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通常の名無しさんの3倍:2007/09/09(日) 01:05:46 ID:YMagWSZU
2ゲーッツ
過去スレの並び方が
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5
になってしまいました。次にスレを立てる時は注意してください。
『ディオキアの昼下がり』
ガルナハンの街を解放したミネルバは、ディオキアに入っていた。そこで、ラクス=クラインによる慰問コンサートが開かれるというのだ。
「ヨーロッパったって、ユーラシア連邦の勢力圏に近いじゃないか? こんな所にラクス様をお連れになるのか、評議会は」
「だからだろ、ヴィーノ? デュランダル議長は黒海までラクス様をお連れして、ザフトだけじゃなく、政治家も危険を顧ずに戦っているって所を見せたいのさ」
「見栄を張るっていうのは結構だけど、ラクス様を巻き込んで欲しくはないよなぁ。ヨウランだってそう思うだろ?」
ラクスと共にデュランダルも地球に降りてきているらしい。オーブからプラントに戻って、それからまたとんぼ返りとは恐れ入る、と二人は思う。
「けど、見に行くんだろ、コンサート?」
「そりゃあ勿論。生で見られるんだぜ、ラクス=クラインを!」
示し合わせたように顔を合わせ、声を殺して笑い合う。彼等にとって、デュランダルの考えはどうでもいいらしい。アイドルとして超有名なラクスを見られるのならば、寧ろ感謝してもいいくらいなのかもしれない。節操のない二人だ。
そんな風にしてヨウランとヴィーノが他愛の無い話をしている頃、ディオキアの街を一台の車が走っていた。その助手席で、シンは頬杖を突いたまま、気の無い瞳で窓から見える街並みを見つめていた。ガルナハンの作戦が終わってから、シンは上の空だ。
「何処行きたい?」
「何処って…ルナが無理やり俺を連れ出したんだろ?」
運転席でハンドルを握っているのはルナマリア。ディオキアは綺麗な街だ。黒海に面し、ヨーロッパの港町として典型的な形をしている。そんな街並みを、ルナマリアは流して見たいと思ったのかもしれない。
「そうだけど…別に何が見たいって訳でもなかったのよね、あたし。あんたが暇そうだったから、ドライブでもしようかって思ってたけど――」
「暇そうだったからって…だったらレイを誘えよ。ラクス=クラインのコンサートだか何だか知らないけどさ、レイはどうせ行きやしないんだから」
「レイはザラ隊長と編成の打ち合わせよ。彼、ミネルバ守備の副隊長みたいなものですもの。ザクじゃ空飛べないしね」
「へぇ」
レイはルナマリアと共にいつもミネルバの留守番になる。空戦ができる他のMSとは違い、ザクは空を飛べないからだ。だから、足の遅いザクは必然的にミネルバの守りに徹する事になる。敵の撃破は高性能MSであるインパルスやセイバーに任せておけばいいのだ。
「エマのおばさんを誘ったりすればよかったじゃないか? お前、あの人の事を尊敬してんだろ?」
「おばさんって…また叩かれるわよ」
「聞いちゃ居ないだろうが」
「あたしが告げ口しちゃっていいの?」
「そりゃあ――!」
また引っ叩かれるのはごめんだ。あれのせいで、皆の前で情けない姿を晒してしまったのだ。もしかしたら、少し泣いてしまったのを見られていたのかもしれない。あんな思いは、もう二度と勘弁願いたい。
「じゃあ、どうして俺を誘ったんだよ」
「じゃあ、どうしてついて来たの? 来たくなかったんなら、あたしの誘いなんて無視すればよかったんじゃない」
車が跳ねる。どうやら話に夢中になっていて、見逃すにしては少し大きい石を踏んでしまったようだ。こんな迂闊をするということは、かなり注意力が会話に向いてしまっているらしい。ルナマリアは慌ててハンドルを切ってコントロールを取り戻す。
「…ふ〜、間一髪」
「気をつけて運転しろよ。事故って俺までお陀仏なんてごめんだからな」
「今のぐらいだったら、死にはしないわよ。ったく、大袈裟なんだから」
気付いたら海岸線に出ていた。オーブを思わせる景色に、シンは目を細める。この海がオーブにも繋がっているとするならば、世界は何処までもオーブと繋がっているのだろう。地球に居る限り、シンにはオーブが付き纏うことを意味していた。
(早く、プラントに帰りたいな…)
今のシンには地球にいい思い出など一つもない。美しい景色を見たって、悲しく見えてしまう。青空は家族の色、夕焼けはコニールの色、そして、夜空は誰の色になってしまうのだろう。
地球の一日が、シンにとって全て悲しくなってしまう前に、プラントに帰りたかった。それは、シンにとって当たり前の考えなのかもしれない。
「お〜い、カツ! ラクス様のコンサート見に行かないか?」
カツが部屋で読書をしていると、不意にヨウランとヴィーノが入ってきた。
「ラクス様? ラクス様って、ラクス=クラインの事?」
「それ以外に誰が居るってんだよ? 勿論行くよな、カツは砂漠で女日照りだったんだろ?」
「勝手に決めるなよ」
砂漠の虎こと、バルトフェルドの部隊にカツが所属していたという嘘は、どうやら完全に信じ込まれているようだ。しかし、そのせいでカツに何のロマンスも無かったとヨウランは勘違いしている。そうなってくるならば、いよいよ以ってサラを見つけ出さなければならない。
「怒るなって。ラクス様は、今日だけはザフトみんなにとっての恋人なんだからさ」
「だから、女日照りって言われれば、怒りたくもなるだろ」
「文句を言うなら、あなたは連れて行かないわよ」
ヨウラン達の後ろで少し控えめに覗き込んでくるのはエマとメイリン。カツはそれを目にして驚いた。よもや彼女がアイドルのコンサートに興味があるなどとは思わなかったからだ。
「ちゅ…エマさんも行くんですか!?」
「別に、隠れてたわけではないのよ。いきなり入ったら、男の子は何をしてるか分からないからって、彼等が――」
「お前等!」
「だってそうだろ? 男の一人部屋は便利だもんな!」
何に気を遣っているのやら、カツは笑っているヨウランとヴィーノに対して鼻息を荒くした。
ふと、カツの視界の中にエマのウインクをしている顔が入ってきた。ヘタクソなウインクだと思う。思わず笑ってしまいそうになったが、何とか堪えた。エマが何かを自分に伝えようとしているのだろう。ここは彼等と共にコンサートに出かけるべきか。
「ったく、行くよ。どうせミネルバに居たって、本を読んでるだけだし」
「さすがカツ総統。俺たちモテないトリオの総大将だ!」
「誰がモテないトリオの総大将だ!」
「だってそうじゃないか? シンはルナマリアとデートに行っちゃうしさ、ザラ隊長殿にはラクス様が婚約者として居るし。レイなんか女の子に興味があるのかすら不明だ」
「レイって…こっちなのか?」
カツは不思議に思い、右手の甲を左の頬に添えて訊ねる。それに対してヨウランは、さぁ、と言って口をもごもごさせて言葉を濁した。どうやら、本当のところは分かっていないらしい。
憶測でモノを言うのは良くないと思うが、レイの中性的な顔を思い浮かべると、それも止む無しか、と思った。
「もう、馬鹿な事やってると、置いてっちゃうよ。もう直ぐコンサート始まっちゃうんだから!」
3人で馬鹿話をしていると、あからさまに不機嫌な声でメイリンが怒鳴る。アホな事ばかりを考えて盛り上がるのは、この年代の少年にはよくある事だ。しかし、女の子のメイリンは、そんな彼等の事情など知りたくも無かった。
「行きましょう。女の子に癇癪起こしたら、ストレスになるのはあなた達よ」
早めに支援開始
2レスごとでいいかな……
他方でエマの方は大人の女性といった感じだ。優しげな微笑で諭そうとしてくる。そもそもエマもシンを引っ叩くような性格の持ち主であるが、堪え性の無いカツとコンビを組んでいただけあって、こういう少年の扱いは手馴れたものだ。
「は、はいぃ!」
「何照れてんだよ?」
エマの年上のお姉さん的な顔がヴィーノの気持ちを掴んだのか、彼は少し顔を赤らめていた。カツはそんなヴィーノを物珍しげな顔で見ていた。
カツとしては、エマに惹かれるヴィーノの気持ちなど分かりはしない。彼にとってのエマと言う人物像は、怖い鬼教官のそれと同じである。何度彼女に叱責をもらったか、数えるのも億劫になるほどである。
ある種、ヴィーノに対して軽蔑の念を抱きつつも、本を畳んでカツは立ち上がった。
MSデッキでは、MSを目の前にしてアスランとレイが相談をしている。前回の戦闘でシンが心にダメージを負ってしまった以上、このままインパルスにシンを乗せておくのは勿体無いと思っていた。
その事を、アカデミー時代からの友人であるレイに相談していた。ルナマリアと一緒に出かけて彼が居ない今が絶好の時だ。
「――それでだ、次の戦闘では君とシンのMSを入れ替えたいのだが」
「シンが納得するとは思えません」
提案を持ちかけるアスランに、レイは難しい表情で応える。シンの性格を考えれば彼の言う通りなのだが、アスランもそれを考慮して訴えかける。
「君の方で説得できないか? 今は彼に無茶をさせる時では無いと思うんだ」
「コニールの件でのダメージが抜け切ってないと隊長は思われているのですか? それで一度インパルスを俺に使わせてアイツの対抗心を燃やそうと――」
「それもあるが、シンにはルナマリアをあてがって見たい」
「ルナマリアを? どういうことですか?」
レイの反応に、アスランは少し驚いて目を丸くする。人間関係に疎いようにも見える彼だが、2年も一緒に行動していれば、その位の事は分かっているはずだと思っていたからだ。
しかし、彼の鈍さは自分の想像以上だったらしい。果たして、彼に恋愛感情と言うものが存在しているのだろうか、とアスランは訝しがる。
「気付いてないのか? ルナマリアはシンに気を持っている。今だって、2人でドライブ・デートに出かけているじゃないか」
言われてレイは気付いた。2人の関係は、ルナマリアがシンの世話を焼いているように見えたが、そう言う事だったのか。気持ちを注いでいるからこそ、面倒を見たくなる。それが、あの2人の関係だったか。
「あ、あぁ――それで……」
「はは、君はそういう事に鈍いんだな?」
今更気付いた様子のレイに、アスランは笑う。レイは、そんなアスランが意地悪に見えたのか、努めて冷静な顔で言い返す。
「ザラ隊長も鈍感でございましょう。ラクス=クラインのコンサートがあるというのに、こんな所で俺と打ち合わせなんてしているのですから」
「ラクス――?」
「お知りになってないんですか?」
怪訝な表情を浮かべるアスランに、レイは不思議に思った。アスラン=ザラとラクス=クラインといえば、プラントでは誰でも知っている超有名なカップルである。
そんな彼が、もう直ぐ婚約者のコンサートが始まろうとしているのにこんな所に居て、出かける素振りを見せない。これはどう考えてもおかしいだろう。
「い、いや。ラクス――ラクスだよな? 勿論、行きたいさ」
「では、この話は後で――」
「だが、彼女とはまた会える。今でなくともいいさ」
話を切り上げようとするレイに、アスランが慌てる。今話を終わらせてしまったら、コンサートに行かなければならない。何とか打ち合わせを続行させるために、適当な言い訳をする。
「ザラ隊長! 行かないんですかぁ?」
遠くからメイリンが大声で呼びかけてくる。他にもエマ、カツ、ヨウランにヴィーノまで居る。彼等はラクスのコンサートに行くつもりだ。そうだ、謎のラクスに関しては、今は彼等に任せておくのが一番いいだろう。
「また今度な! …それで、シンの事なんだが――」
簡単にその誘いを断ると、アスランは再び話を本題に戻そうとする。そんな彼の態度に、レイは不思議に思った。婚約者ならば、自分がデュランダルを慕っているように彼もラクスを慕っているのではないだろうか。
それならば、こんな所で打ち合わせなどをせずに、さっさとコンサートに行けばいいものを、何故彼はそれを頑なに拒むのだろう。
それに、ラクスの名前に言葉が詰まったのも気掛かりだ。もしかしたら、オーブに居た間にラクスとの婚約話を破談にされてしまったのかもしれない。
オーブの元首の護衛を勤めていたから、浮気がラクスにばれてしまうこともあるだろう。護衛という事は、仕事とはいえ女性と2人きりになる時間は多い。
もしそうならば、アスランのこの余所余所しさは理解できる。男として恥じる部分があるのなら、その事実を隠そうとするのは面子を重んじる男として当然の反応だ。
レイは鈍いと言われたが、そういう意図に気付けた自分は冴えていると勝手に勘違いしていた。
珍しくレイが拳を口元に当てて笑う。アスランはそれを見て頭に疑問符を浮かべた。
「な、何だ?」
「いえ、お気になさらずに。ただの自己満足です」
一方で、アスランはラクスがディオキアに来ている事に疑問を抱いていた。彼女はオーブに居るはずである。それなのに、こんな所で彼女がコンサートを開くというのはおかしな話だ。
アスランは、きっとそれはデュランダルの茶番だろうと思っていた。彼は、オーブとの同盟の件もあるが、何処か信用できない雰囲気がある。
しかし、彼に反発を顕わにするのは得策ではないだろう。今は彼に従ってみせるのが、オーブやカガリの為になる筈だ。だからこそ、エマにコンサートの真実を確かめるように頼んだ。
本当は自分で行けばよかったのだが、彼女と婚約を結んでいたのは事実である。そんな自分がわざわざコンサートに出向くのが、何処か気恥ずかしくもあった。
「やぁ、よく来たな、タリア。スエズに入る前に敵に襲われたそうだが、ガルナハンの作戦には支障は無かったようだな?」
「議長こそ、オーブからプラントに戻って、今度はディオキアにお出でになるなんて、お疲れではないんですか?」
「白々しいしゃべりは止してくれ。今は二人だ、昔のように“ギル”と呼んでくれていいんだぞ」
タリアは、デュランダルの宿泊先のホテルに呼ばれていた。デュランダルの部屋は勿論ロイヤル・スウィート・ルーム。ベランダまで用意されている豪華な始末だ。
この時間はデュランダルのプライベート・タイム。ラクスのコンサートが終わるまではデュランダルは自由だ。そこで白いテーブルを囲んで二人で紅茶を嗜んでいた。
「あの時は私が悪かったのです。今更、あなたの前に姿を見せるのだって恥ずかしいのに、何故私をミネルバの艦長にしたのですか?」
「私はまだ君の事が好きだからさ。男は恋愛にしつこいもので、過去に何をされようが好意を持った女性にはいつまでも優しくしてあげたくなるのさ」
「そんな理屈――私を辱めるだけです」
タリアは紅茶のカップをテーブルに置き、両腕で肩を抱いた。デュランダルはそのタリアの姿を見て、とても美しいと思った。好きな女性の恥じらいの姿は、男なら誰でも興奮するものだ。
「悪いと思っているのなら、私に辱められるのもいいではないか? 私は君に特別な温情を掛けているつもりは無いが、君が別の意図を感じているのなら、この私の行為を受けることで罪滅ぼしをしていると思えばいい。
ただ、そうでなくとも君は優秀な指揮官だと、私は思っているのだがね」
デュランダルの猛アタックに、タリアはたじろいだ。最後に一言褒める辺り、彼はまだ自分を諦めていないことは明白だ。そもそも、彼はそんな態度を最初から隠そうともしない。厚顔無恥とは、彼の為にある言葉なのかもしれない。
支援
「実際に君はオーブを守って見せたし、敵の急襲にもめげずにガルナハンを解放して見せた。それだけの事をやってのけたのだ。君をミネルバの艦長に選んだのは、決して私が贔屓しているからではないよ」
「しかし、反感は買いました。最新鋭の戦艦を任されたのです。しかも、女性である私が。他のベテランの指揮官には、大分顰蹙を買いましたよ。これも、あなたのプレイの内かしら?」
「自分で自分の趣味が悪いなどとは言えん。しかし、もしそうなら私は君に謝らなければならないな」
デュランダルが椅子を引き、立ち上がろうとする。タリアは慌てて制止するように口を開く。
「いえ、冗談です。少し、意地悪を言ってみたかっただけです」
「そうなのか?」
念を押すデュランダルに、タリアは頷いて応えた。
「なら、いいんだ。君を辱めるとは言ったが、そんな陰湿なやり方をするつもりは無かった」
デュランダルは落ち着いたのか、紅茶を一口含んで目を細めた。冗談を言ったタリアをチャーミングだと思っているのか、彼の表情は大変朗らかだ。そんなデュランダルを、タリアもチャーミングだと、不覚にも思ってしまった。
「…それにしても、よくもラクス=クラインを説得できましたね? 彼女をオーブから連れ出すなんて――」
「彼女は本物ではないよ」
「え?」
「だって、戦争が始まってしまっただろう? だから、彼女に協力を申し出る時間など無かった」
「それで、用意したのですか? いつ?」
「ちょっと前にね…スカウトしたのさ。芸能プロみたいだろ?」
「まぁ……」
どこまで呆れた男性だろう、とタリアは思った。まだ本人に協力を取り付けていないとはいえ、偽者を最初から用意していたなんて、これではペテン師もいいところだ。なにせ、全世界を騙そうというのだから。
「言葉も無いです。帰らせて貰います」
「タリア?」
鈍感な男、デュランダル。タリアの怒りも尤もなのに、彼は何故彼女が急に怒りを露わにしたのか気付いていない。ラクスの偽者を用意したのは当然だと思っていたからだ。
デュランダルはラクスの偽者――本名ミーア=キャンベルをラクスが協力をしてくれるようになるまでの繋ぎに思っていた。
ラクスの協力を得られなかったり、今回のケースの様に突然戦争が始まってしまった時に備えて、ミーアを準備させていたのだ。そんな感じの旨は、オーブを訪れた際に既にラクス本人に伝えてある。
「終(つい)ぞ、私を“ギル”と呼んで貰えなかったな…寂しいものだ。もっと頑張らねばならんかな?」
戦争をやっている自分なのに、どうしてこういう事には不器用になってしまうのだろう。そんな自分を笑いつつ、デュランダルは去っていくタリアの後ろ姿を見送っていた。
ふと、何処かからか歌が聞こえてきた。ミーアのコンサートが始まったのだ。デュランダルは、歌の聞こえてくる空を見上げて目を閉じた。
コンサート会場はザフトの兵士で埋まっていた。何とか体をねじ込んで会場に入れたはいいが、押し合いへし合いの状況に、エマ達は体を揺すられていた。
「ラクスさんがこんなに人気があったなんて――!」
「これならアーガマで自習室に入っていたほうがマシですよ!」
ヨウランとヴィーノとメイリンはコンサートが開演すると同時に、人波を掻き分けて前列に向かっていった。もっと近くでラクスを見たいらしい。
エマとカツも誘われたが、後列の方でもこんな有様なのだから、もっと修羅場の前列になど行きたくは無い。断ったら“付き合いが悪い”と言われたが、そんな事にかまってはいられない。
「エマ中尉、見えますか?」
背の小さいカツは人波に飲まれてステージが上手く見えない。何とか背伸びをして見ようとするが、他の観客に体を押されて直ぐにバランスを崩してしまう。
カツの耳にはラクスの歌だけが聞こえてくる状態で、とてもではないがコンサートを楽しめる状況ではない。
「ちょ、ちょっと待って――な、何とか見えるわね」
エマは思いっきり背を伸ばし、顎を上に向けてやっと見える状態だった。果てしないほど詰め込まれた会場で、たくさんの人の後頭部や突き上げる拳の隙間からほんの少しだけ、ピンクに塗装された特別なザクのマニピュレーターの上で踊っている人の姿が見える。
目を細め、凝らす。
「どうです? あそこで歌っているのは本当にラクスさんなんですか?」
「米粒みたいだけど…こうなったら!」
ステージから遠いエマにはラクスの姿は小さすぎてまともに見られない。一応、オーロラ・ヴィジョンで中継されてはいるが、それが合成とも限らない。ポケットに手を突込み、そこからオペラ・グラスを取り出してそれを目に当てた。
「そんなもの持って来てたんですか!?」
なんとも奇妙なのは、エマがオペラ・グラスを片手にして眉を吊り上げている格好だ。とてもではないが、普段のエマからはこんな姿は想像できない。カツはそんなおかしさに、笑うよりも先に驚いてしまった。
エマは顔色も変えずに細かくベスト・ポジションを伺っている。
「こういう状況になるって、少しでも予想はしてたからね」
「はぁ…で、どうです?」
「焦らないの。ん……」
レンズ越しではあるが、オペラ・グラスのお陰でマニピュレーターの上の人の姿を確認できた。そこでは、どう考えてもラクスにしか見えない少女が元気よく歌っている。
「確かにラクスさんに見えるけど――」
エマは初めてこの世界に来た日の事を思い出していた。その日、彼女はマリアの服を借りたのだが、最初はそれをラクスの服と思っていたのだ。そして、それを着たときにもの凄い違和感を覚えた。その違和感を、今また感じているのだ。
「ちょっと、彼女にしてはグラマラス過ぎる感じが――」
マニピュレーターの上で歌って踊るラクスはかなり際どい衣装で、体のラインがハッキリ分かる。
どちらかと言えばドレスではなくレオタードのようなステージ衣装で、大胆にカットされたハイレグがチラッと見え、その上からロー・ライズのスカートらしきものを穿いているようだ。
だからこそ、エマはラクスとの印象の違いをハッキリと認識できる。頭の中のラクス像と重ねると、明らかに今歌っている彼女の方がスタイルがいい。
「どう違うんですか?」
カツがせがむ様に訊ねてくる。全くステージの見えない彼にしてみれば、生殺しの状態だろう。少し苛立っているようにも見える。
「何ていうか、ラクスさんにしてはセクシー過ぎるのよ。胸だって、あんなに豊かじゃなかったはずなのに…」
「む、胸ですかッ!?」
「こら、そこに反応するんじゃないの!」
エマはオペラ・グラスを目に当てたまま横に居るカツの頭を小突いた。
しかし、レンズ越しのラクスは本物に見えるのに違う風に見える。恐らくはそっくりさんの類なのだろうが、それにしては顔が似すぎている。そして何よりも、声が同じなのだ。
これでは、ラクスをテレビでしか知らない人間なら違和感を持たなくても不思議ではない。本人に会った事のある自分でさえ、瓜二つの偽者を見て混乱しかけているのだから。
この事はアスランに報告するべきだろう。事情を知っている彼に言えば、何か分かる事もあるかもしれない。エマはオペラ・グラスを下げる。
支援
「僕にもちょっと見せてくださいよ」
そのオペラ・グラスを、カツが取り上げて覗き込んだ。精一杯の背伸びをして、“へぇ”とか、“ふぅん”とか言っている。一体何に関して感嘆しているのか知らないが、彼の息抜きには丁度いいのかもしれない。
エマはそのままカツを放って会場を後にした。
海岸線を走っていたシンとルナマリアの乗る車は、岬に止まっていた。そこで一息入れようと、ルナマリアは車を止めたのだ。
青空を複数の海鳥が飛んでいる。ウミネコと呼ばれるその鳥は、本当に猫のような鳴き声で、翼を傘の様に広げて気持ちよさそうだ。波の音とのハーモニーが、そこが海であると強く意識させられる。
「気持ちいい〜!」
ルナマリアは岬の先端に進み、伸びをして大きく深呼吸する。海からの潮風が髪を揺らし、頬を撫でるのがこそばゆい。
「シンもこっち来たら? せっかくの海なんだから、少しはリフレッシュしなさいな」
「フン」
ルナマリアは振り向いて言う。シンは連れ出されたのが気に喰わなかったのか、不貞腐れた様子でポケットに手を突っ込んで歩いてくる。顔を横に向け、視界からルナマリアを外していた。
「何よ、その態度? ほんっと、可愛げが無いよね、あんたって」
「俺を子供みたいに言うな」
ガルナハンの一件以来、シンの機嫌はすこぶる悪い。確かに、コニールが戦いの犠牲になってしまったのは残念だが、それをいつまでも引き摺っていてもらっては困る。
これからも戦いは続くのだし、インパルスを任されている彼がこの調子のままでは、ハッキリ言って作戦に支障が出る。
「子供でいいじゃない。あんたはどうせまだ子供なんだから」
「喧嘩吹っ掛ける為に俺を誘い出したのか? だったら、やってもいいんだぞ」
「粋がらないでよ。あたしはあんたがこのままじゃいけないって思ったから――」
「保護者面は止めてくれ。俺だって、ルナに言われなくたって分かってるんだ。もう少し時間をくれなきゃ、気持ちの整理だって出来やしないんだから」
「ふぅん……」
何を言っても強がっていたシンが弱みを見せたのは、彼が相当参っている証拠だろう。シンは俯き加減で少しバツの悪そうな顔をし、そう言った。ルナマリアはそんなシンを見て、変に気を遣わないようにするのに精一杯だった。
自覚があるにしろないにしろ、彼にとってコニールは初恋の相手だったのだろう。そういう気持ちを分かってしまったからこそ、そんなシンのナイーブさをルナマリアは心配していた。
「ルナ、俺はコニールに何も言えなかったんだぞ。吹っ飛んで、駆けつけたらもう死んでたんだ。ついさっきまでしゃべっていた人間が、人形みたいになっちまってたんだぞ……」
拳を握り締め、歯を食いしばる。その場に居合わせなかったルナマリアには分からないが、目の前で大事な人が死んでいくと言う気持ちは、理解してあげようと思った。
しかし、それが現実なんだとシンに分かってもらわなければ、彼はいつまでも死人に引っ張られる事になってしまうだろう。だから、自覚してもらわなければならない。
「仕方ないわよ。戦争って、そういう事がよくあるからみんな命を大切にしているんでしょ? あんた、自分の戦い方が危なっかしいって、思ったことある?」
「俺の戦いが危なっかしい…?」
意外そうな顔でシンは驚いていた。これまでだって何度かミネルバの危機を防いできた自分が、まさかそんな風に思われているとは思わなかったからだ。
「そうでしょうが。毎回出撃する度に何処か壊してさ。そんなんじゃ、いつかあんただって死んじゃうわよ」
「俺の命は俺のものだ! 誰が勝手に決めていいものかよ!」
シンは突然腕を振り回して怒鳴る。他人に自分の生死を決められて、それで偉そうにされるのが嫌だったからだ。ルナマリアの気遣いは、シンには届かない。
「家族はみんなアスハに殺された! だから、俺は戦う事でその鬱憤を晴らそうとしているのに、プラントはオーブと結びつきやがったんだぞ! そんな事されたら、俺はどうすりゃいい?この戦いが、アスハの為になってしまうってのはだな――!」
「そ、そう…シンはそんな風に思って戦ってたんだ……」
「力が欲しかったんだ! 目の前で人が死んでくってのに何も出来なかった自分が嫌で、それでザフトに入ったのに、また目の前でコニールが死んじゃったんだぞ!」
シンの気持ちとしては微妙な所だ。辛い想い出のあるオーブから離れてプラントへ渡ってきた彼は、ザフトに入って必死にオーブを忘れようとしていたのかもしれない。しかし、それでは寂しすぎるからと思って、妹の形見の携帯電話だけは持っていた。
だが、それでも事態は彼の思うようには行かず、プラントは事もあろうにオーブと同盟を結んでしまった。デュランダルの真意が何なのかは分からないが、それはシンにとって心苦しい事だった。
戦う事で、憎んで止まないカガリの手助けをすることになってしまうのだから。
そして、その戦いがコニールを殺した。シンには、この戦いが何の為の戦いであるのかが分からなくなって混乱している。
「はぁ…もう、誰かが死ぬ所なんて見たくないんだ……だってさ、死んだ人間は何も話してくれないんだぜ? 助けてもらったのに、ありがとうさえ伝えられない……」
捲くし立てるように言葉を放ったシンは、一つ息を吐いて気持ちを落ち着かせ、吐息を漏らすような声で言う。それがショックだったルナマリアは、眉尻を下げて戸惑いの色を浮かべていた。
「そう…よね――じゃあ、シンはザフトを抜けるの?」
「え……?」
俯けていた顔を上げてシンは驚いたような顔をしていた。ルナマリアの言うような事は頭に無かったからだ。
「だって、シンはもう戦いたくないんでしょ? それなら、ザフトに居る意味、無いじゃない」
「そ、それは――」
「いいのよ。あたしは、アカデミーを卒業して赤になれたからザフトに居るんだし、シンに目的が無いんなら、辞めたっていいと思うわ。だって、それじゃあシンが疲れるばかりだもの」
優しく微笑んで語り掛けるルナマリアが母親のように見えた。彼女が何故こんな風に優しくしてくれるのか分からないが、自分が彼女に比べて子供だと言う事は分かった。彼女なら、自分を分かってくれるだろうか。
「そういうの、止めてくれないか? 俺には、俺なりの解決の方法だってある。余計な干渉をされちゃあ、迷惑なんだよ」
「シ、シン――!」
しかし、シンはそんなルナマリアの厚意を拒否した。彼女がどうであろうとも、シンはこれ以上他人から干渉を受けて親密になるのを拒んだ。
戦う限り、ルナマリアだって何時お別れになってしまうかもしれない。その時に、家族やコニールの様に突然居なくなってしまうのが怖かったからだ。
シンの言葉でお互いが黙り込んでしまう。爽やかな青空と香る潮風の中、重い空気が嘘に感じられた。こんなのは、リフレッシュにならない。
「帰ろうぜ」
「う、うん……」
素っ気ないシンの一言にルナマリアは一度頷くと、車に乗り込んで宿泊先のホテルへ帰って行った。
支援
シンをインパルスから降ろすかどうかの話し合いは、後日2人で説得を試みるという事で終わった。アスランは少しディオキアの街を散策した後、滞在先のホテルへと向かう。
到着して自動ドアからエントランスに入ると、丁度コンサートから帰ってきたエマと出くわした。彼女もアスランを見つけ、手を振っている。
「あぁ、エマさん。コンサートはどうでした?」
「どうにもこうにも、あれがラクスさんの人気なのね。私なんかが行くのは場違いな感じ」
苦笑してエマは言う。コンサート会場にやって来ていたのは男性兵士が大半だった。中にはメイリンのような女性のファンも見られたが、その中でいい年をした自分が混ざっているのが気恥ずかしく感じたのだろう。
そのせいもあってか、顔が疲れているようにアスランには見えた。
「そりゃあそうでしょう。彼女は実力だけでなく、色々なステータスも持っている。プラント国民にとっては、カリスマですよ」
難儀な表情をするエマに向かって、アスランは笑いながら言う。ラクスはプラントのアイドルでもあると同時にクライン派の元祖であるシーゲルの娘であり、ヤキン戦役を終結させた功労者の一人でもあるのだ。これ程の経歴を持つ彼女のカリスマは並ではない。
「まぁ、それは置いておいて、本当にラクスが来ていたんですか?」
アスランが気になっているのはそこだ。真剣な表情に戻してエマに訊ねる。本題に気付き、エマも真面目な顔になって口を開いた。
「…確かにラクスさんにそっくりではあったわ。でも、何処か違う感じがした。オーブに居た頃には感じなかった、はつらつさを感じたのよ。彼女はあんな風に歌うかしら?」
「そうですか…では、エマさんは今ディオキアに居るラクスは偽者だとお考えですか?」
「考えるわね。どうして偽者なのかは知りませんけど」
「そりゃあそうです」
デュランダルがいくらラクスを熱望しようとも、カガリやキラがそれを許さないだろう。あの二人にとって、ラクスを利用しようと考える輩はみんな敵だ。それを理解している筈のデュランダルが、彼等に不審を抱かせるような真似をするはずが無い。
しかし、だからと言って偽者を用意するのもどうかと思った。この事を、彼等が了承しているのだろうか。
「とにかく、デュランダル議長はラクスの偽者を用意していた…そして、その事にはまだ俺たち以外は誰も気付いていない――とすれば、この事は黙っていた方がいいでしょうね」
「そう思うわ。デュランダル議長と私達、どっちの言ってる事が信じられるのかは明白だし――カツにもそう言っておきます」
「頼みます。一応オーブに連絡を入れてはおきますが――」
片やプラントの最高評議会議長、片やオーブからミネルバに配属された兵士。声高に叫んだところで、どちらの言い分が民衆に受け入れられるかは分かりきった事だ。2人は、今は黙っていた方がいいと判断した。
と、そこへ自動ドアが開き、シンとルナマリアが帰ってきた。様子を見るに、どうにも2人の距離が開いているようにも見えた。表情も何処か強張っている。
「お帰りなさい。ディオキアの街はどうだった?」
「あ、エマさん…いい街でしたよ」
「シンは?」
「別に……」
「あら?」 (まだ、修正した事を怒ってるのかしら?)
愛想笑いを浮かべるルナマリアと、ジト目でさっさと歩き去ってしまうシン。ルナマリアの態度も気になるが、シンのあからさまに不機嫌な態度がエマは気になった。
一方でアスランは何があったのかは分からなかったが、思い描いていたシナリオが破綻してしまう危機感を感じていた。
シンとルナマリアは相性がいいと思っていただけに、彼等の関係の変化が次の戦闘に影響を及ぼすような気がした。これでは、シンをルナマリアに近付けさせて彼の心労の回復を図るどころの話ではない。
額に手を当てて溜息をついた。苦労人アスランの受難はまだ当分続きそうだ。
18話以上です
次回から、今までもそうでしたが、完全ウリジナル捏造超展開で更なるカオス状態になっていくことになります
ついていけないと言う人は、正直見ないほうがいいかもです……
そんなわけで早ければ早朝にでも続きを投下します
乙鰈。新シャアの種系本編準拠のSSは大量にあるのでオリ、いいと思いますよ。
シンが”ガンダムを降ろされる”ってのは次の投下分でやっぱりアレがあるのかな?
ともあれGJです。
ロム専ですがいつも楽しませてもらってます。
この板のSSを読むのはもう何年も前からの楽しみになってるしね。
『カミーユの涙』
オーブへ向かう一隻の定期船。その甲板で飛び交うカモメを眺めながら微笑を湛える一人の少女が居た。肩に届くか届かないかの長さのピンクの髪。服のセンスはそれ程いいものではない。
青いベレー帽のようなものに真珠らしきネックレスを掛けている。へそだしルックにベージュ系の上着を羽織り、下にはハーフパンツを穿いている。
しかし、彼女はそんな事も気にせずに、潮風とカモメの鳴き声に口元を緩めていた。やがて、定期船の進む先にオーブの港が見えてくる。
入国審査を受け、オーブの土地に降り立った少女は、手に提げた鞄を置き、ポケットから手紙を取り出した。丁寧に折り畳まれたそれを開き、文字を追う。
「情報じゃあ、軍港に入ってるって話だけど、移動してたりはしないよね……」
読み終わり、直ぐに手紙をポケットにしまって辺りを見渡す。どうやら、上手く一般客に紛れ込めているようだ。特に少女を気にするような人物も見当たらない。
(アークエンジェルを手に入れて、怠慢になっている…とは考えたくは無いよね)
彼女の名はサラ=ザビアロフ。エマ達と同じ世界の人間で、ティターンズのメンバーだった。カツの好きな彼女ではあるが、ティターンズに在籍していた頃はシロッコを慕っていた。
そして、そんなシロッコから特命を受け、特殊部隊と共にオーブの地へやって来たのだ。その目的は、前回の第二次オーブ攻略戦で奪取されてしまったアークエンジェルの奪還、もしくは破壊任務。
奪われたままのアークエンジェルを放っておきたくはないとの上層部からの命令が下ったのだ。
サラはかつて2度ほどアーガマに捕えられた事があった。潜入工作は自分には向いていないとは思いたくない。シロッコは自分に期待を掛けてくれているのだから、3度目の正直として完璧に任務をこなさなくてはならない。
「軍港はあっちか……」
視線を右の方に向けてみると、空母や巡洋艦が停泊しているのが見えた。姿は見えないが、アークエンジェルはきっとそこにあるのだろう。後はその存在を確認し、部隊に連絡を入れてその時を待つのみ。
「は――?」
歩き出そうとしたその時、サラの右脳に直接語りかけてくる何かを感じた。微弱だが、何処か懐かしさを感じる変な違和感。サラは足を止めて辺りを見回した。
「この波動…カツなの?」
誰かに見られているような気がした。しかし、先ほども確認したように、定期船から降りてきた客も入国審査官の人間も特にサラを気にしている様子は無い。
「オーブには、私たちと同じ様に紛れ込んでいる人間がいる…そういうこと?」
鋭く周囲を警戒しながら、サラは呟く。感覚の正体は気になるが、それを捜そうにもサラの足ではオーブは広い。作戦の決行は夜になってから。サラは感覚に注意を払いながら、オーブの市街へと向かっていった。
「よぉ、いるかい?」
オーブのカガリ別邸の扉を開き、ハイネが手を上げて訪れてきた。まだそれ程付き合いが長いわけでもないのに、この軽さは異常だ。彼の特性として、他人にとことんフランクなのだろう。
「何か、ハイネさん?」
「おや、バルトフェルドの旦那は留守ですか?」
対応に出て来たのはマリア。ハイネは、自分が訪れたとなれば当然バルトフェルドが出てくるだろうと思っていただけに、意外に思った。思わず顔を中に居れ、キョロキョロと屋敷の中を見回す。
「アンディなら、レコアさんと一緒にカミーユ君の散歩に出かけていますが」
「そうですか。へぇ、あの人も随分と手がお早いことで」
唇を尖らせ、ハイネは口笛を鳴らす。バルトフェルドがカミーユの散歩に付き合ったのは、それを口実にしてレコアにお近づきになろうとしているのではないか、とハイネは睨んでいた。無論、それはハイネの勝手な想像である。
「取り合えず、お茶を貰えますか? オーブは温度管理がされているプラントと違って暑くってしょうがない。ザフトだって気張って見せたところで、この軍服の通気性がよくなるわけでもないですしね」
身に纏っている制服の裾をつまむハイネ。マリアはその仕草に苦笑した。
「赤服のフェイスさんでいらっしゃるのでしょう? 慣れですよ。ここに住んでいれば、この気候が心地よく感じる様になりますから」
「それもいいけど、その前に戦争終わらせて、プラントで一杯やりたいですけどね。…あ、どうです? 今度俺に付き合いませんか?」
そんなハイネの冗談をマリアは笑って受け流し、奥のリビングに案内した。冷蔵庫からペットボトルに入った茶を取り出し、ソファに腰掛けているハイネの前のテーブルに差し出す。
ハイネは一言お礼を述べ、ボトル・キャップを開けて口につけ、喉を鳴らし始めた。
「――ふぅ〜! これが東洋のグリーンティーって奴ですか? 西洋のお茶に比べると、渋みが強く感じます」
ペットボトルを口から離し、大きく息を吐いて感嘆する。一口で、ペットボトルの容量の3分の1ほどを飲み干した。相当喉が乾いていたのだろう。
「本当はお湯で飲むのが普通なんですけど、こういう暑い日には冷やして飲むのもいいんです」
「そう思います。苦味がいい清涼剤になる」
もう一口飲み、ハイネはペットボトルをテーブルの上に置く。ソファに体を預け、腕と足を組んだ。
「で、何時頃お帰りですかねぇ?」
「さぁ…でも、そろそろ帰ってくる頃じゃないかしら? 出かけて2時間位は経っているはずですけど――」
「なら、暫くここで待たせてもらいますよ。…あ、本隊には休憩中だって言ってありますので、お構いなく」
マリアは構うつもりなど無かった。きっと、自分がここでサボっているのを気にするのではないかと思ったのだろうが、そこまで気を回すつもりにはなれなかった。
ハイネは腰を浅く掛け、両腕を背もたれの上に乗せて大きな姿勢になる。思いっきりリラックスしている。来客とはいえ、これ程大きな態度をとる人も珍しいだろう。そんなハイネに、マリアは多少困惑気味に溜息をついた。
その頃バルトフェルド達は、市場で買い物をしていた。カミーユの散歩のついでにと、本来カリダが行くものを引き受けたのだ。カミーユの車椅子を押すレコアの代わりに、バルトフェルドが荷物を持っている。
「カリダさんから頼まれたものは全部買いましたね?」
「そりゃあもう。しかし、ここ最近の騒ぎで随分と品揃えが悪くなった」
「それは仕方ない事です。今は友好国のスカンジナビア国とプラントとの交易がありますが、連合各国とは絶縁状態ですから――商売だって苦しいんですよ」
「自給の難しい国だからねぇ。島国じゃ、畑だって碌に耕せやしない」
手に持ったビニール袋を掲げ、バルトフェルドはぼやく。
「じゃあ、僕はこれで。レコアさんはもう少し出るのかい?」
「カミーユ、こういう所苦手のようなんです。人が居すぎて、神経過敏になっています」
「そうか。なら、落ち着けたら戻ってきてくれ。昼食の時間が迫っているからな」
レコアを監視するつもりで出てきたが、それも心配なかったらしい。同行中、逃げようとする素振りは一度も無かったし、カミーユを連れて逃げるとは思えなかった。
彼女がまだティターンズ寄りならば、足手纏いのカミーユを置いて逃げるはずだ。バルトフェルドは安心してレコアと別れた。
それからレコアは車椅子を押して市街地を抜けようと歩道を歩く。道中オーブの街並みを眺めて感心していたが、あるところで立ち止まった。露店を覗き込んでいる後ろ姿に見覚えがあったからだ。
その少女は軒先にしゃがみこみ、アクセサリーを物色している。店主がしきりにモノを勧めているが、少女は迷っている素振りを見せるだけで買おうともしない。
その態度を見て、店主もただの冷やかしと分かったのか、諦めて相手にするのをやめた。
やがて少女も飽きたのか、立ち上がって振り向いた。その一連の様子を眺めていたレコアは、少女の顔を見て驚く。
「サラ?」
「あれはレコア=ロンド…それに、カミーユ=ビダンらしき――?」
サラは一瞬目にした時点では、それは他人の空似かとも思った。しかし、レコアの方も自分を見て驚いている風で、間違いなくかつての同僚であるレコアだ。横目で警戒しつつ、思わずサラは駆け出した。
「あ――!」
逃げるサラを、車椅子を押して追いかけるレコア。サラは軽快に人ごみの中を走り、人気の無い路地裏に入って行った。
勿論レコアもそれを追うが、しかし、流石に車椅子を押しながらでは追いつけるはずも無く、角を曲がった所でサラを見失ってしまった。
「どこに――!」
レコアが辺りを見回していると、不意に後ろから何かを突きつけられる。車椅子から手を離し、両手を挙げて口を開いた。
「サラなのね?」
「何故あなたがここに居るの、レコア=ロンド」
確認の為、レコアは問い掛けた。自分の名前を知っていると言う事は、他人の空似ではなく、本物のサラだという事だ。
レコアは思い出す。バルトフェルドに、エマから聞かされたことを聞いていたが、どうやらサラが居ると言う事はエマの想像していた事が現実として起こっていると言う事になる。
「それはこちらが聞きたいわね、お嬢さん?」
「カミーユと一緒に居て、パプテマス様を裏切るのですか?」
「パプテマス――シロッコ? シロッコもこっちに来ているの?」
レコアに言われ、サラは思わず手で口を押さえた。その動揺を背中越しに感じたのか、レコアは少し笑った。彼女の迂闊さは、世界が変わっても不変の事実らしい。
そんなレコアの嘲笑を感じたのか、サラは眉を吊り上げ、彼女の後頭部を睨みつける。
「そんな事はどうでもいいのよ。あなたがパプテマス様を裏切るのなら、ここでカミーユもろとも始末する!」
「カミーユも?」
「そうよ。パプテマス様は、カミーユ=ビダンに殺されてこの世界に来たと仰っていた。なら、カミーユを殺せば――!」
「カミーユがシロッコを――そうだったの……」
サラの鋭い声に、レコアは車椅子に座るカミーユを見下ろした。頭頂部しか見えないが、そこに何とも言えない思いが胸の奥を去来する。そして、瞳を閉じて振り返った。
レコアが振り向くと同時に、銃の引鉄に指を添えるサラ。
「動かないで!」
「ここで銃を使えば、任務もし辛くなるわよ」
「戯言を! アークエンジェルよりも、あなた達の方が危険と見なすわ!」
「そうかしら? 私はともかく、カミーユに戦いは出来なくてよ」
「どういうこと?」
焦るサラに、冷静なレコア。彼女の言葉の意味が理解できないサラは、眉を顰めて問う。その問いに応えるべく、レコアは車椅子の取っ手を握り、反転させてカミーユの姿をサラの眼前に晒した。
「こ、これは――!」
「これが今のカミーユ。心を失って、ただの人形になってしまっているわ」
泣きそうな瞳で、レコアは言う。彼女自身、カミーユがこうなってしまった事に責任を感じていた。
サラの目に飛び込んできたカミーユは、焦点の定まっていない虚ろな瞳でサラを見ている。ほっそりとした体に、頭が乗っかっているだけに見えた。
体に力が入らないのだろう。腕はだらん、と下がっていて、なで肩になってしまっている。だらしなく広げられた足は、立つこともおぼつか無い程に痩せ細っている。
こんなのが本当にあのカミーユ=ビダンなのだろうか。何度か会話を重ねた事のあるサラには、目の前の廃人がカミーユに見えなかった。
《馬鹿野郎! 死んだら――死んだらそれで終わりじゃないか……死んだら……!》
あの時の激情的なカミーユは一体なんだったのだろうか。必死に自分に呼びかけるカミーユの声は、とてもではないが今の彼から聞けるわけが無い。
サラは、そんなカミーユを悲しく思い、いつの間にか目から涙を流していた。
「こ、これが――これが本当にあのカミーユなんですか!?」
「そうよ。私達が傷つけたカミーユよ」
「私達――?」
「誰かを救おうと一生懸命になるって言うのはね、こうなるって事を覚悟しなければならないのよ。だから、カミーユは心を閉ざしてしまった……」
絞り出すような声でレコアは言う。彼女は、自分がシロッコに利用されていると必死に伝えようとしていたカミーユの厚意を迷惑に感じ、常に突っぱねていた。それは、同じ事をしてくれたファ=ユイリィも同じだったかもしれない。
そして、それはサラも同じだった。カツも一生懸命に語りかけてくれたが、カミーユも同じ位語りかけてくれた。フォン・ブラウンで一時のデートをした事もあった。
そんな風にしてくれた彼が、何故このような目に遭わなければならないのか。それは、きっと自分達の勝手のせいなのかもしれない。
「それでもサラ、カミーユを殺そうって言うの?」
「わ、私は――」
キッと睨み、レコアは強い口調で言う。その迫力に、サラはたじろいだ。
しかし、己の幸福を求めて何がいけないのだろう。サラは、そう考えてしまった。今の彼女には、シロッコと再び会えたという喜びがある。そんな相反する思いが、サラを暴走させる。
「カミーユが自己破滅したのは、勝手に干渉してきたからよ! そんなのは、私のせいじゃない!」
「サラ!」
「私はパプテマス様の為に捨石になったって構わなかった! それなのにカミーユやカツは私の気持ちも考えずに――!」
「それであなたは幸せだったの? カツの純真を裏切ったあなたが、幸せだったと言えるの?」
「黙れ! エゥーゴを裏切り、女としての性を満たそうとしたレコア=ロンドが言う事か!」
カミーユの姿にショックを受け、サラは激高する。彼女にしてみれば、カミーユをこんな風にしたのはレコアも同罪だ。それがこうして甲斐甲斐しくカミーユの為と称する様に車椅子を押す姿が腹立たしく思えた。
「ここまでよ、レコア=ロンド! 私はパプテマス様の為にオーブに来た! アークエンジェルは破壊させてもらう!」
「待ちなさい、サラ!」
涙を拭い、サラは駆け出す。それを追おうと、レコアも車椅子を押して走ったが、銃で威嚇してくるサラに、その足を止められてしまった。
「パプテマス様の下へ戻る気があるなら!」
「あなたはこんな世界に来てまで何をしようと言うの!?」
レコアは急いで後を追ったが、大通りに出たところでサラは人ごみの中に姿をくらませて去って行った。何とか彼女の行方を捜そうとキョロキョロと辺りを見渡したが、どうやら見失ってしまったらしい。
人を見分けるのも困難なほど騒がしくなってしまっている。途方に暮れ、レコアは肩を落とした。
「あの男は、シロッコはあなたを道具として使おうとしているのよ? それで――それで、あなたはいいの――満足なの……?」
既に姿を消した少女に向かって、レコアは語り掛ける。車椅子に座っている少年に視線を向け、涙を浮かべた。
「カミーユ……こんな時だけあなたに頼ったって、駄目よね?」
肩を落とし、ゆっくりと車椅子を押してレコアは帰途へつく。サラがアークエンジェルを狙っているとなれば、その事をバルトフェルドに知らせなければならないだろう。
カミーユの後頭部が、何故か優しく見えた。
カガリの別邸に戻ったバルトフェルドは、先に訪れて待っていたハイネと会話を交わしていた。彼の話によると、アークエンジェルの潰れたブリッジの修理もほぼ完了し、いよいよ実戦で使えるまで改修出来たらしい。
「そうすると、オーブ防衛の態勢がほぼ出来上がったって事になるな?」
「そうなります。それで、こちらに足付の元艦長さんがいらっしゃると伺って来たのですが――」
ハイネは辺りを見渡し、誰がアークエンジェルの艦長だったのかを探る。今その場に居るのは目の前のバルトフェルドとマリア、それに先程フリーダムの調整から帰ってきたキラ。
バルトフェルドは砂漠の虎だし、キラはフリーダムのパイロットとして有名だ。マリアはどう見ても一民間人で、この中には居ないと思った。
「どうやらお留守のようですね。協力をお願いしたかったんですけど」
「ん? あ、あぁ…そうか……」
本当はこの中にアークエンジェルの元艦長が居る。バルトフェルドは視線をその人物に向けてみた。
「は?」
その視線に気付き、ハイネはバルトフェルドの隣に居る人物に顔を向けてみた。すると、そこには民間人だと思っていたマリアが複雑な表情でカップを両手で持ち、顔を俯けている。
「まさか、このご婦人が――」
「はい、私はアークエンジェルの艦長をしていました……」
重い声で言うマリア。彼女の本名はマリュ―=ラミアス。今はオーブの整備工場で働いているが、間違いなくヤキン戦役でアークエンジェルの艦長を務めていた女性だ。
「本当なんですか?」
「あぁ、本当だ。僕もアフリカで彼女の指揮するアークエンジェルにやられたのさ」
ハイネは驚嘆し、ラミアスの顔を見る。のほほんとした顔は、とてもではないが、あの不沈艦を指揮していた人物には見えない。ある意味、市井に紛れ込んだ元軍人としては賞賛に値する。
それと同時に、自分の眼力もまだまだだと思った。先程からずっと一緒に居たのに、全く気付けなかったのは己の実力が足りてない証拠だ。
「そうだったんですか。先程は失礼しました」
「いえ、お気になさらないで下さい。私、連合の脱走兵扱いですから」
アークエンジェルを指揮していたとはいえ、彼女はアラスカでの一件以来、連合軍に戻ることは無かった。己の信念に基づき、成すべき事を成そうとした結果、連合軍を抜けて独自に動こうと決心したのだ。
だからこそ、実直な軍人であった元部下のナタル=バジルールと死闘を繰り広げざるを得なかった。
そんな過去があったからこそ、アークエンジェルの存在と言うものは複雑なものだった。ラミアスは一つ深い溜息をつく。
「でも、アークエンジェルを動かすのなら、別にマリューさんでなくても――」
「いや、出来れば足付をよく知っている彼女に頼みたい。いつ大西洋連邦の再侵攻があるやも知れない時に、悠長に構えてなんて居られないんだ」
キラのラミアスを庇う言葉を即座に否定するハイネ。アークエンジェルを即戦力にするためには、それをよく知っているラミアスの協力が不可欠だ。
折角大西洋連邦から掠め取り、オーブ防衛の要となるのだから、何かある前にモノにしたいと考えるのは当然の事だ。
ラミアスに向き直り、ハイネは続ける。
「どうですか? もう一度、足付に乗ってみませんか?」
「私は――」
戸惑いの色を浮かべるラミアス。ハイネの言う事は分かるが、しかし、単純にアークエンジェルに乗る気にはなれなかった。
アークエンジェルに対する複雑な思いもあるが、彼女は自分が不沈艦の名に相応しい艦長とは思ってないからだ。
「正式な艦長が決まるまでの臨時でもかまわないんです。折角デュートリオン・システムも取り付けて、フリーダムを完璧な状態で運用できるようになったのですから、このままみすみす足付を遊ばせておくのは勿体無いとは思いませんか?」
「そうは仰られても、私は2年近くも現場を離れていますので、そんな事は――」
「そんな事、無いですよ」
「でも……」
自信の無い声で言うラミアス。そんな彼女の態度をハイネはむず痒い思いで聞いていた。謙虚なのはいいが、これだけ頼んでいるのに引き受けてもらえないのでは、彼としても気の良いものではない。
「そうも言ってられないかもしれませんよ。アークエンジェルは狙われています」
ハイネが難儀を示すラミアスにヤキモキしていると、カミーユを連れたレコアが帰ってきた。そして、その言葉に一同は騒然とする。
「足付が狙われている?」
「そうです。既にオーブ国内に工作員が潜入しています」
「それは本当なのか!? …いや、しかしどうしてあなたがそんな事を――」
「説明は後です。今は、アークエンジェルの防御を固めるのが先決ではないですか?」
「そ、そうだな…あなたの話が本当なら――俺はここで失礼します。戻って報告しなくてはならないので」
そう言ってハイネは立ち上がって急いでペットボトルの中身を飲み干すと、駆け足で屋敷を出て行った。
「レコアさん、工作員の規模は分からないんだな?」
「はい。偶然一人見つけただけなので」
「そうか…よしキラ、念の為ハイネと一緒に行ってフリーダムの出撃準備をさせておけ。敵の規模が分からない以上、MSが出てくるかも知れん」
「分かりました」
キラもハイネの後を追って屋敷を後にする。そしてバルトフェルドはレコアに向き直り、神妙な面持ちで見つめる。疑問には答を出しておかねばならないだろう。
「どうして工作員が居ると分かった?」
「エマの言っていた事が本当だったからです。顔見知りに会いました」
「そいつはティターンズなのかい?」
問題はそこだ。レコアの顔見知りと言えば、エゥーゴにもティターンズにも当てはまる。そう考えれば、顔見知りという証言だけでは信憑性に欠ける。
「そうですが、彼女はそういうものとは関係ないのかもしれません。シロッコと言う男にかどわかされているんです」
「シロッコ――エマが言っていた男だが、来ているのか、この世界に?」
「そう言ってました」
「何てこった……」
エマに聞かされていたシロッコと言う男は、単独でも世界に混乱を巻き起こせる程の実力者らしい。そんな男が来ているとなれば、かつて危惧していた通り、この戦争は泥沼に嵌っていってしまうかもしれない。
そうなれば、行く行くはヤキン戦役の時の様に互いの人種の殲滅戦争になってしまうだろう。
バルトフェルドは腰に手を当て、深い溜息をついた。これではこの世界は滅茶苦茶だ。しかし、こうして憂えているわけにも行かず、バルトフェルドも二人の後を追っていった。折角手に入れたアークエンジェルをみすみす潰されるわけには行かない。
一方のレコアにもシロッコが居ると言う意味が分かっていた。彼は隙が無い程に完璧な人間だ。天才とは、彼のためにある言葉なのだろう。しかし、だからこそ彼はカミーユに敗れた。
天才は孤高になりすぎて、他人を利用する事でしか世界を動かせなくなっていた。その事を嫌う俗人達は、そんな彼の支配を拒んだのだ。その代表が、カミーユだった。
「マリアさん、いいんですか? このままではアークエンジェルが破壊されてしまいますけど」
「私は――」
ふと我に返り、レコアは固まってしまっているラミアスを見た。先程から彼女は眉を顰めるばかりで、行動を起こそうともしない。
かつて彼女が操った艦なのだから、その危機に立ち上がってもいいのではないかと思うが、そういうつもりは無いらしい。
レコアは、そんな彼女の態度を不思議に思った。自分もアーガマに対して思い入れがあったし、ティターンズになってからも、攻撃を仕掛ける時は躊躇いを見せた事もあった。
「私は怖いんです。アークエンジェルが戦争の道具に使われるのが」
「戦艦ですよ?」
「分かっていますけど、アークエンジェルって言うのは天使の名前でしょう? それが、人を殺す道具になってしまうなんて――」
ラミアスは立ち上がり、窓辺に歩いていく。彼女にしてみれば、本音を言えばまたアークエンジェルに乗って戦うのが億劫なのだろう。それは、彼女が民間人になってしまっている現状を見れば察しがつく。
「…そういうこと」
レコアはそんなラミアスの様子を見て呆れていた。戦争と関係ない生活に戻りたいと願う事自体は悪くない事だと思う。しかし、アークエンジェルを動かす事が出来るのに、それをしようともしない彼女は単なる面倒臭がり屋だ。
他のみんなが戦っているのに彼女だけ戦おうとしないのは、レコアの目には卑怯に見えていた。
「なら、マリアさんはそこに居ればいいわ。私は行きますから、カミーユをよろしく見ていてくださいね」
少し強い口調で言い、レコアは出て行こうとする。それに気付き、ラミアスは振り向いた。
「行くって…何処へ?」
「アークエンジェルに決まってるでしょ? あれはオーブにとって大切なものなんだから、それを守るのは当然です」
「だからって、あなたが行くなんて事――」
「こういう事には慣れてるんです。私、あなたの様に怯えるだけの女ではなくてよ」
レコアは入り口で振り向き、不敵な笑みでそう言い残すと出て行った。
サラが実行部隊に参加しているのならば、それを止めなければならない。彼女はまだシロッコに酔わされたままだ。その酔いを、自分が醒まさせてやらなければならない。かつて共に付き従っていた身として。
残されたラミアスは無力感に襲われてその場にへたり込んでしまう。自分はこんなにも何も出来ない女だったのか。かつての信念に基づいて行動していた自分は何処に行ってしまったのだろうか。
呆然とする彼女は、その頃の事を思い出すだけで、昔の自分の影を追っているだけになっていた。
「ムウ…どうすればいいの、私――」
ムウ=ラ=フラガという男が居たから、あの頃の自分があったのだろうか。ヤキン戦役で失ったものは、彼女の思っている以上に大きかった。
車椅子に座るカミーユは、そんなラミアスの姿を見つめながら、涙を流していた。
アークエンジェルが狙われているとの報を受け、周辺の警備を強化して日が暮れ、既に深夜になってしまっている。工作員の襲撃に備え続けていたが、今の所は怪しい影は現れていない。
「レーダーに全くといって敵らしき影が無いな」
「この警備に恐れをなして逃げたか?」
アークエンジェルのブリッジには、かつてのクルーであるアーノルド=ノイマンとダリダ=ローラハ=チャンドラ2世がそれぞれ操舵席とCIC席に座っていた。彼等もヤキン戦役後はオーブに潜伏し、それぞれ平穏に暮らしていた。
しかし、今回のアークエンジェルの危機にザフトから協力を持ちかけられ、こうして再び乗り込んだのだ。
「油断は禁物です。こちらが気を緩めている時に急襲を掛けるのが、敵の狙いだと思いません?」
「確かに。眠いけど、ここは踏ん張るしかないって事か」
CICの席に座ったチャンドラの後ろから、話しかけるレコア。彼女もアークエンジェルに乗り込んでいた。
「さて、分かっちゃ居たけど持久戦になったね。あんたが見つけてくれたらしいけど、その時にいつ襲ってくるか聞かなかったのか?」
ノイマンが操舵席にうつ伏せになって言う。流石に昼間から座りっぱなしなので、疲れていた。しかし代わりはなく、万が一の時に直ぐに出航できるようにノイマンは待機していなければならない。
彼の操舵テクニックは、その道の人間の間では神と崇められる程の実力なのだ。
「何です、それ? 敵がそんな事を親切に教えてくれると思いますか? そんな事よりも、もっとしゃんとなさって下さい」
「いやぁ…そんな事言わずに少しだけ――」
ノイマンが目を擦ってうつ伏せになろうとしたその時、いきなりアークエンジェルの船体が轟音と共に大きく揺れた。立っていたレコアはその振動で床に倒れてしまう。
「な、何なの!?」
「わ、分からないけど、敵の攻撃を受けた!? チャンドラ!」
「潜水艦の影!? 馬鹿な、索敵範囲外から一瞬でこんな近くに来るなんて事――!」
突然の事にパニックになるブリッジ。チャンドラの見つめるレーダーに、接近してくる敵の機影が映らなかった。近くに現れた艦影は、再び姿を眩ませる。
『チャンドラさん、何があったんですか!?』
格納庫のフリーダムの中で待機しているキラから通信が入ってくる。彼も突然の事に相当慌てているようだ。
「キ、キラか! どうしたも何も、いきなり敵が現れたんだ! こっちは対処できなかった!」
『敵が突然? この辺はN・ジャマーの影響が小さいはずなのに、レーダーに引っ掛からなかったんですか?』
「そうだ、敵の新兵器が出てくるかも知れん! フリーダムを出してくれ!」
『りょ、了解しました!』
慌ててカタパルトハッチを開き、フリーダムが出撃する。それを待っていたかのように、海面から3機のMSが飛び出してきた。脇を固めるようにディープ・フォビドゥンが2機。
そして、その中央のSFS(サブ・フライト・システム)に乗っているのが――
「ボリノーク・サマーン! あれがどうして!?」
緑が基本色の、頭部にレドームを持つ一つ目の機体。右腕にシールド兼用ビームキャノンとクローを装備している。
アークエンジェルのブリッジから見えたのは、レコアの世界にあったMSだ。本来ならこの世界に存在しないはずのMSである。あれにはサラが乗っているのであろうが、まさかの登場にレコアは度肝を抜かれた。
「もりのーくまさーん……? 民謡か!?」
「――んなわけないだろ! …あんた、あのMSを知っているのかい?」
「知ってますけど、あれを造るにはこの世界の技術じゃ――」
言いかけてレコアはハッとした。ボリノーク・サマーンを造るには、どうしてもミノフスキー物理学が必要となってくる。そうなると、あれを造ったのはシロッコだろう。そして、彼は連合にミノフスキー物理学を教えたということになる。
そうなれば、敵の接近に気付けなかったチャンドラの意味も納得が出来る。シロッコは、粒子の存在も教えているはずだ。
「チャンドラさん、ちょっと発令所に通信をつなげてもらえません?」
「いや、それがさっきからやってるんだけど、どうにも繋がらないんだ。ジャミングを掛けられてるのか?」
そう言ってチャンドラはインカムを外してレコアに振り向く。成る程、レーダーに映らない機影、そして繋がらない通信回線は、きっとミノフスキー粒子の影響だ。
連合は既にミノフスキー物理学をモノにして、実戦に投入してきていると考えていいだろう。シロッコと言う天才が加わっているのなら、それも可能のはずだ。レコアは唇を噛み、視線を艦橋の先の戦いに向けた。
急襲してきた3機のうち、2機のディープ・フォビドゥンは2年前にも苦戦した記憶のある、ゲシュマイディッヒ・パンツァー装備の機体。そして、ボリノーク・サマーンに関しては一切情報の無い正体不明の機体。
相手が量産機の群れならまだ戦いようがあるが、この3機の相手は骨が折れる。
トライデントを両の腕で保持し、襲ってくるディープ・フォビドゥン。フリーダムを挟撃しようと左右から襲い掛かってくる。正対するボリノーク・サマーンは牽制のグレネード弾を飛ばしてきた。
キラはグレネードをバラエーナで焼き払い、両サイドからトライデントを突き立ててくるディープ・フォビドゥンを蹴りで突き飛ばす。そして、標的をボリノーク・サマーンに絞った。
隊長機と思しきその機体を落とせば、厄介なディープ・フォビドゥンも引いてくれるだろうと思ったからだ。
ビームライフルを構え、ディープ・フォビドゥンが態勢を整える前に決着をつけようとフリーダムをボリノーク・サマーンに接近させる。
「アークエンジェルをやらせる前に何とかしなくちゃ……発進は出来ないんですか!?」
『――でき――く――だ!』
アークエンジェルに通信を繋げたが、酷いノイズが混じり、まともな会話も出来ない状態だ。
「電波障害? ジャミング――やっぱりこいつが!」
ボリノーク・サマーンの頭部のレドームが怪しく光を放つ。通信が出来なかったり、レーダーが無効化されているのはボリノーク・サマーンのせいだとキラは思っていた。
実際には潜水艦がミノフスキー粒子を撒いているのだが、ボリノーク・サマーンのレドームには、キラにそう思わせるだけの怪しさがあったということだろう。
キラはボリノーク・サマーンに向けてビームライフルを連射するが、SFSを使っているとはいえ相手もアークエンジェルを狙ってきた工作員だけあって、全て回避されてしまった。キラはビームライフルによる撃墜を諦め、ビームサーベルに持ち替える。
「その機体がこちらのセンサーを狂わせていると見ました! 大人しく帰らなければ、あなたを撃墜します!」
『そんな甘っちょろい事!』
「女の子の声!?」
ビームサーベルをビームトマホークで受け止められ、互いが接触する。キラは呼びかけた返事から女の子の声が聞こえてきた事に驚愕する。
「どうして君の様な子が――」
『隙あり!』
「ぐぅっ!」
キラの動揺を見逃さなかったサラは、シールドクローでフリーダムの胴体を挟み込む。すぐさまキラは抜け出そうと試みたが、フリーダムのパワーを以ってしても抜け出す事が出来ない。驚く事に、ボリノーク・サマーンはフリーダムと同等のパワーを誇っているようだ。
『フォビドゥン1と2は、私がフリーダムを捕まえている今の内にアークエンジェルを!』
「そうは――!」
『無駄よ。バッテリーの機体が、核融合炉のボリノーク・サマーンにパワーで勝てるわけが無いわ。それが、例え最強と謳われるフリーダムであっても』
「核融合炉だって!?」
サラの言葉を聞いてキラは更に驚く。核融合炉は、以前小型実用化に失敗して、戦艦などの一部のモノにしか採用されていないはずだ。MSサイズの核融合炉の成功例など聞いた事が無い。
それ故MSはバッテリー駆動方式を採用しているわけだが、連合は核融合炉のMS運用化をいつの間にか成し得ていたということになる。そんな技術革新がこんな短期間に突然起こったのだろうか。
しかし、疑問には思うが認めなくてはならないだろう。今もこうしてボリノーク・サマーンのクローに挟まれ、それを解くことも出来ずに固定されてしまっている。
パワーでは並みのMSには右に出るものが無いフリーダムが捕えられているのだから、サラの言っている事は本当だろう。
『最強と言われているフリーダムも、パプテマス様の前では無力だったようね。ここでお別れにしましょう』
「くっ――!」
捕えたまま、ボリノーク・サマーンはフリーダムのコックピットにビーム砲を突きつける。しかし、サラがビームを撃とうとしたその時、別の方向からのビームがボリノーク・サマーンのクローを直撃した。
「お止しなさい、サラ!」
『レコア=ロンド!』
ボリノーク・サマーンのクローの握力が弱くなり、キラは慌ててその瞬間にフリーダムを滑りぬけさせる。間一髪だっただけに、ホッと一息をついた。
ボリノーク・サマーンのクローを直撃したのは、レコアが緊急で出撃させたM1アストレイのビームライフル。しかし、堅牢なガンダリウム合金製の装甲は、M1アストレイのビームライフルの直撃でも完全に破壊する事は出来なかった。
「キラ君はアークエンジェルを守りなさい! この子は私が相手をするわ!」
『レ、レコア=ロンドさん!? しかし、この敵はアストレイでは――』
「ボリノーク・サマーンの事はよく知っているわ! だから、君はバルトフェルドと協力してフォビドゥンを!」
『バルトフェルドさんが来てくれた――気をつけてください! カミーユさんの為にも、あなたは死ねないはずですから!』
確かに、レコアがボリノーク・サマーンを知っているのなら、ここは彼女に担当してもらった方がいいかもしれない。それに、敵機の性能を分かっているのなら、無茶をしないはずだ。
キラはそう思い、一言だけレコアに忠告をするとアークエンジェルに向かっていった。
一方のレコアはコックピットの中で苦笑する。カミーユのために死ねない――その言葉を、まさかあんな他人から聞かされるとは思わなかった。
「坊やが――」
呟き、ボリノーク・サマーンを見やる。ボリノーク・サマーンは基本的に偵察機としての側面が強い。一応の装備を持っているが、あくまで自衛の為のものでしかない。
バッテリー駆動しかないこの世界のMSに対しては、核融合炉やガンダリウム合金の優位性でかなりの高性能を誇っているが、所詮は弱火力である。
レコアが上手く囮になれれば、程なくキラ達がディープ・フォビドゥンを片付けてくれるだろう。
しかし、ボリノーク・サマーンに乗っているのはサラである。このまま逃げ回って、それで終わりにするわけにはいかないだろう。彼女は、シロッコの呪縛から解き放ってあげなければならない。ボリノーク・サマーンを誘導するようにM1アストレイで牽制を掛ける。
「聞こえて、サラ? シロッコは、私達の世界の技術をこの世界に持ち込んで、混乱を起こそうとしているのよ。それは、この世界の人々を苦しめる事になる!」
『パプテマス様はそんな事は考えていない! エゥーゴを裏切り、今またパプテマス様を裏切ろうとするあなたが、どうしてそんな事を言えるの?』
ミノフスキー粒子下の戦闘では、接触での会話が一番効率がいい。レコアはM1アストレイにビームサーベルを保持させ、ボリノーク・サマーンに向かっていった。
サラもそれは望むところだったようで、ビームトマホークで応戦してきた。お互いの刃が交錯し、2機は最接近する。
「騙されているのよ、あなたは! シロッコが戦争に関れば関るほど、この世界はあの男の成すがままになってしまう!」
『それの何がいけないと言うの! パプテマス様が支配するようになれば、ナチュラルだのコーディネイターだのという醜い争いがなくなるわ! そうは思わないの?』
「シロッコが望んでいるのは、自分が支配する世界だけよ! そこには誰の意志も介在しない!」
『パプテマス様は人類をより良く導いて下さるお方よ! やはり、何も分かっていないレコア=ロンドは、パプテマス様の事を何も理解して無かったようね!』
「分かってないのはあなた! 私は、シロッコを分かったからこそ――!」
ボリノーク・サマーンがM1アストレイを押さえ込み、ビームサーベルを弾き飛ばす。レコアは舌打ちし、M1アストレイを後退させてビームライフルを構えさせる。それに合わせてサラもビームトマホークを収納し、ビーム砲を構えさせた。
ボリノーク・サマーンから強力なビームが飛んでくる。ミノフスキー粒子を応用した加粒子砲であるメガ粒子砲は、この世界のMSの持つビーム兵器よりも強力だ。
ガンダリウム合金の装甲をも貫くそれに当れば、M1アストレイなど一撃でアウトだろう。慎重を期すために、レコアは距離を開けるしかない。
「サラはシロッコに囚われている――これじゃあ、あの子が可哀相過ぎるわ……」
何とか説得する事が出来ないだろうか。しかし、それは裏切り者の汚名を被る自分には不可能な事だろう。せめて、カツがこの場に居たのなら何か変わったかもしれないが、全ては身から出た錆。辛抱強くサラに呼びかけるしかないのか。
レコアはボリノーク・サマーンの足元を狙う。確かにオーバースペックの機体ではあるが、この世界のMSに劣っている点があった。ボリノーク・サマーンは大気圏内での飛行能力を持たないのだ。故にSFSを使用しているのだが、レコアに勝機があるとすれば、それを狙う事だ。
M1アストレイを、海面を背にしてギリギリに飛行させ、下からボリノーク・サマーンのSFSを狙う。その方が的が大きくなって狙いやすいからだ。
「レコアはドダイを狙っている――小癪な!」
サラもレコアの意図に気付き、機体を下降させる。そしてグレネード弾を発射して狙いを狂わせる。水飛沫が上がり、視界を曇らせた。
「目くらまし!?」
『遅い!』
レコアがボリノーク・サマーンを見失ったと同時に、サラは再び機体を上昇させて、M1アストレイの上から狙いを定めていた。サラの声を聞いて気付いたレコアは、慌てて回避行動をとらせる。
「しまった!」
しかし、サラの攻撃の方が一歩早く、M1アストレイは右腕の肘から先を失う。バランスを崩したレコアは、海面に機体を衝突させ、もんどりを打って海に沈められてしまった。
レコアは急いでM1アストレイを浮上させたが、そこに既にボリノーク・サマーンの姿は無かった。サラは自分を始末するよりも、アークエンジェルの破壊を優先させたということだ。
本当は自分に恨みを持っているはずだが、それでも命令に従うということは、彼女はシロッコの事を本気で崇拝しているという事だろう。
そう考えると、レコアは切なかった。自分はシロッコから離れる気になれたが、サラは神を崇める様にシロッコの事を思っている。それは、彼女を正気にさせるには一筋縄では行かない事を示している。
「サラを追わなくては……」
レコアは両手で頬を叩き、気合を入れる。呆けている場合ではない。今はオーブの切り札であるアークエンジェルが危機に晒されているのだ。
ミノフスキー粒子の影響で、オーブの発令所では混乱が起きているはずである。そんな状況で頼りになるのは、自分たちだけだろう。レコアはアークエンジェルに向かってM1アストレイを加速させた。
一方でサラはレコアの考えたとおりにアークエンジェルに向かっていた。フリーダムを行かせてしまったのなら、ディープ・フォビドゥンの2機だけでは苦しいだろう。
レコアに誘われて、随分とアークエンジェルから引き離されてしまった。海岸線を沿って、格納されている軍港へ向かう。
その途中で、サラは砂浜を走る二つの人影を発見した。女性が誰かを追っているようだ。そして、その誰かにサラは見覚えがあった。
「ん――? カミーユ?」
パジャマのまま、フラフラなのに全力疾走するカミーユ。その後ろから、茶髪の女性が何かを叫びながら追いかけている。
サラは何を思ったのか、ボリノーク・サマーンをカミーユの前に着陸させた。すると、彼はその衝撃で倒れてしまう。その様子を見て、コックピットを開けて顔を出す。
カミーユはやっとの思いで上半身を起こし、サラを見上げていた。その気力を失った瞳に、サラは吸い込まれそうになる。
「やはりカミーユだ……こんな所で何をしているの?」
「あ…あなたは! カミーユ君から離れなさい!」
サラが倒れているカミーユを見ていると、悲鳴に似た叫び声が聞こえてきた。目をそちらに向けると、カミーユを追っていたラミアスがこちらを見上げていた。その表情は、いかにも媚びるような感じがして、サラには面白くない顔だった。
「あれは――? カミーユを追って女性丸出しで……不愉快な女だ!」
「何ですって……?」
「カミーユ=ビダンはサラ=ザビアロフが頂いていく。返して欲しければ、月のアルザッヘルまで追って来いと、レコアにそう伝えておいて!」
そう言うとサラはコックピットハッチを閉め、倒れているカミーユをボリノーク・サマーンのマニピュレーターで掴む。
「なっ…ちょっと待って!」
ラミアスの懇願も空しく、ボリノーク・サマーンはスラスターを吹かして飛び去って行ってしまった。その衝撃波に飛ばされ、ラミアスは砂浜を転げる。止まった所で口に入ってしまった砂を吐き出し、膝に手をついて立ち上がる。
既にボリノーク・サマーンは去っていってしまった後だった。
と、そこへレコアのM1アストレイがやってくる。ラミアスの姿を見つけ、着陸させてきた。
「こんな所で何をしているの?」
コックピットハッチを開き、身を乗り出してレコアがラミアスに問い叫ぶ。しかし、それを受けるラミアスは顔を俯けていて表情を窺う事が出来ない。何かあったに違いないと、レコアは思った。
「何とか言いなさい! 今は戦闘中なのよ? こんな所に居たら、危ないじゃない!」
「カミーユ君が――」
「え?」
ボソッと呟くラミアス。レコアには何を言っているのか良く聞き取れなかった。
「そんな声じゃ分からないわ。もっと大きな声で言って」
そう言うと、ラミアスは俯けていた顔を上げた。その表情にレコアはギョッとする。眉尻を下げ、眉間に皺を寄せて涙を流していた。口は歪み、息を荒くしている。そして、その口から衝撃的な言葉を告げられた。
「カミーユ君が…攫われてしまったの!」
「えぇっ!?」
これにはレコアも驚くしかない。
確かに、砂浜にはMSが着陸した跡と、それ以外にもラミアスとは別人のものと思える足跡が残されていた。ここにカミーユが居たという話は本当だろう。
レコアは白くなる頭の中で、考えていた。カミーユが連れ去られたとなれば、必ず助け出さなければならない。エマが居ない今、彼を救出するのは自分の役目だ。
しかし、それにしてもラミアスはこんな所でカミーユと何をしていたのだろうか。女の顔で泣くだけの彼女を見て、レコアは不愉快だった。そもそもこんな女にカミーユを任せたのが間違いだったのかもしれない。
サラが来ていたとはいえ、こんな事になるのなら自分が彼を守るべきだった。悔しさに、唇を噛む。
金色の満月が、知らん顔で優しい光を湛えている。レコアは、それが悔しかった。
カミーユ氏乙です
今回は以上です
最近、星空のBelieveを聴くと泣ける年頃になってきました
♪きずつ〜け あ〜うま〜え〜に〜 の件がグッと来ますね
あれ?サラは任務放り出してカミーユをさらってったのか?
待て次号!か?
ウホッ!これはいい待て次号
カミーユがサラを呼んだんじゃないか?
とにかく ◆x/lz6TqR1w氏乙!
カミーユが走り出した理由ってやっぱサラを呼ぶためだろうなぁ。他に思いつかん。
カミーユならサラを救えるかも。カツには無理。
ただしその場合サラは再び死にそうだが。
やっぱりUCの女とCEの女ってレベルが違うなぁ…
っつか富野女が強すぎるんだろうなぁ
正に、すれ違う翼…人間関係色々だなあ。GJ
シロッコ、出番ほとんどないくせに好き勝手やってるなw ミノ理論持ち込んで実用化まで持ってったのは、クロスでも少ないぞw
うお、GJ!
まさか、カミーユ強奪→記憶操作なんてやらんだろうな...
自分で1からMSを組めるのってシロッコ位しかいないしな
ジェネレーターも手製だろーし、装甲素材も独自にガンダリウムγ級のやつを開発してたんだろ?
ところでシロッコとジェリドってもう会っているんだろーか?もしくはこれから会うんだろーか?
これでジェリドと壊れたカミーユが邂逅するフラグが・・・
>◆x/lz6TqR1wさん
いつもGJです。UCモビルスーツ(ミノ粉&核融合)とは凶悪ですね・・・
18話は、さっそくWikiに追加しました。
ですが、19話でWikiの文字数制限に引っかかりました。現在、頭3分の1だけが収録されています。それ以降の追加を試みても同様のエラーになってしまいます。
おそらく、荒らし防止用にアカウントと一定時間単位でも制限をかけていると思うので、他の方、修正お願いします。
無印種を舞台にした話を読んでみたい。
GJです
マリュー………軍艦を動かしても動かさなくても使えぬ乳ッ………!!
これはひょっとしてレコア艦長爆誕フラグktkr!?
AAは指示が出る前にバレルロールするからなw
種ワールドは乙女な世界だからな…
UCとは違って戦場でも当たり前に女の性を丸出しにしてるだろ
そんな奴が良く軍人なんかやってられるなって思うぜ…
ぶっちゃけて言うと、AAは艦長以外のクルーが優秀だからなぁ
曲がりなりにも、連合が誇る最精鋭の人材を集めてたわけだし
・・・繰り返すが、「艦長以外」な!
ばっかおめー、艦長だって技術将校としては優秀なんだぜ?
ばっかおめー、艦長だってたまに凛として下す判断が逆効果になったり、重要な事をうっかり気付かずスルーしてあとでエライ事になったり
色々大変なんだぜ?
フラガマンの肉奴隷なんだぜ?
>>44 僭越ながら19話後半を追加しておきました。
恐らくですが、文字数制限は本分ではなくタイトル部分で引っかかるものと
思われます。
最初、
【ΖキャラがIN種死(仮) ◆x/lz6TqR1w 氏_第19話(後)】
としましたら「文字数が多すぎます」と突っぱねられ、ならばと
【ΖキャラがIN種死(仮) ◆x/lz6TqR1w 氏_第19話後編 】
としましたら今度はパスしました。
どうやら半角込みで33文字くらいがリミットかと思われます…?
>>51 何だかんだいってキラ曰く欠陥品OSだった初期ストライクを動かせてたし、白兵戦もこなせるし、無能ではないんだろうが…
一言で言えばヘタレな(TV本編の)レコアなんだな
クワトロに捨てられてもそのままずるずるとエゥーゴに残ってる感じで
しかし、ちょっと踏み台SSになりすぎてきてないか?
UCの方が優れているっていうのは同意だが、
だからといってCEをヘイト気味に書きすぎだと思う。
まだ種死物語としては中盤に差し掛かるあたりだし
ここから盛り上がっていくことを考えたら今はヘタレぐらいで丁度イインダヨ
>>53 (;´Д`)ハァハァハァハァハァハァハァ・・・・・・
(*´Д`*)ウッ・・・・・・!!!
もしマリューがいなかったら…
無印種の時点で、コーディネーター相手に撃ち合って見事射殺の、凄腕な人がいないので
ラスティ死亡がなく、すんなり5機ともGをザフトが奪取…したかもしれん
フレイやラクスの入ったポッドをナタルさんのご意見「もとあった所に捨ててきなさい。拾っちゃダメ!」
が通り、以降の物語が平和になったかもしれないw
え〜っと……あとなんかやったっけ? こう、いい作戦思いついたとか、いい判断下したとか…
フラガマンのやる気が若干本編より低くなって
ストライクでAAを護れなかったかもしれない
戦略的には動けないけど(まあ、それが問題でどうにも馬鹿にされる事が多いんだが)
とっさの戦術的には一応最初から最後まで沈めなかっただけでも十分それなりに良い艦長足りえてたと思うけどな。
つか、CEがヘイトなんじゃなくてUCが美化されすぎなだけなんだと思う。
マリューを女の顔がどうのとかいう前に、過去に男を追って裏切った過去を持つ分レコアの方がよっぽど女丸出しで最悪のキャラだったのに。
どうにもカミーユ氏はUCマンセーしすぎる気がある気がする。
ああ、なんかイラッとするなと思ったのはそれか。
上の方で種は戦場でも女の性を丸出しにとか書かれてたけど、
よく考えたらUCに限らず富野作品の方が戦場でも女の性丸出しじゃね?
ただ御大作品だと、それが目的で戦う強さだったり
女の性で裏切ったり逃げたりする情け無さだったりで二面性両方消化してるから良い悪いが判断に困るけど。
ところで前スレう め な い か
女の性丸出し
UC→それがそのキャラの原動力になる
CE→ギシアンするだけ
簡単に言うとこんな感じ?
CEは女性丸出しだが
UC(トミノ作品)は人間のエゴ丸出しな上変態仮面並に前面に押し出してるから・・・
まぁ突き抜けてるんだよ、色んな意味で
いや〜面白かった♪GJ!!
カミーユ強化人間…?まぁでもサラがそんなことさせなさそう。
魔乳よ立ち上がるんだ!!AAの副艦はレコアで。
CEは女性だけでなく男性も含めて青臭いお子様的な感情で
UCは性というより人としての本能みたいのまで出してる気がする。
まあ、でもマリューもレコアにだけは女性丸出しでとは言われたくあるまいw
カミーユが速くZと共に復活することを祈ります
できればこの世界くらいは
全ての人々と解り合えるようになればと思う
そのキーがカミーユの最高NT能力で
案外シロッコとかとも分かりあえたり
してな
シロッコもラクスも同類だがな…
よーし私ミノフスキー粒子教えちゃうぞとか言ってんの、もう見てらんない、
貴様シロッコ、ラクスくれてやるからサラとカミーユを解放しろと。
その出会い、スゲー怖いわ…>シロッコ、ラクス
女性(ラクス)が支配する世界をと唱える、キラより使える人材シロッコによる、世界征服
何らかの思想により、プラントも含め統一政体を築いて、反対する者を弾圧……
あれ?それって戦争はないから、結構平和な世界なんじゃ?
それって、奴隷制度に近い格差社会…
>>その出会い、スゲー怖いわ…>シロッコ、ラクス
どうかな?ラクスみたいなガキを相手にするとは、オレには思えないんだ
もしかして、オレの中の『シロッコ像』が美化されすぎなのかも知れないが・・・
シロッコ像が美化されすぎというかラクスイメージが新シャア板だと醜化しすぎてるからな。
実際には青臭い理想論かざしただけで、別に世界征服なんか目指してないし
シロッコがラクスに出会っても鼻で笑うだけで歯牙にもかけずに相手にしないと思うぜ。
プラントは結果的に征服したがな
別にプラントは議会制なんだし、征服してないだろ。
種死時のプラントがデュランダルの支配下にあったわけじゃないのと一緒で。
アンチラクスが多いのはわかるんだが、設定自体まで捻じ曲げすぎだと思うんだよなぁ。
あくまで征服はしてないけど、逆らえる勢力が今はいないという征服一歩手前状態ではあるな。
まあ、そういう情勢下というだけで逆らう必要性が無いとも言えるが……。
ただ所詮は神輿にかつぎあげられてる小娘だからなぁ。
薄氷の上の象徴っぽいし、何がきっかけで崩壊が始まるかわからんな。
実際、裏ではMSを作らせてるわ
勝手に戦闘に介入して戦場コントロールさせるわで
やってることはシロッコと大差ない
むしろシロッコのほうがまだいいかも
ここまで流しで読んだ、久しぶりに続きが読めた。
散策はするものだよね!! GJ!!
それにしても、ミノ粉が出てきたと言う事はとても大変な事
少なくともCEの戦い方が根底から覆る。
何せ電子機器にまで影響を及ぼすからな。
そのせいで陸ガンは一世代前のCPUを使わざるを得なくなったし(確かそういう描写があったはず)
白基地やサラミスなんかも手動の対空機銃になってたしな
ホワイトベースの機銃は、今思うと大変怖そうだよなw
ラクスとサラってどっちが年上だったっけ?
たしかラ糞
ぶっちゃけ、ラクスなんぞよりもマリューみたいな”女”の方がシロッコにコロッと騙されそうな気がするが
シロッコ「私にも選択権というものがある……年齢上限とか。
それにしてもあの女、ハマーン・カーンより年長とはとても思えぬが…」
シロッコ自重知るwwww
>>87 自重したからラクスみたいなゲテモノは遠慮したんじゃないか?
つか、シロッコもロリな気がそこはかとなくする
いや、シロッコはレコアさんも採用してた。
だからヤツはロリじゃない。ロリなんじゃなくて……
そう!シロッコは、ストライクゾーンが広めだったんだよ!
そうするとラクスは大リーグボール1号ってとこか。
>大リーグボール1号
ピンク色の大怪球の上に仁王立ちするラクス想像して吹いたw
>大リーグボール1号
いや、大回転魔球だな
俺は超級覇王電影弾するラクスかと
OH! イシカワ!
でも目のぐるぐるが足りないぜ!
『アークエンジェル、ソラへ』
カミーユを連れたボリノーク・サマーンはアークエンジェルへ向かう。試験的に散布したミノフスキー粒子の濃度も、そろそろ薄まってくる頃だろう。オーブの指揮系統も回復に向かっているはずだ。
そうなれば、少数精鋭で来ている自分たちは不利になる。アークエンジェルをまだ落とせていないとなれば、撤退だ。
「各機撤退してください。残りのミノフスキー粒子を全て撒いてかく乱します!」
サラは通信を繋げ、ディープ・フォビドゥンに撤退の指示を出す。アークエンジェルを破壊できなかったのは残念だが、収穫はあった。それはレコアがオーブ側についたという情報と、カミーユを回収できたという事だ。
カミーユを条件に、アークエンジェルをオーブから引っ張り出す事が出来るかもしれない。
サラからの撤退命令を受け、ディープ・フォビドゥンは撤退していく。その様子に安堵し、ヘルメットを脱ぐキラ。バルトフェルドも同じ事を考えていたのか、通信を繋げて来た。
『えらくあっさりと引いたな。連中は――』
「はい……あっ、バルトフェルドさん、通信が奇麗に繋がるようになってますよ」
『ん? 本当だな』
それまで頑として繋がらなかった通信回線が、いつの間にか繋がる様になっている。しかし、レーダーには敵が去って行った方向が未だにジャミングが掛けられたままだ。この不思議な現象に、2人は疑問符を浮かべるばかりだった。
そしてアークエンジェルへ戻り、ラミアスを連れてきたレコアのM1アストレイも着艦した。そこで、レコアの口からカミーユ拉致の報を知らされる事になる。ラミアスは狼狽していて、レコアもやや感情を乱している。
カミーユが攫われた事が、2人に影響を及ぼしていた。
「直ぐに助けに行きましょう! 今なら、追いつけるはずです!」
「それは無理だな。レコアの話が本当なら、ミノ…何とか粒子って奴の影響で、俺達には追撃は不可能のはずだ。それに、奴(やっこ)さんはソラに出るって言ってたんだろ? なら、アークエンジェルが動けないんじゃあ、話にならない」
バルトフェルドに言われ、キラは表情を曇らせる。エマとカツにカミーユを任せてくれと言った手前、敵に拉致されてしまいましたでは合わせる顔が無い。このまま黙って見過ごすわけには行かなかった。
しかし、現実は厳しいもので、例え敵の行き先が分かった所で、宇宙へ上がる為のアークエンジェルが動かせないのなら話にならない。
一方でバルトフェルドは視線をラミアスに向けていた。相変わらず困憊の色を浮かべるだけで、彼女にはアークエンジェルの艦長は無理だと感じた。溜息をつき、腰に手を当てる。
レコアが先程から苛立っているように見えるが、成る程、彼女の気持ちも分からんでもないと思った。今のラミアスは狼狽するだけの状態。カミーユを大切に思うレコアから見れば、その思いもひとしおだろう。
しかし、そんな風にバルトフェルドが考えを廻らせていると、急にラミアスは顔を上げて一同を見回した。何事かと思い、一同は眉を顰めてラミアスの奇行に目を配る。やがて、口を開いた。
「私、もう一度アークエンジェルに乗ります」
いきなりの発言に、一同は目を丸くした。まさかラミアスの口からこのような言葉が出てくるとは思わなかったからだ。彼女にはやる気が無い――そう感じていただけに、彼女の突然の宣言には疑問が残る。
「あなたに出来るのですか?」
即座に問うレコア。ラミアスに対していい感情を持っていない彼女は、不審がっていた。対して、少し伏し目がちにラミアスは返す。
「出来ます――と言うか、やらせて欲しいんです。このままでは、私はただの最低女になってしまいますから……立ち直るきっかけを与えて欲しいの」
カミーユを拉致されたという負い目が彼女の自己責任能力を目覚めさせたのかどうかは分からない。ただ、そんなラミアスに対しても、レコアは訝しがるだけだった。女性として、弱い部分だけを見せる彼女にその様な気概があるとは思えない。
「それだけではアークエンジェルを任せられないな。君の自己満足のためだけに動かされたのでは、安心して任せられない。こっちは命を張って戦っているんだ」
続けてバルトフェルドが突っ込む。それに対してラミアスは困った表情をしていた。
バルトフェルドは彼女の気持ちの中に何か変化があったと感じていた。昼間の時点では拒んでいたのに、今になって急にやる気になったのは、きっと心の革新があったからだ。その変化を、バルトフェルドは知りたがっている。
「何故、アークエンジェルに乗ろうと思った? 本当の事を教えてくれないか」
バルトフェルドが問い掛けると、一同が固唾を呑んで見守る中、ラミアスは少し間を置いて語りだした。
「カミーユ君が、私を見て泣いてくれたんです。レコアさんが出て行った後だったけど、一人残された私を見て、彼が涙を流していたんです」
「カミーユが?」
少し身を前に出してレコアが問う。それに応えてラミアスは一つ頷くと、続ける。
「その涙に果たしてどんな意味があったのかは分からないけど、それを見て、彼は私の事を分かってくれるって、そう思ったんです。だから、私も彼を助けたい。私を分かってくれる彼にもう一度会いたいんです。
…いい年したおばさんが、こんな少女染みた感情を持つのは可笑しいとは思いますけど……」
「そんな事無いですよ、マリューさん。僕も、カミーユさんはとても優しい方だと思います。そんな彼を助けたいと思うのは、当然だと思うんです」
自嘲するラミアスをキラが励ます。レコアと同じく、彼もカミーユ拉致に責任を感じていた。だから、ラミアスがやる気になってくれるのなら、これ程ありがたいことは無い。
「ありがとう、キラ君。…それにね、カミーユ君は私をアークエンジェルに乗せようと考えていたみたいなの」
「マリアさんをアークエンジェルに?」
「えぇ」
「どうしてそんな事が分かるんです? 浜辺で追いかけっこをしていたのと、何か関係があると言うんですか?」
レコアが問う。謎だったのは、何故カミーユとラミアスがあんな砂浜に居たのか。レコアには検討もつかないことだが、彼女には何となく分かるようだ。
「カミーユ君が急に駆け出したから、私は慌てて追いかけたの。でも、不思議で、私を誘っている様に見えたわ。そして、あそこをずっと駆けて行っていれば、先にはアークエンジェルがあった。
…カミーユ君は、もしかしたら私をアークエンジェルに導いていたのかもしれないって、今になって思ったの」
「でも、カミーユは立つ事も出来なかったのに――」
「私の為に無理をしてくれたのね。だから、MSが降りてきて攫われそうになった時、何の抵抗も出来なかった。私は、そんな彼を助けてあげたいの。あなたには分かって欲しい、この気持ちを――カミーユ君を思うあなたには……」
言われて、レコアは何も言えなかった。精神を病み、弱っていてもそれでも尚、人の為に一生懸命になろうとするカミーユの健気さに、ラミアスの母性本能が働いのだと思う。そんな感じ方をするラミアスを見て、レコアも同じ気持ちになっていた。
確かにカミーユが拉致された原因はラミアスにあるかもしれないが、彼を任せて出て行ってしまった自分にも責任はある。一概に彼女を責める事など、今のレコアには出来なかった。
2人が黙っていると、見かねたバルトフェルドが口を開く。
「気持ちは分かるが、しかし、君がアークエンジェルに乗ってくれる事になっても、今のオーブの情勢では外に出すのは難しいぞ。ザフトが降りてきてくれたとはいえ、アークエンジェルとフリーダム無しでは随分と違う。お嬢ちゃんが何と言うかだな」
問題はそこだ。防御の薄いオーブにとって、アークエンジェルの陽電子砲は虎の子の武器だ。単純に兵器としても使えるし、不沈艦という2つ名は外交の切り札にもなり得る。
そんな戦艦を、たった一人の民間人を連れ戻す為に動かすとは、いくらカガリとはいえ到底思えない。
「でも、聞いてみなくちゃ分かりません。それに、カガリならきっと分かってくれると思うんです」
「そうかもしれないがな……それでは困るという意味もある」
「どういうことです?」
「いや、いい。とにかく、先ずはお嬢ちゃんに聞いて見なければ分からんという事だ」
手でリアクションしながら、バルトフェルドは通信回線を弄り、オーブ官邸のカガリの下へ繋いだ。時刻は深夜を周ってはいるが、この騒ぎで彼女もまだ起きているだろう。これからの事を早急に相談しなくてはならない。
出撃したキラ、バルトフェルド、レコアのお陰で、オーブの被害は殆ど無かった。デスクから飛び出しているモニターに向かって、カガリはバルトフェルドと話していた。
「――そうか、こちらで検討してみる」
アークエンジェルとの通信を終え、カガリのデスクから飛び出しているモニターを引っ込める。何とかアークエンジェルを守る事に成功したようだが、その代わりに民間人の少年が攫われてしまったと言う。神妙な面持ちで肘をデスクの上に置き、両手を組んだ。
「どうでした、代表?」
いつものようにカガリの執務室にはセイラン親子が居た。ソファに腰掛け、膝に肘を乗せて前かがみになっているユウナは、固い表情のカガリを見て、訊ねる。
「アークエンジェルの防衛には成功した。しかし、その際に民間人の少年が襲撃犯に拉致されたらしい」
「拉致?」
「そうだ。それで、アークエンジェルをソラに上げたいと言ってきているんだが――」
カガリの表情が曇る。彼女としては、アークエンジェルの力は是非キープしておきたい所だ。
「しかし、代表は国の防衛の要であるアークエンジェルを外には出したくない――クサナギはまだ整備が終わってませんからねぇ。これは、宇宙での戦闘を予測していなかった我々のミスかもしれません」
オーブにはクサナギ級という宇宙戦闘用の戦艦もあるが、彼等の第一目標は国の防衛である。理念にも他国を侵略しないというお触書があるし、主戦場が地球である以上、地上戦しか想定してなかったとしても仕方なかったのかもしれない。
よって、今すぐに宇宙で運用の出来る宇宙戦艦は、アークエンジェルのみである。苦しい状況に、カガリの眉間に皺が寄る。
「代表、私はアークエンジェルをソラに上げても構わないと思いますが」
黙っていたウナトが口を開く。その言葉に、カガリは疑問の表情を浮かべた。
「何故そう思う? アークエンジェルがあるお陰で、連合も迂闊に手を出せない状況になっているのだぞ。今日だって、それを疎ましく思ったからこそ、工作部隊を送り込んできたのだろう?」
「そうでありますが、ピンポイントでアークエンジェルを狙ってきたということは、彼等がそれだけアレに執心しているということです。逆に考えれば、アークエンジェルをソラに上げる事で、連合の目をそちらに向けさせる事が出来るかもしれませんぞ。
加えて、彼奴等(きゃつら)めもザフトへの対応で、我等に向ける目も緩くなっておりましょう」
ウナトが言っているのは、アークエンジェルに囮を任せるという事だ。元々大西洋連邦が攻めてきたのも、同盟を断られた腹いせの意味もあっただろう。しかし、今は既にザフトとの戦争で、オーブにかまけている余裕は無いはずである。
だからこそ、少数の特殊部隊にアークエンジェルを狙わせたのだろう。
そう考えれば、連合がオーブ攻略に大戦力を回す可能性は低いはずだ。部隊の再編成が終わってないとはいえ、ザフトも居る。小規模の戦闘なら簡単にこなせるだろう。
しかし、カガリは思う。推論だけでは確証が無い。
「ザフトの協力があるとはいえ、オーブの守備は万全ではない。ウナトの言っている事が本当だとしても、アークエンジェルを打ち上げた瞬間に攻め込まれたのでは意味が無い。これをどうするつもりなんだ?」
確証がなければ、アークエンジェルをみだりに打ち上げる事など出来ない。カガリは汗ばんだ手を解き、背もたれに体を預けてリラックスする。
「そこは私にお任せ下さい。その様なことが無いよう、情報操作で大西洋連邦の動きを牽制します」
「どんな方法でだ?」
「今は申し上げられません。しかし、これが上手くいけばアークエンジェルを安全にソラに上げる事が出来ます」
「確証は? あるのか?」
「十中八九、上手くいく方法です」
ユウナの言っていることは本当だろうか。どのような手を使うのかが気になるところだが、それを問い質した所で彼がすんなりと手の内を公表するような性格ではないことをカガリは知っている。
ただ、カガリの頭の中は民間人が拉致されたことで一杯になっていた。口では国防を出しても、心の内では民間人を巻き込んでしまった事に対して深い負い目を持っている。だから、何としてでもその人物を救い出したいと思っていた。
「本当に出来るんだろうな?」
少し、カガリの目の色が変わったのを、ユウナは見逃さなかった。彼女も、何だかんだ言っても所詮は人情派。国民の危機に立ち上がらないわけが無い。今は、アークエンジェルの戦力を出し惜しみしているだけだ。
だから、その背中をちょっと押してあげれば、食いついてくると思っていたが、正にそのとおりだったようだ。
「今すぐにでも可能です。…が、その前に私の条件を聞いていただきたいのですが――」
「条件だと?」
「はい」
ユウナの表情は何かを企んでいる顔だ。弱みにつけ込む安っぽい顔をしているように、カガリには見えていた。思わず体を強張らせて身構える。
そんなカガリを見て、ユウナは拳を口元に当て、困ったように苦笑した。信用されてないのがショックだったようだ。
「そんなに構えないで下さい。私は、ただ代表に髪を伸ばして貰いたいだけなのです。その方が、あなたはより綺麗になれる」
「なっ――き、綺麗だと!?」
驚きの声をあげ、カガリは思わず吹き出してしまった。そういう事を言われ慣れてなかったからだ。そして、こんな単純な、果たして条件とも言えるのかも分からない事を言ってくる辺り、何かを企んでいるのだろうと邪推する。
「政治家は容姿が大事であります。折角美しいブロンドヘアーをお持ちになっているのですから、ショート・カットでは勿体無いとお考えになりませんでしょうか?」
口元に当てていた拳を広げ、それを返してカガリに訴えかける。確かにユウナの言うとおり、政治家は見た目も大事だが、本心ではカガリに彼好みの女性になって欲しいという思いがある。
アスランが居ない今、アプローチを掛ける必然のタイミングなのだが、このような状況で条件でも出さなければ、大雑把な彼女が髪を伸ばす事などしないだろう。
これはある種、ユウナがカガリを本気で落としに掛かる、最初の一歩でもあった。立ち上がり、カガリを正面に見据えて真剣な眼差しを送る。
「考えん。長い髪など、邪魔になるだけだ」
「そう仰ると思い、取引を持ち掛けさせて頂きました」
真っ直ぐに送ってくるユウナの視線が癪に感じた。カガリは両手でデスクを叩き、立ち上がる。
「やり方が汚いぞ。お前もオーブ臣民なら、取引などせずにだな――」
「それはそうでございますが、私はどうしても代表のお美しい姿を拝見したいのです。どうか、私のお願いを聞いて頂けませんでしょうか? 聞き届けて下されば、私はどんな苦難でも、代表のお望みどおりの働きをして見せましょう」
立ち上がり、手を腹部に沿えてユウナは執事の様に丁寧なお辞儀をカガリに向かってした。そのユウナの態度に、カガリは喉を掻き毟りたい気持ちになった。言葉遣いもそうだが、ユウナの態度がキザったらしくていけ好かない。
こちらの心の内を見透かしたような、馬鹿にしたような仕草が、カガリを苛立たせていた。
しかし、逆に対抗心のようなものも芽生えていた。こんな仕打ちを受けるのは、自分にそれだけの度量を感じてもらってないという事だ。つまり、彼等もカガリを舐めている。ここはグッと堪えて、気持ちを落ち着かせた。
「その忠誠心があるのなら、取引などせずにだ、やって見せるのがオーブ五氏族のあるべき姿じゃないのか? 父親の手前だぞ、ユウナ」
強気に言い放つカガリ。このままでは、いつまでも傀儡のままだろう。その自覚が、彼女の中にも少なからずあった。
「父上は関係ありません。これは、オーブの未来にも大きな影響を及ぼす一大事であります。代表がお綺麗になられれば、民の耳により良く言葉が浸透するきっかけになります。その分だけ、代表の理想とされる未来が開けるのです」
「よくもそんな事が言える」
引き下がらないユウナ。そして、カガリはウナトを見やった。彼は目を閉じ、じっと会話に聞き入っているようだ。息子のボンクラを矯正しようという気が無いのか、と思ったが、そういうつもりなら、敢えて彼等の思惑に乗ってやろうと思った。
その上で、いつか自分の力を思い知らせてやろうと奮起する。
尤も、カガリに具体的な案など持てるはずも無く、ノー・プランな彼女は訳も無く自信を覗かせるのだった。
カミーユ氏GJ!
カガリの執務室を退出し、官邸の廊下を歩く親子。電気は点いているが、既に深夜を周っているだけあって辺りは静かだ。絨毯の上を歩く、普段は聞こえないような篭った靴音が、静寂の中ではっきりと響く。
窓の外は風で木が揺れ、まるで黒い巨人が体を揺すっているかのようだ。葉が擦れる音が、それが木である事を証明してくれている。
「先程の件、ジブリールに連絡を取るつもりか?」
先を行くユウナの背中を見つめ、ウナトは問い掛ける。その問いかけにも、ユウナの足音は揺らぐ事無く、規則正しく続けた。
「その通りです、父上。ジブリールにオーブに対する大西洋連邦の動きを押さえて貰い、その上でアークエンジェルをソラに上げます。連合が対ザフトに手を向けている今の現状で彼の圧力が加われば、そう難しい事でもないはずです」
「しかしな、ジブリールがこちらの言う事を聞くか? 多少の土産をくれてやっただけでは、動かない男だぞ」
「大丈夫でしょう。彼はブルーコスモスの盟主であると同時に、武器商人でもあります。オーブが崩されれば、戦争の規模が収縮すると分かっているはずです。
それに、父上も仰ったではありませんか? 一つの物事に拘るのは、馬鹿者のすることだ、って」
「そうだがな――」
コーディネイターを殲滅しつつ、戦争に利益を求めるのがジブリールの基本的な概念だ。それを分かっているユウナは、彼が自分からの提案に乗ってくれると考えていた。
事実、ジブリールという男はその通りで、ユウナの提案を彼は受けることになる。
地球圏にとって、ナチュラルとコーディネイターの融和が進んでいたオーブという国は、一方で平和の象徴のような側面も持っている。プラントと同盟を結んだとはいえ、いまだその影響力は大きく、それが滅ぼされたとなれば連合内のハト派の意見が強くなる。
そうすると、それに釣られた世論は反戦を望む声が大きくなるだろう。
戦時特需によって莫大な利益をロゴスにもたらし、それを母体としているブルー・コスモスのその後の影響力を更に拡大させようと目論んでいるジブリールは、そうなってしまっては困るのだ。
「しかし、髪を伸ばしてくれ…か。既に恋人気分だな?」
「僕にも男子としての面子があります。しかし、今の彼女では本気になれないとすれば、先ずは容姿から僕の理想に近付いてもらわなければ、口説くことも出来ません」
「フン、軟弱な息子だよ、お前は。だが、それで我等がオーブを導けるのなら、私はお前に賭けよう。この国の未来は、お前の双肩に掛っていると言っても過言ではないのだからな」
「滅相も無い。父上には、まだまだ働いていただきますよ」
少し顎を引き、笑いながらユウナは言う。冗談を言う余裕があるのは、彼に自信があることの証明なのだろうが、そんな息子をウナトは頼もしく思った。
2人の足音が、官邸の廊下に響いていた。
翌日、カガリからアークエンジェルを宇宙に上げる許可が出た。これでカミーユ救出作戦が実行できるとあって、キラやレコアを初めとする面々は喜んでいた。
しかも、アークエンジェルが行動しやすいように、アルザッヘル基地の戦力に対してザフトが陽動を掛けてくれるように、カガリからデュランダルに頼んでくれたらしい。
デュランダルとしても同盟国の要求を無碍に扱うわけにもいかない様で、加えて折角手に入れたアークエンジェルを壊したく無いという事情もあった。カガリはそこを突いた様で、一言厭味を言われただけで承諾してくれた、とのことだった。
しかし、こうして全てが上手く行っている状況で、バルトフェルドは逆に訝しがる。カガリなら、アークエンジェルをオーブから離すのに抵抗があるだろう。
しかし、それなのに許可を出したのは、きっと裏でセイラン家が何かをしたに違いないと思っていた。彼は、デュランダル同様にセイラン家の事も信用しきっていなかった。
軍港で出港準備が整っていく中、新たに加わったノイマンやチャンドラの他にも、整備士であったコジロー=マードック他のメカニック達や、ミリアリアも協力を申し出てきた。
彼女は戦場カメラマンとして活動していたが、戦局が動いていく中で彼女も自分に出来る事をしようと考えたらしい。
そして、ミリアリアが誘ってきた人物が居た。短髪のブロンド・ヘアーに色の入った眼鏡をかけた、インテリジェンスを感じさせるスマートな出で立ちの少年。
彼の名はサイ=アーガイル。他のメンバー同様、アークエンジェルのクルーだった一人だ。ヤキン戦役後は、彼もオーブに身を寄せていた。
「サイ!」
「キラ、俺もアークエンジェルに乗るよ。お前がまた戦うのなら、俺だって何かしなくちゃな」
旧友の思わぬ参戦に、キラは驚きと喜びの表情を浮かべた。確かに民間に戻った彼を再び戦いに巻き込むのは気が引けるが、それでも同年代の男友達だけあり、嬉しい事には違いなかった。
「カズイも誘おうと思ったんだけど、彼、この国には居ないみたいだったから――」
「しょうがないよ。アイツは戦うの嫌いだったし、嫌な思いをさせてまで誘う事は無かったさ。アイツは、俺たちと違って戦いと関係ないところで普通の生活が出来る奴だ。そういう人が居なくちゃな、みんな戦う人だらけになっちまう」
昔の仲間、カズイ=バスカーク。彼は悪く言えば臆病で意気地なしの少年だった。しかし、その感性は至極尤もなもので、普通の人というのは彼のような人の事をいうのだろう。それが、平和な世の中にあって一番まともな事だとサイは思う。
彼のように戦いを拒否する人が居なければ、誰が戦いの無い世の中を望むのだろうか。臆病でもそういう感性を持つカズイの事を、時々サイは羨ましく思うことがある。
「彼もアークエンジェルのクルーだったの? カミーユと同じ位の年じゃない」
キラ達が久しぶりの再開を喜んでいると、それが気になったレコアが話しかけてきた。一同は振り向き、レコアを見た。サイがキョトンとした顔でレコアを見ている。
「この方は?」
「レコア=ロンドさん。今回救出するカミーユって人の……保護者って感じかな?」
訊ねてくるサイに、ミリアリアが応える。サイは一言、よろしく、といって自己紹介をして握手を交わした。
「大変な旅になるかもしれないけど、よろしくね」
「こちらこそ、足手纏いにならないように頑張ります」
「サイなら大丈夫だよ」
少し照れくさそうにするサイと、それを励ますキラ。レコアはそれを見て、微笑ましく思っていた。友情というものを、レコアは感じたことが無い。一年戦争時に孤児になり、ゲリラに参加して遂にはエゥーゴに参加した。
青春時代を激動の中で過ごしたレコアは、少しだけ彼等の関係に嫉妬しているのかもしれない。
「キラ、ちょっとこっちに来てくれ!」
そんな風に会話に花を咲かせていると、バルトフェルドがキラを呼ぶ声が聞こえてきた。キラは一言だけ告げると、バルトフェルドの元に歩いていく。すると、そこではラクスも一緒に彼を待っていた。
「ラクス――? 何でしょうか、バルトフェルドさん?」
「キラ、俺は今回の作戦には参加せずにオーブに留まろうと思う。どうにもきな臭い匂いがして、お嬢ちゃん一人では不安なんだ」
「それって、デュランダル議長の――」
デュランダルに対してバルトフェルドが不審を持っているのは知っている。だから、キラはその事で不安に思っているのだろうと思った。しかし、バルトフェルドは首を横に振って続ける。
「それも無いとは言えないが、今俺が問題に感じているのはセイラン家の方だ。俺達がオーブを留守にして、お嬢ちゃんを一人にするのは得策ではないと思う。彼女はまだ新米の政治家だ。惑うこともあるだろう」
「でも、ラクスに残ってもらえば――」
チラッとラクスを横目で見やる。彼女はカガリの良き友人として、同年代で相談に乗れる唯一といってもいい存在だ。例えセイラン家に篭絡されそうになっても、彼女さえ居れば安心できるのではないかと思った。
「そうかもしれないが、彼女も一緒にソラに上がってもらう事になる。だから、それは出来ない相談だ」
「えっ!? でも、今回の作戦は彼女がついて来なくたって――」
「アスランからの連絡を聞いただろう? プラントにラクスの偽者が現れたっていう――それを確かめたいんだとさ」
「本気なの?」
顔をラクスに向け、キラが問う。ラクスはいつもと変わらぬ表情で、しかし少し困惑したような表情で言う。
「はい。この間の訪問でデュランダル議長のお考えはある程度お聞きしましたが、途中で連合が宣戦布告を行ってしまわれたので、全部は聞いていないのです。だから、もう一度話をする為にプラントへ行きたいと思っております」
デュランダルが偽者を用意しているのは知っていた。しかし、それがどういう意図でする事なのかは聞けて居なかった。何ゆえに自分の偽者を仕立てようと思ったのかを、ラクスは知りたがっている。
不思議な気持ちだった。自分そっくりの偽者が、誰にも正体を悟られずに堂々とステージに立つのが、嫉妬とかそういう気持ちではなく、単純に不思議に思えた。
できればその偽者に会って見たいと思っていたが、そんなにそっくりなら、無闇に顔を合わせても混乱を巻き起こすだけだろう。だから、せめて仕掛け人のデュランダルから、その真意を聞きたかった。
「わかったよ。…じゃあ、アークエンジェルはプラントにも向かうんですか?」
一言ラクスに言い、キラは再び顔をバルトフェルドに向ける。それにも首を横に振ると、腕を組んだ。
「いや、彼女にはソラに出たらプラントから迎えを寄越してくれる手筈になっている。だから、カミーユを救出したらアークエンジェルは直ぐに地球に戻ってくることになる」
「えっ!? ラクスを一人で行かせるんですか!?」
「大丈夫だ。ダコスタ君に迎えに来させる。ソラはザフトが優勢だし、心配する事は無いさ」
「そう…ですか……」
ラクスの事が心配なのは間違いないが、彼女と別れなければならないというのが一番心苦しかった。いつでも支えてくれた彼女があったからこそ、立ち直れたといってもいい。しかし、暫くは一人で戦って行かなくてはならない。
気落ちするキラは、顔を俯けて力なく声を出した。そんな彼を見て、ラクスは穏やかな空気を醸し出してそっとキラの手を握る。
「あ――っ」
「大丈夫です、キラ。ミリアリアさんだって、サイさんだって一緒に行ってくれるのです。キラは一人なんかじゃありませんわ」
僕が言いたいのは、そういう事じゃなくて……そう言いかけてキラはハッとした。何も言わせない瞳で、ラクスは見つめてくる。彼女は気を遣ってくれているのだ。
キラと心を通わせたラクスには、彼のちょっとした表情の変化からも、何を考えているのか分かる。だから、このような分かりやすい顔を見れば、即座にキラが何に不安になっているのか分かってしまう。
ラクスはこうして、いつでもキラに優しい言葉を掛けていた。彼にとっては、それは途方も無い救いになっていたことだろう。
別れる事になるとはいえ、宇宙に上がるまではラクスと一緒だ。それまでの僅かな時間を貴重に思い、キラはラクスを抱きしめた。それを見ていたバルトフェルドが迷惑そうな顔をして、ラミアスにオーブに残る旨を伝えに行く。
やがて出港準備が整い、アークエンジェルはマス・ドライバーで宇宙に放り上げられる。加速が後方に重力を掛け、内臓を押し潰されるような感覚を味わう。
それが続いていたかと思うと、今度は逆に体の中まで浮遊感を覚える無重力帯に変わった。アークエンジェルが地球の重力を振り切り、宇宙に出たのだ。
宇宙に出たアークエンジェルは、プラントからの迎えのシャトルと合流する為、ランデブー地点へと移動する。そこでダコスタにラクスを任せ、プラントへ送ってもらう手筈になっていた。
しかし、アークエンジェルがランデブー地点に到着しても、まだシャトルの姿が無い。待ち合わせ時間は、既に過ぎているはずである。ラミアスは時間を間違えたのかと思い、時計に目を向けた。
「…おかしいわね。時間は合っている筈なのに――」
「あちらが標準時とプラント時間を間違えてるんじゃないですか?」
「アンディの部下なのよ? そんなイージー・ミスをするとは思えないわ」
顎に拳を当て、艦長席に座るラミアスは首をかしげた。
「周囲に機影は?」
「やっていますが、どうやら連合に先を越されたのかもしれませんよ。ジャミングが掛っています」
CIC席に座るチャンドラがレーダーと睨めっこしながら応える。サイに通信探索を頼もうかと思ったが、彼もインカムに手を当てて難しい顔をしている。彼の耳に聞こえてきているのは、恐らくノイズの不愉快な音だけだろう。
「どう思います、レコアさん?」
「ちょっとそれを貸してくれない?」
ラミアスに意見を求められ、レコアはサイからインカムを受け取る。耳に当てると、滝の音のようなノイズが一定調子で流れていた。チャンドラの前にあるレーダーにも目を向けたが、同じく乱れている。
レコアはインカムを外し、サイにそれを返すと険しい表情でラミアスに振り向いた。
「十中八九、ミノフスキー粒子の影響でしょうね。この乱れ具合を考えれば、戦闘濃度まで散布されていると見ていいかもしれない」
「戦闘濃度? じゃ、じゃあ――」
「お迎えは既に来ていて、敵に捕捉されている可能性があります。すぐに戦闘配置をした方がいいわ」
「――ん? 拾えました! ノイズが酷いですが、SOSです!」
「前方で光を確認! ビームの光と思われます!」
レコアが言い終わると同時に、サイが声を上げる。それに振り向くと、続けてチャンドラが報告する。
「ブリッジ解放、カメラ射出!」
「了解!」
本来アークエンジェルのブリッジは遮蔽されているのが普通なのだが、ミノフスキー粒子下では目視による索敵が最も確実となる。アークエンジェルのCICは優秀とはいえ、ミノフスキー粒子の下では性能を発揮しないのだ。だから前時代的な方法を取らねばならない。
ラミアスが号令を掛けると、アークエンジェルのブリッジが解放され、光の瞬く場所を目掛けてカメラが射出される。すると、そこには弄ばれるようにして、シャトルが3機のウインダムから逃げているのが確認された。
「あれは――!」
「何とか確認が取れました。あのシャトルはダコスタさんのものです。救援を要請しています」
ダコスタはアークエンジェルよりも先にランデブー地点に到着していたのだが、そこで運悪く連合宇宙軍の偵察部隊に出くわしてしまったのだった。
「了解。総員、第一種戦闘配置! キラ君のフリーダムは待機させてあるわね?」
「いつでも出せます」
「よし――!」
ラミアスは瞳を閉じ、大きく深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。久しぶりのアークエンジェルの指揮に、緊張感が高まっている。ふくよかな胸にめり込む様に手を当て、心臓の鼓動を確かめた。
そして、意を決して目を開き、少しだけ身を前に乗り出す。
「アークエンジェル全速前進! シャトルを避けつつ、5秒間の一斉射後、フリーダム発進!」
アークエンジェルのカタパルトハッチが解放される。かつてザフトに足付と称された、特徴的なカタパルト兼ローエングリン部分である。
アークエンジェルは加速を始めると、戦闘区域に向かって威嚇の艦砲射撃を放つ。
「始まったみたいだけど…大丈夫なの、ダコスタさんは?」
カタパルトにフリーダムを設置させ、キラは呟く。宇宙での初めてのミノフスキー粒子下の戦闘で若干の緊張もあるが、それにしてもダコスタの運の悪さには同情を禁じ得ない。
せめてアークエンジェルが先に到着していれば、こんな危険な目に遭わずとも済んだのかもしれないのに、彼のこの間の悪さは素質なのだろうか。
キラは苦笑しつつセッティングを続ける。
『キラ、お気をつけ下さい』
「ラクスも、気をつけて――」
小さなサブモニターにラクスが映し出され、声が聞こえてきた。ラクスがプラントへ向かう前の会話は、恐らくこれが最後になるだろう。本当はもっと話をしたかったが、何を言えばいいのか分からなかった。
キラはそんな自分の不甲斐無さに自嘲し、思わずモニターの中のラクスから目を背けた。
『フリーダム、発進どうぞ!』
「了解。キラ=ヤマト、フリーダム行きます!」
艦砲射撃で敵もアークエンジェルの存在に気付いただろう。ダコスタのシャトルもこちらに向かってきているはずだ。アークエンジェルから飛び出したフリーダムはフェイズ・シフト装甲を起動し、鮮やかに染まる。
レーダーは相変わらず役に立たない。敵の数は多くないはずだが、これまでとは勝手が違う状況にキラにも多少の不安はあった。しかし、相手も同じ状況のはずだ。
対等の条件であれば、乗り慣れたフリーダムを駆る自分の方が有利かもしれない。
そんな風に自分に言い聞かせ、キラは気持ちを強く持った。寂しい宇宙空間では、絶望を感じた者は動けなくなる。そして、動けなくなった者に待っているのは、死だ。
「……来た!」
まだ距離は大分あるが、シャトルの姿を確認する事が出来た。ダコスタのシャトルが必死に逃げてくる後ろから、ウインダムが3機、追いかけてきている。
キラはフリーダムにビームライフルを構えさせ、一番シャトルに接近しているウインダムに照準を合わせる。
「当れ!」
ビームライフルから火線が伸び、ウインダムに向かっていく。しかし、それはギリギリの所で外れてしまった。
「外れた!?」
それは、狙ったウインダムがかわしたというよりも、外れてしまったという方がしっくり来る。キラの百発百中の狙いが、外れたのだ。自信を持って臨んだが故に、軽くショックを受ける。
しかし、それは尤もなのかも知れない。ミノフスキー粒子の影響で照準にも僅かな狂いが出ているのだから、目視で辛うじて見える距離では、飛び道具を当てるのは至難の業だ。
ましてや高性能な照準システムに慣れてしまっているキラでは、流石にいきなり合わせるのは難しかった。
『済まない、後は任せましたよ!』
キラが軽くショックを受けていると、御礼の言葉と共にシャトルがフリーダムの脇をすり抜けていった。それを追ってくるウインダムの小隊を押さえなければならない。気を取り直し、襲い掛かる3機に対して身構えた。
相手はノーマルのウインダム。特別な装備は無い。先程は攻撃を外してしまったが、ある程度接近した今ならもうあんなヘマをする事は無いだろう。それに、相手もこちらのフリーダムを見て少し萎縮している感がある。
連合側でも、フリーダムの戦績は、輝かしいのと同時に畏怖の対象となっていた。
こうなれば、後の事はイージーに済む。フリーダムは、囲い込むように散開するウインダムの攻撃を掻い潜り、一番近くに居た一機のコックピットをビームライフルで正確に射抜く。
「ごめん……」
パイロットが消失し、爆発するウインダムを見てキラは呟く。
彼の戦いは人を殺さない戦いだった。しかし、その戦い方が許されたのは、あくまで圧倒的な力を持ったMSに乗っている時だけだと言う事を、オーブでの戦いで学んだ。
あの時、フリーダムに乗りながらも死を意識し、これまで自分に屠られてきた人の気持ちが初めて冷静に理解できた。そして、それまでの自分の戦いが、どれほど傲慢だったかを思い知った。
人を殺さないのは確かに素晴らしい事だろう。普通は賞賛されて当たり前の事なのかも知れない。しかし、戦場で乗機が戦闘不能になるという事は、それ自体が死に繋がっていた可能性があったことを、キラは気付いていなかった。
動かなくなったMSの中でもがき苦しみながら死んでいった者も居たかも知れないし、帰還できたとしても生き恥を晒したと感じて屈辱に塗れる者も居たかも知れない。
その全てが自分の傲慢のせいだとしたら――そう考えるとキラはいかに自分の事ばかりで、相手の事を考えていなかったのかを知った。
「これは戦い…仕掛けてきたのなら、落とします!」
そして、これは戦争。自衛の為に懸命に戦わなければ、死ぬ事になるのは自分や仲間だ。
かつて、一度死んだ事のある人間と出会い、キラの中の意識が変わった。エマやカツの死の経験を聞かされ、その時はピンと来なかったが、今なら何となく分かる。死は怖いし、寂しくもある。特にこの無限の漆黒に漂っていれば、尚更その思いを強く感じる。
こんな気持ちが芽生えれば、キラとて必死にならざるを得ないのは確かだ。だから、もう彼は躊躇ったりはしない。仲間を、自分を守る為に、立ち塞がる敵は倒す。
残りの2機のウインダムは、フリーダムが構えると慌てて身を翻して逃げようとしていた。こちらの力量を知り、勝てないと見込んで撤退をしようとしていた。
しかし、ここで彼等を母艦に返すわけには行かない。出来るだけ敵に気付かれないように月まで行くには、偵察部隊である彼等には、例え僅かな情報であろうとも与えるわけには行かない。
それに、ダコスタのシャトルの事も知られていたのでは、尚更懸念が増えるだけだ。ラクスには無事にプラントへ辿り着いてもらわなければならない。
「レーダーは効かないけど、有視界戦なら――!」
マルチ・ロックオンはミノフスキー粒子の影響か、まともに機能していない。しかし、目に見える相手ならば、手動で照準を合わせるまでだ。キラはターゲット・マーカーをマニュアルで合わせ、フリーダムが全ての火器を前方に集中させる。
「いっけえええぇぇぇ!」
先程ビームを外した事も踏まえて、確実に落とす為に、ありったけの砲撃を逃げる2機のウインダムに向かって放った。圧倒的な量の攻撃が2機を襲い、それをかわし切れずに踊るように被弾しながら爆発した。
これで、少しは敵の情報伝達を遅らせる事が出来るだろう。
キラは無事に撃墜する事が出来、安心してヘルメットを脱いだ。その下から出てきたキラの額には、大量の汗が噴出していた。割り切ろうと思っても、こういう戦いにはまだ慣れない。複雑な思いを噛み締め、この気持ちを糧にしようと深呼吸する。
「ラクス…行っちゃうんだな……」
ヘルメットを膝に置き、体をずらして楽な姿勢になると、モニターが捉えるアークエンジェルを見た。そこでは、先程避難してきたダコスタのシャトルが接舷している。今、恐らくラクスがシャトルに乗り移っているのだろう。
フリーダムをアークエンジェルに向かわせると、準備が出来たのか、シャトルはアークエンジェルから離脱していく。ほんの少しの差で、キラはラクスに顔を合わせる事が出来なかった。それを残念に思い、溜息をついた。
しかし、シャトルは急にフリーダムへ進路を向けると、その周りを一周グルッと回って、それからプラント方面へ向かっていった。ダコスタが気を遣って、わざわざやってくれたのだ。
「あ……」
フリーダムを回っている時、シャトルのコックピットからラクスの姿が一瞬だけ垣間見えた気がした。おぼろげだが、微笑んでくれている様に見えた。キラはダコスタに感謝し、フリーダムをアークエンジェルに帰還させる。
これで、次はいつ彼女に会えるのだろう。確実なのは、カミーユを救出し、オーブへ戻ってもそこに彼女は待っていないという事だ。
2年間いつでも一緒に暮らしていただけに、ほんの少しの間の別れでもこんなに寂しく思うのは、それだけ彼女に依存していたからだろう。そんな自分を知って、彼女は笑うだろうか、それとも、既に見透かされてしまっているのだろうか。
とらえどころの無い、しかし自分のお尻を叩いてくれる面もある彼女を思い浮かべ、キラはかの歌を口ずさんでいた。
支援
20話以上です。
>>101 支援、あざーす
おかげで滞りなく投下できました
ところで、全部投下し終わったら規制に引っかかったりする
最近、また規制の間隔が短くなったような…それともいつも連レスするから目を付けられているのだろうか?
どちらにしろ、やっぱり次から最後に「続く」とか入れるようにしようかな
そんなわけで次回……長いです
110 :
通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 02:33:07 ID:a7T/PNIC
GJでした。
キラがまっとうに成長してて、いいですなぁ。
GJした。
なんかキラがカトルみたいに見えた。
なんか段々富野っぽさというかUCっぽさを出そうとしてる文がわざとらしくなりすぎな気が…。
カミーユの頃からそういう傾向あったけど、最近わざとらしすぎてこんな風にいわねーよと思う事が多い。
GJっすー。なんかカズイが後で出てきそうな気が。それもトンでもない役でw
>>112 お禿の呪いが禿度の濃いΖキャラを通じて少々伝染してるのかもしれんよ。
まぁ普通に読めるんだから問題は無いと思うが。まさか精神を取り込まれやせんだろうし。
俺はそのわざとらしさがなんか好きだなぁ
>>112 それはわかるが俺は気にならないがな
カミーユ氏GJ!!
GJ!
しかしジブリールと繋がってるユウナ、順調に悪党ポジションを固めていってるようなw
>>112 まぁ、こんなふうに言わねーよ、ってのが禿節だからしょうがない。
>>112 それは多分自分が富野節中毒患者だからです
おかしいようで絶妙な会話がテンポ良く繰り広げられる様は、既に自分から普通の言語センスを奪ってしまっているようです
正直、自分に御大ほどのセンスがあるとは思ってませんけど、書いていく上で一番気を遣っているのはそこだったりします
なので、わざとらしいと思われたのなら、それは実は大成功の証だったりします
ただ、斜め下に向かっているなら指摘して欲しいかもです……(´・ω・`)
118 :
112:2007/09/16(日) 18:53:23 ID:???
>>117 お禿様節を意識しているのはわかるんですけど、
意識しすぎて“別方向に”わざとらしい気がするって感想なんですが、
皆気にしてないっぽいんで、良いんじゃないでしょうか。
ああ、お前だけだよ気にしてるのは
富野節は俺は好きだよ
ヘンな会話が新鮮で面白いw
富野節じゃないとガンダムという感じがしません!だからカミーユ氏の作品大好きです!
GJ!!
>>119 いや、俺もちょっと変だとは思うけどな。
ただ面白いのでどうでもいいけど。
富野節は噛み合ってるようで噛み合ってないのに実は噛み合ってるから
ぶっちゃけ会話自体は何会話しててもある意味間違ってないのでそこではなく
地の文に無理が見えるって事じゃなかろうか?
なんか地の文の表現が揺れているというのはあると思う。
>>122 >のでどうでもいいけど。
そういうのは「気にしてない」と言うのでは
当たり前だけど気にならないから、気にしてない(気にしようが無い)というのと
気になるけど、気にしてない(気にしない、どうでもいい)は違うだろ。
つか、これこそどうでもいい突っ込みだな。
逆シンといいおためごかしの粘着がへばりついてきてるなあ。
なんでもかんでも粘着扱いすれば良いってもんじゃない
俺は思うんだが
カミーユ氏が思うように書けばそれでいいとおもうよ
それが嫌または合わないなら読まなきゃいいんだし
とりあえず周りの意見より自分が今まで何度も書いてきて
カミーユ氏が作り上げた作風や表現に自信を持ってくだい
前作のカミーユの物語とか俺はそうとう面白かったし
俺は応援してる
>>128 意識して書いてるっていうから、そこで無理してるんであれば
もっと自然体で書いても有りなんじゃね?
それに面白さ自体は多分スレ住民の誰もが認めてるし、お前以外も皆応援してると思うぜ。
ただ、だからといってよくある〜なら読むなや〜ならお前が自分で書けみたいに意見も言えず
GJコールしかしない思考停止した種における腐女子みたいな信者に全員がなっても仕方ないだろ。
えーと、簡単に言うと、
無理せずもっと気楽に書いてくれていいんだけどなぁ
ってこと?
まあ、何とも言えないな。
本人はそこの味を出したくて意識して書いてるわけで、
読み手が気楽に書いてくれと言っても、それは本人の意思じゃなくなるし。
とりあえず皆、応援してるからこその意見だから何が悪いってんじゃないし
現状維持で頑張ってもらうのが一番だろう。
自然体だろうが何だろうが、地の文の文体をどうこうすべきでは云々、
なんてのは最大級の干渉じゃないのかねえ。
ぶっちゃけ他人が好きで書いてるものに対して気にいらないトコがあるとして、それは意識してやってますと言われても
まだグダグダ言うなら、後は面白くないならスルーしろ、嫌なら読むなとしか言いようが……
つかスレ違いだボケ
余所でやれよ
112は空気嫁とは思うね
カミーユたち富野キャラから富野節をなくしたほうが
それこそ原作観てる人には違和感だ
富野節を無くせって言ってるんじゃないだろ。
多数の意見で潰して一方的に112が悪いっていうのもなぁ。
マンセー感想しか言えないっていうのは、それこそ盲目的腐女子じゃあるまいし。
お前ら、ちょっと懐広くして見ようぜ。
このスレは他のクロススレ以上に信者というか馴れ合い感想しかないから仕方ない
ここで空気読まずに◆1ITb1290kc氏マーダー
>>140 お前もいい加減相手にすんなよ
言いたい奴は言わせとけよ
なんか前作のカミーユinの時もこういう荒らしがいたよな
>>139 確かにあの人の小説も続きがよみたいが
パタリと止まったな…
ここでマイケル張りに空気の読めない俺がトチ狂って投下
『カミーユ、深淵より』
大西洋連邦宇宙軍月面基地・アルザッヘル。現在、月に存在するザフトの一個艦隊が集結しているとの報を受けていた。それに対し、ザフトの一大作戦の可能性を懸念した基地司令は、それを牽制する為に同じく艦隊を発進させていた。
サラに連れてこられたカミーユは、そこの病室に収容されていた。ベッドに横たわり、半開きの口を閉じる力も無く、無気力な眼差しで天井を見つめる。それをサラが見つめているが、カミーユは何の反応も示さない。
そっと、口の辺りに手を添えてみたが、僅かに呼吸をしているのが分かるだけだった。サラは諦め、横目でカミーユを眺めつつ、病室を後にしてシロッコの元へ向かって行った。
病室を出て、通路を歩きながらサラは考える。オーブで感じた懐かしさは、間違いなくカミーユのものだ。何かを訴えようとしていたのは、きっと自分に会いたかったからだと思っていた。
しかし、こうして会えたというのに、何も反応してくれないのは何故だろうと思った。宇宙に出たことで、カミーユのニュータイプとしての感覚は、より鋭さを増すはずである。それなのに何も語ってくれないのがどうしてなのか分からなかった。
「ん…来たか、サラ」
アルザッヘル基地の発令所の自動ドアをくぐり、オペレーターを監視するように後ろで手を組んで佇んでいる長身の男が、肩越しに振り返ってサラに話しかけてきた。アルザッヘル基地の副指令を任されているパプテマス=シロッコだ。
「カミーユ=ビダンを捕獲したそうだな?」
「は、はい……」
少し緊張の面持ちで応えるサラ。シロッコは体をサラに向け、そっと手を彼女の頬に添える。その仕草に、サラは余計に顔が熱くなるのを感じた。
「理由を…聞きたいな?」
咎める風ではなく、優しく問い掛けるシロッコ。ともすれば、カミーユに嫉妬を感じてくれているのではないかと勘違いするような言い方だ。上気する顔の熱を感じながら、サラは口を開く。
「…カミーユ=ビダンを連れ出せば、彼を餌にアークエンジェルをオーブから引き剥がす事が出来ると思いました」
「それで?」
「そうなれば、大西洋連邦軍はオーブ侵攻が容易になり、そこを落とせればオーブと同盟を組み、駐留軍を置くプラントに対する大きな打撃になります。そうすればパプテマス様は――」
サラの甲斐甲斐しさにシロッコは少し目を細め、しかし褒める風でもなく彼女を見つめている。彼の為になると思ってやったつもりだったサラは、その変化の無さに怪訝に思って眉を顰めた。
「あの……」
「成る程…しかし、民間の少年一人の為に国が戦艦一隻を動かすとは思えん。それも、アークエンジェルだ。今の話は、任務に失敗したサラ曹長の弁明に聞こえるな?」
「そ、それは!」
シロッコの言う事も道理だ。レコアがカミーユの側に居たとはいえ、それがアークエンジェルを動かす決定機になるとは思えない。頭の中がレコアに対する対抗心で一杯だったとはいえ、サラの行った事は任務をおろそかにする行為だったのかも知れない。
腕を曲げて拳を突き出し狼狽するサラを見つめ、少し視線を横に移してシロッコはそれでも尚、余裕の表情を浮かべていた。
「だが、サラの判断は正しかったようだ」
「え……?」
シロッコはサラから手を離し、一言オペレーターに合図を送ると、正面の大型モニターに岩陰に潜むアークエンジェルの船体が映し出された。それを見つめ、シロッコは拳を口元に当てて含み笑いをする。
「小賢しくも、あれで身を隠せているつもりらしい。サラの思惑通り、カミーユ=ビダンを取り返しに来たようだ」
「どうされるのですか?」
「当然、あれをこのまま放置しておくつもりはない。それに、オーブがアークエンジェルを自由に動き回らせられるだけの力を得たとすれば…ジブリールが面白くないだろうな」
モニターの中のアークエンジェルを見つめ、口の端を吊り上げ、笑みを浮かべてシロッコは鼻で笑う。
カミーユの捕獲を報告したシロッコは、ジブリールから一つの任務を言い渡されていた。口では彼の身を案じるような口ぶりを見せているが、サラの思いがけない行動も、全て彼等の思惑に組み込まれることになっていた。
カミーユの拉致、それを利用して、ジブリールは更に戦火を大きくしようと目論んでいる。
「サラの任務はアークエンジェルの奪還、もしくはその破壊だったな?」
「はい……」
アークエンジェルに対するオーブでの工作任務は、ジブリールとは違う、大西洋連邦軍の上層部からの命令をシロッコから受けたものだ。
背中越しに話しかけてくるシロッコに、サラは若干体がすくむのを感じた。任務を果たさずに、カミーユを連れ帰った自分をシロッコは怒っているのか。そう思ったのも束の間、彼は振り返って微笑んでくれた。サラの中の警戒感が解け、安堵する。
「しかし、彼等はそう簡単な相手ではなかった……ならば、今度は私が手を貸す。共に、アークエンジェルを倒そう」
「は、はい! パプテマス様!」
「よし、私のジ・Oも出す。サラはパラス・アテネで出撃しろ」
「はっ!」
アルザッヘル基地の戦力はザフトの陽動で多くなかった。しかし、相手はアークエンジェル単艦で、積載MSもシロッコ謹製のMSに比べれば大した事の無いものばかりである。
これならば、わざわざカミーユを拉致してきた意味が大いにあったというものだ。何故なら、オーブからアークエンジェルを引き離し、尚且つシロッコと共にそれを討てるのだから、これ程有意義な作戦は無い。
期待に胸を躍らせ、綺麗に敬礼を決めると、サラは逸る気持ちを抑えつつMSデッキへと向かっていった。
岩陰に身を潜ませ、じっとアークエンジェルは佇む。ミノフスキー粒子の影響で、こちらが見つかったのか、それとも既に迎撃の敵部隊が出撃しているのか分からない状況に、ラミアスは不安になっていた。
アークエンジェルが待機している地点では、それほどミノフスキー粒子の濃度が濃くないとはいえ、敵の発見は遅れる事になるだろう。
一応フリーダムとレコアのM1アストレイを出撃させ、臨戦態勢を保ってはいるが、これではカミーユを救出するのは難しいかもしれない。
「ザフトの陽動には引っ掛かってくれているわね?」
「先程大部隊が出て行くのを確認しましたが、どれだけの戦力が残っているのかは分かりません。アルザッヘル基地周辺は完全にミノフスキー粒子の海に溺れてしまっているようで、アークエンジェルのCICもお手上げの状態です」
「そう……」
ならば、相手も同じ状況のはずである。自らミノフスキー粒子の海に溺れているのかどうかは知らないが、逆に考えればミノフスキー粒子を撒かなければならないほど戦力を放出してしまっているのかもしれない。
かなりの濃度を撒いているという事は、技術で劣るこちらの電子機器を無力化し、牽制している事の表れだ。
核融合動力のMSが量産されていればアウトだが、まだ試作機と思われるボリノーク・サマーンにしか遭遇していないし、量産されているのなら彼等もレーダーが効かなくなるまでミノフスキー粒子を撒く必要も無い。
一方、臨戦態勢のまま機を窺っているアークエンジェルからの号令を艦外で待つキラ。コントロールレバーに手を添え、トントンと指でリズムをとる。
ラクスを送り出し、何事も無くここまで来る事が出来たが、これから先が問題だ。カミーユが何処に囚われているのか分からないし、救出に時間を掛ければ掛けるほどアークエンジェルは窮地に陥る事になるからだ。
この作戦は迅速に彼を救出し、一目散に逃げるのが大きな肝となる。逸る気持ちもあるが、ラミアスが慎重になるのも無理ないことだと思った。
《――ッ》
「は……!」
と、その時キラの頭の中を微かなノイズのような音が駆け巡る。明らかに電波を介して伝わってくる音ではない。驚きに一瞬体を痙攣させ、思わずバーニアペダルを踏み込んでしまい、フリーダムを急上昇させてしまった。
キラは慌ててフリーダムを下降させ、再び身を隠す。もしかしたら、今のでアルザッヘル基地に気付かれてしまったかもしれない。
『何やってるの、キラ? そんな事をしてたんじゃ、見つかっちゃうわよ』
「ご、ごめん……でも、気になることがあって――」
通信回線からミリアリアの叱責が飛んでくる。キラは一言謝ってフリーダムを落ち着かせた。そして、そのままフリーダムをM1アストレイに接触させ、レコアに通信を繋げる。
「あの…レコアさんは何かノイズのような音が聞こえませんでしたか?」
『ノイズ……?』
言われてレコアは考えた。ミノフスキー粒子の影響で通信にノイズが混ざるのは当然だが、それを知っているはずのキラがわざわざそんな事を繰り返し言うわけが無い。そう考えれば、そのノイズは別の因子によるものだろう。
何かに気付いた様にハッとし、一つ間を置いてから問い返す。
『まさか、あなたカミーユの声が聞こえているの?』
「やっぱりこれ、カミーユさんの声なんですか?」
レコアの言葉を聞き、キラの予想が真実味を帯びる。これなら、何とかなるかも知れない。
『聞こえるのね?』
「はい。何を言っているのかは分かりませんけど」
『何の話をしているの?』
二人のやり取りに、怪訝な表情を浮かべるミリアリアが加わってくる。
「マリューさんに繋げて欲しいんだ。この作戦、何とかなるかも知れない」
『本当に? …艦長!』
『何か良い案が浮かんだの?』
ミリアリアがそう言うと、モニターにラミアスの顔が映し出される。ずっと頭を捻っていたらしく、いつもよりも多少老けているように見えた。眉間と口の端に寄った皺がそう見せているのだろうか。余計なことを考えつつも、キラはラミアスに進言する。
「カミーユさんの居場所が分かるかもしれません。さっきから、彼の思念波の様なものを感じているんです。この感覚を辿っていければ、最短距離でカミーユさんの所へ辿り着けるはずです」
『思念波?』
ブリッジの艦長席で受話器を片手に眉を顰めるラミアス。急に電波な事を言い出したキラに心配になる。と、そこへレコアが割り込んできた。
『彼の言っている事は本当かもしれません。私も、何となくですが感じています』
彼女まで訳の分からない事を言い出す始末。真に受けるのは危険だとは思うが、煮詰まっているラミアスはつい先を聞いてしまう。
「カミーユ君がエスパーだとでも?」
『それは…違いますけど、それに近い力を持っていることには違いありません』
「エスパーに近い力?」
力を入れて聞いてくるラミアスに、レコアは少し困惑した。ニュータイプの事を話しても、この世界の人間には何の事なのか分からないだろう。
『病人を連れてきたのなら、病室に収監するのが当然だと思いますけど…その線を辿って行けば、少なくともここでずっと手を拱(こまね)いているよりはマシだと思いません?』
視線を外し、誤魔化すように言うレコア。艦長を混乱させてしまったのでは、作戦に支障をきたす。
「それは…そうだけど――」
両腕をアームレストに添えるように置き、ラミアスは目を閉じて考え込む。ここでの判断ミスはそのまま終わりを意味する。いくらザフトに陽動で支援してもらっているとはいえ、単独でアルザッヘル基地に攻め込もうと言うのだから、無謀もいいところだ。
しかし、目的はあくまでカミーユの救出。もしキラやレコアの言うとおりに彼の居場所が分かるのなら、ここは思い切って突撃してみるのも一つの手ではないか。
相手の虚を突くことが出来れば、混乱の隙を突いて救出作戦が容易に進むかもしれない。ローエングリンを使えるのなら尚更だ。
「分かったわ。それなら、思い切ってアークエンジェルを突撃させてローエングリンを――」
大胆な作戦に出ようとした時、急にアークエンジェルを振動が襲った。思わず前かがみになり、艦長席から転げ落ちてしまわないように懸命にしがみ付く。
「ど、どうしたの!?」
「敵MSのミサイル攻撃です! 機数1!」
「単機で――?」
『パラス・アテネ!? …どうやら、敵の方が先に動いてしまったようね。ラミアス艦長はアークエンジェルを動かして!』
襲撃してきたMSを確認し、甲板で待機していたフリーダムとM1アストレイが飛び立って迎撃に向かう。単機とはいえ、パラス・アテネは核融合炉搭載のシロッコ製作のMSである。
それに、レコアの元々の乗機でもあった。火器をふんだんに装備し、大火力である事を知っているレコアは気を抜けない。
『はじめて見るMSだけど――』
「あれもボリノーク・サマーンと同じよ。でも、違うのはあれがボリノーク・サマーンの様に偵察が目的のMSでは無いという事。あなたのフリーダム同様に砲撃戦に特化しているわ」
相手の出方を伺うキラに、レコアが一言アドバイスを送る。
パラス・アテネは右腕部の2連ビーム砲を構え、2機の動きを牽制する様に放つと、そのままアークエンジェルに取り付こうとする様に機動する。まるで、最初からアークエンジェルのみを狙ってきているかのようだ。
レコアはその動きに直感し、M1アストレイをパラス・アテネに接近させる。
「パラス・アテネのパイロット! 乗っているのはサラね!」
『やはりカミーユを追ってきたのね、レコア!』
背後からパラス・アテネに組み付いて呼びかると、思っていた通りの声が返ってきた。アークエンジェルに執着するのは、彼女がオーブでの破壊工作に失敗しているからだ。
シロッコに付き従う彼女ならば、彼の為に何が何でも任務を遂行しようとするだろうとの予測は容易に出来る。
「止めなさい! カミーユをシロッコの毒気に当てておく事が、どれだけ危険な事なのか分かっているでしょう!」
『カミーユは私に会いたかったのよ! だから、オーブで私を呼んでいたの!』
「そんな勝手な理屈で――!」
『オールドタイプのレコアには分からない事よ!』
背後から組み付くM1アストレイを振り解き、シールドミサイルで弾幕を張って来るパラス・アテネ。レコアは何とか回避し、アークエンジェルから引き剥がす為にビームライフルを撃つ。
フリーダムもそれに加わり、パラス・アテネを引き剥がそうと躍起になっていた。
『アークエンジェルを――レコアさん!』
「キラ君はアルザッヘルに行きなさい! カミーユの声が聞こえているのなら、あなたが行かなければ助けられないわ! パラス・アテネは私に任せて!」
『で、でも――』
「――出てきた!」
まごついている間にも、アルザッヘル基地から迎撃のMS部隊が出撃してくる。数は多くないが、これでは完全に敵に先手を取られた状況になり、当初予定していた迅速な作戦遂行には至らないだろう。
ならば、ここはカミーユの声が聞こえていると言うキラに賭けるしかない。何とか彼を救出できれば、アークエンジェルの戦力を以ってすれば何とか逃げ出す事が出来るだろう。
「行って! あなたに何とかしてもらうしかないのよ!」
『くっ――分かりました! アークエンジェルをお願いします!』
苦渋の声色で、キラが歯を食いしばっているのが分かった。フリーダムが身を翻し、アルザッヘル基地へ向かっていく。
レコアは尚もアークエンジェルを狙おうとするパラス・アテネに向かってビームライフルを連射する。
「アークエンジェルを狙うのなら――サラはお帰りなさい!」
ビームライフルを撃ちながらも、レコアは接近を続ける。背後から狙われているサラは、それを鬱陶しく思い、M1アストレイに正対するように向き直り、ビーム砲を構えた。
しかし、M1アストレイとアークエンジェルに挟まれるように位置しているパラス・アテネは、前後からの攻撃に苦戦することになってしまう。
「フリーダムはアルザッヘルに向かい、レコアは私に拘ってくる……なら、アークエンジェルを落とすには私がレコアを倒す! …後続はアークエンジェルに狙いを絞ってください!」
強力な火器を生かせず、回避に専念していると、アルザッヘル基地からの後続の部隊がやってくる。
ウインダムが5機程度。フリーダムに何機かやられてしまったようだが、防衛戦力がレコアのM1アストレイのみならば、パラス・アテネで彼女を押さえ込むことで他の部隊にアークエンジェル撃破に専念してもらう事ができる。
サラは一言後続の部隊に通信を入れ、M1アストレイに向かっていく。
「こちらを狙ってきた……サラ!」
『ここで決着を付ける! レコア、覚悟!』
背部に4基残された大型ミサイルを全て放ち、シールドミサイルで弾幕を張りながら突撃してくるパラス・アテネ。
M1アストレイが後退しつつ、ミサイルをビームライフルで破壊しながらやり過ごし、シールドミサイルをシールドで打ち払いながらいなすのを確認すると、二連ビーム砲で攻撃をする。
M1アストレイはシールドでそれを防ごうとしたが、メガ粒子砲の威力は凄まじく、アンチ・ビーム・コーティングのされているシールドが一撃で半分熔けてしまった。まともにメガ粒子砲を受けるのは無理だ。
「アークエンジェル、このままパラス・アテネを誘導します! そちらは大丈夫ですね? アークエンジェル!」
『――だ! こちらは何と――る!』
「了解。……頼んだわよ、キラ君」
ミノフスキー粒子の濃度が薄いとはいえ、アークエンジェルとの通信はノイズが酷くて所々聞き取れなかったが、それでも何とか無事である事は分かった。
そして、一番危険なパラス・アテネを誘導するべく、レコアは後退をしながら誘い込むように砲撃を続ける。
サラはそのレコアの意図に半信半疑ながらも、追撃をしていった。バッテリー駆動のMSなど、パラス・アテネの一撃を当てるだけで落とす事が出来ると言う過信があったからだ。
距離さえ詰められれば、レコアを倒す事が出来る。そう確信し、コントロール・レバーを握る手に力を込めた。
途中、出撃してきたウインダムを何機か撃墜しながら、アルザッヘル基地へ向かうキラのフリーダム。基地の全容を視界の中に入れると、徐々に頭の中に響くノイズが大きくなってきた。
《――めだ! ここ――!》
端々にであるが、理解できる言葉のようなものも分かってきた。そして、その声が何処から発せられているのかも、ノイズが大きくなる方向を考えれば察しがつく。
アルザッヘル基地の戦力はやはり相当の数が出払ってしまっているらしく、MSも出てこない。トーチカからの砲撃だけが繰り返されているだけで、それを軽やかにかわしながら近付いていった。キラはフリーダムをアルザッヘル基地の寄宿舎と思しき建物に進路を向ける。
《すぐに――だ! あの男が――来る!》
「間違いない、カミーユさんはこの近くにいる――!」
頭の中に響くノイズが、かなり鮮明になってきた。もう、ノイズと呼ぶには違うだろう。後は、彼が呼んでくれれば事が容易く済むのだが――
《来ちゃ駄目だ! 俺の事なら大丈夫だから、君はレコアさんと一緒に地球に帰るんだ!》
拒むカミーユの声。しかし、キラはここで引き下がるわけには行かない。エマやカツと交わした約束を果たす為には、ここで何としても彼を救出しなければならない。そうでなければ、任せてくれた彼女達に申し訳が立たない。
「どうして僕を呼んでくれないんですか! あなたを助けられれば、すぐにでも僕達は地球に帰ります! だから、何処にいるのか教えてください!」
コックピットの中、自分の声をカミーユに伝える手段の無いキラは大きな声で叫ぶ。どうしようもないからこそ、やけになったキラは無思慮に叫んだ。
《駄目だ――シロッコが来る!》
「シロッコ――?」
そう聞こえた瞬間だった。突如背後からの敵の接近を告げるアラームが鳴り響いたかと思うと、振り向いたフリーダムの正面にいきなり大型のMSが迫っていた。
尖塔のような頭部に、恰幅の良い丸い胴体。そして、大きなスカート・アーマーから伸びる脚部と、右腕に携えるのは一丁のビームライフル。黄土色でほぼ全身を彩っており、暗い宇宙空間に輝くようにして存在感を示す脅威のMS。
「何だ、あれは!? まるでスモー・レスラーのような――!」
しかし、そのスモー・レスラーは、巨躯からは想像だに出来ないスピードで接近してくる。
意表を突かれたキラは慌ててビームライフルを連射したが、そのMSは全身からとも思えるほど細かくアポジモーターを吹かし、バランスを寸分も崩す事無くフリーダムに接近し続ける。
「な、何なんだ…くそっ!」
スモー・レスラーがビームソードを引き抜くのと同時に、キラもフリーダムにビームサーベルを抜刀させる。衝突寸前でビームソードを振りかぶってくる動きに合わせ、ビームサーベルを構えた。そして、シールドでビームソードを受け止める。
「くっ……これもレコアさんの言っていた他のMSと同じ――」
明らかにフリーダムのパワーが負けている。何とか防げてはいるが、少しずつシールドがビームソードの負荷に負けて切れていっているのが分かる。腕も、徐々に押し込まれていた。
『ほぉ、このジ・Oの一撃を受け止めたか。フリーダムというのが、最強のMSと言われているのも頷ける話だ』
「あなたは!」
接触回線で聞こえてきた声に、キラは背筋が凍りつく思いを味わった。心の底から冷たくなるような声に、戸惑いを見せるキラ。
ビームソードを防ぎながら必死にビームサーベルを逆水平に薙ぎ払うが、その前にジ・Oは凄まじい反応速度で距離を開けていた。
『だが、その程度のMSで、私とこのジ・Oに対抗できるとは思わんことだ、少年』
今度は右腕に握られたビームライフルを構え、フリーダムに向ける。瞬間に察知したキラは、すぐさまフリーダムを後退させて距離を更に開ける。メガ粒子砲の一撃をまともに受ければ、フリーダムといえどもただでは済まないからだ。
「あんなMSが残っていたなんて――!」
キラは直感的にジ・Oとそれに乗っているパイロットの危険性を察知した。ジ・Oを纏うオーラのような威圧感が、彼を慄かせた。先程カミーユが教えてくれたのは、この男の事だったのだ。
今の自分とフリーダムではジ・Oに勝てない――そう悟りつつも、キラは何とかカミーユを救出する算段がないかを考える。しかし、時は無常なもので、それを考える時間すら彼には与えなかった。ビームライフルを撃ちながら、再びジ・Oが高速で接近してきたのだ。
『カミーユ=ビダンを取り返しに来たのか? 殊勝な事だ。が、貴様はここでアークエンジェルもろとも死んでもらう』
「そんな事は――!」
『出来るかな?』
キラが何を言いたいのか分かっているように、シロッコはキラの発言を遮るように不敵に言う。
ジ・Oの巨体には圧迫感がある。加えてその機動性の高さは、相対する者にとってはかなりの恐怖になるだろう。キラは集中力を高め、余計な恐怖を振り払おうと試みた。戦闘に集中しなければ、カミーユを救出するどころの話ではない。
キラはエネルギー残量を確認する。ここまで来るのに使ったエネルギーは約4分の1。全ての火器を一度だけ一斉射すれば、残量は一気に半分にまで減る事になる。しかし、ジ・Oを相手に躊躇いは許されない。
迫ってくるジ・Oに向かって、全砲門を向ける。
「どいてください! 僕は、カミーユさんを助ける為にここに来たんです!」
フリーダムの全火力を前面に集中させ、ジ・Oに向かってフルバーストさせる。ビームライフル、両肩のバラエーナ、腰部のクスィフィアス。驚異的なまでの数の火線が、真っ直ぐに向かって来るジ・Oに襲い掛かった。
しかし、直線的なフルバースト・アタックでは、俊敏なジ・Oの動きを捉える事は出来ない。いとも簡単にその攻撃がかわされると、反撃で撃ってきたビームライフルでフリーダムの左のバラエーナを吹き飛ばされてしまった。
「くっ――!?」
『有視界戦で、そんな直線的な攻撃に当たるものか。素人め!』
ミノフスキー粒子下での戦闘に慣れていないキラは、シロッコにしてみれば素人も同然。純粋な白兵戦に馴染んでいるシロッコには、フリーダムのフルバースト・アタックは無意味なものでしかなかった。
尚も接近してくるジ・Oは、フリーダムに最接近するとビームソードを振り上げる。瞬間的にキラはシールドを構えたが、今度はシールドを両断され、左腕を切り飛ばされてしまった。
ジ・Oは更に止めを刺そうとビームソードをコックピットに突き立てようとしてくるが、キラは超反応でフリーダムを後退させ、何とか事なきを得る。
「フッ、いい動きをするじゃないか。だが、これで終わりだと思うなよ!」
必殺の一撃を空振りしても、シロッコは尚も余裕の笑みを浮かべたままだ。すぐさま逃げたフリーダムを追撃し、ビームソードで切りかかる。
「ビームライフルを使ってこない? …発射回数に制限があるのか?」
しつこく接近戦を迫ってくるジ・Oの挙動に、キラは怪訝に思う。ずっと右腕に携えているビームライフルは、数回使用しただけで殆ど効果的な使い方をしてこない。
射撃武器はあれだけだとは思うが、それだけジ・Oの機動性に自信があるということなのだろうか。
それならば、距離を離しながら射撃戦に持ち込めば一方的な攻撃を加えることが出来るのだろうが、しかしジ・Oの機動性はフリーダムにそれを許さない。プレッシャーが、キラを身体的にも精神的にも圧倒していた。
「こ、このままじゃ――!」
全く以って予想外だった。自分の腕に自信が戻ってきて、フリーダムを得たことによりどんなMSにも対抗できると思っていた矢先に、このようなとんでもない化け物が現れたのだ。
機体の性能差もあるが、それよりも敵のパイロットの性質が、今まで会ったどんなパイロットよりも異質なものを感じていた。
目に見えない脅迫してくるようなプレッシャーに、感じたことの無い恐怖を煽られる。
《その男のプレッシャーは、人の心を飲み込む力を持っている。だから、自分をしっかり持つんだ!》
「カミーユさん!? …自分を…しっかり持つ……?」
キラが狼狽していると、カミーユの声が聞こえてきた。その声に目を見開き、ジ・Oの動きに目を配る。
《奴の言う事に耳を貸さずに拒絶するんだ。そうでなければ、引き込まれる事になる》
「拒絶……」
キラが敵を完全に拒絶したのは、ラウ=ル=クルーゼただ一人。つまり、シロッコは彼と同じ性質を持っているという事をカミーユは言いたいのだろうか。
見ず知らずの相手。しかし、シロッコの言葉の奥に危険が孕んでいる事が何となしに分かる気がする。
「でも――!」
しかし、相手は1枚も2枚も上を行く、まさに天才とも言うべき人物。カミーユのアドバイスのお陰で多少の落ち着きを得ることが出来たが、それだけで力の差が劇的に埋まるわけではない。
何度も胆の冷える思いをしつつも、紙一重でジ・Oが振り回すビームソードをかわしていく。
《俺は――》
「えっ……?」
「フッ…先程から言葉を奔らせているのはカミーユ=ビダンか。感情を振り回すだけの子供に、何が出来るものか」
フリーダムを攻め立てるシロッコは明らかにキラを弄んでいた。ビームライフルを必要以上に使わないのは、それだけ余裕を持っている証拠だ。そして、同時に彼はカミーユが出てくるのを待っていた。
「だが、出てくるのなら歓迎しよう。しかし、それまでに貴様には死んでもらうがな」
「くぅっ――!」
ジ・Oの動きに若干の変化が現れる。回避に専念するフリーダムに対し、ビームライフルを使ってきたのだ。今までは突撃一辺倒だっただけに、キラは唇を噛む。
この先は、ジ・Oの猛攻を何とかして避け続けなければならない。最悪のシューティングゲームに、キラは全身の神経を集中させ、フレキシブルなビームライフルで牽制を放ち続けた。
それは、夢の中なのか分からない。落ち込んだ暗闇の中に、淡く光る青が見えた。
<誘っている……?>
吸い込まれそうな感覚ではない。しかし、カミーユの意識はその光に手繰り寄せられている。まるで、自分の意思は関係ないように、体が勝手に動いているような感覚だ。呼んでいるのは、誰だ。
<フォウ……?>
光はおぼろげで、実態があるのかどうかも分からない。人の形をしているようで、全く違うような、唯の光のようで何かの形をしているような、酷く曖昧なものだ。ただ、その光の意識が、自分の知っている人のものだということが何故か理解できる。
不思議な感覚だった。カミーユの目には青い光が儚げに映るだけなのに、それが人の心だとハッキリと分かる。そして、耳に聞こえない声が、頭の中に直接響いてくる。
<僕を…ここから出してくれるのか……?>
ほの暗い自意識の底で、カミーユは束縛されていた。戦いで自分のした事が、何になったのかを考え込んでいた。記憶にあるのは人が死んでいく様と、それを止められなかった無力な自分。ニュータイプだとおだてられ、期待を寄せる人も居た。
しかし、それも今となっては意味のないこと。期待された人類のニュータイプへの革新の可能性は、皮肉にもその素養が高かったカミーユ自身の手で否定されてしまった。彼の能力の高さは、人の革新を急ぎすぎた結果だった。
その自分を、光が呼んでいる。例えニュータイプの力に押しつぶされてしまった人間でも、失敗ではない。本当に正しいことに使えれば、決して無力なんかではないのだと、諭してくれている。
寧ろ、遅々として進まない人類の革新の中にあって、ある意味では進んだ人類であるカミーユだからこそ、出来ることもある。
閉ざした心は、失った希望。挫折感に苛(さいな)まれ、それでもニュータイプは希望を見せるための光なのだと、もう一度感じられる気がした。
《人は、立ち止まったら終わり……カミーユは、まだ動けるわ。だから、あなたは――》
光に目が眩む。強い光を放って、その意識は誘う。一度は手放したカミーユの希望を、何処かからか拾ってきてくれたように、そして、それを手渡すようにカミーユを包み込んでいった。
アルザッヘル基地のある病室の中、カミーユ=ビダンの瞳の中に光が宿る。2、3度瞬きをし、軽く手を握り締めると、ベッドから体を起こして全身の感覚を確かめる。ずっと廃人生活を続けていた為か、体に思うように力が入らない。
ベッドから降りて足元を確かめ、久しぶりに自分の足で歩き出す。病室を出て、ふらつく体を何とか動かし、壁に手を添えながら一歩ずつ踏みしめるように歩く。まだ頭の中を刺激する痛みが残っている。
それでもカミーユは歩く。地球から自分を迎えに来てくれた人たちに報いる為に。
殆どの兵士が出払っている為、寄宿舎の中は静かだった。見張りの兵士も、アークエンジェルの襲撃で見る影も無い。カミーユは慎重になりながらも安心し、通路を歩く。何とかして格納庫まで辿り着き、MSを奪って逃げなければならない。
「シロッコ……もう一つ?」
先程から感じている不愉快なプレッシャーは、恐らくシロッコのものだろう。アルザッヘル基地に連れてこられてから、神経を蝕むような感覚をずっと抱いていた。
しかし、それとは別にもう一つ懐かしさを感じる感覚もしていた。それは、徐々に自分に近付いてきている。
「誰なんだ……?」
神経を感覚に集中させ、横目で周囲を見渡す。感覚は、背後から迫ってきていた。その距離は、もうかなり近い。思い切ってカミーユは振り返った。
「やっぱり、お兄ちゃんだ!」
「ロザミィ!」
振り向いた先に佇んでいたのは、淡い青紫のボリュームのある巻き髪の女性。顔は艶のある唇に、大人っぽい色気のある顔立ちをしている。しかし、その表情は顔立ちに似合わないちぐはぐな幼さがあった。意外すぎる再開に、カミーユは目を丸くする。
カミーユがロザミィと呼んだその女性は、ロザミア=バダムという名を持つ。オーガスタのニュータイプ研究所で一年戦争でのコロニー落しのトラウマを利用され、強化処理を受けた彼女は、本来ならもっと攻撃的な性格をしていた。
しかし、それも度重なる強化処理で崩壊し、新たに刷り込まれた記憶と人格にカミーユを兄と思い込まされていた。
その彼女も、グリプス戦役の最後には完全に精神が崩壊し、錯乱状態の中でカミーユに止めを刺された。その彼女がこうして再びカミーユの前に姿を現したのだ。
「どうしてここに――」
「あたし、お兄ちゃんのいる所なら何処でもわかるんだ」
「そ、そうか……」
笑顔で言うロザミアは、余程カミーユに会えたのが嬉しかったのか、唐突に抱きついてきた。それに押される感じでカミーユはバランスを崩し、通路に転げそうになる。
「大丈夫、お兄ちゃん? どこか具合でも悪いの?」
「ちょ、ちょっとね」
「なら、あたしがお兄ちゃんをおんぶしてあげる!」
「え…ロ、ロザミィ――?」
言うが早いか、ロザミアはカミーユに背を向け、無理やりに背中におぶった。破天荒な所は、アーガマで過ごしていた時と変わらない。それに、彼女の感覚を知る限り、以前よりも安定している感すらある。カミーユは、困惑しながらもそれを純粋に嬉しく思った。
「お兄ちゃん、何処に行きたいの?」
ロザミアに背負われ、安堵していると振り向き加減に訊ねてきた。彼女がこの基地にいるということは、誰かがまた彼女を利用しようと考えていたのだろうが、しかしここから逃げるには都合がいい。
自分に希望を尋ねてくるのだから、彼女は恐らくこの基地の内部構造を知っているのだろう。
「ここから逃げたいんだ。外に僕を迎えに来てくれた白いMSが待っている。だから――」
「分かった! MSを盗んで、その白いMSの所に行けばいいのね?」
「出来るかい、ロザミィ?」
「勿論よ!」
相変わらずのロザミアが、嬉しかった。そして、こうして彼女も連れ出せるのは純粋に運が良かったのだろう。もしここでロザミアに出会えなかったら、また戦う事になっていたかもしれない。
嬉しそうに自分を背負って歩くロザミアに少し申し訳なさを感じつつも、カミーユはシロッコを相手に粘ってくれているキラを信じ、少し急ぐように一言告げた。
シロッコのジ・Oを相手にするフリーダムは、所々を損傷し、既に両腕を失っていた。何とか猛攻に粘ってきたキラだったか、これ以上はいつ撃墜されてもおかしくない。
「よく、そこまで堪えたと言いたいところだが――往生際の悪さはシャアに似ているな」
金色のMSに乗るパイロットの事を思い出す。コロニー・レーザーの中でハマーン=カーンのキュべレイと共に追い詰めた百式。しかし、高性能のMS2機を相手に、そのパイロットは驚異的な粘りを見せた。
その時の記憶が、目の前のフリーダムの粘りと重なる。
「だが、その往生際の悪さは、奴と同じ俗物がすることだ!」
時間は十分に稼げた。シロッコはジ・Oを満身創痍のフリーダムに突撃させる。
「来た!」
対するキラは、まだ諦めていなかった。ジ・Oがビームライフルによる砲撃戦を選択しなかったのが、彼の唯一の勝機を生み出す事となる。接近戦を選んでくれれば、まだフリーダムには腰部のレールガンという武器が残されている。
ギリギリまで引き付け、そのどてっ腹に一撃を放り込んでやれば、いかにジ・Oといえども破壊できるはずだ。一歩間違えれば死ぬ事になるが、それしか方法が残されていないのならやるしかない。
狙うのは最初の一撃を何とかかわし、わざとバランスを崩したように見せかけたところへ追撃を加えてくるであろう瞬間。油断しているであろうシロッコのジ・Oに、キツイ一発を叩き込むつもりでいた。
『終わりだ、俗物!』
「――えぇいッ!」
充血する目に力を入れ、ジ・Oの動きをじっくりと見定める。そして、彼特有の超反応でフリーダムを半身にして、ジ・Oのビームソードを紙一重でかわす。そして少し上半身を仰け反らせ、バランスを崩したように見せる。
その瞬間のジ・Oは隙だらけ。しかし、ここからの反応速度が半端ではない。焦って即座に撃とうとすれば、それが相手に伝わってすぐに距離を開けられてしまうだろう。だから、ジ・Oが追撃の素振りを見せるまではじっと堪える。
キラの目には全てがスロー・モーションに見えていた。そして、ジ・Oがゆっくりと振り向くのを確認した瞬間、クスィフィアスを腹に向けて突きつける。
(勝った――!)
これでもう、後は手の中のトリガーを引くだけだ。至近距離で、しかも相手も勝利を確信して油断しているであろう時に、完璧なタイミングでクスィフィアスを構えられたのは、この上ない快感だった。相手は途方も無い化け物だったが、何とか倒す事が出来る。
しかし、キラが勝利を確信してトリガーを引こうとした瞬間、突如ジ・Oのフロント・スカート・アーマーの内側から2本のアームが飛び出してきた。
「何っ!?」
『甘いな、俗物!』
その2本のマニピュレーターからビームサーベルが発生し、そのまま無残にもフリーダムのクスィフィアスを切り落す。
ビームライフルとビームソードのみというシンプルな武装のジ・O。しかし、その中でもとりわけトリッキーな隠し腕が、ジ・Oの最大のギミックである。普段はスカート・アーマーの中に隠されているそれは、こういう意表を突くときに最大の効果を発揮する。
最後の希望も潰え、キラは頭の中が真っ白になる。シロッコは、先程フルバースト・アタックを仕掛けたフリーダムのクスィフィアスの事をしっかり警戒していたのだ。その時点で、キラの負けは決まっていた。
ジ・Oは固まるフリーダムの頭部をビームソードで薙ぎ切る。続けて体当たりで機体を突き飛ばし、月面に墜落させた。その衝撃にキラは叫び、叩きつけられたショックで気を失ってしまう。
それを追いかけ、月面に着地したジ・Oはビームライフルを突きつけた。フリーダムの装甲の色が、まるで機械が気を失ったかのように灰銀に戻っていく。
「暗器は、貴様のような小僧が勝利を確信した時に出すから効果がある。…これで終わりだな、フリーダム」
惨憺たるフリーダムを見下ろし、シロッコは勝ち誇ったように言う。止めを刺そうとビームライフルのトリガーに指を添えた。
その時――
《やめろおおおぉぉぉぉ!》
「――ッ! プレッシャー!?」
シロッコの頭の中を鋭い感覚が突き抜ける。一瞬躊躇した彼は、おもむろにフリーダムからジ・Oを離脱させた。すると、一寸先までジ・Oが居た場所に、メガ粒子砲の一撃が着弾する。
『パプテマス=シロッコ! お前にそのMSをやらせるわけには行かない!』
「出てきたか――カミーユ=ビダン!」
シロッコが射線の方向に目を向けると、アルザッヘル基地からやって来たのは黒いガンダムMk-U。シロッコが大西洋連邦軍に核融合炉搭載MSを作らせる折に、基本とするべく造らせたMSだ。
「ロザミィ、シロッコは相手にしなくてもいい。あの灰色のMSを助ける事に専念するんだ」
「分かった、お兄ちゃん!」
ガンダムMk-Uを操縦しているのはロザミア。カミーユはまだMSを操縦できるほど回復していない。
ジ・Oをフリーダムから引き離したロザミアは、カミーユの言うとおりにガンダムMk-Uをキラの救出に向かわせる。しかし、ジ・Oがそれを許さないとばかりにガンダムMk-Uに襲い掛かった。
「彼は気を失ってしまっているのか――右後方だ、ロザミィ!」
「分かってる、お兄ちゃん!」
カミーユの言葉に即座に反応し、ジ・Oが振りかぶるビームソードを振り向きざまにビームサーベルで受け止める。
「下から隠し腕が出てくるぞ!」
「下から? …あれね!」
ロザミアは少し視線を下に向け、ジ・Oのスカート・アーマー部分に目をやった。すると、左のマニピュレーターでジ・Oの頭部を掴むと、それを軸にバーニアを吹かしてクルリと一回転して背後をとる。
ジ・Oの隠し腕が空を切ると、そのまま背中合わせになったガンダムMk-Uは離脱し、再び進路をフリーダムに向ける。その動きに、シロッコは驚かされていた。
「病み上がりのカミーユ=ビダンがあの動き……Mk-Uを動かしているのは奴ではないな?」
確かにカミーユの他にもう一人の気配をガンダムMk-Uの中から感じる。シロッコはそれを確認する為、更に追撃を掛ける。
「まだ付いて来る……シロッコめ!」
ロザミアの座るリニアシートの後ろで座席にしがみ付きながら後方を確認するカミーユは、しつこく喰らい下がってくるジ・Oに舌打ちする。ロザミアはフリーダムの元へ急ぎながらも、そんな彼の苛立ちを感じ取っていた。
(お兄ちゃんはあのMSに乗っているパイロットを邪魔に感じているんだ……それなら!)
ロザミアは急にコントロールレバーを動かし、ガンダムMk-Uをジ・Oと正対させる。突然の行動に、カミーユは驚愕させられた。
「戦おうと思っちゃ駄目だ、ロザミィ!」
「お兄ちゃんが不安がっているもの。あのMSは倒さなくちゃいけないんだ!」
「ロ、ロザミィ!? いい子だから――!」
カミーユの言う事も聞かずに、ロザミアはシールド・ランチャーを構え、ミサイルをジ・Oに向けて放つ。シロッコはそれをビームソードで薙ぎ払い、爆煙の中から一つ目のモノアイを瞬かせ、飛び出してくる。
「ほぉ…こちらと戦うつもりになったか。私に正面から向かってくるとはいい度胸だ」
『離れろ、嫌いな奴! お前なんかにお兄ちゃんを不安にさせてなるものか!』
「女の声……? やはり、ジブリールが拾ってきたという強化人間の女か。カミーユ=ビダンと関係が有ったとの私の記憶が正しかった様だな」
予想通りの声に、シロッコは満足げな笑みを浮かべる。まるで全てが思い通りに行っているとでも言いたげだ。しかし、それには理由があった。
ジブリールがシロッコに興味を持ち、同じ様な境遇の人間を捜して見つけてきた人物は2人存在する。1人はサラ、そして、もう1人が最近発見されたロザミアだった。
彼はロザミアをエクステンデッドの研究資料として使うつもりだったが、そこでカミーユ捕獲の報を聞き、思い立ったシロッコがアルザッヘル基地に連れてきたのだ。
「未だにカミーユ=ビダンを兄と呼ぶ…世界が変わっても、強化人間であることには変わりないようだ。だが、まがい物の記憶に縛られている辺り、オーガスタのニタ研の技術も底が知れているな。エクステンデッドとか言うのと同レベルだ」
鼻で笑い、シロッコは吐き捨てる様に言う。彼がロザミアをアルザッヘル基地に連れてきたのは、そこからカミーユをガンダムMk-Uと共に連れ出させるためだった。
それは、ミノフスキー物理学を基礎とする技術を手に入れ、連合が圧倒的優位になってしまった戦争のバランスを、ある程度均衡させる為のジブリールとシロッコの策。
そして、それを彼らがオーブに持ち帰れば、そこからザフトはミノフスキー物理学を独自に解析していく事になると考えていた。カミーユも協力するだろうが、試作機としての側面が強いガンダムMk-Uから得られる技術などタカが知れている。
しかし、それでも核融合炉搭載MSの技術は再び連合とザフトの技術レベルを接近させ、より戦争が泥沼化することになる。そして、満足と思ったところで一気にプラントを消滅させればいいのだ。それを可能にする手札を、ジブリールは用意している。
「さて、上手く気付かれないように逃がさなければな」
ガンダムMk-Uはシールド・ミサイルが切り払われたと見ると、腰の後ろのウェポン・ラックからバズーカ砲を取り出し、肩に乗せて照準を合わせてきた。次の瞬間、放たれる弾頭。
シロッコはそれを見切り、ジ・Oに回避運動させる。しかし、ガンダムMk-Uから放たれた弾頭は途中で拡散し、細かい礫が広範囲にわたって飛び散る。
ガンダムMk-Uのハイパー・バズーカの2つの弾頭のうち、ロザミアは意表を突く意味で散弾を装填していたのだ。
「そちらの手か」
ガンダムMk-Uを造らせたのはシロッコ本人。勿論、散弾も使える事は百も承知である。いとも簡単に散弾を掻い潜り、ビームソードを振り上げる。対するガンダムMk-Uも、左のマニピュレーターにビームサーベルを引き抜かせ、応戦する。
ビームの刃が交錯し、光がほとばしる。ガンダムMk-Uのコックピットに居る2人は目を細め、眩しさに唸った。
「シロッコ! お前はこの世界でも同じことを考えているのか!?」
カミーユは目の前に接触するようにして存在するジ・Oに向かって叫ぶ。シロッコがこうして連合に与するのは、彼の信念によるところだろうと考えたからだ。全天周モニターに映し出されるジ・Oのモノアイが、怪しく光る。
『人類は、天才たる絶対者によってより良く導かれねばならん。そしてこの世界は、私達の世界と同様に人類同士で争いを繰り広げている。故にだ、その立会人たる私は、そう思うからこそ、俗物の間に収まっているに過ぎん』
「そういう傲慢が――人の心を大事にしない世界で、誰が喜ぶものかよ!」
『愚者の価値観だな、カミーユ=ビダン? 天才の手を離れた俗人が、真に優れた世界など創造できるはずもない! この世界でも、そういう事が過去に起こっているのだよ!』
シロッコは過去に起きたジョージ=グレン暗殺事件を知っている。そして、その事件を契機にコーディネイターの人口が爆発的に殖え、ナチュラルと区別された人種が抗争を繰り返している現状も理解していた。
ジョージ=グレンは、天才とも呼ぶべき優れた人間だというのがシロッコの感想だ。その人間が消えた時、今のC.E.世界は出来上がった。愚かに争いを繰り返すのは、それを纏める天才が居ないからだ。シロッコは、そう考えた。
しかし、カミーユの考えは違う。根本から相容れない考えの彼は、過去にそういう事が起こってようとも、一握りの人間が支配する世界は間違いだと信じている。それは、お互いを分かり合うためのニュータイプとして覚醒した彼だからこその弁だ。
「それはお前の独善だ! 一握りの人間が喜ぶ世界に、何の意味がある!」
『ニュータイプは、天才が世を動かすために授けられた力だ! その意味を正しく理解しようとしない貴様が、私と同じニュータイプとは腹立たしい! 感情で動くニュータイプなど、地球の重力に魂を引かれた俗物と同じだ!』
「違う! ニュータイプの力は、人と人とが分かり合うためのものだ! それを吐き違えているお前に、人類の未来を憂う資格は無い!」
「そうだ、お兄ちゃんの言うとおりだ!」
バルカンを連射し、ジ・Oの装甲を傷つける。シロッコは無理やりガンダムMk-Uのビームサーベルを弾き飛ばし、隠し腕のマニピュレーターで脇を捕まえ、放り投げた。
「フッ! ニュータイプである貴様やアムロ=レイに何が出来た? ハマーン=カーンですら、ザビ家再興の為とか称しておきながら、無駄にシャアを追い回していただけに過ぎん。その中途半端なシャアに至っては、戦いしか知らんと見える!」
ビームライフルを構え、ガンダムMk-Uを狙う。ロザミアは投げられ、流されるままの機体のバーニアを無理やり吹かし、バランスを崩しながらもジ・Oのビームを避ける。
連投支援
『それは、つまり貴様等がニュータイプの力の使い方を知らないからだ。戦いの道具として消費されるだけのニュータイプである貴様は、所詮は何も分かっていない子供と同じという事だ。そこの強化人間と同じでな!』
「ニュータイプの癖に分かり合おうとせず、最初から相手を利用する事しか考えていない男が!」
『サラは正しいと思ったからこそ、私を選んだのだ。彼女は賢い娘だよ』
シロッコの言葉にカミーユは舌打ちをする。どう考えても相容れないニュータイプに対しての見解。自分がそう思っているように、彼もそう思っているだろう。やはり、同じニュータイプ同士でもどちらかを否定して滅ぼすしかないのだろうか。
ジ・Oはビームライフルを連射し、ガンダムMk-Uに反撃のチャンスを与えない。正確な射撃が、ロザミアの技量を上回る。
「このぉっ!」
肩に担いでいるハイパー・バズーカの砲身を打ち抜かれる。ロザミアは頬を膨らませ、デッド・ウエイトでしかないそれを放棄した。
ロザミアはまだシロッコと戦うつもりらしい。カミーユは彼女の横顔を見て確信していた。しかし、このままではいずれジ・Oにやられてしまう。
(は――!?)
何とかならないかと考えていると、カミーユの頭の中にアークエンジェルの船体が微かに浮かび上がった。“足”の部分から砲門を突出させ、こちらに向かって放つイメージだ。
「負けないんだから!」
「待つんだ、ロザミィ! Mk−Uを下に降ろして」
「どうして? 嫌な奴はまだ前に居るよ?」
「いいから――」
後ろから手を伸ばし、ロザミアが手を置いているコントロールレバーを勝手に動かして、ガンダムMk-Uを月面に着陸させる。その様子を確認し、シロッコは怪訝そうな表情を浮かべた。
「諦めた? いや――」
その時、ジ・Oの背後から2条の陽電子砲の光が突き抜けた。
「うッ! 待っていたのはこれか!」
いきなりの事に思わず唸り声を上げるシロッコ。それはアークエンジェルから放たれたローエングリンの光。キラの帰りが遅いのを心配したラミアスが、思い切って撃ったのだ。
「ローエングリンとか言う奴か! アークエンジェル…粘っているようだな。…ならば!」
ローエングリンの光は、アルザッヘル基地を大きく外れて、遥か彼方の月面に着弾した。ミノフスキー粒子でレーダーが効かないとあって、かなり大雑把な狙いだったが、それが逆にシロッコの意表を突く事になったようだ。
しかし、いくら適当な狙いとはいえ、何回も撃たれたのではシロッコとしても堪ったものではない。いつかはアルザッヘル基地に命中するだろうと懸念した彼は、ローエングリンを黙らせる為にジ・Oをアークエンジェルに向かわせる。
アルザッヘル基地を失えば、折角取り入る事が出来たジブリールからの信頼を失くす事になる。それだけは勘弁願いたいところだ。
一方、去り行くジ・Oを眺め、ガンダムMk-Uのコックピットの中の2人は一先ず安堵していた。
「嫌な奴、行っちゃったよ?」
「あの艦に行くつもりか…? ロザミィ、MSを回収して、急いで後を追おう」
「うん」
カミーユの言葉に一言頷くと、ロザミアはガンダムMk-Uで座礁状態のフリーダムを抱え、ジ・Oの後を追っていった。
支援
アークエンジェルを取り囲むように飛び交うウインダム。しかし、最初5機居た数も、3機に減っていた。
強固な装甲を持つアークエンジェルはタフだ。加えて、超一流の腕を持つアーノルド=ノイマンが舵を握っているのである。敵が攻めあぐねている内に、数だけは減らすことが出来ていた。
その中でローエングリンを発射するという強攻策。イーゲルシュテルンを撒き散らし、ゴット・フリートやバリアントでウインダムに牽制を繰り返していたとはいえ、ラミアスも無茶をするものである。
「ローエングリンの効果は?」
「確認できません。相変わらず、ミノフスキー粒子の濃度が濃くて――」
船体が揺れ、ブリッジが振動する。
「敵MSは?」
「2機は撃破しましたが、残りの3機は依然こちらに標的を定めているようです」
「続けて迎撃をお願い――レコアさんは?」
「まだ健在のようですが、通信は不可能の状態です」
クルーの報告を聞き、ラミアスは唸る。技術は進歩しているのに、たった一つの未知なる粒子の登場のお陰で、半世紀単位で遡った時代の戦い方をしなければならないというのは、何て時代だと思った。
「キラ君はまだよね?」
「応答、ありません」
ラミアスの問い掛けにミリアリアが応える。
「了解。ローエングリンの第2射を発射します。ノイマン、敵MSとの距離を離して――」
「か、艦長! 新たに接近するMSが1機! 機種は…不明です!」
ラミアスがノイマンに指示を出していると、CIC席のサイが叫ぶ。機種不明という事は、恐らくまた新たなオーバ・ーテクノロジーMSが出てきたということだろう。
「ど、どうしますか!?」
「ローエングリン照準! 目標はアンノウンに向けて!」
「えぇっ!?」
ラミアスの命令にチャンドラが振り向いて驚きの声を上げる。
「無茶です! アンノウンはMSとは思えない加速でこちらへ向かっています! 当てられやしませんよ!」
「有視界戦なら当てられるって思わせられればいいわ。このまま後手に回ってばかりじゃ、沈められるのを待つだけ!」
「で、ですが――」
「命令です!」
ラミアスが語気を強めると、アークエンジェルの“足”から再びローエングリンの砲身が浮かび上がってくる。
それを遠くから確認したMS――ジ・Oのコックピットの中でシロッコは、軽く舌打ちをした。
「あんな強力な兵器を何度も撃とうとする……! アークエンジェルの艦長はこちらが嫌な思いをする行動が読めているのか?」
いくら当てずっぽうとはいえ、やたらめったらローエングリンを撃たせるわけには行かない。アルザッヘル基地に当ってしまえば、その時点でシロッコの左遷が決まってしまう。それでは、彼が目指す世界の構築は不可能になってしまう。
「俗物め……だが、それ故に考えを読むのが難しいが――ウインダム部隊は左舷のローエングリンを狙え! 2発目を撃たせるなよ!」
支援
シロッコはアークエンジェルの砲撃を掻い潜り、ローエングリンの砲身に向かってビームライフルを投げつける。そして、後を追うようにビームソードを投げ飛ばし、ビームライフルをローエングリンの砲身に突き立てて爆発させた。
その爆発でローエングリンの右門は誘爆し、沈黙する。左門の方も、ウインダム部隊の奮闘で爆炎を上げていた。ブリッジでは、ローエングリンの爆発で船体が大きく揺れ、クルー達が歯を食いしばってその衝撃に耐えていた。
「ア、アークエンジェル後退!」
更に追い詰めるような怒涛の攻撃が、3機のウインダムから放たれる。それに堪らなくなったラミアスが、慌てて指示を出す。
シロッコはまるでブリッジの慌てる様子が見えているかのようにアークエンジェルを眺め、満足そうに笑みを浮かべていた。
『パプテマス様!』
ジ・Oをアークエンジェルの側から離脱させると、シールドを失ったパラス・アテネがやって来た。シロッコはそれに気付き、パラス・アテネに機体を接触させる。
「サラか。レコアはもういいのか?」
言われ、サラは体を硬直させて表情を落とす。どうやら、彼女はレコアを倒す事が出来なかったようだ。
『申し訳ありません…私は裏切り者を処分できませんでした……』
「構わんよ。今回はこれで十分だ」
気落ちするサラだったが、シロッコの思わぬ一言にハッと顔を上げた。
『宜しいのですか?』
「フリーダムは落とした。これで、ローエングリンを失ったアークエンジェルは無力化したも同然だ」
『そうですけど――』
「ジブリールとの約束もある。アークエンジェルが引き下がるのなら、追撃はしなくてもいい」
『はい……』
アークエンジェルのローエングリンさえ壊してしまえば、もうアルザッヘル基地が危険に晒される事は無い。後は、カミーユが勝手にアークエンジェルと接触するだろう。目的を果たした以上、既にアークエンジェルに用は無い。
ジ・Oの頭部の先端が赤く十文字に輝く。それは、シロッコの出した撤退の合図だった。
ジ・Oとパラス・アテネは身を翻し、アルザッヘル基地に戻っていく。3機のウインダムも、その光を確認して後に続いていった。
「敵が引いて行く……?」
「どうなっているんだ?」
アークエンジェルのブリッジでは、突然の敵の撤退に呆気に取られていた。敵側にしてみれば、アークエンジェルを落とすチャンスだったはずだ。しかし、止めを刺さずに引き上げて行った。
何故だろうと理由を考えていると、ボロボロになったM1アストレイが帰ってきた。ブリッジに近寄り、何とか残っている左のマニピュレーターを接触させる。関節がショートしているのが外からも分かる。
「レコア、無事だったのね?」
『えぇ、何とか――それで、カミーユは…キラ君は無事に帰ってきたの?』
「そ、それがまだ――」
「新たにアンノウン接近! また違うタイプです!」
しどろもどろにラミアスが応えようとした時、また新たな機体の接近を告げる。今度は何だとばかりに乱れるモニターに映し出されるMSの姿を見つめた。
「アンノウン――の割には、GタイプのMSの様だけど…」
『Mk-Uじゃない!』
レコアが驚愕の声を上げる。彼女が驚いているということは、やはりGタイプのアンノウンもオーパーツという事になる。ブリッジの中の空気が再び緊張に包まれる。
「ちょ、ちょっと待って! あのMSが運んでいるのって、フリーダムじゃない?」
しかし、モニターの中のMSの違和感にラミアスが気付き、クルーを制止する。その声に一斉にモニターに視線が集中し、各々がラミアスの言った事を確認した。
そのMSは徐々にアークエンジェルに接近し、艦橋窓からも視認できるところまで近付いてきた。サイとミリアリアは、ガンダムMk-Uが運んでいるズタぼろのフリーダムを見てショックを受けていた。
「フリーダム…ボロボロじゃないか……」
「あいつ、キラを人質にしようっていうの……?」
2人が訝しがっていると、ガンダムMk-Uはマニピュレーターの指関節から接触回線用のワイヤーを射出して、ブリッジに繋げてきた。
『こちら、ガンダムMk-U。カミーユ=ビダンとロザミィ=ビダンです。MSを回収しました。着艦許可を願います』
モニターに、座席に座る見慣れない女性。その後ろから身を乗り出して話しかけてくる見慣れた少年。少年は間違いなく今回の最大の目標であったカミーユ=ビダンだ。
『カミーユ!』
アークエンジェルを介してその姿を確認したレコアが叫ぶ。驚きと、そして歓喜に震える声をしていた。
「ハッチはまだ生きているわね? 解放して迎え入れて。キラ君が心配だわ」
何がどうなったのかは分からない。カミーユを救出する為に出たキラが、逆に彼に救われる形で帰ってきたのだ。しかし、それでも作戦は一先ず成功。
フリーダムの中破、それにローエングリンを失うという多大なる損傷を被ったが、目的は達する事が出来た。
これだけの損害を与えておきながら撤退していった敵の思惑は分からないが、今は少しでも早く月から離脱しなければならない。追撃を受ければ、アークエンジェルには抵抗する力が残されていないからだ。
アークエンジェルはハッチを開き、M1アストレイとガンダムMk-Uを受け入れる。そして、そのまま月から逃げるように離脱し、ミノフスキー粒子の薄くなった所で陽動作戦を展開してくれているザフト部隊に向かって、作戦成功の報告をした。
支援
第21話です
そして、一言謝罪を……
ぶっちゃけ、指摘されても余程おかしいなと思えない限り直すつもりがありませんでした。すんません
自分が楽しめなければ、確かに投下する意味は無いんです。
同じように、楽しんでくれる読者が居なければ続ける意味もありません。
自分は、馴れ合いでもいいと思っています。
意見が飛び交うのもいいですけど、それでこのスレが殺伐としたら、それでは本末転倒だと思うんです。
んで、何が言いたいかというと、マターリしようぜ!
チラ裏ごめんなさい(´д`)
GJした。
連合サイドばっか強化されてて、技術を持ってないザフトオーブ側どうすんのかと思ってたら
ちゃんとシロッコも考えていたとは。
カミーユの復活といい、Mk-IIの譲渡といい、劇場版ばりに濃縮された回でしたな。
GJ
最高のNT能力者であるカミーユとNTの力を最も暗黒面で使うシロッコの対比は面白いな
カミーユはNTの力は解り合うための力で、ニュータイプだから選ばれた人間だというのは思い上がりだという考え
シロッコはNTだからこそ自分は選ばれた人間だと自負し自分こそが絶対者となると考える傲慢さ
カミーユは誰よりもNTの力が強すぎてOTの世の中では精神的に疲労していくしかなかった
シロッコはNTの力を利用することで着実にトップになっていくというΖの矛盾構図
シロッコは一番OT的なNTだからな
だから最もNT的なNTであるカミーユの天敵だったわけだし
GJ
カミーユ復活
Ζはいつ復活するんだろうな
Ζの現物はこっちに来てないみたいだしなぁ。
Mk-Uの解析とムラサメあたりの応用でCE版Ζとか作られると嬉しいんだが、
そうするとムラサメがパチモノでなく、パチモノがΖの方になっちゃうんだよなw
できればカミーユにはオリジナルのΖを用意してもらいたいな
正直Mk-Uとロザミィキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
だけで一杯になってしまったw
GJした!
GJです とうとうカミーユが復活しましたね
個人的にはロザミアが出てきているのにフォウが
死んだままの疑惑があるのは寂しいかも…もっとも
それだと「永遠の」フォウにはならないのかも
しれませんが
最強NTのカミーユが復活
GJGJ
そろそろアポリーやヘンケン艦長の出番が来ると信じている
こっちの世界ではカミーユは死人玉じゃなく
生きてる人間の元気玉でシロッコ倒すのか?
それともシロッコをもNT能力で懐柔?
>作者氏へ
第20話、21話、共に文字数オーバーでWikiに登録出来ないので
どこかで前編、後編に切る指示を頂けませんか?
究極NTカミーユ復活ッ!!
究極NTカミーユ復活ッ!!!!
そしてUC最悪の敵NTシロッコ現るッ!!!!!
GJ!GJ!GJ!
wktkが止まらないッ!!!!
GJです。
あらためて思った、カミーユとシロッコは宿敵同士
>>177 20話……ユウナとウナトの廊下での会話の後(2人の足音が、官邸の廊下に響いていた。)の部分
21話……カミーユの深層意識の前(それは、夢の中なのか分からない。)の部分
以上の部分で区切ってもらえれば、若干後半が長くなるかもしれませんが、大体半分ぐらいの量になると思います。
シロッコ強すぎw
CE最強のキラが弄ばれるとは
しかしこうシロッコが活躍してるの見ると、パプティさまの続きが読みたくなるのぅ…
Zはムラサメをベースに開発されそうだ……
模型誌の完全変形ムラサメの作例がZ(Zプラスだったかも)の改造で、変形パターンも同一だっただけに
>作者氏
了解しました。
後で登録しておきますので変更等あれば書いてください。
特に問題無いようでしたらレスは不要ですので。
Ζは作れるだろうが、バイオセンサーどうする?まさか撃墜した機体から回収したコンテナに……ってのは無いだろうしw
シロッコはロゴスのジジイの誰かに拾われた後ジブを利用する為にわざわざジブの所へ多分ジジイと画策して
(実際には騙して、だろうが)渡ったんだろうが、って事は「すまない、ジブリール」が見れるんかな。
後フォウは島津ボイスで
>>182 何か召喚の儀式でもやるか?どうすりゃいいのか知らんけど
>>186 判った
ダメもとで召喚を試みよう
いあ! いあ! シロッコ! シロッコ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい! あい! シロッコ!
Ζはどっかで見つけるんじゃないか?
カミーユはたぶん前作のカミーユinから来てるっぽいし
その時Ζも一緒に消えたから
>>185 機体制御の操作系サポートだけならガンバレルやドラグーンの神経接続インターフェースでバイオセンサーの代用効くんじゃね?
(そもそも一部の製作スタッフはドラグーンシステムをサイコミュ使用ですって言っちゃってるし)
まあ、ハイパー化は出来ないだろうけど。
ジオがあるんだから
バイオセンサーのデータくらいパクって作ればいいだろ
でもシロッコのバイオセンサーってアナハイムのものとは別物なんだよね
>>187 何ハスターを召喚しようとしてんだよ
呼び出すならこっちだろ
フングルイ ムグルウナフ クトゥルフ シロッコ ウガフナグル フタグン
ミノ粉散布のせいで有視界戦闘どうのってなってるけど、
Nジャマーも戦闘濃度で散布してる時って有視界戦闘だったんじゃなかったっけ?
無線誘導が出来なくなったから、CEでもMSが優位性に立ったんだったと思ったが。
でも普通にロックオンできてしまう不思議。
>>192 ばっかテメェもタゴン呼出してんじゃねぇよwww
GJです
いよいよ宇宙世紀史上最高のニュータイプが復活ですな
まずはカミーユの身体的な衰えを戻さなくては
キャンプインすればすぐに戻ると思いますが
>>194 フリーダム他のマルチロックオンシステムはカミーユ氏のだとオートで機械式っぽいけど
実際にはパイロットを選ぶモノで、あれも脳内配置とかを読み込んでるらしいぞ。
(言うなれば自己認識?ロックオン)
だから通常兵器自体はロックオン出来ない。
>>196 身体的な衰えの回復には時間がかかりそうだけど
精神崩壊を通じてニュータイプ能力は更に先鋭化、拡大してるぽいから
なんとかなりそうでもある。
でもそれには脳波制御できるバイオセンサーがないときついな
>>197 そんなわけの分からないロックオン方式を何でザフトは採用してるんだよ。
おかしいだろ、常考。
>>197 フリーダムのロックオン自体は誰でも使えるはずだぞ
キラの場合はそれを一つ一つ手作業で微妙にずらして致命傷を与えないようにしてるだけ
その間敵は棒立ちです
>>200 フリーダムのマルチロックオンはパイロット技能高くないと無理だったハズ。
つか、そんな誰でも出来るマルチロックオンシステム完成してたら皆使えばOKだろ。
皆で使おうにも、自由は強奪されたから
量産しようとしたら、データを盗まれた挙句に抹消されたから
そもそも自動で敵機をロックオンしているようにしか見えない
キラの視線が全く動いていないし、操作している様子でもない
ACE3をやれば判るんだが、敵のど真ん中で大きな隙をつくってフルバーストを敢行するのは確かにパイロット技能が高くなければ自殺行為だ
キラのフルバーストの不思議なところは操作がどうこうよりか
フルバースト撃つ時って何故か戦場の一番端に居ることだよなw
戦場を全部視界に入れてフルバースト。
おかげでゲームで再現する時は横が隙だらけで困る。
>>203 マルチロックオンって自由以外にもミーティア装備出来る機体には皆ついてんじゃね?
確か伝説もミーティア対応機だったっけか?
はっきりいってマルチロックオンがフリーダム固有の機能かどうか、疑わしくなってきた
てゆうか複数の敵機にロックできる機能って、そんな特別なものか?
アムロ・レイ
彼は最も速くニュータイプの本質に近づきNTの本質に触れることができた。
しかし彼はある人間の死により前へ進むことができなくなり
いつしかニュータイプとしての自分の力を戦士としてしか表現できなくなっていった。
人は解り合えるということを誰よりも知っていながら最後は拒絶しあうしあうことしかできなかった
しかし最後の最後に彼は人の心の光を見せた。
それは誰よりも人の心の光を求め人の可能性を知ってる彼だからできたことである。
カミーユ・ビダン
彼は誰よりも高いニュータイプとしての力を秘めていた。
しかし彼はその力受け止めるだけの心の強さを持ち得ることができなかった。
高すぎるニュータイプの資質、繊細すぎた精神は彼を追い詰め、
哀しみを受け流すといったことができなかった。
高すぎる力は時として人を闇に導く
もし彼がもう少し受けとめ方を変え少しでも受け流すということを身につければ究極に辿りつけたかもしれない
崩壊と究極は紙一重なのだから…
ジュドー・アーシタ
カミーユ・ビダンの意思を継いだ彼は人間であり続けた。
彼はニュータイプでありながらアムロやカミーユのようにニュータイプであることに引きずられない
それは彼のおおらかさが生み出す不思議な力である。
彼はアムロ、カミーユ比べニュータイプの本質に近づくことはできなかった
いや彼にはそんなものは必要なかった。そんな力がなくとも人は解り合えると信じたいからだ
彼は自分の役目が終ったときに開拓の旅にでる。
その開拓によって彼は新たな可能性をみつけることができるかもしれない
そう彼は開拓者なのだ。
アムロ・レイ
宇宙コロニーのサイド7に暮す、機械いじりを趣味とする少年。
内向的な性格だったが、ジオン軍のコロニー襲撃をきっかけに
連邦軍のMSガンダムのパイロットとなり、戦艦ホワイトベースの
クルーとして各地を転戦する。戦場では優れたニュータイプ能力を発揮し
一年戦争のミリタリーバランスを変えるほどの活躍をしたが、精神的な疲労と
戦いに不向きな生来の優しい性格から虚脱状態になることもあった。
宿命のライバルであるシャアやニュータイプとして心が通じ合ったララァとの戦いを経て
人間的に大きく成長していく。
カミーユ・ビダン
宇宙コロニーのグリーンノアに住む学生だったが、エゥーゴとティターンズの抗争に巻き込まれた
ことを契機にエゥーゴへの義勇兵として加わる。天性のニュータイプといえる資質を持ち
のちに自ら設計に関わったZガンダムに搭乗し「アムロの再来」と言われるほどの活躍を見せる。
類い稀なるニュータイプの才能とは裏腹に性格は非常に繊細で女性のような名前に強い劣等感を感じていた。
また感情を抑制できない部分もあり、突如として激昂し他人を殴りつけることもあった。
そのあまりにも先鋭化しすぎたニュータイプ能力は、徐々に彼の心を蝕んでいく。
ジュドー・アーシタ
宇宙コロニーシャングリラ出身の熱血漢。両親が出稼ぎにでており、妹リィナと二人で暮らすという
家庭事情から、学校にも通わずジャンクや家業に励んでいた。そのため、家族や仲間を思う気持ちも強く
独立心も旺盛、アーガマの寄港に目をつけた彼はティターンズの敗残兵ヤザンと協力してΖガンダムを
盗もうとするもヤザンの非道な振る舞いを見て、態度を改め、エゥーゴのパイロットとなる。最初はリィナのために
戦っていたが、ネオジオンとの戦いを通じて人間としても戦士としても大きく成長し、ニュータイプとして覚醒していった
ZZガンダムを駆りハマーンと最後まで死闘を繰り広げる。
2007年バンダイ、参考設定資料より
まあ、設定がころころ変わりまくるアニメだからな。
適当に納得しとけばいいんじゃね。
>>209-210 確かにカミーユのニュータイプとしての才能は
この三人にでも最も天才的だったな
それ故崩壊か…大きすぎる才能は哀しいもんだな
受け流すことを覚えた時点で人はその感性を鈍らせていくことになるのかもしれないね
禿曰く新訳のカミーユは
学習しながら受け流してるから
感性が鈍くなるのとは別らしい
より吸収して洞察してるとは言ってた
だから究極NTなんじゃないか?
>>216 カミーユに比べたらアムロもシャアもまだまだOTか…
むちゃくちゃだな御大は
旧作の悲劇があったからこそ
新約のラストが輝いて見えた気がする・・・
>>208 作品が違うが、劇場版マクロスなんかではバルキリーもマルチロックオンだったような?
マルチロックオンと言えばレイフォースシリーズと蒼穹紅蓮隊が真っ先に思い浮かぶ
>>217 富野の中での理想形のニュータイプが新訳カミーユだからな
考えてみれば誘導兵器じゃないんだから、ロックオンされたところで少し動けば当たらないはずなんだよな……
ロックオンされる→アラートがなる→慌てて動きが止まる→アッー
きっとこんな感じ
マルチロックオンシステムにはギルガザムネのように「重なった敵機をうまくロックできない」という弱点があるに違いない
UCだと08小隊のギニアス兄さんがマルチロックオンしてるな
小説版によると、アプサラスのメガ粒子砲は無数のビーム砲の集まりだそうな
幼い頃放射線の荒れ狂う中、光の雨の幻覚を見たギニアスが、それを再現しようとしたもの
>>222 画像解析して対象物を決定、対象物の移動に合わせて自動で照準を追従させる
というのがロックオンだと思ってたんだが
>>227 それで確実に当たるほど精密なロックオンが出来るなら敵の射撃だって100%当たるはず。
マルチロックオンはともかく、シングルロックオンすら出来ないってことはないだろうし。
だいたい当てまくる主人公勢とは別に外しまくるルナマリアとか居る時点で、
ロックオン出来ないぐらいにはNジャマー効いてそうなものなんだがよくわからんな。
そもそも有視界戦闘できるなら
>>227の原理でロックオン出来ないって時点でおかしい
UCなら画像解析までさせるほどCPUに余裕が無いってことでこじつけられなくもないんだが。
なんせダミーバルーン識別できない程度だし。
最終的にはマニュアルで撃ってるんでしょ?
1stはわかりやすかったけどZはどうだっけ
UCはミノ粉のせいでデジタルカメラがきちんと使えないから、全部CGで補正かけて再変換かました映像だしな。
ロックオンどころかデータが無い機体はキチンと映る事すら無い為に、どうしてもマニュアル技術が要所要所で求められる。
Nジャマーはそこまでの妨害は無いから、
ぶっちゃけミノ粉まかれると有視界戦闘どころか本当はカメラ映像ぼやけちゃって何だかわかんないんだよねw
>>215 その禿自体がころころ変わりまくるからなあw
フルCGにするのはリニアシート特有の落下感覚をパイロットに覚えさせないためだけで
照準をつけるのは基本的にフルオート、パイロットはトリガー引くだけ
そこにマニュアル補正掛けれるのはそれこそNTかスーパーエースぐらいって
富野は小説で書いてた。実際130度ぐらいのスクリーンでも宇宙空間写すと落下感覚すごいよ
>>234 変わりまくると言うよりも、精神状態が黒か白かの違いかと。
御大は昔からカミーユに関してはNT能力が最も高いから崩壊したとか言ってたから
NTに対しての評価は一番に高かったとは思う
禿発言でNT最高はカミーユだって決まってるじゃん
その次ぎあたりが感知描写の一番すごいクェスとか
元祖NTのララアとかシャリアブルとか
>>238 感知描写でもカミーユが一番凄かったと思うな
この感覚は新型が出るなとかまで感知するエスパーだったし
クェスは一応
CCAではカミーユの写し絵という役割なんだよな
御大の言葉では
自制心のあるカミーユならまだしも
自制心のまるでなさげな初期のシンとクェスか対面したら
一面血の海
陶然ナチュラルのクェスは・・・
シン民間人殺害で営巣入り
>>242 言い方を変えれば自制心が効かなくなったら、カミーユから
「歯ぁ食い縛れ!そんなコーディネイター、修正してやる!」
「ここからいなくなれぇー!!」と鉄拳制裁の嵐w
シン・アスカ…民間人にボコられて再起不能 To be Continued…
さすがに生身で格闘するならシンのほうが強いだろ……
素手ならカミーユの方が強いんじゃね?
学生空手大会のチャンピンだぜ
学生空手に負けるエリート軍人(笑)
しかし魔乳に負ける特殊部隊とか見ると
あながち間違えてなさそうなパラドックス
チャンピオンったってどこぞのキング・オブ・ハートと違ってサイド7だかどこだかの地方大会みたいなもんでしょ。
カンフー使いには負けてたし。
ナイフ格闘だけど一応アカデミーの教官にも勝ったって設定無かったっけ、シン。
>>245 カミーユはホモアビスとジュニアMSのチャンピオンで
空手は部活で所属してただけ
しかし小説版だとジェリドの顎を割り、何人かに骨折や怪我をさせてたり・・・
カミーユは喧嘩は強いけど
なぜかウォンには弱かったよな
あの回だけちょっと違和感がある
アクシズ兵を空手チョップ一発で気絶させたりするのに
さらにバウンドドッグのサーベルを生身でかわしたり
結構身体能力は高かった
>>251 逆に考えるんだ。カミーユがあの時だけ弱かったと考えるんじゃない。
ウォンさんが強かったんだと考えるんだ。
ウォンさんが実は拳法の達人だった、と考えるんだよ。
でもジュドーは・・・
ウォン・・・・そうか!
グレート・ウォンの事だったのか!
相性の問題じゃね?
ウォンさんのクンフーにカミーユの空手が勝てなくて
ジュドーの喧嘩殺法はウォンさんの虚を突いて攻撃できて、ボコった
後は、カミーユとウォンさんの体調も考慮入れるべきだが・・・
子供相手だから手加減してやろうと思ったら、隙をつかれて相手のペースのままやられたのかもしんないし。
ジュドーも確かに意味がわからんよな
ウォンにケリ入れたと思いきや
ゲモンやアクシズ兵にボコボコにされたり
挙句には補充されたエゥーゴ新兵に壁に押し付けられたりして
喧嘩が弱い場面もある本当は適当なつくりなのかね…
ZZはまるっとなかった事にすればおk
俗物め!強い子に会えないではないか…
強い子のポジションはまるっと新約カミーユがいただきますた
新訳カミーユは究極ニュータイプ
カミーユは最高NTだから壊れるほど繊細なのさ
壊れないカミーユはちょっと凄いジュドーにしか見えない
逆に考えるんだ。
あれはカミーユと言う名のジュドー・アーシタなんだ
最高Nt能力者カミーユを
ジュドーなんかのニュータイプ能力低いキャラと一緒にされては困る
ちょっと待て流れが完全にカミ厨だw
カミ厨スレですが何か?
>>267 ジュドーのNT能力が低いと言える根拠がわからん。
最高のNTがカミーユなのは確かだけど
カミーユのために頑張ってくれたジュドーも好きだから悪く書かれるとつらい…
ってかなぜスルーできんのだw
これが若さだ!
かみちゅ スレと申したか
>>270 あれだろ
カミーユよりジュドーはNT能力が低いから
木星で修行しなければならないという
富野や脚本家の発言からきてるのだろう
でも実際ジュドーってプルのがNT能力高かったよね劇中だと
14歳でドズル並みの精神力と生命力はガンダム主人公最高だが
個人的に新訳カミーユはTV版カミーユのNT能力最強と
ジュドーの精神力が合わさった存在と思ってる
ジュドーというより
カミーユがただ受けとめ方変えただけって感じもするな
ラストバトルでのシロッコに敬語はロランやゲイナーを思わせた
カミーユとジュドーは
NT能力最高のカミーユ
人間の器最高のジュドー
ですよ
人として強いと言うことは最高のNT足り得ない。
強いNTほど心が繊細なのかね。
強い、タフだと言うことは感覚を鈍感にさせるのか・・
シーブックも人としては強いがNTとしては高位じゃないし
ウッソはよく分からんな。
ジュドーは天然で人として強い
ウッソはプロフェッショナルとなるべく教育された結果として強い
って感じかと
ウッソもNT能力的にはそれほど目立ってないし
>>278 NT=感受性
その感受性の塊がカミーユ
>>278 ジュドーは純粋にちょっと鈍いとこはあるだろう
NTの資質だけならアムロカミーユに劣ると
禿が言ってるし
というかジュドーでNTを描こうとはしてなかったと思う
人の強さとかそっちのほうを描いてたから
強い子にあえてになるんだと思われ
最強スレだとカミーユ好きとジュドー好きはあんまり仲良くないから
この手のスレでジュドーの話題は禁句だろう荒れるもとだ
NTの強さ以外で見せた人の強さってなんだよって話だからな
相容れないカミーユとシロッコみたいなもんだ
全く…カミーユとジュドー当人同士は仲悪くないのに…
まともに会話したこともないけどな
『クロス・ロード』
カミーユを無事に救出し、地球への航路を行くアークエンジェル。途中、デュランダルの計らいで出張してきたザフトの補給部隊と合流し、傷ついた船体の応急処置と物資の補給を受けていた。
「――では、フリーダムの修理をプラントで行い、ガンダムMk-Uの解析は地球でやるということですか?」
『そうだ。それがデュランダル議長の意向だ。今は地球の方が激戦区だから、当然だろうな。遠く離れたプラントでやるよりも、現場に任せたいと思っていらっしゃるのだろう』
モニター越しに会話を重ねるラミアスと補給艦の艦長。ザフト製のフリーダムをプラントの工廠施設で改修し、連合製のガンダムMk-Uはモルゲンレーテと協力して解析を行いたいというのは、デュランダルの弁だ。
彼はレコアやエマの存在に薄々ではあるが感づいてきているらしく、ガンダムMk-Uの解析に彼女達の協力を取り付けたいというのが本音らしい。
オーブには駐留軍と共に降りてきたザフトの技術スタッフが、モルゲンレーテ社に協力をしている。故に、解析を地球で行ってもプラントだけが技術的な遅れを取る事は無いと踏んだようだ。
「了解しました。それと…フリーダムのパイロットから済みませんでしたとの謝罪の言葉を預かっています。デュランダル議長によろしくお伝え下さい」
『そんな事を気にしてるのか、フリーダムのパイロットは? デュランダル議長はそんな事では怒りゃしない。寧ろ、ガンダムMk-Uを手に入れられて喜ぶと思うがな』
キラの言葉を伝え聞いた補給艦の艦長は、顎に蓄えた髭をワシャワシャと擦り、白い歯を見せて言う。
「そういうお方なんですか?」
『そういうお方さ。フリーダムは高性能とはいえ、既に2年前の旧式だ。それを量産しようと思っていらっしゃったようだが、連合の超高性能MSの出現報告でケツに火が点いちまったらしい。
既に開発に取り掛かっている次世代の高性能MSの開発も、大幅な修正が必要だって慌ててらっしゃる』
「慌てる? あのデュランダル議長が、ですか?」
『喜んでる、とも見えるがな。そこへ来ていきなり核融合炉搭載型MSの奪取だ。アークエンジェルには早く地球に降りてもらって、少しでも早くデータを届けて欲しいと思っていらっしゃるんじゃないか?』
「は、はぁ……随分とお詳しいのですね?」
『今はこんな補給艦の艦長を任されているがな、俺は元はMSの開発に関っていたんだ。その時に議長とは面識があってね。そういう子供みたいな人だって事は知っている』
補給艦の艦長の言に、ラミアスはこそばゆい感覚を抱いた。デュランダルという人物は、そういう人なのだろうか。テレビで見た彼は、政治家としての威厳に満ちていた。
何を考えているか分からない、油断のならない人物とはバルトフェルドの言葉。しかし、本当の彼は、この補給艦の艦長の言っているような人物なのだろうか。それとも、相反するようなその全てが彼の一面の一つに過ぎないのだろうか。
補給を終えたアークエンジェルは補給艦と別れ、再び地球へ向かう。艦橋の窓から見える地球は、大気の層がまるでオーラの様に青く煙っていた。ラミアスは目を細め、2度目となるアークエンジェルでの地球降下へ向けて体を休める。
地球へ近付き、そろそろアークエンジェルが降下準備に入る頃、キラは一人MSデッキを上から見下ろし、表情を落とす。頭には包帯が巻かれ、松葉杖を突いていた。
しかし、ジ・Oにいいようにされていた割には、軽傷で済んだのかもしれない。フリーダムのコックピットが頑丈だったという事もあるが、彼自身も相当丈夫な体に出来ているらしい。
ただ、ジ・OというMSが圧倒的であったという記憶が、キラの頭の中にこびりついていた。まるで物理法則を無視したかのような相当なスピード、そしてパワー。その恐怖のMSの事が忘れられなかった。
ふと、かつてのフリーダムに乗った自分も、敵にはそう見えていたのだろうかと考える。やはり、昔の自分は傲慢だったのか、と自嘲した。
「キラ…ヤマト君?」
考え事を廻らせていると、横から声を掛けられた。顔を声の聞こえてきた方向に向けると、ロザミアに支えられたカミーユが居た。顔色は若干の蒼白に見える。意識を失っていた時の後遺症が、まだ少し残っているのだろう。
「あ…カミーユ…さん?」
「一言お礼を言っておこうと思って」
「お礼?」
「あぁ。俺がサラに捕まった時、一番最初に助けに行こうって言ってくれたらしいじゃないか? それに、MSを壊してまで俺のところに来てくれた。お陰で、こうしてロザミィと一緒に逃げ出すことが出来たんだ。ありがとう」
恐らくレコアから聞いたのだろう。言われてキラは思い起こす。確かにすぐに助けに行こうとは言ったが、それが単純に彼のためを思って言った事なのか自信が無かった。
心の中に、エマやカツとの約束があって、それを果たせなかった焦りから、保身のために口にしたのではないかという思いがあったからだ。そのことが頭にあるから、今一自信が持てない。
「エマさんやカツ君と約束したから――それに、レコアさんだってカミーユさんをずっと心配してたし……」
「でも、キラ君も来てくれただろ?」
「呼び捨てでいいよ。僕たち、歳もそう変わらないみたいだし。それに、結局君に助けられる結果になってしまった……」
救出に向かった自分が、事もあろうに救出の対象であったカミーユに助けられた。これでは立場がまるで逆だ。ジ・Oを相手に何もできなかった自分が、恨めしい。
「気にする事は無いさ。俺がこうして意識を取り戻せたのも、キラが来てくれたからだ。そのお陰で、ロザミィだって救われたんだ」
カミーユがロザミアに向かって微笑みかけた。彼女はカミーユの妹という事らしいが、キラの目にはどう見ても逆に思えた。そういう顔立ちなのだろうか。
彼女の存在も気になるが、きっと彼女もエマ達と同じ世界の人間なのだろう。兄妹というのは疑わしいが、しかし危害を加えてくる気配は無い。そんな事よりもキラは知りたいことがある。
「そういえば、カミーユに聞きたい事があるんだけど――」
「何?」
キラはカミーユの存在が大いに気になっていた。フリーダムに乗ることになった時、そしてジ・Oと対峙していた時、気持ちを奮い立たせてくれたのは頭に響いてきた謎の声。今なら彼の声だと分かる。
「まだ君に意識が無かった時、何度か頭の中に君の声が聞こえた気がしたんだ。レコアさんは知ってるみたいだったけど、それって――」
訊ねようとしたその時、急に館内警報が鳴り響いた。下の方で、コジローを初めとするメカニック達が騒然とし始めた。ハッとして3人も辺りを見回す。
大気圏突入の時間まではまだ幾ばくかあるはずだ。オーブに直接降りられるウェーブ・コースには乗っていないはずである。だとすれば――
「敵襲!?」
キラは叫ぶ。フリーダムはザフトの補給艦に引き渡してしまったし、レコアのM1アストレイの損傷も酷くて戦闘に耐えられる状態ではない。
ガンダムMk-Uがあるにはあるが、整備もままならないし、何より今のアークエンジェルの位置は成層圏に近付いている。突入能力の無いガンダムMk-Uを、こんな所で放り出すわけには行かない。
歯を食いしばり、眉を顰めるキラ。先だっての戦いで、自分がフリーダムを壊さなければこんなに慌てる事は無かった。その自らの不覚に、拳を握り締める。
一方のブリッジでは、ラミアスが同じく歯を食いしばって唸っていた。ミノフスキー粒子が撒かれてない宙域なだけに敵の発見も早かったが、しかし数が多かった。大部隊ではないが、傷ついたアークエンジェルだけでは如何ともし難い数だ。
「ロンバルディア級が2隻です!」
「距離8200! 敵艦からの艦砲射撃、来ます!」
「続けてMS隊の出現を確認! 機数、およそ15!」
矢継ぎ早に伝えられる報告に、ラミアスは唇を噛む。チラリとノイマンに視線を送った。
「ノイマン、振り切れないの?」
「駄目です。機関出力が70%にまでしか上がりません」
ノイマンが振り返り、苦渋の表情で告げる。エンジン出力の上がらないアークエンジェルでは、手練のノイマンといえども流石に難しいようだ。
「どうしますか、艦長!?」
チャンドラが顔をラミアスに向け、尋ねてくる。出撃可能な搭載MSは皆無に等しい。最終手段として、核融合炉搭載MSであるガンダムMk-Uが何とか出撃できるとは思うが、あれは出来るだけ無傷で地球に届けたい。
そうなると、この傷ついたアークエンジェルで何とか逃げ切らなければならないのだが、肝心のメイン・エンジンの出力が上がらない。何と言ってもノイマンが駄目といっているのだから、駄目なのだろう。
ならば、逃げる先は一つしかない。敵を振り切り、追撃を受けずにやり過ごす為の最善にして唯一の選択肢。それは――
「仕方ありません。これより、アークエンジェルは緊急降下を行います! 全艦、大気圏降下シークエンス開始!」
意を決し、ラミアスは号令を掛ける。この危機を脱するには、これしかない。地球に降りてしまえば、宇宙艦の敵戦艦も追ってはこれないだろう。降下先に連合地球軍が待ち伏せている可能性もあるが、それでもやるしかない。
それを受けてサイが驚く。
「今地球に降りるんですか!?」
「そうよ。それしか方法は無いわ」
「しかし、この位置で降下をすれば、オーブには直接降りられません!」
「分かってる。でも、やるしかないのよ……!」
生き延びてオーブに戻るには、すぐさま地球に降りるしかないとラミアスは踏んでいた。もう直接オーブに降りるなどという贅沢は言ってられない。
「チャンドラ、今からの降下予測地点は?」
「ここからですと……出ました。丁度、ダーダネルス海峡の辺りに降りる事になります」
「ダーダネルス海峡? 確か、地中海とエーゲ海を繋ぐ海峡よね? …そこからなら、スカンジナビア王国が近いか――」
ダーダネルス海峡はオーブからは遠い。しかも、ザフトと連合の勢力争いの激しい地域だ。降下先で戦いに巻き込まれる可能性は高いが、しかしオーブの友好国であるスカンジナビア王国も近い。彼らなら、事情を話せば匿ってくれるかもしれない。
それに、万が一それが叶わなくても、近くには適当なザフトの部隊も点在しているはずだ。そこへ助けを求めれば、デュランダルの意向を無視できない彼等はこちらの要求を呑んでくれるはず。
(でも、なんでこんな所に敵が? この辺一帯はザフトの勢力圏が近いというのに――)
この襲撃の黒幕は、シロッコ。このまますんなりとガンダムMk-Uを持ち帰られたのでは、連合が優位を示す前にザフトに余裕を与えてしまう事になる。
戦争を長く継続させるというジブリールの思惑に乗ってはいるが、しかしザフトよりも優位に事を進めたいと考えた彼の独断によるアドリブだった。
アークエンジェルの予定航路をずらし、ガンダムMk-Uの解析を遅らせる為のシロッコの差金。それは、もう一つの天使の名を冠する戦艦との邂逅でもあった。
束の間の休暇を終え、ディオキアの街を出発するミネルバ。行き先は、ザフト地上軍基地の中でも最大規模のジブラルタル基地。航路は、黒海を出てエーゲ海を抜け、そこから地中海を横断して行く事になる。
その事を聞き、また暫くは美しい海を眺めながら航海が出来ると、エマは密かに喜んでいた。
そして今はルナマリアと共にブリーフィング・ルームに向かっていた。これからの編成の件でアスランから話があるというのだ。
「何でですか!?」
ブリーフィング・ルームの近くまで来ると、部屋の中からシンの怒鳴り声が響いてきた。何事かしら、と部屋の中を扉の影から2人して覗き込む。すると――
「俺をインパルスから降ろして、レイを代わりに乗せるって、本気で言ってんですか!?」
「今回だけだ。何もずっとお前をインパルスに乗せないと言っているわけじゃない」
「だから、それは何でなのか理由を聞いてんです!」
そこには、前のめりに気性を荒立てるシンと、それに押されて少々困惑気味のアスラン、そしてそれを冷静に眺めるレイが居た。
「どうしたんでしょうね?」
「さぁ…彼をインパルスから降ろすって言ってるみたいだけど――」
隙間から中の様子を伺う2人。どうやらシンが癇癪を起こしているらしく、大分立て込んでいるようだ。2人は少しの間、事の成り行きを見守る事にした。
「今の状態で、お前はインパルスの性能を100%引き出す事が出来るのか?」
「それ、どういうことです?」
「だから、それは――」
「コニールを失って、お前の精神状態が不安定になっているのではないかとザラ隊長は言っている。だから、少しお前を休ませて、気持ちの切り替えを図ろうという事だ」
アスランが言葉に詰まると、レイが代弁をした。歯に衣を着せぬその言葉に、シンは大声で“何だと”と言って矛先をレイに向ける。
「ちょ、ちょっとレイ! ストレート過ぎるわよ!」
「彼、何処まで朴念仁なのかしら?」
影から小声で突っ込むルナマリアに、冷静に観察するエマ。彼女達の心配を余所に、シンの怒りはヒート・アップするばかりだ。
「レイ、お前インパルスに乗りたいからって隊長に掛け合ったんだろ! 知ってんだからな、お前がインパルスのパイロットになりたかったって事!」
「止せシン! これはレイが言ったんじゃない、俺がお前の身を案じて決めた事なんだ!」
「何がコニールを失って精神状態が不安定だ! お前がインパルスに乗りたいからって、コニールの事を引き合いに出すな!」
アスランの制止も聞かず、シンはレイに詰め寄る。感情を大きく乱すシンとは対照的に、レイの方は至って冷静だ。シンの暴言にも、表情一つ変えようとしない。
「俺がインパルスのパイロットに抜擢されたからって、僻んでるんじゃないのか、えぇ!?」
「そうではない。ザラ隊長は、お前の事を心配して今回の処置を決めたんだ。あくまで応急的であって――」
「ふざけるな! 何が応急だ!? インパルスを下ろされる方が、よっぽどストレスが溜まるんだよ!」
「そのストレスを解消する為の配置転換だ。ザクに乗ればルナマリアと共にミネルバを護衛する事になる。そうすればお前に――」
「ちょっと待ったぁッ!」
レイが何かを言いかけたところで、ドアの隙間から様子を伺っていたルナマリアが血相を変えて飛び込んでくる。レイにこれ以上言わせていたら、何を言い出すのか分かったものではない。
「いい加減にしてよね、シン! たった一回インパルスからザクに乗り換えるだけで駄々捏ねて、それでチームワーク乱されたらミネルバは守れないのよ! あんた、分かってんの!?」
「な、何だよいきなり!?」
つかつかと歩きながらシンに迫ってくるルナマリア。レイの言葉を誤魔化すように語気を強め、ピシッとシンの鼻っ面に指を突きつける。唐突な登場に、シンは呆気に取られ、困惑していた。
「ザ、ザクなんかに乗ったって、ストレスの解消になるわけ――」
「ザク“なんか”ぁ!? あんた、あたしの魂であるザクに向かってなんてこと言うのよ! それに、レイのザクはあたしのよりもいい部品使ってる高級機なんだからね! インパルスに乗ってるからって、贅沢言ってんじゃないわよ!」
「え…? いや、その、俺そういうつもりじゃ――」
「謝った方がいいわよ。あなたは気に留めてないかも知れないけど、ルナマリアはこれまで一生懸命ザクでミネルバを守ってきたんだもの。そんな言い方をされたのでは、怒って当然よ」
怒涛の勢いでシンを攻め立てるルナマリア。そんな勢いに押され、先程まで爆発していた彼の怒りが風船がしぼむ様に急速に押さえ込まれ、逆に気が萎えていた。それを見かねたエマがルナマリアの気持ちを落ち着かせようと仲裁に入る。
「さぁ、彼女に頭を下げて、一言でいいから謝りなさい」
実は、エマの声が聞こえた時、シンは喉から心臓が飛び出してきそうなほど驚いていた。以前受けた平手打ちがトラウマになっていたからだ。しかし、今回の彼女の言葉は母親のように優しい。意外な彼女の一面に、今は戸惑っていた。
「ご、ごめん……」
「レイにも謝りなさい。酷い事、言ったでしょ?」
「ごめん……」
ルナマリア、続けてレイに向き直り、軽く頭を下げて力無く謝るシン。エマはそんな彼の背中に手を添え、優しくお辞儀を促す。
「2人とも、許してあげられる?」
「俺は気にしていません」
「シンが大人しくザラ隊長の命令に従ってくれれば――」
この期に及んでもまだ平然とした顔つきのレイと、少しバツの悪そうなルナマリア。レイはともかく、ルナマリアは小さくなってしまったシンを見て、少し強く言い過ぎたと反省しているようだ。
エマは頷くと、頭を下げるシンの背中をポンと叩き、背筋を伸ばすように言う。
「次の戦いでは、レイのザクに乗って出撃する――それでいいわね?」
「はい……。でも、本当に今回だけですよね?」
エマの問い掛けに一言頷くと、顔をアスランに向けて聞く。アスランもシンの問い掛けに頷いた。
「リフレッシュの意味もある。インパルスを使いこなせるのは、やはりお前しか居ないんだ。だから、お前には万全で居て欲しいと考えての今回の処置だ」
アスランの言葉に、シンは一応の納得を見せた。今回はインパルスを降ろされる事になってしまったが、それは自分が期待されてるからだと分かったからだ。
「レイ、次の戦いに備えて色々とザクの事を教えてくれくれないか?」
レイに向き直り、シンは言う。レイはそんなシンに少し笑いかけた。
「俺もインパルスの事でお前に聞きたいことがある。今からデッキに行こう」
「ルナも、連携とか戦術の事で打ち合わせたい事があるから――」
「行くわ。シンに足引っ張られたくないものね」
“何だと!”とルナマリアに食いかかろうとするシン。しかし、それを手で押さえて制止するレイ。どうやら、いつもの彼等の関係に戻れたようだ。
そして“失礼します”と一言アスランに告げ、3人は連れ立ってブリーフィング・ルームを出てMSデッキに向かって行った。その去り際の後ろ姿を見つめ、エマはカミーユやカツの事を考えていた。
彼らにも、もっとシン達の様な同世代の仲間が居れば、あんな風に青春が出来たのだろうか。大人が殆どのエゥーゴにあっては、彼らのような思春期の少年には息苦しい場所だったのだろう。青春時代をそんな窮屈な場で送った彼らが、幾分か不憫に思えた。
「……駄目ですね、俺は」
そんな風にして思いを廻らせていると、溜息交じりのアスランの声が聞こえてきた。自嘲しているつもりのようだが、全く笑っているようには聞こえない。振り向くと、海の底に沈んでいるかの様に暗い表情で佇むアスランがいた。彼も、エマの懸念の一つ。
「結局、俺の言葉じゃ彼等を纏める事が出来なかった。これじゃあ隊長失格ですよ……」
フェイスとはいえ、彼もまだ18歳。シン達とも年齢はそう変わらない。そんな彼が隊長なのだから、最初は上手く行かなくて当然だ。エマはそう感じていた。
「焦っては駄目よ、アスラン。あざとく信頼を得ようとすれば、彼等はきっとあなたに見切りをつけてしまう。少しずつ、段階を踏むように彼らに歩み寄りなさい。そうすれば、彼らの方からも歩み寄ってきてくれるはずだから」
「出来るのでしょうか、俺に?」
「そうしなければいけないのよ、あなたは。もっと自信を持って、それでも言う事を聞かなかったら力づくでも従わせなさい。それが出来なければ、あなたにMSに乗る資格は無いわ」
可能性の問題ではない。アスランは出来るか出来ないかという二択ではなく、やらねばならないという道しか用意されていない。それが、フェイスとして任命された彼の使命でもある。
エマは、そんな彼を頼りないと思うが、それも彼が成長する為の試練でもある。時には無理矢理にでも命令に従わせられるだけの気概を見せてもらわなければ、いつまで経っても彼は隊長としての器に育たない。
「そうですよね……」
「あなたなら出来るわ。何よりオーブの彼女のために、敢えて茨の道に足を踏み入れたのだから、それだけの覚悟を持ってこの艦に乗り込んできたはずよ」
「はい……」
エマに覚悟を問われ、アスランは視線を落とした。本来なら、彼女のような人が隊長を勤めるべきなのだろう。人間として経験に勝る彼女の方が、悩み事を引き摺る傾向のある彼よりも隊長に向いているのは確かだ。
しかし、デュランダルから隊長に任命されたのは彼だった。恐らく、以前の立場を考慮して選抜したのだろうが、彼にはかつて大切な部下を失ってしまったという負い目がある。しかも、その部下の志を裏切ってまで向けた矛先は、事もあろうに故郷の父だった。
(ニコル……俺は今度こそ、お前や散って行った仲間のために、この世界に平和を築いてみせる――!)
記憶のヴィジョンに浮かんできたのは、淡いエメラルド・グリーンの癖っ毛の少年。若干15才ながらザフトのエリートである赤服に任命された彼は、オーブ付近の無人島でのアークエンジェルとの戦いでその短い人生を終えた。
その時の相手はキラ。そして、彼もキラの親友のトールを殺している。
あの時の後悔は、当時の隊長であった彼に熟考する時間ときっかけを与えてくれた。カガリと出会い、戦いの意味を深く考えさせられた。それがあったからこそ、今の彼がある。
だから、それを無駄にしないためにも、今の仲間を己の不甲斐無さで犠牲にするようなことはあってはならない。同じ後悔は、2度としてはならないのだ。
それが、ニコル=アルマフィに生かされたアスラン=ザラの背負った十字架でもある。
奇しくも、アスランは今再びザフトで隊長職を演じている。窓の外に見える地中海に連なるダーダネルス海峡を見つめた。エマは、少しだけ背筋の伸びた彼の後ろ姿を横目で眺めながら、ブリーフィング・ルームを後にした。
ダーダネルス海峡を航行するミネルバ。それを待ち伏せていたのはインド洋で交戦したファントムペインの旗艦J.Pジョーンズ。そのブリッジでは、ネオ=ロアノークがレーダーに映るミネルバの機影を、仮面の下の双眸から見つめている。
「当ったようですな」
「あぁ。ガルナハンを落とし、ディオキアに入っていたミネルバはジブラルタルへ向かうために必ずここを通る。これで、インド洋での借りを返してやることが出来るさ」
艦長席に座る職人気質で寡黙そうな細面の男が、隣の席に座るネオに話しかける。
「今回は勝てますかな?」
「勝てるさ。こちらには奴等から奪った3機のGと、それにガルナハンから合流して来たライラ達を加えたスローター・ダガー部隊も居る。アルザッヘルが取り逃がしたアークエンジェルが降りてくる前には片をつけるさ」
「パプテマス=シロッコとか言う男…砂漠に水を撒くかのごとくジブリール卿に取り入り、何を考えているのか分かりません。私は危険と判断しますが――」
「奴は私達に自分の不始末の尻拭いをさせる気なのさ。だから、アークエンジェルをここに落とした――頭だけは良く回る男だよ」
ゲストシートを立ち、オペレーターの脇から身を乗り出して機器類の上に片手を乗せる。そして、水平線の向こうにいる筈のミネルバを睨みつけた。
仮面を被るネオは目元を覆い隠し、表情を読み取るのが難しい。しかし、露出している口元や、声の抑揚を聞けば、彼が余裕の笑みを浮かべているのが分かる。
「よし、イアン、全艦に戦闘配置だ。天使狩りをするぞ」
「了解です。艦砲射撃後、MS部隊を出撃させます」
イアンと呼ばれたその男は、ネオの号令に従って戦闘の開始を告げる。
J.Pジョーンズから、MS部隊が飛び立っていく。甲板に出たスティング達の3機のGは、一目散にミネルバに向かって出撃していった。
彼等は相当ミネルバに拘って居るらしく、海上が戦場のメインだというのに、飛行能力を持たないガイアまでもが、僅かな陸路を足場に駆けて行った。
『子供の連中は元気がいいねぇ。あんなはしゃぎようなら、ジェリドは苦労したんじゃないのかい?』
「所詮は出来損ないの強化人間さ。功を焦って勝手に逃げ帰ってくるのが落ちだよ」
甲板では4機のスローター・ダガーが出撃を前に佇んでいる。ジェリドが各種設定を確認していると、ライラが通信を繋げてきた。それに対してスティング達に対する嘲笑交じりの声で返す。
『おや? あたしの知っているあんたは子供達と同じだったと記憶しているが?』
『ジェリドは、ミネルバにカミーユ=ビダンが居ないってんでやる気が無いのさ』
ジェリドの青さを笑うライラに、カクリコンが余計な解説を付け加えてくる。余計なお世話だと思った。
「俺だってあれから色々と経験を重ねてきたんだ。もう、あんたに蹴られてた俺じゃないさ」
『へぇ、言うじゃないか? なら、その経験とやらをこの戦いで見せてもらおうか』
「言われなくたって――マウアー、準備はいいな?」
『頼りにしているわ、ジェリド』
呼びかけたマウアーまで話の流れに乗ってくるかのような台詞を言う。まるで、出来の悪い生徒のような扱いを他の3人から受けていることに、彼は内心で腹を立てていた。しかし、既にそれを表に出すような青二才ではない。
グリプス戦役で血の滲むような思いをして得た糧を、今こそ師匠であるライラに見せる時。
『よし、ダガー小隊出るよ! 3人は遅れるな!』
ブリッジからの出撃命令を受け、ライラが号令を掛ける。その掛け声を聞き、ジェリドは一つ気合を入れると、一気にブースト・ペダルを踏み込み、飛び立って行った。
連合軍艦隊を確認し、ミネルバからもMS部隊が飛び出してくる。エマとカツのムラサメに、レイが乗り込んだインパルス、そしてアスランのセイバーが先陣を切る。
シンはレイのザク・ファントムで、ミネルバの甲板でルナマリアのザク・ウォーリアと共にお留守番だ。
飛び立っていく4機の後ろ姿を見据え、しかしミネルバを守るという重要な役割を意識しているシンは、不貞腐れる事無く適度な緊張感を持っていた。飛行できないMSとは、かくも頼りないものなのか、インパルスに慣れているシンはそう感じていた。
『シン、油断しないでね。敵は空からだけじゃなく、海の中からも出てくるから』
「分かってる。アビスだろ?」
『そ、アイツには、インド洋で散々苦しめられたんだから』
足場の少ないミネルバの甲板で、相手は海中を自由自在に動き回る重火力MS。それに加えて空中からやってくる敵も相手にしなければならない。
ミネルバの戦力があるとはいえ、地形適応に難のあるザクでは、これに対処するのはかなり大変だ。
「……ルナもレイも、大変な事をしていたんだな」
『な、何よ急に?』
まだ交戦していないのに、コントロール・レバーを握る手が汗ばむのが分かる。敵がやってくるまで待たなければならない戦いというのは、敵陣に切り込んで行くいつもの緊張感とは全く違う。シンは、そんな緊張感から多少の不安を抱き始めていた。
「いつも空中で戦ってたから、海がこんなに怖いものだとは思わなくてさ」
『今更? なら、あたしは慣れているから、今回はあたしがシンの先輩ね』
「ん…まぁ、癪だけど仕方ないか? 頼むぜ、先輩!」
『あたしを先輩と呼ぶのなら、舐めた口の利き方は止めて貰うわよ、後輩君?』
得意気に言うのは、いつもレイに偉そうにされていたからだろうか。やけに上機嫌なのは、きっと自分が甲板での戦いに慣れていない事に対して優越感を持っているからだとシンは思う。
「……鼻を鳴らして調子付いちゃってさ」
『何か言ったぁ?』
ポツリと呟いたシンの独り言にも、ルナマリアは噛み付いてくる。慌ててシンは口を閉ざし、早く敵が来ないかとレーダーに視線を落とした。このままでは、彼女のペースに巻き込まれて、普段から先輩風を吹かされそうだ。
そんなシンの願いが通じたのか、警告を告げる音が鳴った。
「敵MS発見! 海中からこっちに向かって来るぞ!」
最初に飛び出してきたのは、やはりアビス。空中戦力は前線に向かって行ったアスランたちが押さえ込んでいる状態でまだ静かなものだったが、海中を潜行するアビスの足は真っ先にミネルバにターゲットを絞ってきた。
「海に飛び込んじゃ駄目よ! そのまま引きずり込まれちゃうから!」
『撃ちゃいいんだろ! 動けないなら、手数で勝負だ!』
海面から飛び上がり、ビームランサーを携えてブリッジを狙って来るアビス。それに対し、シンはビームライフルを連射して迎撃する。アビスはそれを軽くかわすと、そのまま何も出来ずに海中へ落下していく。
そこを、ルナマリアのガナー・ザク・ウォーリアがオルトロスで追撃するが、その前にアビスは海の中に消えた。
「チッ! あいつ等、また居やがる」
海中に逃れたアビスのアウルは、前回も邪魔された2機のミネルバの護衛がいることに舌打ちした。何度もミネルバに決定的チャンスを見出しながらも、それをさせてもらえなかったのは、レイとルナマリアが必死に応戦していたからだ。
アウルにとって、2機のザクは小賢しい存在となっていた。
「けど、それも今日までさ! 俺達が本気になれば、お前等なんか敵じゃないって所を見せてやるよ!」
アウルは叫び、アビスを急浮上させる。空中に躍り出ると、全砲門をミネルバに向けた。重火力MSの本領とも言える一斉射撃。
「これだけありゃあ、お前等だって防げないだろ?」
全ての火器の照準をミネルバに定めるアビス。アウルは勝利を確信していたが、シンのザク・ファントムがアビスが飛び出してくるのと同時に飛び上がっていた。
「やらせるか!」
『何!?』
シンのブレイズ・ザク・ファントムが背中のミサイル・ポッドからミサイルをばら撒き、アビスはそれを全弾受けて吹き飛ばされる。フェイズ・シフト装甲のお陰で衝撃だけで済んだが、お陰で照準を外されてしまった。
「こいつ――ッ!」
『これも取っておきなさい!』
続けて放たれたザク・ウォーリアのオルトロスが、アビスの肩からせり出しているバラエーナを片門吹き飛ばす。
「やった、当った!」
「てえぇりゃああぁぁぁッ!」
オルトロスの一撃がアビスを掠めたのを見て、ルナマリアは歓喜の声を上げる。そして、そのままブーストを吹かして、シンのザク・ファントムがアビスの胴体に蹴りを突き入れて海に叩き落す。
シンはルナマリアとのコンビネーションが決まり、心の中で“よっしゃ”と呟いていた。しかし――
『シン!』
「お? おぉ――ッ!?」
ミネルバの甲板から飛び出したザク・ファントムは、そのまま海面に向かって落ちていく。シンはインパルスとの違いに気をつけていたものの、勢い余ってミネルバから離れすぎてしまったのだ。空中を自由落下する感覚に慌てるシン。
一方、海の中に突き落とされ、アウルは歯噛みする。隙を見せた自分も悪かったが、しかし2機のザクの抵抗が腹立たしかった。
「何だよ、結局またチクチクやるしかないってのかよ!? このポンコツめ!」
アウルは機体の性能にけちをつけ、激しくコンソールに拳を叩きつける。迂闊に飛び出せば、またザクの的にされてしまうだろう。
そう思っていたら、アビスを追いかけるようにしてザク・ファントムが海に飛び込んできた。飛行能力もないザクが、アビスに突撃した時に勢い余って海に飛び込んでしまったようだ。
アウルはそれを見て、これはチャンスとばかりにザク・ファントムにターゲットを絞る。片割れをここで始末してしまえば、残ったザク・ウォーリアに何が出来るものか。
巨大な砲身を持て余している、あの機体の砲撃を掻い潜るのは容易い。先ずは、フレキシブルな動きをしてきたカモを撃墜する。
「これで、ミネルバは終わりってね!」
アビスはMA形態に変形し、海中での本来の姿に形を変える。海中で手足をバタつかせて溺れているザク・ファントムを弄ぶように、周囲を旋回して魚雷を撃ちつける。
爆撃がシンのザク・ファントムを襲い、衝撃と爆発の煙で周囲が殆ど見えなくなってしまった。シンは慌ててコンソールを弄り、ソナーでアビスの位置を確認する。
「クソッ、動きが鈍い! アビスの動きが早すぎて、これじゃあ――!」
『アハハハハ! これでお前もおしまいだな! じっくり嬲ってやるよ!』
アウルは簡単にザク・ファントムを撃墜するつもりはないらしい。今まで散々邪魔された恨みを込めて、じっくりと落とすつもりで居た。シンは、そんな弄ばれている状況に歯噛みし、自分が追い詰められていることを実感する。
インパルスなら、こんな状況でも底力を発揮して切り抜けられるのに――そう考えて、それが自分の慢心である事に気付く。
インパルスは確かに高性能のMSではあるが、ルナマリアやレイはこのザクでこれまでの戦いを切り抜けてきたのだ。同じ赤を着る者として、彼らに遅れを取りたくはない。
弄ばれるようにして魚雷を撃ちつけられているザク・ファントムは、衝撃でまるで踊るように海中を舞っている。そのコックピットの中で、シンはそれでも何とかならないかと思案を廻らせていた。
その頃、アスラン達の部隊はカオスと4機のスローター・ダガーに遭遇していた。
「ダガーが増えている! 例の部隊とガルナハンの戦力が合流したか」
『そう見て間違いないでしょうね。ジェリド、カクリコン、ライラともう一人――ティターンズのメンバーが揃っているわ』
「カオスも居るが、ガイアは――」
センサーが陸路を行くガイアの姿を捉える。空戦能力の無いガイアはこちらには目もくれずに駆けて行く。恐らく、ミネルバに直進するつもりなのだろう。
「カツ、ミネルバにガイアが向かったと伝えてくれ。ビームブレイドに気をつけろとルナマリアに!」
『了解です』
「正面から接触する。仕掛けてくるぞ!」
一言カツに言うと、アスランはコントロール・レバーを握りなおす。すると、カオスからファイア・フライ誘導ミサイルとカリドゥスを放たれた。固まって飛行していたアスラン達は即座に散開し、続けて飛んで来たスローター・ダガー小隊のビームを各個にかわす。
「数ではこちらが不利だが――」
『隊長機、覚悟!』
周囲を見回し、他の面子が無事である事を確認するアスラン。そこに攻撃を仕掛けてきたのはカオスとマウアーのスローター・ダガー。
カオスはMS形態に変形すると、機動兵装ポッドのビームを連射し、マウアー機はセイバーがそれをかわすとビームサーベルで切りかかった。咄嗟に肩アーマー部からビームサーベルを引き抜き、対応するアスラン。
『こちらに合わせろ、ガルナハン落ち!』
それを見たスティングがマウアーに対して苛立ちをぶつける。カオスはアビスよりもスタンダードな装備だが、得意とするところはどちらかと言えば砲撃戦。ビームサーベルを所持してはいるが、前回シンのインパルスに腕を切り落されたように得意という訳ではない。
だからこそ、セイバーに組み付いたマウアーの行動を腹立たしく思った。
「こいつの動きは読みづらい。それなら、こうして組み付いてしまえば――ジェリド!」
『おう! 坊やは俺達の動きを良く見ておけ!』
スティングが舌打ちすると、マウアーに押さえ込まれているセイバーに向かってジェリドが狙いをつける。
「やられる――!?」
気合負けしている――アスランはそう思った。いまだ保守的な動きしか出来ないアスランは、押さえ込まれている現状に歯噛みする。目標とするシンの様な勢いは出せそうに無い。
しかし、ここでやられるわけには行かない。左腕のシールドの先端でマウアー機の腹部を突き、引き剥がす。
「マウアー!」
『大丈夫よ、ジェリド。こいつはここから仕掛けてくるようなことはしない』
心配するジェリドだが、マウアーの言うとおり、アスランは態勢を崩すマウアー機に仕掛けずに距離を離す。ネガティブな思考を巡らせすぎるアスランは、万が一の事ばかりを考えてチャンスを生かしきれないでいた。
この戦いで何とか勢いを付けたいと思っていただけに、そんな自分の情けなさが腹立たしい。シンは、自分の言うとおりにザクで戦う事を受け入れた。ならば、規範を示す意味でも昔の様な切れを取り戻さなければならないというのに――
「俺はまた逃げた…逃げたんだ……! 何とかならんのか、この気概の無さは!?」
一人苛立つアスランに対し、間髪入れずにカオスが攻撃してくる。機動兵装ポッドのビームと、ビームライフルによる攻撃をMA形態に変形してやり過ごす。
「回避ばかり上手くたって――!」
『アスラン、攻撃なさい!』
そこへ援護にやって来たのはエマのムラサメ。戦闘機形態でミサイルをばら撒き、敵の3機に牽制を掛ける。
「エマさん!」
「ムラサメが来た――エマかガキか?」
ムラサメのミサイルを軽くかわし、ジェリドは唸る。ムラサメに乗っているのがエマかカツかのどちらかというのは知っている。
『ジェリド、ライラ大尉はガルナハンでアーガマの女と接触した。ならば――』
「あぁ、仕掛ける! スティングはこちらの動きを援護しろ!」
『俺に命令するんじゃねぇよ! こっちは勝手にやらせてもらう!』
ジェリドの命令を無視する形でカオスは単独で2機に向かっていく。
「あのガキ――!」
『こちらが彼に合わせましょう。強化人間なら、それくらいしなければ――』
「扱いきれないがな! くそッ!」
いつもならここでジェリドはキレているところだが、しかし舌打ちしながらもマウアーの言うとおりにカオスに続いていった。マウアーもそんなジェリドの不機嫌を少しでも和らげて冷静にさせるため、一言なだめて落ち着かせる。
一方、アスランのセイバーはムラサメに肩に手を置かれ、接触回線で会話を交わしていた。
「なんで攻撃しないの、アスラン?」
『気合が足りてないんです……今は――』
「そう――」
アスランの動きに疑問を持ったエマが一言アスランに訊ねると、自信なさそうな声で返してきた。
その声色にエマは成る程と思う。彼が今一、隊長として自信を持てないのは、MSのパイロットとして力量不足だと感じているからだ。彼は自分の不甲斐無さを知っているから、シンに対しても強く出れないのだろう。
エマから見ても、アスランの技量というのは卓越したものを持っていると感じていた。それこそザフトのトップ・エースと呼べる程のパイロット・センスを持っているのに、何故こんなに迷いを感じさせるような動きしかしないのだろうか。
『来た!』
カオスが接近してくるのと同時に、勇ましい声ではあるが、それとは裏腹にアスランはすぐさまセイバーを後退させながらフォルティス・ビームを撃つ。その行動に、エマは彼が恐れているのは撃墜される事だと感じた。
恐らく無意識の内に後退させてしまっているのだろうが、それはつまり死を恐れているからだ。
アスランは堅実な戦いしかしない。それは殆ど被弾しないセイバーを見れば分かる。本人もそれを分かっているからこそ、動きに迷いが見て取れるのだろう。
理想のパイロットとしての自分と対極の動きをしてしまう現実の自分――そのギャップを埋めるために、シンに見習う所があると感じていた。
しかし、エマはそれに気付けるほど勘が良い女性ではない。アスランの苛立ちが、一過性のものであると信じて彼に付き合うしかないのが現状だ。普通なら平手打ちの一発でもかまして気合を入れてやるところだが、生憎今は戦闘中。
言葉で叱咤して、多少なりともマシな動きをしてもらうしかない。
「男なら、自分で何とかして見せないさい!」
後退するセイバーに振り向き、怒鳴り声を上げる。そして、再び襲い掛かってくる3機に対し、エマはコントロール・レバーのグリップを強く握り締めた。
ライラ機とカクリコン機に対するのはレイのインパルスとカツのムラサメ。
レイのインパルスは、シンの荒々しい動きとは対照的にスマートな動きをしていた。ビームライフルで正確に狙う彼のインパルスに、カツは感心させられる。
ガルナハンでのシンの激しい動きよりも、格段に上手な使い方をしているからだ。しかし、それとは逆に多少の物足りなさを感じる。カツは、無謀とも思えるほどのシンの挙動が何となく好きだった。
その一方で相対するライラとカクリコンは舌を鳴らしていた。インパルスの機動が面白くなかったからだ。
「まるでお坊ちゃんのような動きだよ、インパルスは。動かしているのは機械かい?」
流れるように機体を横に滑らし、等間隔でビームを撃ってくるインパルス。単調だが正確な射撃に、ライラとカクリコンは相手との距離を詰められずに居た。加えて、それに合わせるように戦闘機形態でこちらを旋回してミサイルを撃ってくるムラサメが厄介だ。
機動力で劣るスローター・ダガーでは、彼等の動きについていけない。
「これは、固まってるよりも散開した方が有利だ。中尉!」
『了解、ムラサメはこちらに任せてもらう』
インパルスとムラサメが同時に狙ってきたところを見計らって、2人は一気に散開し、カクリコンはカツに、ライラはレイに向かって行った。
対するレイはライラたちのその行動を予測していたようで、カツに通信を繋げた。
『来たな…カツ、敵のストライク・ダガーはエール装備だ。ストライカー・パックさえ壊してしまえば、敵は飛べなくなる』
「そ、そうか…真面目に撃墜する必要は無いんだ――了解!」
カツの戦い方がはっきりとした。一対一でまともに戦ったのでは不利だという事は、インド洋での戦いで証明済みだ。だとすれば、ストライカー・パックに狙いを定めて、ムラサメの機動性を生かして常に背後からの攻撃を心掛けていればそうそう敵に捕捉される心配は無い。
卑怯な戦い方かもしれないが、相手が自分の力量よりも上だと認識していれば、このような戦い方も立派な戦法の一つだ。生死をかけた戦いに、騎士道精神のような奇麗事は抜かしてはいられない。
『ム…こいつ――!』
「ティターンズは地球から出て行け! ここは、お前たちのような人間が好きにしていい星じゃないんだ!」
カツ機が戦闘機形態のまま大きく旋回し、カクリコン機の背後を取ろうとする。カクリコンは瞬時にその意図を理解し、ムラサメに向かって機体を振り向かせた。
『小賢しい事を! 地球生まれの俺たちだ、地球に居て何が悪い!』
カクリコン機が振り向いても尚、カツはスピードを落とさずに突撃する。ビームが何発も浴びせられたが、それを軽やかにかわしてカクリコンに狙いを絞らせない。G・ディフェンサーに乗っていたカツだけに、戦闘機の操縦は慣れたものだ。
そのままカクリコン機とすれ違い、再び大きく旋回して背後を狙う。その機動を追うようにしてカクリコンはビームを撃ったが、相手は高速機動形態だけあり、掠りもしなかった。
「ちょこまかと――えぇい!」
しかし、機動性では敵わないスローター・ダガーであっても、小回りでは圧倒的に上だ。細かく照準を追い、しつこく砲撃を続ける。
対してカツも埒があかないことに気付き、しかしそれでもムラサメをスローター・ダガーに向かわせる。
「根競べのつもりか、こいつぁ!」
再接近するカツのムラサメを鬱陶しく感じつつも、足を止めてカクリコンは撃つ。先程と同じ様にすれ違い、パターンのように去っていくものかと思っていた。
しかし、ムラサメはすれ違ったところで変形を解き、MS形態になってカクリコンのスローター・ダガーに振り向いたのだ。
「何!?」
不意を突かれたカクリコンは、一瞬回避行動が遅れてしまう。そこをすかさず狙ったカツのビームライフルが、スローター・ダガーの腰部を掠めた。
「直撃できなかった!? …もう一度だ!」
変形から即座に振り向き、ビームを当てるられるほど、カツはまだ可変機にの扱いに長けていない。初めての試みに失敗したカツは反撃を受けない内に再び変形し、カクリコン機と距離を開いた。
「奴め…ずっと同じパターンで仕掛けてくるつもりか? ライラ大尉は!」
カツが同じ戦法で仕掛けてくる限り、無闇に無駄弾を撃つ事は出来ない。狙うのは唯一カツが動きを止めるであろう変形の瞬間。その為、次のチャンスまでに時間のあるカクリコンはライラの方を気にしていた。
そのライラは、相変わらず機械のような正確な動きのインパルスと交戦している。カクリコンの方とは違い、彼女の方は正面から火線を交えている。
「この動き…本当にガルナハンの時と同じ奴が動かしているのか?」
戦闘記録を見ていたライラは、目の前のインパルスの動きが信じられなかった。インパルスは、もっと荒削りな動きをするものだと思っていたからだ。
それ故に相手のペースに巻き込まれ、泥仕合の様になってしまうことを懸念していたのだが、それが大きく狂わされた。今対峙しているインパルスは、ライラとの間合いを計って中距離からの砲撃を徹底している。
「つまらない動きだね。こちらが合わせてやろうってのに――!」
間合いを詰めてもビームサーベルを引き抜こうとしないインパルス。定位置のように決まった間合いをすぐに開き、無味乾燥な砲撃を繰り返してくる。
「そんなんじゃ、あたしはやれないよ!」
口元に笑みを浮かべ、ライラは機体をインパルスに突撃させてバルカンを放つ。それに対しインパルスはバルカンをかわし、ビームライフルを連射してきたが、ライラはそれを回避とシールドでいなすと、ビームサーベルで切りかかった。
「ム……!」
レイはその動きに咄嗟にビームサーベルを引き抜かせ、対応する。そして、力任せに押し込んでくるスローター・ダガーの力を利用して、インパルスを後ろに傾けさせ、前のめりになるライラ機の股間を蹴り上げて後方に受け流した。
『こいつ!』
回線からライラの声が聞こえてきたが、それを気にする事無く、バランスを崩して流れていくスローター・ダガーに向けてビームを放つ。
しかし、照準を合わせたにも関らず、ライラの機体はバーニアを吹かして一気に下降してインパルスの攻撃を回避した。
「かわした? インパルスを無傷でシンに返せると思っていたが――」
インパルスを借りている立場にあるレイは、シンに無傷で返却するのが絶対条件であると勝手に決めていた。そうしなければ、あれ程インパルスから降りるのを拒んでいた彼に対して申し訳ないと思っていたからだ。
反面、シンに対する対抗心のようなものもある。彼がレイに向かって浴びせた罵声は図星だった。当初、インパルスが彼の担当になると聞き、レイの中に釈然としない思いが生まれた。
しかし、シンの拘りようを見ていれば、彼がインパルスにどれ程の情熱を傾けているかが分かる。インパルスのコックピット・シートを取られたのは悔しいが、孤児である彼の境遇に同情する気持ちを持つレイは、シンをインパルスのパイロットとして認めていた。
だからこそ、ここでインパルスを無傷で返し、いつも損傷して帰ってくる彼に対して、少しだけでも見栄を張りたいと思っていた。
「敵は手練のパイロット――性能だけでは勝てんということか」
下降したライラ機は上昇しながらビームを撃ってくる。インパルスは身を翻してそれをかわすと、シールドを構えてビームを浴びせる。再びビームサーベルを構えて間合いを詰めてきたが、今度は真正面からビームサーベルを構えて突撃させた。
インパルスを無傷でシンに返す――それは彼に対するささやかな見栄であり、単なる自己満足に過ぎない事も分かっている。そして、その事に彼は気付かないかもしれない。
しかし、それでもレイはかつてインパルスのコックピット・シートを夢見た身として、今その席に座っている自分の証を刻みたかった。
「やって見せるさ、俺は!」
だからこそ、レイは相手が誰であろうと負けるわけには行かない。一時の夢であろうと、現実として今インパルスをコントロールしているのは自分だ。
目の前のスローター・ダガーを睨みつけ、レイはコントロール・レバーを一気に押し込んだ。
各員が敵と交戦している頃、シンは相変わらず海中でアビスにいいように弄ばれていた。致命傷には至ってないが、ザク・ファントムのシールドとビームライフルを破壊されている。
「何とか上に上がれれば――!」
ザク・ファントムの上方にはミネルバが居る。アビスの砲撃を潜り抜け、何とか海面に出られればいいのだが、執拗な攻撃にそれをさせてもらえない。シンは詰まっていた。
『そろそろ終わりにしてやるよ、一ツ目!』
「クッ――!」
そう言ってアビスが高速でザク・ファントムに向かい、変形を解いてMSになる。そのままランスを構え、コックピットを貫こうと後ろに引いた。海中で動きの鈍くなっているザク・ファントムでは、避けられない。
しかし、その時アビスの上から爆撃が襲った。その衝撃に機体が激しく揺れ、バランスを崩す。
「今だ!」
その一瞬にシンは目を光らせ、コントロール・レバーを動かす。ザク・ファントムはアビスの上に乗っかり、そのまま脚を踏ん張ってバーニアを最大出力で吹かす。
『こ、この野郎!?』
「いっけえええぇぇぇッ!」
シンの掛け声と共に、アビスを踏み台にしたザク・ファントムが急上昇を始める。そして、そのまま海面に飛び出し、ミネルバの甲板に着艦した。
『良かった、シン! 無事だったのね!』
「ルナ!」
ルナマリアからの呼びかけ。シンが海上に目を向けると、沈みそうになりながらノクティルーカ・ウィザードのザク・ウォーリアが着艦してきた。シンに浮上するきっかけを与えてくれたのはルナマリアだった。
「ちょっとやられたけどな……ルナ、後ろ!」
『え!?』
ふっ、とシンがザク・ウォーリアに目を向けると、その後ろからガイアが飛び掛ってきていた。岩場から飛び上がってきたガイアが、背翼のビームブレイドでザク・ウォーリアに切りかかろうとしている。
「こいつ!」
即座にシンはミサイルをばら撒き、ガイアを迎撃する。衝撃でガイアはバランスを崩してザク・ウォーリアに対する攻撃は失敗したが、ミネルバを足掛かりにして再び岩場に逃れていった。
「ルナはもう一度換装しろ! ノクティルーカじゃあ、不利だ!」
『だって、シンの機体には武器が無いでしょ!?』
「まだこいつがある!」
『ちょっと!?』
そう言うと、ザク・ファントムがビームトマホークを取り出す。強気な事を言った割には、何とも頼りない武器である。ルナマリアは仰天して、冗談じゃないといった面持ちでシンに食いかかった。
「ミネルバの砲撃が使えるんだ! またすぐにアビスも出てくる。ガイアを迎え撃つにはルナの装備じゃ無理だろ?」
『そりゃあそうだけど――』
「なら、少しでも早く準備してきてくれ」
渋るルナマリア機の肩をそっと押し、ミネルバの中に押し込む。そして、シンはミネルバの砲撃に追われる様にして陸地を駆けるガイアを見た。
距離は離していない。だとすれば、また飛び掛ってくるつもりなのだろう。それを迎え撃つのにルナマリアが間に合うのか、それとも頼りないトマホーク一丁で切り抜けなければならないのか。
「…来るな!」
海上を航行するミネルバとの距離が縮まり、いよいよ飛び掛ろうかと体制を低くするガイア。それを見て、シンは身構える。
緊張で胸の鼓動が高まるのが分かった。ガイアだけならまだしも、アビスがタイミングを合わせてくる可能性が大いにある。ザク・ファントム一機だけと知っていれば、同時に攻撃を仕掛けてくるだろう。
それをトマホーク一本で防げるのだろうか。ミネルバの対空砲火は、あまり当てに出来ない。
しかし、考えが纏まる前にガイアは勢い良く機体を弾ませ、ビームブレイドを見せびらかすようにして再度飛び掛ってきた。
「どうする? アビスが出てくるまで待って――」
迷っていると、シンの声が聞こえていたかのように海面が盛り上がり、アビスが飛び出してきた。全身の火器を前面に構え、ミネルバを狙っている。
正面に砲門を構えるアビス。そして、その後ろからビームブレイドを背に突っ込んで来るガイア――
「あれ?」
自由飛行能力を持たないガイアが、アビスの後ろから飛び掛ってくる。そして、アビスは照準を定めているだけに身動きが取れない。その光景はシンの瞳に滑稽に映った。
その理由は、アビスがガイアに追突されるという結果で明らかになる。
『何やってんだステラ!?』
『アウル、何で邪魔する!?』
2機はクラッシュした勢いで絡まり、間抜けにも海中に落ちていった。その一連の流れに、シンは唯々呆然とするしかない。
「あいつ等、勝手に間抜けしやがった……」
あまりにも盆雑な連携ミスをする2機に、シンはボソッと呟いた。
一方、ミネルバを監視していたJ.Pジョーンズのネオは苦笑するしかない。折角ミネルバを撃沈するチャンスだったのに、まさか彼らが自ら墓穴を掘るとは思わなかったからだ。
確かに、エクステンデッドとして調整された彼等の戦闘能力は高い。しかし、自らの能力に自惚れる彼等には、驕りがある。
ネオはそれを知りつつも、彼等のプライドを傷つけまいと自由にやらせてきた。その怠慢のツケが、このような場面で出てくるとは、彼も考えていなかった。それは、己の不真面目さゆえだと痛感する。
「何やってんだ、あいつ等は……」
「彼等を過保護にした大佐の責任でありましょう」
ネオのぼやきにイアンが指摘する。少しカチンと来たネオは、隣に座る彼の顔を睨んでやった。しかし、彼は前線を見据えたままピクリとも反応しようとしない。大した軍人だよ、と心の内で舌打ちし、諦めた。
「今ので潰せないとなると――」
「艦長!」
ネオが考えを廻らせていると、オペレーターの一人が振り向いて叫んだ。イアンが一言受けると、モニターにレーダーが映し出される。
「間に合わなかったようです。次の獲物が降りてきました」
制帽の鍔(つば)を指先でつまみ、イアンが言う。その一定調子の物言いに、何処までも冷静な男だよ、と口にしつつも、ネオは立ち上がる。
「さて、掛った獲物はウサギか、はたまたオオカミか……飛び出してくるMSによっちゃあ、こちらが不利になるか」
アウルとステラの攻撃が失敗したとはいえ、まだミネルバを追い詰めた状況にある。主戦力であるミネルバの空中戦力は、未だライラ達が押さえ込んでいる。ならば、高性能のGを2機向かわせているこちらの方が戦局は有利だ。
そう考え、ネオは新たに現れた敵戦艦の機影を眺めつつ、顎に拳を当てた。
対して、ミネルバのブリッジでもJ.Pジョーンズと同じく降下してくる艦影をキャッチしていた。メイリンが叫ぶ。突然の出来事にアーサーは慌てていた。
「何が降りてきた!?」
「データ照合中です。識別はオーブのモノなので敵ではないと思うんですが――」
(ソラからオーブ識別の艦――?)
タリアは彼等のやりとりを聞いていて、不思議に思っていた。果たして、理念を掲げるオーブが宇宙から戦艦を、しかもこんなザフトと連合軍の抗争が激しい地域に降ろして来るだろうか。
「映像、間も無く捉えます。照合データは……アークエンジェル!?」
「何ですって!?」
メイリンの報告にアーサーのみならず、タリアも体を前のめりにして驚く。オーブがアークエンジェルを大西洋連邦軍から奪取し、宇宙に上げているとは聞いていたが、こんな所に降下してくるとは聞いていない。間違いなくイレギュラーな事態が起こった。
「何故こんな所に足付が――あれはオーブに直接降りるはずではなかったんですか!?」
「知らないわよ。でも、現実としてアークエンジェルはここに降りて来ている。…不愉快だけど認めなさい」
副長席で動揺するアーサーをなだめ、タリアは制帽の鍔を指先で摘まんで深く目元を隠す。自衛を強調するオーブの戦艦ならば、アークエンジェルの戦力は計算に入れられない。
唯でさえ劣勢なのに、新しくお荷物が増えたとなればタリアの心境も穏やかではない。しかし、同盟を結んでいる以上は何とかしなければならないのだ。
「艦長、アークエンジェルから通信が入っています」
「正面モニターに」
捉えた映像のアークエンジェルは船体を大分損傷している。特に、“足”の先端の焼け焦げた跡が激戦を潜り抜けてきた事を予感させる。
「ミネルバ艦長、タリア=グラディスです。援護の要請なら承ります」
どうせ言ってくる事は分かっている。アークエンジェルがミネルバの姿を見れば、援護を要請してくるのは明白だ。しかも、理念を掲げるオーブ船籍なのだから、戦場に降りて来てしまえばそう言わざるを得ないだろう。
そして、同盟を結んでいるのだから、相手の要求を断ることなど出来ない。
故に、開口一番に、要求してくるであろう用件を先に了承してやった。こんな所にわざわざ降りてきた不愉快さを表情に滲ませて。
『アークエンジェル艦長、マリュー=ラミアスです。貴官の援護に感謝します。こちらは、これからの戦局を左右する重要な物資の移送中です。無事に任務を遂行する為にも、先ずはこの場を何とか切り抜けなければなりません。どうぞ、よろしくお願い致します』
アークエンジェルの艦長は人が良さそうな女性。やや童顔の、そして軍人とは思えない顔立ち。その顔は、以前オーブの整備工場で見たことがある。
その時は思い出せないで居たが、彼女がかの有名な不沈艦伝説を築き上げたマリュー=ラミアスか。タリアの目には、そんな凄い艦長には見えなかった。
「了解です。ですが、そちらもできるだけ戦闘に巻き込まれないように気をつけてください。こちらは敵艦と交戦中ゆえ、上手く援護できないかもしれません」
『わ、分かりました…』
自分が不機嫌オーラを出しているのが伝わったのか、ラミアスは少し気後れした感じで通信を切った。なるほど、確かに見た目どおりに人柄だけは良さそうである。
「不沈艦を援護ですか…ミネルバの名が上がりますね?」
「集中なさい、アーサー」
副長席から身を横に乗り出して軽口を叩くアーサーに、重いプレッシャーをプレゼント。一瞬目を丸くすると、すぐさま顔を引っ込めた。タリアは溜息をつくと、J.Pジョーンズにアークエンジェルを狙わせないように指示を出す。
「でも…戦局を左右するほどのものって、一体何なんでしょうね?」
ボソッと呟くアーサーの声が、背中から聞こえてきた。注意したにも関らず無駄口を叩くとはいい度胸だと思ったが、彼が怪訝に思う気持ちも分かる。
本当にその様なものを積んでいるのなら、それは一体何なのだろうか。疑問には思うが、想像だにできない。戦局を左右するほどのものならば、核兵器に相当するような凄い物なのだろうか。
そして、デュランダルはそれを欲しているはずである。それならば、彼に意見を仰いだとしても、是が非でもアークエンジェルを守れと言って来るだろう。どちらにしろ、アークエンジェルは守らねばならないのだ。
アークエンジェルの登場で、戦場は一時騒然となる。その中で、エマとカツはそこに居る誰かの気配を微かに感じ取っていた。
――続く
リアルタイムktkr支援
よくみたら最後だった/(^o^)\
それにしてもGJ&乙です!!
>>303 すんません、今回はここまでです(´д`)
一応“続く”って入れてみたんですけど、少し分かりづらいかも……
次からはもうちょっと目立つようにしますね
>>◆x/lz6TqR1w氏
いえいえ、途中まで読んでてリアルタイムだと
気付いて、慌ててレスしたので見落としました。
いつも楽しみにしてますので頑張って下さい。
ノクティルーカウィザードとはまた地味にマニアックなものをw
なにはともあれ乙です
投下乙!
エマさんかっこいいな。
それにひきかえ凸は・・まあ気持ちはわからんでもないがなあ・・
いっそ回避極めて、護身開眼してしまえば楽になれそうだが…
見える!と言ってよけて喜んでる人もいたんだぞとGJ
乙鰈。アスランはへタレがこびりつき過ぎてるなぁ……
ロンバルディア級はこっちで生産されたのならアレキサンドリア級やドゴス・ギアもあるか?
アーガマ級かアイリッシュ級が欲しくなってくるw
>>306 新シャアのSSじゃ結構人気あるけどなw
某スレじゃアムロがフリーダムと渡り合ってたし。
ノクティルーカって一応水中活動できると思ったんだが
311 :
通常の名無しさんの3倍:2007/10/02(火) 23:06:00 ID:yU+7aUPM
;゚д゚)<逃げ回れば死にはしない
シーブック・アノー談
312 :
通常の名無しさんの3倍:2007/10/03(水) 18:19:27 ID:bLtgjpHy
カミーユ、MarkUに乗るのか!?
グッジョ!!(^O^)b
せのたんは仮性包茎だったけど太めで包皮の上からカリが分かるプックリ型で良チンだったよ
保守
『確執の中で』
「戦闘…こんな所でも?」
地球へ降下したアークエンジェル。自室のモニターに映し出されるミネルバとファントム・ペインの戦闘に、カミーユは息を呑んだ。そこから感じられるパイロット達の息吹に、戦慄した。
シロッコの毒気に当てられたからなのか、それとも廃人生活を送っていた後遺症なのかは分からない。彼の神経は過敏になりすぎていて、エマ達のみならず、ジェリド達の事まで頭の中に電波として流れ込んでくる。大きく目を見開き、その異常性を察した。
「シロッコだけでは飽き足らずに、ティターンズの奴等までも……良くやるよ!」
体の力は出ない。全身の筋肉や脂肪が足りていないのか、カミーユの四肢は痩せ衰えている。しかし、頭の中でははっきりと分かっていた。このままシロッコやティターンズの好き勝手を見過ごしておくわけには行かない。
現状の地球は、自分たち異端者の住む世界ではないのだ。
カミーユはモニターもそのままに立ち上がり、自室を出てMSデッキへ向かう。アークエンジェルが高度を高く保ってくれれば、自由飛行の出来ないガンダムMk-Uでも牽制ぐらいの事は出来よう。
「カミーユ!」
その時、通路を歩いていると後ろから声を掛けられた。レコアとキラだ。
「何してるのあなたは! まだMSになんか乗れないわよ!」
「レコアさん……」
かつて裏切られた憧れの女性。無茶ばかりをして危険な目に遭う、女性としての守られる立場とは縁遠い人物。それがカミーユのレコアに対する印象だった。死に急いでいるようで、守ってあげなければならないと感じていた。
「Mk-Uだって援護位は出来ます。それをしに行くんですよ」
「無茶言わないで! 自分の体調を分かっているの?」
「そうだよ。言わせて貰うけど、君が出て行ったところで標的にされるだけで、余計にアークエンジェルを危険に晒すだけだと思う」
レコアに続いてキラが口を挟んできた。言いたい事をはっきりと言うんだな、とカミーユは思う。彼も、それだけ戦場のシビアさを知っているという事なのだろう。
しかし、この戦場には自分たちも含め、異端者が多数居る。それは尋常ならざる事態だ。シロッコが絶対的な指導者によって世界を纏めようと考えていたように、ティターンズの彼等も同じ事を考えているのかもしれない。
「レコアさんも分かっているはずです。シロッコやサラだけじゃない、他にも知っている人たちが来てしまっているんです。
それがどういう事なのか、僕たちは彼等を止めなければならないって思ったからこそ、エマさんはザフトに入隊したんじゃないんですか?」
「カミーユ……」
あんな酷い目に遭ったというのに、まだそんな事を言えるのか。レコアはそういう性分のカミーユが悲惨に思えた。
また同じ目に遭うかもしれないのに、損得勘定を抜きにストレートにそう言えてしまう彼に対し、何て酷い事をしてしまったのだろうと、視線を落として何も言えなくなる。
「でも、君を行かせるわけには行かないよ」
気落ちするレコアとは違い、キラの言葉は強い。その表情には、力づくでも行かせないという迫力を感じた。
「アークエンジェルが狙われるからか?」
「そうじゃなくて…Mk-Uを届けるのも大事だけど、君のその状態が心配なんじゃないか? そんな無茶をしなくたって、ミネルバにはアスランもエマさんもカツ君も乗っている。任せられないの?」
本音を言えば、キラはガンダムMk-Uに乗ってすぐにでも援護に駆けつけたい。しかし、それはフリーダムを壊してしまった自分には相応しくない行為だろう。悔しくて密かに拳を震わせる。
キラの問い掛けにカミーユは少し間を置いてから、ふいとそっぽを向いて歩き出した。
「MSデッキへ行くんなら――」
「ブリッジに行くだけだ。エマ中尉にシロッコと会った事を伝えなくちゃ」
それなら、と言ってキラもカミーユの後についていく。恐らくアスランはまだ核融合炉搭載MSの存在を知らないはずである。断片的にでもいいから、彼にその事を伝えておかなければ、自分と同じ轍を踏むことになってしまうかもしれない。
その場に立ち尽くしたレコアは、ブリッジに行くというカミーユと行動を共にしようとしなかった。エマと話をするのが気恥ずかしかったからだ。彼女と再会するときは、面と向かって話をしたい。
そう考え、連れ立ってブリッジに向かう2人の少年の後ろ姿を見送っていた。
アークエンジェルの登場で騒然となった戦場は落ち着きを取り戻しつつあった。アークエンジェルは傍観しているだけだと分かったからだ。エマとカツは、アスランと共にスローター・ダガーの小隊を相手にしていた。
集団で襲い掛かってくるスローター・ダガーは脅威だ。一人一人がエース級の腕前を持つだけに、戦闘に余裕が無い。流石は連邦のエリートで固められたティターンズのメンバーだけある。ここでこそ、アスランの真価を発揮してもらわねばならないとエマは感じていた。
そのアスランは、エマとカツの動きに合わせて散開を指示したり牽制の砲撃を繰り返していて、相変わらずどこか逃げ腰な戦い方をしている。本人もそれではいけないと分かっているだけに、ジレンマが募る一方だ。
「シンがザクでやれているというのに、俺は――!」
呪文のように呟きつつ、セイバーに変形を繰り返させる。その度にくるくる回り、敵を倒すには無駄な動きが多いと思った。しかし、距離を開けたり回避をしたりするには両形態の長所を生かして変形を繰り返すのが都合がいいのだ。
そして、その状態を維持しつつ敵と交戦するには3機で編隊を組み、一撃離脱で攻撃を仕掛けるしかない。そんな事を考えていると、エマから同様の提案がなされた。
『敵の機動力はこちらよりも下よ。変形アーマーなら動きで相手を圧倒する事が出来る』
「そう思います。――カツもこちらの動きに合わせるんだ!」
『了解!』
セイバーとムラサメは戦闘機形態に変形し、大きく弧を描いてスローター・ダガーを翻弄する。彼らの舌打ちが聞こえてくるように、スローター・ダガーは戦闘機3機からの砲撃を受ける。かわしきれなかった者は居なかったが、忌々しげに大きく散開した。
「ハエが仲良く集(たか)って来やがる!」
『ジェリド、ミネルバにはカオスも向かわせた。インパルスも後を追って行った様だが、あたし等はここで奴等を足止めできればそれでいい』
「そりゃあそうだがな、ライラ? だが、あいつ等に仕留め切れるのか?」
『大佐の命令だ。こっちは従って、子供達が失敗したら文句を言えばいいのさ』
「成る程な――!」
アスラン達が固まって行動するのなら、散開したジェリド達はそれを囲うようにして砲撃をする。しかし、相手は高速機動形態だけあり、多方向からのビームの中でも軽やかにすり抜けていく。
『こちらに来やがった――うおぉっ!?』
そして、狙いをカクリコンのスローター・ダガーに定めたアスラン達は一斉砲撃をかける。その攻撃に、カクリコン機は左脚を吹き飛ばされ、大きく態勢を崩して海面に向かって墜落していく。
「カクリコン!」
ジェリドは叫んだが、カクリコン機は何とか海面に衝突する前にバーニアを吹かし、態勢を整えた。その姿にホッとする。何となく、大気圏突入でのカクリコン絶命の瞬間を思い出したからだ。
あの時は、自分もバリュートを展開していて動けなかっただけに、悔しい思いを味わった。
一方、フォーメーション・アタックが成功した事を素直に喜ぶカツ。歓喜に声を上げていた。
反面、これを繰り返さなければならない事に焦りを感じるアスラン。一撃で仕留められなければ、時間が掛かりすぎてしまう。早くしなければ、ミネルバを任せているシン達は益々窮地に追い込まれることになるだろう。それだけは彼の中では避けたい。
「このままではミネルバが――シンとルナマリアは無事なのか?」
『一機は上手くやれたわ。このまま行きましょう』
アスランに自信を持たせるためにエマが褒める。しかし、アスランはそれを素直に受け取れるほど単純ではない。
「そんな悠長に構えていたら――!」
次のターゲットに照準を絞る為、大きく旋回して態勢を整えていると、突然セイバーが変形を解いて編隊から離脱した。
『何をするのアスラン!?』
「今なら敵の戦力が分散しています! 俺がトップを務めるので、2人は後に続いてください!」
『正気なの、アスラン!? あなたは――』
「やるんだ、俺はッ!」
アスランの頭の中の理想の自分が、戦闘を繰り返す事で膨張していた。そして、それはついに彼のキャパを超えて現実の自分と摩り替わろうと、アスランの意気地無しの気概を侵食し始める。
少しずつ溜まっていった彼のストレスが爆発し、自分自身に対する怒りで、頭の中の何かが弾ける。
気合は十分。エマの耳にも、彼の声の調子が変わった事が伝わっていた。セイバーは、まるで人が変わったようにライラ機に向かって突撃を敢行する。
『あたしを狙おうってのかい? そう簡単にやらせないよ!』
「邪魔をするな!」
ライラ機がビームライフルで攻撃してくると、セイバーはそれをロール回避でやり過ごし、懐に潜り込むと左肩からビームサーベルを取り出し、居合い切りのようにしてビームライフルを持つ腕を切り飛ばした。
『な、何!?』
『大尉!』
そのまま左半身になったセイバーはシールドでライラ機を突き飛ばし、駆けつけてきたマウアー機を次の標的に定める。
『貴様、よくも!』
「お前もどけええぇぇッ!」
まるで乗っているパイロットが代わった様に機動するセイバー。マウアーはワザと懐に飛び込ませ、そこにビームライフルの銃口を突きつけてやった。こうすれば、今までのセイバーは後退する事を知っているからだ。
しかし、セイバーの動きは彼女の予測とは違った。その銃口をシールドで払い除けると、右小脇に抱えたプラズマ収束ビーム砲でマウアー機の左腕を消し飛ばす。
『なッ!? こいつ…こんな動きしなかったのに――!』
「次だ!」
脇に抱えたビーム砲でそのままマウアー機を殴り飛ばすと、とうとう残すはジェリドのスローター・ダガーのみになる。
急に獅子奮迅の動きをし始めたセイバーに、ライラもマウアーも不意を突かれて何もさせてもらえずに損傷を受けた。
そして、残るジェリドはそんなセイバーの行為に憤慨し、右にビームサーベル、左にビームライフルを携えて、勢いそのままに突撃してくるセイバーを迎え撃つ。
『貴様、よくもやってくれたな!』
「俺だって、この位の動きは出来るんだ!」
シンに対抗するかのように叫ぶアスラン。彼の素質を認める反面、羨望も抱いていただけに、感情の抑制が効かなくなっているアスランは本音をぶちまけた。
そして、振りかぶったビームサーベルがお互いのシールドにぶつかり、激しく光を散らす。明滅するコックピットの中、アスランは握るコントロール・レバーに更に力を入れた。
セイバーのビームサーベルが、ジェリド機のシールドを支える左腕を押さえ込んでいく。ジェリドはそれを知って歯噛みした。
『力押しだけで俺を倒そうってのか!? 舐めるな!』
バルカン砲を頭部のメインカメラに向けて放つ。セイバーの装甲はフェイズシフト装甲。ダメージこそ与えられなかったが、しかしコックピットの中のアスランはビームサーベルの干渉で明滅する光の中に、更にバルカンの発射される光が混ざって、目が眩んでしまう。
唸って一瞬だけ目を背け、その瞬間にジェリド機に膝蹴りを胴体部に突き入れられた。激しく揺れる機体に目を瞑り、衝撃に耐えるアスラン。
『シールドを構えて、アスラン!』
「――ッ!?」
その時、誰かの声が通信回線から聞こえてきた。その声に瞬時に反応し、アスランは咄嗟にセイバーにシールドを構えさせた。結果、ジェリド機から放たれたビームを弾く。
「今の声――?」
尚も凄まじくビームを放ってくるジェリド機から距離を開き、少しだけ冷静になる。機体を変形させて間合いを取った。
「アークエンジェルからなのか?」
視線を上空に居るアークエンジェルに向ける。先程のアドバイスは、そこから聞こえてきたのか。キラのパイロット復帰を知らされていなかったアスランは、それを信じたくなかった。
立て続けにスローター・ダガーがやられる光景を、ネオは想像していなかった。彼等の実力は、連合のパイロットの中でもトップ・クラスのセンスを持つと自負している自分さえ感心するほどだ。
それが、新型の高級機とはいえ、あまりにも鮮やかに一蹴された事が信じられなかった。
「また、敵の戦力のシミュレートをし直さなければなりませんな。セイバーがあのような動きをするとは思いませんでした」
「まだジェリドが残っているし、スティングたちがミネルバにチェックメイトを掛けているのには変わりないさ。流れはまだこちらにあるよ」
口ではそう言うネオだが、苛立ちが無いわけではない。3機で攻めているとはいえ、連携に問題のある彼等はミネルバを未だに落とせていない。
そうとなれば、セイバーが勢いづいてきたのなら、時間を掛ければ掛けるほど戦局がミネルバ側に傾く事になる。
ここは撤退も止む無しか、と考えて人差し指と親指を摘まんだ先で眉間の辺りに当てる。インド洋で惨敗した記憶が、ネオには屈辱として残っているからだ。
そんな時、通信士の一人がインカムに手を当てて驚きの声を上げていた。その声に、2人は視線を向ける。
「どうした?」
「はぁ、それが――」
それは、連合上層部からの最優先の指令。報告を受けたネオは立ち上がって首をかしげ、腕を組んだ。どうやら、自分の知らないところで狸の思惑が動いているらしい。
「シロッコという男とジブリール…白い顔の2人が、何やら下らない事を考えているようだ」
そして組んだ腕を解き、左手を腰に当てて足をリラックスさせる。口元に笑みを浮かべて、ネオは仮面の下の双眸を光らせた。
エマはアスランに続いて、ジェリド機に追撃を掛ける。アスランをいなしたとしても、ジェリドを休ませてあげる気にはならなかった。
『マウアー達はJ.Pジョーンズまで後退しろ! ここは俺が食い止める!』
「ジェリドも帰りなさい!」
『エマ!』
抵抗の姿勢を見せるジェリド機に対して、ビームを撃つエマのムラサメ。それをかわしつつ、突撃してきたジェリド機はビームサーベルを振り回してきた。そこへカツのムラサメから放たれたミサイルがジェリドの邪魔をする。
『ガキ! うろちょろと――!』
カツ機を鬱陶しく思ったのか、目の前のエマ機を放ってカツの追撃に掛るジェリド。エマもそれを追ってムラサメを機動させる。
その時――
『エマ中尉、聞こえますか?』
「え――?」
少し繋がりの悪い音声で聞こえてきた声。恐らくアークエンジェルからだろうが、その声にエマは驚いた。
「まさか――」
『カミーユです。今、アークエンジェルに居ます』
まさか、彼がアークエンジェルに乗っていて、しかも意識を回復させているとは思わなかった。意外な人物からの通信に、エマは感極まって少しだけ目元が潤んだ。
「よくも――あなたが攫われたと聞いて、心配してたのよ?」
『キラ達に助けてもらいました。ただ、そのせいでアークエンジェルやフリーダムを壊してしまって――』
アルザッヘル基地での被害に責任を感じているのか、カミーユは声の調子を落とす。しかし、彼にはエマに伝えておかなければならない事があった。
『それよりもエマさん、敵にライラ大尉やジェリド中尉の気配を感じます』
「知っているわ。それに後2人――多分一人はカクリコンだと思うけど――」
『それと、ソラでシロッコとサラに会いました。彼等は僕達の世界の技術をこちらに持ち込んでいます』
「それ、本当なの?」
驚きにエマは声のトーンを上げた。
『はい。ですから、月から奪ってきたMk-Uをオーブに持ち帰って――』
「彼等のイニシアチブを失くそうと言うのね。その為にアークエンジェルは――了解したわ」
『頼みます。それと、カツにはサラの事は――』
「黙っておくわ。余計な事は考えさせたくないものね」
カツは同世代との交流で少し気持ちが浮いているのかも知れないとエマは感じていた。エゥーゴの大人たちの間で揉まれていた彼だから、それも仕方ないとは思うが、サラの事で彼の余裕を失くすような真似はしたくない。
可哀相かもしれないが、それがエマの率直な意見だ。
『アークエンジェルもくたびれていて、戦闘に耐えうる状態ではありません。何とかこの場を凌いでくれませんか』
「分かったわ。カミーユ――」
『エマ! 今、カミーユと言ったな? アークエンジェルとかってのにカミーユが居るんだな!?』
通信を終えようかと思ったところに、ジェリドの声が割り込んできた。エマの通信を傍受していたのだ。
「ジェリド!」
『行かせて貰う!』
カツの攻撃を振り切り、ジェリドは高空を飛行するアークエンジェルに向かってバーニアの出力を全開にする。
突然、急速接近してくるスローター・ダガーに、アークエンジェルのブリッジは慌てふためいていた。
「MS!」
「ダガーですよ! ミネルバは!?」
「Gタイプ3機と交戦中です!」
そうこうしている内に、迎撃する時間も与えられずにスローター・ダガーの接近を許してしまったアークエンジェルは攻撃を受け、船体を揺さぶられる。その振動に体を低くして呻くクルー達。
「クッ…この位置ではアークエンジェルを盾にされる――カツも手を出しては駄目よ!」
『何とかならないんですか、中尉!? このままじゃ、ティターンズの言いなりになりますよ!』
「分かってるけど――!」
アークエンジェルと重なるジェリドのスローター・ダガー。エマは手出しできない状況に歯噛みし、コントロール・レバーを強く握り締める。
ジェリド機は更にブリッジに接近し、マニピュレーターを接触させてきた。目的は――
『カミーユ! そこに居るんだな!?』
「ジェリドか!」
ラミアスの艦長席に手を添えて体を支えるカミーユ。接触回線から聞こえてきた声に身構え、反応する。一言マイクを要求し、渡されたそれを口元に当てる。
「ティターンズは世界が変わっても、自分たちの事しか考えないのか!」
『やはり乗っていたか、カミーユ! 俺がそんな戯言に耳を貸すと思ったのか? このまま何も出来ずに灰になりたくなかったら、さっさとMSに乗って出て来い!』
ジェリドがわざわざ接触させてまで通信をしてきたのは、カミーユの存在を確定する為だ。こうして彼の姿を確認し、確証を得ればやることは一つだけ。
カミーユはジェリドの執念を知っている。彼のしつこさは、いつでもこうだった。その執念で幾多の仲間も失ってきた。
「こんなところでも個人的な執念を持ち出してくるのか! そんな事に拘っている場合じゃないって、何で分からないんだ!?」
『出来ないと言うのか? なら、貴様はアークエンジェルもろともここで終わりだな! ちゃんとMS同士で貴様を倒したかったが、そう言うんであれば話は別だ!』
「何!?」
『プラントと同盟を組んでいるオーブのアークエンジェルは、俺達の敵だ! 危険な芽は、ここで摘ませてもらうぜ!』
笑い声と共に聞こえてくるジェリドの執念の声。ずっと、カミーユを倒す事を目標にしてきたのだ。それが、異なる世界を股に掛け、ようやくその時を迎える事が出来る。彼の生き甲斐とも言えた念願が、遂に叶おうとしていた。
ジェリドがビームライフルの銃口をアークエンジェルのブリッジに向け、今まさにその引鉄を引こうとしたその瞬間、J.Pジョーンズからの呼び出し音がコックピットの中に響いた。折角の瞬間に、無粋な真似をしてくれる、と悪態をついて通信回線を開いた。
『ジェリド』
「何です、大佐? こっちはいい所なんだ。用なら後にしてくれ」
『お前の位置を見れば、そうも言ってられんのでな。総員、即時撤退だ』
「な、何だって!?」
ネオからの撤退命令に、ジェリドは驚きを隠せない。こめかみから汗を垂らし、顎を少し上げる。
「アークエンジェルを見逃せってのか!?」
『そうだ。これは、我々に送られてきた最優先事項だ。これに背く事は出来ない』
「ミネルバも落とせずに、アークエンジェルを折角捕捉したってのに、それでいいのか!」
『アークエンジェルにはノー・タッチ――それが伝えられてきた指令だ。それに、ダガー小隊はお前以外がやられ、ミネルバ討伐に向かった3人も落とせそうな気配がない。この辺が潮時だ』
「そんなわけないだろ! こんなチャンスの時に――!」
しかし、軍人として命令には逆らえない。ジェリドは激しい怒りを表現しつつも、機体をアークエンジェルから離脱させた。
その瞬間に襲い掛かるアークエンジェルの砲撃。それを回避しながら後退すると、程なくしてJ.Pジョーンズから撤退信号が上げられた。
「たす…かったの?」
「そうみたいですね……」
呆然とするアークエンジェルのブリッジ。もう駄目かと思われただけに、急に引いていったスローター・ダガーが信じられなかった。
一方のミネルバでも、カオスが最後に機動兵装ポッドに残されたミサイルを全弾放ち、アビスはガイアを背に乗せて撤退していった。その様子に釈然としないまでも、戦闘の終わりを確認したタリアは各員に帰還命令を出す。
そのタリアの釈然としない思いは、他のクルーやパイロット達も同じ様で、まばらにMS達が帰ってくる。そんな中で、別の事を考えるアスランは少しだけ手応えを実感していた。
今回の戦いでは、いつもよりもアグレッシブな動きが出来た。それが、再び自分に対する期待感を呼び起こした。
「やれるぞ、俺は……!」
呟き、セイバーをミネルバに向かわせる。これで、少しは自信を持って指揮が出来る。もう、機体の性能で隊長を張っているという懸念を抱かなくてもいいのだ。
安堵というのは、こういう事を言うのだろうな、と心で呟き、アスランはシートに体を預けてリラックスさせた。
ジェリドがJ.Pジョーンズに帰還し、ヘルメットを脱いでいると、先に帰っていたスティング達が疲れた顔でうな垂れているのが目に入った。そして、そこにはネオも居た。
少しライラたちと話していると、彼が近寄ってくる。撤退命令に納得のいっていないジェリドはすぐさま食いかかった。
「大佐、さっきの撤退命令は一体何なんだ? あそこで撤退命令が出ていなければ、少なくともアークエンジェルはやれていた!」
「そのアークエンジェルに積まれているMSが問題だったのさ。あれには、“ガンダムMk-U”とかいうのが載っている」
「Mk-U? あれはシロッコがアルザッヘルで造らせたって奴じゃないか? それがどうしてアークエンジェルに――?」
「それが、私達を飼ってくれているお方の思惑なのさ。敵に情報を流して、この戦争を長引かせようとしている。だから、アークエンジェルには無事に帰ってもらわなければならないし、我々が撃沈するなどあってはならない。
――ただ、ここに降りてきたのは、シロッコの思惑みたいだがな」
「そんな事知ったことか! ゲームじゃないんだぞ、戦争は!」
上でふんぞり返っている人間の考えている事など知りはしない。そんな事をすれば、連合が負ける可能性だって出てきてしまう。そうしてまで金が欲しいのか、とジェリドは吐き捨てるように言う。
「リスクを冒しても、勝てるという保証があるということでしょうか?」
「さぁな。私はこの部隊の指揮を任されているだけで、その辺の事情は知らん。だが、推測するとすれば、そうなるな」
機嫌を損ねるジェリドに代わってマウアーが言う。ネオは、その問いに対して憶測を述べるが、心底では呆れていた。所詮、思想家や企業家の思惑には、前線で戦っている兵士の心情などは含まれていないのだ。
ただ、それに従わなければならないという軍人の宿命が、滑稽に思えた。ネオは笑うしかない。
「ところで、ミネルバをやれなかったのはどうしてだとお思いか? 自慢の強化人間達は、追い詰めながらもやれなかった」
続けざまにライラが言ってくる。これには、ネオも考慮の余地のある問題で、スティング達の体たらくに苦笑を禁じえない。ミネルバの撃破に失敗したのは全て、父親代わりの自分の教育の責任でもあるからだ。
「強化人間というのは止めてくれないか? あいつ等も同じ人間だ。実験でそういう側面を持ってしまっただけの、可哀相な奴等でもあるんだ」
「そういう建前を口にするのなら、大佐がしっかり教育してやらなくてどうするのさ? いくら単体で強い力を持っていても、戦いは一人で出来るほど簡単なものじゃない。それを教えてやらないで、ミネルバを落とそうってのかい?」
「耳が痛いな。しかし、甘やかしすぎたせいか、あいつ等は私の言う事は聞いてくれなくてね――」
「ネオ、何“被弾組”に言われてんだよ? そいつらの言うことを聞かなくたって、俺達はミネルバを落として見せるぜ」
聞こえていたのか、アウルを先頭に3人がやって来た。彼等としては、勿論ミネルバを撃沈できなかったのは悔しい事だったが、しかしセイバー1機にやられたライラ達には文句を言われたくなかった。
そんな彼らに対して、ネオは困ったように制止しようとするが、それを遮ってアウルは更にライラに詰め寄ってきた。ライラはそのアウルの子供臭さに鼻を摘まみたい気持ちになる。
「俺達はな、殺るか殺られるかしかない中で生き残ってきたんだ! あんた等のようにただの兵士とは違う、特別なんだよ!」
憤慨に満ちた表情で迫ってくるアウル。後ろのスティングも同じ顔をしているが、しかしステラだけは興味がないのか何処か上の空だ。少女の方が感情の抑制が出来てるんじゃないのか、と笑いを堪える。
「ふふ…そういう過剰意識が今回の間抜けを引き起こしたと、何故分かんないんだい? 見えていたよ、あんたとお嬢ちゃんのコントがさ!」
「なッ――あれはステラが!」
「アウルが勝手に飛び出してきたから、ステラ、途中で落っこちちゃった」
ボソッと呟くステラに、アウルが振り向いて“何!?”と怒鳴る。ステラはそれを相手にしていないのか、ツン、とそっぽを向いている。
「それがいけないって言ってるのさ。連携も出来ない素人共が、満足に戦えもしないで口だけは達者なのが問題だってあたしは言ってんだよ。そこんとこ、良く考えな」
「普通の人間が偉そうに!」
少しも反省の色を見せないアウルに、ライラは突然歩み寄り、彼の頬を両方引き延ばした。その行為に、スティング達のみならず、ジェリド達も度肝を抜かれた。
「は、はにふんら!?」 (な、何すんだ!?)
「減らない口はこれかい? あたしは、あたしの言う事を聞かなきゃ、あんた達はいつかミネルバにやられるって言ってんだよ。それでもいいなら、好きにするんだね」
顔を近づけ、言い聞かせるように言うライラ。その迫力に、アウルは抵抗が出来なかった。そうして両頬を離すと、アウルは身構え、ライラはそれを見下すように顎を上げた。
(あのアウルが言い負かされるとはな)
顎に手を当て、ネオは少し微笑みながらアウルとライラのやり取りを見ていた。ライラに説教されたアウルは、普通なら怒って手を出している所だろう。しかし、そんな彼が珍しく身を震わせているだけで対抗しようとしない。
ネオでさえ言い聞かせるのに手を焼くと言うのに、ライラはまるで師匠であるように言い聞かせたのだ。その証拠に、アウルの瞳は怒りとは別の純粋な眼差しが入り混じっていた。
(あるいは――)
ネオが甘やかしてきただけに、ストレートに厳しい言葉を投げ掛けるライラの中に何かを見出しつつあるのかもしれない。それは、彼を安定させるのには恰好の要因なのではないか。
アウルは、一つ舌打をするとスティング達と連れ立って戻っていった。態度は悪いが、しおらしい様子にネオは感嘆の吐息を漏らした。
「フン、坊やだね」
「ライラ大尉」
顔を横に向け、横目で去っていくアウルの後ろ姿を見ていると、ネオが話しかけてきた。
「何だい、大佐?」
怪訝に見つめてくるライラ。美しい容姿を持っているが、その口から出てくる言葉や身の振り方を見ていれば、彼女は女傑と呼ぶのが相応しい。そんな逞しい女性だからこそ、アウルは特別を感じたのではないだろうか。
ネオはそんなライラに向かって、一つの提案を試みる。勿論、それを彼女が了承してくれれば、次の対戦の機会にはミネルバを落とす事も出来よう。
「大尉、アウルの母親役をやってみないか?」
真面目にふざけた事を言うネオに、一同は目を丸くした。
傷ついた船体で降下してきたアークエンジェルは、一時近くの森の中に不時着した。それに付随して、ミネルバも戦いで受けた損傷の修理のために同じく不時着する。
そして、ミネルバの艦長室では、お互いの艦長が顔を合わせていた。同席したのはアーサーとチャンドラ。先ずはお互いの状況と情報を交換し合う。そして、最早隠している状況ではないエマ達の境遇の事も話す。
その話にタリアは最初は半信半疑だったが、ラミアスから核融合炉搭載MSやミノフスキー粒子の事を聞かされれば、信じざるを得なかった。
「それにしても、アークエンジェルはそのカミーユ少年を救出する為に、月のアルザッヘルまで危険を冒しに行ったというの?」
「はい。ですが、ガンダムMk-Uを奪取することが出来ました。これを持ち帰れば、技術的に連合に追いつけます。無駄足ではなかったはずです」
「それは結果論よ。確かに、連合が核融合炉の小型実用化に成功していて、ミノフスキー粒子とかいう素粒子を見つけたとはいえ、フリーダムとローエングリンを失うという対価を払ってまであなた達をソラに上げたオーブの決断が図りかねます」
アークエンジェルの向こう見ずな作戦遂行に、タリアは呆れたように溜息をついた。オーブにとって、アークエンジェルとフリーダムの2枚看板は対外的な盾になっていたはずである。
それを、民間の少年が攫われたとはいえ、こうもあっさり手放すような真似をしたオーブのトップの無思慮さが、彼女には理解できなかった。
尤も、それを許したユウナやウナトには、ジブリールと繋がっているという外交的な強みがあったわけだが、それは手の指で数えるほどの人物しか知らないことだ。タリアのように赤の他人から見れば、無能の極みに映るだろう。
「今回の私達の作戦は、人道的配慮の元、カガリ代表が決断された事です。ですから、民間の少年が被害にあったからこそ、私たち軍が動かなければならなかったと思っています」
「そういうロマンティシズムは、持ってはいたいですけどね。軍の仕事は国を守る事だ、って考える私には、どうしても頭に計算が入ってしまうのよ」
ラミアスは、人情的な感性を持った女性だ。それを、真摯な言葉で受けたタリアは、自分とは全く違うタイプの彼女に、ある種の羨望を抱いた。
このような感性を持てていれば、もしかしたらデュランダルとの関係ももっと違う形で今があったかもしれない。
しかし、過去を振り返っても、自分から彼の元を去り、選択した人生に失敗した運命は変えようのない現実。そして、今更自分を変えるには遅いところまで来てしまっている。
彼との関係に悔いを残していても、やはり今更なのである。現在の2人の立場は、違いすぎる。
「あなた、いい人は居ないの?」
ふと、ラミアスに聞きたくなった。彼女のように母性溢れる女性なら、言い寄ってくる男性の1人や2人はいるだろう。それなのに女だてらにアークエンジェルの艦長を務めている彼女を、不思議に思ったのだ。
「え、えぇ…居ましたけど――」
その問いの答は、2年間なるべく考えないようにしてきた事。今でも恋慕し続けているその男性の事を思い出すと、彼女は深く落ち込んでしまうからだ。
タリアは言葉に詰まるラミアスを見て首を傾げるが、すぐにその意味を察した。しかし、“あっ”と思った時にはすでに彼女の口は開いていた。
「2年前に、戦いの中で――」
「ごめんなさい。デリカシーが足りてなかったわね……」
自らの無遠慮さに辟易した。戦争をしていれば、そういう事もありうる。不沈艦とはいえ、犠牲を払わなければ神話など築けなかったのかもしれない。
そういう意味では、まだお互いに繋がっている自分とデュランダルは幸せなのかもしれない。彼女のように、もう会えないわけではないからだ。
「辛いわね、戦争って……特にあなたの様な感性を持った女性にとっては――」
女同士、恋した男の背中を追っていた2人は、沈黙する。それはまるで、お互いの傷を舐め合っているかのようであった。
「じゃ、じゃあ、カツ達は異世界の人間だって事かよ!?」
ブリーフィング・ルームに集ったパイロット同士の交流会の場で、急に椅子から立ち上がったシンの大声が響き渡る。ラミアスから説明を任されていたエマの言葉を聞き、驚きに目を丸くするのはシンだけではなかった。
ルナマリアは当然の事、レイですらも口を半開きにしている。
「隊長はその事を知ってたんですか?」
「あぁ。ミネルバに乗る前にな」
「どうして信じられたんです?」
「俺だって最初は信じられなかったさ。だが、状況を聞けば信じざるを得なかった。今のお前の心境と同じさ」
「だからって――」
それでもシンは納得がいかないのか、渋る表情でエマ達を見回した。
「どっちでもいいじゃない。エマさん達が別世界の人間だって、こうしてあたし達と一緒に戦ってくれてるんだから」
「それよりも問題なのは、ティターンズという組織の人間が、こちらの世界の混乱を拡大しようとしている事だ」
納得しようとしないシンを説得するように、ルナマリアとレイが言う。その言葉に釈然としないまでも、シンはやっと椅子に腰掛けた。その表情を鑑みるに、彼の頭の中は彼独特の計算で混乱している最中のようだ。そういう滑稽な顔をしていた。
「そうだ、レイの言うとおりだ。だから、それを食い止める為にエマさんやカツはミネルバに乗った。別世界の話は信じられないかもしれないけど、協力してくれていることには意味があるんだ」
シンの頭の中を単純化してあげようと、付け足すようにアスランは言う。
「ごめんなさい、今まで黙ってて…でも、こんな話をすれば混乱するだけだって分かってたから――」
「エマさんは悪くないですよ。あたし、エマさんと会えて良かったって、思ってるんですから」
「ありがとう、ルナマリア」
素直なルナマリアの言葉がエマは嬉しかった。そう言ってもらえれば、隠し事をしていたという罪悪感が少しは薄れる。そういう気遣いが出来る女の子だという事を知った。だからこそ、無鉄砲なシンに気が向いてるのかもしれない。
「――で、アークエンジェルがソラに出た理由が、そこの人を助けるためだったって訳か」
椅子に後ろ向きにまたがり、背もたれに抱きついてその上に顎を乗せるシンがカミーユを見る。傍らに寄り添っている、歳の割りに幼げな女性の対応に苦心しているようで、話には加われそうにない。彼とは、確かカツと一緒にオーブで会った事があるはずだ。
「カミーユは僕達の大切な仲間なんだ。アークエンジェルが行かなかったら、僕達が行っていた」
シンのカミーユを見る目が、訝しげに見えていたらしい。カツはそんな彼の目つきが気になったらしく、アークエンジェルの行動を擁護する様に言った。
「そりゃあ、仲間が攫われたら助けに行くのが当然だけどさ――」
「僕がエマさんやカツ君との約束を果たせなかったから――」
カミーユ拉致の件で一番責任を感じていたのは、キラだったのは間違いない。カツの言葉に視線を落として呟いた。
「気にする事ではなくてよ。結果的に、こうしてカミーユは無事で回復もしたのだから」
「ありがとうございます……」
気落ちするキラに慰めの言葉を掛け、エマは優しく背中を擦ってあげる。その彼を鋭い視線で見つめる人物が一人。レイはキラの名を聞いた瞬間からどこか落ち着きがない感じを出していた。
そんな彼に気付いたカツは、普段の冷静沈着な様子とは違う事を不思議に思っていた。
「それにしても、この子まで連れてくるなんて……」
視線をカミーユの方に向け、エマは溜息交じりに言う。彼の傍らにいるロザミアが、意外に思えた。
強化人間の彼女を連れてきたカミーユの感性が理解できない。もしかしたら、また暴走するかもしれないからだ。
かつてアーガマに乗り込んできた彼女に言われた一言。彼女はエマの事を“怖い”と言っていた。それを根に持っているわけではないが、エマは彼女の不安定さを危険に思っていた。
「大丈夫ですよ、中尉。ロザミィは、もう誰にも縛られないでやっていけます。彼女を縛る怨念は、この世界には無いんです」
「シロッコがいるのよ? 彼女だって、無事で済むわけないじゃない」
「シロッコは、そういう事をする男ではないわ」
入り口の方から話しに割って入る声がした。エマが視線をその方向に向けてみると、そこにはレコアが立っていた。
「レコア少尉――!」
「ごめんなさい、エマさん。本当は、私はあなたと顔を合わせるべきではないのかもしれないけど、どうしてもこの機会に会っておきたくて」
「ちょっと、みんな席を外してくれないか?」
ロザミアの背をそっと押し、カミーユが2人以外に退室を勧告する。
こうしてまた共に行動する事になれたのだから、少しでもお互いの溝を埋めて欲しいと思っていた。だからこそ、複雑な気持ちの再開であるならば、出来るだけ話しやすい環境を用意してあげたい。
そう願ったカミーユだからこそ、自然とそういう気の遣い方が出来る。
カツもその意味を理解していたが、他の面子は特にカミーユの言葉の意味を深く考える事もなく、単純に何かを察してそぞろに出て行った。最後にカミーユがドアの前で立ち止まると、肩越しに振り向いて一瞬だけ2人を見やって出て行った。
再会した2人の女性。裏切り者同士、同世代の女性同士、通じ合える感性を持っていた。しかし、最終的なお互いの立場はあまりにも違いすぎた。一人は信念の下、一人は女として。どちらも理解できるだけに、2人の思いは平行線で終わった。
「シロッコの下に、行かなかったんですね。サラ=ザビアロフは彼と一緒に居ると聞きましたけど」
「サラは仕方ないのよ。あの子は、シロッコに心の底から支配されてしまっている」
「あなたもそうではなかったの?」
「私は――あんな風になったカミーユを見たら、自分の裏切りがどれほど彼にとって酷い事だったか、分かったのよ」
腕を組み、体ごと横に向けてレコアは話す。その様子は、まだ己のしたことに罪悪感を抱いているからだとエマは見抜く。
「では、少尉はシロッコと戦う事になっても、銃を向けることが出来ると言うの?」
「今はシロッコがやろうとしている事の危険性を理解しているつもりよ。これじゃあ、答にならないかしら?」
「また、あなたが裏切る可能性だって有るわ」
レコアの言葉を信じたところで、それが彼女の本心である証拠は見えない。視線を合わせようとしない彼女を、未だに信じられずに居た。
「……許してくれとは言わないわ。だから、あなたの好きなようにして」
聞いた途端にエマは眉間に皺を寄せ、歯を食いしばった。開き直った様なレコアの言葉に、感情が昂ぶり、顔を赤く染める。全身の毛が逆立つのを意識した。
「こちらを向きなさい、少尉!」
エマの言葉に従い、目を閉じて体を正対させるレコア。そこへ、エマの右腕が大きく振りかぶられる。その次の瞬間、聞くだけで背筋がゾッとする様な乾いた音が、ブリーフィング・ルームに響き渡った。
――つづく
326 :
通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 02:13:08 ID:lTgq8mT9
乙
GJ
カミーユの感性がドンドン研ぎ澄まされてきたな
完全復活まであとは肉体の回復だけだな
GJGJGJ
カミーユganbare
まずはGJ!
また燃え尽きそうだなカミーユ…新訳路線に感性を切り替えられるのか
>>329 Zの時と違って、周囲がちゃんとカミーユと向き合ってくれてるから大丈夫だろ
むしろアスランが心配だw
カミーユはニュータイプの感性という面では宇宙世紀では最も天才的だったから
それ故崩壊と隣り合わせだからな…
そこが心配だ
今回アスラン格好いいな
ライラとアウルの関係にも期待
ああ…いいな
富野節全開だ
もう大好き!!
カミーユは全身がセンサーである
byZ小説
つまり体中敏感……って男じゃうれしくねぇyp!
男で悪いかよ!
いや……男でも………いいよ
_ -───- _
, '´ `ヽ
/ \
/ ヽ
/ __, ィ_,-ァ__,, ,,、 , 、,,__ -ァ-=彡ヘ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l
| | | |
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| │ 〈 !
| |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
/⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! なんせ俺はノンケだって食っちまうんだぜ?
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l |
| | /ヽ! | |ヽ i !
ヽ { | ! |ノ /
ヽ | _ ,、 ! , ′
\ ! '-゙ ‐ ゙ レ'
`! /
ヽ ゙  ̄  ̄ ` / |
|\ ー ─‐ , ′ !
| \ / |
_ -‐┤ ゙、 \ / ! l |`ーr─- _
_ -‐ '" / | ゙、 ヽ ____ '´ '│ ! | ゙''‐- 、,_
340 :
通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 17:07:34 ID:yP8qRX3P
age
ほしゅ
ほっしゅ
『ガイアの少女』
シロッコの策略により、当初の予定降下地点から大幅にずれ、ダーダネルス海峡にてミネルバと合流したアークエンジェル。
そこからオーブへと向かう予定であったが、そのままミネルバと同行してジブラルタル基地へ向かう事になった。そこで、船体やローエングリンの修理を行う為だ。
「では、Mk-Uはどうするの?」
「ジブラルタルの技術部が、新型の開発のためにMk-Uのデータを欲しがっています。ですから、Mk-Uは一度ジブラルタルに送ってから、それからオーブへ送ってもらうようです。
その為の輸送部隊と、クレタ島で合流する手筈になっています。ですから、我々は敵の目を引き付けつつ、ジブラルタルを目指すことになります」
エマの疑問に簡単に応えるアスラン。そういう話で、プラントもオーブも話をつけてあるようだ。
「じゃあ、アークエンジェルはそのままザフトの作戦行動に加わるの?」
「いや、キラ。アークエンジェルはジブラルタルでの修理作業が終わり次第、オーブへ帰還してもらうことになっている。つまり、議長やカガリはMk-Uだけでも先に寄越せと言ってきているのさ」
「確かに、ジ・OのようなMSが大量に出てきたら、今のオーブじゃ対抗できないからね……」
キラは嫌になるほど思い知っている。当然、U.C.世界のMS技術とC.E.世界のMSとでは、技術的に大きな開きがある。それは2つの世界の技術の単純な優劣ではなく、MS開発史に差があるためだ。
勿論、単独の自由飛行を一般的たらしめているC.E.の技術は、U.C.の技術よりも優れている点であるが、それよりももっと大きなインパクトをキラは味わっている。
だからこそ、ようやくの思いで奪取できたガンダムMk-Uの重要性を、彼も分かっていた。
「それよりもキラ、まさかお前がこうして戦場に出てくるなんて――」
「アスランだって戦ってるんだ。僕だって、武器を取って戦わなくちゃいけないって、思っただけだよ。こんな世界だもの、僕でも役に立てるのなら、出来ることをする」
アスランは改めてキラの表情を伺ってみる。その表情には、オーブに居た頃のような軟弱さは感じられない。どこか2年前のような毅然とした意思が込められているような気がした。
「そうか……」
キラは気合を取り戻せたのだろうか。不安に思う事もあるが、こうしてアークエンジェルに乗ってカミーユ救出に出たのならば、自分が心配する事はないのかもしれない。
そんな風にして会話を重ねるアスランとキラ…とりわけキラを凝視するレイは、一人外れた場所でその様子を見ていた。そして、ふいにその場を立ち去っていってしまった。
「レイ?」
カツがその様子に気付き、後を追う。
通路で佇むレイは、窓の外を眺めてじっとそれに見入っていた。
(ギル…どうしてオーブと同盟を組み、キラ=ヤマトにフリーダムを与えるような真似を――)
幼少の頃のレイ。いつも相手をしてくれていたのは、少し若いデュランダルともう一人。表情は、記憶の中にフィルターが掛っていてよく思いだせない。目元に影が掛っていて、でも優しくしてくれた事は覚えている。
《彼は、死んだ》
何故。問うても、デュランダルは返事をしてくれなかった。
暗闇の中に一人ぼっちになる自分。優しくしてくれた彼が死んだのは、どうしてなのか、誰が殺したのか。幼さに戸惑うレイに、真実を知る為の術は無かった。
それから時が流れたある日、レイは自分と彼の秘密を知る。優しくしてくれた彼が、自分にとってどういう人間だったのか、そして、どうして優しくしてくれたのか。その意味を、幼心ながらに理解した。
そして、知る。彼を殺した男の名は、キラ=ヤマト。更に、その存在と自分たちの関係も。全ては、その男の為に、自分と彼は生み出された。ある狂気の科学者のエゴに塗れて――
「どうしたんだ、レイ?」
ハッとした表情でカツを見る。自分でも意外なほど、目を丸くしてしまっている事に気付いた。
「い、いや――」
キラが近くに居るからだろうか。いつもの様な落ち着きが、取り戻せない。シンにインパルスに乗りたがっていた事を見透かされた時も、こんな事にはならなかったのに。
対してカツは、そんなレイの慌てた素振りを、怪訝に思った。
「おかしくないか? いつもは、もっと冷静なのに」
疑問には思っていた。他の面子は、アークエンジェルとミネルバの交流を暖め合っているのに、彼だけはどこか険しい顔をしていた。特に、キラを見つめる目が鋭かった事に、カツは懸念を抱かざるを得ない。
普段、感情を表に出さないレイが、彼を見ているときだけ目つきが違うのだ。
「何でもない」
「何でもないって――」
「ちょうど良かった。レイ、カツ、偵察に出てくれないか? アークエンジェルの応急処置に、もう少し掛るみたいだからって、艦長から言われてさぁ」
その時、通路の向こうからヴィーノがやって来た。レイはそれを口実にするべく、カツの視線を外して、ヴィーノに体を向ける。
「分かった、出よう」
「レイには、ザラ隊長からセイバーの使用許可も出ている。カツもいいな?」
「――あぁ」
レイが話を逸らしたのが、気になっていた。しかし、これ以上聞いたとしても、彼は何も言わないだろう。そういう雰囲気を醸し出していた。
ミステリアスな彼の頭の中は、一体何を考えているのだろうか。分からないまま、仕方なく命令どおりに偵察飛行に出る。
ミネルバ甲板デッキ。周囲の景色はうっそうと蔽い茂る一面の森林地帯。あまり人の手が入っていない土地なのか、普段は耳に入ることのないような鳥のさえずりが聞こえる。空は、雲の少ないピーカン照り。地中海沿岸独特の夏の気候を、全身に受ける。
患者服に上着を羽織る姿のカミーユは、陽気に誘われて景色を楽しんでいた。そこへ、ミネルバのカタパルトからセイバーとムラサメが飛び出していく。森の中から、ビックリした鳥の影が一斉に飛び立った。
「こんな所に居ていいんですか? エマさんが心配しますよ」
背後からかけられた声に振り向く。そよ風が、カミーユの上着を飛ばした。
スッとそれを拾い上げ、こちらに向かって差し伸べるのはルナマリア。その隣には、少し不機嫌そうな表情のシンが居た。
上着を受け取りつつ、カミーユは訊ねる。
「ありがとう。…君は――」
「ルナマリア=ホークです。で、こっちがシン=アスカ。エマさんにお世話になってます」
笑顔で答えてくれるルナマリア。シンがそれを横目で見ていた。そして、カミーユに視線を向ける。
「ロザミィとかって人は居ないんですか?」
「彼女は今、検査を受けてるんだ」
「検査を?」
「――強化人間なんだ」
カミーユの言葉に、シンは一瞬驚いた顔をしていたが、すぐに落ち着く。見た目年齢にそぐわない言動の理由は、そういう事だと分かったからだ。
「じゃあ、妹っていうのは――」
「偽物の記憶さ。実験だなんだって記憶を散々弄られて、俺を兄と思い込まされているんだ」
「何でそんな事……」
「俺達の艦に潜入させて、スパイをさせるつもりだったんだ。丁寧に昔の俺と一緒に写っている写真を持たせて――ティターンズって言う組織は、人にそう言う事をさせるところだったのさ」
強化人間――2年前の戦争の時に似たような事例があった事をアカデミーで学んでいた。確か、その通称は“ブーステッド・マン”だったか。
投薬や記憶の改ざんで肉体やエゴを強化し、コーディネイター以上の能力を持たせた兵士を創ろうとした、犬畜生にも劣る連合の下劣な研究。その末路は大概、悲惨なものだ。
「あなたは、それを知っていてロザミィって人を受け入れているんですか?」
「彼女を殺したのは、俺だから……」
聞かなければ良かったかもしれない。カミーユの言葉に、シンの心臓が大きく脈を打った。締め付けられるような一言に、胸が痛くなる。その痛みは、ルナマリアも同様なのかもしれない。顔つきが険しく変化し、動揺を隠せないで居る。
家族を殺されたとか、恋心を抱いていた子が殺されたとか、そういう問題とは違う。殺した相手と一緒に居なければならないという、普通ではありえない現実に、シンの頭は翻弄されていた。
「彼女を救えなかったのは、俺の責任だ。だから今度こそ、彼女を守ってやらなくちゃ」
少し背伸びして深呼吸するカミーユ。そのあっけらかんとした表情の裏に、どれだけの悲劇を味わってきたのだろうか。シンには、想像もつかなかった。
森林地帯を偵察飛行するセイバーとムラサメ。特に敵の機影もなく、警戒する必要もなさそうだ。
カツはあくびをし、セイバーに通信を繋げる。
「敵も居ないみたいだし、そろそろ戻らないか?」
『そうだな。…ん? 待て、何だあれは?』
「何か見つけたのか?」
『施設のようなものがある』
レイは何か目に入ったのか、セイバーを下降させる。カツもそれに続いていった。
機体を降ろし、木の陰にそれを隠すと、2人はコックピットから降りる。そして、レイは先程目に付いた建物に向かって駆けて行った。カツはそれを制止する暇もなく、後を追う。
着陸させた場所から少し走ると、開けた土地に一棟の建造物が見えてきた。茂みの中から様子を覗おうと接近してみると、どうやらそこは既に誰も使用していないらしく、朽ち果てた外観が確認できた。
「研究施設か?」
「分からない…だが」
カツの問いに一言応えると、レイは茂みから出て研究施設に向かっていく。カツもそれを追って行った。
入り口から施設内に入ると、中は散々に荒れ果てていた。電気が通っていないのか、内部は薄暗い。人の気配は微塵もなく、2人は携帯してきた懐中電灯のスイッチを入れて辺りを照らす。
支援
「病院…いや、やはり何かの研究施設だ」
「臭うな…カツ、これを」
そう言って、レイはハンカチのような布を手渡し、自分もそれを口元に当てた。異様な臭気が、施設の中に漂っている。
2人はそのまま光を照らしながら、慎重に歩いていった。何らかの事故が起こって荒廃してしまったようだが、まるでそれを隠蔽しようとしているかのような放置っぷりだ。事故後に人の手が入った形跡がまるで無い。
奥へ進むたびに暗闇が強くなり、その異常性を際立てる。適当に入った一室に並べられていた資料を片手に取り、レイは読み耽っていた。カツもそれに倣って、適当に散在しているレポート用紙を拾い上げ、読んでみた。
内容は、自分が見ても何の事が書いてあるのかはさっぱり分からない。専門的な用語が所狭しと並び、しかしそれが人体実験の被験者のレポートだということだけは分かった。
カツは何枚かめくると、次第に理解する。これは、C.E.世界における強化人間の研究レポートなのではないか。そして、まさにこの施設はその研究の現場だったのだろう。
「エクステンデッド…か?」
呟くレイ。レポートの端に殴り書きのように書かれた文字を読み、難しい顔をする。それが、強化人間の通称なのだろうか。
暫くの間その部屋に留まり、重要そうな資料を物色して持ち去る。ひとしきり現場の様子を写真に収めると、2人は更に奥に進んでみる事にした。
まだ昼間だというのに、お化けでも出てきそうなほど、おどろおどろしい雰囲気の研究施設。
「血の痕だ……」
通路を照らす光が、壁や床に付着した染みを浮かび上がらせる。黒茶に変色した血痕が、時間の経過を感じさせる。一瞬息を呑むカツ、対してレイは涼しい顔をして更に先に進んで行った。
「これは――!」
歩みを進めていたレイが足を止めて身をすくませる。後ろから追いついてきたカツが、レイの見ている光景を覗き込むと、そこには悲惨でグロテスクな光景が広がっていた。
白衣なのかも分からないほど血に塗れてしまっている大人の死体、それにまだ年端も行かない子供の無残な死体。誰もその後の処理をしてくれなかったのか、死骸は少し朽ちかけている。口に当てる布越しでも、薬品や腐臭の強い刺激臭が鼻腔を刺激してくる。
ここが、惨劇の舞台なのだろうか。カツは思わず視線を逸らし、微かに呻いた。
「エクステンデッド…何があったのだ?」
「レイ、こんな所早く出よう! 僕には――うっぷ…耐えられない……」
レイがカツに振り向くと、彼は身を屈めて苦しそうにしていた。顔色が青ざめ、冷や汗を大量に浮かべている。
「…これ以上、調べるものは何も無いか」
レイはここでもカメラを光らせると、苦しそうなカツに肩を貸した。
正直、連合が強化人間の研究を行っていた事は知っていた。アカデミーでも習ったし、ザフトの諜報員から、今でも連合が研究を続けていることも聞いていた。しかし、実際に現場を目の当たりにして、急に現実味が帯びた様な気がする。
果たして、自分もこのような場所で生まれたのだろうか。物心ついた頃にはデュランダルや彼が居たし、まさか自分がそのような人間だとは考えもしなかった。
しかし、真実を知った今、その現実は認めるしかない。被験者の苦しみも知らない研究員のエゴに振り回されるのは、連合に居てもプラントに居ても変わらない事なのかもしれない。そういう人間が、自分の敵として現れるのだろうか。
そうなった時、レイはどうするのか。デュランダルのために身をやつすのは決まりきったことだ。しかし、胸の奥にある感情は、会ったことも無い彼らに対する同情なのだろうか。
その試練が、研究施設の前で待っていた。
「ガイアだと――!?」
カツを支えて出てくると、そこに待っていたのは黒い四足歩行のMS。いつの間にか日が暮れてしまっていたのか、夜空に同化する様にこちらを見下ろしていた。
『あんたたちぃッ!』
「チィッ――!」
拡声器で怒鳴ると、犬が“お手”をするようにいきなり前脚を振り下ろしてきた。レイは支えているカツを突き飛ばし、自身は反対側に身を転がす。
「カツ、走れるな!?」
「な、何とかっ!」
すっくと立ち上がると、2人は二手に分かれて、MSを隠してある場所に向かう。
そこから少し離れた空域で、ガイアを捜す一機のスローター・ダガー。レーダーにガイアの反応が映り、それが大きく跳ねた事で姿を確認した。
「ふん、あそこに居たか。MSは――出てきた、セイバーとムラサメか!」
モニターの画面に映るセイバーとムラサメを捉え、コントロール・レバーを傾ける男、カクリコン。
「急に出撃命令が下って、あのガキを追いかけてきてみりゃあ、ミネルバのMSに出くわすとはな――ならば、こいつを試させてもらう!」
ビームライフルを構えさせ、迎撃の姿勢を取った。
何とか無事にMSに乗り込み、ガイアを迎撃するレイとカツ。怒り狂ったように飛び掛ってくるガイアを、エルボーで叩き落す。
するとその時、別の方向から、一筋のビームが飛んで来た。レイはそれに反応してシールドを構えたが、ビームはアンチ・ビーム・コーティングのされているそれを一瞬で溶かしてセイバーの肩アーマーを削った。
「何だと!?」
『加粒子砲の光――!? レイ、気をつけろ! あれがメガ粒子砲だ!』
「メガ粒子砲だと? そうか、あれがフリーダムを落としたという――!」
続けて放たれる3発のビーム。MA形態に変形してそれをかわし、スローター・ダガーに接近するセイバー。プラズマ収束ビームを放ち、すれ違う。スローター・ダガーは1発をシールドで受け流し、回避した。
「試作段階のメガ粒子砲を持たせてくれたとはいえ、全く、厄介なものを――もう一度来る気か!」
セイバーが旋回する。森林の木の先端すれすれの所を飛行し、再び上昇してスローター・ダガーに向かって来た。同じく放たれるプラズマ収束ビームとフォルティス・ビーム。
「芸の無いことを!」
カクリコンはそれをいとも簡単にかわすと、ビームライフルの照準をセイバーに合わせようとした。しかし、セイバーが機体を上昇させると、その陰に隠れていたムラサメが急に躍り出てきてミサイルを放ってきた。
「何だとこいつぁ!?」
カクリコンは不意を突かれ、ビームライフルを破壊される。慌ててビームサーベルを引き抜き、後退した。
「この俺の考えた2機を1機に見せる戦法――奴等が使って来るとは! …ガイアはどうした!?」
カクリコンが捜すと、ガイアは地上から背部のビーム砲を2機に向けて撃っていた。そこからビームブレイドを展開し、セイバーに飛び掛る。
それに気付いたレイは、MSに変形させてビームライフルを構えた。
「セイバーを侮るな!」
ガイアに飛行能力が無い事は、とっくの昔に知っている。自由飛行も出来ず、向かって来るガイアは恰好の獲物だ。
そんな油断が、珍しくレイの判断を狂わせた。ガイアは途中でMS形態に変形し、バーニアを目一杯に吹かして突撃の軌道を変えたのだ。意表を突かれたレイは焦り、瞬時にビームサーベルを抜こうとする。
しかし、ガイアはその前にセイバーに組み付き、2機はそのまま絡まりながら墜落していった。
「レイ!」
その様子に叫ぶカツ。そこへ、カクリコンのスローター・ダガーが斬撃を放ってきた。カツはシールドで受け止める。
「応えろ! 連合は、メガ粒子砲を使える様になったのか!?」
『貴様も見ただろう? そういう事だ!』
カツがビームライフルを向けると、スローター・ダガーはビームサーベルを保持した腕で肘鉄をムラサメの顔面に食らわす。態勢を崩したカツはすぐさまビームを撃ったが、スローター・ダガーは後退しながらバルカンを放ち、ビームをかわす。
一方、絡まるようにして墜落したセイバーとガイア。下敷きにされたのはセイバーだった。衝撃で体を大きくシートに打ちつけ、苦しむレイ。そこへ、馬乗りになってビームサーベルを突き立てようと構えるガイア。薄目を開け、レイは反応する。
「チィッ!」
勢い良くセイバーの頭部に突き立ててくるガイアのビームサーベル。レイはそれを間一髪で頭部を横に向けさせて回避させた。しかし、ピンチである状況には変わりない。
『ステラの――!』
「何?」
もう一度振りかぶり、突き立てようとして来るガイア。レイはバルカンをガイアの頭部に向けて放つ。
『えっ!?』
バルカンに怯んだ一瞬の隙を突き、セイバーをブリッジさせてガイアを跳ね飛ばす。そのままビームライフルで牽制して空中に逃れた。
「例の敵部隊の1人――ステラと言ったな? 彼女が、エクステンデッドなのか?」
MA形態に変形し、セイバーの放つビームを横っ飛びでかわしながら森の中を駆けるガイア。高台に駆け上り、態勢を低くした。そして、そのままセイバー目掛けて一気に跳躍する。
「もう一度同じ事をしようというのか? だが――」
ガイアの跳躍にも、限界がある。レイがセイバーを後退させて距離を開くと、ガイアは放物線を描いて地面に落ちていく。
「こ、この――!」
限界を超えてガイアを飛ばせようとするステラ。しかし、無理をさせたのかガイアは空中でバランスを崩し、背中から地面に叩きつけられてしまった。コックピットの中、シートベルトが軋み、ステラの体に食い込む。
「う…くっ――!」
アラームが鳴り響き、前方から迫ってくるセイバー。ステラは恐怖を覚え、身をすくませる。頭の中に、“死”という言葉が浮かんできた。
決して考えてはならない一言。“死”は、ステラのブロック・ワード。
「ム……?」
ガイアを捕獲しようとセイバーを向かわせるレイ。ガイアの様子が変わったのを感じた。衝撃で駆動系に変調をきたしたのか、よろけるガイアはそれでもビームを撃ってきた。照準も合ってないのだろう、まるで出鱈目だ。
「この抵抗の仕方――カツ、俺はこれからガイアを捕獲する! そちらは任せたぞ!」
カツに一言伝え、レイは出鱈目な動きをするガイアに取り付いた。そして、ビームサーベルを突きつけ、接触回線で交信を試みる。
「ガイアのパイロット、接触回線で聞こえているな? 直ちにそれから降りろ。抵抗をしないのなら、そちらの身柄は保証する」
『う…うぁ……し、死ぬの――ステラ、死ぬのいやぁ……!』
「何だ?」
聞こえてきたのは、少女の喚き声。話が通じないのか、レイが問い掛けてもずっと泣き喚いているだけだ。
「うっ――!?」
怪訝に思っていると、ガイアが突然暴れだし、セイバーは突き飛ばされて尻餅をついた。それに向かってビームブレイドを展開させて突っ込んで来るガイア。レイは照準をガイアの前脚に合わせ、ビームライフルを使った。
『きゃああああぁぁぁぁっ――!』
セイバーの放ったビームは、見事ガイアの左前脚を撃ち抜き、吹き飛ばした。そしてバランスを崩し、もんどりを打って転げるガイア。その衝撃にステラは悲鳴をあげ、モニターに頭をぶつけて気を失ってしまう。
それを遠目から確認したカクリコン。ガイアがセイバーに捕獲され、ムラサメは彼を牽制するようにチクチクと攻撃を仕掛けてくる。
更に、ミネルバからの後続が到着し、インパルスとエマのムラサメがビームを撃ってきた。これでは、カクリコンも堪ったものではない。
「大佐はガイアを連れ戻して来いと言っていたが――えぇい!」
一目散にセイバーに向かって加速を掛け、ガイアを持ち上げようとしている所にタックルをかました。
「何!?」
『ガイアを渡すわけにはいかん!』
スローター・ダガーのタックルによろけたセイバーが捕獲していたガイアを手放し、片手をつく。カクリコンはガイアを担がせると脱兎の如く逃げ出した。
レイはそれをビームライフルで狙い撃ったが、カクリコンはそれを悉く(ことごとく)かわすと、やがて夜の闇の中に消えていった。
「かわされた? …逃がしてしまったのか、俺が……」
『大丈夫か、レイ?』
インパルスが寄って来て、シンが一言語りかけてくる。
「シンか…いや、大丈夫じゃないな。チャンスを得ながら、ガイアを奪還し損なった。セイバーを預かっておきながら、失態を演じてしまった」
『遭遇戦だったんだろ? 隊長だって、責めやしないさ』
「そうだといいがな」
アーモリー・ワンからカオス・ガイア・アビスを奪ったのは、間違いなくエクステンデッドと呼ばれる者たちだ。レイは持ち出してきた資料を片手に眺め、その中のステラの資料に目を奪われていた。
偵察任務から戻り、タリアの居る艦長室で報告を行うレイ。研究施設から持ち帰った資料を提示する。
「アーサー、これは研究班に回して頂戴。それと、本国にデータを送るのを忘れないでね」
「了解いたしました」
資料を手渡され、アーサーは退室する。
「…じゃあ、レイが見つけたのは連合の強化人間研究の施設だというの?」
「そうだと思います。そして、取り逃がしたガイアに乗っていた少女――ステラ=ルーシェはあそこの出身者であると思われます」
「根拠は?」
「資料の中に、彼女のものと思われるレポートを見つけました。こちらがそうです」
数多ある資料の中から一枚だけをピック・アップし、差し出す。タリアはそれを手にとって読み始めた。
その間にレイは考える。ステラがあの研究施設の出身者と考えたのには、レポートの存在もあるが、最も強く根拠に感じていたのは、ステラがまるで、あの研究施設を守る為にやって来たような感じを受けたからだ。
激昂する叫び声は、自分たちが施設を破壊するかもしれないと考えたからではないか。
「…流石に、こんな紹介文だけの一枚じゃ詳しい事までは分からないわね」
呟き、タリアは頬杖をついて、深い溜息をついていた。
「エクステンデッドか……」
「詳しい事は、研究班の結果待ちになると思いますが――」
「分かっているわ。アーモリー・ワンでは、コーディネイター用にセッティングされたガイアを奪って、いきなり動かして見せたんですもの。強化人間だって考えなきゃ、納得できないものね」
アーモリー・ワンで新型の“G”3機を奪取したのは、強化人間エクステンデッド――そう考えれば、納得がいく。これまで奪還できなかったのも、苦戦を強いられてきたのも、全ては戦闘に特化した彼らが使っていたからだ。
いくらコーディネイターが優秀でも、人の限界を超越した人間を相手に、優位に戦えるわけがない。
レイは敬礼をすると、退室していった。
「エクステンデッドだなんて……」
帰還したカツから研究施設やステラの事を聞き、カミーユは顔を顰める。目の前の食事にも、手がつかなかった。
「カミーユ、あなたは今は自分の体のことを考えてなさい。他人の心配が出来る体では無くてよ」
エマは気付いていた。カミーユが顔を顰めたのは、エクステンデッドという強化人間を生み出したものへの怒りなのだろう。それは、ロザミアの時だってそうだった。
その力は強化人間の救済に注がれ、しかし、結局報われる事は無かった。そんな悲劇を体験してきたから、彼は一時心を閉ざしてしまったのだろう。
「僕も2年前に、同じ様な人達と戦った事がある」
「レイダー、フォビドゥン、カラミティか」
支援
実感のこもった声で言うキラとアスラン。2人は、前大戦で呼称こそ違うが、ステラと同じ強化人間と戦いを繰り広げた事がある。
クロト、シャニ、オルガ――“ブーステッド・マン”と呼ばれた彼等は、エクステンデッドの前身である。彼らに“ブロック・ワード”は存在しなかったが、代わりに特殊な薬を服用しなければまともで居られない不安定な体質だった。
そのお陰かどうかは分からないが、何度か危機を脱した事がある。
そして、共通するのは、強化された彼等はどこかしら精神に異常を持っていたということ。体を薬に汚染され、精神的暗示を受けた後遺症とでも言うべきだろうか。それが、強化人間研究の悲劇でもある。
「あんな風にされて、戦いを強要されるなんて――」
「あなたがそういう事を言うのですか?」
背後から声を掛けられ、ハッとして振り向くキラ。そこには、トレイを持ったレイが立っていた。
「どういう事?」
「御自身の体に聞いてみればいいではないですか」
冷たい視線を感じた。上から見下すように見つめるレイの目には、明らかに敵意が込められている。長い髪に少し隠れ、覆う影がそれを際立たせていた。
「レイ……!」
「ザラ隊長、セイバーに傷をつけてしまい、申し訳ありませんでした」
レイの言葉に何か気付いたアスランが立ち上がると、彼は一言謝罪し、キラを一瞥して去っていく。その佇まいには、反論を許さないといったプレッシャーが込められているように感じる。アスランは諦め、席に座った。
「彼、どうしたの?」
普段は理知的で冷静なレイが、珍しく感情を表に出すような素振りを見せた。エマは彼の素行を怪訝に思う。
「俺も意外です。しかし――」
アスランは思う。キラに向けて放ったレイの言葉――もしかしたら、キラの素性を知っているのかもしれない。言葉の意味を深読みすれば、そういう可能性も出てくる。しかし、何故知っているのか。
アスランには、それ以上の事は分からない。普段から自身の事を話さない彼の考えている事など、知る由もなかった。それは、シンやルナマリアも同じなのかもしれない。
一方のキラもレイの言葉の意味に気付いているらしく、顔を俯けていた。しかし、その事で彼と自分の間に何があるのかは分からない。敵対心を持たれる覚えはないはずだが、もしかしたら2年前の戦争に関係があるのだろうか。
自分に誰かが殺されたとか、屈辱を味あわされたとか、気付かない所でそういう恨みを持たれていても仕方ない事をしてきた。自分が身勝手だった事を自覚した今なら、そういう事を振り返って考える事が出来る。
「僕は、彼に嫌われているみたいだね……」
自嘲気味に呟くキラ。アスランはそんな彼に掛けてあげる言葉が見つからない。
そのまま食事が進み、食べ終わる頃、カミーユはふと思い立つ。
「ちょっと、ロザミィの様子を見てきます。検査を受けさせて、そのままでしたから」
「そう? 1人で大丈夫?」
重い空気を誤魔化すように言葉をかわすカミーユとエマ。
「戦艦での生活にも大分慣れてきましたから、大丈夫ですよ。…それじゃ」
適当にキラとアスランを見やると、カミーユはトレイを配膳台に乗せ、ダイニング・ルームを後にした。
J.Pジョーンズに帰艦したカクリコン。損傷したガイアを抱えて逃げ切れたのは、一重に彼の実力だけではなかっただろう。夜に紛れ込むかのようなスローター・ダガーの黒い機体色は、敵の目測を誤らせたのかもしれない。
「ステラ!」
帰艦してすぐさま駆けつけてきたのはネオだった。指揮官が少女の為に血相を変えるその様に、カクリコンは少しだけ呆れた。
「中尉、ステラは無事なんだな?」
「問題無いと思われますがな。ダメージを負っている事には変わりないと思いますぜ」
「チッ! 直ぐに救護班を呼べ!」
慌てているのは、エクステンデッドというものが金を掛けて造られたからではないだろう。ネオは、ステラのみならずに、エクステンデッドの3人に対して特別な感情を抱いている。それは、カクリコンには分かっている事だった。
父親代わりのつもりなのだろう。そういう父性が、彼のような歳に芽生えても不思議ではない。
やがて、ステラはガイアのコックピットから引き摺りだされ、担架で医務室に運ばれて行った。ネオが付き添って歩んで行く姿に、カクリコンは一抹の不安を掻き立てられた。
医務室に運ばれ、そこで専門の治療を受けるステラ。大分コックピットの中でもんどりを打ったのか、打撲による痣や裂傷が所々に見られた。然るべき処置を受ければ命に別状は無いが、暫くの療養が必要なようだ。
ネオはステラの治療が済むまでの間、医務室の外で待っていた。それだけ彼女の事を心配するのは、単に彼がロリコンの気質を持っているからではない。これがアウルやスティングであっても、彼は同じように心配し、駆けつけただろう。
そして、一通りの処置が完了し、ステラの意識が回復したという。ネオは医務室に入り、薄目を開けてこちらを見つめてくるステラに微笑みかけた。
「どうだ、ステラ? どこか痛むところは無いか?」
「大丈夫……」
弱弱しいが、ネオに心配を掛けさせまいと微かに笑うステラ。ネオはステラの傍らまで歩みを進めると、ゆっくりと傍にある椅子を引き寄せ、そこに腰を下ろした。
「ごめん……」
謝罪をするステラ。多分、自分に迷惑を掛けたと思っているのだろう。それを許すように、ネオはもう一度微笑みかけた。
「それにしても、どうして一人で出て行ったんだ? あそこにはミネルバとアークエンジェルがあると言っただろ?」
「あそこ、ステラの家だったから……」
レイとカツが見つけたロドニアのラボ。そこは彼等の予測どおり、エクステンデッドの養成所であった。そして、ステラにとっては唯一ともいえる過去の思い出の眠る場所。そこをザフトに好き勝手にされるのが、我慢できなかった。
「そうか…でもな、ステラ――」
「ステラッ!」
ネオが何かを言いかけた時、アウル、続けてスティングが飛び込んできた。ステラが驚いて視線を2人に向けると、2人の方も目を丸くしていた。
「ど、どういう事だよスティング! 生きてるじゃネーか!」
「知るか! ステラがやられたって小耳に挟んだだけだっつーの!」
どうやら、アウルの早とちりだったようだ。医務室であることを忘れ、2人は喧嘩を始めてしまった。それを眺めるステラは、少し楽しそうだ。
(そうだ、ステラ。ラボでの思い出が無くても、お前には仲間が居る。お前達3人は、私の家族なんだ。それを、忘れるなよ――)
この関係を、いつまで続けられるのかは分からない。しかし、できるだけ長く続けられるように努力することはできるはずだ。それを可能にするか不可能にするかはネオに懸かっている。
噛み締め、ネオはアットホームな雰囲気のこの時間を、ほんの少しの癒しとして感じ取っていた。
ミネルバの通路を歩くカミーユ。あちこちをさまよい歩き、途中で歩みを止めた。構造をまだ殆ど把握できていない為、途中で迷子になってしまったようだ。
「参ったな……」
知らない艦は1人で歩き回るものじゃないな、と溜息をつく。流石にアーガマとは勝手が違うようで、一人でも何とかなると思ったのは思い上がりだったのかもしれない。
「どうしたんですか、こんな所で?」
そんな時、ルナマリアが声を掛けてくれた。振り返ると、隣には見慣れたようにシンが居た。
「あ、あぁ。ロザミィの様子を見に、医務室へ行こうと思ったんだけど、道に迷ったみたいで――」
「なら、あたし達が案内してあげますよ」
「“あたし達”って――俺もか?」
ルナマリアの提案に異議を唱えるシン。面倒には巻き込まれたくないといった顔をしていた。
「いいじゃない、別に。心配しなくたって、ご飯は逃げませんよ」
2人は食事をする為にダイニング・ルームに向かう途中だった。だからこそ、お腹の空いているシンは、カミーユの案内を渋ったのだ。
「2人きりのところ、邪魔をして悪いな、シン」
「冗談じゃないですよ。レイもカツも先に行っちゃうし、ヨウランとヴィーノは残業だったから、仕方なくルナと――」
「女っ気の無いあんたに、サービスしてやろうって心遣いじゃない? そんな贅沢言っていい身分なわけ?」
文句を言えばこれだ、といった表情で肩をすくめるシン。ルナマリアは、そんな彼を構っていないとばかりに歩を進める。
カミーユはそんな彼等を見て、微笑ましい気分になっていた。きっと、気の合う2人なのだろう。もしかしたら、ファ=ユイリィと自分の関係も、アーガマのクルーにはそういう風に見えていたのかもしれないと、今になって思えた。
2人に案内され、その部屋のドアの前に立つと、壁に埋め込まれたインター・ホンを押して中に入る。ロザミアが待っているのは、その隣の部屋だ。“失礼します”と一言艦医に挨拶すると、その部屋を目指す。
「あっ、お兄ちゃんが来てくれたんだ!」
ドアを開くと、ベッドに腰掛けて飴玉を頬張るロザミアが元気な声で迎えてくれた。患者服を着ているが、顔色も良い。一先ず安心できるという事だろう。
「あたし、どこも異常が無いって!」
「もう検査結果が出たのか。良かったな、ロザミィ」
「うん!」
じゃれ合っていると、艦医がドアを開いて入ってきた。カミーユは抱きついてくるロザミアを適当に引き離しながら、艦医に向き直る。
支援
も一つ支援しても駄目かな?
「本当に異常は無かったんですか? 精神操作や薬物の反応は――」
「色々調べては見たんだが、君の言うような類の異常性は見られなかった。身体的には、至って健康体といって良いだろう」
「本当ですか?」
カミーユは信じられなかった。以前アーガマでハサン医師に検査をしてもらった時は、歴然たる強化人間反応が出たと告げられていた。それなのに、この艦医は全くそれが見当たらないと言うのだ。
所謂ヤブ医者と呼ばれるような人種が、この様な最新鋭艦の医療を任されているとは思えない。だから、この人物は優秀なのだろう。
だとすれば、この世界に死んだ筈の人間がやって来ている事と関係が有るのだろうか。
「おいおい、だから、検査が早く終わったんだよ。検証する部分なんか一つもありゃしない」
「ホラね、お兄ちゃん。だからあたし、飴玉だって貰ったのよ」
舌を出し、赤い飴玉を見せびらかしてくる。無邪気な所が変わっていないのは、彼女の精神操作が解けていない証拠のはずだ。何かの弾みで、またカミーユを敵と認識するようになってしまう可能性は孕んだままだろう。
しかし、それでも良かった。こうして彼女を側に置いておければ、少なくとも2度と彼女を殺すような真似はしなくて済む。かつての世界では救ってあげる事が出来なかったが、今度はしっかり守り通そうと決意を改めて固めた。
「んなぁっ!?」
感慨に浸っていると、突然裏返ったシンの驚嘆の声が耳に飛び込んできた。
「ちょ、ちょっとシン! 目を閉じなさいよ!」
慌てて後ろから抱きつく様にシンの目を塞ぐルナマリア。ロザミアが着替えようと、急に服を脱ぎ始めたのだ。
「ル、ルナ! ちょ、こけるだろ!」
「見せるわけには行かないでしょうが!」
「分かったから! 歩けないだろ!」
「カミーユさんも、男子は部屋から出てって!」
突飛な出来事にルナマリアも混乱しているのだろう。手をあたふたさせながら、艦医もろとも3人を部屋の中から押し出す。
「あれ? どうなってんの、これ? 脱げないよ、お兄ちゃん!」
ホッと一安心してロザミアに振り返ると、顔の所まで脱ぎかけた服を必死に引っ張っている彼女が居た。どこかに引っ掛かっているのか絡まったのか――そんな緊張感の無い様子を見て、ルナマリアは深い溜息をついた。
一方、外に出されたカミーユとシン。似たような経験のあるカミーユは少し照れくさそうに後頭部を掻き、ビックリしたシンは顔を真っ赤にして目を見開いていた。
「何だよあの人――」
純情な少年である。免疫が無いのか、ロザミアの着替えを見て些か興奮気味だ。彼の心臓の鼓動は、かつて無いほど脈を速めているのだろう。表情から、容易に想像できる。
「いくら強化人間だったからって、無防備すぎやしませんか? そういうの、“兄”であるあなたがしっかりしてやらなきゃいけないんじゃないんですか?」
妹を持っていたシンには、あの様な、はしたない女性のまま放置してあるカミーユの無責任さが腹立たしかった。いくら偽兄妹とはいえ、その辺のしつけ位は済ませておいて貰わなければ困る。
(ん? 何が?)
この際、それについては深く考えない事にする。シンは頭を振って、カミーユを見据えた。
「俺はまだ体の調子だって戻ってないんだ。そういう事、彼女に言う時間が無かったんだよ」
「言い訳ですね! そんなんだから――」
シンはロザミアの着替えをモロに見てしまったわけだ。思い出したら言葉に詰まり、また顔が赤くなってきた。全身が鬱血している様な感覚に襲われる。
「何だ?」
「と、とにかく! 今度からはこういう事、無いようにしてくださいよ! そうでなきゃ――」
どツボに嵌るシン。せっかく取り繕おうとしても、一々思い出して悶々となる。この話題を繰り返している限り、恐らく無限ループとなって彼を悩ませ続けるだろう。この話は、これで終わりにすることにした。
「それにしても――」
カミーユが言う。先程までの話題を引っ張るような声ではなく、どこか不思議な響きだ。優しいというのだろうか、シンにはそんな風に聞こえていた。
「君達はロザミィが強化人間と知っても態度を変えたりしないんだな?」
カミーユはありがたく思いつつも、それが不思議だった。何故彼らがロザミアにこれ程寛容な態度で居られるのか。かつての世界では、強化人間といえば戦争の道具以上の目で見られることは少なかった。
「別に――」
カミーユの言葉にシンは考える。それは、もしかしたら自分たちコーディネイターが人工的に遺伝子を改良して生まれてきた人種だからかもしれない。
ただ、口に出す前に一瞬だけ踏みとどまった。それは、何となく違うような気がする。
「強化人間って言ったって、同じ人間だし、あの人は敵じゃないから……」
頭の中を上手く整理できず、口から出てきた言葉は当たり前の事だった。それも、どこか人間臭い感情を吐き出してしまった。要するに、自分には論理的な説明は向いていないということだろう。それは分かっていた事だが、いざ直面すると、なんとも情けない話である。
しかし、それで良かったと思った。小難しいことは、アスランやレイに任せて置けばいいのだ。自分は、インパルスで戦うのみ。連合軍と戦って、勝利を得ることが仕事だ。
そんなシンの言葉を、カミーユは好意的に受け取っていた。こういう真っ直ぐな表現が出来るシンは、信頼に値する人物だろう。彼の様な感性を持てない大人たちの間で戦ってきたカミーユには、彼の存在がオアシスのようにありがたい存在だった。
そんな彼だからこそ、カミーユは話したい事がある。もしかしたら、彼も自分の考えに賛同してくれるかもしれない。
「ありがとう。それで、カツから聞いたんだけど、エクステンデッドの事は聞いているか?」
「そりゃあ…聞いてますよ」
急に神妙な面持ちになったカミーユに、少し身構える。
「それがどうしたって言うんです?」
カミーユの言いたい事は、何となく分かる。ロザミアに拘る彼の事だ。しかし、それでも彼の言うことを聞いてみたいと思っていた。その訳は知らない。自分の事なのに分からないが、本能と呼ぶべきものが、シンにそうしろと囁いているようだ。
「彼等も、ロザミィと同じ強化人間だ。自分の意志に関係なく、戦いを強要させられている」
こういう事を言う人間なのだろう。かつて、オーブでカツが連れているカミーユを見た時、妙に自分の感性に引っ掛かってくる瞳をしていたのを憶えている。それはきっと、自分の感性に通じるものがあったからだと思った。
戦争で家族とコニールを亡くしたシンにとって、兵役に就いたのは力への復讐の為である。自ら力を身につけ、家族とコニールを奪った力への恨みを晴らそうとしていた。その為に、一度は揺らいだ戦いの決意を取り戻し、こうしてザフトに在籍し続けているのだ。
ただ、本当にそれでいいのだろうか。シンの中には、まだ釈然としないシコリが残ったままだ。
支援
「エクステンデッドにだって、好きでなったわけじゃないはずだ。本当に倒すべきなのは、そんな彼等に仕立て上げた人間だ。だから、敵対する相手を見誤らないで欲しい」
遠まわしに、エクステンデッドは倒すべき敵ではないと言ってきている。その言葉に、ドキッとした。オーブを憎み、家族やコニールを殺した連合を憎む――そんな私怨は、いけないと言われているようだったからだ。
だからと言って、納得出来ないのがシンだ。それならば、カミーユはどうなのだろう。ダーダネルス戦後の交流会が終わった後、シンは密かにエマとカツに、気になったカミーユの事を聞いていた。
両親の死と2人の強化人間の悲劇――その内の一つはロザミアの事だと思うが、何度も悲劇を味わいながら、それでも目の前の現実に惑わされずに真の敵を見定めようとする姿勢は、果たして彼の偽善だろうか。
親を目の前で失うという、自分と似た境遇の彼がそういう生き方をしているのは、きっと戦いの中で悟った境地なのだろう。ザフトで戦う意味、それを、もう一度考えるきっかけを与えてくれているような気がした。
「でも、俺にはあなたのような立派な思想も無ければ、考える頭も無い。敵を見誤るなって言われたって、何をどうすれば良いのか分かんないじゃないですか? そういう哀れみだけで偽善ぶるのって、俺には出来ませんよ」
しかし、シンにはまだ目の前の現実だけで精一杯だ。本当の敵を見つけるどころか、直接的な相手にしか考えが及ばない。カミーユの言う事は、やはり偽善にしか聞こえなかった。
「人を人とも思えない連中は、自らのエゴを振りまいて増長を続ける――それは、やがて人類全体をエゴの奴隷に仕立て上げる事だ。だから、それをさせちゃいけない、分からないか?」
「しつこいです。そういう講釈は、もっと人を選んで垂れてください。俺は、戦う事だけが仕事の兵士なんです。思想運動をしたいのなら、別の所でやってくださいよ」
「君なら、分かってくれると思ったんだけどな……」
「それ、人を見下した発言ですよ。あなたがそんな服を着てなかったら、殴っていたところです」
「シン……」
「ルナには先に行くと言って置いてください。あなたの話を、これ以上聞いていたくないんです」
シンは辛辣に言うと、医務室を出て行ってしまった。妙に感性に絡んでくるカミーユの言葉が、鬱陶しく感じられたからだ。無意識にある感覚に、頭の中が沸騰しかけていた。
そんなシンに掛ける言葉も見つからずに、見送るしかないカミーユ。彼が出て行ったところで溜息をついた。
言われてみれば、先程シンに言っていた様な事を言われていたのが、昔の自分だ。その言葉に反発を覚える彼の気持ちは、良く分かる。カミーユも、素直に受け取れるようになるまで様々な経験と時間を費やしてきた。
(俺は、いつの間にか大尉と同じ事をしてしまっていたのか……)
自分が、滑稽に思えた。サングラスの男は、そんな自分を見たら失望するかもしれない。他人に考えを押し付けるのは、エゴを振りまく事に違いないのだから。
ニュータイプとは、他人と分かり合う為の能力――それを忘れて自らのエゴを押し付けようとしていた自分を、恥じた。
「あれぇ? シンは?」
ちょうど、ロザミアの着替えが終わり、ルナマリアが個室から出てきた。カミーユ一人しか居ない状況に、キョトンとしてしまっている。
「先に行ったよ」
「えぇ〜!? ったく、何で先に行くのよ、あいつは!」
膨れっ面に、赤くなる頬と鋭くなる眼光。指揮官機の証であるかどうかは分からないが、頭部にそびえる角が隆々といきり立ち、怒りを顕わにする。
「とっ捕まえて、奢らせてやるんだから!」
置いてけぼりにされた事を怒り、ルナマリアは荒々しく医務室を出て行った。
「あの人、怖い……」
「はは…そういう子じゃないさ」
カミーユの袖を掴み、震えるロザミア。そんな彼女をなだめながら、女の癇癪と言うものは怖いものだと改めて思った。
今回は以上です。
皆さん、機動戦士ガンダムOO第二話いかがでしたか?
自分は地方なので今日(昨日)が第一話でした。
主人公機のエクシアが貧弱そうで、ガンダムピクシーみたいな
印象を受けました。
あと、忘れてはいけないのがキュウリオスですね。
やっぱりΖ系の戦闘機フォルムはカコイイ!
とにかくまだ全然話が見えてこないのでどう化けるのか楽しみではあります。
んで、投下の天敵さるさん規制ですが、1時や2時などの丁度の時間に
規制が解かれるみたいです。
なので、その時間を狙えば、規制に阻まれることなく円滑に投下できると思います。
支援してくださった方、無駄手間を取らせてしまってすみませんでした。
それにしてもこんな単純なことに今まで気付かなかったとは
OTにも程がある……orz
乙&GJ!であります。
新しいのは見てないっすねー。
なんせ古いテープしかない上に、溜め撮りすると見るのメンドクサくなっちゃうんで端からスルー気味_| ̄|○
乙&GJ!!
OOはニコニコで流れてますぜ!
戦闘シーンが俺TUEEE!!なのが微妙です。
ストーリーに期待ってとこかな?
乙です。
00はやっぱキュリオスがいいなぁ。
種が長物で大味な砲撃ばっかりだったから、
ビームサブマシンガンみたいな比較的軽めの兵装でちゃんとダメージが通るのがやたら懐かしかったわw
>>365 俺は2話に出ていた、ティエレンかな?(公式サイトにでてねぇ)
あの鈍重な動きはバトルテック(バブル期に一部のゲーセンにあったシミュレータタイプの方ね)や鉄騎やっていた人にはたまらん。
GJ
カミーユが研究施設に残る死んだエクステンデットの負の思念受けて
負担になりそうだな
ここでのシンは改変物の中でも珍しくディオキアでステラと出会ってないんだったかな。
出会えていればカミーユの言葉もだいぶ素直に受け入れられたかもしれないが…
むしろ本作ではレイとステラに関係性が生じたようで?興味深い。
(「フラグ」という単語はこの場合チト語弊があるような)
歪に創り出された者同士という意外な共通点があり、二次創作でもありそうで
案外見当たらなかった組み合わせだと思うが…
レイって基本的に他人に興味なさそうだから
こっちのレイは人間味が見える。
G.J!!
ネオはファーストのシャアみたいになってほしいな。
ムウには戻らんでほしい・・・
保守
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こいつ、まだアク禁になってなかったのか
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カスが…
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いいかげん通報した方がいいかもな
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通報できるならそうしてくれ
コイツほかのスレも埋めまくってやがる
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