イスラムを冒涜したジョジョ
前スレ攻撃したのは愉快犯だろ。
>>2 聖書を諳んじる殺人犯もいるし、信仰が無い為に善人を貫ける者もいる。
日本の倫理に於いて、聖典の冒涜に敵意を表す程の信仰は時にDIO以上の
悪として捉えられてしまう事を古くから伝えていくべきだったかも知れない。
>>1乙
できるだけ早く投下したいと思います。少しお待ちください。
コーラン騒ぎは共同通信のマッチポンプだったらしいな
荒木先生とんだとばっちりだな…
ギャングスターに憧れるようになったのさ
>>1乙レクイエム
>>5 焦らずどうかごゆっくり。
コーランには異教徒を殺せば処女16人が待つ天国にいけるって書いてあるらしいな。
コーラン読んだら悪人にならないはずがないッ!
「処女27人がいる天国に行けるから自爆して死んでね^^」と童貞を焚き付けたんだよな
ちょっと改宗ついでに共同通信に自爆スプラッシュしてくる
>>10 うお!27人だったのか!
つーか処女のためじゃなくてイスラムの神のために死ぬ奴はいないのか?
イスラム圏の連中って思考がキモオタと同レベルじゃねーかw
お前ら自重汁w
処女のためなら死ねるwwww
イスラムをネタにするのはもうやめとけ。
場合によっては自爆テロもやるような人達だから
マジにされたら恐ろしいわ。
コーラン問題が解決しますように、来月のウルトラジャンプに無事、SBRが載りますように、願いを込めて、投下します。
報告を聴き、アスランとシンが飛び上がって、自分たちの機体へと向かう。ポルナレフも向かおうとしたが傷の痛みに悶絶し、カガリに介抱された。
「無茶はするなと言われただろう?」
「くそ、情けねえ……」
呆れるカガリとぼやくポルナレフだったが、そこに別の隊員たちが飛んできた。オーブの重要人物であるカガリを避難させるためだ。カガリは避難指示に落ち着いて了承すると、今までずっと黙って席に座っていた人物に声をかけた。
「いっしょに避難するんだミリアリア」
無理矢理連れてきてからというもの、始終しかめっ面で黙り込んでいる少女は、少しの間を空けたものの、不承不承というように頷いた。
「……やはりまだ怒っているよな?」
「いきなり殴られて誘拐されて、怒らないとでも思ってた?」
「気持ちはわかる。私も似たような目にあったから。しかし、私たちの行動に納得できないとしても、これだけは知っていてほしい」
カガリは彼女らしい、真っ直ぐな眼差しをミリアリアに向ける。
「私は、私が正しいと信じることをしている」
「……キラやラクスもそうよ」
「そうかもしれない。だけど彼らは、少しばかり『信じ過ぎて』いる」
「……………かもね」
ミリアリアは、海辺でのキラとアスランの会話を回想しながら、納得しきれぬ様子なれど、同意の言葉を口にした。
『接近しているのはガイアのみ。今のところ後続はないようだわ。何としても施設を守るのよ! いいわね、アスラン、シン!』
「「了解!」」
MSに乗り込んだシンとアスランが、タリア艦長の命令に同時に答える。インパルスとセイバーが飛び立ち、臨戦態勢に入る。森の中を疾走する熱源が、レーダーで確認できた。
「一人で来るとはいい度胸だ……!」
人体実験施設を目の渡りにし、家族を侮辱した敵を取り逃がし、更にカガリに対する複雑な感情を抱え、シンは苛々の限界にきていた。その鬱憤を、ガイアを叩いて晴らそうと、操縦桿に力を込める。
「待てシン! 施設の破壊が目的なら、何か特殊な装備を持っているかもしれない! 爆散させずに倒すんだ!!」
「ええっ!?」
アスランの警告に、シンは慌てて突進を中止する。
確かに、ガイアが現れた理由はこの施設の抹消以外に考え付かない。だとすれば、強力な爆弾や、それに類似する装備を備えている可能性は高い。近くに部隊がいる以上、下手に爆発させれば彼らにまで被害が及ぶ。
(考えもしなかった。くそ!)
シンはアスランとの思慮の差に内心悔しがりながら、ガイアへの対応をするか考える。
その間にも、ガイアは高く跳躍し、インパルスへと襲い掛かった。
「くっ!」
インパルスはシールドを掲げてガードするが、衝撃を殺しきれず吹っ飛ばされる。大地に墜落する前にブースターを作動させて、体勢を立て直した。
アスランはセイバーを動かし、ビーム砲の狙いをつける。
(四肢を破壊して動きを止める)
上空よりガイアに向けて、熱線が降り注いだ。
「あいつら!」
ステラは現れた二機のMSを確認し、怒りの声をあげる。
「いつもいつも……お前たち、嫌いだ!!」
アーモリーワンで、宇宙空間で、インド洋で戦い、今まで決着のついていない宿敵が、今こんなときにまで立ちふさがっている。
「私は、守るんだ!! どけぇっ!!」
ガイアが走る。パイロットの願いのままに。
ガイアはビームをかわすと、地を蹴ってセイバーへと飛び掛りながら変形し、四足獣型MAからMSへと変わり、ビームサーベルで切りかかった。セイバーはそれをかわしながら、シールドでガイアを殴りつける。
「ぐああっ!!」
コクピットまで響く強い衝撃。アスランがリンゴォとの戦いで憶えた、MSの拳闘術。それをまともにくらって、ガイアが落下する。そのまま反応できず、大地に激突するものと思われた。
「こ、こんなことでぇっ!!」
まだだ。まだ終わらない! 私は、助けなくてはならない。守らなくてはならない!!
「私は、まだ走れる!!」
プッツ〜〜〜〜ン!!
ステラの中で、何かが切れて、はじけた。膨大な情報が認識され、ステラはそのすべてを使って攻勢に出る。
「おおおおおお!!」
ガイアがブースターを吹かせて全身を一回転させ、体勢を整えて着地した。
「なにっ!?」
アスランが驚愕の声をあげる。それほどまでに、ガイアのとった行動は、唐突で、高速で、完璧で、驚異的な反応だった。
そして間髪入れず、ガイアはセイバーに向けて、ビームサーベルによる横殴りの一閃を仕掛ける。その速度、正確さは、さっきの攻撃とは比べ物にならない。
「ちいっ!!」
だがさすがに経験を積んだパイロットであるアスランは、間一髪のところでサーベルの一撃をかわす。だが、その後も次々と振り下ろされる斬撃に、防戦一方となってしまう。
「なんだあいつ。いきなり動きが良くなって……。あんな相手を、爆散させないよう手加減して倒すっていうのかよ」
その様を見ていたシンがぼやく。
「まあ、やるしかねえんだけど……さっ!」
インパルスのビームライフルによる援護が行われる。それは並みの相手ならば確実に撃墜できたであろう正確な射撃だったが、ガイアはそれを軽々とかわした。だがおかげで、セイバーは苦戦の状況を脱することができた。
『シン! 挟み撃ちにするぞ! 俺は上から攻める!』
「了解!」
ガイア目掛けてインパルスが突進する。対するガイアは、突進を前に退くどころか、逆にビームを乱射しながら攻め寄ってきた。インパルスはシールドを構えるが、強力なビームを浴び続けるシールドの限界は、間もないものと思われた。
だがシールドの限界より前に、ガイアのサーベルが迫る。コクピットを一突きにしようとした攻撃を、一瞬横にずれることで何とかかわしたインパルスだったが、ガイアはすぐに身を反転させ、第二撃を繰り出そうとした。
(やばい! かわしきれない!!)
シンは、死を覚悟しかけた。
「シン!!」
プッツ〜〜〜〜〜ン!!
およそ2年ぶりにアスランの『SEED』が発動した。考えるよりも先に体が動き、正確無比な狙撃で、ガイアの腕をビームで撃ち抜いていた。当たる前から当たることが決まっていたかのような、見事な攻撃だった。
「お、おおおおおお!!」
命が救われたことを理解する前に、シンは反射的に攻撃を繰り出していた。サーベルがコクピットに吸い込まれるように振るわれた。だがガイアは紙一重で直撃をさけ、浅く切り裂かれたものの、破壊されることなく回避に成功した。
それでもコントロールは利かなくなったらしく、ガイアは糸の切れた操り人形のように脱力し、森へと落下した。激突音をたて、仰向けに転がり、もはや動く気配は無かった。
『大丈夫かシン!!』
「おかげさまで! にしてもこいつ、こんなに強かったかぁ?」
冷や汗を流しながら、安堵の息をつくシン。そして何の気なしに自分が傷つけたコクピットを見た。傷は装甲を切り裂き、内部まで達しており、コクピット内部まではっきりと見えた。
奇跡的なことに、コクピット内のパイロットまでビームの刃は達さなかったらしく、パイロットは焦げ跡一つ見られなかった。それでも衝撃で傷つき、意識は無いらしく、動くことはなかった。来ているのかどうかもわからない。
「………ちょっと待てよ、オイ」
シンは、かすれた声をあげた。そのパイロットの外見。金色の髪、白い肌、どこか子供っぽくも可愛らしい顔立ち。そう、今、まぶたを閉ざして、衣服を血に染めて倒れている少女こそは、
「ステラァァァァァッ!!」
シンが守ると、そう誓った相手だった。
To Be Continued……
今回は以上です。
ほぼリアルタイムでGJだ!
乙です
しかし種割れ時の「プッツ〜〜ン」でどうしても吹くwww
乙!ステラが種ワレ!
さすが作者!俺達が考えつかない事を平然と書いてみせる!そこにシビれる!憧れるぅ!!
まあ理論上は、誰でも目覚める可能性あるんだよな>SEED
GJ!!
燃えるバトルだった!!
だがプッツ〜〜ンを見るたびにwwwwww
そういや本編ではどうしてステラ助かったんだっけ?
今回の話とほとんど一緒
凸が牽制して、シンがコクピット付近を切り裂いた
ステラが助かったのは運が良かったから(ご都合主義とも言う)
つまり今回投下のは装甲部分だけ裂けたのはステラの操縦によるもの、本編だとご都合主義によるものと
TVだと、身柄は確保してもザフトじゃ生命維持しきれないという事で
独断返還してしまったわけだが、ここだとダイアーの波紋のおかげで
肉体的には健康になってて、無理に返す必要性が薄れてはいるんだよな。
これを機会にポルナレフとプチャラティの再会とか打倒ロゴス構想の
意志共有とかに繋がれば重畳だがそうそう都合良くは行かないか…?
こんだけジョジョキャラだしといて見事に原作沿い
アリアリアリアリアリアリアリアリー
ナシナシナシナシナシナシナシナシー
意味ねーヴェデルチ
>>31 そしてトニオさんの料理にかかれば問題なくなるしな。
レイ「ゴフゥッ」
シン「レイ!!てめぇ、なにしやがった!!」
レイ「あ・・・れ?んーーーーー何かすっごいスカっとした気分だ!!
具体的に言うとテロメアが長くなったというか寿命が伸びたっつーか
最高にハイッって奴だな!!」
シン「れ、レイ?」
>具体的に言うとテロメアが長くなったというか寿命が伸びたっつーか
吹いたじゃねーかw
つーかトニオさんなら簡単に寿命くらい延ばせそうだw
待て、人を勝手に殺すなw
ワロタけどwww
まあ医食同源なんて言葉もあるし、
そこにトニオさんのスタンドが加わったら
確かに何とかなりかねないな。
だが悲しいかな彼は死者ではないので
登場は不可能なんだよな……。
いや、一人のジョジョ好きとしては死んでないことを喜ぶべきか?
乙一の小説版では、末期の癌患者をも治したらしいからな。
トニオさんなら虹村父治せるんじゃあないか マジで
……でもこういうのって4部のスレで話すことなんだろうな
いやいやいや待てよ、
トニオさんは死んじゃあいないがトニオさんの作った料理は過熱されて死んでいる。
つまり……
試食させるのに使ったわんこが何匹か来てるかも
いや無理じゃないか?
確か
食材+トニオさんのスタンド+トニオさんの腕前=トニオさんの料理
だから無理なんじゃないか?
>>38 治せる可能性はあるけど長期治療になるだろうって意見が出てるのは見た
でもあれは肉の芽の暴走でなったんだし、姿は戻っても精神が治るかまでは分からないよなあ…
ラクス「あなたがトニオさんですね?お話がありますよろしいでしょうか」
トニオ「!?あなた、手は洗いましたかっ!!」
ラクス「はい?いえ、洗ってはいませんが・・・とにかくよろしいでしょうか?
あなたはご自身が思っているよりも素晴らしい能力をお持ちです。
どうかその力、私たちの元で平和の為「・・・じゃない」はい?」
トニオ「その汚らしい手で厨房を汚すなと言っているんだ!!」
ヒルダ「何だと!!ラクス様が汚らわしい電波ピンク女だと!このナチュラル風情が!!」
ラクス「いや、そこまで酷くは言われて・・・」
トニオ「あなたその汚らわしい手で、ああ!しかも調理器具も触りましたね!
貴様ら!!早くその手を洗って、厨房を掃除しろ!!」
ラクス「なんで、こんな事になったのでしょうか」
ヒルダ「くそ、なんで私がこんな目に」
トニオ「そこ!無駄口叩いて余計な唾を飛ばすんじゃアリマセン!!」
マーズ「んー!ちょーーー頭がスカっとしてるぜ、まるで睡眠不足が解消されたみたいだ」
ヘルベルト「肩の凝りがすっかりとれたぜ、料理も美味いしさいこー」
アスラン「何だ!髪が元に戻らないじゃないか!!」
キラ「きっと治るんじゃなくて自然にそうなる遺伝子なんじゃない?」
明日欄www
アスランwwwwwww
投下します。
ガイアのパイロットの姿を確認し、アスランは息を呑んだ。一度見たことのある顔だったからだ。あれは確かに、ディオキアの海でシンが助けた相手だ。シンと彼女は、会ったばかりであるにも関わらず、とても通じ合っているように見えた……。
「っ! シンっ!!」
アスランが我に返ったとき、すでにシンはインパルスから降り、墜落したガイアのコクピットから少女を担ぎ出していた。
「ステラ……ステラっ! 何で、君がっ!」
ステラを横抱きに抱えながら、シンは目に涙を浮かべるほどに、心を乱しながら叫ぶ。アーモリーワンでの初陣も、これほど恐ろしくはなかった。
(呼吸は……あるっ! 早く、早く医者にっ!)
ステラが敵である、という考えは浮かぶことなく、シンの頭には彼女をどうしてでも助けるということで満たされていた。
「し……ぬ……だめ……こわい……」
ステラの桃色の唇より、途切れ途切れの言葉が漏れる。その声に、シンは彼女が生きているということを安堵しながらも、唇を噛み締めて悲痛な表情をつくる。
初めて会ったときも、彼女は死の恐怖に震えていた。だから彼は、彼女を守ると誓ったのだ。それなのに、今、彼女に死の恐怖を与えているのは自分なのだ!
(わかっていた……世界がどれほど理不尽かなんて! けど、いくらなんでもこれはないだろう!!)
何に向ければよいのかわからない怒りを、胸のうちに燃え上がらせながら、シンは今まで幾度もたててきた誓いを思い起こす。
「俺は……戦う! そして負けない!」
このどうしようもなく残酷な運命と。そのために、彼は走る。ステラを助けるために。彼女を死から、理不尽な運命の手から、勝ち取るために。家族を奪ったものに、今度こそ打ち勝つために。
(まも……らなきゃ……そのためにも……はしら……なきゃ)
ステラは混濁した意識で、なおもそう思い続けていた。
大地の女神の名を冠するガイアを駆けさせ、一刻も早く行かなくては。
ロドニアのラボ。決していい思い出の場所ではない。ネオやブチャラティたちとの時間に比べれば、酷く冷たく痛い場所。殺戮の技術を教え込まされ、同僚を蹴落として死に至らしめ続けた場所。様々な実験をされ、薬品を投与され、人として扱われなかった場所。
だがあそこには、同じように扱われながら生きてきた子供たちがいた。偽善かもしれないが、優しく接してくれた大人たちも数少ないがいた。
(たすけ……る……)
こんなことを考えるようになったのはなぜだろう? ほんの少し前までは、そんなふうに思わなかったはずだ。
ネオに優しくされてから? ブチャラティたちに、それまでと違う在り方を教わってから? いや、それは下地ではあるが、違う。
『生きること』『戦うこと』を知った彼女に、『守ること』を、『大切にすること』を教えてくれたのは……。
(シ……ン……)
あの、少年だ。見ず知らずの自分のために、本気になってくれた彼から、それを教わった。ただ自分のためだけに生きることから、更に先に進むことができた。
(あい……たい……)
走らなくては。生きるために、走らなくては。守るために、走らなくては。また会うために、走らなくては。
(はし……る……)
そして彼女は目を開けた。
(…………?)
ステラは不思議に思う。自分の体は動いていない。いまだにぐったりとしていて、痛みさえろくに感じられないほどに感覚が鈍っている。
なのに、風景は動いている。
(わた……し……はしって……いる?)
ステラは疑問に思いながら、少しだけ顔をあげた。それだけでも今の彼女にはかなりの苦労だった。
(シン……?)
そこには必死で走っている、ステラが会いたいと願っていた人物の顔があった。
(また……あう……やくそく……まもって……くれた……)
ステラは納得し、ゆっくりと微笑んだ。
ガイアのパイロットを抱え、インパルスに搭乗したシンを見て、アスランは通信を送った。
「シン! 何をしているんだ!」
『すみません隊長! けど……けど時間が無いんです!』
言い切ると、シンは通信を切った。それ以上の通信には返事もしない。
「くそ、どういうことなんだ!」
苛立つアスランに、今度はタリアからの通信が入る。
『どうしたのアスラン? シンは?』
「それがその……」
アスランはどう報告するべきか判断に困る。
「……負傷したと思われる、ガイアのパイロットを連れて、そちらへ」
『ええっ?』
タリアの傍らで聞いていたらしい、アーサーの声が聞こえた。
『どういうこと?』
タリアの訝しげな声が続き、アスランはインパルスを追いかけながら返答する。
「……どこから話すべきか。ただ進路からして、インパルスがミネルバに着艦しようとしています」
『なんですって!?』
報告もなくMSを動かし、母艦に敵パイロットを連れ込むなどありえない。そんな叫びがタリアの口より放たれた。
『私もミネルバに戻るわ! レイにガイアの回収をさせて!』
向こう側が慌しくなり、通信が途絶えた。
「どうフォローしたものかな」
おそらく、知った顔が敵のパイロットであることがわかり、パニックになったのだろう。自分も経験があるからわかる。前の大戦で、敵MSに乗っていたのが幼馴染のキラ・ヤマトであると知ったときの驚きは、それはもう言葉では表せないものだった。
「とにかく俺もミネルバに行かねば……」
アスランは呟いてインパルスを追う。
そしてミネルバに着艦したとき、彼は気付く。ミネルバに先日までは無かった機体があることに。
何の通信もなく、突然帰還したインパルスに、ミネルバにいたルナマリアやヴィーノは驚き、機体に駆け寄った。
「どうしたっていうのよシン……って、誰よその子?」
ルナマリアが、シンの抱える少女に視線を向ける。
「どいてくれっ!」
だがシンは答える時間も惜しいというように、彼女を押し退けて走る。
「ちょっとシン!? ああもう!」
その行動に腹を立てながらも、ただごとではなさそうだと判断したルナマリアは、シンの後を追う。それを見ていた者が、もう二人、それに付き合うように走り出した。
やがてシンは医務室にたどりついて、中に飛び込んだ。
「先生っ! この子を早くっ!」
開口一番、叫んだシンに、中にいた軍医と看護婦が呆気にとられる。
「一体なんだね?」
「その軍服……連合の兵士じゃないの!」
看護婦の指摘もシンはとりあわず、
「でもっ、怪我してるんです! だからっ!」
シンは訴えながらステラをベッドに寝かせる。だが軍医はすぐに治療に取り掛かろうとはせず、
「だが敵兵の治療など、艦長の許可なしでできるか! 私はなんの連絡も受けてはいないぞ!」
「そんなもんはすぐ取るっ!」
シンは頭に血を昇らせ、軍医を怒鳴りつける。
「あんた医者だろ! 敵味方とか以前に人を助けろよっ!!」
シンが激昂のあまり軍医の胸倉を掴みあげようとしたとき、横から止める手があった。
「言い分には同意するが、怪我人の側で暴れるな」
重く落ち着いた声と、シンの肩をしっかりと押さえる手は、シンの煮えた頭さえ冷ますほどの『強さ』があった。
「!? 誰だ!!」
振り向いて顔を見るが、その顔に見覚えはなかった。ミネルバのクルーではない。
シンがとまどっている間に、新たな人物が横たわるステラに近づいていた。
「なるほど、この子を助けるために焦っていたわけか」
その人物はそう呟くと、ステラに対して右手を伸ばす。すると指先から、なにやら黒いドロドロとした得体の知れない物体が漏れ出し、ステラの体にまとわりついた。
「なっ!! 何をしていやがるっ!!」
「落ち着け。あれは治療だ」
シンの肩を押さえている男が言う。
「ち、治療だって?」
シンが見ていると、気味の悪い物体は、ウネウネと蠢き、ステラの服の中に潜り込んでいく。ちょうぞ、血が滲んでいる辺りに。
「あれが傷口を塞ぐ。大抵の傷はあれで処置できる」
「ほ、本当か?」
シンは、ステラが助かりそうであるとわかり、安堵のため息を吐く。そこに、
「ちょっと! 追い抜いて行かないでよ!!」
先に走り出したにも関わらず、最後に医務室に入ってきたルナマリアが、二人の人物に文句を言う。
「そう言うなよ。人助けは早い方がいいだろ?」
ステラに治療を施した女性が笑う。
「ルナマリア……この人たちを知っているのか?」
「ええ、オーブから派遣されてきた兵士よ。名前は……」
ルナマリアに紹介されるより先に、二人が名乗る。
「俺の名はウェザー・リポート。階級は三佐だ」
「私はフー・ファイターズ。あだ名はFF。階級は一応、一尉ってことになってる。ま、よろしく頼むわ」
シンは自分の大切な人間を、厭うべき祖国から来た援軍が、救ってくれたことを知ったのだった。
To Be Continued……
今回は以上です。しかしプッツ〜〜〜ンは笑いどころなのか。
乙!
しかしウェザーとFFが来るとは…、そういえばシン以外のミネルバクルーでステラの事を知っている人いましたっけ?
乙ッ!
FFとウェザーが来たか……。どう絡んでくるのかwktk
あと「敵味方とか以前に人を助けろよっ!!」ってシンのセリフにはちょっとぐっときた。
久しぶりのウェザー&FF登場にwktkだぜ
ポルとの絡みに期待したいな
「承太郎の娘の知り合い?って……アイツ結婚して、しかも子供まで!?
スタンドもプラントまでぶっ飛ぶ(ry」
ポルは第四部の時点でディアボロにやられて隠遁生活だっけか?
そうなら本当に結婚したの知らない可能性もあるが
GJ!!!
突然のウェザとFFの出現に鳥肌が立った!!
プッツ〜〜〜ンはどうしても髪を貶された仗助がキレる所おもいだしてwww
>>56 何かポルポルの最初の証言だと三部時点からディアボロを倒す奴が出てくるのを待ってたとか言ってたような…。
途中で隠遁して年数が変わってるんだよね。
>>58 DIOを倒した後にSPW財団がDIO屋敷調査
→弓矢の存在が発覚→承太郎矢の追跡開始→ポルも承太郎からの連絡で矢の追跡開始
多分こんな流れでしょ
DIOの部下に屋敷のブツを隠滅される恐れもあったろうから、SPW財団はDIO屋敷をDIO死亡直後に調査したはずだし
だから三部が終わってからすぐぐらいに承太郎とポルの矢の追跡は始まってたんじゃないかな?
個人的に疑問なのは、承太郎は消息を絶ったポルナレフの行方を捜そうとしなかったのか?
九死に一生を得たポルナレフは何故承太郎に連絡を取らなかったのか?
の二つなんだよな
前者の方は嫁さん貰って、娘生まれて、祖父に隠し子が発覚して、離婚して、娘と気まずくなってと
家庭での問題が山積みになってしまいそれどころじゃなかったとか思いつくがw
後者は自分が生きていることをディアボロに気づかれるわけにはいかなかったとか
どういうルートでかは知らないが、承太郎に嫁と娘が居ることを知ったんでまきこみたくなかったとかかな?
普通にパッショーネの情報封鎖が完璧だったんだろう
ポルが同じイタリア内にいるジョルノ達とコンタクト取るのすら相当な危険を覚悟しての行為なのに、承太郎と連絡取るのはまず不可能だ
同様に承太郎もSPW財団の力駆使して探したが、生死すら碌に把握できなかったと思われ
パッショーネって凄かったんだな
ところでパッショーネってディアボロがいなくなった後、ジョルノがボスになるまでどういう経緯があったんだろうな
普通に考えたら、あれだけ影響力持った頭が急にいなくなったら、組織が大混乱に陥って、血で血を洗う内部抗争が始まりそうな気がするが
でもボスって表に姿見せてなかったし、経営に支障がない限りは目立った影響はないかも試練
何行ってんだよ、あのコロネから催眠光線だして洗脳したに決まってるじゃないか
すげえwww
いやいや、GEで肉の芽を作って埋め込んだんだろ? DIOの息子的に考えて。
だったらもしジョルノが死んだりしたら……うわあ
>>64 でもジョルノって麻薬嫌ってたから、収入源の一つが麻薬なわけだし、
それを無くしたがってたから経営に支障は出そう
どっかの二次創作(もしあのキャラとこのキャラが出会っていたら……という内容)だと
儲けは少なくなったが、前のボスの時より風通しが良くなったのと
あのボスすら倒したジョルノを恐れて組織はとりあえず平静な状態であるという内容だったんだが
あながち本編の後日譚もそんな感じかもな
もしブチャが死んでも、アバは生きてる状態だったらヤバかったかも知れんな
ジョルノの下につくなんざ冗談じゃねえ、と蹴落とし合いが始まったかも
GEで臓器作ってそれ売れば問題なし。
アスランが良い先輩だ!!(自分の経験からどうフォローしようとしているし)
ウェザーとFFまでくるとは……、次回も楽しみです。
FFがMS乗るならビームの代わりに水が出るようになってれば、海の上では無尽蔵に戦えるなww
海水の塩分で厳しそうな気がする
汽水域にある湿地のプランクトンのはずだから湾岸なら活動は出来ると思う。
ただ給水状況的に淡水が最も活動しやすいはず
79 :
通常の名無しさんの3倍:2008/06/08(日) 09:44:49 ID:Bc9r9Sr9
エピタフ持ちでパイロットしてたら地味に強くね?
》80
それってNTのことかい?
未来を見てるってわけじゃあないけど近いモノがある気がするよ
ってここだとNTってスレ違いでしたね
失礼しました
>>80 エピタフできてもあんまり意味なさそうじゃない?
ドッピオの例を見る限り、例えば自機がビームで撃ち抜かれる未来が見えたらどう頑張ってもそうなって撃墜されちゃうわけだからさ
エピタフで未来が見えて、尚且つキングクリムゾンで不都合な未来を消し飛ばせたからこそボスは強かったんだし
サルディニア戦はエピタフの予知どおりになったけど死んだのはリゾットの方だったよな
あれはやっぱキンクリ効果か
あれはドッピオの読み勝ち
エピタフだけならボスよりドッピオの方が使いこなせてるなw
でもキンクリの時間飛ばしが無かったらエアロスミスでリゾットと心中だったぜ
実際に知略で負けていたら、本当にドッピオの頭が吹っ飛んでる結果になっただろうな
基本的にジョジョ世界は、起こる運命は確定してるけど、そこに至るまでの過程で結果の意味合いが全く異なるから
しかしディアボロはドッピオに
「頭が(脚だっけ?)吹っ飛ぶ予知を見ながら何故逃げない!?」みたいなこと言ってたから、
エピタフを使える奴は予知の結果から逃れられるんじゃないか?
ちゃんとエピタフの映像どおりになったじゃないか
だからこそ
>>84がドッピオの方がエピタフ使いこなせてるって言ってるじゃんよ
結果から逃れるというか、例えるなら「自分が血まみれになってる姿」を予知で見たとして、
それが自分が出血しての真っ赤か、相手の返り血で真っ赤なのかは行動次第で変えられる
でも「自分が血まみれになってる姿」という結果は変わらない
少なくともリゾット戦についてはそういうことだよな
予知された未来を回避したら未来が別物になってエピタフの意味がなくなるよーな気もするんだが
>>87 しかしドッピオ自身も既に体力が無いから回避できないと言ってるぞ。
ということは、普段なら予知を回避できたと推測できる。
投下します。
「久しぶりだな……元気そうで何よりだ。ユウナも安心するだろう」
ウェザー・リポートは相も変らぬ静かな表情で、カガリに向けて言った。
「ああ、心配をかけてすまない。一刻も早く、オーブに戻らなくてはな」
カガリが戻れば、国民の不安も解消され、士気も高まるだろう。政治家カガリの能力は穴埋めの利く程度である。しかし国家の中心としてのカガリは、ユウナにも、他の誰にも代わりを務められないのだ。
「そうしてくれ。だが、船の用意はすぐにとは、いかないかもしれないが」
「ミネルバには乗れないのか?」
ミネルバの目的地は、ザフトの基地があるジブラルタルだという。そこからなら、オーブへ行く艦に乗ることも可能だろう。
「ミネルバは最強の軍艦。今やザフトの象徴と言ってもいい、数々の武勇をたてた艦だ。それだけに敵も、是が非でも落とそうと必死だ。おそらく、ジブラルタルに着く前に、また狙ってくるだろう。これはさきほどミネルバで会った、アスランの推測だが」
「つまり、ミネルバに乗るのは危険だと言うんだな。だが、また狙ってくるという確証はないだろう? それに戦時下である以上、結局、危険は付き物だ」
「それはそうだが……」
「どう行動しようと危険であるなら、巧緻より拙速を尊ぶべきだというのが、私のやり方だ。私はミネルバに乗船していくべきだと思う」
「拙速を尊んだ結果、よく叱られたと聞いているが?」
「……………ユウナだな。それを言ったのは」
「情報源は秘密だ」
半眼で睨むカガリに、ウェザーはしれっと流す。
「とにかく、貴方の身柄の確保は、オーブにも通信してある。今後の行動について送ってくるのに、さほど時間はかからないはずだ。それまで待っていてくれ」
「ああ、わかっている。私は今はザフトの客人の身だ。無茶はしない」
もし、ここがオーブ軍であったら無茶をしたのだろうか。したかもしれない。その無茶さ加減が、時に爽快さとなり、彼女のカリスマとも通じるのだが。なんだかんだで人間は、良かれ悪しかれ、普通できないことをする者に憧れるものだ。
とはいえ、軽率な行動を取られたらやはり困る。このごろはいろいろ反省するところがあり、大人しくなっているが、注意はしておくべきだろう。女の行動力が軽視できないものであることを、ウェザーはよーく知っている。
「……それはそうとな」
カガリが口を開く。
「なんだ」
「顔を息が吹きかかるような位置まで、近づけて話すのはやめてくれ。キスしようとしているところだと思われたらどうする」
「……失礼した」
気まずげに目線をそらし、身を引いて顔を離すウェザーだった。
――――――――――――――――――――――
「久しぶりだねミリアリア。お互い元気で何よりだ」
ウェザーと同じような挨拶を、FFはミリアリアと交わしていた。
「ええ、まあ、そうね……」
だがカガリと違い、ミリアリアは暗く沈んだ空気を漂わせていた。
「どうしたよオイ。買ったばかりのスニーカーで、犬のフンを踏んじまったような顔だぜ?」
「何その例え。でもまあ、最悪な気分ってのは確かね」
「ふうん?」
FFは女にしては逞しい腕を組み、
「何があったんだ? よかったら相談してみな。そんなに長くはなかったが、組んで仕事もした仲だ。助けになるぜ」
そのように、うながした。
ミリアリアは一瞬ためらったが、FFは頼りになる相手だし、何もしないよりかはマシだと考え、彼女に話した。キラ、ラクス、アークエンジェル、彼らのこと。彼らの起こしたことを。
「するってーと、オーブであの騒ぎを起こしたのが、お前の友達だっていうのか?」
ミリアリアは哀しげな面持ちで頷いた。
こいつはハードだと、FFは考え込む。彼女はちょうどその頃オーブにいて、フリーダムの戦勝式典乱入騒ぎを知っている。殺されかけたユウナを、死の危機から救ったのが他ならぬFFである。
「そりゃ、頭では理解できるわ。キラたちのやっていることが、正しくないってことは。無意味な混乱を生むだけで、全然戦争を止めることになっていないってことは。だけど、だけど……」
ミリアリアの声が小さくなっていく。納得できない気持ちを、どう表したらいいのかわからずに、顔をうつむかせる。そんな彼女に、FFはなんてことなさそうに、簡単な言葉をかけた。
「友達なんだろ?」
ミリアリアはひょいと顔を上げ、鳩が豆鉄砲をくらったような顔で、FFを見つめる。
「いや、だから友達がまずい事しようとしていて、他の奴らはもう仕方がないからこれ以上、悪事働く前に殺してでも止めようとしている。でもお前は殺させたくないと思ってる。そんなとこか?」
わかりやすく説明されて、ミリアリアは呆然と頷くしかなかった。考えてみれば、戦争の意義だの、真の正義だの、正しい道だの、殺人の是非だの、そういう難しい問答を抜けば、至極簡単にまとまる問題だった。
「別にそんな難しく考えることねえじゃん。よくマンガにあるような展開だ。いいんじゃねえの? 助けてやれば」
FFはあっさりと言った。
「でも、もうキラたちはザフトからもオーブからも連合からも、敵として認識されているのよ? つまり、世界のすべてを敵に回している……どう助けるっていうのよ!」
ややヒステリックな声があがる。興奮するミリアリアに、しかしFFはまたもなんてことないように言った。
「すべてじゃないだろ? お前がいる」
その言葉に、またもミリアリアは豆鉄砲に撃たれたような顔つきになった。
「他の奴らだって、別に殺したいわけじゃないだろうさ。ただ、今が戦争で、ここが戦場である以上、ぬるいことは言ってられないことを、わきまえてるだけで、本当はまだ友達だと思ってるだろうさ」
「私は……わきまえていないってことね」
「まあ、な。でも、そういうのもアリだと思うぜ。お前は軍人でも戦士でもないんだからさ。無理にわきまえてもしょうがない」
そしてFFは、ミリアリアの望んでいた言葉を口にする。
「とにかく、やってみてやるよ。お前の友達を、殺さずに止められるようにな」
FFは頼もしい笑みを浮かべ、ミリアリアの願いを請け負った。カガリがシンたちに申し出た懇談より、更にハードルの高い、身勝手な願いを。
「なんで……そんなに優しくしてくれんのよ。ただの、カメラマン仲間ってだけの私に……」
「カメラマン仲間ってだけじゃ駄目か? お前も、私にいい思い出をくれた一人だ。これからもいい思い出を作って行きたい。それだけじゃ理由にならないか?」
FFの言葉はミリアリアの胸に染み入り、彼女の目には知らず知らずのうちに、涙が溢れていた。それが自分の情けなさからくるものか、FFへの感謝からくるものか。彼女自身にもわからなかった。
「なぁに。そいつらのやってることは、けっこう他人事でもないんでね。私にとっては」
FFはミリアリアの涙を右人差し指でぬぐってやる。涙の水は、FFの指に吸収されていった。
「私もね、殺されても仕方ないようなことをしていたのに、助けられたことがあるのさ」
『水をあげるわ……。なんていうか……助けるのよ』
空条徐倫。自分を殺そうとしたFFを、既に何人もの人間を殺していたFFを、救ってくれた人間。交換条件は持ちかけられたが、それはおまけの理由だろう。彼女が自分を太足助手くれたのは、ただ彼女が強く優しいからであった。
そのときの、奇妙な感情。もう戦う気が起きないほどの、完全な敗北感。それでいて、あまり嫌な気分ではなかった。あのような想いを敗者に与えることは、キラたちにはできまい。
そして自分は、それから本当の意味で生きることができた。多くの思い出を作り、懸命に生き、そして微笑んで死んでいけた。
自分にも、彼女の真似事ができるだろうか? ただ殺さないだけではなく、生かすことができるだろうか?
「できれば、教えてやりたいんだよ。人を殺さなければそれでいいと、そう思っているそいつらに、本当に生きるっていうことを」
―――――――――――――――――――――――
「敵兵の艦内への搬送など、誰が許可しましたか!」
グラディス艦長の怒声が。艦長室に響く。シンは後ずさりしそうな体を抑えて、直立不動を保った。
「あなたのやったことは、軍法第4条2項に違反! 11条6項に抵触! つまり、とてつもなく馬鹿げた、重大な軍規違反なのよ!! これで艦内に甚大な被害が出ていたら、どうするつもりだったの!?」
嵐のような怒号は、叱られることの多いシンでも味わったことのないものであり、同席しているアーサー、アスランも首をすくめている。彼らでもなだめの言葉を挟むこともできないほど、艦長の怒りは苛烈だった。
「……申し訳ありません」
さすがに反抗の言葉も出せず、シンは謝罪した。自分のやったことに後悔はないが、叱られて堪えないないかというのとは、また別である。いくらか落ち込んだシンの様子に、タリアも少しは怒りを落ち着かせたようだ。
「知っている子だということだけど……ステラ? いったい、いつ、どこで?」
「ディオキアの海で……溺れそうになったのを助けて……。なんか、よく、わかんない子で……」
問いに答えたシンに次いで、アスランも口を出す。
「私と、ポルナレフさんも会っています。情緒不安定というか、歳にしては幼ない動向をしていまして……戦争を体験してトラウマを負った子だと考えていたのですが」
「でもあれは、ガイアのパイロットだわ」
すなわち、あの少女は敵であり、ザフトの兵を数多く殺した罪人であるという事実。シンも息を呑む。だがその言葉を予想していたアスランは、言葉を返す。
「確かに敵ではあります。ですが、もはや無力化した以上、捕虜として、同じ人間として扱うべきでしょう。安易に敵兵を艦に運び込んだことは、軽率だったかもしれません。しかし、彼女を助けたことは、間違いではないと信じます」
シンが、自分の味方をしてくれるアスランを、驚いた目で見る。
「けれど……」
タリアが何事か言おうとしたとき、ちょうど卓上のインターフォンの呼び出し音が鳴った。タリアがそれを受ける。
「なに?」
〈か、艦長! た、大変です! さきほど連れ込まれた捕虜がっ! うああああああ!!〉
スピーカーから流れる声は、医務室にいる軍医のものであり、その声は酷く切羽詰った悲鳴だった。
「まさかステラが!?」
シンが動揺した声を出す。タリアはすっくと立ち上がり、
「すぐ行くわ! アスラン、シン、貴方たちも!」
毅然として女艦長は対応する。戦闘能力に優れた二人を引き連れ、医務室へと走る。シンは、ステラが何をしたのかと不安でならず、誰よりも速く足を動かす。
医務室のドアが開くと、中はメチャクチャに散らかり、薬品や包帯が床に散らばり、機械が押し倒され、軍医と看護婦が壁際にへたり込んで、身を縮ませていた。
「ステラ!」
その真ん中に、病人服に着替えさせられた、金髪の美少女の姿があった。巻かれた白い包帯からは血が滲み、凄惨さを漂わせている。その燃える瞳と覇気は、彼女が戦士であることをシンたちに理解させるには充分なものだった。
そして彼女が睨みつける先には、ザフトパイロットの一人、虹村形兆がおり、彼女に銃を向けていた。
銃を向けられても怯みを見せなかったステラだが、シンの呼び声を聞くと、とたんに振り向く。そして彼の姿を認めると、
「シン!」
花のような笑顔をこぼれさせ、その身をひるがえし、彼の胸に飛び込んだ。
「うわ!?」
いきなり抱きつかれて、慌てるシン。顔を真っ赤にして腕をばたつかせる。だがステラは構わず頬を彼の胸に寄せ、
「シン! 助けてくれた! 守ってくれた!」
心から嬉しそうに言う。その様子に、形兆は毒気を抜かれたように息をつき、銃を下ろした。そしてタリアの方に視線を向け、
「艦長。見ての通り、この娘はただのガキじゃないようです。軍医の話によると、連合の強化人間(エクステンデッド)だとか」
その言葉を聞き、シンとアスランは目を見開いて驚きを表す。だがタリアは予想していたらしく、やはりという素振りで頷いた。
「彼女が、あの施設の……!?」
アスランは驚愕の声を漏らす。この少女が、あの人体実験の産物である人間兵器であるという事実は、彼の思考を一瞬麻痺させるほどの衝撃を与えた。それはシンにとっても同様であった。
「治療前に簡単な検査をしただけでも、驚くような結果ばかりですよ。そうしているうちに、目を覚まして暴れだしましてね」
もう安全そうだと見た軍医が立ち上がり、艦長にカルテを渡しながら報告する。
「どうも、様々な薬物を投与された形跡があるのです。筋肉などに、常人とは違う発達をした部分が確認されました。ただ、体内から薬物は検出されませんでした。薬物の副作用や依存症もなく、健康体です」
軍医は首を捻る。
「これは、エクステンデッドとして育てておきながら、途中で普通の人間に戻したとしか考えられず……誰が何を考えて、彼女にこうした処置を施したか、どうもよくわかりません。くわしいことは、もっと専門の機関で調べてみないことには……」
「そう……」
タリアと軍医の会話を他所に、シンはステラに話しかける。
「大丈夫かいステラ。怪我の方は」
「平気。少し痛いけど、このくらい」
だが、そう言うステラの体は、かすかに痛みで震えているのが感じ取れた。
「無理しちゃ駄目だ。休まなくちゃ」
「うん。そうする。シンがいるなら、大丈夫。ここも……」
ステラはそう言い残すと、スイッチが切れるように眠りに落ちた。平気そうに見えて、やはり相当に無理をしたのだろう。
「あれだけの暴れようなら、死にはすまいよ」
形兆は呆れたように声をかけた。
「そいつ、敵なんだろう? いやに仲が良さそうじゃないか」
「……以前、会ったことがある」
「へえ。だがいいのか? 既にそいつは、何人も殺しているんだろう? アーモリーワンや宇宙で、お前の知っている奴も」
嫌味のような台詞であったが、形兆の顔は真剣だった。真剣に、本当にそれでいいのかと、問いてきているのだ。それがわかったから、シンも真剣に返事をした。
「ああ……彼女は俺の知り合いも殺している。だけど」
シンは彼女の罪を、自分が肩代わりするかのような、重々しい顔つきで言い放つ。
「彼女を殺す以外にも、やり方はあると思うから」
(ふん……まだ精神的に未熟な部分もあるが……)
形兆は、シンの言葉にある男を思い出す。
『「殺す」スタンド使いよりよ、「治す」スタンド使いを探すっつーんなら、手伝ってもいいぜ』
東方仗助。生命の尊さを知る男。自分や友を殺そうとした相手に、優しさを与えることができる男。呪われた永遠の命に苦しむ父を、殺すしか救う道はないと考えていた形兆に、他の道もあると言った男。
あのあと、自分は音石明に殺されてしまったが、もしあのまま生きていたら、どうなっていたのだろうか。やはり父を殺す事を諦めなかったか、それとも……。
(ふん、埒もないことを)
そう自嘲しながらも、興味がわく。これからのシンとステラが、どのように生きることになるのかに。すでに自分の生を終えてしまった自分が、このようなことを気にするのはおかしいかもしれない。
だが、自分を相手にすべてにおいて、完全に勝利した男と、似た空気をまといつつある少年がどうなっていくのか。自分と似た少年、レイ・ザ・バレルと同様に、興味を覚えずにはいられない。
「好きにするがいいさ」
彼はいつものように、突き放した言葉を吐いて、問答を終わりとした。
To Be Continued……
以上です。
乙乙乙乙乙乙ぅ〜。
ラクシズ一行にも「成長フラグ」が・・・・立ったらイイなぁw
>>93 習性
>彼女が自分を太足助手くれたのは、
→彼女が自分を助けてくれたのは、
>>99 「修正」自体を「習性」と間違えた。お恥ずかしい。
つまり投稿者には修正する習性があるということだな
>>98 てかこの上ミリィやFFの気持ちを無視して暴走続けるようだったら処置なしでしょ…
キラが成長するにしても再起不能になるとしても、それをするのはシンであってほしい今日この頃
「いいか…このパルマ・フィオキーナは皆のぶんだ…。和田の頭部がもぎ取られたようだが、
それは皆が和田の顔をもぎ取ったと思え…
そしてこれも皆のぶんだあああーッ!! これも!これも!これも!これも!!これも!!!」
>>98 成長するなら吉良吉影みたいな成長がいい
キラ「君がどこでどんな機体で仕掛けてこようと僕は『無敵』になったんだ。
君にはもう興味はないよ…もし殺す気なら…とっくにベルリンで…始末していたよ。
これからはみんな仲良く生活するんだよ…安心してね…友達のように……」
こんな感じで
>>101 誰が上手いこと言えとww
GJ!
ウェザーの顔を近づける癖で妙に吹いたw
FFはキラたちよりステラの状況に似てる気がする。
まあ、ステラと違ってFFは自分の意思でDISCに近づいた奴を殺してたけど。
ついでにキラが間違った成長するのも何か見てみたいねwww
あるいはアナスイの様なギャグキャラへの成長とかwwww
>>106 おいおい、吸血鬼が老けるわけないだろ?
キラはもういっそFFで知性を乗っ取ればいいんじゃないかと思えてきた
ていうかもうニートとピンクは哀れ過ぎて何も言えねーのままでいい
ひゃぁ がまんできねぇ
ここはチョコ先と仲良くなって、手足をもがれながら落ちていくMSを見て幸福を味わうようになるとかw
>>112 キラにセッコのポジションが務まるかな?
最強のコーディだし角砂糖三個ぐらいまでならおkだろ
そういえばこのSSだとラクスとキラがしぇっこさんに角砂糖をあげてるんだが
想像してみるとかなりシュールな光景だなw
想像したら氷水吹いたwww
なんつーか、片方が美形、美女で片方は邪悪なスパイダーマンなだけに
元より余計に危なさが倍増してるぞwwww
ピンク「ひとつがいいのですか?それともふたつ?」
キ裸「あうあうあうあう!」
ピンク「みっつですか?みっつなのですね。
うふふふふふ、いやしんぼさぁん」
キラ「おうおうおうおうおう!」
こんなんが浮かんだ
>いやしんぼさぁん
それなんて水銀燈w
最強のコーディとしては、コーディのはるか上の身体能力を持つ変態の事をどう思うんだろう
いや自分の身体能力なんて現時点で大した事無いってキラ自身も理解してるだろw
ジョジョ組はおろか、アストレイ組、果ては本編内限定ですらシンやアスランに到底太刀打ちできないド素人だし
訓練すれば身体能力もジョージ・グレン並みのレベルにはなれるんじゃね?
『スーパー』コーディネーターなんだからそれくらい出来なきゃ
でもジョージ・グレンってオリンピック銀メダル止まりなんだよね
訓練次第で一流にはなれるかも知れんが、最強というには程遠い
>>122 他の分野でも多大な功績を残しつつその成績だぞ?
片手間でやって銀メダルなら、真面目にそれだけに取り組めば余裕で金が
取れたかもしれん
_.. - ―‐ - ._
, '" \
/"レ'/ /\_. へ、 ∧lヽ
/ /´ {/ノノ ,ィ爪Yハ`′ ',
/ / // ノ´ ヽ ', l
| / // : ', l |
| l| l / .:: ,,l !l |
|l |l | ド==、、:: ,r='"-| ! | キラ君とアスラン君だっけ?
ノ|| |l l |t‐t・ッテ, ィrt・ッラ|l | ここ座んなよ
≦ノノll│ | |. ´¨~〃 .,,_ ヾ~´ .|l lト、
_./ノ|l | | l:. ゙:. ′゙ ,'|l l|ヽヾニ=‐ お茶でも飲んで
‐''"ノ| | | ト、 `''"__ /:l l\ー-`ニ=- 話でもしようや・・・
:::´ノ,l li l | ヽ、 '‐ニ-'' ,イ:::l lヾミヽ::l
:::‐"/ / ハ l | ヽ ヽ、._"_/ l:::! l`ヽ、`二>‐
:::::/ノ/ } i l― -、ヾ三/ __ll l::::::::::::::`>― ---- 、
::::"´:::::::;.' ノ、 ', ⊂) 〈フフ _,l l::::::::::::r'´ /¨>'" )
:::::::::::::://::| ヽ ⊂⊃ノ7 '"´l _l. ― 、`='-、/( _,∠ヽ
:::::::::/´:::(cl= ⊂二ノ ,r'‐、 ‐= } `ヽ | }
:::::::::::::::::::::::`l ⊆¨l ハ __ノ} <l ,' ⊂) 〈フフ\-‐'´}
::::::⊂) 〈フフ:::l ⊂ 」 { `¨´ l_> / ⊂⊃ノ7 ヽ/}
::::⊂⊃ノ7:(cl"´┌i 00 V ム Δ / ⊂二ノ l/}
::::⊂二ノ:::::::::l`⊂ ⊃ {` ー''" ⊆¨l l/
:::::::::::⊆¨l::::::::l (フl」<)=、‐-∨⌒ヽ ⊂ 」 /
 ̄ ̄⊂ 」 ̄ ̄ ̄r'rブノ ` ', ┌i 00 // ̄ ̄
┌i 00'" ̄ ̄} }} ̄ ¨''‐、____ノ_ ⊂ ⊃ //
⊂ ⊃ |`` ========''"r==、ヽ-(フl.」<)‐'´
(フl」<) ', ノ } }
セッコは原始的な本能でああいう動きが出来るわけだから、
DNA解析してクローンを作れば最強の軍隊が出来る…かな?
話はほとんど進んでいないので申し訳ありませんが、投下します。
―――――――――――――――――――――――
「さて……」
地球軍空母『J.P.ジョーンズ』の一室。ネオ・ロアノークに割り当てられた個室にて、会話が始められた。ネオがその場にいる人間たちを見渡して、第一声を投げかける。
「今回の件について、基地司令部からの命令が下された。『ロドニアの研究所の件はともかくとしても、ステラ・ルーシェに関しましては、もはや損失と認定するように』、とのことだ」
その命令に、その場の全員の顔に、怒りの色が滲む。
「『損失』とはまた……言ってくれるではないか」
狼が唸るような声で、ダイアーが言う。上層部は、ステラたちを完全にモノ扱いにしているようだ。
「今回のことは……俺のうかつだったようだ。下手に情報を漏らしてしまった」
もしステラに半端な情報を与えず、まったく渡さないか、完全に説明しておくかすれば、このような事態は避けられたであろう。ステラがロドニアのラボについての報告を聴いていたことを、ネオは知らなかったのだから、どうしようもなかったことだ。
それでもネオは自責の念に苛まれていた。
「それを言うなら俺らも同罪さ。あのとき、ステラの様子もおかしいことに気付いていりゃあ……アウルにばっかりかまけていたからよ」
ナランチャが悔しそうに言う。ダイアーも同じような顔をしてうな垂れた。
「起きてしまったことはどうしようもない……それより、これからどうするかだ」
ブチャラティが話を切り替える。
「ネオ。このこと、アウルやスティングには話したのか?」
「ああ。わかっている限りのことはな」
ステラがガイアに搭乗し、艦を出たこと。ロドニアのラボに向かい、そこで戦闘が起こったこと。どうやらガイアは敗れたらしいことが、ステラが暴走した日のうちにわかったことで、ステラの生死は不明のままだ。
「ラボは絶望的だと聞いて二人とも、特にアウルはショックを受けていたが……」
「今の彼らなら折れることはないだろう。次の戦いまでには立ち直るはずだ」
ブチャラティが断言する。たとえ大切な人を失おうとも、生きている限りは前に進まなくてはならない。それが、生者に課せられた勤めというものだ。あの二人にもそれはわかっているはずだと、ブチャラティは彼らへの信頼を示した。
「ああ……あいつらは強くなったからな」
ネオは、ブチャラティたちに感謝の視線を送る。彼らが『兵器』としてではなく、『人』として強くなれたのは、間違いなく彼らのおかげだ。
その視線に、ダイアーとナランチャは面映そうに視線を天井に向けたり、頬を指で掻いたりしていた。
「あの二人はいいとして……問題はステラだ。彼女の生死は確認できていないが、極力希望的に観測し、生きていたとするなら、彼女は大切に扱われるだろう。
調べればエクステンデッドとしての、実験の痕跡が見つかるはずだからな。捕虜であり、貴重な生体サンプルである彼女を、死なせることはないはずだ」
ブチャラティは、自分で言っていて気分がむかついてきたが、それを我慢して続ける。
「近くにステラを預けたり、調べたりできる施設はない。おそらく、設備の整ったジブラルタル基地に運ばれるだろう。そして、貴重なものは、最高の護衛をつけて運ばれるはずだ」
「つまりあの『戦いの女神(ミネルバ)』か」
ネオはブチャラティの推測を先回りした。
「そうだ。そうなれば、元々我々の現在の任務は、ミネルバの打破。作戦は既にできている。その作戦に、ステラ救出の一項目を付け加えればいいだけだ。だが……」
しかしそこでブチャラティが表情を曇らせる。
「だが……それはあくまでステラが生きていたらの話だ。生死不明の一人を救出することに時間を費やすことは、部隊全体に危険をもたらす。ステラを救出するというのは、我々の我侭だ。そのために兵士たちを危険にさらすわけには……」
部隊を預かる者として、私情を優先させるのは最悪だ。自分が死ぬだけならともかく、他の多くの者まで巻き込むことになる。苦悩するブチャラティに、誰も、何も言えなかった。
「……! 少し待ってくれ」
ネオの室内に備え付けられたインターフォンに、連絡が入る。ネオが取ると、部下からの報告が告げられた。その報告を聴いたネオの口元は、釣り上がるのを押さえられなかった。
通信を切ると、ネオは会心の笑みを浮かべて、その場にいる全員に今入った連絡の内容を教える。
「我が軍が、ザフトの無線を傍受することに成功した。その結果、ステラの生存が確認された」
「「「!!」」」
「ブチャラティの推測どおり、ステラはミネルバに乗せられ、現在位置であるポートタルキウスからジブラルタル基地に向かおうとしている……。したがって、ステラ救出には意味ができる。
連合軍の最も非人道的な部分の塊のような存在であり、最も深い禁忌に触れているステラだ。俺たちが確保しなければ、どれだけザフトに情報が流れるかわかったもんじゃない」
ネオがステラ救出のための大義名分を打ち立てる。
「敵軍に情報を与えぬため、且つ、優秀な戦士を取り戻すためなら……救出することは、個人的我侭にはならないな」
ダイアーも同意する。
「難しいことはわかんねえけど、とにかくステラを助けられるってことだな!」
ナランチャが喜色満面でガッツポーズをとる。
「『ミネルバの打破』、『ステラの救出』、両方やらなくちゃならないのが、この戦いのつらいとこだが……」
ブチャラティは、いつものようにクールに、しかし胸には熱い炎を燃え上がらせて、決をとる。
「覚悟はいいか? 俺はできてる」
その場の全員が、絶対の決意を込めて頷く。どの顔にも恐怖や躊躇は微塵もなく、溢れんばかりの覇気が漂っていた。
―――――――――――――――――――――――
幾つものモニターが並び、一つ一つに違う人間の顔が映し出されている。そのどれもが、好意的な表情を浮かべてはいない。彼らはロゴスのメンバーであり、モニターを前にしている、不快そうな顔つきの男を見下した視線で見ていた。
「さて……報告は聴かせてもらったよ。ジブリール」
モニターに映る顔の一つが、その男、ロード・ジブリールに話しかけた。それをきっかけとして、他の者たちも口々にジブリールを叱責する。
「ミネルバ1隻にいつまでも梃子摺っているかと思っていたら」
「大事なスエズを奪われて」
「そのうえ今度はファントムペインを一人、損なうとは」
「これほど失態続きとなると、いい加減、我慢も限界というものだ」
「我々の寛容も無限ではない」
ジブリールは青白い顔を屈辱に歪め、唇を噛み締めて震える。
(老人どもが……自分たちでは何もしていないくせに文句ばかりつけおって!)
自分がいつもは、ネオたちに向けて文句ばかりつけていることも棚に上げて、ジブリールの心中は荒れに荒れていた。
(貴様らなど、私がその気になれば、すぐにでも命を奪えるのだ! 我が『ブードゥー・キングダム』を繰り出せばな! こんな奴らにこうまで言われるのは、それもこれも、ネオの奴がいつまでもザフトどもを倒せないせいだ! 無能めが!)
その憤怒を胸の底に押し込める。しかし溜め込まれた怒りは消えることなく、不甲斐ない味方と、呪わしい敵を焼くために燃え盛り続けるのだ。
「お言葉ではありますが、まだ我々は負けたわけではありません……。ミネルバの殲滅も、今度こそ達成します。そうなれば、勝利の象徴を失った、奴らの士気は大幅に下がることになるでしょう。その時こそ、我々の逆襲が成る時です!」
ジブリールは立ち上がり、両腕を振り回すようなボディランゲージを加えつつ、言葉を放つ。
「見ていてください。次こそは……良いニュースをお聞かせします」
そして彼はロゴスメンバーとの通信を切った。
「……どうする?」
ロゴスでもリーダー格の男が、別のメンバーへと通信を送る。相手はそれにすぐさま答えた。
「もう、駄目なのではないかな」
「金儲けや組織運営は中々の手腕を発揮したが、戦争の指揮の才能は無かったようだな」
「では……ジブリールは廃棄に?」
「ああ。この戦争、これ以上続くと、我々にとっても損になりかねない。ここらで手打ちにするのがいいだろう。当然、戦争責任はジブリールにとってもらう」
どこまでも身勝手な相談をする。彼らにとって、自分以外の人間は道具でしかない。今更、そのことに罪悪感を覚えるような人間はおらず、淡々と当然のように会議は続く。
「それはいいが、盟主の後任は誰にする?」
「それなら、大西洋連邦のコープランドが推薦してきた者がいますが」
「あの小僧が? 奴の傀儡というわけではなかろうな?」
一国の大統領を小僧扱いし、ロゴスの老人は訝しげな声を出す。
「それは大丈夫です。クセはありますが、確かに有能な人物のようです。リーダーシップもあるようだし、少なくとも、ジブリールよりはマシでしょう」
「では……本格的に、ブルーコスモスの再編成を考えるときが来たか」
「ああ、今回が最後のチャンスだ。これで良い成果を出せなければ……奴はもはや無能どころか害悪だ。排除する」
死を取り扱う商人たちは、冷徹に決定を下した。
To Be Continued……
以上です。第26話『ステラ・ルーシェ・ラン』終了。次回は第27話『両軍戦闘中・救出進行中』の予定です。
投下乙です
ジブリの後釜は誰だろ?
GJ!
後任?小僧?リーダーシップ?
もしやお酢さんでは?!
今回もいい仕事だ!
>>133 いや待て、「コープランドの小僧」が推薦してきたってだけだから、その推測は早計かもしれん
クセはあるってのはCE世界の住人からすればジョジョキャラは癖ありまくりだから置いといて
作品中の死亡者で歴代JOJO、ツェペリ一族、ボスキャラ以外で有能かつリーダーシップあり…誰だ?
出演可能枠(推測)でまだ出てないキャラ(見落としの可能性あり)
ジョースター卿、ワンチェン他屍生人の皆さん、メキシコ行きになった神父
殺された方の師範代、エシディシ、マルク、シーザー、ワムウ
偽テニール船長、J.ガイル、エンヤ婆、ヴァニラ、上院議員
乙、鈴美、アーノルド
ルカ、イルーゾォ、ペッシ、ペリーコロさん、ドッピオ(?)
ウエストウッド、グッチョ、リキエル、エルメェス、アナスイ
SBRは…フェルディナンド博士出てるけど、出れる条件のサンドマンやマウンテン・ティムはどうなんだろ
あと221氏が作中で書いてた、ジョジョキャラがCEに来た理由から兄貴とアナスイは微妙なような
ドッピオはボスと分離して死んだけど、扱いとしてはどうなんだろう元はボスの人格の一つだし、難しい…
オインゴ&ボインゴとかダービー兄弟って枠に入ってなかったっけ?
それなりに有能で人を使う事に慣れているのならMr.スティールが一番条件にあってるんだけどな。
>>135 オインゴボインゴ兄弟は大けがで仲良く入院
ダービー兄は精神崩壊、弟はオラオラ食らって再起不能だけど死んではないはず
オエコモバとブンブーン一家と雨粒固定の人は死んだかただの再起不能かが思い出せない
ブラックモアは死んだはず
おいおいDIO様を忘れてるぜ?
そうか・・・症状が悪化でもしてない限りホル・ホースの兄貴に出場資格はないんだよな・・・
コープランド大統領が推薦「させられた」と考えればエンヤ婆とかもありそうだが・・・
141 :
通常の名無しさんの3倍:2008/06/21(土) 23:35:07 ID:VOThdxRT
普通にスリーピングのリーダーの彼じゃないの?ネタばれになりそうだ。
『まさか』だろ
『PHASE 21:広い広い大海原の小さな出会い』でコープランドとブチャラティには繋がりあることは書いたので、『順当に行けば後釜はブチャラティだが、予想は外してくるだろう』と考えてもらえると思いましたが、一足飛びに新キャラ登場と思われたようで、意外。
投下します。
ガンダムSEED・BIZARRE
『PHASE 27:両軍戦闘中・救出進行中』
その日、ザフト戦艦・ミネルバはポートタルキウスを出港した。
強化人間育成施設の調査のために、施設付近に移動したミネルバは、ガイアのパイロットであるステラ・ルーシェを捕虜として艦に乗せたまま、ポートタルキウスに戻り、司令部からの命令を待っていたが、ついに行動の時が来たのである。
「それにしても大丈夫でしょうか……。あの娘も乗せていくなんて」
「仕方ないでしょう。そういう命令なんだから」
アーサーが心配そうに呟き、タリアが疲れたように言い返す。
ミネルバはこのままステラを、ジブラルタル基地まで連れて行くこととなった。タリアたちは多少戸惑ったが、まったく予想外のことではなかった。
もともとミネルバはジブラルタルへ行くはずだったのだ。ついでに研究所のデータや捕虜を運ぶ任務を上乗せさせられても、不思議ではない。ステラもシンに懐いているようだし、もう暴れることもなさそうだ。そう大きな問題はあるまい。
むしろ予想外だったのは、もう一つの命令の方だった。
「しかしですね……アスランも艦を離れてしまっているわけですし」
『アスラン・ザラは、カガリ・ユラ・アスハとミリアリア・ハウを、セイバーに乗せてオーブまで送り届けることを命ずる』
それが、ザフトとオーブ政府の相談の結果である、もう一つの命令だった。主戦力の一人であるアスランとセイバーを外すとは、驚きではあるが、考えてみれば納得できる判断である。
まずアスランの実力ならば、カガリたちを安心して任せることができる。更に、狙われているミネルバや目立つ戦艦よりも、安全かつ早く、オーブへ行くことができる。
「けどやはり、こちらの戦力的には不安ですよ。今までMSパイロットたちのリーダーをしていた人間が、急にいなくなっては」
「けどオーブからの援軍が、二人も入っているんだから戦力的には問題ないでしょう。カガリ代表らを送り届けたら、またミネルバに戻ってくることになっているし。今は、ジブラルタル基地に無事到着することだけを考えなさい」
状況によっては簡単に戻ってはこれないかもしれないが、くよくよ考えても仕方ない。タリアはアーサーとの会話を終わらせ、艦長の椅子に、深く座りなおすのだった。何時来るかもしれない、危機に備えて。
「ふうん……そのダイアーって人が、ステラの体を治してくれたんだ」
シンは、暇ができるとステラのいる医務室に通うようになっていた。ヨウランやヴィーノたちに冷やかされもしたが、彼女と話していると心が躍るのは否定しようもない事実だった。
「うん、ダイアー、いい人だから好き。ブチャラティも、ナランチャも、みんな好き!」
明るい笑顔を見せて、ステラは自分の身近にいる者たちの紹介をする。それを聞くシンは、ステラに関する知識が増えることを嬉しく思う反面、自分よりステラに近しい立場にいる人間がいることに、嫉妬の念を抱いてしまう。
ともあれ、ステラがエクステンデッドであったとはいえ、現状は不幸でもなさそうなことに安心する。捕虜になったわりに、不安そうでないのは持って生まれた性格ゆえか。
(それとも俺がいるからか?)
ちらりとそう考え、自意識過剰だと、その思考を振り払う。そこにステラが、
「シンのことも大好き!」
不意打ちで言われ、シンは顔を真っ赤にすることを避けられなかった。
「あ、う、え、お、おおお、俺も、ス、ス、ステラの、こと」
「今度はシンのこと、教えて。前に言ってた……ケサラン……あれ? パサラン……だっけ」
シンが勇気を出して言葉を搾り出す前に、ステラは幸運を呼ぶ謎の毛玉のような名前を口にする。
「あ、あー、ひょっとしてアスラン?」
「それ! シンの友達!」
ポルナレフやレイ、ルナマリアらのことは既に紹介しているが、アスランのことはまだ途中だった。
「あの人のことは……俺も詳しくは知らないんだ。付き合いも浅いし」
「そうなの?」
「うん、でも……凄い人だ。力も、意志も、俺よりもずっと強い」
シンにとってアスランは、ポルナレフよりも身近な乗り越えるべき壁だった。ポルナレフはたとえ能力的に上回れたとしても、どこかで敵わないものを感じる。それに対してアスランは、大きな差をつけられているが、超えられないとまでは思えない相手だった。
隔絶した雰囲気を持ち、他者を寄せ付けないものを感じるレイや、異性であるルナマリア、ほとんど親しい交流のなかった訓練生時代の同僚とは違う。シンにとって、おそらく最初の好敵手(ライバル)が、アスランなのだ。
(あっちがどう思ってるかは知らないけどな……)
アスランがシンにとる態度は、まだまだ熟練の達人がひよっこを相手にするものだ。競い合う同等の相手という位置には、まだ達せていない。
(まだまだだって……認めざるを得ないか。むかつくけど、あれを見せられちゃあな)
シンが思い起こすのは、ついこの前、アスランがミネルバを出立する前に、最後に行った戦闘練習用シミュレーションマシンでの、模擬戦のことだった。
――――――――――――――――――――
「俺はこの後すぐに、この艦を離れねばならない。いつ戻れるかもわからない。だからこの一戦が、お前に『SEED』を教えられる最後の機会だ。そう考えて、取り組め」
アスランは模擬戦の前にそう言った。シンは、言われるまでもないと思った。真剣にやらないと考えられているのなら、不本意かつ不愉快だと感じた。そして模擬戦が始まった直後、シンは自分が甚だ甘かったということを悟った。
偽りの宇宙空間の中で、光の刃がインパルスへと吸い込まれるように振るわれる。その速度とパワーは機体の動きを最大限に引き上げたものであり、その上、まったく無駄な動きというものが無く、シンは反撃の手さえ出せず、防戦一方であった。
(しかも、これでアスランは『SEED』とやらを使ってもいないんだ!)
今までは味方として傍から見ていただけだった技量。それが、敵対する事で初めて、どれほどのものであるのか、理解できた。
『シン、俺とお前の技量は、今、お前が感じているであろうほどの差はない』
鳥肌さえたてるシンに、アスランの通信が送られてくる。
『それが圧倒的な差に感じられるとすれば』
距離を取ろうと、セイバーから離れるインパルス。しかし、その距離感はまったく変わらず、セイバーの大きさはそのままだ。離れるインパルスと、完璧に同じ速度でセイバーが近寄ってきているのだ。
(こっちの動きを完全に見切っているからできる芸当か!)
『それは、精神の差だ』
苦し紛れに繰り出したインパルスのビームを、セイバーは軽やかにかわす。
『リンゴォ・ロードアゲインは言った。お前には『漆黒の殺意』が備わっているが、俺にそれは無いと。だが、俺はそれを手に入れた。自覚的にだ。だから、無自覚に『漆黒の殺意』を得ているお前よりも、しっかりとした覚悟を持ちえることができている』
セイバーの斬撃がインパルスの右腕を刎ね飛ばした。
「くっ!」
『お前には自覚が足りない。お前は……はっきり言おう。天才だ。しかも努力のできる天才だ。だがその才能も、キラには及ばない』
「なっ、あのフリーダムのパイロットに、俺が勝てないっていうんですか!?」
あまりの台詞にシンは反発するが、アスランは冷静に説明する。
『あいつは最高の遺伝子改良の結果に生まれた、スーパー・コーディネイター。天才の中の天才だ。何年も訓練を受けた俺やイザークたちを相手に、戦いの中で成長し、ついには短い時間で完全に上回ってしまった。これから、あいつの力を超えるのは難しい。
あいつに勝てる部分があるとすれば……それはあいつには無い、『漆黒の殺意』と……その先に見える、『自分だけの道』だ』
「『自分だけの……道』?」
「お前が得るべきは『SEED』以上に……お前自身が歩むべき、『光の道』だ!」
『ボウウウッ!』
シンは、ここからでは見えないアスランの瞳に、漆黒の炎が燃え上がったのを感じた。そして同時に、アスランの『SEED』が発動したことも。
「ッ!!」
『プッツーーーーン!!』
その時、シンの頭の奥で『SEED』が弾けた。シンが意識した結果ではなく、アスランの凄まじい殺気に押し出されるように、反射的に発動したようだった。
「う、うおおおおおおおお!!」
「それがまず『SEED』だ。それが学説どおりに進化の産物であるとすれば、生存のための能力ということになる。死の危険に反応して発動するのは、自然な反応だ。その感覚を憶えておけ。それがコントロールへの道だ」
殺気への恐怖を振り払うために吼えるシンに、アスランは教える。
「生きる為の本能が、『SEED』を発動させ!」
戦闘能力の上昇したインパルスの攻撃を、しかしセイバーは軽々と受け流し、
「いかに生きるかという意志が、『光の道』を示す!!」
その時、アスランは見る。リンゴォとの戦いで一瞬垣間見た『道』。キラたちの幻想を振り払い、見出した『自分だけの道』! それが今、アスランにははっきりと見えていた。
ただ生きる為の力を超えて、自らの命さえ捨ててでも成し遂げるべきことを貫く、『厳しい道』が。
『光の中』で、破壊の音が響いた。
「――――――――!!!」
シンは言葉も出なかった。悲鳴をあげる暇もなく、インパルスの全身は斬り砕かれていた。
(殺された! 今、俺は、完全に殺された!!)
シンは、仮想戦闘の中でなければ、確実に自分が死に至っていたことを自覚する。『SEED』を覚醒してなお、絶対的なアスランとの差。
『これが、俺がリンゴォに教えられた『男の世界』……『俺の世界』だ。お前も、『お前の世界』を知れ』
(俺の……世界)
頭では理解できない。だが、アスランのみなぎる意志の力を、シンの魂が理解していた。そして、今の自分ではまだ、アスランの域に達することはできないことも。あまりの気迫の衝撃を受け、シンは傷一つ無いままに、その意識を失わせていった。
『……もしも、まみえたなら……キラを頼む』
ソレガアスランが最後に残した言葉。どうしろとは言わなかった。ただシンを信じ、シンに任せるという、信任であった。
――――――――――――――――――――
(けれど……今の俺ではあんな覚悟なんて……)
ステラを見つめながら、シンは自分の不甲斐なさに落ち込む。今、自分には迷いがある。
「シン?」
言葉をなくし、うつむいたシンを、ステラが心配そうに見る。シンはその心配を晴らしてやるために、努めて元気な声を出そうとしたが、
『地球軍空母発見! 前回と同様の艦です! 全クルー、ただちに持ち場についてください!』
放送が流れた。その内容にステラが震える。前回と同様、すなわち、ステラのいた艦ということだ。
「ステラ……」
シンは何か言おうとするが、何を言えばいいかなどわからない。彼女と、彼女の仲間は、シンにとっての敵であり、シンは彼らと戦い、倒し、そして殺さなければならないのだから。
「……大丈夫」
それは、哀しそうな無理の有る微笑みと共に、口にされた。ステラも、シンと自分たちが敵同士であることを理解している。だから何も言わないのだ。言ってもどうしようもないことだから、ただ、我慢する。シンの心を楽にするために。
「くっ……」
シンは唇をつぐみ、逃げるように医務室を後にした。自分の弱さに、反吐が出そうだった。
たとえ相手が悪人でなかったとしても、撃たなければならないのが戦争であること。たとえ敵であったとしても、相手は命を持った人間に変わりないこと。そんなことは、最初からわかっていたはずではなかったのか。
(敵を殺し、その罪を背負う覚悟……今の俺にそんな『漆黒の殺意』を、持つことができるのか!?)
自分が、いかなる『道』を歩むべきか、それを定めることのできないまま、シンは自らの機体へと乗り込み、戦場へと出陣するのだった。
To Be Continued……
以上です。これからはアスランの種割れは、燃え盛る炎のイメージで。
アスランは第24話『炎と氷』の回で、キラに大体言う事は言ったので、今回は参加無しにしました。
ふ〜ん、アスラン君っていうんだ。カッコイイね〜。
えっ!?アスラン・ザラ?……ってことは凸ぉ!
バッバカなッ!?これは現実ではないぃぃぃ!乙
んっん〜、なんて言うんですか、その、「GJッ!!!」ってヤツですよ。
このアスランは最早、荒木絵以外では想像不可能w
GJです。
この凸、いや、アスラン・ザラはきっとJOJO立ちしているのでしょう
…でも、言わせてくれ。誰だてめえwww
あ、あれ?おかしいぞ…アスランには顎鬚は無かったはずなのに…
…何故だ…?…何故かあるような気がするッ!?
しかもッ!ただの鬚じゃあねぇ!ドクロの顎鬚だッ!!!
乙!
所で、
「今度はシンのこと、教えて。前に言ってた……ケサラン……あれ? パサラン……だっけ」
「あ、あー、ひょっとしてアスラン?」
「知ってんだよオオォォッ!!ミネルバのクルーか、うう…うう…うおお、おっ、おっ、オメーはよォォォォ」
と言うのが浮かんで勝手に吹いたwwwww
ところで今回も乱入してくるんだろうか?
>>152 アスランに限らず誰か神絵師さんの降臨を望むッ
伊豆の踊り子の表紙をARAKIが描いたそうでつね
>>155 > あ、あれ?おかしいぞ…アスランには顎鬚は無かったはずなのに…
アスランには頭髪は無かったはずなのに…と読み間違えたのは俺だけでいい
アスランかっこいい・・・・凸から大戦の英雄へと進化している!!
シンもきっと自分の道を見つける事を信じたい。
ともあれGJ!!
コーディネイターを吸血鬼にすれば、ナチュラルより強い吸血鬼になるんだろうか?
その話題、前も出たな
基礎能力はコディ吸血鬼がナチュ吸血鬼を上回る可能性があるが
コディ吸血鬼は基礎能力に頼っただけの吸血鬼になって
ナチュ吸血鬼はワイアードベックやDIOみたいに特殊能力を覚える吸血鬼になる
一概にどっちが強いとは言い切れない、って結論にならなかったっけ?
脳の骨針を刺すべき位置が違う可能性も在る。
究極生物の時は、専用の石仮面だったんだっけ?
石仮面の骨針では普通にやっても柱の男のツボが押せないからエイジャの赤石が必要だった。
そうか、力の差って事は位置は大して変わらないんだね。
>>165 一応ツボは押せてたんじゃあないかな?
だからエシディシとカーズだけで一族を全滅させられたんだと思う。
スーパーエイジャじゃないとパワー不足で究極生物になれなかったんだっけ?
話題に遅れたけど、次のブルコスの盟主シュトロハイムだったりして。
ナチュラルとかコーディとかどうでもいいって人だからな、シュトロは。
というかシュトロハイムのボディと同じ構造のMSつくったらメチャメチャな性能にならないか?
ペンチ力2000kgだろ?あの前腕の中で2000kgもの力を出せる動力だぜ?
人間の胴体サイズに収納可能な大型マシンガンとその反動に耐えうる足とバランス能力も地味にすごいな
あと飛行機から飛び降りて下半身破損だけで済んでたり……
ナチスの科学力が最強すぎる
あのシーン、改めて見ると弾丸の斬れ方に感動する
他の漫画が弾丸を真っ二つに斬っちまってるの見る度に格の違いを感じるわ
>>171 いやむしろ
ドイツの科学は世界一ィィィィィィィィッ!!
だろ?
>>171 いやむしろ
ドイツの科学は世界一ィィィィィィィィッ!!
だろ?
思ったことを一つだけ言わせて下さい。
正義だろうが悪だろうが自分の世界を理解したとき成長する。
つまりキラもあのまま悪いほうへ成長すると。
悪化するのと悪として成長する、ってのは別のことだと思うんだが。
じゃあピンクはどうなるのかな?
赤くなる
ロシアンジョーク的な意味で
投下します。
MS格納庫に入ったシンは、先に来ていたポルナレフに声をかけられた。
「遅かったな。いつもはもっと勢い込んで来る奴が」
「………」
無言のシンに、何事かを察したポルナレフは、
「行くぜ。今、お前さんが胸に抱えてるやつは、前に進まなきゃどうにもならないものだろうからな。少なくとも、目をそむけるのだけは絶対に……」
そう言ってシンにヘルメットを放り渡す。シンはそれを受け取りながら、内心、ポルナレフに感謝していた。止めないでくれたことに。
もしポルナレフが、『ステラのこともあって、戦いづらいんだったら無理にしなくていいんだぜ』というようなことを言ったなら、シンは深く傷ついてしまっただろう。だが、ポルナレフはシンを、迷いを乗り越えられるだけの男と認め、背中を押してくれたのだ。
(そうだ。俺は必ず、『光の道』を見つけてみせる。ポルナレフ教官と、アスラン隊長の期待に答えてみせる!)
理不尽なる運命。今まで戦い続けてきた、最強最悪の敵。
今更、奴に背を向けてなどなるものか!
シンは己の初心を思い出し、恐怖を押さえ込みながら、戦場へと向かう。迷いの答えを求めて。
―――――――――――――――――――――――
ミネルバを待ち構える『J.P.ジョーンズ』を初めとする地球軍艦隊も、作戦のための行動を進めていた。
「いいか、スティング、アウル。今回、お前たちにやってもらうことは敵MSの相手だけだ。相手の目をこちらに引き付けておいて、その隙にブチャラティたちがステラを助ける。ミネルバを攻撃するのは、ステラを助けてから。いいな」
専用のウィンダムに乗り込んだネオが再三に渡る説明の通信を、二人の乗るMSに送る。
「わあってるよ。まったく、何度も何度も。耳にたこができちゃうぜ」
期待通り、戦意を取り戻してこの場にいるアウルが、いらついたように言った。
「それより、俺はいい加減にあの几帳面野郎との決着をつけたいところだな」
スティングがMS戦で最初に、悔しい思いをさせられた相手。手合わせの数はそれほど多くないにもかかわらず、どうしてもこの手で倒しておきたいと、執念を燃やす宿敵に想いを馳せる。
「さあ時間だ。せいぜい派手に行こう」
―――――――――――――――――――――――
ミネルバから出撃したMSは、シンのインパルス、ポルナレフのグフチャリオッツ、そして新参のウェザー及びFFのムラサメの四機であった。
アスランがいない今、暫定的にポルナレフがMS隊の指揮を執る。
「シン、お前はアビスを。俺はあの赤紫の指揮官機をやる。オーブの二人は、カオスとそれ以外だ。基本それで、後は臨機応変にやってくれ!」
「了解!」
「何だ。私らは雑魚相手か。ところで臨機応変ってどういう意味だ?」
「油断するなFF。臨機応変というのは、行き当たりばったり……もとい、アドリブをかましていけ、という意味だ。行くぞ」
口火を切ったのは、ウェザーのムラサメが撃ち放ったビームライフルであった。
スタンド『ウェザー・リポート』の発生させる雷によって、エネルギーを充電させる装置『ミチザネ』を備えているがゆえに、エネルギー消費を気にせず、遠慮なく何発も放たれたビームは、連合軍のウィンダムを一機、撃墜した。
それを合図としたかのように、両軍は盛大に激突した。
アウルの乗るアビスは、海中からインパルスを攻撃した。水中に潜み、時折、他のウィンダム部隊の相手をするシンの不意をついて、姿を現しては攻撃を仕掛ける。水中の敵を攻撃するような装備は、インパルスには無い。見つけることすらままならない。
(これじゃ、倒す覚悟以前に、こっちがやられてしまう!)
シンはアビスの攻撃をしのぎながら、アスランとの訓練で経験した『SEED』発動の感触を、懸命に思い起こそうとしていた。
「こっちはちゃんと押さえられてるぜ。そっちはどうだ?」
アウルが仲間に通信する。本音を言えば押さえるなんて半端なことはせず、撃ち落してしまいたいのだが、実力は伯仲しており、そこまではできない。アウルはプライドにかけて、自分から倒せないとは言わないが。
『ちっ、あの野郎は出てないのか。温存してやがる。仕方ねえ。あの新顔にあたるか!』
スティングが、ウィンダム部隊と戦う二機のムラサメに目をつける。
『まあ、どうにかやってるよ。おっと! 動きは荒いが、いい反応をしてくるねえ!』
ネオのウィンダムがグフチャリオッツのビームサーベルを紙一重で避ける。厳しい相手であることを認めながら、余裕の態度と自分のペースを崩さず、相手を続けていた。
前回の戦いでも姿を見せたザムザザーは、シールドを展開してタンホイザーから艦隊を守ることに専念している。
「こっちは予定通りってわけ……。あとは、あんた達次第だぜぇ。ブチャラティ、ナランチャ、ダイアー……!」
―――――――――――――――――――――――
「向こうはうまくやっている。こちらも行かねばな。準備はいいか?」
「もちろんだぜ!」
「右に同じく」
ブチャラティに、ナランチャとダイアーが答える。
「ただまあ、もうちっと広ければいいんだけどな。ここ」
「……右に同じく」
ナランチャのぼやきに、ダイアーが無駄に重々しく同意する。彼ら三人がいるのは、地球連合軍の大気圏内用VTOL機『FX−550 スカイグラスパー』である。前大戦から使われ続けている高性能の戦闘機だ。
前後の座席に二人が座る、タンデム複座式であり、本来三人が入れるスペースは無いのだが、ブチャラティの『スティッキー・フィンガーズ』の能力で後部座席にジッパーを貼り付け、空間を作ってナランチャとダイアーを押し込み、無理矢理入っているのだ。
「贅沢は言うな。それにすぐ乗り心地など関係なくなるんだしな」
そしてブチャラティは、操縦桿を動かした。それによって、ウィンダム部隊に紛れ、敵MSから距離を置いて飛んでいたスカイグラスパーは、強烈な加速を起こす。一気に速度を上げ、両軍のMSの隙間を縫って、ミネルバへと一直線に発進した。
―――――――――――――――――――――――
SIDE:ザフト
「! 何だ!?」
ウェザーが、そのスカイグラスパーの姿を視界に捉える。たった一機の戦闘機。ミネルバとの戦力差は蟻と巨象だ。本来なら放っておいてもいいような敵。しかしウェザーの勘が、『何かヤバイ』と訴える。
「FF!」
「任せな!」
ウィンダムに加えてカオスまで相手をする彼に、手を出す余裕はない。シンやポルナレフも同様だ。そこで、ウェザーはFFにスカイグラスパーの相手を頼んだ。
FFの操るムラサメは、邪魔をするウィンダムにビームを浴びせて爆破し、ブチャラティたちを乗せた戦闘機を追った。
「くらえ!」
FFは容赦なくビームライフルを発射する。しかし、スカイグラスパーは微かに右に寄るだけで、そのビームをかわした。反転して攻撃することも無く、FFのムラサメなどに興味は無いというように、ミネルバを目指して飛び続ける。
「へえ、やるじゃないか。私の『体』の記憶が、相当な技量だと認めているよ」
だがFFは並みのパイロットではなかった。正確に言えば、FFの『体』は。
FFことフー・ファイターズ。その本質は、スタンド能力を得た水生プランクトンが知性を持ち、集合して人型の姿をとるようになった新生物である。
人間のように見えるのは、水分保持のために、死んだ人間の体を被っているからで、本来は変幻自在の、異なる星の生物の如き姿をしている。そしてこれが重要なのだが、FFは借りている人間の生前の記憶を読み取り、使うことができる。
例えば、彼女の現在の姿。短い髪をした、身長165センチの若い女性。彼女の本名は『エートロ』。普段使うトイレットペーパーの長さはミシン目4つ。好きな俳優はジョニー・デップ。そうした記憶を、ちゃんと引き出すことができる。
そして現在、彼女が使っているのはエートロの肉体だけではない。外見上は変わらないが、実はこちらの世界に来たとき、てっとり早く知識を得るため、墓を一つ暴いて、この世界の死体を取り込んだのだ。
それがたまたま、高度なMS操縦技術を持った人間だったのである。その技術を思い出しながら使えるため、FFの操縦技術は並みよりも優れたものであった(もちろん知識だけでは体がついていかないため、練習の必要はあったが)。
けれど最低限の知識以外の、プライバシーに関する部分……性格や趣味、仕事、人間関係などまでは思い出そうとはしなかった。
死人の墓を暴いたり、死体を取り込むことに関して感傷を持つことはない。『死体』はあくまでモノでしかないから。だが、それ以上の記憶を覗き見することは、『かつて生きていた者』の思い出に土足で踏み入る行為だと思えたのである。
「中々やるけど……」
FFは再度狙いをつける。かつての世界での戦闘で、己の体を分裂させて弾丸にし、発射させていたときのように。
スカイグラスパーは既に、ミネルバまで五秒とかけずに辿り着ける距離に迫っていた。ミネルバもミサイルやビームを発射しているが、それらはことごとく避けられている。
「逃げてばっかりじゃな!」
ミネルバからのミサイルを避けたところを狙って、放たれたビームは見事にスカイグラスパーを貫き、一瞬の間を置いて、爆発四散させた。
ミネルバとスカイグラスパーとの距離は、そのとき100メートルも無く、FFが放ったビームは下手をすればミネルバに当たっていたかもしれない。
「よしッ! けど何を狙っていたんだろうな。射程距離に入っても攻撃しようとはしなかったし……特攻ってわけでもなかろうに」
まあ片付いたから別にいいか。そう思考を切り替え、FFはMS同士の戦闘に、舞い戻ることにした。
―――――――――――――――――――――――
炎に巻かれて海に落ち、飛沫を上げるスカイグラスパーの残骸。そこに生きる者の気配は無く、ただ完全無比な破壊のみが見受けられる。それを見ながら、ネオは満足げに呟いた。
「作戦通り……!」
ただその一言を。
―――――――――――――――――――――――
SIDE:スリーピング・スレイヴ
「一機、囲みを抜けてきたぜ!」
ナランチャがレーダー反応を見て叫ぶ。その時には既に、ムラサメはライフルの照準を、スカイグラスパーに合わせていた。
「わかっている!」
ブチャラティは、スティッキー・フィンガーズに操縦桿を握らせる。人間の速度と反射を超越したスタンドによる操縦は、並みのパイロットなど足元にも及ばない。微かに右に寄るだけで、スカイグラスパーはビームをかわした。
「もう少し、もう少し近づいたら仕掛けるッ!」
「了解!」
「了解だ!」
ミネルバから飛んでくる数々の攻撃をかわしながら、ブチャラティはタイミングを計る。
攻撃を『くらう』タイミングを。
「後ろの奴が、仕掛けてくるな……」
ブチャラティは背後を映すカメラから、ムラサメのライフルの狙いを読む。そして、
「今だ!」
ブチャラティの手が、ミサイルをかわすための操縦を行う。同時に、今まで操縦をしていた彼のスタンドは、両の拳をコクピットの壁へと打ち込んだ!
「アリアリアリアリアリアリアリアリ!!」
拳の一撃ごとに、コクピットの壁にジッパーが貼り付けられ、それが開くごとに壁は裂け、
「アルーヴェデルチ(さよならだ)!」
彼ら三人が乗るコクピット、スカイグラスパーの前方部分は、全体から切り離された。重力に引かれながらも、さっきまでの飛行の勢いもあり、斜め下に落ちていく。
一瞬後、彼らの耳に爆音が届く。彼らが別れを告げたスカイグラスパーの後方部分が、ムラサメの攻撃によって爆破されたのだ。コクピットを分離させずに、普通に操縦していたら、かわすことはできなかっただろう見事なタイミングの攻撃だった。
だからこそ、撃墜されたと思ってもらうのに都合がいいのだ。
しかし、まだ問題は残っていた。生き残った三人のいるコクピット部分は、風を切り、凄まじい速さで落下していく。このままの速度ではミネルバに激突して、三人はミンチのように潰れてしまうだろう。
死ぬ時間に数秒の差が出るだけで、死という結果は変わらずじまいになってしまう。
もちろん、それくらいのことは対策をたててあった。
三人は、前もって準備していた荷物を取り出し、中身を空中にばら撒いた。そして、
「生命磁気への波紋疾走(オーバードライブ)!!」
ダイアーが雄叫びをあげて、ばら撒かれた中身に、『波紋エネルギー』を流し込んだ。その中身とは、無数の『木の葉』であった。木の葉は一つ一つが生き物のように蠢き、一つに寄り集まって、巨大なグライダーのようになった。
『生命磁気への波紋疾走』。人間の肉体は、微弱ながら磁気を帯びている。それを波紋の力によってパワーアップ! 木の葉にそれを流し込み、葉っぱ自体を生命磁石としてくっつけ、形を作ってパラシュートにしたのだ!
しかし、木の葉のパラシュートは空気をその翼で受け止め、落下速度にブレーキをかけると、すぐにただの木の葉となって散って行く。長い時間使うと、彼ら三人が生きていることがばれてしまうからだ。だがその短時間で、木の葉は充分に役割を果たした。
最低限、速度を落としたコクピットは、ついにミネルバの外壁へと辿りついた。速度が落ちているとはいえ、衝突の衝撃はかなりのものであった。金属が砕け、ひしゃげる音が唸り、意識がぶっ飛びそうなほどの揺れが響く。
「グヌウッ!」
ブチャラティは呻きながらも、役割を忘れることは無かった。
「『スティッキー・フィンガーズ』!!」
再度、彼のスタンドの逞しい両腕が強烈なラッシュを壁にくらわす。一瞬にしてコクピットはばらばらにされて飛び散る。彼ら三人はついに外の空気に触れることとなった。
だが、スティッキー・フィンガーズのラッシュはまだ終わらない。
「アリアリアリアリアリアリアリ!!」
ミネルバの壁へとその突きはくらわされ、ジッパーが貼り付けられた。スティッキー・フィンガーズは右手でその開いたジッパーの金具を、左手でダイアーの右手首を掴んだ。そしてダイアーの首には、ナランチャがしがみついている。
「アリィィィィ!!」
スティッキー・フィンガーズの右腕に力が込められ、彼ら三人はまとめて開かれたジッパーの穴の中へと飛び込んでいった。
バン!!
飛び込んだと同時に、ジッパーが解除され、ミネルバの外壁に開いた穴は跡形も無く消滅する。そして、
「アリーヴェデルチ(さよならだ)。ご苦労だった、スカイグラスパー。そして、ブォン・ジョルノ(おはよう)……ミネルバ!」
三人は、人通りの無いどこかの通路に入り込んでいた。ブチャラティは周囲を観察し、問題が無いことを確認すると、
「行くぞ。ナランチャ。二酸化炭素レーダーを使え。人間の位置を探るんだ。戦闘中、捕虜にそう人員を裂くこともないだろうから、人の少ないところ、一人しかいないところに、ステラがいるだろう……。急いで救出する!」
スリーピング・スレイヴ……ミネルバ潜入、成功!!
To Be Continued……
投下終了。
FFに取り込まれた誰かについては、名前不詳、性別不詳の凄腕パイロットというだけで、他に設定はありません。最初はバルトフェルドの恋人だったアイシャの予定でしたが、バルトフェルドと絡ませる予定もないので、却下。
アイシャかもしれないし、ニコルかもしれないし、ソキウスやロンド弟かもしれないし、作中には出ていない人間かもしれませんが、ストーリー上、重要なものではないです。
投下乙です
しかしステラどうすんだろ、脱出するのを躊躇うか拒む可能性があるような
あとここでブチャがルナかメイリンと再会したらそれはそれでドラマティックだなと思う俺
というかブチャチームとポルの再会シーンが一番楽しみなんだけど
GJ!!!
生命磁気へのオーバードライブ感動した!!!
スタンドとMSも実になじむ!
それぞれが持ち味を生かしていていい感じ!!
そしてブチャラティなら誰かに見つかっても、そ知らぬ顔でステラの居場所聞きそうだなwww
が、艦に残ったスタンド使いが一人…気になるところ。
GJ
いまさらだけど、ブローノ・ブチャラティのブローノが姓でブチャラティ名だからな
イタリアは日本の山田太郎の山田が姓で太郎が名なのと同じ。
日本語でおk
ブローノの方が名前じゃね?
本スレかどこかは忘れたけど、
イタリアは同じような名前が多いからファミリーネームで呼ぶのは珍しくないらしい、
というレスがあった
あとサン・ジョルジョ・マジョーレあたりで挟まれてた過去話でも、
カーチャンにちゃんとブローノって呼ばれてたし、向こうは名前の並び方は姓+名じゃなくて名+姓だからな
フーゴの親は何を考えてパンナコッタなんて名前をつけたんだ……
ブチャラティチームはリーダー以外は偽名っぽくないか?
なんでいきなりそうなるんだw
>>198 磯野さんの家は全員水産物の名前で偽名みたいだな、
って言ってるようなもんだぞ。
というか偽名に為ては目立ちすぎると思う。
投下乙!GJでした!
本編ではここら辺から特にバタバタと無意味な死者が出るが
うp主がどう料理してくれるのか非常に楽しみです。
なんか最近ニコニコでもねーのにうp主とか言ってる奴をよく見かけるんだけど
何なの?同一人物なの?まさかねえ
しかしなんでこのスレ今日こんなに伸びるんだろw
正直ニコ厨は半年ROMってろと思う
>>203 2ch暦五年のニコ房はどうすればいいんだ
もう半年と言わずに10年ROMってろ
201だけど他意はなかった。不快にさせてすまん。
221 ◆OmAfLE8R1Q氏が〜とか作者さんが〜とでも変換してくれ。
ブチャラティ「帰るぞ、ステラ」
ステラ「いや…、私帰りたくない」
ブチャラティ「そうか、残念だ」
ステラ「(引き下がってくれた?いや、でもそんな簡単に…)」
バァーーーーーーンッ!!
ブチャラティ「この味は…嘘をついている味だぜステラ!!」
ステラ「!!」
やべぇ、これじゃあブチャ変態だ
つーか嘘ついてなくね?
嘘ではないけど、本心すべてでもないってのが正確なところじゃね?
>>201 ジョジョだったらバタバタと意味のある死者が出る辺りだろうか。
確かにジョジョだと死んだ者が、残った者に何かを残していくからな
分かりやすい所だと重ちーがボタンだとか、アバッキオのデスマスクとか
もちろん精神的な面も含めてだが意味ある死っていうのがジョジョだと思う
するとアヴドゥルは…?
腕が残ったwww
>>212 アヴさんはポルとイギーの命を残して死んでいったんだ
それがわからんか
>>213 アニメ版はあっけなさ過ぎた・・・
DIOとヴァニラアイスの恐ろしさを引き立てるっていうんなら意味ある死だが
>>214 アニメ版はイギーもヘタレ過ぎていやだった。
まあ、スタンドバトルは面白かったからいいけど
エシディシシルエット
新たに開発されたインパルスの新形態の一つ。
最大の特徴は、両手足及び背部に装備された、相手にワイヤーを撃ち込み、サイクロプスの応用で敵機を内部から破壊する特殊兵装『カイエンノウ』である。
単体でも強力な破壊力を持つが、全てのワイヤーを一斉発射し、ガンバレルの要領でオールレンジ攻撃を仕掛ける『カイエンノウ・ダイシャゴク』の流法(モード)は破壊力に加えて一切の死角がなく、まさに必殺技という他はない。
その装備の特殊性ゆえ、主な戦場は宇宙空間に限定される。
ワムウシルエット
同じくインパルスの新形態の一つ。パワーシリンダーの技術を応用したアームと一本角を模したレーダーが特徴的な外見をしており、全シルエット中、最大のパワーと防御力、そして索敵能力を誇る。
主な武装は、格闘戦用の巨大スレッジハンマー、砲撃戦用の超特大ボウガン型レールガンで、どちらもワムウシルエットのパワーでなければ使いこなせないシロモノである。
重装甲なかわりに機動性が犠牲になっているが、追加装備である『ゾンビ・チャリオッツ』をレッグパーツと換装する事により驚異的な機動性と走破性を得る事も可能。
しかし、何と言っても最大の武器は、そのパワーアームを全出力にて回転させる事により、歯車的砂嵐の小宇宙を作り出す必殺流法『カミズナアラシ』である。
その圧倒的破壊空間は、理論上ではコロニーすらボロ雑巾のようにねじ切ってしまう程。
欠点として、エネルギーの消耗が激しい事と、技の性質上大気圏内でしか使用できないことが挙げられる。
両腕を失うとほとんどの戦闘力を失ってしまうが、その際の切り札として最終流法『コンケツサツ』が実装されている。
これは全リミッターを解除し、全エネルギーを頭部から超巨大ビームソードとして解放する兵器であり、コロニーや小惑星すら易々と両断するが、機体の損耗率も尋常ではなく激しい。
カーズシルエット
同じくインパルスの新形態の一つ。MS同士の格闘戦のみに主眼を置いたシルエットであり、武装は両腕部に装備された超振動刃『キサイカットウ』のみである。
極めて軽武装・軽装甲だが、それゆえに全シルエット中、最大の機動性を有している。また強力なECMを実装しており、そのスピードと相俟って、大軍のただ中に斬り込んで相手を撹乱するといった芸当が可能。
さらに、この形態にはまだ隠された機能があるようだが……
アルティメットシルエット
史上最強のエネルギー原『スーパーエイジャ』を搭載したことにより、その真の性能を発揮したカーズシルエットの最終形態。
全スペックにおいて、他のシルエットとは比較にならない性能を誇り、核動力機にすら追随を許さない。
さらにナノスキン装甲による自己修復機能、AIに記録されているMSを含んだ人類史上あらゆる兵器を具現化・使用する機能を有する。
最大の武装は、全リミッター解除することで、全身から噴き出す膨大なエネルギーにより射程圏内に入ったあらゆる物体を跡形もなく消滅させる『アルティメット・オーバードライブ』であり、その破壊力は実にジェネシスの数百倍。
もはや神と呼ぶに相応しい、その圧倒的戦闘力は、まさしく究極のガンダムと言えるだろう。
暇だったんで思いつきでやった。
反省はしている。
ハイハイ厨2厨2
なぁに、こういうのも結構楽しいもんだ。
「ぼくがかんがえたさいきょうのがんだむ」って意味では和田と変わらんけどな
なんでこんなに楽しいんだろうな、こういうのって
中々気に入ったぜ
改めて柱の男の無茶苦茶なスペックがよく分かるな
ジョジョキャラでカーズ究極体を倒せる奴っているのか?
白蛇で能力抜き取るのが一番確実じゃね?
黄金体感鎮魂歌なら問題なく倒せるな。
殺せないけど。
クリームで欠片も残さないくらい削り取るとか
ノトーリアスBIGがいるじゃないか
キラークイーンで爆破したり、ハンサム顔で飲み込んだり、ハイエロで進入して操って焼身自殺させたり、ヘブンズで左に同じ
そこら辺は攻撃力不足が問題じゃないかなぁ
最大規模の火山噴火でも直接的には戦闘不能にもなっていないし
ハンサム顔やノートリアスだと、究極生命体との食い合いになるぞ?確実に負けそうだが……
ノトはともかくイエテンなら弱点がないので、カーズが一方的に食われると予想
でもジョジョ読む限りでは喰うスピードはそんなに早くないみたい>イエテン
再生スピード>食べるスピード だと思う
再生スピードの方が上回るとか、火口の溶岩に落ちた時そのまんまじゃねーか
カーズの再生は無限じゃないぞ。
食った分だけすぐ増えるイエテンの方が有利という言い方もできる
235 :
通常の名無しさんの3倍:2008/07/06(日) 21:16:34 ID:2wC903eP
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは二週間ほど前にこのスレのssを読んでいたらジョジョ好きになっていた
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ そして貯めてた小遣いをほとんど使い果たし ジョジョを全巻揃えていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を(当たり前のことを)言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも(荒木に)何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭が最高にハイって奴になりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 催眠術だとか荒木の隠されたスタンド能力だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
このスレの存在にも意味があった…!!
>>235 それが、魅了されるということだ……!!
__..... -- ―‐ -- ....__
filヽ、_ _,r'il゙i
| ll ll ll`「TT''''''TT"「 ll ll |
|ヾ ll ll. l l ll l l l / //|
|=rヾ ll l l ll l l l,r''ヽ=|
|=| ヾ l l ll .l.l / |=|
|=l ヾl ll lレ′ |=|
|=l ヾ,ヅ |=|
r、V Vヘ
>>235です。
|ヘl( 、 li r )lイ| 購入する前に予習がしたいのでSBRの見どころ(名キャラ)を教えてください
|.ト| `r‐toッ‐ィ_}l_ノr toッ‐ァ゛|ノ| SBRの見どころ(名キャラ)を教えてください。お願いします。
l.ト| " ̄´":i ヾ" ゙̄` |ノ| (このAAって「やらないか」にそっくりだと思いませんか?)
ヾ|ヽ { | / |<
ノノll U ', :L. U lト,ヽ
f⌒>{.ll lU ヾノ Ul l } <⌒i
ヽr゙ |l.| ',l ー‐--一 l/ l.| ゙tノ
,r'"ヾ| ', =====" / リ`ヽ、
/ | ', t= / | \_
__.... -‐''"  ̄ l ヽ________/ l /:::::::`:`ァ- ....__
ー-- 、 ヽ / /:::::::::::::/
`ヽ、 ヽ / ,. -―/:::::::::::::/
↑の誤植は気にしないでください
「な、何するだぁぁぁぁ!!ゆるさん!!」みたいな
>>240 一部から買いそろえると幸せな気持ちでSBRを読めるよ
>>242 もうジョジョは揃えてるんだってさ
見所とか多すぎて決められねーから全部買えば良いと思うよ
SBRの見所の一つと言えば、また絵柄が変わる所かな?
他の部より急激に変わった印章があるし、上手くなってる
よくチャリオッツは役に立たないとか、他なの後ろの物を拾えるとか言われるけど、近距離戦闘能力だと群を抜いてるよな。
真面目な話、鎧を外した状態での剣のスピードはスタプラをも上回るんじゃないかね
実は時間操作系スタンドに致命傷寸前の攻撃を繰り出せたのはポルのSチャリオッツだけな件
・DIO:DIにレイピア直撃、時間を止めるのが少しでも遅かったら致命傷だった
・ディアボロ:ボスが血でのキンクリ見破りに気付かず接近してれば致命傷だった
>>247 DIOのはむしろ、DIOが人間だったら勝ってた。
透明な赤ちゃんがミネルバを徘徊してたら誰が育てるんだろうか?
このSSなら形兆に決まってるだろ
父親があんなふうになってからは家事や弟の世話を一人でこなしていたんだろう
教育に悪いからアーサーの近くにはやりたくないよなぁ……。
形兆が親だと田宮玲子みたいに育てそうだww
でも赤ちゃんも懐くとwww
初登場のシルバーチャリオッツの無敵さ加減は今見ても凄まじい
超高速の剣捌きでマジシャンズレッドの炎も弾き返す所とか
話は変わるが、第三部序盤だと一見相性の悪い敵との戦闘が多い気がする
花京院VSタワーオブグレー (スピードが遅くてパワーも低い法皇では不利)
アヴさんVSポル (チャリオッツは炎を無効化できるしスピードもマジシャンズレッド以上で真っ向からじゃ不利)
ポルVSエボニーデビルとか (スタンドと視覚を共有できる法皇やスタプラなら本体にとって死角でも問題ない)
まあその不利な状況を策で補う所が読んでて面白かったんだが
ディモールト同意。
ジョジョの『強いものが勝つとは限らないバトル』を読んで以来普通のバトル物じゃ燃えなくなった。
まず相手の戦力を把握する。
まあ、当たり前のことなんだが……
ジョジョだと熱いぜ。
セト神のアレッシー――影に触れた生物を若返らせる。
シン・アスカ、アスラン・ザラ、キラ・ヤマトを五歳児に変え無力化。
各々のキャラの反応を妄想せよ。
シンは妹に見立てた人形で遊びだし、キラは止めてよねといいながらシンを苛め出し、アスランは鏡の前で自分の髪量を見て満足する。
それぞれのヒロインに…………………アッー!?!!!!
260 :
通常の名無しさんの3倍:2008/07/11(金) 19:59:48 ID:LzAk+cZi
シンはステラとぽややんと遊んでそうw
シンは自由に家族を殺される前はなよっとしたボウヤだったからな
>>235 自分の人生に意味ができたと感じた。
投下します。
―――――――――――――――――――――――
「戦闘機が突っ込んできた?」
ルナマリアがややキョトンとした表情で声を出した。
場所はMSの格納庫。彼女ら、MSパイロットたちは現在、それぞれの機体に乗り込んだままで待機中である。
出番を待っている中、報告が届いた。敵軍の戦闘機が戦陣を突っ切り、ミネルバへと向かってきたが、相当間近まで迫ったものの、FFのムラサメが放ったビームによって撃墜されたとのことだ。
『破片が少し外壁にぶつかった程度ですんだらしいけど』
オペレーターのメイリンが、姉に対して言う。
「ふーん、もしもFFがいなければ、やばかったかもしれないってことか」
ミネルバのクルーたちは、敵の戦術は、こちらのMSの動きを封じておいて、身軽な戦闘機によってミネルバを直接攻撃するというものだと考えていた。しかしそれも未然に防ぐことができたと、そう思っていた。
一人の男以外は。
「……まだ、終わっていないかもしれん」
自分専用のMS内で待機していたその男は、口を開いた。
『え?』
「艦内のカメラをチェックしろ。その他、何かさっきまでと違うところが無いか、洗い出せ……。いや、データさえ送ってくれれば俺が見る」
虹村形兆は、その怜悧な眼光を研ぎ澄ませながら言い放った。
「作戦が失敗したにしては、敵MSの動きに動揺が見られない……。退避もしないし、戦法を変えもしない。冷静に状況を続けている。これから見るにおそらく……作戦は失敗していない!」
―――――――――――――――――――――――
ミネルバの片隅にあるトイレの便座に座り、スティクスは一人、ウイスキーをチビチビ舐めるように飲んでいた。痩せた30代前半の男性だ。
彼はこの区画を担当する二人の応急工作員(ダメージコントロール)の一人で、ミネルバが攻撃を受けた際、そのダメージや被害を必要最小限に留める事後の処置を行うことを、役目としている。
しかし、酒の回った体でどの程度の役目を果たせるかは甚だ疑問である。いかにナチュラルより優れていると唄うコーディネイターといえど、当然不真面目な落ちこぼれはいるものであり、スティクスは命に関わる戦闘中であってもサボるような人間であった。
あるいは、いつ死ぬかわからないからこそ、現実逃避のために酒を飲んで、仕事から目を背けているのかもしれない。
「ヒック、へっ、やってられるかよセンソーなんて、ヒック、罰当たりなこと、ハハッ」
とうとうチビチビ飲むのをやめ、酒瓶に直接口をつけ、ラッパ呑みに移行する。
「レンゴーグンでも、エクステなんとかでも、何でも来やがれってんだぁ!!」
「ほう、わざわざ呼んでくれるとは」
スティクスが自分以外の誰かの声が耳に届いたことに気付くまで、三秒ほどの時間を必要とした。濁った眼をこらし、自分の目の前に、自分以外の誰かの姿を認めるまでには、更に五秒ほど必要だった。
「ノックもせずに失礼するよ」
ドアを開けてもいないのにその男は現れていた。一見、おかっぱに見える黒髪は、実際は頭頂で編み込まれ、複雑な髪形になっている。
「え……あれ?」
酔っ払ったザフト兵士は、いきなりの異常事態に、異常を異常と認識できない。
「いいところで出会った。ああ……もし多忙でなければ……酒を飲んでいるくらいだから暇だとは思うが……ひとつ、ちょっとした質問に答えてくれるとありがたいんだが」
彼は腕組みをして、壁に背中をつけた体勢で、右人差し指を立てて言う。
「この間、この艦に連合軍の兵士が捕虜として、連れ込まれなかったかな? 彼女を連れ戻しに来たんだが」
「え、ええっと……」
何が起きているのか、酒の入った脳みそで懸命に考えているスティクスから、男はヒョイと酒瓶を取り上げる。
「あっ、ちょっ、なにしやがっ」
スティクスが慌てて立ち上がり、酒瓶を取り戻そうとする。
「ああ、そう焦るな。こいつを奪おうなんて思っちゃいない」
男はそう言い、スティクスに向けて酒瓶を投げ渡す。スティクスは酒瓶を両手でキャッチした。
「あ……あれ?」
しかし、スティクスは手のひらに、丸みを帯びた冷たいガラスの感触を感じることはなかった。
「な、なんか、変じゃないかコレ?」
スティクスの目には、太い酒瓶に自分の両手がめり込んで、突き抜けているように見えた。まるで酒瓶が手錠のように、自分の手首と手首を繋げている。酒瓶の中に入り込んだ手首に、中の酒がかかって濡れた。
「いや何も変じゃない。それで、知らないかな? 捕虜は女の子なんだ。ちょいと風変わりだが可愛い子でね」
男がスティクスの肩に手をかける。するといつの間にか、体の前方に向けられていたスティクスの手は、どうやってか酒瓶で繋げられたまま、腰の後ろ側へまわっていた。もはや腕を振り回すことさえままならない。
「心配しているんだが、どこに収容されているか、知らないか?」
男は穏やかな声をかけながら、スティクスの軍服のポケットから、護身用の拳銃を取り上げる。抵抗も忘れ(後ろ手に縛られたと同様の状態で、ろくな抵抗ができるかどうかは別として)、スティクスが混乱の極みにいると、トイレのドアをノックする音がした。
「どうしたナランチャ」
男がドアを開けると、黒髪の活発そうな少年が顔を見せた。
「ブチャラティ。もう一人の方から、居場所は聞き出せたぜ。ダイアーが波紋で催眠術をかけたんだ」
もう一人というのは、スティクスと並ぶもう一人の応急工作員である、アダムスのことだろう。
「そうか。そっちの方が早かったな。ああ、もう君の方はいい……ゆっくり眠っていてくれ」
男がそう言った途端、スティクスは強い衝撃を受けた。当身をくらわされたようだった。酔った意識は、その衝撃に抵抗する術を持たない。
「ディ・モールト・グラッツェ(どうもありがとう)」
最後に男が言ったのを聞きながら、スティクスの意識は眠りへと落ちていった。
それからは人の息を探知できる『エアロスミス』の二酸化炭素レーダーの能力と、誰にも見つからず隠れることができる『スティッキー・フィンガーズ』のジッパーにより、ブチャラティたちは無事にステラのいる医務室に到着することができた。
あとはステラを連れ出し、MS格納庫から適当なMSを奪って脱走すればいい。格納庫の位置もさきほど聞き出してある。
「けど、ここにも人がいるみたいだぜ?」
ナランチャがレーダーのモニターを見ながら警告する。
「うむ。ステラは大事に治療を受けているようだ。それは良かったが……どうするかな」
既に二人の人間と接触してしまっている。二人とも意識を失わせてトイレに押し込んでおいたが、いつ見つかってもおかしくない。侵入がばれれば、さすがに逃げるのが難しくなる。
「これ以上、時間はかけられん……ダイアー、頼む」
「了解した」
ダイアーは頷くと、巨体を軽やかに動かし、足音一つたてずに医務室に入った。それから時間にして三十秒ほどした後、医務室から顔を覗かせた。その間、物音をは一切たてられなかった。
「済んだぞ」
ダイアーの言葉を聞き、ブチャラティとナランチャが医務室に入ると、中には軍医と看護士が、目を閉じて床に座り、壁にもたれていた。
「さすがの手際だな」
ブチャラティは、まったく静寂のままに、僅かな時間で人間二人を気絶させるダイアーの技量に感心する。純粋な肉体能力で、ダイアーを上回る人間を、ブチャラティは知らなかった。
しかもダイアーの操る波紋は、肉体強化、治癒、液体の固定、接着と反発、催眠、生物の意識を奪うなどなど、幾つもの効果を持ち、実に汎用性に富んでいる。スタンドにもまったく引けをとらない。彼とこの世界で味方として出会えた幸運に、感謝するブチャラティだった。
彼ら三人の姿を見たステラは、ベッドから跳ね起き、胸のうちの喜びを笑顔で表した。
「ブチャラティ! ナランチャ! ダイアー!」
声でも表した。
「静かに。落ち着けステラ」
ブチャラティが人差し指を立てて唇につけ、沈黙を要求する。ステラは素直に黙った。
「よし。急いで脱出する。怪我があるようだな。一応ダイアーにおぶってもらおう。格納庫の方角はこちらだ」
端的に指示を飛ばしながら、格納庫方向に立ち塞がる壁に、ジッパーをつけようとするブチャラティ。
「……待ってブチャラティ」
しかしステラはそれを止めた。
「どうしたよステラ?」
ナランチャが首を捻る。
「あ……あのね」
ステラは、自分でもブチャラティを引き止めたことに驚いている様子で、戸惑いながらもおずおずと言葉を紡いだ。
「ここには……シンがいるの」
短く、大切な理由を紡いだ。
「シン……?」
ブチャラティは聞き覚えのある単語、おそらくは人の名前であろう言葉を、脳内の引き出しから捜してみる。
やがて、それは見つかった。
「確か……ディオキアの海でステラを見つけたのが、シン……シン・アスカだったか」
「そう……守って、くれたの」
あの日、遅くまで帰ってこなかったステラを、ブチャラティたちも探していた。無事に帰ってきたステラは、そのあとずっと、シンのことばかり話していた。ネオが、娘に彼氏ができた父親を思わせる、複雑な表情を口元に浮かべていたのを憶えている。
(スティングの話では、シンという少年はザフトの赤服だとのことだったが……この艦に乗っていたのか)
ミネルバに乗艦していて、赤の軍服を着ているとすると、シンはMSパイロットの可能性が高い。つまり、今戦闘中のどれかに乗っているのだ。
(今までずっと戦ってきた相手が、ステラのボーイフレンドとはな。運命というのはまったく複雑怪奇だ)
しかしこれは実際問題どうすればいいのか。ステラにしてみれば、大切な人間同士が戦っているのだ。たまらない状況だろう。いやそれどころか、このまま戻れば自分もまた、シンと戦うことになる。
(かといってミネルバを見逃すわけにもいかない。それはもちろん、ステラもわかっているのだろうが……)
理性ではわかっていても、感情では納得いくはずがない。だから思わず、ブチャラティを止めてしまったのだ。シンと争いあう場所に、戻りたくないがために。
(どうすればいい?)
連れ帰らないのは論外であるが、納得しないまま連れ帰るのはステラの心にしこりを残す。ステラにとってシンは、既に大きな存在となっているらしいだけに、そのしこりは致命的なものとなるかもしれない。
しかし幸か不幸か、ブチャラティはどうやってステラを説得するか、頭を悩ませる必要はなくなった。
それどころではなくなったからだ。
雨粒が窓ガラスを叩くような細かい音がした。それは、ブチャラティの左側頭部に向けて放たれた、無数の攻撃の音だった。
「『エアロスミス』ッ!!」
中空に一機のプロペラ戦闘機が出現した。大きさは成人男性の頭よりもやや大きいくらいだ。両翼には機銃、胴体下部には小型爆弾が装備されている。
ナランチャ・ギルガのスタンド、『エアロスミス』だ。それはブチャラティを守る盾となり、謎の攻撃を自らくらった。
「うわああっ!!」
エアロスミスの右翼に、細かい無数の穴がポツポツと開いた。同時に、ナランチャの右
腕にも針を深く突き刺したような傷が生まれる。穴の一つ一つから血が流れた。
「ナランチャっ! 敵か!」
ダイアーが気配を探るが、近くに人の気配はない。
「『スティッキー・フィンガーズ』!!」
ブチャラティは迅速に対応し、攻撃が発射されたと思われる方向に、パンチを打ち込む。金属製の薬棚がひしゃげ、ガラスが割れ散る。中に並べられた薬品が散乱し、床に落ちて水溜りをつくった。
その中に、ブチャラティとナランチャだけは、別のものを見た。
「こいつは……!!」
スティッキー・フィンガーズの拳に押し潰された、小さな小さな人の姿があった。もちろん、十分の一サイズの人間なんているものではない。
スタンドだ。向こう側の世界の、アメリカ軍のものに似た戦闘服をまとっている。顔はロボットのようで表情が無い。手にはM16カービン・ライフルと呼ばれる銃を装備しており、それで攻撃したらしい。
そいつはもはや動けないようだったが、敵はそいつ一体だけではなかった。
「こいつら、たくさんいるぞっ!!」
気がつけば小人の歩兵部隊は、出入り口を塞ぐ格好で、彼ら四人の周囲を半円状の陣形に囲んでいた。半円の内側に四人はおり、出入り口は半円の向こう側、背には壁。普通なら逃れようもない。
「レーダーにも、近くに二酸化炭素の反応はねえ……。どうやら、遠距離操作型のスタンドのようだぜ!」
「そして集団型……ミスタのセックス・ピストルズのようなものか。数はこいつらの方がずっと多そうだが……ざっと二十数体はいるな」
「俺には何も見えんが……どうする?」
「決まっている……」
ダイアーの問いに、ブチャラティはスタンドで背後の壁を殴り、ジッパーを張り付け、開く。それによって壁に穴が開き、逃げ道が生まれた。
「逃げる。予定通りにな」
今度はステラも止めなかった。迷う余裕は残されていないと判断してくれたようだ。しかしブチャラティはこの敵スタンド使いが、この程度で切り抜けられる相手とは思わなかった。この場をしのげても、まだ何か仕掛けてくるだろうと、確信していた。
(だが、今はこうするしかない……)
ブチャラティたちは、壁の中へと姿を消し、格納庫を目指した。
To Be Continued……
以上です。
最近は忙しくて中々話を進行させられませんが、ご勘弁ください。
おおお投下乙!
ちょwwwwwwwwスティクス神父いるとかwwwwwwwwwwwwww
ステラ残ってしまったようだけど、どうなるのかな
>>269 すみません、書いてはいないけど、ステラも一緒に逃げています。またスティクス神父はブルりん同様、ジョジョ本編とは無関係の同名の別人です。
GJ!!!
スティクスって汚い所に行くの嘆いてた人かwwww
そしてブチャラティ格好良いよブチャラティ!!!
やっぱブチャラティは平然と物をたずねる所があってるwwwww
あとダイアーさんが活躍してる所はニヤニヤが止まらんwww
無論いい意味で
最後に、一応私はステラが一緒に逃げてると読みましたよ。
GJ
毎度毎度のことだけど続きが気になるなあw
スティクス神父とかアダムスさんとか細かすぎてワロタww
確かポコの町にいたゾンビだっけ?
スゲー、スティクス神父とか一瞬誰だか思い出せなかった
作者さんのジョジョマニア度には恐れ入る
スティクスはしょっちゅうネタで出てるけどアダムスさんは久し振りかもしれんww
舌が異常に伸びるんですねわかります
アダムスさんはあの人かwww
頭廻してベロ伸ばしたwwww
そう言えばジョジョ達とか、ツェペリ一族とか変な特技をもっている人が多いね。
承太郎のたばことか、座った姿勢のままジャンプとか。
C.Eの住民の反応はどうだろうか。
コーディネイターはそういうことできないの?
まあ狙ってそういうことできるようにコーディネートする奴はいないだろ、流石にw
最近ブチャラティが実はツェペリの血を引いてるんじゃなかろうかと思えてきた
>>276 そもそも、波紋だのスタンドだのが存在しない世界だから
「タバコを自在に口の中や外に出し入れできるほど、器用に顔面の筋肉を操れる遺伝子」や
「変な呼吸ができるようになる遺伝子(効果は不明)」
なんて研究する研究員がいたら、クビになるか、上司から呼び出されること請け合いじゃないか?
アメリカンなユーモアには厳しい気がするな。種世界。
本来なら辛い時代こそ喜劇が生えるというのに…。
実際は笑えない喜劇人生をおくってる奴が多数なのが種、種死世界。ノーモア!人生!
>ノーモア!人生!
ちょっと待て
カナード「落ちろ!!」
キラ「な、止めてください!!」
カナード「黙れ、貴様を倒して俺の力を証明してやるんだ!!」
キラ「なんで!!」
カナード「俺が耳の穴の中に耳たぶをいれる事ができる遺伝子だけの男ではないという
証明のためだ!!」
>>283 ちょwwww
鼻ペッタンコもできるだろwwwwww
なぜそんなことを荒木先生がネタとしてポンポン思いつけるのかとなると、
いくつか可能性が浮かび上がってくる。
@本人ができる
A身近にできる人がいる
Bただ単純に思いついた
どれだと思う?
……あと関係ないけど第2部終了時以降の波紋の戦士たちは存在意義がほぼなくなった
わけだが、いまだに弟子取ったり修行してたりするんだろうか。
お前はインドの波紋医者を忘れたのかと小一時間(ry
柱の男に関してはいなくなったけど吸血鬼はその限りじゃないし、使命が無くなったわけじゃないんじゃない?
もともと柱の男対策で波紋の修行してて、吸血鬼に専念してたのツェペリさんだけじゃなかったっけ?
柱の男たちが居なくなれば、攻撃的な修行をする人もいなくなる気もするけど。
でも波紋って下手なスタンドより便利だと思う。
ツェペリ家は絶えてるし、ジョセフやリサリサといったトップクラスの使い手は軒並み波紋封じて市井の人になっちゃってるからな
つ「メッシーナ」
二部の時点で波紋使いってどのぐらいいたんだろうか
まあいてもメッシーナやロギンズレベルですら柱の男相手じゃ瞬殺されちまうからなあ
>>286>>288 第三部以降だと、医療や護身等の技術として伝えられて本来の目的は忘れられてる可能性はあるかも
つーかシーザーとジョセフは波紋の天才だからな
生まれながらに自然に波紋が使えるとかチートだろ
ジョナサンもその二人ほどではないが相当な天才だな
握ってた木の枝に花が咲いたとか
身体能力だけなら間違い無く最強だし
波紋は無理だけど、鉄球の回転ならMSでも再現できそうだな。
とはいえ、鉄球がどうMSで有効なのかわからんが。
つまりレイダーの鉄球がパワーアップするんだな。
クロト「回・転!!」
はたして回転でMSの脚は平らに出来るんだろうか
wikiの誤字っぽいのはどこに言えばいいですかね
アスラン「回転は無限の力だ!!」
とかいいながら変形してクルクル回って回避か
無限の回転があれば、無限の発毛が可能なのを教えるッ!
LESSON4だ…敬意を払って「発毛」のさらなる段階へ進め………
アスラン「発毛が実感できました。アデランスさまさまっす」
>>285 イロイコ「やあ…君はなかなか面白い特技を持っているそうじゃないか…」
「一つ……それを私に見せてくれないかい……?」
こうだろ?
すると座ったままジャンプする人や、寝そべったままジャンプする人もいたわけですね
サクランボの種取らずに実だけ食う人もいるわけだ
>>304 そしてそれの超上級技が
『口の中で実を一切崩さず種と分離させる』
だな?
>>305がっつくようだが僕にくれないか?好物なんだ
両手が右手の友達もいるわけですね。わかります。
5部を読んで疑問に思ったので質問。
キングクリムゾンは「時をふきとばす」能力を持っているけど、
時を吹き飛ばしたら「敵の未来の動きが読める」というのはわかるけど、いつの間にかナランチャが
やられてたりして、「吹き飛ばした時間分他の奴らと違ってボスは行動できる」
というザ・ワールドみたいな能力も兼ねているの?
あとボスはキングクリムゾンと「エピタフ」っていう二つのスタンドが使えるの?
誰かkwsk頼みます
>>309 もっぺん読みなおせ腐れ脳味噌
消し飛んだ時間の中でキンクリだけが動けるとあるだろうが
それに時飛ばし発動中は建物とか消えてるだろう、その状態でナランチャジョルノを投げて鉄柵の位置で時飛ばしを解除すれば串刺し死体の出来上がりだ
エアロスミスの弾丸を時飛ばしでリゾットだけに当てた時みたいにな
あとエピタフはキンクリの一部だ
キラークイーンのシアーハートアタック見たいなもんだと思え
若しくはドッピオのスタンドだ
ナランチャ投げた直後にキンクリ使っただけじゃあねえの?
時飛ばし中に攻撃できるんならわざわざ後ろ回ったり、血の目潰しなんか
しないんじゃん?
>>309 キングクリムゾンで、エピタフで見た未来まで強制的に時間を飛ばせるんだと解釈している。
時跳び中、エピタフの予知は絶対なのでボス以外は予知どおりの動きを強制されてしまいその間の記憶は無い。
エピタフで、ブチャラティに通路の真ん中にいるとき攻撃される未来を見たボスは、『通路の真ん中へ攻撃される時間』まで時を跳ばした。
時を跳ばしている間ボスは自由に動けるので攻撃が当たらない位置に避ける。
『通路の真ん中に攻撃される事』は固定されているので、ブチャラティはボスが避けたのに通路の真ん中へ攻撃してしまう。
時が跳んでいるのでボス以外その間の記憶は無い。
ボスが時跳び中攻撃しないのは、
エピタフの予知は絶対なので『無傷のブチャラティが通路の真ん中を攻撃した未来』を見てそこまで跳ばした場合、
ブチャラティが攻撃した時無傷だった事実も固定されているのでボスが攻撃して傷つける事は出来ない。
ただし、相手の表面に血液を付着させる事は出来る。
後、ボスの行動ごと時を跳ばす事も出来る模様。
ボスが誰かを殺す未来を予知できた場合、その未来まで時を跳ばす。
ナランチャを鉄格子に刺した時も、
ミスタ(魂トリッシュ)から出てナランチャを殺し鉄格子に刺す所を予知し、そこまで時を跳ばした。
時が跳んでいなければ、仲間が異変に気付いて対処できただろうが、時跳び中は記憶が無いので対応に遅れたって事だと思う。
それ以外で時を跳ばして攻撃してこなかったのは、自分が勝つ所を予知できなかったから。
総括すると、
エピタフで未来を録画。
キングクリムゾンで録画した未来どおりに早送り。
ボスは、録画どおりに自分が動くとヤバイと思ったら、自分だけ自由に動く。
>>312 ありがとうございます。なんとか理解できました。
しかし知れば知るほど反則クサイ能力ですね。
それこそG・E・レクイエムがあったからこそジョルノ達は勝てたんですね、わかります
>>310 ごめんなさい、フォークで刺さないでください。
ああ後、究極スタンド大全というサイト様にキングクリムゾンの詳しい解説が載っていますよ。
あのサイトよく分からなかった
なんだよ「宮殿」ってwwwww
……いやもしかして、「クリムゾン・キングの宮殿」から……なのかー?
あのサイトは書いてる事は面白いが90%管理人の想像だろう。
でもキンクリとかGERの説明とか格好いいけどね。
まあ、確かに荒木先生があれを思いついたとはおもえんしなあ。
考えて設定したとしたらどんだけ頭が良いんだろう。
クリームのウロボロス理論とか限界突破とか時間の坂とか
小難しい理論より「あ、こんなのあったら便利だな」って思いつきで考えてるようなきがする
アレだろ、芸術家が本能で黄金長方形を理解しているとか、そんな感じ。
能力モノなのに中二臭くないって素晴らしい事だと思う
いや、全力で厨二だと思うけど……だが、そこがいい
房二にしては使い勝手の悪い能力だからいいんかな
というか能力が絶対に最強じゃないからなんだろうな
逆に状況さえそろえばどんなスタンドでも最強になれるとも言える。
>>325 巻き込まれないようにスタンド使い同士を戦わせておけば、
漁夫の利を得られる戦い方があるんじゃない?
真正面から殴りあうのが戦いじゃあるまい。
チープトリックとノトーリアスB・I・Gは勝つのが無理
強すぎる
相手を斃すことだけが勝利ではないよ
>>327 チープは取り付かれる前に本体殺せば勝てると思う。
即ち、仗助が露伴にやったみたいに目をつぶって近づけば。
ノトは劇中既にスパイスガールに倒されてる。
飛行機の中がたまたまノトに取って有利だっただけで、平地ではあのまま消滅したと推測。
緑の赤ん坊の奴とかは倒すのが難しそう。
>>329 前提条件が間違ってる
ノトとチプトリはある日行き成り発動して巻き込まれるのが怖いスタンドだろ
戦争してるならノトの発動条件は余裕で満たせるし
赤ん坊はトラップに自分から掛かるのを待つか宇宙に放逐して破裂くらいか
戦場なら逆にノトを倒しやすいと思うんだが。
こっちが停止してれば勝手に別の奴襲いに行くし、その間にゆっくり潰して殺せばいい。
というか戦場でノト使っちゃ駄目だろ。あいつ無差別だぞ
スタンド本体には「勝つ」なんて目的意識はないし
ふと思ったけど、ノトの周りをクラフトワークスで固定したらどうなるんだ?
固定された物に当たってダメージを受ける。
成程。慣性ゼロでいきなり静止出来るクラフトワークスならあの大食いスタンドにも
対抗出来る訳だ。
よく出来てんなー。
ホワルバで固めて冷凍庫に放り込めばいいんじゃね?と思う自分はホラー映画の見過ぎだな
(例 『ブロブ』・『マックィーン最大の危機』)
スタンドだから絶対零度にされても動き続ける可能性があるんじゃ
少なくとも、ノトの周りを完全に固め、ノトから見て静止為ている様に見えれば、
ノトは破壊できない。
ノトは見て反応してるんじゃなく、速度を直接感じて反応してると思う。
よって周りを完全に固めても外の動きに反応すると思う。
が、止まってるものに自分からぶち当たるとダメージになるのでそのまま消滅するとも思うw
そう考えると矢張り上手いな
一見無敵に見える能力でも、相性の差で圧勝できる能力者が必ずいたりとか
マジに完全無欠だったのって運で奇跡的に勝てたパーフェクトカーズぐらいだな
さて次はジョルノのレクイエムをどう破るか皆で考えようぜ
GER自体が言ったとおり前に立つものだけにしか利かないんなら遠距離攻撃で一撃だけど。
グレイトフルデッドやグリーンディを射程ギリギリから無差別攻撃くらいしか思いつかん
マニッシュボーイのデス13で寝てる時に暗殺位しか勝てそうに無いから困る
つ【黒歴史のライフル使い】
つ【魔弾の射手】
銃弾が戻されるだけなんじゃねーのというツッコミは受け付けたくない
347 :
345:2008/08/03(日) 22:18:04 ID:???
>>346 黒歴史のライフル使いは、スタンドだけに効果を発揮するライフルのスタンドを持ってる
スタンドのライフル弾自体は片道で力尽きるが着弾時に相手のスタンドを食べる
そしてスタンドエネルギーを取るからプラマイゼロで撃った本人は死なない
魔弾の射手はウェーバーの歌劇
悪魔との取引で七発中六発は狙ったところを撃ち抜けて、残り一発は悪魔が好きなようにできる弾を作った猟師が出てくる
勝てる可能性はあるだろうけど「標的を撃ち抜く」という真実に辿り着けない可能性もある
348 :
通常の名無しさんの3倍:2008/08/04(月) 18:12:08 ID:uz8sdH9z
あげ
小説と言えば、ザブックは面白かったけど他のはどうだろう?
五部は酷い言われようだったけど。
三部小説の承太郎は星の王子様大好き
それ以外特に突っ込むところはない
あと花京院が若干アホの子入ってて華奢な美青年みたいな書かれ方してたような>三部小説
あとはまあだいたい面白かったからいいか
ラノベ板のスレも見てみるといいかもしれない
とりあえず5部小説は黒歴史という点については異論を待たないだろう
色々ありがとう。
とりあえず三部小説見つけたら買って見る。
5部小説はなあ…
「原作とのズレとかあるけどだいたい面白いしまあ許容範囲かな」ってレベルを超えた
・ティッツァは親衛隊です
・トリッシュは自分の過去を知ろうとして覚悟決めてます
・てかスクアーロ・ティッツァーノとの戦闘後すぐにヴェネツィア脱出してるがな
・爆発する前の物体は二酸化炭素レーダーでは探知できません
・ミスタの過去に変なの付けなくていいだろ常識的に考えて
・ブチャラティの決め台詞を変なのに改変するな
フーゴのミント臭とゲス化とヒロインの設定を抜きにしてもこれだけ出てくるとかねーわ
>>356 調べてみた。
かなり酷そう…。というか、無差別大量殺人なんかしたらブチャとジョルノからダブルラッシュを食らうだろJK。
ふと思いついたんだが、レッチリってデュートリオンビームで移動出来るんじゃないか。
陽電子砲を吸収してMSサイズに巨大化するレッチリ
つ「スゴみ」
これほどガンダムと相性の良いスタンドも無いが、死んでないのが惜しい(お
>>362 逆に考えるんだ。自分が書いちゃえばいいんだと考えるんだ。
音石は獄中死しますた、とか
>>364 そういえば、一応原作だと無事に出所してるんだよな(岸辺露伴は動かない― 六壁坂―参照)
>>365 スタンドがボロボロになって以前の様な悪事は行えないと判断されたんで釈放されたんだろうね
つーか立証できたのが窃盗しかなかったんだけどな>音石
イ丈助と億康は卒業後は守王町の警官やってるんだろうなぁ……
機動隊が常駐してるよりも恐ろしいw
仗助が帽子かぶってるのとか正直想像できねぇww
承太郎とは逆方向に髪と一体化した帽子ですね。わかります。
かなり時間がたってしまいすいません。投下します。
「……逃げられたか」
形兆は、慌てることなく呟いた。
「だが、奴らが行く先はわかっている」
彼らはここに来るしかない。ブリッジの占拠や、エンジン部の破壊を行うなどの可能性も無いではないが、自分という予想外の敵がいることを見せ付けた今、彼らがそんな無茶な行動をするとは思えない。
彼らならば敵兵に囲まれた敵地であっても、艦を支配、または行動不能にすることも可能かもしれない。だが自分たちに対抗できる敵スタンド使いの存在を知った以上、それは難しくなる。
まして、第一目標はどうやら捕虜の奪還だったらしい。それが達成された以上、余計な欲はかかず、博打も避け、逃げるのが妥当な判断だ。
「そして逃げるためには、足が必要だ。まさかいきなり艦の外には出られまい」
外は戦闘状態の続く大海原。いくらスタンド使いとはいえ危険すぎる。だから彼らは、機体を奪うためにここに来る。
「ならばルートは予測できる」
形兆は脳裏にミネルバの構造図を描き、ブチャラティたちの通るであろう道のりを計算した。
―――――――――――――――――――――――
ミネルバの壁に、突如としてジッパーが浮き出し、金具が下がる。開かれたジッパーの中から、四人の姿が現れる。彼らは、パイプや配線が通った、通路としては使われない空間に出た。
「ナランチャ」
ブチャラティが確認をとる。
「OK、この方向に人はいない。見つかることはないぜ」
「うむ……しかし、まるで対策を採っていないはずもないないだろう。ここから格納庫の様子は探れるか?」
「ここからなら……当たり前かもしれないけど、人は多いぜ。それに、なんだか規則的に並んでるみたいだ。動きもきびきびしてる」
「こちらの行動は読まれているようだな。待ち構えていると見ていい。壁際にいる者は?」
いたら、そいつを壁から出ると同時に捕まえて人質にするつもりだったが、
「いや……少なくとも全員、壁から3メートルは離れてるぜ」
「逃げるとき、俺の能力を見られたな。とすると連中、壁に目を光らせている。様子を探るために、少しジッパーから目を覗かせただけで見つかるだろう……」
ブチャラティは眉をしかめ、考え込む。
「壁から出たらすぐ見つかって狙い撃ちだろう。ここは少々気分は悪いが、あの泥化のスタンド使いを真似て床から行く。ナランチャ、誰かの真下に着いたら、俺の肩を叩いて教えてくれ。そいつを人質にする」
「わかった」
ナランチャの答えを受け取ると、ブチャラティは格納庫への道をつくるために、スタンドで壁を殴ろうとした。ここからならもう、格納庫までは三十秒とかからずにつけるはずだ。
そのとき、彼の耳にごく小さな物音が届いた。
パタ、パタパタパタパタパタ
「「!!」」
その音を感知できたのは、ブチャラティとナランチャだけだった。ステラとダイアーに聴こえなかったのは、この二人がスタンド使いでないためだ。
「『エアロスミス』ッ!」
ナランチャのスタンド戦闘機の機銃が火を吹いた。音のした、天井から吊り下がった配管の辺りを狙って弾丸を撒き散らす。炸裂する轟音と共に、配管が砕き散らされる。そこにいた『足音の主』は、着弾より一瞬早く、配管から飛び下りていた。
ナランチャの目に、予想通りの姿が見えた。さっきと同じ、小人の兵士だ。小人は背中のパラシュートを広げ、ふわふわと降りてくる。その手にはライフルを構えている。
小人が引き金を引くと、パラパラと微細な銃声をたて、ブチャラティの右手の甲に幾つもの穴が開いた。
「つっ!」
ブチャラティは顔をしかめ、同時に撃った小人をスタンドで殴り潰す。
「ブチャラティィィ!!」
ナランチャが叫んでブチャラティの背を強く押す。ブチャラティは突き飛ばされ、彼がさっきまでいた空間を、白い砲撃が通っていった。砲撃は壁に届き、爆音をあげる。
「こいつはっ!」
ブチャラティの足元には、小さいながらも立派な『戦車』が忍び寄っていた。
「それだけじゃ、ねえみてえだぜ」
ぞっとした声が、ナランチャの喉から流れる。ナランチャの目には、自分のスタンドを取り囲む、戦闘ヘリ『アパッチ』4機の姿が映っていた。
エアロスミスほどの攻撃力や機動力は無さそうだが、連携と精密動作性はエアロスミスをしのぎ、四方からナランチャのスタンドの動きを制圧していた。
「なるほど……『軍隊』というわけか」
苦々しい言葉が思わず漏れる。ブチャラティはようやく敵の能力を理解した。
敵は単なる小人の戦士の『集団』ではない。降下兵で上に注意を引きつけ、その隙に下から戦車で攻撃するという連携をとることができる、『組織』なのだ。
気がつけば、ブチャラティたちは完全に囲い込まれていた。下には戦車、上には戦闘ヘリ、そして床にも壁にも天井にも、無数の歩兵がこちらに銃を向けている。医務室での生半可な包囲網とはわけが違う。
「一体一体の威力は大したことないが……これだけの数となると、一度の一斉射撃でこちらは確実に、粉々の肉片にされるな。敵はこちらをうかがっているが……少しでも動けばそこを撃ってくるだろう」
状況の把握できないダイアーとステラにもわかるよう、現状を口にしながら、どうにかこの場を切り抜けようと考えをめぐらす。スティッキー・フィンガーズならジッパーで床の下に潜ることもできるが、その動作をしている間に撃たれてしまう。
一瞬の間が必要だ。
「……ダイアー、ステラ、身構えていろ。多少の怪我は覚悟してくれ」
ダイアーとステラはその言葉に驚きの色を見せるが、すぐに覚悟を決めて頷いてくれた。
「ナランチャ! 爆撃だ!」
爆撃。
その命令に、ナランチャは迅速に従う。何故それをするのかはわからなかったが、ブチャラティの言葉を信頼して、ナランチャはそれを行った。四人の真上を飛ぶエアロスミスが、胴体部にくっつけた物体を切り離し、落とした。
『!!』
四人を包囲するバッド・カンパニーは、四人に向かって落ちていく物体を鋭く発見し、素早く銃口を集中させ、発見から0.5秒もかけることなく、その物体への一斉射撃を開始した。
数千発の銃弾、砲弾、ミサイルが、落下するそれに集中する。その集中点における威力ときたら、鋼鉄の盾でも豆腐のように粉砕できるほどだろう。
しかし、それは鉄の盾でも、ダイヤモンドの壁でもなかった。
集中砲火がなされた後、その周囲の空間を火と風が舐めた。激しい衝撃が空気を震わし、比較的近くにいた歩兵を押し倒す。
たった今、この極悪中隊が攻撃したそれは、エアロスミスの『小型爆弾』であった。本来なら、自動車一つ破壊する程度の力もない。自動車の鉄のドアをひしゃげさせたり、人間をある程度黒こげにしたりするのが関の山。
しかし、バッド・カンパニーの集中砲火の威力との相乗効果は、本来を遥かに上回る爆発を引き起こした。そして爆発が収まった頃、その爆発の真下にいた四人の姿は、煙のように掻き消えていた。
―――――――――――――――――――――――
「調子はどうだ? ダイアー、ステラ」
「平気。ダイアーがかばってくれた」
「この程度、波紋の修行のきつさに比べれば、屁でもないわ」
軽いながらも体のあちこちに火傷を負い、煤を被った姿のダイアーは笑い飛ばした。
「ベネ(よし)。では出るぞ」
ブチャラティは格納庫に出るため、最後の拳を振るう。この床の上が格納庫のはずだ。
しかし、彼は気付いていなかった。彼のズボンのすそに、一体の小人がしがみついていることに。
―――――――――――――――――――――――
「そこだ。奴らはその床から出てくる」
形兆は一人のザフト兵の足元を指差して言う。
「奴らはお前を人質に取ると考えているらしいが、現れた瞬間、弾丸をぶち込んでやるんだ」
ザフト兵は頷く。
(逃げられはしたが、奴らの側にグリーン・ベレーを一体くっつけて、場所を知ることができるようにした。奴らは気付いていない。危機を切り抜けた後こそが、最も油断する時だ)
グリーン・ベレー。特殊作戦群。通常の歩兵とは一線を画す、隠密行動の取れる特殊兵士である。あの戦闘の隙に、取り付いていたのだ。
そして形兆の言葉どおり、床からいきなり人間の手が伸ばされた。その手がザフト兵に掴みかかる前に、ザフト兵は手にした銃を向ける。そのまま行け形兆の思惑通り、スリーピング・スレイヴの隊長は、志半ばであえなく最期を迎えたであろう。
しかし、そのザフト兵は、彼の顔を見てしまった。
「ブ……ブチャラティさん……?」
そのザフト兵、ルナマリア・ホークは、恋する男性の前で、すべての動きを硬直させたのだった。
ブチャラティもまた、知人の姿に絶句したが、経験の差で思考を切り替え、床から格納庫の空間に全身を抜け出させると、ルナマリアの後方に回り込んで押さえ込む。彼女の手を捻ると、その手の中の銃はあっけなく床に落ちて、音を立てた。
「そん、な、なんで……」
なぜかつて自分を支えてくれた手が、今、自分を拘束しているのだろう? 悲痛に震える声を耳にし、ブチャラティは視線を落としたが、やがて瞳に力を宿らせ、ルナマリアに当身を加える。軽い衝撃を受け、彼女は意識を失った。
「……すまない」
意識の消え行く彼女の耳に、本当にすまなそうな声が届いたことだけが、彼女の心のかすかな慰めであった。
「全員動くなッ!!」
聞き違えようのない命令を下すと、ブチャラティはスタンドの腕力を利用し、ルナマリアを抱えながら走り出す。それに続いて、残りの3人も床から飛び出した。
周囲のザフト兵の多くは困惑し、次の行動を取れなかったが、中には彼らに銃を向ける者もいた。しかし、
「『エアロスミス』ッ!」
ナランチャのスタンド戦闘機の機銃が火を吹いた。何人かのザフト兵の手足に銃弾が当たり、彼らを行動不能にする。
「波紋カッターーッ!!」
ダイアーはボトルに入った水を口に含み、波紋を流して歯の隙間から押し出す。凄まじい圧力のかかった水は、薄い円形の刃物と化して、敵兵の肌を裂き、金属製の銃を切り裂いた。
ステラを中心に置き、ルナマリアを盾としたブチャラティが前、ナランチャが右後方、ダイアーが左後方に配置され、ステラを守るという陣形だ。
ブチャラティたちがザフト兵を突破して、狙ったMSにたどり着くまでに、大して時間はかからなかった。彼らが選んだMSは、偶然にもルナマリアの紅いザクだった。
だがその前に、一人の影が立ちふさがる。しかし、たった一人でどうしようというのか。見れば銃の一つも構えていない。
「っ!」
そのとき、ブチャラティの腕が強い痛みを覚え、力が緩む。その隙をついて、前にいた男が、緩んだ腕の中からルナマリアを奪い取った。
「なに!」
ルナマリアを取り戻した男。彼の名は、レイ・ザ・バレルといった。その右肩には、さきほどブチャラティの腕をナイフで刺した、グリーン・ベレーが回収されていた。
「ブチャラティ!?」
「構うな! 乗れ!」
血を流すブチャラティを気にするナランチャたちに、命令する。彼らがザクのコクピットに乗り込んでいる間、ブチャラティは気絶したルナマリアを保護するレイと、睨み合っていた。
「あなた……ブローノ・ブチャラティですね。ルナマリアがあなたのことを話していましたよ。嬉しそうに」
「………そうか」
「裏切ったのですか?」
レイの視線が強くなる。今のレイには、不思議なほどの怒りが胸のうちに燃えていた。戦友を騙していたかもしれない、目の前の男に対して。
「いや、彼女がザフトとは知らなかった。彼女との付き合いに、含みはない。それだけは信じて欲しい」
それだけ言うと、彼もまたザクに乗り込み、発進していった。すんなり行かせたのは、下手に行かせまいとした方が、被害が大きくなるだろうという判断だ。こうして、捕虜としたエクステンデッドは見事に奪還されたのだった。
「大失態だな。捕虜を取り戻された挙句、MSを持ってかれちまった」
形兆がため息をつく。
「しかしルナマリアは助けられました」
レイが気絶したルナマリアを、運ばれてきた担架に乗せながら言う。
「それはお前の手柄だ。俺はバッド・カンパニーを手元に戻すことができず、グリーン・ベレーで支援するのが精一杯だった」
「その支援がなければ、取り戻せなかったでしょう」
がっくりしてはいられない。まだミネルバは戦闘の真っ最中なのだから。レイと形兆は、彼らにしては珍しいお喋りを中断し、するべき仕事をするために動き出すのだった。
To Be Continued……
投下終了。
最初はルナマリアをそのままさらっていっちゃうつもりだったんですが、レイの見せ場がほしかったのでとりやめ。結果として時間かかったわりに平凡な出来に。残念。
遅くなっても続きは書きます。それだけは約束します。
投下乙
予想はしていたが、こんな形で再会するとはルナマリアもショックだな
つーかこれでポルもブチャ達がこっちに来ているのを知るだろう
何という運命のイタズラ!!
GJ!!
ブチャラティとルナマリアが出会った事にも意味があった!!
そして形兆とレイは実になじむ!
平凡な出来?まさかだろ。
今後のルナマリアの出方が気になって夜も眠れねぇ。
とにかくGJでした!!!
でもレイがルナマリアを奪い返す描写がちと創造し辛かった。
投下乙!!GJ!!
ブチャラティも辛いだろうなと思う。
あれほど自分を慕っていたルナマリアを人質に取らないと行けなかった訳だし、
図らずもボスと同じ様相になっちゃったし。
まあ、彼ならクヨクヨ悩む事はないと思うけど。
382 :
通常の名無しさんの3倍:2008/08/13(水) 18:51:43 ID:NNC2HKYp
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
保守感覚は一日だっけ?
保守
運命の車輪ってMSを強化できるのかな?
>>384 車限定の一体化だから無理
“力”も同じ理由で無理
MAならいけそうな気がするぜ
強化されたMAがMSを蹴散らすなんて燃える光景だとは思わないか?
強化された乗用車がMSを蹴散らすのでも十分燃えそうwww
何故か、ブライサンダーみたく質量を無視した変形する乗用車を妄想した
猿がタケミカズチと同化してMS蹴散らすんじゃないのか
柱の男って敵艦に潜入できたらそのまま一人で乗っ取れそうだよな。
細い隙間に入り込み、殺した敵は跡形も残さず、高い学習能力で一人で1艦操縦できそうだし。
やっぱハイスペックな生き物だ
サンタナだけでも十分すぎる恐怖w
主砲「神砂嵐」
…………ドレッドノート級戦艦が捩れ千切れて真っ二つに沈没しそうな悪寒
カーズなら死んだ部下二人の能力を模したアンドロイドとか作りそうだ。
神砂嵐と同じ理論の大砲とか出てきたら面白そうw
大気圏内しか使えないけど、熱反応が出ない攻撃だから結構やっかいじゃないかな?
理論的には人工竜巻でいいのかな?>神砂嵐
ウェザーも同じことできそうだな
柱の男のDNA手に入れればさらに強いコーディを作れるかな?
いやいやいや、それって人間じゃないから。
力強くしたいからゴリラの遺伝子混ぜるってのとおなじだから。
まぜるなキケン!
じゃあここはクローンで。
迫り来る千人単位のクローンエシディシ部隊。
そりゃあもう、泣き声だけで敵を殲滅できるぜ☆
想像したら気持ち悪すぎるんですが