シンルナステ・キララクフレ・アスカガミアメイU

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1通常の名無しさんの3倍
例え散らされても、僕らはまた、花を植えるよ・・。
 
・・この想いが、何百回裏切られても・・・・。
2通常の名無しさんの3倍:2007/04/28(土) 17:48:30 ID:???
シン厨氏ね
3通常の名無しさんの3倍:2007/04/28(土) 18:26:36 ID:???
キラ厨氏ね
4通常の名無しさんの3倍:2007/04/28(土) 18:37:35 ID:???
種厨死ね
5通常の名無しさんの3倍:2007/04/28(土) 19:11:58 ID:???
ミーアたん万歳
6通常の名無しさんの3倍:2007/04/28(土) 19:13:14 ID:???
凸厨も死ね
7通常の名無しさんの3倍:2007/04/29(日) 12:00:44 ID:???
ラクス「世界征服者とか言われますけど、わたくし、別に世界なんて欲しくありませんわ・・。
大体、世界征服したいんだったら、種の直後でも軽く出来ましたのに・・。
好き好んでプラントに戻った訳でもありませんし・・・・。」
フレイ「じゃあ、一体何がしたい訳なのよ?」
ラクス「キラの子供をいっぱい産みたいですわ(はあと)」
フレイ「!!!!、このわたしを差し置いて、よくもそんな事をしゃあしゃあと・・!!!!(怒怒)」
ラクス「あら、フレイさんもキラの子供をいっぱい産めばいいじゃありませんか。
お仲間がいる方がわたくしも心強いですし、一緒に頑張りませんか?。
(果てし無く屈託無く笑顔で)」
フレイ「!!!!!!!!(顔真っ赤)」
8通常の名無しさんの3倍:2007/04/30(月) 10:44:35 ID:???
前スレの様に奇恥害に荒らされ無い事を祈る・・・
9通常の名無しさんの3倍:2007/04/30(月) 11:09:31 ID:???
>>1乙だが、テンプレに「カプ厨お断り」等入れるべきだった・・・
10通常の名無しさんの3倍:2007/05/01(火) 15:18:07 ID:???
保守
11通常の名無しさんの3倍:2007/05/02(水) 23:15:01 ID:???
保守
12通常の名無しさんの3倍:2007/05/04(金) 19:49:08 ID:bsnHfzmi
保守
13通常の名無しさんの3倍:2007/05/04(金) 22:52:27 ID:???
ゴールデンウィークという事でキャンプネタ



カガリ「火…ついたぞ!」
アスラン「凄い…凄すぎるじゃないか、カガリ…」
ミーア「これは凄いわぁ…流石にかなわないわよぉ…」

焚き木に火がついたのをまじまじと眺め、
ただただ感動するアスランとミーア。

メイリン「あっ、火ついたんですか?良かったぁ〜」
カガリ「まぁな。私にかかれば火くらい何てことは無いさ!ところでメイリンは野菜切れたのか?」
メイリン「あ、はい。切れました〜。後はお肉と炒めて、ルー入れて煮込めばカレーが食べられます」
カガリ「そうか…うん、オマエが居てくれてよかったぞ。私は料理が得意じゃないからな」
メイリン「んー…私も、アスハ代表が居てくれて良かったです。火なんてつけられないし…」

と、まだ焚き木の火を見て感動している二人に目を向けるカガリとメイリン。

アスラン「…ん?なんだ…?なんだその目は。二人とも…!」
メイリン「いえ…別に…」
カガリ「うん、別になんでもないさ…ただお前たち2人がこうも使い物にならないとは思ってなくて驚いてるだけだ…」
アスラン「仕方ないだろう…!俺は間違いなくアウトドア派じゃないんだ!だからキャンプは嫌だって言っただろう!」
ミーア「そーよそーよアスランの言うとおりよぉ。私だってこんなの嫌よー虫に刺されちゃうし、日に焼けるし…」
メイリン「でも、折角のGWなんですよ?やっぱりこういう時こそアウトドアですよっ」
アスラン「GWだからってアウトドアと決め付けるのは間違ってるぞ?メイリン」
ミーア「そうよそうよ。キャンプやりたいなら二人でやればよかったじゃなーい。私とアスランは二人でお留守番でよかったのに☆☆」
アスラン「え?あ、いや、それは…それで、また色々問題が…」
メイリン「アスランさんー?なんでそこで顔赤くなるんですっ」
ミーア「アスランったら可愛いーあはっ☆☆」
アスラン「ふ、二人ともいい加減にしろ!俺は別に…」
カガリ「どーでもいいけどテーブル設置手伝えよアスラン」
アスラン「ど…どうでも!?いや、ミーアとメイリンもいい加減にして欲しいが、君のその俺への無関心もいい加減に…」
カガリ「働かざるもの食うべからずだ。ミーアも手伝え!」
ミーア「えぇ?もー…カガリさんは人使い荒いのよぉ……あ、また虫に刺されたああぁやだもおぉー!」
メイリン「ミーアさんが怠け者なダケですっ!ほら、アスハ代表の言うとおりアスランさんも手伝ってくださいっ」
アスラン、ミーア「「はぁ……」」


14通常の名無しさんの3倍:2007/05/04(金) 22:53:21 ID:???
食後



ミーア「お腹いっぱいになったら眠くなっちゃった…アスラン、一緒に寝るぅ?」
アスラン「ミ、ミーア…何言って…」
メイリン「うーん、私もお腹いっぱいになっちゃったら結構眠くなっちゃったかも…あ、でもミーアさん抜け駆けはダメですよぉ」
ミーア「なーにが抜け駆けよ、アスランは私とお昼ねするの☆ねっ?」
アスラン「だからミーアいい加減に………いや、ところでカガリ、君も俺争奪戦に参加するべきだと思うぞ」
カガリ「ぐぅ」
メイリン「アスハ代表は寝ちゃってますよ?さっきから」
アスラン「くっ…orz」
ミーア「カガリさんっていっつもズルいのよねぇ。そうやって気の無いフリしてアスランの気を引くんだもの」
メイリン「あ、やっぱりミーアさんもそう思いました?アスハ代表ズルいですよね?」
ミーア「ずるいわよぉ〜だからぁ…今回はぁ…」
アスラン「こ…今回は?」
ミーア「アスランを真ん中に挟んで、私とメイリンとアスランでお昼ねしましょ☆☆」
メイリン「えっ…私もアスランさんの隣いいんですか?」
ミーア「いいのいいの!」
アスラン「おいちょっとまて、いいのいいのって俺はいいなんて一言も言ってn…」
ミーア「も〜、いいから!はいっおやすみ〜☆☆」
15通常の名無しさんの3倍:2007/05/04(金) 22:54:41 ID:???
一方



ステラ「……」
ルナ「あええぇぇぇっ!ちょっと待ってちょっと待って!服着たまま川に入っちゃダメよ!」
ステラ「…ふく…脱ぐの…?」
ルナ「そうそう、そうじゃないと風邪引いちゃうし…ね?」
ステラ「うん…わかった…」
ルナ「ああぁぁ違うの違うの!でも全部ぬいじゃダメなのよ!あーストップストップっ!!」

シン「ルナー、ステラー、なんとかテント張ったけど……ってええええええええ!?」
ステラ「…シン…」
ルナ「あ、ちょっとダメよシンあっち向いてて!今この子着替えてる途中だから…もう、バカっ!」
シン「だってそんなのわかんなかったから…ゴ、ゴメン。てかステラなんで濡れてるの?」
ルナ「…うーん、まぁ色々あって…あ、ねぇテント張れたならテントの中で着替えた方がいいわよね」
シン「あ、うん。そうだね。…俺あっち向いてるから、そのスキに二人でテント行ってて」
ステラ「シン…ありがとう。テント…」
ルナ「シンへのお礼は後でね?ほら、行くわよ〜早く着替えなきゃ風邪ひいちゃう!」
ステラ「ルナ…も、ありがと…」


シン「……ふー……二人ともちゃんとテント入った?」
マユ「うん。もうこっち向いて大丈夫だよ〜お兄ちゃん〜」
シン「あーもうマジでビビった…」
マユ「おにーちゃんのラッキースケベ♪」
シン「マ、マユっ!?どこでそんな言葉覚えて……コラ、マユ待てっ!」
マユ「あはは、前にヨウランおにいちゃんが教えてくれたんだよ〜♪やーだマユつかまんないも〜ん」
シン「こら!マユーっ!」






16通常の名無しさんの3倍:2007/05/04(金) 22:55:54 ID:???
一方


フレイ「へーえ、この日焼け止めってベタベタしないのね?」
ラクス「はい。わたくしは日焼け止めはあまり使わないのですけれど、こちらのものが良いとお聞きしたので、是非フレイさんにと思って」
フレイ「コーディネイターだから日焼けでもしないようになってるの?ふーん、羨ましいわね。ま、貰っとくわ」
ラクス「あ、それとこちらは虫除けスプレーなのですけれど、これもベタベタしないもので…」





キラ「………手伝ってくれない…よね、あの二人……」(黙々と一人でテント設置中)

17通常の名無しさんの3倍:2007/05/05(土) 07:25:32 ID:???
和んだGJ
つか凸、お前は軍属では無かったのか?w
18通常の名無しさんの3倍:2007/05/05(土) 07:47:00 ID:???
職人さんGJ!
キラさん乙w
19通常の名無しさんの3倍:2007/05/05(土) 08:54:04 ID:???
13氏へ、1ですが
サンクス!!GJ!!大感謝!!
スレ立てた甲斐があったよ・・。

ハイネ「・・・アスラン・・、・・いい加減割り切れよ、新スレだってのに・・・、
・・でないと・・、怒るぞ・・?」(額に青筋)
ヘタレのアスランは永久に幸せを自覚できないのだろうか?
・・キャンプ能力あるはずなのに役立たずなのが、実にヘタレで、
アスランらしくてしょうがないぜ!
20通常の名無しさんの3倍:2007/05/05(土) 09:10:39 ID:???
>>13
GJ!ほのぼのモエス

>>1
遅ればせながら乙!
前スレは残念だったから新スレ立って嬉しかったぜ
21通常の名無しさんの3倍:2007/05/05(土) 10:33:03 ID:???
>>13
GJです。和みますね。

>>1
自分も遅ればせながら乙させてください。
ここは凸がネタ要員だけではない希少スレだから新スレ嬉しいっす。
22通常の名無しさんの3倍:2007/05/05(土) 17:06:18 ID:???
話ぶった切ってスマン。
あと一週間ほどで母の日だがこのスレの女性主要メンバーの中で誰がいい母になるだろう?
もちろん皆それぞれいい母になるとは思うけど、ちと気になってしまった。

個人的にはこのスレでは家庭的なキャラになっているミーア、メイリン。
後、ステラの面倒をしっかり見ているルナマリア辺りはかなりいい母親になりそうな気がする。
くどいが他のキャラがダメって意味じゃないことは重ねさせてくれ。
23通常の名無しさんの3倍:2007/05/05(土) 18:30:53 ID:???
自分のイマゲ

ラクス ひたすら甘い母、怒らせると一転して恐怖の女王w
フレイ お受験とか勉強に厳しい母。子供にはかなり期待してる。

ステラ 子供目線の母。子供が悪い事をしても、自分の過去の経験から厳しく出来ない。
ルナ 生活態度やしつけに厳しい母。けれど、さばさばして、叱った事や嫌な事を後まで引き摺らない。

カガリ 肝っ玉母ちゃん、何事も大雑把だけど、情が深い。
メイリン 普通の母。細かい所にうるさいけど、普段は甘い。
ミーア 息子に恋人のように接する母。いつまでも若さを保ち、露出の多い服でうろうろする。
何かの漫画にでも出てきそうな母。

自分が子供として生まれるんだったら、シンの家がいいな。
24通常の名無しさんの3倍:2007/05/06(日) 12:38:10 ID:???
>>23
アレ? 俺がいる・・・。
25通常の名無しさんの3倍:2007/05/06(日) 13:58:35 ID:???


ラクス 普段はおだやかで優しいお母さんだが怒るとご飯もくれない
フレイ 料理とか家事は夫まかせ。教育ママで厳しいが子供の将来を思ってのこと

ステラ 子供にどう接していいのかわからないので子供と一緒にいろんなことを学んでいく反面教師ママ
ルナ けじめがしっかりしているので怒るときは怒るほめるときはほめる母

カガリ 失敗をよくするおふくろ系ママ。すぐ怒るがたまに褒めてくれる
メイリン 優しくしっかりしてそうなママ。でもお金には厳しい節約系ママ
ミーア 授業参観でやたら浮いちゃう若くてぴちぴちなママ。教育?そんなの知らな〜い


自分はこんなイメージ
どのお母さんでもかわいいからいいやww
26通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 00:00:27 ID:???
ラクス:お母様
フレイ:ママ
ステラ:まま
ルナ:母さん
カガリ:母上
メイリン:おかあさん
ミーア:ミーアちゃん

子供の母親の呼び方。ミーアはいつまでも若い心を持ち続けますw
27通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 04:41:36 ID:???
ミーアママは少年誌向きだなw
自分はアスランの家の子になってみたいが父親がちょっとネタ系で頼りない…
28通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 09:42:42 ID:???
ミーアは年を取っても容姿があまり変わらなそうだなw
子供と歩いていたら姉弟とか姉妹に間違えられそうな気がする。
27氏の言うとおり少年誌向けだなw

後、思ったのだが子供の授業参観があった時は、生みの母と育ての母皆で来るのかな?
そうなら良い意味でも悪い意味でも賑やかな授業参観になりそうだw
29通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 10:42:36 ID:???
>>28
ちょっと思ったザラ家の授業参観

カガリ「そこだ、頑張れっ!ちゃんと手を挙げるんだっ!ほら、アスランも応援するんだぞ。我が子が頑張ってるんだからな」
メイリン「あ、キョロキョロしてますっ!あっ、指されてますっ!あっ、ちゃんと答えましたっ。良かったですね、アスランさん」
ミーア「ああん、やっぱり家の子が一番可愛くて格好良くて賢そうよねぇ?ねっ、ねっ、アスラン!もぉ〜聞いてるのぉ?」
赤ハロ「are you ok?」
アスラン「カガリもう少し声を押さえて…メイリン見れば判るから…ミーア…(他人の白い目を感じる…)」




子供「\(^o^)/オワタ」
30通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 11:11:43 ID:???
>後、思ったのだが子供の授業参観があった時は、生みの母と育ての母皆で来るのかな?

そうか、産みの親育ての親…
自分が産んだ産まないに関わらず、母親全員子供溺愛してると良いなぁwwww

でもカガリとアスランの子供が義理の母親であるミーアやメイリンに恋したり
もうワケわからんカオスが生まれることを期待するwwwwwww


>>29
GJGJ
31通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 14:43:07 ID:???
びしっと決めた教育ママなフレイとほんわかあらあらママなラクスが、
一緒に授業参観来たりするのかwww

アスカ家はきっと父親が一番張り切るww
そしてきっとカガリに対抗するwww

ステラ「あ、こっち気づいた(にこ〜)」パタパタ(手を振る)
シン「よし、頑張れ! 父さんしっかり見てるからな!」
ルナ「ちょっと、あなた達もう少し大人しくしなさいよ、もう!」




子供「(恥ずかしい・・・)」
32通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 18:21:06 ID:???
>>29
>>31
GJ!参観日かわいいな
シンがカガリに対抗は賑やかそうだw
で、ここに教育ママのフレイも加わるかもしれない
子供同士が同じクラスだったりしたらさぞ煩いだろうなw
33通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 21:59:59 ID:???
>>30
>自分が産んだ産まないに関わらず、母親全員子供溺愛してると良いなぁwwww

きっと自分が産んだ子じゃなくても愛するさww

>>29
>>31
一言言わせてくれ。GJ!!

>>32
>子供同士が同じクラスだったりしたらさぞ煩いだろうなw

あり得るんじゃないか?
オーブの家族法にも事実婚はあるだろうし。子供作るタイミングが一致すればww
カガリ=アスラン=メイリン。メイリンとルナマリアは姉妹。カガリとキラは姉弟。
よってザラ家とアスカ家とヤマト家の子供はイトコ同士……。
しかも子供が出来たなら、現オーブの元首(カガリのこと)と元プラント最高評議会議長(パトリックは確かラクスの父ちゃんの後なったよね?)の子供(アスランのこと)の子。
同じくオーブ元首の弟(キラのこと)と元プラント最高評議会議長(シーゲルのこと)の子(ラクスのこと。ラクスも最高評議会議長になったんだっけ?)+元大西洋連邦(連合?)事務次官の孫(フレイがその娘だから)
シンのところは普通だけど結婚で親族だからねえ……しかも緊密な連絡がありそうだし。
イトコ同士の結婚が可能なら世界征服できちゃうな……ついでにこの三家の痴話喧嘩で世界が滅びそうだww

おいらも考えてみた。

三家の子供が一緒に宿題をしている。
キラの家の子供「こんな問題簡単すぎるよ。フレイママが家庭教師つけるんだもん。もう試験受けて法曹資格とっちゃったよ。もう少ししたら医学やろうかな……」
シン(ry「もうできたの?すごいねぇ。ねえここがわからないんだけど」
キラ(ry「ここ?……計算間違えてるだけだぞ。……ほら、ここ」
シン(ry「あっ、そうか。ありがとう」
アスラン(ry「…………(何気にさっさと終わらせている)」

宿題が終わってお茶をしながら。
アスラン(ry「ところでさぁ、ミーアママなんだけど外見若すぎるよ。この前、年の離れた姉弟に間違えられてさ……」
キラ(ry「ミーア叔母様か……確かに。あの若さは反則だね。でもうちの母達は家事が出来ないぞ。いつも父様がやっている」
シン(ry「そうなんだ……でも仕方ないんじゃない?おば様達はどちらも良いトコのお嬢様だもの。出来なくてもねぇ。ウチのステラ母さんは結構ぽや〜としててみて     なきゃ不安で……」
キラ(ry「それならラクス母様も同じだな……この前電子レンジでゆで卵作ろうとしてた……」
アスラン(ry「はは……色々二人ともあるんだ。なんかこれ以上話すのが怖くなってきた。
      とりあえずイトコ同士協力していこう……」

キラ(ryシン(ry「「うん……」」
こうして三家の子供は結束を強化しましたとさ。
34通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 22:53:25 ID:???
>>33
GJGJ!
ヤマト家はキラが仕事も家事もしてんのかやっぱwww

ヤマト子:インドア
アスカ子:アウトドア
ザラ子:母親の影響比による
が自分の想像。

ステラは子供が寝る時絵本読んであげて先に寝ちゃうのはガチ。
35通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 23:02:13 ID:???
>>34
>ステラは子供が寝る時絵本読んであげて先に寝ちゃうのはガチ。

ちょ、想像して萌えちまったじゃねえかww
36通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 23:25:05 ID:???
>もう試験受けて法曹資格とっちゃった

なんだかんだいってスパコディの子供なんだなw
37通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 23:34:21 ID:???
子供ネタGJ!
>……ついでにこの三家の痴話喧嘩で世界が滅びそうだww

ちょw想像しちまったw
38通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 23:56:14 ID:???
>>37

        ,, ―- 、_
      /        '' - ,,
    /             '' - ,,
   /                 ヽ
  i           / /ヽ    !
  ,i          ./ / ''―、   !
  i     ,、 n て'' ノノ    ヾ   !
  i    ノノノ ノ ノ ''´      !  /
 U   j   ' ´    ノ (    ヽ |
 >-,,  /  ,,=━━・!' ,ノ━== ! ノ
 !・  ヽ |  ’ニンniii、 :::::i/ィ7iii=  i )
 \(てi iヽ   ^' ~     -'  /}
  `i_   、 \        i_    l_j
   `┐ i    /(,,, ,n 〉   /\\   痴話喧嘩っていうレベルじゃねぇぞ!
  ̄ ̄へ    ! '   T''    l |  \     それこそ、ハルマゲドンだ!
   |  ! i    ン=ェェi) i ソ )
   |  i´\! ,, -ェ`、_ン ノノ 〈
   |  |  \\,, `―''´//  |
   |  つ   !、_'''''''''''''  /   7
39通常の名無しさんの3倍:2007/05/07(月) 23:58:50 ID:???
   ■■■■■
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  ■■■■■■■■     ________
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 ■■■■■ ■■■■ < >>39、アフリカではよくあること
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40通常の名無しさんの3倍:2007/05/08(火) 00:01:52 ID:???
キラんとこはいいな、嫁さんMS乗れなくてw
アスランのところも武闘派はカガリだけだから何とかなるか。
でもシンのところは三人ともエース級w
デスティニーvsインパルス&ガイア。下手したら嫁の兄ちゃんも参戦してカオス、アビスも相手www
シン死ぬwwww

この三家の戦力あれば国落とせるなww
41通常の名無しさんの3倍:2007/05/08(火) 00:02:48 ID:???
>>39
ちょwwwwwお前がアフリカにいっぱいいるのかwww
42通常の名無しさんの3倍:2007/05/08(火) 12:41:32 ID:???
>>39
何故アフリカww
43通常の名無しさんの3倍:2007/05/08(火) 19:14:09 ID:???
>>34
>ステラは子供が寝る時絵本読んであげて先に寝ちゃうのはガチ。
一言を参考に作ってみた。


アスカ家のある夜。
シンの子供「パパ〜、ルナママ〜」
シン達の子供がリビングにやってきた。

シン「あれ?どうしたんだ?ステラママに本読んでもらってるんじゃないのか?」
シンの子供「うん。でも先にステラママ寝ちゃったの」
ルナマリア「ステラ……もう!子供より先に寝ちゃ意味無いじゃないの!」
シン「ははは、ステラらしいといえばらしいな」
ルナマリア「シン、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。ステラ起こさないと」
シンの子供「ルナママ、ステラママ起こさなくてもいいよ。一人で寝られるから。後、明日ステラママを怒らないであげてね」
シン「わかった、怒らないよ。でも今日はドコで寝るんだい?」
シンの子供「ステラママと一緒に寝るよ。今日はそんなに寒くないからステラママに一枚布団かけてあげれば風引かないと思うし。
じゃあパパ、ルナママ、お休みなさい」

子供が去って
ルナマリア「……我が子ながらちょっとしっかりしすぎじゃない?」
シン「……ああ。特殊な家庭環境だからああなっちゃったのかな?」
我が子のすさまじい成長を素直には喜べないシンとルナマリアだったとさ。
44通常の名無しさんの3倍:2007/05/08(火) 23:36:09 ID:???
>>43
GJ!ほのぼのした
45通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 10:37:05 ID:???
乙であります!
46通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 17:04:12 ID:???
 アスランはその日、夕食の後、洗い物をかってでた。これくらいの家事を手伝うのはもはや慣れきっていた。そして洗い物をしながら、今日も一日穏やかに終わったことを噛み締める。
 だが一つだけ気になることがあった。カガリのことである。今日の夕食時のカガリは何かとても嬉しそうだった。
 時々、アスランの方を見てご機嫌な子ライオンを想像させる笑顔を見せる。カガリの笑顔を見るのは当然嬉しいのだが、理由がわからないのでそれを思い返してアスランは首を傾げていた。
(この洗い物が終わったら、カガリに理由を聞いてみようか?)
 洗い物をしながらアスランはそんなことを考え、洗い物を片付けるのであった。

「洗い物終わったぞ」
 洗い物を終え、アスランがそんなことを言いながら居間の戸を開けた時である。
「ええ〜〜」
「ずる〜い」
 何ともタイミング良く、ミーアとメイリンの声が響いた。そして丁度戸を開けたアスランに三人の視線が集中する。内二人、ミーアとメイリンの視線は厳しい。ちょっと拗ねているみたいだ。
(……なんだか知らないが、まずいな)
「あっ、調べ物があった」
 すぐさまアスランは、そう判断しバレバレの嘘をついて戸を閉めた。そして自分の部屋に逃げようとしたのだが、背後で戸の開く音がしたと思ったその時には服の襟を掴まれていた。引っ張られる力から二人に引っ張られていることが感じ取れる。きっとミーアとメイリンだろう。
(なんというコンビネーションだ。熟練したMSパイロットでもこれほどは上手くいかないんじゃないか……?)
 アスランが思っていると背後から声が聞こえる。怖くて振り向くことの出来ないアスランだった。
「どうしたの?なんか逃げようとしていたみたいだけど……」
 そう言ったミーアの声が少し怖い。
「……ちょっとお話があります」
 メイリンの声も怖かった。一体何をしたのか、皆目見当のつかないアスランは振り返らずに言った。
「い、いや俺には話はないんだが……」
「アスランさんにはなくても私達にはあるんです!つべこべ言わずにきて下さい!」
「アスラン、おとなくしてね。すぐに済むからね」
 メイリンとミーアがそう言って襟を掴み、アスランを引き摺り始める。
「ちょ、ちょっと待」
 待ってくれ、と最後まで言わせてもらえずにアスランは居間に連行されたのであった。
47通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 17:05:53 ID:???
「……で何で、俺はこんな仕打ちを受けているんだ?」
 アスランは抗議する。どっから持ってきたのかは知らないが、裸電球のスタンドがアスランに向けられている。これでは刑事ドラマの容疑者の取り調べである。
 ただ、椅子に座らされているのではなく、アスランの家の居間は畳敷きなので畳の上に正座させられているのが少し間抜けにもアスランには思えた。ちなみにカガリもアスランの隣に正座させられていた。
「私達もこんなコトはしたくはないの。でもこれはハッキリさせないといけないの……ごめんねアスラン」
「そうなんです。重要なことなんです」
 ミーアの後に続いてメイリンが言った。
「……とりあえず一体どうしたっていうんだ?原因がさっぱりわからないんだが」
 話が進まないのでアスランは原因を尋ねる。
「そうですね。話が始まりませんね。では、私から説明させていただきます」
(一体何をしたんだ俺は?全く心当たりがないぞ)
 メイリンの言葉を聞いて、アスランは思った。そしてメイリンが原因を口にした。
「アスランさん、アスハ代表に指輪買ってあげましたね。ずるいです!」
「……は?」
 思わずアスランは間抜けな声を出してしまった。それを聞いてミーアが少し怒ったような声で言った。
「アスラン!『……は?』じゃないわよ。カガリが夕食時からニコニコして見慣れない指輪を左手薬指にしてるから何かと思って、夕食後に尋問したらアスランからもらった指輪だっていうじゃない!いつの間に買ってあげたの!?」
「アスラン、済まない。お前がザフトに戻る時にもらった指輪を今日久々につけてみたんだが嬉しくてな、それが顔に出てしまったのをミーアとメイリンに見つかってしまったんだ」
 隣のカガリがアスランにだけ聞こえるように呟いた。
「そうか……」
 カガリから理由を聞いて納得がいったアスランは思わずそう洩らした。
「何が『そうか』なの!アスラン?場合によってはただじゃおかないわよ」
「そうですよ!アスハ代表だけに左手薬指にはめる指輪が存在するってどういうことですか!」
 ミーアがアスランの一言に鋭く気付きアスランに詰め寄る。メイリンもミーアの言葉を受けてアスランに詰め寄った。
「ミーア、メイリン待ってくれ。カガリがしている指輪はミーアやメイリンに会う前、俺がザフトに戻る時にカガリに渡したモノなんだ」
 アスランがミーアとメイリンを落ち着けるように言った。
「「え!?」」
 アスランの発言を受けて驚く二人。
「一応聞いておくが、カガリは二人にはなんて説明したんだ?」
 アスランはカガリに尋ねた。カガリはそれに答える。
「いや、二人にその指輪どうしたんだって聞かれたから、アスランに貰ったって答えたんだ。その後貰った時のことを説明しようと思ったんだが、二人が大声を上げてアスランが丁度戻ってきたんだ」
48通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 17:06:51 ID:???
「はは、そうだったのか。でもこれで二人とも誤解が解けただろ?カガリの指輪は時間軸的にどうやっても二人にはプレゼントできないんだ。これについては勘弁してくれ。それにプレゼントするならちゃんと三人にきちんとプレゼントするさ」
 アスランはそう言って二人を見た。
「「むー」」
 二人は納得がいかないみたいで、唸り声を上げていた。
「どうしたっていうんだ。二人とも」
 アスランは唸り声を上げる二人に尋ねた。
「確かに私達の誤解だったことは判ったけど……なんか悔しいわ」
 アスランの問いを何かしっくりいかないような感じのミーアが答えた。それを聞いてアスランが言った。
「悔しいって……おいおい、さっきも言ったとおり時間軸的にどうしようもないんだぞ。それにカガリの指輪はたしかに安物ではないが、すごく値が張る物でもないぞ」
 そのアスランの言葉にメイリンが反応する。
「もう、違いますよ。わかってませんね。女の子が好きな人にから指輪プレゼントされるってコトが重要なんじゃないですか。しかも左手薬指にする指輪ですよ。値段が高い高くないなんて問題になりませんよ!」
「そうそう、でもカガリにだけこんなエピソードがあるのはシャクよね。そう思わない、メイリン?」
 ミーアがメイリンの発言の後言った。メイリンが答える。
「まあ、確かにそう思います。でも私にもアスランさんとの思い出深いエピソードはありますから」
「「ええ!?」」
 メイリンの言葉にカガリとミーアが同時に声を上げる。
「お、おい……メイリン?」
 心配そうに言うアスランの声は女性陣には届かなかった。

つづく
49通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 17:27:45 ID:???
>>46-48
GJ!
やきもち妬くミーアとメイリンも指輪こっそり着けちゃうカガリも可愛いな。
メイリンの語るアスランのエピソードはどれだろう?気になる・・
50通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 21:55:22 ID:???
続きです。

「メイリン、詳しく聞かせて貰うわよ」
 ミーアがメイリンに詰め寄る。
「ああ」
 アスランの隣にいたカガリもメイリンの隣に移動して、アスランに向けられていたライトをメイリンに向けた。
「俺は……?」
 呟くアスランだがもうアスランの存在は忘れ去られているみたいだった。それはそれで寂しく感じるアスランだった。
「ちょっと眩しいですよ。こうやってライト当てられると心理的に圧迫されますね」
 メイリンがライトをあてられながら言う。それについてミーアが説明をいれた。
「こうやってライトを照らすのは心理的に圧迫して自白させやすくするためらしいわよ」
「ふーん、そうなんだ。じゃあ今度アスランが何かやったら十個ぐらい向けてみるか?」
 さらっとカガリが恐ろしいことを言った。
(ちょ、なんてこと言うんだカガリ……)
 アスランはそう思ったが言葉では抗議しなかった。ちょっと弱いアスランだった。
「まあ、それはひとまずおいておきましょう。じゃあ、メイリンさっさと話しちゃいなさい」
「いいですけど。なんかミーアさんノリノリですね」
 そう言ってメイリンは話し始めた。
「アスランさんがアークエンジェルに私と運び込まれたのは知ってますよね?アスハ代表」
 メイリンがカガリに尋ねる。カガリがそれに答える。
「ああ。あの時は心配したぞ。アスラン大怪我してるんだもんな」
「ウソ!アスラン大怪我したの?誰にやられたの?」
 カガリの言葉を聞いてミーアが二人に尋ねる。
「まあ、メイリンの話を聞いていればそのうちわかるから話を聞こう。メイリン続けてくれ」
 カガリがミーアを宥め、メイリンに先を促した。
「はい。その時のことです。アスランさんはその前にデュランダル議長から最新の機体のレジェンドを与えられていたんですけど、議長の考えに危険なモノを感じてザフトを抜けようとしたんですよ」
「あの時か」
 ミーアがぽつりと洩らした。メイリンがそれを聞いてミーアに尋ねる。
「あの時って、ミーアさんも知っているんですか?」
「そりゃ知っているわよ。メイリンの前に私、アスランに一緒に来るように言われたんだから。でもあの時はラクス様の真似が心地よくて断ったのよ」
 ミーアがそう言うとメイリンがジト目でアスランを見て言った。
「ふーん。そうなんですかぁ。てっきり私だけ誘ってくれたんだと思ったんですけど」
「い、いや、誘ったわけじゃないぞ。どっちかというと巻き込んだが正しいんじゃないか?メイリンを巻き込んだのは悪いと思っているが」
 ジト目で見られてばつが悪そうにアスランは答えた。
「ふーん。ずいぶん八方美人なんだな。アスラン」
 カガリもジト目でアスランを見ながら言った。
「カ、カガリ。二人とも勘弁してくれ。話が終わらなくなってしまうぞ」
 アスランはなんとか話を元に戻そうとする。ミーアも味方をしてくれた。
「そうよね。話が長くなっちゃうからメイリン続けて」
「は〜い。まあさっきの話はどっちでも良いですよ。結果として私がアスランさんのピンチをサービスシーンで助けて全米bPヒット映画のように私達は愛の逃避行をしたんですから」
 メイリンがそう言うとミーアが少し不満そうに言った。
51通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 21:56:14 ID:???
「なんかむかつくわ。ホントに映画みたいじゃない。というかサービスシーンって何?メイリン」
「ああ、私も気になる」
 カガリも相槌を打つ。
(お願いだ。これ以上は止めてくれ……)
 アスランは言葉無く祈っていた。その祈りも空しくメイリンは話を続ける。
「はい。アスランさんが兵士に追われて私の部屋に来たので、匿うためにシャワーを浴びてるふりをしてやり過ごしたんですよ。あの時は少し恥ずかしかったです」
 赤らめた頬に手を当てるメイリン。
「「アスラン……」」
 ミーアとカガリがアスランに何か言いたげな視線を向けてくる。アスランは慌てて釈明する。
「いや、俺は何も見てない!メイリンがシャワー浴びるふりをしていただけだからな!」
「でも私が服を脱いで半裸になるのは見ましたよね」
 メイリンがアスランにツッコんだ。
「まあそれは役得……あっ!?」
 思わず答えたアスランにカガリとミーアの厳しい視線が刺さる。
「やっぱりメイリンの半裸は見たんじゃないか!後でこの件についてしっかり話し合おう」
 カガリの一言が痛いアスランだったが反論は一応した。
「しかし、もう俺が風呂に入っている時に皆で乱入してきたりして、お互いの裸は見てるし何の問題もないんじゃないか?」
「それとこれとは話が別だ。裸を見てるのは一緒に暮らし始めてからのコトじゃないか」
 カガリの指摘が入る。
「そう言うこと。やっぱりそういう重大なイベントの感想はぜひ聞いておかないとね」
 悪戯っぽくミーアも言ってくる。
「あの……まだ続きありますけど、いいですか?」
 メイリンが恐る恐る言ってくる。
「メイリンも、ちょ、もが」
 もういい、と言おうとしたアスランをミーアが胸に抱きしめ、その大きなふくらみで黙らせた。
「もが、むが」
 アスランがミーアの胸の中でもがいている。それを見たカガリが呟く。
「くっ……それは私の胸では無理だ」
 敗北感を感じるカガリだった。けしてカガリの胸が小さいわけではないが、ミーアのようにアスランの顔を埋もれさせるコトは出来ないだろう。
「ぅぅ……」
 メイリンもミーアを見て唸っている。
「ほら、メイリン続けて」
 ミーアに言われメイリンは続きを話し始める。
52通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 21:58:08 ID:???
「え、えっと。じゃあ話します。もう残りはあんまり無いですけど。そうして私達グフを奪って逃げたんですけど今度はシンとレイに追っかけられたんです。
あっ、そういえばシンのディスティニーとレイのレジェンドって私達を撃墜するのが初出撃なんですよね。世界でも例のない出撃じゃないですよね?脱走兵を撃墜するのが主役機の初出撃なんて、ちょっとシンに可哀想なことしちゃったかな?」
「えっと……なんて言っていいか判らないわね。色々揉めそうだし、その辺のことは結論は出さない方が私達のためでもあるわね」
「ま、まあ、その辺は結論出さないってことだからいいだろ?ほら、メイリン続きを頼む」
 ミーアが戸惑いがちに言い、カガリが無理矢理先を促した。
「あっ、スミマセン。それで私達シンに撃墜されちゃうんですけどアスランさんは、機体の性能差がある上、私がいて満足に戦えないのにディスティニーのビームライフルを破壊したりすごい活躍でした。
最後は私をかばって大怪我までしちゃって、やっぱりヒロインをかばって大怪我をするヒーローの展開は王道ですよね」
 少しうっとりしてメイリンが言った。
「メイリンまた脱線しているわよ。でも展開としては王道よね。そうなった原因とまたアスラン脱走したのか、ってツッコミを除けば完璧よね。
まあ見方によっては世界のために泥被ったとも言えるし、やっぱりアスランはカッコいいわよね」
 そう言ってミーアは抱きしめている腕に力を込める。
「もがが」
(こ、これは天国という名の地獄か?)
 朦朧とする意識の中、アスランはそんなことを考えていた。そんな様子を横目にカガリも言った。
「ああ、人それぞれ解釈はあろうが、アスランは世界のために泥被ったって私は信じてる。ただメイリンの発言はいただけないが」
「全くね。でもあの時私が一緒に行かなかったことでメイリンエンドが確定した感じはあるのよね。ちょっとむかつくけど、この世界ではそんなことはないから安心ね」
 ミーアがカガリの言葉に付け足した。
「うんうん」
 カガリがミーアの言葉に頷く。そんな様子を見てメイリンが微笑みながら言う。
「ふふっ、そうですね。でもお二人が決着をつけたいって言われるなら受けて立ちますよ。今のところ私が一歩リードって感じですよね」
「メイリン言うようになったな」
 カガリが笑って言う。
53通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 21:59:14 ID:???
「ホント言うようになったわね。じゃあ今度は私の番よね」
 ミーアがアスランを抱きしめたまま、微笑みを浮かべたまま言った。
「ミーアにもあるのかエピソード?」
 カガリが当然の疑問を口にする。それにちょっと意外な事を尋ねられたというような顔をしてミーアが答える。
「当然よ。二人に比べれば短いけどね。私の話はアスランがザフトに復帰してセイバーでミネルバに着任した頃の話ね」
「あっ、お姉ちゃんもアスランさんに憧れていた頃ですね。あの頃は一番アスランさんに近かったのはお姉ちゃんだったんですよ。私はルナマリア=ホークの妹かっていうくらいの扱いでした」
 メイリンがミーアの話を聞いて懐かしそうに言った。
「そうなのか?」
「ふーん。なるほど」
 カガリが不思議そうに尋ね、ミーアは意味深なことを言った。
「はい。アスランさん、フェイスでしたからMS隊の指揮を執っていましたよ。だからお姉ちゃん憧れたんじゃないんですかね?ハイネさんというフェイスの方もいらっしゃったんですがすぐに戦死されてしまったので……」
 そう言ってメイリンは声のトーンを落とす。
「そうか……おっと、また話がずれてしまったな。ミーア続き頼む」
 少し暗くなってしまった雰囲気を吹き飛ばすようにカガリがミーアに言った。
「うん。私は議長とラクス様の偽者としてザフトの慰問コンサートのために地球に来てアスランにあったの。そして、その夜一緒にベッドを共にしたのよ。アスランの寝顔って可愛いわよね」
 さらっとミーアは言い切った。
「「ええええ!?」」
 カガリとメイリンが驚きの声を上げる。そして疑惑の目を向けた。
「何?まあ、疑うのも無理ないわよね。アスランの性格からしてそんなこと考えられないもんね。でもホントよ。メイリン、お姉さんに電話して聞いてご覧なさい。二人の朝を邪魔してくれたのは彼女だしね」
 自信たっぷりに言うミーア。
「メイリン!」
「はい!」
 カガリがそう言うとメイリンはわかっていると言わんばかりの返事をして、真偽の程を確かめに電話へと向かった。
 そしてメイリンが電話をかけに向かった後、カガリはミーアにおもむろに言った。
「ところで気になっているんだが」
「何?」
 ミーアが返事をする。ミーアは気付いていないようなのでカガリは言った。
「いつまでアスランを抱きしめているつもりだ?アスランが余計な茶々を入れないように黙認していたがもう話は終わっただろ?アスランを解放しろ」
「もうカガリったらイケズ。アスランだって本当に嫌ならとっくの昔に振りほどいているわよ。そうしないっていうことは気持ちいいって事でしょ?」
 ミーアがカガリに答える。
「バカ!お前の胸に押しつぶされて窒息しているんだろ。早く解放しろ」
 カガリが真相を指摘する。
「え!?いっけない!アスラン大丈夫?」
 カガリにそう言われ、慌ててアスランを解放するミーア。メイリンが電話で確認をしている間二人はアスランの看病をするのだった。

つづく
54通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 22:35:43 ID:???
長過ぎて読むのがしんどいorz
55通常の名無しさんの3倍:2007/05/10(木) 22:39:33 ID:???
職人さんGJ!GJ!
アスカガミアメイGJ!
ミーアのオパーイに埋もれるアスランが羨ましいw
56通常の名無しさんの3倍:2007/05/11(金) 21:13:41 ID:???
続きです。長くなってしまうのは勘弁下さい。

「ふう、酷い目にあった……。あんな事で死んだらキラやシンに何を言われるかわからないな」
 あっさり復活したアスランが言った。もうすでにルナマリアに確認を取ってメイリンも戻ってきている。事件は会議室では起こっていない。現場でも起こっていない。ミーアの胸で起きていた。
「ごめんね、アスラン。でも酷いな。私の胸気持ちよくなかった?」
 いじけたような声で聞いてくるミーア。
「あっ、いや、酷いというのは言葉のアヤだ。実際はとっても気持ちよ」
「「じー」」
 よかったと言いかけ、ぽろりと出たアスランの本音にカガリとメイリンの冷たい視線が突き刺さる。慌ててアスランは言い直す。
「いや、まあ、今度から気をつけてくれれば、それでいい」
「ホント!?許してくれるの?アスラン大好き!」
「ちょ」
 ミーアがアスランに嬉しそうに抱きつく。アスランは後ろに倒れ込まないようにするのが精一杯だった。
「だからだめですよ。ミーアさん!まだ話は終わってません」
「そうだ。離れろ」
 そう言ってメイリンとカガリが二人を引き離しにかかる。
「ぶー」
 ミーアはそう言って渋々アスランから離れた。それを確認してメイリンが話し始めた。
「さっきお姉ちゃんに確認してきましたが、確かにアスランさんとミーアさん一緒の部屋で一夜を共にしていたそうです。お姉ちゃんがアスランさんの部屋を訪ねた時にミーアさんが出てきたそうですから」
「ね、言ったとおりでしょ」
 ミーアが勝ち誇って言う。
「フレイといい、お前といいBPOに怒られるだろ」
 ミーアの発言にカガリが少し怒った声で言った。
「BPOはさておき、待ってくれ。それは俺が寝ている時にミーアが俺のベッドに潜り込んだんだ。何もないぞ。朝起きて気付いたんだからな」
 アスランが慌てて言う。
「本当か?」
「本当ですか?」
「本当だ」
 カガリとメイリンの言葉にアスランも真面目に答える。じっと二人はアスランの目を覗き込む。
57通常の名無しさんの3倍:2007/05/11(金) 21:15:09 ID:???
「……どうやら本当みたいだ。アスランは性格的にこんな嘘はつけないし、顔に出るだろうからな」
「そうですね。ホントみたいですね」
 カガリとメイリンはどうやら信じてくれたみたいだ。ほっとしてアスランは言う。
「だから言ったとおりだろう」
「ちぇー、でも思い出も大事だけどカガリだけ指輪貰って形になるモノがあるのはずるいわよね」
 ミーアがふてくされた感じで言う。
「そうですね」
 メイリンもミーアの言葉に同意してアスランを見つめる。いくら鈍いアスランでも二人の言葉の意味はわかった。
「仕方ない、わかった。三人に指輪を買ってやる。これでいいか?」
 観念してアスランが言った。
「私もいいのか?」
 カガリが意外そうにそして吃驚して聞いてくる。
「当たり前だ。二人にあげてカガリにあげなかったらそれこそ不公平だ。さっきはああいったが別に指輪じゃなくてもいいぞ。その辺は適当に考えておいて欲しい。カガリの指輪は時期的にラッキーだったと言うことで二人とも納得してくれ。いいな?二人とも」
「うん!アスラン大好き!」
「はい!あっ、抜け駆けですよ」
「ミーア、そうだぞ」
 アスランが言うとミーアとメイリンが答え、ミーアを先頭にメイリン、カガリがアスランに飛びつくように抱きついてくる。
「こら、まだ話は終わってないぞ。今度皆が休みが取れるのはいつだ?メイリンわかるか?」
 三人の温もりを身体全体で感じてアスランは言う。
「……はい、ちょっと待って下さい。えっと今度の金土日月火ですね。ちょっと遅めの連休です」
 メイリンが自分だけアスランから身体を離さなければならないので、少し不満そうに答える。
「メイリンありがとう。ほら、二人とも離れるんだ。そう言えば今度の日曜は母の日だな。戦争が終わってからごたごたしていて母上父上の墓参りにもいけなかったから、今年は行こうと思っていたんだ。プラントに確かいい店があったな。
皆で墓参りに行った後でも店を除いてみよう。それでいいか三人とも?」
 アスランがそう言うと三人は真っ赤になっていた。しかしとても嬉しそうだ。アスランは三人に尋ねる。
「ん?どうしたんだ?皆真っ赤になって?」
「いや……」
「だって……」
 カガリとメイリンは真っ赤になって答えられないみたいだ。ミーアが何とか言葉を出した。
58通常の名無しさんの3倍:2007/05/11(金) 21:16:09 ID:???
「ねえ……アスランのご両親に紹介してもらえるんでしょ?それに指輪までもらえるなんて、アスランプロポーズしているのと同じ事よ……」
「あっ」
 今度はアスランが真っ赤になる番だった。
「アスラン全然考えていなかったでしょ?本当に自然にそういう事をするんだから。もう!」
 ミーアがそう言い、同意するように二人が頷く。
「……そうとってもらってもいいぞ」
 アスランがいきなり真面目な顔になって言った。
「「「え!?」」」
 女性三人が面食らう。アスランはかまわず続けた。
「もうこれだけ楽しく幸せに毎日を過ごさせて貰っているんだ。今更一人を選ぶなんて俺には出来そうもないからな……」
 優柔不断もここまでいけば立派である。ある意味開き直りの境地のアスランだが言うことはきちんと伝えた。そしてその言葉には確かにアスランの誠意が籠もっていた。
「「……アスラン」」
「……」
 メイリンは言葉も出ないようで少し涙ぐんでいる。カガリとミーアもアスランの名前を言うのが精一杯のようだ。
 しばらくの間四人は言葉のない時間を過ごす。

 それを破ったのはカガリだった。
「よし、そうと決まれば色々準備をしないといけないな。アスランのご両親に会うわけだからしっかりとした服装でいかないとな」
「そうですね。じゃあ、アスランさんのご両親にあったらプラントの観光もしましょう。代表はプラントの観光あまりしたことありませんよね?案内しますね」
「いいわね。そうしましょう」
 メイリンがカガリの言葉に賛同しその後も提案する。ミーアもメイリンの提案に賛成した。そして三人は服装やその他のことをああじゃないこうじゃないと話し始める。
「おーい」
 アスランは一応三人に声をかけるがあっさりとスルーされた。
(まあいいか。三人が幸せならば俺としては何ら問題はない。むしろそれが俺の望みだ。父上母上どうやら今度お会いする時は婚約者を三人連れていくことになりそうです。きっと驚かれますね)
 アスランはそう思って天井を見上げ、遙かその先にあるプラントへ想いを馳せた。

終わり
59通常の名無しさんの3倍:2007/05/12(土) 12:27:51 ID:???
>ミーアを先頭にメイリン、カガリがアスランに飛びつくように抱きついてくる。
子犬みたいでカワユスw
60通常の名無しさんの3倍:2007/05/12(土) 17:05:59 ID:???
>>46-48 >>50-53 >>56-58
職人氏、GJ!
いつものようにヘタレるかと思いきや、土壇場でプロポーズを決めた凸。
やっぱこのスレは良いわ。

 >凸カガミアメイ、プラントへ

 「メイリンが行くなら私も。両親にも会いたいし。」でルナも同行
  ルナに引きずられる形でシンステラも同行
 「わたくしもお父様お母様のお墓参りをしたいですわ。」でラクスも同行
 「しょうがないわね、一緒に付いて行ってあげるわよ!」でフレイも同行
  ラクフレに押し切られてキラも。

・・・で、結局全員でプラントへ。一行を見たプラントの男共が血の涙を流す・・・という構図が見えてしまいました。
61通常の名無しさんの3倍:2007/05/12(土) 18:59:08 ID:???
職人さまGJ!アスラン婚約オメ
でも、キラやシンやルナやラクスが黙ってない気がする
これからが大変だ

>>60
その内暗殺されそうだなww
62通常の名無しさんの3倍:2007/05/12(土) 21:37:33 ID:???
>>60
アスカ家とヤマト家のプラント行きはこんな感じでしょうか?

 電話でホーク姉妹が会話している。
ルナマリア「ええええーーーーーー」
メイリン「ちょっとお姉ちゃん大声出さないでよ。もう」
ルナマリア「驚きもするわよ。一番皆からヘタレと思われていたアスランさんが一番最初に漢見せたんだから」
メイリン「ちょっとそんなこと言わないでよ。いくらお姉ちゃんでも怒るよ」
ルナマリア「ごめんね。でもおめでとう。メイリン今度は電話じゃなくてゆっくり話を聞かせてね」
メイリン「うん。じゃあね」

 電話が終わって、ルナマリアは慌ててシンとステラのいるリビングへ戻る。
ルナマリア「ちょっと、大ニュースよ。アスランさん、メイリン達三人にプロポーズしたんだって」
ステラ「うそ……」
シン「え!!ウソだろ!?」
ルナマリア「嘘じゃないわよ。私も今メイリンに聞いた時は信じられなかったけど。それで、メイリン今度指輪買って貰うんだって」
シン「何だルナ?その目は?もしや……」
ルナマリア「あら、シン。アスランさんにこのままじゃ負けるわよ。まあ、勝ち負けの問題じゃないけどね。」
ステラ「じー」
シン「ステラまで……」
ルナマリア「後、メイリン達今度アスランさんのご両親のお墓参りにプラントまで行くみたい。私も両親に久しぶりに会いたいし、メイリン達と一緒にプラントへ行か     ない?」
シン「それはいいけど、アスランさん達の邪魔にならないか?」
ルナマリア「大丈夫。さっきメイリンと両親に会いに行きたいねって話もしていたからメイリンは問題ないって言ってくれたわよ。それにステラにもプラント見せてあげたいじゃない?」
ステラ「ぷらんと見たい……」
シン「それなら俺に反対することはないな……日程はいつになるんだ?」
ルナマリア「決まりね。じゃあ明日にでもメイリンに連絡しておくわ」
ステラ「たのしみ……」
 そんなこんなでアスカ家もプラント行きが決定しましたとさ。
63通常の名無しさんの3倍:2007/05/12(土) 21:39:26 ID:???
一方、その頃ヤマト家では電話で男二人が話していた。
キラ「ええ!?ホントなのアスラン?」
アスラン「ああ、ほんとだ。まあ、何というか押し切られた感はあったんだが、でも最後は俺の意思だ。お前にはきちんと話しておきたくてな」
キラ「そう。おめでとうアスラン。カガリのことよろしくね。でもミーアさんやメイリンさんも泣かしちゃダメだよ」
アスラン「わかっている。しかしだからといって何が変わるわけではないんだがな。これからもずっと彼女たちとは暮らしていこうと思っていたわけだし」
キラ「ううん。違うよアスラン。これからはアスランはホントの意味で彼女たちを護る義務が出来るよ。今までとは違って今度は社会的に一緒に彼女たちとやっていくって宣  言するんだから」
アスラン「そうか……そうだな」
キラ「うん、そうだよ。でもアスランなら出来るよ。カガリ達のためにも出来て貰わないと……」
アスラン「俺の命にかけても、だな」
キラ「でも、先超されちゃったか。なんか悔しいな。これはあとでカガリ達にアスランのコペルニクスの幼年学校時代のエピソードや写真をばらそうかな」
アスラン「ちょ」
キラ「まあ、幸せ者の宿命だよ。じゃあ今日はこの辺でw」
アスラン「おい、キラ待て」
 キラはそう言って電話を切り、そしてラクスとフレイにさっきのことを話す。

フレイ「嘘?キラ達の中で一番そんなことに不器用そうだったのに」
ラクス「まあ、アスラン。ついに決心しましたのね。でもミーアさんのファンに恨まれてしまうんじゃないかしら」
ハロ「ミトメタクナーイ。ミーアハオレノヨメー。アノオパーイハオレノモノー」
 すでに恨まれているアスランだった。
キラ「はは。それでアスラン達今度の休みにあわせてアスランのお母さんとお父さんのお墓参りにいくんだって」
ラクス「まあ、それなら私もお父様お母様のお墓参りに行きたいですわ」
フレイ「そうよね。この前私のパパとママのお墓参りに行ったし、ラクスのパパとママのところにも行かないとまずいわよね」
キラ「そうだよね。じゃあ、明日にでもアスラン達に話してみるよ。一緒にプラントまで行っていいかなって」
ハロ「イーヤッホォォォーーー」
 こうしてキラ達もプラント行きが決定しましたとさ。
64通常の名無しさんの3倍:2007/05/13(日) 15:34:06 ID:???
色々と騒動が巻き起こりそうだなw
6560:2007/05/13(日) 16:17:11 ID:???
>>62-63
職人様、ありがとうございます。
まさかSSを起こして頂けるとは思わなかったので、書いて下さるだけでも御の字です。
66通常の名無しさんの3倍:2007/05/14(月) 14:27:48 ID:???
保守
67通常の名無しさんの3倍:2007/05/14(月) 19:17:31 ID:65MqsiW5
保守
68通常の名無しさんの3倍:2007/05/14(月) 23:13:19 ID:???
下げときますね
69通常の名無しさんの3倍:2007/05/15(火) 12:50:32 ID:???
保守
70通常の名無しさんの3倍:2007/05/15(火) 18:15:01 ID:???
凸がケコーン
それにより
ルナが凸の姉にw
キラが凸の弟にw

次にシンがケコーンしたとして
メイリンがシンの妹にw
必然的に凸がシンの弟にw

そしてキラがケコーンしたとしよう
凸が兄にw

間接的にはシンが長男、凸が次男、キラが末っ子という構図が出来るかw

シン「うはwwテラオモシロスwww」
凸「お前が兄という構図がなんか気に入らない……だがキラが俺の弟なのは悪くないなw」
キラ「なんかさぁ…僕だけ納得いかないのは何でかなぁ……orz」

ラクス「でも賑やかになりそうで楽しそうですわ♪」
ステラ「みんな、家族♪」
71通常の名無しさんの3倍:2007/05/15(火) 20:10:11 ID:???
時間軸無視、単なる思いつき。
空気読まずになんとなく投下。


ある日の昼さがり…
デスティニーに乗って逃走している男が一人。
その後を追いかけ乱射するブラストインパルスとガイア。
オーブを全土を巻き込んだ約半日のおいかけっこが続く。

そして同じ頃…
約1日、縛られ、3人の女性に引っかかれ、殴られ、泣かれ、怒鳴られ、髪の毛を引っ張られる男が一人…

また同じ頃…
丸1日、正座させられて二人の女性の氷の微笑の前で弁明させられている男が一人…


前日、ある3人の男があるキャバクラで豪遊して公費で支払って帰ったために。


「でも、おっさん…大丈夫かよ」

「おっさんじゃない!何いってんだよ、ディアッカ…おまえだって持ち合わせなかっただろう?
 キャバクラでキラとシンの名刺おいてこなければ帰ってこられなかったんだからさ」
「そうだよ、ディアッカくん、そうでなければアスラン=ザラ名義での請求書も依頼できなかったんだからさ」
「なんだよ、あんただって隣のねーちゃんにケバブとコーヒーの蘊蓄ばっかりたれてて延長させてたくせにさ」


「まあ、ほとぼりが冷めるまでアークエンジェルで遠洋漁業でもしてくる?」
「そうだな、ダコスタには連絡しておこう」
「はあ、マリューには黙っておこう…」


しかし、彼らは知らない。
後に彼らがプラントとオーブから国際指名手配をされることを。
72通常の名無しさんの3倍:2007/05/15(火) 22:41:37 ID:???
>>70
エライいろんな意味で大変な家族ですなww

>>71
凸、キラ、シンの災難が想像できてワロスww

お二人ともGJです。
73通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 08:55:24 ID:???
>>71
GJ!GJ!面白かったw
シンのとこは余所に迷惑掛けすぎだww
74通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 19:19:19 ID:???
>>71のネタを書いてみるw

オーブ本土にて
ルナ「まぁてぇぇえーっこのラッキースケベぇぇえっ!あたし達を差し置いて遊び回るなんて許さないわよぉっ!」
ステラ「シン、許さない!ウェェェイ!」
シン「まっまて!俺じゃない!本当なんだってばーっ(ちくしょぉぉぉぉおっ、あの野郎共、許さねぇぞぉぉ!)」
ズギャーン!
そして数時間後月面に落下したごとくのデスティニーが横たわっていた…


凸宅にて
メイリン「酷すぎます…。・(°ノД`°)・。ウワァァァァァァアン」
ミーア「あたしというグラマーな娘がいながら…あんたって人はぁぁあっ!(ガリガリガリガリ)」
カガリ「一応あいつらの指名手配はしておいた…だが今日は許せん!(バコボコバコボコ)」
凸「……(俺の髪がぁぁあっ。・(°ノД`°)・。ワァァァン)」

キラ宅にて
ラクス「さて、これからどういたしましょうか?フフフ」
フレイ「そうね…あんなことさせましょうよ」
キラ「ごめんなさい!×α。・(°ノД`°)・。ウワァァァン」
75通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 19:31:42 ID:???
そして彼らは

「ちょwww俺が何したのさ!?」
「まぁ待ちたまえ、こちらにも事情が…」
「違う!違うんだ!俺はな」





遺作「貴様という奴は、よくもヌケヌケと(#゜Д゜)」
シホ「我がジュール隊の恥ね…」
ミリィ「しかもキラ達をだますなんて、最低…(ナイフ用意)」
マリュー「いっぺん痛い目に遭わないとダメみたいね」

痔悪化「非グゥレイト!なんてこったい\(^O^;)/」
ムウ「全く、これじゃ立つ瀬無いでしょ('A`)」
虎「ダコスタ君…巧くごまかせなかったようだね……(´・ω・)」
76通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 21:01:07 ID:???
>>71
>>74-75 お2人とも、GJ!

遺作・シホ・ミリィ・魔乳&キラ・凸・シンにサンドバッグにされた挙句、
晒し者にされる 3 匹 の 蓑 虫 が目に浮かんだ・・・
(ムネオは魔乳に絞り取られるオマケ付)
77通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 23:08:32 ID:???
僕も空気読まずに投下します。

 ある日のこと。
 オーブは南国にあるからか一年を通して気温が高い。その日も暑かった。
 アスランとシンとキラの三人は、たまの休日に男だけで座談会というには大仰だが、集まって男同士の苦労を慰め合うためにオープンカフェで待ち合わせていた。
「アスランさん遅いですね」
 シンが言った。
「うん。アスランが遅刻するなんて珍しいね。どうしたんだろう?あっ、もしかして誰かとケンカでもしたんじゃないのかな?」
 キラはシンの言葉に同意し、ふと思ったことをいってみた。それにシンがすかさず答える。
「アスランさんがケンカって……ちょっと想像できないですよ。
 だって相手がアスハなら一方的にアスランさんがやられて終わるだろうし、メイリンならメイリンが泣いてアスランさんが動揺してそのまま謝って終わりそうですしね。
ミーアさんなら……ちょっとはいい勝負できそうって気がしますけど、それでもミーアさんの方が手数、いや口数多いですよ。間違いなく」
「ははは、ちょっと思ったことを言っただけなんだけどね。そこまで見事に返されると言葉もないね。あっ、アスラン来たね」
 キラとシンがそんなことを話していると、アスランがやって来た。
「済まない。遅れたな」
 遅刻してきたアスランは元気がない。シンがそんなアスランを見て尋ねる。
「アスランさん。どうしたんですか?何か気落ちしているみたいですけど?」
「ああ、今日ここに来る前にミーアとケンカしてな……」
 アスランが力なく答えた。
「え!?」
 シンが驚きの声を上げた。さっきのキラの会話が的中したこともあったが、自分が言ったとおりアスランがあの女性陣の誰かを相手にケンカすることなど想像できなかった。
基本的にアスランが一方的にやられて終わりなイメージがあるからだ。
 それにいつもは仲良し、いやむしろバカップルのアスランとアスランラバーズがケンカなんてすごく珍しいこともあるモノである。
ケンカをしたショックからか下手をするとアスランの魂が抜けていきそうにキラとシンには感じられた。
 そんなアスランを見てキラが言った。
「差し支えなければ話してくれる?助言できるかも知れないからね」
「ああ」
 短くアスランは言って話し始めた。
「戦争が終わって俺たちがオーブに住んでから、それなりに時間が経ったじゃないか。住んで気付いたことも多いがここは一年を通して気温が高い。人によっては半袖でもいいくらいだ」
「そうだね。それで?」
 キラが相槌を打ち、先を促した。
78通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 23:09:59 ID:???
「当たり前だが、女の子の服装も結構露出が多いだろう。特に戦争が終わって平和になったからかここから見ても女の子の肌の露出は、前に比べて多くなってきている気がするしな」
「何言ってるんですか。俺たち男からすれば嬉しい限りですよ」
 そんなアスランの言葉に異議を唱えるように、シンが言った。
「まあ、確かに俺も男だから決してそれが嬉しくないわけじゃない。でも最近は盗撮とかそういったことが流行っているだろう?
 それでウチもミーアを筆頭に……まあ、ミーアは仕事柄敏感だしな。ミニスカートにキャミソールとかそんな姿で出かけたり、カガリもブラウスの胸元はだけさせたり結構ラフ目な服装になってきてな。
少し目に余ったから少し控えるようにそれとなく言ったつもりなんだが……」
 そういってアスランは言葉を切った。その言葉を察してキラが続ける。
「そうしたら、ミーアさんに猛反撃にあったわけだ」
 キラの言葉にアスランが頷いて言った。
「ああ。いつの間にか売り言葉に買い言葉でな。その途中で時間に気付いてきたわけだ。だから遅れたんだ。済まない」
「別に遅れたことはいいですよ。そんなに待ったわけじゃないですから。でもアスランさんがケンカってのも、さっきキラさんと話していたんですが想像できないです」
 アスランの言葉にシンが答えた。
「俺だって言う時は言うさ。まあ、こっちが一言言ったら間違いなく向こうは三言は言ってくるがな」
 そういってアスランは苦笑する。シンが思わずツッこんだ。
「弱!」
「そう言うがお前のところはどうなんだ、シン?」
 シンにアスランが尋ねた。
「……ウチの女性陣は一言の前に手が来るでしょう。まあ、アスハには負けるでしょうが」
 シンは少し考えた後そう言って苦笑した。

「……アスランの言うこともわからないでもないね。さっきもアスランが言ったけどオーブは気温が一年を通して高めの国だからそれに伴って、女の子の肌の露出も多いからね。
それでアスランはミーアさんやメイリンさん、カガリが心配なんだね」
 シンとアスランの会話を聞いていたキラが纏めた。その後に続いて、シンが少しばかり茶化すように言った。
「結構、アスランさん独占欲強いんですね」
「そんなつもりじゃないんだ。ただ三人のことが心配でな」
 アスランは反論するように言った。
「なるほどね。アスランの心配もわかるけど、ミーアさんだってアスランの嫌がることはなんだかんだいってしないと思うよ。
 たぶん売り言葉に買い言葉で引っ込みつかなくなったんじゃないかな?アスランが帰ってちゃんと謝れば許してくれると思うよ」
 キラがアスランの言葉を聞いていった。
79通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 23:11:34 ID:???
「後アスランさん、ちゃんとミーアさんに、そういうカッコしていると他の男の視線集めるから心配だ、みたいな趣旨のことは言ったんでしょうね。
きちんとその辺の趣旨のことを言わなければ誰だって怒ると思いますよ。頭ごなしに怒られているのと変わりませんから」
 シンもキラに続いてアスランに諭す。
「……いや、言ってないな」
 アスランはばつが悪そうに答えた。その言葉にキラとシンがハッキリと言う。
「なら、アスランが悪いね。早く帰ってちゃんとミーアさんに謝りなよ」
「キラさんの言うとおりですね。きちんと謝れば許してくれると思いますよ。あと、何か甘いもの買っていって、仲直りした後にでも一緒に食べればばっちりじゃないですかね」
「すまない。そうさせてもらう」
 キラとシンの言葉にアスランはそう言って二人と別れ、帰りに贔屓にしている大天使屋で三人の、特にミーアの好きな物を買って家路についた。


 家に帰ったアスラン。
 居間にいたカガリとメイリンにミーアが家にいるか聞く。カガリとメイリンが早速アスランにかみついた。
「ミーアは部屋にいると思うけど。アスラン、今日のことはどういうつもりだ?」
「そうですよ。ミーアさん可哀想じゃないですか。せっかくアスランさんのために色々オシャレしてくれているのに!」
「わかっている。二人とも済まなかった。さっきもキラ達に言われたばかりだ。俺の言葉が足らなかった。これからミーアと話をしてくる。
 後、これは大天使屋の限定品だ。先に二人で食べていてくれ」
 そうアスランは言って、二人にスイーツを渡すと後ろから聞こえてくる二人の感嘆の声を背にミーアの部屋に向かった。

 ミーアの部屋の前に来たアスラン。
「ミーアいるか?話がある」
 アスランは部屋の戸をノックして言った。少しの間の後、ミーアが戸を開けて言った。少し目が赤い。泣いていたのかも知れない。アスランは慚愧の念にとらわれた。
「何?とりあえず入って」
 そうミーアに言われ部屋に入り、座るアスラン。
「お小言なら聞かないわよ」
 座りながらミーアは言った。
「そうじゃない。朝は言い過ぎた。済まなかった」
 そう言って素直にアスランは頭を下げる。それを見てミーアは言った。
「頭を上げてアスラン。私の方こそゴメンなさい。でも一つ聞かせてね。アスラン、今まで私の服装の事何も言わなかったのにどうして今頃になって言ってきたの?」
80通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 23:13:52 ID:???
「……最近盗撮とかそういうの流行っているみたいだからな。特にミーアの服装は露出高いし
 それにミーア達が側にいてくれるのが当たり前すぎて考えもしなかったが、ミーアはすごく美人なのだから他の男達の視線集めるだろう。
他の男達にミーアの肌をあまり見せるのは……そのな……もったいないって……そうな……思ったんだ……」
 最後の方はとぎれとぎれに恥ずかしそうに言うアスラン。それを聞いて微笑みながら言うミーア。
「……なんだそうなの。嫌われちゃったのかなって思って心配しちゃった」
「なんだそうなの、って……俺なりに心配してたんだぞ。それに俺がミーアを嫌いになるわけないだろう」
 ミーアを安心させるようにアスランは言った。
「うん、アスランに余計な心配をさせちゃったわね。ごめんね。今度から気をつけるから」
「いや、俺の方こそ言葉が足らなくて不快な思いをさせてしまったな。済まなかった」
 申し訳なさそうに言うミーア。そのことは気にしないで欲しくてもう一度アスランは頭を下げた。
「いいのよ、さっきも謝ってくれたんだから。でも今度からはちゃんと理由も説明してくれると嬉しいな」
 そう言ってミーアは、上目遣いに見つめてくる。
「…………(こくこく)」
 アスランは言葉なく頷く。自分の鼓動が早くなっているのがわかった。
「それとあと一つだけ」
 少しぼーっとしているアスランをよそにミーアが言った。
「何だ?」
 何とか持ち直しアスランはミーアに尋ねた。
「私が男の人の視線集めることをアスランが不安に思ってくれることはとても嬉しいわ。でもアスランは何も不安に思う事なんてないのよ」
「どうしてだ?」
 ミーアの言葉にアスランは当然の疑問を口にする。
「だって、私はいつだってアスランのことだけ想っているし、アスランは他の男の人とは違って、私のことを見るだけじゃなくて世界でたった一人だけの、
たった一人だけ私に触れることができる男の人なんだから、ね」
「……ミーア」
 ミーアのその言葉に深く限りない想いが籠もっていることをアスランは感じ胸がいっぱいになる。
アスランはただミーアの名前を呼ぶことで精一杯だった。
「アスラン……」
 ミーアもアスランの名前を口にする。
81通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 23:18:04 ID:???
 その時。

「ちょーっと待ったぁぁ」
 カガリがそう言って部屋に乱入してきた。その後に続くようにメイリンも部屋に入ってきて言った。
「代表、さすがにちょっと古いと思います」
 吃驚して二人の方を見るアスランとミーア。そんな視線をものともせずにカガリは言った。
「アスランとミーアが仲直りするまでは温かく見守るつもりだったが、勝手に二人の世界に入っていい雰囲気になるな!」
「そうですよー」
 メイリンもカガリに続く。そんな二人にミーアは少し呆れたように言った。
「二人とも聞き耳たてていたわね。あんまり良い趣味じゃないわよ」
 そんなミーアの言葉にアスランは笑って言った。
「ははは、でもミーアと仲直りできたし良かった」
「それもそうね。私も今はこれで良しとするわ」
 アスランのその言葉にミーアも同意する。仲直りをした二人を見ながらメイリンが言った。
「じゃあ、仲直りの第二ラウンドですね。アスランさんさっき大天使屋の限定のスイーツ買ってきてくれましたから皆で食べましょう」
「あれ?二人とも先に食べていいって言ってあったのに食べなかったのか?」
 メイリンの言葉にアスランは疑問を口にする。そしてアスランのその問いにカガリが少し憤慨したように言った。
「どんな美味しいものでも家族がケンカしている雰囲気の中で食べたら美味しくなんてないだろう?せっかく食べるのなら美味しく食べたいじゃないか。さあ、早く食べるぞ」
「確かにな。じゃあ、いこうか」
 アスランは得心し、居間に行くために立ち上がった。
82通常の名無しさんの3倍:2007/05/16(水) 23:21:00 ID:???
「せっかくだから手をつないでいきましょう。アスラン」
 立ち上がったアスランにミーアがそう言って手をつないできた。
「あっ、ずるい私も」
「二人ともずるいぞ」
 メイリンがそれを見てメイリンもをつないでくる。先に部屋を出ていたカガリが手をつなぎそびれて頬を膨らます。そんな三人を見てアスランは苦笑して言った。
「おいおい、居間までは少ししかないんだぞ。手をつないでもほんの少しじゃないか」
「いいの。手をつなぎたいんだから」
 そんなアスランのもっともな指摘をミーアは花が咲いたような笑顔で一蹴する。
「しょうがないな」
 再びアスランは苦笑した。しかし嬉しさが多分に出ている苦笑だ。苦笑といえるのだろうか、いや言えまい。そんなアスラン達を見てカガリが言った。
「くっ、じゃあ私は手をつなげない代わりに後でアスランに『あ〜ん』して貰うからな」
「それはずるいんじゃない?」
「なら、私はアスランさんに『あ〜ん』してあげますからいいですよ」
 カガリにミーアがそう言うと、すかさずメイリンが切り返した。ザラ家の女性陣が
姦しく騒ぎ出した。
 雨降って地固まるどころか固まった上に舗装工事までしてしまった様なザラ家の面々だった。

おわり

まず、相変わらず長くてスイマセン。

>>71氏のネタで僕もSS書いてみましたが長くなりすぎました……(´・ω・)

>>74>>75
GJです。
いやはや痔、ムウ、虎の三人は……w
83通常の名無しさんの3倍:2007/05/17(木) 20:24:38 ID:/lyybLtj
age
8471:2007/05/17(木) 20:33:39 ID:???
自分の書いたものがここまで広がるとなんかうれしいですが自分で少し続きを書いてみます。


「…いててて、いや、だから悪かったから、許せ、そんなに引っ張ると、耳がとれるから、俺が悪かったから、許せ、マリューさん…」
俺のすぐ隣をおっさん(おっさんじゃない!)がラミアス艦長に耳を引っ張られて連れ去られていく。

「やっぱり、おまえのが一番だったからさ」
「ムウ、『の』ってな・ん・で・す・か?それに過去形?」
「ご、ごめんなさい、マリューさん…」

おお、おっさんの土下座って初めてみたな。それも高速だぜ!
なんか、格好悪いがうらやましい、いや、ある意味すごくかっこいい、グゥレイトォだぜ、おっさん。(だからおっさんじゃない!!)

ここはオーブの某警察の前。
おっさんとバルトフェルド隊長、俺の3人はほどなく何の容疑か忘れたが、結局のところお姫様達を怒らせたことが原因で逮捕されちまった。

それでラミアス艦長がおっさん(だから〜)の身元引受人として、ここまで出向いてきたってわけさ。

おれ?おれの身元引受人は、ま、秘密さ。

「なにぶつぶついってんだ、ディアッカ」
悪かったな、アスラン。
…ま、そういうことさ。
そうして俺たちは二人並んで歩き出した。

アスラン、よく俺の身元引受人になるのおまえんとこのお姫様達が許したな。

「いや、すぐに迎えに行ってほしいっていいだしたのはメイリンさ」

え?

「『アスランさんのお友達なんだから悪い人じゃないんですよね。だからすぐに迎えに行ってあげてください』だとさ。
 それにすぐに保釈を申請したのはカガリ。ミーアも『私たちのアスランの友達なら許してあげます』って快くな」

なんとまあ……おまえ、いい嫁さん達を持っててうらやましいな。

「ああ、俺の自慢さ」
いうようになったね、おまえも。…おい、なんで急に立ち止まるんだよ、アスラン。

「おれの仕事はここまでさ」ポンと俺の肩を押すアスラン。

…ああ、そうか。

で、俺は今、向こうの木の陰に隠れている跳ねっ毛のお姫様にこれからなんて謝ろうかと途方に暮れてるわけだ。

「…、ダコスタ君はまだきてくれてないのかね?」
まだ、若干1名、保釈されていないが…
「ここのコーヒーはまずいんだが…」
85通常の名無しさんの3倍:2007/05/17(木) 22:57:57 ID:???
おっさん呼ばわりされるムウ哀れww
86通常の名無しさんの3倍:2007/05/18(金) 08:51:42 ID:???
職人さんたち乙!
面白かったよ
87通常の名無しさんの3倍:2007/05/18(金) 22:39:36 ID:???
ほのぼの
88通常の名無しさんの3倍:2007/05/20(日) 11:34:59 ID:???
>85氏
マリューのあの豊満な乳房を独り占めしている野郎なんか、
おっさんで十分だ!!
浦山氏過ぎるぞどちくしょう!!。

1だけど、フラマリュも絡めて可にしようかと思う今日この頃。
仲良し男女ネタなら基本的に全般OK
(まあスレタイメンバーに出来るだけ絡めてもらえた方が良い、くらい)
にしたいんだが、皆様の御意見は?
89通常の名無しさんの3倍:2007/05/20(日) 12:37:05 ID:???
>>88
楽しそうだな。
ただ、自分の場合ここは複合カプを扱うスレってイメージがある。
仲良し男女ネタ全般を可にしたら、たとえばキララクだけのカプネタとか
キラフレだけのカプネタとかも可になっちゃうんじゃないか?
そうなると、収拾つかなくなりそうな気がする。
スレタイメンバーを除いて、他の男女カプネタも可(なるべくスレタイメンバーに絡ませる)
ぐらいが良くないかな?
90通常の名無しさんの3倍:2007/05/20(日) 16:16:27 ID:???
>>88
楽しそうだし、なにより職人さん達の選択の幅が広がるメリットは大きいので、
スレタイメンバーの構成さえ弄らなければ、OKで良いんじゃないでしょうか?
ここさえ弄らなければ、キララクとかキラフレ等の普通のカプネタは出来ないですから。

後は職人さんの腕の振るい所ということでどうでしょうか?
91通常の名無しさんの3倍:2007/05/20(日) 18:37:04 ID:???
>>88
今みたいにスレタイメンバーのネタに他カプが絡むのはおk
他カプメインネタにスレタイメンバーが絡むのもおk
他カプのみのネタは他で見るからいらないかなー
92通常の名無しさんの3倍:2007/05/20(日) 23:08:06 ID:???
>>88
ムウみたいな人生の先達キャラいると、話広がるしいいと思う。
スレタイメンバーが関わってることを線引きに使えばいいんじゃない?
あんま逸脱しても収拾つかなくなるかもしれないしな。
>>89-91の意見に概ね賛成。


93通常の名無しさんの3倍:2007/05/21(月) 18:31:12 ID:???
1=88ですが、
基本的にスレタイメンバーネタメインで、
他の男女ネタを絡めるのもGOOD!、
てなとこで、皆様宜しくう!!
で、良いすか?
9471:2007/05/21(月) 18:45:38 ID:???
当方はOKです。
95通常の名無しさんの3倍:2007/05/21(月) 18:51:59 ID:???
46ですが、自分もOKです。
その内また空気も読まずに長いSS落としますので、その時はよろしくお願いいたします。
96通常の名無しさんの3倍:2007/05/21(月) 18:53:34 ID:???
>>93
賛成
97通常の名無しさんの3倍:2007/05/22(火) 10:46:26 ID:???
>>93
おk!!
98通常の名無しさんの3倍:2007/05/23(水) 23:21:40 ID:???
保守っとくか……
99通常の名無しさんの3倍:2007/05/24(木) 18:43:52 ID:???
 その日の夜、アスラン達は家でくつろいでいた。テレビからはニュースが流れていた。

アスラン「ん?このニュース……」
ミーア「どうしたの?アスラン。ああ、赤ちゃんポストの特集ね。個人的にはあまり感心しないわ」
アスラン「ああ、俺たちコーディネーターは世代を重ねるごとに出生率が低下しているからな。デュランダル元議長とグラディス艦長のように子供が欲しくても出来ない人もいるのにな」
メイリン「そうですよね」
カガリ「でも、一応メリットはある。簡単に言えば、望まれない赤ちゃんを殺害と中絶から守ることができる。
 特に新生児は外界に対する適応力(恒常性を維持する能力)が弱く、また単純に捨て子として何らかの施設前に放置されると野犬や低体温症・熱中症といった脅威に晒される危険があるからな。
 それに新生児じゃなくても親が暴力を振るうなんて場合は最悪だしな」
メイリン「でも、育児放棄を助長する遠因となりかねませんよね。下手をすれば保護責任者遺棄罪や児童福祉法、児童虐待防止法に違反する恐れもあると思いますよ」
カガリ「全くその通りだ。その辺の法整備、解釈はまだまだだしな。
 そして捨て子を容認するのかといった議論にも発展するシステムではあるが、実際に捨て子が存在している以上、子供は早急かつ安全に保護されてしかるべきだという議論もある。モラルと人道の双方の観点からの議論が続けられているな。
 これは戦争が終わり、まだごたごたしているが平和になっている中、子供が普通に作れるナチュラルの抱える問題だな。逆にコーディネーターは子供が出来にくい問題を抱えている。どちらが良いのか簡単に結論づけはできないな」

ミーア「でもアスラン。突然どうしたの?」
カガリ「そうだな」
メイリン(こくこく)
アスラン「今日、何気なく週刊誌を読んでいたら、ある芸能人のショットガン・マリッジ(所謂できちゃった結婚です)からすぐに離婚そして子供を親任せ、という記事を見てな。何となく気が滅入っていた時にさっきのようなニュースだ。
 これは、俺が言うべきことじゃないことはわかっているつもりだ。その家の問題だったり、その個人の生き方、生きるために仕方ない事情があることは理解しているつもりなんだが、もう少しだけ生まれてくる命に責任を持って欲しいな、と思ってな……」
ミーア「ホントよね。ところでもし、私達に子供が出来たならい〜っぱい可愛がってあげようね」
アスラン「もちろんだ」
カガリ「もちろん」
メイリン「もちろんです」
100通常の名無しさんの3倍:2007/05/24(木) 18:44:59 ID:???
 ミーアは満足げに頷いて……
ミーア「ね。アスランの子供欲しいな」
カガリ、メイリン「「なっ!!!!」」
アスラン「ぐは!ごほごほ……くっ、紅茶が……ごほ!」
ミーア「大丈夫?アスラン」
アスラン「……ミーア。さっきの俺の話聞いていたか?
 ミーアはアイドルなんだ。はい、そうですか、で子供を作ればファンの人達やその他関係者に迷惑がかかるだろう。ミーアにそんな無責任な事をさせるわけにはいかない。
 それに、俺たちコーディネーターは子供は出来にくい。
 そして一番重要なことだが、子供がいればアイドルは出来なくなるぞ。いいのか?」
ミーア「いいわよ」

アスラン、カガリ、メイリン「「「ポーン(  Д )⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒...。....。コロコロ」」」
アスラン「……い、いや、えらくあっさり言ってくれるが」
カガリ、メイリン「「...。....。コロコロ」」
ミーア「だって、子供育てて食べていく蓄えは余裕であるもの。それにアスラン達と過ごす時間の方が遙かに大事だし、そういった考えはこの前、事務所に伝えたのよね。
 だから出来ちゃっても影響はそんなにないと思うわよ。でも、持ってくる仕事はいつも大きめのものなのよね……どうしてかな?」
アスラン「……」
カガリ、メイリン「「...。....。コロコロ」」
ミーア「まあ、それはどうでもいいわね。私達はコーディネーターだからいつ出来るか微妙なところが辛いけど、この前こっそり病院で調べて貰ったら可能性は充分あるから頑張ってね。アスラン☆
 そうそう、メイリンもばっちり大丈夫よ。カガリはナチュラルだから大丈夫だしね」
アスラン「……二人がまだ固まっているのを幸いに言っておく。
 カガリは国家元首なんだからな。考えるまでもなく今の状態では無理だぞ。メイリンもカガリの秘書官なんだ。引き継ぎとかの手続きがいろいろあるだろう。軽率にはできない。
 何より俺はどんな事情があるにせよ軍を二度脱走しているしな。こうして普通に生活させてもらっているのが不思議な身分なんだ」

カガリ「……その件なら問題ないぞ」
アスラン「……は?」
カガリ「ラクスと私で記録を少し書き換えておいた。だから問題ない」
アスラン「ちょ……そんな事をしてカガリとラクスは大丈夫なのか?」
カガリ「大丈夫、大丈夫。あっちもゴタゴタしているしな。アスランのことにかまっている暇はないさ。ジュール司令官達も力を貸してくれたし。今度お礼言っておけよ」
アスラン「……そうさせてもらう」
メイリン「まあ、お姉ちゃんのところよりは少し事情が複雑ですけど、出来ちゃったらできちゃったですよ。……私達のこと守ってくれますよね?」
101通常の名無しさんの3倍:2007/05/24(木) 18:46:02 ID:???
アスラン「ああ、当然だ。親は子供を選ぶ事はできないし、子は親を選ぶ事はできない。けれど自分が一緒に暮らしていく人は自分の意思で選べるからな。何があっても三人だけは守ってみせるさ。
 それと、子供の件だが誰が生みの母になっても、同じ……というのは難しいかもしれないが愛してあげてくれ。勝手な願いで済まないがな」
カガリ「そんな心配はいらない。自分が産んだ子供と同じくらいに愛してみせるぞ。アスランと私達の子供なんだからな。当然だろ?」
ミーア「そうよ。きっととっても可愛いと思うわよ。それが自分が産んだ子供ならどれだけ素敵なことかな、とは思うけどね」
メイリン「ホントですね。それとアスランさん!母親をなめないで下さいね。母親の愛は無限ですよ。何となくですがわかる気がします」

アスラン「……ありがとう。月並みな言葉で済まない。これからも三人ともよろしく頼む」
ミーア「こちらこそ」
カガリ「ああ」
メイリン「こちらこそよろしくお願いします」
 こうして今日もザラ家の穏やかな時間は続いていきましたとさ。

終わり
102通常の名無しさんの3倍:2007/05/24(木) 18:46:59 ID:???
番外編
 その頃ヤマト家。
キラ「ところで最近僕たちあまり出番ないよね」
ラクス「本当ですわ」
ハロ「ミトメタクナーイ」
フレイ「これといった見せ場がないのよね。こうして少し絡むだけだし、たまには専用の話で主役を飾りたいわよね」
 ……ヤマト家は退屈すぎる日々を過ごしていた。

 もう一方、アスカ家。
……

お取り込み中のようだ。放っておこうw

終わり
103通常の名無しさんの3倍:2007/05/24(木) 20:33:35 ID:???
萌え上げついでにネタ投下

クルーゼ「また君かね…('A`)」
キラ「あ、あなたは…」
クルーゼ「知れば誰もが望むだろう…君のようになりたいと!君のようでありたいと!故に許されない!君の生活はっ!」
キラ「いやぁそんなこと言われても困るんですけど…それを言うならアスランとシンにも言ったらどうですか?」
クルーゼ「うん…正直スマンカッタ…(´・ω・`)」
キラ「(あぁそうか…羨ましいだけなんだなぁ…)」


クルーゼ「というわけで私も彼らのような生活は出来んのかね?」
議長「いや私にそう言われても困るだけなんだが…」
クルーゼ「そうか…('A`)」
104通常の名無しさんの3倍:2007/05/24(木) 21:47:42 ID:???
シンは今とても困っていた。

「さあどっち?」
「シン……早く選ぶ……」

事の発端は本当に些細な事だった。
深夜、する事をして適当にテレビを見ていたら、
丁度軽めの下ネタを飛ばすような番組をやっており、
貴方が興奮するのは女性のどの部分? という話題になっていた。
で、そこからふとももか胸かで議論になってしまった。

胸ならステラ、脚ならルナ。つまりはそういう事なのだ。

「そうは言うけどな二人とも、胸もふとももも選ぶ物じゃなくて
楽しむ物なんだよ。つまりどういう事かと言えば早速いただきます」

こうして、体力は使ったが何とかごまかす事に成功した。
105通常の名無しさんの3倍:2007/05/24(木) 22:09:33 ID:???
シン……w
こっちでも頑張りすぎだw
106通常の名無しさんの3倍:2007/05/25(金) 01:41:58 ID:???
クルーゼwwwwイキロwww
107通常の名無しさんの3倍:2007/05/25(金) 15:12:47 ID:???
ラウ・・・(´;ω;`)
108通常の名無しさんの3倍:2007/05/27(日) 09:41:51 ID:???
ラウ「>>103というわけなのだが、何とかならないか?」
SS職人「難しいですね。でもまあ、何とかなるかも知れませんけど……」
ラウ「そうか!是非頼む」
議長「そういうことなら、私もお願いしたい」

ラウ「ギル……どこから出てきたのかね?」
議長「そんなことはどうでも良いだろう。それよりもこれで我々にも春が来そうだ」
ラウ「確かにな」
SS職人「でも……良いですか?」
ラウ「なんだね?」
SS職人「書いたとしてもスレ違いですよ。ドコに落とせばいいのですか?しかもこれ自体がスレ違い……」

ラウ、議長「!!!!」

カガリ「知っているか?デュランダル氏とクルーゼ氏、入院したみたいだぞ」
ラクス「まあ、お怪我でもされたのですか?」
メイリン「代表。いったい原因は何です?」
カガリ「精神疾患だ。余程ショックなことがあったらしい。今シンと同じ病院に入院している。幸い症状は軽いみたいだがな」
フレイ「じゃあ、後でお見舞いに行きましょう」
ミーア「そうね。私、議長にはお世話になったからね」



 その頃病院
シン「主役返して……」
ラウ「変態仮面じゃない……」
議長「タリア……」

おわり


109通常の名無しさんの3倍:2007/05/27(日) 12:23:23 ID:???
三人とも大丈夫、いつか良い事がある・・・はず
110通常の名無しさんの3倍:2007/05/27(日) 13:39:57 ID:???
ここからシン&ラウ&議長を救済するスレになります
111通常の名無しさんの3倍:2007/05/27(日) 15:36:37 ID:???
シンは兄弟スレで充分救済されまくってるからいいじゃん!
112:2007/05/27(日) 16:42:47 ID:???
ラウ「・・やっぱり君はあの時殺しておくべきだったようだな、キラ・ヤマト・・!!」
フレイ「あーあ、やっぱりキレちゃったか。」(のほほんと)
ラクス「困りましたわね。」(全く全然これっぱかしも困ってない顔で)
ラクスとフレイを両サイドにのんきな顔をしているキラに、
ラウ「・・許されない!!、君という存在は・・!!!!」(いい加減泣きが入っている)
そこへ、
可愛くて胸が大きくて眼鏡を掛けたナースの少女が、
「・・泣かないで下さい、ラウ様ぁ・・・・」と、当人が泣きそうに瞳に涙を溜めて。
「・・う、君・・・」献身的に看護してもらった事を思い出して、言葉を失くす、ラウ。
「・・私じゃ、駄目ですか・・・?」と、少女。
「・・い、いや、駄目とかそんな事は・・・・」(焦っている)
「・・・ずっと、御側にいますから・・・・」少女が、ラウの胸に面差しを埋めて、泣いてしまう。
思わず、少女を抱き締めてしまって、
ラウ(・・・い、いかん、何かこう、悪役として堕落してる気がするが・・、
な、何だ、この・・、味わった事の無い感触は・・・・・・・・)
キラ「・・幸せって、事じゃない・・?」(無邪気に、微笑んで)
ラウ「!!!!」(うお、何だこの敗北感はーー!!!!!!!!、
悔し過ぎるーーーー!!!!!!!!、
・・・ああ・・でも・・・・心地良い・・・・・・・・)

こうして、クルーゼは堕落した。
デュランダル「裏切り者ーー!!!!」(マジ泣き入ってる)

折りキャラスマソ。

遅れたが、99〜102さん超々GJ!!。
スレ立て人として平伏して御礼申し上げる。
103さんと108さんもネタナイス!!
勝手にフォローさせてもらいました。失礼!

113通常の名無しさんの3倍:2007/05/27(日) 19:49:35 ID:???
>>112
ナースの名前決めない?
114通常の名無しさんの3倍:2007/05/27(日) 19:54:45 ID:???
白衣の天使だぜ?

つまり、クルーゼ専用MSのどれかが人間に(以下略
11599こと46ついでに108:2007/05/27(日) 20:06:20 ID:???
スイマセン。今度から46で統一して投稿します。

1氏GJです。
フォローして下さってありがとうございます。そこから自分もネタを閃くことがありますので嬉しいです。
何もないと詰まらないのかな、と自己反省の日々なので……

さて>>108でああ書いたのは良いのですが、議長はタリアさんとでフォローできる気がするのですが、
クルーゼに至っては何とも……。
一応考えているのはフレイとの絡みなのですが、メインキャラなので書いて良いのかどうか悩んでおります。
もちろん、サブとメインキャラの区別はつけますが。

最後に>>103氏勝手にフォローしました。
お許し下さい。
116通常の名無しさんの3倍:2007/05/27(日) 20:24:47 ID:???
フレイ「いやよ!アンタとなんか!私にはキラが居るもの」
ラウ「…許されない!君という存在は…」
11746:2007/05/27(日) 20:43:43 ID:???
投下行きます。つまんないかも知れないですがお許しを。

 番外編
 ある日ミーアはインタビュー形式の番組に出演することになった。
 ミーアがスタジオに入るとものすごい拍手がミーアを迎えた。
 この番組は堅実な番組でうっているのでこんなに拍手がくることはあまり考えられないのだが、そのことがミーアの人気を証明しているようでもあった。
 内心では、ミーアはこういった拍手が好きではない。何か照れくさい感じがするのだ。アイドルとしては失格だろう。しかしそういった奢らず、純真なところがミーアの人気につながっていた。
 そしてそれがアスラン達と過ごして、ミーアが自身で一番変わったと思うところであった。明らかにスポットライトよりアスラン達と過ごす穏やかな時間を好むようになってきていたのだ。しかしそれは当然おくびにも出さない。プロとして当然のことである。

 番組が始まった。
「はい。こんにちはテツの部屋です。本日は今をときめくアイドル、ミーア・キャンベルさんにおいでいただきました。ミーアさん本日はよろしくお願いします」
 司会者がこの番組の開始の台詞を言ったので、ミーアも答える。
「こちらこそよろしくお願いします」
 テレビにでる時はミーアは言葉遣いには気をつけるようにしている。いつもの彼女を知る者が見たら違和感を覚えるかも知れない。
 しかし、仕方ないだろう。この芸能界という世界でミーアに求められているのはアイドルとしてのミーアなのだから。

 インタビューが始まる。
「ミーアさんについては改めてご紹介するまでもないでしょう。本日は皆さんご存じだと思いますのでミーアさんのアイドルとしての面よりもミーアさんの日常を中心に質問していきたいと思います」
 司会者が言って続ける。
「さて時間がもったいないので早速いきたいと思います。
 ミーアさんはあのラクス様とそっくりの声、容姿をされていますが比較されたことはありますか?またプライベートではとても親しい友人であるとも聞いていますが?」

 最初の質問が司会者から告げられる。ミーアは慌てることもなく答える。
「はい。ラクスさんとはとても親しくさせていただいています。とても落ち着いた聡明な方で同じ女性として憧れてしまいますね。
 比較されたことは、もちろんあります。最初は確かにプレッシャーでした。あのラクスさんと比べられたのですから。
 でも、ラクスさん自身や親しい友人達が、ラクスさんはラクスさん、私は私と言って励ましてくれて、親身になって支えてくれたので私は私らしくやっていけば良いんだなとそう思えました。そう思えれば、後はとても落ち着いて自分自身が出せました。
 ファンの皆さんはそういった私らしさを支持して下さっているのではないかと思います。とてもありがたいことだと思っています」

11846:2007/05/27(日) 20:44:54 ID:???
 ミーアの答えを受けて司会者が言う。
「そうですね。確かにミーアさんにはラクス様にはない明るさといえばいいのかな?見ていて元気になるようなまぶしい笑顔が良いというファンの言葉もありますからね」
 ミーアはそれに笑顔で答える。
「そういって下さるファンの皆さんの期待を裏切らないように努力しないといけませんね。ふふっ」

「そうですね。さて次の質問です。ミーアさんは家庭的な面もお持ちとのこと。我が放送局の番組『恋のエプロン』に出演された際、最上評価を受けましたが、料理などはやはり得意なのでしょうか?」
 司会者が聞いてきた。ミーアは答える。
「あの時は運良く得意な料理が課題でしたから…不出来なものを皆さんに召し上がっていただくことが無くてほっとしました。
 でも、作った料理を美味しいと言って食べてもらうのは嬉しいですね。料理自体は好きなので時間があれば自分で作っています。」
「そうですか。でも一回だけではなく三回出られていますよね?いずれも最上評価を受けいます。それも出演者が是非にミーアさんの料理を食べたいとのことで出演していただいたのですよ。また二回目に出演していただいた時は最上エプロンのみの頂上決戦番組だったのですが」
「そうだったのですか。ありがとうございます。回数については料理を作ることで手一杯だったのであまり覚えていません。恥ずかしいことですが……」
 司会者の指摘にそうだったことをすっかり忘れていたミーアは恥ずかしそうに答える。

「いやいや、お気になさらずに。しかしこれはミーアさんの旦那様になる方は幸せですね」
 司会者が心底羨ましそうに言う。
「ふふっ、私の将来の旦那様がそういってくれるなら幸せです」
 ミーアもアスランを思い浮かべて嬉しそうに言う。それは心底嬉しそうだったが誰にも気付かれなかった。
 司会者はしゃべり始める。
「実際、調べたところに寄ればミーアさんはお嫁さんにしたいタレントアンケート、通称『嫁1(よめわん)』では昨年度はぶっちぎりで一位でした。たぶん今年もぶっちぎりでしょう。ご存じでしたか?」
「いえ、初めて知りました。あまりそういった評判は気にしないようにしています。天狗になってしまっては大変ですし、私より魅力的な人は沢山いると思いますので。
 でも、そうなのですね……私をそういうふうに思って下さる皆さんにはこの場を借りてお礼を申し上げます」
 ミーアがお礼を言い、司会者が続ける。
11946:2007/05/27(日) 20:45:55 ID:???
「そういったところもミーアさんの魅力なのかも知れませんね。
 アンケートが示すだけでなく男性タレント、俳優などはミーアさんの心を射止めようといろいろモーションをかけていること、そしてミーアさんはそれを全て断っていることもお聞きしています。
 やはりミーアさんの理想の男性像は高いのでしょうか?それとも一部の噂ですが好きな方がいらっしゃるのでしょうか?」
 司会者のこの発言は遠回しな表現だ。ミーアに好きな人がいることは信憑性の高い噂として広まっている。しかし、なぜかそのこともミーアの身持ちの堅さを示し、人気の元になっているのが不思議なモノである。通常アイドルなどはこういったことは人気を下げる元なのだが。

 ミーアは答える。
「いえ、私の理想はそれほど高くはないと思います。一言で言えば一緒にいて安らぐことの出来る人がタイプですから。別に容姿や財産の有る無しは気になりません。
 好きな人については、皆さんのご想像どおりいます」
 それを聞いて司会者は言う。
「やはりそうですか。いや、ミーアさんの心を射止めた幸せな人は一体どんな人なのでしょうか?またその方のどんなところがミーアさんは気に入られたのですか?」
 少し困ったようにミーアは答える。
「彼は芸能人やそういった類の人ではありませんから私が彼を特定するようなことを言ってしまった結果、彼に迷惑がかかることは避けたいので申し訳ありませんがご容赦下さい。
 また、彼の良いところを言ってしまうと私より素敵な人に彼を取られてしまいます。済みません。それもご容赦下さい」

「いやいやミーアさんにそこまで言わせるのですからとても素敵な人なのでしょうね?」
 司会者が言う。
「はい。それだけは断言できます。とても素敵な人です」
 そう言うミーアはアイドルというより一人の恋する少女だった。
 司会者が少し笑って続ける。
「ではミーアさんの心をその彼から奪うにはその彼より素敵にならねばならないですね」
 司会者の問いにミーアははっきり答える。
「ふふっ、どうでしょうか?仮に彼より素敵な人がいたとしてもその方は彼ではありませんから……私の心が変わることはないと思います。もっとも、私にとって彼より素敵な方がいるとは思えません」
 最後の方は少し頬を染めていたミーアだった。
「ははは、もしミーアさんをその彼が振ることになったら、その彼は大変なことになりそうですよ。私もどうにかしそうですし」
 司会者は笑って言った。それにミーアは答える。
「じゃあ振られないようにしないと」
 ミーアがそう言うと司会者は目を白黒させた。正直ミーアを振るような男がこの世にいるのか不思議なくらいだと言わんばかりだった。もちろんアスランがミーアを振るようなことはないだろうが。
12046:2007/05/27(日) 20:46:56 ID:???
 時間がきてしまったようだ。司会者がまとめにはいる。
「しかし、この放送を観ている人は驚いているのではないでしょうか。私も驚いています。もっとミーアさんにお話を伺いたかったのですがお時間となりました。今日はこの辺でお別れです。ミーアさんありがとうございました」
 その言葉にミーアも言葉を返す。
「こちらこそありがとうございました」
「それでは」
 放送が終わる。直後ミーアのファンから特番を組むなり、時間を拡張してでももっと詳細な放送をしろと電話がひっきりなしになった。番組にかけても仕方がないのだが。これもミーアの人気を知らしめるバローメーターであろうか。
「……」
 テレビを観ていたアスランは真っ赤になる。直後、この放送を観たキラ達シン達にアスランは揃ってからかわれることになった。

おわり
121通常の名無しさんの3倍:2007/05/27(日) 21:47:38 ID:???
>>112
隊長、『悪役』としては堕落しましたが、『人間』としては救済されてますぞ!

>>117-120 
46氏、つまらなくなどないです。むしろGJです!
しかし、凸マジでミーアファンに刺されそう・・・

痔(やさぐれモード)「いいよなぁ・・・どうせ俺なんて・・・もうグゥレイトも何もないんだよ・・・」 ←今のところ本命ナシ

いや、今日のスーパーヒーロータイムの〆でやさぐるま氏が宣伝してたんで、なんとなく。
122勝手に余談:2007/05/27(日) 23:40:24 ID:???
「私も一応、分類としては芸能人だったはずなのですが……」
 ミーアが表紙に飾られたり見出しに入ってる雑誌ばかりが並んでいるのをみて、
 コンビニでため息をつく歌姫でした。
123通常の名無しさんの3倍:2007/05/28(月) 00:33:44 ID:???
>>122
コンビニで立ち読みしてるラクスに萌えたのは俺だけでいい。
124通常の名無しさんの3倍:2007/05/28(月) 01:15:21 ID:???
シン「そ〜いや、アスランのトコにはミーアさん、キラさんのトコにはラクスさんと、芸能人がいるんだなぁ」
ルナ「(ぴくっ)」
シン「ミーアさんもラクスさんも歌手だろ?ある意味華やかだよな〜」
ステラ「かし?」
ルナ「あらぁ?シン。私とステラでは華やかではないとでも?」
シン「いっいや、そ〜ゆ〜ことではないんだ。でも…」
ステラ「はなや?」
ルナ「でも?」
シン「まあ、贔屓目に見ても、二人とカラオケ行くと和むからなぁ…」
ステラ「わごむ?」
ルナ「だめよ。私やステラにデビューしろって言っても!通じるワケないんだから!」
シン「いやその…」
ルナ「それに、ステラはともかく、私は某大人の事情ってモノが…」
シン「いや、そんなことは考えてないよ」
ルナ「?」
シン「…だって、二人の歌声は…他の奴らに聞かせたくない!」
ルナ「……ひょっとして、アスランやキラさんトコとのカラオケの誘い断るのって…」
シン「……悪いかよ!独占欲強くて!」
ルナ「…ふぅ〜ん。そっかそっか♪」
シン「ニヤニヤするなっ!」

ステラ「かし…はなや・・・わごむ・・・わなげ…」
シン「…ステラさん?」
ルナ「…ステラ?なにぶつぶつ言ってるの?」
ステラ「わかったぁ!」
シン「え?なに?」
ステラ「菓子…花屋…輪ゴム…輪投げ!…おまつりだぁ♪」
シンルナ「「はぁ?」」
ステラ「ステラ、お祭行きたい!お祭で輪投げしたりお菓子たべたい!」
シン「はあ?」
ルナ「…そうね、お祭行きたいわね。よ〜し!私得意の裁縫で浴衣縫っちゃうぞ〜!」
シン「お〜い…ま、どこかやってないか、アスハあたりに聞いてみるか」
125通常の名無しさんの3倍:2007/05/28(月) 01:18:44 ID:???
シン「…と、言うわけで、近く開かれるお祭ってご存じないですか?」
カガリ『う〜ん、ちょっと思いつかないんだが…』
シン「ステラ、そういったイベント全然行ったこと無くて、本とかで読んで興味持ってたらしくて…」
カガリ『そう言う事か…確かに、戦争以来祭とかは自粛傾向だったからな』
シン「あ、やっぱりそういう傾向だったんですか」
カガリ『…よし!ここは私が何とかする、任せろ!』ガチャン
シン「任せろって…もしもし?もしも〜しっ!?」

カガリ「と、言うわけで、新しく祭を作るぞ!キサカ」
キサカ「…ただ単に自分もアスランと祭りに行きたくなっただけじゃないのか?」
カガリ「うっうるさい!」
メイリン「さっそく手配しちゃいますね?カガリさん」
カガリ「ああ、頼む!盛大なものにするぞ!」
キサカ「カガリ…!?モゴモゴ」
キラ「ごめん、キサカさん。今の電話盗聴してたらラクスとフレイも行きたいって…」
フレイ「べつに私、行きたいなんて言ってないわよ!キラとだったらドコでも…って何言わせんのよ!」
ラクス「あらあら。わたくしお祭って良くわからないんですのよ?興味ありますわぁ」
ミーア「コンサートも一種のお祭だけど、ど〜せならたまには開催される側になってみたい!」
カガリ「決まりだ!来週末に開くぞ!せいぜい盛大にしてしまえ!」

アスラン「シン…お前は一体何が欲しかったんだ!?」
シン「そんなの、彼女達の笑顔に決まってるじゃないですか!」
キラ「…浴衣に惹かれたってことは無いかい?」
シン「そんなの当たり前でしょう?」

アスラン「…一人の男の欲望が、国(の財政)を殺す」
12671:2007/05/28(月) 02:02:33 ID:???
46氏、122氏、124氏GJであります。

しかし、ラクスはコンビニへ何をしにいってたのだろうか…。


ところでwikiみてたらちょっと思いついたので空気読まずにこれから長々と思いつきのネタ6レスほど投下します。
たしか、このネタはなかったと思ったので…
キラ主役のはず。

お祭りネタも魅力的ですが、このネタの時期がどんどん遠のくのでその前に投下させてください。

ではよろしく。
127ラクス達の浮気?1/5:2007/05/28(月) 02:03:45 ID:???
「……僕、彼女らに浮気されてるかもしれない…」

ここは喫茶店「砂漠の虎」

日替わりスペシャル珈琲とケバブを注文しなければ結構うまいモノを出す、ほどほどよい穴場な喫茶店。
この二つも別においしくないのではない。
ただ、どちらかを注文するとマスターの長々としたうんちくが始まり、なかなか解放してもらえない。だから常連は絶対にこの二つは頼まない。

その喫茶店の一角、オーブ市街も昨日の喧噪は一段落し、ゴールデンウィークも終わり1週間もたつと昼間の客は閑散としていた。
その中、既に彼らの指定席となっているテーブルに3人の青年がたむろしていた。

普段は“苦労話”という名の“のろけ”の発表会のはずだったが、今日は少し雰囲気が違っていた。
そう、それはキラ=ヤマトがいった冒頭の一言からそれは始まった。

「そんなことないんじゃないですか〜。ラクスさんもフレイさんもキラさんにぞっこんだし。
 この間、珍しく商店街であったときも二人とも楽しそうだったし」
「…食品にしても日用雑貨にしても、たいてい僕が買い物しているから二人とも商店街には滅多に行かない」

「え?」

何かまずいところにふれてしまった気がする。
『それはそれで問題じゃないのか?キラさん。しかしラクス=クラインは隠れてコンビニへいっているのか?』
トートバック抱えて商店街の八百屋へ買い物に行くスーパーコーディネーター。
スーパーマーケットのタイムサービスで種割れするスーパーコーディネーター。
『それはそれでまあいいのかもしれないけど』とか思ってしまうシン=アスカ。
『まあ、俺たちはたいがい出かけるときは3人一緒だしな』
その代わり、スーパーでかごに山のようにお菓子を入れるステラと“大特価”と書いてあるとなんでもかごに入れたがるルナマリアを止めるのが大変だが。

「いや、最近、メイリンとミーアが彼女らと出かけているらしいんだが…」
と、ちょっとさめた珈琲を目の前にして頭を抱えて視線をテーブルに落とすアスラン=ザラ。
苦悩したり、うろたえていたりという仕草がすべて堂に入っているのは少し問題ではないか。

「なんだ、じゃあ問題ないじゃないですか」
「で、彼女らはどこへ行ってるんだって?」
キラは問題はそこなのだとばかりに、冷静な表情のままアスランと後、5センチといったところまでぬっと身を乗り出した。

「…いや、笑って教えてくれないんだ」
頬を少し赤らめながらキラから目をそらした。

「なんだ、4人とも浮気してるんじゃないですか?」

「シン、貴様、言っていいことと悪いことがあるぞ。浮気はヒーローごっこじゃない!キラは敵じゃない!」
「はあ?」
「アスランは少し錯乱しているみたいだ。それもわからなくはないけど……僕は今泣いているんだ!」

「…だめだこりゃ」
錯乱している二人を前にため息をつくシン。
128ラクス達の浮気?2/5:2007/05/28(月) 02:04:39 ID:???
「キラさんもアスラン隊長もなんかまた、彼女らの気に障ることやったんじゃないですか?」
「「いや、それは違う」よ」
「そうなんですか?」

「だったら今頃僕はこんなところにはいられないよ。二人にフローティングの上に正座させられて半日は弁解させられているよ」
「メイリンの気に障ることをしたらすぐに泣かれるからわかるよ。
 それにミーアの逆鱗に触れたらそれこそ半日はなじられっぱなしだ。それももしかするとノンストップで」
「二人とも情けないですね」
「そうかもしれない、でも心では割り切れないときもある」

「ところでデスティニーの修理は終わったのかい?」とキラがつっこみを入れる。
「あ、あんたって人は〜〜!!」
先日の”浮気”騒ぎでオーブ中をデスティニーで逃げ回り、結局のところ二人に撃墜された。
いわゆる『第三次シン・ルナマリア・ステラ痴話げんか騒動』はオーブの国民の記憶にまだ新しい。
というよりもまだ、町中にその爪痕が数多く残っている。
“砂漠の虎”はそのどさくさに紛れて開店したらしい。

まあ、あのキラ=ヤマトをして『理想的な不殺』、『神の一撃』と言わしめたルナマリアの狙った目標にも周囲の人にも当たらない、”奇跡の射撃”。
そしてステラの天才的なMSの操縦技術により、死者、重傷者はゼロだったのがまだ救いだったが。
しかし、度重なる一般市民の被害を恐れたオーブ議会ではシン達の家として近隣の無人島を無償で提供する案が真剣に議論されている。
それも代表の『私たちの家から遠くなる!』という猛烈な反対を食らっているとかいないとか。
とにかくシン=アスカはオーブ国民には”オーブでもっとも情けない男”と認識されているらしい。

「そ、それはともかく、こ、これはおそらく、う・わ・きでしょう。これは追跡するしかないんじゃないですか、先輩方」

何とか話をそらそうとするシン。

「いや、それはやめよう、それは卑劣だ。シン、軍人としての品性に問題があるぞ。もう少し自覚を持て」
脱走は軍人として品性に問題はなかったのか?
「そんなストーキングなんてこと、許せないじゃない」
『やめてよね、彼女たちが本気になったら僕らがかなうわけないじゃないか』

『アスラン隊長、ルナがあんたのこと追跡したことがあったんだが、それが卑劣だったってことか』
結構むっときているシン。

…3人の間に微妙に険悪な空気が流れる。

「隊長、あれ、やばくないですか?」
カウンターの中で従業員がマスターに耳打ちした。
「今の私はマスターと呼びたまえ、ダコスタ君。あんなもの、犬に食われてしまえばいいのさ。そもそも当人同士で何とかしないとな」
「いいんですか?昔、隊長もアイシャさんに浮気がばれたときは大変じゃなかったですか?」
ゾクリっと悪寒が走るアンディー。

たしか、オアシスの美女とお近づきになろうとしたときはレセップスから砂漠の真ん中に一晩、放り出されたとかという噂がある…
あれはあくまで占領下のコミュニケーションの一環で、一晩、オアシスの美女と会話を親密に交わそうとしただけだと砂漠の虎はいっていたが…
その後、ダコスタにアイシャとの仲介を“お願い”という名の命令したとかしないとか。
「ま、まあ、彼らならなんとかするだろうよ」
触らぬ神に祟りなし…
129ラクス達の浮気?3/5:2007/05/28(月) 02:05:45 ID:???
「いやあ、シン、それにアスラン。キラ君までいっしょかね」

「「議長?」」
「議長、それにグラディス艦長、いつこちらに?」
『砂漠の虎』に入ってきた男女の客は3人を見つけると親しげに声をかけてきた。

「まあ、お忍びというやつでね、オーブに用事があったのでね」
「あら、違うでしょう、ギル。私はオーブへ行くっていったら勝手にスケジュールを変えてついてきただけでしょ」
「タリア、わたしにもザフト最高評議会議長としてのメンツというものがあるのだよ」
「なに、かっこつけてるのよ」
「いや、認めたくないものだな、若さ故の…」
「別にギルはそんなに若くないでしょう!それにそういうこといわれるとなんかあなたに撃ち殺されそうで気分悪いのよ」
「前世の記憶がそうさせているのかもしれんよ」
「前世…ですか」
『私、参上!!前世の記憶。ならば、魔法のステッキか、まん丸めがねしかないではないか〜!
 それが人の夢!人の望み!!人の業!!!ピピルマ、ピピルマー!!んちゃ!!!』
『ラウ、人の心の中でパンツ1丁の姿で叫ばないでくれたまえ…まあ、そんな彼女の姿も少し見てみたい気はするがね』
『ギル!君の心の中の私の姿は君が作り出したモノではないか。ようするに君にとっての私の姿はパンツ1丁ということなのだよ』
『私は君のような変態をライバルに持ったと言うことか…認めん、それは認めんぞ、ラウ=ル=クルーゼ!!』

「ギル、何、気持ち悪い。嫌らしい笑いを浮かべないで」
しかし、3人にはデュランダル議長の表情がさっきと全く変わっていないように見えたが。

「それはともかく、何を3人で暗そうな顔をしているのかね?」
露骨に話をそらそうとする議長。

「いや、実はこの二人が浮気されているとかなんとかで…」
それからちょっと自慢げに状況を語ったシン。

「そんなことあるわけないじゃないの。彼女らはさっきまで…」
「「さっきまで?」」
身を乗り出し、タリアをじっと彼女の顔に穴でも開きそうなほどじっと見つめるキラとアスラン。

「…あ、そうね、ちょっと待ってね」と携帯をとりだしてどこかへ電話をかけるタリア。

「ああ、ラクスさん、私、タリア=グラディスです。
 ええ、いいんですよ。たいしたことじゃありませんから、そんなにお礼を言わなくても…。
 で、今、そばにキラくんがいるのですが電話、かわりますね」
タリアは会話していた携帯をキラに渡す。
「ああ、ラクス?ごめん、あのさ、」
『キラ、ですの?申し訳ありません。お願いがあるのですがよろしいでしょうか?』
ラクスはキラの話を遮った。
「うん?なに?」
『後、1時間半ほどしたら帰ってきていただけないでしょうか?』
後ろで“1時間半〜!ラクス、大丈夫なの”というフレイの声がする。
『大丈夫ですわ……お願いできますか、キラ?』
「うん、いいけど…」
130ラクス達の浮気?4/5:2007/05/28(月) 02:07:48 ID:???
『それよりも早くてはだめですわ。だからといって余り遅くてもいけませんよ』
「うんわかった」
『では、グラディス艦長によろしくお伝えください』といって電話は切れた。

キラから携帯を受け取ったタリアはまた、どこかへ電話をかけた。
「ああ、メイリン、タリアです。いいのよ、そんなに謝らなくても、私も楽しかったから。
 でね今、アスランが側にいるのよ、あなた、頼みたいことあるでしょう?
 ええ、そうよ、その方がいいでしょう?じゃあ、かわるわね」
と今度はアスランに携帯を渡した。
「ああ、メイリンか、俺だ」
『あの〜、アスランさん、お願いがあるんですけどいいですか?』
「ああ、なんだ?」
『カガリさんを迎えに行っていただけませんか?』
「かまわないが…」
『それでできたら今から2時間くらい後に帰ってきていただきたいんですけどお願いできますか?
 それまでは何があっても絶対に戻ってこないように引き留めておいてください』
「なんだかわからないががんばってみるよ」
『ありがとうございます、アスランさん。えっと、大好きです!』
後ろで“あ、メイリン、何、抜け駆けしてんのよ〜!!”というミーアの声がする。
そして“アスラン、私も愛してるからね〜!”という大声が聞こえた。
『私、そこまでいってません、あ、じゃあ、お願いいたします。じゃあ後で』
と携帯が切れた。
ニヘラっとした笑みを浮かべるアスラン。
「あはは、いや〜まったくしょうがないなメイリンもミーアも」

「幸せそうでいいね、アスラン」
彼の周囲の空間だけどんよりと縦線が入っていそうなほど暗い表情のキラ。
「ここは珈琲に砂でも入れてるんですかー」
ウゲッという表情のシン。

「じゃ、じゃあ、俺は用事ができたから失礼させてもらうよ。議長、グラディス艦長、失礼させていただきます」
そそくさと帰り支度をして、自分の分のお金をおいて出て行くアスラン。
「はいはい」
「…幸せ者はいいよね。僕はどうしてこんなところにきてしまったんだろう…」
「ではアスラン君、ごきげんよう。君の愛しい姫達にもよろしく伝えてくれたまえ」
「アスラン、またね」

「じゃあ、僕もどこかで時間をつぶして帰ります」
なんとなくいたたまれなくなってその場を立ち去るキラ。

『キラ、私、今日からラウのおじさまの家に引っ越すことに決めたから』
『キラ、申し訳ありません、やはり、私アスランと一緒になることに決めましたわ』
キラは町中をぶらつきながら、彼女らがそんなことを言う光景が目の前をちらついていた。

『フレイ、君はやっぱりおじさま趣味だったのか?』
『ラクス、やっぱり婚約者の方が…』
『僕たちはもう、ダメなのか?!』
どんどんとダウナーな方向に思考が落ち込んでいくスーパーコーディネーター、キラ=ヤマト。
131ラクス達の浮気?5/5:2007/05/28(月) 02:10:13 ID:???
それでもキラはラクスに言われたとおりきっちり1時間半後に家に戻った。

真っ暗な家。
「ラクス達、帰ってきてないのか…」
『もう二人ともラウとアスランのところへいったのかな?』
キラの中ではもう二人がいなくなることは規定事項のようだ。

居間の明かりをつけるキラ。
と、“パン!”“パン!”と二つ乾いた火薬の音がした。とっさに身を隠すキラ!
『まさか、僕を暗殺?彼女らそこまで思い詰めて…』ラクス達に家出される上に暗殺されるらしい。

「「誕生日、おめでとう!」ですわ!」
「え?」
「なんで身を隠すのよ、キラ!」
「軍人の習性ですわ」
「だったらそれならそうって教えておいてよ。あ〜あ、なんかバカみたいじゃないの」
「申し訳ありません」
「え?え?なに?」
楽しそうに会話する女性陣について行けていないキラ。

「キラ、本当にわからないの?」
「…うん」
「昨日、オーブの行政府でなにか式典がありませんでしたか?」
「オーブ代表の誕生日」
「オーブ代表はだれよ?」
「カガリだよ」
「そのカガリさんには双子の兄弟はいらっしゃいませんでしたか?」
「ぼくだ」
「双子って誕生日同じじゃないの?」
「そう、だね」

「それで、みんなでキラとカガリさんにケーキを作りましょうということになって」
「だけど、ミーアもメイリンも当然私たちもケーキって作るのにが手で」
「だからラミアス艦長にケーキ作りとお料理をお教えいただいていたのです」
「丁度、昨日、今日ってラミアス艦長のところにタリア艦長が遊びに来ていて…タリア艦長ってケーキ作りがうまいのよ」
「本当はカガリさんといっしょにお祝いしようと思ったのですが」
「私とミーアが反対したのよ、私、キラの誕生日はラクスと3人で祝いたかったから。
 ミーアも盛大な式典があったし、カガリはアスラン達だけでお祝いしたいって」

その場にへたり込み、涙を流すキラ。
「「キラ、どうしたの?」ですか?」
「いや、僕、君たちに見捨てられたかと思って……それに僕、こんな生まれだから、誕生日なんて…」
「だって、私たちのキラが私たちに会うためにこの世に出てきてくれた日よ。祝わなくてどうするのよ?」
「そうですわ、そしてキラとフレイさんと私、3人がいっしょに月日を重ねていく、その一つの区切りの日のお祝いなのですから」

「…ありがとう」
「「それに私たちがキラを見捨てるわけないでしょう?こんなに愛しているのに」」
そういって天使達は極上の笑みをキラに向かって浮かべた。
132余談:2007/05/28(月) 02:13:26 ID:???
wikiに「誕生日:コズミック・イラ55年5月18日」とあったので遅ればせながら書いてみました。


ちなみに余談その1

キラが涙していたそのほぼ同時刻、オーブ某所で滝のような涙を流し、感激の雄叫びを上げながらケーキを食らうオーブ代表がいたとかいないとか。


余談その2

喫茶店での出来事の後、グラディス艦長からキラとカガリが誕生日だったことを聞き、シンは夕食後、彼女らにその話をした。

「……、キラとアスハ代表、誕生日だったの?」
ステラが不思議そうに聞いた。

「そうだってさ」
「私、知ってたわよ。メイリンに相談されたし。それに式典あったでしょう?
 黙っててくれって言われてたから一応は黙ってたけどね」

「ステラ、誕生日、わからない」
研究所生まれのエクステンデッドだったステラは誕生日を知らない。

「え?あ、そうだっけ。ごめん」
すごく気まずいシン。

「…うん、わからないんだからしかたない」
ステラは影を残したままだがけなげにほほえんでみせた。

ソファーに座っていたステラを後ろから柔らかく抱きしめるルナマリア。

「7月26日、私の誕生日なんだ。今年からこの日、一緒にステラの誕生日のお祝いもやろう」
「ステラの誕生日?」
「そう、私と一緒。これからずっとね」

「ステラ、誕生日プレゼント、もらえるの?」
「ええ、シンがとってもすごいの買ってくれるよ」
「おいおい」
「ステラ、誕生日パーティーしてもらえるの?」
「シンと私達の家族だけじゃなくて、みんなも呼んでパーティーしようか?」
「家族と誕生日、…うれしい」
うれしそうに涙ぐむステラ。抱きしめたままほほえむルナマリア。

「こんなステラにも誕生日と家族ができるなんて思ってなかったからすごくうれしい」
「なにいってのよ。こんな、はないわよ。私たちにとってすっごく大切な家族なんだから当然でしょ」

『俺、こいつらが笑っててくれるなら少しくらい大変でもこんな生活もいいのかもな』
シンはそんなことを考えながら彼女らの笑顔に見ほれていた。
13346:2007/05/28(月) 15:07:19 ID:???
71氏122氏124氏GJです。
特に122氏はフォローしていただきありがとうございました。
124氏浴衣ですか……目の付け所が違いますね。
71氏
>まあ、あのキラ=ヤマトをして『理想的な不殺』、『神の一撃』と言わしめたルナマリアの狙った目標にも周囲の人にも当たらない、”奇跡の射撃”。
吹いてしまいましたw

>「いや、それはやめよう、それは卑劣だ。シン、軍人としての品性に問題があるぞ。もう少し自覚を持て」
脱走は軍人として品性に問題はなかったのか?
「そんなストーキングなんてこと、許せないじゃない」
『やめてよね、彼女たちが本気になったら僕らがかなうわけないじゃないか』
何と言っていいか……wwwww

次はメイリンの6月12日ですかね?
134通常の名無しさんの3倍:2007/05/28(月) 22:52:30 ID:???
>>「シン、貴様、言っていいことと悪いことがあるぞ。浮気はヒーローごっこじゃない!キラは敵じゃない!」
>>「はあ?」
>>「アスランは少し錯乱しているみたいだ。それもわからなくはないけど……僕は今泣いているんだ!」

クソワロタwwww
テメエら自重しろwwwww
135通常の名無しさんの3倍:2007/05/28(月) 23:17:39 ID:???
皆でカラオケに行ってみた

ルナ「♪」
シン「…す、すげぇ…流石(中の人が)CD出してることはあるな」

ステラ&フレイ「♪」
キラ「やっぱり(中の人が)歌わないと宣言してても歌うといいねぇ」

凸「…orz」
ミーア「う〜ん」
メイリン「なんていうか…」
ラクス「はっきり言って下手ですわね」
カガリ「それは言い過ぎな気がするぞ…(そういえば中の人は音痴だとか…)」
136通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 00:02:44 ID:???
>>135
お前は甘い!!甘すぎる!!
カラオケ最強はムウさんに決まってんだろおおおお!!
137通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 01:45:53 ID:???
ハイネ
138通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 01:50:32 ID:???
>>135
ステラとフレイが歌ってる最中にナタルも乱入。

シン「すげえ!まさに三位一体の声!」
キラ「やめてよね。誰の声だか区別がつかないじゃない」
139通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 01:57:02 ID:???
ミーアとラクスのデュエット

シン「さすが本職!」
キラ「やめてよね。一人2パートにしか聞こえないじゃない」


ルナ&ステラ&ラクス&フレイ&カガリ&メイリン&ミーアの合唱

シン「俺たちって、実は幸せモン?」
キラ「やめてよね7人なのに4人分の声しか聞こえないじゃない」
アスラン「カガリ!口パクしてごまかすな!」
140通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 03:20:33 ID:???
ラクスとミーアのデュオは同じ声のようでいて意外と区別つくかも

凸  「歌い方が違うからな。どっちが上手いって訳でもないが」
シン 「確かに」

ラクス「で、区別のつかないスーパーコーディネィター様はどこに逃げるつもりですの?」
キラ 「えっ? いやラクス額に血管浮かせながらそんな事言わないでってその隙に前に回りこんだミーアが持ってるのは反則だと思うんだそのRPG7とか書かれた思い切り前世紀のqあwせdrftgyふじこlp
141通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 09:38:50 ID:???
まとめて乙
カラオケに行くだけで大変な人達だww
142通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 12:32:47 ID:???
一方その頃

遺作「♪」
痔悪化「なかなか旨いじゃないの」
シホ「さっすが隊長、お上手ですね」

ミリィ「♪」
痔悪化「いいねぇ、可愛いよ」
ミリィ「ちょ、ちょっとぉ〜やめてよ…恥ずかしいのっ」


ミゲル&ハイネ「♪」

痔悪化「ちょwwwこいつら旨すぎw」
遺作「それよりお前も歌えよ…」
143通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 18:16:36 ID:???
フラガ「さて、そろそろ真打登場の時間のようだな」
ディアッカ「へえ、おっさんも歌が得意なのか。んじゃ聞かせてもらいますかね」
マリュー「だ、駄目よ!!彼にマイクを持たせてはいけない!!」

フラガ「お〜れ〜は〜フ〜ラ〜ガ〜」

全員「ノオオオオオオオオオオ!!!」

後に彼らは語る。
「じゃ、ジャイ○ンリサイタルが……」
144通常の名無しさんの3倍:2007/05/29(火) 18:38:46 ID:???
なんとなくカラオケ番外編


クルーゼ「歌姫のお二方にはデュエットしていただきたい歌があるのだがよろしいかな?」

クルーゼはとある曲を選曲するとラクスとミーアに歌ってくれるようにと頼んだ。

ラクス「別にかまいませんが…どちらの歌ですか?」
クルーゼ「昔の日本という国でうたわれたことのある歌でね。つねづね君たちにうたってほしいと思っていたのだよ」
ミーア「何かおもしろそうね」

オリエンタルな短い前奏のあと並んで歌い出すラクスとミーア。

カガリ「わからない言葉だが本当に日本の歌か?」
クルーゼ「日本で歌われたことがある、とはいったが日本語であるとはいっていないが」


そのころ、オーブ軍司令部
「公海より高速でオーブへ向かってくる謎の飛行物体があります!」
「なんだと!どこのMS、いや、MAだ?」
「いえ、全長は約70メートルの飛行物体です!」

「メインスクリーンに機影、でます!!」

そこに映っていたのはまさしく大きな羽根をもつ蛾をそのまま大きくしたような…


『これでオーブは滅びる!歌姫達の歌によって!!』


クルーゼ「と、いう夢を見たのだが」
レイ「もう一回寝てください、ラウ。あなたはとても錯乱しています!」
145通常の名無しさんの3倍:2007/05/30(水) 00:21:22 ID:???
>>144
モ○ラかよ!

シン(種割れ)「これ歌ってもいい? 答えは聞かないけど」
つ【Double Action−Gun form−】

ベタでスマソ。
1461/2:2007/05/30(水) 21:45:46 ID:???
>>132氏に蛇足
 いつものように喫茶店、男3人同じテーブルに座っている。
 それぞれ相手が一緒なら華やぐことこの上ないのだが、それがないとむさくるしいことこの
上ない。
「で、まず今日は俺からちょっと、質問があります」
「なに?」
「なんだ?」
 最初に手をあげるようにして発言したシンに、キラとアスランの視線が向く。
「ストライクフリーダムとインフィニットジャスティスの修理は終わりましたか?」
 シンの言葉に、2人の顔色が変わる。
「ぐっ」
「あ、や、や、やめてよねその話。せっかく忘れられるところだったんだから」
「億単位で国家予算使わせといて忘れちゃ不味いでしょ〜」
 
 事の発端はアスランの浮気騒動である。
 単にディアッカが観光で(と言うか、ナンパ目的で)オーブに来ていて、一緒についてきたイザ
ークとシホと食事でもということになって、帰りが遅くなったのだが……会計の時にイザークが
店員とモメてしまい、それを諌めるディアッカを置いてシホと2人きりで外に出たのがいけなか
った。
 しかもカガリやメイリンなら言い訳も効くのだが目撃者はよりによってミーアだった。
 当然帰って言い争い。
 一番気の短いカガリが、目からハイライトが無い状態でザラを飛び出して行き……10分後、
アスランはアカツキの射撃から逃げ回るハメになる。
 そこでカガリに向かって中途半端に謝ったものだから残りの2人が収まらない。
 MSパイロットではない、と考えていたのが甘かった。そもそも2人ともコーディなのだ。
 メイリンはどっから持ち出してきたのかオーブ軍のアストレイを、ミーアはそんなもんどこに
保管していたのかピンクザクを持ち出して大暴れ。
 結局インフィニットジャスティスを持ち出して3人を抑えるハメになり、インフィニットジャスティ
スのコクピットはアストレイの刀傷がつくことになった。
1472/2:2007/05/30(水) 21:49:20 ID:???

 キラの場合は少し事情が異なる。
 そもそも女と見れば良い顔しぃでおまけにおっぱい星人のキラである。フレイとラクスのうっ
ぷんはそれだけで溜まりに溜まっていた。
 そこへアスカ家のみならずザラ家でもMSファイトである。2人はそのニュースを聞いた午後、
キラのいないうちにプッツンし、なぜかフレイまで目のハイライトが消えた状態でキラは出迎え
られた。
 フレイはこれまたオーブ軍が使っていたメビウスでキラを追い回し、ラクスはストライクルー
ジュで大暴れ。結局ストライクフリーダムで止めるハメになり、ドラグーン格納のウィングユニ
ットが?がれた。

「カガリが言ってたんだが……今度はなんか、俺たちの3家だけ残してオーブ本島から住民を
疎開させようって話もあるらしい」
「……ホントに?」
 アスランの言葉に、キラは露骨にいやそうな顔をして聞き返した。
「まぁ、懸命な判断じゃないスか?」
 シンがつかれきった顔で言う。
 そして、3人の男は盛大にため息を吐き出した。
148通常の名無しさんの3倍:2007/05/30(水) 21:59:56 ID:???
無人島提供プラン、アスカ家の場合

「ああ、それはそれでいいかもな。野外でも思う存分楽しめそうだ」
「ステラ、木の上がいい」
「砂浜の岩陰とか、良さげじゃないの?」
149通常の名無しさんの3倍:2007/05/30(水) 22:45:24 ID:???
勝手にフォロー
無人島提供プラン、ザラ家の場合

カガリ「別に無人島でも生活には困らないな。サバイバルは得意だし」
アスラン「そうだな。不自由は今のところないな」
メイリン「逆にのんびりできていいです」
ミーア「アスランがいればそれで幸せよね」
150通常の名無しさんの3倍:2007/05/30(水) 23:52:43 ID:???
それまた勝手にフォロー
無人島提供、ヤマト家の場合

ラクス「普段と何にも変わりませんわね…」
フレイ「そうよね、面倒なことはすべてキラがやることには変わりないし」

キラ「僕はどうしてこんなところへ来てしまったんだろう…」.
151通常の名無しさんの3倍:2007/05/31(木) 00:12:13 ID:???
キラ……原作での傍若無人ぶりが嘘のようだ
ちょっと可哀想になってきたw

新シャアのオアシスだな。ここ。
152通常の名無しさんの3倍:2007/05/31(木) 00:58:02 ID:???
>>143

アスラン「彼の歌はやがて世界を殺す!!」
1531:2007/05/31(木) 01:14:17 ID:???
えらく遅いですが、113さんと114さんの御意見から、
ラウ・ル・クルーゼの恋人の幼い面差しで眼鏡でナイスバディ(死語)なナース少女の名前は、
セリーナ・プロヴィデンスという事で(爆)。

プロヴィデンスの転生体で生機融合体(おいおい)。
クルーゼに敵意を向ける相手には、
涙目で、「・・ラウ様をいじめちゃ、だめえええええ!!!!!!!!」と、
背中の白衣が裂け千切れて11基のドラグーンが発射され、
43門のビーム砲で「ラウ様をいじめる人」をこてんぱんにしてしまう。
(ナースだから怪我はさせないのだが、『いっそ殺して』と思わせるぐらい痛い思いだけはさせる)
 
・・という電波を受信してしまいましたスイマセン。
 
アスラン「・・なんかちょっとうらやましい気もする・・・・」
カガリ「何だ、いじめられた時にかばってほしいのか?。お前、へたれだからなあ。
何なら、アカツキで常時待機しとこうか?。んでもって、アスランが泣きながら笛を3回吹くとどこへでもすぐに飛んでくると。」
アスラン「・・オーブ代表首長専用MSはいつからマグマ大使になったんだ?
、ていうか、ネタが誰にも分かりそうもないぐらい太古の上に思い切り板違いだぞ。」(頭痛に耐えかねている)
カガリ「まあそう照れるな。」(にこやかに)
メイリン「わっ、わたしっ、アスランさんのボディガードになりますっ!!。わたしだって銃くらい撃てますっ!!!!」
ミーア「・・今時のアイドルには必殺技の一つや二つ、必須かもねえ・・・・。
アスランの敵は一撃で殲滅できるぐらいの準備はしといた方が・・・・」(なにやら真剣に考え始めている)
アスラン「・・あのな・・・」
カガリ「本当はうれしいんだろ?」
アスラン「気持ちはな。」(一瞬、素直に、頬を染めて)
1541:2007/05/31(木) 01:16:44 ID:???
ラウ「・・・いつまでも私などに関わらなくていい。不幸になるだけだぞ・・?」
セリーナ「・・ずっと、お側にいます。」
ラウ「・・私は罪人だ。何れ、地獄に落ちる身だ。」
セリーナ「・・ラウ様が地獄に行かれる時は、わたしもお供しますから・・・・」
ラウ「それはいけない。私の罪を君まで負ってはいけない・・・!」
セリーナ「ラウ様の罪は、わたしの罪でもありますから・・・!」
ラウ「君を操った私の罪だ。君は何も悪くない・・!。」
セリーナ「・・ラウ様・・・」
ラウ「・・君は、天国に行くべき存在だ。私とは行き先が違う。」
セリーナ「・・・・ラウ様の・・・いない・・・・天国なんて・・・・、
・・わたしには・・・・地獄より・・・残酷です・・・・っ・・!!!!」
ラウ「・・セリーナ・・・・」
セリーナ「・・・お願いです・・、・・ずっと・・・ずっと・・・・お側にいさせてください・・・・っ・・・・!!!!!」
ラウ「・・・セリーナ・・・・!」(思わず、強く、抱きしめている)
 
・・・・・・・・
 
ラクス(もらい泣きしながら)「・・もしキラが、許されない存在だからと地獄に堕ちる様な事になったら、わたくしも一緒に堕ちますから・・・!!」
フレイ(やっぱりもらい泣きしながら)「わたしだって・・っ!!、ずっと、どこへだって、一緒なんだからっ!!、
スーパーコーディネーターは堕ちる所が違うなんて、言わせないんだからっ・・・!!」
キラ(自分の胸の中で泣いているラクスとフレイの背中をそっと抱きながら)
(『・・二人とも気持ちはとてもうれしいんだけど・・・・、
・・スーパーコーディネーターって、それだけで地獄に堕ちないといけないほど許されない存在なの・・・・?』)(泣き入っちゃってる)
155通常の名無しさんの3倍:2007/05/31(木) 01:46:42 ID:???
プロ子、初陣で壊れちゃったんだもんね(´;ω;`)

そしてマグマ大使とはまた古いwww
15646:2007/05/31(木) 14:10:52 ID:???
1氏、クルーゼの救済GJであります。
>>115で書いておきながらの体たらくお許し下さい。一つ投稿させていただきます。

喫茶店で溜息をつく、いつもの男三人。
そこに虎さんがやってきた。

虎「どうした、どうした?」
シン「あっ、バルトフェルドさん。実は……」

理由を説明するシン。

虎「なるほど、女性陣を怒らせても平和的に解決する方法を知りたいと言うんだね。OK。OK。簡単なことだね」
キラ「え!?」
アスラン「そんな方法があるんですか!」
シン「ぜひ教えて下さい」

虎「いいかい。まず正座をする」
シン「うんうん。」
虎「次に膝の前に両手を置く」
アスラン「それで」
虎「その状態で額を地面にまでつけるくらいに頭を下げる。そしてこう言う『ゴメンなさい』」
キラ「あれ?」

シン「土下座じゃないですか!!」
虎「うん。そうだね」
キラ「こうなんて言うか男の威厳というか、そういった方法で解決したいよね」

虎「キラ、バカ言っちゃいけないよ。この方法はフラガ君もラミアス艦長に使って多大な戦果を挙げた方法だよ。それにそんな方法があるなら僕だってやっているよ。
 基本的に女の子が怒ったら一度話をする。そして話を聞いたら男が謝るんだよ」
アスラン「でも、話をするまでどっちが悪いかわからない場合がありますよ。それに女の子の方が悪い場合だってありますし」
虎「女の子の方が悪い時は話をすることで一度頭を冷やして謝り易くさせるのさ。それにこっちが一言謝れば相手だって謝り易くなるだろう。
 そして両方が悪い時は男が謝るものさ。いずれ両方が気持ちいい時に女の子の方が悦んでくれるよ」

虎「まあ、頑張ってくれたまえ」
ダコスタ「ああ、隊長こんなところにいた!早く来て下さい!」
虎「ちょっと、ダコスタ君そんなに引っ張らないでくれたまえ。ああぁぁ〜」

虎さんが去った後、顔を見合わせる三人。
キラ「今度試してみる?」
シン「俺は嫌ですね。土下座するなんて」
アスラン「別に土下座はしなくても一言謝るというのはいい方法じゃないか?」
シン「まあ確かに。あの時も謝っておけばディスティニー破壊されなくてもすんだのかな?」
キラ、アスラン「「…………」」

 果たしてオーブは平和になるのか?

おわり
157通常の名無しさんの3倍:2007/05/31(木) 22:34:06 ID:???
乙であります!
158通常の名無しさんの3倍:2007/06/01(金) 23:34:35 ID:xOU4J+QX
女の天下は間違いない。
159通常の名無しさんの3倍:2007/06/02(土) 00:10:10 ID:???
ラクス →政治家
フレイ →政治家(予定?)
カガリ →政治家
メイリン →秘書?
ミーア →アイドル
ルナマリア →軍人(尉?佐?)
ステラ →軍人?(尉?)

キラ →軍人(将)
アスラン →軍人(佐)
シン →軍人(尉?佐?)

…しびりあんこんとろぉるとしては、
男性陣の 大 敗 。
かろうじてシン組が同等か上司かも。
だが、同じ立場だと女性のほうが強い…

キラは…ご愁傷様
アスランは、カガリはともかく、
メイリンはカガリが後ろ盾、
ミーアはラクスが後ろ盾。
一番逃げ場が無い?
160通常の名無しさんの3倍:2007/06/02(土) 01:20:55 ID:???
アスランが一番つらいかもww
161:2007/06/02(土) 02:55:47 ID:???
>46さん
いえいえ、お気になさらずに。俺も好きに書いてるだけですから。
46さんも46さんのペースで書くのが良いと思いますです。
156GJです。さすが虎さんよく分かってらっしゃり過ぎ・・・・。
ううむ、この手のシチュエーションだと、
アスランはヘタレ慣れしてるから(おいおい)
意外と女性上位の方が気楽に生きていけそうな気が(おいおいおいおい)
実は一番きついのキラじゃないかと。
・・ふと、昼の生活できつい分、
夜のベッドで「逆襲のキラ」(超絶倫犯りたい放題モード、
てか、んな所までスーパーにコーディネーターか貴様あ!!てな感じ)
・・とか思いついてしまいましたスイマセン。
162:2007/06/02(土) 04:06:09 ID:???
・・いや待てよ、
きついのかと思いきや、
意外と楽しそうに家事全般楽々と見事にこなしつつ、
「ラクスもフレイも紅茶でも飲んでのんびりしててよ」とか、にこやかに言って、
(んで、ラクスもフレイもヤン・ウェンリーモードに突入してたり)
エプロンがやたらに似合い過ぎているキラというのも良いかもしれない。

アスラン「家事までスーパーコーディネーターだよ、こいつは。」(しみじみ)
シン「完璧超人って無茶苦茶嫌われますよ?」(不機嫌そうに)
キラ(朗らかに)「何を今更。
嫌われまくるのも叩かれまくるのも遥か昔に慣れちゃったから。
気にしないよ。」(悠然と微笑んで)
シン「鈍感力までスーパーコーディネーターかよ、あんたはああっ!!!!??」

・・とか、連投スイマセン。
163通常の名無しさんの3倍:2007/06/03(日) 04:51:45 ID:???
保守
16471:2007/06/03(日) 17:43:49 ID:???
保守代わりに家事で妄想

ヤマト家の場合はキラが一人でか。
「スーパーコーディネーターとして当然ですわ」
「スーパーコーディネーターとして当然よね」


アスカ家の場合
できるだけ3人で。
買い物
 ステラ「食べっこ動物、かわいい…」
 シン「だからってステラ、お菓子ばっかりかごに入れるな」
 ステラ「かわいいのに…」
 ルナマリア「このバルサミコ酢、特価品だって!普通ないのよ、売ってることって」
 シン「で、うちでどんな料理のとき使うんだよ!」
 ルナマリア「え〜〜っと…」

料理
 ルナマリア「シン、それは皮剥いてから炒める!!」
 シン「胃の中に入れば同じだろう?」
 ルナマリア「ステラ、それは鍋に入れるのまだ早い!一煮立ちしてから!」
 ステラ「だって、早く食べたいから…」

掃除
 ルナマリア・ステラ「「シン!邪魔!!」」
 シン「わかったよ…」


ザラ家の場合

買い物。
 持ち回り。定時に終わることが多いメイリンがよくする。
料理。
 平日は定時に終わるメイリンか、スケジュールがオフの日はミーアが家事全般をすることが多い。
 当然、メイリンが帰ってきたらミーアを手伝う。そして早く帰れればアスランも手伝う。
掃除・洗濯
 スケジュールがオフの日はミーア。
 それ以外はメイリンかアスランの早く帰った方がやることが多い。
休日はみんなで手分けして行う。

キラ「あれ?カガリは?」
カガリ「き、休日はみんなでって書いてあるだろう!!」
メイリン「あ、あのー、カガリ代表は忙しいから…」
ミーア「あ、あはは…、その家にはその家の事情ってものがあるから…」

キラ「それで実際のところ、どうなのアスラン?」
アスラン「まあ、人には得手不得手っていうものがあるからな」
カガリ「だから、洗ってて皿を割ることも少なくなったし、包丁で指を切るのもたまにはしなくなったし、掃除してて物を壊すのも減っただろう!!」
165通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 01:24:18 ID:???
キラ   「ところでアスラン、おりいってお願いがあるんだけど……」
アスラン「ん? なんだ?」

ポケットからごそごそと、月の髪飾りを取り出すキラ。

キラ   「半月で良いから、交換してくれない」
アスラン「(ピキーン)だが断る!」
166通常の名無しさんの3倍:2007/06/04(月) 22:45:04 ID:zBrPIHJJ
保守
167通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 00:27:09 ID:???
>>165
キラ、お前は何を言ってるんだw
168通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 10:53:07 ID:???
>>165
胸でばれてしまう気がw
169通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 21:07:03 ID:???
>>165
キラ「それじゃあ・・・」
シン「次にアンタは『半月でいいからフレイとメイリン交換して』と言う!!」
キラ「orz」
アスラン「キラ・・・お前」
キラ「シン、君はいいね。いっつも3人仲良く家事をして・・・。
  アスラン、君はいいね。ちゃんと役割分担できて・・・。
  それなのに僕は・・・僕は・・・僕はネエ!」
アスラン「落ち着けwwww」











ラクス「キラ、遅いですわね・・・」
フレイ「折角、頑張って料理作ったのに・・・。早く帰ってこないかしら」
17046:2007/06/05(火) 22:01:55 ID:???
 もし、シンに子供ができてその見舞いにザラ家、ヤマト家の面々が病院に行ったら……

 シン達のいる病室に向かう途中、偶然通りかかった通路で保育器に入っている赤ちゃんを見ているザラ家の面々。
ミーア「うわぁ、可愛い〜」
カガリ「本当だな。アスラン見ろ。あのちっちゃい手を」
アスラン「……あんな小さな子供が大きくなるんだな。人というのは本当に不思議だな」
メイリン「うう〜」
アスラン「どうしたメイリン?(何か嫌な予感がしてきた……)」
メイリン「確かに赤ちゃんは可愛くて、おめでたいことですけどアスランさん。先、越されちゃいましたよ」
ミーア「……そうよね」
カガリ「全くだ……」
三人(じと〜)
アスラン「……おい、その擬音が聞こえてきそうな目はなんだ?三人ともちょっと待つんだ。子供は授かりものだから先を越されたも何もないだろう」

ミーア「いーえ、これは今日からアスランに頑張ってもらわないとね」
アスラン「>>99の話を忘れたのか?」
ミーア「覚えているわよ」
カガリ「ああ、ちゃんと覚えているさ。でも、あれからシン達に子供が生まれる時間が経ったんだぞ。もう問題ないだろう?」
アスラン「う、うぐ」
ミーア「そうそう。ほら、あんなに可愛いのよ。アスランの子供ならどれだけ可愛いのかわからないわよ」
メイリン「そうですよ。お姉ちゃんのところみたいに早く元気な赤ちゃんが欲しいです」
カガリ「全くそのとおりだな」
アスラン「ぐぐ……」

 言葉に詰まるアスラン。このまま押し切られるかと思ったその時。
キラ「アスラン達何を話しているの?ここは病院だよ。他の人達の迷惑になるし、いちゃつくなら外でやらないと」
アスラン「……別にいちゃついているわけじゃないぞ。ところで、お前達もきていたのか?」
キラ「今、来たところだけどね。本当は昨日連絡をもらってすぐにでも駆けつけたかったんだけど深夜だったしね。
 フレイなんかもう駆けつけたくて駆けつけたくて昨日からウズウズしっぱなしだったんだから」
フレイ「そ、そんなことないわよ。ただお目出度いことだから早く顔出しておいた方がいいかなって……ただそれだけよ!」
17146:2007/06/05(火) 22:03:03 ID:???
ラクス「でも、フレイさんが今日一番早く起き出していらしたわ。家を出るまでもずっとそわそわしっぱなしでしたし」
ハロ「マッタクナー」
フレイ「ちょっと、ラクス!余計なことは言わなくていいのよ!」

キラ「まあまあ、二人とも。ところでさっきアスランの子供がどうとか言っていたみたいだけど?
 ……まさか、誰かお目出度なの?」
カガリ「いや、残念ながら違うんだ。さっき保育器の子供を見ていたら、子供が欲しいなって話になってな(///」
ミーア「もう、照れるなら言わなければいいのに。
 でも、こんなに可愛いのよ。好きな人の子供ならどれほど可愛いか……二人なら想像できるでしょ?」

ラクス「(保育器の子供に目をやってから)……そうですわね」
フレイ「(同じく保育器の子供に目をやってから)……うん。そうよね」
メイリン「(頷きながら)やっぱりそうですよね?」

アスラン「(キラ、まずいぞ。このままではラクスとフレイも味方して子供の話に逆戻りだ)」
キラ「(うん。わかっているよ。僕が話題を振るから適当なところで病室にお見舞いに行くように話を持って行こう)」
 ※ 小声で女性陣に聞こえないように話をしております。決して目と目で通じ合う会話ではありません。

キラ「……ところで、確かにお目出度いけれどシン達に子供ができたから僕達って少し複雑ではあるけれどオジさん、オバさんになるんだよね。
 ……ちょっと複雑だよね。まだ20になるかならないか、なのにね」
アスラン(おいキラ、まずいぞ。年の話は)
フレイ「そうよね。言われてみれば、そんな気もするわね」
カガリ「そうだな。でも私は皆の助けがあるとはいえ、そんな年齢でオーブの代表をさせてもらっているぞ。それを考えれば問題は特にないだろう?」
メイリン「そうですね。それに人は必ず年を取りますしね。いつまでも若くはいられませんよ」
アスラン(いや、お前が最年少だから。メイリン……)
ミーア「大切なのは外見じゃなくて内面よね。まあ、外見も綺麗ならそれに越したことはないとは思うけれどね」
アスラン「ミーア、アイドルのお前が言っても説得力に欠ける気がするぞ」
キラ(そうだよね。ラクスより若いし、ラクスよりおっぱいおっきいし……ってなにを考えているんだ?僕は)
フレイ「どうしたのキラ?」
キラ「!!な、なんでもないよ」
フレイ「??」
17246:2007/06/05(火) 22:04:12 ID:???
ミーア「そう?アイドルって言っても人間だから年も当然取るわ。それにアイドルよりもアスランの子供産む事がずっと私の望みなのよ。アスランこそ忘れちゃったの?」
アスラン「……忘れてはいないが」
ミーア「なら良いじゃない。ね?」
アスラン「ミ、ミーア」

カガリ、メイリン「「む〜」」
ラクス「あらあら」
ハロ「ミトメタクナーイ」
フレイ「……なんでもいいけどアスラン。気をつけた方がいいわよ。いつかミーアのファンに刺されるわよ」
アスラン「……」

キラ(ごめん、アスラン。全然話変わらないよ。むしろ話が酷くなっているよ)
アスラン「……カガリ、メイリンその嫉妬に満ちた目は止めてくれ。ここは病院だぞ。一般の方もいるんだ。その話は後でまたじっくり話し合おう(今回は逃げ切れないかも知れないな。覚悟を決めるか?)」
ラクス、フレイ「……じ〜(キラに視線を向けている)」
キラ「……ラクス、フレイもアスラン達に触発されないでね」
フレイ「え〜」
ラクス「え〜、ですわ」
ハロ「ケッ、カイショウナシ」

アスラン「ほら、せっかくお見舞いに来たのにここで話していても仕方がないぞ。病室に行こう。シン達もいるだろうしな」
キラ「そうだよ。ほんの少しの冷やかしを混ぜて祝福をしてあげよう」
 そんなやりとりをして一行は病室へ行きましたとさ。

 おわり
17346:2007/06/05(火) 22:08:58 ID:???
流れを切るような投下になってしまって申し訳ありません。
楽しんでいただければ幸いです。

>>161
遅くなりましたがそういっていただけると救われます。
ありがとうございます。

174通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 22:20:54 ID:???
ツンデレフレイいいなぁwwwww
175通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 22:50:52 ID:???
                    「「さあ!どっちがどっち?」」
                       〃⌒ソノ    〃⌒☆ 
                      i(((´゙リ))   i(((´゙リ)) 
                      l.リ.゚ ヮ゚ノl   l.リ.゚ ヮ゚ノl 
                      ノと) 人)つ  ノと)λ}つ 
                     ((../ハ|ハゝノ ((../ハ|ハゝノ
                        UU      UU  
                             へヘ      (__     ((_  ンート、ンートネ…
 〃Y"⌒`Y"ヽ 〃⌒`⌒ヽ , "⌒` 、/⌒⌒ヽ /〃⌒⌒ヽ ,r´  `ヽ 〃´   `ヽ r"`⌒)ヽ
 ( ((((`´))) )i ((`')从ノルハノルノノ〉;´从V∧)〈〈 ノノ^ リ))リi ノノ人,,)i .( (( ))ノ(  人ノ') )
  ) リ;´д`ノl.( i,,ゝ;´Д`)ルレ;゜◇゜リ W;´Д`) |ヽ||;´д`||ノ从;´д`ノ W;´Д`ノ 从(*゚∀゚ノ
                      『…………』
176通常の名無しさんの3倍:2007/06/05(火) 23:18:40 ID:???
ルナ「(胸の大きいほうがミーアで・・・ってそんなの分かりきってるじゃない)」
メイリン「(これは・・・突っ込んだら負けなの?)」
フレイ「(いや、でもシリコン入れたりさらしで締めてる可能性も・・・)」
カガリ「(アスラン、答えてやれ)」
アスラン「(いや、でもだなあ)」
シン「(キラさん、アスラン、二人が答えるべきだと思いますけど・・・)」
キラ「(正解しても外しても、僕的にハズレになりそうなんだけど・・・)」

ステラ「(テクテク)んー、(ぷにぷにぷにょん)」
ラクミア「「きゃん」」
ステラ「(大きい方)こっちがミーアで、(小さい方)こっちがラクス!」

一同「ちょwwwwww」
177通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 01:53:09 ID:???
>>175
 もし、ラクスがよくできたパットを入れていて胸の大きさでは判別がつかなかったら……

ルナ「(胸の大きいほうがミーアで……ってあれ?胸の大きさ一緒じゃない。これじゃわからないわよ)」
メイリン「(これはかなり難しいですね)」
フレイ「(ちょっと、いきなりハードル高くなりすぎよ)」
カガリ「(アスラン、どっちがどっちかわかるのか?外したら大変だぞ)」
アスラン「(いや、見ただけではわからない)」
キラ「(どうするのアスラン?)」
シン「(キラさん、アスランさん、二人が答えるべきだと思いますけど)」

ステラ「(テクテク)んー、(ぷにょんぷにょん)」
ラクミア「「きゃん」」
ステラ「……どっちも同じ大きさ……わからない……」

キラ「(直接触ってもわからないんじゃお手上げだよ。どうするアスラン?)」
アスラン「(方法がないわけではないが……)」
シン「(どんな方法です?)」
アスラン「(このスレで俺にのみ使える方法だ。正直やりたくはないが……)」
キラ「(そんな方法があったの?何でもいいからやって見せて)」
アスラン「(……わかった)」

ラクス?「降参ですか?」
ミーア?「降参?」
メイリン「(口調や髪飾りを交換している可能性もありますよね……)」
フレイ「(でも、そう思わせて換えていない可能性もあるわ)」
カガリ「(アスランだ。わかったのか?)」

アスラン「今から二人にして欲しいことがある。……ミーアがいつも俺を抱きしめるように胸を俺の顔に押しつけるように抱きしめて欲しい」

解答陣一同「!?」

178通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 01:54:02 ID:???
ラクス?「いいですわ」
ミーア?「いいわよ」
アスランを抱きしめる二人。

アスラン「(確信に満ちた顔で)……こちらがミーアだ」
ラクス「……どうしてわかったのですか?」
カガリ「そうだ。どうしてだ?」
シン「そうですよ」
残りの一同(こくこく)

アスラン「二つある。ミーアは軽めではあるが白檀を使っているからな。抱きしめられれば白檀の匂いがする。
 もう一つは、いくらカモフラージュしても感触が違う。抱きしめるときの微妙な力の入れ方とかもな。それに>>52では死にかけるくらいに味わったしな……」

ルナマリア「……お腹一杯だわ」
フレイ「そうね」
キラ「うん」
シン「なんかエロキャラ化してきましたね……」
カガリ「なにか釈然としないぞ……」
メイリン「目の前でいちゃつかれた気がします」
ステラ「ばかっぷる……?」
ミーア「そんなことないわよね。アスラン〜(さっきのように抱きつく)」
アスラン「こ、こらミーア、くぁwせdrftgyふじこlp;」

ラクス「……今日も平和ですわね」
ハロ「ウラヤマシクナンカナーイ」

おわり
179通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 02:15:39 ID:???
もうひとつの見極め方

アスラン「…二人とも、次の質問に答えてくれ」
二人『はい?』
アスラン「俺が、大活躍して勲章を貰った。なんと言ってくれるか?」

ミーア「もちろん、『すっご〜い!さっすがぁ!おめでとうアスラン♪』ってね」

ルナ「(まあ、そうよね。軍人としては名誉だもの)」
メイリン「(っていうか、アスランさん実際に貰ってるから、これ反則な質問じゃぁ?)」
フレイ「(勲章って、年金が増えるんじゃなかったっけ?)」
カガリ「(事と次第によって、だと思うがな)」
キラ「(やめてよね!それって僕を殺したときじゃないのかな?)」
シン「(ここで本人の口調を比べようってのかな?)」
ステラ「(くんしょう…そ〜せ〜じのくんしょう、たべたい…)」

ラクス「アスランが信じて戦うものは何ですか?戴いた勲章ですか?お父様の命令ですか?
     そしてわたくしも…敵だというのなら、わたくしをを討ちますか?ザフトのアスラン・ザラ!」

一同『!?』

アスラン「…きみがラクスで…そしてミーアはこちらだな」
ラクス「アスラン、ちょっとズルい質問ですわ」
アスラン「ははは。俺的にはかなり辛い質問なんだがな…って?あれ?」
ラクス「…皆さん、なぜ凍り付いてるのでしょうか?」

一同「(マジこえ〜)」
180通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 05:22:33 ID:???
こいつらの胸って
ミーア>>ステラ>フレイ>ルナ>メイリン>カガリ
でいいのか?
ステラフレイ、メイリンカガリがちょっと怪しい
181通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 10:46:13 ID:???
>>178
感触・・・。
アスラン「(プニッ)これは・・・シリコン!」
シン「バーローwwww」

>>179
ステラ、それは燻製だよ・・・。
ソーセージの勲章ってなんかエロいよ。
夜の戦場で大殊勲かよ。

>>180
つまりラクスは問うまでも無いと?wwww

俺の私見は
ミーア>>フレイ>ステラ>ルナ>>カガリ>メイリン>>ラクス
だが・・・。

>ステラフレイ、メイリンカガリがちょっと怪しい
確かにここが難しいwww
182通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 16:39:55 ID:???
このスレでもラクスがひんn(ry
183通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 17:18:02 ID:???
>>182
L姉「さあ帰りましょうね♪           天国へ」
184通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 18:31:37 ID:???
>>180
ミーア以外は似たり寄ったりだと思うよ
ステラフレイは裸多かったから巨乳のイメージあるけど明確なサイズないし
ルナメイカガリははっきりとはわからない
185通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 18:40:29 ID:???
>>181
アスラン「大きさはゲフンゲフン…まあ、メイリンはフニュっと柔らかくって、カガリは引き締まっているというかなんというか…」
キラ「じゃあ、ステラを僕が確認してみてフレイと比較してみるよ」
シン「キラ・ヤマト!あんたって人はーー!!

ラクス「キ・ラ」
キラ「え、えっと…」

ラクス「まず極める。そしてやり通す」
キラ「いたたたたたたたたたたたた!!!!!」

アスラン「見事な○沢式フェイスロックだ。
     これをミーアにやられたらやりようによってはちょっと天国と地獄になるかも知れないが、ラクスでは…」
186通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 20:48:04 ID:???
しかし、メイリンのコンプレックスからするとルナ>メイリンなのは考えられるな
ステラはラッキースケベ事件でたゆんと揺れたが、フレイルナメイリンカガリは未確認
ミーア>ステラ>フレイルナメイリンカガリ>ラクス
…いかん!考え出すとキリがないから
ミーア>フレイステラルナメイリンカガリ>ラクス
ぐらいでいいでしょう

キラ「だから今度直に確認してみようよ(僕が)」
アスラン「キラ、本音がボソッと出てるぞ」
シン「アンタって人は〜っ!」
キラ「なら、今度自分の手で測って報告会を」
アスラン「お前は一体何が欲しかったんだ!」
シン「アンタって人は〜っ!!」

キラ「でも、知りたいじゃない?」
アスラン「…興味は、ある」
シン「…確かに、似たような大きさだからなぁ、うちの二人は。違う大きさって…」


虎「(キミ達、気がついてないのか?さっきからピンクと赤のハロがカウンターにいることを…
  そしてさっきからこの店のパソコンのアクセスが急増し、裏の丘にはパラボナ集音機が開いていることを…)」
1871:2007/06/06(水) 23:13:39 ID:???
46さんへ、スレ立て人として敢えて一言。

あなたはもっと堂々と投下すべきだと思う、GJ!!なんだから。


話は変わるけど、やっぱりというか、胸の話題が盛り上がってますなあ。
俺としては、
各職人さんの趣味でそれぞれの女性キャラの胸の大きい小さいは好きに決めてもらって、
それをお互いに認め合ってもらえるとうれしい。
「○○さんはこう言うけどやっぱり私としてはこうであってほしい」
というのは、個人的意見としては大いに主張してもらえるとうれしいけれど、
他人に押し付けるのは良くないんじゃないかとは思う。

ちなみにあくまで俺個人のランク付けでいくと、大きい方から、
AAAがミーア、AAがステラ・フレイ、Aがルナマリア・ラクス・カガリ、
Bがメイリン
マリューは別格で誰も勝てないという事で。
んで、何でラクス&カガリがルナ並みまで成長しちゃったかというと、
キラがラクスの、アスランがカガリのを、毎晩揉んでるせいではないかと言われているのだが、
同じくらい揉まれているメイリンが何故か出遅れているのは、謎、という事で。
188通常の名無しさんの3倍:2007/06/06(水) 23:24:26 ID:???
個人ランクなら

ミーア>フレイ・ステラ>ルナ・カガリ>メイリン>ラクス
1891:2007/06/06(水) 23:30:33 ID:???
カガリ「いやなんか最近前買ったブラがどれもきつくて・・、困ってるんだ。」
メイリン「・・ずるいですカガリさんばっかり・・、
アスランさんにいっぱい胸揉んでもらってるからって・・」(涙の陰鬱モード)
アスラン「・・みんな平等にしてるはずなんだが・・・」(汗)(頬紅い)
ミーア「揉まれて胸が大きくなる、っていうのは、俗説であてにならないって話よ?。
実際わたしだって、誰も彼氏になってくれなかった頃から大きかったもの。」
メイリン「・・・本当に人を憎いと思うって、こういう事なんですね・・・・」(暗黒オーラ全方位放射モード)
アスラン「う、あ、えーとその、メイリンのプロポーションはこれはこれで魅力的だと思うんだが・・・」
カガリ「はっ!!、実はアスランて、幼児体型萌えか!!?、
と、いう事は、わたしは日に日に不利になりつつーー!!!?」
ミーア「と、いう事は、わたしは最初から凄く不利ーー!!!?」
カガリ&ミーア「ガーーーン!!!!」
メイリン「・・わたし、よろこんだらいいんですかそれとも悲しんだらいいんですか・・・・?、しくしく」(眼の幅涙)
190通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:32:13 ID:???
>>189>はっ!!、実はアスランて、幼児体型萌えか!!?

キラ「アスラン、君・・・」
シン「まあ趣味は人それぞれですけどね。でもマユに何かしたら撃ちますよ」
アウル「でっかい方がいいに決まってるじゃん」
ムウ「うひょー、流石アウル、分かってるねえ♪」
スティング「テメーが渡した本のせいだろ・・・」
イザーク「まさか同期から性犯罪者が出るとは・・・」
ディアッカ「おいおい、まだアスランは何もしてないぜ、まだ」
ハイネ「ならお前、どの大きさなら揉みたい?」
アンディ「問題は大きさじゃない。感度と反応だよ」
アーサー「流石アスラン、分かっているな!」
ラウ「これが人の業か・・・」
レイ「アスラン、正直困ります」
ギル「おっぱいプランを発動せねばならないか・・・」






アスラン「俺か!? 俺が悪いのか!!??」
一同「言ってみただけ、特に意味は無い!」
アスラン「皆が俺をいじめる・・・orz」
191通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 00:52:18 ID:???
ミーア「ちょっと、アスランをいじめないでよ!」
アスラン「ミ、ミーア・・・(じーん)」
ミーア「アスランをいじめていいのは私たちだけなんだから!」
メイリン「そうですよ!」
カガリ「そうだそうだ!」
アスラン「orz」




アウル「そういうの、幸せって言うんじゃねーの?」
スティング「馬鹿をやれよ、馬鹿をさ」
シン「楽しそうだな」
レイ「日々の幸せとは概してそういうものだろう」
キラ「女の子に振り回されるくらいがちょうど良いよね」
ハイネ「割り切れよ、アスラン」
ムウ「若いねえ」
アンディ「いや全く」
ディアッカ「俺が代わっていじめられたいくらいだぜ!」
イザーク「無理だ」
ディアッカ「orz」
アーサー「それ何てエロゲ?」
ラウ「・・・」
ギル「なに物欲しそうな眼をしてるんだねラウ」
19246:2007/06/07(木) 01:52:15 ID:???
1氏ありがとうございます。そして1氏を始め職人様方GJです。


虎さん(うんうん。盛り上がっているねえ。
『バストサイズの性能の違いは戦力の決定的な差』という説はいつも多数説もしくは有力説をしめるね。
 でも、貧乳には貧乳の風情があることを忘れてはいけないと思うな。
 それに三人には、たゆんたゆんに育った果実も膨らみきってない蕾もどっちも平等に愛するように厳しく指導したつもりなんだけどね。
再教育が必要かな?それとも今度は胸を大きくするにはどうすればいいかで講義が必要かな?)

次回予告
大きい胸がいい
小さい胸がいい
胸の大きさは人類永遠の関心事
彼らの夢
それは清楚な貧乳に萌えることか?抱きしめられ巨乳に埋もれることか?
次回、虎さんの勝手に生講義
「おっぱいを大きくするにはどうしたらいいですか?」
その知識彼女達に試せ、男ども!!
193通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 05:46:28 ID:???
キラ「やあ、シン」
シン「あ、キラさん、奇遇ですね。キラさんも買い物?」
キラ「うん、シンも夕食の買い物?」
シン「はい。“も”ってことは、そっちは今日はキラさんが夕食当番ですか……」
キラ「今日“は”というか……今日“も”というか……」
シン「…………苦労してるんですね」
キラ「わかってくれるかい?」

シン「って、あ! しまった! ステラ! お菓子はふた品までって言ってるだろう!
   それにルナ! もう冷凍庫は一杯なんだからコロッケ買わないで!」

キラ「……………………」
シン「はぁはぁ……すみません……話の途中で」
キラ「ねぇ、シン」
シン「なんですか?」
キラ「幸せってなんだっけ?」
シン「……とりあえず、調味料売り場に置いてあると思いますよ」
19446:2007/06/07(木) 20:31:56 ID:???
>>193
GJ
幸せと辛いという時はよく似ているよね……キラ(´;ω;`)

以下>>164>>193から勝手に妄想。71氏と193の職人さんに感謝。

 スーパーのカートを押すアスランを中心にザラ家の面々が歩いている。
カガリ「今日は全員で買い物か。たまにはいいな」
アスラン「ああ、まったくだ」
ミーア「今日の夕食は何にしようかな?」
メイリン「あっ、バルサミコ酢です。この前見た本では焼き白子、トマトとバジリコに和えていました」
ミーア「おいしそうね。でも焼き白子は、ポン酢に紅葉おろしじゃない?」
カガリ「どっちも美味しそうだ……」
アスラン「カガリ、涎、涎」
 アスランがハンカチを差し出す。受け取って口元を拭くカガリ。
カガリ「……すまない。でも、今日の一品はそれで決まりだな」
ミーア「そうね」
メイリン「そうですね。でもどっちにします?」
アスラン「……両方でいいんじゃないか?食べ比べてみるのも面白いと思うぞ」
ミーア「そうしましょうよ。他には何が食べたい?」
カガリ「そうだなあ……」

 そんな会話をしながら歩いていく四人。それを隠れて見ていたキラとシン。
キラ「何、この敗北感……」
シン「……ええ。悔しいからいつか『SA!お宅の晩ご飯』しましょうよ」
キラ「うん。でもフレイ達の舌がヘタに肥えちゃってもまずいよ。挙げ句の果てにはアスランの家の冷蔵庫に食材勝手に入れるようになったら……」
シン「それ、問題ありすぎますね。もし、そうなってもアスランさん達はあまり気にしなさそうなのもさらに問題だし……」
キラ、シン「「はあ〜」」
ルナマリア「……どうしたの?二人とも」
ステラ「……(こっそりかごにお菓子を入れている)」

 その頃ヤマト家では。
フレイ「遅いわね。キラ」
ラクス「どうしたんでしょう?」
ハロ「ハラヘッター」

終わり
195通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 21:09:44 ID:???
白子と聞いて(ry
196通常の名無しさんの3倍:2007/06/07(木) 23:38:22 ID:???
>>195
ステラ「…海苔」
197193:2007/06/08(金) 01:43:59 ID:???
もうガンダムファンでも新シャアの世代だと通じないのか、明石家さんまのポン酢醤油のCM……orz
198通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 03:32:48 ID:???
>>197
あー、そうかもしれませんねぇ。亀甲男CMネタ。初出は20年近く前でしたっけ?
それはそうと、白子・・・魚の『精巣』ですが・・・自分食べたことないです。
白子って美味しいのですか?あん肝とは違うのかな?
199通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 06:23:55 ID:???
>>175-179
キラの場合

キラ   「簡単だよ。2人に持ち歌を歌ってもらえば良い」
シン   「え、そんなんで解りますか?」
アスラン「そうだ、2人だって誤魔化すだろう」
キラ   「さぁ、どうかな。じゃあまず、ラクスの『水の証』から」

2人   「「♪」」

シン   「区別つきませんよ……」
アスラン「ミーアは歌いこむのも得意だからな」
キラ   「そうなんだよね。そこで、ミーアの『EMOTION』を歌って貰う」

シン   「なるほど……モロ解りだ……」
ラクス?「えっ? どうしてですの?」
アスラン「ミーア……腕だけだけど振り付けを再現してるんだよ。条件反射的に」
ミーア  「あ…………」
キラ   「それにラクスはアップテンポの歌をアカペラで歌うのは慣れてないからね」
ラクス  「そ、それは確かにそうですが……」

アスラン「つまりそういうことか、ミーアはラクスになりきる訓練をしているけど、逆はないもんな」
キラ   「そそ」
200通常の名無しさんの3倍:2007/06/08(金) 21:39:38 ID:???
やはりそういうことかw
20146:2007/06/09(土) 19:53:03 ID:???
 いつものように団欒をしていたときのことだった。メイリンはお風呂に入っているためアスランとミーア、カガリの三人が居間にいる。
「ねえ、アスラン、カガリ。もうすぐメイリンの誕生日よ。どうしようか?」
 ミーアがお茶を飲みながら言った。
「そうだな。この前は私が祝ってもらったし、盛大に祝ってやろう。そうだ、みんなで食事に行くのはどうだ?オーブの高級料亭を借り切ってしまおうか?」
 カガリが祝う気満々でとんでもないことを言い出した。アスランはやんわりとカガリに言う。
「いや、料亭借り切って誕生日祝ってもらってもメイリンは喜ばない気がするぞ。俺達だけで祝った方がメイリンも喜んでくれると俺は思うぞ。
 それにメイリンの料理の方が美味しいとかカガリは言い出すだろうしな」
「そうね。こういうのって親しい人達に祝ってもらう方が嬉しいわよね。カガリだって料亭借り切って広すぎる部屋で祝ってもらっても嬉しくないでしょ?」
 ミーアもアスランの意見に賛同する。
「そうか、そうだな。最近はメイリンの料理が美味すぎて外で食べる気にならないんだよな。ある意味じゃ困ったことになっているよ。
 じゃあ、私達だけで祝うとして、プレゼントは何がいいかな?お前達メイリンの欲しい物とか興味のある物わかるか?」
 カガリが笑いながら次の議案を提出した。何となく微笑ましくなるアスランとミーアであった。そしてすまなさそうに二人は答える。
「いやわからないな……ミーアは?」
「私もわからないわね」
 二人の口調がすまなさそうになった時から答えの予想がついたカガリも言った。
「そうか。私もわからないからな。どうしたらいいかな?」
「「「うーん」」」
 三人は頭を抱えた。プレゼントがメイリンにありがた迷惑になってしまったら何の意味もないので三人は悩んだ。
 しかし、いい案は浮かばない。時間だけが過ぎ、メイリンが戻ってきて無言の三人を見て言った。
「お風呂先にいただきました。ん、三人で何を悩んでいるんですか?」
「いや、何でもないんだ。ちょっと雑談をしていただけなんだ」
 無言なのに雑談をしていたという微妙に不自然な答え方をアスランはしたが、メイリンは気づかないようだった。自分が来た時に丁度無言になったと思ったのだろう。
「そうなんですか」
 メイリンはそう言って座布団に腰を下ろした。
「ところで、メイリン何か欲しい物とか最近興味あることあるか?」
 カガリが座布団に座ったメイリンに言った。
アスラン「(!)」
ミーア「(ちょっと、直球すぎよ)」
 二人は内心焦った。誕生日の近い今そんなことを聞いたら感付く人はというよりほとんどの人が感付くだろう。感付かないのは誕生日に気付いていない人くらいだろう。
20246:2007/06/09(土) 19:54:26 ID:???
「……いきなり代表どうしたんですか。あっ、何か買い物に行かれるんですか」
 メイリンはカガリが何か買い物に行く時のことを考えたみたいである。その勘違いにアスランとミーアは胸をなで下ろした。
「いや、メイリンの誕……もが」
 カガリがばらしそうになったので、あわててミーアがカガリの口をふさいだ。その動きは速かった。とても。
「??」
 メイリンは目の前で起こった出来事に不思議そうな表情を浮かべている。アスランは内心慌てて、しかし表面上は努めて冷静に場を取り繕った。
「そうなんだ。さっき三人で話をしていたら、いつもメイリンが中心になって家事してくれているからその労いをしようかって話をしていたんだ」
「(アスラン。ナイス!)そうなの。恥ずかしいけど、三人で考えてもよくわからなかったのよ。せっかくプレゼントするなら興味あったり、欲しい物の方がいいじゃない」
 カガリの口を押さえながらミーアがアスランへの援護射撃をした。そして嬉しそうにメイリンが答えた。
「……ありがとうございます。とても嬉しいです。でも今は特にないですね。だいたい欲しい物は皆さんとお買い物に言った時に手に入れてしまいますから……ああ、そうです」
「何?」
「何だ?」
「もがが(なんだ?)」
 メイリンの言葉にミーア、アスラン、カガリの三人が反応する。何か欲しい物を思いついたと思われるメイリンの反応に三人は期待をした。そしてメイリンの言葉を待った。
「私、ハンドクリーム欲しいです。ハンドクリームもう少しで切れちゃいそうなんですよね。この前買うの忘れちゃいました。
 やっぱり家事すると手荒れが気になりますものね。手荒れが原因で嫌われたくはないですし……あれ?」
 メイリンが気がつくと三人はテーブルに突っ伏していた。盛大に肩透かしを食った三人だった。ミーアが口を開く。
「……メイリン。ねだるにしてももう少し高価なものをねだってちょうだい。それに主婦じみてきたわね」
「そんなことないですよ。さっきも言いましたけどミーアさんと代表とアスランさんとお買い物に行くのとても楽しいですし、ミーアさんに色々教えてもらえて勉強になりますしね」
「あんなことでよければ、いつでも教えるわよ。職業柄詳しくなるしね」
「またお願いしますね」
 ミーアとメイリンの会話にアスランが恐る恐るわってはいる。
「まあ、ハンドクリームについては明日帰りにでも俺が買ってくる。
 後、間違えないで欲しいが俺は手荒れとかそんなことでメイリンを嫌いにはならないからな。
 ……くどいが欲しい物本当にないのか?」
「ありがとうございます。本当にないんですよね。強いて言えばアスランさん達との暮らしがずっと続くことですかね」
「それは欲しい物と言うより願いよね」
「うん」
 アスランの言葉にメイリンが笑顔で答え、ミーアとカガリがそれとなく突っこんだ。
「……すみません。明日、オーブ花火大会の実行委員会の打ち合わせで、家を早くでなければいけないので失礼しますね」
 時計を見たメイリンがそう言って、立ち上がって寝室に向かう。アスラン、ミーア、カガリがそれぞれ声をかける。
20346:2007/06/09(土) 19:56:26 ID:???
「そうか、お休み。もうしばらくしたら俺たちも寝室に向かう」
「お休みメイリン」
「あれ?私は打ち合わせのことは聞いていないぞ」
「代表は出席して頂かなくても大丈夫です。いつもどおりの時間に来てくださればいいです。それに明日の会議は確認事項だけですから。ではお休みなさい」
「わかった。お休み」
 カガリの質問に答え、カガリの言葉を聞きながらメイリンは居間を出て行った。

「うーん。参ったな」
 メイリンが出て行った後にカガリが一言漏らした。その言葉を聞いた二人も同意見だった。アスランが口を開く。
「確かにな。ところでカガリ、いきなりメイリンに誕生日のことを聞こうとするな。びっくりしたぞ」
「そうね。とっさに私が口を塞いで、アスランがうまく話し作ってくれなければばれていたわよ」
 アスランに続いてミーアもカガリに言った。それに申し訳なさそうにカガリが答えた。
「すまない。でもまどろっこしいのは苦手でな。直球勝負に出てみた」
「……(そこは直球勝負に出ちゃいけないんじゃないの?)」
 カガリの言葉にミーアは疑問を頭に浮かべたが口にするのは止めておいた。とんでもない答えが返ってくるのは避けたかった。アスランも少しの間の後に話を始めた。
「……まあ、いいか。何とか無事に済んだからな。しかし困ったな、何もプレゼントが思いつかない」
「そうね。料理は私とアスランで何とかなるからね」
 ミーアが言った。アスランもそれに同意する。
「そうだな。そのほかはカガリに任せても……まあ、問題はないな」
「アスランさっきの微妙な間は何だ?」
 カガリのつっこみにアスランは慌てて誤魔化した。
「あ、いやなんでもないぞ」
「本当か?」
「ああ、本当だとも」
 いつまでも続きそうなアスランとカガリの押し問答にミーアがしびれを切らして言った。
「ちょっと二人共、遊んでないで何か考えて」
「「すまない……」」
 ミーアに慌てて謝る二人だった。

 そして、しばらく考えていると突然アスランが声を上げた。
「……あっ!」
 アスランの声にミーアとカガリの二人が反応した。
「どうしたの?」
「どうした?」
 期待の眼差しを向ける二人にアスランは思いつきを話す。
「さっき、花火大会ってメイリン言っていたじゃないか。これではどうだ?耳を貸してくれ」
「「なになに?」」
「――――――――」
 プレゼントの内容が万が一にもメイリンに聞かれないようにアスランは二人に耳打ちをした。
20446:2007/06/09(土) 19:57:48 ID:???
「それはいいわね」
「ちょっとそれ以上は思いつかないな」
 ミーアとカガリの二人も意見に賛成してくれたようだ。アスランは続けた。
「じゃあ、プレゼントについてはそれでいこう。準備は俺に任せてくれ。それともう一つ」
「まだあるのか?」
 カガリが言った。
「ああ。今思いついたんだが、料理についても少し凝ってみようと思う」
「どうするの?」
「凝ったものを作ってもうまくいかないんじゃないか?お前達の料理も美味しいじゃないか。いつもの通りでメイリンもきっと喜んでくれると思うぞ」
 アスランの発言にミーアとカガリが言う。それを制してアスランは続ける。
「まあ、聞いてくれ。俺の調理はメイリンの料理と比べればただの家庭科の調理実習だ。メイリンの料理がすごいのは食べる人の身になって作ってあるところだと思う。
 俺が形をそろえて切るところをメイリンは、俺達が食べやすいように形を整えて切っていたり、普通はしない切り身を入れて味が染み込みやすいようにしているだろう」
 アスランの言葉にミーアも納得の表情で答えた。
「確かにね。私もなるべく気をつけるようにしているけどそこまではなかなか気が回らないのよね。一緒に料理するとよくわかるわ」
「そうなのか?いつも美味しいから何も考えず食べていたが」
 ザラ家では唯一料理をしないカガリは一人不思議そうにしている。そんなカガリの発言に少し脱力しながらアスランが言った。
「カガリ……、まあ、料理は美味しく食べてくれることが作った側としては何よりの讃辞だからそれでいいのかもしれないがな。
 でも、今度少し注意してみるといい。一流の料理人でもできないと思う俺達への心遣いがわかるぞ。きっといろいろパーティーなどで料理を食べているカガリならわかると思う」
「ああ、そうしてみる」
 アスランの言葉にカガリは応えた。そんなやりとりを見てミーアが言う。
「アスラン話がずれたわよ」
「ミーア、すまない。それでだ。俺達がいつものように料理を作ってもメイリンに及ばないだろう。そういう心遣いは一朝一夕ではできるものではないからな。仮にしても付け焼き刃だろう」
 アスランの言葉にカガリが疑問を呈した。
「それでは料理はできないぞ」
「でも、だ。材料は一緒でも日頃とはちょっと違う調理法で作ったらどうだろうか?
 それに家の物置にはカガリがもらってきて使わないビセン焼やオリベ焼きとかいう食器があるだろう。あれに盛りつけるだけでも違うと思うしな」
 カガリの質問にアスランは答える。そしてミーアがアスランに聞いた。
「あれね。確かにいまいち使い道がなかったのね。あれ使うの?」
「ああ、この前ニホンという国の文化を調べていたらああいった皿に盛りつけられた料理を見てな。レシピも画像もある。そう難しくないと思うんだが……」
 アスランはそう言って二人に画像を見せる。
「へえ、これならいいわね。何とかなりそうね」
「一見素朴に見えるが素材の味をそのまま生かした料理っぽくていいな」
 ミーアとカガリはアスランからの画像を見て言った。
「だろう。少し盛りつけるのに手間がかかるがいいと思うんだ」
 二人の反応が上々なのを確認してアスランが言う。
「そうね。やってみましょう」
「盛りつけなら私も手伝えるぞ」
 ミーアとカガリが言った。
「そうだな。カガリにも手伝ってもらおう。二人ともよろしく頼む」
「うん」
「ああ」
「さて、今日はこんなところにしよう。二人が先に風呂に入ってしまってくれ。俺は少し調べ物があるから」
 話が纏まったところで一日を終えるザラ家の面々であった。

つづく
20546:2007/06/09(土) 19:59:53 ID:???
どうも46です。保守(しなくても大丈夫でしょうがw)ついでに投下してみました。
果たして六月十二日に残りをきちんと投下できるかわかりません(おい)。
楽しんでいただけたら幸いです。
では
206通常の名無しさんの3倍:2007/06/09(土) 20:01:37 ID:???
カガリはそんなに金に腐ってないと思うんだが(´・ω・`)
207通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 07:22:40 ID:???
金持ちってイメージが強いからな>カガリ
まあネタスレだしおもしろいならいいと思う
208通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 12:07:17 ID:aR4viPEM
保守
209通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 12:16:06 ID:???
気にするな、俺は気にしないw
210通常の名無しさんの3倍:2007/06/10(日) 12:23:05 ID:???
>>205
続きに期待
2111:2007/06/10(日) 14:53:25 ID:???
46さんはほのぼのが良い意味で板についてるなあ・・、GJ!

えーとところで、遅いですが、191さんにまずはGJ! 
あと、スイマセン。「なに物欲しそうな眼をしてるんだねラウ」俺としても面白くて良かったんですが、
オリジナルでラウの恋人ナイスバディ眼鏡美少女セリーナを設定しちゃった立場としましては、
どうしても、追加書きたくなっちゃいまして・・。
ちなみに俺的胸の大きさランク
マリュー>ミーア>セリーナ>ステラ・フレイ>ルナマリア・ラクス・カガリ>メイリン
という事で(滝汗)。

セリーナ(私服、水色のタンクトップにミニスカートにニーソックス着用)
「・・なに物欲しそうな眼してるんですか、ラウ様・・?」(涙目で拗ねている)
ラウ「え、あ、いや、その」
セリーナ「・・わたしじゃ御不満なんですか、ラウ様あ・・?」
(思わず、ラウの手を取り、タンクトップの裾をまくってその下にラウの手を入れ、
自分の左の乳房の柔肌に直に(要するにノーブラでした)ラウの手をあてがってしまっている)
ラウ「!!、おっ、おいっ・・!!」
セリーナ(頬を真紅に染めて)「・・・わたし・・・ラウ様に・・だったら・・・・」
ラウ「・・・セリーナ・・・・」(思わず、セリーナの唇をそっと奪ってしまっている)
セリーナ「・・・・」(泣きながらも、ラウに唇をゆだねてしまっている)
 
 
シン・キラ・アスラン「・・うらやまし過ぎるーーーー!!!!」
キラ「てか、何でクルーゼがこんなに優遇されてるの!!?、許せないじゃない!!?」
アスラン「なら、たこ殴りにするしかないじゃないか!!!」
シン「ラウを殴るなら、俺が殴る!!!」
 
セリーナ「・・・ラウ様をいじめる人は・・、・・許しません・・っ・・!!。」
(ドラグーン射出)「・・降れ!天の審判!!、プロヴィデンス・フルバーストッ!!!」
 
キラ「・・・ヤキン・ドゥーエの時よりよっぽど強い・・・・」(がく)
アスラン「・・もう二度と、ラウには手を出せな・・・・」(がく)
シン「・・・なんかやっぱりすげー浦山氏・・」(がく)
 
他の男共一同「・・C.E.の女ってのは、どうしてこうも怖いのが揃ってるんだ・・・・?」
2121:2007/06/10(日) 15:32:11 ID:???
フレイ「・・てか、毎晩あれだけやりたい放題やっててまだ人の事うらやましいって
一体ど−ゆう事なのよっ!!?」(頬真紅)
キラ「済みませんこの通りです」(土下座している)
ラクス「・・昨晩だってあんなに酷い事までしておいて・・・・」(頬真紅)
アスラン「・・キラ、お前、一体何やってるんだ。」(表情引きつっている)
キラ「えー、いや、その」(頬に汗)
ルナ「シンもシンよ!!、一体何が不満な訳!!?、これ以上わたし達に何させたい訳!!?」(頬真紅)
ステラ「・・・こう?」(ブラウスの裾をまくって、シンの手を直に胸に触れさせている、
要するにステラもノーブラでした)
シン「・・おう」(思わず、表情がゆるんでいる)
ルナ「!!、だからステラってば人前でそんな事しちゃだめだって!!!」
アスラン「・・この、ラッキースケベえがあああああっっ!!!!!」(シンを殴り飛ばしている)
メイリン「・・やっぱりわたしの胸じゃ不満なんですね・・・・?」(もう泣いちゃってる)
アスラン「・・いや、メイリンぐらいの方が意外と触り心地が良・・」
カガリ「!!、この幼児体型萌えがあああああっ!!!!!」(片手でアスランをぶん殴りつつ、
もう一方の手で直にアスランの手に乳房を鷲掴みにさせている)(頬真紅)
ミーア「修正してやるうううううっ!!!!!」(まくったブラウスの裾の内側にアスランの頭部を捻じ込み、
乳房の谷間の柔肌に直にアスランの顔面を埋めている)(頬真紅)
アスラン「!!!、ん・・!!ぐう!!!、いっ、息が・・・・!!!!」
 
他の男ども(ラウ除く)の中の誰ともなく「・・・この男3名殺っちゃっていいと思う者は手を上げろ。」
男ども一同「賛成!!!!」(殆ど無時間で凄まじい勢いで全員挙手)
213通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 03:13:51 ID:???
他の男達の気持ちわかる・・・(´・ω・`)
214通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 03:57:41 ID:???
アスランは命が危険だな。
215通常の名無しさんの3倍:2007/06/11(月) 04:09:13 ID:???
>>212蛇足

??   「ほほう、隊長。そこで何リーダー気取りしてますか?」
????「はぅ? ちょっと待て、なんでここにいるんだ!?」
??   「それはこっちが聞きたいぐらいです」






??   「どうせ私は初登場は名も無きザフト赤服Aだったし、本編では声すらないし、
      顔だってそこの皆さんみたく可愛くないし、体系だって寸胴ですしっ」
????「そっ、そんなことは無いぞ! シホ! お前があいつらに負けているはずが無い!」
シホ   「本当ですかぁ?」
イザーク 「当たり前じゃないか! この俺が認めた女だぞ!」
シホ   「はいっ! ありがとうございます(腕抱きつき)」

ディアッカ「イザーク・ジュールもなかなか甘いようで……(ニヤニヤ)」
216通常の名無しさんの3倍:2007/06/12(火) 23:46:28 ID:???
ミリアリア「へ〜、ディアッカ、あんたも偉くなったもんね〜」
ディアッカ「!」

ディアッカ「ディアッカ流200の必殺技の第199!土下座!!」
ディアッカ「すみません。すみません。すみません。すみません。すみません。すみません。すみません…」
217通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 09:53:28 ID:???
さすが迂闊で残念な男w
218通常の名無しさんの3倍:2007/06/13(水) 20:54:05 ID:9GhObBEi
ディアッカ…哀れw
21971:2007/06/14(木) 18:37:51 ID:???
71です。
勝手に>>216の続き

ディアッカを正座させたまま、小一時間説教をするミリアリア。

「…だから、あんたはいつもそう迂闊で一言多いんだから気をつけなさい!」
「すまん」
「罰として今度の日曜日買い物につきあいなさい。荷物持ちよ。それもあんたのおごりでね」
「ハイ?」
「事と次第によっては晩ご飯、作ってあげるから…」
「グゥレイトゥ!!!!」
「あ、だから抱きつくんじゃない!苦しいでしょう!いったでしょう!罰なんだからね!デートとかじゃないんだからね!」

「なんだかんだいってて、いいよな〜みんな…」
ディアッカと俺の何が違うんだよとつぶやき、ため息をつくダコスタ。

「ま、いいじゃないか、平和でさ」
「隊長、そりゃそうですが〜」
「よし、じゃあ、今晩は二人で飲み明かそう!…ただし割り勘でな」
「そりゃ〜ないですよ〜」
220通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 18:39:40 ID:???
これは隠れた伏兵
ツンデミリィ
221通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 19:37:11 ID:???
アイシャ「へぇ、アンディ。私の出番がいつまで経ってもこないと思ってたら、男色に走ってたのね……」
22246:2007/06/14(木) 20:46:48 ID:???
46です。
誕生日ネタ投下できなくてスイマセン。近日中に投下します。
遅ればせながら職人様方GJです。
以下、思いつき。

(サザ○さんの予告風に)
砂漠の虎ことアンドリュー・バルトフェルドです。
虎の睾丸が強精剤とのガセを信じたステラ君に狙われています。
可愛い女の子に狙われるのは嬉しいですが、こんな狙われ方は嫌です。
というか、強精剤のガセがあるのは動物の方の虎、っていっても信じてくれません。
ステラ君は『とらだから一緒……』とか言ってます。全然違うから!
……どうしたらいいでしょう?

さて、次回のシンルナステ・キララクフレ・アスカガミアメイUは?

「クルーゼ、セリーナさんといちゃいちゃ」
「デュランダル議長、グラディス艦長は人妻です」
「ラクスは貧n(ry」

の三本……こ、こら、何を……あqwせdrftgyふじこlp;@
223通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 21:16:31 ID:???
ラクス「お楽しみですわ、うふふふふ♪」








ステラ「うぇーい、じゃんけんは?」
224通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:10:03 ID:???
前スレのSS部分を抽出してまとめた物をうpろだにUPしました。
宜しければどうぞ。

ttp://www.uploda.net/cgi/uploader4/index.php?dlpas_id=0000014847.zip
DLパスは半角で「harem」です。
DL期限は16日22:00に設定しました。
225通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:32:01 ID:???
>>224
乙です。頂きました
226通常の名無しさんの3倍:2007/06/14(木) 22:47:50 ID:???
>>224
ありがとうございます。頂きました。
227通常の名無しさんの3倍:2007/06/15(金) 00:17:55 ID:???
>>224
乙です〜!
228通常の名無しさんの3倍:2007/06/15(金) 10:52:30 ID:???
>>224
乙であります!!
229224:2007/06/15(金) 13:06:28 ID:???
申し訳ありません。
ファイルのリンクに1箇所不具合がありましたので、修正したものを再UPしました。

ttp://www.uploda.net/cgi/uploader4/index.php?dlpas_id=0000014868.zip
DLパスは同じです。DL期限は17日0:00です。
230通常の名無しさんの3倍:2007/06/15(金) 23:07:10 ID:???
>>229
再び乙です
ありがとうございます
231通常の名無しさんの3倍:2007/06/16(土) 03:45:59 ID:???
>>221
虎「いやいやいやいや、鉄板過ぎる内容はおもしろくないので割愛されているのだよ…」『やべ〜〜』
232通常の名無しさんの3倍:2007/06/16(土) 14:15:49 ID:???
>>231
アイシャ「へえ〜、キャバクラで豪遊したり、勝手に喫茶店開いたり、坊や達に土下座を教えたり、おっぱいについて語ったり、男色に走ることが面白いことなんだ……
アンディ、すっかりイロモノね。
それに『やべ〜』とか思っていない?」
233通常の名無しさんの3倍:2007/06/16(土) 16:02:27 ID:???
>>232
虎「う〜〜ん、君ー、それは見解の相違だね。
 そ、そう、優秀なバイプレイヤー、名脇役としてはそんな風に見えるように振る舞わねばならぬときもあるものでね。
 若い諸氏にはひっじょうに難しい役回りだからね〜。まあ、僕としては非常に心苦しくはあるのだが、ね」
 『しかし、やべ〜とか思っていることが何故アイシャにばれた!
  これはやはり古女房だからか。う〜〜む以心伝心?やはり僕にベタ惚れだからか?
  しっかし、これは思いっきり大ピンチ!!                                                    』「
  砂漠の虎よ、ここをうまく切り抜けなければ、我がオアシスが、我が楽園が、我が心の自由がーー!!
  あの生意気な坊主達に優越感持ってみたいとか、
  僕だって、できればメイリンみたいに、まあ、青臭いが若くて可愛い娘と思いっきりいちゃいちゃいちゃいちゃ遊んだり、
  どっかのカガリみたいにわがままし放題して、たとえば好き勝手に珈琲入れてみたり、
  ミーアみたいな無駄にすっごい巨乳について思う存分語ってみたり、いやできればさわったりとか
  いや、できればラクス、…まあ、ぺったんではあるがあんな美人とあんなことやこんなことしてみたいなとか、
  フレイみたいに小生意気ではあるが可愛い娘とまあ、XXしたりとか、
  ルナマリアみたいな上半身筋肉質で一歩間違えばなんなんだが、あのしまった尻を触ってみたいとか、
  ステラみないな一歩間違えばアーパーだけど整ったプロポーションの娘にセクハラしたりとかしてみたいんだ〜〜〜!!!
  アイシャといっしょにいたらそんなこともできないじゃないか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
234通常の名無しさんの3倍:2007/06/16(土) 17:53:33 ID:???
アイシャ「ふ〜ん、そうなんだアンディ。最後の方に本音が出ていたわね。
まあ、思うのは自由よ。でも、そんな妄想を坊や達が許すと思うのかしら」

種割れしている三人。

虎さんの運命や如何に!!
23546:2007/06/16(土) 19:00:11 ID:???
結局時期がずれました。>>205の続きです。
投下します。
23646:2007/06/16(土) 19:01:29 ID:???
 準備も滞りなく進んで、メイリンの誕生日がきた。
当日、アスランとミーアは早めに家に帰り、料理に取りかかった。カガリはメイリンを引き留めておく役である。
 少し手こずったが料理も問題なく完了し、ちょうどいい具合にメイリンとカガリが家に帰ってきた。
「遅くなってすみません。すぐに着替えて夕飯の準備しますね」
 メイリンが言った。そして慌てるようにして、自室へ向かおうとする。そんなメイリンを引き留めるようにアスランは言った。カガリとミーアは笑顔だ。
「いや、その必要はないぞ」
「へ?アスランさん達が準備してくれたんですか?ありがとうございます」
 メイリンが夕飯の準備をしてくれたことに対してお礼を言う。まだ、今日が何の日か気付いていない。カガリが堪えきれず答えを口にした。
「メイリンお前、今日が何の日か忘れているだろう?」
「え?……今日は六月十二日……あっ!」
 メイリンはすっかり忘れていたという表情で声を上げた。そんなメイリンを見ながらアスラン達は言った。
「「「誕生日おめでとう」」」
「ありがとうございます。すっかり忘れていました」
 嬉しそうにメイリンが答え、メイリンを見ながらミーアが言った。
「いつまでも玄関で話していても仕方ないわね。メイリンとカガリは着替えてきて。料理はもうできているわよ」
「盛りつけ手伝うはずだったのにな……」
 カガリが残念そうに言った。そんなカガリをアスランが宥める。
「カガリ、勘弁してくれ。メイリンの足止めという大役があったんだからな。料理はよい感じにできたと思うから楽しんでくれ。ケーキもミーア特製のがあるから期待してくれ」
「そうか、そうさせてもらう。じゃあ、着替えてくる」
 そんな感じで誕生日のお祝いは始まった。
23746:2007/06/16(土) 19:02:51 ID:???
「あれ?料理がいつもの和食と同じように見えて少し違いますね。それにお皿は全然違います。こんなお皿家にありましたか?」
 着替えたメイリンがテーブルの料理を見ての第一声だった。ミーアが答えた。
「そうね。今日は、メイリンのためにいつもと同じようでいつもと少しだけ違う料理に挑戦してみたの。詳しいことはアスランが説明してくれるわ。お願いね」
 ミーアに話を振られたアスランが説明を始める。
「任された。料理が冷めてしまうから手短に説明させてもらうぞ。
 簡単に言うと料理は二ホンという国の懐石料理という料理を参考にしたんだ。とはいえ正式な懐石料理は献立も一汁三菜とかあるみたいだが、その辺は省略させてもらった。献立は食べながら説明しよう」
「そうなんですか。ありがとうございます。一ついいですか?この器達はどうしたんですか?」
 メイリンが尋ねた。
「ああ、カガリがもらってきて使わない皿が物置にあったのを思い出して引っ張り出したんだ。ビゼン焼きとか言う焼き物らしい。
 釉薬を使わず、堅く締められた赤みの強い味わいや、一つとして同じ模様にはならないのが特徴らしいぞ。後、こっちのは漆器と言うらしい。……蘊蓄を語っても仕方ないからこれくらいにしよう。
 だが、いつもと器が違うだけだ。いつもの和食と思って気楽に味わって欲しい」
「ありがとうございます。そうさせてもらいますね」
 メイリンが言うと、カガリがしびれを切らしたように言った。
「……アスラン。早く食べよう。いつもと違ってお皿が違うし、盛りつけも丁寧にしてあるからとても美味しく見えるぞ」
「そうだな。食べるとしよう」
 アスランの言葉にザラ家の面々がそれぞれ席に着く。
「「「「いただきます」」」」
 食事が始まった。
23846:2007/06/16(土) 19:05:47 ID:???
「それでは失礼して、この炊き合わせから……」
 メイリンが漆器で作られた菊絵の入った大平椀に盛りつけられた炊き合わせの高野豆腐に箸をつける。アスランとミーアは固唾をのんでその様子を見る。
「……」
「「……」」
 メイリンの様子を見ながらアスラン達は息を飲み込む。
「……味がよく浸み込んでいて、美味しいです。それに器が綺麗で、盛りつけも丁寧にしてあるので目で見ても料理が楽しめますね」
「よかった」
「やったね。アスラン」
 メイリンの言葉にアスランとミーアは胸をなで下ろした。
 今日の献立は『鱧皮丼(鱧皮・針生姜・青紫蘇)』
       『筍の直鰹煮(タケノコ、鰹節)』
       『山海佳肴盛り(甘鯛柚庵焼き、車海老の塩焼き、合鴨ロース焼き、鮑わた焼き)』
       『炊き合わせ野菜椀盛り(ゼンマイ、高野豆腐、湯葉、生麩、大徳寺麩、絹さや)』
       『清まし汁(鴨、大根、人参、柚子、鶯菜)』である。
 アスランが献立の説明を入れながら、食事は楽しく進む。
と、
「おかわり」
 カガリが豪快に茶碗を差し出した。
「もう食べたの?」
「ああ、美味しいからな」
 茶碗を受け取るミーアに笑顔で答えるカガリ。
「ありがとう、頑張った甲斐があったわ。ね、アスラン」
「ああ。そうだな」
 カガリのご飯のお代わりを盛るミーアにアスランが答える。そして一呼吸おいてから言った。
「ただ、カガリは何でも『美味しい』と言って食べるからな。作る側としては味について意見が欲しいけどな」
「アスラン、それじゃ私は味音痴みたいじゃないか!私だって味にはうるさいんだぞ!」
 憤慨した様子でカガリが言った。それにメイリンが尋ねた。
「代表、どんな風にうるさいんですか?」
「うん。メイリンの料理は美味しい。アスランとミーアの料理も美味しい。他の料理はそれよりは少し美味しくない」
「「「………………」」」
 絶句する三人。
「……どうしたんだ?あまりにも的確すぎて言葉もないのか?」
 カガリの言葉にミーアが口を開いた。
23946:2007/06/16(土) 19:06:58 ID:???
「それは……カガリ好みの味付けにしているからであって、私達はプロの足元にも及ばないと思うわよ」
 ミーアの言葉に頷くアスランとメイリン。
「そんなことないと思うぞ。食事は毎日のことだからな。口になれた物が一番だ。
 皆、心を込めて作ってくれていることは食べればわかるからな。だから美味しいに決まっている。
 なにより、家族と食べる家庭の味が世界で一番美味しいに決まっている。だから、私の言っていることは正しい。だろう?
 それに有名な店はちょっと売れると大量の客をさばくために大量に作るから味が落ちることがある。あれはがっかりだしな」
 胸を張って言うカガリ。
「……確かにな。」
「そうですね」
 降参といった感じで呟くアスランに心から納得した様子のメイリン。そんな二人を見ながらカガリは言った。
「ミーア。お代わりまだか?」
「あっ、ごめんね。……はい」
 ミーアが慌ててカガリにお代わりを渡す。楽しい食事の時間が再開された。
 ちなみにカガリはこの後もう一度お代わりをし、ミーアのケーキもペロリと食べた。


参考までに
1.佳肴(読みは、かこう)です。
2.日本料理で、魚を付け焼きにする時の、「醤油+みりん+日本酒」の下地のことを「幽  庵地」と言います。これをちょっとアレンジして、さらに柚子(ユズ)を入れたもの  を「柚庵地」というそうです。
3.利休麩……生麩を濃い口しょうゆで煮しめて油で揚げたもの。
       京都の大徳寺で作られたものは大徳寺麩というそうです。


 食事も終わって、居間でくつろいでいるザラ家の面々。
「さて、アスラン。メイリンへのプレゼントそろそろいいんじゃない?」
 ミーアが言った。その声色には期待がこもっている。
「そうだな、アスラン。早くしてくれ」
 カガリもミーアに続いて言った。やはり楽しみにしているようだ。
「ああ、待っていてくれ。今持ってくる」
 少し不思議に思っているメイリンに気付かずアスランは二人に答えて、プレゼントを取りに行った。アスランが部屋を出て行った後、メイリンは二人に話しかけた。
「……あの代表、ミーアさん。今の口ぶりだと、お二人とも詳しいことは知らないんですか?」
「ああ、そうなんだ。私達にはこれからの季節に使える物で服とだけ言って、アスランの奴プレゼントは一人でこそこそやっているんだ。
『なんだか危険な気がするから』とか言ってな」
 カガリが不満そうに言った。
「そうなのよね。相談された時は服ならいいと思って賛成したんだけど、具体的には内緒にしたのよね。
 でもそんな秘密主義のアスランも格好いいわよね」
 カガリに同意しながら最後は惚気たミーアだった。
「そうですね」
「……言われてみればそうだな」
 ミーアの言葉にメイリンとカガリも賛同した。そしてなぜか話が盛り上がる三人だった。
24046:2007/06/16(土) 19:07:59 ID:???
 アスランが戻ってきた。はしゃいでいる三人を見てアスランが尋ねた。
「何をそんなに盛り上がっているんだ?」
「別になんでもないぞ。で、それがプレゼントなのか?」
「なになに」
「何でしょう?」
 カガリとミーアは自分のプレゼントでもないのに興味津々だ。瞳を輝かせている。そんな二人を見ながらアスランはメイリンにプレゼントを渡しながら言った。
「メイリン、改めて誕生日おめでとう」
「ありがとうございます。開けてみてもいいですか?」
 メイリンがアスランに聞いた。
「もちろんだ」
 アスランは答える。ここでダメ、とか言ったらカガリとミーアに何かされそうな感じがしたのも事実だった。
 アスランの言葉を聞いて、メイリンはプレゼントをの包装を解いていく。カガリとミーアも興味津々でその様子を見ている。
 包装が解かれた。
「「「ああ!!」」」
 中から現われた物を見て、女性陣三人は声を上げた。
出てきたのは浴衣一式だった。浴衣は藍色地に萩と撫子柄だ。
「……気に入ってもらえただろうか?これからは季節的に花火大会とかもあるし、そういったことを考えて選んでみたのだが……」
 少し自信なさげにアスランはメイリンに言った。
「アスランさん、ありがとうございます。とっても嬉しいです。
 ところでこの柄、萩と撫子ですよね?これ秋の花じゃないんですか?」
「着物には柄で季節を楽しむという一面があるらしい。
 牡丹柄等も捨てがたかったが、浴衣も次の季節を先取りした柄がお洒落と店員に勧められてな。それでこれにしたんだ。
 そうだ。メイリンちょっと服の上から羽織ってみてくれ。サイズ合うとは思うが一応な」
 メイリンの質問に答えた後、アスランはメイリンにサイズが合うか確認してもらう頼んだ。
「はい」
 そういってメイリンは服の上から浴衣を羽織る。
「……ぴったりのようです」
「よかった。それによく似合っているぞ」
 その言葉を聞いて、アスランは安心し、似合っていることを伝える。メイリンの見せた笑顔が嬉しかった。
 しかし不思議なのはミーアとカガリである。何故かさっきから黙ったまま視線をアスランに向けている。何か嫌な感じを感じたアスランである。
 その時、インターホンが鳴った。
「私、出てきますね」
24146:2007/06/16(土) 19:09:10 ID:???
 アスランに向けられているミーアとカガリの視線に気付かず、メイリンは浴衣を手に持ったまま玄関へと向かった。
 その間も二人の視線はアスランに向けられている。じ〜、という擬音が聞こえてきそうである。アスランは勇気を出して尋ねる。
「……どうしたんだ?二人とも」
「……いや、な。浴衣買いに行くなら連れて行って欲しかったな〜、と」
「そうよね。メイリンだけずるい気がするわね」
 カガリの後ミーアが言った。アスランはそれに答える。
「メイリンだけずるいって……二人とも、そもそもメイリンのプレゼント買いに行くのに二人がプレゼントもらっても仕方ないだろう。
 それにそんなことになると思ったから、あのときも大まかにだけ伝えて詳細は内緒にしていたんだ」
((じ〜))
 二人がアスランに無言の圧力をかけてくる。それを振り払うかのようにアスランは言った。
「そんな目で見てもダメだぞ。あれは誕生日プレゼントなんだからな」
「いいな♪いいな♪メイリンだけいいな♪」
 ミーアがリズムに乗せて言い出した。カガリも尻馬に乗る。
「「いいな♪いいな♪メイリンだけいいな♪」」
 二人の抗議(?)に無視を決め込むアスラン。無駄と知ったのかミーアがボソリと言った。
「夜は私達にあんなことやこんなことまでしているのに身体だけが目的なんだ。アスラン釣り上げた魚には餌あげないタイプだったんだ……」
「そうなのか?アスラン?」
 ミーアの言葉に乗るカガリ。
「そうなの?アスラン?」
「そんなわけないだろう。ちゃんと三人とも平等に……って?」
 背後から聞こえてきた声に思わず答えてしまったが、何事かと思って振り向くアスラン。そこにはヤマト家、アスカ家の面々がいた。
「はっ?」
 思わず声を上げるアスラン。そんなアスランを見ながら可笑しそうにキラが言った。
「今日、メイリンさんの誕生日じゃない。お邪魔かなと思ったんだけど僕たちも混ぜてもらおうかなと思ってね」
「妹の誕生日ですものね。少し遅くなったけれど混ぜてもらいますよ。アスランさん」
 これはルナマリア。残りの面々も頷いている。
「……それにしても綺麗な浴衣ね。さっきも玄関で聞いたけれどプレゼントなんでしょ?」
 各自が勝手に居間に座ると、フレイがメイリンの浴衣を見て改めて言った。
 メイリンも嬉しそうに答える。
「はい。今度の花火大会にはこれで参加したいと思ってます。ね、アスランさん」
「あ、ああ」
 思わず答えたアスランだったが、そこで重要なことに気付いた。
24246:2007/06/16(土) 19:10:11 ID:???
((((((じ〜))))))
 アスランが気付くとメイリンをのぞく、女性陣がそれぞれの家の男に視線を突き刺していた。
(し、しまった。まだ解決していなかった)
 アスランは思ったが、もう遅いようだ。
(これはどういうこと?)
(何か嫌な予感がしますよ)
 キラとシンも異様な雰囲気に気付いた。そんな中ラクスがこの空気を打ち破るように言った。
「キラ、お話がありますわ。アスランの横に座って下さい」
「う、うん……」
 嫌な予感がさっきよりも強くなることを感じて、キラはアスランの横に座った。
「シン、私達も話ができたわ。座ってくれる?」
「シン、おとなしくする……」
 ルナマリアとステラもシンを座るように言った。
「ぁ、ああ……」
 シンも二人に言われては逆らえず、大人しく座る。これで男三人固まって座ることになった。女性陣に包囲されている。
 何か絶望的なモノをアスランが感じていると、ミーアとカガリの二人が口を開いた。
「まだアスランには話があったわ」
「そうだな」
 何とか男達で対策を立てる時間を稼ごうとアスランは二人に言った。
「い、いや、シン達にお茶も出していないしな」
「あ、そうでした。私やりますね」
「……頼む。メイリン」
 メイリンが名乗りを上げた。そしてお茶を持ってくるために部屋を出る。アスランは観念した。
「……それで話は、きっと皆同じなんだよな」
「「……」」
 キラとシンは何となく状況がつかめたが、まだ完璧ではなかったので話を聞いているだけだった。女性陣は微笑みを浮かべている。そしてミーアが代表して切り出した。
「アスラン観念したのね。じゃあ改めて、浴衣欲しいな♪」
 こうしてメイリンの誕生日にもかかわらずアスカ家、ヤマト家、ザラ家の女性陣との浴衣購入会議が始まった。
 結果は想像に難くない。女性陣の圧倒的な勝利だった。いや、一方的な虐殺だったのかもしれない。
 たとえて言うなら2006年W杯の二ホン対ブラジルの終盤のような感じであった。
が、しかしメイリンは不思議とご機嫌だった。
後でアスランが理由を尋ねると、
『だって誕生日に皆さん駆けつけてくれて、楽しく騒げたんですよ。
 それに浴衣はアスランさんが特別に時間とってくれて私のためだけに選んでくれたんですからそれだけで満足です。
 あと、あの時の料理教えて下さいね』だそうだ。

 そしてなんだかんだ言いながら、女性陣の浴衣姿が楽しみな男性陣であったとさ。

おわり
243通常の名無しさんの3倍:2007/06/16(土) 19:13:33 ID:???
食器や料理の薀蓄はどういう意図があって入れたんだろう…
読んでて恥ずかしくなってきたぞ
244:2007/06/17(日) 11:44:18 ID:???
キラ「アスランが気合入れると薀蓄暴走って結構有るんだよね、実は。」
ラクス「ザラ家のお坊ちゃんですからね、どうこう言っても。」
フレイ「メイリンに気を遣おうって意欲は分かるんだけどね。」
ラクス「ところで、キラ、」
キラ「はい?」
フレイ「案外あっさり浴衣買ってくれる気になったのって、
実は浴衣の下は下着着けないのが正式って言い張りたいせいでしょ。」(頬紅い)
キラ「え、あ、う、その、」(頬紅い)
ラクス「変態ですわよね。」(頬紅い)
フレイ「変態よね。」(頬紅い)
キラ「・・はいそうです僕は変態です・・・。
・・それが何か悪いって言うの!!?」(完璧に逆切れ)
ラクス&フレイ「キャアアア!!!」

隣の家のおばあちゃん「おやおや、ヤマトさんの所は、またいつもの始めたみたいですよ。」(のんびり)
隣の家のおじいちゃん「若いもんはええのお・・。」(のんびり)


勝手に追記失礼しました。
何はともあれ43氏GJ!。
245通常の名無しさんの3倍:2007/06/17(日) 13:52:11 ID:???
ルナ「…ねえ、シン」
シン「なに?」
ルナ「私たち、何時になったら浴衣が着れるの?」
ステラ「うぇ〜…い」
シン「ごめん…」

ルナ「私たちは『着付け』が出来ない」
シン「うん」
ルナ「出来るのは、シンだけ」
ステラ「浴衣は下着ダメだってシンが言った」
シン「うん」
ルナ「でもね、その為に裸になるたびに…欲情されると、先に進まないんだけど?」
ステラ「すぐシャワー浴びるから…」
シン「だって、二人の姿、とても魅力的だから…その…」
ルナ「さすがの私たちも、こんな堂々巡りじゃぁ…」
ステラ「ステラ、腰抜けた〜」
シン「反省します…はい…」

しばし、沈黙。
無造作に広げられた浴衣の中に横たわるルナとステラ。
それを、見つめるシン。

ステラ「シン…全然反省してない」
ルナ「言ってる事と身体が一致してないんだけど…」
シン「これが、キラさんが言ってた、浴衣の魅力と言うものなのか…そうなんだなっ!」

ぱき〜ん!

ルナステ『きゃ〜っ♥』


便乗してしまった。
どうしようもなかった。
今は反芻している。
246通常の名無しさんの3倍:2007/06/17(日) 14:09:49 ID:???
アスラン「どうしたんだ?二人とも?浴衣買って貰ったんじゃ?」
ラクス「え…ええ…少々… (/ヮ//*」
フレイ「べ…別にアンタには関係ないでしょ! (/o//;」
キラ「うん、ちょっとした事情があってね」

カガリ「事情?せっかくの祭に、もったいない! (゜◇ ゜#」
メイリン「…あ、なんとなくわかっちゃった (/__//;」
ミーア「(事情じゃなくて恥情かな〜♪)」

キラ「あれ?ところでシン君たちは?」
アスラン「いや、それがさっき迎えにいったら、なんか昼寝していたとかで準備がまだだって…」
ラクス「お祭は夜遅くまでありますから、明日の仕事の為に睡眠時間を確保されていたのですね」
フレイ「…意外とあそこのウチ、まじめだからね」
アスラン「そうだな、お祭は今宵一晩。明日には現実か。なかなかシビアだもんな。シンは」
カガリ「だが、今日は無礼講だ!皆!楽しもう!」

メイリン「…お姉ちゃん達の事だから大方暴走してただけじゃないかな〜。そゆこと突っ走るタイプだし (´д`* 」
ミーア「(…ちょっと、うらやましいかも)」
247通常の名無しさんの3倍:2007/06/17(日) 14:19:38 ID:???
  うりゃっ!               あ〜れ〜〜
                   (__  (__  
     ((_          ,r´   ≡  `ヽ
   〃´   `ヽ       (,,人ヽ ≡ ノ人,,)
   i .( (( ))ノ         リ><≡><リ
    W*´∀`ノ    ((( ¢´~ ̄^ ≡y^ ̄ ̄φ )))
    ( つ三/)三三三三三ヽ |三≡三| ソ
    / =|| ||ソ シュッ      レノ  ≡  |__」 クルクル
   と乂/ノヽノ         |,_ ≡__|
    三三三           三三三
    三三三            三三三
   三三              三三
    =               三
                    =
  うりゃっ!              うぇ〜い
                     
     ((_          ,r"`⌒ ≡`⌒)ヽ
   〃´   `ヽ       ( 人ノ' ≡ 人ノ') )
   i .( (( ))ノ         リ゚∀゚ ≡ ゚∀゚リ
    W*´∀`ノ    ((( ¢´~ ̄^ ≡y^ ̄ ̄φ )))
    ( つ三/)三三三三三ヽ |三≡三| ソ
    / =|| ||ソ シュッ      レノ  ≡  |__」 クルクル
   と乂/ノヽノ         |,_ ≡__|
    三三三           三三三
    三三三            三三三
   三三              三三
    =               三
                    =
248通常の名無しさんの3倍:2007/06/17(日) 14:39:38 ID:???
           |          |
     ヽ \  | | /  /      |
     ヽ丶\ヾ ///       |
______(  )_____ |
-  = -  -  -  = ==-   =   |
 = .  -  -   = =  =   =-  .|
──────────────┘
シン ユウヤケ キレイ
          エッ!?   モウソンナジカン!!
          ((_     (__  て
  r"`⌒)ヽΣ〃´   `ヽ ,r´  `ヽそ
 (  人ノ') ) i     ))ノ((    )
 从(*゚∀ノつ WWWWノ 从b从从  
   〉., 'i |)   ( つ三/)三〉., ヽ)
  ( ( ∪   / =|| ||ソ  ( (  |ゝ
   i_ノ _j   と乂/ノヽノ  i_ノ _j~
  三三三   三三三  三三三
  三三三    三三三  三三三
   三三    三三    三三
   =     =     三
               =

                     オーイ! シン!ソロソロ ジカンダゾー>
 ア! アスラン ?  !?    イヤン♪
          ((_     (__  て
  r"`⌒)ヽΣ〃´   `ヽ ,r´  `ヽそ
 (  人ノ') ) i .( (( ))ノリ ノノ人,,)
 从(*゚∀ノ  W*´д`ノノ从゚ o゚ノリ  
   〉., 'i |)   ( つ三/)三〉., ヽ)
  ( ( ∪   / =|| ||ソ  ( (  |ゝ
   i_ノ _j   と乂/ノヽノ  i_ノ _j~
  三三三   三三三  三三三
  三三三    三三三  三三三
   三三    三三    三三
   =     =     三
               =

>>246
こうですか?わかりませんw
24971:2007/06/17(日) 22:04:30 ID:???
43氏、1氏、そのほかの方、GJであります。しかしシン達はいつになったら花火大会にいけるのでしょうか?
すみません、更新せずに勝手に>>234の続き?を書いてました。せっかくなので流れを読まず投下させていただきます。

ひたすら逃走する金色のムラサメとそれを追いかけるストライクフリーダムとインフィニットジャスティス、そしてデスティニー。
オーブ上空での自分の命と愛しい人のプライドをかけた決死の追いかけっこが繰り広げられていた。
まあ、ムラサメ1機がジャンクになって、まもなく決着はつくのだろうが…

「ラウ様の身はこの私の命に代えてもお守りします!!」
クルーゼの前にドラグーンを展開して、飛んでくるであろうがれきの迎撃態勢をとるセリーナ。
「…それは困る」
「ええ?!私、邪魔者ですか!不要な存在ですか??!!」
「いいや、『命に代えて』などと言われては困る、といったのだ。私のためにも君はずっと生きていてほしいのだよ、私のそばで」
「…ラウ様」
なぜかそこだけ別の空間を作り出している二人。

「いや〜、しかし砂漠の虎も結構がんばるね〜。けどもしかして俺ってとっても幸せ者?だってさー、一人でもこんなにスタイルよくていつも初々しくて仕事ができる美人の彼女がいるんだもんね〜」
決死の追いかけっこを見上げるムウとマリュー。何かをごまかすように必死にマリューに話しかけるムウ。
「でも、あなたもさっき大勢の男の人達に混じって手を挙げていなかったかしら?」
「そ、そうかい?そ、そりゃあきっと俺のそっくりさんだろう」
急に視線があらぬ方へ泳ぎ、挙動不審に陥るムウ。彼の背中にはびっちりと汗がかかれているようである。
「たとえば、ネオ=ロアノークとかいう名前の人とか?」
「いや〜、マリューさん、言うことがなかなかきついね」
「そうかしら?」
「いや〜、そこら辺のことは今度の休みにパスタのうまいレストランあたりで釈明させていただくということで」
「当然、あなたのおごりよね?ムウ」
「姫様のお気に召すままに」
しょうがないという表情のマリュー。ほっと胸をなで下ろすムウ。

「隊長、では私は駐在武官として念のため、被害が出ないように大使館の護衛に参ります」
シホはイザークに敬礼して、その場を立ち去ろうとした。
「いや、まて、俺も行く!貴様に怪我でもされたら、俺の気が済まん」
「え?」
「す、好きな女に怪我されたら困る。…失言だ!いや、いっていることに嘘はないが、そういうことではなく…」
「隊長…」
どこの初々しいバカップルなのかというくらい、真っ赤な顔をしてそっぽを向くイザークと同じく真っ赤な顔で地面を見つめてもじもじしているシホ。
しかし、二人とも早く大使館に向かわなくてもよいのだろうか?

「さて、俺も警護にまわってよろしいでしょうか?お嬢様?」
大仰な態度でミリアリアに側を離れる許可を取るディアッカ。
「なによ、勝手に行けばいいでしょう?!あんたの好きにすれば?」
「へいへい」しょんぼりと肩をすくめてその場を離れようとするディアッカ。
「怪我なんかしないでよ!」そのディアッカの背中に声をかけるミリアリア
「ああ!もちろん!」
もしそのとき、ディアッカにしっぽがあったらブンブンと振られていることだろう。ディアッカの表情がぱっと明るくなった。
「勘違いしないでよ、あんたが怪我なんかしたら今度の買い物の時に荷物持ちがいなくなるでしょう!」
「りょーかい」苦笑するディアッカ。
「…気をつけてね」そうつぶやくミリアリア。
その声が聞こえたのか彼の足取りはとても軽かった。
250通常の名無しさんの3倍:2007/06/17(日) 22:41:55 ID:???
イザシホ痔ミリ乙であります!
251通常の名無しさんの3倍:2007/06/18(月) 14:55:07 ID:???
>>247-248
駄目だこいつらwww早くなんとかしないとwww
252通常の名無しさんの3倍:2007/06/19(火) 00:17:11 ID:6YOnE4p7
保守
253通常の名無しさんの3倍:2007/06/19(火) 01:09:16 ID:???
ttp://rocketfactory.jpn.org/image/zakki/tp_070618.jpg
猫耳モードの猫ミーア・ニャンベル神キタ━━━━(* ´Д゜*)━━━━!!!!
尻尾もピンクのプニプニですよ!
254みっぱい兵:2007/06/19(火) 01:25:51 ID:???
なんだよミーアカプはここでやってたのかよ

ミーアたんとアスミア最高
255通常の名無しさんの3倍:2007/06/19(火) 13:27:28 ID:???
テスト
256:2007/06/19(火) 18:38:50 ID:???
みんな浴衣好きなんだなあ・・(少し違う)
 
249さんあなたは俺ですかセリーナのキャラ掴み過ぎGJ
みんな仲良く幸せで実に良い
257通常の名無しさんの3倍:2007/06/20(水) 19:37:29 ID:2dRhihd9
保守
258通常の名無しさんの3倍:2007/06/20(水) 21:13:43 ID:???
>>256
虎「みんな仲良く幸せ…。僕はその“みんな”の中に入っていないのかね。1君、249君」
ダコスタ「別に僕だって…」
259通常の名無しさんの3倍:2007/06/20(水) 21:54:56 ID:???
アイシャ「アンディは自業自得」
 ぷりぷり怒りながら耳で虎を引きずっていく。
260通常の名無しさんの3倍:2007/06/20(水) 22:10:26 ID:???
>>259
「隊長だってアイシャさんがいるじゃないですか」
結局そこにはただ一人寂しくたたずむダコスタ君が残されるのだった。

虎「いや〜、代われるものなら代わってもらってもいいのだがね、ダコスタ君…」
アイシャ「あら、そんなこといってもいいのかしら?」
虎「いいえ、私、アンドリュー・バルトフェルドはアイシャさんのような美しくてやさしい女性に側にいて頂けてこの上なく幸せです」(棒読み)
アイシャ「よろしい」
261通常の名無しさんの3倍:2007/06/20(水) 22:12:56 ID:???
虎さん、尻に敷かれてますなあ〜w
26246:2007/06/22(金) 21:43:07 ID:???
どうも46です。
1氏、71氏他皆さんフォローありがとうございます。
そして職人さん達GJです。
保守をかねて投下します。
26346:2007/06/22(金) 21:44:45 ID:???
 ある日のこと喫茶『砂漠の虎』でシンとキラが二人で話をしている。

シン「ちょっと思ったんですがいいですか?」
キラ「何?」
シン「ラクスさんって元はアスランさんの婚約者だったんですよね?」
キラ「うん、そうだよ。色々あってね」
シン「あっ、いや、別に付き合う過程をどうこう言う訳じゃないんですよ。
 ただ、もしもラクスさんがアスランさんの婚約者のままだったなら、このスレはシンルナステ・キラフレ・アスカガミアメイラクになっていたのかな、って思いまして」

キラ「そうだね。でも、それなら君のところのルナマリアさんもアスランがザフトに復隊した時はずいぶんアスランのこと気にしていたと聞いたよ。
 そう考えたなら、さっきのスレタイはシンステ・キラフレ・アスカガミアメイラクルナになるのかな?」

シン「まあそうですよね」
 そう言って考え込むシン。
キラ「どうしたの?」
シン「……ちょっと想像しちゃいました。
 アスハとルナに正座させられて怒られているアスランさんとかミーアさんに迫られてむくれるメイリンは……これはいつもですねw
 それに参加してむくれるラクスさんとか、さらにそれ見てヤキモチ焼いているアスハとルナとか。
 後は、天然発言のラクスさんに調子狂わされる皆とか」

キラ「アスラン、自分の家での地位がさらに下がって大変なことになるね。もう女難じゃ済まないレベルだよ」
シン「そうですね。あっという間に禿げるんじゃ……あっ!!」
キラ「どうしたの?」
シン「今、気付きましたけど、もしそうなったならアスランさんはルナとメイリンの姉妹丼食べ放題ですよ。
 それにラクスさんとミーアさんのそっくりさんプレイというか、ある意味双子丼というか、アスハとラクスさんの友人丼とか……そんな感じですよ」

キラ「……すごいね。アスラン、腹上死間違いないねw」
シン「まあ、どこまで行ってもスレ違いの上に思いつきの話ですけどね。馬鹿話ってことでお願いします」
キラ「うん」

26446:2007/06/22(金) 21:45:47 ID:???
キラ「おっと、もうこんな時間だ。帰って夕飯作らないといけないよ」
シン「キラさん、未だに家事は一人なんですか?大変ですね」
キラ「もう慣れたし、ラクスとフレイにやらせたら僕、死にかねないからね」
シン「またまた冗談を」
キラ「今度二人の料理食べてみる?」
シン「……そんなマジな目で見ないで下さい。大変ですよね。生きるということは……」
キラ「……うん。ところで、君も早く帰らないといけないんじゃないのかな?」
シン「あっ、そうでした。今日は早く帰るって約束していたんですよ。じゃあ帰りますか」
キラ「そうしよう」
 そう言って自宅に向かうシンとキラ。しかし、二人は気付いていなかった。
 仮定の話でアスランをネタにしていたが自分たちも十分尻に敷かれていることに……
 彼らが亭主関白になれる日は……たぶん永遠にないだろう。

 そして、今回は何も口を挟まなかったマスターの虎さんはと言うと
ダコスタ「今日は何も口を出しませんでしたけど何か変なものでも食べたんですか?」
虎さん「たまにはこういうこともあるよ。
 そもそも話している内容が仮定の上にスレ違いのことだからね。いくら僕でも口は出せないよ」
ダコスタ「まあ確かに。でもホントにそれだけですか?
 一昨日また懲りずにキャバクラで遊んだことがアイシャさんにバレてボコボコにされたその顔を彼らに見られたくないだけじゃないんですか?」
虎さん「……まあ、それもあるね。でも、何でこの世界の女性陣はこんなに強いんだろう?もう少し手加減してくれても……」
ダコスタ「隊長、聞かなかったことにしますね」
虎さん「ありがとう、ダコスタ君。
 ……そうだ!!今度は本当に彼らを連れてキャバクラに行こうじゃないか!しかもお触りOKなところにさ」
ダコスタ「彼等来ますかねぇ。彼等が毎日顔合わせている女性は人も羨むような女性ばかりですよ。
 それにこの前、彼等かたってキャバクラで豪遊した時のことを忘れたんですか?
 さらに実際、ミーアさんの熱狂的なファンがミーアさんの彼氏見つけ次第刺すってネットに書き込んで捕まったじゃないですか」
26546:2007/06/22(金) 21:48:03 ID:???
虎さん「確かにね。でもまあ、会場を伏せて僕と鷹君主催『男性陣の日頃の苦労を水入らずで語ろうじゃないかの会』とでも銘打って、ハイネ君とか痔くんとか遺作くんとかクルーゼ君とかも呼べば来るよ。
 そうだ!デュランダル議長も呼ぼう。楽しくなるよ」
ダコスタ「まあ、それなら来るでしょうね(でも、その後のこと考えてるのかな?主催者ということで絶対女性陣からボコボコにされるよ)」

虎さん「今、連絡したけど鷹君はOKだって」
ダコスタ「こんな時だけ仕事早いよ!!その情熱を仕事に1%でいいから向けてよ!!」
虎さん「さあ準備、準備」
ダコスタ「ダメだ、聞いちゃいない……」


 結論、男性陣(ry、は成功したが、しっかり女性陣にばれました。
 主催者の完全責任と言うことで虎さんと鷹さんは女性陣からボッコボコ。全治三ヶ月です。
虎さん「やっぱ、キャバクラじゃなくてお触りOKの会員制ランパブにしたのがまずかったかな?」
鷹さん「そうだよな。キャバクラにしておけばよかったな……」
虎さん「いや、ゲイバーにしておけばこんなことには……男性って言い訳利いたかもしれないし……」
鷹さん「ゲイバーはまずいだろ、ゲイバーは」
虎さん「じゃあ、オカマバーかい?」
 ミイラ男の二人が話しています。
ダコスタ(やっぱ、この人達わかってないよ……)
 お見舞いに来てそう思うダコスタ君でした。

おわり
266通常の名無しさんの3倍:2007/06/23(土) 01:08:41 ID:???
この二人は何だかんだ言って、全然懲りてなさそうだなw
267通常の名無しさんの3倍:2007/06/23(土) 01:28:34 ID:???
虎「いや〜、>>266君、君は男のロマンというものがわかっていないようだね〜。
  いかに絶世の美女が身近にいようと、いやいるからこそ男は遠くのロマンを追い求めるものなのだよ」
ムウ「そうそう、そばに理想の女性がいるからこそ羽目を外すことが出来るってもんだぜ」
268通常の名無しさんの3倍:2007/06/23(土) 02:58:18 ID:???
そして2人が振り向くと、そこには「軍人精神注入棒」と書かれた粉砕バットを持った2体の鬼が……
269通常の名無しさんの3倍:2007/06/23(土) 02:59:13 ID:???
ディアッカも一緒にミイラ男になってないか?
270通常の名無しさんの3倍:2007/06/23(土) 04:05:36 ID:???
ミイラ男じゃなくてミイラにされたりして…





性的な意味で。
271通常の名無しさんの3倍:2007/06/23(土) 22:44:23 ID:???
?????「『>>270そうだな、ディアッカはグゥレイトなもてもて男だからな、当然そういうことあるよな』っと」
ミリアリア「あんた、人の隣で携帯握りしめてなにやってんの?」
ディアッカ「いや〜、ちょっと友人にメールを…」
272通常の名無しさんの3倍:2007/06/24(日) 18:00:51 ID:???
出遅れた感が激しいが、カガリのバストは87らしいぞ。
胴回りの具合によっては大きさがわかりにk(ry
273通常の名無しさんの3倍:2007/06/24(日) 19:50:03 ID:???
公式でバストサイズ出てたっけ?
274通常の名無しさんの3倍:2007/06/24(日) 20:51:53 ID:???
>>273
なんか一時期でてたような?
ラクスフレイカガリしか知らないけど
細かい数は覚えてないけどバストはカガリ>フレイ>>ラクスだったような気がする
ウエストのサイズはカガリ>ラクス>フレイだったような
ラクスはフレイより腰が太くて胸が(ry
27546:2007/06/24(日) 22:19:38 ID:???
スイマセン。流れをぶった切って投下……してもいいですか?
276通常の名無しさんの3倍:2007/06/24(日) 22:24:02 ID:???
dgktwr
27746:2007/06/24(日) 22:34:41 ID:???
いいのかな?
dgktwrの意味はわからないのですが……
投下しますね。
27846:2007/06/24(日) 22:36:57 ID:???
 虎さんと鷹さんが入院してすぐの日のアスカ家。

ルナマリア「じゃあ、ちょっと買い物行ってくるわね。すぐ戻ってくるから」
シン、ステラ「「いってらっしゃーい」」
シン(しかし、この前はすごかったな。男性陣一堂に集まったからな。その代わりに、主催者の二人はボッコボコだ。
 でもヘタをしたら今頃俺達もミイラ男でベッドに寝ていたかもしれなかったんだよな)

ステラ「シン、どうしたの……?」
シン「うわ!ステラ……何でもないよ。ちょっと考え事をしていただけだよ」
ステラ「そう」
シン「ところで、そのナースの格好は何?」
ステラ「とらとたかのお見舞い行ったら二人ともほうたい、ぐるぐる巻き……ステラも包帯シンに巻きたい……」

シン「包帯巻く練習なら別にいいよ」
ステラ「ありがとう、シン」
 そう言ってステラは、シンの身体に包帯を巻き始める。
シン「ちょっと、ステラ。シャツとズボンも脱ぐのか?」
ステラ「うん。全身に巻く練習する……」
 そう言って更にシンの身体に包帯を巻くステラ。
シン「ところでステラ。これだけの量の包帯どうしたんだ?」
ステラ「とらとたかにもらった……」
シン「(あの人達は何を考えているんだ?)……おいおい、顔にも巻くのか?」
ステラ「うん」
27946:2007/06/24(日) 22:37:55 ID:???
そして、
ステラ「……できた」
シン「なあ、ステラ。全身包帯でぐるぐる巻きなのに何で股間のところだけ巻かないんだ?これじゃただの変態だと思うぞ」
ステラ「とらとたかが言ってた。どうせ、ぷれいする時はじゃまになるからそこは巻かなくてもいい、って」
シン「……。でも、これなら包帯巻きの変質者に襲われるシチュの方が燃えないか?」
ステラ「あ……そうかも」
シン「じゃ、行くぞ。大人しくしろ!!」(ステラを床に押し倒す)
ステラ「きゃあ」(ちょっと棒読み)
と、
ルナマリア「何してるの!?ステラから離れなさい!」
シン「うげ!……ルナ、俺だよ俺」
ルナマリア「最近のオレオレ詐欺は実際に女の子を襲うの?全くシンはどこ行ったのよ?」
シン「だから俺がシンだって!それにオレオレ詐欺そんなことしないから!」
ルナマリア「股間だけ丸出しで顔も包帯でぐるぐる巻きの変態が何を言うのよ!覚悟なさい!」
シン「ぎゃあああああ」
……
ルナマリア「ステラ大丈夫?ところで、ステラを放っておいてシンはどこ行ったの?」
ステラ「……(無言で伸びているシンへ指を指す)」
ルナマリア「も、もしかして私の早とちり……?」
ステラ「うん。さいしょほうたい巻くれんしゅうしてた。巻きおわったらへんたいに襲われるぷれいしようとしたら、帰ってきたルナがかんちがいした」
ルナマリア「……はは」


 そして病室で。
虎さん「いや、聞いたよ。変態ミイラ男現われる、ってね」
鷹さん「ホントホント。股間だけ丸出しで他全身包帯巻きの変態が病院に担ぎ込まれたって聞いた時は耳を疑ったけどな」
シン「勘弁して下さい……」
虎さん「若いってのはいいねぇ。ま、こうして病室も一緒になれたんだから色々と話に花を咲かせようじゃない」
シン「……そうですね。お仲間に入れて下さい」
鷹さん「そうこなくちゃ。今度はどうする?」

 ……やっぱり懲りてない人達でした。

終わり
28046:2007/06/24(日) 22:39:59 ID:???
今回はコンボで同じくらいのをもう一個いきます。
28146:2007/06/24(日) 22:41:48 ID:???
 ある日の夕方のこと。
 仕事を終えたアスランが家に帰ってきた。
「ただいま」
「お帰り〜」
 アスランの声の後にミーアの声が聞こえた。料理をしているのだろう。いい匂いがした。そして、こちらへ向かって小さくだがスリッパの音が聞こえる。
 家に帰ると誰かが自分を迎えに出てくれることを嬉しく感じながら、アスランは、腰を下ろし靴を脱ぐために紐を緩め始める。
 スリッパの音が自分の背後で止まった。背を向けたままアスランは尋ねる。
「ミーア、帰っていたのか?」
「今日は仕事が早く終わったの。メイリンとカガリはまだ帰っていないわ」
「そうか。でももう少しで帰ってくるだろう。遅くなるとか何も連絡なかったんだろう」
「うん」
 ミーアとそんなやりとりをしながら、靴を脱ぎ終えたアスランは立ち上がりながら振り向いた。
 そして凍り付く。
「……え!?な、何ミーア、もしかして裸エプロン……?」
 アスランは、呆気にとられながら何とか一目で頭に浮かんだ単語を口に出す。
 振り向いたアスランの目には、ミーアのエプロンの裾から飛び出した健康的で艶めかしい脚と上半身についてはエプロンの下は何もつけていないように見えた。
「違うわよ、ちゃんと下に服着ているわよ。ホットパンツとキャミソールだからエプロンに隠れてそう見えたのね」
 裸エプロンと勘違いして目を丸くしているアスランにミーアは笑いながら言い、エプロンの裾を捲る。
「……そうか、吃驚した。さすがに出迎えが裸エプロンは遣り過ぎだよな……」
 裸エプロンではないことを確認し、胸をなで下ろすアスラン。ほんとに吃驚したようだ。そんなアスランの様子を見ながらミーアは言う。
「でも、やって欲しいならいつでも言ってね♪」
 そう言って悪戯っぽい笑顔を浮かべ、ミーアはアスランに抱きついてきた。
28246:2007/06/24(日) 22:43:05 ID:???
 首に手を回され吐息がかかりそうなくらいの至近距離で見つめ合う。アスランの身体に自己主張の強すぎるミーアの大きな膨らみが当たる。それだけでアスランは自分の心臓が早く鼓動するのがわかった。
「……嫌?」
「そんなことはない……こちらからお願いしたいくらいだが……」
 ミーアの問いに答えるアスラン。ミーアが問いを続ける。
「……じゃあ、今ここでそうする?」
 そう言って、少し熱っぽい目で見つめてくるミーア。
「止めておこう……きっとそれ以上を求めてしまうから……二人もいつ帰ってくるかわからない。続きは今夜かな……?」
「うん。代わりに許してね……」
 そう言ってミーアはアスランの胸に顔を埋めた。首に回された腕も背中に回されている。
「アスランの匂い……」
 ミーアの呟くような声を聞いてアスランは思い出した。ミーアに伝える。
「ミーア、離れてくれ。帰りに軽くシャワー浴びただけだから俺、汗臭いだろう?すっかり忘れていた。すまない」
「ううん。もう少しこうさせて」
と、
「ただいま〜」
「ただいま帰りました」
 カガリとメイリンが帰ってきた。玄関先の二人を見て固まった。
「……」
「……もう」
 アスランも無言で固まり、ミーアが小さく声を漏らし、少しの沈黙が続いた。
「……二人とも玄関先で何やっているんですか?」
 沈黙を破ったのはメイリンだった。静かな声の中に怒りがこもっていた。カガリもそれで我に返り、後に続く。
「しかもミーアに裸エプロンまでさせて……お前もシンみたいになったのか?」
「い、いや、裸エプロンは男の……その前に裸エプロンじゃないし」
 男の浪漫と言おうとして思いとどまるアスラン。そんなことを言ったらどうなるかわかったものではないからである。
「言い訳は男らしくないぞ。私達が着替えたらたっぷりとお灸を据えてやる」
「覚悟して下さいね。っと、二人とも何時までくっついているんですか?」
 メイリンに言われて離れる(?)、離される(?)二人。
 今日もザラ家は、一日の終わりまで楽しく(?)騒がしい日々だった。

おわり
283通常の名無しさんの3倍:2007/06/25(月) 10:55:16 ID:???
GJ、ヤマト家のシチュエーションも見てみたい
284通常の名無しさんの3倍:2007/06/25(月) 11:44:26 ID:???
>>279
??「やあシン、待ってたよ」

シン「ブッ。アンタここで何してるんですか」
キラ「こんなかっこして病室のベッドの上に転がされてるなんて、言うまでも無いじゃない?
   君のトコやアスランとこみたく、うちの2人があの後帰って僕を無罪放免なんてありえると思う?」
シン「うっわー」
キラ「上半身はスリーパーホールド、下半身はエビ固め食らいながら1時間説教されたら、
   さすがの僕でも身体が持たないよね」

シン「…………どっちがどっちですか?」
キラ「聞かないで(涙)」
285通常の名無しさんの3倍:2007/06/25(月) 12:37:54 ID:???
>>284
OKOK理解したぜ。洗濯板のラクスにスリーパーホールド決められたって事だな?
286通常の名無しさんの3倍:2007/06/25(月) 14:03:39 ID:???
>>285ー、後ろ、後ろ!!
287通常の名無しさんの3倍:2007/06/25(月) 19:44:24 ID:???
シン「『山おんなと壁おんな』?」
キラ「ミーアとラクスがどうしたって?」
アスラン「キラ、おまえの後ろにラクスがいるんだが…」
28871:2007/06/25(月) 20:38:31 ID:???
ミリアリア「で、あんたもほいほいと喜んでついて行ったんでしょう?」
ディアッカ「だから、連れて行かれたんだよ。俺も被害者だってば」
ミリアリア「信じらんない…」
ディアッカ「ほんとほんと。俺の目を見てくれよ。嘘をついている目じゃないだろう?」
ミリアリア「なにいってんだか」そっぽを向くミリアリア
ディアッカ「だからさ、目を見て判断してくれよ」
ミリアリア「しょ、しょうがないわね…」
ミリアリア『ジーーーーー』
ディアッカ『ジーーーーー』

チュッ!

ミリアリア『あqsdwfでfgrthjっゆjくく』
バコッ!!!!!
腰の入ったミリアリアの右ストレート一閃!
ミリアリア「なななななななななな、何すんのよ!!殴るわよ!!」
ゲシゲシゲシゲシゲシ!!
頬を張らして倒れたディアッカをなおも足蹴にするミリアリア。
ただし、顔は真っ赤である。
ディアッカ「い、いや、ちょうどキスしたい距離に唇があったから…」
ミリアリア「ななななななななななななななな、何恥ずかしいこといってんのよ!!!
ゲシゲシゲシゲシゲシ!!
再び倒れたままのディアッカ足蹴にするミリアリア。
ディアッカ「み、耳まで、ま、真っ赤に…して…いって、…かわいいぜ…」
ミリアリア「なななななななななななななななななななな、何、似合わないくさいセリフはいてんのよ!!!
ディアッカ「あ、グリーンのストライプ、似合ってるぜ」
ミリアリア「え?」
  うつぶせのディアッカ
      ↓
  上から足蹴にしているミリアリア
      ↓
  上を見上げるディアッカ
      ↓
  グリーンのストライプって何?
      ↓
  今日の下着の柄もおんなじグリーンのストライプ

ミリアリア「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グシャ!!!ボキッ!!!!バコッ!!!!グサッ!!!!
ディアッカ「zsxcfvhぶきうjhふぃkもl、l;fl:@s!!!」


そして虎たちと同じ病室に入院することになったディアッカ。
虎・鷹「「おう、ディアッカ、ようやく来たか」」
アスラン「おまえのことだ、またミリアリアに迂闊なことでもいったんだろう」
ディアッカ「ああ、あいが痛いぜ…」
289通常の名無しさんの3倍:2007/06/25(月) 21:17:04 ID:???
グサって、ガクガクブルブル((((( ̄□ ̄;))))))
290通常の名無しさんの3倍:2007/06/26(火) 23:00:28 ID:knua5RPq
二コルが生きていたら、アストレイ3人娘と絡ませたい。
291通常の名無しさんの3倍:2007/06/27(水) 10:12:07 ID:???
>>288
ミリィ恐え〜!!w
292通常の名無しさんの3倍:2007/06/28(木) 01:16:14 ID:???
女性陣を怒らせると

キラ:
ラクスの静かなる怒りと、フレイの苛烈なる嫉妬のコンボ

アスラン:
食料供給停止(メイリン)と
ミーア親衛隊への情報漏えい(ミーア)と、
政治的圧力(カガリ)

シン:
セカンドシリーズ2機来襲

どれがマシなんだろう?
293通常の名無しさんの3倍:2007/06/28(木) 02:14:03 ID:???
>>292
凸家は、ついでに恥ずかしい塗装のMS2機が降ってくるぞ。
294通常の名無しさんの3倍:2007/06/28(木) 02:21:07 ID:???
>>293
そういう点からすると、
アカツキにピンクザクに、(メイリンがオペレータとして)ミネルバが来そう

一番生命の危機が無いのはキラ家だな
295通常の名無しさんの3倍:2007/06/28(木) 02:27:47 ID:???
ラクスは「ここはひとつ、正々堂々決着をつけましょう」とか言って、
キラをストライクに乗せてストフリでボコるとかしそうだ。
296通常の名無しさんの3倍:2007/06/28(木) 03:00:35 ID:???
女性陣が男性陣を虐待する方向に、話が流れているね。









性的な意味で。
297通常の名無しさんの3倍:2007/06/28(木) 13:25:20 ID:???
 喫茶『砂漠の虎』で男達が話をしている。

凸「色々言えると思うが一つだけ確実なのは、俺達芸人さんよりも遙かに身体張っているということだな」
キラ「うん」
凸「ん?どうしたシン?」
シン「……どんなに上手くやっても、ルナ達はたやすく俺達を吹き飛ばす」
キラ「いくら吹き飛ばされても僕らは(喧嘩の火)種を植えるよ。きっと」
シン「あ……」
凸「それが俺達の戦いだな……」
キラ「……一緒に戦い続けよう」
シン「……はい!」

メイリン「……何が戦いなんですか?アスランさん……?」
ルナマリア「まるで私達が悪者のような言い方よね。シン?」
ラクス「キラ、まだ懲りないんですのね……」

三人「「「げっ!!!」」」
キラ「ちょ、バルトフェルドさん!」
虎さん「いや、お嬢ちゃん達ものすごい眼で僕を見るんだもの。これお前さん達に言ったらきっと殺されるな、と思ってね。悪く思わんでくれたまえよ」
凸「カガリ、ミーアも……少し落ち着こう……」
キラ「……無理そうだよアスラン」

フレイ「覚悟はいい?」
ステラ「かくご……」
三人「「「ぎゃあああああああああ!!!!!!!」」」

虎さん(また僕の店半壊か……)
298通常の名無しさんの3倍:2007/06/28(木) 20:17:34 ID:???
違う種植えようぜw
299通常の名無しさんの3倍:2007/06/29(金) 03:23:41 ID:???
>>297
喫茶店を散々破壊し尽くした後、皆自宅でイチャイチャデレデレすると見た。
300通常の名無しさんの3倍:2007/06/29(金) 07:00:14 ID:???
>>299
嫁達に嬲られる姿しか想像できん。性的に
301通常の名無しさんの3倍:2007/06/29(金) 19:46:02 ID:???
で、破壊されつくした喫茶店では虎が正座させられてお説教と
302通常の名無しさんの3倍:2007/06/29(金) 20:41:47 ID:???
「…っと言った勘定です」
「解った。直ちに工作部隊を持って明日夕刻には再建させる」
「わかっちゃいるけど、嫌なものだねぇ」
「虎、いつもすまぬ。だが、こうして度々彼女らのガス抜きをしてやらねば、
 溜め込まないようにしなければ、いざ爆発したとき、オーブが終わってしまうのだ」
熱弁を振るうレドニル・キサカ一佐。
「オーブが終わる…か…」
仮設テント内部でコーヒーを啜る虎。
「確かに、この耐爆構造の店舗を以てしてもここまでの被害…」
「ま、もっともストレスを解消しているおかげで、皆家庭内で大円満な様子だし、僕も彼らを見て楽しんでいるクチだ。
 若者が戦争に興じるより、夫婦喧嘩や夫婦生活に興じてる方がずっと健康的だろう?」
「確かに。現にカガリの仕事への意欲は、すばらしいものがある」
コーヒーを啜るキサカ。
「もっとも、男共は夜に発散できるしね♪麗しき姫達に囲まれては、ストレスなぞ、一変で解消さ」
断言する虎。
一気にキサカがいやそうな顔をする。
「…一気に品位を下げる発言をするな」
「ま、これが外部へ向けられるようにならない為なら、多少は犠牲にもなろうってんだ」
「費用は全てオーブ政府が持つ。オーブを焼け野原にしないためにも」
「…オーブだけで済めばって、思うときがあるがね」
「………しゃれにならん事を言わないで欲しいものだ」
思わず、ハルマゲドンを想像するキサカであった。
303通常の名無しさんの3倍:2007/06/30(土) 01:41:07 ID:???
そういえば、六月も終わるのにジューンブライドのネタが無かったよね、今更だけど。
304通常の名無しさんの3倍:2007/06/30(土) 11:43:40 ID:???
>>303
『父の日』ネタもね。
明日からは水着ネタや七夕ネタ、夏祭りネタで盛り上がることを祈りましょう。
・・・と思っていたら、明後日がミーアの誕生日だったのね。
305通常の名無しさんの3倍:2007/06/30(土) 21:56:06 ID:???
 どうも、エターナルの艦長時代、艦長席から後ろを向くとラクスの席、足下を見上げる形になる……つまりラクスのパンツを盗撮できるかもしれないことに気付いた虎です。
 ダメ元でチャレンジしたらなんと大成功!!それから画像付きで観察日記をつけていたら、それがバレてしまいました。
 今、ラクスに○沢ばりのヘッドロックを食らってます。痛いです。
 しかも胸が洗濯板なので心も痛いです。これがミーアだったらきっと……はっ!!
 ……
 ……ヤバイです。キラ達が駆けつけてきました。何か眼が血走ってます。話し合いとかできそうにないです。
 どうしたらいいでしょう?

 予告です、次回のシンルナステ・キララクフレ・アスカガミアメイUは?

「キラ、今日も一人で家事」
「アスラン、三人にタジタジ」
「シン、夜の主役だけは断固死守」

 の三本です。皆さん次回もお楽しみに(あるの!?)。
 ちなみにジャンケンはしません、というかできません。……誰か助けて下さい。

306通常の名無しさんの3倍:2007/07/01(日) 11:16:50 ID:???
>>305
で、最後はアイシャが承太郎ばりのオラオラ千発でシメると。
30746:2007/07/01(日) 22:51:51 ID:???
どうも46です。
後、もう少ししたら投下します。
今回もそこそこ長くなりました。そこは勘弁して下さい。
30846:2007/07/01(日) 22:57:17 ID:???
 それは六月も終わりのある日のこと。
 アスランは仕事上がりのミーアを迎えに行った。
「ありがとう。アスラン」
 車中でミーアがアスランにお礼を言った。アスランは答える。
「いや、今日は仕事が早く終わって時間があったからだ。できるなら毎日でも迎えに行きたいところだが……この俺の通勤用のこの車では無理かな?」
「……そうね。二人乗りだし、この車ではこういう時しか無理じゃないかな?でも、やっぱりアスランが迎えに来てくれるのは嬉しいな」

 笑顔でアスランにいうミーア。それを聞きながらふと思ったことをアスランはミーアに尋ねる。
「でもミーアいいのか?週刊誌あたりに素っ破抜かれたら大変なことになるんじゃないか?」
「その辺は大丈夫よ。『アスランとなら』私は別に困らないし、皆にアスランとの仲認めてもらえていいんじゃない?」
 かなりあっさりといったミーアにアスランは思ったことを言う。
「……中には認めてくれない人もいると思うぞ。ミーアの熱狂的なファンとかはな……」
「あっ、そうよね。ファンの人はありがたいけどこういう時は困り者かな?
 もしそうなったら、ファンの人とか芸能レポーターとかにアスラン追いかけられるわね」
 アスランの指摘をうけ、ミーアはそう言って笑った。

「おいおい、そうしたら困るのは俺だけじゃないのか?」
 アスランが少し疲れたように言うとミーアがいじけたように言って顔を伏せた。。
「……あら、アスランは私を迎えに来ることは嫌なの?……そうなんだ……アスラン、私のこと嫌いなんだ……」
「おい、ミーアどうしてそうなる?ホントに嫌いならこうして迎えになんか来ないだろう?」
 運転をしながらだが、少し困ったようにしながらそれだけはしっかりとミーアに伝えるアスラン。
 それを聞いて顔を起こすミーア。笑顔だった。ミーアのその笑顔を見て、やられたと思うアスラン。

「えへへ、吃驚した?私の演技もなかなかのモノでしょ?……それとごめんね。アスランを試すようなことしちゃったね」
 最後の方は神妙な面持ちでアスランに謝罪するミーアだった。そんな表情をされては怒ることはできないアスラン。そして家の女性陣には敵わないなと思った。
「……ミーアにそう言われては怒ることなどできないだろう。ただ勘弁してくれ……心臓に悪い……」
「うん!」
 本当に嬉しそうな顔で答えたミーアだった。その後二人はたわいのない話をして家路についた。
30946:2007/07/01(日) 22:58:17 ID:???
 途中、ミーアが思いだしたように言った。
「あっ、そうだ。今日仕事でちょっと相談したいことがあったの」
「どうした?」
 ミーアに尋ねるアスラン。ミーアがこういうことを言うのは珍しいので何か大事でもあるのか、とも思ったが、表情からはそういうことは読み取れず、ミーアの話を聞くしかないだろう、と思いミーアの話を待った。
「うん。実はね……って、もう家に着いちゃうね。夕飯の時にでも話すね」
「わかった(いったい何だろう?)」
 返事をしながらそう思ったアスランだった。

 家に着いたアスラン達。アスランは車を車庫に入れなくてはならないので、ミーアに車を降りて先に家に入っているように言ったが聞き入れてくれず、結局二人で玄関をくぐった。
「「ただいま」」
 二人の声が玄関に響いた。偶然、近くに居合わせたカガリが寄ってきた。
「おかえり。今メイリンが夕飯の用意しているぞ」
「そうか。今日もご苦労だったな。カガリ」
 アスランがカガリに言うとカガリは頷いて見せた。ミーアもカガリを労うように頷いた。「メイリーン、ただいまー」
 ミーアが台所に聞こえるように大きな声でもう一度挨拶をした。
「おかえりなさーい。ミーアさん、アスランさーん」
 メイリンの声が聞こえてきた。そして夕飯のいい匂いもする。カガリが言った。
「玄関で何時までもこうしていても仕方ないだろう?二人とも着替えてこい」
「そうね。じゃあ、私着替えてくるわ」
 そういってミーアは自室へ戻っていった。ミーアを見送ってカガリがアスランに尋ねた。
「ミーア、どうしたんだ?何か嬉しそうだったぞ。ついでに何か企んでいる顔だった」
 アスランは答える。
「ああ、帰りに仕事で相談したいことがあるって言われてな」
「一体何だ?」
 アスランの答えを聞いてカガリは聞いた。
「いや、話が始まったのが家の近くだったからな。夕飯の時に話すって言っていたからわからないんだ……」
「そうか。じゃあ、夕飯まで私はゆっくりするかな」
「ああ、俺は着替えてメイリンを手伝うとするか」
 カガリはそういって居間に戻っていき、アスランはまず着替えるために自室に向かった。
31046:2007/07/01(日) 22:59:46 ID:???
「「「「いただきます」」」」
 ザラ家に夕飯が始まった。今日は和食が中心だが中華も混ざった献立だった。
「今日は和食は肉じゃがと焼き魚、中華はエビチリに麻婆豆腐。副菜に海藻のサラダがメインね。美味しそうね」
 献立を見てミーアが言った。そこへメイリンが補足説明をした。
「中華はアスランさんが作ってくれたんですよ」
「今日は中華に挑戦してみた。皆の口に合えばいいがな」
 少し不安そうにアスランが言った。ミーアがそれを遮るように言う。
「何言ってるのよ。アスランの料理の腕は知っているし、アスランが作ってくれたのだから美味しいに決まっているじゃない」
「そうですよ。横から見ていても安心してみていられましたし」
 メイリンもミーアに続いて言った。
と、
「うん。美味しいぞ。メイリンの料理もアスランの料理も」
 カガリは三人が話している間に、元気よく食べ始めていた。
「カガリ……」
 アスランがそう言った時にはカガリは『おかわり』と言って元気よく茶碗を出していた。見ている方が気持ちよくなるような食べっぷりだった。

「あっ、はい。ちょっと待って下さいね」
 メイリンが炊飯器からご飯をよそる。それを見ながらアスランはカガリに言った。
「ん、カガリこっちを向いてくれ」
「どうした?」
 不思議そうにカガリは言いながらアスランの方を向いた。
「ご飯粒ついているぞ」
 アスランはそう言うとカガリの口の周りについていたご飯粒を手で取って自分の口に運んだ。
「あっ」
「ああっ」
 ミーアとメイリンの二人が声を上げた。そんな二人にアスランは声をかける。
「どうした、二人とも?」
「どうしたじゃないわよ。そんなお約束な事をするなんて。本来は私がアスランにしてあげる事じゃない。それ」
 少しむくれながらミーアが言う。
「ちょっと、ミーアさん!私が、ってなんですか?それは私の仕事ですよ」
 カガリに茶碗を渡しながらメイリンが言った。少し険呑な空気が食卓に流れる。
「おいおい、二人とも。本来ご飯粒つけるなんて行儀悪いことだろう?ミーアやメイリンはそんなことしないだろう?俺も気をつけているしな」
 この空気を何とかしようと二人に言うアスラン。だが今度はカガリが気を悪くしたように言った。
「……じゃあ、私だけ行儀悪いって事か?どうせ私は腹ぺこ子ライオンだよ」
 そう言ってむくれるカガリ。
31146:2007/07/01(日) 23:01:59 ID:???
「い、いや。そういう訳じゃないんだが……」
 カガリまでむくれて困りだしたアスラン。
「……ふふっ」
 そんなアスランを見てカガリが笑った。
「……ぷっ」
 メイリンが小さく吹き出した。
「あはは」
 ミーアも笑い出した。
「おい、三人で俺を笑いものか?」
「……すまない。困っているお前が可愛くてな」
 アスランの言葉に答えるカガリ。
「ホントですよ。宥めるつもりが見事に地雷踏んでいるんですもん」
「ほんとほんと」
 メイリンとミーアも頷いている。そんなこんなでザラ家の楽しい夕飯の時間は続くのであった。


 食事が終わって四人でくつろいでいる時、アスランは思い出した。
「ミーア、そういえば仕事のことで何かあったんじゃないのか?すっかり忘れていたが……」
「うん。私も今切り出そうと思っていたの。さっきは話そびれちゃったからね」
「そうだったな。それしか私はアスランに聞いてないけどな」
 ミーアに続いてカガリも玄関でそれだけは聞いたことを思い出した。
「何かあるんですか?」
 一人状況を知らないメイリンが言った。アスランがメイリンに説明した。
「ああ、メイリンには説明してなかったな。すまない。ミーアが仕事のことで話があるらしいんだ」
「何か困ったことですか?ミーアさん」
 メイリンがミーアに尋ねた。
「ううん、違うわよ。メイリン」
 そういってミーアは話し始めた。
「今度ね、CMでウェディングドレスのモデルの話があったの。それで、アスランにも出演して欲しいかな、ってね。そういう話なの、どう?」
「「「えええーーー!!!」」」
 ミーア以外の三人が一斉に声を上げた。
「ど、どうして俺が!?そういうのはモデルさんがいるだろう?第一、俺は素人だぞ」
「だって、いくら仕事とはいえアスラン以外の人の隣にウェディングドレス来て写りたくないもの。私がこの仕事引き受ける条件の一つなのよ。
 それに、もうすぐ私、誕生日だからちょっと早いけど誕生日のプレゼントに一生の思い出をくれると嬉しいな……ダメかな……?」
 アスランの問いにミーアが少し顔を赤らめて答えた。こうまで言われて断れる男は正直いないだろう。
31246:2007/07/01(日) 23:03:24 ID:???
「ぐ……そういわれては断れないじゃないか……ミーアの評判にも関わるだろうしな……日程は何時なんだ?調整してもらう……」
 アスランは気恥ずかしいのをなんとか押さえてそう言った。

「やった!じゃあ、決まりね。明日、話通すからその後詳しい日程の連絡が来ると思うわ、よろしくね。アスラン」
 とってもとっても嬉しそうにミーアが言った。この笑顔が見られただけでも恥ずかしいのをこらえて決断した甲斐があったかな?、と思うアスランだった。
「……ちょっと待て。質問と意見がある」
 呆気にとられていたカガリが現実に帰ってきて言った。
「何?」
 ミーアがカガリに向かって言う。
「まず質問だ。ジューンブライドに時期があってないがそれはどういう事だ?こういうのは六月に、もしくはその前に合うように撮影するものじゃないのか?」
「そうですよ。どういうことでしょうか?」
「……確かにな。俺もそれは不思議だ。何か聞いているか、ミーア?」
 メイリンとアスランもミーアに聞いた。
「うん、そう思うのは当然よね。私も最初そう思ったわ。
 クライアントの思惑は詳しくはわからないけど聞いている限りで簡単に説明するわね。
 ウチの会社なら六月じゃなくても幸せになれますよ、っていうことを全面にアピールして顧客を取り込みたいみたいなの。それと六月に併せて出したCMが評判悪くてここで取り返したいと言う思惑もあるみたいなのよ」
 そう言ってミーアはクライアントの名前を出した。その名前を聞いてメイリンが言った。
「あっ、それなら納得です。衣装はよかったですが人と内容が斬新すぎたCMでしたね。あれは……」
「確かにな……でも業界ではトップクラスのところだな。そんなところからも依頼が来るんだから凄いな。ミーアは」
 アスランもメイリンに同意した。
「そんなことないわよ。マネージャー他事務所の皆が頑張ってくれて、アスラン達が支えてくれるおかげじゃない。カガリ、他があったわよね?」

 少し照れくさそうにしてミーアはカガリに先を促した。
「うん。疑問は解けたが一つ言わせてくれ。いくら仕事とはいえウェディングドレス来てアスランとCM撮影なんてずるいぞ」
「そうですね。とーーーーーーーーってもずるいですよね」
 カガリとメイリンが不満を口にした。
 すると、ミーアは読んでいたとばかりの笑みを見せて言った。
31346:2007/07/01(日) 23:05:02 ID:???
「絶対そう言うと思ったわよ。だから、撮影の日皆で行ってアスランと写真とってもらえるようにしてあるの。カガリとアスラン、メイリンとアスラン、私とアスラン、最後は皆で撮ってもらいましょう」
「全く問題ないじゃないか?なあ、メイリン?」
「はい、そうですね。ありがとうございます。ミーアさん」
 カガリとメイリンは拍子抜けするくらいにあっさりと納得した。思わずアスランは言ってしまった。
「え!?変わり身早くない……か?」
 それを聞いたメイリンとカガリがすさまじい視線と共に言った。
「アスランさん、何か?」
「ミーアはよくて、私達はダメなのか?」
「いえ、そんなことは全くありません」
 弱すぎるアスランだった。

「じゃあ、きまりね。明日正式に事務所に話し通して、日程の調整つけるわ。後で連絡行くと思うからよろしくね」
 アスラン達の遣り取りを見て笑いながらミーアが言った。それに答えてカガリが言う。
「ああ、こちらこそよろしく。メイリン日程の調整は任せたぞ。仮に調整つかないなら大使との会合だろうが何だろうがキャンセルだ」
「はい。わかってますよ」
 メイリンもあっさり答えた。二人の遣り取りを見てアスランは思う。
(いくら何でもまずくないか?外交問題になるぞ……)
 日程調整が上手くいくようにただ願うばかりのアスランだった。

つづく
314通常の名無しさんの3倍:2007/07/01(日) 23:07:19 ID:???
セリフで吃驚した?っておかしいだろ…
常考…
315通常の名無しさんの3倍:2007/07/02(月) 13:11:23 ID:???

「ちょっと!六月過ぎちゃったじゃない!」
ファッション雑誌に目を通しながら、弾かれたようにフレイが叫んだ。テレビに釘づけになっていたキラは、何事だとフレイの方へ視線を移動させる。
「六月?何かあったの?」
「あら、六月といったら“ジューンブライド”ですわ」
盆に乗せた茶と菓子を二人の前に出しながらラクスが口を挟む。
キラは思考を巡らせた。
ジューンブライド、聞いたことがあるけれど、ど忘れかあまり興味がないからか何を意味する言葉か忘れてしまったキラはラクスに尋ねる。
「ねえ、何それ?」
「え?」
「ちょっとキラ、知らないの!?」
「う、うん…」
ずいっとフレイが身を乗り出して、信じられないといった表情をした。ラクスも驚きの言葉をあげる。
知らないから教えて欲しいのだけど、何故そんなにも驚かれるのだろう。もしかして自分は世間知らずなのだろうか。お嬢様の箱入り娘、ラクスとフレイが知っているのに。
「六月に結婚すると幸せになれるのですわ」
「ああ、なるほど。だからジューンブライドね」
「もう、キラがぐずぐずしてるから!あの子達はもう結婚してるっていうのに」
ラクスの説明でキラが納得する傍らでフレイが愚痴を零す。あの子達というのはアスランの家のことだろう。
ヘタレのアスランに追い越されて、フレイはちょっと気に食わないらしい。
「いいじゃない。僕達には僕達のペースが……」
「ジューンブライドは女の子の夢なの!!」
「ですわ!」
宥めようとしたのだが、余計に怒らせてしまったようだ。
フレイに便乗してラクスもキラに訴え、二人はかわいらしく頬を膨らましてキラを睨む。
そんなに大事なのだろうか、残念ながら男の自分には女の子のことはわからない。
「君達の気持ちわからなくてごめんね。でも、僕はいつ結婚しても幸せなんだけどな」
素直に謝罪して素直に思っていることを口にすると、二人の頬がみるみる赤くなる。
「……もういいわ。怒る気失せちゃった」
「わたくしも…」
途端に二人は大人しくなり、キラから目を反らしてファッション雑誌にまた目を落とした。
いつもしつこいのに今日は一体どうしたのだろうと、キラは一人悩むのだった。
316通常の名無しさんの3倍:2007/07/02(月) 22:21:30 ID:OVQxBihq
age
317通常の名無しさんの3倍:2007/07/02(月) 23:28:44 ID:???
>>315
ほのぼのしてるなあ・・・
318通常の名無しさんの3倍:2007/07/02(月) 23:56:26 ID:???
シンの目の前にあるテーブルをバンと両手で叩き、怒鳴り声を上げるルナマリア。
「どうしてジューンブライドにしてくれなかったのよ!」
メイリンはウェディングドレスを着られるのに姉であるルナマリアが着ることができなかったのが非常に悔しかったらしい。
ようはウェディングドレスが着たかっただけなのかもしれない。
でも変な日本語だ。
「ジューンブライドはね、女の子のあこがれなのよ!夢なの!」
バンバンとテーブルを叩きながらシンにそれからジューンブライドとはなんぞやということに一席ぶつルナマリア。
すごい剣幕にどんどんと小さくなっていくシン『なんだよ、俺が一方的に悪いのかよ…』

「どうしたの?ルナ?」
それまで集中して未来からきた青い動物型ロボットのアニメを見ていたステラはルナのテーブルを叩く音とルナのすさまじい剣幕に振り返った。
「あのね、ステラもわかるでしょう?ジューンブライドは女の子の夢なのよ。6月に結婚した女の子はね一生幸せになれるのよ!」
ルナは今度はステラに賛同を得ようとステラに向かって一席ぶとうとしていた。
「ステラもルナも6月に結婚しなくても大丈夫」
「なんで?」
「だってステラ、シンとルナと一緒にいられて今でもすごく幸せ。いつ結婚しても3人でいられればずっと幸せに決まってる」
31946:2007/07/03(火) 02:08:58 ID:???
 どうも46でございます。

314 :通常の名無しさんの3倍:2007/07/01(日) 23:07:19 ID:???
セリフで吃驚した?っておかしいだろ…
常考…

 との御指摘、御意見がございましたが、青空文庫で検索をさせていただきましたところ、以下のような検索結果が出ました。作者、書名、当該部分の引用をしてございます。

国枝史郎 天草四郎の妖術
「小僧!」
 と突然耳許で老人の声が聞えました。
「ああ吃驚した」
 と声を筒抜かせ四郎は四辺《あたり》を見廻わしましたが、老人の姿は見えません。

徳田秋声 躯
「……(略)兵事課じゃ、何か悪いことでもあったかと吃驚したそうでござえんすがね、……(略)」

坂口安吾 雨宮紅庵
……(略)この人は女優になりたいさうだけど、なんて言ひだされた時には吃驚したわ、(中略)、ほんとに吃驚しちやつたわ」

林芙美子 或る女
「でも、吃驚したわ、パパそこへ立つていらつして‥‥」

林芙美子 田舎がえり
「とつぜんぞやがのう、どうしたんなア、わしゃ、誰かおもうて吃驚したが喃《のう》」

田山花袋 歸國
妹を顧みて、『いゝ着物を着て、見ただけでも俺は吃驚したゞよ。金はくれるし、男は好き次第だつて言ふしな、山捗ぎなぞより何ぼ好いか?』

田山花袋 トコヨゴヨミ
「何て家の多い処だか――私吃驚した。」こんなことを勇吉の妻は言った。

 見にくくて大変申し訳ありませんが上記御覧の通り、時代は違いますし完全一致はいたしてございませんが、日本の文学を築いた小説家の方々も作中の台詞において『吃驚した』という言葉を使っております。
 今回に関しましては氏の御意見、御指摘は見当違いとも思えましたので御無礼は承知の上で反論させていただきました。

 さて、このような一個人の感情でスレを荒れさせかねない意見を申し上げました以上は責任をとりまして今後一切の投稿を取りやめる次第であります。
  以上、お見苦しい日本語を使いましたことと御無礼申し上げましたことにつきましては、平にご容赦願いまして、私の意見とさせていただきます。
320通常の名無しさんの3倍:2007/07/03(火) 06:35:13 ID:???
>>319
反論するよりスルー汁
321通常の名無しさんの3倍:2007/07/03(火) 17:57:54 ID:???

お題【可愛い女の子】


シン「んじゃ俺から。ステラ!」
キラ「フレイ」
アスラン「んーと……カガリ」
シン&キラ「はいアスランの負け」
アスラン「なんでッ!?」
322通常の名無しさんの3倍:2007/07/03(火) 19:35:46 ID:???
カガリ「コブラツイスト タワーブリッジ……♪(歌に沿って、技をキラに入れて行く)」
キラ「ぎゃあぁぁぁ……!!」
323通常の名無しさんの3倍:2007/07/03(火) 21:37:17 ID:???
>>321
これどうゆうことだ?
カガリが不細工ってこと?w
324通常の名無しさんの3倍:2007/07/03(火) 23:02:57 ID:???
魅力の違いって事だろう。
325通常の名無しさんの3倍:2007/07/04(水) 00:42:27 ID:???
>>322
それ何てキン肉m(
326通常の名無しさんの3倍:2007/07/04(水) 17:18:15 ID:???
>>323
すんません、別にカガリが不細工ってことじゃなくて、
シンとキラにはカガリは“可愛い女の子”には見えないってことです
327通常の名無しさんの3倍:2007/07/04(水) 22:53:09 ID:hVmE0iEr
保守
328通常の名無しさんの3倍:2007/07/04(水) 22:56:48 ID:???
実は7月2日はミーアの誕生日だった…
329通常の名無しさんの3倍:2007/07/05(木) 00:19:47 ID:???
すっかり忘れてたw
330通常の名無しさんの3倍:2007/07/05(木) 11:18:13 ID:???
つまんなくなったなここ…
最初の頃いた文神はもういないのか
331通常の名無しさんの3倍:2007/07/05(木) 12:00:44 ID:???
>>330が何か書いてくれるそうです
332通常の名無しさんの3倍:2007/07/06(金) 12:04:28 ID:???
カガリが可愛い女の子に見えないなら、フレイも可愛い女の子じゃないだろ!
3331:2007/07/06(金) 20:56:17 ID:???
実はストライクフリーダムが気に入ってたりするはっきり言って変な趣味の1が個人的趣味で書きました。
アンチストフリ派の人はスルー必須という事で。

シン「・・・ところでキラさんに一つ訊きたいんですけどね。」
キラ「・・何?」
シン「・・いつまでストフリなんてダサいMSに乗ってるつもりなんです?」(意地悪く)
キラ「・・・・・・」
シン「金色関節ってのがそもそもありえないし、腹にビーム砲って痛過ぎですよ。」
キラ「・・・・・・」
シン「・・俺だったら恥ずかしくて死んでも乗れませんけどね。」
次の瞬間、
キラの、拳が、蹴りが、
シンの両肩と両脚付け根の関節にほぼ同時に撃ち込まれて、
シンの四肢の関節が外れ、床に倒れる。
キラ「・・悪いけど、それ以上言わないで。
・・・・撃ちたくない。撃たせないで・・・・。」(淡々と。眼が据わっている。)
シン「・・っ、痛・・っ・・・・!!!!!!、・・・ぉ、思いっきり撃ってるってば・・・・っ・・!!!!」(激痛にのたうち回りつつ)
 
ラクス「・・・わたしが悪いんです。フレームにPS装甲採用すれば強度問題が解決して、その分、キラに安心して乗ってもらえるんじゃないかって・・。」
フレイ「カリドゥスはわたしが採用した方がいいって言ったのよ。攻撃は最大の防御だと思ったの。」
キラ「・・・二人とも、謝る事なんてないよ。二人のおかげで、僕は、無傷で戦いをくぐり抜ける事が出来たんだから・・・・。」(微笑んで)
シン「・・・どういう事なんです・・?」(まだ残る痛みに顔をしかめつつ。関節は全部元に戻してもらっている。)
キラ「・・シン、ストライクフリーダムは何で強いと思う?」
シン「・・そりゃ、あれだけ厨性能注ぎ込んだ反則性能にスーパーコーディネーター様が乗ってりゃ強いに決まってるでしょ?。
俺とデスティニーみたいな主役降板組と違って。」(ふてくされつつ)
キラ「・・・・シン、君、分かってないよ。」
3341:2007/07/06(金) 20:57:32 ID:???
シン「・・何が言いたいんです?」
アスラン「・・・ストライクフリーダムは、クライン派が中心となって、アルスター家が技術・資金面で全面協力して完成に漕ぎ着けた。
ラクスも、フレイも、水面下で一生懸命になって動いていたんだ。」
シン「・・・何で?」
ルナマリア「・・シン、あんたほんとに分かんないの?」(あきれた口振りで)
シン「・・・え?、え・・?」
ステラ「・・・ラクスと、フレイ、キラ、護る・・・・。」
シン「・・・・ぇ・・・・」
フレイ「・・・キラに無事に戦場から戻ってきて欲しい、って、願ってるだけじゃ、駄目なのよ。
アルスター家の娘って以外にロクな取り得も無いわたしに、出来る事が、あるなら、って・・・・」
ラクス「・・・・思いだけでも、力だけでも、駄目だと、思ったのです・・・・」
フレイ「・・・それでキラにかえって嫌な思いさせてちゃ、世話は無いけどね・・・・」(うつむいて)
ラクス「・・・済みません、キラ・・・・」
キラ(二人の肩を抱いて)「・・ラクスも、フレイも、お願いだから謝らないで。僕は、本当に、感謝してるんだから・・・・。」
フレイ「・・・・キラ・・・・・・」
ラクス「・・・・・っ・・・・・・・!」
フレイも、ラクスも、キラの胸に面差しを埋めて、肩を震わせて、涙を頬に伝わせ始める。
キラ「・・・シン、ストライクフリーダムが強いのはね、性能だけじゃない、僕の力なんかじゃない。
・・ストライクフリーダムが負けないのは、ラクスと、フレイの、想いが、込められているからなんだ・・・・。」
アスラン「・・・だからこそ、二人の想いに応える為にこそ、ストライクフリーダムには傷一つ付けずに戦場から帰還しなくてはならない。
・・・そう誓ったんだろ?、キラ・・・・」
キラ「・・・・・・・・」(黙って微笑んでいる)
短い様な、長い様な、間。
シン「・・・・済みません、俺・・・・・・・・」
キラ「・・分かってもらえたら、それでいいよ。」(微笑んで)
 
 
書いた奴から蛇足で付け加えると、
ラストバトルは傷付きながら勝利を掴んでこそ燃える・・!!、
というのも、無論分かるけれど、
女の子視点だとまた見方も変わるんだろうな、とも、思うのである。
3351:2007/07/06(金) 21:07:11 ID:???
319さんに同意。
46さんには今後も46さんの流儀でSS投下を希望。
ハイネ「スルーすべきはスルー。
割り切れよ。・・でないと・・、いやこっちも次のネタ期待してるんだからさあ・・・・。」
336通常の名無しさんの3倍:2007/07/06(金) 22:28:30 ID:???
そういやハイネはこのスレでほとんどネタにならないなwww
337通常の名無しさんの3倍:2007/07/06(金) 22:53:53 ID:???
守るとか御大層な名目付けても所詮やってる事はテロだろ。
ゴキラ正当化うぜえ。
338通常の名無しさんの3倍:2007/07/06(金) 22:57:05 ID:???
>>337
途中から不殺になっただけ
表面上は00の主人公達よりマシ
339通常の名無しさんの3倍:2007/07/06(金) 22:59:45 ID:???
実は不殺ではなかったりするけどね
ま、他所のスレでドゾー
340通常の名無しさんの3倍:2007/07/07(土) 00:13:27 ID:???
以下、何事も無かったかのように(ry
341:2007/07/07(土) 09:06:42 ID:???
実の所キラ正当化でも何でもない訳なんだけど、
まあ、このスレは本編かなり無視してみんな生きてるって内容なので、
あまりつっついても意味は無いんじゃないかと。

スルーすべきはスルーすべきなんだが、
皆さんもあまり細かい事は気にしないで書きたい様に書けば良いんじゃないかと思ったので、
蛇足ながら一言、ってとこですな。
34271:2007/07/07(土) 13:44:01 ID:???
なんとなく七夕の話題をお一つ

「笹の葉さ〜らさら…」
浴衣姿で縁側でアスランの隣に座っているミーアがつぶやくように歌う。
ザフトのみならず今は全世界規模のアイドル、ミーア=キャンベルの歌声。
それがアスランの隣で彼だけ聞こえるように歌っている。彼のためだけの贅沢なプライベートコンサート?

ミーアの視線の先の庭ではやはり浴衣姿のカガリとメイリンがキャイキャイいいながら笹にこれでもかとばかりに飾り付けをしている。
「しかし、これでよかったのか?」
アスランはミーアの歌がとぎれたのをいい機会とばかりに彼女に聞いてみた。
「いや、スケジュールが合わなかったからとはいえ君の誕生日と七夕をいっしょにやってしまって。
 それに家の庭で、プレゼントも特にいらないなんて」
「いいのよ、それで。本人がそれでいいっていってるんだからいいでしょう?」
「だが年に一回のことだし、こうやはり盛大にやった方が…」
その後はミーアの人差し指がアスランの唇の動きを封じた。
「だからこの話はもう終わり、ね」
「だってね、私にとっては今が最高のプレゼントだから」
わけがわからないという表情を浮かべるアスラン。
「最愛のアスランが側にいてくれて、カガリさんやメイリンと楽しく一緒に過ごす時間。
 これが私にとってさいっこうのプレゼントだから」
「そうなのか」照れてそれしかいえないアスラン。アスランにとって4人で過ごす時間は至極当たり前のことになっていたから。
そんなアスランに心からの微笑みを返すミーア。
「もし、これ以上プレゼントをくれるというのなら…また何度も何度もこの時間をください。
 私たちがこの世からいなくなるまでずっと何度でも。
 これから4人ともケンカするかもしれない、忙しくてずっと離ればなれの時間ができるかもしれない。
 でもこんな時間をまた、何度でもください。
 そんなこの世で一番の贅沢をくれるのならいいわよ」
「わかった。努力する。少なくともずっと4人一緒にいよう。
 …しかし、それは俺にとっても最高のプレゼントなんだけどな」
最高の微笑みのまま、涙を浮かべて無言で抱きつくミーア。
「おいおい」口ではそんなことを言いながらしっかりと抱き返すアスラン。

「メイリン、しかし、私たちはいつまでこうしていればいいんだ?」
七夕飾りの前でキャイキャイとした声とは別にひそひそと言葉を交わすカガリとメイリン。
「いいんです!アスランさんと二人きりにしてあげるのが今のミーアさんにとって最高のプレゼントなんですから!
 そう思ってないといられません!」
「まあそうだな、だがいつになったらあいつら抱き合ってるのをやめるんだ!」
「あ〜ん、やっぱりつらいかも〜!」
「言い出したのはメイリン、おまえだろう?」
「でも〜〜」
「あ〜〜、やっぱり我慢できん!こら!お前達、いつまで抱きあっているんだ!!」
アスランとミーアの元に走っていくカガリ。
「あ〜〜ん、カガリさん、私も〜〜!」
その後を追い帰るメイリン

そんな4人を見守るように4枚の短冊が七夕飾りの中で揺れていた。
「ずっとずっと4人一緒にいられますように」
別々の筆跡で同じ言葉が書かれた4枚の短冊が。
343通常の名無しさんの3倍:2007/07/08(日) 06:01:36 ID:???
乙、そういや七夕だって事忘れてたなw
344通常の名無しさんの3倍:2007/07/12(木) 07:27:52 ID:???
保守
345通常の名無しさんの3倍:2007/07/14(土) 15:34:25 ID:???
時機は逸したけどとりあえず保守代わり。


「そういや、七夕だって事忘れてたな」

シンは夕飯の時にルナマリアからメイリン達の七夕にミーアの誕生日を彼らだけでするという話を聞いた。
「七夕?織り姫さんと彦星さんが1年に1回デートするお話?」
モフモフとそうめんを食べながらシンに質問するステラ。どうもステラはソバ類をすするのが苦手らしい。
「そうよ」
そういいながらルナマリアはステラがこぼしたそうめんのツユを拭いてやっている。
こうしてみるとルナマリアはステラのいいお姉さんをしている感じだ。
「織り姫さん達、きっと悲しいと思う……」
「どうしてだよ?」
「だって1年に1回しかデートできないなんてかわいそう。ステラ、シンやルナと1年に1回しか会えなかったらとても悲しいから」
「そうだよね、だから私たちは一緒にいられることに感謝して、そして織り姫さん達が1年に一回でも会えることを祈らない?」
「それ、ステラとってもいいと思う」

そんな二人を見ていてシンは何とはなしに胸の中が暖かくなっていた。
『そうだよな、俺は今、彼女らと一緒にいることに感謝しないといけない。
 これって今は当たり前に思っているけどものすごく幸せなことなんだよな』

そんな七夕を過ぎた、ある普通の幸せな家族の一幕。
346通常の名無しさんの3倍:2007/07/14(土) 23:28:53 ID:???
いいねえ、こういうの・・・
347通常の名無しさんの3倍:2007/07/15(日) 00:11:00 ID:DWej3m8t
保守
348通常の名無しさんの3倍:2007/07/15(日) 00:19:26 ID:???
こういうほのぼのしてるのは好きだ
3491:2007/07/16(月) 06:48:58 ID:???
71=342さんと、345さん、
いいです、とても。
35071:2007/07/16(月) 16:38:46 ID:???
保守代わり、季節外れ?の思いつきだけの七夕ネタ2連発

ヤマト家の場合
 「アスランのところでは盛大に七夕をやったそうですわよ」
 「へ〜〜、で、うちは?」
 「ごめん、忘れてた」
 「忘れていたで済むのですか?オーブのキラ=ヤマト!」
 「そうよ、さいってい!記念行事なのよ?みんな、短冊に願いごとを書くのよ?」
 「そうはいってもさ、君たちと一緒にいると毎日記念日みたいなものだし、僕の願いはずっと同じで君たちと一緒にいたいってだけだし。
  だから時々そういうことって忘れちゃうんだよね」
 「そういう言われ方をすると怒れませんわね」
 「キラ、その言い方卑怯よ」


「で、俺はこんな夜中に何をしているんだ」
夜中には林道を歩いているディアッカとミリアリア。
「あんたは私の取材の荷物持ち。七夕の日に天体観測している人たちのね。
 あんたはこんなうら若きか弱い乙女に一人で夜中出歩かせるわけ?」
前回、ディアッカが入院する原因を作ったのはたしかそのか弱い乙女の攻撃によるものだったかもしれないのだが。
「了解、了解。次はどちらへおつきあいすればよろしいでしょうか?」
「さっきので取材は終了。ご苦労様」
「そりゃあどうも……で、俺たちはどこへ向かっている」
「あんたは黙ってついてきなさい」
「へいへい」
しばらく林道を歩いていると開けた野原へ出てきた。
ど真ん中まで歩いてくるとミリアリアは上を指さした。
「ん?」
そこには降り注ぐような満天の星空が広がっていた。
「へ〜〜〜!!」
宇宙で見るのとは違う瞬きながら降り注いでくる星空。
その迫力にディアッカは圧倒されしばらくぼんやりとその世界を眺めているしかできなかった。
「あんたも寝っ転がりなさいよ」
気がつくとミリアリアはビニールシートを広げて寝ころび、ポンポンと自分の右手で横のスペースを叩いてディアッカに寝ころぶように促していた。
「ああ」
ディアッカはミリアリアが寝ころんでいる右の空間に寝転がり星空を見上げた。
しばらく星空と風の音、遠くに聞こえる虫の音、そして彼女が口ずさむ歌声だけしか二人の間には存在しなかった。
「あのさ」
歌い終わったミリアリアが星空を見上げたまま不意につぶやいた。
「ん?」
「この間ここを見つけて、あんたに見せたかったのよ。七夕の夜にでも星空を眺めたら最高だろうなって思ってね」
ディアッカの左手を何か柔らかいものがぎゅっと握りしめた。
「ふ〜〜ん」
お互い星空を見上げたままだったのでわからなかったがおそらくそのとき二人とも顔は真っ赤だったのだろう。
「ここ出たら、私を部屋まで送りなさい。そしたらお茶ぐらい入れてあげるから」
上体を起こしたミリアリアはディアッカにそう次の命令を言い渡した。
「わかっ……」
彼はそこまでしか言葉を発することはできなかった。
なぜなら彼の口はミリアリアの唇でふさがれてしまっていたから。
351通常の名無しさんの3倍:2007/07/16(月) 22:04:06 ID:???
>>350
イザーク「ディアッカ貴様ー、なんて羨ましい事をー!!」
352通常の名無しさんの3倍:2007/07/17(火) 15:25:43 ID:???
↑シホとイチャコラギシアンしてたくせにw
353通常の名無しさんの3倍:2007/07/18(水) 02:55:42 ID:???
>>352
イザーク「キッシャマ〜、ど、どうしてそれを?!……ではない!!そ、そんなことはないぞ!あ、あるわけはなかろう!!」
354通常の名無しさんの3倍:2007/07/18(水) 21:08:02 ID:???
 今日はアスランが一人で喫茶『砂漠の虎』にやってきた。
 マスターぶりも様になってきたバルトフェルドが声をかける。
「珍しいね。一人かい?」
「はい。ちょっと一人でゆっくり考えたくて」
「そうか。じゃあコーヒーで良いのかね?」
「はい。それでお願いします」
 店内に流れる心地よいBGMの中そんな遣り取りをして、アスランはカウンターに腰掛ける。アンティーク家具を使ったこの喫茶店はゆっくりと考えるのにはちょうど良い場所だった。ちょっとお節介で謎めいたマスターと他愉快すぎる仲間を除けばだが。
「……」
 アスランは席に座ってバルトフェルドのコーヒーを入れる様を眺めながら、テーブルに肘をつきながら手を組んで考える。アスランのそんな様子を見てバルトフェルドが尋ねてきた。
「ところで何をそんなに考えこんでいるんだい?よければ話してくれたまえ。何か力になれるかもしれないよ」
 そう言われて良い考えが浮かばなかったこともあったので、厚意に甘えてアスランは話すことにした。
「ありがとうございます。……実はこの前仕事で時間が合わなくてミーアの誕生日と七夕を一緒にやったんですよ。
 ミーアは気にしていないって言っていたんですがカガリとメイリンにはちゃんとやってあげてミーアには何もないというのも可哀想な気がしましてね。
 だから何かプレゼントでもどこかに連れて行ってあげることでもできたらなと考えていたんですよ。本人は気にしなくていいって言ってるんですが、やはり……」
 アスランの話を聞いてバルトフェルドが言う。
「なるほどね。優しいじゃないか。。……はい。コーヒーお待ちどうさま」
「そんなんじゃありませんよ。ただ彼女の笑顔が見たいだけですよ」
 注文のコーヒーを飲みながらアスランが言う。それにバルトフェルドが笑って答える。
「それを優しいと言うんだよ。それなら良い場所を知っているよ」
「本当ですか?」
「うん。ここから車で行ってさらに少し歩いたところにあるんだ。今度、環境保護のために手に入れようかと思っているくらいさ。あの辺はまだ安いしね。
 おっと、地図をあげるから彼女達を連れて夜の七時くらいに着くように行ってごらん。きっと喜んでもらえると思うよ。……ちょっと待ってくれたまえ。今地図を持ってくるから」
 そう言ってバルトフェルドは店の奥に地図を取りに行った。
355通常の名無しさんの3倍:2007/07/18(水) 21:09:23 ID:???
 少しの後、地図を持って戻ってきたバルトフェルドに場所を教えてもらったアスランは言った。
「場所はわかりましたが、ここまだ自然が残っている場所ですよね?そんなところに俺はともかく彼女達を連れて行って大丈夫ですか?」
「その辺は心配しなくても良いよ。迷わないように小さい看板と最低限の道は作ってあるし、ひどい道はないからね。ただ、動きやすい格好で行かないとダメだよ。なるべく自然に手を入れないようにしてあるから」
 バルトフェルドの注意を聞きながらずっと疑問に思っていたアスランは尋ねる。
「ところで、そこにはいったい何があるんですか?さっぱり見当がつかないんですけど」
「それを言ってしまったらおもしろくないと思うよ。まあとにかくだまされたと思って行ってみてよ」
 自信満々に言うバルトフェルドを見てこれは引き下がるしかないな、とアスランは思った。
「……わかりました。ありがとうございます。皆で行ってみますね。それと御代ここにおいておきます」
「毎度あり。彼女達喜んでくれると良いね。後、教えた場所に着いたら懐中電灯は消してくれたまえ」
 アスランがお礼を言って店を出ようとするとバルトフェルドがそんなことを言った。
「?」
 当然のごとく不思議そうな顔を浮かべるアスラン。その様子を見ながらバルトフェルドは続けた。
「その方が君たちにとっても、自然にとっても良いことだからさ。頼むよ」
「……わかりました」
 不思議に思いながらもアスランはそう言って家に帰った。


「ただいま」
「おかえり。どこに行っていたんだ?」
 アスランが家に帰るとカガリが今のところから出迎えて聞いてきた。隠すことでもないのでアスランは答える。
「ああ、『砂漠の虎』にいっていたんだ」
「そうか、そうすぐ夕飯だぞ。今日はメイリンとミーアの合作だ。しかもデザートにミーアが挑戦したプリンがあるんだ」
 そう言うカガリはとても嬉しそうだ。アスランも彼女達の作るデザートは好きなので相槌を打った。
「それは楽しみだな」
「だろ?」
と、台所からミーアが出てきて言った。
「夕飯できたわよ。アスランが帰ってきたら夕飯にしましょう……ってちょうど帰ってきたのね。それじゃあ夕飯にしましょう」
「よしアスラン、ご飯だ」
 カガリがそう言って、夕飯になるのであった。
356通常の名無しさんの3倍:2007/07/18(水) 21:10:54 ID:???
「「「「いただきます」」」」
 ザラ家の夕飯が始まった。
相変わらずの食べっぷりのカガリが感想を言う。
「うん。今日も美味いな」
 そう言って見ているのが気持ちよくなるくらいにご飯を食べるカガリであった。
「えへへ」
「ふふっ」
 そんなカガリを見て嬉しそうに微笑むメイリンとミーア。さらにそんな彼女達を見て嬉しくなるアスラン。今日もザラ家の食卓は幸せな家族のそれそのものであった。
 そんな時つけていたニュース番組の特集のコーナーが始まった。
「それでは本日の特集はホタルです。繁殖に綺麗な水が必要なホタルの人工飼育の……」
 リポーターの説明が終わると画面が切り替わり、ホタルの幻想的に光る映像が流れた。
「綺麗ね」
「そうですね」
「……確かにな」
 ミーアとメイリンの他にカガリまで箸を止めて映像に見とれていた。
「カガリが箸を止めて映像に見とれるんだから今日の特集はレベルが高いな」
「……なんだそれは?」
 アスランが思わずそう言うと、カガリが心外だと言わんばかりの口調で言った。
「いや、いつもは箸を止めないで特集を見ているのに今日はピタリと止まったじゃないか。だから余程の出来なんだなと思ってな」
「……私はニュースの出来を計る計測器か何かか?」
「ご飯の時だけはな」
 カガリの問いにアスランが笑ってそう言った。
「でも、ほんとに綺麗だな。戦争でだいぶ環境も汚れてしまったからああいった綺麗な環境でしか生きられない生物には厳しい世の中だ」
 カガリがポツリと言う。メイリンがその言葉に頷いた。
「そうですね。それに私たちプラント出身の人間は地球の生物のことは知識では知っていても実際は見たことないことが多いですから残念です」
 ミーアも続いた。
「そうよね。映像でもあれだけ綺麗なんだから実際はどれだけ綺麗なのかしらね」
「確かにな。でもどこにいるかわからないからな。映像で我慢するしかないな。代わりに今度皆でオーブ国立水族館にでも行ってみるか?」
「いいわね」
「そうですね」
「皆でいけばきっと楽しいだろうな」
 女性陣が口々に賛成する。そしてせっかくならイルカショーの時間に合わせよう、などと話し始める。その時アスランは今日、バルトフェルドから聞いた話をまだ伝えてないことを思い出した。
「すまない、皆いいか?今日『砂漠の虎』に行った時に夜に皆で行くといいって言われた場所があるんだ」
「どこなの?」
 ミーアが聞いてくる。
「済まない、俺もそれは聞いたんだが教えてもらえなかった。きっと喜んでもらえるとしか聞いてないんだ」
「一体何だろうな?」
 ミーアの問いにアスランが答えるとカガリが不思議そうに言った。
「せっかくだから明日にでも行ってみないか?」
「そうだな」
 アスランの提案にカガリがまず賛成した。
ついでミーアが、「うん、アスランと行けるならどこでもいいしね」と、
「こういうのも楽しみですね」と、メイリンが賛成した。
 こうしてバルトフェルドが教えてくれた場所へ行くことになったザラ家の面々だった。
357通常の名無しさんの3倍:2007/07/18(水) 21:13:16 ID:???
 翌日の夜。綺麗な星空が出ていた。
 アスラン達は教えられたとおりに目的の場所に向かった。場所は言われた通りうす暗く、立て札に舗装はされていない道があるだけだった。が、道はそこまで歩きにくいことはなかった。
 そして、そこを少し歩くと開けた場所に出た。
「うわ、……すごい」
「綺麗……」
「……これ本物のホタルですよね?」
カガリが、ミーアが、メイリンが口々に感嘆の声を漏らす。空には満天の星空、そして一面に広がるホタルの儚く幻想的な光。まさに神秘的というに相応しい光景だった。
「バルトフェルドさんが内緒にしたがる訳だ……」
 アスランはなぜあの時バルトフェルドがはっきりと教えようとしなかったのかわかった。そしてこんなにもすてきな場所を教えてくれたことに感謝した。
「メイリン、こっちにきてみろ。すごいぞ」
「何ですか、代表?」
 カガリとメイリンはそんな会話をしながら早速動き回ってホタル狩りを楽しんでいる。
「暗いからな。気を付けろ」
 アスランが二人に注意するように声をかける。
「わかっている」
「は〜い」
 カガリとメイリンの返事が返ってくる。その声はとても嬉しそうだ。そして隣に立つミーアに声をかける。
「ミーアは行かないのか?」
「うん。アスランの側でホタルを見たいの」
 ミーアはそう言って右手で髪を撫でた。長いミーアの髪が手でかき上げられた部分だけ一瞬宙に舞った。
「……そうか」
 アスランはそれだけ言った。このような場所であまり口を開くのも野暮な気がした。しばし無言でホタルと、ホタルを楽しむカガリとメイリンを見つめるアスランとミーア。
358通常の名無しさんの3倍:2007/07/18(水) 21:14:39 ID:???
……

「すまなかった……」
 ポツリとアスランが言った。
「え?」
 突然言われてたのと何に謝れているのかわからないミーアは小さく声を上げてアスランを見つめた。アスランは続ける。
「カガリとメイリンの誕生日はちゃんと祝えたのにミーアの誕生日は七夕と一緒になってしまった……きちんと祝えなかった……」
 本当に申し訳なさそうに言ったアスランにミーアは優しく言う。
「前も言ったでしょ?そんなこと気にしなくていいのよ」
「……でも」
「ストップ。アスランがいてくれてカガリとメイリンがいてくれる……それでいいの。
 それにアスランは私に、私達に今こんな素敵な光景をプレゼントしてくれている。昨日私が望んだことを叶えてくれている。これ以上のことを望んだらバチが当たっちゃうわ」
 何か言いかけたアスランの言葉を遮って、そう言い微笑むミーア。
「偶然だ。俺だってここにホタルがいることを知っていた訳じゃない……」
 ミーアの言葉は嬉しかったが、自分のしたことよりも過大な評価を受けている気がしてアスランは言った。
「ううん、それでもいいの。アスランが私のことを気にかけていてくれて、今素敵なプレゼントをしてくれたことは事実なのよ。ね?だからこの話はもう本当におしまい」
「……わかった」
 アスランはミーアの言葉に頷く。そして蛍の放つ淡い輝きの中にいるミーアを改めて見つめる。とても綺麗だった。なんと言えばいいのか言葉が出てこないアスランだった。
「お〜い。いつまで二人でぼーっとしているんだ。こっちにきてみろ。水辺の草に止まるホタルも綺麗だぞ」
 たくさんの光の中カガリが二人を呼ぶ。メイリンも手を振っていた。ミーアがそれに答える。
「今行くわ。ほら、アスラン」
 ミーアはそう言ってアスランの手を取ってカガリとメイリンのところに向かう。
 満天の星空の下、その星空の輝きを切り取ったかのようなホタル達の光を楽しむ四人の中を優しい風が吹いた。
 そしてもうしばらくの間ザラ家の一行はホタル狩りを楽しむのだった。

終わり
359354:2007/07/18(水) 21:18:22 ID:???
あとがき?
元ネタを書いた342の作者様に感謝いたします。
360通常の名無しさんの3倍:2007/07/19(木) 12:59:19 ID:???
GJ!
361通常の名無しさんの3倍:2007/07/19(木) 13:29:12 ID:???
ホタルかあ、昔と比べて余り見なくなったなあ・・・
362通常の名無しさんの3倍:2007/07/19(木) 23:46:36 ID:???
夜中、喉が渇いて水を飲もうと起きたキラは、隣にラクスの姿はあってもフレイがいないことに気付き、首を傾げた。
フレイも起きたのだろうか、眠るラクスを起こさないようにベッドを抜け出し、部屋を出る。
「フレイ?」
なるべく足音を立てないように歩き、キッチンへ行く前に通る洗面所の扉が開いていて、
そこから明かりが漏れているのでキラはそっと声をかけた。
だが返事はない。代わりに水が流れる音がするだけだ。
「フレイ、入るよ」
おかしいと思ったキラは、フレイからの承諾はないが様子を見ることに決めた。
扉をそっと開いて中を覗くと、フレイが洗面台に手をついて俯いていた。
「フレイ、どうしたの?」
「…ちょっ、と…」
キラの方を向いたフレイの顔は青白く、とても気分が悪そうだ。
するとフレイは言いかけて、キラから顔を逸らして洗面台に向かって苦しそうに呻いた。
「フレイッ!?」
「まあフレイさん、どうなさいましたの!?」
いつの間にか起きて来たラクスが、嘔吐しているフレイに声をかける。
キラがフレイの背中を撫でながら、ラクスにわからないと首を振った。
「気持ち悪いの?フレイ」
「……キラ、まさか」
「えっ?」
キラの背後でラクスが呟く。ちらりと振り返るとラクスと目が合い、青い瞳が好奇の色で輝いている。
「…まさか?」
「そのまさかですわ」
キラの視線がフレイの腹部へ移動する。
まさかまさか。夜の営みの賜物が、フレイのお腹に宿ったのだろうか!?
キラの頭の中で幸せの鐘が鳴る。
「フレ、イ…」
「〜ッ!」
そっと肩に手を置こうとしたら、突然フレイはキラを突き飛ばし、洗面所と繋がっているトイレの中へと駆け込んだ。
訳がわからないキラはラクスを見るが、ラクスにもわからない。
するとトイレの中からフレイが涙声で叫んだ。
「救急車呼んでよッ!!」



救急車で運ばれたフレイは、診断の結果食中毒とわかった。
何でも夕方食事をしたレストランが、賞味期限切れの食材を使用したらしい。
哀しみに暮れるキラとラクスに、見舞いに来たアスランが一言。
「…お前達も行ったんだろ?何で平気なんだよ」
「え?さあ…」
流石はコーディネイターとでもいうか。頑丈に出来ている。
アスランは何となくフレイを不憫に思った。


おわり
363通常の名無しさんの3倍:2007/07/20(金) 04:07:19 ID:???
かわいそうに、フレイ…。
でも、キラとラクスが懸命に介護してくれるから案外幸せだったりして。
364通常の名無しさんの3倍:2007/07/21(土) 10:38:46 ID:???
やはりその店は営業停止させられたんだろうかw
365通常の名無しさんの3倍:2007/07/21(土) 18:23:15 ID:???
>>364

キラ「よくも…よくも僕のフレイに…ッ!お前達もあたれぇーっ!(食事に)」
ラクス「…わたくしたちは、戦わなくても良かったはず……」
アスラン「営業はヒーローごっこじゃない!!」
メイリン「食中毒になるくらいなら…潰した方が良いですっ」
ミーア「食品の色…臭い、どうか忘れないで」
カガリ「ここ、危なっかしい。潰してもらえ」
シン「食中毒を無くす…今度こそ、必ず!」
ルナマリア「忘れてたぁ?私達も客なのよっ」
ステラ「やっつけなきゃ…怖いものは、全部!」


店崩壊
366通常の名無しさんの3倍:2007/07/21(土) 18:36:13 ID:???
>>365
店オワタwこのメンバーで通り過ぎたらペンペン草も残らねーよ
367通常の名無しさんの3倍:2007/07/22(日) 01:09:43 ID:???
>>365
災難なんてレベルじゃねーぞ!!
368通常の名無しさんの3倍:2007/07/22(日) 06:02:40 ID:???
MS7機(内核動力3機)に戦艦1隻か……
369通常の名無しさんの3倍:2007/07/22(日) 09:25:49 ID:???
>>368
場合によってはデストロイまで
370通常の名無しさんの3倍:2007/07/22(日) 21:35:28 ID:???
保守
371通常の名無しさんの3倍:2007/07/23(月) 01:33:35 ID:???
シン「だから、外食は控えてなるべく自宅で食べような。買い物も考えないと危ないかもしれないけどさ」
ステラ「スナック菓子なら大丈夫」
ルナマリア「今なら特売品もねらい目かも」
シン「だからさ〜」
372通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 08:42:48 ID:???
最近、食物がらみでのトラブル続きだからなあ
373通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 20:15:03 ID:???
メイリン「本当にここ最近は食べ物関係でいろいろありましたからね。気を付けないといけませんね」
ミーア「でも、うちは大丈夫よ。ちゃんと産地も選んで買うようにしているし、賞味期限にも気を付けているじゃない」
アスラン「確かにそうだが、何かあってからでは遅いから注意するに越したことはないな」
カガリ「でも、もしもアスランが入院したらお粥をふーふーして食べさせてあげられるな」
メイリン「それはそれでとても良いかもしれませんけど、アスランさんに入院して欲しくはないですよ。それにお粥とかの入院食じゃ可哀想です……」
ミーア「そうね。それに入院しなくてもこうして……はい、アスラン。あ〜ん」
カガリ、メイリン「「!!」」
アスラン「……(恥ずかしくて口を開けない)」
ミーア「ほら、あ〜ん」
アスラン「……(根負けして恥ずかしそうに口を開く)」
ミーア「ふふっ、ね?アスラン、次は何が良い?」
アスラン「いや、ミーア。俺は自分で食べ『カガリ「抜け駆けはダメだぞ、ミーア。次は私が食べさせる!」』」
メイリン「その次は私です!」
アスラン「い、いや、自分で食……何でもない」←女性陣の無言の圧力に負けた
そして――
(三人に食べさせてもらいながら)アスラン「(さっきから俺、箸使っていない……こんな食べ方でいいのかな?)」
374通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 20:16:15 ID:???
虎「ちょっと、やり過ぎじゃない?」
鷹「全くだな。三人もの女性に順番に『あ〜ん』してもらえるなんて」
遺作「あのキョシヌケが」
痔悪化「グゥレイト過ぎて羨ましいぜ」
ハイネ「割り切れよ……アスラン。そうじゃないといつかお前……誰かに刺されるぞ」
虎「……ところで僕たち男五人集まって何やっているんだろう?」
鷹「言わないでくれよ。悲しくなってくるからさ……」
ハイネ「というか、お前ら全員ここでこうしていることとさっきの言葉がバレたら自分の彼女に大変な目に遭わされるんじゃないのか?」
ハイネを除く四人「「「「(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク」」」」
 季節は夏なのにここだけやけに寒かったとさ。
375通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 22:42:15 ID:???
カードビルダーをやっていてふと思いついたw

凸「で、キラはどんなデッキだ」
キラ「こんな感じだよ」
キラの使用キャラ>クリス、サリー、ノエル、ミユ、モーリン
凸「ちょwwwお前wキャラが皆女だぞ」
キラ「それならシンにも言ってよ」
凸「え?」
シン「俺のデッキ?こんなんだけど」
シンの使用キャラ>アイナ、メイ、ユウキ、シャルロッテ、トップ
凸「ちょwwお前もか…二人して何でそんな編成してるんだか…?」
キラシン「だって萌えるじゃんw」
ラクス「そうですわねw」
凸「ラクス…君もやってるのか…ってちょww」
使用キャラ>シロー、ジャック、マット
ラクス「やっぱり見た目も良くて優しい人達で編成するのは目の保養になりますわねw」
凸「……(趣味丸出しというべきなんだろうか…)」
376通常の名無しさんの3倍:2007/07/25(水) 23:53:55 ID:???
保守
377通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 06:10:14 ID:???
>>375
見事に偏ってるなあw
378通常の名無しさんの3倍:2007/07/26(木) 23:55:54 ID:???
シン「ああああああああああああああ〜っ!」
アスラン「ど…ど〜したんだ!シン?」
キラ「いきなり叫ばないでよね」

シン「今日は…7月26日でしたよね…」
キラ「あ、そうだね」
アスラン「それが?」

シン「…今日…ルナの誕生日…や、やばい…」
アスラン「まさか…おまえ、忘れてたとか?」
キラ「やめてよね。そんなこと許されるはずがないよね」

シン「今からでも何か考えて買いに行かなきゃ…す…すいません、俺はこれで!」
アスラン「…しかし…時間的にヤバイだろ?」
キラ「…カガリに本土防衛体制でも頼んでおいてよ?」


アスラン家
メイリン「あ〜、そういえばそうでしたね〜」
カガリ「メイリン、おまえ…自分の姉だろ?」
ミーア「今更どうするの?」
メイリン「う〜ん…ど〜しよう…」
カガリ「っていうか、すぐに戒厳令敷かないと!」
アスラン「そこまでは要らないだろ?」


シン「…じゃ、週末に楽しみにしておいてよ」
ルナ「うん♪」
ステラ「ルナ、誕生日…たのしい…」
シン「(はぁ〜…なんとか『平日は忙しいから、週末に企画してるから』って言って誤魔化せたぞ〜)」
379通常の名無しさんの3倍:2007/07/27(金) 18:18:24 ID:???
やるなシン。てっきり俺はデスティニーがフリーダム戦も真っ青な勢いの
インパルスに達磨にされるかと思ったぜ。
3801:2007/07/28(土) 01:26:26 ID:???
誕生日ネタを楽しみにしつつ、

ふと思い付いたシチュエーション、スルー推奨。

******

セリーナがラウの腕を豊満な胸の谷間に抱え込んで微笑んで街を歩いていると、
ラクスとフレイに挟まれたキラと、出くわした。
「!」慌てて、ラウの背後に隠れて、半分だけ顔をのぞかせて、少し怯えた眼でキラを見つめる、セリーナだった。
「・・・どうかなさったのですか?」と、ラクスが、何気無く。
「・・あ、いや・・・・」ラウ・ル・クルーゼが、少し気不味そうに。
「・・ほら、ヤキン・ドゥーエの時の事、思い出してるんじゃないかな・・・・」キラの面差しに、陰が過ぎる。
転生前の彼女即ちラウを乗せたプロヴィデンスに文字通り止めを刺したのは、必死のキラの駆るフリーダムのビームサーベルだったのだから。
数瞬の沈黙の後、
「・・・・・痛かったです・・・・・・・・」つらそうな表情で、それだけ言うのが精一杯のセリーナだった。
街の喧騒だけが、暫し、過ぎる。
 
「・・・・それ言ったら、私は死ぬほど熱かった、っていうか、一遍焼き殺されてるんだけど?、あなたに。」
両腰に両手を当てて、何だか子供にお説教する子供の様な口調と表情で、おもむろに口を開いたのは、
フレイだった。
「!!、・・・・・済みません・・っ!!・・・・わたし・・・・・・!!!!」セリーナが、震える。
「!、彼女を責めないでくれ、罪はわた・・!!」慌てた様に、セリーナを庇って一歩踏み出すラウに、
「・・別に責めるつもりなんて無いわよ、今になって。」と、セリーナにも微笑みかけるフレイだった。

3811:2007/07/28(土) 01:29:03 ID:???
アスランとカガリとミーアとメイリンとシンとルナマリアとステラが合流し、思い出話になる。
「・・・そういえば、俺だって、キラを殺して自分も自爆で死んでたはずだったんだよな、あの時。命冥加に脱出なんかしちまってさ。」と、アスラン。
「命冥加とは何だ命冥加とは!!!?、あれで本当に死んでたら絶対許さない所だぞ!!!?」すかさず怒るカガリ。
「そうよそうよ!!!」「そうですよ!!!」ミーアとメイリンも間髪入れず。
「・・・俺も、キラさん本気で殺したつもりだったんだよな、あの時。」しみじみと、シン。
「・・・僕が、ステラを殺したから、だよね・・・。」と、キラ。
「・・ステラも、シンや、キラを、殺す所だった・・・、それに、ベルリンの人、一杯・・・・・」うつむくステラ。
「あれはステラのせいじゃないだろ!!?、実質上洗脳されてる状態だったんだから・・!!!」と、懸命に、シン。
「その事は気にしちゃだめってあれほど言ったじゃない!!」と、ルナマリアも呼応して。
ふと、微笑みつつ、アスランが、「・・・そう言えば、俺とメイリンもシンに危うく殺される所だったんだよな。」と。
「・・あの時は、わたし、アスランさんにかばってもらって・・・・」頬を染めて何だか恥じらいつつ微笑んでいるメイリン。
「・・・何幸せそうにひたってるのよ・・!」と、頬を染めて軽くメイリンの頭を小突くミーア。
「・・・そういえば、ミーアさんには命を盾にしてかばって頂いたんでしたわね、わたくし・・・。」つらそうに、ラクス。
「・・あ、いや、えっと、あの時は逆にラクスさん暗殺しようって奴等の手先で動いてた訳で・・、その、別に、ラクスさんが気にする様な事じゃ・・・」
照れているらしいミーア。
「・・・そう言えば俺もラクス撃とうとした事があったな。」と、ふと遠い目になるアスラン。
「・・ありましたっけ、そんな事・・?」真顔で小首を傾げるラクス。
「覚えてないのか!!?、フリーダムをキラに渡したりするから・・・!!」
「・・・・・」暫し考え込み、「・・ああ、あの時の・・!、すっかり忘れてましたわ。」と、アスランに微笑むラクス。
「・・・これだから、ラクス・クラインには勝てないんだ・・・・・。」アスランが頭を抱える。
「・・・私を撃とうとした事もあったよな、アスラン。」と、カガリが、不意打ちというか、追い打ちというか。
「・・今となっては懐かしいな・・。」と、微笑むアスラン。
「・・・・あの時撃っとけばよかった、とか、思ってるか、ほんとは・・?」ふと、カガリが、うつむいて頬を染める。
「・・・・お前を殺す、とか、言って欲しいのか?」ふと、アスランが、珍しく不敵な笑みを浮かべて、カガリの面差しをのぞき込む。
「・・ガンダムWごっこは禁止・・!!」アスランとカガリの頭を、頬を染めたミーアが、少し強めに、小突く。
 
3821:2007/07/28(土) 01:31:37 ID:???
 
一息、二息程、間を置いて、キラが、「・・・考えてみたら、凄い人間関係だよね、僕達・・・・。」と、少し遠い目で。
シンが、見上げる様な眼差しで、「・・・・平和って、いいですね・・・・・・」と、吐息混じりに。
「・・・・・・・・」感慨に耽るアスラン。
セリーナがうつむいて、「・・・ぁ、あの、キラさん、済みません・・・・・・!」と。
「セリーナさんが謝る事なんて無いよ。」と、微笑むキラ。「・・僕の方こそ、セリーナさんには、酷い事してしまって・・・・」ふと、うつむいて。
「・・・あ、あの、キラさんも、謝らないで下さい・・・!」どこか懸命に、セリーナ。「・・・今思うと、
あの時キラさんにラウ様を止めてもらって、良かった、って、思えるんです。
・・・本当はラウ様も、世界を滅ぼしたかった訳じゃ、なかったんです。
・・・あの時、感じたんです。わたしの中で、ラウ様の、痛みと、憎しみと、絶望と、悲しみが、限り無く膨らんでいくのを、
・・わたしの身体の全部で、感じたんです・・・・・・。
・・ラウ様の本当の望みは、世界の滅亡なんかじゃなくて、ただ、ラウ様は、どうしようもなく悲しかっただけなんです・・・・・・・!!」
震えるセリーナの頬を、涙が伝う。
「・・・セリーナ」そっと、ラウが、セリーナの肩を抱く。「・・・・そうだな、わたしは・・、悲しみに囚われていただけだった。
今なら思える。全ては愛から生まれる、と・・・。
・・フ、少し前の私なら、こんな台詞を口にする者は嘲笑っている所だが・・・、
・・今は、私自身が、それを肌で感じている・・・・、
・・君のおかげだ・・・・・・・」
思わず、セリーナを強く抱きしめてしまう、ラウ。
身をゆだねてしまう、セリーナ。
 
ふと、我に返って、「・・・・ぁ、ぁの、ラウ様・・・・・・」と、蚊の鳴く様な声で言う、頬を真紅に染めたセリーナの表情で、
ラウは、やっと、自分達に一同の視線が集中している事に気付いたのであった。
「・・・・変わったな、ラウ・・・・・」しみじみと、アスラン。
頬を染めつつ、それでも、「・・・・しかし、お前達も感じているのだろう?。
・・・・・全ては、愛から生まれるのだと・・・・・・・・」
 
一同は、それぞれの表情で、心からの同意を、示した。
383通常の名無しさんの3倍:2007/07/30(月) 13:08:06 ID:???
このスレの復活したキャラって、ドラゴンボールみたいな物でも使って蘇生させたのかな?
384通常の名無しさんの3倍:2007/07/30(月) 21:09:13 ID:???
>>383
つ負債補正w

まぁそれは置いといてここは本編は無関係、というか無視でひたすら萌えるためにあるw
だから気にせんでいいかと

シン「萌えこそが全てだ!」
キラ「みんな萌えて幸せになるんだぁ!」
シンキラ「おんにゃのこ萌え最高っ!!」

議長「む、いいねぇっ、どんどんやりたまえ」
凸「………(たまには感情のままに行動する方がいいのかもしれないのかな…)」
385通常の名無しさんの3倍:2007/07/30(月) 22:26:18 ID:???
シン「おっぱい!おっぱい( ゚∀゚)o彡゚」

キラ「くびれ!くびれ!( ゚∀゚)o彡゚」

シンキラ「ふともも!ふともも( ゚∀゚)o彡゚」


アスラン(………俺には出来ない…)
386通常の名無しさんの3倍:2007/07/30(月) 22:31:30 ID:???
アスランwwww
387通常の名無しさんの3倍:2007/07/31(火) 00:26:33 ID:???
保守
388通常の名無しさんの3倍:2007/07/31(火) 06:32:14 ID:???
>>385
ミーア  「ほほーぅ、いい度胸してるわね?」

アスラン「……OKOK、時に落ち着けって。とりあえずそのピンクザクしまえ」
389通常の名無しさんの3倍:2007/07/31(火) 13:49:40 ID:???
>>388
さらにラクス、フレイ、ルナ、ステラの姿が・・・w
390通常の名無しさんの3倍:2007/07/31(火) 20:22:56 ID:???
>>389
エターナルにドミニオンにインパルスにガイアか…
391通常の名無しさんの3倍:2007/07/31(火) 22:06:41 ID:???
シンキラ「おっぱ…( ゚∀゚)o彡゚」

ゴゴゴゴゴゴ…

ラクフレルナステ「……で、覚悟は良い?」ズゴゴゴ
シンキラ「Σ(; ゚д゚)お、落ち着いて…話せばわかるって!暴力はんたーいッ!!!」



アスラン「…………」
カガリ「ほらほら、お前も腕振って言ってみろよ(背後から抱き着き)」
ミーア「“おっぱい、おっぱい”ってね(胸をアスランの顔に押し付けながら)」
メイリン「駄目ですよ、ちゃんと声に出して下さい(腕を絡めて胸でアスランの腕を挟み)」
アスラン「………(俺、死んでしまうかもしれない)」



シンキラ「………」返事がない。ただの屍のようだ
392通常の名無しさんの3倍:2007/07/31(火) 23:15:42 ID:???
 元ネタ、>>385>>391の作者様に感謝です。

虎さん「うーん。おっぱいにくびれに太ももかぁ……」
鷹さん「さすがだな。きっちり萌える部分を押さえているじゃない。GJだぜ」
虎さん「確かにGJだけどね……」
鷹さん「何かすっきりしない口調だな。他に何かあるのかい?」
虎さん「いやね。それなら『うなじ』とかもありだよね?」
鷹さん「また、いいところつくじゃない。こういうところはちらっと見える時やいつもと違う服装や髪形なんかの時にくるな。つまりうなじ、うなじ( ゚∀゚)o彡゚だな」
虎さん「うん。他には……こうなんて言うのかな?
 慎ましやかな態度のうちに何となくそれが窺われる、っていうか、内部に押さえつけられた愛情が、包もうとしても包みきれないで、時々、無意識の言葉遣いや何気ない仕草の端に現れる……『色気』って言えばいいのかな?
そういうのも良いよね。ちょっとくどくなっちゃったけどね」
鷹さん「つまり色気、色気( ゚∀゚)o彡゚だな」
虎さん「まあ、そこまでできちゃったら耽美主義になりかねないけどね」
鷹さん「いいじゃないの、面白くて萌えられれば。もう一度やろうか?うなじ、うなじ( ゚∀゚)o彡゚」
虎さん「色気、色気( ゚∀゚)o彡゚」

アスラン「この人達まで……。しかも、何ともいえないところに萌えている……キラ達よりある意味でタチが悪い……。
 まあ、キラ達は今、あそこでただの屍になっているが……」

ミーア「もう、よそ見していないで>>391の続きよ」
カガリ「ちゃんとやるまで許さないからな」
メイリン「そうですよ。しっかりやって下さい」
アスラン(そんな上目遣いで見るな……。思わずやりそうになってしまっただろう)

フレイ「……何か負けた気がするわ」
ルナマリア「そうね……」
ステラ「凸達なんだかんだ言って、いちゃいちゃしてる……」
ラクス「まあ、良くも悪くもアスランですから」
ハロ「ミトメタクナーイ」
393通常の名無しさんの3倍:2007/08/01(水) 10:01:49 ID:???
>>392
マリュー&アイシャ「ちょっといいかしら?」
ムウ&アンディ「Σ(; ゚д゚)は、話せばわか、アッー!!」
39471:2007/08/01(水) 21:56:48 ID:???
>>392

イザーク「ディアッカ、貴様にしては珍しくこの手の会話に参加していなかったな」
ディアッカ「したくても、いや、しようにも赤い顔してうつむいてシャツの裾、引っ張られていちゃあなぁ。
      ……そういうイザークはどうしてだよ?」
イザーク「この手の話題に敏感で自分ではスタイルが悪いと思って気にしているヤツがいるのだ。
     おれはそうはまったく思わんのだが……」
ディアッカ「なるほどね」ニヤニヤ
イザーク「貴様こそ!」
395通常の名無しさんの3倍:2007/08/02(木) 21:35:10 ID:???
 前回ラクス達にぼこぼこにされて入院したキラ、シン、虎、鷹の病室に医者が来た。

医者「あなたたちそろってよく入院しますが、今度は一体何をしたんですか?」
虎さん「いや、たいしたことじゃないですよ。ちょっと悪ふざけが過ぎただけですよ」
鷹さん「そうそう。それにここは看護婦(注:今は看護師ですがこの呼称でいきます)さんたちが綺麗だからな。入院するのも楽しみってもんだよな」
キラ「ちょっと、ムウさん。そんなこと言うとまたマリューさんにボコボコにされますよ」
鷹さん「大丈夫だって。いくら何でも怪我人までは殴らないだろう。ほら、坊主共。またいつもみたいに飲んで食って看護婦のねーちゃん達と遊ぶぞ」
虎さん「いいねぇ。今夜あたり早速、入院記念の宴会をしよう」
医者「病院は宴会場じゃないんですよ。たしかにこの病室は貴方達だけですが他の患者さん達もいらっしゃるのですから自重して下さい」
シン「でも、怪我であまり動けないんですからそうでもしないと心身を癒すどころかかえって悪化しますよ。少しくらいは大目に見て下さってもいいじゃないですか」
医者「色々言いたいことがありますが……まあいいでしょう。代わりに今回は特別に貴方達には一人一人専属の看護婦をつけます」

虎さん「専属か……。いい響きだね」
鷹さん「うひょー。どうしちゃったの?」
シン「専属ですって何か照れますね」
キラ「うん」
医者「今からお引き合わせしますがいいですね?……どうぞお入りになってください」
四人((((ドキドキ))))
 その言葉で彼らの専属の看護婦が入ってきた。
四人「「「「げっ!!」」」」
 入ってきたのはナース服に身を包んだマリュー、アイシャ、ルナマリア、ステラ、ラクス、フレイの六人だった。
396通常の名無しさんの3倍:2007/08/02(木) 21:36:18 ID:???
キラ「ラ、ラクス……、それにフレイまで……」
シン「ルナにステラ……これは一体?」
虎さん「……どういうことだい?」
鷹さん「……」(口をパクパクさせている)
アイシャ「入院するたびにやんちゃするからお医者さん達に何とかしてくれって頼まれたのよ。それでこれなら監視もしやすいだろうってことになったの。
 あっ、もちろん医療行為は本物の看護婦さんが私達の立ち会いの下でやってくれるわ」
虎さん「ウソ……?」
マリュー「ムウ、ずいぶんキラ君達に悪いことを教えているみたいじゃない?今回はそうはいきませんからね」
鷹さん「そ、それは坊主達が是非にと言うから……な?な?」
キラ「ム、ムウさん!何言っているんですか?僕の方が仕方なく……」
ラクス「へぇ、仕方なくでも参加はしているんですね?」
フレイ「それにその割にはずいぶん楽しそうにしているじゃないの?証拠の写真もあるのよ」
キラ「な、何で……?」
シン「これ……見舞いに来た誰かが隠し撮りしていったんじゃないですか?」
ルナマリア「シン、そんなことはどうでもいいの。はっきりしていることは貴方達は病院でもうやんちゃはできないということよ」
ステラ「しっかり看病してあげる……」

男四人「「「「俺(僕)達の楽しみは!!??」」」」

マリュー「はあ……」
アイシャ「男って……」
ルナマリア「……ホントに」
フレイ「バカ!」
ラクス「ですわ」
ステラ(コクン)←大きく頷いた

医者「あっ、ちょっと彼らは怪我人なんですから手加減を……ああ……」

 後日見舞いに来たアスラン達
アスラン「……この前より怪我が酷くなっていないか?」
ミーア「そうね」
カガリ「そうだな。シンなんか特にボロボロだぞ」
メイリン「お姉ちゃんホントに看護しているの?」
ルナマリア「ええ、しっかり看護させてもらっているわ。ねえ?」

男四人「「「「聞かないで……」」」」

終わり
397通常の名無しさんの3倍:2007/08/03(金) 02:01:58 ID:???
>>396
シン災難だなwww
生身だったら女房中最強の2トップが相手だからな。そりゃ生傷絶えねぇよw
398通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 10:08:01 ID:???
沢山引っ掻き傷ありそうw


シン「男の勲章…!」
キラ「ただの喧嘩じゃないの?」
アスラン「……」
399通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 14:34:46 ID:???
ラクス・カガリ 権力系
ルナ・ステラ 腕力系
ミーア・フレイ・メイリン 熱心系
400通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 16:08:20 ID:???
 >>399さんの分類を見て、喫茶『砂漠の虎』で話す三人。

キラ「見事な分類だね」
シン「ちょっと待って下さい。この分類だとどう転んでも俺いつもフルボッコじゃないですか!」
アスラン「いや、カガリも時々は腕力系になるだろう。たとえて言えば権力系腕力型って感じか?」
キラ「アスラン、それじゃせっかく分類してもらったのに意味がないよ。そういう傾向があるってことくらいで考えておく方がいいんじゃないの?」

シン「でも、逆にせっかく分けてもらったんですからもう少し考えてみるというのも一つの考え方ではないでしょうか?もっと彼女達の性格をイメージしやすくなるかもしれませんよ。
 例えば、ミーアさんなら熱心系お色気型とか、メイリンなら熱心系妹型とか……」
アスラン「ならフレイさんは熱心系ツンデレ型かな?」
シン「ルナは腕力系一撃型、ステラは腕力系連打型かな?ルナは一撃一撃が重いイメージがあるし、ステラは綺麗なコンボを決めてくる感じがあるんですよね」
キラ「実際、食らっているのにイメージなの?」
シン「はい。すぐに気絶しちゃうのでどっちがどっちかわからないんですよ」
キラ、アスラン((さすが腕力系……))

アスラン「では、ラクスはどうなんだろう?」
シン「うーん」
キラ「そうだねぇ……」
 しばし考え込む三人。

キラ「……思いついたよ!」
アスラン、シン「「何だ(です)?」」
キラ「うん、権力系……貧乳型!!」
シン「貧乳って……」
アスラン「キラ……、それは関係ないんじゃないのか?それにもっとこう綺麗な纏めかたたがあるんじゃないか?権力系天然型とか……」
シン「アスランさん、それもあんまり褒めてませんよ……え?」
 人の気配を感じたシンは振り向く。そこには彼らを探しに来た女性陣がフルメンバーで揃っていた。
401通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 16:09:44 ID:???
ラクス「キラ……ずいぶんと言ってくださいますのね……」
キラ「い、いや、それはね……」

ルナマリア「シン、私達は何?武闘派とでも言いたいの?」
ステラ「帰ったらお仕置き……」
シン(だから、そんな風に言われるんだって……)
ルナマリア「シン、何か言いたげね?言い訳があるなら聞くわよ」
シン「ありません……」

ミーア「アスラン、会いたかった〜」
アスラン「こ、こらミーア抱きつくな。わぷ」←(いつものように顔を胸に埋められた)
メイリン「ミーアさん!こんなところで何やっているんですか!!離れてください!アスランさんもアスランさんです。もう、こんな遅くまで心配したんですからね」
カガリ「一応、捜索隊の要請もしようと思っていたんだぞ」
アスラン(カガリ、どうしてそうなる?そんなものいらないだろう……)

フレイ「さて、男三人でずいぶんと言いたいこと言っていたみたいね?しっかりと聞かせてもらいますからね。……別に今後の参考にしようとか思っていないからね」

男三人「「「またこのオチ?」」」

虎さん「なんだかんだ言って愛されているねえ」
シン「見ていないで助けて下さい!」
虎さん「せっかく退院したのにまたすぐ入院はしたくないよ。それに今回はきちっと話せば入院しないですむんじゃないかな?頑張りたまえよ」

男三人「「「そんな〜」」」

終わり
402通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 16:52:08 ID:???
マユ「お兄ちゃん…怪我ばっかり…かわいそう」
シン「マユ…」
マユ「一体誰がこんな酷い事するの?マユ、お兄ちゃん苛める人許さない!プンプン」

純粋さに一瞬怯む女性陣。

カガリ「そ…そうだなっ!マッタクヒドイヤツダ!」
ミーア「あ…あはははは…(い…言えない…ホントの事は)」
フレイ「(な…なに?この子…わ…私が悪いって言うの?)」
ラクス「そうですわね…本当に…許せませんわね…(ぱり〜ん)」

男性陣「(自覚無しか!?)」

ステラ「う…ステラ…シン…守る…って…うぇ〜い?」
ルナ「(ああ…なにか凄く眩しいんだけど…)」←ちらりとメイリンを見る。
メイリン「(こんな妹で悪かったわねぇ!)」

キラ「…兄思いのいい妹さんだね…姉弟(きょうだい)ってのは…こういうものなのかな?」←カガリをちらりと見る。
カガリ「…わ…私は姉だ!妹じゃない!」
アスラン「カガリ…そう言う事を言っているんじゃ…」
シン「あ〜でも。ルナと俺が籍入れると、ルナの妹、即ち俺の義妹の旦那の奥さんだから…
   アスハは俺の義妹になるんだな(ニヤニヤ)」
カガリ「なっ!」
キラ「そ、その理論だと…僕もキミの義弟になるのかな?」
ラクス「それではわたくしとフレイさんもミーアさんも“いもうと”となるのですわぁ」
ミーア「え〜〜〜?」
フレイ「そっとやめてよ!そんな!気持ち悪い…」
シン「orz」
キラ「…そうすると、シン君が僕やアスランの長兄って事になるんだから…」
シン「一番年下ですけどね」
キラ「僕達の不始末の責任は、長男が責任以って取ってもらわないとね♪」
シン「アンタってひとは〜〜〜っ!(泣)」


マユ「えっと…お兄ちゃんのオヨメさんの妹の旦那サマの奥さんの…(ピヨピヨ)」
アウル「あ〜ららぁ、マユちゃん、複雑すぎて煙噴きそうだぜ?」
スティング「お前にはまだ早い!」


ルナ「…もっとも、誰が長兄だろうと、男のケジメは本人がつけるものよね(ニッコリ)」←長兄の姐さん女房
男性陣「ぎゃふん」
403通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 17:24:33 ID:???
マユ「またお兄ちゃん怪我してる〜!なんで〜!」
ラクス「マユさん、貴女が泣かれては、お兄さんがマユさんを心配してお怪我にも触りますわぁ」
ルナ「でも、本当にシンを大事に思っているのね〜」←ちょっと嬉しい
ステラ「シン、ステラも大事〜」
カガリ「兄弟仲がいいのは、良いことじゃないか」←キラを見る。
キラ「やだなぁカガリ。僕らも互いを大事に思ってるじゃないか」

マユ「やだ〜お兄ちゃん〜、怪我ヤダ〜」

メイリン「でも…ちょっと騒ぎすぎない?」
ミーア「そうね…マユちゃん、お兄さんは結構頑丈なんだから、少し休めば…」
マユ「だって…怪我すると…痛いもん…」
アスラン「でも、そんな死ぬほどの怪我での無いわけで…」
マユ「マユ…怪我して死んじゃったモン」
一同「「!?」」
マユ「どか〜んって、とっても痛くて熱くて、バラバラになって…痛かったモン。
    怪我するの…痛いからヤダもん…」

シン「う…」←その時の光景を思い出して涙してる。
キラ・アスラン「(ぅわぁ…そういえば一度この子…)」
ラクス・ルナ・メイリン「…」

フレイ「…そうね。…私も凄く熱かった…」
ミーア「私っ!…痛くて苦しくて…」
アウル「そうだったな〜、俺なんか、MSのジャベリンが腹に直にぐっさりだぜぇ!信じらんねぇっての」
スティング「俺は、コックピット構造材に挟まれ身動きとれずに爆発の火炎の中だったな…」

鷹「そういや、俺も昔、ビームの光の中に…」
一同「いや、アンタは助かってるし」

ステラ「ステラ…苦しくて…痛かった…。
     でも…シンが…ぎゅって…温かかったから…ステラ…今は死ぬの怖くなくなった…」

ルナ「…」←ステラをそっと抱きしめる。
シン・アス・キラ「それは…ちょっと語弊が…」

ミーア「…でも、今は私達元気だもの。今は、それでいいじゃない。ね?マユちゃん?」
マユ「でもぉ…」
シン「マユ、ごめんな。お兄ちゃん、これから怪我しないように気をつけるからな」
マユ「うん…」

女性陣「今の言葉…二言は無いわよね?(ニッコリ)」
シン「(…墓穴掘った?)」
キラ「やめてよね。言い訳効かないじゃない」
アスラン「キラ…ますます墓穴だぞ」

おしまい
404通常の名無しさんの3倍:2007/08/04(土) 17:28:52 ID:???
韓国人とオクレ久しぶりに見たな
405みっぱい兵:2007/08/04(土) 23:58:49 ID:???
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
406通常の名無しさんの3倍:2007/08/05(日) 07:19:33 ID:???
女性陣に頭の上がらない男性陣でしたw
407通常の名無しさんの3倍:2007/08/05(日) 17:46:06 ID:???
自分的には、ここのスレのオクレ兄さんとアウルはムウ&マリューの家に居候しており、
妹(ステラ)の様子見半分・冷やかし半分で、時々アスカ家に遊びに来ている、思っている。
408通常の名無しさんの3倍:2007/08/05(日) 19:35:31 ID:???
アサギ「はぁ…いいわねぇ〜カガリ様ったら」
マユラ「私も彼氏欲しいなぁ…」
ジュリ「カガリ様のトコに押し掛けて頼んでみようか?」
アサギ「じゃあ決まり。早速彼氏ゲットの為に行くわよっ」







カガリ「というわけであいつらが押し掛けてきたんだがどうする?」
凸「そんなこと言われてもなぁ…」
409通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 00:21:45 ID:???
アストレイ三人「「「というわけで、お邪魔しまーすw」」」

女六人の中に男一人のアスラン「………(肩身が狭い)」




キラ「いいね、ハーレム」
シン「ああいうのをラッキースケベっていうんじゃないんですか?」
410通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 16:55:22 ID:AuRULYZC
>>409
キラ「いいね、ハーレム」

なるほど、物足りないのか
411通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 18:12:55 ID:???
>>409
さすが女難は凸のお家芸だなww
412通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 18:26:13 ID:???
女難・・・・・アキトもそうだったな(ロリコンだったが
413通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 21:20:40 ID:???
>>412
ナデシコかw

>>410
ラクフレ「ちょっとよろしくて?(#^ω^)ビキビキ」
キラ「((((;゜Д゜))))ま、待って話せばわかrアーッ」






シン「余計なこと言い過ぎだって…」
凸「それよりもシン、早くこの状況から抜け出させてくれないか…」
414通常の名無しさんの3倍:2007/08/07(火) 01:50:00 ID:???
>>413
シン「別に俺、ルナとステラで大満足ですから(しれっ」
アスラン「お前…この間虎達に何処へ引っ張られたと思って…」
シン「わ〜〜〜っ!し〜っ!さすがにあれは…」

ステラ『ふ〜ん#』
ルナ『…話を聞きましょうか?シン・アスカ?#』
シン「((((;゜Д゜))))ちょっ…待て…まずはデストロイとインパルスを降りてから…って、アスラン!一人で車で!」

アスラン「ふう、スポーツカー所有していて助かった…」
415通常の名無しさんの3倍:2007/08/07(火) 02:07:17 ID:???
そして「ピンクの悪夢(胸おっきい方専用)」と「悪夢そのものの色」にペシャンコにされるアスランのスポーツカー。
416通常の名無しさんの3倍:2007/08/07(火) 13:32:48 ID:???
そしてその傍らで中田小兵〇の如くトランクス一丁で倒れているアスラン
417通常の名無しさんの3倍:2007/08/07(火) 21:24:22 ID:???
ミーア「で、何を話してたんだっけ?」
カガリ「こいつらがどうすれば彼氏が出来るか?だな」
メイリン「(男共を除く)皆さんで考えてみましょう」
ルナ「じゃあ決まりね」
ラクス「私もできる限り協力いたしますわ」





一方男共
シンキラ「男はつらいよ〜」
凸「誰のせいだよ…」
418通常の名無しさんの3倍:2007/08/08(水) 13:52:10 ID:???
>>399
遅レスだが、カガリは拳力系では。
419通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 00:53:55 ID:???
>>418
つまり、和田アキ〇的ポジションであると。
420通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 07:16:48 ID:???
シン「つまり、ゴッド姉貴というわけだw」
レイ「シン、言葉には気をつけろ」






ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




シン「((((;゜Д゜))))アーッ」
421通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 22:08:16 ID:???
 ザラ家――
 夕飯も終わり、アスラン、ミーア、メイリンが居間で寛いでいた時のことだった。
「きゃあああぁぁ」
 カガリの悲鳴が台所から聞こえてきた。
「カガリ?」
「どうしたの?」
「代表?」
 何事が起こったのかと慌ててアスラン達が台所に駆けつけるとカガリが台所の入り口で固まっていた。
「カガリ、どうした?」
 アスランがもう一度声をかける。
「ア、アスラン……あ、あれ」
 アスランの声に我に返ったカガリは台所の隅にを指さした。その先には黒く輝く成虫の『アレ』ことゴキブリが触覚を動かして存在を主張していた。
「ひっ」
 それを確認してメイリンが小さく悲鳴を上げて、その場にへたりこんだ。
「メイリン、大丈夫?」
 メイリンの体を支えるようにしながらミーアが声をかけたが、ミーアの声も少し震えていた。無理もない。基本的にゴキブリが好きな人はいないだろうし、特にミーア、メイリンの二人は、あまり生物に慣れていないのでゴキブリに対しての生理的な耐性ができてはいなかった。
 もちろんカガリは、二人よりは生物に慣れてはいるし、普段は元気いっぱいだがオーブの国家元首、つまり良家のお嬢様であり、ゴキブリに慣れているわけがなかった。悲鳴を上げたのも仕方なかった。
「……三人とも下がっていろ」
 アスランはそう言って台所に一応用意していたスプレー式の殺虫剤を手に取った。
 女性陣三人はというと、ミーアとメイリンは抱き合いながら、カガリも二人に手をかけ固唾をのんでアスランの方をみている。
「大丈夫だ。すぐに済む。何だったら居間に戻っていても良いぞ」
 アスランは三人を安心させるように優しく言った。
「い、いや、『アレ』がきちんと処分されるのを見ないと何か安心できないからここにいる。済まないが頼む」
 カガリがアスランの申し出を断ってそう言い、ミーアとメイリンもカガリの言葉に頷いた。
「わかった。すぐに済ませる」
 アスランは、スプレーを構え、そっとゴキブリに近づき始めた。さすが軍人。そして、アカデミーではナイフ戦の成績1位だっただけはある。無駄なく近づく。ゴキブリの方もこの間動かず触覚を動かしその場にとどまっているだけだった。
422通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 22:10:21 ID:???
 そして――
 アスランはスプレーの射程距離に入ったのを確認し、ゴキブリに向けてスプレーを噴射させた。
 勢いよく噴射される殺虫剤。ゴキブリも逃げようと素早く動き出した。
「――!!」
 逃げられてしまうのではないかと思ったのか固唾を呑んで見守っていたメイリンが身体を硬くした。他の二人の顔も少し引きつっている。
 だが、スプレーは有効射程で噴射されているため、殺虫成分の拡散範囲も十分である。アスランはゴキブリが動いた方向に噴射口を向けるだけでよく、そのまま噴射を続けた。
 殺虫剤の臭いが鼻についたがゴキブリが動きを止めるまでは噴射を止める気はなかった。
……

 数秒後ゴキブリがひっくり返って動きを止めた。まだ少しピクピクと脚を動かしているが、それがかえってゴキブリの生命力を示していて気持ち悪かった。
 しかし、もうあと少しの生命である。後、三十秒もしないうちにゴキブリはその生命を終えるだろう。
 アスランはひっくり返って脚はまだ少しだけ動いているが動きを止めたゴキブリから視線を離さずに噴射を止めた。
「お、終わったの?」
 おそるおそるミーアが聞いてきた。
「ああ、でもまだ後始末が残っているからもう少し待っていてくれ」
 アスランはそう答えて、クッキングペーパーを厚めに取って、それを使いゴキブリの死骸を掴む。成虫のゴキブリのためか厚めにしたクッキングペーパー越しに感触が伝わった気がした。
 少し不快な気持ちを抑えてアスランはペ−パーをしっかりと丸めゴミ箱へと捨ててから手を洗った。
423通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 22:12:01 ID:???
「ふう、もう大丈夫だ」
 タオルで手を拭いて、振り向きながら台所の入り口で固唾を呑んで見守る三人に告げた。アスランのその言葉を聞いて、やっとほっとした表情を見せる三人だった。
「ありがとう。でもアスラン、よく大丈夫だな。私はあの黒光りを見ると……」
 カガリがそう言って身体を震わせたが、ゴキブリが処分されてほっとしたのか口調は少し安心したものになっていた。
「別に大丈夫という訳ではないさ。俺だって慣れている訳じゃない。でも俺がいるのに三人にやらせることではないだろう?」
 アスランがそう答えるとメイリンが少し落ち込んだ様子で言った。
「ありがとうございます。……水回り、綺麗にしていたつもりなんですけどね。やっぱり掃除が足らなかったんでしょうか?」
「私も気をつけていたんだけどな……」
 メイリンに続いてミーアも落ち込んだように言葉を漏らした。
「いや、メイリンやミーアは悪くないだろう。ゴキブリはどこでも出てくるからな。完全にというのは難しいと思うぞ。でも綺麗にする以外に対策をとることは可能だが」
「どうするんですか?」
「どうするの?」
 メイリンとミーアが詰め寄るようにして聞いてきた。それに呼応するようにカガリも言った。
「できるなら明日にでも対策しないとな」
「三人とも本当に嫌なんだな。でも、こんなところで立ち話じゃなくて居間でゆっくりと話をしよう。それとカガリ」
「何だ?」
「ゴキブリであんなに悲鳴を上げるなんてやっぱり女の子なんだな」
「……やっぱりってなんだ?なんかいつもは女らしくないみたいに聞こえるぞ」
「アスラン、デリカシーないわよ」
「そうですよ」
 少しむくれたように言うカガリ。カガリをかばうようにミーアとメイリンが非難の声を上げた。
424通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 22:13:50 ID:???
「いや、そう言う意味ではなくてだな。ああいうカガリの声はなかなか聞けないからな。新鮮だったし、可愛いな、と思ったんだが……。誤解させたなら済まない」
「……か、可愛いか。そ、それなら良いけど……」
 アスランから『可愛い』と言われて、赤くなるカガリだった。
 するとアスランは右側から服を引っ張られたので振り向く。『む〜』とむくれるメイリンの声も視界の外から聞こえてきた。
「どうしたミーア?」
「カガリにばかり可愛いって言って、最近私には言ってくれないわ」
 アスランが尋ねるとむくれたような声を出すミーア。メイリンも回り込んできてミーアと同じような声音で言った。
「そうですよ。私もアスランさんに言って欲しいです」
「あのな、そんなしょっちゅう可愛いって言っていたら陳腐に聞こえるし、何か軽い男のように俺には思えるんだ。……何より恥ずかしいんだぞ」
 ミーアとメイリンの言わんとしていることは何となくわかる気がして、内心すまないとは思いながら、女性のことを弄ぶような男には思われたくないのでアスランはそう言った。
 人も羨むような女性三人と暮らしている事実は当然認識しているので、アスランとしてはこの辺は気を付けているつもりでいた。
「アスランが私達のこと大事に思ってくれているのはわかるの。でもアスランに言って欲しいの。アスランの口から聞きたいの。ダメかな……?」
 アスランに少し潤んだ上目遣いでそう言い、ミーアはアスランの右腕に絡めてきた。大きくて柔らかい二つの感触が右腕に伝わる。
「ミ、ミーア?」
「ミーアさんずるいですよ。なら私も……」
 突然のことでビックリしているアスランに真っ赤になりながら正面から背伸びをして首に手を回しながら抱きつくメイリン。当然メイリンの二つの柔らかいものは正面からアスランに押しつけられる形になる。
425通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 22:15:20 ID:???
このスレってSS書いてる奴一人しかいないよな?
もうただのオナニー会場だしお気に入りから消すわ…
426通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 22:15:28 ID:???
「ちょっ、二人とも」
 二人に抱きつかれて戸惑うアスラン。こうして思いもかけず彼女達の温もりを感じることも何度かあったが、何度経験しても自然な対応はできなかった。
 さらに二人の甘い匂いがさらにアスランを魅惑する。すっかり固まるアスラン。そしてそんなアスラン達を見てカガリが唸っている。
 ……キレた。そのキレるまでの時間は早かった。やはり目の前でのいちゃいちゃは精神的によくないと言うことだろう。
「二人ともいい加減にしろ。居間でアスランから話を聞くんだろう?」
 それをきっかけに『離れろ』『嫌』『代表は可愛いって言ってもらえたからいいじゃないですか』『た、たまにはいいだろ』などと騒ぎ出す三人。
(可愛いって言えば良いんだろうけどこの状況ではいまいち納得しなさそうな気がする。こういった場合の対処を、いやこんな状況にならないための対策を誰か教えてくれ……)
 アスランがそんなことを思っているうちにいつの間にかカガリもアスランの左腕を取っていた。そして今も三人はアスランに抱きつきながら騒いでいる。
 今日もザラ家は平和(アスランには微妙だが)だった。

終わり
427通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 22:17:57 ID:???
あとがき
 彼らはカガリ以外は宇宙育ちであまり地球の生物には慣れていないという作者の勝手な思いこみで書きました。
 慣れているんじゃね?、と言うご意見もあるかもしれませんがその辺はどうかご容赦いただければと思います。
428通常の名無しさんの3倍:2007/08/09(木) 23:44:50 ID:???
>>425が何か書いてくれるそうです



>>427
カガリは、ゴキブリごときではまだ平気な感じが
むしろ真っ先に潰しにかかるような気がするw
429通常の名無しさんの3倍:2007/08/10(金) 03:19:58 ID:???
>>425
さよ〜なら〜
430通常の名無しさんの3倍:2007/08/10(金) 07:35:53 ID:???
てっきりアスランはGに向けて銃でも連射するんだと思ってた
431:2007/08/10(金) 23:06:23 ID:???
夏なのに海水浴の話題が無いのは、どういう事だ?

という訳で、
キラ「・・水着を新調しようって話になっちゃったんだ。」
アスラン「・・で、この店に来たと。」
ラクス「・・前の水着が胸きついですし・・・・」(面差しが真紅)
シン「そりゃ元々があれだったんだからそれに比べたらきついですよね。」(のんきに)
ラクス「・・・・」(一瞬で百発を超える光速拳をシンに撃ち込む)
アスラン「・・シン・・・、雉も鳴かずば、って、知ってるか?」
フレイ「・・・やっぱり男ってビキニの方が好きなのかしらね、アスラン?」
アスラン「・・・スクール水着も捨てがたいと思うが・・・。」
フレイ「・・・あんたに聞いたわたしが馬鹿だったわ。」
メイリン「・・こ、こうですか・・・・?」(頬が真紅)(胸元には、1ねんMくみ、めいりん、と、名札が縫い付けてあったりする)
シン「・・・こ、これは・・、控え目な胸が寧ろ強烈な萌えポイントに・・っ!!!!!」
(メイリンの掲げた巨大な鉢植えがシンの脳天に叩き付けられる)
アスラン「・・シン、お前は馬鹿か。」
キラ「・・・やっぱり水着はTバックのハイレグビキニで柄無しの黒が一番だよね。」
アスラン「・・・このむっつりどすけべえが。誰がそんなもの着てくれるというんだ?」(あきれ果てている)
ラクス「・・・どうでしょうか・・・・?」(試着室から、柄無し黒のTバックハイレグビキニ姿で出てくる)
キラ「・・・・・」(感涙に言葉も無い)
フレイ「!!!!」(出し抜かれたー!!!!!、と、心の叫び)
ステラ「・・・そう言えばシン、海水浴は何も着ないでが一番いいって言ってた・・・・」
ルナマリア「!!!!、それだけはステラ一人でやっちゃ駄目っ!!!!」
ステラ「・・・ルナもする?」
ルナマリア「!!!!」(なぜか言葉に詰まって真っ赤になっている)
カガリ「・・・考慮に値するな。」(頬が真紅)
ミーア「!!!!、ちょっ、ちょっと、カガリさん・・!!!?」
カガリ「・・思えば我ながら乱暴な言動ばかりで、普段は女扱いされていないからな。この際思い切ってそのぐらいはしないと・・・」(少しうつむいて)
アスラン「・・お、おい、カガリ、幾ら何でもそれは・・・!」
カガリ「・・アスランは見たいと思わないか?、私がお日様の下で裸になっている所・・。
私なんかがしても、うれしくないか・・?」(切なげに、アスランの瞳を見つめて)
ミーア「!!!!」(こ、これは、不意にしおらしくなってみせるという・・、コンプレックスを逆に利用した高等テクニック・・!!、
さすがオーブ最高首長、侮り難し・・・!!)(何か勘違いしている)
キラ「良かったね、アスラン、君にも春が来て。」(アスランの肩を叩きつつ、無垢に微笑んで)
アスラン「夏だ。」


さあ一体どうなる海水浴本番。
432通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 16:13:25 ID:???
>>431
キラ&シン「アスランもスケベになれよ、スケベにさ!」
433通常の名無しさんの3倍:2007/08/11(土) 19:42:42 ID:???
>>431
シン、うかつ過ぎるぞ・・・

>海水浴本番
頭に浮かんだネタが、
@アスカ家 vs ザラ家(実質的にはシン vs カガリ)のビーチバレー対抗戦(途中でジュール隊も乱入)
Aビーチに海の家を出して、一儲け目論むアンディ
Bビーチでもラクス&フレイにこき使われるキラ
C貝探しに夢中になり、偶然にも真珠を見つけたステラ
D彼氏ゲットに奔走する、アサギ・マユラ・ジュリ
434通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 00:43:44 ID:???
もうダメだ。シンは完全にフルボッコキャラになってしまった。
エターナルとかピンクザクとかルージュに追っかけまわされる日もそう遠くないな・・・
435通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 08:59:10 ID:???
キラ「シンも少しは漢を見せなきゃね」
凸「おまえの力はそんなものじゃないはずだ、おまえなら出来る」



シン「畜生……こんなとこで俺はぁぁぁあ!orz」
436通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 16:34:11 ID:???
シン「おとこ?ルナとステラにはいつも見せてますけど?」



キラ「……一番年下のくせに、一番親父くさいよね」
アスラン「……」
437通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 17:30:04 ID:???
保守
438通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 18:47:58 ID:???
おひさしぶりです。
71です。
流れを読まず、保守代わりにゆっくりと今晩中に縁日編4題を投下します。
43971 縁日編 その1:2007/08/12(日) 18:49:04 ID:???
夜店で射的に挑戦したルナマリア。
ムウをして『可能を不可能にする命中率』『どこに当たるかわからないからアカツキによる防御フィールドを張りようがない』等々……
そういわしめた予測不可能な射撃センスは今夜も健在のようだ。
何度試しても結果は同じ。狙ってない的にもまったく当たらない。芸術もここに極まれり。
「なんで当たらないのよ!これ絶対に不良品よ。銃身曲がってるわよ。お客がとれないようにってわざと細工してるんだわ!」
それまで使っていたコルク銃を台にたたきつけようとする。
「縁日の射的にそんな精度を期待してどうするんだよ。シャレで楽しめよ」
ルナマリアから銃を取り上げて台の上に普通に置くシン。
「だらしないぞ、ルナマリア」
大声を出していたルナマリアに気がついて射的屋に顔を出すアスランとその一行。
「じゃあ、アスラン隊長、やってみます?大戦の英雄の腕前、見せていただけますか?」
ルナマリアは持っていたコルク玉の銃をアスランに渡す。
「わかったよ」両腕にぶら下がっていたミーアとメイリンの腕をさりげなく外し、親父にお金を渡して銃を手に取った。
「じゃあ、アスラン、あの人形とってよ。お願い」
「ミーアさんだけずるいです。わたしもあのクマさんのがほしいです」
「……まあ、私もできたらついでに、あの銀色の小箱とかがな(ボソ)」
先ほど3人でのじゃんけんで負けて後ろを歩いていたカガリが追いついてつぶやく。
「わかった、わかった。ミーアにメイリン、順番にな」
「さすがの隊長でも無理ですよ」
一発、撃つ。
「大当たり〜」射的屋の親父の濁声があがる。
ミーアのご希望の人形におみごと命中。
「「すご〜い!」」と目を丸くするミーアとメイリン。
「「さすがだな!」」感心するカガリとシン。
「あぇ〜〜?」妹たちと別の意味で目を丸くするルナマリア。
あれ?と、首をひねるアスラン。持っていた銃を少し調べる。たかが射的屋の銃なのにちゃんと照準できるようになっている。
射的屋のおやじから景品の人形を渡されたアスランはそれをミーアに渡す。
「アスラン、ありがとう、愛してる〜!」浴衣の裾が乱れるのもかまわず、おおげさに抱き着くミーア。
次もなんなくメイリンご所望の熊のぬいぐるみに命中させる。
「「「すごい!」」」
「……」寂しげにアホ毛が揺れるルナマリア。
「きゃ〜!!ありがとうございます。宝物にします」
渡されたクマのぬいぐるみを胸に抱き、満面の笑みを浮かべて喜ぶメイリン。
「……じゃ、じゃあ次は……」ためらいがちにうれしそうにカガリがつぶやく。
アスランはコルク銃を台の上に置いて親父をにらみつけた。
「……おい、親父、なんで夜店のコルク玉の銃がこんな下手な軍事兵器よりも照準の精度が高いんだよ。
 それに多少ずれてもちょうど景品を落とせるだけの出力で調整してあって。
 これじゃあ、この距離で外して景品取れない方がほとんど不可能、至難の業じゃないか!」
「たかがお祭りだからこそ、夜店にきた方々には楽しんでいってもらいてぇんですよ。
 それにこちとら銃の整備にはちょっとしたプライドもありましてね」
「親父、モルゲンレーテで働く気はないか?」
「勘弁してくだせえ。すべては遠い昔の話でさあ」
「埋もれさすには惜しい腕だな」
「おそれいりやす」

「あはは……ほとんど不可能、至難の業……軍事兵器並の精度でこの距離ではずす……」まっ白い灰になるルナマリア。
「だから私は銀色の……」涙目になるカガリ。
後ですねているカガリをアスラン達3人でなだめるのに大変だったのは別の話?
44071 縁日編 その2:2007/08/12(日) 18:51:48 ID:???
ステラは射的屋のすぐとなりで一心不乱に金魚すくいを堪能していた。
「おい、おまえ、まだやるつもりかよ」
甚平姿に頭にかつての日本で流行ったという巨大ヒーローのお面を頭につけたアウルがリンゴ飴片手にステラの手元をのぞき込む。
ステラの隣の大きなバケツの中には酸素不足に陥っている金魚たちがかつての日本の朝のラッシュ並みにひしめく。

それを遠巻きにしてみていたキラがつぶやく
「これじゃあ、意図していなくても多くの命を取ることになってしまうよ」
「キラ、あんたがそれを言うの?」と横で聞いていてあきれるフレイ。
「え、どうして?」とまじめに聞き返すキラ。
「フレイさん、これがキラのいいところでもあり悪いところでもあるのです」とため息をつくラクス。
 ――ラクス、あんたもいえないでしょう?
実行犯と計画犯?を目の前にぼやくフレイ。
 ――まあ、私もキラに似たようなことさせたんだけどね。
その3人が今、仲良く縁日を歩いているのも、いや同じ屋根の下で愛し合って生活しているのも妙なモノだとフレイは思う。

「あと3匹で全部捕まえられる。」金魚すくいの兄ちゃんはほとんど半泣き、涙目になっている。
「ったく、なにやってんだか」ぶーたれるアウル。
つまらなければ一人でどこかへ行けばいいのになんだかんだいってもステラとスティングにつきあっている。
「二回分の金でこれだけ遊べたんだからいいんじゃないか」アウルと同じ甚平姿のスティングがアウルをなだめる。

当初、スティングはアウルと揃いのそんなもの買ってもらっても気恥ずかしくてしょうがなかった。
しかしある晩、ムウとマリューがしていた会話を偶然盗み聞いてしまってからはそんな気にはもうなれなかった。
   ムウが『三人とも揃いで何か買ってやりたかったんだがな』とぼやく。
   しかし『でもステラだけ嫁にやっちまったようなもんだから』と続けてため息をついた。
   マリューはそれきいて『お父さんとしては悲しい?』と笑っていた。
   それを聞いてむくれるムウが自分よりも子供ぽくておかしいかったが。
   『ようは家族として三人に人並みの幸せをあげたい、そういうことでしょう?』と真顔でマリューが続けた。
   『ああ、大人の都合で戦うために作られたあいつら。だからこそ大人達があいつらに幸せを与えてやらないとな。
    それが戦場に出してしまった俺の義務だと思っている。
    ま、そうじゃなくても長いこといっしょにいたあいつらは俺にとっちゃあ自分の子供、家族みたいなものだからな。
    親が子供の幸せを願うのは当然だろ?
    ……でも今のステラは大丈夫だ。
    あの小僧がステラのことをとても愛していることも、ステラが彼を愛していることもはたで見ていてよくわかる』
   『だからあとはスティングとアウル?』
   『まあな。でも俺がいくら何かしたってあいつらが幸せと思ってくれなければ俺のただの自己満足でしかないんだけどな』
   『ムウ、そんなことないわよ。それに“俺”じゃなくて“俺たち”でしょ?今のあなたは一人ではないわ』

「制覇できた」ステラの一言で我に返るスティング。
「こんなにたくさんどうするんだよ」あきれた声を出すアウル。
「海に返す」と微笑むステラ
「やめとけ」 ――ま、兄貴として止めておかないとな。
「そうだぜ、金魚は海の魚じゃないんだから海に放したら死んじゃうぞ」と余計なことを言うアウル
「死ぬ?死ぬのはいやーー!!」叫び出すステラ。まだブロックワードは完全には解消されていない。
「アウル!」怒鳴るスティング。
「やべ!」
結局、シンが側にいたためにすぐに落ち着きを取り戻したステラ。
シンとムウにげんこつを1発ずつ食らったアウル。そしてとばっちりを受けるスティング
 ――やれやれ、兄貴はつらいぜ。と幸せそうにぼやくスティング。
44171:2007/08/12(日) 18:53:57 ID:???
とりあえず2つです。
また、後で。
442通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 21:08:31 ID:???
71です。
では縁日編の3,4を投下いたします。

よろしくお願いします。
44371 縁日編 その3:2007/08/12(日) 21:09:39 ID:???
 ――絶対にこの格好はおかしいに違いない。宿舎に戻って着替えるべきです。
シホはイザーク隊長が指定した場所へ向かう途中、周囲をすれ違う人々にじろじろと見られているのを感じていた。
 ――しかし、戻っている余裕がありません。とりあえず隊長に会ってから許可をいただいて宿舎に戻るとしましょう。
   1800時、縁日の南側入り口にて待機。イザーク隊長と合流して二人でオーブにおける縁日の調査。
   服装は縁日においてふさわしいもの。
文言は多少違えど、そのような内容の命令を先日イザーク隊長から受けたシホ。
彼女は『服装は縁日においてふさわしいもの』というところで困り果てた。
 ――果たして縁日にふさわしい服装とはなんぞや、その上、イザーク隊長と一緒にいて恥を欠かせないようなもの……
 ――いや、イザーク隊長と一緒というところはどうでもいい、任務なのだから。いや、やはり二人きりで行くのだからどうでも良くないか……
 ――いや、『二人きり』ではなくて『二人』でだ。他にも同じ任務の者がいるかも知れない。でも二人きりかもしれないのだから……
 ――結局、どういう服装なら良いのか?
悩み抜いた結果、あのディアッカ=エルスマンと親しいというカメラマンと最近知り合う機会があったので彼女に相談してみることにした。
話を聞いた後、彼女は『そんなことなら気合い入れた格好しなくちゃね〜!』とニンマリと笑った。
カメラマンに本日の午後、早めに仕事を引けるように念を押されたシホ。
彼女は宿舎で浴衣姿のカメラマンの持ってきた彼女が着ているのとは別の模様のものに彼女の手により着替えさせられた。
その上に美容院にまで連れて行かれて長いこと髪をいじられてしまい微笑む彼女らに美容院を送り出される。
歩きづらいこときわまりないこの衣服のせいで早めに出てきたつもりなのに指定の場所に着いたのは指定された時刻の5分前であった。
「お待たせいたしました」やはり先に指定の場所に来ていて、きょろきょろと何かを探しているイザークに横から声をかけるシホ。
「いや、待ってはいな……」そこまで言いかけて振り返ったイザークはシホの姿を見て目を大きく見開き、あんぐりと口を開けてしまっていた。
「やはり、おかしいですか?宿舎に帰って何かラフな格好に着替えて来ますのでお時間を頂けますか?」
ブンブンと首を横に振り続けるイザーク。
「き、綺麗だ……」
「え?」イザークの意外な言葉に頬を染めるシホ。
「わ、私がですか?」
「きさ、いや……君がだ。君しかいない!綺麗、としか表現のしようがない。さもなくば美しいとしか……」
縁日の喧噪とすれ違う人々のざわめき、遠くから聞こえる笛や太鼓の音。うつむく二人の間にしばらく時間が流れていった。
「……で、ではいくか、シホ」
「……あ、はい」白い肌を耳まで赤く染めながら思い切ってためらいがちに手を伸ばすシホ。
一瞬、ためらったがその手を取り縁日へと向かうイザーク。

「あれ〜?、あそこに歩いているのイザークとシホじゃないか」
雑踏の中、うつむきながら歩いている二人を見かけたディアッカが隣のミリアリアに振り返る。
「あんた、声でもかけるつもり?」ディアッカのアロハの裾をつかんでいた手を強めて文句をいうミリアリア。
「せっかくだから一緒に……」
「あんたはバカか?デート中の二人に声かけるなんて馬に蹴られて死にたい?さいってえねぇ、あんた……」
「デート……ねえ?」
「二人きりで縁日にきてて、その上、女の子の方はあんだけ気合い入れた格好してるんだからデートに決まってんでしょう?」
ディアッカをにらみつけるミリアリア。
そういうミリアリアは黄色に何か模様の入った浴衣に赤っぽい帯。髪はセットして片方あげている。
普段はすっぴんに近い彼女が少しメイクをしているように見える。
「あ、ごめん」 ――なるほどね。それは残念ながら気がつかなかったぜ。迂闊だったね、俺も。
「わかればいいのよ」
彼はアロハの裾を握っていた彼女の手を裾から離させて軽く握った。
「な、何よ?」
「いや〜混み合ってきたからな。離ればなれになって後で文句を言われても困る」
あらぬ方を見ながら顔を赤くして言い訳するディアッカ。
「ま、混み合ってきたんならしょうがないわね」
耳まで真っ赤にしながら彼の手をぎゅっと握り返すミリアリア。
44471 縁日編 その4:2007/08/12(日) 21:10:51 ID:???
「で、どうして僕たちはこんなところで焼きそばを焼いているのかな?」

ダコスタと二人で焼きそばを焼いているアンディ=バルトフェルド隊長。
最近彼が見たクラッシックな映画のフーテンのなんちゃらの格好をまねている彼。
それが結構似合っているのが不思議だ。
「アンディ、あんたが趣味でとても高いコーヒー豆を無駄にたくさん使ってる喫茶店。
 そいつの売り上げがあまりよくないんだからしかたないでしょう?」
そんな風にぼやいているアンディに文句を言うアイシャ。
(赤字ならどうせオーブから補填を受けるんだからいいんだけどな。全くアイシャはきまじめなんだから……)
そんなことは怖くて面と向かっていえるわけもないアンディ。
「で、君は何をしているんだ、アイシャ」
後ろで丸椅子に足を組んで座ってる睨んでいる、しっとりとした浴衣姿のアイシャに声をかけるアンディ。
「さぼらないように監視よ。ダコスタ君はいいけど、アンディ、あんたすぐにさぼろうとするでしょう?」
「いや〜、僕みたいな知的労働者には向かない作業なんでね」
「知的労働者が、笑わせるわね、ただのサボり魔でしょう?」
「いや〜、これまた見解の相違だね」
アイシャの方に振り向くアンディ。
「知的労働者で趣味人なんでね」
「だから、手を動かす!」
「いや、君とはいっぺんゆっくり話をしようかと思ってね」
「隊長、口先だけでまったく手を動かす気がないんでしたらアイシャさんといっしょに縁日でもまわってきたらいかがですか?」
焼きそばをひっくり返しながら、いい加減に切れるダコスタ君。
「へいへい、じゃ、頼んだよ、ダコスタ君」とその場を逃げ出そうとするアンディ。
「アンディ、こら待て!」
腹巻きをつかむアイシャ。
アンディ=バルトフェルド隊長、脱走に失敗。
(あらかじめアスラン=ザラに脱走の極意でも聞いておけば良かったかな)と後悔する彼。

縁日の中を歩く、フーテンの砂漠の虎さんとその腕にしっかりと両の腕でまとわりつく浴衣姿のアイシャ姉御。
「アイシャ、そんなにくっつくと暑いんだがな」
「こうでもしなきゃ逃げるでしょう?あんた」
「あ〜、前向きに善処しよう。だからゆるめてくれ」
「ダメ、やっぱり逃げる気だ」
 ――どんなに逃げたって、誰のところに行ったって僕の戻ってくる場所は……、僕の居場所はアイシャのところだけなんだがな。
そんな恥ずかしいことは彼の美学として口が裂けても言わないバルトフェルド。
 ――ま、男のわがままだからな。
浴衣姿で足下の悪いアイシャを走り出してしまえば逃げ出せるのだろうがそれはする気のない彼。
「一般に、胸があると着物姿は似合わないと言うが、例外もいるんだな」
「なにそれ」
「いや、君のその姿似合うなと」
「お世辞を言っても腕はゆるめないわよ」
「だから腕以外のなにかがちょっとね」
「スケベ親爺」
「心外だな。……そのスケベ親爺ぶり、後で試してみるかい?」
「……考えてみないでもないわ」
「そりゃどうも」
そんな会話がうれしいのか、なんとなく逃げそうもない様子なのがうれしいのか……
頭まで肩にしなだれかかり今まで以上にまとわりつきなんとはなしに少しうれしそうな表情のアイシャ。
445通常の名無しさんの3倍:2007/08/12(日) 22:22:36 ID:???
おおー縁日話GJ!!流石はアスランだな。つか、屋台の親父凄すぎww
446:2007/08/13(月) 10:17:17 ID:???
珍しくアンディとアイシャの良い雰囲気が・・、
いや、こういうのはたまに見せるから良いのか?
何はともあれ71さん縁日GJ
447通常の名無しさんの3倍:2007/08/13(月) 10:32:56 ID:???
71さんGJであります。
虎さんとアイシャの会話の辺りは素晴らしいものがありますね。
448通常の名無しさんの3倍:2007/08/15(水) 10:12:48 ID:???
保守
449通常の名無しさんの3倍:2007/08/15(水) 11:35:31 ID:???
縁日話、ほのぼのしていて良いなあ・・・
450通常の名無しさんの3倍:2007/08/15(水) 11:39:53 ID:???
不器用なイザークのキャラが好きだ。
451通常の名無しさんの3倍:2007/08/16(木) 08:40:03 ID:???
キラ「今日も暑いねぇ」
シン「最高気温38℃ってどんだけ〜だよ」
凸「プラントにいる時じゃ考えられない気温だな」
キラ「そうだね、こんな暑い日にはやっぱりプールとか海に行きたいね」
シン「いいね、そしておんにゃのこの水着姿も見れて一石二鳥だw」
キラ「やっぱりそうだよねぇwプールとか海といえばおんにゃのこの水着だよねw」
凸「…相変わらずだなおまえ等…」
452通常の名無しさんの3倍:2007/08/17(金) 01:11:59 ID:???
>>451
キラ「アスランは、自分に素直になった方が良いと思うんだw」
シン「だよなーw」
453通常の名無しさんの3倍:2007/08/17(金) 10:28:59 ID:???
アスラン「体では理解できても心では納得できないこともある!……あれ?」
454通常の名無しさんの3倍:2007/08/17(金) 20:54:24 ID:???
>>453
ハイネ「割り切れよ…でないとお前(ry






はぁ…彼女欲しいなぁ〜orz」
455通常の名無しさんの3倍:2007/08/17(金) 21:03:11 ID:???
アーサー「やあ、ハイネ。君も僕たちの仲間だね!」
虎「君のコネで今度、合コンでもセッティングしてくれないかね」
アイシャ「アンディ、あんた本気?!」
虎「いやだな、あいしゃさん。かるいじょーくですよ。あはははは」(棒読み)
456通常の名無しさんの3倍:2007/08/17(金) 21:06:24 ID:???
アイシャからは逃れたが、アーサーとハイネに裏切り者扱いされ、さらに常夏やオクレやニダまで合流してフルボッコにされる虎さん
巻き添えになる鷹さん
457通常の名無しさんの3倍:2007/08/17(金) 21:45:12 ID:???
虎「いやあ、まいったよ…。若いのは元気があっていいねぇ…」
鷹「全くだな…」
虎&鷹「ハハハハハ('A`)」
458通常の名無しさんの3倍:2007/08/18(土) 21:18:59 ID:???
保守
459通常の名無しさんの3倍:2007/08/18(土) 22:34:35 ID:???
>>455
アーサー「いいんだいいんだ、僕は二次元に走(ry」
ハイネ・オクレ・アウル「待て待て、早まるな!!」
460通常の名無しさんの3倍:2007/08/19(日) 01:25:40 ID:???
ダコスタ「みんな、元気があっていいな〜」
461通常の名無しさんの3倍:2007/08/19(日) 01:39:52 ID:???
>>460
虎「君も早く可愛い彼女を作ったらどうかね?」
アイシャ「あんたが言うことかい」



シン「なぁそれよりもルナとステラの萌えること話させてくれよ」
キラ「だったらラクスとフレイの(ry」
凸「なら俺は…いや、止めとく…」
462通常の名無しさんの3倍:2007/08/19(日) 07:31:13 ID:???
(たまたま砂漠の虎に来ていたアストレイ3人娘)

ジュリ 「そ、そういうことなら、私なんてどうですか? ダコスタさん」
アサギ「あ、ジュリ抜け駆けすぎ! 私のほうが良いですよ! ナチュだけど金髪だし!」
マユラ「アサギっ、1人だけずるーいっ」
463:2007/08/19(日) 10:39:49 ID:???
何なんだダコスタは!?。
不遇かと思ったらいきなり美少女3人選り取りみどりか!?
許せん!!
・・・と、不遇な奴らが言っとりますが。

・・えースイマセン、話変わります。
 
「・・あ、あの、すみません、セリーナ・プロヴィデンスと申します・・・。
・・本当はわたしここであんまりでしゃばるのは良くないんですけど・・、
すみません、相談に乗って頂きたい事がありまして・・・。
・・・実は・・、その・・・・、
・・・・ラウ様がいまだにわたしの事抱いて下さらないんです・・・・・・。
・・・そ、それで・・、その・・・、・・はしたないんですけど・・・、
・・・・どうすればラウ様を・・、・・その・・誘惑できるかなあって・・・・、
・・・今度海水浴にみんなで行こうってお話にもなってますから、
・・・・こ、これを機会に・・・・!!!
・・・この世界の皆さんとても仲良くしてらっしゃって、
・・あの、そういう事にもお詳しそうなので・・・、
・・・どなたかに相談してみようかなって思ってもみてるんですけど・・・、
・・・こういう事の相談って、どなたに伺うのが一番いいんでしょうか・・・・?」
 
と、うちのセリーナが申しておりまして、
スレタイメンバー達の中の誰かに相談に乗ってもらうなり、
何でしたら直に住人の方に相談に乗って頂けたりすると、
うれしいのでありますが。
464通常の名無しさんの3倍:2007/08/19(日) 15:52:15 ID:???
虎さん「>>463でこんなご意見をもらったんだけど」
ダコスタ「すごく恥ずかしそうに質問してきてますね。本当に勇気を出して質問されたことが文面からも滲み出ていますよ。
 隊長、悩めるセリーナさんのためにもここは一つ力を貸してあげましょう」
虎さん「うん。僕もそれについては力を貸したいところなんだけれどね。
 しかしあの変態仮面、女性にこんなことを言わせるなんて一体どういうことだろう。
 というわけで原因を考えてみたのだけれど……いくら僕でも原因がわからなければ対処のしようがないからね。
 @実はゲイ(同性愛者)だった。
 A実はペド(その他ネクロ等含む、いわゆる特異な性欲の持ち主)だった。
 B実はED(erectile dysfunction、勃起不全)だった。
 C実はセリーナさんがタイプじゃない。
 Dその他重大な理由がある。
のどれかじゃないかと思うんだけどCはなさそうなんだよね。セリーナさんはナイスバディ眼鏡美少女だし(>211参照)、なんだかんだで仲良くしているみたいだしね。
 というわけでセリーナさんに確認だけどあの変態仮面は、@〜Bのうちのどれかではないよね?Bだったら病院へ、@かAだったらどうしよう?なんだけど。
 一番楽なのはDで原因(例えば、テロメアが短いからいつまでも一緒にはいられないので抱けないとか)を話し合って解決するが一番だけどね。
 こっちとしては、@〜Bでなければいいけれど……何か思いつくことはあるかい?」
ダコスタ(どうか、お願いだから@かAではありませんように)←神様に祈っちゃっています。
虎さん「まあ、他の職人の方もいらっしゃるし、解決したなら解決したでいいからね。回答は気楽にお願いするよ。では」
465通常の名無しさんの3倍:2007/08/20(月) 21:50:54 ID:???
>>464
Dのその他で
テロメア異常は治ってると思うんで、単に照れ屋かと
今まで世界を滅ぼす事しか考えて無かったため、女性の扱いに疎いとかw
466通常の名無しさんの3倍:2007/08/21(火) 21:48:31 ID:???
保守
467通常の名無しさんの3倍:2007/08/22(水) 19:54:55 ID:???
ラウ「女の扱いかね…
幼い頃から天涯孤独だった私に彼女などいるはずもなくザフトに入ってからも任務ばかりで暇はなく
フレイたんを拉致って少しばかり話はしたがあの時の私は既に「狂うぜ」だったしなぁ…(´・ω・`)」


フレイ「彼が実は彼女欲しい…彼女を持ってるキラがうらやましいと呟いてたのは内緒ね♪」
キララク「ちょwwww」
468:2007/08/22(水) 21:49:47 ID:???
突然、ラウに、「相談がある。」と言われ、
シンとキラとアスランが激しく動揺したのも無理はない話だった。
ラウ「・・・実は、セリーナの事なんだが。」
シン「・・何か不満でもあるって言いたいんですか?」(やや睨む様な視線で)
ラウ「!!、とんでもない!!。私には勿体無い程いい娘だぞ、彼女は!!!!!」
アスラン「・・ムキになり過ぎですよ。」(肩を震わせて笑いをこらえている。)
ラウ(急に面差しを紅潮させて)「・・・すまん。
・・いや、問題は私の方なんだ・・・・。」
キラ「・・というと?」
ラウ「・・・その・・、・・時々、理性が抑えきれなくなりそうになる・・・。
・・・この夏の暑さのせいだろうが、その、・・セリーナが・・、
・・タンクトップだとか、ミニスカートだとか、・・肌を晒す様な服装の時が多くて・・・、
・・この間は掃除中で前屈みになっているセリーナのスカートの中を見てしまった・・・・。
・・・一緒に外出していてセリーナが腕を絡めてくると・・、・・その・・、
・・胸元に下着を着けていないのが分かってしまって・・・・、
・・・不意に、押し倒してしまいそうになる事がある・・・。
・・・何と言う事だ。あんなにも純粋に慕ってくれているセリーナを
己の汚れた欲望の餌食にしてしまおうなどと・・・、
・・・このままでは・・・・!!!!。
・・・一体私はどうしたらいいと思う・・・・?」

シン・キラ・アスラン「・・・・・・・・・・」


セリーナの心ラウ知らず。
469通常の名無しさんの3倍:2007/08/22(水) 23:40:01 ID:???
オリキャラに興味がないのは俺だけか
470通常の名無しさんの3倍:2007/08/23(木) 00:14:34 ID:???
>>469
そう、お前だけだ
471通常の名無しさんの3倍:2007/08/23(木) 08:48:24 ID:???
オリキャラは程々に・・・
472通常の名無しさんの3倍:2007/08/23(木) 12:44:39 ID:???
1さん乙です。
個人的には楽しませてもらいました。
セリーナさんの件書いてみたんですけど、この流れでは投下は控えた方が良さそうですね……
473:2007/08/24(金) 04:23:51 ID:???
えー、確かにオリキャラのみは俺もまずいと思うんですが、
今回、セリーナ&ラウに
男女関係の先達??としてスレタイメンバーがいかに対応するか?、という事で、
ネタ素として活用して頂けたらうれしいなあ、てな事、考えてたりしました。
意外に親切に対応するキャラ、完全にふざけた事言ってどつかれ倒すキャラ、とか。
個人的には、472さんの読んでみたいんですが・・・。
俺自身でもこのネタの続き、色々と書いてみたくはあります。

結局の所、オリキャラを単にオリキャラとして捉えるのではなく、
そのオリキャラとスレタイメンバーの関わり合いを描く事で、
いかにスレタイメンバーの魅力を引き出すか、じゃないかとも思うんですよ。
まあ、かく言う私自身も何かと至らぬ修行の身ではありますが。

474通常の名無しさんの3倍:2007/08/24(金) 21:53:19 ID:???
 それはある夜のこと。
(眠れない……)
 アスランは寝付けなかった。今日はオーブ軍の演習があったので昼寝をするような暇はなかったし(そもそも昼寝などしないが)、寝る前にカフェインを摂ったわけではないので寝付けなくなるようなことはないはずなのだがどうしてか寝付けなかった。
「……仕方がない。少し夜風に当たるか」
 アスランは自分に言い聞かせるように独り言を呟き、自分の腕にしがみついて寝ているメイリンとミーアの腕をそっと解く。
 そして安らかな寝顔の三人を起こさないように慎重にベッドを降りて居間に向かった。

 今日も日中は蒸し暑かったが、夜になると気温も下がり快適な温度になって、そよそよとそんな喩えがぴったりな風が出ていた。アスランは蚊取線香を焚いて縁側に腰をかけていた。この辺りにあまり蚊はいないが痒い思いはしたくはなかった。
 縁側から見える草陰に赤い光が時々灯る。時間を問わず何かあれば三分以内に警備関係者が飛んでくるようになっている。警備は万全であった。
 未だ戦争の傷跡が残ってはいるがオーブは平和そのものである。正直に言えば過度な警備だった。
475通常の名無しさんの3倍:2007/08/24(金) 21:54:19 ID:???
(警備装置もこんなに物々しくしなくてもいいのだがな……)
 アスラン達は警備についてはこんな風に考えているが、戦争が終わって間もないのも事実であり、オーブは平和だが他の国はまだ混乱しているところが多いのが現状である。
 万が一のためこれくらいはさせてくれと担当閣僚から言われ、人員こそ少ないがこうした警備体制はいまだ厳重なのであった。
(それにしても全然眠くならないな。いつもはぐっすり眠れるのにな……)
 そんなことを考えながらアスランはぼんやりと縁側から見える星空を楽しんだ。風鈴の高い音色が夜風に乗って響く。
「どうしたの?」
 背後から声が聞こえてきた。
「ミーア、どうしたんだ?」
 アスランは振り向きながら声をかける。振り向いた先のミーアの顔は少し怒っているようだった。
「それはこっちの台詞よ。アスランがいつまでも戻ってこないから心配して見に来たらここでのんびりしているんだもの」
「……すまない。もしかして、腕を解いた時に起こしてしまったのか?」
「気にしないで。それよりも眠れないの?もしかして何かあったの?」
 ミーアが心配そうに聞いてきた。
「いや、そんなことはない。ただ何となく寝付けないだけなんだ。もうしばらくしたら眠れると思うから先に戻っていてくれ」
「ならいいけど。ねえ、私もここで暫くアスランと話しをしてもいい?」
 アスランの隣に腰掛けてまっすぐアスランの瞳をのぞき込むようにミーアが聞いてきた。アスランに断れるわけはなかった。
「せっかくの話し相手を断るわけはないな。ミーアがそう言ってくれるなら俺としては大歓迎だ。それにもう俺の隣に座っているじゃないか」
「そうね」
 ミーアは笑って言いながらアスランを見つめる。目が合い何となく可笑しくなって静かに笑いあう二人だった。そんな二人の静かな笑い声の中、再び風鈴の音が響いた。
476通常の名無しさんの3倍:2007/08/24(金) 21:55:31 ID:???
「話をするといってもあまり話題なかったな」
 ミーアが隣にいてくれても夕食時やその他の時にカガリやメイリンと話してほとんど話題は尽きてしまっていたことを思い出してアスランは言った。
「そうね。でも……」
 ミーアがそう言って肩にもたれかかってきた。甘い匂いがアスランの鼻孔をくすぐった。
(どうしてこう、うちの女性陣はいい香りがするんだろうな)
 そう思いながら、香りを嗅いだけで気恥ずかしくなって少し身を固くしたアスランだった。
「……ありがとう」
 ミーアがポツリと呟くように言った。その声は肩にもたれている状態だったから聞こえたようなか細い声だった。
「ん?礼を言われるようなことはなにもしていないぞ」
 きっとミーアはアスランに伝えたくて言ったのではないのだろう。思わず口から出てしまった――そんな感じをミーアの言葉から感じたのだがアスランは答えた。
「ううん。今、こうしてくれているじゃない。きっとカガリもメイリンもそうだと思うけど、アスランがこうして側にいてくれる、それだけで何となく落ち着けるの。
 それが私にとってどれだけ嬉しいことか……。そして――今だけはアスランを独り占めできるしね」
「……」
 そんなミーアの告白を受けて黙り込むアスラン。暫く、夜の帳の中を風鈴の音だけが響いていた。不思議とこの沈黙は心地よかった。
477通常の名無しさんの3倍:2007/08/24(金) 21:57:34 ID:???
「ねえ」
「なあ、ミーア」
 沈黙が破られた。声を出したのは同時だった。
「アスランからでいいわよ」
「いや、ミーアから……って話が始まらないな。じゃあ俺から」
 そう言ってアスランは落ち着くためか一呼吸おいてから話し始めた。
「……夏も本番なのに俺達どこにも行ってないじゃないか。だから今度何処かいこうかって言おうとしたんだが……」
「ホント!?」
 ミーアは目を輝かせて聞き返してきた。まるで人なつっこい猫のようだった。ただこの猫はあまりにも色気がありすぎるのが問題で現在身に着けているものは薄いネグリジェである。
 正面から見ると何度も殺されかけた胸の谷間がはっきりとしている。アスランはすぐに赤くなってからかわれるからあまりこうした寝間着姿の彼女達を正面からは見ないようにしていた。
(初心のつもりはないのだがな……。まだ慣れないのか?俺は……)
 アスランは赤くなって視線をそらすが、それを見逃すミーアではなかった。くすっと笑いながらミーアは言う。
「まだ慣れないの?ベッドの上では平気なのにね」
「いや、それは……」
 ごにょごにょと口ごもるアスラン。
「まあいいわ。この件はじっくりと後でカガリやメイリンも含めて話し合いましょう」
(助かった……のか?)
「そ、それで、ミーアの話は何なんだ?」
 無理矢理にでも別の方へ話を持って行こうとするアスラン。あまりにも見え見えなのでこみ上げる笑いを押し殺してミーアは言った。
「眠れないのなら、私いい方法知っているわよ」
「ん、どんな方法だ?」
「ベッドに行けばわかるわ。行きましょう」
「ああ……」
 アスランは自信たっぷりなミーアに手を引かれて、少し半信半疑で寝室に戻るのであった。
478通常の名無しさんの3倍:2007/08/24(金) 21:59:02 ID:???
 寝室に戻った二人。安らかな寝息を立てているカガリとメイリンを起こさないようにそっとベッドに戻る。そして小声で話す。
「ミーア、いい方法って?」
「うん。でもその前に身体を移動して。アスランの頭が私の胸の辺りに来るように」
「……こうか?」
 少し疑問に思いながらミーアの指示に従いアスランは身体を動かす。ザラ家のベッドは四人が一度に寝られる特注品の特大ベッドだったためかなり余裕を持たせて作ってあった。
「そうしたら、身体をこっちに向けて」
「??」
 ミーアが何をしようとしているのかさっぱりわからないまま、アスランは言われるままに仰向けの体勢からミーアの方へ横向きの体勢になるように身体を動かした。
(!!)
 動かしたのを見るとミーアはアスランの頭を抱きしめた。が、いつものように胸を押しつけるのではなく、そっと優しく慈しむように抱きしめている。いつもは窒息しかける柔らかい感触がずっと浸かっていたいぬるま湯のようなそんな感触にアスランには感じられた。
「ミ、ミーア、こんな事をしてどうしたんだ?」
 このまま我を忘れて抱きしめられたままになりそうになったが、何とか持ち直してアスランはミーアに尋ねた。
「アスラン苦しくない?大丈夫?」
「ああ、それは大丈夫だが、一体どうしたいんだ?」
「どうもしたくないわ。このままアスランが眠るまでこうして抱き留めてあげる。何も考えずに目を閉じて」
 そう言って少しだけミーアの抱きしめる力が少しだけ強まった。その強まった力の中に決意を感じてアスランは放してもらおうとは思えなくなった。
「……わかった。今日はこのまま眠らせてもらう」
 アスランはそう言うと目を閉じる。そして思いがけず強張っていた身体の力を抜いた。
「うん、遠慮しないで。いつでも私の胸に倒れ込んできていいのよ。私達には用心しなくていいの」
 アスランが身体の力を抜いたのを感じたミーアはアスランが苦しくならないように力を緩めながら呟いた。そしてそっと歌い出す。
479通常の名無しさんの3倍:2007/08/24(金) 22:00:29 ID:???
「眠れ眠れ 母の胸に 眠れ眠れ 母の手に こころよき 歌声に むすばずや 楽し夢……」
 寝ている二人を起さないように、そっと愛しい人にだけ届くように、耳元で囁くように歌われるトップアイドルの子守唄。しかもその歌い手の腕の中に抱かれている。目をつぶっているためか、いつもよりも強くミーアの体温を、鼓動を、甘い匂いを感じた。
(悪くないな……)
 アスランはそう思う。いつもならば照れてしまうところだが、何故か照れたりはしなかった。そしてミーアの歌を聴きながら、その温もりと心臓の鼓動と甘い香りを感じながらいつの間にかアスランは安らぎに満ちた眠りに誘われていった。

 翌朝、ミーアはアスランにしっかりと胸に抱いて起こすのが憚れる――そんな幸せそうな寝顔をして眠っていた。これを見てカガリとメイリンはここ最近で最大級に機嫌を損ねた。
 当然、アスランはメイリンとカガリに釈明会見をする羽目になる。二人に事情を理解してもらうには時間がかかり、会見と交渉の結果当分は昨夜と同じように順番で専用抱き枕になることが決定したアスランであった。

終わり
480通常の名無しさんの3倍:2007/08/24(金) 22:01:51 ID:???
あとがき
 今回ミーアが歌った子守唄はシューベルト作曲、内藤 濯訳詞の一番です。念のために出典をだしておきます。
 そして考えてみればハーレムじゃないこんな駄文を読んで下さった方に感謝します。
481:2007/08/25(土) 11:13:29 ID:???
セリーナ「・・・480さん経由で伺ったんですけど、いいお話ですね・・・・。」
ミーア「・・いや、そう言われると何か照れちゃうんだけど、
・・セリーナさんもラウさんにしてあげたら・・・?」
セリーナ「・・え、えと、ラウ様を抱き枕に・・、ですか・・?」(顔真っ赤)
カガリ「・・・つらい事の多かった男だからな、ラウも・・・。
男をあまり甘やかすのは良くないとは思うが、ラウもつらい事を乗り越えて未来を目指しているんだから、
たまに甘えさせてやるのも、悪くないとは、思うぞ?」
メイリン「・・それで、落ち着いたラウさんが自然に欲情しちゃったら、
後は、セリーナさんの気持ち次第で受け止めてあげたらいいんじゃないかと思いますよ?」
セリーナ「・・・メ、メイリンさん、・・意外と言う事大胆ですね・・・・。」
ミーア「あら、メイリンは言う事だけじゃなくてやる事も結構過激よねえ。」
カガリ「そうだそうだ。気を抜くといつ抜け駆けするか分からないしな。」
メイリン「いつ抜け駆けするか分からないのはカガリさんもミーアさんもじゃないですかぁ!?」
セリーナ「・・・・・・」(言葉を失いつつ、一層頬を染めつつ)
ミーア「・・・とにかくセリーナちゃん、
ここぞという時には、思い切って積極的にいかなくちゃだめよ?」


すいません便乗させて頂きました。
480さんGJです。

482:2007/08/25(土) 11:25:17 ID:???
ちょっとだけ補足。
480さんのシチュエーションで、
カガリは、ミーアの抜け駆けには気を悪くしているけど、
ミーアがアスランの心を安らげようとした事自体には、むしろ好意的だと、
私は捉えてます。
483480:2007/08/26(日) 20:31:54 ID:???
 遅レスになってしまいましたが1さん>>481>>482での補足をありがとうございます。閃きの一助になったのであれば、望外の喜びです。個人的には、セリーナさんの物語楽しみにさせてもらっていますので、できましたらこれからもよろしくお願いいたします。

 さて、今回もザラ家がメインになってしまいました。三家だとザラ家が一番書きやすいのでそちらへの比重が多くなっていますがそこは御容赦下さい。
 前置きが長くなってしまいました。では行きます。
484480:2007/08/26(日) 20:33:17 ID:???
 いつも男三人がたむろしている喫茶『砂漠の虎』。そして今日も男達が虎さんと話しているのかと思いきや、今日はザラ家の面々が来店した。

虎さん「あれ?今日は珍しいね」
アスラン「今日は皆で買い物に出たんですよ。それで近くを通ったから一休みしようという話になって寄った次第です」
虎さん「そうか。まあ、ゆっくりしていきたまえ。もし足の早いものがあるならこっちで預かって冷蔵庫に入れておくよ」
アスラン「ありがとうございます。一応氷は詰めていますが、お言葉に甘えさせてもらいます。メイリン、ミーア、冷蔵庫を借りて足の早いものを入れてしまうからな」
ミーア「わかったわ。手伝う?」
メイリン「わかりました。お手伝いしますか?」
アスラン「俺一人で大丈夫だ。カガリ、アイスコーヒーを注文しておいてくれ」
カガリ「ああ」
虎さん「じゃあ、ダコスタ君。荷物を預かってくれたまえ」
ダコスタ「はい」
485480:2007/08/26(日) 20:34:48 ID:???
 出て行った二人を見送ってから、席に着きザラ家の女性陣が話を始める。
メイリン「そういえば聞いて下さいよ。この前お姉ちゃんの家に行ったらまたコスプレの衣装があって、行くごとに増えているんですよ」
ミーア「彼も頑張っているのね」
カガリ「でも、あれっていいものなのかな?アスランはそういうこと言わないからこっちはどうして良いかわからないしな」
ミーア「そうね。でも新しい刺激にはなるんじゃないかとは思うけど」
虎さん「横から口を挟んで悪いけど意外だね。ミーア君なんかは詳しいと思ったけど?」
ミーア「……日頃どういう目で私を見ているの?仕事で色々衣装は着るけど、それとこれとは別でしょ。私、アスラン以外の男の人は興味ないし、アスラン以外は知らないわよ。知りたくもないしね」
虎さん「……失礼。そう意味ではないんだが気を悪くしたなら謝るよ。済まなかった。お詫びといってはなんだが試してみるといい。三人に一着ずつ衣装をあげるよ」
メイリン「嬉しいですけど、アスランさん以外の男の人から贈り物をもらうわけには……」
ミーア「そうね。メイリンの言うとおりね」
虎さん「いやいや、そんな風に堅苦しく考えなくても良いよ。少し整頓したいと思っていたところさ。このままではアイシャに整頓という名目で捨てられそうなんだよ。
 まあ、こういっては不要品をあげるみたいで失礼かもしれないね。そういうつもりではないからそこは勘弁して欲しい。当然、未使用のものを渡すからね。
 ……おっと、話がそれてしまったから話を戻すけど、彼には僕から言って許可をもらっておくよ。それだったら問題ないだろう?」
カガリ「それなら、いいかな?」
メイリン「……そうですね」
虎さん「決まりだね。今は君たち以外にお客もいないからちょっとくらいなら店を開けてもいいだろう。こっちが倉庫だ。更衣室も自由に使ってくれていいから色々選んでみていいよ」
 そう言って虎さんはザラ家の女性陣を倉庫へと案内した。
486480:2007/08/26(日) 20:36:16 ID:???
ダコスタ「あれ?誰もいない」
アスラン「本当だ。カガリ達もいないし、何か用事ができたなら携帯に連絡が入るはずだが……」
 ちょうど虎さんが戻ってきた。
虎さん「ああ、戻ってきたね」
ダコスタ「店を開けて何していたんですか?」
アスラン「三人を知りませんか?」
虎さん「一度に言わないでくれたまえよ。彼女達にいらなくなった服をあげる事になってね。倉庫に案内していたんだ。彼女達が服を受け取ることは別にかまわないだろう?」
アスラン「はい、そちらが迷惑でなければですが。しかし俺に許可を取る必要はないのでは?」
虎さん「こちらから申し出ているんだ。迷惑であるはずがないよ。
 そして許可を取ったのは、彼女達が君の許可がなければ受け取れないと言っていたのでね。ここで君が首を縦に振ってくれなければ困ったところだよ。全く彼女達は揃って身持ちが堅いよ」
アスラン(そんなことなら俺の許可など気にする必要は無いのにな……)
 そんなこんなで女性陣を待つアスラン、虎さん、ダコスタの三人だった。

 暫く待つと女性陣が戻ってきた。三人とも女子高生の格好をしていた。せっかくだから系統はそろえてみようと倉庫で話し合った結果だった。
 メイリンはニーソックスの似合う可愛い制服を、カガリは短いスカートに生足で活動的な感じの制服を、ミーアはブラウスにスカートという格好であったがブラウスのボタンが留まらず大きく胸を開けていた。ある意味で制服という名の凶器だった。
虎さん「これはこれは……」
ダコスタ「……(面食らっている)」
アスラン「ぐっ、ごほ!」(ちょうど飲んでいたアイスコーヒーを気管に入れた)
カガリ「(アスランの背中をさすりながら)大丈夫か?」
アスラン「あ、ああ……。それにしてもその格好は……?」
虎さん「まあ、それはこの後のお楽しみだよ。ああそうそう三人とも、彼の許可はもらったから遠慮無くね」
アスラン「後のこと?どういうことですか?」
487480:2007/08/26(日) 20:37:44 ID:???
 女性陣に囲まれて呆気にとられるアスランを置き去りにダコスタと虎さんが男同士の会話を始める。
ダコスタ「……隊長、アスカ家の女性陣に続いてザラ家の女性陣もコスプレですか?」
虎さん「うん、考えてみれば素材は極上も極上だからね。これもまたありだと思うんだよね」
ダコスタ「確かにありだとは思います。今までのコスプレは腕力系の二人がコスプレしていましたからね。今度は特に熱心系の二人もコスプレしますし、違う何かが期待できるかもしれないですが……。そのなかでもミーアさんのあの胸はまずいと思います」
虎さん「うん。胸が邪魔でブラウスのボタン閉まらないってのは危険だよね」
アスラン「あの、これはどう転んでも全部俺に返ってくるんですよね……?」
虎さん「ああ、でも新しい流れには犠牲がつきものだよ。頑張ってくれたまえ。というかそんなこと言っていたら世の男性からフルボッコになるよ」
アスラン「人ごとだと思ってさらっと言わないで下さい……」

 そんなアスランを尻目に三人が尋ねてきた。
カガリ「アスラン、どうだ?」
メイリン「どうですか?似合ってますか?」
ミーア「アスラン、たぁぁっぷり可愛がって、ね?」
 今夜が怖いアスランだった。

終わり
488通常の名無しさんの3倍:2007/08/27(月) 09:26:54 ID:???
凸は純情の壁を越えるべきなんだw
489通常の名無しさんの3倍:2007/08/27(月) 22:17:58 ID:???
アスカ家にて
シン「よしっ、今日は女子校生プレイにしようw」
ルナ「もうしょうがないんだから」
ステラ「シン、ミニスカ好きねw」



ヤマト家にて
キラ「じゃあ今日は女子校生のコスでw」
ラクス「まぁ可愛らしい服ですわね」
フレイ「べ、別に着てあげる訳じゃないんだからねっ≧≦」


喫茶店にて
ハイネ「なぁアスラン…どっかに女子校生の格好が似合うおんにゃのこいないか」
凸「俺に聞くなよ」
490通常の名無しさんの3倍:2007/08/28(火) 22:17:09 ID:???
捕手
491通常の名無しさんの3倍:2007/08/29(水) 23:13:33 ID:???
保守
492通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 00:52:23 ID:+54oTm7X
保守
493通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 03:41:26 ID:???
つ【飲めや歌えやの大宴会】
494:2007/08/31(金) 04:32:33 ID:???
ルナ「この際、セリーナも女子高生コスでラウさんに迫ってみたら?」
セリーナ「はいぃ!?」
カガリ「じゃっ!、こっちな!」
セリーナ「え、あ、きゃっ!、ちょっ、ちょっとっ!、カガリさんわたしをどこへー!!?」
 
暫し時は過ぎ、全員女子高生のコスチュームで、虎さんの店で。
カガリ「で、相談の件だがな。」
セリーナ「はい・・、」
カガリ「・・ラウを押し倒す!!。これしかない!!」
セリーナ「!!!!」(茶噴いた)「・・カ、カカカカガリさんん!!!?」(顔真っ赤)
カガリ「今時受身なんて流行らないぞ!。気に入った男はこっちから迫って手篭めにするぐらいでないと!」(威勢良く、でも頬は染めつつ)
セリーナ「・・・て、てごめ・・・・・・・・」(ますます真っ赤)
ミーア「・・えらそうな事言ってるけどね、カガリさん今はともかく3人で暮らし始めた頃はかなり奥手だったのよ?。
そこをわたしが抜け駆けでアスラン押し倒しちゃったもんだから、もうあの時は凄まじい有様になっちゃって。修羅場、って奴?」 (悪戯っぽく微笑みつつ)
メイリン「・・・思い出すと腹立ってくるんですけど、まあ、あの修羅場越えてるから今のわたし達があるのも事実は事実ですけど。」
カガリ「・・・・・」(顔真っ赤にして言葉をなくしている)
セリーナ「・・・・・」(言葉をなくしている)
メイリン「・・・・裸エプロンでラウさんの好きな料理作る、っていう手もありますよ?」(顔真っ赤)
セリーナ「!!!!」(うなじまで真っ赤)
ルナ「うわ、直球で剛速球!!、ていうか、メイリンあんた何時の間にそういう事言う子になっちゃったのよ!?」
メイリン「・・毎日アスランさん争奪戦やってたらこうもなります。てゆーかこうもなろう・・!」(顔真っ赤、後半何気にカロッゾの口調真似)
ステラ「・・・ラウの入ってるお風呂に裸で入って、背中から始めて全部洗う。」
ルナ「剛速球第2弾!!」
ステラ「・・ルナもシンにした。」
ルナ「ばらすなー!!!」(顔真っ赤)
セリーナ「・・・き、基本に忠実、って事ですよね・・・・・・・・。」(顔真っ赤、目が何やら本気)
495:2007/08/31(金) 04:34:12 ID:???
ラクス「・・ところでセリーナさん?」
セリーナ「はい?」(不意を打たれて無意識に素直に)
ラクス「ラウさんの子供を産みたいという事は、ラウさんに仰っていますか?」(セリーナの瞳を見つめつつ)
セリーナ「!!!!!!!!」
ラクス「・・わたしはラウさんの子供を産んで、ラウさんと一緒に生きてゆきたい、だから、わたしを抱いて下さい、と、
はっきりとラウさんに言うべきだと、わたくしは思います。」
フレイ「・・ラクス、あんた直球過ぎ。」
セリーナ「・・でも、ラクスさんの言うとおり、はっきりさせる必要はあるんじゃないでしょうか。」(目が真剣)
フレイ「・・・タイミングの問題もあるわね。直球過ぎるのは逆効果になる事もあるし。」
ラクス「そうなのですか?」(きょとんとした顔で)
フレイ「・・・・・」(頭痛に頭を押さえつつ)「・・・ところで、セリーナ?」
セリーナ「・・はい?」
フレイ「・・ラウさんに犯されてみたい、って、思う事無い?」
セリーナ「!!!!、・・・・・・・・ラ、ラウ様に・・・、・・犯・・・・・・・・・・・・・」(面差しが真紅)
フレイ「・・・・これ最後の手段だけどね、・・・耳元で囁くの、・・・・犯してください、って・・・・・・・・」
セリーナ「・・・・・・キラさんに言ったんですか・・?」
フレイ「・・・・言う前に犯されちゃってるの、毎晩。ね、ラクス?」(頬を染めて微笑みつつ)
ラクス「・・・正直な所、腰にかなり負担が掛かっていますけど。」(頬を染めて)
ミーア「・・・ちょっと犯罪っぽいわよ、フレイ・・?」
フレイ「とか言って、ミーアならこれぐらい平気で言いそうじゃない・・?」(妙に色香を湛えて微笑みつつ)
ミーア「そりゃあ、わたしアスランにだったら、どんな事されたって構わないもの。」(妙に色香を湛えて微笑みつつ)
カガリ「そこで張り合ってんじゃないこのエロボケ女ども!!」(頬を染めて)
セリーナ「・・・・・・ラウ様に・・・、・・・犯・・・・・・・・・・・・・」(頬を染めて、疼く身を、ほのかによじって)
 
 
他の男の客連中「・・・何なんだあの女子高生軍団は・・・・・・・・」
496通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 10:33:07 ID:???
GJです。
虎の店が彼女達がいるこの時間だけ異常に繁盛しそうな気がしていますww
497通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 12:05:15 ID:???
71@仕事中です
>>497
GJです。

なんとなく続きのようなものを走り書き。


「いやいやいやいや、男を誘惑する話なら男に聞かなくちゃ〜。
 なんだったらこの僕が一晩、男というモノを手取り足取り胸取り腰取り熱〜くお教えてしんぜよう♪」
虎の方を見て一斉に引く女性陣。
特にメイリンの顔は青ざめ、冷房の効きすぎというわけでもないのに歯の根もあわずガタガタとふるえていた。
「あれ?どうしたのかな〜君達〜……。ん〜?」
その彼女らの視線の伸びた先はアンディよりもほんの少し後ろにあった。
何かひんやりとしたモノがアンディの肩を叩く。
肩を叩いたもの以上のひんやりとした空気を感じつつ、おそるおそる振り向くアンディ。
「アツクカタラナイデ、ナグルワ」
ドカッ!
鬼神のごときアイシャ、会心の一撃!
砂漠の虎、アンディ=バルトフェルド隊長、KO失神のため退場。
この時のことを思い出してカガリは『あれは世界が獲れる右ストレートだった』と。
そしてこの晩、悪夢を見たメイリンがアスランに朝までしがみついて眠ったのは別の話。

失神したアンディの襟をつかんで引っ張っていこうとするアイシャさん。
彼女らの方を振り向くとセリーナを見つめてこういった。
「でも、セリーナさん、女の私から見てもとってもセクシーだし、クルーゼさんが手を出さないのには何か深い訳でもあるんじゃないのかしら。
 それを素直に聞くってのもいいんじゃないかしら。
 でも男ってバカで子供だから、私達から見ればたいした理由ではないのかもしれないけどね。
 それを案外頑固に守ってたりするものよ。
 まあ、そんなところがまた、かわいいんだけどね。
 あ、こいつは大バカでええ格好しいで子供でどうしようもないスケベ親爺だけど」
(まあ、それでも……惚れた弱みよね)
「そう、なんですか?そんな素直に聞いていいものなんですか?」
「いいんじゃないの?まあ、それはセリーナさんとクルーゼさんの絆にもよるけど」
「絆……ですか」
考え込むセリーナ。
「……それからお客様がた、周りのお客様、特に男性の方々が迷惑していらっしゃるようなのでもう少し静かにしていただけませんか?」
498通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 14:18:12 ID:???
明日の夜のアスカ家は生クリームプレイだなww
499通常の名無しさんの3倍:2007/08/31(金) 22:25:17 ID:???
朝からだよwwww
500通常の名無しさんの3倍:2007/09/02(日) 17:46:35 ID:???
保守
501通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 21:10:58 ID:???
 ここ『砂漠の虎』ではマスターの虎さんとマリューさんの前ではエンデュミオンの鷹どころか雀くらいでしかない鷹さん、そしていつものキラとアスランの四人が仲良く男同士の会話をしていた。

虎さん「……というわけなんだよ。あの時の彼女達は制服でね。色々話をしようと思ったらアイシャに肩をたたかれて、その後気付いたらもう閉店していたんだ。ビックリだよね」
鷹さん「彼女達の制服姿か……。それは俺も見たかったな」
キラ「何言ってるんですか。マリューさんに怒られますよ」
アスラン「そうですよ。それにあれ以来家の女性陣はすっかりコスプレが気に入って大変なんですから」
鷹さん「おいおい、それは惚気か?三人も女侍らせておいて生意気だぞ。俺もやってみるかな?でもマリューには制服はどうかな……?」
虎さん「鷹くん鷹くん。確かに彼女には制服はちょっと年齢がずれているかもしれないけどそこがまた良いんじゃないの。本来、制服を着る女性の年齢は十八くらいまでだろう。コーディネーターならもっと早くに学生は卒業してしまうしね」
鷹さん「何が言いたいんだ?」
虎さん「おいおい、君ともあろうものがまだ気が付かないのかい。
 つまりだ、本来はまだ未成熟な女性が着るものである制服を成熟した女性が着ればどうなる?……人にも因るだろうがパツパツのムチムチな制服姿ができてしまうのだよ。これはまさにミスマッチの魔術だよ。
 ちょっと想像してごらん。ラミアス艦長が女子高生の制服を着た姿を、特に胸の辺りはえらいことになるだろう。特にアスラン君ならよくわかるはずだ。ミーア君で実践済みだしね」
アスラン「……確かに」
鷹さん「なるほど!俺としたことがうっかりしていたぜ。早速一着調達してくれ!」
虎さん「OK」

キラ(……あれ?そういえば)
アスラン「キラ、どうした?」
キラ「……うん。そういえば今日は(九月一日)はアスカ君の誕生日じゃなかったっけ?」
アスラン「ああ、そういえばそうだな」
鷹さん「そうなのか?今日は姿が見えないと思ったらそういうことなのか。彼女達と楽しく過ごしているんだろうな」
虎さん「そうだね。まあ、僕たちは翌日以降にできれば何かしてあげよう」
アスラン「そうですね。家族水入らずで楽しくやっているのでしょうし」
キラ(でもアスラン。君はアスカ家とは無関係じゃないよ……。
 ルナマリアさんの義理の弟になるんだから……。あれ?でもそうなるとカガリがいるから僕はアスランの義理の弟か……)
502通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 21:13:28 ID:???
 虎さん達がそんな話をしていると何故かシンが一人で『砂漠の虎』にやってきた。
虎さん「いらっしゃい……って、どうしたんだい?今日は誕生日で家族と過ごしているんじゃないのかい?」
鷹さん「そうだぜ。一人で何をしているんだ?」
シン「あっ、いや、確かにそのつもりだったんですが、急にルナとステラに用事が入っちゃって一人になっちゃったんですよ。一人じゃ暇だから誰かいないかな、と思ってここにきたんですよ」
アスラン「そうか……。何ともタイミングが悪い話だな」
キラ「うん。その用事って後日にしてもらうことはできなかったの?」
シン「ええ。詳しく聞く暇もなく出かけちゃいましたし、余程のことなんじゃないですか?」
虎さん「しかし、えらくあっさり話すね。残念じゃないのかい?」
シン「確かに残念ですよ。そうでないといえば嘘になります。
 でも、誕生日だから特別に何かをするとかそういうのも考えてみれば変な話ですよ。大切な家族がいて、その家族が毎日笑ってくれること自体が俺にとっては何よりのプレゼントですから、言ってみれば毎日プレゼントをもらっているようなものです。
 だから別に誕生日がどうこうというのはあまり関係はないんです」
鷹さん「なるほどな」
キラ「いいこというね」

虎さん「……でも、せっかくの誕生日だ。後で彼女達と改めて祝うのだろうけど、今日この場は僕たちが祝ってあげよう」
アスラン「そうですね」
鷹さん「でも、今からじゃ準備もくそもないぜ。どうするんだ?」
虎さん「せっかくの機会だし、男だけで日頃の鬱憤を晴らそうよ。良い場所を知っているんだ」
 そういって虎さんは何処かに早速電話をかけた。
虎さん「……うん。そう。誕生日なんだよ。……うん。頼むね」

キラ「どこに連絡したんですか?」
虎さん「それは秘密さ。話してしまっては面白くないからね。それはそうと皆、今日はつきあってくれるのだろう?」
アスラン「いいですよ」
キラ「はい」
鷹さん「俺もOKだ」
シン「すいません。俺のために……」
虎さん「気にしないでいいよ。僕たちはなんだかんだで美人に囲まれた生活をしているからね。たまには男だけで息抜きと行こうじゃないの」
 そして、虎さんの案内で連絡した場所に移動する一行だった。
503通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 21:15:41 ID:???
虎さん「さあついた。ここだよ」
キラ「ここですか?」
 早速店内にはいる五人。店内は暗めの照明ではあるが落ち着いた店だった。
店員「いらっしゃ〜い」
虎さん以外の四人「「「「……」」」」
虎さん「やあ、久しぶりだね」
 呆気にとられた四人を放っておいて虎さんはあっさりと用意された席に着いてしまう。仕方なく残りの四人も席に着いた。

アスラン「ぁ、あの……」
虎さん「なんだい?」
アスラン「ここはもしかしてゲイバーですか……?」
虎さん「違うよ。ゲイバーはゲイの人たちの出会いの場を提供するという側面があるけどここはオカマバーだよ。こっちは普通の人がオカマに接客を受けるという意味合いが強いんだ。
 言ってみればオカマと楽しく酒を飲むという感じだよね。それにここのショーは絶品だよ。今もピアノの生演奏が良い感じじゃないか」
アスラン「演奏はまあ確かに……」
シン「ちょっとそう言う問題じゃないですよ。俺はゲイバーで誕生日ですか」
虎さん「違うってオカマバーだって。オカマバーで誕生会なんて洒落ているだろう?」
シン「まあ、こういう状況じゃなければ来たりはしませんが……」
虎さん「なら、せっかくだ。楽しんでくれたまえよ。慣れたらそれはそれで良いものだよ」
シン「……」
鷹さん「まあ、来ちまったもんはしょうがない。腹を括って楽しむとするか」
キラ(ムウさん。腹を括るのが早過ぎます……)
虎さん「あっ、そうそうここの店のテーブルには「アタック・カード」なるものがあって、好みの人へのメッセージを書いて店員に頼むと渡してくれる仕組みだよ。よかったら使ってね」
四人((((使わないから……))))
 そんなこんなで始まった誕生会だが、酒もあってかオカマの人と話してみるのも思った以上に楽しく色んな苦労話なども聞けてすっかりオカマともうち解けた四人だった。

鷹さん「いやー、たまにはこういうのも良いな」
キラ「そうですね。連れてこられた時はどうなるかと思いましたが」
鷹さん「全くだ。こうして男同士親睦を深めるにはもってこいの場所かもしれないな」
キラ「そこは微妙ですが、思った以上に楽しめるのは間違いありませんね」
 ちらっとキラが横を向くとアスランはオカマに言い寄られて必死で断っていた。虎さんとシンは酔った勢いかショーに飛び入り参加をしている。
 楽しい(?)時間は過ぎていった。
504通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 21:21:22 ID:???
 帰り道、全員の家の通り道になっているので一度『砂漠の虎』まで一緒に帰ることにした五人。ふらふらと歩きながら『砂漠の虎』の近くまで来た。
鷹さん「うー、ちょっと飲み過ぎたかな?」
キラ「ほら、ムウさんしっかりしてください」
虎さん「いやー、今日は楽しかったね。アスランくんはモテモテだったし」
アスラン「いや、モテても……」
シン「とか何とか言って〜、ホントは嬉しかったんでしょ?でも今日は本当に楽しかったな〜」
虎さん「おっと、店に着いちゃったね。じゃあここで解散だ。多分大丈夫だと思うけど、どこへ行ったかは女性陣には秘密だよ。それじゃあお休み〜」
鷹さん「坊主達またな〜」
 そんなこんなで家に帰る五人。

 そして、
アスラン「ただいま」
メイリン「お帰りなさい、アスランさん。皆さんと飲んで来たんですよね?」
アスラン「ああ、もちろんキャバクラじゃないぞ(嘘は言ってないよな……)」
メイリン「わかってますよ。アスランさんを信じてますから。夕飯はいいんですよね?お風呂わいていますよ」
アスラン「ありがとう。じゃあ、風呂に入ってしまうか」
メイリン「はい。でもその前に代表とミーアさんにお顔みせてあげて下さいね」
アスラン「ああ」

 メイリンに言われたとおりに居間にいる二人に帰宅したことを伝えようとしたアスラン。
カガリ「おっ、帰ってきたのか。おかえり」
ミーア「おかえり」
アスラン「ああ、二人ともただいま」
カガリ「ん?」
アスラン「どうした?」
カガリ「(アスランの匂いに何か気が付いたようで)アスランちょっと……」
アスラン「どうしたカガリ?」
カガリ「……お前から香水の匂いがわずかにだがするがどういう事だ?」
アスラン「え?い、いや気のせいじゃないか?(やばい、オカマに言い寄られた時についたのか?何人かに言い寄られたからな……)」
ミーア「アスランどういう事?」
アスラン「い、いや……」
カガリ「それに……その胸ポケットに入っているカードみたいなのは何だ?」
アスラン(な!?……いつの間に入れられたんだ?って、おいカガリ!!)←カガリに胸ポケットのカードを取られた。
カガリ「……アスラン。キャバクラやランパブには行かないって約束じゃなかったか?」
ミーア「説明してもらえるわよね?メイリン!ちょっと来て」
アスラン(なんてことだ……orz)

 そんなわけでキャバクラには行かなかったが代わりにオカマバーに行ったことがばれてしまったアスラン。当然ザラ家の女性陣から各家の女性陣へ連絡がいったことは言うまでもなく、こってりと油を絞られることになった男共であった。

シン「あれ、これって俺の誕生日の話じゃなかったっけ?何で最後の締めがアスランさんなの?」←涙目
ルナマリア「シン!話は聞いたわよ。どういう事?」
ステラ「せっかく早く用事終わらせたのに……」
シン「落ち着こう。は、話せばわかる」
 どうやら今回はアスランに主役を強奪されたシンだったw

終わり

505通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 21:24:39 ID:???
 あとがき
 保守も兼ねて投下しました。今回はごらんの通りシンの誕生日ネタです。気に入っていただけるかについては不安がありますが……。本当は期日に合わせて投下したかったのですが時間がかかってしまいました。
 なお、どんな風にどれくらい油を絞られたかは各人のご想像ということでお願いします。
 個人的にはオカマの方は心は女性ですが遺伝子では男なのでそのへんを考慮してもらって逃げ切った人もいれば、やっぱりボコボコになった人もいるのではないのかな、と思っております。
 シモーヌ・ド・ボーヴォワールの「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という言葉を考えるならオカマの方々は女になるという意味で、女性なのでしょうけど。
 まあ、そんなことはどうでもいいです。楽しんてもらえればそれでOK。そういうことでお願いします。
 最後に誤解のないように書いておきます。決してオカマの方を中傷するつもりで書いたわけではありません。そんな記述もないとは思いますが万が一何かあったならば事情も知らないやつの戯言くらいで御容赦下さい。
 今回はあとがきが長くなってしまいました。スミマセン。
 ここまで読んで下さった方に感謝をして、それでは。
506通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 22:25:34 ID:???
GJ!
507通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 23:39:21 ID:???
>>505
オカマバーか、あまり行きたいとは思わないなww
508通常の名無しさんの3倍:2007/09/03(月) 23:45:52 ID:???
このスレなんか病的
509通常の名無しさんの3倍:2007/09/04(火) 07:11:38 ID:???
>>508
さようなら〜
510通常の名無しさんの3倍:2007/09/04(火) 07:53:18 ID:???
シン「ところで少し気になったんですが?」
キラ「なに?」
シン「ラクスさんなんですけど……」
キラ「ラクスが何か?」
シン「何時の間にか普通に黒くなってますね」
キラ「………………あれ?」
シン「たしか昔は、キラさん家事なんてしてなかったような?」
キラ「言われてみれば、不器用なりに2人がやってたような……で、でもさ」
アスラン「あれ? 何か俺が幸せになってる? 落ちは?」
キラ「彼の変化の方が驚きだよね」
511通常の名無しさんの3倍:2007/09/04(火) 09:49:24 ID:???
シン「で、明けて今日の最初の任務ですが」
キラ「まぁ、言うまでもないよね」
アス「…………」
シン「いつもどおりですよね」
キラ「うん。軍病院」
アス「今回ムウさんは完全に巻き添えだと思うんだが……」
キラ「日ごろの行いってヤツじゃないの?」

アス「なるほど、キラは本編での行いが悪いからこのスレでの待遇が最悪に」
キラ「君が言うかい? 蝙蝠ハゲ君」
512通常の名無しさんの3倍:2007/09/06(木) 14:03:34 ID:???
>>511
蝙蝠ハゲはあんまりだww
513通常の名無しさんの3倍:2007/09/07(金) 22:53:27 ID:???
キラヒドイ
514通常の名無しさんの3倍:2007/09/07(金) 23:02:55 ID:???
何だか二コル×マユラの妄想が浮かんで来た……。
ちょっとここに相応しくなるように調整してまとめてくる。
515通常の名無しさんの3倍:2007/09/08(土) 00:26:27 ID:???
>>514
期待してる
516:2007/09/08(土) 11:37:08 ID:???
えらく遅くて済みませんが、
71さんの497のシチュエーションGJです。
アイシャ良過ぎで一番大切な所掴み過ぎです。

そして、セリーナの生みの親として、
セリーナの事を親身に思って下さって、
感謝致します。
517通常の名無しさんの3倍:2007/09/09(日) 20:11:55 ID:???
アーサー「はぁ、独り者は辛いよなハイネ君。」
ハイネ「はい、何でアスランはあんなに・・・。」
アウル「あーあ、どっかに彼女落ちてないかなぁ。」
オクレ「落ちてるわけないだろ。」
アーサー「まあ、まあ・・・これからも独り者同盟と言うわけで仲良く・・・。」

ピー、ピー、ピー。

アーサー「ん、私に連絡か・・・はい、此方アーサー・トライン。」
アビー『艦長、今どちらにいらっしゃるんですか?仕事が溜まっているのですが・・・。(後ろには大量の書類が)』
アーサー「ええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
ハイネ「・・・久しぶりに聞いたな、アーサーボイス。」
アウル「って言うか、あんた艦長だったんだ。」
アーサー「まあね、グラディス艦長の後釜って感じだけど・・・解った、すぐに戻る。」
アビー『期限が近いのも多いです、私も手伝いますから早く終わらせましょう。』
アーサー「ああ・・・じゃあ僕はこれで戻るから。」
ハイネ「はい、お達者で・・・アーサー艦長、相手になる人がいたんだな。」
アウル「でも、上司と部下だろ、意味ないじゃん。」
ハイネ「甘いなアウル君、職場恋愛ってのはああいう感じで起こることが多いんだ。」
オクレ「まあ、何にしてもあのおっさんにも相手らしい人がいるし、残ったのは俺達だけ・・・。」
マユ「スティングお兄ちゃーーーーーん!!!」
オクレ「ん、マユか・・・どうした?」
マユ「どうしたじゃないわよ、今日はマユのお買い物に付き合ってくれるって約束してたじゃない。」
オクレ「あ・・・そうだったかな?」
マユ「そうだよー、ねえ、早く行こうよ。」
オクレ「え、今から・・・っておい、引っ張るなって。」
マユ「だって、今日のお買い物楽しみにしてたんだもん、早く行こう。(オクレを引っ張って行って退場)」
アウル「・・・・・・スティングの奴、何時の間にマユとあんな仲に・・・。」
ハイネ「(ポンと肩に手を置く)アウル・・・今、俺は無性に飲みたいんだが付き合うか?」
アウル「・・・ああ、付き合うぜハイネの兄貴!!!」
ハイネ「よっしゃー、今日は夜通し飲むぞーーーーーー!!!!!!」
アウル「行くぜこんちくしょうがーーーーーーーーーー!!!!!!」

その後、砂漠の虎で自棄コーヒーをする二人の姿が見られたそうな。
518通常の名無しさんの3倍:2007/09/09(日) 21:01:19 ID:???
マユとオクレ!?
519:2007/09/09(日) 22:10:42 ID:???
シンの動向が激しく気になるなあ、これは。
520通常の名無しさんの3倍:2007/09/11(火) 04:35:55 ID:???
>>517
二人とも、コーヒーは一日三杯までにしておかないと胃を壊しちゃうよ…
521通常の名無しさんの3倍:2007/09/12(水) 23:01:41 ID:???
保守
522通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 04:44:14 ID:???
>>504
キラ家の方はどんな説教を喰らったのだ?
523通常の名無しさんの3倍:2007/09/15(土) 07:29:21 ID:???
>>522
メール欄にsageと入れてくれ
524:2007/09/15(土) 11:02:02 ID:???
まあまあ、たまにはageるのも一興。
 
シン「・・てゆうかさ、何でセリーナさん押し倒さないんですかぁ?」(のんきな顔で)
ラウ「!!!!、・・セリーナで何を妄想した・・・・!!!?」
シン「!!!!、ちょ、ちょっとっ!!!、いきなり銃抜いて俺に突き付けるのやめて!!!」
アスラン「・・とか言いながらさりげなくもなく銃口を俺の方へ向けてそらそうとするんじゃない!!!!」
キラ「・・・セリーナさん自身は、実は、ラウさんに押し倒されたがってるんじゃない・・・?」
ラウ「!!!!」(一瞬で顔真っ赤)「・・・そ、そんな事が・・・あるとは・・・・・とても・・・・・・・・、
・・って、一体何を言っているっ!!!?」
キラ「・・・この間、ラクスとフレイが街で腕を組んで歩いてるラウさんとセリーナさん見かけたんだけど、
その時の、ラウさんの腕を抱きしめてるセリーナさんの雰囲気見てて、フレイが、あれは、抱かれたがってる、って・・、
ラクスも、その感想に同意してたんだよね。」
ラウ「・・そ、そうなのか・・・・???、・・・・・え・・・・・・・あ・・・・・・う・・・・・・・・・・・・・、
・・・・君はどう思う、アスラン・ザラ・・・・?」
アスラン「・・・どう思うと言われても、・・俺は、普段みんなに押し倒されてる側だから・・・・、
・・・こんな時、どうコメントしていいのか、見当が付かない・・・・・・。」
シン「・・・キラさん、何か、実はものすごくうらやましい発言聞いた気がするのは俺だけですか?」
キラ「・・密かに、ていうか、実は密かにでもなくて、アスランて勝ち組だよ、僕達の中じゃ殆どトップの。」
シン「うわなんか納得いかねえアスランのくせに・・、って、
あれでもまてよ、って事は・・・、
何だ、セリーナさんがラウさん押し倒せば万事うまくいくんじゃねえの、これって?」
ラウ「!!!!、セ、セリーナが・・・・私を・・・・・・・・!?」(面差し真紅)
キラ「・・・その点、ラウさん自身で、セリーナさんの真意を確かめる必要があるんじゃないですか?」(真剣な眼差しで)
ラウ「!、・・・・・・確かに・・・・・・・そうだな・・・・・・・・・・」(真剣な面差しで)
アスラン「・・・・・キラが良い事を言うなんて、珍し過ぎるな。」
キラ「・・・いやたしかにそうなんだけど、アスランに言われると情け無さ過ぎる・・・・・・・・」(しくしく)

525通常の名無しさんの3倍:2007/09/16(日) 17:25:59 ID:???
>>524
ラウ純情だなあ・・・w
526通常の名無しさんの3倍:2007/09/17(月) 21:53:41 ID:???
保守
527通常の名無しさんの3倍:2007/09/19(水) 11:34:47 ID:???
保守
528通常の名無しさんの3倍:2007/09/20(木) 21:24:22 ID:???
保守
529通常の名無しさんの3倍:2007/09/20(木) 22:01:48 ID:???
>>526
アンディ「あいやしばらく、押し倒しならこの僕が伝授して差し上げ……
     いや、そんなはしたないこと、ぼくにはできませんよ。あっはっはっはっはっは」棒読み
アイシャ「どうしたの?アンディ?」
アンディ「なんでもございません、うつくしいあいしゃさま。
     ほんじつもあいしゃさまのおそばにいられてこのあんでぃ=ばるとふぇるどはしあわせものです」棒読み
アンディ「(何故か本能があれ以上を口にするのを拒否している。どうしてなんだ!)」

イザーク「押し倒すなどふしだらな! そんなはしたないまね、許されるものではないぞ!!」
シホ「そうです!そ、そんなまねは……(でも隊長が求めるのでしたら、私……//////)」
イザーク「男ならまずは手を握るところからはじめるべきだろう!」
ディアッカ「で、お二人は非番の日に私服でそれを実践していると」
イザーク「い、いや、こ、これはだな、そうだ、二人で街中を私服で調査中なのだ!
     そして、人ごみで見失なわないようにとだな、……ディアッカ、貴様こそ何をしている!」
ディアッカ「第一、まったく人なんていないだろうが? 俺? 俺はサボり?」
530通常の名無しさんの3倍:2007/09/21(金) 00:12:57 ID:???
>>529
GJです。
遺作とシホの初々しさに不覚にも萌えました。
そして痔……。堂々とサボりを宣言しては……。
531通常の名無しさんの3倍:2007/09/21(金) 06:13:56 ID:???
ミリアリア「はい仕事仕事(手には中央が凸ったフライパン)」
ディアッカ(ズルズルズルズル)

イザーク「…………」
シホ   「…………」
532通常の名無しさんの3倍:2007/09/22(土) 17:13:03 ID:???
>>531
ミリィ恐えww
533:2007/09/22(土) 20:12:21 ID:???
 
「・・・フ・・フフフ・・・・、・・この力・・・・この力だ・・っ・・・・・!!!」
呟く様な、力を孕んだ声音は、
死んだはずのブルーコスモス盟主、ロード・ジブリールのものだ。

満月の光が降り注ぐ深夜、オーブ沿岸にて。
 
「・・・アルティメットガンダム・・・、いや、最早これはデビルガンダム・・・・!!!、
ダミーコアでは70%のパワーが精々だが・・、今やそれが9体、
最大進化したデビルガンダムの630%のパワーが私の物となった訳だ・・。
・・だが!、私はまだ満足せんぞ!!。
・・・ク・・・ククク・・ッ・・・・!!!、・・・まさか、生体コアの適合者が9体も見つかるとはな・・・・!!!、
この9体をデビルガンダムに組み込めば、各々のパワーは100%!、いや、120%!!、
1080%のパワーのデビルガンダム軍団が私の物になる・・・!!!。
最早何人たりとも逆らえはせん・・・・!!!!!。
・・・この世を支配するのは力だ!!!!!。
この!!、無限の力を手にしたこのロード・ジブリールが!!!、世界の全てを制するのだ・・・!!!!!。
・・・フ・・・・ククククッ・・・・ゥハハハハ・・ッ・・・・ワハハハハハハハハハハハハッ!!!!!」
 
「そうはさせるかぁっ!!!!!」
 
夜空に響くのは、シン・アスカの勇ましい叫び声だ。
 
「何ぃっ!!!?」目をむくジブリールの、視線の先の夜空には、
翼を広げたデスティニーの、月光に輝く姿があった。
そして、その両サイドを護る様に付き添っているのは、ストライクフリーダムとインフィニットジャスティスだ。
「・・・貴様が生体コアと呼んでいるのは・・・」シンの怒りを込めた声音に、
「・・・ラクスに、フレイ・・・・」キラの、静かな、殺気を孕んだ声音が呼応し、
「・・・カガリ・・・ミーア・・・それにメイリン・・・・・!!」アスランの、押さえた鋭い声音が、続き、
「・・・そして、ルナと、ステラだろう・・・・!!!!!?」シンが、叫ぶ。
「・・・・あとの二人も、おおよその見当は付くけれど・・・・・!」キラが、唇を噛み締める。
「・・ほう、貴様らにも解っているのだな・・・。」嘲笑する様にジブリールが応える。「・・ならば、
貴様ら如きでは、このデビルガンダム軍団を前にして成す術も無い事も理解してもらおうか・・・!!!」
「黙れえっ!!!!!」一切怯む事無く、シンが叫ぶ。
「・・・僕の、僕達の大切な人達を護る為に・・・・!!」キラの、真摯な声音が響く。
「・・俺達の愛する人達を、愛し合える世界を、護る為に・・・・!!」アスランの、思いを秘めた声音が、響く。
「・・・ロード・ジブリール!!、貴様を倒すっ!!!!!」シンが、全ての思いを込めて、宣戦布告し、
デスティニーの構える対艦刀、アロンダイトが、月光の欠片を弾く。

534:2007/09/22(土) 20:20:32 ID:???
まず、すいません。
いきなり何書いてんだと思われたでしょうが、
やはり彼らも、ヒーローの素質はあるんじゃないかと思い、
そしてヒーローの王道と言えば、「愛する者を護る」、やはりこれだ!!
萌えと燃えは共存し得ないと決め付けるのもどうかとも思うし。
女の子達も惚れ直しちゃったり?

529さん、GJです。
良い感じにフォローして頂いて感謝です。
それにしても、イザークとシホ、ディアッカとミリィが仲が良いのが、
妙に楽しいです。
535:2007/09/22(土) 20:28:46 ID:???
さらに蛇足ですが、今回のBGMは、
いわゆる「翔べ!フリーダム」で。
この曲はカッコ良過ぎるのでキラに独占させるのはもったいない気がするので、
今回は特にシンにこの曲バックで活躍してもらおうかと、ルナとステラの為に。
536通常の名無しさんの3倍:2007/09/22(土) 21:00:26 ID:???
1氏、GJです
確かにバックBGMはシンのテーマ曲
「Primal Innocence」は良いですね
537通常の名無しさんの3倍:2007/09/22(土) 21:51:35 ID:???
 1氏、GJであります。ここともう一つの方のシンは何かの鬱憤を晴らすかのように生き生きとしている気がしますww
 自分も投下します。至らない点があるとは思いますがどうぞご容赦ください。
538通常の名無しさんの3倍:2007/09/22(土) 21:53:04 ID:???
 喫茶『砂漠の虎』。いつもの三人がいつものように世間話をしていた。
虎さん「そういえば前から君たちに聞きたいことがあったんだけど」
キラ「なんですか?」
虎さん「実はね。君たちの中でお風呂に入ろうと脱衣所に行ったらそこで半裸の女性陣とばったりとかそういった漫画みたいなベタベタな展開にあった人はいないかなって気になっていたんだ」
シン「これはまた唐突ですね」
虎さん「うん。確かにそうかもしれないけどさ。考えても見てよ。君たちは複数の女性と一緒に暮らしているじゃない。
 普通ならその確率なんて低いけど、君たちみたいに特殊な構成なら確率は普通の人よりは多いからバッタリとかそういったことにはならないかなって思うのさ」
キラ「……それは考えすぎだと思いますよ。人数が人より多いから家ではそういうことにならないように気をつけていますしね」
シン「そうですね。まあ、家はその前に一緒に入っちゃうこともありますし」
虎さん「うーん。それはそれで羨ましいけど、なんかこうベタベタなオチという点では行き過ぎちゃって失格だよね」
キラ「アスランのところはどうなの?」
アスラン「……」
シン「どうしたんですか?」
アスラン「ああ、すまない。家もそんなことはないが、ちょっと頭の中でシミュレートしていたんだ」
虎さん「彼女たちの半裸をかい?」
アスラン「違いますよ。何を言うんですか?
 でも、そんなことになったらきっと『スケベ』と嬉しそうに言われるか『そんなにみたいなら言ってくれればいいのに……』とか他の二人が張り合い出すとかきっとそんなことになるんだろうな、と思って頭が痛くなったんですよ。
 あれ!?三人ともその目は?」
キラ「アスラン……」
シン「……」
虎さん「恵まれているよね。君は……」
アスラン「??」
539通常の名無しさんの3倍:2007/09/22(土) 21:54:31 ID:???
 そしてその翌日。
虎さん「……と言うことがあってねえ」
鷹さん「シンの奴も羨ましいがザラ家の方は異常じゃねえか?ホントにそうなりそうだしな」
虎さん「そうなんだよねえ。でもそれがザラクオリティというかなんというか……なんだよね」
鷹さん「……ああ。ある意味で見事だよな」
虎さん「でもさ。今思いついたんだけどセリーナさんには使えるんじゃないかな?さすがに偶然奴が彼女の着替えているところになんてのは期待できないだろうけどさ」
鷹さん「……確かに奴のところの嬢ちゃんには有効かもしれないよな。家の中で極力薄着になって、もしくは露出の高い服装で奴を悩殺してしまうってことだろ?
 彼女の性格ではどうもそこまでの服装は外ではできないだろうし、奴もそんな服装を好むかわからないからな。でも、家の中だけというところがまた奴にだけ見せる姿ということで良いんじゃないか?」
虎さん「うん。話が早くて助かるよ。それで彼女に手を出してくれれば万事解決だよね。
 しかし、同じ男としてはあれほどの美人が毒牙にかかる手助けをするかと思うとこのまま口を噤んでしまおうかとも思うよ」
鷹さん「ああ。確かにそれには激しく同意するな。でもよ、すでに彼女がそれ実行していたらどうするんだ?」
虎さん「そのときはまた考えるしかないよね」
鷹さん「それもそうだな」
虎さん「まあ、今度来たら今のこと話してみるよ」
鷹さん「そうしてやってくれ。奴に塩を送るみたいで正直気は進まんが、美人の沈んだ顔を見るのは辛いからな」
二人「「うんうん」」

アイシャ「何がうんうん、なの?」
マリュー「真面目にセリーナさんのこと考えてあげているのかと思えば、所々男の欲望丸出しじゃない」
鷹さん「まあ、それは男の悲しい性ということで……な?」
虎さん「そうそう」
アイシャ「……まあ、今回は人助けのこと考えていたみたいだから勘弁してあげるわ」
マリュー「そうね」
鷹さん&虎さん((助かったぁ……))

 ということでセリーナさんへのアドバイスを考えて、かついつものボコボココースを回避した虎さんと鷹さんだった。

終わり
540通常の名無しさんの3倍:2007/09/23(日) 21:44:33 ID:???
アスランは贅沢してると思うw
541:2007/09/24(月) 11:42:27 ID:???
539さんに追記スイマセン。

ふと、虎さんの店に、セリーナが顔をのぞかせ、「・・ラウ様来てませんか・・?」と、待ち合わせしている事を告げ、
鷹さんと虎さんは思っている事を言ってみたのだった。
アイシャが見張っているので極力穏やかな表現で。
「・・・あ、あの、お心遣い有難うございます・・。」頬を染めて、セリーナが。「・・えーと、
実は・・、一度、私がお風呂に入り掛けの時にラウ様と出くわしちゃった事があって・・・、
・・その時は、・・・脚の・・途中まで・・・・下ろした・・・・パンティ・・以外・・・・、・・・着てませんでした・・・・・・・・。」面差しを真紅に染めて。
「それでそれで・・?」鼻息も荒く耳を傾ける虎さんと鷹さんの脳天に、
アイシャといつの間にか現れたマリューの手にしたフライパンが、縦に、撃ち込まれる。
側面が凹んだフライパンを手に、アイシャが、「・・セリーナさんそういう事はスケベ男相手に正直に言わなくていいのよ?」
と、苦笑する。
「あ、でも、気を遣って頂いてるんですから・・」というセリーナを制して、「で、どうなったの?」と、
側面が凹んだフライパンを手にしたマリューが、実は自分も興味津々そうな表情で。
「・・それが・・・、・・慌ててラウ様が逃げちゃいまして・・・・・、・・その時は・・・、
私って魅力無いのかなあって少し落ち込んだりもしたんですけど・・・・・」
アイシャがあきれつつ苦笑して、「・・ラウさんも純情何だか何なんだか、そこまでいったらかえって罪かもねえ・・?」
苦笑しつつマリューが、「・・でも、馬鹿男共には少し見習って欲しい気もしません・・?」と、足元の鷹さんと虎さんを見下ろしつつ。
アイシャが、「・・別に見習ってもらわなくてもいいですけど。」と言えば、マリューが、「・・そこはそれ・・、ちょっとだけ。」と、返し、
女二人、得心した様に微笑み合う。
「・・あ、あの、でも・・!」と、セリーナが、「・・・実は、その、昨日晩ラウ様ときちんとお話しまして、その・・・、」
「それでそれで?」少し勢い込んで聞くアイシャとマリューに、
「・・・・・抱いて頂きました・・、・・ラウ様に・・・・・・・・」頬を染めつつ、小さな声で、でも、はっきりと、セリーナが応える。
心からの笑顔になって、「・・おめでとう、セリーナさん。」と、アイシャが。
穏やかに、「・・よかったわね。」と、マリューも微笑む。
「・・はい・・・有難うございます・・。・・・皆さんには、本当にいっぱい気を遣って頂いて・・・、
・・本当に・・・・有難うございます・・・!」セリーナが、思わず少し涙ぐんで。
アイシャが、「・・そこまで頭下げなくていいから。」と、やはり苦笑気味に。
そこへ、「おのれラウ!ついにセリーナさんを毒牙に・・・とは言わないよ。正直癪ではあるが、まあ何はともあれおめでとう。」と、
不意に立ち上がった鷹さんが、優しく微笑みつつ、「・・・だからフライパン下ろしてくれよ、マリュー。」と、恐る恐る。
苦笑しつつ、マリューがフライパンを下ろす。
「・・よし、ここは癪だが盛大にお祝いを・・・、と言いたい所だが・・」と、不意にアンディが眼差しを厳しくし、
「・・何か文句でもあるの?、と、言いたい所だけど・・・」と、アイシャも、表情を厳しくして少し身構える。
542:2007/09/24(月) 11:43:58 ID:???
そこへ、「・・遅くなって済まん!。セリーナ、無事か・・!?」と、銃を手にしたラウが、店に駆け込んでくる。
「・・・奴らか・・?」と、銃を手にしつつ、ムウが。
「・・・ああ、ここへ来る前に2、3体倒してきたんだが・・。」と、唇を噛み締めつつ、ラウが。
「・・・機械兵士、ですか・・・?」と、不安げな表情で、セリーナが。
「・・・この所セリーナの周囲に見え隠れしていた奴らだ・・。セキュリティを固めた私の家では手出ししてこなかった様だが・・。」と、ラウが。
「・・マリューの周囲にもうろついてた奴らだ。今朝も二人ばかり倒してきた所でね、実は。」と、ムウも。
不意に、アンディとムウが、それぞれ店の窓を開けて、ムウは銃を、アンディは左腕の隠し銃を、2発、3発。やや重い、倒れる音が。
「・・アイシャさんも実は狙われてたんじゃないんですか?」と、心配そうに、セリーナが。
「・・気持ちはうれしいけど、セリーナさんが心配する様な事はないわよ。」どこか悠然と、アイシャが、微笑んで。
「・・・しかし、アイシャ君の事も『二次候補』とは呼んでいた様だぞ・・?」と、ラウが、厳しい表情で。
 
不意に、店の天井を破って、4体の灰色の、怪物めいた姿の機械兵士が、女性人の周囲に飛び降りてきて、
次の瞬間、アイシャとマリューが見事な連携で、それぞれ1体ずつの機械兵士をフライパンで殴り倒し、
その一瞬の間を生かしてすかさずセリーナが背中からドラグーンを射出し、残り2体を他の人間や物品にはかすり傷一つ付けずに、撃ち倒した。
「・・・間違い無いな。シンや、キラや、アスランの家の周囲にもいた奴等だ。」と、アンディが。
「・・本命はステラやお嬢ちゃん達って事か?。しかしどうして・・?」と、ムウが、眉をひそめる。
「・・・装備からすると、ロゴスの残党の様だが・・・?」と、ラウ。
 
不意に店の扉が開き、謎の男が、「・・黒幕はロード・ジブリールだよ・・。」と。
「・・お、お前は・・!?」と、一同。

 
えースイマセン、悪乗りしてしまいました・・、って、続くのかこれおい!?
539さんにはGJ!&感謝!、なんですが、俺はこの有様です・・・。
543通常の名無しさんの3倍:2007/09/24(月) 12:39:44 ID:???
>>540
キラ「ウン。僕もそう思う。『巨乳』と『他の人の元婚約者』といっしょなんて、まるで僕に見せつけるようで許せないじゃない。
   シン、君はそうは思わない?」
シン「正直、最初は妹属性が、なんてことはちらっと思ったことはありましたけど、俺は今の生活に十分満足してますから。
   今の俺はルナとステラ、二人が好きで好きでたまらないですから」

フレイ「へ〜、キラはそんなことを考えてたんだ(普通ですみませんでしたわね)」
ラクス「そうですわね、まったく知りませんでしたわ(わたくしもアスランの元婚約者のはずなのですが、やはり、やはり乳なのですのね!)」
フレイ「これはお仕置きが」
ラクス「必要のようですわね」
以下略
544通常の名無しさんの3倍:2007/09/24(月) 23:23:36 ID:???
>>543
キラは二人からどんなお仕置きをされるんだろうw
キラ「やーめーてーよーねえええー!!」
545通常の名無しさんの3倍:2007/09/25(火) 00:28:27 ID:???
>>544
ラクス「(わたくし達は)お仕置きしてもいいのですよ。だからキラはお仕置きされるのですから」
フレイ「本当の私の想いが……キラをお仕置きするから」

……なんか怖い
546通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 04:39:04 ID:???
>>545
そしてラクスのスタープラチナとフレイのクレージーダイヤモンドがキラに鉄拳をお見舞いすると。
547通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 05:10:43 ID:???
キラ「オラオラですかぁ!?」
ラクス&フレイ「Yes Yes Yes!!」
548通常の名無しさんの3倍:2007/09/26(水) 18:30:28 ID:???
フツーにラクフレがキラをアッー!すると思ったよ。
ヤリ方はここでは言わないがなww
549通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 06:02:57 ID:???
保守
550通常の名無しさんの3倍:2007/09/28(金) 09:57:14 ID:???
550
551:2007/09/30(日) 10:08:10 ID:???
533の続きです。541も絡んでます。
気に入らない人はスルーしてね。


「でぇやあああああああっ!!!!!」気合一閃、シンの駆るデスティニーのアロンダイトが、
その長い首ごとガンダムヘッドを両断する。
「・・甘いわ!!!」ジブリールの声に呼応して、幾本ものガンダムヘッドが、デスティニーに襲い掛かり、
無数の鋭い牙が、デスティニーを噛み砕こうと。
(・・・しまった・・・避け切れない・・・・・・!?)
次の瞬間、2本のビームサーベルの描く複合曲線が、ガンダムヘッド共の口元を切り裂き、ガンダムヘッドの苦悶の叫びが、共鳴する。
「・・・キラさん・・・・?」
デスティニーの窮地を救ったのは、咄嗟に割って入ったストライクフリーダムだ。
「・・・こんな所で怪我なんかしたら、また、ルナとステラに怒られるよ・・?、心配させるな、って・・。」微笑むキラの、背後に、
不意に地面を割ってガンダムヘッドが現れ、「何・・っ!!」キラが驚愕し、
咄嗟に、「たぁあっ!!!」デスティニーが突撃を掛け、アロンダイトがガンダムヘッドを横薙ぎに斬り裂く。
「・・・それを言ったら、ラクスさんとフレイさんもでしょう?。しっかりして下さいよ、スーパーコーディネイター・・!?」
と、シンが、不適に微笑んでみたりしている。「・・・まったくだね・・。」キラが、穏やかに苦笑する。
そこへ、デビルガンダム群の生み出した無数の無人モビルスーツ、デスアーミー軍団の無数のビームライフル弾が降り注ぎ、
「・・っ、ぅあ・・っ!!!」シンも、「・・・く・・っ・・・!!」キラも、回避と防御に追われ、成す術を失い、
そこへガンダムヘッドが幾本も鎌首を擡げた、その時、
インフィニットジャスティスの飛行ユニット、ファトゥム01が、分離し「光の翼」を転回して、デスアーミー軍団を側面から突いて薙ぎ払い、
間髪入れずTジャスティスのビームライフル連射が、残存デスアーミーを次々に破壊し、
Sフリーダムの胸部開閉口が素早く展開してカリドゥスが発射され、デスティニーの超射程ビームランチャーが火を噴き、
ガンダムヘッド群を撃ち砕く。
「・・・何をやっている!?、心配させるな、お前等・・!!」怒鳴るアスランのTジャスティスに、無数の機械触手が襲い掛かって絡み付き、
「・・ぐぅっ・・・!!?」焦るアスランのTジャスティスを捕えている無数の触手を、
Sフリーダムの射出した8基のドラグーンのビーム突撃砲が、次の瞬間、Tジャスティスには掠り傷一つ付けずに全て撃ち斬り、
「そこだあっ!!!」と、突撃したデスティニーが、無数の触手の基底部に掌打を撃ち込み、
掌部ビーム砲パルマ・フィオキーナが、触手群の動力部を、爆砕する。
デスティニーも、Tジャスティスも、Sフリーダムも、カスタム化されパワーアップしており、
特にSフリーダムは、カリドゥスを腹部から胸部へと移動させ、関節部PS装甲も金色から純白に変更されている。
このカスタム化が無ければ、流石にデビルガンダム軍団相手では戦い様も無かったであろうが。
「・・・人の事言えないよね、ヘタレのアスランさん?」と、シンが揶揄し、
「・・ミーアにもメイリンにも、カガリにも、あんまり気苦労掛けないでよね・・?」と、些か苦笑しながらキラが呼応し、
「・・・面目無いが・・、お前等に言われると癪に触る・・・・!」と、アスランが憮然としてみせる。
「・・さぁて、ここからが本番!!。いきますよ!!!」シンが、威勢良く。
「ん・・!」キラが、真摯に頷き、「おう・・!!」アスランが、眼差し鋭く。
552:2007/09/30(日) 10:09:10 ID:???
激戦が続き、
 
一度は大破した9体のデビルガンダムが、また、再生し、首を擡げる。
「・・くそぉっ、またかよ・・っ!!」シンが、頬に冷たい汗を伝わせる。
デスティニーもTジャスティスもSフリーダムも、激しい戦闘機動で動力部や各部パーツの負荷が激しく、酷く、消耗している。
「・・・ここまではよくやったとほめてやる。だがもうエネルギーも残ってはいまい、次はどうする、ガンダム共・・!?」
ジブリールが、嘲笑う。
「ちぃっ、聞いた様な台詞を・・!!」アスランが唇を噛み締める。
「ほんっとに聞いた様な台詞だよな、この、パクリ野郎・・!!」シンが、敢えて軽口を叩いてみせる。
怒りも露に、「・・ならば、貴様から殺してやろう・・!!!」と、ジブリールの駆るデビルガンダムが、デスティニー目掛けて、
巨大ビーム砲を放とうと、牙まみれの巨大な口を開く。
「!!!!」瞬時で、シンは気付いた。デビルガンダムは、デスティニーの背後のオーブ本島を、シンの護りたい人達をも狙っている。
回避する事は出来ない。ビームをくい止めなくてはならない。
咄嗟に展開しようとしたビームシールドは、「!!」消耗したハイパーデュートリオンのトラブルで、再起動まで60秒。間に合わない。
 
「どいてっ!、シンッ!!」
 
デスティニーを突き飛ばしたストライクフリーダムが、両腕を胸元で合わせ、左右のビームシールドを複合発動させて、
デビルガンダムの巨大砲のビームの奔流を、受け止める。
激しい衝撃がSフリーダムを激しく弾き飛ばし、「ぐぅ・・・っ!!!!」背後の岩に酷く叩き付けられたSフリーダムに、
さらにビームの奔流が叩き付けられる。Sフリーダムのビームシールドの耐久限界が、残り数秒に迫る。
「!!、この・・・っ!!!」アスランの駆るTジャスティスが、「光の翼」をフルパワーで展開して超高速突撃し、
デビルガンダムの副砲群の嵐の様な対空砲火を、巧みな曲線機動で次々に回避しつつ、
ビームブーメランを放って巨大砲基部の装甲に傷を入れ、その傷に寸分違わず、突撃の勢いを込めてビームサーベルを突きこみ、
素早くサーベルを抜いて飛び去ると同時に、巨大砲が爆発四散する。
Sフリーダムのビームシールドが活動限界に達するのと、デビルガンダムのビームの奔流が止まるのが、ほぼ同時であった。
慌ててSフリーダムに駆け寄るデスティニー。
モニターに移るキラの唇の端から伝う鮮血に、思わず、シンが、「・・・キラさん・・!!、何で、何でこうまでして俺を助けたりするんです・・・!?」
ふと、キラが、辛そうに微笑む。「・・・シン達と戦ってた頃の僕は・・、結局、また新たな罪を重ねてただけだったから・・・・・。
・・・こんな事で償えるなんて・・、・・・思って・・ないけど・・・・」
「らしくないですよ、キラさん!!、今になってそんな事言うなんて・・!!」シンが、叫ぶ。「・・そんな事今更気にしてどうするんですか!?。
ただ、仲間として一緒に戦えばいいじゃないですか!!?」
「・・・シン・・・・・」数瞬、キラが言葉を失い、「・・・・ありがとう・・・・・・・」微笑むキラの瞳から、涙が零れる。
「・・・友情ごっこはそこまでにしてもらおうか・・?」嘲笑するジブリールを睨んで、「・・っ!」キラのSフリーダムが立ち上がり、
脇でそれを支えるデスティニーも一緒に庇う様に、Tジャスティスがビームライフルを構える。展開する光の翼が弱々しくなってはいるが。
無数のガンダムヘッドが無数の牙を供えた口を開き、大型ビーム砲の発射体制に入る。
「・・死ね・・!!!」ジブリールが、ほくそ笑みつつ。
 
無数の色彩を帯びた無数のビームが、無数のガンダムヘッドに撃ち込まれて、無数の色彩を帯びた爆発が、乱舞する。
 
「!!!、なっ、何事だ・・っ!!!?」驚愕するジブリールの見つめる方角から、幾つものモビルスーツの機影が、超高速で飛来してくる。
先頭を飛翔しているのは、紅を刷いた、ストライクフリーダムルージュとフリーダムルージュだ。
そしてそれを必死に追い越そうとしているのは、金色のアカツキ。
それを追う様に、インパルスと、何という事だろう、ピンク色に彩色されたグフイグナイテッドが飛翔してくる。
553通常の名無しさんの3倍:2007/10/01(月) 23:32:47 ID:???
これはヒロインズが応援に駆け付ける展開かな?
554通常の名無しさんの3倍:2007/10/02(火) 00:25:08 ID:???
 熱い展開がすぐ上にあるっていうのにいうのに空気も読まずに投下。(必要ないけど)保守とでも思って下さい。

 虎です。考えてみれば今年の夏は女性陣の水着姿が拝めませんでした。彼等に便乗してこっそりついて行こうと企んでいたのに見事に計画が水泡に帰しましたorz
 その時のために最高画質のデジカメまで買ったというのになんてこったです。とても切ないです。何のために生きてきたんだろうと喫茶店のマスターをしながら考えています。
 でも、室内温水プールに行くことも考えられますよね。この時期ならきっと空いているし、三家の内のどれかは行くはずです。僕はそう信じています。

 さて次回の『シンルナステ・キララクフレ・アスカガミアメイU』は?
『秋にだっていろいろイベントはある』
『ヤマト家が空気になってきた気がするのは僕だけ?』
『「○○の秋」って言うけどきっと彼等は「性欲の秋」だろう』の三本です。

 ……ん?ア、アイシャ!?いやだなあ、ちょっとしたお茶目じゃないか。ちょ、話せばわか……くぁwせdrftgyふじこlp;@:
555通常の名無しさんの3倍:2007/10/02(火) 03:31:06 ID:???
       ヾ  /   <今だ!仮面ライダー555が>
       ,. -ヤ'''カー、   /Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Yヾ
 ー―ァ  /r⌒|:::|⌒ヾ
   _ノ オ{(  |0|  )} オオオォォォォ!!!!!
     __,ヽ,ヾ,_|V|,_ノ、/ ,r-,,=
    ,゛==ゝ_ViV_ノ~i/ 〃 `ー―-、
    /  /⌒`//´⌒c/^^^ ))))))))))
 ,,―イ  {ー''"~{ {~゛`ー`/'`'~/ー--―'
))   ,./ゝ_/∧ゝ_ノ  ノ
 ー''"  |ロ  ロ    |
 人,_,人,_,人,_,人,_,
< >>555ゲットだ!! >
556通常の名無しさんの3倍:2007/10/02(火) 07:22:08 ID:???
>>554
来週のサザエさんバロス
557通常の名無しさんの3倍:2007/10/03(水) 18:38:11 ID:???
保守
558通常の名無しさんの3倍:2007/10/05(金) 12:32:39 ID:???
保守
559通常の名無しさんの3倍:2007/10/06(土) 18:17:00 ID:???
作者さん、来ないな・・・
560通常の名無しさんの3倍:2007/10/06(土) 19:35:44 ID:???
 アスランは一人縁側に座っていた。心地よい風が頬を撫でる。日中は暑い日がまだあったりするが日が沈むと風に秋を感じられるようになってきている。そんな季節の移り変わりを感じながら縁側から広がる庭に虫の調べに耳を傾けていた。
「どうしたんだ?そんなところでぼーっとして」
 背後から声をかけられた。誰かは声だけでわかった。なのでアスランは振り返らずに言葉だけを返した。
「ん?……ああ、カガリか」
「ずいぶんな言い方だな」
 少しふくれたような声が返ってきた。ちょっと言い方がぞんざいだったかなと反省しながらアスランは縁側に座ったまま振り向いて言った。
「すまない。ちょっと不作法すぎたな。反省している」
「……そういってくれるならいいけど。それでお前は何をしているんだ?」
「特に何もしていないさ。ただこうして座っているだけだ。こうして座って風を感じている……とでも言えばいいかな?季節ごとに何となく風が違うんだ」
「そうなのか?」
 アスランの答えに少し信じられないといった感じのカガリなのでアスランは提案した。「なら、俺の隣に座って少し風を感じてみればいい。それに今は虫の音も聞こえて落ち着くぞ」
「そうか?それならちょっとそうしてみようかな」
「ああ、そうしてくれ」
 そういってアスランの隣にカガリが座る。そしてその横顔を見ながらアスランは思う。
(なんだかんだいってカガリもずいぶんと仕草が柔らかくなったな。何気ない動作に女性らしい柔らかさがあるものな……)
「ん、どうした?私の顔に何かついているか?」
「なんでもない」
 こうして一緒に暮らしてからはいつも顔を合わせているので感覚が麻痺していたがカガリは美人の部類に間違いなく入る。それを再確認したとは恥ずかしくて言えないアスランだった。
 ただ以前のアスランならば真っ赤になっていただろうがカガリの様子からそうはならなかったようだ。少しは自分も改善されたかな、とも思うアスランであった。
 そして少しだけ照れたように答えたアスランに不思議そうにカガリは言った。
「……?変な奴だな。でも、確かに心地よい風に庭から聞こえてくる虫の音はいいものだな。今度からお前と一緒に私もこうしてみようかな」
「なら今度からそうするか?」
「ああ」
 アスランの申し出にカガリは嬉しそうな笑顔で頷いた。断る理由などなかったし、何よりアスランと同じ時間を共有できるということがこの上もなくカガリにとっては魅力的だった。
561通常の名無しさんの3倍:2007/10/06(土) 19:37:24 ID:???
「代表。ああ、じゃないと思います」
「そうね。アスラン呼んできてって言ったのにアスランの隣で楽しそうにお喋りしてるんですものね」
「あ……」
 後ろから聞こえてきた声に気まずそうに声を上げるカガリだった。
「??」
 アスランが振り向くと綺麗に切られた梨をのせたお盆を持ったメイリンとミーアがいた。少しだけ不機嫌な顔をしている二人にアスランは何となく状況が読めた。なので自分がするべきこともすぐに頭に浮かんだ。
「すまない。俺がカガリの用件を聞く前に勝手に喋り始めてしまったんだ。せっかくだからここで食べないか?」
 しれっとアスランは二人にそう言った。特にキラやシン達とキャバクラで遊んだなどという時にはすぐばれるような口調とはうって変わって、いかにもそうでしたと言わんばかりの口調である。
 自分たちに追求される時もこの調子でしゃべれれば自分たちはすっかり騙されるだろうが、そうはできないところにアスランの性格があるのだろうと隣のカガリは一人思った。
「そうなの?」
「でも、代表もちゃんとしてくださいね」
「あ、ああ、気をつける」
 ミーアとメイリンはアスランの言葉を信じたようだ。そしてメイリンがカガリに一言だけ要望を告げる。カガリは少しだけバツが悪そうにそれに答えた。
「アスラン……」
「そういうことだ。カガリの用事を聞こうとしなかった俺が悪い。そういうことにしておけ」
 カガリが何か言おうとしたのを遮って、アスランは二人に聞こえないように小声でそう告げた。
「ありがとう」
 アスランの心遣いがとても嬉しくて少しだけ頬を染めカガリは静かに言った。アスランはその笑顔がみられただけでも満足だった。
「二人も今日はここで団欒といかないか?秋の夜風も気持ちいいし、虫の音も良いものだぞ」
「そうですね。是非」
「うん。じゃあ今日はここで」
 メイリンとミーアもアスランの提案に同意する。そんなわけでザラ家の面々は縁側で秋の訪れを感じながら団欒を楽しむのだった。

終わり
562通常の名無しさんの3倍:2007/10/06(土) 23:42:58 ID:???
縁側に仲良く並んで座ってる姿を想像してなごんだ( ´∀`)
GJ!
563通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 18:00:52 ID:???
保守
564通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 18:25:44 ID:???
そういうのは旧シャアでやってくれませんか?
565通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 19:27:22 ID:???
>>564
イミフ
全部の種関連ネタスレに言って回ってるの?
566通常の名無しさんの3倍:2007/10/07(日) 20:37:22 ID:???
>>565
にわか00厨なんでそ
スルーでおk
567通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 12:07:23 ID:???
そういえば、このスレではトールってどんな扱いになってるんだっけ?

炒飯にミリィ取られて泣いてるのか、それともキラ達の逆パターンでミリィが一妻多夫してるのか。
568通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 14:51:50 ID:???
多夫一妻だな。
569通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 21:16:00 ID:???
休日の街を、変な仮面の変な人と巨乳のナースが連れ立って歩いている。

セリーナ「ラウ様からデートのお誘いなんて、夢みたいですわ」
クルーゼ「う、うむ。休日なので、君と街に出るというのも悪くないかと思ったのだよ。
     ……その、私から誘っておいてなんだが、実はどうもこういうことには疎くてな。
     若い女性の喜ぶような場所というのはあまり知らないのだが……」
セリーナ「私はラウ様とご一緒にいられるのでしたら、どこでも……」(ポッ)
クルーゼ「そ、そうか」(仮面でよくわからないが、真っ赤)
セリーナ「あの……腕、組んでもよろしいでしょうか……?」
クルーゼ「む……。か、かまわんが……」
セリーナ「嬉しいです」(ぎゅっ)
クルーゼ『……ああっ! 胸がっ! 胸が肘に当たってるっ!
     世界とはかくも素晴しいものだったとはっ!』


そしてその光景を、むさくるしい男三人組が物陰から見ていた。

シャニ「……うざい……。うざいうざいうざいうざいうざいーっ!」
クロト「畜ィィィィ生! なんであの仮面野郎に女がいて、俺たちにはいねえんだよ!! 不公平だろ!」
オルガ「おい! 俺たちも彼女を作りに行くぞ! あの変態仮面にできて、俺たちに出来ないって理屈はねえ!!」


オルガ「つーことだ。俺たちのガンダムも擬人化して女にしろ。
    今日こそは彼女いない暦=年齢の悲惨な歴史を終わらせてやる」
SS職人「いや、でもあれは特例みたいなもんで、そう簡単にホイホイやっていいもんじゃないんだけど。
     あんまりオリキャラが増えると一見さんが引くし。スレも揉めるし」
クロト「ンだとお? 滅殺すんぞテメエ!」
SS職人「すごんでもダメ。つーか」
シャニ「なんだよ」
SS職人「もしあんたらのガンダムを擬人化したら、
     "胸から破壊光線を発射する、両肩にビーム砲を背負った「疫病神」の二つ名を持つ娘"とか、
     "ジャミラっぽい形の覆面をかぶって大鎌を振り回す、「禁断」の二つ名を持つ娘"とか、
     "鎖鉄球を振り回しながら鳥形態に変形する、「略奪」の二つ名を持つ娘"とか、
     そういうのがあんたらの彼女になるわけだが……本当にそれでいいのか?
     一応言っとくけど、命の保障はせんぞ」
三馬鹿「「「………………」」」



ステラ「きょう、みちでせんぱいたちをみかけた」
アウル「先輩……? ああ、オルガさんたちか」
スティング「そういや、あの人たちも無事に生きてたんだよな」
ステラ「なんか「ロマンは死んだ」とかいいながら、ごみばこのうらでさんにんでないてた」
二人「…………??」
570通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 22:40:20 ID:???
>552の作者さん
続きを書いてくれ
571通常の名無しさんの3倍:2007/10/08(月) 22:41:00 ID:???
アストレイ三人でいいじゃん
572通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 05:47:23 ID:???
やつらはダコスタにコナかけてた
573通常の名無しさんの3倍:2007/10/09(火) 12:22:03 ID:???
三馬鹿……( ´Д⊂ヽ
574:2007/10/10(水) 00:13:41 ID:???
まさかリクエストがあるとは予測してなかった・・・、570さんにまずはお礼。
有難うございます。という訳で、552の続きです。
******

「キラ・・!!!!」モニターに映るキラの鮮血に、ラクスの悲鳴が、ストライクフリーダムルージュから、響く。
「・・ラクス・・・・!?」瞬間茫然とするキラのSフリーダムに、「キラ!!?、キラ!!!?」Sフリーダムルージュが、動揺を露に、取り縋る。
「!!!、駄目だっ!!、ラクス!!、こんな危険な所に来ちゃ・・・!!!」思わず叫ぶキラに、
「!、わたくしは只キラに護られていたいのではありません!!!。・・・わたくしは・・・わたくしは・・・・・、
・・キラを護りたいからこそ、ここに来たのです・・・・!!!!」涙混じりに、ラクスが叫び返す。
ジブリールが愕然とする。(何故ここにラクス・クラインが・・!!?。ええい、機械兵士共め!!、捕獲に失敗しおったのか・・・!!!?)
だがふと、ジブリールが笑みを取り戻し、「フ、これは好都合!!。生体コアが自分からこちらの手中に飛び込んでくるとはな・・・!!!」
「・・ロード・ジブリール。わたくしはあなたの思い通りにはなりません・・!」
「笑止!!。貴様などがのこのこモビルスーツで出て来おって、一体何が出来るというのだ・・!!!?」
ジブリールの嘲笑と共に、デビルガンダム群が、様々な角度から一斉に、無数のビームの豪雨を、SフリーダムとSフリーダムルージュに、注ぐ。
「!」瞬間、ラクスの眉間に稲妻の様な閃光が輝き、Sフリーダムルージュの8基のドラグーンが射出され凄まじい速度で舞い踊り、
それぞれのビームを結び合わせて光の多面体を描いて、自機とSフリーダムを覆い、全てのビームを弾き、
その次の瞬間には、殆ど光速で1体のデビルガンダムに詰め寄ったSフリーダムルージュのビームサーベルが、
一閃でデビルガンダムの巨大な頭部を切り裂き、
その次の瞬間には光の翼を展開して超高速で後退しつつ胸部カリドゥスをサーベルの傷に撃ち込み、爆砕し、
そのデビルガンダムを沈黙させてしまっていた。
「!!!、馬鹿なあっ!!!!?。何故貴様にそんな事が出来るっ!!!!?」眼を剥くジブリールに、
「・・・わたくしは、ラクス・クラインです・・・・・!」と、静かに、殺意を込めて、ラクスが告げる。
(!!、そういう事か・・っ!!!!)思わず唇を噛み締めたジブリールのデビルガンダム群が、「ええい、ならばこれならどうだっ!!!」と、
無数の巨大な棘状の誘導実体弾を瞬時に生み出し、無数に発射する。
「!!」咄嗟に、フリーダムルージュがSフリーダムとSフリーダムルージュを庇って割って入り、
ハイマットフルバーストで複雑な曲線を描いて襲ってくる誘導実体弾群を次々に撃墜し、
撃ち落しきれなかった誘導実体弾を七色の輝きを帯びたシールドで、受け止めた。
凄まじい爆発に、「!!!」シンが、アスランが、一瞬愕然とし、
爆炎が消えた後には、3機のMSの無事な姿が。
「・・・フレイ・・・・?」茫然とするキラに、
「・・・言ったでしょ、キラ。・・本当の私の想いが、あなたを護るから、って・・・・。」フリーダムルージュのコクピットの、フレイが、優しく、微笑む。
 
575:2007/10/10(水) 00:15:25 ID:???
 
不意に、愕然と、ストライクフリーダムが立ち上がる。「・・護らなきゃ・・!!!。僕が、護らなきゃ・・・っ!!!、
ラクスを・・・!!!、フレイを・・!!!、みんなを・・・っ!!!!!」キラが、少し血を吐きながら、叫ぶ。
「・・・あの時、僕は、フレイを、護れなかっ・・・・!!!!、今度こそ・・!!!、今度こそ・・・・!!!!!」
「キラ・・・!!!」思わず心配そうに叫ぶフレイに、
ラクスが、「・・・今は、みんなで戦いましょう・・・。・・お互いを、わたくし達自身を、みんなを、キラを、護りましょう・・・・・!」と、
切なさを秘めて、微笑む。
「・・・、・・ん・・・!」ほのかに唇を噛み締めて、フレイが頷く。
 
(・・・馬鹿な・・!!?、フリーダムに陽電子リフレクターを仕込んだというのか・・・!!!?)
フリーダムルージュのシールドの七色の輝きの正体に気付いたジブリールが、愕然と。
(ええい、ならば弱そうな奴から片付けてくれる・・っ!!!)隙を突いて、デビルガンダム群が、Tジャスティス目掛けて、
無数のガンダムヘッドのビームとガンダムヘッド自体を全方位から撃ち込む。
「させるかっ!!!」割って入るカガリのアカツキが、咄嗟に背部空戦ユニットオオワシを分離し、
自機はTジャスティスの前面に、左側面に、あるいは前斜め下方に、オオワシはその対角線上の、Tジャスティスの後方に、右側面に、
あるいは後ろ斜め上方に、素早く移動させて、
自機とオオワシのビーム反射システム「ヤタノカガミ」で、ガンダムヘッドのビームを全て撃ち返して、Tジャスティスを護り、
撃ち返されて突き刺さるビームの雨をものともせずに襲い掛かってくる無数のガンダムヘッドに、
「!!!、このっ!!!!!」瞬時にTジャスティスがビームブーメランを放ち、両手のビームサーベルで一閃、二閃、
さらに左右の脚部ビームブレイドを起動させて空中転回しつつ蹴り込み、ガンダムヘッド群を一気に斬り裂いた。
「・・・何で来た、カガリッ・・!!!?」思わず怒鳴るアスランに、「やかましいっ!!!、このバカ!!!!」カガリが怒鳴り返す。
「・・・カガリ・・・・」些か呆気に取られるアスランに、「・・・何で、何でお前達だけで戦おうとするんだよ・・っ!!?、
大体、私はオーブの代表首長なんだぞ!?。こんな大事な事連絡の一つも無しなんて、許せる訳ないだろっ!!!?。
お前まさか、死んでも私達を護ろうとか、そういう事考えてたんじゃないだろうなっ!!!?」いつの間にか涙混じりに、カガリが怒鳴りまくる。
「・・・・今更死ねるか。」呟く様に、アスランが言う。
そこへ、無数の触手が襲い掛かり、危うくTジャスティスとアカツキが捕われる寸前で、
ピンクのグフイグナイテッドの大型ビームソードが、無数の触手を一閃で薙ぎ払いつつ、尚も襲い来る残存の触手を、
まるで新体操のリボンの様にビームウィップを舞わせて、全て斬り裂いた。
「話は後!!。正規パイロット二人して歌手の私に助けられてたんじゃダメでしょお!!?」
無邪気にピンクグフのコクピットで微笑んでいるのは、ミーアだ。
「・・・・何時の間にMSの操縦覚えたんだ・・・・・?」頭を抱えるアスランに、
「さあて、何時の間にでしょー?」と、口だけで笑いつつ少し不敵に、ミーアが。
「・・・メイリンを置いてきたのだけは、まあ、良しとするか・・。」少しぼやく口調になるアスランに、
モニター越しに視線を交わすカガリとミーアが少しとぼける様な表情になり、
「・・おい、メイリンはどうした・・・っ!!?」思わずアスランが焦る。
576:2007/10/10(水) 00:33:17 ID:???
遅ればせだけど560さんGJ!。こういう雰囲気好きです。
お前がこの所書いてるのはノリ真逆じゃんとか言われそうだけど、
要するに俺が書いてるエピソードでみんなが護ろうとしてるものってのは・・、
・・・これ以上書くのは蛇足の上に無粋な気もするので・・、
・・察して頂けると幸いです。

569さん面白いっす。GJ!
それにしてもラウよ、セリーナとデートの時ぐらい仮面取れ(笑)。
・・あ、その仮面、お前なりに照れ隠しのつもりなのか。
あ、そーか、分かった分かった、もう何も言わん(笑)。
577そろそろ俺の出番かな?:2007/10/11(木) 00:09:42 ID:???
  /i\┬┬ ー┼‐ ├─  ヽ  ー┼ ヽ     ー―''7〃  ―┬―  \_
  |三| |ニ.|   メ  二ユ ー7   /  |  |   \   /    .  |\   ̄\  |   \
  |,ヽ'. ┴┼  〈__  _/  /ヘ.__  ▽ヽ. \/     \_    |    〈__, \/
                      / ̄ ̄ ヽ,
                    /        ',
                    {゚}  /¨`ヽ  {゚}
                    l  トェェェイ   ',
                    ノ  `ー'′   ',
                   /,, -ー 、  , -‐ 、
                  (   , -‐ '"     )
                   `;ー" ` ー- -ー;'"
                    |        |
                  へ/         \ へ
             ___./\i /          .  \ /\___
           /  \.r/               ヽ-/   \
          / ./~\.`|                |._./~\. \
          /. /,- ―-`|                |.-―- 、.\. \
        /  i/~, -.ニニ |:                |ニニ-、. i. ヽ ヽ
        | l | i/ _  ヽ:::::::::::::            ノ.    \i `l | .|
       /././ / //~// /ヽ/ヽ__/⌒___i⌒.i __i⌒:i ヽ.i|ヽ~ ̄\ ヽヽ.ヾヽ
.        ~ | | .| | |/ |. | ( |  i  |  :| ヽ´ ヽ.| | ヽ / |  | i  ~
          /./|  | ヽ | ,|. |ヽ ヽ.i  | :|  |  > /  | .|/  | .|ヾヽ
.        ~  | |.   | .|. | |\` i  | |  | / // | .|  .| |  ~
          /./   ヽ. | /,.,/  ヽi  l |  |/ /    | /   `、ヽ
.          ~     I_|     <.,ノ  i,,,<,,,,,,/    |_I
578通常の名無しさんの3倍:2007/10/11(木) 01:16:30 ID:???
>>576
メイリンはミネルバで来たりしてw
579通常の名無しさんの3倍:2007/10/13(土) 12:25:25 ID:???
保守
580通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 00:03:47 ID:???
保守
581通常の名無しさんの8.8倍:2007/10/14(日) 03:17:46 ID:???
ウホッ守
582通常の名無しさんの3倍:2007/10/14(日) 23:36:06 ID:???
>576の作者さん
最後まで書いてくださいな
583通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 00:27:18 ID:???
すごく今更で申し訳ないがセリーナという人についてkwsk
584:2007/10/15(月) 01:26:04 ID:???
セリーナは私のオリキャラですが、
ラウ・ル・クルーゼ専用MSプロヴィデンスの転生した姿で、
眼鏡を掛けた可愛らしい童顔でナイスバディのナースの少女です。

あと、575の続きは今書いてますが、
遅筆なので・・・。
それに私の連投ばっかりじゃ、荒らしになってしまいますし・・・。
585通常の名無しさんの3倍:2007/10/15(月) 01:29:41 ID:???
dd
続きをお待ちしております
586通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 20:02:32 ID:???
 喫茶『砂漠の虎』でザラ家の女性陣が話をしている。
虎さん「今日は、女性だけでどうしたんだい?」
ミーア「10月29日はアスランの誕生日でしょ。アスランには秘密にしたいからここを使わせてもらっているの」
カガリ「アスランには内緒だぞ」
メイリン「お願いします」
虎さん「わかったよ、彼が羨ましいね。ところで最近鷹くんを見ないけど、彼どうしたのかな?」
カガリ「あれ、知らなかったのか?入院しているぞ」
虎さん「彼、また何かやったのかい?大抵、僕と一緒に入院するから彼とは何か他人な気がしないんだよね」
メイリン「……その共感もどうかと思います」
ミーア「そもそも入院させられるようなことをしなければいいと思うわ」

虎さん「まあ、それは置いておいて一体全体どうしたんだい」
カガリ「10月12日はラミアス艦長の誕生日だったのにそれを忘れて部下達と飲み歩いていてな。おかげで私達が宥める羽目になって大変だったんだ」
メイリン「何回聞いてもひどい話ですよね」
ミーア「ホント」
虎さん「そうだったのかい。それは鷹くんが悪いな。『どんなことを忘れてもいいが結婚記念日と彼女の誕生日は何が何でも覚えていろ。この二つを忘れなければ大抵上手くいく』っていうような趣旨のことを誰か昔の人が言っていたけどそれを証明しちゃったんだね。
 それにしてもここの女性陣の強さは異常じゃないかな?少しは手加減してくれてもいいじゃないかい?」
カガリ「さっきミーアが言ったとおりボコボコにされるようなことしなければいいだけだろ。二人で入院回数のトップを争っているじゃないか」
虎さん「これは手厳しいな。しかし今回はオチもヤマもないね」
メイリン「たまにはこんなものもいいんじゃないですか?無理があったりするものよりはいいと思います」
ミーア「そうね。それにヤキモキするのは私達女性陣なんだからその辺も考えてくれなくちゃ」
虎さん「……まあ、そうかもしれないね」
カガリ「もうこんな時間か、二人ともそろそろ帰らないとまずいぞ」
メイリン「そうですね。ミーアさん、後は仕事の合間にでも代表と話しておきます」
ミーア「お願いね。でもまだ余裕はあるし、慌てなくてもいいわ」
メイリン「はい」
 そんなことで、店を出て行く三人。

虎さん「毎度あり〜。
 ……しかし、アスカ家はここと姉妹スレで楽しくやっているからいいし、ザラ家も出番があるからいいけどヤマト家はどうしようか?クルーゼや鷹くんにも押されて半分空気化してきているよね。
 新しいシリーズも始まったし何か考えないといけないかもね」
 そんなことを思う虎さんだった。

終わり
587通常の名無しさんの3倍:2007/10/16(火) 20:04:06 ID:???
後書き
 1さんの投下を待ちながら保守代わりの投下です。本当は他の話を投下させていただこうと思っていたのですが、上手くいかず即興で作ったものを投下しました。ヤマもオチも更には尺もなくてスイマセン。
 しかし虎さんに言わせましたが、ヤマト家の扱いをどうしましょう?何とかヤマト家もやってみようとするのですが、イマイチどう扱っていいかわからないんですよね。なにかいい扱い方があったら教えて下さい。
588通常の名無しさんの3倍:2007/10/17(水) 10:12:54 ID:???
>>587
GJです!
589:2007/10/17(水) 18:26:55 ID:???
575の続きです。
******

「・・・ルナ・・・・・」茫然と、シンが、呟く様に。
突如地面を割ってデスティニーの眼前に現れたデビルガンダムの巨大な頭部が、
デスティニーを焼き滅ぼそうと巨大な口からビームの嵐を吐き出す寸前、
突撃の勢いを乗せて、ルナのインパルスが、ビームサーベルをデビルガンダムの口に突き込み、爆砕したのだった。
「・・・シン、あんたね、私が赤服だってのほんっとに忘れてるでしょ!?」本気で怒っているという程でもなく、寧ろたしなめる様に、ルナが言う。
「・・・俺は、ルナにも、ステラにも、もう戦って欲しくないんだ・・・!」シンが、唇を噛み締め、再度、デスティニーが、アロンダイトを構える。
「・・・私だって思うよ。もう戦いなんてない方がいい。シンだって、戦わずに済むんだったら、その方がいいって・・・。」
「・・俺はそうはいかない・・!!」思わず、シンが。「俺だって、戦わずに済めばいいって思う。でも、戦わなきゃ護れないんだったら・・、
・・・俺、やっぱり、戦わずにいられないよ!!。・・本当に大切なものを、護る、その為だったら・・・!!!」
「じゃあ私も戦う。」ルナが、微笑む。「・・ずっと一緒に戦ってきたじゃない。今更護られてるだけなんて、私の柄じゃないわよ。」
「・・・ルナ・・・・」シンが、言葉を失う。
不意に、インパルスの足元から、半瞬後に、周囲から無数に、ガンダムヘッドが地面を激しく砕いて出現し、
咄嗟にスラスター噴射で宙に逃れたインパルスをガンダムヘッドが包囲し、無数の激しいビームが周囲からインパルスへと降り注ぎ、
次の瞬間、「させるかあああっ!!!!!」と、光の翼を広げてインパルスの背中を庇う様に飛翔したシンのデスティニーが、
水平回転で身を翻しつつ、横薙ぎに、対艦刀アロンダイトで無数のビームを全て一気に斬り裂き、弾き、
勢いを乗せて一気に十数体のガンダムヘッドを斬り砕き、
残りのガンダムヘッドがビームを弾かれた反動で体勢を崩している隙を逃さず、
インパルスが、舞う様に飛翔しつつのビームサーベルとビームライフルの零距離射撃で、ガンダムヘッド群を次々に粉砕した。
「・・・・ステラは、来させなかったんだな・・?」と、シンが。
「・・あのねシン、それ決めるの私じゃないよ。」ふと、静かな面差しで、「・・シンでもない。
それは、ステラが自分で決める事だよ。」ルナが、明確な口調で、シンに。
「・・ルナ・・・」シンが、言葉を失う。
 
MSサイズの無数のデビルガンダムの分体が飛び立って、空を覆い尽くし、
間断無くビームを撃ち込んでくる。
キラも、ラクスも、フレイも、アスランも、カガリも、ミーアも、シンも、ルナも、各々のMSを巧みに操って、
ビームの嵐を、あるいは回避し、あるいはシールドやビームシールドで防御し、反撃しているが、
次第に追い詰められて、身を寄せ合っていく。
「一気に片をつけてくれる・・!!」目を血走らせるジブリールの意思に呼応して、
デビルガンダム群の各々の両肩に超巨大メガビームランチャーが形成され、発射体勢に入る。
 
590:2007/10/17(水) 18:28:44 ID:???
 
18門の超巨大メガビームランチャーが、一斉に火を吹く、寸前、
凄まじい光の奔流が、幾本も、デビルガンダム群に撃ち込まれ、
一瞬後には、無数のミサイルが空のデビルガンダム分体群に襲い掛かり、
無数の爆発の光が、周囲を彩り、吹き荒れ、
「今だ・・っ!!」「!!」シン達8人のMSの反撃が、次々にデビルガンダム分体群を、撃墜していく。
 
「何だとぉっ・・!!!!?」ジブリールが、愕然と。
シン達8人の背後の海面が大きく割れて、二体の巨大な姿が、現れたのだ。
一体は、惑星強襲揚陸艦ミネルバ。「・・タンホイザー、次発充填!。バルジファル、ディスパール、連続発射体勢へ!」
改造された艦長席で、音声入力を含めてオペレートしているのは、メイリンだ。
そしてもう一体は、移動砲台型モビルアーマー形態の、デストロイ。
上部連装2基の高エネルギー砲、アウフプラール・ドライツェーンが、発射の余韻の微かな光を、放っている。
 
謎の司令室にて。
「・・何時の間にミネルバをワンマンオペレーションに改造したの・・?」と、
裸身にバスローブのみを纏ったタリアが、ワイングラスを片手に、些か苦笑して。
「・・まあ、いいじゃないか。」と、裸身にバスローブのみを纏ったデュランダルが、微笑んで。
「・・現艦長の私の立場は・・・・。」隅の方でアーサーがいじけている様な気もするが。
「・・君もここは観戦と洒落込みたまえ。・・ドン・ペリニヨンのC.E.64年物だが、どうかね?」と、アーサーにデュランダルが。
「・・63年物に限ると思うんですがね。」ほのかにふてくされた様な表情を過ぎらせつつ、淡々と、アーサーが応える。
 
「メイリン!?、・・何でお前まで来たんだ・・!?」あきれ半分に怒鳴り気味になるアスランに、
「こぉら。」ミーアが、たしなめる口調で。「・・・大切な人を護りたい気持ちは、みんな同じなのよ?、メイリンも、カガリさんも、・・私も。
・・・みんなもね・・。」
 
「・・ステラ・・・・!!!」表情に陰を過ぎらせるシンに、
「・・シン・・、ごめん、シンがこのマシン嫌いなの知ってる・・。」と、デストロイのコクピットのステラが、少し、うつむいて。「・・・でも、この子も、
好きこのんで破壊兵器に創られた訳じゃないの。・・私も・・、・・・だから・・・・。」
「・・・・ステラ・・・・・。」シンが、何と言って良いか分からずに。
シンがデストロイを嫌いなのは、それがステラを凄惨という言葉さえ生易しい戦いに縛り付けたからなのだが。
「・・・ステラ、シン、護る。」静かな声で、でもきっぱりと。「・・シン、ずっと、ステラ、護ってくれた。・・ステラ、シンに、きのうをもらった。
・・とってもうれしい。・・・だから、ステラ、シン、護る。みんなのあした、護る・・・!。
この子も、ステラも、今は、破壊兵器じゃなくて、みんなを護る為に戦う。・・・だから・・・、シン・・・・・。」唇を噛み締めつつ、
モニター越しに、どこか許しを請うている様なステラの眼差しが、シンを見つめている。
 
「・・・・分かったよ、ステラ・・。」シンが、複雑な表情で、でも、微笑んで。「・・俺達、ずっと一緒だって、約束したんだもんな・・・。
・・・・だから、今は、一緒に戦おう。・・・俺達の、みんなの、あしたを、一緒に護ろう・・・!」
「・・・シン・・・・・!」無数の思いを秘めて、ステラが微笑む。
591:2007/10/17(水) 18:41:11 ID:???
587さんGJです。
日常風景もまた良し、です。

ヤマト家空気化の原因を私なりに思うに・・、
ネタ化の進み過ぎ、ってのもあると思うんです。
ラクス貧乳ネタ、キラこき使いまくりネタ、etc.etc.。
ネタに走り過ぎて萌えが弱くなってしまっている。
ではどうするか?
一見無敵に見えるラクスですが本編でもそうですが、大きな弱点があるんですね。
他でも無い、キラです。キラの事を思うと、平常心を失ったり弱気になったり所がある。
種死のフリーダムやSフリーダムの初出撃の件、とか。これはこれで可愛いなとも思うんですよ俺は。
その辺、574でも少し触れてみました、私なりに。
フレイは、ツンデレに持っていくも良し、少し危ない色香に走らせるも良し。
種本編でキラの童貞ゲットした実績を伊達で終わらせるのは、もったいないのでは、と。
そこへ、根は良い子なんだよ、というのを、合間に織り込んで見たりするのも良いと思います。
あくまで個人的意見ですが。
592通常の名無しさんの3倍:2007/10/18(木) 00:52:33 ID:???
587です。まずはGJであります。戦闘描写、登場人物の感情表現など自分には到底及ばない迫力で羨ましい限りであります。また、ご丁寧に疑問にお答え下さいましてありがとうございました。次回以降に活かしていきたいと思います。
593通常の名無しさんの3倍:2007/10/19(金) 06:33:14 ID:???
保守
594通常の名無しさんの3倍:2007/10/19(金) 19:49:02 ID:???
虎さん「ということで、君たちの家の影が薄いともっぱらの評判なんだけど」
キラ 「うーん。でも今までと変わらず3人で仲良く暮らしてるんですけどね」
ラクス「そうですわね。最近は喧嘩することもめったにありませんし」
フレイ「どうもキラとラクスが相手だと調子狂うのよね……」
鷹さん「平穏だから特に話題もない、ってわけか。ま、それに超したことはないよな」

フレイ「……それに、あんまり私たちの普段の生活を詳細に公表すると……その……」
ラクス「そ、そうですわね。確かに少々問題が……」
虎・鷹「?」
キラ 「ほら、一応ここ全年齢板ですし。倫理的問題というか、描写の壁というか、えーと、その」
鷹さん「……あー、わかったわかった。皆まで言うな」
虎さん「いやはや、若いっていいねえ……」
595通常の名無しさんの3倍:2007/10/19(金) 22:27:56 ID:???
>>594
>キラ 「ほら、一応ここ全年齢板ですし。倫理的問題というか、描写の壁というか、えーと、その」
まさか、さnうわなにをするやめ(ry
596通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 00:41:35 ID:???
魔乳「まあ、私たちの生活だってあんまりいえた物じゃないでしょう、ムウ」
アイシャ「まあ、そうね」
※性的なシーンも暴力的なシーンも18禁ですね。果たして彼女らのがどちらに当たるのかはわかりませんが……
597通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 12:51:15 ID:???
鷹さん 「まあ、そう言うなって。俺たちだってまだ若いんだしさ」
虎さん 「そうそう。愛し合う男女の生活としては実に健全なことだよ。
      ということで、さっそく健全な生活の実践を」
アイシャ「……あ、アンディ? なんでいきなり満面の笑みでお姫様だっこ!?
     こ、こら、寝室のほうに歩いて行かない! まさかこんな昼間から!?
     だ、駄目だってば! ちょ!」

奥の部屋に消えていく二人。

鷹さん 「ほー、やるねえ虎の旦那も。よし俺も負けずに」
マリュー「……え? 何この急展開?
      って、ムウ! なんで貴方までやたら嬉しそうに肩抱いてるのよ!?」
鷹さん 「まあ、たまにはいいじゃんこういうパターンも。さ、帰って一緒に風呂入ろうな」
マリュー「ちょっ――――――!!!」



性的な意味にとってみた。後悔はしていない。
598通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 20:13:52 ID:???
>>597
1時間後、道端でボロクソになった鷹と虎が発見されないか心配ダ・ゼ!!
599通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 20:23:21 ID:???
エロいことする時だけは攻守が逆転、というのも萌えだと思うんだ
600:2007/10/20(土) 23:00:44 ID:???
俺の脳内では、キラの家では、
エロい事する時だけキラが攻めまくりです、
ええそりゃもう、ラクスもフレイもキラのやりたい放題の餌食で足腰立たない状態で。
601通常の名無しさんの3倍:2007/10/20(土) 23:47:02 ID:???
つまり夜の大運動会。ベッドは彼等のグラウンド。さすがスポーツの秋ww
あれ?一年中スポーツの秋な気もするぞww
602通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 00:16:14 ID:???
>>1 様、毎度SSお疲れ様です。続き楽しみにしてます。


603通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 00:43:36 ID:???
嗚呼…せっかく書いたキラ家SSがなぜか消えた… orz
604通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:06:16 ID:???
書きたくなって書いてしまいました。
キラ家の一日

〜朝〜

キラ家の朝は、ラクスとフレイをキラが起こすところから始まる。
キラ「二人とも、朝だよ。食事、出来たよ」
フレ「う〜〜〜ん…あと5分…」
ラク「ふにゅ〜…」
キラ「だめだよ。起きるときはしっかり起きようよ」
フレ「う〜…だ〜る〜い〜」
ラク「でもぉ…キラの朝御飯…食べたいですわぁ…」
二人とも枕もとのローブを手に取り、モタモタと起き始める。
ここまで動き出せば、もう放って置いても大丈夫。
キラ「じゃ、リビングにおいで」
ラクフレ「は〜い」
605通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:07:32 ID:???
〜昼〜

キラはオーブ軍で将軍としての軍務がある。
しかし、元々急に将軍になってしまったので、特に重大な事項はなく…

アス「キ〜ラ〜っ!」
シン「アンタって人はぁ〜っ!」
キラ「やめてよねっ!そんな高価な機体で模擬戦でマジになるのはっ!」

大概アスランとシンの教導隊演習で、アスランとシンが直接対決する際の止め役になっている。

その間のキラ家では〜

フレ「こ…こんなもんかな?」
ラク「…ええ、合格ですわぁ」
フレ「やたっ♪」
ラク「後はカスタードを注入するだけですわぁ」
フレ「キラ、喜んでくれるかなぁ?」
ラク「もちろんですわぁ。キラがフレイのお作りになったお菓子を食べないはずがありませんわ」
フレ「そ、そうかな?」
ラク「ええ、どんなモノでも、フレイの作ったものは美味しいと言って下さるではありませんか」
フレ「…それ、先日の激アマ豚汁の事?」
ラク「あらあら」
和気藹々と話しながらカスタードを注入していく二人。
フレ「…」
ラク「あら?どうしましたの?急に黙り込んで」
フレ「あの、これって…」
生地に穴を開けて、そこへカスタードを注入器で打ち込んでいく作業。
ラクはキレイにこなすが、フレイは入れすぎて穴から漏れてしまう。
フレ「なんか…その…」
どんどん赤面していくフレイ。
ラク「あらあら…なにをご想像されたのですかぁ?」
フレ「!?べっ別にっそんなっ!これでその、夜の…そのっ!」
ラク「あらあら〜ふふふっ」
フレ「わ…笑わないでよ!」
606通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:10:57 ID:???
〜夕〜

キラ「ただいま〜」
ラク「お帰りなさいませ。…あら、お疲れですか?」
キラ「ん〜、いつもの事だよ。全く、あの二人ときたら何であんなにガチに…」
ラク「あらら」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃のアスランとシン。
アス「全く、キラが止めに入るといつもこうだ」
カガ「アイツもデスクワークでフラストレーション溜まっているんだろ?ガス抜きくらい許してやれ」
メイ「カガリさんはいつもガス抜きし過ぎです!いっつも私がキサカさんに怒られるんですからね!」
ミア「うわ、メイリンが怒るなんて、珍しいわ」

シン「いててて」
ルナ「ま〜たムキになったんでしょ?シンも懲りないわねぇ」
シン「だって、アイツが!」
ステ「アスラン…キラ…シンをいぢめる…悪い子…」
シン「こらっ!ステラっ!やめるんだ!デストロイのキーを置きなさい!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ラク「あらあら。それでは、ゆっくりとお風呂で汗でも流していらっしゃってくださいな」
キラ「あいてるのか…うん。そうさせてもらうよ」
ラク「ええ。ふふふ」
607通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:12:23 ID:???
がらっ!
キラ「おっ、今日の入浴剤はノボリベツ…って!?」
バシャンっ!
フレ「きゃあああっ!」
フレイの悲鳴と共にびしょぬれになるキラ。
キラ「うわっ!フ、フレイが入って…ご、ゴメン!」
フレ「ちょっと!私が入ってるってラクスは?」
キラ「いや、ラクスが入っておいでって…」
フレ「ラ…ラクス、またハメたわね」
キラ「ゴメン、フレイが出るまで待…」
戻ろうとするキラの手をつかむフレイ。
キラ「フ…フレイ?」
フレ「…そ、そんな濡れた格好で待たせたら…風邪を…」
キラ「いや、さすがに服を着るけど?」
フレ「いっ…いいの!…せっ背中…洗ったげるからっ」
キラ「え?」
フレ「キラが…頑張って私達を…養ってくれてるんだから…その、背中流すくらい…いいわよっ!」
キラ「でも…一人で洗えるし、その…」
フレ「いいのっ!そっその、キ・キラのなんか見慣れてる…んだからっ!
    …その…私、家事とかも苦手だし、できることって、その、限られて…」
顔を真っ赤にし、視線を逸らして言うフレイ。
そんな彼女を微笑ましく思うキラ。
キラ「…それじゃ、お願いしようかな?」
フレ「…お、お安い御用よっ!」
そう言ってキラを見たフレイ。…フロの縁から身を乗り出してる姿勢から振り向いたキラを見ると…。
フレ「〜〜〜〜〜っ!?」
キラ「あ…」
キラの意思と関係ない動きが起こる。
フレ「〜っ!せっ背中洗うだけだからねっ!そ、それ以上は今は無しっ!無しだかんねっ!」
キラ「あはは」
608通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:13:57 ID:???
〜夕食〜

キラ「うん、美味しい」
ラク「ありがとうございますわぁ」
フレ「いいなぁ…」
キラ「フレイの食事だって、美味しいよ」
フレ「でも、わたし、この間とんでも無いものをキラに食べさせて…」
キラ「人ははじめから何でもできるわけじゃないよ。フレイだって、ちゃんと成長してる」
フレ「なによそれ、褒めてるの?」
キラ「褒めてるよ。むしろ、フレイの料理の腕前の成長をじっくり見届けることが出来るんだから、役得さ」
フレ「そ…そう言う事にしておくわ」
ラク「ふふふ。でも、今夜のデザートは、フレイの自信作ですわぁ」
フレ「あ〜、ダメ!まだ言っちゃ!」
キラ「へぇ〜、それはそれは。期待していいかな?」
ラク「ふふふ。愛情をい〜っぱい込めて作っていましたから」
フレ「そ、そんなんじゃ…」
ラク「ちょっとだけ、邪な愛情も…」
フレ「ラクスっ!」
609通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:15:37 ID:???
〜夜〜

フレ「ふっ二人掛かりで…そんな…」
キラ「僕だって、負けてられないから」
ラク「はやくオチてくださいなっ♪」
フレ「そんな…うう…ああっ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その頃のアスラン
アス「今日は疲れてるんだけど…」
カガ「ダメだアスラン。今日の順番は私なんだからなっ!」
アス「ずらせないのか?」
カガ「3人で決めたんだ。言いだしっぺの私が破るわけにいかない」
アス「別に、疲れてなければ俺は一生懸命…」
カガ「だからと言って、私達のせいでアスランを過労死させる訳には行かないからな」
アス「…心遣い、感謝する、とでも」
カガ「だからな、チョットだけ、頑張って…」
アス「…だからってさ」
メイ「アスランさん、ガンバっ!」
ミア「大丈夫!私達も応援しますっ!」
なぜかだだっ広いベッドの端のほうでガッツポーズをするミーアとメイリン。
アス「(…結局は同じような気がする)」

その頃のシン
シン「こらっ!やめろ!」
ステ「枕投げ枕投げ♪」
ルナ「あはは。夕方のアニメで覚えちゃったもんね」
シン「うわっ!ルナまで!」
ステ「うえ〜い!」
シン「うっ…やったなぁ!」
ルナ「きゃ〜♥」
ステ「枕じゃなくてシンが飛んでくる〜♥」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

フレ「…また貧民」
キラ「今日も負けかな?あと2回戦…って」
ラク「今夜の“先攻”は、またイタダキですわぁ」
フレ「…まだよ!あと2回とも私が富豪で、ラクスが貧民なら逆転なんだからっ!」
ラク「それは…かなり辛いのではありませんか?」
フレ「わ、私、しばらく“先攻”じゃないんだもん!今夜こそっ!」
ラク「ふふふ。こればかりは譲れませんわぁ」
キラ「僕も手加減はしないよ」
フレ「う〜〜〜っ!」
610通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:17:50 ID:???
〜翌朝〜

まだ早朝。
先に目が覚めたキラは、左右で眠っているラクスとフレイを起こさぬようにベッドを抜け出る。
…もっとも、お嬢様な彼女達は、この位で目が覚めるほど、朝に体力の余裕がある訳ではない(笑)。
お互いにベッドの中央…キラが寝ていた方に身体を向けすやすやと眠る二人に、
その姿に名残惜しくも毛布を掛けなおし、枕元に二人が朝に着るローブをそっと置いておく。
床に散らばる衣類を拾って部屋をでたキラは、別室のクローゼットで自分の朝着を着た後、
洗濯機に寄ってから新聞受けを見に行く。
…一面の記事で、たいした事件の無いことに満足した後、台所へ戻って朝食の支度を始める。

3人で暮らし始めて以来、朝食は殆どキラが担当している。
もちろん、最初のうちは二人とも我先にと競っていたフシがあるが、
暮らし始めると段々朝が猛烈に弱くなる二人に代わり、キラがすっかり担当になった。
もっとも、これはキラ的に自業自得なところもあり、その贖罪でもあるのだが…。

ガチャっ!

フレ「おはよ…」
キラ「え?フレイ?こんな朝早くどうしたの?」
この時間には珍しく、フレイが起こされもせずに起きたのだ。
キラは、ちょっと邪推もしてしまう。
フレ「…ん…目が覚めた…そんなにヘン?」
キラ「あいや、その…」
フレ「私、昨日は早くオチたみたいだから…それでかな?」
キラ「ははは。結局“先攻”はラクスだったからな」
フレ「…ゴメンね。いつも朝早く、私達の変わりに朝食を」
キラ「代わり、じゃないよ。これは僕の役目だから」
フレ「そんな。私達、キラにおんぶされて…家事くらい私達がやらなきゃいけないのに」
キラ「…聞いてるよ」
フレ「なにを?」
キラ「不慣れな家事を上手くなろうと、マリューさんやメイリンさん、ルナマリアさんの所で色々教えてもらってること」
フレ「え!なんで知って…」
キラ「僕の勤務中の昼間も頑張って、帰ってきたら僕が気持ちよくお風呂や食事が出来るように整えて、
    片付けも僕が暇しないように交代で話し相手になって、夜も必死に頑張ってくれて…」
フレ「そ、それはだって、私達、キラの事を愛して…」
キラ「家事ってのも大変なのは僕も知っているし、それに、二人ともそんな華奢な身体で、頑張ってる。
    僕は男で、結構体力あるから、余計に大変だと思うよ。実際、二人とも疲れすぎて寝起きは良くないしね」
フレ「そっそれは…」
キラ「僕の所為で身体を壊されるのはイヤだし、そんな事したら、僕はキミ達を愛する資格を失うと思う。
    だから、少しでもキミ達の負担を減らす為に、朝は甘えて欲しいと思ってる」
フレ「キラ…」
611通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:19:53 ID:???
申し訳なさそうにするフレイの肩に手を回し、引き寄せるキラ。
その耳元に顔を寄せ、囁くキラ。
キラ「…ま、僕が朝の事を考えて遠慮するって事が出来ないってのが正しいかな?」
一気に赤面するフレイ。
フレ「やっ!…ななななにをいきなり言う…」
言い終わる前に、口をキラに塞がれるフレイ。
もちろん、フレイの口を塞いだのは、キラの手ではない。

…すっと離れたキラが、呆けるフレイにニッコリ微笑む。
キラ「…さ、そろそろ食事にしようか?」
フレ「…えと…じゃ、私、ラクスを起こしてくるね」
キラ「ん…でも、それは大丈夫だよ」
フレ「え?」
キラ「…そこで立ち聞きのお姫様。朝御飯ですよ?」
リビングキッチンの入り口から、珍しくバツの悪そうな顔で出てくるラクス。
ラク「気がついていらっしゃったのですか?」
フレ「ラクスっ!?貴女、起きていたの?」
キラ「一応、最近は格闘技術もアスランとシンにしごかれてるからね。気配は読めるよ」
ラク「さすがは将軍様ですね?」
キラ「柄じゃないんだけどね〜」
フレ「んもうっ!知っていたのなら教えてよ!」
ラク「そうですわね。抜け駆けですものね」
フレ「へ?」
ラク「…キラ、わたくしも欲しいですわぁ」
キラ「え?」
ラク「食事前の、キス」
フレ「あっ!」
キラ「…そうだね。公平に」
ラク「ええ」
とととっとキラに駆け寄るラクス。
その肩にスッと腕をかけ、ラクスを引き寄せるキラ。

少しだけいつもと違う朝。
けれども、3人の結びつきは、ゆるぎないものであった。


おしまい
612通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 03:41:25 ID:???
書きたくなって書いた。
ラクフレが全然女王様していない。
でも後悔はしていない。
613通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 08:23:07 ID:???
フレイかわいす(´Д`*)
GJ!
614通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 10:12:08 ID:???
GJ!であります。
等身大の女の子というか年頃の女の子というかとにかく和みますね。
615通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 16:19:47 ID:???
くそっ、くそっ!こいつらはこんないい思いしているのに、俺と来たら・・・
遺伝子か?遺伝子なのか!?

ちょっと議長の所で相談してくる
616:2007/10/21(日) 20:15:40 ID:???
604さんGJ!!!
フレイがすごく良くて、さりげなくラクスも良い。
うまいなあ。

602さん有難うございます。
何とかこのスレの中で完結出来れば・・、頑張ります。
 
デュランダル「615氏にはすまないが、
『遺伝子だけが僕の全てじゃない、もしそうならデスティニープラン潰したりしてない』と、
キラ君には明言されてしまってねえ・・、
え、お前は不倫がうまくいっているからそんなのんきな事が言えるんだ、だって?
あ、いや、タリアは離婚済みだからもう不倫ではないんだが。
あ、いや、待ってくれ、私をたこ殴りにしたからといって何も解決はしな」(以後音声途絶)
617通常の名無しさんの3倍:2007/10/21(日) 23:39:01 ID:???
まぁ確かに、冷静に考えればあのカップリング不倫でもなんでもないんだよな。
ただ戦艦のなかでセックルするのはいかがなものかというだけで。
618通常の名無しさんの3倍:2007/10/23(火) 21:04:19 ID:???
キラ「やめてよね。>>617が僕に敵うわけが(ry」
フレ「そうよ…>>617やっつけてもらわなくっちゃ…」

ラク「あらあら…ここにも戦艦で(ry」
619通常の名無しさんの3倍:2007/10/24(水) 23:22:10 ID:???
キラ 「さて。前スレからずっとシンに借りっぱなしだったメイド服2着セットを、いいかげん返しにいかないと……」
フレイ「あら、もう返しちゃうの?」
ラクス「そのお洋服、可愛くてお気に入りだったのですけど」
キラ (……確かに、ちょっと惜しい気もするけど。
    でも、あんまりこういう特殊プレイに馴染んじゃうと、なんかこう戻れない所に行っちゃいそうで怖いんだよな……)


ステラ「深く考えないほうがたのしいのに……」
シン 「でもまあ、あの様子ならキラさんもそう遠くないうちに馴染むんじゃないか?」 
ルナ 「そうね。さっき代わりに体操服とブルマの2着セットを渡してみたら、なんか目を輝かせながら帰って行ったし。
    ところで、今日のこのコスチュームはどう? いまや貴重な旧型スクール水着♪
    当然、胸の白いゼッケンには」
ステラ「マジックペンで、ひらがなで、「すてら」と「るな」。
    ……どう? シン、うれしい……?」
シン 「最高だよ二人とも! ああもう異様に元気出たぁーーー!」(がばっ)
ステラ「わ〜♪」
ルナ 「キャ〜♪」
620:2007/10/25(木) 23:23:30 ID:???
590の続きです。
******
 
「・・・おのれっ!!!、エクステンデッドの人形風情が裏切るだと!!!?。犬でも三日飼えば恩を忘れんというのに、
畜生にも劣るか・・っ!!!!」ジブリールが、激昂する。
鉄(クロガネ)の響きと共に、デストロイがモビルスーツ形態に変形する。
「・・・・ステラ、人形じゃない。お前なんかに何の恩も無い。破壊兵器にされた恨みはあっても。
裏切りなんかじゃな・・・!」ステラが、静かな声音に殺気を込めて告げ終わる前に、
「ゥオオオオオオッ!!!!!」咆哮と共に光の翼を迸らせて突撃したデスティニーのアロンダイトが、軍団の中央のデビルガンダムを、
袈裟懸けに激しく両断し、
コクピット内部でDG細胞と半ば融合しているジブリールの、少し怯えた様な、驚愕の表情が露出する。
「・・・ジブリール・・・・、貴様だけは・・・・・・貴様だけはあああっ!!!!!!!」シンの、凄まじい表情が、眼光が、ジブリールを射抜く。
「このっ・・!!!!」瞬時に、デビルガンダムの装甲がシンの眼前で再生し、アロンダイトを挟み込んで捕え、
「何っ・・!!!?」シンが驚愕したその瞬間には、「メイリン!!、ソードシルエット!!!」激怒に燃える眼差しのルナのインパルスが、
突撃していた。
「了解・・・!!!」激怒を眼差しに過ぎらせて唇を噛み締めつつ、メイリンが間髪入れずインパルスのバックパックの射出操作を終え、
見る間にソードインパルスへの換装が完了し、抜き放たれた対艦刀エクスカリバーが、アロンダイトの刺さっているすぐ脇に、
捻りを加えて撃ち込まれる。
爆発と共にアロンダイトが抜け、「!!!」素早く、デスティニーとインパルスが後退する。
 
「邪魔者があっ!!!」ジブリールの怒号に呼応してMSの身長程の直径の機械触手が、幾本も、海面を割って上空のミネルバに襲い掛かり、
即座に、「ラミアス艦長直伝!!、バレルローールッ!!!」ミネルバが半回転して上下逆になりながら上空へと飛翔し、
「トリスタン俯角90度!!。バルジファル!、ディスパール!、全砲門発射!!!」メイリンの叫びと共に、
海面へと砲口を向けたミネルバの主ビーム砲トリスタンとミサイルの雨が降り注いで、触手群を木っ端微塵に砕いた。
「メイリンッ!!!」思わず心配そうな声を発してしまうシンに、「心配なら要りません!!。足手纏いになりに来たんじゃありませんから!!!」と、
メイリンが、きっぱりと。「それより、そっちこそ気を付けて!!」メイリンの叫びが終わらない内に、
無数の直径20メートル級の機械触手群が、インパルスとデスティニー目掛けて襲い掛かる。
咄嗟に急速後退しつつ反撃するインパルスとデスティニーのビームライフルをものともせず、機械触手群が迫り、さらに迸った細い触手群が、
「・・っ!!?」インパルスを捕え、「ルナアッ!!!!」アロンダイトでインパルスを捕えた触手を必死に斬り裂くデスティニー寸前まで、
無数の巨大な機械触手が迫り、
「シン兄ちゃん!!!、お姉ちゃん!!!、タンホイザー発射!!!!!」と、メイリンがミネルバの大口径陽電子砲を迸らせ、
同時に、「!!!、スクリュークラッシャーパアアアンチッ!!!!!」両手の5本ずつの指のビームサーベルを起動させたステラのデストロイが、
両腕の肘から先を高速回転させつつ発射し、5本ずつの伸ばした指先のビームサーベルを激しく機械触手群に捻じ込み、
タンホイザーのエネルギー奔流と呼応して、巨大な機械触手群を次々と爆砕した。
「・・・ステラ・・・・・」思わず少しだけあきれた様な顔になるシンに、「テレビでやってた。
正義のスーパーロボットはこういう風に叫んで大切な人達を護るんだ、って。・・ステラ、正義の味方だから、シン、護る・・!!」
ふと、無邪気に微笑むステラに、「・・ありがとな、ステラ・・・、メイリンも・・・・」シンも、微笑む。
621:2007/10/25(木) 23:28:01 ID:???
「・・ならば・・っ!!!」ジブリールがデストロイを睨み、無数のデビルガンダム分体群と巨大機械触手群が、デストロイ一体に集中攻撃を見舞う。
デストロイは以前ジブリールの経営していた軍需企業の製造した兵器であり、その弱点が近接戦である事を、ジブリールは熟知しているのだ。
「負けないっ!!!」ステラも懸命に分離したデストロイの両腕を縦横無尽に操り、次々に近接戦間合いの敵を撃ち砕き、
「させるかよっ!!!!」デスティニーも、アロンダイトとビームブーメランで応戦し、「こんのおおおっ!!!」インパルスも、
両手でそれぞれ対艦刀エクスカリバーを翻らせて次々に敵を両断していくが、それでも追いつかない。
デビルガンダム群の巨大ビーム砲群が再度火を噴く。デストロイは陽電子リフレクターで耐えられても、デスティニーとインパルスは耐えられない。
 
「やらせはしないっ!!!」すかさず援護に入ったのはカガリのアカツキだ。アカツキ自身はインパルスを、空戦ユニットオオワシはデスティニーを、
それぞれ対ビーム反射システムで護り、同時にビームライフルとビームサーベルで次々に敵を撃ち砕く。
援護で動けないアカツキとデストロイに分体群のビームサーベルと誘導実体弾と無数の機械触手が襲い掛かり、
すかさず、「この・・っ!!」アスランのTジャスティスが曲線を描いて飛翔し、ビームサーベル、脚部ブレイド、背部ファトゥムのビーム砲、
ファトゥムのブレイド、ライフルが、さらに複雑な曲線を描くビームブーメランが、デストロイとアカツキを襲う21体の敵を一瞬で破壊する。
 
「・・アスラン・・・・」驚愕を隠せないカガリに、「・・・言ったろ、カガリは俺が護る、・・って。」と、真摯な瞳で、アスランが。
そこへさらに、無数の巨大なガンダムヘッド群と無数の分体群のビームサーベルが襲いかかる。
「させませんわっ!!!」「させないわよっ!!!」それは、ラクスと、フレイの、完全に呼応したコンビネーションだった。
Sフリーダムルージュのドラグーン乱舞と、フリーダムルージュのハイマットフルバーストが、交錯し、それを掻い潜ってくる残存の敵群を、
一瞬後には、それぞれの両手にビームサーベルを構えたSフリーダムルージュとフリーダムルージュの、シンクロナイズされた剣の舞が、
牙ごと、ビームサーベルごと、斬り砕き、無数の爆炎が、舞の余韻を、彩った。
間髪入れず、巨大ガンダムヘッド群第二陣と誘導実体弾の雨が、一同に襲い掛かり、
その間隙を縫って、無数の細い機械触手が、恐ろしく複雑な無数の曲線を描きつつ、ラクスに、フレイに、カガリに、ルナに、ステラに、襲い掛かる。
(・・このままでは埒が明かん!!、生体コアさえ手に入れば・・・!!!)ジブリールの眼差しが血走っている。
622:2007/10/25(木) 23:29:52 ID:???
乱舞するストライクフリーダムの両手のビームサーベルと連続発射される胸部カリドゥスと左右の腰部レールガンが、
巨大ガンダムヘッド群の装甲の継ぎ目を寸分違わず捉え、爆断し、誘導実体弾を斬り裂き、撃ち砕き、
「・・当たれえ・・っ!!!!!」キラの渾身の叫びに伴って激しく交錯する曲線を描く8基のドラグーンのビームが、
ガールズを襲う無数の細かく鋭い機械触手を、悉く、爆砕してしまう。
「・・っ」傷の、激痛に、どうしようもなく操作を鈍らせてしまったキラの隙を狙って、無数の機械触手が襲い掛かり、
「キラ!!!!」「キラ・・っ!!!」咄嗟に援護に入ったラクスとフレイも、無数の鋭利な先端に貫かれる、寸前、
「ハア・・ッ!!!!!」ミーアの気合一閃、機体を渦状にビームウィップで包んだピンクグフの曲線を描く突撃に遮られて、
機械触手群が一瞬で、砕かれ、千切られ、触手群に呼応して隙を突こうと大型ビームソードで一同に攻撃を仕掛けた分体群が、
ピンクグフのピンポイントを突いたビームマシンガン連射に、ビームソードを片端から砕かれ、
「ディスパール!、連続発射!!」「デストロイミサアアアイルッ!!!、いっけええええっ!!!!!」
ミネルバとデストロイの放ったミサイル群とデストロイのドラグーンシステムで誘導された両腕の捻じ込まれるビームサーベル群に、
木っ端微塵にされ、爆炎と化した。
 
ラクスも、フレイも、茫然と、言葉を失う。
キラを庇ったつもりだったのに、逆に、そのキラのSフリーダムが、瞬時に、ラクスとフレイを庇って盾になる体勢に、割り込んでいたのだ。
その、無理のある急激な機動が、傷を負ったキラの肉体に一層のダメージを与えていないはずが、ないのである。
 
「・・・大したものだ、これほどの攻撃を全て防いでしまうとはな・・・!」一同を睨み据えつつ、ジブリールが、口元に笑みを。「・・だが、
いい気になっていられるのも今の内だ。戦場に気を取られたのが失敗だったな・・・!!」
「どういう事だっ!!!?」と、シンが、頬に汗を伝わせて。
「・・我が、機械兵士部隊の第二陣がすでに行動を開始しているのだ!。生体ユニットの二次候補の捕獲の為にな!!」
「!!!!」シンの、アスランの、キラの面差しに、衝撃が過ぎる。
ジブリールが得意気に告げる。「・・マリュー・ラミアス。アイシャ・バルトフェルド。・・セリーナ・プロヴィデンス、フフ、こいつは生機融合体だ。
デビルガンダムには良く馴染むぞ・・!。・・・それに、マユ・アスカ。先日初潮を迎えた様だな。
ならば、すでに生体ユニットとなる事も可能という訳だ・・!!!」
「!!!!、・・貴様・・・っ・・、マユを・・・・!!!!?」シンが、激しく震えて。
「・・さてどうするか。生体ユニットは4人とも手に入れたい所ではあるが・・、・・・貴様らがこれ以上抵抗するというのなら、
マユ・アスカぐらいは殺しても構わんか・・・・?」ジブリールが嘲笑する。
「!!!!」
623通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 09:49:04 ID:???
乙、大ピンチな様だが、さらなる助っ人が登場する展開キボン
624通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 13:48:07 ID:???
刮目して待つわ〜。

625通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 18:07:07 ID:???
450KBを越えたので、そろそろテンプレを作ったほうがよいと思われ。
626通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 20:13:49 ID:???
ためしにテンプレ作ってみた



厨とか関係なく、シンルナステ、キララクフレ、アスカガミアメイの一夫多妻カップルたちが
仲良く生活する光景に萌えるスレです。

前スレ
シンルナステ・キララクフレ・アスカガミアメイU
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1177749854/

前々スレ
シンルナステ・キララクフレ・アスカガミアメイ
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1155687367/
627通常の名無しさんの3倍:2007/10/26(金) 22:00:00 ID:???
>>626氏、乙。 ついでにルール案を作ってみた。 あと、誰かキャラ紹介を作ってくだされ。

【ガイドライン】
@基本カプはシンルナステ・アスカガミアメイ・キララクフレの3組。
A原作で死んだキャラも生きてます。その辺りはツッコまないように。
B他のカプ(ムウマリュ・イザシホ・ディアミリ等)を登場させてもOKですが、上記3組と絡める程度に。
Cオリキャラを登場させる場合は、あらかじめ断りを入れておくと吉。 Bと同じく、上記3組と絡める程度に。
Dエロネタはストレートな表現は避けて、匂わせる程度に。
E荒らし・カプ厨・アンチはお断り。
628:2007/10/27(土) 02:48:19 ID:???
626氏、627氏、有難うございます。
・・・しかし、データ限界か!。完璧に計算ミスった!
完結は次スレになだれ込む可能性大です。何としても書くつもりではいますが。
629通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 03:01:02 ID:???
>>628
すいません。>>604で割り込んでしまいましたので…
630通常の名無しさんの3倍:2007/10/27(土) 23:49:58 ID:???
メイン男性陣3キャラの紹介作ってみた


シン・アスカ
 ルナマリア、ステラと同棲中。
 微妙に尻にしかれつつも、二人とのただれたイチャイチャ生活を絶賛満喫中である。
 好物はコスプレH。

キラ・ヤマト
 ラクス、フレイと同棲中。
 天然なラクスとツンデレなフレイとのラブラブ共同生活を、苦労しつつも結構楽しんでいる模様。
 シンからH用のコスプレ衣装をたまに借りているらしい。

アスラン・ザラ
 カガリ、ミーア、メイリンと同棲中。
 初期のころはハーレム生活に戸惑っていたが、最近はこの状況に馴染んできた様子。
 3カップル中で唯一、皆へのプロポーズを済ませている。
631通常の名無しさんの3倍:2007/10/28(日) 16:22:50 ID:???
>>626-627
6321:2007/10/29(月) 12:25:40 ID:???
629さんお気遣い無く、これは俺のミスです。
それに今、凶悪な事目論んでる所で・・。
・・一見さん対策含め、次スレに最初から再投下!!(おいおいおいおい)
633通常の名無しさんの3倍:2007/10/29(月) 14:33:25 ID:???
ちょw それはさすがにどうかとww
634通常の名無しさんの3倍:2007/10/31(水) 12:44:42 ID:???
保守
635通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 00:34:32 ID:???
>>初期のころはハーレム生活に戸惑っていたが、最近はこの状況に馴染んできた様子

そういえばアスランいつの間にか童貞卒業してたな
636通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 08:12:24 ID:???
>>635
いや、まだしていないかもしれない!
637通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 12:30:49 ID:???
アスランの場合は奪われたが正解だろう。
さて誰に?

案外、ミーアか?
638通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 13:03:08 ID:???
誰が最初かでひとしきりもめたあと、公平にじゃんけんで順番を決める3人娘の光景が脳裏をよぎった
639通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 13:21:18 ID:???
 ここは喫茶『砂漠の虎』。
ダコスタ「>>636さんからアスランさんが未だに女性陣に手を出していないという説が提唱されておりますがどう思いますか隊長?」
虎さん「僕はそれはないと思うよ。このスレ最多の三人もの女性に囲まれておいて、なおかつプロポーズまでしておきながら手を出していないなら、それこそ男色もしくは性的不能を疑わなくてはいけないよね。前もこんなことを言った気がするね。
 仮にそれならザラ家の女性陣が彼を無理矢理にでも病院に連れて行くと思うよ。
 まあ、宗教上の理由で結婚するまで性交渉は駄目というなら話は別だけど。実際、敬虔なクリスチャンのあるサッカー選手は結婚するまで自分は童貞だったと告白したしね」

ダコスタ「そうなんですか」
虎さん「特にそんな理由はないと思うし、なにより添え善食わぬは男の恥じゃない?女性に恥をかかせることにもなるしね。だから関係はあると思った方がそうでないと考えるよりも自然じゃないかな」
ダコスタ「まあ、そうですよね。そう考えた方がより自然ですかね」
虎さん「あっ、どうでもいいけどさ。彼の名前って英字のスペルはAthrunだけどAslanだったら面白いよね」
ダコスタ「??」
虎さん「アスランもしくはアスラーンだったかな、……トルコ語で獅子を意味するんだよね。普段は皆に押されているけどベッドじゃ獣とか。僕の勝手な妄想だけど」
ダコスタ「何を言っているんですか。……!!」
アイシャ「ちょっと、二人ともさぼっていないで仕事する!」
ダコスタ「は、はい!」
虎さん「やれやれ……」
640通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 16:28:47 ID:???
このスレに触発されて作ってみた
Sims2で3家族同居世帯です 苦手な方注意
DLキーは 3cap です
ttp://ura.s2.x-beat.com/upload.cgi?mode=dl&file=1001
ttp://ura.s2.x-beat.com/upload.cgi?mode=dl&file=1002
ttp://ura.s2.x-beat.com/upload.cgi?mode=dl&file=1003
641通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 17:02:04 ID:???
>>640氏、GJです。 
3家族同居の設定もイイかもしんない。
2枚目。シンの隣にマユがちゃっかりいるのがグー(死語)。
642通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 21:05:57 ID:???
>>640
GJ!
sims2持ってるけど
髪型をここまで揃えたのは凄いと思った
特にメイリンのツインテとか
643通常の名無しさんの3倍:2007/11/01(木) 21:12:04 ID:???
シンルナステスレは埋め荒らしに埋められたので新スレに移行します
一応報告させていただきます
割り込みすみません

http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1193918725/
64471 保守ネタ:2007/11/02(金) 23:24:34 ID:???
お久しぶりです。71です。なんとなく投下。


ほぼ休みごとに毎週のようにマユに二人きりの買い物をつきあわされるスティング。

ある休日のこと、そして心配になって彼らを尾行を決意するマユの兄。
そのマユの兄につきあわされる彼の元上司とその上司の友人。
「シンに頼まれたら手伝うしかないじゃないか!」
「やめてよね。 本気でストーキングしたら、スティングが僕にかなうはずないだろ」

その男性3人の怪しい動きが気になって尾行する多数の女性。
「他人の婚約者でもなければ巨乳でもないのに僕が興味あるわけないでしょう。
 それでも僕は、巨乳を追求する覚悟がある!」
といったキラの後ろから音もなく近寄り、スリーパーで彼を失神させる彼の友人の元婚約者の貧乳歌姫。
それをきっかけに女性陣は3人の男性と合流、訳を聞いて一緒に尾行することにした。
「私、こういう盗聴とかって実績あるのよね。私もザフトレッドなのよ!」
と集音器を構えるマユの兄の妻その1。
「うぇ〜い、かくれんぼ得意」
と楽しげにしているマユの兄の妻その2。
スティングとマユが移動するたびにオーブ上空の衛星と防衛網にノートPC1台でハッキングをかけて適切な
隠れ場所を探す、マユの兄の元上司の妻の一人。(マユの兄の妻の妹)
「私の国の防衛網はこんな、ノートPC1台で骨抜きにされてしまう程度のものだったのか」
と落ち込むオーブ代表。

買い物途中、ほのぼのと手をつなぐスティングとマユをみて烈火のごとく怒るシン。
まあまあとなだめて取り押さえるルナマリア、ステラ、と男性陣。

途中、喫茶店で休憩するスティングとマユ。
「あれ、スティングお兄ちゃん、甘いモノ嫌い?」
「ああ、好きではないな」
「でも、パフェ、おいしいよ?」
「いや、俺はマユがおいしそうに食べているのを見てるから。
 おまえが食べているのを見ている方が楽しい。マユ、お前ひとりで食べてろ」
「でも楽しいことはお裾分けしないと……。はい、どうぞ!」
とクリームの乗っかったスプーンをスティングの前に差し出すマユ。
「いらん」
「ええ?! だめだよ〜、はい、あ〜ん」
「わ、わかった」
渋々と口にするスティング。
それを見て血の涙を流すシン。
ステラはシンがかわいそうになって自分が食べているパフェをシンに同じように『あ〜ん』といって一口
食べさせてあげるのだった。

そして夕方になり、二人はまた、朝待ち合わせた公園に戻ってきた。
「今日もたのしかったよ、ありがとう。スティングお兄ちゃん!」
「まあ、俺もまた暇つぶしが出来て良かった」
そしてマユは夕日をバックにスティングの頬に不意打ちのキスをした。
それを見てシンはしばらく固まり、そして崩れ落ちたのだった。
645:2007/11/03(土) 07:49:40 ID:???
何となくシンに付き合うみんながさりげなく仲良い感じでGJです。
シンも妹離れせんと・・、当分無理か。


何となく思い付き。

キラ、戦国BASARA2の幸村コスプレしてみる。
キラ「天!!、覇ァ!!、絶槍ォ!!!!!」
フレイ「すごーい!、キラって実は格好良かったんだあ、全然知らなかったわ。」
ラクス「普段のキラと全く違って凄く男らしくて格好良いですわ。」
キラ「・・・僕って一体・・・・」

マリュー、餓狼伝説シリーズの不知火舞(脇胸露出バージョン)のコスプレしてみる。
マリュー「日本一ー!、って、久々にやると恥ずかしくてしょうがないんだけど・・」(中の人が一緒)
ムウ「・・・・・」(感涙で言葉も無い)

余談。
セリーナ、サムスピのいろはのコスプレしてみる。
セリーナ「・・ラウ様、この格好の時は旦那様とお呼びしましょうか・・?」(頬を染めて)
ラウ「・・セリーナ・・、その・・、私の理性が・・・・」
セリーナ「・・・その、あの・・、・・・ラウ様さえよろしければ・・・・・・」

カガリ「アスランはしないのか?、戦国BASARA2の変態仮面?」(面白がってコス用意した)
アスラン「嫌だ!!、中の人が同じでも嫌だ!!」
ミーア「えー、似合うと思うけどなぁ、変態仮面。」
メイリン「たまには怪しいアスランさんも良いんじゃないですか?」
アスラン「しくしくしくしくしくしくしくしく」
646:2007/11/03(土) 07:57:38 ID:???
さらにすいません。

アイシャ「勢いで戦国BASARA2の秀吉コスプレしないの?お調子者さん。」
アンディ「・・中の人が同じだからと言って、力を欲して嫁を殺す様な男の格好が出来るか。」
暫し、沈黙。
アイシャ「・・・私は、貴方の足手纏いになるくらいなら・・・・」
アンディは、「言うな。」とは、言わなかった。
アイシャの唇をそっと塞ぎ、ほのかに苦く、微笑んだだけだった。
アンディの唇の余韻に、アイシャも、ほのかに苦く、微笑んだ。


という訳で、中の人ネタは、これでおしまい。
647通常の名無しさんの3倍:2007/11/03(土) 15:16:37 ID:???
>>645
>餓狼伝説の不知火舞
昔のアニメだな、懐かしいw
648627:2007/11/03(土) 16:38:59 ID:???
>>627 です。 >>630氏の設定を反映したうえで、登場人物の紹介を作ってみました。

【メイン登場人物】

−アスカ家−
 シン・アスカ
  ご存知ラッキースケベ・・・のハズ。 好物はコスプレH。
  同居人2人に微妙に尻にしかれつつも、ただれたイチャイチャ生活を絶賛満喫中。

 ルナマリア・ホーク
  ご存知アホ毛。 頼れる姉さん女房。 スーパーの特価品に目がない。

 ステラ・ルーシェ
  ご存知うぇーいw お菓子大好き。


−ヤマト家−
 キラ・ヤマト
  ご存知スーパーコーディネイター。 おっぱい星人。
  天然なラクスとツンデレなフレイとのラブラブ共同生活を、苦労しつつも結構楽しんでいる模様。
  シンからH用のコスプレ衣装をたまに借りているらしい。

 ラクス・クライン
  ご存知桃色歌姫。 普段はのほほんとしているが、胸の話題になると暗黒女帝降臨。

 フレイ・アルスター
  ご存知ツンデレお嬢。 この世界での数少ないツッコミ担当キャラ。
649627:2007/11/03(土) 16:42:40 ID:???
>>648 の続きです。

−ザラ家−
 アスラン・ザラ
  ご存知でこっぱち。 ガチガチの常識人であるが故に気苦労が絶えないが、要所はキッチリ締める。
  初代スレの頃はハーレム生活に戸惑っていたが、最近はこの状況に馴染んできた様子。
  3カップル中で唯一、皆へのプロポーズを済ませている。

 カガリ・ユラ・アスハ
  ご存知オーブの若獅子。 持ち前の行動力でザラ家女性陣を引っ張る。
  ミーア&メイリンの影響か、最近は女らしくしようと努力している。

 ミーア・キャンベル
  ご存知巨乳歌姫。 『お嫁さんにしたい女性アイドルNo.1』に選ばれる程の人気だが、本人はいたって謙虚。

 メイリン・ホーク
  ご存知ツインテハッカー。 現在はカガリ付きの秘書官。 ラクス同様、胸の話題になると暗黒オーラ全開。
650通常の名無しさんの3倍:2007/11/03(土) 19:08:57 ID:PqAFMXCt
保守
651通常の名無しさんの3倍:2007/11/03(土) 22:15:04 ID:???
>>648
簡潔にして各キャラをよく表現してるw
GJ!
652通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 06:14:17 ID:ECrpC26J
追加
−ヤマト家−
フェイト・T・ハラウオン
黒き天使であり、キラは特に彼女と多く交流している。
653通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 10:26:41 ID:???
誰だよそれ。いらねぇよ。
654通常の名無しさんの3倍:2007/11/04(日) 14:23:33 ID:???
他作品キャラはNGな・・・
655通常の名無しさんの3倍:2007/11/05(月) 23:33:45 ID:???
保守
656通常の名無しさんの3倍:2007/11/07(水) 06:18:49 ID:???
保守
657627:2007/11/07(水) 18:43:25 ID:???
>>627です。 主役3カップル以外の登場人物紹介、いきます。

【サブ登場人物】

−フラガ家−
 ムゥ・ラ・フラガ
  ご存知エンデュミオンの鷹。 スティングとアウルを養子として引き取った。
  アンディと共にシン達を夜遊びに誘っては、マリュー&アイシャにボコられている。

 マリュー・ラミアス
  ご存知爆乳艦長。 大きな子供3人に手を焼かされつつも、母親生活を楽しんでいる。

 スティング・オークレー
  ご存知オクレ兄さん。 苦労人。 最近はシンの妹マユに懐かれている。

 アウル・ニーダ
  ご存知やんちゃ坊主。 この世界では今ひとつ影が薄い。


―喫茶店『砂漠の虎』―
 アンドリュー・バルドフェルド
  ご存知コーヒー通。 ケバブにもうるさい。
  ムゥと共にハメを外し過ぎることもあるが、人生の先輩としてシン達に助言を与えたりしている。

 アイシャ
  ご存知謎の東洋人? ダンナと同じく、主に女性陣の相談相手をしている。
658627:2007/11/07(水) 18:54:17 ID:???
>>657の続きです。 オリキャラのセリーナも入れてます。

―クルーゼ家―
 ラウ・ル・クルーゼ
  ご存知変態仮面。 伴侶のセリーナと共に第2の人生を歩んでいる。
  相変わらず謎めいた男だが、セリーナに対しては意外なほど純情。

 セリーナ・プロヴィデンス (※オリキャラ)
  クルーゼ最後の乗機・プロヴィデンスガンダムの転生体。 巨乳眼鏡っ娘ナース。
  おしとやかな性格だが、ラウ様に仇成す者は容赦なくドラグーンの一斉掃射。


―その他―
 ハイネ・ヴェステンフルス
  ご存知歌って踊れるスーパーフェイス。 シン達の良き兄貴分。

 イザーク・ジュール
  ご存知おかっぱ頭。 部下のシホとの仲は、不器用ながらそれなりに進展している。

 ディアッカ・エルスマン
  ご存知迂闊で残念男。 ミリアリアの下僕。
659通常の名無しさんの3倍:2007/11/07(水) 20:14:07 ID:???
627さんGJであります。
660通常の名無しさんの3倍:2007/11/07(水) 20:49:51 ID:???
GJです
661通常の名無しさんの3倍:2007/11/07(水) 22:17:58 ID:???
一人忘れているぞ

―その他―
 マユ・アスカ
  ご存知シンの妹。某スレマユとは大違いw
  周りのピンク世界に対する純朴な清涼剤となっている。  
  義兄にあたるスティング、アウルとは仲が良く、よく行動を共にしている。
662:2007/11/08(木) 12:26:04 ID:???
627さんGJ&セリーナの生みの親として大感謝であります。
663560:2007/11/09(金) 00:09:16 ID:???
 ある夜のこと。
(ん……)
 アスランは視線を感じて目を覚ました。人の気配や視線には職業柄敏感ではあるが自宅の寝室ではそこまで気を張り詰めてはいなかった。
 しかし、ここはオーブ首相が住んでいるところである。万が一何かがあれば、すぐに関係者が飛んでくるにしても自分がカガリを始め三人の身を守らなくてはいけない。
(少し弛んでいる?)
 そう思いながら、覚醒しきっていない頭で今の自分の状況を確認する。
 今日はメイリンが仰向けのアスランの右腕をがっちり掴んで自分の胸の間に収まるようにして寝ていた。こうすると腕の収まりがいいし、胸もそんなに押しつぶさなくてもいいの、とミーアに教えられたらしい。
 ミーアにはよくてもメイリンの胸ではあまり意味がない気もしたが、腕に当たる感触は少し大きくなっている気がした。
 それについて今度メイリンに尋ねてみようかとも思ったがセクハラになっても嫌だし、カガリとミーアが騒ぎ出しそうな気がするのでやめておいた方が無難だとここまで考えて気付くアスランだった。
 いずれにしても世の健全な男性陣が見たら羨ましさのあまりに暴れ出しそうな状況ではあった。
 アスランは仰向けのまま身体を動かせない。ほんの少しだけ首を動かして視線を感じた左に移す。
 その視線の先で腕の付け根に頭を乗せて、アスランを優しげな眼で見ているミーアと視線が合った。情事の後、倒れ込むように眠りについてしまったので着衣は乱れていた。
 少ししどけない感じもしたが、今はそれさえも自分だけに見せてくれる親愛の証のようにも思えた。
 ちなみに今日のカガリはメイリンの隣でメイリンに抱きついて寝ている。
 ザラ家は他の二家とは違って一人多いので順番にアスランの横で寝ていて、余った一人は――当たり前だがアスラン以外の――誰かの隣という事がザラ家の暗黙の取り決めであった。
 密着することだけが家族の形であるとは誰も思ってはいなかったが、こうして肌を重ね、愛しい人達の温もりを感じて夜を過ごせることはとても素敵な事だと皆が思っていた。
664560:2007/11/09(金) 00:10:22 ID:???
「……ミーア?」
 自分の右側で安らかな寝息を立てているメイリンとカガリを起こさないようにアスランはそっと口を開いた。
「起こしちゃった?ごめんね」
 ミーアが小声で返してきた。
「……いや、何となく目が覚めただけだ。ミーアが悪い訳じゃない。どうしたんだ、何かあったのか?」
 アスランはミーアに尋ねた。もちろん何となく目が覚めた、というのは嘘である。ミーアに余計な気遣いをさせたくはなかった。
 ミーアは心配そうな声と顔をして尋ねてくるアスランが少しだけおかしくて、そして夜中に目が覚めてすぐに自分の心配をしてくれる気遣いをとても嬉しく思いながら答えた。
「ううん、何でもないわ」
「何でもないならいいが。しかし、それにしては真剣な眼をしていた気がしたぞ」
 しれっと答えるミーアにアスランは思ったことを口にする。ミーアはその言葉を聞いて自分の事をきちんと見てくれていることを嬉しく思いながら答えた。
「本当に何でもないの。ただアスランの寝顔を見ていただけなの」
「俺の寝顔……?見ても得になるようなものか?」
 自分が思っていた答えとは全然違う答えを聞いて拍子抜けするアスランだった。
「そんなことないわよ。私達の密かな楽しみなんだから」
「私たち……?」
 アスランはミーアの言葉の一部を呟く。ミーアの言葉通りならカガリやメイリンも自分の寝顔を見ていることになる。
 今日は視線に気付いたが、自分の一番無防備なところを観察されるのはさすがに恥ずかしかった。そんなアスランをよそにミーアは話を続ける。
「ええ、カガリやメイリンも時々見ているわよ。今日は寝ちゃっているみたいだけど」
「何故?」
 当然の疑問をアスランは口にした。さっき口にしたが正直自分の寝顔など見ても何にもならないと思えたし、間抜けな寝顔でもしているのだろうか、と心配にもなった。
 その問いに少しだけ考えるようにしてミーアは微笑みながら答えた。
「理由なんてないわよ。……でも強いて挙げるのなら大好きな人が自分にだけ見せる無防備な表情というのはなんていえばいいかな。可愛いっていうか、ずっと見ていたくなるの。
 ……上手くは言えてないんだけどね」
 幸せそうに微笑みながら答えるミーアを見ていたら何も言えない。
 カガリやメイリンも同じようなことを言うのだろうか、少しだけ自惚れてそんなことを思いながらこの生活にずいぶん慣れてきた自分を改めて確認するアスランだった。そしてアスランはミーアに一言だけ言った。
「そうか」
「うん」
 ミーアも一言だけ満足そうな声で返事をした。そしてほんの少しだけ無言の時が過ぎる。
665560:2007/11/09(金) 00:11:25 ID:???
「そういえば、背中大丈夫?」
 ミーアが尋ねてきた。実はアスランの背中には目覚めた時から軽い痛みが背中にある。この痛みも目を覚ました要因の一つだった。
「ん?ああ、ちょっとだけ痛いかな」
 アスランは正直にミーアに告げる。その言葉を聞いて表情を曇らせるミーア。
「ごめんね。愛されている時、背中に手をまわして思い切り爪を立てちゃったから。傷になっていなければいいけど」
「……正直、傷になっているとは思う。でも、いい。名誉の負傷というものだし、本当にたいした傷じゃないから気に病む事はない」
 傷は背中で今の状況ではその確認をすることは出来ないが、その疼きからどんな感じかの予想をして、アスランはミーアが気に病まないよう出来るだけ優しく告げた。
「ありがとう。でもアスランも悪いのよ」
 アスランの優しい言葉に救われた気がしながら、少し不満も混ぜて告げるミーア。
「どうして?」
 自分はミーアに非難されることはしなかったはずである。何かやってしまったのか、それとも言い方がまずかったか、と内心思いながらアスランはミーアに尋ねる。
 アスランにはミーアの不満そうな様子だけが伝わったようだ。こうした駆け引きに弱いというか、優しすぎるというか……、しかしミーアにはそんなアスランだから愛しく思えた。なので早々に種明かしをする。
「だって普通なら手を回しても爪を立てないように意識するのに、そんなことも考えられないくらいに私を愛するんだもの。
 でも、それは沢山愛してくれているってことでもあるから私はとても嬉しかったのよ」
 満ち足りた表情と口調で理由を告げるミーア。今日はいつもより激しかったのかもしれない。カガリもメイリンも深く眠っているのはそういう事もあるのだろう。
 アスランとしては自分が何か知らずにミーアの機嫌を損ねたのではないという事がわかり、安心しながら答える。
「自分がした事とはいえ面と向かっていわれると照れるんだが。でも一つだけ心配なことがあるな」
 ミーアが嬉しかったと言ってくれたのですまない、という謝罪の言葉は口には出せない。そんな言葉を口に出す事はミーアにもぐっすりと眠っている二人にも失礼に思えた。だから、思いついた心配事の相談をする事にした。
666560:2007/11/09(金) 00:12:36 ID:???
「なに?」
「背中の傷、軍の訓練後のシャワーで誰かにバレないかな?こういうのってすぐ感づかれそうな気がするんだ」
 急に俗な話題になったな、と自分で言っておいて思いながらアスランはミーアに言った。一方のミーアもアスランから心配な事と言われ、少し身構えたのだが話を聞いてみれば、大ごとではないのでほっとしながらアスランに答える。
「そうね……、思い切って堂々としていたらどう?仮に気付かれたとしても改めて私達がアスランのものってことの証明にもなるわ」
 オーブ軍でキラやシン、アスランの事を知らないものはいない。それぞれトップエースであり、付き合っている女性のこともある。特にアスランに至っては出自のこともあるので、人の噂にならないほうがおかしかった。
 それもあってか今度は密着ドキュメンタリー番組が作られるとかそんな噂を聞くが個人的には勘弁して欲しいと思っていた。そんな話があった事を思い出しながらアスランはミーアに答えた。
「……そうだな。すぐに治るだろうし、たぶん、そんなに目立つ傷でもないだろう。なにより変に隠そうとして気付いた奴らにニヤニヤされながら追求されるのもいやだしな。ありがとうミーア」
 少し考えたがよりいい案も浮かばないのでミーアの言ったようにする事にした。
「ううん。さっきはアスランも悪いって言ったけど、やっぱり私の所為だしね」
 礼を言ったアスランに申し訳なさそうにミーアが言った。
「それは気にしなくていいんだぞ。……っと、少し長話をしたか。明日も早いから眠ろう」
「ええ、でももう一度だけ言わせて。ごめんね、そしてありがとうアスラン」
「謝られるような事をされてなければ、礼を言われるような事もしていないぞ」
 ミーアの言葉に優しく答えるアスラン。言葉ではなく態度でそんな事はないと示すかのようにミーアはアスランに身体を寄せてきた。アスランも自由になる左腕でミーアの身体を抱きしめる。
 ミーアの女らしい柔らかい身体の感触が左手に、左腕に伝わる。ミーアが嬉しそうにアスランの左足に足を絡めてきた。
(この優しい感触をずっと感じ続けることが出来ますように……)
 アスランはそんな事を思いながら今日はメイリンの体温を右半身にミーアの温もりを左半身に感じて再び眠りにつく。この時は不思議と背中の痛みは気にならなかった。

 終わり
667通常の名無しさんの3倍:2007/11/09(金) 21:41:41 ID:???
>>663-666
乙です、ところで、そろそろ新スレの時期かな?
668通常の名無しさんの3倍:2007/11/09(金) 23:35:57 ID:???
>>667
かもしれんですね。
職人様方も限界気にされて投下を控えられるようでは意味ないですし。
669通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 14:08:23 ID:???
670通常の名無しさんの3倍:2007/11/10(土) 22:07:02 ID:???
乙です

>>663-666
GJ!
アスラン背中傷だらけか。激しいなw
671:2007/11/10(土) 23:33:20 ID:???
669さんお疲れ様です

666さんのミーアはエロテイックで可愛いなあ・・、GJです。
672通常の名無しさんの3倍
保守