2げと
オツナノデアアアアああああアアああああアアル
光差すスレに汝ら暗黒棲まう場所無し!
渇かず、飢えず、無に還れ!
>>1乙リア・インパクトォォォォ!
SAN値チェック!おっと失敗。
それはそうとして
>>1乙
魔道に生きる身なれど、心は
>>1に奉げたり
――――
>>1、乙すべし
「うわぁーーっ!
>>1くーん、撤退だ撤退ー!」
「りょ、りょ、了解であります、乙警部ー!」
暗いと不平を言うよりも〜〜っ!
>>1に乙をつけましょお〜〜っ!
さっさと前スレを埋めるのであ〜る
とりあえず
>>1乙であります
んで、まとめの方は大作3つ抜き出し終了いたしました〜
スレへの誘導は前スレ埋まってから変更でおけ?
>>1 よくやった!感動した!
>>11 ま・と・め・サ・イ・ト……なんと見事な
./  ̄/〃__〃 /  ̄/ __ _|_
―/ __ _/ ./ / / / /
_/ / / _/ /__/ _/
_
'´/ ヘ ヽ. /\___/ヽ
〃ニ;;::`lヽ,,_ ≡ |》《iノハ〉))l|/'''''' '''''':::::::\
〈 (lll!! テ-;;;;゙fn __,,-ヨ (i|゚ ー゚ノi| |(○), 、(●)、.:| + ≡
/ヽ-〃;;;;;;;llllll7,,__/" \∪'''∪. | ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| ≡
>、/:::/<;;;lllメ \ヾ、 ヽTf=ヽ` `-=ニ=- ' .:::::::| +
j,, ヾて)r=- | ヾ: :ヽ;;: | l | l \ `ニニ´ .:::::/ + ≡
,イ ヽ二)l(_,>" l| ::\;:: | | | ヽ,,-‐、i' / V
i、ヽ--イll"/ ,, ,//,, :;; l // l く> /::l"'i::lll1-=:::: ̄\
ヾ==:"::^::;;:::/;;;;;;;;;:::::::::::::: :::::ゞ ノ/ L/〈:::t_イ::/ll|─-== ヾ
\__::::::::/::::::::::::_;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ ヘ >(゙ )l:::l-┴ヾ、ヽ )
 ̄~~ ̄ ̄/ :::|T==--::::: // / ト=-|:|-─ ( l /
/ :: ::l l::::::::::::::::::/ /:::::::::::/:::::(ヽ--─ / | /
ヽ_=--"⌒ ゙゙̄ヾ:/ /:::::::/:::::::::`<==-- ノ / /
/ / \/::::::::::::::::::::::::::::: ̄'''"":://
/ / :::: ヾ::::::::::::::::::::::::::::べ__;;;--"
>>1 乙
>>11 まとめサイト乙
今更だが九郎のパイルバンカーの大きさには、キラじゃあ敵わんな
ところで、九郎のパイルバンカーを受け止められる女性はCE世界に存在するのだろうか?(拡張して腕とか入るようになったのは除く)
アルやエセルに入るんだから、入らない事は無いだろう
全部入るかは別とするが…
18 :
17:2006/10/09(月) 15:14:08 ID:???
忘れてた、エセルはテリオンのパイルバンカーだった…orz
>>18 意味的には一緒だろ。二人は常に互角になるよう仕組まれてるんだし。
なんか互角の意味がずれてない?
アルやエセルは精霊だしライカはサイボーグ、瑠璃は無限のループで徐々に拡張されたとすれば
いきなり、あのサイズは無理のような気が…
大丈夫! コーディは肉体的には色々と優れてるはずだから!
ウィンさまは九朗が震え上がるほどのビックマグナムを持ってるってのは公式設定?
それを言うなら、ウェストのパイルバンカーもとんでもないぞ…
エルザ壊れちゃう
>>23 そんな公式設定は無かったと思うぞ…
>>24 確かに、フィギュアかなんか忘れたが、ウェストのパイルバンカーは大きかったはず
>>25 エルザはすでに頭が壊れてる…えっ?意味が違うって?
>>23 それはアンソロのネタですなw
て言うか、九郎のパイルバンカー以上の物ってどんなんだwww
もしやエルザルートが無かったのはパイルバンカーに対応して否かったからとか
>ウェストのパイルバンカー
真逆、ドリルでは(付け替え可能)
でもパイルバンカーのパイル部分ってあまり太くなくないか?
盟主王「(僕の)スレッジハマーは、最強だぁぁああ!!」
>>31 ここは普通にアレだ、ビッグマグナムとかビッグバズーカとかヤマト砲とかで良いと思うのよ。
シャイニングロリペドヘドロン
>>35 パイルバンカーから、超重列車砲に例えられるようになってしまったか…
じゃあキラはパイルバンカーのままでOK?
妥当かどうかは置いといて大和の46センチ砲があるではないか
あまりの威力に爆発以前に貫通してしまい有効な砲撃にならなかったという話を聞いた。
■■■■■■■■■■「僕の大好きな混沌とした流れだね」
執事さんならギャラクティカマグナムを持っててもおかしくないと思うんだ
歯医者とかで使うドリルなんか程よい角度と太さ・・・ごめん、ちょっとこの等身大抱き枕ほしくて改造されてきたもんでな
実はブーメランテリオスな感じで派手にひん曲がってたりしないかなぁ、ウィン様
知名度が
ギャラクティカマグナム>>>>>>>ブーメランテリオス
なのは何でだろう。
ギャラクティカマグナムは、続編でも主人公の必殺ブローとして活躍してるからな
あと、マグナム自体がインパクトありすぎた
背景が有り得ない変化する上に人間をパンチ一発で場外まで吹っ飛ばした最初のパンチだからな
>>43 KOFで某軍人さんが使ってるからだと思ってた>知名度
俺はストリートファイター2の漫画でサガットのタイガーアッパーカットをギャラクティカマグナムと呼んでいるのを見て知ったなあ
ぎゃらくてぃかふぁんとむたんもわすれないで…
九郎:もはや説明不可
照男:上に同じ
執事:主のお好みで
西:高速回転(横に)
地球皇帝:単三電池
紳士:特筆事項なし(しわくちゃか?)
木偶の棒:ポークビッツ
糞餓鬼:年相応
腐乱死体:触手
サムライ:二刀流
何が悲しくて男どものアレ想像しとんのか自分orz
ちょっくら首吊ってくる
「君達、あまり僕が興奮するような話はしないでほしいな」
by■■■■■■■■■■
そう言えば、ニャル様のも大きかったな……
>>49 いや木偶の棒は他の部分も大きいから相対的に小さく見えるだけであって(ry
とりあえず
>>49のせいでMr.武士道が何者か(?)に襲われるな
武士道のは手の形してて刀握りそうだ
エロパロ板と見間違えるくらいのカオスっぷりだなww
ここ本当に新シャア板か?w
旧き神々の力が薄れているのだ……
誰か、旧き印を描くんだ……意味無いだろうが
☆
エルザーサイン!
>>59 エルダーだエルダー。
......59のせいでジャイアント・エルザとか来ないよな・・・?
二闘流くんはパーパに似てビッグなのかな?かな?
紅朔を満足させれるくらいだからそれなりのナニだろ
紅朔はファザコンだから、九郎を寝取る事しか考えてなくて九朔に興味が無かったりして…
本命:九朗
愛人:九朔
こうですか、分かり(ry
65 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/11(水) 18:32:25 ID:1XGmzvew
紅九朔エロイ
>>64 どっちかと言うと
本命:九朗
下僕・玩具:九朔
な気がしないでもない
零零零式の前のあの「デモンベインが在った」の語りをテキスト化した奴ってないかな・・・
種がどこにも見あたらなくなったなw
神の光臨を待つしかないかと
>>71 おいおい忘れるなよ
あれだよ、地面に植えるとなんか植物の芽が生えてくるやつ
死種って何の事だ?
腐ってしまった種のことじゃない?
まとめのTOPと2スレのログを更新
次の旧神の降臨は週末あたりだろうか・・・
「正午の悪魔」だな。一発で学校ひとつがクレーターになってた
それも大学だったな。
このスレ内に、種キャラの名前って何回出てきたんだ?
パイルバンカーより少なかったら笑うしかないが…
ぶっちゃけネタにしにくい
とりあえず、盟主王の「ハイパーボリア・ゼロドライブ」は劇熱と言うことで
ああ、声ネタ的には盟主王がエセル喰って云々もアリなのか
狂気に捉われてるのも共通してるな。
エセルの見せ場が少なくてかわいそす
………声ネタなら別に盟主王が別の書喰ってもいいじゃん
ルルイエ異本を別の意味で喰(ry
某シスコン兄とシンを合わせたらどうなるんだろ
マユ「あにさまのあじがする」
間違った未来、誰かが選択を誤った世界。
宗教組織・ラクシズの牛耳るオーブに、一人の男が舞い戻る。
彼の名はシン・アスカ
アスハの暴走により最愛の妹までもが辱められ殺された。怒りに身も心も焼き尽くされたシンは、その手に復讐の剣を執る。
――仇は五人。
いずれ劣らぬ凶悪無比の狂信者たちを、一人また一人と血祭りに上げながら、孤高の剣鬼はオーブの夜闇を駆け抜ける。
俺、ルイリー怖い・・・orz
>>92 大丈夫。皆が思っている。
アレはNitro+最兇の妹キャラだ。
アレに匹敵するのは、ナイア様エンドの「おにいちゃん」
……俺は本を探し に行かなければならない。
見目麗しいが性格がアレなルイリーと、見た目はアレだが性格は乙女な沙耶どっちがいい?
ああだからデスティニーは残像もどきがでるのか。
なんか脳内で仇の5人が誰になるのか一生懸命考えはじめてる。
96 :
91:2006/10/14(土) 09:29:17 ID:???
五人っていうのは原文から改定しないでそのまま投稿しちゃったのよね、ごめん。
何も考えず、とりあえず仇になりそうな人間って五人くらいはいるだろうなあと。
んで自分で考えてみたんだけど、キラ・ラクス・カガリ・凸の四人はすぐに浮かんだんだけど、
後の一人を誰にするか……凸と裏切ったことでメイリン?
そういやシンは斬りより突きの方が好きだよね、ゆくゆくは音速を超えるとか。
零距離手のひらビームとか。
>>96 シン・アスカ――人呼んで「紫電掌」
カガリ・ユラ・アスハ――人呼んで「金剛六臂」
ラクス・クライン――人呼んで「羅刹太后」
メイリン・ホーク――人呼んで「網絡蠱毒」
アスラン・ザラ――人呼んで「百綜手」
キラ・ヤマト――人呼んで「鬼眼麗人」
手には一刀、倒すは五人……
魔都オーブに報仇雪恨の剣が哭く!
主人公すっごい良いチンピラみたいなの殺さなかったか?(情報屋だったかな)
好きで殺したんじゃないけど急所で即死させた奴、あれヨウランとかぶる
凸が斌偉信役なのは決まりだなw
髪型といい、キラの噛ませ犬にされるとこといい、まさに適役
『大気圏離脱完了。これより通常航行に入ります』
パイロットのアナウンスが客室に響く。それを聞いて、オーブ首長国連邦代表首長カガリ・ユラ・アスハは
ふう、と一息ついた。
「やっぱり大気圏は離脱も突入もキツイな、なかなか慣れない」
「仕方ないさ。今の技術じゃ負荷が機内の人間に掛からない様にすることは無理だからな」
何時の間に席を立って傍に来たのか、バイザーを被った青年がカガリの右側にいた。
「けど、なんだかイヤなんだよアス……アレックス。お前はいつも結構平気な顔してるから、慣れないと
負けてるみたいでさ」
「なんだよそれ。まあパイロットだって簡単に慣れるもんじゃないんだから、気にするな……それと、今は
アスランでいいよ、カガリ。彼の席は大分後ろだし、普通に話してれば聞こえないだろうから」
子供のような理屈を言うカガリに、彼女のボディーガードであるアレックス・ディノ──本来の名を
アスラン・ザラという青年は微笑んだ。それでもカガリは納得いかないという顔だ。
「でも……って、そういえばあいつどうしてるんだ?」
「座ったままだ。外を見ていたようだったが……」
「ユウナに頼み込まれて連れて来たけど……大丈夫なのか?随分変わったヤツみたいだが」
「実際は軍の方からのツテだから信用はして良いだろう。俺も独自で洗ってみたが、傭兵としての経歴は
折り紙つきだ、文句のつけようが無い……ただ2年より以前の経歴が全く分からなかったが妙だが……」
カガリとアスランは後ろ側の席にチラリと目を向ける。視線の先では黒装束の男が窓の外を眺めていた。
「……書物や映像では何度も見たことはあったが……」
ティトゥスは窓から外を──自分が今しがた飛び立った場所を見つめる。
壮大な姿。澄んだ蒼に大地の緑、雲の白が混ざった鮮やかな色彩。人間の最初の故郷、地球。
ティトゥスはその惑星の姿を、穏やかな目で見つめていた。
「中々に美しいものだったのだな……この惑星〔ホシ〕は」
L4宙域に存在するコロニー、アーモリーワン。現在ここでは新造艦及び新型MSの開発が行われており、
発表と進宙式を間近に控えている。進宙式の準備のため工業ブロックには警備、作業用問わず大量のMSで
溢れかえっている。
殆どの人間は知らない。今このコロニーにオーブの姫君が到着し、現在プラントのトップであり、進宙式に
立ち会う予定であるプラント評議会議長との極秘会談を行おうとしている事を。
そして殆どの人間は知らない。彼等以外にも秘密裏にこのコロニーに潜入した者達が居ることを。そして、
その姿を隠して外から事態を見守る者達が居ることを──
第三話「始まりを告げる笛の音」
「そろそろ始まる頃ですな……」
アーモリーワンの外壁と腕時計を交互に見ながら、宇宙艦『ガーティー・ルー』のブリッジで、艦長席に
座ったリーが呟く。
現在この船はミラージュコロイドを使い、その姿をほぼ完全に隠している──ユニウス条約で禁止された
行為。故に、ザフトには未だ気付かれていない。
「あまり心配しすぎるなよリー艦長、アイツらだって十分に立派な兵士、任務はしっかり果たせるさ」
しかめっ面のリーに横の席に座るネオが明るい声で言う。仮面で顔の上半分はどのような表情なのか
分からないが、それでも笑っているのは分かる。
「エクステンデットですか、いやはや興味深いですな。ブロックワードを制御キーとすることで精神を
安定させる事に成功した強化人間──『ラボ』の最新作!いやいや全く、全く興味深い」
そしてもう一人、ブリッジには不釣合いなスーツの老紳士はネオの席の背もたれに手を置き、楽しそうに
笑う。逆にネオの笑いは止まる──彼はどうにもこの男が気に入らなかった。口から出る言葉も刺々しくなる。
「随分と楽しそうですが、ウェスパシアヌス卿……そちらの連れて来た兵士は大丈夫なのでしょうね?」
ネオの挑発するかのような言葉に、ウェスパシアヌスはニコリと笑ったまま返した。
「勿論、勿論ですとも大佐殿。アレ等はちゃんと働いてくれますとも。おっとそれと一つ、認識に間違いが
あるようですな……アレは『兵士』ではありませぬ。とても、とても役に立つ『道具』ですよ……まあ、
まだまだ発展途上、『兵器』と呼ぶにも『芸術』と呼ぶにも、ちと物足りぬ代物ではありますが」
数名のザフト兵に囲まれながら、カガリとプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルは対話を
交えつつ工業ブロックを歩いていた。カガリの両側にはアスラン──アレックスとティトゥスが控えている。
今回の対談におけるカガリの目的は、二年前の連合によるオーブ侵攻の際にプラント側が受け入れた
オーブの難民、その中の技術者達の軍事関係への関与及び彼等からもたらされるオーブ系技術の
軍事転用停止を求める為だ。だが、交渉の旗色は悪い。カガリも多少は食い下がっているようだが、
デュランダルの返す言葉は事実であり、結局は反論できず黙り込んでしまう。
(……どう見ても舐められているな)
少なくとも自分にはそう見える……と、ティトゥスは出そうになった溜息を何とか押さえ込んだ。
ちなみに黒装束に長刀二本というティトゥスの格好は、やはりプラントでもそこらから好奇の目を
向けられているが、当の本人は何処吹く風だ。刃物の携帯許可が下りたのは銃よりは危険ではないと
思われたのか、もしくはコーディネーターのナチュラルに対する優位性から来る油断ゆえか──
まあそれは兎も角。
(若いな……それに直情が過ぎ、策謀を知らなさ過ぎる。政治屋には向いていないのではないか?)
それが現時点におけるティトゥスから見たカガリの感想だった。暑苦しい位真っ直ぐで熱い所は好感が
持てない事もないが、それだけでは政治は動かない。オーブ国民の人気に反して各所から神輿扱い
されているという噂があるのも納得がいく。理想論でがむしゃらに突っ込んでは正論に折れ、周囲の人間の
望んだ方向を向かせられてしまう……そんな所だろうか。
「だが!強すぎる力は、また争いを呼ぶ!」
堪えきれなくなったように声を荒げて訴えるカガリ。彼女とて考え無しに理想論を振りかざすわけではない。
彼女もまた戦争で戦い、またその中で仲間や父親を亡くしている。戦争の悲惨さの一端を、身を持って知って
いるのだ。その悲劇を二度と起こさないよう、彼女は奔放し、言葉を尽くす。唯々、真っ直ぐに。
……だが、志が高いからといって何もかも上手くいくわけでもなく、更にその考えが間違いなく正しいと
いうことはない。カガリの言葉にデュランダルは首を振り、言い放った。
「いいえ、姫。争いが無くならぬから、力が必要なのです」
工業ブロック第六ハンガー。今そこにあるのは血塗れで倒れた死体の山と、三つの人影、そして固定された
新型MS──『カオス』『ガイア』『アビス』の3機のみだ。
スティング・オークレー、アウル・ニーダ、そしてステラ・ルーシェ……彼等エクステンデット三人のみで、
ここに居た十を超えるザフト兵と技術者達をものの数分で殲滅してしまった。
ステラは撃ち終えた銃とナイフを捨て、先程までの鬼のような表情を一変させて虚ろな目を泳がせる。
「おいステラ、ボーッとしてんじゃ……後ろだステラ!」
スティングの叫びに振り向くステラ。見れば倒れたままの兵士が最後の気力で銃をステラに向けていた。
戦慄の貌を浮かべるステラ。今からでは武器を拾う間は無い。アウルとスティングは距離が離れすぎている。
兵士の銃口から弾丸が飛び出すのを誰一人止められない……筈だった。
グシャリッ!
響いたのは発砲音ではなく、何かが潰れる音。音がした方は銃を構えた兵士から。
灰色の『足』に銃ごと潰され、兵士の手が鉄と骨と血の混じった肉塊に変わり果てていた。
「──っ!あぎ」
兵士が叫びを上げる前に、もう一度粉砕音。今度は兵士の頭が踏み潰された。潰れたスイカのように、
イロイロ大事なモノが辺りにぶちまけられる。ステラは勿論、それを見ていたスティングやアウルの表情も、
戦慄を浮かべたまま固まっていた。
兵士を踏み潰した『それ』は人の形をしていたが、当然ただの人ではなかった。パッと見で例えるなら
パイロットスーツとヘルメットを着込んだ人のようにも見えるが……実際の所は違う。全身を覆うのは、
脆弱な繊維質ではなく、無骨な灰色の装甲。ヘルメットのような頭部の顔、その中央にある大きな紅い
レンズが怪しい光を放つ。それがどうやら『眼』としての器官に相当するらしい。
突如としてその場に現れたそれは、間違いなく『異形』の存在だった。
「……な、なんだお前か。驚かせるな」
突然の出来事で止まった脳味噌が再び回転を初め、『それ』が何なのかに気付いたスティングは
多少引きつりつつもホッとした笑みを浮かべる。事前のブリーフィングで『彼等』とは既に対面し、説明も
受けている。詳しい説明ではなかったが、用は『こちらに害は為さない』という事が分かっていれば十分だ。
「スティング!急がないとヤバイんじゃないっ!?」
「おっと!いくぞアウル、ステラ!」
「うん……」
すぐに三人はMSに乗り込む。素早い手つきでキーボードを操作、OSを起動させ、MSを立ち上がらせる。
PS装甲が起動し、色の無かった装甲を鮮やかな色に変える三機を見ながら、異形は呟く。機械によって
変換された、人ならざる声で。
《ナンバー2、3に伝達……MSの戦闘行動と陽動とし、行動を開始する……リンク正常、誤差修正。全躯体、
目標の最終確認……捕獲目標、カガリ・ユラ・アスハ及び、アスラン・ザラ》
アビスの一斉掃射がハンガーの壁を消し飛ばす。異形は吹き上がった煙に呑みこまれ……煙が晴れた時には、
既にその場には誰も居なかった。
カガリ、アレックス、そしてティトゥスは走っていた。
何者かに奪われ、辺りを破壊し尽くさんとする三機の新型MS。そんな状況では会談などしている余裕は
無く、三人はシェルターに避難しようとMSが暴れ回る工業ブロックを右往左往しながら駆け回っていた。
シェルターまで案内するよう議長に命じられて先導していたザフト兵もいたが、不幸にも彼は先程爆風に
飲み込まれて消えてしまった。
(くっ、まさかプラントの内側でこのような事態になろうとはっ!)
ティトゥスは内心で舌打ちする。彼のツヴァイダガーは港近くのハンガーの中、とても今すぐ乗って
戻れる距離ではない。
近くにいたガイアの攻撃の余波で、近場に配備されていたMSが彼等の目の前に倒れてくる。衝撃が
過ぎ去り、アレックスの腕に庇われていたカガリは悲痛な面持ちで呟く。
「なんでこんな事に……どうしてガンダムなんて……」
「カガリ……」
カガリの肩を抱くアレックス。そのアレックスの顔も似たような状態なのは、サングラス越しでも分かった。
「……連中は工場の破壊に重点を置いているようだ、あ奴等を避けて此処から離れられれば……っ!」
言いかけて、ゾクリ、とティトゥスの背を悪寒が走った。即座に振り向き右手で抜刀、逆袈裟に斬り上げる。
キィン!と響く金属同士のぶつかる音。刀の切っ先が、突然その場に現れた『それ』の左腕の装甲に
止められていた。
MSをも切り裂くティトゥスの斬撃を受け止めた装甲の表面には、うっすらと何かの文字が浮かんでいた。
「──何、だと?」
『それ』の姿を見たティトゥスの思考が一瞬止まった。全身に装甲を纏った、鋼鉄の異形。その姿、そして
その異形からやけに弱い気配以外に、わずかではあるがしっかりと感じ取れるもの。
懐かしくも忌まわしい、暗い闇の匂い──魔力の流れ。その装甲に浮かんでいるのは、まごう事無き、
魔術文字。
そこから連想されるものは──
「──がっ!」
異形の右拳が、無防備なティトゥスの腹にめり込む。掛かった力を受け止められない体は真後ろに大きく
吹き飛び、倒れていたMSにぶち当たる。それを追う様に走り出した異形の先にあるのは……ティトゥス
ではなく、アレックスとカガリ。
カガリの前に出たアレックスが拳銃を抜き、迷わず発砲。だがそれは左腕の装甲に阻まれ、軽い音を
立てながら弾かれる。驚きの声は、銃を弾き飛ばした直後自分の首に掛けられた右腕に止められた。
「カ、ハッ……!」
首に掛かる圧力と停止した酸素供給に、喉から掠れた呻き声を上げるアレックス。異形はその身体を難なく
持ち上げる。その様に激昂したカガリが何も考えず異形に掴みかかろうとするが──
「アス……あ、がっ!」
足を踏み出した直後、同じように異形の左腕に首を締め上げられてしまう。手足をジタバタさせるが、
手に掛かる力は弱まらない。むしろ強くなっていく。
徐々に朦朧としていく二人の意識。カガリは手足を既にだらりと下げ、アレックスも何も出来ず、ただ
カガリへと手を伸ばすが、届かない。二人の意識がブラックアウトする、寸前──
「……その二人を殺させるわけにはいかぬ」
耳に届いた声は、有り得ない方向から聞こえ──
──直後疾ったのは、閃光と斬撃……風と鋼鉄を切り裂いた、刀の唸る音。
宙に舞い、頭を下に向けた体制で大きく身体を捻りながら斬撃を放った黒いサムライ。
地面に落ちて尻餅をついた、国の代表とその護衛。
そして、両腕の肘から下を斬り落とされ、切り口から赤い血と黒い液体を滴らせて後ろに仰け反る異形。
「ゴホッ、ゴホッ……のうわっ!」
咳き込みながら、ゴロリと地面に転がった異形の腕を見て慌てふためくカガリ。アレックスの顔も微妙に
引きつっているのは、咳き込んでいるからだけではあるまい。
尻餅をついたままの二人と異形の間に、ティトゥスが体制を整えて二の足をしっかり地面に付けて着地した。
右手に握ったままの刀を、異形の方向に突きつける。
「二人とも大事ないか?」
「あ、ああ。俺もカガ……アスハ代表も無事だ。それよりも、そっちこそ大丈夫なのか?」
「流石に無傷、とはいかぬが。あばら骨の何本かにヒビ程度は入っているかもしれんが、その程度よ。
受身こそ取れなかったが、力の逃し方は心得ているのでな」
「いやその程度って十分酷い怪我なんじゃ」
「……今はそれを気にしている場合ではなかろう」
ティトゥスの目は二人の方を向いていない。両腕を失っても未だ此方の前に立つ異形から目を離さない。
「……そうみたいだな。しかしなんなんだコイツは?」
「……さてな、味方ではあるまい……それよりも油断するな。敵はあ奴だけではない」
「分かってる、まだ辺りで奪われたMSが暴れてるんだ。早く目の前の奴をどうにかして」
「違う。目の前にいるのは奴だけ『ではない』と言っている」
冷え切ったティトゥスの言葉をアレックスが認識すると同時に、怪異は起きた。異形の両横の空間が
一瞬、グニャリと歪んだ。直後──
「なっ……こいつ等、どこから!?」
腕を失くした異形の姿が、三つに分かれた──否、増えた二体の異形にはちゃんと両腕が存在する。
新たに二体の異形が、腕の無い異形の横に現れたのだ。
(……少々拙いかもしれんな)
驚愕の連続で事態についてこれてないアレックスやカガリの横で、厳しい表情のティトゥスは今の状況を
確認しつつ、その悪条件に溜息をつきたくなった。
目の前には正体不明の異形が三体。気配は微弱で姿まで隠せるようだが、神経を集中させるれば気配や
その魔力をなんとか感じ取ることが出来る。伏兵は少なくとも今は、周囲に感じ取ることは出来ない。
当面の問題は後ろの二人だ。護衛のアレックスは勿論、カガリも少なからず護身の心得があるようだが、
如何せん目の前にいる異形相手では足手まとい以外の何物でもない。正直彼等を守りながら戦うのは分が
悪い。例え敵を倒せても護衛対象を殺されては本末転倒だ。
しかし自分が異形を足止めして逃がそうにも、目の前の三体の内いずれかを逃がした、もしくは別働隊が
いた場合、抵抗する術の無い二人だけでは対処の仕様が無い。さらに周囲を未だMSが暴れ回っている現状で、
どこまで逃げられるものだろうか?
そもそも前方には異形、後方は倒れているMSが壁になっている状態で、まずどうやって二人を逃がせと──
──倒れているMS──
「アレックス、後ろのMSで今暴れてるMSどもを振り切って逃れる事はできるか?」
ティトゥスの言葉をアレックスは最初理解し切れなかったが、その意図を察すると後ろのMSを見る。
そのMSはザフトの次期主力量産機である、ザクウォーリア。
「……やってみなければ分からないが、何とかしてみせる……貴方は?」
「足手まといが居なければ遅れは取らぬ」
「……すいません。お願いします」
「よし、目の前の連中は任せよ……往け!」
アレックスがカガリを抱え上げ、ザクの上に駆け上がる。それを見て駆け出そうとした無傷の異形二体の
前にティトゥスが飛び出す。左手でも刀を抜き、両手に持った長刀を上から一気に振り下ろす。異形は刀を
魔術文字の浮かぶ腕の装甲で受け止めるが、その受け止める一瞬こそティトゥスの意図するところ。
コーディネーターの能力をフルに使って素早くザクに乗り込み、OSを立ち上げるアレックス。その横で
未だ状況を飲み込めずに慌てふためくカガリ。
「おいアスラン、お前何やってるんだ!?それにティトゥスはどうする気だ!?」
「こんな所で君を死なせるわけにいくか!それに……俺達がいても彼の邪魔になるだけだ」
立ち上がったザクがスラスターを吹かせながら大きくジャンプする。巻き上がる風と瓦礫を意に介さず
向かい合うティトゥスと、三体の異形。
《……優先順位一時変更。障害者の戦闘能力、想定外……傷害の排除を優先する》
異形が発する、奇妙な音程の声。進み出た二体の異形が構えを取り……その両腕にビームの刃を作り出す。
ティトゥスは無表情のまま、二本の刀をそれぞれ上段と下段に構える。
「あいにくと仕事中でな。あまり長く付き合ってはやれん……参る」
「くっ!」
「こいつ!?」
あの場から飛び出した直後、すぐさまガイアに捕捉されてしまったザクウォーリア。放たれたガイアの
ビームライフルを避け、そのままショルダータックルの体制で突っ込む。衝撃で銃を手放してしまったガイアは
サーベルを、ザクはビームトマホークを抜く。互いのシールドも交え切り結ぶ中、ザクの後方からカオスが
迫る。
「落ちろっ!」
「後ろ!?うっ……!しまった!」
カオスのビームサーベルは避けたが、気を取られた隙を疲れガイアに左腕を切り落とされてしまうザク。
そしてカオスが再び攻撃を掛けようとした瞬間、カオスの背で爆発が起こった。
「ぐあっ!何だァ!?」
「あれは……戦闘機なのか?」
カオスに攻撃を仕掛けたのは一機の戦闘機。それは攻撃を仕掛けた後再び空へと舞い上がり、飛んできた
別の戦闘機……否、上半身と下半身の形をした二機のユニットと合体し、一体のMSの姿を成す。続いて
飛んできたもう一機の戦闘機の機種部分が分離し、残った部分がMSと合体しバックパックとなる。
色の付いていなかった身体を赤く染め、新型MS『インパルス』が着地する。バックパックに装備された
二本の大剣『エクスカリバー』を抜き、互いの柄を連結して豪快に振り回す。
「なんでこんなこと……また戦争がしたいのか!アンタ達は!」
インパルスのコクピットの中で、パイロットの少年『シン・アスカ』は胸中に滾らせた怒りを、そのまま
声に乗せて叫んだ。
「そう、戦争がしたいんだ。世界の皆が戦争を望んでいるのさ。人間自身が……そしてボク達もね」
彼等の頭上に『それ』は浮かんでいた。頭上、といっても空の上でもなければ、コロニー内ならではの
向かい側の大地、というオチでもない。
『それ』はコロニーの外壁、強化ガラスで出来た壁の『向こう側』から眺めていた。インパルスを、
ザクを、ティトゥスを……灰色の異形達を。
「ウェスパシアヌスも相変わらず趣味人だね、こっちでもあんな玩具を作っちゃうなんてさ。ま、いいけどね。
障害は多いに越したことはないし……『本命』の方もちゃんと造ろうとしてくれてるみたいだし。ねえ?」
『それ』は黒い無貌の女。その艶やかな肢体を晒して宇宙空間に浮かぶ姿は、正しく怪異。
そしてもう一つ。黒い女の横に、人間一人分ほどの質量を持った赤い液体があった。まるでアメーバの
ように形を不定形に変えるそれもまた、怪異。
もしここが空気のある場所で、液体の周囲に嗅覚を持った生物がいればすぐ気付くだろう──鉄錆の匂いを
撒き散らすそれが、血液であることに。
「さあ、また道化芝居の幕が上がる!前奏曲を奏でよ!既に舞台に上がった者も、未だ舞台に上がらぬ者も、
観客スタッフ全てに告げよう!この世界で何度目とも知れぬ、しかし新しい要素をふんだんに加えた
書き割りの開演の時間だ!」
女は笑う。踊りながら笑う。身体からいろいろ噴出しながら笑う。三つの赤い目を炎のように見開き、笑う。
「アッハハハハハハハ!さあ数多の『種』達よ!今再び芽吹きの時だ!今度こそ、今度こそ!ハハハハハハ!」
嘲笑う無貌の横で、血の怪異は蠢く──その中央で、周囲を囲む血液よりも更に真っ赤な革表紙を持つ
一冊の本が浮かんでいた。その表紙に描かれた血の染みのような模様はまるで……まるで人の顔のようで。
その表情は渇望と希望と欲望と絶望をない交ぜにしたかのような──
──この世の全てに向けられる、心よりの嘲笑に見えた。
腐りかけの箱庭に、狂ったフルートの旋律が鳴り響き始める──
スランプ、というか文才の限界を感じております。どうも文が回りくどくなりすぎる感が付いて回るorz
あと書いてると原作の内容けっこう忘れてるな〜って事に気付く。DVD借りるしかないか(汗)
本編内のシーンはいれば比較的楽になるかと思ってたら逆に難しい、甘かった……
今回もぶっ飛び展開でお送りします(´・ω・`) 灰色天使衆は結構いろいろ書いて消しを繰り返して
今の設定にしたけど戦闘員……じゃないザコとしてはやりすぎたかも。細かい設定は次回の最後に。
とことん『異形』で通した理由はぶっちゃけ名前が決まってないからとは口が裂けても言(ry
あと、まとめのひと氏に業務連絡をば。今現在まとめサイトで種死逆十字の項目は一つで纏まってますが、
ティトゥスが種世界に飛ばされて二年経った所(まとめページでいうと3枚目までとそれ以降)で区切って、
それぞれ一話、二話として分けてもらえるとありがたいです。自分が今までタイトルつけなかったのが
原因ですが……タイトル名はその内考えるので今のところは一話二話で。ややこしい説明で申し訳ない
旧神と書いて職人と呼ぶ!!GJ!!!
GJ!
展開がぶっとんでて文章が回りくどいのはデモンベインでなれてるから全然問題無しですぜ
量産型ムーンチャイルドも良い感じですよ、名前なんて飾りです、エロイひとにはそれがわかry
そして今回のにゃるさまはこの言葉の為だけの演出ですね
窓に!窓に!!
うぉおぅ!
投稿来てたーー!
量産型は天使繋がりで力天使とかでも良いんでは?
とか言ってみたり。
あ、ある程度材料揃ったんでそろそろ這い寄る混沌水ver2作る....と、此処で公表する事で自分を追い詰めてみる。
.......今回禁断の物が二つも入る予定何で怖いんだよーー!
前の勇気ある挑戦者か、今回もガンガれ
ティトゥスかっこえぇ・・・さすが旧神の一人。狂おしいまでにGJ!!
で、「異形」を見ててずっと塵骸魔京の「実験体」が思い浮かんでたのは果たして俺だけか・・・
>>115 混沌水の報告楽しみにしつつ、俺も何か作ってみようかなぁ・・・
ダディがダンボールかぶってAA潜入するのはまだか?
ダディがオペをするのはまだか?
量産型と聞いて何故かダースが思い浮かんだ俺はきっと反逆者
>>118 魔乳「だれ!?」
ダディ「性欲を持て余す」
>>121 魔乳「だれ!?」
ダディ「これ喰っても良いかな?」
こんな深夜だが這い寄る混沌水ver2レポート!
...........眠過ぎてハイに成らなきゃ呑めなかったってのは言い訳だよな.....
材料
・コーラ(近場で手に入る身近な炭酸水その1)
・三ツ矢サイダー(近場で手に入る身近な炭酸水その2)
・Drペッパー(前回入手出来なかったモノでリクにより探し回ったさ…)
・ネスカフェスパークリングコーヒー(悪名高き謎の飲み物。名伏し難き味。二ヶ月前に入手済み
...........家の物置にコレが3箱有るのは何故だ…orz
怨むぞ母上、、、、、)
上記のモノを毎度の如く4・2・2・2の割合で居れ、悪足掻きとして氷を4個投入......やべえ、泡がコップの上で立ってる!?
さながらバベルの塔の如くコップの上を泡の塔(暗褐色の綿飴みてぇ....)が聳えてやがる.....俺は何てモノを創造シチマッタンダ!
だが意を決してバブルの塔(泡だけに)に口を突っ込み泡を吸い込みながら呑んで、飲んで、のんで、、、、何じゃこりやー....
初っ端にドクペの風味が突き抜けた直後、サイダーの炭酸が、コーヒーの苦味+その他の甘味と同時に押し寄せて.....形容し難い味。
コレはマジお奨め出来ない。 あ、胃が、胃が痛ぇ.....自分が創ったから責任取って全部呑むけど皆この組み合わせは真似すんなよー?
怖いモノみたさ&罰ゲームに良いかも知れないけど喰らった相手と疎遠になるかもしれないから気をつけるんだ!
じゃ、コレにてレポートを終了す(ry ぐふっ、、、
レポ乙です。
なんか発禁かかってもおかしくない、
まさに混沌とした味になってますね、這い寄る混沌水……
さて、遅くなりましたが自分も投下。
今回は事情により視点がシンに戻ります。
雨の中。
雨の中、やっと雨宿りできる場所を見つけた。
何かおかしいとは思う。普段の賑やかさがまるでない。
自分だけ、世界に取り残されたような気がする。
だが気のせいだ。そう思いたい。そう思うしかない。
今はとりあえず、雨宿りをしよう。
……と思ったら、先客がいた。
路地裏に、少女が一人寂しげに佇んでいる。
こんなところで、一体どうしたのだろうか。というか色々と危なげだ。
……心が痛い。
「君、こんな所でどうしたんだ?」
気がつくと、先に出ていたのは言葉。
人間。それも、常人。
何故此奴と遭遇した。
いくら近寄ろうとしても九郎とは会えず、逆に遠ざかり、
今までその他誰とも遭遇しなかった空間に。
「君、こんな所でどうしたんだ?」
何故、此奴と遭遇した。
……いや、それも妾にはわかりきっていること。
このような真似をする輩は、決まっている。そう。それは
「こんなところにいると危ないから、どこか……」
あのような、
「……危ない!」
闇の
―――え。
数瞬。
この「常人」にかばわれたのだと理解するのに、数瞬かかった。
「な……何をしておる! このままでは汝まで巻き込まれてしまう!」
「もう遅いさ。それに……」
返ってきたのは、
「それに、見捨ててなんておけない。こんな事……
君が死ぬかもしれないって時に、黙ってられるか!」
似たような言葉。
よりによって。
「……汝」
「何だよ」
「そこを退け」
「駄目だ、今ここを退いたら君が……」
しかし、無知は何たる罪であるか。
奴は今に襲ってくる。わかりきったことであろうが、うつけ。
「……な」
仕方ない。ここまで来たからには、
「こ、これじゃ避けられ―――」
いくら妾とて、力を振るうことに躊躇はないぞ、混沌!
「―――『ニトクリスの鏡』!!」
状況が飲み込めなかった。
いきなり何かに閉じ込められた、黒い影。
気にする暇もなく引っ張られて逃げ出した。
やはり誰もいない中で。
撒けたのか。
暫く走った後、相当荒かった息を整えてから。
「君は……?」
つい、言葉を出してしまう。
いや、かけずにいられない。
それもそのはず、脳裏には。
己の脳裏には、助けられなかった人達。
そして、「彼女」の瞳と被るように見てしまった、少女の瞳。
これは、見逃すことなどできやしない。彼女と無関係でも。
そうだ。
これでは、俺には彼女の力になる以外に何も出来ないじゃないか。
あの時の心の痛みは、それなのだろう。
自分の思考回路に、思わず苦笑しそうになった。
「妾か? 妾は魔導書―――」
少し言葉に詰まったのか、後の答えは遅れて出てきた。
「影」
……影。
アルに比べてずいぶんとシンプルだな。
人外の存在であることは分かっていた。
コーディネーターでさえ息が荒くなる距離を平然と走り抜けた、異常な体力。
それに―――魔術。
疑うまでもない。だがそこまで気にすることでもない。
「影……か。
俺はシン・アスカ。この街に来たばかりでよく分からないことが多いけど、
一応魔導書とかには会ったこともある」
……沈黙。あれ、滑った?
当たり障りのないことを言っただけなのに?
この時俺は、次の言葉を待ち望んでいた。
だけど。
「そうか……魔術についても理解はあるようだな」
この先、俺はこの瞬間が来ない方がよかったと何回思っただろうか。
「ふむ、それにあれを目のあたりにしてここまで平然と話せるのならば
心も弱くはないだろう。あやつと同じような魔の匂いも感じられる」
俺は、この時突きつけられた。
「シン・アスカといったな……」
魔と対峙するか、否かを。
だが、もう手遅れだ。それは感じていた。
俺は既に、このおぞましい戦いの輪廻に―――
「ならば、妾は汝と契約する」
巻き込まれていた。
以上、投下終了。
まさかトリップミスがあろうとは。
しかし、眠い……
十時あたりから寝たんですがね。
とりあえず、間が空いてすみません。
次回からそろそろ全体のテンション上げていく予定なんで。
それでは、今後ともよかったらお付き合い願います。
すごい時間に投下乙!
シン契約!?
いろいろ先が気になるが、当面の問題は、シンにマギウススタイルに相応しい腹筋があるかどうかだw
腹出すときまっとらんだろう
>>130 腹筋は鍛えれば何とかなるが、アレの大きさだけは如何ともし難いかと
>132
その辺はコーディネーター自慢の遺伝子操作で
>130
つ肉襦袢
種のグフがヤバイよ!名前がやばいよ!装備がやばいよ!!
だってヒートロットって蛇みたいじゃん!名前がグフ・イグ・ナイデットじゃん!!
議長趣味か!?絶対「蛇神イグ」と関係あるって!だって議長だもん!!
姫さんのマギウススタイルから考えればシンは黒いザフト軍服なんだろうなぁ
『影』、今回は救われると良いな…
アンソロ漫画のネタだっけ?
痔悪化「俺の出番はまだかねぇ?まあ下手に動いて死亡フラグ立つよりはマシだけどさ」
イザーク「ふん、お前はネス警部がわりで十分お釣りが来るぞ」
痔悪化「じゃあお前がストーンか。悪いねー立場逆転のようでさ」
イザーク「なんだとこの腰抜野郎ぉ!!」
>>139 シホ「その質問に対するアンサーはイエスとなります。はぁ…私に出番はあるんでしょうか?」
どうも、ですべのひとです。
今回は投下前にマルチロックオン。
>>138 とりあえず、どんなに突き落としても救いを与えずにはいられません。
まあ、自分の性分です。
どこかで救いの要素は考えてあります……アンソロ以上に。
まあ今すぐ、下手したら二話内にはないかもしれませんが。
>>140 こちらは世界が違うので……まだ何とも。
逆十字の旧神様のなら、今後近いうちに出そうな気はしますが。
契約。
突然そんなことを言われても。
大事なことだというのはわかるが。
その場の事情では、動きたくないのが正直なところ。
「け、契約って……何でだ?」
「汝、魔導書は知りながら契約のことも知らんのか。
よいか。契約すれば、妾という知識と魔力の塊、
そして人を越える能力を手に入れることができる。
それらは汝の力として自由に行使することができる。
だから、汝はその力で危機を振り払い、妾は探し人を見つける。
契約といっても、多重契約はできるし、
妾の目的を達成するまでの関係と割り切ってしまっても構わん」
こういうことを、九郎も経験したのだろうか。
まさか、九郎も成り行き任せ……なんてことはないよな、流石に。
だけど。もうひとつ、どうしても聞きたいことがある。
「君の……」
「何だ?」
「君の目的って、何なんだ?」
……沈黙。
流石に踏み込み過ぎたか。
スクールにいた頃、格闘戦の授業の教官によく「踏み込みが足りん!」とは言われたけど、
それは今は大丈夫なんだけど、
普段の会話とかだと「シン、あんたその発言は踏み込みすぎよ」とか言われたこともある。
しかもよりによってルナにだ。
……どうも、こっちの話になると苦手なんだな、俺。
こればかりは未だ直せそうにない。
沈黙を破ろうと、自分から口を開こうとした時。
「妾の主は……あ奴らに殺された」
先に破ったのは、『影』の方だった。
「馬鹿でお人好しだったが、正義感に溢れたいい奴だった」
あれ
「しかし、妾の力が及ばぬばかりに、あ奴らに……全てを奪われた」
この話
「妾は主に誓った。もはや揺るがぬ迷わぬ戸惑わぬ、
奴らを砕くただ人振りの―――剣となる!」
まさか
「妾一人ではあ奴らには勝てぬ。妾には汝が―――」
わかったよ。
今、腹は決まった。
俺の思うことに、整理はついた。
「『影』、決めたよ」
「ならば……!」
「俺は、君と―――
契約なんてものはしない! 絶対に!」
言い切った。
言い切ってやった。
「な、何という……状況のわからぬ奴め!
このままでは汝までこの空間から出られなくなることは確実だろうに、うつけが!」
……何とでも言え。
こうなった俺は曲がらないんだ。曲げる道理が見当たらない。
「……わかってる。それに、君のことも大体は理解した。
だからこそ、俺は契約しない。
何故だか言ってやろうか。アンタは今、剥き出しの憎しみだけで戦ってるからだよ!」
「解るとでも言うのか!? 一番大事な者を奪われた者の気持ちが、汝などに!!」
「解るさ」
……そう、今でも瞼の奥に焼き付いている、オノゴロの焼野が。
「それと、もうひとつ」
脳裏から離れない、太平洋、鮮やかな橙の戦士が墜ちる様が。
そして。
「今のアンタの様が! 俺にはこう見えるんだよ……こう訴えかけてるんだよ!
『二度と憎しみだけで戦うな』って!」
「汝……」
もう構うものか。よくよく考えてみたら、
アイツのことだって大体近いものだ。構わず続ける。
「俺も大事な人をいくつも亡くして、戦ってきたことがある。
けど、待ってたのは理不尽に人が死ぬ現実。
どんなにいい人だろうが、死ぬ時は一瞬で死んでいく。
憎しみだけで動いている限り……それは終わらないんだ!
俺はその現実を理解した。
自分と同じような馬鹿を見て、今頃気づいちまったんだよ!」
「……そうか」
「だから、もし憎しみで戦うことはしないというなら、その時は……」
瞬間。
「ならば」
『影』の声が、凍りついた。
「力ずくでも、汝を貰う」
何が起きたのか、わからなかった。
一瞬、『影』が俺に触れた。
それだけで。
俺は、何かに縛られていた。
「捕縛呪法『アトラック=ナチャ』」
「な……っぐ!」
なんて強度だよ。これが魔術ってやつか。
鍛えられたコーディネーターの力でも、全く外れない!
「何があろうが……何があろうが、手は他にない!
汝にも、妾にも!」
「やめろ! 憎しみだけで戦おうとするんじゃない、『影』!」
「汝の事情など構うものか。汝はアスカ! ただ剣を執る戦士となれ!」
「今戦ったら、絶対アンタは後悔―――」
……言葉は、続かない。
塞がれてしまった。
……その、唇に。
―――そして、二度とあの悲劇を繰り返さぬように。
声が、聞こえた。
唇が、離れた。
別に何の変化もない。
体にも、外見にも。中身にも。いつもと全く変わりがない。
それどころか、拘束まで外れている。
「……汝、か!」
『影』が、憎しみの瞳を向けるそれは。
「困るなあ……」
ただ、真っ暗な。
「そこまで勝手に、他人の舞台を荒らされちゃあ」
闇、だった。
投下終了。
CEを戦い抜いてきたこれまでの道程から、『影』の戦う理由から、
シンには契約を力いっぱい拒否させてみました。
ここは個人的に書きたかったところですね。
……魔術の力をもってすれば、口だけになってしまいますが。
それでは、よければ次も楽しみにしてくだされば。
ああ、ちなみにステラの件に触れてるような文が
見当たらないのは……いろいろな事情で。
ナイアさんktkr
なんとか色つけまで進行したのでうpします
ttp://pc.gban.jp/?p=6801.jpg しかしデモンベインっぽさはともかくデスティニーっぽさが薄れてきたなぁ・・・カラーリングの意見求む
>>デスベのひと
あわわわ、まさか拒否するとは思わなかった、期待して次回待ってます
デスベの人乙です。
此処の影はどうなんだろ....
ナイアさん気紛れで○液○語版に吸収とか平気でやりそうだから予想が出来ん。
それと
>>123は目汚し済まなかった。
最高にHiと言うか最早壊れた状態で書くもんじゃないと今読み直して強く思ったよ....orz
契約拒否とは予想の斜め上だったな
シンはどのあたりで憎しみだけで戦う事の虚しさとやらを悟ったのだろうか
ともあれシンの頑固さがプラス方向に出てるのが良いね
154 :
149:2006/10/17(火) 03:50:11 ID:???
やっぱ色がガンダムカラーだからなぁ・・・
ガレキがこんな色合いだからいっか〜とか思ってガンダムカラーのサイサリスを使ってしまった
色塗り初心者なもんで専門的なことはできないがドライブラシぐらいなら出来るかもしれん、挑戦してみる
あとは白をもう少し減らしてたりドライブラシしたりしてみる・・・
意見ありがと、もうちょいガンバッテきます
デスベ投稿乙。
まさかアラカルトネタ入れてくるとは思わんかった
アラカルトネタなんてものさえ、デモンベインと種死を組み合わせたと言う発想の前では些細な事だとは思わないかい?
種厨は何でも組み合わせたがる
158 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/19(木) 08:23:01 ID:B+MXnSmR
アザトースが眠りについて宇宙が生まれたって書いていたけど、
設定上全ての宇宙がうまれたの?
>>158 あらゆる世界は神様であるアザトースの泡沫の夢に過ぎないという世界観。
でも、その神様にも決して消すことができないいのちの歌があるというお話。
>>160 デモベを簡潔にかつ素晴らしいまとめでした。
このスレの世界観は、
あらゆる種世界は神様である負債のアブク銭の道具に過ぎないという世界観。
でも、その神様にも決して揉み消すことできない、同人の歌があるというお話。
でいいかな?
162 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/19(木) 20:59:57 ID:vqRJY0vf
アザトースがどれほどでかいかと言うと、直径数千キロとも数万キロとも言われており、実際は人間の計りでは計れないほどでかいらしい。
その形状は巨大な原始惑星のような姿で、宇宙の中心の外側で、何をするわけでもなくただ永劫の眠りを見ている。
ウィルマース・ファウンデーション的学説によると、アザトースの誕生はビックバンだそうで、旧支配者の目論見とは、再びアザトースを覚醒させる=ビックバンを起こすことにより、全てを再び「無」のアザトースそのものの状態に還すことらしい。
しかし、ウィルマース・ファウンデーションの連中はMMRみたいな連中なので、あてにしないように。
そういえばナイアさんも「愚鈍で白痴な我が主」とか言ってたような
旧神に破れた時に思考力奪われて白痴に貶められたんだったかな?
けどそのおかげでアザトースは何もする事なく、全ては生きている。
ナチュラルに暗黒な宇宙状態だからいのちある生物には天敵だな。
もっとマシな夢見て欲しいぜ。
順調に連載を重ねていれば良かったものを……途中で休載なんかしたから熱意が冷めちゃったじゃないか>エンフォ。
アザトースの見る夢はシムシティーで街に怪獣を放しまくったり、疫病をはやらせたり
して喜ぶような下卑た爽快感というヤツなんだろうか。
>>165 まあ言うまでもなく旧神設定はラブクラフトじゃなくダーレス設定だから、
当然「旧神に敗れて云々」っていうのもダーレスの書いたもの。元々の設定では
最初から盲目白痴だったっぽい。
デモベだと、ナイアさんがはっきり「旧神によって封印された」って明言してる
けど、知性に関してはそのときに奪われたのか元々あっぱらぱーだったのかは
不明だったと思う。
個人的には元から知性体じゃない方が異形っぽくて好きだ
>>169 喋くる混沌に唇を狙われる九朗やシンの姿が……
あとアザリンにチェスで惨敗し続けるシンとかも
零知万能な神様だからアザトースはシムシティーやポピュラスじゃなくて
シムアースやってるときレベルのような気がする。
モノリス落としまくり
ナイアラトホテップは、HPLの小説の「ナイアラトホテップ」でその姿を明確に現している。
これはHPLが見た悪夢をそのまま書き起こしたもので、読み直してから、余りにも一貫した話だったので、HPL自身慄然としたらしい。
街に現れた、黒い肌のコーカソイドなのだが、顔は明確に描写されない。道化師のようにも、扇動家にも見える男だったそうな。
人々はナイアラトホテップを見に街外れに行き、そこには冒涜的な音色にフルートに合わせて、混沌の光景が繰り広げられ、その混沌ナイアラトホテップだった…というお話だったとさ。
次にナイアラトホテップがその姿を現すのは、HPL世界最大の探求者ランドルフ・カーターの冒険を記した「未知なるカダスを夢にもとめて」。
話のクライマックスに登場し、カーターを永遠の楽園、幻夢境カダスへと導こうとするが、実はそれはナイアラトホテップの陰謀であり、カーターはシャンタク鳥により白痴の魔王アザトースの供物にされかけた。
もっとも、最後はランドルフ・カーターとノーデンスを筆頭とする旧神により、カダスは地球の神々に奪還されたのだが。邪神の陰謀を退けた人間は、HPL作品にはカーターを含めて数人しかいない。
ナイアラトホテップが地上ではっきりと確認されたのは、おそらくロバート・ブロック著の「アーカム計画」であろう。
この話には、長身痩躯、漆黒の服と肌の男「ナイ神父」が登場しており、星の智慧教会、という怪しい教会の神父を行っている。
太平洋の孤島にて、巫女を用いてクトゥルーの完全覚醒を目論むが、人類最後の切り札「アーカム計画」の成功によって、クトゥルーごと、アザトースの模造とも言われる核爆発で消滅した
…と思いたかったのが。
アーカム計画では、ナイアラトホテップの嘲笑的な跳梁の果てに、世界は絶望的な結末を迎える。
基本的にナイアラトホテップは、顔を持たない漆黒の神として表現され、神々の中でも高い地位をもっているようだ(邪神に地位という概念があるかは知らないが)
ただ破壊を繰り返す旧支配者の中で、トリックスター的な役割を演じ、時には邪神に仇なす者共を、時に無関係な者を、混沌と破滅に引きずり込んでいる。
(これは私見なので本気にしないでほしいのだが、旧神ENDで九郎とアルが舞い降りた崩壊した世界は、アーカム計画の世界なのではないだろうか?ナイ神父もいるし、それなら何故あの世界にデモンベインが現れたのか、説明がつく)
178 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/20(金) 20:55:28 ID:gz8kbUAC
>>177 な、なんだってええええええええーーーーーー
今更ながらですべのひと乙
>>143 >教官によく「踏み込みが足りん!」
シンの教官はエリートだったのか!?・・・ロボゲ板にいるかスパロボやらなきゃわからないネタだろうなぁ
ともかく今後の展開にwktk
デモベ死と種死逆十字を書いてる旧神様にも期待
今更だが漫画の最終巻を見た
アニメを見たの後だから最終話を除けば凄くいい出来に思えたぜ!
そして漫画の地球連合艦隊の援軍シーンでソードインパルス発進
その後、タゴンの背中に乗って切り裂きまくる姿を妄想したのは
私だけで十分だ!
>>180 俺的の意見を言わせて貰うと、ソードインパルスだとダゴンの神気にやられて内部崩壊して何も出来ない気がするぞ
ちなみに、ダゴンは旧約聖書にて絶対神ヤハウェ(キリスト教でのイエス)として崇められている、イスラエルの神ヤハウェを脅かすほど強大な力を持っていた。今で言う所の悪魔(海神)ダゴンと同存在にもかかわらず、クトゥルフ神話に置いては下っ端に過ぎない
関係無いが俺的意見を言うならダゴン一匹ですらエヴァの使途数体より強い事になる
>>177 クトゥルフ神話に置いて、クトゥルーは水の上級神でハスターは風の上級神でこの二柱の中は恐ろしく悪く、例えるならばニャル様とクトゥグアぐらい悪かったはず
しかしデモベでは合体怪獣の片割れ扱いなり<ダゴン
量産されてるしな
下級だから、数は一杯。
本当は単体でも強いのに、デモンベインが強すぎてすでに単なる雑魚に成り下がったと考えるのが妥当か?
>>177 ニャル様は、状況を設定して、人間が右往左往している様を、ニヤニヤしながら眺めている側面もありそうなんだが
デモンベインじゃ、TRPGのGMに近い様な気がする
何故か、種死の機体とか見てたら思うんだが
種&種死世界の全戦力<<<デモンベイン&リベルレギス
にしか思えないのは俺だけか? orz
まあダゴンはあれでもベルゼブブの父でもあるが
厳密には名前を取っただけで同一のものではないけどな
知ってる人は居ないかもしれないが、どっかの美少女ゲーム誌の美少女ランキングでドクターウェストが1位を取った事がある orz
>>185 あいつら、下手するとゲッターエンペラーより強いだろ
タッグなら殆どの確立で勝てそうだな…
単機で考えるなら、トラペゾへドロンがあれば強てるかもしれないが、トラペゾヘドロンが無いと弱いと思う
俺の予想では、限界速度には大差が無いと思うので、トラペゾヘドロンを出す時間が稼げれば勝てる程度の物だと思う。
ちなみにデモンベイン単機の場合は
トラペゾヘドロン→最終血戦場→レムリアインパクト零零零式で昇華…
と繋げれば勝てる
リベルレギスの場合
トラペゾヘドロン→ティベリウスがされたように封印して終わり
ってな感じだと思う
>>187 事実だと面白れ〜な
エンペラーはトラペゾで封じても邪神ごと帰ってきそうだから困る
>>191 いや、漫画版見る限りじゃあエンペラーも人類側(っていうか流竜馬)の機体。
邪神と一緒にはかえってこないだろ。
邪神全滅させて帰ってきそう
ゲッター線の思想(人間以外は全滅だ!)と、九郎達の考えは相容れなさそうではあるな。
宇宙を埋め尽くすゲッター戦艦軍団vs宇宙が見えなくなる位でかい邪神vs最弱無敵の魔を断つ剣の三つ巴。
うわあ、なんかもう銀河終わりだわ。
トラペゾはいくつもの宇宙・銀河永劫を犠牲にして作ったもんだから、トラペゾならイデオン・ゲッターエンペラーも封印可能だろう。
ただ、どっちも暴走してたら当てるだけでも苦労しそうだが・・・。
>>193 「宇宙からの色」の時点で倒せるかどうかわからない以上、弥勒王クラスならまだしも
現時点のエンペラーがアザトース一派を全滅させれるとはとても思えんな。
もし対決したら
「ゲッターエンペラーのビームがアザトースを完全に消滅させた。今月に入って三度目だ」
みたいな展開になるかも。
アザトースに勝てる存在が仮に居たとしても、スレイヤーズのロード・オブ・ナイトメアぐらいじゃないと勝てないと思うぞ
>>191 幾ら、ゲッターエンペラーでも無理だろ。ゲッターエンペラーが帰って来れるならヨグ=ソトースぐらいの力があればトラペゾヘドロンの封印を解いて帰って来てると思う
>>194 ちょっ待て、デモンベインだけすごく戦力として可哀想だぞ。最低でも旧神化+ド・マリニーの掛け時計が無いと闘えないだろ
所でさ、
種&種死世界の全戦力<<<デモンベイン&リベルレギス
ってのは、もうデモンベインもしくはリベルレギスのみでも勝てるって結論で良いの?
>>197 デモンベインは愛と勇気と気合と根性さえあれば不滅で不屈ですから。
負けても負けても立ち上がりますよ。
>>198 とりあえず量産型破壊ロボと種世界MSのキルレシオを求める所から始めてみようか。
量産型破壊ロボが何でもはじく魔装甲持ってるなんて描写ないし、とりあえず防御力は
種世界量産MS<破壊ロボ<種世界G
でよくね?
>>200 OKだと思う。
じゃあ地球で、和田inストフリVSウェスト&エルザinスーパーウェスト無敵ロボ28號改ドリル・エディション〜男の夢よ永遠に〜
を戦わせたらどっちが勝つ?
てかさアザトースと戦う事になったら負けじゃね?
アザトースが起きたら全て消えるんだろ、この世の全てはアザトースの夢だとか
だから寝てる間に封印位しかやりよう無くね?
殺したらこっちも消えることになりそうだし、どんなに頑張っても相打ち以上は無理だろ
>>201 >和田inストフリ
どうつっこめばいい?教えてくれエセルドレーダ。
リベル・レギスは余に何も言ってはくれない…
地球だからドラグーンなしだよな…それでも
機動性と砲戦能力は高いからストフリの勝ちじゃね?もっとも、ドリル竜巻食らったら軽く捻切れそうだが
>>203 むしろ、戦い始めたら即、無敵ロボが地中に潜る
↓
和田は何も考えずに潜った所にやってくる
↓
地中から無敵ロボがドリル竜巻で攻撃
↓
攻撃範囲が予想より広くて和田は回避出来ずに直撃
↓
ストフリはそのまま空中に跳ね飛ばされて、地面に激突
↓
無敵ロボが追い討ちをかけて終了…
って展開を予想
皆すまん。和田って誰だ?
どうでも良いかもしれんが、種死のMSが一対一で闘って勝てる鬼械神って居るのか?
仮にも神だからな居ないだろう
破壊ロボだってやりようによってはデモンベインを倒せるんだ!
ザク だってやりようによっては ガンダム を倒せるんだ!
ってことで倒せるに一票
ところで魔術防御でビームって防げるんだろうか?ガンダムだとビームって、対ビーム装甲以外は貫通するのがお約束だからそれ次第で勝敗決まると思う
ディグミーとかビャーキーのライフルとかは魔力ビームだからMS系のビーム兵器とは別物だろうし
飛べない鬼械神を上空から射撃でちまちま削るくらいしか勝つ方法思いつかない。
もっとも、鬼械神倒しきる前に弾切れになりそうだけど……。
和田はストフリじゃなかったか?
倒せる可能性があるのは半錬金術のデモベだけじゃないか?
ちゃんとしたデウスマキナには勝てそうもないが
破壊ロボって軍隊に完勝だったよな
PS装甲が無いMSが相手でも完勝できそうな気がする
ロボには確かバリアが積まれてなかったか?
あれがあれば装甲以前の問題だと思うのだが
>>209 ストライクフリーダム→(名称変更前)→スーパーフリーダム→(略称)→スーフリ→和田
因みにラクシズのやってる事が戦場レイプって事で
デウスマキナの術者が何らかの魔術攻撃
ベルゼの怨霊術弾とかサイクラの三人衆とかをやったらMS自体無事でもパイロットが逝っちゃうからどう足掻いても勝てないんじゃ?
ゼオライマーなら勝てる!………スレ違いか。
バカな妄想が思い浮かんだ。
ヨグ=ソトースの門くぐってフィールドを何回か移動した後、6500万年前の地球じゃなくて、種のヤキン戦に現れたらどうなると思う?
ネロ以外の逆十字には勝てても、ネロの乗るネームレスワンには勝てないと思うぞ。
はっきり言ってネームレスワンの消去は卑怯
>>214 やたらと被害振りまく謎の大型モビルスーツ同士の戦闘ということで、
なかなか混迷に拍車かけてくれそうだ。
神獣弾や天狼星の弓の流れ弾がなかなか迷惑な事になりそうな。
地球軍のオダノブナガに当たって核が誘爆、地球軍壊滅とかしそうだな。
和田勉の乗ったストライクフリーダムを想像してしまった
どっちの勢力もお互いの新兵器と決めてかかってファビョるな
ぶっちゃけ最強のデウスマキナは、デモンベイン・デウス・エクス・マキナだけどな。
あの性能は反則を超えてる。
>>214 つーかさ、あれ転移するときに宇宙吹き飛ばしてないか?
それだけの力は無いだろ。
地球で転移した時は、余波で地球の温度が6000度程上昇+地軸が傾き+氷河期に突入した程度で済んでたし
精々ヤキンの一部の機体が爆発する程度で済むと思われる
>余波で地球の温度が6000度程上昇+地軸が傾き+氷河期に突入した程度で済んでたし
……いや、程度、って。まあ、確かに宇宙を吹き飛ばしたりするには遙かに足りない
けどさ。
デモンベインとリベルレギスが全力で戦ったら、最悪地球が崩壊してもなんら可笑しくないと思われる
機神飛翔のトラペゾヘドロンを元に考えるなら、使用するだけで平行宇宙自体が発狂とかするから
>>223で書いてある程度なら可愛らしい物だと思うよ
ゲッターエンペラーが分離、合体するだけでビッグバンが起きるってのは本当なのだろうか?
>>225 それは超者ライディーンの話じゃなかったっけ?
漫画でエンペラーが合体する時にエンペラーと戦っていたやつらがエンペラーのゲッター線の
エネルギー量がビックバン並だと言っていただけでビックバンが起きるとは言ってなかったと思う
228 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/22(日) 00:56:46 ID:TZBgSpB7
EVAも神様の模造品という意味では、デウスマキナだな、まあ同じ人造の神でもデモンベインが人間の為の神様に対してこちらは術中八区邪神だとは思うが、しかもダゴンクラス程度。
そんな誰にも消せない妄想の唄
>>226 エンペラー1・2・3が合体する時に昆虫人類が
「ウォォー!なんというエネルギーだ!ビックバンと同等の数値だ!」
とか言ってたし、ゲッタエンペラー合体完了後は、指先が触れるだけで惑星が次々と崩壊していった。
もしあのゲッターがフルパワーで真・ストナーサンシャイン(推定)をぶちかましたら、銀河が吹っ飛ぶ程度じゃすまないと思う。
うおおお、この指数はビッグバンを引き起こすだけの
デモンベインは神様の模造品のさらにコピーだかfらな。
さっきから思っていたが何故真ドラゴンの名前が出ない、
あれか、形がキモイから思い出したくないのか?
俺はあのデザイン好きだけどな
真ライガーなんて見たら西博士が嬉しさのあまりいつもより150%増しで発狂しそうだ
デモベとゲッタースレになってるのは気のせいか?
なにせドリルが中心だからな
ライガーというより、ドリルそのものだし
というかゲッタースレでも作るか?
『ゲッターチームが種・種死の世界に来たら』
とかで
どのバージョンのチームがくるかでずいぶん結果が違いそうだな。
アニメと原作、それに号のやつと。
でも重要な要素の西博士がゲッターでは語れんではないか
ストフリじゃ魔法障壁も打ち破れそうに無いなぁ・・・。
破壊ロボ撃破が限界っぽい・・・。
>>231 神の模造品が何故、魔道ロボットなんだ?というのを考慮すると
デウスマキナの形態のモデルになっている神は、旧神デモベの可能性も
宇宙の五元の力を備えた旧神に対抗するために、旧支配者級の神の力を効率よく使える
旧神の形態(スーパーロボット)を模倣した、模造神を造った可能性も
241 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/22(日) 09:27:23 ID:asMEWFkh
ヨグ=ソトースの門くぐってフィールドを何回か移動した後6500万年前の地球じゃなくて、
種のヤキン戦に現れるっていう小説を誰か書いて。
一過性の災害みたいになりそうだな
レムリア一発でジェネシス昇滅。
ハイパーポリア一発でヤキン瘴滅。
クトゥグァ&イタクァ神獣形態と、重力弾の余波でザフト九割方壊滅。
バルザイの堰月刀と、シリウスの弓の余波で、連合九割方壊滅。
トラペゾの存在自体に当てられて、独立勢力は人ならざる姿形に変容
イタクァで撃てば簡単に片つきそうだが・・・>種系MS
245 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/22(日) 12:11:54 ID:nzwBpQFz
テリオンが邪魔という理由で、プラントを破壊しそうな気がするのは俺だけ?
>>243 >トラペゾの存在自体に当てられて、独立勢力は人ならざる姿形に変容
ラクシズのことかー
どんな化け物になるか楽しみだなw
そういうスレだから仕方ないが、
>>243みたいにあからさまな踏み台はちょっと引くな
転移の余波だけでヤキンに存在する過半数の戦力は消滅
宇宙の戦闘中の余波と流れ弾だけで宇宙に展開されてる軍及びプラント消滅
地球に落下しながらの、レムリアとゼロドライブの激突が転移の引き金となり地球の温度が瞬時に6000度程上昇
結果人類と地球上に存在する生物の大半が絶滅、再度氷河期に突入して、ナイアさんが戯れにそれを無かった事にして終わりとなりそうだ
>>247 しかしそれがありえないとは言い切れないからな……
実際に力の次元が違いすぎる以上、そう考えてもなんら不思議は無い
>>243 流石に
>トラペゾの存在自体に当てられて、独立勢力は人ならざる姿形に変容
ってのははどうかと思うぞ?
俺もデモベと種が原作通りの実力なら確かにデモベ>>(宇宙的恐怖の壁)>>種だと思うよ。
だけどそもそも世界観自体違うんだから、そういう風に比べたって仕方ないとも思う。
例えばデモベとゲッターエンペラーとかを比べると、それこそデモベやリベルでさえ
エンペラーの周りを取り巻く連中にさえ歯牙にもかけてもらえないレベルだろうけど、
そんなん言い出したらきりがないでしょう。
むしろこの二つを掛け合わせようとするのが無謀なんだと思われ
なるべく強さとかが同レベルの作品じゃないと辛い
だからここで連載中のSSは、デモベが弱ってたり
デウスマキナ使わなかったりなんだよな。
まぁそもそもデモベなんて大抵のものとクロスさせるとバランスブレイカーだからな、アル封印したり、九朗がさらわれたりしないと話にならない
物語を強引に夢落ちに持ってく黒幕が居たり
それで全く違和感がない作風だったりするしなぁ
クロスには鬼門だな、作者の腕がかなり必要だな
片方が勝つ話なら、どこに視点置いても簡単に書けるんだが。
引き分け等、実力を真っ平らにするのが大前提だと非常にやりにくいな。
CE世界じゃNJのせい(てけとー)で魔術構成が極端に編みにくいとか…
「開放された獣SEED(プロローグ 1/2)」
後方に大破した紅と黒の巨大なロボットを漂わせながら、無限螺旋から開放され、宇宙を漂いながら星々に見惚れ安心している少年が呟く
「綺麗だな・・・」
世界が美しいと言う、ごく普通の感動を数多の永劫の時の中で得る権利を得ていた
「あぁ、気付いていなかった。星がこんなにも美しい物だったと。例え一人だとしても、この美しい輝きの中で・・・・・」
「いえ、一人ではありません」
少年をまるで優しく包み込むような澄んだ少女の声。孤独であるはずの宇宙に彼女は存在していた
「エセルドレーダ、お前も来ていたのか」
少年は自身に微笑みかける少女を見つめる
「イエス、マスター。私がマスターを独りにするはずがありません」
少年は不思議そうにエセルドレーダを見つめ続け、思い返していく。あの無限の絶望の中で、常に自分の傍らに寄り添っていた一人の少女の事を
「そうだな・・・。独りでいるには此処は少し寒い。側にいてくれるか?エセルドレーダ」
狂喜など存在しない、本当の笑みを少女に返す
「・・・はい」
エセルドレーダは涙を浮かべながら少年と抱き合う
「いつまでも此処で世界を見つめ続けましょう。生き足掻く命たちを笑いながら。憬れながら、この永遠を過ごしましょう。それだけが----」
「ああ、それだけが・・・・・・それだけが僕達に赦された救いなんだね、エセルドレーダ」
あまりにも遅すぎた、当たり前を過ごして行く
ただ宇宙を漂い、二人は抱き合いながら数多の年月を過ごし地球が目視出来る距離まで来ていた
「地球がこれほど美しい物だったとは知らなかった」
「・・・イエス、マスター」
恋焦がれるかのように二人は地球を見ていた
「ナイアルラトホテップより開放された今、もう一度人間が美しいか見てみぬか?エセルドレーダ」
「全ては、マスターの思うがままに」
二人は強く抱しめあいながら、その場から転移した。人類は西暦ではなく、コズミック・イラと言う年号を使っているのも知らずに
地球のアリゾナ砂漠で一つのロボットが発見され、ブルーコスモスはそれを極秘裏に回収していた
「アリゾナ砂漠に、これ程の物があったとは思いませんでしたね」
新しい玩具を手に入れた子供のような表情で金髪の男性は見ながら、嬉しそうに言う
「装甲の材質は不明、何故か動力炉と考えられる物が存在しませんし、どのような理論で稼動をしていたのかも解りません。それに・・・」
「それに?何です」
言っても良いのか迷っている相手に、早く言うように促がす
「何時の時代からあるのかは解りませんが、殆ど風化すらしていません。装甲の材質が解りませんので試しにミサイルやビーム砲で攻撃してみたのですが、直撃箇所が変色していただけでした」
「金がどれ程かかろうと、出来る限り急いで材質を解明して下さい」
相手の言葉を聞いて、本当に嬉しそうに言いながら相手を見ていた
「畏まりました。しかしアズラエル産業理事、一つだけ重大な問題があるのです」
「何です?」
「あの装甲は、金よりも更に思いのです。それを使用すれば運動性能がかなり削られると思います」
「ふふふ・・・はっはっはっはっは!そんな事ですか?宇宙戦で使用すれば良いだけでしょう。バーニアやスラスターを大型化してね」
何を下らない事を言っていると思いながら言う
「では、ドクターに解明を急ぐように言っておきます」
「彼ですか、本当に大丈夫なんですか?」
ドクターと言う言葉を聞き、信じられない物を見るかのような表情で見返す
「人間や思考はアレですが、能力面だけで見れば間違い無くコーディネイターすらも上回る程の天才であるのは間違いないと思われます」
「良いでしょう、彼にも任せる事にしましょう。解明の方頼みましたよ、蒼き正常なる世界の為にね・・・はっはっはっはっは!」
それから半年の時間が過ぎ、血のバレンタインと呼ばれる事となる悲劇を彼等は引き起こし世界は戦争へと加速して行く。
どうでもいいが誤字脱字くらいはきちんと確認しような
新職人きたー、期待大、GJっす。
しかし妄想していたネタと被るとは世の中わからんもんだな
妄想しても筆力無くてSSなんぞ書けん、国語能力が欲しい
261 :
257:2006/10/22(日) 17:04:19 ID:???
やっべー、勢いで投稿しちまったけど続きかけるかすっげー不安だ。
つうか、御眼汚しスマン orz
何より、アズラエルの喋り方が違和感満載。どうしよう…
台詞集をまとめてあるサイトで覚えるとか、俺は誤字脱字脳内保管、キャラ口調違っても
本編が本編だしデモベキャラさえ変じゃなきゃいいやってかんじだけど、長期連載に
なってくると人によっては怒る人もいるので気をつけたほうがいい。頑張って
遂に…遂に…遂に遂に遂に職人キターー(・∀・)
まったりと頑張って下さい!
264 :
257:2006/10/22(日) 17:36:55 ID:???
いきなりプロットなしの見切り発進!?ヤバス、ネタ援護か
マルキオがナイアだった。
パトリックは最初連合に痛撃を与えたのちプラント有利に講和を考えていたが、邪神関係
の狂気に犯されていった。
りべるれぎすを整備しているうちにやっぱり頭おかしくなってしまう科学者とか(西博士除く)
あんまりネタにされていない火星の話を軍神強襲と絡めて見るとか。
ラクスは最初天然だったけどナイアにやばい方向に誘導されていて洗脳能力を与えられた
とか(エドガーみたいな感じ)
思い切ってアンチクロス(螺旋記憶なし)とマスターテリオンを戦わせてみるとか。
最終的にジェネシスが旧支配者召喚の苗床にされてしまうとか。
りべるれぎすエンジンごと大破してどうにもならなくなった時、憎悪の空よりきたりて〜を
負け惜しみで唱えたら、アルグッドエンドラストの心臓の無いデモベが召喚されてくるとか。
ナイアを追い詰めてトラペゾしたら、旧神九朗でてきてダブルレムリアインパクトするとか。
せっかくピースメーカー隊の核があるからミサイルにのっかって、リリーマルレーンがなん
とかって一曲歌い上げるとか。
エンネアがCE世界にいて仲直りするとか。
九朔君と紅朔のゲームキーパーをめぐる追いかけっこ(機神飛翔の直前)がCEにくるとか
アズラエルが黒い天使になっちゃって、アークエンジェルを落とそうとするとか、
新アークエンジェル級メタトロンとか(天使の分類はわかんないので適当に言いました)
西博士のデストロイロボがストライクダガーにかわり大量生産されるとか、
いっそのことクルーゼ隊が地球皇帝率いるアンチクロス隊に入れ替わってるとか。
アカツキは種のときにできていたという設定なので、巨大百式2轟ver過渡期に改造してし
まう、あるいはデモンぺインにして、汝埋葬にあたわずをジェネシスにぶち込むとか。
実はコーディネイターはseed因子を持つものへ従う奉仕種族として、狂気の科学者ヒビキ博士
を筆頭に改造されていたとか。
CE71年頃からコーディネイターの出産率が飛躍的に上がっていたが、実はその子供達は・・・。
ナイ神父でてくるけど、この世界は私を必要としないほど捻れ歪み切っているといい、協力してく
れるとか、最後に裏切るけど。
木星がらみで旧支配者関係の巨大な化け物が現れ、地球圏が一つとなって戦うとか。
エヴィデンス01が地球からも大量に出土した、その土地はアーカムと呼ばれている。
コーディにきかずナチュラルにだけ大流行したインフルエンザ、それには狂気の秘密が・・・
CEそのものが無限螺旋のようにナイアルラトホルテトラップの用意した実験場に過ぎず、そこに
テリオン達は迷い込んでしまった、テリオンは贖罪と無垢なる怒りを胸に、邪神と戦う決意をする。
CE55年ごろからコーディネイターの出生率は上昇していた、しかしそれはヒビキ博士の
罠であった。
実はコーディはseed因子を持つものに絶対服従する、奉仕種族だった。
CE世界はナイアルラトホルテトラップの実験場の一つだった、そこに迷い込んだテリオン
達、贖罪と無垢なる怒りを胸に戦い抜く決意を固める。しかしそれすらも邪神のシナリオ
だった。
スクープ!地球上からもエヴィデンス01が大量に出土、場所の名前はアーカム
エヴィデンス01の新しい化石が見つかった、研究中の古生物学者があsdfghjkl;
ナイ神父が現る、しかし神父はこの世界は私が手を出す必要のないほど、捻れ歪みき
っている、私は干渉する気はない、とかいいつつ黒幕やってる。
268 :
266:2006/10/22(日) 18:48:31 ID:???
ごめん間違った。
あぁ、書いてくれたら嬉しいなと思って書いたら早くも複数書かれていて感無量です。
現在の自分の簡単な設定を書いておくと
>リベルレギス
魔導機関エンジン及び機体自身が最終血戦で大破している。何かあった時の為に魔導機関エンジンは修復しているが
それ以外は大破したままで、全く直していない。ちなみに強すぎるので使いたくない機体です
>アリゾナ砂漠から極秘裏に回収された巨大ロボット
動力機関(獅子の心臓)は存在せず、風化に任せられていたが現在はブルーコスモスに回収され「ドクター」と呼ばれ
る人物やその他の者達が必死で装甲等の材質を調べているが、17ヶ月たったが未だ材質は解明されていない。
ブルーコスモスにとってはエヴィデンスゼロワンに近い存在でもありながら、戦争に勝つ為にはこれを解明するれば
確実に勝てると信じられている。ブルーコスモスが全力で隠しているが、ある意味神聖視されている
>ドクター
このスレに居る方々は確実に誰の事か解っていると思うのでこの人自身については説明はあまり無しです。
とんでもない天才だが、彼は魔導に付いては学んでいなかったが為に実際は大よその解明が出来ているのだが、
完全に解明せずにどうこう言うのはプライドが赦さないので、誰にも言っていない。錬金術の理論を完全に解
明するまでもう少しと言う所まで来ている。
本気でNJ対策を考えれば一月でエネルギー問題改善出来るのだろうが、今現在興味が無い為に解明するのに
必死
>マスターテリオン
流石にマスターテリオンと言う名前で生活するのは難しいので、名前を変えている。
生身で宇宙空間遊泳なんてお手の物で、生身でもストフリより強いと自分は信じてい
るので、戦闘で使うにはMSに乗せて弱体化をはかるしかないと思っています
>魔術
ぶっちゃけプロローグの転移以外は使いたくない物です。この世界ではマスターテリオンが金が無かった時
に錬金術で金を創り金を稼いでいたと言う、裏設定があったり無かったり
>流石にマスターテリオンと言う名前で生活するのは難しいので、名前を変えている。
つまり、
益 田 照 夫
すみません、マスターテリオンの元となったとある人物の名前を使用するつもりです。
ですから、日本人的な名前じゃないです。許して下さい…
九朔の世界ではベルデュラボーとかいう名前にテリオンいるんでなかったか?
素直にアレイスター・クロウリーORアレクサンダー・クロウリー
(前者がペンネームで後者が本名だったかな?たしか)
>>271 テルオ・マスダやったら、シリアスぶちこわしだもんなw
>マスターテリオン
魔道とかに無縁なCE世界の住人では、姿を見るどころか気配を感じるだけで
狂気に堕ちかねないだろうから、能力を大幅に制限させてみては
ついでに容姿も変えてペルデュラボーでやってみては
真人間になってしまったらリベルレギスをはじめとした魔術全般を使うとSAN値が下がって
とてもつらいので魔術をなるべく使わないとか。
一般人が気配を感じるだけで発狂なんて設定があったら
デモベ本編の幾つかのシーンが成り立たなくなるがな。
なんか凄そうなやつ、と思われるぐらいじゃね?
>>277 アーカムの住人は狂気の真っ只中にいるので耐性が非常に高いかと
無数に繰り返してるし
その設定面白いな、繰り返しで強くなってたのは九朗達だけじゃなくて、住人も耐狂気を会得
していた。最初のネス君とはとても弱かったり、もう一人も白帯だったり。
確かに、それはそれで面白いかも。
>>273 その二つかのどっちかを使用するつもりです
>>274 解っていただけますか…
>>275 えっと、エンディング後なんで原作当初に比べれば遥かに穏やかになっているので、姿を見たり気配を感じたぐらいでは狂喜に落ちたりしない設定にしています。
そうじゃないと、日常生活すら出来ないと思いますんで。
確か、ラジオドラマか何か忘れましたがテリオンがウェストと防災訓練か何かに参加してたような気がするので、今のテリオンなら普通に居る時点では問題無いと
思います。
>>276 すでに生物の最高位階とされる、被免達人の位階に到達しているので鬼械神や魔術は問題無く使えるんですが、使うとバランスが一瞬で狂うのは間違いないです。
それに彼等が生き足掻く命を笑い憧れながら見ていくのに、魔術の力は強すぎるので使用しないようにしてるって考えにしようとも思っています。
狂喜…
なんか腐が堕ちそうだ
テリオン向きのMSは何が良いかな
あとエセルはどーなっているのかな
運命に乗らせたら映えるな。左手だけ
エセルドレーダにはガイアガンダムが似合うような気がしてみたり。
だって黒いし犬(?)形態に変形できるし。
テリオンとエセルを座席とはいえ引き離すのはなんなので、
むしろ複座式の機体とかどうか
アマツがピッタリだと思うが一機しかないのが…
アメノミハシラに居候して借りれば良いんだ(愛機は唯一つなのでMSは所有しない)
ちなみにエセルはどうしてるかというと、テリオンの上にお姫様抱っこ状態で搭乗している
とりあえず「宇宙なら重くてもおk」てのはどうかと。
宇宙でも質量がゼロになるわけじゃない=動かすのに必要なエネルギーが大きくなるわけだし
スラスターの大型化で無理矢理引っ張るとはいっても搭載する推進剤増えて
結局のところまた大きなエネルギーのロスが生じるわけだし…。
アズ公があんまり馬鹿だと悲しいなあ。
代案と言っちゃなんだが、改修された機体の装甲材料を実用化する際には
ゲシュマイディッヒ・パンツァーみたいに限定的な防御機構に留めては?
「あの」盟主様がそんな常識わきまえてるわけ(ry
あの、ウェストが居るから問題無いんじゃないか?
盟主様ならきっと勇気でなんとかするさ。
装甲の表面に鍍金する程度でも充分な効果が得られたりして
>>292 流石にそれだけじゃあ、ちょっとでも集中砲火食らったら終らないか?
> すみません、マスターテリオンの元となったとある人物の名前を使用するつもりです。
クロウ・リード?
重装甲のまま機動性を確保するのに非常識なブースターを乗せて解決を図ると
誰も乗れないお蔵入り、でも非常識なパイロットなら乗れますなヘンに通好みな決闘用MS…
ん、むしろいいかも知れん
ナデシコのブラックサレナか?
Wのトールギス。T2は邪道。
設計思想からして趣味に走りまくった天下の変態用MSですよ。
仮に、装甲をヒヒイロカネで造った場合どれぐらいの重さになるんだろ?
俺の考えでは軽く倍ぐらいの重量にはなると思うんだが…
決闘用MSと聞いてエピオンを想像したよ
Wの5博士と西博士は妙に気が合いそうだwwwww
>>281 確かPS2の機神咆哮のCDドラマの治安警察のキャンペーンだったかな?
ある意味「アリスンが思いっきりブラックロッジ入りを検討してしまう」という狂気を発していたような。
とゆ〜か、九郎以下アーカム住人はすでに狂っているんでないかという暴走をちょくちょくしているような。
アレイスター・クロウリーがマスターテリオンのモデル、って言うのは有名な話。
確か彼の愛犬の名前が「エセルドレーダ」で、著作の原題も「リベル・レギス」だし。
>>301 ドリルの極致を追求したその設計思想を見て共感する5博士
今の所、ウェスト脅して機体を造らせるしかないのかな?
って思ってるんですがどうしましょう。その場合はテリオンがMSに乗らずにアークエンジェル
の中で戦闘をみてるだけで、最悪一気に話が飛びかねないです
まぁ、どんな機体でもエセルがリトルエイダ宜しくすれば鬼械神レベルになるとは思うんだけど、
それはあまりに卑怯ですし。皆さんの意見を聞かせて下さい
ウェストは脅されて作るタイプじゃないっしょ。
何らかの興味を惹かれて製作の方がされっぽいと思う。
むしろ脅す必要があるのはドリルが欲しくない時に念を押す時かな。
結局の所は話の見せ方次第だから、あんま強い弱いにばかり拘らなくてもいいと思う。
>愛機は唯一つなのでMSは所有しない
>テリオンの上にお姫様抱っこ状態で搭乗している
専用機は所有しない、エセルはMSの操作系にこっそり介入して微妙な補正をする程度が良いかと(動作のみで兵装はノータッチ)
お姫様抱っこ状態で搭乗してたら、操作しにくくないか?
あっ、でもテリオンの反射神経だと最悪光速度レベルだから問題無いとも言えるが…
エセルが介入しないと、操作系が一発でお釈迦になるが、テリオンの操作に機体が付いていかなくないか?
309 :
307:2006/10/22(日) 22:29:41 ID:???
>微妙な補正をする
MSの性能を向上させるのではなく、あえて性能を鈍らせ
敵の弱さにマスターが飽きないように、苦心していたりして
戦闘センスは卓越してる反面、実は激しく機械音痴なのが判明するテリオンなどどうか
どちらかと言うと、
テリオンの反射神経とかをコーディレベルまで落すって言う、とんでもない補正をすれば
何も問題が無いと思う。
流石に、フリーダム相手にゲイツとかなら機体の性能差がありすぎて戦いにならないが…
>310
その場合、エセルが必死になって、お勉強するから無問題
OSわかんねーいじれねー
と砂漠でずっこける照夫
ギャグだわ
エセルが、「マスターにそんな無様な格好をさせられません」とか言ってテリオンが何かする前にどうにかするだろ
ゲーム序盤プレイ中は思わなかったがこうして見るといいカップルだなぁ、照夫とエセル。
>>311 鬼械神を召喚しないんだから、あえてエセルに仕事を与える為に、レベル調整をさせているかと
>>313 照夫のキャラなら出来ない事があっても、それがどうかしたのかと胸を張り、
脇でエセルがあくせく対処してるよw
で、照夫でも操作出来るようになってから当然のように悠然と操縦を始めると。
それで思うように動かなくてぼこぼこにされても、心地よいといって敗北を楽しみそうなんだが
つうか、今の所あたまの中でテリオンが何てMSに乗ってるのを想像してんだ?
ちなみに俺は「ゲイツ」
テリオンのMSに寄り添いながらサポートするエセルバクゥとか想像した
やべ、なんかかっちょいいぞ
>>311 フリーダムだって燃料の問題から出力と戦闘航続時間が1クラス上なだけで、
ゲイツとそう驚くような性能差があるとは思えないんだが……。
精々、ガンダムとジムくらいの感じじゃない?
胴体ぶちぬかれて顔半分吹き飛んで、かろうじて機能する兵装が二つ三つしかないズタボロのプロヴィデンス。
でも何故か「余によく馴染む」と。
既に誰かの機体とか関係なくしたら
俺は『ドレッドノート』+マグネットコーティングで
何故かプロヴィデンスに乗ってるのが浮かぶ
なんでだろう、どんな機体を想像してもカラーリングが紅と黒しか想像出来ない
俺は[バスターの装備を持ってるアストレイ・レッドフレーム]
>>318 世に思うがままに成らぬ事がこんなにも多く残されている…
と縛差から解放された実感に浸るのか
>>319 アマツを借りている
テリオンがMSを借りているのは、エセルがMSの所有に猛反対した結果かと
さらに単座機に無理やり二人で搭乗してるのもエセルが…
パワーローダーレッドフレームなし。
レッドがあるべき場所に、マスターとエセルが立ってる。
アレってそんな簡単に貸してもらえるのか?
某Xスレだと、ミナ様エロイ人になってるって聞いたが…
テリオンにとっての愛機はやっぱり、リベルレギスだけだからMS所有に異論を唱えないと思う。
むしろ、何故そんな玩具を……ってな感じじゃないか?
でも、何度も貸してもらえんだろ。
何かさ、ラクシズがデモンベインを奪取したりすんのかな?
でもウェストが連合に居るみたいだしもしかして、ウェスト達がいずれ造るであろう機体を奪い取るとかか?
玩具屋や余興に気合こめるのもらしいと思うけど、アルの断章探しも面白そうだから西博士に
任せちゃうくらいだし、この世を楽しむ姿勢に関してはプロフェッショナルだぜ、別名超暇人
>>330 見方次第では、テリオンの所有物であるエセルにとって
MSなんて無粋な物が同格(所有物)になるのは、我慢ならないわけで
ただたんにマスターを独占したかっただけだったりするが(借りるのはOK)
ラクシズがまたトンデモ諜報能力でフリーダムデモンベインを作って、それで最終決戦でレムリア・インパクトの乱用&虐殺。これに九郎がデモンベインの誇りの為に決戦。
「てめえらがそいつを使うのは百億光年早ぇんだよ!」「九郎落ち着け!光年は時間ではなく距離だ!」「だったら百億光年分フルマラソンして鍛えなおしてから出直しやがれ!」
てな感じで。
・・・ここの住人ってもしかして主人公よりライバルキャラのほうが好きなのか?
銀鍵守護神機関(獅子の心臓)が無いから稼動しないだろ。
それにそんな物をラクシズが使おうとしたら、リベルレギスに乗ったブチ切れテリオンが登場しないか?
まぁ、装甲のヒヒイロカネ剥ぎ取るぐらいはやりそうだが…
ライバルってウェスト?
なら好きなキャラだ。良いキャラしてるじゃないか
>>335 もしくはあの二人がデモンベイン臭をかぎつけて現れフリーダムデモンベインをボコって
所詮は紛い物か…って感じで去って行く
とかは?
エセルは泣き虫
むしろ九朔&紅朔の乗る、トゥーソードで十分だろ…
クロックワークス・フリーダムとか…
エセルは一人だとエロ格好いい
>>343 レムリアインパクト零零零式を使うのは勿体無くないか?
むしろアトランティス・ストライクすら勿体無いと思う…
ここで、魔導書「両澤の神秘」
>>344 それはマスターの汁の供給が受けられなくなっている為に
欲求不満に陥っているせいだったりして
マスター(とナイア)に開発されまくってるし…
成る程、奥が深い…
個人的にはクルーゼが寿命延長の欲望に負けて、『妖蛆の秘密』に手を出さない事を祈るのみ
どうも、ですべのひとです。
また新人の旧神さんが増えてくれましたね。
嬉しい限りです。wktkさせていただきます。
さて、書きためたはいいんですが、なかなか区切りがつけられず、
容量がいつもより多めになってしまっているようです。
一週間投下できなかった分、ここで一気に投下したいと思います。
狂うぜの場合、狂気というより根性ババ色なだけだからあんま魔導書と相性よくなさげ
決定的だった。
この「意識」を放ち、時計の力で望みを断たせ。
会わせるように仕掛けた。
その結果といったらどうだ。
まだ、この世界のことを理解していないにも関わらず。
まだ、魔導の魔の字もおぼつかないにも関わらず。
九割方、話が「同じ」方向に転がった。
剣の側だ。
力に溺れず、正しきに目覚める者だ。
これならば。
「……離せ」
そう、この人間ならば。
「そいつを、離せ」
彼の新たな力となり、
「聞こえないのか!」
愛と勇気と誇りをもって羽ばたき、
「……『影』を離せと言ってるんだ」
この世界に彩りを添えられるだろう。
「君には、素質がある」
「何が言いたい。人のことはずっと無視しておいて」
許せなかった。
赦せなかった。
とても強い怒り。
それでも、今までとは違う怒り。
今の自分には、その怒りを形容する言葉がなかった。
だけど、それは。
それは。
「いいじゃないか、そんなカリカリしなくても。誉めてるんだから」
「そんなものいるか! 俺はそいつを離せと言ってるんだ!」
「……でも君は、今僕が憎いんじゃあないのかな? 憎しみだけで戦うなと言っておきながら……」
聞いていたのか。
だが、そんなことはどうでもいい。
俺はただ、こいつに一言言ってやればいいだけだ。
「意味が違う」
「……ほう?」
そう、意味が違う。
この時代に来てから感じた何か。
ひとつは、優しくてあったかい世界。だけど、もうひとつはそれとは逆方向だった。
確かに復讐は遂げた。
それでも、何も手に入りはしなかった。
あの時から、俺を度々襲う感情。
虚無感。
まるで鏡のように、俺と同じように復讐に走った『影』。
自分と近いものを初めて見たからなのか、その一言一言が。
その虚無感と重なって見えた。
だから、わかったのかもしれない。
「確かに俺は、憎しみだけで戦うなとは言った。
だけど、それは復讐を遂げたとしても、その先には何もないから。
こんな事は、ほっとけない。要らないお節介だろうが、
『影』は……アンタから解放されなきゃならない! そいつを離せ!」
「……お見事」
拍手。もちろん、手ないしはそれと似たようなものは見当たらない。
「馬鹿にするな!」
だが、敵が強大なのは分かる。
少なくとも、人の手に負えないくらいは。
それでも、絶対に退けない。
俺は駆け出した。奴から『影』を解放するために。
駆け出して、
「それでも、僕に挑むのは無謀だねぇ」
捕えられた。
反応すらできない速度だった。
おそらく、まわりの闇自体が奴の武器。
対して、こちらは銃もなく生身。当然近付いて白兵戦しかない。
通じるかどうかはわからない。それに、この束縛された状況から抜け出せるかどうかも。
だが、腕がなければ脚がある。脚が駄目なら頭がある。
何がなんでも、ここで諦めるわけには―――
「力が、欲しそうだね」
……ああ、必要だとも。
アンタを倒して、『影』を解放する力が。
「なら、君には力をあげよう」
闇の中の紅い三つ目が、眼光を増す。
「とびっきりの力をあげよう。
高みに上がるための力をあげよう。
魔を断つに値する力をあげよう。
剣をあげよう。刄をあげよう。
とびっきりの力をあげよう」
一瞬おいて、
「使いこなせるかは、君次第だよ」
意識が、暗転した。
……情けない。
結局、自分に何ができた。
気づいたら、闇は消えていた。
『影』と共に。
……何も、できなかった。
まただ。
また、何もできなかった。
俺は無力。
人を救えない力に、何の意味がある。
沸き上がる悔しさ。結局、俺は無力なだけだったのか。
マユが言ってた。落ち込んでる時は、空を見れば気持が軽くなる。
だからなのかはわからないが、涙で滲んだ空を見上げていた。
儚い蒼さの中に……黒い鳥が見える。
……鳥?
鳥じゃない。MSか。自分と同じ要領で、飛ばされてきたのか。
見ているうちに、発砲。実弾の単発なんて、MSにあっただろうか。
……数瞬置いて、衝撃。地面が揺れる。
『どういうことだよ、アル! あれはお前の鬼械神だって話だろ!』
聞き慣れた声のした方を振り向く。
己の背後。
それは、鋼を裂いて唸る鋼。
魔を断つ剣。
無垢なる刃。
『あやつはおそらく妾のものと同じ力を使っておる!
生身での戦闘が均衡状態ならば、招喚も不自然ではあるまい!』
そして、それらの声の主は。
「九郎……それに、アル……!? 一体何で……!!」
そうこうしてるうちに、被弾した白い巨体。
MSでも、MAでもない。あの黒い奴も。
『どうする? デモンベインでは射程が圧倒的に足らん上に、
ティマイオス・クリティアスにも限界があるぞ!』
『わかっちゃいるけどよ。どうにか距離を詰められれば……!』
また回避行動をとったのか、巨体が動いた。
俺の横のビルに、ちょうど弾が着弾。
崩れてくる。
「―――って、うわぁぁぁぁ!!」
逃げるしかなかった。
……運悪く、着弾から逃げてもまたそこに撃ち込まれ、
俺はまた、アーカムシティをひたすら右往左往。
……広い通路に出たところで、停止した。
「落ち着いたか……くそっ、どうしてこんな……」
目の前に何かに手をつき、呼吸を整える。
何かに。
「……って」
触ったことのある感触に近い。
これはMSの装甲だ。
この世界にはまだないであろう合金だ。
一体何なのだろうか、と見上げる。
ウィンダムだ。
連合のMS。俺が何機も落としたMS。
何故ここに。
『うおっ!? や、やべぇ、街が……』
『そんなことを気にしている場合か! 奴を倒さねば、これ以上の被害は免れん!』
よく見れば、被害は相当のものだ。
おそらく、九郎の乗っているらしい白い機体は
射撃武器がろくになく、空戦能力もない機体。
対して、黒いのは空戦能力に長けた高機動機体。
……タイマンでは勝ち目は薄い。
だが、目の前のこいつは空戦パックがついている。
目を瞑る。
脳裏に蘇るは、オノゴロの会戦。
駆け抜けた戦場。
奇妙な夢。
ハイネ。
ステラ。
そして、結局救えなかった『影』。
最後に。
短い間だけど、ライカさんや孤児達、
そして―――九郎やアルと過ごした、優しくてあったかい世界。
迷うことはない。覚悟完了。
正直、信頼できる機体ではない。
だが、九郎やアルの助けになれるのならば、それで十全だ。
意を決して、乗り込んだ。
この機体に。この戦場に。
―――終わりの見えない、ループに。
投下終了。
道もわからないのに覇道のところには行けないと思うので、
まずはシンは量産型に乗ってもらうことになりました。
個人的にザクよりウィンダムの方が好きなんです。
しかもザクは飛べませんし、かといってここでグフを出すのも
どうかと思ったのでウィンダム+JSです。やればできるんです、あれは。
『影』は残念ながら今は退場してしまいますが、
どっかで多分もう一度出します。なんたって外■■■■■■■■■■ですから。
…………あれ、検閲?
>>350 宜しくお願いします。SS書いたのすら初めてなので、頑張らせて頂きます。
テリオンとエセルは複座式が良いと言う方が沢山いらっしゃるのでSS書かずに考えてしまいました。
流石に天を貸してもらうのはどうかと思うんで、オリジナル機体を考え設定を作ってみたんですが、
かなり難しいですね。
もし現在考えている複座式機体の設定を見たいと言う方がいれば投稿しようかとも思いますが、そ
れは設定上サイクロプス使用後じゃないと使用出来ないようにしています。
オリジナル機作るときは「ちょっと性能抑えすぎかな」と思うぐらいが丁度いいよ。
厨機体にならないためにはね。
まあ生身の方が強そうな益男さん着せる趣味の枷だからね。
オリジナル機体と言っても凄い性能とかはしてこないでしょう。
>>360 てなわけで見して見して
ウエスト旧神エンド見てきた
何アレwwwwwwww
テリオン自身が強すぎるから普通の量産機ベースで良いかと
見た目だけは豪華なM1アストレイをベースにを色をリベルレギスカラーにして
兵装をリベルレギス風(魔道技術は採用しない)にした程度でよいかと
メビウスから始まりジン、バクゥ、ストダガー、M1、げいつ、しぐー、量産レイダー、
フォビドゥンレッド(色塗り替え)など種世界の量産期を次々に使いまわし乗り捨て
なんてのもおもしろいかもな。最終的にロウにオリMSをもらう
>ですべ氏
乙です!
まさかウィンダムとは……
『影』との契約拒否といい、思わぬ機体での参戦といい、毎度予想の斜め上を行かれるわー
ウィンダム+JSと聞いて大空羽ばたく紅の翼の方を思い浮かべてしまった・・・
頭冷やしてきます
体高 :24、5m
重量 :120、7t
(ドリル装備時145t)
GAT-W101 :ティンダロス
建造 :地球連合軍
所属 :アメノミハシラ
生産形態 :試作機
操縦系統 :複座式
カラーリング :紅と黒
特殊兵装 :ヒヒイロカネ使用特殊ゲシュマイディッヒ・パンツァー
武装
M417 80mmバルカン
ディグミー・ノー・グレイブ高出力拡散ビーム砲(右手)
70mm弓状式特殊ビームライフル(左腕内蔵)
アンチクロス突撃重斬刀
SWM-28 ドリルクラッシャー(出撃時の装備の有無で決める)
ビームサーベル×2
武装説明
>ディグミー・ノー・グレイブ
説明無し。つうか、要らないでしょ?
>70mm弓状式特殊高エネルギービームライフル
左腕に内蔵されている特殊なビームライフル。撃つ時には左首が途中から折れ、銃口を出す必要がある。発射時は腕の肘から先が一部展開し、弓のように広がる為にその名前
が付いた。腕に直接内蔵の為に、ロック出来ないからこのような形になった
>アンチクロス突撃重斬刀
逆十字型の剣で、ヒヒイロカネで刃となる部分は造られており、ジンの重斬刀以上の切れ味を持つ。ちなみに、三箇所からビームサーベルのようにビームを出す事も可能なの
で、相手の虚を突く事も出来るようにされている
>SWM-28 ドリルクラッシャー
漢の浪漫でもあるドリル。ドリルをヒヒイロカネで造ってある為に、ドクター曰く岩盤すらも砕けるとの事。この機体で最大の攻撃力を誇る。戦艦やコロニーの壁をも容易く
破壊するとんでも兵器でもある。PS装甲にも穴を開ける事が出来る非常識な威力を持つ。しかし、これ左腕用装備である為に、70mm弓状特殊高エネルギービームライフルが
撃てないと言うデメリットもあるが、漢にとっては些細な事である?かもしれない。
SWM-28とは、スーパーウェスト無敵ロボ時代の名残り…
>ヒヒイロカネ使用特殊ゲシュマイディッヒ・パンツァー
フォビドゥンのゲシュマイディッヒ・パンツァーとは違い、ビームだけでなく実弾にも高い能力を持つが、ビームを電場の流れに乗せてその軌道を偏向させると言う事は出来ない。
リベルレギスの翼みたいな形で、機体を覆う事も出来る。
ちなみに、GAT-W101のWはウェストと言う意味です。
武器以外にも、巨大バーニア、そしてコクピット周りにはヒヒイロカネが使われ、最低限だがパイロットの事も考えられている。
何故アメノミハシラにあるかと言うと■■■…検閲されるみたいです。
機体のモデルってどうしたら良いと思います?
ウィンダムとか、アストレイとか…。
改善点とかあれば教えて下さい。
>左腕に内蔵されている特殊なビームライフル。撃つ時には左首が途中から折れ
訂正
左腕に内蔵されている特殊なビームライフル。撃つ時には左手首が途中から折れ
テリオンは
生身でMS吹っ飛ばしながら登場→ハンデとして吹っ飛ばしたMSに乗る
ぐらいでいいよ
先ず、ちょっとや り す ぎ
体高 :18.67m (全備全高21.87m)
重量 :58.20t (全備重量96.55t)
GAT-04改w :ウィンダム(ヴィクトリアス):ティンダロスストライカーパック装備 ティンダロスストライカーパックはwと略称
間接部に戦闘機動に耐えうるようヒヒイロノカネが使用。 OSも彼と彼女が力を出しても耐えうるよう調整されてはいる
建造 :地球連合軍
所属 :アメノミハシラ
生産形態 :量産機改良型
操縦系統 :複座式
カラーリング :紅と黒
特殊兵装 :ゲシュマイディッヒ・パンツァー
装甲素材 :コクピット周り、一部にヒヒイロカネ 一部武装にも使用 ヒヒイロノカネはあくまで装甲素材として割り切れ、でないと死ぬぜ?
武装
基本
M2M5「アルトレゲン」55mm近接対空火器×4
ES04B ビームサーベル×2
Mk315「スティレット」投擲噴進対装甲貫入弾×2
Wパック
ディグミー・ノー・グレイブ高出力スマートカノン(右手) (ストライカーパックバッテリーから直結)
攻盾70mm弓状式特殊ビームライフル(左腕実体シールド内蔵)
Cross of immorality:特殊形状大斬剣
SWM-28 ドリルクラッシャー(出撃時の装備の有無で決める)
>70mm弓状式特殊高エネルギービームライフル
左腕シールドに内蔵されたビーム射出機。撃つ際にシールド先端が開き、弓穴が現れる。折れた先端はナックルガードのように左腕を覆い、シールド両端が開いて巨大な弓と化す
>アンチクロス突撃重斬刀改めCross of immorality:特殊形状大斬剣
逆十字型の剣で剣身が十字のように見えることからそのままの名で呼ばれる。戦闘形態時、格剣身が伸ばされ、その剣身を覆うようにビームの刃が展開される
普段は折りたたまれて収納されている。
こんなもんでいいんじゃない?
372 :
獣の種の人:2006/10/23(月) 18:27:35 ID:yk5hm06B
>>371さんの方がやっぱり良いですね
複座式を考えて少し大きめに、ヒヒイロカネを使用してる分少し重めにしたのにしようと思います。
体高 :19.07m (全備全高22.07m)
重量 :65.20t (全備重量100.55t)
ぐらいの大きさと重量にしようかと思います。
さて、頑張って出せるように話書かないと…
ヘリオポリスでアークエンジェルに乗り込む
↓
途中アークエンジェルでMA、もしくはザフトのMSを確保して(傭兵扱いで)ソレに乗る
↓ ↓
MAなら地球でスカイグラスパーに変更 MSならオーブに到着する前に乗り潰す
↓ ↓
オーブでレッドフレーム入手←←←←←←←←←←←←←←
↓
アラスカのサイクロプス起動直前に大破もしくは乗り潰す
↓
オーブでアークエンジェルから下りる
↓
アメノミハシラへ
↓
GAT-04改wを借りるって感じが一番自然かな?
戦闘中にかかるGの表現はどないすんだろ、デモベ中では光速とかまで速くなっても魔術で
済むんだけど、魔術使わなかったら重い機体をバーニア吹かして高速機動したらエセルが
潰れるんでなかろうか(本は痛くない可能性あるが)
それともそこまでに速く動かないのかな、やり過ぎちゃうと旧ザク大勢対ゼータガンダムみた
いになって滅茶苦茶になるし。あと紹介されてるオリMS負けるような気がしないんだが?
当時最新鋭MSを借りるってのは無理だろ
各坐したのをパクッたってことにしとけ
勝手に借りればいいのさ
エセルはOSがわりにすればいい
>>374 自分で考えてた機体は、重量の重い機体を宇宙戦とは言え無理にシグーレベルまで上げた結果、
稼働時間が普通のMSの3/2程度しか無い。しかも稼動するのに必要なエネルギーがあれば、
ダガーがおよそ三機稼動出来る。
一つ一つの武器の威力が高めの為に、無闇に攻撃したらエネルギーが更に短くなる。
本体の装甲がダガーと同じために、PS装甲と比べれば紙。
って感じで考えてました。
うーん、アラスカ直前でジンを乗り潰して、アラスカ基地に放置されたGAT-04を見つけてパクル
それ乗って、アークエンジェルに移動
↓
オーブに連合が来る前にGAT-04を持ってアークエンジェルから降りる
↓
アメノミハシラへ行く(此処でGAT-04の所属を連合からアメノミハシラに変更)
ってすれば良いんでしょうか?
誤り × 普通のMSの3/2程度
訂正 ○ 普通のMSの2/3程度
テリオンが高スペック過ぎるんで、あまりに房スペックなMSは萎えそうな
それでも上記の房スペックMSは、おそらくエセルがリトルエイダ方式で動かす
ストライクダガー(ただし魔道結界やリベルの魔道兵装を召喚して使用可)にくらべたら
圧倒的に低性能なんだろうけど
テリオンにしっくり合う機体と言ったら、ベルガギロスが色も目とかもカクカクした感じも出ててちょうど良いかんじだと思う
問題は種じゃない事だorz
というか大導師殿、生身でMSと戦える
それをいったらおしまいや
なんか理由つけて能力制限すればいいじゃん。トラペゾ喰らって無限ループが否定され
最初の、つまり人間であったテリオンに戻ったとか。
>>379 LAの場合は機械言語版という事でデウスマキナばりに武器召還ができたけど、エセルの場合はそういうの無いからさらにマイナス補正がかかって、他の一般のMSの武器+α程度の威力とかいいかも。
利点はあくまでテリオンが使い慣れている武器を使用できるだけみたいな。
>>383 よからぬ物を引き寄せるから、あえて魔術を封印しているなんかはどうかと
戦う相手次第で厨房機体にしても違和感ないよね、アメノミハシラでM1赤色を魔改造するのが
良いと思うが、邪神が絡むならリベルレギスっぽくてもいいが、一般コーディばかり相手にする
なら詐欺機体では典型的な主人公最強モノに成り果てる、まあテリオンが九朗以外に負けてほ
しくもないけど。でもリアルっぽい戦いで毎度ゲイツやストライクダガーの集団に苦戦するテリ
オンは萎えるかもしれん、うまく表現できたら神だが。どちらにせよテリオン主人公は鬼門だな
ループ世界なら大規模な魔術の行使は、世界の魔術に対する耐性が高いので好き勝手に使えるが
CE世界だと魔術に対する耐性が著しく低いので、大規模な魔術の行使は世界が壊れるので
おのずと制限しなければならないとか
ただし、防衛的行動(ジェネシスの直撃に耐えたりとか)で魔術を使う分には
相手の力とつりあう程度の行使で済むので大規模な魔術を使うことができる
あえて弱いデモベキャラを出したいのなら、ループ初期でまだ常人に毛が生えた程度の九郎や、
それにあわせてやはり一般のクトゥルー小説の魔術師の域を出ていないテリオンもアリだなぁ。
まだデモンベインが成立していないからアイオーンに乗って戦う九郎とか。
デモベと違って稼動限界があるから、縛りの意味でも有効だし。
勝手に振り分け
地球皇帝→アカツキ
ティベリウス→ゲルズゲー
クラウディオス→レイダー
カリグラ→ザムザザー
ティトゥス→ライトニングスローターダガー
ウェスパシアヌス→MAデストロイ
あいつらなら、この辺選びそう
カリグラはMSデストロイだろう、でかいし腕伸びるし、あほっぽい言葉が流れても合うし
盟主王「スレッジハマー装填!スレッジハマーは最強だぁああああ!」
瑠璃はエターナル
ライカはアークエンジェル
リューガがドミニオン
草履王「あの大天使を何とかしろよ!」
こうですか、わかりません!
>>394 いいねぇ。
あれもなー、音楽と絵と声優がいいクソゲーだからなぁ……。
せめて伏線の回収くらいはしっかりやって欲しかった。
スレ違いスマン。
394のやつって何?
>>396 ロストチャイルドのスレッジハマー、声は勇者王の人
「ヒーローになりたかった人へ」(だっけ?)をキャッチフレーズにしながら全然ヒーローっぽくない内容で有名(っぽい)
OPはかっちょいい、おもわずサントラ衝動買いするぐらいに
デモンペインはどこですか?
>>397 噂だけなら聞いたことがある
なんでもシン・アスカ声のヘタレ主人公が他人に出番を取られる話だとか
アルをやり逃げするシン。
ティトゥスを愛するドクター。
ナイアさんを従えるスティング。その他もろもろ種死、デモベと声優が結構かぶる。
あの主人公は声こそシンだが、性格はむしろ凸に近い
化物が街中にはびこってて、何人も人間が喰われてて友人まで殺されかけてる状況で、終いには母親まで目の前で殺されたってのに、
自分は戦える力があるにもかかわらず、何か良く分からない悩みで終盤間際までグダグダ悩んで腐ってるだけ
たまに真剣に戦っても弱く、いつもオクレ兄さんや盟主王に尻拭ってもらう始末
君望の主人公に匹敵するヘタレだった
しかも終盤の怒濤のキャラ死亡ラッシュも、イマイチストーリー的に必然性が
あるようなないようななんだよなぁ。特に大導師様はマジひどい。アレじゃ
何のために登場して何のために死んだんだかよく分からん。
……そしてティトゥス声のラスボスにカリスマ性がゼロorz
>>402 まあ、凸ってヘタレエロゲ主人公のテンプレみたいな奴だからなw
>>403 カリスマは無いがインパクトだけは絶大だったなw
ネコミミwww
>>402 シンだったらあの状況で「俺はこのケルベルスで全てのマガツカミをなぎ払う!」くらいは言いそうだな
激しすぎて一人で突っ走るシンを、藍が冷静にブレーキかけるって関係だったら燃えたかも
あのかっこいいOPムービーだけなら、デモベ並みに熱いストーリーっぽく見えるのになぁ……。
発売日までの俺のワクワクを返せ。
次スレは「デモンベイン>>>>>>>種シリーズ」ではなく
「種シリーズ>>>>>>>ロストチャイルド」になります
>>407 「デモンベイン>>>>>>>種シリーズ>>>>>>>ロストチャイルド」で頼む。
ssの続きも読みたいしな。
さーて、混沌としてまいりました!
呼んだ?
>>410 量産機に落とされた野郎なんざ深きものどもにレイプされちまえ
>>411 いや、それ普通だから
試作機より量産機のほうが無駄が無いし
つか大体ワンオフの機体しか造られるっておかしい事だし
種の機体はコンペ用のワンオフ機で製品版より性能上げてあるから基本的には強いはずなんだがな
試作機自体10機以上作られてそれ用のテストを行われているのにな
RX−78シリーズは都合6機作られてるし
まあ試作機のほうが強いのはぶっちゃけスポンサーの都合だからな
強い量産機軍団に、ボロボロの試作機をチューンナップし続けて挑む主人公がいてもいいと思うんだけどなぁ。
時に頑固と問い詰められて、時にポンコツと罵られて、時に新型の大量生産に足蹴にされて、
それでも最後まで自分の選んだ鋼鉄の棺桶に乗って戦う主人公がいても良いと、俺は思う。
それだとプラモが売れないという問題があるんだよ。むしろ強いとみればどんどん
乗り換える主人公のほうがまだアニメになるとおもう。
>>417 つまりエイガーさんは主人公にふさわしいと言うことだね
>>416 何処かの異能生存体も、32年後もあくまで使い慣れた量産型(の強襲用)で
新鋭の機体を駆る防衛隊と死闘を繰り広げてたな。
そしてガンダムで量産型と言えばコロ落ち。
さて、それはさておき以前シンと紅朔で小ネタ嘘予告を書いたモノですが、
微妙にネタが頭を離れない、さてどうしたモノか。
>>420 つまり、本編を書けってナイアさんが命じてるんですよ。
>>422 オープニングとデモに騙された人がまた一人……。
買うなら中古の安いのにしとけよ。
今なら1200円ぐらいで買えるよw
俺もそれで最初から糞ゲーと割り切って買った
ただ音楽があまりにも良すぎたせいで、サントラに一万以上もかかっちまったぜ…orz
俺は発売日当日、とても乗り気になりながら初回版を買ったな……orz
ムービーとかマジかっこよかったからさぁ……。どんだけ面白いのかとワクワクしながら。
其れは、歪んだ世界、歪んだ未来の物語……
其れは、歪んだ夢、字祷子のうたかたの夢……
其れは、歪んだ幻想、諦めない者達の奏でる唄……
「どうしてこんな事になったんだ!?」
黒髪赤目の少年は古びた街並を疾駆する。血の様な昏い赤に身を包み、紅い風となって街を吹き抜ける。
数時間前には想像もしなかった事態。何でこんな格好をしているのか、何で自分が追われているのか、
そもそも、何処で自分は選択を間違ったのだろう?
「あらら、もう追いつかれちゃったみたい」
頭の上から声が聞こえる。多分、おそらく、ほぼ間違いなく、今のこの非常識事態の元凶。
その声に後ろは……振り向かない。振り向く必要もない。あまりに大きな駆動音が追っ手の位置を
それとなく教えてくれる。しかし、何故こんな物に追われないといけないんだ?
少年は、鋼の巨人、機械の兵士――すなわちMS――に追われていた。
「どうして、こんな事になったんだろう?」
紅い少女はふと考える。少年に力を貸したその身はまるでディフォルメした人形の様に縮んでしまっている。
頭の上にしがみつき、振り落とされない様にしながらも次の一手を考える。
奇妙な気配に誘われて寄り道をしてみれば、そこは機械仕掛けの歪な世界。罠と気付いたときにはもう手遅れ。
不運な少年を巻き込んで、全力全開の逃避行。さぁ、どう切り抜けよう。
考えながらも、ふと後ろを振り返る。白と青の細身の機械人形が迫る向こう、崩れ果てた鋼の残骸を一瞥する。
永劫の悪夢の中で、ただ一つ自分に残されていたモノ、そして共にあったモノ。
それは、この世界で産まれ得なかった紅き機械の神――
>機神頌歌 デモンベインDis
>track 1:Legendary wings
とりあえず、1話目の更に頭の部分だけ投下してみんとす。
時系列的にはC.E.はラクス政権後、デモベは飛翔後、と言う事で。
あんまりクトゥルーネタとかは出ない様な気もします。
でもってタイトルは99/100な人の曲から。ハイ、ぶっちゃけ終盤であの三部曲の
タイトルと、他幾つかのタイトルが使いたいだけだろ、と言わないように、図星だから。
こんなんでよければ宜しくお願いします。(そして退路はなくなった)
>>427 君の運命は動き出している
もう止められない、君は走り続けるしかない
サイシュウカイ
いつか宇宙の中心に立つ、その時まで
すまん。言って見たかっただけ。応援してる。
しかしラクス政権後とか中々絶望感感じる戦いだよね。
正義の光はPart4まであることを知らないだと?99/100信者ではないな貴様・・・
あとは運命の鋼と他のタイトルで言えば究極の破壊者あたりが来るかな
鋼鉄の軍隊あたりも捨てがたいか
セイギノヒカリpart4というか独語版セイギノヒカリはあえてスルー。
独語になってる辺り、微妙に番外扱いの気がするので。
他にpart4があったならこちらのチェック漏れ・・・
本人もちゃんとPart4って言ってるのに・・・まぁ没曲ではあるが
>>427 紅の少女って、紅朔だと思うんですが……騎士殿は何処へ?
>>432 騎士なのですから、きっと女王の下に居るんじゃないでしょうかね。
この世界の女王……カガリ?
仕えるべき主が居なくて放浪してるのかもしれぬ。
>>433 えっ、一応支配者って意味の場合の世界の女王・・・ラクシズじゃないの?
>>434 放浪か……悪だと判断したら、Dトゥーソードを使って破壊。行き着く先は、ラクソやキラ達ラクス信者対してのにレムリアインパクトによる粛清…
騎士殿を応援するしか無いじゃないか
>>433 瑠璃に仕えてた(?)騎士殿がカガリなんぞに仕えたら初日でカガリなんぞ見限るに違いない
>>435 ラクシズじゃなくて、ラクソだな
それと、レムリアによる粛清よりも、紅朔が愛するパパンが来てから種世界に対してトラペゾの使用を望む
カガリなんかデモベメンバーに流されっぱなしなんだろうな・・・
そして、それを快く思わないキラがストフリ乗って参上
だが、九朔の乗るDトゥーソードのアトランティス・ストライクの一撃で完膚なきまでに破壊され、キラは逃げ帰ってラクソに新機体もらって出直すが、何度やっても同じ結果でOK?
アトランティス・ストライクで、隠者の足ビームサーベルごと粉砕したい
カガリが誘拐されないとジブリが逃げ込めないから種世界平和じゃねーか!
・・・あれ?
ラクソとキラには、レムリアで世界から消えてもらって、ロゴスとD計画潰したら平和だな…
頑張って造らないとな…
デモンベインディスティニーってどんなスペックなんだろ。
予想ではストフリ以上、デモンベイン以下だと思う
幅ありすぎだろw
>>444 すまん、確かに幅があり過ぎるな
基本、ストフリ以上ロードビヤーキ以下のスペックで、
近距離戦闘だけは、皇餓以下
これならまだマシだろう……。どっちにしてもストフリ以上は決定と考える
>>442 何故、シンとレイなんだ?
べつに、シンとステラでも問題無いと思うんだが…
Drウェストが弄っていたデスティニーシルエットを、大破したデスティニーの部品を使い完成させた機体
コアスプレンダーは若干の改造のみで、シンの搭乗した2機の集合体となる
背部シルエットのスラスター・ウィングは魔力スラスターのハイブリットとなり、チェストフライヤーと一体化
魔術に不慣れなパイロットのサポートの為のコパイ用コックピットを胸部に設置、その分の内部構造を移設した肩部が大型化
格闘戦を想定して四肢の各関節を強化
頭部には魔道技術による新型センサー
脚部に断鎖術式シールド
武装はライフルと機銃以外はデスティニーのものをベースに術式兵装として改造
戦闘能力は重量増の機動力低下をパイロット2名の魔力でどう補うか次第だが・・・
なんていうネタを出せるのはいつになるやら
>>447 待て、いくらウェストでも断鎖術式をデスティニーサイズにするのは当分無理じゃないか?
だったらディスティニーを断鎖術式サイズにすりゃいいんじゃね?
奇才現る
451 :
442:2006/10/27(金) 17:48:57 ID:???
>>446 つtp://makimo.to/2ch/anime_shar/1146/1146806109.html#932
とりあえずLOGの932〜960を読んでくれれば解るだろうが、現在解っているループ破壊ルートが「レイトゥルー」だからだ。
当然「ステラトゥルー」や「ルナマリアトゥルー」も有るらしいのだがまだ未確認なので、
確認出来た人はぜひ内容(分岐条件含む)を報告してほしい。
ちなみに、「軍神強襲風オーブ防衛戦で家族との死別時に生き埋めになってそのまま死亡」ENDや
SPエディションのEDである「解放されたアザトースの庭でキラに言われてルナマリアと花植えED」
というBADエンドもあるので十分ご注意を。
452 :
442:2006/10/27(金) 17:56:45 ID:???
いかん881のファントムペインエンドでもループ破壊可能だったわ。
しかしまとめサイトで初代スレの各種ネタも収録してくれんものかねえ。
どうも、デスティニーベイン投下に参りました。
明日も休みではないんですがね。
とりあえず、イメージの明確なうちに投下してしまいます。
詰め込みすぎた……?
大誤算だった。
奴が、鬼械神を招喚できるとは。
正直、生身での格闘戦なら分があった。
だが、自分が不利だと悟ったのか、急に離れて鬼械神を招喚してきた。
対抗してデモンベインを招喚したまではいいが、
今度は遠距離からチマチマと射撃をしてくる。
射撃武器がバルカンしかないデモンベインにとっては、
最悪の相性となる機体だ。
「せめて叩き落とすことができれば……
アル、断鎖術式で届きそうか?」
「結論から言えば無理だ。どうあがいても先に此方のエネルギーが尽きてしまう」
やっぱか。かといって、今のデモンベインじゃ攻撃方法も何もなし……畜生、どうすりゃいいんだ!
「落ち着け、九郎! 汝が欠ければ誰が倒せるというのだ、これを!」
そう。ド・マリニーの時計の引き起こした状態のことは忘れていない。
メタトロンが都合よく来てくれるとは考えられない。
というか、それはアテにしてどうする。
つまりは、いわゆる絶対絶命。
「なら、どうすりゃいいんだよ! クトゥグアは駄目だろうし……」
「当然だ! アーカムシティごと滅ぼすつもりか!」
……もう本当にどうしようもない。
せめて、デモンベインが飛べたら。
せめて、飛べる機体があったら――
「……九郎!」
「ど、どうしたアル? 損傷が酷かったりしたのか……?」
「そうではない、あれを見よ!」
注意して、眼を凝らして。
確認した。
どこからか現れたそれは、戦闘機のような翼をもって、
あの鬼械神に突撃をかけているところだった。
銀色の、翼が。
奇襲。
敵が白い機体に集中して攻撃しているならば、
不意を衝いて敵を崩すのは効果的だ。
ウィンダムは火力は並で防御が頼りないが、せめて一撃持てば―――
背部の翼を破壊するまで持てばいい。
そうすればおそらく飛行不能になり、敵は落下する。
あとは近接特化の白い機体に立ち回ってもらえばいい。2対1ならば有利になるだろう。
先ずはミサイルを惜しげもなく放つ。足を止めなければ始まらない。
敵はそれをかいくぐり、接近。
構えるは右手にサーベル。
相手もいつの間にか実体剣を装備していた。シールドは正面に構え、サーベルを振り上げ。
勿論、正面からやり合おうとは思っていない。
俺は、そのまま機体を回転させる。
露になるのは、シールドで隠していた左手。
スティレット、というものらしい。投げつける。
敵の考えを追い付かせないタイミングでの攻撃。
爆発音が聞こえたその時も、まだ回っていた。
そのまま。
結果として、実体剣はウィンダムの脚部を切り落とした。
そして、ウィンダムの手元には―――シールドのみ。
刺さっていた。
斬られる直前に投げつけたビームサーベルは、完璧に翼を裂いて、
今もなお刺さっていた。
浮力の安定を若干奪った今。
チャンスはここしかない、そう思った俺は
マウントしていたビームライフルを取り出し、羽を狙い撃つ。
流石に何発も外れたが、一発は羽に命中、
投げつけたサーベルもろとも落ちる。
姿勢制御で精一杯なのか、
上昇はせずに、実体剣を投げつけてくる。
避けられるか。全力をかけてブースターを全開、回避―――。
信じられないことが起こった。
有り得ないことが起こった。
凍りついた。
パックのジェットブースターが。
最初から、離れれば負ける相手だったのは分かっていたが。
まさか、真逆、こんな幕切れになろうとは。
あとは、こちらだけが落ちるのみ。
幸いこの高度からではまだ大丈夫。機体は。
これではパイロットが、俺が墜落の衝撃で怯んでいる間に次の一撃が―――
「すまなかった」
来なかった。
「もう、大丈夫だ」
命を賭して、敵に挑んでくれた者に声をかける者。
大十字九郎。
「全く、唐突に現れては勝手に無茶をしおって」
相も変わらず辛辣な言葉を投げつける者。
アル・アジフ。
俺が見た光景。
それは、白い機体が黒い機体の羽を蹴り砕いた光景。
浮力の片方が得られなくなり、落下する黒い機体。
其処を見計らい、白い機体が何らかの動作をしだした。
陣が見える。
機体の後方、後光のような碧の陣。輝く魔法陣。
「光射す世界に、汝ら暗黒棲まう場所なし!」
俺は、何もかも忘れて見入っていた。
「渇かず、飢えず、無に還れ!!」
まるでこの光景を、この儀を、この口訣を
「レムリア―――」
忘れないように、心に、魂に刻みつけるように
「―――インパクトォォォォォッ!!」
見入っていた。
決まった。
あとは術式を送り込み、一言。
それだけ。
それだけなのに。
何らかの不安。
もやがかかった心。
……わからない。
いつまで妾を苦しめるのか。
あれは在らざるもの。
あれは有らざるもの。
そうではないか。
疑うのか。己を。
狂える詩人たる我が父により生み出され、幾百もの戦場を駆けた妾を。
それだけはならない。
だが、これは何だ。
頭から離れない光景は。
有り得ない、記憶にもない、こんな光景が。
何故、このような光景が―――
―――ならばエドガー、妾は汝と契約する
「…………!」
己の声が、聞こえた気がしたのは。
だが、今は振り払う。
そうでないと、先に進めるものも進めない。
妾の目的も、忘れたものではない。
だから。
だから、今は。
「―――昇華」
俺が飛び出してから、一分足らず。
たった二発の攻撃で、黒い機体を完全消滅させてしまった。
思うように動かない体に鞭を入れ、外に出る。
白い機体は近くまで下がってきていて、
黒い機体のあった場所は何らかのフィールドに覆われているようだ。
「……デタラメだ」
圧倒的な勝利。
射程内に持ち込めばこれほどまでに決まるものなのか。
白い機体から、誰かが出てきた。
近付いてくるその者は、銀の長髪の男と、その肩に乗った……何だコレ。
俺は二人(?)とも知らない。
微妙に警戒していたところに。
「……シン? お前、何でこんなところに」
え。
そうは言われても、迷いに迷って気づいたらここにというか、
そもそも何で俺の名前を……
「って。その声、九郎?」
「え、ああ。このカッコはちょいとワケありで……」
勿論、そんな格好は初めて見る。
しかしこの際どうでもいい。
他にもっと、訊きたいことがある。
「で、何でアンタはそんなものに乗ってるんだよ!
さっきの黒い機体もわからない。どういうことだ?
あいつらは一体なんなんだ? アル・アジフの断片と何か関係しているのか?」
「汝も少しは落ち着け」
小さいのが口を挟む。なんだ、アルか。しかし何故こうも小さく……
痛い。石を振り回すな。魔法だかなんだかので。
「とにかく、話は後だ。先ずはさっさとページを回収するか。
シン、その機体は動きそうか? 動かないなら、このデモンベインに乗ってくれ」
デモンベイン。
それが、この機体の名前か。
でたらめで。
極端で。
火力と格闘戦能力ばかりが突出している。
これが、この巨体が。
魔を断つ剣。無垢なる刃。
デモンベイン。
投下終了。
次かその次で二話が終わる予定です。
三話では、とうとうあのキャラが登場……!?
とりあえず、もう少し戦闘の描写は上手くなりたいものです。
好きなんですが。
色んな二次創作を見てきたが、シンがウィンダムを駆使して活躍した話は初めて見たw
そうだよウィンダムだって乗り手さえマトモなら出来る子なんだ!と声をあげて叫びたい量産機マンセーな俺
圧倒的性能の特別機が雑魚を蹴散らすのは爽快感があるけど、
お約束として、話の締めまで状況が悪くなっても犠牲者が出ても、
派手には活躍出来ないという時代劇理論を実践しないと、只のウザキャラで終わるからな。
エドガーのことk
種キャラの主人公クラスが雑魚モビルスーツに乗ってかっこいいって斬新だな。頑張れシン!
467 :
獣と種の人:2006/10/28(土) 20:21:30 ID:???
PCがぶっ壊れ、USBにデータを取ってなかったデータが全て消えた
_| ̄|●
今、第一話を書き直してるんで早ければ今日か明日には貼れると思います
唐突だがラクシズって実はニャルラトテップの化身のひとつではないかという
電波が降りてきた。きれいごとをいいつつ最悪の結果がでるあたり。
470 :
獣と種の人:2006/10/29(日) 00:04:31 ID:???
違和感有りまくりですが、一旦投稿します。
種を見たり、デモべをやるのを同時にしなきゃ必要以上にキャラが崩れるって知りました。
キャラの言葉遣いがあんまりにも違いすぎると批判があれば、PCに種のアニメと斬魔と飛翔入れてからその点を重点的に書き直す事にします
現状じゃあ、直すの無理っぽいんですみません…orz
CE70・・・・・・。『血のバレンタイ』の悲劇によって、地球プラント間の緊張は、一気に本格的武力衝突へと発展し、戦局は疲弊するだけで、月日は既に10ヶ月が過ぎ11ヶ月に差しかかろうとしていた。
そして、最古の魔導書を従える邪神の神子は、神子としてではなくただ人として存在する為だけに、その絶大な魔力を利用して、規格外なまでの能力の大半を封印していた
「マスター、お茶が入りました」
「すまぬな、エセルドレーダ」
少年が机に置かれたティーカップを取ろうと手を伸ばそうとした所で、ヘリオポリスが突然揺れるが。
「地震であるはずが無い以上、ザフトの攻撃といった所か」
そのままティーカップに手を伸ばしながら呟く
「そう思われます、マスター。いかがなさいますか?」
「無限螺旋から開放された今、僕達を脅かす物は何も無い。今は只、人間の醜さも美しさも、共に見ていこうエセルドレーダ」
右手でティーカップを口元に近づけながら、左手でエセルドレーダを抱き寄せ、エセルドレーダの髪を撫でながら言う
「イエス、マスター。共に生き足掻く命たちを笑いながら、憧れながら、今は過ごしていきましょう」
髪を撫でられながら、エセルドレーダは目を閉じ両腕で強く少年に抱き付きながら言う
「ではシェルターに向かうぞ、エセルドレーダ」
「・・・・・はい」
少年の言葉を聞いたエセルドレーダは、渋々ながらその両腕を少年から放し、二人でシェルターに向かって歩き始める
近い場所に有ったシェルターが満員だった為少しずつ遠い場所にあるシェルターに向かって歩いて行っていた
「マスター、此処も満員で受け入れられないとの事です」
「ご苦労。ならば、MSを戯れに入手してみるのも一興か・・・」
そう言うアレイスターの目線の先には、一機のジンが周囲を警戒しながらうろついていた
「どうなされるのですか?マスター」
「人として存在する為に力を制御しているとは言え、魔力で強化した我が一撃ならば容易く破壊してしまう・・・」
「リベルレギスを使えば、無傷で確保出来るかもしれませんがいかがいたしましょう?」
「そうか、まかせる」
「はい。全てはマスターの思いのままに」
そしてエセルドレーダは一人ジンに向かう
周囲を警戒していたジンのパイロットは、突如得体の知れない恐怖を感じ、急いで機体に背後を振り返らせソレを見た
「・・・あっ!!」
目の前にある物が理解出来ず、怯えながらソレを見る
紅と黒、独特カラーで創られながら、身体の至るところが破壊された姿でありながら、それは己が乗るジンよりもなお、巨大
鮮血を浴びたが如き、紅の装甲に身を包んだヒト型
ソレは竜の翼を閉じて佇む、傷だらけの悪魔
ソレは荘厳にして絢爛、紅の装甲によって象られた傷ついた機械の神
ソレはソレはソレはソレはソレは・・・・・・人を模した恐怖の具現
「あぁああっ、あああああぁぁぁぁ!」
あまりの恐怖により身体が動かず、その恐怖は狂う事すら許さない。逃げる事も出来ず、狂う事すら出来ずソレを見続ける
「今すぐ死ぬか、機体を置いて帰るかを選びなさい」
紡がれたのは幼い少女のような声。その言葉を理解してからコクピットを開け、周囲を見渡すが先程の機体は影も形も無く、ただ数十m前方の道路に一人の少女が立っているだけだった。
しかしそんな事よりも、先程感じた恐怖から逃げる事が大事だったのか、ジンのパイロットはそのまま機体から出て、ヘリオポリスの外にあるであろう、自分の所属する艦に向かって帰って行った。
そして、その時持ち帰ったデータディスクは、クルーゼの手に渡り、そこからデュランダルの手に渡る事となる
帰っていくパイロットを遠目に一瞥すると、自分の元に帰って来た少女に目を向ける
「ご苦労、大儀であった。エセルドレーダ」
「御心遣い感謝致します、マスター。今からあの玩具に乗られるのですか?」
パイロットが居ないジンを指差しながら言う
「そうなる。機体のシステム変更を頼んだぞ、エセルドレーダ」
「イエス、マイマスター。全てはマスターの思うがままに」
少年がジンのシートに座り、少年はエセルドレーダを膝に座らせる。そして少年の膝に座ったエセルドレーダが機体の設定を凄まじい速度で書き換えて行く
「マスター、コレの識別信号と色を変えても構いませんか?」
「任せる。・・・・だが、コレがMSか」
感慨深そうに呟く
「どうされたのですか?マスター」
「MSに乗るのは始めてでな、操縦方法がわからんだけだ」
その言葉を聞いたエセルドレーダは、機体カラーを己の術式を改変して黒と紅に変えると、甲斐甲斐しく少年に一つずつ丁寧に教えていく。その顔には、何事にもかえ難い喜びの笑みを浮かべながら
「私はマリュー・ラミアス。地球連合軍の将校です。申し訳ないけど、あなた達をこのまま解散させるわけにはいかなくなりました」
キラ達に銃を突きつけ、ラミアスは目の前にいるキラ達に向かって言う
「「「「「えー!?」」」」」
当然の如く、何故そうなるんだと異論を言いたくて仕方が無いといった感じで、全員の声が重なる
「事情はどうあれ軍の重要機密を見てしまったあなた方は、然るべき所と連絡が取れ処置が決定するまで私と行動を共にしていただかざるを得ません」
「冗談じゃねぇよ!なんだよそりゃ!」
「従ってもらいます!」
自分に向けられる異論に対し、強い口調で言い返す
「僕たちはヘリオポリスの民間人ですよ?中立です!軍とかなんとかそんなの、なんの関係もないんです!」
「そうだよ!大体なんて地球軍がヘリオポリスに居る訳さ!そっからしておかしいじゃねぇかよ!」
自分達は何も関係が無い、そう思う考えから口々に文句を言う
「黙りなさい!何も知らない子供が!中立だと関係ないと言ってさえいれば、今でもまだ無関係でいられる。まさか本当にそう思っている訳じゃないでしょう?ここに地球軍の重要機密があり、あなた達はそれを見た。それが今のあなた達の現実です!」
「ちょっと、それよりアレッ!!」
そのようなやり取りをしていた時、ミリアリアが此方に向かって来る一機のジンを見つけ、指を差す。数キロ程離れた場所から、紅と黒のカラーリングのジンが此方に向かって来ているのが見えた
「真逆っ、ザフト・・・でも、それにしては操縦が随分と危なっかしいはね。キラ君、もしもの時の為にGに乗り込んでくれる?」
時折体勢を崩し、不自然で危なっかしい飛行をしているが、ジンはその崩れた体勢を素早く立て直し、此方に向かって来るのを見ながらマリューはキラに向かって言う
「えっ?はっ、はい。わかりました」
相手がザフトだった時の事を考え、急いでキラはガンダムに乗り込み、なけなしのバッテリーを使ってガンダムを機動させ、紅と黒のジンを見ていた。
向かって来ていたジンは、近くに来た時にはその危なっかしい操縦はほぼ解消させ、機体を近くに着陸させようとしていた。
「ザフトじゃない?」
「じゃあ誰が、あの機体を操縦しているの?」
攻撃をして来ないで近くに着陸するのをみて皆一様に動揺する。着陸した紅と黒のジンを良く見ると、その左肩には黄金の獣が描かれていた。そしてコクピットが開く
「誰です?所属と名前を言いなさい」
「はは・・・・・・手厳しいな。しかし、それは此方の台詞でもある・・・」
金髪に金の眸を持つ少年と、墨のように黒い髪と黒曜石のような眸を持つ少女がコクピットから出てくる
「くっ、私はマリュー・ラミアス。地球連合軍の将校です。
「余はアレイスター・クロウリー。ヘリオポリスの一市民だ」
「っ!! 本当の事を言いなさい。一市民がMSを所有しているはずが無いでしょう」
「拾ったのでな、此方で設定とカラーリングを弄っただけだ。貴公に関係あるまい」
マリューを見下ろしながら、欠片程の感情も篭もらない口調でそれだけ言う
「貴方達二人も、軍の重要機密を見てしまった以上、然るべき所と連絡が取れ処置が決定するまで私と行動を共にしていただかざるを得ません」
苦虫を噛み潰したかのような表情をしながらラミアスは二人に聞こえるように言う
「構わん。好きにすればいい」
少年はそれだけ言うと、ジンを近くに隠すとコクピットから降り、近くの日陰に二人は座りこんだ。
「まだ解除にならないのね、避難命令」
「親父やお袋達も避難してんのかな?」
「あーあ、早く家帰りてぇー。それにさっ、あのアレイスターって人なんてロボットから降りてから、ず〜〜っと当然のように日陰で座ってんだぜ?ちょっとは手伝えっつーの」
「じゃあさ、お前。本人にそう言って来いよ」
トールの言葉を聞いたサイは冷たく返答しながら作業を続けていく
「銃向けられてあんな態度を取る人にか?冗談だろ?それにさ、あの人の顔と、目の色を見たか?目の色が金色だぜ、コーディネイターとしか思えないって、な?ミリアリア」
「そう思うんなら、コーディネイターですか?って聞いてきたら良いでしょ!」
ミリアリアがそう言い終わった瞬間、上空で爆発音が聞こえ、見上げるるとメビウスとシグーが此方に向かっているのが見える。
そのメビウスとシグーがトレーラーの近くを過ぎ去っただけで強風と砂煙が生まれる。そして、サイ達が気を取られている間にシグーはメビウスの銃口を斬り、ストライクに向かって行く。
「今のうちに沈んで貰う」
「あぁーーー!」
キラの叫びを合図にストライクが立ち上がったり、重突撃機銃の攻撃に晒されPS装甲に弾かれた銃弾が地面に当たり、土煙が立ち上る。それと同じタイミングで白と赤のヘリオポリスの中から戦艦が現れる
「ん?新型の戦艦!仕留め損ねたかっ!?」
「戦艦?コロニーの中にか!」
「アークエンジェル!」
現れた赤と白の戦艦アークエンジェルを見ながら、クルーゼ、フラガ、マリューは声を出す。シグーはアークエンジェルに向かって重突撃機銃で攻撃するが、アークエンジェルに回避されストライクに向かう
「ちぃ。フェイズシフト、これならどうだ」
再度、重突撃機銃から銃弾が吐き出される
「伏せてっ」
「「「うわぁっ!」」」
マリューはサイ達に向かって叫びながら地面に伏せ、それを聞いたサイ達も急いで伏せる。
だが、伏せた彼等をストライクが壁となり銃弾から守る
「強化APSV弾でも駄目か・・・」
直撃したが、ストライクのPS装甲が攻撃を無傷で弾く
「あれが連合の重要機密・・・」
日陰で座ったまま、シグーとストライクを見つつ呟く
「そのようです、マスター。飛んでいるのがザフトのMSで、型式番号ZGMF-515 通称シグーです。そして、先程の少年が乗っているのが連合の重要機密である、MSだと推測されます」
その言葉を聞いているアレイスターの目が向いているのは、アグニによって開けられた大穴から撤退して行くシグーの後ろ姿だった
「戦艦が出てきた以上直接ジンを持っていくわけにはゆかぬか・・・」
その後、ストライクを乗せて少ししてから、ジンをアークエンジェルに乗せる。
そしてアレイスター達やはキラは、ムウ・ラ・フラガにコーディネイターなのかと聞かれる事となる。
続く
乙カレー
>少年はエセルドレーダを膝に座らせる
当面はこのスタイルの維持を(何故か複座機でも膝に)
F91のシーブックもラストにやってたな、小説版だけだったかな、記憶おぼろげ
小説版だけ
あっちではビギナ・ギナが出てこないのでね
ちなみにシーブックは強烈なGがかかった際にセシリーの体重でアバラを折って気絶しました
マリューはキラを載せたけどアバラを折ることは無かったと
胸の周り差か・・・
キラの骨は鳥のように中空になっている説
野郎、いやアニメキャラの体重設定なんかいちいち覚えてないが、結構重かった筈
身長の割に重い(おそらく水に浮かない)
60台前半だったかと。イザークとかがキラより高くて
軽いため、キラ肥満児説が出たのは割と有名
つまり、常人より骨とか筋肉とか密度高いクセして
無意識の体重の殺し方は上手いのか
マリューもコーディネーターと遣り合えるぐらいの格闘技能の持ち主だから、キラを載せた状態でも潰されず
戦闘終了後にキラ達に銃を突きつけるぐらいピンピンしてたのは、鍛え方が尋常でないレベルだったりしたせいかも
さらに腕とはいえ撃たれた上にMSがぶつかり合うほどの激しい機動に
キラを載せた状態で耐え切ったのだから、化け物としか…
向かない艦長などさせずに、戦車随伴歩兵にでもするべきだったな。出番ないけど
魔乳スゲー
テリオンのMSは当面はジンでもいいが、ヘリオポリスにはギナが持ち出しきれなかった
アストレイの予備部品が有る筈なので(3機の完成機があれば、ほぼ同数分の部品が無いと使えないし)
ヘリオポリス崩壊後にパクッて一機でっち上げて使うのもありか?
胎動でアズラットがバラバラになったデモンベインを鬼神召喚で組み上げているのでW
テリオンとエセルならストライクを参考に魔術で組み立てることは、容易に出来そうな気が
存在しない筈のMS「アストレイブラックフレーム」というのはどうだろう
テリオンの上にのっかてるエセルドレータ想像してたら疑問がでた。テリオンの服装はどうなって
るだろう。デモベ本編どおりなら職務質問されそうな格好だと思うんだが。しかも幼女づれ
あぬめ版エンディングみたいな、どこのモデルですか?な格好とか
>>490 キラ達と同世代ぐらいの容姿で飛翔のペルみたいな格好かもね(眼鏡は無し)
しかしエセルは何時ものゴスを希望!!(容姿も変えない)
エセルはゴスロリ以外認めない!
あ、でもおっきい白シャツだけを羽織ってるとかも見てみたいかも。
眼鏡エセルも素敵と思うんだ
眼鏡エセルは素敵でも種キャラに対して少々インパクトに欠けるので、何時ものゴスのほうが良いと
しかしテリオンに関しては大導師スタイルだと色々な意味で危なすぎるので変えた方が良いかと
いやいや大導師様なら、普通の格好してても(アニメでイメージすると)
平井絵の中で一人だけCG塗りバリバリのにしー絵で存在してるぐらいヤバイですよ。
でもまあ、大導師ルックがヤバイのは同感ですよね。
だって、あの臍だしルックは色っぽ過ぎますし。
>>489 アストレイは最初はもっとカラバリがあったらしいしな、確か黒とか緑はあったはず
ってことはアレか、『アストレイブラックフレーム・リベルレギス』
マスターテリオンは、聖書の「ヨハネの黙示録」の章にでてくる
「七つの頭と十本の角をもち、それぞれに神を冒涜する最悪の言葉を刻んだ冠を抱く獣」なんだから、
七つの頭のバクウとか、七つのヒートロッド装備の冒涜的な姿のガンダムとか。
もうヒドラザクでいいよ
しかしテリオンは獣として生きる訳ではないからな〜
本来は眺め見るだけの筈がこうなってしまったんで
どこまでCE世界に干渉するのかは興味深い
エセル相手に獣になります
エセルも獣になります
ドラマCD2から色々と広げられそうだな。
ヨーグルトソース暴走に巻き込まれたメタ子&草履。
ついた先はヤキン戦時のどっかの戦艦内。
二人は何らかの方法でそこが有名アニメの世界だと知り、主人公の座を略奪するために行動開始。
しかし二人は知らなかった。その時既に種は最終回だったという事実を。とか。
>>502 またえらい懐かしい名前をw
>>506 そこには哀れにも主人公の座を奪われた主人公とか、妹に好きな人を取られたあげくとってつけたように元主人公と恋人にされたヒロインとかがいて思わず
「「俺(私)と一緒に地獄に落ちよう」」
とかいっちゃうわけだな
元祖デモベ死マダディスカー?
正直あれ目当てでここのスレチェックしてるんだが…
>>508 アレに引かれてロボゲー板⇔エロゲ板の状態から
こっちに貼りついてシモタ
んで、種・種死系クロスオーバーをチェックしまくる羽目にorz
もうほとんどの人がこっちに移ったって感じだよな
総合もアニメもほとんど書き込みないし
うむ、あれは面白い。
ボロンベインがいい感じに調整されてて
まとめ更新マダー?
いっそバックアップ的にwikiに登録する?
あくまでメインはいままでのまとめのとこ(wikiの方は画像保存には向かないし)
ということにして、ガンダムクロスオーバーSS倉庫 は、文章のまとめ内容の永久保存を目的にってカンジで
それいいね〜
まとめの人の負担も軽減できると思うし
とりあえず、前スレ分まで登録
今スレ分は他の人に任せた!!
>>499 ベースは素アストレイなんだけど、魔術でリベル風の外装を纏ったりとか…
むしろ羽根マントの代わりに外套でも着せようぜ
マントって実際MSに装備させたら関節に絡まるんじゃなかろーか。
>>519 Gガンのマスターガンダムとどっちが初出が早かったっけ?
デモベで言えば光の鬣みたいに、普通ロボにはつけないだろう
ってパーツがあると見た目面白いよな。
サタンガンダムのローブ
…鉢巻とか腹巻とか?
むしろMSのマニュピレーターであやとり
>>524 バカボンガンダムか
いや、バカボンのパパガンダムか
>>521 同じ94年でもGガンの方は4月からで黒本は年末から始まったんだしマスターの方が早かったと思うよ
やはり、マスターテリオンはマスターガンダムに乗るのが最適なのか(種MSじゃないけど)
種MSだとマント付きのアマツがピッタリなのかな?
ビームサーベルを本体に4本、ドラグーン6つに1本づつで計10
7つの頭に10本の角を再現してみるのは?
まあ種ガンよかGガンの方が合うのが多いだろうな。
Gは変な形のが多いし
一応アンチクロス勢のと同タイプのガンダムあるしね。
腕伸びたり鳥に変形したり集合体ゾンビだったり腕多かったり樽状だったり
糞餓鬼「イアイアヘブンズソード!」
軍靴「コワセ!コロセ!グランド!!」
こうですか?
あとは
ウィンフィールドinバトラーとかか
翌日、シンは一人孤独に海岸を散歩していた。貴重な休日を街に出て過ごそうかとも思ったが、仲間の大半はミネルバ
にいて連絡が付かず、共にホテルに泊まったアスランとルナマリアは朝っぱらからラクス(ミーア)絡みで修羅場を展開して
誘えるような状況でなく、九郎とアルにも何やら用事があるとかで振られたのだ。
断崖から望む黒海の景色はなかなかのものだが、人っ子一人居なくては青い空が孤独な身に沁みる。軽く欝に入って
いると、遥か遠くに二つの人影が見えた。黒い髪と服装の男はともかく、白いフリフリ服と銀髪の少女は見間違える筈が
ない。電灯に惹かれる羽虫のように歩いていくと、男の方が気付いて手を振ってきた。
もう少しで声が届く距離まで近付いてから、朴念仁免許皆伝のシンには珍しく二人のデートの邪魔をしたのではと思い
つくが、もはや引き返せる間合いではない。
「なんだ、九郎とアルもこっちに来たのか」
平静を装って声をかけるが、少なくとも嫌な顔を返されなくて安堵した。
「ああ、ちょいと海に用事があったんでな」
「こんな何も無い所に? 俺達以外誰も居ないじゃ……」
タイミングを図ったように、風に乗って女性の笑い声が聞こえた。その方向に視線を向けると、遠くの崖上でひらひらな服
を着た女の子がくるくる回転していた。
「……居たよ」
「居たじゃん」
「イタいな」
アルの言葉通り、もう子供といえない娘が一人ケラケラ笑いながらデタラメなダンスを踊る姿は実にアレだった。
「まあその何だ、この陽気だし」
「誰にも見られてないと鼻歌うたったりするじゃん。あれの強化版?」
「妾はクスリと見た」
三人それぞれ勝手な意見を述べるが、あまりじろじろ見るものでない気がして視線を逸らす。
「それはそうと、用事って?」
「ああ、水中でも使える新しい術の構成を作ったから、それの試験にな」
「術? 魔法の?」
「こないだは水中の相手に使える手が少なくて苦労しただろ」
「アビスか……」
九郎の言葉で、シンも苦い記憶を思い出した。前回のインド洋会戦でミネルバ隊は、自軍の開発したそのMSの恐ろしさを
多数の仲間の血と引き換えに思い知らされたのだ。
「我らが新しい魔術を編み出せば、少々の構成変更でデモンベインも同じ術を使える。あのような醜態は二度と晒さぬ」
一度戦った相手には、より有効な対応策をすぐに立てる。永い時を戦いの中で過ごしたアルには当然過ぎる行為だった。
童顔でもそれなりにシリアスに決めているが、脇に抱えた物体の間抜けさはどうしようもない。
「それはまあ良いけど、水着でもないのに浮き輪持ってどうするつもりだ?」
半透明なドーナツ状のそれを指して、シンが突っ込む。
「これか? たまには外の空気を吸わしてやろうと思ってな」
「?」
意味不明な答えに疑問符を浮かべるが、
「てけり・り」
空気弁と思われた突起がぎろりと目線を向け、浮き輪に擬態した怪異がひと声鳴く。シンのSAN値が一気に下がり、それでも
何とか悲鳴を飲み込むが―――
「きゃあぁっ!」
「うわあぁっ!」
遠くからの甲高い悲鳴に誘発されて、たまらず恐怖の叫びを上げた。
「なっ……何だよ?」
涙目で崖の方を振り返るが、その先には何も無い。いや無さ過ぎる。
「あれ、さっきの娘?」
「まさか……落ちた?」
一瞬見合わせた九郎とシンが、同時に駆け出す。崖の上から海を見下ろすと、もがく少女が流されつつあった。
「うそだろ、泳げないのかよ!?」
想像を超えた事態に硬直するシンの横で、九郎が躊躇なく飛び込む。その決断の早さに軽い羨望を覚えながら、シンも上着
を脱いで10mはある崖下へ飛び込んだ。
だがアカデミーで一通りの救助訓練を受けたシンと違い、情報媒体の少ない時代の人間である九郎は泳ぐ時は着衣を減らす
という基本どころか、溺れた者を救助する時の最大のタブーすら知らなかった。真正面から近付いた九郎という藁に、溺れる少女
は本能に従い全力でしがみ付いた。
「ぬわ!? ちょっと掴ま……がぼらっ!」
細い腕からは想像も付かない力で身動きを封じられ、九郎も海中に引き込まれそうになる。
「何やってんだ、あんたは!」
羨望が失望に変わるのを感じながらシンが背後から近づくが、二人となった水難者を一人で救助するのは無理があった。
「何をやっておるか……」
海面でもがく九郎らを崖上から見下ろしながら、アルは嘆息混じりに呟き、手に持った浮き輪っぽいものを地面に降ろす。
「ダンセイニ、後で召喚してやるから一人で遊んでおれ。人目につかぬようにな」
「てけり・り」
主の指示にひと声返事をして、宇宙的怪異は流体となって岩の割れ目に沁み込んでいった。それを確認してからアルは僅
かな距離を助走して、崖から数十m先の九郎達目掛けて飛ぶ。
「九郎〜っ」
空中で叫んでから、今見上げられると下着が丸見えなのに気付いた。今更気にする間柄でもないが、彼と出会うまでは気に
も留めなかったのだから何となく気に触る。
とりあえず照れ隠しに、こっちを見た九郎の顔面に―――
「アトランティス・ストライク!」
「めかぶっ!?」
叫び声と共に飛び蹴りを叩き込む。めり込んだ足の裏が顔面から剥がれる前に、彼と融合してマギウススタイルとなった。
「いきなり何するかこの有害図書!」
「着地だ」
「人の顔面にするな! ていうか思いっきり技名叫んでただろうが!」
「いちいち細かい事を気にするな。禿げるぞ」
「確かに親父は……ってそうじゃなくて」
言い合いながらも九郎はマギウスウイングを広げ、シンと娘を抱えて飛び上がろうとする。が、
「あれ、何か上手く飛べぎぼぼ」
「ふむ、翼が水を吸って重くなったか」
「吸うのかぐぼぼ?」
「うむ、本だけにな」
「冷静に言う場合げぼぼっ!」
その間にも沈みそうになった娘が、更に九郎にしがみ付く。マギウススタイルの強化された身体能力をも締め付ける怪力は、
理性を失った必死さだけでは説明が付かない。
「ああこら、何をくっ付いておるか!」
「そんな場合でもなごぼぼっ!」
「あんたは一体なんなんだ!」
堪りかねたシンが叫びを上げ―――結局女の子は九郎にしがみ付いたままにして、二人を抱えて泳いだ。
膝下程度の浅瀬まで辿り付く頃には、約一名を除いて全員が体力の限界だった。
「はぁ、はぁ……死ぬかと思った」
「情けないのう」
「半分はお前のせいだ」
この期に及んで漫才を続ける九郎とアルに苛立つシンは、二人の会話を聞いた少女が顔を強張らせるのに気付かない。
「あんた達はっ……何がしたかったんだっ……」
乱れた呼吸では思うように怒鳴れず、苛立ちが貯まるだけだ。
「あんたもっ! 死ぬ気がこの馬鹿!」
「っ!」
激情のままに矛先を変えると、少女の怯えが破局点に達した。
「泳げもしないのに、あんなとこ! 何ボーッとして……?」
「おいおい言い過ぎじゃ……ん?」
「あぁっ、いやぁっ!」
異常に気付いたシンと九郎が見る前で少女が叫びを上げ、錯乱した様子で海へ引き返し始めた。
「あ、おい!」
「ちょっと待てって!」
「死ぬのは……嫌ぁっ!」
九郎とシンが前後から取り押さえるが、娘は驚異的な体力で四肢を振り回し、膝が九郎の股間に、肘がシンの顔面に叩き
込まれた。
「うあっ!」
「ぬごぉぉぉ……」
強烈な打撃でシンは水中に倒れ込み、九郎は股間を押さえて悶絶した。
「うう、死ぬの嫌! 怖い!」
「いやだから待てって! だったら行くな!」
何とか立ち上がったシンが後ろから羽交い絞めするが、既に水深は鳩尾の辺りまで達している。
「死ぬのっ、誰かが死ぬの! 駄目よ、それは駄目っ、あぁ……怖い、死ぬのが怖い!」
「この娘……」
彼女が死という言葉を異常に恐れていると、シンは気付いた。その正確な原因は無論知る由も無いが、戦時下の今ではある
想像が浮かぶのが当然だろう。
「この娘も、戦争で家族を……」
可能性が高くてもそれはあくまで推測でしかないが、目の前で家族を失ったシンは勝手に断定し、自分の境遇と重ね合わせ
た。それは身勝手な同情でしかないが、善意から出た感情であるのは間違いなかった。
「大丈夫だ! 俺が護る!」
半ば衝動的に叫びながら背後から抱きしめると、少女の動きが止まった。その隙に腕の中で反転させて正面から抱き直す。
「君は死なない、俺が護るから。ちゃんと護るから」
―――ちゃんと、今度こそ、マユの代わりに。
意図した言葉ではなかったが、口に出すと少女が護れなかった妹と重なって見え、本気で己の身に換えても護りたくなって
きた。 そんな想いが伝わったのか、シンの腕の中で少女は身体から力を抜いていき、やがて完全に身を預けた。
「ほう……」
成り行きを傍観していたアルが、感心した声を出す。この非常時に全く動じなかったのは、いざとなれば魔力で吹き飛ばして
少女を止めれば良いと思っていたからだ。
そのまましばし抱き合った後、シンは身体を離して少女の顔を覗き込んだ。背格好から彼と同年代と思われるが、邪気の無い
表情は少し幼く感じられる。その顔はどこかで見覚えがあるような気がしたが、予想以上の可愛らしさに動揺して思い出せない。
「俺はシン・アスカ。君の名前は?」
「名前……ステラ。ステラ・ルーシュ」
真っ直ぐな瞳を向け続けられて照れながらも名乗ると、少女も素直に返した。
「お、俺は大十字九郎。こっちはアル」
「汝、今日は良い所ないな」
股間を押さえながらよろよろ立ち上がる九郎の情けなさは、アルが指摘するまでもない。
赤熱化したバルザイの偃月刀が地面に突き立ち、薄闇の迫る海辺を淡く照らす。
ずぶ濡れになった四人の男女は下着一丁になり、魔剣の発する熱で暖を取りながら服を乾かしていた。
「こっちを向いてみろ、見た方の目を抉ってやる」
「何無駄にエグイ事言ってんだよ。ってか両目で見たら両目を抉るのか?」
「まさか、妾はそこまで残酷ではない」
「目を抉る時点で残虐非道だろうが、どうする気だ?」
「目の間に穴を開ける」
「うわぁ……」
九郎とアルの漫才を、ステラと名乗った少女は微笑みながら見詰めていたが、正直シンはそれどころではなかった。
「大体今更恥ずかしがる仲でもないだろ。夕べだってあんなにもずくっ」
アルの投げつけた石というか岩が後頭部に直撃して、九郎は沈黙した。
「九郎とアル、仲良し?」
「いやまあそうなんだろうけど、アレを見てよく判るな」
痙攣しながら昏倒する九郎を指して言うが、ステラは何が嬉しいのかにこにこしたままだ。無意識に振り向きかけて白い肌が
目に入り、シンは慌てて顔を逸らした。
アルに言われるまでもなく、美少女二人の裸は思春期のシンには刺激が強すぎて直視できない。更に困った事に、ステラは
子供のように無防備だし、シンに懐いた様で妙に間合いを詰めてくるし、そのくせ身体の方は結構それなりに大人だったりする。
パンツ一丁ではナニがアレしても隠しようが無いので、時折触れる柔らかいものが彼女のどこか意識しないようにしているが、
素数を数えるだけでは煩悩は抑えられない。
「すっステラはこの街の子? ここには一人で来たの?」
苦し紛れに聞くが、この辺を知っとかないと後が困るだろう。
「街……知らない。一緒に来たのはスティングとアウルと……くちゅんっ」
小さなくしゃみをして偃月刀に擦り寄ると少し身体が離れ、シンにも余裕が出た。
「そうか、んじゃあその友達が何処にいるか、判る?」
「友達じゃない、仲間。何処に居るかは知らない」
「そうか、困ったな。ここ登る所も無さそうだし」
彼らが居るのは、断崖の下に潮流の気紛れが作った小さな砂浜だった。しっかりと見た訳ではないが、崖の上に上る道は
見当たらない。
「問題ない。服が乾けば上に登る方法などいくらでもある」
シンとステラのやり取りを見守っていたアルが口を挟んだ。
「そうか、あんた達飛べるんだよな」
「アル、飛べるの?」
「ああ、この人達は魔法使いなんだ」
「魔法使い?」
シンの答えにステラは小首をかしげた。
「まあ正確には妾は違うがな。それにそこで伸びておる者が復活せん事には始まらぬ」
アルの指す先では、驚異的な生命力を誇る筈の九郎が限界を超えたダメージを負って倒れていた。
「あ〜、さっきのはさすがにやばかったんじゃないか?」
「ううむ、石が少々大き過ぎたか?」
「いやそれ以前に考え無しに石とか投げるなよ」
「無礼な、ちゃんと考えておる。角度とか」
「すんごい鋭角的にめり込んでたぞ」
「瑣末な誤差だ」
なんだかんだ言って小一時間後、服が乾いた頃に九郎は復活した。
水平線上に陽の残り火が紅い夜空を、漆黒の翼が羽ばたく。
「あはははっ、すごいすごぉい!」
シンと共にマギウススタイルの九郎に抱えられて飛ぶステラが、暗い海岸や遠くの街を見下ろして子供のようにはしゃぐ。
「凄いね、シン。九郎は本当に魔法使いなんだ」
「あ、ああ……」
景色でなくステラの笑顔に見蕩れていたシンは、急に話を振られて慌てて視線を逸らした。
女の子と密着して夜の空中散歩。中々にロマンチックなシチュエーションだ。ムサい男に抱えられているのを忘れれば。
「気に入ったようだな。ではこのまま街まで飛ぶぞ」
「うんっ!」
平行して飛ぶちびアルの提案に、ステラは笑顔で返す。
「いや、二人抱えて長距離は結構辛いんだけど」
「今日は鍛錬できなかったであろう。その代わりだ」
一人不満な九郎の意見は即座に却下。
「九郎、ステラ重い?」
「いやそんな事は……えぇい、飛ばすぞ!」
子供のように素直なステラには、お人好しの九郎は逆らえない。自棄になってスピードを上げると、ステラは更に歓声を上げた。
「あ、スティング」
街の明かりに向かってしばらく飛ぶと、ステラが遠くを指差して叫んだ。
「え、君の仲間の?」
「うん、あそこ」
ステラの示す方向を見ると、彼方を走る車のヘッドライトが見えた。
「本当にあれが?」
シンが疑問を口にするのは、ステラとまだ離れたくないからだけではない。昼間ならともかく、街灯の少ない夜道で車を判別
するには遠すぎる。
「うん、あの緑の頭がスティング、隣の青いのがアウル」
迷わず言うステラだが、シンにはその車の種類すら判らない。
「確かに屋根の無い車に二人乗っておるが……」
「目ぇ、良いんだな」
「うん」
九郎とアルは確認した様子で、ヘッドライトへ向かって飛び、上空を飛び越えてから運転手を脅かさないように車前方のカーブ
で見えない位置に下りた。シンとステラを降ろしてマギウススタイルを解くと同時にカーブの先からオープンカーが現れ、手を振る
ステラに気付いて目の前で止まった。
「ステラ? どうしたんだお前一体」
運転席の髪を緑に染めた若い男、おそらくスティングとかいう方が声をかけ、一緒に居る怪しい一団にあからさまな警戒の目を
向けた。隣のアウルとかいう少年も何気ない様子だが、いつでも飛び出せるように身構えている。
「その娘、海に落ちたんです。俺達ちょうど傍にいて。でも良かった。あなた達の事聞いて、とりあえず街に探しに行く所だったん
です」
シンの説明で男はとりあえず表情を緩めるが、隙は見せない。
「そうですか、それはすみませんでした。ありがとうございます」
丁寧だが固さの残る口調で礼を言い、軽く頭を下げる間も目を逸らさない。
「九郎とアルはね、魔法使いなんだ」
ステラの言葉に、スティングは再び顔色を変えた。
「魔法使い、というと今世間で話題の、ユニウスセブンの英雄ですか?」
「ええまあ、話題か英雄かは知りませんが、たぶんそれです」
九郎が頭を掻きながら答えるが、さりげなくアルが後ろから近付いて、いつでもマギウススタイルに戻れる体勢を取る。
「そんな有名人にお世話になって、光栄です」
「いえ、大した事はしてませんよ」
「このお礼はしたいのですが、あいにく所用があってゆっくりもしていられないので」
「いやいや、気にせんで下さい。当然の事をしたまでですから」
「本当にありがとうございました。ほらステラ、お前もお礼言え」
「うん、ありがとう、シン、九郎、アル」
スティングに促されてステラは頭を下げるが、その後もシンの側を離れようとしない。
「ほら行くぞステラ」
スティングに呼ばれてステラは車に乗りかけ、名残惜しそうに振り返る。
「えっと……ほら、また会えるからきっと、ね?」
「シン……ほんとに?」
「ていうか会いに行く」
「うん」
ようやくステラが乗ると、スティングは軽く頭を下げて車を発進させた。オープンカーが夜道に消えるまで、ステラとシンは
互いを見詰めていた。
「見えてたな」
「ああ……」
オープンカーが見えなくなってから、九郎とアルは呟き合った。
先程あの車を見つけたステラの、あの暗さと距離で車種はおろか搭乗者まで判別した視力は、人間の限界を明らかに超え
ていた。二人はこの世界の遺伝子操作には詳しくないが、それで生み出される優秀な人間程度では説明が付かない。ステラ
が何らかの特殊能力を持っていると言われても、怪異の相手に慣れた二人なら信じられたが、それよりもこの世界で作られて
いるという人工的な超人のウワサを思い起こしていた。
ザフトのコーディネーターに対抗する為に、薬物等で無理に能力を引き出された強化兵、ブーステッドマン。連合で研究されて
いるというそれだとすれば、当然ステラも敵側の兵士という事になる。
「しかしまあ、そうだと決まった訳でもないだろ」
「だがあの二人の連れの物腰、素人ではあるまい。彼らを家族や友人ではなく仲間と言っておったのもな」
「ううん……」
反論が思いつかず、九郎は唸る。
「何の話?」
ステラとの別れの余韻に浸っていたシンも、いい加減覚めてこそこそ話す二人が気になった様だ。
「い、いやまあ、話すまでも無いっていうか」
「汝には無関係な話だ」
ザフトの軍人であるシンが無関係な筈も無いが、確証が無い内に彼に話すのは躊躇われた。話を逸らす為にアルは召喚の
魔法陣を描き、海辺に置いて来た従者を呼び戻す。
「ん? うわっ……」
光の中に実体化するのが見覚えのある怪異と気付いて、シンは背中を向けた。だが背後から肩を叩かれ、振り返ると目の前
に触手が蠢いていた。
「うわあっ!」
悲鳴を上げて飛び退きかけるが、肉塊から伸びた触手は見覚えのある衣類を持っていた。
「あ、俺の上着?」
「てけり・り」
海に飛び込む時に崖に脱ぎ捨てた上着を、触手が差し出す。
「持ってきてくれたの? ありがとう」
「てけり・り」
礼を言って受け取るが、粘液とかは付いてなくても着る気にはなれない。親切な異形が傷付かないようになるべく自然な動作
で脇に抱え、帰ったらすぐに洗濯する事にした。
「いやぁ参った参った。マ〜ジ驚いたぜもう」
九郎達が見えなくなってから、アウルは溜め込んでいた緊張を吐き出した。
「ほんと。あれがザフトの魔術師か」
「そうみたいだな。意外と普通じゃん」
この世界で公式に確認されている魔術師は一人だけであり、その者がここディオキアに居るという情報は聞いている。今会った
男が彼らが何度も戦った強敵、デモンベインのパイロットなのは間違いないだろう。おそらくは一緒に居た少年もザフトの兵士か。
「普通で、良い奴等だったな」
「ああ……」
後部座席で名残惜しそうにしているステラを見るまでも無く、彼らが善人なのは互いに警戒しあった僅かな会話でも判った。
スティングら第二世代ブーステッドマンは凶暴性を強化した第一世代と違い、敵が下劣な悪党であるのを望む程度の心は残して
いた。いずれ戦い殺し合うかもしれない相手が「良い奴」というのは気分の良いものではない。最も彼らがそれを心配する必要は
無いのだが、彼ら自身は気付いていない。
「で、お前はそこで何をしてるんだ?」
空気を変える為に、スティングは今までスルーしていたツッコミを後部座席の下へ向かって入れた。
「かくれんぼ?」
助手席のアウルがシートから乗り出してステラの足元を覗き込むと、そこに潜り込んでいた少女が起き上がった。
「やっと会えた愛する人に会う事が出来ない。エルザのAIはハートブレイクロボ」
「はあ? 会ったのか会ってないのかどっちだ?」
相変わらずこのエルザは、訳の判らない事ばかり言う。ステラの隣に座り、同時に溜め息を吐く姿はなにやら落ち込んでいる
様子を全身で表し、無駄な所で高性能だ。
「ていうかやっぱお前、あの魔術師と何か関係が……
「ああダーリン、あなたは何でダーリンロボ」
「いや聞けよ」
いつも以上に話を聞くつもりのないエルザに、スティングは会話を成立させようとした自分が間違っていたのだと気付いた。
お待たせして申し訳ない
頭の中で文章が出来ていても、モニターに向かうと全く書けなくなる持病が発症したので……
一度紙に殴り書きするとどうにか書ける様になりました
決してプラモばっか作ってたとか、今更ヴェドゴニアにはまってたとかそんな事は無いです、はい
あとまとめサイトの方、レスの間で一段開ける場所では頭に改行を入れましたので、そのままコピペして下さい
544 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/04(土) 23:41:33 ID:eY6OghQ1
おお!更新してる!!
お疲れ様です!
今回はギャグ多めだね。こういうノリも好き。
九郎を前にして我慢出来る空気読めるエルザなんて……
成長に感動した!(⊃Д`)・゚・.
苦労今回ゲーム前半のだめ人間状態ですな。おもしろくてよかったです。
九郎は戦いが無きゃ普通に駄目人間で変態だからな
魔術もえちーの為以外ではロクに活用できない男だしな
乙!
…無垢なる刄ねぇ〜
機体は無垢でも乗ってる奴は邪です
姉さまをババアと言うでない!
>>552 ちゃっかり厄介事(トラペゾ)を苦労に押し付けたと…
>>552 テリオン自体が、融合出来ると思っていなかったし譲渡出来ると思ってないと思うから、譲り渡すのは無理だろ
まぁ、結局九朗は二つのトラペゾを取り込んだみたいになったけどな…
556 :
獣と種の人:2006/11/05(日) 15:02:19 ID:???
種のアニメと、デモべのデータが消えたから話しが全然進まない…
一応、第2話は書いたんですが、出来は何時もと一緒以下……orz
ヒドラザクとか、ブラックアストレイとか、マスターガンダムに乗せろと言う言葉が多いようですが、一体どうしたら良いのでしょうか?
ぶっちゃけ、ヒドラザクは知りませんし、マスターガンダムにテリオンが乗るとバランスが一発で崩れると思いますし…
ですが、ヒドラザクに乗るならやっぱり虎の話しでしか乗れないと思いますし、アストレイはヘリオポリス崩壊後の戦闘で見つけて乗るっての
でも良いなら出せると思いますが…どうしたら良いんでしょうか…
ある程度状況の整合性を考慮してネタだししたんだが、あの時点では3機のアストレイが存在し
戦火に巻き込まれ、ギナはゴールドを残して他の2機を破棄するぐらい余裕が無かった訳だから
完成機以外にも存在する筈の予備部品(テストの為の異なる仕様の部品等も含む)なんかも当然、手が回るとは思えず
かなりの量を破棄した筈で、ヘリオポリス崩壊後なら捜索中に、こっそり部品を掻き集めて一機でっち上げれるんではと
あと胎動や飛翔で部品状態のデモベを組む(アズラッドの魔術やキ■ガ■の超絶的技能で)エピソードがあったから
エセルやテリオンの魔術でMSを無理やり組み立てるのもありかなと(獣と種ではエセルがMSに精通してるようだし)
テリオンの人外レベルの異常な能力の高さを、隠したいのなら
性能が知れ渡っているジンに乗せるよりも、未知数なMSに乗せたほうが
MSの性能が異常に高いということで、ある程度、誤魔化しが効くかと
「ミゲルがこれを持って帰ってくれて助かったよ。でなければ、いくら言い訳したところで、地球軍のモビルスーツ相手に機体を損ねた私は大笑いされていたかもしれん」
ストライクの動きを捉えたミゲルのジンの映像を、ブリッジで見ながら言う
「我々がこんな物をこのまま残し、放っておく訳にはいかんと言う事ははっきりしている。捕獲できぬとなれば、今ここで破壊する。戦艦もだ、侮らずにかかれよ」
「「「「はいっ!」」」」
クルーゼの言葉に、集められていたジンのパイロット達は大きな声で返事をしてブリッジから出て行く
「(もう一つのデータに映っていた謎の巨大MS。あれはなんだ?映像に残っていたデータを見ただけだと言うのに、私が恐怖する程の存在感。一体?)」
そして、ブリッジで未だに残されているアスランに眼を向ける
「(まぁ良い。ギルが好きそうな物だからな、渡しておけば意外と何かわかるかもしれん)」
「アデス艦長!私も出撃させて下さい!」
アスランがクルーゼの隣に居た、アデスに向かって進言する
「機体がないだろ。それに君は、あの機体の奪取という重要任務を既に果たした…」
「ですが…」
何かを言おうとするが、言葉が出ずにアスランは黙り込む
「今回は譲れ、アスラン。ミゲル達の悔しさも、君に引けは取らん」
「……」
キラがコーディネイターかと問われ、それに対してそうだと答え、アレイスター達は否と答えた事で、兵士達はキラにだけマシンガンを向けていた
「な、なんなんだよそれは?」
それを見かねたトールがキラの壁になるように立ちながら、兵士達に向かって言う
「トール…」
「コーディネイターでもキラは敵じゃねぇよ!さっきの見てなかったのか?銃を向けるなら機体に乗らないで、影で座りながら俺達を見てただけのアレイスターって奴に向け
ろよ」
キラ達を見世物でも見ているような態度で見ているアレイスターを指差しながら、銃を持つ兵士達に向かって言う
「…銃を下ろしなさい」
トール達や銃を持つ兵士の両方を見ながら、ラミアスが言う
「ラミアス大尉、これは一体?」
どう言う事なのかを聞こうとして、ナタルはラミアスの方を見る
「ヘリオポリスは中立国のコロニーですもの。戦禍に巻き込まれるのが嫌で、ここに移ったコーディネイターが居ても、不思議じゃないわ。違う?キラ君」
「ええ、僕は一世代目のコーディネイターですから」
「両親がナチュラルってことか。悪かったな、とんだ騒ぎにしちまって」
ラミアスの言葉に対するキラの返答を聞いたフラガは頭をガリガリと書きながら、キラに向かって謝罪するとメビウスに向かって歩いて行く
「フラガ大尉…どちらへ?」
「どちらって、俺は被弾して降りたんだし、それに外に居るのはクルーゼ隊だぜ?あいつはしつこいぞ〜。のんびりしてる暇は無いと思うがね」
そう言ってメビウスに向かって歩いていくのを見て、皆が持ち場に戻って行く
「で、アンタ。何も言い返さないのかよ」
その言葉に、やっとトール達に気付いたように眼を向ける
「…トールと言ったか?余興に水を差す程、余は愚かではないのでな」
その言葉を聞いて、トールは服を掴み引っ張りながら睨み付ける
「お前、人の命を何だと思ってんだ」
「…邪魔だ」
軽く腕でトールの身体を払っただけで、トールの身体が面白いように吹っ飛びトールは気絶した
「なんて事をするんですか、貴方は…」
吹き飛ばされるトールを見たキラは、急いでアレイスターに詰め寄りながら言う
「キラと言ったな。貴公は豚や鶏を見て何か思うのか?」
「えっ?」
アレイスターが言っている事の意味が解らずに、首を傾げる。それを見かねたエセルドレーダがアレイスターの隣に達、口を開く
「簡単な事です。貴方達があの場で死のうとも、私やマスターにとってはなんら関係ありません」
「なっ!!」
エセルの声を聞いて全員が驚愕の表情を露にする
「アンタ、それがどう言う意味かわかってんのか?」
「言い方を変えよう。すまない、地を這う虫けらの為に行動をする程、余は神経質では無くてな。何より、貴公等の生き足掻く様を見るのも余の娯楽に過ぎん」
サイの言葉に対して、アレイスターはそれだけ言うと、格納庫から通路に向かって歩いていく
「アイツ、本当に俺等と一緒の人間かよ」
カズィの言葉が聞こえたエセルが立ち止まり、振り返る
「貴方達をマスターと同等にするなど、マスターに対する侮辱以外の何物でもありません」
「「「「なっ!!」」」」
エセルの言葉を聞いた者達が再び驚愕の表情をするが、それを完全に無視しながらエセルはアレイスターの斜め後ろに向かって走って行く。
「おい、待てよ!2人共!!」
そして、その様子にサイが声をかけるが完全にアレイスター達は無視していた
格納庫でそんなやりとりがあって半時間後
「ストライクの力も必要になると思うのですけど」
同じ部屋に居る、フラガとナタルを見ながらラミアスはそう提案した
「アレをまた実戦で使われると!?」
「使わなきゃ、脱出は無理でしょ?」
「……」
ストライクを使うと言うラミアスの言葉に、ビックリするように言うナタルに向かってフラガ正論とも思えるような事を言うと、ナタルは黙った
「ボウズは了解してるのかい?」
「今度はフラガ大尉が乗られれば…」
フラガが乗ろうとしないのを、変に思ったナタルがそう提案する
「おいおい、無茶言うなよ!あんなもんが俺に扱えるわけないだろ!」
「ええ…?」
キラが乗れたのに、何故フラガが乗れないんだ?と言った感じでナタルはビックリする
「ボウズが書き換えたOSのデータ、見てないのか?あんなもんが、普通の人間に扱えるかよ」
「ならば、あのジンのOSを使えば!」
キラの乗るストライクのOSがダメならと、ナチュラルだと言うアレイスターのジンのOSを使えば良いと思い、殆ど反射的にそう言う
「それなら時間を掛ければ乗れるだろうが、今すぐってのは絶対に無理だぜ」
「そうなんですか!?」
「さっき遊びで、あの機体のOSをつかってシュミレーションしてみたんだがな…」
「勝手に何をやっているんですか!大尉。アレは一応個人の所有物なんですよ!!」
フラガが勝手に他人の所有物を弄った事に対して、ラミアスは文句を言う
「まあ聞けって。確かにナチュラルでも使えるように設定はされてたが、操縦に癖がありすぎてかなり操縦しにくかったぜ」
「それ程までに、操縦しにくかったんですか?」
フラガのその言葉を聞いて、ナタルはビックリしながら呟き、ラミアスは驚愕している感じの表情をする
「癖が無けりゃあ、一週間もシュミレーションすればそれなりに乗れると思うんだが…」
それに対してフラガは、自分の思った感想を正直に2人に聞こえるように言う
「それだけのOSを積めるなんて、本当にナチュラルなんですか?」
「それは嘘じゃないと思うがね。もしかしたら、俺よりも動体視力が良いかもしれんがね…」
「……このまま考えていても何も出来ません。それよりも今の事を考えましょう」
マリュー達がそうしている頃、キラ達はラジオを聞いていた
【余の異母兄弟が世話になったな、ヘンリー・アーミティッジ】
【フッ、気づいておったか。ヨグ=ソトースの、落し子よ】
突然キチ○イじみた声から、老人の声に変化する
【それなりに愉快な見世物であったが、さて、これからどうする?】
【フン、知れた事。ウェイトリー兄弟と同じく、お前もまた世界に大きな災いをもたらす。ミスカトニック大学特殊資料室として、それを見逃すわけにはいかんのだ】
【それは困る。それでは楽しめぬではないか、デモンベインとの闘争が。余の乾きを唯一慰める、愛しい愛しい闘争が…。無粋な真似をしてくれるな、老賢者】
【戯言を】
【書き直させて貰う】
【ヌゥゥ。こっこれは、ヨグソトースの力! 貴様、因果律に干渉いして!!】
【この物語に貴公は無用。そうこの物語は、一人の英雄が愛と勇気の力で絶望に勝つ。そんな完全懲悪の物語でなくてはならないのだ。邪魔をするなヘンリー・アーミティッ
ジ。貴公が甘やかしては、英雄が育たぬ】
【ぬぅ、マスターテリオン】
【別の物語で会う事もあろう、それまでは今日の出会いは無かった事にしよう】
【やれやれ、本当に退屈だな・・・】
【ん〜〜ふふふふふっふっふっふふふっふ、ははははは、あひゃ〜ひゃひゃひゃっひゃっひゃ。そ〜〜んなアンニュイな貴方を救うべく、正義の大、天、才こと、我輩ドクタ
ーウェストが魔法の世界ダイガスリンから非常な時間と空間の感動を超えて22世紀の未来からからやーって来ました〜〜】
【………はは、そうだな………じゃあ、パン買って来い】
【…………パン…?】
そして、ラジオを全部聴き終わると全員が一度深呼吸をする
「ドクターウェストは最高だよね。なっ、キラ!」
「えっ、僕?」
カズィから急に話しをふられたキラがビックリしたような声をあげ、カズィの方を見る
「でもさ、軍のラジオでなんでこんな変なラジオが流れてんだ?」
「知らないわよ。それにしても、マスターテリオンの声がアレイスターさんに似てなかった?」
一番マトモな事を言ってるサイに対して、そっけなく答えながら自分が感じた疑問を呟く
「幾らなんでも、気のせいだろ。ミリアリア」
トールはアレイスターの名前が出た事に気分を悪くしながら、ミリアリアに向かってそう答えていた
同じ頃、アレイスター達
「……あの、マスター」
恐る恐るといった感じでアレイスターを、エセルドレーダは見る
「フム、前回の余とアーミティッジ老のやりとりだな……」
「本当に、カブト虫やクワガタを食べたのですか?」
「………中々美味であった」
「マスター………」
エセルドレーダは、アレイスターの言葉を聞いて顔を逸らし涙を少し流していた。
五分後。
「誰か来たようだな」
アレイスターがそう言って少しすると、ラミアスが近づいて来た
「少し良いかしら?」
アレイスターとエセルの姿を確認しながらラミアスが言う
「なんでしょうか?機体のOSのコピーを無断で盗った事は気にしていませんよ」
エセルがラミアスの方を向いて淡々と言う
「そうなの?ごめんなさいね。それとまた戦闘になるわ、シェルターはレベル9で今はあなた達を降ろしてあげることもできないの」
エセルに気圧されながら、ヘリオポリスに降ろせない事をラミアスは伝える
「つまり、ジンに乗って連合の為に戦えと言う事ですね」
「そのようだな。コロニーに大穴を空けたのはキラ・ヤマトだが、奴らには余とエセルドレーダの平穏を邪魔した礼をせねばなるまい。勿論、貴公等連合やキラ・ヤマトにもいずれせねばなるまいがな」
その言葉を聞いてラミアスの額に冷や汗が流れ、顔が引きつる
「行くぞ、エセルドレーダ」
「……はい、マスター」
2人がラミアスの横を通って通路に出て行く
「ちょっと、何処に行くの!」
「そろそろ、ザフトの者達が来ても良い頃合いなのでな、挨拶をせねばなるまい」
ラミアスにそう言うと、アレイスターはエセルと一緒に格納庫向かって歩いていった
「えっと、次はキラ君ね。それにしても、礼って何をするつもりなのかしら?」
呟きながらキラ達の居る方に向かって早足で向かって行った
アレイスター達はキラがストライクに乗るより先にジンに乗っていた
「エセルドレーダ、武器は剣だけで構わん」
「イエス、マスター」
ジンはその場に重斬刀以外の武器を放置しながらカタパルトに移動していく
「コロニーに…」
「気にしなくとも、剣しか装備していない。貴公等こそ、コロニーに傷を付けてくれるなよ」
「「「なっ!」」」
「痛い事を言ってくれるじゃないの、全くさぁ」
その様子を全く気にしない
「行くぞ、エセルドレーダ」
「…イエス、マイマスター」
そして、ジンが発進した
「……オイ、今、あの女の子も乗ってなかったか?」
発進したジンとの会話を思い出しながら、ブリッジの面々は少し沈黙し、フラガの言葉で静寂は破られた
「確かに膝の上に乗ってましたね」
「「「「えっ!!Σ」」」
フラガの言葉に対するナタルの言葉に、ナタルとフラガを除く全員が驚愕の叫びをあげた。
それから少しして、キラの乗るストライクも発進していく
続く…
お疲れー
乙!
>確かに膝の上に乗ってましたね
この分だと…
「アレイスターさんはロ■コ■」とか(本人はロリコンではないと主張しそうだが)
「四六時中女の子とベタベタしてる」とか(観たとうり事実だが)
「少女を調教して凄いプレイをしてる」とか(事実だが、調教は主にナイアがやっていたり)
「少女とよろしくヤルなんてエロゲの登場人物みたいだ」とか(違う世界から来たから当然)
とか言われかね…
角!!
569 :
獣と種の人:2006/11/05(日) 19:50:23 ID:???
今の所、次の戦闘でヘリオポリスが崩壊して、その時にアストレイの予備パーツを発見して、アークエンジェルに戻った後でアレイスターがエセルに武器を探しておくのと、組み立てておくように言うのを考えています。
そして、ヘリオポリス崩壊後の最初の戦闘でアレイスターとエセルは戦闘の途中でジンのコクピットから出て、ジンは破壊される。
アレイスター達はパイロットスーツを着たまま宇宙空間を漂いつつエセルが組み立てたアストレイに向かい、アストレイに乗るってのを考えてます
こんな展開でも大丈夫なのでしょうか?
いあ ないあるらとほてっぷ!
乙。
職人さんが望むがままに物語れば良いかと。
お疲れ様です、採用されるとは、ありがとうございます
あとは職人さんの思いのままに
獣と種の人、乙!
テリオンもエセルも「愛する者と愛し合って何が悪い」と言いそう
>「アレイスターさんはロ■コ■」とか(本人はロリコンではないと主張しそうだが)
どっちかというとテリオンは気にも留めないだろうから
エセルが「マスターはロリコンではない」と反論するのが正解か
しかし、マスターと言う呼び名そのものが、二人の関係の妖しさを助長させていることに
テリオンは気づいているが、エセルは気づいていなかったりして(エセルの反応を愉しんでいる)
むしろ見せ付けるように妖しく艶っぽく甘えて見せるエセル
あきらかに年齢差の在る二人が、そんなことを周囲に見せつけたりしたら
キラを膝に乗せた上に、胸にキラを埋めた事がすらある
マリューさんの倫理が崩壊して、キラを襲って仕舞いかねないような気が…
駄目っ子なマリューに拠り所が出来ると思えばいいじゃないか。
577 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/06(月) 08:00:06 ID:wuzjhwpb
どっかのSSで魔乳が『真性ショタ(キラの顔一目見て「やば! 濡れる」って言い放つぐらい)』って設定のがあったな。
578 :
獣と種の人:2006/11/06(月) 09:00:11 ID:???
つまり、魔乳をロリにしろと言う事ですか。(俺には無理だ…orz)
アストレイのブラックフレームどんな風にしよっかな。
やっぱ、ノーマルで大丈夫か…
登場するのは早くても二話後の予定なんで、もし設定案があったら教えて下さい…お願いします
年齢差考えない初々しい恋愛(ただし母性本能刺激され系)ぐらいならともかく
そんな真性変態にしたら確かにやりづらいだろw
>>578 金枠も徐々に変化していったから黒枠も徐々にデウスマキナみたいに適応させる
みたいな感じでいいんじゃね?
いつの間にか載せてた機体がゲテモノ化していく恐怖をAAクルーが味わうことになるがw
581 :
獣と種の人:2006/11/06(月) 18:50:01 ID:???
>>579 ごめん。俺、そんな恋愛系すら書く自身が無い…
>>580 アラスカで、ウェストが手を加えたウィンダムの試作機を手に入れようかと考えてるんで、
AAでゲテモノ化する予定は無いです、すみません。
もしかしたら、アストレイのままで行くかもしれませんが、何分当分先の事なんでまだ解りません
青枠も大破する前はフレームそのままで装甲ごとパーツ交換してたし
外見を決める装甲の色や形状は好きにして良いんじゃない?
>>581 妖しくも官能的なエセルの魅力さえ表現してくれれば俺的にはおk
584 :
獣と種の人:2006/11/06(月) 21:02:33 ID:???
>>583 あぁ、凄く難しい注文が…初心者の俺が書けるのか?……orz
>>582 当然、機体の色はリベルレギスと同じなんですが、自分が考えると房機体になりそうなんで困ってるんです。
どれぐらいまでなら、力のバランスが崩れないのかを誰か教えて下さい…むしろ、機体の設定を下さ……
でも戦闘難しいな……ジンなのに。全然、書けないよどうしよう(土下座
>>584 馬鹿野郎! 厨臭くなくて何がデモべ×種死SSかっ!!
…ジンに関してはその、なんだ、ガンガレ
ははは、冒頭に入れるMS戦だけで四苦八苦してる人間がここにもいるぞ!
気合い入れると恐ろしく長くなるし、削ると今度はあっさりしすぎ・・・
しかし、種キャラを咬ませにしない程度のさじ加減って、ホント難しい。
>>584 房機体にしないコツは、「何でも出来る機体」にしない事、かな?
前に氏が上げた案だと、制限よりも利点が前面に出た説明になってたから
そんな印象だった。
個人的には、強い機体より酔狂な機体の方が好みだが。
しかしタネキャラじゃなくてデモベキャラでもかませにするしエセルがいれば大抵のことなんんでも出来る
マスターテリオンはホントゲームバランス破壊キャラ
いってみればラスボスなのに性能的には裏ダンジョンの隠れボスなんだよな
九朗が強くなればなるほど強くなるように設定されてるし
>>588 まぁ素手でデモンベイン浮かすくらいだしなぁ…
実際のところはMSに乗ること自体が余興程度なんだろう
CEの戦い見て溜め息つきながら「よかろう、これから余は魔力を一切行使しない」とか言いそうだ
あれだ。
十傑集かマスターアジアみたいな存在として書けばいいんだよ!
……むずいなw
>十傑集かマスターアジアみたいな存在
某ゲームだと20mを超えるロボットや正体不明のバリアを張る怪生物を生身で屠る存在ですね・・・
勝てる気しねぇorz
ってかガルシアと部下の皆さんが酷い目に会いそうだw
むしろテリオンらしさを出すなら、バランスなんて考えない方がいいのかもな。
奴の性格なら全ての敵を単純に圧倒して殲滅してはい終わり。愚民共「きゃー、素敵ー!」
とかの強キャラ厨化テンプレ展開は好まないだろうし。
>>592 とりあえず
「あの…出撃命令出したんですけど?」
「つまらん」
「は?」
「この程度の状況で余を出すつもりか?」
「いやそういう問題じゃ…」
「艦長! ストライクバッテリーゼロ、メビウス中破により緊急着艦しました!」
「そんな…」
「ふむ、そろそろか」
数分後
「て、敵艦の撃滅を確認…というか残骸すら見当たりません」
「もう好きにして…」
なんてことになっても不思議ではないわけで…
一回で飽きそうだなしかし
これほど扱いにくいキャラはいるだろうかw
外見似せるならジンの残骸からスラスター持って来て増設すれば少し近づくかな?
武装は拾い物とか残り物などあるもの使えばいいと思うけど魔刃鍛造二人なら使えそうだし
ジンが持ってた重斬刀にかけてMSサイズのバルザイの偃月刀を作ってみるのも
まぁアストレイの改造でリアルに考えるなら特殊な機体にする必要ないんでない?
突然リベルっぽい翼を召還して機動性化け物並になって装甲ボロボロ落とすとか、十字架剣ふりまわすけど腕がぶっ壊れるとか、皆が寝静まった後、こっそりエセルがヨナベして修復してるとか
とにかく使うたびに壊れるぐらいのほうが「ああ、テリオンが遊んでるな〜」って感じがする気がする、ぶっちゃけMSでテリオンに対応できるわけないしなw
>>594 いっそうの事、酔狂の一貫として、戦闘スタイルは九郎の真似事をしてみるのも
お、それは酔狂でいいかも。
>>593 それが益男らしいから困るw
>>589 あのアッパー、種MSだったらおそらく上空数十kmにまで吹っ飛ばされる威力だしな
「エセルドレーダ、アトランティスストライクだ」
「マスターなんと仰ったのです?」
「余興だ、デモンベインのように無様で物語の力を持つような戦闘をしてみたくなった」
「後生ですマスター、あのネクロノミコンのアル・アジフの物まねだけはお許しください」
天ミナの鉤爪とか古鉄の杭打ち機に角、西博士御用達のドリルなどなど
廃材や予備パーツ流用して外付け式のPS装甲製追加装甲って感じに再現できたらな〜と思ってみたり
最初の以外は戯言だけど
極端な話、生身のほうがよっぽど強いもんな……。
MSに乗ってるのは余興でしかないわけだし、魔術みたいな特殊能力なくても
無限連鎖の中で磨き上げられた戦闘経験だけで、なんとかしてしまいそうだ。
「エセルドレーダ」
「はいマスター」
「操縦桿が折れた」
「はいマスター」
「エセルドレーダ」
「はいマスター」
「ペダルが折れた」
「はいマスター」
「エセルドレーダ(略」
「……どうして出撃のたびにコクピットが変形してるのー!」
「エセルドレーダ」
「はいマスター」
「元に戻しておけ」
「……はいマスター」
敵がつまらない場合、敵にてこ入れしそうな気もする。
>603
サンダルフォン召喚?したらザフト・連合に付く筈も無く双方の機体・艦を破壊しまくるだろうな......
メタトロン求めて
地球皇帝召喚…世界征服乗り出してレガシーで大暴れ
オッドアイな旧神…呼び出したが最期、各地で神隠しに合う少女・女性が続出するも直ぐ帰ってくる
目が血走ってる男とソレを鬼の形相で追い回すゴスロリ少女の姿が目撃される
>>598 首がもげて終わる。ある意味被害は少ないかも。
>>598 それ以前に、消し飛んでバラバラになります。
ヒヒイロカネを舐めるなーーー!
>>591 ガルシアとか、普通にテリオンに難癖つけて無視されると思う
邪魔って言われて、ライカさんみたいに吹っ飛ばされそうな気もするが…
>>602 一つだけ言わせてくれ
エセルドレーダは「はい」ではなく「イエス」だ!
>>607 ガル「なんだ貴様は? 貴様もコーディネイターか…」
テリ「邪魔だ」
虎「ならどうづれば戦争は終わる? 敵対するものをすべて…」
テリ「邪魔だ」
アズ「不沈艦AA、今日こそ沈めて…」
テリ「邪魔(ry」
キラ「フレイ!?」
フレ「キラ!!」
テリ「邪(ry」
キラ「それでも、守りたい世界が…」
テリ「(ry」
こうですか!? わかりません!!
610 :
訂正:2006/11/07(火) 22:05:02 ID:???
×:ならどうづれば〜
○:ならどうすれば〜
…ギャグってすべると寒いなorz
照夫のMSは150mmガーベラを何の改造もなく振り回しそうだな
>>611 マテ、そのサイズだとナイフ(人間用)程度では
それだと、15cmしかないぞ…
>>611 150ガーベラのことなら生身で使える(魔術込み)筈
ただし、それすらも余興に過ぎず、魔術を使えば腕を振っただけで150ガーベラ以上に物を切断できる筈
もうマスターの無敵っプリはラスボスというよりギャグの領域
キラの無敵っぷりはネタの領域
どうも、長らく時間が空いてしまいました。
なにぶん文化祭等がありまして……
今日は休みなので、今のうちに投下してしまいます。
……間が空いたせいで、今日は少し文章力がないかもですが。
遅かった。
事態は既に収拾がついたらしく、現場には誰もいなかった。
此処に行けば「デモンベイン」と会えるかもしれない。
これまでも、不可解な事態の起きる現場には必ず出没していた。
ならば今回も、と思い張り込もうとすればあっと言う間に時間が流れ―――この通り。
結局何の事態にもも遭遇せず、終わってしまった。
一般人ならば、助かったと思えるだろうこの事態。
私にとっては死活問題だ。
現段階で新聞社にかけあおうとしても到底無理だろう。
なれば、探すしかない。
もうすぐ覇道財閥の者が此処を封鎖するだろう。
せめて何か、謎の機体でもあれば記事を書ける可能性があるのに。
やっとめぼしい物を見つけた。
何かはわからないが、この大きさや形から
巨大ロボットに間違いはないだろう。
一瞬躊躇はしたものの、やはり仕事優先の思考が脳内会議で勝ち、
コクピットのようなものの近くに寄る。
……ひとりでに開いた。
中から人が出てきた時、私は硬直した。
動けなかった。
何故なら。
「う、動かないでください!」
理由は単純明快。というより見ればわかる。
銃で脅されている。
銃口を突きつけられている。
「僕の質問に答えてください」
少年の声。
私は頷くしかなかった。
「貴方は、地球連合もしくはザフト軍と関係ありますか?」
いいえ。
というより、初めて聞いたわそんな軍隊。
「……そうですか。 ここは何処なんですか?」
アメリカのアーカムシティです。
「アーカム……? 心当たりがありませんね。
とりあえず、この機体を隠せるところはありませんか?」
……すみません、そこまで広い空間は心当たりはありません。
「そうですか。困ったな……
後で厳重にロックでもかけて、一旦は置いておくしかないか……」
と、とりあえず話を聞かせてくれませんか?
「わかりました。その代わり、僕にも欲しい情報はたくさんあります。
後でいいですから、僕に教えてくれませんか」
いいですよ。ところで、あなたの名前は……
「―――キラ・ヤマトです」
―――後日、覇道邸。
「瑠璃お嬢様、今朝の新聞でございます」
朝食の終わった瑠璃に、手渡される新聞。
「ありがとう、ウィンフィールド」
「ですが、一面のこの記事、どう対処したものでしょう……」
ちなみに、今のうちに言っておく。
その日、あらゆる方面で大騒ぎになった記事は。
ただちに発禁モノになったという。
「……ウィンフィールド」
「……はい」
「この記事を書いた人間と、記事内の人物に直接会いに行きます!
早急に大十字さんとシンさんをお呼びなさいっ!」
何故こんな記事の存在を許したのか。
自らが真実を見なければ気が済まなかった。
その日のデイリーアーカムの一面。
「謎のロボット、出現 ―――デモンベインの戦闘跡」
その文責、リリィ・M・ブリッジ。
PHASE-2「DE MARIGNY'S CLOCK」
phase shift down...
―次回予告―
生きていたフリーダム。
沸き上がる激情と、復讐への後悔がシンの心を揺るがす。
そして、アーカムシティを駆ける二つの闇。
その手を差しのべる先に、果たして誰がいるのか。
次回、機神咆吼デスティニーベイン
PHASE-3「Life goes on」
衝動のままに、駆け抜けろ! インパルス!!
投下終了。
どう絡めるか悩んだ結果、リリィの登場話を原作より先にしてみました。
まあ、悩んだ割にはあまり上手く書けませんでしたが。
そしてやっぱり生きていたいました、セーフティシャッター。
乙カレー
腹に開いている筈の穴はどうなってんだ?(コクピットは胸だが)
フリーダムとシンが決戦するシーンのBGMは
「血闘のアンビバレンス」
もしくは
「DvsD―善と悪―」
もしくは
「再生神獄―PROVIDENCE LOST―」
と見た。
>>621 っで、誰がキラを確保するのかな?
なんか覇道は出遅れそうな気がするんで、意外にもウエストだったり(大導師には内緒、ただし知られているが)
都心復興の「破壊活動」の対処と一緒でウィン様の仕事でいいよ
ウィン「如何なさいましょう?お嬢様」
キラ「!この声は、フラガさん!」
ウィン「??どなたかお知りあいに似ていますか?」
キラ「あ、いえ、ちょっと声がそっくりだったんで」
>>584 パイロットシートの後方のコパイシートを横向きで設置(非常に狭く機能も極めて簡素)
エセルは黒枠を組み立てる際にコパイシートをマスターの指示で設置したが
僅かの間に経験した、マスターの膝の上に乗る誘惑には耐えられず
どうしたらマスターの指示に逆らわず、自分の欲を叶えられるように一計して
わざと必要最小限以下の機能しか持たせなくし(魔道書ならMSを直接的に制御可能だが)
いつでもマスターの膝の上がベストなように、あえて変則的なコクピットレイアウトにしている
629 :
黒枠外見案:2006/11/09(木) 01:04:47 ID:???
基本はプロトタイプのアストレイの準ずるが、腕部は連合系、足部は爪先立ちのハイヒール状
全体的にアストレイより細身のイメージになっている
崩壊したヘリオポリスに存在する、2箇所のMS開発工廠跡からMSの部品を集め、X105を参考に組み立てたが
大半の部品は連合側でなく謎の工廠で発見された部品を活用しているため、プロトタイプのアストレイに準じた仕様になっている
リベル・レギスはイメージ的に、デモンベインより細身で、足も軽快な、つま先立ちのような感じなので
アストレイもシェイプアップしてみた(アストレイの腕は関節がゴツイので連合系に変更してみた)
バックパック
アストレイのバックパックを基本装備として持つが腰に移動して
ジンのスラスターをベースに改修した物を装備可能
やはりマントがないと…
攻撃には魔術は一切使わない、防御に関してはエセルのみが周囲に分からない程度に結界などを使用
マスターテリオンは魔力を伴う行動は一切禁止(それでも僅かに漏れる魔力はエセルが処理)
エセルは主に戦闘時は、マスターの操縦技能だけで機体の強度限界が軽く超えてしまう為
機体が分解しないように、その能力の大半を使い機体を保護することに忙殺される
戦闘は敵(中パイロット)を半殺しにするのが基本(あくまで、生きあがく様を眺め観るのが目的なので殺さない)
>>584 こんなもんでどうでしょうか(武装案はあえて出さない)
633 :
追加:2006/11/09(木) 01:48:30 ID:???
>それでも僅かに漏れる魔力はエセルが処理
魔力の処理の仕方は、魔力を術を駆使して電気にまで堕としバッテリーに充電する
これによってエネルギー切れを気にせず戦闘を行うことができる(ただし機体が持たないので有限だが)
魔力が漏れると何がマズいん?
SAN値が下がったり何かして困るんだろう。
つまり、魔力が漏れると、周辺の機体で「モニターに!モニターに!」とか言って通信が途絶えたり、
無人のコックピットで手記が発見されたりするわけか。
もちろん、眼前に危機が迫っているのにしっかりメモだけは書き続ける几帳面さで
「ああ、斬艦刀が・・・・」
ハッチが大きな音を立てて……
>>638 ちょ!?
DC兵世界違うよ!!
まあ照男にすら「踏み込みが甘い!!」とか言いながら攻撃切り払いそうだが
>>631 機体に対する制限や対魔力処理として増加装甲取り付けて
レギスの封印形態再現ってのも良いかもな
お約束ならコックピットにビームライフル向けて撃つもあるな。
考えれば考えるほど照夫強すぎだな。あの時計使えば種の敵棒立ちで
やられてゆくシーンも再現できるし、というかキラ実はあの時計使えるんじゃね?
基本的にバランスブレイカーですしね。
人間レベルに限定しなければ、小説版で新種族作ったり地球砕いて居やがりますし。
>>638 落ち着け、其れは親分の神を絶つ剣だ。
>>641 フリーダムがアラスカで大暴れしたその日から2chでは
「キラはザ・ワールドのスタンドを持つ男」説が囁かれていたぞ。
まあ、バランスブレイカーキャラを他作品に放り込んで、どう物語を破綻させずに
進行させるかってのも作者の腕の見せ所だろうしな。
種関係ないが、某デモベクロスSSで「最終話にしかデモンベインを登場させない」
って縛りでパワーバランス調整してたのもあったし。
>>644 確かにそれぐらい縛らないとバランスとれないよなぁ。
他作品の世界でデモンベインが全力を出すのに値する様な敵をポコポコ登場させるワケにもいかんし。
むしろ破綻するものを大量に孕んでいる物語こそがクトゥルー
なんとなく、あくまでなんとなくなんだが…
レクイエム発射直後ビームに余裕で追いすがり、
ヤヌアリスに命中する直前で追い越して片手で消し去ってしまうテリオンが浮かんだ
何を言ってるのかわからねーと思うが俺自身何が言いたいのかわかんねーw
デモベは好きなんだけどねー、あからさまな踏み台妄想はちょっと・・・と思う。
実力的には確かに
>>647とかもできるだろうけど、度が過ぎるとそれこそ散々キラがやってきた
「一人だけ反則スペックの力で他の連中の間に割り込み迷惑のしたい放題かけ放題」
と何も変わらない。
>>647 やるかやらないは兎も角として、できるのがマスターテリオンだ。
ってか、下手すると模型を逆回しにして再生すらしかねんぞ。奴は。
嫁の圧力で力が0.1%しか出せないとか。
小惑星を両断して、余にできることが大十字九郎にできないことなどないとか言いそう。
神になっても赤貧、それが九朗
>>651 実力を発揮すると世界が壊れるから0.01%以下の力しかあえて出さないとか
なにも照夫が撃破してまわる必要もないんだし、
戦場で酔狂な機体乗り回して遊んでるといいよ。
CE世界のゲームキーパーは福田監督とその奥さんだからな、例えるならナイ神父とナイアのセットだ。
これは如何に大導師といえど容易に遊びまわれはしないだろう。
逆十字様は何処へ…
テリオン、もう狂ったような強さだからなぁ……
リベルレギス(テリオンのデウスエクスマキナ)が最高の状況で召還できれば、
片手をちょっと動かすだけでプラント全滅の憂いを見るし。
マイクロブラックホールがリベルレギスにとっては
『ちょっとした武器』くらいだしなぁ…
力を制限した上で邪神あたり介入させるとかしない限り満足に動かせんだろうなテリオンは
リベル・レギスと照男の組み合わせ強すぎだよなぁ……
グレートゼ○ライマー(その気になれば反物質で惑星くらいあっさり消滅)にゼ○レッチ(月を生身で押し返すお人、平行世界に遊び感覚でgo)乗せてるようなもんだからなぁ……
>>660 Gゼオでも全然足りん
物理法則違う宇宙飛ばされても(それどころか物質の存在しない宇宙ですら)戦闘を繰り広げる存在だぞ
しかもその度に戦いの場となった宇宙を壊してるから恒星系でも一瞬で破壊できる可能性もある
イ○オンがゲージ最大でも赤子…いやミジンコ並みの扱いされるかもしれん
662 :
661:2006/11/10(金) 11:20:56 ID:???
恒星系 ×
銀河系 ○
宇宙壊すんだからこれくらいまで行くかも
…一体どうしろと(ry
最悪、
出撃!
ティンダロスの狂犬の皆さんカァモーン
敵のパイロット、突如闇からあふれる犬にむさぼられる。
テリオン、その様をウォッチ、キラは何も知らずにパイロットが消えて動かない奴を倒す。
とか外道この上ないことができるけど。
テリオンはだいぶ弱体化してると思う。
そもそも、倦んで膿んで熟んだ状態だから、あれこそ強かったわけだし。
絶望の化身もわりかし普通に生きることに慣れたら、外道さと一緒に、力も落ちそうだしな。
それでも、狂った強さというレベルだけど。
ふっと思ったけど、別に武器は背徳の十字と、シリウスの弓召還して使えばいいんじゃないか?
>ティンダロス
狂犬じゃない!猟犬だ!!
背徳の十字もシリウスの弓もCE世界じゃ反則兵器の気がするんだが。
PS装甲も平気で貫きそうだし。
>背徳の十字とシリウスの弓
片や破壊ロボの一斉射撃すら傷つかなかったデモンベインをボロボロにし、
片や最大出力では一発限りの合神砲でようやく相殺、通常でも
自由のフルバーストが霞むほどの数を同時に撃てる
どう見ても過剰です。本当に(ry
つかなんだよ、この種世界に合う武器を持ち合わせてない一人軍隊(バッフクラン級)
よくもまぁこんなキャラ出して話成り立たせたもんだ、凄いぜ鋼屋
獣乙
一度に十数発撃てるから、和田でも霞むと思うぞ…
そろそろ当たり前すぎる照夫の強さばかりを語るにも飽きてこないか?
物理的な攻撃手段で照夫に勝つのって無理でしょ。
存在そのものに干渉する攻撃、イーガンの小説に出るような量子兵器、
上位領域の存在(神?)を召喚するかゾハルにでもお願いするか。
スーパーロボット系すら超越してるのがオソロシス
>>669 俺はずいぶん前から、その超×1000強いテリオンをどういう風に弱体化させたり
縛り入れたりして話に絡めるか、って方向に話題がシフトするのを待ってんだが。
俺も待ってるけど、そっちの話題が出てもすぐに益男tueee〜!談議にシフトしてしまうんだ。
でもマスターは何億回も繰り返したせいで情熱とか熱血とかがほとんど磨り減っててやる気に欠けるとこがあるんだよな
普通のMS戦闘もめんどくさいですましそうな気がすごくする
唯一やる気が出るのはが大十字関係で
案外普通のクロスオーバーものみたくまったく別の世界に飛ばされたことぐらいはあるかもしれん
ナイアさんそーゆーの好きそうだしっさ
>>671-672 一応ヨグ=ソトースの加護が無いとレムリアで倒せるくらいになるから(姫さんエンド)
そっち方面の"仕組み”らしきものを取っ払っていけばある程度弱くはなると思うが
しょうがない。入れ知恵の旧神が来ましたよと。
テリオンはあれだ。自ら戦うんじゃなくって、
誰か育成する方がいい。
たとえば……。
⊃フレイ
ちなみに脳内シュミレートした結果、
過去のDQNキャラを軽く超越してました…。
まあ、マスターを弱体化させるには
先ず人の身に押さえ込んで、エセルドレータの補助をなくして、鬼械神を使用不可にして、神様の加護を奪い取って。
後は何が有る?
この状態でもそこらの邪神を凌駕してるから、もっと弱くしないと行けないんだが。
これ考えると、九朗は弱体化楽だよなぁ。アルと引き離せば結構強い程度まで落とせるし。
敵が襲ってきても面倒くさくて戦わない
自然だが最早生物として終わっとるな。欠陥品だ。
そもマスターの性能を最大状態でしか見たことのない我々が、
どれほど理解した上で弱体化弱体化と叫んでるのかが気になる。
今の流れだと「照男は見ただけで周りが発狂する」とか根も葉もない誇張が湧いて出た
頃と同じに感じる。
CEと共存するのに一番楽な方法
普段は傍観者として自分に火の粉がかからない限り戦わない。
便利な弱体化方法は、ペンデュラボーにしてしまえば楽に弱体化可能。
それでも、規格外になるだろうな。
ちょっと真面目に弱体化について考えてみる。
ほとんどのクロスSSで九郎はアルと引き離されてるか、アルが封印状態で
使えないようになっている(そして大抵の場合、別のもっと力の劣る書で戦って
いる)が、マスターの場合エセルと引き離せば弱体化できる、とは限らないかと。
最大の問題となるのは、恐らく(飛翔でエセル無しでリベルを使ってたのは
まあ、悪夢の中だからということで強引に無視するとして)本編第二話でデモン
ベインをアッパー一発数十メートルもはじき飛ばしたアレではなかろうか。
俺の記憶が確かなら、マスターはデモンベインを吹っ飛ばした後、防御のために
エセルを呼び出して「よくぞ余に魔導書を使わせた!」というような発言をしてた
はず。つまり、デモンベインをアッパーで吹っ飛ばしたとき=魔導書未使用って
ことになり、つまり「エセル無しのマスター=デモンベインを素手で殴り飛ばせる
程度の実力」という方程式が成り立ってしまうわけで。
エセルと引き離せば弱体化するのは間違いないだろうが、「弱体化した結果=
デモンベインを素手で殴り飛ばせる程度の強さ」だとしたら、やはり18メートル
そこらのMSではどうしょうもないっぽい可能性が高い。
……もっと根本的なところから弱体化が必要か。
己の魔力だけでベモベを吹っ飛ばせる威力を出せると同時に、
デモベから掴みかかられたら、レギスを部分召喚しないとさばけないってシーンだったな。
あと、生身状態でブチキレ九郎に普通に殴られてるシーンもそこの前にあったよな。
むしろ周囲に足かせを着ける方向で考えた方が近いかも知れん。足手まといをつれて
いて全力が出せない、とかの方に。
……子犬でも拾わせるか?
制限をかけられて全力を出せないってより、
全力を出す気もその必要もないって感じの方がらしくないか?
確か、ズアウィアをやってた時にエセル無しでリベルレギス動かしてなかったっけ?
ふと疑問に思った。
弱体化と言うが、どの程度まで照夫を人間として弱体化させたいんだ?
大体弱体化と言う傲慢な押し付けがおかしい
照夫は照夫、人知を超えたものを人並みに貶めるそれを恥と知れ
なんか
>>689がよいこと言ってる
能力がどうこうより、「何をするのか」に目を向けるべきだよな
テリオンの能力をそのままに物語として破綻せず面白いものが作れるなら
それでいいよ。ただ、難易度は弱体化させるより遙かに難しくないか?
難しいとか簡単とかじゃない
やるかやらないかだ
>>674 レムリア・インパクトでテリオンを倒せる=弱体化という主張には賛同しかねる。
レムリア・ダブル・インパクトとはいえ神であるクロックワークファントムを倒せるし、
背徳の十字にレムリア・インパクトを受けたときは巻き込まれないように手放している。
だからレムリア・インパクトは元々当てれば完調のマスターテリオンといえども死ぬ技だと思う。
マスターテリオンは規格外に強いからこそ魅力があるんだよ!!
いっそコロニー崩壊の後AAに合流しないでロウに拾われるってのも面白いかもね
>>691 テリオンに何させたいの?
強いだけなら、普通に割り切って戦闘すれば赤服連中を皆殺し出来るだろう
キラ様が既に居るわけだが。テリオンが強いから何?って感じ。
大事なのは、益男さんの莫大魔力じゃなくてキャラクターだと思うんよ
698 :
674:2006/11/10(金) 21:40:14 ID:???
>>693 軍神強襲のアレが説明つかなくなる、それじゃ。
イレギュラーな場合(瑠璃グッド・ライカルート)を除けば
照夫にはレムリアでは「決め手にはならない」(ダメージは与えられる)
はずじゃなかったか?そういう仕組みだったと思うが。
ループ世界では無数に繰り返されている為に(特にアーカムは結界もあったし)
世界と、その住人は魔道に対する耐性が、他の世界よりもかなり有ったが
CE世界では魔道そのものが殆ど無いに等しく、その分、神(旧神?)の加護のような物も無く
半人半神であるテリオンが魔術を使った場合、周囲(世界と住人)のSAN値の下がりが激しすぎるので
生きあがく様を眺め観るのが目的のテリオンにとっては魔術を使うのは禁じ手にしざるをえないかと
ループしてるから世界と住人に魔道の耐性があるってのはどこからの設定だっけ?
そういえば「生き足掻く姿を間近で見たい」って言ってたし
別段不干渉を貫いても問題なさそうに思うわけだが。
マスターは確かに強いけど、いくら何でもイデオンより強いだのグレゼオでも相手にならないだのは
神格化しすぎだと思う。
>>701 しかし降りかかる火の粉は3倍返しが良いかと
ただし大抵のことは気にもならないので、どのあたりから火の粉かが問題だが
>>702 半分とはいえ、神だし…(もう半分も規格外だし)
>>704 でもなあ、正直いい気分しないのよ。
「テリオン強すぎ。○○だろうが目じゃないよ」「××なんて赤ん坊同然」
みたいな意見ばっかで。
エセル犬に虐められて逃げてったウェイトリー兄も半分神だよ
>>705 言ってる事は同感だけど、そこは「神格化」に、だって(半)神だし…とボケてるとこだと思う
そりゃ〜半神とはいってもピンキリがあるし、そもそも畑が違いすぎる
>>702 いくら何でもそこでグレゼオを引き合いに出すなんて、
グレゼオを神格化しすぎだと思う。
テリオンに関しては、神話世界の住人でないと対抗出来んかと
以前、哨戒中に機体不調のため不時着したところでシンが続けるリァノーンと惣太と出会い
語り合いをするというあほな短編かこうとした
テリオンに実力で対抗出来るようなCE世界の住人が物語上必要なのか?
>>713 いらん
対抗出来るようなモノが存在しないから実力を出さないが良いかと
いらない筈なのに、
>>711みたいなのが後を絶たないのが不思議でしょうがない。
そもそもいつの時期のテリオンかによる
ループ解放後ならペルデュラボー化してるだろうし。
圧倒的に俺TUEEE!な奴が周囲の迷惑考えず暴れまわるお話がどんだけつまらなく、
どんだけ不快なのか、この板の住人なら知ってるはずなのにな
大前提としてその路線を基本に思考してる奴のなんと多い事か、だな。
CE世界は神話世界ではないので(ガンダム信仰はあるかも知れんが)
テリオンが実力をCE世界で発揮する必要は無いと言う意味で
>>711を書き込んだ
スマン、今の流れでは逆の意味にしかとれなかった。
……考えたんだが、ループ解放直後の照夫って、魔術師としてはかなり不安定になってるんじゃないか?
照夫の一人称が”余”から"僕”になってる。これって、思考が普通の人間寄りになったと言う事だよな?
それまで人外の思考でその強大な魔力をコントロールしてきた奴が、そうなるのってかなり危険じゃないかね
自分の能力が暴発しそうになるのを無理に押さえ込もうとして苦しむのは縛りにならないか?
だから、照男でSSを書くのは無謀だって、言ったのに。
まだニトロ主人公オールスターとのクロスの方が書きやすいわwww
>>721 でも飛翔後なら母親との確執も解消し真の意味で解放され
自身の持てる能力を十全に発揮できるようになるかと
とにかく!照男が
「リリーマルレーン♪」とか抜かしながらジェネシス消滅させたり、
「アァメェーージィィングレェース♪」とか踊りながらメサイア撃沈させたら物語にならんからなんとかするんでしょ?
もう魔術一切禁止でええやん。
あれはしがらみから解放されて、ようやく素の自分に戻れたシーンだとオモ。
その後邪神狩りとして生きるペルデュラポーの一人称も”僕”だし。
運命に弄ばれる故の絶対性こそ失ってるだろうけど(邪神父の加護みたいなのもあればそれも)、
照夫と互角まで至りながら人に戻った九郎だって、魔銃二丁で50M強のドラム缶ロボ滅殺できる破壊力の持ち主なんだし、
そういう方向の弱体化はどうだろう?
人の分を超えすぎた力はこの場では無粋、故に「使えない」ではなく「使わない」。
正直、制限かけた所で照夫に熱血や窮地を用意出来るとは思えないんで、それぐらいでいいんじゃないかなぁ…
>>722 間接的な照夫TUEEE!照夫SAIKYOOO!信者がここまで多いとはな。
>>724 とにかくテリオンは魔術は一切禁止、エセルは防御のみ魔術可で
攻撃はCEの兵器のみを使用ぐらいのバランスが良いかと
ただしCEの兵器(MS等)はテリオンの操縦技能に強度的に耐えられなく
常に機体の分解などの不安要素を抱えて戦闘する縛りがある
まあMSで魔術戦始めたら余っ程ハッタリ効かせないと野暮なだけだもんな。
防御魔術も普段はいらねんじゃ?
>一人称も”僕”だし
”私”といいだしたらとてつもないことがおきそうな
テリオンって、にしーの絵だと絶対見えないけど、文章では『少年』なんだよな。>僕
逆に考えるんだ。
テリオンは敵役にして何とかガンダムで倒す方法を考えるんだ。
某漫画のMS軍団VSイデオンみたく。
それはそれで遊べそうだなw
>>727-728 エセルがマスターに余計なことをしたと叱責されるかもと
思いながら使おうかとするのが萌えどころかと
>>731 ガンダム自体がナイアの化身(三つ目なんで)
>>731 スパロボ的に行くならデモベと同じ世界にして、デモベ世界で作られたものだから
鬼械神にも対抗できる性能を持ってる
くらいに捏造する必要があるな
思ったんだが、マステリの強さばっかの話で
種世界にマステリが来たらどう行動するかって観点が置いてきぼりじゃね?
ダゴン相手にグーンとかで勝てるかな?
>>737 マスターテリオンの特異な出生を考慮すると、コーディネーターに関心があるかと
さらにコーディネーターの中でも、その出生に製作者の強い意志が感じられる(物語の後半で明らかになったが)
キラ・ヤマトの行く先を眺め観るようになるかと
共に狂気の研究の成果だし
>>737 こんなんだから負債みたいなのがのさばるんだよな
>>739 身体スペックが最高級(設定上)なのに、やる事なすことダメダメなあれを
どう見るかだな。興味は結構もちそう。
>>737 確かに。
「テリオンならこんなことできるな」って話だけで、実際にそれを何故行うのか、行った結果どうなるのかが
まるで語られてない。
俺たちは負債を笑えないな。
ループ解放後からペルデュラボーに至るまでの葛藤を書く事は出来ないかねぇ……
あんま葛藤してなさげだし
>>742 クロス物やる上で、最も基本的な動機の部分だもんな。
そもそも、こっちの線から考えた方が話が膨らみやすいし。
三つ目の機動兵器に関心があって立ち寄ってみたり…
むしろ本当に『観客』としての立場が相応しいかもな>テリオン
戦っても降りかかる火の粉払う程度で
それはそれでつまらないかもしれないが
キラ以外にも憎しみ合うだけのナチュラルとコーディの歴史に触れたり
そんな流れを変えたいその世界の住人と会ったり
場合によってはマーシャンに付くかもしれん
ほら消えた世界じゃ火星の神様だし、ナーエなんて絶対あの人だって野郎もいるしw
より面白くなるよう多少の干渉はするけど、基本的には表じゃ頑張らない方が萌えだよな。
むしろ、ナイアの干渉がアークエンジェルに激しく邪気を送り込んでいることを感知した
テリオンが、この世界に魔術をもってかき乱したくは無いけど、あの腐れ邪神の思うまま
にさせるのは許せん、この世界は邪神の玩具にはしたくない。普段は魔術無しでAAと共闘
ナイアのにおいを感知次第魔術全開。けれど、局所的な魔術では小さな戦場や目の前の
歪みを正せても、根本的な世界を覆うような這いよる混沌の舞台に抗することはできず
世界は歪んでいく、それに対しテリオンはどうする……
なんて妄想をキャッチした
しかし元々CE世界は歪みきっているので、かえって矯正されたりいて
ドジッ娘ナイアさんの本領?発揮か
さらに…
無数の兵士を引き連れたデモンベインが在った。
ラクシズが旧神化したり
むしろ
ナイア「ふふん?まさかここまで死なずにこれたのは君の実力だと思っていたのかい?確かに君の資質は素晴らしいものがある――だがそれだけだよ。僕が手を貸さなければとうに死んでいただろうね。
まああの時――インパルスにやられた時はちょっと冷や汗をかいてしまったけれども。忌々しい獣と神様だねぇ。まあそこが愛しいのだけれど」
こんな
しかしナイアの行動もさらに大きな輪に組み込まれ…
何時ものことだが
無限螺旋って九朗アリゾナに落ちる→覇道鋼造死す→九朗デモベでアンチクロスと戦う
という長い期間の螺旋なんだよね。
もしかしてCE01→CE70年代くらいの無限螺旋の中なのか!!?
ジョージグレンのコーディネイター設計図ばら撒き事件も
ユニウスセブンへの核攻撃も
まさか平和な環境保護団体が頭パーの集団になったのも
いやいやCE世界に死の商人の団体がいるのも………
ああ恐ろしい恐ろしい、窓の外にナニかぎゃ……………
世界をループさせて個人の能力を高めるほうが効率が高いが失敗(九郎が旧神化)したので
今回は効率的には不利だが世代を重ねることにより目的に到達しようかと
CE70年代はマスターテリオンを創る段階に到達しかかっているかと
だが…
あの世界のマスターテリオンが乱入したんで事態は思わぬ方向に
キラが戦うと相手が棒立ちになるのは時計かアトラックナチャつかってると考えれば
すぐ説明できるしな。ラクスが何か言えばみんなラクス様〜、ラクス様のためならとなるのも
やっぱりなんかの魔術つかってるんじゃね?
取り合えず
>>751 それ邪神だろ?
>>755 CEはナイアがループ以外の方法を試す実験場ってのも有りそうじゃないか?
>>757 デモンベイン(+九郎とアル)自体外道の技で外道を狩る存在だからな
邪神(ラクシズ)が外道を喰っても良いではないかと
やっぱ照夫以外にもデモベ世界の誰か、もしくは邪神でも呼んだ方がバランス取りやすいんじゃね
ナイアさんが裏で暗躍
>>760 ガンダムの頭部が人間と同じ位置と頭頂部にカメラを持っているのが基本デザインなのは何故か
そして、其れは何故、特別な機体に多いのか?
さらに各勢力にコピーされ氾濫しているのは何故か?
裏方の思惑どうりに 各勢力に混沌の要素を内包したモノを抱え込ませることに成功した訳だ
>>761 そういや逆に三つ目じゃないガンダムってどのくらいあったっけ?
つまりはテリオンは大十字よりもクロスには向かないと。
邪神の血はいって性格も人外の思考をするし、協調性0だし、強すぎるし
いっそのこと暴れまわってSAN値下げまくるマスターから、
種ズが一人でも生き残ることを第一の目標とする由緒正しいクトゥルー神話を踏襲してみるのも一つのネタかもしれない
多分一番弱い状態のテリオンはライカルートの胎児モードだと思う
アレでもウェスパシアヌスのSAN値をガタガタに下げていたが
どうしても照夫を「戦うだけ」の主人公にしたい人↑
いい加減、多くのデモベクロスで九郎が能力を制限されて登場している意味を
考えて欲しいのだが。
極論だが、主人公というものの存在理由を「何らかの信念ないし目的を持ち、
苦難を乗り越えて強敵を倒すないし難題を解決して、最終的に目的を達する」
というものだと定義すると、テリオンみたいな最強及び万能キャラは「苦難を
乗り越え」の部分を物語として組み込むことが不可能か、極めて困難になる。
それがテリオンがクロスに向かないって言われてる理由だろう。
「最強かどうかより何をするかが重要」という意見もあるが、「何をするか」
というのは上で言うと「信念ないし目的を持ち」と「最終的に目的を達する」の
部分に関係するものであって、最強キャラ故の問題点をクリアできるわけでは
ない。
だから、テリオンの「信念ないし目的」は、誰かを守るだとか、巻き添えを
ださないだとか、傍観するだとか、とにかく彼の「最強」の能力が邪魔になる
ようなものを選択すべきだという話なんじゃないか?
ガンダムとは桁違いの強さの作品をクロスさせて、しかも面白い話にする。
両立させるのはそう難しいことじゃないぞ。
ガンダム三大奇書の一つ「逆襲のギガンテス」は、イデオンとガンダムのクロスオーバーっつー
作者の正気を疑うようなものだったんだが、かなり面白い。何でだと思う?
イデオンを敵で出して、ガンダム軍団に倒させたからだ。どんなに最強でも、敵で、最後に倒されるなら問題無い。
これのイデオンポジションにテリオンを入れれば問題あるまい。ちょうどズアウィアという暴走形態もあることだし。
ズアウィアの核として取り込まれた胸と背が小さい女の子。ヒロインそっちのけでそいつを助けようとするシン。
それをサポートするキラとアスラン。最後はみんなの力を合わせてなんとかズアウィアを倒してハッピーエンド。
あくまでテリオンを主役に据える場合を問題にしているのであって…
>>765の意見に同意しつつ
「テリオンを最強のままでクロスさせるにはこのくらいやらなきゃ駄目だよね。主人公は無理だ」
と、「逆襲のギガンテス」の例をあげて遠まわしに述べていることになぜ気付かん。
こりゃ普通気付かんな。
テリオンを主役にするなら
CE世界がナイアルラトホテップの新たな舞台になっていて
前世(ループ世界)の贖罪を兼ねて、人としてCE世界に悪影響が及ばない程度に力を奮い
ここで創られるであろうマスターテリオンの誕生を阻止すると言うのはどうか(旧神には出来ない予防的処置)
CE世界のマスターテリオンの誕生を阻止できたものの、テリオンの力の影響で
ラクシズという邪神群(一応、旧神か?)出来てしまったりして
> 極論だが、主人公というものの存在理由を「何らかの信念ないし目的を持ち、
>苦難を乗り越えて強敵を倒すないし難題を解決して、最終的に目的を達する」
>というものだと定義すると
遠回しに「キラもシンも主人公じゃない」と言ってるのだけは分かった。
っアスランと相打ちするまでのキラ(イージス自爆にてリタイア)
っフリーダムを倒した時のシン(その後降板)
シンの戦争はフリーダムとの戦いで終わったんだよ…。
まあ、端的に言うと、象が一方的にアリを踏み潰す戦い見ても面白くないよな。
種死の最終回なんて、それこそ一方的なジャスティスのデスティニー破壊実験SHOWだったからなぁ。
俺の理想では…
いかん、妄想になっちまう。
>>773 逆に考えるんだ。その蟻が象と同じ大きさまで進化したらと考えるんだ
ある意味デモンベインは蟻が強くなって象を倒す話だよね
「たあぁぁぁっ!」
インパルスが連結したエクスカリバーを振り上げてガイアに斬りかかる。突進しながらの連撃をガイアが
バックステップで避けた直後、腰のライフルを抜いたインパルスはガイアに引き金を引き、続けて背後の
カオスにもライフルを放つ。ガイアはシールドで、カオスは建物の隅に隠れ防ぐ。
「あれも新型か!?どういうことだ、あんな機体の情報は……アウル!」
スティングの声にアビスもインパルスとの戦闘に入る。多数の武装を施されたアビスは一斉にビーム砲を
放ち、インパルスの周囲を薙ぎ払う。
「くそっ、プラントの中でこんなっ!」
シールドでビームを防いだインパルスに再びガイアが迫る。再びサーベルをシールドで防ぎエクスカリバー
を一閃、ガイアもシールドで受けるがエクスカリバーの重い一撃で後ろに吹き飛ばされる。なんとか両足で
着地したところに連結を解除したエクスカリバーの一本を投げつけられ、シールドを手放してしまう。
『おいシン!命令は捕獲だぞ!分かってるんだろうな、あれは我が軍の──』
「分かってます!でもできるかどうかなんて分かりませんよ!大体何でこんなことになったんです!?
何だってこんな簡単に、敵にっ!」
ミネルバ副長アーサー・トラインの慌てた声が通信機越しに聞こえる。だがまともにやり合うだけで
精一杯なシンはその声に怒鳴り返した。言いたい事は分かるが、そんな事いってる場合か、と苛立ちが募る。
『今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!演習じゃないのよ!気を引き締めなさい!』
ミネルバの艦長、タリア・グラディスの一喝に押し黙るシンとアーサー。今度は彼女の立場に加え、
言ってることはもっともなので流石に反論する気にはなれない。それに──
「くそっ、こいつら……っ!」
完全に自分を標的とした三機に囲まれたシンに、もうミネルバクルーとの会話に意識を回す余裕はなかった。
機械の巨人達が対峙する中、その少し離れた場所で小さき者達も刃を交えていた。
ティトゥスは後退しながら、二体の異形の振り回す計四本のビームセイバーを避け続けていた。
超高熱を帯びた魔力の塊、そんな危ない代物を異形は制御しながら、素早くかつきわどい場所に
斬り込んでくる。
深い一歩を踏み込んできた異形の右振り下ろしを短いバックステップでかわす。更に一歩踏み込み、放たれた
左の刺突。右の刀を前に出し、互いの刃をぶつけながら軌道を外側に逸らす。最低限の対魔術儀式は施して
ある刀と、ビームセイバーが擦れる甲高い音と金属の焼ける匂い、そして火花が広がる。
深い踏み込みによる隙をついて、その異形の腹に蹴りを叩き込むティトゥス。吹っ飛ぶ一体を気にもかけず、
もう一体は更に攻めてくる。今度は防御に回らず、ティトゥスは斬りかかって来たビームセイバーを左の刀で
上に弾き、無防備になった胸部に右の刀を突き出す。
しかし刀は胸を貫くことは無かった。ビームセイバーを消し、代わりに胸部装甲に例の魔術文字の羅列を
浮かべた異形は刀を完全に受け止めた。しかし衝撃は消せなかったようで、地面を擦る音と共に異形の体は
数メートルバックする。
刀を構え直し、後ろにのけぞる異形に追撃を仕掛けようとするティトゥス。だが直後視界の隅に映った
モノに一度舌打ちし、前に出ようとした身体を無理矢理止め大きくバックステップする。
直後耳を打つ炸裂音のような音と、ティトゥスと異形の間を通過する幾つかの光線。光は瓦礫や壁に
ぶつかった直後、更に砕けた瓦礫と閃光と破砕音と煙を周囲に撒き散らす。
たちこむ煙の間からティトゥスが見つめた光の出所には、右手をキャノン砲に変形させた異形の姿。
砲身をこちら側に向けてくる側面の異形と、体勢を立て直し再びビームセイバーを構える正面の異形。
そしてその正面の更に数メートル後ろ、ティトゥスからずっと距離を保ちつつ、ただただティトゥスを
見つめ続ける、両手を失った異形。
(やはり、こ奴等は……)
その姿から連想されるのはティトゥスもよく知る、二体の機械天使。そしてかの天使の簡易模造として
造られた意思持たぬモノ達──そしてそれら全ての生みの親である、狂気を孕んだ老紳士──
「人間魔導兵器……悪趣味は相変わらずか、ウェスパシアヌスめ……」
「さぁーて行こう!慎ましくな!」
ネオの掛け声と共に、ガーティー・ルーがその姿を露わにしてアーモリーワン周辺を警備していた艦船に
奇襲をかける。ガーティー・ルーの主砲『ゴットフリート』が一斉に火を噴き、二隻の艦が閃光に貫かれて
宇宙の藻屑と消える。
突然の襲撃に混乱はあっと言う間に広がり、司令部を初めとする港の軍人達はてんやわんやの大騒ぎとなる。
「ミラージュコロイドだと!?条約違反ではないか!」
「地球軍なのか!?」
「出撃命令!何としても落とせ!」
慌てて港から出航しようとする艦の群れ。しかしその目前に、事前にガーティー・ルーから出撃して
港の入り口で待機していた黒いダガーL──『ダークダガーL』四機が飛び出し、その手に構えたバズーカを
艦のブリッジに次々と撃ち込む。ブリッジと共に制御を失った艦は大きな振動と共に港の壁にぶつかり爆発、
更に大きな振動と破壊を引き起こす。しばらくは港の入り口は使い物にならないだろう。
「ダガーL!やはり地球軍か!」
「お、おのれ……ナチュラルどもが!」
幸いにも艦の直撃と爆発から免れた司令部で怒りの声が上がる……が、それはすぐに消えた。
「?入り口の方向、あれは何だ?……人間?」
誰かの発言に司令部に居る全員の視線が艦の残骸に殆ど塞がれた入り口の方向に向く。残骸の隙間から、
小さな灰色の何かが二つ、こちら側に向かってくる。
司令部の壁──港内部を一望できる強化ガラスの向こう側まで近づいてきたそれは、灰色の装甲の付いた
パイロットスーツにも見える人型の何かだった。
その二体の人型はガラスに向かい、その腕を砲身に変化させ──
「────っ!!」
──何本ものビームがガラスを砕き、悲鳴と血と肉片が司令部から真空へと放り出された。
「港の入り口の破壊は完了。『レギオン』ナンバー4、5も内側に侵入、順調に破壊活動を
進めているようです」
通信士からの報告を受け、ネオはへぇ、と少し意外そうな表情をする。リーは表情を崩さず、
ウェスパシアヌスは髭に手を当てながらニヤニヤとしたり顔だ。
「ふむ、ちゃんとアレは動いてくれているようだね。安心した、いや安心致しましたよ。もしちゃんと
動かず、御迷惑をおかけしたらどうしようかと思っておりましたが、これで、これで肩の荷が下りました」
「ご冗談を、先程まで随分と自信に満ちておられたではないですか。しかしこれだけ早く港の主要な場所を
破壊できるとは……正直ここまで出来るとは思っていませんでした。あのサイズであれだけの火力と
機動力、それに高い隠密性……あれと比べればMSも形無しだ」
ネオも流石にこの成果を認めないわけにはいかなかった。ダークダガーLによる船舶と港の外部の破壊、
そしてウェスパシアヌスの持ち込んだ『レギオン』と呼ばれる者達による、港内側の破壊。
本来ダークダガーLだけが暴れる予定だったが、ウェスパシアヌスの進言で使ったレギオンの戦果は
かなりのものだ。予定よりかなり長くザフトの対応は遅れるだろう。
「ハハハハ!まあ流石に、流石にMS相手ではまだ、まだ太刀打ちできませぬ。まだまだ試作品ですよ」
そう言いつつウェスパシアヌスは満更でもない口振りで微笑む。それにネオは適当に相槌を打ちつつ──
心中ではこの紳士の皮を被った悪魔へ、嫌悪の念を更に募らせていた。
(『ラボ』の連中も相当なもんだが……このジジイも相当イカれてやがる)
ほんの数分前まで、ネオはレギオン達の事を『エクステンデットと似たようなもの』程度にしか考えて
いなかった。しかしつい先刻、ウェスパシアヌスは自分から事実を暴露した──レギオンは、脳を含めた
その身体の殆どを機械化されている操り人形、正に『兵器そのもの』であることを。
更にウェスパシアヌスはその改造過程や改造する人の『選定方法』など、ドス黒い部分をなんでもない
ことのように、実に楽しそうに話しだしたのだ。エクステンデットなどの運用をしている分、軍の薄汚い
部分もある程度理解しているこの船のブリッジクルーやリーですら、そのおぞましさに表情を歪めた。
そんな話を、この老紳士は嬉々として語り上げる。武装や動力などについては『手品のタネ』などと
言って何一つ語ることはなかったのだが……
『ただ、素体に何人かコーディネーターも使っていることがジブリール卿はお気に召さぬようでしてね。
談笑ついでに売り込んでみたらいらないと言われたばかりか、小言を言われてしまいましたよ。いやはや、
私としては元の人種がどうであれ、『モノ』になってしまえばそんなもの関係ないと思うのですがね』
この言葉を聞いた時点で、やっとネオは理解することが出来た──この男にとって、人の命など『実験材料』
程度の認識でしかないことに。
(さて、4と5はちゃんと動いてくれているようだが)
ウェスパシアヌスもまた、ネオと同じように笑顔を貼り付けた表情の裏で別の思考を巡らせていた。
レギオンの実戦テストは問題ないようだ。本来予定されたスペック以上に自分の趣味を組み込んでみたため
一抹の不安があったが、これは杞憂に終わりそうだ。あとは『もう一つの』、『本来の』目的が達成できれば
完璧だ。
ネオには『強奪組の護衛及び市街地への潜入テスト』としか伝えていない、コロニー内部に潜入した
三体のレギオン。だが実際は彼等にはある命令が既に入力されている。それはある人物二人の捕獲だ。
『ロゴス』としては余り良い事ではない、むしろ後々を考えればマイナスに働く可能性もある……が、
ウェスパシアヌスにとってそれはどうでもいいことだった。連合もザフトも、ブルーコスモスもロゴスも、
彼にとっては大して意味のあるモノではないのだから。
彼はなんとしても、『アスラン・ザラ』と『カガリ・ユラ・アスハ』というカードが欲しかった。彼等を
手に入れることは、彼の『計画』を大きく前進させることになるだろう。更に他のカードを手に入れるための
布石にも成り得る。
(今ならば行方不明となっても違和感のないシチュエーションだ。実に、実に都合がいい。情報をくれた
『彼』に感謝しなくてはな)
実に素晴らしいチャンス。捕まえてしまえば後はどうとでもなる。この艦に持ち込む過程は少々面倒だが、
最悪クルー全員の記憶を弄れば事足りる。あとはレギオンが二人を捕まえられるかだ。
(なあに心配することはないとも。あれの優秀さはこの私が一番分かっているだろう?大丈夫、大丈夫さ)
そう自分に言い聞かす。あれの戦闘力はコーディネーターを大きく上回る、どんな護衛が居ようと何の
問題もない。MS相手は辛いが、ザフトのMSは強奪機に手一杯で彼等に回す余裕はあるまい。仮に──
(──仮に、アンチクロス級の力を持つものが……まだ見つかっていないあの二人、いや……『三人』の内
誰かが護衛に居れば、いくらレギオンといえど瞬殺だろうが──)
流石にそれはあるまい、とウェスパシアヌスはその仮定を切り捨てた。
轟音と爆炎を背景に、剣閃が煌き、火花が散り、閃光が飛び交う。
キィン!と打合った刀とビームセイバー。そして互いに一度間合いを広げるティトゥスと異形──二体の
レギオン。互いに決定打を打ち込めず、戦況は膠着状態が続いている。レギオンの攻撃はティトゥスには
当たらず、ティトゥスの攻撃はことごとくレギオンの装甲──局所的に展開される防御陣に止められる。
この防御陣がかなり厄介で、装甲なら何処でも展開できる上に強度が半端ではない。刀への負荷も相当な
ものになって来ている。このまま長期戦になるのは少々ティトゥスにとって分が悪い……のだが。
「……ふむ」
小さな呟き。それと同時にティトゥスの纏う雰囲気が変わる。元々刃のような鋭さを持つティトゥスの
闘気が静かに、更に研ぎ澄まされ──両手の刀が、上段に構えられる。
「カラクリ、ようやく見切ったり──参る」
ティトゥスが一直線にレギオンへと走る。レギオンの一体がそれに呼応するように走り出し、両者が
接近する。
顔を狙って突き出されたビームセイバーを、身体を横に傾けて避けるティトゥス。かすめた光刃が左頬を焼く
感触を感じながら、ティトゥスは左の刀を斬り上げ──レギオンの左手を斬り落とす。バランスを崩して地面に
倒れるレギオンを尻目に、自分は体勢を立て直してもう一体のレギオンに全力で駆ける。加速を強めた
ティトゥスの身体は、即座にレギオンとの間合いを詰める。その段階で、既に構えなおされた左の刀が
レギオンに迫る。
──耳鳴りに似た音と共に、刀は折れた。術式の浮かぶ右腕に阻まれ、酷使され続けてきたそれは
あっけなく半ばから砕け散り、刃先が高く宙に舞う。飛び散った破片がレギオンの装甲を打ち、ティトゥスの
左腕に突き刺さる。攻撃を防御したレギオンが反撃の一手を放とうとした──ほんの刹那。
「疾ィィィィッ!」
次の一手をどうするか、その思考が終了する前にレギオンの意識は一筋の閃光を認識した直後、断絶した。
左の一撃で防御を誘った直後、右手に残った刀で目の前の敵を一刀両断したティトゥスは間髪いれずに
後ろを振り返る。視線の先には先程左腕を落とされたレギオンが、右腕を砲身に変化させて此方に向けていた。
砲身に魔術の光が集まる。ティトゥスは刀を逆手に持ち替え、左足を前に出しながら大きく上半身を後ろに
捻り、腰を入れる。身体の重心を左足へと移動させながら、捻りこんだ筋肉を開放、腕を大きく振り上げる。
キャノン砲から放たれる魔術の塊とほぼ同時に、ティトゥスは身体機能を総動員した全力の投擲を放った。
無防備の体勢で魔力の光が迫る中、投擲の際身体に掛かった力を利用し、倒れこむ形でなんとか直撃を
避けようとするティトゥス。前のめりに倒れこむ体の左肩をビームが貫き、肉の焼ける音と匂いがした。
そして尋常ならざる速度で投擲された刀は、砲身を構えた体勢のレギオンの目を寸分の違いなく貫く。
そのまままるでマネキンのように固まったまま後ろに倒れるレギオン。頭を貫通した刀身が地面に刺さり、
中途半端な角度を保っている様が実に滑稽に見えた。
それを一瞥して、地面に倒れていたティトゥスは立ち上がり、最後の一体──両腕を失い、ただ此方を見つめ
続けていたレギオンに視線を向ける。肩を貫かれ、刀の破片が所々に突き刺さった左腕を持ち上げ、折れた
刀をレギオンに向ける。今更のように、落ちてきた刀の先端がキンと地面に突き刺さった。
数分に感じられる一瞬が過ぎて──両手を失ったレギオンの輪郭が、突然歪む。そのまま周囲の風景に
溶け込むかのように、その姿が消えた。
「……………………ふう、どうやら逃げたようだな」
敵の姿が消えて更にしばらく、己の感じ取れる限りで微弱な魔力も一切感じなくなってから、ティトゥスは
ようやく安心して一息ついた。折れた刀を鞘に戻す。
「さて、あの二人を追わねばならんが……何処に行ったのか」
刀の刺さったレギオンに近づきながらティトゥスは思案する。港側に攻撃があったのは自分も戦闘中に
気付いたので、アレックスがわざわざそちらに近づくことはないだろう。となるとザフトの関係者を捕まえて
ザクの所在を確認してみるべきか。いや、もしかしたらMSを降りてシェルターに入っている可能性も……
「……こ奴等もどうしたものか」
周囲に転がるレギオンの死骸──いや残骸を見渡す。このまま放置しておけばまず間違いなくザフトに回収
されることになるだろうが、それがザフトに、いやこの世界にどんな影響を及ぼすのか──
「──気にはなるが、拙者が考えることではない、か。今考えるべきはあの二人の無事を──むっ?」
そう言って、残骸に刺さった刀に手をかけるティトゥス──その直後彼の感覚が、突然膨れ上がった残骸の
魔力を感じ取る。
「何っ──!?」
その場を飛び去ろうとするも既に遅く……ティトゥスは閃光と爆音に呑み込まれながら意識を失った──
「……ちょいと遅すぎるかな?」
送り込んだ強奪組の帰還予定時刻の遅れが大きくなってきて、ネオは少々心配げな声色で呟く。
「失敗ですかな?」
「連中が失敗する事はないと思うんだけどねぇ」
冷淡なリーの言葉にそれはないだろうと返すネオ。しかし現に遅れているのは確かなのだ。
「どうしますかな?港の入り口を塞いで内部を破壊したといってもそのうち復旧するでしょう。レギオンも
MS相手、更に数がいれば敵いませぬしな。周辺のプラントから増援の来る可能性もある」
ウェスパシアヌスが相変わらず髭を撫でながら笑顔で言う。だが発言の内容はもっともだった。
「仕方ないな……迎えに行くとしよう!ダガーは予定通りレギオンを回収させて呼び戻しておけ!
俺はエグザスで出る!」
席を立ちブリッジの出口へ飛びながらネオは指示を出す。
「ウェスパシアヌス卿、内部に侵入した三体は?」
「この時間なら既にナンバー4達と合流している筈ですな。もしそうでなくても4達に撤退命令を送れば
そこから伝わるはずです」
「そう願いますよ……リー、あとは任せたぞ」
ネオはブリッジを出て行き、リーは格納庫に発進準備の指示を出す。ウェスパシアヌスはその横で
ニコニコしていた……が。
「……リ、リー艦長それに、ウェスパシアヌス卿」
少々怯え気味の通信士に、呼ばれた二人は怪訝な顔を向け……通信士の言葉を聞いて更に表情を変えた。
「レギオンを回収したダークダガーからの報告ですが……レ、レギオンナンバー4および5は無傷ですが、
市街に侵入した三体はナンバー1を除き合流せず、1もかなりの被害を負っていると……」
「なんとっ!?」
初めてウェスパシアヌスの顔から余裕が消える。一瞬目を見開き驚愕の表情を浮かべるが、すぐに落ち着きを
取り戻し通信士に問いかける。
「ふむ……ナンバー1は何か、何か持ち帰ってはいないかね?」
「は?いえ、そういう報告はありませんが何か?」
「いや、何でもないさ、そう何でもないんだ、気にしないでくれたまえ」
そう言って作り笑いを浮かべるウェスパシアヌス。だが彼をある程度知る人間なら、それが少々
引きつった笑みであることに気付いただろう。
(失敗、か……まさか、まさかこんな結果になるとは。まあとにかく、とにかくだ。レギオンのデータ解析を
すぐに行わないとな。一体全体何が起きたのか……知る必要がある)
オリジナル要素説明
レギオン
C.E世界においてウェスパシアヌスが指揮を取って製作された試作人間魔導兵器。開発元はウェスパシアヌス
個人の特殊機関『コロッセオ』。
C.E世界で造った魔術回路や魔術兵装を組み込み、更に脳髄を含む肉体を半機械化。魔力や身体能力を
強化した上で、かつある程度柔軟な思考を持つ操り人形として完成させた。
『レギオン』の名の由来は複数での行動を基本とし、チームを組む全個体の感覚をリンクさせて行動するため。
当初の予定では魔術兵装は基本武器のみの簡素なものだったのだが、趣味に走ったウェスパシアヌスが
新規技術をふんだんに盛り込み、魔術的ステルスや特殊装甲などというものまで施された分ただでさえ
高いコストが更にエライことに(汗)
装備された魔術兵装はビームセイバーとビームキャノン、魔術迷彩機能。そして魔力を通すことで
強度を増す(局所的に強力な防御陣が展開される)ことが出来る特殊な装甲。それと非常時用に自爆装置も
装備されている。発動は自己判断意外にもリンクした別の個体による操作も可能。
全般的な戦闘能力は装備抜きの基本能力だけでも普通の人間とは比べ物にならないが、まだ欠点も多い。顕著
なものではC.E世界で造られた魔導技術の質がまだ悪いため、デモベ世界のものほど性能が高くない点。
それにともない魔力回路の性能もまだ低く、余計な装備までつけたおかげで魔力供給が足りず、二種類以上の
魔術兵装を同時に使用することが出来ないという点などがある。
素体となる人間は多種多様な方法を持って集められた人間をある方法で選定し、人種はナチュラル、
コーディネーター問わず、ただ能力だけが優先される。わざわざ選定するのはまだ一体あたりのコストが高い
ため大量生産には向かないのと、「少しでもより良いモノを」というウェスパシアヌスのこだわりから。
マスダ話が盛り上がってるところに空気を読まずに投下!だが私は……ゴメンナサイ(マテ
どうもお久っす。えらく間が空いちゃって申し訳ない。どんどこリアルが忙しくなるもんで。
まだ暫くペース遅いままになりそうですが、続ける気はあるので長い目で見ていただければありがたいです。
とりあえずこれで三話は終わり。他の職人さんたちと比べると執筆もだけど話の展開も遅いことに気付く(汗)
今回シンやアスラン側は余り原作と変わらないので省いてみたけど、それでもこれだけしか進まないし…
量産型は天使の名前は合わないかなと思ったのでこのように。某怪獣映画からじゃないですよ…多分( ̄  ̄;)
説明文書いてて相当ゴッチャになってるのに気付くが上手く変更できずにそのままで……しかし
魔術陣装甲=PS装甲の理屈とそう変わらないのに完成するまで気付かない俺って……(;-_-;)
それと今更ですがwikiまとめおつでした。これなら自分でもある程度編集出来るっぽいけどいいのかな?
逆十字キタ------!!!
GJ!!!
御疲れさまです
スレの流れなんてのは気にしなくても
待ってましたよ逆十字!相変わらずGJっ!
・・・ところで、ナイアさんがシンの憎しみを利用して新たな背徳の獣にさせる、なんていう謎の電波を受信したわけで
ヒビキ氏に最高のコーディネーターの創造を吹き込んだのはもしや…
790 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/12(日) 22:46:25 ID:BZ/8+K0P
レギオンって聞くと
PS2の『混沌の軍勢』を思い出す
なんてのはどうでもいいさ!
今はただGJ
sage忘れ、興奮しすぎたすまん(;
アヌスが作って、且つレギオンなんて名前付けられたら・・・
ガメラ2のあれしか思い浮かばない・・
>>785 何ら問題ないかと。
なんせ作者自身による監修作業なワケだし。
794 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/13(月) 10:33:07 ID:zZDvkqsV
ああ、もうどいつもこいつもGJすぎて困るぜ!
ウェスパシアヌス最高だな!!
>>790 俺なんて○ーク・ヴァー○ハイトガ招く!
な最終巻目前に編集が旅立っちゃった小説しか思い浮かばないぜ!
だからそれがPS2の元ネタなんだって。混沌の軍勢 カオス・レギオン。ラノベだな。
ガンダムでレギオンつったらGジェネDSでしょう
センチュリオ萌え+.゜(*・∀・*)b゜+.゜
>>799 懐かしいな、友人引っ張り込んで見に逝ったよ
アレは本当に熱かった
俺も行った。イトケンと神田に合わせて召喚の聖句唱えるのは燃えたな
できたものが黒歴史じゃなければよかったのに
803 :
320:2006/11/14(火) 19:11:11 ID:???
最低2クール必要なモノを1クールに無理にまとめた
構成の黒田が頑張っているのはとても解ったんだが、
監督や他の連中が悪すぎたな。
普通戦闘シーンが丸々3DCGなんだから作画に余裕があって当然なのに、
実際はまれに見る地獄絵図だったようだし、肝心な3DCGもゲーム画面使い回した方がマシという。
唯一の救いは、最終話で制作に参加したニトロの3DCGチームの奮闘だな。
ただそれも「ヨグソトース=外宇宙の神」という台詞とその描写で台無しだったが。
>>803 もそっと無駄エピソードを省いてくれてもよかったとオモ
とりあえずナアカルコード解除キーが鍵じゃなくて
変な光なのがイラついた。なんだアレ?
いややったよ。九朗が『鍵』受けとるシーンだろ?
キスなぞせずに現実に存在する鍵を渡されてるぞ。
文章だけでその鍵のビジュアルは出てないけどさ
ナアカルコード解除ってレムリア撃つ時のアレだろ?原作でもなんか魔方陣的な光だったじゃないか
いやアニメは見てないんだが
>>805が言ってるのはレムリアインパクトの解除キーの事だろ?
レムリア・ディレイインパクトが出る(対クトゥルー戦)前のイベントの奴
地下基地からの承認およびナアカルコード送信→魔法陣チックな光
デモベ単体でのヨグ突入に伴う永久承認キー→実際の鍵
デモベ死はまだかああああああああああああああああああああ
渇いて飢えて無に帰りそうだ
812 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/15(水) 17:12:04 ID:YkkkU2Yd
無駄にパンツだしまくったのが一番腹立たしいアニメだったな
>>811 まぁこ見た目がアレなエンネアの手作り料理でも食べて落ち着きなさい
>無駄にパンツだしまくったのが
しかし、胸の量感にあふれる、瑠璃やライカなら兎も角(ちょっと動くだけで大きく揺れ筈だし)
アルの場合、パンツを見せまくることぐらいしかアピールポイントが…
まあ〜九郎に炉属性が元々備わっていたら、ここまで苦労することがなかった訳で
???
第一話のパンツアタックはしょうがないと思う、だが姫さんのシリアスシーンでのパンツ、海でのメイド隊による強引なパンツ見せ、
アル以外のパンツなんぞ不要!
最近面白いと思ってる武装錬金見てると、
アニベインもちゃんと本筋の密度上げてくれればと…
>>813 アピールポイント
他のお色気キャラ(サブヒロイン)は兎も角、メインヒロインなんだから、キャラクターで魅せれてナンボだろ
>>812 そこは斬魔のほうを意識してたと思うぜ
一話から見せまくりだったし
>>817 2クールあれば〜とは言ってたけどね
どの道ゲームの一話がやたら長いデモベを1クールでってのは無理があったろう
○○「贅沢なのよ、デモンベイン信者は。
クールが短い? 展開が端折られた? そう、それは可哀想ね。
だけど――
貴方は声もキャラもストーリーも概ね原作準拠だった!
私には何も与えられなかった! 私に与えられたのは呪詛(ノロイ)だけだ!!」
ナイア「○○の部分には、あなたの想像したタイトルをご自由にお入れください」
明け瑠璃かネギま一期は確実に入るな
明け瑠璃には緑のたまねぎとどどんまいがアルじゃないか
つよきすとかどうよ?
あれほどまで、変えられたらスルーできるんで、かえってダメージが少ないかも
まあロボ繋がりでアニバスター
アニバスターといえば全然話は違うが電スパの八房漫画が魔導書+ロボな感じで実に良かった。
だって八房なんだぜ?
デモベと八房とSSといえばS&Sで深い繋がりがあるじゃないか
ビヤーキーがクスィー・アンバーと肩を並べて戦ったりか
八房のあのネタのおかげでサイバスターとデモベのクロスを妄想してしまったじゃないか!畜生!!
話についていけん。kwsk
>>830 >>826 電撃スパロボで漫画描いてるヒトの話だ。
氏の「宵闇眩燈草紙」ではクトゥネタやTRPGネタを端々に見る事が出来るので
コアなTRPGファンには割と人気があったりするらしい。
832 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/18(土) 00:33:28 ID:5KWmJCTU
>>831 つーか、そもそもあの人、遊演体のPBMで出てきて、
不動館のPBMでイラストレーター始めた人じゃなかったっけ?
色々問題あるダンバインもどきのPBMで出てた、
あの人のデザインのゴーレムは中々格好よかったよ、うん。
保守
保守
デモベより塵骸魔京の方がすき
風子は俺の嫁
新作月カルに期待!
ひゃっはー
ちょw過疎りすぎww
職人さんが来ないうちは住人達で盛り上げようぜ
そういやDVD特典のウロボロスロンドってどうだった?
ボソ(じつはウロボロがヨウツベにUPされてるんだよね
まぁアニメよりは動いてるな・・・ただゲーム画面的だとも感じたが
かなり既出だが
「ハスター」ガンダム。
ついカッとなって書いた。特に反省はしていない。
グゥレイトォなあいつが乗ってほしいものだよ・・・。
そういや、あれも砲撃戦機か…
痔悪化「お姉様、アレを使うわ」
糞餓鬼「よろしくてよ」
アンチエセリアルライフルのあるアイオーンの方が似合いそうな気はする
特攻技もあるし
むしろ最悪の組み合わせ
ケツが死ぬんだぜ
848 :
通常の名無しさんの3倍:2006/11/23(木) 11:51:20 ID:x6VDUvrK
sage忘れすまん
TYPE-MOONとニトロでコラボ小説か・・・こりゃフェイトVSデモンベインが出る日がくるかもしれんな
どっかでそんなのを見た気がするけどあんまり面白くは無かったなあ
照夫や九郎があの正義厨主人公に負けたりするのか?
痛い痛すぎ。型月信者と同じくらい痛すぎ
種の話と関係ないしー
>>852 その後地を這いつくばって何度も挑み、最終的に正義厨を討ち倒す九郎。
てか、成長し始め状態でお話閉じてる正義狂と、
最終形態まで成長しきった九郎じゃ関係逆だろ?
でも立ち場上、金を持ってる月型にニトロは這いつくばるしかないんだろうな
おれが読んだやつは、ロリっこのナイアさんが士郎を新たなマステリにしようと
桜、凛を洗脳して士郎を絶望のどん底へ。
九郎はサーヴァントとなった以前のループの九郎に足止め食らって助けに行けない。
で、教授がロードビャーキーで(飛翔よりまえの作品だった)助けにきたりとか
ガタノゾーアが復活したりして、最後は士郎が投影したパーツでデモンベイン復活。
ガタノゾーアを粉砕してめでたしめでたしだった。
ほかのサイトのクロスFateものは駄作ばっかだったがこれは結構面白かった。
一番倒さなくちゃいけないのは正義狂じゃなく腹黒女の方だと思うんだ
やったことはゾンビよりエグい
まあ、このコラボ企画ってFateの10年前の事件が舞台だから
クロスは関係ないけどな
>>858 八房!八房!
>>860 その八房さん今度デンホでSRWOG漫画連載決定らしいですぜ、旦那?
なんでもATXチーム側の話だとか.......ってデモベと関係無くてスマン
>>861 FATEも関係無いから別にいいよw
型月アンチはよそでやってればいい
>>862 アンカを付ける先が違う。
>>861はクトゥルー作家がスパロボ?関連の仕事するって話だ。
クトゥルー絡みになったのは3巻の頃からが顕著だな……。
ああ、一行目二行目連続しない可能性もあるのか
まあ少しでも関係してれば多少の脱線くらいはいいんじゃないか
ただしアンチ話は、種かデモベ以外は自粛すべきだろう
>>847 糞がお堅い奴ではないのが唯一の救いであろう
>>867 ほぼ同意
職人さんも忙しいのか
なかなか来られないからな。
多少の雑談は良いと思う。
じゃあ、種死逆十字の殺陣を八房龍之介でイメージしてみる
じゃあ、種とデモベの全てのロボットに乳首ピアスを付けてみる
じゃあエルザは特別にアソ…
つーか、ちゃんとあるんか?
ああ、長らくこちらには来ていなかったorz
課題等の大量出現に追われ幾星霜。
溜っていたデモベのアルルートも完全消化。
そんなですべのひと、第三話投下参ります。
金。
俺は、この世界で初めての報酬を手にしていた。
といっても、自ら選んだ仕事じゃない。
この前のあの事件で、あの黒い機体―確かアイオーンとかいってたか―と戦ったことが
覇道に評価され、これを貰ったわけだ。
当然デモンベインについては、関係者以外の誰にも喋ってはいけないと釘を刺された。
勿論誰にも言っていない。
しかし、この時代にあんな機体があったのか。
あれだけ目立つものがあって、何故歴史に残らないのか不思議だ。
覇道の圧力か、それとも何らかの方法で一般人には視認されないようになっているか。
後者なら、前の事件で「影」以外の人影が見えなかったのに説明がつく。
話を戻すが、覇道総帥は俺にひとつの道を提示した。
「デモンベインのことは、他人に一切の口外をしないでください。
状況が状況ですから、特に罰則等はしません。ですが……
その力、眠らせておくには惜しいものです。もしそちらがよろしいのでしたら、
我々に力を貸してもらいたいのです」
というわけだ。
確かに、ウィンダムであそこまでできたのなら、
インパルスでやれば、下手をすれば勝てたのかもしれない。
それに、デモンベインには対空手段が乏しく、射程も短いという弱点が明らかに見えた。
俺が入れば大きな戦力アップに繋がるのは間違いない。
聞いた話によれば、フライヤー一式とソードシルエットも見つかっている。
まあ、ビームライフルとフォースシルエットさえあれば、
デモンベインの弱点はカバーできるわけだが。
だが。
「『影』……」
この世界でも、結局俺は何も守れなかった。
俺が今まで歩んだ道は、無駄だったのか。
家族を喪い、力を求め軍隊に入った。
仲間を喪い、さらなる力を求めた。
そして。
理不尽に、無意味に、ただ兵器として生かされた命。
それさえも、俺の前で散っていった。
>>873 実態は、ミズデイジーそのものかも知れない・・・
そっちの方が、らしくて良いんだがねw
ここまで求めても、手に入れても足りなかったのは力ではない。
今の俺に、それは痛いほどわかっている。
だからこそ俺は、戦うことに今頃不安を感じているのかもしれない。
要は、戦う理由がしっかりとしているかどうか。
これに関しては、今はもう、どうにもならない。
そんなものもない俺がいくら力を振るおうが、
大事なものは守れるのだろうか。
知っている。
この力が、時を重ねた技術という剣を振るう力が、
今の時代の理不尽に通用するということを。
だが今は、その意味を問う。
俺がこの世界で剣を振るう意味は、未だ結実せず。
この前は、沸き上がる衝動に身を任せただけ。
俺自身として、俺のような境遇を作った奴が許せなかったから。
欲しいのは、本当に俺が剣を振るう意味―――
「シンさん!」
呼ばれて振り返る。
そこには、総帥と執事さん、さらには九郎やアル・アジフ。
皆、車に乗っていた。
「み、皆さんお揃いで……どこに行くんですか?」
「話は車内で。早くお乗りなさい、事態は一刻を争います」
「お、俺も行かなきゃならないんですか」
「そうでなければ探したりしませんわ! 早くお乗りなさい!」
結局わけもわからないまま、いかにも高級そうな車が俺を乗せて疾走する。
その中で、新聞を一部渡される。
「これは……?」
「読めば分かる」
「『こういうもの』は汝の分野だろう?」
言われてみれば、確かに一面を飾ってるのはMSだ。
だが。
「どうしてこんな……」
「恐らく、これもド・マリニーの時計の力だな」
「そういうことじゃ、ない」
何故。
何故これが、こんな所にある。
そして、何故直っている。
あの時確かに俺が落とす手応えを感じた、あの白い悪夢が―――
「何故だ、何でこんなものまで……フリーダム!!」
この世界にも来たのかよ。
俺から何もかもを奪うったアンタが―――!!
機神咆吼デスティニーベイン
PHASE-3「Life Gose On」
投下終了。
憎しみだけで戦うのが間違っているなら、
己が剣を振るう意味はどこにある。
そんな内容でした。
さて、これから本格的にバシバシ動かすリリィは
キャラ描写があまりないがどうしたものかw
うおっしゃああああああ投下終了乙!そしてGJ!
>Life Gose On
Life Goes Onですよ
>>881 い、eとsが逆だった―――っ!?
……すみません。保管庫では直しておいてくれませんか。
リリィって原典じゃ死ぬ役なんだよな・・
OVAの後も生きてりゃいいけど・・
其処はですべさんの采配に任せりゃ良いじゃん
リリィにキラしか逢わせずキチ○イじみた発言という毒電波もどきを新聞と言う媒体で発信させ続けるか
シンとか怪異にも遭遇させて一方的な価値観で自身が正しいと思い込んでるキラ、そして怪異の危険性を身を持って味わって一皮剥けて貰う展開も有りな訳だしさ
>>873 飲食物は受け付けないっつってたし
どこまで人体の模倣に拘ってるか謎だよなあ
普通に戦闘用アンドロイドとして考えれば邪魔なだけだが
それ言ったら情緒や乳…というか人間と見紛う外装も
あっても仕方がないのに実装してるし…西のコダワリはよく分からん。
>>883 リリィはちゃんとデモベの続編に登場する予定ですよ
白骨死体で
>>ディステニーベイン
GJ!最近投下されなくて困ってたとこっす、ついにキラとシンがバトルか!?
>>885 強い、かわいい、ちょいエロイ・・・悪の美学だろ
>>883 どの辺でお亡くなりになってたっけ?
どうしても思い出せない…
>>888 元ネタのリリィブリッジ記者なら、「尖塔の影」で発見された白骨死体の人……
だったと思う。
>>885 エルザって、飲食物を腹の中に入れることはできたっけ?
それならアトムへのオマージュで決まりなんだが。
何が決まりなのかよく分からない
ウェストはエルザは恋人かその恋人との娘のつもりで創ったのかもね
あれは捏造
エルザってあれだろ?
若かりし頃のウェストをモデルに作ったんだろ?
>>896 エニックスのギャグ漫画だとマジそれだった
>>890 やまておけ、納豆食わすと語尾が〜ボロになるぞ?
900 :
899:2006/11/26(日) 01:16:15 ID:???
ageスマソ
SSマダー?
イロモノに混じって変に似合ってる真ん中が居るのが…w
しかしもう900か早いな……
バターになっちまうぜ
虎だ!お前は虎になるのだ!
やっぱあれだな、SSの投下が遅いと
職人さんも社会人なんだなーと実感させられるな。
きっと年末に向けて仕事も佳境なんだろうな
そうだね。ま、ここはマターリと混沌の中に身をまかせましょうww
マッタリついでに訊きたいのだが、デスベの「影」が出てくるアンソロってどれ?
たしか角川のヤツだったかな、DNAとかマジキューとかスクエニのよりひとまわりサイズ小さいの
>>908 角川コミックス・エース
機神咆吼デモンベイン コミックアラカルト コンプティーク編
ISBN-4-04-714823-1
本体定価640円(税別)
言っとくけど影以外は軒並み低レベルだぞ
九朗が短小扱いされてたりするし
913 :
宣伝:2006/11/29(水) 07:47:09 ID:???
斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計
鬼才・古橋秀之が贈る究極の「デモンベイン」小説集!
著者:古橋秀之
原作:鋼屋ジン(Nitroplus) イラスト:Niθ
[ 内容 ]
秘密結社ブラックロッジに追われる、機械仕掛けのウサギ娘。
彼女は【魔導書】アル・アジフのページの断片だった――!
表題作「ド・マリニーの時計」ほか2編を収録して贈る、
鬼才による究極のデモンベイン小説集!
発売日:2006年 12月 28日
定価(税込): 予)560円
ktkr
>>912 影の話だけレベル高いよな、アンソロ系では一番のお気に入りだアレ
ちゅーか半分近くがマンガ版デモンベイン作者だしな、アラカルト
>>913 おお、ついに!ついにぃ!!
しかしドマリニーも西博士スペシャルも両方保存してあるからなぁ、もう一つは書き下ろしか?
いや、つーか既出杉だろ。今更驚く事でもないし
このスレのデモベ住人は情報とかちゃんとチェックしてないのか?
アラカルトで中学生のコピー本レベルの絵の漫画があったんだが
あれでプロなのか?
アンソロジーでのアンチクロスらの影は薄すぎるな
>917
あの手のアンソロは適当に同人から拾ってきたりするからなあ。
しかし、デモベアンソロでまともな戦闘書いたのって無いな、影ぐらいか・・・?
短編でも良いから熱いバトルを読みたいものだ
「……油断したか」
目を覚ましたティトゥスが最初に確認したのは、自分が地面に倒れていることだった。とりあえず
立ち上がりながら、回転し始めたした脳が状況の確認を始める。
身体には先程の異形達と戦った際の傷以外にも、火傷や傷が増えている。服もかなりボロボロだ。
しかし軽いとは言えずともそこまで大きな傷では無く、むしろ戦闘で受けた左肩の傷の方がよほど深い。
次に周囲を見渡す。周囲には3m前後のクレーターが二つ出来ていた。更に辺り一帯に散乱した、
焼け焦げた細かい金属片。どうやら先程倒した二体の異形が自爆し、自分はそれに見事巻き込まれたらしい。
(咄嗟に飛んでおらねば、死んでいたかもしれぬな)
そう思いながら視野を更に遠くへと広げる。まだ煙や火の手は多少上がっているようだが、そう大規模
というものでもない。サイレンや人の叫び声もまだ聞こえるが、当初と比べれば随分と小さい。どうやら
事態はかなり収束しているらしい。
「拙者はどれほど意識を失っていたのか……む?」
足を踏み出すとふと、何かが足先に当たった感覚。見るとそこには刀身の半分以上が無くなり、
柄もボロボロになって転がる己の刀の姿。異形に突き立てられたまま、あの爆発の中心にあったのだから
当然の有様、むしろ原型を少しは留めているだけでも奇跡だろう。
「……長い間、ご苦労であった」
刀を拾い上げ、謝意の言葉をかけて鞘に戻すティトゥス。魔術師だった頃のティトゥスは刀など代えの
きく道具として折れては捨てるを繰り返していたが、今の二振りはこの世界に飛ばされてからの二年余り、
使い続けてきた物だ。長く共にあり、何度も助けられてきた……流石に愛着も湧くというものだ。
「其処に誰か居るのか!?」
そこに突然飛んできた叫びに少々驚きながら、ティトゥスは声の聞こえた方向に目を向ける。そちらには
数人のザフト兵達が此方へと走ってくる姿があった。
「うわっ、なんだこれは……それに貴様、何者だ!?」
ザフト兵達はまずその場の惨状に驚き、直後どう見てもザフト関係者には見えないティトゥスに銃を構える。
ややこしくなりそうだな、と苦々しく思いながらティトゥスは説明の言葉を考える。このままでは最悪、
強奪事件の容疑者にすらされかねないと最悪の状況すら考えたが、
「あっ!お前、いや貴方は確か、アスハ代表と一緒にいた……」
ザフト兵の一人が言った言葉に、少々安堵して胸を撫で下ろしたティトゥスだった。
「これはこれは……なるほどなるほど。これでは無理もない、ああレギオンでは無理だろうさ」
ガーティー・ルーの一室──ウェスパシアヌスの為に空けられ、彼の手で数多の機器が設置されレギオンの
整備、調整用の部屋となっているそこで、ウェスパシアヌスは大型の端末機器に備え付けられたモニターに
映る映像を見ながら顎鬚を撫でた。
「やはり、やはり君も此方に来ていたか。長い間見つからないからすっかり来てないものと思っておったよ。
いや懐かしい、懐かしいなあ、ティトゥス」
モニターには様々なアングルから撮られたティトゥスの刀を振るう姿が
映り、端末から伸びた何本ものコードは端末の前に立つ三体のレギオンに繋がれている。
「まさかオーブに居たとは、いや傭兵という可能性もあるかな?どちらにせよ軍、戦場関係に身を置いて
いたか。まああ奴らしいといえばらしい。盲点だったな、迂闊だったな。考えればすぐ分かることだった。
民間の怪事件ばかり調べてそちらの類はさっぱり調べておらなんだからな、見つからぬわけだ」
ウェスパシアヌスはかつての同胞の姿を眺めながら、楽しそうに独り言を繰り返す。今自分の居る船が
新造艦『ミネルバ』による追撃、攻撃が行われている最中などという事は、とうに頭から消えていた。自身の
目的が失敗した時点でこの船の行く末などどうでもよく、そんなことより『久方ぶりの』同郷者との出会いの
方が彼の心を刺激していた。
だが映像を見ているうち、ウェスパシアヌスはその顔に疑惑の表情を浮かべた。
「……妙だな。確かに勝利してはいるが、レギオン相手にこのザマとは。ティトゥスならこの程度一瞬で
始末出来る筈。しかしこの動きの甘さ、こちらに来た時点で力を喪失している点を差し引いても……
まさか、魔術を使っていない?いやまさか、何故、何故そんなことをする必要がある?有り得ん。
と、なると魔術の鍛錬を怠っているのか?いやしかしあのティトゥスだぞ?あれが自己鍛錬を怠るとも
思えんしなぁ、ふぅぅむ……」
ウェスパシアヌスは頭を捻るが、一向に納得のいく答えはでない。結局堂々巡りに陥る前に彼は思考を中断
したが、そこでふと思考を中断し思う。
ティトゥスも此方に居た。これまで見つけた自分を含める『同郷の者達』、その余りにあからさまな
共通点は、余りにも露骨な何かの意思の介入を感じざるを得ない。
まあその介入している者の正体はまず捨て置く。どうせ考えても分かるものでもない。それはともかく、
もし此方に来ている同郷者達の共通点が、自分の想像通りであるならば……残る『逆十字』は、二人。
彼等もまた人知れず自分達と同じように、この世界でもその外道の業を極めんとしているのだろうか。
もしくはやはり、自分達とは違いこの世界には来ていないのだろうか?
「さて、君等はどうしているのだろうなあ、兄弟……そして、『暴君』よ」
「ねぇロウ〜、まだ地球圏には着かないの〜?」
地球へ向かう一隻の船──2年程前に火星へと旅立っていた、ジャンク屋組合所属の船、『リ・ホーム』だ。
「しつこいな樹里、もう何度目だ?まだまだプラント領域のド真ん中くらいだよ」
「だって〜早くリーアムやプロフェッサーに会いたいんだも〜ん」
そのブリッジでジャンク屋の二人、ロウ・ギュールと山吹樹里はのんびりとした会話を交わしていた。
火星に居た彼等は『ある人物』の導きにより、地球への帰路へついている最中であった。
「まあそりゃオレもそうだけど……なんだ?」
ロウがなんともなしにブリッジの外、虚空の宇宙に目を向けた時、彼の目に『何か』が見えた。同時に
ブリッジにけたたましいアラームの音が響く。
「どうした、ジョージ!」
「キャプテンだ!本艦前方に大型の熱源反応!」
ブリッジの艦長席に突然男性の姿が現れる。脳髄のみをメインコンピュータと繋ぎ、この船の艦長と
なっているホログラム、キャプテンGGだ。
「熱源?何だ?」
「分からん、該当データは一切無い。しかし大きさからして、これは船か、いや──」
「ね、ねえロウ……何、あれ……?」
問うロウにキャプテンが神妙な顔で返す中、樹里がロウの服をつまみながら、震えた声で正面を指差す。
その先に見えるのは、くすんだ鉄の色をした何か。まだブリッジからは小さくしか見えず、正確な形も
視認できない。しかしその場の全員が、樹里の驚愕の理由が理解できた。
レーダーを見る限り船と物体の距離は相当ある──が、『この距離で』あの大きさなのだ。そして
『それ』にリ・ホームが近付いていくにつれ──彼等の驚愕は言葉すら出せないものとなった。
『それ』は超巨大だった。
『それ』は異形だった。
『それ』は重厚だった。
『それ』は歪であり、かつ簡素であった。
『それ』は凶器であり、狂気であった。
『それ』の形をあえて、あえて完結に表現するとするならば──
──巨大なドリルが幾つかくっ付いた、巨大なドラム缶であった。
「…………」
全員、ホログラムのキャプテンですら無言で目をゴシゴシと擦る。そりゃ自分の目を疑いたくもなる
だろう。全高は40mを超え、50mほどはありそうなドラム缶が宇宙空間に浮いてたら。
「……あ〜、あの物体から全周波で通信が送られているが、繋ぐか?……繋ぐぞ」
通信が来てまず我に返ったキャプテンが確認するが、残り二人が放心したままなのを確認して、独断で通信
を繋いだ直後──最初に飛び込んできたのはけたたましいギターの音と、男の叫び声であった。
『さあ!この回路を今すぐ、今すぐ我等が『スーパーウェスト無敵ロボ28號ν−FC〜一部専用
コントローラーが使えないのは仕様です〜』に取り付けるのである!そうすればすぐさま性能数段アップ、
移動力はなななぁんと+4!とっととこんな終焉の銀河からはオサラバであ〜る!』
『わ〜すごいですウェスト様〜♪……えっと、回路なんですかこの四角いの?何か書いてありますけと……
えっと、星をみるひと?』
『それはタダのクソゲーのROMロボ。ちょっと酸素欠乏症にかかったからってラリってんじゃねえロボ、博士』
ドガバキゴスゴキグシャ!
『逃げるの選択肢がないィィィィィ!』
ブツッ!ツー、ツー、ツー──
リ・ホームに届いた、やけにハイな男の叫びとおっとりした少女の声、そして妙な語尾のついたとにかく
無感情で淡々とした少女の声──その通信は何がエグイ音と一際大きな男の絶叫を最後に、本来流れる筈の
ないレトロな発信音の後、途切れた。
「……すっげェ!物凄くデケェぞあれ!それに見ろあれドリルだぜドリル!」
「……ああ〜また始まった〜、まったくロウってば〜」
「……まあロウはこういう奴だ、仕方ない」
はしゃぐ者、呆れる者、達観する者──表した感情は三者三様、しかし共通していたものが一つ。彼等は
全員、『あの中の人達』について考えることをやめていた。
──再び通信が繋がったのは五分後だったという。
第四話『NEWCOMERS AND GODS』
ごめん、ここまでだorz
タイトルまでの文量が予想以上に多くなってしまったので、とりあえずここで区切って投下
ちょいと12月入るとまあだ厳しくなるので続きはまた遅れそうです。
とりあえずアストレイ勢+α登場。本編しか見てない人には描写不足かもしれないけど勘弁してくだされ。
個人的には結構面白い作品なのでオススメですよ〜
それとまとめwikiに前回の分上げてくれた方サンクス……なんだけどあれ4話でなくてまだ3話なのです(汗)
ちゃんと明記しとかなくてスンマセン、これからは話の始めと終わりはキッチリさせようと思う
とりあえず今から自分でwiki編集してみようと思います。初めてなのでドキドキ( ̄  ̄;)
まあ今回はちょこっとだけやってさっさと寝ないとな〜
そして送ってから誤字やらなんやらに気付く俺orz
ヤバイワロタ
星を見る人ナツカシスww
> 星を見る人
英訳してスターゲイザー!
GJですた。
にしても西博士とロウがそろうと途端に話が愉快になるなぁ
暴君の話の後て巨大で異形とか言われたから無銘が来たと
思ったら完全に騙された。まさかドラム缶だとはなw
博士キター!!
っておっとり口調の人ってだれだ?まぁいいや、アストレイ買ってくるかな〜♪
ロウ&西来た多々たたたたぁぁぁぁ!!!でらGJ!!
続きが楽しみだっぜ!
これって…ティトゥスの乗機が…
ナンマイダナンマイダナンマイダナンマイダナンマイダナンマイダナンマイダナンマイダナンマイダナンマイダナンマイダ
なるほど、ドラム缶に乗るんですね。ティトゥス
……………ドリルモイイモノダヨ
まあ普通に考えればMJだと思うが、こっちだとロウと西博士の相乗効果でさらに妙な改造が加えられてそうだなw
レアメタルドリルによるレッドフレイム
>ポン刀
>ドリル
>機体の色が赤
………アレを連想したヤシ手を挙げて
ノ
グルンガスト参式?
さて、今日は朝体調不良のためダウンしていたですべのひとがやってきましたよ、と。
最近まとめwikiの作品をちまちま読んでますが、凄いですね。
どの作者も文章力が高くて、この新シャア板のレベルは高いんだな、と再認識。
自分もまだまだだ、と思います。
それでも、自分は自分なりに頑張って最後まで突き進む予定です。
前書きが長くなりましたが、今回もよろしければお付きあいを願います。
では、投下をば。
昼どき。
まだまだこんな時間でヘバっていては、今後が……とも思うが。
あの少年の話を聞く限り、にわかに信じられないような現象でここに来たらしい。
本来なら僕は確実に死んでいた、と言っていた。それにあの機体容姿の中にも、
武器らしき武器は痛いくらいに自己主張している。
つまり、何らかの目的での作った兵器。彼はそれで戦っていて、負けかけたのだろうか。
だが、それが「時を越えて」ここに来たなど、信憑性ってレベルじゃねーぞ、となるわけだ。
流石に私もそう思うが、事実その技術力は確認している。
デモンベインのようなロボットが、小型ながらも複数存在する、その中の一機。
彼の世界はそんな感じらしい。
「どう書けばいいのよ……」
今出ている新聞は状況「だけ」を書いた。
謎のロボット出現、中には青年ひとり。
何とかその場の状況だけを書いて記事を埋めた。
これからどうしよう。
頭を抱えるハメになった元凶は、そんな私に
「あまり働き詰めしていると、いい記事も書けませんよ」
と、コーヒーを差し出してくる。
あなたの話が全然掴めるようなものじゃないから、私がこんなにも苦労を以下略。
勿論そんなことを言える筈もなく、ただコーヒーを飲み干す。
どこで間違えたんだろう、私。
……どうして、こんな事になってしまったんだろう。
あの機体に落とされかけたのはわかる。
けれど、それからどんな経緯を経てこんなところに。
明らかにレトロかつ巨大な街、アーカムシティ。
僕たちの暮らしていたところとはまるで違う。
エレカもなければMSもない。
こんなところにいた理由については、皆目見当がつかない。
早くラクス達のところに戻らなければ。そして、議長を……
今頃ラクス達はどんな目にあっているだろう。
……けど、この世界にはプラントすらない。
人類は宇宙に到達すらしていない。
どうにもならない、ということ。
ひとまず今はこの人の仕事を優先しよう。
いや、そうはしている。だけど。
……でも、何故か伝わらない。
僕は正直に話している。僕のこと、フリーダムのこと。
それでも、なぜ? 言葉が届かない。
話を聞く気は確かに感じられる。
でも……伝わらない。
この記者の人がもしミリィなら、伝わったかもしれないのに。
繰り返すけど、僕は正直に話している。なら、どうして。
どうして、僕は今孤独なんだろう。
940 :
935:2006/11/30(木) 23:36:53 ID:???
>>936 そうはっきりと言ってしまうとちょっと…
OGは儲VSアンチの抗争が暴走して少しでも話題が出るとどっちかの突撃が来るらしいから
できるだけ暗喩にとどめた方がいいかと。
「いいですか。事情は分かりましたが、私達は覇道の代表として
あくまで話をしに来たのです。揉め事は起こされると困りますわ」
車の中でそう覇道総帥に釘を刺されたが、正直に言うと、
あんな危険な奴を野放しにはしておけない。
危険性は俺が身をもって知っている。
そもそも、あいつのことをよくも記事にできたものだ。
オノゴロのは確かに赦せないが、この恨みは所詮個人的なもの。原因は連合にもある。
だからそれを(苦虫を噛む勢いで)考えから外しても、
何度も戦場を混乱の淵に叩き込んで無差別殺人をした。
止められそうだったところにわざわざ割り込んできて、ステラも殺した。
事実に変わりはない。奴は危険だ。そうとしか考えられない。
何とかして抑え込むしかないが、そのためには個人の力では無理だった。
MS戦闘では、俺が捨て身でやっと落としかけた程度。
しかし、それを抑え込む力があらゆる方面で存在するというのだから、
やはり覇道財閥の力は恐ろしいものがある。
生身でも……多分、アルがいれば何とかなるか。
魔術師でアレだけのダメージなんだ、いくら伝説の英雄(byプロパガンダ)でも死にかけるな。
そして、フリーダムは前述の通り俺が落としかけた経験がある。
物量がないから今は一人では無理だが、俺は今一人じゃない。
覇道の切札、デモンベインがいる。魔を断つ剣を執る、三位一体がいる。
そして、その実力はこの目で見た通りだ。
―――なんだ、改めて考えてみたら、負ける要素が見当たらない。
ご愁傷様、フリーダム。
あんたの好き勝手にはならない、させない、絶対に。
そう、思っていた。
思っていたんだ、そのときは。
投下終了。
次回はとうとうご対面となります。
体調が大丈夫なら、次の投下は明日になりそうです。
少し大量投下になりそうな気はしますが。
そろそろ新スレの時期かな、と思いつつ今日は離脱します。
古橋デモベ最新刊を楽しみにしながら。
944 :
935:2006/11/30(木) 23:53:20 ID:???
うああああああスミマセンスミマセンまさか投下されるとは思ってなかったもんでリロードしてなかったorz
ちょっと…………え?窓の外n
>>944 どどんまい。
あとOG厨だかアンチオリだか知らんが
そうまで過敏にならなくてもいいと思う。
むしろ
>>940の発言の方が余計に煽ってる感じだ。
毎度ながら乙!
さてさてまさかまさかの魔を断つ剣の敗退?
なんて妄想しつつ次回に期待
あと物売るってレベルじゃねーぞ吹いたwwww
旧神・ジョブッ!
おっとり娘はあれか。
例の謎の少女で、今月号で姉キャラとわかった人。
バルトフェルド「アイオーーーン!」
949 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/02(土) 16:43:59 ID:kYTXxqjq
早めにザフトが勝ってた方が世の中平和だな
追い詰められるとアホになるから
イザーク「おっさんに負けてられっかよ! アイオーーーン!」
フラガ「これが貴方の望みですか?ミスタークルーゼ」
たぶんこのパターンで行けばストライクでもプロビデンスを倒せると思うんだ(´・ω・`)
なんとか復調しました、ですべのひとです。
投下しようとは思いましたが、レス番が950を越えているので
次スレを待った方がよろしいでしょうか。
とりあえず昼飯食ってからまた戻ってきます。
反応がないようなので投下参ります。
俺達はデイリーアーカム社長に挨拶をし、応接間に通された。
そこには、かなりお疲れ気味な記者がひとり。
そして―――
「アンタは!?」
つい驚きの声をあげてしまい、即座に口を閉じる。
ヤバい、このままいったら暴走しかねない。
ゴッドの力を自主規制……いや、この喩えは無理だ。
いや、慰霊碑で会ったあの人が、フリーダムのパイロットだったとは。
「キラ・ヤマトです。よろしくお願いします」
ぶっちゃけるとお願いなどされたくない。
出したとしても、表情に若干だけにする。
キラ・ヤマト。
―――どれだけの仇だ、今となっては。
まあ、今回は幸いにも銃の携帯が許された。
非常事態に備えるためだ。
こいつはともかく、また断片騒ぎが起きては、銃のひとつあっても足りないくらいだ。
九郎曰く、その比にならないくらいに怖いものがふたつあるらしいがさておき。
変な動きがあれば突きつけるつもりでいた。
「キラ・ヤマトさん。まずはどういう状況でこのアーカムシティに?
記事には書いてありましたが、実際に貴方の言葉を聞きたいのです」
「分かりました。僕は……」
その時、俺は見た。
記者の人の顔が凍りついたのを。
……最初からロクな目にあわないことは覚悟していたんだ、うん。
……結局。
「シンさんに話を訊いた方が楽でしたわ。しかしそれだと情報は不十分ですし……」by覇道瑠璃
「SAN値ががっつり下がった。ダイスの神様もロールプレイも絶不調」by大十字九朗
「確かに、あやつの危険性はわかった……別の意味で」byアル・アジフ
俺からは、中略した意味は察してくれ、と。
話が終りを見せず、一人平然としていた執事さんが一旦話を止めた時、
既に疲れ果てた皆がいた。
勿論俺も例外ではない。執事さんすげえ。
事のいきさつはあとで俺からも話そう。疲れた。
「……わかりました」
総帥わかってなさそう。
「では、こちらの本題に入らせてもらいます。
―――記事の機体を、我々の管理下に置かせてもらえないでしょうか。
あれは個人が持つには大きすぎる力です」
「それは無理です」
キラの顔が変わった。
穏やかそうな目から、深刻そうな顔に。
「フリーダムには核兵器の技術が使われています。
下手に悪用されれば、そのときは大変なことになります。
ここには核兵器を阻害する手段はありませんし。
だから、あなた方には渡せません」
「この世界には、既に核兵器は実用段階で存在していますわ。
今更そのような技術、学ばずとも済みます。
機体の面だけでも、心配せずとも人型兵器―――いえ、兵器以上のものは
既にこの街に存在します。
普段我々が提供した格納スペースに置かせてもらうだけでもいいのです」
「それでも、これはラクスから託されたもの。
僕自身が、僕の信用できる人から力を借りて何とかしなければならないんです。
そして僕には、人を選ぶ権利がある。
いきなり来ていきなり管理下に置け、というのは流石に無理です」
「ですが、この街にあのような機械を放置しておくことはできません。
あのようなものが街中にあるというだけで既に問題なのです。
そして、他の誰に使えなくとも、あなたが勝手に力を振るう可能性も否定はできません」
「僕が間違った行動を起こさないなら、問題はないでしょう?」
「そういうことでは……」
「―――ブラックロッジ」
おもむろに口を開いたのは、九郎。
平行線をたどっていた議論が止まる。
「大十字さん、何を……」
構わず話を始める九郎。
「奴らはこの街の裏の象徴。
お前達の知らない技術を用いて、この街で暴れる奴らだ。
幹部級なら、基地ひとつ一人で潰せる奴らだ。
街にあの機体のような餌があれば、奴らの格好の的にもなる。
お前が何をするか分からないが、一つだけ言うとすれば……
奴らには関わるな。闇の世界に近寄るんじゃない」
九郎の言葉には、確かに少し苛立ちを感じた。
直接対峙したことのある九郎だから、言いたかったのかもしれない。
総帥からは既にこの話を奴らの訊いたが、それとは別の重みが、
九郎の話にはあった。
「……すまん姫さん、どうしてもこれだけは言いたかった」
「いえ、私も言うところでしたわ」
総帥も、ある程度は分かったらしい。
キラ・ヤマトという人間は、普通のやり方では全く自分を譲らない。
これ以上は、どうやってもいい方向に話を繋げられない。
一度話に私情が入ってしまえば、あとは自分への弁明をして殻に閉じ籠る。
でなければ、まずあんなに疲れる程、中略しなければならない程に
通じない話を長々と続けることはできない。
そして、此処には此処のルールがあると言うのに、他人や街のことを考えず私情だけで考えを引きずる。
ラクス・クラインがどうとか、アスハがどうとか今は訊いてないんだよ。
そっちの思想云々を持ち出すから話が混乱する……
「とりあえず、休憩にしましょう。そちらの方―――ブレッジ様でしたわね。
あなたにも話をうかがいたいのですが、大分お疲れのようなので」
「いえ。すみません、気を使っていただいて」
そういえば、記者さんはさっきから一言も話してなかったな。
今頃気づいた。
「……三十分待ちます。これからどうするかはあなた次第ですが、
我々に仇を為すことがあれば容赦いたしません。
我々はこのアーカムシティを立ち上げた『覇道財閥』です。
よき回答を得られることを期待していますわ」
そう言って、総帥がその場を去り、俺達も席を立つ。
……悲痛に見える表情で、うつむいているキラ・ヤマトを残して。
あくまで、悲痛そうな表情。
本当に苦しいのは、もしかしたら、
「覇道財閥の力を脅しまがいに使ってしまった」総帥の方なのだろうか。
今回は、本当にどちらが正しいのか。
俺が今考えていること、奴が悪いということも、もしかしたら今のは。
「さて……皆さん、あの方のこと、どう思いますか?」
一旦新聞社を離れたあと、俺たちは総帥に話を持ちかけられた。
「電波が飛んでます」
「いくら妾とて、あのような輩に遭遇したことなどないわ」
「言論での勝負では、勝ち目は薄そうですね」
記者さん、アル、執事さんが三者三様の答えを返す。
「……身勝手です。
此処には此処のルールがあって、そのルールは覇道財閥なのに。
自分のことだけにこだわっている。それは身勝手です」
俺はこう返した。一応、正直な気持ちだ。
その中でひとり、
「……あいつ、近いうちに潰れるな」
別の答え。
「九郎、汝も先程話に割り込んだりしていたな。
詳しく聞かせてもらおうか、汝が何を思ったのかを」
「いや、そんな複雑なことじゃなくて、何かこう……
あいつは、心の底で他人に助けてもらいたがってるんだ。
誰かへの依存心が見えた、ってのかな。
どんな事になっても、誰かが助けてくれる。
それが真実なんだ、と勘違いしてる限り、あいつは近いうちに潰れる。
アーカムシティに来る前にそれで何度か通じたから、そう思ってるのかもな。
だけど、ここはそんなに甘くない。
今のままじゃ、そんなには持たないぜ、あいつ」
……思いもしなかった。九郎がここまで人を見ることができるなんて。
「あ、お前今意外そうな顔したろ」
「あんな生活を送っている汝のことだ、当然だろう」
「お前なぁ、アル!」
……ぷっ。
誰かが吹き出したのをきっかけに、俺たちに笑いが伝染。
当人の九郎まで笑いだした。
今になって気づいたけど、すっかり俺も打ち解けてるな。
「……ですが、今回は私達にも非があるのでは、と思います」
落ち着いたところで、総帥が話を始める。
「右も左もわからない状態の時に、アーカムシティの第一人者だからといって
ここまで干渉すること自体、勝手が過ぎるのではないでしょうか。
最も、実際勝手に力を振るわれると困りはしますが」
「ああ……確かに、な」
自分の常識が通じない。
俺はその中でも社会に入っていくことを選んだけれど。
それを押し付けることは、間違いなのではないか。
「姫さん、デモンベインは使えないか?」
唐突に切り出したのは、九郎。
「え……何に使うつもりですか?」
「いや、あいつには実力でわからせなきゃならないって思ってさ。
本当に甘ったれた根性があると分かれば、性根から叩き直す。
設計図等をとれば、こっちで修理はできるだろ?」
そういえば、今覇道財閥の格納庫には、デモンベインやインパルスに加え、
あのとき俺が使ったウィンダムが一機存在する。
データを覇道の方に写して、妖精さんとかいう機械に直してもらった。
装甲材質はこっそりデモンベインと同じものになっているが。
「インパルスのような特殊装甲までは、
解析から再現までまだ時間がかかると思いますが……」
「治るんなら十全だ。奴と勝負して、どっちが正しいか決める」
「……大十字さん、何をそんな!」
「もう言葉での話し合いに意味はない。
だったら、直接どっちが間違ったか確かめるしかないだろ」
「そういう問題ではなく!」
「……うつけ」
……流石に、今回はアルに同意だ。
こっちはこっちで、その『大旦那様の力の振り方を間違ったかもしれない』と悩んでいる
総帥にまで考えが及んだ言動とは言えない。
それに、ここで戦闘となると、大惨事になるのは俺だって分かる。
奴一人の為にそこまで被害を出すのは、個人的な感情を出しすぎじゃ……
「……覇道総帥」
ちょこん。
小さく挙手をする記者さん。
「私、場所に心当たりがあるんですが」
煽らないでほしいな。
……しかし、まあこれほどまでに冷静にものを見られるとは。
奴に対しての執着が、薄れてきているのかもしれない。
逆に、こっちの方がだんだん狂いつつある。
奴が此処に来た影響か……という考えも、俺に否定は、できない。
「んー、今のところ微妙かな」
どこからか、
「やっぱり、急造だと不協和音が出るのかなぁ。ループを乱したわけだし」
闇が、
「まあ、まだまだ実験の結論を出すには早い。この事態、もう少し様子を見るとするよ」
見ていた。
投下終了。
世界のループにイレギュラーが投げ込まれたせいで、超☆不協和音っぽい状況です。
ちゃんとここで収拾は……つくのかなあ?
それでも、必ず物語としての展開に一段落、にはなるので。
ここでは不安定に書きたかったんです。
職人GJ
>>948 虎とアズラッドは妙に気が合いそうな感じ
二人とも恋人死んでるし
相変わらずお美事。
>装甲材質はこっそりデモンベインと同じものになっているが
ぼくらのうぃんだむもぱわーあっぷだよ!∩(゚∀゚∩
ヒヒイロカネ装甲のウィンダムktkr
この機体で帰ったら一躍エースジャマイカ。
硬いと思えないんだヒヒイロカネは……何故だ!
他の鬼械神やデモンペインに砕かれまくりだからさ!
ところでカナリ前言ってた紅朔モノの短編どうしても途中で台詞が浮かばなくなって指が止まる……
他の物書きの人達マジ尊敬するわ
>>969 魔術相手には普通レベルだけど、通常兵器相手なら
ヒヒイロカネは無敵だい!
第一話を観やがれ!!
アニメだと、脆いイメージに一層拍車がかかってるんだよな
ジェノサイドクロスファイアを受けるのに、旧い印つかってるくらいだし
>>970 だからデモンベインは最弱無敵なんで、単なるスペックでは鬼械神よりかなり見劣りするからあたりまえかと
だだし、より上位の存在(神とか)に対しては、安定した物質で造られている為に
魔術で召喚する鬼械神のように機体の構成を弄られる(術式に干渉しバラしたり)ことが無い為に
鬼械神では絶対的に無理な高位の神に対抗することが出来ると
>>270 ちょっと関係ないが神様の模造品の紛い物だから旧神になれたんだな
ところど
デモンベインって何トン?
5000t以上じゃなかったか?
全長は80メートルだっけか
デモンベイン:55.5m 4254t
破壊ロボ:81.7m 13570t
デモンペイン:55.5m 6833t
皇餓:47.2m 2616t
ベルゼビュート:58.4m 4956t
クラーケン:63m 6222t
ロードビヤーキー:42.1m 1856t
サイクラノーシュ:82.4m 13922t
レガシー・オブ・ゴールド:81.5m 13470t
ネームレス・ワン:312m 755768t
リベル・レギス:51.2m 3339.91t
アイオーン:55.5m 5375t
だったはず。多分。間違いがあるかもしれんが
>>978 デモンベインとペインは、身長同じなのに何でこんなに重さが違うんだ?ペインはヒヒイロカネじゃなかったっけ?
通常版エンジンの分、重量が増してるんじゃね?
あと内部構造も色々違うだろうし
つか、デモンベインが軽いんじゃね?
アイオーンとも1000t程差があるし
とりあえずこの話題でスレを食い潰す前に言っておく、
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