【ドキドキ】新人職人がSSを書いてみる【ハラハラ】13

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1通常の名無しさんの3倍
新人職人さん及び投下先に困っている職人さんがSS・ネタを投下するスレです。
好きな内容で、短編・長編問わず投下できます。

分割投下中の割込み、雑談は控えてください。
面白いものには素直にGJ! を。
投下作品には「つまらん」と言わず一行でも良いのでアドバイスや感想レスを付けて下さい。
荒れ防止のため「sage」進行推奨。
SS作者には敬意を忘れずに、煽り荒らしはスルー。
本編および外伝、SS作者の叩きは厳禁。
スレ違いの話はほどほどに。
容量が450KBを越えたのに気付いたら、告知の上スレ立てをお願いします。
本編と外伝、両方のファンが楽しめるより良い作品、スレ作りに取り組みましょう。

前スレ
【ドキドキ】新人職人がSSを書いてみる【ハラハラ】12
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1205407537/l50

まとめサイト
ttp://pksp.jp/10sig1co/
2通常の名無しさんの3倍:2008/03/15(土) 22:02:28 ID:???
┌──────────────────┐
│┌────────────────┐│
││YUKI.N>                    ││
││                          ││
││       ロボットアニメ絶滅しろ   ││
││                          ││
││                          ││
││                          ││
││                          ││
││                          ││
││                          ││
││                          ││
│└────────────────┘│
│          o o o o o              │
└──────┬────┬──────┘
          ┌─┴────┴─┐
          └────────┘
3通常の名無しさんの3倍:2008/03/15(土) 22:03:29 ID:???
 巻頭特集【テンプレート】

〜このスレについて〜

Q1
新人ですが本当に投下して大丈夫ですか?
A1
ようこそ、お待ちしていました。全く問題ありません。
但しアドバイス、批評、感想のレスが付いた場合、最初は辛目の評価が多いです。

Q2
△△と種、種死のクロスなんだけど投下してもいい?
A2
ノンジャンルスレなので大丈夫です。ただしクロス元を知らない読者が居る事も理解してください。

Q3
00(ダブルオー)のSSなんだけど投下してもいい?
A3
新シャアである限りガンダム関連であれば基本的には大丈夫なはずです。(H19.9現在)

捕捉
エログロ系、801系などについては節度を持った創作をお願いします。
どうしても18禁になる場合はそれ系の板へどうぞ。新シャアではそもそも板違いです。

Q4
××スレがあるんだけれど、此処に移転して投下してもいい?
A4
基本的に職人さんの自由ですが、移転元のスレに筋を通す事をお勧めしておきます。
理由無き移籍は此処に限らず荒れる元です。

Q5
△△スレが出来たんで、其処に移転して投下してもいい?
A5
基本的に職人さんの自由ですが、此処と移転先のスレへの挨拶は忘れずに。

Q6
○○さんの作品をまとめて読みたい
A6
まとめサイトへどうぞ。気に入った作品にはレビューを付けると喜ばれます

4通常の名無しさんの3倍:2008/03/15(土) 22:04:17 ID:???
Q7
○○さんのSSは、××スレの範囲なんじゃない?
△△氏はどう見ても新人じゃねぇじゃん。
A7
事情があって新人スレに投下している場合もあります。

Q8
○○さんの作品が気に入らない。
A8
スルー汁。

Q9
読者(作者)と雑談したい。意見を聞きたい。
A9
雑談所へどうぞ。そちらではチャットもできます。

捕捉
名前欄のトリップの文字列が有効なのは、したらば等一部例外はありますが基本的に2ch内部のみです。
なので雑談所では名前欄のトリップは当然無効です。既に何名かトリップ文字列がバレています。
特に職人さんが雑談所に書き込む際には十分ご注意を。

5通常の名無しさんの3倍:2008/03/15(土) 22:04:51 ID:???
〜投稿の時に〜

Q10
SS出来たんだけど、投下するのにどうしたら良い?
A10
タイトルを書き、作者の名前と必要ならトリップ、長編であれば第何話であるのかを書いた上で投下してください。
分割して投稿する場合は名前欄か本文の最初に1/5、2/5、3/5……
等と番号を振ると読者としては読みやすいです。

捕捉:SS本文以外は必須ではありませんが、タイトル、作者名は位は入れた方が良いです。

Q11
投稿制限を受けました(字数、改行)
A11
新シャア板では四十八行、全角二千文字強が限界です。
本文を圧縮、もしくは分割したうえで投稿して下さい。
またレスアンカー(>>1)個数にも制限があるますが普通は知らなくとも困らないでしょう。

Q12
投稿制限を受けました(連投)
A12
新シャア板の場合連続投稿は十回が限度です。
時間の経過か誰かの支援(書き込み)を待ってください。

Q13
投稿制限を受けました(時間)
A13
投稿の間隔は新シャア板の場合最低一分(六十秒)以上あかなくてはなりません。

Q14
今回のSSにはこんな舞台設定(の予定)なので、先に設定資料を投下した方が良いよね?
今回のSSにはこんな人物が登場する(予定)なので、人物設定も投下した方が良いよね?
今回のSSはこんな作品とクロスしているのですが、知らない人多そうだし先に説明した方が良いよね?
A14
設定資料、人物紹介、クロス元の作品紹介は出来うる限り作品中で描写した方が良いです。

捕捉

話が長くなったので、登場人物を整理して紹介します。
あるいは此処の説明を入れると話のテンポが悪くなるのでしませんでしたが実は――。
という場合なら読者に受け入れられる場合もありますが、設定のみを強調するのは読者から見ると好ましくない。
と言う事実は頭に入れておきましょう。
どうしてもという場合は、人物紹介や設定披露の為に短編を一つ書いてしまうと言う手もあります。
"読み物"として面白ければ良い、と言う事ですね。
6通常の名無しさんの3倍:2008/03/15(土) 22:05:31 ID:???
〜書く時に〜

Q15
改行で注意されたんだけど、どういう事?
A15
大体四十文字強から五十文字弱が改行の目安だと言われる事が多いです。
一般的にその程度の文字数で単語が切れない様に改行すると読みやすいです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↑が全角四十文字、↓が全角五十文字です。読者の閲覧環境にもよります。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あくまで読者が読みやすい環境の為、ではあるのですが
閲覧環境が様々ですので作者の意図しない改行などを防ぐ意味合いもあります。

また基本横書きである為、適宜空白行を入れた方が読みやすくて良いとも言われます。

以上はインターネットブラウザ等で閲覧する事を考慮した話です。
改行、空白行等は文章の根幹でもあります。自らの表現を追求する事も勿論"アリ"でしょうが
『読者』はインターネットブラウザ等で見ている事実はお忘れ無く。読者あっての作者、です。

Q16
長い沈黙は「…………………」で表せるよな?
「―――――――――!!!」とかでスピード感を出したい。
空白行を十行位入れて、言葉に出来ない感情を表現したい。
A16
三点リーダー『…』とダッシュ『―』は、基本的に偶数個ずつ使います。 『……』、『――』という感じです。
感嘆符「!」と疑問符「?」の後は一文字空白を入れます。こんな! 感じ? になります。
そして 記 号 や………………!! 



空白行というものは――――――!!!











とまあ、思う程には強調効果が無いので使い方には注意しましょう。

7通常の名無しさんの3倍:2008/03/15(土) 22:06:23 ID:???
Q18
第○話、って書くとダサいと思う。
A18
別に「PHASE−01」でも「第二地獄トロメア」でも「魔カルテ3」でも「同情できない四面楚歌」でも、
読者が分かれば問題ありません。でも逆に言うとどれだけ凝っても「第○話」としか認識されてません。
ただし長編では、読み手が混乱しない様に必要な情報でもあります。
サブタイトルも同様ですが作者によってはそれ自体が作品の一部でもあるでしょう。
いずれ表現は自由だと言うことではあります。

Q19
感想、批評を書きたいんだけどオレが書いても良いの?
A19
むしろ積極的に思った事を1行でも書いて下さい。専門的である必要はないんです。
むろん専門的に書きたいならそれも勿論OKです。

Q20
上手い文章を書くコツは? 教えて! エロイ人!!
A20
上手い人かエロイ人に聞いてください。


===========================

テンプレは以上。以降投下待ちに入ります。
放送日は保守しないと危険みたいです。
8真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/15(土) 22:07:37 ID:???
lunatic love
“last of sanny day”
 最近夢を見る様になった。皆が僕に微笑んでくれる。楽しい楽しい夢だ。でも、悪夢。
 夢から覚めれば僕はただの独りぼっちだ。誰一人僕の周りにはいない。僕には何一つ残されてはいない。
 ルイスは左手と一緒に太陽の様に明るい笑顔を奪われた。
 姉さんはその命を奪われた。
 僕は大事な人を二人も失ってしまった。
 夢の中では二人は微笑んでくれる。でも夢から覚めれば独りぼっちの現実が僕を殴打する。

 食べ物が喉を通らなくなった。食べても心と体が受け入れる事はなく、吐いてしまう。
 大好きだった料理をする事もなくなった。
 食べてくれる人はもういないし、楽しかった過去の記憶を呼び起こして虚しさが増すだけだ。
 何をする気力もない。ただテレビのニュースを見てガンダムが倒されるのを望んでいる僕がいるだけだ。
 窓を閉め切った暗がりの部屋の中の空気は僕の心の様に澱んで濁っている。
 窓の外は晴れて澄み渡っているだろうけれども、僕の心は晴れる事なく深く沈みきっている。
 ――独りぼっちの部屋が怖いくらいに広いのを始めて知った。
 テレビの音だけが虚ろに響くとても広い部屋の中で僕はガンダムを呪うボソボソと呟いているだけだ。
 こんな事じゃ駄目なんだって事は分かっているけど、僕にはこんな事しか出来ない。
 怒りよりも、憎しみよりも、悲しさが雪の様に降り積もり空っぽな僕を埋めて行く。
 絶え間ない睡魔の誘惑が僕を襲う。
 でも、眠りたくはない。夢は幻でしかないんだ。幻は現実に打ち勝つ事はない。夢で二人に会ったってただ虚しさが残るだけだ。
 だから夢なんて見たくない。
 ――でも僕はもう一度二人の笑顔が見たい。

9通常の名無しさんの3倍:2008/03/15(土) 22:07:58 ID:???
血迷い短編投下。
10通常の名無しさんの3倍:2008/03/15(土) 22:11:41 ID:???
投下乙。
11通常の名無しさんの3倍:2008/03/17(月) 17:41:18 ID:???
保守
12通常の名無しさんの3倍:2008/03/18(火) 15:25:55 ID:???
保守アゲ。
投下乙。
13超適当:2008/03/18(火) 19:15:07 ID:???
投下乙
14通常の名無しさんの3倍:2008/03/18(火) 22:41:33 ID:???
勝手なイメージだが、

戦史氏 ‥ ハードカバーの小説(イラスト付)
†氏 ‥ アニメーション(アクションシーン多め)
PLUS氏 ‥ コミックス
弐国氏 ‥ OVAアニメ
河弥氏 ‥ アニメーション(日常メイン)
真言氏 ‥ イラスト・写真等の止め絵(画材多数)
15通常の名無しさんの3倍:2008/03/18(火) 22:43:17 ID:???
>>ルナテック
投下乙
あんたにしては珍しく、と言っては失礼かも知れないが
ガンダムである必要性を感じる

但し、痛々しさが薄れた気がする
読後にヤナ感じがあまりしないのは個人的には好感触だが
真言の個性ではあろうしな
16通常の名無しさんの3倍:2008/03/18(火) 22:44:32 ID:???
1716:2008/03/18(火) 22:45:33 ID:???
間違えた。
>>14
なんかすっごく納得した。それだけが書きたかったんだ。連投謝罪。
18通常の名無しさんの3倍:2008/03/19(水) 15:09:32 ID:???
保守
19通常の名無しさんの3倍:2008/03/19(水) 16:19:21 ID:???
煽りじゃなくて質問なんだけどsage保守でも保守になるの?
20通常の名無しさんの3倍:2008/03/19(水) 21:33:18 ID:???
>>19
前はageでもsageても最終書き込み時間でとか聞いていたけど。
今はどうなんだろ?落ちるときは最終書き込み関係なく落ちてる気がする。
21通常の名無しさんの3倍:2008/03/19(水) 23:10:46 ID:???
保守
22弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/03/19(水) 23:51:22 ID:???
天使の観察日記 〜少女は砂漠を走る! 人気者の掟〜(1/3) 

『ご苦労様、ティム。コレなら後は私でも出来るね。隊長から命令が出ない限り24時間お休みで良いわよ』
「引き継ぎ頼みます、サーシャ。あぁ、あと例の技術資料は今日中に端末に送るのでサーシャも確認を。
――エディの報告書の件は隊長は? ……了解っす、では」
 ザフトきっての愚連隊でありエリート部隊でもあるモンロー隊、その旗艦イアハートの自室。
先輩との会話を終え、仮想モニタがデスクに収納されるように消える。シャワーを浴びようかと思って
ふとデスクの引き出しが気になる。ちょっとした嘘がしまい込んであるその引き出し。
そのことを思い出した俺の脳裏に、砂漠で過ごした日々がよぎっていく。


 陸上戦艦レセップス級アンコールワット。空き部屋の士官室が俺の部屋としてあてがわれている。その机上。
 一週間分の行動観察の結果を端末に映し出す。『彼女』は朝0630に自室を出ると2230に自室に戻るまで
勉強、仕事、訓練、整備、掃除は担当域以外まで。時間が出来ても自室には戻らず、昼でも何故か鉄板焼き
同然のデッキで手すりにもたれて何かを考えている。とにかく四六時中ずっと何かをしている事だけはわかる。

 そしてなぜかプリントアウトしてしまった写真の数々。写真の山の一番上、緑の制服の襟を緩め、腕まくりをした
彼女がモップを手に微笑む。写真を撮られた事さえ気づいていないはずだが、その目はなぜかこちらを見透かした
上で笑っているように見えてちょっと悪寒を感じる。相手が相手なだけに罪悪感も相当だ。
「だいたい、何で俺がこんなストーカーみたいなことを……」 
 話は更に約10日前まで遡る。

「だ、か、らぁっ!、何で俺なんすかっ! ジーンさん!?」
「頼むよチェンバレン、俺はあまり近くに居る時ないし、トメのヤツはカメラ持つと手が震えるって言うし」
 アンコールワットのハンガー。電源を落とされてやや肩を落としたように見える赤いザク・ファントムの足下。
ザクの整備担当主任、ヒィマ・ジーンと重力下での調整の方向性を話し合っていたはずだった。さっきまでは。

「赤だろう、おまえは。ミツキちゃんファンクラブの栄えある第三号会員として、非常に重要且つ名誉ある役目だ」
 いつの間にそんな組織に加盟したのだろう。しかも俺が第三号ってのは何だ? 赤である事にどんな関連が?
そもそもそんな怪しげな組織に頼る必要なんか無い。パイロットとして先輩なのだ。『接触』の機会はいくらでもある。

 それに、ザクから降り立ったあの時、『一目惚れ』という事象が実在することを自信が体現したところだ。
その類のファンクラブは対象を神聖視する。宇宙(そら)に帰れば先輩と隊長に対する非合法のそれが
ナスカ級の旗艦、イアハート内部をうごめいている。アイツらは有り体に言って気持ち悪い。
 そう言った気持ち悪い組織の為に何かをする事は、嫌われる第一要因なのはまず間違い無いし、
彼女からあまり好かれていないのはそうかもしれないが、だからといってわざわざ嫌われる事は無い
 是非もない。そう言った話はスッパリと……。

「チェンバレン君、OKしてくれたかな……?」
 いきなり背後からの控えめな声に比喩でなく飛び上がる。
「わぁっ! サ、サイトー事務官……。いや、あの俺は」
 声の主はトメ・サイトー。元オーブ国防軍にして前大戦時プラントへ亡命。ザフト入隊後は能力も適正もあった
のだが宇宙(そら)へあがる事は固辞しザフト地上部隊に拘った変わり者。
 そして専任主計事務官として役職こそついていないが、あのエディや、マーカス隊長でさえ一目置いている。
非戦闘時のマーカス隊を事実上仕切る男。そして「怪しげな組織」を立ち上げ一号会員の番号を持つ男。
「うくっ……、一週間だけ、ですよ。ホントにマジで……」
 此所にいる限り俺は断れないのだと、この時完全に理解した……。
23弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/03/19(水) 23:52:41 ID:???
天使の観察日記 〜少女は砂漠を走る! 人気者の掟〜(2/3) 

「あっ、居たぁ! 探したよぉ。師匠も隊長も知らないって言うし。……珍しいね、こんなところにさ」
 彼女の真似をして休憩時間にデッキに出てみた。当たり前ではあるが暑いばかりで安らがない。
何故彼女は毎日こんなところに好んで来るのだろう。
 ようやく『ストーカー行為』は終わったものの、その報告をどうしようか。と悩んでいたところだ。
その『行動調査』のターゲットから声をかけられる。少し、気まずい。
「……? 探したって、俺を? 何で?」
「その。ちょっと、話。聞いてもらえないかな……」

「そのぉ、さ。いろいろ気にし過ぎ、じゃないかな。……多分」
 ここ数日、視線を感じる気がする。と言われて背筋にイヤな汗が流れる。
「みんなミツキの事は気にしてるからな……。まぁ、それとなく調べてみよう。3日くれ」
「ありがとうティモシー。なんでもなければ一番良いんだけどさ。こんなこと師匠にも隊長にも言えないし、
トメさんになんか相談したら、それこそ船中っていうか部隊中で大騒ぎになっちゃうでしょ?」
 その彼がすべての元凶なのであるがそれは口が裂けても言えない……。


「データは通常形式、写真は通信のキャプチャーとかの、普通撮れないヤツばかり15枚。文句ないすよね……?」
 彼女には悪いが約束は約束だ。ザクの諸元と共にさり気なく報告書のディスクをジーンに渡す。
整備主任と事務長を敵に回してしまっては『本職』にあからさまに影響が出るだろうし、それはそれで困る。
 結局、俺の中の折衷案として調査結果は生のデータのまま引き渡す事にした。所見を付けたらそれこそ
参考にしてストーキングを始めかねない。写真も出来る限り写りの悪いものを付けた。
「ヘルメットを被って笑っている……。わかってるじゃねぇか、なんてレアな。トメよ、あんたもそう思うだろ?」
「素晴らしい……。震えて来ちゃったよ。ありがとう、データは編集長に分析して貰おうかな」
「……へ? ちょっ、サイトー事務官、何故部隊報が関係有るんですか?」
「部隊報は関係ないよ。それを発行する彼が会員番号を持っているだけの話。ただそれだけ」
 俺の関与がミツキにさえバレなければそれでいい話ではある。のだが、部隊報の編集長は本職がオペレーター
でデータ解析についてはプロである。彼がデータを分析するとなるとちょっと厄介だ。
 と言うよりどれだけ部隊の幹部に食い込んだ組織なのだろう……。空恐ろしい。
「えと……とにかく、です。データは渡しますけどストーカーみたいな真似は金輪際しないで下さいよ!?」
「やったのおまえじゃん」
 うう……。



「俺から言うのも何だが、許してやってくれ。まぁ、法に触れるようなことはしてなかった訳だし」
 カンカン照りの外部デッキ。今度はミツキに報告する番だ。
「よーく言い含めておいたから誰がやってたかも詮索しないでくれ。ただ、おまえと仲良くする方法が
わかんなかっただけだ。隠し撮りしたデータは全部普通の写真で40枚程度。一応取りあげたがどうする?」
 嘘はついていない。ストーキングの犯人が自ら自白しているのだから……。写真の枚数は優に10倍はある
のだがそれはさすがに言えなかった。
24弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/03/19(水) 23:53:55 ID:???
天使の観察日記 〜少女は砂漠を走る! 人気者の掟〜(3/3) 

「みんなに気にして貰ってる、っていうふうに思えば良いのかな……?」
「そう考えてくれれば良いよ。事実そうな訳だし。なかなか用事がないと声をかけづらいって部分は
理解してやってくれ。おまえが自分で思ってるより人気者だって事だ」
 データはみんな俺の方で廃棄して良いか? と聞くと意外な答えが返る。
「……写真のデータ、変なのでなければ貰えるかな? しばらく写真とった事無かったし」
「よ、良さげなのを送っとくよ……」
「……? 全部じゃないのは何で? まさか、シャワーの写真とか有るんじゃないでしょうねっ!?」
 有る訳がない。なんと言っても俺が撮った本人である。着替えやシャワーについては撮れるタイミングは
いくらでもあったのだが、さすがにそれをやったらおしまいだ。と言う自制心はあった。
だから覗く事さえしていない。ちょっと損をしたかもしれない。いや、それでよかったのだ! ……多分。
 ともあれ426枚すべてを送りつける訳にはいかない。あきらかに俺しか撮れないアングルのものも当然
含まれているし、そんなものを見せたらストーカーの犯人がバレてしまう。
「ぜ、全部似たような写真で写りも悪いし……。そう言う意味、だよ? うん、そう。ブレた写真とか、さ。要らないだろ?」





 宇宙(そら)に戻って二週間、地球(した)での報告書を三日三晩でまとめ、さらに戦闘が3回。
先輩にグフ・イグナイテッドが支給された為そのまま俺の専用機になったザクの塗装変更、整備と調整。
ついでに砂漠(した)で起こした乱闘騒ぎの重要参考人として査問会の準備。
 ちなみに、一応子分であるので踊る少女のマークは胸に付いているがザクのカラーリングはノーマルに戻した。
先輩やエディ、ミツキを見て、俺はスペシャルでは無い、とはっきりわかったからだ。

 とにかく忙しかった。此所まで四時間以上の休みなど無かったのだ。一息吐くとデスクの引き出しを開く。
嘘は吐かないのが信条であるのだが、ミツキに対して一つだけ嘘を吐いた。その嘘が写真立てに入って
デスクの中に寝せてある。
 渡した以外の写真のデータはすべて廃棄すると彼女には言った。そして基本的には約束は守られた。
一枚のプリントアウト以外は。

 引き出しの中、その嘘を抱え込んだ写真立ての中、モップを持って微笑む彼女がこちらを向いて笑っていた。

 
25弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/03/19(水) 23:56:08 ID:???
今回分以上です。

以前、アンケートで賞を頂いた分のお礼短編でございます。
何故か主役がミツキじゃありませんがww

新人スレ身内ネタがあるので迷いましたが、保守かたがたこちらに投下します。

ではまた
26通常の名無しさんの3倍:2008/03/20(木) 00:04:08 ID:???
(トメ=)サイトーーーーっ! そいつ(ミツキの写真)を寄越せぇーーーっ!
27SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:19:24 ID:???
16/

 ――ユニウス7 東ブロック

「武器さえあれば……」
 徐々に追い詰められてゆくザクファントムを見て、シンが呟く。
 単発の実弾物理攻撃では、フェイズシフト装甲を誇る敵に対して有効打を与え得ない。
敵テロリスト部隊中で核ザクを割り振られたほどの相手が、シンに今からビーム兵器を
取りに行く好きを与えるとは思えなかった。

『あるよ……』
 周囲の遮蔽物と、なにか武器になりそうな地形を探していると、音声データで通信回線が
開かれた。
「ヴィーノ? 大丈夫かよ、通信して」
 データリンク越しの通信。と同時に、インパルスのモニターにGUNDAM OSの
ロゴが表示され、新たなウィンドウが開かれた。
「OSパラメータ……? 格納庫の方からなにやってんだヴィーノ!」
『やってるのは俺だ。再起動まで更新パラメータは適用されないから、心配すんなって』
 代わってヨウランが通信に出る。
「だから何してるんだ、戦闘中のMSにパラメータ変更なんて……!
減俸どころか裁判ものだぞ! 大変な事になる!」
 メカニックの暴挙を諌めるシンへの返答は、
『裁判なんて、するヒマ無いよ』
だった。
『急ぐから良く聞けよシン。右腕の杭打ち機に十二発の残弾があるだろ?』
 確認する。たしかに、戦闘中使いどころの無かった右腕のパイル・バンカーは、
殆ど手付かずのまま残弾を残していた。

『ヴィーノだ。多分、艦長は今のインパルスに戦闘させたく無いと思うからさ、
だから、その杭打ち機を使うかどうかはシンに任せる』
 ヴィーノの言葉がそれだけだったなら、シンは一カケラも使おうとは思わなかっただろう。
『出来れば逃げて欲しいかなって思うし、俺たちも減俸は怖いけど……だけどさ、
シンは戦えるならまだ戦いたいだろ? 地球を……守りたいんだろ?』
『ヨウランだ。とにかくそれを――十二発全部だぜ?――五秒以内に、全部叩き込んだら
二秒間だ、二秒だけ9ザクのバッテリーを干上がらせる事だ出来る!』
「PS装甲が解けるって事か?」
『その通り――! デイルもそっちに向かってるから協力してなんとか、な! 
こっちからOSのパラメータを入力中だ。オオゴトだってのは、分かっててやってる』
『俺たちが艦長から怒られない為にも、頼むぜシン!』
 多分、グラディス艦長に怒られる事などはない。
 シンが成功するならば問題なく。シンが失敗したにせよ、地球圏を覆う混乱によって
それ所ではなくなるだろう。
「有り難う、戻ったら一坏おごるよ」
28SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:20:43 ID:???
17/

『――ただーし、十二連発ってなるといわゆる想定の範囲外でさ、OSを再起動して
音声入力する必要がある。再起動には十五秒くらい掛かるな』
 戦闘中では永遠に等しい時間だ。
「……分かった、あとで絶対にぶん殴るから待ってろよ」
 そういうと、通信機の向こうのヨウランもヴィーノも、何故か笑った。
「なんだよ――?」
『いや……はははっ! シンが必ず殴りに来るって言うからさ。
必ずミネルバに戻ってくるって、そういうからさ……』
『オーケーだシン、ほっぺはピカピカに磨いとく。パラメータの入力は今終わった。
必ず殴りに帰って来いよ、シン!』
 通信が終わる。

 再びシンは操縦席の中で一人。しかし、ディスプレイには再起動によって更新された
パラメータが適用されるというサインが煌々と輝いている。
 それは、シンがメカニックから最大級の信頼を受け、期待されている証だった。
 とはいえ……。シンは呆れ声で呟く。
「十五秒なんて、無理に決まってるだろうが……よ」
 瞬きの間に即死、も有り得る戦場で、十五秒は幾ら何でも長すぎる。あと一分早ければ、
イザーク=ジュールがメテオブレイカーの盾となっている間に更新できたかも知れないが。

「戻ったら本気でぶん殴る! ……けど」
 ――帰るってのも、難しいかも。
 今しもザクファントムを屠り、インパルスを蹴散らすべく近づく9ザクの姿が、
シンの睨むモニターに映っていた。

 ――ジュール隊長、死んでないよな?
 コクピットは……無事か。トドメを刺さないのは、弾が勿体無いのだろう。
 余分な残弾が無いのだ。
 だから弾切れを狙う。言うは易いが、シンの命を囮にして攻撃を集中させると言う事だ。

「……」
 緊張は無い。恐怖はどうだろう? 気負いは少し。後は決意で総身を固めるシンは、
己がパイロットスーツの赤を強く心に思い浮かべ、そして呟いた。

「さて……やるか」
29SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:21:37 ID:???
18/

 目近に着弾――舞い上がり、コクピットを叩く大地の破片は死神のノックだ。
戦場にあって最も勤勉な"神"を、ハッチを開いて迎え入れるなんてのは願い下げ。
互いが互いに死神の鎌が向く先を押し付けあう戦場で、今の死神はシンが大層
気に入ったらしい。
 鋸の歯のように細やかさな足跡を刻むインパルスだが、舞踏パートナーが従うように、
避けるシンを数多の弾丸が追いすがり、超音速のステップで凍った大地に次々と穴を穿った。
「一体……どうしろって――!」
 瞬きすら許されない銃火に、シンは、インパルスは単騎で立ち向かっている。

「ジュール隊長もアレックスさんも……偉そうに言ってたけどさ!」
 シンの口は毒づいても、インパルスの腕は半壊したビルを支えていた鋼の骨組みを掴む。
慣性に振られ、突き出た鉄鋼を軸に70t超のインパルスが回転した。
 ザクにとって予想外の動きだったろう、赤い光条はインパルスの影だけを射抜いた。
「一機で9ザク相手なんて……無理に決まってるだろう!」
 愚痴を言いながらも何とか対応しているシン。無噴射方向転換の技術をMSに応用して、
三分の一程回転した辺りで腕を引かせると、鉄鋼が半ばから千切れてその手中に残る。

『引き付けろよ――後輩ィ!』と、イザーク=ジュール。
「言うだけなら簡単だろうけどさ……実際やるのは骨だろ先輩!
アンタだってザクを壊してるじゃないかー!」
『根性だ、根性を出せェ!』
「それでどうにかなるもんならさ――!」
『シン、ザクが遠ざかるぞ!』と、今度はアレックスの声。
「くそ……! これで撃墜されたら、アンタが自分で相手するのが嫌になったから
わざとやられたんだって、ある事無い事言いふらしてやるからな! ええ!?
文句があるのかよ!?」
 躱した分遠ざかる――9ザクのモノアイがメテオブレイカーに狙いをつけていた。

「させねえよ――!」
 OSにコマンド、操作モード変調、投擲モーション。槍投げの要領で鉄骨を飛ばし、
破砕装置に向けた銃口に当てる。

30SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:22:56 ID:???
18/

『若造が、小癪に邪魔をしてぇ――!』
「若造だぁ!? おっさんが、馬鹿みたいなテロをしてぇ――!」
 鉄骨が銃口をそらした隙を縫って、シンと"衝撃"はユニウス7を駆ける。
D(ドカタ)シルエットも元はフォース、瞬間的には、9ザクに匹敵する加速力がある。
 問題は、インパルスを飲み込むように黒々と開いたビームライフルの銃口だ。
シンの目に砲身奧の暗黒が見える。コクピットへ完全に狙いをつけたライフルの出口に、
熱励起を受けた荷電粒子の光が灯り――
「今だ――!」
 操縦桿を折る気で傾ける。インパルスの身を捻る。スラスターシステムが、電磁的に
ベクトル偏向を受けた荷電プラズマを虚空に叩きつける反作用でインパルスを突き動かし、
太い射線から回避するシンを助けた。

 ――まだだ、まだ付いてくる!
 インパルスはシンの要求に充分応えている。性能を使いこなせていないのはシンだ。
 ――ここでルナマリアの様に、相手の先を読んで回避出来れば。
 がくん、とインパルスの脚が亀裂にはまり込み、動きが止まる。
 ――ここでレイの様に、周りをもっと良く観察して動けて居れば!

『何を……!』
 至近距離から放たれるレールガンがインパルスの右胸に喰らい付いた。
PS装甲が弾頭をはじき、装甲とフレーム間のアブソーバーが、ある程度――食い込む
ベルトが肋骨に皹を入れる――衝撃を減衰してくれる。
「ぐほっ……!」
 磨り減るバッテリー残量は二割を示していた。

 シェイカーと化したコクピットで意識を繋ぐシン、インパルスのバックパックから
通電ワイヤーアンカーを取り出す。そのコンセプトは、不明。
「ヴィーノの仕事だな? あんまり信用できないけど仕方ない!」
 あるものは全て使え。決して攻め手を休めてはならない。
たった一手、相手に動きを許せば、そこから押し切らてしまう。
 射出された四本のワイヤーがザクに絡みつき、高出力モーターの力を借りて
インパルスがザクと密着した。
31通常の名無しさんの3倍:2008/03/20(木) 01:24:47 ID:fpexYYRO
19/

『こんなものやられるものか――!』
 押し合い。スラスターのひと吹かしで、インパルスの脚部が不吉な火花を放ちつつ、
泥を踏む容易さでプラントの地盤に沈む。それ程の出力差がある。
「やってみなけりゃ、わかんないだろ――それだって結局ザフトの機体だ!」
 ワイヤーの基部から大量の電流が流れ、ザクとインパルスの間で
ビームサーベルが触れ合った時のようなスパークを起こす。

『ぬうっ!』
 もがいたザクに、絡めたワイヤーを千切られ、太い腕に胸部装甲を掴まれた。
コクピットに大写しとなったザクの掌を見て絶叫するシンの視界が揺さぶられる。
プラントを支えていた柱の一本に叩きつけられ、動きを止めるインパルス。
『小癪だと言った! 毒にもならん攻撃などはな、怒りに圧された大義を
防ぐ事などできんのだ!』
 ブラックアウトを起こしかけたシンが、薄いもやの向こうでザクが何やら言うのを聞く。
ザクはライフルをそびえるメテオブレイカーに向けて――
「へへ……」
 数瞬後、9ザクのビームライフルが力なく粒子漏れを起こして焼き切れた。
血の滲む唇でシンが笑って見せると、口の端から血のあぶくがメットに舞う。

 どこか遠くで、また一つメテオブレーカーが作動し、大地に皹割れが生まれた。

「どうだ……出来ただろ?」
 レールガンの洗礼が直撃して、電力残量が11パーセントに。ビームを壊して
いなければ即死だったろう。
 インパルスを起き上がらせようとする直前に、9ザクの脚がコクピットを踏みつけて来る。
レールガンが、動きを封じられたインパルスの頭部を向いた。
 ――そうだ、もっと冷静さを失くせ。
 レールガンの残弾がインパルスのバッテリーよりも早く尽きてくれれば……
 勝機は千に一つ――故に0ではない、それで充分。

 この態勢で一発喰らえばバッテリーは尽きるかもしれない……だが、発射の反動は
必ず9ザクの態勢を崩す筈だ。その一瞬が――インパルスのマニュピレイターに向けて
全身の神経を尖らせる。

32SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:26:33 ID:???
20/

 と、触れ合った装甲越しに、秘匿回線がつながれた。
『それは……武装ではないな?』
 インパルスに足留めを喰らい、戦闘を続け、そこでようやく今のインパルスは
性能が高いだけの、非戦闘用装備をした機体だと気付いたらしい。
 ――最悪だ、どうする。
 素体に備えられた最後の武装、対MS用ナイフを叩き込む油断と勝機が失われた。

『――ひとつ聞こう』
 9ザクから伝わる声がシンの耳に入った瞬間、シンはOSを停止させていた。
男の"叫び"が、"語りかけ"に変わったからだ。

「……何だ……?」
 答えて――時間を稼ぎ――OSを再起動させる。
『最早多くのメテオブレイカーが失われた。このユニウス7は地球に落ちる。
誰も止められぬ場所に一人残り……君は一体何をする心算だ』
 起動完了まで……二十秒。口の中でヨウランに向かって毒づく。

「何って……見ていて、戦っていて分からないのかよ?」
『最早君一人が居ても如何にもならない。君はよく戦った。たとえ逃げたとしても、
戦闘用の機体に乗っていなかった君を誰も責めはすまいよ」
 そう、この男は、この期に及んでシンを生き延びさせよう、とも考えて居るのだ。
 その甘さにつけこむ。誇れることではないが、卑怯と言われても良い。
 あと、十二秒。
「俺は……地球の生まれだ……」
『……そうか、それはすまなかったな』
 ――謝りやがった。
 はらわたが煮えくり返ると同時に心が冷え切ってゆく。
 こころが冬の夜より澄み切って、冷静になっていく。
 脳裏に浮かぶのは確固とした"可能性"のイメージ――あと少し集中できる時間があれば、
意識の限界を打ち破る事すらできそうな程に凝固した集中力は、OSの立ち上がるサインに
よって打ち消された。
 七秒。
『ではもう一度聞こう……この状況からどうするつもりだ?』
「アンタを倒す。それから仲間と協力してこのユニウス7を砕く。それで終わりだ。
何も不思議な所は無い。シンプルだろ?」
 三秒。もう一つ必要なのは、相手の冷静さを失くすこと。
「それからもう一つ……"クソ喰らえ"!」
 インパルスの右手中指を……立てる。モニターしていたヨウランとヴィーノが、
『○ァックインパルスだ、ファッ○インパルスだ!』と喝采をあげた。

『……この若造が!』
 9ザクが脚を上げる。それはレールガンを直に突きつける、その為だ。
 ……ゼロ。

33SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:28:19 ID:???
21/

 胴ぎりぎりに砲弾を躱して身を起す。背後に着弾の衝撃がある。スラスターを開いて
機体ごと右腕を9ザクにぶつけて行った。

「おおおお――!」
 9ザクを崩れかけのビルに押し込み、右腕装備のパイルバンカーを連射、連射。
トリスタン実体砲の炸薬を流用した杭打ち装置は、空の薬莢を吐き出して先端の杭を
打ち込んで行く。
 三発、四発。
『な……なんだ……!?』
 受けている"攻撃"がおもちゃのような代物だと気付き、9ザクが振り解こうともがく。
9ザクを抑えつける左腕の関節が、火花を上げて逆に向いた。
 五発、六発。
『ふざけるなあ!』
 ビルに埋まった9ザクに胴体を押し当てて更に動きを止める。
「巫山戯てなんかねえよ! こんなのを落して誰も彼も殺してやるって方が、
よっぽど巫山戯てる!」
 身を出されない様スラスターのリミットまでカットして、機体が自壊する合間に七、八。
コクピットの背後でみしみしと合体機構が潰れる。限界を越えて放出するプラズマジェットが
偏向マグネットを焦がす。
 苦し紛れに9ザクがレールガンを至近で放つと、直撃を喰らった左足が膝から吹き飛んだ。
右脚でユニウス7の地面を蹴って、九発目。

『遊びに付き合ってられるか!』 
「え……?」
 十発目の手ごたえが無い事に気付いて焦ったシンが9ザクの姿を探す、と、
9ザクは押し付けられていたビルを反対方向に突き抜けて居た。
「しまった!」
 上昇されたらもう追えない。絶望がシンの心を覆いかけた時、新たな影が急速に接近するのを、
インパルスが、そして9ザクが捕らえた。

『そこで俺が来るわけだ……良い読みだなバレル!』
『う……うおおおっ!』
 ミネルバから減速無しでデュエイン軌道を突き抜け、砲弾並みのスピードで接近してきた
デイル機――ブレイズザクウォーリアが、ウィザードの搭載噴進弾"ファイヤービー"
全38発による滝のような弾幕を、9ザクに真正面から叩きつけた。
 見上げるインパルスを照らす華やかな爆炎の花。膨らむ衝撃から一発の輝きが
ザクウォーリアに向けて伸び、一瞬にして――その相対速度は十数km/秒に達する――
機体に届いた。
『やられた、減速出来ん! あとは頼むぞシン!』
 簡潔に完結なデイル=ホッパーの通信。
 反射的に9ザクの放った砲弾によって腕と脚を吹き飛ばされたザクウォーリアは、
加速そのままユニウス7からあさっての方向に飛び去る。

34SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:36:25 ID:???
22/

「――もう聞えてないだろうけど、任せてくれ!」
 たった二秒でセンサーの機能範囲から消えたザクウォーリアに向けて、
とりあえずの応答を送る。

 ――これが最期の無理無茶無謀だ。
 停止寸前の機体を全部手動でコントロールして――MS操縦の教官が見たら悲鳴を上げる――
ミサイルに打ち落とされかけた9ザクに駆け寄る。まだ機体が原形を保っているどころか、
胸部のコクピット周りから灰色の装甲がうっすら色づきつつあった。
「さ、せ、ね、え、よ――!」
 起き上がろうとする機体に狙いを定めて踊りかかり、右の拳をぶつけるように杭打ち機を
押し当てトリガーを引く。
「とどめだ――!」
右腕を粉砕しながら叩き込んだパイルバンカーはコクピット直下、最大八メートルまで伸展する
超硬度鋼メインパイルは動力炉の近くに突き刺さり、さらに機体を貫通。9ザクを大地に縫いとめた。

 ――やったか?
『まだ……まだだ……!』
 磔にされた9ザクが、力なくインパルスに右腕を伸ばそうとする。
 だがその手をインパルスが振り払うより早く、モノアイに灯っていた眼光が消え去った。

『くっ……もう無理なのか』
「はは……やった……」
 ユニウス7やデブリに衝突する危険性を侵してでもデイルが乱入してくれなければ、
どうなっていたか分からない。即座の回収が不可能な速度で攻撃してくれなければ、
シンはあのままやられていただろう。

『負けた、のか……う、うおおおぉぉおおっ!』
「……」
 その叫びに何故か解放への喜びを感じて、シンはどうしようもない。

『見事だ、よくぞやってみせた。そのような機体と武装で、な』
 疲れ切ったパイロットから称賛が送られる。
「……インパルスだ」
 何と答えて良いか分からずに、シンは機体の名前を言った。
『君は何と言うのだ?』
「シン=アスカ、ザフトレッド。……でも、オーブ出身だ」
 今度は迷うことなく、名乗ることが出来た。
『そうか……そうか』
 二度、敵がそう呟いた時、シンは僅かな重み、自身の体重を感じた。
 ユニウス7が大気圏の端に至り、減速を始めたのだ。

 誰かの故郷であった凍った大地が、揺らめく大気に赤く染められてゆく。
35SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:38:25 ID:???
23/

『良くやったものだ……だがもうユニウス7は止められん。我等は成し遂げたのだ』
 ユニウス7が原形を保ったまま地上に激突すれば、地球圏の人類は
ナチュラルとコーディネーターの区別なく、平等に破滅を迎えるだろう。 
 ユニウス7減速の荷重を全身に感じながら、シンはまだだと思っていた。

『君は充分に働いたよ、我々に付き合う事も無い……早く――』
 逃げろ、とでも言うつもりか?
「まだだ……」
『……?』
「まだ、少しずつでもユニウス7を砕けば、それだけ地上の被害を減らす事が出来る!」
 テロリストの諦念を、シン=アスカは拒絶する。
『無駄だよ、もう君の味方も……』
「いいや……居る!」

『その通りだ! ここに居るぞ!』
「アレックスさん!?」
『私だって、残ってるわよ?』
「ルナ――?」
『あー……ついでに私もいたりする』
「アスハ……代表……』
 申し訳程度に代表の一言を足したシンは赤面する。
 それぞれの機体識別が、残存したメテオブレイカーの近くにあった。

『まだ……残っていたのか……』
「そうさ、逃げた振りをしたって、皆ちゃんと残っていたんだ」
『メテオブレイカー、十二号機セットアップ完了!』
 アレックスに続いて、ルナマリアとカガリからも、同様の連絡が入る。
『モビルスーツの活動限界まで、あと170セコンドしかないぞ、アレックス』
『分かった……機械は同時に作動させた方が良い。カウントを取る。
シン……動けないな?』
『爆砕の瞬間はユニウス7に伏せて居なさい、そしたら私がオーブの二人と迎えに行くから』
 結局はユニウスと一緒に落ちるでしょうけど、と付け加えたルナマリアに、
「ああ、殆ど操縦が効かなくなってるから、助かるよ」
と返した。

 ――そうさ、後はこれを砕いて降りる、それだけだ。
 シンはそう思っていた。
 戦火の収まったユニウス7に、アレックスの取る小さなカウントダウンの声が響く。
36SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:40:58 ID:???
24/24

 時間は少し前後する。

 カガリは、一番近いアレックスに一から方法を聞きながらメテオブレイカーを
弄っていた。弄っているというのは、たまに手順を逆行するからだ。半人分のカガリと
一人前を遥かに越えるアレックス、二人でどうにか二人分程度の作業をこなす。
「コレで良いんだな、本当だな?」
『ええ、それでいいですよ代表……』
 ひょっとしたら、アレックス一人に任せてさえしまえば二人分できるのでは
ないだろうか、と思わずには居られなかった。

「二人きりの通信だ、カガリで構わないし、その方がやる気がでるぞ、アスラン」
『そうか、だったらカガリ……ルージュの右手がある所の横のボタンは、
急速起爆装置だから絶対触らないように気をつけろ』
「ああ、所で、破片を一個だけセイラン家の建物に落としたり出来ないかな?」
『落ち着けカガリ!』
 性的な意味の政敵を一人抹殺するのに良い手段だと思ったのだが、真面目な
アスランにはどうやら不評だったようだ。

「む……周りの宇宙が」
 よく見れば、周囲が赤々と染まってきている。
『大気圏の外側についた……』
 ここまで無重力だった"ルージュ"のコクピットにも、僅かながら重量が感じられた。

『よし、全機、残存メテオブレイカーの設置完了! 時間内に離れられない以上、
各機はこのままそれぞれ適当な破片の影に隠れて大気圏を突破してくれ』
 そこで、シンが戦っていた核ザクが動きを止めた事が分かる。
 シンと連絡を取り、比較的ではあるが損傷の軽いカガリがメテオブレイカーの始動後、
ルナマリア=ホークと一緒にシンを回収する算段を整えた。

 ムラサメからリンクされたカウントダウンが一桁に目減りした時、ルージュの
レーダーが不審な機影を捉えた。指揮官用にルージュのセンサー類は高性能だ。
金にあかせているとも言う。
「不味いぞアレックス! 大気圏からムラサメが一機、上昇してきている!」
『あと三秒……なんだ? 地上からの破砕部隊……にしてはたった一機だと?』
 違う……危険なのはムラサメではなく――
「その横が問題だ! この識別は……アスラン!」

『ゼロ、メテオブレイカー、起爆!』

37SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/20(木) 01:46:26 ID:???
 本当は今回で終わるはずが、長くなりましたのでもう一回十三話があります。
 
 待っていた読者の皆様(居るのかな?)、お待たせしましたー。


 某スレの皆さん、誤爆失礼しました。
38通常の名無しさんの3倍:2008/03/20(木) 09:25:57 ID:???
>>25
弐国氏GJ!待ってた!
身内ネタと言いながらも、それを感じさせない面白さでした。
今回はミツキ盗撮ですかwwしかも撮りも撮ったり426枚ww
モップも良いけどヘルメットにっこりも見てみたいです。……マジで誰か描いてくれないかなと。
久しぶりの投下乙でした!

>>37
†氏GJ!
待っていたのが少なくとも一人此処におります。

殴りに帰ると言うシン、殴りに帰って来いと言う二人。そして9ザクとの闘い。
最近はイザークが凄すぎて影に隠れていたシンの面目躍如ですね。
○ァックインパルスも最高ですw
十三話もかなり長くなってきてましたが、いよいよクライマックス。楽しみに待ってます。
長期に渡る連載本当に乙です!

39通常の名無しさんの3倍:2008/03/21(金) 00:19:00 ID:???
†氏待ってましたよー

シンの熱い戦闘がこれぞSEEDって感じでいいですね!
キラサメ本編へ本格参入で次もwktk!
40通常の名無しさんの3倍:2008/03/21(金) 00:24:35 ID:???
今回初めて弐国氏の短編を読んだのでミツキの外見とか全然わかんないけど
妄想だけは浮かんだ絵描きが無知のまま描いてもいいかと尋ねに来ましたノシ
41通常の名無しさんの3倍:2008/03/21(金) 00:30:41 ID:???
>>40
俺は弐国氏の一ファンだけれど、今からwktkが止まらないZE!
42弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/03/21(金) 01:10:35 ID:???
>>40
ご自由にどうぞ
43通常の名無しさんの3倍:2008/03/21(金) 01:25:38 ID:???
>>40
ムハー先越されたwwwwwwww
完成したら即刻うpするんだ!!!
楽しみに待ってるぞ
44眠大葉 ◆uotUYGHVwM :2008/03/22(土) 00:38:23 ID:???
弐国氏の許可を頂けたので落としにきますた
平井絵・萌え絵を期待してる方はたぶん見ないほうがいいと思うですよノシ
http://www.hsjp.net/upload/src/up14020.jpg

>>43
せっかくだから見てみたいw
45SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/03/22(土) 00:46:34 ID:???
 >>44GJです!
46通常の名無しさんの3倍:2008/03/22(土) 02:15:00 ID:???
>>44
おおおお!!GJGJGJ!!
上手すぎる!!

絵はラフまでで放置プレイだが正直足元にも及ばん下手糞ぶりなのでうpはやめとく
すまない
47通常の名無しさんの3倍:2008/03/22(土) 06:25:54 ID:???
>>44
眠大葉さんGJ!!
まとめサイトのトップと「少女は砂漠を走る!」に飾ってもいいでしょうか?
許可を貰いたいのですが。
48真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/22(土) 09:42:22 ID:???
explaration of personality
“angry fist”
 ぼやけた視界が霞んでグルグルと回る。頭がガンガンと割れそうに痛い。身体が全く言う事を聞かない。
 得体の知れない蟲が肌の裏側を這い回っているみたいだ。チクチクと、モゾモゾと嫌な感触がリアルな迄にダイレクトに脳に伝わってくる。
 クスリが切れていつもの様に禁断症状に襲われる。

 何度味わっても慣れる事が出来ない不快感を耐える為に噛み締めた奥歯がギリギリと軋む。
 呼吸が乱れ上手く出来なくて息苦しい。
 畜生。なんで俺がこんな目にあわなきゃならねぇんだ。

 ――俺が悪いのか?
 誰も答えてくれねぇ。当たり前だ。モルモットのくだらない疑問に答える奴なんざいる筈がねぇ。
 
 プンプンと嫌な匂いがして鼻が曲がりそうだ。まっさらな白衣を来た奴等の匂いだ。
 奴等は恩着せがましく、俺達を見下しながら醜く歪んだツラで俺達に説教をしやがる。
 でも、そんな説教なんて誰が聞くか。
 禁断症状に耐えるので精一杯なんだよ。説教聞く余裕なんてあるものか。
 いや、もう一つ耐えてるものがある。
 俺達をこんな身体にした奴等、俺達を見て嘲笑ってる奴等をぶち殺したい衝動に耐えている。
 クロトやシャニは利口だ。逆らう素振りを見せずに素直に従っている。
 アイツらは俺よりも身体をいじくり回されたから余裕なんて全くないのかも知れない。
 逆らいたくても逆らえないアイツらの分まで俺は出来る限りの反抗をする。
 反抗と言っても顔をあげて睨み付ける事しか出来ない。
 そんな俺に侮蔑の表情て白衣の奴等はクスリを渡す。
 アンプルを持つ手が震えて持てなくて上手く飲めない。
 それでもどうにか飲み干すと不快感が綺麗サッパリ無くなっていく。
 不快感がなくなると余裕が出て来て現れる物がある。
 自分に対する怒りだ。勿論白衣の奴等も気に入らない。でもそれ以上に情けなくて惨めな自分が気に入らない。
 溢れそうな怒りを握り拳で堪えながら部屋に向かう。
 足取りは決して軽くはない。
「大丈夫か?」
 振り向くと名前は忘れちまったけど艦長の女がいた。
 心配そうな面で俺を見ていやがる。
 お前の知った事かよ。心配そうなツラの裏側で俺をモルモット扱いして楽しんでるのはテメエらだろ?
 俺にだって意地がある。死んでもテメエらになんか心配されたくねえ。
 ――反吐が出る。

49真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/22(土) 09:43:32 ID:???
血迷い短編投下終了
50弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/03/22(土) 11:49:32 ID:???
>>44
ありがとうございます。
感激です。
51通常の名無しさんの3倍:2008/03/22(土) 12:00:20 ID:???
>>48
面白いかと言われたらnoとしか言えない。
でも、気になる作品かと言われたらyesとしか言えない。
オルガのどうしようもない怒りが分からない訳でもない。行き場のない怒りがとても悲しくて切ないです。

何だか切れ味の悪いナイフで心を抉られた様な感じがしました。
52眠大葉 ◆uotUYGHVwM :2008/03/22(土) 14:53:02 ID:???
受け入れてもらえたようで一安心w

>>46
そかー、残念|ω・`)

>>47
ありがとうございます、投下したらスレの物だと思っているので
煮るなり焼くなりしてくださいw
それとトップ用に少し手を加えたので、差し支えなければこちらもどうぞノシ
http://www.hsjp.net/upload/src/up14063.jpg
53通常の名無しさんの3倍:2008/03/22(土) 18:32:48 ID:???
あげておく
54真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/22(土) 19:50:27 ID:???
explaration of personality
“sound of secret mind”
 暗がりの向こうは明るい。温かい光の中で私の家族が楽しそうにしている。ニコニコと笑いながら皆で話をしている。 
 私も交ぜて貰おうと思って向こうに行こうとしても、何故か行けない。まるで見えないバリアがじゃなしているみたいだ。
 まごついている内に皆は私をおいて何処かに行こうとする。
 ――ドンドン!
 バリアを叩いて大声で呼び止めても皆は私を無視している。
 わたしの方なんて一度も振り向かないでスタスタと行ってしまった。
 家族と一緒に光は消え失せて私は一人寒い暗闇の中に取り残された。
 のどが涸れて痛い。手が赤く腫れて痛い。何をやってるんだろう、私。

「血塗られた手で幸せを掴もうなんて烏滸がましくない?」
 誰かの声が聞こえる。声のする方をみたら誰なのか分かった。毎朝鏡の前で顔を合わせるから忘れる筈がない。
 ――私だ。
「なんで私が人殺しなのさ!」
 私はほっぺを膨らませて反論する。
「だって敵を倒したじゃん。敵だって人間だよ」
 もう一人の私は私をせせら笑う。ムカつくけれど、多分その言葉は本当の事だ。
 敵だって人間。MSを墜としたらよっぽど運の良い人じゃない限りパイロットは死ぬだろう。
 コクピットを外せば良いって話もあるけど、あいにくと私はそんなサーカスの曲芸染みた芸当なんて出来ない。
 つまり、私は伸したスコアの分だけ人を殺したって事だ。
 ――でも!
「私は違う! 殺したくて殺したんじゃない!」
 私の声は暗闇に虚しく響いて消えていく。
「皆そう言う。自分は違うって、自分だけは違うってね。でも、ただの人殺し。敵を殺して喜んでるだけの殺人狂なのさ」
 私はもう一人の私を睨み付ける。
 気付かなかった訳じゃない。薄々と分かっていた。でも、私は違うと思っていた。
「……私は違うんだよ」
 私は違うって信じていたいんだ。私は皆の為に戦っていたんだ。
 エディを、オペレーターのねぇさんを、それだけじゃなくてサイトーさんやジーンさん。
 皆の為に戦ってたんだ。そりゃあ死にたくないとかエディみたいになりたいって下心がなかったとは言わないけどさ。
「うーん、騒がしくて静かに眠る事も出来ないじゃないか」
55真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/22(土) 19:51:02 ID:???
 また別の声がした。
 もう二度と聞けないと思っていた声、もう一度聞きたいと思ってた声。
「師匠!?」
 私は師匠に抱き付いていた。傍から見れば勢いよく肩口から体当たりをしたかもだけど。
 だってその証拠に師匠は「ぐふっ!」とか言ってた。師匠と弟子の再会だというのにムードもなにもありゃしない。
「相変わらずだね、君は」
「相変わらずじゃありませんー。少しは成長しましたよ!」
 私はえへんと胸を張る。昔と今の私は違うんだ。
「うーん、確かに成長したなぁ」
 ……腕を組んで私をじーっと見つめる師匠。視線は一か所に集中してる様な気がする。
「何処見てるんですか!」
「ははは、どうやらいつもの君に戻ったみたいだね。秘められた心の声に耳を傾けるのも良いけど、君にはやる事があるだろう?」
 師匠はそう言うともう一人の私を指差す。
「あれは君の心の一つ。君に自分のやってきた事を気付いて貰いたかったのさ」
 言ってる事がよく分からない。頭の中がグルグルする。「過去の行いを知らなければ未来を掴めない。さぁ、未来が待ってる。君の居場所に戻るんだ」
 光が差して来た。もう一人の私とエディが薄くなって消えていく。
 私の戻る場所。そうだ、これは――夢なんだー―


 お腹の上に何かが乗ってる。
「こら!人の上には乗らないの!」
「ミツキかぁさんウンって言ってた」
 おたんちん。それはうなされてたからじゃないか。
 私はめーって娘のホッペをつついて抱き締めた。
 温かい。小さな希望の未来って温かいんですね、師匠。
 落ち込む事もあるけど、私は頑張ります!

  了
56真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/22(土) 19:51:56 ID:???
投下終了。
57真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/22(土) 19:55:40 ID:???
>斉藤とめ蔵さん
訂正。
1レス目
 ×まるで見えないバリアがじゃなしているみたいだ。
 ○まるで見えないバリアが邪魔しているみたいだ。


に訂正お願いします。

58通常の名無しさんの3倍:2008/03/22(土) 23:02:16 ID:???
真言さん投下乙です。

>>angry fist
 禁断症状に苦しむ描写は、もう少し掘り下げる事が出来たのではないかと思います。
これは作者が真言さんであるがゆえのわがままなので、読み飛ばしてください。
 逆に、ナタル艦長への心情があっさりと済まされていたのは、「コレだけでいいの?」と
読み返す余韻を与えてくれました。
 別作品のナタル先生のイメージがあるせいか、会話を期待していたんですが、
それが無い所にオルガの余裕の無さが伝わってきました。

explorationつながりで
>>sound of secret mind
 普段あまりしない深読みをするのなら、夢部分最後の二行は弐国さんの短編
"光差す場所は"へのオマージュでしょうか? 夢の中で内なる声と対峙する、
というのは結構あるネタですが、収まりよく読めたと思います。
 EXで弐国さんのキャラを借りているためか、最後は温かめの終わり方をしていますが、
なんとなく無理矢理付けられた結末の感触があります。
 ひょっとして別の終わり方が無いですか?

ネタ元に戻って
>>弐国さん、天使の観察日記、投下乙でした。
ティモシーの目線を通して、ミツキがより魅力的に見えました。もっというなら、それだけ
ミツキが好きなティモシーが描かれていると思いました。何気に登場多いですしね。
正直、今回のミツキには、眠大葉 ◆uotUYGHVwM さんの素晴らしくGJなイラストもあって
KOされました。GJでした。
59コーラサワーの冒涜 ◆bF/w46z13Q :2008/03/23(日) 11:38:48 ID:???
序章 コーラサワーの復活

 パトリック・コーラサワーは荒涼とした世界にいた。平たく言うのであればその世界を黄泉比良坂と言う。
 つまり世において黄泉やら冥界等と呼ばれる世界である。
 武運拙くして志半ばにして斃れる。それは良くある事に過ぎず彼にとっては不運と巡り逢っただけにしか過ぎない。
 不運と巡り逢っただけの事を指弾するのは世の風潮であり至極当然な事ではあるが、それは短慮と言うに他ならない。
 パトリック・コーラサワーは二千もの模擬戦をこなし、尚且つ負け無しという剛の者である。
 前人未到の誉れ高き所業を行った者を人は英雄と呼ぶ。
 更に彼は“英雄色を好む”の言葉と同じく色を好む性状であるという事を鑑みれば自ずと一つの結論に帰結する。
 つまり、パトリック・コーラサワーは英雄なのである。
 そして、黄泉比良坂と言えば一つの有名な事例が存在する。
 振り返らずに進めば再び生者の世界に戻れるという事例が世界各地にある。
 日本のイザナギ然り、ギリシャのオルフェウス然りである。
 彼等は皆振り返ったが為に目的を果たす事が叶わなかった。
 しかし、パトリック・コーラサワーは彼等とは違い破格の英雄である。更には彼が愛する者は生きているのである。
 人を愛するという想いはもっとも崇高な存在であり、ソレスタル・ビーイングの騙る戦争根絶などといった低俗な者等とは次元が違うのである。
 即ち、英雄たるパトリック・コーラサワーにしてみれば真直ぐに前を向いて進み黄泉返る事等造作もない、児戯に等しい事なのである。
 もっとも彼程の破格の英雄なれば後ろを振り返る事は物理的に不可能なのだ。
 英雄の場合は向いた方向が全て前になるのは誰もが知る常識であり真実なのである。
 つまり、パトリック・コーラサワーが復活するのは決定事項であり当然なのである。 但し、復活したと言えども元の世界に戻れる訳ではない。そう考えるのは至って早計である。
 運命という物は類を見ない程に残酷な物である。それは種死のシン・アスカを見れば誰しもが理解出来るであろう。
 しかし、残酷な運命に立ち向かう事こそ英雄の真価が問われるのである。
60コーラサワーの冒涜 ◆bF/w46z13Q :2008/03/23(日) 11:40:39 ID:???
 黄泉返ったコーラサワーはフランスにいた。しかし時間軸は違い中世と近世の繋ぎ目、つまり神よりも人間の方が多大なる死を振りまき始めた時代。神の力が衰退し始めた時代。
 貧富の差、王侯貴族の搾取、芽生え始めた自由の産声。怒れる民衆の叫び、それを駆逐せんとする軍隊の軍靴の響き。
 コーラサワーは混迷に次ぐ混迷の最中にいた。
 つまり、フランス革命である。
 オーストリアのアバズレ女はギャンブルに躍起になり、国を統べるべき国王は狩りと錠前作りに励んでいたという時代である。
 その中で艶やかに激しく生きた一人の美しき女性がいた。
 薔薇の定めに生きたその名はオスカル・フランソワ・ジャルゼという。
 しかしながらパトリック・コーラサワーとは接点はない。だが全くないという訳でもない。
 彼が巡り逢ったのはマロン・グラッセ。つまり、オスカルの乳母である。



次回予告
全く関係ないけどカミーユって男の名前でもおかしくないよね。カミーユ・デムーランとかいるじゃん?
あとさ、マラーを殺したシャルロット・コルデって何気に萌えキャラじゃね?

「ベルサイユのコーラサワー」

――君は時の涙を見る。
61通常の名無しさんの3倍:2008/03/23(日) 13:48:57 ID:???
>>コーラサワーの冒涜

 投下乙です。駄目です、笑いが止まりません。コーラサワー破格の扱いが
淡々としていて笑えます。
>>オーストリアのアバズレ女
マリー・アントワネットの事? 知識が余り無いです。
62河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/03/23(日) 16:50:14 ID:???
「 In the World, after she left 」 〜彼女の去った世界で〜

第13話 「安息 −よびかけ−」(前編)
(1/8)


「あの」
 と、シンが声をかけると、馴染みの看護師は振り返った。
「あら、シン君。ルナマリアちゃんなら目を覚ましてるわよ」
 少し驚いたような顔をしながら、彼女は部屋の奥へ目を向けた。
 母の世代に近いだろうこの看護師は、年若いシンやルナマリア達を子ども扱いする。
 それに対し最初は多少反発もしていたが、最近は慣れたのか気にならなくなった。
 彼女が事故で亡くしたという子供がシンと同い年だと聞いたのも理由かもしれない。
 シンは彼女に軽く会釈をして、ルナマリアいるカーテンの前に立った。

 ルナマリアを撃ってしまってからもう二日が過ぎている。
 幸いにも彼女の怪我は打ち身に左腕のひびが一箇所と、脳震盪で一時的に意識を失っただけ、というごく軽い
ものだった。
 宇宙生活を主としたコーディネイターが重力下戦闘を行う際の負傷で最も心配される頚椎捻挫──いわゆる
むちうちの症状もないらしい。

「入ってもいいわよ」
 何と声をかけようかと考えている間に、ルナマリアの方から声をかけてきた。
 それなりの広さがあるとは言え、カーテン一枚で遮られただけの同じ部屋の中にいるのだ。看護師の声が
聞こえていたのだろう。
 シンは意を決してカーテンの内側へ滑り込んだ。

 点滴を受けながら横になっているルナマリアの顔色が案外と良かったのでシンは少しほっとした。
 だが、入ってはみたものの何を言ってよいのか分からず、だから自然と無言になる。
 いや違う。
 言わなければならない事が一つある。
 シンがその言葉を口に出そうとした瞬間。
「遅い」
 と、ルナマリアが一言発した。
 唐突なその一言にシンの思考が停止する。
「見舞いに来るのが遅いって言ってるの!」
 ああ、と納得したシンは、先程口に出そうとした言葉にもう一つ意味を追加して口を開いた。
 まさにその刹那。
「あたし、平気よ」
 またもやルナマリアに先を越され、シンは軽く目を瞠った。
「だから謝らないで」
 続く言葉に唯一口に出せる謝罪の台詞を封じられる。
「で、でも、俺が」
「シンはちゃんと警告した。あたしもそれを聞いた。被弾したのはあたしのミスよ」
 シンを遮るルナマリアの瞳は真剣な色を湛えており、シンは気圧された。
 が、その瞳がふっと優しげに緩む。
「ここでシンに謝られちゃったら、あたしの立つ瀬がないじゃない?」
63河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/03/23(日) 16:51:19 ID:???
(2/8)

 そう言ったルナマリアは身体を左右に揺らした。
 その動きを見たシンは、慌てて彼女の背中に手を入れサポートする。
 右腕に点滴、左腕はギプスと両腕が自由でない為に上体を起こすのもままならない、と分かったからだ。
──普段のルナなら、横になった状態から手を使わずに立つことだってできるのに……。
 それを思うとシンの心は抜けない針で刺されたように痛んだ。小さな痛みは、しかし消えること無く続く。
 ルナマリアが完全に上体を起こしたのを確認すると枕元のスイッチを操作してベッドの頭部側を上げ、更に
もたれやすいよう枕の位置を調節した。
 そんなシンの細々とした様子を目を丸くして見ていたルナマリアは、シンが元の位置に戻ると戸惑ったように
「ありがと」と礼を述べた。
 が、シンはルナマリアに小さく頭(かぶり)を振った。
「……違う」
「えっ? 何か言った?」
「違うんだ、ルナ……」
「……何が?」
 ルナマリアの声が「礼の言い方に文句があるの?」とでも言いた気に険を増す。
「そうじゃなくて……」
 それを否定する意味で俯いたまま再度首を横に振る。
 胸が痛む。心臓は五割り増しで脈打っている。なのに手足の先が冷たく痺れている。息苦しい。酸素が足りない。
 こんな感覚は長いこと忘れていた。
 ずっと昔、子供の頃に誤って父が大切にしていた何かの記念の盾を壊してしまったのを告白した時以来の感覚。
 言葉を続けようと口を開く。
 しかし、咽喉に石が詰まったように声が出ない。
 なのに息だけは抜けてしまって、慌てて空気を吸い込む。
 それをニ、三度繰り返して、やっと音になった。

「……俺は」
 もう一度大きく息を吸う。
「……俺はあの時、フリーダムに当たったって構わない、いや、フリーダムに当たればいいとさえ思ってたんだ……」
 吸い込んだ空気を言葉と共に吐き出してしまった。
 一緒に自分の中の薄汚い感情までも吐き出してしまいたかった。
「だから俺はビームライフルを使わなかったんだ。フリーダムはPS装甲だから、ビーム兵器じゃなきゃ当たったって
大きなダメージは受けないから」
 シンは顔を上げられずにいた。
 ルナマリアの顔を見るのが怖かった。
 自分の仕出かした行為は、悪戯で済ますレベルを遥かに超えている。
 彼女の顔に浮かんでいるのが、いつもの「仕方ないわねぇ」と年上ぶった呆れ顔ではないのが分かっているから、
彼女を見るのが怖かった。

──ルナは、俺の悪意の被害者だから……。

 でも、まだ足りない。まだ語らねばならないことが残っている。
64河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/03/23(日) 16:52:24 ID:???
(3/8)

 シンの脳裏に幾つもの言葉が浮かんだ。
 しかしシンはそれを頭から追い出した。
 何故ならそれは、自分を正当化する──自分の行為を綺麗な言葉で覆い隠そうとする事だと思ったからだ。
「俺は……もしかしたら俺は……ヴュルガーなら俺が撃ったことも誤魔化せるって思ったのかも……?」

「シンッ!」
 鋭い声と共に、頭に衝撃を受けた。
 重くはないが思考を中断させる程度には軽くないその衝撃が、シンの視界を揺らす。
 それでも俯いたままだったシンの耳が、医務室の扉が開く微かな音と「痛たた……」というルナマリアの
押し殺した声を拾った。
 慌てて顔を上げるも、衝撃を受けるより先に眦(まなじり)にあったものが視界をぼやけさせる。
 急いでそれを拳で拭い目を凝らすと、ルナマリアが左腕を抱え込んで唸っている姿が目に入る。
「!」
 動揺がシンの全身を縛った。
 一呼吸の後、戒めの解かれた身体を動かそうとしたその時、背後でシンとルナマリアを別の空間に隔てていた
カーテンが勢いよく開いた。
 飛び込んできた看護士がルナマリアの顔を覗き込んだ。
──聞かれてた!?
 彼女が問いただす声も、泣き笑いのような顔のルナマリアの返事も何故かシンには聞こえなかった。
 二言、三言、言葉を交わした後、ルナマリアが看護士に頷いた。看護士は苦笑しつつ振り返り、偶然シンと
目を合わせた。
──!!
 咎めだてる視線を覚悟したが看護士はいつもと変わらぬ柔らかな笑みのままシンの前を通り過ぎ、再び空間が
閉じられる。
 シンは最後まで成す術もなく、呆然と立ち尽くしていた。

 しばらく揺れるカーテンの裾をじっと見ていた。
 叫び声をあげながらそこから逃げ出したくなるほど、自分が不甲斐なく情けない。
 が、そんな感情を押し止め、シンはゆっくりとルナマリアに視線を戻した。
 それを感じとったのか、ギプスの左腕をさすっていたルナマリアが顔を上げた。
 その表情は憤怒でも軽蔑でもなく、ただ静かで穏やかな微笑みだった。
 ずっと昔に見た、同じ表情がシンの胸に浮かんだ。
 それは写真だったけれど──聖者の母というその人の名を、目の前の少女は持っている。
 ぼんやりとそんな事を考えていたシンだったが、何故かルナマリアはついと視線を逸らした。
 何かに心臓を鷲掴みにされたようにシンの胸が痛んだ。
 今度こそその場から逃げ去る為に、身体の向きを変え──

──お前の顔など金輪際見たくない、とでも言ったのか?
 唐突に脳裏にレイの声が浮かんだ。
 と同時に、その言葉を聞いた時の自らの決意も思い出す。
 内心で弱い自分を叱咤した。
 大きく深呼吸をし、もう一度身体ごとルナマリアに向き直る。
65河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/03/23(日) 16:53:29 ID:???
(4/8)
「……あたしの知ってるシンは」
 それを待っていたかのように、ルナマリアが口を開いた。
「あたしの知ってるシン・アスカは、短気で」
 シンの方を見ないまま、ルナマリアは右手の親指を折る。
「無鉄砲で向こう見ずで」
 人差し指と中指が折られた。
「礼儀知らずな上に怖いもの知らずで」
 右手が拳(こぶし)に握られた。
 強い瞳がシンを捉えた。ルナマリアがシンを真正面から見据える。
 シンももう一度殴られることを覚悟しつつ、見つめ返す。
 だが、そんなシンを前に、ルナマリアは鮮やかに微笑んだ。
 挑むような視線で。にこり、よりも、にやり、という形容の方が似合う、しかし南国の──故郷の花が咲いた
ような微笑み。
「だけど、そんな卑怯な事を考えるような奴じゃないわ」

 一瞬、シンの呼吸が止まった。
 次いで、重苦しかった胸が、軽く、そして熱くなる。
 胸につかえていた氷塊が熱さで融けだして、目から溢れ出しそうになる。
 しかしシンはそれを懇親の力で堪(こら)えた。
──きっとルナは俺がそんな顔をすることは望んじゃいない。
 シンもまたルナマリアと同じように──彼女に比べればかなり不器用に──唇の端を上げる。
「短気で、無鉄砲で、向こう見ずで?」
 更にこれも彼女と同様に己の言葉を指折り数える。
 小さく頷いたルナマリアがその後を続けた。
「無茶で、礼儀知らずな上に常識なし、ついでに怖いもの知らずまでついた馬鹿」
「……何か、増えてないか?」
「そう? 気のせいよ、きっと」

 シンの胸が熱を増す。
 ほんの数言の、いつもと何ら変わらない──しかも冷静に考えれば、かなり酷い事を言われている──会話。
 しかし、もうこんな風に話すことなどできないかもしれないと思っていた。
 シンは改めて目の前の少女と、背中を押してくれた友に心からの感謝をする。
「そっか」
 先刻までとは異なる温かいものに胸が塞がれて、ようやく一言だけを口にした。
「そうよ」
 ルナマリアが、当たり前じゃない、とばかりに大きく頷いた。

「ところで、シンに一つだけお願いがあるんだけどぉ?」
 小首を傾げたルナマリアの前髪が彼女の動きにあわせて揺れている。
 シンにはそれがまるでおどけて踊っているように見えた。
「わかった。パフェの食べ放題か? それともケーキか? 今度上陸許可が下りたら、何でも買うよ」
 シンは数秒財布の中身を考えてからそう答えた。
 地球に降りて以来、給料は殆ど使っていない。余程のものでない限り、何とかなるだろう。
 これがメイリン相手なら、かなり危険なのだが。
 がしかし、ルナマリアはその答えが不服だったらしい。
「あのねぇ、あたしを何だと思ってるのよ」
 と、唇を尖らせる。
66河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/03/23(日) 16:54:34 ID:???
(5/8)
「食べ放題じゃないなら……完治後にリハビリを兼ねて組み手百本、とか?」
 他にルナマリアが希望しそうな事は……、と考えた末に思いついたことを口にした。
「ちーがーうー」
 だがルナマリアは首を縦には振らない。
「なら……千本!?」
「…………」
 ルナマリアの瞳が危険な色を湛えてシンを睥睨する。
 シンは慌てて懸命に思考を巡らせるが、他には何も思い浮かばない。
 軽く両手を挙げて降参の意を示す。
 ルナマリアが「やれやれ」と口では言いながら、それでも一瞬上目遣いにからかうような笑顔を見せたのを
シンは見逃さなかった。

「あのね」
 まるで出来の悪い生徒に教える教官のような態度のルナマリアに、シンは刹那、この場に正座して拝聴する
べきだろうか、と真剣に考えた。
──こりゃ何を言われたって「はい」って答えといた方がよさげだよなぁ。
 顔付きだけは神妙に、そんな事を決意する。
「戦闘中の通信で『おい』とか『お前』ってやめてくれない? 誰が呼ばれてるのか分からなくて気が散っちゃうから」
「はい…………いぃ?」
 取りあえず決意通りの返事をしたことに少しだけ安堵しながら、シンは目を丸くする。
「だからぁ、通信を入れる時にはちゃんと名前で呼んでってことよ? 『隊長』みたいに個人が識別できるなら、
名前でなくてもいいけど?」
 問い掛けるように語尾を上げながらも、有無を言わせぬ口調でルナマリアがにっこりと微笑む。

──名前? 名前で呼べって……あいつの事もか!?
 そんな事をするくらいなら組み手で一万本投げられた方が遥かにマシだった、と心底から思う。
「『お願い』、きいてくれるわよね?」
 シンの顔色を読んだのか、ルナマリアが念を押す。
 シンは、うっ、と詰まったまま声を出すことも出来ない。
「ねっ?」
 更に駄目押し。
 シンは、がくんと首(こうべ)を垂れて「はい……」と呟くように答えた。正確には、それだけしか出来なかった。

「うふ、ありがと」
 対してルナマリアは満面の笑顔だ。
──笑顔の大安売りだな、こりゃ。しかも同じ商品は一つもありません、てか。
 首を落としたまま盗み見るようにしながら、シンは苦笑した。
 実際、このままルナマリアと口を聞く事もできなくなるのなら、「お願い」をきくのも──かなり厳しいものではあるが──吝かではない。多分。

「そうそう。シンにはもう一つお礼を言うことがあったんだったわ」
 ふと、思い出したようにルナマリアが言った。
「何だよ、それ」
「ん。今度のこと、ちょっとだけシンに感謝してるの」
 何のことだが理解が出来ず、シンは目を瞬かせる。
「うん。ちょっと……ね」
 そう言ったルナマリアが、もう一度くすりと微笑った。
67河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/03/23(日) 16:55:39 ID:???
(6/8)


 医務室を出たシンが角を一つ曲がると、そこにレイが立っていた。
 待っていてくれた、と思ったのは間違いではないだろう。
「レイ。あの……」
 続けるべきは感謝の言葉か結果の報告かが分からなくて、シンは口ごもった。
「分かっている」
 しかし、いきなりそう返され、シンは思わずレイの顔を凝視した。
「お前の顔を見れば、何が言いたいのか分かるさ」
 レイは、ルナマリアの全開の笑顔に比べればごく僅かに微笑んでシンの疑問に答える。
「ああ、うん。まぁ、そういうこと」
 見透かされたのが何だか少しこそばゆくて、シンは鼻の頭を掻く。


 あの時──被弾したルナマリアの悲鳴を聞いて以降、シンの記憶はない。
 目覚めたら自室のベッドの上にいたのだ。
 だから最初は夢だと、それもとびきりの悪夢だと思った。
 だが、余りの生々しさに、ルナマリアの無事を確認する為に部屋を飛び出した。
 その途中で会ったヴィーノに彼女の容態を聞かされ──夢ではなかった事を知った。
 そのまま部屋へと引き返したシンは、部屋に引き籠もった。

 自分がルナマリアを撃ってしまったという恐怖。
 何故誰も──艦長どころかアスランでさえも──事情聴取に来ないのだろうかという疑問。
 自分の中にあった、どす黒い憎悪と──そして、卑劣な考え。
 自分が無傷でここにこうしている理由すら分からず、寝台の上で毛布を被って膝を抱えたまま過ごした。
 その間、食事どころか水分もまともに補給しなかった。

 同室のレイは何度となくシンに話しかけてくれたが、生返事を返すだけだった。
 レイに訊ねれば疑問の幾つかに解答が得られただろう。
 しかし、それを聞く事で逆に自分の犯した行為を問い質されるのが怖かった。

 そうしてまもなく二日が過ぎようとした頃、自覚のないまどろみの中でルナマリアの死を見た直後、シンは
寝台から叩き落された。
 何が起こったのか──今見たものが夢なのかも分からぬまま怯え座るシンの前に、レイが立った。
「……レイ?」
 何を、と問うより前に、レイがシンの腕を掴んだ。
 そのままシンを引きずるようにして洗面所へと向かうレイに、やっと抵抗し始めた。
 だが、その腕を振り解くことさえできなかった。
 混乱しているという不利があったとしても、体術ではほぼ互角な筈のレイに完全に圧倒された。
 その事実がシンを更に呆然とさせた。
 シャツのままシャワーコーナーへ放り込まれ外から扉を閉ざされても、シンは立ち上がることも出来なかった。
68河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/03/23(日) 16:56:44 ID:???
(7/8)

「いつまでそうしているつもりだ?」
 扉の向こうから聞こえるレイの静かな──しかし確かに怒りを含んだ声にシンはのろのろと顔を上げた。
「いつまでそうして小さくなって腑抜けているつもりだ、と聞いている」
 今までのシンならば、例え上官だろうと腑抜けと言われては黙っていなかっただろう。
 しかし今は悔しさに唇を噛むこともなく、項垂れるしかない。
「このままルナマリアが完治するまで籠もって、何事もなかったようにするつもりか? それとも艦を降りるか?」
 レイの糾弾にシンは瞠目した。
──艦を、降りる? 降ろされる?
 シンにとって、ザフトは唯一の居場所だ。
 艦を離れ、ザフトを離れたら、もう居場所はどこにもない。帰る場所も──迎えてくれる家族もいない。
 かと言って、もう一つの選択肢を選ぶことなど出来る筈もない。
「俺は……ルナに合わせる顔がない」
 それだけを咽喉の奥から搾り出した。
 シンにとって、唯一の、そして最大の理由。
──だからこのままでいるしかないじゃないか。
 言外にそうレイに訴えた。
 だが。
「それを決めるのはお前ではない」
「?」
 レイの言葉が理解できなかった。うまく思考が働かない。
「それを決めるのはルナマリアだ。彼女がお前の顔など金輪際見たくない、とでも言ったのか?」
「いや、それは……。でも……」
 更なる言葉でやっと理解が追いついた。正論過ぎるそれに反論する言葉など見つかる筈もない。
「ならばお前がすべきことはひとつだ」
「ひとつ……?」
 シンは扉の向こうのレイの頭がある位置を見上げ、そう問いかけた。
 対してレイの答えは簡潔だった。
「シャワーを浴びて軽く食べろ。そんな顔でルナマリアに会うつもりか?」


「ルナマリアと話が終わったのなら、次だな」
「あ?」
 次、の意味が分からず、シンは短く訊ね返した。
「安心しろ。これで最後だ」
 そう言ってレイは一歩分横へずれた。
 その背中に隠されていたもう一人の赤毛の少女が、突然の対面に目を丸くする。
「メイリン!?」
 同じく驚くシンに背を向けて、レイは通路の先へと歩き出す。
「レイ?」「あっ、レイ!?」
 シンとメイリンが同時に縋りつくようにレイの名を呼んだ。
 しかし、ちらりと一瞥してレイは立ち止まることもなくその場を去って行く。
 このまま見ていれば、戻ってきてくれるのではないか。
 そんな期待を込めてシンはレイの背中を見つめていたが、その背は振り返る事すらなく、もう一度角を曲がり
完全に見えなくなった。
 思わずついた溜め息とメイリンのそれとが重なった。
 気まずく思いながら向けた視線もまた重なって、同時に逸らした。
69通常の名無しさんの3倍:2008/03/23(日) 16:57:13 ID:???
C
70河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/03/23(日) 16:57:49 ID:???
(8/8)

 横に並びながら互いに微妙に顔を背けたまま、しばし。シンはようやく口を開いた。
「……ごめん」
 ルナマリアにはとうとう言えないままだったな、と思いながら、シンはメイリンを待った。
 しかし、メイリンからの返答はない。
 シンもまたその他に付け加える言葉が見つからず、さりとて立ち去ることも出来ず、黙したままそこにいた。
 果たして、一分後かそれとも十分後だろうか。
 長くもあり短くもあったその後で、やっと「何が?」という声が聞こえた時、シンは気づかれぬようホッと息を
吐き出した。
「メイリンが俺に怒ってる事」
「当たり前でしょ」
 今度は即座に返ってきた。
「当たり前、か……。そうだよな……」
 メイリンに肯定されて、シンは初めて気がついた。シンはメイリンにも否定して欲しかった事に。
──何、甘いこと考えてるんだ、俺は。姉を殺しそうになったヤツを許すわけないじゃないか。
 シンはメイリンの様子を伺うべくそっと視線を向け、ぎょっとして思わず一歩後退さった。
 何時からだろう、メイリンは腰に手を当てた状態でこちらを睨んでいた。

「違うわよ」
 アカデミー時代から一緒だったものの、専攻の異なるメイリンと過ごした時間はルナマリアほど多くはない。
 だから怒った顔を見るのも片手で足りるほどしかないが、やはり姉妹だけあってよく似ている。
 思考の片隅でシンはそんな事を考えた。
「今、お姉ちゃんに怪我をさせたんだから……的なこと考えてたでしょ?」
「あ、ああ」
 言い当てられて、シンは頷いた。
──ルナといいレイといい、俺はそんなに考えが顔に出るのか?
 前々から多少そうではないかと疑っていた事柄に解答をつきつけられた気がして、シンは胸中で肩を落とす。
「あたしが怒ってるのはね、シンがそのことで呆然としちゃってたことよ」
「へ?」
「一体どれだけシンを呼んだと思ってるの? どれだけ……心配したと思ってるのよ……」
 徐々に声から力が抜ける少女を前に、シンは言葉も無い。
 シンには、その時の記憶がない。自分がどうやって帰投したのかさえも覚えていないのだ。

 ぐすっと鼻をすする音が聞こえて、シンは瞠目した。
「やだ、もう。何で涙が出てくるのよぉ」
 メイリンは怒りながら鼻の頭を赤くして、眦を拳で拭っている。
「心配かけて、ごめん」
 口に出せる言葉がそれしか見つからなかった。
「叫びすぎて咽喉が痛くなっちゃったのよ。この美声が嗄れちゃったりしたらどうしてくれるのよ?」
 そう言ってはにかんだような笑顔は、やはり姉によく似ていた。
71通常の名無しさんの3倍:2008/03/24(月) 14:48:05 ID:???
†氏のルナマリアも好きですが、河弥氏のルナマリアも好きです。
GJでした。
72通常の名無しさんの3倍:2008/03/25(火) 12:48:06 ID:???
長期連載陣はみなさんGJ!
続きを楽しみにしてます。
73通常の名無しさんの3倍:2008/03/25(火) 18:17:54 ID:???
    ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧( ´∀`)< 保守あげ
 ( ⊂    ⊃ \____
 ( つ ノ ノ
 |(__)_)
 (__)_)
74通常の名無しさんの3倍:2008/03/25(火) 23:09:43 ID:???
↑癒された
75通常の名無しさんの3倍:2008/03/25(火) 23:23:41 ID:???
>>62
河弥氏投下乙!
ええ姉妹やなぁとつくづく

>>73
わ……和んだ
76通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 00:37:08 ID:???
機動再戦記Sガンダム

増えすぎた人口を押さえるため人類は宇宙にスペースコロニーを建て移住した。
地球に住む人類「アースノイド」とコロニーに住む人類「スペースノイド」の対立は深まり・・
地球から最も離れたコロニーは「ザフト」を名乗り地球連合軍に宣戦布告。
ザフトは巡回していた連合の戦艦に核を打ち込んだ「血のバレンタイン」をきに戦争は始まった。
当初はザフトを侮っていた地球連合軍も、史上初のMS「ジン」の前に戦艦を次々と撃破される。
そして連合軍もMSの開発を進めていくことになる。

既に戦争は7ヶ月を向かえ、後に「2月戦争」と呼ばれるこの戦争の中、ガンダムに乗り込む一人の少年キラ・ヤマトがコロニーL2「ヘリオポリス」の朝を迎えようとしていた・・


だめだこれ以上続かん・・
・モノアイMS多め
・キラの性格はカズマやデジモンセイバーズの大のようなガキ大将系
・アスランは女に変更。名前はアイシア・ザラに。
・ディアッカは48の子持ちのオッサンに。イザークは女でVのファラ・グリフォンのような冷徹系キャラに

誰かこの設定で続きかいてくれ・・
77通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 01:06:42 ID:???
Sガンダムは宇宙世紀にいるぞ? と言ってみる
外伝だけどな

下手でも自身の思いをそのまま時にするべきだな
そのための新人スレだ

正直、誰かに書いて貰いたいならば提示した設定が薄すぎると思うが?
7877:2008/03/26(水) 01:08:45 ID:???
× 下手でも自身の思いをそのまま時にするべきだな
○ 下手でも自身の思いをそのまま字にするべきだな
                       ↑
79通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 02:36:05 ID:???
>>76
職人さんを例に持って来て失礼かも知れないけれど、
「ラクスが居なかったら」の一点を基点にして残りは原作の素材で
何十レスも書いてて原作とアレだけ違う。

奇抜な設定資料よりも、たとえ下手でも形になった一レスニレスの文章が
価値が有ると思う。
80『大地と薬』:2008/03/26(水) 06:09:35 ID:???
 プロローグ・2

 建設途上のオービタルリングが太陽光を反射し、不完全な円弧として星空に輝く。
 その下で、不時着し大破した人類革新連盟の輸送機から、一筋の足跡が長々と伸びる。
足跡はいくつもの丘を越え、天幕が並ぶ人類革新連盟の野営地まで続いた。周囲を警戒する
人型兵器が、野営地を偶像の立ち並ぶ神殿かと思わせる。
 乾いた風が天幕を揺らす。
 防水と断熱をかねる布を二重に張った野戦病院の片隅で、簡易に作られた手術室。その
中央にある手術台で裸の幼児が横たえられていた。周囲には手術着をした六人の男達が立ち、
無表情で見下ろす。
 幼児は肋骨が皮越しに浮き上がり、閉じた瞼も薄くて眼球の形が確認できる。筋張った
手足は微動だにしないが、肋骨が静かに上下して、かろうじて生きているだろうことをう
かがわせた。
 重苦しく暗い手術室の空気に、男達は固まっている。今すぐ栄養を摂らせ、身体を温めて
やり、必要な薬剤を投与すれば命が助かるかもしれないのに、医者であるはずの男達は
動こうとしない。
 やがて、入り口近くに立っていた一人の男が名乗り出た。
「わかりました。私が連れ帰った実験体です。最後まで責任を取って、私が手術します」
 マスクで顔の下半分が覆われていたが、目の周囲は青い隈ができ、肌は乾いてひび割れ、
疲れきっている事はわかる。
 そうして憔悴しきった顔は生ける屍のようだったが、瞳ばかりが鈍く輝き、より輝い
ているメスを震える手で持ち、静かに術式を開始した。
 周囲の誰もが無言で、危なげな男の解剖を不安そうに、あるいは汚物を見るように眺め
ていた。名乗り出た男は重い圧迫を感じたが、周囲に弱みを見せまいと、背筋を伸ばして
手術道具を操った。
 レーザーで頭髪を焼き切り、いくつもの鋸を使い分けて慎重に、しかし手早く頭蓋骨を
削っていく。やがて表面に血管が這う灰色の大脳が現れ、それは普通の人間が持つ大脳では
あったが、一部が奇妙に肥大してグリア細胞が発達していることが示されていた。
81『大地と薬』:2008/03/26(水) 06:10:42 ID:???
 周囲の指示に従って手術を続ける男は、脳の各所に電極を刺し、あるいは神経を切除した。
頭部の切開に痛みを感じさせなくする部分的な麻酔をかけられているだけなので、男が様々
な試験を行う度に、幼児は様々な反応を見せた。表情は泣き、笑い、しかめ、ゆるめ、人の
感情がメス先一つで手軽に操れることを示した。観察する男達の一人が幼児の様子を撮影し、
さらに一人がスケッチする。脳波や心拍数の類いもモニターされ、記録用紙を吐き出した。
 やがて観察者の一角から、年老いてすっかりしゃがれた声が上がった。
「良い。これなら超兵も実用化に耐えそうだ。実験体が一体しか返らなかった時はどうなる
ことかと心配した」
 喜ぶ風でもなく、淡々と事実を確認する声色で、人間味を欠片も感じさせない。むしろ
背筋を正し、怯えの色を見せる周囲の男達こそ、人間的な反応ではあった。この悪魔的な
実験を止めようとまではしない、矮小な人間性に過ぎなかったわけだが。
 やがて全ての電極を外し、大脳を露出させたまま、荒い息を吐くようになった幼児の耳元へ、
実験を終えた男が口を寄せた。
「……痛くないかい」
 静かに囁いた声が聞こえたのかどうか、幼児は顎を引いて肯くような仕種を見せたかと
思うと、口元から赤黒い液体を泡とともに吐き出した。赤黒い血は鼻孔からも流れ出て、
顔を近づけていた男のマスクに飛び散った。
 男は急いで器具を手に、幼児の喉から血を吸い出そうとしたが、全てが手遅れだった。
手術した男の偽善的な言葉を皮肉るかのように、幼児は苦しみながら息を引き取った。
 手術を終えた男は残りの者達に解剖を任せ、手術着を脱いで、天幕の外へ出た。気づけば
すっかり朝日が顔を出し、空の色は紺から黄に変わりはじめている。陽光が届かない西南の
空から降りる、白く細い直線は、建設中の軌道エレベーターだ。その周囲で明滅する光は、
宇宙で戦っている兵士の魂だろうか。超兵を前線に投入するようになれば、兵士多くの命が
救われることだろう。戦闘が短期間で決すれば、敵兵士にとっても救いとなる。さらに超兵の
実用化で医療部門の発言権が増し、前線の兵士に適切な医療を受けさせる機会も増えるはずだ。
人の命を軽視しがちな人類革新連盟で、医療部門の重要性を上層部に認めさせる端緒ともなる
だろう……しかし、だからといって超兵などという存在を作り出す権利はあるのだろうか。
 すでに周囲は明るくなっているが、隠れているかもしれない敵から狙撃されないよう、男は
天幕をていねいに閉じて内部の光が漏れないようにし、黒々とした大地に足を踏み出した。
血溜りに踏み込んだように足が重く、うなる風の音が幼児の泣き声に聞こえる。宿舎は野戦病
院のすぐ隣にあるはずなのに、道のりがひどく遠い。
 今日も寒くなりそうだった。
82通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 06:15:45 ID:???
もう少し長い話にする予定だが、なかなか書けないでいるので、起承転結のきりがいいところだけ部分的に。
後で00本編に少し関わる予定。
SSを書き込ませてもらうのは三度目なので、コテハンを付けるべきだろうか。
83通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 07:17:15 ID:???
>>76
自分で書く事が大事。
多分このスレの職人はあんたの妄想でSSは書かないと思うよ。

>>82
コテハンはつけるべきだねぇ。
まだ序盤だから何とも言えないけど面白くなりそうな予感。
しいて難点を言えばどこがガンダム?

つか、アンタGSNT?もしくは黄昏の暁?
84通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 11:40:51 ID:???
浮上
85通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 12:08:37 ID:???
>>76
他の人に参加してもらうためのネタならもっとシンプルにするといいよ
それだと縛りが多すぎて書き辛いと思う

・連合がMSの開発に失敗している状態で始まる種死
・連合がストライクをそのまま量産化してガンダムだらけな種

これは例なんでかなり適当だけど、大雑把な条件の方が他の人も乗りやすいかと
あと長編を強制するような縛りも参加し辛くなる原因なんで、短編でも書けるネタがいい
86ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/26(水) 15:03:05 ID:???
【プロローグ】

 西暦2307年の地球。
 太陽光発電システムによる石油規制を受けた中東の反発より始まった紛争が終結し、
軌道エレベーターを所有する3国による水面下での抗戦を繰り広げていた。
 3年前に南米・ベネズエラのラ・グラン・サバナの地で謎の爆発が起きていた。
 原因は大規模な重力崩壊核爆発と報道されている。
 それを皮切りに『ロストライフ現象』という殺人から街1つ地図から消滅させてしまう事件が多発する。
 事件に遭遇した人の中では「巨人を見た」と言う者もいた。
 モビルスーツ(MS)では無いかと言われているが、当時のMSとは該当するものは無かった。
 そんな世界に突如現れた謎の武装組織『ソレスタルビーイング』による武力介入宣言が行われる。
 彼らの目的は武力による戦争の根絶。
 その行動は、世界から矛盾しているとの皮肉を受けながらも止まる兆しを見せず、介入行動を続けるのであった。
 そして西暦2307年11月の経済特区日本に出現した人機に対して、武力による紛争根絶をするためガンダムが動く。


 経済特区日本のとある町の夜空に輝く星々を柊神社の庭先から眺める少女。
 時は西暦2307年11月上旬であり、外は肌寒くなっている。
 3年前の記憶を持たぬ少女は、自分の今の状況を振り返る。
 突然見知らぬ青年に首を絞められ、そのお詫びにカップラーメンを奢られ、突如柊神社の私有地である森で起こる爆音。
 その場に駆けつけると少女が男に襲われている場面に遭遇する。
 更に、その男に殺されそうになるも先程の青年に助けられた挙句、人機と呼ばれる人型ロボットに乗る羽目になる。
 その後も、突然現れたロボットに襲われ気を失わされるなど散々である。
 でも、それらの理由をアンヘルと呼ばれる組織に属する女性に聞く。
 中々納得できるものではなかったが、再び敵に襲われた時、自分の本当の気持ちを知る。
 そして、人機の操主になることを決めた。
 そう、自分の力で人を助けるのだ。
 熱くなる気持ちで夜空を見上げていると、緑色の輝きを放つ何かが通り過ぎるのを見つける。
 彼女は何を思ったか、願い事をし始める。
 流れ星を見つけた時のように、願い事を緑色に輝く物体に祈る。

(どうか、人を助けられる操主になれますように)

 そんな少女の思いを受けた何かは、夜空に消えていった。
 これが、人機の操主である少女こと柊 赤緒とガンダムエクシアの初めての出会いであった。

87ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/26(水) 15:05:10 ID:???
機動戦士ガンダム00×ZINKI:EXTEND
『ZINKI:00』


第一話「ガンダムVS人機」


 経済特区日本の都心に近い町で紛争を引き起こそうとする組織が活動を開始している。
 ソレスタルビーイング通称CBの根源を司る量子コンピューターである【ヴェーダ】より報告を受けた戦術予報士である
【スメラギ・李・ノリエガ】から、作戦プランを受け取る【刹那・F・セイエイ】。
 彼は【ガンダムエクシア】のガンダムマイスターとして、紛争幇助を行う組織に武力による介入を行うのだ。
 現在、経済特区日本のとあるマンションの一室に滞在している刹那は、ミッションプランに従い行動に移っていた。
 港の海底に沈めているコンテナへと移動した刹那はパイロットスーツに着替えると、収納されているエクシアへと乗り込む。
 現在のエクシアの装備は、セブンソードと呼ばれるフル装備状態だ。
 エクシアの機動と同時に、パイロットの生体認識(バイオメトリックス)を受ける刹那。

「GNシステムリポーズ解除。プライオリティを刹那・F・セイエイへ」

 エクシアを完全起動させた刹那は、コンテナから機体を出撃させ海中を進む。
 若干離れた位置から海面に浮上しなければ、コンテナの場所を察知される可能性があるためだ。
 数キロ離れた場所から浮上したエクシアは、介入対象である組織が行動を起こすであろう場所へとエクシアを飛ばす。
 GNドライブから生み出される半永久的に生み出されるGN粒子は、ガンダムの推進力や粒子の崩壊の副産物による圧倒的なステルス性能、
さらに武装や装甲にまで使用されている。
 現行のMSの性能を2世代先を進んでいると呼ばれるほどの性能差を持つのが、ガンダムである。
 そんなガンダムエクシアを操縦するガンダムマイスターである刹那・F・セイエイは介入対象を捜索する。
 エージェントである王 留美からの情報を照らし合わせ、標的の潜伏しているであろう場所を探す。
 AM0:00を回っていても、都市の明かりはその輝きを消す事はない。
 そんな中、上空から何かが降下してくるのをレーダーが察知する。
 場所は、港から数キロ離れた海上だ。

「大気圏を突破してきたのか。これは、ガンダムとは違う……人機か!?」
88ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/26(水) 15:07:09 ID:???
 事前にヴェーダから人機と呼ばれる人型機動兵器についての資料を閲覧していた事を思い出す。
 血塊炉と呼ばれる永久電流を利用した超電動体を動力とし、人型を模る事で性能を引き出すものだ。
 装甲はEカーボンを使用しており、現行勢力である3国の最新鋭MSと同性能以上の力を持つとされている。
 更に【虚無】と呼ばれる現在CBが追っている組織が所有する人機には装甲に超電動を流しモビルアーマークラスの砲撃ではダメージを与えられない。
 現地の勢力で事足りるなら、早々武力介入する気は無かったのだが、日本にはユニオンリアルドしか配備されてなく、むやみに死傷者が増える可能性がある。
 その為に今自分が経済特区日本に滞在している理由だ。
 これ以外にも、人とのスキンシップを学びなさいとスメラギ・李・ノリエガに言われたが今はそんな事を考えている場合ではない。
 降下してくる機体をメインカメラで捉えコクピットのモニターに表示される。
 黒い装甲に右手に持つライフルなど目に付く。
 相手もこちらを視認したのか、3機の編隊を組む。

(敵機は合計9機。機体性能は未知数……だが)

 その数で恐れるならガンダムマイスターなどに成ってはいない。
 刹那は操縦桿を操り、エクシアを介入対象へと突撃させる。

「出現した人機を紛争幇助対象と見なし……武力介入を開始する。エクシア、目標を駆逐する!」
89ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/26(水) 15:09:07 ID:???
 右腕に装備されたGNソード・ライフルモードを人機【バーゴイル】へと向けると同時に銃口から粒子ビームを撃ち込む。
 突然の攻撃に反応しきれずバーゴイルは、エクシアの粒子ビームの直撃を受けて爆砕する。
 空中戦を考慮した人機であったため、装甲は並の人機よか劣る。
 破壊された両機を確認した敵機は、散開し手に持ったライフルでエクシアに向けて攻撃を開始する。
 バーゴイルが持つライフルは、プレッシャーガンと呼ばれるエネルギー兵器だ。
 残った8機による弾幕をかわしながら、GNソードをライフルモードからソードモードに戻し相手を捉える。
 GNドライブによる高い運動性を得ているエクシアの動きを捉えられず接近を許したバーゴイルはGNソードを胴に横一線にもらう。
 ティエレンの分厚い装甲を切断可能なGNソードを受けたバーゴイルは、胴から真っ二つとなり墜落する。
 続けて近くにいた2機を右腕のGNソードと左手に持たせたGNショートブレイドで切り裂く。
 方や胴を斜めに切断され、もう片方は頭部を斬られ破壊される。
 瞬く間に9機いたバーゴイルは5機へと数を減らしてしまう。
 エクシアから距離を取ろうとするバーゴイル達に追撃を行おうとする刹那。
 だが、突如鳴る警告音に反応し上昇すると同時に先程までいた場所を回転する棍棒状の巨大オートタービンが振るわれる。

「あの機体は」

 刹那もといエクシアの目線の先には、巨大なオートタービンを軽々振るう人機がそこにいた。
 その人機はオートタービンの柄の下部分の取っ手を引きタービンを回転させる。
 相手の動きに危機感を覚えた刹那は、GNソードを構える。
 その瞬間、凄まじい速度で接近した敵機の攻撃をGNソードで受け止める。
 凄まじく回転するオートタービンとGN粒子でコーティングしたソードが衝突し合い火花を散らす。
 
「何者だ!?」

 刹那の言い放った言葉が接触回線で伝わったのか、相手の人機は接触回線で通信を入れてきた。

「世界に戦いを挑んだ者よ!その実力、見せてもらおう!!」

 虚無のトップの集団である八将陣の1人、バルクスはガンダムとの戦闘に心踊っていた。
 ガンダムと人機の初戦闘が今始まる。


 つづく!
90ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/26(水) 15:12:00 ID:???
ジンキが真説で復活した記念で書いてみました。
続きは、時間があるときにでも投下します。
この世界での設定では、人機の装甲はMSと同じEカーボンってことにしてます。
原作は西暦1991年の話なので、2307年版のジンキってことで考えてください。
91機動再戦記Shokuninガンダム ◆FRriH77MV6 :2008/03/26(水) 21:35:36 ID:???
機動再戦記Shokuninガンダム

 時は来たるべき近未来、人口は増加の一途を辿り狭くなり過ぎた地球から宇宙へと居住の場を求めた。
 それを宇宙移民計画と言う。
 宇宙移民計画より一世紀が過ぎようとした時、宇宙へと羽ばたいた人類“スペースノイド”は地球からの独立を求める様になった。
 しかし地球にしがみついている人類“アースノイド”は宇宙移民計画の資金回収の名の元に過酷な税金を押しつけるなど対立は深まっていた。
 スペースノイドとアースノイドの緊張状態が最高潮に高まった時、地球から最も離れたコロニー群は「ザフト」を名乗り突如として地球連合軍に宣戦布告を行い、
ザフトは巡回していた連合の戦艦に核を打ち込んだ「血のバレンタイン」事件を火蓋に戦争は始まる事となった。
当初はザフトを侮っていた地球連合軍も、史上初の有人人型兵器・モビルスーツ「ヒィマ・ジン」の前に艦船を次々と撃破されるのを目の当たりにして、
後発ながらもMSの開発を進める事となった。
 開戦から七ヵ月が過ぎると開戦当初から優位を保っていたザフトにも疲弊の足音が聞こえ始め、後手に回っていた地球連合もその多大なる資源と資金を背景にパワーバランスを崩そうと伺っていた。


プロローグ 〈了〉
 「 機動再戦記Shokuninガンダム 」投下に際して

 00放映開始より半年、数々のDAT落ち等の紆余曲折を経て、我が新人スレは新シャア板SS系史上稀に見る復興と発展を遂げた。
 職人数、質的な面では言うに及ばず、住人のスルースキル等の側面においても、今や我がスレは語るスレ的にも一定の地位を得ていると言える。
 その一方で住人の雑談という分野なついて考えた時、我がスレは他スレ、とりわけネタスレの後塵を拝していると言わざるを得ない状況にある。
 今もって住人の妄想にたいする偏見は強く、「自分で書け」と要求する住人も少なくない等、我がスレでの雑談分野での後進性については枚挙に暇がない。
 これは明らかに看過すべからざる問題であり、我がスレのこうした現状を打破すべく、 機動再戦記Shokuninガンダム製作委員会は微力をも試みずその発展の礎たるべき信念をもって活動を続ける所存である。
 此所に、その事業の一貫として「 機動再戦記Shokuninガンダム 」を投下する。言うまでもなくオリジナル邪気眼ガンダムとの悪評もあるだろうが、事実上は種の改悪であり、下らないと言う事に間違いはない。
 機動再戦記Shokuninガンダム製作委員会はネタを配給し提供するという新人スレのネタ雑談分野的文化の発展の一助足り得る事業に強い誇りと喜びを感じるとともに、それに奢る事なく住人の雑談の肴になる様なネタを投下する事を、此所に誓うものである。
2008年 3月26日 機動再戦記Shokuninガンダム製作委員会
93通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 21:37:57 ID:???
ω
94通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 22:39:23 ID:???
委員会方式か……。スポンサー集まらなかったんだなw
95通常の名無しさんの3倍:2008/03/26(水) 22:42:42 ID:???
元ネタの反応が見てぇw
96通常の名無しさんの3倍:2008/03/27(木) 11:25:05 ID:???
JINKI!
97通常の名無しさんの3倍:2008/03/27(木) 20:26:14 ID:???
最早旧所長、現ひまじんは、モビルスーツにザフトに引っ張り蛸なマスコットキャラクタと
言うわけですね。 
98眠大葉 ◆uotUYGHVwM :2008/03/28(金) 00:11:04 ID:???
>>97がそんな事をいうから俺は!
http://www.hsjp.net/upload/src/up14344.jpg

ひまじん氏、お気を悪くされたら申し訳ないです|ω・`)
99ひまじん ◆Q/9haBmLcc :2008/03/28(金) 00:14:08 ID:???
眠大葉さん有り難う!
もうね、電波ゆんゆんですよ!
100『大地と薬』:2008/03/28(金) 08:44:19 ID:???
 エピローグ・1

 幼子の手を引き、少女が薄暗い荒野をひた走る。
 少女は、自力で走れる子供達には叱咤しながら、荒い呼吸をくりかえし、ついにせきこむ。
布を重ねた服から覗く、痩せた腕に乾いた肌。それでも手を引かれる幼子より、よほど健康
的に見えた。
 走る少女らを、轟音が三重に後を追う。高所から六つの赤い双眸が少女を照らす。巨人達
の足音だ。
 二束歩行する巨大兵器はアンフと呼ばれる。上半身が前方にせり出し、その先端にセンサー
類が密集している。まるで小人を追いかけ、上方から圧迫感を与えることを目的にしているか
のような体型だ。
 すでに旧式化して久しく、同類のモビルスーツと呼ばれる人型兵器ではけして大型でも重量
級でもないが、アンフの一歩一歩が生み出す振動は破壊的で、ただでさえ疲労している少女の
足をもつれさせるには充分だった。
 どう、と音をたてて倒れこんだ少女の上に、手を引かれていた幼子がつんのめる。周囲の
子供達は、走り続ける者と、その場にへたり込む者に別れた。
 アンフは少女のすぐ側まで地響きを立てながら歩いてきて、おもむろに一体が機械の腕を
伸ばした。残りの二体は逃げる子供達を追って少女の脇を通りすぎ、機関砲を一掃射する。
子供達がいた場所には、原型をとどめない挽肉も血の臭いさえも残らなかった。ただ無数の
くぼみと火薬の臭いだけが残った。
 土煙が舞い、少女は立ち上がることもできず、それでもせめて土に汚れた顔で追ってくる巨人
をにらみつけた。
 少女が首にかけている粗末な十字架を、倒れた幼子が握る。

「……狙い撃たせてもらう」

 ふいにわきおこった子供達の歓声に、少女はふり返った。
 二体のアンフがゆっくりと倒れようとする瞬間だった。天からさらに一筋の光が降り、残った
一体の頭部も撃ち抜く。襲いかかってきた土砂に少女は一瞬、視界をふさがれる。
 ややあって、少女がせきこみながら見上げると、光る粒を背中からほとばしらせる巨人が静か
に大地へ降り立った。
 巨人は緑色のマントを身にまとったような姿をしており、手のひらに乗せた一人の男を静かに
地面へと降ろす。宇宙服らしき姿なので顔も年齢も判然としないが、かなり若い男と見えた。
 男は倒れたままの少女に歩み寄り、静かに手を取って立たせた。少女は呆然としつつも、乱れ
た服のすそを直して、男の手を握り返した
 少女の後方から、生き残った子供達が駆けてきて、男の周りを取りまいた。子供達は口々に
感謝の言葉と質問を男にあびせた。
 男は、ヘルメットのバイザーを上げないまま、静かにするよう子供達へ手を振って指示する。
そして少女に向き直って尋ねた。
「メシアはどこにいる」
 機械的な音声を聞いて少女は身を硬くし、男の手から離れた。子供達を背中に隠すように、
長身の男をにらみつける。
「あなた……誰ですか」
 少女は、首にかけた鉄製の十字架を震える手で握りしめた。
 男は、電子的な操作が加えられた声で宣言した。
「俺のコードネームはロックオン・ストラトス。ソレスタルビーイングだ。この紛争に介入する」
 その頭上、遠い空から砲声の残響が轟いた。
101『大地と薬』:2008/03/28(金) 08:46:43 ID:???
 薄汚れた天幕に入ると、狭い内部は厚い布を敷いただけの寝床がひしめいていた。そこに生きて
いるのか死んでいるのか不明瞭な人体が、老若男女の別なく横たわっている。
 入り口から奥へ行くに従い、人々の傷は深く、重くなっていく。
 そして天幕の行きつく先、小さなランプに照らされるベッドの前で、目的の医者がいた。
 薬が大量に詰まっているのか、薄汚れた白衣はポケットがふくらんでいる。一見するとひどく
猫背に感じられたが、よく観察すれば身体が起こせない患者に対して乗り出すように心音を聞いて
いるだけとわかった。
 耳の後ろでわずかな白髪が残るだけの後頭部へ、ロックオンは声をかけた。
「メシア・アンダーソンだな」
 医者は聴診器をあやつる手を止め、振りかえった。丸い眼鏡が鷲鼻の上に乗っている。シワが
一面に刻まれた顔から出てきた言葉は、意外なほどハリがあった。
「患者かな、それとも見舞いかな。どちらでもないなら、出ていってくれ」
 友好的な雰囲気ではないが、とりあえずメシア本人と肯定する答えだろう。顔を隠した男に
対しての言葉と考えれば、存外に優しいともいえる。しかしロックオンはとりあえず医者と会話を
続けようと、軽口を叩いた。
「メシアってのもふざけた名前だな、偽名をつけるセンスがゼロだ」
 ロックオンは刹那・F・セイエイの顔を思い出しながら苦笑した。対外的に宣言する際に用いる、
象徴的なコードネームではあるが、意味があるわけでも音の響きがいいわけでもない。無駄に無国籍
な奇妙な名前だ。まだ狙撃手を担当する人間がロックオンを名乗る方がわかりやすい。
「私の名前は、ただのアンダーソンだ。まあ好きなように呼ぶといい」
 アンダーソンは興味を失ったようにロックオンに背を向け、患者への治療を再開した。ロックオン
とアンダーソンの会話に全く反応しなかった患者は、中年の太った女性だった。全身を巻く包帯は
血と薬で赤と黄のまだらに染められ、呼吸にともなう胸の上下動も小さい。設備の整った医療機関
ならばともかく、ここでは手のほどこしようがないのだろう。
「……じゃあ、超兵の試験体を生きたまま解剖した、希代の極悪人とでも呼ばせてもらいますか」
 小声でつぶやいたロックオンの言葉に医者は手を止めたが、それは一瞬のことで、すぐに包帯を
巻き直す。それでも全く効果が無かったというわけでもなく、医者は背後のロックオンに天幕の外で
待っているように命じた。
「わかりました。しかし、できるだけ早く願います。ああそれから、この子をたのみますよ」
 ロックオンは背後に隠れていた少年を、医者の前に押し出した。少女が連れていた子供達の一人だ。
 医者は不審そうに眼鏡を直しながら少年を見つめ、やがて深くうなずいた。患者と少年の顔立ちは
極めて似ている。人種的なもの以上に。さらに傷ついた姿を直視しようとしてできない態度が、強い
血の繋がりを示している。
 母と子ならば側にいるのが道理というものだろう。
102蛇尾 ◆2/EgTZMNUI :2008/03/28(金) 08:49:36 ID:???
続く。

>>83
じゃ、蛇・・・「蛇尾」とでも名乗る。
『黄昏の暁』を書いたのは正解。慧眼恐れ入る。だが、GSNT氏ではない。
103通常の名無しさんの3倍:2008/03/28(金) 12:22:26 ID:NQu0Slk9
>>102
乙。ハードな文体は好み。
黄昏の暁と同じ人なのは誰だって分かるて。
104通常の名無しさんの3倍:2008/03/28(金) 19:44:38 ID:???
>>102
かなりハードな話で引き込まれました。
続き期待してます!
105真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/28(金) 22:16:44 ID:???
hate&war
“make nothing of all”

 受け入れてしまえば全てがどうという事はない。至極単純な事だった。差し出された手を取り握り締めただけの話だ。
 ただそれだけの事で俺の中にあった漠然とした釈然しないなにかが消え去った。
 今迄思い悩んでいた事が嘘であったのかの様に霧散し、俺の視界、思考が全て純粋でクリアーに冴え渡った。
 それだけじゃない。
 今迄の俺は世界を否定していたから世界に否定されていた事を実感した。つまり、世界を受け入れる事で世界を変える事が出来た。
 その時迄それに気付かなかった俺はどうしようもなく馬鹿だったのかも知れない。

 狭苦しい暗がりの部屋に硝煙の匂いが漂っている。血塗れになって倒れている人間が数人。まだ息をしている奴もいる。
 よろよろと立ち上がろうとしている男がいる。自分が作り出した血溜まりに足を取られながら不格好に立ち上がろうとしている。
 哀れな奴だ。その不格好さよりも世界を受け入れなかったという失態に同情してしまう。
「……ちくしょう……、なんで……お前……」
  哀れな男が俺の姿に驚き目を見開いて片言で恨み言を言っている。
「なんでって言われてもな。世界、つまりラクス・クラインを受け入れないお前が悪いんだぜ?」
 俺は男に拳銃を突き付ける。
「変わ……たな、オマ……。むか……の……」
 血を吐き出しながら何かを言っている。どうせ間抜けな世迷い事だろう。
 乾いた音が響く。引き金は羽根の様に軽くてなんの感慨も感じない。喩えそれが嘗ての仲間であったとしてもだ。
 後は全て事務的に処理した。
 ラクス・クラインに対する叛逆は世界に対する叛逆に等しい。
 全ての余地なく、テロリスト共に須く死を与えて死体の数を数え終えると連絡する為に無線機を取り出した。
「こちら、シン・アスカ。全て順調に処理した」
 再び死体を見る。見知った顔ばかりだ。
 馬鹿だなぁ、ヨウラン、そしてヴィーノ。俺の姿を見たお前らの顔は傑作過ぎて笑う事すら出来なったぜ。
 世界は世界を受け入れない者には安楽を与えないんだぜ?

106真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/28(金) 22:17:22 ID:???
相変わらず血迷ってます
107通常の名無しさんの3倍:2008/03/28(金) 23:35:05 ID:???
>>105
今、この内容と全く逆の内容を書こうとしてたのだがコレもこれで良いなぁっと思った良作にGJ!
最期の台詞が一寸好きです。うーん、波乱に生きるのもまた生なり
108通常の名無しさんの3倍:2008/03/29(土) 16:42:52 ID:???
ほしゅ
109『大地と薬』:2008/03/29(土) 18:06:04 ID:???
 エピローグ・2

 雲が流れ、月が顔を出す。
 待ちぼうけたロックオンがそろそろ強硬手段に出ようかと思い始めた時、ようやく
天幕から医者が顔を出した。
「あの奥さんはどうでした」
「私の能力では無理だ。せめて薬で痛みを消してやるしかなかった」
 医者は天幕のすそを固定している小岩に腰を下ろし、天幕へもたれるロックオンを
見上げた。
「あの子を連れてきたことには感謝しよう。天国へ旅立つ前、息子と再開できたのは
せめてもの幸いだったと思う」
 ロックオンは首を横に振る。
「連れてきたのは、あちらの娘です。俺は手伝っただけにすぎません」
 布にくるまり眠っている子供達の側で、少女が焚き火の番をしている。寒い季節に
野宿するには必要な仕事だが、それでも不平不満を少しもうかがわせずに薪を火に
くべる横顔は、生涯を神に捧げた修道女のように気高く穏やかだ。黒髪のモンゴロイド
だが、真面目な表情が同僚のフェルトにどこか似ているとロックオンは感じた。
 少女の近くには瓶がいくつも転がっている。栄養剤や抗生物質の錠剤が入っていた
薬瓶だ。薬を子供達に飲ませるのも少女が協力した。
「孤児か。それとも……」
「あの子はこちらに来る前たまたま拾っただけです。俺達の目的は、アンダーソンさん、
あんたですよ」
「私を殺しにでも来たか。ここに患者が運ばれてくる今だけは、待っていてほしいもの
だが」
110『大地と薬』:2008/03/29(土) 18:06:38 ID:???
 医者は大きな溜め息をつき、周囲を見わたした。今日は満月であり、目がなれれば
充分に夜目がきく。
 視界を遮るような大木や草原はなく、潅木が点在するばかり。三百六十度ぐるりに
地平線が見え、さらにその先から山脈の先端が顔をのぞかせる。ここで生活する者が
おり、さらには難民を治療する者までいるとは信じられないほど荒涼とした風景だ。
「それにしても、人革連軍はどこへ行った。反政府勢力を警戒して、ここ数日ばかり
モビルスーツを近くによこしていたが」
「戦線を縮少して、山脈向こうの基地まで撤退したようです。おかげで反政府勢力の
アンフがすぐ近くまで近づいていました。あの子供達を追って」
 ロックオンは子供達のおだやかな寝顔に目を細める。
「おおかた誘拐されたか売られたか、あるいは村ごと反政府勢力の支配下に入ったの
でしょう。よく逃げられたものです」
「人革連は駐留する余裕が無くなって戦線を縮少したか。おおかた君達が大活躍して
いるおかげだろうな」
 医者の強烈な皮肉に、ロックオンは肩をすくめた。 
「とりあえず俺達は現在の戦争を止める事が目的です。過去の復讐を代行する事が
仕事ではありません」
 ロックオンは自分がもたれている天幕へ目をやる。
「事情は知りませんが、あなたはここで人々を救おうとしている。だからメシアなどと
いう名前で呼ばれているのでしょう。しかし元人革連の軍医が難民治療を続けては、
目障りに感じる連中がいる。さっきいった反政府勢力みたいなね」
「君達が知っているくらいだ、すぐ私の過去も明らかになる事だろうしな」
 超兵の情報は徐々に開示され始めている。その速度は、超兵関連施設を破壊して世界
の目にさらさせたソレスタルビーイングが予想したより早い。背後には人革連内の派閥
争いや潔癖な高級軍人の指示があるようだ。いずれ反政府勢力にも情報が届くだろう。
 メシア・アンダーソンがただの元軍医で、難民を無償で救っているのであれば、反政
府勢力にとって暗殺の口実は少ない。もし暗殺を強行すれば、自勢力以外で難民の支持
を集める存在が邪魔だった事があからさまだ。
 しかし、救世主アンダーソンがかつて人体実験や生体解剖を行っていたのなら、処刑
の口実は充分となる。暗殺に際して、周囲の犠牲にも頓着しなくなるだろう。それを
案じて人革連軍も駐留していたのだが、今その余裕は無くなっている。
「だから、俺の指示通りここから離れてほしいわけです」
「君達は戦争根絶とやらが目的ではなかったかね。私を拉致する必要はないはずだが」
「戦闘を停止させることに結びつくなら、奪還も拉致も暗殺も、何でもこなしまさあ」
 ロックオンから視線を外して医者は立ち上がり、白衣のすそをはらって砂を落とす。
「ここには私の患者が大勢いる」
 そう言い残し、再び天幕の中へ入っていった。
111『大地と薬』:2008/03/29(土) 18:07:41 ID:???
 医者を追おうとしたロックオンの背後から、硬い口調の声がかかった。
「あなたは……なぜ私を助けたの」
 振り返ると、気づかぬ間に近づいていた少女が見上げていた。これほど気配を感じさせ
ないのだから武装勢力からも逃げられたのだろう、とロックオンは感心し、納得もした。
もちろん、殺意があれば気がついただろうし、近くで監視しているハロが無線で警告した
だろう。
 そもそも少女が武器を持っていない事は、最初にここについた時、入り口で警戒して
いた患者の女性達が身体検査して確かめている。ロックオンが通れたように本当の強硬
手段には対処できないが、暗殺をふせぐには効果的だ。
 ともかくロックオンは少女の厳しい視線をまっすぐ受け止め、答えた。
「俺達ソレスタルビーイングは戦争根絶のために存在する。どれほど小さな紛争でも介入
の対象だ」
「でも、あなたたちの使うモビルスーツは4機だけと聞きます。全ての紛争に介入する
なんて、無理」
「全ての紛争に介入しなくても、俺達が介入する恐れを紛争を起こす連中に植え付けられ
れば、それでいい」
 ソレスタルビーイングが他にも様々な手段を取っている事までは機密なので明かさない。
弱小勢力と思わせ対処できそうに見せかけ、油断した瞬間を潰し続ける事が重要だ。
「だけど、私達を守って運んでくれる必要はありませんでした。私達には立派な足があり
ます。もちろん感謝はしていますけど、道具として使われて気分がいい人はいません」
 少女は上目づかいでロックオンを見つめる。口の端が少し上がっているのは嘲笑だろうか。
「ここまで私達を運んで、メシアの信用を得ようという魂胆があったのでしょう」
「君達と出会う事を意図していたはずはないさ。俺は君達を見て助けたんだ。他に理由は
いらない」
 本心からの言葉だったが、逆に少女の言葉に納得する気分もあった。
 駐留を始め、すぐ撤退した人革連軍。武装勢力が他に気を取られて油断するタイミング。
その隙をついて脱走する者達。全ては仮説だが、戦況予測のプロフェッショナルである
スメラギ・李・ノリエガならば、あるいは可能かもしれない。
 赤錆浮かぶ粗末な十字架が少女の胸元でゆれ、ロックオンはまるで懺悔室で試されてい
るかのような気分をおぼえた。
「もし子供達を利用したのなら、私は許しません」
 そう言い残し、少女は焚き火の番に戻っていった。
 炎の逆光で浮かび上がる小さな背中を見て、逆にロックオンは決心がついた。任務のため
という理由がつくなら、帰還後の釈明も楽だろう。
 耳元で聞こえる合成音に苦笑する。
「笑うなよ、ハロ」
 ロックオンは天幕に入りながらヘルメットを外した。
112『大地と薬』:2008/03/29(土) 18:09:26 ID:???
 ロックオンは暴れる患者を押さえつけながら、側の医者にくぐもった声で言う。
「だから、あんた達には黙ってついてきて欲しいんですよ」
 パイロットスーツは脱いでいるが、白衣を借りて体型を隠し、マスクもしている。多少の
情報漏れは最初から計画に折り込んでいるし、周囲に映像記録媒体がないことも確認済みだ。
電子機器を誤作動させるGN粒子を即座に放出する準備もある。とにかく医者に信用させる
事を優先して、治療を手伝う。
「まだ動かせない患者が何人もいる。それに移動途中で攻撃されたらどうする。今は彼らの
勢力圏にいるから攻撃の優先順位が低い。逃げ出そうとすれば見せしめに総攻撃にかかって
くるだろう」
 医者はピンセットで慎重に傷口をほじくっている。肝臓に突き刺さった小石を、内臓を
傷つけずに原始的な手術道具で摘出するのは骨が折れる。
 手持ちの薬に余裕がないので、かけた麻酔は弱く、痛みに耐え切れない患者が猿ぐつわの
下からうなり声を上げる。
「それは俺達に任してください。きっちり護衛してみせます。逆に、あんたがここにいられ
ては、守るものも守れなくなる」
 半永久的に活動できるガンダムも、一機だけでは継続して戦闘することが難しい。本来は
最新兵器に対する華々しい勝利を目的としたプロパガンダ兵器であるため、対人制圧能力も
高いとはいえない。
 現状では、近辺の武装勢力を一つずつ潰して回るより、難民を守って脱出する方がたやすい。
「守るとは、誰からかな」
「だから、武装勢力ですよ。平気で民間人を殺すような連中です」
「彼らには彼らの正義があり、政府にあらがおうとしているのだ。彼らは自身を必要悪と思っ
ているのだろう。そんな批難は的外れだ……よくいわれる言葉だが、殴った拳の方こそ、ずっ
と痛いのだ」
「そんなもん、ただ暴力を正当化するための屁理屈でしょう」
 アンダーソンは患者を押さえるロックオンの手に目をやり、静かにいった。
「君の拳は痛みに耐えかねているようだ。そう私には見える」
 ロックオンは自身の手元をじっと見て、笑った。
「戦争根絶は、誰かが目指さなければならないことです。それに、俺がやらなければ別の誰か
が立ち上がるだけだ」
「……それが、君が暴力を正当化する理屈かね」
 摘出した小石をパレットに置き、医者は傷口の縫合を始めた。
 多くの爆弾は内部に仕込まれた無数の金属片で対象を損傷させる。火薬の爆発力だけでは
充分な破壊が期待できないためだ。爆撃を受けながら、衝撃で飛び散った小石一つが内臓に
突き刺さっただけなのは、まだしも幸運といえた。
 あふれる血液を器具で吸引しながら、ロックオンは問い返す。
「あんたはなぜ、ここで治療をしているのです。過去への贖罪ですか」
「質問を質問で返すのかね、君は」
 アンダーソンの指摘は、叱責というより、教師が生徒に教えるような口調だった。
「いや、たぶんあんたの答えと、俺の答えは同じなんですよ」
 患者を寝かせ、二人は手袋を脱ぐ。
「きっと理由らしい理由なんてない。強いて言えば、そうしたいから、そうするんです」
 天幕の外へ出ると、黄金色の荒野に長く黒い直線が延びていた。
113『大地と薬』:2008/03/29(土) 18:10:43 ID:???
 昇りかけた太陽の光で、くっきりとした影がどこまでも続いている。
「来てもらえますね」
「移動に手術が必要な者は三人も残っている」
 そう言い残し、アンダーソンは子供の身長くらいしかない小さな天幕へ歩いていった。徹夜の
治療に加えて連続の手術で、どうしても仮眠が必須なくらい疲労しているようだ。
 ロックオンも疲れきっていたが、頬に朝日が差す今が、悪い気はしなかった。





まだ続く。
悪い、はみ出した。
114真紅の種割れ伝説 ◆8rcaEIzbLA :2008/03/29(土) 22:47:38 ID:???
#1 prologue1
 少年が見た物は絶望だった。
 燃え盛る炎の中には見覚えのある小さな白い手があり、周囲に立ち込める肉の焼ける何とも言えない嫌な匂いがいがらっぽく鼻腔を嬲る。
 気の触れた様に叫ぶ少年の中で憎悪が爆ぜた。肥大していく憎悪はその小さな身体の中に眠る強大なエネルギーを目覚めさせ、水飛沫にも似た燐気を立ち上げる。
 自分に起きた変化に戸惑う少年に向かい一条の光、即ちビームが向かってくる。
 恐らくそれは流れ弾の様な物ではあるのだろうが、少年を屠るのには充分過ぎる程の凶悪な力がある。
 思考が空白になっている少年は身動ぎ一つ出来ずにただ訪れるであろう死と云う現実を受け入れる事しか出来ない。
 しかしながら微動だに出来ないものの、憎悪に燃えた赤い瞳でビームを睨み付ける少年は死を受け入れようとはしていない。
 燃え盛る憎悪に支配されている少年にとってビームなどよりもその憎悪で身を焦がしているのだ。 ビームが少年を包み込もうとしたその刹那、ビームは不自然な方向へと逸れた。
 否、刹那の一瞬、突如として少年の眼前に現れた奇妙な金属製の箱がビームを跳ね返したのだ。
 その箱には掠れたような古びた文字が書かれている。
「エダ……リ……ヌス……?」
 少年がたどたどしく読み上げると箱が眩いばかりの光を発しながら開く。
 その光を浴びた少年に変化が訪れた。大河の様に青い光を輝く青銅の甲冑に身に纏っていたのだ。
「フッ……僅かな小宇宙を辿って来てみれば、聖闘士がいたとはな」
 少年に声がかけられた。
 その男は嘗てギリシアにおいてもっとも神に近いと言われた男を十万億土の果てまで吹き飛ばし、その余波でこの世界に飛ばされた男である。
 今ここに時空を超えて鳳凰座の一輝とエダリヌス座のシンという二人の聖闘士が巡り合ったのだ。

to be continued
115ひまじん ◆Q/9haBmLcc :2008/03/29(土) 23:27:39 ID:???
どうも、ひまじんです。
この度名シーン大賞という物を企画しました。

好きなシーン(複数可)を作品名、話数、コメント(なくても可)をまとめサイトのひまじん宛のメールフォーム迄お願いします。

名シーンという事でバラける可能性もあるので、同数一位が多数の場合は得票率の高い職人さんに大賞を授賞します。

振るっての御参加をお願いします。
116ひまじんのたねこれ ◆Q/9haBmLcc :2008/03/30(日) 13:03:52 ID:???
第六話 うんっやっぱりチャイナ服しかっ!

 まだ終わる訳にはいかない。その一心で私はファッションセンターに舞い戻って来た。
 もはや私には失う物など何一つ存在しない。ザフトレッドとしての意地や誇りなんて遥か昔にコスプレ紛いの事で消し飛んでしまったのだ。
 妹のメイリンでさえ私を見捨てて何処かへと出掛けてしまった。
 でも、そんな私にだって唯一残された物がある。
 それは私のはち切れんばかりの若さ溢れる肢体だ。
 お肌の手入れを一日たりとも怠った事がないから、水だって某カー・ワックスみたいに玉の様に弾く。
 この私の健康的な肉体美を充分に発揮出来るお洋服に着替えれば、私の評価だって赤マル急上昇する筈だ。

 私は私に相応しいオーラを放っている服を片っ端からチェックする。
 メイド服は駄目だ。あれはメイドの為の作業着と言える物であって、ザフトレッドたる私の着るべき物ではない。
 体操着も駄目だ。ブルマは危険過ぎる。私の太股の魅力を最大限に発揮出来るけれどマニアック過ぎる。
 聖衣なんて持っての他だ。私は仮面なんて被りたくないし、車田絵になんてなりたくない。
 懐かしのボディコンも駄目だ。あれは大昔に流行った物で今着たらただのエロ姉さんにしかならない。
 白いワイシャツも駄目だ。正式な着方は下着を身に着けずにワイシャツだけなのだ。この私がそれをやったら小規模ながらビッグ・バンに匹敵する威力を発揮してしまう禁断の技だ。
 時間だけが刻一刻と過ぎていく。どれだけの時間が過ぎたのかも分からない。
 蓄積された疲労のせいで眼が霞んで来た。私は名誉挽回する事も出来ずに消えていってしまうのだろうか。
 そもそも私にはここまでの情熱をかけるだけの価値があるのだろうか。
 諦めてしまえばどんなに楽だろうか。
 私は静かに眼を閉じた。瞼の裏に映るのは栄光に包まれた日々の思い出だ。
 何もかもが皆懐かしい。
 一筋の涙が頬を伝う。
 もう、諦めよう。諦めの境地は悟りの境地と等しい。華美な物に憬れるのはやめて侘びて寂すびた生き方をしよう。
 そう思った時、光り輝くオーラを発している服の存在に気付いた。
 そう。視覚を閉じた為に研ぎ澄まされて鋭敏になった第七感が感知したのだ。
 
117ひまじんのたねこれ ◆Q/9haBmLcc :2008/03/30(日) 13:05:02 ID:???
 私はその服を手に取り私に相応しいか確認する。
 私の美貌は充分に発揮出来そうだ。いや、それだけでなく私のこの肉体を更に魅力的に魅せる事が出来る。
 更にはフォーマルな場所にだって行く事が出来そうな気品ですら漂わせている。
 そう、この服こそ私に相応しい!
 私は試着室に入りカーテンを閉める。逸る心を抑えながらゆっくりと余裕を持って着替える。鏡で完璧に着こなされているのか確認する。
 全てが完璧だ。これならば異性だけでなく同性すら魅了出来るだろう。
 外には羞恥心みたいなシン・ヨウラン・ヴィーノの三人組がいたって関係ない。
 謎の一段がいたって構わない。
 私は自信を持ってカーテンを開けた。

「チッ、チャイナかよ……どう思う、ヨウラン」
「おいおい、ヴィーノ……そう言うなよ。ルナだって必死なんだぜ?」
「王留美の真似か?ルナ……パクリは良くないぜ」
 あれ? 反応が予想と違う?
「ジーンさん! 向こうにミツキちゃんが! カメラ、カメラ!」
「サイトーさん!? あっちにはシャミィさんがいますよ? あっちにはお姉さんが! なんかね、もう電波ゆんゆんでね?」
「ん。もっとダークなのが私の好みだね」
「貴方とは良い酒が飲めそうだ」
「いやよねえ、この服胸がきついわねよ」
「つかね、悔しいから地団駄踏みますよ?どちくしょおおおおっ!」
「ちょwwwカオスwww」
「仕方のない人ねえ。」

 なんだろうこの光景。一体私にどうしろと?
118通常の名無しさんの3倍:2008/03/30(日) 14:07:26 ID:???
>>In the World,after she left 
 投下乙です。ルナマリアもメイリンも、姉妹が魅力的に描かれていて読み応えが
ありました。所々に挟まれるこういった話が、ストーリーにメリハリを跟けるのに
一役買っていると思います。
 個人的には、ルナマリアの笑顔とレイの発破のかけかたにGJです。
 続きを期待しています。

>>大地と薬
 タイトルの元ネタは、遠藤周作の海と毒薬ですかね。
 ハードな文体と硬派な物語。『黄昏の暁』と同じで、文章だけでもぐいぐいと
読み込ませてくれます。プロローグからエピローグに飛ぶのは、何の演出かな、と
思ったり、見所が多くてよいです。
 アンダーソン、少女、ロックオンと、キャラクターを絞って描写を深めるやり方は
今回も健在。
 「事件は現場で起こって居るんだ」とかいうどこかの台詞どおりに、舞台と登場
キャラクターを現場周辺に集中して描写すると、ここまで緊迫感が出るものか、と驚きました。
 ついでに、新人スレに投下したというもう一作は『星降る空、地の光』でしょうか。
 GJでした。続きをお待ちしております。

>>Shokuninガンダム
 ネタにマジレスをすると、これまたネタになるのだなあ、としみじみ感じました。
 投下乙です。
 モビルスーツヒィマ・ジンと、眠大葉さんとのあわせ技でマスコットひまじんさんを
生み出した事にGJ。

>>真紅の種割れ伝説
 投下乙です。双子座のアナザーディメンジョンを使えば、何処の誰でも連れて、
いや、なんでもありません。ちゃんと続くのか? それだけが疑問で望みです。

>>ひまじんのたねこれ
 投下乙です。ルナマリアの弄られる様がいじらしい。作者がなにか遺恨でもあるのかと
思うほどです。出来れば、ルナマリアのチャイナ姿を三レス程度に渡って詳細に描写して
欲しかった場面ではありました。
 元が分からなくなるほど内輪ネタが激しくなってきました。分かる人はクスリと来る
でしょうが、分からない人を門前払いする危険性があります。諸刃の剣だと思います。
 ひまじんさんに質問です。
 十個とか投票しても良いですか。それと、メールが面倒な場合は(保守代わりという
意味でも)本スレに投票したら集計されますか? 

>>ZINK:00
 投下乙でした。
 クロス元のジンキを知らないですが、続く、という事ですので、クロス元の情報は
そちらの作品からだけ受け取る事にしますね。クロス元の原作を調べるような無粋は
いたしません。続きをお待ちしております。
119通常の名無しさんの3倍:2008/03/30(日) 15:11:43 ID:???
>>115 ひまじんさん

当然

逆襲のアスラン、第一話ラスト
――君を否定しる。
120迷シーン大将 ◆Q/9haBmLcc :2008/03/30(日) 17:13:22 ID:???
名シーン大賞はスレでの投票も可能です。
期日は四月末日迄です。
幾つ投票しても構いませんが、○○に一万票はお願いですからやめて下さい。

以上、名シーン大賞選考委員代表ひまじんからのお知らせでした。
121通常の名無しさんの3倍:2008/03/30(日) 20:07:06 ID:???
真言氏のrequestの宇宙少年の夢のオルガが宇宙について熱く語るシーンに一票。

ナタルとの遅過ぎた会話が悲しくて良いです。
122通常の名無しさんの3倍:2008/03/30(日) 20:28:18 ID:???
一応確認ですが、ひまじんさん本人が名シーン大賞を受賞した場合、
自分で自分にインタビューするわけですよね?

bee to late の第二話extra dry より、シンとキラが一緒にお酒を飲むという
珍しいシーンに一票。
123通常の名無しさんの3倍:2008/03/31(月) 00:10:17 ID:???
>>迷シーン大将
>>65-66のシンとルナマリアの会話
平井画で見たいと本気で思った
124赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/03/31(月) 14:05:41 ID:???
 殴られる頬。口の中が僅かに肉を切り裂いてその傷口から漂う紅の球が舞う。
 無重力と言う環境で拳で殴るというのにはとても技術が居る。
 衝撃を押し留める重力と言うモノが存在しないのでその当たる瞬間しか威力が伝わらないからだ。
 地上でなら、肉体は重力に引っ張られて”肉体”を飛ばずだけの威力と衝撃が残る。
 しかし、重力の鎖が断ち切られ、重さが6分の1になったこの月では痛みを伴う刺突や打撃は難しい。
 それでもモーガンの振り被った拳は少女の頬を的確に衝撃と痛みを与えている。
 よろめき、意識が飛びそうな少女の胸倉をぐっと掴んだまま狂犬の形相を見せ付けながら言葉をぶつける。

「貴様! 誰があんなことをしろと言った。俺は何時、教えたか? 時間を言え」
「……いいえ。教官は言っていません。失敗したのは自分です」
「解った。では、質問するぞ、シン・アスカ。お前は今どこに居る?」
「連合軍の月基地です」
「なら、お前は何だ?」
「連合軍兵士です」
「そうだ……お前は軍人なんだシン・アスカ!」

 胸倉を掴んだまま、モーガンは少女を壁へと叩き付ける。6分の1の重力の中、慣性によって為される
 体への衝撃はびりびりと内蔵まで響く程で思わず嗚咽を吐きそうになっている。
 しかし、モーガンは少女から手を離さない。そのまま壁へと埋めてしまうほどの力を用いて
 掴んだ胸倉と共に押し付け首を絞めていく。苦悶の浮かぶ顔を見つめる瞳は一切の慈悲を感じさせず
 しばし、掴んで手が間接的に喉を締め付けあげる。少女の瞳は白い部分が徐々に増えていった。
 モーガンが手を離せば、大きく噎せ返りながらも少女は蹲っている。ゴホゴホと言う声が響く中
 じろりっと見上げられる視線にモーガンは足による腹部への追撃を繰り出し
 浮いた体を眺めながらも髪の毛を引っつかんで顔を近付かせる。

「お前は意識が足りん! 今は戦時中だ。お前が弾除けになり、お前が戦陣を切り、お前が一人でも
 多く殺す事で平和な暮らしを民が願っている。故に一日でも早く”使える”様にしなければならん!」
「…………はい」

 モーガンは無言で平手打ちをする。何度も何度も飽きること無く、休むこと無く、痛みが引く間を与えずに
 真赤に腫れ上がるのは自分の手と少女の両頬。少女は泣いていない。抵抗は勿論しない。
 刻んでいた……痛みを、後悔を、失敗を、犯してしまった死と言う結果を。アスカは失敗した。
 シミュレーターを使った訓練。画面に浮かび上がるは任務失敗の文字がアラームと共にソレを強調する。
 大きなコンテナをただ隕石郡を抜けて特定の位置へと運ぶだけの簡単なミッション。
 言うなれば”お使い”、”チュートリアル”、”基本操作”的な初歩の訓練。何故、失敗したのか?
 MSの操縦はゲームの様に簡単では無い。エンジニアとの調節の日々で動きも覚えさせなければいけない。
 一個の大きな機械を人と同じ様に動かすにはプログラムや姿勢制御色々なモノが組み合わさって動いている。
 そう、原因はOSが不備があった事とアスカがまだ機体の機能や操縦を理解していないからだ。
 アスカは反応が早い。しかし、その操作にOS本体の処理能力や一つでも手順を抜けばエラーを起こしてしまうお粗末さがあった。
 現役の訓練を受けている軍人も手を焼いている品を無理に動かしている品だからそもそも無茶な話ではある。
 結果、彼女は隕石にぶつかり、そのままコンテナごと宇宙の塵となる。
 それだけならまだ良かった。コンテナの中身として想定されたモノは核兵器だったので
 積み込む予定の補給艦と部隊のデータは核の光に飲まれロストした。
125赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/03/31(月) 14:06:45 ID:???
「良いか?お前が就いた仕事……軍人とは民の金で生かされ、力で敵を排除する暴力装置であり
 金をくれる民と言う命を守る盾でもある。お前は何故、軍に入った? 答えろシン・アスカ!」
「戦災にあったところを拾われました」
「そうだ。お前には今は軍人と言う事以外一切の価値はない! そして、此処は仕官学校ではない。
 晩餐会のナイフの上げ下げから懇切丁寧に教えてくれる余裕など無い。血と肉と骨で覚えろ」
「……はい」

 アスカは眼は虚ろになりながらも言葉を忘れぬ様に必死を意識が離れぬ様に歯を食いしばっている。
 理不尽な話と悲劇が目の前で展開され、少女はソレを感じられなくなりながも返事だけを返していく。
 勝手に拾われた後は、勝手に服も思想も組織も義務も押し付けられて、お前は無価値だといわれる。
 しかし、そうしなければやっていけないのだ。国と言う存在は維持をする為に膨大な金と人が居る。
 人類は10分の1の人数を失い、エネルギーも止められて金どころか生活を生み出す事も出来ない。
 ならば、”戦争”なのだ。敵を作り、奪って殺し、守ることでしか人を生かす事が出来なくなっている。
 殺す為に名も家も記憶も失った小娘にパンを与え、弾除けをする時間を稼ぐ為に訓練をさせる。
 そんな事をさせなければ、大人達はもはや民に情けを掛ける事など出来ないのだ。

「返事が遅い! いいか? 俺は別に殴ったり蹴ったりするのが趣味じゃない。
 手も足も痛めるし疲れるし、少年少女の情操教育と言う面を考慮すれば最低の手だ。
 だが、暴力とは最善で最も効率の良い指導でもある。なので俺は殴る事に後悔は無い。
 動物は痛みや苦味、騒がしさ、異臭、五感で危険を知るという事実を今、理解しろ」
「はい。理解しました」
「ミスは痛みで覚え、死は痛くないと感じろ。死は恐怖ではない。何も出来ず何も救えず
 ただの血の詰まった肉塊へとなってしまう”後悔”だ。だから、後悔しない様に”生きて戦え”」
「はい」
「反省が足りんな! 今夜も懲罰房で、自分と言う存在を見つめ直せ。
 明朝は月時間の午前6時から月の巡回訓練をする」
「はい」
「その他の者の訓練再開は月時間明朝九時からとする。では、各自解散!」
「「はい!」」

 モーガンの掛け声に少女を含めた訓練生達が皆覇気のある返事を返し、それが辺りへと響いていく。
 ボロボロになった少女をそのまま床に捨て置いて部隊は散っていった。
 誰も助けようとはしない。少女は立ち上がり、小屋に帰る犬の様に小さい懲罰房へと入る。
 彼女が此処に毎晩寝泊りする様になって2週間が経つ。
 5日目までは泣きながら震えていた。頭の中は霞の様な記憶を探りながらも寂しさに耐えていた。
 7日目からは泣く事の意味を考えながらも体の震えを抑えていた。記憶より体を優先する事にした。
 10日目は震える意味を考えてたら泣く事を忘れ、段々と眠りに着くのが早くなっていた。
 12日目は何で泣いたり震えてたりしていたのだろうと考えながらも何時の間にか寝ていた。
 気が付けば、彼女は何も考えず安らかに寝床へと着いていた。それは昨日の13日目からの事だった。
 削られていくのは精神と肉体だけではない。魂はまるで濡れ雑巾を絞ったかの様に余分なモノを絞り落とし
 彼女の骨とココロを鍛え上げていく。彼女はもう不幸を感じるという行為を諦める事にした。
126赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/03/31(月) 14:08:30 ID:???
      機動戦士ガンダムSEED異聞 
             〜REVENGE WERWOLF GIRL
                -00.28howl 「The boy who made up his mind not to change」

 僕は今とてつもなく不機嫌だ。何で戦闘の度に女が増えていくんだ?
 別に女が嫌いって訳じゃない。ただ、こーも毎回拾ってくるとおっさんは女を探し回ってるんじゃないかと思う。
 今回の女はどうやら連合の官僚の娘らしい。赤毛で胸もデカイし、オドオドと弱々しさを完全に出している。
 うん、あのナナシと比べると全然違う。同じ人類かコイツは? いや、ナナシが異常に小さいだけなのか?
 ……ま、あそんなのはどーでも良いんだよね。一番面倒なのは熱に浮かされちゃってる哀れなバカ二人だ。
 折角、お手柄で終わったっていうのに変な事吹き込まれて熱くなってるしね。
 アー、やだやだ。僕には解らないなぁ。ああいう無駄なのってさぁ。何で御仕事も終わったのに女とっ捕まえて
 こんな戦艦のロビーでお茶しなきゃいけないわけ? 僕、部屋戻ってゲームのやりたいんだけど。
 携帯機の電源入れたら二人ともスゲー睨むし、ほんとやってられないよ。
 
「ちぃっ! もうちょっとであの青い奴をやれたって言うのによ!」
「……ばぁーか」
「ああんぅ!? なんだとてめぇ! お前がとっととアイツを落とせばよかっただろう!」
「……自分でやれよ」
「俺はあのお荷物を捕まえてこいって言われてたんだよ! てめぇ、責任取りやがれ!」
「ひぅ……な、何であたしが」
「……八つ当たり」
「てめぇ、誰の所為だとおもってやがる!」

 胸倉を掴むオルガに、無駄口を叩いて墓穴を掘るシャニ。終わった事を何喧々と罵り合っているのかなホント。
 ほらほら、そんな眉間に皺をやってるとただでさえデコが出てるのにもっと後退するよ。
 シャニもぐらぐら揺らされてるしありゃ脳味噌シェイクし過ぎて耳から漏れちゃうんじゃない?
 あ! 元からそんなに残ってないか。あははっ、僕としたことがうっかりしてたよ。
 …………まぁ、理由は解ってる。おっさんが俺達に吹き込んだ事が原因だ。
 ”あの青いのがナナシの親を殺ったって話”。それで記憶喪失になったって話を戦闘前に聞かされた。
 何?  俺達にあだ討ちでもやれって言いたいのかね? それなら他を当たって欲しいよ。
 おかげで二人は舞い上がっちゃってほんとバカだよね。関係無いじゃん僕達に?
 むしろ、御守をする必要も無くなって清々とした居たのに何なんだろ、こいつ等は。

「ねぇ、あなた」
「んぅ? なんだお荷物女」
「何であの二人はあんな喧嘩してるの? 味方同士じゃないの?」
「ああ、僕たちはそんなに仲良しごっごをする趣味はないんだよ。
 後、君を連れてこうとした青いのが色々あってね」
「キラが……? キラが何かしたの!?」
127赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/03/31(月) 14:09:49 ID:???
 口が滑っちゃった。五月蝿いなぁ、この女も。ナナシと違って睨めば黙るのからまだ楽だけどね。
 しかし、ナタルって艦長の奴も小さい命令でちまちま五月蝿いし、女ってのはそういう生き物なのかね。
 そういう細かいのはゲームとかのテクニックだけで良いよ。生きるのには邪魔邪魔。
 ほら、そんなデカイ声をするから喧嘩してた二人がこっちへと視線を戻してくるじゃん。
 そんな睨んだら喋れるもんも喋りたくなりたくなくなるのが解らないあいつ等もそうだけど
 女も黙っておけば、睨まれることも無いののにさ。救いようの無いよね、僕以外。
 あー、もう! シャニもそんな睨むな! 不健康な面で見てたらこっちまで気分が悪くなりそうだよ全く!
 気まずい雰囲気の中、蛇に睨まれた蛙みたいに固まってる女の鑑賞会が一分ほどやった後
 オルガの方から女へと話掛けて行く。女も声と共にびくっと震えたが逆にまくし立てる様に話し始めた。

「ああ、そういやてめえはあの青いののパイロットを知ってるみたいだったな。名前言ってやがったし」
「……キラ……誰だ、ソイツ」
「そ、そんなことよりキラが何をしたか教えなさいよ! キラはそんな大それた事が出来る子じゃ
 それにそもそも何でアークエンジェルにキラが居るのよ! 行方不明だったのよ、キラは!」
「……うざぁい。そんなの俺たちは知らない」
「ウザイって何よ!」

 僕は視線を逸らしながらそのまま一歩斜め後ろへと下がって、しばし3人の話を傍観する事にした。
 それにしても、ウザイなら最初から話しに入ってくるなよシャニ。学習能力の無い奴よねぇ。
 ほら、女も意地になっててこっちも話さなきゃいけなくなってるじゃん、バーカ。
 詰め寄られて反応できてねぇし、余計な口を挟むからそーなるんだよ。キョドってやがるのが笑えるや。
 おっさんい後で何言われても僕は知らないね。沈黙は金なりって奴? 僕って頭良いよねぇ。
 お? オルガがようやく間に割って入ったか。女とシャニを引き離してようやく静かになる。
 最近、アイツ何だかんだで仕切りたがるよなぁ。まぁ、僕は兎も角シャニが場を仕切れる訳無いけど。
 突き飛ばされて声を上げながらもオルガの一睨みで女は黙る。最初からそーすれば良いのに。
 二人とも女に優しくなったって言うかギクシャクするよね。……何でかねぇ。
 僕達はそんなの関係なしに今までやってきたって言うのに何が不満なのさ。

「お前が知ってるキラとか言う奴は詳しくしらねぇ。戦場で邪魔されるだけだからな。
 ただ、俺達の知ってる奴がそのキラって奴に親を殺されてるんだよ」
「関係ない……なのに、おっさんは五月蝿い」
「キラが!? ……そんな……だって、キラは」
「別に俺達はキラって奴がどこの誰で何人殺してようが知ったこっちゃねぇ。
 だが、あの青いMSを捕まえるのが俺達の仕事になった。仕事をしねぇと俺達とアイツは殺されちまう」
「そ、そんな……キラが」
「こっちは話した……お前、話す番」

 女相手に二人はにじり寄りながらもそのプレッシャーで口を開かせようとする。
 その圧迫感に息を呑みながらも女はそのキラって奴の事を話し始めた。
 ほんと、アホになってるなぁ二人とも。知って如何するって言うのさ?
 別にあの青い奴の乗ってるのがガキだろうが爺だろうがやることは変わる訳?
 僕達が殺すのに理由なんて要らないじゃん。薬が貰えれば、楽しければ良い。
 それだけだったのに二人は変わっちゃったんだよね。あー、面倒なことになってるよホント。
 ほら、余計なもんを背負うからもがかなきゃいけない。僕達の何処にそんな余裕があるのさ?
 おっさんの言う通りに戦場行って人を殺して、苦しいから薬貰って何とか生き残っていく日々。
 アイツの事情を知ったって、この女が言うキラって奴の事を知ったってこの生活が変わるのか?
 ありえない。俺達はステージは変わっても戦い続けてスコアを上げるしかないじゃん。
128赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/03/31(月) 14:13:06 ID:???
「キラは……ただの学生で…………そう、あの時もヘリオポリスで」
「何だ。アイツの中はただのボンボンのガキって事か」
「……じゃあ、強いのはあの青い奴の性能?」
「違う。……キラは今まで何度も戦場で私や戦艦に乗ってる人を助けて」
「おい! ちょっと待ってよ。それじゃ、何? 僕達は何の訓練もして無い奴に今まで邪魔されたって事!?」

 気が付いたら女の襟元を掴んでいた。……あれ、僕は何でこんなに怒ってるんだ?
 胸が邪魔で上手く首元がつかめない。ええぃ、無駄にでかけりゃ良いってもんじゃないよ全く!
 許せないのは何だ? こんなにも頭がぐしゃぐしゃになるのは何でだ? 女、喚くな五月蝿い。
 あのナナシの事を聞いたからか? 相手がただの素人が逃げる為だけに闘ってた奴だと知ったからか?
 こっちはゲーム感覚で愉しまなきゃやってられない位の日常だってのにさ?
 弱い雑魚がちょろちょろ逃げ回るだけで強くなって、どこから持ち出したか知らない強いMSで大暴れ。
 嫉妬って感情か? いや、羨ましくなんて無い。僕達は凄い楽しく戦える筈だったのに邪魔してるからだ。
 そう、ゲーセンで言う乱入者。それがろくにゲームも知らない素人って聞いて腹を立ててる訳じゃない。
 僕が連コインでようやく出来る様になったコンボやガード、塗り替えたスコアを全部ひっくり返していったんだ。
 連勝していた優越感も、技を決めていた爽快感も、積み立ててきた勝率も全部潰される。

「僕達はねぇ!? 何度も変な薬打たれたり、毎日走ったり、闘わされたりしてるんだ。
 訓練や実験の中で死んだ奴だって何人も居るし、戦場に出て死んだ奴だって沢山居るんだよ?」
「そ、そんなの私には」
「黙れよ! 僕達が閉じ込められて、働かされて、好きなゲームもちんけな携帯機しかやらせて貰えないってのに!」
「そりゃ、お前が弱くてろくに敵を落とさねぇからだろ」
「……お門違い」
「それじゃ、僕達が苦しんだ分は何なのさ!? 二人とも好きでこんな事されてる訳?」

 大声を出したロビーの中で、一瞬にして空気が冷え込んでオルガもシャニも顔を俯けていく。
 そうさ、そりゃ弱いのがいけないなんて事位は僕でも解る。 勝ち負けははっきりしてるしね。
 あの青い奴はスゲー強い。オルガの機体よりバンバン砲撃してくるし、僕の機体のスピードについてくる。
 シャニの機体みたいに頑丈だし、全然息切れを起こさない。ムカつく位に強いモビルスーツだ。
 3人がかりでやっとこ抑え付けて何とかなるのかもしれないのにそんなレベルの奴が敵には二体も居る。
 なんて、無理ゲーだ。なんで、僕達はそんな事をしなきゃならないんだ?
 戦いは楽しいし、薬でトリップ出来るのはとても落ち着くし、今の生活が逃げ出したい位嫌って訳でも無い。
 辛い事も多いし、薬切れは頭割れるし、体痛いしで大嫌いだけど、それでも僕達は僕達なりにやってるんだ。
 それを……それをあの青いMSは……そのキラって奴は!!

「二人はあのナナシのことで躍起になってるんだろうけど、僕は違うからね!」
「はぁ? お前何言ってんだ?」
「……なんで、その名前が出てくる?」
「ナナシ? 誰よそれ」
「うるさい! 次は……次は絶対アイツを落としてやる!」

 僕は……僕だけは絶対に変わらないんだ。ゲーム感覚で、愉しんで勝つんだ。
 乱入者の素性が知れたからってなんだ。ただの素人だからって何だ。
 倒さなきゃいけないんだ。勝たなきゃいけないんだ。潰さなきゃいけないんだよ!
 どんな強キャラだからって、チート機体だからって戦場に出たら落とさなきゃいけないんだ。
 そうだろ、クロト・ブエル? 僕はチャンピオンだ。チャンピオンってのは”変わらず”勝ち続けなきゃいけないんだ。
 ゲームでもこの現実の戦場でもきっと、必ずあのキラって奴に勝ってみせる!
129赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/03/31(月) 14:15:54 ID:???
                             Next to -00.29howl 「Girl's meets girl @」

と言う事で以上です&お久しぶりの投下で申し訳ありませんでした。
また、種のスケジュールは時系列がほんとつめつめになってて
二週間で出来る廃人プログラム「モーガン・ブート・キャンプ」になってしまいましたがご容赦下さいorz

では、また次の投下まで。後どっかで変な新作投下するかもしれません。
130真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/31(月) 20:10:54 ID:???
lunatic love
“never get worked up”

「気負うなよ、少尉」
 中佐はいつもと同じ命令を下す。その表情は厳しいものではなく、温かくて柔らかなものだ。
 何故中佐はその様な表情で命令を下すのだろうか。
 決して威厳がないと言う訳ではないが、特に威厳があるという訳でもないし、不快という訳でもなければ愉快という訳でもない。
 否、どちらかと言えば不快なのかも知れない。
 私は超兵だ。軍人というよりは軍の所有物に近しい。
 その私に不思議な表情を向ける中佐の真意が分からない。
 前にその疑問を尋ねたが、不思議な表情ではぐらかされてしまった。
 中佐にとっては取るに足らない愚問だったのかも知れないが、私には重要な意味を持つ疑問だったのだ。
 だからこそ私は問いに答えてくれなかった中佐に少しだけ失望した。
 しかしその感情は誰にも明かさずに胸に秘めておくべきものだろう。
 上官に失望する部下など必要がない物だ。私は廃棄処分なりなんなりされてしまうだろう。
 それだけは絶対に嫌だ。
 ……この感情は何なんだろう。私には分からない。分かってはならない物なのかも知れない。
 数日後、超兵の研究機関がソレスタル・ビーイングによって壊滅したとの情報を聞いた。
 つまり、非道にも私の同胞が殺戮されたという事だ。
 見知らぬ同胞には一毛もの愛着やら親近感がある訳ではないが、同胞として仇を取らなくてはならないと思う。
 しかし、世論は超兵の作製を非道な研究として我々を糾弾している。
 矛先を躱す為に超兵の存在を抹消すると考える事が出来る。
 人革連程の巨大な組織ともなれば個人の意思など構わずに組織を守るのが普通だろう。
 だのに中佐は此所が私の居場所だと言った。
 此所、つまり中佐の部下としての位置だ。今迄どおりという事だろう。
 しかしながら私は別の意味を深読みしてしまった。
 此所、つまり中佐の傍らだ。
 いつもの様な温かくて柔らかい表情の中佐だが今迄私の中に存在していた不快感は霧散した。
 澄んだ空気の、温かくて柔らかい私に残された唯一の居場所。
 ――気負うなと言われても守る為に気負ってしまうだろう。

131真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/03/31(月) 20:12:01 ID:???
血迷うよりも日和ってしまった短編投下。
132通常の名無しさんの3倍:2008/03/31(月) 20:27:48 ID:???
133通常の名無しさんの3倍:2008/03/31(月) 20:55:43 ID:???
荒い熊セルゲイ!
134ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/31(月) 21:19:10 ID:???
 人機、それは南米・ベネズエラのラ・グラン・サバナの地にあるテーブルダストより採掘される血塊と呼ばれる物質を
永久機関に組み込んだ血塊炉を主動力とした人型機械も通称である。
 元々は非戦闘用として開発されていたが、ベネズエラ軍部の策謀により戦闘用へと変化した行った。
 各国でMSの開発が進められていた中、独自の兵器を持つ事を求めていた結果である。
 しかし、人の悪意の連鎖が悲劇を呼び続けた結果が西暦2307年より3年前に起きたカラカスと言う都市の消滅であった。
 そして、その原因を生み出した元凶が組織する『虚無』は、ロストライフ現象と呼ばれるテロ活動を行い続けていた。


機動戦士ガンダム00×ZINKI:EXTEND
『ZINKI:00』


第二話「刹那とシバ」


 火花を散らしながら均衡するエクシアのGNソードと、虚無の八将陣の1人バルクスが駆る人機【O・ジャオーガ】のオートタービン。
 フラッグの6倍以上のパワーを持つエクシアに対抗するO・ジャオーガと呼ばれる人機は、オートタービンを握る両手の内、
左手を残して空いた右手で脚部の装甲に収められていた折り畳み型の剣を引き抜く。
 それを見た刹那は、エクシアの左手に持たされているGNショートブレイドを構える。
 同時に振り出された剣同士が衝突し、新たな火花が戦場を鮮やかにする。

「中々の反応だな、ガンダムとやら!」
「俺に触ろうとするな!」

 刹那の叫びに反応したかのようにGNショートブレイドの刀身がGN粒子によって更なる切れ味を生み出す。
 その切れ味に相手人機の剣は、刀身の真ん中から切断される。

「な、何だと!?」

 予想もしなかった事態に反応しきれずバルクスの駆るO・ジャオーガは、脇部分の装甲を浅くだが削られる。
 勢いついたエクシアの斬撃に回避行動を取るしかなくなるO・ジャオーガ。
135ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/31(月) 21:20:26 ID:???
(このままでは……くっ、屈辱だが!)

 背中の推進器を最大まで吹かし上昇、エクシアの攻撃を回避したO・ジャオーガに乗るバルクスは、周囲に残っていたバーゴイル達に命令を下す。

「やれッ!バーゴイル!!」

 エクシアを囲むように編隊を組んだバーゴイル達は、プレッシャーガンを撃ちだす。
 ギリギリで回避する刹那だったが、前後左右から撃たれるエネルギー攻撃を肩に受けバランスを崩すエクシア。
 それを好機とエクシアに接近戦を挑む5機のバーゴイル。
 両腕にソードを装備し相手を切り刻もうと迫る。
 だが、接近戦を最も得意とするガンダムエクシアに対してそれは自殺行為の何者でもなかった。

「俺に!」

 大型で大振りなGNソードを収め、右手にGNロングブレイドをエクシアに持たせた刹那は、機体を前屈みにさせる。
 バーゴイルのソードが空を切ると同時に懐に潜り込んだエクシアのツインブレードが左右に振られる。
 バターを斬るかのように2機のバーゴイルの胴体を切断する。
 続けて宙返りをするかのように飛び上がったエクシアに対して反応して頭部を上へと向ける人機。
 その瞬間2機のバーゴイルと頭部に突き刺さるGNビームダガー。
 両機の突然の破壊に焦るバーゴイルに向けてGNソードを振り下ろし真っ二つにする。
 
「触るなッ!!」
136ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/31(月) 21:22:16 ID:???
 侵攻用に呼び寄せた9機のバーゴイルを全てロストさせてしまった事よりも、敵の実力を判断し切れなかった己を悔やむバルクス。

「性能差がここまでとは……しかぁぁぁしッ!!」

 O・ジャオーガは右手にオートタービン、左手に剣を持ち、決死の突撃を遂行しようとする。
 相手の動きに気づいた刹那は、GNショートブレードとGNロングブレードを構え、敵の動きを見計らう。
 二機がぶつかり合おうとした瞬間、突如巨大な物体が割ってはいる。

「バルクス。面白い奴と戦っているな」
「キリビト・コア……シバか」

 突然戦いに割って入ってきた全長で60m近い大きさの機体に驚く刹那。
 これ程の大きさで人型なで、今まで見たことが無いからだ。
 エクシアの戦闘態勢を崩さず相手の出方を伺っていると、巨大な人型機動兵器がこちらを向く。

「ガンダムのパイロット。ここは、引いてはくれないか?互いのためにも……な」

 女性、それも少女の音声通信がエクシアに伝わる。

「通信!?……貴様達は、戦争幇助対象組織だ。ここで、駆逐する!」
「そうか……なら、痛い目に会ってもらおう♪」
「なに!?」

 緑色の装甲に包まれた巨大な人機は、その巨体を武器に突進してくる。
 エクシアはGNロングブレードを敵に叩きつけるが、

「剣が通らない!?」
「キリビト・コアの装甲に、その程度の攻撃では…なッ!」
137ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/31(月) 21:29:12 ID:???
 キリビト・コアと呼ばれた巨大な人機は、右腕に装備された反重力ブレードからエネルギーソードを生み出す。
 人機キリビト・コアのエネルギー源である血塊から超電動というエネルギーを使ったビームサーベルの通称だ。
 そのエネルギーソードがエクシアへと振り下ろされる。
 
「くッ!」

 咄嗟に両手に持ったブレードを離し、両肩に装備されたGNビームサーベルを引き抜きクロスさせる。
 GNビームサーベルとエネルギーソードが衝突しプラズマが飛び散る。

「ほぉ、なかなかやる」
「この技術……やはり、放置できない。貴様達は、戦争を生む元凶になる!」

 不意に映像通信がエクシアとキリビト・コアのモニターに表示される。
 モニターを見た刹那は、相手が自分と同年代の少女が乗っている事に驚く。
 対するシバと呼ばれる少女も、相手が同じぐらいの歳の少年が乗っている事に少し驚く。

「見てくれからして、似たような歳のようだな。ガンダムのパイロット」
「虚無は子供まで使う組織なのか!?」
「お前が言える立場かッ?」

 更にエネルギーソードの出力が跳ね上がり、押され始めるエクシア。

「くッ」
「そうだ。自己紹介をしておこう……私の名はシバ。お前は?」
「……刹那・F・セイエイ」
「刹那か……うむ、その名覚えたぞ」

 そう言うとシバは、強引にエクシアを突き飛ばし距離を取るとO・ジャオーガの腕を掴み後退し始める。

「ここは引かせて貰う。また会おう、刹那♪」
「まて!」

 追おうとする刹那だったが、キリビト・コアの推進力はエクシアのそれを上回っており成層圏へと逃げられる。
 GNドライブを装備したエクシアでも、大気圏突破程の出力を生み出せない。
 暗闇の中小さくなっていく機影を見つめながら、ミッションの失敗に歯を食いしばる刹那の姿がエクシアのコクピットにあった。


 つづく! 
138ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/31(月) 21:35:15 ID:???
あわわ!
>>135-137
この部分で使われているブレードをブレイドに修正お願いしますOrz

シバは、ジンキのヒロインである青葉とそっくりさんで、敵の総大将の娘?って原作設定です。

>>132
こ、これは、良い荒熊親子!!
139ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/03/31(月) 21:38:53 ID:???
見直ししてなかった罪か…
>>134
永久機関に組み込んだ血塊炉を主動力とした人型機械も通称である。
↑の文章の「人型機械も通称」を「人型機械の通称」に修正をお願いします。
本当に申し訳ないです。
140通常の名無しさんの3倍:2008/03/31(月) 21:55:11 ID:???
志村!!まだミス、ミス!
>>134
元々は非戦闘用として開発されていたが、ベネズエラ軍部の策謀により戦闘用へと変化した行った。
『変化した行った。』・・・(;・Д・)っ『変化して行った』じゃないかな〜

141通常の名無しさんの3倍:2008/03/31(月) 22:07:11 ID:???
>>138

投下お疲れ様。
元ネタを知らないのですが、ちょっとだけ批評というか、感想を。
誤字脱字は指摘するつもりはありませんが(誤字脱字で作品の面白さが損なわれると
思っていないので)推敲はしっかりした方がいいんじゃないかな?まあ、見直して
いなかった罪が誤字なんでしょうね。
お話は楽しく読まさせて頂きました。元ネタを知っていたらもっと楽しめたのでしょうね。
気になったのは台詞の後の♪かな。読んでいて萎えちゃった♪
後は体言止めの多用が気になったかも。きっと貴方は体言止めの多用でテンポを
作っているつもりなんだろうね。
体言止めを多用しなくても、とりあえずは戦闘シーンの臨場感は出ていると思うので
今後注意してみてね。
そうそう、()で心境を語らせるのは安っぽいかも。あなたの文体にはそぐわないかな?
地の文で描写するなり、思い切って台詞にしちゃえば良いかも。

あわわ! ちょっときつくなっちゃったかな?でも、それなりに面白かったとは思うので
次回の投下を待ってるね。
142通常の名無しさんの3倍:2008/04/01(火) 18:59:21 ID:???
ええと、ろくにSSを投下していないにも関わらずまとめサイトのチャットを利用
させて貰っているので、感想と言うか職人評をしてみようと思います。

今回は先日のチャットでの発言通り赤頭巾さんです。

赤頭巾さんのSSはしっかりとした描写といきいきと動いている人物が特徴だと思います。
今回投下されたSSからも伝わって来ますよね。自分の場合は描写をだらだらと続けて
しまいがちなので、赤頭巾さんのメリハリの効いた文章はうらやましいなあと思います。

で、赤頭巾の最大の魅力は硬軟どちらも書ける筆力でしょうか。特に、今回投下された
SSでのクロト視点のパート。ちょっと文章が荒れ気味に思えたのですが(ごめんなさい!)
クロトの個性に合っていて文章に説得力を持たせていたと思います。

とまあ誉めてばかりなのですが、それは自分が赤頭巾さんのファンだからですね。
欠点をあげるとしたら文章にトラップを仕掛けてミスリードを誘っていそうな点でしょうか。
絶対に裏がありそうで、私は何度も何度も読み返してしまったりします。

もー、赤頭巾さんたら一筋縄ではいかないんだから〜(誉め言葉)

と言う訳で赤頭巾さん投下乙です。GJ!
143通常の名無しさんの3倍:2008/04/03(木) 12:15:45 ID:???
保守
144河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/04/04(金) 21:29:54 ID:???
「 In the World, after she left 」 〜彼女の去った世界で〜

第13話 「安息 −よびかけ−」(後編)
(1/8)


 胸や頭に標的マークをつけた人型の的が次々と浮かび上がる。
 シンはその的に向かい、引き鉄を引く。
 イヤープロテクタを装着している為、銃声は殆ど聞こえない。
 アカデミーに入学した頃にはよろけてしまっていた反動も、上手く逃がせるようになった。
 銃弾がなくなったと同時に、プログラムも終了した。
 表示された成績を見たシンの口許が思わず緩んだ。
 難易度Aのプログラムでクリティカルが八十パーセントを超えた。
 アスランには今一歩及ばぬものの、とうとうレイには並ぶことが出来た。
――この調子で伸びれば、アスランに追いつく、いや、追い越すのだってそう遠くないさ。
 未来への希望を膨らませ、シンは大きく息をつく。

 射撃場の壁面はプログラムの選択次第で、どんな風景も映し出すことができる。
 しかしシンは他に誰もいないのを幸いに、室内の照明はごく少なくしていた。
 その方が集中しやすい為だ。
 シンは最近訓練以外にもよくここへ来るようになっていた。
 的に特定の人物を思い浮かべて撃つことで、ストレスの発散にもなる。
 それに射撃の腕もあがり、更にもう一つの理由も含めて一石三鳥なのだ。

 銃に新たな弾を込め、再度プログラムを起動した。
 数度引き鉄を引いた時、背後から明かりが漏れた。
 誰が入室してきたのかとちらりとそちらに視線を向け、シンは思わず息を呑んだ。
 瞬間、手元がわずかにぶれる。
 ほんの少しのぶれだが、的の中央を外すには十分だった。
 シンは慌てて意識を標的に戻した。
 だが背後に立つカガリが気になり、集中しきれない。
 続けて何発か撃った弾もすべて同様に中央から外れる。
 先程までの好調が嘘のような現状に、シンは胸中で舌を打つ。
―― 一体、何だってんだよ。射撃訓練がしたいんなら、自分の艦(ふね)でやれよな。
 本来なら、共闘関係にあるとは言えザフト軍人ではないカガリ等ダブル・アルファクルーは、ミネルバ内を
自由に移動はできない。
 しかしタリアの計らいにより、いくつかの機密エリア以外の行動は自由となっていた。
 無論、シン等ミネルバクルーは同様のことをダブル・アルファで許可されているのだが。

 そのカガリはと言うと、何やら緊張したような面持ちでシンを見つめていた。
 時折何か言いたげな表情を見せるが、シンはそれに気づかぬ風を装う。
 シンがここに籠もるようになった最後の理由は、ここでイヤープロテクタをつけて銃を撃っていれば、誰かが
横でごちゃごちゃ言っても聞こえないし、集中している振りをして無視することも出来る為だ。
145河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/04/04(金) 21:30:57 ID:???
(2/8)

 やがてカガリは、数歩下がった。
 声をかけるのをあきらめたのかとも思ったがどうやらそうではないらしく、シンの背中を黙って見ている。
――くそっ、やりづらい。
 心中で毒づきながらもシンはカガリを無視し続けた。
 しかし、弾は相変わらず中央を射抜けない。
 このままでは、カガリに――アスハ家の女であり、しかもあのアスランと長く一緒にいたカガリに馬鹿に
されるのでは、と、シンは銃を構える腕に力を込めた。
 が、その力みが仇(あだ)となり、銃弾は的の中央から一層遠のく。

 ほどなく全弾撃ちつくしたシンは、弾装を交換するために手を止めた。
 そのシンの目の前にカガリが横から銃を差し出す。
――なんだぁ? これを使えって意味か?
 カガリは入室後、銃器の棚には近づかなかった。つまり、それはカガリが外から持ち込んだものだ。
 見ている事には気づかれぬよう横目で確認すると、確かにザフトのものとは異なっている。
――下手糞な俺に、銃を貸して差し上げますってか!?

 カガリの意図をそう理解しカッとなったが、それでも無視して交換作業を続ける。
 怒りよりも、相手にしたら負けだ、という気持ちの方が勝った。
 シンは、カガリに背を向けるように身体を動かす。
 だが、カガリはシンの手許を隠すように銃を突き出した。
 それも無視してもう一度カガリに背を向ける。
 しかしカガリも再度廻りこんで銃を出してきた。
 繰り返す事三度。
 とうとうシンはイヤープロテクタを毟り取り、カガリを怒鳴りつけた。
「なんなんだよ、さっきからっ!」
「シン、これで私を撃て」
「は?」
 カガリの言葉の意味が分からず、短く聞き返す。

「私も先の大戦でお父さま、いや、父を喪った。でも父は誰かに殺されたわけじゃない。国を守れなかった責任を
取って、国と共に自害したんだ」
「それが何かぁ?」
――自分も家族を失ったんだから俺と一緒だ、とでも言うのか、この女は?
 冗談じゃない、と憤る。我知らず、シンの拳が握り締められていた。
「お前は父やキラに家族を殺されたって言ったよな。
 私も戦闘中に友達を喪った時、どうしようもなく悲しくて、友達を殺したヤツが憎かった。だからお前の気持ち、
全部じゃなくても少しはわかる……と思う」
「だから、それが何だってんだよっ!?」
 シンは思わず声を荒げた。
 しかし、カガリには以前に見せたような気後れの色が見られない。
「これを言うと余計に怒るのは分かってるけど……昨日、お前が医務室でルナマリアと話してるのを聞いてしまったんだ」
「昨日って……え? ええぇっ!?」
 嘘だろ? と、冗談だろ? がシンの頭の中でぐるぐると廻る。
 他にも何か浮かんでいる気もするが、その二つにかき消されて言葉として認識ができない。
146河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/04/04(金) 21:32:03 ID:???
(3/8)

「す、すまない。立ち聞きするつもりはなかったんだ。ルナマリアを見舞うつもりで行ったのだが、カーテン越しに
話し声が聞こえて……。全部聞いたわけではないのだが……」
 気まずくはあったが、シンの狼狽を感じたのか、恐縮気味に言い訳をするカガリを怒鳴りつける気にはならなかった。
「ああそうだよ。俺はあいつが憎い。だから? 俺に同情してんの? あんたが?」
 それでも精一杯の嘲りを込めてシンはカガリを見下ろした。
「違う。同情とかそんなんじゃなくて」
「じゃあ、何? あんたも『お父様』の後を追いたいとか?」
 頭痛のするこめかみをそれとは知られぬように軽く押さえながらそう問うと、カガリはそれも否定した。
「いいや。死にたいわけじゃない。でも、生きたかったのに命を喪くしたのは、お前の家族だって同じだろ?」
「そりゃ、そうだけど……」
 反論の言葉が見つからず消極的に賛同したシンに、我が意を得たりといった様子でカガリは大きく頷く。

「オーブを戦場にしてしまったのは、父や私の責任だ。キラがそこで戦ったのは、私や仲間を助けるためだ。
どちらにも私が関わっているし、しかも私はキラの身内だ。だから──キラの代わりに私の命で気持ちをおさめて
もらえないだろうか」
 俺を馬鹿にしてるのか? ――そう言いかけてシンは、カガリの発した単語の一つに耳を止めた。
「身内? 仲間って意味か?」
 瞬間、カガリは驚いたように目を瞠ったが、すぐに得心いったという表情になった。
「そうか。オーブ国内には発表したことだが、シンは知らなかったんだな。
『身内』は、言葉通りの意味だ。私とあいつはきょうだいなんだ」
「きょうだい!?」
「ああ、双子のな」
「じゃあ、あいつにもアスハの血が流れてるのかよ」
 双子というのは勿論、カガリ・ユラ・アスハに兄弟がいたのも初耳だ。
 その上、男兄弟がいるにも関わらず、女であるカガリがウズミの跡を継いだのも多少疑問ではある。
 だが、やはり「アスハ」はロクなもんじゃない、と思いながら、シンは溜め息混じりに呟いた。
「いいや。私にもキラにもアスハの血は流れてない。私は養女だからな」
「養女ぉ!?」

 事も無げなカガリとは対称的に、シンは仰天し――そしてより激しい困惑を感じていた。
 シンがカガリを憎む理由――それはカガリがウズミ・ナラ・アスハの娘だからだ。
 そのカガリがウズミの実子ではない。
 その事実はシンの信念を根本から揺るがした。
――違うっ! 実子かどうかなんて関係ない。こいつがウズミの「娘」なのは一緒だ!!
 足元が崩れ落ちそうになるのを堪えながら、シンは考えた。
――血は水よりも濃い……じゃ意味が逆だ。そう、氏より育ち、そう言うじゃないか。
147河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/04/04(金) 21:33:07 ID:???
(4/8)

 そんなシンの胸中に気づく筈もなく、カガリは軽く肩をすくめた。
「まぁ、きょうだいと言ってもそれを知ったのは二年前だから、あまり自覚はないけどな」
「?」
 シンは一瞬怪訝に思ったが、すぐに納得した。
 兄弟が別々の家に引き取られる事は、戦後の今ではよくあることだ。
 カガリらの幼い頃にも何か事情があったのだろう。
「詳しい事は聞いてないからよく分からない。調べれば分かるかもしれないが、キラも知りたがらないし。けど、
きょうだいなのは確定」
「なんだそりゃ……」
 シンの脳裏に「適当」とか「いい加減」といった単語が通り過ぎ、ただただ呆気に取られた。
 呆れ過ぎて、本人すら気づかぬうちに苛立ちすら忘れてしまっていた程に。

 と、カガリの表情が真剣みを帯びたものに変わった。
 変わった後でシンは、微かな違和感を感じていた。
 その正体に気づく前に、カガリが口を開く。
「お前にしてみたら、虫のいい話だと思うが──キラはまだこの世界に必要なんだ。だから頼む。私の命で我慢してくれ」
 責任放棄ともとれるカガリの言葉に、再度シンの頭に血が上る。
「必要だってんなら、お前だってオーブの代表だろっ!?」
 だがカガリは寂しげな笑みを見せ静かに首を横に振った。
「どうせ私はお飾りの代表だから。私がいなくても国はきっと大丈夫だ」
 そりゃそうだ。カガリ・ユラ・アスハなんて、アスハの名を持つだけのただの馬鹿女だもんな?
 ほんの数秒前のシンならば、そう言っていただろう。
 実際、これまでは誰にでもそう言って憚らなかった。
 しかし、それは間違っているのかもしれない。
 そう思い始めたのは、つい最近のことだ。
 アスランと話しているうちに気づかされたのだ。
 一旦はその考えを否定したシンだが、その疑問は根強くシンの頭の片隅に残り続けている。
 だが今、シンが口を開かなかったのはそれが原因ではなかった。
 カガリの言葉よりもその表情にシンは声を詰まらせていた。
 ルナマリアのそれともメイリンのそれとも全く異なる、寂しげな、それでも笑みとしかいえない表情に。

「『代表首長』じゃないお前を必要としている人だっているんじゃないのか? お前を殺して、今度は俺が恨まれる
なんて冗談じゃない」
 だから二番目に思いついた事を言い訳をしているような気分で、ぼそぼそと呟くが如く口にした。
 シンの言葉にか口調にか、カガリは驚いたように目を丸くし、しかしまた瞳を伏せた。
「……恨んだりしないさ、きっと。私はあいつを裏切ったんだから……」
「…………」
 シンが何も答えられずにいると、カガリはふと何かに気づいたように首を傾げた。
148河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/04/04(金) 21:34:13 ID:???
(5/8)

「……いや、それでもやっぱりアスランは怒るだろうな、きっと。あ、だけど、それは私に対してであって、
お前を恨んだりはしないと思うぞ」
「いや、そうじゃなくて……」
 シンは身体から力がごそりと抜け落ちるのを感じた。
――こいつは本当に国のトップなのか?
 疑問が頭をよぎる。
 だが、それは事実なのだ。
 自分やルナマリアより一、二歳年長なだけの――それでも代表首長で、しかも自分が飾りである事を知っていて……。

 と、考えていたシンの思考に何かがひっかかった。
「アスラン?」
 シンはカガリの婚約者のことを話しているつもりだった。
 カガリの言った「裏切り」も「結婚式から逃げ出してアークエンジェルに乗っていること」だと思っていたのだ。
 なのに、何でここでアスランが出てくるのだろう?
「えっ? あっ!」
 シンの口から出た名にカガリは明らかにうろたえている。
 そんなカガリの様子を見ていたシンは、ルナマリアとメイリンの会話を思い出した。
 自分には関係のない話なので聞き流していたが、何となく頭に残っていたらしい。
「指輪の!?」
「!!」
 その単語だけでシンが何を言おうとしているのか察したらしく、カガリの顔が朱に染まる。
 が、数秒もしないうちに、今度は倒れるのではないかと思うほど、血の気が失せた。
「…………」
「…………」
 二人の間に、かつてなく気まずい空気が流れる。
――というよりも、澱んでいる気さえする。

「えーと、その……話を続けると」
 ややあってカガリが再度口を開いた。
――つ、続ける?
 アスランとの関係の説明でもされるのかと、シンは思わず身構えた。
 が、カガリがもう一度銃を差し出すのを見て、それが勘違いであったと分かる。
 きょうだいだとかアレとか色々と話が脱線したのですっかり忘れてたが、元はその話だったのだ。
 再び動き出した流れに多少ほっとしながらも、シンは今度こそ全身から脱力する。
「……もういいよ……」
 何とか声を絞り出したシンを、カガリが怪訝そうに見つめた。
 シンの胸中で様々が感情が渦巻いている。
 キラ・ヤマトが、カガリ・ユラ・アスハが、ウズミ・ナラ・アスハが憎いか、と問われれば、躊躇なくYESと
答えられる。
149河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/04/04(金) 21:35:18 ID:???
(6/8)

 が、しかし。
「とにかく!」
 自分の考えを振り払うかのように大声をあげて、シンはカガリに宣言する。
「俺はあんたを殺さない。ついでに、この戦争が終わるまでは、フリーダムのパイロットを後ろから撃つような
真似もしない。」
「えっ?」
「言っとくけど、共闘するだけだからなっ! 仲良くする気はないからなっ!」
 そう言い捨てて、カガリの返事を待たずにシンは射撃訓練所を出た。

――そうさ。あいつとの決着は、俺とあいつで着ける!!
 廊下をまっすぐに靴音も高く歩きながら、シンは顔を進路に向けてしゃんともたげた。
――でも……すべてはこの戦争に生き残ってからだ。
 掌の中に己の誓いを握りこむ。

 そのまま歩を進め、幾つか角を曲がり、やがて。
 シンはふと足を止め、来た方(かた)を振り返った。
 射撃訓練所は、もうとうに見えなくなっている。
――あいつとあんな風に――喧嘩腰じゃなく話したのは初めてだな……。

150河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/04/04(金) 21:36:22 ID:???
(7/8)


 更にその翌日のことである。
 その日何度目か――時間が空く度に顔を出すようにしている――のルナマリアの見舞いを終え、医務室を出た
シンは、副長アーサーと出くわした。
「ああっシン、ちょうどいいところに!」
 喜色満面、といった様子で小走りに駆け寄ってくるアーサーを見たシンは、回れ右をしたくなる衝動を堪えた。

「なんなんですか? 副長」
「キラ君とアスハ代表を見なかったか?」
 シンの問い掛けに、アーサーは少し肩で息をしながら問い掛け返す。
「げっ」
 思わず発した一言ごと、シンは慌てて両手で口を押さえた。
「げ?」
 不審そうにこちらを見やるアーサーに向かって、シンは慌てて首を横に振った。
「見てません。ミネルバに来てることすら知りませんでしたっ」
 これは紛れもない事実である。
 しかし、それでお役御免とはならなかった。
「そうか、じゃあタラップまで一っ走りして、二人に艦長室まで来るように伝えてくれ」
「いいっ!?」
「二人がミネルバを出てしまったら戻ってくるのが面倒だろう? よろしくな」


 面倒、というのは現在ミネルバとダブル・アルファ両艦の乗組員が互いに移動する際には、ホバーボートを
利用している為だ。
 ダブル・アルファがFシステムを搭載した為に地上には着艦不可能となり、海上移動を余儀なくされているのだ。
 ちなみに、このホバーボートはマードックの趣味の産物である。
 更に言えば、三人乗りのジャイロの製作も進んでいるらしい。


「ほら、緊急事態なんだから」
 そう言われても気が乗る筈もなく、シンの足はその場を離れようとはしなかった。
 だが、アーサーも引きはしない。
「副長命令だ。さぁ、急いだ、急いだ」
 上官からの命令という伝家の宝刀を抜かれては、シンも頷くより他はない。
「ふぁ〜い」
 と、気のない返事をしつつ、とりあえず早足と言える程度の速度は出す。
「頼んだぞぉ」
 背中から聞こえる声は、やる気を出すには役立たなかった。

――急ぐんなら全艦放送でもなんでもすれば良かったんじゃないか?
 と、シンが気づいたのは、カガリ達の背中が見えてからだった。

151河弥 ◆w/c45m7Ncw :2008/04/04(金) 21:36:34 ID:???
(8/8)


「おい、アスハと……」
 ダブル・アルファに戻ろうとキラと並んで歩いていたカガリは、ギクリとして振り返った。
 背後から近づいてくるシンの姿に立ち止まりはしたものの、内心では一目散に逃げ出したくなっていた。
 まさに、昨日の今日である。
 アレやコレやを思い出して顔から火が出そうな気分だった。
 ふと、怪訝な表情でカガリを見ているキラと目が合った。
――普段は鈍すぎるくらいニブいのに、どうしてこういう時だけ気づくんだよっ!?
 頼りになるのかならないのかよく分からない弟に心中で毒づきながら、口許に引きつった笑みを浮かべる。

「艦長が呼んでる。至急来てくれってさ」
 シンは二人の前で一旦は止まったが、伝言を伝え終えるとすぐに立ち去ろうとした。
 そのシンにカガリは慌てて声をかけた。
「伝言ありがと。ところで、さっき何て言ったんだ?」
 言い終わってからカガリ自身が驚いていた。
 たった今まで逃げ出したい気持ちだったのに、何故呼び止めるような真似をしているのだろう?
 カガリはシンがこのままカガリの声を無視して立ち去ることを予想した。
 だが、期待にも似たそれに反して、シンは二人に背を向けたまま、ぴたりと動きを止めた。
 しかし、返事はない。

「アスハと、何だって?」
 シンが立ち止まったことにそれまで以上の驚愕を感じながらカガリは続けた。
 立ち止まってくれたからには少なくともこちらが話しかけたのは聞こえたのだろう。
 だが、返事がないのは質問が分からなかったのかもしれない。
 そう考えたからだ。
 それでもシンはしばらく黙っていた。が、やがてポツリと呟く。
「……フリ……」
 しかし、その声が小さすぎたのと背を向けられているのとの相乗効果でカガリには判別できなかった。

「ふり……何? ごめん、よく聞こえなかった」
 再度の問い掛けにシンがくるりと二人に向き直った。その顔はいつもの如く憤怒の形相だ。
 カガリはまた何か地雷を踏んでしまったのかと、内心でたじろいだ。
「あ、あのぉ……?」
 突然、シンはキラをビッと指差すと、大声で叫んだ。
「フリパだよ、フ、リ、パ。『フリーダムのパイロット』だから、略してフリパ。今日からお前をそう呼ぶ。
なんか文句あるかっ!?」
 文句があるかと言いながらも反論を聞く気はないらしく、シンは身を翻してさっさと行ってしまった。
(くそっ。ルナとの約束だから仕方ない。けど、意地でも名前なんかで呼んでやるものかっ!)
 というシンの胸中での叫びは、当然カガリ達には聞こえない。

 そんなシンを黙って見送った後、
「……フリパ?」
「フリパ」
 キラが自分を指して問い、カガリが頷く。
 二人はしばらく顔を見合わせ、同時に吹き出した。
152通常の名無しさんの3倍:2008/04/05(土) 07:51:10 ID:???
保守
153通常の名無しさんの3倍:2008/04/05(土) 11:01:03 ID:???
>>WERWOLF
投下乙
一回ごとに読みやすくなっている
要らない描写を削っているのを感じる気がする
日程については種後半はそもそも厳しいから
無理矢理詰め込んだ感は(特にブーステッドマン関連は)原作の方だってあるので
気にする必要は無いだろう

台詞についてはもう少し整理出来ると読みやすくなると思う
描写との兼ね合いをどうするんだと言われても答えようがないのだが


>>るなてっく
投下乙
とりあえず一気に読まされて、収まりが悪いので再度読んでみる
この辺はいつもながらの真言節

但し、あえて痛い、イタイ双方の表現を避けているかのような感じを受ける
日和ってしまった、というのはその事だろうかね


>>ZINK:00
投下乙
上の人と同じく原作は知らないが小気味よいテンポで読みやすい
内容としては先ずは自己紹介、と言ったところで善し悪しは次回以降だろう
次回以降の展開に期待

地の文がラノベ風なのは別に良いのだが
自身でも言っているとおり、もう少し推敲に時間を取った方が良い
誤字脱字を別にしても全体的に安っぽい印象を受けるのは否めない
これだけ読ませる文章が書けているのだから、そう言った印象を与えてしまうのはもったいない


>>彼女
投下乙
いつもながら台詞回しに全く違和感を感じない。お見事
全体的に描写が軽めになったようだがむしろ読みやすい印象
154真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/06(日) 09:43:46 ID:???
explaration of personality
“score”

 “もしも”と云う言葉が許されるんだったらピアノを弾きたい。
 今浮かんだフレーズを元に曲を作ったらきっと良い曲が出来る筈だ。
 でも、今の僕の手はピアノの演奏よりもMSの操縦に馴染んでしまっている。
 血塗た手でピアノを弾く様はとてもシュールな絵になるだろうし、そもそもがピアノに対する冒涜だ。
 ベートーベンを弾いても運命はドアをノックする事はないだろう。
 だけど血染めの僕の手はそこにない鍵盤を求めて空を叩いている。時には激しく大胆に、時には柔らかく繊細に。
 聞こえる筈のない音が僕の脳裏に響いて交響曲を作り出している。
 音楽は偉大だ。
 からっぽで虚ろな世界に光を差す事が出来る。
 荒涼とした不毛な大地にだって大輪の花を咲かせる事が出来る。
 もしも、もう一度ピアノが弾けるのなら僕は何一つ後悔する事がないだろう。
 叶うのならば、出来る事ならば、撃墜数のスコアを上げるよりも頭の中に響いている音を楽譜にして残したい。
 だけど目の前では激しい戦闘が繰り広げられている。勿論僕も参加している。
 戦う為に意識を前面に押し出して集中する。
 敵は速い。狙って撃っても回避されて当たらない。
 静と動。強弱のついた動きに翻弄されている。
 落ち着いて相手との相対距離、位置を確認し、不規則な敵の動きに集中する。
 時には速く、時には遅く、澱みなく滑らか。繊細に見えて大胆。アクセントがついていて歯切れが良い。
 敵ながら良い動きをしている。
 撃ち合い、斬り結び合うと敵の動きの全容が見えて来る。
 冷厳な鎮魂歌だ。
 ノイズ掛かった無線からアスランの声が聞こえた。僕の名前を呼んでるみたいだ。
 集中した意識が散らされる。
 そして、敵が僕に向かって攻撃を放つ。それは不協和音だ。避ける事も受ける事も出来ない。ただ静かにゆっくりと僕に向かって来る。
 僕に手向けられた鎮魂歌は僕の生命を絶つ攻撃だった。
 両手は僕の死ぬ事で完成される鎮魂歌を奏でる為に虚空を鍵盤に見立てて叩く。
 ――もしも、ピアノが弾けたなら。

〈了〉
155真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/06(日) 17:25:45 ID:???
hate&war
“holiday in the sun”

 戦いが終わって平和が訪れ、地獄の様な戦場から解き放たれた。
 皆が皆それぞれの新しい道を歩み始めた。希望を胸に、夢を抱いて未来を切り開き始めた。

 夜中、蛇口から滴り落ちる水滴の音に目が覚める。戦場で研ぎ澄まされて精神は僅かな物音にですら反応してしまう。
 蛇口を締めて水滴が落ちない様にする。
 だけど些細な音が怖くて眠れなくて、暗がりの部屋の中のベッドの上で眠る事すら出来ずに毛布にくるまる。
 平和になったその日から俺は安らぎを失ってしまったのかも知れない。
 戦場に馴染んでしまった俺は平和に順応する事が出来なくなってしまったのかも知れない。
 妨げられる安息、過敏な神経に蝕まれる精神。窓の外に広がる穏やかで静かな世界が俺を歪ませる。
 寝ては起き、食べては吐き、悪夢の様に続く毎日のお陰で次第に顔はやつれて土気色になった。
 休息を求める身体と精神の為に薬物に頼る様になるのにさほど時間はかからなかった。
 薬物は暗く病んだ俺の世界に差す光になった。世界と云う揺籠の中で安息を得る事が出来る様になった。

 道義的には良い事ではないのだけれど、プラントの為に戦った兵士に対して政府は冷淡なのだから仕方がない。
 薬物を使わなければ平和に馴染めない。そんな身体にしたのは戦争なんだ。
 だけど薬物に頼る生活も長くは続かなかった。
 なけなしの貯金は底を尽き、薬物を手に入れる事が出来なくなった。
 住家をなくし、全てを失い俺は路上を彷徨う様になった。
 かつてはザフトにおいて赤服を拝領し、エースと呼ばれた俺の姿は形無しだった。
 誰も俺を気に掛けない。誰も俺を知らない。
 俺は世界に忘れ去られた。
 下らない休日。俺はある事に思い付いた。
 誰が俺をこんな風にしたんだろう。思い当たる奴等は沢山いる。そいつらは大抵のうのうと生活している。

 その中で一番気に入らない奴に復讐すれば良い。
 大それた事はない。銃と弾丸二つで事が足りる。
 偉い奴の分、俺の分。それだけで十分だ。そもそも俺には大それた事をする金もない。
 ――さらば、平和な日々。
〈了〉
156通常の名無しさんの3倍:2008/04/06(日) 17:48:46 ID:???
157通常の名無しさんの3倍:2008/04/06(日) 18:08:17 ID:???
名シーン大賞。

彼女〜の フリパに一票。 爆笑した。
158通常の名無しさんの3倍:2008/04/06(日) 18:22:41 ID:???
名シーン大賞

歌姫のオレンジ地獄
嫉妬に狂うラクスは珍しいと思う
159魁! オーバーフラッグス  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/06(日) 22:43:41 ID:???
 乙女座オーバーフラッグス対荒熊ティエレンジャーズの第四回戦は、三連敗中の
ティエレンジャーズが3対2で一点差のリードを保ったまま九回裏にもつれ込み、
二塁に一番センター、ハワードを置いたまま、ツーアウトながらピッチャーで四番を担う
グラハム=エーカーの打順を迎えた。

「今度こそ勝利の美酒を……」
 四戦連続でリリーフを務めるソーマ=ピーリスは、眉間にしわを寄せて気合を入れる。
初回に三点を奪われKOされたミンの無念を受け継いで大きく振りかぶり、ランナーを
気にする事も無く必殺の大人革連ボール一号を放る。起伏の無い胸板は、腕を高速で
振るのにとても適していた。

「何……脳量子波の影響でボールが七つに見えるだと!?
しかし今日も私は、阿修羅すら凌駕する存在だあああ……!」
「グ、グラハム駄目だ! その打法を何度も使っては……!」
 女房役のビリーか秒間三千文字の早口でグラハムを止めようとするが、
たった音速しか出ない声がバッターボックスに届く間に、ピッチャーとバッターの勝負とは
決してしまうものだ。

 スイング中に敵の魔球に合わせてバットを違うのと持ち替える。
これぞ秘打法、人呼んで『グラハムスペシャル』……!
 七つになったボールに合わせ、七又に分かれた"セブンセンシズ"をフルスイングする。
 かっっきいーーーん!
 真芯で捕らえられたボールは軽々とレフトスタンドまで……ここに乙女座
オーバーフラッグスの勝利が確定した。フェンスを越えた白球は観客席に飛び込み、
AEUカティサークスのエース、パトリック=コーラサワーを直撃する。
 歓声を浴びてダイヤモンドを一周したグラハム。だが、ホームベースを踏んだ直後に
口元を押さえて咳き込んだ。手のひらに残る鮮血の跡。
「こ……この程度の打率(七割三分四厘)に体が耐えられんとは……!」
 吐血の痕跡を隠すグラハムにビリーが近づき、瑞々しいみかんを差し出した。
「ウチの農園でとれたみかんだよ。これで止血するといい」
「かたじけないぞ、カタギリ」
 みかんの皮を剥き、白い所もちゃんと取って飲み込むと内臓のダメージが修復された。

「む、あれは……」
 そして、客席に座する「介入ソレスタル・ビーイングス」のメンバーと激しい視殺戦に興じる。
特にピッチャーの刹那=F=セイエイとの間には、運命の赤いGN粒子が火花を散らした。

「さ、行こう、みんなが今日のヒーローを待っているよ」
「そうだな……」
 ダリル、ハワード、ランディ、スチュアート、ヘンリー(甲)、ヘンリー(乙)、マイケル、
トーマス、ゴードン……補欠のジョシュアに監督のプロフェッサーを含めて総勢十七名の
オーバーフラッグスメンバーとハイタッチを交わしながら、グラハムはしばしの休息のため
ベンチに向かって行った。

 →ネクストゲーム vs竜頭トリニティーズ
160名シーン投票:2008/04/06(日) 23:05:48 ID:???
弐国氏 少女は砂漠を走る
第七話の朝チュン
エピローグの、カフェの背景にかかる虹。

にそれぞれ一票ずつおねがいします。
161名シーン大将:2008/04/07(月) 00:22:57 ID:???
朝霧消える時のラスト5行

前半とのギャップが良かった
お題の意外性も◎
162ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/04/07(月) 19:12:38 ID:???
機動戦士ガンダム00×ZINKI:EXTEND
『ZINKI:00』


第三話「乙女座の戦士と戦乙女」


 日本でガンダムエクシアと虚無の八将陣が乗る人機が戦闘を行っていた頃、南米・ベネズエラのラ・グラン・サバナの地を飛行する3機のユニオンフラッグの姿があった。
 このフラッグの編隊の所属は『対ガンダム調査隊』。構成員は、グラハム・エーカー中尉、ハワード・メイスン准尉、ダリル・ダッジ軍曹、
以下3名によるMSWAD所属のフラッグファイター達だ。
 今回グラハム達が南米へ訪れたのは、ガンダムの探索と虚無による軌道エレベーターに対するテロ行為を未然に防ぐという任務を受けたからだ。
 フラッグが飛ぶ空の下には、緑が生い茂る大自然が存在している。自然保護のために伐採などが世界的に禁止されている場所である。
 しかし、この場所には古代人機と呼ばれる機械生命体が存在し人々を襲う事で軍内部では有名だ。
 グラハム自身、最初は与太話だと思っていたが、ベネズエラ上空でのユニオンフラッグの飛行テストの際に人機と呼ばれるものと闘う場面を目撃し考えを改めた。
 この地には、自分達の常識が通用しない物が存在しているのだ――と。
 部下を率いて再びこの地に訪れた事に運命的なものを感じるグラハムだったが、ユニオン所属国の首都であったカラカスの地下シェルターから通信が入る。
 3年前はベネズエラの首都であったカラカスは、情報規制で伏せられているが核による爆発で消失し、地下シェルターのみが残っている状態だ。
 この事にはユニオンの上層部が関わっていたとの噂があったが、今では知る手段は絶たれている。
 そのベネズエラの軍部からの救援要請で、虚無が所有する古代人機とバーゴイルという飛行機能を持つ人機の部隊が出現し軌道エレベーターの方向へ進行している事を知る。
 現在、対虚無組織であるアンヘルが防衛に動いているらしいが機体数が足りないようだ。現在作戦行動中のグラハム達に白羽の矢が立ったという訳だ。
 軌道エレベーター付近には、防衛用のMSが配備されているが近くで戦闘があれば被害は計り知れない。ならば、応えは1つしかない。

「こちらガンダム調査隊。貴君の連絡を感謝する。これより、アンヘルと合流後、虚無の掃討作戦に参加する」
「フラッグファイターに幸運を」と、通信を切るカラカスの通信兵。
「話の通りだ。これより、虚無に対して迎撃に移る。異論は無いな?ハワード、ダリル」
「当然です、中尉」躊躇無く応えるハワード。
「分かって言っているでしょう?隊長」答えなんて決まっているでしょうという顔をするダリル。
「ああ、行くぞ!フラッグファイター!!」

 グラハムの掛け声に合わせて、移動ポイントに向け旋回するフラッグ編隊。その姿は、まさしくユニオンの精神が形になったモノの様であった。
163ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/04/07(月) 19:14:03 ID:???
 巨大なサバンナ地帯に生い茂る木々を踏み潰しながら進む15機の古代人機。頭は縦に歯車が刺さったような容姿で、胴体の左右に3問ずつ頭部にも左右1問ずつ砲身がある。
それに追尾するフラッグやイナクトに似た飛行能力を持つ25機の黒い人機バーゴイル。右手に握られている銃剣に似たライフルからはレーザーが発射可能だ。
 この部隊を率いるのは完全な黒に塗られた人機。その名は『ダークシュナイガー・トウジャ』と呼ばれ、八将陣の一員であるマージャと呼ばれるインテリ系な男が操主をしている。
 今作戦が成功すれば、一気に世界の戦力バランスが崩れ混沌の世界が生まれると予測される。まさに、この部隊は戦争を生み出す権化である。
 普通の精神なら、このような暴挙に出る事などテロリストでも考えないだろう。しかし、虚無という組織は普通の組織ではない。
 目標へ向かっていると前方より多数の人機がバリケードの様に、虚無の進行を防ぐ陣を敷いている。
 マージャという名の男は、バーゴイル全体に通信を入れる。

「ナナツーは、お前達に任せる。私は、あの青いナナツーのカスタム機を狙おう」黒く濁った目で青い人機を見つめる。

 防御の陣営を敷くアンヘルの部隊は、迫り来る虚無の持つ人機の大群に焦りを隠し切れずにいる。
 アンヘルの部隊が使う人機は『ナナツー』と呼ばれる旧式で、上昇能力しかないため空中での戦闘は不可能である。
 戦力差はざっと1:4であり、ユニオンの軍の派遣が間に合うようにするための時間稼ぎに過ぎない事は皆知っていた。
 それでも、これ以上南米に内戦が発生する事は誰もが求めていない事であり、平和を勝ち取る戦いだと感じている。
 この部隊を支える要因は、先頭に立つ1機のナナツーウェイカスタムと呼ばれる人機のパイロットにある。
 操主の名前は『津崎 青葉』という16歳の日本人の少女である。
 3年間南米を守るため戦ってきた彼女は、レジスタンスの間では『黒髪のヴァルキリー』と呼ばれている。
 高い操縦技術に心の強さ、諦める事を知らぬ意思を持つ彼女はアンヘルの勝利の女神として良く思われているのだ。
 ナナツーに乗る青葉は、モニターを操作しカメラをズームさせ遠くの機影を確認する。

「古代人機が15、バーゴイルが25、それに黒いトウジャまで……ユニオンの応援が来るまで、持たせて見せる」ロングの黒い髪を揺らしながら気を引き締める。
164ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/04/07(月) 19:15:58 ID:???
 先に行動を開始したのはアンヘルの部隊だった。先行を取られれば、大打撃を受けるのは必死。
 青葉の乗るナナツーウェイカスタムが持つ長距離狙撃用のライフルが最初の一撃を虚無の部隊へ撃ち込む。
 ティエレン長距離射撃型が持つ砲と同口径の一撃が1機のバーゴイルの胴体にある血塊炉を運良く撃ち抜き破壊する。
 続けて多数のナナツーと呼ばれる旧式の人機達による一斉射撃が放たれる。
 カスタムも合わせて10機のナナツーによる弾幕が虚無の人機に襲い掛かるも、最初の一撃以外は徹底的なダメージを与えられず弾幕を突破される。
 傷だらけと成った先頭に居た古代人機らは、ナナツーに向かって突撃を開始した。全長が30mもある古代人機の突撃は、何機かのナナツーを弾く。
 難を逃れたナナツーたちは、手に持ったEカーボン製の剣と槍で古代人機に格闘戦を挑んだ。破損が激しい古代人機は槍と剣でボディを突かれ崩壊した。
 敵を倒した喜びに浸かる暇も無く、上空から発射された多数のレーザーを受けナナツーの腕や足が宙へと飛ぶ。
 味方の損害がこれ以上増えるのを抑えるため、青葉はナナツーウェイカスタムを自分の手足のように動かし上空に居るバーゴイルに向ける。
 背中のバーニアで上昇、既に右手にはライフルからブーメラン状の剣が握られている。
 青葉のナナツーが接近してきた事に気づいた1機のバーゴイルは、レーザーを発射する。
 直撃コースだったが、青葉のナナツーの右足にはリバウンドブーツと呼ばれる装備があり、それを使用し空中で方向転換して攻撃を避ける。
 バーゴイルの目前に来た青葉のナナツーは、右手に持った剣で相手の頭部を刎ねて沈黙させる。人機のコクピットが頭部にあるからだ。
 バーニアが限界に来たため一旦地上へ降りるナナツーウェイカスタムだったが、それを待っていましたかのように古代人機が襲い掛かる。
 避ける暇も無く両腕で防御する青葉のナナツーは、その衝撃で後方へ弾き倒される。激しい衝撃で一時的に呼吸が麻痺する。
 止めとばかりに巨大な砲身を青葉のナナツーへ向ける古代人機だったが、不意に受けた蹴りで横転してしまう。
 青葉は息を整え意識がハッキリした時、自分のナナツーを守るかのように滞空している黒いカスタムフラッグを見る。
 そのフラッグから通信が入ったので開いてみると、モニターにはユニオンのパイロットスーツを着た金髪の男性が映る。

「大丈夫かね?……なんと、女性が乗っていたとは」まだ幼さが残る青葉の姿を見て驚くグラハム。
「助けて頂きありがとうございます」素直にお礼を言う青葉。
「当然の事をしたまでだよ。それよりも、君が噂に聞く『黒髪のヴァルキリー』か。この出会い、乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じよ」
「あ、えっと、ありがとうございます」何だか訳の分からないまま再びお礼を言う青葉。
165ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/04/07(月) 19:18:02 ID:???
 そうしていると、先程ユニオンフラッグカスタムに蹴り倒された古代人機が起き上がってくる。生き物のように尻尾を大きく揺らしている。
 それを見たグラハムは、まるでそれが動物のような感情を持っているのではと考える。

「まるで生き物だな。それもまた一興か」
「あの」
「ああ、すまない。我々はベネズエラの救援要請を受けてここへ来た。君達の味方だ」

 それを聞いて安心した青葉は、フラッグのパイロットであるグラハムと簡単な挨拶を交わすと即席のコンビネーションで古代人機に攻撃を仕掛ける。
 人機の持ち前のパワーを使い、古代人機に格闘戦を挑み、相手の気をこちらに向かせる。
 その隙を狙いグラハムのフラッグカスタムは、左腕に装備しているアイリス社が試作した新型リニアライフルを古代人機の砲身の穴に向けてリニアの弾を撃ち込む。
 フルパワーで撃ち込まれたリニアの弾丸は古代人機の動力炉を直撃し、機能停止にさせた。

「中々の腕だな、アオバ・ツザキ」
「グラハムさんこそ、凄い腕前です」
「軍人として当たり前だよ。むしろ。君のような子が人機に乗って戦う事に驚きを隠せない」
「色々あって……」可愛い顔に影が射す。
「失礼した。言葉が過ぎたようだ」

 その時、空中のバーゴイルと戦闘を繰り返すハワードとダリルから通信が入る。

「隊長。我々だけでは――対処し切れません」フラッグのソニックブレイドでバーゴイルの銃剣と鍔迫り合うハワード。
「こいつら、動きは鈍い癖にコンビネーションは並以上だ!」2機のバーゴイルに追い回される飛行形態のフラッグを操るダリル。

 仲間のフラッグファイターが窮地に立たされている。これを打開するには、どうするべきかと頭で考えるグラハムに通信を入れる青葉。

「グラハムさん。あの編隊の中で1機だけ形が違う機体がある事に気づいていますか?」
「……なるほど。あれが隊長機という訳か」
「あれを倒せば、バーゴイル達は撤退すると思います」
「ならば、このフラッグカスタムで相手をしよう!」
166ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/04/07(月) 19:20:28 ID:???
 ダークシュナイガー・トウジャに乗るマージャは、空中で古代人機とバーゴイル達がアンヘルの人機とユニオンのMSと抗戦する風景を見続ける。
 こちらの損耗率は1割程度に対して相手は、それ以上に損耗しているのが見て分かる。
 あと数分の内に決着が着くと思った時、地上から接近してくる機体の反応を感知する。
 ナナツーウェイカスタム。津崎青葉が乗る人機であった。

「津崎青葉か!君を連れて来るようにと黒将から頼まれていたのだが、君からやって来てくれるとは!」
「たあぁッ!」

 上昇したナナツーウェイカスタムは、リバウンドブーツを使用し空中での姿勢制御を行いブラックシュナイガーに剣を振るうが避けられる。
 このブラックシュナイガーの機動性は、フラッグ以上であり、地上戦用のナナツーでは操主の腕でカバー出来る限度を超えていた。
 機体に収納していた2丁のハンドガンを握ったブラックシュナイガーは、滑空が精一杯の青葉のナナツーへ射撃を行おうとする。

「頭部以外は破壊させてもらおう!」
「然うは問屋が卸さんぞ!」

 ダークシュナイガーの頭上を垂直に降下してきた飛行形態のフラッグカスタムはリニアライフルを連射しながら、衝突するギリギリでMS形態へ変形したのだ。
 その変形によって急制動を掛けながら左腕に格納されていたソニックブレイドを右手で抜き、刀身にプラズマを伸展させプラズマソードと化す。
 グラハムが繰り出す斬撃を避けきれず、ダークシュナイガーの左腕が肩から切り落とされる。

「ば、馬鹿な!?」
「人呼んで、グラハムスペシャル!!」

 マージャは、ダークシュナイガーに残った右腕のハンドガンで反撃を試みるもカスタム化されたフラッグの機動性を捉えきれず弾は森の木々を削るのみ。
 フラッグカスタムに集中してしまったマージャは、青葉のナナツーの存在を一瞬忘れてしまう。それが彼の最大のミスだった。

「ファントム!」

 ファントムとは、人機のブースターと膝の伸縮をタイミングよく行うことで一瞬だけ超加速を得る技だ。
 一気にダークシュナイガーに接近したナナツーウェイカスタムは、右腕に持つ剣で胴の装甲に深い切り傷を与える。
 その一撃によって体勢を崩したダークシュナイガーに、最大出力のリニアライフルを撃ち込むグラハム・エーカー。
 リニアによって撃ちだされた弾丸は、ダークシュナイガーの頭部を削りコクピットを露出させる。
 敵の人機パイロットを確認したグラハムは、最終通告を相手に突きつける。

「ここまでだな、虚無のパイロット。投降するなら命は助けよう」敵パイロットを捕まえ、虚無の拠点を聞き出そうと考えるグラハム。
「私が全ての手の内を見せたとお思いか!」

 ダークシュナイガー・トウジャの装甲が開き、中から多数の重火器があらわになる。
 敵の隠し武器に気づかなかった己に舌打ちながら急旋回するフラッグカスタム。
167ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/04/07(月) 19:22:55 ID:???
「終わりだ。アルベリッヒレイン!!」

 隠し武器から発射される多数の銃撃がフラッグカスタムの薄い装甲を掠めていく。
 対ビームコーティング製であるフラッグカスタムの装甲は、スピードを上げるために薄くされているため、物理攻撃の直撃を受ければ致命傷に成りかねない程脆い。
 続けて、右腕に装備されているスプリガンハンズと称される剣を軸にしてダークシュナイガーは必殺技を繰り出す。

「アンシーリーコート!!」

 全火力を放出した反動を利用して一気に加速し、血塊炉の膨大なエネルギーを決壊したダムの如く一点に絞り敵に直撃させる技だ。
 フラッグカスタムに迫るダークシュナイガーに、グラハムは心残りを思い浮かべる。
 ここまでなのか、ガンダムに――
 ガンダムに、再び一戦交える前に朽ち果てるのか?
 そんな……そんな事は!

「断固!拒否させてもらう!!」

 リニアライフルを盾にし、ダークシュナイガーの一撃を受けるグラハム。ライフルは爆発し、その衝撃を受けて無理やり敵との間を取る。
 その代償でフラッグカスタムの左腕を失うも、ダークシュナイガーに対して反撃のチャンスを得た。
 左腕に持ったプラズマソードをフェンシングの要領で敵の腕に突き立て、残った右腕をもぎ取る。
 フラッグカスタムの異常な粘り強さに、危機感を持ったマージャに聞きたくも無い報告が入る。
 そう、ガンダムによるこの戦闘行為への武力介入が起こってしまったのだ。
 長距離からの粒子ビームを受けて撃墜されていくバーゴイル部隊と古代人機。
 ガンダムはGN粒子によるレーダーと通信妨害をしながら、空中からビームを撃ち込んでくる。その行為で、40機いた虚無の勢力は5機までに減っていた。
 作戦は失敗したと判断したマージャは、中破した機体を操作し残ったバーゴイルを護衛に付かせ撤退していく。
 追撃しようと考えたグラハムだったが、機体の損傷から無理は出来ないと判断する。
 フラッグカスタムのカメラで、撤退していく緑と白のガンダムを見つめ続けるグラハムであった。

 戦闘は、ガンダムの出現により終了した。ユニオンにしてみれば、無駄に戦力を消費せずに済んだことから喜ばしいという考えだ。
 グラハムにとってこの戦闘は、せっかくのガンダムとのダンスの時を逃してしまった事に集約されている。
 それほどまでにガンダムとの闘いに心躍っているのだ。
 そんな彼にお礼を言う青葉。他のフラッグファイターにも、だ。
 
「君の力が無ければ、あの機体にダメージを与えられなかった。感謝するのはこちらだ」
「じゃあ、お互い様って事にしましょう」
「ああ。再び出会えることを楽しみにしているよ。『黒髪のヴァルキリー』」
「はい。私も、です!」

 青葉に別れを告げ、MSWAD本部へと帰還するガンダム調査隊であった。

 つづく
168ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/04/07(月) 19:25:02 ID:???
>>141
>>153
アドバイスありがとうございます。
ラノベを読み返して、書き方を考え直してみました。
169通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 19:52:58 ID:???
>>名シーン大賞
†第13話のルナマリアがシンを止めようとするところ
170ZINK:00 ◆nypzgukcsE :2008/04/07(月) 22:01:50 ID:???
>>167
最後の最後で左腕を失ってるのに左腕でソード持ってるOrz
俺は、私は、僕は・・・
171通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 22:49:56 ID:???
職人さんの総評って事で。

>>戦史
スケールがでかいでかい。多分新人スレ一でかい。文章も読みやすいしストレートに読めるのが○。
MSの否定が良い味出してるしサイがイカしてるのも良い。
しいて言えばサイの成長に説得力が欠け気味なのが残念。でも、少年は成長すると男になるから無問題。

>>SEED『†』
多分燃える戦闘シーンなら新人スレでも1,2を争う感じ。分かりやすくて手に汗握る感じ。
一番のポイントは萌えるルナマリアな事。
13話が終わらなきゃ話を分割して14話とか15話にしたらどうかってのは内緒の話。

>>弐国
少女三部作は間違いなくない名作。
生き生きとした魅力的なキャラクター達が織り成す話はデムパじゃ書けないとツッコミ。
シナリオありきの書き方で読者の予想を裏切るりけど期待は裏切らないのは◎。
オリキャラ使わせたら多分新シャアでトップクラスと断言してみる。

>>高畑
ギャグありシリアスありの多才な作風と文体が特長。
しっかりしなさいで笑ってウンメイノカケラで泣かされました。
一番凄いのは真言の師匠って事。あの弟子にしてこの師匠あり。
172通常の名無しさんの3倍:2008/04/07(月) 22:52:37 ID:???
>>河弥
ラクスがいないってだけで話が凄い膨らんでるのが凄い。
ソフトで読みやすい文体は○。サブタイのセンスは◎。
伏線の使い方が上手いから気を抜けません。
ストーリーメイキングの上手さはトップレベルと勝手に太鼓判。

>>真言
メッセージ性が強い話を書くから読後に余韻が残るんじゃなかろうか。だからこそ難解な話が多いみたい。
読むのに痛みを伴う文章こそが真言節と定義付けしてみる。
血迷ったり日和ったりと忙しそう。
新シャアで一番毒を吐く職人なのは間違いない。
多分発想力とセンスは新人スレでトップレベルだと思う。流石、高畑の遺伝子を継ぐ職人。

>>蛇尾
ハードで骨太な写実的な文章が素敵。筆力はかなり高いと思う。
しいて難点を上げるとサプライズが少ない感じ。
でもこれはただの我が儘。
物語全体を読めば色々と読み込めるのが◎。
後一つはなんですか?

>>ZINKI
ライトな文章で面白い。新人スレの看板職人の仲間入りしそうな予感。
誤字の多さは新人スレで3番目位と予想。

>>赤頭巾
話の流れによってコミカルだったりハードだったりと硬軟自在でかなり器用。
そこはかとなく危くて妖しい匂いこそが赤頭巾節と断言してみる。
基本的な文体は柔らかくてソフトな感じなので読みやすい。

>>ひまじん
どうでも良い。

気が向いたら続く。
173通常の名無しさんの3倍:2008/04/08(火) 00:41:42 ID:???
名シーン
真言さん lunatic loveの獣のサーカス。
カガリの一人遊び@Wii
174通常の名無しさんの3倍:2008/04/08(火) 12:45:05 ID:???
新人スレについて語ろう
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/shar/1207155946/
175通常の名無しさんの3倍:2008/04/08(火) 22:17:42 ID:???
名シーン

>>158と同じでオレンジ地獄に一票。 インパクトがあった。
176通常の名無しさんの3倍:2008/04/08(火) 22:42:17 ID:???
>>名シーン大賞
ウンメイノカケラのムルタを想い泣くマユに一票。
EXのソーマと荒熊の会話に一票。
177通常の名無しさんの3倍:2008/04/08(火) 23:38:33 ID:???
テンプレに修正案

■その一
Q13
投稿制限を受けました(時間)

A13改
投稿の間隔は新シャアの場合最低○○秒(要確認)以上あかなくてはなりません。

鯖移転に伴い、短くなっています。

■その二
テンプレ追加

Q○○
投稿したレスが消えました
A○○
一行目が空白の場合、二十八行(要確認)以上のレスが消されてしまいます。
これは一行目にスペースを入れる事でも回避できます。


あとは、携帯からの「おひさしぶり」についても誰か詳しい方、説明を
お願いします。
178真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/09(水) 00:39:03 ID:???
らぶらぶ るなてっく
“記憶喪失に対する考察”
 シンはまるで癇癪玉だ。いつ弾けるのか、弾けたら何処にいくのか分からない。
 人の話を聞かないで独り善がりで我が儘だから皆迷惑してる。
 この前なんて連合のナュラルの捕虜を逃がす為に医療スタッフに暴力を振るったらしい。
 軍規違反をしてもスーパーエース様だからお咎めなしなのは狡いし、シンの為にも良くないと思う。
 確かにシンはオーブで戦災にあって悲惨な体験をしたから可哀相だけど、今はザフトの一員なんだからその辺を自覚して欲しい。
 実際問題、皆シンを避けてる。
 仕方ない事なのかも知れないけれど、それは絶対に間違ってる。

「シン、調子はどう?」
 私が部屋に入るとシンはベッドの上で膝を抱えて小さく丸まる様に座っていた。
 明かりの消されてる部屋は薄暗くて、なんだか空気が濁ってる様な気がする。
 ハッキリ言って健康的じゃない。
「……ステラ……」
 目を赤く血走らせながらブツブツ呟いているシンの姿は鬼気迫るものがあって怖い。 私は隣りに腰を降ろして根気よくシンに話し掛けてシンが心に抱いている闇を聞き出す。
「……大体の話は分かったわ」
 私が溜め息混じりにシンの顔を見ると、いきなり癇癪玉が爆発した。
 罵倒、罵声、罵詈雑言。機関銃みたいに次々と打ち出される言葉は私を苛立たせるのに充分な効果がある。
 でも私は我慢してシンに問い掛けた。
「思うんだけど、女の子って男の子が思ってる程約束に拘らないよ?」
 シンの表情が歪な物になるけど私は構わずに続ける。
「ステラって娘は記憶喪失なんじゃなくて、シンとの約束を忘れたんだと思う。だってどうでもいい約束なんてすぐに忘れるし」
 シンの顔は青褪めて何かに怯える様に瞳が潤みだす。
「話を纏めると、シンは道化で遊ばれてたんだと思うわ。」
 頭を掻き毟りながら獣の様に悶え始める。私が思う本当の事を言っただけなのに何故なんだろう。
「じゃあ、私は行くわよ。ああ、私は約束は覚えてる方だから安心してね」
 私は立ち上がり部屋を出る。するとドア越しに絶叫が聞こえた。
「ルナ、何かあったのか?」
 擦れ違ったヨウランが訝しげに声の方を見ている。
「別に? どうせ何時もの発作でしょ」
 私の答えにヨウランは納得したような顔をしてる。
 ――そう、シンが騒ぐのは何時もの発作に決まってる。
〈了〉
179赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/09(水) 16:27:03 ID:???
-CE71 6月■日 ブーステッドマン被験者三名の経過報告書-

 ムルタ・アズラエル氏の提案により被災者少女の一人を玩具として与える。
 結果としては一部感情の抑揚が激しくなっているが、l概ね良い効果を上げている。
 薬を強請る事が減っているのと第三者の目があるからか、任務への姿勢も良くなっている。
 夜に何をしているかはここでは書かないが、良好な関係を結び始めている様子だった。
 特に被験者オルガ・ザブナックに対しては、段々と他の二人に対しての引率などをこなす傾向が現れ
 反発すると被災者が間に入り、会話に参加する事により訓練が円滑に進む傾向がある。

 機動戦士ガンダムSEED異聞 〜Thing that doctor of nameless did not write
          カルテNo:-00.45「言葉は言い様、遣い様」

 以上のレポートの下書きを纏め上げた後、私は空になった事も気付かないカップを傾けて
 舌は存在しない珈琲がもたらす味を待っている。文章に目を通しながらも中身が無い事にようやく気付く。
 仕事のし過ぎだろうか? あまりにも間抜けな動作にとっさに周りに人が居ないか確認して恥かしさを和らげる。
 机に置かれたポットの中も空だと解れば、揺られる艦内の中を亡者の様に練り歩いていく。
 特に自分はカフェイン中毒だという自覚は無い。だが、何かが満たされないというのは少し辛い。
 砕かれた豆と水が極上の珈琲を生産している間、手持ち無沙汰を埋める為
 甲板にでも潮風に当たりにでも行こうと思い立ち立ち上がる。少しぐきっと腰が音を奏でる。
 うーん、デスクワークを真面目にし過ぎたか? 医者……といえる立場でもないが不養生は笑われてしまう。
 廊下を通り過ぎながら同僚に頭を下げていると、前方から女性士官達が何やら不満げに足音を立てながら歩いていた。

「失礼しちゃうわね。あの実験体も」
「まぁまぁ。アタシも質問としてドーかと思ったし」
「何よ! 聞きたいって言ったのはあなたじゃない!」
「あんたも何時まで大人気ないわよ。若いんだから恥かしいのよ」

 恐らくその予想は外れて居ると頭の中だけで彼女達の疑問に回答を提示する。
 すれ違いながらも、口では何も言わずにこりっとした表情を作って遣り過す。
 ああいうのには関わらないと判断するのはどんな数式より簡単な答えだ。
 途中、自販機で繋ぎ用の珈琲を仕入れた後、甲板へと出る。
 オーブと言う国を出た後、ジブラルタルへと船は向かうらしい。地中海の美しさを語ってみる。
 波は穏やかで海鳥達が空を待っており、キラキラと太陽に反射し――平凡だな。こういうのは文系の仕事だ。
 試験管や薬品とコンピューターの数値だけを見ている目に少し御褒美を上げながらもふと視界の端。
 被験者と例の少女が居るのがわかる。なんと膝枕をしている。傍目から見れば別空間だ。
 それはアノ女性士官達も絡みたがるのは解らないでもない。見ていると睨みつけられたので
 軽く伸びをした後、来た道を折り返そうとする。……が、何だか視線を感じる。
 気付けば、被験者が此方をまだ見ている。どうやら来いという事なのだろうか?
 自分を指差せば、こくりっと頭を下げて顎で私を呼びつけようとする。
 被験者に顎で呼びつけられるというのは聊か良い感情はしない。
 しかし、殴られたり怒鳴りつけられるのが嫌なので近付いてみれば、不機嫌そうに相手から声を掛けてきた。
180赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/09(水) 16:28:27 ID:???
「なぁ、おっさん」
「何かな?」
「こういう場合やっぱ起こした方が良いか? つーか、海に捨てたらダメか?」
「アズラエル氏は殺すなと言う事だろう? 第一なんでそんな格好なんだ?」
「アイツが俺が本を読んでる所に寄って来た。
 覗いている内に勝手に寄りかかって、それが肩から膝に変わった」
「成る程」
「で、どうなんだ?」
「君は如何感じている?」
「……そろそろ読み終わる。今、良い所だったんだ」

 質問の趣旨に対して別の回答を求めるという事はその回答が本人のとって好ましくは無いか
 それとも相手に対して言いたくないかの二択になる。私にとってはどちらの回答だろうと
 全く興味は無いが、答えなければより悪い方向に転がりそうな危険性を感じ取る。
 非科学的根拠だが、彼の為に深く思考をする振りをしながらもこの場を如何するか考える。
 私は早く部屋に帰って珈琲が飲みたい上に、レポートも上げないと仕事が溜まってしまう。
 しかし、持ち込んだ珈琲メーカーがドリップを終えるまでにはまだまだ時間が掛かる。
 仕方ないのでこの憐れな実験体と捕虜の少女の今後について一考する事にした。
 取り合えず、一般的に思いつきそうな対処法かもしくはそれまでの時間稼ぎを提案してみる事にした。

「読み終わってから考えれば良いんじゃないかい? それとも君も寝てしまうとか」
「気になって最後まで読めないんだよ。んで、寝たくても本の続きが気になって寝れねぇ」
「……それじゃそもそも読書をする精神状態ではないな。無理にすることは無い」
「はぁ? それだと読書の邪魔したコイツを殴らないといけないだろ。むかついた分」
「殴って良いのではないのか? 殺すなと言う以外は自由と言う筈だろう?」
「……そりゃはそうだけどよ」
「なら、監督者権限で命令する。この少女を殴り起こして問題を解消しなさい」
「はぁ!? なんでそんな事になるんだよ。ざけんな!」

 不機嫌そうな顔をしながらも私に激昂した後、自分で怒った事を情けなく思ったのか再び視線と姿勢を戻す。
 本を捲る振りを氏ながら彼は思考へと耽っていく。極めて稚拙なやり取りだと結論付けた。
 全く、私はこの艦にカウンセラーに来たつもりでも被験者達の教師になりに来たのではない。
 こんな次元の話を持ち込まないで欲しい。思春期の子供ではあるまいし、彼等の役目にそういうのは求められていない。
 成果を出してもらわなければ困るのだ。MSとしてもパイロットとしても。細かい善し悪しは良い。
 ただ、結果としてどれだけの力があるか大まかでいいから知らないと研究が無駄になってしまう。
 彼等に投薬された薬品代や駆けられた期間や生活品などもタダではないのだ。
 女一人でこんなにも動揺されてしまうほど柔なモノではないのだが、一体どういう心境の変化だろうか。
 やはり、異性という事で恋愛感情かそれに近い感情を抱いているのか?
 そこ等辺を尋問した所で、素直に答えるどころか事実に感づいてない場合もある。
 そろそろ、被災者少女を彼等から引き離した方が得策かもしれない。彼等は道具であり備品だ。
 道具でも備品でもない役立たずの彼女に依存し過ぎるのは将来的に良い方向になるとは思えない。
 ふむ、具体的に役に立ってもらってくれなくては困る時期に来ているのかもしれないな。”彼女”の方をだ。
 人並みの能力ならさっさと適当な部隊にでも回さないといけないのだが、問題はアズラエル氏だ。
 彼のサディスティックな欲求と満足を得つつ役立てるというのは……うーむ。
 何にせよ。そろそろ、この娘も何か使える様に一度しっかり検査をし直さないといけないな。
 ジブラルタルが終わり次第、軍の施設で調べ直しを提案してみるか。
181赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/09(水) 16:31:03 ID:???
「君達、アズラエル氏の意向もあっての措置なのだが、このままでは私も良い報告が出来ないな。
 あまり君達に悪い影響を与えるなら話をしない訳にはいかない。そろそろ、彼女の処遇も考えよう」
「へっ、そうかよ。まぁ、五月蝿い奴が一人減って静かになりそうだがな。俺は良いぜ?」
「問題はそう簡単ではない。まさか他の下士官達の慰み者という訳には行かない。士気に関わる」
「ん? 相手が変わるだけじゃねーのか?」
「おいおい、そんな訳が無いだろう? 良いかい。一度だけ説明しよう」

 その言葉に被験者はあからさまに表情に動揺を滲ませている。それだけ既に心理的に入り込んでいるのか?
 軽く憶測と簡単なシュミレートをした結果を彼に告げる。彼の眉間には見事に皺が刻まれていった。
 そう、そもそも軍と言う組織でこんな非人道的で野蛮な行為が認められているのは何故か?
 それは彼等が”備品”であり”人員”ではないからだ。書類上、彼女は生体CPUの倉庫に
 ただ、保護されているという事になっている。備品に関わった時点で軍の管轄外へ出る事は二度と無いけどね。
 しかし、我が軍の機密情報を知ってしまったら、至極当然の対処である。それが今の彼女の現状だ。
 結果としては彼女は時々備品にからわかれ備品のメンテナンスに付き合って備品の膝枕で寝こけている。
 それだけの存在なのだ。私のデスクの上に乗っている書類に何も書かなければね。
 
「君達だから彼女を預けていても支障は無いんだよ。軍人だったら難民虐待で軍事裁判モノだ。
 後は他の使い道。薬物実験と言う訳にも身元も解らない人間を使ってもいけないし……困ってしまうよ本当に」
「はっ、それは良い様だ!」
「ふむ。なら、この場で彼女を殺してしまおう。それで、私がレポートに纏めて報告する任務が減る。
 先ほどの君の提案どおり、海に棄ててしまわないか? 今なら寝ぼけて落ちたとでも言っておけば良いだろう」

 私が、親指上げながらもきらりっと光る歯を見せながら提案する。
 それを見ていかにも怪訝そうな顔をして、じろりっと此方の方を睨み返してくる。
 以前ならこのレベルの挑発でも拳が返ってきたのだが、この間のお預けが聞いたのかそれとも少女の影響か?
 ……いやいや、待て。今この姿勢で私を殴りに行ったらこの娘を甲板に叩き落す事になる訳か。
 周囲への状況観察やそれらの影響も思考の範囲に入る事になったと。成る程、そこそこ良い成長をしている訳か。
 この調子なら維持できるだろうか? この少女を出汁に使えば例え彼女が離れてもこれらが維持出来るなら
 非常に実験も効率よく進む様になるだろうし……うー、しかしそうなると一定期間再会等を繰り返さないといけないな。
 ずっと一緒にしたら問題、離し過ぎてもイレギュラーが多そうだ。こんな事なら教員免許でも取っておくべきだったか?
 いや、むしろそういう人員を陳情、否! そんな者に道徳やら人権やらなにやら吹き込まれたら面倒だ。
 ま、となるとやはりとっとと彼女を軍人にしてしまうのが早い訳か。長期の離間も任務と言う題目なら納得し易いだろう。
182赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/09(水) 16:33:25 ID:???
「……之だからインテリはムカつくんだ。はいはい。わーかりましたよ。
 俺たちがしっかりすりゃ良いだけの話だろ? こんな荷物が傍に居てもよ。
 手前の仕事の面倒さを俺達に押し付けるなよ。ったくあのおっさんも面倒なもんを」
「理解が早くて助かる。まぁ、ジブラルタルの戦果次第ではまた欲しい物が支給される。その時は少し奮発しよう。
 何よりあの子にも全く物資なしと言う訳にもいかないからね。同情して物を渡す兵士が出る前に何とかしてあげよう」
「そうか。……はっ! 忘れるなよおっさん。忘れたら殺してやる」
「ああ、約束しよう」

 私が重要事項を構想している最中に被験者が苛立ちの含んだ声を投げ掛けてくる。
 ああ、しまった。今、彼と会話をしていたのだった。忘れていた。私は慌てて適当な返事と口約束を見繕う事にした。
 残念ながら口約束なのと”少し”と言う曖昧な定義の元、普段とほぼ変わらない支給になるだろう。
 少女用の備品は今まで横流しや余りモノだったのが正式に渡されるだけになる。
 しかし、そういった後なら例え、同じ支給でも彼は満足する。”少し”奮発した事よりも彼女に対して
 自分が何か貢献させたと言う自意識を感受している方が影響的に強い。
 レポートには書かないが私は被験者オルガ・ザブナックの顔を見てそう結論付けた。
 彼なりに隠していたのだろうが、彼女への支給をするといった時の表情の変化を見逃す事はなかったからだ。
 まさか、彼がそういう方面での奮起は想定確立としては低かったが、これだから実験は止められない。
 
 たまにはこういう解決方法もいいだろうと、自己満足に浸りながらも部屋に帰れば
 かぐわしい香りと瓶の中で幽閉されながらも私に飲まれるのを待っていた珈琲が居た。
 ちょっと煮詰め過ぎてしまったか。まぁ、あの甘いやり取りには丁度良い苦さではあった。

 ”どうしたことか。カップの水面に映る私の顔も少し笑みを浮かべている。不覚だ。気持ち悪い”

                                            ブーステッドマン:クロト・ブエルに変化があり
                                                         まとまり次第追記予定
183赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/09(水) 16:36:03 ID:???
以上、ちょっと閑話休題で今後頑張ってもらうドクター視点で少し外伝を。
新ジャンル”マッドデレ”を体現すべく暫く頑張ってもらう予定ですのであまり期待しないで下さい。
では、投下失礼しました。
184通常の名無しさんの3倍:2008/04/09(水) 19:37:21 ID:???
乙ですが、なんでもかんでもデレにすれば良いという訳ではないと思います。
185通常の名無しさんの3倍:2008/04/09(水) 20:51:05 ID:???
前略 赤頭巾さま


会話が連続して続き過ぎていて、橋田寿賀子もびっくりすると思う。
後、なんでも漢字にすれば良い訳じゃないと思う。
例えば「本を捲る振りを氏ながら」(原文ママ)って所。捲る→めくるで良いと思う。
その前に指摘しなきゃなんない所もあるかな。
この文の直前でも「ながら」って言葉を使っているけど、多様し過ぎだと思う。

行動描写が緻密なのは非常に好みなんで、頑張って欲しいな。GJでした。
                                 かしこ
186通常の名無しさんの3倍:2008/04/09(水) 21:08:04 ID:???
>>168

体言止めって知っていますか?
ラノベを読むよりも、小学生や中学生の国語の教科書を読んだ方が宜しいのでは?
後、気になったのは「スピードを上げるために薄くされているため〜」の部分。
〜ため〜ためって、貴方はガイルですか?
待ちガイルやソニックハメは嫌われ易いから気を付けて下さい。
187通常の名無しさんの3倍:2008/04/10(木) 00:07:45 ID:???
>>186
>待ちガイルやソニックハメは嫌われ易いから気を付けて下さい。

ツボった……w
188SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:35:05 ID:???
25/

「その横が問題だ! この識別は……アスラン!」
 岩盤に掘り進められた数百mの竪穴を"爆薬"が滑り落ちる。
 それはMS用のバッテリーと等しい、宇宙ではごく一般的な蓄電素材に過ぎない。

『――ゼロ』
 フェライト相の純鉄に、荷電ビームで微量の同位体を混ぜ込んで作られる蓄電素材には、
原子核を励起させる事で重量にして数倍の鉄鋼を蒸発させ得るエネルギーが蓄えられている。

『――メテオブレイカー』
 穴の奥底まで、敷かれたベルトレールに沿って進んだ円筒形の"爆薬"は、
制御回路の条件に従い、核子を安定させていた力場による封を解かれる。

『――起爆!』
 CE十年代、ある物理学者によって予測された通り、開放された蓄電機構は数十msの間だけ
大人しくしている。だが、機構内部まで侵入していた安定場が完全に外部に排除された瞬間、
全核子が、ナノ秒単位の狂いも無く一斉に雪崩をうって、より安定な準位へと遷移し――

 閃光

――結果、大量の熱を瞬時に放出する光の塊となった。
 理論を組み立てた本人が『爆発する電池』と称したその破壊的エネルギーのスープが、
ユニウス7を内側から押し広げる。長径八キロの半球が、膨らみを増したようにすら見えた。

『ショックに注意しろ……カガリ!』
「あ……ああ。ミネルバ隊は無事か――!?」
 焔鳥の雛が孵るが如く、ユニウス7の半球各所にヒビ割れが走る。蒸発した岩盤が
火柱となって立ち上る様は、太陽のを飾る紅炎(プロミネンス)を髣髴とさせた。
 炎に包まれるのは、かつて凍てついていた大地。しかし、
『だめだ……数が……』
 ユニウス7は原形を保っていた。
 硬い岩盤下のプラント骨格に充填された強靭なポリマー材を引き千切るだけの力が、
あるいは溶解するだけの熱量が、半数を破壊され失ったメテオブレイカーには足りなかった。

『もう……打つ手が無いのか……』
 解けた岩塊を骨格の檻に抱えたまま、ユニウス7は落ちて行くのか。
「違うぞ、アスラン。それは違う!」

 最後の手段を持ち、そのために大気圏から上昇してきた者が。
「あいつが……、キラが其処に居る!」
 それは二人にとって信頼に値するパイロットの存在、しかし彼らの反応は早く、
そして等しかった。即ち、ミネルバ隊への通信を開いて一言。
「「――逃げろ!」」
189SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:36:31 ID:???
26/

 ユニウス7直下――ムラサメ。

「――割れたぁ!!」
 溶け盛るユニウス7を眼前に臨み、キラが叫ぶ。
 正面のモニターからMUL.AS-A.M.E.ロゴが退き、代わりに現れるG.U.N.D.A.M.のOS表示が現れる。
「炸裂ボルト開放、擬装外殻解除」
 ムラサメの真下を飛んでいたブースターが内部から弾け、噴煙の中からプラズマジェットの淡い輝きが
後方に赤く伸びた。
「特殊弾頭コード"F"……行きます!」
 キラが操縦桿を軽く傾けると、輸送ブースターの隠れ蓑を脱ぎ捨てた灰色のMSが、
両の腕に深い金色のシールドを掲げ、破片の渦から飛び出した。
 破壊の渦から生まれ出でた"ソレ"は六枚の翼を翻し、灰色の装甲を白亜と純青にフェイズシフト。
流れ星の舞い散る宇宙を逆(さかしま)に飛翔する。
「ほおお、あれがフリーダム」
 "F"を見たミゾグチは、呟きをメットの中に留めた。戦闘機パイロットとして溜め込んだ経験と
『背中に目がついている』と仲間に揶揄される勘、全てを動員して塵芥の中に道を作る。

「弾頭をハイマット・モードへ移行、ユニウス7に接近させます」
 青い翼を虚空にはためかせる機械の騎士は一見優雅だが、その実桁違いの推力にあかせた
ミサイル紛いの挙動は、重力の鎖を軽々と引きちぎってムラサメを置き去りにした。
「核駆動ってーのはこれだから……追えねえぜ、三尉?」
 コントロールの不安定極まりないムラサメを操るミゾグチが、そうぼやくのも道理だ。
「無茶は承知の上ですよ、命預けてます!」
「無責任だなあ三尉……ま、おじさんは頑張っちゃうけどな!」
 ヘルメット内に映るカメラ映像に集中するキラは、音だけでミゾグチと繋がっていた。
「カメラ映像……やっぱり見えない、か。……ぐっ!」
 量子情報通信システムは、キラの脳に釘を打ち込むような負荷を掛けながら、
ムラサメと"F"の管制システム間に密接なリンクを形成している。
「カメラが見えねえなら、どうする!?」
「流星雨を突破して、ユニウス7の真下に入ります。影からなら――!」
「どうやって突破するってんだ?」
「困った時は"おーぶきょういのぎじゅつりょく"です。八咫装甲ゥ、機動ッ!」 
 キラがスイッチを入れると、"F"両腕のシールドが黄金の輝きを増した。
 左右に構えた"ラケルタ"ビームサーベルを交差させ、シールドに切っ先を押し当てると、成金趣味の
装甲に吸収されたビームが一瞬後、全方向に溢れて表面を滑り、フリーダムの全身を覆う。
「おお、すげえなっ! どうして量産化しねえんだっ!?」
 一条の流れ星が直撃コースを辿る。しかし光の壁が進行を阻んだかと思うと、
その破片は接触面から削れて消えた。
「とてつもなく高価(たか)いんですよッ!」
 一枚でM1四機分を二枚も持って来て、しかも使い捨てだ。
「ばれたら大変だろうな……胸の大きな姉ちゃんが泣くぜえっ!」
 サーベルと八咫装甲を即席のビーム・シールドとなして、"F"は宇宙へ駆け上る流星となる。
「それでよ、ヤマト三尉。デカイ戦艦がユニウス7に近づいてる……嫌な予感のする動きだぜ?」
190SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:38:04 ID:???
27/

 ユニウス7近傍宙域――ミネルバ

「シン、ルナマリア。デイルは安全な宙域まで無事に離脱できた。心配は要らない」
 レイは、砂嵐の画面に向けて返答の無い通信を送っていた。
「これから、ミネルバはユニウス7を主砲で撃つ為に接近する」
 通信が一瞬でも復活して、その時に一言でも通信が届けば、それでレイとミネルバが
シンとルナマリアを見捨てていない証となる。
「聞えていたなら、太陽を見ろ。その方角にミネルバが居る。いいか?
ユニウス7から見て、太陽の方角だ……」

 ちり。

「……誰だ?」
 首筋に刺さる棘の生えた風を感じて、レイはあらぬ方角を見遣った。現実の風は
オイルにまみれた格納庫の空気だったが、視線は装甲を透かしてユニウス7をも貫き、
近づく二機のモビルスーツを観ていた。不意に感じたその気配に、叫ぶ。
「お前は……誰だ!?」


 オーブ――オノロゴ島

 モルゲンレーテ所有のシェルター入り口に、桃色の髪を肩の高さで切りそろえた少女が
佇んで居る。
「ラク……トモエさん、そろそろユニウス7が地球に落ちるわ。限界よ」
 彼女に向けて、造船所のエンジニアであるマリア=ベルネスはささやかな声を掛けた。
目の下にくっきりと隈を作った女である。普段なら、少し厚めの唇とはちきれそうな胸が
男を誘惑せずに居られない美女では在ったが、ノーメイクの素顔は徹夜に荒れている。
 返事が無いのは予測済みだったが、反応の薄さはどう言う事か。

「私(わたくし)は、キラを信じていますわ。きっと恐ろしい破壊から守ってくれると」
 予想外に埒の開かない返答だったのでマリアは即、深刻に悩むその横っ面を叩いた。

「貴方はキラ君の事を信じているわけよね? でもキラ君はメールで、貴方が大人しく
避難してくれていることを信じてたわよ。相手の信頼を蹴っておいて、自分の希望を
おしつけるだなんて、おこがましい事だとは思わない?」
 呆然とマリアを見つめる少女の手首を引き、憤慨のまままくし立てる。感情をこめては
いたが、筋の通った事を言っている自信はあった。
「貴方がいないと、子供達が不安がるわ。これは貴女にしか出来ないことなの」
 未練がましく空を見つめる少女を、半ば引きずる様にしてマリアは、彼女と同じ空を見る。
紅く染まりつつある天空には、歪な塊が一つ、流星の筋をまとって浮かんでいた。

「……キラ……」
 少女はか細く零れ落ちる呼びかけで、禍々しく彩られたユニウス7祈りを向けた。
191SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:39:52 ID:???
28/

 さて、そんな少女の祈りを一心に受け止めるはずのキラは。
 ――カガリとかアスランとか、ユニウス7に居るのはやめてよね。だって万一
巻き込んじゃったら、僕がWA・RU・MO・NOになって困るじゃない?
 心の叫びをぎりぎり口に出さない、の程度まで堕ちていた。

 フィードバック情報の洪水に流されて理性の壁を何処かに忘れ、フリーダムヤマトと堕した
新米三尉だが、流石に作戦は忘れていない。狙うは一点、避難艇の緊急発進口だ。
七重の隔壁に閉ざされたその奧で、弾頭の主機関を核自爆させる。
 ヤキン=ドゥーエ要塞を粉砕したかの"ジャスティス"による自爆と等しい破壊力があれば、
壊れかけのユニウス7を"どうにかできる"はずだった。

「あった!」それは、目指したハッチの入り口に手を掛けた時だ。
(誰だ。お前は……誰だ!?)
 …………君は?
 脳裏に浮かぶのは仮面の幻影。いつもなら、老いた顔を覗かせる銀の仮面が其処に在るはずだ。
世界への失望を皺の底まで刻んだ顔で、嘘吐きに過ぎないキラへ嘲笑を向けるはずだ。
 だが、イメージの中で仮面は燃え上がるように爆ぜて、内側から若々しい気配が現れる。
 ラウ=ル=クルーゼと同じで居ながら全く違う気配。キラを苛み続ける幻想ではなく、
明確に心臓を突き破る、生身の思念をぶつけてくる存在が、確かにそこにいた。

「おい、三尉!」
 現実側の世界で"F"の動きが停止する。ハッチに鋼の指先をかけていたのが僥倖だった。
パイロットと共に硬直する機体は、吹き付ける大気流に枯葉の如く揺れ動く。

 ――クルーゼ?
 キラはフリーダムの操作も忘れて、針のような思念に応じる。
 数瞬、鋼の風のような憤怒の思念が、キラの心を削り取り、全身を怖気させた。
 それはキラの問いに「そうだ」と答えた。
 次の瞬間には「違う」と叫んだ。
 矛盾を包んで混沌とするまま、怒りの原形がある思念をなすりつけてくる。

「三尉……コントロール――!」
 余裕の無い呼びかけを行う、ミゾグチの声がただ遠い。

 声は、キラと"F"を結ぶ量子回線に割り込んで届く。キラがフィードバック情報に対しては
精神をオープンにしていた為に、一度その指向を持った意識がキラのセンス突き刺さった時、
抉られた傷は更に広がり、無色透明の血を流させた。
 ――君は……君は!
(俺は――)
(そして君は、この機体で世界を焼こうというのだろう?)
 答える声に、仮面の声が重なって行く。
 ――お前は!
192SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:41:33 ID:???
29/

「ヤマト三尉、目ぇ覚ませ! おい!?」
 現実の音が遠い。
(――キラ!)
 誰かの祈りも聞えない。
 知って居るようで全く分からない。精神の渦に飲み込まれたキラは、
自己の内側の陥穽に沈み込み、其処から抜け出せないで居た。

「仕方ねえ……オラ!」
 衝撃。突如としてリンクが途絶え、キラは現実に呼び戻された。
「三尉……キラぁ! 起きねえかっ!」
 赤いアラートサインの海が視界を覆って居る。丁度良いタイミングでムラサメに破片がぶつかり、
遠隔操縦装置が不調に陥ったようだ。リンクの切れ目が混迷の切れ目、キラの理性は表層に復帰する。
「起きねえともう一辺ぶちかますぞ、おじさんはぁ!」
 訂正、直接にはキラをどつく事の出来ないミゾグチの、苦肉の策だった。
「……! マニュアルで再接続、突貫!」
 恐怖交じりに正気を取り戻したキラは、弾頭の操縦をフルマニュアルに切り替える。

「リトライッ!」
 赤熱するハッチへビーム一閃、"ルプス"ビームライフルで開けた大穴へ向け、弾頭を捻じ込んだ。
「い……けえっ!」
 進み、途中で停止してしまう弾頭。内部の突起に抵抗されて、装甲から散る火花が脳裏に浮かぶ。
擦れて削れる装甲……何処だ。
「分からないなら、全部排除する!」
 股関節と肩関節を爆裂ボルトで分断し、達磨と化した機体でスラスターの勢いを借りて
ハッチを次々突破する。
 数枚を突き破った時点でフレキシブルスラスターが圧し折れ、頭からユニウス7に突貫した
"F"がついに停止したとき、胴体からもげたレーダードームがハッチの穴から転び出た。
ツインアイが太陽の光を反射し、そして地球の青を映す。時間の余裕は無い。

「……さようなら」

 キラは核自爆機構の発動を命令すると、かつての愛機へ黙祷を捧げる。
 二秒。手を組んで、目を瞑り、何もしないたったの二秒の祈りをもって、キラは自由の名を冠する
モビルスーツとの別れを終えた。かれこれ二年と数ヶ月を共にした機体であった。

 ボアズを焼いたように、ヤキン・ドゥーエを砕いたように。
 あるいは、最後の核が中央アジア戦線を焼いたように。
 古い戦争で二つの街を、新しい戦争でユニウス7を、そこに住まう人々ごと焦土と化したように。
 今度は、今度だけは、破壊をもたらさない為の火になる事を望まれて。
 今再び、核の火が凍ったユニウス7を包んだ。
193SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:43:29 ID:???
30/

『逃げろ!』
 その通信を聞いたシンの反応よりも早く、その視界が上下に揺れた。
「な……なんだ!」
 揺れているのは自分の体、インパルスだ。その足が踏む、ユニウス7が揺れて居るのだ。
 大地から立ち上る炎の柱が、幻想的なほど勇壮で美しく。見とれるシンはスティックを握り締めて、
全身を襲う衝撃に耐える。スティックは思い切り握る力を感知して、操作を受け付けない。
 外部センサーが毒々しい赤の矢印で表される、深刻な異常を検知した。
「致死レベル放射線……!? 一体なんで、核?」
『これは……どう言う事だ?』
 ――テロループの仕業でもないのか。逃げろと言ったアスハの言葉が気になる。
 爆風に、モビルスーツの三倍も在る岩塊が高々と巻き上げられ、炎に呑まれて蒸発する。傍目には
ゆっくりとした瓦解は、ユニウス7という巨大な塊を秒速数百mで吹き飛ぶ数多の岩塊に変えてゆく。
ジグソウが幼児の手でばらばらにされるような、余韻の残らない滅びだった。
 崩壊は、人とそうでないものを区別しない。
 シンの足元から、赤熱した塊がせりあがり、徐々にインパルスの周りを覆って行く。

「くそ!」
 ぼろぼろのインパルスで、ザクに刺さったドリルの芯を抜こうとするシンは、
上空に迫るミネルバが見えてはいない。
『何をしている……?』
 そして、深くまで岩盤に突き立ったドリルを抜くには、インパルスは損傷し過ぎていた。
関節全体から火花が散らせる機体に、焦りを感じたのはテロリストの方だった。
「なにって……これを抜かなきゃコクピットハッチが開かないだろ!」
『それ以上損傷しては、脱出が出来なくなる。やめろ!』
 テロリストの警告には屈しない……対テロのセオリーを間違った方向で解釈しつつ、
膝の砕けたインパルスを繰るシンの耳に、ノイズの交じったルナマリアの声が届いた。
『シン、ミネルバが近づいて……主砲の発射態勢に入ってるわ!』
「はあぁ――!?」
『狙いは其処よ、逃げて……急いで!』
 聞いていただろう、と、装甲を通して今の通信を知ったテロリストが言う。
『早くいけ……聞かんか! どうして其処まで助けようとするのだ!』
 何をどうしても、死ぬ以外の選択肢が残ってすらいない男だ。
「まだ、アンタが言い足りないからだ!」
 選択肢が残っていないからこそ、やるべき事を残すなと、シンは言う。
「アンタにはまだ、言わなきゃいけない事があるからだ!」
 世界の有様を否定した男に向かってシンは叫んだ。
「アンタは、どんな世界が良かったんだ? それを全部言ってしまわないと、それこそ
なんにもならないじゃないか!」
『生き恥を曝せと――!?』
「恥ずかしい命なんて無い!」
 インパルス――冷徹な機械は、操縦者の思いも虚しく両膝を折って挌坐した。
『この聞かん坊が……だから子供は……子供が死ぬのは嫌なのだ!』

 二つの機体を、爆煙が包む。
194SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:45:36 ID:???
31/

「シン……! 返事して」
 爆発後の嵐を抜けて、辛うじて残った地面を盾にするように、半壊したザクが半壊した
インパルスの元に駆け寄ろうとしている。一歩間違えば炎に呑まれる鉄火場でルナマリアは、
流石ザフトレッドといえるだけの貫禄を漂わせていた。
『ちょ……ちょっと待ってくれ、ルナマリア=ホーク! 低重力に慣れてな……うわあ!』
 というのも、ザクウォーリアに付いてきた"ルージュ"が、外見的に見て殆ど損傷の無いくせに、
ザクの足跡を踏むようなおぼつかない足取りだったからだ。

 足元に瓦解が及び、ザクウォーリアとルージュは、浮石を飛ぶようにユニウス7を進む。
 吹き上がるデブリに視界を遮られ、インパルスの姿が見えない。
 衝突の危険を侵してでも、スラスターを用いた飛翔によって接近するべきか?
覚悟を決めかねるルナマリア――ザクまで自力で離脱不能になっては意味が無い――の
耳に、急速接近する物体あり、との警報が届いた。
 極超音速のデブリはいちいちセンサーに引っかからないはず――と言う事は。

 噴煙の向こうから飛び出してきた巨大な塊を、ザクウォーリアは全身を使って受け止めた。
ザクウォーリアの巨重で殺しきれない運動エネルギーを、更にルージュが肩を当てて
減速させる。

 塊は、下半身とシルエットを外したインパルスだった。コクピットは、ある。
「シン――良かった、無事で」
 胸をなで降ろすルナマリアだ。
『なにしに来たんだ、代表?』
 そして開口一番、シンが声を掛けた相手はカガリだった。
一言もの申したい気持ちはあるが、ぐっと堪えるのがザフトレッド……な気がする。
『ああ、シンか……勿論助けに来た!』
 ルナマリアが来た事へ、シンに疑問はないだろう。それが仲間だ。だが『アスハ代表』は?
この辺りのカガリ=ユラ=アスハの行動について、有り難くとも、必要だとは思わない。
 侮る事は無いが、変な人だな、と感じていた。
「スラスターも、脚も無し……どうやって動けたの。シン?」
『ザクに……9ザクに蹴飛ばされたんだ』
 極度の疲労のためか、口数の少ないシンだが、バイタルは正常だ。

『さて、一安心だが』
 中のパイロットの視線に合わせたのだろう、ルージュが頭部カメラを上方に向ける。
インパルスに良く似た複眼式のレンズに、接近するミネルバが映った。
『ザフトは部下が残っている現場をまとめて主砲で吹き飛ばすのだな!』
「何か文句でも……?」
 当然文句の一つ二つは在るだろう。そう思ったルナマリアだが、
彼女の放つ怒りの矛先は、どうやらザフトを向いてはいないようだった。
『いや……オーブにはけしからんことに、その逆をやる奴が居る……のかもしれないな!』
「何に対してそんなに怒ってるんです、代表?」
『――何でもない!』
"言いたくは無いが何か在る"らしい。
「ま、いいわ……今はとにかく、離脱が先決よ!」
195SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:46:46 ID:???
32/

 赤熱するユニウス7は、半球の底面を地平に向けるように大気圏へと落ちて行く。
 破片の嵐を副砲と装甲で蹴散らしながら、青い地球と黒い宇宙の境目に向けて駆ける艦影。
戦艦ミネルバは空力翼を左右に広げ、崩壊した大地へ徐々に近づきつつあった。

「距離二百まで、艦体を安定させつつ近づきなさい。目標は左舷構造体!
上手く踊れば、流れ星から拍手があるわ!」
「りょ……了解!」
 タリアの発破。操舵の手にじっとりと汗を握るマリクは、艦長席から首筋に向かう視線に
ギロチン台の恐怖を味わっている。主砲の狙いは、ひとえにマリクの技に掛かっていたからだ。
 
「落ち着け、落ち着けよマリク=ヤードバーズ。一世一代のチャンスと思えば、
アーノルドのインチキ野郎を見返すチャンスだ、ぞ? でも……」
 ――味方ごとユニウス7を吹っ飛ばすのに全力を使わせるなんて、恨みますよ、艦長。
 薄氷の 下は地獄の 大気圏
 操艦は糸の上を渡る繊細さと丁寧を極め、ユニウス7に近づくほどに大胆になっていった。

「破砕作業部隊と話は繋がる?」
「連絡……取れません」
「そう、後は彼らの運命に任せましょう。主砲発射用意!」
 とうとう、艦長の号令が届いた。
「軸線合わせ後十秒、いけるかマリク!?」
「任せてくれ!」
 言ってしまってから、必死に操艦の手を引き締める。この一撃を成功させねば、
壊し損ねたユニウス7に突撃、激突、破砕、爆沈のフルコースが待っている。
「機関安定……主砲発射準備、完了!」
 両翼のコントロールに手間取る間に、画面をユニウス7が埋め尽くした。
「手の空いたものは祈っていいわ」
 祈る神を持たないメイリンが、両手を組んで天に祈った。 

「主砲……発射!」
「主砲発射!」
 タリアの合図。それに応じる声が輪唱の如く連なり、電子の呪詛と化して鋼の回路を駆け巡る。
 呪文は主機関からあふれ出る大量のエネルギーをまとめ上げ、艦首に開いた主砲口から、
溢れる光の束として吐き出された。

 機関内で生成された陽電子がチェンバーで電子と対消滅、迸るエネルギーの連なりが巨大な
γ線レーザーの形をとって虚空を分断する。あらゆる物質を最微塵へと帰す光の束はそうして、
最も大きく残った部分に突き刺さった。
196SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:49:15 ID:???
33/

 シン、ルナマリア、カガリ、三者三様のモビルスーツが大地から離れた直後、
視界に広がる巨大な光がユニウス7とミネルバとを結んだ。
 神を一柱と数える国もある。
 大地に立つ光の柱は、全てを無に帰す圧倒的な破壊神の威光そのものだ。すがれば天国まで
昇ってゆけそうな、大地を触れた先から削りゆく光の放射はその実一秒足らずだったが、
蒸発した大地の爆裂は、永遠に続くかとも思えた。

 それが収まる頃、ルナマリアの全身を無重量感が包むと、三機は寄り添うちっぽけな群れとして
降下してゆく。機体の周囲を赤く染める陽炎が覆い、ルナマリアは鉄の中に閉ざされた。
 三機まとめて大気圏への突入姿勢を整えれば、後は待つだけだ。何を? 機体が衝撃に
耐え切れずに爆散するか、あるいは大気の井戸の底、青い空へと無事にたどり着くかを、だ。
 そんな時に聞えるのは……聞きたいのは矢張り仲間の声だと分かる。
「サトー……」
「――ん? どうしたの、シン?」
 装甲の接触で、伝わる通信は鮮明だった。
「あの人は最後に名前を言ってた。サトーって。本名か如何かも分からないけど、
とうとう下の名前は言わなかった。沢山、本当に沢山言わなけりゃいけない事が
在ったはずなのに……」
 シンは"敵"の名前を知らされていた。
 ルナマリアの思ったとおり、インパルスは抵抗するザクともみ合ったすえに蹴り飛ばされた
のではなく、デブリを抜ける為に、方向をコントロールされて投げ飛ばされたのだ。

「連れて来ようとした……の? でも、最後は」
「それでも……!」
 シンは激昂を抑えられない。
「人が死んだんだ……下で今も沢山死んでる。どうしようも無かった……。畜生、畜生!
MSが、力があれば誰かを守ることが出来ると思ったのに……思っていたのに!」
 ルナマリアは彼の苦悩を少しだけ理解した。
「充分にやったわ……シンが一人で出来る事は、全部やりつくしたってくらい……」
 ザクウォーリアは、インパルスを抱きしめるような体勢で降下している。
 そして、その苦しみが晴れる日の来ない事も、同時に理解できた。
 ――助けようとする"ヒト"の幅が、大きすぎるわ。
 モビルスーツが守ってくれるのは、パイロットと、そして少なくとも仲間だけだ。
 武器を握る手でヒトを守りたいという、優しくもおこがましい願いを抱える。
それがシン=アスカだった。
197SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 18:50:24 ID:???
34/34

 きっとサトーというテロリストの男すらも助けようとした。
「だれか一人守れなかったからって、誰一人助けられないわけじゃないわ」
 それは救済ではなかったとしても、きっと怒りと憎しみで出来た何かを断ち切って、
だからその男――ルナマリアはそいつを名で呼べない――はシンを助けた。

「まだ、終わってないわよ、シン」
「……?」
 賭けても良い。一人で行けば絶対に袋小路にはまる道を、シンは進もうとしている。
 このままではシンは、無理な事に不可能なまま挑むだろう。そして折れる。
「放っておけないわね……仕方がないから私と、きっとレイも、ミネルバの皆で
できる限り手伝ってあげるわよ」
「ルナ……」

 減速度が緩めに落ちて、ようやく周囲の大気温度が下がって行く。
 熱雑音だらけだった通信に、そこでようやく歓声が聞える。妹の声がそれに混じっている。
 回復したカメラに、寄り添うインパルスとルージュが見えた。接近するムラサメと、
全体から冷却材の煙を上げるミネルバも。

「手伝ってあげるから、最初は手の届く所を守るようにして。死んじゃったら、
それこそ何にもならないから……」
 これから――アスハ代表には悪いが――また戦争になる。それは決定事項だ。
 故にルナマリアの台詞はシンにプラントを守らせると言う事で、薄皮を一枚返せば
ナチュラル殺しの免罪符を与えたに過ぎない。
 そのうちにシンは、敵すらも守ろうとし始めるかも知れないが、できるならその
思いをくむくらいはやってもいい。ルナマリアはそう思う。

 機体の周囲を埋め尽くす、灰の混じった青と赤。色、色、色。ルナマリアにとっては、
宇宙が終わって未知の世界に来てしまった、という実感になる。
 ルナマリアは始めて行く。シンは帰るというのだろうか?
 砕けた悲劇が降り注ぎ、空と大地を壊された世界。
 そこは、地球と言う星だった。




 SEED『†』 第十三話 世界が壊れた日 終。
 第十四話に続く。
19845  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/10(木) 19:01:00 ID:???
 ようやく1クール終わりました。次から地上戦。十三話は長かったです。
待っていた人、遅れてすいませんでした。
 感想、指摘、批評がありましたらどうぞ。
19945  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/11(金) 01:43:05 ID:???
separation

 揺りかごの朝は眩し過ぎて、昨日と同じ。目を開く前に諦めを知った。
 スティングもアウルも、昨日と同じ顔で、一昨日と同じ笑いを浮かべている。
 揺りかごに思い出を忘れたくなくて、できるだけゆっくり身を起こす。
 昨日、何かあっただろうか。胸に空く大きな穴が、透明な血潮を流していた。
それは心の落とし穴、踏み込もうは思わない。

「……?」
 手元を見る。握っていたハンカチ、を揺りかごに置いたとき、無地のコットンに
残った昨日のステラが悲鳴を上げた。
 置いて行かないで。

「あれ……ステラ泣いてるよ?」
「目にゴミでも入ってんじゃないのか?」
 首を傾げて笑おうとして、目元の涙を拭って微笑む。涙の理由は知らないが、
笑顔をくれた理由と同じだと分かった。

「昨日大切にしてたろ、これ?」
 アウルがステラの前を横切り、揺りかごに身を屈めてコットンのハンカチを渡す。
「……なんで泣くんだよ、ステラ?」
「わからない……分からないの」
 アウルの中にあったのは、ハンカチを大切にするステラだけ。
 "その人"の事ではないから残った、それだけの偶然。
 胸に空いた穴にとうとう踏み込み、溺れるステラの目から涙がこぼれ落ちる。

「ち……泣き虫が」
 忌々しげなスティングに手を引かれた。甲板に連れられてゆく。
 其処から見える海は、綺麗だ。あの人も綺麗な人だろう。
 海で涙を流すように、あの人の前で優しく許して欲しかった。


 敵を全部殺したら海を渡ろう、顔も覚えていないあの人に会いに。
20045  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/11(金) 01:45:12 ID:???
掌編は難しいです。
201通常の名無しさんの3倍:2008/04/11(金) 21:24:30 ID:???
>>200
どこぞの職人の作風に似てるな。パクったか?
202通常の名無しさんの3倍:2008/04/11(金) 23:27:37 ID:???
どう見てもメストのパクりだな。
203凖名 ◆pGBzMZjUV. :2008/04/11(金) 23:48:28 ID:???
shuttered destiny
#0 黒い風景

 身体が軋む痛みで気が付いた。少しの間だけ気を失っていたみたいだ。
 立ち上がろうとしたけど目が眩みよろめいて膝を突く。鋭い痛みが俺の身体を支配して自由を奪う。
 その痛みでぼやけていた思考がすっきりと覚醒していく。
 そうだった、俺はマユの携帯を拾おうとしたんだっけ。
 手に握り締めたマユの携帯は無事みたいなのでホッと胸を撫で下ろす。俺は急いで元いた場所に戻ろうとした。
 だけど足が上手く進まない。心の奥底で戻るのを拒否しているみたいな嫌な感じがする。 
 焦げ臭い嫌な匂いでむせ返りそうだ。一歩足を踏み出す度に不快感が増していく。
 それでもどうにかその場所にたどり着いた。
 だけどそこには誰もいない。
 そこで繰り広げられていたのは地獄の光景だった。
 黒く焦げた地面がポッカリと口を開け、その中に炭化した人型のモノが無造作に転がっている。
 黒い穴の中で見覚えのある小さな腕だけが色彩を放っていた。
 俺はまさかと思い近寄って確認する。
 小さな手。さっきまで俺と手を繋いでいた手。血に染まりそれだけしかないマユの手。
 胃液が逆流して込み上げてくる。四つん這いに蹲り嘔吐する。口許だけではなくて着ている上着すらも汚れる。
 そこに存在する全ての物がとても不快で認める事が出来ない。
 家族が俺一人を残して皆死んだ。その哀しさよりも、目の前の風景をべったりと黒く塗りつぶしている死のイメージが俺に纏り付いてくるのが怖い。
 吐瀉物を撒散らしながら俺はその場から逃げ出そうとした。
 転びながら、躓きながら、頭の中に響く俺を呼ぶ声と助けを求める声を無視して、獣の様に悶え叫んで全てを振り払う様に捨て、全てを否定しながら振り向かずに前に向かって逃げ出した。
 この現実は紛い物、真実は此所には存在しない。皆は先に逃げたから無事なんだと信じながら。
 だけどべったりとした黒い死のイメージは俺を捉えて放さずに黒い深淵の底に引き込もうとしている。
 一歩でも先に、前に。現実感を伴って俺を包み込もうとしている死のイメージから逃げ出す為に進む。
 だけど俺にはそれが出来なかった。
 家族の死という現実が俺の中で膨らみ、希望の灯火を奪い去った。
 そして俺は死のイメージに染まりながら力尽き、意識を手放した。

to be continued
204通常の名無しさんの3倍:2008/04/12(土) 01:27:05 ID:???
SEED『†』投下、乙です
ユニウス7落下の長篇本当にお疲れ様でした
キラ側とシン側の時系列がイマイチわかりにくい部分もありましたが、すごく面白かったです
ルナ視点の余韻もよく続きが楽しみです。GJ !
205真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/12(土) 08:25:24 ID:???
らぶらぶるなてっく
“極限状態についての考察”
「よくそんな事が言えるな、お前達は!」
 怒号が空気を切り裂いた。声の主はオーブのアスハだ。そのじゃじゃ馬の様な勢いに皆押し黙ってしまう。
 何故俺たちが罵倒されなければならないのだろうか。非常に不愉快だ
「別に本気で言った訳じゃないさ、ヨウランも。そんくらいの事も分からないのかよ、アンタは」
 俺はアスハに対する憎悪をそのまま言葉にした。
 みるみる内にアスハの顔が歪んでいき、御供の奴が俺に文句を言ってきた。
 俺の事情を知らずに文句を言うなんて酷い奴だ。
 俺はアスハによって家族を殺されたという事実を嫌味混じりに突き付けた。
 こんな奴等と話をする事、同じ空間にいる事は不愉快だ。俺はアスハにワザと肩をぶつけてその場を後にしようとした。
 しかし、それは叶わなかった。誰かに縋り止められたのだ。
「分かるぞ……お前の気持ち……」
 誰かはアスハだ。泣きながら、鼻水を垂らしながら俺にしがみついてきた。
「あ、アンタに俺のなにが分かるって言うんだ!」
 汚い。一張羅の赤服が汚れるじゃないか。
「分かるぞ、その気持ち……家族を失って寂しいんだよな……」
 アスハはオンオンと泣きながら俺の両肩を掴んで放さない。
「赤服なんて立派な服を着て……苦労したんだよな、お前。学費を稼ぐ為に毎日新聞配達頑張ったんだよな、毎日朝早く起きるのは大変だったろうな」
 やめろ。意味不明な事を言うな。それ以前の問題で俺の赤服で鼻をかむな。
「お、おい……カガリ?」
 御供がアスハに声をかけるけど、アスハは御供をキッと睨み付ける。
「黙れ。お前にスミスさんの気持ちがわかっちゃれられら!?」
 駄目だ。俺には理解出来ない。ヨウランやルナに助けを求めようと縋る様な視線を送るけど通じない。
「分かるぞ……分かるぞぉ……寂しくてツッパリたい微妙な年頃なんだよな。哀しかったら泣いていいんだぞ?さぁ、お姉さんの胸で存分にお泣き」
 アスハは俺の頭を掴み胸に押しつけられた。つまり、顔が胸に埋められる。頼むからやめてくれ。
「もう大丈夫だ、私がついているからな。一緒にオーブに戻ろうな」
 何故そうなる。俺はお前なんて嫌いだ。だけど柔らかくて温かくて良い匂いで気持ち良いなぁ。
206真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/12(土) 08:28:22 ID:???
 五分。ヨウランとヴィーノルナに御供の四人ががりでアスハと俺を引き離すのにかかった時間だ。
 アスハは御供に引き摺られて行くけどまだ泣いている。サッサとオーブに帰って欲しいものだ。
「まったく、災難だったよな」
 俺は皆に振り返った。しかし、誰も同意する様な空気が流れていない。どちらかと言えば、冷たくて粘着質な息が詰まりそうな空気が流れている。
「……私の気持ちも知らずにアスハ代表の胸の中でお楽しみでしたね」
 ルナの視線が痛い。悪意がひしひしと伝わってくる。
「おい、誤解だって!」
 俺は身振り手振りで無実を主張する。
「本当に嫌だったら何をしてでも逃げるよな」
「確かこの前、女の子の胸を触ってた……。こーの、おっぱい星人!」
 ヨウラン、ヴィーノ、お前らもか!
「……やっぱり。シン、申し開きは出来ないわよ」
 冷酷な最後通達。ルナマリアの静かな怒りが場を支配する。
 申し開く事があり過ぎるけど、それは叶わない様だ。強大な力の前に人の意志は無力なのかも知れない。
 ――ああ、無情だ。
〈了〉
207通常の名無しさんの3倍:2008/04/12(土) 15:51:25 ID:???

208通常の名無しさんの3倍:2008/04/12(土) 23:34:03 ID:lklLrYJW
>>だけど柔らかくて温かくて良い匂いで気持ちいいなあ

シン正直だw そしてルナマリア怖いw
20945  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/13(日) 06:51:03 ID:???
1/

SEED『†』 全登場人物入場!!

寝取り男は生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦るなんてやめてよね!!!
スパコディ!! キラ=ヤマトだァ――――!!!
*言わずと知れた前作主人公。フリーダムをぶっ壊したので、ムラサメに乗ります。

空戦技術はすでに我々が完成している!!
オーブ空軍パイロットミゾグチだァ――――!!!
*『蒼穹のファフナー』より、死亡フラグブレイカーのいかしたおっさん。



 後にブレイク=ザ=ワールドの起きた日として記録された時間。

「損傷した機体での大気圏降下は非常に危険ですので、良い子(パイロット)の皆さんは
絶対に為てはいけませんって、幼稚園で習いましたよ僕は!」
 ましてや、わざとデブリにぶつかるとか以ての外です。
「おじさんは保育器の中で教わったよ。けど三尉が魂抜かれてちゃあ仕方ないだろうがよ」
「う……それを言われると非常に辛いです」
 というわけで、キラの目を覚ますためにミゾグチが"一発ぶちかました"ムラサメは、
存在する限りの警報サインを喚きつつも戦艦ミネルバ――及び彼らの上司――より一足早くに
大気圏を降下していた。

「そこでヤマト三尉に一つ質問だ。良いニュースが二個と、悪いニュースが二つ。
どれから聞きたい!?」
 見えずとも目に浮かぶ、ミゾグチの悪戯っぽい表情だが、切迫した声色はけして
冗句を窘む男のそれではない。
「悪いニュースからお願いします! どうせろくな"良いニュース"ってんでもないでしょう?」
「おうよ、つまりだな。予想通りにガス欠寸前だ! 基地までもたねえぜ」
 "急げ"と言ったキラの顔が、見るも無残にゆがんだ。

21045  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/13(日) 06:54:01 ID:???
2/2

「良いニュースってのは?」
「ガス欠寸前だが、それを心配する必要は無いって事だ」
 ほっと胸をなでおろしたのもつかの間。
「その前に機体がばらばらになっちまう。ま、これは悪いニュースの二個目だな」
「……良いニュースって、もう一つありましたよね?」
「おう、つまり悪いニュースはこれで打ち止めだって事さ。良かったなぁ、三尉よう」
「ええ、悩みが全て解決した気分です」
 やけっぱちに陥る清々しさが、癖になりそうで怖い。
「うらやましいね。若い気分は大切にして……そんじゃあ脱出だ!」
「下はちゃんと海ですよね? 確認してますよね?」
 返事を待たないミゾグチが座席横のレバーを引き、喚くキラがコクピットブロックごと、
湿った大気に放り出される。直後、視界の真下で本当に限界だったムラサメが爆散を果たした。
よくぞまあ大気圏突入を果たせたものだと思う。

 数十メートル先を掠める隕石の衝撃波が、パイロットスーツを叩いてキラの脳を揺らした。
「ひいっ――!」
 無重量と無力感を味わいつつ、数百メートルを降下して雨雲に飛び込む。数秒。視界の開けた
ずぶぬれの三尉は、シート付属の紐を引いた。背もたれから落下傘が膨らみ出る。
「う……うわあああ〜〜!」
 膨らみ出るはずが、キラの落下傘だけが開傘の瞬間に根元から取れて、当然の結果として、
キラは重力に引かれた自由落下を始めた。一秒におおよそ9.8m/sずつ鉛直方向の速度を増やして
落ちて行くキラは、あっという間に豆くらいの大きさになっていった。
 まあ、不孝な事故である。却って免疫がつくかもしれない。

「あ〜〜〜」
 やっちゃったミゾグチさんは一人だけ落下傘降下している。
 数秒後、眼下の海で小さな水柱が一本上がった。
「勇敢なるヤマト三尉に敬礼!」
 その手をびしっと額に当ててオーブ空軍式の敬礼をキラに向けて送り、隕石落着の衝撃で波立つ
海面を見下ろすミゾグチさんは、何故か少し清々しそうだった。
「……下は海だから、多分大丈夫だよな」
 生き残りさえすれば、笑い話のネタになるはずである。後々全力で笑い飛ばすため、とりあえず
ミゾグチ一尉は海中に没したキラ救出の算段を練り始めた。
「懸案事項が只一つ、だよなあ……さて」

 パイロットスーツは水に浮いただろうか。
21145  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/13(日) 07:19:41 ID:???
1/

ルールの有る戦争がしたいからザフトに入ったのだ!!
プロのケンカを見せてやる!! デイル=ホッパー!!!

めい土の土産にお守りとはよく言ったもの!!
死亡のフラグが今 実戦で回収される!! ショーン=マクドナルド先生だ―――!!!

*両名とも、ミネルバ所属のパイロット。

世界の壁を突破する事こそが地上最強の代名詞だ!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ ヒィマ=ジーン!!!

まとめたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
新人スレの管理人ファイター トメ=サイトーだ!!!

オレたちは立ち居位置が脇役ではない天然で脇役なのだ!!
御存知整備班 メカニック ヨウラン=ケント!!!

エロスの最先端は最早プラントにある!! オレを驚かせる奴はいないのか!!
ヴィーノ=デュプレだ!!!

デカァァァァァいッ説明不要!! 17m76!!! 63570kg(軽装時)!!!
インパルス=ガンダムだ!!!

工具は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦整備術!!
整備班長からマッド=エイブスの登場だ!!!


『Good Wine makes Good Blood』.

 観覧式の準備に大慌ての格納庫でヒマな人種といえば、例えばMSのパイロットだったりする。
 ゲイツを定位置に付けたショーン=マクドナルドとデイル=ホッパーが悪だくみに走るのも、
新米パイロット達がモビルスーツの用意に時間を掛けすぎたゆえだ。
「で、ミネルバにコレを持ち込めないかな、って思ってるんだけどね」
「"で"とはなんだショーン? この酒は……地球産か!?」
 大当たり、とショーンは笑う。手にした長細い箱を左右に振ると、確かに液体の揺れる
音が大脳を刺激し、デイルのアルコール中枢を揺さぶった。
「どうやって手に入れた……?」
「ミネルバの観覧式典に大勢来るだろう? 地球からの搬送が特別料金だったのさ
地上のトメさんに手配してもらうのには、随分骨が折れたけどね」
 通常、プラントで手に入る"地球産"のラベルは、値段の九割以上が輸送費である。
「おっと、慌てちゃ行けないよ? これは観覧式が終わったらゆっくり味わおうって、
持って来たものだからね」
「私物、それも高級のアルコールか……持込登録には時間的にアウトだな」
 通常宇宙戦艦では、私物の持ち込みは地上とは比較にならない程厳密に管理される。
特に混乱の種となりやすい薬物はそうであり、アルコールの類はその筆頭とされていた。
21245  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/13(日) 07:20:20 ID:???
2/

「艦に持ち込めるように手伝ってくれさえ為たら……分けてあげるんだけどね」
「よし、5:5だな……」
「まさか……7:3だろう?」
「6:4くらいにはしてくれないとな」
 二分間の競技の結果、デイルが1にショーンが1.618034となった。
黄金のように美しい比率である。

 ――整備班詰め所
「というわけで、ミネルバの備品管理プログラムをちょいといじられないか、ヨウラン?」
「"というわけで"とはなんですかデイルさん! ミネルバのサーバーには情報部の奴等が
一枚噛んでるんですよ? 俺くらいじゃあ壁の一枚も破る前に、ダース単位で憲兵の名刺を
頂戴しちまいますよ」
 秘密を守ろうとするなら、情報の改竄は不可能というわけだ。
「役にたたない男だねえ……インパルスを古典のマーベル・コミックみたいに改造しようと
してる君たちらしくもない……」
「な……どうしてそれを!」
「自信は無かったけど、使う予定の無い掘削ドリルがどうしてか備品から消えてたからね」
 言って、しまったという顔をするヨウラン。囁くようなショーンは、かまをかけただけだった。
「ちょろまかせるんなら……増やすのもお手の物だろう?」
 太い腕でヨウランの首をしっかりと捕まえるデイル。
 通りがかりのメイリンが何事かと覗いて来たので「男と男の話し合いだ」と言って追い払うと、
何を勘違いしたかオペレイターは、耳まで紅く染めて去った。
 デイルが睨み始めて十秒。ヨウランは良く耐えたが、ガンつけでMSパイロットに勝てる人種など
そうはいない。
「仕方ない……ヴィーノも抱き込んで見ますよ。でも、ルナマリアのパンチラ写真くらい
用意してくれないと割にあわないよなぁ」

「かくかくしかじか、というわけで、この最重要機密書類を格納庫に入れときたいんだけど……」
「まるまるうまうま、と……なんだって! フリーメーソンの魔の手がこのミネルバに!?」
 あっさり騙された前髪ケチャップは、手にした長細い箱を繁々と眺めた。
「なんかさ、中からちゃぷちゃぷって水の音が剃るんだけど、コレってどう言う事?」
「バッカ、それは再新型の量子記憶装置だ! 分子に情報を記録するから、液体でも充分って事だ。
言っておくけど開けるなよ? 情報部の機密保持は徹底してキケンだからな……」
 つばを飲み込んで、箱をしっかりと抱えたヴィーノの様子に噴出すのを堪えるショーンは、
デイルの肩で口元を隠した。
「……かれは中々の演技派だねえ、助演男優賞くらいはとれるんじゃないかな?」
「主役のわがままに振り回されるのが役どころだろうがな、演技に苦労が染みている」
 そうやって囁きを躱すショーンとデイルの様子を、通りがかりの副オペレイターが目にし、
なぜかやっぱり顔を頬を染めて去って行った。
21345  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/13(日) 07:21:31 ID:???
3/

「そうか、だったら厳重に隠しておかないと……どうしよう、メインコンピュータ室におけば……
いやいや安心できないぞ。完璧に隠すなら主機関の隔壁に硬化ゲルで埋め込んでおくとか……」
 そうこうしている間に、ヴィーノは話を大きくしようとしていた。
「い……いや、そこまでしなくてもいいんじゃないか、ヴィーノ?」
「何言ってるんだよヨウラン! クー=クラックス=クランが総出でミネルバに突貫してくるのを、
未然に防ぐ情報だろ?」
「いやいや、これは艦長にも秘密の作戦なんだ! それに信頼できるのは硬い材質じゃない、
一番強固なものは、そう! コーディネーター同士の連帯だ!」
「おい、ショーン、整備班っていうのは勝手に話を大きくする人種なのか? 誰か止めろよ」
「甘いねデイル、そういう場合には"話を小さくする委員会"を発足させるのが、彼らさ」
 一種の諦めが雰囲気に混じり始めたときだ。
「おい、何してるんだショーンにデイル!」
 見るに見かねてやってきたのは、整備班班長マッド=エイブスだった。
 二人は目を見合わせて、「まずった」という顔になる。

「話せば長くなるものの――」
「聞けば短い悪だくみ――っと。酒の話でパイロットが、整備の若いのを苛めるもんじゃないぞ」
 二人としても、ミネルバに怖い人間は居る。機嫌を損ねたくない人材の筆頭がこのマッドだった。
「そもそも服が赤なら酒くらい持ち込め……なるほど、ルナマリアの嬢ちゃんに内緒なんだな?」
「レイ君にも、ついでにシン君にもね」
 赤服……ザフトレッドと称される者達なら、相当に広い私的権限を持つ。後輩に当たる彼らを
ショーンもデイルも、最初から当てにしないのには当然、理由があった。

「ホークアイの部屋に置いておくなんて、笑えもしないジョークだな」
「彼女がもし妹君と一緒に頑張っちゃったら、明日の昼には無くなってるね」
 とまあ、はなはだ信頼がないというのが先ず一つ。
「レイならどうだ?」
「バレルの奴は上にクソが付くくらい真面目だ。下にも付いてるかも知れないほどだ」
「そうそう、手続きも一々時間を掛けちゃうくらい真面目で、だから悪戯の時間も在るわけだけどね。
シン君に教えるのは、ルナマリア君とレイ君二人に知らせるってのとまるきり同じだし」
 状況を察して、かつ気持ちの分かるマッドは嘆息するしかない。
「大の男が二人して、餓鬼三人に隠れておやつを持ち込む算段か……。その執念だけは、
地球(した)の友人が聞いたら"いいアティチュードだ"なんぞというかも知れないが……」
 そこでマッドは一旦言葉を切り、両掌を天井に向けてこういう。
「……お手上げだ」
「そこをなんとかならないかね、親父さん……」
 祈るデイルに、にやりと続ける。
「なんとかしてあげない事も無いがその場合、箱の中身は整備班の潤滑油として使われる事だろうよ」
「あ……! 親父さんまでコレを狙ってるのか! 駄目だよ、これは僕が一ヶ月がかりでだね……」
 そうしてショーンが、登場人物十五名に及ぶ苦労話を長々と始めようとしたその瞬間、
ショーンとデイル、二人を呼び出す艦長からの指令が整備班詰め所を揺らした。
 だから、砂漠の部隊から陰で物流を動かす専任主計事務官と、メカニック達に酒の呑み方を語る
整備担当主任の話が出るのは、別の時、別の場所でのことである。
21445  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/13(日) 07:22:33 ID:???
4/

 流石に艦長室は空調が効いていた。いや、艦長の趣味なのか効きすぎて寒い位だ。
「……女子クルーの間で謎のメールが回っていたの。曰くショーンとデイルがアヤシイ……。
さ、不名誉な噂を立てられる前に、洗いざらいすっかり喋って貰おうじゃないの」
「いや艦長、それは勘違いというものでしてね……」
 抵抗しようとしたのも束の間だった。艦長のガンつけに勝てる人材など、怖れを知らない
シン=アスカくらいしかいない。然もそれは蛮勇の類である。
 気付いた瞬間には、誤魔化そうとしたショーンも逸らかそうとしたデイルも、タリアの言うとおり
洗いざらいすっかり喋ってしまっていた。立て板に水の勢いであった。
「拝啓――うんぬんかんぬん――敬具、というわけです」
「前略――どうたらこうたら――草々、というわけね、分かりました」
 デイルの弁解とショーンの釈明を聞くたった三分で、えらく老け込んだようにも見える。
「全く二人とも……仕方の無い人」
 タリアはその言い回しが気に入って居るのか、もう一度ゆっくりと「仕方の無い人」を繰り返した。
「ま……いいわ」
 伏せて、そして上げた艦長の顔には子供の悪戯を目にした母の様な色が混じっている。
「それ……貸して御覧なさいな」
 命令を聞く以外に道が無いショーンが、一本で週給がらくらく飛ぶ酒を手渡すと、
一応ラベルを剥がされたその箱にタリアは、マジックで大きく一単語を書き加えた。

『頭痛薬』

「ま、これで医務室に置く名分ができたでしょう? "あの子たち"は頭痛なんて関係無さそうですしね」
「お……おおおぉ!」「艦長……!」
 二人は艦長の懐の深さと慈愛に、心から感激の気持ちを隠さない。
 艦長直筆の、マジックで書かれた正に"お墨付き"の箱は、これで何の不安も無く医務室の棚の奧に
眠ることだろう。医者は、名前の分からないクスリなど使わないからだ。
 だから艦長が、
「これからも、このミネルバのため、ひいてはザフトの為にしっかりと働いてね」
だなどと言おうものなら、二人は直立不動で欠点の無い敬礼を送るのだった。

 だが――
「それからショーン、貴方が取り寄せた酒がこの一瓶だけだったとは、思えないのだけど?」
「……!!」
「それは本当か? もう一本あるのか、ショーン!?」
 急激に図星を刺されて硬直したショーンを、デイルがなじる。
「やっぱり……"一本目を持ち込めたのと同じ方法"で二本目も持ち込もうとしたのね」
 本日の教訓、艦長には勝てません。
 そして言葉を失う二人にタリアはにこりと笑い、最後の一言を打ち込んだ。

「私も最近、頭の痛くなる出来事が多いのよねぇ」
21545  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/13(日) 07:25:28 ID:???
5/5

This is Very Good Day to 〜

 そんな、つい最近の事で、とても懐かしい記憶を思い出すデイル=ホッパーは宇宙にいた。
 正確には、ザクウォーリアのコクピットだ。節電モードの操縦席は暗い。助けの来るか来ないか
分からない宇宙で待ち続けるのは、MSパイロットの必須技能だ。
 どれくらいそうしていたか、時間を忘れかけた頃に通信が入る。
『あー、そこのコーディネーター。ザクのパイロット、生きてるか?』
「さあな、タバコをくれたら生き返るかもしれない」
『オーケイ、アンタを蘇生させる準備は、我等が"イズモ"にばっちり用意してある。
他に要りようのものが当ったら言ってくれ、もしも無かった場合は放っておくから……』
 随分と気さくな通信士なものだ、動力を停止したとはいえ、ザフトの新鋭機相手に。
 ふと、思い立った事があった。

「もしかしたらそっちに、女のコーディネーターが乗って居るか?」
『……我々は人種で乗組員を差別しないが、確かに乗ってはいる。彼女に面会がお望みか?』
 相手は、何かを勘違いして居るようだ。
『タバコといい、プラントの、ザフトのイメージとは少し違うな……』
「人生についてすこし、な。そういう日もある」
『今日は、死ぬのに持って来いの日だった?』
「そうじゃないさ……いっておくが、俺はテロリストじゃないぞ。ユニウス7落下阻止に尽力した……」
 続けてデイルが個人と機体の番号を口にする。
 デイルの識別に関する要救助申請が、プラントから既に出ているはずだ。
『確認した、歓迎しよう、デイル=ホッパー』
「ありがたい……黒髪か?」
『……? 俺はそうだが……あんた、透視能力でもあるのか?』
「違う、そっちの……イズモか……に乗ってる女のコーディネーターだ。長い黒髪か?」
 通信士は、少々の戸惑いを隠さなかった。
『長いぞ、ストレートの黒髪だ。少々気性の激しい女性(ひと)だがな……』
「ふん……身長は165以上が好みなんだが」
『……安心してくれ、単位がマイルじゃなければ、その条件は簡単にクリアしている。
どうやらアンタの好みのようだな、デイル=ホッパー。本当に不思議な……コーディネーターだ』
 それを聞くデイルは、僅かに残ったカメラを動かして接近する艦影を捕らえていた。
『歓迎しよう……』
「……感謝する」

 黒の長いストレート、気の強い目、165以上の長身。そんな女が乗っている船だ。
「完璧だな……」
 今日は確かに、死ぬには持って来いの日だった。だから、生きるには尚更だろう。
 世の中もそう悪くはない……世界の壊れた日に、そうも思えるデイル=ホッパーであった。
216 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/13(日) 07:30:05 ID:???
C
21745  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/13(日) 07:31:47 ID:???
今回の投下分は以上です。支援有り難うございます。
大分長くなったので、登場人物紹介を兼ねて短編投下。

*全員分やるかはわかりません。

218通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 17:35:59 ID:???
理想郷にて兄さんの盗作を発見した。
219通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 17:49:41 ID:???
兄さんて誰?
220通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 17:56:03 ID:???
兄さんなんてコテの職人なんかここにはいないだろ。
それとも自意識過剰職人が作風の似ているSSを一方的にパクリだと判断したのか?
221通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 17:58:40 ID:???
>>220
はいはい連厨乙。
汚い油は片付けておけよ?
つか、煽ってんの?オマエ。
222通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 18:02:52 ID:???
ガソリンが安くなったから汚い油が値崩れ起こしたのか?
223通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 18:09:41 ID:???
全ては自民党のせいだな。
224通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 19:05:26 ID:???
>>220
誰の事を言ってるんだ?
225通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 19:25:14 ID:???
>>224
本人乙w
226通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 20:14:14 ID:???
高畑さんのウンメイノカケラが理想郷でパクられたって本当ですか?
自分は理想郷がどこのサイトか解らないので、良かったら教えて下さい。
因みに理想郷でググっても解りませんでした。
227通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 20:19:55 ID:???
>>226

よゐこのお子様は理想郷に関わらない方が良いですよ。
その方がきっと幸せでしょう。
228通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 20:28:51 ID:???
>>226
なんで兄さんとしか書いてないのに、高畑さんのウンメイノカケラとわかる?
229通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 20:35:51 ID:???
高畑さん=イシュタム兄さん=イッパイアッテナ=ジプシー=うっかりさん
230通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 20:38:10 ID:???
>>229
懐かしい。

そして作品が無断転載されてるのは事実。
231通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 21:15:51 ID:???
高畑一派はチャットで心理テストに高じているようだ。
問題はないだろう。
232通常の名無しさんの3倍:2008/04/13(日) 21:16:56 ID:???
>>231
ヲチ紳士乙。一緒に加わってきたらどうだ?
233通常の名無しさんの3倍:2008/04/14(月) 04:16:26 ID:???
理想郷は大型のサイト。
あえていうなら危険。
234通常の名無しさんの3倍:2008/04/14(月) 22:13:55 ID:???
>>231
×高じて
○興じて

日本語の勉強ぐらいしとけや三国人めが
235通常の名無しさんの3倍:2008/04/14(月) 22:42:47 ID:???
>>211
見てて思ったんだけどこれが普通の軍隊生活なんだよな
種の軍隊生活はなんちゃって学園モノだから困る

にしてもディーンやショーン、アストレイ三人娘はなんとかならんかったのか
Vのシュラク隊みたいに使ってけばかなり盛り上がったろうに・・
例えばメテオブレイカーを庇って戦死とか
ゲルズゲーからルナを庇って戦死とか

シン「このMS、迷いがある!ステラなんだろ!」
ステラ「ペラペラとよく喋る!」
ネオ「どうしたルーシェ中尉!」
ステラ「ハッ!大佐、このパイロットNTの気がします!」
ネオ「地球育ちのNTというわけか」
236通常の名無しさんの3倍:2008/04/15(火) 02:26:30 ID:???
 富野風デス種をかいてみた

シン「ステラの上官か・・!キサマ!強化人間なんかを作って平然としていられるのかよ!それでも人間かよ!」
ネオ「宇宙に逃げた腰抜けアースノイドには地球人の気持ちなどわからんよ!」
シン「遊びでやってるんじゃないんだよ!」
ステラ「大佐の敵は私の敵!」
シン「そんな奴を庇うなんておかしいよステラ!」
ステラ「男がピーシャカ喚くんじゃない!」
237通常の名無しさんの3倍:2008/04/15(火) 20:02:46 ID:???
ステラの「大佐!」は見てみたかったりする
238通常の名無しさんの3倍:2008/04/16(水) 23:36:24 ID:???
一部だけ取り出して再構成
……意外とおもしろそうだなぁ
239弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/04/17(木) 23:48:57 ID:???
森の娘の見た光〜番外編3〜

ライフルとコーヒーメーカー(1/2)

 スコープの中、黒い服を着たやせぎすのザフト士官が映っている。左手は指揮車が横転した
ときに指三本を文字通り潰したが、それ以外はいわゆるかすり傷。ただ、ライフルを支える
左手が微妙に震える。狙いが付かないのは絶対怪我のせいだ。気持ちに問題はない!
 一度ライフルを下ろす。ここからでは顔の判別までは付かないが間違いない。105EXに
もたれているのはフルブリッジ大尉、そしてその前で両手を広げている小さなピンクの
シルエット。あれはシャミィだろう。その二人が件の男の構える銃口に晒されている。
 気配に振り返る。全身包帯だらけで片手、片足の自由が効かないはずの少佐がねじれた
パイプを杖にジープを降りようとしている。
「絶対にやるんだ! そうでなければまたあの頃に戻ってしまう!!」
 再度スコープを覗く。私の左手、使えなくなっても良いから今だけ、一発だけ支えて!


 前の戦争で何があったのか、正直なところ良く覚えていない。いや、私の脳裏にはくっきりと
記憶されているが思い出したくない、と言うのが本当なのだろう。
 射撃と格闘技で多少良い成績を収めた。ただそれだけの理由で本当は電子戦が専門で
あったのに狙撃兵としてゲリラ討伐隊に編入された。
 部隊の中では落ちこぼれであったので五体満足で終戦を迎えたこと自体が奇跡に近かった。
エリート候補だった小隊長、厳しかった軍曹、面倒見の良かった伍長、優秀で出来る順に
死んでいった様に私には思えた。不出来であるが故に生き残れたのだと。
 勿論、狙撃兵であったが故に”最前線”に出る機会が少なかったのが功を奏しているのは
間違いのないところではあるが、それを素直に思えるほどには私は出来が良くなかった。

 結果、起きていればドアの閉まる音にも怯え、ベッドに入れば悪夢にうなされる。
PTSDなのだと言われたが病名が付いたところで何かが変わる訳ではないし、薬を飲んで
夢にうなされることが無くなろうが、過去自体は消える訳ではない。あたりまえの事ではあるが。
 そして、たった半年前の出来事をあっさり全て忘れ去るほどには、私は不出来ではなかった。
 官舎とオフィスの往復、それ以外は自室からほぼ出ずにルームメイトからも変人呼ばわり
されていた。
 だから中央司令部にいきなり呼びだされた時は迷わず辞表を出した。
240弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/04/17(木) 23:50:52 ID:???
ライフルとコーヒーメーカー(2/2)

「無理に足労を願ってすまなかった。そんなに嫌われていたとは思わなかったのでね……。
変わり者だと言われている自覚はあるのだが、何がソコまで嫌われたものか知りたくてさ」
 小隊長からとにかく大尉にあってくれと言われて、連合全体はともかく我が国ではまだ
少数のMS部隊指揮官の経験のあるエリート街道をひた走る、その大尉の自室に呼ばれた。
「いえ、嫌いとかそう言う事ではないのでありますが……。その、自分は……」
 第01MS教導大隊。大尉が自らサーバーからついできた湯気が上がるマグカップには
そう書かれていた。
「おかしなプレッシャーをかけて悪かったな。いずれ辞表は俺の方で取り下げておくよ……」
 
 生真面目な女性といったら中隊長が君の名前を挙げたのでね。エリートとは相反する
ような優しい瞳で頭をかく。いや、だからこそ変わり者呼ばわりされるのかも知れない。
「そうだ、誰か俺の補佐官をやってくれるような友人を知らんか。真面目でコーヒー
好きな女性下士官なら最高なんだが……。誰かやりたい人が居たら連絡してくれないか」
 私は真面目、なのだろうか。大尉の補佐官、選考基準はそこにあるように聞こえた。
心の壊れた落ちこぼれを呼びつけて真面目……。わざと、なのだろうか。
 全て見透かされているような気がするが、この際真面目な人間として生きていくのも
悪くないのではないか。どうせ全ては一度壊れてしまったのだ。
「……あの、大尉殿。……宜しければ、自分にやらせて頂く訳にはいかないでしょうか」
「……? いや、まぁな。うん。――ところで、コーヒーは好きか? 伍長」
「いえ、……その、正直あまり」



 スコープの中、帽子が吹き飛び黒い影はそのまま倒れた。
「エリザ! どうか!?」
「ザ、ザフト士官の狙撃成功、排除完了……、しました」
「良くやった、流石元凄腕スナイパー! 俺の目に狂いはなかった、後でおごりだっ!!」
 私の横を鉄パイプを器用に操って二人の元にかけていく少佐。
「C−3シフレ中尉、こちら『秘書専用車』。ザフト士官の狙撃に成功、付近のザフト兵は一掃の
模様。フルブリッジ大尉、並びにシャミィを保護。両名とも怪我の程度は不明ですが存命です!」
『喜べエリザベート、ゲインズ中尉も存命だ! コッチもたった今、救出完了の報告が入った!
――そうか、わかった。C−3より全部隊に通達! 敵MS全機撃破確認!現時を持って……』

 前言撤回だ。左手は早く治って貰わなければ困る。少佐にコーヒーを入れるのはシャミィの
仕事では無い。私の仕事なのだから。 
241弐国 ◆J4fCKPSWq. :2008/04/17(木) 23:52:49 ID:???
今回分以上です。

非常に遅くなりましたが、まとめ20、000hit御礼短編です。
本来であれば纏めに投下すべきなのですが
今回も保守かたがたこちらに投下させて頂きます。

いつものパターンでちょっとあれですがお許しを頂ければと思います。
エリザの設定が盛大に余ってたもんですから……つい。
ではまた。
242真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/18(金) 23:17:55 ID:???
explaration of personality
“the end of the war”
「……終わり、か」
 前々から眉唾程度の噂があったのだが、戦争が終結したとの正式な通達が来た。
 唐突と言えば唐突であり、別段に有り難みがある訳でもない訳でもない。
 始まりはどうと言う物ではなく、終わってみてもどうと言う物ではない。
 俺がそう思うのは俺が整備員であり後方の人間である事とは無関係ではない。
 確かに俺は前線にはいたが敵と直接戦った訳ではないのだ。
 だからこそこんなはすっぱな考え方が出来るのだろう。
 昨日までは散々喧騒に包まれたハンガーは静寂に包まれ、今じゃ俺だけしかいない。
 少しばかり寂しくもあるが、戦争が終わったのだから仕方ないと言えば仕方ない。
 慣れ親しんだザクファントムの足元でひとりごちる。
 別に自分がパイロットだと云う訳ではないが、整備を担当した機体だからそれなりに愛着はある。
「主任、なにやってるんです? 折角戦争も終わったんだし、一緒に街に繰り出しましょうよ」
 気付けばザクファントムを見上げている俺を部下が怪訝そうに見ている。
「俺は良いからお前らだけで行ってこい」
 俺は部下をただの一瞥もせずに言い捨てる。部下は触らぬ神になんとやらで俺に構わずにそのまま消えた。
 厳めしい一つ目の顔だが僅かに戦争の終りを喜んでいるみたいだ。
「知ってるか?此処に来たばかりの時のお前さんはピカピカの最新鋭だったがな、今じゃ型落ちらしいぞ。」
 俺はザクファントムの脚部を労う様に撫でながら呟く。
「お前さん、意外と良い顔してるんだな。初めて気付いたぜ」
 傍から見ればおかしな絵面だろう。一人でMSに話し掛けているのだから怪しい人物に間違えられても仕方がない。
「ジーン、何やってるんだ?」
 今度は誰だと思いつつ振替えると同じく後方の事務官であるサイトーが缶コーヒーを手に近付いて来たのが見えた。
「なに、少しばかり思う事があってな」
 俺は恥ずかしい姿を見られた事もあって照れ隠しに頭を掻く。
「なーに格好つけてんだか。今更、ぶっても笑いのネタにしかならないって」
 サイトーはニヤリと笑い俺に缶コーヒーを投げ付ける。
「お前さんから見てこれからどうなると思う」
「どうにも。俺には色々とやる事があるし。つか、多分事務の仕事が増えるだろうしね」
243真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/18(金) 23:19:21 ID:???
 プルタブを引き、缶コーヒーを開封して口をつけると甘苦い味が口の中に広がる。
「……戦いは続くだろうな。まだ全てが終わった訳じゃない。ロゴスとやらの残党があちこちに残ってるらしい」
「らしいね。ひょっとしたらこれからのが大変かも知れない」
 誰となく、それとなく今後の展開の予想を呟く。俺もサイトーも戦争が終わったくらいで楽観的になれる程子供ではない。
「あの娘もそろそろ開放してやりたいけどそうも言えないだろうな」
「なに、お前さんがチョチョイと書類に細工すれば話は簡単だろ」
 サイトーは大袈裟に肩を竦めて溜め息を吐く。その顔には諦めとかそういった物が浮かんでいる。
「……あの娘は駄目だよ。戦争に慣れ過ぎたからね。平和に馴染めなくなったと思うね」
 多分その見解は正しいだろう。戦争という熱に浮かされたら一生それはついて回るのだ。
「エディの旦那も厄介な物を拾ったもんだ」
 コーヒーを飲み干し、缶を投げると甲高い音を立てて転がった。
「だな。真直ぐで、ひたむきで、可愛くて、魅力的で、全く厄介な拾い物だよ」
 サイトーは俺の言葉に賛同しながら相槌をうつ。「ま、しがない大人の俺達にはあの娘を生温く見守る事しか出来んさ。……悲しい話だけどな」
「俺をアンタと一緒にしないで欲しいね。電波トークで厭きられたアンタとは!」
「……魅惑のトークだぜ?」「ハッ! どうだかね。何処が魅惑なのか手短に説明してくれよ」
 俺は答えずにだんまりを決め込んで再びザクファントムを見上げた。
「見ろよ、俺とお前さんの話を聞いてザクが笑ってるぞ」「誤魔化すなよ。つか、煽ってんの? オマエ」
 俺とサイトーは顔を見合わせて笑う。
 生まれた場所も何もかもが違う二人が奇妙な会話でぐだを巻く。平和とは程遠くて近い会話だ。
 なぁ、ザクファントムよ。お前もそう思うだろ?

〈了〉
244真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/18(金) 23:20:25 ID:???
書いた私にも良く分からないSS投下。
245赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/19(土) 14:39:31 ID:???
 残り物って言い方失礼だけど、やっぱもう何も無いと思ってた所で良いものがあるって幸せだよね。
 例えば、暑い砂漠の中で浮かぶオアシスとか、食べたい限定のランチが後一皿とか
 最後の最後の順番になったくじが当たりだったりとかそれはもう当てた時には幸せだよね。
 恐らく普通にあったことだとやっぱり幸せは半減されるのかな?
 つまり、絶望の後の希望と言うのがそれは一度期待を落とした後の喜びって事?
 けど、それもそれでなんだか不公平だよね。だって、別に絶望しなくても普通に希望が欲しいと思わない?
 なんで一々下に下がらなきゃいけないのさ。

機動戦士ガンダムSEED異聞  〜嘘を吐く猫少女
    -02.5番目の嘘「残り物には福があるっていうけど、それは福自体の幸せか、
                     まだ福が残ってたこと自体が幸せなのかどっちなの?」


 戦場はまだ火の手が上がっている。徐々に夕日も差し込み薄暗くなっている。
 残っていた火災の残り火だけが街の夜を照らす中、あまりドラマティックじゃない事態が発生。
 戦争に負けた国に起こる事。略奪と言う名の人の本性が露になるのだが
 此処まで徹底的に燃やし尽くされてしまっては奪うモノも無いだろうねぇ。
 だが、残り物には福がある。各地の技術者を含めたハイエナ達が島へと入り込んでくる。
 其処には当然の悲劇が繰り広げられる。負けるってのはやだねぇほんと。
 何千年やってもこーいう時の為に人は争い、こーいう時の為に人は国と言う存在を守るの。
 それすら守れなかったこの国は一体なんだったのだろう? 無能な国だよね。
 んで、大抵こういうのは上が責任取らないんだよ。多分、もう逃げてんじゃないのかね。

「へへっ。モルゲンレーテのジャンク品は女付きかぁ」
「だなぁ……連合の監視を掻い潜って来た甲斐があるってもんだぜ」
「ひぅっ。こ、来ないでぇ!」
「遠慮するなよ。戦火の中傷付いたろ? 俺達がココロの傷を修理してっからよ?」

 原始的かつ本能的な欲求。男は女を求めるモノだ。
 追われる女はそばかすのとろそうな女。何台もカートに括りつけた箱を背中に
 手元にあったコードをぶんぶんと振り回して相手をけん制しているつもりなのだろうか?
 あーあー、ああいうしゃべり方の人って非力だもんね。多分、何も無い所で躓くタイプだ。
 そして、同僚に○○はほんとドジだなぁって愛嬌振りまいてちやほやされて、同性には嫌われるか
 面倒見られるかの二大派閥を作ってしまうだろう。んで、甘い男が残りの人生を支える筈だったんだろう、推測だが。
 それを追い詰めるのは二人の男。見るからに技術者と行った感じでツナギと
 タンクトップと言うラフな格好で見るからに貧の無い面構えをしている。
 さて、昼間は少年相手に久し振りに”感じられた”事だし、今日は気分が良い。
 少し、人助けでもしちゃおうかなぁー? 体も温まってたから良い動きが出来そうだ。
246赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/19(土) 14:40:48 ID:???
「おぅおぅ、サスペンションに油をささねぇといけねぇよなぁ」
「だなぁ〜。この嬢ちゃんはトロいのもきっとそのせいだろう」
「お、おたすけぇえ〜〜〜〜」
「ふーん、なら君って良く燃えそうだよね? 脂ぎって引火し易そう」

 燃えていた建材の鉄棒を大きく振り被って後頭部へと殴りつけ
 そのままツナギの男の尻へと押し付けて肉を突き刺していく。
 じゅぅっと布が燃えた後、脂と肉の焼けた匂いが辺りを漂わせながらも
 トロそうな女ともう一人の男はその様子に一瞬唖然として口を開いていた。
 男は打撃で気絶していたが、尻に付けられた熱と痛みに眼を見開いて手足をばたつかせるが
 そのまま、先ほど叩き伏せた後頭部のこぶ目掛けて、起き上がった瞬間顔をを踏み付けて潰す。
 顔はコンクリートへと打ち付けられて傷だらけになったのかその下からはじんわりと血だまりが広がってくる。
 更に腰の脊椎をぶち砕くために何度も何度も棒をまっすぐに落としていき、背中をえぐっていく。
 嗚咽の様な鳴き声が足元から出ようとするがその度に顔を踏みつけていく。
 数回繰り返す事で男の反応は無くなった。無駄にしぶといからこれだから男ってのは困る。

「あれぇー? なかなか燃えないねぇ。やっぱ、水分が多いかな?
 もっと、ぼわぁっと火が着いて欲しかったんだけど」
「ゴーガン大丈夫か!? てめぇ、何をしやがる!」
「レイプ未遂犯を撲殺中。あらら、ボクって今、凄く良い事してない?」
「ちぃっ……そうかいそうかい。なら、その善行の分だけ御褒美をくれてやろうか!」

 唖然としていた様子から足元の悲鳴を踏み抑えようとした辺りでもう一人の男が
 もバールを持ち出してボクへと殴りかかってくる。だが所詮、ゴミ拾いのボケ親父。
 そのまま、ボクは後ろへと飛び退けばもう一人の頭にけっ躓いて無様に地面へと転げ倒れる。
 両手を着いて何とか転ぶことを防ぐ事が出来たが、次の瞬間に男の喉は焼けて肉の脂がこびり付いた
 それが喉を突き刺して血のソースを熱で焦がしながらも男はそのまま起き上がる事が出来なくなった。
 パイロットスーツの手袋の耐火温度が高かったから気付かなかったけど、結構熱を持っていた。
 ふと、視線を向けると……あ、女の股からは何やら液体が漏れてじんわりと地面を濡らしている。
 失禁してた様だ。まぁーやり方がちょっとグロいよねぇ。いや、武器が限られてるから仕方ないんだけど。
 うわぁっ、何か後ろに積んでる画面が「グロい」とか「助けて貰ったが何か気分が」とか色々言われてる。
 うーん、綺麗な戦い方ってのは何処で教えてくれるんだろう? やっぱ士官学校なのかな。
 ま、そんなこんながありながらもちょっと正義のヒーローごっこをやってみた。
 レイプ未遂の不法入国者を焼けた鉄の棒で撲殺でゴゥトゥへヴンにした後、にこっと笑顔を向ける。
 うん、写真に撮ったら中々の画になっている筈だ。やったね!
247赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/19(土) 14:42:36 ID:???
「あはははっ、ごっめーん。なんかやり方が汚くて」
「い、いえいえいえいえいえいえ。あ、ありがとうございます。っと、学生さんですか?」
「ん? あーあー、まぁね。一番お気に入りの服で逃げようとしたんだけど色々あってさぁ。あ、今止めさすねぇ」
「は、はぁ。……え、ちょっ何を……へぁ?」

 自分の格好を見る。そういえば、さっき戦災にあった少女マユ・アスカから奪った服を着ていたのだ。
 少しサイズの小さいブラウスとカーディガン。スカートもちょっとサイズが短いが若いんだからコレ位許されるよね。
 む? となるとアノ位置からじゃ中身がうっかり見えていたのか。うむ、ちゃんと顔を踏み潰していてよかった。
 ボクは取り繕った笑顔を向けながら最後の止めとして、ツナギの男の頭に瓦礫をぶつけて本格的に頭を潰す。
 色々グロイもんが辺りに散らばってしまったので女は気絶してしまった。うん、あまり見れたもんじゃないよね。
 ただ、気絶してるだけかもしれないし、こういうのはちゃんとトドメをささないとダメだ。
 気絶してしまった女を見て、縛り上げられていた画面からは非難とか色々な言葉が並んでいた。
 よくよく見ると何かのコンピュータなのだろうか? 人工知能? へぇー何かやっぱ無駄に進んでるなぁ。
 一個一個に人格があるのかは解らないがそれなりの演算処理と会話は可能らしくさっきから会話分を表示している。
 面白そうだからそれに答えを返してみる。おお、何だかネットの自動回答プログラムより頭良いぞ、このAI達。

「あっちゃー。やっぱグロかったか。あはははっ、君たちどうしようか」
『お前、わざとだろ』
『絶対わざとだ。なんて女だ』
『そうだが、レイプ魔よりマシと考えるんだ』
「そうそう、仮にボクがやっても妊娠しないし」
『そういう問題ではない』
『レイプするのか?』

 いや、しないって多分。取り合えず、気絶してしまったそばかすの女をどうしよう。まぁ、助けるか。うん。
 今日は気分が良いし、もしかしたらまた何か聞けるかもしれないしね。
 ボクは女が後生大事に守っていたコンピュータ達をもう一度整理してカートへと積み直した後
 女をずるずると引っ張りながらも取り合えず近くの水場へと向かっていく。
 まずは水でも飲ませるのが一番なのだが……あー、多分戦火で油とか色々混じってるよね。
 海の水っていう訳にもいかないし、潜伏場所にこの荷物たちは無理だろうな。
 仕方ない。この女が起きてから考えよう。ボクは街からちょっと離れた海へと注ぐ川へとたどり着く。
 何だか色々死体やら機械やら流されているが他に水源らしい水源は無い。まぁ、島国っぽいもんね、此処は。
 水を一掬い飲んでみる。少し水はしょっぱいが、まぁ気絶から直す位には丁度良いだろう。
 浮いていた兵隊のヘルメットに水を汲んだ後、女の顔へとぶっかけていく。
 水も滴る良い女って程でもないそばかす女の寝ぼけた顔は直ってはいないが意識は取り戻した様子。
 よしよし、何か変な重金属とか油とか混じって後遺症が出たらごめんなさい。恨むなら負けた国を恨め♪
248赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/19(土) 14:44:29 ID:???
「おーい、御姉さんの起きてよ」
「……ふぇへ? ……ひぃっひっ!? あ、えーと……此処は?」
「さっきからそんなに離れてないよ。 んで、ボクは”マユ・アスカ”。貴女は?」
「オーブの方ですかぁ。私はユン・セファン。此処で働いてたんだけど……失業しちゃいました」
「ああ、御仕事場が吹っ飛ばされちゃったのね」
「はぃい」

 ボクは新しく頂いた名前で初めて挨拶をする。うん、可愛い名前だよねぇ。
 目を覚ます御姉さんも名前を名乗ってくれた。ユン・セファンかぁ。何処系の人なのかな?
 ユンの話を聞くとココの地元軍需産業の技術者さんらしく、トロいのは元からで戦災とは関係なし。
 ほんと、人材と言うか人命を軽視している国だなぁ。置いてかれちゃったんだってこの人。
 開発者なんて貴重な人材を捨てるなんて、人材どころか人命軽視も酷い国だなぁ。
 まぁ、負けた国から人材や技術の流出をするなんてのは良くある話なんだけどね。
 戦争ってのはそれだけ、技術の水準を押し上げてそういう感覚に敏感になるのだ。
 だから、優秀な奴は引き抜かれたり亡命したり、のし上がったりする。
 そうだね。この人にちょっと賭けて見るのも良いかもしれない。多分、それなりに出来るから
 なんか重要なもの担いでるんだろうけど……多分、こんな有様なのは自業自得なのだろう。
 けど、ボクはやだなぁ。こんな命がけのドジっ子アピールは死んでもごめんだ。
 否、死んだら命を掛けられないか。どっちにしろ嫌なのは変わりないが。

「ねぇ、ユンさんはこれから如何するの?」
「そうですねぇ。連合かプラントに保護されるしか。軍需産業とはいえ、非戦闘員ですし」
「どっちに行きたい?」
「んんーーー。難しい質問ですねぇ。プラントはMS技術が発展しているので
 これからも質の良いMSを開発すると思います。技術力では随一ですから」
「ふーん、ザフトって凄いんだ」
「ええ、コーディネイターを前提としていたとはいえ、人型MSを戦争で活用させたのはあの勢力ですから。
 けど、連合も引けを取っていません。ガンダムシリーズと言う高性能MSを造っていますし
 量産や資金力などの面ではやはり、連合が分があります。何より人間が多いですから」
「うんうん。それでそれで?」
「……って、少し難しい話でしたねぇー。んーー、私はどっちでも良いんですが置いてかれなければ」
「結構傷付いてるんだ?」
「まぁ、それなりには……うう、しゅにーーーん、何で置いていっちゃったんですかーーー!!」
249赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/19(土) 14:46:34 ID:???
 色々と情報が聞けた。後、この人自分の分野の話をすると行き成り滑舌が良くなる典型的な天然タイプらしい。
 上司への愚痴を星空に叫ぶ相手を宥めつつ、私はその話に合いの手を入れつつもペースを乱させない様にする。
 どうやら、宇宙世紀で言うと連邦と初期のジオンの様な戦況みたいだ。戦史の勉強で確かに習った。
 今、技術的に一歩進んでMSで攻勢に出ているザフト、それに巻き返しを図るために金に糸目を付けてない連合。
 一年戦争史になぞるならそのまま連合が押し返して勝ってしまうだろう。ただ、それはあくまで”一年戦争”での話。
 実際に、あのびゅんびゅん飛び回っていた機体は連合を攻撃していた事から連合でもないらしい。
 ザフトだったら軍隊で来る筈だし、オーブの所属と言う訳でもないだろう。本土決戦なんて馬鹿をかましている国とは言え
 わざわざ外から単機で乗り込んで来させる程、ここの指揮系統がいかれているとは思えない。最初から戦線に配置しておくべきだ。
 つまり、第三の勢力が居て、その助っ人かテロの支援か知らないがそういうのが居るという事が濃厚。
 まぁ、どっかの弱小国家だったらこの国の様に追い落とされるのが常だが、あのMSは他のMSを圧倒していた。
 つまり、結構な技術力を持った勢力なんだろう。脱出した戦艦も見えたし、こりゃまだまだこの戦争は続く可能性がある。
 となるとボクはどうするか? 取り合えず、名前と身分証明書は手に入れられた。
 難民キャンプに紛れるのもアリか? けど、軍のプロパガンタで纏めて潰されたり知らない土地で偏見に怯えるのは嫌。
 また、軍人になるか? でも、ジムもどきのよちよち歩きMSで一山幾らで売られるのは御免だなぁ。
 じゃあ、ザフトは? MSの性能は良さそうだが聞いた限り、入り込むのは難しいし”渡り”を付けなければいけないかな。
 うーん、まぁ此処で虎の子の一つを出してしまっても良いかな。背に腹は変えられないし、技術者なら登用されやすいだろうし。

「ねぇ、ユンさん。コレをあげる」
「へ?」
「コレにはね。ボクの希望が詰まってるんだ」
「データ媒体? 見たこともない規格ですねぇ」
「うん、だからコレが読み込めて”実現”出来たらユンさんは凄く出世するよ」
「……良く解りませぇん」
「まだ、解らなくて良いよ」

 手には研究所を脱出する際に盗んできたいくつかの希望がある。
 予想通りココの世界の規格とは全く合わない情報データを詰め込んだディスク数枚。
 戦争を終わらせる為でも悲劇を避ける為とかそんな非現実的な希望ではない。
 ボクがボクを活かし、軍人としての”需要”を作る為、生き残る為のモノだ。
 コレによって死人が増えるとかは上の人の使い方次第と具現化する彼女の腕次第。
 ただ、重要なのは「提供したのがボクと言うこと」の一点に尽きる。
 これほど大きい恩の売り方は無いだろう。うんうん、ボクって良い人だよね、ほんと。
 亡命科学者の脅威の発明、オーブの化学力は世界一ぃぃぃッて奴で頑張って欲しいかなぁ。

「どうやら救援用の船が来るみたいだね。ま、戦災民同士一緒に救助を待ちますか」
「え? 何で解るんですか?」
「あっちの方に見えないの?」
「全然……ううっ、目が悪くなったかもしれませぇん」
「ははっ、そうだよ。技術者さんは近くの細かいモノを見えなきゃ困るじゃない?」

 そう、海のかなたの水平線。その向こう側には希望の船が此処へと辿り着こうとしていた。
 問題はボクがそれに乗るべきか乗らざるべきか。連合かザフトかでは迷うけど少なくともオーブの船だけはごめんだね。
250赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/19(土) 14:48:36 ID:???
と言う事で、嘘吐き猫少女の二本目でした。
アスカさんもアスカさんですが、マユ(偽)も結構なフリーダム振りですいません。
次辺りは本編の話が投下で少し先に進めるかなぁっと思いつつ、早くMS戦に入りたい今日この頃。
では、投下失礼しました。
251通常の名無しさんの3倍:2008/04/19(土) 23:37:08 ID:???
>>ライフルとコーヒーメーカー
 短編投下乙です。登場人物の個性付けに関しては文句無いですし、
2レスの分量で起承転結をつけてあるのが面白いと思います。
 唯一、『森の娘〜』の印象が随分前のことなので、エリザ自体が
ああ居たなあとなっていたのが残念でした。
 次の作品を期待しております。

>>the end of the war
 新人スレ公式となりつつあるジーンとサイトー。exに登場するとこうなるのだな、
と奇妙に納得してしまいました。ザクファントムに語りかけるジーンとサイトーの
掛け合いが絵になって想像つきます。
 一応、×ぐだをまく ○くだをまく(管を巻く)です。
 ミツキをさりげなく戦争に囚われた女の子として捕らえて居る所が特徴的だと
思いましたが、最近は毒が薄まっている気もします。
 投下乙でした。

>>嘘猫少女
 マユ(偽)の狂いっぷりと冷静さは良い感じです。突き進む方向性としては
面白そうで次への期待が膨らみます。
 ここまで設定を変えるならマユでなくても良いのでは? というの突っ込みも、
テンプレートなものとして一応しておきますが、まあ良いのでしょう。
 投下乙でした。
252名ジーン投票:2008/04/20(日) 00:15:35 ID:???
ウンメイノカケラ
・優しい人、せめて安らかに
傷つけられ奪われた立場のはずのマユが、アズラエルに慰めを与える構図に驚きました。
・いつか空になる青
たった12ページ程度の話なのに、残った印象が凄いです。

作者不明ですが、
・見える男の話
戦場で死神と目が合ったシーン。インパクトの強い短編でした。

・星降る空、地の光(短編集)
『先生』の残したメモの言葉。『先生』の個性が、冷徹な知性と優しい理性に
滲み出ています。



ひまじん氏
謎短編1
「あんたもそう思うだろ?」の決め台詞が印象深いです。

・うん、やっぱり水着しかっ!!
羞恥ルナマリアという新機軸に一票。
・うん、やっぱり制服しかっ!!
副艦長がラジカセを持って来た時にはそれでクールに喋るかとおもいましたが、
超展開に一票。
・うん、やっぱり悪だくみしかっ!!
なんだか色々と出てきたのが衝撃的でした。
いまだにスクールメイツなる元ネタはわかりません。
・うん、やっぱりチャイナ服しかっ!
投票理由が思い浮かばなくなってきましたが、要はひまじんさんの自爆が
見たいだけなのです。なので一票。
253通常の名無しさんの3倍:2008/04/20(日) 17:08:15 ID:???
名シーン大賞

高畑氏
アスカしっかりしなさい 9話
当時何人かがこの話のオチを予想していたが、その斜め上をゆく発想がすごいと思った。

河や氏
彼女の去った世界で 8〜9話
ダブルアルファが印象的だった。伏線の河弥氏を印象付けたシーンだと思う。

254通常の名無しさんの3倍:2008/04/20(日) 17:27:20 ID:???
ふと思った。
もしもアークエンジェルがアークエンジェルじゃなくて、名前がカオス・クライシスとか(適当)
だったら、議長がつけたコードネームが「ダブル・アルファ」じゃなくて「ダブル・シー」に
なっててミネルバの面々が「厠じゃん!」って。

まあそれはどうでもよいけれど、In the world〜 の第八話、"少年"から
ダブル・アルファが始めて言及されたシーン。に一票。
255通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 01:41:17 ID:???
『女神が住まう国』の読み出しはスパゲティ吹いたwww
あの詩的表現方法は思わずジンマシンが出そうになった
続きが気になる作品のひとつではあるが、見たいような見たくないような…

もう知ってる人は少ないかな?
256通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 15:19:19 ID:???
>>255
まとめサイトに行け
257通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 18:11:42 ID:???
>>255
新人スレ唯一の赤面SSですw
258通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 19:35:49 ID:???
>>252
まさか今になって自分の作品がここに出てくるとは……
時間が出来たらまた何か書かせてもらうかもしれません。
259通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 20:00:02 ID:???
>>森 番外編
投下乙
ただの脇役にここまで設定を作ってある事に脱帽
特にエリザは本編でなにも見せ場が無かったんでは……
一人分につき一レス分くらいは性格設定とかありそうだ
機会があればSSに加工しない生の設定も見てみたい

>>the end of the war
投下乙
ジーンとサイトーの性格付け、そして彼らの思うミツキ像
意外に目の付け所がおもしろいと思う

ジーンとサイトーについては『借り物』という事で慎重に使っている気もするが
もっとぶっちゃけた方が弐国氏も『本人達』も喜ぶのでは?ww

>>嘘猫
投下乙
上の人も書いているが主人公の冷静さがむしろグロさを増しながらも
行きすぎた表現にブレーキがかかる感じでこれは良いと思う
どう展開するのか今後に期待

正直説明台詞を使いたくないのはわかるが、台詞と地の文が一部乖離して見える
あんたならせっかくの一人称、もっと旨く使えるのでは?
260通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 23:15:00 ID:???
富野風にまた描いてみた
こんな格好いいルナを見たかった・・

アスラン「くっこのままでは燃え尽きる・・!」
ルナ「何やってるシン!戻れ!」
シン「ホーク中尉!このままじゃあの人が燃え尽きてしまいます!援護に!」
ルナ「無視しろ」
シン「人が死んじゃうんだぞ!」
ルナ「命令を無視するからこうなる!所詮奴など民間人だ!無視しろ!」
シン「俺には出来ない!」
ルナ「待てシン!・・まったく愚か者め」

シン「くそ・・重力に引っ張られる・・」
アスラン「私のことはもういい。君だけでも逃げろ」
シン「しかし!・・ホーク中尉!」
ルナ「勘違いするなry」」

帰還後
ルナ「手を後ろで組んで足を広げ歯を食いしばれ」
シン「はい」
ルナ「修正だ」
 バシッ!
ルナ「殴られた事を肝に免じて行動しろ。独房に入れ。それからアレックス・ディノ。
キサマも民間人といえどこれからは勝手な行動は慎んでもらおう。キサマも独房に入れ」
261通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 23:16:30 ID:???
>>260
このルナマリア誰だww って吹いたw

でもこういうのもいいな、見たかったよ。
262通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 23:17:41 ID:???
シン「おかしいですよホーク中尉!うぐっ・・!」
ルナ「上官にはむかうとは何時からそんなに偉くなった・・?
ガンダムに乗ってるからか最近のキサマはいやに反抗するな・・?」
アレックス「やめろ!無抵抗じゃないか!」
ルナ「民間人だからといってキサマも調子にのるな!」
アレックス「ぐはっ・・これではファントムペインと変わらんな・・フッ・・」
263通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 23:18:44 ID:???
>>260
SSで書けよ三国人
264通常の名無しさんの3倍:2008/04/21(月) 23:21:06 ID:???
>>262
本当に、何処のホーク中尉とアレックスさんですか。
ザフトに階級はないはずだけど、中尉の階級が妙に納得してしまった
今日この頃。
265通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 00:34:09 ID:???
>>262
此所は一応SSスレなんだ。
SSに仕上げてから投下してくれ。
266通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 01:18:45 ID:???
春の短編感想週間〜〜

■天使の観察日記
サイトーとジーンのキャラ付けが素晴らしい。オリキャラ使いの真骨頂ですね。

■angry fist
戦闘シーンの無い短編としては、オルガの掘り下げが随一ですね。

■sound of〜
在る意味、真言氏から見たミツキ考察その1。このラストは血迷ってないですね。

■うん、やっぱりチャイナ服しかっ!
ギャグのテンションが某ジプシーな職人さんを想像させますね。
ただ、内輪ネタが少々過ぎますね

■never get worked up
キャラに愛着があるのか、確かに日和ってますね。でもそれがよいですね。

■score
ニコルの独言が切実でぐさりときますね。

■holiday in the sun
ルナマリアの側に居ない戦後のシンが悲惨ですね。

■魁! オーバーフラッグス
ネクストゲームはあるのですかね。

■らぶらぶるなてっく
怖いですね。狂気の愛ですね。

なんか憑かれたので以上。




一応テンプレは「ss、ネタを投下するスレ」となっているのでシナリオ形式は
グレーゾーンっぽいけど。
267通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 01:23:41 ID:???
>>225
保守ネタと考えれば構わないのでは?
むしろSSの投下だけが続くよりはマシかと思うよ。
268通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 01:32:04 ID:???
うーん、せめてあれだ。
折角投下されてる職人の作品でネタ出来ないもんかね。
投下作品つついて話題にするってのは昔はあったが
今はそういうの少ないな。
269通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 16:53:25 ID:???
>>263>>265
1:通常の名無しさんの3倍 :2008/03/15(土) 22:02:14 ID:rELMqcAw
新人職人さん及び投下先に困っている職人さんがSS・ネタを投下するスレです。
好きな内容で、短編・長編問わず投下できます。

※重要※
>職人さんがSS・ネタを投下するスレです。
270通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 20:26:07 ID:???
このスレ結構間口は広いからなあ。シナリオ形式のネタがまとめに保存されるかというと、
管理人さんの気分次第だろうけど。


ところで>>249の三行目くらい、
>>戦史の勉強で確かに習った。
を読んだ瞬間に機動戦史クロスか!? とか驚いたのは俺だけじゃないよな?
271通常の名無しさんの3倍:2008/04/22(火) 21:43:14 ID:???
誤爆したんでもう一度

>>女神の
少女漫画風とか言われてたな。
あの名無しのヒーロー役がカズイという話になって戦慄した。

>>In the world
ダブル・アルファはオリジナル展開の取っ掛かりだったな。
誰かの感想にもあったが毎回の伏線探しは自分mおやってる。


というわけで上記2シーンに俺も投票する
272通常の名無しさんの3倍:2008/04/23(水) 00:24:57 ID:???
クオリティの低いネタは嫌だ。
273通常の名無しさんの3倍:2008/04/23(水) 19:04:05 ID:???
 ザクウォーリアーの被弾した部分はまるで紙か何かのように燃えながらはげ落ち
機体の外部の温度はどんどん上昇する。モニターを埋め尽くす緊急、危険の文字。
「ちっ、このままでは……。突入は出来るようだが被弾した機体でやったヤツは居るまい……。
初の実地試験か。……データは高く付くぞ、代表に払っておいてくれよ!」
 この期に及んでザフトに助力することになろうとな。強引に機体を制御するアスラン。
その唇には凄惨な笑みが浮かぶ

「何やってるの、シン! 戻りなさい!」
「ルナ! このままじゃあの人が燃え尽ちまう! 回収を!」
 既に赤いザクウォーリアとは距離が離れつつあるインパルス。
「先任権はわたしにある、命令よ! あのザクは無視、直ちに帰還シーケンスに入れ!」
「俺たちに命がけで協力してくれた人が死んじゃうんだぞ! 見殺しにしろと言うのか、ルナ!」
 外部温度急速上昇。モニターに表示が増え始め、ルナマリアの画像が乱れ始める。

「あんたは軍人でしょ!? 赤でしょう!? 民間人の量産型よりインパルスが大事だと、
どうしてわからないの! オプション無しの突入なんてインパルスだって自殺行為だとっ!」
「俺には……、俺には、出来ないっ! そんなコト、出来るかぁっ!!」
「戻りなさい、シン! くっ帰還リミット……。インパルスが持たなかったらどうするつもりよ!
バカァ――っ!!」
 

「くそ、重力に引かれている……。俺を、魂までをも、もう一度引き込もうと、そういうのか!」
「私のことはもういい。君はもう戻れ! その機体なら、インパルスならミネルバに戻れる!」
「そうはいくかっ!! 俺は、俺は人を殺す為にチカラを望んだ訳じゃないっ! 
結局誰も助けられなかったがあんただけでも連れて帰る! その為のガンダムだ!!」

「やる気があるなら機体の角度に気を使え、私を巻き添えにしに来たので無ければな!!」
「巫山戯るな! そっちのスラスターにだってまだ余裕があるだろうが! コッチだって
パワーは無限じゃないぞ!」
 おまえの望むチカラは、だがきっとおまえを幸せにはしないぞ? 彼のように……。
そう思うとアスランは計器の数字に集中する。
274通常の名無しさんの3倍:2008/04/23(水) 19:05:31 ID:???
 帰還後、パイロットスーツのままブリッジに呼ばれたシン、ルナマリア、アスランが
グラディス艦長の前に並ぶ。
「ルナマリア・ホーク! 一時的にとは言え指揮権を預けたのは間違いだったようね」
「……その、自分は」
「生きているからこそ言い訳が出来る、肝に銘じなさい。指揮権剥奪、自室謹慎3日!
とりあえず、今すぐ私の目の前から居なくなりなさい。無能な者との会話など不毛です」

「艦長っ! ……ルナ、ちょっと待てよ!!」
「馬鹿者! 艦長に向かって意見とは何様のつもりだ貴様!!」
 すごすごと歩いていくルナマリアを止めようとしたシンを副長の拳が遮る。
吹き飛ぶシンを睨む艦長。
「そもそも誰のせいだと思っている!? アーサーっ! 立たせなさい! 修正する!!」
 口元から血を流すシンは無理に立たせられると艦長の平手打ちを2度、3度と喰らう。
「インパルスのパイロットだからと言って偉い訳ではない、勘違いしないでほしいわね?立場をわきまえなさい、シン・アスカ。貴様などよりもインパルスが大事だと言う事を!」
 更にもう一発。副長に捕まえられ倒れることさえ出来ない。
「連れて行け。頭が冷えるまで営倉にほうり込んでおきなさい!」

「艦長、彼は何もしていないでは無いですか。全ては私の……!」
「……アレックス・ディノさん。ミネルバ内部の問題に”民間人”が口を挟まないで頂きたい。
代表のこともありますし、議長からも話は通っています。ですがこれから先、オーブに付くまで
勝手な行動は慎んで頂きます。アスハ代表共々、自室からお出にならないように願いますよ。
宜しいですね? 存在だけでもあなた方は火種になり得る。自覚はなさっておいででしょう?」
 ……民間人、か。ブリッジクルーの冷たい視線を感じながら、アスランは自室へ
引き下がるしかなかった




>>260から基本設定借りましたが。うまくいかないもんだねぇ。富野風と言うよりは……。
275通常の名無しさんの3倍:2008/04/23(水) 19:14:13 ID:???
片ゆで卵的な感じ?俺は好きだよ
GJ
276高畑 ◆YqJJJk6AAw :2008/04/23(水) 21:21:56 ID:???
下手すぎてお話になりませんね。
277通常の名無しさんの3倍:2008/04/23(水) 22:06:37 ID:???
シン一人だけが「らしい」シンだけど、他が変わりすぎw
特に副長はどこのアーサーさんですか。
278通常の名無しさんの3倍:2008/04/23(水) 22:34:50 ID:???
真言さんの良いなぁ
279通常の名無しさんの3倍:2008/04/23(水) 23:02:15 ID:???
>>273-274
そこまで凝るなら題名を付けてみてはどうか?
富野節までは後一歩、だな。無理にやることもあるまいがw
切羽詰まった状態で禅問答を成立させられるかどうか
いろいろな意味で素人には難しいと思うがww

ところで書いたのはもしかすると某氏かなw
所々文章に共通する癖が

>>277
むしろシンのみが原型を保っているのが
おかしな感じに調和している
微妙にバランス成立、みたいな感じ
280高畑 ◆YqJJJk6AAw :2008/04/23(水) 23:10:54 ID:???
何処が富野節?
281ひまじんの謎富野:2008/04/25(金) 22:17:26 ID:???
#1教えて下さいアスハさん

シン「アスハさんにも認識して欲しいのですが、小生が思うところ綺麗事はアスハの御家芸であると言わざるを得ないんですよ」
カガリ「はい、アスカさんの意見は分かります。しかし二年前の出来事は我々にも責任の一端はあるのですが、連合にも責任があるんですね。つまり、私にとってはお門違いである、と」
シン「ええ、それは確かにそのとおり(笑)。ですが非常に個人的な考えになるのですが、私はアスハに家族を殺されたと思ってしまう。それもまた相互に認識しなければならない事項の一つであると思って頂きたいのです」
カガリ「それはエゴです(笑)」
シン「僕そんな事を言うひとの○○○○舐めたくないよ! その様な思想を持つ貴女がトップにいるから亡命した彼等はオーブに戻らないと言う事をしていますか?」
カガリ「いやー、それは分からなかった。いや、そう認識は出来なった。それが私は悔しくて申し訳無くて……はい、その言葉は厳粛に受けとめます。」
シン「ありがとう御座います。今更な話で申し訳ありませんが、小生に指摘されるまでそう認識出来なかった貴女の事が嫌いです」

続く?
「これが私達の『息子』だよ」
 そう言って白衣の男は、腕に抱えた赤子を差し出した。
 寝巻き姿の女は、赤子を宝物のように受け取った。
 白い産着に包まれた赤子は、すやすやと安らかに眠っている。

「はじめまして」
 眠る赤子に女は静かに声をかけた。
 その声が聞こえたのか、女の腕の中で赤子が身動ぎをした。
 小さな顔をくしゃくしゃにして、大きな大きな欠伸をする。
 その口が閉じるのと入れ替えに、ぱっちりと目を開けた。
 まだ殆ど見えていない筈の自分と同じ紫色の瞳が、女をじっと見つめる。

 その瞬間、女の胸に何とも言えない熱いものが湧き上がってきた。
「はじめまして、私の坊や」
 女は赤子と目を合わせたまま、自分の脇にそっと下ろした。
「見えるかしら、坊や。貴方のお姉さんよ」
 女が赤子を下ろしたその横には、もう一人赤子が眠っていた。
 腕の中の赤子とよく似た面差しの、腕の中の赤子とはっきり異なる髪の色をした赤子が。

「さあ、もういいだろう?」
 男が、女に向かって両腕を伸ばした。
 そんな男に女は静かに首を横に振る。
「もう少しだけいいでしょう? やっと抱けたのよ?」
 そう言う女に溜め息をつきつつ、男は無言で了承する。

 女はもう一度赤子を抱き寄せ、その柔らかい頬にそっと頬擦りした。
 温かい。
 横で眠る、もう一人の我が子と同じように。

 紛れもなく自分と夫の子でありながら、これまで女はこの赤子を愛せるか自信がなかった。
 赤子たちは受精卵の状態で女の身体から取り出された。
 だが、すぐに体内に戻された「娘」と違い、この「息子」はずっと人工子宮で育てられた。
 八ヶ月もの間、自分の体内で育ち、動き、生命を感じさせてくれた娘と同じように、この息子のことを
愛することが出来るのか、女はずっと不安だった。

 でも。それはただの杞憂だった。
 女にとって二人の赤子は、区別することなど出来ない愛(いとお)しい存在だった。

「あなた、お願いがあるの。この子達の名前は私につけさせて」
 女の言葉に男は軽く目を瞠り、しかしはっきりと頷いた。

 そして。
 弟は「キラ」と名付けられた。
 白衣の男が目指したものそのままに。綺羅星の如く、輝く存在となる為に。
 姉は「カガリ」と名付けられた。
 弟のように輝くことはなくとも、誰かを守る為に光る存在となるように。
283通常の名無しさんの3倍:2008/04/26(土) 20:58:39 ID:???
保守
284通常の名無しさんの3倍:2008/04/26(土) 22:13:47 ID:???
カガリは篝火(かがりび)?
285通常の名無しさんの3倍:2008/04/27(日) 18:43:10 ID:???
>>282
河弥氏らしい優しくてあったかい短編だと思う。GJ
286真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/27(日) 19:42:03 ID:???
explaration of personality
“まけるもんか”
 神様に祈っても意味はないし意義もない。雲の上にいる筈の神様はとうの昔に匙を投げて逃げたした。
 そうじゃなきゃやってらんねぇ。
 尤もそもそもの話が俺は神様なんて信じていない。いるならもっとマシな人生が歩めた筈だ。人格破綻の戦争狂にならなかった筈だ。
 現状の自分に不貞腐れてベッドに寝転ぶ。
 苛つきが治まらないのはいつもの事だし、さっきの戦闘の昂ぶりだって治まってない。クスリは効いているけどなんだかモヤモヤする。
 本を手に取りページを捲っても楽しむ事が出来ない。
 あの女のせいだ。俺の事情を知らない癖にしたり顔で同情してくる。
 俺は戦いたくて此所にいる訳じゃない。でもアイツは戦いたくて軍人になって此所にいる。
 俺よりも人格が破綻した戦争狂だ。俺の方から同情してやる。
 くだらねぇ。
 気分が乗らない。舌打ちをしてしおりを挟んで本を閉じる。
 手持ち無沙汰で何もしないのは苦痛だ。俺は無為を楽しめる程枯れ果てちゃいない。 暇になれば大抵の場合変な事を色々と考える。いつまで生きれるのか、あとどれくらい生きられるのか。
 片足を棺桶に突っ込んでいるから先は短いのは分かっている。だからこそ死ぬ事をリアルに感じてしまう。
 死ぬのは怖い。俺が俺でなくなるのは怖い。何も出来ずに、何もしないで死ぬのは嫌だ。
 モヤモヤした物を振り払う為頭を振り、モヤモヤを何かに叩き付ける為に壁を殴る。
 でかい音が部屋に響きわたり、拳が赤く腫れて鈍く痛む。
 何もかもがくだらねぇ。一番くだらないのは俺自身だ。
 何かをしたい。でも何もする事がない。何かを探す時間が俺にあるのか分からない。生き場のない思考が堂々巡りする。
 仕方ない。遺書でも書くか。恨み辛みを込めて書けば少しは晴れない憂さも晴れるかも知れない。
 いや、遺書を書くくらいなら何か物語を書いてみるか。
 そう考えたら俺の中にあったモヤモヤした何かが少しばかり消えた様な気がする。
 そうか、俺は何かを残したくて、何かを表現したかったのか。
 さて、どんな話を書くか。書きたい事は山の様に、書き切れない程ある。誰に見せる訳でもない、俺だけの物語を書こう。
 でも、その前にあの女に謝らなきゃ駄目かもな。いや、書いたら物語を読ませてやろう。
 ――時間なんかに負けるもんか。
287真言 ◆6Pgs2aAa4k :2008/04/27(日) 19:42:44 ID:???
血迷い以下略。
288通常の名無しさんの3倍:2008/04/27(日) 20:33:27 ID:???
>>最後の贈り物
 キラが人工子宮から取り出されるよりも早くカガリが生まれたからカガリお姉さんなんでしょうか?
名前をつけるというのは親が最初にして上げられる事なのでしょうが、タイトルを考えると深いですね。
相変わらず、副題の付け方が良いと思います。
 投下乙です。GJでした。

>>まけるもんか
 オルガの短編がだんだんと繋がって、一つのシナリオになりつつあります。時間を大きくあけた
ウンメイノカケラという感じですかね。
 ナタルにももう少し出番があれば、と思ってしまいますがこれは我がままですね。
 GJでした。
289SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/27(日) 21:23:58 ID:???
1/
バーリ・トゥードならこいつが怖い!! ヴォルテール隊隊長 イザーク=ジュールだ!!!
*必殺技持ちザフトレッド第一位(ザフト情報部調べ)
*血圧の高いザフトレッド第一位

婚姻届持って、鳳仙花が満開だ!! 押しかけ女房 シホ=ハーネンフース!!!
*包丁の似合うザフトレッド第一位
*カッターの似合うザフトレッド第一位

『ヤキン=ドゥーエ攻防録(第一稿)』

 ――日付の変わる頃からひととき、嵐の前の静けさを見せていた地球軍の攻勢は守備隊の交代を衝く
タイミングで激しさを増し、地球連合がピースメーカー隊などと呼称した核攻撃部隊にプラント近傍まで
接近を許した。戦闘の開始から七十時間以上が経過し、数に劣る我が方は疲弊が激しいものの、既に
ジェネシスの発射までの1200秒を守りきれば作戦の成功が確実となる状況にあった我々、プラント直掩の
守備隊は士気を高めていた。

 彼らの名誉の為に、ジェネシスの照準が地球を向いていたと知る者は無かった事を記しておく。

 核武装部隊の突出から120秒、プラントの守備を担うジュール隊(MS13機)は敵の護衛についていた
タイプGのMS3機に押される形で防衛線を下げ、核ミサイルを装備したMA数機に突破される。
 これは"突如として出現した第三勢力"の手により撃滅されたが、最終防衛網を破られた衝撃は甚大であった。
 その混乱を破ったのは、隊長イザーク=ジュールの奮戦である。彼はまず、単騎決戦によって敵の
GタイプMS一機――地球連合ではフォビドゥン、ザフトでは"亀"と呼ばれる――を撃破した。
この時に搭乗したMSデュエルの外部兵装"アサルドシュラウド"を排除して、敵の目をくらませている。
更に、損傷して宙域を漂っていたバスターの主兵装をデュエルのバッテリーに接続する事で、
敵中核戦力の一機であるレイダーを撃破し、ヤキン=ドゥーエ攻防戦においてG・タイプMS二機を撃破する
という大戦果を挙げた。

 ジュール隊長の輝かしい功績については、以下二つの事が記録に値するであろう。
1、彼我の打撃力と装甲を瞬時に比較し、有効打を与えられない追加武装を切り捨て、機動力を増した上で
接近戦を挑む。"アサルドシュラウド"で視界を塞ぐべく、排除のタイミングまでをも計算して行ったこと。
2、デュエルとバスターがその由来によりエネルギーの伝送規格を等しくする事から、乱戦の最中で
バスターの主砲を利用する判断と、接続に要した操縦の精密で早かったこと。
 特筆すべきは、凡百のモビルスーツパイロットが神業として評価するこれらの戦法を、ジュール隊長自身は
追い詰められた末の次善の策だとし、モビルスーツ設計段階での計算に無い戦法は慎むべきだと評した事である。
兵器により信頼性を求める隊長の態度は、後の制式量産機開発において――
290SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/27(日) 21:25:33 ID:???
2/

 そこまで読んだ所で、当のイザーク=ジュールは原稿用紙を畳み込んだ。ヴォルテールの隊長室である。
「長々と400ページも、良く書けたものだな、シホ?」
 一部に軽く目を通しただけのイザークは、むしろフォルダに収められた紙の厚さに感激していた。
「ヘルマンが一晩でやってくれました」
「それでこの内容か……」
 ヘルマン=ミハイコビッチ。副通信士、副索敵手、兼副オペレイター……さらに日産四百枚。
 ひょっとしたら、超絶有能な部下を飼い殺して居るのでは、と危惧を抱くイザークだった。
 ついでに、部下に全部やらせたシホが少し恐ろしくなった。
「しかしだな、コレが出版禁止になるほど際どい内容だとは思えんのだが……?」
「ええ、実は一晩でそれだけ書けるならと一週間ほど、ヘルマンにやらせてみました」
「なに? ヘルマンに時間を与えたのか!?」
「そうです。原作、監修私で寝ずに書かせたものが……これです!」
 ラブレターの如く、あるいはたまに懐から取り出す実印済み婚姻届がごとく、
シホは"完成稿"と題されたフォルダをイザークに突き出した。
■■■

『シホ=ハーネンフースのナチュラル鴨撃ち日記 〜ヤキンの空はドッキドキ〜(完成稿)』

 ――実はナチュラルの破滅志願とコーディネーターの面汚しが最新兵器で乳繰り合っている間、
ジュール隊長の忠実な部下もしくは奴隷で在る私ことシホ=ハーネンフースは、ディアッカ=
裏切り=エルスマンの乗るバスターに狙いを定めていた。あとちょっとで撃っていたが、万が一
隊長に当たったらコトなのでやめた。感謝しろエルスマン。
 エルスマンはバスターの武器を使うついでに助けた隊長の偉大なる優しさに付け上がり、
なにやら言葉をかわしている。私さえ台詞がなかったのに、だ。一度隊長と矛を交えておきながら、
よくもまあおめおめと。欠片ほどプライドがあれば、隊長の相手にして頂いただけでも充分。
思い出を胸に腹を切り、タッド=エルスマン議員の汚名を雪ぐべきを、意地汚いにも程がある。
 実はその時、前日に鹵獲したNダガーから奪取したNJCをゲイツに取り付けていたので、
私はエネルギーが事実上無制限、撃ち放題だった。射的より楽だった。

 そうそう、その頃にはラウ=ル=クルーゼ(実名)とキラ=ヤマト(実名)による爆笑もののコントが
終わった。「それでも守りたい世界が……!」とか当たり前の事をほざく面汚しにやられて、
頑張ったのにクルーゼは死んだ。相討ちになれば後始末が楽だったのに。
 フリーダムもついでに撃破しておけば――

■■■
 ――という完成稿を手にふるふる震えているイザークに向かって、シホが言う事は、
「それにしても疑問なのは、どうして出版禁止になって――」
であったために、温厚なるイザークの堪忍袋も流石に緒が切れ飛んでった。
「第一稿で提出せんか、馬鹿者ォ!」
 すぱーーんっ!
 原稿の束は原作者の顔面を直撃し、怒声と効果音はヴォルテール全艦に響き渡った。

 時にC.E.73年、冬も始まろうという開戦前の出来事である。
291SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/27(日) 21:27:04 ID:???
元ネタの関係で未だありますが、とりあえず今日は此処まで。
292通常の名無しさんの3倍:2008/04/27(日) 22:04:24 ID:???
>>289-291
水を吹きそうになった。GJ!
それにしてもシホとイザークは完全に夫婦漫才をしているとしか思えない。
293赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:33:54 ID:???
 星空の海を漂うのは気分が良い。真っ暗な漆黒も光り輝く星々も全て自分の苦しみとは他人事で
 全てはあるがべき姿のままで美しい情景を描いていく。月に来て楽しいと思う唯一の時を満喫しながらも
 モーガン教官の厳しい指導も辛く何時も暗い月の長い夜も全ての疲れをこの色の中に溶かしていってしまう。
 黒い……えーと、あれはなんと言ったら良いんだろう? 猫が手だけを出して伸びをして居る様なシルエット。
 アークエンジェル級二番艦ドミニオン。あそこにあの三人が居るんだと思えば、自然と操縦の調子も良くなってくる。
 友どころか、記憶も家も拠り所の無い彼女にとって唯一名前を覚えている相手達。
 記憶が空っぽだったのだから、自然と思い浮かぶのがあの三人と飼い主様と暴力上官だけと言うのは
 実に悲哀に満ちたラインナップではあるがそれでもないよりましだった。欲しがりません勝つまでは。

「あいつら元気かなぁ」
「アスカ。今日は調子が良いな。そのままヘマをするなよ」
「は、え?あっ、はい!」
「巡航訓練後、ドミニオンの荷卸しと積み込みを手伝って来い。それが終わったら何時もの回避訓練を
 くたばるまでやれ。それで今日の訓練は終わりだ。解ったか?」
「……え? は、はい!」

 少女の声は十数日ぶりに凛とした声を発しながらもその言葉の端からようやく感情が覗かせていた。
 少女の乗る機体は頭が無い。人型MSと言うのは実は頭がとても壊れ易い。
 メインカメラやセンサーなどが積み込まれた頭は外部に露出しているし、何より強度的に装甲で守り切れない。
 その上、かなり高価である。また、頭だけあっても何も出来ない。レイダーなどには武装がついてはいるが
 標準機銃では対人相手以外でほとんどのMSや兵器には射程距離に対して有効打撃にならないからだ。
 なので巡航任務で月の軌道を回っている時は大抵、頭部を外されてサブカメラだけで動いている。
 また、あちこちに訓練時に壊さない様に関節や足に増加装甲が付けられていた。
 
 その姿を見てからか、中世の邪妖精の名前を担当の整備兵達が名付け、それが広まっていた。
 鎧を纏った首無しのバケモノ「死霊騎士(デュラッハーン)」と。

      機動戦士ガンダムSEED異聞 
             〜REVENGE WERWOLF GIRL
             Next to -00.27howl 「Girl's meets girl @」
294赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:34:44 ID:???
 私はザフトに拉致され、何とか救助されてから数日後、ようやく艦は月の基地へと足を下ろすことが出来た。
 3人の変なパイロット達に問い詰められるし色々尋問も受けたりする中
 ナタルさんが艦長だったのは唯一の幸いだった。泣いてしまった。格好悪かったなほんと。
 そして、私はこれからもこの艦に残る様に嘆願した。まだ戦場に立ちたいと自ら願い出たのだ。
 キラに逢って謝らなくちゃならない。その後のことは解らないけど、彼を傷つけてしまった
 自責の念だけは私の心に常に宿っていた。謝る資格とか今更彼に何が出来るかなんて解らない。
 けれど、今はそうしなければ、前に進まなければいけない。愚かな私でもそれだけは何とか理解出来ていた。
 しかし、想いだけでは世の中が動かないのもまた然り。いよいよ降りる手筈となった時も
 変なパイロットのオレンジ髪の子が開口一番、皮肉を私にぶつけてくる。

「ようやく、お荷物女も降ろせるねぇ」
「……違う」
「へ? シャニィ何を言ってるのさ? もう、こいつはおさらばだろ?」
「クロト、お前聞いてなかったのかよ? こいつ、この艦に残るらしいぜ」
「げーーー、ほんとうに? 何すんのさ」
「何って……それは、私にだって出来る仕事位!」
「……どんな仕事?」
「……え? そ、それは……えーと」
「ま、所詮小娘に出来る仕事なんて殆どねーがな。雑用でもやらせるんだろ」

 残念がる声、その声を笑う声、結局誰も私を気を使う声など一つも上がらなかった。
 当たり前だし、この人達にそんな期待をしてはいなかったがこれはこれでやっぱり寂しい。
 オルガの言葉を最後に3人は私をちゃかした後、とっとと先に基地に降りていってしまった。
 エスコートの一つも出来ないなんて最低!と思ってしまう私は多分、色々な事が足りてないのか欠けているのかしらね、ほんと。
 さて、どうしよう。……って、私仕事なんて。いや、そもそも学生だったから軍務とか全然解らないじゃない?
 そりゃ、アークエンジェルじゃ簡単な雑務位はやれてたけど。後はオペレーター?
 いや、暗号解読とかしなきゃいけないんでしょ? えー、ミリアリアみたいに噛まないで喋れるかしら。
 こんな事なら、ミリアリアやサイ達の仕事をちゃんと見ておけば良かった。そう、アノ頃は何も見てなかったのよね。
 そう考えると、嫌なリアクションを真っ向から向ける彼等は、ある種世間の本音に近いのかもしれないと改めて実感する。
 誰だって何も出来ない学生ボランティアに毛すら生えてない女が、軍艦の中でうろちょろされるのは落ち着かないだろう。
 ふと、そう考えて進んでいると、聳え立っている壁。通路のまん前に箱を何個も積み重ねたトーテムポールが
 私の目の前に立ちはだかって……あ、ぶつかった。がらがらと崩れて……え? 私の方に!?
 なだれの様に降りかかるダンボールやら色々な箱がそのまま重量と速度を経て私に襲い掛かる。
295赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:35:24 ID:???
「い、いやぁあああーーーーーーっ! 変態!!!」
「んへ? あ、ちょわああっ!! いっつぅうっ!!」

 私は悲鳴とともにその手を払いのけながらも足でその軍人さんを蹴り上げ
 相手は疑問を抱いたまま、その廊下の宙を舞い壁へと叩き付けられる。
 重力が6分の1になっている基地内で私のか弱い力でも十分に相手を突き飛ばす事は出来たのだが
 次に移る光景に私は目を見開いて驚く。髪が真っ白だ。白い肌に白い髪。
 物語の妖精か何かを彷彿とさせる白い存在に思わず息を呑む。"綺麗だ" 素直に私はそう思った。
 そして、相手が後頭部を抑えているのに遅れて気付き、私は慌ててその軍人さんへと近寄る。
 元はといえば、私の不注意だったと言うのに何をやっているんだろうっと内心泣きそうだった。
 幸い、軍人さんの方は怪我は……って、多過ぎじゃないこの怪我の量!? どんだけ、ダメージ受けているの!?

「ごめんなさい! だ、大丈夫ですか? その私もぼーっとしてて」
「あーあー、平気平気。痛いのは慣れてるから。それよりそっちに怪我はない?
 後、胸大きいね、お姉さん」

 近くで見るとその軍人さんは体中傷だらけだった。青痣や唇も一部腫れている。
 眼も真赤に充血……いや、コレは元からなのかしら? その人は真紅の瞳を持っていた。
 体の埃を振り払いながらも帽子を取ってぺこりと頭を下げてくる。帽子の中には更に多くの髪の毛が
 隠されており、それはもはや腰の方まで届いて居る異常な長さ。軍隊と言うのは意外と緩いのかしら?
 まぁ、あの3人も結構奇抜な髪色をしていたけどね。それにしても傷だらけなのはイジメ?
 見るからにか弱そうには……いや、そうでもないわね。肌や髪の色素は薄い感じだけどちゃんと鍛えてるし。
 ふと、その軍人さんは頭を下げると散らばった積荷を積んでいたカートに戻していく。
 私は取り合えず出来る範囲で積荷を集めるのを手伝い始める。
 片付けは人並みに出来ているつもりだったが、あんまし重いものを持ち上げる事は出来ず
 結局、散乱した缶詰を箱に詰め直す作業に終始していた。
296赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:36:22 ID:???
「あ、良いですよ。やっておきますから」
「やっ、そんなぶつかったのは私だし。ごめんなさいね……変な声上げちゃって」
「いえー、ああいう声ってボク出せなくて。すぐ手が出ちゃうから御姉さんは良い判断だったよ」
「そ、そうなの? さすが軍人さんね」

 軍人さんはにこりっと痛々しい傷だらけの顔を向けながらも微笑んでいる。
 すぐ手が出るって事は痴漢とかに対して、手を捻り上げてしまう様なタイプなのだろうか。
 もしくはそのまま速攻で殴りに掛かるって……なんだかあのパイロット達みたいね。
 地球連合ってあんな野蛮な人達しか居ないのかしら? この先、此処に所属していて大丈夫かと今更ながら不安になってくる。
 ――いや、と言う事は待って? この子は女の子だったってこと!?
 そりゃ、軍の作業用のつなぎを着てたとはいえ、女の子と男の子を間違えるなんて私ってどれだけ
 周りが見えてなかったのかしら。と言う事は蹴った分は余計? ほんと、悪い事しちゃったわ。
 私は身をつまされる感じをしながらも、一通り私はその積荷の運ぶ作業を手伝った後
 彼女に何か飲み物を奢る事にした。それで帳消しになる訳じゃないんだけど、せずには気が済まない。
 ああ、押し付けがましいかしら私って。さっきのキラの事に関してでも何にしても。
 ジレンマに陥ってどうしようもなかった。うーん、これは何とかしないと本当にダメかもしれない。
 
「有難う御座います。奢ってもらっちゃって」
「良いのよ」
「…………お姉さん僕の顔、何かついてる?」
「い、いえ。別にそんな……えーと、コーヒーなんて傷に染みないの?」
「え? ええ、まぁ少しは。けど、好きだから」
「そう。強いのね。貴女は」

 二人で荷物を積み込みの作業を終えると自然と親近感と言うかまぁ、私がココロの拠り所が無い現状の所為か
 何となく、距離は縮められたかなぁっと思いたい感じではあった。相手はどう思っているか解らなかった。
 なんだかにこにこ笑っている天然系と言うかのほほんとはしてるんだけど、真意が読めない感じがする。
 私がそれが気になってじっと相手の顔を見ていると軍人の少女の方から声を掛けてくる。
 軍人の少女は傷の痛みを時々感じさせる様に眼を細めながらもコーヒーを喉へ流し込んでいた。
 口の中にも傷がやはりあるのだろうか? という事はやっぱり殴られたりしている?
 何が彼女をそうさせているのか? 私は若干の好奇心をココロに宿していた。
 憧れの一種だろうか。強くなりとも少し思っている。けど、私に出来る事なんてほんとに何があるのか解らないけど。

「ボクは強くなんて無いよ。全然、ただ何も出来なくて今は此処に居るだけですから」
「そうなの……私も似た様なものね。助けられて連れ去られてまた助けられて」
へぇ。お姫様みたいだね。物語の」
「私はそんなに綺麗な女じゃないわ」
「訳アリって感じだね」
「貴女こそ」
「ん? バレちゃった?」
「隠してるつもりなの? そんな傷だらけで」
「「アハハハハハッ」」
297赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:39:03 ID:???
 良く解らなかったが私も相手も笑いが止まらなかった。お互い何だか傷だらけで
 何でこんな苦労をしているのかと解らない位に愚かだったところが共感出来たのだろうか。
 色々と素性を話し合ってみた。”傷の舐めあいを期待していたか?”と問われれば
 そうだとしか答えるしかない。自分も相手の過去は哀しいものばかりだ。
 私はヘリオポリス崩壊に父親の死、敵に捕まって色々と連れ回されていた事。
 そして、キラの事も勿論話した。自分でも何かを纏めたかったのだろう。
 軍人の少女も自分の事を話してくれた。彼女はオーブに居たらしい。
 何でも戦災の中、肉親を全て軍人に殺されてしまい、今は此処に引き取られている。
 殴られたり蹴られたりすることを笑顔で語っている彼女のタフさには驚いた。
 同じ女としては考えられない。私なんて顔を殴られたら、三日は塞ぎこむわよ。
 外の人達は皆強かったのだと痛感する。私はヘリオポリスって箱庭で育ってただけ。
 辛い事にいざ直面したら、人に頼って、傷付けて、それでも縋っていた。

「貴女は……ほんと、強いのね」
「ん? まぁ、運が悪かっただけだよ。
 それに人間何かあったって生きていかなきゃいけないから」
「そうね。……死ぬって事も生きるって事も難しいわ」
「死ぬ事を考えるより、生きる事を考える方が生産的だよ」

 すっかり空気も落ち込ませてしまった。情けないな私って。
 こんな傷だらけになっても頑張っている子を目の前にしながらも自分の弱さを見せて
 構って欲しいって見せているのかもしれない。そういう弱い考えが大嫌い。
 そして、自分も被害者ぶって散々当たり散らしてキラに頼っていた自分も嫌い。
 だから、そんな自分を許して欲しいとも思わないけど頭を下げずには居られない。
 贖罪の気持ちというのは胸いっぱいになって頭に上ってそのまま頭を垂れる様に
 出来ているのだとこの年になって初めて解った。果てしなく情けないけど。

「あ、お姉さん。ちょっとさ。お願いがあるんだけどさ、支給品で化粧品持ってる?」
「ん? ああ、ザフトで拉致られた時にご丁寧にその時使ってたモノもくれたけど
 ……やっぱアザとか隠したい?」
「それもあるんだけどねぇ。ちょっと欲しいものがあるんだ。
 まぁ、化粧品って部類には入るか怪しいけど」
298赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:40:48 ID:???
―月プトレマイオス基地、トレーニングシミュレータールーム近く廊下

 回避訓練。MSとは戦闘機の様にドックファイトをするだけにはいかない機体である。
 すぐに振り向かねばならないし、宇宙と言う空間ならより自由に上下左右へと攻撃が仕掛けられる。
 接近したら白兵武器を取り出せるし、機銃やミサイル、ビームなどあらゆる武装が想定される。
 故に回避訓練と言うのは一番重要な操作なのである。何せ、量産機と言うのは脆い。
 本来、戦車の延長としても考えられるMSは硬い装甲を盾に突破力が無くてはいけない。
 しかし、そんなモノはビームと言う高威力の兵器の前では紙にも等しいし、避けて何ぼの機動性である。
 その回避訓練と言うのは実に簡単である。
 想定されるのは50m×50m×50m空間から四方八方ビームやミサイルが飛んでくる。
 それを地上もしくは宇宙空間を想定してひたすらに避け続けなければいけない。
 何故、こんな訓練をするか? 答えは簡単だ。地球連合にMSをくず鉄にする酔狂さは無い。
 戦場では弾丸とビームの雨を掻い潜って相手に此方の武器を当てなければいけない。
 弾避けを含め、相手の倍の戦力を当てる余裕や伝統は今の所はMS戦には存在しない。
 まして、どっかのバカMSが戦場でマルチロックオンをし出して七面鳥撃ちをし始めたらしい。
 それが戦場を混乱させる為、余計に”回避”と言う行為が重要視される様になったのだ。
 避けられなければ死ぬ。所詮、量産型MSは避けて撃ってがなんぼ。それが常識へと変わりつつあった。

「右! ええぃ、そんなに飛ぶな! くっ、スロットの加減が! なんでももっと細かく動けないんだ!」

 眼を血走らせながら、何度も何度も被弾しながら、体に感覚を染み込ませている。
 操っているのは彼女にとって何処か懐かしい見覚えのある機体だった。
 連合はダガーを既に主力と考えては居なかった。量産性は確かに良い。武装もシンプルで機体も安定している。
 別の現場では一山幾らのダガーやモビルアーマー部隊の機体と中身は安定したカリキュラムで量産中である。
 じきに大規模作戦の為にごっそりと連れて行かれるだろう。だが、プレイトマス月基地……此処は違う。
 パナマやオーブでのパイロットの鍛錬不足やOSの不良などの反省を活かし
 対MS戦と対艦船戦用のシュミレーターデータとしてオルガ達が乗っていた機体の量産予定機を此処では使っている。
 其れゆえに突っ込まれているデータは素人向けではない”じゃじゃ馬”であった。
 出力を安定させるのも操縦に慣れるのも一苦労するものばかり。
 短期集中で特殊な機体への操縦を身に付けさせて、戦場の鎹になる為に適性のある機体へと集中させる。
 そういう”お高い”機体を下手に潰させない為にも専門的なカリキュラムを模索、実験している。
299赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:41:40 ID:???
「ふぅっ、全くモーガンも無茶をしやがる。ボコボコだったぜ? 女の子なのに」
「アノ子達も大変そうね。あなたのレイダー制式機の方はどうだ?」
「俺ですか? 元戦闘機乗りならアノ位楽勝ですよ。宇宙の方が着いたら南アメリカ勤務だと」
「暑い所ね。熱や女に浮かされない様にね? ジェーンが泣いてしまうわ」
「はっ。そんな事、俺はさせませんよ」

 遠くの二人の歓談を他所に少女はひたすらに避ける訓練をしていく。
 彼女の乗っている機体はとても軽量化されており機動性は元々高く水面や地面をフロートする事も視野に入れられていた。
 また、高威力の武装を二種背負っており、極めてシンプルな機体である。
 故に一番重要なのは”動き”。軽いという事は装甲が薄い。威力が高いという事はそれだけ出力が高い。
 確実に相手を詰め将棋の様に追い詰めて、高威力の攻撃で一気に捻り潰していく。
 遠くの二人はそんな機体を四苦八苦しつつもを歯を軋ませ、機体を避けさせていく様を見ている。
 肌の黒い男、エドワード・ハレルソンは悲哀を隠した口調で、少しも嬉しそうに感じさせない自慢話をしている。
 白肌の黒髪の女性レナ・イメリアは冷静に少女の動きを見つめつつマイクを取る。
 凛っとした声が小さいコックピットに響いたのは丁度少女が21回目の失敗をした直後であった。
 レナには見えていたのだ。少女が被弾し、撃墜されて失敗する光景が。

「聞こえているかパイロット」
「また、失敗、もう少しあそこを……ハ、はい! 聞こえています」
「地球でMSパイロットの教官をしてた者だ。今から言うことを頭に叩き込め」
「はい!」
「機体の速さやチューンに頼るな。ミサイルは撃ち落し、ビームは点だ。
 向けられる銃口と引き金を見ていればいい。人が操縦している。その基本を忘れるな」
「は、はぁ」
「お前は機敏過ぎる。全部が全部無理に完全回避しようとするから機体がついていかんのだ。
 多少掠ってでも直撃を避ける様にしろ。戦場では2〜3機落としてきちっと帰ってくる奴が優秀なんだ」
「は、はい! ご指導ありがとう御座います」
300赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:42:28 ID:???
 驚きと共にレナからアドバイスを受ければ、素直にそれを受け取り再び訓練を再開し始める。
 少女の元気の良い返事に満足げに僅かに唇を上げながらも、その様子をエドワードはチャカす様に
 顔を覗き込みながらも笑っている。レナはにやついた顔をどかす様に頬を手で押し退け
 そのまま通路を進行方向へと歩いている。肌の黒い男は両手を頭の後ろに組みながらも
 懲りずに小さく口笛を吹いている。笑いを漏らしながらも女性を見ているが女性は端から眼中に無く
 かつかつと重力からなる軽い靴音を響かせつつ、歩を進めて行く。
 しばしの沈黙。少女のシミュレーションルームから大分離れた所で黒人の男の方から口を開いていく。

「珍しいな。わざわざご指導とは」
「あんな避け方をしてたらすぐ死ぬ。敵の攻撃するもの”全て”を敵対している様ではね?」
「随分お優しい事。教官様とは言え、勝手に教えて良いのか?」
「アノ機体は良い機体だからね。下手に乗られて落とす訳にはいかないわ」
「ん? 教官は砲撃と射撃が専門でしょう?」
「門外漢と言われるほど疎いつもりは無い。回避は基本だ。忘れたの?」
「まぁ、そうだが……っとさて、そろそろモーガンも非番になる時間か。出迎えとしますか?」
「エド、そのマメさを少しはジェーンに向けたらどうかしら?」
「教官。質問を質問で返すなとあなたに教わったんだが」
「今のあなたは訓練兵ではないわ」

 色黒の男は罰の悪そうな顔をしながらも唇をへの字に曲げて眉間に皺が寄る。
 小さく女性は笑った後、そのままそのポニーテールをなびかせながらも歩き出そうとしたその時
 けたたましいアラームの音が密閉された通路を韋駄天の様に駆け抜ける。
 緊張感と共に二人の雰囲気も一気に引き締まり、基地内に設置されたスピーカーやモニターは
 地球連合所属の機体の襲来を告げてくる。基地の周りを巡回していたダガーは姿を見た途端に
 弾丸の雨を降り注がれながらも大破しており、基地は強襲を受けている真っ最中だ。
 二人は顔を見合わせた後、状況確認の為にドックへと来た道を走り戻っていく。
 途中、先ほどの声を掛けたシミュレーターのカリキュラムを強制終了させる。
 今度は男の方から話しかけながらもカプセルになっているその座席を
 緊急脱出用のコックを開けて、少女を連れ出そうとする。
301赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:43:23 ID:???
「おい! 敵襲だ! 敵は何処の誰だが解らんが早く出て自身の持ち場へと着くか避難を!」
「てき……し…ゅう?」
「そうだ! 敵が来たんだ! こんな所にいたら危ない! だからさっさと――」
「いや……だ」
「はぁ!?」
「敵……倒さないと……ダメじゃないか……あ、この感じ……近い。行かなきゃ
 俺が居なきゃまた マユが死んじゃう……」
「こ、こら! ちぃっ! レナ教官! ソイツを止めてくれ! 正気じゃない!」

 少女は男を突き飛ばせば、そのまま猫の様に一気に廊下へと飛び上がり
 廊下を駆けていく。途中、先ほど声を掛けたレナの横の壁を蹴りつけると
 あっという間に追い抜いてそのままドッグへと向かった。少女の目は爛々と輝きながらも
 まるで、何かに導かれる様にまっすぐに迷いの無い走りを見せている。
 門の閉まる所を滑り込んで突破していく。二人はロックを掛けたのもむなしく自らを隔離する形へとなってしまった。
 少女はその大きな本能の流れに身を任せながらも運び込まれたばかりのソレに眼を向けて歓喜する。 
 レナはそれを止める事も出来ず……否、止める事すらしようとしなかった。
 少女は歴戦の戦士であり、今は教え子を抱える教官の死線を踏み越えて奥へと掛けていく。

「あーあー、レナ教官。仔猫ちゃん一匹捕まえられないんですか? こりゃ、ロック解除しないと出れませんよ」
「あれは猫じゃない」
「あ。いや、確かに女の子でしたけど」
「あいつは、モーガンより性質が悪いぞ。狂犬ってレベルじゃない」
「へ?」
「あいつの瞳の中に狼が居た」
302赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:43:56 ID:???
 抜ける先に先ほどまで月の軌道旅行を共にしていた愛機が鎮座している。
 ふと見れば、既にモーガンが乗っている愛機のガンバレルダガーの出撃した痕跡があった。
 内心焦りつつも近くに居た整備兵を呼びつける。その声は怒気と焦りと攻撃性と
 色々なものが混ぜ合わさった咆哮に近く、機体の避難などを行おうとしていた整備兵が
 びくっと背筋を震わせながらも駆け寄ってくるアスカに驚きの表情を向ける。
 そんなリアクションをお構いなしにアスカは整備兵に掴みかかりながら返事を2〜3返した後
 自らの愛機へと駆けていく。重力の薄いこの空間で一つの跳躍はまるでバッタかウサギの様に
 コックピット部分へとたどり着き外部の緊急用の開閉を作動させて強引へ中へと押し入っていく。


「緊急出撃! 教官から命令は貰っている。早く俺のカナールを出してくれ!」
「は? え、あ、はい。巡航任務のままでバッテリー充電も終わっていませんが……武装は?」
「剣と盾だけあれば問題ない。充電は良いから発進準備を!」
「解りました。バッテリーはあまり残っていませんが御武運を!」
「了解(ヤーッ)! とびっきり良い首引っつかんで持って帰ってくるよ!」

 少女脳みそがどっぷりと麻薬に漬けられていく様子に、整備兵は気付くことなくハッチの扉を開ける。
 普段彼女を見下していた整備兵ですらその迫力に気圧されていた。
 狂気じみているほどに端が釣りあがる唇。眼球は普段の何倍ものスピードで機体の起動を始める。
 首無きその機体は少女の想いに応える様に、残りかけのバッテリーで自らのその装甲の色を変えてゆく。
 小さく肩を揺らし、少女の声はコックピットの中で反響し歯を軋む音、シートの擦れる音すべてが
 エコーが掛かって消えるほど、少女の心と魂は高揚して今にも果てそうになる。

「さぁ、俺のカナール! 復讐の時間だ。あいつが! ”キラ・ヤマト”がこっちへ来るぞ!」

                                      Next to -00.25howl 「DOG FIGHT」
303赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/04/28(月) 16:48:33 ID:???
以上です。今回ちょっと話の都合で普段の二話分くらいつまってます。

・シンは女体化?してもラッキースケベなのは桑島センサーでもついているのだろうかorz
・落ち込んでるフレイって扱いにくいorz
・機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAYって解る人いるかなorz

の三大不安でお送り手居ます。
途中で出てきたレナとエドは漫画のSEED DESTINY ASTRAYのキャラなんですが
えーと、Wiki等の情報で解りづらかったらなんかネタ紹介も考えますのでそこら辺もレスして下さると幸いです。
では、投下失礼しました。
304通常の名無しさんの3倍:2008/04/28(月) 21:44:11 ID:???
デストレイが出た!GJだーよ
305SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/29(火) 19:47:53 ID:???
1/
超一流ザフトレッドの超一流の電波だ!! 生で受信してオドロキやがれッ
ミネルバの金髪人!! レイ=ザ=バレル!!!
*トリートメントの秘訣を訊きたいザフトレッド 第一位
*寝言を寝て言わないザフトレッド 第一位

絶対領域はこの女が完成させた!!
ホーク家の切り札!! ルナマリア=ホークだ!!!
*仁王立ちの決まるザフトレッド 第一位
*絶対領域の固いザフトレッド 第一位

若き主人公が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ ラッキースケベッッ
俺達は君を待っていたッッッ シン=アスカの登場だ――――――――ッ
*逆切れ注意の標識が必要なザフトレッド 第一位
*職務質問されそうなザフトレッド 第一位




☆(こっちは今回でません)

加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました!
七光りワカメ ユウナ=ロマ=セイラン!!
伝統派氏族 ウナト=ロマ=セイラン!!
東洋の巨娘! ロンド=ミナ=サハク!

……ッッ  迂闊なもう一名は残念ですが、到着次第ッ皆様にご紹介致しますッッ


306SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/29(火) 19:50:17 ID:???
2/
 CE73年八月――アーモリー・ワン ドック区画 ミネルバ

「汚さないように頑張って下さい」
 思えば、この敬語がひきつっているようだったのが、虫の知らせというやつ
だったかもしれない。
 やけに丁寧な緑服の先輩から渡された、新品の赤い制服は、袖を通した
数十分後には、ミネルバMS格納庫で汗と泥と、そしてオイルに塗れていた。

「289……290……」
 すぐ近くで、腕立て伏せを続けるレイの声がかすれて聞える。絶え絶えな呼吸の合間に、
汗の落ちる音が聞えた。シン、レイとルナマリアの汗で、小さな水溜りが出来ている。
「さて、シン君ルナマリア君は三セットが終わったね。レイ君遅いよ」
 シンを見下ろして……あるいは見下して言うショーン=マクドナルドに、レイは恨みの無い、
しかし厳しい視線を向けた。にこやかなショーンと刺々しいコントラストを作る。
 普段から険しい目つきが、プッシュアップの疲労で更に深くなっていた。

 どうして腕立て伏せか? 理由は分かるが、理屈に納得いかない。
「呼び出しから三百秒掛かったから腕立て伏せを三百回! 三人いるから三セットずつだね」
 真新しい制服に意気揚々とする三人を呼び出し、ショーンが早速言ったからだ。

「299……300!」
 鍛えてはいても体力に恵まれたレイではない。九百の反復を終えて崩れ落ち、ようやく
身を起こした赤服にはべたつくオイルの黒がついていた。

「大分汚れましたな……」
 地面に女の子座りしているルナマリアと一緒に、シンとレイはバケツ一坏の水を浴びる。
前髪から水滴を垂らすルナマリアの頭上に、空の器を掲げているのはデイル=ホッパーだった。
「今度からは"適当"に急ぐほうが良いでしょう。今度こそ『汚さないように頑張って下さい』よ?」
 泥だらけの赤服を着込むシン達に、真新しいそれを渡した時と、それは全く同じ声色だった。

「それじゃあ新しいザフトレッドを工廠の皆に宣伝してこようか。目安はまあ……三時間!
それが終わったらMSのシミュレーションだから、これに着替えてからね」
 指差されたのは、長期活動パックを装着したフル装備スーツ。全備重量で十kg超の逸品だ。
「早く帰って来ませんと、制服についた油汚れが落ちなくなりますので気をつけてください」
 プラントは直径約八キロ、迂回しながらだと一周三十キロはある。
 デイルは無理矢理語尾に引っ付けた形だけの敬語を使い、白い歯をむき出しにしてみせた。
307SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/29(火) 19:52:27 ID:???
3/

 ――二日後。

「お……やってるやってる。なんか昨日よりも装備増えて無いか?」
「アレ見るとさ、整備コースで良かったなって思うよ、本当」
 ヴィーノとヨウランが囁き合うその先で、よたつく三人組みが走りこみを続けている。
「ところでさ、ヴィーノ」
「んー?」
「下着だけの女の子よりもさ、靴下をプラスした方が露出度高いような気がするのは、
それって俺の頭がおかしくなったのか?」
 ヨウランの脳裏にショートカットから前髪の垂れる、パイロット少女が描かれる。
「いいや……靴下をワイシャツに替えたら心底同意するから、正常なんじゃねえ?」
 ヴィーノの目蓋の裏には、ツインテールのオペレイターが映っていた。
「そうか、やっぱお前とは仲良く出来そうにないなあ」
「いいや、好みが被ってないから大丈夫だろ?」
 整備の予習復習実習で、かれこれ三日は寝ていない二人だった。



 シンはいい加減に我慢が出来なくなった。
「くそ! どうして毎日毎日腕立てに腹筋にスクワットから、走りこみばっかりなんだ。
満足にモビルスーツ機動の訓練も出来やしない! 負けたら終わりってなんだよそれ!」
「メニューは毎日増えてるのに……それだけ話せるアンタが怖いわ」 
 やたらと重く、かさばるパイロットスーツでのろのろと走る三人だが、
それゆえに体力の差は歴然だった、レイに至っては話す気力が残って居ない。

 回るコースも三日目に至って更に長くなって居た。
 そこに追いつく小柄な影が、一つ。
「お姉ちゃん! レイ! ついでにシンも、ドリンク持って来たわよ!」
「メイリン!」
 倉庫ブロック横、若木の植樹されたグリーンゾーンにてドリンクパックを
抱えて居たのは、オペレイターの訓練が休憩中のメイリンだった。
「見つかったら大目玉だから、こっそりとね!」
「レイからだ、喉が渇くっての通り越して脱水しかけてる。時代錯誤のスパルタだよな」
 レイに向かって、立ち止まるなと注意しつつパックを渡す。
「止まっちゃったら動けなくなるからな。それからあの敬語だよ、気持ち悪い!」
「本当。余所余所しいわね。そのくせメニューは甘くないし」
「……俺達が、まだ彼らの"客"に過ぎないと、言う事だろう」
 水を含んだレイが、息も切れ切れながらに説明する。
「一度でも俺たちが勝てば、変わるだろうが、な」
 グリーンゾーンを抜けた彼らの目に、新造戦艦の巨体が見えてきた。シン達は、
その格納庫に収められているはずの新型モビルスーツの姿すら見ていない。
308SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/29(火) 19:53:51 ID:???
4/

「パイロット達の様子はどうだい? ミネルバの出陣までには間に合いそうかな?」
 シミュレータールームの前、着崩した制服でくつろぐデイルに訊ねたのは、
黒服で一番ヒマな副長だ。
「分かりませんよ副長。アカデミーの成績では計算が付かない部分ですからね。
グラディス艦長の仕事が増えるんでなければ、幾らでも時間を掛けられるでしょうが……」
 ややぶっきらぼうに、上官に対する最低レベルとして答える。副長は気にすまい。

 アーサーはむしろ事務的な手腕を評価されての黒服、ミネルバ副長を任されているきらいがあった。
 平時のトライン、臨時のグラディス、と言われる所以だ。
 アーサーがヒマそうに見えるのも、書類仕事が作業の多くを占める現状に関し、
その才能を発揮した結果だった。

「見てっても大丈夫ですよ。丁度……昨日よりはマシな状況で帰って来たかな?」
 格納庫に走りこんできた赤服組みに向かってショーンが更衣室を指差すと、先ずはシンとレイから
一つしかない更衣室に入って行った。這うようだった初日に比べれば大分マシだろう。
「彼らは更衣室を綺麗にしてるかな? 昨日は凄かったよね」
「あいつらがきれい好きになるなら、チンパンジーだって脱毛するな」
「……それじゃあ僕たちも着替えようか、適当にゆっくりね」



 極限までリアリティを追求して作られたシミュレーターは、仮想現実上で機体を起すのにも
現実と同じ手順をが要る。新人達にザクの使用を許し、ゲイツを使うのはそこに理由があった。
 大戦中の開発から2年。戦時中にプログラムが洗練され、戦後に構造が単純化されたゲイツRは
起動シーケンスが最新型のザクとは比較にならない程"短い"。
 それはルナマリア=ホークが彼らに倍する操作のスピードを誇ろうとも、覆せない差なのだ。
 故に、ザフトレッドの後からシミュレータールームに入ったショーンとデイルのゲイツRは、
電子スペース上でザクよりも早く動き始める。

 ザクの両眼に光が灯った瞬間には、戦闘ステータスで起動したゲイツは既に接近していた。
「遅い……」
 得物は互いにビーム兵器、ならば装甲の問題は決定的な差ではない。
 身構える時間など与えず、ゲイツがビームライフルを構え、起動したばかりのザクを狙う。
先ずは武装から。正確にバッテリー部分を狙われたザクのライフルが爆発を起した。
『相手はルナマリア君だ。どうせ接近戦だよ、気をつけて!』
「分かって居るさ、ショーン」
 デイル機はトマホークを抜いたザクから間合いを取りつつ、足元を縫うような弾幕で動きを封じる。
その間にショーンはシンとレイのザクを引き付け、デイルと戦うルナマリア機と効果的に分断していた。
「五分もかからない、な」

 疲れきって、更に先手を打たれたのだ。シン達に勝ち目は元から薄かった。
309SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/29(火) 19:56:42 ID:???
5/

 ――その夜、プラント標準時間02:13

「やっぱり、悔しいわよね……」
 消灯された女子用居住エリアの自室の扉をあけ、素足を晒す少女が暗がりに踏み出す。
 外の空気を数秒浴びて考えこんだかと思うと、中に取って返した。そして一分、
再び外の地面を踏む彼女の脚は、膝上までが黒のソックスに包まれていた。
「ちょっと寒かったものね」
 ズボンよりミニスカートの方が動きやすいと、信じて疑わないルナマリア=ホークであった。

 未だに作業の続いている整備ブロックを、人目につかないよう突破したルナマリアは、
照明の落されたシミュレーションルーム脇、一部屋だけの更衣室に踏み入る。
 シミュレーションルームの隣は、開かずの格納庫だ。なにやら作業中のようなので、
気付かれないに越した事はない。
 血と汗と涙とオイルの匂いが濃厚な狭苦しい更衣室は、ロッカーからパイロットスーツの袖が
はみ出して混雑している。
 ルナマリアは無言でロッカーを開け放した、三つ。

「先刻はここがごちゃごちゃしていたのが悪かったのよ。うん……」
 ヘルメットのサイズが混雑していたりして、余計な時間を掛けてしまった。急いで着込んだ
パイロットスーツに右手部分が無く、隣のロッカーに入っていたスーツから取り外した時、
ルナマリアはスーツがばらばらな理由を理解した。

 体力訓練ばかりのメニューを終えたときには疲れ果て、整理しようという気にはならなかった。
深い眠りから彼女を目覚めさせ、此処へと向かわせたのは、更衣室で着替えに手間取って居る間に
攻撃を受け、真空に放り出されるという悪夢だった。
「でも、やっぱりコレだけだと不十分よね。ちょっと覚悟しないと」
 三人分、装備を完全に揃えて更衣室を出たルナマリアは、シミュレータールームに灯る
微かな明かりを見る。
「眠れなくって……ね」
「……どうやらルナマリアも同じようだな」
 お互い、目の下に隈が出来た顔で笑い合う。レイだった。

「じゃあ、体力馬鹿シンは明日に備えて寝坊?」
 そんなはずは無いと思って、ルナマリアは問う。
「いいや、シンも既に"赤"だ。悔しいのは同じだな」
「うん、誰だって負けるときは在るけど――」
 シミュレータールームに入る人影、汗だくで空の鞄を抱えている。
「――負けっぱなしは許されない……そうだろ、レイ、ルナ」
 額を拭うシンの目は赤く、戦意にぎらぎらと光っていた。
310SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/29(火) 19:59:02 ID:???
6/

 ――翌日

 筋肉繊維をぶっちぎりそうな筋トレ地獄の後、赤い姿が三つ走っていた。
 装備は機能より重く、道程は昨日より長い。
「絶対にいじめよね……疲れるより、なんだか怒りが湧いて来たわ」
「喋るな、余計な体力が取られる……シンも黙って居る」
 そう、シンも黙っていた。一言も話さずに二人より先行し、ふと道の脇にしゃがみこむ。
かさばる装備の音をたて、身を起こしたシンの手にはドリンクボトルが握られていた。三本。
「昨日持って行った鞄はそれか……何処に隠してる?」
「いろんな所に、さ。どんなルートでも拾える位には隠してあるよ」
「早過ぎない?」ルナマリアはまだ喉の渇きを覚えない。
「その時にはもう脱水症状が始まってるんだよ。治すんじゃなくて、疲れない為の給水だ」
 体力馬鹿といわれたシンも、馬鹿なりに体力の事を考えていた。


 遥かに早く、そして確りとした足取りで格納庫に踏み込んできた三人に、
先任の二人とも驚きが隠せないようだった。
 何をしたのか詰問しようという気配は無い。そこまでは織り込み済みなのだろう。
 ショーンがコレまで通り、黙って更衣室を指し示す。
「意外と早かったな、去年の新人連中は二週間以上気付かなかったが……」
「赤と緑の差って奴じゃないかな? 皆色々やってたみたいだよ、昨日の内にね」
 ふらつかない三人を見たデイルとショーンは、少し急いで着替え始めた。


 駆け込み、すっかり整頓されたロッカーに驚く二人の背後でルナマリアがドアを閉める。
「はぁ……ルナ!?」「おい、ルナマリア!」
 目を皿にする二人の前で、ルナマリアはスーツの繋ぎに手を掛ける。
「何も言うなぁ! ショーンとデイルを慌てさせるの……分かった?
分かったら……二人とも後ろを向けぇ! って言うか見るなぁ!」
 剣幕に黙らされて、後を向いたシンの背後で重たい衣擦れの音がする。
「ルナマリアの言うとおりだ、更衣室が一つしかない以上仕方が無い……!」
 そして、前日にルナマリアが整理したであろうシミュレーター用のパイロットスーツは、
確かに三人のサイズ毎にまとめられていて着替え易かった。
「けど、つ……つっかえたらどうしよう?」シンがぼやく。
「何がだ!?」レイが反応した。
「聞くなよ――!」
 心の目と耳を塞ぎ、シンはスーツ着用に没頭した。
 見えず、聞こえる――特殊なシチュエーションが、余りに刺激的だった。
「自制心を誉めてやりてえよ!」
「これが終わってからにしろ、シン!」
「そこ、聞えてるわよ!」
311SEED『†』  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/29(火) 20:03:32 ID:???
7/7
 着替え終わった三人で、一斉にシミュレータールームに入る。
 昨日よりも明らかに早いが、それでもゲイツの起動手順は未だ早いだろう。
『――だから、使用する装備と戦闘ステータスを限定してチェック項目を減らす。
起動したらルナマリアがアタッカー、シンが近接支援、俺が間接掩護で動く、良いな!』
 モニターに手書きの起動シーケンス表が貼り付けてあった。通常の手順を
三分の二も飛ばし、モビルスーツを即席のインスタントで動かそうというのだ。
 起動後の戦闘モードは限られるが、各自が役割に専念すればいい。何より早い。
『オーケーよレイ。星二つ、貰うからね!』
 疲れはある、だが条件は互角以上だ。
「いける……!」指先まで熱い血液が走って、なおかつ頭が冷えていた。
 シミュレーター起動、画面に仮想の宇宙が映る。敵は未だいない。
 レイとルナマリアのザクに向けてライフルを振った。振り返される余裕さえがあった。
 遠くに、星と見間違えるような機影が浮かび、光が迸る。
『散開――!』
 レイの号令に合わせて、シンはスロットルを開け放った。


 ――十数分後。

「手際が良かったな。更衣室でよろしくやったか?」
 ザフトレッド三人は、デイル=ホッパーの自然で乱暴な口調を始めて聞いていた。
 シン達を過剰に敬いもしないが、認めている。ベテランの荒々しい"地"が心地よい。
「まあね、アンタら二人には、これ以上舐められたくないって話してただけだ」
 大口を叩くも、シン達は矢張りへたり込んでいた。

「今度、君の機体に星を書いておくといいよ。とても良い動きだった」
「要りません……実戦で本当に落すまでは、ね」
 開始時点では互角、ゲイツ二機とザク三機で、それでも接戦だったのだ。

「あー……こういった訓練をわざわざやったのはだな……」
 慣れない説明をしようというデイルを、ショーンが止めた。
「ネタバレはいらないけれど、タネ明かしは必要なんじゃないかな?」
「そうか、それはお前に任せる」
 デイルから受けて、ショーンは壁の通信機に呼びかけた。
「おやっさん、開けてくれ。……正直に言うとね、此処までが僕らの仕事、そして、
これからが君たちの仕事だ。この隣が何だか知っているだろう?」
 シミュレータールームの壁が、左右に開いて行く。
「こ……これは!」
 その向こうは、シン達も入った事の無い格納庫だった。ショーンが手を振ると、
薄暗い向こう側に照明が灯る。
「そう、こいつが噂のセカンドステージモビルスーツ。ZGMF-X56S――」
 照らされた灰色のPS装甲は、それを纏う機体は、炎を込められる瞬間を待っていた。

「固有名は"インパルス"。君達が育てる機体だ」
31245  ◆Ry0/KnGnbg :2008/04/29(火) 20:10:57 ID:???
 登場人物紹介にどうしてこんなに時間かけてるの? っていわれましても、
だってテンプレにあったから……としか答えられませぬ。
 元ネタは未だ残っているのですが、そろそろ十四話に入るのもありかなあと
思っています。少しずつ書いていたり。
 感想くれた方々有り難う御座います。
 それでは、また。
313通常の名無しさんの3倍:2008/05/01(木) 21:57:14 ID:???
種キャラを使って学園伝奇物というのはアリなのだろうか。
314通常の名無しさんの3倍:2008/05/01(木) 22:10:08 ID:???
ぜんぜんありでしょ。魔人学園でも魔闘学園でも。
315ひまじんの迷シーン大将 ◆Q/9haBmLcc :2008/05/01(木) 22:20:44 ID:???
どうも、ひまじんです。名シーン大賞の結果発表でございます。
まずは名シーン部門ベスト10を発表。だけど第6位が沢山あるので6位からw
第6位:20票
弐国氏『砂漠の少女は走る!』エディの痛いを乱暴に扱われてミツキが爆発するシーン。
ミツキの朝チュン。
『天使の観察日記』うろたえるチェンバレン
真言氏『lunatic love・“call my name,please”』ルナマリアの愛情が狂気に変わるシーン。
河弥氏
『In the World, after she left』第7話 アスランとルナマリアのシーン
第13話 シンとルナマリアのシーン
朝靄消ゆる ラストシーン
『最初の贈り物』ラストシーン。
高畑氏『ウンメイノカケラ』マユとムルタの交流
願い事が分かって泣くシーン『アスカしっかりしなさい』アウルの言葉にシンがビビるシーン
第5位:23票
愛と悲しみの歌姫氏『抜粋文』ラクスによるミーアの回想。
第4位:得票数25票
ひまじん『be to late』キラとシンが場末の酒場で酒を飲むシーン。
第3位:得票数:26票
SEED『†』氏『†』イザークの熱い登場シーン。
第2位:得票数31票
真言氏『hate and war・“happy circle”』のラスト。
大賞:得票数36票
種を蒔く人氏即興SSの『男前ハマーン様』

こんな感じです。
316ひまじんの迷シーン大将 ◆Q/9haBmLcc :2008/05/01(木) 22:30:23 ID:???
得票数部門
こちらはベスト5で勘弁して下さい。
第5位
赤頭巾氏75票
第4位
†氏82票
第3位
高畑氏95票
第2位
河弥氏108票
第1位
弐国氏116票

総得票1052票

名シーン部門、得票数部門のベスト3の職人さんにはひまじんがインタビューするので覚悟して下さい。

※高畑氏へのインタビューは種蒔きさん、真言さんと協議してどうするのか決めたいと思います。

得票して下さった方々、誠に有り難う御座いました。

317通常の名無しさんの3倍:2008/05/01(木) 22:42:37 ID:???
スレにもまとめサイトにも無いのに大賞?
318通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 03:25:36 ID:???
名シーン大賞上位職人さん、それぞれおめでとうございます。

>ひまじんさん
名シーンはかなりバラけているでしょうから無理だと思いますが、
職人別投票数は全公開なりませんか?
わずか一票でも投票してくれているってのが分かれば喜ばれませんか?
319通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 08:28:47 ID:???
>>317
ただの自演回避ではないかと……w
320通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 10:29:02 ID:???
ひまじん消えたw
321通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 12:04:54 ID:???
本当の一位がひまじんで自演回避のために種まきを一位に捏造か?

種まきもさぞかし嬉しかろうなww
322通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 12:22:21 ID:???
戦闘描写のできない汚物バラ撒き職人の話題をするなよ。
このスレが汚れるじゃないか。
323通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 17:21:33 ID:???
汚物種撒きが自演したんだろ。
戦闘描写が出来ないくせに自意識過剰で生意気なんだよ。
子供を孕むしか能のない淫乱阿婆擦れ職人は新人スレには不要。
女難スレ辺りにでも移籍して欲しい。
324通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 17:46:54 ID:???
男前ハマーン様とやらの詳細を希望。
325通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 17:49:34 ID:???
汚 物 種 撒 き
読 ん だ ら 死 ぬ で
326通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 17:50:49 ID:???
>>324
汚物バラ撒き職人の脳内妄想だろJK
327通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 17:53:52 ID:???
更年期婆にハマーンが書けるわけない
汚物の捏造に決まってる
男前ハマーンSSが事実なら投下してみろよ
くそったれめが
328通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 19:59:04 ID:???
ハマーンが誰か知らない屑が種蒔きさんに噛み付いてら

超合金魂スレの荒らしを師匠と呼んでるんだってな、3▽目はw
329通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 20:20:52 ID:???
>>328
え?あれ三△目本人だろ?
こうやって一般人の休暇に合わせて荒らせば同一人物とバレないと
本人が必死に信じてるだけでww
330通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 20:31:46 ID:???
汚物が信者に命令して投票させたのか
卑怯すぎて話にならねえ
さすがは更年期婆だな
腹黒過ぎて反吐が出る
マソコも使いすぎて真っ黒だ
331通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 23:00:14 ID:???
あーあ
新人スレも汚物の毒牙にかかっちゃったよ
332通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 23:02:50 ID:???
荒らしの自演コントよりひまじんの自演インタビューを見たかったw
333通常の名無しさんの3倍:2008/05/02(金) 23:53:34 ID:???
>>332
保守用スクリプトに反応してもしょうがない
誰が仕込んでるのか知らないが
長期休みは過疎るからありがたくはある
334通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 06:43:34 ID:???
汚物はミレーの名画を侮辱している
絶対に許せない
335通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 12:36:53 ID:???
汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物
汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物
汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物
汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物汚物
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阿婆擦れ阿婆擦れ阿婆擦れ阿婆擦れ阿婆擦れ阿婆擦れ阿婆擦れ阿婆擦れ阿婆擦れ阿婆擦れ
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更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆
更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆更年期婆
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336通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 21:07:11 ID:???
ぐつぐつの鬱展開は嫌いじゃないけどスプラッタは駄目だな。
なんつーか、赤頭巾氏のSSって富樫っぽい感じがするんだよな。
337通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 21:46:47 ID:???
確かに赤頭巾は幼稚な狂気を自慢げに書いてるな。
338ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:38:45 ID:???
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339ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:39:16 ID:???
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340ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:39:40 ID:???
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341ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:40:11 ID:???
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342ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:40:58 ID:???
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343ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:41:26 ID:???
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344ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:41:44 ID:???
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345ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:42:01 ID:???
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346ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:42:17 ID:???
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347ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:42:38 ID:???
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348ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:42:49 ID:???
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349ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:43:09 ID:???
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350ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:43:36 ID:???
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351ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:43:51 ID:???
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352ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:44:32 ID:???
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353ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:44:56 ID:???
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354ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:45:31 ID:???
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355通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 22:45:35 ID:???
しかし遠藤がマジェか
356ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:45:49 ID:???
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357ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:46:30 ID:???
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358ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:46:47 ID:???
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359ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/03(土) 22:47:03 ID:???
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360通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 22:49:52 ID:???
ちょっちチャットに面貸せや埋め厨野郎
361通常の名無しさんの3倍:2008/05/03(土) 22:51:01 ID:???
あ、450キロバイトを越えたようなので、余裕のある人次スレをお願いしますね。
連休明けぐらいが丁度よいかと思います。
362ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/04(日) 11:17:24 ID:???
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363ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/04(日) 11:17:35 ID:???
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364ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/04(日) 11:20:36 ID:???
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365ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/04(日) 11:20:46 ID:???
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366ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/04(日) 11:20:58 ID:???
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367ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/04(日) 11:21:11 ID:???
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368ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/04(日) 11:21:22 ID:???
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369赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/05/04(日) 18:33:56 ID:???
>>337
幼稚な狂気を自慢する……その表現良いですね。
作品に使わせてもらいます。マユ・アスカ(偽)なんて正にそんな感じですし。感謝。
370赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/05/05(月) 22:25:01 ID:???
 願いは何時か叶う。想いは何時か伝わる。夢は何時か現実になる。
 人は希望がなければ生きていけない生命だ。
 人類初のお母様たるパンドラさんが嫁入り道具の箱(一部壷説あり)をきっかけに人は希望に縋って生きている。
 けど、結構疑問がある。願いは何時か叶うというか例えば、その願いは不変だろうか?
 伝えるべき思いは不変だろうか? ボクなんて支給されるご飯が美味しく食べられて
 ああ、久しぶりに温かいご飯が食べたいと言う願いは叶ったのだが、既にもう飽きている。
 どの世界、どの時代の海軍もカレーが好き過ぎて困る。何だ、インド辺りから金貰ってるんだろうか?
 後は想いもそうだ。三日前まで好きだった人が今、好きになられても困る訳で
 今の想いを違っていたら中々困ってしまう。夢も然り。例えば、お肉が食べたいとしても
 おなか一杯だったり、そこらじゅうで簡単に手に入る様ではそれはもはや夢ではない。
 かくして、人は夢や希望に求められるのは「即効性」だったりする。
 無論、何十年人生をかけてやる偉業もあるんだと思うけど、そこまで根気ないし。
 さて、それではボクの夢を近付けるために、時に遠回りでもしてみよう。
 そうだね。

   ”神様。もし居るなら、想いは2時間、願いは半年、夢は3年以内くらいのペースでお願いします”

   嘘を吐く猫少女 -00.4番目の嘘
  「遠回りとはえてしてときに近道ではあるんだけど、同じ条件で計測できないからどっちが早いか解らないよね」


 はい。ただいま! 潮風を肌で感じて、もキラキラ光る海面を眺めている内に眠りこけつつ時を超えて、ご起床して差し上げました。
 何か、滅茶苦茶怒られた上に殴られちゃったよ。痛む頭を抱えながら、甲板の潮風から避難するかの様に船の中へと避難しました。
 さて、そんな寝起きが最低なボクな訳だが、こんな状況でも”いやー、助かった助かった。ほんと良かったよ”と思う今日この頃である。
 何とかオーブの難民になるところだったボクは、軍に救助されて今はまったりと船旅を楽しんでます。
 軽く軟禁中だけど、雨風凌げてご飯食べられてベットで眠れるなら万々歳だよ。
 美味しいカレー、カレーとかカレーとか食べられてもうね。舌が黄色になる感じです♪……嘘だけど。
 ま、少女が大人の女へ変わる為の成長に必要なご飯が頂けている感謝から文句は言わないのだけど、やっぱ色々欲しくなるのがお年頃。
 そんな訳でボクは立ち入り禁止と描かれたルームプレートを軽やかに無視しちゃいつつ、その部屋をノック数回して
 返事を待つことなく押し入る。中にはほうけた顔の女と散乱した書類。それと、恐らく深入りしたらろくな眼にあわなそうな
 グロテスクだったり、エキセントリックだったり、科学的な……ありていに言えば良く解らない物が置かれている。

371赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/05/05(月) 22:25:57 ID:???
「先生、病気になりました」
「此処は学校の保健室ではありません。私はそもそも、軍医でもないし、君の担当ではない」
「すいません。恋の病はいかんともしがたく」
「私にレズの気はありません。男も嫌だけど、何より嘘吐きは大嫌いです」
「相手は先生じゃないですよ?」
「なら、余計に関係ありませんね。恋愛相談は他の人に当たりなさい」

 煎れたてのコーヒーの香りに軽くトリップしている人間失格気味でカフェイン中毒者で変わり者のドクターはそう答えを返す。
 ドクターといっても医者ではなく科学者、もしくは化学者の部類に入るらしい彼女。
 名前は知らないが見た目の特徴だけなら良く解る。出身は恐らく露西亜系。
 色白の肌に少し身長が高く、髪の毛はベリーショートで銀がかった金髪。
 目付きは悪くいかにも男にもてないって感じであり、男と間違えられる事が多々あるらしい。
 むしろ、最近はおなべ疑惑まで浮上。それに拍車を掛けるかの様に聖人君主か尼僧の如く女も男も断っている。
 曰く、最初に付き合った男は学生時代にレイプまがいのSMプレイをされ、レポートが遅れて単位を落とす。
 次に付き合った軍出身の男は夜が激し過ぎて腰を痛めてしまい、それ以来、恋愛に付き合うとデメリットしかないと悟っているらしい。
 ま、そんな行きおくれ確定の独身女の末路など、ボクは全く興味はないね、レズじゃないし。
 そんなことを悟らせぬ笑顔を向けたまま、近くにおいてあったイスを手にとって自ら相手と対峙する様に座り込む。

「先生は相変わらずガードが固いねぇ。っと、今日はそんなどうでも良いことじゃなくて、お願いが三つほど――」
「却下」
「……まだ、ボク何も言ってないんだけど」
「私の身持ちをどうでも良いと済ましてどの口がお願いを言うのです? しかも3つとは贅沢です。ランプの魔人ですか、私は」
「いふぁーいー。ふふぃまへーん」

 む、出足を挫かれた。独身息遅れ確定女のドクターのみみっちい妬みによりボクの両頬は
 膨張率1,36倍程度に引っ張られてしまう。ちぃっ、オトメの顔に傷をつけるとは何たる非道の鬼畜だろうか?
 そのままぶん殴って首の骨をへし折っても良いかと思った……が、それではお願いが叶わないと思ったので
 そこは自粛する方針を固める。口から発する言葉だけの謝罪を連ねながらも何とかご機嫌を取りつつ
 相手のサディズムが満足するまで、自分の頬を嬲らせておく。うぅっ、ほっぺが赤くなるのはいやだなぁ。
 そして、それが3分ほど続いた後、ぺちんっと音を立てながらも相手の両手が頬から離れた後
 とぽとぽと音を立て、香ばしい香りを漂らせる液体をもう一個持ち出したカップへと注ぎ、ボクの前に出す。
 ドクターは馬鹿がつくほど律儀に振舞う習性がある。それは彼女が感情を制御しているのか、ただの生真面目か知らないが
 おかげでボクみたいな何処の骨かわからない連中でもきっちり”無関心”程度の偏見で済んでいる。
 他の皆は腫れ物か、難民か、情婦か、愛人etc。まぁ、ろくでもない評価には違いない。
372赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/05/05(月) 22:27:06 ID:???
「で、何が欲しいんだ」
「えーと、まず髪染めが」
「却下。そんな物は基地の駐屯地でもあるかどうか。第一、なんでそんな物が欲しいんですか?」
「いや、何時までも白髪なりかけって訳には。もう、すっかり前に染めた色も抜けちゃって、マリーアントワネットなりかけだよ?」
「ダウト。マリーアントワネットの白髪は創作物語です。実際はショックで白髪になんぞになりません。
 また、君は元々露西亜か欧羅巴の血が入っているか知りませんが、元からそういう髪色です。もう調べはついてますから」
「えーーー。でも、目立つじゃないですか。ドクターと違って自然な色じゃないし、これじゃブリーチ失敗した金髪みたいで」
「はい、次」

 自分の髪を指に絡めながらも必死の懇願(嘘)を願い出るが、ケチなドクターは理論武装してそれを潰してくる。
 ボクの元々癖ッ毛ほどでもないが、潜伏生活や戦場を途中下車してたおかげで色々とぼろぼろだ。
 そもそも、ほんとはもっと短く切りたいんだけど、下手したらバリカンでスキンヘッドにされそうでそれも言い出せない。
 何より下手に髪を切ると失恋でもしたのかと揶揄されそうで怖い。
『男が切った方が可愛いとか言っちゃった訳?』みたいなとんちんかん女の台詞を聞くのはもっと嫌だ。
 うー、最初からナイフでもなんでも良いから髪の毛切っておけばよかったよ。
 おかげですっかり、黒の長髪のイメージがついちゃったからどんどん色が抜けていくとメッキがはがれたみたいに見える。

「アーストミレラン複合剤。あ、γ-グリフェプタンってのも試してみたいかも」
「「何処で教えてもらったんですか?」
「ダメかな?」
「そこいらの安物ドラッグと違います。本格的な実験に使う薬物など上げられません」
「やっぱだめかぁ」
「後で、しっかり何処で聞いたか調べますからそのつもりで」
「はぁーい」

 きつい眼で睨みつけている独身女の僻み(捏造)を無視する様にカップを両手で持って
 ふーふーっと熱を冷ましていく。熱いのは嫌いだ。別に猫舌って訳ではないけど。
 くっ、クリープも砂糖も出さないブラック党なドクターの味覚に八つ当たりに近い恨みを向けつつも
 先生のマッド具合に検討がついてよかった。ボクとしては「よし、投薬した後はちゃんとレポート出しなさい?」
 位のマッド加減だったら良かったのだが、中々どうして見た目に反し、人として出来てしまっているから勿体無い。
 もっと、こう自分の体を弄繰り回しちゃう位のマッドさだったら……ま、そんなのは架空の世界かな。
 そして、舌に降りかかるちょっと熱めのコーヒーの苦味がボクの思考を現実へと 押し戻してくれる。
 人様の前で真昼間からトリップする訳にはいかないよね。その様子を冷静に観察するドクターの視線に撫で回されている。
 こっちの手腕はお見通しで、こっちの手腕を見せ付けて、ドクターは話を続けさせた。
373赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/05/05(月) 22:30:08 ID:???
「で、3番目は一番確実で手に入るものですね。白状なさい」
「はーい。えーと、紙とペン。出来たら封筒も」
「……言っておきますが軍の郵便なんて使えませんし、検閲されますよ」
「平気平気。直接渡すから」
「口で言えば良いのではないですか?」
「そんな、先生。オトメのラブレターを口で言うなんてそんな恥ずかしい事出来ないよ」
「一足先に告白している時点で恥ずかしいのではないですか?」
「別に恥ずかしくないですよ。そもそも、先生宛じゃありませ……あ、期待してたのかな?」

 好きでもない人にカマを掛けて、種すら植えていない恋の芽をばっさりと刈り取られる。
 傷付かないということは良いことだ。けど、傷付かないと人は成長しない。さて、大人への階段爆進中♪なボクとしては
 やはり、経験として恋文も一つ位書いておきたいと思うのは必然! 嘘だけど。
 ボクはやはり、演技で頬に手を添えながらもいやんいやんっと首を左右に振っておく。
 恥ずかしくもないし、白肌の頬はばら色なんかには染まらない。単語にするとなんだが味気ないなぁ。
 おいおい、青春を謳歌してる筈の年齢のボク。そんなで良いのか?と疑問に思った。 嘘だけど。
 先生はデスクの引き出しを空けるとがさごそと数日は前に入れたであろうアンパンやぐしゃぐしゃになった書類を
 ゴミ箱に捨てながらもレターセットをくれた。くまさんや花があしらっているファンシーな……物ではなく
 まるで遺書か書置きでも残す為に使われる様な白封筒となんの変哲も無い便箋だった。ちょ、先生KYつーか
 少しは気を使ってください。もうちょっとラブレターなんだから色々あると思うんだけどなぁ。 まぁ、ラブレターじゃないんだけど。

「そんな訳ある筈ないでしょう。ま、それ位なら良いでしょう。それとボールペンは返しなさいよ?」
「はーい。意外とかわいいしゅ――」
「此処で墓穴を掘ったら船が沈みますよ?」
「ボクの墓穴は船底も突き破るんですか」
「我ながら良い表現をしました。これで理系なんだから驚きです」
「はいはい。お粗末さまです。そういう訳で先生ありがとねー」

 さてさて、そろそろボクのほうも色々とお役に立たないと捨てられちゃう。
 猫は時々ネズミを取るから家に上げて貰えるんだよね。じゃちょっと、巣穴を突付きにいかないと。
 流石に大海原のど真ん中に首根っこ掴まれて、放り出されるのは嫌だしね。
374赤頭巾 ◆sZZy4smj4M :2008/05/05(月) 22:32:46 ID:???
以上、嘘吐き猫少女編の4番目の話になります。
ちと、繋ぎの話なんで大きな動きはありませんが、実はターニングポイントでもあったりします。
では、スレ投下失礼しました。
375通常の名無しさんの3倍:2008/05/06(火) 12:48:53 ID:???
>>思いは二時間〜 
の下りが切実というか、嘘つきなのに年相応と言うか、
とにかく主人公のキャラが良いですね。それに読みやすかったです。

GJ!
376ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/06(火) 18:54:57 ID:???
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377ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/06(火) 18:55:12 ID:???
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378ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/06(火) 18:55:26 ID:???
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379ラウ・ル・クルーゼ:2008/05/06(火) 18:55:38 ID:???
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380ラウ・ル・クルーゼ
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