通常よりは高くなるがHD制作自体は倍掛かるわけじゃないよ
ttp://hir.ciao.jp/ve/category_system.htm 両放送は4:3、16:9と画角が違うわけだから、それぞれのフォーマットで制作し、マスターへのテープ搬入もフォーマット別に行われるのが理想である。
しかしそれを純粋に実現しようとすると、カメラは4:3撮影隊と16:9撮影隊が必要で、編集・MAも別々に行う必要がある。
すると制作スタッフも技術スタッフも2倍の人数が必要になり、番組制作費用も2倍に…。 これは非現実的である。
そこで実際には…
@すべてHDで制作して、マスターへのテープ搬入もHDCAMやHD-D5などHDフォーマットのみで行われる。
送出時に地デジ向けにはそのまま送出し、地アナ向けにはダウンコン(D/C)して送出する。
A従来どおりSDで制作される場合には、マスターへのテープ搬入はD-2やDIGITAL BETACAMで行われる。
地アナへはそのまま送出し、地デジへはアップコン(U/C)して送出する。
きょうの話題「中間サイズ」は、上記@のように送出する場合のD/Cの設定の一つである。
従来まではサイドカットやレターボックスが大半を占めていたが、近頃はサイマル放送を意識してか中間サイズも見かけるようになった。