アサギ「お疲れ〜。お、その顔だと、いい結果でたみたいね?」
ジュリ「まあね〜。中々やるわよ、あの子」
マユラ「え〜、私の時はダメダメだったけどなぁ」
ジュリ「まあ本当はギリギリだったんだけどね、正直ダメかなと思ってたし」
シン「いいたい放題言ってくれて…幾らなんでも俺が可哀想だろ!!」
アサギ「そんな事はいいから、最期の試験を行うわよ?付いて来て!」
シンの訴えも何処吹く風、アサギは最後の旅の扉へと足早に歩いて行ってしまった。
置いていかれては堪らないと、シンも慌てて旅の扉へと飛び込んでいく。
青い光の残滓と共にシンの体が掻き消えるのを目で追った後、マユラは隣に座るジュリへと訊ねてみた。
マユラ「最後の試験は運、か。どうなるかしら?」
ジュリ「幸薄そうだもんねー、あの子」
到着したのはだだっ広い空間だった。
以前のように周囲に崖がある訳でも、椅子や机が用意されている訳でもない、ただの平地が広がる場所。
そこにシンとアサギは立っていた。
シン「何にも無いんだな。運のテストなんていうから、くじでも引くのかと思ってたけど」
アサギ「ん?ん〜、そうね。似たようなものかな?シン君はここで待ってて」
そういい残すと、アサギはシンを置いて歩き出した。10m程進んだ所で立ち止まり、シンへと振り向く。
アサギ「それじゃ、運の試験を始めるわよ!内容は簡単、そこから私のいる場所まで歩いてきて頂戴!」
シン「え?何だよ、そんなのでいいのか」
アサギ「ただし!」
鋭い声に、踏み出そうとした姿勢のままシンの足が止まる。
アサギ「途中には落とし穴が仕掛けられてるから!なるべく落ちないでね」
シン「はあ?ど、何処に落とし穴なんか…」
アサギ「見ても判らないし、避けても通れないわよ。安心して、落とし穴が作動するのは1/2だから」
シン「ちょ、ちょっと待っ…」
アサギ「運が良ければ一度も落ちずにすむわよ。じゃあ、準備はいいわね?やるわよ!」
落とし穴の上を歩いてください。落とし穴は書き込み秒が奇数だと作動します。
4回成功で運+1、5回成功で運+1、速+1
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