GAT系に似せた頭部パーツ。
『あの機体は、デスティニー!』
ライトグレーと血紅色で塗り分けられたその機体は、海に激突する寸前で急停止する。
行き場を失った推進力を叩きつけられ、海面が一度円状に抉れた後、水柱が空高く噴き上
がった。ウィングから放たれる光で海水が輝き、転覆しかけた警備艇のクルー達の目に翼
を持った巨人の影を焼き付ける。
メサイア攻防戦において撃沈され、月面に叩きつけられたザフト艦ミネルバと同じ色調
を持った機体は、荒れ狂う波の上でしばし佇む。左腕を掲げると、背部のウェポンラック
がせり上がった。左手で握り込むと折り畳まれた砲身が展開し、先端に弾頭が取り付けら
れた長射程砲となった。縦に砲口が2つ並んだそれを腰だめに構えると同時に、オノゴロ
島が真昼の明るさを取り戻す。6条のサーチライトが機体を捉え、サイレンが鳴り響いた。
窄まっていたウィングユニットが上下に開き、収納されていた3対の小羽が伸びる。
『撃……』
沿岸部の防御砲塔を管理する将校が『て』を言い終わる前に、湧き立つ海面を残して機
体がかき消える。直後に急降下したムラサメ弐式に機銃の雨が襲い掛かり、錐揉み回転し
ながら辛うじて掻い潜る。
『下手クソ!』
『何を!』
先程の三尉と担当将校が言い争いかけた瞬間、砲塔の1つが鮮やかな赤に染まった。特
に爆発も出火も無い。灰色と紅色の機体が長射程砲の砲口を下ろし、飛び去った。
『ペイント弾!? 所属不明機が撃ったのか? しかしあれは、デスティニー……!?』
『カガリ様とキラ様に連絡を!』
レーダーと通信を妨害され、意思疎通がまともに行えない中、全チャンネルに強制割り
込みが入ってきた。
優しげな男性の声に女性のバックコーラスが加わり、軽やかな鈴の音がそれに続く。
『Jingle Bells Jingle Bells……? ええい、ふざけてんのか!』
弐式を駆る女性パイロットがクロノグラフに視線を移す。23時51分02秒。光る翼を追
い、操縦桿を握り締めた。真後ろにくっついて速射ビームを撃つが、まるで此方のタイミ
ングを見切っているかのように上下左右へ機体を振り回し、狙いをつけさせない。
舞い落ちる雪のようなミラージュコロイドと、クラシックな音楽データを撒き散らし、
デスティニーが空中で跳びはねながら長射程砲を撃ち込んでいく。ハッチから出かけたM
2アストレイの顔から胸にかけて赤いペイントがぶちまけられ、そのまま発進通路に倒れ
込んだ。トリモチの性質も備えているのか、手足をもがかせたまま立ち上がらない。
『どうしてどいつもこいつもバラバラに動く! 指揮官は!?』
『エライさんと殆ど連絡がつかないんです! 多分パーティでお楽しみ中!』
サーチライトの光の柱を擦り抜け、機体各所からフラッシュのようにスラスター噴射を
輝かせ、対空砲火の連続する小爆発を貫いたデスティニーが、国防本部に砲の狙いをつける。
発射と同時に左へ跳び、何も無い空間をドラウプニルの速射ビームが引き裂く。
国防本部の建物を僅かに逸れた砲弾が舗装路でバウンドし、気が抜けた音と共に破裂す
る。現れたのは赤い帽子をかぶり、白ヒゲを生やし白い革袋を背負った丸いサンタの大型
バルーン。上部砲口から白煙を吐き出しつつ、デスティニーが追い縋る弐式を一瞥した。
『足を止めたな!』
スピードを緩めないままMS形態に変形し、手甲部から伸ばしたビームサーベルで突きかかる。
スラスターを吹かして後方に機体を流しつつ、デスティニーが左掌を掲げた。
『何!?』
サーベルの切っ先が、掌からの青白い光で受け止められた。ミラージュコロイドの雪が
降りしきる中、デスティニーの顔左半分が照らし出され、涙のような紅色のラインが露に
なる。棒状に固定されたビームサーベルの光刃が苦しげにのたくった。
『チッ、この装備も……改良されていやがる!』
デスティニーの右手が握り込まれ、サーベルが霧散しビーム発生器が爆発を起こした。
閃光が闇を切り裂いて、弐式のパイロットは再度飛び去っていく光の翼を拝まされる。国
防本部を踏み付け、着地した。
『セイラン三尉! 追跡を中止して下さい! キラ様とザラ准将に援助を求めています!』
焼け焦げた右腕をゆっくりと下ろし、弐式の細いバイザーに剣呑な光が宿った。
『中止だぁ? そのゴッキー様とヅラ准将にはどうやって連絡とってんだ』
『つ、通信が制限されていますので、陸路で直接……ていうかゴッキーはまずいでしょ』
『お前の声は聞き辛いんだよ! 大体、そんなんじゃ間に合わん。それにな』
女性パイロットが再びクロノグラフを見遣る。23時53分34秒。ムラサメ弐式が浮かび
上がり、両肩が腕部と連動して前進翼を形作り、脚部が合わさり関節が入れ替わって前へ
と伸びて機種となった。スラスターを吹かされ機体の向きを微調整する。
『私が此処までコケにされて、引き下がる筈が無いだろう?』
オーブ本島、ヤラファス島。クライン派の手によって街のあちこちにはラクスが大写し
になったポスターが張られ、大分前にリリースされた彼女のヒット曲がかかっていた。宗
教が既に廃れているとはいえ、オーブの民は無節操さがウリである。めでたい行事であれ
ばどんな由来があろうと取り込むのだ。バレンタインデーしかり、クリスマスしかり。
一般家庭でパーティの中継を見ていた親子の前で、テレビ画面がノイズと共に消える。
クリスマスソングの柔らかい音色が室内に満ち、子供が母親の手を引いて急遽片づけられ
たツリーを指差す。父親が窓を振り返り、雪が降る夜景に驚きの声を上げた。
赤のペイントで顔面が潰されたラクスのポスターが並び、点在する治安部隊の駐留所に
はライトアップされたサンタのバルーンが浮かぶ。ビルのガラスに灰色と紅色の機体が映
り、上方から降り注ぐ緑色の速射ビームをかわしながらメインストリートを駆け抜けた。
『単独犯……ではないか。放送まで切り替わっている』
ラクスの歌の代わりにクリスマスソングを流すようになった街頭スピーカーを一瞥し、
M2アストレイに乗る治安維持部隊の隊長が呟いた。首都の防衛を任されているにも関わ
らず、現在引き連れているのは僅かに3機。残りは全てデスティニーのスピードについて
行けず、脱落した。ペイント弾を撃ち込まれたのは放送局や橋など。僅か5分でヤラファ
ス島の要所を回るにはスピードだけでは不足だ。予め都市構造を把握している必要がある。
『アンノウンはやはり、内閣府を目指しているようです』
『だろうな……』
無意識の内に気の抜けた声を出してしまい、隊長は慌てて咳払いした。街に殴り込んで
破壊の限りを尽くすなら軍人魂も燃え上がろうというものだが、相手はちょっと過激な、
そしてどうしようもないパイロット技量と機体性能を持ったサンタクロースだ。今の所、
街にダメージを与えているのはアンノウンでなく、追いかけている自分達だ。
『デスティニーに酷似した機体か。やはり、パイロットは……』
『援護求む!』
ごく短い通信と共に、頭上を暴風が抜けて行った。ジェットエンジンの炎を残し、ムラ
サメ弐式が光の翼を追って速射ビームを撃ちながらビルの上を飛んでいく。
『セイラン三尉か?』
『奴はヤラファス中の大型ポスターを汚して回ってるんだ! 経路を送る!』
しばしの沈黙の後、隊長が自部隊に回線を開いた。
『ヤマを張って先回りする。最後の賭けだ。各機、戦闘モードを甲から乙へ!』
M2アストレイが持つビームライフルのストックが伸び、銃身が音叉のように2つに割
れて前へ伸びた。電磁レールが固定され、間にスパークが走る。ビルの合間を高速で飛行
され、なすすべ無く都市上空を旋回するムラサメ弐式部隊の下、ライフルを狙撃モードに
変形させたM2隊が動き出した。証券取引所のデジタル時計が、23時56分47秒を刻む。
定点警備についていたM2の顔面にデスティニーの足裏がめり込んだ。仰向けに倒れ込
んでアスファルトを削りながら滑る機体に乗り、長射程砲で次々とポスターを撃ち抜いて
いく。他の機体が追い付く前に砲身が振り抜かれ、駐留基地にバルーン弾が撃ち込まれた。
『くそ、なんっつースピードだ!』
丸々としたサンタがガス圧で浮かび始める頃には、光る翼しか見えない。サーフボード
にされたM2のパイロットがコンソールに腕を叩き付ける。
『結局キラ様、ザラ准将頼みだなんて……情けないっ』
長射程砲が最後のポスターに突きつけられる。ラクスの鼻から胸の下にかけ、赤い染みが
べったりと付着した。決して降り積もらない雪とクリスマスソングを残し、翼を広げたデス
ティニーが最終目的地にツインアイを向けた直後、鼻先を連続してビームが掠めた。
左方向、4ブロック先の交差点。膝射姿勢をとった3機のM2が銃口に緑の光を残す
中、彼らの後方に立つ4機目が時間差でもう1射。デスティニーの動きを読んで後方に撃
ち込む。ミラージュコロイドの映像を残して回避した灰色と紅色のMSが、またも超高速
で視界から消え去る。
『ふざけた運動性能だ……頼んだぞ、三尉!』
機内のクロノグラフを見遣る隊長。23時58分32秒を経過。
『今ので3秒無駄にしたろ』
視線の先に内閣府と官邸を据えて直進するデスティニーの機内に、楽しげな女の声が響
く。黒髪の青年が顔を上げ、紅の瞳がメインモニターのインジケーターを映す。右側に
ロックオンアラート。二層式のハイウェイが一瞬視界に入り、直後真上から再びアラート。
急制動をかけ、目前のアスファルトにミサイルが突き刺さった。爆風を突っ切る。
『追いついたぞ、サンタクロース!』
そこまで伝えた広域回線が途絶え、ノイズ混じりの音声が消える。炎と光を抜けた先に、
MS形態への変形を終えたムラサメ弐式がいた。左肩の和弓へ視線を走らせる。
「やるな!」
焼け焦げ跡のある右腕が突き出され、速射ビームがアスファルトに連続して穴を開ける。
デスティニーの両肩で固定具が外され、投擲モーションを必要としない2対のビームブー
メランが消えた。至近距離から交差して襲い掛かる青白い円盤を宙返りで回避する弐式。
完全には避け切れず、斬り落とされた右腕が路面に落ちて転がったが、速度は落とさない。
MS2機にとっては狭隘過ぎるヤラファスのメインストリートを走り抜け、ライトが落ち
たオフィスビルの窓ガラスに次々とヒビが入る。補修中の窓が割れ、23時59分を示した壁
時計が床に落ちた。
デスティニーの頭上で爆発が起きる。ムラサメ弐式の改造ジェットエンジンが咆哮を上げ、
両脇に建つビルの窓ガラスが一斉に砕け散った。
ミラージュコロイドの雪とガラス片が月光に輝き、クリスマスソングに不協和音が混じ
る。光の雨に打たれながら超高速で競り合うデスティニーの右腕が伸び、ウェポンラック
の右側が持ち上がった。V字の鍔を持つ両刃の大型剣を掴み、抜き放つ。
ムラサメ弐式を駆る女性パイロットが、小さく溜息をついた。鍔に見えたV字型の3連
排気筒から炎混じりの熱気が噴き出し、刀身の縁が赤く輝いた。赤熱したのではない。そ
う感じ取った。まずい、とも。デスティニーの翼が目一杯広がり、人型の影を刻む。
斜め下へ振り抜かれ、機体を咄嗟に跳躍させる。掠めただけの左膝に光の線が走り、内
部機構が一瞬で蒸発、装甲がけたたましい音を立てて路面に落ち信号機を蹴倒した。大型
剣はビームソードではない。高出力、高収束のプラズマソード。バランスを崩して片脚の
まま墜落する。デスティニーの狙いはムラサメ弐式でなく、背後の路面。加熱の時間を
スキップして気化した道路が大爆発を起こす。残った左腕のドラウプニルを乱射する機体
が空へ放り投げられた。意識を失う寸前、女性パイロットの目は23時59分40秒を示し
たクロノグラフに焦点を合わせていた。
「爆発……! ああっ!?」
オノゴロ島へと続く橋を飛ばす軍用ジープの中、内閣府官邸を視認した兵士の眼前が赤
く染まる。炎の中から現れたMSが、翼をはためかせて高度を上げた。長射程砲を向けた
先には、パーティが開かれている官邸。
「間に、合わなかっ……たっ」
「ファンクラブからのクリスマスプレゼントだ。ついでに俺からも……」
追跡を全て振り切ったデスティニーの機内で、シンが発射ボタンのカバーを押し開ける。
「4年間待ち続けたんだ! この瞬間を! ハハハハッ!!」
縦に並んだ砲口の隣に取り付けられた弾頭が、炸薬と共に撃ち出される。放物線を描く
それが、風切り音を伴って官邸中庭に落下。カガリ=ユラ=アスハの像を打ち砕いて地面
に突き刺さる。燃え盛る炎のような青白い光翼を引きずって夜空の高み、美しい月へと消
えていく。オーブ軍高官と歓談するラクスの前で、ラクスと共にやってきていたキラの前
で、シャンパンで顔を真っ赤にしているカガリの前で、メイリンとルナマリアを両手に抱
いたアスランの前で、特製の大時計が12月25日0時0分を告げた。
弾頭の上部が開いて、3Dプロジェクターが空中に映像を投影する。男性達が食事の乗
った皿を持って硬直し、傾けられたグラスの中身が豪奢な礼装に染みを作る。女性達はと
りあえず、手近な男性を次々に張り倒した。ラクスの平手でキラが鼻血を吹いた。とにか
くそういう映像だった。
『HAPPY HOLIDAYS!!』
レーダーとセンサーを殺す銀色の雪が舞う中、ヤケ気味のシャウトが響き渡る。柔らか
い男性の声が、いつまでもクリスマスソングを奏で続けていた。
以上です。少々早めにクリスマス物を投下させて頂きました。あと
>>78の最終行、
日本語が乱れています。申し訳ありません。
伸びて機種となった。スラスターを吹かされ機体の向きを微調整する。
↓
伸びて機首となった。スラスターを吹かし機体の向きを微調整する。
投下GJ。歌姫の人よね?
また絶妙というか微妙というか痛快というか卑小というか、ニッチな逆襲の仕方をしおってからにw
この三尉さんは妹か傍流かなんかかな?
ちょっと、何映したの?w
相変わらず描写が上手いな
ルナマリアここでもアッサリ鞍替えかいw
経過はハデなのにやってることがセコいwwwww
殺せる機会も技量もいろいろとあるはずなのになんて嫌がせだwww
というか嫌なサンタだなwww
>相手はちょっと過激な、そしてどうしようもないパイロット技量と機体性能を持ったサンタクロース
関係ないけどアニメ雑誌とかで未だに出てる種キャラ集合のイラストとかシンだけハブられてる事多いから こういう逆襲もありだと思ってしまったw
GJでした
ルナの尻の軽さもさる事ながら、カガリが至近距離にいるだろう場で
両手に花を決め込んでる凸もあいかわらずイイ性根してくさる。
まあおそらくその分三位一体張り手でも食らわされたんだろうけど。
それにしても映像の中身が気になるッッッ
GJ!
これだけのために4年間www
>>89 だからシャンパンで自棄酒してるんだよきっとw
せけえwwwwwwwwwwww
エライさんが誰かと思ったwww
『クリスマス』で『サンタのバルーン』でおそらく初めてザクでガンダムに一矢報いたヒトを
連想してしまった…
>>82 GJ!これは最高のクリスマスプレゼントwww
ある意味、見事な復讐完了という感じで、楽しく読めましたわw
新たなシンをまた楽しみにしています
ガンダムでクリスマスってなんか切ないイメージがあるが・・・
シンGJw 嫌がらせのスケールがでかいから余計にせこく見えるw
ポケ戦・・・
…無駄死になんだぜ…?
ジオンと連邦がCE並にオープンチャンネルだったらなぁ…(ノД`)
その方がより悲惨な気がするのはなんでだぜ?
今年もクリスマスはポケ戦で泣くとするか・・・
そんな寂しいクリスマスに全俺が泣いた
じゃあ俺は未見のスペエデを・・
俺はガンダム無双2の攻略でも…
じゃあ俺はアズラエルの野望に新勢力「ネオロゴス」を追加を・・
暗い空から、ひらひらと雪が舞い落ちる。
ホウ、と息をつくと、一瞬だけ白い靄がかかる。
北欧、森林地帯。
そこに、誰からも忘れられた中世の廃墟を利用したゲリラの拠点があった。
その見張り台となっている塔の上に、一つ人影がある。
「ああ、また降ってきたのか……」
ぼそりと呟く、若い女。
褐色の肌を厚く着込んだ防寒着で覆い、茶色い髪をニット帽で抑えた女。
「本当、嫌になるくらい振ってくるなぁ……」
積もりすぎたら、片付けるのは自分とアイツなのに――。
そんな不満が沸いてくる。
この組織の旗印のような人物でありながら、そういった雑用を率先してこなす“アイツ”。
それに付き合う自分。
別に、“アイツ”が手伝ってくれとか言った訳じゃない。
でも、黙々と作業する姿を見て、黙っていられなくなって、いつも――。
「手伝っちゃうんだよな。ああ、私って結構苦労性?」
まあ、それだけ“アイツ”と二人っきりの時間が増えると思えばいいか。
そう思いながら拠点の外庭を見ると、現在の“アイツ”の愛機――所々が赤く塗装されたウィンダム――が目に入る。
これまで戦ってきた中で、あれで三機目になる。
最初、自分たちの前に現れたときは、ザフトの――グフだったかザクだったかだった。
機体も搭乗者もボロボロで、驚いたのを覚えている。
口の端から血を流しながらボロボロの“アイツ”が言った言葉は「俺を雇ってくれ」だった。
死んだと聞いていた英雄の言葉はあっさりと受け入れられ、“アイツ”はガルナハンの護り手となった。
もっとも、それは半年程で終わってしまったが。
クライン派が掌握したプラントの、ザフト地上駐留部隊。
その一斉攻撃を受けて、ガルナハンは文字通り「蒸発」した。
『ラクス様の為に!』街に向け極太の閃光を撃ち込んだパイロットたちは、皆そう言っていた。
“アイツ”が乗っていた機体は、徹底的に破壊されていた。
偶然、近くの街まで買出しに出ていた自分と“アイツ”を含めた数人だけが残った。
二機目は連合の機体。ダガータイプだった。
絶望し、がむしゃらに任務を受け続けていた“アイツ”が連合の任務で借り受けた機体を、そのまま貰った。
この機体は、今は自分が使っている。
初めて乗ったとき、座席に残った“アイツ”の残り香に、少しだけ恍惚としてしまったのを覚えている。
この頃から、段々と人が集まり始めた。
三機目、今のウィンダムを連合から受け取ったとき、同時にある依頼を受けた。
『クライン派、ひいては地球上にあるプラント勢力へのゲリラ活動』。
これを受けたときの“アイツ”の表情(カオ)は今でも忘れられない。
歓喜のような悲哀のような、憎悪のような憐憫のような、複雑な感情が絡み合った表情。
もしかしたら、自分も“アイツ”と同じ顔をしていたかもしれないが。
そこから、集まったメンバーと一緒に、この組織を立ち上げた。
「あれから、もう三年か……」
「ああ、もうそんなになるか」
突然後ろから聞こえてきた声に、思わず飛び上がる。
振り向くと、防寒着を着てマフラーをグルグルに巻いた“アイツ”と目が合う。
「どうしたんだ? そんなに驚いて」
「べ、別に、何でも……あれ、もう交替の時間?」
「いや、ほら、時計」
零時半丁度。まだ交替まで三十分はある。
何故だろう?
「違う違う。ほら、日付の方だ」
「日付……十二月、二十四日……?」
「そうさ……メリークリスマス!」
メリークリスマス。
イスラム系の自分には縁が薄い言葉。
でも……今日くらいは良いだろう。
「メリークリスマス、シン!」
このあと部屋に戻ってから「クリスマスプレゼント」と称して押し倒したのは流石にまずかったかも知れないが。
>このあと部屋に戻ってから「クリスマスプレゼント」と称して押し倒したのは流石にまずかったかも知れないが。
逆レイプktkr
その神聖なはずの日に
何かカンチガイしたアベック
共が恋愛ゴッコをヤラカス
風習が蔓延しておる!!
___
/( |\
/)ヘ( | )丶
N| \ヘレ/||
/ |>\_水_ノ|
/ |⌒〜-个〜ノ
/ /丶 / /
// \_/_∠_
/⌒丶 / \
| 丶
丶__/\__/
しっとマスクじゃないか…
初投下します。
注意
クロス作品(コードギアス DESTINY)後の展開となっています。
そのためにステラ、タリアそしてレイが生き残っています。
上記の作品を読んでいなくとも話は分かるようになっています。
第1話 遭遇…黒い機体
宇宙での最終決戦、メサイア攻防戦…。
幾多の兵士が己の未来をかけて戦闘を続ける中で、メサイアにて息絶えた歌姫。
その歌姫の血液を採取する1人の男。
既に、ジェネシスの自爆シークエンスが発動している。
男はその採取した血液をとると、急いでジェネシスから脱出する。
次々と基地施設内から爆発が起こり始める様子を眺める男。
「間に合った、必要ない遺伝子はそろえた。これで…我が計画も最終段階に移行する」
男は笑いながら戦闘機を操りその戦闘空域から離脱していく。
2ヵ月後…
多くの人間が戦い、真実が葬られたメサイア攻防戦はこうして幕を閉じた。
新たに歌姫となったミーア・キャンベルはラクス・クラインという名の下に、世界は統一されていく。
大戦終結後、プラント・連合は停戦条約を締結。軍は再編されミネルバにも治安維持の下、地球圏の残党勢力、組織の鎮圧が命令されていた。
前大戦を生き延びたシン・アスカ、レイ・ザ・バレル、ルナマリア・ホーク、ステラ・ルーシェらはミネルバに、そのまま編入されることになる。
ステラ・ルーシェの待遇については、メサイア戦直後のやりとりから、連合軍の戦犯ではなくなっている。
ミネルバの強力な力も、そのまま残されることになったが、
その力は強力な残党組織に対して使用されることになり、今回も、とある不可解な事件から、総司令部からの命を受けて欧州、旧スイス領に向かっていた。
「しかし、随分と僕たちもこき使われていますね」
アーサーは、夕日の中、ようやっと見えてきた陸地を見ながら溜息をつく。
戦争終結から、二ヶ月が経過し、これだ。
休む暇も無い。戦後処理に一ヶ月がかかった後は、機体の改修や、
プラント議会が新たに召集されそこにおける新体制の発表ともあり、ずっとごたごたしていたのである。
「ずっと、閉じこもっているわけにも行かないでしょう。私達が軍人である以上は、働かないとお金は出ないわ」
「しかし、納得できませんね。前大戦の功労者は僕らなのに、功労賞が別だなんて、どうにもですね〜」
「アーサー、そういうのは思っても口には出さないものよ」
「はい、艦長…」
アーサーはタリアの言葉に大きく息をついて頷く。アーサーの気持ちも分からなくはないが、
現在のプラントは、表面上はラクス・クラインによる勝利国家であり、何事も無かったとはいえ、
彼女が政治に介入することになり、議会はクライン派が牛耳るようになったのは事実であり、
かつてのデュランダルに従っていたものは、左遷、またはこういったように苦しい任務につかれるようなものが多くなった。
自分たちはその中でもましなほうだ。
「艦長、旧スイス国境内にはいります」
オペレーターのメイリンの言葉にタリアは受話器をとり、艦内に伝達する。
「本艦は基地にて補給をとる。整備班は搬入の準備をするように…」
ミネルバが到着した基地施設は、小さな基地であり…
前回の大戦後、急遽建造された場所であった。
ミネルバそこに着艦し補給を受けながら、明朝に目標場所に向かうことになっていた。タリアは今回の命令書を見る。
今回の任務…通信が途絶した基地施設は山の内部につくられた場所になっており、
思った以上に大きい施設であることだけは司令部から伝えられていた。
だが、どういった施設であったかまではわかっていない。
タリア・グラティスはなんとなくきな臭さの残る任務ではあると感じていた。
「メイリン、おかしなことがあったらすぐに情報を頂戴」
「わかりました」
「こう暗いと、レーダー頼りになってしまいますね」
アーサーは、陽が沈んでしまった今の状態を見て驚く。
光もなく真っ暗となっていく画面…これでは敵が来ても視界で確認するのは難しい。基地の光だけが唯一のものだ。
「星明りしか頼るものが無いとはね」
スイスは、旧世紀における永世中立国とされ、大西洋連邦加入の際も、多くの人間が反対を表明し、
旧EUではもっとも加入が遅かった場所である。
そのため、大西洋連邦はスイスの情勢に配慮し、基地をほぼつくることはしなかった。
さらには町の改修も行なわなかったため、その町のほとんどが手付かずであり、旧世紀の町並みを残していた。
「レイは、降りないのか?」
シン・アスカは、食堂にて第二次待機命令を受けていないはずのレイを見て聞く。
ここまでの長旅だ。暫くぶりに地上に足をつけてみようとは思わないのだろうか。
「降りたところで特に用はないからな…」
レイは、大戦後からいろいろと考えているようだった。前の大戦デュランダル議長は、己の命をかけて、未来を示そうとしていた。
議長は議長なりの戦争解決を図ろうとしていたことは知っている。
だけどそれは否定した。運命は誰かが決めるものじゃない。
事実、レイも自分の運命に購うことを決めた。
ラウ・ル・クルーゼという亡霊に取り付かれること無く、レイ・ザ・バレルとしての道を歩むことにしたのだ。
「…後悔しているのか?」
「なにをだ?」
「…い、いや…」
レイの言葉にシンはどういったらいいのかわからない。
一番最初にデュランダル議長を裏切った自分ではなかなか言いづらいものだ。
「俺は俺なりに考えて、決めたことだ。今更、後悔はしない。ただ…あの技術について考えていた」
「技術?」
レイはシンの前のイスに座る。
「前大戦後、結局…俺達は、最後まで議長がラウ・ル・クルーゼから俺を作った複製技術における場所を見つけ出すことが出来なかった。
極秘だったのはわかるが、誰からの口からもそれが漏れることはなかっただろう?それが不思議だった」
「もう既に放棄されてしまったんじゃないか?」
「あぁ、それも考えたんだが…、不思議なのは、それを知る人間がいないということだ」
シンにはレイの言いたいことが見えてこない。
「…おそらく、複製技術を知りえる人間が、まだこの世界に存在しているということになる」
「だけど、そんな事を知っていても、場所がなくちゃつくれないんじゃないのか?それに、お金だって、いろいろ他にも必要なものがあるわけだし」
「シン、科学者というのは自分の持っている技術を使うことに抵抗が無い。例え、それが戦争に使用されようとも…だ。
ニュートロンジャマーキャンセラー、ジャネシス、レクエイム…もっと厳密に言えば、
俺達が乗るMS、全てが元々戦争のためにつくられたものではないはずだ。
だが結果的にはそれが戦争の道具となっている。
科学者は探究心がある限り、世界が滅ぶような兵器も作るだろう」
レイの言っていることに、シンは鳥肌が立つ。
科学者というものは、世界によきこともすれば、虐殺する兵器もつくるということか。
結局は使う人間次第ということになる。
「…レイは、その科学者が複製技術を使うって思っているのか?」
「そこまではわからないが…。世界の権力者は自分の複製を用いて不老不死などということを言いかねない奴がいることも事実だ。
需要と供給が成り立っている以上、可能性はゼロではない」
レイは深刻な表情で告げると、顔を上げて、シンを見る。
「あくまで俺の中での考えだ。お前がそこまで気にすることじゃない」
「だけど…」
シンはレイの考えに半ば、賛同する部分もあったのでなんともいえない気持ちになる。
科学の暴走…それは生命倫理も何も関係が無いものとなる。
戦争がそうであるように。
急遽建造された国境基地なだけに、設備等も、そこまで立派なものではない。
ルナマリアとステラは、思ったものが見当たらなく渋々、艦に戻ろうとしていた。
「ステラ、トイレ…」
「はいはい、待っていてあげるから早く行ってきなさい」
ステラは笑顔でトイレのほうに向かっていく。
最初は生活になれていなかったステラもメイリンとルナマリアの指導の下だいぶマシになってきた。
最初は男の前でも堂々と下着姿を晒すようなことも多々あったが…。
これが、ガンダム強奪を行なった人間とはとても思えない。
これも強化人間だったことからか。
「…」
ふとルナマリアの前を横切る、ステラ。
「ちょ、ちょっと!ステラ、待ちなさいよ?」
そういってルナマリアは呼び止めるが、そのステラは、先ほどとは服装が異なっている。
呼び止められたステラは不思議そうにこちらを見る。
「あ、あれ?あなた…ステラよね?」
「誰だ?お前は…」
先ほどより強い言葉でいい放つステラ…。
ルナマリアには、なにがなんだかわからない。
他人の空似?にしてはそっくりだ…。
そのとき、緊急の警告音が鳴り響く。
『未確認機体が、防衛ラインを突破し接近しています。第一次戦闘配置命令…』
ルナマリアは、ステラとともに艦に戻ろうとしたが、そこに既にステラはいない。
「ルナ?どうしたの?」
「どうしたの?…じゃないわよ!さっきの態度はなんなの?待っててあげたのに」
「ステラ…今きたところ」
「え?」
確かに、服装はさっきと同じだ。どういうことだ?と、とりあえず今は敵襲に備えなくては。
ルナマリアは不思議そうな顔をするステラを引っ張ってミネルバに戻る。
「やはり、ここら辺には、何かがあるようだ。艦長、敵の総数は?」
レイはレジェンド操り、シンとともに既に出撃していた。
『今のところは一機だけです』
「一機?一機でこの基地を攻め落とす気なのか…または、偵察目的なのか」
「どっちにしろ、敵に代わりが無いなら落すまでだ!」
シンはサーベルを握り、かまえる。暗闇の中、その姿はまだ見えない。
『きます!!』
レーダーにうつる機体が、基地施設内にまではいってくる。
連射されるライフルをレジェンドとディスティニーが回避する。
基地内の照明に命中し、光が消える。
「しまった!視界を奪うつもりか!」
黒き機体…短い二丁銃を持つ、その機体…MSストライクノワール。
「こいつぅうぅぅぅ!!」
シンのディスティニーが、巨大なサーベルを握り締めノワールを狙う。
ノワールは、そのサーベルを回避し、上に飛ぶと、回りながら短いライフルを撃ち込む。
「うわあああ!!」
「シン!」
シンを守るためにレジェンドはライフルを撃ちこみ、敵をシンから離す。
ノワールは、ディスティニーから離れると、肩から、強力なエネルギーを放ち、レジェンドを牽制する。
そんな攻防をしている間に基地のMSザク・ウォーリアがでてきて、援護攻撃を行なう。
敵機は、そんなMSに対しても容赦せず、攻撃をかける。
通り過ぎるようにMSの間を知りぬけるノワール。
すると、MSのクビや手足がバラバラに取れていく。
そのまま、バランスを失ったMSはその場に倒れていく。
「バカな!あの戦い方は…」
「嘘だろ!あれは…」
レイとシンは感じ取った、その戦い方を…。
そう、2人は知っている、あんな戦い方をするパイロットを。
シンとレイがそのノワールに乗るパイロットが誰なのか分かり始めた頃、基地で爆発が起きる。
次々と爆発が起き、一気に基地を燃え広がらせる。
「艦長!基地指令からの通信が途絶」
「…このままミネルバを出港させます、アーサー」
「りょ、リョウカイです!!」
ミネルバは基地の爆発に巻き込まれないよう出撃する。
ノワールは、それを見計らったように。
レジェンドとディスティニーを抜け、ミネルバの艦橋にライフルの標準を定める。
「しまった!!」
「ミネルバが!」
驚きの表情を浮かべるシンとレイ。
MSに乗るパイロットが口元に笑みを浮かべる。
『…その船は落としてはいけません。我々の実験体における、テスト相手ですから』
「…了解」
ノワールはミネルバから離脱し、そのまま再び闇の中に姿を消す・
「一体…あれは」
タリアが自分の命を失ったと思った矢先の撤退。その謎の存在に誰もが疑問符をつける。
シンとレイは気がついていた。
あの戦い方…コクピットだけを外し、
そして手足を切り落として操縦を不能にすることだけを目的とした戦い方…あれは!!
「キラ・ヤマト…」
シンは操縦桿を握り締め搾り出すように答えを出す。
投下終了です。
よろしくお願いします。
すいません、題名を入れ忘れました
SEED DESTINY 〜2人のステラ〜
……クロス作品の後日談なら、それはクロススレでは?
運命の歌姫の人もWキャラが出なくても後日談はWスレに投下したし
クロスオーバーである以上、こっちに持ってくるのは筋違い
無知ってレベルじゃないだろ…
クロスだと言わず、種死時のIFがあると言えば問題無かったものを…ああギアスキャラ出てくるなら
どのみち駄目かw
誰かの投下があったと思ったのにがっかりさせやがって……。
しかも見てもあんまり内容に惹かれんし。
フルボッコだなwwwww
冷てえ
とりあえずみなたまの為にサンタの変装をして深夜の寝室に忍び込むでソキウス
レス増えてたからまた新作が来たかと思えば…
がっかりだよ!!
レスが飛んでると思ったら……
夏だなあ
おまwwwえらwwwwwww
もう少し優しくしてやれよwwwwwwwwwww
夏、か……?
スレ違いのSSを解っていて投下する奴にフォローは必要ないだろう
むこうの本編オチが気に食わず荒らそうとしたもののイマイチ不発だった
ラクシズ厨がここぞとばかりにこのスレの住人を装って図に乗ってるな。
作者のチョンボよりはるかに臭ぇんだよ下衆
いや、分かってなかったんだろw>スレ違い
これは・・・
作者自演乙としか
まぁ正直向こうからのリンクで飛んでみたらここだったから驚いたわw
いきなりスレ違い投下しておいて
ラクシズ厨の下衆が臭えんだよとか言い放つとかさあ…
いい加減にしてくれるかな
このスレにいる厨ったら、プランA厨か貧にゅ(パシャッ
投下ミスして純粋に注意する奴、便乗で荒らしたい奴が入り混じっていて訳わからん
誰か整理してくれ
ココがここまで荒れるのも珍しいなw
荒れても直ぐミンチだし、荒れること自体滅多に無いしな
どれくらい無いかって?そりゃ、お嬢様のm
荒れてるのか、連投して荒れてるように見せかけているのか。俺は後者だと思うけどね
つかそもそもこの程度は荒れてるとか言わないだろ。
すぐ荒れ荒れ言う奴がいるけど
>>142 プランA厨は凄いぞ
プランAこそがシンのまことの搭乗機であり、世界最強機体だと信じて疑わないからな
まあ、俺の事なんだが
こういうときこそ作品投下を待つべし
そういえば誰も彼もアズ嬢ばっかだけどエコー7とかベルとか結構オイシイ存在がいるんだぜ!ってあれ?アレはGカイ(ブゥワァー
>>109 GJ!
コニール可愛いよ、コニール。
最近コニールの下部が上がって来ていて個人的には嬉しい限り。
それと、揚げ足をとるようですみませんがイスラムでもクリスマスはお祝いですよ。
元々根っこ(元になった宗教とか神様)が同じで、イスラムだとイエス=偉大な預言者の一人なので。
それと金的発祥の地、粛清焼き討ち、盗賊の襲撃に続き、蒸発とガルナハンの悲劇がまた一つ追加されたな。
つくづく不憫な土地だ。
>>148 違う、間違っているぞ!
プランAは究極の機体だ!!
そしてGカイザーは男の浪漫<ユメ>を満載した機体.....故に!
超・回転鋭角<ドリル>を搭載したGカイザーこそ至高!!
究極と至高、どちらがより優れたMSであるかを---(以下略
>>114 スレ違いなのは間違いないがそれはともかく
>「間に合った、必要ない遺伝子はそろえた。
必要なくてどうするつもりだw
ジブリ嬢とキラさんの組み合わせこそ至高
今回はスレに迷惑をかけ、改めて申し訳ありませんでした。
このようなことがないよう、しっかりルールなどを把握させていただきたいと思います。
本当にすいませんでした。
>HxLt3eoqWY氏
よい機会なので、向こうのスレかまとめサイトで拝見します。
では以後スルーで
オ・ノーレ!
明日はアーサー、ヴィーノ、ディアッカの三人と飲みに行ってくる。
>>160 その台詞をシンが言ったら翌日その三人の死体が発見される予感
いや、アーサーは忙しくてそれどころじゃないだろ?
少なくとも20人の女とデートしなくてはならないはずだ。
二次元的な意味で。
>>162 いや、アーサーなら1人に絞ろうと悩んでたよ
もちろん二次元的な意味で。
いやいや某カスタムでパーツ選びしてるよ
2.5次元的な意味で
>>107 バカスカ落とし捲くったウィンダムが愛機ってのも皮肉やなあ
どうでもいいが虚乳について話して次々と散っていくこのスレの人たちを見ていると
脳内でシュラク隊ばりの殺され方に変換されるから困るwww
いや実際そうなのかもしれないがww
シュラク隊はまだいい、基本的にMS同士の真っ向勝負の結果だが、
俺らの場合は機甲猟兵というかトビア対X2ショーというか事実上
処刑みたいなもんだからな。
まあ無謀さ&もったいなさという点でネネカ隊に勝るものもないわけだが。
なにしろ巨乳美女選りすぐりだ、とてもDT社では真似でき(愚者、素粒子と化す!!)
貴様ら!何を言うか!貧乳こそ正義であり、お嬢様は貧乳であr(グチャ
>>153 > どこぞのサイラーグ思い出したw
よう、俺 ノシ
粛清焼き討ち、盗賊の襲撃に続き、蒸発
これ来たらサイラーグだなw
カスタム少女、貧乳にしてもBカップぐらいあるんだよな。
みなたまや、お嬢様を再現しようとしても無理だったよ…。
だから、仕方なくステラを作った。
いや、お嬢様?
仕方なくですよ、仕方なn
馬鹿だなぁ、お嬢様を作るならショタの素体からじゃなきゃ駄ガハッ・・・
いや、ショタの素体でも胸は抉れてないだろ?
故にお嬢様を再現することは不可能だ。
>>109 かなり亀だが、GJ!
そういやコニールって将来性はかなりあるよな。
あれ、変だな、何も聞こえn
ショタは単なる少年体系だろう。
お嬢様は立派なレディだぞ?胸だけが女性の体だと思うなよ。
くびれた腰とスマートなヒップは立派なレディのものだ。
そう、一点以外は完璧なのだ。一点以外はな……
カスタム隷奴なら持ってたんだが・・・・
俺はケツが良ければそれでいい
下半身さえあればいい!
下半身さえあればいい!
飾りです
どなたか神がおられるならヒトカラ女子大生を描いてくれまいか…
可能ならばお嬢様に見つからぬうtjkおっp@ふじこ
182 :
ライオン:2008/12/25(木) 01:17:26 ID:???
携帯から失礼します。
パソコンの方が規制にかかってしまったんですが投下したい場合はどうすればいいのでしょうか?
もし避難所などがあるなら教えていただけないでしょうか?
続きを投下しますので
183 :
ライオン:2008/12/25(木) 01:23:19 ID:???
>>182 携帯からなので日本語が変ですね。すいません。
規制というとどのような・・・・・・、避難所はなかったと思います
おお!これはカッコいいですよ!、規制とは大変な・・・・・・早く解除される事を祈っています
189 :
ライオン:2008/12/25(木) 09:12:48 ID:???
では避難所にスレを作って投下しますので、どなたか避難所から本スレへのコピペお願いします。
最近少々スランプ気味だったりバイトが忙しかったりして投下が遅れました。
今回はせっかく思いついたのにストーリーに組み込めそうにないネタを一挙に掃除しようと思います。
なお、それぞれ話が独立していますので時系列の混乱にご注意ください。
第七話 TIPS『炎の獅子剣と黒いハロ』
【新製品は勇者の剣】
「――で、シモンズ主任。もう一度そのザフトに近々納入するという新しい製品のことを説明してくれ」
オゾン臭のするモニターの向こうで、モルゲンレーテの常務が組んだ脚を入れ替えていた。
「はい、ファイヤーライオンソードですね。これはMS用の近接戦闘用兵器です」
「ファ、ファイ……? それはいったい何なんだね? というより、資料に載っているのがそうなら
私には大きな剣にしか見えんのだが……」
「はい、大剣です。敵機を一刀両断します。……ちなみに開発コンセプトは『選ばれし勇者の剣』です」
「選ばれし勇者……。で、では剣の柄についている獅子のようなレリーフについて、何か意図はあるのかね?」
「え? なんでライオンが柄についてるかですって? それは……カッコいいからです!!」
「いやカッコいいとかそういう問題ではなくてな……」
「でもヒュド○ン星人も真っ二つなんですよ」
「ふざけないでくれ。それにヒュド○ン星人って何なのだ。だいたい……」
「はい。ヒュド○ン星人とは剣のモチーフとなったヒーローロボットアニメに出てくる異星人でして――」
「聞いていない。通信を切るぞ。いいんだな!」
「あれれ〜!? 僕を怒らせていいんですか? 使いますよ? ソード」
「ああ、いいとも。満足するまで振り回しておけ。それまでに貴様の処分を決めるさ」
「――フフ……運が良かったですね常務。実はこの剣は、重すぎてどんな機体でも持ち上げられないという
まさに『選ばれし勇者の剣』のような最大の欠点……いえ仕様が――」
「帰れ」
額に青筋を立てた常務がディスプレイから消え去ったのはその直後である。
「はぁ……なんでどの上司もロマンがわかってくれないんだろう……」
シモンズ主任はモニターの前でがっくりと肩を落とし、今日何度目になるかわからないぼやきを漏らす。
目の前の机に突っ伏すと、その風圧で置いてあった『ハイパワームゲン砲(仮)』と大きく書かれた企画書が宙に舞った。
『変形合体の天才』ともいわれ、世の中のMS運用戦術に影響を与えたとまでいわれる若き天才リュウタ・シモンズ。
表向きはモルゲンレーテ社の名機『アラグサ』や『グロリアス』の製作にも開発主任として多大な貢献をしている彼だが、
その裏では、突拍子もない奇怪奇天烈なMSや武装を提案している一面も少々……いやかなり、見られる。
しかも名機はさらりと造りあげてしまうくせに、トンでも兵器にはじっくり時間をかけるから本社的には扱いに困るとか。
――数刻の後。
「!! そうだ、剣がダメなら……今度はMSの胸につけてみよう!」
突っ伏した姿勢から思いついたように彼はガバっと体を起こし、紙に図面を引き始める。
「ライオンの口の中に火炎放射機を仕込んで、それから……敵の動きを止めるビームも要るな――。
いやその前にロボットに変形するトレーラーも……」
……めげずに今日も、彼は我が道を行くようだ。
【准将からの刺客】
――レイの船 ハンガー。
紅い悪魔がたたずむ前で、一人の少女がキーボード相手に格闘をしていた。
「戦術情報パルス・コード検索。乱数変換システムセット。デコーダーセット。電圧上昇。保護回線もOFFに……。
――検出不能? あらあら……では入出力ゲートをおよび汎用チャンネルを全開放し、情報を再検索ですわ。
ピンクちゃん、もう少し頑張ってくださいまし!」
〈ハ、ロ……〉
ハンガーの中央、コンピュータの端末をたたきながら声を上げる桃色の髪の少女に比べ、
端末にコードを接続された球体の合成されたそのかん高い電子音声は、どこか弱弱しい。
数秒後、桃色の球体がまるで悲鳴のようなエラー音を発したところで少女はため息をついた。
「へぇ……やっぱりミーアでもこのアブソリュートって機体の解析は無理だったか」
そう少女と同様に嘆息したのはそばでたたずむ赤毛の少年、ケンジだ。
「はい、ですが基礎的なことでしたら簡単にハッキングして調べられます。
それでわかったのですがこの子、イオンポンプの分子構造やシナプス融合の代謝速度が既存の機体に比べ
飛躍的に向上させていまして、ニューラルリンゲージネットワークも全く新しい方法で再構成されていて驚きましたわ。
背中のウイングユニットの慣性干渉の問題もメタ運動野パラメータやコリオリ修正においてすべて完璧で
それに……あら? ケンジ様どうしました? どうしてそんなカバさんのように口を大きく開けてらっしゃるのですか?」
「いや……ただすごいなぁって」
ぽかんとしていたケンジは、水色の瞳で見つめられてようやく唖然として開いた口を引き結ぶ。
目の前のキョトンとした表情の可憐な少女が、まさか大人でも理解が難しい分子イオンポンプの制御などについて
熱弁をふるっているのを見ては、ただ唖然とするしかない。
もしこのことを誰かに話しても、出来の悪いジョークだと一笑されるだろうなとケンジは思った。
「けどさ、ミーア。いったいどこでそんなこと習ったんだ?」
「それはお父様に教えてもらったのですわ。お父様が忙しい時は本を読んだり、教授にお聞きしたり……。
私はこういうことが好きなので、これくらい朝食前です。ケンジ様も一度本でもご覧になりますか?」
無論、朝食前? という野暮な突っ込みはしない。
「いや、俺は遠慮しとくゼ。俺はこのスパナ一本で親父を超える宇宙一の悪運を持つジャンク屋を目指しているんだ。
それに、親父がいつも言ってた『お前には足りないものがある』っていうのを見つけるために家出してきたんだからよ!」
「夢があることは素晴らしいことだとお母様が言ってましたわ。ですからケンジ様は素晴らしい人なのですわね。ふふ……」
にぱ〜と笑う少女の屈託のない笑顔にケンジは思わずノックアウトされそうになる。
……あれは父親の船を一隻借り、いきおいよく家出したもののメンテナンスを怠ったことによる故障で
宇宙を漂流してしまった時のことだ。
このままでは死ぬ……そうケンジが薄くなっていく船の空気を吸っていた時に廃墟を探索していた小型艇に救助してもらって
出会ったのがこの少女、ミーアである。
ケンジにとって、空気がなくなりかけた船という地獄で意識を失いかけ、次に目にしたのがその少女だったせいでもあるだろう
……一目ぼれだった。
そう思いをはせ、ふとチャンスだなとケンジは頬を染めながら思い切ったように話を切り出す。
「そうだ! な、なぁ。もしよかったらさ、じいさんがヘリオポリス2に行くらしいからさ。
工具を買い足すついでに俺たちも一緒に――」
一緒に街に行かないか。そう言いかけた時である。
〈ブルァァァァァ!〉
――ゾクリ、と背筋に悪寒。
「(……!! マズイ! 奴が来る!)」
猛牛のような唸り声が聞こえたような気がして、ケンジは身をひるがえし、体を後ろに倒した。
すると、その先ほどまでケンジの首があったところを黒い球体がまるで喉笛を噛み切る狂犬のような勢いで、通過。
そのまま勢い余り、壁にめり込んでしまう。
ズゴォォン……。
手すりに来る、軽い振動。
もし、後一瞬避けるのが遅ければ首がどうなっていたか……と、ケンジはぞっとした。
対照的にミーアは、まるで散歩中の犬が他人に襲いかかったのを見た飼い主のような声で、
「あらあら、サイコちゃん? おイタはダメですわよ? ケンジ様も驚いてるではありませんか」
〈ブルァァァ……ヨケテンジャネェ……〉
壁にめり込んだ球体――サイコ・ハロは壁から自分を引っこ抜くと、反動を利用してキャットウォークへ躍り出た。
その赤いダイオード製の目は他のハロ達とは違い、逆立っている。
まるで〈むやみにご主人に近づいてんじゃねぇ〉と憎々しげに語っているようだ。
「あ、あのさぁミーア。話しかけるたびに毎回毎回アイツにぶつかられるから慣れたけどさ、コレはいったい……」
疲れ切った表情でケンジが指差したのは、足元の低いうなり声をあげる球体。
それを見るとミーアは困ったように、
「サイコちゃんのことですか? このサイコちゃんは、他のピンクちゃんたちと一緒に子供のころお父様が
誕生日プレゼントにくださったのです。なんでもお父様がおっしゃるには『悪い虫がつかないように』と
最新技術を駆使したそうなのですが、いったい虫さんとはどういう意味なのでしょうか? 」
「虫、ねぇ……」
ケンジはハエの羽が生えた自分がミーアの周りを飛び回っているのを想像した後、嘆息した。
ちなみに先日、ケンジが船長でもある老人レイ・ザ・バレルにこのハロのことを相談した時には
『キラ・ヤマト、お前もか……』と言っていたが、ケンジには意味がさっぱりわからなかった。
【わがままは男の罪】
船の移動用小型艇の圧力ドアに手をかけながら、レイが言った。
「シン。本当にステラに会わなくていいのだな?」
「ああ。会えるかよ……こんな肉体(からだ)で……」
そう顔をうつむけながらシンは呟く。目の前の手すりに体を預ける青年にさっと陰がさしたのをレイは見逃さなかった。
レイがヘリオポリス2へ向かうと言ったが、シンはそれを拒んだのだ。血に汚れた自分には会う資格がない、と。
それを聞いた時、レイは少し残念そうな顔をしてそれを見たシンは申し訳ないとばかり言っていた。
だが、それはレイがルナマリアの驚く顔が見たかったがために、シンのことは連絡時にわざわざ伏せておいていたからだ、
ということをシンは知らない。
ふと思いついたように、レイ。
「せめて遠くから眺めるだけでもいいのではないか? フッ、意外とボーイフレンドの一人や二人いたりしてな――」
「ボ、ボーイフレンドッ!! そんなのが……い、いるのか!?」
急におろおろし始めたシンに肩をガシリと掴まれたところで、老人は冗談のつもりで言った先ほどの一言を後悔した。
「なぁ、なぁレイ! ステラにか、彼氏がいるのか、いないのか? どっちなんだよ!?」
焦る表情でレイに肉薄するシンの行動は、まさしく父親のソレである。掴まれた肩からの痛みによりシワの寄ったレイの顔が歪む。
「い、いや俺はプライベートにはあまりかかわらない主義でよく知らん! それに……もし彼氏がいたとして、
お前はどうしたいんだ!? そのステラのボーイフレンドを追い払いでもするのか?」
「え? いや〜、追い払うっていうか……」
シンはレイの肩から手を離すと、すぐさま足もとに落ちていたバールを拾いそして――
「――ころす♪(はぁと)」
ぐにぁり。
あられもない方向に折り曲げられたバールがシンの両手から投げ出され、がらぁんという金属音を上げながら床に転がる。
そのときの悪鬼妖魔の類かと見間違えられそうなほど口元に弧を描いたシンの表情は、
レイは死ぬ直前まで忘れることができないだろう。恐るべし、父親パワー。
「ま、待つんだシン! それでは殺人罪で起訴されるぞ!? あと目と鼻から出てる滝のような血を止めろ!」
「いいんだ。プラントの刑法には『ステラに近づいた男は死刑』っていう法律がないから、しょうがなく
この俺、シン・アスカが粛清しようっていうんだ♪」
そう笑いながら鼻と目からは、どばどばととどめなく血涙と鼻血が出ている目の前の男。
「エゴだぞ、それは! というよりそんな法律があるわけないだろう!」
「うるせぇ! もし『ステラは俺の嫁』とかいう奴がいたら、アブソリュートでケシズミにしてやるZE♪」
もしこの場に他人がいれば、シンの身に漂い出した尋常でない殺気に寒気を覚えていた事だろう。
「ええい、情けない奴……ケンジ! 早く出せ! シンが暴れる前に早く!」
『あいよっ!』
備えつけのスピーカーから元気な掛け声が響いた。
――『は〜な〜せ〜、彼氏は俺が討つんだ! 今日! あそこで!』と喚きながら船体にへばりついたシンを、
ミーアが自前のハロ軍団の猛攻で引きはがすという珍事が起きたのは、その後のことである。
以上です。久々の投稿がこんな内容ですいません。
あと、
>>40氏GJです。いつも絵を描いてくださりありがとうございます。
実は【准将からの刺客】はあの絵から思いついたものだったり(笑)
本スレの方で感想などをお願いします。
ミーアの髪の毛が逆立ってピンク色のオーラを纏ったハロ軍団のハロビット攻撃の妄想余裕でした。
ライオン氏、GJでした。
ファイヤーライオンソード……懐かしいですねぇ……。
あえて言いましょう! ステラさんは私のよm
ライオソード?ライアン〜♪
だが敢えて言うぜ! ステラは俺のよm
エクスカイザー吹いた
そのうちグレート合体するMSが出て来そうだ
ステラは俺のようつべ
皆紅いあの機体呼び過ぎだって某ピンクの娘さんが整備が完全じゃないのに出て行くって愚痴ってたぞ。
愚痴聞くついでお茶に誘ってみたらOK貰えたんでいってくるわ……うぉ、きたな黒い物体め、ここは通してもらうぞ。(ブルァァァァァァァァァァ……
>>201 いまアスランの遺産
マスターハロ(ミーア)
ヘブンズトリィ(ステラ)
グランドオカピ(アレックス)が雷神王みたく合体する幻視が見えた。
>>204とアレックスはアブソリュートに消し炭にされますた。
グランドオカピには名前は忘れたが眼鏡っ子でまるごと俺のよm
むしろ陸海空で(ry
海陸空だぜ?(゚∀゚ノノ"☆パパン!
PGキット化決定!!
どうでもいいけど、1,2,3がそれぞれ陸、海、空に対応してるロボットが思いつかない。
ゲッターは空陸海、ゴウorネオで陸空海、ゴッドシグマは海陸空……いるかなぁ、陸海空?
>>209 でもなんで赤トレイ?という気がしてならないんだが。
俺も好きだけどPGで出すほどの人気あったっけ赤トレイ?
>>210 PGストライクのインストで追加された設定で、ストライクとアストレイ(R、B、G×2)のフレームはほぼ同一と設定されたので流用ができるんだよ。
しかし電ホのアストレイPG化の記事を見て
みなたま「なんでー! なんでP-03レッドなのー? 何でゴールドじゃないの!?(ジタバタ」
ソキウス「みなさま、ゴールドといえば天、4機の最後に満を持して発売されるのでソキウスよ」
みなたま「あっ! そっかー! ソキウスあたまいいー!」
ソキウス(どうせBとG×2は色替えと武装変更でお茶を濁して、ゴールドはデュエルのバズーカを持ったヘリオポリス脱出仕様になるのは目に見えてるけど黙っておくでソキウス)
瞬時にこんなやり取りが頭に浮かんだ俺は、このスレに何かされたらしい。
……ちょっと某社のゆりかごで調整を受けてくる。
>>210 シグマシーグマ ゴッドシグマ(ryは空雷王、海鳴王、陸震王だから空海陸だろ…
「海陸空で合体だ」は主題歌だなw
あと合体メカじゃないけどジャイアントロボ(GR-1・2・3)が陸海空だったと思う。
シンが闘志也でレイがジュリィでルナがキラケン・・・
クールな(ry
TheBIGは出てきた順番だと陸空海だな
>>214 アスランは初期の風見博士ほどいい人じゃ(ry
メカニックの天才という意味なら有りだが
>>214 ハゲが裏切るという以外に、共通項がね〜よw
エルダー星に攻め込んだのはラクシズが風見博士に投資した平行世界
つまりこういうことか。
「アスラン、私よ!かわいいルナマリアよ!」
あれ? まったくかわいくないどころかムカつくぞ?
>>212 うわ、思いっきり勘違いしてたw
確かにその通りだった、すまん。
射殺もののかわいさだなw
でもよ、レイが
「殺す」
って言ったら凄い合うというか本編そのまんまなようなw
というよりも誰も殺すのに躊躇しなさそうだと思うんだけど
どうもです。 クリスマスが過ぎ、規制解除もされました。
8話が仕上がりましたので投下させていただきます。 多分今年最後の投下となります。
機動戦士ガンダムSEED
逆襲のシン・アスカ Mercenary Of Red
request8
CE77、ガルナハン
「あれからもう二年か、早いもんだな」
しみじみとした表情で新聞を畳み、二皿目の賄いを貪り食い終え、コニールを見ながらシンは呟く。
ニ年の月日はあどけなさの残る少女を立派な女性へと変えていた。
あのラクスの影武者(偽者という表現は体型的…というか洗濯板な意味でミーアに失礼なのでこう言う)
ミーア・キャンベルには及ばない物の、それなりの膨らみに、締まったウェスト、程よい大きさの臀部。
邪魔にならないよう髪を後ろにアップで纏めた髪型は若さ溢れる健康的な色気という物を感じさせる。
(立派になって……) と半ば父親のような眼差しで感心するが、コニールは19、シンは21の若造である。
(顔は文句はないし、スタイルも良い、料理も美味いし……これでもう少し大人しい性格なら言うこと無いんだが)
はぁー、と嫁に行き送れることを心配し、溜息を付く。
そもそも、レジスタンスに所属していて、この二年間ちっとも改善しなかったこの娘の性格を直すのは、現プラント議長の洗濯板や元上司の毛をどうにかするより難しい。
……いや、向こうの方が難しいか?
「何、黄昏てるのさ、らしくない」
難しい表情で何か考え込んでいるシンにコニールは呆れた表情を見せ、皿を受け取る。
「知らないのか? 乙女座の男って言うのはセンチメンタルなロマンティストなんだよ」
口元を吊り上げ、シンは笑って見せた。
「よく言うよ。 それでどう? 今食べた新作の味は?」
シンの戯言などいつもの事だと気にするでもなく、コニールは期待に満ちた目をシンへと向ける。
「うん、そうだな……日本で捕まえて食った妙に短くて胴の太い蛇の10倍は美味い」
「……馬鹿! 阿呆! 朴念仁! いっその事、そこで死んじゃえば良かったんだ!」
シンの答えに激怒したコニールは顔を真っ赤に染め上げ、手に取れるものを手当たり次第にシンへと投げつけた。
2年間こんな事をやっているのが地元住人に夫婦漫才だと茶化される所以である。
「おいっ! コニール! 刃物は止めろって、いつも言ってるだろ! マジで危ない!」
上半身を器用に動かし、お玉やらスプーンやら包丁やらを華麗に避けるシン。
「……うおっ!」
その時、二人の耳に聞き覚えの無い男の悲鳴じみた声が飛び込んだ。
「「いっ、いらっしゃい」」
コニールとシンは壊れかけた玩具のように、不自然に首を動かすと同時に言った。
店には皿の残骸やお玉などが散乱し、入り口の周りには包丁やらフォークやらが突き刺さっている。
店の出入り口に立っていたのは眼光鋭い壮年の男性。 当然ながらその顔は引き攣っている。
「あ、ああ、やってるかな?」
眼鏡をかけた金髪オールバックの男は精一杯の笑顔を作り、口を開いた。
「ええ、大丈夫ですよ。 お好きな席にどうぞ」
今、この店に入った事を後悔しているだろうな、と他人事のように思いながら、シンもまた精一杯の営業スマイルを浮かべる。
「隣、いいかな」
店の中に入り、割れた皿を踏まないよう慎重に、しかし確かな足取りで男はシンの隣まで歩いてくる。
その歩き方にシンは、何か違和感のようなものを感じていた。
「あっ、、どうぞ」
慌ててシンが新聞や皿を片付けると、男は隣の席へと座った。
「シン・アスカ君だね?」
シンの顔を見つめ、男はただ一言問いかける。
「違う! そいつは……!」
「そうですけど、何か御用ですか?」
慌てるコニールを手で制し、落ち着き払った様子でシンは言った。
「良かった。 君を探していたんだ。 申し遅れたね、私の名はジャン・キャリーという」
男、ジャンは警戒を解き、笑みを浮かべると右手を差し出した。
「ジャン・キャリー……煌めく凶星J。 三隻同盟のエースが何の御用ですか?」
今だ警戒は解かず、手を握る事無くシンは問う。
その名はシンも聞いたことがあった
地球生まれで元連合所属のコーディネーターであり、裏切り防止の為に機体を目立つ白に塗られた不殺のエース。
連合時代の彼の戦いはは殆どが局地的であった為、相手を殺さずに撃破している。
その後の戦いにおいても、大規模戦でない限り不殺を貫いた男だ。
ナチュラル用OSの開発により軍を追われ、紆余曲折あり三隻同盟に参加したと言う事は知っていた。
戦後は隠匿し、行方知れず。
噂ではユニウス条約の締結破談を狙ったコーディネイターの一団をM1アストレイ一機で阻止したという、ザフトに言わせれば『裏切り者のコーディネイター』
「『元』と付けて貰いたいな。 三隻同盟にいたのは一時だ。 ヤキンの後、色々合って今はアメノミハシラに厄介になっていてね」
シンの警戒をほぐす様に、大袈裟に肩を竦め、ジャンは笑った。
「えっ、アメノミハシラに? それはすみません」
アメノミハシラの名を聞き、シンは態度を一変させる。
あの時、4年前にミナに助けられて以来、世話になりっ放しなのもあり、どうにもミナに頭が上がらなくなっていた。
「私は宇宙で、君は地球。 運悪く会った事は無かったが、君の事はミナ嬢から聞いていたよ」
ジャンの言葉にシンは目を丸くする。
あの軍神、女ターミネーター、ロンド・ミナ・サハクに対してミナ嬢。
怖い者知らずなのか、命知らずなのか。
少なくともシンが言ったら文字通りの『吊るし上げ』にされる事は想像に難くない。
「おい、シンどうした?」
呆然とするシンに、コニールが話しかける。
「あ、いや、別になんでもない」
激しく首を振り、シンは平静を装う。
そんなシンをコニールは不思議そうな顔で見ていた。
「ああ、話が逸れてしまったな……本題だ。 君に依頼がしたい事がある」
脱線した話を戻す為、ジャンは声量を上げた。
「依頼……っていうと、アメノミハシラからですか?」
依頼という言葉に、シンは首を傾げた。 ミナにしては随分とまどろっこしい手だ
いつもなら直接連絡を寄越すか、半ば拉致同然に強制連行されるのに。
シンとコニールが二人揃ってそう思っていた辺り、シンがどれだけミナに頭が上がらないか分かる。
「いや、今回はミナ嬢の仕事ではないんだ。 一枚噛んではいるがね」
ジャンはシンの質問に首を振り、答えると、意味ありげに呟く。
「……と言うと大西洋連合ですか? ユーラシア連邦? それとも東アジアですか?」
「ミナさんに聞いてると思いますけど、プラントとオーブならお断りですよ」
当然ながらシンはザフト、オーブの上層部に嵌められた事は未だに根に持っていた。
嵌めてくれた連中の名前は分かっているので、地上にいる分はきっちり『仕返し』をした。
実際、それとは別にプラント、ザフトの人間に接触すると正体がばれる可能性があると言う理由もあるのだが。
「残念ながら、全て外れで正解だ」
シンの皮肉めいた言葉に、否定の意味を込め、頭を振るジャン。
「……どういう意味ですか?」
表情を一変させ、シンはジャンへ詰め寄る。
「今回の依頼は、いくつかの依頼者の共同だ」
「でかい仕事 って事ですね」
ただ一言のジャンの答えの意味を汲み取り、シンは大きく頷いた。
「……私は席を外した方が良いか?」
コニールは大きい仕事。 つまり機密性の高い仕事だと認識し、二人に向かい問い掛けた。
シンは視線のみでジャンへと問い掛ける。
「いや、居てもらっても構いません。 ミズ……」
シンからの視線に数瞬の思案の後、否定し、まだ名前を聞いていないことに気付いたジャンはバツの悪そうな表情を見せた。
「コニール、コニール・アルメダです」
コニールは気を悪くするでもなく、ジャンの言葉を続けるように自分の名を名乗った。
「失礼、ミズコニール」
コニールの態度に深々と頭を下げるジャン。
「それで、どんな仕事なんですか?」
ジャンが頭を上げたのを見計らかい、シンはジャンへと問い掛ける。
「……君が依頼を受けないとしても、これは極秘にしてもらいたい」
少し躊躇いがちに周囲を見渡すと、ジャンはゆっくりと口を開いた。
「今から一週間前、プラント首都アプリリウス1がテロリストにより占拠された。 人質の中には評議会議長ラクス・クラインも含まれている」
「なっ!?」
「『あの二人』は何やってたんです?」
驚愕と怒り。 それぞれが別の表情を見せるシンとコニール。
言うまでも無いが『あの二人』とはプラント評議会議長直属部隊(旧FAITH)
『歌姫の騎士団』司令、オーブ軍准将キラ・ヤマトと同名誉副司令(権限的には司令と同等)にしてオーブ宇宙軍第一特務遊撃艦隊司令、准将アスラン・ザラのことである。
「アプリリウス1が制圧される直前に、フリーダムとジャスティスは中の二人もろとも戦闘不能になっている」
表情は厳しく、口調すら重くジャンは言う。
ジャンもまた三隻同盟在籍時に、キラの駆るフリーダムとアスランの操るジャスティス二機の実力を間近で見ていた。
それゆえ事の重大さを把握していたのだ。
「そんな!? じゃ、じゃあ、今プラントは……」
ジャンの発言にシンでさえも驚き、表情を引き攣らせる。
シン・アスカにとってアスランとキラは無敵の存在である。
決して越えられない山脈の様なものと言い換えてもいい。
一つの頂を乗り越えた先により高い頂が待ち受け、行く先を塞ぐかの如く悪夢と言う名の吹雪が吹き荒れる。
シンの潜在意識の中でトラウマに近い物になりかけていた。
しかしシンは必然ともいえる勘違いをしていた。
CE73当時、メサイア戦ならば確かに二人は実戦経験の差でシンを上回っていた。
だがCE77時点に置いては4年の月日、常に戦場に身を置いていた事で実戦経験の差を埋めていた。
直接戦った場合どちらに転ぶかは誰もわからなかったのである。
「一部のプラントを除いて降伏し、テロリストに占拠された……最強の二人が先にやられたのが響いたのだろうな。 テロリストの正体は不明、ミナ嬢は見当が付いているそうだが」
シンの質問に渋面を作り、ジャンは答えた。
テロリストについて少々の間を置いた事から考えて、ミナはジャンにさえテロリストの正体について話していないらしい。
「プラントの防衛線をすり抜けて、アプリリウスへ行くなんて状況から考えて十中八九、プラントに内通者がいるんでしょうね」
引き攣った表情から一転、吐き捨てるようにシンは言った。
その顔は酷く不愉快そうに歪んでいる。
「……内通者、かね」
意外そうな顔を見せるジャンにシンは頷く。
シンは内通者について心当たりが合った。
大方ラクス・クラインが気に入らないザフト上層部か、評議会議員辺りだろう。
つまりシンを嵌めてくれた連中、仕返しをした地上にいた連中を除いた残りだ。
「そういえばプラント側の残存戦力はどのくらい残っているんですか?」
内心で邪悪な笑みを浮かべ、顔に出さないようにシンはジャンへと問いかける。
「こちら側に残ったのはアーモリーシティ位だな、残存戦力は駐留部隊を中心に再編成中だ」
「それに地球の各軍からおおよそ分遣隊規模。 それにアメノミハシラからもエースを抽出して送る予定だ」
「でも何でアメノミハシラや連合がプラントを?」
滞りの無いジャンの答えに頷き、シンは未だに解消されない疑問に首を傾げた。
「分かりやすく言えば政治的な絡みだ。 どの国も宇宙の揉め事を地上に持ち込んで貰いたくないのだろうな」
「……要は飛び火が怖いのさ、自分の家に火が移る前に小火の内に消そうと言う訳だ」
「「成る程」」
シンとコニールは、皮肉な笑みを浮かべたジャンの答えにしきりに頷く。
「しかも今はどこも不穏な空気だからね……さて、それでこの依頼受けてくれるのかい?」
ジャンは笑みを絶やすと、真剣な表情でシンに契約書を渡した。
「受けることないよ、こんな仕事! プラントはお前をオーブに売ったんだぞ!」
シンを見ると、両手をカウンターに叩きつけ、コニールは叫んだ。
その表情には憎しみに近いような怒りが混じっていた。
「……確かにコニールの言う通り、俺はザフトに売られた。 恨みが無い、と言えば嘘になる」
考え込んでいたシンは、コニールとは対照的に、静かに言葉を紡いで行く。
「……だったら!」
「だけど、彼処には恩がある」
何か言おうとするコニールの言葉を遮り、シンは力を込めて言う。
「孤児だった俺を受け入れて、力を、居場所をくれた」
シンは目を閉じ、思い起こす。
体一つ、知り合いも無いままプラントに行ったシンに入国管理官は同胞として親身になってくれた。
アカデミーの教官はプラント生まれと地球生まれを区別する事無く戦場で生きる術を教えてくれた。
ミネルバの仲間は、居場所と誇り、安らぎをくれた。
無論良い思い出ばかりではない。 地球生まれと罵られ、諍いが起きたのも一度や二度ではなかった。……だが
「プラントには戦友が大勢いる。 何の罪もないプラントに住んでいる普通の人達がいる……俺は、彼らを見殺しには出来ない」
首を振り、迷いを振り切り、真っ直ぐな目でシンは告げる。
あの日、シン・アスカが死んだ日、傭兵赤鬼は弱い人を、力の無い人守る為に、戦争という名の悪意と戦うため生まれた。
コーディネイターにもナチュラルにも明日は誰にでも平等に訪れるべきで、生きていると言う事はそれだけで価値がある。
そう信じ、この4年間ただひたすらに戦ってきた。
自ら誓った事を自らの手で破れはしない。
それは覚悟を決めたシンの目であった。
「シン……分かった。 私はもう何も言わない」
シンの真っ直ぐな目、この目を見せた時は梃子でも動かないと知っていたコニールは説得することを諦め、口を噤んだ。
「ジャン・キャリーさん。 この依頼、確かに引き受けました」
シンは契約書に手早くサインするとジャンに契約書を手渡す。
「……有難う。 早速ですまないが急がなくてはならない」
契約書を受け取ったジャンは大きく頭を下げた。
ジャンの言葉にシンは無言で頷く。
「3時間後に迎えに来る。 それまでに最低限の支度を整え終えて欲しい。 それ以外の物はこちらで用意しよう」
立ち上がり、腕時計を見るとジャンは静かに告げる。
「MSはどうすれば良いですか?」
あ、と思い出したようにシンは言う。
「グフクラッシャーは置いていく。 君の乗る機体は上で準備を進めている……あの機体であの二人に勝った機体に勝てる自信が有るなら、別だが」
真面目な顔から少し表情をほぐすと、意地の悪い笑みをジャンは浮かべた。
「……勘弁してください」
「はははっ、冗談だよ」
シンが嫌そうな顔を見せると、笑いながらジャンは店から出て行った。
───二時間後
「これで良し、と」
一通りの荷物(とはいってもパイロットスーツと幾つかの私物)をスーツケースの中に入れると、一張羅の黒いスーツを着たシンは自室の扉を開いた。
「……シン」
少し躊躇うように物陰から出てきたコニールは言う。
「ん? 何だ?」
「その頭で行くわけには行かないだろ、……髪、切るよ」
ハサミを後ろ手に持ち、泣きそうな顔でコニールはシンへと笑って見せる。
「ん……頼むよ」
コニールの表情の意味に気づいたシンは、できる限りの優しい笑みでそれに答えた。
リビングでシンはイスに座り、コニールは立ち、二人は言葉を出さずただハサミの音だけが聞こえた。
シンはリラックスした様子で目を瞑っている。
「ねえ、シン」
長かった髪が均一に切り揃えられ、もう終わりに近づいた頃、ようやくコニールが声をあげた。
「なんだ?」
シンは目を瞑ったまま答える。
「……やっぱり何でもない」
「そうか? そう言えば1年ぶりだな、髪切って貰うの」
コニールの態度に微笑を浮かべると、シンは目を開き、懐かしそうに言う。
「なんかさ、切りたくなかったんだ」
ハサミを持った手を止めコニールは俯く。
シンは何も言わずにコニールの言葉の続きを待つ。
「一年前、シンがガルナハンにきて暫く経ってさ、周りの情勢が落ち着いて、自警団が組織できるようになった後、なんだか不安だったんだ」
「シンは弱い人為に、力のない人の為に戦って世界中飛び回ってる。 だったら、いつかシンはこの街に帰ってこなくなっちゃうんじゃないかって」
「それからシンの髪、切れなくなっちゃたんだ。 切ったら私とシンの絆を切るような気がして、平穏な日々が終わりそうな気がして」
「私、シンと離れたくないから……」
コニールの顔から雫が一つ床へと零れる。
「俺も同じだよ」
シンはコニールの涙に気付かない振りをしたまま、ただ静かに頷いた。
「……ごめん、終わったよ」
そこには4年前の髪型、乱雑に切り揃えられた黒髪の少年から、黒髪の青年へと変わったシンの姿があった。
「なんか久しぶりだな、この頭も」
鏡を見て、髪をかき上げると、シンは何も言わずスーツケースを手に取り、ゆっくりと出口へと向かう。
「シン!……帰ってくるんだよな?」
何も言わないつもりだった、いつもそうして見送った。
でもコニールは胸の奥の、嫌な予感を拭い去れずに、おもわず叫んだ。
「多分な、約束は出来ないけど」
いつもと変わらない様子で、今日は遅くなる。 とでも言う様子でシンは後姿のまま答える。
「そんなの駄目だ!……約束してくれ、必ず帰って来る。って」
シンへと駆け寄り、コニールはその背中へと抱きついた。
「……約束は出来ない」
冷たく、静かにシンは告げる。 暖かさ、優しさ、それら全てを拒絶するように。
「こういう時は、嘘でも……帰って来るって言う物じゃないの?」
シンに抱きついたまま、嗚咽の混じった声で、嘘という言葉を躊躇いがちにコニールは言った。
「嘘はつきたくない」
そう言うとシンはコニールの両腕をを力づくで振り解いた。
「……馬鹿」
まるで自分の命に毛ほどの価値も無いと言わんばかりの態度。
命は尊いと、生きているだけで価値があると宣い、他人の為に命を懸けて自分の命は幾らでも安く叩き売る。
頑固で、人の言うことは聞かないで、自分の生き死には興味すら持たない。
シンのそういう所がコニールは嫌いだった。
いつもそうだ。
いつも一言だけ残しふらっと出かけて、何事も無かったかのようにボロボロになって帰ってくる。
「ああ、馬鹿なんだ。 じゃあ行ってくるよ、コニール」
いつもと変わらず、笑顔のままシンは歩き出す。
コニールにはもう止める事は、いや、最初から止められる筈がなかったのだ。
「……言い忘れてた。 俺が帰って来るまでの間、グフとガルナハンの事は頼んだ」
足音が五回聞こえた後、シンはふと振り向き、笑みを浮かべるとグフクラッシャーの起動キーを放り投げる。
「…………うん! 頼まれた!」
無力感に苛まれ、項垂れていたコニールは慌てて顔を上げると、放り投げられたキーを受け取り、それを握り締めたまま、眩しい程の笑顔をシンへと向けた。
シンが見えなくなった後も決してコニールは両手を緩めようとしなかった。
その手の中にある物は、言葉以上に大切なシンとコニールの形ある約束の証なのだから。
今回は以上です。
>>186 >>188 感想ありがとうございます。 3枚目の偽天は色が似てた物で代用しましたw
皆様、毎回自分の拙作に感想いただきありがとうございます。 少し早いですが、来年もお願いいたします。
それでは皆様良いお年を。
>>229 GJです!
シンが乗る機体は何なのか気になります。
やっぱりインパルスか、デスティニーなんでしょうか?
いいなぁ、コニールっつーかこの二人。
ある視点からは傷の舐め合いとも取られかねない二人だけど、だからこその溢れる慈愛がたまらない。
2人を倒した機体……
ハッ!まさかイージスとグーンの夢のコラボレーション【対人用MSスペースゲソ】か!?
やつの尻から放つイカスミ砲は浴びた奴を漏れなく下痢にしパイロットスーツ内を大惨事にする恐怖のマイクロ波砲だ!
スペースゲソVSプランA……
なんという怪獣大決戦ww
こうなればアズライガー、Gカイザー、Dライナーにデス子を持ち出さざるをえないなw
>>232 俺にはインモラルしか思いつきませんw
……あの人がプラントを支配したらノンケにとっては地獄だな
>>229 GJ!
コニール可愛いな
シンもキスくらいしてやればいいのにー
>>237 決戦に赴く前の昂った状態で19のムチムチの女の子にキスした日にはもう収まりのつかん状態に(以下略……となって確実に死亡フラグが立つので避けた方が無難。
まぁ相手がコニールだからであってお嬢様なら所詮……あ、悪い。ちょっとドアをノックする音が聞こえるから行ってみるわ。
よく死亡フラグって言うけどさ
あれ、大抵は脇役に掛かるもんで主役に掛かるもんじゃないよね?
そもそもそこで何もしない方が帰って来ないエンドの布石に思えるし
それはそうと、お前らお嬢様を馬鹿にし過ぎだろ?
胸なんて飾りだよ。いいじゃないか、貧乳でも可愛ければそれで
エロい人にはそれが分からない……
あれ?こんな時間に誰か来たな。ちょっと待ってろ後で俺のおっぱい哲学を(ry
>>239 テメー! グレンラガンのカミナはもうほぼ主役だったろう!!!
いや常識で考えてお嬢様に胸がないのはおかしいだろ
ないのはおっぱ(ry
>>233 レポーター「ただいま、私達は月面に来ています。いまここで世紀の決戦が行われようとしています!」
ズンと立つスペースゲソ、そして股間の大刀を構えるプランA。
そして、その2体の間にさらなる強敵が現われた。
多脚をいつもより必要以上に動かし土ボコりをあげる機体…上半身はグフクラッシャー、
しかし下半身はゲルズゲー。ここに三大怪MS頂上決戦が行われようとしていた。
ここで黒のリヴァイアスと「パクリ良くない!」とスペースイカの群れが介入
>>240 いや、どう考えてもありゃ死ぬの前提のキャラだろ
あの死に方さえなきゃいいキャラだったんだがなぁ
>>244 馬っ鹿アニキはあの死に様も含めてあの生き様がいいキャラなんだよ常考
でも俺はアニキに最後まで生きてて欲しかったぜ!!
ライオン氏もMOR氏も良い作品だし世辞無しで続きを期待してるんだけど、なんか最近昔の勢いが無いね
GSCI氏も最近投下ないし
時間がたったからか、スパロボや無双で扱いが良かったからか
それと、規制とかって何?
>>246 他スレで「どこかのラクシズ厨が気に入らない作者のIDを規制依頼に出して居る」と聞いたが…
やはりそういうのって今でも根強いんだな
カミーユスレの事ならあれはシャア板最大の歪みが原因
他のSSスレも一緒に見ているんだが、これで勢いがないっつーのは少々贅沢じゃないか?
まあ2週間か1週間に1回必ず落としていたGSC氏が全然姿を見せないっていうのは、ちょっと
気になるけどさ。
時代は00、次は30周年ガンダムだからね
>>229GJ! コニール可愛いなぁ
それにしてもキラ凸役に立たんな、力だけが存在価値なのに
>>251 ついにユニコーンの出番が来るわけですね、わかります
>>255 インスパイアして成功してるから安心しろアンチ
パクリという観点から見ると→どう見てもパクれず死んでるのでパクリとして滑ってる
インスパイアという(ry→どう見ても新しい境地(生き残らないけど後から続くものを奮起させて成長)を開いてインスパイアとして成功
つまり、お互いの視点が違うわけですねわかります!!
つまり種はキラマンセー絶対正義としてみたら成功だけど、シン主人公作品としてみたらどう見ても失敗みたいなもんか
種死はキラマンセー、キラ絶対正義!を言うにしても失敗してないか…?
何考えてるかわからないのは致命的
簡単だろ。
俺達に 反対するもの みんな死ね
いや、書き込んでから思ったが最後は みんな悪 かな。
それよりむしろ
俺達に 反対するもの みんな死ぬ
だと思うが
いや、負債世界的にはそっちで正しいけど「何考えてるか」だとみんな悪のほうかなーと思ったんさ。
>>262デスノートに書き込んでいるんですねわかります
>>263 その割には運命計画について妙に肯定的なことを言ってたような
あ
268 :
ライオン:2008/12/29(月) 23:42:57 ID:???
↑は規制が解けてるかのテストです。失礼しました。
ようやく規制が解けましたのでこれからは再び本スレに投下できますね。
(年末で忙しいので投下はまだできません。紛らわしい真似をして申し訳ない)
>>268 規制解除祝いに
つ洗剤<キンギンパール>
>>260 覇王|リ゚ヮ゚ノ从 邪魔者には毒リンゴ〜♪
覇王|リ゚ヮ゚ノ从 お約束の〜謀〜♪ ニヤリ
裏切りなどもう悪徳じゃないんですね、わかります。
>>272 裏切り、謀略、それら薄汚い背徳的行為は参謀達の考えた作戦、戦略を一瞬で水泡に帰す。
もし、それら薄汚い行為が無ければ、勝利の栄光を手にするのは、最も勇敢で、良く訓練された兵士が数多くいる軍だというのに。
――――アスラン・ザラの回顧録より抜粋
そんなわけで俺がいる軍は常に負けるのだが。
――――アスラン・ザラの回顧録よりさらに抜粋
お前がその原因だということを、わかれ!
まさに“お前が言うな!”だなwww
「羞恥心」シン・アスカ
279 :
ライオン:2008/12/31(水) 00:50:53 ID:???
突然ですがスレの皆さまに相談があります。
単刀直入に言うと、小説を少し書きなおしたいのです。
最近初めてリアルの友人に小説の感想をいただいたところ、ボロッカスに言われてしまい
内容について相談するたび矛盾点が出るわ出るわで悲惨でした。(普通、そんな理由で民間人を新型MSに乗せるわけねーだろ等)
それに、こういう物語が書きたいという思いだけでスタートダッシュを切ってしまったため一話目辺りから伏線を大量にばらまいてしまい
プロットを友人に言われていざ作成してみると序盤だけで26話使う、と明らかに自分にとっては収拾のつかない物語になっていまして……。
全編のストーリーの構成を見てもシン(ステラ)が「逆襲」をしてないという致命的な欠陥があったり、
キャラの作り込みが甘いと指摘されたりと、文芸部の友人に聞くとどうやら初心者が陥りやすい失敗にことごとく引っ掛かっているようです。
ですので、申し訳ないですが構成を見直してもう一度最初から書き直してもよろしいでしょうか?
ですが、どっかの負債みたいに前シリーズは忘れてくれとは言いません。
ノリはあのままで行くつもりですし(ロケットパンチとか前髪とか)、MSもキャラもほとんどそのままです。
ただ立場とスタート地点が少し変わったり、伏線の処理が少し違ったりするだけです。
(ちなみに今までやっていたストーリーはSEED風に進めているつもりでした。
しかし友人いわくSEEDという枠にとらわれない方がお前の話は面白くなるぞ、とアドバイスをもらったり)
悩みを来年に持ち越すのは嫌なので急にこんな書き込みを行いました。失礼します。
>>279 書き直すのは作者さんの判断に任せます。
ただ、何のかんの理由をつけて民間人をMSに乗せるのはガンダムのお約束っぽい気が……
>>279 >普通、そんな理由で民間人を新型MSに乗せるわけねーだろ
魔法の言葉「種シリーズだからしょうがないよ(アストレイ的な意味で)!!!」
いや、実際そういう話で作品ですよwwww?
>>279 好きにしろ、俺達は気にしない。
だが、俺達は君の作品が好きだということを忘れないで欲しい
>>279 ・変更後のSS投下
↓
・その後アナザーストーリーとして初期プロットのモノを投下
1SSで2粒美味しい!!
>>283 2度おいしい、だろ?
…揚げ足取ってごめん。
>>ライオン氏
負債の二の舞にならないなら、俺は支援するぜ。
>>281 それ言ったら問題なんてまず出てこないなwww
矛盾許容概念とは恐ろしい
>>ライオン氏
うん、俺も期待して待ってます。
下を見て思考放棄するのはあんまいい方法じゃないような気がする。
>>そんな理由で民間人を新型MSに乗せるわけねーだろ
正体がバレテーラならありじゃないのか?
裏から獅子の子をバックアップすrくらい平気でやりそうだし。
>>279 既出の延長で弄れる所だけ弄って、後は諦めると言うか、開き直った方がいい。
この手のは、適度に見切りを付けるのが大事。
初心者が一番陥ってはいけない失敗は、最初から「書きたい事」では無く「水準」を目標にして、序盤を何度も書き直した挙げ句、投げ出す事。
それに比べたら、どんな失敗、失態も取るに足りない。まして、些細な矛盾や伏線の取りこぼしなんてのは、一つの作品を完成させる上で、気にするほどの物じゃない。
>>普通、そんな理由で民間人を新型MSに乗せるわけねーだろ等
普通、そんな事をクドクド説明する話が面白い訳が無い。シン(ステラ)が「逆襲」をしてないという致命的な欠陥とやらも、いざ大円団を迎えた時、気にする奴は居ないだろう。
初心者が一番苦手なのは「引き算」。作品のシェイプアップ。改めて書き直して、また些細な問題を解決する「足し算」を繰り返すくらいなら、細かい事は気にせず、最後まで書くべきだ。
書いている内に、書くべき所、削るべき所は見えて来る。遠くを見たかったら、視力を鍛えるより、前に進んだ方がてっとり早いだろう?
偉そうで済まない。ただ、俺は書き直すべきではないと思う。仮に書き直しても、多分、劇的な向上は望めないだろう。
寧ろ、散々、元の素直な文章をいじくり倒して、結果、大幅に劣化した例をいくつも見てるんだ。
勿論、最後に決めるのは貴方だ。その決断は尊重する。
290 :
通常の名無しさんの3倍:2008/12/31(水) 23:23:41 ID:aEFXihLl
皆さん、もうすぐ新年です
初詣にはDT社へ!!
当社の門前で
心の底から
貧乳を讃える魂の叫びッ!
「貧乳はステータスだあああッッッ!!!」
と、咆哮を上げましょう!
すると、他の神社仏閣とは違い
とっっても強力な金色の神が降臨されるでしょう…
――血塗れのチラシより解読可能部分より抜粋
sage忘れスマソ
よいお年を
良いお年を
みんなあけましておめでとう!
>>290 じゃあ俺は鬼の居ない間を狙ってガルナハンで上空にAKぶっ放して、ムチムチの19歳コニールと二人で新年を祝っt……しまった!
なんでここにグフクラッs(万力で柔らかい物を潰す音
あけましておめでとうございます。
>>290 じゃあ私は
>>106のコニールをいただきましょうか。
名無しの方のネタですし……あれ、赤いウィンダm
あけおめ!
みなたまは俺の娘ぇぇええ!
でソキウス
あぁ…新年なのに皆、プリニーに……
あけおめ
凶なんでやり直し
お嬢様の今年の運勢
あけおめ
303 :
【大凶】 :2009/01/01(木) 11:53:41 ID:???
あけおめ
304 :
【豚】 :2009/01/01(木) 11:54:36 ID:???
わんもあ
シン・アスハて、ただ怒っているだけだよね。
かわいそうとも思わん。
>>305 そりゃシン・アスカとカガリ・ユラ・アスハがフュージョンすりゃそんな事にもなるだろうさ
307 :
【大吉】 :2009/01/01(木) 13:26:37 ID:???
とりあえず、ベルと夜のシュミレーションをして………なんだ? 黒くて紅い何かg
じゃあ、俺はステラと新年早々のデートを(蒸発
優区律怒「そろそろ俺がグフクラッシャーと合体する季節だと思うのだが?」
高山版の単行本カバーにバビとかユークリッド描いてたな 量産機愛に溢れてる。
>>279 年明けてからになったけど
>普通、そんな理由で民間人を新型MSに乗せるわけねーだろ
スーパー身内人事の白服准将や何度裏切っても立場が下がらないダブスタ凸が存在する種世界では有り得るかもしれんし
普通なんて言葉は主人公がこんな扱いのアニメに存在しないだろう
あんな迷惑な性格の人間を‘普通なら’主任にしないだろうし
そういう屁理屈がまかり通ってるからこそ種死は冷笑されてるし、
そういった点が気に食わないから逆襲をシンに託してるんじゃないのかこのスレは。
そうでないにしろ、作者氏がより高いクオリティで作り直したいってんならその意思は尊重されるべきだと思う。
てか友人さんに色々言われて「あ、そっか」って作者氏が思ったから書き直すんでしょ?
固く考えずに楽しみにしてるよ、俺はw
俺は多少失敗してても、伏線回収できなくてもいいと思うけどね。
書いているうちに文章力上がると思うし、文量ふえても別に、あと何週で完結!ってわけでもないんだし。
書き直すよりはこのまま続けちゃった方が作者も楽なんじゃないのかな。
納得いってない物を書き続けるのはモチベーション保つのが大変だぞ。
報酬は賞賛だけの趣味そのものなんだし、好きにやって貰えばいいと思うが。
リアルの友人に駄目と言われたから書き直す、なら止めたいが、自分でも駄目かなーと思ったなら
遠慮は要らないと思う。俺としては話が進むのを見たいんじゃなく、SSが投稿されるのが楽しみという
だけだし。
そういえば19氏は全然音沙汰が無いけどどうしてるんだろ?
まさか執筆の過程でSAN値に致命的なダメージを負ったとか……
ただ単にゲームに熱中して執筆が滞っているだけならいいけどw
んだんだ、ご無沙汰の諸氏も、本編の更新が滞るのは仕方ないとして
せめて近況の一言だけでも頂戴したいもんだが…
あけましておめでとうございます。ご心配おかけしました。いや、episode2をどう進めていこうか、
他の方と被らない為にはどうすべきか、と色々考えている内に時間ばかりが過ぎてしまいまして。
逆シンスレの最初期から書いている身としては、何かオリジナリティが要るだろう、と……
今、思い浮かんだ新しいネタを頭の中で捏ね回している最中です。2chではネタとか設定の段階で
公開しちゃ駄目だという不文律があるそうなので、何の報告も出来なかった次第でした。申し訳ありません。
研究員G、冷たいタイル張りの浴室で獅子舞ハウンド(カドマツランチャー装備仕様)開発中にインフルエンザ、ノロ、肺炎のJSAで年の瀬を病院で過ごす
ノロだと……?
てめぇ、忙しい年始に一人だけカキ食ってやがったな!?
〜ある研究員の叫び〜
>>319 いえいえ!報告を貰えただけでも!
まったり頑張って下さい。
>>321 カキ……だと!?
>>320の野郎ッ! こっちは海産物なんざ本国からお情けで送られてきた萎びた数の子しか食えないってのに……許せねぇ!
……おい! ユン主任がグフクラ第四段階用に用意してたユークリッドと、AだかBだのデバイスか、ファンタズマ持って来い!
……団地妻じゃねぇぞ!
年増はウチの司令官とユン主任とベル補佐官で十分だ!
まったく結婚もしてない行きおk
>>319 あまり気負いしないで自分のペースでまったりじっくり勧めていって下さい。
それこそ、歩くような速さで良いんですから。
ただ、時々生存報告だけしてくれたら逆シンスレは後10年戦えるかな!
逆シンのエロゲ欲しい
主人公は怪しげな催眠装置を開発した研究員で
ステラを攻略してもDEAD ENDしか無いんですね、わかります!
∧l二|ヘ
(・ω・ ) ←に土産を持たせてどこかのスレに送ってください
./ ̄ ̄ ̄ハ
| 福 | |
| 袋 | |,,,....
 ̄ ̄ ̄ ̄
現在の所持品: オプーナ オプーナ オプーナ オプーナ オプーナ 仲村みうのDVD「卒業」 オプーナ
オプーナ オプーナ オプーナ オプーナ 株券 オプーナ 信長の野望online争覇の章 オプーナ
オプーナ FF11アルタナの神兵追加ディスク 、FF11ジラートの幻影追加ディスク、オプーナ
もんもん オプーナ オプーナ ナベアツ The寂聴、オプーナ オプーナ、百合ームコロッケ
オプーナ オプーナ 大神源太カレンダー2009 ワカメ 欝 鎌倉時代がおっぱい
>>325 モッケルバーグは攻略可能ヒロインですか!?
>>328 こいつこんなにオプーナ持たされてどうすんだよw
>>328 なんという鬱袋……
可哀想だから1/60PGデスティニーII・プランAでも入れてやるぜ
1/60サイズのプランAって…セクハラだろう
>>330 オプーナならまだいい方だろw
MGS4とかだと洒落にならん
鎌倉時代がおっぱい、っていうのが気になって仕方がない。いや特に理由はry
なんというオプーナの押し売りwww
は!プランAの頭の上にあの球を付けてみたらどうk(略
>>333 売り上げそのものはいいのに出荷が更に多くて格安状態だもんなw>MGS4
>>319 報告お疲れさまです!
病気とかじゃないなら良かった。
プランAを愛でながらいつまでも待ち続けますから、どうぞごゆっくりと!
>>328 何気に百合ームコロッケとか鬱な代物まで混ざってんな。黄泉の救われなさは尋常じゃない。ある趣シンより酷い。
よし、ヨヨ救出あたりのセーブファイルつきのバハムートラグーンを詰めてやろうじゃないか
>>335 オプナーの頭の玉はエナジーボンボンとか言うエネルギー源……ハッ!
研究員「フハハハッ! エナジーボンボンで無限パワーを手に入れたスーパープランAは無敵だっ!」 ということだな!
股間のアロンダイトに球…………
>>341 なるほどエネルギー源を護りやすいように股間に二つほど設置して防御するんだな!
ダイアモンドの変態技術者どもならついでにモビルファイターみたいに感覚器もつけねんぞww
Gカイザーとかに踏み潰されたらどうするんだww
アズ子「お聞きなさい〜〜地獄の響きを〜〜〜〜!」
>>319 帰って来たらGSC氏がいらっしゃってた!嬉しいぜ。
創作に時間がかかるのは必然ですし、じっくり練り上げてください。いくらでも待ちます。
頑張って!
「アスラン、本当にやるの?」
「ああ、クライン派のスタッフとも話し合った。医療的な意味での危険は皆無だ」
病室のベッドに、黒髪の少年が横たえられていた。目を閉じ、口元はマスクで覆われ、
胸が規則正しく上下している。ドアが開いて、白衣姿の男達が入ってくる。その背後から、
大きなキャノピーを備えた寝台のような装置がやってきた。
「けれど、彼の意思は」
「キラ……シンが今何を考えているか、それは問題じゃないんだ。俺は2度とシンに道を
踏み外して欲しくない。その為には手段を選んでいられない」
オーブ将官の制服を着たキラとアスランは短く言葉を交わし、互いに視線を外し合った。
「ラクスはこの事を知らないんだよ、アスラン」
「ラクスも賛成する筈だ。シンの力は危険すぎる。お前も身をもって知っただろう」
「あの時、僕は迷っていて」
「とにかく、シンには導き手が必要だ」
シンの身体がベッドからその装置に移された時、瞼が薄く開いた。紅の瞳が揺れる。
「キラさん?……アスラン、これは」
白衣姿の1人がシンのマスクを付け替えた。上半身を起こしてそれを取ろうとした時、
コンプレッサーの低い唸りと共に瞳から焦点が失われる。再び瞼が閉じられ、『ゆりかご』
の上に倒れ込んだ。アスランが呟くように言葉を続ける。
「俺は、これがシンにとって最善の道だと信じている。地球連合軍の生体CPUを生み出
した洗脳機械だが、使い方さえ誤らなければ……」
キャノピーが降り、樹脂の表面に光が走った。クライン派の医療スタッフ達が、装置を囲んで
調整を始める。ゆりかごの中でシンの右手が持ち上がり、掌を震わせた後、落ちた。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY the Untold
第1話 「砕かれた」男
『3、2、1、マーク!』
海上に浮かぶ2機のMSが、スラスターを使って同時に距離を取る。シュライクを備えた
M1アストレイがビームライフルを向けた直後、ムラサメがMAに変形して急上昇した。
太陽を背にし、それを見上げたM1機内のメインモニターが光量を自動調節する。
「さっきも見たぞ、それ!」
『機体性能を活かしているんですよ、アスカ三尉! 今度は勝ちますからね』
「……戦術研究っていう目的を忘れてないか?」
オーブ軍のパイロットスーツを着たシンが、通信回線越しの相手に溜息をついた。
スロットルレバーを押し上げ出力を上げ、操縦桿を引く。
シュライクのローターユニットが甲高い音を立てて向きを調節し、M1が海上を蛇行す
る。その航跡を追うかのように、連続してビームが突き刺さった。ジェット音と共にムラ
サメがその上を飛んでいく。
「無駄撃ちし過ぎだ! ロックしてから少し待て! MA形態も活かせてない!」
『ちゃんと扱えてます!』
「どこが!」
叫び返すと同時に、シールドを胸元へ引き寄せたM1にビームライフルを3連射させた。
旋回しようとしたムラサメの機首を光弾が掠める。
『うわっ』
よろけながらMSに変形したムラサメが、先程ビームを乱射して一面水蒸気が立ち込め
る海上にライフルを向ける。一条のビームが濃い蒸気を貫き、ムラサメのシールドを破壊
した。発射の光を追って撃ち返すが、手ごたえはない。
「自分の攻撃で視界を塞いだんだ! ほら、敵を探す時は動きながら! 直線移動は止め
ろ! シールドが無くなったら左腕に構えのモーションを取らせろ!」
『い、いっぺんには出来ません!』
「やるんだよ!」
肩と足先に水蒸気を引きずったM1が、バックパックのビームサーベルを抜き放つ。
ムラサメの下に潜り込み、海水を蹴立てながら真上へと斬り上げた。股間を断たれた
機体がスパークを散らす。姿勢を崩したその背中にビームの刃が突き立った。
「俺の話、聞いてた!?」
シミュレーターのコクピットが開くや否や、眉間に皺を寄せたシンが訓練兵の肩を掴む。
「そ、その、仲間内で試したんですよ。MSには要所要所で変形するだけ、MAの速度で
敵機を翻弄するというですね……」
「敵機に翻弄されてどうする! テキストを読め! 基礎無くして応用無しだ!」
「……アスカ三尉、俺より1歳年下なのに言ってる事おじいちゃんみたいです」
「ほっとけ! 良いか、自己練習の成果かは知らないが、変形の手際だけは良かった。次は
MS形態の動きを身体に覚え込ませるんだ。索敵から攻撃開始までの動作が鈍い。これは」
そこでシンが振り返り、今の模擬戦を見学していたオーブ兵達を見渡した。
「全員に言える。つまり不注意だ。実戦で鍛えるなんて夢物語だぞ。此処にいる15人全て
が俺並に幸運だとは限らない……明日はレッスンA12からA17までを繰り返す。解散!」
枯れかけた声で最後に叫び、兵士達がシミュレータールームを後にすると、シンがその
場でへたり込んだ。見計らったように教壇脇のドアが開いて、前髪だけ赤く染めた整備士
のヴィーノ=デュプレが入ってくる。
「燃えてますなあ」
「燃え尽きたよ……何で皆、俺を撃墜しようとしてくるんだ」
ヴィーノからスポーツドリンクを受け取ったシンが、掠れ声で独りごちた。
「そりゃ、同僚並の年齢で教官やってるからだろ。何度叩き落としても挑戦するんだから、
その闘志を誉めてやれって。お前だって凄かったしな」
「……冷やかしに来たのかよ?」
疲れ切った表情で友人を睨むシンの前に、ハンドヘルドコンピューターのディスプレイ
が突きつけられた。画面が光って、MSの映像が表示される。
グレーで塗られた機体の頭部は、M1アストレイの物。胸部、脚部など随所に追加装甲
が施され、通常機よりも一回り膨れ上がっていた。右手にM1のライフルを持ち、左手の
手甲部にはビームサーベルが固定されている。両肩のウェポンラックにはグフのソードと
ゲイツRのレールガンがマウントされていた。
「右の太腿にホルスターを作ってみた。固定するんじゃなくて銃身を引っかける。これで、
ソードに持ち替える時間を大幅に短縮できる。後、左肩のレールガンは脇を通りつつ展開
して左手で構える。速射性を落として威力を上げた。PS装甲越しでも攻撃できるぜ」
「防御機銃は?」
「胸に2門。胸ってか肩ってか。あと爪先だな。対人用、対軽車両用だ」
「対人か……キラさんみたいに、出来るだけ死者を出さずに戦えれば良いんだけど」
顎に手をやって唸るシンに何か言いたげなヴィーノだったが、咳払いする。
「でも、俺の機体が完成したって事は……?」
「先生ごっこは終わりって事さ。俺達はガルナハンに派遣される。連合軍の動きが活発化
してるらしい。非武装地帯へ積極的に出て行って、偵察してくるんだとよ」
「ラクス様がプラントの議長になられ、カガリ様がセイランの陰謀を一掃しても、世界は
絶賛混迷中って事か」
嘆息するシンに対し、ヴィーノが顔をしかめて身を引いた。
「シンさあ、変わったよな」
「変わったって、何が。俺は学んだだけだ。議長のデスティニープランに従っていた自分
の愚かさを。アスランは正しかった。キラさんとラクス様が示した自由ある未来こそ……」
延々語り続けるシンに、ヴィーノは流石に作業の手を止めた。何処かで聞いたようなフ
レーズが幾つも入っている。まるで本の内容か何かをそのまま抜き書きしたかのようだ。
「……俺もラクス様の下で、憎しみの連鎖を止めなければ」
「で、シン。フライトユニットが付けられなかったんだが、大丈夫かな?」
「グゥルに乗れるんだろ?その機体。なら問題ないよ」
脈絡無く投げかけた問いに対し、シンは正確に返答した。少し間を置いて、ヴィーノは
ちょっとしたテストを行ってみた。
「シン、アスランの事なんだけど」
「アスランは俺の一番の理解者だった。俺はそれを理解できなくて、無意味な反抗を……」
喋り続けるシンを横目で見て、ヴィーノは頷きつつディスプレイの電源を切った。
試行錯誤の1結果として、とりあえず出来た物を投下してみました。今回は以上です。
なんて鬼畜なことをしでかすんだ凸め
きっぱり怖いぞ、このシンは
しかし、こっからどう逆襲するんだろう?
キーマンはヴィーノかコニールなのかな?
GJ
これは、これはすごいようなァァァ
迷いはきっと良い物を作れる原動力になると思います
洗脳されたのか……
なんという違和感しか感じないシンだ
でもTV版終了後だとこんな感じに素でなってそうだから恐い
怖えーよ
GJです。
洗脳されたシン……アスランて本当に人の尊厳を貶める天才だよ……原作終了後にもありそうだから困る。
一番使われるべきは裏切りを身上とするアスランだと思うな。思うな!
次の展開が気になりすぎる。
本人の気持ち関係なしに平然とやらかす凸鬼畜すぎ
シン覚醒後のフルボッコを楽しみにしながらも・・・この時点で凸よ!地獄へGO!!
いやあ、やっぱり外道ですねこの凸が。
思わず踏み潰したくなりました。
…すみません。これを見てからお嬢様が妖しい笑みを浮かべて「洗脳すれば……うふふ」とか呟いてるんですが…
GJ!
これが……きれいなシンか………。
怖ぇー。凸マジ怖ぇー。
だがしかし、この鬱が反転したときのカタルシスは計り知れない物になるはずだ!
そう思わないとキツいほどの報われなさだ。シン……
キラはああ見えて、あまりに鬼畜な行いだと日和って迷いを見せそうだけど、
凸の場合は一度これが正しいと信じたら、客観的に見てどれほど鬼畜な行いでも迷わず実行しそうなのが怖い
GJ!
待ってました! シン専用のM1は何気にデスティニーを模してるんですな。
重装甲、陸戦用化した劣化デスティニーって感じなんですかね?
個人的な印象として種死本編とは真逆の容赦の無いアスランと躊躇いまくってるキラの描写がなんだか新鮮です。
また恐ろしい話を・・・しかし凸はやっぱあのパトリックの息子なんだと
再認識出来る展開 GJ
GJです!
なるほど…こういうパターンがくるとは。
凸もキラもシンも、それぞれのキャラを上手く捉えてますなぁ。
どういう風にシンが洗脳を打ち破るのか。楽しみです!
正気に戻って状況を把握した時の反動と逆襲が怖すぎる。
凸ふん捕まえてゆりかごにブチ込み、
『涼しくて清潔で手入れいらずの丸坊主頭っていいよなァ…』と一片の疑いも無く
思い込み常に実践するよう深層心理の根っこレベルから洗脳すっとか。
ところで…episode2も続けてくださいますよね…?
GJでした!
最低な凸だな・・・
洗脳解かれた時の凸への「お礼」が楽しみだ。
洗脳切れた際の反動が凄そうですな
しかしこのキラはゆりかご洗脳がラクスに知れて、ラクスが否定したら簡単に凸を責めそう…
GJです!
凸が心底「正しい」事をしていると思っているのが何とも・・・。
でも、これまでの行動パターンから、全く違和感がないので救えない。
19氏の作品と同様、SAN値がひどい事になりますが、続きを切望するプロローグでした。
GSC氏 GJ!
自分に正当性がないから説得出来ないのに道具で無理矢理自分マンセーにするとは…
流石、独善先行は凸の習性だな!
しかし連載中が三作品ということになるのですが大丈夫ですか?
どれも面白いので個人的には大歓迎ですが
某スレで盟主王の禿ネタが上がっている件についてネオロゴスに突撃取材をしに行くお
369 :
ライオン:2009/01/06(火) 17:49:34 ID:???
投下します。
あけましておめでとうございます。年末のバイトが非常に忙しかったため、投下が遅れたことをお詫び申し上げます。
私の小説ですが、引きとめてくださった方には申し訳ありませんがやっぱり書きなおすことにしました。
ですが正確にいえば、伏線処理でまどろっこしい序盤をすっ飛ばして中盤に予定していたものを序盤にすげ変えるというものなので
今までのモノに不満があったから全く違うものに書きなおす、ということではありません。
長くなりましたが、どうぞ。
――CE90年。オーブ首長国連邦・近海。
今ここに、地上に侵攻し続けるプラント軍と地球において反旗を翻したゲリラ軍とのオーブを巡る攻防戦という、
歴史に残るであろう戦いの火蓋が切って落とされた。
強大な軍事力を誇るプラント軍に対し、ゲリラ軍の装備や練度は一歩二歩も劣っている。
決戦の行方は予断を許さないべきであると言いたかったが、双方の指揮官は自軍の勝利かたくなに信じていた。
もっとも、ゲリラ軍を指揮する若い指揮官にとっては「勝利を信じざるを得なかった」と言う方が適切であったが。
――作戦開始より四一三六秒後。
軍を指揮する立場として、ウィリアム・ラミアスは艦長席の隣の席からモニターの向こうに展開する光のパノラマを黙って見つめていた。
巨大な人型兵器・モビルスーツが爆散することによって戦場に咲くその光は、人間同士の醜悪な争いが創造したものとは思えないほど
儚い美しさを持っている。そう感じた瞬間、彼は心が波立つのを感じた。
あの光のいくつかは自分が指揮することによって散って行った英雄たちの命の光だと知っているからだ。
そう意識するたび、腹のあたりがキリキリと痛み出す。
「ルーディ隊全機シグナルロスト……!? フラガの御曹司……じゃない、艦長! 右翼のオーブ軍の被害増大しました!」
艦長席の背後に座る副官が悲鳴のような声を上げた。
「だから父の名は出さないで下さいよ……。グロウスター隊を右翼に回るように指令を」
「り、了解。さっそく指令を――あれは!」
レーダーに新たな機影が多数映るのと副長が再び動揺するのはほぼ同時であった。
「……まずいですねぇ……まったくもう。なんでこんな時にあの機体が来ますかね?」
ウィルアムは愚痴るように呟いた。再びキリキリと痛みだした胃が痛くてしょうがない。
370 :
ライオン:2009/01/06(火) 17:50:34 ID:???
ブースト光を引きながら自軍のMS部隊に突貫してくる蒼い天使のようなMS。
敵の旗艦より発進したそれはこの世界において畏怖の象徴たる存在、フリーダム。
無論、旧大戦よりもその姿は依然発展しており、その戦闘力は一個艦隊ですら手玉に取れる。
「各機、フリーダムを近づけるな! 艦砲射撃用意! てぇ――――!!」
自陣から一斉に放たれた光の奔流は、海面を蒸発させ雨のように蒼き天使に降り注いだ。
襲い来るビームはその速度を落とすこともなく凄まじいエネルギーを伴って
目前より進撃するザフト軍のMSを刺し貫く。すぐ後方にいたザフト軍のMSが一瞬にして爆発し、洋上を赤々と照らしだす。
その光輝が消えた時、ウィリアムは我が目を疑った。
――フリーダムと、その近くにいた親衛隊は何事もなかったかのように洋上を飛行し続けている。
白を基調とした機体には傷ひとつなく、それどころかさきほどから変わらぬ勢いでこちらの艦隊に肉薄してくるではないか。
『ふぅ……やめてよね? 君たちみたいな雑草が、新人類であるこの僕にかなうわけないだろ?』
オープン回線にて聞こえたその肉声は、幼さを残す少年の声そのものであった。
艦砲射撃の直撃に平然と耐えるような出力のビームシールドが解かれたその刹那。
フリーダムと、それに追従する親衛隊の量産型フリーダムが全身の砲門を展開する。
「面舵15! ブリュンヒルデ、艦首ビームシールド出力全開! エネルギーはすべて艦首に――」
ひ弱な第一印象だった副長は、その時だけはやけに頼もしく感じられた。
『安心してよ。何度吹き飛んでも、僕たちは花を植えるから……君たちを刈り取った後にねぇ!!』
その瞬間、通常のものとは明らかに異なる振動と閃光がブリュンヒルデの艦橋に充満した。
前線の真っただ中でフリーダムの集団は死の閃光を吐き出し続け、その閃光にのまれて四散したイージス艦の爆風は、
強烈な振動となって後方で指揮を執っていた旗艦の艦橋を軋ませる。
ウィリアムは歯を食いしばり、目を細めライブカメラに目をやると思わず「え?」と声を漏らしてしまった。
そこにはフリーダムのフルバーストに巻き込まれ、次々とミンチと化して爆散する何隻もの友軍艦とモビルスーツの補正映像が映っていたからである。
まさに悪夢だ。津波のように押し寄せていた自軍の大規模艦隊が、たった一個小隊ほどのMS数機に完全にせき止められているのだから。
371 :
ライオン:2009/01/06(火) 17:52:15 ID:???
「そ、そんな……!? 艦長! 新たな敵影多数、距離2000!」
ジャーナリスト志望であったというオペレーター席に座る少女が、絶望を顔に滲ませながらこちらに意見を伺う。
「――そろそろ、覚悟をするときですかね? ……副長」
ウィリアムは思わず息をのんだ。前線の向こう側より、新たな部隊が接近しているのがわかったからだ。
的確な判断ではある。わざと部隊を真正面から当てさせ、ゲリラ軍が疲弊しきったところに戦略級MSフリーダムを投入、
そして増援部隊によるとどめの一撃を加えようというのだろう。もうすでにザフト側がさし向けたフリーダムによって前線はほぼ壊滅状態である。
そこに新たな部隊が攻撃を加えれば、雌雄を決する決定的な打撃になるやもしれない。
睨んだモニターの向こうでは撃ち漏らした機体を雑草を刈るように蹂躙し、撃墜していくフリーダムの姿がある。
もし幸運が幾重にも重なりそれを退けたとしても、後方より押し寄せる増援部隊に散り散りになったところを各個撃破されるだけである。
クルー全員の顔に悲愴な表情が浮かんだ、その時であった。
「――!? オーブ本国より入電? これは……」
絶望を打ち破るように、突如オペレーターの少女のこみあげるような歓声が響いた。
「艦長、――彼女です! 『暁の戦女神』が来てくれました!」
「やれやれ……いつまで待たせるつもりなんですかあのバカは……」
胃の痛みが治まったウィリアムは、目を向けた先のライブカメラに映るMS部隊を見据える。
海面をスレスレで飛行するMSのそれぞれが深緑の装甲に覆われたものや紫に彩られた機体、さらにはバックパックを背負った戦闘機の姿も見えた。
しかし、そのMSの先頭に立っているのは――まばゆいばかりに輝く黄金の機体であった。
372 :
ライオン:2009/01/06(火) 17:53:44 ID:???
「どうやら間に合ったみたいだね。ブリュンヒルデは大丈夫なの? え〜と……デコッパゲ」
「俺たちの家は無事だ。けどいい加減、名前くらい覚えてくれ……俺の名前は――」
戦場を見まわした金色の機体の通信回線から漏れた呟きに、脇の黒いMSの主が突っ込みを入れる。
遥か向こうで行われている戦い。少なくとも金色の機体を操る少女には、友軍が劣勢に追い込まれていることは一目でわかった。
ザフト軍は戦力を惜しみなく投入し、ゲリラ軍を圧倒している。オーブ本国が後ろにある限り
このままでは全滅はないにしても全面潰走は十分あり得るだろうと、黒いMSから補足の通信が入った。
だがその後は市街が戦場になり、見るも無残な地獄が生み出されることとなる。普段からバカバカとさんざん言われている彼女にも、
ゆっくりと状況が飲み込めてくると同時に、少女の体の奥底から怒りが湧き上がってきた。
――――おとうさんとおかあさんが守ったあの国を、やらせはしない!
「剣を……スティング!」
「おうよ!」
掛け声と同時に、機体上空を飛行していた二機の戦闘機の片割れが機体下部にマウントしていた巨大な実体剣をパージした。
落下してくるそれを受け取り、重々しく天高く掲げ、正面に構える。
剣自体は無骨な出来と表現すべきだろう。荒い使い方をしているのか柄の部分は傷だらけだ。
だが刃の部分だけは違う。その掲げた刃にはわずかな歪みも、一片の曇りさえもない。
陽光が照らし出したそれは、いかなるものも一振りで両断できそうな金色の大剣だった。
「……で、命令はまだなのかよ? 我らが『暁の戦女神』どの?」
上空を飛行する戦闘機から茶化すような通信が入る。同時に幼馴染のニヤニヤとしまりのない面がモニターにでかく映る。
ふと剣の構えを解き金色の機体が振り返ると、そこには信頼しうる仲間たちが自分の言葉を待ち構えていた。
373 :
ライオン:2009/01/06(火) 17:54:52 ID:???
景気づけに、一声。
「敵の親玉へ突撃するよ! オーブを守るんだ! お願いみんな、あたしに力を貸して!」
ここで黄金の機体は手にした大剣を天に掲げた。すると機体の全身にエネルギーが行き渡り、まばゆいばかりの光の翼が展開。
それはまさしく旧世紀の画匠が描いた伝説の戦女神の聖画のような光景である。
コーディネイタ―でもない彼女が生まれつき備わった素質があるとすれば、それはMSの操縦でもどんな物事にも動じない胆力でもなく、
その声量にあると主張する者もいた。
だが彼女は一度たりとも「突撃せよ」とも「攻撃を開始しろ」などと命令したことはないという。
若き獅子の子は、誰よりも強く光る双眸を常に前方に向けコックピット内の空気を思いっきり吸い込み、声に意志をのせる。
そしていつもこう叫ぶことで攻撃の合図とした。
「全機、あたしに続けぇぇ――――――――!!」
オーブ近海の海上に、大きな歓声が上がった。
ガンダムSEED DESTINY AFTER
〜ライオン少女は星を目指す〜
374 :
ライオン:2009/01/06(火) 17:57:04 ID:???
――CE90年。
プラント理事国は突如、軍事組織と編成し直したザフト軍を行使し、地球に対する侵攻を開始。
後に言う『第三次地球・プラント間戦争』の始まりである。
最高評議会議長ラクス・クラインのカリスマと彼女の親衛隊『歌姫の騎士団』の圧倒的な武力を
巧みに使い分けるプラントは瞬く間に地球を蹂躙。
これに対し、長きにわたる平和で腐敗していた地球連合軍は全くの無力であった。
ナチュラルがコーディネイタ―にかなうわけがない。それが彼らが一番口にする言い分である。
そんな中、地球を蹂躙し続けるザフト軍に対抗するのは民間から成り立ったゲリラ軍。
そしてその中には、一人のナチュラルの少女がいた。
金の髪の、風の匂いのする少女。研ぎ澄まされた刃そのものの清冽さを纏う少女。
彼女が活躍するようになるすべての発端は、今から17年前――
運命の歯車は、軋み始める。
375 :
ライオン:2009/01/06(火) 17:58:23 ID:???
以上です。
元々、親バカなシンが書きたかったり、後の戦争の悲惨さを際立たせるため
某、蝉のなくころのように前編にギャグを入れていたのですが
友人からそれは無駄じゃないかと突っ込まれたり七話からパッタリとギャグが思いつかなかったりして、
結局序盤はすっ飛ばすことにしました。
あと、前述のレスにもありましたようにこれからはあまり文章がどうだのと
気にせずに(もちろん推敲はしますが)小説を書いていこうと思います。
最後に未熟な本作ですが、次の話を書く原動力になりますので感想、レス、支援などをお願いします。
乙!
自分としてはかなり好きなシリーズでしたが、一転ホットな状況になってwktkが止まりません!
尤も、序盤の掛け合いも、キャラクターを読み手に把握させるという意味では十分に意味があったと思いますし、
あれはあれでかなり面白かったのですが。特に、ステラとアレックス二人のキャラクターは。
時に、連合製MSはジャベリンですよね!……ね?ランス換装システムあるし!
>>375 GJです!
スティングやアウルは前作ののキャラそのままで捉えていいのかな?
つかステラの機体じゃなくて戦艦がブリュンヒルデなんだな。
378 :
ライオン:2009/01/06(火) 23:09:31 ID:???
>>377 そうです。ブリュンヒルデは戦艦の名前です。
そういえば戦艦の名前だという説明を入れ忘れていました。
混乱させてしまい、すいません。
あと、先日申し上げたようにキャラはそのままです。
前作の無駄な部分を切り取って延長しただけですので。
>>376 私もジャべリン大好きです。出したいです。
ですが出すにしてももう少し私なりに出し方にひねりを加えたいと思います。
ただ出すだけでは面白くないですし。
見事なまでのアバン。これは嫌が応にも期待せざるを得ない。何この壊れた准将。
>>379 よく見ろ 「肉声は、幼さを残す少年の声」 って書いてある。
つまり准将とピンクの……?
いや、バイオリレーションとか、あるいは技術革新で改良に成功したクローン体に
定期的に脳移植して肉体的若さを維持してる(その分精神は歪んでいく)とか
とにかく本人のような気がする…
自由と平和の世界を永遠に守り続けなきゃイケナイんだと使命感タップリに。
個人的に前まで書いていらっしゃったバージョンのスパコディさんとピンクさんのお子様のミーア嬢が
どういった経緯でレイじい様の元にいたのかが非常に気になっていて…
>>382 リメイクなんだし、これから先出てくるさ。じりじりして待て!
細かいことだけれど
>>374の冒頭はプラント理事国ではなくプラント評議会では・・・
幾らなんでもプラントがNJやコロニー落としのような反則技も無しに再侵攻なんて出来るわけねえ
……と思ってたけど、サイド2すら掌握できてないザンスカール帝国が大暴れしてる時点で余裕か
まてまて状況を整理してみよう。 リニューアルで変更されてなければだが、
1)大前提として、「アスハの叛乱」でアスハ家は滅ぼされ、カガリも故人に(?)
2)主人公の暁の戦女神ステラはシンと、おそらくカガリの娘
3)老化しつつも健在なレイがラクスの娘とされる少女ミーアを庇護
4)アスランの息子アレックス、ムウとマリューの息子?ウィリアムはともに
ステラ側、即ちオーブ側に
なんと、子供の世代はことごとくキラクス政権のプラントに背いている事に?
ザラ家にラミアス=フラガ家といえば73年以降の世界ではいわば特権貴族階級と
いっても過言ではないだろうにどうしたわけだ。
親達本人がどうしてるかはともかく倅達がこうでは只じゃすまないだろうし、
いまやキラとラクスの傍にかつての同志は実質的にほとんどいないという事に?
英雄が天下統一を成し遂げたのも束の間、ともに泣き笑い戦った仲間とも言える
重臣を背かれたり疑心暗鬼で粛清したりでどんどん失い、人間不信と猜疑心の塊の
暴君か、佞臣の言いなりの暗君に転落する例は歴史上いくらでもあるが、
第三次地球侵攻もひょっとしてそういった背景でもあるのだろうか…
>>386 親のデムパぶりや惨めに禿を否定する様が良い反面教師になった?
>>386 暴走しすぎだ。改訂前だがザラ坊はザフト所属だったから、アバンまでに反抗イベントがあるんだろう。
親らはたぶんあちらについてると思うよ。どっぷりかどうかはともかく。
昔の妄想スレで「キラとラクスの双子の聖王キララックVS魔王キララックの兄弟戦争が劇場版のストーリー」と言うネタがあったな…
即「キラとラクスの子なら両方(聖or魔)王に決まっているだろ!!」と言うレスが返されていたが
ザラ家が特権貴族階級?あのパトリックと裏切り常習犯のアスランの一派が?
「ラクス様のおぼしめし」をもってしても周囲が反対するからそこまで厚遇されないと思うぞ
大西洋連合は言うほど強そうには見えないけどなあ 烏合の衆であるからこそ地球連合って感じ
モタモタしている間に各個撃破されるのがオチ
ふむ、で、体制内部でラクス様の思し召しに異を唱えられる勇者ってどこにいるのだ?
そう考えると、ヒトラーやスターリン以上にとんでもない独裁者なんだなラクスって。
>>391 「おお、ラクスさまが仰られるのならその通りなのでしょう」
「全てはラクスさまの御心のままに」
「アスラン・ザラよ、ラクスさまのご慈悲をしかとかみしめるがよいぞ」
「いーのーちーさーずけーよー」
失礼、最後ヘンなデンパが入ってきました
アスランにイビられ続けるアーサーとかこっそりと外部と連絡を取っていそう
ああいう普段怒らない人ほど怒ったらマジで怖いし
洗脳されたシンとか、シンとカガリの子供が主人公とか、相変わらず刺激が強いSSスレだなw
>>390 大西洋連合はアメリカ軍+カナダ軍+イギリス軍だから強くて当たり前なはずだが
昔、カナダはアメリカ領だと思ってた
でも地球連合軍が強力なSSって殆ど無いよなあ
>>396 今現在なら最強だけれども、CEじゃNジャマーでインフラをズタボロにされ、緒戦で兵力を失い、おまけにロゴス解体で基幹産業崩壊のトリプルコンボで他の国なら崩壊しかねないダメージ受けてるし。
下手すればブルーコスモス派とその他の派閥で権力争い。
それが終われば粛正の嵐でまともな将官が残っているかも怪しいからな。
>>397 とりあえずカナディアンマンに謝んなさい。
二次だと東アジア共和国はやたら強くなる
>>398 そりゃ種死と種の時点で馬鹿みてぇに強いからな連合
エイプリールフールとブレイクザワールド喰らって、なおかつ宇宙の上の施設をエンデュミオン失って世界樹は地球取り巻くデブリ海になってL4はザフトに壊滅状態にされて
なおかつ地球上を赤道付近から集中的に攻撃喰らって一部除いて占領されて
この状況下から逆転勝利カマス化け物国家ですよ連合は原作でも?
つまり、連合が強いSSが無いんじゃなくて、初めから強い連合だから本編で多少扱いが悪くなっても本質は揺るがないみたいな
あ、連合が強いSSって処に拘るなら普通に流離う翼とかあるよ、シンは逆襲しないけど
っていうかシンが逆襲する意味がない世界だけど、普通に後半の主人公だし
ラスボス撃墜したのシンだから!!
『ラクス政権のプラントがカガリ政権のオーブを討った』
という事実というか記録、しかも経緯の真相が隠蔽され、アスハの存在自体も
欽定歴史から半ば抹消されかかっている事の怖ろしさを軽視しちゃいけない。
いまのところ一般市民への締めつけは特に見受けられないようだけど、
むしろ上は議員から下は木っ端役人までプラントのあらゆる公務員からすれば
二度の大戦での最大の友邦で、しかもキラ様の姉君のお治め奉る国でさえ
サクッと粛清されるようでは自分の身の保障などそもそもあるわけがない、
そんな状況で誰がラクス様の意向や人事案に逆らえるものかと震え上がっていると
いうのは想像に難くないわけだが…
東京カウボーイ
国力は圧倒的だけど、新時代戦闘に立ち後れた形か。>連合
負債補正さえなければ、数年後には逆転して当たり前なんだよな。
レイナ・クズハのやつ
「来年になったら本気出す」って言ってるうちに潰された>連合
何人かザフトの不満分子をトレードできないかねぇ
オーブ軍ではなく、ゲリラ軍と書いてあるのは、オーブはこの時点で主権国家ではなく
プラントの属領あるいは一部とみなされているということ?
オーブを単にまもるオーブの軍ならなんでオーブ軍ではないのかとへんなことに引っかかりました
原作は連合逆転勝利というより、勝手にオーブとプラントが崩れ合ってピンクが君臨して更に状況悪化…という、
ちょっと表舞台から遠ざかっていたらライバルが腹を下して欠場してました、って感じだろwだからクライン派と
ロゴスの間に黒い噂が立ったりするんだ
連合のイメージは………何度死亡確認されようと生き返る三面拳のような感じ
どうでもいいが
先のSSがVガンダムがモチーフなら、
ビームローターとかタイヤとか出たらCE世界で通用するのか?
ウィンダムとかビュンビュン飛んでたりするし。
ていうかエターナルにタイヤがついたの想像したらあまりにもカオスすぎて噴いたww
「なかなか美しい花が根付きませんから、一度きちんと整地して耕し直しますわ〜」
とすれば瞬時に違和感がゼロになる…>タイヤ付きエターナル
AAにタイヤ履かせてみたら、あまりにしっくりきすぎて驚いた。
アオシマがキット化するべきだったんだ、あの船は。
>>412 Vあたりまで行くと
その技術力は飛んでるって事だけが凄いわけじゃないんだぜ……
>>416 飛んでるだけでミノ粉高濃度散布
低コストでの惑星間移動
移動機構がバリアになり盾となりサーベルになる。
サラミスでも腹から大気圏突入・離脱しても大丈夫!
>>406 燃費は悪いけどガソリン量が多い連合
燃費はいいけどタンクが小さいプラント
燃費は普通で操作しづらいオーブ
燃費は一番いいけど飲酒運転なラクス
ラクスww
>>417 未だにビームローターの仕組みが理解出来ん…
つーか何でアレ飛べんの?
揚力?
未だにレールガンの弾職人の弾生成法が理解できん…
つーか何でアレ補給とかいらんの?
気合?
砲身にレールがついてて、それに沿って砲弾を滑らせて発射するんじゃないの>レールガン
それは発射の仕組みじゃね?
>>420 Iフィールドで力場作るってミノクラと同じ原理じゃなかったっけ?
実は圧縮空気を打ち出す空気砲なんじゃね?
それなら大した手間もなく補給できるかもwww
ザンスカール帝国の規模と実態
http://choco.2ch.net/shar/kako/1019/10192/1019255476.html 56 名前: 36 投稿日: 02/04/21 06:01 ID:???
ビームシールドの開発、発展途上で、ビームを展開させたまま基部から回転さ
せると、ビーム周辺にIフィールドよりも立方格子形成指向の強い斥力をもつ
フィールドを形成できることが明らかになった。さらに、このフィールドの発
生方向を偏向させることで、ビーム表面に立方格子を形成し、ある程度機体の
自重を相殺する事が可能となった。その上重力下であれば、鉛直方向からビー
ム回転の中心軸を傾ける事によって、若干の推進効果を得られることも確認さ
れた。これを技術的に確立し、斥力を増大させることでビームローターが完成
した。ビーム展開の電力とミノフスキー粒子の供給さえできれば、その間はプ
ロペラントを消費することなく空中航行が可能となる。ビームローターは事実
上簡易型のミノフスキークラフトとしての効果をMSにもたらした。当然、ミ
ノフスキークラフトと同様の稼働に耐えるほどではなく、高度もさほど高くと
る事ができないが圧倒的な機動力をMSに付与したことは疑いようがない。無
論、白兵戦闘時はビームシールドとして機能することは言うまでもない。さら
に機体周辺には立方格子が形成されることによって大気の整流効果が生まれ、
機動速度も向上している。
ビームローターはまさに攻防一体の優れた兵装なのだ。
連合が国力通りなのはさすらうと某ファイナルに青の軌跡なんかだな
後はルナスレのとかイフスレとか
外道の天空勢力を考察したら天空の理想とラクスの理想が完全に違え反乱をしたらプラントと戦争出来る気がした。
問題は火星の協力を得られるか否かだな
っつーか火星は技術はともかく生産力とか人口とか食料自給率とかはどーなっとるんだ
ぶっちゃけ軍事および生産力的に独立してるのか?
たわけ
火星にあるMSは漫画に出てきた3機だけじゃ〜い
火星はMSの軍隊は持ってない
アズ子「安くしましょう。」
その代わりにベースマテリアルは連合の数倍の埋蔵量
ただ輸送に数ヶ月かかるのがネックだが…
Δの持ち味のVLはプレアとカナードの戦いのデータを見たロウの発明でMJもロウの工作
ウォドムモドキは技術的に目新しくは無く火星の社会、経済は余分な人間は生きられ無いほど厳しい生活状態と弱小中の弱小国家で誇れるのはベースマテリアルの埋蔵量だけですたい
セトナは貧乏姫
ミハシラはザフトと連合双方が攻めても陥落せず、攻略をあきらめた存在
オーブ本国より難攻
南米が味方するのならエドとジェーンが味方になるが攻められ易い地域が増えるだけとなりそう
むしろライオン氏のエドとジェーンの子に期待だな
>>433 いつものことだがどんだけ天才なんだw>ロウ
>>432 つかベースマテリアルの設定って、モロにメタトロンだよな…
これは劇場版(笑)の新型ガンダムには、ゼロシフト搭載ということに(r
ロウを仲間にしたらそのうちVLの応用でミネルバをナデシコにしそうだな
アフター物って事で言えば、ミネルバもう無いんだが……シン達の「足」としてはどんなものが
良いんだろうねえ。特に序盤って
リ・ホームを鹵獲
>>440 地上ならレセップス級とか良くね?
ジャンク屋隠れ蓑にして戦力増強するならこれ程お誂え向きな船もそうないぞ
少し弄ればフリーデンな感じに……
レセップスの潜砂魚雷は吹くと言うレベルじゃ無かった。
>>438 火星にあって地球にない鉱物資源なんて無いぞ多分・・・
小惑星運んできた方が色々と楽
>>444 それは連合っつーか大西洋が地球圏の全鉱脈独占してるから……
某SSではMS搭載出来るトレーラーが足代わりだったような
後は頃合いを見て手頃な戦艦でも強奪すればいいんじゃね?
エンジン片方だけ狙って不時着させるとか
>>435 そりゃあ、連合もザフトも確か2個中隊24機位でしか攻めて無かったから。
本気で攻めれば落とせるけど、陥落させるまでに受ける被害が利益に釣り合わないから攻めない。 ってのが本音。
ミハシラは現代で言えば、スイスみたいな立ち位置だからな。
>>438 劾が木星圏で炭鉱夫してたり、軌道エレベーターとして完成したアメノミハシラが倒壊したり、17歳の乙女な擬似人格を持ったチ○コックピットの桑島声の新型MSにフレイを思い出してキラが発狂したり、ステラを思い出してシンが叫んだり
シンがヒロインをほっぽり出して、巻き込まれて乗ることになったMSに搭載された、惚れた男に合わせるタイプの女性人格AIを愛してしまって、相思相愛になったりするから駄目だ。
特に最近出番の無いエミュ子は、役割もろ被りのADAとドロレス……あれ? あれはデスt
エミュ子はむしろファースティじゃないか?ラクスのコピーだし。
あと起動エレベーターは倒壊しかかっただけだから。倒壊したら地球が滅ぶから。
ファースティなんてそんなGBAで出たけど極端になんか知らない人が多すぎる
スパロボ形式の癖に戦闘は射的で、慣れたらクリティカルと回避が連発出来まくりな
ニコニコにプレイ動画上げたら意外と存在知らなかった奴らからレスが付きそうな隠れ名作ZOEゲーに出てきたキャラ
このスレで知ってる奴いるのか?
チハ コクピットだと?!
>>436 ふと思ったんだがSEEDで成立しているカップルってどんなのがいたっけ?
アストレイありで。
アニメは准将とピンクとかの主要人物カプの描写ばかりで他人の影が薄かったし、
どんな奴らがいちゃいちゃしていたのかさっぱりだわ。
イザークとシホとか?
あんなんもろに後付けじゃん
イザークとシホは公式でカップルではないと明言されている
無二の相棒的な意味で、劾とイライジャ
無二の友情的な意味で、カイトとジェス
他に誰かいたっけ?
しかし極端に男しかおらんなwwww
女はおらんのかwww
>>454 いけないなあ
無二の親友的な意味で、キラとアスラン
これを忘れちゃあ
>>455 あいつらは見るからにただのホモだろ、普通の一般的な認識における「相棒」と一緒にしないでくれ
彼らの場合は相「棒」だな
サイとカズイ
ナチュラルとコーディのカップルは実質、イオに旅立ったリーアムのナチュラル兄貴とコーディ嫁率いるリティリアの人々と南米のハーフコーディ村の住民ぐらい
まあナチュとコーディーの対立から始まった物語だからこそ、ナチュとコーディーのカップル
(キラとフレイはカップルかな?)とかハーフコ−ディーを登場させて物語の深みを出すべきだし
最終話でそれらのカップルやハーフの未来に希望があるような描写で
視聴者にもCE世界の未来に希望を持たせる終わり方に出来ただろうに、種最終回ではフレイ死亡だしな
……ふと思い出したが種・種死共に桑島キャラ(フレイ・ナタル・ステラ)全員死亡してるんだが何故だろう?
>>460 俺は負債が桑島嫌いなだけだと思っとる
脇でやったヴィア・ヒビキ、レイの子供時代考えると桑島の役皆殺しだもんで
ついでにキラとフレイはカップルじゃないと思ってる
>>461 ヴィア・ヒビキやレイの子供時代までやってるとは知らなかった
というか1st時代の声優さん並に色んな役兼用してたんだな桑島さん
……なんつーか自分が演じた役全員死亡ってある意味鈴村さん以上に悲惨だぞ
嫌ってるならここまで起用しないと思うんだがなあ・・・
単に負債が「キャラが死ぬ=感動、名シーン」って発想なだけじゃないか?
でも好きなキャラは殺さない
福田の初期案だとラクス以外はみんなぶっ殺したりカタワにするつもりだったらしいけど
声ヲタ的な要素を入れたつもりなんじゃないのか。「桑島声のキャラは死ぬのが鉄則でしょ!」みたいな。
ザクグフドムと言い、上っ面をなぞるのが好きらしいし。
>>464 サイが死んで、キラも目か腕をやられて、アスランも自爆で死ぬとか、そんな話だっけ。
実際に出来上がった物を見る限り、噂でしかないな
>>466 もし実現されてたらVガンダム並の死亡率になってるなw
>>466 噂じゃなくて本人が講演会で言ってた奴だよ
黒福田
富野のポーズをしたかっただけじゃないかと
その場でのウケを取りたくて奇を衒ってみただけか。ありそうだ。
ねじ切る勢いで捻って捻って
春の映画祭【劇場版機動戦士ガンダムSEED〜ゲテモノMS大行進!!】
プランA、スペースゲソ、グフザムザ、グフユーク、ゾノ・ジ・エッジの大乱闘を見れるのは劇場だけ!!
と言う企画
宇宙クジラのかわりにヤラナイカでも発見されればいい
>>461 ところがぎっちょん
とうの福田は「キラさんとラクスは同士」「ヒロインはフレイだけ」とインタで大絶賛でございますwww
はた迷惑な好かれ方だよな。訳のわからないキャラの声をやらされて、訳のわからない展開で
殺される…って、種に出た声優さんは大体解らないなあと思いつつ仕事してたと思うが。
主人公を引き受けたはずなのいつの間にやら悪描写な噛ませ犬になっていたりとかマジ悲惨。
無乳
>>475 三石さんはマリューが分からないとコメントがあったな。
保志、石田も自身の役の行動に疑問に感じたって話があったな
保志に至っては種死ではキラやりたくないとすら思ったらしいし
石田もアスランのだめっぷりが誤魔化せなくなったみたいな事、言ってたなwww
シャアっぽく演じてくれと言われた池田さんとかね
古谷さんに愚痴ってたという噂もあるんだよな
ダンディ4はじめウルトラシリーズの歴代レギュラーなんか、
思い出話もメビウス関連映画での再出演でもほんとに楽しそうに誇らしげに
語ったり演じたりしてるのにねえ。
そこそこメジャーであり、終了してさほど時間も過ぎてないのに
メインキャストが違和感や嫌悪感を隠そうともしない作品なんてそうそうあるか?
シンの中の人は種死でてよかったことを聞かれて石田さん仲良くなれたことって言ってたしなぁ……
>>480 ☆も「ラクスの邪魔をするなんてゆるせないじゃない?」はさすがにないと思ったんだろうな。
石田も小説のあとがきで「アスランは自分の道を進んでいる」っていってたのに
まさかあんな蝙蝠男になるとは想像もつかなかっただろう。
>>483 元々ウルトラシリーズは役者同士が物凄く仲が良いってこともあるが、
やっぱり旧シリーズで共演したりしてたのが大きいんだろうな…
つーかウルトラシリーズのレギュラーだったことを黒歴史にしてるのって、
杉田かおると富永みーなだけだろ? レオん時の。
まぁ子役だったけどさ…
逆に、種に出て良かったって人は居るのか?と思ったが
出てくる人物の大部分が何かしらアレな目にあってんだよなぁ
盟主王と変態仮面くらいか、扱い良かったり、キャラ的にまともというか筋が通ってるのは
だって収録の後、☆とかは福田に自分の演技論について長々と勝手に語られて
その間拘束されるんだぞ?
やってられないと思う。
ちなみに最終回あたりにカガリの出番がないのは声優が嫁と大ゲンカしたからだとか
キャラとしては勝ち組の四天王なのに役者の三人までもが不満持ちたぁね。
ラクス役の人はどうなんだっけか。
>>488 正確には、「出番はあるけどセリフ無し」だな。
見ていてすげー不自然だったw
>>489 ミーアの方が好きだとか、小耳に挟んだ様な気もする
種前半ならまだしも、後半以降のアレを見てると、まぁ、考えるまでもないだろw
これだと仮に劇場版の製作が決まったとしても主役クラスに断られるという
前代未聞のケースもありうるのか?
まあ映画Zの禿御大の外面だけマネして、一から選び直すオーディションなる
茶番でもやりかねないが点
>>488 その話、本当かどうか微妙な気もするがな
脚本と大喧嘩なんて情報出たら声優にとってもプラスにならないし
とはいえ種Dの場合、公式ページで脚本の完成が遅いことのスタッフの皮肉が出るから本当かもしれないと思わせるが
カガリの中の人は電童の主人公の片方でもあったはず。
それなりにつきあいもあったろうによほど腹に据えかねたのか、
それとも当時から不満が積もりに積もっててついに爆発したのか…
>>492 劇場版なんて作ってもどうせラクス様万歳で終わると思う
火のついた火薬庫状態を収拾させるようなお話は作れないんだから
いっそ五十年後とかに飛ばしちゃって
主要人物総とっかえは一つの手ではある
「ターミネーター3」のように結局全ての努力も平和への願いも
無に帰する破局エンドとか…
>>492 福田、「保志が演じて嫁が脚本書いて僕が作るキラじゃないとキラじゃないです、それ以外は極論言えば全部偽物」
とかほざいてたぞwwww
まあ偽者が本物を越えられないとは限らんからな。言わせとけばいいさ
本物すげーレベル低いし
つか福田は何してんだ今
>>492 新訳Zってアムロやカミーユとかもオーディションしたそうだが(当然古谷徹や飛田展男も呼び出し喰らった)、
何故か島津冴子には連絡行かなかったそうな。
で、最終的にフォウにはゆかなが内定して枕営業疑惑が立ったわけだが。
だから、オーディションとかってポーズだろ結局。
富野だってもうそんな影響力持ってないんだろうよ。
唐突にそんな今更な誰でも知ってる話してどうしたの
たしかにファンも増えただろうけど、キモい狂信者や病的アンチにまとわりつかれちゃあなあ
カガリの中の人はシンの扱いについて少々意見したら、カガリがアレって噂はあったな
ダムAの保志石田鈴村が種死最終回見ながら色々話す企画で
保志がキラがレイを口先で動揺させてフルバかましたのを
石田に突っ込まれて苦しそうにフォローしてたのが気の毒でならなかった
何で、欠陥脚本のフォローを役者がせにゃならんのだ…と
>>503 苦しそうでもフォロー入れるとはいい人だ
自分のキャラにもツッコミ入れる人もいるのに
・・・たんに抗議レターが怖いのかもしれないが
抗議っつうか嫌がらせの類になると思うが、放映中、鈴村さんに腐がカミソリメール送りつけたりしたって聞いたんだが…
なんか「悪役でキラきゅん殺そうとした奴の声優は死ね」だのなんだのって感じだったらしいが。
む、なんかスレがおかしな方向へ向かっているぞ
ここはひとつかまして方向転換をせねば!
あぁ!こんなところに、洗濯板が〜!!
皆!後は任せたぜ!!
公式で「嫌わないで」なんてコメント出した主役声優なんて前代未聞だろうな…
泣けてくる
ライプツィヒの下水道にて衰弱した身元不明の男性を確保
あれ?こんな所に平面すぎて一つも凹凸が無い壁がある!
あえていわせてもらおう!! ステラは俺のよm
――な、なんだあの紅い機体は! 新型か!? 早いz
とある声優さん曰く
プロは演技指導とかしない、「ここは○○な感じでお願いします」とか注文はつけるが
逆に同人ゲームとか音声入れるオタは長々と講釈垂れて演技指導とかやりだすらしい
まんまプクタンだw
0は何を掛けても0何だよね。
その辺を理解して欲しいな。
具体的に言うとよせてあげるタイプでも
寄せるものが無ければ無意味だとい・・・・
種死アフターのシンを語ろうという事で、他スレからの転載ですが。
9月1日生まれの人は、
「野心的で高い理想が導くビジネスチャンス」
□長所は?□
●リーダーシップがある ●想像力がある ●進歩的 ●力強い ●楽観的
●意志が強い ●競争力がある●自立心がある ●社交的
■短所は?■
●威圧的 ●嫉妬深い ●利己的 ●敵対しやすい
●抑制に欠ける ●不安定 ●せっかち
☆性格と運命☆
●支配星であるおとめ座の二重の影響により、敏感な知性と知識欲が
強まります。しかし、このことで、やや神経質な面も出てきます。
定期的に休みをとり、冷静さを維持することが必要でしょう。
●会話または文章でのコミュニケーションが得意で、正確さを好むたち
なので、理屈っぽくなりがち、
●仕事に対する高い意識と完全主義により、自分や人に対して批判的に
なりすぎないようにしましょう。
●経済的に成功する確率が高いので、自制心を発揮し、結果を出すための
すばやい決断力が重要。
21歳を過ぎると⇒パートナーシップや人とのつながりを求めるようになります。
調和、バランス感覚、品位が高まり、文学、芸術、創造への
関心が高まるでしょう。これは51歳まで続きます。この転換期
には、深い心のひだに触れ、自分自身の力を評価してもらいた
い気持ちが強くなります。
☆仕事と適性☆
●組織力と、大きな冒険を好む性質、人に委ねることができる能力を
備えたあなたは、ビジネス界の取締役、マネージャーまたは自営業が
向いているでしょう。この力はプロデューサーや政治家にも向いています。
●人とのつき合いに長けているため、教育、執筆、販売、コミュニケーション
業にも適性があります。
●仕事はきちんと仕上げたいという性格から、研究者も適職でしょう。
●天性の直感と創造性、これらの技能を発展、向上させることにより、成功は
保障されています。しかし、できるかぎり自立を保つことが重要です。
★恋愛と人間関係★
●魅力とカリスマ性を備えているので、友人やとりまきを
作りやすいでしょう。
●新しい考えやチャンス与えてくれる楽観的な人に惹かれがち。
●愛情については、じっくりと構えるのが望ましいので、すぐに
深入りしないようにしましょう。
21歳からの新たなシンに期待……?
秋元洋介氏なんか声優たちのリーダー格だったと言う事もあって皆に無言で脊を押され
「他人の作品をけなすより自分の作品を高める努力をするべき」
と監督に意見したら即座にシーゲル・クラインがセリフもなしに殺されてしまって
打ち上げのとき挨拶で「あれはなんだったんでしょう」と言われたとか
ちなみに今現在、本人のブログによると「ようやく脚本が上がってきたのでコンテに入ります」らしいよ
>>503 そういえば二年前くらいに新人スレで、
『種死がプラントのTV局で放送されているドラマでシン達がそれを演じている俳優だったら』
という内容のSSがあったのを思い出した
ラクスとミーアが人気と胸で張り合ってたり、アスランが髪を気にしてたり(いつもの事かw)
レイが男装の麗人でシンにアプローチしてたりとなかなか面白い話だったよ
小ネタ 居酒屋にて……
石田 「……しかしさ、種死って見てるぶんには結構面白いよな?」
鈴村 「それ、笑えない冗談ですよ。」
保志 「僕も同感だね、飲みすぎじゃないの?」
石田 「いやだから、突っ込みどころ満載だし、笑いのネタに出来るし、酒の肴としては最適だろwww」
鈴村 「それって悲しすぎますよ……俺達は何のために一年近くもそんな作品に関わって…」
保志 「やめなよ、鈴村君。 見なよ石田の目を。」
鈴村 「……石田さん、泣いているんですか?」
石田 「べ、別に悲しすぎて泣いてるわけじゃないよ。 ただ笑いすぎただけ……それだけさ。」
?? 「種死は駄作だった! 何故だ!?」
古谷 「……監督と脚本がアレだったからだろ、全く普段は口数が少ないくせに酒が入るとこれだから。
まあ今日は飲みたいだけ飲むといいさ。」
鈴村 「あれって池田さんと……」
保志 「古谷さんだよ。 あの二人はよく一緒に飲んでるんだ。
昔はともかく最近は池田さんのストレス発散に古谷さんが付き合ってるという感じらしいけど。」
いや本当に裏ではこんな会話があったかなと思って……
>>516 なんつーか、マジでありそうだな。その光景。
もはやスレとは何のかかわりもないけどな
貧乳に目覚めたきっかけは水樹奈々ですた
よってアズ子のCVは(ry
悪ノリしすぎたなと反省している
スレ内容にそった?ネタでこんなの思いついた
実はキラもカガリもラクスもアスランもマルキオ導師に操られていただけだった!
黒幕を倒すために協力したシン達は遂にマルキオを追い詰めるが……
マルキオ 「ふふふ、私が本物のマルキオ導師だと思っているの?」
シン 「何だと!?」
キラ 「というか口調がオネェ言葉になってる!?」
アスラン 「キモッ!!」
×× 「……キモいという言葉は見逃せないけど、まあいいわ。
キラきゅん達に私の本当の姿をみせてあげる!!」
シン・キラ・アスラン 「「「……『キラきゅん』?」」」
×× 「その正体とは!」
シン 「……もう帰りませんか、二人とも?」
キラ 「うん、僕もそう思ってたんだ。」
アスラン 「じゃあ皆で夕食でも」
×× 「なに無視してんのよぉーっ!!!」
あの負債にシンを筆頭にした種・種死キャラが逆襲するというネタは……無理かw
>>519 いや待て、水樹奈々は某魔砲少女でばくにゅーの役をやってたりするぞ。
真性のひんぬーであるお嬢様にはあわn
>>521 つ子供時代
お嬢様はあんな背が高くn(ry
>>519 何か初登場時のイメージで俺の中では佐久間レイで再生されてる
マリーメイア厨乙
何でも厨かよwww
ニッチな厨だなぁ……
>>522 違うな。お嬢様の胸はあんなにないぞ!
なんたって洗濯板どころか抉れt(ヒカリニナレー!
お嬢様は夜な夜なSEEDヒロインのパイタクを収集します
プランA厨w
水樹奈々厨w
逆シン厨w
いたよなぁ何にでも厨つけまくる人種がwww
なあ、抉れ胸って想像したらグロいんだが……元ネタは何なんだ?
>>530 えーと…確かスレイヤーズだったかな?
まぁ実際リナは言うほど貧乳ではないわけだが(挿絵的に)。
>>531 リナは貧乳と散々言われるが、抉れ胸とまでは言われてないんじゃね?
貧乳が多いのはやはり釘宮理恵になるかな。本人もs
>>532 じゃあお嬢様役は釘宮で。
釘宮はあれで芸風は広いからな。
そーいや男役もやってたなあの人
>>釘宮
>>523 じゃあ例えばベル子を日高のり子と仮定して、
ミハシラ軍DT社合同かくし芸大会で「トップをねらえ!」ごっこをひとつ…
HAHAHA無理があるか、ノリコよりひんぬーなカズミなんて冗談にも
ほどga----------------------------------------(カルネアデス計画強行
>>535 無茶しやがって……(AA略
しかし、お前らのネタの引き出しは広いなw
>>530 俺が知ってるのだとFSSかなあ
確か、「こりゃ酷い真っ平らどころか抉れとる、何とびっくりファティマ以下」とか言われてたキャラがいたような
あ、桜子か。納得
どうもこんばんわ。 年始は取り込んでいて投下できませんでしたが、今年も宜しくお願いします。
9話が仕上がりましたので投下させていただきます。
機動戦士ガンダムSEED
逆襲のシン・アスカ Mercenary Of Red
request9
シンが外に出た頃、ガルナハンには既に夜の帳が降り、辺りに人影は無く、街頭だけが街を照らしていた。
「早かったな、別れはすんだのかい?」
ミネルバから少し離れた所でジャンはシンを待っていた。
「はい」
「……下世話で済まないが、少し時間がかかると思ったよ」
笑みを浮かべながら、ジャンは少々躊躇いがちに言葉を続ける。
「死ぬつもりありませんし、俺が帰って来る場所はここだけですから」
迷いの感じられないはっきりとした口調。
「成る程、良いな。 帰る場所があると言うのは……」
話を聞き、ジャンはどこか羨ましそうに、遠い目でシンを見ていた。
地球で生まれ、プラントに渡り、地球へと戻り、そして追われ、さ迷い歩いた。
帰るべき場所を失った男には、シンの帰るべき所があることが羨ましかったのかもしれない。
「そういえば、どうやって宇宙に上がるんですか?」
ふと思い出したようにシンは声を上げる。
「本来ならオーブのカグヤ二号を……そう、あからさまに嫌そうな顔をしないでくれ。 ミナ嬢が決めたんだ」
オーブと聞き、途端に眉を顰め、口元を引き攣らせて見せたシンに、ジャンは諭すように言った。
「す、すみません。 つい……で、本来ならって言うのは一体?」
本人に自覚は無かったらしく、素直に謝るシン。
「丁度、私が君を訪ねた頃、つまり三時間くらい前だな。 オーブ全土で戒厳令が出された」
「詳しい事は分からないが、どうもクーデターが起きたらしい」
「えっ!?」
ジャンの告げた話にシンは驚きを隠せない。
「既にミナ嬢がソキウスと手勢を率いて向かった。 すぐに鎮圧されるはずだ」
大げさな仕草で、シンを落ち着かせるようにゆっくりとジャンは言う。
「そうですか……それにしても」
考え込むように顎に手をやるシン。
「タイミングが良すぎる。 かね?」
シンの表情を見つめ、それまでとは違う、真剣な顔つきでジャンは言った。
それにシンも無言で頷く。
「現地からの情報では、軍部とオーブの民主化を求める下級氏族と市民の組織、オーブ民主化連合の起こしたクーデターと言う事になっているが……」
険しい表情を浮かべ、ジャンは口篭る。
ミハシラにプラント占拠の第一報が入り、ミナとケナフが立ち回り、各国の協議の後、プラント救援の多国籍軍が組織され数日。
第一陣として先発隊がアーモリー1へと向かい、準備を整えたミナが率いる本隊が出撃する直前にオーブでのクーデター騒ぎ、明らかにタイミングが良過ぎる。
アメノミハシラが有事の為に秘匿していた戦力の分担を狙い、起こされたものと疑ってもいいだろう。
「クーデターがオーブ市民主体? そんな訳ありませんよ。 ……あの国は、アスハの事を信じきっているんですから」
ジャンの推測を後押しするように、苦虫を噛み潰したような表情でシンは呟く。
「……今でもオーブが、カガリ嬢が憎いのかい?」
シンのその表情に、ジャンは心中の疑問をシンへとぶつけた。
「いえ、……寧ろ、可哀想だと思いますよ。 あの人、政治家向きじゃ無いですし」
戦場にて幾多の生と死を目の渡りにし、人の死すら割り切れるようになったシンの目は、ここではない遠くを見つめていた。
「一先ず、ギガフロートに向かおう……受け取らねばならない荷物がある」
シンの目に複雑な表情を覚えるも、それを胸中へと仕舞い、それを振り切るようにジャンは声を上げた。
人工島ギガフロート。
民間用マスドライバー施設を持ちジャンク屋ギルドの地上本部の置かれている人工島である。
元々は前々大戦の最中、ザフトにマスドライバー施設を奪われた大西洋連合が、民間用施設と偽り出資し、ジャンク屋に建造を委託した施設だった。
だが大西洋連合が軍事利用しようとした事からジャンク屋により遁走。
3年前、CE74年にその是非について、国際裁判にて争われ、他国の利権なども絡んだ結果、ギガフロートは地球に住む、人類の共有財産とされた。
納得のいかない大西洋連合だったが、設備の維持管理運営をジャンク屋ギルドの責任において行い、連合には永久優先使用権と年間利益の30パーセントを配分することで一応の決着を見ている。
「ここがギガフロート……」
ミハシラ地上連絡員(実際には情報員)の用意した小型飛行機を使い、ギガフロートにたどり着いたシンはその広大さに目を奪われていた。
何しろ全長数十キロ、辺りを見渡しても、とても人の手で作られた場所とは思えなかった。
「来たのは初めてだったか……ああ、あれがギガフロートのマスドライバーだ」
意外そうにジャンは言うと、闇の中で航空灯によって浮かび上がるシルエットを指さす。
民間用と聞いていたが、その大きさは各地のマスドライバーと比べても遜色無い、戦艦クラスさえ打ち出すのは容易そうだった。
(……そういえば、元々軍事利用も考慮に入れてたんだったか)
ふとマスドライバーから視線を下ろすと、誰かが二人に近づいてくるのが見えた。
「久しぶりだな、ロウ・ギュール!」
ジャンは髪を逆立て黄色いバンダナをつけた男、その筋で知らない者のいないジャンク屋、ロウ・ギュールに声を掛けた。
「あんたも元気そうで安心したよ、ジャン・キャリー」
ジャンの顔を間近で確認すると、ロウは嬉しそうに笑った。
「荷物って、ロウさんだったんですか?」
シンは驚きの声を上げ、ジャンの顔を見る。
「まさか! ってシ……じゃ無かった赤鬼じゃないか! お前も元気そうだな!」
ロウはシンの顔をみると、挨拶代わりに右手を上げて見せた。
「知り合いだったのかね?」
少し意外そうな顔でジャンは言う。 とはいってもロウの異常とも言える程の人脈の広さは今に始まったことではないが。
「ガルナハンに居付く前、3年位前です。 東南アジアの辺りでグフクラッシャーが故障して動けない所を世話になりまして……」
「ああ、グフクラッシャーはまだ現役だろうな?」
「ええ、お陰様で」
ロウの悪戯めいた顔に、シンは微笑み、大きく頷いた。
「そうだったか……ああ赤鬼君、すまないが手続きを済ませてくれないか? アメノミハシラ名義でサインだけしてくれればいい」
談笑している所に、ジャンク屋ギルドの職員が手続きの書類を持ってきた事に気付き、ジャンはシンへと向き直った。
「あ、ええ、別に構いませんけど」
「すまない」
首を傾げながらもシンはギルドの職員に連れられ、事務所へと向かって行った。
「……ロウ、例の物は?」
シンが視界から消えたのを確認し、ジャンは小声でロウへと本題を切り出す。
「あんたの機体じゃない方に積み込んである。……本当なら俺も、プロフェッサーも、キャプテンもあれは戦闘用にしたくないんだが」
これまで見せなかった、どこか辛そうな表情でロウは呟いた。
「本当にすまない、君の手まで血に染めてしまうことになるな」
ジャンは頭を下げると、謝罪の言葉を口にする。
その表情は硬く、本当に罪悪感を感じているようだった。
「止めてくれよ、元々死の商人呼ばわりされてるんだ、なんて事は無いさ……ジャン、死ぬなよ」
大きく首を振り、ジャンを励ますと、ロウは真剣な顔で言った。
「私は煌く凶星Jだ、そう簡単には死なないさ」
ロウの不安を振り払うように、ジャンは不適に笑って見せた。
「……ミナ様、シン・アスカとジャン・キャリーの乗ったシャトルが大気圏を突破したそうです」
ミナの執務室、その机の前でフォーソキウスはその端正な顔に一切の表情を見せる事無く、ただ淡々と結果を報告する。
「そうか、こちらの準備はどうだ?」
ミナはフォーソキウスの報告に小さく頷き、傍らにいる二人のうち右手に立つベルデナットを見る。
「第一から第五までの5個中隊、それにミナ様とソキウスの4機、計64機、全機降下準備完了しています」
「……よろしいのですか? プラント、アプリリウス奪還に派遣した2中隊24機を加え、全88機。 アメノミハシラはほぼ丸裸です」
手元の書類をめくり、ベルデナットは答える。 その表情には不安の色が浮かんでいる。
「留守を任せられるからこそ行くのだ。……何より、捨て駒、囮だとは分かっていても、オーブを奴らの好きにされる訳にはいかん」
忌々しいと言わんばかりに、憎悪の表情を見せ、美人に部類されるであろうその顔を醜く歪める。
「ここで私が行かなければ、天空の宣言に意味は無意味になってしまい、あの男を、私自身を裏切ることになる」
オーブの守護者。 それがロンド・ミナ・サハクが自身に科した鎖。
スッと目を細め、思い起こすのは今まで歩んできた道と赤鬼の名を持つ、黒髪赤目の男。
『ご立派な事で』
物思いに耽っていたミナに、机に備え付けられた通信用モニターから流れてきた男の声が聞こえた。
フェイス部分に特殊加工された連合系のヘルメットで表情こそ見えないが、その男のラテン系特有の陽気な声に、ミナは気を取り直すと表情を崩した。
「フ……それよりプラントは任せたぞ、『リッパー』 『モビーディック』にもそう伝えて置いてくれ」
『昔の怖い知り合いも来るらしいんで、あんまりやる気でないんですが』
「自業自得だろう?」
だるそうに言うリッパーに、ミナは意地の悪い笑みを浮かべる。
『そりゃそうですけどね……やれやれ、怖い人に拾われちまったもんだ』
「そう言うなよ、そこに居なきゃ今頃お前は墓の下だ。 それに、な。 狂犬と桜……狂犬の方はユーラシアに戻ったらしいぞ」
ミナの左側に立っていたケナフは愉快そうな顔で、通信モニターを覗き込む。
『えっ、ホントかよ、それ? ま、いずれにせよやるしかないですからね、とりあえず御武運をお祈りしておきます』
連合式の敬礼をするリッパー。 ヘルメットで表情こそ見えないが笑っている気がした。
「ああ、君もな、ハレルソン」
オーブ式の敬礼を返すと、ミナはモニターの電源を切った。
ちょっと短いですが今回は以上です。
ご感想ご批評など何かありましたら宜しくお願いします。
GJ!
外伝のキャラがいろいろ集まってきてるな
>>543 「……今でもオーブが、カガリ嬢が憎いのかい?」
「そんな質問、どっかのサディスティック星の王子にわざわざ『お前はマヨラー侍を殺したいのか?』って
聞くようなモンですよ。今でも眠れない時は、あいつ死体の数を数えてるくらいですから」
「……」
>>545 だからさ、何で君は投下された作品の改変(改悪?)してまで
基地外黒シンを書きたがるの?
もういい加減うんざりなんだけど
>>545 カミーユスレの荒らしじゃないのかそいつ
あっちでも言い掛かりつけてたし。
オーブとカガリを憎むシンが黒だとか基地外だとか言われるのは変じゃないか?アスハ家の決定がシンの家族を
殺した事に間違いはないし、憎む理由はあるだろう。GSC氏の最新作みたく、洗脳されたならまだしも。
投下SSを改悪した事が駄目だ、って事なら大いに同意する。銀○好きとしても不愉快だからな。
>>546 このスレのことはもうほおっておいてくれよ
>>543 外伝キャラがどんどん出て来てるね
さて、どうなることやら
しかし、ジャンがひたすら死亡フラグを積み重ねているようにしか見えねえw
機動戦士ガンダムSEED DESTINY the Untold
第2話 照星越しの再会
「まさか、カガリ様に来て頂けるなんて……」
「自国の兵士を送り出そうというんだ。それを決めた者が見送るのは当然だろ」
格納庫で自機の調整を行っていたシンは、突然の訪問者を得て照れと喜びに顔を赤くし
た。将官の制服を着た若過ぎる為政者が、何時も通りセットされていない金髪を揺らす。
傍にいたヴィーノはといえば、笑みを浮かべつつ遠ざかってシン専用M1のメンテナンス
に戻っていった。
「でも、国外派兵はオーブの理念に反しているんじゃないですか?」
「ガルナハンはオーブとプラントが共同で運営している。言ってみればあそこはオーブ領
でもある。心配するな」
「……はい! オーブ兵として誇りを持ち、任務に励みます」
返答まで僅かなディレイがあったが、シンは笑顔で頷いた。表情に不信の念はない。そ
れを見届けたカガリは視線を落とす。
「お前は常に前を向いているな、シン。間接的にとはいえオーブの理念とお父様の決定で
家族を失ったのに、こうしてオーブの為といってパイロットをやっている」
「確かに俺の家族は犠牲になりました。ですが、何時までも過去に捕らわれて周り中を憎
み、怒りをぶつける事は何も生み出さない。父さん、母さん、妹もそれを望んでいないと
思うんです。だから俺は前を向きます。もう二度と、俺のような人間を出さない為にも」
「シン……良く言った!」
目元に光る物を浮かべ、カガリはシンの手を取った。監視カメラによってその映像を見
ていたアスランが、モニターを切って席を立つ。少し遅れてキラがアスランの背中を追う。
「僕は反対だよ。こんなの、やっぱり間違ってる」
「お前も止めなかっただろう、キラ」
振り返らずに言い放ち、オーブ兵が敬礼する間を抜けて廊下へと出た。
「これが最善の手段だ。シンにとっても、俺達にとっても」
「でも! 君はラクスとカガリも騙しているんだ……僕らは自由な世界を勝ち取る為に、
デュランダル議長を討った。その結果がこれなの?」
「必要な犠牲だ」
肩を掴もうとするキラの手を振り払い、彼をひと睨みしてアスランは歩み去っていく。
「アスラン!」
背中越しの声に、アスランが耳を貸す事は無かった。もしシンが叛意を見せれば、彼は
遠からず事故死あるいは病死すると解っていたからだ。勿論キラやラクス、カガリは直接
手を下さない。そういう仕組みなのだ。シンの命を救うにはこれしかないと、アスランは
信じていた。世界にはもう、シンの味方も仲間も残っていないからだ。
味方や仲間は与えられる物、用意される物ではなく、築き上げていく物だという事実に
もう少し気を配っていれば、アスラン=ザラは違う道を歩んでいたかもしれない。
両舷に可動推進器を取り付けたオーブ軍のMSキャリアが、駆動音を低めて高度を
落とす。砂塵を巻き上げながら峡谷の裂け目に降下していくのを、異形の機動兵器が監視
していた。4脚のユニットにダガーLの胸部から上が2つ、背中合わせで接続されたそれは
地球連合軍のMAゲルズゲーがベースになっていると推測できる。しかし両側の翼が取り
払われていたり、爪を持った脚部がより大型化していたり、胴部の左右に大口径、長銃身
の砲を有していたりと、変更点も多い。
『また1機で来た。病院のメシみたいにちょこちょこ送り込んでくるな』
『キャンプ・キュリーの病人食はドカっと来るぜ。それはともかく……これで何機目だ?』
『今ので6機だ』
副座式のコクピットに通信が割り込んでくる。上空から轟く推進音に、後部座席のパイ
ロットがボタンを押してサブカメラの映像を切り替えた。
機体下部の空気を揺らめかせてホバリングしているのは、ラグビーボール状の巨体を
持ったユークリッド。それを横方向に繋げ、大砲2つを取り払って対空用と対地用の機銃
やビーム砲塔をハリネズミのように増設した機体が、焼けつく大地に影を落とす。
2機とも、ダガーLを意識しただろうブルーグレイ、ホワイト、レッドのカラーリング
であり、それは連合軍の制式量産機である事を示していた。
『ここらで一時帰還する。サボるなよ』
『うるせえな』
上空の機体がゆっくりと回頭し、機体下部の大型エンジンがそのノズルを後部へ向ける。
腹に響く噴射音と共に、巨大な航空兵器が峡谷を離れていった。
『中尉、そっちはどうです』
『いつもの通りだ』
谷底で蹲っていた機体が、正面のバイザーに光を灯す。ゲイツRやザクウォーリアの残
骸を払いのけて起き上がったのは、甲殻類を想像させるMA。かつてザムザザーと呼ばれた
それには先の2機と同様のペイントがなされ、随所が変更されている。4つだった脚は
6つに増やされ、機体上部の鋭角パーツは悉く取り払われていた。
バイザー越しに3つのカメラアイを輝かせ、それはゆっくりと後退する。
『新型デストロイの到着と共に、作戦を開始する。我々も引き上げるぞ』
『了解です。ところで中尉、肝心のガルナハンには民間人が大勢います。避難の時間を
くれてやらんと、殺戮ショーになっちまいますが』
『彼らは反地球連合のレジスタンス、れっきとした武装組織であり将来の脅威だ。我らが
プレジデントもそう認識している。狩りを楽しめ』
機体の底が青白く輝き、大推力のスラスターによって浮き上る。鉄屑が熱風で転がった。
「どういう事だよ……!」
ガルナハン入りしたシンは、設営されたザフト本部にいた。状況報告を聞き、白服に
食ってかかる。専属メカニックマンとして同行したヴィーノが、無言でシンの肩を掴んだ。
「中立地帯を哨戒中の部隊が、相次いで消息を断っている。今月から始まって3件目だ。
解るか、2週間でだぞ!」
「それでガルナハンの人達を収容所に閉じ込めたのか! 何の関係がある!」
「防衛施設を増強する為に土地を接収し、抵抗に遭ったからだ。彼らは武装しているし、
我々の側に負傷者も出ている! ラクス様のご意思に刃向っているんだ!」
それまで民間人の事を慮ってまくし立てていたシンが、たった1人の名前を出されて勢
いを失った。ヴィーノが表情を曇らせる。
「ラクス様に……か。確かに……で、でも理解させる努力をするべきじゃあ……」
「じっくり腰を据えて話し合う余裕があれば、とうにやっているさ!」
眩暈を起こしたように一歩下がったシンが、ある人の名前を思い出す。
「そ、そうだ。コニールと話をさせてくれ! コニール=アルメタだ!」
「そのコニール=アルメタが……」
本部に響き渡ったアラームが、シンと白服のやりとりを断ち切った。
ハンガーに運び込まれたM1カスタムに乗り込むシンは、半ば自失状態のままインター
フェースを起動させていく。日焼け知らずの白い顔に影が刻まれた。
『起こすぞ!』
ヴィーノの声と共に、メンテナンスベッドが垂直に立ち上がって機体を立たせた。灰色の
機体が一歩を踏み出す。ライトグリーンのツインアイが輝いた。
『シン! 生身の人間が相手だが、携行ロケットだのミサイルだのには気をつけろよ!』
「薙ぎ払ってやる」
『なんだって?』
シャッターが開き、M1カスタムが格納庫の外へ歩み出る。数十人もの人々が奪われた
自分達の土地と、捕えられた同胞を取り戻そうと、銃器を手に基地へ押しかけていた。
「ラクス様とキラさんの思いを踏み躙る奴らは、全部俺が薙ぎ払ってやる!」
壁を乗り越えようとする暴徒に機銃で狙いをつけるシン。しかし崖を滑り降りた1機の
ストライクダガーをレーダーが捉えると、其方に機体を向ける。
『お前の相手はあたしだ! ラクス=クラインのイカレ信者!』
その外部スピーカーから聞こえたのは、見知った少女の声。シンの目が見開かれる。
「コニールっ? ……コニール=アルメタ! ラクス様を侮辱したなぁっ!!」
シンもまたスピーカーのスイッチを入れた。ロックオンマーカーが怒れる真紅の瞳に映
り込む。トリガーを押し込み、自機の右手にビームライフルを構えさせた。左手甲部の
ビーム発生器に淡い光が灯る。強風によって砂塵を浴びるM1カスタムが姿勢を落とした。
今回は此処までです。
投下乙です
コニールに死亡フラグが立っている悪寒が……
あとキラははたしてどう動くのか?
なんというおっかない話
コニール逃げてー全力で逃げてー
さり気なく馬鹿をアピールしているカガリには期待出来ないとして
キラかヴィーノがどうにかしてくれないかなぁ…?
あれ? 実は逆シンスレでキラに期待するのは初めてか?
ああ、改造キラを除いて
基本的には善人なんだよ、キラは
優柔不断ゆえに状況に流されやすくてその周囲の連中にマトモな奴が少なかったのが彼の不幸
真面目な話、生い立ちこそ特殊だが育った環境は他の三人に比べれば遥かに普通なんだから
他の連中と引き離せばいくらでも更正の余地はありえると思う俺
>>559 そういえば確かに共通点が多いw
ネルフの連中つーかゲンドウがラクスやAAのクルー並にシンジ肯定してたら、アスカに
「やめてよね、エヴァの操縦で僕にかなうわけないだろ。」とかほざいていたのかもしれん
……人類補完計画は頓挫するからいーかも?
逆にAAの面々がネルフの連中並にキラを手駒としか見てなかったら精神崩壊……
する前に中の人がカヲルのところに逃亡するのが普通だなw
>>555 GJです!
シンが目もあてられない状況ですな。あぁ…、コニール死亡が覚醒のきっかけになったりしたら……複雑だなぁ。
>>561 その展開だと本編よりも早くアスカが発狂するなw
でもスパコディ様と違ってシンジはエヴァ抜きだと単なるモヤシっ子だから、
アスカに2、3発ブン殴られて終わるような…
>>562 同じくコニールの死が離反のトリガーなのは過去スレにあったルナが隻眼の鬼になっているSSだな
洗脳が解けるまでの溜めがどんどん怖ろしい事に。
圧力鍋を密封して空焚きしてる状態というか、「ドラえもん」の何といったか、
癇癪を封じ込んでいって終いに大爆発するフクロの話を髣髴とさせるというか…
みんな悲観的な予想ばかりしてるが、
ここは
『コニールの愛でシン覚醒』
という大どんでん返しを……
>>566 「コニールのことか―――!!」ですねわかります
>>567 なんていっていいのか……
やっぱシンはそうじゃないとなとか思ってしまった。
いや待て、ここは大事なところに衝撃を与えるショック療法でだな・・・
モチロンアタマデスヨ?
亀の頭?
シン覚醒のきっかけになるのは今のところ
本命:コニール
対抗馬:ヴィーノ
大穴:キラ
ってところか………どうなるかなぁ。
あと、勘違いしてる人がいそうだけどGSC氏の描くキラってシンの家族を奪ったことを認識して反省してたり、
実は最初(GSC一部)っからまともなんだよね、ただちょっと騙されやすいだけで。
もしかしたら逆シンスレ初のシンとキラの共闘が見れるのかも?
とりあえず凸は死ね、惨たらしく惨めに死ね。なんかキラからバッサリやられるフラグが立ってることだし。
>>563 前歯全部折ってやる!ってシンちゃんが言ってたー。
ゲリラ兵「シン・アスカ、何故我々についてこない!」
シン「俺の信じる道はラクス様ただ一つだ!」
ゲリラ兵「…ならば仕方ない。コニール・アルメタは…いまだ発育途中だ!」
シン「なん…だと…」
発育途中、その言葉を聞いた時。シンの脳内を犯していた洗脳よりも強い電気信号が発せられた。
コニール・アルメタは現在はまぁ小さくはないが分類すると小さい部類に分けられるレベルである。
しかし、発育途中−すなわちここからさらに育つ可能性があるわけである。
ゲリラ兵「我々のところに来るのなら、お前に発育を促す権利を与えてもいい。
まぁ、そこは本人の了承が必要だが」
さらにゲリラ兵は揺さぶりをかけてくる。
自分達に与するとコニール・アルメタの養育権を自分に与える…本人の了承が必要ではあるが
かなり魅力的な提案を持ちかけてきたのだ。
元来のシンはふくよかな方が好みである、がすでに脳内に貧乳に対する愛の洗脳を受けており。
言ってしまえば彼の好みはどちらの方にも寄る八方美人なものになってしまった。
しかし、それだけにこのゲリラ兵の提案はまさに甘美なる誘いになりうる。
小さければそれでよし、育ったならばそれもよし。どっちにしても美味しいところで収穫できる
のだ、もはやシンにとっての選択権はなかった。
シン「―詳しい話しを聞かせてもらおうか」
ゲリラ兵「それでこそ、ザフトのトップエース」
がっちりと両者は手を酌み交した、もはや二人の間に敵味方の垣根は微塵も感じられない。
というコニールメーカー療法というもので
つーかヅラは良かれと思ってああだから質が悪い
凸はウジウジ悩んでるほうが世のため人のためかも知れんな
死ぬほどうざいがw
>>572 なん…だと…
というかシン、洗脳のせいで性癖まで歪んじまったのか…
何て不憫な子。
各SSでの改変によって最も立場や印象が変わるのがアスラン。
今回の場合は最悪ケースのパターンにカテゴライズされると思うが
(決してGSC氏を批判したり貶したりしてる訳ではないので誤解なきよう)
シンの平穏な生活志望を理解して引き下がったのにキラが勝手に虐殺を命じて
台無しにされてしまった「因縁の終わり」のアスランも興味深い。
本文だと端折られた間にシンに倒された事になってたようだが、どんな心境で
対決したのかいまだに読んでみたくはある。
ラクス様バンザーイなシンは嫌だなぁ・・・
別に貧乳が嫌いな訳じゃないですヨ?だからお嬢様その手を下ろしt
確かに変に前向きであるより
後ろ向きに復讐まっしぐらだったり、燃え尽きてコタツで士官学校で校長だったりするアスランの方が
こうかんもてたな、二次創作的に見てみたら
シンの精神安定のつもりと称して水葬したステラをサルベージして
(湖の水温が低くて腐敗してなかったとする)「ジャングルの王者ターちゃん」の
ライオン女のごとく一定の台詞だけしゃべる生き人形にして与えるとか……
>>580 生き人形っつーと別のもん思い出すから勘弁して…
ある意味一番害の無いアスランはストライクに乗らなかったキラの為に退役したアスラン
ラクスも旧神のようなMAのおかげで覇王化してない
ただオーブ国民は発狂しユウナは「カガリタンの内臓食いてぇ」なオーブが発狂空間になってしまったからシンは不幸かもしてないが
凸やゴリはあちこちのSSで比較的マトモ人として描写されてるから新鮮
抉れ胸といい
>>580といい、たまにグロいネタが出るよな此処
>>582 ザクレロのことかーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
ザウート最強のアスランなら周りへの被害もわりと少ないなw
キラの胃はボロボロだけどwww
ただ、アスランが好感もてる場合はまず間違いなく本人ひどい目にあってんだよな
つまり本人ひどい目に遭わないと結局良キャラにはなれないと(ry
>>579 校長アスランは不幸すぎるだろw
書類仕事に追われ全身これ不具合の正義を受領して幣職に追いやられ後方もいいかなって思ってたらミーアのせいで脱走兵扱い・・・
一番、忌まわしいアスランはトリスの護衛獣が〜のSEEDを持つ者5人が召喚され色々あり
デグレアに居たキラは必死にゼルフィフィルドを直そうとし
アスランはバルレルのポジションで裏切らず
シンはカザミネの居合いをマスター
ラクスは悪魔や屍人まで混乱させ
カガリはひたすら殴るパワーキャラ
最後はメルギトスを5人乗りゼルゼノン+S召喚4発で撃破(後はアメルED)
そして、CEに帰ったアスランはシンと完全に仲直りするために氷づけのステラにアヴィスを刺しダークレギオンをとり憑かせて中身ステラの記憶を持ったダークレギオンな青白い肌の屍人ステラをプレゼントして盛大なツッコミ
キラ:フレイムナイト召喚(頭の毛を焼く)
ラクス:ワイバーン召喚(更に頭の毛を焼く)
カガリ:とりあえず殴る
シン:近異遠異召喚+ペーパーナイフ居合い
それを受けてもまだ生きていたアスランは血識を抜かれてオワタ
>>586 あの作品は全キャラ好感を持てる数少ない話だなw
ただしアスランはウザくないけどキモイwww
キララク凸を好意をもたれるキャラに改造・・・・・・・
ボールをユニコーンにするくらいの魔改造が必要だが、とりあえず
連中が「自分のやってる事が他人からどう見えるかを理解」
「しかたない、ではなくモアベターを模索し続ける」
ほら、これだけでもうとっても好感度アップ
そこ、「別人じゃん」とか言わない
じゃあほんのちょびっと改造
「人並みの理性と羞恥心を装備」あるいは「まともな感性を持った大人をそばに配置してツッコミ、もとい忠告させる」
これでどうだぁ!
種時点での良キャラ化はわりと簡単なんだがな
歪む前に修正できるから
種死、アフターだと絶望的
それこそ別人にするか無印を根本的に否定すらかぐらいしか・・・
ネタキャラ化は余裕なんだがw
カガリはアホの子にすればおk
>>591 昔の小ネタでAAに故障したジムカスタムと転移して来たバニングがキラを徹底指導、ザフトは転移した603が傭兵となり603から来たカスペンがクルーゼ隊を鍛える。
ヘリオポリス組に新兵教育を実施(シロー、ヤザン)
生き様を見せる(ソンネン)
強大な敵として立ち塞がる(アムロ、シャア)
鉄拳制裁(ドモン)
>>581 あなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなたあなた
>>591 それって何かの離翼の四馬鹿勢じゃねぇの?
ほら、あっちには人並の理性と羞恥心もある……あったっけかな〜www
>>592 いや、種死再構成ならまだいいんだ
前作の行為反省したって事にしてブリバリ仕事とか活動とかしてりゃいいんだし
問題は、種死アフターだ、こればっかりはニントモカントモ
いや、ファイナルプラスが放映される前まではまだリカバー利いたと思うんだよ
結局二度の大戦を得ても、ラクシズは戦闘しかできない、この世界を動かす大人達相手には無力でした、って風にも出来たからね?
ファイナルプラスで下手に身内人事の白服と議員だか議長とかやって、一緒に戦おう、のせいで
ラクシズの良キャラ化はイメージ的な意味で致命傷喰らってかなり無理になった
連合軍っぽい新型MA部隊に誰も突っ込んでないのが悲しいw シンの機体も専用M1とかだし、
ひょっとしてガルナハン支えきれないんじゃないか?
コニールを捕らえるシン
「たっぷりSEEDを注ぎ込んでやるぜ!」
アスラン
「ぐわー!」
ある意味綺麗なアスランというとアレを思い出す
一人のヤマト隊と三人のジュール隊のアスランを。
>>602 あれはw
綺麗とは……いや、一色に染まってるから綺麗なのか?
それって随分前にDUを真似してみた人の奴だよ
>>602 シンがゴッドフィンガー使い(性的な意味で)のアレか
あの頃はこのスレを覗いてはあっちも見てって感じで楽しかったなぁ
作者の煽りスルー能力が無くて終わっちゃったけど
>>587 なるほど。議長に命を狙われる程度の不幸にしかあわなかったから、スパロボZのアスランは終盤空気になってしまったのか。
そうだな、せめてカガリを包帯男に目の前でチリも残さずビームで焼き殺されなくちゃあな
はいはいクロスクロス
アスラン以外は何かと理由を付ければまともになりそうだがアスランは裏切り続けて女とMSを乗り換えて渡り歩きスペゴジ級の無惨な最後を遂げるしかない
何言ってんだ。
TVカメラの前でヅラを釣竿で吊り上げるのが先だろう
もしクロノクル風に死ぬとしたらどの女の名を言うのか気になるな。
「カガ…いや、メイ…いや、やっぱりキ(グシャ!」
結局誰の名も呼べなかったりして
>>612 奴の場合はキラの名前を呼びそうな気がするんだがw
>>610 徹底的にキラに拒否られれば案外奴はあっさりザフトに準じそうな気がするんだ
キラに拒絶されたら発狂するんじゃないか?
ショックで毛髪全部抜けて
>>616 その程度で発狂するような奴だったら、ここまで嫌われてはいないよ
>>608 でーでっでっででででんででででん
包帯の男「ハァーッハッハッハッハ!プラントシティの真実、暴かせてもらおう!!」
アスラン「くそ、こんな時に奴が、ジャスティースショータイム!!」
カガリ「アスラン・ザ・アートネィチャー(植毛する男という意)」
エンジェルはシンで。
貴様等閃ハサやジョジョの揺るぎなくきれいなアスランの事も
たまには思い出してやってくだちいなおしょうさん><
あとルナ物のひとつでの
「何ィーーッ対自由シミュだとォーーッ?
…俺も混ぜろ、もう説得聞かないのに疲れた」
もね。
このスレ的にはシン+量産機3機にフルボッコ→監禁→キラにジュッ も覚えておきたいところだが。
ああ、あったね
コニールが強くて、レイがうっかりさんなあれだろ?
しかし、マユ道のあれはもったいなかったなぁ…別スレだけど
今なら懺悔できる
俺、「ぼくの考えたきれいなフレイ」がついていけなくなった口だ…
あそこで叩かなければ、完結したかなぁ
>>621 ああ、あれ作者叩かれて放り投げたのか・・
wikiで見て面白かったのに・・・
本編における嫁の考えたきれいなキラさん思い浮かべたらどんなフレイでも我慢できたのにお前!!
ネタ切れだろ
>>621 わざわざ荒らしだった事をカミングアウトする意味はなんだ?自分の気に入らないSSが投下されたら、
同じようにこのスレも荒らしてやるぞって事か?もしそうなら自分の好みを羅列しといてくれ。それが
脅しになって、作者方も配慮するかもしれないから。投下しなくなるかもしれないけどな。
>>624 ネタ切れどころか殆ど完成してるのに『ぼくのかんがえたちょうてんかい』を入れろ入れろと騒ぐ住人ばっかだから
作者がイライラして他スレで名無しで愚痴ってたところを粘着にチクられてスレから追い出されたんだよ
つか、あれがダメな奴は離翼含む大半の種SSが合わなんじゃないか?
>>626 待って、俺は荒らしてない
ちょっと最近のフレイマンセーなノリについていけないなぁ…って書き込みをしたら
なんか他にも賛同者がいて肯定派と否定派が論争始めちゃって
便乗するように荒らしのような書き込みが増えちゃっただけなんだ
別に俺は荒らしてない
このスレでもあったじゃん?
あのフレイが出てきた奴でキラクローンの種割れがなんか他のと違った時にさ
最初はあのレベルの苦言と言うか、そんな話だったんだよ
雪ダルマ式に事態が大きくなっただけで…
>>627 離翼が含まれてる時点でそれ、「大半」の方に含まれる種SSじゃねぇwww
(注:種であくまでも多数派なのは腐れ女どもが書くスイーツ(笑)ホモホモ小説です)
それ、種の中でも極僅かしか存在しない、マトモな二次小説だwwww
>>628 何その火薬庫に火をつけた元凶カミングアウトwww
>>628 ピンクにあるSSスレを潰してまわっている奴と同じ言い分だなむしろコピペ?
>>625 哀れだが同情する気にならないのが凸クォリティ。
>>631 この板でピンクといわれると真っ先にラクスが出てくる……
とんでもなく黒い反吐のような色のピンクが見れた今夜は生臭物を断って盛り塩をして寝よう
ちょっと失礼。校長アスランてどれのこと?
>>628 どっちにしたって荒らしだろ、わざとらしい
巣に帰れ
まさに無自覚の荒らしそのものだな
愉快犯は飽きればいなくなるけど、こうやって言い訳を垂れ流すのが一番うっとうしいタイプ
さて、混乱に乗じてベル子とエミュ子は貰っていくが構わんな?
そうはイカの金玉
エミュ子はやるがベル子は駄目
まあ批判的な事を書き込めば、荒らしと見做されてもしょうがないな。投下されるSSは面白いけど、
批判コメントは面白くも何ともないし。ただ、それはこのスレに未だかつて1回も駄作が投下されていない
からかもしれないけどね。
批判が許されないって何か違うと思う。
感想ですらないただの罵倒や、好悪だけの感情的な批判は確かに一利も無いけど、
敬意を払った上での理性的な批判まで禁止ってのは行き過ぎじゃないか?
敬意を払ってねえし、「ぼくの考えたきれいなフレイ」www
それは、敬意を払った上での理性的な批判なるものが実在すればの話。仮に実在したとしても、
それを口実に中傷を書き込み、「これは敬意を払った上での理性的な批判だ」と居座り続けられる。
批判を禁止するなんて無理だよ。ただ批判者=荒らしっていう共通認識を作っておけば、そいつと
言い争う無駄を省けるだろ?という提案。
難しい話は解んない
おっぱいおっぱい!!
ああ、ミンチより酷いや……
新シャアに限らず2chの創作スレではよく見られる光景だな。
極端な内容であんだけぶっ叩かれても最後まで投下しきって行ったCSA氏はある意味すごい。
あんまり良くない面もあったけど、新シャアで長編やろうっていうならあの図太さは必要なのかも知れない。
>>641 ならばエミュ子は戴いて行く!
そう言えばファミ通フラゲでスパロボ新作が発表されたな。
また職人さん達の投下ペースが落ちそうで心配だぜw
ガンダムは種、種死、スタゲだけだが……残念ながら今回はキラのターンみたいだ
ってかまさかのゾイドジェネシス参戦にバーチャ再参戦
今度こそSHBVDと、メカ娘好き的にはファイユーブ、アイスドール姉妹を期待したい所だ。
どっかの戦場の歌姫のコピーと違って(機体の)見た目可愛いし、おっぱいもあ……しまった! あれはデスティn
>>650 エミュ子「マスターもやりこみは程々にしてください。」
このスレはエミュ子によって監視されているッ!
>>650 今回のスパロボは
ガンソード
ゴーダンナー
ダンガイオー
ゾイドジェネシス
辺りの参戦で裏テーマが「巨乳」になりますた。
オリキャラ女主も爆乳らしい
ボトムズはいつ出るんだろう?
シンとキリコの絡みとか見たいんだが
新作スパロボだと復讐繋がりでガン×ソードの主人公(味覚音痴の人としか覚えてない俺 orz)とシンの絡みを期待だな
セツコさんも出ないかな
エミュ子「貴様ら(私は)見ているぞッ!」
>>619の言っていたルナ物を読んでみたが・・・何この白いアスランww
このぐらいマトモなキャラだったら、アデランとか凸とかも余り言われなかっただろうに・・・
個人的には、ムラサメに乗ってシンと共にステラ救出したりするキラが結構印象に残ってるが・・・ログどっかに残ってないかね
ボトムズは永久に出ない
ボトムズが出られるんならパトレイバーも出られそうな勢いだ。
タカラなめんな
どうでもいいが寺田はパトレイバーやボトムズが大好き。
出したいが、参戦作品の版権だのの問題で出せないらしい。
と、ZかWの時のファミ通インタビューでいってた気がする
ゾイドなんか絶対でないよ、と自嘲気味に語っていた日々がついに報われる
662 :
通常の名無しさんの3倍:2009/01/15(木) 00:45:26 ID:L3Zrgb2N
ガン×ソードはあの特殊な世界観をどうする心算なんだろう?
舞台が地球滅亡後の流刑星とか、二足歩行可能なヨロイがオリジナルとエルドラソウルのみとか……。
後、キラとお兄ちゃん、ラクスとファサリナ辺りのネタはやってくれるとうれしいね。
シャキーンと格好良いポーズをとるサウダーテや、訳の判らない事を言うそのパイロットに対するシンやキラの反応が楽しみだ。
クルーゼスレのアスランはどうか。
あそこまで突き抜けられるとすがすがしい物があるな
664 :
通常の名無しさんの3倍:2009/01/15(木) 05:48:56 ID:EQzTmgFb
好き勝手やって逝ったシンより、デスティニーの方が不憫
シンはデスティニーを扱い切れなかったのは確か
キラかアスランが乗っていれば逆に最強の機体だったと思う
>>666 そうか?
本編は兎も角、プラモ、漫画、各種ゲームであんだけ優遇されてるガンダムも珍しいと思うがってかVとかX、Wに謝れ
>>667 ゾイドはガンダム並に派閥(新旧バトスト、初代、スラゼロ、フューザーズ、ジェネシス)争い激しいんだから煽るなって……
>>665 デスティニーは最強名乗るには武装が悪すぎとマジレス
それと詳細は省くが設定的にキラはパイロットとして最弱クラス、下はカガリかラクスかぐらい
あと
>>664=
>>665自演乙
>>668 テメー! Vガンは漫画版でアストレイR並の破格の優遇を受けてて面白かったろーが!!!
それに比べてXは何ですか、話数は縮まるわ小説は唯一出ないわ、8年の年月を超えて漫画が出てアンダーザムーンは最高だわ
W? 映画作られて漫画とかOVAが出た人気的な意味での裏切り者は知らん
Xは運が悪すぎた
TV局乗っ取りが起きてたからな
まぁ合法的なのに政府介入でおじゃんになったが
しかし、セツコに続きオリジナル女主がシンのヒロイン候補になったら
今でさえ魔人化しつつあるお嬢様が「ヒロインの座は渡さない」と賞与をめざし一匹にする魔神にクラスチェンジしてしまう
アズ子「女キャラが出てくれば何でもシンのヒロインか。キャラ厨キモイ、と」
研究員「お前アズ子厨かシンアンチだろ、とあああぁ!?(Gカイザー)」
エミュ子「キモヲタはエロゲでもやれ。今更シンに生身の女キャラは要らん、と」
つまりマユの手だけが残ったせいで
吉良化してお手手スキーになったシンですね、わかりま(ry
言葉やこなた達とそれぞれ幸せに暮らしてる平行世界のシン達を見たら
お嬢様とエミュ子が一致団結して次元超越航法の開発に乗り出しかねびゃ(ケチャ
言葉とシンか……一途(すぎる?)という点においては共通点があるし、結構うまくやっていけそうな二人だな
>>675 『シン・アスカは静かに暮らしたい』ですね、わかりま(ry
フウウウウウウ〜〜〜
わたしは…子供のころ…オーブの「オノゴロ島決戦」って
ありましたよね…あの日…戦闘があったときですね。
妹の「マユ」が砲撃で吹き飛んだ時の「腕」…あれ……初めて見た時…
なんていうか……その…下品なんですが…フフ…………
勃起……しちゃいましてね…………
「手」のとこだけ切り取ってしばらく……部屋にかざってました。
あなたのも……切り取りたい…。
>>677 実際何処かのスレでうまくやってたな。
閉じ込められただかなんだったか?
…ステラといいルナマリアといいセツコといい言葉といい、シンと相性良いのは豊〜爆ばっかりだなww
貧どころか抉れのお嬢様とか体無いエミュ子、筋肉胸のミナ様には到底無理…なんか沢s
アズ子「きたねぇ花火だ」
>>669 デスティニーは設定的にな……
デスティニーシルエットがエネルギー莫迦喰い+武装面で機体に負荷かかり過ぎてインパルス耐えられないから武装減らして本体急造ってのがな−
デスティニー自体もそれなりに作りこんでるから別企画の機体とニコイチ疑惑も有るしプラント開発局ボロボロだな
バックパック大型化してシルエットに核搭載すりゃいいやんとデスインパの設定見て思ったのは俺だけだろうか
久々にGSCIを読み返したらアズ子が魅力的過ぎた。
なんだあの魔性っぷりは。
>>679 おいおい、エミュ子はサイズならナンバーワンの爆乳じゃないか
>>683 バストサイズはトップとアンダーの差が重要らしいっすよ
>>681 つまりリジェネレイトのコアユニットにVLと対艦刀とビーム砲付けて
デスティニーシルエット版本体改造したインパルスと超絶合体させろって事ですね! すごく良く分かります
結局、みんな巨乳と貧乳のどっちが好きなんだろうか?
俺は貧乳派だ
大きさより形重視
乳に貴賤無し
どんな乳でも当方には受け入れる余地があります
貧乳・奇乳・男乳でも?
エイケン以下
>>681 クライン派にサーバー漁られ放題だからな
むしろあの時期にワンオフ機が作れた事事態、プラント開発部の意地の成果だろ
そういえばアフター物で「第二次再構築戦争勃発しますた!」みたいなSSは見たことが無いな…
種死終了後は火薬庫に火のついたマッチが投げ込まれたくらいの政情と聞いたのにな
このスレの「因縁の終わり」は?
直接的じゃないがCSAもそんな感じだったぞ。
>>693 そりゃ、第二次のヤキン戦役と、第三次のブレイクザワールドが発生してるからな
次に起こるのは第4次だから、第二次再構築戦争はもう起らんだろ
>>693 あくまでナチュラルVSコーディの世界だから難しいのだろう
あの世界で企業主導の国家解体戦争が起きても驚かない
>>698 驚くよ!! 企業的にそんな事やってる場合じゃねーだろ的な意味で
お前、ブレイクザワールドとエイプリールフールクライシス喰らって企業だって大変なのよ?
>>700 C.E.世界ならという条件がつくと不思議でも何でもないんだが・・・
GSCさんの新連載にはオリは出てこないっぽいね
まあ、オリばっかだと某サイトみたくなるからな。
楽に儲けたくて、基本的に仲良しこよしのぬるま湯なロゴスに、表に出てこないプラント企業。
利益至上主義、戦争上等、挨拶代わりにテロおこして正面から熱湯氷水ぶっかけるような闘争の日常で生きているAC世界の企業と比べちゃ可哀想だろう。
……と言うかCE世界の企業は基地外、ゲテモノ、変態兵器分が足りない!
生物兵器大好き如月。 コジマ(有毒なミノ粉)の使徒アクアビット、GAE、トーラス。 社長自ら実践の装甲溜弾至上主義、有澤重工。
ちったあAC世界を見習えってんだ!
……トップが現場に出てくるって意味なら貧乳お嬢様もそうd
乳成分取れ
ラクス「ザフトにあらずんば人にあらず、ですわ」
カガリ「くッ…やはり そういう考えなのか、お前達ザフトは!」
一番の焦点はザフトーオーブの蜜月関係がどこまで続くか、ということ
>>702 すみません。すでにゲルズゲー、ザムザザー、ユークリッド、そして台詞だけとはいえ
デストロイの新型機を
>>553で出してしまったのですが……
>>707 つ「ジオン公国の光芒」
可愛さ余って憎さ百倍のカガリがバネぇっス。
>>708 機体は別にいいんじゃないかと思います
>>702はオリジナルキャラのことを言っているのでは?
自分はオリ機体もオリキャラも出してもいいと思います
MG運命をGSC氏の運命2仕様に改造してたら何故かかめはめ波のポーズをしていた
>>708 開発経緯に説得力のない廚設定の新型機とかは嫌われることが多いけど
既存機体の改修機や後継機なら無茶なことをしない限り受け入れやすいと思いますよ。
開発経緯に説得力の無い機体……ザフトで開発されたのに何故かガンダム顔のフリーダムとジャスティスのことですね
わかります
各所で突っ込まれて不評でしたね。誰の二次創作でしたっけ。
なんでああいう設定にしたんだろ?
奪ったザフトの新型機をエルガイムMK2みたいに改良して顔をストライクと取り替えたとかじゃ駄目だったんだろーか?
プラントってかザフトは模造大好き連中なので、GATは自分たちが先に考えましたと主張する為に…
先にというか、同じコンセプトでもウチの方が良い物作るぞというアピールだろね。
第二次大戦でT-34に敵わなかったドイツが対抗するために設計した戦車の試作機(後のパンター)の外観が
まんまT-34ばっかりだったのでヒトラーが機嫌が悪かったという逸話を思い出した。
普通ならコンセプトだけじゃなく外観まで殆ど同じ機体なんて上の方が採用しないだろうね。
敵の方が見る目があった、技術が先を行っていたというのを認めることになるんだから。
>>717 そのいい筈のもので、フツーに後期GAT三機程度に負けかける自由と正義www
それ突き詰めていくと、スーパーコーディネイター様とその大親友でザフトアカデミーの首席が
如何に素晴らしい能力を有しているかの話になるから止めろ
自由がガンダム顔なのは ガンダム作って散々ザフトを苦しめた連合へのイヤミだとかどっかで書いてたような
V時代の「ガンダムは圧政への抵抗の象徴」という認識を聞きかじって
流用したってのがせいぜいでしょ
>>721 しかし初期GAT5機中の4機をザフトが所持し
ガンダム顔のアストレイもオーブ、ジャンク屋、傭兵が各一機しか持ってないので
ガンダム顔のMSを一番持ってるのはザフトという罠
おおっと! 連合最強後期GAT量産軍団&ハイペリオン三人衆&三馬鹿用後期GATを忘れてもらっちゃあ困るぜ!!!
後NダガーNとザフトからパクったテスタメントガンダムを忘れてもらっちゃあ困るぜ
ソードカラミティ×三機
フォビドゥンブルー×三機
制式レイダー×多数
カラミティ・フォビドゥン・レイダー(すべて三馬鹿使用)各一機ずつで三機
ハイペリオン×三機
テスタメントガンダム×1機
制式レイダー除いてもどう考えても13機で連合がトップです本当にありがとうございました
ちなみに制式レイダーは明らかに五機越える数が量産されてる
ちなみにザフト
前期GAT ×四機
核ガンダムを09−13まで5機所有…かと思えば、内三機(ラクシズに二機・連合に一機)を強奪されて ×二機
試作品のプロトザフトガンダム→ジャンク屋組合に横流しで×0
ノンストップちばくん!
残念ながら量産型後期GATは千葉アストレイじゃなくて
種の設定担当の森田MSV戦記の産物だ、NダガーNもな
つまり、千葉アストレイ分はハイペリオン三機とテスタメントの一機しかない計算になる
ちなみに三馬鹿は森田の本編だ
じゃあフレームアストレイズがトチ狂ってるのは千葉っちが暴れたからなのか……
機動戦士ガンダムSEED DESTINY the Untold
第3話 地球連合軍
洗脳されているとはいえ、シン=アスカの技量は欠片も衰えていない。勝負は最初から
ついていたと言えるだろう。首から下のほぼ全てに追加装甲を施されたM1カスタムに、
コニールのストライクダガーは1発たりとも当てられなかった。至近弾さえない。
ビームライフルの銃口を見切っているかのように、重量で加減速が鈍っている事も計算
に入れているかのように、シンの機体は単純極まりない蛇行で全弾避け切ってみせた。
「この、着膨れしてる癖に!」
サブモニターでビームライフルの限界温度が近い事を知り、コニールはトリガーを素早
く2度押し込んだ。左手が背部に伸びてビームサーベルを掴む。FCSのモードが切り替
わる寸前、M1カスタムが土煙を残して視界から消えた。消えたようにみえた。意識が逸
れる瞬間を突いたのである。外部スピーカー越しに声が響く。
「え、何処……」
『よくも俺の前で、ラクス様に対する暴言を吐いたな、コニールッ!!』
コニールの声がそこで途切れ、右からの激震にヘルメットを被っていない頭をヘッド
レストに打ち付けた。なにぶん、正規の手段で手に入れた機体ではない。左手には盾が無
いし、パイロットスーツも揃っていないのだ。整備が行き届いていないセンサーが、遅れ
て右側にいる敵機をパイロットに教えた。
肩の追加装甲で体当たりしたM1カスタムが、流れるような動作でライフルを構え、
ストライクダガーの頭部を吹き飛ばす。メインカメラが落ちてサブに切り替わったと同時、
ノイズが走る画面に、左手甲のサーベルを起動させて腕を引く敵機が映る。息を呑み操縦
桿を引き戻し、機体を後退させた。ライフルを突き出したままの右手が貫かれ、武器を落
とす。爆発によってコクピットが揺れた。
機体がよろめいたまま左手のサーベルを振り抜く。僅かなスラスター噴射でスウェイ
バックしたM1カスタムにかわされ、代わりに強烈な膝蹴りがコクピットハッチに突き刺
さった。失神寸前まで追い込まれ、ストライクダガーが転倒する。
『ラクス様は何時だって平和を願っているんだ! アンタ達みたいな連中の平和もな!』
「シン、どうして……あぐっ!」
凹んだハッチをM1カスタムが踏み付け、メインモニターにヒビが入る。シートごと身
体が跳ね、後付けされたベルトが少女の身体に食い込んだ。
『ラクス様は皆を平和にしてくださるんだ! ラクス様に、ラクス様に従いさえすれば!』
自分に言い聞かせるように、上ずった声で繰り返すシン。彼の狂った祈祷を、砲撃の爆音が遮った。
左肩から煙を吐くM1カスタムが、地面に叩き付けられて横転する。
「え、援護……?」
サブモニターに、長銃身の砲を2門構えた四脚のMAが小さく映っていた。
『中尉! 敵部隊との交戦を開始しました! 先行したストライクダガーを援護します!』
「馬鹿か!? 今回MSは全て敵だ! 一端後退しろ! 奴らをおびき出す!」
『あ、そうでした! すみません、つい!』
六脚型MAの機内で渋面をつくった地球連合軍の指揮官は、全部隊に回線を開いた。
「ケンタウリ隊は戦闘モードで散開! 俺達カラパスは密集隊形で他を援護! 上空の
レイザーバックはしばらく防御に徹して、俺の指示を待て! とにかく、敵を引き寄せろ!」
『敵、来ます! ザフト系が7機、オーブ系が4機! 3機が飛行型です!』
「お出迎えだ! バリアを過信するなよ! 射角を意識して戦え!」
レーダーに映った光点の数は部下の報告と一致していた。四脚MA達のスカートが割れ、
競り上がってアーマージャケットに変形する。二つの上半身を緑色の薄膜が覆い、消えた。
光波防御帯に似た光だったが、輝きが弱々しい。ドライバーとガンナーが計器を調整する。
峡谷を飛び出したMS隊は、50メートルの巨体が寄せ集まる様を見てもたじろぐ事は無い。
地球連合は数だけ多いのだ。大勢で群れる烏合の衆である筈なのだ。ザクがビーム突
撃銃を連射し、グフが速射ビームを叩きつけた。緑の薄膜を突き破ったそれらが、六脚
MAの装甲表面で霧散する。別のグフが、エネルギーを送って赤く変色したスレイヤー
ウィップで四脚MAの腕部を絡め取ろうとするが、身を翻され装甲表面に浅い掻き傷をつ
ける。その横合いからビームを連射され、左手のシールドを吹き飛ばされた。
別の四脚MAが、向かい合わせの上体に構えたビームライフルに残光を灯す。
「マルチロック完了しました、中尉!」
「パターンBで斉射3秒! 全機、蹴散らせ!」
六脚MAの全身に搭載された機銃とビーム砲が火を吹き、四脚MAが敵部隊に飛び込ん
で前後にライフルを撃ちつつ、後部コンテナから垂直式の連装ミサイルを打ち上げる。
ユークリッドを左右に繋げたような航空兵器の迎撃に向かった3機をも巻き込んだ、破滅
の嵐が峡谷に吹き荒れる。
もうもうたる煙の中、カメラアイが幾つも瞬いた。分厚いスモークを引き千切り、異形
の集団が前進を始める。六脚の大型MAが4機、大出力のスラスターを吹かし崖上に
上った四脚MAが谷を挟んで5機ずつ、航空兵器が3機。ムラサメの右腕とディンの左足
が、進軍方向に落ちた。重装甲、高火力、大推力、そしてそれらの長所を最大に生かす為
の、圧倒的物量。
『……良い、景色ですね。中尉』
「図に乗るな。敵に本物が……本当のモビルスーツ乗りが混じっていれば、単機では勝て
ないと思え。俺達は今日、少なくとも戦いには勝つ。問題は……勝ち方だ」
前進を続けるMA部隊の後方で、全長60メートル弱の巨人が動きを止めた。両脚の外側
が火花を上げ、ロック解除されたアンカーがレールを滑り降りて地面に深々と突き刺さる。
口元にビーム砲を備えたGAT系の頭部カメラが輝き、両肩と同化した巨砲がそそり立つ。
空と大地を揺るがす轟音。アンカーを撃ち込んだ地面に亀裂が入り、砂塵が舞い上がった。
光の尾が2筋、青空に美しい放物線を描いていく。
「う……」
転倒した機体を起こしたシンは、レーダーに視線を走らせる。戦闘能力を殆ど失った
ストライクダガーも、やられた右腕を庇いつつ岩壁にもたれながら直立しつつあった。
「ビームが出ない? 発生器が駄目になったのか」
その声音に、先程の熱は感じられない。僅かに身を苛む吐き気に顔をしかめたシンが、
オンになりっ放しだった外部スピーカーを通じて呼びかける。
「連合と、手を組んだのか? コニール」
『シン! 大丈夫なのか……って、組めるわけないだろ馬鹿っ!』
ついさっきまでと様子が違う事はスピーカー越しで解ったのか、コニールの怒りも大分
質が変わっていた。思考が混濁したまま、シンは左手の武装を切り替える。肩部のレール
ガンが展開し、砲身が脇を通る。マニピュレーターがグリップを掴むと、照準器が光った。
「なるほど。そ……」
何か言いかけたシンだったが、背後で生まれた巨大な光に言葉を失う。先程まで自分が
いた基地本部と、その隣にある収容所が超高熱の火球の中で消えていく。MSすら揺らぐ
爆風が津波のように襲い掛かって、機体に片膝を突かせた。一撃で、拠点が消滅したのだ。
『あぁ……』
コニールの声に涙が混じる。シンは絶句していた。メインモニターが光量を調節し、炎
の中で崩れていく建築物を映し出す。
『シン! ……えるか、聞こえ……か、シン!』
「ヴィーノ! ヴィーノか!? 無事か! どうなってるんだよ!」
『滅茶苦茶だ! 防衛部隊はほぼ全滅! 本部も今無くなっちまった! 敵の大部隊がこっ
ちに向かってくるぞ! 幸いMSキャリアは動く! さっさと逃げないと!』
「了解! こっちで格納庫のシャッターを開ける!」
『いや、大丈夫だ! 怖いゲリラ兵のオッサン達が手伝ってくれてる!』
シンは、コニールの機体を見遣る。岩壁にもたれたストライクダガーに呼びかけた。
「コニール! 俺のすぐ後ろに格納庫が見える筈だ! そこへ行け! 脱出するんだ!」
『冗談じゃない! 誰がお前の言う事なんて聞くか! イカレ信者!』
「コニールの仲間もいる! ここで無意味に死ぬのが望みかよ!?」
機体越しに睨み合う両者。ややあって、ストライクダガーが崖から離れる。バランサー
が故障し、右足を引きずるようにしてシンのM1カスタムの横を通り過ぎた。
「ヴィーノ! 発進準備を進めてくれ! 俺も……」
そこまで言い終えた時だった。上方からビームが降り注ぎ、崖に機体の背を押し付ける。
地響きを上げ、格納庫前に降り立ったのは四脚の下肢と、背中を預け合った2つの上半身
を持つ怪物。横殴りの砂塵を浴び、機体上部を覆う薄緑色の光膜が浮かび上がる。
「いや……俺は、こいつを何とかする!」
中波したストライクダガーへ2つの頭を巡らせるMAに対し、シンはトリガーを引いた。
今回は此処までです。
やられ役の連合がやられ役じゃない…だと…!?
あ、でも、デストロイもやられ役だったけどそこまでやられ役ではなかったか…
あーゆーのは噛ませって言うんですよね?
GJ
しかし、シンの台詞が恐ろしい
どこぞの二次創作でラクス信者がこういう台詞を吐くのは散々見てきたが
シンにこういう台詞吐かれるとまた一味違った恐怖があるな…
コニール、生存出来そうかな…?
>>733 GJです!
あぁ、ヴィーノがっ!?と思いましたが一安心。コニールも生きてるみたいですが、この後どうなるのか…?
個人的にシンのザムザザー戦が好きだったので、こういった強力なMA戦にはwktkが止まりません!
続き乙!
衝撃で一時的に洗脳解けたか?この後の展開が見逃せないですぜ
自分以外の人間の命を大事に考える所は、今までのシンっぽいが・・・
なんだろう、シンだけどシンじゃないっていうか・・・
シンがラクス様っていうのに凄い違和感が・・・逆襲に期待です。
GSCのエピU、打ち切りですか?
「シン!話を聞いてくれ!」
「ほう、命乞いか?見苦しいぞコニール」
「違う!お前はラクス・クラインのやる事が正しいと疑いもしないのか!」
「疑う?ラクス様の何を疑うというんだ。あの方は戦乱に満ちたこの世界を
自由で平和な世界に変えようとしていらっしゃるんだぞ」
「逆らう者をすべて力でねじ伏せて本当に自由で平和になると思っているのか!」
「フフフ、それがお前達の心の病気なんだよ、どんな事も疑わずにいられない…」
「ダメだ…こいつ脳改造までされちまってるんだ…どうすれば…」
「シン!話を聞け!!」
「黙れ。ラクス様の敵の話なんぞ知るか」
「お前はあんな抉れ胸で満足なのか!?」
「む……ね?何を馬鹿な。貧乳こそ至高でありステータスに決まって……る」
「嘘だ!!お前の周りにいた人たちは大きい人ばっかりだっただろう!!」
「や、やめろ」
「大は小を兼ねるって言うけど小は決して大を兼ねるなんて事は無いんだぞ!!」
「う、うわあああああ頭が!!頭がああああああああ!!」
「偽者だったけど、ザフトで歌ってたラクス・クラインを思い出せよ!!」
「偽者……弾ける胸……元気一杯ででかくて瑞々しくて……俺は……俺はあああああああ!」
種割れ
「俺は……最低だ……ゴメンよステラ。君の(おっぱ○の)事完全に忘れてた……
クソっ!!舐めた真似しやがって!!あいつ等絶対に許すものかあああ!!」
(お前も十分最低だぞシン……)
何してんの?
完璧なはずの洗脳がおっぱいでこの有様だよ!
ゆとり乙
だがちょっと待ってほしい
そもそもシンは登場したときからマユ萌え=年下+妹+貧乳萌えではなかっただろうか?
むしろ種死本編で巨乳にレンジが広がっただけで、現実はそうだった筈
携帯を肌身離さず持ってたのは、実の妹に性的欲求を抱いていたからって事か?
止めてくれよ……
マユは遺伝子的に巨乳を約束されていた、と。
何と勿体ない!!
おや、アズ嬢。どうさr
>>745 つまりシンの性癖はロリきょにゅーと言う事か。
…………みんな何かしら(主におっぱいとか歳とかロリじゃないとか)足らなくて、該当者がいないじゃないか!
あれ? 夜なのになんか空が明r
>>746 性的欲求? やめてよね性的欲求と萌えを一緒にするの
萌えはもっと神聖な感じのもの
三時間レス無しならライオン氏のステラとミーアを頂く
不成立ならシンに氷と漂白剤が入ったドラム型洗濯機に放り込まれ洗われ乾燥される。
おーい、この真っ白なゴミ棄ててくれー
無謀な…
>>742 > 完璧なはずの洗脳がおっぱいでこの有様だよ!
シンの洗脳を解く鍵は巨乳だと言いたいのですね!わかります!
なら○姉妹がモチーフの売れれば売れるほど安くなるシステムで現状100本以下で1本3万なアニメDVDを見せれば正気に戻るはず
なら俺は二時間レスがなかったらライオン氏のステラは俺の嫁。
もしレスがあったら、至近距離からのボルテッカでも無傷で済みそうなシンwithアブソリュートが襲撃。
>>754 いいえ、巨乳であるか無乳かは問題ではないのです。
そこに胸があるか、シンがラッキースケベできるかどうか
それが問題なのです。
だれですか、あれは胸ではなく胸板・パラボラで
シンの腕がポッキリいくなんて冗談を言っているのは。
あれ、お嬢様とサハク閣下、お二人で連れ立ってめずらs(パパンッ)
雨か……なんか紅いや
そんなことよりやっぱりシンは巨乳派だと思うんだ!
つまり、お嬢様にはひっかかる物も無いのに道がせm……
誰かwikiへの保管頼む
色々と
なら俺は二時間レスがなかったらライオン氏は
>>756の嫁
阻止
765 :
ライオン:2009/01/19(月) 19:34:50 ID:???
阻止
本人wwwww
単に消し忘れか名乗り上げるほど嫌なのかどっちだww
それともアレか、ノリなのか
前スレが見れないのでwikiへの保管ができなくなってしまった
にくちゃんねるで検索しても出てこないし、どうしたものか
770 :
通常の名無しさんの3倍:2009/01/20(火) 14:41:25 ID:bYT45AZ+
じゃあしかたない。
職人様には申し訳ないが、消えてしまった前スレで投下した分の話をいったん避難所に再び投下してもらい、それを避難所からまとめWikiにあげるというのはどうだろうか?
今こそDAT落ちミラー変換と暇つぶし2ちゃんを使うんだ
良く判らんが前スレのDATがあれば何とかなるらな俺持ってるが
まとめサイトへの上げ方がわからないんだが……
向こうの掲示板で尋ねてみたらどうだろう
機動戦士ガンダムSEED DESTINY the Untold
第4話 暗雲へ
「撃ってきたぞぉ」
囮であるかのように足を止め、ビームを撃ち込んでくるシンの機体を見た四脚MAの
パイロットが、間延びした声を上げた。駆動ギアをトップに入れ、標的を中心に旋回する。
射角をずらされた緑色の光条が、下肢を守るアーマージャケットに弾かれ、上半身を包む
光の膜に波紋を残す。後ろに座っている2人目が鼻で笑った。
「カラーリングといい武装といい専用機かな。エースなんだろうが、哀れなもんだ」
『7番機! 敵と交戦しているな!? 本隊まで戻って来い! 孤立しているぞ!』
「脱出を試みる残党を発見したんです、中尉。逃げられますよ?」
『撃墜スコアを争う場ではない! ケンタウリは素早いが、脆い。集団戦でかからねば……』
M1カスタムの左腕に構えられたレールガンが、銃口を光らせる。パイロットが操縦桿
を倒し、機体が屈んだ。電磁レールで加速された砲弾が傾けた装甲板に当たるが、表面を
へこませるに留まった。機内を震動が襲い、シートに身体を押し付ける。
複雑でデリケートな構造を持つMSならば、たとえPS装甲を有していようが効果はあ
る。しかし被弾を前提とした機体が相手では、被弾を前提とした回避機動のノウハウを持
つ相手では、その限りでない。
「大丈夫ですよ。攻撃が効かないんだから!」
キーを幾つか叩き、トリガーを引く。前部の長距離砲が火を噴き、シンのM1カスタム
の足元を打ち砕いた。間一髪で跳び下がるが、背を向けて逃げる事はない。格納庫にある
だろう、輸送機か何かを守ろうとしているのだ。
「どのみち交戦が本格化してますから、後退は困難です。中尉達はゆっくり来て下さい」
『チッ……敵の接近を許すなよ!』
後ろを向いた方の上半身が、M1カスタムを誘うように格納庫のシャッターや、中破
したストライクダガーの傍にビームライフルを撃ち込む。胸の防御機銃を乱射しながら、
シンの機体が背部のビームソードを抜いた。
「どんなに腕の差があろうと、その性能じゃあな!」
遠距離から撃たれた防御機銃は、その大部分が当たりもしない。せせら笑う2人。後ろ
に座ったパイロットが、後部ミサイルランチャーを起動させた。
『どうだ、シン!』
「ああ、どういう敵で、どういう戦い方をすれば良いかは大体解った!」
空高く上がった連装ミサイルの白煙を睨みながら、シンはヴィーノに応じた。追加装甲
を着込んで重量化した機体が、傍から見ればよたつくような動きで地に突き刺さる誘導弾
を回避する。連続した爆発に包まれ、破片が装甲を叩く音が機内に響いた。
支援
「けど、あの光ってるバリアみたいなのは何なんだ!」
『映像を見るに、実弾にもビームにも反応してる。光波防御帯って奴だな』
「殆どの攻撃を通さないっていう!?」
ビームソードのパワーはまだ切ってある。機体を傾け、レールガンを持った左半身を敵
の眼前に曝した。四脚MAの足元が輝き、舞い上がる砂がスラスターの熱でガラス化する。
前屈みのまま、MAが急加速した。4つの脚部を高速で動かし、大地を踏み鳴らしながら
前面の火器を連射する。直撃させるのではなく、動きを鈍らせる為だ。直ぐ脇を砲弾が飛
び去り、2丁のビームライフルから放たれる光が足元を抉る。
無論、真正面から吹き飛ばされはしない。闘牛士のように容易くいなし、左腕に持った
レールガンを向けるM1カスタム。しかし敵もそれを読んでおり、間髪入れず後ろ向きの
上半身が牽制射撃でシンの機体を寄せ付けない。そのまま曲がりくねった峡谷に消える。
『いや、通ってはいる。出力が低いんだ。その代わりに、色々とメリットがあるんだろう。
量産できるとか、ずっと展開していられるとか』
小回りがきかない分、速度は出る。垂直発射式ミサイルを打ち上げ、ビームライフルを
連射しながら急速に遠ざかっていく四脚MA。
『で、どう戦う?』
「この機体じゃあ、取りつくしかない。次にあいつが戻ってきたら……勝負だ。ヴィーノ、
キャリアを出せ!」
『冗談だろ、狙い撃ちされる!』
「それが目的だ! 任せろ、やれる!」
スラスターを吹かして後退し、上からのミサイルを避け続ける。長距離用のレーダーが、
10を超す光点を映し出していた。格納庫のシャッターが軋みながら開き、左右に大型の推
進機を抱えたMSキャリアが地面に熱風を吹き付けつつ現れる。
「合流されたらおしまいだ。1機の内に、無力化させないと……来た!」
轟音と共に、四脚MAが戻ってきた。左の脚部で地面を削り、カーブを曲がり切りなが
ら再び加速。僅かな挙動の遅れで、シンは相手の戸惑いを感じ取る事が出来た。
「そうだ悩め! 先に俺を潰すか、キャリアを捕まえるか!」
長距離砲が吼え、格納庫の出入口が完全に吹き飛ぶ。コニールのストライクダガーが
よろめき、左手にビームサーベルを持ったまま膝を突く。
「どっちも、させやしないけどな!!」
ペダルを踏み込む。着膨れした機体が砂塵を吹き上げて飛んだ。宙に浮いた鈍重な相手
を仕留めようと、前を向いたダガーLの上半身が両手のライフルを撃つ。1発が外れ、
2発目が右肩の追加装甲を吹き飛ばす。しかし其処までだった。右膝を曲げたM1カスタム
が、その姿勢のままMAの上半身に突っ込む。それは自身の速度と相まって強烈な膝蹴り
となり、人型の上半身が仰け反る。右手のビームソードを高く掲げた。
「バリアの中に入れば!」
支援
叫ぶシン。そのまま薙ぎ払い、首を刎ねた。身体を密着させ、敵の肩にレールガンの銃
身を乗せる。視線の先に、身動きできないストライクダガーがあった。
「コニール、逃げろっ!」
広域通信で叫び、引き金を引いた。超至近距離からの一撃で後ろの上半身を吹き飛ばす、
と同時、激突音と共に景色が空転する。M1カスタムを乗せたまま、四脚MAが格納庫の
残骸に激突したのだ。降り落とされ、首のない上半身にビームライフルを向けられる。
『逃げないよ』
静かな少女の声と共に、MAが動きを止めた。膝立ちになったストライクダガー。その
左手にはビームサーベル。光刃が後部ミサイルランチャーに根本まで突き刺さり、大爆発
を起こした。破片を浴びて全身がずたずたになった機体がうつ伏せに倒れる。
MAの後脚が致命的なダメージを受けてパワーが落ち、機体の前が持ち上がった。
ビームライフルの狙いが逸れ、M1カスタムの頭部脇に着弾する。
「……ッ!!」
シンの目が見開かれて、声にならない叫びを上げた。ビームソードで横に斬り払い、
四脚MAの長距離砲を断つ。スラスターを使って跳ね起き、左腕を大きく引いた。殴りつ
けるように突き出し、アーマージャケットの隙間からレールガンの銃身を捩り込む。
大推力のスラスターノズルに砲弾が飛び込み、MAの全身が痙攣した。脚部関節や下腹部
から青白い火が噴き出て、全ての脚が外側に広がり擱座する。
「コニール! コニールッ!! 馬鹿! 何で俺を助けた! ラクス様を悪く言う癖に!」
『何でも良いから後にしろ、シン! 敵の増援も来る! そのコニールを回収するんだ!』
ヴィーノの声に、シンが息を呑む。ストライクダガーに機体を駆け寄らせ、ひっくり返
した。パワーを切ったビームソードの剣先で半壊したハッチを剥ぎ、膝を突かせた機体か
ら昇降機で降りる。白煙で満ち、破壊されてあちこちから出火するストライクダガーから
コニールを抱きかかえ、昇降機のグリップを掴んだ。機内に戻って発進準備を整える。
『限界だ! 乗れ!』
「ああ……!」
狭い谷間から浮き上がり始めるMSキャリアを見上げたM1カスタムが、破損した追加
装甲をパージさせた。ペダルを限界まで踏み込み、何とか開いたままの搬入口に飛び込む。
キャリア全体が大きく傾ぐが、何とかバランスを取り戻して機首を上へ向けた。
連合のMA部隊が、砂塵吹き荒れる大地を埋め尽くすように身を寄せ合い、その砲口で
何時までもMSキャリアと、その先に広がる灰色の空を睨みつけていた。
「しっかりしろコニール! もう大丈夫だ! 良くやったな!」
ストレッチャーで運ばれていく少女に、アサルトライフルを肩にかけたゲリラが声をか
ける。それを見つめ、拳を握り締めるシン。右肩と腹が、コニールの血で汚れていた。
「俺は……俺はちゃんとやれたんでしょうか。アスラン、キラさん、ラクス……様」
ハンガーに座り込むシン。じっと両手の平を見つめ、握り締める。そのまま項垂れた。
今回は此処までです。
乙
やっぱ 敵>味方 の方が燃えるな。
種だと最悪でも主力は絶対落ちそうにないって安心感がなあ……
シンがかなり苦戦した相手だけど、
キラとかアスランとかだと攻撃力に任せてガードごと吹っ飛ばすんだろうなぁ
それがいいとは言わないけどね
やっぱり戦闘はある程度の緊迫感がないとわくわくしない
GJ
戦闘中やコニールを心配する様に「おお、スイッチが切り替わると大丈夫なのか?」と思いきや
やっぱりラクス様とかのたまい出したのでがっくりきた
こういう話見ると、ゆりかごってつくづく怖い設定だよね
この流れだとやはりコニールの足がシンの股間を・・・
種の時は味方が悪条件の事が多かったけどね
GJっした!
やっぱ主人公は量産機+カスタムがいい!
種だと砂漠で戦闘中に調整しながら戦うとか?
>>784 >「俺は……俺はちゃんとやれたんでしょうか。アスラン、キラさん、ラクス……様」
この「ラクス……様」の……に一縷の望みをだな
こんな事は言いたくないのですがGSC氏の作品は面白いし大好きなんですけどあまりSSの種類を増やすのは
どうかと思ってしまうんです、エピ2も途中で止まったままなのにさらに新しいものを書くとか少し不安になるんです
すいません、生意気みたいで
後発でエピ2と似たよな設定のを書き始めた人がいたから、かぶらないように様子見の意味もあって
新設定のを書き始めたのだと勝手に思ってた
正直エピ2の続きは読みたいけど、GSC氏が書きたいものを書くのが一番だと思うから、このままでもいいと思う。
……話は変わるが某キバの音矢さんを見てたら、シンもこんな最後を迎えられたら悔いは無いだろうな、と思った。
>>791 つまり敵組織の幹部と恋仲になって、命を削って強敵と戦い、最後に自分の子供を戦友に託すんですね! わかります!
……あれ? これって、ライオン氏の話のシンじゃね?
と言うことはステラが引き籠もりになったり異母兄が出て来たり初恋の人を殺めてしまったり、杉田声の友人がいたりするのか?
アレックスが序盤は正義のため凸を謀殺し「その命、ラクス・クラインに返しなさい!」とかいって、中盤は妖怪ボタン毟りになってステラに「そのボタンを寄越せ!」とか言って迫る変態に
終盤は過去に行ってシンと出会った事で覚醒し、ステラが戦いを拒否する中只一人戦いに赴き「魑魅魍魎が跋扈するこの世界、アレックス・ザラが此処にいる! デスティニー爆現!」とか言うのか?
長々と何が言いたいかと言えば、ステラはみんなの嫁で、753とシンは最高です!
しっかし、ケンタウリか……
アグリや成金(凸)を作った時の型が流用出来れば作るかな?
まぁその前にステラ(娘)の方が先だな
みんな文句言い過ぎ
797 :
768:2009/01/22(木) 20:41:02 ID:???
798 :
775:2009/01/22(木) 21:34:28 ID:???
>>797 すいませんが、もしよろしければ保管の仕方を教えていただけないでしょうか?
アップの仕方がよくわからないんで。
800 :
768:2009/01/22(木) 22:59:12 ID:???
>>798 自分は説明が下手糞なのでどう説明すればいいのか、よくわからない
自分の場合はまとめサイトの編集方法を熟読し、バナー下の編集をクリック
して構成などをよく把握して、何時間も悩みながら最後は勘でやった
初めてやった時は作品の続きをバナー下のページ新規作成で作ったり失敗も
あったが、何回かやってるうちに慣れて普通にできるようになった
なお、ひとりWikiのソフトは使ったことがないので、このソフトについては何もわからない
前に俺がやったときはコピペだったな。
既に書かれているページの編集を選んで参考にしながらやったっけ。
全部選択してコピペすると前に要らん空白が付いてくるから、
レス一つずつをコピーして貼り付けていったな。
あとは、こんな風に文章の間を開けたい場合は改行ではなく
<br>
を入れないと出来ない、くらいか。
802 :
775:2009/01/23(金) 00:17:24 ID:???
アンドリュー・バルトフェルドは、カップのコーヒーを深くすすると、ふぅ、とため息
をついた。
プラント・アプリリウス1。軍港に近いカフェテラス。その立地条件もあって、周りの
客も軍服姿が多い。
もっとも、今、プラントのどの飲食店も、客層はそう変わらないだろう。平和の歌姫、
ラクス・クラインによる自由の為の世界再々構築が始められてから、早4年と余月。増税
に次ぐ増税で、一般労働者の所謂手取り賃金は日常生活にも貧窮する水準だ。外食する余
裕があるような人間は、ラクスに近い者を除けば、軍人しかいない。
ところが、奇怪なことに、収入の水準は果てしなく低いのに、失業率はゼロに近い。
────やってることが、デュランダルの劣化だぞ、これじゃ。
『兵隊1人、1銭5厘』ではないが、指名志願制と言う名の実質的な戦時徴兵により、労
働人口に事欠く有様なのだ。これならまだしも戦争を止めようとしていただけ、デュラン
ダルの方がマシだ。
これで今までよくクーデターが起きなかったものだと思う。
ラクスが、父シーゲル・クラインがその政治的権勢の維持とその継承の為に、その声で
コーディネィターを支配する為に調整されたコーディネィターである、そんな説があって
も不思議でもなんでもなかった。
だが、ラクスの神通力も万能ではない。ついに爆発するべきときに爆発するべき所で爆
発した。
トーマス・シティ。
偉大なる発明王のファーストネームを頂くこの新設コロニーは、エネルギー生産によっ
て、公式には“デュランダル政権下のダメージがあまりにも大きかった為”低迷している
プラントの経済を立て直す為のものだった。
だが、そもそも需要側が消費活動を活性化させるどころではない状況にある上、市場原
理に疎いラクスとそれに指導された販売公社は、コロニーの建造費回収を盾に販売単価の
値下げを頑として拒んでいたのだから、生産効率が上がるはずもない。
その上、地球と同じ公転軌道をたどるL4・L5のプラント本国、アーモリー・シティに比
べて、その目的もあって太陽に近いL1点に設置されたトーマス・シティは、居住環境が悪
く、移住希望者が集まらない。そこでこれ幸いにと、潜在的不満分子である、旧ザラ派、
旧デュランダル派にナチュラル難民と、プラント本国から隔離するとでも言わんばかりに
入植させたのだから、爆薬を固めているようなものだった。
そして案の定、C.E.79年1月3日、トーマス・シティは突如ジオン公国を標榜し、プラン
トからの分離独立を宣言したのである。
機動戦士ガンダムSEED
逆襲のシン 〜ジオン公国の光芒〜
INTER PHASE : FILE-01
「なに、年寄りみたいなことをやってるのよ、アンディ」
覇気のないバルトフェルドが、テラスの椅子にもたれかかっていると、背後から声をか
けられた。女性の声。
何事にも例外と言うものは存在する。ラクスの歌声に聞き惚れないコーディネィターが
いるように、彼女に傾倒しているナチュラルもいる。
その1人、プラント国防軍宇宙軍艦隊第2戦隊指揮官・兼・MS搭載大型戦闘艦『アークエ
ンジェル』艦長、マリュー・フラガ──旧姓ラミアス──准将。
「いや……また、戦火が拡がると思ってね」
バルトフェルドは、肩を竦めて言う。
「仕方ないわ。ラクスさんが理想の世界を作ろうとしているのに、それに同意しない人た
ちがいる限りは」
「…………そうだ、ね」
バルトフェルドは口では同意したが、態度にはどこか含むところがあった。
「本当にどうしたのよ、おかしいわね、体調でも悪いの?」
マリューは、まるで母親が子供を心配するかのような表情で、そう言った。
「いや……そうだね、強いて言うなら」
答えながら、バルトフェルドはテーブルの上の伝票を無造作に手に握り、けだるそうに
立ち上がった。
「俺はZAFTの人間でありながら、重力に魂を惹かれ過ぎたのかも知れないね」
「?」
マリューは首を傾げつつ、冴えないバルトフェルドの背中を見送った。
メサイア戦役の当時、バルトフェルドは確かにデュランダルに強い不信感を持っていた。
状況証拠だけとは言えZAFTの容疑が濃厚なラクス暗殺、そしてデスティニー・プラン。危
険人物だと思った。排除の必要性を確かに感じた。
だが、その裏付けに、現状の喪失を恐れる保守的な感情があったことに気づいたのは、
何もかもが終わり、そして始まってからだった。
バルトフェルドは独身だったが、血のバレンタイン以降のC.E.72の戦役の頃には、恋人、
と言うより内縁の妻とも言える相手、アイシャがいた。
だが、当時ストライクに乗っていたキラと戦闘に陥り、2座のラゴゥで対峙して墜とさ
れた。バルトフェルドは一命を取り留めたが、アイシャは亡くなった。
────思えばあの時に、死に損なったのかも知れないねぇ。
人通りがめっきり少なくなりシャッター通りと化した繁華街を歩きながら、バルトフェ
ルドは1人でごちた。
その後、ヤキン・ドゥーエ戦の後、バルトフェルドは脱走兵としてZAFT・連合両者から
追われる身となった。その為、カガリの治めるオーブに、偽名を使って隠れ住んだ。
この時期、元連合士官ながら同じ身の上のマリューと親交を深め、周囲からも良い仲で
あるかのように見られた。
バルトフェルドは、その現状を失いたくないと思ってしまったのだ。
だから、ラクスがアッシュの部隊に襲撃されたとき、うかつにも敵がデュランダル政権
下のZAFTであるような発言をしてしまい、無自覚にキラとラクスを焚きつけてしまった。
考えてみれば、連合のGATシリーズ計画から、MSはそれ自体が奪い奪われる代物だった。
ZAFTの最新鋭機だといっても、連合が犯人であってもおかしくは無かったし、どち
らの主流にも与さないテロリストの可能性も充分あった。
あるいは─────────────────────────────。
「いや、さすがにそれはないだろう」
己の気持ちを安定させる為に、わざと声に出してそれを否定した。
そして戦争は、とりあえずデュランダルとの戦争は終わった。ラクスは国家元首の資格
者であるプラント評議会議長に、キラはZAFT高官として、それぞれ迎えられた。
だが、バルトフェルドには何が残った?
マリューは、メサイア戦役の最中に突如舞い戻ってきた、ヤキン・ドゥーエでMIAとな
っていた想い人、ムウ・フラガとよりを戻した。正式に交際していたわけでもないバルト
フェルドは、あっさりと状況に甘んじるしかなかった。
結局、バルトフェルドが失うまいとしたものは何一つ残らなかった。
バルトフェルドは、正確に言えばコーディネィターの例外の側だ。ラクスが歌声と耳障
りの良い言葉でどんなに取り繕っても、今のプラントの状況が最悪であることには気づい
ている。
ただ。
彼には、叛乱を起してまで守りたいと思うものが無かった。それだけのことだった。
ジオン公国軍・第1宇宙攻撃艦隊、MS搭載型巡洋艦『ジュンイチロー・コイズミ』。
艦長、アーノルド・ノイマン“ジオン公国軍”大尉は、艦長室に1人の客人を招き入れ
ていた。
「こうして差し向かうのは、始めてですね。少佐」
自らコーヒーを注ぎながら、ノイマンは言う。
「止めてください、俺の方がずっと年下なんです、敬語なんて、良いですよ」
応接用の椅子に腰掛けた相手、シン・アスカ特務少佐は、くすぐったそうに困惑し、そ
う言った。
「それは、…………けど、予想されて然るべき事態が、現実になっていたとは」
ノイマンは逆に困惑を見せる。
「ヤキン戦役の時、オーブ戦で民間人に多くの犠牲が出たことは、事実として知ってはい
た。でも、こうして本人を目の前にすることになるとは、……覚悟が、できてなかった」
ノイマンはコーヒーカップをシンに差し出しながら、沈痛な面持ちでそう言った。
シンは、「どうも」とノイマンに言ってから、
「あの時はただ憎しみしか湧かなかったけど、その後軍人になって、解りました。戦争っ
てのはそういうもんだって……」
と、言った。明らかに、ノイマンを気遣った発言だった。
だが、ノイマンは逆に表情を険しくする。
「それは違う」
「えっ?」
シンは、うろを疲れたように、キョトン、として顔を上げた。
「君主制、民主共和制、社会主義、国のあり方にはいくつか形はあるけど、いずれも国体
を支えるものは国土と国民だよ。そして、それを守る為に国防軍が存在する。軍隊が守る
べきものを踏みにじりながらドンパチやって、それが正気の沙汰のわけが無いよ」
ノイマンは連合出身だ。連合は資本主義・共和制国家の集合体であり、軍は基本的に国
防軍だ。当然、連合士官だったノイマンは、然るべき教育を受けている。
「もっとも、オーブ軍は基本的に氏族の私兵だから、その限りじゃないのかもしれないけ
どな」
「それは…………」
シンは言葉に詰まる。メサイア戦役までのZAFT軍組織もまた私兵組織だったが、デュラ
ンダル政権下では稚拙ながら国防軍の体をなしていた。シンの知っているZAFT軍組織は、
少なくともオーブ軍よりは理性的で、シンはその中で軍人として教育された。
「話がずれたかな」
ノイマンは手の仕種で、話題を変える、と表現して、そう言った。
「問題はキラだ。キラをストライクのパイロットとして、連合士官の立場を与えたときに、
我々には彼にこの事を教育する義務があった。でも、それをしなかった。艦内唯一のコー
ディネィター、連合初のMSパイロット万歳、ってな感じでね。君の家族の死には、彼と直
接接することのある先任士官だった俺には、少なからず非がある」
ノイマンはそういうと、謝罪するように目を伏せ、頭を低くした。
「そんな、それは大尉の一存ではないでしょう!?」
シンは慌てたように手を振り、声に出した。
「ああそうだ。だからこそ悔やまれてならないよ。最初にラミアス大尉がアークエンジェ
ルの指揮を採るといった時に、なぜ断固として反対しなかったのかってね。マリュー・ラ
ミアスは技術士官だったんだ」
技術士官も当然将校ではあるが、意識としては民間の技術者に通じるところがあり、技
能優先で軍人としての資質は二の次であることが多い。
A.D.時代まで多くの国の軍隊で、技術士官に直接の指揮権が与えられなかったのは、こ
の為である。
「アークエンジェルには正規の将校も乗っていた。ナタル・バジルール少尉だ。女性だが、
固い軍人だった。戦闘に参加することになった時点でバジルール少尉が指揮権を掌握して
おくべきだった。ラミアス艦長は正直、指揮官の器じゃないよ。もっとも、そのことを知
った時には、何もかもが遅かったんだけどね」
ノイマンは、脳裏に過去をリフレインさせる。
「ヤキン・ドゥーエ戦役で我々が連合を離反したのは、あの時の連合のやり方に軍人とし
て疑問を抱いたからだ。だけど、ラクスやキラには、それはかっこいいヒーローの行動の
ように見えたんだろうな。そんなことで行動できるわけが無いのに。大形戦闘艦にどれだ
けのクルーが乗っていて、俺達将校がそれに責任を持たなきゃいけないのかが、キラ達に
は見えなかったんだな」
「それは…………俺も、人の事は言えないです」
シンはノイマンから視線を逸らし、床を這わせた。
「そうなのか?」
ノイマンは軽く目を円くして、尋ね返した。
「俺がZAFTだった頃、連合の基地を破壊した事があったの、知りませんか?」
「あったな。あれはでも、どう見ても連合が悪いだろ」
裏事情を知らないノイマンは、あっさりとそう言う。
「いえ、あの時、俺は帰還指示を無視して暴走してたんです。それで、上官に殴られまし
た。戦争はヒーローごっこじゃないんだぞ、って」
「なるほどね、良い上官を持ったんだな、君は」
自分とは対照的だ、と言わんばかりに、ノイマンはため息交じりに苦笑して、そう言っ
た。
「もっとも、その上官は艦長や議長に逆らって、拘束されて、脱走しちまったんですけど
ね」
今度はシンの方が皮肉めいた自嘲的な笑みを浮かべ、そう言った。
「!? まさか、その上官って」
ノイマンの表情が引きつる。
「コーディネィターの、それもプラント評議会議員の息子のくせして、若いうちから生え
際がやばい、あの人のことですよ」
「自分のことを棚にあげていけしゃあしゃあと言ってくれたな、あの蝙蝠ハゲ!」
自嘲するように言うシンに、ノイマンは一瞬、素で毒ついた。
「失礼……で、その後、だ。ヤキンの後、さすがに俺達も自分の身が可愛いから、偽名で
オーブに潜んだんだけど、それも間違いだった。気がついたらラクスの私兵扱いで、やっ
てることはどう見てもテロリスト。それでもそれに従わざるを得ない身分にされてた。ラ
ミアス艦長自身はノリノリってオマケ付でね」
ノイマンはそう言って、自嘲した。
「そりゃ、誰だって自分の身は可愛いですよ」
シンは当然と言うように言う。
脱走兵は基本的に重罪だ。まして将校は責任が重い。良くて終身刑、場合によっては死
刑だ。解っていて出て行くにはかなりの覚悟が要る。
「それでも、だよ。メサイア戦終わってから、どうしてこうなる前に連合なりZAFTなりに
突っ走らなかったのか、何度も後悔したよ」
「…………」
わずかに沈黙。
「まさか、その罪滅ぼしの為にジオンに?」
「理由のひとつとしては。他にもないわけじゃないけど。元連合の将校としてプラントで
やっていけるかってのもあったし、もちろん、あそこにいたら俺は生涯いち操舵手のまま
飼い殺しだな、ってのもあった」
「…………」
シンは、歪んだ笑み交じりの苦い表情をする。
「おかげでいまやヤキンの時のラミアス艦長より星は多いし、小ぶりとは言え艦長様って
ワケだ」
「大方、公には叛乱軍扱いですけどね」
シンが苦い顔で言う。
「じょーとー」
ノイマンは言い切った。
「俺には俺の復讐がある。そのためには叛乱でも残飯漁りでもするさ。君がそうなように
な」
「……解りますか」
シンはジトリと汗をかき、そう言った。
「解るさ。あのピンク髪に人生メチャクチャにされたのは、君だけじゃない。だから……
それが終わるまで、俺は生かしといてくれないか?」
ノイマンは自嘲的に笑い、肩を竦め気味にそう言った。
「そんな、俺は大尉をどうにかしようなんて、思ってませんよ!」
シンは驚いたような表情で、慌ててそう言った。
「第一、話聞く限りじゃ、大尉だって被害者みたいなもんじゃないですか」
「君から見たら立派に加害者だと思うけどな。まぁ、いいか」
それまで自嘲気味に軽口をたたくようだったノイマンの表情が、一気に引き締まり、険
しくなった。
「その代わり、アークエンジェルとエターナルは絶対に沈める。クルーには悪いが、いざ
となったらこいつでカミカゼしてでも沈める。元乗員として、ケジメってモンをつけさせ
て貰う」
ストライクフリーダムとインフィニットジャスティス、そのMS2機とあわせて、伝説の
一翼を担っている2隻を沈める。ノイマンはそう断言した。
「大尉……」
「首魁の1人がそんな顔するんじゃない。力による復讐、結構じゃないか。報復ってのは
国家と軍隊の一番原始的な存在意義のひとつだろ。それを否定しながら自分たちは好き勝
手に剣を振るう連中が相手だ。せいぜい楽しいお祭にしてやろうぜ」
「はい」
シンは力強くというわけでもないが、表情を引き締めて、はっきりとそう言った。
「シン……いや、アスカ少佐。お話できて良かった」
立ち上がるシンに、ノイマンは表情と姿勢を正して、敬礼する。
「自分もです、大尉」
シンもそう言って、直立不動の姿勢で返礼をする。
「発艦リンケージアップ、システム正常、クルーの皆さん、補給感謝します。シン・アス
カ、インパルスII、出ます!」
J・コイズミ型の後部に、艦の前後方向に対して斜めに装備された発着艦デッキに、フ
ァルコンシルエット装備のインパルスIIが乗る。ガイドLEDが点灯し、リニアカタパルト
がインパルスIIを射出した。
『ジュンイチロー・コイズミ』に指揮官軌を翻すイザーク・ジュール特務少佐に呼ばれ
てやってきていたシンは、自ら連絡用の補給艇を護衛しながら、離れていく。
その姿を、艦長室の防弾耐圧ガラスの窓越しに、ノイマンは見送っていた。
そして、呟く。
「良いかキラ、お前がどんなに討ちたくないといっても、お前が討つ相手はお前とラクス
が自分で量産しているんだ。もう、お前らが武器と地位を捨てて出家でもしない限り、ど
う取り繕おうが、俺たちの先にも後にも、いくらだって出てくるぞ。それから……」
そこまで言ったノイマンの表情に、あからさまな敵意が浮かぶ。
「ラミアス艦長、大人としての責任を、果たそうともしなかった貴女には、その目障りな
“脚付き”ごと、断固として退場していただきます。……覚悟しやがれ」
「クシュッ」
プラント・アプリリウス1。
軍オフィスの通路を2人連れで歩いていたマリュー・フラガは、女性らしい小さなくし
ゃみをした。
「どうした? マリュー。風邪か?」
その2人連れの相手、夫にしてナチュラル最強のMSパイロット、ムウ・ラ・フラガ准将
が、マリューを気遣って、訊ねる。
「ううん。きっと誰かが噂でもしてるんでしょ」
軽い感じで苦笑して、マリューはそう答える。
「あてがあるのか?」
冗談交じりに、おどけたような笑顔でムウは訊ねる。
「アンディじゃないかしら」
「バルトフェルドの旦那? また、なんで」
マリューの答えに、ムウはキョトン、として、聞き返す。
「軍港のカフェテラスで会ったのよ。声をかけたんだけど、やたら元気なさそうにしてい
たの」
「へぇ、あの“砂漠の虎”がね……」
意外そうに、ムウは言った。
多くの重度記憶障害の患者の症例同様、現在のムウにとって“ネオ・ロアノーク”とし
ての記憶は希薄だ。ムウにとってはアンドリュー・バルトフェルドとは今でも“砂漠の虎”
と呼ばれた猛将であり、“ヤキン・ドゥーエ戦役以前のZAFTにしては”固い軍人、という
のが印象だった。
ただ、エクステンデッドの3人のことは良く覚えている。特にステラの印象は強烈だっ
た。自らもそれに荷担していたとは言え、ロード・ジブリールの権勢欲に弄ばれた挙句、
実の家族のようだった3人を喪った事は、ムウとしての記憶の回復が忘れさせてくれるほ
ど軽いものではなかったのだ。
だからこそ、今のムウは、所謂ラクス信者の1人だった。ラクスの言う平和と自由を確
立し、二度とあの3人のような存在を出してはならない。そう、決意していた。
「知らない顔というわけじゃないし、なんと言ってもエターナルの艦長だからな。この最
中にそれは、心配だ」
今までの零細テロ集団、あるいはろくに装甲車両も持たない地上の抵抗組織が相手では
ない。プラントのそれをはるかに凌駕する高性能量産型モビルスーツに加え、宇宙軍艦、
それもミネルバ型という弩級艦を建造する能力のある集団だ。一筋縄ではいかない。アー
クエンジェルやエターナルにも、いつお呼びがかかるかわからない。
もっともそれでも、ムウもマリューも、最終的なプラント──というより、ラクスの勝
利を微塵も疑ってはいなかったが。
「まぁ、戦闘になれば私情で能力が落ちる人じゃないと思うけどね」
マリューは言った。
旧ZAFT時代のバルトフェルドは、恋人であるアイシャを自隊につけるという公私混同と
も取れる行動をしていたが、同時にアイシャは充分、優秀といえる兵士でもあった。
「それなら良いんだが……それよりアークエンジェルは大丈夫なのか? ヤキン以来のク
ルーが何人か抜けてるんだろ?」
「100%万全、とはいえないけど、大丈夫でしょう」
楽観的に、マリューはそう言った。
「それに、優秀な直掩機がついてるわ。そうでしょう、ムウ?」
惚気半分、しかし残り半分は確実に真剣に、マリューはそう言った。
「やれやれ」
ムウの方も、困惑気にしつつも、満更でもないといった様子だ。
「そりゃ保障するが……」
「けど、何よ?」
苦い顔をするムウに、マリューは問い返した。
「いや、あの機体、稼働時間の泣き所が無くなったのは有難いんだが、以前にも増して重
い機体になっちまってな」
あの機体、とは、ムウの乗機としてアークエンジェルに配備されたモビルスーツ、
ZGMF-X01A『アカツキ』の事だ。
ペットネームが示すとおり、オーブ軍、というかアスハ家私有機ORB-01『アカツキ』の
デッドコピーなのだが、パワーソースをパワーエクステンダーから核エンジンに換え、泣
き所だった行動時間の制約を解消している。
ただし、ただでさえバッテリーよりはるかに重い核分裂炉エンジンコンポーネントを乗
せた上、その為のNJCまで搭載しているのだから、当然重くなる。その分スラスターなど
もその最適化も含めて能力の向上が図られているが、全備重量で100tを越す機体はお世辞
にも軽快とは言い難かった。
「っても、斬り込み役には不向きだが、アークエンジェルの直掩としてなら、これ以上の
機体は無いな。だから、安心して良いぜ」
「そう」
ムウが勿体つけるように笑顔で言うと、マリューも微笑んだ。
しかしこのレプリカ・アカツキ、実は版権元であるはずのオーブにはその存在は知らさ
れていない。
ラクスも、ムウやマリューも含めたその周囲も、カガリがラクスのやることにケチをつ
けるはずが無いという、確信という名の思い込みによって、正当化されていた。
もっとも、製造を担当したモルゲンレーテは、いまやその実体というべき部分はプラン
トが所有している。そもそも、そうだからこそ製作できた。
よもやその為に、カガリ率いるオーブがジオンに接近し、プラントに叛旗を翻そうとす
るなどとは、この時点で予想していた人間は、プラントどころかもう一方のジオンにさえ
皆無だったのである。
「今ぁ、帰ったわよぉ」
へべれけの酔っ払い女が、プラント国防軍官舎のある家の玄関先で響く。
「おかえりなさい、お姉ちゃん……て、どうしたの!?」
メイリン・ホークは、自宅の玄関先ででろんでろんに酔っ払い、あまつさえなお安バー
ボンのボトルを抱えた姉、ルナマリア・ホークの姿を見て、素っ頓狂な声を出した。
「あによ、あたしがお酒飲んじゃいけないって決まりでもあんの?」
23歳になった今でもアホ毛を立てている、赤毛の酔っ払いは、絡むようにメイリンを指
差して、そう言った。
「いや、悪くない……けど、いきなりだったから」
メイリンは、あっけに取られたような表情で、そう言った。
「これが酔っ払わずにいられますか、ってんだぁ!!」
自棄酒気味なのか、ルナマリアはぶっきらぼうにそういうと、その場で大の字に寝転ん
でしまった。それでもなお、ボトルは手放していない。
「疲れた、寝る」
「ってお姉ちゃん、いくらなんでも、こんなところで寝たら身体に悪いよ!」
メイリンはそう言って、完全に論理回路の吹っ飛んだルナマリアを、抱え上げて、背負
う。
「でも、なんだか安心しちゃったかな。昔のお姉ちゃんに戻ったみたい」
メイリンは安堵の顔になりつつ、背中のルナマリアにそう言った。
メサイア戦役後、プラント国防軍に所属してからのルナマリアは、それまでとまったく
別人のような、常に淡々と、かつ毅然とした振る舞いをする様になった。もちろん、家族
など近い相手に対しても、である。その様相たるや、軍の中ではカミソリ女と呼ばれてい
る程だった。
メイリンはそんな姉を心配していた。同時に、その変貌振りに恐れさえしていた。
だから、ここへ来て突然ではあるが、タガをはずしたルナマリアを見て、メイリンは安
堵したのである。
だが、当のルナマリアが抱く感情は、それとはおおよそ反対のものだった。
「………………」
「えっ?」
メイリンの背中で、酔い潰れかけた姉がボソボソと、何か呟いた。聞き取れなかったメ
イリンは、反射的に聞き返す。
「……シンが……生きてたのよ…………」
「!」
メイリンの表情が、硬直する。
その背中で、酔っ払いの顔は、ぐずぐずに泣き崩れていた。
「あの馬鹿……どこに行ってたか知らないけど……生きてたのよ」
「でもお姉ちゃん、シンは」
「昔通りのシンじゃない」
メイリンの言葉をさえぎって、泣き顔のルナマリアは言う。
「不器用で、戦う事でしか自分を主張できない、不器用なシン。昔のままよ……」
「うん、だけど」
「解ってる、今度こそシンは殺される」
シンは敵、と言うメイリンの言葉に先んじて、ルナマリアはそう言った。
「…………」
しばらく逡巡した後、メイリンは言う。
「大丈夫だよ、だってキラさんとラクス様だもの。シンを殺したりしないよ」
「…………」
ルナマリアは、しばらく間をおいた後、
「あたしがさせない……あたしがシンを助けるの。戦うのを止めさせる……それがあたし
が出来る、あの時かばってあげられなかった、その償い…………」
「お姉ちゃん?」
メイリンは、背負ったままの背中のルナマリアを軽く振り返る。
姉は泣きはらした顔のまま、寝息を立てていた。
「ハックション」
ジオン・トーマス1。大公宮廷。
その名に反して、どっからどう見ても、鉄筋の飾り気のないオフィスビル然としたその
建物の中。ジオン・アルテイシア・ダイクン大公の寝室で、同衾していたシンはクシャミ
をした。
「どうしたの? 夏風邪?」
下着姿の、頭部前面・右上部の痛々しい傷跡がそれに“元”をつけてしまう美女は、心
配気な表情で、シンに訊ねる。
ジオンの“本土”たるトーマス・シティは、地球やプラントよりも太陽に近い公転軌道
を周る。その為、太陽の活動の変化にモロに影響される。コロニー自体に対策がしてある
ものの、太陽の活動が活発になると、気休めよりはマシと言った程度にしかならない。
その影響の典型のひとつが、気候調整システムの想定値を越えてコロニー内が真夏日に
なると言うものだ。
もっともそれでも、今のトーマス・シティは、比較論的に楽園とも言える存在だったの
だが。
だからトーマス・シティで風邪を引くと言えば、それは夏風邪になる。
「いや、誰かが噂してるんだろ」
鼻を指で擦りながら、やはり半裸姿のシンはそう言った。
「浮気はバレない程度にしてよね」
アルテイシアは、苦笑しながらそう言った。
「そういう冗談は止めてくれよ」
シンは険しい口調で言った。
「ごめん」
アルテイシアは、目元でにやけながらも、眉を下げて即座にそう言った。
「今の俺には、復讐を取ってしまったら、アルテイシアしか残らないんだ」
「うん、解ってる。ごめんね」
シンは真剣な表情のまま、アルテイシアの肩に手をかける。アルテイシアも今度は神妙
な面持ちになり、謝った。
そしてそのまま、どちらからともなく、抱きしめあってキスを交わした。
「この戦争が終わったら、私達は戦犯として裁かれるわね」
キスが離れると、アルテイシアはそう言った。
「望むところさ。キラへの復讐がかなったのなら、もう心残りはないし、かなわないのな
ら、生きていたってしょうがない」
その内容からすれば意外なほど、落ち着いた穏やかな口調で、シンはそう言った。
「でも、キラとラクスのことだから、死刑はないかもよ?」
「それなら、あっちが俺を殺したいと思うまで、何度でも挑んでやるよ」
アルテイシアの問いかけに、シンはそう答える。
「私とシン、どっちか片方だけだったら、どうしようか?」
「俺が生き残れば、キラへの復讐の理由が増えるだけさ。終わったのなら、後を追う」
「そう、それなら、私が生き残ったときは、すぐに後を追ってあげるわ。キラの目の前で
ね」
アルテイシアは、強かそうな笑みで、そう言った。
「本気?」
その必要はないとでも言いたげに、シンは言う。
「私の目的もキラを倒すことよ。キラを倒せる可能性を持った唯一の人間がいなくなって
しまったのなら、私自身も生きている意味はないわ」
「それもそう、か」
アルテイシアとは対照的に、シンは穏やかな表情で、そう言った。
「でも、万が一にも勝っちゃったら、その時はどうしよっか?」
悪戯っぽい表情になって、アルテイシアは訊ねる。
「万が一、程度にはあるわけか? 勝てる可能性」
「積極的に試合放棄してやるつもりはないから。このままラクスが地上への態度を変えな
きゃ、万が一よりは高い可能性で、ありえるかもよ」
「そうかぁ……そうしたら、その後のことはアルテイシアに任せるよ。俺は君の、駒で良
い」
シンは至極自然な表情と口調で、そう言った。
「それじゃ困るわ」
しかし、アルテイシアは不満そうに口を尖らせて、そう言った。
「なんでさ」
シンは、面食らったように聞き返す。
「私は、シンの理想の国を作りたいの。たとえこのトーマスの中だけだとしてもね」
「そうか……」
呟くように言って、シンは逡巡する。
「普通の国、かな」
「普通?」
シンの言葉に、アルテイシアは反芻するようにして聞き返す。
「安全で、活気があって、当たり前のことが当たり前にある国」
「なるほど、ある意味、理想郷ね」
シンの答えに、アルテイシアはクスッと笑う。
「理想郷、なんて言えるほど大げさなものなのかな」
「今のこの世の中じゃね」
小首をかしげるシンに、アルテイシアはそう返した。
「そうかも、知れないな」
シンはアルテイシアの肩を抱き寄せつつ、そう、呟いた。
シン・アスカはなぜ戦い続けるのか。
それは、ある人物のこの最近の最重要テーゼになりかけていた。
その人物とは、ZAFT大統領武装親衛隊最高司令官元帥、キラ・ヤマトのことである。
経緯はアスランに聞いた。だが、それでも、いやそれだからこそ、キラには戦い続ける
シンが理解できなかった。
プラント・アプリリウス1。武装親衛隊本部。最高司令官執務室……ではなく、士官食
堂。
「彼は、自分のような存在を作り出すのがいやで、そう言った世界を変えるために戦って
いたんだって、アスランは言ってたんだけど、でも、それなら何で今、ラクスの敵になる
んだろう。ラクスは平和で自由な世界を作り出そうとしているのに……」
質実剛健とした国防軍のそれとは異なり、こじゃれたカフェテリア風のそこで、キラは
相談相手に、その悩みを打ち明けていた。
「気持ちはわかるが、そういう相談は、真っ先にラクスとしたら良いんじゃないかな?」
その相談相手、アンドリュー・バルトフェルドは、苦笑交じりにそう言った。
「もちろん、そうしたよ」
キラはため息混じりに答える。
「彼は、本当は弱い人間なのです。だから、デュランダルやアルテイシア公の様に、耳障
りの良い道を示す人間に、従ってしまうのです」
それがラクスの答えだったと、キラはバルトフェルドに説明してから、
「でも、僕にはそれだけだとは思えないんだ」
と、言った。
「何故、そう思うんだい?」
バルトフェルドは、穏やかな口調で問い返す。
「だって、それなら、何で常にラクスの敵なの? ラクスの言葉だって、彼には決して悪
いものじゃないはずじゃないか。なのに、彼はいつもラクスの敵だよ」
キラは、それで混乱しかけている、と仕種で示しながら、そう言った。
「多少は考えられるようになったんだな」
「うん……」
バルトフェルドの不躾な呟きに、しかしキラは、神妙な面持ちで、頷いた。
「だが根本が間違っているね」
キラの態度を意外に感じたバルトフェルドだったが、続けてキラにそう言った。
「え?」
一瞬、意図が判断できず、キラは不安そうな表情で、バルトフェルドに訊ね返した。
「彼がラクスを敵視しているのは事実だろう。だが大元にあるのはね、キラ、お前に対す
る憎しみなんだよ」
「それは……」
「そのあたりの経緯は、聞いてないわけじゃないんだろ?」
キラが言い澱んだことで、バルトフェルドは最悪、キラが何も聞かされていないという
状態ではないことに気がつき、問いただした。
「オーブでの戦闘のことでしょ? でも、あの時はあれより仕方なかったじゃない」
「そうだ、仕方なかった。でもそれで家族を失った方は到底納得なんかできるもんじゃな
いよ」
バルトフェルドはキラの言葉に同意はしつつ、感情論を展開する。
「解ってるよ。僕を憎み続けるんならそれでもいいよ。でも、失われた過去にいつまでも
こだわり続けたってしょうがないじゃないか! それより、未来の為に戦うべきだよ」
半ばラクスの受け売りである理論を、キラは展開する。
────それはそれで正しいよキラ。だが、過去を切り捨てる事はその人間の存在意義
を否定することになるときもあるんだよ。何を守るべきなのか、それを決めていいのは、
奪った側の人間じゃなくて、奪われた側の人間なんじゃないのかい?
自らも、1歩、踏み違えていたら、シンと同じ側の人間になっていたかもしれないバル
トフェルドは、声に出さず、心の中でキラにそう問いかけた。
「とにかく、シン・アスカは過去を切り捨てる事ができない人間なんだ。お前が戦い続け
る限り、あいつは敵だ。そう、思った方が良い」
端的に言えば「諦めろ」と、バルトフェルドはそう言った。
「僕だって戦いたくて、戦ってるわけじゃないよ……」
消沈したように、キラは言う。
「でも、今は戦い続けるしかない」
バルトフェルドは、あっさりとした口調でそう言った。
「そう、だけど…………」
「それでも彼が気になるって言うんなら、彼を殺すんだね」
「ええっ!?」
煮え切らない口調のキラに向かって、バルトフェルドは爆弾を落とした。
「彼がラクスの敵であることに納得が出来ないんだったら、それしかないじゃないか。戦
争やってる、お前には力がある。だったら彼を殺せばいい」
「そんな! だって!」
不殺を、少なくとも自分自身の中ではそれを貫いているキラにとって、それは受け入れ
がたい物だった。ブーステッドマンやエクステンデッドと違って、シンは理性を持たない
存在ではない。少なくともキラはそう認識していた。
「自分で手を下すのが辛いなら、暗殺を命じたって良い。今の君には、部下をそう使う権
限もあるんだからね」
バルトフェルドは、あまりに剣呑な事実を、あっさりとキラに告げた。
「でも……そんなのって……やっぱり、やりたくないよ」
さすがに、暗殺という言葉にいたって、キラはかなりの抵抗を感じていた。
「ま、別に強制するつもりはないよ。君は君のやりたいようにすれば良いさ。ただ、戦う
覚悟だけは決めとけ。彼は────そう、彼は、お前やラクスを殺すことに何の躊躇いも
ない。覚悟がないなら、お前が死ぬぞ、キラ」
「う、うん……」
困惑気にしつつも、キラは深く頷いた。
その映像を見て、プラント初代終身大統領、ラクス・クラインは深くため息をついた。
「残念、ですわね」
「心中、お察しします」
ハインリッヒ・ラインハルト、主席大統領補佐官が、静かにそう言った。
「しかし、このままですと、ヤマト元帥は戦場で危険な状況に置かれるかと」
ハインリッヒは、重い口調でそう言った。
キラ・ヤマト。平和の歌姫、ラクス・クラインを守る最強の剣。同時に、お互いもっと
も信頼しあえるパートナー。恋仲でもあり、将来の婚姻の相手として各々もっとも近い相
手。
そんなキラの喪失は、ジオンとの戦いが始まったこの最中では、致命的とは言わないま
でも一朝一夕に回復し得ないダメージになりかねない。
「最適化プロジェクトを、前倒しして推し進める必要がありますわね、キラの為にも……」
ラクスは沈痛な面持ちで言ってから、執務机の上の電話機の受話器を上げた。
え?あ?
なに、これ……どうしたの一体
>>803-820 以上です。
本編終了から何スレ経ってるとおもってんじゃい!! と言われそうですが、
不意に、プラント側を中心に本編ではあまり登場しなかったキャラのシーンを書いておきたくなって、
長ったらしいものを書いてしまいました。すみません。
おー…
投下乙
哀れwwwと思ったが、そうか。凸は本編の方で十分に描写されていたか…?
それでも描写されないディアッカカワイソスw
CSAは確か、キラが可哀想な話だったっけかな?
最後の方で洗脳解けてラクスをやっちまっていたような気がする
バルトフェルドとノイマンは意外とマトモっぽく書かれること多いよね、種死if系だと
どうもお久しぶりでございます。
実は他にディアッカとミリアリアとかも書きたかったんですが、気がついたらえらい量になっていたので、
今回は断念しました。
スレ&リアルの状況次第では、また機会があったら書きたいとは思っています。
それとノイマンの口調とかいまいちつかめず、イメージが違うという人がいたらごめんなさい。
では名無しに戻ります。
ぬおおおお乙!!GJ!!
早速またクロスオーバー倉庫の方に登録しておきたく思いますが、
本編のどこらへんに挿入したものでしょうか。
PHASE2と3の間あたりとか?
レスします。
あくまで本編の後に書かれたものなので、外伝や番外編の扱いにしていただければ幸いです。
時間的には確かにそのあたりですが。
よろしくお願いいたします。
了解いたしました。これまた早速のレスありがとうございます。
>>824 スレや読む方は常に待っている…リアルの状況さえ許せばいつでも投下を!
おおおお!!懐かしいお方が来ている
だいぶ忘れてるからもう一回読み直してくっか。GJ!
これってアレだろ、キャラ全員合ってるのは名前だけのオリキャラと化した作品だろ
レイの告白に作者だけ盛り上がってて、「あれ?コイツ嫁か?」って思ったのを覚えてる
ハリウッド的な終わり方してその後まで書いたんだから、もう続きは書かない方が良いと思うが
CSA氏GGJっす!
思えば去年、まとめ倉庫見つけて始めに読んだのがCSA氏でした。逆シャアっぽい展開、そしてフレイ大好きな俺は蝶楽しめました。それから逆シンスレを毎日のぞく日々がはじまったんだなぁ…
>>830 俺はレイに『本編ではあまり描かれなかった』人間味の演出かな?と思った
単なる叩き目的じゃないんだろうけど流石に嫁ってのは言い過ぎだぜ!
朝起きるとそこにはCSA氏の投下が!
当時読み切り(?)から連載を渇望した身としてはこれほど嬉しいことはない!!
>>830 なんか嫌なことでもあったのか?
まずは深呼吸して心を落ち着けるんだ
それ言ったら全部そうだYO
すんません、板違いかもしれんのですが、初代Gなんですけど、
作品中で、ジオン側が必ずしも悪ではない的な描写ってされてましたっけ?
CSA氏おかえりなさい!
GJです。久しぶりに氏のSSを読めたので嬉しかったです!
>>830みたいなのがまだ生息してたとはなー…
希少価値なんか微塵もないけどw
>>833 いやぁ、初代に関しては何とも言いづらい
だって作品のノリが・・・
善悪の話じゃないからね。戦争に巻き込まれて、人を殺して仲間を失い自分も死にかけながら
どうにかこうにか生き延びるストーリー。
だから、「君は、生きのびる事ができるか」なんだと思う
本編じゃチョイ役だった面々がその実何考えてたか興味深かったけどムネオの
>ただ、エクステンデッドの3人のことは良く覚えている。特にステラの印象は〜
>、〜二度とあの3人のような存在を出してはならない。そう、決意していた。
……これは最悪パターン、ダメだこいつ……あからさまに全て記憶喪失と
ジブ公だけのせいにしてくさる……まあTVどおりでもあるけど。
>>839 スパロボZじゃあシンに謝るシーンがあっあよな。俺を殴れって。
まぁ俺の場合ステラ生存だったからそのあとシンは許したけど。
てかステラ死亡の場合ムネオって謝るのか? それとも本編みたく絡みなし?
ムネオは死ぬほど自戒すべきだと思うが、シンに謝るのは変じゃないか?ネオだった頃は地球連合軍の
佐官で、互いに敵同士。しかも生体CPUは兵器の部品としか軍で見なされていないわけで……ステラを
戦わせるな、なんて約束をそのまま果たしたらそれこそ軍人失格だし。
842 :
775:2009/01/23(金) 18:05:53 ID:???
スレの皆様に質問します。
やっとWIKIの使い方も呑み込めてきたので、この際今までため込んできた
このスレにうpされた支援画像をまとめサイトにアップしたいのですが
勝手に行っていいものなのでしょうか?
面倒なことになるならやめておきます。
>>841 ステラ達の事で自戒する…あるいはそもそも憶えているような人なら
のうのうとオーブの禄を喰んで悠悠自適の生活おくったりできないと思ったり
そういう意味ではGSCIのムウはかっこ良かったな
個人的にはGSCIIでの出番を期待してるんだが……
CSAさんへ、ジオン本編では「ルナは俺を庇って…」ってなってたけど、
「(あのビッチは)キラを庇って…」にしようとは思わなかったの?
本当に庇ったorシンの誤解、どっちにせよ違和感ないと思うんだけど
陽電子砲を二度も食らった影響で体は廃人寸前、ベルリン虐殺の生き残りからも当たり前だが、冷たい目で見られても ネオ・ロアノークとしての罪を償う為に戦うのは良かった。
>>842 大丈夫じゃね? スレにうpされたやつなんだから。
>>846 こっちのムネオはアビーに戦艦で体当たりされてあぼーんだからな。
ある意味、業をしっかり背負ったかどうかの差だな。
エピソードUはそれこそラストまでプロットが出来ているのですが、ありきたりというか、
盛り上がり所に欠けるというか、エピソードU序盤のイベントが全然活きていない出来のものしか
考えついておらず、現在腕を鈍らせないため、自分を叩き直す為にも新作を書いている次第です。
全く新しいエピソードUを始める事はまかりならぬと言われた記憶がありますので…
>>845 ケルビックフリーダムに斬られそうになった瞬間に割り込んできたんだから
いくらなんでも理解するでしょ。
そんな物言いじゃシンルナ両方けなす事にしかならんて。
でもルナマリアだからな…
852 :
775:2009/01/23(金) 22:03:21 ID:???
まとめサイトに手持ちの画像を全部上げました。
もしかしたら保存し忘れた物もあるかもしれませんのでもしお持ちでしたら
うpお願いします。
な…支援画像のお嬢様に胸があるだと!?(ギュニャース
馬鹿だな、胸部を撃たれたら危ないだろ?
だから、慎重派なお嬢様はもしもの時に備えて分厚いPADを
いや、待って下さい!最後に一つだけ!
メイドコスのお嬢様がサイコーでしt(タキューン
>>849 > 盛り上がり所に欠けるというか、
こ、このスレでそんな言葉を使ったら…
あの方は産みの親でも容赦しな…
あれ?こんな時間に誰か来た
>>824 バレルロール閣下の喋り方は某Xスレの影響が
それなりにありそうだからそんなに違和感はなかったような
つかそもそも糞嫁の原作(笑)では台詞ほとんどなかったし
おかしいな………。パイスー姿のお嬢様が胸部強化さr……
「この先は血で汚れていて読めない……」
「ハハハハ」
蛍光灯の白い光で照らされた部屋で、シャツとトランクス姿のままノートPCに向かっ
ていた男が小さく笑う。動画系サイトで見つけた音楽をイヤフォンで聞きつつ、匿名掲示
板を開いたページをリロードした。
「残念ながらアズラエルは私が書かない限り、と……ん?」
揺れを感じ、男は蛍光灯を見上げた。紐が揺れている。
「地震かな。今、揺れたねー」
ドア越しに呼び掛けつつも、それ以上の行動は起こさない。動画サイトに検索ワードを
打ち込む。再び、揺れた。今度は地響きを伴っていた。窓辺に飾っていた、黄色い熊のぬ
いぐるみが落ちる。
「何だ?」
腰を浮かして雨戸を開けた途端、窓が壁ごと吹き飛んだ。部屋の反対側にある本棚に赤
や白、灰色の染みをつけつつ後退していくのは巨大な鋼鉄の拳。地響きが更に続き、大穴
が開いた壁から1人の少女が部屋に飛び込んだ。赤い飛沫をかぶったノートPCを見遣る。
「…………」
幾つかキーを叩き、マウスクリック。事が終わると、大穴の傍まで垂れ下がっていた昇
降機のワイヤーを掴み、消える。地響きと震動が遠ざかっていった。
857 :GSC ◆2nhjas48dA:2009/01/24(金) ID:???
まず、シンとアズラエルの絡みが足りなかった事がエピソードU失敗の原因だと思います。
アズラエルはメインヒロインなので、今考えれば彼女の活躍は絶対でした。ロンド=ミナ=
サハクはアストレイに出ているから仕方ないとしても、ベルとかエコー7とか余計でしたよね。
あとやっぱり恋愛も欲しい。手違いで一緒にお風呂に入ったり、怖い夢を見たアズラエルが夜に
シンの部屋へ転がりこんだり。結局、皆さんが本当に読みたい物を書けていなかったな、と反省
しました……
ちょw
あんたって人はーーーー!!
どんだけエンターティナーだよwww
そこに痺れ(ry
お嬢様フットワーク軽すぎwwwwww
牛乳吹いたww
このスレの職人さんのノリの良さは異常ww
>>858 GJです!
もうこのギャップがたまらないッ!この前までシンの洗脳やコニールとヴィーノの生死でひやひやしていたのに…。
GSC氏に対するこの感情、まさしく愛だッ!
864 :
通常の名無しさんの3倍:2009/01/24(土) 01:15:29 ID:urjnFLj/
>>840 遅レスだが確か
「俺は憎しみで人を殴らない」
とか言って一生かけて償えみたいな事を言って
これでいいんだろ?ステラみたいな感じだった
念のため補足するとifルートでのステラ死亡
知人の情報だとステラ死亡で人間爆弾onだとカッペイにシンが
「お前の復讐に力を貸してやるが達成した先には何も残らない」
みたいなイベントがあったらしいもんでルートごとに違うかもしれん
>>852 それはいいんだが、ライオン氏の作品のリンクがごそっとなくなってるのは俺の気のせい?
>>864 正史ルートステラ生存だと
>>840のセリフだった。多分そこはステラ生存か否かで変わるだけなんじゃないかな。しかし勝平にそんな事言うシーンがあるのか。Zだと対キラ戦の後で起こるイベントだけに深いな。
>>865 編集画面を見る限り、削除ではなく一旦隠してあるようだ。
復元は可能だろうけどご本人の書き直し宣言にも関係があるのかな。
まとめに運命2の絵がうpされてたので見てみた
…自分が作ってる奴は何処まで似せようか、素体のMGはあんまり弄れないし、技量的に
CSA氏が帰ってきたところで、エンデューリングジャスティスを描く絵師さんはいないものだろうか。
アフターではなく、本編再構成物でキラに敵対するシンはスレチかな?
>>850 ごめん、言い方が悪すぎた
両者斬りかかろう(シンやや劣勢)とした所で割り込み、
キラは機体見てアスランをだぶらせ躊躇するが、
シンの方には攻撃をためらう理由はない…メサイア戦同様、『昔の男』を庇う
ようにしか見えなかった…から、まとめてあぼーん
にしてもよかったんじゃないかと思って
>>873はそんなにルナマリアが嫌いなのか。
つうのはまぁ冗談としても、ルナの行動原理ってのは完全なラクシズ側じゃなくてシンを思うが故のものだからな。
完全に空回りしてるけど。
女性に幻想を抱いてるんだろう、ビッチとか言っちゃってるし。あの時のシンには、
今後を捧げるメリットが無いからアスランを庇っておいたってだけだと思うんだがな
>>873 ○決戦序盤で相対して、この期に及んで聞く耳は持たないもののシンはルナが
自分を止めようとしてるらしいと認識している。
○さらにそれ以前の段階でシンは凸が『キラ』に殺された事を把握している。
○シンの視点でキラとルナに関して、昔の男云々という発想が出てくる根拠がない。
これらの条件がある上でなおシンを、一応かばうつもりらしく割り込んできた
姿勢のアンビテンを諸共に斬るほどの無思慮者に仕立て上げたい理由は何よ?
つかホントに本文読んでる?
書き方とか言い回しからして
>>845>>873はたまに来る投下された作品にイチャモン付ける、黒シンとかいう基地外オリキャラ大好きなイタい子なんだから構うなよ。
>>877 そういうお前は腹黒ギャグも理解できないガキなんですね。わかります
istd
>>871 本編再構成逆襲にするならかなり改変入れて中盤辺りでラクス派の策略で議長失墜、
ラクス派によるデュランダル派の排斥と取り込みでミネルババラバラ、
シンはインパルス開発班と一部ミネルバ整備班と共にジャンク屋をやりながら各地の反ラクス派と力を合わせて時を待つ…
って感じのなら考えたこと有ったな
イヤに長くなりそうだったんで諦めたけど
まあ、やるならifスレだよね
>>874-877 メサイア&慰霊碑の件で見切り
↓
ジオン驚異の諜報力(「最適化プロジェクトはどうした!」)でキラと愛人関係
だった事を知り脳内ビッチ認定
↓
自分を止めようとしてるのも「自分が昔の男に取り入ってやるから」てな風にしか
取れない
↓
自分が直接殺す価値もない。コニールでも倒せると思って放置
(実際はコニールが振り切られたが)
…シンを思うが故のルナの行動が「最後の最後まで」空回りだったという、
悲しいけどありえそうな結末ルートも見たかったかなーと。
>>882 いい加減にしろ
大体、シンがアルテイシアといちゃつくのは良くて
ルナが他の男と寝るのはダメなのか?
お前の脳内どんなギャルゲーなんだ
シンはそんな風に考える奴じゃないだろ
そんな処女厨みたいな屑男にすんな
今だからぶち撒けるが、ネタ元としてはルナ好きにとって最悪の流用をやられて
その後も事後承諾っつー舐めた真似されたんでもう見たく無かったな
>>884 そう言う事は棺桶に入るまで胸にしまっておけ
まあルナの扱いは全体的に良くないな、出番すらない作品もあるし
ちゃんとシンの理解者であり家族だった『因縁の終わり』 ではちゃんとヒロインやってたが
これで別人やネタ元とやらになりすませてるつもりだってのがwwwwwwwww
888 :
887:2009/01/24(土) 19:10:18 ID:???
>>883 ルナを重点的に叩くかのように見せかけて真意はシンのイメージダウンと。
アフター物の中でも殊に敵役ラクシズの壊滅とシンの立身出世が明確なだけに
とにかく機会さえあれば粘着したいんでしょ。
もっとももう人材がいないのか全然効果ないけど。
流れを切って、
まとめに載ってないツェドとかの絵を持ってるだけど、
まとめサイトに添付していいのか、
他のアップローダーに上げた方が良いのか判りません。
どうすればいいですか?
逆シンの関連作なら全部まとめでいいと思う
892 :
890:2009/01/24(土) 20:47:15 ID:???
775氏ははライブドアの方に上げてるみたいなんでどうかなと思ったんですよ。
Wikiに上げすぎて容量くいすぎるのも気が引けるんで。
893 :
775:2009/01/24(土) 22:18:28 ID:???
こちらのスレにその絵を上げていただければもう私が勝手に
まとめサイトにあげておきますが、どうでしょうか?
894 :
890:2009/01/24(土) 22:51:07 ID:???
895 :
775:2009/01/24(土) 23:12:06 ID:???
すいません。メール欄というのはどうやってみればいいのでしょうか?
よくわからないので、もしよろしければパスをそのまま書いていただけないでしょうか。
というよりあの絵以外にもたくさん支援絵があるなんてこのスレの絵師の多さは本当にすごいですね。
あなたが「sage」と書き入れているところですよ>メール欄
897 :
775:2009/01/24(土) 23:31:49 ID:???
sageと入力してもダウンロードできないのですが……。
申し訳ないです
899 :
775:2009/01/24(土) 23:43:01 ID:???
半角スペースの後を、なんでしょうか?
というよりメール欄の内容などは見れるものなのでしょうか?
>>899 うん、ごめん、略したのが悪かったね
というよりもしかして専用ブラウザ使ってない?
もしくは壺使ってるとか
もう直接本文に書いてやればいんじゃね?
悪いがなんかうさんくさくなってきた
903 :
775:2009/01/25(日) 00:19:24 ID:???
すいません。どうしてもわからないので本文の方にお願いします
ええい出血大サービスだ
「逆シン」をローマ字で入力 ただし「シ」はhあり 「ン」はnふたつで
906 :
775:2009/01/25(日) 00:49:18 ID:???
やっとダウンロードできました。ありがとうございます
ieでも名前欄にポインタ合わせればステータスバーに表示されるんだがな。
あるいはクリックしてメーラー起動でもいいし。
>>882 止め刺しといてやろう。
最適化プロジェクトについてジオン側は断片的だがつかんでるだろ。
909 :
890:2009/01/25(日) 09:39:23 ID:???
775氏、わかりにくくてすみません。
IE7とFirefox3で確認しましたが、
メール欄にポインタを重ねるとブラウザの一番下のバー部分に表示されるようです。
ただしIE7では半角スペースが%20に変換されているので余計に分かり難いようです。
お手数をかけました。
喘息患者で残念な腹筋完備の俺にはあのWikiの収納の仕方は危険なんです!!
911 :
775:2009/01/25(日) 10:58:26 ID:???
>>909 了解です。お手数おかけしました。
ではこれから順次上げていきます。
912 :
775:2009/01/25(日) 11:27:51 ID:???
アップ完了しました。
他に上げ忘れの画像とかありませんか?
そういえばジオンの光芒は支援絵のほうはありませんか? あの作品は私も好きなのですが
ない
914 :
ライオン:2009/01/25(日) 18:33:55 ID:???
お久しぶりです。テスト勉強などの関係でずっとssが書けませんでしたが、
それが終わってようやく書き上がったので投下します。
――CE93年。ディオキアの街のレストラン『インビジブルレジェンド』。
この店の店長兼チーフ・コックである老人はレジの前で閑古鳥を数えていた。
「いらっしゃいませ――む……」
白みがかかった長髪の老人は思わず頬をほころばせた。
「あいかわらず流行ってないわね、レイ」
店内を見回してわざとらしく眉根を寄せたのは老人の旧友である赤い髪の女性だ。
「今はな。忙しくなるのは夕食時からだ。すぐにあの二人目当ての客がどんどんわいてくるだろう」
そのときは修羅場だ、と老人は言いきった。皺だらけの口元がニッと弧を描く。
二人というのは、この店の名物である看板娘二人のことだ。二人とも学生なので現在学校に行っており、
今のレイはウェイターも兼任している。
「入り口で立ち話も何だろう。奥の席が空いてるぞ」
「見りゃわかるわよ」
こじんまりとした店内には客が誰ひとりとしていないのを見わたして、苦笑しながら女性は奥まったテーブルについた。
「メニューはどうする?」
「水割り」
テーブルについたルナマリアはただそれだけ言った。そしてその後ぐでーっと机に突っ伏す。
「まだ夕方にもなってないじゃないか。それにここは酒を飲むところではないぞ」
「だぁっていつも世界中の戦場を飛び回ってんのよ? で、その中でやっと取れた休暇なんだから昼から飲んでもばちは当たらないわ」
低い声。独り言のようにも聞こえる。
「それは……すまない。俺が誘わなければ――」
レイは心苦しそうに言った。彼女が再び戦場に立つきっかけを作ったのはほかならぬレイであったからだ。
「いいのよ。私が自分で決めたことだから。で、お酒は?」
「だめだ。アルコールは脳細胞を破壊するとどこかの傭兵も言っていた」
そう言われてレイがスッと出した水をルナマリアはしぶしぶ飲む。
915 :
ライオン:2009/01/25(日) 18:34:28 ID:???
ふと、ルナマリアは店内に掛けてあるカレンダーを見た。今日の日付には赤いマル印が付いている。
「けどあれから20年、か……あんた昔からそんな感じだったけど、ますます爺むさくなったわね……」
「なに、今も昔もご覧のとおりだ。ルナマリアこそ、小ジワが増えたんじゃないか?」
「え? 何、おじいちゃん? 聞こえなかったからもう一度言ってくれない?」
ジャキ。
そういうと慣れた手つきでルナマリアは腰の拳銃の安全装置を解除した。口調は軽いが目元は笑っていない。
「……すまない悪かった。落ちつけ。銃は出すな。――とりあえず二人が帰ってくるまで時間があるな」
「なんなら昔話でもしない? 20年前の事件。あたしもまだよく知らないこともあるし」
どうせこんな時間に客も来ないでしょとレイに言い聞かせると、ルナマリアは横に投げだした足を組み替えた。
「いいだろう。今日があの日なのも何かの因縁だ」
そういうと、レイは厨房からパンを入ったバケットとコップに入れた茶を運んできた。長い話になると確信していたからだ。
「そうだな。あれは今から20年近く前のことだ。もっとも、そのさらなる原因はそれ以前からあったともいわれているが――」
レイはゆっくりと語り出した。
あの20年前の出来事を。
〜ライオン少女は星を目指す〜
第1話「シン・アスカと傷ついた獅子(前編)」
916 :
ライオン:2009/01/25(日) 18:35:04 ID:???
CE74年。ユニウス戦役と呼ばれた戦いから一年の時が流れようとしていたときのことである。
「シン・アスカ。参りました」
シンが踏み入れたザフト軍基地司令室には大きな机と本棚が置かれていた。
部屋の壁にはこのコロニーの周辺宙域の様子が映し出されたモニターがかけられており、基地司令と副指令がこれを見て
作戦会議をしていたようだ。
「来たか、シン・アスカ」
髭を蓄えたその司令官はぞんざいな口ぶりで若い部下を迎えた。
「自分になんの御用でしょうか司令」
そっけない、まるで人形がしゃべっているような錯覚を覚えるような声だった。
「貴様に一つ任務を与えてやろうと思ってな。おい、説明してやれ」
「ハッ」
副指令が静かに進みでた。
「さきほど、このコロニーの周辺宙域においてテロリストの巣窟となっているコロニーの残骸が発見された。
シン・アスカ。貴様は今から単独で出撃し、速やかにこれを殲滅せよ」
『単独』で出撃。そんな命令を受けても、シンの表情には少しも変化が表れない。
「質問をしてもよろしいでしょうか?」
「許そう、なんだ?」
シンの問いに答えたのは目の前の執務机の上で手を組んでこちらを睨む司令官。
その口調にはまるでシンの反応を試しているかのような、あざけるような響きがあった。
「恐れながら司令。敵の規模などはわかっているのでしょうか?」
ウォッホン、と司令の咳払い。
「敵テロリストの正体はMSを軍から持ち出した脱走兵だ。数は九機というところか。いずれにしても旧式のMSばかりだ。
なお、特殊装備の使用は許可しない。真正面から襲撃し、撃破せよ」
「真正面から!?」
その言葉を聞いて驚きを隠せなかったのはシン本人ではなく副指令の方であった。
モビルスーツ九機といえば、小隊を3個組める数だ。
とても単機で戦える規模ではなく、ましてやそれを真正面から挑むなど正気の沙汰ではない。
917 :
ライオン:2009/01/25(日) 18:35:58 ID:???
「言うまでもないが、軍の命令に拒否権はない。だがまぁデュランダル前議長の懐刀であり、
ザフトのスーパーエースと呼ばれた貴様のことだ。その名に免じて特別に命令を拒否する権限を与えてやってもいいが?」
昔の自分なら、目の前のくぐもった笑いを上げる上官に殴りかかっているだろうなとシンは心の中で思った。
しかし、今は違う。
「やります。やらせてください。司令官の期待に添える様に自分は全力を持って任務にあたらせていただきます」
「いいだろう。それと、一つ補足がある。もし周辺宙域に民間のシャトルを捕捉した場合、すみやかに『撃墜』せよ」
「……? お待ちください。撃墜……でありますか?」
そのときになってやっとシンの表情に変化が表れた。もっとも、それは眉を微妙に動かしただけであり
それに気づけたものはその場にはいなかった。
「その通りだ。そのシャトルには現在、議会が認定した『異端者』が搭乗していると情報があってな。
予想航路が丁度その廃棄コロニーの周辺まで来るとのことなので、必ずこれを撃墜しろ。なお、搭乗員はその『異端者』ただ一人だ」
プラント側では、最高評議会議長に就任したラクス・クラインがユニウス戦役終戦直後に説いた『平和への誓い』の演説はあまりにも有名である。
世界中の多くの人々がその言葉に賛同したが、また否定的な者もいた。
そして、そのラクス・クラインに否定的な者をいつのまにか中世の宗教用語にならい『異端者』と呼ぶようになったのである。
議会で公に認定された者は世界中、特にプラント側から非難を浴び、先日に至っては異端者に認定された有名な政治活動家が
民間人に刺殺されるという事件も起きている。
そしてさきほど挙げられたシャトルには議会で認定された異端者が搭乗している。それすなわち問答無用だ、ということだ。
「説明は以上だ。せいぜい戦果をあげるがいい」
「ハッ。では失礼します」
背筋を正し、ザフト式の敬礼。回れ右。右足を一歩踏み出し、そのまま退出する。
それは文句のつけようもない、自然な動きだった。
シンが退出した後。
「しかし司令。何故奴にあのような命令を? 単機で挑むなど普通は死にに行くようなものですが?」
「まだわからんのか、奴も認定されたのだ。異端者にな」
918 :
ライオン:2009/01/25(日) 18:36:43 ID:???
一方その頃。プラント最高評議会議長執務室。
「ラクス様。アスハ主席がおいでになられました」
執務室のドアが開いた。
ザフトの白い軍服を着た人物と言葉を交わしていたラクスがこちらに目をやり、カガリの顔を認めると、柔和な笑みを浮かべた。
「お久しぶりですわ。遠い所からよくぞおいでくださりました、アスハ主席」
「いや、クライン議長のほうも貴重なお時間をいただきありがたく思う。では本題に入る前に――」
はい、とほほ笑むとラクスは人払いをさせた。側近中の側近であるキラとアスランを除いて。
もしこの場に一般人がいれば、この地球・プラント同士の最高責任者が一堂に会している光景には、驚きを隠せないだろう。
「――では? 地球統一連合軍主席ともあろう方がお忍びで私たちに申し上げたいこととは?」
ラクスが上滑りのような声で尋ねた。無論、こちらの要件など知ってるはずなのに。
「とぼけるのもいい加減にしてもらおうか」
カガリは投げやりにすら取れる挑戦的な口調で、言った。
親しい仲とはいえ国家間での話し合いでもあるので、立場を考えた口調でしゃべり続ける。
「そちらが提案した『アーノルディ・プラン』の地球側の抗議について、何の返答がないことは、いったいどういうことか!?」
室内にいたキラとアスランは彼女のケンカ腰な物言いに緊張した面持ちとなったが、
ラクスは気を悪くしたようにも見えず、首をかしげるばかりだ。
「答えてもらおう。そのために私は遥々ここに来たのだ。シラを切るつもりならこちらにも考えがあるぞ」
「どうしたのカガリ? どうしてそんなに怒っているの?」
「カガリ!?」
彼女の弟であるキラ・ヤマトが中性的な顔で愕然とつぶやいた。
その隣にいるアスランも絶句しているのを見据えると、彼女は舌打ちした。我慢の限界が来てしまったのだ。
「どうしたの、だと? ――ふざけるなッ!! なんだこの政策は!!」
カガリは怒りを込めて持っていた書類を床に叩きつけた。
叩きつけられた風圧で宙に舞った紙には『アーノルディ・プラン』と大きく書いてあるのがわかる。
それに書いてあったことは、とても政策と言えるものではなかった。
919 :
ライオン:2009/01/25(日) 18:38:11 ID:???
要約すると、
『アーノルディ・プラン』
@地球における一切の戦闘用MSの製造、保有を禁止。
A地球へ向けてNジャマーの第二次投下。
Bプラントが提案する世界の垣根を超えた平和を願う組織『歌姫の騎士団』の各国への介入承認。
C平和を妨げる敵性国家に対しては、静止衛星軌道上に建造中の、
戦略砲を備えた機動要塞『ヘルヴィサイダー』の使用も考慮する。
カガリは金の瞳を怒りに燃やしながら言いつのる。
「何を考えてるんだ、こんな!! これでは地球が人質に取られたようなものだ。人が住めなくなる!」
「いいえ、カガリさん。私は争いの元が何なのか幾度も悩みぬいてきました」
動じる気配もなくラクスはほほ笑みを絶やさずにかぶりを振った。
「この行いも本当ならば行ってはいけないのでしょう……。
ですが私たちはその平和な明日のために、立ち止まるわけにはいかないのです。
まず決める、そしてやり通す。思いだけでは何も守れません。ですから、私たちはそうしてこの行いを選んだのですわ」
彼は柔和な笑顔のままそう告げた。
そんな様子から、カガリは拳を握り締め叫ぶ。
「ラクス、これは平和の行いでも何でもない、ただのエゴだ!!
頼むから思い直してくれ、今すぐにでも撤回してくれれば――」
「いい加減にしろカガリ!」
その言葉を遮ったのはほかならぬアスランだった。
「アスラン……!?」
カガリは言葉をのんで立ちつくす。
920 :
ライオン:2009/01/25(日) 18:39:12 ID:???
「ラクスやキラがどれだけ悩みぬいて決断したかわからないから、お前はそう言えるんだ!
どうして君はいつも物分かりが悪いんだ!!」
「けど……!!」
「それにね、カガリ。もうプラントの人々も我慢できないんだよ。
『いつも先に仕掛けてくるのは地球軍だ。彼らこそ本当に危険な存在だ……』ってね。だから……」
ラクスの傍で立つキラがそう付け加えた。
「そんな、ことは……」
三人の前でカガリはたじろぎ、わずかに身を引いたその時。
呼び出し音。
〈――会談中、失礼いたします。ラクス様、次の会議まで時間がありませんのでお急ぎください〉
とたんに、怒りで満ちていた空気が消去されカガリを除いた三人があわただしく動き出した。
「すみませんカガリさん。この話は、またいつか」
軽くお辞儀をした後、部屋から退出していく三人。
その周りを、随伴員が取り囲む。
「ま、待ってくれラクス! キラ、アスラァァァァン!! 」
その肩をつかもうと手を伸ばすが、随伴員に止められてしまう。
「なんで、こんな……。畜生――ちっくしょぉぉぉ!!」
そう泣く間にも地球に戻るための『シャトル』の時間が迫っていた。
921 :
ライオン:2009/01/25(日) 18:42:27 ID:???
以上です。
後編はまた後日投下します。
あと、子世代キャラクターの年齢の矛盾が生じたのでCE90年から93年に変更しました。
ですので15年前の事件→20年前の事件と変えています。ご了承ください。
あと、作中にあった『アーノルディ・プラン』ですが、
あれは「地球上の戦闘力を奪って、それに異議を申し立てたらカイラスギリーぶっ放すぞ」
というものにしたかったのですがもう少し再考の余地がありますよね?
ていうか自分でも穴だらけだと思いますし。
>>867 すいません。リメイク前のものが隠されてあるのは私ではないです。
せっかく書いたものですので、申し訳ありませんがまとめサイトに上げてくださった方もう一度
リメイク前も上げ直していただけないでしょうか?
では感想、矛盾点の指摘などをお願いします。
GJ!
な、なんという独裁プラン・・・
なんつーか、ここまでくると逆に清清しいと言うか・・・(悪役として)
GJ!!
見つけたぞ世界の歪みを!!
投下乙です。アーノルディ・プランについて意見をまとめました。
・MS以外のあらゆる兵器をブロックできない(長距離ミサイル基地や核弾頭も含む)。
・半永久的に動くという謳い文句のNジャマーだから、20年間経った今も現役と思われるので、
第二次投下の効果は特に望めないのではなかろうか。
・Cの行為はBに含めるべきではないか。衛星軌道上に建造中の戦略兵器があるとわざわざ
教えなくても……せめて完成してから発表すべき。「地球に住む」カガリに話してるし。
全部ひっくるめて、騎士団による介入行為を全面的に認めろ、と言った方が賢明かと。
幾ら細かく状況を規定しても網の目が出来るし。網を潜る人達にはプランなんて関係なく
介入するんだろうし。Cについてですが、建造中の衛星砲を破壊するなんていう燃え
シーンを予定しているなら、地球側には「完成した!」を嘘をつけば良いと思います。
まあ個人の好みの域なので、そう思って読んで頂ければ幸いです
まあアーノルディプランはあまり意味のない代物だよね
既に種死時点で地球側の有力兵器はMSからMAへと回帰してるし
衛星砲の防衛司令はアーサーで
927 :
ライオン:2009/01/25(日) 20:42:43 ID:???
>>924 ご意見ありがとうございます。
Bが元々考えていたものなのですが、それだけじゃあインパクトがないなと思い
付け加えたのが@〜Cです。
@よく考えたらMAも含めるのを忘れていました。これはとにかく刀狩りならぬMS狩りという意味合いです。
まとめで書き直します(汗)
Aは完全に蛇足でしたね。今思い出しましたがアレ一個で地球の半分をカバーできるそうですし(電波の範囲どうなってんだ?)。
Cはその通りです。建造中なのは1年やそこらで要塞なんて……と思いましたが議長もメサイアをポンっと作ってますね(汗)
あとで書き直します。
GJでした!
MS9体って種死世界じゃ余裕じゃね?とも一瞬思ったが
正面からじゃ普通無理だよな・・・
第一シンが運命乗ってるかもわからんし。
これからの展開楽しみにしてます!
正直、桃色一派にとって法令文そのものは実質的に無意味、というか無価値だと思う。
文章的に穴があろうと、自分らの意図と違ってたら迷わず実行する連中でしょ。人治の極みと言えばいいか。
そんなのよりこのカガリに何があってどのように変わったかの方が気になるぜ。
GJっす。
ラクスの平和=エゴにカガリが気付くっていうのはパターンですね。
しかしレストランの名前……CSA氏のイザークの乗機w
931 :
ライオン:2009/01/25(日) 21:30:27 ID:???
>>930 あ、そうでした。
この名前も伏線なのですが見事にかぶってしまいましたね。
書きなおします(泣)
なお、本作品はCSA氏とは一切関係ありません。CSA氏ごめんなさい。
「民間シャトルを見つけたら撃墜せよ」
ああ、『シャトル』ですね、わかります。
カガリは本編でもハブられてるせいで、容赦が無くこういうシーンがあるよなwww
続き乙。ピンクが相変わらず電波全開でうぜえw
>>931 いや、こういうのは意識しなくても被るときは被るものなので、別に気にしなくても良いかと。
そういやピンクって一応本編ではジェネシスやレクイエムのような
大量破壊兵器は使ってないな ただのテロリストだったから当たり前かもしれんが
権力握ったらやっぱ使うんだろうか? 今まで一応は民間人を虐殺したことは
なかったはずだけど。
>>935 プラントがレクイエムで撃たれても平然とショッピングを楽しむような神経の持ち主だから
普通に撃ちそうだな。
そんときはジブリールを逃がしてしまったってルナが苦悩するシーンがあったんだけど、
そのジブリールを逃したのもあいつらが一枚噛んでることでもあるんだし普通はルナ以上に苦悩するだろ。
俺は放送時そこであいつらに完全に見切りをつけた。
レクイエム発射→悪いのは議長だ!だからな
ラクシズも負債も理解不能だったわwww
世に種死再構築SS・長編アフターSS数あれど、
そのほっとんどがラクシズに否定的だからな。
一番の極端な例が力で力を叩き潰すCSAだけど、
シンの復讐心についてぼかしてるGSCですらラクス自身は決して肯定的にはかかれてない。
無印序盤のほんわか天然娘(表面上でも)だったころは好きですた
・・・胸もあっ(ry
>>939 アズ子「同意。ラクスは最低のビッチ」
ミナ様「禿同。原作アニメに出た女は全員アウト」
エミュ子「お前は俺か。シンに生身の女は要らない」
研究員「俺もそう思う。白米には焼鮭と味噌汁」
>禿同。原作アニメに出た女は全員アウト
そういえば種でまともな女性ってナタルさんくらいしかいないな
>世に種死再構築SS・長編アフターSS数あれど、
そのほっとんどがラクシズに否定的だからな。
種死のラクシズに肯定的なSSなんて僅かでもあったか?
2chの外には腐るほどあるらしいよ。俺は読んだ事無いけど…あとアフター物なんて殆ど知らないけど。
そういえばGSC氏はやんわりと、しかしはっきりとルナマリア嫌いだよね。気持ちは大いに解るがw
GSC氏「とらいあんぐらー売れるな!」
個人サイトのは凄まじいのが大量にあるな。あと理想郷とか。
俺が読んだのだと
・レイがルナマリア寝取ってラクシズへ
・マユ、ステラ生存でラクシズに保護(+凸キラに寝取られ)。最終決戦でルナマリアも裏切ってシン発狂
・シン、レイ除くミネルバ全クルーが寝返り。シングロ死描写
・シンがザムザザー戦で死亡。凸主役へ
とかあったな。
一番多いのは凸×シンとかキラ×シンとかのだったww
>>945 ラクシズマンセーの××××二次はともかく、腐の方々が書いた二次は面白いよ。コメディやだだ甘とか
まぁ、思い立ったら男×男も読んでみるのもいいかもな
話自体は面白いから
>レイがルナマリア寝取ってラクシズへ
それ読んだ事ある
最後はコニールやガルナハンの連中と一緒に抵抗運動やってるからまだ救いがあるけど
他のは論外だな……
(つーか凸×シンとかキラ×シンなんて読みたくねーよ orz)
そうか、第二第三の」「は着実に育ってきてるんだな・・・・
タスケテー
SUGEEEE!!!てか発狂とグロ死ってw 2chのSSだって此処までラクシズを捻り潰してないぞw
腐の方々に阿部さんSEEDを読ませてみたい俺www
ホントの腐の人たちは阿部×キラ余裕です
怖いものみたさで行ったらプロキラ萌えが普通に居て愕然としたよ!!
男の妄想なんてチャチなものさ……
だって種死アフターでラクシズ肯定して何かしようとしても、腐ったおぜうさま方の
「戦後、戦いの無い世界で○○きゅんと××きゅんが連日連夜イチャイチャしてました」
程度しか話が進まないだろ。
アフターでラクシズ肯定はこれが大半。本当に腐るほどある。元々腐ってるけど
ガンダムとして種死アフターを書こうとすると
「本格的な戦闘は無いけど世界中で戦火がくすぶった状態」か
「ラクシズの三日天下が崩れてまた戦争になった状態」の世界観で話を進める事になる。
それ以外では、MSが戦闘する必要性のある世界にならないから
この状態からラクシズ肯定しようとすると
「ラクスたち頑張ったよ。けど政治経験が絶望的に足りなかったね」か
「ラクスたち悪くないよ。けど、結局ラクシズの御神輿に過ぎなかったんだよ」のどっちか
くそっ
せめてシンが攻めで
まさにシンの逆衆
人間の掛け算にゃ興味持てないなぁ
足し算引き算の方が面白い
>>952 中段の二つの選択肢ならどっちにも
「真の黒幕が現れてラクスらがやっつけました。世界は平和になりますめでたしめでたし」
ルートという荒技が使えてしまうような。いやこれは前提の「ガンダムとして」からずれるか?
原作のチートっぷりを吹き飛ばすような強敵を出せば可能かと思うが…
つ宇宙鯨
宇宙鯨が出てるSSはマクロス7とのクロスしか知らないけど
(しかも冒頭に出たきり)
>>958 総数100億の宇宙鯨が銀河中心方面から攻めてくる話とかか?
種の人気が出なかったらそっちの方面に話が変わる予定だったらしいが
本編を見る限り、キラもアスランも肝心なところでヘタレそうだからなあ。よっぽどラクシズに
愛着ないと……
某リレー小説だと
議長大勝利でミーアが凸を調教
↓
キラ復活
↓
屈強なザフト兵に鞭の素晴らしさを叩き込まれ最後に眼をアーッ!されて生ゴミに出されるキラ
↓
再びミーアによる凸調教
↓
失明した目の代わりにデコにドムモノアイを付けて再びキラ復活
↓
再びガチムチ屈強なザフト兵の鞭捌きの前に瞬殺、デコモノアイをアーッ!され何を唐揚げにされ生ゴミ処理機に
↓
以下endlessとなったな
それはそれでちょっと見てみたい
因みにキラの最後は
頭:ドムモノアイに丁髷レールガン(弾は麦チョコ)
体:量産魔乳から移植された乳8対
右手:触手(生でも美味しい)
左手:ドリル(開くとメロンパン入り)
脚:無限駆動(生スキュラ付き)
背中:自由の羽根(焼くと手羽先の味がする)
と言う人外になり果てて屈強なザフト兵の食料になってしまうが
最終形態がすさまじいなwww
宇宙鯨は
>>965みたいなやつです!って言われたら信じる
そろそろ次スレの季節か?
まだまだ
>>965 日本語でおk。
え、日本語?またまたご冗談を………
腐ったおなごの想像力って本当に無限なんだなぁと思い知ったよorz
まあそれはともかく、宇宙鯨は伝承族っぽいのだと俺は思ってる。
>>965 どう考えてもB級映画のグロモンスターww
さぁ次スレの季節だ。
そういえば規制に引っ掛かるからスレ名を短くするとかいうのどうなったの?
確かに、これだけ続くとそろそろローマ数字止め時かもね。
パッと見でいくつか把握しづらくなってきたし。
短くするなら逆襲のシン EP25で良いんじゃないか?短くするなら
>190-195
ライオン氏のリメイク前の作品で、7話ってあったっけ?(TIPSじゃない、本編の方)
>>940 アルテイシア「艦長、タンホイザーを!!」
アビー「了解、タンホイザー射撃用意!」
979 :
ライオン:2009/01/27(火) 00:03:38 ID:???
>>977 ありません。本編はきれいなカガリが出た6話が最後です
980 :
ライオン:2009/01/27(火) 00:28:26 ID:???
>>979 ってよく見たら190-195は7話って書いてますね。すいません。間違いです。
>>981 乙。じゃあ今の内に次々スレアラビア数字にするか決めとく?
今のところ反対意見は無いようだけど、まだたった10時間だしな。
乙。
>>976の通り「逆襲のシンEP○○」で良いと思うよ。解りにくくもないし。みんなの
好みはわからないけど
若干寂しくもあり・・・と思ったけど本家も逆襲のシャアとシンプルだったな
普通に英半角使えばまだ入るだろ
入るうちは現状維持、入らなくなったらアラビア数字使えば良い
短くするという話があったから提案しただけなので、長くて良いならそれでも
あと何文字入るの?
いい加減埋めようぜ
埋め
993
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995
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