いつラクスが本性表わすのか楽しみだ
つか、反抗勢力のおえらい方がどこの馬の骨ともわからない
小娘(ラクス)の言うことなんて聞くのかね
ラクスの場合、プラントと地球での絶大な知名度と人気が
なかったら本編のようなことはできないと思うのだが
ラクスに地球での人気なんかありませんよ
プラント限定です、知名度も人気も
水樹菜々みたいに一般人からしたら( ゚Д゚)ポカーンです
水樹は最近一般にも認知されてきてるだろ
食わず嫌いに出てたなw
水樹がどうのこうのはどうでもいいが…
とりあえず保守
テクス(36)
ランスロー(34)
マードック(33)
議長、バルトフェルド(32)
ジブリール(31)
ジャミル、ネオ(30)
タリア(29)
顔だけだったらテクスかマードックが最年長だと思ってしまうだろうな。
でもってランスローかタリアが最年少だと・・・
こっそり投下
第百十九話『奴らもプロだ!』(前編)
「後方より新連邦軍の大型輸送艦が接近! 数4!」
レーダーに映し出された機影を確認しながら右耳に取り付けたインカムに向かってミリアリアは声を出す。それを聞いたマリューは表情を
引き締めブリッジクルーに呼びかけた。
「本艦はこれより戦闘体勢に入る! 皆、気を抜かずにがんばって頂戴!」
『了解!』
全員がその声に大きな声で返事を返した。
今アークエンジェルにはMSが搭載されていない。ネオの乗るストライクが戻るまでは輸送艦からの攻撃とMSからの攻撃に単艦で対応しなければ
ならないのだ。
敵の輸送艦からは次々とバリエントが発進し半数が地上のフリーデンの面々へ、残りの半分が艦へ向かってきている。その数24機、最新鋭の
機体をこれだけの数そろえることができる点はさすが新連邦と感心する。
『こちら格納庫! 一佐のストライクがたった今戻ってきた! エネルギーの充電に10分くれ!』
整備班からの連絡にマリューは思わず顔をしかめる。アークエンジェルは”こちら側”でも類を見ない特殊な戦艦であり、それ相応の装備を
整えている。MSを1機や2機相手にすることは難しいことではない。しかし、10分間、しかも武装が少ない後方からの攻撃をどう凌ぐか、簡単に
答えが出せる状況ではなかった。
「ヘルダートスタンバイ! 後方から来る敵をロックオンしたら順次攻撃を開始して! 機関最大、艦首を敵艦の方に向けて! いくらラミネート装甲が
あっても、エンジンに直接攻撃を受けたらひとたまりも無いわ!」
マリューは次々に現状を切り抜けるための策を打ち出していく。28歳の若さで艦長席に座る彼女は、そこに座るに足る激戦を何度も経験してきたのだ。
”不沈艦”の名は伊達でないという自負と共に、彼女は戦いに集中した。
「3人とも準備はいいか!?」
『エアマスターいけるぜ!』
『レオパルドも問題なし、きっちり整備してあって助かるね。』
『ジャスティス、いけます!』
カリスの乱入で難を逃れたジャミルたちは、地平線の向こう側から運ばれてきたプレゼントに驚き、そして歓喜した。オレンジ色のMAと白いガンダムが
運んできたそれはGX、エアマスター、レオパルド、ジャスティスという彼らが元々所有していたMSだったのだ。上空から迫る敵機を目にし、各々自分達の機体に
乗り込んでいった。
『うちの整備班の仕事を気に入っていただいて何よりだ。』
「あなた方は?」
『俺の名前はアンドリュー・バルドフェルド。仇名は”砂漠の虎”だ。そっちのロン毛の兄さんは俺の面を知ってるだろ?』
「ああ、アメリカで2回ほど面を合わせたことがあったっけね。」
モニター越しに名乗る男の姿はウイッツやロアビィには異様なものだった。彼らバルチャーは、そのほとんどがパイロットスーツ等を着用せず機体に乗っている。
しかし、このバルドフェルドという男は自前のデザインなのか、黄色のパイロットスーツを身にまとっていた。
『カリスとはそのアメリカで知り合った仲でね。命の恩人を助けたいという熱意に感動し、助太刀したって訳さ。』
「感謝する。」
『アンタ、隻眼で戦えるのかよ?』
ジャミルが感謝の言葉をかける一方、ウイッツはバルドフェルドの左目の傷に気づき、気遣うようにたずねる。バルドフェルドは彼の言葉に肩をすくめる。
第百十九話『奴らもプロだ!』(中編)
『やれやれ、MSは隻眼じゃ勤まらないものかな? この傷はもう2年以上前のものだ。日常生活は不自由しないし、戦闘でも支障ないさ。
地上は俺とそっちの赤いガンダムに任せて、あんたらはうちの母艦の援護を頼む。』
『母艦? アンタの母艦ってまさか…!』
ロアビィは目を丸くする。辺りを見回すが、それらしい機影はどこにも見当たらない。レーダーを確認すると、上空に大きな機影が
5つ確認できる。新連邦軍の大型輸送艦が4、アンノウンが1。しかし、レオパルドのデータベースには過去の遭遇記録があった。
『うちの戦艦は強襲機動特装艦って言う部類らしくてね。上空にいる奴がそうだ。データを送っておくから。登録しておいてくれ。』
ジャミルは送られてきたデータに目を通しつつ、こちらに近づいてくるバリエントの数を確認する。その数20機。彼らからすれば
それほど多いとは言わないが油断ならない数だ。
「敵の数が多い、私とウイッツとアスランはカリスといっしょに上空で敵を迎え撃つ。」
『了解。』
『わかりました。』
同意すると同時に3機はすぐに上空へ向かって機体を発進させる。何しろ上空は24機のMSに4機の母艦を相手にするのだ。戦艦一隻と
MS1機ではさすがに荷が重い。
「さて、こちらも行くか。」
『オーライ。虎型MAと動く火薬庫、派手にぶちかましてやろうじゃないの。』
「なるほど、火薬庫とは言ったもんだ。だが、ガイアはMAじゃなくてね。」
軽い口調の2人に向かってジャミルたち3人の防衛網を抜けてきたバリエントが1機迫る。ガイアはそれに向かって大きく跳躍すると、
背中のグリフォン2ビームブレイドを展開して胴体を横一線に切断する。さらにその勢いのまま機体を変形させ、オレンジ色の
ガンダムへと形を変えて着地した。
「どうだい? 隻眼でも十分戦えるだろ?」
『俺はアンタがMS操縦できて、機体がガンダムだったことのほうが驚きだよ。』
背中に装備されていたツインビームシリンダーを両腕に装備させながらロアビィは軽く笑った。
一方その頃、上空で奮戦を続けるアークエンジェルの格納庫ではネオの乗るストライクが補給を終え、発進準備に入っていた。
『ブリッジ! 補給が終わったから出るぞ!』
ネオはエールストライカーパックを装備したストライの中で最後のチェックを行いつつ、ブリッジに短く連絡を入れる。既に戦闘が
始まっているのだ。ぼやぼやしていては艦が撃墜されてしまう。そうならないためにもできるだけ早く出撃する必要があった。
「わかったわ。でも、これだけは守ってちょうだい。」
通信機のスイッチを切ろうとしたネオは伸ばした指を止め、再びモニターに向き直る。マリューは真剣な表情だ。よほど重要なことなのだろう。
ネオも姿勢を正し真剣な表情に戻った。
『必ず、生きて帰ってくること。目の前で仲間が死ぬのはもうたくさんですから。』
彼女の言葉は彼に向けられたものなのか、それとも”彼”に向けられたものなのかは定かではない。彼女の真意をブリッジのクルーも測りかねた。
『…了解。』
モニターから彼の顔が消え、ブリッジは一時静寂に包まれる。
ドドォォン!!
その静寂を破ったのは新連邦の大型輸送機から発射されたミサイルであった。艦の主翼に命中し、艦体を大きく揺らす。
第百十九話『奴らもプロだ!』(後編)
「敵も待ってくれないようね。」
「艦長! バリアント、及びゴットフリート射線取れました!!」
チャンドラから待ちに待った連絡が入る。艦首はほぼ180度回転し、前方にはMS群と敵艦4隻が確かにその姿を見せていた。
「下方よりMS接近! ベルティゴとジャスティス、さらにGX、エアマスターです!」
「ゴットフリート照準!! 彼らに当たらないように注意して! 発射後にストライク発進、目標敵戦艦!」
アークエンジェルの全部にある2つのMS発射口のすぐ真上にある高エネルギー収束火線砲”ゴットフリート”、この艦が
一番主力として使えるビーム兵器だ。敵艦は既に有効射程内に入っていた。
「ゥテェェェーーッ」
マリューは叫びなれた発射の合図と共に、4本の火線が敵艦の一隻を打ち抜いたのだった。
『オイオイ、何て火力だよ。』
『フリーデンの主砲とは、比べ物にならない威力だな。』
道をふさぐバリアントを撃墜しながらウイッツとジャミルは驚きの声を上げた。フリーデンの主砲は敵艦の装甲版を
打ち抜くことはできても、貫通することはまずありえない。しかもあれはビーム兵装だ。技術力だけ見たら明らかに過ぎた代物である。
『ぼくも初めて見たときは驚きましたよ。』
ジャミルたちといっしょにアークエンジェルの援護に向かうカリスも同意する。あの火力に匹敵する武装があるとしたら、彼らの知る
限りヴァサーゴのメガソニック砲などと同程度の出力になるかもしれない。しかし、彼らはそれ以上に強力な兵器を知っている。
「アークエンジェルの火器は強力です。あれに当たったらMSはひとたまりもありません。」
『同感だ。』
『けど、当たらなけりゃどうってことねぇ!!』
言うが早いか、エアマスターは一気に加速し、まだ攻撃を受けていない一隻のエンジン部を目指して飛び出した。それにベルティゴも続く。
「ウイッツさん!?」
『アスラン、あちらの艦は2人に任せて、我々は別の一隻を狙うぞ!』
「しかし!?」
『問題ない、奴らもプロだ!』
ジャミルの言葉にアスランは納得し、機体をGXに追従させ、対空砲火を続ける一隻に向けた。
新作来てた〜っ!!
W杯の興奮が覚めない内に最高のプレゼントだぜ、ヒィャッハァっ!!
しかし、フリーデン組とアークエンジェル組が合流しちまって、キラがどう動くのか、気になるわぁ。
ソレ以上にヅラが危ないか。
いつもいつも新作お疲れ様です
フリーデンとアークエンジェルついに合流ですか
今後の展開が楽しみですなぁ
保守
前半は完全にストライクの独壇場と化してしまった…
第百二十話『今までとは違うんだよ!』(前編)
ネオの操るストライクはアークエンジェルの前面にある左右二つの発進口の右側の発進口から機体を空へと躍らせた。眼前には
ゴットフリートの直撃を受けてもうもうと煙を噴出す新連邦軍の黒いエイのようなかたちをした輸送艦。さらに輸送機から
発進してきたバリエントが3機、チームを組んでこちらへ向かってきていた。
「着たか!」
接近してくる敵機に彼は鋭い眼差しを向ける。数ではあちら側が有利だ。しかし、ネオも”こちら側”に着てからというもの、
いろいろな敵との戦闘を重ねてきた。無論その中には新連邦軍の最新鋭機であるバリエントやガディールも含まれている。
「俺だって、今までとは違うんだよ!」
ライフルを扱う右のトリガーを3回引く。機体はコックピットから送られてきたその指示にしたがい銃口をバリエントに向け、
ビームを3発発射した。しかし、それをバリエント3機は難なくかわすと、上、右、左とストライクを囲むように散開した。
「チィッ!」
一発でも当たってくれたら御の字なのだが、現実はそんなに甘くは無い。そしてそれはネオも承知済みのことだ。すぐに操縦桿を操り、
左側に展開した1機に対して左手でエールストライカーパックに備え付けられているビームサーベルを引き抜き、すれ違いざまに袈裟掛けに
切り捨てる。
破壊したバリエントを気に止めている暇は無い。上と右へ逃げたバリエントがビームライフルと腕に内蔵されているミサイル2発を発射して
ストライクへ攻勢をかける。ビームライフルは手持ちのシールドで防げるが、ミサイルが当たれば最悪シールドを破壊しかねない。
「何の!!」
ネオはメインスラスターの推力を一気に落とし、仰向けの状態で機体を急降下させる。ビームの弾速はミサイルのそれよりも速い。そのため
ミサイルを置き去りにしてビームは上空から一直線にストライクに迫った。ストライクは確実にシールドで防ぐと、すぐに頭部のバルカンで
後から迫るミサイルを迎撃する。降下する機体は大きく振動し中々照準が定まらなかったものの、逆にそれが功を奏してか2発のミサイルは
ほぼ同じタイミングでストライクに届かないまま爆発した。
「もらった!」
煙で視界が遮られて敵が見えなくなったこと途端、ネオは煙に向かってビームライフルを乱射する。その向こうには当然こちらに攻撃を
仕掛けてきたバリエントがいるはずだ。煙の向こうでもう一つ爆発が起こる。一発が敵に命中したのである。
しかし、最後の1機が爆煙を左に回避してストライクに向かってきた。右手にライフル、左手にはサーベル。玉砕覚悟なのか、かなりの速度で接近してくる。
「これで、終わりだ!!」
落下姿勢そのままでストライクは両手でビームライフルを構えると、接近するバリエントのコックピットを容赦なく打ち抜き、空中に広がった爆炎を
掻き分けて再び上空へ機体を向けた。
第百二十話『今までとは違うんだよ!』(中編)
戦闘が始まって1時間、結果はジャミルたちの勝利で終わった。上空での戦闘を見守っていたフリーデンのクルー達は
お互いに抱き合って助かった喜びを噛み締める。そんな中、カガリは空から降下してくるアークエンジェルを見上げていた。
「アークエンジェル、か…。」
この艦には一体どれだけ世話になっただろうか。ふとそんな考えが頭をよぎる。それと同時に艦に乗っていっしょに
過ごした時間が思い出された。艦載機も同じものならば、恐らく彼女の知っている者たちも多く乗っていることだろう。
「? カガリ、どうしたの?」
初めて見る形の戦艦に目を奪われていたトニヤがカガリの様子に気づき、近づいてきた。カガリは頭を振るとトニヤに視線を移す。
「いや、とにかく助かったなと思ってな。」
「そうねー♪ ホント助かっちゃった。カリスの登場なんてナイスタイミングだったもん。あれがホントの”ホワイトナイト”?」
「でもあの艦、一体どこで作られたのかしら?」
喜びいっぱいのトニヤとは対照的にサラは怪訝そうな表情を浮かべた。
「こう言ってはなんだけど、バルチャー艦であんな艦があるなんて聞いたことが無いわ。新型艦を作るにしても、資材を
集めるのは並大抵の仕事じゃないし…。」
「それってもしかして、実は”新連邦側”って事?」
「カリスが協力してくれているからそれは無いと思うけど…。」
「心配ない、彼らは味方だ。絶対にな。」
カガリはアークエンジェルに視線を戻し自信を持ってそういった。サラとトニヤは彼女のその自信がどこから出てくるのかわからず、
思わず顔を見合わせたのだった。
「アークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスです。今回は大変でしたね。」
「あなた方のおかげで窮地を脱することができた。他のクルーも感謝している。」
マリューとジャミルは話しながら握手を交わした。
フリーデンのクルー全員を収容したアークエンジェルは西へ進んでいた。ブリッジには操舵士のノイマンと通信担当のミリアリア、さらに
ネオとバルドフェルドが顔をそろえている。対してフリーデン側はジャミルにカガリとアスラン、そしてテクスがいた。
「あなた方の救出を最初に訴えたのはカリス君です。その言葉は彼に言ってあげてください。」
「ああ、そうさせてもらおう。」
「しかし、まさかアスランとカガリ嬢までいるとはね。」
手を頭の後ろに回してネオはぼやく。ここにいる人間は全員”事情”を知っている。表情は途端に暗くなった。
「オ、オイオイ…。俺はそんなつもりで言ったんじゃないぞ?」
「わかっていますよ、ネオ一佐。ただ、ちょっとどうしたものかと考えていただけです。」
気まずそうな表情を浮かべるネオにアスランは言葉を返す。だがその後が続かなかった。
「まったく、まさかこれだけの人数がそろうとはな。」
「まだ増えるかもしれませんよ?」
カガリにそう言ってマリューはミリアリアの方を向く。彼女はうなずき、正面のメインモニターに映像を出した。
第百二十話『今までとは違うんだよ!』(後編)
「これは?」
「3日前、北アメリカ大陸にある天文台が捉えた映像です。」
そこには、衛星の横に横付けされた黒い物体と、何かアンテナ2基がレーザーを発しているように見えた。
「サテライトシステムか…? しかし、中継衛星は全て戦時中に破壊されたはず…。」
「詳細は不明ですが、この映像が確認された後、新連邦軍の通信ではコロニーレーザーが破壊されたという情報が流れました。」
ジャミルたちフリーデンの面々はミリアリアの台詞に顔を見合わせる。”対コロニー撃滅用兵器”を搭載している機体は
ガロードのダブルエックスとジャミルのGXだけだ。しかもGXはサテライトキャノンを使うことはできない。ならば出る結論は一つしかなかった。
「あれはガロードの仕業ということか。」
「”無茶はしても無理はしない”なんていっていた時期が懐かしいな。まさかそこまで派手なことをやるとは。」
テクスはここ数日手入れしていなかった顎の無精ひげをいじりながら感心する。彼の行動力は今更言うまでも無いが、ここに来てそれに
磨きがかかっている。もうジャミルたち大人には良い意味で”規格外”に思えた。
「彼の行動力もさるべきですが、我々はこの映像に映っているこの黒い物体のほうが気になりました。」
メインディスプレイの画像が見る見るうちに解像度を上げていく。光の帯は徐々に細く、輪郭のぼやけていた黒い物体はより鮮明に浮かび上がってくる。
「これが解像度MAXです。」
そこには黒い戦艦が1隻、ケーブルで衛星とつながっている姿が写っている。それを見たカガリは表情を変えた。
「まさかこの黒い戦艦っは…!?」
「そうよカガリさん。あれは”ミネルバ”よ。」
浮かび上がったシルエットは主翼を広げたミネルバだった。アークエンジェルの面々にとってはまさに”ライバル”のような存在で、忘れようにも
忘れられない艦である。
「この艦は?」
「”向こう側”でわれわれの敵だった艦さ。艦の武装も、艦載機の性能も、この艦に引けを取らん。一度はこっちが沈められかけたしな。」
バルドフェルドは肩をすくめる。事実、アークエンジェルがオーブを旅立ってからまともに損害を与えられたのはこの艦だけだ。
「…ミネルバ、か。あの坊主もまだいるのかね…。」
「あの坊主?」
「俺も、あの艦とはいろいろ因縁があるのさ。」
腕を組んで壁に背中を預けながらネオは複雑な表情を浮かべる。
“あの坊主”との約束を果たせなかった自分が、もしもう一度彼に会うことになったら、自分はちゃんと彼の顔を見る自信があるだろうか。いくら
命令だったとはいえ、あんなことをした自分が…。
ネオが物思いにふける姿を尻目に、マリューはジャミルたちに改めて向き直った。
「まずは、今後のことを考えましょう。本艦はこれより、宇宙からもどってきたガロード・ラン、及びティファ・アディールの救出作戦を行うつもりです。
申し訳ありませんが、協力を願えますか?」
「彼らは私の大切な部下だ。彼らを助けるというのであれば、喜んで協力しよう。」
ジャミルの言葉にマリューはにっこりと微笑むと、ノイマンに艦の進行速度を上げるように指示を出した。
乙!
投下乙です
フリーデンUの出番はなしかな?かな?
>>730 もし戦艦の技術の総合がCE>AWでもまるで無いというわけでもないかも。
耐久力の平均ではAWの方がCEより上だと思う。
革命軍でもサテリコンのヴァローナ撃沈には結構時間かかってるし。
乙!!こちらのラクシズは綺麗な方だと思いたいが。でなけりゃ一緒にいるカリスの立場が・・・
まさか、AWの世界というのは・・・MSの無くならなかったACなのか!?
「隠す気なし」のリーオーさんに吹いたw
>>733 ここまで似ていると逆に面白いな。
まあ、W→Xの間にチョイメカをデザインする暇もなかったって言う証拠かもしれないけれど。
放送当時に両方視て気付いた人は、果たしてどれほどいたのだろうか……。
>>733 >>736 '95-'96年にかけての時期高松監督が多忙だったのが原因と考えられる。
『勇者シリーズ』と並行して『GW』でピンチヒッター。
その直後に『GX』だったからメカ等の小道具流用はやむを得ない状況だったんだろうな。
保守
保守がかてらにネタ振り。
もしトールを乗せたスカイグラスパーがAWに不時着して、フリーデンに拾われたら……
・・・乗ってるのは首から下だけか?
冗談はさておき、トールごときに何が出来る?
その場の空気で志願してしまったような奴が、守るべき恋人も友人もいない世界で何を成す?
いいとこ、フリーデンの雑用係だろう・・・
やっぱ、AWに普通に適応でそうなのはアストレイの連中かな?
742 :
通常の名無しさんの3倍:2010/07/27(火) 19:47:52 ID:UHqEHW7H
必死だなX厨
HGの出来も悪くBDで出してもらえず今更出たDVDBOXwww
NDK?
保守
hoshu
保守
>>740 C.E,の普通の少年(兵器に乗った経験あり)ということで、
ガロードとの対比も込みでのチョイスなんだろうが、
他の主人公と比べると凡人扱いされるけどガロードはオカルトじみた超能力とかの超人的能力を持ってないだけで、
普通のエースとしては十分すぎる資質を備えてるからな…
ただ、被撃墜時の状況(経験、乗機その他)を考慮に入れるとトールはただ不運だっただけで、
資質はガロードに迫るほどのものを持っていた、という風に描くのも二次創作としては許容できる範囲かも試練。
>>747 確かにそうかもしれん。
AWのメカの方がCEのメカよりも相性がよくバリエントやガディールを
使いこなして大活躍という可能性もあるし。
そして再び時空を越え、CEに舞い戻る
アラスカ沖で轟沈寸前のAAを救う為に
機体はGXDV!
750 :
通常の名無しさんの3倍:2010/08/04(水) 21:55:37 ID:08AlQKrE
つまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらん
つまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらん
つまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらんつまらん
751 :
鬼良夜魔十:2010/08/04(水) 22:19:20 ID:08AlQKrE
糞スレ
>>749 そういやマイクロウェーブ受信機能があるGXなら、
サイクロプスの効果範囲のど真ん中でも無傷で済む可能性があるのか。
そうなると仲間を逃がすために効果範囲の拡大を防ぐべく単機で中枢に突っ込むことになるのか?
というかXの量産型のドートレスですらマイクロウェーブで
パイロット爆発てのはなかったぞ
まあフラッシュシステムがあるAW世界ならマイクロウェーブ対策は基本だろうな
保守
保守
保守
保守
保守
規制解除?
ずっと人大杉で書き込めなかった・・・
まったく、2月弱ぶりの更新とは何とも・・・
第百二十一話『得体の知れないものは信用しない』(前編)
ジャミル達が救出される約18時間前、ガロードは新連邦本部の廊下をフロスト兄弟に両脇を固められ歩いていた。左手に見える窓からは
雪をかぶった山脈が見え、そのふもとには広大な針葉樹の森林が広がっている。ガロードが元々住んでいた北アメリカ大陸では見ることの
できなかった豊かな自然の姿がそこにあった。
彼と同じ速度で歩くフロスト兄弟は武装をしていない。その気になれば逃げることも可能だろうが、ガロードは動かなかった。現状、
ティファは別室に隔離され、パーラにいたっては基地のどこかに捕らわれている。1人で逃げることなど、彼の中には選択肢として存在しなかった。
「ガロード・ラン、これから君が対面する人物は新連邦の最高責任者だ。粗相の無いようにな。」
「…そんなにすごいやつなのか?」
シャギアの言葉にガロードは静かに質問する。ブラッドマン卿の名前は以前から知っていた。新連邦政府樹立、エスタルドの解体など、
彼の指揮の元で世界は大きく動いてきた。
「一般人では会うことのできないような人物さ。あの方は、いまや地球の”王”なのだからね。」
オルバは面白そうに、そしてガロードをあざ笑うように笑みを浮かべる。彼がいかに無力で、小さな存在であるかを認識させるかのようなその口ぶりに、
ガロードは今更反応する気にもならなかった。最優先課題はここをどう脱出し、ジャミルたちと合流するかだ。
しかし今はまだそれを実行に移すべき時ではない。笑みを浮かべたままのオルバを無視しながらガロードは廊下を歩き続けた。
程なくして目的地へと到着する。木でできた両開きの重厚なドアの向こうに新連邦軍の最高司令官がいる、そう考えるとガロードも少しばかり緊張した。
「ガロード・ランを連れて参りました。」
『入れ。』
聞こえてきた声は低く、すこし掠れていた。年齢は60歳前後だろうか、ジャミルやテクスに比べてかなり年上であることはすぐに見当がついた。
扉の向こう側に待っていたのは中世貴族が皆で食事を取るために使っていたと思われる装飾の施された長机と、ガロードと反対方向に
座る一人の老人、さらにその傍らに立つ髪の長い男だった。老人の後には大きな窓があり、そこから差し込む光がまるで後光のように映り、
ある種神々しささえ感じられた。まるい頭には髪は生えておらず、鼻の頭には大きな黒子が1つ。体形は樽のようにウエストが広がっており、
一体何を食べたらそんな風な体形に慣れるのか不思議なくらいだ。
「かけたまえ。」
小さくもぎらついた両眼がガロードを目の前の席へと促す。ガロードはそれに従い席に着いた。
「まずは、礼を言わねばなるまいな。革命軍の奇襲作戦を察知して宇宙軍を向かわせたのだが、君達が先にコロニーレーザーを破壊してくれたのだからな。」
「…俺はあんた達のためにやったんじゃない。人がいっぱい死ぬのがいやだからああしたんだ。」
穏やかに話すブラッドマンとは対照的にガロードの声には嫌悪感が混じっていた。
フリーデンは彼らと敵対していた。ローレライの海の件もエスタルドの件も、彼らが事を起こさなければあんな結果になることもなかったのだ。
ブラッドマンは彼の心中を気にする様子も無く、穏やかな声で話を続ける。
「それは我々も同じだ。我々は常に”自由”を守るために戦ってきた。最初に攻めてきたのは革命軍だ。諸悪の根源は、常に宇宙にある。」
「でもあんた達だって、地球統一の名目でいろんなところで戦いを起こしたじゃないか?」
「大きな秩序を構築するためには、ほかに方法がなかった。それとも君は、常に小国に正義があるというのかね?」