1 :
通常の名無しさんの3倍:
Zガンダム /ZZ、CCAで登場する人物を除くメイルシュトローム作戦時のキャラ&MS/MA&戦艦
ZZガンダム/CCAで登場する人物を除くネオ・ジオンハマーン、グレミー軍との決戦時のキャラ&MS/MA&戦艦
逆襲のシャア/アクシズ落下作戦時のキャラ&MS/MA&戦艦
種死の世界に投下
(゚Д゚)
ゴフゥ!!
ついに「もしも」シリーズのガンダムだったら何いれてもいいよなスレ立ったか。
アクシズ(ネオジオン)が最大勢力になる件
アムロ…言わずと知れた宇宙世紀最強のパイロット
シャア…ジオンの正統な後継者で超一流のパイロット
カミーユ…NT能力は最高だがそれ故に繊細すぎる心を持つ少年
ハマーン…シャアに捨てられ未練を持つ孤高のNT
シロッコ…他者を利用する傍観者、シャアの全てを超える存在
ジュドー…アムロ、カミーユにはない精神的な強さを持つNTパイロット
ヤザン…OTでありながらNTと対等以上に渡り合える戦闘力を持つ野獣
マシュマー…強化されてもハマーンに忠誠を誓う強化人間
キャラ…マシュマーと同じく強化されてもハマーンに忠誠を誓う
グレミー…ギレンの精子による試験管ベイビー、ザビ家による血の支配を求める
プルツープルのクローンでグレミーの切り札的強化人間
ラカン…ヤザンと同じくOTでありながらNTと渡り合える技量を持つ
ジェリド…負け癖はあるが生存率は高く、パイロットの資質も高い、カミーユが天敵
ギュネイ…最も精神的に安定し戦力と考えれる強化人間
クェス…カミーユの写し絵でもありNT能力は非常に高く精神的には不安定な少女
カツ…サラのことになると自制心がないがNT能力を秘めている
ハサウェイ…ブライトの息子でクェスに惹かれているカツ二号
レズン…女版ヤザンというほど技量は高い
6 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/28(土) 19:41:27 ID:GTl6Oniy
まさかルナマリアとジュドーがくっつくのか
>>5 乙
宇宙世紀キャラはそれくらいでいいよな
しかし多すぎる…
>>5 このメンツだと
どう考えてもボスはシャアかシロッコになりそうだな
9 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/28(土) 19:48:51 ID:uET/+VEw
落ちろ蚊トンボ!
多少の性格改変を加えてプルズを溺愛するシンを作ってくれたら最高
つマユツー
ランバラル・・・ジオンの古強者、ゲリラ戦の勇者
ドズル・ザビ・・・本当に人間か?遺伝子操作の疑いあり
13 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/28(土) 20:50:16 ID:OVjmyLjw
>>5 閃光の設定を入れてやらないと、ハサウェイをここにいれる理由がないと思うのだが。
Zならカクリコン、マウアー、フォウ、ロザミア、ブラン、エマ
ZZならビーチャ、モンド、イーノ、エル、ルーくらいはいてもいいんじゃないか
で、ジェリドがステラを殺っちまうわけだ
17 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/29(日) 19:12:45 ID:aH3+uynb
18 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/29(日) 22:55:01 ID:SPwM2/fe
1stまでもいれてくれれば・・・
地球連合軍最高司令官をレビル将軍
各宇宙艦隊司令官に、ティアンム、ロドニー、ワイアット、ワッケイン等
軍参謀府に、ジャミトフ、ブレックス、コーウェン等
そして軍政家には、ゴップ、ムッチャー・メッチャー
んで政府にはジョンバウアーにしてしまえば
勇者王も桃色電波教も金髪ゴリラファミリーすらも押さえきれるな!
19 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/30(月) 01:21:16 ID:gACXwVFt
>>18 1stを入れるとそれこそ異名を持つ脇の魅力ある登場人物で物語が溢れてしまって…
たたでさえ多いのに^^;
っと思いZからにした次第です
20 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/30(月) 01:24:28 ID:gACXwVFt
人類が宇宙進出し人間の生活圏が宇宙に定着しだした頃、
人間は種として新たなる可能性を秘めた段階へとシフトしだした。
だがその可能性に、ある者は畏敬の念を抱き、またある者は恐怖した。
二つの良く似た世界、片方の世界をUC(ユニバーサル・センチュリー)と呼び、
もう片方をCE(コズミック・イラ)と呼んだ。
今この二つの世界が重なろうとしている。
単なる偶然か、
それとも宇宙の意志とも呼べる何か強大な物の意図するものなのかは解らぬが、
時間と時空が歪み、乱れ、二つの世界が一つとなる。
重なり合う二つの世界を紡ぐ名は…
G U N D A M
カミーユ「俺の体を皆に貸すぞ!!」(発光・オカルト・無敵)
ジュドー「いっけー!!ハイメガキャノン!!!」(MS最強クラスの超兵器)
アムロ「そこだ!落ちろ!!行け、フィンファンネル!!!」(CEのMSやパイロットでは考えられない超絶テクニック)
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Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: やめてよね、こんな奴らに勝てるわけないだろ…
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
↑キラ
カミーユ「俺の体を皆に貸すぞ!!」(発光・オカルト・無敵)
ジュドー「いっけー!!ハイメガキャノン!!!」(MS最強クラスの超兵器)
アムロ「そこだ!落ちろ!!行け、フィンファンネル!!!」(CEのMSやパイロットでは考えられない超絶テクニック)
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Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: 議長…脇でもいいんで出番が欲しいであります
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
↑シン
お前はリィナを溺愛する係な
グレミーと一緒にハァハァしてろ
>>23 ちょw
ジュドーに存在そのものが消されるぞ
グレミーはマザコンでロリコンだからどうしようもないよ
どっかで量産型シャアって言われてたなグレミー
age
地球連合、ザフトは多大な犠牲を双方に出した第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後、ユニウスセブン跡において停戦条約を締結。
しかし、ナチュラルとコーディネイターの争いの火種が消えたわけではなかった。
そしてC.E73年10月
L4コロニーに新設されたザフトのプラント「アーモリーワン」で起こったモビルスーツの強奪事件
そして異世界からの介入者、さまざまな思いをはせ今運命が交錯する。
もう止めようぜ。こんな意味のないスレを建てるのはさ。最初は面白かったけれどね、最近はやたらと違和感を感じるんだよ。
嫌なら黙って離脱する。
もう書き込まず、スレの存在も頭から消去。
これ最強。
31 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/11(土) 20:15:09 ID:iulf2DZo
GUNDAMSEED -To the world of innovation-
人類が宇宙進出し人間の生活圏が宇宙に定着しだした頃、人間は種として新たなる可能性を秘めた段階へとシフトしだした。
だがその可能性に、ある者は畏敬の念を抱き、またある者は恐怖した。
二つの良く似た世界、片方の世界をUC(ユニバーサル・センチュリー)と呼び、もう片方をCE(コズミック・イラ)と呼んだ。
今この二つの世界が重なろうとしている。
単なる偶然か、それとも宇宙の意志とも呼べる何か強大な物の意図するものなのかは解らぬが、
時空が歪み、乱れ、二つの世界が一つとなる。
重なり合う二つの世界を紡ぐ名は…
G U N D A M
「5、4、3、2、1、点火」
大きな岩塊に敷設されているMSの何倍ものロケットノズルが、『ゴオゥッ』と巨大な火の塊を噴いた。
フィフス・ルナと呼ばれている鉱物資源衛星は、その巨大な体躯をゆっくりと加速させていく。
「アムロ大尉!フィフスが、フィフスが地球に向けて加速しました!」
地球連邦軍の次期主力MSジェガン、現在は地球連邦軍外郭新興部隊ロンド・ベルにしか配備されていない最新鋭機だ。
その最新鋭機を駆るパイロットが、自分の不甲斐無さを呪いながらアムロに通信を入れてきた。
それまでフィフスを何とか加速宙域に到達する迄に攻略しようと奮闘してきたロンド・ベル隊だったが、長い時間を掛け、
周到な準備をして今作戦を開始したネオ・ジオンと、数日前の情報を頼りに場当たり的な阻止作戦を行なったロン・ベルとでは勝敗は明らかであった。
ロンド・ベルMS部隊長アムロ・レイは、リ・ガズィのコックピットで加速するフィフスを眼下に、部下と同じく己を呪いながら『チィッ』と舌打ちをした。
32 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/11(土) 20:29:36 ID:iulf2DZo
「モビルスーツ発進3分前。各パイロットは搭乗機にて待機せよ。
繰り返す、発進3分前。各パイロットは搭乗機にて待機せよ」
ザフト軍最新鋭MS惑星強襲揚陸艦、ミネルバの艦内に凛とした声が響き渡る。
事務的な口調なのに何処となく愛嬌を感じさせる女性の声だ。声の主はミネルバのMS管制オペレーター、メイリン・ホークである。
「破砕作業の支援っていったって、何をすればいいのよ?」
「それは…」
メイリンの艦内放送をミネルバ艦載MSパイロットのシン・アスカ、レイ・ザ・バレル、ルナマリア・ホーク、それと整備士のヨウランの4人はモビルスーツデッキで聞いていた。
だがルナマリアは今回の作戦で何をするのか今一良く解らなかった。
シン、レイも良く解ってなく、ヨウランに問いただすが、整備士の、それも下っ端のヨウランが知るはずも無い。
(だから何で俺に聞くんだよ…)
ヨウランはルナマリアの理不尽な問いかけを不満に思いながらも答えを探していると、ルナマリアはある人物を見付け視線を移す。
釣られてヨウランもその視線の先を追った。
「ん?」
(あの人も出るんだ…アスラン…ザラ)
先の大戦の英雄アスラン・ザラ。
ルナマリアはアーモリーワンのMS奪取事件の時、アレックス・ディノと名乗った青年がアスラン・ザラと解ってから、アスランに対して話す機会があれば何かと皮肉やら嫌味やら茶化しを入れていた。
「あいつも出るんだってさ。作業支援なら一機でも多い方がいいって」
「へぇ〜。まっ、モビルスーツには乗れるんだもんね」
ルナマリアはザクに乗り込もうとするアスランを見てまたもや茶化したような発言をする。
ルナマリアは憧れてた前大戦の英雄が、ザフトの英雄が、オーブ首相の護衛などをしているのが気に食わなかった。
アスランは、戦犯なれどプラント最高評議会元議長、パトリック・ザラの息子で、前大戦時は赤服のエリート部隊、クルーゼ隊のMS部隊長だった。
その後ザフト軍最高のエリート部隊であるプラント評議会直属親衛隊の一員になり、前大戦を終結に導いた一人で、まさに筋金入りのスーパーエリートだと言える。
ルナマリアでなくとも憧れるだろう。
本来なら自分達…いや、艦隊師団をひきいる師団長になっていてもおかしくないと思っていた。
それが、いくらオーブ首相とはいえ、17、8の小娘に顎でこき使われる様を見て、ルナマリアはアスランに幻滅していた。
実際は別にこき使われているのではなく、アスランが何かと恋人のカガリを気に掛けているだけなのだが、まさかオーブ国家元首の恋人が、ザフトの英雄アスラン・ザラなどとは誰も想像もつかないだろう。
だから事情を知らない他者から見ればこき使われているように見えるのだ。
「えっ?あいつが?」
ルナマリアの発言に食いついたシンが、嫌そうな口調で言うと、
「モビルスーツ発進1分前」
再びメイリンの艦内放送が響き渡る。レイは既にザクに搭乗していた。
慌ててシンとルナマリアはMS搭乗リフトへ、ヨウランは持ち場であるMS発進制御コントロール室へと急ぐ。
シン、ルナマリアは自分の機体へと滑り込み、急いでMSの機動スイッチを入れた。
レイは既にOSの立ち上げを終えており、今は現在状況の情報ソースの確認作業をしていた。
33 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/11(土) 20:41:49 ID:iulf2DZo
「各パイロットに現場到着後はジュール隊長の指示に従うよう言って頂戴」
ミネルバ艦長、タリア・グラディスはメイリンに各パイロットへの指示を入れるよう命令する。
続けてタリアが各部署への通達事項をメイリンに言おうとした所で、警戒警報が鳴り響いた。
「ユニウス7で戦闘と思しき熱分布を検知。…モビルスーツです!」
「発進停止!状況変化。ユニウス7にて、ジュール隊がアンノウンと交戦中!」
(ジュール隊?)
「イザーク?」
「アンノウン?」
メイリンは、索敵管制を行なっているバートの報告に、慌ててシン達に通信を入れる。ルナマリアとレイは驚いた表情を一瞬見せるが、直ぐにコンソロールに送られてくる情報ソースを黙ってチェックして命令が下るのを待った。
アスランとシンはつい声を上げてしまったが、本来の軍規では管制オペレーターの通信報告中は私語厳禁である。
「各機、対モビルスーツ戦闘用に装備を変更して下さい」
34 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/11(土) 20:44:16 ID:iulf2DZo
突然の戦闘報告にミネルバ艦内が緊張する中、強張った口調でメイリンがMS管制を訓練通りに進める。
「更にボギーワン確認!グリーン25デルタ!」
「えぇ!?」
「あれがぁ!?」
「どういう事だ!?」
グラディスと少し頼りない副長のアーサーは同時に驚きの声を上げると、MSのコックピットでアスランは又も声を上げてしまった。
どうも実戦を離れてアスランは今ひとつ調子が上がらないようだ、もっとも現在のアスランはあくまで民間の協力者であって、軍人ではないからいくらでも声を出して良いのだが…
ミネルバクルーはボギーワンの名に思考が緊張から戦闘思考へと切り替わる。先のアーモリーワンでのMS奪取事件はつい数日前の出来事であり、対応に当たったミネルバは、奪取されたMSを奪回できずにまんまと逃げられていた。
悔しい思いが蘇る中、管制モニター越しのアスランの問いに、答えなくても良いのだが、素直なメイリンはつい答えてしまった。
「分かりません。しかし本艦の任務はジュール隊の支援である事には変わりなし。換装終了次第各機発進願います。
中央カタパルトオンライン。発進区画、減圧シークエンスを開始します。
非常要員は待機して下さい。コアスプレンダー全システムオンライン。
発進シークエンスを開始します」
メイリンの誘導にしたがって発進シークエンス中のシンは、先日の雪辱を晴らしてやると言わんばかりの表情で一人燃えていた。
「ボギーまでとはね」
「状況が変わりましたね。危ないですよ?」
同じく発進シークエンス中のルナマリアはしつこくアスランを茶化す。
「………」
「お止めになります?」
フフフ…と笑う声が聞こえてきそうな、茶化したルナマリアの通信に無言で答えていたアスランだったが、通信が切れた後、
「…馬鹿にするな」
っと抑えていた言葉を小声で口にした。
「シン・アスカ、コアスプレンダー、行きます」
「レイ・ザ・バレル、ザク、発進する」
「ルナマリア・ホーク、ザク、出るわよ」
次々と発進するミネルバ精鋭のMS達。
「針路クリアー、発進どうぞ!」
メイリンからの発進許可が通信で入ると、アスランに久しく忘れていた高揚感が蘇る。
「アスラン・ザラ、出る!」
つづく
はさまれ
面白そうだがかなりごちゃごちゃしそうだな・・・・
ブライトさんが出てくる初クロスオーバーものか…
_ _ _ _
+ + | | | | | | | | +
| | Π| | | | Π| | +
/ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
/ ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
/ ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
38 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/13(月) 01:07:31 ID:5W9M97j/
「このフィフスを、地球に落ちるのを阻止できなかったとは…」
アムロはそう言いながらも、フィフスの大気圏突入コースの再計算を何度もしていた。
(せめて人の居ない場所に落とす方法は………んっ!?)
「チィッ」
アムロが何かを感じてリ・ガズィのメインバーニアを一気に吹かし、ダミーバルーンをばら撒きながら緊急離脱する。
ダミーバルーンがリ・ガズィの盾になる様に展開すると、次の瞬間次々と爆発を起こした。
「まだ援護がいた?……シャアか!」
緊急離脱中のリ・ガズィのアポジモーターを全開にして向きを変え、まだ何も居ない空間にビームライフルを連射させる。
(くそっ!先を狙われた?だがっ!俺もニュータイプだ!)
作戦が成功し、撤退信号を確認していたギュネイ・ガスは、フィフスの周辺でたたずむMSを発見した。本作戦中何度も攻撃を仕掛けたが、自分の攻撃をことごとくかわして逃げられたMS。
燕を思わすシルエットのMSはアムロ・レイだった。ギュネイは強化人間である。しかし、バランス良くされた強化は自然発生のニュータイプといって良い程安定していた。
その為、いつしかギュネイは、自分は強化中に自然にニュータイプとして覚醒したと思い込んでいたのである。
そのプライドが自分の能力以上を自己に求め、状況判断を鈍らす。
『ドガァァァ!』
リ・ガズィから放たれたビームの連射を辛くもかわしたギュネイのヤクト・ドーガであったが、ダミーバルーンに仕掛けられた機雷に接触して爆発を起こすと、機体に致命的なダメージを受ける。その脇を赤い彗星、シャア・アズナブルのサザビーが駆け抜けていった。
「大佐…ううっ…機雷が仕掛けてあった?ミノフスキー粒子が薄くなってる」
(くそっ!俺は…)
39 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/13(月) 01:14:09 ID:TtaCeUFa
アムロは最初からギュネイのヤクト・ドーガなど相手にはしていなかった。プレッシャーを感じる直前にヤクト・ドーガは捕捉され、時限式で膨らむダミーバルーンを射出していたのである。それに気がつかないギュネイは、まんまとアムロに詰められたのだ。
「なんでこんな物を地球に落とす!?これでは地球が寒くなって人が住めなくなる!核の冬が来るぞ!!」
「地球に住む者は自分達の事しか考えていない。だから抹殺すると宣言した」
「人が人に罰を与えるなどと」
リ・ガズィはサザビーからのビームショットライフルの連射を軽々かわすと、移動先を読んでビームライフルを発射する。
(フッ、そんなビームなど)
だがサザビーはそのビームを避けもせずに胸部の厚い装甲の部分で受け止め、一気に間合いを詰めてビームサーベルを抜き放つ。
「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ!」
「エゴだよ、それは」
「地球が持たん時が来ているのだ」
サザビーのビームサーベルがリ・ガズィを捉えた瞬間、アムロはビームライフルを盾にしてアポジモータが焼ききれんばかりに機体をよじらせ離脱する。が、ライフルの爆発に紛れて離脱するリ・ガズィを、シャアはすぐさまサザビーの腹部拡散メガ粒子砲で追撃する。
だが当てる気の無い攻撃は、離脱するリ・ガズィの脇をかすめて虚空に消えた。
「そんな物では!」
携帯兵器の殆んどを失ったアムロは、捨て台詞を吐いて撤退するしか無かった。
リ・ガズィの離脱を見て取ったシャアは、機体損傷しているギュネイのヤクト・ドーガに寄り労いの言葉を掛ける。
「大佐、なんでファンネルを使わないんです?自分に構わずにアムロを…」
「ギュネイ、帰還するぞ」
「一人で行けますから」
「無理だ、外から見ると良くわかる。よくフィフス・ルナの核ノズルを守ってくれた」
シャアはむくれてダダを捏ねる子供の様になっていたギュネイをなだめ、ヤクトの腕を掴んで牽引しアクシズへと帰還する。
(アムロ…私は今までの私を否定し戦っている…お前は…)
40 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/13(月) 01:42:31 ID:TtaCeUFa
「リ・ガズィ、整備に降ろします」
「頼む、ハナン軍曹」
ラー・カイラムのMSデッキは、戦闘が終わった今でも戦場の様になっていた。
リ・ガズィが戦いを終えて一時の休憩の為、MSハンガーに乗せられる。
ハナンが整備の為にコックピットに潜り込むと、後ろからやってきたアストナージと何やらやりとりをしていた。
アムロはチラリとそのやりとりを見ながらブリッジへのエレベーターに乗った。
「サイド2からの攻撃はまだなのか?」
「ああ、遅いな」
ウィーンと開いたブリッジのドアが開き切らないうちに、
アムロはサイド2にある大型レーザーでの超長距離攻撃の状況をブライトに聞く。
ブライト・ノア、ロンド・ベル隊の指揮官で、旗艦ラー・カイラムの艦長である。
一年戦争時はホワイトベース艦長を務め、グリプス戦役ではアーガマの艦長であった彼は、
常に不利な状況での戦場で指揮をしてきた。今回も怠慢な連邦政府の変わりに、各方面へ尽力してきたが、
やはり思うように行かなった。苛烈な戦場での指揮はもはや彼の宿命であろう。
「サイド1は、俺たちロンド・ベルの要請は聞けないのか?」
「コロニーの内乱を心配しているんだよ」
アムロとブライトの話を割って入る様に、オペレーターからの報告が入る。
「来ました、熱源! サイド2からのレーザー攻撃です」
ブライトとアムロは、モニターに映るコンピュータ映像で解析された、フィフスへと走るレーザー光を見ていた。
「しかし、数が少ないな」
「あれじゃ破壊できない」
「フィフス、依然地球に降下中」
オペレータの報告を聞いて、ハァとため息をついたアムロは、ブライトと今後の話をしようと重い口を開く。
「艦長、フィフス・ルナの落下勧告は出ているのか?」
「チベットのラサにか?情報を知ってる連中は真っ先に逃げ出しているよ」
「だからシャアにやられる訳だ。大体、あのフィフス・ルナの推力に使われている核だって、シャアは何処から手に入れたんだ?」
「連邦政府からだろ、うっ、軌道上げて!」
「レーザー攻撃が止むぞ」
二人とも歴戦の勇士であり、このような状況は何度も経験している。
だが常に所属している連邦政府の腐敗に悩まされてきた彼らは、
いくら自分達が頑張ってもむくわれない状況についつい愚痴を溢してしまうのである。
本来戦場で、しかも他の兵士のいるブリッジでする愚痴話ではないのだが、
一年戦争時からの二人の関係がついなあなあにしてしまうのだろう。
「情けない。シャアにやられるのを見ているだけだった!月に行く、アストナージ、ゲタの用意はどうか?」
「用意してます」
フィフスは、青く美しい地球を禍々しい赤い光で侵した。その光景を見ていたアムロは怒りに震える自分を抑え、次に起こるであろう更なる破壊を防ぐために行動を起こす。
「この二年間、全部のコロニーを調査したんだぞ。なのに、何故シャアが軍の準備をしているのがわからなかったんだ?」
「地球連邦政府は地球から宇宙を支配している。これを嫌っているスペースノイドは山ほどいるさ、ロンド・ベルが調査に行けば一般人がガードしちまうのさ」
ブライトの諦めたような言葉に会話が止まるが、ここで諦めたらそれこそシャアの思う壺だとアムロは思う。
「第二波は無いはずだ。行ってくる。上手く行けば、スイートウォーターに入る前のシャアを叩ける」
41 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/13(月) 01:55:06 ID:ZIWbyfiO
アムロが月に行った二日後、シャアはアクシズへと戻り、総帥としての職務をこなしていた。
「フィフス・ルナ落しの作戦は、ネオ・ジオン軍として初めての艦隊戦であった。
この作戦で諸君らの働きを見せてもらい、感動している。
本日はこれらの作戦の締めくくりとして、追撃するロンド・ベルの艦隊に陽動をかけてもらう。
単純な作戦ではあるが、無事任務をこなしてスウィートウォーターに帰還してもらいたい。以上」
「結構です」
「これでは道化だよ」
「いいえ、ネオ・ジオンの総帥としてイメージ作戦もしませんとな」
装飾された赤い軍礼服を見に纏、作戦前の演説をしたシャアは、かつてのジオン公国総帥、ギレン・ザビを思い起こしていた。
「大佐、フィフス・ルナでは申し訳ありませんでした」
演説を終えたシャアが、次の仕事へ向かう為に乗るシャトルの搭乗通路を歩いていると、ギュネイ・ガスが後ろから声を掛けてきた。
なれない仕事で少々苛立っていたシャアは、若い兵士を少々鬱陶しく感じて冷たくあたる。
「お前にはニュータイプ研究所で強化して金が掛かっている。死なす訳にはいかないだけだ」
そんなシャアを、ナナイは察してギュネイを遠ざける様に、
「気にしなくてよい。仕度を急げ」
「はい、ニュータイプ研究所所長。いえ、作戦仕官殿」
(ふん、ナーバスで神経質な総帥と、キャリア志向の娼婦が…お似合いだよ)
ギュネイは敬礼をしながら、下卑た言葉を心で吐いた。
「ナナイ大尉、ギュネイは連れて行けるのか?」
そんなギュネイの心の中を見透かしたかのように、ネオ・ジオンの政務次官カイザスが口を開くと、
ご心配には及ばずと言い、ナナイは気難しい老人との会話を言葉を選んで進める。
「神経過敏になっていますが、ガードマンとしては確実です。コロニーの風景が良い精神安定剤になりましょう」
「強化しすぎではないのか?」
「若いのさ」
ナナイとカイザスのやり取りを聞いていたシャアが茶化した言葉を挟と、
気難しい老人は真面目に話してるのにといいたげな表情でシャアに振り向く。
「大佐、よろしいですか、貴方はネオ・ジオンの総帥ですから」
シャアはやぶへびを突付いたと心の中で思い、この老人との話をすぐさま終わらせようと会話を打ち切る言葉を捜した。
「だからこうやって政治向きの仕事にも出向くのだろう? ナナイ、陽動を頼む」
「はい、大佐」
(私もまだ若いな…)
シャアは自分の愚かな悪戯心を、少し楽しくも感じながら、老人の相手は疲れると心の中で思う。
42 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/13(月) 02:00:12 ID:ZIWbyfiO
「敵が動き出しました」
ラー・カイラムの艦内緊急警報が鳴り響く。
「どういうつもりだ?月とサイド1の中間で、シャアめ! アナハイムはこちらの動きをフォローしているはずだ。アムロを呼び出せ」
「はっ」
「戦闘ブリッジ、早く開け!」
ブライトは予想していなかった訳では無かったが、まさかここで敵が本当に動くとは思っていなかった。
動くとしたら陽動、だがアムロ不在の今戦闘が起こるのは芳しくなかった。
ネオ・ジオンとの戦争はまだ始ったばかり、ここで戦力を消耗させられるのは面白くない。
「なんだ?」
「ラー・カイラムから?」
アムロと、技術仕官のチェーン・アギはMSのコックピット内でOSのサイコミュ最終チェックをしていると、コンソロールパネルに緊急の光通信が入って来たのを確認する。
「ん?…シャアの第二波が月の近くで?…俺にはロンド・ベルに帰投しろ?」
アムロは急いで調整用の配線を外して、OSをMS起動体制に移行する。
「サイコミュ受信の調整終了。火を入れる」
「出るんですか?」
「えぇっ!」
心配するチェーンと驚くアナハイムの整備士をしり目に、MSの起動スイッチを押す。
まだ終わってませんよと言う整備士を押し出し、ハッチを締めた。
「無茶です、無理ですよ」
「方法はあるはずだ」
「アムロぉ」
「命令だ」
「あ、はい」
チェーンとアムロは、軍では上司部下の関係だが、プライベートでは恋人同士であった。
チェーンにしてみたら、尊敬する大好きなアムロと一緒にいられる時間が無くなると思い、
甘えるようにアムロに無理だと提言したのだが、それを察したアムロは『命令』という言葉でチェーンを従わせる。
チェーンも軍人である、命令と言う言葉には従うと軍隊で刷り込まれていたので、しぶしぶコックピットの後部簡易シートへと腰を埋めた。
「チェーン、ブースターベットと」
「マスドライバーのですね?」
「そうだ」
アムロはチェーンの女の部分を一瞬鬱陶しく感じたが、自分の要求をすぐさま読み取ったチェーンに気分を良くし、
良い子だ、と言うニュアンスで言葉を返すと、チェーンはそれでもう機嫌が良くなっていた。
(結構単純なんだな)
アムロは俺も不謹慎だなと思いながらも、既に気持ちは戦場に出ていた。
つづく
とりあえずCCAのみか……
ZとZZはどういう形でくるのか
しかしこのスレ開いて驚いたよ。UCとCEが重なるってのは俺も考えてたし。
俺の場合はUC0087とCE70(Zと種)だけど。
途中で断念したが。
なんだかんだで一通り出揃ってる中、一向に存在の確認できないZZがどう絡んでくるのか気になる
ZZはいらなんじゃないか?
新訳Zの流れでもいいような
キャラ数が多すぎて…
ちょっと気になる点が
>シャアはアクシズへと戻り
ミスだよな?
>>45 ネタ的にはいた方が面白いぞ
グレミーとかw
48 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/17(金) 17:22:42 ID:z0c+/3PD
「くそぉ!」
「くっ、どういう奴らだよ一体!ジンでこうまで」
イザーク・ジュールの青いザク・ファントムが放つビームの束が、ゲイツの頭部腹部と連続でヒットすると、その横でディアッカ・エルスマンの黒いザクは突撃してくるジンを、ミサイルで叩き落とす。
イザーク・ジュールは焦っていた、ユニウス7が地球の大気圏に突入するまで時間が無い。
破砕作業を一刻も早く完了しなければならないこの時に、突然出現した識別コード不明機からの攻撃である。
しかもその不明機は既に旧式化したゲイツやジン、隙を付かれたとはいえ、セカンドシリーズであるザクとでは性能の差は明らかであるにも関わらず、ジュール隊はじりじりと押されていた。
格上のMSに、イザークとディアッカはヤキン攻防戦を生き残った歴戦の兵である。
いくら数では向こうが勝っていようとも、そうそう遅れを取る筈はない、はずであった。
だが実際は数機を相手にするのがやっとである。
次々と破砕作業をしている工作隊へと突破を許してしまい、メテオ・ブレイカーごと破壊されていく工作隊のザク。
設置作業中は無防備になる為、工作隊のザクはたまらず作業を中断して迎撃に飛び出していく。
これ以上の作業遅れは致命的だった。
「工作隊は破砕作業を進めろ!これでは奴等の思う壺だぞ!……なにぃ!?」
ジンをビームサーベルで切って落とした所に、別方向からビームが襲ってきた。
辛くもビームはかわしたが、ジンの後方にいたゲイツにまたも突破を許してしまう。
「冗談じゃないぜ!こんな所でドタバタと」
「お前らのせいかよ、こいつが動き出したのは!」
「…………」
スティング・オークレー、アウル・ニーダ、ステラ・ルーシェ。
ファントム・ペインの三人は、数日前のアーモリーワンでザフト軍が極秘に開発したセカンドシリーズを強奪した犯人である。
カオス、アビス、ガイアの三機はイザークとディアッカに、有無を言わせぬ攻撃を仕掛ける。
「なんだ?カオスにアビス、それにガイアだとぉ!」
「アーモリーワンで強奪された機体か?」
正体不明のテロリストに海賊まがいの強奪犯。
イザークの手にじっとりと汗が滲む…(くっそっ!間にあわん!!)
49 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/17(金) 17:25:44 ID:z0c+/3PD
「チィ!あいつら!」
「あの三機、今日こそ!」
「目的は戦闘じゃないぞ!」
「解ってます。けど撃って来るんだもの、あれをやらなきゃ作業も出来ないでしょ?」
「……くっ」
シン達は、イザーク達が奮闘している宙域にはまだ距離があったが、戦闘を捕捉できる位置までには来ていた。
先日の雪辱を晴らす為、闘士を燃やしていたシンにルナマリアも感化されて燃えてくる。
アスランはそんな二人を諌めるが、いくら元ザフト軍のエースでも今は現地徴用兵扱い、彼にはそんな命令を出せる権利も権限も無い。
ルナマリアが命令されるいわれは無いと言いたげな口調で返信していると、既に足の早いインパルスが戦闘可能宙域に入っていた。
「ユニウス7、更に降下角プラス1.5、加速4%」
「ジュール隊、カオス、アビス、ガイアの攻撃を受けています」
「ええ?」
「これでは破砕作業など出来ません!艦長!本艦もボギーワンを!」
ミネルバのブリッジは混乱していた。
メイリン達各オペレータの報告が矢の様に飛び交う中、思慮浅いアーサーがボギーワンとの戦闘をタリアに進言すると、タリアはジロリと一瞥しただけで、同船していたプラント最高評議会議長であるギルバート・デュランダルへ意見を求める。
「議長、現時点でボギーワンをどう判断されますか?」
「ん?」
「海賊と?それとも地球軍と?」
タリアは判断を決定するのにプラント最高評議会議長の言葉が欲しかった。
数日前にアーモリーワンで強奪されたMS、カオス、ガイア、アビスの三機が逃げた宙域にミラージュコロイドで姿を隠して潜んでいた艦が、今又あの三機と共に目の前に出現したのである。
海賊まがいを通すなら、このタイミングで出現する訳が無い。
だが、地球軍と解って良いのなら…
先の大戦が終結されてまだ2年である。
『ユニウス条約』で締結されたプラント、地球連合の両国家間は、大規模な戦闘は無い物の、局地的な戦闘は今もなお水面下で継続中である。
この冷戦ともいえる時期にいくら向こうが仕掛けてきたとはいえ、こんな目立つ場所で、我々の攻撃で撃沈などされたら、さあ表立って報復攻撃する理由をあげましょう。
と言っている様なものだった。
「んー…難しいな。私は地球軍とはしたくなかったのだが…」
「どんな火種になるか解りませんものね」
「だが状況は変わった」
「ええ、この非常時に際し、彼らが自らを地球軍、もしくはそれに準ずる部隊だと認めるのなら、この場での戦闘には何の意味もありません」
「逆にあのジン部隊を庇っているとも思われかねんか…ふむ…艦長、ボギーワンとコンタクトは取れるか?」
「国際救難チャンネルを使えば」
「ならばそれで呼びかけてくれ。我々はユニウス7落下阻止の為の破砕作業を行なっているのだと」
ミネルバ隊、ジュール隊、テロリスト、ファントムペイン、四つ巴の乱戦が激化していく中、ユニウス7は更に加速を早めていく…
50 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/17(金) 17:27:16 ID:z0c+/3PD
レズン・シュナイダーは自分の愛機、全身青の塗装のなされたギラ・ドーガのコックピットでふて腐れていた。
「全く、なんて作戦だよ。モビルスーツは白兵戦がメインだってのに」
「発進だぞ、レズン。戦場に行けば好きにやってるくせに」
(陽動なら艦砲射撃で充分じゃないか…MSを出すなら…チッ)
「わかったよ。レズン・シュナイダー、出るよ!さっさと出しな!」
MS管制官に愚痴をこぼしているレズンを、カタパルト誘導手がコックピットまで上がってきて諌めると、仕方が無いとしぶしぶ発艦体制を整える為にコックピットを閉める。
青色のMSがカタパルトに乗り物凄い勢いで射出されると、それに呼応するように各艦のMSが次々と射出されていった。
「やめてください、間に合いはしませんよ」
「行きます」
「知りませんよ」
アナハイム・エレクトロニクスの技術主任オクトバーが、管制室で軌道計算書を片手にアムロ達をなんとか止めようと説得していた。
だが、軍人にとって召集の命令が下った以上、間にあうか間にあわないかは問題ではない。
いかにして間に合わせるか、である。
チェーンはオクトバーの説得にまったく耳を傾けずに発進シークエンスを進めていく。
一方、レズン隊の陽動作戦が開始された同時刻、シャア達は民間シャトルでスイートウォーターに向け発進する。
51 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/17(金) 17:28:54 ID:z0c+/3PD
「発進位置固定。以後SSE、指令待ち」
「似合うじゃないか」
「任務ですから」
「はい、こちらSSE」
「まもなくモビルスーツが交戦に入ります。そうしたら発進です」
「了解」
「そろそろだな」
「はい…メインブリッジ、タイミングよろしく」
ギュネイが政府高官のホルストに茶化されていると、シャトルの発進準備が整う。
パイロットとナナイのやり取りを横で聞きながらシャアは何かを感じていた。
(なんだ?…この感じ…ララァ?)
その瞬間、空間…いや時間か、普通の人間には認識できないノイズのような物が走る。
その頃、νガンダムを発進させようとしていたアムロも、シャアと同じ感覚を感じていた。
「カウントダウン、良好です」
(この感覚は…)
「オクトバーさん、資料のサイコフレーム、ロンド・ベルに間違いなくお願いしますね」
(なんだこの感じ、自分の存在が消えていくような…)
「ちゃんと送りますよ。ゼロ!」
自動設定されている長距離用ロケットの付いたベースジャバーが、轟音と共にマスドライバーで射出されると、アムロの視界が一瞬ブラックアウトされ、頭からノイズの感覚も消えうせていた。
52 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/17(金) 17:29:57 ID:z0c+/3PD
「リ・ガズィは使えないんだな?」
「修理、間に合いません」
「わかったよ」
ケーラ・スゥが修理中のリ・ガズィの横を通り過ぎながら整備士に確認する。
先の戦闘でどうやらアポジモータに負荷が掛かりすぎたようだ。
すいませんと態度に表す整備士に、ケーラは笑って手を上げると、ジェガンへと乗り込んだ。
「ん?くっそぉ!」
アスランのザク・ファントムが、カオスのビーム連射をかわしながら正確なポイント・ロックでミサイルを発射する。
「ああ?うぅ・・・」
「やめろ!」
「何だこいつ!強い・・・」
ことごとくミサイルを浴びるカオスはフェイズシフトに助けられた。が、既にアスランのザクの姿は無く、スティングは歯ぎしりをして悔しがる。
「急げ!もたもたしていると割れても間にあわんぞ!」
ミネルバ隊が現場に到着して多少余裕の出たイザークが、ユニウス7で工作隊に直接現場指揮をしていた。
シン達がかなりの敵を引き付けてくれたお陰で、工作隊は作業再開、後少しで破砕できる段階に来ていた。
「よし!」
「グゥレイト!!やぁったぜ!」
ユニウス7はバラバラとは行かないが、どんどん割れていく様を見て、ディアッカが拳を上げる。
≪ジ・・・ジジジ・・・ジジ・・・≫
その時時空間にノイズが走るが、誰も気がつかない・・・というより、認識できないのだが、唯一アスランが蜃気楼のような物を見る。
(なんだ?青い・・・モビルスーツ?・・・消えた 蜃気楼?宇宙空間で・・・?)
今だ破砕作業を阻もうと、テロリストの一機がユニウス7へと加速をかける。
53 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/17(金) 17:36:24 ID:z0c+/3PD
>>46 すみませんミスです^^;
シャアはこの時点でまだレウルーラですね、仕方が無いので『アクシズ』としておいてください^^;
グレミーか・・・一応UCガンダムとCEガンダムは映画を含めて全て見ているのですが、ZZは殆んど記憶に有りません^^;
ビデオ借りてきて見ようかな・・・
54 :
46:2006/11/17(金) 17:41:43 ID:???
え〜と…投下終わり?
GJ
アクシズにするとかなり先の展開が変わってくると思うけど大丈夫?
あと、ディアッカとアスランはこの時点ではウォーリアに乗ってるんだけど。
55 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/17(金) 17:57:20 ID:z0c+/3PD
46さん申し訳ない^^:
全て記憶とネットの設定情報に頼って書いているので、細かい所が違うかも?っと思いながら書いてます。
アクシズに関しては大丈夫です。
ZZ設定もありますので^^; これ以上書くとネタばらす事になるので書きませんが^^;
ご心配有り難う御座いました。
つたない文章ですが暖かく見守って下されば幸いです。
読んで頂いて有り難う御座います^^
又なんか間違っていたらご指摘ください^^;
できる限り修正しながら進めていきますので^^;
56 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/17(金) 17:59:42 ID:Z0NsaJRb
四つ巴っておかしくないか?
ジュール隊は味方な訳だし
三つ巴じゃないか?
とりあえずは静観するか…
世界が重なるって設定、結構大変だからね。
UCとCEの地球は自転速度から違うし、コロニー落としで壊滅的な被害を受けた地域をどうするか、とか
地球上の人口がUC+CEでいきなり増えるから凄まじいパニックが起きるとか
UCのサイド1〜7とCEのコロニーの位置関係はどうするか
コーディネイターに対するUC住民とCE住民の意識の違いから来る摩擦とか
連邦政府VS連合政府VSジオン系組織VSプラントの最低でも四つ巴とか
他にも考えていくとキリが無い
ZZとインパルスとVが同時出撃すると混ざりそうだ・・・
ようやっとこういうスレが立ったか。正直言ってUC系のクロスオーバースレ乱立しすぎでウザかったから、これを皮切りに統合とかしてくれないかね。
60 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/18(土) 12:21:30 ID:SEyg1bVv
つうかz全部見てないからわからないんだけどハマーンとシロッコ
どっちのほうが強いの??
第一話 絡み合う世界
(うっ…)
少年はコックピットの中で目を覚ました。
「…あれ、ここは…宇宙!?なんで!?」
少年は驚愕した。地球にいたはずの自分が何故か宇宙にいるのだ。宇宙に来た記憶などない。
「…ちょっと、どうなってんのよ!」
少年はとりあえず通信を入れた。
「アーガマ!聞こえるか!こちらジュドー!おい誰か!ビーチャ!エル!……くそっ通じやしない!」
少年の名前はジュドー.アーシタ。
さきほどまで地球にいたはずだった。仲間を救いに向かっている最中だったのだが、気付いたら宇宙にいた。
通信器を切ると周りを見渡してみる。
「冗談じゃないよ、急にこんな所で迷子だなんてさ!」
とブツブツ言いながら周りを見渡していると、思った以上に近くに地球を確認することができた。
「よし!ラッキー!」
少年は、MSを地球に向け動かしはじめた。
彼の知る地球とは違う地球へ…
地球付近ではミネルバのMSやジュール隊がユニウスセブンの破砕作業を行っていた。
だが、その作業を阻止してくるMSがいてユニウスセブン破砕は至難だった。
「また戦争がしたいのか!あんた達は!!」
インパルスのパイロット、シン.アスカは激怒していた。
前の戦争で、いろいろなものを、家族を失った。あんな悲しい事はもう二度と起こしたくない。
なのに、地球にコロニーを落とそうとする奴がいる。コロニー破壊を阻止しようとする奴がいる。
(また、死ぬんだぞ!人が大勢死ぬんだぞ!)
シンは必死だったが、アーモリーワンで強奪された3機が邪魔をする。
このままでは、ユニウスセブン落下を止める事は出来ない状態だった。
「くっそ!邪魔すんな!こいつら!」
そう叫んだシンは遠くから近付いてくる一機のMSを見た気がした。
「ちょ、ちょっと!?何でコロニーが地球に落ちようとしてんの!?」
ユニウスセブンが地球に落ちようとしてるのを見つけたジュドーは驚いた。
「…人がいるみたいだ!…割ろうとしてんの!?…でも、邪魔してるやつがいるんじゃないの!?」
そう感じたジュドーはとりあえず落下していくコロニーに急いだ。
とある海岸。
一人の青年が浜辺で空を見上げていた。
(あれが…ユニウスセブン)
その青年、キラ.ヤマトは悲しそうな顔で浜辺を歩き出した。
(…また、戦争が起こるんじゃ…)
などと考えていると、浜辺にパジャマ姿で座っている人を発見した。目は虚ろでボーッと海を眺めていた。
キラは何故かその人物が気になり勇気を出して話かけてみた。
「…あの、何を見てるんですか?」
「……」
返事はないが、その人物は今度はキラを虚ろな目で眺め出した。
キラは、相手から返事がないから気まずくなった。
(やっぱ…話かけなきゃよかったな…)
と思っていた、その時青みがかった髪の虚ろな目の少年が呟いた。
「…空が…空が落ちてくる」
つづく
>>62-64 乙!
こちらはカミーユとジュドーか。
ZZ本編同様コロニー落としが復活の転機になるのなら、
まさかのU.Cガンダム主人公対決もありえるか?
ぜひ人でなしのジュドーには醜く果てて欲しい
70 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/18(土) 22:05:10 ID:BKI1zfjK
「斉射、あと3秒。艦隊。退避運動に入る」
ラー・カイラムの戦闘ブリッチで指示を飛ばすブライトは、何か異様な雰囲気を感じていた。
(この雰囲気、戦場特有の空気を感じているのか?・・・嫌な空気だ)
ブライトはニュータイプではない。だが、数々の激戦を生き抜いてきた彼は、ごくたまにニュータイプが感じるような空気を感じることがあった。
いや、ニュータイプと言うよりは、歴戦の勇士が感じる戦場の空気と言った方が良い。
その感覚が今回は異様な空気をブライトに感じさせる。
そんなブライトの思考を感じ取ったかのように、艦内の警報が鳴り響いていた。
71 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/18(土) 22:06:54 ID:BKI1zfjK
「こういう時に数を減らす」
「チッ」
一方ラー・カイラムの前方ではケーラのジェガン隊と、レズンのギラ・ドーガ隊が激戦を繰り広げていた。
特にケーラとレズンは一進一退の攻防を繰り広げている。
二人ともニュータイプほどでは無いにせよ、卓越したMSパイロットである。
もしこの世にニュータイプという存在が無ければ、間違いなく彼女等は第一級のエースだっただろう。
「月に地球、カペラ、ベガ、太陽と。現在地はここか。艦隊は?」
アムロが現在地の確認をしている前で、マスドライバー射出の衝撃で気を失ったチェーンが可愛らしい顔で寝息をたててる。
「チェーン」
「あ」
「大丈夫?」
「あ、はい。あっ、艦隊は?・・・・・・始ってる」
「ああ」
「後ろに下がります」
「頼む」
戦闘を確認できる位置まで来ていたνガンダムは、ベースジャバーを捨てて加速をかける。
(一体なんだ?この感覚・・・頭にモヤがかかったようだ・・・この喪失感・・・誰か死んだのか? いや違う)
アムロは戦闘に思考をシフトしながら、異様な感覚を味わっていた。
(誰かが呼んでる?ララァか?・・・ん?何だ?幻覚?)
加速を掛けるνガンダムのコックピットの中で、アムロは蜃気楼のような物を見る。
(あれは・・・?ガンダム・・・?・・・ザクと戦ってる・・・の・・・か?)
ゆらりと現れた白と青のMSは、ガンダムの頭部を持っていた。
アムロの知らないガンダム、それにザクに良く似たMSが戦闘をしている場面が、ゆらゆらとアムロの脳裏に映し出されたのである。
「大尉?大丈夫ですか?」
幻覚を振り切ろうと頭を振るアムロを、チェーンが心配して声をかける。
「ああ、大丈夫だ。すまない。・・・けん制を掛ける」
「あ、はい」
加速するνガンダムの周りにノイズのような物が走り、暫くして消えると、アムロが見た蜃気楼のような物も消えていた。
72 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/18(土) 22:08:23 ID:BKI1zfjK
「大尉がいないんだから!」
「やるじゃないか、ちょこまかと」
「なんだよ!このっ!」
それまで互角であったケーラとレズンの均衡が崩れ始めていた。
一般兵の錬度の違いが戦線の均衡を崩していったのである。
艦隊を庇いながらの戦闘ではどうしても隙が出来やすい、そこを見逃すレズンではなかった。
青いギラ・ドーガの波状攻撃がケーラ機を徐々に死地へと追いやっていく。
「ああっ」
ジェガンのシールドがミサイルによって耐久力を失い吹き飛ばされる。
ケーラは反撃するも、レズンの殺気に飲まれて単調な攻撃しか出来ない。
「ふん!」
レズンは軽々とビームをかわし、ビームマシンガンを狙いをつけずに連射すると、ジェガンの腕と足に連続でヒットする。
「ああああっ」
ケイラの顔が見る見る青ざめ、死相が浮かび上がる。
青いギラ・ドーガのモノアイが瞬いたかのように光り、コックピットへとどめの一撃を狙いつけたその時、明後日の方向からビームの束が通り過ぎる。
「なに?」
間一髪ケーラは救われたが、レズンの攻撃でバーニア系に損傷を受けたらしく、宇宙空間を流されていく。
「援護の艦隊か?」
次々と放たれるビームの束は、正確にレズン機に照準を合わせていた。
けん制の攻撃だ、それにやすやす当たるレズンでは無い。
遠間から放たれるビームを次々とかわしながら、狙撃位置を特定する。
「あれか?」
「データに無い機体だ」
レズンが迎え撃とうとバーニアを吹かした瞬間。
『ドオォォォォォォォォォン!!!』という音と共にその宙域にいた物全てがひっくり返ったような衝撃を受ける。
音?ひっくり返る?宇宙空間で?っと誰もが思うだろう。
だが、その宙域の全員が音も聞いたしひっくり返る感覚も味わったのである。
次の瞬間戦闘は停止していた。
アムロもブライトもケーラもレズンも、その宙域で戦闘を繰り広げていた全員が自分の目を疑った。
目の前に現れたのは地球。そして燃え盛る炎を上げて地球に落下しているユニウス7の残骸であったのだ。
つづく
>>70-72 乙! とうとうブライトさんがCE世界に…
この先の展開にwktk
GJ!
まさかこの後ユニウス7を押し返して終了じゃなかろうな……?
そしてユニウス7残骸に取り残されたアムロとシャアのサバイバル生活が始まる……
gj
ついにCCAがCE世界へ乗り込んだ これからに期待大
>>57 UCとCEで地球の自転速度が違うってホント?
78 :
57:2006/11/19(日) 11:09:29 ID:???
79 :
77:2006/11/19(日) 12:50:54 ID:???
>>78 Thanks
まさかUC側が加速しているとは思わなんだ
てっきりCE側が嫁あたりのミスでもともと自転が早いもんだとばっかり
80 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:26:16 ID:RmwLAjAb
ラー・カイラムらロンド・ベルの艦隊は大混乱に陥っていた。
「なにが起こったんだ、なぜ目の前に地球がある、あの隕石はなんだ!?」
「わっ、わかりません!現在状況、確認中!」
「なら艦隊状況知らせ!」
「はい、ラー・カイム、ケイム、エルム、チェター全て健在!」
「戦闘はどうした!?」
「げっ、現在戦闘停止中!モビルスーツ・・・ケーラ機確認出来ません!あっ!アムロ大尉のνガンダム確認!」
「アムロが間に合ったのか・・・アムロにケーラ機を探させろ。状況確認を最優先!各艦に指示があるまで現状維持を努めさせろ」
「はい」
「索敵!密にやれよ」
81 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:29:27 ID:RmwLAjAb
ロンド・ベル艦隊が混乱している時、レズンらもまた混乱していた。
「なんださっきの衝撃は?」
「レズン少尉!地球が、あの隕石はなんです?」
「・・・撤退するよ!」
「え?」
「撤退すると言ったんだ!付いて来ない奴は置いてくよ!」
レズンは現在状況が不明、しかも母艦が近くに居ない状態での戦闘継続は命取りになると判断した。
撤退信号を部下に出させ、潮が引くようにネオ・ジオン部隊が撤退すると、少ししてアムロのνガンダムがレズンらの居た宙域に到着する。
「・・・あの引き際、鮮やかだな。しかし地球、しかも隕石が落ちかけてるとは・・・」
アムロは冷静だった。勿論次元シフトした直後は混乱していたが、後ろで騒いでるチェーンに比べて、いや、そこにいる全ての者と比べても冷静だった。
「ったっ大尉?何がどうなって・・地球が、隕石?フィフスなんですかあれ?どうして?」
「落ち着くんだチェーン、俺が着いてる・・・ん?・・・ケーラ機が?」
「えっ?えっ?どうしたんです?」
「ケーラ機が被弾して行方不明だ。捜索する」
「あっ、はい」
νガンダムのメインバーニアが火を噴き、ユニウス7へと走り出した。
82 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:31:33 ID:RmwLAjAb
一方ユニウス7の破砕作業をしているミネルバ、ジュール隊は、アムロ等の存在に気付かず作業を継続していた。
ユニウス7は大気圏突入直後であった為に、発生したプラズマによる大量の電磁パルスを放出していて、近場への通信以外はブラックアウトしていたのである。
「何をやってるんです!帰還命令が出たでしょう?通信も入ったはずだ」
帰還命令が入ったにも関わらずにメテオブレイカーを操作しているアスランのザクを発見したシンは、あきれてアスランへ通信を入れる。
「ああ、解ってる。君は早く戻れ」
「一緒に吹き飛ばされますよ?いいんですか?」
「ミネルバの艦主砲と言っても、外部からの攻撃では確実とはいえない。これだけでも・・・」
ジュール隊工作部隊による破砕作業は成功し、ユニウス7は幾つかの破片へと割れていたが、テロリストやファントムペインの妨害にあい当初の計算通りには破砕されていなかった。
仕方なく大気圏突入能力のあるミネルバが、艦首陽電子破砕砲タンホイザーによる外部からの直接攻撃で、より細かく砕くと言う苦肉の策に出ていたのである。
戻らないと言うアスランに、仕方なくシンのインパルスもメテオブレイカーを操作し始めた。
「・・・?いいのか?」
「仕方が無いでしょう?・・・ったく、貴方みたいな人がなんでオーブになんかに・・・」
アスランがフッと笑みを浮かべ作業をし始めると、その時上空から三機のMSが接近する。
一機は少し離れて不時着し、二機は高速接近しながら攻撃を仕掛けてきた。
「うっ・・・なんだ?あのザクもどきは、それにこの隕石?・・・ん?あれはガンダム!?アムロ大尉か?」
不時着したMSはケーラのジェガン、バーニア系を損傷していて流されるままにユニウス7へ来たのだが、大気圏突入能力の無いジェガンでは絶望的だった。
だが流れ着く途中で『ザクもどき』テロリストのジンに攻撃され、MSがまだいる?と、少し希望の湧いたケーラが残ったスラスターで何とか機体を持たせながら不時着した。
攻撃してきたMSは見た事の無い機体だったが、大きな機械を操作しているMSには見覚えがあった。
83 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:36:23 ID:RmwLAjAb
「うおぉぉぉぉ!!」
「これ以上はやらせん!」
ジェガンを攻撃していたテロリストだったが、メテオブレイカーを操作しているMSを発見し、被弾しているMSから攻撃対象をすぐさま切り替えた。
「こいつらまだ!」
シンかすぐさま飛び出すと、メテオブレイカー設置の終わったアスランも、始動のスイッチを入れて即座に迎撃に飛び出す。
「えぇい!」
ビームライフルを構えるアスランより早く、ジンが重斬刀を構えて間合いに入り込んできた。
「我が娘のこの墓標、落として焼かねば世界は変わらぬ!」
「なにを!」
間一髪かわすアスラン、体を入れ替えてビームトマホークを一閃、ジンは致命的な一撃を喰らい爆散する。
その上空ではシンのインパルスと黒いジンが戦っていた。
「娘・・・?」
敵の通信に一瞬隙が出来たシンの攻撃をかわし、黒いジンがキックを入れると、インパルスはたまらず吹き飛ばされる。
「・・・ん?あれか!」
アムロはユニウス7での戦闘光を確認すると、νガンダムを一気に加速させる。
84 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:40:33 ID:RmwLAjAb
「うわぁぁ!」
「シン!」
蹴り飛ばされたインパスルから今度はアスランのザクを攻撃対象としたテロリストは、ビームカービンを撃ちながら急接近する。
「此処で無残に散った命の嘆きを忘れ、打った者等と何故偽りの世界で笑うか!貴様等は!」
「なに!」
「軟弱なクラインの後継者にどもに騙されて、ザフトは変わってしまった!何故気付かぬかっ!」
「くっ」
アスランはテロリストの気迫のこもった攻撃に防戦一方だった。
「我等コーディネイターにとって、パトリック・ザラの執った道こそが、唯一正しきものと!何故気が付かぬ!」
「なにぃ!?ぐはぁ!」
アスランは父親の名前に動揺して、ジンのビームをまともに受けると、被弾したザクは真っ逆さまに大気圏に落ちていく。
ザクを仕留めた黒いジンは、今度はインパルスに向けて突撃する。
「我等のこの思い、今度こそナチュラル共にぃ!!」
「くっそっ・・・なんだ!?」
身構えるインパルスの横を、同じヘッドを持ったMSが高速で駆け抜けると、ビームサーベルを一閃してジンを軽々切って捨てる。
「なにをしている。大気との摩擦で燃え尽きるぞ!」
「え…」
自分のインパルスと良く似たMSを、訳がわからないと言った顔で見送るシン。
「なっ!なんだあれ?」
「離脱しろ!」
聞いた事の無い声の主は、そう言ってユニウス7へと消えた。
暫くあっけに取られていたシンだが、アスランの存在を思い出してインパルスを大気圏へと降下させる。
85 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:42:12 ID:RmwLAjAb
「くそっ…ここまでか…」
大気圏へと降下するユニウス7の地表でケーラは死を覚悟していた。
先ほど出合った正体不明のMS達は戦闘をしながら上空へと消えた。
アムロだと思ったMSも違ったらしい…救難信号を出してはいたが、こう電波障害の多い此処では、まして大気との摩擦で激しいプラズマを発生させている場所では見つけられるのは奇跡に近かった。
「・・ラ…ケー…ケーラ…」
その時通信機から聞き覚えのある声が飛び込んできた。
「これは!こちらケーラ!アムロ大尉ぃ!」
そうケーラが通信機に呼びかけた瞬間、死にかけた全天周モニターにνガンダムの姿が駆け抜ける。
「無事か!」
「はい!」
「脱出するぞ」
「はい、しかし自分のジェガンは自力で動きません!」
泣きそうな声で言うケーラだったが、心配ないとアムロはジェガンを抱きかかえ、メインバーニアを一気に臨海へと上げる。
ユニウス7はかなりの高度まで大気圏突入していたが、νガンダムのパワーはそんな事をものともせずに飛び上がる。
86 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:43:58 ID:RmwLAjAb
「降下シークエンス、ファイズ2」
ミネルバの航行管制オペレータがそう告げると、タリアはメイリンに残ったシンとアスランを探させる。
「インパルスと彼のザクは?」
「駄目です!位置特定できません!」
カガリは涙目でアスランの無事を祈っていた。
「アスラン!」
その時、索敵を行なっていたオペレータが素っ頓狂な声を上げる。
「あ、あれ?なんだぁ?」
「どうしたの!?」
タリアが何事?とオペレータに尋ねると、今度はメイリンが驚いた声を上げる。
「艦長!イン…パルス?…に良く似たモビルスーツの離脱を確認」
「なにを言ってるの?ふざけてないでちゃんと説明なさい」
タリアが子供をたしなめるような口調で言うと、メイリン等も?マークを頭に浮かべたように報告する。
「いっいえ、本当にインパルスと良く似たモビルスーツなん…ですが、識別信号ありません。照合、ありません。アンノウンです」
フーと一息ついてタリアが口を開く。
「現在我が艦はユニウス7の落下阻止が最重要作戦項目です。それに付随する障害のあるMSだけ検知。それ以外はインパルスと、アレックス君の搭乗するザクだけ捜索しなさい。わかった?」
「はっ、はい」
(とは言っても…気になるわね…インパルスの同系機かしら?でも何故突然この宙域に…?)
タリアはデュランダルに一瞬視線を移すと、オペレータ達の報告が入る。
「間もなくフェイズ3」
「艦長、砲を撃つにも限界です!」
「しかし、インパルスとザクの位置が!」
「特定出来ねば巻き込みかねません!」
飛び交う報告にカガリの顔が青ざめていく。
「アスラン…」
手を胸の位置で握り目を閉じて祈るカガリを一瞥して、タリアが意を決した。
「タンホイザー起動」
その命令にメイリン達がザワリとすると、タリアが命令の捕捉を加える。
「さっきも言ったように、ユニウス7落下阻止は何があってもやり遂げねばならない任務だわ。照準、右舷前方構造体」
そのもっともなタリアの言葉に、カガリの拳がいっそう強く握られる。
(う…アスラン)
「タンホイザー照準。右舷構造体」
オペレータがタリアの命令を復唱すると、タリアの発射命令がブリッジに響く。
「てぇぇぇっ!!」
陽電子破砕砲の光が艦首より放たれると、真っ赤に発光するユニウス7の右側が輝き、大爆発を起こすと『ドガァァァ』とバラバラに崩れた。
87 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:47:23 ID:RmwLAjAb
大爆発を起こしているユニウス7の下方で、シンはアスランを探しながら大気圏降下シークエンスを進めていた。
「突入角度調整。排熱システムオールグリーン。自動姿勢制御システムオン。ECSニュートラルへ。…あの人は?あ!」
シンはアスランを見つけが、アスランのザクはかなりの速度で降下していた。
「くっ!損傷のせいか?右足の温度上昇が早い!行けるか?」
ミネルバは何度目かのタンホーザーを発射していた。
「てぇぇ!」
『ドガァァァ』と音を立てて爆発し、どんどんと割れていくユニウス7は、流星と化して大気摩擦で燃えていく。
中には燃え尽きないものもあるが、当初と比べるとその数は激減していた。
「フェイズ3、突入しました」
ミネルバは破砕作業を止め、今度は大気圏突入に備えて艦の角度調整をしはじめた。
「艦長、空力制御が可能になりました」
「主翼展開します。操艦、慌てるな」
「主翼展開します。大気圏内推力へ」
タリアは命令に復唱する航行管制官の声を聞いて、メイリンにインパルス等の捜索再開の指示を出す。
「通信、センサーの状況は?」
「駄目です。破片落下の影響で電波状態が…」
「レーザーでも熱センサーでもいいわ、インパルスとザクを探して」
「あぁ…」
青ざめたカガリの横で、アーサーが無神経な質問をタリアに投げかける。
「彼等も無事に降下していると?」
カガリはキッっとアーサーを睨むが、彼に文句を言っても仕方が無い。と再び目を瞑り祈る。
(アーサー…)
タリアはフゥとため息をつき、無神経な副長の質問に答える。
「平気でタンホイザーを撃っておいて、何を今さらと思うかもしれないけど…信じたいわ」
むろんタリアも可能性が高いとは思っていない。インパルスには大気圏突入能力があるが、あの戦闘状況の中、無事に突入できる可能性は低いと考えるのが普通だ。
しかもアスランのザクには突入能力は無いのだ。
無事に突入していたとしても、タンホイザーの直撃を受ければ終わりだし、破砕したユニウス7の残骸に当たればそれでも終わりである。
しかし人の心情として、捜索は最後の最後まで、結果が解るまでするのが心配している者への配慮である。
だが、タリアは本当にどこかで彼等を信じていた。
確信も信ずるに値する確証も無いが、自分の部下でエリートの称号『赤』を着ているシン、一線を退いているとはいえヤキンの英雄であるアスラン、彼等が簡単に死ぬはずは無いと…
88 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:49:23 ID:RmwLAjAb
「クッ…やはりブースターがなければ大気圏は!」
「アスランさん!」
「シン、君か!?」
真っ赤に燃え上がるザクは爆散寸前であったが、アスランの必死の姿勢制御で何とか今までもっていた。
「待っててください、今…」
シンはインパルスで少しでも減速しようとザクの手を握り、ブースターを臨海まで引き上げる。
「よせ!いくらインパルスのスラスターでも二機分の落下エネルギーは…!うっ!」
ザクの制御できていない右足部分が摩擦熱で引き千切られ、二機の上方で爆発を起こす。
「どうして貴方は、いつもそんな事ばかり言うんですか!」
「じゃあ何を言えばいいんだ」
「俺を助けろこの野郎!とか…」
「フッ、その方がいいのか?」
「…いえ、ただの例えです…」
緊張感の無いシンの言葉に苦笑するアスランだったが、死ぬかもしれない時にこんな言葉を発するシンを少し逞しく思う。
(案外大物なのかな…)
89 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:50:42 ID:RmwLAjAb
「センサーに反応!七時の方向!距離400!これは…」
目を皿のようにしていたレーダー管制官のバートが何かを発見した。
「あっ!」
その声にカガリの顔が輝き、声を上げる。
「インパルス…いや…?」
うーんとセンサー系のパネルとにらめっこをしているバートは判断に迷っていた。
この流星雨の中、反応した物体を見極めるのは至極困難な状況であった。
「光学映像、出せる?」
うーん、うーんと悩んでるバートをしり目にタリアがメイリンに指示を出すと、少し計器を操作して行けますとメイリンが光学映像を出す。
『うおぉぉぉ!』
その瞬間、ミネルバのブリッジクルーが歓喜の雄叫びを上げる。
「ザクも無事だ!」
アーサーが信じられないと言った声を上げると、その横でカガリが涙を流しながらアスランの名を呼ぶ。
「あぁぁ、アスラン…」
その光景を一目見てタリアがアーサーに指示を出す。
「アーサー、発光信号で合図を」
「はっ!」
「マリク、艦を寄せて。早く捕まえないと、あれじゃいずれ二機とも燃え尽きるか、海面に激突よ」
ミネルバの艦姿勢制御ブースターが火を噴いて艦の向きを変え、インパルスとザクの真下へと針路を変える。
『あ!』
ミネルバを捕捉したシンとアスランの二人は同時に声を上げた
「インパルス、ザク、着艦」
メイリンが嬉々とした声でタリアに報告を入れると、タリアはフゥと一息ついて、ご苦労様と皆に労いの言葉をかけた。
90 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/19(日) 23:54:29 ID:RmwLAjAb
その頃、ラー・カイラム艦内では帰還したアムロを交えて艦隊会議を行なっていた。
「なんだって!?じゃあ我々は今別の世界にいると言うのか?アムロ」
ブライトはラー・カイラムの艦長室で、各艦の艦長、副長、作戦参謀を交えて極秘に話し合いをしていた。
事が事だけに、アムロの提案で始った会議だが、あまりの突拍子も無いアムロの言葉に言葉を無くす各人、唯一ブライトだけが言葉を発したのである。
「ああ、確証は無いが確信は持てる。現在我々は我々の住む世界とは別のベクトル…パラレルワールド…とでも言うのか、つまり違う世界に迷い込んだと思う」
「…そんな、三流SF小説じゃあるまいし」
ラー・ケイムの艦長がもっともな意見を述べるが、ブライトはアムロの意見を完全否定は出来なかった。
アムロは優れたニュータイプである。
事実アムロのニュータイプ能力に助けられた事は何度もあるし、その他のニュータイプを真直で何度も見て経験してきたブライトだからこそそう思えるのだろう。
「…確証は無いんだな?」
「ああ」
「なら調査するしかないな…」
「ブライト艦長は信じるんですか?」
「アムロがそう感じるなら事実なんだろう、実際あの地球に落下した隕石は我々の世界には無い代物だ。だが確証も無しに艦隊を動かす事は出来ん。
ラー・カイラムとカイム、ケイム、エイムは暗礁区域まで後退して現状待機、チェダーにて調査を行なう。ネオ・ジオンがあの部隊だけ一緒に来た、とは言えんからな。
アムロ、モビルスーツ隊の編成は任せる」
「了解した」
「各人混乱を避けるため、この会議の内容が主要な人物意外に広まる事は無いよう厳重に管理せよ。以上」
会議が終わり、各艦長、参謀は各艦へと戻っていった。
アムロと二人きりになったブライトは、共に戦場を駆け抜ける信頼する戦友だからこそ吐ける不安を口にする。
「アムロ、さっき言った事。信じない訳じゃないが、実際そうだとしたら我々はどうしたら元の世界に戻れる?」
少し考えて、アムロは先ほど各人に言った事とは別の言い方をブライトに投げかける。
「俺が感じた感覚はさっき言ったな?」
「ああ、何か別の世界に飛ばされる感覚だろ?」
「そうだ、だが、どうも俺には世界ごと飛ばされたように感じるんだ」
「世界ごと?」
「…ん、言葉で表現するのは難しいんだが、どうもニュータイプの感覚が増大している様な感じがする。この世界でもシャアの存在は感じるし、…カミーユ、彼の存在も感じる。
勿論気のせいと言われればそれまでなんだがな…だがさっきケーラを救出した時に見たモビルスーツ、俺は見た事が無い。νガンダムの機体照合にも引っかからなかった」
「カミーユ…?そうか、ガンダムか…確かに先ほど地球へと落下した隕石と共に、降下した戦艦を捕捉したが、我々の世界の物ではない気がした。実際どの時代の戦艦とも照合しなかったのだが…」
ブライトが腕組みをして考え込む。
「兎に角調査をしてみない事にはハッキリした事は解らないんだ。コロニーの位置も変わっちまってる。ロンデニオンがこの世界に来ていれば、もっとちゃんとした原因究明もできるだろ?」
「そうだな…」
「…編成表、後で提出しておく」
「ああ…」
そう言いながら艦長室を出て行くアムロの背を見ながら、ブライトはハァとため息をつき、地球に残してきたミライ等家族の心配をする。
(ミライ、ハサウェイ、チェイミー、お前たちもこの世界に来ているのか?)
宇宙は先ほどの戦闘や、隕石落下の騒ぎが嘘のように、静けさを取り戻していた。
つづく
投下終わりですか?
GJ!
これから二つの世界がどう一つになったのかが明かされていくわけですね
wktkしながら待ってますよ
投下乙
…ただ、ブライトキャプテンの娘の名はチェイミーでなくチェーミンだったような気が
GJ!
たしかにチェーミンだな
GJ!
ロンド・ベルに配属されていたクラップ級の名前ですが、wikiでも交錯してるようで…
ラー・ザイム、ラー・エルム、ラー・チャター
の場合と
ラー・カイム、ラー・ケイム、ラー・チャター
の2種類の表記になってます…
これはもう気になさらずに進められたほうがよろしいかと。
後、ブライトの娘の名前はチェーミンです。
多分、後記が正しいかと。
前記のほうは確かベルトーチカ・チルドレンだな
オーストラリアにクレーターはあるのか?
UC世界かどうかはコレで一発で見分けがつく。
ジュドー in CE
応援してるぜ〜
作品はありがたいが変なの沸くからsageてほしいな
ただでさえクロススレが乱立してて、それに過剰反応してる輩がいるし
ハマーン(ネオ・ジオン)も来たのか?
第2話 変わりゆく未来
ユニウスセブンが地球に落ちる前になんとか破壊したい。その一心でジュール隊の隊長イザーク.ジュールは奮戦していた。
「こぉの…テロリスト共!!よりによって、ザフトのジンに乗りやがってぇ!!」
イザークはプラントの人間が乗っているかもしれない事に憤りを感じ、かつての仲間のアスラン
現在は部下だが、何よりも信頼出来る仲間のディアッカとの連携でほとんどのテロリストを墜していった。
イザークはとりあえず一通りの敵を倒したのを確認し
「おい!ディアッカ!アスラン!早く作業を終わらせろよ!俺はまだ戦闘中の新型の援護に行く!」
『了解だぜ!隊長さん』
『イザーク、仮にも新型だ。気を付けろよ』
イザークはニヤっと笑い誇らしげに言った。
「ふん!誰に向かって言っている?」
アスランはフッと笑って
『そうだな。いらぬ心配だな』
と言って作業に取り掛かった。
イザークが、インパルスやルナマリア機のザクの元に着いた時に
見慣れぬ機体があった。その見慣れぬ機体はカオスと交戦していた。
「なんだあれは!?あれもザフトの新型か?状況からして敵ではなさそうだが…ならばこっちだ!」
イザークは、ガイアと交戦中のルナマリア機のザクの援護に向かった。
インパルスはアビスと交戦していたが見る限り、五分だった。
ルナマリア機は被弾していて、押され気味だったからだ。
「おい!そこのザク下がれ!こいつは俺がやる!」
イザークはザクに通信を入れるとガイアに切りかかった。
『!?コイツ!邪魔するな!』
ガイアのパイロット、ステラ.ルーシェは相手の攻撃を回避すると、お返しとばかりにビームサーベルで反撃した。
「そんな攻撃などくらうか!!」
と、攻撃をかわし際に相手のビームサーベルを持った腕部を切り落とした。返しの刀で胴体を切ろうとしたが、違う方向からビームが襲ってきた。
「なにぃ!?」
それを寸での所でかわして距離をとった。
ルナマリアはそれを見ていて、感嘆の意をこぼした。
「…すごい、これがヤキンを生き残ったパイロットなの!?」
アビスがガイアに近づき通信を入れた。
『ステラ、戻るぞ!ネオが撤退だってさ』
「…ネオが?…うん。戻る」
ガイア、アビス、カオスの3機は戦線を離脱していった。カオスはかなりボロボロになっていた様だった。
相手が撤退していくのを見たイザークは
「ふん、腰抜けが!」
と悪態をつき、ユニウスセブンの破壊作業に戻ろうとした時、
先ほどの見知らぬ機体が高速で通り過ぎて行った。
あの機体がなんなのか気になったイザークは近くにいたルナマリア機に通信を入れた。
「おい!あの見慣れぬ機体は何だ?」
『…え?あ!あの機体の事ですね!急に戦闘に紛れ混んで来て、
「あれを破壊しようとしてる人達の邪魔するな」
って私達に協力してくれたんです!ザフトではないみたいですけど…多分、敵ではないと思います…」
「…わかった。貴様はミネルバに戻れ。その状態じゃまともに作業も出来んだろう」
と言って、イザークは落ちていくユニウスセブンに向かった。
それを黙って見送ったルナマリアは
(ジュール隊長…か、意外と良い男かもね)
とか思ってた。
イザークはユニウスセブンに向かいながら
(…あの機体、ザフトの物じゃ無いらしい…か)
'あの機体'の事を考えていた。
つづく
104 :
???:2006/11/20(月) 23:31:42 ID:???
うおっGJ!!
イザークがメインの話ですね!ルナイザフラグも立ちそうだしWW
今後も密かに応援しとります!
105 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/22(水) 00:52:22 ID:8/Nz4QBf
Z,ZZ
念の為保守
107 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/24(金) 20:58:31 ID:Iy7m455Q
ハロ
108 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/24(金) 22:12:15 ID:bFIs7ClD
「この放送をご覧になっている方々に、プラントを代表して私、ギルバート・デュランダルがメッセージを遅らせていただきます。
ユニウス7の地球への墜落、この未曾有の出来事を、我々プラントもまた沈痛な思いで受け止めております。
信じがたいこの各地の惨状に、私もまた言葉もありません」
ユニウス7が流星雨となり、地球に甚大なる被害をもたらした数日後、デュランダル議長はプラントへと戻り、全世界へ向けて緊急放送を送っていた。
「受けた傷は深く、また悲しみは果ての無いものと思いますが、でもどうか地球の友人達よ、この絶望の今日から立ち上がって下さい。
皆さんの想像を絶する苦難を前に、我等もまた援助の手を惜しみません」
後にブレイク・ザ・ワールドと呼ばれたこの事件を発端に、世界はまたもや大きく割れ、愚かな世界大戦へと突入していく。
そして、突然に重なった二つの世界は、巨大な戦乱の渦をおこして荒れ狂う極大戦争へと発展していく事になる。
109 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/24(金) 22:13:48 ID:bFIs7ClD
ここで時は少し遡り、ユニウス7墜落から数時間後。
L2宙域にて、シャア・アズナブルを乗せたシャトルは宇宙空間を漂っていた。
メインスラスターをやられたのか、静かに宇宙を流されてる。
「機長、まだ回復しないのか?」
ブロンドの女性がシャトルのコックピットに来て機長に尋ねた。ナナイ・ミゲルである。
「駄目ですね…先程の衝撃で、推進系のコンピュータがダウンして回復しないんです。他は回復して、損傷も見られないので一時的だとは思いますが…」
「そうか…艦隊の捕捉も出来ないのだな?」
「それもダメです。現在位置も掴めません」
110 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/24(金) 22:15:01 ID:bFIs7ClD
シャア達を乗せたシャトルは、レズン部隊の陽動作戦が開始された直後にスイートウォーターに向けて飛びたって少し、いきなり物凄い衝撃を受けてシャトルの生命維持装置を除く全てのシステムがダウンしてしまったのである。
時間の経過と共に徐々に回復していったのだが、どうしても推進系のシステムだけが回復しなかった。
「わかった。スラスターの回復が出来次第艦隊へ通信を入れてくれ」
「はっ…」
不安げに機長が返事をする。
(しかし…いったいどういう事だ?スイートウォーターでは我々を捕捉していたはずだ。我々の異常を解ってて救援をよこさない?ばかな…)
ナナイそんな考えを巡らせながら、席に戻るとシャアに現状報告しようと話し掛けた。
「大佐、システムは徐々に回復しています。もう暫くしたら発進できるでしょう」
「………」
「大佐?」
「…ん?ああ、すまない。少し考え事をしていたものでね。だが…おそらく発進は出来んな。その代わり、迎えが来そうだ」
「は…?」
ナナイがシャアの言葉の意味を理解できずに、燻す傾げな顔でシャアの顔を見る。
「あ…あの、大佐?」
ナナイが不思議がっているが無理も無い。
シャトルは敵に捕捉されるのを防ぐために、救難信号を出してはいなかった。
ミノフスキー粒子濃度の濃い航路を選び、わざわざ陽動まで掛け、しかもこのシャトルはステルス処理までされているのだ。
(迎え…?味方が来るのか?)
ナナイは自分の知らない段取りを、シャアが内密にしているのかと疑問に思う。
「大佐…私の知らない所でどなたかと緊急時の打ち合わせでも?」
「………」
ナナイが問うが、シャアは黙って目を瞑り、何かを探すような感じで首をゆっくり巡らす。
「やはり…ハマーンか…」
一言そう言うと、シャアは険しい顔つきになり窓の外の虚空を見つめていた。
111 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/24(金) 22:16:03 ID:bFIs7ClD
投下終了
つづく
GJ!!
一番乗りかな??
GJ!
シャアの最後のセリフ「ハマーンか・・・」
ハマーン!?
GJ!
あああ1番とられたあああ
>スイートウォーター
スウィートウォーターと表記されている場合が多いようです
まあ、難癖に近いレベルですが。
余談ですが、バイストン・ウェル物語などではスウィーウィドー等の表記で地名(といっていいのか…)として
使われる事も…禿御大お気に入りのフレーズなんでしょうか?
>>113 CCA御一行とは別口でZZ御一行も来てるんじゃね?
>>115 ハマーンはZにも出演してるからZ勢かもしれないんだぜ?
これでCDAから来てるようなことがあれったら、さすがの大佐も詰んでたなw
「ここのSS職人達は化け物か!?」
『シャア!?貴様も読んでいたのか!』
「アムロ、こんな素晴らしいスレを私が見逃すわけないだろう」
『くそっ!さすがシャアだ!』
お二方GJ!!!
>>117 そこで裏をかいて「アクシズのハマーンさん」からですよ
120 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/26(日) 03:14:02 ID:gIuC9LxF
吾
あくしずなハマーンだったら萌え
個人的には、ジュドーと決着後の素直(?)なハマーンが見たかったり
123 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/27(月) 23:14:29 ID:Gh+og+F5
シャアがハマーンと接触をしようとしている時、次元干渉で意識を失っていたカミーユ・ビダンが地表で目を覚まそうとしていた。
「う…っ………うぅ……ここは…?」
「お目を覚まされたのですね?」
「…俺は…死んだの…か…?」
「いいえ、貴方は生きてますし、ここは地下シェルターの中ですから、何も心配はいりませんわ」
「ラクス、彼が目を覚ましたの?」
「…ラ…クス…?」
カミーユはキラとラクスの会話を耳にしながら、朦朧とする意識を徐々に回復させ、現在状況を分析しようと必死に思考をめぐらせようとしていた。
(…俺は…確か戦っていた…ハズだ…コロニーレーザーをゼータで守って…地下シェルター?…ゼータは!?)
カミーユはガバッと一気に起き上がるが、突然起きたので軽い貧血を起こし、倒れ込んでしまった。
床に落ちそうになるカミーユを、キラが寸前で支える。
「大丈夫ですか!?無理をしない方が…」
「君は?」
「僕はキラ・ヤマトといいます。さあ、まだ横になってた方がいい。身体に異常はなさそうだけど、ちゃんと検査した訳じゃないから…」
カミーユはまだ良く動かない身体を横たえると、現在の自分の置かれている状況を聞こうとキラに尋ねる。
「すまない…一つ聞きたいんだが、ここは何処なんだ?俺はゼータに乗ってそらで戦ってたんだ。地下シェルターって?」
カミーユの問いに、それまで警戒しながら黙って見ていたアンドリュー・バルトフェルトが口を開く。
「ここはオーブ領内にある地下核シェルターさ。海岸に打ち上げられたお前さんを、ラクスが見つけて此処へ運び込んだ。
そのままだと隕石にやられちまうからな。それより…パイロットスーツを着ている所を見ると、お前さん軍人のようだが…オーブの軍人…じゃあないよな…地球連合のパイロットか?
…それとも、俺の知らない間にザフトに新しい部隊でも出来た…訳でもなそうだが?」
124 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/27(月) 23:16:55 ID:Gh+og+F5
最初バルトフェルトは、ラクスがカミーユをシェルターに運び込むと言う事に反対をしていた。
波打ち際でたたずむキラをラクスが迎えに行く途中、海岸で彼を発見したと言ったが、見た事も無いパイロットスーツを来た男が、突然何の前触れも無く海岸で行き倒れていたのである。
ユニウス7が落下してくるという時に、パイロットスーツで行き倒れている。しかも、前大戦の立役者となったラクス・クラインの居る屋敷の前でだ。
だが、どうしても助けると言うラクスに、キラまでが賛同して頼まれては、人道的配慮からして突っぱねる事は出来なかった。
仕方無しにシェルターに運び込んだが、カミーユに対して話をしている今も警戒はしている。
ポケットの中で手にしている拳銃のセーフティは外してあった。
(…なんだ?…いったい何を言ってる?オーブ?地球連合?ザフトだって?)
125 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/27(月) 23:19:00 ID:Gh+og+F5
カミーユも又、警戒していた。
ラクスやキラ、それと一緒に居る子供たちは別としても、今自分の質問に質問で返してきた男。
それとその横で背中を向けてる女性からは殺気にも似た警戒心をカミーユは感じていた。
(…敵?…には見えないけど…それに、ゼータに乗って宇宙で戦ってたはずなのに、強い衝撃に見舞われた瞬間意識を失って
…気が付いたら地下シェルターの中だなんて…なにがなんだが解らない…兎に角情報が欲しいな…)
カミーユは自分の事をぼやかしながらバルトフェルトに質問を続ようと思い身体を起こそうとすると、起き上がろうとするカミーユをラクスが支えようと近づいた。
が、バルトフェルトはそれを制しながらカミーユを横たえさせる。
何かに気づいてカミーユの表情が険しくなる。
「…わかるよな?今こんな状況だから拘束はしていないが、君が何者で、何の任務であそこにいたのか、それをはっきりさせて貰わなければ、君を自由に「そのポケットの銃で俺を撃つって言うんだろ?」させ…!?…フッ…まあ、解ってるなら話しは早いね」
バルトフェルトは一瞬驚いたが、訓練された兵士なら当然自分の行動は解ってると理解して、銃をポケットから出してカミーユに再度質問をしようとした時、流星と化したユニウス7の破片が地表に激突し、轟音と共にシェルターを大きく揺らして電気が消えた。
126 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/27(月) 23:20:58 ID:Gh+og+F5
『うわぁぁぁぁん』
バキッ!ドスン!ガシッ!
子供達が泣き出し、何かを殴る音が聞こえた次の瞬間、非常等が赤くシェルター内を照らした。
「チィッ!」
「バルトフェルトさん!」
『わぁぁぁん』
「動くな!」
見るとカミーユはラクスを盾にキラ達に向けて銃を突きつけていた。
「ラクス!!」
電気が消えた瞬間、カミーユはバルトフェルトを殴り飛ばし、背を向けてた女性、マリュー・ラミアスが拳銃を構えるより早く鍛えた空手の手刀で拳銃を叩き落すと、即座に拾いラクスを盾に銃を突きつけたのである。
カミーユが一瞬でそこまでやれたのは、幾つもの死線を潜り抜けて来たたまものであろう。
キラがラクスを助ける為、動こうとした所をカミーユが制す。
「死にたくなければ動くな!お前だけじゃなく子供達まで死ぬぞ!」
『うわぁぁぁぁぁぁん』
非道な言葉を吐くカミーユだが、自分がどうして此処に居て、何が起こってるのかも解らず、自分の存在自体がこの世界のものではないと言う感覚が、カミーユを酷く焦らせていた。
それに加え、バルトフェルトのやり方もカミーユには悪かった。
昔カミーユがティターンズに拘束された時の感覚も蘇らせてしまったのである。
「…お前こそそんな事をして…助けてくれた恩を仇で返そうって気か?」
バルトフェルトが口を切って出た血を拭いながら吐き捨てるように言う。
「俺だってこんな事はしたくない。だが、こんな物で押さえつけようとしてくる人間はいけ好かないんだよ!」
127 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/27(月) 23:22:40 ID:Gh+og+F5
「…あのぅ…」
それまでキョトンとした表情でカミーユに抱き掴まれているラクスが口を開いた。
「……?」
「詩を…歌っても良いですか?」
「……ぇ?」
「子供達が泣いてますわ」
そう言ってニッコリと微笑むラクスを見て、カミーユもバルトフェルトもその場で緊張の極限にいた者たちが、全員ハトが豆鉄砲を食らったような顔をして動きを止めると、おもむろにラクスは詩を歌いだした。
「こんなに冷たい帳の深くで…♪」
バルトフェルトはフゥと小さく息を吐くと、手をあげてカミーユに笑いかけると目を瞑りラクスの歌に耳を傾ける仕草をした。
「貴方は一人で眠ってる…♪」
カミーユも、ラクスを拘束しながら銃こそ離さなかったが、ラクスの歌に耳を傾けた。
いつしか子供達も泣き止み、歌が終る頃には酷く振動を繰り返していたシェルター内も静けさを取り戻していた。
「Fields of hope♪」
「…貴方も怖いのですね?…ですが、どうか銃を収めて下さい。…私達は、分かり合えますわ」
ニッコリ微笑みながらそう言うラクスに、すっかり毒気を抜かれたカミーユはフゥ…とため息を一息ついて銃を降ろす。
バルトフェルトもマリューもキラも、身構えるのを止めてカミーユを見ると、ラクスが顔を赤らめもう一つ口を開く。
「………あの…手を…」
カミーユは後ろからラクスを抱きしめるように拘束していたが、どうやら手で胸を鷲掴みにしていたようだ。
「…え?…あっ……………ごめん」
そう言うとラクスから慌てて離れ、銃も捨てる。
キラが駆け寄り、カミーユを一瞬睨んでラクスの肩を抱いて離れる。
(あぁ…彼の彼女だったんだ…ファは何処に居るんだろう…)
そんな思いをめぐらせるカミーユにバルトフェルトが近づいてきて一言。
「すまなかったな、少年。私はアンドリュー・バルトフェルトだ。さて…まだ暫くはこの面子でシェルター篭りだ。うちのお姫さんの言う通り、分かり合おうじないの」
「僕はカミーユ・ビダンです。僕の方こそ済みませんでした」
ラクスの歌と、天然御馬鹿な発言で少しだけ和んだ雰囲気に、カミーユの焦りも少しだけ収まり余裕もでたのか、
(……やわらかくて、結構大きいんだな…)
などど、不謹慎な事を考えてしまい、そんな自分をハレンチな奴だと思った。
どんどんと重なり始める別々の世界どうし、混迷した世界は、何処へ向かうのだろう…
つづく
128 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/27(月) 23:24:16 ID:dyufwXpT
GJ
>>127 本当に混迷してんな・・・
今回もGJ!
誰がどういう決断をし、どう変わっていくのか
楽しみにさせていただきます
130 :
GUNDAMSEED -To the world of innovation-:2006/11/27(月) 23:32:14 ID:cOqAYFVZ
バルトフェルドの名前間違えた…
乙です
Ζ終盤だってのは分かるけど、どの時点かによって出てくるキャラに大幅な違いが出てくるな
物凄い勢いで死んでったからねぇ…ジェリド、レコア、カツ、ヘンケン艦長、エマ中尉
…後誰だっけ?コロニーレーザー発射前ならティターンズの艦隊も来てるだろうし、シロッコも当然いる。
物凄い事になりそうだな、この話。さらにこの上にΖΖのネェル・アーガマ隊が控えてるし、ハマーンのネオジオンの
他に場合によってはグレミー軍…ホンマに大丈夫かいな(´・ω・`)
>>130 ひょっとして…sage方知らないとか?
とにかく物凄い混乱した話になるでしょうがガンガレ
でもいくらなんでもカミーユが乱暴すぎて違和感だな
子供とか女を人質とかとるのって一番嫌そうな感じなのに
いくらキレル少年でも
ふと女みたいな名前だなって誰かが茶化したらぶん殴るなら解るがな。
初期はともかく最終話近くだと違和感ありまくりだな
カミーユはラクスたちの考え方と一番感情的に非難しそうだな
遊びで戦争やっているラクシズと
真面目に戦争やっていたカミーユじゃ対立関係にしかならないな
カミーユ:最終話近くにファに未来にやることがあるとのこと、その後精神崩壊
ラクス、キラ:最終話で一時の感情で戦場荒らす、その後ニート
ガンダムだけのスパロボかGジェネみたいになってきてるな
140 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/29(水) 17:11:55 ID:Tph0bW6+
URYyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy
yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy
yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy
yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy
yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy
yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyあげ
ちょっと早いけど保守
143 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/03(日) 23:05:27 ID:ACuwQUTs
qwertyuiop@[asdfghjkl;:]zxcvbnm,./\1234567890-^\\[:/]\^@;.-pl,0okm9ijn8uhbygvtfcrdxeszwaqqazwsxedcrfvtgbyhnujmik,ol.p;/@:\[]
144 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/04(月) 19:43:07 ID:zWkV6m+6
穂種
145 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/06(水) 16:08:34 ID:jECjqKXm
zqawsxedcrftvgbyhunjmiko,lp.;@/:aqzwsxedcrfvtgbyhnujmiko,lkmijnuhgbyftvcrdftvgbyuhnjimnuhgbyvftcrvgbyuhnjimn
fcgvj,jfj,hfukygjdltjgzdgk/dzlgijdzl.j.;gkz/dopg;dotjhp:zdrkgprouhtjho;egd;jgdzijgb/d
dgoihd:g;jmzd/hibjdhbj;dzof;jgserjg/;RJOgpOSJERG_SOJRE`OEJgho`JRhojrhojtxzojhsro;ptjh;djthd;theroudrljh/siprdu
d/ih\;douh\zderpdjz;ijhdjhdourhojhpirgdlnjbl;fjgjg;sg;gj\;sfjkgjdfgjd;gjdzjgg:dzx
gj/digj/xodjhd\;otjh/d;xojuh/;zdjh/o;zguor/ugj;ojhzpemzijr/gjgozjg/;pzjidr;g
goidrgh/.zeihg/oizsru/gjzehogjdzrilj/dzrjhgpzordjizhrpojhzopeirupzo/etjrh:peozrtj;g
hoizh/edtoijugh/zdorjkhpojr/ioudr/ozhdrg/oizhrpoguj/;orug/zohrgidzfkjgclhds46udotjhzpd:orjhd;rou9
por5tyj:sreop5yuero5jyu:pro5yrkzhodr;d5guhs85eo4ju3p2038oxrjtu;hprtjut\@:oyrji:pojh/rxpuyhxtojh
zo;xtyiez/;uyz/e@ei5j;y96s5pyouxp5toyuxr95uft6pyir;
サラミス級巡洋艦ウネビは一年戦争下において建造された主力兵器である
19世紀に消息不明になった巡洋艦と同じ名前を持つこのフネもやはり呪われていた。
当時最新鋭MSであったジェガンを受領しコロニーの軍港から出撃したっきり行方を絶ったからだ
前年に終結した第二次ネオジオン戦争の前から軍艦は散々沈みまくっていたので
地球連邦軍上層部は取るに足らない事故による喪失と判断して資料の山に埋まった。
謎の閃光に巻き込まれてしまった乗員はパニくっていた
通信は途切れミノフスキー粒子も全く探知できないため艦橋スタッフが泡を食っている時に
ガムをクチャクチャ噛みながら艦長にタメ口を放つ腕だけ達者なパイロット
のトルク中尉が艦内飲酒を咎められて艦長の前に引き出されてきた
「MSもあるんだし適当な民間船を捕まえて状況吐かせれば(クチャクチャ)」
と言うことで大西洋汽船所有の後ろ暗いことをしてビクビクしていた貨物船サンタバーバラ号は拿捕された
「フネは渡すから命だけは助けてくれ!」
と懇願するばかりで状況が見えないので拷問をちらつかせながら尋問したり
艦内の資料を頂いたりして状況把握に努めた結果このコズミックイラ世界の
状況が切迫している事に気が付いた。サンタバーバラ号はテロリストの保有する
ジン・ハイマニューバ2型とコロニーを地球に落とす為のフレアモーターを運んでいたからだ
連合軍にもザフトとも協議している時間は無い。待っていたらユニウスセブンが地球に落下する
腐っても地球連邦軍の一員なので「ジムのが良かった!」と喚きながらジェガンの整備に励む。
「トルク中尉、連合のやつらにあったらどうするので?」
「バッキャロウ!(クチャクチャ)連合だろうがザフトだろうが片っ端から
やっちまえばええんや!(クチャクチャ)」
出撃する時でもガムと音楽プレーヤーは忘れない男である。
「それじゃいっちょうやったるか!!ミュージックスタート」
それからすぐに三番機まで発進した
10分後
隊長の音楽選びのセンスは宇宙一最悪だなーと毎度の事ながら3番機のジェガン
のパイロットは確信していた時に隕石の間からジン二型は奇襲を仕掛けてきた
「このおおこしゃくな!」
ちなみにこのジンのパイロット、トルク中尉を攻撃した事が今生の後悔になる
「あっ!」
「死ねや!」
その刹那ジンはビームサーベルで両断されて爆発四散。
ジェガンの性能はハッタリでは無く良好だったためか二番機3番機も
ジンの七面鳥狩りを続けている所にミノ粉が撒かれていないため快調な無線が鳴り響いた。
「遊んでないで早くフレアモーターを探せ。」
「(クチャクチャ)分かってますよ艦長(クチャクチャニヤニヤ)」
絶対忘れてたろ!と言うのは明らかだった。
「的が小さくてオモロくない(クチャクチャ)」とか艦内スピーカーに響いているため
ウネビに拉致されたサンタバーバラ号船長は「連合軍の規律も終わった」などと
自分のやった事を棚に上げて嘆いていた。
15分後
「一応全部破壊したと思う(クチャクチャ)」
「よくやった。」と口では言うが副長もトルク中尉をあまり好きではなかったため
ロクな反応を返さない。
かくしてユニウスセブン落下は阻止された
続くかどうかはワカラン
間違っても続きを書こうなんて馬鹿な気を起こさないでね、僕ちゃん。
>>145 あれか?
近藤版Zに出てたティターンズのグラサンパイロットか?
保守
保守
最早ぐだぐだね…
>>149 いたねーそんなの。
当時なんで名無しのオリキャラがこんなに強いのか理解に苦しんだ。
ネームドキャラと絡むわけでもなくやられるし
保守
155 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/21(木) 22:47:12 ID:aqGAwZ0t
保守
保守
157 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/24(日) 03:36:01 ID:SrHqbgbh
結局批判大好きのくそガキのおかげで良スレもすたれるのな
何が楽しいんだ?
こういうガキって
158 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/24(日) 03:53:15 ID:SrHqbgbh
批判するなら自分が書けよ
批判厨
うはwwwwwwwww ちょwwww酷すぎる自演を見たwwwwwwwwwwww
これは・・・
「「結局批判大好きのくそガキのおかげで良スレもすたれるのな 」」
これなんて日本語?
うわwwwwこれは酷いwwww
何故人は自演しなければならないのか?
坊やだからさ。
165 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/28(木) 22:12:46 ID:iJUt48Qk
まて これは孔明の罠だ
シルバースキン→銀コンドーム→銀魂→ブラボー!
銀様(;´Д`) '`ハァハァ‥
168 :
通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 14:47:01 ID:AoIFK6Fn
あ
169 :
通常の名無しさんの3倍:2007/01/02(火) 15:46:36 ID:GLr2NJGh
げ
取りあえず、漏れは思うが地球連合は地球連邦に科学力と軍事力の差で敗北すると思うぜ。
プラスずるさもね。
人材の層の厚さもダンチだからな。
なんだかんだで連邦には優秀な人間が揃ってる。
ザフトはネオ・ジオンの第4世代MSの圧倒的な性能の前にあっという間にまけるぜ?
ラクシズとオーブは連邦の歴代ガンダム4機か5機で事足りるよ。
νガンダムやZZとZの超高性能に手も足もデンだろう。
CEのドムはνに踏み台にされるべきだろ。
それにC・Eのザクやダガータイプやアストレイはジェガンやギラ・ドーガで十分殲滅できる。
>>172 国力が連邦の1/30なのを考えたらジオンって優秀な人多いよな。
CEのニセ三連星は本家の名誉のためにもアムロのνに瞬殺していただきたい。
連邦は優秀さよりは物量による力押しだろ
ジオンは1/30の差を外道な作戦で補っただけで優秀だったらレビル逃がさないよ
本家はビームうったら3機一気に撃墜だがな
本家は専門はシップキラーであって、MS戦の経験は無かったから仕方ないよ。
最初は連邦のMSはガンダムやガンキャノンとかのWBに積まれてたのぐらいだしな。最初のMS戦の相手が戦艦の主砲並のライフルを背負ったガンダムじゃ分が悪い
マシンガン装備機相手だったら先頭のガイアが後2機の弾避けになってくれて逆に良い気がする。
馬鹿もん!!本家はライフル相手の時、どんな戦い方だったかよっく思い出せ!!当てられなかったじゃないか、アムロは!
180 :
通常の名無しさんの3倍:2007/01/14(日) 13:56:26 ID:koCAzArz
質量を持たぬ残像だと!?
シャラァ…
>>179 Gアーマーがないとアムロはドムに追いつかなかったからな。