【相互】種死リリカルなのはSS【乗り入れ】その8

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892通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 07:23:37 ID:???
公式のWORLDの公開マダー?
893通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 13:25:21 ID:???
まだ容量ってだいじょうぶなん?
894通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 13:27:05 ID:???
まだ大丈夫だ
895通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 13:31:51 ID:???
今晩、本編と短編一個行きますわ。
短編は今から考えるから間に合うか分からんけど…
896通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 18:01:24 ID:???
>>893
あと100kbくらいはある
897通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 19:10:22 ID:???
結構、過疎ってるね
898通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 19:39:06 ID:???
過疎る時はとことん過疎るけど、盛り上がる時はとことん盛り上がるからな、このスレ
899通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 19:44:56 ID:???
ティアナ「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」
シン「ナズェミデルンディス!!」
スバル「ゲゼンシャ!」

なのは「・・・」
900通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:27:29 ID:???
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       V',:.: /:.:.:.|:.:.l:.:.:.|<圷示 ∨|ー-|:./」_:|:.:.|:.:./:.:.:/  :|   | |:.:.:.:.:.:.:',
       !:∨:.:.:.:.:|:.:.|、.:|l ゞ='   ヘ| 'イ圷示/|: /:/'^レ   ∨  |:.:.:.:.:.:.:.:',
        |:.:.:.:.:.:.:. |ヽ| ヽ|    ,    ゞ=' ′|/:/|r;/      \. |:.:.:.:.:.:.:.:.:',
        |:.:.: / ̄ ̄\ヘ.    ′       /イ:.:.|/、   ___ヽ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',  
        |:/      /|:.:\  ` `     / |:.:/  「|Y´     \:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
      /       //|:.:.| \__ .. イ |,|/  l|:| |      ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:',
     ./       /〈. Vリ   | \_>'′  l      |:| |         ∧:.:.:.:.:.:.:.:.',
   ./       / \\  l| !ニニ}   /    ,./ |           \:.:.:.:.:.:.:',
  /.        ;' //  | |::|    /'     \ |           \:.:.:.:.|
 「 \         /  \\   .|/⌒ニニニ/      〉〉 |        /  〉:.:.:|
セリフくらい噛まずに言おうよ…。私の言ってること…そんなに間違ってるかな…
少し、発声練習からやり直そうか…
901通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:32:27 ID:???
>>900
声優がアーツ繋がりのキャラを調教するんですねw
902通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:37:27 ID:???
>>897
なのはと鉄也がキラを取り合うスレが盛り上がってるから、みんな寄り道してんじゃないの?
903ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:44:33 ID:???
過疎ってるけど投下おk?(投下するたびに聞いてる気が……)
904通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:46:36 ID:???
おk!
905通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:46:49 ID:???
投下、どうぞ!
906ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:50:00 ID:???
機動戦士ガンダムし〜どD´s36話

シン達はエイミィによって外へ転送される。
そこには、シグナムやレイ、待機中のメンバーがいた。
そして先ほどシンがいた場所は、輝かしいほどの光に包まれている。
それと同時に、かなり異質の魔力とともに大きさを増していく。
おそらくクルーゼがあのロストロギアでも発動させたのだろう。
そして光がやみ、少しずつ姿が見えてくる。
「うげ……」
アルフがとても嫌そうな顔をする。
先ほどの光とは反対にまがまがしいまでの奇妙な生物のようなもの変わっていた。
なのはたちは、以前戦った闇の書の暴走プログラムを思い出す。
見た目は全然違うが、とてつもなく巨大な敵という事には変わりない。
「すばらしい……これがロストロギアの力と言うものか」
響いてくるクルーゼの声。
だが、以前のようなレイと似ている声ではあるのだが、多少ダミ声が混じっている。
「ここまでしたら話し合いの余地は無いな……」
クロノがつぶやくが、元から話し合いで済ませれるようなやつではないということは予測していた。
「クルーゼ……」
ムゥは、そんなクルーゼを怒りながら、だがどこか寂しそうに見る。
そこまでして人類を滅ぼしたいのか、と。
リンディは、重い腰を上げるかのようにゆっくりと立ち上がり、ある決意をする。
「現段階でロストロギア、ラウ・ル・クルーゼの捕縛を断念。本艦はアルカンシェルであれを打ち抜きます」
リンディに続いてクロノが言う。
「聞いたとおりだ、見て解るとおり奴はもう人じゃない。遠慮するな、思いっきり行くぞ!」
そういって皆は頷く。
あんなやつを放っておくと大変な目にあってしまう。
まずシン達の世界は滅ぼされる可能性が高い。
しかし、なのはたちはどこか気が気でなかった。
姿が変わったとしても、元は人であったものを倒さなければならない。
だが、彼が行った行為は許せれるものではない。
そう思って力強く自分の相棒を手に握る。
今はアルカンシェルのチャージがたまるまで、アースラを護衛しながら戦う必要がある。
距離が離れているとはいえ大変な作戦になりそうだった。
クルーゼらしきものはなのはたちを見る。
そしてアースラを見て、彼らの作戦をある程度は理解した。
「私の野望、この手で叶える前にまずは邪魔者である君達から葬ってやろう」
そういってクルーゼは問答無用に攻撃を開始する。
ドラグーンに似たものをこれでもかというくらい放出するクルーゼ
「クルーゼ!貴様との因縁、今回で最後にしてやる!!」
そういってムゥ、そしてレイもドラグーンを放出するが、あまりにも数の差がありすぎる。
「アクセルシューター!」
「プラズマランサー!」
「ブラッティダガー!」
『シュワルゲブリーゲン』
『ファイヤーフライ』
『スティンガーレイ』
907ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:51:26 ID:???
複数弾を持つ魔術師も詠唱を始め、一斉に放出する。
勿論、ドラグーンだけではなくてクルーゼ自信からの攻撃も来るので、それにも対処しなければならない。
「これじゃあ地球軍の月面基地攻略作戦のほうが遥かにマシだな……」
レイはそう愚痴を言いながらいう。
そして気付く。
自分が愚痴を言いながら戦っていることに。
少しは人に近づいたのか、とレイは自嘲気味に笑う。
「これ、闇の書さんとの戦いのときよりきついね」
なのはは息を荒げながらいう。
あの時と比べて、弾幕の数が半端ではない。
アースラはまだ大丈夫そうだからいいが、先にこちらが持つかどうかわからない。
だが、確かにドラグーンの数は減ってきている。
……ある程度減ったらまた出てくるというゲームのような事が起きて意はいるが。
「けど、このままじゃこっちがじり貧だ!どうにかしないとやばい!」
シンはドラグーン、そしてクルーゼの攻撃をかわし、地道に破壊しながら言う。

「アルカンシェルチャージ完了まであと10分」
オペレーターの言葉を聞きながら戦況を見るリンディ。
アルカンシェル。かなり強力な魔法だが同時に周囲に与える影響も大きな魔力兵器。
しかし、ここは次元空間なため、気にせずにぶっ放すことが出来る。
「後10分……」
おそらく長い10分になりそうだ、とリンディは思う。
この10分ですべてが決まる。
彼を逃してしまえば、少なくともシンたちが要るコズミック・イラが大変な事になる。
だから早いうちに叩いておく必要がある。
ただ……
「アルカンシェルが先か、それとも向こうが転移するのが先か。そこが勝負の分かれ目……」
リンディはそうつぶやいてサイドモニターを見る。

「……」
その頃、マユはただ遠くで見る事しかできなかった。
(皆がんばってるのに……)
こうして自分が見ているだけと言うのが悔しくて仕方が無い。
自分だってあの中へ行きたい。
しかし、今の自分では役に立たないどころか足を引っ張るだけ。
それがとても悔しかった。
みんなの力になりたい。
「え!?」
そう思ったとき、右手のデバイスが光りだす。
『マスターの意思によりプロテクション解除。『ラー』モードに移行』
そういうと、マユのバリアジャケットの姿が変わっていく。
魔法使いっぽかったジャケットから、どこか天使のようなものを連想させるものに変わっていく。
おそらくプレシアがマユの成長に合わせてプロテクトでもかけていたのだろう。
マユのデバイス「ゼフォン」に開放された「ラー」モード」
掛け合わせて「ラーゼフォン」といったところか。
908ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:53:33 ID:???
このラーゼフォン。今までなったこともないのに、その使い方が何故かわかる事に戸惑うマユ。
その時だった。
「っつ!」
一発のドラグーンがシンにあたる。
その隙の逃すまいと複数のドラグーンがシンを襲う。
「くっそーーーー!」
シンはこれで何度目かわからない何かが弾け、感覚がクリアになっていく。
シンは先ほどまでの動きが嘘かのように次々と攻撃をかわし、破壊する。
ふと思ったのは、この感覚になった場合ほとんどが接近戦しかしない事である。
その例におぼれず、シンはスラッシュエッジサーベルモードとフルコールドを駆使してドラグーンを破壊する。
「!!」
その時、クルーゼから放たれた一撃がシンを襲う。
シンはシールドを張ろうとするが、その前に人影が現れる。
『音障壁』
その人影は透明色と言う少々変わった障壁(壁と言うべきか?)で攻撃を防ぐ。
誰なのかと思って間を見ると、そこにいたのは……
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「マユ!?」
シンは前の前にいるマユを見て驚く。
しかもなにやらさっきのバリアジャケットとは姿が変わっている。
「おまえ、どうしたんだよそこ格好……」
シンはその格好をまじまじと見る。
だが、ここは戦場と言う事をシンは忘れていない。
その時、マユは意識を集中させる。
『ヴォイス』
マユの周囲から波紋のようなものが発生し、その波紋に触れたドラグーン次々と破壊されていく。
シンはそんなマユの力に驚く。
いつの間にそんな力を。
「ふぅ……」
波紋が止むと同時に、マユは深く息をする。
この形態になったばかりで、まだ制御がうまくいかないらしい。
しかし、その間にも新しいドラグーンが襲う。
「くそ!さっきから全く減った感じがしない…ゴキブリみたいにうろちょろと!」
あのーシンさん。ゴキブリは1匹見たら数十匹要ることは覚悟しろっていってるだけで、そうそう数十匹もいませんよ。
いたら気持ち悪いし。
それに数十って生ぬるい数でもないし。
そこへ
「刃もて、血に染めよ。穿(うが)て、ブラッディダガー!」
目の前に赤い刃のような魔力刃がドラグーンを襲う。
そしてさっきの声……
「シン、大丈夫?」
上からはやてがやってきた。
今のははやての魔法なのだろう。
909ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:54:52 ID:???
「もうすぐアルカンシェルのチャージも終る。もうちょっとや、がんばろう。」
はやての言葉にああ、と答えるシン。
その目ははやてをみている。
そんなシンをはやては?と見つめる。
「やけに物騒な呪文だよな、さっきの。刃とか、血に染めよとか」
シンはブラッティダガーを出したときに行った呪文の事を言う。
あんまりはやてには似合わない。
「しょうがないやん。そういう呪文何なんやし」
そうおもっていると、不意にクルーゼからの攻撃がゆるくなった事に気付くシン達。
その時「いけない」とリンディの声が消えた。
『ふっ、どうやら私の勝ちのようだ。たった今転移分の魔力チャージが完了した。おしかったね』
流石にこんなに大きなものを目標のところまで転移させるにはかなりの魔力が要る。
だからたまるのにチャージに時間がかかる。
「間に合わなかったか」と言うクロノの声が聞こえる。
「まだだ!」
そういってレイがクルーゼのところへ突っ込んでいく。
シンはレイの行動を察知する。
「やめろレイ!」
そういってあまり得意ではないバインドをレジェンドに放つシン。
バインドはレジェンドの左手首に絡みつく。
確かに、それなら奴を倒せるかもしれない。
「まだ方法があるはずだ、早まるんじゃない!」
おそらくアルカンシェルというものを除けば一番威力が高いだろうが……
『離せシン!彼を止めるにはこうするしかない!』
ちなみに、なのは立ちは会話の話についていけない。
レイとクルーゼだけがわかっていた。
『見上げた根性だよレイ。まさか自爆を選ぶとは……』
クルーゼの言葉に驚くなのはたち。
そういえば以前シンが言っていた。
レジェンド、そしてデスティニーには核で動いているということを。
確かに、それならあれを倒せないまでも時間を稼ぐ事ができたかもしれない。
だが、そんな事はなのはも、ここにいるみんなが望んではいない事だった。
『惜しいな、レイの行かせておけば倒せていたのかもしれないのに、残念だったね』
そういってクルーゼは転移用の魔法陣を展開する。
しかし……
『何!?』
クルーゼは違和感を感じる。
そして、それはなのはたちから見ても明らかだった。
転移用の魔法陣がだんだんと消えていくのだ。
そして、クルーゼとは違う声が聞こえた。
『いい加減に死なさいクルーゼ』
キュに現れた女性の声。
その声はまさしく……
「かあ……さん……」
そう、その声はプレシア・テスタロッサだった。
『プレシア・テスタロッサ……生きていたのか……』
『ええ、最後の魔力をあのロストロギアに流しこんでね』
910ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:56:44 ID:???
流石長年様々な事を研究したわけではなかったということだ。
流石の予想外の展開にクルーゼは舌打ちする。
『だが、生きていたところ悪いが、そのままではどうしようがないのではないかね?』
クルーゼの言葉に、プレシアの言葉が止む。
しかし……
『私はもういいわ、こうやってアリシアといっしょにいられることができたから』
プレシアノ言葉に驚く一同。
そして次に聞こえてきた声は……
『フェイト、マユちゃん。聞こえる?』
フェイトを少し幼くしたような声。
フェイトはこの声に聞き覚えがある。
それは、一度闇の書との戦いのときに、夢の中であったアリシアの声そのものだったから。
「アリシア……」

投下完了
……うう…やっぱり一度で大勢のキャラ蔵ーを入れるもんじゃない。
ほとんど戦ってない人がいるけどごめんなさい。
あと、マユのラーゼフォンは勿論なかの人ねたです
911通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:58:34 ID:???
投下乙。

完全覚醒形態のゼフォンですか、あの白いやつw
あれは無敵じゃねーっすか?w
912通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 21:20:17 ID:???
>>910
投下乙です!
ゼフォン懐かしい…
913通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 21:29:20 ID:???
「唄いなさいライディーン、禁じられた歌を・・・」
914シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 21:55:42 ID:???
「は〜い、午前の訓練終了。皆、集合!」
なのはの掛け声にティア、スバル、キャロ、エリオ、キラが集合する。
「あれ?シンは?」
シンがいないことに気付いたフェイトが皆に聞くが、どうやら知らないようだ。
すると、シグナムが木陰から姿を現す。
片手にレヴァンティンを握り、もう片方はシンの訓練服の襟首を掴み、ずるずるとひきづって来ていた。
「すまん、やりすぎた…。」
「あはは…、じゃあ、シンくんはシャマルさんのところに連れていってあげて。」
「その必要は…ありませんよ?」
なのはの指示に答えるのは引きずられているシンだ。
ゆっくりと立ち上がり、フォワードメンバーの集合地点まで集合した。
「はい、お疲れ。
個別スキルに入るとちょっときついでしょう?」
なのはの言葉に、
「ちょっと…はぁっ…というか…はぁっ…。」
「かなり…ぜぇっ…ぜぇっ…。」
ティアナとエリオが答える。
「フェイト隊長は忙しいから滅多に顔だせねぇけど…、私は当分、お前らにつきあってやっからな。」
とグラーフアイゼンを構えながらヴィータ。
「私も、いい訓練相手が出来た…。当分はつきあってもらうぞ、シン・アスカ。」
「マジ…かよっ?」
シンとスバルの顔が青ざめた。

とりあえずは解散。皆で局へと戻る途中。
玄関口前で、はやて、シャーリー、リィンフォースと会った。
「おぉ、皆、頑張っとるようやな。」
汚れまみれになった訓練服と、顔を見たはやてが笑いながら言った。
「あっ、そうそう、スバルは何か伝えて欲しいこととかある?」
聞けばスバルはこれからナカジマ三佐と会うらしい。
ちなみに、ナカジマ三佐、とはスバルの父親のことである。
「いぇ、大丈夫です…。」
スバルは遠慮した。
それに、そうかと頷き、はやては車に乗ってエンジンをかける。
それからなのは、フェイト、ヴィータ、シグナムとフォワードメンバーに見送られはやては出発した。
915シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 21:58:00 ID:???
食堂。
「なるほど…、スバルさんのお姉さんとお父さんは陸士部隊の方なんですね…。」
フォークを器用に使いパスタをくるくると巻いて口へ運ぶキャロ。
「うん、八神隊長も…むぐ…いひひぎ父はんの部隊では研修してたんだって…んぐ…。」
個皿に盛った大盛りのパスタを平らげていく。
黙々とパスタを口に運ぶエリオ。
シンはと言えば、「ふ〜ん」とか「へ〜」とか関心なさそうに答えながら大皿からパスタを個皿にとりわけている。
そして、その隣で個皿に半分パスタを残したまま青い顔をしているキラ。
「しかし、うちの部隊って関係者繋がり多いですよねぇ…。
隊長たちも幼馴染み同士なんですっけ?」
とティアナ、向かい合って座ってパンを食べているシャーリーに聞いてみた。
「そうだよ。なのはさんと八神部隊長は同じ世界出身。で、フェイトさんも子どもの頃はその世界で暮らしていたとか…。」
「え〜と、たひか、管理外世界の97番ですよねぇ?」
と会話が進むなか念話を使って話をするシンとキラ。普段は会話を交さないが、周囲の状況に取り残されると、そこはやはり同じ世界の人間で息が合っているのかこうやって会話をしたりする。
「(話…分かります?)」
「(うぅん、全然。)」
「(ところで、パスタ食べないんですか?)」
「(運動したあとって食欲って湧かないものじゃない?)」
「(それはあんただけですよ。食っとかないと、午後の訓練もちませんよ?)」
「(うん、そうも思うんだけどねぇ…。)」
「(思うんなら食べてみたらどうですか?)」
「(ちょっと…黙ってて。何か様子が変だよ?)」
何だか場の雰囲気が暗い。「そ、そういえばキラは私と同じ精密射撃型だけど戦い方随分違うわよね?」
唐突に話題を振られるキラ。
「あぁ、それ、私も思った。ティアとも違うけど、なのはさんとも違うよね?」
「そう…かな?あんまり深く意識したことはないんだけど…。」
「それに、今日の訓練みてて思ったけど…。よくあれだけの弾数を正確にコントロール出来るわよね?」
この話題にシャーリー、エリオ、キャロも加わり、シンとキラはコーディネイターについて説明しなければならず、昼休みはそれに費やされた。
916シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:00:18 ID:???
時空管理局、首都中央地上本部

暗い暗い暗室。
その一角にともるモニターの光。
「レリック事態のデータは以上です。」
「封印はちゃんとしてあるんだよね?」
響くのは二人の声。
一人はシャーリーで椅子に座ってモニターを操作しており、もう一人はフェイトだ。
「はい、それはもう厳重に…。
それにしても…、よく分からないんですよね…レリックの存在意義って…。」
赤い宝石の様な結晶。
「エネルギー結晶体にしてはよく分からない機構があるし…。
動力機関としても何だか変だし…。」
「まぁ、直ぐに使い方が分かるようなものならロストロギア指定はされないもの。」
シャーリーの疑問にフェイトは答えた。そんな時にもかわりつづける画面の映像。
「あ、こっちはガジェットの残骸データ?」
「はいっ、こっちはヴィータさんやシグナムさんが捕獲してくれたものと変わらないですね…。
新型は内部機構自体は大差ないし…。」
とキーを操作し、次々と画面を入れ換えていくシャーリー。
「あっ、ちょっと戻してくれる?さっきの三型の残骸写真。」
シャーリーはフェイトの注文通りに画面を戻していく。
「たぶん、内燃機関の分解図…。」
付け加えるフェイト。
「というと…この辺りとか?」
「それ!」
ある一枚の画像がフェイトの目に止まる。
中心に青い宝石の様なものが付属していた。
「これ…宝石?エネルギー結晶か何かですかね?」
画像を拡大していくシャーリー。
「ジュエルシード…。
随分昔に、私となのはが探し集めてて…、今は局の保管庫で管理されてるはずのロストロギア…。」
「あぁ、なるほど…って、何でそんなものが?」
「シャーリー、ここ、この部分を拡大して!」
シャーリーの疑問をそっちのけで指示するフェイト。赤い盤面上に無数に走る白いラインと文字。そして中心にはジュエルシード。
その直ぐ横に黄色いプレートの様なものが張り付いており、何かが書いてあった。
シャーリーは指示通りに拡大して行く。
「これ…名前ですか?ジェイ…。」
「ジェイル・スカリエッティ…。ロストロギア関連をはじめとする様々な事件に数えきれないくらいに関与していて…、超広域にわたって指名手配されている一級指名手配犯…。
ちょっとしたわけがあってね、この男のことは前から追ってるんだ…。
たぶん、この事件に私となのはが関わっているのをしっているんだ…。」
917シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:03:36 ID:???
フェイトは一旦言葉をきり、再び口を開く。
「これが本当にスカリエッティだとしたら、ロストロギア技術を使ってガジェットを製作できるのも納得できるし…。
レリックを集めている理由も想像がつく…。
シャーリー、このデータをまとめて、急いで隊舎に戻ろう。
隊長たちを集めて緊急会議をしたいんだ。」
「はい、今直ぐに…。」
シャーリーはデータのまとめを開始した。

隊舎に戻る帰路。
「ドクタースカリエッティでしたっけ?
あの広域指名手配犯…。」シャーリーは気になっていたことをフェイトに聞いた。
「その人がレリックを集めてる理由って…例えばどんな?」
フェイトは車を運転しながら、その表情を険しくさせる。
「あの男は、ドクターの通り名どおり生命操作とか生体改造に関して異常な情熱と技術を持ってる…。
そんな男がガジェットみたいな道具を大量に作り出してまで探し求めるからには…。」
フェイトは言葉を切った。シャーリーも大方想像はついたのだろうか、それ以上質問はしなかった。

とある研究所。
通路を歩く白衣を身に纏った男がいた。紫色の髪に、鋭い目付き、黄色の瞳。
男は無言のうち、不適な笑みを浮かべながら歩き続ける。
通路に響く足音。
そして、照らし出すぼんやりとした光が周囲の環境を露にする。
何十というかずのナンバーをふられたカプセル。
内容液とともに閉じ込められている裸の少女。
男はそんな異常とも呼べる周囲の状況をさして気にとめることもなく、一つの部屋と呼べる空間で足をとめた。
すると、タイミングを見計らったかのようにうつるモニター。
映っているのは女性だ。
『ゼストとルーテシア、活動を開始しました。』
「ふん…、クライアントからの指示は?」
女の言葉を聞き、鼻で笑う男。
『彼らに無断での支援や協力はなるべく控えるように…二人も特別に同行させることを許可しているのだから…とメッセージが届いてます。』
「自律行動を開始させたガジェットドローンは私の完全制御下というわけじゃないんだ。
勝手にレリックの元に集まってしまうのは多目にみてほしいね…。」
『お伝えしておきます。』
「彼らが動くというのならゆっくり観察させてもらうよ。彼らもまた、貴重で大切なレリックウェポンの実験体なのだからね。
まぁ、あまり出すぎた真似をするなとアレックスには伝えておくよ。」
男はそういうと通信をきり、別の通信回線を開いた。
918通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:04:19 ID:???
支援
919シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:07:42 ID:???
第六話 ホテル・アグスタ

自分は平凡だ…。そう思う。決して過小評価しているわけじゃない。
最初の出動の時も…、それなりにうまくいったけど…。
ただそれだけだった。
毎日の訓練も…あんまり強くなっている実感がない。対した戦果を残せず、任務はうまくいった。
でも中には、優秀すぎる相棒がいて…。私の周囲には天才と…歴戦の勇者ばっかり…。
そして、最近見知った二人はコーディネイター何ていう特殊な存在。
時々、わからなくなる、自分はこの部隊に必要なのかどうか。
自分は数合わせなんじゃないないのかとも、この頃は感じるようになった。
でも、それを認めるのも悔しかったし、何より認めたくなかった。
認めたら、自分の中の何かが折れてしまいそうで…。
だから私は無茶をしてでも、自分の力を…自分は天才でも優秀でもないけど…出来るんだということをアピールしたかった。


「ほんなら、改めて…、今日の任務とここまでの流れのおさらいや。」
ミッドチルダ首都南東地区上空。
そのうえを飛ぶヘリの中で機動六課部隊長、はやてから直々に説明がされる。
リィン曹長はもちろん、スターズ隊長のなのは、ライトニング隊長のフェイトもこのヘリにのっているし、フォワードの隊員六名ものっている。
それから、今回はシャマルとザフィーラも一緒だ。
「これまで謎やったガジェットドローンの制作者、レリックの収集者は、現時点ではこの男…。」
モニターが開かれ、うつるのはジェイル・スカリエッティの写真。
「違法研究で、広域指名手配されている次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティの線を中心に操作をすすめる。」
はやてはいつになく低い声音でそういった。
「こっちの捜査は、主に私が進めるんだけど…。
皆も一応、覚えておいてね。」
フェイトの言葉に返事をする隊員たち。
すると、今度はリィンが画面を操作、写し出されたのは大きな建物だ。
「で、今日これから向かう先はここ…ホテル・アグスタ。」
「骨董美術品オークションの会場警備と人員警護…、それが今日のお仕事ね。」となのはが要点を述べる。
それからさらに説明があって、取引許可の降りているロストロギアがいくつもあり、その反応をレリックと誤認したガジェットが本会場に現れるかもしれないとのことから警備に呼ばれたのだそうだ。
それで、今回、スバル、ティアナ、シン、エリオ、キャロ、キラは会場の外を副隊長のヴィータとシグナムとともに警備するのが任務らしい。
隊長陣は館内警備にあたるそうだ。

920シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:10:18 ID:???
そうこうしているうちに、ホテル・アグスタについてしまった隊員たちは、早速シグナムとヴィータの指示により、外回りの警護にあたる。
ティアナとスバル、シンは念話で会話をしながら適当に建物周辺を見ていた。
もちろん、ただ見ているのでは退屈なので念話で会話しながらだ。
「(でも、今日は八神隊長の守護騎士団全員集合かぁ…。)」
とスバル。
「(そうねぇ…あんたは結構詳しいわよね…。隊長たちや副隊長たちのこと…。)」
「(確か、スバルの父親が陸士部隊の三佐なんだろ?
なら色々聞いてて当たり前なんじゃないか?)」
ティアナにシンが言った。
「(うん、父さんやギンねぇに聞いたことがあるんだよね。
まぁ八神部隊長たちの能力とか詳しい事は特秘事項だから…。
私も詳しいことは知らないんだけど…)」
「(レアスキルもちの人はみんなそうよね…。)」
「(どうしたんだ?ティア)」
なんだか、ティアナの言い方が気になったのでシンが聞くが、ティアナは何でもないと言って念話をきった。
というわけでシンもスバルも警備に集中するが、そんな二人とは違い、一人、ティアナだけは足をとめ、考え込んでいた。
(六課の戦力は無敵を通り越して、明らかに異常だ。
八神部隊長がどんな裏技を使ったのか知らないけど…。
隊長格全員がオーバーS、副隊長たちだけでもニアSランク…。
他の隊員たちや管制だってエリートばっかり…。あの年でもうBランクをとってるエリオと…レアで強力な竜召喚士のキャロは二人ともフェイトさんの秘蔵っ子…。
危なっかしくはあっても、潜在能力と可能性の塊で優しい家族のバックアップもあるスバル。
それから、コーディネイターのシンとキラ。
この二人が言うコーディネイターが魔力資質とどう関係があるかはわからないけど…。
不明が多いデバイスとずば抜けた広範囲精密射撃に、遠、中、近距離と安定した戦いが出来るキラ。
近接戦闘において障壁を簡単に砕くスキルを持ち、尚且大威力砲撃魔法を持つシン。
やっぱり…うちの部隊で凡人は私だけかぁ…。)
うつ向いてしまうティアナ。しかし、直ぐに顔をあげ
(だけど、そんなの関係ない。私は…立ち止まる分けにはいかないんだ。)
と先程の考えを頭の隅においやり、自分にいい聞かせるティアナ。
それから、再び、周辺警備に集中するのだった。
921シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:13:02 ID:???
ホテル・アグスタを取り囲むように生い茂っている森の一画に、ガッシリとした体格の男、ゼストとまだ幼い少女、ルーテシアはいた。
それから、その後ろには、相変わらずコートのフードを被ったすらりとした少年が立っている。
「ここか?お前の探し物は、ここにはないのだろう?」
威厳のありそうな低い声音でゼストはルーテシアに聞いてみた。
ルーテシアはそんなゼストの顔をじっと見つめる、いや、見上げてばかりいる。
「何か、気になるんじゃないか?」
フードを被ったままの少年が言う。
か細い声を出して頷くルーテシア。
すると、何か虫のようなものが、ルーテシアの差し出した指にとまり、何かを伝えるような動きをする。
「ドクターのおもちゃが…近付いてきてるって…。」
ルーテシアの言うとおり、ガジェットが近付いてきていた。

機動六課がそれに気付くのはすぐそのあとだ。
シャマルのデバイス、クラールヴィントが反応する。すぐさま、シャマルは機動六課本部へと通信を繋ぎ、シャーリーに連絡をとって、状況の説明を仰いだ。
『来ました、ガジェットドローン陸戦一型機影30、35!
陸戦三型2、3、4…。まだ増えます。』

その通信を受けたシグナムはエリオとキャロ、キラに指示を出す。
「ティアナの指揮で防衛ラインを設置する…。
私とザフィーラは迎撃にでるぞ。」
「心得た…。守りの要はお前たちだ。頼むぞ…・」
それだけ言うと、シグナムとザフィーラは現場へと向かった。
『前線各員へ、状況は広域防衛戦です。ロングアーチ1の管制指揮と合わせて、私、シャマルが指揮をとります。』
各員へと繋がるシャマルからの通信。
隊員たちは了解の通信を入れ、現場にそれぞれの場所に向かう。
ティアナは現場の状況を知るためにシャマルからデータをもらいに行く。

「スターズ2、ライトニング2でるぞ!!
それから、シンも前線だ。お前の魔法、パルマは役に立つしな。
後で合流だ!!」
『了解!スターズ5、シン・アスカ、デスティニー行きます!!』
緋い光を突き破り、バリアジャケットを装着したシンは翼を展開、飛翔を開始した。
922シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:15:28 ID:???
次々と木を薙ぎ倒しながら現れるガジェット。
「私とシンでO型を潰す、お前は細かいの叩いてくれ。」
とシグナムはヴィータに指示を出す。
「シン、無理だと思ったら私を呼べ。いいな?」
「はいっ!」
シンが返事をすると三方向に散会する赤、緋、紫の光。
炸裂するシュワルベフリーゲン。
切り裂く、紫電。一瞬だけ輝きをます緋き閃光。
突きうがつ、鋼の軛。
前線メンバーの猛攻が始まった。
爆発がティアナや、スバルがいるところまで音と振動が響きわたる。
前線の様子を見ているスバルが歓声をあげる。
「ヴィータ副隊長たちとザフィーラ、シン、すごーい!!」
「これで、副隊長たちは能力リミッターつき…。」
驚きを隠せないティアナ。知らずのうち、拳を握っていた。

戦場とは少し離れた小高い場所に、ゼストとルーテシア、それからフードを被ったままの少年はいた。
爆発する様子を眺めている。
すると、不意にスカリエッティからの通信が入った。
『ご機嫌よう、騎士ゼスト、ルーテシア、アレックス。』
明らかに嫌悪を露にするゼスト、相変わらず変わらない表情のルーテシア、そして表情の見えない少年はそれぞれスカリエッティに挨拶を返す。
「何のようだ?」
『冷たいねぇ…、近くで様子を見ているんだろう?』
そんなゼストの態度を楽しむかのように笑みを浮かべるスカリエッティ。
『あのホテルにレリックは無さそうなんだが…実験材料として興味深い骨董が一つあるんだ…。
少し強力してはくれないかね?
君達なら…実に雑作もないことなんだが…。』
「断る、レリックが絡まぬ限り、互いに不可侵を守ると決めたはずだ。」
ゼストは拒否を示した。
『ルーテシアはどうだい?頼まれてくれないかな?』
半、猫撫で声の様な声でルーテシアにスカリエッティは聞く。
「いいよ…。」
『優しいなぁ…、ありがとう。
今度ぜひ、お茶とお菓子でもおごらせてくれ。
君のデバイス…アクスレビウスに私の欲しいもののデータを送ったよ。』
「うん、じゃあ…ご機嫌よう…ドクター…。」
『あぁ、ご機嫌よう、吉報を待っているよ?
それから…、アレックス…君も彼女に強力してやってくれ…。』
「分かりました。」
アレックスと呼ばれた少年はそれだけ言うと通信をきった。
923シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:18:07 ID:???
コートを脱ぐルーテシア。そして、それをゼストにあずける。
「いいのか?」
とゼストはルーテシアに聞く。
「うん…、ゼストやアギトはドクターを嫌うけど…。私はドクターのことそんなに嫌いじゃないから…。」
「…俺は近くにいる魔導士を引き付けてくるから…。他のことは任せる…。」
アレックスは朱色の環状魔法陣を展開した。
アレックスの姿が見えなくなると同時に、召喚魔法陣をルーテシアは展開した。

「あっ!」
キャロが声をあげ、それに気付いたキラがどうしたのと寄ってくる。
「近くで、誰かが召喚を使ってる。」
『クラールヴィントのセンサーにも反応。だけど…この魔力反応って…。』
管制のモニターに写る魔力の反応が大きくなっていく。
『スターズ5とライトニング2が付近にいます。
原因の調査お願いできますか?』
「シン・アスカはヴィータと合流しろ、調査には私が行く。」
そういうとシグナムは飛翔を開始した。

ガジェットたちの動きが突然変わる。
今まで撃てば当たっていた攻撃が当たらない。
ヴィータは新人たちが心配なため、下がりながら戦う。
ザフィーラはヴィータの援護へと向かっている最中だ。
「くっそ〜!!(キラ!!私が戻るまで、なんとか防衛を!!)」
『分かりました。』
ヴィータからの念話の直後、キャロが声をあげる。
「遠隔召喚…来ます!!」
キャロの言うとおり、姿を現すガジェット一型三十機、三型二機だ。
「これ、召喚魔法陣!?」
「召喚って、こんなことも出来るの?」
驚くエリオとスバル。
「優れた召喚士は転送魔法のエキスパートでもあるんです。」
キャロの言葉を聞きながらデバイスに弾をこめ、
「何でもいいわ、迎撃!行くわよ!!」
ティアナの声に、みんなが覇気の篭った返事をする。
(今までと同じだ…証明すればいいんだ!!)
クロスミラージュを構えるティアナ。
(自分の勇気と能力を証明して…、私はそれで、いつだってやって来た。)
オレンジ色の魔法陣が展開された。
924通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:18:22 ID:???
支援
925シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:21:57 ID:???
『発生原因まであと300です!』
了解と、管制に伝えたところで、シグナムは急停止した。目の前をほとばしる朱色の奔流。
「……。」
そして、飛翔してくる謎の男。
「何だ?お前は…。」
シグナムがレヴァンティンの柄に手をかける。
男は答えない、返事の変わりに左腕に付属している盾から出た大型の魔力刃を
『シャイニングエッジ』
シグナムに向かって飛ばす。
音をたて、空気を切り裂く刃を紙一重でかわすシグナム。
「言葉は聞かんか!ならば…!!!」
弾き飛ばされる薬筒。
「紫電一線!!!」
刀身を中心に紫電を這わせ渦巻く炎。それを振り上げ、シグナムは向かっていった。

シンがヴィータのもとへと向かっていく途中、何か黒い陰が飛んでいくのを見た。
「おぉ、シン、いいところにきた。ここを任せてもいいか?
私は新人たちのが心配だから…。」
「はい!」
向かってくるガジェットを撃退しつつ、シンは返事をした。

ティアナが三発連続で撃つが、ガジェットに当たらない。
「くっ。」
ガジェットの攻撃を迎撃するティアナ。
「ティアナさん!!!」
キャロのがティアナに注意を促す。
すると背後にガジェットが三機。放たれる水色の弾をティアナは跳躍してかわす。
そして着地、すぐに反撃するが、アンチマギリンクフィールドにより防がれる。
『クスィフィアス』
ティアナのすぐ横を蒼い線が駆け抜け、ガジェットを破壊する。
「きりがないね…」
声のした方を見るとキラが着地したところだった。
「多分、全部を完璧に破壊するのは無理かもだけどあとは出来るだけやってみるから…。
ちょっと下がってて…。」
前後でフリーダムを連結させ、二発の薬筒を消費する。
『アグニ』
奔流を放ち、ガジェットの手前の地面を狙い砕いた粒手をぶつけ、そのまま奔流を動かしずらすことで広範囲にわたり瓦礫を飛ばし、ガジェットを破壊。
だが、まだまだ数が多い。
『もう少しだけ耐えて…。直ぐにヴィータ副隊長が行くから。』
シャマルからの通信。
スバル、キャロ、エリオが、はい!と答える。
「助かります。」
とキラ。
『フルバースト』
上空からロングレンジライフルでガジェットを撃墜していった。
926シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:29:32 ID:???
とりあえず、五話は終了、六話は書けたところまでということで…。

それから短編間に合わなくてごめんなさい。

少しでも楽しんで頂けると幸いです。

おそらく、次回は八話半分ぐらいまでいけます。
では!…また、近いうちに!!
927通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:34:20 ID:???
GJ!
それにしても指揮の教育受けてないティアナが指揮するのは危険な香りがするんだぜ。
928通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:35:29 ID:???
GJ、援護要らなかったかもデスねぇ
味方誤射か、

それにしてもアレックス、矢張りストレージデバイス名は「正義」か
929通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:36:29 ID:???
スバルが誤射の息遣いを感じれば避けられた。
930通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:11:25 ID:???
ティアナはクワガタのロストギアの力を借りて、クロスミラージュにカードをスラッシュして
特殊能力が使えるようになるのがいいと思う。
931通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:38:55 ID:???
凸も来てたのか……相変わらず何やってんだコイツw
シンとキラに記憶が戻ったら容赦なくフルボッコの予感w

>>930
タティアナさん自重w

932通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:41:46 ID:???
タティアナとシンタロスが手を組めば・・・ウェーイ
933通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:48:22 ID:???
ティアナが雑魚怪人相手に恐怖心でBJが強制解除されて。腰を抜かして情けない悲鳴を上げるのか。
934通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:51:29 ID:???
クロスミラージュ「バーニング・ディバイド」
ティアナ「○○○ー!!!」
935通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:53:12 ID:???
タティアナさんの全裸姿がもずく風呂で見られるわけでね?
936通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:54:27 ID:???
ティアナ「これ喰ってもいいかな?」
スバル「喰えば?」
937通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:55:05 ID:???
>>931
凸の何やってんだコイツ?はいつものこと。
そしてGJだぜ!!
938通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:57:52 ID:???
し〜どD´sさん、GJ!
まさかゼフォンが来るとは。いきなりマユが最強にw
次回もすごく気になる引きです。


神隠しさん、乙なの!
そしてアスランktkt
やはり彼も記憶喪失なのか?

あと、投下はマターリ待ってますんで無理ないペースで書いて下されれば。
クオリティの高さを考えると、この投下ペースはむしろ驚異的かと。
939通常の名無しさんの3倍:2007/06/15(金) 00:06:38 ID:???
>>機動戦士ガンダムし〜どD´s36話


 よりにもよってラーゼフォンですか……。
 とりあえず、時間調律師版のラーゼフォンだったら笑う。
 アレは、無の音を発して世界線数万本消失とかやるから洒落になんねぇ。

 ゲッターエンペラーどころか時天空が可愛く見えるぜ。
 
940運命の子と最強を目指した少年:2007/06/15(金) 06:21:54 ID:???
皆様GJです。
このレスが書き込めたということは、規制か解除されたようです。
(規制に巻き込まれました)
近いうちに投下しようかと思います。(本当なら先週の土曜日に・・・orz)
941通常の名無しさんの3倍
>>932
シンの股間が危ないと思うんだ