ZEROに登場する 飛行隊
ウスティオ共和国
第6航空師団 第66飛行隊所属
ガルム小隊 主力機・F-15Cイーグル
小隊に属するラリー・フォルク少尉は右主翼を失いながらも帰還したため、その逸話から”片羽の妖精”と呼ばれている。
ベルカ公国
第2航空師団 第52戦闘飛行隊
ロト隊 主力機・タイフーン
指揮官 デトレフ・フレイジャー中佐”赤いツバメ”
ベルカ空軍の象徴的存在のエリート部隊。プロパガンダにも登場する。
第5航空師団 第23戦闘飛行隊
ゲルプ隊 主力機・Su-37ターミネーター
指揮官 オルベルト・イエーガー少佐”番(つがい)のカワウ”
ベルカ南部防衛線での迎撃任務を主とする部隊。息の合った飛行を得意とする。
第7航空師団 第51戦闘飛行隊
インディゴ隊 主力機・JAS-39Cグリペン
指揮官 デミトリ・ハインリッヒ中佐
第7航空師団の精鋭。東部戦線の防衛を務める。その戦闘の優雅さから”ベルカ藍色の騎士団”と呼ばれる。
第10航空師団 第8戦闘飛行隊
グリューン隊 主力機・F/A-18Cホーネット
指揮官 ベルンハルト・シュミット大尉”フクロウの目を持つ男”
空軍の厄介者を集めて編成された部隊。臨機応変な戦法で戦う。
第13夜間戦闘航空団 第6戦闘飛行隊
シュヴァルツェ隊 主力機・MiG-31フォックスハウンド
指揮官 ドミニク・ズボフ大尉 ”ハゲタカ隊”
後方から戦場を監視する特殊部隊。友軍に対する無条件での攻撃が許されている唯一の部隊。
5 :
通常の名無しさんの3倍:2008/04/25(金) 14:34:40 ID:K0b216O0
おちてた
再建した
いっそ落としたままにしとけば良かったのに
お疲れ様です!
誰も来ないですね……
復活してたのか
みんな帰ってこい
もう無理しないほうがいいのでは・・・
何度でも甦る不死鳥のようだ。お帰り。
このスレはΩ大隊所属、何度墜ちようが問題無い
Hgibd3UDFM氏の続きが読みたいなあ
正直誰々の作品っていうより全作品の続きが読みたいよ。
≪Welcome back.Mobius1≫
wikiのほう更新してきました
お疲れさまです
・・・なんとなくだが04もう1回最初からやってくるか
乙です
まとめにはないけど昔、seed zeroって作品が
ありましたよね
18 :
sage:2008/05/03(土) 19:54:59 ID:3QUpUHU0
再開してほしいなぁ
間違えた 下げなきゃ
20 :
通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 20:06:15 ID:PPqsYpxC
.
21 :
通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 20:10:11 ID:FY6wKH4f
ガルム隊。撤退は許可できない
≪だろうな。報酬上乗せだ≫
という訳で職人さん方
カモォォォォーーーーーーーン!!!!
―知ってるか?
―エースは3つに分けられる
―強さを求める奴
―プライドに生きる奴
―戦況を読める奴
―この3つだ
―だがあいつは―
―そのどれでもないスペシャルな奴だった……
ところでデス種とエースコンバットってどこが似てるの?
たしか5で第三勢力が出てくるとこだとか……詳しく過去へ遡らないと
わからないですね
主人公達が艦隊共々離脱して第三勢力っぽくなる所
最後の戦いで敵味方をこえて助けてくれる所
SSに6って混ぜてもいいのかな?
箱だけにもってる人も少ないしネタばれになるのかどうか…
復活していたのか。
皆、待っていてくれ。
勤め先が廃業して失業、再就職してごたごたしてるんだが何とか続きを書く。
>>28 OKだろ。
発売されて半年近くなるし6を知らない人にもいいきっかけになるだろうし。
>>29 就職がんばって!
>>28 ネタが足りない!かまわんからありったけ投下してくれ!
>>29
とりあえず生存報告乙であります 就職頑張ってください
>>28
自分は6やってませんが全然かまいません むしろお願いします
33 :
通常の名無しさんの3倍:2008/05/12(月) 00:43:15 ID:L9iOJ9+3
上昇
>>25 今はエスコンと新シャアガンダムを語るスレ
3年前すべてはここから始まったらしい
デス種はエースコンバット5に似てる
1 :通常の名無しさんの3倍:2005/08/15(月) 18:33:32 ID:???
プラント=オーシア(突然ユークから宣戦布告される)
連合=ユーク(ベルカに操られオーシアに戦争ふっかける)
ロゴス=べルカ(両国を操つり漁夫の利)
アスラン=ブレイズ(脱走して新勢力に)
ハミルトン=シン
ソックリ!!!
(・・・・・・どこが?)
>>33 それは俺もおもったが
投下されるSSが面白いんで今もここに居ついてる
>>29か、待っていたぞ!
職安までは俺達がエスコートする!ついて来い!
36 :
28:2008/05/12(月) 08:07:57 ID:???
6メインというか、ACEキャラ混ぜてSEED再構成ものなんだが頑張ってみるよ。
一応プロローグというかトレーラー以下のCMみたいなものがあるけど投下してもよろしいでしょうか?
>>29 投下お待ちしております
支援するぜ!
38 :
28:2008/05/12(月) 11:12:33 ID:???
支援感謝、これより投下する。
コズミック・イラ
第三次世界大戦が終結し、人類は宇宙空間で生活を始めた
そして、新たにコーディネーターと呼ばれる人々が生まれた
遺伝子を組み換え、強化された肉体を持ち、自らを新人類と称し驕る、コーディネイター
遺伝子を組み替えていない人々、ナチュラルと彼らの対立が起きのは必然であった
機動戦士ガンダムSEED ACES
≪番組を中断して緊急ニュースをお伝えします!≫
1発の核から始まった血のバレンタイン戦争。
瞬く間に宇宙に、そして地球に広がる死のきらめき。
MA MS
そこは手足なき天使と羽のない天使のダンスホール。
≪オメガ11、イジェクト!≫
≪よう、相棒。まだ生きてるか?≫
≪承知の上さ、天使とダンスだ!≫
≪今日は私の誕生日だ、勝利をプレゼントしてくれ≫
≪こちらサンダーヘッド 私語は慎め≫
≪不死身のエースってのは 戦場に長く居た奴の過信だ≫
≪この戦争では色男が死にすぎたからな≫
戦場の裏でうごめく黒い影。
「どうしたんすか? オレ なんかまずいことを……」
これは先の大戦における名もなき英雄達の物語である。
乙です。
まだ評価できないけど、続き楽しみにしてます。
あと、グリムお前何をしたwww
>>33 25ですが詳細トンクス
最初はSSスレじゃなかったんですね
<<俺は女の為に戦ってる、だからいつものキャバへ行く>>
<<そのキャバの下、安月給からは何万もの金が流れているんだよ、小僧>>
<<アンタの支払いも、俺のカードで払ってやるよ>>
<<金で金は止められない、理想でキャバに通うと破産するぞ>>
保守
<<ホッシュ2!ホッシュ2!>>
こんなスレがあったのか・・・
なんで今ごろ俺はここを見つけたんだ
<<今そこでネタを打てるのは君だけだ!>>
<<このスレの「
>>44」幸運を祈る!>>
あのラリーとの一騎打ちは音楽も相俟って燃えたよなぁ
いまやってるマクロスならエスコンも絡みやすいんだがな(戦闘機的な意味で)
ガンダムは戦闘機=時代遅れの雑魚て設定だかんな・・・
00絡めるのはなしか?
OKじゃない?
00も絡めないとかそって堕ちてしまいそうだよ
あれ?復活している…黙々と書いてるよ…ただ、エスパーダ隊落としたり、カプチェンコ殺したりするのがきついんだよ…
ラクシズ皆殺しなら問題ないのにね…イカレテルなぁ…
あれ?復活している…黙々と書いてるよ…ただ、エスパーダ隊落としたり、カプチェンコ殺したりするのがきついんだよ…
ラクシズ皆殺しなら問題ないのにね…イカレテルなぁ…
二回書いてしまった orz
ラクシズは構わないのかよwww
そういえばエスパーダ戦で止まってるんですね。そこまでつらいのか……
Hgibd3UDFM氏の納得のいく落とし方になるよう頑張って下さい。
OOは量産機がイナクトだのフラッグだのと可変機が多いから種よりは絡ませ易いかもね・・・
なんだか、最初の投下とえらい方向性が違うけどやっとこさ一話完成。
こんな時間だが投下します。
戦場に介入しても、大量のエース達にフルボッコされるのですね?
正直勝ってるのは機体だけっぽいし。
機動戦士ガンダムSEED ACES
Phase1 Misson1
CE70 某日
大西洋連邦某所。窓のない会議室に声が響く。
「では盟主はプラントの破壊には反対であると? あの宇宙の化け物たちの巣窟の破壊を?」
ロード・ジブリールが怒りをこめて弾劾する。
周りを見渡してもメンバーの半数以上は似たような顔だ。
「なぜ、あれほどまでコーディネイターの抹殺を唱えた盟主が? 理由を聞かせ願いますかな?」
「ロゴス側の総意と言わせてもらいましょう」
そう言って椅子に深く座り、目を閉じる。こちらに答える気がさらさらないことを知り、舌打ちしつつジブリールが席に着く。
結局、今日の会議は成果のないまま解散となった。会議室から出て車に乗り、一度自分の家へと向かい身支度を整えまた家をでる。行先は大西洋連邦でも最上級のホテルでのパーティである。
あちこちののテーブルで談笑の花が咲く。
たわいのない、わが子自慢から軍機にかかわるようなものまでその種類はいろいろだ。
大西洋連邦やユーラシア連邦、東アジア共和国といった地球連合軍関係各国の政治家や軍人、それもかなりの大物が集まる会場だがこのパーティの主催は大西洋連邦でも地球連邦軍でもなく、ある一部の企業連であった。
ロゴス、軍産複合体ともいわれる企業のトップ達による秘密結社。
国家予算をしのぐほどの資金と、国をまたぐ販売網をもつ彼らであったが、プラントとの戦争には無傷ではいられなかった。
ザフトによるエイプリル・フール・クライシスにより基礎インフラがずたずたにされ、工場の操業も不可能となり。一般向け商品の販売も満足にはできなくなった。そして何よりプラントは彼らの資金も出した『プラント』であったのだ。
その結果として、どの企業もかなり業績、そして体力を落としている中、自分の組織をまとめ上げ、企業成績が多少落ちただけですませたからこそ、他の年上のロゴスメンバー一目を置かれ、軍、そして政治に口出しできる今のロゴス代表という立場がある。
ふと会場の中心のほうを見ると少し小太りの男がワインを持ち東アジアの高官と談笑している。
彼は僕を見つけると、相手と会釈し別れてこちらへとやってきた。
「やあ、ムルタ・アズラエル代表。どうでしたかな、ブルーコスモスでの会議は?」
「あまり芳しいとは思えませんよ」
そう言って肩をすくめて見せると、彼、ディエゴ・ギャスパー・ナバロ氏は豪快に笑った。
「それはそれは、さぞや苦労なされているのでしょうな。今度うちの本社でゆっくりして行きなさい。ブルーコスモスとは違って陽気なもんですから」
そう言って、彼はまた、パーティの喧騒の中に消えていった。
「苦労している原因はあなたなんですよですよ、ディエゴ・ギャスパー・ナバロ」
ぽつりとこぼれたつぶやきは、決して誰にも聞かれることがなかった。
ゼネラルリソース、現在南アメリカ経済を独占している企業である。
南アメリカが地球連邦に併合されたとき、本来は参加各国連合で統治する予定だったが、補給の負担、地域治安の改善等の問題で会議が難航していた。早くも連合軍瓦解かと思われたときに彼らから提案があったのだ。
自分たちが雑務をするから任せてはくれないかと。
当然、反発も大きかったが彼らが南アメリカ出身の企業ということで話がまとまった。
自分たちが直接統治をすれば、住民の反発は直接こちらに来るが、彼らのような出身が南アメリカの人間に間接的に統治させれば、住民の反発もこちらではなく、言わば裏切り者の彼らにかかり自分たちは利益のみありつけると踏んだからだ。
実際、占領地統治の方法としては現地人の協力者にやらせることが上策とも言われている。
最終的には基本的な統治は彼らに任せ地球連合は軍のみを派遣し、それらの補給の確保、および保障費用の提供が彼らに課せられるということとなった。
これにより、連合軍は苛立たしい補給の手間と費用を考えず軍を送るだけで保障費用として膨大な金銭が手に入るはずであった。
いや実際にそのようにはなった。代償として、ロゴスに危険視されるだけの大企業が生まれたのだ。
軍が解体され、人口があぶれている現状を、大規模工場制手工業を採用、元軍人の多くを採用することで打破する。できた物品は格安で連合軍およびその本国に売りつける。
発生した利益は、その後起きたエイプリル・フール・クライシスによるインフラの壊滅を逆手にとった世界各地の企業を買収につかい、次々と傘下に入れ肥大化してゆく。
期待していた住民の反発はなく、むしろ彼らを歓迎する声のほうが多かった。これは彼らの精力的な広報活動に基づく所が大きい。
彼らは住民にこういったのだ、「我々はこれからの苦境に立ち向かう諸君らの手助けをするべくやってきたのだ」と。
実際には血を見るような事件が当初は多かったが、多くが旧軍のゲリラ的犯行であり、逆に民意をつかんでしまった彼らによって、最終的に排除されたのであった。
すべてがあっという間の出来事であり、プラントとの戦争にうつつを抜かし、またエイプリル・フール・クライシスの対処に手間取っていたロゴスメンバーが気づいた時には既に手遅れであった。
彼らは以前の南アメリカ合衆国と同等の『国力』をつけ、PMCという形で『軍』すら持つ巨大『国家』となっているのである。
そしてその社長がディエゴ・ギャスパー・ナバロである。
アズラエル財閥、巨大な軍需産業をメインとした財閥である。
ロゴスの代表を務めるムルタ・アズラエルは、自分の予測通りに進まない現状に対して不機嫌であった。
「そもそも一発の核弾頭だけで全滅なんてできるはずがないんだ。その注告を無視してジブリールがあんなことをしでかした。いうこときかない南アメリカを併合してやればいい見せしめになると思ったら、あんな化け物が生まれ出た」
誰も聞く者のいない執務室で本音を吐露する。そうでもしないと精神がいかれてしまいそうだった。
「あんな化け物のせいでプラントの全破壊はできなくなった。そんなことしでかせば今までの投資が無駄になるし、化け物との差がほんとになくなる。くそ、いまいましい」
急激に彼が方針を変換した最大の理由がこれであった。本来彼の財閥は他の追随を許さないほどの大企業であった。エイプリル・フール・クライシスの直後もその地位は健在であった。彼の財閥も被害があったがそれを最小限に押しとどめ、逆に他社と大きく差をつけたはずだった。
だがゼネラルリソースだけは違ったのだ。彼らはあのエイプリル・フール・クライシスの中唯一業績と体力を上げてきたのだ。
企業内トップの座を死守すべく、アズラエルはプラントの存続を選ばざるを得なかったのだ。
五分後、彼は愚痴ることをやめ、さっさと今日の業務を終わらせることにし、自分の机の上にある最初の書類を手に取った。
以上です。
なんだが全くエスコンぽくないのですがまだ少しこの流れが続きます。
次回、ポロリの方をだせるかと。
GJです!!
激しく続きが気になります!
ゼネラルですと!?3なんだね
wktkするではないですか 続きまってますよ
まさかの3ktkr!
☆
hosyu
《生き残ってくれよ》
Hgibd3UDFM氏が納得のいく形になって投下ができるまでスレを死守していきます
いくらでも待てます、がんばって
機動戦士ガンダムSEED ACES第二話完成しました。
三話もできているので誤字脱字を直したら土日ぐらいに投稿したいと思います。
では投下
機動戦士ガンダムSEED ACES
Phase1 Misson2
モビルスーツ、ジョージグレンが木星探査時に使用した、動力付き船外活動服を起源に作られた兵器である。
18メートルもの巨体と、その並はずれた機動力、そして手を持つことによる汎用性の高さ。
ほかにもモビルスーツの持つメリットもあるが当然デメリットも存在する。
それは操作が非常に煩雑であるということである。
指の関節一節ずつ曲げられるほどの自由度の高さには、メリットとデメリットが同居する。
指が一本一本自由に動かすことができることにより、ものをしっかりと握ることができる。
当然、握るだけでなく、銃なら引き金を引くということも当然できる。
握るものによっては、かける力によって軽くつぶれてしまうものもあるので、力を調節することも必要である。
しかし、それを実行しようとするとどうしてもオペレーターの手元には幾つものボタンやキーボードといったものが必要になる。
当然、モビルスーツに手だけではなく、腕も、足もあり、そのほかスラスターもある。
すべてを手動制御するとコックピット内部は操縦装置の山で埋め尽くされ、機械で制御すると細かい適応性が失われることとなる。
しかも機械にはプログラムがなければ動くことはできないが、その肝心のプログラムが稚拙であるとまともな動作をしない。
地球連合軍総合研究所の報告書の中で、ジンが無様に転げまわる動画があることも、仕方のないことである。
「鹵獲したジンを、連合のナチュラルで操縦した結果、このざまですか。」
アズラエルは溜息をつく。
鹵獲したジンとはいえ、実際に動くものであり、ザフトならば軽く整備してもう一度、前線へ送りなおすぐらいの状態の良いものであった。
しかし、ナチュラルのパイロットが操縦しようとすると、動画のような醜態をさらけ出す羽目になるのである。
もうひとつの動画を見ると、先ほどと同じジンが今度ははっきりと歩き、走り、飛び跳ねる様子が映されていた。
まさか違う機体では、と思うが機体のそこかしこについた土や泥が、先ほどの惨めな機体であることを表している。
データ取りが終了しジンが膝をつきそこからパイロットが下りてくる。
パイロットスーツの胸元の名札にしっかりと刻み込まれたジャン・キャリーという名前。彼は数少ない連合軍に協力しているコーディネイターである。
ナチュラルかコーディネイター、その差によって、モビルスーツが、おもちゃか兵器かに分かれるのである。
パソコンの報告書のファイルを閉じ、別の報告に目を通す。
「やれやれ、ハルバートンもこんなおもちゃ、よく使う気になりましたね」
次の報告書は、ハルバートン准将主導のG兵器開発計画の報告書である。
ハルバートンの方針により、G兵器はオーブのモルゲンレーテと、子飼いの技術者だけでの開発であるため、この報告書は彼ら自身による連合軍上層部向けの報告と、こちら側の内通者による情報のまとめである。
その報告書の中では、オーブのコーディネイターの技術者やテストパイロットとの協力で、どうにかジンのデッドコピーが製造可能になったと書かれていた。
「まったく、デッドコピーができても、コーディネイターしか使えなければ意味がないでしょうに。優秀な戦術家でも戦略家や技術者としては二流以下といったところですか」
当然のことながら、地球連合はプラントと比べて、はるかにコーディネイターの数が少ない。その代り総人口では相手にならないほどの開きがある。
国としての特性を考えるなら、いかに実戦で5:1というキルレシオを出されても、それが人口比を超える数にならない限り、不利を承知で大多数が使えるモビルアーマーを量産するのが一番良策である。
にもかかわらず、ハルバートンは現在コーディネイターしか使えないモビルスーツの量産を目指している。モビルスーツさえあれば勝てるとしか考えていないかのように。
「彼のモビルスーツへの入れ込みよう、ほとんど信仰としかえませんね」
そんな彼ではあるが、こと戦術面においてならば地球連合軍の内部で主流、非主流問わずトップクラスの実力の保持者である。自分の子飼いの部下であるサザーランド大佐とは反対の性質である。
「……まあ、彼のことはほっとくにしても、いい加減、モビルスーツの対抗策を考えなくてはなりませんね」
いかに巨大な国力があるとはいえ、全力を出し『尽くして』の消耗戦で勝ったのではその後の展開が恐ろしい。
手元に計画があるにはあるのだが、その計画もあまりよい進み具合だとはいえない。
理由としてはハルバートンのモビルスーツ開発以上に手間もかかり、開発の方法も主任の方針により少々過激で、しかも自分の組織の暗部にもかかわる部分も大きい。
よって、何かしら別の、かつ大規模でも反対の起きにくい方法を探しださなければならない。
彼が思考の海にまさに入ろうとした瞬間、耳障りなベルの音が響く。彼は舌打ちをひとつ打ってから、手元にある受話器を上げた。
「アズラエル理事、連合軍の技官の方が至急お会いしたいと、言ってきているのですが……」
「……いいでしょう。そうですね、今なら第三会議室があいているので、そちらに向かうよう伝えてください」
そういうと彼は受話器をもとへもどした。
「連合軍の技官? そんな予定は思うのですが……まあいいでしょう。わざわざ出向いてくるのなら、話だけでも聞いてみましょう」
そう言って彼は自らが指定した会議室へと足を向けた。
地球連合軍総合研究所のとあるラボ。ここは連合軍の特殊兵器開発を専門的に扱う部門である。
「やっと覚悟を決めたみたいだねぇ」
「そうですね。やっぱり彼女にとって、恩師を裏切るような行為でもあるわけだから、躊躇していたみたいですよ」
「彼女の恩師は、MSにご執心だからねえ。何度も説得しに行ったんだろう? 設計図と企画書をもって」
「最後は門前払いらしいですよ。一緒に居酒屋に行ったら、ぽつりぽつり話してくれましたから」
「……彼女と一緒に居酒屋に行ったのかい? 勇気があるなあ」
「そんなに飲む方ではないですよ。彼女も私も」
「……君らとは一緒には飲みにはいけないな。僕は下戸だからねえ」
そういうと、このラボの主、サイモン・オレステス・コーエンは肩をすくめ、机の上に置いていたコーヒーに手を伸ばした。
机の上には設計図と企画書のコピーが置かれていた。彼は設計図を眺め次に企画書にもう一度目をとおす。
「なかなかいい発想だと思いますよ。新型MAのコンセプト。あれならばあの守銭奴も理解してくれるはずです。」
上司も同僚も、実際のパイロットも理解し、応援してくれたのに、後援者たる恩師だけは理解してくれなかった、というのはもはや喜劇である。
そして今、恩師の敵に新たに後援者になってもらうよう説得に行くのならばなおさら、そう思いながら設計図と企画書を机の中に放り込む。
「理事ならばきっと支援してもらえるでしょう。何より博士の計画も支援してますからね」
「なに、あの計画には私はプランを出しただけにすぎない。それよりもむしろ、君の計画といったほうがいいのではないかね?」
「そうかもしれませんね。では私は実験がありますのでこれで」
そういうと彼女は部屋を出て行った。
「自分すら被験者にする、か。まあ正気とは言えない計画ですねぇ」
そう言ってコーヒーをすする。そして机から、自分がプランを描き、現在彼女が現場主任である計画のファイルを出した。
「ENSI計画か……」
以上です
ここから先はチラシの裏
メインは、エスコン中唯一『サイコミュ疑惑のある戦闘機』でしたがいろいろ変って闇鍋状態。
EDはできてるけどどうやってもその流れに行かない。というより流れが読めない。
キャラはだいたい、エメリア陣→オーブ、ベルカ陣→プラント、そのほか→いろいろで行こうかと。
00面白そうなんだけど初めを大幅に見逃して現在レンタルを物色中、中古でもいいかな。
ちょっと読みにくいかな…行間に空行作ってくれると助かる
人少ないな せっかくのSSがもったいない
何度も堕ちたからな、ここ。
エスココとかにここのアドレス、張っておこうか?
>ベルカ陣→プラント
全員コーディネーター?
81 :
28携帯:2008/06/01(日) 20:24:29 ID:???
28ですパソコンからのアクセスが規制されているので、第三話の投下が遅れます。すみません。
荒らし報告板によると、どうやらみっぱいの巻き添えを食った様です。
解除されるまで、続きを書き進めます。
それは残念ですね。待ってますよ!!
サンダーヘッドが種世界に突如出現
あの良い声で世界を救います
またはE-767スーパー改で参戦
15年後・・・
Colasour
≪機体なんざ消耗品 搭乗員が生還すりゃ大勝利だ≫
15年前・・・
Bartlett
≪早くきやがれベルカ野郎 ギッタギッタにしてやっからよ!!≫
Cola&jack
≪≪イヤッホゥ!≫≫
このふたり結構似てなくね?(頭の構造的に)
まぁコーラは機体は大破させても本人は骨折程度で済む反則的なまでの生還率に加えて、
デュメナス大破、ヴァーチェ中破、ナドレ大破とあの世界のエースの中で最も戦果をたたき出しているからな。
(ハムさんはエクシア大破&Tアイン小破、中佐と少尉はTドライ小破&キュリオス大破、髭沢はデュメナス大破)
マイスターズは腕が劣るとか言われてるが、オプション等で多少劣る程度の性能の量産機(GN−Xはスローネの量産型)28機
+スローネツヴァイ+アルヴァトーレ+GNフラッグに4機で戦いぬいた訳だから普通に良い腕だろうし。
それら相手にあれだけ戦果出してきっちり生存したコラ沢はΩ大隊入りしても問題ないどころか、
普通にメビウス大隊入りできるんじゃないかと思うわけですよ。
……と、放送当時書けなかったことを今言って見る。
>>85 残念ながらコーラサワーはΩ大隊には入れない
なぜなら!彼はまだインジェクトをしていないからだ!!
00や種の世界には脱出装置がないんだよね ギアスにはあるけど
>>86 煤@そ、そういえば……!?
エクシア戦:ベイルアウトせず
ヴァーチェinTMC戦:墜落するもべイルアウトしたか不明
スローネ戦:上半身やられるも下半身にコックピットブロックが有った為大丈夫、ベイルアウトせず。
トレミー戦その1:手持ち武装をやられるも大した損傷無し、デュメナスを大破(後の録音死亡の原因)させる
トレミー戦その2:頭部を失うも生存、ヴァーチェのGNフィールドを見切って中破させる
トレミー戦その3:上半身を失うもコックピットブロックが下半身にあったためギリギリ生存した模様、ナドレを大破させる
……イジェクトしてねぇぇぇぇっ!?
よく考えたらどれもこれもコクピットに損害が出る部位をかろうじて外してるよ……。
>>86種世界ではヘリオポリスで西川が脱出装置使ってなかったっけ?
>>87 TMCじゃなくてPMCじゃね?
>>88 使ってない。自爆スイッチ入れて機体のハッチ開けて逃げただけ。
昔の作品だとZとかZZには脱出装置あったのにね。
本当だ……ベイルアウトしてないっすね
ハッチ開けて逃げるのもベイルアウトじゃないの?
すみません。コーラサワーのことです。
ようやく、規制が解けたようなので第三話投下してもよろしいですか?
待ってたよ! 頑張って!!
機動戦士ガンダムSEED ACES
Phase1 Misson3
無駄に広い第三会議室で、僕を待っていたのは若い女性技官だった。
「地球連合軍総合研究所所属、マリュー・ラミアス大尉であります。突然の……」
「レトリックは省いてかまわないよ、時間が惜しいから用件だけ話してくれればいいよ」
「わかりました…… 新型モビルアーマーの計画の提案に参りました」
「新型モビルアーマーの計画、ですか」
「はい。今日はその企画書とその設計図を持参しました」
「それを置いていって、僕が後で見るのはだめかい」
そういうと彼女は顔をしかめて、
「不可能というわけではありませんが、その時はこの計画を、今すぐ全面的にサポートすると確約してください」
と言い切った。
「……わかった。細かいスペックを省いたコンセプトだけでいいから聞かせてもらうよ」
肩をすくめてそういうと、彼女は手早く手元のパソコンを操作し、僕の席の前にあるモニタと部屋のスクリーンに企画書を表示させた。
「新型機のコンセプトはメビウスシリーズの後継機で、モビルスーツと互角に戦えるモビルアーマーです」
モニタとスクリーンにその機体の3Dが浮かび上がる。メビウスの代替機であるが、それよよりも戦闘機によく似たデザインである。
「搭載母艦等への影響を考慮しサイズはメビウス・ゼロとほぼ同程度。主武装はレールガン。
威力面を考慮し、MA用ではなく船舶用を2門搭載。
船舶用の姿勢制御用スラスターを流用し従来のメビウスよりも機動性を上げます」
「今あるものだけを利用した、メビウスの威力強化版といったところですか……
本当にそれだけでモビルスーツに対抗できますか?
確かに開発期間は短く済みそうですが、結局何も変わらないのでは?」
「ジンを貫通できるほどの火力さえあれば、今よりも多くのパイロットが生き残れるとの現場のパイロットの報告もあります」
「装甲の強化ではなくて、火力の強化で生存率があがるのかな? どちらかというと撃墜数の方が増えそうだけど」
「そのことについては同じ報告によると、ジンの装甲に対してメビウスの主武装、レールガンの有効距離があまりにも短すぎるため、
無理な突入をせざるをえなくなり、被害が大きくなるとののことです」
「つまり、レールガンの威力が上がれば、自然と離れて攻撃できるようになるから、生き残る確率が上がるというわけだね」
「そういうことです」
「拡張性のほうはどうです? よく言えば無駄のない、悪く言えば余裕のない機体ではさすがにGOサインは出せませんよ」
「機体の上部に二ヶ所、下部に一ヶ所の追加ポッド装着ができます。
今は対モビルスーツ用小型ミサイルポッド、有線機動ガンポッド、ECMポッドの三種を計画しています。
ほかにも期待各所にスペースがあるので機器の改良、追加等もできるかと」
「わかった、それなら文句はないよ。せっかく研究費を投じて作ってもすぐに廃棄じゃ、こちらとしてもうまみがないからね。」
拡張性あるいは汎用性のなさで量産ストップとなる戦闘機などそうそう出るわけはない。
汎用性が取り柄の戦闘機でそんなバカなことをする設計はまず、競合で落とされる。
ただ、秘密裏に作られた機体は意外なほど汎用性が低いものも多い。旧米軍のF−117などが最たる例だ。
爆弾二発、機銃なしなど機密任務に特化しすぎていたため、後継機も開発されず、改良もされないまま早々に退役となった。
軍にとってメリットの少ない機体は、それだけ早期退役というデメリットが付きまとう。
汎用性に優れた機体ならばその逆で、同じく旧米軍のB−52のようにかなりの長期で使われることもある。
長期で使われることになれば、その保守部品、オーバーホールなどで定期的な利益もあり、研究及び設備投資の回収も容易にできる。
そのあともいろいろと細部の詰め合わせを繰り返す。
「まあ、ここら辺で合格としましょうか。あとはプロトタイプでの結果を見て次第、総司令部に推薦ということで。
後日、試作工場の場所とプロトタイプの完成期限をそちらに連絡します。せっかくの投資ですから結果をみせてくださいね」
「はい!ありがとうございます!」
そう言って彼女は軽い足取りで部屋を出て行った。
「さて、僕は前もって連絡をよこさなかった悪友に、苦情を言いに行くとしますか」
同日深夜、大西洋連邦某所。
「さて、弁解の言葉でも聞こうか、サイモン」
「ははは、突然押し掛けた事はすまなかった。でも無理だったんだよ。
何せ彼女が決断したのはおそらく昨日の晩だ。仕事の時もすごい悩んでいたからねぇ」
「そういうことじゃない、どうしてこんな例の計画を隠し通せるおあつらえ向きの計画がありながら、僕に教えなかったんだ」
「仕方がないだろう、彼女はあのハルバートンの教え子だ。いきなり君の下に行くように勧めると反発されるにきまっている」
「しかし彼女はこちらへ来た、いったい何があったんだ?」
「詳しいことは私も知らない、けれど大体はわかるだろう?」
「モビルアーマーなんて古い物はさっさとやめて、早くモビルスーツの設計をしに帰って来い、というところだろうね」
「おそらくそうだろう」
「僕だって実際に彼女の説明を聞くまではそう思っていたよ。でも実際論理だてて聞いてみるとそれなりにしっかりした計画だ。
でもどうして彼女はモビルアーマーにそれほどこだわるんだ?僕らの例の計画すらモビルスーツを使った計画なのに」
「彼女には恋人がいるのさ、モビルアーマー乗りのね。彼が生きて帰れるように彼女なりに考えた結果だろう」
「新型モビルアーマーなんて作っても、彼氏に回ってくるのは少し先だろう。まあハルバートンの計画のモビルスーツよりは配備は早いかな」
「彼女としては彼を新型のテストパイロットに推薦するつもりらしい」
「彼氏はそれほどまでに腕が立つのかい? 新型モビルアーマーのテストパイロットなら『エンデュミオンの鷹』あたりが適任だろう?」
「その『鷹』ですら勝てないといった人物なら?」
「そんな人材が……一人だけならいるね」
「そう、『魔術師』さ」
支援
以上です。
見にくいとのことだったのでスペースを入れてみましたが、ましになりました?
いろいろ、ACEキャラ及びネタを入れよういろいろいじったら、マリューさんが裏切っちゃいました。
次回は04、5分が多くなるかと。
>>79 合わない人はナチュラルのままですが、ほとんどはコーディの予定。
あまり大勢は出せませんので、妖精、赤、緑、白、農夫あたりを……
ACEキャラは濃い人が多いのであまり混ぜるとSEEDクロスじゃなくACEにMSが出てくるだけの話になりそうです。
それもそれで面白そうですが。
>>80 さすがにその発想はなかった。
でも第三次世界大戦前の国家としてACE国家があるのは面白いかも。
誰か書いてみてはどうでしょう?
久しぶりに着たら新作投下されてて思わず泣きそうになった;;
28氏、GJであります。
主兵装が既存品の流用ってところが生産性よさそうに思いました。
>91
ベイルアウトって緊急脱出のことだからソレでもあながち間違いじゃない気もするが、このスレ的には『射出座席』ないとΩ大体には入れないとおもうw
というか、>87さんの見る限り通常の脱出もしてないきがする
ヽ(0w0)ノ<ウェイ!ヨンダカイ?
>>101 <<ここは君の居るべき場所ではない。担当空域まで戻りたまえ>>
103 :
通常の名無しさんの3倍:2008/06/12(木) 04:52:40 ID:BnsW0Tzg
28氏おつかれさまです
しかし 完全に盟主王が主役のノリだな〜
スマソsage忘れた
盟主王が主人公してらwww
メビウスの改良機良いねぇエスコンらしくなってきたよ
魔乳さんの恋人『魔術師』ですと!?
魔術師とは危険な予感w
それにしてもサイモンがやっぱり気になるんだwktkしながら待ってるよ
保守
hosyu
魔術士か……結局マリューは泣くことになるんかね。
ほしゅ
保守と共にちょっと…
うん、続きを構想するのは終わったんだ
…タダさ…カミーユが演説する某吸血鬼漫画並に真っ黒で救いようのない泥沼に陥ってしまう展開
(もちろんラクシズ+種世界さらにヘタしたら現実にとってですが…)になっちゃうんだ…いいのかな?
それでも読んでみたいって人いる?
需要がなきゃ書かなくていいかな?なんて思ってるわけで…
>>111 >カミーユが演説する
HELLSINGのことかwww
117 :
通常の名無しさんの3倍:2008/06/22(日) 05:06:58 ID:73IwOurt
>>111 わっふるわっふる
みんなROMりすぎ まぁ俺もだが
スマソ あげちまった
保守
保守
《FOX保守!》
保守
ホス
hosyu
ベルカ→オーブ オーシア→連合 ユーク→プラント
でおけ?
5年前 戦争があった
いや−
戦争ならば 遥かな昔から 何度となくあった
若き狂信的な指導者の下、南の島を出で、宇宙に浮かぶちっぽけなゆりかごを出て、母なる土地へ目指して侵攻を繰り返した
運に恵まれぬ彼らに 勝利が続くはずはない 敗戦を繰り返しては領土を失い 小国に戻りつつあった彼らは
比類無き工業力を養い それを武器に 世界に向かって 最後の戦いを挑んだ
それが5年前の戦争−
彼らは猛々しく戦い 惨敗した 自国内で 核兵器を使う 愚さえ犯したカガリ・ユラ・アスハ、ラクス・クライン
その無惨を目にした戦勝国たちは自らの武器を捨てようと心に誓った 世界に平和が訪れた
彼らのおかげで それは永久に続くかと思われた
平和から最も遠いこの島で 平和を守って飛ぶ彼ら
とりあえずネタ振り。
種キャラをエスコン機体に乗せるとしたら何に乗せる?
今回はUCキャラやGやW、Xキャラも含めて…これはNGになるかな?
とりあえず凸にはF-22だろ(ベイルアウター的な意味で)
自分はあんまり種キャラ達にエスコン機体が似合うイメージが
湧かないですね
>>111 R-Typeみたいに救いようのないお話も好きです、お待ちしてます〜
>>130 なかなか合いそうな機体が見当たらない……
言い訳してみると、種UC問わずMSの最大の見せ場はチャンバラですから戦闘機の類とは合わないかも。
でもエスコンキャラは合わせようと思えばMSでも違和感ない人が多いから不思議。
では、遅くなりましたが第四話投下。
原作開始まではまだまだ長そうです。
機動戦士ガンダムSEED ACES
Phase1 Misson4
月面プトレマイオス基地。現在のところ宇宙における唯一の連合の根拠地である。
今この基地を母港としているのは第四、第七、第八の計三個艦隊とそれなりに充実しているが、実態は目を覆うような有様であった。
開戦当初、連合宇宙軍に存在していたのは第一から第六艦隊まであった。
しかし、第一第二艦隊は世界樹、第三艦隊はグリマルディ、第五第六艦隊もヤキンでそれぞれ壊滅した。
よって、開戦時から動かず防衛に徹していた第四艦隊はともかく、第七、第八艦隊に至っては
初戦により壊滅した艦隊の残存部隊を再編した寄せ集めで、定数に届かない部分は新兵で補うほどである。
戦闘での指揮官の消耗も大きく、第八艦隊に至っては優秀とはいえ准将を司令長官に任命するほどである。
もはや虫の息ともいえる連合宇宙軍だが、少しでも状況を改善すべく、日夜訓練に励んでいた。
プトレマイオス基地、士官用食堂
「マーカス、フラガ、ひよっこたちの調子はどうだ」
「まだ実戦は無理だ。 まあよその速成士官組に比べればまだましだが。」
「こちらも同じく。 バートレット大尉はどうです?」
「こっちも似たようなものだ。 おまけに着艦誘導も新米と来てる。 事故死が出ないかひやひやもんだ。
それと、フラガ。 階級は同じなんだからワザワザかしこまって、大尉なんぞつけなくていい」
そう言って、ジャック・バートレット大尉は椅子の背にもたれながら煙草をふかした。
苦笑いを浮かべながらマーカス・スノー大尉はぐっと一息で食後のコーラの缶を空ける。
「まあ仕方がないさ。 最先任で42歳だったら敬意を払わなきゃならんよな」
「おい、マーカス。 好きで42になったわけじゃないぞ」
「そりゃあ、誰だってそういうでしょうねえ」
目の前で、俺よりも年上でパイロット、指揮官として優秀な二人がじゃれ合うのを見ながら今後の訓練スケジュールを考えていた。
俺がまだ少尉だったころは兄貴のウィングマン、中尉になってからはメビウスゼロ部隊クリムゾン分隊長として飛ぶだけでよかったが、
今ではもっと多くの部下の面倒を見て、その部隊の管理までしなければならなくなった。
初戦の惨敗での消耗を補う大量の速成士官や兵での戦力のかさ増しが原因だ。
新兵の急増は部隊の中での経験者の割合を減少させ、上に立つベテランパイロットの仕事量と負担を加速度的に増やした。
当然、体長自らでする書類仕事も多くならざるを得ず、ここにいる三人も先ほどまで食事をとりながら、それぞれの分厚いの書類と格闘していた。
最も、マーカス大尉や俺の書類の日付は今日昨日のものだが、バートレット大尉の書類の日付は一週間前である。
そこらが、42でもまだ大尉にいる秘訣であろうか。
その42な大尉は深くため息をつき、
「だべっていてもしょうがねえ。 おれはこれからひよっこどもの訓練に行ってくる。 またひよっこを落とさせたくはないからな」
そう言って、席を立っていった。
バートレット大尉は開戦時は前線に立たず、後方での新米パイロットへの教育任務に就いていた。
しかし、その後方であるはずのグリマルディでの戦闘で同僚二人、新米十数人を失い、生き残ったのは大尉と新米二人だけだった。
大尉の部隊は壊滅判定が下され解体、生き残った人員を中心に再編制された。
マーカス大尉は開戦時から空母ケストレル飛行隊の体長として前線で戦っていたが、同じくグリマルディで大尉以外のパイロットすべてを失い、
現在も部隊の再編制真っ最中である。
「おれも部屋に戻ってデスクワークを済ませておくか。 じゃあなフラガ」
「お疲れ様です。 マーカス大尉」
大尉は手に持っていたコーラの空き缶を屑かごに放り込むと、俺に声をかけてから自分の部屋へと帰って行った。
「さて、この書類を提出して今日は終わりっと」
「まったく、何で私がハルバートン准将の尻ぬぐいなんぞしなければならんのだ」
「しかし新造戦艦の艦長というのは、大変な名誉ではないのですか?」
「完成のめども立ってないモビルスーツとやらが主兵装だぞ。 最悪の場合は中途半端な戦艦を押しつけられた形になるのだぞ」
「艦自体の火力も相当なものですし、最悪メビウスを積めばアガメムノン級と同等の戦力と言えるでしょう」
目の前のえらくご立腹な自分の上司をなだめすかしながら同時に、アレン・C・ハミルトン少佐は
中佐に同意して愚痴をこぼしそうになる自分をなんとか抑えつけていた。
彼らはつい先ほど、ハルバートン准将直々に新型宇宙戦艦の艦長及び副艦長として任命されたのだ。
それだけなら先のヤキン戦で、乗艦を失った中佐が不機嫌になる理由などないのだが、
同時に下された命令が『新型艦の運用に必要な人員は適宜確保せよ』というとんでもないものであったからだ。
手渡された資料を見てもモビルスーツの整備、及び運用の人員こそ決まっていても、操舵、CIC、等々の基本的な人員一覧が白紙のまま渡されたのだ。
中佐が「ずいぶんと変わったジョークですな」とつい面と向かって言ってしまうほどである。
准将の返答は、「第八艦隊ではモビルスーツ開発分の人員ですでに限界だ。 よって戦艦人員は第七艦隊から出向という形で頼む」
というこれまた冗談としか思えない話であった。
このままでは不可能だと譲歩を求めても、結局ヤキンで同じく艦から脱出した旧乗組員は最優先で配属する、という
口約束しか取り付けることができなかったのだ。
准将の部屋から出てすぐからずっと、私はこうして中佐の愚痴を聞きながらなだめているというところだ。
そして中佐はさんざん騒ぎ終わってから
「私はもう疲れた。 これから宿舎の方に帰るから後は君が何とかし給え」
という、准将の命令と同じくらい有り難くない一言を言って、本当に宿舎へ帰ってしまった。
呆然と廊下に立ちつくしていると、廊下を歩いていた誰かがぶつかった。
「おい、危ないじゃないかこんなところで……って、ハミルトンじゃないか。 久し振りだな。
どうした、ボーっとして。 恋の悩みか? まあ酒でも飲みながら俺に話してみろよ」
どうやらいい相談相手が自らやってきてくれたようだ。久しぶりに士官学校の旧友と飲むのもいいかもしれない。
「まあ、そんなところだ。 仕事が終わったら出いいからバーにでも行かないか。 行きつけのいい店がある」
投下終了です。
書いてての感想は大尉がいっぱい。です。
年齢がかなり離れてますが。
盟主王が主人公っぽくなったのは……某所の影響です。
次回予告、酒と兄貴と戦況談義。
本当にチラシの裏。
痛機に違和感がなくなって、むしろわくわくしてきた俺は硬派失格。
GJ!
R−TYPEかぁ、某所のクロスSSに影響されてプレイ・・・設定じゃフロム以上だなおい
GJ! です。
本当に大尉がいっぱいだww
ハミルトンと旧友なのか…次回はどうなるか楽しみです
続きキテター!GJ!!
連合軍いい感じにボロボロだwだがそこからまき返すのがACの醍醐味。
>>139 おや、キミはもしかして魔砲少女クロススレの住人かね?ふむ、ここで会ったのも何かの縁だ、スカイキッドで一杯奢らせてもらえないかね?
アスランが頭打って黄色の13化・・・そんな事を考えた時期があります・・・
死初期ザフト時代の凸はまだなぁ
>>138 読んで思ったけど最初「マーカス」って聞いてシャムの方かと思ったw
>>139 どの辺がR-TYPEと関係あるかkwsk
R-TYPEって何?
ググレカス
,.-─ ─-、─-、
, イ)ィ -─ ──- 、ミヽ
ノ /,.-‐'"´ `ヾj ii / Λ
,イ// ^ヽj(二フ'"´ ̄`ヾ、ノイ{
ノ/,/ミ三ニヲ´ ゙、ノi!
{V /ミ三二,イ , -─ Yソ
レ'/三二彡イ .:ィこラ ;:こラ j{
V;;;::. ;ヲヾ!V ー '′ i ー ' ソ
Vニミ( 入 、 r j ,′
ヾミ、`ゝ ` ー--‐'ゞニ<‐-イ
ヽ ヽ -''ニニ‐ /
| `、 ⌒ ,/
| > ---- r‐'´
ヽ_ |
ヽ _ _ 」
ググレカス [ gugurecus ]
(西暦一世紀前半〜没年不明)
種世界にサイモンとNEMOのAIがやってくる、連合にNEMOを売り込み・・・
ナイトレーベン、ジオペリアの技術を移植した可変MSにNEMOを搭載した部隊・・・
それに立ち向かうのは、ラクシズ+ミネルバ連合
ラクシズ壊滅するだろ…ないとレーベンの破壊力ヤバすぎるぞ…
ハムやコーラと悪ヒロシはエスコン世界にいても違和感ないな逆にバーローと熊は・・・
ところでスレ違い版違い承知で聞くがACESの新作どう思う?
前から『作んないかな〜』と言われていたレシプロモノで、主役機が震電モドキなんだが……
俺はACESを信じて買おうと思ってる。
しかし、AC6のために箱を買い、戦ヴァルのためにPS3を、次はwii。
まったく次世代機には振り回されてばっかだぜ。
……残業増やすか。
>>151 浮くか?合いそうな気がするが・・・
ハムとコーラは扱いに気をつけんとただのウザキャラになりかねないけど
ヒロシはゼロのシュバルツェ隊にいても違和感ないな
コーラは毎回出てきては鬼神に叩き落される役
ラリー曰く「あいつ何しに出てくるんだか・・・」
ハムは鬼神に対する対抗心から国境無き世界にいつの間にか入隊
うお!見てないうちに復活してるww
<<こちらDOKUSYA1、可能な限り支援する。もう墜してなるものか>>
エクシア、鬼神を撃墜する
そしてエクシアはあっと言う間に…イジェクトかな?
というわけで各勢力にジンクスが配備されました
サイファー「ガルム1エンゲージ」
ラリー「ガルム2エンゲージ」
メビウス「メビウス1エンゲージ」
顔傷「スカーフェイス1エンゲージ」
ラーズグリーズ一行「ラーズグリーズエンゲージ」
グリフィス「グリフィス1エンゲージ」
ガルーダ「ガルーダ1エンゲージ」
刹那一同「俺たちオワタ」
Thunderhead≪こちらサンダーヘッド。コーラサワー少尉、私語を慎め≫
cola ≪こいつの声のない世界に行きてぇ≫
ラクシズなんかよりよっぽど恐ろしい集団www
ガチで戦況ひっくり返すな。
そういえば5の台詞で
<<当該空域の敵航空戦力は非常に強大である>>
てのがあったけど、あれ実際凄まじいよな、たった4機なわけだから。
Bartlett《1、2の3ですれ違うぞ》
Bartlett《そぅれ!!1、2、3……》
Colasour《イィャッホォォォーッ!!!》
Hamilton《なんだこれわーーっザザッ……》
Nagase《ハミルトンは?》
Grimm《死にました、コーラサワー機にぶつけられて……》
Colasour《大佐ぁぁ、やられちゃいましたぁー。》
どんな世界でも敵だろうと味方だろうと、コーラは生き延びて行けるろうな。
>>164 ‖wO)<あとはイジェクトしてくれたら・・・
コーラはエスコンにいても違和感ないな・・・
熊とバートレットの絡みも面白そうだな
何故だろう、円卓に来て早々に落とされたけど、シュネー1と一緒にドタバタサバイバル生活をするコーラの姿が
「俺は英雄のパトリック・コーラサワー」
「ああ、来て早々俺に真っ先に落とされた奴ね」
シュネー1の撃墜、被撃墜スコアが共にトップクラスなのは、
なんかお茶目ですよね。
出世欲もない、純粋な戦闘機乗りとしての生き方、自分の足
で近場の基地まで辿り着くという話、最後のコメントの「ま
た あいつと飛びたいもんだな」とか、大好きなんですけど
ね。
そういえば、何でMSには脱出機構が無いんだろうね?
議長「ラクシズは地球軍に呆気なく壊滅したし、これでデスプラは大丈夫だな」
オペコ「議長、メサイアに接近する艦影6、そしてMSを確認」
議長「それだけの数で何をしようと言うのかね?」
<<ガルムチームエンゲージ>>
<<メビウス中隊エンゲージ>>
<<黄色中隊エンゲージ>>
<<ラーズグリーズエンゲージ>>
<<スカーフェイスチームエンゲージ>>
<<グリフィスチームエンゲージ>>
<<ガルーダチームエンゲージ>>
議長「・・・・・」
おぺこ「・・・・」
議長「誰か白旗もってこい!」
ちょっ、歴代エースが勢ぞろいかよ!
しかし、これだけいても主人公がどんな人間か謎なのは
このシリーズのお決まりなんだよな〜。
これは二次をやる上では、好都合なのかそれとも面倒なのか?
>>171 CEだけだがな無いのは・・・
シャッターで閉じ込めるから良いのさ
上がり
176 :
171:2008/07/15(火) 21:47:05 ID:???
>>174 CE以外のMSに脱出カプセルついてたの忘れてたorz
>>176 UCで脱出ポットがつくようになったのはZ以降だから
1年戦争時の機体はコアブロックな一部を除いて爆薬でハッチ吹き飛ばして自力で脱出だったはず。
UC以外では機体が爆散してもパイロットが無事なGは論外として
Wの初っ端でゼクスがやったの以外パイロットが脱出機構を使った描写は無かった気がするけど?
アウターではちゃっかり射出型脱出ポットの描写あったなぁ・・・
何故か
戦後DSSDのパイロットにこっそりと就職するサイファーの姿が思い浮かんだ
使用の有無はともかく脱出機構は存在するCE以外は
まぁ一応、インパルスのコアスプレンダーは脱出機構と呼べるけど
そういえば、テスト機でコアスプレンダー付きのザクウォーリアが居たな
死の大西洋連合大統領がハーリングだったらどうなったんだろ、彼の影響力や国民達支持を恐れて
暗殺しようとする議長とか
暗殺は、ありえそうな話ですね。
ハーリングにしてもニカノールにしても、あのオッサン2人は
格好よすぎw あっ! もちろんバートレット大尉やおやじさん
も格好いいですよ。
暗殺されそうだけど、どっかで邪魔が入って助かりそうでもあるよな
シーコブリンに返り討ちにされます
手引きするのはアッブルルース副大統領ですね わかります
×アッブル
○アップル
スタソ 間違えた
そして誘拐するのは8492部隊ですね、よく分かります><
サイファーVSガイ
傭兵対決はまじで見てみたいな
そういえば二人ともイメージカラーは蒼だな
イーグルアイ<<作戦区域に増援を確認、味方だ>>
ラリー<<味方の増援か・・・ほうコードは、まさか>>
サイファー<<天下名高きサーペントテールか・・・>>
ガイ<<連合最強の傭兵部隊「ガルム隊」・・・その腕見せて貰おうか>>
サイファー<<「サーペントテール」か・・・傭兵同士、スコアで勝負といくか>>
ガイ<<悪くないな>>
シン・アスラン<<俺たちピンチ>>
むしろハーリング自身がコーディ特殊部隊員を平気で蹴散らしそうな予感…
だってさ…極寒の地に二ヶ月ほど幽閉されて、それまでに秘書官が衰弱死しても彼自身は
救出部隊の負傷兵の面倒見てるんだぜ?!
自分の足で立ってコーヒー飲んでましたよね、たしか
秘書官衰弱死は初耳だな
そんなやりとりあったか?
こちら
>>191 あ〜、確かに秘書官衰弱死はオレの勘違いだったようだ
ただ、負傷兵の面倒を見ているのは確かなようだ…何なんだ?この大統領は…
元海兵隊とかでも驚かないなwww
ジブリールやカガリにぎゃんぎゃん喚かれてもシカトするハーリングが思い浮かんだ・・・
シンとハーリング合わせてみたら面白そうだな
シカトはしないと思うハーリング
多分、ユーモアを交えつつ理路整然と論破する
某MADでニカノールがゴッドガンダム乗っていて吹いた
Blowback 24 、ktkr
誤爆w
ユニウス7の破片を撃破するために記念として残されていたストーンヘンジが最後のご奉公と
いわんばかりに咆哮する・・・
ついでにシャンデリアとイントレランスとメガリスとアークバードも破砕作戦に参戦して・・・
何でだろう・・・サトーがかわいそうになってきた・・・