ラクシズVS南北朝鮮軍VSSOS団VS三沢光晴

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1通常の名無しさんの3倍
韓半島を舞台に史上最大の戦いが始まる!
生き残るのは誰だ!?
2通常の名無しさんの3倍:2007/03/22(木) 18:26:16 ID:???
>>1それなんてくそみそ?
3通常の名無しさんの3倍:2007/03/22(木) 18:35:36 ID:???
すげぇカオス
4通常の名無しさんの3倍:2007/03/23(金) 09:03:17 ID:???
阿部さんの勝ち
5通常の名無しさんの3倍:2007/03/24(土) 08:26:11 ID:C3xZdSkf
【三沢さんに惚れた】格闘神・三沢光晴総合3【Pヲタ哀れwww】
http://campus.milkcafe.net/test/read.cgi/daigakunikki/1174692088/
6sage:2007/03/24(土) 19:02:30 ID:6Q/esmyA
県立北高等学校の何気ないお昼休み、各教室から何処からとも無く集まったSOS団は朝比奈みくるに温度を65℃に徹底されたお茶を飲んでいた。何気ない日常。
ただ、その日常で極僅かだが変わった事もあった。それは教室ごとに真新しいテレビが備え付けられた事だ。映像を使った授業が増えるとの事だがもっぱら昼休みに生徒によるプロレスリング ノア観戦が盛んになっていた。
当然、ハルヒには興味が無い。おいしいと一息入れ、背を伸ばした時、ノア戦士により激闘が行われていた校内のテレビは突然、臨時放送に切り替わった。
衛星放送で無理矢理ジャックしているか、映像が乱れる。ノイズが入る映像の中、二人の男性は両手を合わせていた。後ろには青い半島を現した国旗が掲げられている。
北高の生徒は男性二人の顔は授業で勉強した事があった。一人はハングクつまり大韓民国大統領であり、もう一人はチョソンつまり朝鮮民主主義人民共和国 総書記だった。
二人は合わせた両手を高く上げ、
「我々は軍事境界線を解除し、ここに朝鮮帝国を樹立させた。世界の起源は朝鮮にこそあり、立てよ、同胞。」
二人が大声で叫ぶとその映像は消え、元の映像に戻った。観ていたキョンはプハァとご飯粒を吐き出し、
「なんだよ。あれ、バカじゃないのか。何が朝鮮帝国だよ。チョソが寝言言うなっうの。なあ。」
教室にいるクラスメイトに聞えるように同意を問うが、誰もその問いに応じない。それどころか、クラスの雰囲気は時が止まった用に静まっていた。
「そんな、統一なんて、まだ先……おかしいわ。」
みくるはメイドのフリルスカートを揺らし、急須を床に落とした。その音にクラスメイトは体を反応させ、
「ニダニダニダニダニダ。」
笑い声のように口から漏れる。目を瞑りお茶を深く味わっていたハルヒは大きく目を開けた。
「お、おい、どうしたんだよ。み、みんな。変な冗談よせよ。」
同じSOS団の筈の小泉一樹は椅子から立ち上がり、
「将軍様の話を聞いていなかったのかい。」
キョンと向かい合う。唖然とするキョン。同時にテレビが再び緊急放送に変わる。今度はその局による報道番組のようだ。
「番組の途中ですが、大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国が統一国家となり、朝鮮帝国を発足させ、それに伴い、世界各地で大規模なテロが起きている模様。繰り返します、各地で……キャ〜〜〜。」
放送局内は突然爆発に襲われ、放送していた女子アナは吹き飛ばされた。煙と悲鳴が木霊す放送局。武装した男達は銃器を乱射する。小泉一樹はテレビのリモコンを手にすると、
「R18指定だね。この映像は。」
OFFを押した。
7通常の名無しさんの3倍:2007/03/24(土) 19:04:21 ID:???
「なんなんだこれは。」
キョンは怒鳴る。
「だから、立てよ、同胞って仰っていたじゃないか。機関の最高首席のお言葉だから、僕等は立ち上がるだけ。」
「機関って……。」
「前に言ったろ。僕はある機関に所属しているってさ。声を大にして言おうか。世界の原点、朝鮮帝国だよ。」
小泉一樹はニダニダ笑うクラスメイトを従えるように先頭に立ちながら言う。
「でも、おまえはともかく、なんで、皆もそれに関係があるんだ。」
「ハハハ。可笑しな事聞くなよ。僕等は北高じゃないか。」
「北? まさか。」
「そうだよ。長い時間をかけて僕等は統一を目指して来たのさ。北というは一種の暗号。その地、その場所が将軍様の領地であるという。またそれは漢字だけではないよ。総ての言葉に使われる北は僕等の物なんだ。」
キョンは唾を飲み込む。
「じゃあ、このクラス、いや、学生全員。」
「そう、半分は朝鮮労働党、もう半分はウリ党構成員。まあ、僕も含め、皆、学生っていう歳じゃないけどね。」
小泉一樹はキョンと肩を並べ、
「それにしても君には失望したよ。涼宮ハルヒをいや、彼女の特殊能力を引き出す鍵になると思っていたのだが、まあ、仕方ない。統一をなされた今、深層世界まで我々が直に行きお出で貰おうか。兵器としての神人をね……。」
ハルヒの肩に触れようとした。が、その手は叩き落され、加えて腹部に強烈な蹴りが襲った。勢いで飛ばされ掃除用具入れにブチ当たる小泉一樹。グフと胃液を吐き、
「グ、長門 有希ぃぃ〜〜 」
自分に拳を作り、向けている無表情な長門有希を睨んだ。ゆらりと腹部を押さえながら、
「ハルヒを渡せ。拉致るぞぉ。」
在日としての本性が現れる。矢のような視線がキョン、ハルヒ、朝比奈、長門に刺さる。長門は一人のクラスメイト蹴り飛ばし、
「行こ。」
キョンを見つめる。キョンはその声に反応し、ハッとすると、ハルヒを見つめ、
「ハルヒ、逃げるぞ。」
悠然と湯のみを持ったハルヒの手を取り、長門が作った隙間から逃げ出した。長門はその手を見つめ、メガネを少し下げた後、続いた。朝比奈も巨乳を揺らしながら、
「ま、まってよぉ〜〜〜。」
小泉一樹は逃げるSOS団を見ながら、
「逃げられると思うな。ここは機関員しかいない。いいや、あの有名人も大手企業も在日、それどころか世界は今や在朝鮮人だらけだ。ニダニダニダニダニダ。」
高笑いをした。
8通常の名無しさんの3倍:2007/03/24(土) 19:07:14 ID:???
長門は前を塞ぐ生徒を殴り、蹴り上げ進んでいく。さすがヒューマノイド、その一撃で生徒は気を失う。生徒が左右に倒れている間を三人は駆け抜ける。
その最後尾。長い髪でいつも隠れている耳に付けられた無線に突然通信が入る。通信を受けたのは朝比奈みくるだ。それは未来人との限られた通話手段の一つだった。朝比奈は走りながら、答える。
「ハイ。」
「直ちに帰還しなさい。」
「はぁ、はぁ。ですが、南北朝鮮が統一されました。私が知っている歴史と違います。歴史が……」
「これは三隻同盟からの勅令です。貴方は命令に従いなさい。この学校の屋上にTPDDを用意しました。直ちに搭乗しなさい。」
「まって、その前に彼らの安全を……」
朝比奈みくるの言葉虚しく、通信は途切れた。長門を先頭に階段に差し掛かったSOS団を後ろから見つめ、
「ごめんね。」
小さく呟くと階段を上に登っていった。
1階に降りるとハルヒは、お茶を飲み終え、キョロキョロ見渡すと、
「みくるちゃんがいないわ。」
「うわ。まさか、やつらに捕まったのか?」
ハルヒは降ってきた階段を見つめ、
「行くわよ。キョン。」
登ろうとする。長門は
「例え、捕まったとしても彼等の機関は彼女に何をする訳ではないわ。彼らが欲しいのは貴方、涼宮ハルヒ。それでも行くの?」
フフンとした笑みで長門を見ると、
「あら、SOS団で移動してるのにマスコットがいないんじゃ活動にならないじゃない。それに抜けるなら抜けるで団長として退部届けを受け取らないとね。」
階段を睨んだ。
再び階段を上がっていく。長門の瞳は微かに赤くなる。備えられた赤外線探知機能により、壁に機関員がいないか探っていた。長門は指でキョン達に合図を送る。二階に上がり、
「どの部屋にいるんだ。元いた教室かそれとも……」
キョンは壁に隠れながら言う。長門は左右を見つめ、
「ここにはいない。いるとしたら更に上の階。それにまだ捕まってはいないみたい。彼女の足跡からして自分で上の階に向かったみたい。ついでに一樹もいない。」
朝比奈が残した痕跡を検索した結果、長門はそんな答えを算出した。
「上か。背後から襲われて逃げたのか?」
キョンが動く前にハルヒは動き出していた。駆け上がる。キョンはその後を追う。
「長門を先頭にした方が……」
言うまもなく。階段を昇りきったハルヒをモップを構えた生徒が襲おうとした。その光景を見ると、
「しまった。」
キョンは声を上げる。ハルヒは大きな黒い瞳を閉じたが振り上げられたモップは当たる事はなかった。そんなハルヒにモップで攻撃しようとした生徒は、
「す、涼宮。」
ハルヒの名字を呼んだ。ハルヒは目を開け、相手を見る。
「アホの谷口。」
9通常の名無しさんの3倍:2007/03/24(土) 19:08:32 ID:???
うわぁ…
10通常の名無しさんの3倍:2007/03/24(土) 19:13:40 ID:???
谷口は深く呼吸し、
「それはないだろ。はぁ、驚いた。」
モップを降ろす。キョンもハルヒと同じ位置に来ると谷口に隠れる用にしていた国木田も顔を出した。谷口はハルヒと国木田はキョンと中学校からの同級生だった。キョンは国木田を見ながら、
「なんだ、おまえかよ。そうだよな、同じ中学だもんな。こんな高校と関係ねぇもんな。」
「うん。驚いたよ。なんか電波ジャックがあった後、いきなり、みんな、ニダニダ言い出したと思ったら襲って来たんだ。それから必至で逃げてたら、谷口君と会ってさ。助かったよ。」
国木田はモップを持っている谷口を見る。谷口は腕を上げる。そんな谷口に、
「アホで雑な谷口には頼れるのは腕力だけしかないのよね。」
ハルヒは合わせるように言う。
「だから、たく、おまえはよう。」
悔しがる谷口、漏れる笑い声。だが、長門は谷口の後ろまで来るとその背中を強く蹴り飛ばした。吹き飛び倒れる谷口。
全員がなぜ?と言うような顔をすると、長門は国木田にも飛びかかろうとする。キョンは国木田の前に立ち、制止する。長門はキョンに当たりそうだった拳を止めた。
「どうしたんだ。いきなり、谷口も国木田もここの機関とは関係ない。証拠は僕とハルヒだ。中学が同じなんだよ。」
「ま、まさか。長門さん、あいつらの味方じゃ。」
国木田は後ろから口を出すが、長門は、眼鏡のレンズを光らせ、
「私が視界に入るとその両名の脈拍、心音、体温、呼吸共に上昇した。それは紛れもなく人間が攻撃態勢に入るのと同機。」
キョンは後ろを向く、
「まさか、僕を疑うつもりじゃ、友達だろ。それになにが脈拍、呼吸、体温、おかしいのは長門さんの方じゃ。」
キョンは、
「生憎、SOS団では長門は一番信用出来るんだぜ。」
ハルヒに飛びついた。寸での差で国木田の手もハルヒに伸びていた。長門は拳を国木田に突き出すが、国木田は後ろにバク転で交わし、倒れている谷口の元に行くと、
「谷口、起きろよ。」
その声で谷口は起きあがる。
「確かに涼宮を押さえる前に長門を潰せか。小泉は正しいな。にしてもすげぇ蹴り。」
背を蹴られた時に盾代わりに使ったせいか折れたモップを床に棄てた。ハルヒはそんな谷口に、r意
「おまえ……」
「どうした。らしくない。何驚いてる。おまえや小泉と違い俺は只の人間だぜ。ほんの少し戦術を学んだだけの。」
飛び出した。長門が向かい撃つ。蹴りと蹴りが交差し、互いに一発ずつ拳が空を切る。谷口は長門と間合いを取る。長門はキョンとハルヒを守るように前に立ち、構えると、制服の袖が切れていた。
谷口の手にはいつの間にかナイフが握られていた。谷口は韓国が秘密裏に養成した暗殺部隊シルミドの一員だった。今まで長門に気絶させられていた生徒とはレベルが違っていた。
「裂かれるのが先か、俺にそのキツイ一撃を与えるのが先か。おっと、こっちは2人だがな。」
国木田もナイフを出した。
「国木田。」
キョンの声に、鬱陶しそうに、
「なんだ。」
「友達じゃ……」
「なわけねぇだろ。将軍様の命に従ったまでよ。でなきゃ、ガキの会話に、ガキの遊びに、ガキの服装に、顔までこんなナヨナヨガキ顔に整形してよ。誰が付き合うかよ。」
怒鳴りつける。
11通常の名無しさんの3倍:2007/03/24(土) 19:17:19 ID:???
「まあまあ、涼宮を引き渡せば元の顔と少佐くらいは保証されんだろ。」
谷口が声をかける。国木田は、笑うと、
「そういえば、キョンについては何か聞いてるか?」
「指令は出てないぞ。涼宮に直接、ヤツラが入り込むんだし、いらんだろ。」
「じゃ、バラすか。」
「悪趣味なヤローだ。」
2人が動く。素早い。宣言道理、国木田はキョンに向け、ナイフを突き出す。長門は国木田を2人に近づけないようにしようとしたが、
「アンタは俺。」
谷口のナイフが襲う。キョンは持ち前の運動神経でナイフを避ける。ナイフの軌道からどうやら、ハルヒには直接危害を加える気はないようだ。
キョンは逃げ出した。国木田は遊ぶようにナイフを無駄に振りながらキョンを追う。キョンは逃げながら先程、谷口が倒れていた場で蹲った。
「諦め速いな。ガキは。」
国木田はナイフを振り下ろしたが、それよりも先に折れたモップが国木田の頭部を捕らえた。額を割り、血が吹き出る。
「やった。」
その油断が良くなかった。国木田は大ダメージを負いながらも倒れない。それどころか跪きろくな動きが出来ないキョンの顔目掛けナイフを付きだした。
「うわぁあ〜。」
やられたと思ったキョンだったが、
「TFEI解除、タイプ+α。」
谷口のナイフ攻撃を交わしていた長門は動きを止めた。
「隙だらけだぜ。」
谷口が体を裂こうとした瞬間、長門の体全身が青い光を放ち、キョンを刺そうとした国木田に向かった。
狙いを定めていた谷口のナイフは空を切り、同時に国木田のキョンを刺そうとしていたナイフは手刀で叩き落され、首筋にハイキックを決められていた。スカートがふわりとすると国木田は白目を剥き膝から崩れ落ちた。
「助かったよ。長門。」
床に両足をつけた長門を谷口は見つめ、
「見えなかった。人間の動きじゃねぇ、ちぃぃ。貴様も能力者かぁ、こうなれば当初通り、涼宮だけでも。」
谷口はハルヒの手首を掴むと、ナイフを突きつけた。
「こい。」
ハルヒは突きつけられたナイフにも微動だにせずに、
「おまえ……私を……騙していたのか……」
「あ、何言ってやがる。」
「騙していたんだな……名前まで……覚えてやったのに……」
「刻むぞぉ。こい。」
ハルヒは引っ張られる手をそのまま顔を下げ、
「もう、おまえなんてどうでもいい。消えろ。」
「ざけるなよ。」
谷口は掴んでいた手に力を入れたが、力が入らず、その手を見る。
「な、なんだコレは。」
谷口のハルヒを掴んでいた手は渦を巻くようにぼやけ始める。
「時間振動?」
やがて渦は体を取り巻いていく。谷口は全身を痙攣させた後、天井に浮き上がり、叩きつけられ、落下し気絶した。どうやら、存在は消されずに済んだ様だが。そんな谷口を後ろに、
「……アホ。」
ハルヒは階段を上に進んでいく。
「ハルヒ。」
その声にも答えないハルヒの表情はとても寂しそうにキョンに見えた。
その頃、朝比奈みくるは屋上にいた。
確かに指示道理、屋上にはTPDDが空間で歪んでいた。朝比奈みくるは一度、後ろを振り返った後、歪みに飛び込み、元いたコズミック・イラ60年
に帰っていった。
12通常の名無しさんの3倍:2007/03/24(土) 20:50:53 ID:???
>>11
GJ!このラクシズは時空転移技術があるのネ。


13通常の名無しさんの3倍:2007/03/25(日) 04:27:45 ID:sAvcSYgn
【三沢さんに惚れた】格闘神・三沢光晴総合3【Pヲタ哀れwww】
http://campus.milkcafe.net/test/read.cgi/daigakunikki/1174692088
【祝!】三沢光晴・総合スレPart4【GHC再戴冠】
http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/wres/1166417576/

【エルボー】三沢対小橋【逆水平】
http://school6.2ch.net/test/read.cgi/jsaloon/1173230103/
三沢光晴VSアジアンカンフージェネレーション
http://music8.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1173074962/
三沢さんより速い鉄道ってあるの?
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/train/1172870761/
裁判長「三沢さんなので無罪」
http://school6.2ch.net/test/read.cgi/shihou/1174649031/
ラクシズVS南北朝鮮軍VSSOS団VS三沢光晴
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/shar/1174555511/
三沢光晴「新しい元号は『三沢』です」
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/manifesto/1173347296/
14通常の名無しさんの3倍:2007/03/25(日) 13:43:08 ID:dp4R0TQ7
>>6
クソミソを煮込んでみてもクソ

特にハルヒは下痢便
15通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 02:40:02 ID:NlXT+jqE
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
バ、バカ。ハルヒのヤツ、本当に言っちゃったよ。マイクまで持っちゃってさ。
「おい、ハルヒ。早くこっちに。」
「ちょ、キョン。」
僕はハルヒの手を引き、緑色のリングから降ろした。
「何するのよ。」
「何じゃないよ。ハルヒこそ、ここが何処だがわかってるのかい。」
「ええ、当たり前じゃない。プロレス会場でしょ。」
ハルヒは口元に手をやり、笑ったような仕草を見せ、僕に言う。
「も〜う。ただのプロレス会場じゃないよ。ノアだよ。ノア。」
「ノア、ノア、ノア。キョンは今日だけで何回言ったのよ。バカみたいに興奮しちゃってさ。」
なぜかハルヒは怒り出した。
「だって、長門さんがノアのチケットくれたんだよ。僕等、子供がノアの試合なんて生で見れるはずないんだから、興奮すんの当たり前だよ。」
ハルヒはまた僕を小バカにしたように、
「あ〜ら。キョンはこんな八百長裸踊りに興奮するなんて、お子様だこと。」
「な、なに。言ってんだよ。僕達が見てるのノアだよ。三沢さんだよ。ガチだよ。」
「そうなの。私には興味ないわ。私が興味あるのは地球上生物じゃない物。でも、八百長じゃ無理よね。」
僕はハルヒの八百長発言に怒ってしまった。
いつもならまた世間知らずなハルヒの戯言と思い、ハルヒをなだめるのだが、今、ハルヒがバカにしているのはこの世の中で唯一、ガチの真実、三沢さん率いるプロレスリング ノアなんだ。ちなみに僕の押入れにはノアグッツで溢れている。そのノアに対してだ。
「やれやれ、八百長なんかじゃないよ。ガチだよ。何でわかんないのさ。今まで見てただろう。泉田さんの森嶋さんもただのデブじゃないんだよ。動けるデブなんだよ。」
「見てたよ。へぇー、そうなの。前に闘ってた人、泉田さんと森嶋さんって言うの。で、白い方、黒い方、どっちよ。だって、私がキョンに今闘ってる人誰って、聞いたら、キョン、私の事なんか無視してたじゃない。」
それは……。それは、答えられないさ。ノアの試合だぞ。只でさえ、むちゃくちゃ言うハルヒに付き合ってるのに、ここまで来て、ハルヒの妄想なんかに、構ってられるか。
今日だって、長門さんにハルヒと一緒に言われなかったら、連れて来ないよ。
16通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 02:41:17 ID:NlXT+jqE
「しょうがないじゃん。目の前で憧れのノア選手がガチ試合してんだよ。聞く耳もたないよ。」
僕は初めてハルヒに冷たく言った。多分、転校して来てから一番の冷たい言い方だろう。
「なによ。」
ハルヒは顔を伏せた。酷い言い方かもしれないが、これでいい。これで静かにノアが観戦出来る。
「ナニヨ。ナニヨ。ナニヨ。ナニヨ。それじゃあ、キョンもみんなと同じじゃない。キョンだけは、キョンだけは私が初めて話しかけられたのに。こんな八百長に夢中になるなんて。」
顔を上げてそう叫んだハルヒの瞼は濡れていた。言い過ぎたかな……罪悪感が僕の中に芽生えようとした時、
「八百長、八百長、うるさいんだよ。」
声がした。はっとした。そうだ。ハルヒの手にはON状態のマイクがしっかりと握られていたんだ。当然の事ながら今までの八百長発言はディファ有明中に響いてたに違いない。その声を聞き、駆けつけた警備員だろう声に僕は恐る恐る振り向いた。
そこには菊池選手が立っていた。
永遠の火の玉ボーイ。
やられ役ながらもけして引かない無茶な戦い方に僕は密かに憧れていた。
「新手の営業妨害かい。ほら、マイク返して。僕だからいいけど三沢さんが聞いてたら大変だよ。」
菊池選手はハルヒからマイクを取り上げる。そんな菊池選手に僕は、
「サ、サインください。」
「えー、どうしょ。あ、君、Tシャツ買った?」
「え、Tシャツですか。まだですけど。」
「じぁ、ダメダメ。買ってからね。」
マイクを手に持った菊池選手はスタスタと控え室に帰ろうとした。が、ハルヒはムキになって、
「待ちなさいよ。こっちはお客よ。何よ。その態度。」
多少ながらイライラした様子だ。だが、僕はそんなハルヒに、
「いいから。そんな事。失礼だよ。ノア選手だよ。なのにハルヒの態度こそないよ。」
黄色いリボン付きカチューシャが揺れた。
「ナニヨ。」
振り上がった手が僕の頬をぶった。ハルヒは大きな瞳に涙を溜めながら、
「ひさしぶりにキョンと二人で遊べると楽しみにしてたのに。興味なくてもキョンが楽しめればそれでいいと思ってたのに、なのに、なのに、ノア、ノア、ノア、ノアって、酷いよ。」
17通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 02:42:13 ID:NlXT+jqE
僕は頬の痛みを感じながら、
そっか……二人で観戦しに来たんだよな。ノアを知らないなら、説明しないといけないんだよね。それがノアヲタの宿命なんだ。ハルヒに誤ろうとした瞬間、空気の読めない菊池選手は引き返してくると、
「ほらほら、ケンカしない。三沢さんの試合が始まるから静かにしないと出てってもらうよ。」
三沢さんの試合前に強制退場なんてそんな事、
「すいません。もう騒ぎませんから、お願いします。三沢さんの試合を見せてください。」
「しょうがないな。これからはしないんだよ。他の皆さんに迷惑かかるから。でも、彼女の方は一言ないの?」
その一言が良くなかった。
「も〜〜〜〜う。完全に頭来た〜〜〜。ノアなんて世界から消えちゃえ。」
イライラが限界に値に達した。空気が震えだす。こ、これは3年前にも同じような事が……。時間震動?ここでか?
そうなると、閉鎖空間が出る。
そんな、ハルヒはノアはいらないといった。ノアが消えるというのか。
「ハルヒ、ハルヒ。止めろ。考え直して。」
「キョンはSOS団なんだよ。ノアじゃないんだよ。だったら別にいいじゃない。」
「ぼ、僕はノアヲタなんだ。SOS団よりも同じ世界的な物だったらGHCの方が興味あるんだ。だから、だから、止めてくれ。」
しかし、ハルヒは僕を優しく見つめ、
「うんん。キョンはSOS団だよ。例え、この世界がなくなっても私と二人だけで永久にね。」
ハルヒが目を閉じるとディファ有明は灰色な世界に包まれた。今までこんな事はなかった。ハルヒの閉鎖空間は彼女の意思により特殊能力者以外は入れないはず、だったが、
それさえもハルヒの意思が変え、具現化し、僕等の前に現れたのだ。その目的は、多分、僕の目の前でプロレスリング ノアを叩き潰すためだろう。
彼女は無意識の内に僕が心に抱いている ノアだけはガチ の言葉まで否定しようとしているのだろう。
18通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 02:44:10 ID:NlXT+jqE
「な、なんだ。これは。」
灰色な世界に菊池選手はうろたえた。が、更に驚いた。青い巨人が音もなく現れたからだ。僕も数回見ていたが、いつにもまして表情はなかった。青色の神人は灰色の世界で唯一の色ある存在だと思われたが、それはスパルタンXがかかると否定された。
緑色な闘神。原色な白い肌に緑色のタイツ。
僕はゴクリと生で初めて見る三沢さんに驚き、感動した。
赤コーナー 240パウンド 三沢光晴
コールを受けると何時もの様にロープの感触を背中で確かめだした。灰色の世界でも三沢さんを見れる幸福が僕を包む。
ハルヒはそんな僕に虚ろに目を向けると、神人は猛ったように両腕を高く上げるとリングインした三沢さんに襲いかかった。
強引な乱入だが、ハルヒのマイクアピールも手伝ってか三沢さんVS神人はゴングが打ち鳴らされた。
世界の運命さえも変える鉄槌を神人は三沢さんに打ち下ろす。三沢さんは肘でその攻撃を受け止める。
「すごい。」
三沢さんの肘が当たったのにも係らず、神人は後ろに下がる事なかった。
「あ、生汗ワイパーだ。」
三沢さんは汗ワイパーを使った。そして、軽くステップを踏み、お腹の肉をタプタプと揺らし、体を回転させた。それだけで次の攻撃がG+を見続けた僕にはわかる。
「ローリング。」
三沢さんは2回転し、遠心力を付け、神人にエルボーを叩き付けた。
さすがはガチエルボー。
鈍い音共に神人はリング外に吹き飛んだ。なおも三沢さんは場外の鉄柵にもたれダメージを回復させようとする神人を追撃する。
19通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 02:44:55 ID:NlXT+jqE
「うおぉぉ。トペだぁ。すげぇぇぇぇ。」
三沢さんは勢いを付け、ロープとロープの隙間から多少お腹を擦り、頭を向けながら飛び込んだ。人間ロケットのように神人の腹部にめり込む。
神人は完全に倒れたが、三沢さんはガチの怖さを教えるように、リング下にひかれたマットレス外すとコンクリートを露にさせ、青色の神人の両腕を自分の胸部でフックさせると、
「この体勢は。ま、間違いない。三沢さんの代名詞。」
神人の体が宙に浮く。
「タイガードライバーだ。」
硬いコンクリートの床めがけ、脊髄、後頭部を叩き付けた。三沢さんはすぐにグリーンなノアマットに戻ると手を上げた。
ん、おかしいな。さっきまで、色は三沢さんと神人以外は灰色だったのに。
まさか。
虚ろになっているハルヒを見る。呼吸を乱し、自身が闘っているように額には汗をかいていた。
ハルヒの閉鎖空間が負けそうなのか。
三沢さんのガチって、本当に……。
あれだけの三沢さんの攻撃を食らったにも係らず、神人はエプロンサイドに手をかけると何とか体をリングにいれた。だが、どう見ても勝負は付いているみたいだった。
立ち上がった神人に三沢さんはトドメのようなエルボーを叩き付ける。左右にもう一度右。
「決まった。」
ズシ〜〜ンと音を立て神人はリングに倒れる。三沢さんは間を置き、体を重ねる。レフリーが、
「ワン、ツー。」
僕も一緒になってカウントを数える。スリーが入ろうとした中、神人は何とか右肩をあげた。
20通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 02:45:44 ID:NlXT+jqE
「……だ。……だ……よ。」
隣から声が聞える。
ハルヒ。
僕はハルヒを見ると息を荒くしながら、
「まだだよ。」
と呟く彼女の姿があった。その彼女に表されるよう神人は立ち上がり、三沢さんに拳を突き出すが、当初の威力はなく、逆に三沢さんの肘でロープまで飛ばされ、跳ね返って来るところにローリングエルボーを当てられた。
これでスリーカウント。だが、肩は上がる。
「渡さないよ。」
ハルヒ……。
幾度続いただろう。巨人だった神人も段々と小さくなり今では大きさは常人と変わらなくなっていた。それに灰色だった世界も元に戻っていた。
それでも神人、いや、ハルヒは闘っていた。
「ワン、ツー。……ツーカウント。」
レフリーは首を振り、指を2本上げる。三沢さん打ちのめされながらもスリーカウントさせない神人を見ていると僕は泣けてきた。あんなに好きな三沢さんの試合を長時間見れる嬉しさよりも早く、この試合が終わって貰いたかった。
それは……。
「いや……キョンは……キョンは渡さ……ないんだから。」
衰退しているハルヒの言葉に従うように、神人は立ち上がろうとする。その姿に、
「ハルヒ。」
僕はハルヒを抱きしめていた。
「あっ。」
ハルヒから声が漏れる。感情ある声だ。ハルヒの小さな肩を強く抱きしめ、
「もういいんだ。僕は何処にも行かない。僕はずっとSOS団だ。ハルヒだけのSOS団でいるからこれ以上は立たないでくれ。」
21通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 02:46:42 ID:NlXT+jqE
「キョン。」
ハルヒは閉鎖空間から解放されたように、微笑むと、
「約束だよ。ずっと一緒だからね。ただの人間なんか興味ないんだから。私の大切な人いがい……興味……ないん……だから。」
僕の胸の中で目を閉じた。
「スリーカウント。」
ゴングが鳴り、三沢さんが勝ち名乗りを受けた頃、神人も消えた。
神人が消えると菊池選手は、
「おい。どうしてくれるんだ。今日のファイトめちゃくちゃだぞ。」
怒鳴ってきたが、三沢さんは華麗にロープの間を屈みながら、リング下に降り、近くにやってくると、エルボーを一閃した。
菊池選手が吹き飛ぶと、
「ごめん。教育なってなくて。」
「え、いえ。」
「で、どっち。」
「え、何ですか。」
「ほら、アレだよ。アレ、青色の。」
「あ、はい。彼女です。」
「そうなんだ。素人なのにすごいね。」
三沢さんは乱入した事に怒りもせずに、優しく言ってくれた。だから、僕も言わなくてはいけない。
「あ、あの三沢さん。」
「ん。」
「ノアが一番じゃなくちゃダメですか。でないとノアを観る資格ないですか。」
三沢さんは額から出る汗を汗ワイパーで拭った後、
「人間が何をどう好きになろうかなんて神さえも決められないよ。そうだろ。」
三沢さんの言葉に僕は胸に埋まったハルヒの顔を見る。
「決めるのは自分だけさ。見てみな、今声援、送ってるヤツもいろいろ抱えてる。離婚にリストラ、家庭崩壊、低所得に鬱、でもさあ、そんな奴等が、ぶっちゃけ、俺等の試合で何かを感じ、見つけてくれればそれにこした事ないよな。」
「三沢さん。」
「でも、アレだ。 ノアだけはガチ に異論がある場合はここで受ける(試合)からね。」
「はい。」
僕はハルヒをおぶるとディファ有明を後にした。帰り、ここに来て良かったと思った。三沢さんは憧れと大事な物の違いを教えてくれた気がした。
耳元で、微かに声がする。
「キョン。 ノアだけはガチ ……だね。」
どうやら寝言らしい。
やれやれ、今更そんな当たり前の事を。
「そうだね。」
これからも変わらず続いていく彼女の日常に僕はいつものように相槌を打った。
22通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 15:21:45 ID:???
>>21
。・゚・(;Д; )イイハナシダナーGJ!

23通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 22:24:38 ID:???
>>11からの続き
  
時空間に出来た歪みの中に一瞬だけ、その身を消した朝比奈みくるだが、次に姿を見せたのは後に訪れるであろうコズミック・イラと呼ばれる世界であった。
それは航時機やくしてTPDDと呼ばれる時間移動手段。正確な年号はコズミック・イラ65年。偶然にもモビルスーツ実用型1号機がロールアウトした年でもあった。
だが、ここで疑問が生じるコズミック・イラ60年代にはまだラクシズは存在しているはずないのだが、未来人は朝比奈みくるに対して三隻同盟と口にしている。
そう、朝比奈みくるが立っている場所も未来人としては通過した道でしかなかった。朝比奈が移動してきた施設にいる人間殆どが未来人であった。
いうなれば、先未来から三隻同盟期に軸を置く、タイムパラドックス中継所。またそれは時間枠で言う未来は無数にあると言える。

そう朝比奈が到着したその分岐点場所は月面都市「コペルニクス」と言った。

朝比奈は目の前に立つ数人の幹部に挨拶をすると状況を報告した。
「大変です。一部ですが、歴史に大きなズレが発生しました。コズミック・イラ9年に成立する筈だったアジア共和国が、このままだと韓国、北朝鮮同盟により、朝鮮帝国なるものでアジア統一がされよとしています。」
軍服を着た金髪を軍帽から覗かせた女性は、
「そうか。わかった。下がってよろしい。」
「え……このままにしておくのですか。」
「後はこちらで対処しよう。暫く、体を休めるがいい。」
「……ですが。このままだと私の任務である。涼宮ハルヒの監視が……」
女性は、
「その任務を与えた私が休めといったのだ。」
「でも……」
「禁則事項。忘れたのか、未来人は過去の如何なる物感情を持って接触しては成らない。」
「しかし、歴史が……」
「では、我々の兵器投入により変える歴史は正しいというのか。」
「……それは。」
「いいか、朝比奈みくる、人類が生きる未来とは人類の死の上にしか存在しない。覚えておくといい。誰かを助けるとは必ずしも命の永続には繋がらない事を。」
後ろを向き、
「朝比奈みくる、禁則事項、背反により拘留する。」
そう言うと朝比奈みくるは両脇を抱えられると連行されていった。女性はその後姿を見ながら、軍帽を深めに被り、
「総ては起るべくして、起きる。おまえも私も未来と時間に踊らされる踊り子にしか過ぎない。」
微かに黄色と赤色が混ざり合った橙色な光を瞳にともすとPTDDの中に消えた。
24通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 22:28:10 ID:???
ハルヒ達は屋上に向かったが、そこには既に時間転移デバイスはなかった。
「ここにもいないか。」
「どうした。屋上なんかに来て。」
いきなり声がしたその方キョンは向く、
「岡部先生。」
そこには高校の教員である岡部が立っていた。岡部はキョン達に向け、寄ってくる。
「学校がこんな状況なんに……なのに、そうか、あんたも朝鮮軍なわけね。朝比奈を何処にやった。」
「朝比奈?知らないぞ。おいおい、そんな怖い顔するなよ。悩み事か。なら先生聞くぞ。にしてもいい天気だな。見ろ、晴天だぞ。屋上だけどスポーツでもするか。」
岡部は広がる碧空に向け、顔を上げた後、いつの間にかもっていたハンドボールの球を高く弾ませた。
直後、空に浮かんだボールはありえない軌道を描き、長門に当たった。直撃はさけたがボールは長門の腕にあたり、蹲った。
「人間離れした反射神経でもボールの軌道自体が予測不能では避けようがないよな。」
岡部はボールを弾ませる。
「超能力者。」
キョンの声に、
「ああ。だが、小泉のように深層世界には行けない何処にでもいるサイコキネシス系だけどね。」
「だだのねぇ……」
横目で長門を見ると放電似た黄色い光をボールを受けた右腕から発していた。
そんなボールをバウンドさせながら話す岡部に、
「貴方、私達の顧問になりなさい。」
「ハハハ。本当に面白い子だ。我々に素直に同行すれば君の世話役くらいには成れるし、どうだろう。」
「話になんない。SOS団あってこその顧問でしょ。」
「じぁ……キョン君にも退場願おうか。」
ボールをキャッチすると空高くジャンプした。キョンに向け、投げる。いくらデータ不足だったいえ長門を捕らえたその念動力ボールはキョンを襲う。長門も動こうにもまだダメージが回復せずに動けずにいた。
「キョン。」
ハルヒは思わず声をあげたが、
パーン
キョンの目の前でボールは弾けた。キョンは目の前で弾けたボールの残骸を見ながら足元に柔らかい感触を感じた。足元に目をやると、
「ゴロニャーゴ。」
一匹の三毛猫がその身を寄り付け甘えていた。
「シャミセン。助けに来てくれたのか。」
「ニャン。」
キョンの家で飼われているオスの三毛猫シャミセンは可愛らしく鳴いた。その昔、長門により体内操作をされてから通常の人間よりも能力は増していた。
「ネ、ネコ。」
能力者の岡部も口をあけ驚いている。三毛猫が自分の念動力ボールを爪で切り裂いたのだから、だが、しかし、開けていた口を閉じ、
「ホント面白い倶楽部だ。じゃあ、コレだとどうする。」
ハンドボールをシャミセンに向け放った。シャミセンは避けると長門、キョンの順に襲いだした。
「うわわ。」
シャミセン、長門共にかわすがキョンは逃げる。岡部はボールを自在に操りながら、
「さあ、いつまで逃げ切れるかな。」
かわしたボールは軌道を変え、再び一人と一機と一匹を襲う。皆避けるが反撃できない防戦の戦い方に団長は、
「か〜〜つ。」
怒鳴り声をあげた。
25通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 22:29:52 ID:???
「ちょっと、キョン。いつまでそんなハンドボールバカに付き合ってのよ。」
「んな、事言っても、わっ。」
「バカね、ボールなんだら、打ち返せばいいのよ。」
「んな。ハンドボールなんかやったこと無いよ。」
「じゃあ、得意な球技をすればいいのよ。キョン、有希ちゃん。」
ハルヒはキョンと長門にゴニョゴニョに耳打ちし、三角形に散らばった。岡部は長門を攻撃する。
長門は膝を曲げるとショートしだした腕でその強力な念動力で動くボールを両手を握り伸ばし腕で受け、レシーブした。
腕に強烈な衝撃が走る一部損傷したように火花を一瞬だした。しかし、ボールは念動力から外れ、浮き上がる。
「ちっ、弾いただけで。」
直ぐにキョンはジャンプし、ハルヒにトスすると既にキョンより高く飛び上がっていたハルヒは岡部目掛け、
「いっけぇ〜。」
スパイクした。岡部はサイコテレキスで自分にボールが当たる前に何とか上空に弾いた。
「ふぅ。考えたね。でも、弾かれちゃおしまいだね。」
「でもないわよ。」
ハルヒは降りるとシャミセンを掴み、
「ニャ。」
放り投げ、スパイクした。
「ミャヤァァァァ。」
哀れな泣き声共に岡部にぶち当たる。
「ぐはあ。」
岡部は倒れた。ハルヒは親指を突き立てる。キョンは顔を引きつきながら、岡部と同じく倒れているその名の通り、不運なシャミセンを抱いた。
「ミニャ〜ア〜。」
シャミセンは御主人の中で目を回した。
「いくらなでも、これは無いだろ。ハル……。」
ハルヒの後ろには小泉一樹が立っていた。
「ハルヒ、後ろ。」
ハルヒは振り向こうとしたが遅かった。小泉はハルヒの首部に手刀を打った。
「あ、う。」
その一撃でハルヒは気絶した。長門は動こうとしたが動けなかった。
「岡部先生。いい働きをしてくれました。」
小泉がハルヒを肩に掲げると北高生徒が続々と屋上に姿を見せだした。
「キョン。君達との活動は楽しかったよ。でも、所詮遊びさ。でも、僕らは世界を核とこの女で手にいれるニダ。」
「ハルヒーーーーーー。」
虚しく響くキョンの絶叫を後ろに気絶しているハルヒを肩に担ぎながら屋上から消えていった。
26通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 22:56:57 ID:???
age
27通常の名無しさんの3倍:2007/03/26(月) 23:57:27 ID:???
>>25
小泉GJ!‥ニダ

28通常の名無しさんの3倍:2007/03/27(火) 14:44:00 ID:DsXSaFFS
>>23

ガンダムやハルヒなんてどうでもいいから 早く 格闘神 三沢さん 登場させろや ゴミカスがぁ
29通常の名無しさんの3倍:2007/03/28(水) 19:17:41 ID:???

30通常の名無しさんの3倍:2007/03/28(水) 20:23:06 ID:8GAm2vib
松坂のジャイロボール VS 三沢さんのエルボール
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/k1/1174482507/
三沢さんが脱糞を食べて筋肉もりもり
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/k1/1173057839/
ノアだけはガチ
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/k1/1175057769/
31通常の名無しさんの3倍:2007/03/28(水) 20:37:30 ID:???
>>30




32通常の名無しさんの3倍:2007/04/02(月) 19:00:55 ID:bEQnBPIr
保守
33通常の名無しの3倍:2007/04/02(月) 23:36:51 ID:???
保守
34通常の名無しさんの3倍:2007/04/04(水) 00:03:53 ID:J1L+CQG8
ティガレックス?日本には三沢さんがいますが…
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/handygover/1175492076/
三沢光晴 vs ゾーマ
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/ff/1175494997/
35通常の名無しさんの3倍
ハルヒ「私以外にSOS団団長を任せられるのは三沢さんだけ」
長門「三沢光晴は情報統合思念体にとって涼宮ハルヒ以上に重要な観察対象」
みくる「私たちの未来でも三沢さんは大切な存在です」
古泉「三沢さんのおかげで閉鎖空間の発生率が激減した」
キョン「SOS団に入って、大抵の事では驚かなくなった俺でもNOAHのリングを見た時は絶句した」