デス種はエースコンバットに似ていた6

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560通常の名無しさんの3倍
8月15日に起きたサンサルバシオン攻防戦、これを捕られると防衛の要ストーンヘンジが破壊もしくは奪取され
USEA大陸はプラントに白旗を上げざるを得ない、ISAFはセントアークににらみを利かす部隊を除いて可能な限りの
兵力を投入した。「オペレーション・スターリングラード」ISAFの大規模防衛作戦だ。
一方のザフトもアフリカ戦線やヨーロッパ戦線、そして宇宙からの増援を受け万全の状態だった。

ISAFは大量の野戦重砲、野砲、自足砲、MLRSぞれどころか列車砲までもかき集め徹底した面制圧戦術を取った。
この戦術は極めて有効だった、いくら高速を生かしたバクゥでも雨あられと降り注ぐ野砲に回避する
すべはなく次々と撃破され、かろうじてそれを突破していても地上には何十にも並べられたPAKフロント
そして上空には圧倒的制空権を取ったISAF誇る戦闘機ワイバーンの群れ、現地改造でSAMやAAを搭載した
ザウートも善戦したがワイバーンの対地ミサイルに次々と討ち取られていった、被害の大きさに撤退を決定したザフト
だったが、そこに一斉に戦車部隊が襲い掛かる。戦車部隊はアウトレンジ、集団戦法を取り一機のMSに5両であたった。
そしてとどめにISAFがジャンク屋などから根こそぎ購入したジン部隊の投入によりザフトは敗走、地球連合は始めての大勝利を
収める。この戦いにおいてメビウス1と黄色の13は多数のMSを撃破する。

では何故ISAFは勝ったか。
まずひとつの要因として制空権を確保していたことだろう、ストーンヘンジによる攻撃でザフトは重要な航空戦力であるディンが使用不能になったこと
もし制空権がてれていなかったらISAFのワイバーンも苦戦し、的確な対地攻撃が出来なかったことだろう。
もうひとつはザフトがMS偏重主義だったことがあげられる、MSを過信する
あまり対策をよく練らなかったことも理由の一つである。

開戦前、USEA連合は不況により経済が困窮していた、USEA上層部はやむを得ずコーディネーターを採用した結果
彼らの努力によりUSEAは産業などが活性化され、国内でもコーディネーター擁護論が主流となり逆にブルーコスモス思想が弾圧された
そのためコーディネーターのUSEA連合への忠誠心は高く、サンサルバシオンの戦いにおいてこんな通信があった
「お前たちコーディネーターだろ!何故ナチュラルの味方をする!」
「ならさっさと俺たちの国から出て行け侵略者!」
また彼らの努力があったからこそパナマ戦において連合のMS「ストライクダガー」戦線投入が出来たと言われている。


この戦いでこれ以上の愚を悟ったプラントはUSEAからの全面撤退を開始、かくして9月1日にファーバンティーにUSEA連合の旗が
翻った。