【相互】種死リリカルなのはSS【乗り入れ】その8

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1通常の名無しさんの3倍
種死&リリカルなのはクロスオーバー

シンが八神家に餌付けされたり
レイがリリカルな魔法少年になったり
なのはさんが種死世界に行き、世直しをしたり
デバイス達がMS化したり
ほかetc……

・職人様はコテとトリ必須
・次スレ立ては950を踏んだ人が立ててください
・1000に達する前に容量オーバーになりそうな時は気づいた人が立ててください
・各作品の考察は該当スレでどうぞ
・スレは、sage進行です。


前スレ
【相互】種死リリカルなのはSS【乗り入れ】その6
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1179564254/

雑談スレ
【ざっふぃー】種vsリリカルなのは【カワイソス】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1180679276/

関連スレ
【UC】リリカルなのはSS【G、W、X、∀】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1174323827/
2通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 03:34:37 ID:???
あ、前スレの名前修正し忘れたorz
3通常の名無しの3倍:2007/06/03(日) 07:58:41 ID:???
>>1
   lヽ  ,、,、./    ,-、_,-、   , '´ ⌒、ヽ
   <)' ~´ハバ    Y ;' A`) .  l(((!((("メi .    /゙Y /^ヘヘYヘ
   | イノリノハ)) : : : :`ヽ/´ ̄ ̄ 从^ヮ^ メij .刀.、/,ィjミノレハ从リヾ   .,'`》'´⌒`彡
  ノ.人l|゚ -゚ノl| .  : : : : : : : : : : : : : : :、:\/: : : く+ハ(!`Д´ノハ+>/ ,ィ∝ノノ)))))
     /:/.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ:ヘ\: : : : : : : ∪: :∪ : : : : ( ( ゝ(l!゚ -゚ノ|l
    l://.:.:/.:./ .:./ .:l.:.:,'.:.:{:.:.:.:.l.:.:ヽ.:.:.Vl:/ , ミ ´.⌒.^ 、: : : : : : ,(_: :_:<(^!!つつ
      /.:.:/.:. l:.:.:.!>ト/{.:.ハ.:.:斗<:l:.:.:.l.:l. ⌒(((从从〉*⌒`7>f^⌒ヾY⌒>
.      l.:.:/.:.:.:.|:l.: レ仟圷ヽl ヽfチ圷 |.:.:l:|    |l゚ヮ ゚ノ|l ! xくけ从ハル=ト<
.      |:/!.:.:.: 从.:.{. V;;リ    V;;リ 'j.:.,' |    ⊂!卯(⊃t/: : : :.リ、∀`*リハヽ
....    j:ハ.:.:..Wト :.ゝ   '    /.:/レ| _ . 〈_|_ヽ.> /: : : : セ二/  ,-' ̄ ̄ ヽ
         '´.r===ミ彡  V 7   彡'.:.∠ =。= ヘ. し'ノ /: : : : /      ( ((ハル ヽ/ ̄ ̄⌒ヽ
       ノ !リノノ))))|ヽ.   ´ , イ! .:./i !!ノリノ))》.  ,': : : : /.       `ゝ^o ^ノ√i (《レノリノハ) )
.       (  |.|゚ ヮ゚,l|ゝ . ト≧≦ュ| リ/ ノi゚リ.゚ ヮ゚从  i: : : : {    、 _☆ミつ介》ヽ :: ヾ #`−´ノ
..      ∪ ̄ ̄∪ /| >tく |ヽ、__ (つ)Ψ(^つ  {:, -===、アヘヘ `ヘ___ノ: : : <( つ[!;つ
       /ヽ::::::::::::::::/  |/ l只lヘ|  l:::::::::::::::: ̄ヽ    {7/^ー^ヘ.ノ八从ハ : : : :∠† _(†ヽ彡
       |:::: ヘ ̄ ̄ {____|{{<ハ>}}_j ̄ ̄`メ:::::::::|    ∨ifノハヽhリ・ヮ・ノn : : : 又 !从从))))
       |::::{ \   / ∨⌒∨ \   / l::::::::|     ルl| ゚ヮ゚ノル!弁{ ン ̄.〈y.リ(l|゚ -゚ノ|l!
     /ll::::}\ ∨ \  ,VCV  ∠ _∨ |::::/ハ      / ,_厂})){ヒつつ   〈y ⊂^)!†i(^つ
     { }}:::::ン  ̄}__/ ̄`^<_/ /,弖  l ::{{ }    / /_j_j>j       ¥ 《/、,、,、,ヘ¥
     V__/   / /   /:/`\r'〃ニフ   }::V/.    ん'(_ノノ、ノ         .`~じフ~  
     {´ /了 ̄|l   /:/      ̄ ̄`ヽ ヽ:/  
4通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 08:39:16 ID:???
>>1乙!
5通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 09:37:30 ID:???
乙です!
6通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 12:14:32 ID:???
>>1
7通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 12:24:16 ID:???
さぁ、新スレ初投下はどの職人さんかな…
8通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 13:12:02 ID:???
さっき作品一覧みたんだけど、
前スレで投下された8氏の作品(番外編)が
458氏の作品として乗ってるんだが・・・・・
9通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 16:08:51 ID:???
前スレ埋めてるAA職人乙

色々ツッコミを入れたいけど……
個人的には主に>>818-819
10通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 16:33:12 ID:???
wiki更新してる者ですが、間違えて更新してしまいました
いまから訂正しておきます
11 ◆GmV9qCP9/g :2007/06/03(日) 17:52:18 ID:???
>>10
いつも更新してくださり、ありがとうございます。
いい機会なので、この場をお借りして、お礼を言わさせて頂きました。

>>7
私じゃないのは確かですorz
12通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 20:27:58 ID:???
>10
いつもご苦労様です!
13運命の子と最強を目指した少年:2007/06/03(日) 22:16:06 ID:???
運命の子と最強を目指した少年・番外編
カナード・パルスのある一日(中編)

「きゃあああああああああああああ」
シャマルの悲鳴がこだました。
「シャマル!」
「なんや?」
「どーした!?」
「敵か!?」
「あ〜ん」
それぞれいろんな反応をする八神家住人。
リーダーであるシグナムは咄嗟に考えた。

悲鳴⇒シャマルに何かあった⇒敵か?⇒各トラップに反応なし⇒相当の手練⇒こりゃやばい

「(襲撃だ!ザフィーラ、主を頼む。ヴィータ、カナード、行くぞ!)」
「了解した!」
「あいよ!」
「任せろ!」
風呂場に向かおうとしたその時
「ごめんなさ〜い!!」
泣きながらシャマルがリビングに向かって走ってきた。

「お風呂の温度設定間違えてて・・・冷たい水が湯船にぎっしり〜」
落ち込みながら話すシャマル。
「え〜・・・・・」
「沸かしなおしか・・・・しっかりしてくれ・・・」
あきれるシグナムとヴィータ。
「ごめんなさ〜い」
シュンとするシャマル。
「せやけど困ったな〜、このお風呂のお湯抱き、時間かかるからなぁ〜」
はやては困った顔をするが、ヴィータはなぜかシグナムを見てニヤニヤし
「シグナムさ〜、レヴァンティンを燃やして水に突っ込めば直に沸く(断る!」
ヴィータの提案を即座に却下するシグナム。
「即答かよ・・・カナード、なんかいいアイデア・・・ってカナード?」
カナードがいない事に気づく八神家一同。
「カナードなら、風呂場に行ったぞ・・・」
シャマルの料理を味わっているザフィーラが答えた。
14運命の子と最強を目指した少年:2007/06/03(日) 22:18:08 ID:???
:八神家
・風呂場

冷たい水がぎっしり入ってる湯船に、カナードはレヴァンティンを構えて立っていた。
「さぁやれ、レヴァンティン」
『断ります』
「なに、ただ湯船の水の中で燃え上がればいいだけだ」
『いやです』
即答するレヴァンティン。
「ほう、八神家カースト制度の上位である俺に歯向かうのか?」

八神家カースト制度とは、まぁ、八神家の地位を決める制度である。
(ちなみに提案者はヴィータ)
その順位によってテレビのチャンネル権や、お風呂の順番などが優先される(平和だ・・・)
ちなみに、

ブラフミン(一位)=八神はやて
クシャトリア(二位)=カナード・パルス
ビアイシャ(三位)=ヴォルケンリッター・リーダー・シグナム
スードラ(最下位)=残りのヴォルケンズ

となっている。(ぶっちゃけヴィータは自爆である)
ちなみにカナードが二位なのは、ヴォルケンズたちより早く八神家に居候していたことと
何気に稼いでいることが原因となっている。
    ・・・・・・説明終了・・・・・・

『我が主はシグナムです。あなたの命令は聞けません』
断固として拒否するレヴァンティン。
「シグナムは風呂好きだ、入れないのでは可哀想だな」
『うう・・・・』
痛いところをつかれ、黙る
「それにシグナムの願いは、主であるはやての願い出もあり、俺達の願いでもある」
言ってることが微妙に支離滅裂になってきてるが・・・・・
『しかし・・・・』
まだ拒否するレヴァンティンにカナードは勝負に出た。
15運命の子と最強を目指した少年:2007/06/03(日) 22:21:02 ID:???
「はぁ、しょうがない。貴様はグラーフアイゼン以下だったということか・・・」
その言葉に反応するレヴァンティン。
戦友であり、ある意味ライバルでもあるグラーフアイゼンより『劣っている』とはっきり言われ、
『どういうことですか!?』
即座に言い返す。
「なに、グラーフアイゼンは戦闘では勿論、日常生活でもゲートボールスティックとして主ヴィータの役に立っている」
黙り込むレヴァンティン。
「クラールヴィントも、戦闘や日常会話での通信サポートに大活躍だ」
さらに黙り込む。
「しかし、貴様はどうだ!!確かに戦闘では役に立っている、間違いなくな!だが日常生活では・・・役立たずだ」
『がーーーーーーーーーん』
ショックを受け、落ちこむレヴァンティン。そんなレヴァンティンをニヤつきながら見るカナード。(少し昔に戻ってます)
「俺は、そんな貴様にチャンスを与えようとしているのだ」
『チャンス・・・ですか・・・』
ショックのせいか、声を小さくして尋ねる。
「(乗ってきたな、他愛も無い)もしも、ここで見事風呂を沸かしてみろ」
レヴァンティンは考えた。

主はやて=すごいな〜レヴァンティンは〜(なでなで)
主シグナム=さすがは私の剣、誇りに思うぞ。
他のヴォルケンズ=私達のデバイスも見習わせないと
他のデバイス=・・・・・・ちくしょう

『やります』
何かを決意したかのように返事をするレヴァンティン。
「よくいった!燃えろレヴァンティン!風呂を沸かすために!!」
『Ja wohl!!!!!』
カートリッジがロードされ、燃え上がろうとしたその時
「なにをやってるかぁ!!!!!!!!」
シグナムが止めに入った。
16運命の子と最強を目指した少年:2007/06/03(日) 22:26:15 ID:???
・リビング

「海鳴スパラクーア?そこに行くのか?」
カナードの「レヴァンティン風呂沸かし計画」はシグナムによって阻止され、
結局、家のお風呂はあきらめ、新装オープンの海鳴スパラクーアに行くこととなった。
「そや、新装オープンで安いし、沢山のお風呂があって楽しめるで!カナードもお風呂好きやろ?」
笑顔で尋ねるはやてにうなずくカナード。
カナードにとって、湯に浸かるという行為はこの世界に飛ばされて初めて経験したことであった。
(前の世界では、湯に浸かるという行為は行わず、すべてシャワーで済ませていた)
結果、その魅力にとりつかれ、シグナムに続く風呂好きとなっていた。
「ああ、たのしみであるな・・・ん?」
ふと、同じ風呂好きのシグナムを見ると、妙に暗い顔をしているのに気づく
「(なんだ?仲間の失敗を主に助けてもらうことが申し訳ないか?)」
思念通話で話すカナード
「(ああ・・その通りだ・・・・)」
同じく思念通話で返すシグナム
「(真面目馬鹿が。まぁ、リーダーとしては必要なスキルだが、年中それでは体が持つまい)」
「(すまんな・・・・)」
カナードはため息をつき
「(はやてがそんなことを気にする奴か?)」
「(・・・いや・・・・・)」
「(はやてはな、お前らを助けることも好き好んで行っている、いちいち気にするな。それとも主がそんなに信用できないか?)」
多少挑発するよに尋ねるカナード。
「(それは無い!)」
カナードを睨み、即座に言い返すシグナム。
「(ならいい、初めて会った時も言ったか、お前達の主はそういう奴だ、覚悟を決めろ)」
その言葉に睨むのを止め、微笑むシグナム。
「(ふっ、そうだった・・・・すまんな、カナード)」
カナードを見据え答えた。
シャマルとヴィータと一緒にチラシを見ながらはしゃいでいたはやては、シグナムに向き
「シグナムもいこ?」
笑顔で尋ね、
「はい、わかりました、お言葉に甘えて」
シグナムは微笑み答えた。
17運命の子と最強を目指した少年:2007/06/03(日) 22:29:35 ID:???
・海鳴スパラクーア

海鳴スパラクーアに着いたカナード達(ちなみにザフィラーは留守番)
入り口で別れ、今はそれぞれ風呂を楽しんでいた。
「しかし広い・・・・八神家の風呂やアルテミスのシャワールームがアホらしくなるな・・・・」
感心しながら滝の湯に打たれるカナード、ふと壁を見ると

『夜景を眺めながらの露天風呂!本日外人さん限定!(混浴ですよ〜)⇒』

という文字を見つけた。
「露天風呂とは・・・・外にある風呂の筈、そんな物もあるのか」
興味を引かれたカナードは
「『外人さん限定』ということは、俺は当てはまるな・・・行ってみるか」
迷わず行くことにした。ちなみに
「『混浴』とは何だ?、まぁ、行ってみればわかるか・・・・」
『混浴』の意味を知らないカナードであった。



おまけ

・八神家

海鳴スパラクーアにいく準備をしていたカナードは手を止め、はやてに訪ねた。
「はやて、聞きたいことがある」
同じく海鳴スパラクーアにいく準備をしていたはやては
「なんや?突然?」
手を止め答えた。
「シャマルの奴は風呂に入ろうとしてたんじゃないのか?」
その質問に、そっぽをむくはやて
「このまま入れば、鉢合わせだったな・・・・」
「・・・・・・・・」
沈黙が支配する
十秒経過
二十秒経過
「ゴメンキズカンカッタワ〜」
「おい」
18通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 22:31:08 ID:???
>『やります』

やるな!!wwwwwwwwwwwww
仮にもお前スルトの持つ世界を滅ぼした炎の魔剣の名を持つデバイスの癖にwwww
19運命の子と最強を目指した少年:2007/06/03(日) 22:31:05 ID:???
こんばんわです。中編投下終了です。
感想やアドバイスをくださった皆様ありがとうございました。
スレを立てた方や、wiki更新してる方、ありがとうございます。
難しいな〜SSってホントに・・・・・
ちなみにカナードラッキースケベスキル発動を期待した皆様ゴメンナサイ
カナードは風呂場に行ってません。
・・いい加減本編の続きを書かねば・・・・orz
20通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 22:32:13 ID:???
GJです
レバ剣、いつの間にインテリジェントデバイスにw
21通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 22:34:58 ID:???
>>20
日本には九十九神というものが(ry
22通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 22:37:05 ID:???
>>20
日本には八百萬の神と言うものが(ry
23暇人A:2007/06/03(日) 22:49:21 ID:???
GJです
さて、トップを飾るのを避けれたみたいなんで自分も続き行きます。


なんか久しぶりな感じがしますが、そんな事は無かったぜ!!、多分
24通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 22:49:35 ID:???
グラーフアイゼンもレヴァンテンもAIは積んでるんじゃないの?
S2Uはクロノと会話すらしなかったし
25〜フォース〜 宿命の時に死んだ青年:2007/06/03(日) 22:50:46 ID:???
「取り敢えず戻ろう、それで、あいつらの事を聞かなきゃ・・・」
先ほどはやての部屋に出てきた、謎の四人組にも、話は聞かなければならない。
クルーゼの言葉を聞く限り、ムウの存在は知らないようだった。
ムウの言うとおり、クルーゼは何かをたくらんでいるようだった。
プレシアの墓荒らしと言う事は・・・
そんなふうにシンは今後のことを考えていた。
でも、今に目を向けなければならないと、シンは気づいた。
(また、魔力が暴走してる・・・)
暴走と言えど、今まではあふれ出てくる魔力が煩わしい程度だったが、
(抑えきれない!?)
原因は何か、結局まだ分からずに、転送魔法を準備する。
その最中に気づいた。
本日二度目の、暴走である事に。
(確実に、スパンが短くなっていってる・・・)
それが何を意味するのか、今は考えたくも無かった。



時空を転送したシンの前には、今までと違う景色が広がっていた。
魔力が高まりすぎて、遠くへ飛びすぎたのかもしれない。
そこは、傀儡兵が、壊れたデバイスが、他にもいろいろなものが、ごみの様に打ち捨てられていた。
「いいえ、これはごみそのものですよ」
シンの後ろからは、どこか優しい声が聞こえてきた。
「ここにあるのは全て、時間の流れの上に必然的に生まれる、『無くなれないのに有ってはいけない』ものなんです。
 あなたのようにここに魔力だけで飛んでくるのは、普通は不可能なんですけど・・・」
「あんたは?・・・どうしてここに?」
シンは振り向いて、青年に尋ねた。
26〜フォース〜 宿命の時に死んだ青年:2007/06/03(日) 22:53:13 ID:???
シンよりは大人だろうが、それほど年齢的な差は見られない、優しい瞳の青年だった。
「僕は死後、人と人の憎しみの中に生き続けた人間です」
「憎しみの、中に?」
「そう。あなたにも居ませんか?
 そういう『もう死んだのに忘れられない人間』とか、他にも『殺しても殺したり無い相手』は?」
後者は今は居ないけど、シンには前者なら沢山居た。
「俺は、戦時下に生きていたから・・・」
「そうですか・・・僕もです。
 それで、そういった私怨は正しく発散されないと、幽霊のような存在になるんですよ。
 僕はとある人間達の私怨の中に生きていたから、そういう存在になった」
「そういう存在も、ここに来るのか?」
「殆どはすぐに消えてしまうんですけどね、僕は少々毛色が違ったんです」
「どういうことだ?」
「僕はあなたと同じく何故か魔法が使えました。
 そしてここにある打ち棄てられたデバイスから、自分用の物を作り出したんです」
といって、漆黒の鍵盤の一部を見せてくれた。
「思い出の品なんです。
 似せて作っただけですけど、僕の使ってたピアノに出来るだけ質を近づけたものです」
思い出の品、そう聞いて、シンも自らのデバイスを取り出す。
ここに詰っているものは、今はもう、シンを苦しめはしなかった。
それを見て青年は、シンにある事を持ちかけた。
「そのデバイス、僕が診て見ましょうか?
 どうもそのままでは使えないように見えるのですが・・・」
シンは彼の言っている事が事実であると良く分かった。
実際、自分もこのデバイスをどうすればいいか分からなかったから・・・
「これでも自分で作り出したんです。
 ある程度は詳しいつもりですよ?」
暇つぶしでしたけど、と付け足してそういった。
「なら頼んでいいか?」
本当は今にでも帰りたかったが、ここまで来た所為で魔力がもう残ってなくて、どうせ時間が有る。
それに、帰った後のことを考えると、これは必然かもしれない、そんな思いもあった。


デバイスを渡して、今いる世界を見渡してみた。
どこか灰のかかった様な、寂しい空間。
ここに長い事いることは、自分には酷く苦痛だろうと思った。
(あの人は、こんなところにずっと居たんだよな・・・)
先ほどの青年はシンに特にこの世界の不満を言いはしなかった。
が、元々住んでいた場所に比べれば確実に劣る世界だろう。
戦争ができると言うのは、絶対的に孤独ではないと言う事だから・・・
27〜フォース〜 宿命の時に死んだ青年:2007/06/03(日) 22:54:36 ID:???
他人を憎しみや後悔の念に取り付かせたものが来る場所。
それが、鍵盤のデバイスを持つ青年が思う、この世界の存在の定義だった。
そんな悲しい世界には、少し前、少女が一人いた。
その少女は兄を怨みの中に捕えて、この世界に来た。
今弄っているデバイスは、その少女の持ち物を自分が改造したものだった。
少女が少しでも生き永らえるのにはそれが必要だった。
「そっか、マユちゃんはお兄さんに会えたんだね・・・」
先ほどの赤い瞳の少年が、恐らく兄なのだろう。
青年にはマユの事を知るつもりは無い。
それは恐らく、その少女の最後を聞くことになるだろうから。
そんなものは必要ない。
この世界にやってきて、この世界で生きながらえるためにデバイスを作った自分であったが、やはりもうわずらわしい事を考えたくなかった。
それが、戦時下に死んだ人間の思うところだった。
生きたり無いとは思えど、これ以上人生を送りたいとは、どうしても思えなかった。

青年は自分の施したデバイスの機能を思い出しながら弄り、少しだけ改善してみた。
しかし、デバイスの中にもっとも重要な部分が欠落している事に気づいた。
「ここが無いと、とてもデバイスとしては・・・」
なので、出来うる限りの改善をした後、少年が戻ってくるのを待っていた。


この灰色の世界に、飛んできた理由。
そんな事も、関係があるのだろうか?
あの、仮面の男に・・・
ムウの言葉を思い出し、シンは何処までが偶然なのかを測りかねていた。
クルーゼとの邂逅は、果たして魔力の暴走と関係があるのか、そんな事も、シンには分からない。
「そろそろ戻るか・・・」
遥か広がる彼方へ足を向けては、もう戻ってこれないかもしれない。
そう考えると、何処と無く恐くなって、シンは少々足早に先ほどの場所へ戻った。


「あ、お帰りなさい」
「あぁ、別に家ってわけでもないけど」
「それもそうですね」
シンが戻ってみると、先ほどの青年はここが家のような受け答えをした。
いや、もう既に彼にとってはここは家なのかもしれない・・・
「それで、デバイスの事なんですけど、中枢記憶機能が抜けてるみたいですね・・・」
早速青年が本題に入った。
そしてこれまた早速シンには聞き覚えのない単語が含まれていた。
28〜フォース〜 宿命の時に死んだ青年:2007/06/03(日) 22:58:45 ID:???
「中枢記憶機能?それがないとどうなるんだ?」
「それはデバイスの武器化などの際に必要になるもので、ないと武器化は出来ませんね。
 また、インテリジェントタイプでは稀にこれがないとインテリタイプとして機能しない場合も有ります」
「えっと、要するにこれは使えないのか?」
もう何がなんだか分からなくなってきたので、直接聞いてみた。
シンがかつてプレシアの元で学んだ際には、流石にこんな事までは覚えていない。
あれはそもそも深層にある記憶へのコンタクトが目的だったため、深い知識ははっきり言って必要なかったのだ。
「このままでは使えませんが、このデバイスは形状的に何処が不足しているのかが分かりやすいから、それさえ何とかできればいいと思うんですが・・・」
「それって、何の事だ?」
シンは聞いてばかりであることを自覚はしていたが、流石に『それ』では推測の試用もない。
「携帯電話ですからね。既存の以外にデータ関連となると、やはりメモリースティックでしょうか?so○y製ですし・・・」
つまり、マユに渡されたときはメモリースティックが入っていたと言う事になる。
それがクルーゼからシンに渡る時にはどこかへ行っていた、のだろうか、タイミングはいまいち分からない。
あの時、シンを助けたときに消失してしまった可能性もある。
「無くなったとしても代わりのものでもあるといいんですけど・・・
 魔力を含んだ現代の記憶デバイスなんて、そうそうありませんから・・・」
しかもメモリースティック限定となれば、探し出すのは不可能に近い。
「まぁこういうのは必要になれば手に入るものですから」
「・・・は?」
「人が必要と強く思えば手に入る、魔法って、そんな感じの言葉に思えませんか?」
なのはやフェイトの決闘を見る限り、とてもそんなファンタジーには思えないが、
「そういえば、これ・・・」
シンは自分のポケットに入っている、クルーゼに渡された薄っぺらいものを持ち出した。
「それは、魔力を持ってはいないみたいですね」
言われた通り、シンもこれに特殊な魔力は何も無い事は知っていた。が、
「何で・・・」
それは携帯電話にはまった。
そしてそのまま、高質量の魔力を発し始めた。
「これ、は・・・?」
いままでデバイスを弄くっていた人間でも、これは予想外だった。
「new master confirmed. 」
携帯電話からはそれが出すにはそぐわない、流暢な英語を発した。
「Using language,confirmed.
 Japanese.」
一旦発声を止め、
「マスター、お名前を」
携帯電話は、変わって今度は流暢な日本語で、そういった。
29〜フォース〜 宿命の時に死んだ青年:2007/06/03(日) 23:01:02 ID:???
「俺の名前って事か?
 俺は、シン・アスカだ」
「へぇ、シンくんって言うんですか」
デバイスに名乗ったのに別の場所から反応が返ってきた。って、
「そういえば名乗ってなかったな。
 改めてよろしく頼む」
『よろしく』なんて言葉をさわやかに口に出来る事を、やはり喜ぶべきなのかもしれない。
ここに来てシンは改めて、自分の性格が目の前の青年程ではないものの、柔らかくなってきている事を自覚した。
「僕はニコルです。
 まぁ、僕のことは置いといて、そちらのデバイスに登録したほうがいいですね」
「登録?」
シンの質問には、
「はい。名前をつけてください」
デバイスが答えた。
「初回の起動時に名前は付けましたか?」
「いや、それがつける前に失くなったから・・・」
と言うか、後一歩でつけれたのだ。
頑固なインテリだった所為でそれは叶わなかったが・・・
「でしたら、デバイスと他に別途、基礎となる名前が必要ですね」
シンが頭にはてなマークを浮かべていると、
「人間で言う苗字のようなものです。
 それにプラスしてそのメモリーのみの名前があったほうが便利ですから」
さらにニコルが補足を付け加えてくれた。
別につけなくてもなんら問題はないそうだが、
「メモリースティック毎に性質は変わってきますからね。
 そのときのために名前は決めといたほうがいいですよ」
一つ、今もっているのとは別に知っているのがある以上、決めておいたほうがいいのかもしれない。
「取り敢えず起動してみませんか?
 そのほうが、しっくり来る名前が思いつくかもしれませんよ?」
「そうだな、頼む」
「Yes, sir.」
こういうときは本来の語調に戻るのだろうか、一瞬日本語じゃなくなった。
そして、一瞬の閃光と共にデバイスの真価が顕になる。


バリアジャケットの色は白、青、赤を基調に、それと所々に他の色。
武器はハンドガンとナイフ型の魔力放出機。
「なかなかカッコいいですね」
とは、ニコル談。
30〜フォース〜 宿命の時に死んだ青年:2007/06/03(日) 23:02:39 ID:???
「どうでしたか?」
「すぐに決まった。
 逆に悩むべきなんじゃないかと悩んでしまうくらいにな」
デバイスを元の形体に戻し、
「そうですか」
まるで自分のことのように喜んでいるニコルに向き直った。
「こいつの名前はフォースだな。
 携帯電話の名前はインパルスだ」
意気揚々とシンが言うと、
「了解しました」
デバイスは納得したようで、
「カッコいい名前ですね、何か元が有るんですか?」
ニコルには核心を突かれたが流しておいた。


デバイスが覚醒して、気づく範囲での変化が二つ。
一つは、無尽蔵なまでに流れていた魔力が収まった事。
これでもう暴走はしないだろう。
もう一つは、関連して名前を聞いた事に由来するのだが、どうやらニコルは同じ世界の人間なのらしい。
ピアノを大切にしていた、少年の話は今もZAFT内でたまに語られる事があったのだ。
それは、大戦のさなか、二人の少年が戦う事への矛盾を見出した、運命の瞬間の話であった。

「そうですか・・・そんな事になってたんですね・・・」
シンはその話を、少し迷ったがニコルに話した。
「まだ怨んだりしてますか?」
シンはニコルに質問をした。
その質問こそが、シンのもっともしたかった事かもしれない。
31〜フォース〜 宿命の時に死んだ青年:2007/06/03(日) 23:06:25 ID:???
ニコルは驚いたような顔をして、答えた。
「怨む怨まない以前の問題です。
 僕もナチュラルを何度も手にかけてきました。
 アスランが僕のことをどう評価していたとしても、相手から見ればそれまでの事なんです」
かつてアスランはカガリに言った。
ピアノが好きで優しいただの少年。優しさゆえに護るために戦って死んでいった。
そしてカガリは同じ事を言い返した。
危なっかしいキラ、すぐに泣くような少年。
「皆生きるために必死だったんです。
 でも、だからこそ、平和の国の人間は広く情勢を見渡せていたのでしょう。
 そして同様に、戦いから遠ざけられ続けていた温室育ちの歌姫のみが、戦いの無意味さをただ貫き通せたんでしょうね」
周りから見ればただの道化、それが、エターナルの存在だった。
「怨んでないわけでは、勿論有りませんが、それでも僕はこれでよかったんだと思います。
 死んでしまったけれど、死んでしまったからこそ、こういう考えが出来るのでしょうね」
残された人間はそうは行かなかった。
名将とされたイザークは、ただ一人になってしまったことに苦悩し、盟友の言葉に素直にはなれなかった。
そしてシンは、マユの敵を怨み続けた。
その代償はこの世界に来て現れた。
最愛の妹の死ぬ姿を、この目でもう一度見る羽目になったのだ。
「怨んだら、いけないのか?」
それは単純な質問だった。
「答えかねますね。
 怨むのは心が綺麗でないとかも考えられますが、僕には人を怨まないのは無理です」
そう、それは当たり前。
それでも、それをシンは確認したかった。
(それなら、あの人たちは何なんだ?)
確認するとまた、そういうものを超然していたキラたちの存在に並々ならぬ違和感を感じ始めていた。
(もっと詳しく知りたいな・・・)
あの戦争のことと、あの時そういった感情を捨てる事の出来た人たちのことを・・・
32暇人A:2007/06/03(日) 23:14:40 ID:???
あとがき
なのは「なんか詰め込みすぎじゃない?
アスラン「尺(連投規制)が足りないようだ。だから多少適当になってもいいとか作者は思っているらしいぞ」
キラ「それでいいの?」
なのは「ちゃんとやろうよ、わたしの出番も少ないし・・・
    わたしの言ってるこt」
フェイト「なのは、駄目ッ」
アスラン「そうだ、止めろ。出番ならここで確保してやるから、まだ魔王になるんじゃない!!」
シン(なるほど、あとがきをこんなタイプにしたのはなのはのためか・・・)
キラ「ま、まぁ、これからちゃんとA'sに入っていくらしいし・・・」
なのは「入ってもどうせ『それは小さな願いなの』から入るんでしょ?」
シン「コンセプト的に一番作者がやりにくいところだな、別にいいけど」
はやて「ってかはよぉわたし起きたいんやけど・・・」
フェイト「まぁまぁ、そんな感じで、皆様またよろしく、だそうです」


真・あとがき
ごめんならい、なのはがあまりに不憫なもので・・・
取り敢えずデバイスの入手のいい案が思いつかなかったから適当になってしまいました・・・
次からは元の質に戻せるよう頑張りますんで、よろしく

なのは「結局ここでもわたし影薄いよね・・・」
シン「性格がきつくなってる気がするけど、別に気にするほどじゃないな」
なのは「気にしようよ、わたしのいtt」
アスラン「そのネタは駄目だと言っているだろう」


キラ「あれ、落ちはないの?僕だけデバイスもないよね」
シン「さり気なく愚痴を言わないで下さい」
33通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:15:39 ID:???
>>19
GJ!カナードとレヴァのコント?は素で吹いた。
>>24
ぶっちゃけアームドデバイスも一部に
意識を保有しているものが存在してる。(レヴァとかはその一部に該当してる)
本編でもシグナムやヴィータの質問に答えたり、
レヴァはフェイトに誉められたときにきっちりお礼を言ってるし。
34通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:16:52 ID:???
GJGJ



レバ剣の性格、なんか違う気がするなぁ。
むしろノリノリでやって風呂を沸騰させそうなイメージ
35通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:22:37 ID:???
俺は某軍曹の機体と相棒AIのせいでやたら口達者なレヴァンティンを思い浮かべてしまうw
36通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:26:02 ID:???
>>32
GJ
ニコルー、って感じですな。
二コルの事を知ったらアスランはどういう反応を示す事か。
典型的ないい子で終わってしまった原作二コルの内面が見れて
面白かったです。
37通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:29:37 ID:???
>シャマルの料理を味わっているザフィーラが答えた。
ザッフィィーーーー!!!
38通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:31:18 ID:???
>>34
戦闘中とかノリノリだしなww
39通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:33:02 ID:???
ところでシャマルの武装はフォークだよな?
40通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:33:33 ID:???
中の人のネタktkr
41通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:40:19 ID:???
>>32
なのははすっかり魔王イメージが定着しているのかw
はやてとシンの絡みがすくなかったのが個人的にはちょいと残念w
でもおもしろかったっす。GJ
42通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 23:51:36 ID:???
>>32
乙!
シンのデバイスはやっぱりインパルスか。
そのうちデスティニーとかもでてくるのかな?
43通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:00:58 ID:???
インパルスの特徴である分離合体機能って
デバイスでも表現されるのだろうか。
キラ相手にやってのけたパーツアタックとか分離回避とかあったら強そうだ。
44通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:03:04 ID:???
シンの体を真っ二つにしろってのか?
45通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:04:59 ID:???
いいじゃん、マジックショーみたいで
46通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:05:19 ID:???
>>44
デバイスをデンガッシャーみたいに分離合体とかじゃね?
47通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:06:11 ID:???
そして今日ははやてさんの誕生日〜。
はやてさん、お誕生日おめでとう。
48通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:06:56 ID:???
あ、今日ってはやての誕生日なんか
知らなかった
はやておめっとさん
49通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:08:02 ID:???
>>46
それそれ。
そしてはやてさんのお誕生日おめでとう。
50通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:08:56 ID:???
                 ,.、
                 |_|
            ,ィ7'l:::Kス
             〈_)-`'::::::ハ          _ -−― -  _
              〉、:::::/::::ハ          /         `丶
           ヾ三ソ::::::::ト、       /, -=ニ三ミ、       ヽ
                \::::::::ノ!:ヘ     // / i    、 `ヾヽ i.   ',
               Y´  ! ト、 ./‐/ニA_ニi、=ハ   ヾ::::!    }
           {ヽ   ∨   l ヘ ! l /Ll_\トj七メ  l V     !
           ヾ::\ ∨ i   ヘl !〈 ト'::l   7゚::ヽ!×!  !     ,'  /7
            >:::\ヽノ __ 「`ト!、.ゞ' ,  弋ソ.!  !  ト、  ノ /::/
            \:::::::ハ./, '   l l:::ハ. r‐ 、 ""| !  l、:X/:::::::7
             〈::::::::::::l〉    .〉 〉:::トゝノ__,.ィー!  l  .K>、\::<   ありがとな〜
             ヾ_::::::::!    / //テ、}][`7ヲヘ!イノ!∧トゝ::\:X´
                レヘ:::ゝ _  y' _ -、 ! |  lヾ'<`ー-,.、:::::::::::::_ル、}
                 \::! 7/   ! ト、_ノイト、l::::::/|_|二_ ̄
                  `/ /〉    ! |:::|!|:::!| レ〈ヽ!:LLレ}
                       / 〈/   / l:∧ソ::!| | `K:::::::ノ〉
                   /}  レ´二_ー-'_/:《::::::/ノ l `ト、二ソ|
                 /:::/  _>'<二ヾ´:::|ソ::::::>ヽ,イ  ト、::::::::イ
           /::::::/ /  ̄/7ソ三`,>ヘ/-‐' .l /   ̄ .ト、
          /::::::/!/ ノー'二7ニソ>‐y`/7 〉|\ ヽ     /:::::\
          ∠/!/  / /::://:::::/ソ>:::〈〈:::「ヾ,!:::::\ `ー-イ::r 、:::::\
            /!   / /:::::://:::::〈〈:::::::::::! |::「ヽゞ,::::::::ヽ   ヾ! \ト-
         /:::::|  / /二´/:::::::::[二]:::::::! |∧._ ̄ト、::::::丶、_
.          /::::::/ / /{:::::`':::::::::::::::|!|:::::::::レイヽヽ ! l::::::::::::::`ヽ
      /:::/l/   `7::,イ::/二二,ニ,ニニニ=、!::ヘ∨ ヾ::::::::::ト、:::\
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   //        |::::::|::::::ヘ     l::::!     !:::::::::::\:::::`丶
51通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:10:52 ID:???
はやてはこのスレではすっかり人気者だなw
52通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 00:22:38 ID:???
フェイトのBJみたいに服装も変わるんかもなぁ
53通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 08:31:45 ID:???
はやて誕生日おめでとう!

シン!プレゼント渡す時にスキル発動させるなよ!
54通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 09:15:56 ID:???
トリップ付けてくれたら抽出しやすいんだが
55通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 11:36:31 ID:???
なにを抽出するの?
56通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 11:38:14 ID:???
はやての誕生日祝いに俺、参上!
おめでとうー
57通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 12:24:28 ID:???
>>54
つーかスキルネタいってるのは一人じゃないだろ。
それはそうとはやてのお誕生日おめでとう!
58通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 12:27:54 ID:???
自分がトリップつけてから他人にも頼めって感じだな
59通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 12:37:01 ID:???
ハッピーバースデー ハヤテ・ヤガミ。
60通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 13:57:24 ID:???
ティア「……」
目の前で他の人よりも張り切って、部屋の飾り付けをするレイ
ティア「張り切ってるわね」
レイ「ああ、俺はこういう事がしたかったからな。それに…」
ティア「それに?」
レイ「俺は最初からクライマックスだ!」
飾り付けに戻るレイ
ティア「……レイってこういうこキャラだっけ?」

〜八神はやて誕生日会場より〜
61通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 14:11:06 ID:???
レイはこういうときでも熱血なのかw
62通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 14:23:37 ID:???
       ',:|ヽ::|:::lヽl::::::::::::::::::::::::::::::::://:::| // |: : l:.: : : : : :
           l| ヽ|ヽ,l::}  、         j: : ::jノ/   |: : :l::: : : : :  
                l:ヽ  -     .イ::://    |: : ::l::: : : : :   
                |: ::iヽ、       イ//‐|,     |::::::::l:ヽ: : : : 
                l: :リ  ` --r '´ //  /`┬ 、 .|:::::::::|:::ヽ: : : 
                V    | l¨l    ./  |  `ー-、:l:::::::\  関西弁ウザイなぁ・・・
  ┌――――――――――┐__//大l   /   .ト、    `ー--
  |                    |::/  |/∧ヽ /   j  ヽ    /
  |                    |/  |V V /   /    \ /
  |                    |l|  |'⌒ヽ/  /    i  /j´   __
  |                    | l  |  / ,/     | .//  /r⌒

63通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 14:29:24 ID:???
魔王降臨!いくらはやてが優遇されているからってw
64通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 14:39:12 ID:???
実際に陰のあるハヤテやフェイトのほうが
種死キャラと絡ませやすいからなあ。
65通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 15:09:21 ID:???
なのはさんは幸せキャラですからなw不幸な所が思い浮かばんw
66通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 15:14:18 ID:???
魔王シーンの影響でシンとかが守ったり支えたりするヒロインという
イメージもつきにくくなっちゃったしなw
67通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 15:45:16 ID:???
いや、此処はあえて夫妻の空言に乗っかって大魔王の部下その1にすれば・・・・・・
そんな俺は主従萌えだ
68通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 15:55:32 ID:???
大魔王なのは・・・怖すぎる。
69通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 15:59:25 ID:???
しかし主従というなら、はやてと騎士たちがいるわけで。
主従萌えまではやてに取り込まれてしまうのか!
すごいなはやては。
70通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 16:33:06 ID:???
リインって、はやて以外ともユニゾン出来るとは知らなかったぜ
ユニゾン出来るのは、夜天の書繋がりでヴォルケン達だけなのかな
いっそのこと、六課全員とユニゾン出来ると面白いんだが
71通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 19:10:39 ID:???
大魔王って響きはまぬけすぎるw
72通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 19:32:06 ID:???
パンチラ大魔王リリカルなのは
73通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 19:37:18 ID:???
パンチラなんかしてたか?
魔法少女特有の見えそうで見えない、っていうパターンだと思ってたが。
74通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 19:42:08 ID:???
俺が確認する限り無印ではパンチラした
A'sではヴィータのみがパンチラ
75通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 19:43:55 ID:???
さすがにオバンのパンチラはキツいということだろう
76通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 20:02:54 ID:???
あの年でオバンってw
77通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 20:06:59 ID:???
待てい!
同い年の俺もおじさんになるか?
78通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 20:08:41 ID:???
どうやらこのスレには極度のロリ主義者が潜んでおるようだな。
79通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 20:13:28 ID:???
今日は投下はないのだろうか?
昨日、一昨日と連投だったからやっぱないのかな?

てか、新スレ立ったら投下するって言ってた職人さんがいたけど…、彼は何処へ?
80通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 20:20:59 ID:???
獅子王凱隊長は20歳だがオジサン呼ばわりですが?
81通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 20:37:28 ID:???
>>77
某同人誌で第三期が19歳と知ってショック受けたはやてが

 「 1 9 歳 な ん て も う 老 人 や な い か ! 」

って叫んでたよwww
82通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 20:43:35 ID:???
StSではパンチラどころか変身以外に全裸やら乳揉みやら・・・
83通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 20:46:27 ID:???
>>71
大魔王なのバーンで。
84通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 21:01:39 ID:???
>>81
その理論でいくと何人か老人がいる事になるが
85通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 21:02:42 ID:???
>>81
よーし、月5万の年金はもらったw
86通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 21:58:32 ID:???
>>81
今その同人誌を読んでいる俺、参上w

ちびシグナムかわいいよちびシグナム
87通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 22:54:49 ID:???
こんなの投下してここの皆さんは喜ぶのか……?
http://nicosns.inventor.jp/download/sm390605
日記なのでアカ無い人でも見れるはず、コメが映らないのは我慢してくれ
88通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 22:55:36 ID:???
ちょっとお聞きしたいのですが、ここってご都合主義ってOKですか?
プレシアが改心してフェイトと仲良く暮らしたりとか?
89通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 23:01:00 ID:???
>>88
かえって新鮮かもしれん。
とにかくまずは投下してみる事を推奨する。
90通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 23:09:14 ID:???
>>87
ゼオライマーの音楽かっけー!
91通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 23:12:34 ID:???
>>88
匿名で失礼しますが、それを踏まえて書いてる真っ最中な者です
色々矛盾だらけですが・・・orz
92通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 23:14:45 ID:???
矛盾なんて勇気で補え
93通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 23:17:59 ID:???
>>87
テラめいおー☆www
笑わせてもらったw
94通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 23:36:50 ID:???
http://nicosns.inventor.jp/download/sm224448
こういうのでもOKだろ
95通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 23:43:46 ID:???
よっぽど文面がひどくない限り、多少は目ぇつぶってもらえるでしょ。
96種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/05(火) 00:30:17 ID:???
携帯から失礼します。

投下は今日か明日の予定です。
ちょっとPCの調子が悪くて再起動の嵐でして…。
OSがWin98SEで6年間連続稼働に限界が来たのかもしれません。
Atlon650MHz SlotAなんてもう売ってないよ…。
リカバリディスクはあるけど、他のドライバディスク全部無くしたよ。
ヽ(`д´)ノ
97通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 01:32:54 ID:???
ティアナ「弾丸のランスター参る…ファントム!ブレイ…」

なのば「くくくっ…この程度か。所詮は弾丸か。光の威光には届かん
レイジングハート、エクセリオンモード解放
塵一つ残らず消滅させてやる
スターライトブレイカー」

ティアナ「うわぁぁぁぁぁ!!!」
98通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 07:54:52 ID:???
>>97
ちょwwwwwwwまてwwwwww

99通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 08:33:51 ID:???
>>94
シンクロしすぎだろwwww
スバルが勇者王にしか見えなくなったことについて責任を取って貰おう
100通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 18:32:29 ID:???
非常識な質問を一つ。
なのはをwikiでしか知らない奴が書くのはまずいですかね?
101通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 18:47:16 ID:???
とりあえず投下してみて、反応を確かめてみては如何だ?
正直、wikiで何処まで把握できているかがわからん。
102通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 18:49:59 ID:???
>>100
難しいと思う。
Wikiとか設定だけだとどうしてもキャラ的に矛盾が生じるだろうし
アニメ本編見るなり小説読むなりするのが無難だと思う。

つか俺もそれが要因で書けないんだがなorz
103通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 19:12:48 ID:???
冥王ネタは今書いてるSSで使おうとしてたんだぜ!

声ネタでレイだがね。なのはに言わせるかは…StS見た後だと惹かれるから困る。
104通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 19:12:56 ID:???
>>100>>102
無印とA'sは良作アニメ。
レンタルしてる店もあるんだし、一度見る事を強く勧める。
105通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 19:49:07 ID:???
やべ〜、今書いてるSSがダイジェストみたいなかんじで進んでクライマックスに突入しやがったwww
第五話ぐらいで最終話になりそうなんだが…ダイジェストはやめた方がいいかな?
106通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 20:09:42 ID:???
>>87
>>97
ついになのはも冥王様と並ぶネタキャラになったか、喜ばしいことだな。
107通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 20:24:45 ID:???
>>105
作者さんのやり方によるだろう。
ダイジェストがあることでむしろクライマックスが盛り上がる事もあるし。
108100:2007/06/05(火) 20:57:15 ID:???
>>106
まったくその通りだw
ちなみに>>97の「スターライト・Meioh」ってのもあった。
109通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 21:00:00 ID:???
>>100
一度は見ることを強く勧める。なのはWikiのデータだけじゃ、
キャラクタの詳細を埋めることはできても、キャラクタそのもの
を把握することは無理。
二次創作のキャラはいろいろな意味で偏ってることが多いしな。
110100:2007/06/05(火) 21:47:24 ID:???
アドバイスどうも、色々手を出してみる事にします
ってかニコ動はコメがいちいちカオスw
111通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 22:09:39 ID:???
俺も便乗でちょっと質問させてくれ
シンとマユと凸とステラを無印〜A'S世界に放り込むのは少し要素多すぎるかね?
SS書くのは始めてなんで、加減が今ひとつ分からない
112通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 22:15:57 ID:???
マユとステラだけでいいんじゃね?
ぶっちゃけ死人だk
113通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 22:40:10 ID:???
シンはいたほうがいい気がする。
なんだかんだいってシンがいると話が進みやすいと思う。
凸は・・・よくわからん。
114通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 22:54:56 ID:???
なんとなくデスティニーアストレイとのクロスを思い浮かぶ
・新設された機動六課を取材することとなった野次馬ジェスと凄腕魔術師カイト
・噂の六課を取材することにワクワクが止まらないジェス
・美人だらけの六課にワクワクが止まらないカイト
・万能デバイス『アウトフレーム』で空だろうが陸だろうが取材するジェス
・多数のデバイスを使いこなし、ジェスを助けるカイト
115通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 23:03:57 ID:???
>>・美人だらけの六課にワクワクが止まらないカイト
はげしくわろたw
116通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 23:53:32 ID:???
今日も投下ないのか・・・。なんか寂しいなあ。
117通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 00:36:55 ID:???
C.E世界を最初から魔法世界に改変してもいいかい(´・ω・`)
118通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 00:38:23 ID:???
いいよ(´・ω・`)
119通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 00:55:00 ID:???
戦艦一隻をクルーごと管理局次元航行隊所属にするのはアリかね?
120通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 01:05:46 ID:???
なんかふざけんなてめぇスレのノリだね(´・ω・`)
121通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 01:07:03 ID:???
>>120
そんなつもりは無かったんだがごめんよ(´・ω・`)

職人さんも来ないし、お詫びに一話だけ投下するよ(´・ω・`)
122通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 01:08:39 ID:???
(´・ω・`) ノ思う様投下してくれたまえ
123117(´・ω・`):2007/06/06(水) 01:13:28 ID:???
第一話「宇宙から落ちた迷い子」

C.E.74年。

人が魔法の力を手に入れて二百年余り。
異世界との交流を鎖し、地球の人々が宇宙へとその住居を拡大して六十余年。
天才魔導師ジョージ・グレンの告白と『新たなる人類』コーディネイターの誕生。
コーディネイターとナチュラル、互いが互いを憎しみあう二つの人種。
連合とZ.A.F.T、ロゴスそしてデスティニープラン。
世界を二つに引き裂いた二度の大戦はいずれも勝者無き終戦を迎えた。


終戦より半年後。プラント首都アプリリウス。

「出向? ……でありますか」

驚きを隠せないままシンはたった今言い渡された辞令を聞き返す。
隣に立つレイもその顔からはわずかな驚きの表情を読み取ることができる。
そんな二人の態度を楽しむように微笑みながら、辞令を言い渡した本人――プラント最高評議会議長ラクス・クラインはもう一度先程と同じ内容を口にする。

「はい。シン・アスカ、レイ・ザ・バレル両名に時空管理局への出向を命じます」

さすがに二度同じ内容を聞かされれば自分の聞き間違いではないようだ。
その辞令の内容はシンはおろか、おおよそこの世界全ての住人にとって驚かざるを得ない内容であった。

時空管理局。
数多ある次元世界の管理と平和を自認する『正義の味方』である。
しかし、シン達の住むこの世界―第97管理外世界―は百年以上昔に管理局はおろか他の全ての異世界との交流を絶ち事実上の鎖国状態であることは子供でも知っている歴史上の事実だ。
なのに、今回の出向命令。
それの意味するところは――。

「それは他世界との交流を再開する、という意味でしょうか」

シンの感じた疑問をレイが一足先に口に出す。

「戦争も終わって、地球とプラントの仲も前大戦後よりも良い状態を保てている。僕達の世界が安定した今こそ、外の世界との交流を取り戻すべきだっていうのがラクスの考えだよ」

彼の疑問に答えたのは、ラクスの隣に立つシン、レイの上司。議長親衛隊隊長キラ・ヤマトであった。

「しかし、今回の件に対して連合側から何らかの行動があると思われますが。元々、外の世界との交流を打ち切ったのは彼ら地球連合なのですから」
「それについては既に外交ルートでの折衝が行われています。大丈夫ですわ、私やカガリ様を信じてください」

つまりは政治の問題だ――そう言われると、FAITHといえど一兵士に過ぎないシンとレイにこれい以上言えることは無く、未だ納得できない気持ちを抑え辞令を受領する以外出来ることはなかった。
124117(´・ω・`):2007/06/06(水) 01:22:05 ID:???
議長室を後にしたシンとレイは人事部へ赴き、諸々の手続きを済ませ装備を受領するために兵器工廠のあるアーモリーワンへと移動してる途中だった。

「なぁレイ、今回の件どう思う?」
「どう、とはどういう意味だ」
「そりゃ、戦争が終わって平和になったから鎖国を止めるって事くらいは理解できるけどさ。どうして出向要員が軍人の俺達なんだ?
ミッドチルダ式って言えば次元世界で一番使われてるくらい優秀なんだろ。普通は技術部の人間じゃないのか」
「管理局は何十もの次元世界においてロストロギア犯罪の抑止と魔導師テロの鎮圧を行っていると聞く、そういう仕事は俺達の領分だろう。
それに、出向するのは俺達だけじゃない。技術部の連中と情報部からも数名が派遣されるようだ」
「ふーん。でも一番意外なのはデバイスだよな。デスティニーとレジェンドまで携帯許可が下りるなんて」

デバイスの話題が出ると、今まで書類から目を離さなかったレイが手を止め数瞬だけシンの方を見つめる。
しかし、すぐに再び書類に目を通し始める。

「レイ? どうかしたのか」
「いや、何でもない。魔法技術については管理局の方が長い歴史がある。出向して、デバイスの性能差で連携が取れなくては話にならないからな。
おそらく、デスティニーとレジェンドはそういう保険もかねているのだろう。それよりもシン、装備項目に予備として通常装備の携帯とあるがどれを使うつもりだ」

その質問に対し、シンは腕を組みいかにも悩んでいますという表情をする。

「出来れば慣れた物を使いたいからインパルス――と言いたいんだけど、俺のはルナが使ってるし、他のインパルスは大戦中に全部破壊されたらしいし。一応聞いてみるつもりではいるけど、無ければ無いでグフでも使うさ。レイはどうするんだ?」
「俺はザクファントムにするつもりだ。使い慣れてるからな」
「そっか。そうだよな」

そんな会話を続けるうちに二人を乗せたシャトルはアーモリーワンへと消えていくのであった。
125117(´・ω・`):2007/06/06(水) 01:24:35 ID:???
数日後

次元世界航行戦艦『ピース』
約百年ぶりに封印が解かれた次元航行システム搭載艦。
ラクス議長のお言葉を賜り、ニ隻の護衛艦を連れ、ピースはプラントを後にした。
ピースは進路を地球に向け発進。
予定では地球側への示威行為を兼ねて月面基地を中継後、ミッドチルダへ向けて次元転送。
こういった形式的な事が苦手なシンは、まどろっこしいことをせず直ぐに転移すればいいのになんて思ったりもするのだが。
ともかく月面に着くまでは特にする事が無いので食堂に来たシンはそこで神妙な顔で座っているレイを見つけた。
あの最終決戦の後、一時期レイは死んだも同然だった。
報告書によれば崩壊するメサイアでデュランダル議長とタリア艦長と共にいたらしいのだが、幸か不幸かレイだけが生き延びた。大破していたとはいえ、レジェンドの防衛機能が働いたおかげだ。
生き延びたレイだが、救出当初は生きる気力を無くし何の反応を示さない事もしばしばだった。
最近になってようやく普段通りの彼に戻ってきたが、時折今にも消えそうな雰囲気で物思いに耽っているレイを見かけることがある。
今のレイが正にそれだ。シンはレイをそのままにしておくのはよくないと思い、彼に話かけようとする。

「おーい、レイ」

こちらの声に気づくと同時に、レイの纏っていた雰囲気は消え去り何時ものレイ・ザ・バレルに戻る。

「シンか、どうかしたのか。何か……」
<レシ・アスカ、レイ・ザ・バレル両名はブリッジへ。繰り返す――>

レイの声に被さるような艦内放送が二人の会話を遮る。

「それでシン、どうかしたのか?」

ブリッジに歩き出しながらも話を続けるレイだが、勢いを削がれたシンは

「いや、なんでもないんだ。それよりブリッジへ急ごう」

としか言い返せなかった。


艦長の用件は、士官室の一部のエアコントロールに問題が発生しているようなので部屋を移動して欲しいということだった。

「いくらモスボールしていたとはいえ、一世紀以上も前の船です。仕方ないのかもしれませんな。とりあえずお二方にはしばらくの間B-3区画の部屋に移動していただきます。使用していただく部屋はこちらの――」

三十も後半であろうか。大の大人である艦長が、十代の二人に敬語を使う。
見るものが見れば奇異な光景だが、この船でそれを変に思う者は誰一人としていない。
FAITHである二人はこの艦の最上位階級であり、前大戦の英雄とも言えるのだから。
艦長に敬礼を返し、ブリッジを出た二人はさっそく荷物をまとめに部屋に戻る。
126117(´・ω・`):2007/06/06(水) 01:25:49 ID:???
元々、乗艦して間もないためいくつかの小物を仕舞いなおすだけで移動可能となった。
部屋を出ると先に準備が出来たレイが部屋の前で待っていた。
並んで移動する最中、レイが口を開く。

「シン。今回のこの任務、お前はどう思っている」

それは、先日シンがレイに向けた質問そのままであった。

「どうって……管理局との協力体制を築くためのテストケースだろ? レイだってそう言ってたじゃないか」
「それにしては妙だとは思わないか」
「妙? 妙って何が……」

エレベータに到着したため一旦会話が途切れる。
エレベータに乗るとレイが再び口を開く。

「出向というには人数が少なすぎる。特に、実働部隊は俺とお前の二人しかいない。技術部にしてもそうだ。我々の魔法のベースになった魔法体系とは言え、一世紀以上も断絶していた世界だ。
普通ならば、数十人規模のチームが分野ごとに複数編成されるべきはずだろう。だが実際は二十名に満たない人数しか乗り込んでいない。そしてなにより不可解なのが、この艦のあちらの世界での行動に関しての情報が一切知らされていない。」
「どういうことだ? それってこの艦が俺達にも言えない特殊な任務を……」

話の途中で目的の階に到着。
シンは話を中断し降りようとするが、レイは動こうとせずシンの腕を掴み引き止める。
不思議に思ったシンだが、さっきの話の事もある。何よりレイの張り詰めた表情を見ると動くことは出来なかった。
そして再びエレベータのドアが閉まる。

「この艦に乗艦してすぐ、俺はFAITH権限でこの艦のデータを照合した。すると軍務局から支給されたデータには無い区画があることが判明した」
「データに無い?」

シンが疑問を投げかけると、レイはエレベータのボタンのいくつかを同時に押す。
すると開閉ボタンのすぐ下にスリットが現れる。
そのスリットにレイは自分の認識票―FAITHとしての階級書―を差し込む。
レイが認識票を差し込むと、エレベータのボタンのライトが緑から赤に変化した。
動き出すエレベータ。
やがて、B-5cという階でエレベータが止まる。
シンの記憶が確かならB-5c区画は――

「あれ? B-5cは旧式の大型次元転移演算システムが縦に貫いてるから部屋なんて――」

シンの言葉が終わる前にエレベータのドアが開く。
そこには、薄暗い広大な広間と、そこに鎮座する何かのいくつもの影が見えた。
広間に入った二人は、ペンライトを手に一番大きな物陰の前に来ていた。
間近で足組みなどを見ると全長二十メートルほどの大型装置のようなものに感じられる。
四つの足が真ん中の樽のようなモノを支えている。しかし、これは一体何なのか。
シンが足の裏や樽の底を調べようとしたとき、レイが何かを見つけたのかシンを呼び止めた。
「これを見ろ」と言いながらライトを上に向け一点を凝視している彼の表情は無表情ながらも見るものが見れば驚きを隠しきれていなかった。
彼の視線に沿って顔を上げたシンは驚きと困惑を感じずにはいられなかった。
127通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 01:27:32 ID:???
>107
一話と半分ダイジェストなんだぜ?
128117(´・ω・`):2007/06/06(水) 01:29:16 ID:???
赤い逆三角形の中に右斜線の入った逆核マーク――それの意味するモノ、つまりは

「マジックジャマーー……何で、こんなものが」

シン達軍人ならば。いや、シンの世界の人間ならば誰もが見間違えるはずのないマーク。
連合の魔核―魔力を無尽蔵に吸収して爆発する爆弾―を封じるためと、連合側の社会システムを根底から破壊すべく投入されたプラントの忌むべき戦略兵器。
何故こんなものが管理局との協調のためのこの艦に、しかも秘密裏に。
ふと隣の小さめの影に目をやると、それらも全てマジックジャマーの列であった。
戦略級の大型は目の前のを合わせ五個で、その他は三メートル程度の小型化したMジャマーが何十と並んでいた。
目の前の事実に頭が真っ白になっていた二人が徐々に状況を把握し始めた矢先、突如艦全体に警報が響き渡る。
警報を耳にした瞬間、つい周囲を警戒してしまった二人だがブリッジから緊急の通信が入っているのを確認するとホっとしつつ回線を開く。
シンはここにいるのがバレたらマズいんじゃないかと思ったが、レイが映像をOFFで通信しているのを見て同じようにSOUND ONLYで起動する。
<現在何者かの襲撃を受けています。襲撃犯の正体は不明。奇襲を受け、既に護衛についていたナスカ級ニ隻は撃沈。辛うじて出撃できた魔導師が迎撃に当たっていますが時間の問題です。これより本艦は緊急転移を――>
艦全体に大規模な振動が響き渡る。
大きな揺れが二人を襲う、レイは近場の小型Mジャマーにしがみつく事で踏ん張ったが、シンは掴まる物がなく床に置いた荷物にむかって転倒してしまう。

「シン! ええぃ、護衛隊は何をやっている」

悪態をつくレイ。しかし次の瞬間、強烈な光が防壁を抜け差し込んできたのを視認したと同時にレイの意識は消滅していた。
それは、ある思想組織に属するテログループよって放たれた一発の魔核がその本懐を遂げた瞬間でもあった。
129117(´・ω・`):2007/06/06(水) 01:31:08 ID:???

フェイト・テスタロッサはその日、ジュエルシード回収のために海鳴市のとある山中へと赴いていた。

管理局の目を欺いてのジュエルシード探索は思ったよりも難しく、この日ようやく一つを回収出来たところだ。
管理局もこちらの動きをある程度絞り込んでいるはずだ。
あちらのレーダーにジャミングを掛けてはいるが、それも何時まで持つかわからない。
無事封印の終了したフェイトはジャミングを維持している使い魔のアルフに撤退を伝え、合流を待っていた。
転送魔法の準備に取り掛かっていた最中に、アルフから念話が届く。
どうやらこちらに向かっている最中に何かを見つけたらしい。
転送準備を一時中断して、アルフの反応がある地点へと向かう
さして時間もかからずアルフと合流すると、森に少し入った場所へと案内された。
そこでフェイトが見たのは、仰向けに倒れた少年と周囲に転がる大型のボストンバッグとトロリーバッグが一つずつ。
少年は赤い軍服のようなものを着込んでいて、意識を失っているようだったが特に外傷は見当たらなかった。
アルフ曰く、急になんとも変な感じがしたからその原因を探して見たら倒れていた、らしい。

「でさ、フェイト。見つけたあたしが言うのも何なんだけど、こいつどうしようか」

アルフの問いかけにフェイトはしばし逡巡した。
自分達は現在管理局に追われる身だ。余計な荷物を背負い込めばそれだけ危険が増える。
この少年の身元も不明なため、最悪管理局へ自分達の情報をリークされる可能性もある。
さらに言うなら、こんな所で倒れていること自体が怪しく、少年自身が何らかのトラブルを抱えている可能性もある。
この少年を助けることによって自分達は多大なリスクを背負うことになるだろう。
しかし――

「この人を助けよう。アルフ、この人を家まで運んでくれないかな」

フェイトは助けることを選択した。
行き倒れている少年を目の前に、見捨てることが出来なかったのだ。
そんな自分の主の思いを感じ取ったアルフは

「わかったよ、フェイト」

主の優しさを嬉しく思い、揚々と少年と周囲に散らばった荷物を抱え始めるのであった。
130117(´・ω・`):2007/06/06(水) 01:35:44 ID:???
残念ながら続かないんだ(´・ω・`)

本文長すぎ・改行しすぎ・一文長すぎとかボロクソに言われた orz
読みやすさ優先で一行空けてるけど、空けない方がいいのかな?
兄弟達の暇をほんの少しでも潰せたのなら嬉しい。

職人様の降臨を待ちつつ読者に還ります(´・ω・`)ノシ
131通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 01:42:39 ID:???
>>130
別にボロクソに言われようと最低限読めるならかまわないと思うよ
てか最初から上手く書ける人も少ないし、ここは口うるさく言う人もあまりいないと思うから
是非また投下するといいよ
(´・ω・) ノ
132通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 01:44:37 ID:???
>>130
ここまで書いておいてそんな・・・。
誰に批判されたのか知らないけど続きを書いてみるのもいいんじゃまいか?
面白かったよ。ありがとう。
133通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 02:02:16 ID:???
下手じゃないじゃないかよぉ!
ホントに…誰に言われたんだ?

あと、投下に割り込んでごめんね。
134通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 02:06:10 ID:???
>>132
偉大なFOX先生にね(´・ω・`)
スレ投稿初めてだと1レスどの程度が限度なのか分からなかったんだ。

実はもう三話まで出来てるんだとか言えなry
135通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 02:08:48 ID:???
ちょこっと1シーン
なのは「キラ君、ちょっと来てもらえる?」
それは何時もの訓練の最中の出来事だった。
キラ「え?どうしたのなのは?」
急になのはに呼び止められ訓練を中止するキラとヴィータ
ヴィータ「なんだよーせっかく良い所だったのによー…」
ふんっと拗ねるヴィータをなだめるキラ
なのは「ごめんねヴィータちゃん〜ちょっとキラ君とお散歩良い?」
両手を合わせてヴィータに申し訳なさそうに詫びるなのは。
ヴィータ「仕方ねえ。戻ったらもう一回たのむわな、キラ」
キラ「うん。わかってる」
そしてキラはなのはに連れられていく。
キラ「で…どうしたの?用って何?」
なのは「うん。実はね、キラ君に渡したいものがあって」
なのはが基地にあるラボの扉を開け、キラを招き入れた。
プシューガシャン
はやて「お、二人ともきたな」
リイン「キラちゃんになのはちゃん遅いですっ」
フェイト「まってたよキラ、なのは」
なのは「ごめんね3人とも。おまたせだよっ」
すでにラボには、フェイト、はやて、リインの姿があった。
でも一体何のようなのだろうとキラは困惑するばかりである。
はやて「キラ君訓練中なのに急に呼んでごめんなぁ」
キラ「いや…僕は全然かまわないんだけど。急に呼び出されてびっくりはしたけど」
はやてはこほんと息をつき、改めてキラに用件を伝える。
はやて「実はな、キラ君の新しいデバイスが完成したんや」
キラ「え?」
なのは「うん、結構時間掛かっちゃったけど、良い仕上がりだよ」
なのははニコっと微笑むと、モニターにスイッチを押す。
するとそこに新型デバイスの映像が出る。
キラ「これは…!レイジング…ハート…」
モニターに映し出されたデバイス、それは一瞬レイジングハートと見間違えるくらいよく似たものだった。
なのは「似てるのも無理ないよ。だって設計したの私だもん」
はやて「X10A レイジングフリーダム。レイジングハートのデータをもとにキラ君用にカスタマイズした特殊デバイスや」
リイン「設計から組み立てまで全てなのはさんが行ったんですよ〜!」
キラ「うん…すごいよなのは…」
なのは「空戦で何度もキラ君に助けられてるからね、私からの心ばかりのお礼だよ」
なのはは優しく微笑むと、キラにペンダントを渡す。
136通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 02:10:39 ID:???
レイジングハートの色とは違い、そのペンダントは綺麗で透き通った青い色をしていた
キラ「この力…大事に使わせてもらうよ。ありがとなのは…」
なのは「いいよ。その代わりこれからも私達と一緒に沢山がんばってこ!」
キラ「うん!」
お互い笑顔で頷き合うなのはとキラ。
フェイト「なのは、毎日夜遅くずっとレイジングフリーダムの設計考えてたんだよ」
キラ「そうなの…?」
フェイト「うん。だからこのお礼は高くついちゃうねキラっ」
キラ「改めてありがとうなのは仲間の為にこんな風に…うれしいよ」
なのは「だ…だからいいってー」
少し照れながら下を向くなのはを尻目に突っ込みを入れる外野
はやて「せやなぁ。ほんならキラ君の給料で私ら5人で焼肉やな〜!」
キラ「ええ!?」
なのは「楽しみにしてるねキラ君っ」
ラボ内にみんなの笑い声がこだまする。
レイジングフリーダムを手にしたキラ…新たな力を手にし、これから先どうなるのだろうか。
リイン(キラちゃんて戦うときはなのはさんと同等ですけど、こう言ったことにはすごい鈍感ですぅ…)
はやて(せやなぁ…でもいずれわかるやろ♪)
137通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 08:44:28 ID:???
今日夢でスウェンさんが複数のガジェットドローン相手に
スタゲ2話のような戦い方で圧倒するシーンを見た
138通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 09:15:24 ID:???
スウェンが出るとティアの戦力的価値が…
ところでシンの運命分身みたら、またティアが凹みそうだと思った
139通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 09:21:40 ID:???
ティアは虎丸・富樫のポジになればいい。
140通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 11:08:30 ID:???
とするとなのはは平八郎か‥
141通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 11:28:11 ID:???
ふ〜もーふもふもふもっふも〜
142通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 14:01:00 ID:???
>>141
イザーク自重
143通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 14:28:58 ID:???
なのは「あれ?イザークくん、デバイスは?
ロッカーの中に入れといたんだけど…。」
イザーク「…問題ない、爆破した…。」
シャーリー「ちょっwwww」
144通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 14:43:44 ID:???
>>143
これでなのはさんは頭冷やそうかっていえないなw
…あれ、淡い桃いr(ry
145通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 19:30:30 ID:???
>>137
スウェンなんか出てきたらティアはへこむどころじゃなくなりそうだな。
146通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 19:34:50 ID:???
別に六課に入れる必要はなかろ
147通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 19:40:53 ID:???
しかしあれだけの実力だとなあ。6課じゃないほうが不自然に思える。
まあ、敵だった場合でもティアじゃ相手にならなそうだ。
148通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 19:43:22 ID:???
いや、六課の現状考えると
あれ以上の戦力増強は逆にリミッター強化につながる恐れが
149通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 19:52:58 ID:???
こんなの思いついた

「これで終わりだ! フリーダム!!」
シンの叫びに呼応するように限界を外されたデスティニーの核エンジンが咆哮を上げる。
コンデンサ内のエネルギー電荷が一気にマックスまで跳ね上がり。込められた
エネルギーはダムが決壊するかのように、両手のパラマフィスキーナを主とし、
各駆動系へと流れ込んだ。
デスティニーの両手が青白い雷光を放つ。
「ゲム・ギル・ガンゴー・グフォ…でぇい!!」
凄まじいエネルギー量に機体全体が悲鳴をあげつつも、デスティニーは主の命
に従い力強く両手を組み、前方で機能不全に陥っているフリーダムへと向けた。
「うおおおおぉぉぉ!!!」
ヴォワチュール・リュミエール全開!
悪魔を模した鋼鉄の翼から『光』が噴き出し、総重量80tものを機体を
超加速で前へと推し進める。
二つの巨大なシルエットが重なった。
機体重量、加速、エネルギー、3つの要素が交わったその一撃は、相転移を起こし
無二の強固さを持つフェイズシフト装甲を貫き、コックピットを抉った。
「でやぁ!!!」
シンは叫び声とともに両手をフリーダムから引き出す。
コックピットをピンポイントで抉られ主を失った機体は、緊急プログラムを作動させ
主核エンジンを停止し、その場に倒れこんだ。
フェイズシフトダウンを起こしたデスティニーの右手には、気を失っているキラ・
ヤマトが収まっていた。

微妙にスレ違いだとは思うけどさ、デバイスをナックル型にすればできそうな気が。
ってか既出?
150149:2007/06/06(水) 19:55:01 ID:???
モチロン元ネタは勇者王
福田的にはカメハメハを撃たせる予定があったそうな

デスティニーかっこいいよデスティニー
151通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:03:07 ID:???
すげー、まさに主人公って感じだな、シン。
こんな活躍が本編で見たかった・・・。
152通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:10:43 ID:???
>>147
基本的に止まって撃ってるティアと違ってスウェンは回転しながら射撃して
敵を壊滅させているしなあ。腕前がすごすぎる。
153通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:15:15 ID:???
マワール撃ちでストフリ撃破ノーダメージでしたヨ☆(連ザU)

個人的にはデバイスデスティニーに今からwktk
職人さんガンバー
154通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:16:11 ID:???
二闘流のまま普通にフルドライブまでつなげれるのも美味しい
155名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/06(水) 20:22:51 ID:6AD27zQg
スウェンいいね。射撃だけでなく接近戦もできる万能型だし、
連ザでもノワールの銃連射は興奮した。
カラミティとオルガが好きなんだがシンやキラと違って凶暴なせいで
クロスだと敵でしか出てこないのが悲しい。
156種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/06(水) 20:32:32 ID:???
プロローグ

暴走した闇の書に対してなのはは、渾身のディバインバスター・フルバーストを放った。
光が広がった・・・・。
全力だったので、そのまま気を失ってしまっていた。

「あれ・・・?確か、闇の書にディバインバスター撃ったはずなのに・・・。」
なのはが起きた場所は、建物の中だった。
「疲れも無い。バリアジャケット解除されてる。それにここどこ?」
レイジングハートは持っている。しかし分からない事ばかりだ。
レイジングハートに質問してみた。返答は「It doesn't understand.」
「とりあえず歩き回ってみよう。」

建物の中を歩き回っていたら、高校生位の人達を見かけた。
しかし、集団だったので声を掛け辛かった。

後をコソコソ付けて行ったら、自動ドアの教室らしき場所に着いた。
そこには、先客がいた。金髪に緑の帽子を深く被った男性らしい雰囲気の人。




なのはが起きた時代はC.E.71。ヘリオポリスにザフトが地球連合の新型機を奪いに来る直前。

魔法の無い世界に魔術師一人。運命が交錯する。
157通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:33:42 ID:???
ノワールには対艦刀じゃなくてビームサーベルの方がよかったと思う今日この頃・・・
158通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:37:53 ID:???
SS構想中なんですが質問をば
種運命アフター、シン主役、どういうわけかなのは世界と貿易、オリキャラ沢山
なのはキャラ登場はかなり後半から、というのはいいでしょうか?
内容が『なのはをダシにC.E.世界で遊ぶ』な感じなのですけども……
159通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:44:21 ID:???
>>156
GJ!
リアルタイム投稿遭遇は初めてなんでドキドキですw
頑張ってください。

>>157
まぁ確かに、対艦刀の慣性モーメントの大きさ考えるとサーベルの方が似合うかな…

>>158
クロスであれば良いのではないでしょうか、投稿お待ちしてます
160種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/06(水) 20:51:22 ID:???
一応、投下してみました。
頭の中では色々な案が浮かんでくるのですが、
文章力の少ない私では今のこれがいっぱいいっぱいです。

なるべく表現豊かに書くようにしてますが、ご意見・感想お願いします。
161名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/06(水) 20:51:39 ID:6AD27zQg
SSを書いたことの無い者が発言するのは失礼かもしれませんが、
オリキャラ沢山となのはキャラは後半からはちょっと辛いかも。
MSがデバイスになるんだろうか?そうなると数の関係で地球側が有利になりそう。
162通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:54:55 ID:???
なのはがバスターに乗ればオリMS作る手間が省けるぞっと。
迂闊で残念な炒飯にはジンで我慢してもらうって事で
163通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:59:11 ID:???
自分の実力と相談して、完結できるんだったら問題ないが。
クロスSSだからなぁ、完全なオリキャラがたくさん出るのは自重したほうがいいかも
164通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:02:52 ID:???
>>161
えっとですね、オリキャラについてはとりあえずは5人です。
あらすじをもう少し具体的に書くと
『C.E.で高性能な無人兵器や大威力の魔法をつかって戦略ゲーム』
な感じです。
プロット的にはなのはを前半に出すとしても記憶喪失になるかと

>>162
生身で
一 個 艦 隊 撃 沈
165通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:14:44 ID:???
はいはいそういう設定は先に言わない
是、全てのSSや小説の絶対的ルール

破ると急速につまらなくなる。
だからまず書け、書いて聞いて修正してそれを繰り返して作品を作れ
166通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:17:15 ID:???
>>158
その構想だと、CE世界となのはの次元管理世界の関係はどうなるんだ?
次元管理世界に数多ある世界のひとつとしてCE世界を使うの?
後、オリキャラ沢山はきついと思うぞ、5人でも十分多過ぎる
167通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:24:09 ID:???
>>161
数の上で地球側有利?そうか?
なのはの舞台から考えたら地球の戦力、特にその物量なんて問題にならんぞ
168通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:28:18 ID:???
>>165
すみません、以後気をつけます。

管理世界についてはネタバレになるので明言はしませんが、
色々でっち上げようとはしています(出来ればいい方向に)
で、オリキャラは少なくても3人は必要と踏んでいます。
世界同士の橋渡しとしてももちろんですが、シンと馬の合う
ガイキチ君が本編に居ないのも理由です。書くのは経験上問題無い
とは思っています。

よくよく考えてみたらシンって友達いないですし
169通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:30:13 ID:???
レイは友達じゃないのか?
170通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:31:18 ID:???
>>169
お亡くなりになりませんでしたっけ?>種運命アフター




生かすとしてもたった一人orz
171通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:32:42 ID:???
>>168
でっち上げは気にすんな、どうせどちらも設定が全てハッキリしているわけじゃないんだし
その辺は作家がでっち上げるしかないwww


>>169
種死の後じゃもういないじゃん
172名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/06(水) 21:33:53 ID:6AD27zQg
>>167
何というか、ナチュラルとコーディを比べてコーディは反射神経や身体能力がナチュラル
より上なだけで魔力量は変わらない気がして・・・
そうだとしたらいくら身体能力が高くても地球側が小隊を組むか改造人間を出してきたら有利かなと。
173通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:37:09 ID:???
シンの友達ってミネルバクルーは少なくとも友達だろ?
それとメイリンあたりも
174通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:38:53 ID:???
>>172
ナチュラルとか関係なしにさ、なのはの舞台って次元管理世界なんだよ?
言ってみりゃ、地球クラスの世界が幾つもある
人口からくる物量だけでもCE世界の地球ひとつだけではまともに太刀打ちできないだろ
175通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:39:49 ID:???
>>173
ミネルバクルーってそんなに生きてましたっけ

メイリン⇒凸
でも交友関係は続いて良そうではありますね
176通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:40:30 ID:???
>>170-171
種死の後の話か
あの爆発で爆発でどっか飛ばされたとか・・・・

うん、すまん。ROMに回るわ
177通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:44:05 ID:???
>>174
それには同意です。
はたまたコンタクトをとった生命体が人間型とは限りませんし、
別世界の地球人とも限りませんし。(タブン)

>>176
いえ、ごちゃごちゃと読み難く書いてスミマセンでした
178名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/06(水) 21:51:11 ID:6AD27zQg
>>174
すみません説明不足でした。
MSがデバイス化したらプラントにまた地球が戦争を挑むと思ったので、
そうしたら管理局はロストギアなどの被害が出ない限り、戦争には不干渉で
貿易のみするんじゃないかなと思ったので。
179通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 21:58:05 ID:???
>>178
ああ、そういう意味か。
こっちもスマン、誤解していたみたいだ

ただ、MSをデバイス化してもそれまでのパイロット全員が魔力資質を持っているとも思えんので
(つか、かなり少ないんじゃないか、と思う。作家の人のさじ加減しだいだが。)
結局は現有戦力とその運用が鍵を握るんじゃない?
まあ確かに管理局は不感症を貫くだろうな
180通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:00:07 ID:???
なんでsageないん
181通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:03:02 ID:???
デバイス化をするとしてもどういったものになるんですかね?
MSの性能をデバイスまで小型化するのか。
それともどっかの黄金勇者みたく機体が現れるのか。
恐らく前者だとは思いますが、デスティニークラスだと
『単機どころか単独でMS一個大隊を殲滅』できてしまいそうなw
182179:2007/06/06(水) 22:04:18 ID:???
>>179

不感症×
不干渉○
でよろ

しまったなぁ、これじゃみんなに俺がエッチなヤツだと思われてしまうよ
まあ、間違ってはないんだが
183通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:05:50 ID:???
>>181
問題は魔導師の能力だろ
184通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:08:02 ID:???
アフターでもレイが生きてる話もあるんだぜ(´・ω・`)

そこら辺は作者の好きにしていい部分だと思う。
とりあえず設定とかはさじ加減間違えなきゃ叩かれないと思うんだ。
とりあえずやりたいようにやってみるのをオススメする。
185通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:08:10 ID:???
>>183
あ、そうか
デバイスの性能<魔導師の能力
を忘れていましたorz
失礼
186通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:09:41 ID:???
>>156
乙なの!
プロローグだけでは何とも言い難いから、とりあえず続きをwktkして待ってる。
種inなのはは珍しいから期待してるよ。
187通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:14:19 ID:???
質問ばかりであれなのですが、
皆さんは自分の好きなキャラがクロスでカップリングになるとどう思いますか?
例えばありえないとは思うんですけど「シン×なのは」とか。
自分は、展開で上手くシチュエーションを作ればありと思うのですが
どうでしょうか?
188通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:15:12 ID:???
>>175
アーサーとかヴィなんたらってメカニックとか揺籃とか
189通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:18:06 ID:???
>>187
種ではなく「なのはだけ」のファンに叩かれても耐えられるなら好きにすればいい

もともとその辺は作家の自由なんだし、いやなら読まなきゃいいだけだしな
190通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:22:29 ID:???
>>187
シンとはやて、シンとフェイトの組み合わせはこれまでの
ssであったな。どっちもまだ完結してないけどおもしろくて
個人的にはこれからも期待している。やっぱり話としておもしろいかでしょ。
シンとなのはの組み合わせというのは今までにないから斬新でおもしろいかもと
思う。とりあえずやる気があったら書いてみてくれ、としかいえない。
191通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:23:11 ID:???
クロス系でのカップリングは笑いに走るか、フラグ程度でごまかすのが無難
192通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:24:03 ID:???
>>189>>190
>>187じゃないけど勇気を貰ったよ、ありがとう
193名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/06(水) 22:25:59 ID:6AD27zQg
>>179
MSをデバイス化して、それまでのパイロット全員が魔力資質を持っている可能性が
少ないと考えると軍人の数の多い地球の方がエースが多くなり機動六課のような
少数精鋭を組織してプラントに潜り込み内部から破壊する。そして陽動に一般魔道師と核装備MSの混合部隊
みたいな事を妄想してました。
194通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:26:08 ID:???
作者の力量によるというのが大部分っぽいですね、どうもです。

>>188
終結後も連絡を取り合うような友人でしたっけ?
その辺曖昧なんですけど
195通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:27:49 ID:???
>>194
一緒に町に出かける程度の仲
196通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:31:40 ID:???
上にもあったけどシンとはやて、フェイトの組み合わせはあったけど
シンとなのはか。正直想像がつかないな。どうなるか期待。
197通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:32:22 ID:???
>>193
・・・・・・普通はその陽動部隊だけで勝てるんだよな、普通は
198通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:35:07 ID:???
>>196
そうだな、ティアのポジションにシンを入れてそのままStSの七、八、九話でフラグを立てて・・・・・・

・・・・・・駄目だな、シンがティアみたいに反省するとは到底思えない
199通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:38:24 ID:???
>>195
週一にメールで現状報告くらいしてそうですね、どうも。

>>197
核装備の陽動部隊…確かに

>>198
戦後の心が荒れ果てたシンなら反省しそうですけど、序盤は…
でも生粋の軍人ですし、階級が適用されているならツンデレ並に反省するのでは
200通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:42:42 ID:???
>>199
なんだかんだいって最初はアスランにも期待してたっぽいしな。
ガルナハンでは何気にいい仲な所も見せていたし。
ちゃんとした相手になら素直になつくんじゃないか?シンは。
201通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:44:34 ID:???
>>198
それでなくてもシンには必殺の無意識フラグ立てがあるじゃまいか。
これが発動すればなのはとて一撃でry
202通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:48:52 ID:???
シン「みんな……みんな裏切ったんだ、オーブと同じで裏切ったんだ!!」


洒落にならないっすよorz
203名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/06(水) 22:48:55 ID:6AD27zQg
>>197
昔はコーディに肩入れしていたのですが
種死のMS戦見てるとナチュラルが不憫で仕方なくて魔法なら勝てる希望があるかなと。
自分で書いといておかしいですけど管理局が戦争不干渉で貿易(武器デバイス販売など)
してたらロゴスだと気づきました。戦争は疲弊して儲からないはずだが、
ミットチルダなど次元が違うと影響ないですし影響が出たら管理局の魔王が・・・。
204通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:50:16 ID:???
>>201
逆になのはがシンに対してフラグ立てる可能性が(ry
205通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:50:42 ID:???
スウェンさんとかジエッジのシンとかでやってみたいと思った
でも話が明るくならなさそうだからやめておいた
206通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:50:57 ID:???
>>202
それどこの台詞?何気に名台詞っぽいが。
207通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:53:28 ID:???
>>206
エヴァの
シンジ「みんな……みんな裏切ったんだ、父さんと同じで裏切ったんだ!!」
から勝手にw
208通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:53:42 ID:???
残念だが種死に名台詞は少ない
グゥレイト!ぐらいしか思いつかん
209通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:55:03 ID:???
>>203
まあロゴスはネタとしても戦争で荒廃しているから復興需要もあるだろうし儲けよういくらでもはあるだろ

それにしても種シリーズ、つかガンダムシリーズ全体的にみて
政府関係者や軍関係者って主人公の派閥だけがいい人で(行動に問題あるのは多いがw)
他はみんなロクデナシばっかりだよな
F91の連邦軍の軍人なんてもう・・・・・
210通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:57:23 ID:???
シンは何気に名台詞が多いと思うけど。
シンの最終戦の「よくも、よくも○○をやったなーーーーーー!」(種割れ)
というのは○○の所になのはでもフェイトでもはやてでもいいが
ヒロインの名前を入れれば結構使えるんじゃないか?
211通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:57:42 ID:???
「あんたって人はーー!!!」
もナデシコの3話からっぽいし
212通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:57:56 ID:???
シン「アンタが、悪いんだ!アンタが!」
シン「流石、○○は○○のお家芸だな。」
213通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:59:48 ID:???
シン「流石、砲撃はなのはのお家芸だな」
シン「流石、エロチックはフェイトのお家芸だな」
シン「流石、ツインテールはティアナのお家芸だな」
シン「流石、ハチマキはスバルのお家芸だな」

以下略
214通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 22:59:53 ID:???
シン「この、裏切り者がーーーーーーーー!」
215通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:02:09 ID:???
二期のせいで微妙になったがムウの「俺は不可能を〜〜」は好き

後はアスランの「討ちたくないと言いながら、何だお前は」もまぁまぁ好き
本当になんだあいつはww
216通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:02:42 ID:???
>>210
8話でぶっ飛ばされたティアを見て
「よくも、よくもティアをやったなー!」
とか言ったら、その直後にシンも「頭を冷やそうか」攻撃でぶっ飛ばされる

そんなシーンを妄想した
217通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:03:20 ID:???
シンはなんか言葉に種シリーズで一番感情がこもっているっぽいからなあ。
他のキャラの台詞はどうも胸に響かん。
218通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:04:06 ID:???
>>215
アスランが「ミネルバを落とす気か!」といっておいて
ちゃっかり落としたのを忘れてはならないっすよ
219通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:04:30 ID:???
>>217
なんか、いつでも怒ってた印象があるw
ちょっとカルシウム足りないんじゃないか、とか思ったしwww
220通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:04:32 ID:???
シン「なんで・・アンタなんかにー!!」
シン「このまま・・・やれると思うなー」
シン「アンタは一体!何なんだ!」
シン「どうして議長もチェックしてるんだー」
221通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:05:20 ID:???
>>216
そこは種割れしてるんだし、そこそこ頑張れるんじゃまいか。
でもその場合なのはというよりティアとのフラグになりそうだw
222通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:05:28 ID:???
>>220
ちょw最後のそれwww
223名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/06(水) 23:06:07 ID:6AD27zQg
>>209
確かにそうですね。しかも悪の中にあまり覚悟を決めた人がいない。
そんなところはリアルじゃなくていいのに・・・
マンモーニだらけだ。
224通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:06:42 ID:???
>>220
ちょww最後のは名台詞なのかw
225通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:07:48 ID:???
>>221
いや、スバルのポジションならバインドされているし
そのポジションならちょっとなのはとの実力に差がありすぎだし

・・・・・・そもそも、なのはさんも怒ってるし ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
226通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:08:10 ID:???
誰もステラとかルナ関係のセリフを挙げないんだなw
227通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:08:35 ID:???
シン「逃がさないといったろ!」
シン「いっつもそんなんで・・・やれると思うなーー!」
シン「お前も、ふざけるなーーー!」
228通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:10:33 ID:???
シン「俺が君を守るからー」
シン「うおおおおおおおお」:(ステラが死んだときの叫び声)
シン「あああああ」:(マユ以下家族が死んだとき)
シン「なんて火力とパワーだよ。コイツは!」
シン「ふふふふ・・はははは・・」:(自由を撃墜した後)
229通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:11:23 ID:???
>>217
キラのセリフで来たのは第一話の早口と砂漠適応化の早口だけだな

別の意味で「議長に殺されかけた気がしたからあの人殺さない?」(変換されています)も来たけどw
230通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:11:57 ID:???
帰ってきちゃったSEED120%は名セリフだらけ。
サザエの壷焼きとかw
231通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:13:06 ID:???
>>230
最終回も秀逸ww
よく放送できたなw
232通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:13:42 ID:???
シン「また。戦争がしたいのか!アンタ達は!」
シン「これが・・・○○を生き抜いた○○の力かよ・・・」
233通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:14:17 ID:???
シン「こんな所で俺はーーー!」(ザムザザー戦の初種割れ)
シン「また戦争がしたいのか、あんた達は!」

234通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:16:32 ID:???
>>229
>>別の意味で「議長に殺されかけた気がしたからあの人殺さない?」(変換されています)も来たけどw
ちょwww
235通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:16:34 ID:???
もう、あれだ、SSで名台詞作っちゃえばいいんじゃないかと






これって言い出しっぺの法則適用っすか?w
236通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:16:41 ID:???
キラの迷台詞あるじゃないか。

「やめてよね」
237通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:18:21 ID:???
シン「別に、俺が守りたいから守ったんじゃないからな。勘違いするなよ」
238通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:18:52 ID:???
シン 「これがSLB直撃を生き抜いた魔導師の力かよ」

ノ(;・ヮ・)) 「その直前にDBを受けて、さらにバインドのおまけつきでね」
239通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:20:04 ID:???
クルーゼの
知れば誰もが望むだろう
は普通に名言だろ。
後アズラエルの
核は持ってて嬉しい玩具じゃありません
240通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:20:42 ID:???
>>235
法則適用!ぜひとも名台詞にあふれたssをつくってくれい!
241通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:20:51 ID:???
いつの間にやら雑談だらけに、まぁ職人も来ないみたいだしいいか
242通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:21:53 ID:???
>>239
それってGAMEでシンに言ったよね、クルーゼのやつ
本編のは微妙だけどここのSSのシンにならなりたいかも・・・
243通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:24:13 ID:???
>>242
あのシチュエーションには、普通に燃えた。本編より格好良かった。
244通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:24:24 ID:???
シンのデバイスはキルスレスじゃないのか?
わかるやつ殆どいなさそうだが
245アルケミスト:2007/06/06(水) 23:25:55 ID:RpqFB8ha
>>236
キラの名台詞に「それでも!守りたい世界があるんだー!」があるじゃないですか。
私は普通にぐっと来ましたけど。
246通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:26:14 ID:???
>>240
マジすかwまぁ頑張ってはみますけどw

>>244
ホワッ?
247通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:27:17 ID:???
シンのデバイスは「アーラ・グラディウス」じゃないか
248通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:28:37 ID:???
>>245
それ以外に何も言い返せてないんですけど…
「世界を守るとか抜かすぐらいなら、
1人の女の為になら世界を滅ぼすとでも言ってみろー!!」

その内シンに言わせたろw
249通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:28:47 ID:???
>>245
真面目にキラから抜きだせってんなら「死にたいんですか?」だな
あれは正当な怒りだった。まぁラクスチーム的にはアウトかも知らんけど・・・
次点で「思いだけでも、力だけでも(人気は出ないからアスランといちゃいちゃ)」
250通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:29:46 ID:???
>>246さんに期待!他の職人さんにも期待!
251通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:32:24 ID:???
>>248のシンが守るのは誰なのかにワクテカ。
252246=248:2007/06/06(水) 23:34:14 ID:???
>>251
そのネタ頂き!
253通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:36:16 ID:???
いい加減にしろこのクソ野郎ども!どいつもこいつものうのうと生きやがって。
他人に全部押しつけて放ったらかしか!
このくだりは神
だが、キラなのは声だけだ………
254通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:36:18 ID:???
>>252
知らない間にねたを提供してしまったwまあ期待してます!
255通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:37:41 ID:???
>>246
例に漏れず、鈴村声のシスコンキャラが持ってる紅の魔剣
素敵すぎる笑い方をするツンデレ弟キャラ
256通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:38:06 ID:???
「バカは一人いれば賢者百人分の働きをするものさ」
俺的にはアストレイでの名台詞。
257通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:38:47 ID:???
>>253
声ネタで言えば三人の中で名言一番多いのはアスランかな?
それかスクライドで稼いだキラか・・・
258通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:40:44 ID:???
>>253
ちょwwMADすかw

>>255
「里香……里香……」
知ってる人いなそうw泣ける半クールアニメだった。
んでもちゃんと5巻分やって欲しかったな
259通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:45:49 ID:???
アイツだな。呪いがかかってて、シスコンで、
死にたいから主人公達を敵に回した厄介ちゃんの事か。
イスラか・・・
260通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:01:20 ID:???
イスラはとりあえず暴走ゴウセツを叩き込んでたな。
261通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:02:00 ID:???
SNか・・・
そういえばなのはさんはママと少年役やってたな

フェイトは敵の捕らわれの(ってわけでもないけど)お姫様だったな
スカリエッティとアルフ辺りが敵で・・・後はあんま覚えてないなぁ
262通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:05:06 ID:???
麺棒でケルベロスをしばき倒すママだね
263通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:06:56 ID:???
スバルが幼女占い師
ムウがただ飯食い
エイミィが幼馴染召還師
アリサが生徒
お兄ちゃんが先輩召還師
アーサーも居たような・・・
264通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:07:46 ID:???
お前ら

ゆかなボイスで「お兄ちゃんのお嫁さんになる」を忘れちゃいかんだろ
265通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:08:41 ID:???
>>259
アリサがシンに対して暴言吐くよ
さしものシンもアリサの暴言にはかなわなかった

>>261
ギアンは話が進むごとにへたれになったからきっとスカリエッティも…
266通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:09:43 ID:???
>>264
誰だっけ・・・

ソルが狂獣
267通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:10:57 ID:???
>>266
2の狐の子

ちなみに、トリスでやると「お姉ちゃんのお嫁さんに(ry」なガチ百合キャラ化
268通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:11:33 ID:???
>>266
ハサハを忘れたか
だが、俺はパッフェルさんの方が好きだ

リンディさん声のクールビューティーなお姉さまもいたな
269通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:13:22 ID:???
>>267
最強のパートナーだったな・・・
失念してた
270通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:14:15 ID:???
ここは職人さんの投下までに雑談で盛り上がりながら待つ事が出来る
いいスレですね。
271通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:16:03 ID:???
まああまり盛り上がりすぎるのも考え物ではあるがな

あ、俺もSNは好きだったぜ?パッフェルさんとかアルディラさんとか
272通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:17:00 ID:???
地味にシャマルとかティアとか議長とかアリサがいるうたわれも忘れないでください

PS版はフライトプランっす
273通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:19:00 ID:???
>>269
最強はバルレルだろ常識的に考えて…
あぁ…そういえば、俺がショタ好きになったのはこのゲームが原因だったな
274通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:19:30 ID:???
小ネタを書いて随時投稿、はありかな?
275通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:23:08 ID:???
>>274
いいんじゃまいか?ぜひお願いする。
276通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:23:12 ID:???
>>274
良いぜ…来い来いよ
277通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:23:38 ID:???
>>273
鬼龍ミカヅチとニギミダマと遠距離攻撃・召雷を手放すのは
俺には無理。
鬼はAから範囲大あるしな。

>>274
カマ〜ン(AAry
278通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:23:40 ID:???
>>274
ある人曰く
 皆さん、妄想はやってりゃ嬉しいただのコレクションじゃあない。
 強力なネタなんですよ。さっさと書いて、さっさと見せてください。君のネタを。
279通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:24:43 ID:???
>>273
魔法攻撃力にボーナスを全振りした、ハサハの凶悪さを知らないな
280274:2007/06/07(木) 00:24:59 ID:???
>>276
「俺は…ここに居る! スケエエエェェェイス!!」

すまない、今から考える!
281通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:28:16 ID:???
>>280
よく分かったなwww
君には資質がある
282通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:31:17 ID:???
>>281
「決めたんだ…俺は、俺がこの世界で関ってきたもの全てに関り続けるって!」

えーい、小ネタが微妙に構想中のSSとリンキング!
283通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 02:02:22 ID:???
上の雑談見てて思ったけど、ここのSSのシンってCEから転移してくる場合は、みんなアニメ版なんだな
高山版のシンだったら、いきなり海鳴やミッドチルダに来ても、即座に完璧なヒーローをやってみせる器だと思うんで、一作ぐらいは見てみたいかも
284通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 02:20:30 ID:???
……ところで、何故みんなシン達4人を主人公にしたがるのか
サトーさんとかがやってきても別に可笑しくないんじゃね? 主人公とした
285通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 03:10:40 ID:???
>>284
別スレで抱えてるの終わらしたら、サトーさん主役で書いてみようかと思ってたんだが…………
アンタ、俺の心を読んだな!?

書くとしたら、主役級じゃないキャラだし、魔導師ランクも精々D−くらいでいいよね
ランクで劣る人が卓越した業と発想で格上を打ち倒す光景、コレをロマンだと思うのは俺だけじゃない筈!
286通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 04:01:22 ID:???
>>221 >>225
激しく亀だが間を取って、なのはさんに一撃食らわせて
二発目当てようとしてぶっ飛ばされる。
で、なのはさんも一発目を食らった時は息を詰まらせて
夜道でフェイトと話している時に、シンから攻撃を受けた所を
抑えてる事を指摘されて、苦笑いしながら「すごいよね、あれ(種割れ)」
という感じでどうだろう。

でもなのはさんフラグじゃなくてやっぱりティアナフラグだろ、これ。
その後、>>237が来そうだし。
287アルケミスト:2007/06/07(木) 07:46:04 ID:1GK3+o8G
>>248
シンに本当にそういわれそうですね。
ですがキラはそういうことができそうにないですし、その言葉の果てにあるものに気づいていそうだから、
「なら君はその果ての涙と悲鳴、憎悪の声を逃げずに正面から受け止めることができるのか!」
といって、「そんなこと知るかー!」とシンがいったら、
「そんな言葉で逃げるのはゆるさない!」とか言いそうです。
客観的に見てシンにとっての価値観は自分の思いを裏切らないか否かっぽいので。(シンファンの皆様すいません)
キラの場合、自分の力がどういうものかある程度わかっている節がありますから。
288通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 07:51:54 ID:???
>>283
主役から転落した主役が主役に舞い戻る。
なんかかっこいいじゃないですかww
289通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 08:08:37 ID:???
>>287
種直後のキラなら、かろうじてそんな偉そうな台詞も許せるが、種死のキラにそんな事言われても白々しいだけだな
「世界のため」を免罪符にしながら、実質は身内の為だけに暴れまくって戦火を広げてただけの男に
あいつはマトモな主人公をやりたいなら、まず理屈にすらなってない綺麗事を吐くのを止めた方がいい
290アルケミスト:2007/06/07(木) 08:20:37 ID:1GK3+o8G
>>289
そのとおりですね。実際種死のキラは言葉はともかく行動は許せないものがあるから。
話は変えますが、自分で振ったことであれなんですが、こういう評価って人それぞれなんでやめにしませんか?
重ね重ね自分で振っておいてこんなこと言ってすいません。
291通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 08:32:30 ID:???
とりあえずさ
デフォルトsageにしたら?
292通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 08:38:51 ID:???
>>290
お前はなにを言っているんだ?本当に許せないのか怪しいな。
293通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 08:55:06 ID:???
まあ無印ラストでキラが言ってた「守りたい世界」ってのは結局、自分の周囲だけの狭い範囲での「世界」なんだよね
それだけならアリだとは思うが、種死のキラが叩かれたのは他人に対しては
「自分がよけりゃそれでいいの?」的な、棚上げ発言してた事なわけで
その点、ここのSSで描かれてるキラは、そういうおためごかしを言わない分、良いキャラになってると思う
そもそも、なのはキャラだって、9歳らしからぬ大人びた発言はするが、間違っても「世界を守る為」なんて言わなかったしな
294通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 10:09:57 ID:???
この辺で終わりにしようぜ。
このままじゃ職人さんが投稿できなくなる
295通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 11:35:38 ID:???
しかし職人さんが投下してくれる気配がここ数日ないのも事実。
寂しいなあ。
296通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 11:41:25 ID:???
ネタはあるんですがなのは本編をMADとwiki
でしか知らないという事実
ニコニコ動画も携帯からじゃ見れないし

種運命の本編も何処かに落ちてないかな〜
297通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 12:14:20 ID:???
なのはのVFBほしいよぉ
298通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 12:17:10 ID:???
>>296
何話?
299通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 12:21:04 ID:???
>>296
せめてレンタルショップに行こうぜ……
300通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 12:46:38 ID:???
>>298
見てるといきなり沸いてくるタチなんで

>>296
ですねw自重します
スルーしてください
301通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 12:48:29 ID:???
安価ミスもスルーで(泣)
302通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 14:13:14 ID:???
>>258
今更だが
「命を賭けて君のものになる」とかも言ってたよね。
303通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 14:37:55 ID:???
>>302
鈴村さんのヘタレ声は何気に合ってたと思うんですけどねぇ
んでもいかんせん話数が少なすぎ
6話ってなによ・・・
304通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 15:02:54 ID:???
>>303
実は里香とクロノの中の人が同じだったりする
305通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 15:07:55 ID:???
>>304
ウィキったらその通りだったよ


だからってssで使えるかな
306通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 17:13:57 ID:???
>>263
他にも・・・・
はやてが魔刃使い
すずかが鍛冶師見習い
ティアナがボッタクリ悪魔商人
エイミィが白夜四天王の一人だったな・・・・・
307通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 18:00:19 ID:???
キラのバリアジャケットはこれを元にするのがいいんじゃまいか?

ttp://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/002/160/78/1/dcc72b12.jpg
308通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 18:19:56 ID:???
種のキャラの私服は総じてずれているからな。
まあ俺的にはバリアジャケットとしてはいいと思う。
私服で着てたら引くけど・・・・
309通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 18:26:30 ID:???
>>307の画像は首がありえないくらい曲がっていると思うが。
310通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 18:40:13 ID:???
>>307

ちょwwwテラバリアジャケットwwww
311通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 18:43:04 ID:???
>>309
首じゃなくて服のことだから気にしちゃだめだぜ。
312通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 18:46:19 ID:???
307の画像を元にで誰かキラの絵作成キボン
313通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 19:14:34 ID:???
あのまんまでイイじゃんw
314通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 19:47:43 ID:???
>>307
糞ワロタw
もう他のイメージが出来ねえ
315通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:17:11 ID:???
あとはプレゼントじゃなく、銃をもってりゃな…

なんか、リリカルバレルを彷彿とさせるな、リリカルキラっぽい。
316通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:22:58 ID:???
誰か、シンのを!
シンのバリアジャケットを!

317通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:36:15 ID:???
専用BJもいいが
武装隊甲冑って普通にカコヨス
318通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:40:56 ID:???
シンの場合はインパルス擬人化が一番だろ
常識的に考えて・・・
319通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:43:10 ID:???
シンのバリアジャケット?
ギルティギアの聖騎士団服みたいなのが似合ってると(ry
320通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:44:57 ID:???
なんか普通に格好いいぞ、それ。
321通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:49:40 ID:???
>>319
ハイスラでぼこるわ……
322通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:54:23 ID:???
シンの武器もアロンダイトやエクスカリバーだしな。
聖騎士系の服もいいかもな。
323通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:56:09 ID:???
>>322
神聖騎士団…?
324通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:58:17 ID:???
キラがBJを変更するも>>307でなのは以下みんなドン引きって言うシーンが浮かんだ
ついでに後日キラがはやてとシャマルに連れられてデパートで私服を選ばれる所まで
325通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 20:59:07 ID:???
>>318
BJじゃなくてテッカマンみたいなのを想像しちまったぞオイ…
326通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:00:04 ID:???
>>325
そしてブラスター化
327通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:08:19 ID:???
>>326
んで敵と化したマユに
「帰ろう・・・家に・・・」
と言ってブラスターボルテッカで心中するわけですね
328通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:09:36 ID:???
シンは後に「円卓の騎士」を仲間にするんだ
329通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:10:59 ID:???
その際の武器はキングキャリバーでよろ。
330通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:23:09 ID:???
正直雑談多すぎな気がする
331通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:26:07 ID:???
まぁ、投下ペースが遅くなったからいいんでないか?
332通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:29:50 ID:???
「シン・アスカもフェイスも今ここで死んだぁ!俺はデスティニーガンダムだ!」
333通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:31:15 ID:???
デスティニー「愛してるぜぇ〜シン」
334通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:56:00 ID:???
>>330
皆投下が無いから雑談しているわけで。
>>331もいっているようにその間雑談して待つのもいいだろう。
皆作品が投下されればすぐさま静かになるだろうし。
335通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:10:21 ID:???
これまでの職人はもちろんのこと、
昨日現れた新たな職人さん候補達にも期待だな。
336通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:12:42 ID:???
しかし、パタッと投下が止まったな。
俺はどうすればいい?
337通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:13:42 ID:???
>>336
書けばいい
338ガンダムし〜どD´s:2007/06/07(木) 22:14:56 ID:???
確かに投下が止んでる……
ってことで投下しようと思うがOK?
いつものようにまじかるかDかを選んでくれ
集計時間は10時半くらい(みじか!)
339通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:16:05 ID:???
まじかるしんに一票!まちわびたかいがあった!
340通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:17:05 ID:???
マジカルシンに一票。
341運命の子と最強を目指した少年:2007/06/07(木) 22:17:56 ID:???
また、丑三つ時辺りに投下予定です。
>>338
まじかるしんに一票です!
342通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:17:57 ID:???
Dに一票
343通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:22:07 ID:???
まじかるしんに一票です!
344通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:26:10 ID:???
D’sも気になるけど、今は六課vsザムザザー戦が見たくて仕方ない
つーわけで、まじかるしんでヨロ
345通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:30:53 ID:???
まじかるに一票。
346まじかるしん:2007/06/07(木) 22:31:59 ID:???
それじゃいきます

魔道戦士まじかるしん 15話「開眼」

「つながらない?結界でも張られたか…」
シグナムは、さっき妙な反応を見つけ、援護に行きたいがまだ敵がいるので片付けるまで何とか耐えてもらおうと思ったのだが、急に念話がつながらなくなった。
向こうは結界でも張る人物でもいるのだろうか……
その時、ヴィータはスバルから念話が通じたのだった。
(ヴィータ副隊長。なにかカニみたいなMAが急に現れて、皆が結界に……)
スバルの言葉にヴィータは少しだけここをシグナムに任せ、スバルとの話に集中する。
(お前ならなんとか破壊できないのか?)
(それが……ちょっとティアが……)
ヴィータは、スバルから詳しいことを聞いて、怒鳴りながら言う。
(ちょっとまってろ!すぐにこいつら片付けてすぐに行く、お前もそこでいろ、何かあったらすぐに呼べよ!)
ヴィータは怒鳴りながらスバルに言いつける。
ティアナの無理をした魔法の制御ミスでシンとレイに直撃したと聞いた。
運よく怪我は無かったようだが、下手をすれば怪我をしていたかもしれない。
そんな無茶をしたティアナに怒りを感じずに入られなかったのだ。
ヴィータはその怒りをぶつけるように、ガジェットに攻撃を再開する。

「それで、例のものは?」
ここはオークション会場の地下駐車場。
今客はほとんど会場にいて、取引には最適な場所になっている。
しかも警備員もいないため、まさに取引してくださいといわんばかりである。
勿論、ボディーガードも着いているし準備は万全。
「こちらに」
そういって男が差し出したのは、青いひし形の宝石のようなもの。
「これが……ジュエルシード……」
ジュエルシード。10年前、P・T事件の際になのは太刀が回収したロストロギア。
しかし、未発見分とプレシアが使用した分がまだ回収されていない。
このように、ロストロギアは時々何かの取引に使用されている場合もある。
「金額は……こんなものでどうですかね」
男はバッグを持ち、ファスナをあけて金を見せる。
それを見て、男は満足してジュエルシードを渡そうとしたときだった。
「!!?」
急に、二人の出に光の輪が出現し、男の身動きを止める。
「まんまとひっかかったようだな」
いつの間にかそこには男が立っていた。
男は管理局の執務官服を見に纏っている。
「時空管理局執務官のカナード・パルスだ。違法取引とみなし、貴様等を連行する」
二人の男に光の輪…バインドをかけたのもこの男だろう。
「こういう場所を利用しようとしての裏取引はよくあるからな……まあ、取引物の内容によっては見逃そうとも思ったが…ロストロギアとなれば話は別だ。ロストロギアのような危険物を取引している次点で貴様らは犯罪者だからな」
だが、男達はボディーガードを呼ぶ。
「早くコイツを何とかしろ!」
雇い主の命令で、ボディーガードたちはカナードを囲む。
347まじかるしん:2007/06/07(木) 22:34:13 ID:???
「おいおい、局員に手を出したら罪状が増えるぞ。大体……」
カナードの言葉を聞かずに襲ってくる男達。
「俺をそこらの局員と執務官と同じように思うなよ」
カナードは男達の攻撃を魔法を使わずやすやすとかわし、一人の男の足を引っ掛ける。
結局、その後ボディーガードたちにもバインドをかけ、別の局員に男達は連行させた。
「これで3件か……多いな」
そう思いカナードはジュエルシードを手に取る。
ただ、ロストロギアを使った事件はこれだけである。
他の2件は一人だけなら見逃そうと思ったが(している内容が管理局の管轄外であるため)、別の警備員とともに行動をしていたのでやむなく手伝うことに。
現に今回も2件ほど見逃している。
しょうもない取引だったからだ。
何を取引しているのかこそっと近づきよく見れば何かの子供の写真を取引していて、いろいろと気味が悪いので逆にかかわりたくなかったのである。
ふと、写真に写っていた子供はさっきお気楽捜査官が言っていたさっきすれ違った機動六課の3人組の女を子供にするとあんな様な感じだったな、とどうでもいい事を思い出すカナード。
(あいつに仕事でも作ってやるか)
カナードは、今回捕まえて回収したロストロギアを捜査官に本局まで運ばせようとしたのであった。

『マスター』
「どうしたの?レイジングハート」
レイジングハートは、魔力を感知しなのはにある事を告げる。
『魔力反応。この反応は……ジュエルシードです』
同じくバルディッシュもジュエルシードを感知していた。
しかも場所はこの館内だというのだ。
相棒の言葉に二人は驚く。
しかし、確かにまだすべては回収しきっていないジュエルシード。
誰かが拾って取引の材料に使っていても納得はする。
(なのは、私ははやてに言ってちょっと調べてくる)
(わかった、気をつけてね)
なのはの言葉にフェイトは頷いてその場を後にしたのであった。

「くそー、こいつ!!」
シンはライフルをザムザザーに向けて発射するが、向こうはバリアを展開し防ぐ。
このライフル、使い勝手はいいが決定力に欠ける。
まあシンも使い勝手を優先してこのライフルを作ってもらったのだが。
ともかくこれじゃ決定打にならないとわかったためライフルを消す。
「うおりゃあああーーーーーー!!」
エリオがストラーダを振り下ろすが、敵は爪のようなもので器用にストラーダをはさみ、そのまま木にぶつける。
「痛っつ……」
エリオは痛みに顔をしかめるが、向こうは待ってはくれない。
敵は追撃の一撃を放とうとするが……
348まじかるしん:2007/06/07(木) 22:35:52 ID:???
「「ダブル滝沢キーーック!!(鳳凰天駆風味!)」」
シンとレイのモビルジャケット状態のダブルキックで軌道をそらす。
しかしその攻撃もバリアで阻まれるが、すべてを防ぎきれなく吹き飛ぶザムザザー。
しかし、吹き飛ばされているにもかかわらず、ザムザザーはシンの足を掴み、思いっきり挟む。
「っつ!……」
そしてそのままエリオと同じように木に叩きつけられる。
エリオと違い、ぶつかった後そのまま崩れるシン。
しかもそのままなかなか立ち上がれない。
後ろで補助をしていたキャロはシンのところへ行く。
「シンさん、大丈夫ですか?」
ふと足を見ると、モビルジャケット状態の足に、バチバチとなにやら危ない音がする。
足を怪我していることはわかった。
面倒に思ったのか、敵は手足を十字に伸ばし、回転しながら魔力を放出する。
スバルとレイ、キャロはジャンプでかわすが、シンは怪我をしている。
だが、シンは浮遊してそれをかわす。
空戦魔術師でよかったとほっとする。
だが、結界事態広くは無く、逆に飛んでいると邪魔になってしまう。
シンが怪我をしている事を知っているのかわからないが、ザムザザーがシンに集中攻撃を始める。
レイたちも攻撃するが、防がれたり、攻撃する前に先に攻撃される。
敵のバリアはおそらく魔力に対してかなりの強度を誇り、装甲自体この前戦ったガジェット3型とは比べ物にならない。
正直言って苦戦している。
初めて皆にあせりの色が見える。
(こんなところで………)
シンは思った。
こんなところで自分は死んでしまうのか。
副隊長達と連絡が途絶えてから、おそらく異変に気付くなりスバルが連絡するなりしてくれて駆けつけてくれるだろうが、自分の足を見て正直持つ自身が無い。
ふと、以前自分とレイがいた特務隊Xにいた執務官が訓練のときに言っていたこと思い出す。
『俺に魔法を教えた教官の受け売りだがな、強くなるためには、生きるためには弱い考え方をしろ』
『弱い考え方?』
『ああ、今自分が最も弱い考え方をする。そしてそれに抗い反逆しろ。弱い自分自身に反逆し続ければ、自然と強くなるってな』
「こんなところで……」
今時分の弱い考え方。それは自分がこのまま死んでしまうと思うこと。
なら、それに抗えばいい。
「こんなところで俺はーーーー!!」
すると、なにかが弾けたような音がする。
シンは敵の攻撃を、両手と怪我をしていない片足で跳んで回避し、続く攻撃も木を利用にてサルのように飛び移って片足で回避する。
シンはそんな自分に驚く。
力があふれ、周囲がクリアに感じる。
349まじかるしん:2007/06/07(木) 22:38:46 ID:???
簡単に敵の攻撃を見切れる。
レイたちも、いきなりのシンの動きに驚く。
普通、あんな避け方は普通の人間では出来ない。
『ヴァジュラ』
シンはニヤつきながら一本のサーベルを持つ。
そして思い切って敵に近づく。
敵も接近戦に挑もうとお互いが接近する。
交差し、パワー負けでシンは吹き飛ばされるが、飛ばされる前にヴァジュラを突き刺す。
いくらバリアを展開しようが、一旦魔力刃をカットし、バリアの内側で発動すれば問題は無い。
敵はその後、倒れ、爆発した。
皆はそれを呆然としながら見つめていた。
敵を倒したせいか、結界も解除された。
「はぁ……はぁ……」
シンは息を切らしながらモビルジャケットを解除する。
結界も消え、スバルは何が起こったのか全然わからなかった。
ティアナは何とか回復し、スバルの横に立っている。
レイが振り向いてティアナに言う。
「ティアナ、早速で悪いがシャマル医師を呼んでくれ。シンが怪我をしている」
え?とティアナはシンを見ると、シンの右足からは血が流れていて、ぽたぽたと滴れ落ちていたのだ。

『ザムザザー、破壊されました』
ザムザザーに内臓さえれていた記憶チップを見て、アズラエルは考える。そして……
「いやあ、たった一体であれだけの活躍が出来れば上等ですよ」
そう言って手を叩くアズラエル。
これだけの成果が出れば十分である。
「それにしても……」
アズラエルはあのザムザザーを倒した少年を思い出す。
途中で見せたあの動き。
何故管理局にいるかは謎だが、そんな事はどうでもいい。
「管理局にもいたんですねえ。コーディネーター」

「え?なかなかみつからへん?」
はやてはフェイトの報告を聞いて疑問を浮かべる。
フェイトははやてに館内にロストロギアの反応を察知して、それを探るといってさっきから館内を探していたのだった。
「うん。なにか途中から反応が消えて……いろいろ探ってみたけど結局見つからなかったんだ」
誰かが察知して隠したのだろうか。
そう考えているときだった。
「お嬢さん。とっくにオークションは始まっているよ。いいのかい?なかにはいならくて」
誰かに声おかけられ、声のほうを向くと、白いタキシードを見に包んだ男が現れた。
二人はその男を見て、つい微笑む。
「ご親切にどうも」
「だけど、こう見えても、今は仕事中ですので」
二人の言葉に、へえ、と男は二人を見る。
350まじかるしん:2007/06/07(木) 22:41:01 ID:???
「どこかのお気楽査察官とはちごうて、忙しい実なんです」
そして、不意打ちに男の胸にえい、と軽くパンチをするはやて。
普通そんな事をされたら起こるが、逆に3人で笑いあっていた。
「またお仕事ほったらかして遊んでるんとちゃいますか?アコース査察官」
はやてにいわれて、ヴェロッサ・アコースはひどいなあ、といいながら言う。
「こっちも仕事中だよ、はやて」
「ほお、そうやって女とつるんで話しているのが仕事か?」
ヴェロッサは振り向くと、やあ、とこっちに手を振ってきた。
「そっちはどうだ?カナード」
カナード……とどこかで聞いたとはやては考えると……
「ああ、シンとレイがおった特務隊Xの……」
はやてが思い出していると、カナードはヴェロッサにある箱を投げ渡す。
「これは?」
そういってヴェロッサは箱の中身を見ると、ヴェロッサの顔が一瞬真面目な顔になる。
「裏取引で使われていたロストロギアだ。貴様はそれを本局へ運べ。俺は引き続き捜査を続行する」
ロストロギアと聞いて、フェイトはカナードにたずねる。
「機動六課のフェイト・T・ハラオウン執務官です。そのロストロギアの名前は何なのですか?」
だが、そんなフェイトをカナードは厳しく見つめる。
「言って何になる、ロストロギアはロストロギアだ」
カナードの物言いにフェイトは少しむっとするが、心を落ち着かせる。
「ロストロギアの反応を察知して探していたんですけど見つからなかったんです。もしかしたら、そのロストロギアがそうかもしれないんです。名前はジュエルシード」
フェイトの言葉に、カナードに代わってヴェロッサが答える。
「ああ、確かにジュエルシードさ。ほら」
そういって、魔力を押さえる箱からロストロギアを取り出す。
それは、紛れも無くロストロギア、ジュエルシードだった。
そしてヴェロッサは笑いながら言う。
「で、今回は何回裏取引を見逃したんだい?」
ヴェロッサの言葉に驚くが、カナードの言葉にさらに驚きをかくせない。
「2回だ」
カナードの言葉に、特にフェイトは驚いていた。
カナードは、自分を見ている二人を見ながら言う。
「管理局はあくまで魔法や次元に関する事を取りしまる。そこにわざわざそれとは関係の無いものまでする義理は無い。それは警察や警備員の仕事だ」
余計な面倒ごとはしたくない、といった感じにカナードは言う。
そんな物言いに、フェイトは少し彼を睨む。
彼は、あまりこの仕事にプライドというか……執務官と言う仕事を誇りに思っていないのだろうか。
カナードは立ち去ろうとするが、今度ははやてに止められる。
「機動六課部隊長の八神はやてといいます。現在はそちらにいたシン・アスカ一等空士とレイ・ザ・バレル一等陸士を機動六課のフォワードとして迎えています」
かつての部下のことをカナードは思い出す。
「それで、どうしてこの機動六課に転属することになったんかお伺いしたいんですけど」
彼らはリンディから迎えて欲しいといわれたが、その詳しい理由をなかなか聞くことが出来ない。
だが、彼なら知っているだろうと聞いてみたのだ。
はやての質問に、カナードは知らないという。
351まじかるしん:2007/06/07(木) 22:43:35 ID:???
「あの狸が勝手にやったことだ。まあ、大体の想像はつくが……」
狸と言うのはおそらくシンがいっていたジェラード・ガルシアのことだろう。
その大体の事をカナードは言う。
「あいつが、シン・アスカがコーディネーターだからだ」
コーディネーター?とはやては疑問符を浮かべ、フェイトは顔をそらしていた。
はやての行動を見て、話してなかったのか、と思いながらカナードはいう。
「コーディネーター。大まかに言えば、生まれる前に遺伝子をいじくって生まれたものだ。だが、それを良しとしないやつも多い。あの狸もその一人だ。おそらく厄介払いのつもりなのだろう」
カナードの言葉に驚くはやて。
「知らんのも無理は無い、普通はコーディネーターですと本人からは言わん。知ってるやつに言うとどうなるかわかったものじゃない」
その言葉を聞いて、少し悔しい気持ちになるはやて。
自分の部下の事をあまり知っていないことにはやては隊長として恥ずかしく思う。
「すみませんけど、もう少し詳しい話を聞かせてもらえませんか?」

オークションも無事に終わり、ガジェットと新型MAの残骸を回収する局員。
その中で、なのはは新人達のところへ向かい、レイから詳しい話を聞いた。
「とりあえずこれで任務は終了。各自局員お手伝いをして、大体終ったらストームレイダーに乗ってて。それで無事戻れたら任務終了」
そういって、なのははシンとティアナのほうへと向く。
シンは一応シャマルに応急処置をさせたが、まだ完治していない。
見た目ほどそれほどひどい傷じゃなかったのが救いとシャマルは言っていた。
「二人は話があるからちょっとここへ残ってね」
そういって、なのははみんなが作業を開始するのを待ってから口を開く。
「話はレイから聞いたよ」
そういって、なのははティアナのほうを向く。
「失敗しちゃったみたいだね」
そう言われてティアナははいと頷く。
「すみません、何発かそれちゃって、シン一等空士とレイ一等陸士に……」
そういってスバルは顔を俯かせる。
「私は現場にいなかったし、ヴィータ副隊長にしかられて、もうちゃんと反省してると思うから、改めてしかったりはしないけど……」
結局、あの後すぐに駆けつけたヴィータにこってりとしぼられたティアナ。
「ティアナは時々一生懸命すぎて…それでちょっと無茶しちゃうんだ」
そういって今度はシンを見るなのは。
「今度はシンのことだけど……」
ティアナと話していたときのような少し穏やかな表情とは違い、シンの足を見てどこか少し呆れたような顔をする。
「詳しい話はレイから聞いたよ。さっきティアナにも無茶って言ったけど、シンは無茶しすぎ。私やレイジングハートはモビルジャケットになれないからそこのところはわからないけど、
足があんなになってる状態で戦ったら無理だよ。今回はうまく言ったみたいだけど、今度はどうなるかわからないよ」
そういって今度は二人を見るなのは。
「二人とも言えることだけど、二人は一人で戦ってるんじゃないんだからね。この意味を忘れないでね」
そう言ってなのはは話を切り上げ、3人は皆のところへ戻る。
なのははフェイトとはやてに合流するため、シンとティアナはスバルたちを手伝うため別行動になる。
352まじかるしん:2007/06/07(木) 22:45:47 ID:???
「その……さっきはごめん」
ティアナは顔をまっすぐ向けたままシンに謝って撃った事をわびる。
だが、撃たれた直後のときとは違い、シンは言う。
「別にいいさ。失敗は誰にでもあるから……」
歩きながらだが、どこか暗い雰囲気が立ち込める。
「ティアー!シン!」
二人を見つけたスバルが駆け寄ってくる。
ふと、スバルは二人の状況を見て、少しおずおずと答える。
「なのはさんに怒られた?」
そういうスバルにシンが答える。
「ティアナは注意だけ、俺は少し怒られたけど」
シンの言葉に、そうと答えるスバル。
「二人とも、向こうで休んでていいよ。検証は私達でやるから」
スバルの言葉に、ティアナは少し笑いながら言う。
「大ミスしておいてサボリまでしたくないわよ。一緒にやろう、スバル」
ティアナの言葉にうんと頷くスバル。
「シンは流石に無理だよね。足怪我してるし」
スバルはシンの足を見て言う。
確かに、こんな足で手伝っても正直邪魔になるだけだ。
シンはもう一度シャマルに傷を詳しく見てもらうため、一足早くストームレイダーに戻るのであった。

予告?コーナー
シ「…任務を終え、俺達は管理局へと戻る……」
シャ「一方、ティアナは何かを硬く決意する。それは自分の過去の思いから」
シ「その決意が招く結果とは…」
シャ「次回、魔道戦士まじかるしん第16話「コーディネーター」予告の内容と題名が一致しないところはあるけど次回もお楽しみに。
いけない事をした人は、腸をぶちまけますからね♪」
は「シャマル、なんかご機嫌ええけど何かあったん?」
シャ「ええ、いろいろと」
レ「シンはどうした?逆に元気がない気がしたが」
シ「…いや、何でも無い」
シャ「シン君、いつでも医務室へきてくださいね」
レ「……シン、何をされた?」
シ「人間、失言は控えろって事さ……(まさかあんなことをされるなんて……婿にいけない)
シグ(最初の文字がシのキャラ意外と多い)「しかし、この予告のときはほぼ全員が恐ろしいほどにキャラチェンジされるな」
ヴィ「シグナムはあんまりされてないにょ」
シグ「ああ。ところでヴィータ、そのしゃべり方は何なんでますの?」
ヴィ「それは気にしないでくれにょ。シグナムのほうもそのしゃべり方どうしたにょ?」
シグ「気にするな、私は気にしない」
353まじかるしん:2007/06/07(木) 22:48:14 ID:???
投下完了。
だんだん予告がギャグコーナーへと発展仕掛けています。
……え、元からだって?ンな分けないじゃん……たぶん……
さて、そろそろ魔王もとい冥王ゾーンへ突入か……踏ん張りどころだな。
354通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:50:48 ID:???
GJです!!
355通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:52:49 ID:???
GJです!
シン種割れですな。上で挙げられていた名台詞も見れて感動。
しかし種割れシンは相変わらず強いなあ。
これからの展開にますます期待してます!
356通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 22:54:37 ID:???
リアルタイムGJ
>『俺に魔法を教えた教官の受け売りだがな、強くなるためには、生きるためには弱い考え方をしろ』
>『弱い考え方?』
>『ああ、今自分が最も弱い考え方をする。そしてそれに抗い反逆しろ。弱い自分自身に反逆し続ければ、自然と強くなるってな』
ストレイト・クーガー兄貴!?
357名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/07(木) 22:59:25 ID:???
おぉカナードだクールだなぁ。カニって見た時にフォビドゥンかと思ってました。
よくよく考えてみたらザムザザー以外ありえなかったですね。
シンが怒られたのは無理して倒そうとして怪我をしたからということは、
この戦況でベターだったのは副隊長が来るまで時間稼ぎすることなのかなと考えてみたり。
長々と失礼しました。次回の更新を楽しみにしてます。
358通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 23:24:18 ID:???
>>まじかるしん
GJ!

今回も小ネタ満載で笑いました

>>元上司のカナード→CV☆→カズマ→兄貴
この発想に脱帽www

けど、カナードの☆声聞いた事ないから登場時の台詞が檜山ボイス(08や勇者機動部隊の隊長みたいな)で再生されてしまう………



後、予告は
ヴィータ→デジこ
シグナム→ラミア(SRWOGs)
シャマル→斗貴子(武装錬金)&アルク(メルブラ)
シン→志貴(アニメ月姫)

でOK?
359通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 23:35:58 ID:???
GJ
しかしシンはシャマルになにをされたんだww
360神隠し:2007/06/07(木) 23:40:53 ID:???
「わぁっ!!」
なのはは胸に飛込んできたアスランをキャッチ。
「助けにきてくれたのか…、ありがとう…。
でも、今は…!!」
と再び障壁を張るアスラン。
なのはは突然の事態に目をパチクリさせるばかりだ。
「君は…ぐっ!俺を助けたときに…、宝石の様な赤い玉を拾わなかったか…?」
瞬く閃光の光に照らされながら、アスランはなのはに聞いた。
「うん、拾ったよ。綺麗だったから…。」
「今…持ってるか…?」
なのはは、ポケットからそれを取り出す。
「…いいか、よく聞いてくれ!…君には資質がある…。」
「…資質?」
「魔法が使えるってことだ…うぐっ!!シールドバースト!」
三つの円を三角に繋ぐ緋い光の方陣が爆発し、黒い塊を弾き飛ばす。
「…魔法?」
「そうだ…、時間がない。俺に力を貸してくれないか?きっとお礼はするから…ッ!?こっちだ!!」
フェレット、アスランは電柱の陰へとなのはを誘導する。
すると、近くで起こる衝撃。
「今、君の力が必要なんだ。頼む、お礼はきっとするだから…君の力を!」
「お礼とかそんなこと…。それで、私は何をすればいいの?」
その問いに、アスランはなのはとともにレイジングハートの起動パスを永昌することで答えた。
高町なのははその日から魔法少女となり、アスランとともにジュエルシードを集める日々が始まる。

何とか布団の魔力に打ち勝ったなのはは、アスランに朝食中、学校へ向かうための準備中、更には学校でも念話を使って質問ぜめだった。
まず、自分とジュエルシードについてアスランはなのはに説明する。
管理局特務隊所属のアスランは危険性の高いロストロギアの発掘、及び確保を管理局上層部のお偉い方に命じられていた。
任務は順調に進んではいたのだが、確保の一歩手前でジュエルシードが暴走、今に至ること。
途中、ジュエルシードにより魔物化した何かの生物の魔法によりフェレットに姿を変えられたアスランは、なのはが何とかそれを倒してくれたお陰で、元の姿に戻れるようになったこと。
ただし、なのはの家族にはフェレットで通っているので、アスランはフェレットの姿を維持し続けていることをなのはに説明した。
361神隠し:2007/06/07(木) 23:42:29 ID:???
それから数日が経つ。
アスランはなのはの成長ぶりに驚いていた。
特にアスランが何かを教えるでもなく、なのはは新たな魔法を次々と習得。
ジュエルシード集めも順調に進んでいった。
このまま、案外楽に集まるかもしれない。アスランはそう思った。
しかし、すぐにその考えが浅はかだとしる。
月村邸でのジュエルシードの暴走のとき、一人の少女と少年がなのはとアスランの目の前に現れた。
少女は、輝くような金髪をツインテールにしており、黒いマントを纏い、手には少女が持つには似合わない斧を持っていた。
死神を思わせるようなそんないでたちで、年の頃は、なのはと同じぐらいだろう。
そして、少年は少女とは違い、ただの私服だった。手には何も持っていない。
茶色い髪にパールブルーの目。
年はアスランと同じ年ぐらいだろう。
少年の容姿に見覚えがあった。
そして、なのはは魔法少女となって初めて敗北することになる。
少年にみとれていたアスランはなのはに援護してやることも出来ず、空中から落下してくるなのはを元の姿で受け止めることぐらいしかしてやれなかった。
「…キ…ラ…?」
アスランは呟くが、その声に反応することなく、少年と少女は飛び去った。
362通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 23:44:14 ID:???
GJ!!

>>359
女装

真っ先に思いついたのがそれだった


ところでジェネシス発射後のシーンって案外グロかったんだな

まぁコレをグロと呼んでいいかどうかは迷うが
ttp://www.youtube.com/watch?v=iTVNBeXTHfU
363神隠し:2007/06/07(木) 23:44:25 ID:???
第三話 それぞれの想い

すずかちゃん家の一件で出会った私と同じ年ぐらいの女の子、フェイト・テスタロッサちゃん。
あれから何度も刃を交え、私は何度も何度も、フェイトちゃんに呼び掛けた。
フェイトちゃんの行動と言動とはうらはらに、何処か悲しみが見え隠れしている。
きっとフェイトちゃんは迷ってる。
私の声はちゃんと届いてる。だから、この一件は私がなんとしても解決したい。
そんな私の想いをアスランくんが察してくれたのか、リンディさん、それに、クロノくんが制止するのを無視して、私を海上へ転送してくれた。
不屈の心をこの胸に、私は決着をつけて、フェイトちゃんと友達になりたい。


俺の不注意から始まった事件。まだ九歳の子どもを巻き込んで、何をやっているんだ俺は、と嘆く日もあった。
なのはは俺に協力してくれた。
呪いがかけられてフェレットになってしまい、魔法がほとんど使えない俺を守ってくれた。
呪いがとけてるにも関わらず、行き場のない俺を家においてくれた。
塞ぎこんでいると、いつも笑いかけてくれた。
だから、俺はなのはの願いを叶えてやりたい、そう想って彼女を海上に転送した。
それに、この事件でキラと再会したけれど、あいつは俺の敵として現れ、なのはを討とうとした。
だから、俺も海上へいく。
管理局特務隊から受け取ったこのデバイス、ジャスティスで、あいつの真意を確かめるために、俺は戦う。


何度も何度も私の名前を呼び掛ける、優しく強い女の子の声。
高町なのは…、そんな彼女の言葉に揺れる私の心。
私は母さんの為に戦ってる母さんの願いを叶えるために…。母さんが私に向かって微笑みかけてくれるのを願って戦ってる。
じゃあ、なのはは何の為に戦っているんだろうか?
心に残るこのもやもやとした気持。
私は迷ってる。
最近はもしかしたら母さんが微笑みかけてくれることはないかもしれないと思い始めている。
そんなことはないと言うもう一人の自分がいる。
けれど、どんなにジュエルシードを集めて持って帰っても、少ないと言われ、罰をうけているのも事実だ。
そして、それを見ているキラを悲しませる。
ごめんね、キラ。
この勝負に決着をつけて、私は迷いを振り払って、きっと母さんの、キラの願いを叶えるから…。
そう言えばキラはどうして戦っているのだろうか?
364神隠し:2007/06/07(木) 23:47:04 ID:???
「高町なのは…と、管理局…アスラン…か…。」
倒さなければいけない相手を呟くキラ。
「フリーダム!」
『バリアジャケット、フェイズシフト。』
白いマントに紺のインナースーツ、そして二丁の銃型デバイス。
「…待っててね、アリシア。もうすぐだから…。
それに、フェイトも…。
アリシアが生き返ったら君はアリシアの妹で、きっと四人で笑って暮らせるから…。」
キラは自分の光を失った目が写る鏡をみながら呟いた。
「キラ…、準備…出来た?」ドアごしに聞こえるフェイトの声。キラは部屋にフェイトを入れ
「うん。…じゃあ、行こうか?決着をつけに…。」
コクリとフェイトは頷き、キラは魔法陣を展開した。


海鳴市海上。
「それが…アスランくんのデバイス?」
一足先に約束の場所に来ていたなのはとアスラン。
朱を基本に、白や黒、緑のラインが入ったバリアジャケットを身に纏い、左腕には盾が装備されている。
両腰に据えられた白い筒状の何か。
「…ジャスティスっていう名前だ。」
アスランはなのはにそう答えた。
「正義かぁ〜、何かアスランくんヒーローみたいだね。
そう言えば、いつも私が危険なときは守ってくれてたっけ…。」
少しだけ沈黙が流れる。
「ホントに…済まないと思ってる…。
本来ならなのはは、アリサやすずかと平穏にくらせていたはずなのに…こんな…。」
アスランの言葉に首を振るなのは。
「アスランくんと出会えてなかったら、私はフェイトちゃんに出会えなかった。私はアスランくんに出会えたことを感謝してるよ!」笑顔で言うなのはの言葉に拍子抜けするアスラン。
「そっか…、つくづく君には驚かされるよ。
来るぞ、なのは。準備はいいか?」
キィインという魔法陣の発生音。蒼色の光から現れるフェイトとキラ。
「うん、大丈夫だよ。私はフェイトちゃんと一対一。アスランくんはキラくんを!」
「分かってる。」
互いの持っている全てのジュエルシードを、力を賭けた戦いが始まった。
365神隠し:2007/06/07(木) 23:49:44 ID:???
第4話 ぶつかり合う願いと正義

互角の戦いを繰り広げるフェイトとなのは。
それを見ていたキラがアスランへと視線を移し、口を開いた。
「…こうして、一対一で話をするのは久しぶりだね…アスラン…。」
「……キラ…。」
変わり果てた親友の姿。目は光を失い、頬が痩けていた。
「お前…今自分が何をしようとしているのか、本当に分かってるのか?」
「…………。」
「叶えたい願いがあるのなら、ロストロギアの力を借りるのはやめろ!!
あれがどんなに危険なものか…お前は…ー」
キラは首を振る。
「分かってる…。あんな魔力の塊…危ないに決まってるじゃない…でも…」
「だったら…尚更…。」
フリーダムの片方をアスランへとつきつけるキラ。
「ぐっ!」
「それでも、もう決めたんだ…。
だから邪魔をすると言うのなら、僕は君を…撃つ!!」
魔力の翼をバシィっと広げ、飛翔魔法を発動。アスランに向かってフリーダムのトリガーを引く。
両銃口から溢れ出す閃光が放たれる。
「…そうか…。なら、俺はこの勝負に勝って、お前を止める…ジャスティス!!」
『サーベルアンビデクストラスハルバート』
白い筒状のものを連結させるアスラン。同時に発生する朱い魔力刃。
「いくぞ!ジャスティス!!」迎え撃つアスラン。
蒼い光と朱い光がぶつかりあい、紫電が舞い散る。
「フリーダム!」
『バラエーナ、カリドゥス』
弾き飛ばされる二発の薬筒。キラはアスランの刃を弾き、距離を取りながら放つ。
三本の太い奔流がアスランへ轟音と共に向かっていく。
『アンチマギリンクシールド』
左腕に装備されている盾を奔流に向け構えると、バラエーナとカリドゥスは目標にたどり着く前に無散。
『シャイニング・エッジ』
「キラ!やめるんだ!!今なら、まだ間に合う。」
左腕の盾から発生する大型の魔力刃。
それを横に一閃すると、ブーメランのようにキラに向かってとんで行った。
キラはそれをサーベルで弾き、ライフルモードに変形。
前後で連結させて、
「やめるわけにはいかないんだ!!」
『アグニ』
トリガーを引いた。
366神隠し:2007/06/07(木) 23:52:15 ID:???
フェイトがなのはをバインドで拘束。
そして、フェイトが持つ最強の魔法が発動する。

「うぉぉおお!!」
「うぁぁああ!!」
交錯するアスランとキラ。「自分がよければそれでいいのか!?お前は!!」
「何を!?」
「願いを叶えるためと法をおかし…、万一、ジュエルシードが暴走すれば、それはやがて多くの被害をもたらす!!」
『ハイパーフォルティス』
二つの朱い閃光が、キラを捕えた。
「…でも、それでも!!」
アリシア、プレシア、フェイト、リニスの姿が頭をよぎる。バリアジャケットを損傷しつつ、煙をかきわけ突攻を仕掛けてくるキラ。
「叶えたい願いがあるんだ!!!!」
『サーベルアンビデクストラスハルバート』
左右のサーベル形態のフリーダムを連結。アスランに最速のスピードで渾身の突きをうがつ。
「この……。」
尚も我を通そうと向かい来るキラに、アスランの表情が一変した。光を失う眼、クリアになる思考。
「馬鹿野郎ぉ!!!」
『グリフォン』
アスランの目先三寸、非殺傷設定を解除したフリーダムの一撃は決まらず、連結されていた片方のフリーダムはアスランの脚部魔力刃によって破壊された。
「ッ!?」
目の前を飛び散るフリーダムの破片。
呆然と海に落ちていく残骸を見つめているキラにアスランが言った。
「…引くんだ、キラ…。」
『グラップルスティンガー』
放たれる魔力の糸がキラを拘束し、アスランは引き寄せる。
「お前を管理局へ、アースラへ連れていく。
そこで事情を説明すればきっとリンディさんが…ー」
『クスィフィアス』
シールドを構える暇なく吹き飛ばされるアスラン。
「フリーダム…。」
『ミーティア、セットアップ』
片方のフリーダムのカートリッジを全弾消費する。
そして、銃口をアスランではなく、今まさにスターライトブレイカーを放たんとしているなのはに向けた。
「キラ…、やめろ!!」
『パンツァーアイゼン』
バインドで動きを封じられるアスラン。
「大丈夫…、ちゃんと非殺傷設定にしてあるから…。」
キラはアスランに微笑みかけ、フリーダムの引金をひいた。
367神隠し:2007/06/07(木) 23:56:56 ID:???
投下終了です。

ダイジェストな話でごめんなさい。
不満だったかた、申し訳ないです。

次回か、第6話で最終回です。

アスランとなのはの話は短編でお送りいたします。
368通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 23:58:14 ID:???
GJ
369通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 00:45:15 ID:???
GJ!
日常のほうも期待してる。
370通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 00:56:26 ID:???
>>神隠し
GJ!
キラの「それでも、叶えたい願いがあるんだ!」
がやけに印象にいい意味で残った
原作よかこっちの台詞の方がわかりやすくていいwww


>>359>>362
>>358の予想通りなら

アルクエイドと志貴との関係を考えるとおのずと答えが………


371通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 01:13:31 ID:???
つまり殺し殺されなヴァイオレンスな世界突入な訳ですね?
372運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 01:18:34 ID:???
運命の子と最強を目指した少年
    第十二話

・八神家

「う・・ああ・・・・」
カナード・パルスはベッドの中で目を覚ました。
ベッドから起き上がり、軽く体を動かす。
「体に問題は無い・・・か・・・」
そしてシャマルに教えてもらった通り、魔力を放出してみる。
「魔力は全開したみたいだな・・・・これなら」
全開したことを確認し、早速シグナム達に念話を入れるが
「・・・・誰も通じない・・それに・・・」
カナードは妙な違和感に気づく
「なんだ・・この感覚は・・・・・」


・????????

「誰・・・ですか・・・」
朦朧とする意識の中、プレアは尋ねた。
すると、プレアの目の前に突然、
『僕だよ・・・プレア・・・・プレア・レヴェリーだよ・・・・』
プレア・レヴェリーが現れ、そう言い放った。
「あ・・あ・・・・・」
その光景に、驚きよりも恐怖が支配する。
そんな姿を見て微笑むもう一人のプレア
『何を怖がっているんだい?僕は君だよ・・・・・とても正直な』
その言葉を放った後、もう一人のプレアは消え、そしてドレットノートに変化が起こった。

             メキメキメキメキメキ

ドレットノートから脱皮するかのように、ドラグーンを装備したドレットノート{Xアストレイ}が現れた。

        『XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX!!!!!!!!!!!!!!!!!』

生まれたことを喜ぶかのように雄叫びを上げるXアストレイ。
『さぁ・・・・・・やろうか』
373運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 01:20:46 ID:???
その言葉を放った瞬間、近くにいたゲイツをサーベルで切り裂いた。
『ひと〜つ』
切り裂かれたゲイツの近くにいた2機のゲイツにライフルを放つ。
『ふた〜つ、み〜っつ』
楽しそうに数えながらゲイツを破壊するプレア。
「やめて・・・」
プレアは止めるが
『なんでだい、君は・・僕はこういうことをするために生まれたんじゃないか・・・』
そう言い、プリスティスでゲイツを破壊する。
「ちがう・・ぼくは・・」
プレアの言葉を無視するようにゲイツを破壊していくもう一人のプレア。
打ち抜き・串刺し・切り裂き・殴り倒し
「やめて・・・やめて・・・やめて・・・」
プレアは懇願するがそれを無視し破壊を続ける。
そして生き残ったのは4機となり、退却をするが、
『ふふっ・・・・逃がさないよ』
Xアストレイはドラグーンを展開、そして
『さようなら』
ドラグーンの砲火がゲイツを襲い、次々と破壊していく。
「あ・・ああ・・・」
目の前の光景に唖然とするプレア。
『それじゃあ・・・・つぎはあれだ・・・・』
そう言い、Xアストレイが向く方向には
「あれは・・・・アースラー!?なんで!?・・・・まさか・・・」
プレアは最悪の事態の考えた。そして、その考えは的中してしまう。
『ばいばい』
Xアストレイはドラグーン、プリスティスを展開
「やめろー!!!!」
ドラグーンとプリスティスの集中砲火が、アースラーを破壊した。
374運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 01:22:56 ID:???
:海鳴市
・結界内

「この駄々っ子・・・言う事を聞け!」
闇の書の意思と戦闘を開始したなのは達、しかし、闇の書の意思の強さに苦戦する。
どうにか結果以内に取り残されたすずか達を助け、説得を試みるが
自らを「ただの道具」と称し、いつわりの願いを叶えることだけをこなそうとする闇の書の意思に
フェイトはソニックフォームを発動し、自分達の思いを伝えるために攻撃をしかける。だが、
「お前も、眠れ・・」
闇の書の意志は、そんなフェイトの攻撃を受け止め、フェイトを収集してしまう。
「フェイトちゃん!!」
叫ぶなのは
「すべては、安らかな眠りのうちに」   
闇の書の意志は、そう呟くのみだった。
「・・・・・エイミィさん!!」
直にエイミィに連絡を取るなのは
「状況確認・・・プレア君同様、フェイトちゃんのバイタル健在!闇の書の内部空間に閉じ込められただけ」
ほっとるなのは、だが
「まって・・プレア君のバイタルが!」
多少パニックになりながら報告するエイミィ
「プレア君が!!?」
その名前に反応する闇の書の意思
「あの少年か・・・・あの少年には申し訳ないことをした・・・・」
「プレア君をどうしたんですか!?」
闇の書の意思を見据え、なのはは尋ねる。
「あの少年は、私と主がユンゾンしている時に介入した・・それが原因なのか、私でも関与できない壊れた場所にさまよっている」
「・・・それって・・・どういう・・・」
理解できていないなのはに、闇の書の意思は答えを言う。
「フェイト・テスタロッサは夢を見ているだろうが、、彼はおそらく・・・悪夢を見ているだろう・・・」
375運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 01:24:55 ID:???
・闇の書の内部空間
 
「・・・あ・・・あ・・・・」
アースラーが爆散する光景を見て、力なく放心プレア。
そんなプレアの姿を見て、心底残念そうな顔をするもう一人のプレア。
『やっぱり君はダメだ・・・自分の存在価値を偽って生きてる君は・・・・』
Xアストレイは動けないドレットノートに向けて、ライフルとドラグーンを向ける
『君は・・・・この夢の中で・・・永遠に眠っていた方がいい・・・』
そう言い、ドレットノートに向けてライフルとドラグーンの一斉砲撃を放った。
攻撃が直撃し、爆発が起こる。
『さような・・・・・もう一人の僕』
本来なら爆煙が消え、ドレットノートの残骸がさらけ出される筈だった。

               だが

『・・・・・なぜた・・・・』
信じられない物を見るもう一人のプレアと
「・・・えっ・・・」
同じく信じられない物を見るプレア

              そこには

『なぜだ・・・なぜ出てくる!』
アルミューレ・リュミエールを展開し、プレアへの攻撃を防ぎきった
『「ハイペリオン」』
ハイペリオンガンダムがいた。


・海鳴市上空

二つの光が上空でぶつかりあう。
苦戦するなのはに対し、レイジングハートはフルドライブモード「エクセリオンモード」を起動するように伝える。
だが、なのはは破損の危険性があるエクセリオンモードを起動することを反対するが
レイジングハートは機動命令を下すように伝える。
なのはは、はやて・フェイト・プレア、そして闇の書の意思を助けるためエクセリオンモードを起動
闇の書の意思と、壮絶な空中戦を繰り広げていた。
376運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 01:26:44 ID:???
「一つ覚えの砲撃・・・通ると思ってか・・・・」
両腕に黒い魔力を掲げながら問う闇の書の意思。
「通す!レイジングハートが力をくれてる!命と心をかけて答えてくれてる!」
カートリッジを二発ロード、レイジングハート・エクセリオンに桃色の翼が生える。
「泣いてる子を、救ってあげてって!!」
なのはは、エクセリオンモード突撃形態・ACSを起動
「アクセルチャージャー機動!ストライクフレーム」『OPEN』
突撃槍と化したレイジングハートで高速突撃砲・エクセリオンバスターACSを放つ。
闇の書の意志はシールドを張り、突撃を防ぐが
「とどいて!!」
なのはの願いだ通じたのか、魔力刃がシールドを突き抜けた。そして連続でカートリッジロード。
「ブレイク!!」
捨て身の零距離砲撃を放つ。

        はずだった

闇の書の意思は即座にシールドを解除、そのため
「えっ・・・」
シールドという壁が無くなったため、そのまま突撃するなのは。
闇の書の意思は、なのはの突撃を体を捻り避け、そしてレイジングハートエクセリオンの柄を持ち、
力任せに先端を真上に持ち上げた。そのため、
エクセリオンバスターACSの強力な魔力砲は、上空目掛けて放たれた。
「あ・・・ああ・・・・」
呆然とするなのはに対し
「相手のシールドを小細工無しで真正面から貫く・・・・発想は悪くない・・・」
闇の書の意思は拳に魔力を流し
「だが・・・ツメが甘い!!!」
無防備ななのはに、シュヴァルツェ・ヴィルクングを放った。
「あああああああああああ!」
レイジングハートは即座にシールドを張ったが破られ、闇の書の意思の拳は、なのはを吹き飛ばした。
「・・・・げほっげほっ・・・」
苦痛に苦しみながらもレイジングハートを構えるなのは
「・・・まだ立ち向かってくるか・・・・」
全く感情を見せない顔で問う闇の書の意思
そんな闇の書の意思に対し
「・・・戦うよ・・・皆を助けるために・・・」
苦しみながらも、はっきりと言い返すなのは。
「そうか・・・・おまえも・・もう眠れ・・」
そう言い、両腕に魔力を流し込み、なのはに突撃する闇の書の意思、その時

        ガガガガガガガ

ザスタバ・スティグマトの弾丸が、なのはと闇の書の意思の間に放たれ、進行を阻止した。
377運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 01:28:14 ID:???
「カナードさん!」
「カナード・パルスか・・・・」
カナードの姿を確認する二人
「(・・・奴は何者だ・・高町なのはと争っているということは・・・俺達の味方か?)」
そう思い、闇の書の意思を見据え
「さて、何がどうなっているか説明してもらおうか・・・・」
現在の状況を尋ねた。
「邪魔をするな・・・・私は、主の願いを(違う!!」
闇の書の意思の言葉を遮り、叫ぶなのは
「はやてちゃんは・・・そんなこと望んでいない!!」
なのはの言葉に反応するカナード
「どういうことだ・・・・説明しろ、高町」
なのはは今までの出来事をカナードに話した。
なのはの話を聞き終えたカナードは闇の書の意思を見据え
「闇の書よ・・・・お前はそれが正しいと思っているのか?それが本当にはやての願いだと?」
カナードの問いに闇の書の意思は無表情に答える。
「何を言う・・・私の願いは主の願いをかなえること。主の願いは安らかな夢に眠るこ(違うな」
闇の書の意思の言葉を遮り否定するカナード。
「何が違う、数ヶ月しか共にしていないお前に、主の何がわかる・・・・」
カナードを睨みながら問う闇の書の意思
「一つだけ、一緒に生活して分かった事がある」
闇の書の意思を見据え
「あいつは・・・はやては、どんなことがあろうとも、夢の中に逃げたりはしない」
はっきりと答えた。
「はやては、どんな辛く苦しいことがあろうと、自分自身と、自分の大切な奴のために必ず立ち上がる奴だ」
今度は闇の書の意思を睨みながら言葉を放つカナード。
「今の貴様は、はやての願いを偽って叶えようとしてるに過ぎない・・・ようは自己満足だ」
『自己満足』という言葉に眉をひそめる闇の書の意思。
「俺は貴様を止める、はやての願いを歪んだ形でかなえないために」
ザスタバ・スティグマトを向け
「そして、お前自身が、間違いを犯さないようにするためにな!!」
言い放った。
「・・・・言ったな・・・・カナード・パルス・・・」
闇の書の意思は魔法陣を展開、戦闘態勢にはいる。
「その言葉・・・口先だけでないことを照明して見せろ・・・・」
その言葉に小さく笑うカナード
「ああ・・俺はプレアのような話し合いは元から苦手だ・・・丁度いい!!」

       はやてを慕う者同士の戦いが、今始まる。



こんばんわです、投下終了です。
感想をくださった皆様ありがとうございました。
作者の皆様GJです。
次はいつになるのやら・・・・orz
378通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 01:57:25 ID:???
    /// /   イ l  | |  | |   ヽ ヽ ヽ、         _,,,,._                、-r
ィニニ〔ゝノ_ノ   / ヽ\ヽヽ  | l    |l  |l  ヽ      .,','" ̄',〈... _,,,_   _,,,_   _,,,,,| |
'´/ /| |7   r/'´ ̄ヽゝニヽ-ヽヽ  │ | | ヽ ヽ     { {   ,___ ,'r⌒!゙! ,'r⌒!゙! ,.'r⌒| l
イ/ / ! | |   |‐‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一 / / /  | ヽヽ    ゝヽ、 ~]| ,i i  i l i l  i i .i i  .i .i
/ / / j |   l|. ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 ノ、/l  │ l | l     `ー-‐'"  ゞ_,.'ノ ゞ_,.'ノ ゞ__,.',、'ュ
./  / / ヽ   l|   二´/' ; |丶ニ  ノヽリ ハ || |            r--,      、-r
'  / /   ヽ  lヾ:、  丶 ; | ゙   /イ'  メ | / リ           ~`l |  _,,,_   | |,,,,,_
  `,´l    lヽ ヽ. `   ,.__(__,}   / イ  /イ                | | ,'r⌒!゙! ..| |⌒','i
  /| |   |! ゙! `丶ゝ  ,.,,.`三'゙、,_  /  lノ  ,イノ                | | i i  i l  .| i  .i |
. /│|   | l    /゙,:-…-〜、 ) | .ノ イ |                .l l  ゞ_,.'ノ.. .L、-_,'ノ
/  ! |   !  \   `' '≡≡' " ノニィ | |lハ               (~'-'ノ
  | !   |   _`ト_、 _     , イ    ! |ル'   ,イ          __`~~
  ハ ヘ  |‐'  ̄,.ィ´ヘ` ー- イ  |    |l |    /│         〈  ヽ
ノ  ヘ ヘ   | <´ィ´ /介「`ヽヽ│   ハ l   / ノ      _,   |   }  
ゞ、_ゝヽ  !  \ー´/ハ トニノノ !   / ハ ト、//,ィ _ ,.-ィ´    !>'⌒ヽ、
  ヾゝヽ.ヽ lー-、  ̄ 1 |│|ヽハ 」  / _ハ _/ イィニィ'´        /ヽ、 ,  )
    ヾゝヽ. l^ーィ- 、|│ ! ト、>-リ  イニィー '^ヽ、          /:::::::::Τ  ̄ `l
     ヾヽヽゝ   ̄! | | lヽヾ/  /        ヽ        /::::::::::::┼‐- -ノ
379通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:01:34 ID:???
じゃああこっちも創作を…キラとなのはのフラグのお話でもw
      「心閉ざして」
起動六課にキラが入隊してから6ヶ月が経とうしていた。
管理局のエースofエース、高町なのは 
そして管理局のエース蒼天の翼と呼ばれるキラと同じくエースのアスラン。
選りすぐりの戦士が起動六課に集められ、部隊も安定の兆しを見せ始めていた。
なのは「キラ君。今日のあの子達の訓練メニューなんだけどこれでどうかな?」
なのはが組んだ訓練メニューを受け取るキラ
キラ「うん。短時間だけどこれなら時間通りになんとかこなせるね」
なのはの組んだメニューを見て優しく微笑むキラ
なのは「あはは、この練習を継続すれば次の段階に進むペースも上がるだろうから、がんばってこ」
キラ「うん、成長が早ければ早いほど実戦でも上手く対応していけるから」
なのは「まぁ急ぎすぎるのも良くないんだろうけど…今のあの子達にはこれくらいのペースが丁度いいよね」
……
はやて「なんかあの二人意気あっとるなぁ」
そんな二人の光景を見て微笑むはやて
フェイト「うん。仕事が終わっても二人で夜遅くまで残って訓練生の練習メニュー考えてるんだよ」
はやて「凄いやる気やな…とってもええ事や」
フェイトもはやての発言にまったくだと頷く。
はやて「それにしても…ひょっとしてあの二人あれなんちゃうかな?」
フェイト「え?」
はやての発言にクビをかしげるフェイトであったが、すかさずはやてがにやけながら突っ込む。
はやて「お互い恋愛意識とかしてるんちゃう?」
万遍の笑みでフェイト語り掛けるはやてであったが、フェイトはその発言にすこし黙り込む
はやて「どうしたん?」
フェイト「たとえば…なのはがキラを好きになったとしても…きっとキラはその思いには答えられないと思うよ…」
はやて「え???」
フェイトは一瞬悲しい顔をするが、すぐにもとの穏やかな表情にもどった。
はやて「じょ…じょうだんで言っただけ!フェイトちゃんそんな本気にならんでも!!」
あははとその場を笑ってごまかすはやて
フェイト「解ってるよはやてっ」
フェイトもはやての言葉を受け止め笑いで返す。
フェイト「(キラの心の中には、いまだに重い心の傷が残ってるから…)」
数年前………
キラ「どうして…こんな…」
吹雪が吹き荒れる山…そして散乱しているガジェットローンの残骸
そこに立ちすくむ一人の少年、そして広がる赤い鮮血。
キラ「しっかりしろ!!!!ラクス…ラクスぅぅぅぅ!!!!!!」
倒れている一人の少女を抱きしめながら泣き叫んでいる一人の少年…
フェイト「キラ!落ち着いて!!!いま救護班を呼んだから!!!」
キラ「何が蒼天の翼だ…僕は…目の前の大切な人さえ守れてない…」
その場にうなだれ魂が抜けたかのように放心状態になるキラ
フェイト「こちらフェイトテスタロッサ・ハラウオン…任務完了しました…」
涙をこぼし唇をかみ締めるフェイト
380通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:09:35 ID:???
はやて「キラ君…なのはちゃんと居れば立ち直るかもなぁ…」
はやての言葉にハッっとなり我に返るフェイト。
フェイト「どうかな…それは私にも解らない…」
フェイトには解っていた。キラの心の傷の深さを、そして周りを悲しませまいと笑っていようと努力している姿を。
はやて「あれからキラ君、しばらく戦う意欲なくして部隊を抜けた…」
フェイト「それからしばらくしてだよね…なのはがキラを誘ったの…」
はやて「アスラン君に後で聞いてみよか…」


うーむ…上手くいかん…だれかよかったらキラとなのはのフラグSSつくってくれ…

381通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:11:08 ID:???
GJ!
プレアの見ている悪夢ってのは、EVOLVEでのハイペリオン対ドレッドノートの事で良いんだよね?
382通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:14:47 ID:???
なんか無性に気になるぞ…なのキラSSw
383通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:17:35 ID:???
>>379 途中でやめずに書いてくれよ
   
    /// /   イ l  | |  | |   ヽ ヽ ヽ、         _,,,,._                、-r
ィニニ〔ゝノ_ノ   / ヽ\ヽヽ  | l    |l  |l  ヽ      .,','" ̄',〈... _,,,_   _,,,_   _,,,,,| |
'´/ /| |7   r/'´ ̄ヽゝニヽ-ヽヽ  │ | | ヽ ヽ     { {   ,___ ,'r⌒!゙! ,'r⌒!゙! ,.'r⌒| l
イ/ / ! | |   |‐‐-ニ''_ー<、{_,ノ -一 / / /  | ヽヽ    ゝヽ、 ~]| ,i i  i l i l  i i .i i  .i .i
/ / / j |   l|. ぇ'无テ,`ヽ}}}ィt于 ノ、/l  │ l | l     `ー-‐'"  ゞ_,.'ノ ゞ_,.'ノ ゞ__,.',、'ュ
./  / / ヽ   l|   二´/' ; |丶ニ  ノヽリ ハ || |            r--,      、-r
'  / /   ヽ  lヾ:、  丶 ; | ゙   /イ'  メ | / リ           ~`l |  _,,,_   | |,,,,,_
  `,´l    lヽ ヽ. `   ,.__(__,}   / イ  /イ                | | ,'r⌒!゙! ..| |⌒','i
  /| |   |! ゙! `丶ゝ  ,.,,.`三'゙、,_  /  lノ  ,イノ                | | i i  i l  .| i  .i |
. /│|   | l    /゙,:-…-〜、 ) | .ノ イ |                .l l  ゞ_,.'ノ.. .L、-_,'ノ
/  ! |   !  \   `' '≡≡' " ノニィ | |lハ               (~'-'ノ
  | !   |   _`ト_、 _     , イ    ! |ル'   ,イ          __`~~
  ハ ヘ  |‐'  ̄,.ィ´ヘ` ー- イ  |    |l |    /│         〈  ヽ
ノ  ヘ ヘ   | <´ィ´ /介「`ヽヽ│   ハ l   / ノ      _,   |   }  
ゞ、_ゝヽ  !  \ー´/ハ トニノノ !   / ハ ト、//,ィ _ ,.-ィ´    !>'⌒ヽ、
  ヾゝヽ.ヽ lー-、  ̄ 1 |│|ヽハ 」  / _ハ _/ イィニィ'´        /ヽ、 ,  )
    ヾゝヽ. l^ーィ- 、|│ ! ト、>-リ  イニィー '^ヽ、          /:::::::::Τ  ̄ `l
     ヾヽヽゝ   ̄! | | lヽヾ/  /        ヽ        /::::::::::::┼‐- -ノ
384通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:23:51 ID:???
ただ個人的な感想としてキラで組み合わせをつくるのは
難しくないか?基本的にキラは流される系だし。
神隠しさんみたいにいい意味で過激にアクティブになればまだしも
そのままだと話が作りづらいと思う。
シンみたいにスキルや強い行動動機や積極性があるわけではないし。
あくまでも一意見。
385通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:30:18 ID:???
じゃあキラとなのはをどうすればくっつけれるかだな
個人的に379のSS自体は悪くないから考えて見るか…
386通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:38:10 ID:???
なんというか、キラは話がつくりづらいというよりは進ませにくいんだろうなあ。
上にもあったがシンと違って積極性に乏しいし。
物語を引っ張ったり突き抜けたりするものがないというか・・・
いっそのこと性格をカズマに(ry
387通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:43:17 ID:???
だけどキラとなのはって何と無く相性よさそうw
388神隠し:2007/06/08(金) 02:49:58 ID:???
今、勝手に>380さんの続き書いてるんですが…。
出来たら投下してもいいですかね?
うまく書けるか分かりませんけど…
389通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 02:52:32 ID:???
>>380の人も誰かに書いて欲しいみたいだしやってみたら?
390380:2007/06/08(金) 03:08:31 ID:???
>>388
ぜんぜんおk
楽しみにしてるよw
じゃあ俺も色々キラ&なのはのSSの設定盛り込むわ
391通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 06:46:43 ID:???
おお、しばらくみないいうちにこんなに職人様たちが!
皆さんとてもGJでした。
392通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 07:17:36 ID:???
>>377
乙なの!
リイン強いよ、リイン。
まさか、あのシーンを改変してくるとは思わなかった。
暴走リインなら実力的に可能だろうから、違和感もないしね。

ブレアもカナードも超ガンガレ!
393通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 08:36:55 ID:???
キラの心が傷つく原因はラクスよりもフレイの方がいいな
ラクス庇護の元でニートになったキラじゃなく、フレイの死の悲しみを乗り越えて
自力で立ち上がったキラという感じで
394通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 09:17:39 ID:???
>>386
スパロボJの性格にすればいい。
キラ「クルーゼェェェェ!」
395通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 09:49:27 ID:???
神隠し殿がSS書く前にクサすぎて二度と書かないと決めたSS支援
最初からだと長文になるから途中からで
          
出だしの回想
なのは「最初は一緒に仕事をしてくれる大事な仲間…そして友達…そう思ってた」
なのは「けど、何時も一緒に話すときも…一緒に戦うときも彼は優しく笑ってくれる」
なのは「出来ればずっと…こんな時間が続けば良いなってそう思う…ずっとずっと」
「魔法少女リリカルなのはデスティニー…始まります」
             「想い届けて」
回想。疲れてる体を休めろと、はやてから3連休と言うお休みを頂いたスターズの先陣、キラ、なのは。
なのはは、はやてから聞かされたキラの過去の事が心から離れず、キラを呼び出してしまう。

キラ「どうしたのなのは?こんなに朝早くから」
なのは「えっと…キラ君に少し聞きたい事があって」
眠そうな目をこするキラ。なのははコーヒーをキラに出す。
キラ「あ、ありがと」
コーヒーを受け取ると、キラはさっそくそれに口をつける。
なのは「キラ君はここに来てからはどう?慣れた?」
キラ「うん。最初は色々あったけど、でもすぐに溶け込めてよかった」
なのは「あはは、ティアナがキラ君に憧れてるから、入隊時はずっと付きっ切りの訓練強請られてたからねー」
キラ「ううん、訓練自体は好きだよ。だから教官資格も取った訳だし…」
他愛のない日常会話。なのはは中々キラの過去の事を問いただせずにいた。





396通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 09:54:41 ID:???
>>386>>393あたりからこんな電波きた

キラが六課に来た時


なのは「やっぱり、キラ君こられないかな……」
フェイト「フレイさんの事……まだ立ち直れてないんだよね」


二人が六課のオフィスで話していると扉がひらく


なのは「キラ君!来てくれたんだ!」
フェイト「けど………本当に大丈夫?」

キラ「うん、僕はもう大丈夫。だから、僕を機動六課に入れてください。」

なのは「キラ君…」
フェイト「私、はやて呼んでくるね」


二人きりになるオフィス


なのは「けど……いきなりだったからちょっと驚いちゃった。この間誘った時は………その………」

キラ「あのときはゴメン。帰れ!とか一人にしろ!とかひどいこと言っちゃったよね……」
なのは「ううん、気にしてないからいいよ。あんな事があった後だもん………仕方がないよ」


なのははフレイの事件を思い出し少しうつむく


キラ「なのは達が来てしばらくしたら、魔法学校時代の教官が来てね。無言で一発殴られて、思い切り喝入れられちゃった。」
なのは「……喝?」
キラ「『俺の生徒がそんなんでどーする!俺は確かに強くなるためには、生きるためには弱い考え方をしろとは言った。だが俺はその後何ていった!?
今自分が最も弱い考え方をする。そしてそれに抗い【 反 逆 】しろって言っただろ!!そんなんじゃまたお前の目の前で大切な人が居なくなるぞ!!守りたいものがあるなら………その弱い考えに、今すぐ反逆しろ!!』ってね」


なのは「キラ君……」
キラ「だから、僕は大切な友達を、仲間を失う恐怖心に反逆する。僕はもう大丈夫だから一緒に頑張ろ。」
なのは「うん!」



うん、GDGDですまない
後、もうこれで限界………バタッ_o__
397通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 10:03:49 ID:???
そして会話がしばらく続いた後になのはが口を閉じる
キラ「どうしたの?なのは…?」
なのは「ねぇ、ちょっと…聞いてもいいかな?」
キラ「うん?」
なのは「前からずっと、気になってたの…」
なのはの表情が急に固くなった事にすこしキラも困惑する。
キラ「なのは…?」
なのは「キラは、ここに来る前…特殊部隊エターナルに居たんだよね?」
なのはの発言の後、キラの表情も頑なになる。
キラ「そう…だけど?」
なのは「昔キラは…」
と、なのはが言いかけたそのとき
キラ「ごめん…ちょっと話したくないから…そう言うのその…嫌だから…」
今の発言で、なのはは、キラに突き放されたような感じがした。
なのは「ごめんね…私、デリカシーなかったね…」
悲しげな表情でキラにあやまるなのは。
キラ「謝らなくていいよ…ただ…本当に聞かれるのが嫌だったから…」
しばらく二人の間に沈黙が走る…そしてそのとき
放送『エリアDに飛行タイプのガジェットローン出現!!』
キラ&なのは「!?」
398通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 10:23:29 ID:???
急いでなのは達はメンバーを集める。
フェイト「この数…航空部隊全員出撃じゃないと無理だね…」
アスラン「ええ…俺とテスタロッサ隊長…そしてヴィータで前衛を切り、キラとなのは隊長が砲撃支援で行きましょう」
ヴィータ「おう、頼りにしてるぜっキラ、なのは!」
キラ「うん、あの数はさすがにフルで戦わないと勝ち目がなさそうだからね」
キラは普通に返事をすばやく返すも、なのは少し俯いたままで、ヴィータの問いかけに遅れて反応した。
なのは「あ…う…うん!そうだね、がんばろ!」
ヴィータ「おいおい…大丈夫かよなのは…?」
なんともないよ?と無理やり笑顔を作るなのはだが、フェイトは察していた。そして無線でアスランに話しかける
フェイト「(聞こうとしてダメだったみたいだね…)」
アスラン「(えぇ…やっぱりあの時の事…まだ自分を責め続けてます)」
フェイト「(うん…あ…アスラン私と普通に話すときは敬語つかっちゃだめだよ)」
フェイト「(え…あ…はは…了解…)」
しばらくして、はやてが皆に指示をだす。
はやて「さて、今日の任務はちょっとハードで悪いけど…たのむわ皆…」
ヴィータ「任せとけよ。な?アスラン」
アスラン「ああ、こんな戦い、さっさと終わらせる」
意気込むフェイトとアスラン、そしてヴィータだが…
なのはの様子が少しおかしい
はやて「キラ君になのはちゃんもごめんな。休日やったのに…」
キラ「ううん、はやてのせいじゃないって」
なのは「そうだよ…それにほら…はやく出撃しないと」
そうやな!と焦ってはやては出撃体制に入るよう支持をだす。
399通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 10:42:23 ID:???
なのは達は任務エリアに到着するとバリアジャケットを装着。
そして出撃した。
キラ「キラヤマト、行きます!!!」
レイジングフリーダムを片手にキラがヘリから飛び降りる。
そしてそれに続くように皆もキラにつづく。
目の前にはすさまじい量のガジェットローンが浮遊している。
アスラン「この数はすこし厄介だな…あの子達を残らせない方が良かったか…」
ヴィータ「いや…さすがにこの数をこなすのはスバルたちには無理だな…」
フェイト「エリオとキャロにもこの任務は重すぎるからね…私達でがんばってこ」

全員「了解!!!」

アスラン「いくぞジャスティス…!!!スラッシュエッジ!!!」
アスランがまずは先陣を切った。
魔力のエネルギーブーメランがガジェットローンを襲う。
瞬く間に撃墜されていくガジェットローン。
フェイト「行くよ…バルディッシュ…!!!」
つづいてフェイトもアスランと連携を組み敵を殲滅していく。
ヴィータはそんなアスランとフェイトのフォローに回っている。
キラ「こちらキラヤマト。後方支援いきます!!!」
なのは「同じくなのは…フォロー入ります!!!」
ヴィータ「待ってました!!!」
キラとなのはがガジェットローンの大隊に向かってデバイスを構える。
キラ「ハイマット・フルバースト!!!」
なのは「ディバイン…バスター!!!」

すさまじい勢いで光の雨が降り注ぎ、ガジェットローンが消滅していく。

シャリオ「敵機の2/3消滅…!!いけます!!!」



400通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 11:02:49 ID:???
アスラン「よし…このまま一気に攻めるぞ!!!」
ヴィータ「おぅ!!!」

キラ「後方支援はそのままフォローに回るよ!」
フェイト「たのむよ、二人ともっ」
追い込みを掛けようとしている時、またしてもなのは何か考え事をしているかのようにぼーっとしていた。
キラ「なのは…!任務中だよ…気をしっかり!」
なのは「あ…ごめん!」
キラに怒られハッとなるなのは…おぼつかない飛行でキラの後ろを追っていく。
フェイト「(なのは…)」
なのはの足取りがおぼつかないものの、やはりエース達のチームだけあって見事な連携でガジェットローンを壊滅させていった。
ヴィータ「残り数機か…もうすこしだぜ…!!!!」
フェイト「うん、がんばろ!!!」
アスランたち前衛は体制を建て直し次の攻撃に移ろうとする。
が…そのとき、後方支援のなのはとキラに残りのガジェットローン数機が迫る。
キラ「っ…!」
シュペールラケルタでガジェットローンを切り落とすきら。
しかし…余所見をしていたなのはに残りのガジェットローンが攻め立ててくる。
なのは「しまっ…!」
反撃体制をとる間を逃したなのはにガジェットローンのビームが襲い掛かる。
ヴィータ「おい…なのは!!!」
と…その時種の弾けるような音…
なのはの前に出てバリアを張り、攻撃を防ぐキラの姿があった。
キラ「なのは…死にたいのか…!」
キラの表情が物凄く険しくなる。
なのは「あ…ごめんミスしちゃった!」
あははっとその場を笑ってごまかそうとするなのはだったがキラの表情は変わらず。
キラ「今のなのはじゃ足出まといだ…退却して頭冷やしてこようか…」
なのは「!?」
キラのきつい一言になのはしゅん…となる。
キラ「こちらキラ…ヴィータ。なのはを回収してあげて…残りは僕等でやるから…」
ヴィータ「え…キラ何言って…」
一瞬キラの余りにも唐突な意見にヴィータも戸惑ったが。
キラの声の低さを察し、なのはの手をつかんでヘリに連れて行く。
アスラン「なのは隊長...」



も…もう無理ぽ…
401396:2007/06/08(金) 11:08:07 ID:???
途中で割り込んどいて力尽きときながらあれだけどもう少しガンガレ!
402395:2007/06/08(金) 11:35:50 ID:???
とりあえず夜UPするよ
それまで誰かなのはキラフラグSSたのむorz
403通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 12:25:34 ID:???
まあ、あまりそれだけでスレを占有する事態にだけは
ならないようにと願っている。
404通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 12:33:41 ID:???
確かに、ラッキースケベネタ占有はひどかったな。
405通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 12:36:46 ID:???
>>403
まぁ今の流れというかノリでそうなってるだけだろうから大丈夫でしょ

それにこれくらいでなのキラが鉄板扱いされるようなら、今頃シンはハーレムエンドだww
406通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 12:58:57 ID:???
シンのはすごかったなwまあ、今でもすごいがw
407神隠し:2007/06/08(金) 13:25:25 ID:???
>>380続き
「アスランくん…何か知らん?」
というわけで、食堂でサラダをフォークでつついているアスランに、フェイトとはやては聞いてみる。
「あぁ…まぁ…あんまり人に言うことではないんだがな…。」
コップの水を飲み干し、アスランは話始めた。
「結局、あれからキラは戦う意欲をなくして、しばらく部屋に篭ってたんだ。」
「それは…うん、うちもフェイトちゃんも知っとるよ。」
「たぶん、ヴィータと、それからスターズとライトニングの二人は知ってると思うんだが…ティアナの件…。」
「模擬戦?だっけ?私が本当はスターズとライトニングの相手してあげようと思ってたんだけど、忙しくていけなかった時のことだね?」
フェイトとはやて、二人はアスランに促され、席に座る。
「あのとき、一応、新人たちの成長を見せようと…気分転換になればと思ってキラを誘ったんだ。」
いつのまに頼んだのやら、食堂でバイトしているディアッカがチャーハンを二人分もってきて、それをフェイトとはやてが食べ始めた。
「そしたら、ティアナとスバルが無茶をして…、ティアナが『もう誰も傷付くのをみたくないから!!』って…。
なのはがクロスファイアをティアナに向けて撃って…。
その二発目だったかな、あいつが動いたのは…。」
興味深々で身を乗り出す二人。
「二発目がティアナに当たる直前に、撃ち落としたんだ。それで、脱力したティアナを支えながら…
『…悔しいよね…ティア。でも、想いが強くても何も守れないんだ…。
力が強くても、その力をただやみくもに震えばただの破壊者にしかならない。
だから、今は…ちゃんと…ね?
それだけ強い想いがあれば、きっとティアはいい執務官になれるよ。
だから、焦らずに…今は基礎がためをしよう?
ティアの努力は知ってるから…ね…。』って」
「へ〜」
と二人。
「それで、どうしてなのはとキラが?」
アスランが頬をかきかき答える。
「ここからが修羅場だったんだ…。」
408神隠し:2007/06/08(金) 13:27:43 ID:???
「そのあと、キラがなのはに向かって言ったんだよ。『そんなこと…する必要はあるの?
ティアも、もう子供じゃないんだし…、言えばわかることでしょ?
本当に何をやってるのかわかってるの?』って珍しく、目をつり上げてさ。」
「ホント、あんときは、びっくりしたぜ…。
で、実際、なのはも胸中、やりすぎたな感があって、凹んでさ…。」
ふいに割り込んでくる声。ヴィータがアスランの隣の席にすわり…ラーメンをすする。
「で、なのはが自分の無茶で死にかけて…再起不能手前までやられたことがあるってことや過去を、シャーリーやシグナムがしゃべっちまってなぁ。」
「それでキラも悪いと思って…。
あいつ、根は優しいから…でも不器用で…。」
「なのはもな」
「じゃあ、ここからはビデオでみましょうか?」
と暇を持て余していたシャマルに案内されて一同はとある部屋に移動した。


まだ、日が上ったばかりの時間帯。いつものように訓練施設の設定をするなのは。そこへキラがやって来た。
「あっ、おはよ〜キラ君。」
「…うん、おはよう…なのは。」
気まずい沈黙が流れる。昨日の今日で、いきなり二人きりなのだ。無理もないだろう。
「…ごめんね……。」
キラが先に沈黙を破った。
「聞いたんだ…、その…、なのはの昔のこと…。
なのに、全然、そんなこと知らなくて…あんなこと言っちゃって…。」
「…そっか、聞いちゃったんだね…。
私の経験したことだから…
無茶をし続ければ、いつか取り返しのつかないような大怪我をするって…。」
モニターを操作するなのは。
「気にしなくていいよ?」
付け加えるなのは。
キラはもう一度謝ってから訓練の準備を手伝った。
409神隠し:2007/06/08(金) 13:29:57 ID:???
訓練からの帰り。

日もとっぷりと暮れ、なのはとキラは本館に戻る途中を二人で話ながら歩いていた。
「…、その、ラクスさんのことは…?」
なのはが聞いてみる。今まで訓練にも顔を出さなかったのだ。気になるところなのだろう。
「…うん、…仕方ない…割りきらなきゃ…とは思ってるんだけどね…。ちょっと…まだ…。」
「そっか…、キラくん…ラクスさんのこと好きだった?」
頷くキラ、少しだけ、目に涙を浮かべている。
「割りきる必要なんてないよ…。でも、あんまり塞ぎこむのもよくないよ。
じゃないと、きっと、ラクスさんも、キラくんがこのまま塞ぎこんでたら悲しんじゃうよ。」
歩みをやめ、立ち止まるキラ。袖を使って目にたまった涙を拭うが、また溢れそうになる。
「…辛いこと…思い出させちゃった…かな?」
近寄ってくるなのはを手で制するキラ。
「大丈夫、もう…泣かないって…決めたんだ、現場でも…泣いたし…。
それに…僕が泣いたら、ラ…ラクスもきっと……悲しいから…。」
無理に笑おうと笑顔を作るキラ。目尻に涙が玉となり、笑顔はいびつに歪んでいた。
ポロっと片方の目尻から、涙が一滴こぼれ、地面に染みを作った。
首をふるなのは。
「悲しければ…泣いていいんだよ?怒りたければ怒って、笑いたければおもいっきり笑えばいいじゃない?…」
キラの両肩に手をかけるなのは。
「それが…人間なんだから…恥ずかしがることはないよ…。溜め込んじゃ駄目だよ…。」
背中に回す手。なすがままのキラ。
「…がんばったよ…キラは…。ひとりで抱えこまないで…、あれは私達、機動六課の責任でもあるんだから…。」
キラと正面から向かい合い、微笑むなのは。
どっと押し寄せる感情。せきとめるのは限界で、大粒の涙が溢れた。
そんなキラをなのははギュッと抱擁する。その中で、何もかもを吐き出すように声をあげて泣きじゃくるキラ。
ごめん、ごめんと何度も何度も呟きながら…。
それから、何分立っただろうかキラは泣きやみなのはの両手を両手を使って包みこむように握って言った。
「ありがとう…、僕はもう…大丈夫だから…。
ごめんね、何か、恥ずかしいところ見せちゃって…。」
「うぅん、明日から頑張ろう…ね?」
キラはなのはに笑いかけ頷いた。
410神隠し:2007/06/08(金) 13:37:09 ID:???

ビデオをとめるシャマル。

なんだかしんみりとした空気が部屋に漂っている。
皆なるほどといった感じで頷いていた。
「ところでシャマルさん…何でビデオなんか持ってるんですか?」
アスランの問いに皆、疑問を持ったと言う。



「心閉ざしてENDING FAINAL PLUS」

同刻、訓練施設。
「ほら、スバル!!いい加減な攻撃しない!」
となのは。
「スバル、そういう攻撃をするときは相手の隙を作ってからの方がいいよ?」
とキラ。
「えっ?えっ?」
混乱するスバル。
いいのか悪いのか、どっちなのさって感じである。
「キラくん、私の言ってることおかしいかな?」
頬がひくひく痙攣気味のなのは。
「おかしくはないかもだけど…、スバルが何であんな戦法をとったのか考えてあげるべきじゃないの?」
二人の間に流れる沈黙。
「あ、あの…なのはさん…キラさん…?」

「私の指導方針がそんなにきにいらないかな?」
「僕が言ってることはそんなに間違ってるかな?」
「キラくん!!」
「なのは!!」
「「頭、冷やそっか!!!」」

「仲がいいのやら悪いのやら…。」
二人を見守るティアナの言葉にですよね〜、と頷くキャロとエリオ。

けれど喧嘩を始めた二人はどこか楽しそうで、嬉しそうで…、快晴の青空に、桜と蒼の奔流がほとばしった。
411神隠し:2007/06/08(金) 13:42:04 ID:???
>380さん、許可をくれてありがとうございます。

書いてみたら難しくて、なんだかうやむやな感じで終わらせてしまいました。
期待してた人はごめんなさい。でしゃばったわりに…ねぇ…?

ちなみに、書くときに聞いてた音楽は種死エンディングの三期(二期か?)のエンディングだったと思います。
Rie Fu のI wannaなんとかってやつです。

少しでも楽しんでいただければと思います。
412通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 14:22:36 ID:???
乙です!
ラストのなのはとキラ。
もちろん、非殺傷設定ですよね?
じゃなきゃ、周りの被害が……。

てか、頭を冷やさなきゃいけないのはお前ら2人の方だろw
413通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 14:32:18 ID:???
>>411
乙です!
>「「頭、冷やそっか!!!」」
キラなの2人とも頭冷やしてこいw
414通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 15:15:55 ID:???
んじゃあ次はアスランとフェイトだなw
415通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 15:20:04 ID:???
アスランとフェイトは難しい気がするのは俺だけか?
416通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 15:24:57 ID:???
同じく。なんかあわないキガス。
417通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 15:28:33 ID:???
アスランとはやてならよくない?
418通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 15:30:38 ID:???
アスランにあいそうななのはキャラが思いつかない・・・。
419通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 15:32:57 ID:???
メイリンと後方支援要員つながりでシャマルとかは?
420通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 15:36:32 ID:???
フェイトはプレアとなら
・・・・・寿命が・・・・・・orz
421通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 15:41:06 ID:???
そうなるとレイも駄目か・・・。リリカルバレル好きなんだけどなあ。
422通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 16:05:02 ID:???
一人だけシンがハブられてるがw
…まぁあいつはラッキースケベだしな、考えなくても良いか。
423通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 16:13:01 ID:???
というか、シンには今までのSSではやてやフェイトとの組み合わせは既にあるしな。
無意識フラグ立てもあるし、一番組み合わせが造りやすいキャラだろうな。
424通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 16:21:34 ID:???
アスランは無理だろう?考えてみたけど…。
浮かばない。
シンはスキル持ってるし、キラは神隠し氏の見てると無理ではないって感じがする。
ただ、アスランはSS登場率も少ないから不明。
あとは、かっこいいからはやてたちが惚れるというのも想像つかない。
425通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 16:22:58 ID:???
本編のアスラン女難はわけがわからなかったなあ。
426通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 16:23:15 ID:???
OK,じゃあアスフェイで書いてみるよ。
でも今から仕事だから期待せずに〜 ノ
427通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 16:33:38 ID:???
>>426
頑張ってらーノシ
428通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 16:42:22 ID:???
チャレンジャー登場だな。
429通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 17:33:26 ID:???
誰かシンにも愛の手を差し伸べて・・・。
430通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 18:28:10 ID:???
亀だが
後天的な遺伝子治療でテロメア延長は無理かね?
431通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 18:32:10 ID:???
>>410
GJ
アニメと平行していくのがいいかもなw
432通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 18:41:58 ID:???
>>430
あえてプレシアママンが拾って戦力に入れるために肉体改造とか。
433通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 18:44:59 ID:???
>>429>>423のレスを見たまい。
434通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 19:05:07 ID:???
そして描写が少な過ぎたせいか人気があまり無いスウェン
435通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 19:19:15 ID:???
彼が魔導師になったら、戦闘はすごそうだけど日常はすごく淡白な気がする。
危険なことしない相良みたいな。あと戦闘ではバリバリ殺傷設定ぽい。
でも誰かに書いてほしい。
436通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 19:36:17 ID:???
アスフェイSS書いてもらうまで時間あるからスウェン話でもまとめるか…
別に本編につなげなくてもいいんじゃまいか?
時空加速デバイス・スターゲイザーをめぐって怒る組織同士の戦争とか
そんなお話でいいきが…
437通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 19:58:12 ID:???
>>435
何故かオルガと背中合わせでWライダーな戦闘シーンが………
438マロン名無しさん:2007/06/08(金) 20:11:19 ID:???
>>437
怖いな・・・オルガは叫びながら大暴れでずっとずっとend of worldだし、
スウェンは淡々と始末しながら時々怒り爆発。連ザUだとべノクラッシュできるし。
スウェンはライダーでしたっけ?
439通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 20:14:07 ID:???
カプ話になるがスゥェンにはシグナムが、
StSだとティアが合いそうな気がする。
440通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 20:16:09 ID:???
ティアはカップルになる前に銃士としてのあまりの実力差に愕然として
最悪辞表を提出しそうだ。シグナムかシャマルじゃない?
441437:2007/06/08(金) 20:21:13 ID:???
>>438
スウェンは違う筈
先日オルガとか仲間で……って書き込み書いてあったのに影響されたと思う

ほら、(火)力の一号と(軽)技の二号
442運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 20:25:49 ID:???
番外編の後編が出来たのですが、
盛り上がってるのでしばらく待とうかと
443通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 20:26:00 ID:???
>>440
スバルにとってのなのはみたいに憧れの先輩ポジションならどうよ
444通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 20:31:07 ID:???
>>442
投下時間予告すれば良いんじゃね?
雑談は繋って言ってるの多かったし
445通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 20:31:27 ID:???
>>442
>番外編の後編が出来た

そんな事言われたらカモーンと言うしかないじゃないか!
446通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 20:45:32 ID:???
>>442
是非とも投下をお願いします。
皆あくまでも雑談は投下のつなぎなんですから。
447通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 20:47:15 ID:???
>>442
投下プリーズ!
448通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 20:48:30 ID:???
>>442
そんなつれないことをおっしゃらずに投下をお願いいたしますだ。
まちかねているんどす。
449運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 20:53:21 ID:???
          では、お願いいたします。

運命の子と最強を目指した少年・番外編
カナード・パルスのある一日(後編)

:海鳴スパラクーア
・女湯

「ふぅ〜」
ヴォルケンリッター・烈火の将シグナム
ヴォルケンリッターを束ねる誇り高きリーダーであり、主を、そして仲間を守る剣。
主や仲間のためなら、たとえ火の中水の中、そんな勇ましい彼女が
「・・・極楽だ・・・・」
ものすごく腑抜けていた。
「ふふっ、気持ちよさそうね」
そんなシグナムをほほえましく見つめながらシャマルが入ってきた。
「シャマルか、主はやてはどうしてる?」
極楽浄土な顔をしながら入浴しているシャマルに尋ねるシグナム
「はやてちゃんなら、ヴィータちゃんと一緒よ。背中をながしっこしてるわ」
想像するシグナム・・・なんとも微笑ましい
「そうか・・・・・」
会話が終わり、ゆっくり風呂に浸かる美女2人
先に会話を切り出したのはシャマルだった。
「そういえばシグナム、ここって露天風呂があるそうよ」
露天風呂という言葉に反応するシグナム
「本当か?」
そんなシグナムの反応に笑いながら説明するシャマル。
「ええ、何でも今日は外人さん限定らしいわ、私達以外にいそうもないから、ゆっくり出来るんじゃない?」
想像するシグナム

・貸しきり状態の露天風呂
・夜空の絶景

「すばらしい・・・だが・・・」
「はやてちゃんのことなら任せて、ゆっくり浸かって来ればいいじゃない」
シグナムの不安を先に解消してしまうシャマル
「そうか・・・・すまんな、いってくる」
そう言い、体をタオルで隠し、露天風呂に向かうシグナム
「いってらっしゃ〜い、ごゆっくり〜」
シグナムを見送り、風呂に浸かるシャマル。ふと、思い出したように
「そういえば・・・・『混浴』ってなにかしら?」
呟いた。
450運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 20:54:48 ID:???
・露天風呂

「綺麗な夜景だ・・・・」
カナードは貸しきり状態の露天風呂に浸かりながら空を眺めていた。
「そういえば・・・・夜の空を見上げるのは、ここにきて初めてだな・・・」
カナードにとって、夜の空を見上げるのはこの世界に来て初めてであった。
幼少期は常に訓練所や研究所の中、その後は直に宇宙に上がったため
夜の空を見上げることは全くといっていいほど無かった。
「こんな風に満喫できるのも、はやてのおかげだな・・・」
そう思い、帰りにアイスでも買って帰ろうかと思ったその時

       ザブッザブッザブッ

湯を掻き分ける音が聞こえた
「だれか入ってきたのか?」
そう思い、顔を横に向けると
「ん?」
「なっ!?」
タオルで体を隠したシグナムが現れた。
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
流れる沈黙

この場合のよくある男女の行動
その一
女「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男「ごっ、ごめんなさーい!!!」
男は露天風呂から撤退

その二
女「この・・・・変態!!!!(ドゴッ」
男「ぶべらぁ!!!!」
男は露天風呂から撤退(空中散歩をしながら)
である。

ちなみにこの2人は
「・・・・ふう・・・」
シグナムを見るのを止め、風呂を楽しむカナード
「な・・・な・・・何故貴様がここにいる〜!!!」
カナードを指差し、顔を真っ赤にしながら慌てふためくシグナム
「俺は男湯から来た、貴様こそ何故ここにいる?」
そんなカナードの言葉にシグナムも言い返す。
451運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 20:56:35 ID:???
「私も女湯から来た!」
「そうか・・・とりあえず浸かるか出ていくかどちらかにしろ、正直うるさい。それに」
カナードはため息をつき
「・・・・・目のやり場に困る」
カナードの言葉に自分の姿を見るシグナム
体はタオルで隠れているが、タオルが濡れているため、
体に密着し、シグナムの完璧ともいえるボディーラインを隠すことなく表していた。
「XXXXXXXXXXXXX」
混乱しながらも、カナードを睨むシグナム。だが
「俺は出て行かんぞ・・・・不愉快なら貴様が出て行け」
そう言いきり、入浴を楽しむカナード
「・・・・・はぁ・・・・」
観念したのか、ため息をつき入浴を開始するシグナム。
「しかし・・・・なぜだ・・・男湯と女湯がつながっているとでも・・・・ん?」
ふとシグナムは看板を見つける、そこには

『夜景を眺めながらの混浴露天風呂!!外人さんも裸の付き合いを是非!!』

と、書かれていた。
「混浴だったのか・・・シャマルめ・・・・・」
ちなみにシャマルは意味を知りませんでした。
「そういえば、混浴とは何なんだ?」
シャマル同様『混浴』の意味を知らなかったカナードが尋ねる
「混浴とは・・・まぁ、男女が一緒に入る風呂のことだ」
律義に説明するシグナム。
「そうなのか?珍しい風呂もあるものだ・・・・」
その後会話は途切れ、静かに入浴する二人
ふとシグナムの顔を見たカナードが
「フッ、腑抜けた顔をしているな」
そう呟いた。
その言葉に顔を真っ赤にし、睨むシグナム
「そう怖い顔をするな・・・おまえもそういう顔をした方がいい。はやても言っていたぞ、『シグナムは真面目すぎや』と」
その言葉に黙るシグナム
「自分でもわかっているが・・どうにも・・な・・・」
そんなシグナムを見据え、カナードは答える。
452運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 20:57:49 ID:???
「別に今の正確を直せとは言わん。お前のその性格が今も昔もヴィータ達を助け、支えているのだからな」
「カナード・・・・」
カナードは夜空を見上げ
「ただ、こういう場所では、今のように腑抜けた顔をしながら楽しめ。空を見ろ、星空が綺麗だぞ」
カナードの言葉を聞き、シグナムも空を見上げる
「ああ・・・・綺麗だな・・・」
しばらく夜空を眺める二人
先に口を開いたのはシグナムだった
「こうして・・・夜空を眺めながら入浴など・・・昔は考えられなかった・・・・」
シグナムの言葉を静かに聴くカナード
「主はやてには感謝しきれない・・・だからこそ、闇の書を完成させなければ・・・・」
シグナムはカナードの方を向き
「これからもよろしく頼む、カナード・パルス」
微笑みながら拳を突き出した。
そんなシグナムの態度にカナードも拳を突き出し
「ああ、こちらこそ頼むぞ、リーダー」
シグナムの拳に重ねた。

・八神家帰宅中

「はぁ〜お風呂は楽しかったし、温まったけど・・・おなかへった〜」
満足したのか不満なのかよくわからない顔をしながら話すヴィータ。
そんなヴィータを微笑ましく見つめるはやて
「家でザフィーラと温かいおでんがまってるで、それにカナードがアイス買ってから帰るっていっとったよ」
その言葉に目を輝かせるヴィータ
「よ〜し、全部喰うそ〜!!!」
そんなヴィータの反応に微笑むはやて達
八神家は実に平和であった。
453運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 21:00:21 ID:???
:八神家
・深夜のリビング

「はい、カートリッジ、シグナムとヴィータとカナードに6つね」
そう言い、カートリッジを渡すシャマル。
「すぐにまた作るから、遠慮なく使いきっちゃってね」
それぞれカートリッジを受け取り懐にしまう。
「ああ・・・すまんな。夜明け前には戻る」
そして出ていくシグナム達、だがすぐにカナードが戻ってきた。
「どうしたの?」
尋ねるシャマルに
「忘れ物だ」
そう答え、冷蔵庫まで行き
「受け取れ」
栄養ドリンクを取り出し、シャマル目掛けて放り投げた。
「えっ・・わわわ」
慌てながらも受け取るシャマル
「気休め程度かもしれんが、飲んでおけ。おまえもカートリッジ製作や回復などで疲れているはずだ」
そんなカナードの優しさに微笑むシャマル
「ありがとう、いただくわ」
そう言い、飲むが
「・・・・・おいしく・・ないわね・・・」
顔を顰めながら感想を言う。
「そういうものだ」
そう言い、カナードは収集に向かうため、リビングから出て行った。

こうしてカナード・パルスの一日が終る。
454運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 21:02:14 ID:???
おまけ

エイミィ・リミエッタのある午後

・ハラオウン家

「たっだいま〜」
元気よく挨拶をし、ハラオウン家の中に入るエイミィ。
「おかえりなさい」
そんなエイミィを出迎えるプレア。
「ただいま、プレア君。あれ、みんなは?」
プレアはお茶を飲むのを止め、答えた。
「リンディさんとクロノさんは本局です。フェイトちゃんはアルフさんとなのはちゃんの家にいってます」
冷蔵庫からジュースを取り出しながらプレアの報告を聞くエイミィ
「そっか〜、じゃぁ、プレア君と二人きりか〜・・・・(ニヤ」
その時、エイミィのいたずら心に火がついた。
「プレアく〜ん」
怪しさ満点の笑みでプレアに近づくエイミィ、クロノだったら即座に警戒態勢に入るであろう。
「なんですか?」
そんなエイミィを疑いもせず見つめるプレア
「あのさ〜、一緒にお風呂入らない?」
その言葉に、飲んでいたリンディ茶を吹くプレア・・・・・もったいない(つーか飲めんのか)
「な・・何を言うんですか!!」
顔を真っ赤にしながら怒るプレアをニヤつきながら見つめるエイミィ。
「え〜、だってプレア君、フェイトちゃんと同じくらいの歳なんだし〜、いいじゃん」
「だ・・・・だめです!」
拒否するプレア、だが、エイミィはそんなプレアをからかう。

  エイミィは・・・ここでやめておくべきであった。
455運命の子と最強を目指した少年:2007/06/08(金) 21:03:49 ID:???
「・・・・エイミィさん、ここに座ってください」
プレアの様子が変わったことに気づくエイミィ。
「(あちゃ〜、やりすぎた?)すわってるけ(正座です)ハイ」
素直に正座をするエイミィ。
こうして、プレアの説教タイムがはじまった。

「いいですかエイミィさん、女性が気軽に異性にこのようなことをいってはいけません」
「ごめんごめん、でもプレア君はまだ子供だし、いいかな〜と・・・」

三十分経過

「そもそもお風呂というのは男女が一緒に・・・・・・」
「プ・・プレアく〜ん」

一時間経過

「ですからHなのはいけない事だと思います、そもそも女性の裸というのは・・・」
「もう勘弁してください・・・・」

二時間経過

「そのため、戦争を回避するほどの力が、草津の名湯にはかくされているのだと・・・・・」
「・・・・・・にょろ〜ん・・・・・」

その後、「にょろ〜ん」としか言えなくなったエイミィをフェイトが発見するが、
エイミィ自身記憶が無く、真相は闇に包まれたままである。


こんばんわです。投下終了です。
感想をくださった皆様ありがとうございました。
作者の皆様GJです。
カップリングの話でもりあがっているので以前紹介された相性診断をやってみました。
カナード=シグナム
プレア=シャマル
だそうです。
・・・・次はいつになるのやら・・・orz
456通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 21:06:08 ID:???
GJです!
なんかブレアがいいなw
457通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 21:13:28 ID:???
乙です!
にょろ〜んってw中の人ネタかいw
458通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 21:17:47 ID:???
アスラン・フェイトSS

俺も明日公開するぜ!
459通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 21:33:45 ID:???
ぼけーっと妄想してたんだが
6日の休日編でなのはとキラのデートSS書いて良い?
460通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 21:37:06 ID:???
>>459
どうぞ。
461通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 21:38:21 ID:???
>>437 亀で失礼
スウェンは危機に陥っていた・・・
数十分前のミーティングで今回の任務は、郊外の森現れたガジェットドローン数十体の破壊である。
この程度であれば自身の所属する隊の戦力で十分なはずだった。順調にガジェットの数を減らし殲滅。
小さく任務終了と誰に言うでもなく呟く。隊員達も特に怪我をしたようには見えない。
ミーティング時に決めていた合流地点に皆進んでいく。
しかし、任務を終了したせいなのか、皆は少し気が緩んでいるようにも見える。
まさにその時だった・・・いきなりスウェンの前方を歩いていた隊員の頭が爆ぜる、
その横にいた別の隊員はいきなりの同僚の死に返り血を浴びながら呆然としていた。
「奇襲だ!!」
隊の誰かが叫ぶ。
だが、スウェンの目には敵の姿は捕らえられなかった。レーダーを確認してもガジェットは存在しない。
(どうゆうことだ!!あれは確実にこちらへの攻撃だ、なぜ視認できない!!)
その時だった。10メーターほど離れた場所がいきなり歪み、そこから見たことも無いガジェットが現れる。
「光学迷彩か!!」
どうやら先ほどののガジェットは、この新型の機能のテストための囮だったらしい。
だとしたら敵の思惑は完璧なほど成功だろう、こちらの隙をついたとはいえレーダーすらも惑わしたのだから。
すでに隊の人間は先ほどの奇襲でパニックを起こしている。こんな時に限って新兵を連れてきたのが仇になった。
必死に隊長が指示を出すが、聞いているのかもわからない。戦況は確実にこちらが不利だ、隊員はほとんどが死んでいるか
重傷を負っている。
スウェンは覚悟した、もちろん死ぬ覚悟ではない。過去に手に入れた戦争の遺物を使うことを
「カラミティ!!」
スウェンが叫ぶ。すると彼の右前方に2メートルを超えるライム色の全身が砲身のような人型が現れる。
「こりゃすげー所に呼び出したなぁー、えぇスウェンよぉ・・・」
「喋るな・・・俺がお前を呼んだ。することは解っているだろう!!」
この人型の声を聞いているとイラつくのか語尾が強くなる。
「ハァ!?まぁいい俺は暴れられれば良いからなぁー!!」
人型の背面、腰のあたりがスライドし差込口の用の形になる。そこにスウェンは持っていた拳銃型デバイスを差し込む。
「しょうがねぇー、殺されるより殺す方がマシってねっ!!」
人型が叫び、スウェンが引き金を引く、そして機械の無感情な声が響く。
「end of world」
見たいな感じでしょうか?
462通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 21:49:55 ID:???
>>455
乙!
カナード×シグナム、YESだね!!
463通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 22:30:19 ID:???
>>461
ちょwwwゾルダwwww
464通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 22:48:30 ID:???
シン好きとしては>>248さんの作品や
暇人氏の「宿命」シリーズに大きく期待している俺がいる。
他の職人さんのも大好きだけどさ。
465通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 22:54:26 ID:???
確かに暇人A氏のシンとはやては見ていて
すごく萌える。>>248さんのはまだ投下されてないけど
おもしろそうだな。
466通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 23:04:28 ID:???
リリカルしーどstsも相当いいと思う。
467通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 23:07:02 ID:???
バル「はぁはぁ…」
スバルやティアナ達は、今日もなのはやキラの厳しい訓練に明け暮れていた。
なのは「はい、皆お疲れ様」
となのはが言った途端その場に崩れ落ちるスバル達。
ティアナ「お疲れ様でしたぁ〜」
キラ「皆、実は今日の訓練は模擬戦だったりしたんだ」
えー!?と驚く訓練生一同
なのは「うん。皆よく頑張ったねー」
ヴィータ「お前らにしちゃ上出来だな」
アスラン「で…君達の成績は…と」
アスランの一言に息を呑むスバルやティアナ。そしてキャロとエリオ。
教官一同「合格っ」
ティアナ「はやっ!?」
ヴィータ「まぁ、どんどん先に進んでくれねぇとあたしらが困るわけなんだがな」
エリオ「あはは…」
ヴィータの一言に苦笑するエリオ達。
なのは「今日の訓練はこれで終わり。模擬戦も完璧だったし…」
キラ「訓練は明日からと言う事で…」
アスラン「今日は…」
フェイト「お休みっ」
ヴィータ「だなっ」
スバル「本当ですか!?」
スバル達はその場で大喜びする
なのは「今まで訓練漬けだった訳だし、たまには外で遊んでくると良いよ」
アスラン「あぁ。俺達も実は…休暇貰ったわけだし…」
キラ「僕等も羽伸ばしてるから…」
ヴィータ「外で遊ぶのは構わないけど騒ぎだけは起こすなよ」
訓練生一同「ハイ!!!」
元気良く返事を返すスバル達。そしてこの後チームは解散された。
468通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 23:10:53 ID:???
そしてなのは達一向…久々に休憩をもらうも、予定の無さに困惑しているようだ…
アスラン「さて…今日は俺達も休暇を貰った訳だが…」
キラ「うん…滅多に無いからなんだか嬉しいね」
なのは「皆は今日はどう過ごすのかな…?」
フェイト「私は残ってる仕事があるから。休みつつそっちに集中するよ」
ヴィータ「あたしも特に予定がねーな…」
ぽかーんと空を見ながら語る教官5人
なのは「私は買い物でも行こうかな…?いろいろ生活用品買わないとだし」
キラ「僕は…」
と言いかけた途端すかさずなのはが口を挟む。
なのは「キラ君私の買い物に付き合ってくれない???」
キラ「え…?別にそれは構わないけど…」
僕がなのはの買い物に付き合う…どうして????
と疑問を抱きつつもOKするキラ
ヴィータ「おいおい…あたしらの前でいちゃつくなよ」
とヴィータはなのはを笑いながらからかった。
なのは「もぉ…そんなんじゃないってばー!ほら…荷物とか重いし」
顔を赤らめて下を俯くなのは。
そして
アスラン「じゃあ俺は釣りでもいくか」
ヴィータ「お前じじくさいな…(笑)」
アスラン「まぁそう言うな。なんならヴィータ。お前も一緒にいくか??」
ヴィータ「面白そうだな釣りも。いいぜ、付き合うよアスラン」
アスラン「あぁ!!!俺、は機械イジリだけでなく釣りも得意だからな!!!」
と思わぬ発言に全員は大笑いする。
キラ「(最近アスラン色々とはじけてるよね…)」
なのは「(うん面白すぎ)」
そして起動六課の休日は始まる…
つづく。(すぐUPします
469通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 23:17:29 ID:???
アスランとヴィータの釣り編先キボン!
470467:2007/06/08(金) 23:25:07 ID:???
一応アンケートをwww

釣り編とデート編どっち先がいいですか?w
471通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 23:27:12 ID:???
一大フィッシング巨編
472通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 23:28:01 ID:???
アスランがいるのが珍しいから釣り編が先でw
473467:2007/06/08(金) 23:31:43 ID:???
了解ですw
釣り編これから書きますw
474通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 23:49:10 ID:???
「起動六課の休日。釣り編」

ヴィータ「ったく…アスランの奴なにやってんだよ…」
中々身支度の終わらないアスランに待ちくたびれてるヴィータであった。
アスランと釣りに行くと約束したヴィータ。こんな発言をしながらも、実は楽しみだったりしている。
アスラン「お待たせだ」
アスランが到着したようだ。
ヴィータが遅い!と言おうとした瞬間固まる。
ヴィータ「お…お前…なんだその格好…」
アスランの服装に驚くヴィータ
アスラン「いや、釣り服だが??」
若さに合わない日よけ用の帽子。そして灰色でポケットが沢山ついたジャケット。しかも長靴。
アスラン「何かおかしなところでも?」
ヴィータ「いや全部おかしいって…どこのおっさんだよお前(汗)」
アスラン「俺はこの服装気に入ってるんだがな」
正直キラ達の買い物に付き合った方がよかったと思ったヴィータだった。
アスラン「とりあえず隣エリアの池にでもいこう。ヘラブナ釣りでも…」
ヴィータ「だからじじいかお前は!!!」
ヴィータの突っ込みも通じず、アスランに引きずられて連れて行かれるヴィータ。
それを窓から見ていたフェイトとはやては手を振りながら見送る。
見送った直後…
フェイト&はやて「プ…あははははは!!!」
アスランの容姿にはやて達が笑い転げる。
はやて「いやーアスラン君っておもろいなぁーー」
フェイト「いつも真面目なんだけど。たまにあーなんだよね…」
はやて「あはははめっちゃうけるわ〜」
フェイト「でもそう言うところがアスランの可愛いとこだと思う?」
はやて「へ?」
フェイトのずれた発言にクビをかしげるはやて…
アスランとヴィータの釣り展開はどうなることやら…




475通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 23:59:52 ID:???
ちょっと良いか。
ここの住民はみんな優しいから、何も言わないが、キャラの台詞の前に名前をつける必要はないと思うんだ
台本形式なら分かるが、そういうわけでもないみたいだし…
476通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:05:50 ID:???
スウェンとオルガ&カラミティをなのはに出したいが為に意味わかんない文章
を書いたものですが、続きを書いても良いですか?もし目障りであればやめるのですが。
477通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:07:16 ID:???
>>476
スウェンが活躍するのは見てみたいので出来ればお願いしたい。
478通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:07:57 ID:???
>>476
職人様は正義だ
479通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:09:16 ID:???
隣エリア、ミョルニル池にて…
ポチャン…と釣り糸を池にたらす音。
アスラン「俺がメーカーに頼み込んで作らせた新型リールの使い心地はどうだ?」
ヴィータ「使い心地なんて知らねーよ。っと言うか最近お前キャラが違う気がするぞ…?」
ヴィータの突っ込みに大して何時も通りだが?と笑って返すアスラン。
アスランの笑顔に少し違和感を感じたヴィータ。
ヴィータ「お前が笑うのって意外にレアだよな…」
思わず突っ込みを入れる。
アスラン「普段は仕事に追われて笑ってる暇なんてないしな…それに…」
ヴィータ「それにエリオとキャロを一人前にしなきゃ…って言いてーんだろ?」
図星の意見にアスランが苦笑する。
アスラン「これからどんどん強くなる訳だからな…でも、俺達もうかうかしてられないな」
ヴィータ「あぁ。あたし達も今度訓練しないとな…(頼むからその格好で真面目な話はやめてくれ)」
話している途中でアスランがヴィータにおにぎりとお茶をを渡す。
アスラン「まぁ飯でも食いながらゆったりと釣ろう」
ヴィータ「そうだなー。(まぁ…悪くないな、こう言う日も)」
と…そのとき、アスランの竿がしなった。
アスラン「来た…!」
ヴィータ「マジかよ!!」
急いで竿を上げるアスラン。しかし餌だけが外れていた。
アスラン「ダメだったか…」
ヴィータ「ったく…焦ったって魚はつれねーぞ。もう少し落ち着けよ」
アスラン「あぁ…そうする」
アスランはもう一度餌を付け直し竿を投げた。しかし投げる途中手元が狂い
ヴィータの襟に針が刺さりそのまま物凄い勢いで池に投げられる。

どぼーん!

アスラン「あ…悪い…」
ヴィータ「何すんだよ!!!」
ずぶ濡れになりながら池から這いずり上がるヴィータ。かなりご機嫌斜めである。
アスラン「悪かったよ。帰りに夕食をおごろう」
ヴィータ「大盛りだからな!!!!」
他愛の無い会話で盛り上がる二人であった

NEXT キラとなのはのデート編


480通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:13:10 ID:???
釣り編後半クソワロタw
481スウェンと愉快な3兵器:2007/06/09(土) 00:13:33 ID:???
ありがとうございます。見たくないしキモいとか言われたら
どうしようかと思いました。バキの時も興奮して意味わかんない設定を
つらつら書いてしまいましたし。
482通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:17:22 ID:???
>>479
GJ
アスランとヴィータ何か合っててワロタ
続きキボンヌ
483通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:22:44 ID:???
アスランのはっちゃけ度が凄いなw
フラグ以前に完全にギャグキャラと化してるわ
484248:2007/06/09(土) 00:47:53 ID:???
>>475
いわゆる「ト書き」ってやつですね。
これを使うとなにが良いかって言うと状況説明が少なくできるんですよね。
例えば「〜が〜と言った」
といった文が要らなくなり、短く軽い感じにまとめられれます。

職人さんの中には笑える小ネタを専門に書かれる人もいますし、
時間的な余裕が無いとか、好みでト書きをする人もいます。
ぶっちゃけ個人個人ですたいw


チラシ裏
まだ本編全部見てね〜よ!!
485通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:57:12 ID:???
>>484
ガンガレ
486通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 00:59:11 ID:???
>>484
ガンガレ、期待してます。
487通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 01:56:29 ID:???
479の続きを勝手に書いてみた。

シグナム「こちらシグナム。アスラン…書類提出忘れてるぞ…?聞こえてるのか?何…また魚釣ってる?仕方が無いな…」

488スウェンと愉快な3兵器:2007/06/09(土) 01:58:00 ID:???
真の職人さん達がさんが復活するまでのお目汚しを。

あの後、目の前のガジェットを吹き飛ばしたのはいいのだが
始末書の作成と他の課への移動ここまではしょうがない。うちの部隊はほぼ壊滅してしまったからな。
唯一の不満としたら今この隣にいる1/60ガン○ラにサイズなったこの屑鉄と
同じ空間にいなければならない事だ。
「オイ!!トーデスブロックでゴキブリを撃とうとするんじゃない!!周りに飛び散るだろうが!!」
「あぁ!?制約では俺の好きにできるハズだぜぇ・・・」
クソッ!!・・・それもこれもあの事件のせいだ!!
あのクソ犯罪者共が何を思って戦争中に使われた兵器デバイスの保管庫を襲って、ろくな知識も無いくせに
起動し管理局の部隊とドンパチしたのが原因だ。
その当時俺は子供で家族と避難していたが、あろう事かその避難先にあの屑鉄を持っていた犯罪者が吹っ飛んできたのだ。
それに巻き込まれて俺の両親は即死、犯罪者も少しして死んだが、その仲間達が俺を見つけて人質にしようとこちらに来た。
かろうじで無事だった俺はかなり混乱し何もできずにいた。その時だ・・・あいつの口車に乗せられたのは。
「オィ・・・ガキこのままだとお前死ぬぞ」
その時の俺は混乱した近くに人はいない。あるのはただのライム色の玉だけだった。
どうやら声はその玉から聞こえるらしい。
「なにボケッとしてんだよ。死にてえのかぁ・・・バカがぁ」
それを聞いて俺は先ほどまで向こうにいた犯罪者がかなり接近してきているのに気づいた。
「なぁに大丈夫さ。方法が無いわけじゃねえぜぇ・・・俺を使いなぁ」
「え・・・」
「俺がお前を守ってやるよ」
その時の俺は助かる事ばかり考えてて、制約があることを知らずに使ってしまったんだ。
「よぉしいいぞぉ!!なら俺の名前を呼びなぁ!!」
「カラミティ!!」
そんなこんなで、まぁ結局は助かったのだがやり方が不味かった。屑鉄は犯罪者を殺すのに手加減をしなかったのだ。
どういう意味かというと、後ろから犯罪者を追ってきた管理局の魔導師も砲撃で一緒に蒸発させたのだ。
その後、管理局で体を調べられることになったのだがここにきて制約の重さに気づいた。
カラミティから俺が離れると強制暴走モードになり、近く生体反応が消えるまで暴れることが判明したのだ。
管理局も最初は俺を殺すつもりだったらしいが、俺はその時もう新聞などで有名だったので、なら管理局に入れてプロパガンダに使おうと考えたらしい。
まぁそんな昔のことはいい。問題はもう一つの制約だ、簡単に言うとキブ&テイクだ。
屑鉄は自分ではこちら側に実体化できないが俺が起動し助けられるとその代わりに報酬として一週間ないし十日間は自由に行動できる。なんて制約があったのだ。
勿論、元のサイズだと問題になるのでまことに遺憾だが頭を下げ今のサイズになった。
そのせいで今俺は苦しんでるのだが・・・
「沈黙は肯定だよなぁ・・・墜ちろー!!」
「うぉ!!破片が!!破片がぁぁぁ!!」
続くかなぁ・・・
489スウェンと愉快な3兵器:2007/06/09(土) 02:00:05 ID:???
>>461の続きです。スウェン難しい・・・なんか変な人になっちゃいました。
すいません。
490なのはA's×ギアスクロスSS:2007/06/09(土) 02:53:51 ID:???
>>475
個人的な意見ですが、あまりそういう事は言わない方が・・・
自分も他のスレでSS書いてるんですが、
以前それを指摘されてえらい凹まされた事があるんで・・・
それは個人の判断に任せるべきだと思います。

神隠し氏GJです!!
はぁ、折れもいつか自分の作品の人物になのはさん一喝させたい・・・
491通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 02:55:36 ID:???
あっ、やべっ・・・
今のは忘れて下さい・・・
492通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 03:00:36 ID:???
ニヤリ


見たぞ〜
493通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 03:05:30 ID:???
>>490
悪いと思ったところはちゃんと指摘してあげないといつまでも欠点は直らないんだぜ?
494通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 06:38:31 ID:???
キラの性格がソウマさんみたいなら良かったのに
495F:2007/06/09(土) 07:34:05 ID:???
正義とは、なんだ?
正しいと思う事を力のままに突き進んで通す我のことか?
他者を悪と断定し、批判し非難し否定する事で生まれる論理の事か?
規定から外れたものを修正する正そうとする信念の事か?

全部正しくて全部間違っている
信念である以上、個々人やコミュニティによって正義は異なり、その正当性を巡って争いが繰り返されたのがこの世の現実
己にとっては恭順しないもの全ては悪であり、賛同する物は正義なのだ。
そんなあやふやなバランスの上に成り立っている言葉、それが正義だ。

―――じゃあ、正義と言う名を父から与えられた俺の、自身の正義とは、信念とは、俺の正義とは、一体なんだ?

【アスフェイ】

 「起きてくださいアスラン、まだ公務中ですよ、起きてください」
 「――ん……ぁ、夢…か。 寝て、いたのか? 俺は」
夢を見ていた、古い記憶を走馬灯のように見ていた
何処か漂っていた所を拾われ、共感した彼女の力になろうと幼い子と戦わざるをえなかったP・T事件
彼女と友になった彼女を守る為に戦い、互い違いの思いに苦悩しぶつかり合わざるをえなかった夜天の書事件
その他幾数の箱に詰った過去を振り返る夢を見ていた
歓喜があった、空に輝く太陽のような笑顔、夜空に輝く月の様な笑顔、咲き誇る向日葵の様な笑顔
激情があった、紅蓮に輝くような怒り、失望と絶望が入り混じったような怒り、裏切り憎しみ憎悪で狂うような怒り
哀愁があった、嗚咽を押さえつけるような悲しみ、たがが外れたように泣き叫ぶような悲しみ、静かな静寂のような悲しみ
遊楽があった、三人に付き合って歩く楽しみ、騎士と酒を酌み交わす楽しみ、ドタバタに巻き込まれてため息と共に沸く楽しみ
どれもこれも俺の中でとても光り輝く大事な大事な思い出。でも、それが時折嘘のような物に思える

改めて俺に化せられた正義と言うものを思い返す
そして改めて過去を見つめなおす、そして思い返す。 それが全部嘘だったんじゃないかなって
流され続けてきた己自身、そこに俺の意思は確かにあったのか?がらんどうのようにぽかりとあいたバキ――いてぇ!?何か今後頭部に当たっ!?
ガスガスっと投げつけられるペンや本や定規が投げつけられる!咄嗟にそれらを手で防御する
 「ちょ、ちょっとフェイトちゃん!タンマタンマ!!あたたた!? っっそれは!それは駄目だよ!?ヤバ!?」
殺気に気づいてガードしている手の隙間から見たそれは人が撲殺できそうなミッドチルダ法律全書を掲げるフェイト・T・Hが――

 「目が冷めましたか? 公務中に寝た挙句、私の事を無視ですか?アスラン。」
 「い、いや……ごめん、フェイトちゃん。だからそのぶ厚い本は取り下げてくれると嬉しいんだが」
 「わかればそれでいいのです。まだ目の通してもらっていない書類もたくさんあるんです、連日の疲れもあるでしょうが後もう少しですから頑張ってください」
 「あ、ああ。わかったよフェイトちゃん、申し訳ない。今度から気をつけるからその手の本を下ろしてくれないかい?」

フェイトが本を降ろしたのを見てほっと一息つく。ここ最近執政官である僕の仕事は多方面から鰻上りにもっか急上昇中である
おかげで一日で回されてくる書類の数が鬼のよう、どう見ても二人で処理しきれるレベルってもんじゃねぇぞ!というくらいの紙との戦いに俺のエンゲル係数と疲労とSAN値も鰻上りに急上昇中
幾らなんでもこれはオーバーワークだと思うんだコレ。六課設立当時はまだ普通だったは、怒涛の如く仕事が押し寄せてきたのは新人が入ってきてくらいからか
なのはちゃん、ヴィータちゃん、シグナムさん、これ……苦情とか請求書とか一体何をやったらっていうか、嫌がらせですか? 前髪を後退させようと言う企みと言う名の嫌がらせですか?
496F:2007/06/09(土) 07:35:50 ID:???
そう思いつつもやってくる書類に目を通し、要望を聞き入れ判を押したり、必要な書類を作成する為に音速でタイプして送ったり
書類書類書類書類もう書類は秋田、もうここは逃走をしえざるをえないと本気で考えたい
そんな事を考えつつも腕を指を頭を動かして書類と格闘している途中、フェイトちゃんが心配そうに話しかけてきた
 「そう言えばアスランさん、先ほど酷く魘されていたようですけど何か悪い夢でも見たんですか?」
 「ん? ああ、ちょっと昔の事をね……」
 「昔の事………ですか?」
フェイトちゃんのキーボードを叩くをとがピタリと止んだ
チラっと様子を見ると心配そうな顔をして此方を伺っていた
 「そんなに気にすることじゃないさ、ただ……いろんなことが、あったなぁって、・・・さ」
 「――――――そう、ですか」
フェイトがうつむいてシュンとした顔をする、心配してくれているのだろうか
本当に気にすることじゃないさと付け加えて作業を再開する
するとコツコツとこちらに向かってくる足音
 「アスラン」
 「ん?―――!?」
椅子を回されたかと思うと肩に手を置かれ、しゅるりと頭を抱え込まれて抱きしめられる
あまりに唐突な事で一瞬何が起こったか考えられなかったが、抱きしめているのがフェイトちゃんだと感じた
 「あまり、一人で抱え込まないで下さいね? 私達が、付いていますから」
……なんてこった、結構、心配させてしまっているんだな。
こういうとき、どうすればいいのか上手く行動化出来ない
彼女のとくとくと言う心音が額から感じる、……ホント、こういうときどうすればいいんだろうか、両の手はせわしなく空を掴み続けた
 「いざと言う時には力になりますから、そうやって自分を追い詰めないで下さい。 アスランさん」
彼女は俺の心の闇を知っている、心の葛藤を知っている、心の歪さを知っている。
妹のように思っていた彼女は何時の間にかこんなにも大きくなってやさしく包んでくれようとしてくれる
せわしなく空を掴み続ける両手は彼女の腰をに回され、優しくそれを包んだ
 「――ああ、大丈夫だよフェイトちゃん。 俺は皆がいるからこそ頑張っていける」
 「アスランさん……あっ」

顔が上気している、どうかしてる。本当に俺はどうかしてる
二人の距離が、ゆっくりと、近づいて…… 互いの顔が眼と鼻の距離まで狭まり、唇が―――

 「おーいいるかー!凸ッパゲ!! 合同訓練があるから呼びにk―――――あ?」
 「「…………」」

ドアを蹴破り乱入してきたヴィータを見つめるアスランとフェイト、  【現状把握:フェイトとアスラン、どうみてもキスシーン】【私の現状把握、何が起こったかわからず混乱中】
 「な、なななななnなにしてんだ?おま――」
 「ジャ、ジャスティス!ロードカートリッジ!! ファトゥム・ブレフィス・ラケルタ。スラッシュチャージ!!」 【Consent、Ready to Fire】
 「…!バルディッシュ!ザンバーフォーム!!」 【Yes sir! Zamber form】

―――ここは廊下。赤毛の少女、ヴィータがムクリと起き上がる。
 「……あれ? 確かアスランを呼びに行って……何があったんだっけ? つーか何でこんな所で寝てんだあたしは? ッていうかなんか頭が痛っぇ、訓練中に打ったか?」
                                                                                           To be continued・・・・・・・・・・・・・? 
497F:2007/06/09(土) 07:40:15 ID:???
とりあえず、ロードシルバーカートリッジ・バスターランチャーで消滅してくる
498通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 07:58:06 ID:???
GJ!

オチクソワロタwwwwwww
たまにはこんな短篇集もいいなww

ひとつ違和感感じたのは、アスランが人を呼ぶ時にちゃんづけはないwww
499通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 08:21:00 ID:???
>>494
キラ「これ以上やったら心が折れちまうな」
500通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 08:23:51 ID:???
キラ「心の剣を解き放て!」
キラ「必要なのはお互いの心だったんだな・・・」
501通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 08:49:36 ID:???
凸ッパゲwwwwww
502通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 09:25:29 ID:???
皆様GJ。
最近のを見る限り、なのはキャラ×種キャラのカップリングって
大丈夫になったのか?
503通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 10:00:13 ID:???
とりあえずなのはキラのデートSS作るって言った人…
作ってくれよ
504通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 11:08:26 ID:???
>>502
ここに否定派もいるぞ
505通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 11:14:37 ID:???
シンが酷い目に遭わなければ、どうでも良いよ
506通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 11:29:07 ID:???
>>502
あるカップリング書いたら、それが鉄板!他は認めない!とかそんな風なら反対だけど、色々なIFを楽しんでる今の感じなら賛成
507通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 11:29:27 ID:???
個人的に、シンの話は秋田し、他のキャラの方が新鮮でいい。
誰かディアッカ×なのはの熱い砲撃語りを…
508通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 11:35:03 ID:???
個人的にはシンの話がなんだかんだいって一番読みやすい気もする。
なんか主人公っぽいというか。・・・本編に言うと皮肉にしかならないが。
509通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 11:35:29 ID:???
そこでサイ・アーガイル。
510通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 11:42:22 ID:???
まぁ、キャラ云々はともかくとして、マッタリ待とうじゃないか…。

つか、ほんとに、職人さんたちどうしたんだろうね?
511りりかるなのはSTS:2007/06/09(土) 12:34:46 ID:???
>>510
物凄く遅筆なだけっす
512し〜どD´s:2007/06/09(土) 12:42:47 ID:???
そろそろD´s投下しようと思ってるけどおk?
513し〜どD´s:2007/06/09(土) 12:48:01 ID:???
機動戦士ガンダムし〜どD´s34話

プロヴィデンスがアースラの前に現れてから程なく、レイとムゥが先に出現した。
その後、なのはたちも集まる。
プロヴィデンスはレイとムゥ、傀儡兵は魔術仕組が相手にすることになる。
シンは何故宇宙空間で生身で動けるのか聞いたら「次元空間だから宇宙とは違う」と簡単に言われた。
どこがちがうんだろうとおもったが、今はそんな事どうでもいいのでその問題はあと回し。
まずは傀儡兵を倒すのが先決だ。
ただ、傀儡兵もそんなにいるわけでもなく、正直全員が行かなくてもいいぐらいの人数だ。
いくらプロヴィデンスが強力なMSだといっても、少々おかしいところがある。
「おい坊主。何かおかしくないか?」
ムゥが感じた違和感にレイも頷く。
今回は何かプロヴィデンスの動きがおかしい。
どこか機械的な動きに見える。
それに、いつもならクルーゼは何かを論旨ながら戦うが、今回はやけに無口だ。
違和感の残るまま戦っている二人。
特によく戦っているムゥはわかる。
いつにも増して今回は弱い。
弱いというか、どこか動きが単調なのだ。
(あいつ、何かたくらんでるのか?)
そう思いつつ攻撃するムゥ。
ムゥが放つライフルは、プロヴィデンスにあたろうとするが、突如バリアのようなものが出てきて攻撃を無力化する。
「なんだよありゃあ!?」
あれは確か……魔術師が使うプロテクションといったか。
何故あんなものがあれに……
「さて、今の俺達の装備であれを貫けるか……」
レイは考える。
あれだけ大きなプロテクションなら防御力もなかなかのものだろう。
プロヴィデンスとシラヌイ装備のアカツキは多数の武器を持つが、一撃に重視した武装は持ち合わせていない。
そう思っていても仕方が無い。
とりあえず、2機はありったけの武器をやつに見舞おうとしたときだった。
「プロテクションなら任せてください!」
傀儡兵をあらかた片付けたなのは達も増援に駆けつけた。
なのははレイジングハートをバスター形態に変更させる。
「いくよ、ディバイーーン……」
なのはがチャージをしていると、プロヴィデンスは回避行動を取ろうとするが、それはレイとムゥがそれぞれドラグーンのシラヌイを使用して動きを止める。
そんなコンビネーションもあり……
「バスターーーーーー!!」
レイジングハートから放たれた砲撃は、まっすぐプロヴィデンスに向かい、プロテクションをもやすやすと破壊し直撃する。
もともとあんなバリアを破壊する特性があるのだろうか、とムゥとレイは唖然と見つめる。
しかし……
514し〜どD´s:2007/06/09(土) 12:49:48 ID:???
「あの程度で終るはずはないと思うが……」
半壊になっているプロヴィデンスをみてレイはつぶやく。
一撃であそこまで破壊する威力には参ったが、逆にそれが気になる。
『とりあえず敵はあ殲滅しました。皆さん帰還してください』
そういって、皆がアースラに戻ろうとしていたときだった。
「艦長、あの建造物に、巨大な魔力反応が!」
エイミィが観測すると、恐ろしいほどの魔力が、プレシアたちがいたと思われる場所から検出される。
なのはたちもすぐに戻ってブリッジに来る。
その時だった。
「聞こえているかね、管理局の諸君」
ふと、アースラにある人物の声が聞こえてきた。
その人物は、ラウ・ル・クルーゼだった。
「クルーゼ、さっきのはどういうことだ!」
ムゥが先の戦いの事を聞く。
ムゥの言葉に、クルーゼは笑いながら言う。
「簡単だよ、プレシア・テスタロッサにプロヴィデンスを傀儡兵にしてもらい、遠隔操作をしていたわけさ。いい時間稼ぎになったよ」
リンディはクルーゼの後ろにある巨大な水晶のようなものに気がつく。
おそらくあれがプレシアがアリシアを生き返らせるために使うロストロギアなのだろう。
「あなたはそのロストロギアを使ってどうするつもりなの?」
リンディの言葉に、クルーゼは笑いながら言う。
「そんな事は決まっている。このロストロギアの力を暴走させ、それで向こうの世界へ戻り、人類を抹殺するだけさ」
恐ろしい事を簡単に口にするクルーゼ。
だが……
「そんな事をすれば、お前だってどうなるかわからないんだぞ!」
クロノの叫びに、クルーゼは笑いながらいう。
「レイから話は聞いているのだろう?私たち二人はクローン者と年齢のせいで極端に寿命が短い。そして、もう私も残されている時間は少ない」
クルーゼは凶器の笑みを浮かべながらいう。
「だから、もう滅びかけているこの体などどうなってもいいのだよ。どうなろうと私の復讐さえ達成で着たらなあ!!」
狂ってる……その場にいる全員がそう思う。
「クルーゼさん……」
後ろからマユの声が聞こえ、後ろを向くとそこにはマユがいた。
「ごめんなさい。彼女が行きたいって言っていましたから……」
マユのいる医務室にもこの放送は流れていて、彼に会いたいとシャマルにいってきて、シャマルがつれてきたのだ。
クルーゼもマユが要るのとに気付き、少し温和な笑みを浮かべながらいう。
「マユ君。もう一度改めて礼を言おう。君のおかげで邪魔者を始末することが出来た」
そういって、マユはえ?とクルーゼ方を見て、今度はフェイトが睨みながら言う。
「母さんは…母さんはどこなんです!?」
フェイトの問に、クルーゼは笑いながら言う。
「彼女はこういっていたな。「もし今度フェイトに会えたら母親として接することが出来ると……」
515し〜どD´s:2007/06/09(土) 12:51:27 ID:???
プレシアが言っていた言葉をクルーゼは思い出す。
その時はほとんど盗み聞き状態だったが。
「だが、その夢も潰えてしまった……」
その言葉にフェイトは自分の体温が急上昇したように感じた。
だが、クロノは手を差し出して静まれと合図する。
出撃する前のことがあるので、フェイトは何とか心を落ち着かせる。
「お前は彼女を殺したのか?」
クロノの言葉にクルーゼは顔を買えず、笑いながら言う。
早くもロストロギアにでも影響されているのだろうか?
「ああ、彼女はもう用済みだからね。ずいぶんと役にはたってもらったよ」
ククク、といやみな笑みを出すクルーゼ。
それを聞いて、マユは気を失、シャマルが彼女を医務室へ運ぶ。
身近にいた人が死んでショックだったようだ。
フェイトもフェイトで今にも血管が切れそうな感じだった。
そこへフェイトの肩に手を置く人物がいた。
最初はアルフだろうと思って振り向けば、意外にもそれはレイだった。
「ラウ。俺はこの世界へ来て、ずっと考えました……自分が誰なのかを……」
レイはこの世界へ来て考えた事を話す。
「確かに、俺はアル・ダ・フラガが高齢なために元からテロメアが短いクローンの失敗作」
だが、とレイは言う。
「クローンはクローンでも俺は俺です。俺はあなたでもアル・ダ・フラガでもない。俺は、レイ・ザ・バレルです」
その言葉に、フェイト、そしてリンディが少し笑う。
「レイ、最後のチャンスを与えようかと思ったが、残念だよ……」
クルーゼは残念そうに言う。
「俺の世界には、守りたい人がいる。ですから、例え相手があなたでも、もう容赦はしません!」
これが、レイが自分自分であろうとした瞬間だった。
「シン。礼を言う」
シンはいきなりレイに例を言われ戸惑う。
「俺がこの答えを出したのは、フェイトや艦長のおかげでもあり、お前のおかげでもある。お前が、エクステンデットの少女を返したときの言葉を思い出す」
その時のシンは、ステラを普通の人として救おうとした。
「シン、お前にとって俺は何だ?」
レイに言われて、シンは言う。
「何言ってんだよレイ。俺達は仲間で、友達だろ」
そういうシンの答えに、レイは静かに言う。
「ありがとう」
その言葉にシンはぎょっとする。
あのレイからありがとうという言葉が出るとは思わなかった。
クルーゼもクルーゼで、レイを驚いた目で見る。
だが、すぐに顔をさっきのように微笑を浮かべる。
「ならば、ここで全員塵になるがいい。既に準備が出来ている。後は鍵を開けるだけだ」
そして、高笑いとともにモニターは消えていく。
516し〜どD´s:2007/06/09(土) 12:54:00 ID:???
皆はこれがこの事件最後の戦いだという事を思う。
リンディは大きく息を吸う。
「これより、作戦は最終段階に入ります。作戦は敵地に乗り込み、ロストロギアとラウ・ル・クルーゼの確保。各部隊員は準備ができ次第転送します。各院、転送準備」
そういって、アースラ館内は騒ぎ出す。
なのはたちも準備をしようとしたとき。
「ちょっといいか」
フェイトはレイに呼び止められた。
「あの時は言い過ぎた、すまない」
レイはそういって以前に言ったフェイトへの暴言の事をわびる。
レイの言葉にえ、とフェイトはどぎまぎするのだった。
「これが最後の戦い……」
シンは少し緊張しながら思う。
軍人であるシンにいまさら緊張するなといいたいが、これが最後といわれると、緊張するのも無理はない。
「アスカ、無理はするなよ。お前はまだ初心者もいいところだからな、集団戦なんてしたこと無いだろう」
シグナムの言葉に、シンはわかってるよ、という。
「まあ、死なないように何とかするさ。こんなところじゃ死ねないしな」
こんなところで死ぬわけにもいかない……
「そういえば、この戦いも終ればお前たちとも別れるんだよな……」
シンは少し笑みを浮かべながら言う。
「最近、はやてやヴィータがやけによって来るんだよ。やっぱり寂しいんだろうな……」
そんなシンの言葉を、シグナムは黙って聞く。
「こういうときに、早くもとの世界へ戻りたいって思うのはおかしいのかな?」
そういってシンは話しをするのをやめる。
最初は割り切っていたが、別れのときが近づくとその気持ちが少し揺らいでくるのが自分でもわかる。
そんなシンにシグナムが静かに答える。
「元の世界には、お前を待て要る人がいるのだろう?なら戻ればいい。主もヴィータもわかっている」
そのシグナムの言葉に、そうだよな、といってもう一度笑う。
それと、とシグナムは言葉を付け足す。
「主やヴィータだけではない。なのはやテスタロッサだってそうだ。そして、私もな」
最後の言葉に、シンは意外だと思い少し噴出す。
実際、シャマルやザフィーラもそうだろう。
そして、自分がそんな事を言うのが恥ずかしくなってくる。
「だから、早くこの件を終らせて、戻って早く元気な姿を見せてやれ」
シグナムの言葉にわかったよ、と言うシン。
だが、そのためにも早くこの件を終らせなくてはいけない。
そう新たに誓うシンであった。
517し〜どD´s:2007/06/09(土) 12:56:23 ID:???
投下完了。
確かに最近あんまり投下がないけど、多分今までがありすぎたんだと予想。
自分もちょっとペースが落ちたかなって思ってるし。
次はまじかるしんを来週の週末ぐらいに投下を予定(その前に別スレの作品投下だけど)
518通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 13:28:58 ID:???
ちなみにその別スレというのは?
519通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 13:34:29 ID:???
>>510
なんか最近の流れだと
          職人さん投下
            ↓
         感想1〜2レス
            ↓
  いきなり別の話題(シンのラッキースケベネタなど)
            ↓
         そっちにレス集中
こんな感じだからな〜・・・・・・・・。
感想が少ないと職人さんもへこむんじゃ?(読んでないだけ?)
(某職人さんは感想が全く無かったのが原因か、それ以降投下が止まってるし)
それとも雑談だけが目的の人もいる?


520通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 13:48:54 ID:???
>519
確に…。

まぁ感想が少ないSSは単に好んで読んでる人が少ないだけかもな…。
あと、見てる限りだと一番感想がつくのはシンが活躍するSSだな。
521通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 13:52:27 ID:???
同意
他のSSスレでも言える事なんだけど
この流れになると、書き手の側からは何か無視されてる?とか
嫌われてる?とか考えてしまうんだよなぁ
読み手に罪は無いのはわかっているんだけどね、と
他スレの書き手の意見でした
522通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 14:10:27 ID:???
>>517
GJです!
いよいよ最終決戦ですか。随分長く続いたこの作品もいよいよ終わりかと
思うと感慨深いです。
最後まで頑張ってください。まじかるしんの方も期待してます。

>>519さんもそう思うならまずは>>517の職人さんにGJすべきかと。
生意気いってすいません。
523通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 14:15:05 ID:???
>>522
仰るとおりでした・・・orz
517様と遅くなりましたが455様遅れましたが乙です。
個人的にXアストレイ好きの私としては455様の作品は楽しみです。
524通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 14:22:48 ID:???
し〜ど氏、GJ!
もうすぐ完結ですね!結末楽しみにしてます!!
525通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 14:34:37 ID:???
>>し〜ど氏
GJ!
レイがちゃんと吹っ切れてよかったよかった
いよいよ戦いもクライマックス!ラストも気になります!楽しみに待ってます


後、感想は基本ROM専なんで書いてないっす。申し訳ない

他にもROM専がいると思うから他の職人方も頑張ってください
526seed-Starlightの作者さん:2007/06/09(土) 15:13:54 ID:???
>>しーど氏
ダブル乙なの!
ためしに種サウンドトラックを聞いて見たら、結構感動しますです。
(言葉になれない位)

なかなか本編が続かないんですけど、引継ぎを募集しています。

基本的には

AA⇒管理局逝き⇒ロストロギア探し協力

管理局の船⇒破損したままCEに飛ばされザフト(クルーゼ隊)に捕獲
⇒利用される

というしなりおでしたが・・・仕事の忙しさに電波がなくなった。

助けて〜です
527通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 15:19:43 ID:???
1人の書き込みがあったら30人のROMがいる
……いや、なんかごめん
ただ、ROM専でも読んでる人がいるって事は忘れないでくれ

カップリングの件については、肯定派と同じくらいの数だけ否定派はいる
嫌だからスルーしてるってだけで、調子に乗った行動はとらないでほしい
これらだけは忘れないでほしい
以後、カップリング肯定否定の話題は絶対荒れるだろうからスルーで
528通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 16:13:58 ID:???
こんな流れの時にまたカプ話でなんだが
誰もアルフとシャーリーにはフラグ立てないんだな
529通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 16:16:05 ID:???
片や犬、片や改造魔
フラグボキボキだよ
530通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 16:48:21 ID:???
やたらと遅レスだが、ずっと上のほうであげられていた
シンの名台詞で「○○は・・・俺が倒す。」(原作では自由)
っていう台詞が上がってなかったのが不思議。
一番王道的でグッと来る台詞だと思うんだけどな。
531通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 16:52:00 ID:???
その台詞シンプルだけどいい台詞だよなあ。
シンプルな分いろんな場面でつかえそうだし。
532通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 16:52:49 ID:???
>>530
いやさ、その台詞にいたるまで過程がちょっとね
キラがデストロイの砲撃からシンを守るような描写が無ければすごい名台詞だとは思うんだけどね
533通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 16:56:07 ID:???
っていうか説得の途中でステラが止まりかけた所でキラが突っ込んできて
ステラが錯乱してビームを撃とうとしたっていう感じじゃなかったっけ。
あれはキラが余計な事しなけりゃうまくいってたんじゃないかと思うけど。
うろ覚えで間違ってたらスマソ。
534通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 16:59:23 ID:???
たしかその台詞ゲームのプラスモードでは
シンの家族が死んだ一番最初に流れるんだよな。
535通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 17:12:28 ID:???
フリーダムが視界に入ってステラが勝手に錯乱したんだろ?
たしか…。
何か、ネオンダムが落とされたところを思い出して…。

だから、シンがキラに守られたっていうのは間違いではないんだろう・
536通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 17:15:31 ID:???
>>517
GJ!どんな結末になるかwktkしながら待ってます
537通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 18:53:52 ID:???
「起動六課の休日・つづき」
アスラン達が釣りをしている間、なのはとキラはデパートに来ていた。
「じゃあこれとこれ、おねがいね♪」
なのはから購入した商品を受け取るキラ。
「凄い量だね」
「あはは、日常品の補充だからね。安い日に沢山買っておきたいの」
だがその品物はお菓子やらインスタント食品やらの山。
キラは思わず苦笑した。
「なのはってご飯とかつくらないんだ」
「だって部下の訓練、一日付き合ってくたくたになるんだもん。簡単に済ませたくなっちゃって」
「そっか…大変だね、なのは」
「って…訓練を一日付き合ってるのはキラ君も一緒じゃない〜」
キラの天然返答に思わず笑ってしまうなのは。
そしてなのはが時計を見た時お昼過ぎであった。
「そろそろお昼過ぎだね。ご飯でも食べようか?」
「あ…もうこんな時間なんだ」
街やらデパートを歩き回って二人とも空腹だ。
とりあえずデパート内のレストランへ足を運ぶことにした。
「キラ君あそこの席にしようか?」
「ん、そうだね。外の景色が見れるし」
二人は窓際の席を選び底に座った。
「今日はお休みなのに付き合ってくれてありがとねー」
「いや、僕は全然構わないけど。それに誰かと歩き回ったりするの好きだから」
普段の仕事の事など忘れたかのように日常的な会話を繰り返すふたり。
「何たのもっか?」
キラがメニューをなのはに渡す。
「私は…これ」
日替わりランチとオレンジジュースを指差す。
「僕は…このハンバーグランチで良いかな」
二人はすばやくメニューを決め注文するが…
ここからさきなのはの頼んだオレンジジュースが原因でキラは凄まじい難に見舞われることになる…

後編につづく

538通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:03:16 ID:???
オレンジジュースに一体何が!?
GJ、続き期待してる。

カップリングじゃないが、俺も思い付いた短編がある。
ちょっと下品だけど、なのはキャラから六課フォワード部隊の面々と種運命からキラ、アスラン、シン、レイ?が参加する。
題して、
『VS〜トイレ争奪戦〜』
ってのを書こうと思うんだが、やめた方がいいかな?
539通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:11:57 ID:???
おそらくやめておいたほうがいいと思われる・・・。
540通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:14:07 ID:???
別のものを争奪させるべきだな。
541通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:27:10 ID:???
命…とか?
542通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:30:12 ID:???
男のプライドでも賭けて熱いバトルを
543通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:33:09 ID:???
ラクスから逃れる権……いや、何でもない
544通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:42:32 ID:???
>>517
乙なの!
……今回はさすがにギャグ無しかw
ラストバトル、期待してまっす!
545通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:49:13 ID:???
うたわれのDVD一巻特典映像を思い出したのは
俺だけじゃないはず
546し〜どD´s:2007/06/09(土) 19:57:20 ID:???
ちょっといいですか?
次回はまじかるしんを投下するとか言ってたけど、しばらくD´s一本で通そうかなって思ってます。
理由は二つ。
一つ目は、もうすぐD´sが終了するので終わりまでしておきたいから。
二つ目は、さっきも言っていたとおり他スレでも作品を投下していて、3作品同時進行はきついから。
まあ、二つ目はほとんど自業自得ですけど。
他スレの作品を知りたい人がいれば後日連絡します(スレ違いになりかねないんで)
547通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 19:58:47 ID:???
うたわれなんて持ってねえよと思ったのは、
僕だけじゃないはず!
548通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 20:01:59 ID:???
「おまたせしました〜」
店員が二人の料理をを持ってくる。
「美味しそう〜」
立ち込める料理の香りに二人は思わず喜ぶ。
『それじゃあいただきますっ』
二人は料理を口にする。楽しい日常。何気ない会話。争いのない平和な世界…こんな毎日が続けばいいなとキラは思った。
「キラくん、このオレンジジュース美味しいー」
オレンジジュース一つでここまで幸せな顔になるなのはが何だか可愛く見えるキラだった
「どうしたのキラ君?」
そっと微笑むキラに不思議な顔をして様子を伺うなのは
「あっいや…なのはもその、普通に女の子なんだなって」
「なにそれぇ〜酷ぉいー!」
キラの発言にふくれっ面になるなのは。本当に喉かで平和な休日のはずだったが…数分後…
「キラ君そのハンバーグについてるポテトフライ頂戴〜!」
物凄い勢いでキラの皿からポテトを奪い取り口に放り込むなのは。イキナリのなのはの行動に唖然とするキラであった…
「あっ…その…ポテト食べたいなら注文するよ…?」
とその場の雰囲気を流そうとするキラだが、なのはの様子がなにかおかしい
「んー?キラ君ー?私のこと太らせたいのかなっ?」
クスっと怖すぎる笑みを浮かべキラを見つめるなのは、少しキラがのけぞる
「いや…そう言うつもりじゃないけど、どうせ僕がおごるつもりだしさ」
引きつりながら何とか笑い返すキラであったがなのはの様子は変わらない
「一言良い??」
「うん…?(冷や汗)」
「最近キラ君、ティアナに甘すぎない?」
「いや、訓練中はちゃんと厳しくしてるけど…!?」
なのは顔を赤らめながら、万遍の笑みでキラに押し返す。
「じゃあ訓練の後二人でアイス食べに行ったよね?」
なのはに内緒だったはずがばれている事にキラは驚く。
「一応訓練終わった後だから、それに疲れたときって甘いものが一番だからね」
「私も訓練で疲れてたよ♪」
えへへ…とキラを見つめるなのは。
キラは必死で目を逸らそうとするがなのはの目が逸らした方向に追ってくる。
「私、前キラ君が塞ぎこんでた時、抱きしめたよね〜♪」(>>379のSS)
「な…何言ってるのなのは…!?こんな場所で…!?」
他の客達の視線がキラ達の席にざわざわと集中した。
「ダメだよなのは…って言うか…さっきから様子が変だよ???」
「変ってなぁにが?」
なのははオレンジジュースを一気に飲み干すと、瓶に入ったジュースを
またコップに足す。
「キラ君もほらっ」
なのはは自分のコップのジュースを渡すが、なのはが口をつけたコップに顔を赤らめクビを振る
「その…これは…?」
「えっへっへ〜飲〜〜んで♪?」
ここで飲まないとまた何を言い出すか解らないからと、キラは顔を赤らめながらジュースを飲む。
と…その時…
「これ…お酒!?!?」
キラが物凄い勢いでコップを置いて、メニュー欄を調べる。
オレンジジュース……………焼酎割りと一番端っこに書かれていたのだ。
549通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 20:16:46 ID:???
>>548
>>オレンジジュース
そーきたかぁぁぁぁwwwww


続きにwktk


ついでに良質な電波ももらった
練ってくる
550通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 20:18:13 ID:???
>>546
全ては職人の御心のままにすればいい
551通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 20:22:56 ID:???
>>546
まじかるしんがしばらく見れないのは残念だけど
DSのほうも期待してます。頑張って。
552通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 21:16:59 ID:???
やきもちなのは想像できて可愛いw
553通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 21:30:24 ID:???
オレンジジュースで引っ張るから全く関係ない別のオレンジを想像してた俺ジェレミア
554通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 21:35:23 ID:???
プライド云々で思い付いたネタがあるんだが

機動六課の隊長たちはなぜか女性ばかり。
六課に所属する男性戦闘局員、キラ、アスラン、シン、レイたちは、新人たちから「実は弱いのでは?」という疑問を持たれる。
そんな話を聞いてしまったキラ。
「許せないじゃない?」
アスラン。
「まぁ、俺は…別に…。」
シン。
「何だよ!それ!!弱くなんかないぞ!」
レイ。
「……俺は気にしない。」
エリオ。
「何で、僕まで……涙」

PRIDEをかけた五人の戦いが、今始まる!

てのどうよ?
書いてみるから投下してもいいかい?
555通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 21:37:10 ID:???
いいんじゃね?
556通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 21:41:13 ID:???
ギャグ形式のは久しぶりだなw是非お願い。
ギャグじゃなくてもお願い。
557通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 21:44:28 ID:???
なんというか、男が弱いんじゃなくて、女が強すぎるんじゃないか?
悪魔とか、魔王とか、冥王とかww
558通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 21:49:36 ID:???
じゃあ出来次第投下するぜ!
559通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 21:51:07 ID:???
>>557
称号3つ目待てwwww

560通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 22:06:52 ID:???
レイ「チャージなどさせるか!!!」
561通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 22:13:06 ID:???
>>560
ティアナ「風のランスター、参る!!」
562通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 22:27:54 ID:???
シン「俺の名は月神のシン。」
563通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 22:30:59 ID:???
キラ「私は誰だ!」
サイ「偉大なるスーパーコーディネーター、キラ・ヤマト様です!!」


キラ「この世界の神は誰だ!!」
カズイ「偉大なるスーパーコーディネーター、キラ・ヤマト様唯一人です!!」


キラ「ならば貴様等が命を懸け、忠誠を誓うのは誰だ!!!」
トール「偉大なるスーパーコーディネーター、キラ・ヤマト様唯一人です!!」


キラ「貴様等の役目は何だ!!!!」
サイ「キラ様の覇道の邪魔をする愚者達を!」
カズイ「我等の全力を以って!」
トール「排除を行う事です!!」

キラ「ハァァァイル、フリーダム!!」

全員「「ハァァァイル、フリーダム!!」」
564通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 22:33:34 ID:???
ネタが分からん
565通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 22:36:06 ID:???
取り合えずなのはを連れて店を出ようとするも、言う事を聞かないなのは
「ティアナと居るときは長居する癖に私と一緒の時は早く帰りたがるんだぁ♪」
テーブルをバンバン叩いてキラに攻め寄るなのは。
キラに焦りの表情が…と言うよりティアナと食事に行ったことなんてないぞとキラはさらに困惑する。
「な…なのは…明日仕事の帰りご飯食べに行こうか??」
「私達明日も残業だよ〜キーラ君♪」
何とかなのはの機嫌を取ろうとするが…逆になのはの機嫌を悪くしてしまう。
「じゃあさ。明日訓練の後部下達の前で私に食事行こうって誘ってよー」
「そ…それはさすがに!?」
「誘ってくれないと私キラ君家で毎日下宿するよ?」
「だからなんでそうなるの!?(泣顔)」
た…たすけて…キラは内心そう思った。
アスランと釣りに行った方が良かったかもしれないと…
「ヴィータ達は楽しんでるかな…」
とつい声を漏らす
「ヴィータちゃんがどうしたの?♪」
なのはの地獄耳がキラの小声を一瞬で捕らえる。
「ほら、アスランと釣りに行ったから楽しんでるかなって」
「私達だって楽しいからいいじゃない」
「そ…そうですね…あは…あははは」
(なのは…君は物凄く良い子だと思うよ…酒が入らなければ…)

その頃アスラン達は

「クシュン!!」
ずぶ濡れで焚き火に当たりながら体を温めてるヴィータと
親父臭い釣り服のアスランが相変わらず竿とにらめっこだった
「誰かあたしの事噂してんなぁ…!?」
「?」
アスランは首を傾げつつ、ヴィータに暖かいお茶と着替えを渡す。
「おぉ、ありがとよアスラン…ってお前のせいでこうなったんだけど…」


566通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 22:39:06 ID:???
絡み酒かwww
567通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 22:51:51 ID:???
「帰りにバイキングで好きなだけ食わせてやるから簡便してくれ」
申し訳なさそうに誤るアスランに対してヴィータもまぁ良いよ…と
アスランを慰める。
「バイキング…良いね!!!」
機嫌を取り戻したヴィータは木に隠れ、着替えを済ますと釣竿を再び握る。
「じゃああたしがもう1匹釣ったらドリンクバーもおごれよ」
「あぁ、まぁ俺に勝てればな」
アスランとヴィータはお互い冗談まじりで笑い合いながら、再び池に糸ををたらした。
そして魚が遠くの岩場で跳ねる。アスランはそこに向かって竿を振った。
ブォン
と…その時
「え…おあ…」
ドボン!!
再びヴィータに引っかかり池に投げ込まれる。
「あ…すまんまた」
「お…お前…明日から毎日飯おごれよ…」
ぜぇぜぇと池から這い上がるヴィータ。
「う…うるへー!!!!(涙顔)」

568通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 23:03:40 ID:???
食い物でヴィータを釣ったか
ある意味釣り編だな
569通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 23:09:03 ID:???
フェイトと修羅場か?
570通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 23:19:09 ID:???
そしてキラとなのはは…
結局レストランでくだを撒いた後、なのはは爆睡してしまったのでキラはなのはをおぶって帰る羽目になった。
「今日は大変だったなぁ…アスラン達はどうだったんだろ…」
「うぅ…キラ君〜このお菓子少し頂戴…ムニャムニャ」
キラにおんぶされながら、夢の中に居るなのは。そんななのはの寝言にキラは笑ってしまう。
と思った直後
「頂きます…ガブ」
「痛!!!!」
夢の中でお菓子を食べてるなのはに噛まれてしまい思わず飛び上がる。
「夢の中で僕はお菓子…か…」
一体僕ってどんなだろう…疑問を抱きつつ夕焼けをぼけーっと見ながら帰り道を歩き続けるキラ
「なのはって軽いな…おんぶしてても全然疲れないや」
女をおぶるなんて滅多にしないキラが、そう感じるのも当然である。
そして途切れ途切れで寝言を言うなのは
「キラ君…………好き…」
「えっ?」
思わずなのはの発言にドキッとするキラ。
「寝言…だよね勿論…」
ほっとするキラであったが、なのはの発言につい赤面してしまった。
「大丈夫、任務中は僕が守って見せるからっ」
そんななのはについつい返事を返すキラ
「ありがとっ」
「え!?!?!?!?!」
寝てるなのはに返事を返され心臓が止まりそうになるキラ。
「むにゃむにゃ」
「寝言…もう…」
寝言の一つ一つに冷や汗マークのキラの前に
ヴィータとアスランが合流する。
「よっキラになのは」
「ヴィータ…それにアスラン!」





571通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 23:38:36 ID:???
流石ユーノを焼き芋と間違える女傑だw
572通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 23:40:11 ID:???
どこ齧ったんだろ?
耳だったらマイク・タイソンだな
573通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 00:32:36 ID:???
なのはが可愛いSSって、思えば結構珍しいな。
これはこれで良い。むしろとても良い。
574通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 00:49:58 ID:???
「何か凄い大きいぬいぐるみだな」
アスランはキラと目が合ったとたん背負ってるなのはに遠まわしに指摘した。
「色々あったから…(汗)」
キラは疲れた表情でアスランの質問を流す。そしてアスランに聞き返す。
「アスランこそ、ヴィータと釣りに言ってたんでしょ?っていうかその服装すごいよ」
「あぁ…この釣り服はブランドものだからな」
顔を赤らめて照れるアスラン。
「絶対誉めてねーぞ。つーかそこで照れるな」
そして後ろから容赦なく厳しい突込みを入れるヴィータだが、アスランは?マーク状態だ。
「ヴィータはどうしたの?服びしょびしょだね…」
ヴィータはアスランに向かって指を指し、こいつに二回も池に落とされたと教えてくれた。
「まぁ、そのおかげであたしはアスランに晩飯おごって貰ったけどな」
「そっか。それなら良かったじゃない」
なんだかんだ言ってこの二人はそこそこは楽しんでたんだなと痛感したキラだった。
「ところで、何でお前なのはをおぶってるんだ?」
「えっと…話すと長くなるけど…」
キラは事の心情を二人に上手く説明した。
アスランのほうは服装が服装なのでふざけて聞いてるような気がしてならなかったが…
「アハハハ!!!」
ヴィータとアスランはその場で笑い転げる。
「笑わないでよ。本当に大変だったんだから」
「いやぁ…だってよ。酔っ払ったとはいえ、なのはがそんなになるなんてさぁ」
ヴィータは、笑いながらもキラをなんとかフォローする。
「いつも災難だな、キラは」
「お前にだけは言われたくねーと思うぞアスラン」
「おいおい、勘弁してくよヴィータ」
帰り道、皆と楽しい会話をしながら帰る。
そして…到着
「さて、明日の仕事に備えて、今日は休むとしようか」





575種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/10(日) 00:55:38 ID:???
明後日には1話が投下できそうです。
実は無印種の記憶が曖昧で、ゲームとかから台詞引用してます…。
頭の中ではストーリーが出来上がっていますが、それを文章に起こすのが大変で‥。
頑張って書き上げます。
576通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 01:04:05 ID:???
「じゃあなアスラン、結構楽しかったぞ」
「あぁ、明日からまたよろしく頼む」
と、まず最初にアスランと別れ、そしてキラとヴィータ、寝ているなのはの三人になる。
「っていうかさ、キラ」
まず最初に口を割ったのはヴィータ。
「うん?どうしたの?」
「なのはに優しくしてやってくれよな…」
ヴィータはキラを見上げるが、すぐに下を俯き恥ずかしそうにそう言った。
「どうしたの?急に」
「どうもしねーけどさ。最近ティアナに付きっ切りで訓練してんだろ?」
それを言われた途端、昼間のあれを思い出してキラは冷や汗をかく。
「まぁ…一応ティアナの訓練は僕の担当だから…ね」
「それも解るんだけどよ…お前ちょっと過保護すぎるところもあるから、なのはが最近ご機嫌斜めなんだよな」
「え…?訓練の後とか話すけど…全然かわらないよ?」
「はぁ…お前はなんも解ってねぇなぁ…」
ため息をつくヴィータは、キラの肩をぽんとつくと、まぁがんばれや馬鹿ップル。と言い残し自分の寝床へ戻った。
「ふぅ…まぁいいや…なのはを起こして僕も今日は寝よう」
とおぶっているなのはを降ろそうとすると。
なのはがしがみ付いて離れない
「ちょ…!!なのは???」
577りりかるなのはSTS:2007/06/10(日) 01:05:31 ID:???
第四話全編 意地

圧倒的な砲撃。
全ての希望を踏みにじるかのごとき、光。
シンが最後に見たのは虹色だった。
七色の光……それが自分を…マユを飲み込んでいく。
暴虐的なまでのその光は何もかもを奪い尽くした。
──止めろ、止めてくれ!!
何度もその情景が繰り返されていく。
そして、その光景の奥にいるのはいつも純白の羽を持った天使。
自由の名を関した最強の存在だった。
黄色のツインアイが神々しいまでに光っている。
「お兄ちゃん…?どうして、私を守ってくれなかったの…?」
血だらけのマユ。
右腕がすっかりなくなっていた。
──どうして、ドウシテ…
次の瞬間、マユは全身がぐちゃぐちゃに潰れた死体に変わった。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
飛び起きる。
嫌な汗が際限なく流れ続けた。
辺りは静寂に包まれている。
妙なまでにリアルな夢であった。だが、所詮は夢。
ビームの雨や白の天使など影も形もなかった。そして、隻腕のマユも。
「どうしたの…?」
そう声をかけたのはフェイトだった。
眠そうに眼を擦っていた。どうやら、シンの叫び声で起きたらしい。
そんなことは知らずエリオはぐっすりと眠り込んでいる。
時刻は深夜2時。
「い…少し嫌な夢を…」
「……そっか」
シンは胸を抑える。フェイトは全ての事情を察したのかシンの肩を抱き止める。
シンの表情は驚くほど弱々しかった。
フェイトはもうシンは大丈夫だと思っていた。ミッドチルダでの暮らしにも慣れ、家族と離れ離れになってしまったことも受け入れたものだとばかり考えていた。
だが、それは違っていた。彼女の認識は甘すぎたのである。彼はまだ14の少年なのである。
そんな少年にそれ程までに過酷な運命を十日や二十日で受け入れられるはずもない。
578りりかるなのはSTS:2007/06/10(日) 01:06:45 ID:???
不幸にも彼の妹、マユ・アスカについての情報にも何の進展もない。彼を喜ばせるような言葉も思い浮かばなかったのである。
彼女に出来ることは一つしかなかった。
「…大丈夫、大丈夫だから」
優しく抱き止めながら、言葉をかける。
シンの気持ちが静まるまでずっとそのままでいた。
結局シンが落ち着き、再び眠りについたのはその一時間後だった。


朝になる。
「シンさん起きてください」
エリオの声だ。
シンはゆっくりと眼を開いた。
「……おはよう」
暗い表情だった。
「おはようございます。どうしたんですか?」
「……いや、何でもない。ちょっと眠かっただけだ」
すぐに暗い表情を消すと起き上がった。
服を着替えていく。
「珍しい服ですね」
「まあな、これは俺の世界の服だから」
シンが初めてミッドチルダにやってきた時の服だった。
「行くぞエリオ」
ダイニングルームに向かう。
テーブルの上には朝食が並んでいる。
テーブルを挟んだ向こう側にはフェイトが座っていた。
「おはよう」
いつもと変わらぬ笑顔を向ける。
「昨日のことはもう大丈夫ですから心配はしないでください」
シンのその言葉にフェイトは黙り込むしかなかった。
彼が無理をしているのは明らかだった。
だが、彼女に出来ることは何もなかった。優しい言葉をかけてあげることしか出来ないのであった。
結局はシン本人が自分の感情と折り合いをつけるしかないのだから。
「ご飯にしようか」
今はただ彼が押しつぶされないように支えてあげよう、フェイトははそうすることでシンを支援するしかなかった。
誰も喋ることなく朝食を食べていく。
重苦しい空気が場を支配していた。
「…そういえば、シンさん今魔法の方はどうなんですか?」
反応はない。シンは上の空の状態でりんごジャムのかかったトーストをかじっていた。
579りりかるなのはSTS:2007/06/10(日) 01:08:09 ID:???
「……シンさん?」
「あっ…あぁ、ごめん聞いてなかった」
「シンさん…大丈夫ですか?」
エリオもエリオなりに心配していた。
自分より年下のものに心配されるということに軽い恥ずかしさを覚えた。
シンはトーストを食べるのを一旦止める。
「ごめんな心配かけさせちゃって」
このままではダメだ。エリオとフェイトの二人に心配させてしまっているのだから。
深くため息をつく。
何か明るい話題を探すがシンには思いつかなかった。
そして、言葉に詰まったように指を回していた。
「ご飯食べたらどっか出かけようか」
エリオとシンをじっと見つめながらフェイトは切り出した。
「どこにですか?」
すぐに反応を示したのはエリオの方だった。
子供だけあり出かけるという言葉には非常に敏感だった。
「ショッピングなんてどうかな?」
微笑むフェイト。シンはサラダを口に入れながら見ていた。
「良いんじゃないですか」
サラダにフォークを突き刺したまま言う。
そして、言い終わるとサラダを口に入れた。
「どうせ、家にいてもやることないし…」
サラダを飲み込むと同時に言う。
「それじゃそうしよっか。エリオはどう?」
「あっ、はい。問題ありません」
シンはそんな二人を見る。
「ごちそうさま」
シンは一足先に立ち上がると何かを話しているエリオとフェイトから離れていった。
部屋に戻り、ベッドに横になりながらマユの携帯に触れる。
「マユ…」
仲睦まじく写るシンとマユの姿。
シンは悲しげな瞳でそれを眺めていた。
シンの耳に扉をノックする音が入ってくる。
「シン、入るよ」
フェイトの声だった。
「どうぞ」
シンの了解を得て、フェイトが入ってくる。
「シン…妹さんのことだけど…絶対に私達が見つけるから…だから、心配しないで」
シンは驚いたような表情をする。
フェイトの表情は今にも泣き出しそうな悲しげな表情だったからである。
彼女は痛々しいまでのシンの姿に耐えられなかったのだ。
580りりかるなのはSTS:2007/06/10(日) 01:09:24 ID:???
「…何で…何であなたは俺のことをそんな…」
「決まってるじゃない…家族だからだよ。シンもエリオも私にとって大切な家族だから」
シンはその言葉に胸を打たれた。
愚かだった。
たかだか、夢だ。夢ごときでフェイトに対してどれだけの心配をかけさせてしまったのだろう。
心配をかけさせてしまったのに自分一人で抱え込もうとしてしてしまったことを恥じた。
「……ごめんなさい」
シンは頭を下げる。
「気にしないで良いよ。あんなことがあって傷つかない人間なんているはずないから」
「でも…」
シンが全てを言う前にボンっと頭に手を置いた。
「そんなに気にしなくて良いから。シンがそんなにネガティブに考えちゃうのも家に閉じこもってるからだと思う。だから、気分転換に外に出かけよう、ね?」
フェイトはシンに向かって微笑んだ。
「はい」
マユの携帯をポケットにしまって、シンは立ち上がる。
「行こう」
そう言って、手を差し出した。
シンにはそれが眩しすぎるもののように感じられた。
手を取り、誘われるかのように外へと出ていった。

「こんなのどうかな?」
シンとエリオ用の服を買いに来ていた。
シンとエリオは困ったように顔を見合わせていた。
着せかえ人形のように何度も試着させられていたのである。
現在シンは白黒のブロックチェックシャツに黒のカーディガンを羽織っていた。
「もう良いですよ。こんなたくさん着たってしょうがないですから。なぁ」
同意を求めるように言う。
エリオもうんうん、と頷いていた。
「そうかな、それじゃ次で最後にしよっか」
シンとエリオは嫌そうな表情をする。
だが、それはどこか楽しげであった。
結局その後もしばらくの間試着は続いた。
「荷物は俺が持ちますよ」
「そう、それじゃお願い出来るかな」
先ほど、買った服をシンが持つ。
581りりかるなのはSTS:2007/06/10(日) 01:10:43 ID:???
ずしりとした重さがシンの右腕にかかった。
「しかし、こんなに色々買わせちゃって申し訳ないです。居候の分際で…」
「良いよ気にしないで。私が好きで買ったんだから、ね」
最後のねを強調するように微笑んだ。
『エリオ…』
念話を送る。
『何でしょうシンさん』
『…いつか二人でフェイトさんのために何かしてあげようぜ。俺もお前も一人前になった時にさ』
少し間が流れる。
『そうですね。そうしましょう。僕は一人前の騎士、シンさんは一人前の魔導師になった時に一緒に』
『あぁ』
シンはエリオに微笑む。
フェイトはその二人の姿を不思議そうに見ていた。
「そろそろ、お昼だね、どうする?何か食べたいものはある?」
「何でも良いです」
「僕も何でも良いです」
「そういうのが一番困るんだけどな…うーん、じゃあ、あそこにしよっか?」
そう言って、目についた喫茶店を指差した。
「良いですよ」
「僕の方も問題ありません」
「決まりだね」
三人は喫茶店に入る。
「いらっしゃいませ♪」
甲高い声と営業スマイルに出迎えられる。
「三名様でよろしいでしょうか?」
「はい」
「では、ご案内致します」
女性店員がフェイト達をテーブルまで連れて行った。
「では、ご注文が決まり次第お呼びください」
頭を下げてカウンターまで戻っていった。
シン達が注文を取ると10分も経たないうちに料理が運ばれてきた。
他愛もない会話をしながらスパゲティを食べていく。
シンはというと自分からは語らずに聞きに回っていた。
たまに何かを言い出そうかと口を開けようとするが、言い出せずにいた。
「どうしたの?何かあるなら相談に乗るけど」
先ほどから妙なシンにフェイトが問いかける。
しばらくの間の後ゆっくりと口を開いた。
「……俺、この家を出ようと思うんです」
「えっ?」
遅れてテーブルに金属音が響く。フェイトがフォークを落としたのである。
582りりかるなのはSTS:2007/06/10(日) 01:14:28 ID:???
驚いたようにエリオはシンのことを見ていた。
「どうして?もしかして、ここの生活が気に入らなかったの?」
当然の疑問だった。
フェイトは不安そうな表情で言う。
シンは頭を横に振ることでそれを否定する。
「じゃあ、どうして?」
フェイトはシンのことをじっと見る。
「俺、考えたんです」
ゆっくりと口を開く。
「これ以上あなたに迷惑をかけたくないんです。俺がいるせいで仕事とかも早いところ切り上げないといけなくて…本当は凄く忙しいことくらい知ってるんです」
ここで一旦間を置きフェイトの反応を見る。
フェイトは無言でシンを見つめていた。
「俺は管理局の軍学校に入ろうと思うんです。それに、管理局員になれば、それだけマユや自分の世界にも近くなれる。だから…」
「まだ早いよ。まだこの世界に来てから1ヶ月も経ってないから」
シンの言葉を遮るように言う。
フェイトはシンのことが大切だった。それこそ過保護なまでに大事に思っていた。
シンもフェイトの優しさは嬉しかった。
だが、彼の覚悟はそんなこで揺るぐほどのものではなかった。
「……なら俺の力を見せてあげます。あなたとの訓練で俺がどれだけ強くなったかを…」
「……」
「俺の力が心配要らないくらいのものだったら軍学校に入るのを認めてください。」
真剣な目つきで言う。
エリオは心配そうにシンとフェイトの反応を伺っていた。
「分かった……それじゃ明日模擬戦をやろう。そこで私に一撃与えることが出来たら認めてあげる」
「……ありがとうございます」
シンは小さく礼をすると再びスパゲティを食べ始める。
フェイトは様々な感情が入り混じったかのような瞳でそれを見ていた。
危なかっしい弟のような扱いのシンを巣立たせるような真似は彼女には出来なかった。
だから、明日はシンを負かそう、密かにそう決意していた。
583りりかるなのはSTS:2007/06/10(日) 01:16:22 ID:???
はい、これで前編は終わりです
こないだ後書きで次の次くらいにはSTSの時代に入るようにしたいと言ったのはきっと気のせいです。
次の次の回には必ずSTSの時代に入るように頑張りますので気長に待っててください。
584通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 01:18:43 ID:???
ういーっす
いつまでも待ってるから!
585通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 01:28:53 ID:???
GJ!
しかし過疎スレにいると、ここのSS錯綜するくらいの投下量がウラヤマシス。
586通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 01:40:29 ID:???
なのは「新しく新人の教官を紹介するね」
???「久しぶりだなキラ、会いたかったぜ」
キラ「あ…あなたは!?」
なのは「あれ…キラ君の知り合い?」
???「知り合い?俺達の関係はそんな生ぬるいもんじゃない…!俺の名は…」
587通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 01:42:46 ID:???
'i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::::;::::::::::::::::;:::;::::::::::::::::ノ

         ヽ'!::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:iヽiヽ:::::::::ノノノヽ:::::<´

            !ヾ:::::::::::::::::::::::::::,イ二ニニコヽイ-,'ニコ'!::;l'|:)

           ヽ:::::::::::::::/ヽ::::/  '"て)ヾ, r''≡= l:ノリ'

           ヾ,、:::::::l ヘ,l:::l   ‐'"   |`丶  l/

            `ー--;:ヾリ:::::`;;イ   、_ ,)    !ーノ

               ヽ:`'::::::_;イ  ,___   /シ´

               /::::rニ-‐'  丶---'  /-'´  (起動六課のプロ、剣鉄也だ!)

             、_i'ソ:::::| 、ヽ、    ̄  ,.イ;`i     

             ー-'イ:|  ヽ  `丶 --'  |ノ '

             ,. - ' ´ '   \  ヽ.   /  ト、

         _,. ‐'´                 `ヽ、

     ,. - '' ´    ー------  、. _       _,,. `ヽ、

   /         ''"        ``丶  . '"       `ヽ 、

  /         ;              、         、  ヽ

. /                          ,           i   ',

|          ,                  l          |   l,

/         ノ                 |          l   l

        ,. イ                     |          l  ,l

       ,.-‐'7ヽ、                 |         /  ,|

588通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 01:51:18 ID:???
シン「て・・・鉄也の兄貴・・・嘘だろ・・・何でいんの?」
589通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 02:01:18 ID:???
こうやって感想書かないからお前らは……

>>583
GJ
フェイトの過保護っぷりが良かった。続き楽しみにしてます
590通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 02:08:37 ID:???
すまんすまん。でもちゃんとSS見させてもらってるよ。
フェイトとシンの今後の進展にきたいだな。

あと鉄也さんもぜひ六課に加えてやってくれw
彼もこの板じゃSEEDのキャラだw
591通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 02:15:05 ID:???
じゃあこのスレの設定投下
剣鉄也(つるぎ・てつや)

前部隊のキラの先輩で戦闘のプロ。
キラを追って無理やり六課に入隊。
ロケット型デバイス・グレートブースターで様々な刺客からキラを守る。
キラに好意を寄せるなのはに辛く当たる。
口癖は「俺は少々荒っぽいぜ!!」
592通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 02:20:55 ID:???
ちょwwwwwキラを追ってプロついにキターwww

誰か短編で良いからキラとなのはとプロの三角関係SS作ってくれないかw
593通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 02:23:50 ID:???
とりあえず、さすがにお前らスレ違いすぎだ
594魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:28:13 ID:???
大分遅れましたが、1話投下します。

目覚めたとき、彼女には何もなかった。
負傷で全身の自由は奪われ、さらにはその怪我のせいか記憶までもが失われていたのだ。
身に付けていたもので完全炎上を免れたわずかな私物から、辛うじて名前こそ判明したものの、
ファミリーネームは炎の向こうに消えた。

そして医師のカウセリングと治療を受けて、彼女は己が数奇な運命に巻き込まれたことを知る。
記憶喪失とは言葉にすればひとつだが、症状は様々だ。
彼女は自分自身のことは覚えてはいなかったが、それ以外の記憶に不備は見られなかった。
食事や読み書きといった日常生活に支障はない。
そして今自分がいるこの世界は、先日まで自分がいた場所とはまさに次元を隔てて存在する場所であることを知った。

彼女を保護した『時空管理局』という組織は、こういった次元跳躍事故などの対処も行っており、
彼女が本来いるべきハズの次元世界も探すことを約束してくれた。
…最も、彼女から得た情報からみるに、彼女の出身世界は管理局がまだ認知していない世界であったので、
当分は帰れないことを告げられたが、彼女はそれを大して意識しなかった。
記憶がないのなら…別に帰っても帰らなくても同じではないのか?
話によれば自分はこの世界に来たときには既に大怪我していたらしい。
ということはもし自分が年齢相応の生活を送っていた上で何やら大きな事故や事件に巻き込まれれば、家族もそれに巻き込まれていても何も不思議はない。
つまり戻ったところで天涯孤独には変わらないのではないか? という想いが胸を締めていたのだ。
怪我の影響か、時折痛みと不自由を感じる右腕を押さえて彼女は病室の天井を仰いだ。
全てを失ったと、気づいているはずなのに…

涙は、出なかった。
595魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:29:54 ID:???
そして迎えた退院の時。
「退院おめでとう。それとあなたに一つ伝えなければならないことがあるの」
保護官から告げれらた言葉は、彼女の新たな道のスタートライン。

この世界には『魔法』が存在すること。
そして自分にその『魔法』を扱う才能があること。

端的に言えば告げられたのはその2つの事実。
もちろん二重に驚いた。
自分の認識では漫画やゲームの中の存在でしかない『魔法』が、
これだけ科学的に発達している社会に存在しているなどとは予想もしなかった。
ただ現実に『魔法』を目の前にすれば嫌でも信じざるを得なかった。
『魔法』の存在は案外すぐに納得してしまったが、『魔法』の存在がない世界の住人である自分に本当にそんな力とは思えなかった。
そう告げると保護官は笑って教えてくれた。
『魔法』の存在しない世界にも、魔法の才能がある人間がいることは珍しくないと。
現にこの時空管理局には『魔法』の存在しない世界出身の魔道士は何人もいて、提督位まで上り詰めるような凄腕の人もいると。
あなたと同じかそれよりも小さな年で、管理局の魔道士全体の中でも5%以下しかいないAAAランクの魔道士の少女もいると。

魔力調査に協力してもらえないかと問われ、見ず知らずの自分を保護治療してくれた恩もあるので彼女はそれをすんなりと承諾する。
子供ゆえに未知なるものに興味があったことも忘れていない。

その結果、彼女はB程度の魔力量に、補助的な魔法に長けた魔力資質があると診断された。
これをどこからか聞きつけたのか、管理局のいくつもの部署からオファーの打診が彼女の元に舞い込んでくる。

そして彼女は選んだ、新しい道を歩くことを。
自分の居場所を掴み取るために。

目覚めてから、2年。
彼女は今、ここにいる。

魔法戦士リリカルSEED運命
第一話「終焉の先で」
596魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:31:40 ID:???
時空管理局・データベース『無限書庫』。
それが今の彼女の勤め先である。
この世界は就業年齢が低いので、彼女のような少女が働いていても不思議ではない。
今彼女は無限書庫にやってきた一人の客人を、書庫責任者のオフィスへと案内していた。
「しかしいつの間にそんな部屋なんか作ったんだ」
「司書長に就任したときに用意した、とおっしゃっていましたが」
若いとはいえ客人は提督位の人物、だからなのか、彼女の対応はバカ丁寧。
「…この広い空間だ、確かにそういうのを増設するには困らないな」
「はい。今は司書の休息スペースなども設置しています」
「僕がここに入ったときとは考えられないほど整頓されたという確かな証拠だな」
あの混沌をここまでにしたアイツの能力には恐れ入る、と若き提督は苦笑した。
「スクライア司書長、お客様です」
「はい、どうぞ」
彼女がドアをノックして用件を伝えると、内側からロックの開く音がする。
「僕だ、ユーノ」
客人が司書長室に入っていくのを見送りながら、なんだか随分親しそうだなと彼女は感じていた。


「どうしたんだクロノ、直接来るなんて珍しい」
「昼休みの後だからな」
読んでいた本を閉じたユーノはクロノに向き直る。
「で、用件は?」
「以前、新たに見つかった管理外世界の資料要求をしただろう」
「ああ、今まとめてるとこだよ」
でも急ぎじゃなかったよね? と疑問を浮かべるユーノ。
基本的に急を要する用件しか持ってこないクロノにしては珍しく期限がガチガチになっていない依頼だったので、
部下の教育を兼ねてユーノはそれを下に投げていたのだ。
「ああ。既に滅びた世界で、別段何も動きがあるわけでもなかった。だから急ぎではなかった」
だが情勢が変わった、とクロノが口調を変えユーノの目つきも変わる。
「つい先ほど、その世界のある遺跡で正体不明のエネルギーと現象が確認された」
「正体不明?」
「ああ。だからフェイトを派遣することになったんだが、そんなところに一人で送り込むのは少々不安でね」
もちろんフェイトの実力は知っているが、万が一があったら困ると言うクロノをユーノは少し冷ややかな目で見ていた。
(…このシスコンめ)
「というわけで、遺跡探索のエキスパートである君に同行を願いに来たわけだ」
「…基本的に僕忙しいんだけど?」
「今日の依頼件数は多くないことは既に調べが付いているんだが? それに未知の遺跡と聞いて興味がないわけはないんだろう?」
苦し紛れの言い訳では通らない。さすがに6年の付き合い、そして提督位は伊達ではないらしい。
(まあフェイトを危険な目に合わせたくない気持ちは判るよ。僕だって友達を好き好んでそんな目に合わせたくないし)
「…了解しましたハラオウン提督、調査任務に同行します」
「よろしく頼む。アースラも整備点検が終了次第向かうので先行して調査に当たってくれ」
一時間後に78番ポートに来てくれ、と告げクロノは退室していく。
597魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:32:48 ID:???
通信で副司書長を呼び出し、今日の仕事の確認引継ぎを行ったユーノは調査の準備のためいったん自室に戻ろうと立ち上がろうして…
「…そうだ、これやっとかないと」
急に思い出したのか、ペンを取り出し短い手紙のようなものを書き上げそれを封筒に入れ手にしたまま部屋を出る。
そして目的の人物を探し、彼女の名を呼ぶ。
「何でしょうか?」
自分の下へやってきた少女に手紙を渡す。
「悪いんだけど、この手紙を空いた時間を見つけて高町教導官に届けてくれないかな」
できれば就業終了前までに、と言葉を締めくくる。
「高町教導官にですね、判りました」
「うん。よろしく頼んだよ」



ユーノはフェイトと共に、謎の反応があった遺跡へと赴いた。
どのくらい長い間こうしてあったのかはわからないが、大分古そうな遺跡だった。
入り口と思われる穴が幾つも穿たれている。
「見つかった反応は最深部だと思うんだけど」
観測したデータを思い出して言うフェイト。
「でも今は微量にも観測されていないか…」
ユーノの足元に淡緑色のミッドチルド式魔方陣が展開される。探索系の魔法を発動しているのだ。
「…どう?」
その魔方陣が消えてから問いかけるフェイト。
「やっぱり魔量反応もエネルギー反応もない。この様子だと多分魔法系統のトラップもない。
赤外線の装置がまだ生きてたら単純な銃撃くらいはあるかもしれないけど」
床を踏まずに浮遊してバリアを張っていれば問題なく進めると思う、と告げるユーノに少し頭をかしげるフェイト。
彼女も執務官としてこういった任務には度々就いている。あまりに無防備な遺跡に疑問を隠しきれないのだ。
「…確かにどう見ても軍事施設っぽいんだけど。もしかしたらこの世界には魔法が存在していなかったんじゃないのかな?」
なのは達の世界と位相も近いみたいだし、というと少し納得した顔になる。
「でもそうなると見つかったあの反応はなんだろう?」
観測されたデータはとても科学技術だけで起こせるレベルを超えていたのだ。
「端的に考えるなら、次元跳躍事故でロストロギアが流れ着いたあたりなんだろうけど」
異端は目標のほうだと言うのがユーノの意見。
「…さっき流れ着いたのか、もしくは昔からここにあってさっき何らかの要因で作動したのかってこと?」
「そうだね。どっちにしても今はおそらく休眠してるだろうから調査にしろ確保にしろ早いほうがいい」
「アースラが来るまであと数時間…その間に最深部までいけそう?」
「ざっとだけど検索かけた限りでは問題ないと思う。生きているかもしれないトラップに捉まらなければね」
「あ、その辺は頼りにしてます」
「わかったよ。じゃ先導するから」
ユーノは迷わずにある入り口へと進んでいく。他の穴には目もくれず。
「どうしてその入り口なの?」
「だってこれが本来の入り口だからだよ。あとはみんな風化して出来ただけの穴」
確実に道だと判るルートを選ぶのは当たり前、とフェイトの疑問を一蹴するユーノ。
フェイトは思わず幾つもの穴を見比べるが、ちっとも違いが判らない。
さすが専門家だ、と本気で感心したフェイトだった。
598魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:33:58 ID:???
「今日の業務終了〜」
うーん、と体を伸ばしながら少女は検索魔法を解除する。
後は受付奥の司書事務室に纏めたデータを持っていくだけ、と手にしたものを纏めたときに思い出す。
「あ!」
司書長からの依頼を。
仕事に集中しすぎてすっかり失念していた。
(ああ、なんで途中のお茶休憩の時に思い出さなかったんだろ〜)
思わず頭を抱えた。
慌てて時計を見ると、定時までは30分を切っていた。
「す、すいません、ちょっと急用で出てきますぅ〜」
無重力の中、足場として用意された梁と浮遊魔法を駆使して彼女は急いで書庫入り口へと飛んでいく。
受付の司書に「すいませんこれ今日の分です!」と纏めた資料を放り投げると彼女は脇目も振らず無限書庫を飛び出していった。
そんな最年少の司書たる少女を見やる同僚の目はどこまでも温かくて優しかった。
最年少だが優秀な司書ということで、上役は皆彼女の将来性を大きく期待していた。
彼女が配属以降、無限書庫勤務希望者が増加したという確かな事実も存在する。
彼女はみんなの妹で、ちょっとしたアイドルだったのである。
日常が常に戦場という激務の中での清涼剤、その意味は果てしなく大きかった。
「…マユちゃん、いいな」
「ああ、いいな」
そんな会話が書庫のどこかでされていたりいなかったり。
599魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:35:12 ID:???
第四訓練室。
(…そろそろクールダウン、かな?)
武装局員の指導教官として午後まるまる訓練室にいたなのはは時計を見て訓練の終了を考え始める。
ドアの開く音が聞こえたので振り向くと、見知った少女がそこにいた。
「マユちゃん?」
「高町教導官、スクライア司書長から伝言を預かってきました」
マユはそういってユーノから預かった封筒をなのはに手渡す。
無限書庫に配属されて最初に司書長のユーノの指導を受けたこともあってか、自然になのはとは親しくなっていたマユ。
自身が末っ子であるせいか、なのはは年下の少女にはどことなく甘いというか無意識にお姉さんぶることがあるようで、
年下のマユを普通に?可愛がっていた。
マユも別にそれを拒むことはなかった。むしろ忘れていた何かの温かみを思い出すかのようで心地よかったのだ。
なのでプライベートならなのはさんと呼ぶマユだが、まだお互いに勤務時間なのでその辺はしっかりと区別している。
「ユーノくんから? なんだろう?」
首を傾げながらも封筒を受け取ったなのははその場で中の手紙を開いた。

『ごめんなのは。クロノに拉致られてフェイトの調査に同行で急に出なきゃいけなくなりました。
ホントにゴメン、今度埋め合わせするから ユーノ』

…手紙を持つ腕が、いや体全体が震えている。
手紙はぐしゃりと握りしめられた。

空気の変化を敏感に察知したマユは、どことなくうつむいているようななのはを見ることなく、少しづつ後ずさり。
「た、確かに伝えましたから〜」と脱兎のごとく逃げ出していく。

当然その空気の変化は訓練中の武装局員たちも察知していたわけで。
彼らは激しい訓練で精根尽き果てようとした体に鞭を打ち、残る魔力を全て振り絞って防御魔法を構築。
教官の教えどおりに全力全開で。
マユが飛び出してドアが閉まったその直後、彼らの視界は全て桃色の輝きに包まれた。
濁流のような輝きに魔力を飲まれ奪われ意識が混濁していく中、彼らは遠くなっていく聴覚に幻聴を聞いた気がしたという。
その内容は『クロノ君のバカー!!』だとか『二ヶ月ぶりだったのにー!!』だったとか。
600魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:36:26 ID:???


航行中のアースラ、そのブリッジ。
「…なんで僕のところに回ってくるんだ」
第四訓練室中破の請求書が回ってきたことにクロノはキャプテンシートで頭を抱えていた。
「あはは、まあ被害者の皆さんの意見が綺麗に一致らしいからね…」
エイミィも苦笑するしかない。
医務室に運び込まれた武装局員たちは口をそろえて『ハラオウン提督が悪い』を連呼していたとか。
…白い悪魔がよっぽど怖かったのかもしれない。
「ユーノのやつ、これ判ってて引き受けたのか?」
「うーん、予想はしてたんじゃないの?」
そんなどこかお気楽な会話をしながら、アースラは目標の次元世界を目指していた。
もう一時間もすれば到着する。
「二人から連絡はないか?」
「今のところSOSみたいなものもないから順調じゃないかな」
そんなにフェイトちゃんが心配?、とからかうようなエイミィに、思わず言葉が詰まるクロノ。
「わざわざユーノ君連れ出すくらいだもんね〜」
「だ、大事な妹を未知の場所に送り込むんだ、上司としても兄としても最大限のバックアップをするのはと、当然だろう?」
「どもりながら言っても説得力ないと思うんだけど?」
「そ、そんなことはない!」
部下にからかわれる上司。そのシーンを見たブリッジ要因は皆声をかみ殺して笑っていたりする。
601魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:37:49 ID:???
その頃、ユーノとフェイトはトラップに引っかかることなく、順調に遺跡の最深部を目指して進んでいた。
「…ここまで何もないと逆に不安になってくるんだけど」
「あはは…」
刺激がまるでないっていうのはどういう了見? 探求者をバカにしてるの?
とおかしな不満を漏らすユーノにフェイトは苦笑するしかなかった。

狭い通路を抜けると、大きな広場のようなスペースに出た。
目の前には大きなシャッターがある。
「ここ、なんだろうね?」
「…作業用の機械の格納庫か、倉庫の入り口…あるいは危険区画との境界線」
周囲を見渡したユーノの返答は目的地がこの先と言ってるのと同じだ。
「壊しちゃっても平気かな?」
「天井支えてるわけでもないし、大丈夫だと思う。でも人が通り抜けられるくらいの大きさの穴をくり抜くのが一番安全かな?」
軽くシャッターを叩いてその厚さと現在の強度を確かめたユーノの答えに納得したのかフェイトはバルディシュを起動させ、魔力の刃を発生させる。
「ユーノ、ちょっと下がってて」
「うん…ってちょっと待ってフェイト!」
シャッターから離れようとした時、遺跡発掘のエキスパートのカンと経験が何やら感知したのか。
ユーノはシャッターに耳を寄せる。
「ユーノ?」
「静かに!」
友人のとっさの行動に戸惑うフェイト、それを黙させたユーノは聴覚強化魔法を発動させた。
「…駆動音? 何かのシステムがまだ生きてる…これはライフライン?」
「え?」
ここに来るまでは一切なにも動いていなかったことをフェイトは思い出す。
死と静寂だけの中を通ってきた。正直よい気分ではなかった。
それなのにこの先だけは…違う?
その意味は考えるまでもないことだった。
「…注意して」
「うん」
二人は身を守るバリアの強度を上げる。
ユーノは万一に備えチェーンバインドの術式を起動直前まで組み上げた。
フェイトがバルディッシュを振るい、磨耗していたシャッターはぱっくりと二人が通れる穴を穿たれる。
ガランと切り取られた破片が床を鳴らす。
「「!?」」
光源魔法以外の光が穴の先から示される。
同時に飛び込むと、そこは―
602魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:39:02 ID:???
「……」
「……」

ただの倉庫だった。
中に収められていたものは金属部品の類が殆ど、当然どれも劣化してる。
しかしなぜか電源が生きていて、照明と空調だけが稼動している場所。
「…魔力反応も強大なエネルギー反応もなし。あるのは照明の簡単な熱エネルギーくらいだ」
でもその大元になるはずのエネルギープラントがどこにも見つからない、とユーノは呟く。
遺跡に入る前も、探索中も、探索魔法は展開していた。
どんなに隠蔽しようともエネルギー量というものはそう簡単に秘匿はできないのだ。
ジャマーの類があったわけでもないのに見つからないという事実に、背中を走るのは冷や汗。
「…エネルギー源がロストロギアってこと?」
「その可能性は一気に跳ね上がったね」
二人は気づかぬうちに背中合わせとなり、周囲を警戒する。
が、しばらくたっても周りからは何の反応もない。
「どう?」
「位置的には確かにここが最深部だ。他の場所は一応全部回ってる、見逃しはないよ」
「じゃあ一番奥まで行ってみるしかないね。ユーノ、一応周囲の探索お願い」
「わかった」
ユーノが検索魔法を発動させ、フェイトが数メートル奥へと脚を踏み入れたとき、それは見つかった。
「!? ゆ、ユーノっ!?」
「確認した!? まだ『生きてる』!!」
二人が見つけたもの、ソレは――

全身をスーツとヘルメットで包んで倒れている、二つの人影。
青と白、そして赤の汚れない色彩が、色あせた倉庫の中で一際目立っている。

「フェイトちゃん、ユーノくん。こちらアースラ。状況報告どうぞ!」
思わず立ち尽くす二人の下へ、エイミィからの通信が入る。
「こちらフェイトです! 遺跡最深部で要救助者二名を発見! 医務室の準備を!直ちに転送させます!」
フェイトがアースラへ連絡している間、転送のために倒れている人影に駆け寄るユーノ。
「…これは、与圧服?」
意識を失っている二人が着込んでいるのが深海や宇宙空間で活動するためのものと看破したユーノは転送魔法を構築しながら再び周囲を見回す。
(…宇宙船や潜水艦の残骸も、コールドスリープ用の装置みたいなものもこの中には無かった)
「…となると、あの反応の影響でこの人たちは飛ばされてきたのか?」
発動中心でも送り元でもなく、ここはただの受け皿。
そう判断するに十分な材料だ。
だが、本当にそれだけなのか?という疑問は尽きない。
『…ねえ、クロノ』
二人を無事転送させた後、ユーノはクロノへと念話を繋いだ。
603魔法戦士リリカルSEED運命:2007/06/10(日) 02:41:59 ID:???
第1話終了です。
ようやくメインキャラが出揃って来ました。
次回はシン主役話…のハズ
次回『運命新生』でお会いしましょう。

なのはキャラと種キャラカップリングは自分的にはどうかと思います。
なのはキャラは軒並み精神年齢高いけど種キャラは逆に低すぎるからねえ(苦笑
正直自分には出来ません。
604通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 02:45:06 ID:???
>>603
GJ
文章上手いなぁと
時代がどこらへんなのかが分からないな。次回辺りに分かるのかな?次も楽しみにしてます
605通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 03:15:51 ID:???
GJ
606通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 04:57:19 ID:???
GJ!!ところでMSは出てきたりするんでしょうか?
607通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 07:01:52 ID:???
>603乙&GJ!
その文章表現力を俺にも分けてくれ。
羨ましい…。

でも、あとがき後半が余計かも…。
608通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 09:02:16 ID:???

「うぅ……聞いてよなのは」
『突然電話してきたと思ったらどうしたのフェイトちゃん?』
「うん。今日は絶好の洗濯日和だし、洗濯物出してってシンに言ったら……」
『……嫌な予感しかしないけど、うん』
「パンツを出してくれないんだよ! 恥ずかしいから自分で洗いますとか言って!」
『……まぁ、シン君もそーいうお年頃だし』
「……そ、それとも、アレなのかな?」
『アレ?』
「うん。その……男の子は、夢とか見てその……全自動でMSが起動してメガ粒子砲撃っちゃうらしいし……それで、撃墜しちゃったのかなぁって」
『……』
「ああっ! シンが見た夢が私の夢だったらどうしよう! ねぇどうしようなのは!? 私どうすればいいかな!?」
『……』
「あ〜、困っちゃうよ……もう、シンったら困ったクンなんだから。あー……もう、本当にどうしよう」



『取り敢えず、フェイトちゃんが夢から覚めるのが第一だと思うよ?』
「……なのは、最近冷たいよね」
609通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 09:48:16 ID:???
>>608
紅茶噴いたwww
610通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 10:29:50 ID:???
メガ粒子砲暴発するのも妄想爆発するのも若さってもんだw
611通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 10:57:11 ID:???
>>603
まじGJ
612通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 11:27:00 ID:???
>>603
文章上手い、GJ
青と白のパイスーってことは、やっぱりキラかな?

ただ、あとがき後半は余計
わざわざ挑発するような物を書いちゃ、荒れるぞ
嫌なら完全スルーしようぜ

>>608
メガ粒子wwwwwww
比喩表現に盛大に噴いた
613通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 15:59:25 ID:???
種なんだからメガ粒子じゃなくてローエングリンとかじゃね?
暴発する点は変わらんけどw
614通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 16:29:22 ID:???
つまり種風に揶揄すると

全自動でローエングリンが起動して陽電子を撃ってストライク撃墜か
615通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 17:07:45 ID:???
むしろ「駄目ッ、そんなにアグニ暴発したらPS落ちちゃう!」
じゃなかろうか。
シンなら
「くっ、ケルベロス(ry」
で。
616通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 18:12:06 ID:???
>>603
GJ!続きが劇的にwktk


とりあえず、暴発自重www

次は八神家からの相談希望ww
617通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 18:45:29 ID:???
>>608
改変ネタは改変と書くべきだぞ。
618>>549:2007/06/10(日) 19:09:53 ID:???
>>549で受信した電波がとりあえず形になったので投下します

619549改め→飲み屋:2007/06/10(日) 19:18:18 ID:???
〜ある日の機動六課〜

「あの日はあんな目に合うなんて思ってもみなかった……」

そう語ってくださるこの青年、シン・アスカ氏
では、何が起きたのか。
氏の証言から作られた再現VTRを御覧ください


〜VTR〜
「この日、機動六課の普段の苦労を労うって事でクロノ提督の計らいでみんなでちょっとしたパーティーをする事になったんだ」

「無礼講って事で料理やジュースの他、大人用にとお酒も置いてあったんだけど………それがまさかあんな目にあうなんて………」



「レイはお酒飲まないのか?」
「あまり飲めないからな。それに……すまない。用事を思い出したから少し席をはずす」
久々にゆっくり話すつもりだったが、レイは何かに気付いて逃げるみたいにどっかにいった
俺もその時に逃げれば………

「レイの奴どうしたんだ……」
「し〜〜ん!」
明らかに正気とは思えない様子で後ろからクビに腕を絡めてきたのはティアナ
「アンタ、さっきから全然飲んでないじゃな〜い!」
「そういうティアナは酔う程飲んだだろ」
そう言うとクビに絡んでいる腕の力が強まる
「私がこれくらいで酔う訳ないでしょ!第一、私お酒飲んでないもん!」

うそつけ!と典型的な酔っ払い特有の支離滅裂な発言に反抗しようとすると念話が割り込んだ
「すまないシン!彼女達にジュースって言ってチューハイ飲ませちゃった(笑)けど、俺達にはもう押さえられない。後は任せた」


「ほらシン!あんたもあっちで一緒に飲むわよ!」


引きずられながらシンは心から元凶への怒りをこめ叫んだ

「ヨォォォォォラァァァァァァァァァァン!!」

620飲み屋:2007/06/10(日) 19:19:38 ID:???
とりあえず入りだけ

ここから各キャラの飲んだ結果を書いてく予定です
単発のつもりが長くなってきてしまった……orz

職人各位の投下の合間に書けたら投下してきます

とりあえず、初回はティアナ&スバル編の予定

621通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 19:25:33 ID:???
うほっ!GJ!
622通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 19:28:56 ID:???
ふも!!GJ
623通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 21:22:20 ID:???
ヨウランてめぇwwwwwwwwwwwwwwww
GJ!!
624通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 21:28:34 ID:???
やべえすげえワクテカしてきたwwwwwwww
GJ!
625通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:17:42 ID:???
そういや「種からなのは」は多いのに「なのはから種」が少ないのは何故?
やっぱり想像しにくいから?
626通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:21:17 ID:???
ティアナ対スウェンの二丁拳銃対決
627種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/10(日) 22:36:25 ID:???
一応、なのはから種書いてます…。
明日第1話が投下できそうです…。
時々でいいから私の事思い出してください…。
628通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:37:27 ID:???
>>625
前もかかれたことだけど、
・デバイスからMSを考えるのは逆に比べて難しい
・むしろデバイスでもMSに勝てる
・MSと違ってデバイスは肌身離さずっぽいし無くても魔法使えるし
・大体絵的によろしくない
・小さい事件で小話を考えづらい

他にもなんか有った気がするけど想像しにくいってのは的を得てると思う。
折角だから書いてみてくれるとありがたいw
629通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:44:54 ID:???
>>628
偏見入りまくりだぜ
まるでMSよりなのはの方が強いのは当たり前みたいじゃないか
630通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:46:23 ID:???
SEEDの世界は魔法がほとんど使えない特殊な世界で例外的に
デバイスが変化したロボットのみ使えるで良いんじゃね?
631通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:48:11 ID:???
>>629
なのはによる他作品キャラボコボコMADみたいなSSは勘弁だぜ。
632通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:49:15 ID:???
>>627
大丈夫です、忘れては居ませんよw
あなた様がいる故の「少ない」という表現です、応援しています

>>658
どうもです。まぁやってみようとは思っているんです、実はw

続いてもう一つ
魔「砲」に現実設定を無理やり当てはめるとどうなりますかね?
本編の描写を見ると
・建造物に当たると建造物が吹っ飛ぶ
・追尾機能がある
・属性を付与できる
・大威力の魔砲をプロテクトシェードで防ぐと服が千切れたりする
となっているので『超音波兵器』や『衝撃波』(同じか)という風に勝手に妄想
しているのですけども…
633632:2007/06/10(日) 22:52:37 ID:???
>>632
どう考えても矛盾ばっかりですが、当たり判定だけ見ればそのように見える
ということでw(言葉足らず)
634通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:52:51 ID:???
>>632
未来安価キタ―――!
635632:2007/06/10(日) 22:53:56 ID:???
やっちまった…orz
636通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 22:57:37 ID:???
>>658>>632氏の応援団長に任命されマスタ
637632:2007/06/10(日) 23:00:15 ID:???
>>636
勘弁してくれorz
今更だけど>>658=>>628
638通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 23:05:10 ID:???
>>632
ってことはあれか、PSは打撃系にに強いわけだから
魔砲=衝撃が成り立てばGタイプとかPS実装機にはほぼノーダメになるのか

んでもそれに雷や炎とかの属性を付与してやればダメ上乗せも出来る、と
なかなか遊べそうじゃん、ガンガレw
639通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 23:09:20 ID:???
>>630
寧ろそんな世界ならデバイスがMS化するよりは現地人と接触して協力体制と言う事にして
MSを管理局監視の下改修を加え対ロストロギア用MS(種系パイロット・魔導士の二人乗り前提)とかのが良くね?
640通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 23:17:39 ID:???
>>639
あ…あれ?こんなところに俺のプロット(の一部)が…
641通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 23:35:37 ID:???
なのはから種を書こうと思ったけど
・なのは1、2クールに対し、種、種死共に4クール
・戦争だからといって、なのはやフェイトが人を殺す(機体を撃墜する)のはどうかと…
という理由であきらめた俺
642通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 23:45:23 ID:???
>>639
良いね。

あと魔法が使えないのはNジャマーが実は木星から持ち帰られた
宇宙クジラの化石に刻まれていた古文書を元に作成された
ロストロギアで核分裂に加えてAMFとは比べ物にならない程の
魔法妨害機能が有るとかどうだろう。

製作したオーソン・ホワイト自身も核分裂の妨害が副作用の様な物で
実際は「別の何か」を妨害する装置で有る事に気付いてはいたけど
結局「別の何か」が何であるのかは分からなかったとか。
643通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 23:53:39 ID:???
スウェン・・・お前はいつになったら現れるんだ。
644通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 00:50:33 ID:???
>>643
ほら、スウェンが待ってるぜ。
君が書いてやりなよ……
645シンとヤマトの神隠し:2007/06/11(月) 01:34:31 ID:???
PRIDE?をかけて 前編


それは新人たちの何気無い一言で始まった。

昼休み。食堂。
「機動六課の部隊長たちって何で女性ばかりなんですか?」
とティアナ。
「そう言えば…部隊長ははやてさん、スターズの隊長はなのはさん。ライトニングはフェイトさんだよね?」
とスバル。
「あと副隊長さんも、シグナムさんとヴィータさんですよね?」
とキャロ。
「キラさんははやてさんの護衛、アスランさんはフェイトさんの執務官としての仕事の補助。シンさんはライトニングの隊長、副隊長を、レイさんはスターズの隊長、副隊長補佐ですよね?」
と最後にエリオがパンを飲み込んでから言った。
「それがどうかしたのかよ?」
水を飲み干したシンが言いだしっぺのティアナに、何でそんなことを聞くのか理由を問い正してみると
「ってことは、なのはさんたちよりも、シンたちは弱いってこと?」
カチャンと今まで黙々とスープを飲んでいたレイがスプーンを置いた。
一斉に振り向く新人たち。その様子に
「…何だ?」
とレイは口許を拭いつつ新人たちを見る。
「強い、弱いなどと言ってないで、訓練に精進したらどうだ?」
「レイ…、けど同期から魔法習ってるのに確に、キラやアスランも隊長じゃないぞ?」
一同沈黙。
「気にするな、俺は気にしない。」
「…そこは気にするべきじゃないのか?」


まぁそんなこんなで、シンはキラとアスラン、それからレイ、エリオ、キャロの六人で風呂につかりながら、今日あった出来事をキラとアスランに話した。
「別に、気にするようなことじゃないだろう?」
アスランはタオルをたたみ、頭の上にのせながらシンの疑問に答えた。
「はやて隊長に、何か考えがあってのことなんだから…、僕は、あまり気にしてなかったけど…」
キラもアスランも興味なさそうに目をつぶって、湯船のはしに背中を預け、リラックスしている。
―こいつら、悔しくないのかよ?
と内心思いつつ、シンはあることを思い付いた。
そう、用は悔しいと思わせればいいのだ。
646シンとヤマトの神隠し:2007/06/11(月) 01:37:18 ID:???
「じゃあ、キャロ、髪洗おっか?」
「はいっ」
とシンに促され、湯船をでてシャワーの前の椅子に座るキャロ。
そしてその後ろに椅子を据えて、キャロの髪をわしゃわしゃと洗い始めるシン。
「そーいえば、キラさんてスーパーコーディネイターなんですよね?」
キャロの髪を優しく丁寧に洗いながら唐突に口を開くシン。
「…あんまり、そう呼ばれたことはないけど…、そうだよ。
それがどうかした?」
「いや、はやて部隊長がね?
言ってたんですよ、『スーパーコーディネイターってのは人の女を寝とるのがスキルなんよ?』って…。」
「まさか…、はやて隊長に限ってそんなことを言うはずが…。」
すかさずエリオにアイコンタクトを送るシン。
「あ〜、確か、なのはさんとのことですよね(棒読み)」
引きつった顔をしながら言うと、ザバッと音をたて、立ち上がるキラ。
「エリオくん、…それは…本当なの?」
「へっ…、あっ、はい。言ってました。」
「…そんなこと言われたら、許せないじゃない?
何で僕が…、はは、あんな白い悪魔を?」
そう言い残し、風呂を出ていった。
(一人目、着火完了!)

キャロの髪を流し、今度はリンスをしてやる。
「あっ、そうそう、そう言えばなのはさんが言ってたこと…シンさん知ってます?(棒読み)」
すると今度はエリオが言う。
「あぁ、確、『レイくんの泣き声っておもしろいよねぇ』だったけ?」
ビクッと肩を震わせるレイ。
「先に上がるぞ、シン。」
表情は相変わらずだが、恐らく
(高町なのは、お前の発言だけはゆるさない!)
とか思っているのだろう。(二人目、完了。)
シンはくっくっくっ…と笑いながら、さて最後はとアスランへと視線を移すと、まだゆったりと湯船のはしに持たれ、目をつぶってリラックスしていた。
「じゃあ、シンさん、背中を洗いますね?」
とキャロがシンの背に回りこみごしごしと擦り始めた。
まぁ、力が弱いせいか、何だかくすぐったいが、それはさておき…。
どうしたものかと考え込むシンであった。
647シンとヤマトの神隠し:2007/06/11(月) 01:38:58 ID:???
「お前たち、ほどほどにしとけよ?」
湯煙立ち込める風呂場にアスランの声が響く。
ビクッとするエリオ、キャロ、シン。
「大方、シン、お前が首謀者だろう?
エリオはシンに抱きこまれ、キャロはティアやスバルの密偵と言ったところか?」
はぁっと溜め息をつくアスラン。
「シン、お前が二人を先導してどうするんだ…仲間うちで隊長の座をかけて戦うなんてことにー」
「でも、フェイト隊長、アスランがヅラじゃないかって疑ってますよ?」
「なら戦うしかないじゃないか!!」
(三人目、着火完了!あとはティアとスバルが巧くやってくれれば、隊長たちと本気で戦える!!)

翌日、早朝訓練。
片眉を痙攣させるなのは、フェイト、はやて、ヴィータ、シグナムと、同じくキラ、アスラン、レイが向き合って睨みあっている。
それをよそに念話でシンがティアとスバルに話しかけた。
(巧くいったみたいだな?)
(うん、まぁ…ね。)
(つか、シグナム副隊長に凄い形相で睨まれてるんだけど…俺は何て言ったことになってるんだ?)
するとティアが顔を背け、少しだけ頬を赤らめる。
(その、シグナム副隊長は……だけ…。)
(はぁ?聞こえないぞ?)
(い、一回しか言わないからよく聞きなさい。
シグナム副隊長は胸がでかいだけで役にたたないって。)
シン、絶句。
(ちょっと待て、何でそっちに走ったんだ!俺は変態か!!)
エリオも念話を使い、スバルに話しかける。
(聞きたくないけど、スバルさん僕は一体…何て?)睨んでくるヴィータに恐怖しつつ、スバルに聞く。
(大丈夫、私はティアみたいに変なことは言ってないよ?
ただ一言「存在意義がわからない」としか。)
エリオは未来に絶望を見た。騎士になる前に殺されることを覚悟したという。
648シンとヤマトの神隠し:2007/06/11(月) 01:44:00 ID:???

予告

「マユ、ステラ、俺も、もうすぐそっちに…。」

次回 シンとヤマトの神隠し短編 〜PRIDE?をかけて〜
後編 戦いの果てに散りゆくのは…

お楽しみ!!
649通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 01:51:34 ID:???
駄目だこいつ等馬鹿すぐるwwww
650通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 02:04:00 ID:???
戦わなければ生き残れない、この言葉が似合う状況だな……
651通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 02:30:25 ID:???
それ以前にキャロ、君が居るの男湯……と言うかシンに洗われるのが当たり前な状況?!

やはりラッキースケベは伊達じゃあ無かったん(ry
652通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 02:33:05 ID:???
一番アホなのは全てわかっていて挑発に乗ったアスランだなww
653通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 07:21:01 ID:???
>>プライド
GJ!他の3天王に何を言ったか非常に気になる


>>651
それでも、せめて水着着用と信じる世界があるんだぁぁぁ!!


と言うかこの場合はラッキースケベと言うか、むしろ兄貴スキル?兄妹に見えるのは俺だけじゃないはず
654通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 07:56:28 ID:???
アスラン着火早すぎwそんなに気にしてるのか
655通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 08:59:54 ID:DJ3j3lyl
GJ!w
確かに女性陣が何を言われて着火したのか気になる
656通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 09:04:41 ID:???
 嘘予告  何時もの訓練で縦横無尽に駆け巡るシン

「それじゃあ今回はこれにて訓練終了!」
「終わったぁ〜〜」
機動六課名物のキツイ訓練を終え、シンやキラの所属するスターズ分隊 アスランやレイの所属するライトニング分隊は休息を取った
「それにしても今回の訓練はいつになく過酷でしたねー」
「そうだね、僕よりも体力のあるスバルも、あんな様子だからね」
キラが指差す方向には地面に大の字に寝ッ転がるスバルの様子があった
他の者達も乱れる息を整えながら体の調子をチェックしたり、デバイスの具合を確めたり、髪の様子を確認したりとそれぞれの行動をとてちる
「シンくん、いいかな?」
休んでいる所を後ろから声をかけられた
「ん?なんですかなのはさん」
「何回かフォーム切り替えがバタついてたよ、はいこれ。メンテナンスチェックの推薦状」
「えー!?またですか!? 今月もう何回目のチェックになるんですかこれ」
「でもシンってさ、成長して魔力も上がってきたのにデバイスの改良殆どしてないよね?」
「俺はこれがいいんですよ、キラさんこそそのフリーダム、もう殆ど原型が残って無いじゃないですか!?stとか! 俺はこれがいいんですよこれが」

デバイス・インパルスに隠されたフォーム

 「まったく!人使いならぬデバイス使いが荒いんですから! メンテナンスチェク、今月で何回目だと思っているんですか?」
 「ごめん、面目ない……」
シンに説教する人は事象メカニックデザイナーことシャリオ・フィニーノ

 「俺のデバイスの隠された最後のフォーム? そんなものがあるんですか?」
 「はい、ご存知の通りシンのストーレジデバイスには三つのタイプを選んでその場で最適な戦闘機動を行えるインパルスモード」
三色のバリアジャケットを纏い、砲撃、剣戟、機動に特化した三タイプの異なる戦闘スタイルを擁するスタンダードなデバイスフォーム
ブラストフォーム、ソードフォーム、フォースフォームを自在に選択し、縦横無尽に戦場を駆け巡る
 「そしてリミッター解除型であるディスティニーフォーム、現在のシンの最強の攻撃モードね」
砲撃、剣戟、機動力と言う長所を最大限に引き上げると同時に短所を極力少なくし、ある種の特殊効果を備えたシン専用の現時点最高のデバイスモード
密かに5強ストレージデバイスの一つとして同局職員達に語り継がれている、フリーダム・ジャスティス・レジェンド・そしてデュランダルと。
 「けどそれとは別にデバイスプログラムの根幹部分に根ざす部分に別のフォームデータが入ったプログラムがあるのよ、でもそれを使うにはデバイスのフレーム強度を上げないといけないのよねー」
 「それってどれくらいあげなきゃならないんですか?」
 「なのは隊長のレイジングハートの改良型のコレくらい。認可が下りないわね」

平和な世界を脅かす新たな敵

「失望した、君の事だからついぞソレを使いこなせているだろうと思ったのだがまだ到っていないとは」

部隊壊滅、敗北、そして敗走

「力が!力が必要なんだ!だから俺は!この力で全てを薙ぎ払う!」
657通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 09:10:34 ID:???
あんな思いはもうたくさんだと叫ぶシン

「一人で背負い込むな!お前だけが悔しい訳じゃないんだぞ!」

仲間と衝突しすれ違う心

「フレームの強化を、俺に力を」
「駄目よ、許可が下りないうちは改良は出来ないわ」
「でも!」
「大丈夫よ、きっとなのはさんたちがなんとかしてくれる」

堕つる希望

「なのはさん!フェイトさん!はやてさん!?」
「これが、管理局最高と呼ばれる力の持ち主か?他愛無し」

無力さを呪い、必死で呼びかけるシン

「答えろデスティニー!お前に力があるのなら!俺に力を貸してくれ!!」

そして――――発現する新たなデバイスの力

「こいつは、何てスピードとパワーなんだよ!?」

デスティニーをはるかに上回る力、真っ白なバリアジャケットと蒼い翼

「だが、それには一つ欠けているものがある。デバイスの強度とプログラムが」

そして奴が現れる

「さあ、世界を終わらせる破壊を、全てを終わらせる破壊を!」

人類はやっと自由になれる

【私は、この「ビックバイパー」のインテリジェントデバイスシステム、プログラムを司る人工生命体【ADA】です、操作説明を行いますか?】

古のロストロギアが今また目覚める

「アレは全てを消し尽くすまで、止まりはしない。終末を望む者が消えぬ限り」


乞うご期待!   嘘だけど。
658通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 10:14:52 ID:???
>>656-657
んな殺生な!!
659通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 10:18:42 ID:???
Z.O.Eかな?
660通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 10:53:02 ID:???
ANUBISでしょ?
661通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 10:56:03 ID:???
シン=レオか
662通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 12:46:47 ID:???
ナンバーズにディスガイアのエトナがwww
663通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 14:38:53 ID:???
痔悪化「スターライトブレイカー!!グゥレィトォ!!」
664通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 15:09:17 ID:qSt/tVzJ
>>657
時空跳躍戦闘機ktkr
そして超高性能AIといえばNEMO
665通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 15:13:23 ID:???
>>657
大佐クルー!
ノウマン「シン!お前は好きだ!!」
666通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 15:34:09 ID:???
ビックバイパーのAIの声ってレイハさんの中の人やってなかったっけ?
667通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 17:14:33 ID:???
作中で「ディストーション」って言葉出てきてるけど
次元曲げれるってことは人工重力って作れる?
物理分からなくてスマン
668通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 17:36:08 ID:???
>>656-657
読んでみたい。
669通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 18:28:34 ID:???
>>667
軌道上でアルカンシェルぶっ放した時
リンディさんは普通に立ってた
670何時ぞやの248:2007/06/11(月) 18:31:36 ID:???
>>667
ナデシコ的理論でいったら出来そうな気がしますね
まぁ理論までは知ったこっちゃ無いんですがww



ようやく無印見終わりましたよ
何時になったら書き始められるやら…orz
671通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 18:32:13 ID:???
そもそも次元の狭間に重力あるとも思えんから
次元航行艦ならそれくらいあって当然の気もする
672通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 19:33:01 ID:???
ノウマン大佐のアヌビスをデバイス化キボンヌ
673通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 19:47:55 ID:???
>>657
最近流行りの『答えは聞いてない』のデバイスかと思いきやそっちかw
そしてあのシンはAIにまでフラグ立ててたな・・・
674通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 20:42:09 ID:HnsQIVFy
>>657
自分は「紅の暴君」かと思っていたw
シンのデバイスが「紅の暴君」のネタを練っているが良いネタが思い浮かばん・・・
675シンとヤマトの神隠し:2007/06/11(月) 21:09:12 ID:???
PRIDE?をかけて 後編

戦いの果てに散りゆくものは…

「珍しいね、はやて部隊長が早朝訓練に参加するだなんて…。」
とキラ、口の端を不自然につり上げた笑顔で言った。
「たまにはうちも体を動かそう思うてなぁ〜、今日は模擬戦に付き合うわ。」
腕を胸の前で組、さらに付け加える。
「まぁ、さすがに?デスクワークしかでけへん上司とか、SSランク魔導士は嘘やとか思われたくないからなぁ?キ・ラ・くん?」
んふふと、いつもはくりっとした目を細め、浮かべる笑みは口が三日月形に割れていた。
「それはまた…でも、大丈夫なの?
リィンちゃんがいないみたいなんだけど?
まぁ、SSランクなんだから?
合体しないと範囲コントロール出来ないなんて事ないよねぇ?
何なら、僕が合体してあげますけど?」
「遠慮しとくわぁ〜。」
青筋をたて、半笑いで返すはやて。
「頼まれたってしてあげないけどね。
あはははははははは…。」
「んふふふふふふふふ…。」
「うわぁ〜、火花全開だよ、楽しみだね?ティア?」
「そう?私は何か怖くなってきたわ。」
同意するようにティアの背に隠れるキャロとフリード。
「今日はいい模擬戦日和ですね、隊長。」
「うん、そう思ってね、今日の訓練はスバルたちじゃなくてレイくんたちの相手をしようと思ってるんだよ?」
「どういう風の吹き回しですか?」
「別にぃ。もちろん?
人が真剣に抱き締めて慰めてるときに、何か別の感触を楽しんでたからとか、そんな理由じゃないからね?」
「そんなこと、身に覚えがありませんね?キラさん、なのは隊長はすでに錯乱しています。」
「レイくん…頭…冷やそっか?
今日は特別にリミッター外してきたんだぁ。
あれぇ、怖じ気付いちゃったかな?にぱー。」
「望むところだ、俺があなたの頭を冷やしてあげますよ。」

「すごい、こっちも火花全開だよ!ティア!!」
「分かったからあんたはだまってなさい。」
676シンとヤマトの神隠し:2007/06/11(月) 21:10:11 ID:???
「アスラン、今日は久しぶりに君と模擬戦をしようと思ってるんだ。」
フェイトが厳しい表情をしながら言う。
「…俺も丁度…そう思ってたところだ。」
同様にアスランも答えた。
「君が私の事を弱いと思うのなら…身をもって教えてあげるよ。」
「…??それでもいいさ、こっちも君の発言を撤回してもらう!」
「…??さぁ、始めようか?」

『フィールドの設定及び、戦闘形式の説明を開始します。周辺状況は市街地を舞台とします。
高層ビルなどの位置に注意して戦闘を行ってください。
戦闘形式は五対五。
男性フォワード陣、キラ・ヤマト、アスラン・ザラ、シン・アスカ、レイ・ザ・バレル、エリオ・モンディアルの五名を確認。
女性フォワード陣、八神はやて、高町なのは、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、シグナム、ヴィータの五名を確認しました。
チーム戦になりますので、それを忘れないように。』
メイリンからの通信が途絶える同時、何もなかった平地に市街地が出来上がる。
そして十人が一斉にデバイスを起動させ、バリアジャケットを装着。
十の光が瞬き、最初に光の中から現れたのは八神はやて、合計六枚の漆黒の翼を広げ、純白の環状魔法陣を発生させる。
広域型をいかし、一気に蹴りをつけるつもりだ。
「させるかぁ!」
『サーベルモード』
蒼い魔力刃を手に、切りかかるキラ。
「主には指一本触れさせん!!」
横薙一閃、シグナムのレヴァンティンが走る。
「させるかよ!!デスティニー」
『ケルベロス』
ズオッと太い奔流がシグナムとキラの間を走り、シグナムのキラへの攻撃を阻む。
「あんたは俺が撃つんだ!今日、ここでぇ!!」
「奇遇だな、私も今日、ここで、お前を殺す。」
「ちょっwww」

To be continued...
677通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:12:07 ID:???
>>674
復讐鬼でバッドエンドまっしぐらなシンが思い浮かんだ
678通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:16:02 ID:???
GJww
「ちょっwww」はこっちのセリフだww
679通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:18:53 ID:???
GJ!
キラとはやての掛け合い最高www
680通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:28:47 ID:???
シン、ノリノリだなwwww
あと、にぱー、ふいたwwwwwwwなのは錯乱wwww
681通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:30:09 ID:???
>>プライド
GJ!
これ、真相があきらかになった時、首謀者達はどうなることか…………((゜Д゜;))ガクブル
682通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:31:10 ID:???
これ嘘がばれたらシンが6課の隊長格と男性陣のほとんどを敵にまわすことになるんじゃ・・・

>>646
>何で僕が…、はは、あんな白い悪魔を?
キラー逃げてー超逃げてー
683ガンダムし〜どD´s:2007/06/11(月) 21:34:43 ID:???
次は週末なんていいながら続きが出来たので何もなければ10時前後に投下
684通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:35:00 ID:???
>>674
再生能力に亡霊使役…ロストロギアだな

>>676
GJ
シンバレたら殺されるwwww
685通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:35:11 ID:???
前編読んだときに電車の中で吹いてしまったwwwww
後編も相変わらず面白いですwwwGJ!
686通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:40:29 ID:???
>「…??それでもいいさ、こっちも君の発言を撤回してもらう!」
「…??さぁ、始めようか?」

フェイト、アスランからばれそうだな?
687ガンダムし〜どD´s:2007/06/11(月) 21:52:39 ID:???
機動戦士ガンダムし〜どD´s 35話

シン達は控え室で待機していた。
そこで見えるモニターには、かなりの数の武装隊のメンバーがクルーゼがいるであろう施設に現れては進入していく。
様々な検討の結果、クルーゼはおそらく自分のデバイスを持っていないと予測。
彼に戦う力があればすぐにでもプレシアを襲うはずだ。
それをせず、ロストロギアの力が発動寸前になるまで待っていたのは、彼は魔法を持っていたがそれを戦うことには利用できず、
クルーゼは問いを待つ作戦に出た、と言うことである。
だが、さっきの見たとおり傀儡兵の召還はできるので、用心しつつ武装隊は親友する。
そこに……
「これは!?」
局員は信じられないものを目にする。
通常の傀儡兵サイズだが、複数のプロヴィデンスが現れたのだ。

「ん……」
気を失っていたマユは再度医務室で目を覚ます。
「マユちゃん、大丈夫?」
シャマルはさっきのことがあるのでマユを心配する。
マユはプレシアが死んだといわれて、まだショックを隠せないでいた。
だが、あのクルーゼのおかげで大切な事を思い出せた。
「いかなきゃ……」
おそらく、思い出した大切な人は、これから大きな、危ない戦いへと身を投じるだろう。
だから、今まで迷惑かけてきた分彼を助けたい。
たった一人の家族を……
「今度は、私がお兄ちゃんを守らなきゃ」
マユの言葉にシャマルは驚いた。
「マユちゃん、シン君の子と思い出したの?」
マユは力強くシャマルを見る。
「あの、私も何か手伝えることは出来ますか?」

リンディ達もプロヴィデンスが現れたときには驚いた。
いつの間にあんなものを……
だが、まずは局員に対比を命令する。
やはり所詮傀儡は傀儡、本物と比べて動きはぎこちない。
だがやはりドラグーンは厄介なもので、局員達は手間取る。
と言うことで、今現在あんな攻撃に対処できる人物は……
「シン君、それとなのはさん行ってくれる?」
リンディの言葉に二人は頷く。
正直、いきなりの実戦がこんなことになるなんてシンは思っても見なかった。
少し緊張するが、シンは局員達がいるところへ向かう。
そこに……
「あの、私も連れて行ってください!」
そういってきたのは、気を取り戻したマユだったのだ。
いきなりのことで驚く一同。
そんなマユに、クロノは厳しく言う。
688ガンダムし〜どD´s:2007/06/11(月) 21:55:27 ID:???
「残念だが、事件の関係者である君を行かせるわけには行かない」
それに、一度戦ってクロノはわかった。
彼女はまだ戦う術をあまり知らない。
そんな彼女が行くと、確実に足手まといになる。
シンがいきなりなのはと互角以上に戦えたのは、彼の才能もあるが、リーゼによるスパルタ、そして何よりMSではあるが幾度の戦いを経験しているところが大きい。
だが、マユは自分にしか出来ないことがある事を言う。
「内部の詳しいこととかも知ってます!お願いです、連れて行ってください!!」
まだ言うマユに、クロノはどうしようと思ったが……
「わかりました、道案内、よろしくお願いします」
「提督!?」
リンディの言葉に、クロノは驚く。
「確かに道案内がいてくれると進行もはかどるし、何よりこのままだったら黙って出て行きかねないから、それだったらいっそのこと許可したほうがいいでしょ?」
リンディに図星を言われ、黙り込むクロノ。
「それじゃ、マユちゃんの護衛を、フェイトさんに頼むけどいいわね?」
リンディの言葉に二人は頷く。
マユはにっこりとシンのほうを向く。
「一緒に行こう、お兄ちゃん」
マユの言葉にシンは驚く。
「マユ、お前記憶が……」
シンの言葉にマユは頷き、さっきまで笑っていた顔が段々の涙ぐんでいく。
「やっと……やっとあえた……」
そういってマユはシンに抱きつく。
「おい、マユ……」
この感動の兄弟の再会に、グスッと涙を拭くシャマル。
「よかったな、シン」
はやての言葉に心も小さく頷く。
「マユ、今はあいつを止めよう、話はその後でも出来るから」
シンはすぐにバリアジャケットを装着する。
その姿を見てマユは驚く。
「お兄ちゃん、その格好……」
マユが知る限り、その格好はザフトの赤服だった。
そういえば、一度あったときも兄はザフトのパイロットスーツを着ていた。
兄はザフトに入っていたのだろうか……
「その事は、後で詳しく話してやるよ」そういってマユを転送場所へと連れていく。

「フェイトちゃん、大丈夫?」
なのははフェイトの表情を見て彼女を心配する。
あれだけのことがあったのだ。落ち着きがないのも無理はない。
なのははフェイトを信頼しているから心配ないとはおもうが……
「リンディさんに言って、シグナムさんあたりと変わってもらおうか?」
念のために変わってもらおうかと聞いたら、フェイトは首を横に振る。
「うん、だいじょうぶだよなのは」
そういって笑って見せるフェイト。
「さ、いこう。なのは」
そう言ってフェイトは転送場所へ向かう。
689ガンダムし〜どD´s:2007/06/11(月) 21:57:35 ID:???
「なのは」
なのはも向かおうと思ったが、それはクロノに止められる。
「その…フェイトを頼む……あいつ、無茶してるだろうから」
クロノはぽりぽりと顔を欠きながらいう。
そんなクロノに、なのははうんと頷いてフェイトを追う。
「さすがクロノお兄さん。妹への対処もばっちりですな」
うわあ!と驚きながら後ろを振り向くと、そこにはエイミィがニヤつかせながらクロノの後ろにいた。
「い、いきなり現れるな!おどろくだろ!!」
顔を真っ赤にしながらクロノはエイミィを見る。
エイミィは相変わらずの顔でクロノを見る。
「それでシン君とマユちゃんのやりとりがちょっとうらやましいとか思ってて、それでちょっと自分でもして見たいとでも思ってみたいんでしょ?」
思い返される先ほどの二人のやり取り。
正直に言えば、ちょっとは思っているがもちろんそれを口には出さないクロノ。
「そ、そんなわけ無いだろ!何を言ってるんだまったく…それよりも早く君も持ち場に戻れ!」
そんなクロノの言葉にはいはい、と笑いながら持ち場に戻るエイミィ。
全く、この非常時に何を考えてるのだろうか……
だが、幾分か心がすっきりしたような気がしないまでも無い。
どうやらまいっているのは自分も同じらしい。
(全く、すべてお見通しということか……)
クロノはそういってモニターを見た。
そこには早くも敵地に乗り込もうとしているシンたちがいた。

局員は傀儡兵プロヴィデンスに苦戦する。
ドラグーンという今まで見たこと無いものに少々手間取っているのだ。
この攻撃、威力自体はそこまで高くはないのだが、一番恐ろしいのはどこから攻撃するかわからないということである。
さらに本体はプロテクションで守られているため決定的なダメージをなかなか耐えられない。
予測のつかない攻撃に局員は一時後退を考える。
そこに桃色と黄色の砲撃がプロヴィデンスをまとめて襲う。
プロテクションを貫かれ、プロヴィデンスは爆散する。
「はあぁぁーーーー!!」
そのあと、赤いバリアジャケットを身にまとったシンが右手を光らせながら突撃する。
『パルマフィオキーナ』
プロテクションを展開しているプロヴィデンスに突進し、パルマフィオキーナを破裂させプロテクションを破壊。
その後スラッシュエッジで攻撃、破壊した。
「ここは私達が引き受けます。皆さんは先に中のほうへ」
後から現れたフェイトたちの言葉に頷いて、局員は先に進む。
それを呆然と見つめるマユ。
まあ、大の大人がたった10歳の子供の指示に従っているのだ。当然だろう。
あらかた敵を片付け、まだあっけに取られているマユにこそっと教えるシン。
「あの二人、AAA以上の能力を持ってるんだ」
マユもプレシアから魔術についてある程度の事は聞いている。
勿論魔術ランクのことも。
AAAランクの魔術師はそうそういないと教えてもらったマユ。
そんな魔術師が目の前に二人もいる。
690通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 21:58:56 ID:???
起動六課に突如編入してきたキラの先輩である剣鉄也。
管理局のプロと言われ、その実力はS+クラスのなのはやキラ達に引けをとらない強さを持つ。
彼が編入してきた理由、本人は管理局のエースチームに入り、組織に貢献するためと言い張るが
真の目的は一つ。キラを起動六課から奪還するのが目的である。
キラを含め、鉄也を歓迎する六課メンバーだが、高町なのはだけは剣鉄也の怪しげな視線に目を光らせていた。


691ガンダムし〜どD´s:2007/06/11(月) 22:02:03 ID:???
そこで、マユは思った。
「お兄ちゃんのランクは?」
マユはシンのランクが気になって聞いてみた。
聞かれたシンはばつが悪そうに言う。
「俺はまだAAで、前になのは模擬戦をやってボコボコにされた」
それを聞いて、マユはシンがなのはに手も足も出ないまま倒されるのを見てつい笑ってしまう。
「わ、笑うこと無いだろ」
シンは顔を赤らめながらいう。
こうやって妹と話すのは久しぶりだ。まあ、死んでると思ったから当然なのだが。
「そんなことないよ、私ももう少しで負けそうだったし」
そこへなのは達もやってくる。
「もう周辺に魔力反応はないよ、私達も行こう」
落ち着いたなのはと違って、フェイトは少しあせっているように感じる。
それはマユも同じで、4人はマユの案内で実験室へ向かおうとしたときだった。
『みんな!一旦後退して!!』
大まかなエイミィの声が聞こえた。
なんだ?と思った時、かなりの魔力反応を察知する。
この魔力、リィンフォースとの戦いのときぐらいはあるとなのはとフェイトは思った。
とっさのエイミィの反応ですぐに転送される一同。

「クク……」
クルーゼはつい笑みをこぼす。
すべての準備は整い、クルーゼはロストロギアを発動させる。
体中をさすような魔力。
まさか、これ以上の力を持つとは思わなかった。
この力さえあれば、世界への復讐も簡単に出来るかもしれない。
だがまずは……
「あの管理局が邪魔だな……」
まずはあれから片付けるとしようか。
そう思っているとクルーゼは光に包まれた。
それと同時に、横で倒れていた女性と、機材の仲にいる少女の体がピクリと動いて言うことに、クルーゼは気付かなかった……

投下完了。
……とりあえず、週末に投下なんて嘘ついてごめんなさい。
実はクルーゼとの決着まで出来てたりします。
あとは敵もいないのでちびちびまったり路線で……
(ちょっとした諸事情でシンはすぐにはコズミックに帰れません)
まあ、気長に待っててください。
692通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 22:03:47 ID:???
GJです!!
というかシン、マユが入るのだからCEに帰る必要なくね? と思うのですが
693通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 22:12:42 ID:???
D's氏GJ!
いやー、クルーゼとの決着が楽しみです。誰がクルーゼと決着をつけるのかも楽しみにしておきます。
694通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 22:12:49 ID:???
GJ!
なんか途中に余計なの挟まってるようだがw
695通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 22:31:34 ID:???
GJ
696通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 22:32:45 ID:???
>>D's氏
GJっす!
シン……マユ……よかったな(ノд<。)゜。

697通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 22:33:56 ID:???
トレーニングルームにて
鉄也「ちょうど誰もいないようだな」
キラ「……どうするつもりですか?」
鉄也「服を脱げ」
キラ「…!ど、どうして…!」
鉄也「いいから脱ぐんだ!」
キラ「くっ…!これでいいんですか!」
鉄也「まだだ、下も脱げ」
キラ「なっ!嫌ですよ、そんなの!ふざけてるんですか!!」
鉄也「ふざけてなんかないさ、どうしても嫌なら俺が脱がしてやる」

いきなりキラをマットに押し倒す鉄也
キラ「ぅあ!何を…!やめてください!くそ…!」
キラは抵抗するものの日々の厳しいトレーニングを積んでいる鉄也は軽くキラを組み伏せてしまった
鉄也「どうだ、高町より良いだろう…」


なのは「キラ君!!!」

つづく
698通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 22:39:44 ID:???
>>690
プロ、自重しろw
699名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/11(月) 22:49:10 ID:???
D's氏
面白かったです。プレシアママンが生きてるぞ!!
>>697
鉄也・・・キラの尻狙いか。
700通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 22:51:09 ID:???
TDNスレでやってくれんか、鉄也ネタは
701通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:00:12 ID:???
D's氏
おもれーGJ!!!

プロもおもれーwwwww
702通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:09:06 ID:???
プロネタは流石にスレ違いだろう。
自重してくれよ。
703通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:13:47 ID:???
なのははキラを守るために鉄也を抑えようとするが戦闘のプロでしかも男である鉄也との力の差は歴然であった。
縄で縛り付けられたなのはは、キラと鉄也の光景をみて叫ぶことしか出来なかった。

なのは「キラ君逃げて!!!」
鉄也「高町…キラ君をそそのかそうったってそうは行かないぜ!」
なのは「私はそんな事しない!本気でキラ君と向き合ってるんだから!」
キラ「なのは…」
鉄也「本気だと?お前の本気と俺の本気、今ここでどちらが勝ってるか証明してやるぜ!!」
鉄也「お前初めてだな?」
キラ「何を言ってるんですか?」
鉄也「本来なら拳で行く所だが……」

キラの菊問に指をあてがい、ズブズブと挿し込んで行く鉄也

キラ「うわぁぁぁっ!」
鉄也「騒ぐな、力を抜くんだ。」
ズブズブズブズブ
キラ「う……く……」
鉄也「ドリルプレッシャー!」

挿した指にさらに回転が加わる

キラ「はあああっ!!!」
鉄也「苦しいか?だがな、高町にキラ君を奪われた俺はもっと苦しんでいるんだ」
なのは「鉄也君…こんなのおかしいよ!!」
鉄也の激しいドリルプレッシャーパンチに息も絶え絶えのキラ

戦闘のプロの地獄の攻めはまだ始まったばかりである……

なのは「絶対に許さない…」


704通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:14:35 ID:???
鉄也はスルーで
705通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:20:41 ID:???
鉄也っつーか阿部さんだよコレじゃ。
なんにしてもいい加減にしろ。
706通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:21:45 ID:???
>>神隠し氏
乙なの!
5対5……涙目で震えるしかないエリオが哀れw

>>し〜どD´s氏
こちらも乙なの!
シンマユの本当の再会に、全俺が泣いた。
707通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:24:22 ID:???
>>703
別スレ立てたからそっちいけ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1181571764/l50
708通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:35:37 ID:???
>>神隠し氏
GJ!なの!
なんか、レベル100同士のパーティ戦で一人だけレベル5サムライって
感じがw>エリオ
709通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 23:54:32 ID:???
>>神隠し氏
GJ杉wwwwwww
なんというカオスな・・・・

>>D's氏
どうなるこれから!?
710通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 01:26:02 ID:???
神隠し氏、D's氏 GJ!

エリオとキャロに懐かれるアスランとか、ティアとツーリングするシンとか、電波は受信するが
SSにするのって難しいな。書いてみたいとは思うが…
711通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 01:37:29 ID:???
神隠し氏GJ!
>>「なら戦うしかないじゃないか!!」
これに噴いたw
712シンとヤマトの神隠し:2007/06/12(火) 01:59:35 ID:???
「レイくん、本当はセクハラで訴えるところだけど、これで許してあげるよ?」
『ディバインバスターEX』
「撃たせませんよ?」
『ドラグーン』
「ッ!?やるねぇ、でも!!」
なのはは準備していたディバインバスターを解除。
代わりに
『アクセルシューター』
を放ち、ドラグーンを破壊した。

『ハーケンセイバー』
『シャイニングエッジ』
バチィンッ!!
「くそっ、やるなぁ、やっぱり…。」
アスランは肩で息をしつつフェイトに言った。
「ううん、アスランも中々…。でも、これで私のこと『弱い』って言ったの撤回してくれるよね?」
息を切らしつつ、フェイトが言う。
「あぁ、君は強いよ。……?で、実はさっきから気になってたんだが…、君は何を怒ってるんだ?
こころあたりがないんだが…。」
「アスランこそ、何を怒ってたの?
私は、スバルからアスランが私のこと『弱いくせに執務官をやってる』っていってたって聞いたんだけど…。」
「いや、俺はそんなこと言ってないんだが…、じゃあフェイトも『アスランはヅラじゃないか?』っていってないのか?」
フェイトは首をブンブンとふる。
「言ってないよ?そんなこと…。」
アスランは昨日の風呂での一件を思い出す。
「シィィイイン!!!!」

「言ってくれるじゃねーか、エリオ。私の存在意義がわからないなんてさァ!!」
『シュワルベフリーゲン』
とヴィータ、グラーフアイゼンで鉄球を打ち出す。
『ソニックムーヴ、ソニックムーヴ、ソニックムーヴ、ソニックムーヴ…。
ソニックムーヴ、ソニックムーヴ、ソニックムーヴ、ソニックムーヴ…。
ソニックムーヴ、ソニックムーヴ、ソニックムーヴ、ソニックムーヴ…。
ソニックムーヴ、ソニックムーヴ、ソニックムーヴソニックムーヴ…。』
ひたすら高速移動を続け、逃げ回るエリオ。すぐ後ろでビルが倒壊した。
「(このままじゃ、こ…殺される…、ごめんなさい!シンさん!!でも、僕にはまだ夢があるんです!!!)」
エリオ、ソニックムーヴをやめ、ヴィータへと向き直る。
ストラーダを待機状態に戻し…。
「ヴィータ副隊長!!ごめんなさい。
でも、仕方なかったんです。『シン』さんに言われて!!!」
土下座して、謝った。
713シンとヤマト神隠し:2007/06/12(火) 02:01:46 ID:???
エリオの叫びが、思いが、恐怖を超えて、ビルの隙間を越えて、全員に伝わった。
「エ、エリオ…何を馬鹿な…、俺がそんなこと…。」
一斉に視線がシンに向けられる。
「ティア、それは本当なの?私たちにした話、あれは、嘘なの?」
なのはの問いに、ティアとスバルはうなだれて頷いた。そして…付け加える。
「…はい…、シンさんに言われて…仕方なく。」
「おっ…お前ら…何を…。」
皆が口々に問いただしてくる。
「ちがっ…確に…俺が企てたけど…、なのはさんたちに言ったことはティアたちがっ!」
「違うんです、全部シンが考えたんです。」
「おい!ティア嘘つくなよ!!あれはお前が…」
「嘘じゃないんです。シンが嘘ついてるんです。」
「何を言ってるんだティアは!!!」
「嘘だッ!!!!!!」
「…あ…はい…、俺が……指示…しました。」
あまりのティアの迫力に場の一同が沈黙。
シンは腰を抜かして、そのばにへたりこんだ。
「そうか…、全てはシン・アスカの策略か…。」
ふっと笑うシグナム。
「つまり、あれは全部シンの本音だったと…」
うんうんと頷きながらヴィータ。
「そうなんか〜、ごめんなぁ、気付いてあげられんで…。」
にっこりにこちゃんマークの様な笑顔のはやて。
「…シン…、相談してくれればよかったのに…。」
フェイトがバルディッシュを構えて微笑んだ。
「はいは〜い、じゃあ訓練変更!
ズバリ『非殺傷設定でも人は殺せるか』で」
レイジングハートを構えるなのはが言った。

シンはそんな全員の一瞬の隙をついて逃走はかる。
デスティニーは羽が目立つので建物の陰を利用してひたはしる。
しかし…。
「あ、足が…。」
いつのまにか地表が氷に覆われていた。
近付いてくる複数の足音。「シンくん、どこ行くのかな?」
ポンッと肩を叩かれ、振り向いた瞬間、複数の閃光に包まれた。
714通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 02:05:20 ID:???
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵。∴∵
∴∵∴∵:。∴∵∴∵∴: --─- ∴∵∴∵∴∵∴∵
∴∵゜∴∵∴∵∴∵  (___ )(___ ) ∴∵。∴∵∴∵ ゜
∴∵∴∵∴:∵∴∵_ i/ = =ヽi ←シン∴∵∴∵。∴
∴∵☆彡∴∵∵ //[||    」  ||] ∴:∵∴∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵ / ヘ | |  ____,ヽ | | ∴:∵∴∵∴∵:∴∵
∴゚∴∵∴∵ /ヽ ノ    ヽ__./  ∴∵∴∵:∴∵∴∵
∴∵∴∵  く  /     三三三∠⌒> ∴:∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∵∴∵∴∵
   ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧
  (   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ  ムチャシヤガッテ・・・
   i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ /
   三  |  三  |  三  |  三  | 
   ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪
  三三   三三  三三  三三
715シンとヤマトの神隠し:2007/06/12(火) 02:05:34 ID:???
倒れているシンの体に降り注ぐ魔力の雪。
薄く開いたシンの瞳に映るのは、青く晴れわたった空。
すると雪に紛れて舞い降りる二つの人影。
その二人に、シンは見覚えがあった。
ステラとマユだ。
艶やかな肢体に汚れを知らない純白の翼。そんな二人がこちらに向かって微笑みつつ手を伸ばしている。
すると、シンの体が、正確には幽体が浮き上がった。
マユとステラ、二人に手を引かれ、天へと昇る。
(そっか…、俺…死ぬのか…。
でも、こうしてマユやステラが迎えに来てくれるんなら…いいかもな。)
なんて思っていると
『グラップルスティンガー』
何かにしばられ、力ずくでマユとステラから引き剥がされるシン。
マユとステラは、突然の事態にキョトンとした表情をしていたが、やがて頷き、手を振って二人で天へと昇っていった。
「お前…、あれで本当に終わったと…そう思ってるのか?」
覚醒しつつある意識の覚醒を加速させるアスランの声。
「さすがに…わかってるよね?」
開いた瞼、真っ先に飛込んでくるキラの不気味なほど素敵なスパコディスマイル。
明らかにシンの身に危険が迫っていた。
「れ…レイ……。」
こちらを見下ろしている友に助けを求めるシン。
「シン、気にするな。俺は気にしない。」
しかし、返ってきたのは意味不明な回答だった。
シンはこちらを哀れむように見ているエリオ、スバル、ティアナを睨む。
「お前らが悪いんだ。お前らがぁ。
お前らが裏切るからァアー!!!!アッー!!!!!!」
その言葉を残し、シンは意識を失った。

「さて、厄介事も片付けたことだし…、今日は今から食事にでも行こうか?
もちろん、僕らの奢りで…。いいよね?レイ、アスラン…。」
キラの言葉に賛成を示す一同。
こうして、六課の絆はまた深まるのであった。ただ一人を除いて…。

闇の中を動めく闇。
シンは、ようやく意識を取り戻し、隊舎へと戻る。
「…六課フォワード陣は…俺が倒す。」
と新たに心に誓うのであった。

シンとヤマトの神隠し短編

〜戦いの果てに散りゆくものは…〜完〜
716通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 02:10:12 ID:???
壁に向かってブツブツ独り言を言うシンを連想した

シン!まだ未来は明るいぞ!!あきらめるな!!
717通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 02:31:28 ID:???
幽体すら掴むグラップルスティンガーワロスwww
718種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/12(火) 02:34:23 ID:???
携帯からスマンです。
昨日投下予定でしたが、急に仕事入って
(姉の仕事に使う写真プリントだが)投下できませんでした。

トリップで気付いた方も居るかもしれませんが、不眠症で今も眠れていません。
この時間帯を書く方に持っていきたい所ですがPC使用時間が朝9時〜午後11時まで
と制限されているので、今日寝て起きたら投下という形になりそうです…。
この頃の睡眠時間は15時間オーバー…。眠れない上寝過ぎという事態。

人並みの投下生活はまだ遠い・・・。
719通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 02:46:54 ID:???
何でもいいが健康には気をつけてくれよな。
休みだからってこんな時間まで起きてる俺が言うこっちゃないけどさ。
720通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 02:47:36 ID:???
GJ!

ティアの「嘘だっ!!」に吹いた。
721:通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 03:42:59 ID:???
最近キラがデバイスのプログラマーとして管理局で働いている妄想があふれ出している・・・
誰かワスに変わって文にしてくれないだろうか?


なんて無責任なネタ振りしてみる。

P.S GJ!!!
地面凍らせたのが誰か気になったりするw
722通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 03:57:14 ID:???
>>721
   /  ̄`> ' ,ニ、 、 
      /        ヽ \ 
    //    |  \ニ>、 ', 
    /イ   /|x/| ∧xト|ヽ!トヽ| 
     ||イ ・   ・| |〉⌒i   私に決まってるじゃないですかぁ〜!
    /^ヽ|∧''  l ̄l '''| l  ,イ    
   \ .〉 |ゝ、`_´_. ィ| | ∧| 
.      ,`| | /'´∧ \l| l/ ヽ 
    /'| l∧/| トイ| |    ヽ 
.    i  | |〈 ノ | 〉.| |    ) 
723721:2007/06/12(火) 04:51:27 ID:???
把握!



デバイスプログラマー?キラをがんばって書いてみるよ。
いつ出来るかはわからないけど・・・
724お約束:2007/06/12(火) 05:09:00 ID:???
>>722 お前か!
          /  ̄/ヽ. /
  (⌒}   _ /_r //  /     | 干〃
    ` x ''"     /  \//      { c、
    /  ヽ _,. /-―‐ィゝ、      ゝ
    ,′  f  /     Vトゝ_ r 7  / ) ヽ
    |  、 | /⌒!     ト、´\ ´     っ
    | r !∨  /  __ イ |┐、ヽ
    | ゝ∨  /ニニ <「 |/ イ \',
    |  |  ∧ /\/..イ |
    |  ∧ ′ Y| | \ |
725なのはA's ×ギアスクロスSS:2007/06/12(火) 05:48:29 ID:???
シンとヤマトの神隠し氏
GJです!!
シンの復讐劇、期待して待っており松
726通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 05:53:13 ID:???
しまったっ!!
またやってしまったっ・・・
もう本当に忘れてください・・・
(何でこうも確認しないんだろ・・・)
727通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 06:57:45 ID:???
>>神隠し氏
乙w
下手したらエリオ達もシンに殺されるぞww
まあ、シンは単純だからそれはないだろうが
728通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 07:04:41 ID:???
>>692
いや、一応ミネルバの仲間とかいるだろw
確かに、こっちで出来た仲間に比べると関係薄いから、そう思う気持ちも分かるが…
それに自分が幸せならCEはもうどうでもいいや、って奴でも無いしな
729通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 09:08:05 ID:???
エリオ逃げすぎwww
730通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 11:48:19 ID:???
GJ
自業自得だなシン
731通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 12:10:58 ID:???
ブロックワードまで使った以上凸からの制裁が一番キツそうだなw
732通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 12:35:45 ID:???
久しぶりに腹抱えてワロタwww
733種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/12(火) 13:00:32 ID:???
これから1話を投下しようと思います。
734種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/12(火) 13:03:50 ID:???
1話:その名はG

「中立とは言え、やり過ぎでは?」
「あそこには新型がある。早めに芽を摘んでおかなければ…」
ザフト艦ヴェザリウスにいる士官と仮面の男、ラ・ウル・クルーゼは話す。

潜入部隊のアスランやラスティ達は地球連合に見つからない様に、無線コントロール爆弾を仕掛けた。
突入部隊のジンを待ち、ジンの混乱と共に爆破し、5体の新型MSを奪うという計画。
「ラスティ、失敗は許されないぞ」
「大丈夫ですよ。ナチュラルなんて簡単に引っかかりますよ」
アスランとラスティが簡単な会話をしながら待つ。

「ジンが来た!行くぞ!」
「「「了解!」」」
潜入部隊ザフト兵の皆が言った。

ヘリオポリス内部、ジン部隊がマシンガンを撃ち、連合を混乱に落とし入れる。
「デュエル、バスター、ブリッツを早く起動させろ!」
と怒号が飛ぶ。しかし、デュエルはイザーク、バスターはディアッカ、ブリッツはニコルに強奪された。
「つつけば巣穴から出てくるってね」
「ニコル、OS書き替えはまだか?」
「もう少しです・・・今出来ました!」
イザーク達は、そのままヘリオポリスを出てヴェザリウスへ入っていった。
735種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/12(火) 13:06:02 ID:???
ジンの砲撃によってコロニー自体が揺れる。
「何だ?何が起こったんだ?」
「ザフトが攻めてきている」
「ここは中立だぞ」
「シェルターへ避難しろ」
キラ達はシェルターへ避難する為に移動を始めた。
「ざふと?何の事なのかな…」
なのはは頭の上に?マークが出ていた。
「おい、君!ここじゃ危ないよ?シェルターに連れていくよ」
キラは緑の帽子を深く被った人に言い手を引いていく。
そこに、爆風が来る。爆風で帽子が取れた…。
「お、女の子…?」
「人をなんだと思っていたんだ?まあいい、早く行くぞ」
「行くってどこに…。そっちは工場ブロックだよ?」
金髪の少女は工場ブロックへ走り出した。
キラは、危険だと思い慌ててその後を追った。
なのはは、何がなんだか分からないけどこっそり後を付けて行った。

工場ブロックにはストライクとイージスがある。混乱したとはいえ、連合兵が応戦しているので激戦になっていた。
「ストライク、イージスは守りなさい!」
マリュー・ラミアスが叫んだ。

工場ブロックに辿りついた金髪の少女はMSを見て
「MS…、お父様の裏切り者ー!」
と叫んだ。
キラはやっと追いつき
「君、危ないからここのシェルターへ!」
と言って無理やりシェルターへ入れようとした。
シェルターにはあと1人が限界だったので、金髪の少女だけを入れて違うシェルターを探す為に走った。
なのははMSを見て
「ロボット…?大きいな」
などと思っていた。しかしそこに銃弾が来て、あと少しで撃たれる所だった。
736種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/12(火) 13:07:47 ID:???
ダダダダダ・・・
「グッ…」
「ラスティ!」
アスランはラスティの戦死を見て、自分がもっとしっかりしてればラスティを死なせなかったと後悔した。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そのまま、怒りに任せてマシンガンを乱射しながら走った。
その1発がマリューに当ってしまった。
キラはそれを見て、マリューの所に飛んだ。助ける為に。
アスランはナイフを握り締めてキラとマリューのいる所へ走った。
「アスラン・・・?」
「・・・キラ?」
時間がそこだけ止まった様だった。すぐにマリューが拳銃をアスランへ構えたのでアスランは後退した。
「君、乗って!」
「え?え??」
そう言いながら、マリューとキラはストライクのコックピットへ入った。
爆発する工場の中ストライクが起動、立ち上がった。

「ラスティは戦死した。1機だけ奪えなかった」
アスランはイージスに乗り、すぐに合流するため飛び上がった。
「(キラ・・・、こんな場所で再開する事になったのか・・・?)」
そう思いながら、その場を後にした。

なのはは工場で闇の書の防衛プログラムの一部を見つけた。
「こんな所で魔力反応・・・って事はこの世界に破片が散ってるって事?」
どうやって、破壊するか。いつ、アースラと連絡が取れるか分からない。
そんな事に困っていた。
737通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 13:13:40 ID:???
終りでいいのかな?
738種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/12(火) 13:18:06 ID:???
投下終了です。
ご意見、ご感想がありましたら、お願いします。
739通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 13:39:58 ID:???
ちょっと展開が早すぎると思う。もうちょっと濃く状況描写した方がいいかも…、なんて、偉そうに言ってごめんね。

でも、職人魂と作品にGJだぜ!!
740通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 14:10:31 ID:???
まずはGJ!

なのはが淡泊というか、周辺の事に関心が無さすぎるような気が……。
741通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 14:21:31 ID:???
とりあえずラウ・ル・クルーゼね
742神隠し:2007/06/12(火) 15:44:45 ID:???
ズドォンッ!!!!
音がした。
耳をつんざくような轟音。フェイトは目を閉じ、障壁を展開。
なのはの砲撃を耐えきり、勝つつもりでいたが、しかし、いつまでたっても、展開した障壁に負荷がかかることはなかった。

「なのはぁ!!!!」

アスランの声が響く。
フェイトが固く閉じていた瞼を開けてみると、なのはが海へと落下して行くところだった。
何故か分からず、とりあえずフェイトはなのはを受け止め、海中への落下を阻止した。
「さぁ、フェイト…、ジュエルシードを受け取って、母さんの元へ帰ろうか。」
「えっ…でも…。」
決着は、フェイトによるものではない。
『INVOKE Set Up』
「キィィラァァ!!」
『エリケナウス』
無数の朱色の閃光が、キラとフェイトを襲う。
「フェイトは行って!ここは僕が引き受ける!!」
『サーベルモード・METEOR Shift』
片方だけのフリーダム銃口付近に環状魔法陣が発生。そこから巨大な蒼い魔力刃が発生する。
『サーベルフォーム・INVOKE Shift』
アスランも同様、連結させていたサーベルハルバート形態を解除。先端より環状魔法陣が発生、二刀の巨大な魔力刃が姿を現す。
「お前が…なのはをぉ!!!」
全力で振るう大剣は音をたてて空を斬る。キラは半身をずらして縦一閃をかわすと、横一閃を見舞おうとする。
しかし、もう片方の大剣によって防がれた。

フェイトはなのはを公園のベンチに寝かせ、キラを援護するために再び海上へと飛翔を開始する。
しかし、目の前に立ちはだかるようにして現れたクロノ・ハラオウンによりそれは阻止される。
バルディッシュを構えるフェイト。
クロノもストレージデバイスS2U、黒い杖を構える。そして打ち合い、魔力を消費していたフェイトが敗北した。
クロノがジュエルシードを回収しようとしたとき、別次元からプレシアがジュエルシードだけでも回収しようと転送魔法を使う。
なんとか食い止めようとクロノが喰らい付き、なのはとフェイト、二人が集めたジュエルシードの半分を奪うことに成功した。
743神隠し:2007/06/12(火) 15:46:29 ID:???
アスランと戦うキラ、呼吸は荒く、肺が破裂しそうな感覚に襲われる。
それでも、攻撃をやめるわけには行かなかった。負けるわけにはいかなかった。
乱れる呼吸、痛みをます呼吸器管の感覚を意識の隅においやり、引金を引く。
『ライフルモード・METEOR Shift』
放たれる極大の奔流を、極大の魔力刃できりさき、アスランがエリケナウスを咆哮とともに放つ。
キラも同様にエリケナウスで対抗。
同時にバラエーナとクスィフィアスを放つと、アスランもそれに合わせ、ハイパーフォルティスとアムフォルタスを放つ。
どちらも一歩も引かず、両者の放った数多の奔流は全て相殺となった。
「(キラ、戻りなさい。)」
アスランと睨みあいをキラが続けているところへ入るプレシアからの念話。
「(フェイトは無事に戻れましたか?)」
「(いらないわよ、あんな失敗作。それに、あの子は管理局に捕まったわ。)」
「(じゃあ僕がフェイトを…)」
「(あなたはすぐに戻りなさい。あんな子の為に駒を犠牲にするわけにはいかないわ。)」
「(……分かりました。)」
アスランの斬撃、砲撃をかわしながら、念話を切り上げ、
『High MAT Full Burst METEOR Shift』
射出される魔力の翼、ドラグーン。キラの周囲に現れる無数の魔力弾エリケナウス。
腹部カリドゥス、両腰部クスィフィアス、両肩部バラエーナ。
そして、二つの収束砲撃魔法と、フリーダム本体から放たれる収束砲撃。
「…あれだけの数を…撃つのか?」
アスランは動きをとめた。まさか、コントロール仕切れるはずがない。
「当たれぇぇええ!!!」
しかし、そのあまりに多すぎる魔力の塊をコントロールし、アスランへ向け放った。
避けきれないと判断したアスランは転送魔法を使用。
自分をアースラへと転送した。
744神隠し:2007/06/12(火) 15:48:40 ID:???
最終話 選びし未来


管理局時空間航行船アースラ医務室。
アスランは医務室でなのはとフェイトを看ていた。
「あ、アスランくん。」
「大丈夫か?なのは…。」
体を起こそうとするなのはを助け、座らせてやる。
「アスランくんは?」
自分のことよりもアスランを心配するなのは。
「…大丈夫だ。」
と言い切るアスラン。
「でも…、あの、キラくんはアスランくんの友達なんでしょ?」
「…まぁ…そうなんだが…。」
「説得しなくていいの?」
「…説得はした。…それでも…あいつは…。」
なのはから顔を背けるアスラン。悲痛な表情がなのはからも容易にみてとれた。
「諦めちゃ駄目だよ!!アスランくんはそれでいいの!?」
「いいわけないだろ!!
あいつは俺の親友だった…頼りなくて、優しくて、無器用で…。
小さい頃に離れ離れになって…次に会ったときは敵だったんだ。説得は聞かない、なら戦うしかないじゃないか!!!」
一時の沈黙が場を支配する。アスランは思い直し、
「すまない…。」
と言って医務室を出ていった。
閉まるドアを見つめながら、なのははひとり呟いた。
「そんなの…悲しすぎるよ…。」


「はぁっ…はぁっ…。」
乱れた呼吸が収まらない。お陰で喉は痛いし、肺も痛い。しまいには横っ腹も痛み出してきた。
キラは壁づたいに通路を歩き、自分の部屋へと向かって体を引きずるようにして歩いていく。
部屋へたどり着くと、粉薬を蒸せながら水で無理矢理流し込み、床に力なくへたりこむ。
十分ぐらいたつと、薬が効いてきたのか、少しだけ落ち着く。
ふとモニターが開き、プレシアの姿が映った。
『キラ、管理局の連中がもう時期、ここにやって来るわ、アルハザードへ行く準備が出来るまで時間を稼いでもらえないかしら?』
キラは平静を装って答えた。
「はい。」
745シンとヤマトの神隠し:2007/06/12(火) 15:50:45 ID:???
戦いの果てに散りゆくものは... Ending FINAL PLUS

あれから二日後
「エリオ、ティア、スバル、キャロ!!!」
シンに呼ばれてギクリと振り向くエリオたち。
「悪かったな…、俺の勝手に付き合わせて…。
ごめん…。」
と言って頭を下げるシン。「いや、そんな…シンさん。裏切ったのは僕たちの方です。
こちらこそ…ごめんなさい。」
エリオたちもシンに頭を下げた。
するとシンは笑顔でスキップランランラン。隊舎へと戻ってゆく。
「何か、いやにご機嫌じゃない?」
とティア。
「ですね…」
とエリオ。
まぁ、何にせよ。裏切ったあとの後味の悪さは消えた四人だった。

「キラく〜ん…。」
キラの名前を呼ぶなのは。局内であるにも関わらず、レイジングハートをデバイスモードにしている。
明らかに様子がおかしかった。
キラは、物陰に隠れ、様子を窺う。
なのはの手の中には繰り返し再生されているモニター。
風呂が写し出されていて、ちょうどキラがあがるところだった。
『何で僕が…はは…あんな白い悪魔を…。』
「白い悪魔って…どういうことかな?」
「ひぃっ!!」
突然、背後で声がした。
「ねぇ…、キラくん、白い悪魔ってどういうこと?」
「いやぁ…その…それは、ものの弾みって奴で…。本気で言ってるわけじゃないんだ。ほ、ほら…よくあるだろ?」
「ないよ…そんなの。なんで私が悪魔なの?」
「それはさすが管理局のエースオブエース、強いなぁ〜って意味で…。
天使とかだと、ちょっと弱そうだから…。
ちょっ、ちょっと…何でバインドかけるの?
ここ建物の中だよ?こんなところでって…転送されてるし…。」
いつもの訓練施設上空にキラとなのはいた。
「せめて、バリアジャケットだけでも装着させてくれないかな?」
「だ〜め!」
『Starlight Breaker』
天使の様な微笑みを浮かべ、魔力を収束させてゆくなのは。
「そっか…、君は…悪魔なんかじゃないよ…。もっとこう…別の何か…。
悪く言っちゃうと魔王?」
光に飲み込まれる直前、キラが遺した言葉だった。

「さてと…、次はレイとアスランだな。
どうやって復讐しようかなぁ〜。」
シンはキラがなのはのスターライトブレイカーに飲み込まれるのをトイレの個室の中でモニターを使い眺めていた。
〜今度こそ、完!!〜
746神隠し:2007/06/12(火) 15:51:56 ID:???
投下終了です。

次回はストライカーズを進めようかと思ってます。

よろしくです。
747通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 17:06:32 ID:???
乙!
……シン、またみみっちい復讐を……
いつもの如く被害者はキラだし……
748通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 17:50:35 ID:???
>悪く言っちゃうと魔王?
wwwwワロス
749通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 18:01:18 ID:???
stsの単行本買ってきた。航空教導隊はみんな空を飛ぶのが好きとか、
どこのエースコンバットかと思っちまったぜ。魔法少女とかいうが架空戦記っぽいところが実にいい
750通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 19:59:56 ID:???
>>656-657
クロスオーバースレでできれば連載してほしい。
751通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 21:56:58 ID:???
シン「俺ははやてと添い遂げる!!」


いや、他意は無い
752通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 22:28:19 ID:???
シン×はやてか…

尻に敷かれるなシン。
753通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 22:51:14 ID:???
>>751
それ見て思いついた


なのは「実は私、シンさんのことがずっと好きだったんです、付き合ってください!」

シン「…………ごめん、おれにははやてがいるんだ。なのはとは付き合えない」

なのは「そ……それじゃぁ、はやてちゃんの 代 用 でいいので彼女にしてください!」

シン「それでいいのか!なのはぁ!!!」


同じく他意は無い
754通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 22:53:47 ID:???
フェイトやなのはの場合でも尻に敷かれると思(ry
755通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 22:58:36 ID:???
むしろあの面子相手に亭主関白できる奴なんているのか?
756通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:01:33 ID:???
シン「ライトニングフェイト! バーニングはやて!!」

キングフォーム
757通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:03:40 ID:???
尻にしかれるかは職人の構想しだいだとは思うけどね
自分が執筆中のSSでは逞しくなりすぎて、オリキャラと一緒に殺戮乱舞して
皆から一目置かれているし

そういや障壁って基本一方向にしか張れ無いっけ?
それなら普通の軍人だったら、条件が整えば魔導師十分倒せるけど
758通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:05:00 ID:???
>>757
だからあの世界じゃ質量兵器禁止なんだよ。
759通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:10:46 ID:???
前から思ってたんだけど質量兵器の定義が分からん
拳銃も質量兵器にカテゴライズされるのか?
760通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:16:27 ID:???
>>759
される。
761通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:16:47 ID:???
魔法砲撃を撃って、拡散されれば良いんじゃね?

簡単に例をあげると。クリリンの「拡散気功弾」みたいな
762通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:20:20 ID:???
>>758
そう、そこが問題
なのは世界から始まるかどうかで結構変わる
例えば最初からなのは世界にシンがいたとすると
シン…幾ら主人公補正を強めたとしても、なのは世界の主人公に序盤から
    追いつけられるだろうか。てか苦労しないで済む筈が無いw
なのは…元々主人公、序盤からテラツヨスだからシンの尻敷かれは決定的w

で、次に種死後半(メサイア陥落時から)→なのは
シン…殺戮天使の筈がどういう訳か尻にしかれる。理由は簡単、面白いから。
    逆に言えば『これも任務だ』と言ってなのは達の目の前で4・5人殺せば箔が付く(ぉ
なのは…作品の雰囲気からも言えるように『不殺』
      あんだけ色々破壊しといて人死を見てないのは設定としては十分使える

暫定結論:尻に敷かれるかは職人のプロット次第(まぁ当然か)

>>759
される。
だから自分はなのはから種に飛んでもらって、この板では少ない人がバンバン死ぬ
SSを書いている訳で
いや、もちろん色々と死なないように手は打っているんですけどね
763通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:22:07 ID:???
ん〜、そうか〜
でも本編でガジェットは当たり前のようにミサイル撃ってたな
764通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:22:51 ID:???
>>753
シン、最低だなwww

シンはこうだろ。

シン「はぁ、はぁ、お、お兄ちゃんと呼んでくれないか?」
キャロ「?お、お兄ちゃん…?」

エリオ「すごい。これが初代ラッキースケベの力か…」
765通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:23:46 ID:???
>>763
犯罪者が法律守るかよw
自分の名前はちゃんと書いてたけど。
766通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:24:59 ID:???
すまん>>762だが論点狂いまくった、文脈から何言いたいか察してくれorz

>>763
それこそ死人が出ないアニメだから殺傷能力が良く分からない
多分BJ無しで直撃すれば粉々になるんじゃ?
767通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:25:08 ID:???
>>763
二期のヴィータの武器も全般的に質量兵器だよな
あの突進が違うだなんて言えないだろう

>>764
ラッキーじゃない、ってかエリオは色々と間違ってるww
768通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:25:08 ID:???
シン「俺は不器用だから。悲しんでも知らないよ」
769通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:25:37 ID:???
>>765
いやあ、あたかも禁止されて全く存在しないと言う感じだったから
770通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:27:20 ID:???
>>767
そこはあれですよ。
自衛隊は戦力ではありません、防衛力ですみたいな解釈がされてるんだろうなw
771通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:28:32 ID:???
原作者もあんまり考えてないんだし気にしなくていいんじゃね?
772通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:31:10 ID:???
あ、分かったつまり

『BJ=PS装甲』

が成り立つのでは、
PSは被弾するとバッテリーを回して被ダメをほぼ零にする
BJも同じ要領で被弾すると魔力を回して被ダメを零に
ならミサイル直撃だろうが多少は平気になるわけだ

ってかこれ既出かorz
773通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:32:18 ID:???
BJは反応装甲みたいな機能がついてるけど
これは質量兵器を意識したものじゃないのか?
774通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:32:35 ID:???
シン達がなのは達に対して大きなアドバンテージを取れるとしたら人を殺したという経験だろ。
修羅の門のボクシング編で九十九がそんなこと言ってた気がする。


775通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:33:40 ID:???
PS装甲は設定的にはシンがフリーダムを刺したのが疑問視されるほどに完璧な装甲

あれって結局シンの信念が剣の周りに現れた、でかたずいてたよなww
776通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:33:57 ID:???
まあ。シン達は好きで殺した訳じゃないけど
勝負なら真剣に取り組むと思うぜ。
生と死の境界線にいたんだからな
777通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:34:41 ID:???
>>773
転んだ時に痛くないとか
778通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:34:49 ID:???
なのは世界は新暦になってから質量兵器の使用が禁止されているから、
最低でも半世紀は魔力兵器のみの世界になってる。

今の日本に戦艦大和の46サンチ砲がぱぱっと作れるか、とか、開戦劈頭の
無敵艦隊じみた南雲機動部隊をすぐさま再現できるか、というと、無理。
そういうことでは?
779通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:35:05 ID:???
とはいえ所詮MSで敵撃墜した程度だし。
生身の相手殺したことあったっけ?
780通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:35:57 ID:???
>>778
そいつら作るのにどんだけ時間と予算がかかったか分かって言ってるのか?
781通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:36:57 ID:???
>>779
詭弁すぎる。なのはばかりじゃなくてちったあシン達を認めてやれよ。
782通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:37:00 ID:???
で、最初のほうで自分が質問した
「障壁は基本一方向にしか張れ無いのか」
についてはなにか無いのかとorz

一応高レベルだと二方向に張れるのは知ってる
783通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:37:21 ID:???
>>780
戦艦の主砲建造と空母運用という技術面の話なんだけど?
784通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:38:05 ID:???
>>782
とりあえずA'sの第一話でなのはは二方向にシールドを同時展開してる
785通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:38:50 ID:???
障壁が一方向にしか張れないのなら、
高速移動しながら攻撃すれば良いんじゃね?
786通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:38:51 ID:???
闇の書の意志もなのはとフェイトの同時攻撃をパンツァーシルトで防いでたな。
787通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:38:52 ID:???
>>783
他の次元世界から持ってくりゃいいだろ、何のための設定だ?
788通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:39:51 ID:???
>>783
で、それができて日本になんか得があるのか?
789通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:40:13 ID:???
>>779
生身の相手を殺す?ありますよ
機関銃で敵兵をなぎ払ったり、わざわざトダカ(を狙っているように見える)風に殺したりw
790通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:41:07 ID:???
>>779
生身の(大切な)人間が殺された瞬間なら多量に見てる
SEEDでの生身でのはアスランVSカガリ
         議長VS銃を一丁ずつ持った人たち4人ぐらい
         ファントムペインVS名無しの兵達
         シンVS混乱したステラ
         女連れVS激昂のレイ
         ラクス達VS名無しの兵・ミーア・なんか恐い女
これくらいしか記憶にない
791通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:41:13 ID:???
>>779
そのMSの中に、生身の人間が入っていますよ
792通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:42:41 ID:???
シンが尻に敷かれているのは
そういった女性問題や生活を通して「シンに笑ってもらいたい」
という職人の心理が働いているのさ
793通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:43:15 ID:???
>>789
それを忘れてたww
「戦争はヒーローごっこじゃない」のシーンですね
794通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:43:17 ID:???
>>789
アスランも種第一話でマシンガン持ってGを奪いに来たしな。
795通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:43:30 ID:???
シンは連合がオーブ近海で作ってた基地を破壊しまくってたな
シンが放ったビームで連合兵は蒸発してたし
796通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:46:23 ID:???
こうして見るとどう考えてもシンカワイソス
797通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:47:49 ID:???
家族死んで、好きな人死んで、親友死んで、
同胞は死んで、同じ人間を戦争とはいえ殺して、

・・・悲しいね
798通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:48:00 ID:???
レ イ は ギ ル を 撃 っ た じ ゃ な い か
799通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:49:05 ID:???
>>798
シ ン は ト ダ カ を 殺 し た だ ろ う
800通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:49:29 ID:???
レイはギルを撃ったよ。シンが知らない場所でね
801通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:49:50 ID:???
そして一家心中か・・・・
802通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:50:43 ID:???
関係ない話は他でやれ
803通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:51:44 ID:???
>>797
アスランもそうじゃね?
804通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:52:20 ID:???
>>782
でも、プロテクションなんかは全方位だよね。
805通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:53:31 ID:???
>>803
アスランは、同胞殺す側になったからな。
微妙だ
806通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:54:05 ID:???
>>804
耐久力が違うんじゃね?
807通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:56:03 ID:???
>>805
確かに。
808通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:56:07 ID:???
攻撃を受けるバリア、弾くシールド、身に纏わりつかすフィールドだっけ?
809通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:56:13 ID:???
>>803
最初の辺りは上手く対比が書けてたのに途中から狂ったからね
すれ違う翼とかもうまくやれば劇的なシーンに出来たはずなのに…
すれ違うはスルーしあうって意味じゃないだろと

>>804
呪文発動する暇無く、発動しても隙を与えずに対人ロケット連発すれば何とかなりそう
と思うのは自分だけ
810種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/12(火) 23:56:41 ID:???
とりあえず議論は読みました。
PS装甲とBJについてはオリジナルで行きたいと思っています。
1話、読み直すとすげー激悪文章構造だった事に気付きました。
リニューアル1話書くのと2話書くのどっちがいいか、
住人の皆様に委ねます。

自分としてはリニューアルですが…。
811通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:58:03 ID:???
StS本編でもヴィータが言ってたが、障壁にも種類がある。
・シールド:固く弾く、反らす
・フィールド:範囲内での特定効果の発生を妨害する
・バリア:相殺して柔らかく受け止める
・物理装甲:素材強度による防御

以上、漫画より。
つーか、Wikiいけば書いてある気がするんだが。
812通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:58:31 ID:???
>>810
職人の意向を尊重してリニューアル
813通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:58:36 ID:???
>>810
読んでましたかwまぁお疲れ様です
リニュについては御好きにとしか言えませんが、やる気のある内にリニュしてもいいのではないかと
814通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:00:16 ID:???
>>811
こんなに設定要るのか?
815通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:01:15 ID:???
805 :通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:53:31 ID:???
>>803
アスランは、同胞殺す側になったからな。
微妙だ


806 :通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:54:05 ID:???
>>804
耐久力が違うんじゃね?


自分でも良く分からないけど良く分からないけど吹いたw

アスランは親父を止める決意はしたけど・・・
微妙なのがアスランクオリティだなww
816通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:01:33 ID:???
>>814
あったほうが嬉しいと思う連中がいるんでしょ
817通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:01:34 ID:???
>>814
あるに越した事は無いというのが書き手の心情ではあります

とにかく>>811さんthxです
818通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:02:03 ID:???
>>814
要るもいらないも何も
なのは自体の設定だもの。

つーか。設定ありすぎだ
819通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:02:57 ID:???
>>810
自分が満足できないと言うのであれば書き直したらいいと思う。
820通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:05:56 ID:???
>>817
ぜひ使いこなして見せてくれ。
821通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:08:32 ID:???
まあAMF自体もほぼ死に設定というか…
822通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:09:37 ID:???
>>820
魔導師vs軍人という構図を成り立たせようとすると少しでも
そういった設定が必要になってしまうので(主に軍人達が勝つための逃げ道を探すためw)
がんがりますw
823通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:09:40 ID:???
AMFの設定って既に忘れられてるな。
たまにあるくらい
824811:2007/06/13(水) 00:11:33 ID:???
>>817
まぁ、書いてるとどうしても設定調べなきゃならなくなるしね。
俺も書いてるが、結構しんどいw

必要な設定と不必要な設定がアンバランスすぎるんだぜ(´・ω・`)

>>821
AMFはほんと困るw
StS時代までいくのはまだまだ先だけどアレほんとどうしようw
825通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:13:31 ID:???
>>824
この際質量兵器を暫定的に解禁して
中距離からRPG使ってぶち抜くのはどうでしょうか
826通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:15:06 ID:???
そもそもミッドチルダで戦わなければいいんじゃね?
827通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:15:33 ID:???
至近距離で「撃つけど良いよね。答えは聞いてない!」
って言ってRPGを撃ち込むんですね
828通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:15:51 ID:???
AMFはいきなり新人のティアが破っちまったからな。
すごい防御機能と思わない。あぁ、破るのにちょっと大変なのねって印象。

829通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:16:28 ID:???
まあ、ドクターも所詮鉄屑と言ってるし
830通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:16:55 ID:???
>>823
>>824
StS前を描いた漫画の時点でAMF対策法確立しちゃってますからね。
魔法で岩を飛ばして当てる、天候操作魔法で発生した雷を遠隔操作魔法で当てる、武器で直接攻撃するとか。
アニメでも普通に通常攻撃でぶち抜いてるし。
831通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:17:06 ID:???
ゲシュマイディッヒ・パンツァーの方が強そうに感じちゃうぜ
832通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:17:12 ID:???
ここで質量兵器最強説再浮上と
833811:2007/06/13(水) 00:18:20 ID:???
実は117=811なんだが。
ここに一話だけ投下した作品にはMジャマーというもっとエグいのがあるんだけどな(´・ω・`)

本当は兄弟スレ盛り上げようと執筆してたんだが、どうにも書けないので明日辺りからこっちで投稿しようかな。
してもいいよね(´・ω・`) ?
834通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:20:01 ID:???
>>832
アークエンジェルのバリアントMK-Uは
レールガンでしかもあの口径とかマジ最強だろ
核シェルターをブリキ缶のようにぶち抜きかねん
835通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:20:06 ID:???
「マジックジャマー」「魔法無力化能力」

・・・変なの考えた。

辛味噌!!
836通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:20:19 ID:???
>>833
やっちゃってください
もう機動部隊側に死人を出すぐらいの勢いでw
837通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:21:14 ID:???
ティアは前にいた災害救助部隊で訓練校の学長からの推薦により放水担当をしていたという設定を活かす猛者はおらぬか!?
838通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:22:04 ID:???
あ、バリアントはMk8だorz
839通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:22:16 ID:???
>>831
なのは「バスター!」
シャニ「効かないよ」
なのは「魔法が曲がる?」
 
840通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:23:23 ID:???
シンとティアナは災害救助部隊で一緒だったでもいいよ

特に意味はない
841種なのは(仮) ◆ZUiqHOGvTU :2007/06/13(水) 00:23:50 ID:???
では、リニュ書きますね。
完成はこの流れの早さだと次スレになりそうなヤカン。
今日はもうPC制限時間過ぎているんで寝ます。
明日、朝9時から(起きれたらだが…)書きます。
その前に眠れるかが問題だけど…。
(昨日寝たのは朝6時)
orz
842通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:23:56 ID:???
>>839
光線が曲がるとどうやってもディストーションフィールドを最初に思い浮かべる俺の
青春はナデシコ
843通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:24:06 ID:???
そういえばフォビドゥンの主砲もフレスベルグだったな。
深い意味は無い。
844通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:25:10 ID:???
スバルの目標は特別救助隊に入ることだったんだぜ!
845通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:25:59 ID:???
SPD(スペシャル・ポリス・デカレンジャー)の出番だな
846通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:26:14 ID:???
>>844
まだAsまでしか見てない俺は知らなかったんだぜ!さんきゅ
847通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:26:46 ID:???
>>841
おやすみ〜。眠れないときはあんまり時計とか気にしないほうがいいぞ。
自然な眠気が来るまで横になってテレビ見るとかリラックスすべし。
848通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:27:21 ID:???
>>841
おやす〜
また明日
849通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:29:37 ID:???
>>844
過去形?
850通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:30:20 ID:???
橘さん的立場をシンにあげるよ
851通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:31:55 ID:???
>>810
自分も一度書き直した事があるから
まぁ、今後の設定に困る様なら書き直してみ
852通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:37:33 ID:???
>>850
タティアナさん自重
853通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:41:53 ID:???
>>845
リリカルホワイト…高町なのは
リリカルブラック…フェイト・T・ハラウオン
リリカルピンク…シグナム
リリカルグリーン…シャマル
リリカルレッド…ヴィータ
リリカルマスター…八神はやて
こうですか?
854通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:46:01 ID:???
>>853
あと三人ほど足りないな
855通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:48:05 ID:???
オーブ=日本でわなくて、
オーブとは別に日本という国を創ってもいいかな?
856通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:49:10 ID:???
アーナロイド
バーツロイド
イーガロイド
857通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 00:51:48 ID:???
>>854
ブレイクとスワンとあと誰だ?
858通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 01:09:46 ID:???
そもそも、オーブって日本じゃなくね?
859通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 01:16:15 ID:???
>>855
そもそもオーブは日本では無い
CEにおける日本は東アジア共和国の一部
860通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 02:35:18 ID:2lBqPFMZ
今StS見終わった所だけど、もしシンとガリューが戦ったらどっちが強いんだろう
861通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 02:36:12 ID:???
こっちはまだ放送されてねえからわかんねーよ
862F:2007/06/13(水) 04:18:13 ID:???
>>750 orz     スマン……!。     

仕事中に思いついた。私は謝らない
>>745のもしも話 (戦いの果てに散りゆくものは... Ending FINAL PLUS 『 I F 』)

「と言うわけで!夏の風物詩の怪談大会や〜」
――と、108つある蝋燭の中、わ〜〜っとはしゃぐはやて。だが回りのみんなは乗り気ではない様子だった
「あれ?そう言えばシンは?」
「いや、アレから見ていない……大方部屋の隅で壁相手に独り言でも喋っているのだろうが。気にするな、俺は気にしない」
あの事件の後から隊の中で一人浮いた状態?になったシン
『シン?……え?……さぁ?いたっけ?        10日前から姿を見ていないような……』
記憶力の良いフェイト執政官にも忘れられるくらいに
「ほなシグナム先鋒いってみよかー!!」

日常のちょっとした怖い話からミッドチルダに古くから伝わる都市伝説。守護騎士達が体験した逸話
果ては97世界の怪談から怪現象多発地帯の話等、次々と語られては蝋燭が吹き消されていく

「以上……訓練校の13階段からでした」
スバルが話す怪談を終えた時点で既に消された蝋燭の数は107つ
既にシャマルは口から魂が抜けている
「ふ、ふっ!こ、怖い話と言うが別になんとも無いではないか」
「肩をガタガタ震わせながら言う台詞じゃねーぞシシシシグナム」
「わ、私は怖くなんか無いぞ!!?怖がってなぞいない!」
ザフィーラは黙して語らず……いや、白目を向いて旅立っているようだ、南無

「怪談って言うから期待してたけどどれも眉唾物ね」
とティア。流石だ、L5は伊達じゃない
「私はそういうのって良くわからないけど怖いって感じました」
とキャロ。

「うわぁ、みんなって結構……そういう話知っているのねー」
「なのはは怖くないの? 私は幾つかゾクッと来た、かな?」
「私はお兄ちゃんがね、そういう話がとっても得意でさ?ハハハ……そういえばエリオ君、さっきから怪談話に参加して無いけど、怖い話って無いの?」
話しかけられたエリオはビクゥ!と体を振るわせてギギギギ……と振り向いた
「ハ、ハナサナキャイケナインデスカ?」
「エリオ君何でカタカナやねん、まあええわ!次エリオ君の話で閉めにしよや!」
「エッ!?」
「そうだね、僕もエリオ君の怖い話、聞いてみたいかなって思ってる」
「大丈夫だよ、聞かせてみてくれないかな?君の怪談」

エリオの怪談
863F:2007/06/13(水) 04:20:25 ID:???
アレは、あの事件が終わってから三日たった日の事でした

「お? えらく最近やん?」
「はやて様、……エリオ、続けろ」

夜間の何時も通りの訓練を終え、シャワーを浴びてPX(食堂の事)に向かおうとした時の事でした
丁度宿舎を通りかかるところで、シンさんを見つけたんです

「……シン?最近訓練で見なかったけど」                            ぶちっ   ぶちっ
「なのは、ここは黙って先を聞こう」

丁度あのこともあって色々とズタボロでしたけどその時見たときはもう顔が青くって幽鬼と言うかもうすごく酷くて
声をかけよう近寄ろうとしたらずりっずりっと宿舎の裏の方にゆっくり歩いていくんです

「宿舎の裏?」
「んぁ?なんか知ってんのか?レイ」                               ぶちっ   ぶちっ

様子がおかしかったので気づかれないようにそっと尾行したんです、すると宿舎裏の開けた荒地と言うか、広場のような所に出て
――その広場の中央に何か丸い円筒形に突き出た物に向かってゆっくりとシンさんが歩いていくんです

「――思い出した」                                            ぶちっ  ぶちっ
「何?ティア、何か知ってるの?」
「知っているっていうか、宿舎の裏には古井戸があるのよ、今はもう枯れ井戸でコンクリウムで蓋をされてるんだけど」

――シンさんがその井戸の手前で止まると、ゆっくりと井戸の蓋をゴグ、ゴグ、ってゆっくり開けて覗き込むように身を乗り出したんです
丁度昔聴いた話ではその井戸は何十年か昔、局員が謝って足を滑らして落ち、同局員の必死の探索にもかかわらず遂にはその局員の体が上がらなかったと言う逸話がありまして

「待て、まさか最近……シン君を見ないのは……」                       ぶちっ   ぶちっ

その話を思い出した僕は慌ててシンさんを止めようと走ったんです、その時!!
僕らの名前を一人一人ぼそぼそと呟いていくんです、青褪めた顔で!! そしてその瞬間は来ました、シンさんが大声で叫んだんです

「・・・・・・・・・・・・ッッ!!!!!!」
『まさか、シンがそこまで思いつめていたとは!?』 『やり過ぎたかも……』『アレは自業自得だがそこまで思いつめる物か、そこまで弱い心の持ち主だとは……失望したぞシン・アスカ』
『ここまでリアルな話やと逆に引くな』『まあ、シン君だし?……』各人思い思いの事を考えるがエリオがピタリと話を止めて先の事を話さなくなった
30秒経ったか、一分経ったか、10分経ったかもしれない長い静寂を誰も急かすことなくその結末を聞き逃さないように耳を傾けた

叫んだんです……井戸に向かって

 { テメェら!! 我 魂 魄 百 万 回 生 ま れ 変 わ っ て も !!!!!!!!!!!! 恨 み 晴 ら す か ら な あ ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!}
864F:2007/06/13(水) 04:21:23 ID:???
一堂唖然
「な、何だそんな事だったのか・・…王様の耳はロバの耳と同程度のお話じゃないか、やめてよね、心臓止まるかと思ったじゃない?」
「へぇ、そんな所でシン君って、私達の悪口言ってたの……シン君、頭冷やさないと……」
「……シン、私そこまで追い詰めてたのかな……きちんと言ってくれれば私だって…」        ぶちっ   ぶちっ
「――私は結末予想できたけど(内心ちょっと複雑だわ)……スバルアンタ、今にも泣き出しそうよ」
「―――(放心しかけ)」
「びっくりした……な、何だそんな事かよアイツは、小さな事をネチネチと。過ぎたもんなんだし心を入れ替えろよなッたく」
「……シン、こればっかりは俺は庇えんぞ」
「ハワワワ……はわわわ・…」
「……とり合えず、シンには特別特訓メニュー追加だな」

「ふ、ふぅん。中々面白い話やったやんエリオはん、ほなこれで108怪談は――」            ぶちっ   ぶちっ

まだ終わってないんです

[エリオは頭を振って話が終わっていない事を示した]

怖かったんです、シンさんが
こうぐあ〜〜っと罵詈雑言と言うか怨み言を並べていく様を見て、それまではまだよかったんです
でも月明かりで浮かび上がった頭の鉢巻に巻かれた藁人形と釘と金槌を見た後僕は咄嗟に近場にあった石を手にとって

シンさんの頭を殴りつけたんです



「「「「「「「「………は?」」」」」」」                                          ぶちっ   ぶちっ



それで正気に戻る筈だと思ってやった事なんです、決して故意じゃないんです、でも石が、こう人の頭くらいある石で殴ったんで…
でもシンさんギャグ住人(?)だから滅多な事では死なないと思って、でもそれで体勢を崩したシンさんがスッっと井戸に吸い込まれるように消えて
こう グ シ ャ って音がして、中を確めたんですけど暗くて何も見えなくて!ころしてやるころしてやるころしてやるって声が聞こえて!
たまらず蓋を閉めて石で重石をして逃げて……それから10日たった今日ですけど、シンさんの姿、見なくなってとても怖くって

「エリオ、一つ言っていいか?」
「…以上が僕の怪談話です、はい?なんですかキラさん」
「……それは怪談じゃなくて事実火サスで殺人とかその他諸々だから」                 ぶちっ   ぶちっ
「でもこの話、続きがありまして」
「いや聞けよ人の話」
865F:2007/06/13(水) 04:23:38 ID:???
今日シンさんが井戸に落ちていた事を思い出して              ぶちっ   ぶちっ

「……忘れていたの?」
「衝撃的な記憶を無くす事で精神の安定化を図る事柄があるって聞くけどまさかここでそれに出会えるとは思わなかったけど…」

丁度井戸の中が見える位にまで太陽が上がっていたので中の様子を、僕の罪を見ようとしたんです

「エリオ……機動六課としては殺人は庇いきれんぞ」           ぶちっ   ぶちっ
「と、とり合えず最後まで話せエリオ」

恐る恐る、中の様子を見たんです

「「「「……」」」」(スバル・ティア・キャロ唾を飲む)             ぶちっ   ぶちっ

そしたら、居ないんです、シンさんが井戸の底にいないんです

「待て、信じられんが仮にもの話と仮定するが、お前が突き落としたシンが居ないだと?石蓋で封印して10日もほうってあったんだろう」

はい、その空き地は殆ど人が通りがかる事も無い忘れ去られた場所と言われています
僕の記憶が確かなら、置石の位置もずっと動かずそのままあったと思います
デバイスを使って最下層に降りてみても、何もなかったんです。あの夜の事は僕が見た幻かのように……、元々何も無かったかのように……これが僕の体験した怪談です・・・。

ふっと消される最後の蝋燭、煙のニオイが部屋中に充満して108の会談が終わった事を告げる

「兎に角、ホントやったらえらいこっちゃ、事実確認がてらその井戸とやらに行ってみよか」               
「……俺は部屋に戻ってシンが居るか確めてくる」

井戸の周りに張られた KEEP OUTの紐と鑑識となったフェイトが炊くフラッシュ 幸いにも同局局員は遅番で中央にすし詰めか仮眠中のこの時間
なのはが井戸の様子を見て戻ってくるが、シンの体はなかったと。血痕が付着したとされる凶器の石も無かったことでさらに場は混迷を深めていく

―――結局、何も見つからなかった

「しかしさーエリオ、やっぱそれって作りじゃないの?シンは魔力探査捜索は効かないから居場所がわからないけど、案外部屋で寝てたりとかしているんじゃ?」
「嘘じゃないんです、あのグシャって言う音と感触、早々忘れられる物じゃ……」
フルフルと震える手をキャロがやさしく包み込む
「とり合えず、もう戻ろう?エリオ君」

「あ、ありがとう……キャロ」
「駄目だ、部屋には居なかった…」

こうして、シンが見つからぬまま皆は怪談をやっていた薄暗い部屋に戻る事となった
866F:2007/06/13(水) 04:25:24 ID:???
「とり合えずは部屋の片付けだな、蝋燭の煙のニオイが充満してて鼻が曲がるったらありゃしねぇや」
ヴィータがはあとため息を付いて電気をつけようと灯のスイッチに手を伸ばそうとした

ぶちっ   ぶちっ

何か居る
「そういえば、アスランは何処に行ったのかな?」
「ああ、アスランか、エリオ君の話でも聞いて気絶でもしてんのとちゃう?」
「――主、気配が4つあります、仮とはいえアスラン、幽体離脱中のシャマル、気絶しているザフィーラをこの部屋においてきた筈ですが」

全員の背筋が凍る

ぶちっ   ぶちっ

『Divine Buste』
「!? ちょっとレイジングハートどうしたのってきゃあ!?」

放たれた非殺傷限定解除された最大出力遠慮なしの直射型砲撃魔法が狭い部屋の中で放たれる、が
何か得体の知れない物体に当たると同時に魔砲が霧散、無効化された

「ディバインバスターを掻き消した!?」
各人のデバイスが警戒に身を震わせながら勝手に次々と起動する、何か途轍もない物がこの部屋に居ると言う事を皆が悟りざるを得なくなった

「一体何が!?」
「スバル!電気を付けて!」

パチっと、そこに映し出されるそれは アスランの髪の毛を一本一本抜いていく赤眼の異形がそこにあった

ぶちっ   ぶちっ

淡々と作業のように髪の毛を抜いていく
ふとその異形は手を止めた ぐるん、と頭を半回転させて此方を睨み、   ぐにゃぁ と   哂った

「「「「「「「「「「――――っ!?」」」」」」」」」

その日、同局内部で荒れ狂う魔力の異常奔流が観測された。 後、これは機動六課に長らく語り継がれる事となる世にも奇妙な怪談話として

余談として、その次の日何かスッキリした顔で挨拶するシンの姿と
げっそりとしたなのは、フェイト、はやて、シグナム、ヴィータ、キラ、アスラン、レイ、スバル、ティア、エリオ、キャロの姿があった事を追記しておく
「あー、なんだか頭が軽いなぁ。風邪で寝込んで医務室で寝てたけど今日は久しぶりの訓練だー!って―――みんな何かあったのか?」
「「「「「「「「「「「「な、何も無いよ(ぞ)(わ)(です)」」」」」」」」」」」」
結局エリオが見たアレが、皆が見たアレがなんだったのか、当事者たちは決して口を開かず、謎は謎のまま封印される事となった      皆も気をつけようね♪(何を   『終われ』
867F:2007/06/13(水) 04:33:32 ID:???
舞台裏

「と言うわけでよくやったなエリオ、これであの事はチャラだ、しっかしお前よくあんな嘘話できたな?」
医務室でシャマル含むシンとエリオはあの夜のことを話していた

「シンさんが色々と設定をしてくれたおかげです、素材とか。ああいう話が出来たのはシンさんの協力のおかげですよ」
「あ〜ら、私とクーラルヴィントの働きも忘れないでよね? ところで、報酬はきちんと払ってくれるのよね?シン」
「ああ勿の論、ここにちゃんと……」
「私のことも忘れないで欲しいのですぅ! 早く和三盆使用した高級和菓子を一つ頂戴したいのです」

こんな密約が医務室でされている事はこの4人以外誰も知らない。

いい加減終われ。
868通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 06:34:10 ID:???
修学旅行でリアル108話やった俺が来ましたよ
>流石だ、L5は伊達じゃない

オレンジジュース噴いたwwww
869通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 06:54:13 ID:???
>>860
ガリュー弱いからシンが勝つ、というかナンバーズ自体が弱い。
デザインもやっつけ気味だし。
870通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 07:46:06 ID:???
GJ!!
シンがハリー化してるww
871通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 07:55:28 ID:???
電車の中で盛大に吹いて変な目で見られた俺が来ましたよ
GJです
アスランの髪の毛が大変なことに・・・w
872通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 08:14:25 ID:???
>>869
あの仮面ライダーみたいなヤツ、弱いの……?
873通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 09:52:40 ID:???
GJ!あとはレイだな?
874通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 14:34:36 ID:???
>>872
弱いと断言できるほど闘ってないから不明
ただ少なくともステーキより強いのは確か
ギン姉がガードの上から殴って後退させてたから、たぶんアルフとどっこいぐらいの実力だと思ってる
875通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 18:47:49 ID:???
>>872
ガリューは牙王の百分の一も強さを感じないな。
リミッターなのはでも楽勝できるレベルだろう。
876通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 18:49:10 ID:???
シンは仮面ライダーだそ
877通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 19:17:45 ID:???
>>876
真は所詮序章で打ち切りの黒歴史。
878通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 19:58:29 ID:???
>>874
ギンガはAランク、つまり一期の傀儡兵と同じぐらいだから、あれに+αがいくらか加わったぐらいの強さかね。
879通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:03:31 ID:???
つか傀儡兵は普通にガジェットより弱いでしょ
傀儡兵と普通に戦える管理局の部隊が、ガジェットには手こずりまくってんだから
魔力だけはA相当でも、知能が無いし、AMFのような特殊能力も無い
880通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:05:04 ID:???
それでも大型なら、大型傀儡兵なら何とかしてくれる・・・・!
881通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:09:06 ID:???
>>879
まてまて、傀儡兵はあのクロノに手傷を負わせたんだぞ?
882通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:10:28 ID:???
>>879
一期に出た部隊と三期に出た部隊は質が違うんだろう。
ましてAMFなどもはや死に設定。
883通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:21:36 ID:???
>>877
答えを聞かないあの人の事だろ。
884通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:21:42 ID:???
作家さん来ないかな〜………
885通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:25:25 ID:8le1WuXX
GJ!
シンの逆襲も次回で終わりだが、このままで終わりそうな気がしない・・・

>これであの事はチャラだ
まさか、新人組にも仕返しするつもりだったのか・・・・?
886通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:29:40 ID:???
>>883
ネタにマジレスw
887通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:31:04 ID:???
リミッターと保有制限の設定を生かしたSSが楽しみ。
888神隠し:2007/06/13(水) 21:50:50 ID:???
StS本編、十話の休日の件なんですがそちら短編で投下していいですかね?
889通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 22:05:31 ID:???
支援射撃を開始する!!
890通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 22:34:09 ID:???
おk COME ON
891通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 01:41:01 ID:???
あれ?
892通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 07:23:37 ID:???
公式のWORLDの公開マダー?
893通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 13:25:21 ID:???
まだ容量ってだいじょうぶなん?
894通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 13:27:05 ID:???
まだ大丈夫だ
895通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 13:31:51 ID:???
今晩、本編と短編一個行きますわ。
短編は今から考えるから間に合うか分からんけど…
896通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 18:01:24 ID:???
>>893
あと100kbくらいはある
897通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 19:10:22 ID:???
結構、過疎ってるね
898通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 19:39:06 ID:???
過疎る時はとことん過疎るけど、盛り上がる時はとことん盛り上がるからな、このスレ
899通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 19:44:56 ID:???
ティアナ「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」
シン「ナズェミデルンディス!!」
スバル「ゲゼンシャ!」

なのは「・・・」
900通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:27:29 ID:???
   ./:.:/:.:.:.:.:.:.:/:.:.:./:.:.:./:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.:.:ト、\:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
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       V',:.: /:.:.:.|:.:.l:.:.:.|<圷示 ∨|ー-|:./」_:|:.:.|:.:./:.:.:/  :|   | |:.:.:.:.:.:.:',
       !:∨:.:.:.:.:|:.:.|、.:|l ゞ='   ヘ| 'イ圷示/|: /:/'^レ   ∨  |:.:.:.:.:.:.:.:',
        |:.:.:.:.:.:.:. |ヽ| ヽ|    ,    ゞ=' ′|/:/|r;/      \. |:.:.:.:.:.:.:.:.:',
        |:.:.: / ̄ ̄\ヘ.    ′       /イ:.:.|/、   ___ヽ|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',  
        |:/      /|:.:\  ` `     / |:.:/  「|Y´     \:.:.:.:.:.:.:.:.:.',
      /       //|:.:.| \__ .. イ |,|/  l|:| |      ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:',
     ./       /〈. Vリ   | \_>'′  l      |:| |         ∧:.:.:.:.:.:.:.:.',
   ./       / \\  l| !ニニ}   /    ,./ |           \:.:.:.:.:.:.:',
  /.        ;' //  | |::|    /'     \ |           \:.:.:.:.|
 「 \         /  \\   .|/⌒ニニニ/      〉〉 |        /  〉:.:.:|
セリフくらい噛まずに言おうよ…。私の言ってること…そんなに間違ってるかな…
少し、発声練習からやり直そうか…
901通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:32:27 ID:???
>>900
声優がアーツ繋がりのキャラを調教するんですねw
902通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:37:27 ID:???
>>897
なのはと鉄也がキラを取り合うスレが盛り上がってるから、みんな寄り道してんじゃないの?
903ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:44:33 ID:???
過疎ってるけど投下おk?(投下するたびに聞いてる気が……)
904通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:46:36 ID:???
おk!
905通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:46:49 ID:???
投下、どうぞ!
906ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:50:00 ID:???
機動戦士ガンダムし〜どD´s36話

シン達はエイミィによって外へ転送される。
そこには、シグナムやレイ、待機中のメンバーがいた。
そして先ほどシンがいた場所は、輝かしいほどの光に包まれている。
それと同時に、かなり異質の魔力とともに大きさを増していく。
おそらくクルーゼがあのロストロギアでも発動させたのだろう。
そして光がやみ、少しずつ姿が見えてくる。
「うげ……」
アルフがとても嫌そうな顔をする。
先ほどの光とは反対にまがまがしいまでの奇妙な生物のようなもの変わっていた。
なのはたちは、以前戦った闇の書の暴走プログラムを思い出す。
見た目は全然違うが、とてつもなく巨大な敵という事には変わりない。
「すばらしい……これがロストロギアの力と言うものか」
響いてくるクルーゼの声。
だが、以前のようなレイと似ている声ではあるのだが、多少ダミ声が混じっている。
「ここまでしたら話し合いの余地は無いな……」
クロノがつぶやくが、元から話し合いで済ませれるようなやつではないということは予測していた。
「クルーゼ……」
ムゥは、そんなクルーゼを怒りながら、だがどこか寂しそうに見る。
そこまでして人類を滅ぼしたいのか、と。
リンディは、重い腰を上げるかのようにゆっくりと立ち上がり、ある決意をする。
「現段階でロストロギア、ラウ・ル・クルーゼの捕縛を断念。本艦はアルカンシェルであれを打ち抜きます」
リンディに続いてクロノが言う。
「聞いたとおりだ、見て解るとおり奴はもう人じゃない。遠慮するな、思いっきり行くぞ!」
そういって皆は頷く。
あんなやつを放っておくと大変な目にあってしまう。
まずシン達の世界は滅ぼされる可能性が高い。
しかし、なのはたちはどこか気が気でなかった。
姿が変わったとしても、元は人であったものを倒さなければならない。
だが、彼が行った行為は許せれるものではない。
そう思って力強く自分の相棒を手に握る。
今はアルカンシェルのチャージがたまるまで、アースラを護衛しながら戦う必要がある。
距離が離れているとはいえ大変な作戦になりそうだった。
クルーゼらしきものはなのはたちを見る。
そしてアースラを見て、彼らの作戦をある程度は理解した。
「私の野望、この手で叶える前にまずは邪魔者である君達から葬ってやろう」
そういってクルーゼは問答無用に攻撃を開始する。
ドラグーンに似たものをこれでもかというくらい放出するクルーゼ
「クルーゼ!貴様との因縁、今回で最後にしてやる!!」
そういってムゥ、そしてレイもドラグーンを放出するが、あまりにも数の差がありすぎる。
「アクセルシューター!」
「プラズマランサー!」
「ブラッティダガー!」
『シュワルゲブリーゲン』
『ファイヤーフライ』
『スティンガーレイ』
907ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:51:26 ID:???
複数弾を持つ魔術師も詠唱を始め、一斉に放出する。
勿論、ドラグーンだけではなくてクルーゼ自信からの攻撃も来るので、それにも対処しなければならない。
「これじゃあ地球軍の月面基地攻略作戦のほうが遥かにマシだな……」
レイはそう愚痴を言いながらいう。
そして気付く。
自分が愚痴を言いながら戦っていることに。
少しは人に近づいたのか、とレイは自嘲気味に笑う。
「これ、闇の書さんとの戦いのときよりきついね」
なのはは息を荒げながらいう。
あの時と比べて、弾幕の数が半端ではない。
アースラはまだ大丈夫そうだからいいが、先にこちらが持つかどうかわからない。
だが、確かにドラグーンの数は減ってきている。
……ある程度減ったらまた出てくるというゲームのような事が起きて意はいるが。
「けど、このままじゃこっちがじり貧だ!どうにかしないとやばい!」
シンはドラグーン、そしてクルーゼの攻撃をかわし、地道に破壊しながら言う。

「アルカンシェルチャージ完了まであと10分」
オペレーターの言葉を聞きながら戦況を見るリンディ。
アルカンシェル。かなり強力な魔法だが同時に周囲に与える影響も大きな魔力兵器。
しかし、ここは次元空間なため、気にせずにぶっ放すことが出来る。
「後10分……」
おそらく長い10分になりそうだ、とリンディは思う。
この10分ですべてが決まる。
彼を逃してしまえば、少なくともシンたちが要るコズミック・イラが大変な事になる。
だから早いうちに叩いておく必要がある。
ただ……
「アルカンシェルが先か、それとも向こうが転移するのが先か。そこが勝負の分かれ目……」
リンディはそうつぶやいてサイドモニターを見る。

「……」
その頃、マユはただ遠くで見る事しかできなかった。
(皆がんばってるのに……)
こうして自分が見ているだけと言うのが悔しくて仕方が無い。
自分だってあの中へ行きたい。
しかし、今の自分では役に立たないどころか足を引っ張るだけ。
それがとても悔しかった。
みんなの力になりたい。
「え!?」
そう思ったとき、右手のデバイスが光りだす。
『マスターの意思によりプロテクション解除。『ラー』モードに移行』
そういうと、マユのバリアジャケットの姿が変わっていく。
魔法使いっぽかったジャケットから、どこか天使のようなものを連想させるものに変わっていく。
おそらくプレシアがマユの成長に合わせてプロテクトでもかけていたのだろう。
マユのデバイス「ゼフォン」に開放された「ラー」モード」
掛け合わせて「ラーゼフォン」といったところか。
908ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:53:33 ID:???
このラーゼフォン。今までなったこともないのに、その使い方が何故かわかる事に戸惑うマユ。
その時だった。
「っつ!」
一発のドラグーンがシンにあたる。
その隙の逃すまいと複数のドラグーンがシンを襲う。
「くっそーーーー!」
シンはこれで何度目かわからない何かが弾け、感覚がクリアになっていく。
シンは先ほどまでの動きが嘘かのように次々と攻撃をかわし、破壊する。
ふと思ったのは、この感覚になった場合ほとんどが接近戦しかしない事である。
その例におぼれず、シンはスラッシュエッジサーベルモードとフルコールドを駆使してドラグーンを破壊する。
「!!」
その時、クルーゼから放たれた一撃がシンを襲う。
シンはシールドを張ろうとするが、その前に人影が現れる。
『音障壁』
その人影は透明色と言う少々変わった障壁(壁と言うべきか?)で攻撃を防ぐ。
誰なのかと思って間を見ると、そこにいたのは……
「お兄ちゃん、大丈夫?」
「マユ!?」
シンは前の前にいるマユを見て驚く。
しかもなにやらさっきのバリアジャケットとは姿が変わっている。
「おまえ、どうしたんだよそこ格好……」
シンはその格好をまじまじと見る。
だが、ここは戦場と言う事をシンは忘れていない。
その時、マユは意識を集中させる。
『ヴォイス』
マユの周囲から波紋のようなものが発生し、その波紋に触れたドラグーン次々と破壊されていく。
シンはそんなマユの力に驚く。
いつの間にそんな力を。
「ふぅ……」
波紋が止むと同時に、マユは深く息をする。
この形態になったばかりで、まだ制御がうまくいかないらしい。
しかし、その間にも新しいドラグーンが襲う。
「くそ!さっきから全く減った感じがしない…ゴキブリみたいにうろちょろと!」
あのーシンさん。ゴキブリは1匹見たら数十匹要ることは覚悟しろっていってるだけで、そうそう数十匹もいませんよ。
いたら気持ち悪いし。
それに数十って生ぬるい数でもないし。
そこへ
「刃もて、血に染めよ。穿(うが)て、ブラッディダガー!」
目の前に赤い刃のような魔力刃がドラグーンを襲う。
そしてさっきの声……
「シン、大丈夫?」
上からはやてがやってきた。
今のははやての魔法なのだろう。
909ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:54:52 ID:???
「もうすぐアルカンシェルのチャージも終る。もうちょっとや、がんばろう。」
はやての言葉にああ、と答えるシン。
その目ははやてをみている。
そんなシンをはやては?と見つめる。
「やけに物騒な呪文だよな、さっきの。刃とか、血に染めよとか」
シンはブラッティダガーを出したときに行った呪文の事を言う。
あんまりはやてには似合わない。
「しょうがないやん。そういう呪文何なんやし」
そうおもっていると、不意にクルーゼからの攻撃がゆるくなった事に気付くシン達。
その時「いけない」とリンディの声が消えた。
『ふっ、どうやら私の勝ちのようだ。たった今転移分の魔力チャージが完了した。おしかったね』
流石にこんなに大きなものを目標のところまで転移させるにはかなりの魔力が要る。
だからたまるのにチャージに時間がかかる。
「間に合わなかったか」と言うクロノの声が聞こえる。
「まだだ!」
そういってレイがクルーゼのところへ突っ込んでいく。
シンはレイの行動を察知する。
「やめろレイ!」
そういってあまり得意ではないバインドをレジェンドに放つシン。
バインドはレジェンドの左手首に絡みつく。
確かに、それなら奴を倒せるかもしれない。
「まだ方法があるはずだ、早まるんじゃない!」
おそらくアルカンシェルというものを除けば一番威力が高いだろうが……
『離せシン!彼を止めるにはこうするしかない!』
ちなみに、なのは立ちは会話の話についていけない。
レイとクルーゼだけがわかっていた。
『見上げた根性だよレイ。まさか自爆を選ぶとは……』
クルーゼの言葉に驚くなのはたち。
そういえば以前シンが言っていた。
レジェンド、そしてデスティニーには核で動いているということを。
確かに、それならあれを倒せないまでも時間を稼ぐ事ができたかもしれない。
だが、そんな事はなのはも、ここにいるみんなが望んではいない事だった。
『惜しいな、レイの行かせておけば倒せていたのかもしれないのに、残念だったね』
そういってクルーゼは転移用の魔法陣を展開する。
しかし……
『何!?』
クルーゼは違和感を感じる。
そして、それはなのはたちから見ても明らかだった。
転移用の魔法陣がだんだんと消えていくのだ。
そして、クルーゼとは違う声が聞こえた。
『いい加減に死なさいクルーゼ』
キュに現れた女性の声。
その声はまさしく……
「かあ……さん……」
そう、その声はプレシア・テスタロッサだった。
『プレシア・テスタロッサ……生きていたのか……』
『ええ、最後の魔力をあのロストロギアに流しこんでね』
910ガンダムし〜どD´s:2007/06/14(木) 20:56:44 ID:???
流石長年様々な事を研究したわけではなかったということだ。
流石の予想外の展開にクルーゼは舌打ちする。
『だが、生きていたところ悪いが、そのままではどうしようがないのではないかね?』
クルーゼの言葉に、プレシアの言葉が止む。
しかし……
『私はもういいわ、こうやってアリシアといっしょにいられることができたから』
プレシアノ言葉に驚く一同。
そして次に聞こえてきた声は……
『フェイト、マユちゃん。聞こえる?』
フェイトを少し幼くしたような声。
フェイトはこの声に聞き覚えがある。
それは、一度闇の書との戦いのときに、夢の中であったアリシアの声そのものだったから。
「アリシア……」

投下完了
……うう…やっぱり一度で大勢のキャラ蔵ーを入れるもんじゃない。
ほとんど戦ってない人がいるけどごめんなさい。
あと、マユのラーゼフォンは勿論なかの人ねたです
911通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 20:58:34 ID:???
投下乙。

完全覚醒形態のゼフォンですか、あの白いやつw
あれは無敵じゃねーっすか?w
912通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 21:20:17 ID:???
>>910
投下乙です!
ゼフォン懐かしい…
913通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 21:29:20 ID:???
「唄いなさいライディーン、禁じられた歌を・・・」
914シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 21:55:42 ID:???
「は〜い、午前の訓練終了。皆、集合!」
なのはの掛け声にティア、スバル、キャロ、エリオ、キラが集合する。
「あれ?シンは?」
シンがいないことに気付いたフェイトが皆に聞くが、どうやら知らないようだ。
すると、シグナムが木陰から姿を現す。
片手にレヴァンティンを握り、もう片方はシンの訓練服の襟首を掴み、ずるずるとひきづって来ていた。
「すまん、やりすぎた…。」
「あはは…、じゃあ、シンくんはシャマルさんのところに連れていってあげて。」
「その必要は…ありませんよ?」
なのはの指示に答えるのは引きずられているシンだ。
ゆっくりと立ち上がり、フォワードメンバーの集合地点まで集合した。
「はい、お疲れ。
個別スキルに入るとちょっときついでしょう?」
なのはの言葉に、
「ちょっと…はぁっ…というか…はぁっ…。」
「かなり…ぜぇっ…ぜぇっ…。」
ティアナとエリオが答える。
「フェイト隊長は忙しいから滅多に顔だせねぇけど…、私は当分、お前らにつきあってやっからな。」
とグラーフアイゼンを構えながらヴィータ。
「私も、いい訓練相手が出来た…。当分はつきあってもらうぞ、シン・アスカ。」
「マジ…かよっ?」
シンとスバルの顔が青ざめた。

とりあえずは解散。皆で局へと戻る途中。
玄関口前で、はやて、シャーリー、リィンフォースと会った。
「おぉ、皆、頑張っとるようやな。」
汚れまみれになった訓練服と、顔を見たはやてが笑いながら言った。
「あっ、そうそう、スバルは何か伝えて欲しいこととかある?」
聞けばスバルはこれからナカジマ三佐と会うらしい。
ちなみに、ナカジマ三佐、とはスバルの父親のことである。
「いぇ、大丈夫です…。」
スバルは遠慮した。
それに、そうかと頷き、はやては車に乗ってエンジンをかける。
それからなのは、フェイト、ヴィータ、シグナムとフォワードメンバーに見送られはやては出発した。
915シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 21:58:00 ID:???
食堂。
「なるほど…、スバルさんのお姉さんとお父さんは陸士部隊の方なんですね…。」
フォークを器用に使いパスタをくるくると巻いて口へ運ぶキャロ。
「うん、八神隊長も…むぐ…いひひぎ父はんの部隊では研修してたんだって…んぐ…。」
個皿に盛った大盛りのパスタを平らげていく。
黙々とパスタを口に運ぶエリオ。
シンはと言えば、「ふ〜ん」とか「へ〜」とか関心なさそうに答えながら大皿からパスタを個皿にとりわけている。
そして、その隣で個皿に半分パスタを残したまま青い顔をしているキラ。
「しかし、うちの部隊って関係者繋がり多いですよねぇ…。
隊長たちも幼馴染み同士なんですっけ?」
とティアナ、向かい合って座ってパンを食べているシャーリーに聞いてみた。
「そうだよ。なのはさんと八神部隊長は同じ世界出身。で、フェイトさんも子どもの頃はその世界で暮らしていたとか…。」
「え〜と、たひか、管理外世界の97番ですよねぇ?」
と会話が進むなか念話を使って話をするシンとキラ。普段は会話を交さないが、周囲の状況に取り残されると、そこはやはり同じ世界の人間で息が合っているのかこうやって会話をしたりする。
「(話…分かります?)」
「(うぅん、全然。)」
「(ところで、パスタ食べないんですか?)」
「(運動したあとって食欲って湧かないものじゃない?)」
「(それはあんただけですよ。食っとかないと、午後の訓練もちませんよ?)」
「(うん、そうも思うんだけどねぇ…。)」
「(思うんなら食べてみたらどうですか?)」
「(ちょっと…黙ってて。何か様子が変だよ?)」
何だか場の雰囲気が暗い。「そ、そういえばキラは私と同じ精密射撃型だけど戦い方随分違うわよね?」
唐突に話題を振られるキラ。
「あぁ、それ、私も思った。ティアとも違うけど、なのはさんとも違うよね?」
「そう…かな?あんまり深く意識したことはないんだけど…。」
「それに、今日の訓練みてて思ったけど…。よくあれだけの弾数を正確にコントロール出来るわよね?」
この話題にシャーリー、エリオ、キャロも加わり、シンとキラはコーディネイターについて説明しなければならず、昼休みはそれに費やされた。
916シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:00:18 ID:???
時空管理局、首都中央地上本部

暗い暗い暗室。
その一角にともるモニターの光。
「レリック事態のデータは以上です。」
「封印はちゃんとしてあるんだよね?」
響くのは二人の声。
一人はシャーリーで椅子に座ってモニターを操作しており、もう一人はフェイトだ。
「はい、それはもう厳重に…。
それにしても…、よく分からないんですよね…レリックの存在意義って…。」
赤い宝石の様な結晶。
「エネルギー結晶体にしてはよく分からない機構があるし…。
動力機関としても何だか変だし…。」
「まぁ、直ぐに使い方が分かるようなものならロストロギア指定はされないもの。」
シャーリーの疑問にフェイトは答えた。そんな時にもかわりつづける画面の映像。
「あ、こっちはガジェットの残骸データ?」
「はいっ、こっちはヴィータさんやシグナムさんが捕獲してくれたものと変わらないですね…。
新型は内部機構自体は大差ないし…。」
とキーを操作し、次々と画面を入れ換えていくシャーリー。
「あっ、ちょっと戻してくれる?さっきの三型の残骸写真。」
シャーリーはフェイトの注文通りに画面を戻していく。
「たぶん、内燃機関の分解図…。」
付け加えるフェイト。
「というと…この辺りとか?」
「それ!」
ある一枚の画像がフェイトの目に止まる。
中心に青い宝石の様なものが付属していた。
「これ…宝石?エネルギー結晶か何かですかね?」
画像を拡大していくシャーリー。
「ジュエルシード…。
随分昔に、私となのはが探し集めてて…、今は局の保管庫で管理されてるはずのロストロギア…。」
「あぁ、なるほど…って、何でそんなものが?」
「シャーリー、ここ、この部分を拡大して!」
シャーリーの疑問をそっちのけで指示するフェイト。赤い盤面上に無数に走る白いラインと文字。そして中心にはジュエルシード。
その直ぐ横に黄色いプレートの様なものが張り付いており、何かが書いてあった。
シャーリーは指示通りに拡大して行く。
「これ…名前ですか?ジェイ…。」
「ジェイル・スカリエッティ…。ロストロギア関連をはじめとする様々な事件に数えきれないくらいに関与していて…、超広域にわたって指名手配されている一級指名手配犯…。
ちょっとしたわけがあってね、この男のことは前から追ってるんだ…。
たぶん、この事件に私となのはが関わっているのをしっているんだ…。」
917シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:03:36 ID:???
フェイトは一旦言葉をきり、再び口を開く。
「これが本当にスカリエッティだとしたら、ロストロギア技術を使ってガジェットを製作できるのも納得できるし…。
レリックを集めている理由も想像がつく…。
シャーリー、このデータをまとめて、急いで隊舎に戻ろう。
隊長たちを集めて緊急会議をしたいんだ。」
「はい、今直ぐに…。」
シャーリーはデータのまとめを開始した。

隊舎に戻る帰路。
「ドクタースカリエッティでしたっけ?
あの広域指名手配犯…。」シャーリーは気になっていたことをフェイトに聞いた。
「その人がレリックを集めてる理由って…例えばどんな?」
フェイトは車を運転しながら、その表情を険しくさせる。
「あの男は、ドクターの通り名どおり生命操作とか生体改造に関して異常な情熱と技術を持ってる…。
そんな男がガジェットみたいな道具を大量に作り出してまで探し求めるからには…。」
フェイトは言葉を切った。シャーリーも大方想像はついたのだろうか、それ以上質問はしなかった。

とある研究所。
通路を歩く白衣を身に纏った男がいた。紫色の髪に、鋭い目付き、黄色の瞳。
男は無言のうち、不適な笑みを浮かべながら歩き続ける。
通路に響く足音。
そして、照らし出すぼんやりとした光が周囲の環境を露にする。
何十というかずのナンバーをふられたカプセル。
内容液とともに閉じ込められている裸の少女。
男はそんな異常とも呼べる周囲の状況をさして気にとめることもなく、一つの部屋と呼べる空間で足をとめた。
すると、タイミングを見計らったかのようにうつるモニター。
映っているのは女性だ。
『ゼストとルーテシア、活動を開始しました。』
「ふん…、クライアントからの指示は?」
女の言葉を聞き、鼻で笑う男。
『彼らに無断での支援や協力はなるべく控えるように…二人も特別に同行させることを許可しているのだから…とメッセージが届いてます。』
「自律行動を開始させたガジェットドローンは私の完全制御下というわけじゃないんだ。
勝手にレリックの元に集まってしまうのは多目にみてほしいね…。」
『お伝えしておきます。』
「彼らが動くというのならゆっくり観察させてもらうよ。彼らもまた、貴重で大切なレリックウェポンの実験体なのだからね。
まぁ、あまり出すぎた真似をするなとアレックスには伝えておくよ。」
男はそういうと通信をきり、別の通信回線を開いた。
918通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:04:19 ID:???
支援
919シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:07:42 ID:???
第六話 ホテル・アグスタ

自分は平凡だ…。そう思う。決して過小評価しているわけじゃない。
最初の出動の時も…、それなりにうまくいったけど…。
ただそれだけだった。
毎日の訓練も…あんまり強くなっている実感がない。対した戦果を残せず、任務はうまくいった。
でも中には、優秀すぎる相棒がいて…。私の周囲には天才と…歴戦の勇者ばっかり…。
そして、最近見知った二人はコーディネイター何ていう特殊な存在。
時々、わからなくなる、自分はこの部隊に必要なのかどうか。
自分は数合わせなんじゃないないのかとも、この頃は感じるようになった。
でも、それを認めるのも悔しかったし、何より認めたくなかった。
認めたら、自分の中の何かが折れてしまいそうで…。
だから私は無茶をしてでも、自分の力を…自分は天才でも優秀でもないけど…出来るんだということをアピールしたかった。


「ほんなら、改めて…、今日の任務とここまでの流れのおさらいや。」
ミッドチルダ首都南東地区上空。
そのうえを飛ぶヘリの中で機動六課部隊長、はやてから直々に説明がされる。
リィン曹長はもちろん、スターズ隊長のなのは、ライトニング隊長のフェイトもこのヘリにのっているし、フォワードの隊員六名ものっている。
それから、今回はシャマルとザフィーラも一緒だ。
「これまで謎やったガジェットドローンの制作者、レリックの収集者は、現時点ではこの男…。」
モニターが開かれ、うつるのはジェイル・スカリエッティの写真。
「違法研究で、広域指名手配されている次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティの線を中心に操作をすすめる。」
はやてはいつになく低い声音でそういった。
「こっちの捜査は、主に私が進めるんだけど…。
皆も一応、覚えておいてね。」
フェイトの言葉に返事をする隊員たち。
すると、今度はリィンが画面を操作、写し出されたのは大きな建物だ。
「で、今日これから向かう先はここ…ホテル・アグスタ。」
「骨董美術品オークションの会場警備と人員警護…、それが今日のお仕事ね。」となのはが要点を述べる。
それからさらに説明があって、取引許可の降りているロストロギアがいくつもあり、その反応をレリックと誤認したガジェットが本会場に現れるかもしれないとのことから警備に呼ばれたのだそうだ。
それで、今回、スバル、ティアナ、シン、エリオ、キャロ、キラは会場の外を副隊長のヴィータとシグナムとともに警備するのが任務らしい。
隊長陣は館内警備にあたるそうだ。

920シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:10:18 ID:???
そうこうしているうちに、ホテル・アグスタについてしまった隊員たちは、早速シグナムとヴィータの指示により、外回りの警護にあたる。
ティアナとスバル、シンは念話で会話をしながら適当に建物周辺を見ていた。
もちろん、ただ見ているのでは退屈なので念話で会話しながらだ。
「(でも、今日は八神隊長の守護騎士団全員集合かぁ…。)」
とスバル。
「(そうねぇ…あんたは結構詳しいわよね…。隊長たちや副隊長たちのこと…。)」
「(確か、スバルの父親が陸士部隊の三佐なんだろ?
なら色々聞いてて当たり前なんじゃないか?)」
ティアナにシンが言った。
「(うん、父さんやギンねぇに聞いたことがあるんだよね。
まぁ八神部隊長たちの能力とか詳しい事は特秘事項だから…。
私も詳しいことは知らないんだけど…)」
「(レアスキルもちの人はみんなそうよね…。)」
「(どうしたんだ?ティア)」
なんだか、ティアナの言い方が気になったのでシンが聞くが、ティアナは何でもないと言って念話をきった。
というわけでシンもスバルも警備に集中するが、そんな二人とは違い、一人、ティアナだけは足をとめ、考え込んでいた。
(六課の戦力は無敵を通り越して、明らかに異常だ。
八神部隊長がどんな裏技を使ったのか知らないけど…。
隊長格全員がオーバーS、副隊長たちだけでもニアSランク…。
他の隊員たちや管制だってエリートばっかり…。あの年でもうBランクをとってるエリオと…レアで強力な竜召喚士のキャロは二人ともフェイトさんの秘蔵っ子…。
危なっかしくはあっても、潜在能力と可能性の塊で優しい家族のバックアップもあるスバル。
それから、コーディネイターのシンとキラ。
この二人が言うコーディネイターが魔力資質とどう関係があるかはわからないけど…。
不明が多いデバイスとずば抜けた広範囲精密射撃に、遠、中、近距離と安定した戦いが出来るキラ。
近接戦闘において障壁を簡単に砕くスキルを持ち、尚且大威力砲撃魔法を持つシン。
やっぱり…うちの部隊で凡人は私だけかぁ…。)
うつ向いてしまうティアナ。しかし、直ぐに顔をあげ
(だけど、そんなの関係ない。私は…立ち止まる分けにはいかないんだ。)
と先程の考えを頭の隅においやり、自分にいい聞かせるティアナ。
それから、再び、周辺警備に集中するのだった。
921シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:13:02 ID:???
ホテル・アグスタを取り囲むように生い茂っている森の一画に、ガッシリとした体格の男、ゼストとまだ幼い少女、ルーテシアはいた。
それから、その後ろには、相変わらずコートのフードを被ったすらりとした少年が立っている。
「ここか?お前の探し物は、ここにはないのだろう?」
威厳のありそうな低い声音でゼストはルーテシアに聞いてみた。
ルーテシアはそんなゼストの顔をじっと見つめる、いや、見上げてばかりいる。
「何か、気になるんじゃないか?」
フードを被ったままの少年が言う。
か細い声を出して頷くルーテシア。
すると、何か虫のようなものが、ルーテシアの差し出した指にとまり、何かを伝えるような動きをする。
「ドクターのおもちゃが…近付いてきてるって…。」
ルーテシアの言うとおり、ガジェットが近付いてきていた。

機動六課がそれに気付くのはすぐそのあとだ。
シャマルのデバイス、クラールヴィントが反応する。すぐさま、シャマルは機動六課本部へと通信を繋ぎ、シャーリーに連絡をとって、状況の説明を仰いだ。
『来ました、ガジェットドローン陸戦一型機影30、35!
陸戦三型2、3、4…。まだ増えます。』

その通信を受けたシグナムはエリオとキャロ、キラに指示を出す。
「ティアナの指揮で防衛ラインを設置する…。
私とザフィーラは迎撃にでるぞ。」
「心得た…。守りの要はお前たちだ。頼むぞ…・」
それだけ言うと、シグナムとザフィーラは現場へと向かった。
『前線各員へ、状況は広域防衛戦です。ロングアーチ1の管制指揮と合わせて、私、シャマルが指揮をとります。』
各員へと繋がるシャマルからの通信。
隊員たちは了解の通信を入れ、現場にそれぞれの場所に向かう。
ティアナは現場の状況を知るためにシャマルからデータをもらいに行く。

「スターズ2、ライトニング2でるぞ!!
それから、シンも前線だ。お前の魔法、パルマは役に立つしな。
後で合流だ!!」
『了解!スターズ5、シン・アスカ、デスティニー行きます!!』
緋い光を突き破り、バリアジャケットを装着したシンは翼を展開、飛翔を開始した。
922シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:15:28 ID:???
次々と木を薙ぎ倒しながら現れるガジェット。
「私とシンでO型を潰す、お前は細かいの叩いてくれ。」
とシグナムはヴィータに指示を出す。
「シン、無理だと思ったら私を呼べ。いいな?」
「はいっ!」
シンが返事をすると三方向に散会する赤、緋、紫の光。
炸裂するシュワルベフリーゲン。
切り裂く、紫電。一瞬だけ輝きをます緋き閃光。
突きうがつ、鋼の軛。
前線メンバーの猛攻が始まった。
爆発がティアナや、スバルがいるところまで音と振動が響きわたる。
前線の様子を見ているスバルが歓声をあげる。
「ヴィータ副隊長たちとザフィーラ、シン、すごーい!!」
「これで、副隊長たちは能力リミッターつき…。」
驚きを隠せないティアナ。知らずのうち、拳を握っていた。

戦場とは少し離れた小高い場所に、ゼストとルーテシア、それからフードを被ったままの少年はいた。
爆発する様子を眺めている。
すると、不意にスカリエッティからの通信が入った。
『ご機嫌よう、騎士ゼスト、ルーテシア、アレックス。』
明らかに嫌悪を露にするゼスト、相変わらず変わらない表情のルーテシア、そして表情の見えない少年はそれぞれスカリエッティに挨拶を返す。
「何のようだ?」
『冷たいねぇ…、近くで様子を見ているんだろう?』
そんなゼストの態度を楽しむかのように笑みを浮かべるスカリエッティ。
『あのホテルにレリックは無さそうなんだが…実験材料として興味深い骨董が一つあるんだ…。
少し強力してはくれないかね?
君達なら…実に雑作もないことなんだが…。』
「断る、レリックが絡まぬ限り、互いに不可侵を守ると決めたはずだ。」
ゼストは拒否を示した。
『ルーテシアはどうだい?頼まれてくれないかな?』
半、猫撫で声の様な声でルーテシアにスカリエッティは聞く。
「いいよ…。」
『優しいなぁ…、ありがとう。
今度ぜひ、お茶とお菓子でもおごらせてくれ。
君のデバイス…アクスレビウスに私の欲しいもののデータを送ったよ。』
「うん、じゃあ…ご機嫌よう…ドクター…。」
『あぁ、ご機嫌よう、吉報を待っているよ?
それから…、アレックス…君も彼女に強力してやってくれ…。』
「分かりました。」
アレックスと呼ばれた少年はそれだけ言うと通信をきった。
923シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:18:07 ID:???
コートを脱ぐルーテシア。そして、それをゼストにあずける。
「いいのか?」
とゼストはルーテシアに聞く。
「うん…、ゼストやアギトはドクターを嫌うけど…。私はドクターのことそんなに嫌いじゃないから…。」
「…俺は近くにいる魔導士を引き付けてくるから…。他のことは任せる…。」
アレックスは朱色の環状魔法陣を展開した。
アレックスの姿が見えなくなると同時に、召喚魔法陣をルーテシアは展開した。

「あっ!」
キャロが声をあげ、それに気付いたキラがどうしたのと寄ってくる。
「近くで、誰かが召喚を使ってる。」
『クラールヴィントのセンサーにも反応。だけど…この魔力反応って…。』
管制のモニターに写る魔力の反応が大きくなっていく。
『スターズ5とライトニング2が付近にいます。
原因の調査お願いできますか?』
「シン・アスカはヴィータと合流しろ、調査には私が行く。」
そういうとシグナムは飛翔を開始した。

ガジェットたちの動きが突然変わる。
今まで撃てば当たっていた攻撃が当たらない。
ヴィータは新人たちが心配なため、下がりながら戦う。
ザフィーラはヴィータの援護へと向かっている最中だ。
「くっそ〜!!(キラ!!私が戻るまで、なんとか防衛を!!)」
『分かりました。』
ヴィータからの念話の直後、キャロが声をあげる。
「遠隔召喚…来ます!!」
キャロの言うとおり、姿を現すガジェット一型三十機、三型二機だ。
「これ、召喚魔法陣!?」
「召喚って、こんなことも出来るの?」
驚くエリオとスバル。
「優れた召喚士は転送魔法のエキスパートでもあるんです。」
キャロの言葉を聞きながらデバイスに弾をこめ、
「何でもいいわ、迎撃!行くわよ!!」
ティアナの声に、みんなが覇気の篭った返事をする。
(今までと同じだ…証明すればいいんだ!!)
クロスミラージュを構えるティアナ。
(自分の勇気と能力を証明して…、私はそれで、いつだってやって来た。)
オレンジ色の魔法陣が展開された。
924通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:18:22 ID:???
支援
925シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:21:57 ID:???
『発生原因まであと300です!』
了解と、管制に伝えたところで、シグナムは急停止した。目の前をほとばしる朱色の奔流。
「……。」
そして、飛翔してくる謎の男。
「何だ?お前は…。」
シグナムがレヴァンティンの柄に手をかける。
男は答えない、返事の変わりに左腕に付属している盾から出た大型の魔力刃を
『シャイニングエッジ』
シグナムに向かって飛ばす。
音をたて、空気を切り裂く刃を紙一重でかわすシグナム。
「言葉は聞かんか!ならば…!!!」
弾き飛ばされる薬筒。
「紫電一線!!!」
刀身を中心に紫電を這わせ渦巻く炎。それを振り上げ、シグナムは向かっていった。

シンがヴィータのもとへと向かっていく途中、何か黒い陰が飛んでいくのを見た。
「おぉ、シン、いいところにきた。ここを任せてもいいか?
私は新人たちのが心配だから…。」
「はい!」
向かってくるガジェットを撃退しつつ、シンは返事をした。

ティアナが三発連続で撃つが、ガジェットに当たらない。
「くっ。」
ガジェットの攻撃を迎撃するティアナ。
「ティアナさん!!!」
キャロのがティアナに注意を促す。
すると背後にガジェットが三機。放たれる水色の弾をティアナは跳躍してかわす。
そして着地、すぐに反撃するが、アンチマギリンクフィールドにより防がれる。
『クスィフィアス』
ティアナのすぐ横を蒼い線が駆け抜け、ガジェットを破壊する。
「きりがないね…」
声のした方を見るとキラが着地したところだった。
「多分、全部を完璧に破壊するのは無理かもだけどあとは出来るだけやってみるから…。
ちょっと下がってて…。」
前後でフリーダムを連結させ、二発の薬筒を消費する。
『アグニ』
奔流を放ち、ガジェットの手前の地面を狙い砕いた粒手をぶつけ、そのまま奔流を動かしずらすことで広範囲にわたり瓦礫を飛ばし、ガジェットを破壊。
だが、まだまだ数が多い。
『もう少しだけ耐えて…。直ぐにヴィータ副隊長が行くから。』
シャマルからの通信。
スバル、キャロ、エリオが、はい!と答える。
「助かります。」
とキラ。
『フルバースト』
上空からロングレンジライフルでガジェットを撃墜していった。
926シンとヤマトの神隠し〜Striker's〜:2007/06/14(木) 22:29:32 ID:???
とりあえず、五話は終了、六話は書けたところまでということで…。

それから短編間に合わなくてごめんなさい。

少しでも楽しんで頂けると幸いです。

おそらく、次回は八話半分ぐらいまでいけます。
では!…また、近いうちに!!
927通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:34:20 ID:???
GJ!
それにしても指揮の教育受けてないティアナが指揮するのは危険な香りがするんだぜ。
928通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:35:29 ID:???
GJ、援護要らなかったかもデスねぇ
味方誤射か、

それにしてもアレックス、矢張りストレージデバイス名は「正義」か
929通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:36:29 ID:???
スバルが誤射の息遣いを感じれば避けられた。
930通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:11:25 ID:???
ティアナはクワガタのロストギアの力を借りて、クロスミラージュにカードをスラッシュして
特殊能力が使えるようになるのがいいと思う。
931通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:38:55 ID:???
凸も来てたのか……相変わらず何やってんだコイツw
シンとキラに記憶が戻ったら容赦なくフルボッコの予感w

>>930
タティアナさん自重w

932通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:41:46 ID:???
タティアナとシンタロスが手を組めば・・・ウェーイ
933通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:48:22 ID:???
ティアナが雑魚怪人相手に恐怖心でBJが強制解除されて。腰を抜かして情けない悲鳴を上げるのか。
934通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:51:29 ID:???
クロスミラージュ「バーニング・ディバイド」
ティアナ「○○○ー!!!」
935通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:53:12 ID:???
タティアナさんの全裸姿がもずく風呂で見られるわけでね?
936通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:54:27 ID:???
ティアナ「これ喰ってもいいかな?」
スバル「喰えば?」
937通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:55:05 ID:???
>>931
凸の何やってんだコイツ?はいつものこと。
そしてGJだぜ!!
938通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 23:57:52 ID:???
し〜どD´sさん、GJ!
まさかゼフォンが来るとは。いきなりマユが最強にw
次回もすごく気になる引きです。


神隠しさん、乙なの!
そしてアスランktkt
やはり彼も記憶喪失なのか?

あと、投下はマターリ待ってますんで無理ないペースで書いて下されれば。
クオリティの高さを考えると、この投下ペースはむしろ驚異的かと。
939通常の名無しさんの3倍:2007/06/15(金) 00:06:38 ID:???
>>機動戦士ガンダムし〜どD´s36話


 よりにもよってラーゼフォンですか……。
 とりあえず、時間調律師版のラーゼフォンだったら笑う。
 アレは、無の音を発して世界線数万本消失とかやるから洒落になんねぇ。

 ゲッターエンペラーどころか時天空が可愛く見えるぜ。
 
940運命の子と最強を目指した少年:2007/06/15(金) 06:21:54 ID:???
皆様GJです。
このレスが書き込めたということは、規制か解除されたようです。
(規制に巻き込まれました)
近いうちに投下しようかと思います。(本当なら先週の土曜日に・・・orz)
941通常の名無しさんの3倍
>>932
シンの股間が危ないと思うんだ