種・種死の世界にWキャラがやってきたら MISSION03
1 :
ACの名無しさん:
>>1 上からごひ、デュオ、カトル、トロワ、ヒイロでおk?
名無し…いや、我が永遠の友
>>1よ。君がこのスレを立てて嬉しく思う。
スレは変わってしまった…人の意志がここまで良スレを生み出すとは
>>1乙!
冒頭のスレ説明はWの5人だよね。
しゃべってる順番は5→2→4→3→1の順であってる?
乙レガント
スレを立てたの わかってるけど そんな事は当たり前よ!Just 乙!
17 :
1:2006/09/28(木) 01:38:47 ID:???
>6
>11
その通りです
テンプレの2行目が「なんかデュオが言いそうだなぁ」と思ったら
全員に言わせてみたくなりますた
トロワは正直やっつけで
分かってくれるかどうか不安だったのですが
結構分かってくれたみたいでなんとなく嬉しいです
では名無しに戻りまつノシ
>>1 スレ立てるから いつも
乙なこと言っちゃうの ちょっと ご・め・ん… Just Love…!
ムリヤリ過ぎた
13「荒らし・煽りはエレガントにスルーするのが基本だ。諸君らもエレガントな心を忘れないでくれたまえ」
6「職人の作品投下中はレスを控えてくれ。職人も投下終了が分かりやすいよう配慮してくれるとありがたい」
9「職人の作品に対して意見したいこともあるだろうが、単なる誹謗・中傷の類は控えたまえ」
なんて口上を次スレ以後の
>>1についかしてはいかがだろうか?
カガリ搭乗のアカツキを見て「弱い者が戦いに出てくるな!」とごひに口上を垂れて欲しいオレガイル
そろそろW-DESTINYが投下される予感
大概週末に投下されてるんだが
アスランは島の代表との会談を終え、ゼクスと共に車に乗り込んだ。
「ご苦労様です」
「ああ〜疲れたぁ〜」
アスランは脱力してシートに倒れこむ。体力的には平気だが、やはり慣れない事をすると精神的に
疲れるものがあった。
おまけに今回の件は不測の事態なのだ。準備も何もしていなかった。
「大したものですよ。最初の仕事が不測の事態で有りながら、ここまで上手く纏めたのですから」
「いや、状況に恵まれただけだよ」
アスランは謙遜で無く、本気でそう思っていた。
この基地が完成したら、カーペンタリアの目の前に敵の前線基地が出来るのだから、ザフトとしても
本腰を上げて防がなくてはならない。
さらに連合軍は完成を急ぐあまり、必要以上に島の住民を酷使していたのだ。
よって、島の住民の反連合の感情とザフトの利益が上手く重なった状況だった。
「ところでシンの事ですが……」
「ああ、やはり気になっていたか、実は……」
アスランは車の防音システムを確かめ、この会話が2人以外に聞こえない事を確認すると、まずシンの
境遇を語りだした。
「……なるほど家族を」
「実は俺もゼクスに相談したかったんだ。貴方はシンと近い気がする。
戦争で家族を失った事、さらに故郷も失っている。妹さんの生死の違いがあるが……」
「貴方が相談したい内容というのは、シンがオーブを憎む理由でしょうか?」
「……ああ、身勝手な感情とは思うが、ずっと気になっていた」
「私には分かる気がします……シンが憎んでいるのはオーブという国では無いでしょう」
「だったら……」
「シンが憎悪しているのは……オーブの理念、というよりそれを信じた過去の自分自身です」
「過去の自分自身?」
「ミネルバに戻ったら、シンと話したいと思います」
「……ああ、よろしく頼む」
ミネルバの甲板に座り、シンはアスランの帰りを、ずっと待っていた。
後ろから、その姿を見つめるルナマリアは、その姿が親の帰りを待つ子供のように見えて、
母性本能を刺激されていた。
(くっ!可愛い!このまま部屋に飾っておきたい!)
「ん?何か言ったか?」
「な、何も!」
少し声に出ていたらしい事に気付いて焦ったが、シンは気にした様子も無く、再びアスランの戻ってくる
方向を見つめる。
ルナは気を取り直して、シンを慰めようと声を掛ける。
「シン、あまり気にしたらダメよ」
「……でも、隊長の言った事は事実だよ。俺があっちに逃げなければ、あの人達は死なずに済んだんだ」
「でも、ワザとやったんじゃ…」
「アイツも、そうなんだろうな」
「うっ……」
シンが最初に憶えた…いや、脳裏に刷り込まれたMSが2機ある。
フリーダム……ラクス・クラインの元で戦い戦争を終結に導いた最強のMS
カラミティ……連合が開発し、多くのザフト兵の命を奪った大量の火気を持つ攻撃的なMS
その2機の争いに巻き込まれて、シンの家族は死んだ。その瞬間を見た訳では無かったが、ザフト軍に
入り、アカデミーでMSの事を習っている時に気付いた。フリーダムは飛行できカラミティは出来ない。
だったらシンの家族を撃ったのが、どちらかはバカでも分かる事だ。
「アイツは一応はオーブを守ろうとしていた。その結果がコレさ」
「……うん」
「アイツは許せないと思っていた。フリーダムのパイロットは正規の軍人じゃ無かったらしい。
だから、あんな避難民を収容しようとしてる場所で平気で撃ち合っていたんだ。無茶苦茶だよ」
シンの家族が撃たれたのは、避難してくる人を収容している船の目の前だった。
本来ならその様な場所に近付いたら、敵が避難民を直接攻撃でもしない限り、離れるのが普通だ。
そして、国はその様な場所での戦闘を避けるように指示をする義務がある。当然オーブ軍は
その指示を受けていただろうし、現にシンの家族が撃たれた時は、正規のオーブ軍のMSはいなかった。
「だが、アイツは正規の軍人でも無いのに、身勝手な正義感を振り回して、文字通り『自由』に
暴れまわった!そして俺の家族を撃った!」
シンはルナに背中を向けたまま、なお怒りの思いをぶちまける。
「それで、何処が違う!俺が今回やった事と!しかも俺は軍人だぞ!知らなかったじゃ済まされない!」
「それは……」
「俺が殺したも同然だ…―!」
ルナは膝を付き、背後からシンを抱きしめた。そのまま、あやすようにシンの頭を撫でる。
「シン、あまり自分を責めないで」
「ルナ?……うん…でも」
「反省してるんでしょ?」
「そうだけど……」
「過去は取り戻せない、やってしまった事は反省して、2度と繰り返さないようにする」
「……そんな都合良く……」
「するの!」
「うっ…うん」
「よし!良い子だ」
ルナも、そんなのは気休めに過ぎない事は充分承知の上だ。
しかし、シンがいくら苦しんでも、現状は何も変わらないのも、また事実なのだ。
そして、自分に出来る事も限られている。人は無力であり、何でも思い通りに行く神様では無いのだから、
だからこそ人は、自分に出来る限りの事をしなければならないとルナは思ってる。
「ねえ、シン」
「ん?」
「私に出来ることがあれば言ってね。シンの頼みなら何でもするから」
「ルナ……」
「シン…私、本気だから……」
「……え〜と……あ!アスランさん!」
「あぇっ!」
シンはアスランの乗る車が見えると、いきなり立ち上がり、後ろから抱き付いていたルナが倒れたのにも
気付かず、デッキの方へと走っていった。
ルナは倒れたままワナワナと震えながら呟く。
「ハゲに負けた……更にまたもや邪魔された……」
シンがデッキに辿り着くと、最初からそこにいたレイが声をかけてきた。
「シン、アスランさんが戻ってきたのか?」
「ああ、もうすぐ来るはずだ」
「そうか……」
レイは内心、シンにはここにいて欲しく無かった。アスランが戻ってくるという事はゼクスも一緒だろう。
ゼクスにはシンの事を説明しておきたかったのだ。
レイは今回の件はゼクスが正しいとは思っているが、それでも言い方がきつ過ぎる。
少なくともシンの生い立ちを知っていれば、あんな言い方はしないはずだ。
だからこそ、シンと会う前に先に説明しようと待っていたのだが、このままでは直接会って、
また説教が始るかもしれなかった。
だからといって、シンに下がれとも言えない。今のシンが、どれ程アスランの成果を聞きたがっているか
分かるからだ。
そして、迷っている内にアスランの乗った車が戻り、中からアスランとゼクスが降りてきた。
「アスランさん!」
「シンか、大丈夫。上手くいったぞ」
アスランが笑いながら成果を伝える。シンは、それを聞き安堵で涙を零しそうになっていた。
「シン、それとだ。島の住民が、助けてくれたMSのパイロットに礼を伝えておいて欲しいとさ」
「え?……それって……」
「お前の事だよ。よくやったな」
「……う……う……」
シンがなんとか涙を流すのを堪えていると、ゼクスの鉄のような声がかかる。
「シン、私について来い」
「あ、……はい」
「隊長!シンは充分に反省してます!だから…」
「そんなものは顔を見れば分かる。いいから来い」
レイが慌てて止めるが、ゼクスは聞く気配が無い。さらに言い募ろうとすると、アスランが肩に手を置き
それを遮った。
「アスランさん」
「大丈夫だよ。ゼクスに任せろ」
アスランは笑いながら、そう言うが、レイは心配だった。
シンは黙ってゼクスに付いて行っているが、あまりにも元気が無い。おそらくゼクスの顔を見た事で、
自分の過ちを再確認したのだろう。
「ですが!」
「お前だって分かってるだろ?このままじゃ、シンがダメになるって事は」
「…………はい」
「ゼクスなら大丈夫さ、おそらく彼が1番シンの気持を理解できる」
「え?」
「彼は、お前が思ってるより、遥かに色んな経験をしている。俺なんかより、ずっとな」
レイには、アスランの言葉が正しいと思えた。ゼクスは人間としての重みが自分の知っている者の中でも
群を抜いて高い。レイの最も敬愛するデュランダルよりもだ。
あの若さで、一体どんな人生を送れば、ああ成れるのかレイには疑問だった。
「分かりました。たしかに俺には無理ですから……」
「俺もだよ。情けないが、今シンを救えるのは彼だけだ」
アスランは寂しそうに笑う。だが、同時に仕方ないとも思う。ゼクスに比べれば自分の経験など、
本当に子供だと分かるのだ。
レイと違い、ゼクスの人生を知っている分、余計にそう思える。
だからシンの事は、ゼクスに任せれば良いと安心していた。
そして、今は別の不安を片付けようと判断する。
「なあ、ルナ……何で、さっきから俺を睨んでいる?」
「……べ・つ・に〜〜」
「いや……睨んでるって、怖いんだよ!」
「………凄いですね〜流石はザラ大使ですこと」
(……………………なあ…俺、何かしたか?)
(あの状態のルナと目を合わせてはダメです。スルーして下さい)
(わ、わかった……)
シンはゼクスに付いて行き、彼の部屋に案内された。
ゼクスの部屋は、隊長としての職務やアスランの政務の手伝いをしてるため、テーブルが在り、
シンは、そのテーブルを挟んで、ゼクスの向かい側に座らされた。
「さてと、貴様の過去をザラ大使に聞いた」
「あ……はい」
「私の言葉が貴様の古傷を傷つけたのは判った……それで今後、私は改めるべきなのかな?」
「……いえ……隊長の言った事は間違っていません……それに…」
「もう良い。充分に反省している様だし、私も部下の事を把握していなかった責任がある。
忙しかった等、言い訳はしない。すまなかったな。以後は気をつける」
「いえ!……そんな事…無いです…俺のほうこそ…」
「その件はお互いに終わりにしよう。それで良いか?」
「はい!」
「よし……それで、今日はザラ大使からで無く、貴様から直接聞きたい事があってな」
「何でしょう?」
「……貴様、妹に何を言った?」
「え?」
「大方、オーブは中立国だから、戦争は無いとでも言ったのだろう?」
「―っ!」
シンは青ざめて絶句した。その姿を見たゼクスは溜息を付く。
「やはりな……それにしても同じだな」
「え?……何がですか?」
「私の過去とだ。私の家族構成も両親と妹だ……そして、戦争で両親と国を失っている」
「え!?」
「貴様と違って妹は生きてるがな」
「あ……そうですか……」
シンは、それを聞き、微かな嫉妬をしている事を自覚していた。
シンにとって、両親の死もショックだが、やはり自分より若い妹の死の方が辛かったからだ。
守りたいものを守れなかった苦しみは言語を絶するものがある。
その様子を見て、ゼクスは笑みを浮かべる。苦笑でも優しい笑顔でも無い。狂気と呼ぶに相応しい
冷酷な笑みを。
「それと、最も違うところは、貴様が未だに達成出来ていない事を私はやり遂げた」
「え?…お、俺が出来てない事?」
「ああ、復讐だよ」
そう呟いたゼクスを見て、シンは背中に冷たい汗が流れるのを感じた。
「復讐って……」
「両親を殺し、国を奪った奴を殺したのさ。この手でな」
「あ……」
「そこに辿り着くまで苦労したぞ。軍に入り力を求めた。そして手に入れた。復讐する力をな。
さらには、その機会も訪れた。私はMSのパイロットなのにも関らず、自ら赴き銃で直接撃ったよ」
「あ…う……」
「その時の気持が判るか?長年夢見てきた瞬間を成し遂げた時の気持が?」
シンはゼクスに圧倒されていた。これまでも威圧感のある人間だと思っていたが、今日のこれは違う。
今までのは風格と言えるものだが、これは狂気だ。まるで獣を目の前にしている気分だった。
「空しいぞ」
「……え?」
突然、先程までとは打って変って、寂しげな表情になる。
「殺した後に気付くのさ……自分の行為に意味が無いとな。そして憎かったのが敵では無いことに」
「敵?」
「憎かったのは自分自身さ。大切なものを守れなかった自分。それに気付いた時は、すでに手遅れだ」
シンは気付いた。自分が憎んでいるのはオーブとその理念では無く、それを信じ、妹を守る努力を
何もしてなかった自分だと。だからこそ、それを悔いて力を求めたのだ。
だが、ゼクスの言う手遅れの意味が分からなかった。
「……手遅れって…何が?……」
「自分の身が血塗れになっている事に気付き、死んだ両親にも、まだ生きている妹にも顔向け出来ん。
……辛いぞ。妹と会って他人のふりをするのも、抱きしめてやれん事も」
「あ…それは…」
シンは、その状況を想像して震えた。マユに会っても隠れなくてはならない人生。想像するだけでも
耐えられない。
「貴様も、このままでは私の様になる」
「そ、それは…ですが……」
「貴様の望みは知っている。復讐では無く、力の無いものを全て守りたいのだな?」
「……そうです…」
「だが貴様も、もう分かっているのだろ?…それが不可能な事くらい」
「……はい」
シンは力なく呟いた。自分でも分かっているのだ。人の手が届く範囲は、あまりにも小さいと。
「ずっと願ってました。マユを守れなかった代わりに、同じような平和に暮らしたい人達を守ろうって、
でも、どうすれば良いのか分からないんです」
「残念ながら不可能だ。人には出来る事と、出来ない事がある」
「だからと言って、諦めたくは無いんです!……だって変じゃないですか!平和に暮らしたいだけなのに
戦争に巻き込まれて力の無い人が死ぬなんて!……俺はこの世界から戦争を無くしたい!」
ゼクスはシンの真っ直ぐな瞳を見つめた。純粋で力強い眼差し。それは見る者を心地よくするが、
同時に危険な兆候でもあった。
「……そうだな、では良い事を教えてやろう」
「え?」
「ある人間が考えた、この世界から戦争を無くす手段だ」
「そんなの有るんですか!?」
「ああ、簡単だ……戦争なんか出来ない状態にすれば良いのさ」
「は?」
「例えば、ジェネシスや核を使う、隕石を落とすでも良い。そうして地球を徹底的にボロボロにすれば、
地球に住む人間に戦争をする余裕は無くなる。
地球だけでは不足だから、勿論プラントにも同等の被害を与える。
そうして、人が生きるだけで精一杯の状態にするのだ。名案だと思わんか?」
「ちょっ!…何、言ってるんですか!そんなのダメに決まってます!」
「そうか?だが、貴様は戦争を無くすのが目的なのだろ?」
「そ、それはそうですけど…」
「違うな。貴様の目的は平和に暮らしたい人が、戦争に巻き込まれない様にしたいのだろ?」
「あ?」
「早速、目的を見失っているではないか」
ゼクスは笑いながらシンを見ている。そこには先程までと違い、からかう様な雰囲気がある。
「うっ……ズルイです」
「ザラ大使が演説で言われた言葉、貴様が考えてるより、よほど深いぞ。人は容易く道を見失う。
決して他人事と思うな」
「……はい」
「貴様は、まだ若い。無理に答えを急ぐな。無理に急ぐと道を見失って、先程言ったような極端な
方向に進む恐れがある。
この戦争中に貴様が出来る事は限られている。まずは、それをやれ。分かるだろ?」
シンは力強く頷く。自分に見えない道を見ている人間が側にいる。それだけでも幸福なのだ。
「俺は、アスランさんを守ります」
「それで良い。貴様の真っ直ぐさは長所でもあるが、そういう人間は往々にして道を見失いやすい。
自重することも忘れるな。焦ったら簡単に道を踏み外すぞ」
「は、はい……」
先程の問答があるため反論の余地が無かった。
「ただ、急に自重しろと言われても難しかろう」
「……ええ、その…何かコツがあります?自分でも分かってるんですが、俺って短気で…」
「そうだな……短気なのは自分で治していくしか無いな」
「やっぱり……」
「だが、反省の仕方なら教えておこうか」
「どんなのです?」
「……貴様は家族の事を思い出すか?」
「え?……はい」
シンは赤面しながら答える。シンは今でも妹の形見の携帯を見て、思い出に耽っている事が多い。
「そこには過去の自分もいるのでは無いか?」
「へ?……え〜と…」
「貴様自身が過去に帰って楽しい思い出に耽っているのだろ?」
「あ……そ、そうです…」
「それを止めて、今の自分の事を家族に報告しろ。今ならそれも出来る。出来なくなる様な人生は送るな」
「……それって…」
「私のような人間には成るな…という事だ。今日は下がれ。そして家族に今までの事を報告してこい」
「あ……はい!失礼します」
部屋を立ち去るシンを見ながら溜息を付いた。そして、自分がシンに嫉妬している事に気付く。
彼は、まだ間に合うのだ。家族と別れてから今までの思い出を、死んだ家族に語っても自分のように
後ろめたい事も無いだろう。
「嫉妬するとは情けないな…私も……」
ネオは今回の一連の作戦の失敗をロード・ジブリールに報告していた。さらに現状では追撃不可能で、
アスラン・ザラが確実にマハムール基地まで到着するであろう予測も添えて。
『そうか、残念だが仕方あるまい』
「申し訳ありません」
『気にするな…とは言えんが、今後は怠るなよ』
「はい、承知しております」
『それにしてもミネルバの戦力がそれ程に高いとはな』
「完全に、こちらの予測を上回りました」
『フッ、そんな君に朗報だ。私が直々に援軍を用意した』
「え、援軍ですか……」
ネオは嫌な予感に囚われた。ジブリールの言う援軍の内容に心当たりがあるのだ。
ネオは何とか辞退しようと試みる。
「いえ、お気遣いには及びません。我々だけでなんとか…」
『そう、遠慮するな。援軍は1人だが一騎当千の兵だ』
ネオは心の中で、予感の的中を悟った。辞退するために知恵を振り絞る。
「え〜と、実はですね……家には3人の子供がいまして…」
『そうか、では4人目も可愛がってくれ』
ジブリールはこちらの意図を正確に察しているらしい、流石とは思うが、今は憎らしい。
「いや!それがですね。実は長男が反抗期を迎えてまして…」
『ん?スティングがどうかしたのか?』
ジブリールは興味深げに聞いた。スティングはエクステンデッドの中で最も精神が安定していて、
1人で作戦を任せられるレベルだった。残念だがアウルとステラでは戦闘能力は高くても、細かい作戦に
従事するのは不可能だ。
だからジブリールは、スティングに期待していた。その内、部下を持たせても良いと思っていたのである。
「……話が噛みあっていて光栄です。実はですね……」
ネオはスティングが、戦闘が終わっても最適化のカプセルに入らず、整備士と話し込んでるのを聞き、
スティングの元へ向かった。
「スティング、何してる?」
「ネオ!良いところに来た。この分からず屋に言ってくれ」
「無茶を言ってるのはオークレー少尉の方です!」
「まあ、落ち着け……で、何なんだ?」
その後の説明を聞いて、ネオは呆れる思いだった。スティングはカオスの機動力アップのアイディアとして
メインバーニアを兼ねる兵装ポッドを、ワイヤーで固定しフレキシブルバーニアにすると言うのだ。
「良いアイディアだろうが、兵装ポッドはドラグーンシステムで自由に動くんだ。こいつを使えば
どの方向にも自由自在に動ける」
「……バカかお前は?」
「何でだよ!?」
「確かに、それならいきなり機体が横に行ったり、方向転換も容易だ。更に急激に止まる事も出来るだろう。
だがな、そんな事したら内蔵吐き出すぞ!いくら強化されてるとは言え限度がある!」
「……奴の動きを忘れたのか?あん時、俺が助けなきゃテメェ死んでたぞ」
「―っ!…それは…」
ネオは前回の戦いで、自分の操るウィンダムの腕を斬られた場面を思い出していた。
セイバーは別のウィンダムに体当たりし、その反動でネオの元へ向かってきたのだ。
その時の衝撃は冷静に考えると、人の限界を超えている。
「奴は明らかに人間離れした体の持ち主だ……だったら奴を倒すには、こっちも人間の限界を
超えるしか無え!」
「お前……」
「俺は誰にも負けたくない……俺が強くならなくちゃ…」
「もう良い……分かった。好きにしろ」
ネオはスティングの気持を知っていた。スティング達が、ここまで来るのに多くの実験体や過酷な
トレーニングで死んだ者が大勢いるのだ。その中には自分が生き残るためスティング達が自らの手で
殺した者もいる。だからこそスティングは誰よりも強くあろうとするのだ。
「すまねえ……ついでに記憶の方も……」
「……分かってる」
ジブリールは聞き終えると溜息を付いていた。
『で、スティングは今、肋骨を痛めてベッドの上か…』
「すぐに直るそうですが……」
『ふむ、実際に使えるのか、その改造は?』
「……ワイヤーも有線式のガンバレルの物を補強したものを使用していますし、動きには問題ありません。
乗りこなせれば、誰よりも強くなれるでしょう……それで、その〜それに関して、お願いが……」
『スティングの記憶の事か?』
「はい」
『消していないのだな?』
「申し訳ありません。ですが!」
『かまわん。今後も問題無ければ、スティングの記憶を消す必要は無い』
「あ、ありがとうございます!」
『フッ、気にするな。元々記憶の消去はストレスが戦闘力を低下させるという意見から採用しているのだ。
下がらなければ問題無い』
「はい」
『それにだ……マユは記憶を消したりしていない』
「………………………………………」
ネオは今出てきた名前に再び冷や汗が流れるのを感じた。
『ところで、増援の件だが近日中に出発させる』
「ゲッ!」
『ガルナハンを経由して、そちらに向かわせるからよろしく頼む』
「……その…一縷の望みを託してお尋ねしますが……援軍とは?」
『ん?とっくに気付いてるのだろ?』
「……一応、ハズレる事を期待しながら確認を……」
『フッ、では、はっきりと名前で言ってやろうか?』
「……お願いします」
『マユ・アスカだ』
ネオは膝を付いて蹲る。あの娘が来ると思うと頭が痛くなってきた。
ジブリールは勝手に通信を終え、モニターは真っ暗になっていた。
「どうするかなぁ〜……って、どうにもならんか」
ネオは溜息を付いて、悲劇の中間管理職の気分を嫌々満喫していた。
スティングはベッドの上で、動けない自分に苛立っていた。
最適化のカプセルに入っていないから、ストレスも溜まっているが、もし入れば、今回の改造の記憶を
消されるかもしれないと思っている。
ネオは一応は認めてくれているが、危険な行動であるのは間違いない。認めるフリをして、
気付かない内に記憶を消されているかもしれないのだ。ネオを疑いたくは無いが、今回は譲れなかった。
「やっほぉ〜生きてるか?」
「……スティング…元気?」
「おう、お前等か」
そこにアウルとステラが見舞いにやってきた。2人と話しているとストレスが減っていく気がする。
「それにしても何で訓練なんかで怪我してるんだよ。バッカじゃねぇ?」
「うっせぇよ!特訓してるんだよ!」
「は?何でさ?」
「このままじゃ、あの赤い奴には勝てないからな」
「そんなに…強いの?」
「……情けねえが、今のままじゃ勝てない。これまで2回、戦りあったが生きてるのが不思議なくらいさ」
「だったら、僕に任せりゃ良いだろ」
「奴が水中に行けば任せるがな」
苦笑しながら答える。もしアウルが、この前の戦いでインパルスを倒していたら、そうなっていただろう。
だが、アウルとステラはワザとインパルスを見逃した。
そして、その事を2人とも憶えていない。敵に好感を抱いた以上、エクステンデッドの彼等は、その様な
記憶は消されてしまうのだ。
「よう、スティング。調子はどうだ?」
「テメェの面見たから最悪」
ネオが入って来て調子を尋ねると、スティングは笑いながら答える。
「口の減らない奴だな、まったく」
「テメェにだけは言われたくない台詞だな」
「フッ、まあ良いさ……ところで良く勝てたな」
「……あくまでシュミレーションだろ」
「それでも勝てた。あの赤いのにな」
ネオは関心したように呟いた。ジブリールとの通信後にスティングの戦闘記録を見に行ってみると、
シュミレーションとは言え、最後はセイバーに勝っていたのだ。
しかもシュミレーション内容も、実際に機体を動かしてやる実戦に近い方法でだ。
MSのカメラは直接映像と言っても、ガラス越しに見てるわけでは無く、あくまでカメラに映った映像を
デジタル処理したものがモニターに映るのだから、そのモニターに戦闘シュミレーションの映像を送れば
ほとんど実戦と同じ感覚でやれる。
「お前の考えは成功だな」
「まあ、その代償として、この有様だがな……だが、すぐに克服してやる」
「そうか……ところで、盟主に連絡したら許可が出たぞ」
「ってことは……」
「思う存分にやれよ」
喜ぶスティングを、訳が分からないという表情でアウルとステラが見ている。
そしてネオは、この機に増援の件も伝えようと決断する。
「そ、それとだ……近日中に我々に新しい仲間が増える事になった」
「ん?」
「仲間って……使えんのかよ?足手まといはいらねえよ」
「心配するな。腕は確かだぞ」
「…………まさか」
「おい、ネオ………そいつの名前をはっきりと言ってみろ」
「…………マユちゃんでぇす♪」
「ア、アホかテメェ!断ってこい!」
「いや、俺も断りたかったんだがな……」
「使えねえ奴!マジで役に立たねぇな!」
「そう言うなよ!俺だって……」
「ねえねえ……」
その時、1人冷静だったステラが質問してきた。
「…マユって誰?」
「「「あ?」」」
(そういやステラはアイツの記憶を消されてるんだっけ?)
(よし、それを理由に、もう1度断ってこい)
(い、一応は言ってみるか……無理だと思うが)
(死力を尽くせ!)
「ん?…ステラ…聞いてるのに…なんで答えてくれないの?」
ジブリールは再びネオから連絡を受け、その件で動いていた。
マユの部屋に行き、軽くノックすると返事も聞かずにドアを開ける。
「マユ、いるか?」
「ん?ジブ……どうしたの?」
「寝ていたのか……スマンが話がある」
マユは寝ていたところを起こされ、目を擦りながら上体を起こし、ジブリールはベッドに腰掛けて
話しかける。
「今後、君にはファントムペインと合流してもらう事になるのは伝えたな」
「うん、聞いた。気に入らない連中だけど、戦えるのなら我慢する」
「それだ。何故そんなに気に入らないのだ?…以前は硬く口を閉ざしていたが、もう教えてくれても
いいのではないか?」
「う……言いたくない」
「それでは困るのだよ。ステラは君の記憶を消している。何故かは分かるね?」
ガンダム強奪任務には、マユも参加する予定だったのだが、その前の顔合わせで、マユは突然ステラを
攻撃しだしたのだ。
それも、軽いケンカでは無い。ステラは大怪我を負わされ、マユにトラウマを持つまでに
痛めつけられたのだ。
「………だって…優しい目をしてた……」
「ん?……どういう事かね?」
「マユは楽しみにしてたの!今までの暗殺なんかと違って、派手な戦いが出来るって聞いてたし、
ファントムペインって、マユの実験データーを使って完成した兵士だって聞いてたから、
きっと強くて怖くて、凄い連中だろうってさ……胸ときめかせ、ワクワクしながら行ったのに……」
「……それで?」
「そしたら、会ってみるとチャラチャラした軽い連中で、まるで兄妹みたいに仲良くて……」
「―っ!」
「おまけにステラはマユの顔を見て、心配そうに…本気で優しい眼でマユに怪我痛くないって、
聞いてきて……何か嫌い……気分が悪くなった」
「そうか……」
「あんな目でマユを見るのは許せなかった。だから徹底的に痛めつけて、目を抉り抜いてやろうとしたら
スティングとアウルに邪魔された……」
ジブリールはマユの心情を理解した。マユはステラに嫉妬したのだ。甘えられる兄のような存在を持つ
ステラに対して。また、純粋な心のままでいられる事にも。
そして、もう1つの疑問、マユがスティングとアウルに負けた理由も。如何にスティングとアウルが
強化されてるとはいえ、生身でマユと戦り合ったら2対1とは言え、良くて引き分けだろう。
マユはスティングとアウルに妹を守る兄の姿を見たのだろうと判断する。
「そうか、気持は分かった。だが、これからは我慢してくれ」
「……うん」
「それと、君とステラは初対面という事になる。これも良いね?」
「……わかってる」
「うむ、もうケンカもいけないぞ」
「それは大丈夫」
「そうか、自信がありそうだな」
「うん、だって……アイツはマユを見ても、以前のように優しい眼は出来ないから、絶対に怯えるに
決まってる♪」
ジブリールは、笑顔で語るマユを見ながら、恐れられる事で自分を保とうとするマユの心情を複雑
な気持で考えていた。
自分にとってマユの存在は何なのかと。最も危険で、最も役に立つ兵器。そのはずだったが……
「ジブ…どうしたの?」
「いや、何でも…ところで顔の傷は直さなくて良いのか?」
「ん?…面倒くさいからいい」
ジブリールは咄嗟に出た自分の質問に愕然としていた。何を余計な気遣いをしているのかと自分を
叱咤する。
「それでは、準備が終わりしだい君には出発してもらう。それまではゆっくりと休むがいい」
「うん♪おやすみ」
「ああ、おやすみ」
ジブリールは部屋を出ると、気を引き締める。
マユを兄のシンと戦わせるのは躊躇われたが、そうも言ってられなくなった。
接触は危険だがカラミティの通信機能は効かなくしてある。だからインパルスのパイロットが兄と
気付く事も無く、仕留めてくれるだろう。
ジブリールは、自分の躊躇いの理由が、マユの兄との接触による変化を恐れているのか、それとも
兄を殺める事を知られないための気遣いなのか、自分でも判断しかねていた。
シンはゼクスに言われた通り、オーブを出てから、これまでの事を家族に報告していた。
報告の内容は、やはりレイやルナ達との事が多くなる。
「やっぱり、助かったよな……」
そして、改めて気付くのだ。あのまま心を閉ざし、孤独のままに進まなくて良かったと。
もし、そうなっていたら、こうして報告する事も躊躇われただろう。おそらくゼクスは、そういった事も
踏まえて、自分に伝えたのではないかと考える。
「…て訳でさ、とんでもない人が上官になっちまったよ。敵わねえってぇの」
苦笑しながら呟くとレイが部屋に入ってきた。レイはここ最近、毎日の光景に笑いながら質問する。
「今日も報告か?」
「ああ、今までサボってたからな、報告する事が溜まってる」
「そうだな」
「うん、でもさ、こうして話してると父さんや母さんが返事してくれる事があるんだ」
「返事?」
「ああ、別に幽霊がいるとは思わないけど、何ていうか……俺がこう言ったら、父さんはこう言うってのが
あるんだよ……どう言えば良いのかな……」
「……お前に残っているからだろ。ご両親の言葉が……それがお前の中で生きているのだろう」
「ああ……なるほどね…」
頷くシンを見ながらレイは、何時か自分もその中に入れて貰うと心の中で呟いた。
「ん?何か言ったか?」
「―!……いや、何も言ってない」
「そうか……」
レイは口に出ていたかと驚くが、聞き取れなかった事に安堵する。するとシンも小さく呟いた。
「当分は遠慮するからな」
「……わかった」
そうして、夜は更けていく。だが、そんな営みにも関らずミネルバは先へ先へと進んでいく。
マハムール基地へと……さらにその先にあるガルナハンの地へと……
ホントに来た
乙、GJ
GJ。
初リアルタイムだった。
GJ!ゼクス兄さんかっこええ〜。
ネオと愉快な仲間達もいい。
でも悲しいけどこれ戦争なのよね。
なんか最後のシンとレイのやりとりにホロリときた。
マジで。
乙!!
だが相変わらずヒイロの出番が・・・・・
マユと自部の今後の関係に期待
ジブもネオもオクレ兄さんもシンもレイも皆いい男ばっかりだ。
でも彼らは戦わねばならない、殺しあわねばならない。
今から既にちょっと涙がこぼれ掛けてるよ・・・orz
シンが健全に成長していくのがすごく嬉しいよ…
レイのあからさまな死亡フラグやステラ、そして妹であるマユとの戦い
この先、辛いことがたくさんあるだろうけどどうか負けないで欲しい
職人さん、GJ!
シリアスな中に入ってくるコメディがホッと一息つける清涼剤になっていていい
なんかジブが良いなあ。敵役でも人間であるということが感じられる
>>45 つーかゼクスさえいれば他はいらないんじゃないかと思えてきたw
いやまだヒイロ達の活躍の場は後に控えてるさ
多分・・・
スティング・・・トールギスで血を吐いたゼクスの姿が重なるぜ。
良い勝負を期待するぜ。
>>50 あーそれ俺も思った
まあ、現時点でW勢で本編重要キャラに絡んでるのがゼクスだけな以上、どうにもならんからなー
カトルたちはバルゴ見つかるまでは動きようがないし
さて、今回の話も面白かったです
一人一人のなんとかしようって空気が伝わってきますしねー
しかしルナマリアがどんどん萌えヒロイン化していく……これ、遠まわしな死亡フラグじゃなかろうかとちょっと思ってしまうな(w
GJ!
お前ら男連中に燃えるのもいいが、ルナのこと気にかけてやれよ!w
主役が目立たなかったり、すぐやられたり酷い扱いをされるのはWの基本だと思った初代Wガンダム
バルゴ吹いた
GJ!!
何かみんな、スンゲェいい奴ばっかりだよ。
アニメじゃ顔芸人だったジブリールでさえ好感が持てるのだから。
ミネルバ組とゼクスのやり取り、ジブやムネオのやり取り、ムネオや強化人間三人組のやり取り
どれをとっても輝いている。
タリア・アーサー・メイリン達が、若干空気なとこが気になるくらいか。
とにかくシリアスとコメディがバランスよく配分されてて、いまさらながらに言うが
完成度の高い作品ですね。
>>52 バルゴのシャカ?
>>52 >ルナは膝を付き、背後からシンを抱きしめた。そのまま、あやすようにシンの頭を撫でる。
この萌え描写に死亡フラグが重なるとこうなりますか?
ツン「ルナは俺の母さんになってくれたかも知れない女性(ひと)だ!」
ニダ「母さん…おかあ…ああ…」
鷹姉「母親じゃなくてこいび(ry」
鷹妹「自分が死んでることに突っ込むのが先じゃない?」
ちょっと思いついて書いた。今は反省している。
GJ!
皆凄く人間してて面白いんだが、来るべき崩壊の時が不安を駆り立てるな。
虎と魔乳さんとかの例もあって死ぬ時は死ぬだろうから。
……この温かい今が砕ける事が半ば解るがゆえの不安感、別所で感じた気がするんだが何だったか。
GJ!!
連合メンバーってやっぱ死ぬのかな…
死んでほしくないな…
ゼクスとリリーナが、シャアとセイラさんのオマージュだったと今更ながらに気付いたよ。
リーオーでリーブラに特攻してくる。
やがて暖かい今が砕けるんじゃあない
激化する戦いの日々においても、
これから先、温かい心を忘れない絆を結ぶ時間が今なのだ
いいこと言うじゃないか
こうやって日常を描くことで絆が築かれていくのが読む側にもわかるんだよな
種にはなかったから…w
今ヒイロとか出番が少ないキャラもいるけど絆描くことは凄く大切なんで
ヒイロの出番少ないのは我慢する
GJ!
色々考えさせられましたw
スティング「命と引き換えに勝利を得てくるぜ」
ネオ「後の兵士のために」
スティングが簡単にやられませんように…
スティングの怪我完治できんの?w
オクレ熱すぎ!
主役張ってもおかしくない器だぜ
オクレ兄さん頑張ってるねぇ。
まさにWでゼクスがしていたことをそのまんまやってるわけだけどさ。
これってすっごくいいライバルフラグじゃね?
ラスト付近まで生き残って隠者に乗ったゼクスと一騎打ちなんてやって欲しいなぁ。
……カオスじゃさすがに無理だろうが。
>「え〜と、実はですね……家には3人の子供がいまして…」
>『そうか、では4人目も可愛がってくれ』
>「いや!それがですね。実は長男が反抗期を迎えてまして…」
>『ん?スティングがどうかしたのか?』
この会話にワラタ。愉快なPP一家だよww
ところでCSの方で今WGがやってんだけど、おおづめだよ。
コロニー革命軍代表ゼクスVS地球政府代表トレーズの勝負にテロ少年達が入ってくるあたりだよ。
もうすぐ「俺は死なない」だよ。たのしみ〜。
壊したセイバーを修復してゼクスと決闘
そのうち軍から逃亡
ヒイロが捨てたゼロを見つけてうひょー。でも定期健診受けなきゃくたばるマジヤバイどうしよういそがなきゃ。
軍を抜け出してまでけとーうしたい精神に同調してゼクスがタイマンこそーり受諾。エピオン持ち出してけとーう
今は後悔している
>>65 命と引き換えにセイバーを倒すスティング。
その意志を継いでネオがカオスに・・・とか頭に浮かんだ。
今度はネオの髪が抜けるかもしれないな。
あの仮面は毛根にとって最悪だろうしな
汗びっしょり
そんな展開になったら、種時代絶対あると思ってた、ムウ対クルーゼの決着が見られるじゃないか
マユがステラに襲い掛かった真の理由はバストの戦力差なんじゃないかなと一瞬思ったw
>>76 ラクスとミーアが入れ替わっていたら危なかったなw
>>76 マユのバストはすでにミサイルに改造済み。
だからマリューはミンチになったんだなw
ルナにげてー、タリア逃げてー
巨乳にする薬はなかったのですか?
>>75 何言ってんだ、ちゃんと決着つけたじゃねーか
まさかメビウスゼロを出してくるとはねぇ・・・
>>82 彼は同人版を正史と勘違いしてるんだよ。
格好良かったよな。「俺ごと撃て!キラァ!!」ってさ。
アニメ版は原作の良さを全く生かせてないよな
>>83 その後のキラも「はいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」とか言いながら突っ込んでいくところは涙が止まらないくらい感動ものだったな。
アニメ版はすばらしいシーンをもっと再現してもらいたかったな
>>85 アスランがパトリックを止めるために大軍に突っ込むところもよかったよ。
>>86 パトリックとの一騎打ちのときの、ラスティ、ミゲル、ニコルが力を貸してくれた場面は鳥肌物だったな
あれ?Wスレに来たはずなのに…
なんで、懐かしの「あったかのように語るスレ」に来てるんだ、オレ?w
>>89 とりあえず、アラスカの直後AAが脱走した辺りは間違いなく妄想
せめてWに絡む雑談にしよう。
ネオとゼクスって無線で声だけ聞いたら、同一人物と間違われるよな。スパイ容疑が?
ゼクスがネオ見たらどう思うんだろう
同じ声で同じようなマスクして、過去の自分を見てるようでやるせない気分になりそう
相手の方が一回り年上だけど
でもゼクスにはトレーズがいたからな上司には恵まれてる。
ネオは痔部だけど本編は最悪を通り越してクソッタレだけど ・・こっちの痔部はどうだろうな。
95 :
通常の名無しさんの3倍:2006/09/30(土) 13:26:52 ID:WhmWPjeU
なんか職人が一人しか来なくなったなwww
まあ明らかに続けてる職人の方がいい話書いてるし
実力がハッキリ出たなwwwwwwwwwwwwwww
もう一人の奴の話は何か見てて恥ずかしかったしwww
96 :
通常の名無しさんの3倍:2006/09/30(土) 13:28:15 ID:Z+b0D1ej
イケメンといえばアスランは種世界では超イケメンって設定らしいな
イケメンの禿か
まて、イタリアあたりだとハゲというのはセクシーとして認識されると聞いたぞ。
ソースはうちの大学のイタリア語の教授。
その教授禿げてたりしないか?
>99
カエサルも禿だぞ
月桂樹の冠はズラ代わりって奴か。
いいハゲ。
禿というと坊さんだよな。
で、坊さんの中には時々凄く格好良い禿が居る。
……アスランも色々終わったら仏門を叩くのはどうか?
>>103 格好いいハゲというと、スタートレックTNGシリーズのピカードや、
LOSTのロックおじさんがいる。
渋いというか格好いいというか、突き抜けた格好よさだな。
でもセクシーとは思えん。
キタキタ親父はかなりセクシー
海坊主はかなりセクシー
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)< まとめサイトの更新まだー?
\_/⊂ ⊂_)_ \_______
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
|  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
白人だと「ハゲてきちゃったしいっそのことスキンヘッドにしちゃお〜」
みたいな人いっぱいいるよね。顔が良ければスキンヘッドも格好良い。
アスランも諦めてスキンヘッド。ついでにゼクスも頭丸めさせて
二人で会議に挑めば凄みがあっていいんじゃね?
まて、スキンヘッドは確かに凄みのあるヘアースタイルだ。
しかし、種キャラの、それもアスランのようなベビーフェイスでは似合わんと思うぞ。
スキンヘッドは、それこそナッパのような渋い中年にこそ似合う!
ガルシア閣下がいるジャマイカ
いやアスランにもスキンヘッド似合うって。
一休さん並みに。
ごh……ゲフンゲフン。いや何でもない
老師Oがいた
>>115 その人数をよくぞ…GJ!
てかリリーナ白服かw
118 :
115:2006/10/01(日) 17:53:53 ID:???
リリーナに軍服なんかを着せたからには
ヒイロの足払いとかゼクスの説教くらいは覚悟している。
ACE2のバスターライフル&メガキャノン攻撃とかはイヤン。
>>115 GJ!5人も乙です!
みんな似合ってるじゃん。やっぱ元が美形なので何着てもry
平和の象徴のリリーナにはラクスの服か?w
>>118 でも確か後半のOPでリリーナって軍服(みたいなの)羽織って無かったか?
>>115 GJ!
レディ・アンは生足出すような年じゃないだろうに無理しやがって・・・
と考えてふと、彼女が20才だと気づいた俺orz
というかWの女性軍人はスカートじゃなかったんだよな
リリーナだけ妙にハマって見えたのはそのせいか
シンはコアスプレンダーの操縦桿を握り、闇の中を進んでいた。
緊張に汗が滲む。場所は狭い坑道で、地形のデーターと正面を照らす僅かなライトの明かりだけが頼り。
やがて、ゴールの岩盤が見える。そのゴールに向かって、ミサイルを放つと……
「今度は5秒の遅れだな」
レイからシュミレーションの結果を聞くと、シンがコアスプレンダーはハッチを開いた。
「ダメだったか……さっきは早すぎたから、今回は遅めに進んだんだけどな」
「シン、少しは休憩しなよ」
「サンキュ」
すると、ヴィーノがジュースを差し出した。シンは礼を言って受け取ると一口飲んで息を付く。
「それにしても隊長も無茶な事を考えるよな」
「それだけ、お前の腕を信じてるのだろ」
「まあ、出来ない事をやれって言う人じゃないだろうけどさ」
「それにしても、この坑道の地図、本当に信用出来るの?」
「それに関しては、ザフト…マハムール基地の人間が潜入して確認を取っている。間違いない」
ガルナハンを支配下に置く連合軍の基地を攻略するのに、ザフトはガルナハンのレジスタンスと協力して
進む事になっていた。
だが、協力と言っても、レジスタンスの戦力では情報の収集ぐらいしか役に立たなかった。
だが、その情報の中に今は使われていない、地元の人間しか知らない坑道があり、その坑道を使う事で、
ガルナハン基地の最大の難点であり、その基地名の通称、ローエングリンゲートの由来にもなっている
陽電子砲の目の前に現れて奇襲を掛ける事が出来るのだ。
そこで、シンは作戦のために、ここマハムール基地でシュミレーションを使用した訓練を行っていた。
「シン!いる?」
「ん?ルナ…それに……」
一息付いてると、ルナがレジスタンスの少女、コニールを連れて近付いてきた。コニールは不安そうな
表情でシンに語りかけて来た。
「あの……」
「心配で見に来たか?」
「……ゴメン」
「気持は分かるよ。俺の訓練を見て、気が紛れるなら見てて良いからさ」
シンはコニールが不安に思うのも無理は無いと思っていた。
そもそもシン自身が不安に思ったし、ブリーフィングでは、コニールの目の前で困難さを訴えてしまった。
そのブリーフィングは、昨日の昼過ぎに、ゼクスを中心に艦内の主要メンバーと行われていた。
「彼女が今回の協力者、コニールだ」
マハムール基地に到着して、休む間も無く始められたブリーフィングに、シン達は戸惑いを隠せなかった。
ようやく、これまでの激戦の疲れを癒せると思っていたところ、基地指令に挨拶に行ったアスラン等が
戻ってくると、すぐにブリーフィングを始めると言われたのだ。
さらに、紹介されたレジスタンスの一員は、まだ年端もいかぬ少女だったのだ。
「その……話が見えないんですが?」
何も聞かされてなかったシンは、開口一番に説明を求めた。
その内容は要約すると以下の様なものになる。
現在、ザフトの最大の攻略目標はスエズ基地である。スエズ基地はザフトのジブラルタル基地と、
ここマハムール基地の中間に在り、両基地の連絡や交通を遮断していた。
そこで、双方から挟撃する作戦が立案されているが、スエズの守りは堅いと予想され、迂闊な攻撃は
ザフト側に大きな損害を受けると予想される。
何故なら、インド洋とジブラルタルがほぼザフトの勢力圏である現在、この大陸からスエズまで地域の
安定は連合軍にとっては絶対必要であるのだ。
ゆえに、ガルナハンの火力プラントを中心にかなり強引に一大橋頭堡を築き、ユーラシアの抵抗運動にも
睨みを利かせながら、スエズまでのラインの確保を図っていた。
「では、そのガルナハンを落とせば、スエズの補給は困難になり、我々は有利になるんですね」
「さらに、抵抗勢力軍の支援にもなるな」
「じゃあ、このブリーフィングはガルナハンの火力プラントを落とすための…」
「その通りだ。だが、簡単にはいかないぞ」
「え?」
「まずは、これを見てもらおう」
モニターにガルナハンの地形が映し出された。
「うわ!…思いっ切り渓谷じゃん」
「攻め難いな……」
「それだけでは無い」
モニターの風景が渓谷の奥へと進んで行くと、巨大な砲台が見えた。
「これって、まさか?」
「ああ、陽電子砲だ。ちなみにここはローエングリンゲートと呼ばれている」
「あの……ここを通らなくちゃダメなんですか?」
「残念ながら、他に大きな道は無い」
「大きな?……って事は小さい道があるんですか?」
「ああ、この坑道だ」
次にモニターに映されたのは、坑道の見取り図だった。
「この坑道は現在は使われていないが、先の岩盤さえ砕けば敵の陽電子砲の前に辿り着く」
「……あ、あの…その坑道って、どのくらいの広さがあるんです?」
「MSは通れないな」
「意味無いじゃないで…」
「だが、コアスプレンダーなら通れる計算だ」
「え?」
「ちょっと待ってください!まさかMSが通れない細さの坑道をコアスプレンダーで通れと!?」
ルナが慌てたように質問する。だが、ゼクスは動じた風もなく説明を続けた。
「その通りだ。この部分、1番狭い場所は直線ルートだから真っ直ぐ飛べば、問題無い」
「でも、少しでもずれたら……」
「飛行速度で、壁に当たったらコアスプレンダーはスクラップになるな……中のパイロットごと」
「ゲッ!」
「無茶です!他の作戦は無いんですか!?」
「無いな」
「う……」
「よろしいですか?」
ルナが詰まるとレイが手を挙げ、作戦を進言する。
「要は敵の陽電子砲を沈黙させたいのですから、こちらもミネルバのを使えば良いのではないですか?
幸い、敵の陽電子砲は岩山の壁を繰り抜いた場所に設置してあります。
ですから、こちらは無理に陽電子砲自体を撃たずに高高度から陽電子砲の上部の岩山を砕き、
埋めてしまえば良いのでは?それなら敵の死角から攻撃出来ます」
レイの説明にシンとルナは喜色を浮かべる。それなら安全に敵を討てるのだ。
だが、ゼクスは頭を横に振る。
「残念ながら、それは不可能だ。これを見ろ」
再びモニターが切り替わると、そこにはシン達に見覚えのあるMAが映っていた。
「あ!コイツは!」
「あの時の!」
「陽電子砲を弾く奴か」
そこには連合のMA、ザムザザーが映っていた。
「貴様等はこのMAを知っていると思うが、戦闘時はコイツが3機上空に待機する」
「うわ〜コイツってビーム効かないんだよな……」
「さらに、地上には、コレと同じくビームを弾くMA、ゲルズゲーと言うらしいが、2機」
「うわ!またまた悪趣味」
ルナがゲルズゲーの姿を見て、悪態を付く。
「この通り、随分と防御に気を使っていてな。迂闊なマネは出来ん。
更に補足するなら、陽電子砲以外、例えばバビの大部隊を投入すれば勝ち目もあるかもしれんが、
現在の我々に、それほどの大部隊を回す余裕は無い」
「仕方無いのか……」
「それでは、作戦の説明を続ける。すでに説明した通り、この坑道にはコアスプレンダーが通るだけで、
ギリギリの狭さだ。よって、抜けた後はシンはコアスプレンダーの武装だけで、敵の陽電子砲を
破壊してもらう。だが、このままでは敵の真ん中にシンがコアスプレンダーだけで
取り残されてしまう事になる」
「あの……チェストフライヤーとレッグフライヤーを一緒に飛ばせば…」
「それが通る広さが有れば、MSも通れると思わんのか?」
「ですよね」
「そこでだ。ミネルバはまず陽電子砲の死角に待機しておいて、コアスプレンダーが坑道を抜ける直前に
前進を開始し、インパルスのパーツを射出。同時に私がセイバーで出撃して、パーツの護衛と共に
ザムザザーの撃破をする」
「ちょっと待ってください!」
思わずシンが大声で遮る。他のメンバーも驚きを隠せないでいた。
「何か質問か?」
「あの!それって、俺が坑道を抜ける時間が少しでも狂えば…」
「早すぎれば敵の真ん中で孤立。遅ければミネルバは陽電子砲の餌食だ」
「その…坑道に入ってからシンの位置の特定って出来るんですか?」
「無理に決まっておろう。そこでだシン」
「……はい」
「今から、作戦開始まで貴様には訓練をしてもらう。シュミレーターを用い、この坑道を抜けるのに
常に同じ時間で行ける様になれ。1秒の狂いも無くだ」
「……通れる様になれ、ってレベルじゃないんですね」
「当たり前だ。貴様なら通り抜けるくらい練習なしでも出来るだろ」
「え〜と、信頼されてると思っていて良いんですか?」
「少し違うな。貴様の腕は確かで、この作戦も可能な実力だ。それを正当に評価しているにすぎん」
「どうも」
シンは複雑そうな表情で黙り込んだ。実力を評価してもらってるのは嬉しいが、それでも自分がミスすると
ミネルバのクルー全員が死ぬと思うと気が重かった。
そして、シンが不安そうに黙り込んでいると、レジスタンスの少女が沈黙に耐え切れなくなって大声で
シンに詰問してきた。
「ほ、本当に大丈夫なのか!?」
「へ?」
「隊長はアンタなんだろ?じゃあ、アンタがやった方がいいんじゃないのか?失敗したら街の皆だって
今度こそマジ終わりなんだから!」
「いや、ちょっと待て!」
コニールは縋るようにゼクスに話を振るが、ゼクスは表情を変えずに突き放す。
「生憎だが、隊長だからMSの操縦が上手い訳では無くてな。彼の方が私より上だ」
「え?」
「そ、そうなんだ……」
シンは自分がゼクスより上だと言われて呆然としてると、アスランがコニールの肩に手を置き、
優しく声を掛ける。
「ミス・コニール、彼は何も、出来ないから黙り込んでる訳ではありません。彼は事の重大性を考え、
真剣に対処しようと思っているからこそ、黙っただけなのです」
「あ……その、ゴメン…気が付かなかった」
「え?…いや、気にしなくても」
シンは本気で不安だから黙ったので、その様に言われると戸惑ってしまった。
だからと言って、ここで正直に不安と言えば、この少女の不安を駆り立てるだけと分かっているので、
黙り込んでしまった。
すると、アスランがコニールの事を説明しだした。
「シン、彼女の父親は連合に反乱分子として捕えられているんだ」
「え!」
「だからこそ、彼女は不安に思ったんだ。許してやってくれよ」
「そ、そんな……」
シンはコニールを見つめた。彼女は震えながら、街の現状を説明しだした。
「元々、連合は強引に占領してきたんだ、火力プラントの確保のためとか言ってた……だから前にザフトが
砲台を攻めた時、同時に街でも抵抗運動が起きたんだけど、ザフトが失敗しちゃったから」
「あ…」
「連合軍に逆らった人達は滅茶苦茶酷い目に遭わされた。殺された人だって沢山いる。今度だって
失敗すればどんな事になるか判らない。だから、絶対やっつけて欲しいんだ!あの砲台!今度こそ!」
「……ああ、俺に任せろ!」
「うん!頼んだぞ!…う…」
コニールは父や捕えられている人の事を思い出したのか泣き出してしまった。
アスランは後の事をタリアとゼクスに託すと、彼女を連れブリーフィングルームを後にした。
それを見送るとゼクスがシンに語りかける。
「シン、不安なのは分かるが、これだけは言っておく」
「はい」
「この任務、貴様で無くては不可能だ。私にも出来ん」
ゼクスは本心で言っていた。この世界のMSでは、不慣れな部分も大きく、何より今回の様に細かい
操作を要求する任務には自分よりシンの方が向いていると思っている。
「何しろ私はヨウランに壊し屋扱いされてる身だからな」
「え〜と……それは隊長が悪いかと」
「フッ、自覚はしている。それで、やれそうか?」
「やれます!」
シンの力強い返事にゼクスは頷くとタリアに話を振る。
「艦長からは何か?」
「そうね。特には無いけど……この際だから、はっきりと言っておきましょう。皆も分かってるとは
思うけど、私たちはミネルバ隊なの。マーキス隊でもグラディス隊でも無くね。何故かは分かる?」
ザフトの部隊は本来なら、隊長のセカンドネームが部隊名に使われるのが通例である。
ミネルバならタリアがそれに当たる。ゼクスの場合は、任務が部隊よりアスラン個人の件を
優先されるので適用外だった。
「ミネルバは一隻のみのため、ミネルバ隊で通しているだけじゃ無いんですか?」
「正直、それもあるんだけどね。でも本当の理由は、この艦に搭乗している人物の中で最も地位が高い
人物が軍人では無いからよ」
「あ……アスランさん」
「そうよ。だから、これだけは憶えておいて。私達はアスラン・ザラ親善大使の直轄部隊なの、
彼の顔に泥を塗る行為は絶対に許されない。良いわね!」
「「「了解!」」」
全員が気を引き締め返事する中、シンがおずおずと手をあげて質問する。
「あの……それは、どういった事に気を付ければ……」
「え?」
シンは前回のミスが有るから慎重になったつもりなのだが、タリアとしてはそんな子供じみた質問が
くるとは思わず、戸惑ってしまった。
だが、実際に言葉で説明するのも難しい。長く具体的な例を挙げれば可能だが、ここでそんな時間を
取るのも面倒だから、思わず横にいるゼクスに振る事にした。
「そ、そうね、貴方から説明して頂戴」
「わ、私がですか?」
ゼクスとしてもタリアと似た様なもので、こんな事を簡潔に説明するのは無理だった。
その時、ゼクスの頭に閃く言葉が出てきた。かつて友と呼んだ男。そして超えられぬ壁だった男の言葉、
それは天啓なのか……
「事はエレガントに運べ!」
「「「エレガント!?」」」
「あ?……」
言った後に気付く。天啓では無く、悪魔の悪戯だとゼクスは思った。
(……トレーズ、そんなに私に付きまとうな……)
「ゼ、ゼクス?」
自分の言葉に落ち込むゼクスをタリアは呆然と見ていると、場の混乱はすでに起こっていた。
「エレガントねぇ〜」
「……良い響きだ」
「ちょっ!レイ?」
シンは真剣に悩んでいるし、レイに至っては気に入ってしまった様で、隣で驚くルナの様子に
気付きもしないでいた。
それ以外のメンバーも笑いを堪えたり、真剣に考える者など様々だった。
「ゼクス……どうするの、これ?」
「……申し訳ありません」
こうして、ブリーフィングはゼクスの爆弾発言で混乱の内に終了し、クルーは作戦に向け、それぞれに
出来る事をやりはじめた。
特に大変なのがシンである。この作戦は彼に掛かっているのだ。そのためレイのサポートを受けながら、
特訓を続けていた。
そこに不安に怯えるコニールが来たのである。シンは気合を入れなおして、シュミレーションに
集中しだした。
シンの意識は自分のミスが艦の皆を危険に遭わせる事から、自分の成功がこの少女を救えるという
前向きなものへと変化していた。
そして、それはすぐに結果に現れだし、横で見ているコニールの表情が不安から期待へと変わっていく
ことでも分かった。
それを見たルナが笑いながら語りかける。
「言ったでしょ。大丈夫だって」
「うん!アイツ、凄いな!」
シンの坑道の通過時間は、常に同じ時間で突破していったのである。
そして作戦が始り、ミネルバはガルナハンの渓谷に船体を進めていた。その後方にラドルの指揮する
レセップス級のデズモンドが付いてきている。
『目標地点まで、残り500!コアスプレンダー発進準備をお願いします』
「了解!」
「シン、後でな」
「はい、敵の陽電子砲の側で」
シンはゼクスに声を掛けられると、力強く返事をした。
『コアスプレンダー発進、どうぞ』
「シン・アスカ、コアスプレンダー行きます!」
シンの出発を見届けると、ゼクスはセイバーのシールドに取り付けられた対艦刀に眼を移す。
対ザムザザーに用意した物で、インパルスから借り、ヨウランが即席でシールド表面に取り付け場所を
付けた物だ。そのため1度外すと、再び付ける事は出来ない。
「さてと、そろそろ私も出るが……すまないがヨウラン、前に言ったとおり…」
『気にしなくても構いませんよ。この作戦が終わったら、ディオキアで思う存分オーバーホールが
出来ますから』
「そう言ってくれると助かる」
ゼクスは今回の作戦では、ザムザザーを3機、それもインパルスの合体を邪魔されないためにも
一気に片付けなければならなかった。
そのためには、機体を庇いながら戦うなど不可能と判断し、セイバーの担当整備士のヨウランに事前に
通告していたのだ。
無茶な稼動をさせるから機体に大ダメージを与えて戻ってくると。
『その代わりシンの事、よろしく頼みますよ』
「分かっている。奴の事は任せてもらおう」
ゼクスは改めてシンが友人に恵まれている事を羨ましく思う。
それに比べ自分は……再びトレーズを思い出し、頭を抱えた。
ミネルバのブリッジではメイリンが計器を見ながら、額に汗を浮かべていた。
別に、ブリッジが暑いわけでは無い。緊張しているのだ。
この作戦でシンが失敗すれば、自分は死んでしまうと思うと恐怖に震えるのを止められなかった。
現にアスランは、同行すると言っていたのだが、危険だと言う理由でマハムール基地に取り残されている。
「よ、予定時間まで残り120秒」
タリアは、メイリンの声が震えているのに気付き苦笑する。
その気持は理解出来るし、自身が危険だと言う理由でアスランを乗艦させなかったのだ。本来なら
民間人のコニールも乗せたくなかったのだが、彼女はこの作戦が失敗に終わったら、自分自身も
終わりだと言って譲らなかったし、その気持は分かるので乗艦を許可していた。
しかし、今は艦長として、オペレーターの緊張を和らげなくてはならないと判断する。彼女が緊張から
ミスすれば作戦に支障をきたすのだ。
幸い、ゼクスが面白い言葉を残してくれているので、早速使う事にする。
「メイリン、緊張しないで……事はエレガントに運びましょう」
「え?]
メイリンがタリアの方を振り向くと、タリアは艦長席で脚を組み、肘掛に乗せた方の手で軽く顎を
支えるという、如何にも優雅なポーズを取っていた。普段のタリアらしくは無いが良く似合っており、
同時にエレガントという言葉を放った後の呆然としたゼクスの表情を思い出し、メイリンは思わず
吹き出してしまった。
「……はい!」
メイリンは肩の力を抜くと、再度計器を見ながら、カウントを開始する。
「予定時間まで、後10秒…」
タリアはメイリンのカウントを聞きながら呼吸を整える。今後の指示は一瞬の遅れが命取りになるのだ。
「3、2、1、0!」
「ミネルバ、機関最大!全速で前へ出よ!」
ミネルバの動きはガルナハン基地でも察知していた。ガルナハンの基地指令は、その無謀とも言える
突撃を鼻で笑う。
「フン!こちらに対抗して陽電子砲を搭載した戦艦を持ってくるまでは良かったが、
無闇に突っ込んでくるとは……MA隊を展開!続いてローエングリン起動!」
タリアは射程に入った事を確認するとセイバーの発進を指示する。
「セイバーを発進させて!続けてインパルスのパーツを射出!」
「右舷ハッチ開放。進路クリアー。セイバー発進、どうぞ!」
『ゼクス・マーキス、セイバー、出るぞ!』
「カタパルトエンゲージ。チェストフライヤー射出、どうぞ!レッグフライヤー射出、どうぞ!
シルエットフライヤー射出、どうぞ!」
ミネルバから発進したセイバーがMAに変形すると、その後を随伴する様にインパルスのパーツが続く。
その隊列はセイバーを先頭に、インパルスのパーツ、そしてミネルバが直線で結ばれ、それを見ていた
基地指令は一撃で敵を落とせるという誘惑に駆られた。
「ミネルバからMSが発進しました!その後ろにも何か…」
「構わん!まとめて撃ち落してくれる!ローエング…」
基地指令が陽電子砲の発射を命じようとした時、砲台のすぐ下の岩盤が砕けてコアスプレンダーが
飛び出してくると、瞬く間に機首の向きを変え、陽電子砲目掛けてミサイルを放った。
「シン!シンが来ました!」
「見れば分かるわよ」
その姿を見たミネルバで歓声が沸く。本当はタリアも嬉しかったが、ここは自戒して気を引き締め直す。
「レイとルナを発進させて!地上にいるゲルズゲーとMS部隊の排除を!」
「了解です!」
そして、発進指示に従いレイとルナのザクが巨大な斧を翳しながら、地上へと降り立っていった。
「落ちろよ!」
シンが掛け声と共に撃ったミサイルは、発射体勢にあった陽電子砲に直撃し、陽電子砲は破壊され、
その誘爆で、基地に大ダメージを与えた。
混乱に陥る司令室では、基地指令が事態の把握を急いでいた。
「何事だ!?」
「陽電子砲が敵の直撃を受けました!その影響で各所に誘爆が起き、防衛システムがマヒしてます!」
「な!ええぃ!ザムザザーは何を…」
基地指令がそこまで言ったときは、すでに2機目のザムザザーがゼクスの餌食になっていた。
「これが、最後!」
ゼクスはセイバーを最後のザムザザーに向ける。1機目を最大加速のままMSに変形して対艦刀で
切り裂いたため、腕の関節から嫌な音が聞こえてくる。
その音を無視して、最後のザムザザー目掛けて対艦刀を振り下ろした。
「ホント、無茶な動きしますね」
「シン」
シンに声を掛けられ振り向くと、フォースインパルスが近付いてきた。
「良くやったな」
「俺なら出来るって言ったの隊長ですよ。ところで、この後、俺達は基地の攻撃だったんですけど……」
ガルナハン基地は、すでに防衛機能がマヒしており、攻撃の優先順位は下がったと見てよかった。
「まったく、主砲が壊れたら他の武器まで使えなくなるとは、呆れた構造だな」
「どうします?」
「MS部隊の方へ向かうぞ」
「了解」
「基地が落とされる?どういう事だ!?」
ガルナハン基地に向かう輸送機の機長は、ガルナハンの目の前に来たところで、基地から救助要請を
受けて混乱していた。
『どうもこうも、現在、ガルナハン基地はザフトの攻撃により、防衛システムはマヒ、今MS部隊が
防戦していますが、それも何時まで持つか……兎に角、我々の撤退を手助けをお願いします』
「ふざけるな!さっき通信した時は、こちらが攻撃を受けてるなら別の方向へ向かうと言ったのに、
ガルナハンは難攻不落だから心配いらないと断言したではないか!」
『そ、それは……』
「それとも、最初からこのつもりだったのか!?」
機長は怒鳴りながら、自分でも八つ当たりだと理解していた。ローエングリンゲートの難攻不落は、
連合内部で固く信じられており、機長も落ちるはずが無いと信じたからこそ、そのまま進んだのだ。
だが、いくら怒鳴ったところで事態は変わらない。そもそも正当な理由無しに友軍の危機を見捨てたら
処罰を受ける事になる。
「もういい!今から撤退する兵を収容すべく、そちらへ向かう」
『よろしく頼みます』
機長は通信を切ると舌打をし、機体を進めた。すると後ろの座席から声を掛けられる。
「手伝おうか?撤退」
「え?」
「だからさ、負けちゃったから逃げてるんでしょ?その援護してくるよ」
先程まで、ずっと寝ていると思っていた少女は何時の間にか起きていたらしく、状況を理解していた。
「カラミティで待機しとくから、敵の真上に落としてくれれば良いよ。後はこっちでする」
「そ、その……頼む」
「いいって。だって勝ちに奢った連中に地獄見せるのも楽しそうだし♪」
マユは嬉しそうに笑うと自らのMSの元へと向かった。
その後姿を見送る機長は、今頃勝利に浮かれているであろうザフト軍に同情していた。
「うおぉぉぉぉぉりゃぁ!」
ルナが気合と共に巨大な斧をを一閃させる。斧はビームアックスを改造した物で、対ゲルズゲー用に
マハムール基地で開発されたものだった。
その刃がゲルズゲーの肩口から腰部まで一気に切り裂き、ゲルズゲーは爆炎を上げる。
すると先にゲルズゲーを落としたレイが声を掛ける。
「ルナ……」
「ん、何?」
「その気合はエレガントでは無い」
「うっさい!」
レイとルナは残りのMSはラドル隊に任せ、シンとゼクスに合流を図った。
そして、街の付近で合流を果たすとレイがゼクスに現状を報告する。
「隊長、ゲルズゲーは撃破しました。現在、連合のMS部隊は撤退を開始。ラドル隊が追撃を
行っています。我々は如何しますか?」
「必要あるまい。もっとも追撃したくても私の機体は限界だがな」
「了解」
「ねえシン、隊長またやったの?」
シンはルナの質問に興奮気味に答えた。今までもレイとルナからゼクスの操縦の荒っぽさを聞いていたが
これまで直接眼にする機会が無かったのだ。
「ああ、マジで凄かったぞ。最大加速のままMSに変形してザムザザーをバッサリ!
あのデカイのを斬激で真っ二つだからな。俺、今まで海の中だったから初めて見れたよ」
「うわっ!今までも酷いとは思ってたけど……」
「……エレガントとは思えんが」
「貴様等!そういう話は私のいないところでやれ!」
「「「りょーかい!」」」
シン達は困難な作戦を成し遂げ安心していた。それが、ほんの僅かの憩いとも知らずに。
今の彼等は、街で繰り広げられている報復という名の地獄絵図も、
すぐ側まで近付いてきている『災厄』を積んだ輸送機の事も知らずにいた。
エレガントGJ!
なんかトレーズクオリティがザフトに流行りそうなヨカーン
しかし次回はやばげなにおいがプンプンとするなぁ…マユ様縦横無尽?
住民の報復行動にアスランがどんな判断を下すかが政治家としての試練だな。
>>137 つかゼクスって、ここまでトレーズを信奉してるような香具師だったっけ?w
そりゃ友達ではあったけど(苦笑)
エレガントキターーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
初リアルタイムktkr!! GJっす!!
うわぁ、シンがちゃんと特訓してるよ…。アニメで何でその描写しないのかと思ってたから凄ぇ感動…。
エレガントナイス!
ミネルバ隊のキャッチフレーズは「エレガント」に決定ですね!
>>140 一度はそのエレガント主義を否定して、MD部隊使いまくった
ミリアルドだからなぁ
>>140 心棒っていうより、道は違えど認めあう仲って感じじゃない?
ゼクスなら、自分に無くてトレーズが持っていることに素直に尊敬してそうだけどな。
>「あの……チェストフライヤーとレッグフライヤーを一緒に飛ばせば…」
>「それが通る広さが有れば、MSも通れると思わんのか?」
ごもっとも。
このシーンは原作の時、違和感でかかったのでこの改変はすっきりしました。
GJです。
GJ!!
ワーカーに続きトレーズ閣下の言霊がミネルバ隊に…。
でもセイバーがダメになってる状況でマユ登場か。
続きがすっげ〜楽しみ&オソロシイ。
>>144 そうだね、お互い認め合い友情も感じていただろうけど、信条故に道が分かれたみたいな。
今回もGJ!!!
エレガントワラタwww
なんだかんだでゼクスとシン達仲良くなってるなw
さぁここにマユがどう絡んでくるか楽しみだ
ふと、ここのマユってナインボールみたいだと思った。
寧ろゼクスが馴染み過ぎちゃってヒイロの事を忘れてるんじゃと心配。
ヒイロ!早くゼクスを殺しにいきなさい!
GJ乙!
しかしこれからマユがする事を考えると、ミネルバ隊はもちろんだが、ジブまで
気の毒に思えてくる…
エレガント乙
マユは登場する度に良い感じで救いようの無い不愉快なキャラになりさがるな(褒め言葉)。
香具師がこれからやる事考えると滑稽かつ腹立たしい気分になるが
特撮とか時代劇とか昔話にすらこの手のキャラが痛ければ痛いほどブッ潰れた時の爽快感は比例する。
GJ。
撃破されるんじゃないだろうなセイバー・・・。
>>155 シミュレーションゲームで後半に差し掛かるあたりで
ある意味最高のカタルシス味わわせてくれる役回りでも
あるな
ルビッカとかヌワンギみたいだな>マユ
トールギスによって内臓を炒めたゼクス
ゼクスによって内部めたくそなセイバー
内蔵炒め・・・美味そうだwww
>>159 ゲンハとかな。丁度似たようなバーサーカーだ。
>>156 追撃しないとゼクスが言ってるし、今回の『災厄』の犠牲者はラドル隊でFAでしょ
…と言うのが多分普通の考えだが、虎の首とかハンバーグをやってくれた作者だ。先が読めん。
ましてクロスオーバーの元ネタにおける前半主役機のこともあるし。
自分もセイバー撃墜フラグきたと思ったが、こんな所で
セイバーが撃墜されたら
スティングが泣くんじゃなかろうか。
実にエレガント!
そろそろ忘れ去られてたヒイロ&ゼロカス乱入したりして
マユも目の仇にしてたし
>>159 ルビッカ・ハッキネンなんて知ってる奴居るのか?
ちなみに俺が思い浮かべたバーサーカーは、ハーメルンのヴォーカルかな。
>>166 踊れ、踊れッ、死のダンスをッ! ひーっひひひ!
>>159 魔装機神か懐かしいな。
ルビッカはキャラが濃い上に強敵だったんで、敵役としての貫禄も十分だった。
ヌワンギは序盤のショボキャラって感じで、子悪党としかイメージが湧かないw
ヌワンギは絵に書いたような小悪党ぶりが医院ジャマイカ
やっとこさ改心したところで償いのチャンスも無くなってしまうとこも哀愁があってイイ!!
皆、ガルナハン近郊にはあいつが潜伏してるのを忘れてないかい?
>151
それだと終盤で量産型マユとか。
超高機動形態と超絶火力形態に変形可能な機体に乗ったマユが出てくる尾z。
アンリ・マユ・アスカ
>>115 うおお!!gjgj
もし余力あったら緑服で軍帽かぶってるヒルデとかもお願い(暇だったらで良いよ^;)
エレガントワロタw
ゼクス最大の自爆ですな。
なんだかんだ言ってゼクスもまだ若いからな。
戦場で死地を潜り抜けた経験は豊富でも、絶対的な人生経験はまだ少ない。
エレガントワロタw
このSS読んでミネルバがすごく好きになってしまった
ぶっちゃけWキャラ目当てで見てたとこあったけど
今じゃミネルバの活躍がもっと見たいと思えてきたよ
良いSSだな・・・借りるぞ
うおっエレガンッ!
トレーズがゼクスの背後霊化してるw
レイが二代目エレガント閣下を襲名しそうな感じだなw
>>182 ネタっぽい表現がアリなロボットアニメなんかによくあるよね、話する時に背景が薔薇で包まれるって奴w
そんなレイを想像してサブイボ立ったぜwwww
ー‐-、 .‖ /l ,!,! !、
. ___,,,,`ヽ -※- __,. / ,! ,!,! 、 \
{ `” }} ‖ ___,.-‐''"" _,. // / // |ヽ\ /
`ー、,,,,,ノ ,.;',.-彡''"-‐'''"_,.-''"'ノノ ノ/ / { ハ / レイ=ザ=バレル
// /,,.====-,,,, -==≡≡フ''ノ ,/,// ,,,,,{ |、} .j
,//-<{ { ` ,,,,,,,,,,;;;;;;;;;__ ///,,,,,,〃"7}}j } / 設定(中略)
{{ノ | | ( ,ス_ヽニ.ノ''フー`//k-=ラ'''7'/'' |.|/ ,.イ
ヽヽ ノ| |ヽヽ '`ー‐'''" {{. |` ー‐'"lj ノ /,/
/\` `|ミ、`- {{ | // /× ━━━━━美形だっ!!!
//l.\ |ヽミ_ ヽ / / / ヽ
| |、从|~ | `ー 〃 /{/ | | \
| |从| ト、\ ー、..__,.. /_{,..!--- 、_ヽ `、
.| |∧{ヽ `ヽ \ ヽ`ー一’j / jー,!二ニ、ヽ`ヽ、\
ヽ|j'ヽヽ, \  ̄ ̄ /くノ ノ メ、-、ヽヽ } ゝ\
、`j`-、ヽヽCヽ___ \ / | / / {ヽヽン 冫} ,!}、 \
|ヽ、  ̄`ー'',ニ、 `ヽ___`ー一1 ト{ヽ<`=='// j { ヽ {
ヽヽ { }""''''''"/`ー、__}\`ー--'-'"/'" | }
ヽヽ、 ヽ___.ノ / /,/;;;; ; ; 、=`ーヽ..ヽ,.-‐" | | |
こうですか?
>>183 なにそのブンドル局長。 うう、塩沢さーん
エレガントを心がけようとして薔薇の花をつけて軍服に薔薇は似合わんと言われるタリア
187 :
115:2006/10/02(月) 21:13:58 ID:???
>>173 任務了解…。といってもまた週末になると思うので
気長にエレガントに待っていただけるとありがたい。
あといないのはサリィ少佐とかドロシーとかかな?閣下の服をパトリックカラーとかにしたり、リリーナに議長服を着せてみるのもおもろい
余談だがスカートのザフト兵ってストッキングと生足どっちが標準なんだろ
レイかなりエレガントがお気に入りだな
いずれこのセリフ言いそうだ
「悪くはない だがエレガントとは言いがたいな」て
そして議長への報告書もエレガントだったりしてw
サリィさんは女性陣の中でも感情移入しやすい人だったので大好きです
ここでも見れたらいいなあ…
そういやカトル様親衛隊は涙に暮れてるだろうな。
>>184 有無を言わさぬ真の姿ワロタww
今回はエレガントタリアの色気が秀逸
ゼクスも面白いし、ミネルバ隊がまた良い
>>191 まあ、あれで禿に正義の二文字を刷り込んだ最強の電波だけどなw
一見常識人ぽいが。
アビーはガーターベルトだな、違いない
スカート履いてる奴の三人の内二人が軍服の規則破りのホーク姉妹とはな。ここはやはりアビーがデフォルトと考えるべきだろう
此処のマユって、ブラックラグーンに登場する変態兄姉に似てるね
俺はどちらかと言うと傘と鞄持ったメイドさんに・・・
200ゲッート
もう一人の職人さんどうしたんだろ
おいらは兄姉に一票かな。
メイドは快楽殺人者じゃないけど兄姉やマユは快楽殺人者方面だから。
メイドと性質が似ているのはヒイロかも・・・・・
まとめサイトが更新されんな・・・
シン>ゼクス信奉
レイ>トレーズ信奉
と来たワケだがやっぱルナマリアの場合はレディーアンを信奉するようになるのかねえ。
「トレーズのピンチに植物状態から覚醒してそのままいきなり宇宙戦闘仕様Wにのって現れてトレーズの盾に・・」なんてエピソード聞いたらまぢそうなりそう。
なんて考えてたら
『凸が聖女モードレディーアンにうっとりしていて、それをいきなり戦士モードになったレディーにどやされてびる』とか思い浮かんださ。
ドラグーンってエレガントではないと感じる、やはりリーオーの銃一丁とかが渋い。
>>204 ついでに、シンには仮面被らせて、レイはバラを常備させて……
>>204 ルナはノインなんじゃね?と思ったが、
TVシリーズで信条を捨ててゼクスの元に戻った(まあ、戻っただけだったけど)
ノインを考えるとラクスか…?
Wの女キャラて信念を持ってて強いようでいて結局
自分の好いた男のためにしか行動してないような
好いた男についていくのが彼女の信念です><
今日は職人さん光臨無しかな…
>>209 サリーポゥは恋愛とは関係なくW五人を支援してたな。
あとリリーナだってヒイロに殺されるのを覚悟してロームフェラで演説したり、
別に男一筋ってほどでもないと思うが。
ノイン、レディ、ヒルデ、キャスリンあたりは
なんだかんだ言ってもそうだな
100%男一筋なのはレディだな。
ヒルデは男のために仕事を投げ捨てたんで、こいつも男が全て。
ノインは半々。
リリーナは、どちらかというと使命優先。
サリィは9割仕事だな。
キャスリン仕事自体が大したことないんで、何とも言えん。
ちなみに、ドロシーは隠れファザコンだったりする。
前スレで、エンドレ見ると言った者です。
+最終巻とΖの最終巻も一緒に借りました。
ゼクスいいな。
しんのすけの声に最終話の「駄目ぇ〜」のセリフで気付けた。
そういやサリィはもともと軍医だたな
保守
>>214 ヒルデは100%男の為って訳でもないだろ。ただ、男の言った事に影響を強く受けたってだけで。
リーブラ潜入も2番の為っていうよりは「コロニー為に戦争を終わらせるにはどうすれば」って考えた行動によるものだろう。
ただそこには2番の発言と行動が大きく影響しているが。
男のためって程情動的でもないような。「私に出来ることをするわ」って感じ
そうえばまとめサイトの『WEED』の第5話のリンク先が第4話になってるけどわざと?
とりあえず次回更新時には直ってると期待してます。
更新マダー?
ここは週一だ。
週末まで待て。
そしてジックリ練られたクオリティを楽しむんだ。
WEEDのほうはどうなったんすかねー
まとめ更新止まってるな。
前回更新時みたく、そのうち一気に更新する気なんだろうか。
そしてWEEDの続きが気になります・・・
何?WEEDしかいらねって?
Wデスのほうは順調に更新されてるが
WEEDは長らく音沙汰がないからどうなったのかってことだろ
W-DESTINY来い!
WEEDの作者さんから何か返答あるかと期待して、昨日は投下を見合わせたけど
朝から投下します。
マユの悪夢再び。今回は文章では抑えたつもりなんですけど……
「それにしても、良くやったな」
「え? ああレイが訓練に付き合ってくれたからな。それに……あ!」
今回の作戦成功の事をレイが言ってきたので、シンが自分の力になってくれたレイと見守る事で
勇気付けてくれたコニールの事を思い出した。
「そうだ。コニールのお父さんは、どうなったんだ?それに街の人も」
「そうだな」
今回の作戦では、捕えられた人の救出はガルナハンのレジスタンスが請け負っていた。
その事が気になり、シンはMSのカメラを街に向け様子を見ようと設定する。
「―っ!」
「なによ……これ?」
「酷いな……」
街の中ではレジスタンスが、降伏した連合兵をリンチにかけていた。
あらゆる所で、射殺したり棒で殴ったりと、そこは地獄絵図と化していた。
「私の予想が甘かったか!」
ゼクスは苛立ちを隠せずにいた。
アスランの目的であるナチュラルとコーディネーターの共存のためにも、降伏してくる兵や捕虜の扱いには、
細心の注意を払っていた。
だが、今回、共同作戦をとったヨアヒム・ラドルはゼクスから見ても立派な軍人で、心情的にアスランの
賛同者でもある。
それゆえラドル隊は軍規が行き届いており、ゼクスは安心していたのだが、思わぬところから、火の手が
上がってしまった。
「止めなくて良いんですか?」
「相手は軍人では無いのだ!」
ルナの質問に、ゼクスは吐き捨てるように言った。
軍人では無い以上、軍規に照らし合わせて処罰する事は不可能だった。そもそも国際法を知っているかも
怪しい存在だ。
それに下手に止めたら、興奮した暴徒に連合に味方するのかと敵意を向けられる可能性がある。
そうなったら、今度は後先考えずに、こちらに牙をむきかねない。
場が暗い雰囲気に包まれる。やがて、思案していたゼクスが呟く。
「そうだな……見捨てるか」
「え?どういう事です?」
シンはその呟きに暗いものを感じ、恐れながら聞き返す。
「この街の人間を見捨てるようザラ大使に進言する。今後、この様な事が起きぬためにな」
「見捨てるって?」
「フン!虐殺を理由に、このまま我々が街を守る部隊を置かずに引けば、連合は引き返してくるだろう。
そうなれば、街は目出度く連合に再占領される。後は彼等の手で処罰させれば良い」
「そんな!」
「冗談だ。といっても、やりたくとも出来んというのが本音だがな」
シンは、その言葉に怒りを覚える。やっと開放された住民をまた苦しみの中に突き落とすなど許せる
事では無かった。
「冗談でも言って良い事じゃ無いでしょう!今まで苦しんできたのに…」
「今まで苦しんできたから、今度は苦しめても良いと言うのか!」
「―うっ!」
「あれを良く見ろ!あれが貴様の、そしてザラ大使の望みか!?」
シンは再び報復という名の蛮行を見る。もし、この光景をアスランが見たら不快に思うのは分かってる。
「この後始末をするのは、あそこで騒ぎを起こしているバカどもでは無い! ザフトが、アスラン・ザラが
やるのだぞ! そして虐殺の汚名を受けるのもな!」
「それは……」
「2人とも、落ち着いて下さい」
レイの冷静な声が聞こえ、熱くなっていたシンとゼクスは我に返る。
「スマン。私も冷静では無くなっている」
「いえ……俺も先の事まで考えてませんでした」
「ねえ、コニールに頼んだら?彼女のお父さんてレジスタンスの上の人らしいし」
2人が落ち着いたところで、ルナが提案する。ザフト軍の自分たちでは、反発を受ける可能性があるが、
コニールや、その父親なら言う事を聞かせられるかもしれないのだ。
「なるほどな、エレガントな意見だ」
「でしょ」
「……もう勘弁してくれんか」
「俺が呼んできます! 構いませんよね?」
ゼクスは数秒だけ悩むと、許可を出す。コニールでも無理な可能性はあるが、やってマイナスに働く
ことは無い。
「そうだな。頼めるか?」
「了解です!」
シンはフォースインパルスを起動させ、ミネルバに状況の説明をしながら、急いで戻った。
ミネルバは今、追撃に参加せず、後方待機の状態で停船している。
到着した時は、すでにコニールが出られる状態だった。
「コニール、話は聞いたか?」
「うん、でも止めろって言っても、街の皆は今まで連合の奴等に酷い目に合わされていたんだ!
だから…」
「分かった! だったら俺達は撤退する。その後、連合がまた来ようが俺たちには無関係だ」
「え!?」
シンの言葉にコニールの顔が青ざめた。シンはそれを確認すると沈痛な表情で優しく説明する。
「俺達はアスラン・ザラを、虐殺の片棒を担いだ人間にするわけにはいかないんだよ。
だから、お前等があんな事を続ければ、本当にそれが検討される事になるんだ。
それにアスランさんは、あんな事を許す人じゃ無い。これを知ったらあの人は間違いなくガルナハンの
民を嫌うはずだ」
コニールも理解する。自分たちの勝利はザフトの後ろ盾があって初めて可能な事なのだ。
もし、撤退にでもなれば、どんな目に合うか分かりきっている。そうでなくてもアスラン・ザラに
嫌悪されるというのは、絶対にガルナハンのためにならない。
「……わかった」
「ゴメンな……乗ってくれ!」
シンは膝の上にコニールを座らせると、インパルスを街に向けて発進させた。
シンがインパルスを発進させた時、ミネルバのブリッジではメイリンが輸送機の接近を捉えていた。
「艦長! こちらに連合所属の輸送機が接近してきます」
「輸送機?……武装は?」
「武装のある機体ではありません。機種は………」
メイリンが読み上げる機体の種類は、小型の輸送機で、武装も無く収容出来るのも、MS2機が限界の
サイズのタイプだ。
タリアは最初、増援のMSの事を警戒するが、今更MSが2機程度増えても影響は出ないと判断する。
「おそらく、撤退する兵の収容が目的だと思うけど、パイロットには通達しておいて。ただ迎撃の
必要は無いわ。それより街の暴動の方を優先させて」
「了解しました。デズモンドには連絡しなくても良いのですか?」
「向うでも発見してるでしょうけど、一応は入れておいてちょうだい」
タリアはそれだけ言うと、輸送機の存在より、街で起きてる暴行の方に頭がいっていた。
彼女にとっては、すでに終わりを迎えた戦闘より、これからの事に意識が行くのも仕方が無かった。
シンはメイリンの通信を聞くと、警戒しながら詳細を尋ねる。その結果、街の事を優先させるため
カメラを操作し、コニールの父を探し始めた。今、現場に急ぐより、ここでコニールの父を探してから
向かった方が言いと判断したためだ。
「いるか?」
「う……今探してる」
コニールはシンの膝の上に座っているのを恥ずかしく思っていたが、今は父親を探す事に集中する。
「どうだ?」
「……いない……」
コニールが寂しげな声を上げる。父がいない事と、街の人が起こしている惨劇に身を竦めながら。
「そうか、ちょっと待ってろ」
シンはカメラのポイントを切り替えて、別の暴動の場所を探し出す。
その時、上空で輸送機のハッチが開き、その中から、滑り落ちる様に災厄が降って来た。
「艦長!輸送機からMSが降下しました!」
「何ですって!? 機種は!?」
タリアとしては、今更増援を出すとは思えなかった。撤退の援護でも1機増えたところで影響が
出るとは思えない。それが彼女の判断を鈍らせた。
メイリンが照合を開始している時、そのMS、カラミティのパイロット、マユ・アスカは自由落下に
身を任せながら、戦場の状態を…否、獲物を確認していた。
「戦艦は2隻。白いのがミネルバね、でも追撃してるのはレセップス級の方……あっちを優先させるか、
でも、挨拶くらいは……ん?」
その時、マユの視界に街での虐殺の光景が入った。
それと同時にコニールが父親の姿を見つけていた。
「居た! 父さんだ! 父さんが……無事だったんだ」
「良かったな。コニール」
シンはコニールの頭を撫でながら微笑んだ。コニールの父は連合兵を銃で処刑している場所で、
座り込んでいた。おそらく、牢屋に入れられていたのだろうか、やつれて見える。
そして処刑されているのが、看守達だろうと判断する。
「コニール、悪いけど……」
「うん!分かってる」
コニールは力強く頷く、街のためにも虐殺を止めなくてはいけないと理解していた。
「……あ〜あ、変なのに捕まっちゃって、このままじゃ皆、死んじゃうよね……で、マユのお仕事は
撤退の援護♪」
マユは、そう呟きながら左手に持った6連装ガトリングガンを地上に向けた。
メイリンの照合が終わり、そのMSの名を告げる。
「カラミティです!」
マユは街の暴徒目掛けて76mmの銃弾の雨を降らすべく引き金を引く。
「今、助けてあげるから、頑張って逃げろぉ〜! ……生きてたら♪」
コニールはずっと待ち望んでいた父の姿を、じっと見ていた。もうすぐ会えると思いながら……その瞬間も。
「―っ!…あぁぁ!」
「なっ!」
シンとコニールが見ている中、コニールの父と住民の頭上に死の弾丸が降り注いできた。
死の饗宴が阿鼻叫喚に打って変る。笑い声が悲鳴に、加害者が被害者に。
敵味方関係なく降り注いだ死の雨は、両者に多数の死者を出したが、それでも降伏したら殺されると
分かってしまった連合兵の方が行動が早かった。混乱するレジスタンスから銃を取り上げると、彼等を
撃ちながら逃走を図りだした。散発的な反撃はあるが、死に兵と化した連合兵は鬼神の強さを発揮し、
逆に勝利に浮かれていたレジスタンスを完膚無きまでに叩きのめしながら撤退して行く。
そしてコニールの悲鳴がインパルスのコクピットに響いた。
「何で……こんな事に……」
シンは呆然とその光景を見守っていた。
「……次は、ミネルバ! 上手く行けば一撃で!」
マユはカラミティの姿勢を制御しながら、ミネルバの正面を向けると、船体の中央が弱冠細身なところに
目を付け、そこ目掛けて背部の長距離ビーム砲シュラークと胸部の大出力ビーム砲スキュラ、そして
右手に所持した500mmバズーカーを同時に発射する。
「砕けろぉ!」
マユが気合と共に放った攻撃は寸分違わずミネルバの胴体部分に命中した。
「―っく!あんな状態から正確に撃ってくるなんて…艦内、被害を報告!」
タリアは、あの距離から、しかも落下しながら正確に狙ってきた敵の腕に驚くが、当てたマユも別の
意味で驚いていた。
「何で、あれで壊れないのよ! 頑丈すぎ! こうなったら、もう一発!…は無理か」
降下中のカラミティを狙って、ザフト軍のMS部隊が攻撃を仕掛けてきた。
回避と落下スピードを減速するための、制御を行わなければならなかった。ミネルバへの追い討ちは
諦めて、デズモンドとMS部隊に集中する。
ザフト軍のMSの数は多く、あの群れに突っ込めば、すぐにエネルギー切れになるのは間違いない。
「だったら、まとめて吹き飛ばす! 今度こそ!」
姿勢を制御し、今度はデズモンドに向けて、一斉放射を放つ。直撃を受けたデズモンドは、その巨体を
光と炎に変え、回りのMSを巻き込みながら爆発した。
「やったぁ〜♪ 普通はこうなるよね♪」
笑いながら、爆煙の中心に飛び込み、ザフトMSの大群をやり過ごすと、撤退する部隊と合流を
完了させた。
そのまま殿を請け負いながら、追撃するザフト軍を叩き続ける。ザフトは隊長を失ったため、統制を
欠いており、良い様にマユの餌食を増やしているが、追撃の中止を指示する人間もいないため混乱に
拍車をかけていた。
その時上空から1機のMSがビームライフルを放ちながら、接近してくる。
「よくも!よくも、やってくれたなぁぁぁぁ!」
シンはコニールを降ろすと、インパルスで駆けつけ、彼女の父親の敵を討とうと、カラミティに
ビームを連射する。
「鬱陶しい!コイツ、死んじゃえっ!」
マユも所持する武器の全てを駆使してインパルスの迎撃を開始した。
シンは上空の利点を生かし、射撃で攻撃を仕掛けると、マユはあえてザフトのMS群に突っ込んだ。
「何!? 敵の真ん中に突っ込むなんてバカか!」
「何、躊躇ってんのよ!このバカは!」
マユは味方に当たるのを恐れて攻撃を控えたインパルスを罵倒しながら、背部のビーム砲をインパルスに
放つ。そして同時に左手のガトリングガンと右手のバズーカーを、周囲のバクゥやゲイツに向け、回転
しながら、弾切れまで撃ちつくす。
シンも周りのザフト軍も味方に当たるのを恐れて、手が出せなくなり、逆に銃を捨て対艦刀に持ち替えた
カラミティは当たるのを幸いに暴れまわる。
「好き勝手、しやがって! コイツはぁ!」
シンはビームライフルからビームサーベルに持ち替え、接近戦を挑んだ。これなら味方に当たらずに
敵を討てる。そう思って……
「やっぱりバカだね! このヘボパイロットは!」
マユは手近なバクゥを対艦刀で突き刺すと、そのまま持ち上げ、インパルスに投げつけた。
シンはカラミティの凶行に怒りを覚えるが、味方機を弾き飛ばす訳にもいかず、サーベルの刃を収めて
受け止めると、カラミティはバクゥごと両断すべく、対艦刀を振りかざしてきた。
「甘ちゃんだねぇ! お仲間と一緒に、あの世へ逝きな!」
「クソッ!」
シンは何とか横に逃げるが、左腕を斬られた上に、バクゥが腕の中で爆発したため体勢を崩す。
「これで終わりだよ!」
続いて、背部ビーム砲を胸部目掛けて放つ。シンは寸での所で、体を沈めるが、インパルスの頭部と胸の
上部を吹き飛ばされ、地に倒れ付した。
「……避けるのだけは上手いね、コイツ……でも!」
倒れたインパルスに止めの斬撃を振ろうとするが、上空から殺気を感じ、身を引かせる。
ゼクスはシンを助けると同時に、この危険な敵を葬るための必殺の一撃を真上の死角から放ったが、
カラミティは見てもいないのにかわしていた。
「今のを避けるだと!? どんなパイロットなのだ?」
「コイツ、マユを殺しかけた?」
マユがかつて、はっきりと見たフリーダムに撃たれた時の死が迫る感覚。この忘れられない感覚こそマユの
戦士としての最大の武器だった。自分に迫る死を察知するのだ。
だが普段の敵では、彼女を死に近付ける事さえ不可能で、マユ自身久しぶりの感覚に驚きの声を漏らした。
その間、ゼクスは混乱するザフト軍を纏めるための指示を出す。
「こちらはフェイスのゼクス・マーキスだ! 戦死されたラドル隊長に代わり、私が指揮を取る!
総員は一旦後方に下がり、体勢を立て直せ!」
「追撃軍が引いていく…ん?」
マユがザフトの動きを察した時、コクピットに警告音が鳴り響く、バッテリーの残量が少なくなった事を
示すものだ。
「大技を使いすぎちゃったか……燃費悪いなぁ、この子」
マユが機体の燃費に文句を言っている間も、ゼクスの攻撃は続いていた。ゼクスは味方に当たらないよう
真上から砲撃していく。腕が利かない上に味方を巻き込めないため、背部パーツに内臓された小型ビーム
のスーパーフォルティスしか使えないが、当たれば充分に撃破できる。だが……
「こうまで完全にかわすとは……」
「コイツ、混戦慣れしている……潮時か」
マユはカラミティを引かせ、撤退する自軍と合流を図った。
ゼクスは黙って、それを見送ると撃破されたインパルスに向かいながら通信を入れる。
「シン、無事か?」
「……はい」
「シン、インパルスは自力での行動は無理だ。私の元へ来い。出られるか?」
「……すぐに出ます……」
ゼクスはインパルスの横にセイバーを着陸させると、セイバーを降りインパルスのコクピットに取り付く。
シンがコクピットから自力で出てきたことに、ゼクスは安堵の溜息を付く。
「無事で良かった。怪我は…―!」
無いか。と続けようとしたゼクスは言葉に詰まる。シンは涙を流していたのだ。
これまでの付き合いから痛みなどで涙する人間では無いと知っている。そして、彼の泣く理由も検討が
付いていた。
敵を取ってやれなかった事、完膚無きまでに叩きのめされた事、その悔しさは痛いほど理解出来る。
「……ミネルバに戻るぞ」
優しく声を掛けるゼクスに、シンはゆっくりと横に首をふる。
「その前に……コニールのところへ……行きます」
「彼女には私から報告を…」
「俺が!……俺が自分の口で言わなくちゃいけないんです」
「……わかった」
シンは放心しているコニールを見つけると、側に近付き、俯きながら声を掛ける。
「……ゴメン、敵……取ってやれなかった」
「……見つからないんだ」
「え?」
シンは、コニールの返答が、こちらの懺悔の言葉と噛み合ってない事に、違和感を感じた。やがて、
コニールは放心状態だったのが急に泣き叫びながらシンに縋り付いてきた。
「父さんが!……分からないんだ! どれが父さんなのか! どれが街の人なのか!」
シンは、その言葉の意味を理解した。あの銃弾の雨が、どのような状態を作り出したかは、その目で
見たシンには充分予測出来きた。
だが、今のシンにはコニールを抱きしめて、謝る事しか出来る事は無かった。
ザフトの追撃を振り切った連合軍は、スエズ基地へ撤退を開始していた。
マユもカラミティを最初に乗ってきた輸送機に収容するとコクピットで息を付く。来た時と違って、今は
撤退してきた連合兵を収容しているので、周りに負傷兵が大勢いる。すでに来るときに睡眠に使用していた
シートにも先客が居ると判断し、このままコクピットで眠ろうとすると、傷を負った兵士がこちらに向かい
何やら叫んでいるのに気付いた。
「オイ! お前は何考えてんだ! 味方ごと撃ちやがって! 降りてきやがれ!」
マユはカラミティのコクピットを開けると、その男の前に飛び降りた。
直立した状態のMSのコクピットから飛び降りてきた事と、パイロットが傷だらけの顔の幼い少女である
事に一瞬だけ動揺するが、なおも怒りをぶつけて来る。
その男の発言から、街で処刑されそうになっていた所に、マユが銃弾を打ち込んできたらしい。
周りの兵が止めようとするが、それを無視し男はマユの髪の毛を掴み上げる。
「お前の攻撃で、俺の友人が死んだんだぞ! どうしてくれるんだ!」
「じゃあ、そのお友達と仲良く過ごせば?」
マユは、その男の首に廻し蹴りを叩き込む。頚椎を折られた男は、そのまま倒れこみ絶命した。
「……あの世でね」
周りの人間がマユの凶行に青ざめる。いや、仲間を殺された怒りよりも、マユの放った蹴りのスピードと
当たった時の音…衝撃音と骨の砕ける音に恐怖したのだ。
マユは、ゆっくりと周りを見渡すと、再びカラミティのコクピットへ向かう。その際も昇降機を使わず、
脚や腰のパーツに手足を掛けながら、猫の様に身軽にコクピットまで辿り着き、シートに座った。
そして、ハッチを閉めると眠るために眼を閉じる。
ジブリールにも、最近よく眠ると不思議がられたが、マユにとっては眠りは何よりも重要だった。
何故なら夢の中でしか『あの人』とは会えないのだから……
(今日は、どんな戦い方をするのかな……)
ジブリールは、ガルナハンでの顛末を聞くと大きく溜息をついた。
ガルナハンでの暴動はアスラン・ザラに汚名を着せる絶好の機会だったが、マユの行動で帳消しに
なってしまったと言える。
「アスラン・ザラに暴動の責任を追及するチャンスだったのだが……」
ガルナハンでのレジスタンスによる連合兵への暴挙をアスランの指示との風評を立てれば、アスランの
信用は失墜したであろう。
こう言った風評は事実は関係無い。虐殺の事実さえあれば、名も無いレジスタンスより、アスランに
矛先は向くものだ。
現在、連合内部にもアスランに同調する者もいるが、それを聞けば一時は信用しかけた事も相まって、
アスランへの嫌悪感が吹き出していたはずだ。
その影響を考えれば、ガルナハンの兵士が全員殺された事による戦力低下よりも、価値があると言える。
しかし、マユがレジスタンスごと連合兵を殺したので、レジスタンスの報復を大っぴらにすれば、マユの
行動まで知れ渡ってしまう。
そうなれば、カラミティのパイロットに注目が行く。こちらとしても、それは避けたかった。
「結局、この戦闘で得たものは無しか……いや、そうでも無いな」
確かに、この戦闘では基地を取られた上に多くの戦死者を出した連合は、良いとこ無しだが、ジブリール
にとっては、最大の懸念事項のマユが兄と接触した事による変化が見られなかった事に安心していた。
彼女は兄の乗るインパルスを撃破しながら、インパルスを他の大勢のMSと同等に扱っていたのだ。
「マユの事は良しとするか……しかし」
ジブリールは地図を見つめる。ガルナハンがザフトの手に落ちた事で、スエズのラインは絶たれてしまった。
ザフトは今後、腰を落ち着け、ユーラシア西部の独立を支援しながら、スエズが弱体化するのを待つだろう。
ジブリールとしても、それは避けたかった。
「マユが折角、ラドルを仕留めてくれたのだ。それを無駄にする手は無いな」
ジブリールの視線は、ザフトの名将、ヨアヒム・ラドルの手で固められていたマハムール基地を
見つめていた。
戦闘から1週間が経過していた。その間、アスランは街の代表と何度か会合し、警備や今後の関係の
取り決めを行った。
それが一段落した頃、カラミティの攻撃で損傷したミネルバの応急修理が終了したとの報告をメイリンが
もたらす。
「ザラ大使、ミネルバの出港は可能です。大使のご命令があり次第、ディオキアへと向かいます」
「分かった。明後日、ガルナハンの臨時政府と会合した後、出港すると伝えてくれ」
「了解しました。それでは失礼します」
「メイリン」
「え?」
部屋を退室しようとしたところ、アスランに声を掛けられ振り向く。
「ここには今、俺とゼクスしかいない。そんな時は普通に話してくれて構わない……いや、むしろ普通に
接して欲しいな」
「え?……あのスイマセンでした」
「謝らなくていいよ。ただ、今回は結構疲れたからね……シンもあんな調子だし」
「あ……」
メイリンは察した。アスランは今回の件では、危うく虐殺者の汚名を着るところだったのだ。
そして、皮肉にも連合のMSの行動のおかげで、その汚名を免れている。
だがアスランは、自分に汚名を着せようとした人間を守るために、今もガルナハンで仕事をしている。
普段なら、シンがアスランに話しかけて、それを切欠にレイやルナ、さらにメイリン達が寄ってきて、
談笑が始るのだが、今のシンは先の敗北が堪えたのか、戦闘シュミレーションに入りっぱなしだった。
今回は、そうやってストレスを解消する事も無く、気分の乗らない仕事を続けなくてはならない。
その精神的負担は、アスランを随分と疲れさせているのだ。
「その大変でしょうが……頑張ってくださいね。アスランさん」
「ああ、心配かけて悪いね」
「いいえ、本当はシンが早く元気になってくれると良いんですが……今は艦の空気が重いですから。
前みたいに、皆でお喋りしたいです……」
「それなら大丈夫さ」
「え?」
「そろそろ良いだろ?」
アスランがゼクスに話を振ると、ゼクスは不敵な笑みを浮かべる。
「そうですな。シンにこの1週間が無駄だったと、理解させてきます」
「……そこまで言わなくても……」
メイリンは不敵な笑みのゼクスと苦笑するアスランを見ながら、良くは分からないが、何故か大丈夫だと
思えた。
シンは、先の敗北以来、MSのコクピットで、シュミレーションを続けていた。
時折、食事に出る以外は、ずっとコクピットの中にいる。ルナは心配してシンに声を掛けるが、シンは
それを無視していた。
ルナはゼクスに相談したが、ゼクスの返答はしばらくは好きにさせろ、であった。
レイに相談しても隊長の判断に従うの一点張りだ。
「もう!みんなして冷たいんだから!」
ルナが癇癪を起こしていると、ゼクスがMSデッキに来て、インパルスのシュミレーションを強制終了
させると、シンに通信を入れる。
「シン、腕は上がったか?」
「……隊長?」
シンはシュミレーションを強制的に終了させられた事に怒りを感じたが、ゼクスの次の言葉に息を呑む。
「では、私が試してやろう」
「え?」
「シン、シュミレーションだが、私と勝負だ」
「は、はい!」
シンは、予想外の事態に戸惑ったが、それ以上に喜びが勝った。
シュミレーションでも、コンピューターより腕の良いパイロットとの方が、遣り甲斐がある。ましてや
ゼクスが相手なら申し分無い。
シンは、この1週間、寝食を惜しんで鍛えた腕をゼクスに試してみたいと思っていた。
「……どうなると思う?」
「レイ? どうって2人が戦う結果?」
ルナがMSに乗り込むシンとゼクスを見ていると、レイがやってきて、ルナに声を掛ける。
「ああ、そうだ」
「そうね……シンも、この1週間頑張ってたし……結構やると思うけど、レイは?」
「シンは隊長に手も足も出ない」
「は? いくらなんでも以前だって……」
ルナから見ても、ゼクスがシンより強いのは分かるが、それでも手も足も出ないは言いすぎだと思う。
現に、今まで何度かシュミレーションをやっているが、稀にシンが勝つ事もあるのだ。最初に3対1で
良い様に振り回された頃とは違う。あれから実戦も訓練も随分と繰り返してきた。
「レイ、隊長を尊敬してるのは分かるけど……」
「では、シンが隊長に少しでもダメージを与える事が出来たら、後でジュースを奢る」
「OK、もし本当にシンが隊長に手も足も出なかったら私が奢ってあげる」
ルナは自信たっぷりに答える。自分はずっとシンが頑張っていたのを、横で見ていたのだ。
そのシンが、簡単に負けるはずが無いと信じ、2人の戦いをモニターで見守った。
「……嘘でしょ……何でこんなに動きが単純なのよ、前より弱くなってるじゃない!」
ルナがモニターを見ながら憤慨する。シンの動きは空回りしており、ゼクスに良い様に翻弄されていた。
正直、今のシンなら自分でも勝てるだろうとルナは思う。
「自分を見失った結果だ」
「どういう事よ?」
「ガルナハン攻めの訓練で、お前が何をしたか忘れたのか?」
「何って……あ!」
ルナは、ガルナハン攻略の訓練をしているシンのところに、コニールを連れて来たのを思い出す。
彼女を連れてくる前は失敗を恐れて、上手く行かなかったのに、連れて来た後は彼女を助けるために、
急に上手く行きだしたのだ。
「じゃあ!?」
「この1週間のシンは、失敗を恐れて萎縮していたシンと同じだ。アイツの本質は誰かを守り救う事だ。
それは誰かを失い守れないのを恐れる事と同じでは無い」
「だったら、最初から教えてあげれば良いじゃない!」
「ダメだ。今回の件は事故で済ませていい問題では無い。今後も同じような事が起きる可能性は充分に
ある。だからこそ自分を見失わないために、今の内に体で教えておく必要があったんだろう」
「……だから隊長は」
「アスランさんもな。あの人が、今のシンを黙って見ている方が不自然だろ?」
「……私は気付けなかった」
「お前も見失ったんだろ……お前はシンの事になると我を失う」
「ちょっ!」
「それよりもだ……ジュース、ご馳走になる」
「……わかったわよ」
シンがシュミレーションを終えMSから出ると、ゼクスが飲み物を差し出した。
シンは礼を言って、それを受け取ると、ゼクスの隣に座った。すでに自分の過ちは指摘され気付いている。
「目が覚めたか?」
「……はい」
「貴様の気持も分からんでは無いが、今回の件は頭を切り替えろ。反省すべき点は反省しても良いが、
最初から届かん物を追いかけても無意味だ」
「でも、俺が強ければカラミティを討てたんです! そうすれば…」
「だから、あの時カラミティを討ったからと言って、どうなるという? 死んだ街の人が生き返る訳では
あるまい」
「そうですけど……」
「確かに、奴は危険だ。奴を倒すために強くなろうとする貴様の判断は間違いでは無い。
だがな、何のために強くなりたいのかを忘れるな」
「何のためにって、それは仲間や…」
「その仲間は今どうしている?」
シンは黙り込んだ。ここ1週間は訓練と称して、周りとの交流を絶っていたのだ。
周りが見えなくなっている事に改めて気付く。
「俺、また見失っていたんですね」
「そうだな……良くある事だ」
「でも、強くなりたいです」
「貴様なら、今よりもっと強くなれる。私よりな」
「本当ですか?」
「ああ、だから強くなるための理由を忘れるなよ」
ゼクスは、そこまで言うと立ち上がり、別の方向を見る。
「それと貴様が、ここまで強くなれた理由も思い出せ」
それだけ言うとゼクスは立ち去っていった。シンは先程のゼクスの視線の先を見ると、そこには
こちらを見つめるレイとルナの姿があった。
シンは苦笑しながら、彼等の元へ向かうと開き直って話しかける。
「完敗でした」
「無様だったぞ」
「お蔭様でレイに奢る羽目になりました」
シンはレイに賭けの経緯を聞くと、ルナの分の飲み物を奢り、3人で今回の件の話を始めた。
「今回は、予定されていた作戦が上手く行ったから浮かれてしまったな」
「そうね。警戒が甘かったわ。たしかにMS1機だけだと油断しちゃうけど、アイツ等みたいなのが
他にいる可能性を考慮してなかった」
ルナは例の強奪犯の事を思い出しながら話していた。今回は彼等の姿が無かったのも油断の原因の1つだと
分かっていた。
「カラミティのパイロットは、多分アイツ等より強いよ。最近はカオスと戦り合った事は無いけど、
少なくともアビスとガイアよりは上だ」
「連合も中々懐が深いわね」
3人で同時に溜息を付く。だが敵の強さを嘆いていても始らない。シンは気を取り直し、レイに頼みこむ。
「なあ、俺はやっぱり強くなりたい。また手伝ってくれないか?」
「わかった。俺に出来る事があれば手伝う。だが今日はもう遅いから諦めろ」
「うん、それは分かってるって」
「それだけじゃ無くて、最近みんなと話してないでしょ」
「う……もしかして怒ってるかな?」
「それは無いけど、空気が重くなってる。それにアスランさんが……」
「え?アスランさんがどうかしたのか?」
「結構、気疲れしてるわよ」
「あ……そうか、そうだよな」
シンは今になってアスランの置かれている状況を理解する。今回の件では、いろんな意味で心労が
あるのだろう。
シンが黙り込んでると、ルナが沈痛な表情で呟く。
「何か疲れてるアスランさんを見てるとさ……」
「ん?」
「絶対に進行してるんだろうって思うのよね……髪の毛」
「ちょっ!ルナ…」
「お前、絶対に本人の前で言うなよ」
「分かってるけど、つい言いたくなるのよね……あのオデコ見てると」
本気で言い出しそうなルナを見て、シンとレイは、どうやって止めるかを悩み始めていた。
JPジョーンズがスエズ基地に入港すると、すぐにファントムペインの補充要因、マユ・アスカが
案内された。
ネオは、スティング達3人を呼ぶと、改めて彼女を紹介する。
「え〜…今度から、仲間になるマユちゃんだ。みんな仲良くしてやってくれ」
「マユでぇ〜す。よろしくね♪」
「「帰れ!」」
「こらこら、苛めは良くないぞ。新入生には優しくしろよ」
「学校かよ」
「ふん、何でこんな奴と仲良くしなきゃいけないのさ」
「いや、これから背中を預けあって戦う戦友だし……それに見ろ。以前と違って素直じゃないか」
スティングとアウルは以前に会った時を思い出す。確かに以前はもっと挑発的だった気がする。
「そう言えば、そうだな」
「そうだろ。きっとマユだって、仲良くしようと考えてるんだよ。な?」
「え?……何で?」
「何でって……違うの?」
「うん。前はさ、コイツ等に期待…って言うか、マユとどっちが強いかなぁ〜とか、思って来たんだ。
でも今回は、もう知ってるから」
「……テメェ、何が言いたい」
マユはスティングに見下したような視線を送ると、薄笑いを浮かべる。
「アンタ等が弱い雑魚だって、もう知ってるって言いたいの。だから平気だよ。アンタ等には
なぁんにも期待してないから、少しぐらいなら足を引っ張っても許してあげる」
「テメェ!」
激怒するスティングをネオが慌てて取り押さえる。
「落ち着けスティング! マユも挑発するんじゃ無い!」
「挑発したつもりは無いよ。事実を言っただけ」
「何だと!」
「2人とも止めろ! 全く作戦の説明が進まんだろ!」
「「「作戦?」」」
ステラ以外の目が輝きを見せる。3人とも作戦という言葉に戦士としての本能が刺激されたのだ。
ネオは息を付くと、説明を開始する。
「知っての通り、ガルナハンが落ちた事で、このスエズ基地は補給能力が弱まっている。そこでだ、
その仕返しとしてマハムール基地を落とす事になった」
「仕返しって子供かよ」
「そう言うな、大事な事だぞ」
「待てよ、マハムール基地を取ったって、補給線は変わらねえだろ? あそこはザフトの支配地域の
ど真ん中だ」
スティングが地図を思い浮かべながら質問する。
「そうだ。だがなザフトにとっては笑い事では無い。おそらく奴等はスエズ基地の補給を断ち、
弱ったところで攻撃したいだろうが、悠長に待っている間に他の基地が落とされるとしたらどうだ?」
「……なるほどね、向うはスエズ攻略を早める。こっちは迎撃してザフトに損害を与え、その後に
反撃に移る腹か」
「そういうこと。ついでに言うなら南からの圧力がマハムール基地が在ると無いとでは、全然違う。
おまけに、今までの指令官ラドルは、先の戦いで戦死した」
ネオが、そのラドルを殺害した人物、マユに視線を移す。
「そういう事で、今は好機だ。着いて早々に悪いが、今すぐ出るぞ!」
ネオの真剣な声に、全員が黙り込み、やがてスティングが口を開く。
「分かった。それにしても……指揮官が戦死したから、今すぐ攻めるってダセェ!」
「カッコ悪ぃ……」
「相手が弱いとツマンナイ!」
「ネオ……卑怯者?」
「何で、こんな事だけ意見が合うんだよ! 兎に角出発するぞ!」
ネオの号令で、部屋を出る。その途中で、マユはステラと視線が合った。
「……はじめまして」
「う、うん……よろしく……」
ステラは同姓の仲間が増える事を、最初は嬉しく思っていたが、この少女に恐怖感を持っている事に
戸惑っていた。初めて会う筈なのに知っている気がする。
そんなステラを不機嫌そうにスティングとアウルは見守っていた。
ミネルバでは、ディオキアへの出港を翌日に控え、各自が準備に追われていた。
そんな中、外出していたシンが戻り、ゼクスに声を掛けられる。
「会って来たか?」
「はい、父親の事は今でもショックが大きい様ですが、普通に生活は出来るみたいです」
シンが別れの挨拶に行ったとき、コニールは笑顔で送り出してくれた。彼女は、シンに文句を言ったり、
敵討ちを頼んだりはして来なかった。ただ一言、戦争が終わったら、元気なお前ともう1度会いたいと
言ってくれたのだ。
「そうか、強い少女だな」
「はい……俺なんかより、よほど立派です」
「否定はせん」
「少しはしてください! それより、お願いがあるんですけど」
「なんだ?」
「時間がある時で構いませんからシュミレーションの相手を、これからもしてくれませんか?
隊長は自分みたいになるなって言いましたけど、隊長みたいに強くなるのは構いませんよね?」
ゼクスはシンの表情を観察する。この前までの悲痛な決意では無い。前向きな決意と判断すると了承した。
「いいだろう。たっぷりと鍛えてやる。何なら今夜からでも構わんぞ」
「え?……う〜ん、嬉しいですけど、今夜は……」
「何だ。いきなり逃げ腰か?」
「違いますよ! ただ先約って言うか……アスランさんの愚痴大会が今夜あるんです」
ゼクスは吹き出すのを、なんとか我慢する。シンが元気になった事で、何時ものミネルバの空気が
戻ってきた事を実感した。
「そうか、それは重要な任務だな」
「ちなみに隊長も強制参加ですから」
「拒否権は?」
「無いです」
ゼクスは笑って頷くと、シンと別れた。そして今の自分を観察する。自分が、この艦の人間を気に入り、
深入りしている事を改めて確認する。本当なら、それは避けなくてはならないのに……
「ヒイロ・ユイ、何をしている? 私は今、自分の目的を見失っているぞ。早く私を殺しに来い」
ゼクスは小さく、誰にも届かない呟きを漏らした。
20/20は無し?
まあとにかく乙、グッジョブ!
しかしヒイロがまたもや出番無しかよ・・・・・・
泣ける・・・・・早くゼクスを殺しに行ってやってくれ
>>250 ヒント:19/20が二つある
>>W−DESTINY氏
GJ!
コニールの「見つからないんだ」のところでウッソの「母さんです」を思い出してしまった
GJ!
シン…、妹にヘボパイロット呼ばわりかよ…。
ゼクスもミネルバに良い感じに溶け込んでるなぁ。
早起きは三文の得とはよく言ったものだ。
トライ&エラーの繰り返しで成長していくシン頑張れ。超頑張れ。
そして凸の愚痴大会…ルナが止め刺さなきゃいいけどなw
>>250 19/20が2つある、そういうことさ。
GJです。
ただ、シュミレーションじゃなくてシミュレーションですぜ。
ヒイロはなにをしてるやら。
GJ!今回も面白かったです。
ゼクスが人間味あっていいなあ。ヒイロはまだ燃え尽きてるのか…。
面白GJです!
うーむ、いい具合にマユが動いてますねぇ
都合のいい敵ではなく、本当の意味での敵っぽさがじわじわと…
しかしヒイロは本気で今何をやってるんだろう?
前の時の会話からしてなんかの手伝いをやってるんだろうが…
「なるほどな、エレガントな意見だ」
「でしょ」
「……もう勘弁してくれんか」
ワロタ。レイは着実にエレガントな階段を登っている…。
マユはヒイロにある意味ゾッコンだな。二人の再会が楽しみ。修羅場になるんだろうけど…。
さしずめ天道×蓮華だな
さすがはピースクラフト兄妹、望むことは同じか
GJ!!
まさか早朝更新とは・・・
抜かった!気付かなかったぜ。
ちゃんと、ガルナハンでの連合虐殺に言及して、尚且つ向き合っている所がイイ。
アニメの方じゃ、全然触れられなかったからな。
>「絶対に進行してるんだろうって思うのよね……髪の毛」
ちょっおまwwww
アスランカワイソス・・・
意外にマユがMS戦で冷静なのが良かった。
生身の場合は狂人其の物だったから、MSでもそうなのか?と思ってたからなぁ。
・・・まだシンは有象無象の一人に過ぎないのか。
まぁ冷静じゃないからな。
>「なるほどな、エレガントな意見だ」
>「でしょ」
>「……もう勘弁してくれんか」
エレガントは着実にミネルバを汚染しつつあるな。
ヒイロ早く来ないと出番がなくなるぞぉー。
GJ!!ゼクスが実にいい保護者してるな。らしくて毎回思わずにやりとさせられてしまう
>エレガントは着実にミネルバを汚染しつつあるな。
>>261、君はもっとエレガントを学んで暮れ給え
今回の更新分と無関係な話だけど、毛に関してアスランと話の合うWキャラってゼクスではなく五飛じゃないかなとかあの凸見ていて思ったサ。
それと黒マユってWの外伝小説に出てきた下半身が蛇なガンダムが似合いそうだ。いや、なんかイメージ的にね。
デストロイの方が似合う
それは怖い、国一つまっ平らにされそうだ。
266 :
115:2006/10/08(日) 17:46:59 ID:???
>263
アレに似合うのはラクスだろ。
あれは毒電波を撒き散らして周囲の敵兵を洗脳する代物だから。
>>266 すいません、一人だけ娘じゃないのが混じってます!!!
>Wの外伝小説に出てきた下半身が蛇なガンダム
「右手に鎌を、左手に君を」だったっけ?
>>270 レミングだな、あとヒイロが教会のシスターに変装してた。
GJ!
シンちゃん主人公しすぎ&膝の上で恥ずかしがるコニール萌えw
GJ!
ヒイロとゼクスの再会も楽しみ
楽しみなことが増えてきたわ
あー蛇ガンダム=レミングな
外伝であったなナツカシス
民間人はMSに踏み潰されて肉塊になって死ぬわ
ヒロインは生身で宇宙空間に投げ出されて死ぬわ
妙に暗い生々しい話だったような
あとなぜかデュオが生理痛になっていた
ところでヒイロってテロリストに育てられて、育ての親が任務に失敗した時に見殺しにしたんだっけ?
その後はどうしてたんだろう?「あの少女」を殺した時がそれ以降ならやっぱりテロリストやってたんだろうか?
「ヒイロ=ユイ」の名前をつけるあたり、コロニー開放系のテロ集団(バートン財団系?)に所属かな?
L1コロニー系から降下してたし、ホワイトファング系なんじゃない?
ヒイロ。カーンズはヒイロ=ユイの側近だったし。
>275.276
育ての親の息を引き取る瞬間を看取った後に、混乱に乗じて逃げている途中にDr.Jに拾われたぞ。
というか、そのときにヒイロのロケットランチャーがトレーズ閣下のリーオーに当たっていなかったら歴史は変わったんだろうな。
少なくともEWは起きなかっただろうし。
マリーメイアは本当の娘じゃないくさいから
それは関係ないのでは?
それにしてもカーンズとかデキムって少年兵の教育に熱心なんだよね。
EWのデキム演説時にはかなりいたし。
あとヒイロ達より質は落ちるみたいだけど、外伝ではGパイロット候
補生のアルモニア姉妹なんてのもいた。
もし全員Gパイロットクラスだったら、嫌すぎる…
外伝は黒歴史。婦女子の力によって歪んでしまった、消し去るべき闇。
黒歴史って言葉が好きなやつ時々沸くな
黒歴史ってのは実際にはあったけど記録としては葬られた物だよな?
漫画のハルヒは黒歴史
>>266 毎度のことながらGJ!!特にドロシーが似合ってる。WFの制服と似てるからか?ともかくこれからも支援宜
>>263 マユ専用…。五博士ならきっとマユ専用のイカレMS造るぞ、趣味で。
あとラクス教inウイングゼロ
相変わらず完成度が高い話を作ってくれるな、W-DESTINYの作者さんは。
>>285 例えウィングゼロ造ってもキラがゼロシステム使ったら発狂して自滅しそうだけどな。
>280
作者は男性だ。念のため。
>>288 >>280の言ってる外伝は、
ガンダムパイロット達の過去編が載ってるやつのことジャマイカ?
右手に鎌か?
Gユニットに出てきた改造ヴァイエイトとメリクリウスに乗ってた姉妹だと思った
>>291 俺もそっちかと思った
まあ自分が気にいらんからと言って公式に発表されてるものを
何でもかんでも黒歴史だ腐女子だ連呼するのはエレガントじゃない
まあ外伝小説のヒイロの女装は腐女子狙い以外の
なにものでもなかったとは思うが・・・
そもそもGユニットは知名度が(ry
>>287 キラと巻き添えで消し飛ばされた敵味方他多数の尊い犠牲で
自らの過ちに気づくラクス…遅すぎるか、いろんな意味で
窃盗常習犯のラクシズがエピオンを強奪。
ゼクスにストフリを墜とされたキラが搭乗。
暴走して、敵味方の区別なく殺戮。
暴走に巻き込まれてラクス死亡。
ヒイロinWゼロによって、撃墜。
キラがエピオンに搭乗しても扱いきれんだろ
暴走する前に自滅しそうだ
射撃メインのフリーダムに慣れきったキラにはエピオンは扱いきれないかも。
それともエピオンに射撃武器ゴテゴテくっつけて、エレガントではない魔改造を施すのか!?
>>298 そして最終決戦でレイに「エレガントではないな」と言われる
最終決戦では、ギルバートがレイの為に自分で頑張って設計したスーパーMS
エレガントガンダムが登場する!
ローゼスビットならぬローゼスドラグーン装備かw
>>300 ドラグーンはおろか、ビームライフルはおろかバルカンすらない、ビームサーベル一丁に
命を掛けるガンダムか。
それ何てダイゼンガーコンセプト?
ぼく の かんがえた エ レ ガ ン ト ガ ン ダ ム
エレガントサーベル:とっても ごうかな けん だ ! すごく つよい ぞ !
エレガントドラグーン:バラ に よくにた ごうかな ビット だ ! ぜつみょうな かくど で えいぞう を とる かげのしゅやく !
エレガントスピーカー:いつも エレガント な おんがく を ながして いる ! ゴージャス だぞ !
エレガントシールド:いろんな ほうせき が ちりばめられた こうきゅうな たて! ひかっている ぞ !
ぶそうはこれだけだ ! とても うつくしい きし のような ガンダム だ!
それ何て純金機兵グレートガンゲモン?
>>304 > エレガントドラグーン:バラ に よくにた ごうかな ビット だ ! ぜつみょうな かくど で えいぞう を とる かげのしゅやく !
それ、なんてGinC.E.スレ?
> エレガントスピーカー:いつも エレガント な おんがく を ながして いる ! ゴージャス だぞ !
それ、なんてブンドル局長?
> エレガントシールド:いろんな ほうせき が ちりばめられた こうきゅうな たて! ひかっている ぞ !
>ぶそうはこれだけだ ! とても うつくしい きし のような ガンダム だ!
光速剣の先代ジャック・イン・ダイヤなら十分強いなとか思ったり。
>>298 武装
ジェネレーター直結ビームソード
31ミリ近接防御機関砲
MA-M21KF 高エネルギービームライフル×2
クスィフィアスVレール砲×2
スーパードラグーン機動兵装ウィング×8
ヴァイエイトビームキャノン×2
プラネイトディフェンサー×8
MD遠隔操作システム
…間違いなく閣下に祟られるぞ、キラ
……………………リアル騎士ガンダムで良くね?
× シュミレーション
○ シミュレーション
W−DESTINYは、面白いんだけど誤字の多さが気になる。
それとも種の世界ではシュミレーションの方が正しいのか?
種と種死は設定資料とかまで真面目に調べていないからワカンネーんだわ。
そろそろゼクス以外のW系のキャラの動向もしりたい
忘れ去られた主人公ヒイロとかザフトでタダ飯食ってるデュオ達とか
訓練は趣味のレーションなので趣味レーションなのだと妄想
>>307 エピオンにそんな物を装備させたら、ウイングゼロのツインバスターライフルで有無を言わさず破壊されるな…
313 :
115:2006/10/09(月) 16:29:35 ID:???
>>313 素直にカコイイ!
ちょっとレイかゼクスか悩んだがw
> エレガントドラグーン:バラ に よくにた ごうかな ビット だ ! ぜつみょうな かくど で えいぞう を とる かげのしゅやく !
映像記録用のカメラかよ
>>313 GJ!!違和感無い上ゼクスが一番カッケー!!週に二回も絵の投下が来るなんて夢のようだす。
もし描くお題無かったら、今度は今まで書いたキャラの地球連合verとかどうだろう?
ついでに最近まとめサイトの更新が無いようだから、漏れの密かに作ってた倉庫を公開しておく。少し小さく感じるかも試練が、元々は携帯向けサイトなんで勘弁
GW-P:
http://fhp.jp/AC195/
>>209 ノインは元々そういう女。
池田自ら「行動理念が惚れた男という最も嫌いなタイプ」て言ってる。
まあそれでも塚仕様なのは池田の好みだw
レイにはエレガントールギスしかないな。
どんなトールギスだ?
>>313 格好いいが、本編で全くといっていいほど出番のないヒイロが前面に出てるのはなんか違う気がする
>>318 設定からしてそうだったのか?
見た目は男みたいに凛々しいのにな
>>321 無用な個人的意見は禁物だ。描いてもらえるだけありがたいのだからな。それにこれから活躍するかも知れんぞ
>>324 ゼクスはそのまんまじゃねえかという気がしますw
>>321 別に本編の流れに合わせる必要も無いだろ。リリーナとかノインなんか出てもいないし
本編だってヒイロは(ry
Wガンダム(´・ω・)カワイソス
329 :
115:2006/10/09(月) 17:55:33 ID:???
実はヒイロのレイヤーは出番無いので少しだけ半透明にしてますw
まあぱっと見でわからないから意味なかったね。
下絵の段階ではアスランも描いてたんだけど収まりが悪くて消してしまった。
ヒイロ描くならアスラン、ヒイロ、ゼクスの3人の方がよかったか…。
もし可能なら色々パターン組んで出してみたら?凸も見てみたい気もするし
どうも、誤字の件ですが……今まで普通にシュミレーションだと思ってました!
これで少しだけ賢くなった。
ついでにカナーバ……これもパだと思ってました! ごめん目が悪いんですよ。
ちなみに、まとめサイトの字は小さすぎて全然読めない。
ところでカナーバってテレビに出てたっけ? 資料とかでしか存在しらないから
勝手にキャラ作っちまったけど……違和感ある人は引退して気が抜けたって事に
しておいて下さい。そうしてくれると助かります。
ついでに作品以外書き込まない様にしてたんだけど、この際ですから一言
115さんGJです。絵を描いてくれてありがとうございます。
黒マユとか、自分の作品のキャラを絵にしてもらうと、凄く励みになります。
ちなみに資料だったら、イメージでググれば配色とかは分かりますぜ。
では、また週末くらいに投下します。
アクエリアスが出てきてラクシズ達のMDを無力化した時のラクシズを想像したら、是非ともアクエリアスには登場して貰いたいんだが、恐らくそうはならないんだろうな……と思ってみたり
でも実戦じゃあ一度もアクエリアスは使われて無いし、デルマイユ派によって開発者ごと闇に葬られたとか言われてるし出るのは無理か?
仕方ないから代わりにアクエリオン出そう
>>322 そりゃまあ出た瞬間からストーカー発言してるし禿には散々バカに
されてましたから
大丈夫。種世界のOSとパイロットのデータを基に作ったMDなんてガンダムチームの敵じゃないよ。
流れ的には連合もザフトも関係なく攻撃するビルゴの群れの中に突入して蹴散らすガンダムチーム
って絵になるんだろうか。
結局射手座のMS出なかったな。
そのストーカー的執着はエンドレスワルツにまで持ち越し
最後はゼクスと共に何もかも捨てて火星に逃避行したよな
しかしどうにもゼクスがノインに恋愛感情があるようには思えないんだが
>>328 ヒイロは登場しない期間が長くても、一旦登場すれば主人公そのもの
だからね。あんな濃いキャラの中でよく主人公貼れたもんだよ。
ゼクスって部下の扱いは巧そうだけど
恋愛には疎そうだ。シャアと違って。
っつか女よりもMSに興奮しちゃいそうな…
血を吐くくらいトールギス好きだからな、変態仮面だよ。
342 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 21:13:00 ID:JhyrHgwJ
>>337 射手座は宇宙機雷の名前、しかし乙女座はドコでも最強だな
昔アニメの放映中にゼクス特尉が
セックス得意に聞こえたことは内緒にしておこう・・・
344 :
115:2006/10/09(月) 22:16:15 ID:???
三分だー!!?
ハゲワロタwwwww
これはある意味そのまんまwwwwwwwwwwwwwwwwwww
10秒ぐらい分からんかったwww
あの方はいつまでライトニングカウントで居るおつもりなのだ・・・
ライトニングマーキス?
しかしヒイロが出るなら出るで、
ゼクスお前を殺す状態のヒイロを目撃する(だろう)アスランの胃と頭髪が心配だ。
実は大西洋連邦とか
ところで、アレの中の人がやってるのは2人とも
”仮面”ではなく”メット”だとおいらは思うのでござるが
皆様はいかがか?
頭部の保護を目的にしてる(=それなりの強度がある)ならヘルメット、
単に顔を隠すだけが目的(=薄っぺら)なら仮面
どっちの役目も果たしてないような気がするのは俺だけか・・・?
とりあえずコンビニには入れなそうだ。
銀行も無理だな
というか、普通軍隊もだめだよw
仮面を被った自衛官がいたら嫌だ。一般市民が見たら引くぞ!
配属先の上司が仮面かぶってたら辞めちゃうな。
みんな普通に接してあげてて偉いなあ…
あのタイプの仮面の元祖って、ダンガードAの教官かな?
たーえーろーしごきー。こーえろげんーかいー。
ゼクスは最初サングラスだったのに、いつ何を思ってパーマンになったのか。
たんに強度の問題だべ?
確か、オリジンでシャアがそういう理由でサングラスからあのマスクに変更してたとおもう。
顔を隠している理由も、火傷から目の色覚異常に変えられてたな。
ただ、「トールギス破壊」の回であっというまに砕けたし
仮面外した後もニコルに余裕で正体バレてたし、あんま意味無かったな。
部下殺しのゼクスの手腕が楽しみだ。
次は誰が死ぬんだ?
ちょwニコルってお前w
ここの絵師クォリティー高いな
「正しいのだ!、お前の行為は。そしてこの私のこの行為も、また正しいのだっ。」
>>371 「ニコル、私は軍人としてよい勉強をさせてもらった」
ってレディ・アン嬢に言われた奴だよな?
短い茶パツ天パっぽい髪型の顎の割れてる奴だっけ?
眉毛と揉み上げが濃かった記憶がある
眉毛と揉み上げが濃いアスラン達の友達の緑髪ニコルを想像したら吹いた
美形以外で生き残った、数少ないキャラだったな。
Wて美形美形言うけど美形なのはメインキャラだけじゃん
周りを固める爺さんおっさんあんちゃんたちは軒並みすごい面構えですよ
5人の科学者なんか俺は絶対に悪役だと思っていたのに
真トロワ・バートンが殺されずマジにオペレーションメテオで地球に降下していたら
一人だけ異様に浮きまくるよな・・・
他のコロニーのパイロットはあの顔ぶれなのになんでL3だけあんなだったんだかw
性格とは別にして資質が高かったんじゃないか。
もしかすると普通にフルートを吹き、サーカスにてキャスリンとの仲が発展し、
唯一の大人としてガンダムチームでどっしりとした存在感を見せ、
さらにはヘビーアームズCで宙返りぐらいしてくれるかもしれない。
一応あの機体を運用できるって事だしな。
>>372 あの台詞好きだなぁ。レディアンの強烈なところがにじみ出ている。
リアルで見てて背筋がぞくっとした。
>>384 本来のオペレーションメテオを実行しようとしてた奴だから
宇宙の心が敵認定したカトルに一刀両断だろ
・・・・・・・懐かしいな、ガンダムトルーパーって言われてたっけ・・・・・・・・・・
シンやマユは瞳が赤くなって凶暴化するんだよなぁ・・・
なんか あいつらコーディーじゃなくて悪魔の種族キマイラなんじゃないかという気がしてきた。
まぁ、キマイラも種の起源をたどればコーディーみたいなもんだけど。
>>389 キマイラか。
確かに合うな…
サイが知識やカラクリを駆使して戦うんだろうな
>>389 子供が出来にくいところも似てるね。
キマイラと違ってコーディは戦闘の為に産まれたわけでもないのに
何故か戦闘以外での印象が薄い。……頭もいいはずなんだけどな。
>>392 種死は途中で見るのやめたからわからんが、普通の種だと、
強奪したガンダムを最初の3話目くらいで全部解析終わってたと思う。
敵の技術を鹵獲した兵器から完全解析すんのはかなりのもんだと思った。
>>393 連合もデス種では機体しか盗でないのに整備でたり修復できたり、
ガイアの技術を使ってワイルドダガーを作っていたよ。
機体をバラして解析してる暇も無いはずなんだがな。最前線で実践投入してるし。
たった2ヶ月でNJC解析して量産し、核弾頭大量生産もしてるしな。
ありえねーよ。しかも2ヶ月も後付けで即刻用意したようにしか見えなかったしな。
>>394 ワイルドダガーは種死後のラクシズが投げっぱなしで放置した
荒廃した無法の荒野でのゲリラ戦を少しでも早期に終結させようと連合が投入する機体なので
種死後に作られたということはすでに確定している
アズラエル財団は戦後2,3ヶ月で量子通信を実用化してドラグーンを製作してたな。
>>397 残念!ヘブンズベース戦で実践投入されてる。MSV戦記を読もう。
>>393>>394 プロフェッサーG「あんたらが、儂らの技術を盗みたくて解体したガンダムじゃよ!」
……ナタクが浮かばれんな。
ところで種は、新兵器の制作段階が一切出てこないんだが、何故だ?
Wだと、大半の新型機は開発開始から完成まで、かなりの話数を使って丁寧に描写してるのに……
>新兵器の制作段階が一切出てこないんだが、何故だ?
いやそれは種に限らないから・・・
402 :
393:2006/10/12(木) 06:37:32 ID:???
>>400 だから、種では最初の3話目くらいで解析が終わってたってのがミソ。
どう考えても1日か2日、もしかしたら数時間で終わってた可能性もある。
そんな短時間で全部終わってるってのがすごいと思った。
でもまぁ、OSの情報とか持ってたみたいだからあらかじめいろいろわかってたのかもしれないが。
一応種では「ナチュ用OS作ってみたけどどうよ?」とかあったんだがな…
種死ではそれすら出てこなかった希ガス。
Wは乙女座とか天秤座とか新型ガンダムとか、
数こそ少ないがその分製作段階の描写はそれなりにちゃんとしてた。
少なくともそのへんは種死よりはずっと丁寧に話作ってるよ……
新MSがぽこぽこ出てくる度合いは正直Ζの方が酷い
戦時下でも無いのになんであんなに・・・
いやΖは好きだよ
種ごときの何十倍も
Zの場合はいくつか理由があって、
1.ジオンのMS技術の解析が終ったことにより、新たなる技術発展を引き起こす要因になった事。
2.政治的意図から1年戦争の英雄ガンダムを象ったMSがあらゆる勢力で建造された事(ガンダムMrkU等)
3.かねてからのアースノイドとスペースノイドの軍事的緊張感が高まっていたためのMS開発競争。
これらの要因があったんでグリプス紛争以前から、試作機がバンバン製造されていた。
それでも、新MSのほとんどは紛争が勃発してから登場してるし、ほとんどが試作機で数機程度しかつくられていないものばっかだよ。
紛争勃発以前からそれなりに数が量産されていた機体となると、ハイザック、ジムU(シリーズ含む)、リック・ディアス、アッシマー程度。
ハイザックやジムシリーズは汎用機として連邦の主力だったし、アッシマーは衛星軌道から降下してくるジオン残党を撃墜するのが目的。
開発の根拠はしっかりある。
リック・ディアスはAE社が新型機を作る雛形とした機体で、これを基にZ計画がスタートした訳だし。
ちゃんと開発意図がある分、Zのは納得できる範疇だと思う。
まあその理屈から行くと前大戦から2年しか経ってなくて緊張継続中の種だって同じ事が言えるわけだが
>>406 開発から登場までの過程を描写してるかしていないかで、だいぶ違うと思うぞ。
運命・伝説に関しては、そういう描写が少しくらいあっても良かったと思うんだが。
Zはある程度あったし。
>>388 駄目だ…やっぱしケミはどのガンダムにも合いそうにない…orz
リリーナの次はマユ。
ヒイロったら妹キラー。いろんな意味で…
次はメイリン?
妹ガンダム
やはり種死の12話は「ディスティニーのドックンドックン」でなければ
413 :
☆-☆:2006/10/12(木) 19:19:47 ID:MWeQqUbW
すいませんW−DESTINY 第11話、再UPしていただけませんか?
まとめサイトにも10話までしかUPされてませんし。
面白い分、読み逃した話がやたら気になるもので。
ちなみにヒイロに関しては、ほっとけばそのうち自力で立ち直るでしょうというのが感想です。
キラと比べるのも失礼ですがヒイロにはそういう安心感がある!
414 :
亀田:2006/10/12(木) 19:24:33 ID:???
せやな
416 :
☆-☆:2006/10/12(木) 20:52:59 ID:MWeQqUbW
>415さん。ありがとうございました!
417 :
2-333:2006/10/13(金) 03:12:06 ID:???
>前スレ965
遅まきながらサンクス。
>331
申し訳ない。サイズ固定を解除してみました。
ザムザザーを対艦刀で一刀両断する様を想像したんだけど
とても猛々しい騎士っぽくて、凄くエレガントだと思うんだこど、俺だけ?
相手が左のジャブを2回、打って来た。シンは掌で左右に弾くと、ローキックが飛んでくる。膝の角度を
変えてダメージを低減するが、脚に意識が行った瞬間にストレートとフックのコンビネーションが来た。
「―っ!」
肘を曲げてブロックするが想像以上に威力が高く腕が痺れる。
だが、相手も大技の後で攻撃が続かない、そこでシンは相手の膝に前蹴りを放つ。スポーツ空手では反則の
古流独自の攻撃。本気で蹴ったら膝の皿が砕ける可能性があるので軽く蹴った。
相手は咄嗟に膝を上げ、すねでブロックする。しかし、それこそがシンの罠だった。
シンはブロックされた脚を押さえたまま、横に重心を掛けて、相手のバランスを崩す。そして脚を下ろすと
同時に左の突きを相手のコメカミに放った。
「甘い!」
相手は、そう叫ぶとシンの肘を捌いて打撃をかわすと共に肘の関節を取ってきた。シンは相手の力に
逆らわずに体を預け、関節が決まる直前に逆に相手が極めている方向に力を入れて拘束を逃れる。
「あ、危なかったぁ〜!」
「惜しい!……でも流石だな、シン」
「それ、こっちの台詞です。アカデミーの時、噂には聞いてましたけど、本当に強いんですね」
シンは、そう言うと、今戦っている相手、アスラン・ザラに畏敬の眼差しを向けた。
「MSと違って、こっちは多少、続けていたからな。一応は一国の代表のボディガードをしていた」
元々はディオキアへと向かうミネルバの船内で、白兵戦の訓練規定に始めようとしたルナがアスランを
誘って始ったのだが、ルナでは相手にならずに、レイが代わりを務めた。だが、レイも押されっぱなしで、
アスランの強さに舌を巻いていた。
そんな時、ゼクスとのMSシミュレーションを終えたシンが来て、次はシンに代わったのだが、彼等の
同期では格闘戦No.1だったシンでも何とか互角、弱冠アスラン有利という状態だった。
シンたちはアカデミーでの噂を思い出す。ザフト最強のパイロットと言われたアスラン・ザラは
格闘戦でも歴代最強だったと。
「でも、だからと言って、負けるわけにはいかないんですよ……立場上!」
シンはガルナハンの一件後、ゼクスにアスランの護衛任務もするように命じられていた。
これは純粋に腕の立つシンが護衛に向いている事と、思い詰めやすいシンが、アスランの護衛をする事で
自分の目的を見失わないように配慮した結果だった。
そして、暫くの間、激しい攻防が続いたが……
「ちょっと……待って……息が……」
「だ、大丈夫ですか?」
「この姿、見てると訓練規定の重要さを認識できるわね」
「さすがアスランさん。身を持って俺たちに教えてくれたんですね」
アスランはスタミナ切れで、膝を付き、呼吸を荒げていた。
技のキレは健在でもスタミナは維持出来なかったらしい。
「でも運動しないと、太りますよ。将来ザフトのトップがデブでハゲなん―!」
「ん?…… 何か…言った…か?…今、耳鳴りが…してて」
「「何でもありません!」」
危うくルナが爆弾を落とすところだったが、咄嗟にシンとレイがルナの口を押さえて遮る事に成功した。
もっともアスランは息切れで酸欠状態になり、耳鳴りがしている様だから、その必要は無かったと言える。
ルナとしては、口を押さえられた際、思いっ切り2人に口を叩かれたも同じだから不満があるが、自分が
爆弾を落とそうとしたとの反省も有るので、黙ってスポーツドリンクを買いに行く。
そして4人分買ってくると、全員に渡した。
「サンキュ」
「すまんな」
「あ…ありが…」
「いいから、飲んでください」
アスランはルナに言われ、スポーツドリンクに口を付ける。正直喋るのも辛かったから、ドリンクで
喉を潤すと気持が良かった。
そして、水分を取った途端に大量の汗がアスランの顔から吹き出す。
「うわ! 凄い汗、どうぞタオルです」
「すまない……でもルナは?」
「もう1つ持ってきてますから遠慮せずに使ってください」
ルナは笑顔で答える。彼女は大雑把に見えるが、自分から誘った以上、それくらいは用意する気遣いは
持っている女性だ。
アスランは礼を言うと汗を拭き出す。特に頭皮の汚れは髪の大敵だからしっかりと拭いておいた。
「ふぅ〜、さっぱりした」
アスランは清々しい笑顔で、礼を言う。
「誘って貰って、すまなかった。お陰で気が晴れたよ」
「何だ。気付いてたんですか……でも気にしないで下さい。こちらも勉強になりました」
ルナは、アスランに腕前を見せろと、挑発する様に誘ったが、本当はアスランがガルナハンの一件以来、
塞ぎ込みぎみだったので、気晴らしにでもなればと誘ったのだった。
「そう言ってくれると助かるよ」
「これからも時間が有れば、付き合ってください。私は兎も角、シンは相手が居なくて困ってましたし」
「そうさせて貰うよ。俺もたまには運動しないと体が鈍ってしまう……って、もう鈍ってるか」
「それで鈍ってるんなら俺の立場が無いんですが……」
シンは呆れた様に呟く。シンとしては、腕に自信があったし、まして現役の自分が、軍を辞め政治の道へ
進んだアスランに勝てないのは情けないと思っていた。
「だから言ったろ。最近までボディガードをやってたって」
「そうですけど……そう言えば隊長は格闘戦どうなんだろ?」
「そう言えば聞いたことが無いわね……あれ?」
「どうした?」
「いや……格闘戦にしろMSにしろ凄い人って、アスランさんみたいにアカデミーで噂を残すじゃない。
でも隊長の噂って聞かなかったよね」
「そう言えば……あれ? あんだけ凄い人が、何で噂にならなかったんだ?」
「でしょ! 隊長だったらMSを何台も壊したとか、それこそ伝説になりそうなのに!」
アスランは不味い状況になったと、冷や汗を掻く、だが以前のアスランでは無い。こんな状態で作り話の
1つや2つ出ない様だと政治の世界では生きていけないのだ。
「彼はアカデミー出身じゃ無いからな。元々、若い時から作業用MSで働いていたんだ」
「え! そうなんですか?」
MSはザフトが軍事に転用する前は、脚付きの作業用機械として広く一般にも知られていた。
その歴史は古く、最初のコーディネーター、ジョージ・グレンの木星探査船に搭載した外骨格補助動力
装備の宇宙服が起源であると言われる。
「でも、それにしては操縦が荒っぽいですね」
「合わなかったんだろ。物心付いた時には作業用のMSの操縦をしてたらしいが、結局は追い出されたらしい。
だから、その辺の事は俺も詳しくは知らないし、君達も聞かない様にしてくれ」
「あ、分かりました」
アスランは上手く誤魔化したと安堵する。多少心苦しいが、彼等に真実を教えるわけにはいかない。
「さて、俺はシャワーを浴びて一休みするよ。ルナ、タオルは洗って返すから」
「いいですよ。他にも洗う物あるんですから、一緒に洗います」
「そうか……悪いな」
アスランは、そう言うとルナに借りていたタオルを渡した。
「その代わり、またお願いします」
「ああ、俺も今日は楽しかったし、こちらこそ頼む」
「ホント……この前、乱戦のアドバイスを聞いた時も思ったんですけど、アスランさん、戦いの事に
なると生き生きしますよね」
「え?……そうか?」
アスランは息を呑んだ。自分が戦いを好んでると指摘された気がしたからだ。自分は戦いを嫌い、
軍から身を引いたはずなのに、実際は戦いの事になると生き生きしているらしい。
シンが悪気があって言っているのでは無いと分かるから余計にショックだった。
「どうかしたんですか?」
「いや、何でもないよ……それじゃあな」
シンたちはアスランを見送ると、元気が無くなった理由を話し合った。
「俺、変なこと言ったか?」
「いや、俺は気にならなかったが……」
「……多分、これよ」
ルナは2人に見える様に、アスランに貸したタオルを広げた。そこには大量の髪の毛が絡まっていた。
「ゲッ!」
「……随分と抜けてるな」
「きっと、これを見てショックだったのよ」
シンたち3人は、アスランの深刻な悩みを抜け毛と判断し、真実に届く事は無かった。
マハムール基地では、連合の空母が1隻、接近してきている情報を掴むと、コンディションレッドを
発令し、襲撃にそなえた。
本来なら空母1隻程度では、基地が落ちる事などはあり得ないが、現在マハムール基地はガルナハンに
守備隊を廻し、防御が手薄になっている上に、これまで絶大な信頼を得ていたラドルが戦死していた。
後任として選ばれた男は、自分がラドルに劣る事を理解していたし、今回の襲撃に接しても、空母1隻
だからと油断する事無く、警戒を強めるなど、新しい基地指令として相応しい人物だった。
しかし、今回は相手が悪すぎた。
JPジョーンズが、マハムール基地に接近すると、部隊指揮官のネオはスティングに通信を入れる。
「そろそろだが……本気で1人で行く気か?」
「ああ、ウィンダムは残しておけ」
JPジョーンズには4体のガンダムタイプ以外にネオのを含めたウィンダムが15機収容されている。
しかし、スティングは自分1人で制空権を奪ってくると言っているのだ。
「多少は減っているが、それでも基地にはかなりの数のディンがいるぞ。それに新型のバビだってな」
「それくらい、いないと意味がねぇ。コイツの実戦テストにはな」
そうスティングが言うと、ネオはカオスの兵装ポッドを見つめた。
「分かった。だが危険だと判断したら、すぐに増援を出すぞ」
「分かってるって」
そこで2人の会話を聞いていたマユが、話しに割り込む。
「大丈夫だよ、スティングが死んでも、残りはマユが片付けるから、安心して逝ってきな」
「うるせぇ!クソガキ!」
「止めんか!アウル、水中の敵は任せる」
「任せてよ。キレイに片付けてくる」
ネオが見守る中、カオスが空に飛び立ち、アビスが海へと身を沈めた。
マハムール基地ではカオスの姿を確認すると、迎撃のMSを発進させた。
スティングは、それを見ると不敵な笑みを浮かべる。
「さあ! いくらでも来やがれ!」
カオスのバーニアを全開にし、敵に突っ込んでいく。接近するとバビがミサイルを雨の様に放ってきた。
スティングはそれを一瞥すると、兵装ポッドを操作し真横に移動させる。
兵装ポッドに引っ張られる様にカオスの本体が動き出し、急激なGがスティングを襲う。
「ぬぅぅぅぅぅぅ!!!」
スティングは、そのGに、声を上げて意識を奪われないようにし、兵装ポッドに引っ張られるカオスの
姿勢を制御しながらミサイルを回避すると、続いてビームが飛んでくる。
今度は、上下左右に素早く兵装ポッドの向きを変え、ビームも全てかわしながら、なおも接近する。
その動きにザフト軍のMSパイロットは、動揺していた。
「何だ?あの動きは!」
「変な動きをしやがって!」
たった1機で突っ込んでくるMSを撃墜出来ずに、ザフトのMSパイロットは恐怖し始めた。
そして、スティングは充分に接近してからビームライフルの初弾を放つ。
「落ちやがれ!」
1機、また1機とカオスのビームライフルにザフトのMSは撃ち落されていく。
「ライフルは充分だな。次は!」
この時のスティングの考えをザフト兵が知ったら憤慨するだろう。彼はこの戦場で新たな力を得たカオスの
実戦テストをしているのだ。
次にスティングはビームライフルを腰の後ろにマウントさせると、右手にビームサーベルを構える。
そして、その高機動を生かし、接近して敵を両断すると、すぐに場所を離れ、敵に的を絞らせなかった。
「……いけるぞ! これなら奴にだって!」
スティングは、これならセイバーにも負けないと確信していた。
だが、今は目の前の敵を落とすことに集中し、カオスを敵の大群に向かわせた。
ネオはスティングの戦いに驚嘆していた。
「まさか、これほどやるとはね……よし! 艦を前進させろ!」
ネオは前進の指示を出す。制空権はスティングが、ほぼ手中に収めた。海中でもアウルが圧倒している。
ザフトにはアビスに対抗出来る機体が無いのだ。
そして、基地には上陸させまいと待ち構えるザフトのMS部隊を睨みながら、次の指示を出す。
「マユ、出番だ。あの集団を蹴散らしてくれ」
「は〜い、行ってきまぁす」
基地からの砲撃の射程範囲直前でカラミティを発進させる。
カラミティはホバー機能で海面を疾走し、海沿いに展開するMSに背部ビーム砲のシュラークを放つ。
「ここでバクゥを落としとこ」
ザフト軍には砲撃用MSガズウートも配置されているが、マユは無視した。ガズウートは長距離ビーム砲
を放ってくるが、それを回避しバクゥにだけ砲撃を当てる。
戦術的にも長距離用のガズウートは接近戦に持ち込み、格闘戦を得意とするバクゥを遠距離射撃で
落とす方が効果的だし、何よりマユはガズウートの巨体を対艦刀で両断したいと考えていた。
「さて、そろそろかな」
マユはカラミティを前進させ、中距離戦に移行する。今度はガズウートに加え、バクゥも攻撃してくるが
カラミティは回避しながら、両手のガトリングガンを乱射する。
ここで、弾切れまで撃ってから接近戦に持ち込もうと考えていたが、その途中、背後から殺気を感じ、
慌てて機体を水中に沈める。
「後ろから?」
「邪魔だよ!」
カラミティが水中に沈む直前に、入れ替わる様にアビスが上半身を海上に現し、背部ビーム砲、
シールド裏の3連ビーム砲、そして胸部の大出力ビーム砲カリドゥスを一斉に放つ。
その劫火は水面に沈んだカラミティの頭上、先程までカラミティが居た位置を通り過ぎ、ザフトのMSを
大量になぎ払った。
マユは自分ごと狙ったのを知ると、怒りに任せ、攻撃をアビスへと切り替える。
「随分と面白いマネしてくれるじゃないの!」
「ぼーっとしてるのが悪いんだよ!」
マユはカラミティを浮上させると、背部ビーム砲を放つが、アウルは逆に海中に潜り、姿をくらます。
「……不意打ちをするつもり?」
マユはコクピット内で薄笑いを浮かべる。自分には不意打ちは効かないと絶対の自信があるからだ。
「……ほら、そこ!」
アビスがカラミティの右後ろの方に浮上すると、アウルが攻撃するより早くガトリングガンを放った。
「クッ!」
「あ……そういやPS装甲だった」
マユは自分の攻撃がアビスの装甲に跳ね返されたのを見ると、ガトリングガンを捨て、対艦刀を構える。
アウルは不意打ちが効かないと判断すると、MA形態になり海中を高速で移動し始めた。
そして、背中だけを海面から現しビームを放つ。マユも攻撃は避けるが、正面にしか撃てないシュラーク
ではアビスを捕えられずにいた。
『お前等、いい加減にしろ!』
「うるさい」
ネオが通信機で怒鳴っているが、2人とも無視して戦いに没頭する。
やがてアウルはカラミティを海中に引きずり込もうと接近してきた。
「こっちの土俵に招待してやるよ」
「近付いてきた♪」
アウルは一旦深く潜り、ほぼ真下からカラミティの足を掴むために浮上を開始した。
そして、もう少しで手が届くところで、マユはカラミティを一歩後ろに下げながらホバーを切る。
するとアビスの手は空振りして水面に近付き、入れ替わる様にマユはカラミティを沈めながら左手に持つ
対艦刀で、後ろからアビスの腰に引っ掛けて持ち上げた。
「なっ!?」
「さあ!どうしようかなぁ!」
その結果、アビスは腰を対艦刀に引っ掛けられ完全に海面に姿を現し、カラミティは胸から上を海面に
出していた。
つまり、アビスはカラミティに背中を見せ、カラミティは背部ビーム砲シュラークと右手に持つ対艦刀の
好きな方で攻撃出来る形になった。
マユが出した結論は両方、対艦刀で両断した上にシュラークを放って粉砕する事にした。
アウルは自分の死を予感する。だが……
「じゃあね、死んじゃい…にゃあぁ!?」
……両機の上にカオスに討たれたバビが落下してきて、マユは驚きの悲鳴を上げた。
PS装甲のため、機体にダメージは無いが、目の前で爆発したため、両機とも吹き飛ばされる。
「な! 何よ今の!?」
マユは突然の事態に混乱していた。スティングはワザと2人の頭上に落とした訳では無いし、
また死ぬ様な事も無いのでマユの死に対するセンサーが察知しなかったのだ。
やがて、マユは事態を察するとスティングに通信を入れ怒鳴りつける。
「ふざけんなツリ目! 降りて来い!」
「は?……知るかクソガキ」
「な!……アンタも死んじゃえ!」
スティングの冷淡な態度にキレたマユは、今度はスティングに砲撃を加えだした。
事態を分からないスティングはマユの凶行に驚きながら、攻撃を回避する。
「テメェ! 何考えてやがる! 正気か!?……って聞くまでも無かったな」
「何、1人で納得してんのよ! このバカ!」
「テメェは狂ってるって言ってんだよ!」
スティングはカオスを上昇させると、まだ僅かに残っているバビとディンを盾にしながら、カラミティに
射撃を放つ。
一方のマユは、お構い無しに撃ち続けるので、次々とザフトのMSが落ち、やがて上空にはカオス
だけになった。
「さあ、もう盾は無くなったよ」
「最初から関係無しに撃ってる奴の言う事か! そもそもアイツ等に当たっても貫通するだろバカ!」
「うるさい! 鬱陶しいからイヤだったの!」
「知るか!」
マユがスティングとの口ゲンカに熱中していると再び真下から殺気を感じ、機体を動かすと、海面から
アビスのスピアが姿を見せる。
「何で、当たんないんだよ!」
「またアンタか! もう邪魔!」
マユは悪態を付きながら基地に接近する。
それを見たザフト軍は砲撃を開始するが、マユは全てかわして上陸すると、ザフトのMS部隊に突っ込み
対艦刀で切り裂きながら、アビスとカオスに背部ビーム砲を放った。
「当たるかよ!」
「まとめて消してやる!」
スティングがビーム砲をかわし、アウルがザフトのMSごとカラミティを消そうとカリドゥスを放つ。
マユはそれを回避しながら、同時にガズウートを切り裂くのでザフト軍は大混乱に陥った。
「チッ!……このままじゃ埒が開かねぇ!」
スティングは遠距離の攻撃では全てかわされると判断し、ビームライフルからビームサーベルに持ち替え
接近戦を仕掛ける。
マユは、それを見て不敵な笑みを漏らした。彼女は撃ち合いより、斬り合いの方が得意なのだ。
「のこのこ近付いてきて……お目出度い奴だね!」
「どっちが!」
マユはカオスに背部ビーム砲を放つが、スティングはカラミティの砲撃とザフトのMSを掻い潜り、
ビームサーベルで斬り付ける。
「落ちろよ!」
「そっちが!」
マユはビームサーベルをかわしながら対艦刀を振るう。突っ込んできたカオスをカウンターで切り裂くはずの
一撃は、カオスが急激に横へと進行方向を変えることでかわされ、逆にサーベルで背部のビーム砲を1本、
切り取られてしまった。
「チッ!大砲だけか!」
「え!?……コイツ、強い!」
スティングは横なぎに払った一撃をマユは後方に下がる事で、ビーム砲1本で済ませたが、カオスの
動きの速さには驚きを隠せなかった。
「コイツが、こんなに強くなってるなんて……」
スティングもまた、マユの反射神経の良さに呆れていた。
「何で、アレを避けるんだよ。あのクソガキは……」
そして、お互いに警戒しながら、次の攻撃を開始する。相手を強敵と認めた上で……
「アハハ……楽しくなってきた! やるじゃん、ツリ目!」
「次こそ決めてやる! 行くぞチビ!」
スティングはカラミティの攻撃にシールドは通じないと判断すると、シールドを捨て両手にサーベルを
持ち、マユと同じく二刀流になるとカオスを接近させる。
マユは機体の腰を落とすと、接近するカオスに身構えた。
「良い覚悟だね……でもパワーはこっちが上だよ!」
マユはカオスのサーベルの斬撃を強引に振り払い、カオスの体勢を崩すが、それはスティングの罠だった。
スティングは体制を崩したと見せかけ、足先のビームクロウを展開させ蹴りを放ってきた。
「パワーが上な事くらい、分かってんだよ!」
「クッ!……そんな武器が有ったんだ。でも!」
「これも防ぐのかよ……」
マユは咄嗟に対艦刀を盾にし、ビームクロウの一撃を防いでいた。さらにマユは横に逃げられないように
対艦刀で、脚を抑えたままの状態でスキュラを発射させた。
「これはかわせないはず!」
「甘いんだよ!」
マユは上に行ったら、抑えに使っている対艦刀とは別の1本で斬ろうと狙っていたが、スティングは
それを読んで、下に潜り込む様にカオスを動かし、次いでカラミティの脚を斬ろうとサーベルを振るった。
「クッ!…変な動きをする!」
「また避けただと!?……何なんだこのチビは!?」
JPジョーンズでは、モニターに2人の戦いが映し出されていた。それを見ながら感慨深げにネオが呟く。
「スティング……マユと互角に戦り合うとは……本当に強くなったな」
黙って見つめるネオにJPジョーンズの艦長が話しかける。
「あの大佐……現在はザフトと交戦中なのですが」
「うるさい! 人が現実逃避してるのを邪魔するなよ!」
「しないで下さい!」
「いや、だってアイツ等、俺の言う事なんか聞かないし……」
「……それを何とかするのが大佐の役目です」
ネオは溜息を付くと、ステラに通信を入れる。
「ステラ、出られるか?」
『うん、いいよ』
「そうか、じゃあ頼みがあるんだけどな……今から全機出撃するから、ステラは誰かのウィンダムに
運んでもらって上陸してくれるか?」
『うん……わかった』
「それだけじゃ無いんだ。その後、基地まで行って完全に制圧してくれないか? そこら中の武装を
壊してくれれば、後はこっちで降伏勧告するから」
『うん、ステラがんばる』
「やってくれるか!……ありがとうなステラは良い子だなぁ」
『……ネオ、泣いてる?』
「心配いらないぞ! 俺にはステラが付いてるから」
『ん?……わかった。行ってくる』
「頼んだぞ」
ネオは通信を切ると艦長に向き直る。
「どうだ! これで作戦は上手く行くだろ」
「……あの3人を止めようとする発想は無いんですか?」
「無理だな……まあ、一応は巻き込む形だけど、敵も落としてるし」
「そうですけど……ザフトのMS、ほとんど残ってませんが、何時まで続くんです?」
「……その内誰かがバッテリー切れ起こすだろ。そうなって攻撃する奴等じゃないさ……多分」
「はぁ……」
やがて、カオスのバッテリーが切れPS装甲が落ちる。先に大火力のビーム兵器を使いすぎたアビスに
続いて戦闘不能となった。
マユはガルナハンでの教訓を生かし、消費の激しいスキュラの使用を控えたため、推進剤に多くを
使用するカオスより、僅かな差で勝る事が出来たのだ。
「チッ! バッテリー切れか! スラスターに燃料を喰いすぎたか!」
「マユの勝ちだね! さ〜て!……って、ところで何で戦ってたんだっけ?」
「テメェがいきなり撃ってきたんだろうが!」
「そうだっけ?……まあいいや♪ 楽しかったし♪」
「……あのな……」
「そんな事より、残りの敵を……あれ?」
「ん?……敵は何処に行ったんだ?」
「マユは知らないよ……あ、白旗出てる」
「ってことは、終わったのか?」
「みたいだね……」
すでにマハムール基地はネオの降伏勧告に応じ、白旗を揚げていた。基地の人間にとっては悪夢の様な
光景だったろう。味方同士で争っている様に見せて、実はザフトを攻撃しているのだと思っていた。
実際は本気で争っていたのだが……
呆然としている2人にネオからの通信が入る。
『お前等!さっさと戻って来い!』
「ん? 仮面のオジサン、何で怒ってるの?」
「知るか」
『判れよ! お前等が何やってたか忘れたのか! それとオジサンじゃ無い!』
「戦闘してたよオジサン」
「一応は敵も落としたぜ」
『うるさい! 良いから戻って来い!』
ネオは通信を切ると、ジブリールに報告するため席を立ち上がりブリッジを出ようとする。
「俺は報告をしてくる。後は任せるぞ」
「了解です。それで、あの3人は、どうします?」
「その件も含めて話してくるよ。とりあえずアウルとステラは最適化のカプセルに行かせておけ」
「スティングとマユは?」
「あの調子だと、帰った早々にケンカする事も無いだろ。ほっとけ」
ネオはそれだけ言うとブリッジから立ち去った。
ネオはジブリールに連絡を取ると、戦闘の結果を伝え、後の指示を聞いていた。
ジブリールは、すぐにマハムール基地の防衛部隊を送る事を約束し、捕虜への待遇はスエズ基地の
預かりとした。ジブリールが判断すると、彼の立場上、全員殺すしかないからだ。
「ところで盟主、あの娘が早速やってくれましたが」
「ああ驚いたよ。まさかスティングが互角に戦うとはな。成長したものだ」
「いえ……そうじゃなくて」
ネオは先程、自分が現実逃避した時と同じ発想をされたので、言葉に詰まってしまった。
「あまり気にせずとも、ケンカの件は相手が強ければ、そんな余裕はあるまい」
「それは……まあ」
「おそらく、次の戦いは今回の戦争の分岐点になる。ここで勝てれば良し、だが負けたときは……」
「挽回は難しいでしょうな……連合、ザフト共に」
「そうだ。だからこそスエズを万全な状態にしたい。そこでミネルバを落とせばアスラン・ザラを一緒に
仕留める事が出来るからな……そこでだ。スティング達に休暇を与えよう」
「休暇ですか?……どこで?」
「ディオキアだ」
ネオは息を呑んだ。今ディオキアにはアスラン・ザラが向かっているのだから……
「まさか暗殺を?」
「暗殺?……なるほど、面白いかもしれんな」
ジブリールは暫く思案するが、溜息を付いて首を振る。
「無理だな。ディオキアは完全にザフトの支配下という訳では無い。だからこそ警戒も厳しかろう」」
「では純粋に休暇を与えるつもりだったんですか?」
「そうだ。それにディオキアなら、アスランが動く時に分かりやすいからな」
「……そもそも、本当にスエズ攻略が早まるのでしょうか? それにアスラン・ザラが戦線に立つ保障は
ありませんが? この前のガルナハンでも彼は基地に残っていましたし」
「ネオ、今度のスエズ戦をガルナハン如きと同じにするな」
「それは……」
「先程も言ったが、今度のスエズ戦は双方の命運を賭けた戦いなのだ。軽く見るでない!」
ネオはジブリールの気迫に驚いていた。だが戦場に立つ者として曖昧な予測を信じるわけにもいかない。
「お言葉ですが盟主! 確かに盟主の言う通り、スエズ戦が重要だとは分かります。ですが、それも盟主の
予測通りに、ザフトが来ればの話です」
「君は来ないとでも思うのかね?」
「絶対ではありません。現にマハムール基地を落としたからと言っても、スエズの補給線が復活した訳では
ありません。このまま当初の予測通りに長期戦を挑む可能性だってあります」
「もし、そうなってくれれば好都合だ。今度はガルナハンを落とせば良いのだからな」
ネオは、その言葉を理解する。1度ザフトが開放した地域を再び取り戻せば、現在、各地で起こっている
反乱の勢いは弱まるだろう。
ザフトと組み独立したところで、再び元に戻る可能性を知れば、迂闊なマネは出来ない。
更にはザフトの防衛力に対する信頼の低下にも繋がりかねない。
「なるほど……では、アスラン・ザラがミネルバに乗る保障は?」
「それは無いな……だが、高い可能性で奴は乗艦するだろう。すでに奴も気付いてるさ。自分が
ラクス・クラインにはなれないとな」
「どういう事です?」
「君は、何故アスラン・ザラがこれ程の支持を集めていると思う? まさか、本気でナチュラルと
コーディネーターの共存を訴える平和の象徴だからと思っているのかね?」
「まさか……奴は、あのパトリックの息子です。いくら平和を叫んだところで……なるほど」
「気付いたか、そう! アスラン・ザラは確かに平和を目指しているだろう。だがな、いくら本人が
平和を叫んだところで、それを聞く者は、何らかの形でエイプリールクライシスを始めとする戦争の
被害者なのだ。
そんな被害者達が何故アスランを平和の象徴と思える。ニュートロン・ジャマーを打ち込んだ時の
議長はシーゲルと言っても、打ち込んだの国防委員長のパトリックの指示だと誰もが知っているのだ」
ネオは頷く、これが一般的なイメージなのだ。それほどパトリックの名はナチュラルにとって悪意の
対象になっている。
「シーゲルが無実とは言いませんが、その後の平和路線を貫くシーゲルの対立とジェネシスの使用が
決定的ですな。ナチュラルを苦しめたのは、みんなパトリックという事になっています」
「そうだ。そんな奴の息子が支持を得る理由は平和のためではない。奴に求められているのは力だ。
独立し、エネルギーを得る。そのための力が欲しいからこそ、奴は支持されているのだ」
現にアスランは演説でも、その力をアピールしたからこそ成功したのだ。
いくら奇麗事を言ってもパトリックの息子の言葉は警戒を持たれてしまう。
「全てでは無いでしょうが、ガルナハンの暴動は、それが具現化したものですね」
「ああ、この世界は憎しみに溢れている。アスラン・ザラとは、そのための復讐する力なのだ」
「元ザフト最強のパイロット、そしてパトリックの息子……なるほどね、奴の手は血塗れですな」
「本人は否定したいだろうがな。だが否定するには困難だ。それこそ長い時間をかけなくては、
イメージを変える事は不可能だ」
「だからこそ、勇敢な人物のイメージに頼るしか無い。それで今度は戦場に同行すると?」
「そうだ。内外の注目を浴びる戦いだからこそ、奴は戦場に出てこざるをえん……憐れではあるがな」
「……まったくですな」
もし、アスランが出てこなかったらアスランを現在支持している人々は幻滅しかねないのだ。
今支持している人々は、アスランを勇敢な戦士として、自分たちを解放してくれる英雄と思っている者が
多い。
そして、時間が無い以上、アスランは今の支持を失わないためにも戦士のイメージを壊すわけには
いかないとジブリールとネオは判断した。
「それでは、お言葉に甘えて、スティング達には休暇を与えます。ところでマユはどうします?」
「好きにさせろ。まず一緒に行くとは言わんだろ」
「……この際ですから、同行させて他の3人と友好関係を築かせようかと思うのですが……」
「無駄だとは思うが任せる」
「はい、正直こっちの言う事を聞いてくれないんで困るんですよ。だから、やれる事をやっておこうかと
思います」
「……すまなかったな」
「え?……いえ、お気になさらずとも……」
ネオはジブリールが気にしている事を知って、仮面の中で微笑んでいた。次の言葉を聞くまでは。
「そうでは無くてだ……実は君に大事な事を伝え忘れているのを思い出してな」
「は?」
「うむ、マユに言う事を聞かせる方法だ」
ネオは心の中で、そんなものがあるなら早く言えと絶叫した。
スティングはJPジョーンズに戻ると、整備士に新たな改良を持ちかけていた。
「だから兵装ポッドには武器はいらねえんだよ。ビーム砲もミサイルも外しちまって良いからさ」
「それで代わりに、バーニアの出力アップと予備のバッテリーですか……」
「頼む! 今回は意外と早くバッテリー切れ起こしちまってよ」
「機体の所為にするなバカ!」
スティングが会話に割り込んできた人物、マユを見る。彼女はジッとカオスを見つめていた。
スティングは負けた理由を機体の責任にしていると言われてる気がした。自分ではそんなつもりは
無いが、そう取られても仕方ない発言だったと反省する。スティングにとって、カオスは自らの分身
とも言える存在になっているのだ。もし他人がカオスを悪く言ったら絶対に許せないだろう。
「……別に機体の所為にしたわけじゃ無ぇ。だが、改良出来るならした方が良いに決まってるだろ」
「そうだけどさ……それにしてもこの子、変な動きする。何なの?」
「変って……元々、ただのドラグーンシステムを強引に機動制御に使ったからな」
「それでか……凄いね。この子もアンタも」
スティングは驚いていた。まさかマユから褒められるとは思ってもいなかった。
だが、褒められるのは悪い気はしない。絶対に褒めそうに無い相手だと尚更だ。
「サンキュ、でも、お前も使えるんじゃねえか? 対G耐性、高いんだろ?」
「え?……面白いかもしれないけど止めとく」
「何でだよ?」
「だって、この子……カッコ悪い」
「な!?」
「何かさ、その辺の玩具屋で50円で売ってそうな感じ」
「テメェは言ってはならねえ事を言った!」
スティングは、これまでに無い程の怒りを感じた。50円という響きは絶対に許せない。
「ホントの事だし……でも、凄いとは思うよ。カッコ悪いけど」
「何処がだ! どっから見てもカッコ良いじゃねぇか! 見ろよ、このシャープかつ凶悪なデザイン!」
「え〜〜〜? ダサいよ」
「お子様には見る目が無えんだよ!」
「こんなのをカッコ良いと思える大人にはなりたく無い」
スティングとマユが、不毛な口論をしているところにネオが現れ、ケンカを止める。
「お前等、またやってんのか!」
「コイツがカオスをバカにすんだよ!」
「は? ちょい待て、何かそれ親をバカにされた子供っぽくて笑える♪」
「うるせえ!」
「いいから止めろ! 話があるから、全員でブリーフィングルームへ集合だ。まずはアウルとステラを
連れて来い」
「ほら、行って来い、ツリ目」
「何で俺が!?」
「2人ともだ! アウルは何処にいるか分からんからスティングが心当たりを探せ、ステラは多分だが
甲板で海を見てる。マユが行って来い」
スティングは了解するが、マユは嫌いなステラを呼びに行けと言われ、そっぽを向く。
「やだ」
「……言う事を聞かない気か?」
「そうだよバ〜カ」
ネオは仮面の中で微笑む。ついにこの時が来たのだ。もう以前のネオでは無い。生意気な小娘に言う事を
聞かせる方法を知っているのだ。
「……分かった。マユは帰って良いぞ」
「え?」
「今後の戦闘はマユ抜きでやる」
「ちょっと! 何よそれ!?」
「言う事を聞かない奴はいらん!」
「な!……やだ! え〜と……分かった! ステラ連れてくる!」
走って甲板に向かうマユを見ながら会心の笑みを浮かべる。戦う事が生き甲斐のマユには、戦わせないと
言えば、大抵の事は聞くとジブリールに聞いたのだ。
そして、走り去るマユを笑いながら見ていると、後ろから後頭部を殴られたので、その犯人に怒鳴る。
「スティング! 何で殴るんだ!?」
「このバカ! あんな言う事を聞かせる方法が有るなら戦闘中に使えよ!」
「俺だって、さっき聞いたんだよ!」
ネオは、先程までの喜びが消え、この世の理不尽を呪いたい気分になっていた。
マユは甲板に出ると、ステラの姿を捜し出した。あの女を連れて行かないと、戦わせてもらえないのだ。
「お〜い、ステラ……ん?」
マユは甲板の端に、膝を抱えて座った状態で海を見ているステラを見つけた。
そしてステラの元へ向かい、後ろにしゃがみ込んで声を掛ける。
「おい、ネオが呼んでるから来い」
「ん?……うぇぇぇぇぇ!」
「なに!?」
ステラはネオという言葉に反応し振り返るが、マユと目が合うと悲鳴を上げながら、マユから離れ、
その勢いで、盛大にこけていた。
「……いたい……」
「……パンツ見えてるよ」
マユは溜息を付きながら指摘する。マユから言わせれば軍服でミニスカートは変だと思うのだ。
もっとも、Tシャツとスパッツの上に、軍服の上着を、袖に腕を通さず肩に乗せてるだけのマユも変だと
言えるが、この格好は、ノーマルスーツを着る時に素早く出来る利点がある。あくまで実用主義だ。
「ほら、行くよ」
「……うん」
ステラは黙ってマユに従う。ステラとしては、同性のマユと仲良くしたいと思っていた。だが、上手く
話しかけたいのだが、言葉が見つからない。それどころか……
「なに見てんのよ?」
「うぇ!」
マユに睨まれるだけで体が竦んでしまうのだ。
もっともマユとしては、前に自分が痛めつけたトラウマが残っているのを知っているし、
仲良くしたいとも思っていなかった。
ネオはブリーフィングルームに4人が集まると、休暇の事を伝える。
「訓練がある」「行かない」
スティングとマユが同時に拒絶する。
「そう言うな。たまには、のんびりしたらどうだ」
「のんびりするより、戦ってる方が好き」
「俺もカオスの強化を…」
「じゃあ、マユと2人で留守番するのかよ」
アウルの一言でスティングの顔が歪む。どうやらアウルは休暇が欲しいらしい。おそらくステラも
同様だろう。すると残るのはスティングとマユの2人になってしまう。
それはスティングにとっても避けたい事態だった。
「……俺も行く」
「さすがスティングだ。マユ、お前も1人で留守番は寂しいだろ?」
「別に良いよ。煩いのが居なくて嬉しいし」
「良いじゃんネオ。コイツは残しとけば」
「いやダメだ!」
ネオが厳しい声で否定する。ネオとしては、ここで少しでも親しくなってもらった方が、今後の作戦が
やりやすいと思っていた。
それに何よりも、マユが彼等と行かないとしたら、結局はネオが面倒を見なくてはならなくなる。
ネオは、少しの間だけで良いから、彼等と離れてのんびりしたいのだ。決してダメ上司では無い。
今までの苦労を思えば、これくらいは許されるだろうと、心の中で叫ぶ。
「そんなこと言っても、マユにどうしろと? この顔だよ。街中歩くと目立つよ」
「あ……」
ネオはマユの顔をジッと見る。その顔は傷だらけで、もし街を歩けば注目を浴びるだろう。
「何で直さねえんだ? 直せる傷だろうが」
「面倒くさい」
スティングの疑問をマユは一蹴する。マユにとっては顔に傷があっても困る事は無い。何しろ普段は
街中や人の多い所に行く気など無いからだ。
「少し待ってろ」
「え?」
ネオは、そう言うと走って部屋を飛び出す。取り残された4人が唖然としていると、出たときの勢いで
戻ってきて、手に持ったものをマユに差し出す。
「俺の使っているヤツの予備だ」
それはネオがしている仮面と同じものだった。ネオは微笑を浮かべながら、マユの手に仮面を乗せる。
「コイツを被れば恥ずかしく無いだろ?」
「あ・の・な……余計に恥ずかしいわよ!」
マユは手に乗せられた仮面を全力で壁に叩きつける。
「コラァ! お前、俺の好意を!」
「嫌な好意を押し付けんな! この変態!」
「俺の何処が変態だ!」
「そんな仮面被って、変態に決まってる!」
「何だと! おい、お前等からも何か言ってやれ!」
ネオはスティング達に救援を求めるが、その期待は裏切られてしまう。
「悪いが、マユと同意見だ」
「前から思ってたけど、恥ずかしくない? それ?」
「ほら見ろ! みんな変だと思ってんのよ!……って、ステラ?」
マユはステラが、仮面を拾ってきたのを見て、不審そうな声を上げる。
ステラはしばらくの間、仮面を見つめるとマユに渡す。
「マユ……一緒に、いこ」
「……あん?」
「うっ……いやなの?」
「だ〜か〜ら〜…」
「 兎に角だ! 明日は4人でディオキアへと向かってもらう!」
「だからイヤだって!」
「拒否は認めん! 全員強制参加だ! それが嫌なら次の戦いには参加させん!」
「ヒドイ!……いいよ。ずっと寝とくから……」
こうしてファントムペインのメンバーはディオキアへ向かう事になった。
出会いと、擦れ違い、そして暖かい思い出が作られる地へと……
まだ夜明けには程遠い時間、ヒイロ・ユイは、その部屋に入ると、異臭に眉をしかめる。
だが、ここで任務がある以上、黙って目標の場所へと向かった。
そして中には依頼人が待っており、ヒイロに声を掛ける。
「ああ、よく来たね。今日も頼むよ」
「分かった。下がってろ」
そう言うとヒイロは、依頼人の横にいる動物。牛の足元にしゃがみ込むと、乳絞りを始めた。
「随分と慣れてきたね。助かるよ」
依頼人の老婆が話しかけてくるが、ヒイロは黙って作業を続ける。
ヒイロは、何故こんな事をしているのか自問した。元はと言えば、単なる宿屋の手伝いだったのだ。
しかし宿屋の一階の酒場兼レストランで使う牛乳を、配送していた牧場の跡取が独立運動のレジスタンス
に参加して、家に戻れなくなったため、こちらから取りに行く事になったのだ。
それが何時の間にか手伝いをやらされる羽目になっていた。ここだけでは無い。農家の収穫や
時々だが漁の手伝いに出る事もあった。
この地域では、絶対的に男手が足りないのだ。おそらく、ここだけでは無いだろう。2年前は人類を
真っ二つに分けた総力戦が行われていたし、今は独立運動が起こっている。戦える者、つまり働き手が
多く失われていた。
そして、ヒイロが黙っていると、老婆…息子を2年前の戦争で失い、今度は孫が独立運動に参加して、
1人でこの牧場を守っている人物が語りかける。
「そんな、しかめっ面をしてると牛が怖がるだろ? 牛は生き物なんだから、その気持を察してやらないと
乳の出が悪くなるよ」
「ああ……すまない。だが笑顔は苦手だ」
「無理に笑わなくても良いさ。ただ、牛の事を考えておやり」
「……わかった」
ヒイロは言われたとおり、牛の気持を考えながらやってみる。すると、乳の出が良くなった。
「うん。やっぱりアンタ良い子だよ」
「俺は……」
「ほら、また暗くなってる。その癖直しなよ。アンタが、どんな人生を送ってきたかはしらないけど、
ここでは、誰も気にしないから……気楽におやり」
「……すまない」
ヒイロはその後、殺菌処理をして詰め替えを行うと、すぐに配達に向かった。
トラックを運転しながら、街並みを眺める。直接戦火に見舞われた訳では無いが、インフラの整備の
悪さが目立ち、この平和そうな街にも確実に戦争の影響が出ている事を窺わせる。
「……これが俺のやってきた事か」
改めて自分のやっていた事を振り返る。これまでのヒイロ・ユイの人生は、戦乱の中心に存在し、この様に
戦乱に巻き込まれている人間の生活を傍観する余裕は無かった。
牧場の老婆の事を思う。彼女の孫は、この街の未来を真剣に考えた結果、独立運動に参加したのだろう。
だが彼は、年老いた祖母の苦労を本気で分かっているとは思えない。実際に祖母を苦しめているのだ。
ヒイロは、老婆の孫を愚かだと思う。彼は自分と違い生きる場所があるのに、わざわざ戦場に行こうと
しているのだ。
「この生活の、どこが不満なのだ」
ヒイロは、今の生活を気に入り始めていた。自分には似つかわしく無いと思っている。自分には、そんな
資格は無いと分かっているというのに……そもそも、自分は今、罰を受けているのではないか。
そうして自分を責めながら、夜が明ける前に配達を終わらせて、最後に宿屋の分を持って帰還する。
「戻った」
「ごくろうさん」
宿屋の女主人は、礼を言うと、ヒイロが持ってきたばかりの牛乳を大きなコップに入れヒイロに渡す。
彼女はヒイロの扱いに随分と慣れてきていた。
「ほら、お飲み。アンタ頑丈なくせに身体が小さいんだから」
「多すぎる……ここの連中はみんなこうなのか?」
ヒイロは、この街の人間の体格が良い事に、疑問を持った。リリーナは小柄だったが、兄のゼクスは
長身だった。もしかするとリリーナもこれから大きくなるかもしれない。
「この辺の人は、全体的に見て大きいだろうね……この気候だし昔っから、農作より酪農や狩猟が
盛んだからね。だからアンタも、この辺の食い物食べたら、きっと大きくなれるよ」
「……そうか」
そう呟くと、牛乳を飲みだした。リリーナとは2度と会えないと思っていても、
自分の方が小さいのは悔しいと思っていた。
夜中にひっそりと投下
管理人さん乙です。我侭に応えてくれて申し訳ないです。今後ともよろしく。
GJ。
カオス50円で投売りw
職人乙!!
>「何かさ、その辺の玩具屋で50円で売ってそうな感じ」
>「テメェは言ってはならねえ事を言った!」
クソワロタwwwww
GJ!
あー、ネオの中間管理職丸出しの苦労に涙が…
徐々に輪を作り出した連合トリオ改めカルテットも微笑ましくて良い感じです
まあ、傍目には物騒なことこの上ないですが
そして改めて懸念される象徴たるアスラン
こういう時こそラクスの出番なのですが…仮にマユの襲撃がなくてもラクスじゃあアスランに手を貸さなかっただろうなぁ
かすとしても、まず自分の思想を全肯定してもらってからだろうし
そして久しぶりに登場したWの主役ヒイロ・ユイ
乳しぼりか…なんて心休まる
まさかヒイロが癒し担当になるとは…!(w
ていうかいつになったらこいつはゼクスのことを知るんだろうか?
GJ!!
ヒイロの乳搾りで吹いたww
カオス50円ハゲワラタw
なんだかんだでスティングとマユが喧嘩友達くらいに近付いてるなぁ。
ネオパパ、あんまり気にすると誰かさんみたいに髪ぼろぼろ抜けちゃうぞw
久しぶりのヒイロに癒されるとは思わなかった。
単純に日系と欧米系で考えてもリリーナがヒイロより大きくなる可能性は十分ある。
頑張れヒイロw
> リリーナとは2度と会えないと思っていても、
> 自分の方が小さいのは悔しいと思っていた。
いかん、ヒイロに萌えてしまった。これでは腐女子だ。
今のヒイロを見たらマユ怒るんだろうな、理不尽だが。
50円のさりげないギャグがツボ。GJ!
ヒイロがものっそいヒットwwwwwww
ニヤニヤが止まらん
ちょ…夜中にボケッと覗いたら神キテタ!!!!
ヒイロ…久しぶりの登場が農場だとは驚きです!、アスラン…髪の毛はそんなにヤバいのか?…。
マユ、相変わらず自由な子で良い。
ごめん、神のSSが見れて興奮した。カラミティに撃たれてくる
>自分の方が小さいのは悔しいと思っていた
テロリストも年頃の少年なのだねぇ
イカンwww
何だこのシリアスとギャグの融合w
コメディキャラのままシリアスな本編演じているラノベとでもいうか。
GJデス!!
GJ!
しかし…罠だった
この文章をみるとクリム(ry
GJ!いいね!そしてついにヒイロが物語りの核に絡み始めるのか?
マユがツンデレに見えたから吊ってくる
ふははは、愚かな虎の首事件を忘却するとは、住人がマユを温かい目で見始めた頃に悪夢
はやってくるに決まっている。
・・・マユ&スティング和むな・・・
GJ!オクレ兄さん頑張れ
しかし流石は種世界白兵戦最強の男、アスラン・ザラだな。
スタミナがもたなかったとはいえ赤服相手に三連勝とは。
何時かこのスレでもあの八頭身キックを見せてくれるのだろうか?w
ここのキャラはどいつもこいつも格好いいな
アスランは情けない描写も多いがその分を他で補ってるし
>>457 漏れはいまだに嫌悪感しか持ってないのだがw
っていうか特撮でも昔話でもこういう香具師が
嫌な奴であればあるほど最後に潰れた時の爽快感は
比例するのでむかつき加減がある意味楽しみにもなっている。
>スティングは、これまでに無い程の怒りを感じた。50円という響きは絶対に許せない。
>「何処がだ! どっから見てもカッコ良いじゃねぇか! 見ろよ、このシャープかつ凶悪なデザイン!」
なぁ、オクレの中の人にカオス男混じってねぇか?w
1000円とか無敵特価もこのスレじゃブロックワードだなw
キラヤマト無敵特価は、ほしかった。
マユ「ネオには言っといてあげるよ、カオスのプラモが50円だったってね」
スティング「50円!?50円は嫌だー」
あるフラッシュでデブで禿げのオーブ政治家がアスランと似てるっていうのあったな。
どのクロスオーバーも抜け毛ネタ多いなあ
別に凸が広いだけで禿げてるわけではないのになw
あぁ、そういえばWにもごひという凸がいるな・・・
ごひはデコもだが髪の全体量が絶望的に少ない・・・
『 アスランハード 』
シンの攻撃を防ぐ為にする膝を上げ、すねでブロックするアスラン。
だが、それはシンの巧妙な罠だった。
「アスランさんのバランスは 私に崩される築いてきたんですものね」
「全盛期の力が出せれば…こんなシンなんかに…!」
「よかったじゃないですか ブランクのせいにできて」
「んんんんんんんっ!」
「へへへ おい、タオルを用意しろ。みんなで頭皮を綺麗にしてやる」
(耐えなきゃ…!!今は耐えるしかない…!!)
「アスランさんの生抜け毛ゲ〜ット」
(いけない…!髪が抜けやすくなってるのを悟られたら…!)
「生アスラン様の生生え際を拝見してもよろしいでしょうか?」
「こんな奴らに…くやしい…! でも…感じちゃう!」(ビクッビクッ
「おっと、大量に抜けてしまったか。甘い痺れがいつまでもとれないだろう?」
ザラ家の祖父がパトリックをコーディにしたのってハゲの宿命からの脱却を狙ってたんだったりして。
でも効果は第一世代のパトリック止まりだったとか。
>>469 男性ホルモン過多による通常のハゲは排除したが、
ストレス性脱毛症のことを失念していたに100ペセタ
カオス50円とヒイロの乳搾りにワロタ。
しかし強くなったな、オクレ兄さん。
473 :
通常の名無しさんの3倍:2006/10/14(土) 20:20:02 ID:vB7VhATQ
オクレ兄さんの新ブロックワード《50円》
まぁ、今回の話の最後ら辺で
高校入るまではちっさくても、そっからいきなり伸びる奴もいるしなぁ
成人式で久しぶりに会ったら、でかくなりすぎてて噴いた
ヒイロもそのタイプかも知れんね
つかWの5人て全員チビなんだよな
一番背高いトロワでさえステラやルナマリアより小さいんだよなw
>>475 あまりデカいとガンダムのコックピットに乗れなくなるからじゃあなかったか?
>>476 んなことは無かろう。本物の「トロワ・バートン」は普通の大人だったし、
Wにレディが乗ったりもしてるじゃないか。
しかし確かにアニメ設定画集にはウイングガンダムのコックピットは
ヒイロの体型にあわせて作られているのでかなり狭いという設定がのっていたぞ
他の4機もそうなのでは?と思ったが真トロワは普通のおっさん体型だったよなあ
レディアンは160cmくらいなんで問題ないと思うんだが
>>478 シートのサイズはある程度変えれたはず。
5人は投薬やなんかで成長抑制されてたんだっけか?
投薬とかそんな話はなかったと思うが・・・
俺が知らないだけかもしれんが
素であれだ。トロワなんてパイロットに決まったのはアクシデントだし。
Wの世界のコロニー育ちは発育が悪いんじゃまいか
地球育ちのドロシーはボインなのにコロニー育ちのヒルデはペチャパイだろ
そもそもコロニーでは母体にかかる影響下なんかがあれで出生率がなんかへんなことになってるらしい。ラシードやウィナー家のシスターズは皆試験管ベイビーだよ
>>484 種のコーディネーターはその設定を使えばよかったのに。
職人さんの人物描写と戦闘シーンGJ!!
彼ららしくって実によい。なにげにキャラ設定も守ってる所が細かいね。
リリーナが成長するのは髪と乳だから、ヒイロは悔しがる必要はないだろ。
それよりゼクスがこれからも背が伸びそうな気がするんだ・・・
>>475-479 ちょいまて。トロワはともかく他の機体は乗る人間が限られてるから別にそれに合わせて作られててもおかしくないぞ
万一ガンダムが敵の手に渡っても狭すぎて大人は乗れないなら都合いいもんな。
>>487 シェンロンは五飛が龍一族のコロニーに来た時にすでに武装以外は完成していましたが。
>>487 シートのサイズ変更能力までなぜ否定すんだよ。
まあつまりなんだ、皆大きくなれるといいな。
大きくなれないのと抜け毛が激しいのとは男としてどっちが深刻な悩みだろう?
あの年頃は成長期なんだから、MS作ってる間に体格が変わることもありうるだろうに。
コクピットの大きさを固定したら乗れなくなる可能性あるし。
あとウイングゼロに限っては、ゼクスもトラントも乗ってたたから大丈夫だな。
テレビ最終回から1年後の設定のエンドレスワルツで
身長とかそこら辺の設定は新しくなんなかったのか?
成長期なのに1年で1センチも伸びてないとかありえねーっすよ
>>494 大丈夫、中学三年間で合計3cmしか身長伸びなかった同級生が居た‥(つω・`)
おまい、同級生の話じゃないだろ
>>494 五飛が仮死状態になってたのと同じ原理だよ。
殺伐とだけなりそうな話を、適度に挟まれたユーモアが軽減してる感じですね。
昨日タイムリーに劇場版のを見たが画面で見た限り
トロワはなんだか急成長していた気がする
筋肉ムキムキだった
デュオはサリイよりだいぶチビだったからあんま変わってないかもな
デュオと変わらない背丈のヒイロも多分伸びてない
他キャラと一緒にいたシーンが少ないカトルとウーヘイはよくわからん
だからといって乳搾りはねーよw
そこの破壊工作員
>>486 >リリーナが成長するのは髪と乳だから、ヒイロは悔しがる必要はないだろ。
リリーナは貧乳きぼん!だったが、公式イラスト見る限りじゃ無理っぽいので、
その説はあながち間違いじゃないorz
リリーナって胸大きかったっけ?
まあもとよりシートを子供サイズとかいってる設定の方が妙な訳で
少なくともゼロとエピオンは車の運転席みたいにシート調整できるんだろう。
ゼクスとヒイロは30cm近く差があるのに機体交換してた。
ってかエピオンはと当たり前として、ゼロも開発当時は15歳の工作員が乗る
なんて前提がなかったから、普通に標準的なコクピットサイズじゃね?
カトルが作ったときにサイズを子供用にしたなら別だが
レディ・アンがウイングに乗っているな。
ヘビーアームズ本来の搭乗者はチビじゃないぜ?
真トロワってトロワのケツの穴に興味がある方向性の人だったのだろうか
>>507 姪っ子の写真を持ち歩く家族想いな人だとおもわれw
>>505 某アニメディアのスタッフインタビューでG5機は当初から「15歳の少年」が
乗るのが前提でサイズが小さい。ゼロとエピオンは少年ではなく
大人が乗るのが前提(つか通常サイズのパイロット)だったため標準サイズの
シートだとのこと。
ただ、EW前でTV版放映時だから、多分5機のGの子供サイズも
の設定と一緒くたに黒歴史として抹消された可能性が大だがwww
>>486 >それよりゼクスがこれからも背が伸びそうな気がするんだ・・・
確かにまだ19歳だしなあ老けてるけど。伸びる人はまだいく歳だな。
あんま育ちすぎてもコックピット狭くて大変だろうな。
そういえば、第二次大戦でアメリカが日本の戦闘機テストしたとき、
日本人の体格に合わせたコクピットが狭くて、向こうのパイロットは
苦労したらしいな。
>>501 実は脱いだら凄いリリーナ…
ラクスにとってまさに不倶戴天の存在ですな。
余談だが、チビの方がGに対する耐性は高いぞ。
筋肉質ならなお良し。
ということで、ヒイロたちはパイロットとしては理想的な体型なんだよ。
谷間あるど
てか、設定以前の問題でヒイロとゼクスの子供と大人を分かりやすく表すために
身長をそういうことにしたって話を聞いた。
>牧場の老婆の事を思う。彼女の孫は、この街の未来を真剣に考えた結果、独立運動に参加したのだろう。
>だが彼は、年老いた祖母の苦労を本気で分かっているとは思えない。実際に祖母を苦しめているのだ。
>ヒイロは、老婆の孫を愚かだと思う。彼は自分と違い生きる場所があるのに、わざわざ戦場に行こうと
>しているのだ。
ヒイロたちも守るべきものを守るために戦ってきたんじゃないか
考え方に少し違和感を感じた
517 :
☆ー☆:2006/10/15(日) 20:04:25 ID:ffVHtTzZ
>カトルや五飛を除けば天涯孤独の身じゃなかったっけ?
トロワの場合は名前は忘れたが彼女がいたから、ヒイロとデュオは心配をかける相手がいなかったから心置きなく戦えたということでは?
やべぇリリーナ様に萌えてきた・・・・・
>>513 初期のアメリカの宇宙飛行士も、カプセルの大きさの制限もあって身長160センチ以下
という基準があったよ。俺的には初期のアストロスーツのディティールがアポロ計画チック
で好きだった。
>>516 漏れは逆にうまく本編のキャラを再現していると思ったよ。
5人組の中でも特に初期のヒイロやトロワは、『自分の身内を守る』的発想で戦ってはいない。
(トロワが自爆覚悟で戦いを挑み、キャスリンにどつかれるエピソードが好例)
『守る身内のない俺達が、力無きものの盾になり剣になる』、という心意気で臨んでいたと思う。
ここいらは、なりを潜めていてもヒイロには残っている気がする(トロワも)。
デュオなんかは、思いっきり明言してるよな。
戦争は俺たちに任せろ。普通の奴は戦うなって感じの事を言ってた。
実際に年老いた婆さんに、1人で農場の運営なんて出来ないし、孫がやってるのは
婆さんを見捨てたって事だろ。
ただ、これはヒイロが待っている側の人間の気持と戦争による周りの被害を
確認したって話じゃないか?
ごひだったら得意の「弱い者が戦うな!」で一刀両断しそうだなぁ>孫
「あの少女」のことをずっと引きずってるヒイロが一般人の戦争被害を認識していない
ってことは無いと思うけどな。
当初から5人の戦法は軍事施設内で兵士が乗った兵器若しくは兵士自体を狙う方法
で一般人を極力巻き込まないようにしてたし。
…うっかり目撃した一般人は殺そうとするけど。
>>519 生まれながらの迷子だからな、ヒイロ。
エピソードゼロの描写からいくとヒイロの生まれ故郷のコロニーって
親兄弟もろとも連合に爆破されたみたいだし。
あと「命なんて安い物だ、特に俺のはな」という台詞からも、戦って
死ぬのは自分のような何も守るものの無い兵士だけで充分という意識
が根底にあるのでは。
エピソードゼロやエンドレスワルツの設定もってくると
本編との齟齬がでてくるって誰も思わないの?
俺の頭がわるいだけ?
カトルとトロワの生い立ちは納得いかねぇんだけど!
全員自分の生まれ育ったコロニーの為に戦ってきたんだと思うからさー!
デュオの生い立ちもあんな過去だったら
連合やOZより教会を占拠して巻き添えにした
コロニーの革命家の方を恨みそうなもんだけど
そういや結局のところトロワは地球生まれの地球育ちだっけか
コロニーに来たのってメテオ計画の数年前という・・・
いまさら本編と齟齬するといわれてもなあ・・・確かに納得のいかない部分もあるにはあるだが脚本が隅沢ではグウの音も出ねえ
んでも5人の過去は元々はテレビシリーズ内に組み込む
つもりだったエピソードだったらしいし後付設定てこともないはずなんだが
リリーナって体重30kg台じゃなかったっけ?
あんまり胸は無いと思う
公式イラストなのか!?これ・・・
巨乳とまではいかんがなかなかのもんだ!
ちょっと乳のバランスが変な気もするが
>>525 EWの過去話関連は元々TV版でやる予定だったが、話と放送期間の都合上削られてしまったので
EW作ることになった時、丁度良いから入れてTV版の補完をしよう、ってことになったと
昔なんかの雑誌で読んだ記憶がある
エピソードゼロは知らないので何とも言えん
ま、まさかリリーナ様がお脱ぎになるとは!
とりあえずキラには見せるな!
>531
何これ?公式イラストなの?1
同人で発表されたものでないのなら、多分アニメ雑誌とかに載ってたイラストに後から手を加えたものだと思う
胸の上とへその下に不自然な線が有るし、線の上下で色が微妙に違うように見える
>>531 「MEGU EXTRA 新起動戦記ガンダムW 2nd OPERATION」という
1996年に青磁ビブロスが発行したムック本についてた折り込みポスター。
ちなみに『ひとりで出かけたサバンナへのバケーション。汗ばんだ体を
水にひたすと、何だかとっても開放的な気分。こんな安らぎのひとときが
ずっと続けばいいのに…』というコピー付。
>>538 自分、現物持ってるが、見る限り加工はされてないよ。デジカメで撮った画像なんでないかな?
胸の上とへその下に不自然な線は、折り込みポスターなんで、その折り目。
下手だし似てないがリリーナ様に対する
愛と欲望が窺えるスバラシイ絵だ
作画した人GJ!
>>539 540
サンクス、サンライズ公認のイラストだったんかい。
公認で乳首モロだしなんて無いだろうって先入観があったんだ。
リリーナ様のヌード…ハアハア。
W-DESTINYのヒイロに送ってあげたい。
>>543 いやいや、送ったら速攻で送り主をぬっ殺しに来るべ
で、殺す前に撮影者の情報を引き出して撮影者もぬっ殺す
ついでにゼクス兄ぃにやっても同じ
>>531 見れないよオニータン
再うpしてください
今頃531はゼロとエピオンに…
噂のリリーナ嬢の写真を、2番と痔がウヒョーとか言って見てたら
1番がその後ろで、銃のセーフティ外してるのが浮かんだ。
1番「美しいものを愛でるのは人間として正しい行為だと俺は学んだ。・・・だが貴様は死ね」
2発の銃声が辺りに響き、写真を手にその場から立ち去る1号の姿があった。
ちなみに、その後に2番と痔の姿を見たものはいない。
こうですか?
痔もいたのかよw
まあ死なないだろうけどな
ヒイロがお前を殺すといって殺せたためしはないw
ほんとかよw
言われた相手→リリーナ・カトル・ゼクス
はい、結果は言うまでもありませんね。
俺の姿を見た奴は皆死んじまうぜええ→ほんとに死ぬ
武器を捨てて投降しる命までは奪わない→勧告後わずか4秒しか待たずに容赦なく殺害
一見優しそうなこいつらのほうがヤバイと思う
いや、カトルの方は言うまでもな(ry
>>550 額のど真ん中を実弾で打ち抜かれ倒れるが、
ヒイロが去った後、「いやーまいったまいった、いたいじゃないか」
といって平然と起き上がる2と痔が思い浮かんだ。
>553
カトルのほうは向こうが警告無視して襲い掛かってきたからなんじゃ
警告するべきじゃなかったろうしむしろ自分への言い訳にも聞こえる
ヒイロの場合
こいつ邪魔だ殺そうと思った人物(リリー、デュオ、カトル、ゼクス等)は殺せず
殺しちゃなんねえ人(ノベンタ元帥、子犬の少女)をうっかり殺しちまうんだよな・・・
>皆死んじまうぜー
なんかよく目にする有名な台詞だが超笑顔で言うことじゃないよな・・・
>>559 WSEEDでは何人がこのセリフを聞いて死ぬのだろうか・・・
いま中古で買った第二次スパロボαやってんだがまさに超笑顔で
斬って斬って斬りまくってくれるぞ
ビームシザース全体攻撃は凶悪すぎだ
SRWはごひの使い勝手の悪さったらないぜ!
攻撃よけろよ!全体攻撃しろよ!
俺は毎回ヒイロとデュオしか育たねー
そもそもごひは敵に回ってる率高すぎwwww
>>563 ごひだしな〜
それに比べるとデスサイズは優遇されすぎのような気もする。
あと、トーラスの使い勝手の良さは異常。
だって・・・トーラスなんだぜ
サンドロックに補給装置があって、マグアナック隊を召還できて、
ゼロシステムがついてないのはなにもかもが間違っていると思う。
マグアナック隊一斉攻撃ってなんなんだよ
今までどこにいたんだよ
初めて使ったとき唖然とした
だが敵がボスで回避高い奴だったから当たらなかったw
αシリーズは第2次までしかしてないんだが
第3次ってヒルデも出撃できるんだな知らんかった
能力はどんなもん?
>>568 トーラスなら飛行部隊の一員に。加速・信頼あたりが使えた筈
全体攻撃食らったら落とされる覚悟で
サルファでコード使ってランチャーストライクルージュとソードストライクルージュを出したが乗り手がいない。
W系でトーラスの二人乗せようと思うが何か候補ある?
>>568 ヒイロ 格闘 212 射撃 240 技量 261 防御 162 回避 371 命中 392 = 1638
デュオ 格闘 238 射撃 203 技量 258 防御 177 回避 373 命中 340 = 1589
トロワ 格闘 205 射撃 236 技量 259 防御 161 回避 366 命中 393 = 1620
カトル 格闘 214 射撃 231 技量 257 防御 174 回避 368 命中 390 = 1634
五飛 格闘 237 射撃 207 技量 260 防御 178 回避 370 命中 340 = 1592
ゼクス 格闘 226 射撃 228 技量 253 防御 179 回避 370 命中 375 = 1631
ノイン 格闘 206 射撃 230 技量 253 防御 169 回避 367 命中 390 = 1615
ヒルデ 格闘 198 射撃 222 技量 240 防御 174 回避 353 命中 381 = 1568
ノインつええw
回避と命中が…技量はゼクスと一緒とは流石だww
だが機体がトーラス
ノインがGパイロット2人より総合では上って・・・
某ゲームといい優遇されてるよなあ
>>563 奴はボス(エクセ命名)の小隊員にすると地味に良い働きするぞ
つかデュオとごひはなんでこんなに低くなってるんだ?
>>548 リリーナ嬢の写真をオカズにハァハァする和田さんの中の人。
その背後にはピンクの髪の悪魔が…
>>548 何気にヒイロが写真持ち帰ってるあたりが…www
十分おかずに使えるなヒイロ
リリーナよりヒルデのほうが好みです
>>580 でもそれゼクスに見られたらTV最終回再びだぞ。
ゼロカスVSトールギス?。。…すげえ見たい。
いやゼクスも男ならわかってくれるだろ
そこはw
あらかじめ初期のリリーナの写真でも懐に忍ばせておけばゼクスは落とせると予想
Wのキャラ達て人並みの性欲がある気がしないんだが
あんな顔してヒイロがむっつり助平だったら笑うが
>>570 ノイン→ランチャーストライクルージュ
ヒルデ→ソードストライクルージュ
てか二つしか無いんだからもうお好みだろ
>>582 ゼ「まだ私の目の黒い内は!リリーナは嫁にやらん!!
決着をつけるぞヒイロ!!」
ヒ「ゼクス!婚期を奪われたリリーナはお前を憎み、ノインはいつまでも嫁にいけん!
お前が意地を張り続ける限り同じ過ちが何度も繰り返される!!」
キ「お義兄さん、妹さんを僕にください!!」
ゼ・ヒ「「邪魔じゃボケェェ!!」」
キ「 うあ゛ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゛ぁあぁ゛ああぁぁうあ゛ぁあ゛ぁぁ 」
キって誰だ
キラだろ
URLのスネ夫が激しく気になるなオイ
>>590 シャア板の最高にして最古のネタスレの一つだな。
未だに現役なのがスゲーw
懐かしいなw
ここのネタ設定秀逸だよな何度見ても笑える
初めて見たときスレ冒頭のキャラ紹介だけで吹いたよ
そこでも五飛の扱いって・・・
ロリホモ自爆のスカトロワや流派東方不敗を修めたキャサリンなんて俺は知らないぞwwww
ACE2でのごひの扱いも酷いぞ、なんたって仲間になるのがラスト手前なんだぞw
いい加減ガンダムVSOZみたいなの作ってくれんかなあ…。最近大御所の声優が次々にこの世を去ってるから少し不安だ。人間何が起こるか分からんからな
光と馨が・・・
つーか鈴村は馨のままでいいじゃん
なんでわざわざ光にしてんだ?
光の方が子供っぽいからじゃない?
携帯房の僕にも
>>531を見れるようにしてください。
今エピソードゼロ読んでるんだが、第1話でヒイロが自爆しようとして不発したのはドクターJが周波数いじってたからなのな。しかもヒイロはそれに連動してWも自爆するように仕組んでやがった
>>597 よし、このときのためにためこんだ資金を投入して改造するぞ
↓
初出撃だ
↓
ED
(´・ω・`)
ACE2のごひは、恐らくGチーム中で最高の使い勝手の良さ
ママンズゥとかノイエ・ジール辺りには
ドラゴンハング(クラッシュ)使えなくて苦戦するけどな
まだいるのかスパロボ厨
つーかガンダムオタクな奴の8割以上は
スパロボ厨か少なくとも経験者じゃあないんか
きっとスパロボとかに興味ない俺は異端児
当の緑川がスパ厨な件
>610
俺はあれ系のちまちまだらだらやるゲームはどうも性に合わん
初めてやったあのスーパーロボット大戦Fとかいうやつ、一回の戦闘が一時間とかやってらんねー
五回くらいで限界だった
コード使ってる漏れはMAPとかで各ステージ1ターンとかでクリアしてまつ
昔のはなあ
戦闘のショートカット機能もなかったから
1戦闘12時間とか、ふつうにやってた俺は何なんですか?
そういやACE2の公式サイトの声優コメントで、
ゲームの苦手な6(子安)が1(緑川)にメモカを借りるという話をしてたな。
ふたりそろって。
一瞬キャラに脳内変換して不覚にも萌えてしまった。
腐女子じゃあるまいに・・・orz
このスレに触発されて投げ出してた第3次α久々にやったら
アスラン「負け犬か…。そうかも知れないな…信念や理想があろうと力の前には屈するしかないのかも知れない…」
ゼクス「では、君達はあきらめるのか?」
アスラン「ゼクス・マーキス…」
ゼクス「君が信じるもの…祖国や父さえも捨てて身を投じた正義は随分と軽いもののようだな」
なんかこのスレかと思った。続きがんばろ〜。
ヒイロでキラアスに援護攻撃かけてみ
まてっ、スパロボの話ってより、ACEの話しだべ?
ACEはアクションだぞ?
一ミッソン10分とかで終わるぞ?
スレ違いもいいとこだなコイツら
マユの格好がシャツとスパッツでヒイロにインスパイアされてる件
スト2のサクラ思いだした
マユも50階から落ちても大丈夫だったり、脳波を操ったり、仮死状態になったりするに違いない。
なんかごひがまざってないか
ヒイロもな
骨折を自力で直すのはもはやデフォなんですね
そもそもここのマユ骨折するのかよ…
普通の人間と同じかも疑わしい
ずっと種割れだからな、ずっとスーパーサイヤ人みたいなもんだ。
連ザで覚醒時間MAXに設定してカラミティでプレイすると
マユTUEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!って気分が味わえるぞw
痛覚のネジとかもふっ飛んでそうだ。マユ…
マユVS憧れの人になったら、いい感じにぶっ壊れてくれそーだなマユ。
性能も格下の量産機を駆るヒイロに猛攻を加えて、コックピット剥き出
しの半壊に追い込んでもあと一歩のところで撃墜できないの。
そんなもどかしさが、マユの恋心にも似た殺意をさらにヒートアップさ
せて…。邪魔する奴は敵味方の区別なくSATUGAIしそうだ。
そういや昔、Wのボイスカセッチョ(<誤植ではない)に、
こんなシーンがあったなぁと、このスレ見て思い出した。
ちと長いが抜き出すとこんな幹事↓
1:「たとえ何と言われようと、嫌なものは嫌だ」
2:「(いきなり、ふざけたテンションの高い声で/笑)
んあああああああああ、も〜〜〜う!!!!
この石頭〜ぁ! どうしてそうなんだお前はあ!!
……俺たちはな、ちょっとお前とリリーナお嬢さんの関係がどこまで行ってるかなぁ〜って聞いてるだけじゃねえか!青少年の素直な好奇心だろ!」
1:「なぜ俺が、お前たちの好奇心を満たさなくてはならないんだ!」
2:「冷たい事言うなよ〜、俺たち親友だろ〜?!」
1:「(押し殺した怒りの声)いつそんなものになった……!」
2:「んもう、ヒイさんの、い・け・ず★」
4:「ごめんなさい、ヒイロ! でもやっっぱり気になっちゃって、こんな手段でも取らないと、君は教えてくれないでしょう?」
3:「しかし、本当のところはどうなんだ。正直に言ってしまえば、これ以上煩わされる事もないぞ」
1:「(少々動揺して)……んっ……!!」
3:「黙っているという事は……、
言えないほど進展した関係だと言う事か……」
1:「(かなり焦って)ち、違う……!!!!
俺は別にそんな事はしていない!!」
(効果音:扉を勢い良く開く音)
(効果音:勢い良く駆けつける音)
6:「そんな事とはどういう事だ、ヒイロ=ユイ!」
1:「ゼクス!」
2:「うわああああっ! 一体どこから現れたんだアンタ!」
6:「そんな事はどうでもいい! ヒイロ、よもやまさか、私の可愛い妹に、良からぬ振る舞いをしていないだろうな……!?
もし万が一そうだとしたら、今ここで私がお前を殺す!」
1:「落ち着けゼクス! 俺は何もしていない!!」
6:「いーや!!! 信用できん!
(とても心酔した声で/笑)
リリーナは…リリーナはあんなに強く賢く美しいのだ……!
二人きりでいて、変な気を起こさないはずがないのだ!」
2:「うわあ……自分の妹にえらく夢を見てるなー」
4:「ああいう方を、シスコン、って言うんですね……!」
3:「カトル。お前には言われたくないと思うぞ」
4:「(困惑した幼い声で)僕は別にシスコンではないよ!
確かに、姉さんたちに頭は上がらないけどさ」
5:「それをシスコンというのだ」
4:「(ムッとした声で)五飛……っ!」
6:「さあ……どうなんだ……!
正直に白状した方が身の為だぞ……!!」
1:「こ、こらお前たち! 見てないでこいつを止めろ!」
2:「いやいやいや〜。面白そうだなーと思ってよ♪
それにお前がちゃんと話さないのが悪いんだぜ!」
4:「諦めて下さいっ♪ ヒイロ!」
5:「往生際が悪いぞ!」
3:「俺は忠告はしたぞ」
6:「ヒイロ、覚悟!」
1:「……くっ……お前たち!
絶っっ対殺す!! みんな殺してやるっっっ!!!」
(効果音:駆け足の音)
6:「待て!! 敵に背を向けるのか!
それでもガンダムのパイロットかあーっ!!」
2:「ヒイロー! お前が先に殺されんなよー!」
4:「頑張ってー下さいねー!」
なんだ本当にこんなキャラなのかゼクスはwwwwwww
変態仮面の名は伊達じゃなかったのか。
あと何気に興味津々な3と5がwwwww
>>631-633 GJ!!
なんかトロワスレみたいだなw
しかし、Wキャラは数字一文字で表せられるから便利だw
>>631-633 な、懐かしい…。押し入れから探し出してつい聞いちまったじゃないか。
アレはキャラが皆ぶっ飛んでたなぁ…。
公式パロのギャグとはいえ、これをやっちゃうってのがすごい。
何度聞いても笑えるよこれは。
シン「貴様、俺の妹にも手を出したな許さん!ゼクス隊長コイツやっちまいましょう!!」
ヒイロ「…ゼロよ、俺を導いてくれ。」
女に手を出す早さでは、キラにかなうキャラはおるまい。
もしもリリーナが種世界に飛ばされて、ラクシズに保護されたら、キラに瞬速でコマされそうだ。
キラは最低の下衆野郎だけど自分から女に手を出したりはしてないんじゃないか?
>>640 つ カミーユ
それはともかく、リリーナはヒイロにぞっこんだから、キラなんぞ相手にせんと思うぞ。
強姦なんぞしようもんなら、舌噛み切って死ぬだろうし。
それに、レクシズ自体を毛嫌いするだろうから、キラにも非難の目を向けるだろうし。
643 :
642:2006/10/18(水) 23:22:09 ID:???
>レクシズ自体を
ラクシズorz
>>642 自分が死んで悲しむ人間がいることからと、リリーナは自ら死ぬ選択はとらんだろう。
ヒイロに殺されるならともかく。
キラはお嬢様とかお姫様が好みらしいからリリーナはもろ射程圏内だな
ついでに人のモノだと余計に欲しがる性質だからw
対してリリーナはヒイロ達のようなテロリストさえ受け入れるヘンな娘だから
キラとラクス共々まるっと引き受けそうな豪快な感じだ
しかしこのスレではヒイロの回想シーンでしか登場してないから何ともいえない
リ「恥を知りなさい!!」パーン
キ「……あっ」ポッ
キラはM属性に目覚めた!
というかお前らWのEDを見ればキラが返り討ちになるのが当然だと思うんだが……
つかリリーナなら間違いなくキラに説教だな。
小一時間どころか、丸一日ぐらい掛けて
でもきっと半分ぐらいは説教の名を語ったヒイロがいかに男らしいかを(略
キラはまずライオンに勝ってから口説かないとな
とりあえずゼクスに殺されるぞキラ。そりゃあ完膚なきまで
マユ「わあ〜目が粗くない挽き肉だぁ!!」
>>645 リリーナは同性に好かれるらしいから(例>近衛のノイン、EWでは私設親衛隊隊長だったドロシー)、
確かにラクスにも懐かれるやもしれん。
>>631 こんなんあったのか面白いな
まだ他にもあったりするのか?
>>653 おれの知ってる奴だと、ごひがおしゃべりに目覚める話がある。
あんまりうざいんで、ヒイロがちょっとキレてた。
ぐぐったら全内容アップしてくれてるサイトあったよ。
おもろかったwww
GジェネFの警告文もWメインになってて面白かった覚えが
>>657 おおおthx!!! おもしろ杉!
本編がシリアスすぎるだけに余計笑えるわwww
>>657 どういうわけだか落とせません……
圧縮してあればいけたんだがな。
passが分からないんだが・・・
>>658がpassが無いのにどうやって落としたのかが謎
OK、こういう場合パスは十中八九メール欄に書かれててな、、、
なるほど、thx!!
そう思ってずっと「sage」でやっとったよ・・・orz
何はともあれd
他はヒルデ(?)、レディ、サリィ
リリーナは周りに大人の女性が控えていると何か映える
652で外出じゃないか
>>657 前半のシリアスさのオチがあれかよ!!!wwww
トロワスレ保管庫といいボイスカセッチョといい
今までシリアスな本編しか知らなかったWのネタ的面白さに腹抱えて笑わせてもらったよ
種世界に召還されたのがトロワスレの5人なら黒マユの全弾発射で細切れにされても
翌日には何事もなかったように復活してそうだなw
672 :
659:2006/10/19(木) 22:31:45 ID:???
>>665 マリマトン・・・!
うちの環境だとmp3は一度変換しないと聞けないから助かった。
そして聞いた瞬間吹いたwwwww
では便乗してこんなのも上げてみるか。
羊10(tp://woolup.ddo.jp/)の4046、パスは
>>657と同じで。
入口がちと分かりづらいけどがんがれ。
今フリーダムで乱入しても何にも出来ないだろうな、キラ。
シンとゼクス師弟、黒マユと愉快な仲間達、ヒイロ達ACの人間兵器…
周りのK−1選手のレベルが上がりすぎて勝てなくなった佐竹みたいだ。
>673
なんかミーティアストフリの一斉射撃を
直感だけで見切ってストフリをぶった切る
マユの姿が見えたんだが。
キラは改造人間になって(ry
>>675 知らぬのかおぬし、再生怪人は弱いという法則を。
>>672 全然わかんねえ・・・orz
そもそもどの掲示板なのk(ry
スマソ、やっと見つかった
内容kwsk
激しく怒られました。
>>632 > 6:「いーや!!! 信用できん!
> (とても心酔した声で/笑)
> リリーナは…リリーナはあんなに強く賢く美しいのだ……!
> 二人きりでいて、変な気を起こさないはずがないのだ!」
「かわいい」とか「やさしい」とかの年頃の女の子に使うべき形容詞
が出てこないあたりゼクスはちゃんとリリーナを理解してるね。
リリーナって母親似だからもっと育てば
ゼクスのシスコン心どころか幼い頃に母親亡くしてるし
マザコン心までくすぐってしまうのではなかろうか。
がんばれヒイロ。敵は手強いぞ。
>>684 リリーナと交際する最低条件はゼクスを斃せること…
とりあえずリリーナはあきらめた方がいいな、キラ。
それ以前にリリーナが異性として認識さえしてくれそう
にすら無いが…
リリーナは終始ヒイロオンリーの女だったからな
一緒にいたこともあったデュオやカトルのことですら
眼中に入っていたかどうかあやしいくらいだぞ
トロワやごひにいたっては存在すら知らないままかもしれん
キラにリリーナの目にとまる要素なんかなさそう
Wでなぜ恋愛話になるのか疑問。
あれの恋愛要素なんてほとんどないだろ?
あの作品内での恋愛を語ろうとすんのって電波系腐女子じゃないのか?
ヒイロとリリーナにしてもゼクスとノインにしても、あるいはトレーズとレディアンにしても、
恋愛感情が第一義の関係じゃなかったようにしか捉えられん。
他はともかくノイン→ゼクスは恋愛以外のなにものでもないように見えるが
レディ→閣下も恋愛と言うか心酔というかまあそんな感じだな
恋愛感情いっさいなしとか言ってる方がむしろ腐女子っぽいぞ
ガキどもは戦争と平和で頭いっぱいでそれどころじゃなかったが
大人のほうは戦争と同時にエレガントに恋愛っぽいこともしていただろ
エレガント様の恋って想像もつかないな
閣下は人類愛の人だからな。
愛が突き抜けすぎてて昔は閣下の思考がさっぱり分からなかった。
十年経って、ようやくちょっとは理解できるようになったさ
結局マリーメイアは隠し子だったのか違うのか
>>693-695 つまり閣下の一連の行動を一言で表すとこういうことか
「来るものは拒まず」
>>695 EWに出てきたマリーメイアはダミー(身代わり)らしい。
というより、「本物」のマリーメイアは幼い時に死んでて、
どこかからか拾ってきた子供をマリーメイアにしたらしい。
と、どこかで聞いたか読んだ気が。
あのマリーはエレガント様の実子じゃなかったのか・・・
どうりで眉毛が遺伝していないと思ったんだ
それ何処のミネバ(ry
本物のミネバ様はお父様にクリソツ
早朝投下。
戦闘シーンの表現の事を考えて、台詞と文章の間を空けないで書いています。
出来れば今後は、この書き方で行こうと思ってますけど、問題があれば指摘をお願いします。
ついでに
>>590 見るなと言われても手遅れです。背景が女の子の写真だった頃から見ている。
さらに、そこのゼクスならヒイロを探す理由が、ぷにぱん先生の作品を見たいからとか
変な想像をする事もある。
ハイネ・ヴェステンフルスは、クライン派の秘密工場があるとの情報を掴み、愛機のグフイグナイテッドで、
その場所へと急行していた。ハイネの他にグフが4機とザクが6機、同行している。
やがて、目標のポイント、廃棄コロニー内の工場跡に到着する。その工場の中は広く、充分MSでの
移動が可能だった。
「ここか……各自警戒を怠るな!」
2機のザクを外で待機させると、残りを率いてハイネは中に侵入を開始する。もしビルゴが起動していたら、
すぐに逃げ出す様に指示を出しているが、本当に来たら生きて帰れる自信は無かった。
「アイツ程じゃ無いって言ってもな……こっちの攻撃が効かない事には変わり無えだろ」
ハイネは呟きを漏らす。彼はエピオンの存在を、その目で見ているからこそ、危険性を理解している。
エピオンを解析しようとして、搭乗したパイロットはハイネの友人だった。
結局、彼はゼロシステムと呼ばれるシステムの暴走で命を落としている。
しかも、テストに立ち会ったハイネは、危うくその友人に殺されるところだったのだ。実力ではハイネの
方が、遥かに高いというのに、エピオンに乗る彼に手も足も出なかった。
そして今、別の脅威が目覚めようとしている。
「ふざけやがって!」
ハイネは苛立ちを抑えきれずに吐き捨てると、部下が何事かと反応する。
「隊長、何か?」
「いや、何でも無い」
ハイネは愚痴が多いと反省する。今回の任務では、人員を使えないため苦心していた。さらに今まで
親しかった仲間でも、クライン派ではないかと邪推せねばならないため、人間不信に陥りそうでストレス
が溜まる一方だった。
気を取り直して、工場跡の探索を再開する。今のところ本当にただの廃棄工場にしか見えず、
無駄足を予感させた。
そして撤収を考えたその時、大型ビームの光が僚機を貫く。
「なっ!……まさか!?」
前情報として聞いていたビルゴの武装、ビームキャノンの砲撃を想像した。
だが……
「フン! 罠にかかったね」
ハイネは、聞き覚えのある声に眉をしかめる。
そしてハイネの前に、ユニウス条約により廃棄された機体、ドムトルーパーが現れた。
「ドムだと! ヒルダか!?」
目の前のMSの名を言うと共に、その声の主の名前を確認する。
「久しぶりだね。ハイネ」
肯定代わりの返事と共に、ヒルダはドムのギガランチャーの銃口をハイネのグフに向けた。
「悪いが死んでもらうよ。こそこそと探ってるアンタが悪いんだからね」
ヒルダは抹殺の宣言を行うが、ハイネはそれどころでは無かった。今は先に確認すべき事がある。
「なあ、ヒルダ……ドムだけ?」
ハイネは、今確認出来る3機のドムを見ながら質問する。もっとも、敵にそんな質問をするのは、
常識外れも良いところだ。伏兵を隠しているとしたら、それを伝えるバカは居ないだろう。
だが、ヒルダは自信有り気に返事を返した。
「何、呆けた声出してんだい? そんなに驚いたのか、コイツを見て」
ヒルダにとっては、ハイネは強敵との認識が有るが、それでも自分のドムに圧倒的な自身があった。
そして、ハイネの呆けた声が、ユニウス条約で破棄された機体の登場に驚いていると思ったのだ。
「何だよ。驚かせんな! てっきりビルゴが出たと思っちまったじゃ無えか!」
しかし、実はハイネは別の意味で驚いていたのだ。絶対に勝てない存在が現れたと警戒したのだが、
現れたのはドムである。廃棄されたとは言え、高性能なのは知っているが、それでもドムだったら、
こちらの攻撃が効くのだ。
「まあ、お前だったら、どうとでもなる。悪いがラクス・クラインの居場所を吐いてもらうぜ」
ハイネは、喋りながら状況を理解していた。ヒルダがラクスの熱狂的な信者だった事を思い出したのだ。
そのため、探索している自分を始末しようと考えて、罠を張っていたのだろう。
「各機! ヒルダは俺がやる。残りの2機を引き付けろ!」
ハイネは部下を散開させ、3機のドムを迎撃する。グフよりドムの方が性能は上だが、実力は自分の方が
上だとの自信があった。
「1対1で、勝てると思うのか! このドムに!」
「ドムにじゃ無え! お前にだ!」
「なめるな!」
ヒルダはドムのギガランチャーを発射するが、ハイネはそれを回避し、4連装ビームガンを放つ。
しかし、それはドムの腕から現れた光に遮られた。
「何!? ビームシールド!」
「このドムを甘く見るなよ! 破棄された試作品とは違うんだよ!」
ハイネの知る情報では、ドムトルーパーには、ビームコーティングされたシールドを持っているが、
ビームシールドなど、搭載されていなかった筈だ。それどころかビームシールドは、まだ試作段階で
ザフトでも現在開発中の2機に搭載予定されている段階の装備だった。
「まったく、何で悪の秘密結社のお前等が、そんな技術持ってるんだよ!?」
「あ、悪の秘密結社だと?」
「そうだろうが…狂信者ども!」
ハイネは一喝しながらスレイヤーウィップを振り、脚部を攻撃する。鞭はかすめただけで、脚部の装甲を
砕いていた。
「さすがにPS装甲までは付いていない様だな」
「何だ!? この武器は!」
ヒルダは変幻自在な動きで迫る鞭の動きに戸惑っていた。回避したと思った先に攻撃が飛んでくるのだ。
「この狭い場所では、自由に避けられないだろ?」
「クッ!」
ヒルダは歯噛みして、悔しがった。
待ち伏せのため、狭い空間に陣取っていたが、この場所ではドムの高機動より、小回りの利くグフの方が
有利に動けた。
さらに、グフの武器スレイヤーウィップが厄介だった。離れて射撃戦をするには狭すぎる空間なのだが、
接近戦でドムのパワーを生かそうにも、ドムのビームサーベルより遠い間合いから変幻自在の動きで
攻撃してくるのだ。
「さてと……これなら!」
ハイネが再びスレイヤーウィップを振るい、ヒルダを襲う。
「何度も通じると思う…な!?」
ヒルダは、上手く回避したつもりだったが、鞭は戻る際、大きく軌道を変え、ザクと交戦中の別のドムの
脚を砕いていた。
「ぐあっ!……何だ!?」
「マーズ!」
「自分の心配は良いのかよ!」
ヒルダの意識が仲間の安否に向かった瞬間、ハイネのスレイヤーウィップがヒルダ機のギガランチャーを
破壊していた。
「クソッ! ここでは不利だ! ヘルベルト! マーズ! 外に出るぞ!」
「逃がすかよ!」
ハイネが逃がすまいと立ちはだかるが、ヒルダは多少のダメージを覚悟して、スクリーニングニンバスを
展開しながら真っ直ぐに突っ込んできた。
「何!」
ハイネも驚きながら下がり、結果的に脱出する隙を与えてしまった。
「クソッ! 他の奴は!……って、無理に決まってるか」
ヒルダ以外のドムも同様の手段で、逃げ出す事に成功していた。
「まあ、良いさ。追うぞ!」
ハイネは、すぐに頭を切り替え追跡にかかる。逃げるなら逃げるで、そのままラクスの元へと案内して
貰うだけだ。
ハイネは部下を率いて、逃走するドムを追跡しながらコロニーを出た。
ヒルダは、追跡してくるハイネを見ながら、攻撃する手段を模索する。
すでにヒルダだけでは無く、他の2人もギガランチャーを失っていた。
「迂闊だった。あんな場所では、まさしくグフはドムの天敵だ」
マーズとヘルベルトの2人も、グフのスレイヤーウィップに苦戦したらしい。残りのパイロットも
ハイネには劣るが、この任務に選ばれた精鋭なのだ。
「だが、このまま、逃げるわけにはいかないんだよ!」
今回の待ち伏せはヒルダの独断で、ラクスの知らぬことであった。
彼女のためにと思ってした事だが、このまま戻ればファクトリーの場所が、ハイネに知られてしまうのだ。
ラクスだったら、それでもヒルダ達を救うだろうが、ヒルダはそれを良しとはしなかった。
「良いかい、お前等! 何としてでも奴等を倒す! それが出来ないときは…」
自決する事を促そうとしたが、通信から別の声が遮る。
「そん時は、投降だな」
「ハイネ!」
ハイネの率いる部隊が、ヒルダたちの前に展開する。
そしてハイネが通告してきた。
「こっちも部下を3人も殺られてムカついてるんだ。だが、俺は紳士だから投降してきたら、丁寧に
扱ってやるぜ」
「誰が投降など!」
ヒルダが怒りを滲ませながら、吐き捨てる。ハイネはそれでも冷静に対応を続けた。
「いい加減にしろ。アレがどれだけ危険な物か分からんのか!」
ヒルダは、その言葉に違和感を感じる。クライン派では、これまでザフトがハイネを使って、ラクスを
追っているのは、自分達が強力な兵器を手に入れた事を嗅ぎつけたデュランダルが、それを我が物に
するためだと考えられていたのだ。
「お前等は、何処まで知っている?」
「お前等が拾って喜んでいるのは異世界の兵器だ。この世界で使って良い物では無い」
「何だと!?」
ヒルダは驚くと同時に納得していた。あれが、この世界に常識を遥かに超えたものだとは理解していた。
だから、ファクトリーでは『神の贈り物』と呼んでいる。だが、ヒルダは神など信じていない。
異世界と言うのも信じがたいが、神よりはマシと思える。
だが、その言葉で、もっと大きな疑問が浮かぶ。
「何故、お前等はそんな事を知っている?……まさか、お前等も手に入れたのか!?」
「……質問タイムは終わりだ。無駄な抵抗は止めて投降してもらおうか」
ハイネは、正直に答えると、ヒルダが逆にザフトを危険視する可能性を考慮した。
ここで正直に、ビルゴより遥かに強いMSと、そのパイロットの存在を話せば、ヒルダがどの様な行動を
取るか分かったものでは無いからだ。
それより、疑惑を持たせて、確かめるために投降してくる可能性に賭けた。
ヒルダは、一瞬だけ躊躇したが、大人しく捕まるわけにはいかないと判断する。
投降した後、自白剤を使ってでもラクスの事を聞いてくる可能性を考慮したためだ。
「投降は出来ない!
「何で、あんな女に義理立てする!?」
ハイネにとっては、当然の疑問だったが、ヒルダには許せない暴言だった。事もあろうにハイネは
ラクス『様』を『あんな女』と言ったのだ。
「ラクス様を悪く言う気か! デュランダルの犬め!」
そしてハイネにとっても、ヒルダの台詞は許せない発言だった。
ハイネにとって、デュランダルは心からの忠誠の対象だが、決して犬呼ばわりは認めない。自分と
デュランダルとの信頼関係の絆は、レイにも劣るものでは無いと信じている。
「犬にもなれない奴が何を言う!」
「何だと!」
「ラクスの犬はキラ・ヤマトだろうが! だったらお前は何だ!? 犬にもなれない蚤か!?」
ヒルダは、その発言に激怒し、サーベルを構え突進してくるが、ハイネは、冷静に対応していた。
「甘いんだよ!」
ハイネは4連装ビームガンを放ち、ドムのサーベルを持った腕を破壊する。
「なっ!」
ヒルダは激情に駆られ、隙だらけだったと後悔するが、すでに手遅れだった。
「これ以上の問答は無駄だな」
ハイネは部下に合図を送ると宣言する。
「拘束させてもらうぞ」
その言葉にヒルダは目の前が真っ暗になった。それでも、これから取るべき道を選ばなくてはならない。
秘密を守るために自害するか、相手の秘密を知るために虎穴に入るか……
「何だ!?」
その時、一条のビームがハイネのグフの右腕を貫く。
「うわっ!」
「こっちにも!」
ヒルダの目の前で、ハイネの部隊のMSが、ビームの煌めきと共に、次々と手足を失っていく。
ヒルダの表情に生気が戻る。こんな事が出来るのは、自分の知る限り、いや、この世界で唯1人だけだ。
「キラ様!」
「何だと!」
ハイネはヒルダの声に、驚愕と、そして恐怖を覚える。ビルゴに気を奪われ失念したいた。さっき自分で
その名前を言ったというのに。
「あれは、フリーダム!」
ハイネの前にゆっくりと一機のMSが近付いてきた。
「いや……」
近付いて来たMSを見て、違和感を覚える。そのMSにはフリーダムの最大の特徴と言える蒼い翼が
無いのだ。
「違うのか」
そこまで言った時、何かが飛んできて、そのMSの背中に収まり蒼い翼のMSとなった。
「やはりフリーダム! それも強化型か!」
そのMSは細部は違うが、あのフリーダムと酷似していた。
「ヒルダさん。勝手な行動に関しては僕からは何も言いません。帰りますよ」
「お待ちください! この男はビルゴに関しての情報を持っています! ここは連行すべきです!」
ヒルダが、ビルゴの情報を得るために連行を主張するが、キラはビルゴの名前が出ただけで不機嫌に
なった。
「聞こえなかったんですか? 帰ります」
ヒルダは通信機から聞こえる冷たい声に身震いを起こした。彼女はキラのビルゴに対する思いを
知らないので、怒りの理由が自分の勝手な行動と判断していた。
「りょ、了解しました」
ヒルダは指示に従う事にして、残りの2人に退却を命じた。
「マーズ、ヘルベルト、引き上げるぞ」
「了解です」
マーズとヘルベルトは指示に従うが、マーズは今回は良い様に翻弄された事に怒りを感じていた。
「退却には従うが、こんくらいは良いよな」
マーズは退却の駄賃にとハイネ機にサーベルを振るおうとするが、斬撃の途中で、その腕が失われた。
「な! キラ様!?」
「まったく!」
キラは一声叫ぶと、ドラグーンを操作し、マーズのドムの四肢を破壊していた。
「どうして……」
ヒルダ達がキラの行動に驚愕していると、フリーダムが突然、何も無い空間にビームライフルの銃口を
向けた。
「キラ様! 何事です?」
「……いや、何でも無い」
キラは、暫く虚空を見つめていたが、気のせいだったと判断し、進路をファクトリーに向け、ヒルダ達を
連れて飛び去った。
ハイネは成すすべも無く、黙って見送るしか無かった。
そして、グフの通信機に陽気な声が入ってくる。
「いよぉ! ハイネのダンナ! 危なかったな!」
「まったくだ。俺とした事が奴の存在を失念するなんてな」
ハイネは、姿の見えない声の主が誰か知っているので、警戒もせずに応える。
「で、何処にいるんだデュオ?」
「何だ。気付いてなかったのかよ?」
すると、先程フリーダムが銃口を向けていた方向から、漆黒のMS、ガンダムデスサイズヘルが姿を
現した。
「まさか! あいつは、お前の存在に気付いたのか!?」
「見つかってはいないはずだけどな」
デュオは、そう呟くが、ハイパージャマーで姿を消しているはずの自分に銃口を向けられて内心、
驚愕していた。
「本当は、この後、追跡するつもりだったんだけどよ……何者だぁアイツ?」
デュオは、あのまま撤退するドムとフリーダムを追って、ファクトリーを叩き潰すつもりだったが、
フリーダムに存在を感付かれて中止したのだ。
「フリーダムのパイロット、キラ・ヤマトだ。間違い無く、この世界で最強だろうな」
「アイツがか……どうりでね」
デュオはアスランから聞いた話を思い出す。コーディネーターの最高傑作。そして、それゆえに心を
壊した若者。
その実力は、確かに圧倒的だ。何度やっても、ハイネでは勝てないだろう。
「なあ、だったらよぉ、殺っちまった方が良く無えか? 俺のデスサイズだったら…」
「ダメだ! 何度も言わせるな! お前等の任務はビルゴの破壊だけだ。それ以外ではお前らは使わん!」
デュオはコクピット内で溜息を付いた。アスランもデュランダルも頑固すぎると思うのが正直な感想だ。
「でもよぉ、実際に奴等がビルゴを所持してるのは明白になったんだぜ! だったら遠慮する事は」
「だからって、異世界の力を、こっちが、先に使うわけにはいかねえの! そんな事してみろ!
ラクスを否定する資格を無くしちまうだろうが!」
「そんなにラクス・クラインが大事かよ?」
デュオは呆れる思いだった。デュランダルとハイネは、ラクスを止める事だけでは無く、ラクスを
止めた後、如何にラクスを正すかまでを考えているのだ。
「ああ、大事だね。先の事を考えればラクスの存在は必要だ。これも何度も言ったぞ!」
「へいへい、わかりました。まあ、それは置いといてだな」
「ん? 今度は何だよ?」
「何で、キラは手足しか狙わねえんだ?」
デュオは先程の戦闘でハイネのグフも部下のMSも、キラがそのつもりだったら確実に仕留められたのに
実際は戦闘不能にしただけに止めたのを見て不審に思っていた。
「ああ、アイツは前からそうだったぜ。2年前の大戦の時からな」
「だから、何でさ?」
「知らねえよ。そんな事まで。噂じゃ人殺しは嫌だからって聞いたが」
「はぁ? 何で、そんな奴が戦場に出て来るんだよ?」
「戦争を止めるためだってよ」
「いや、ちょっと待て! 2年前の大戦って3つ巴だったんだろ!?」
それは、あまりにもおかしな話だとデュオは思う。デュオは条件しだいでは、戦場で絶対に殺す必要は
無いとは理解している。
例えば、ゼロに乗ったカトルが暴走した時、ヒイロは殺すと決めたがトロワは殺さないと反対した。
その結果、カトルは生き残り、正気に戻れたのだ。自分でもそうするだろう。
今回のハイネを殺さない事でも、向うはハイネの気持が変わって、味方してくれる可能性を考えたのかも
知れない。その可能性が限りなく低くてもだ。
だが、3つ巴の戦いで、そんな真似をしては、自分が戦闘能力を奪った相手が生き残れるかは分からない。
また、生き残れたとしても、戦場で取り残された恐怖から、逆に憎悪を持ちかねないのだ。
そうなったら、憎む相手が戦争を止めるなら、逆に戦争を継続したいと考える人間が出て来かねない。
「そうだな。実際にフリーダムの通った後は、無力化した敵がいるから撃墜数を稼ぐチャンスだって
冗談を言う奴もいたな。その分フリーダムに遭遇する危険が増えるから諸刃の剣ってオチが付くが」
「だよな。マジで何考えてんだ?」
「俺が、キラ・ヤマトの気持なんか理解出来るか。機会があったらアスランに聞くんだな」
「そうするか……でも、当分は会えないよな。向うは当分は宇宙には戻らないだろうし、こっちが地球に
行く事も無いだろうよ」
デュオは、そう呟くが、この後プラントに戻ると、デュランダルからハイネの代わりに護衛を頼まれ、
地球に同行する事になるとは思ってもいなかった。
キラはファクトリーに到着すると、MSを降り、ヘルメットを脱いで息を付く。
久しぶりの実戦だったが、上手くやれたと評価していた。
そして、先程まで乗っていたMS、ストライクフリーダムを見る。その目には嫌悪感が漂っていた。
「ご無事で、キラ様。ストライクフリーダムは如何でしたか?」
すると、小太りの技術者が声を掛けて来る。
「ええ、良い動きです」
冷たい気の無い返事を返す。実際に以前のフリーダムより、動きは良かった。
「やはり! イケル!と思ったんです!」
キラの態度に気付かずに、はしゃぐ技術者を無視して、キラは部屋へと向かう。キラはSフリーダムも、
これを作った技術者にも好感を持っていなかった。
この技術者は、キラのことを不殺の英雄と賞賛しておきながら、作った機体にはアビスのものよりも
高出力のカリドゥスを付けるなど、最初はバカにしているのかと思ったくらいだ。
アビスのでさえ戦艦を一撃で壊せる威力なのに、それ以上の威力の武器を与えるなど、必殺を要求してるも
同じ事だ。
更に、ドラグーンは使い勝手が良いが、地上では使えない装備だった。だがラクスの今後の予定は、
ビルゴの起動に成功したら、地上に降りて戦争を止める事なのだ。
その事を踏まえると、キラはビルゴが動いたら用無しだと言われているみたいで腹立たしかった。
(威力の高い武器を付けるなら、ビルゴを破壊出来る物をつけてよ! どうせ出来ないだろうけど)
キラは自分らしくないとは思いつつも、毒づかずにはいられなかった。
「キ、キラ様……」
キラが不機嫌さを隠そうともせずに歩いていると、ヒルダが2人の部下を引き連れ、恐る恐る声を掛ける。
「こ、この度は、申し訳ありませんでした!」
キラは彼等を見て、更に気分が悪くなった。自分が戦闘不能にして無防備になった相手を討とうとしたのだ。
その行為は、自分の不殺という行動を嘲笑わっている気がした。
彼等と話をして、怒りの感情を抑える自信が無かったが、出来るだけ冷静に対応する。
「何がです?」
キラは、彼等が何を謝っているか判断しかねた。謝罪しようとする理由は2つ程、思いつく。
1つは、無断でザフトの捜索隊を罠にかけ、なおかつ敗れそうになった事。
2つ目は、キラが戦闘不能にして無防備になった相手を殺そうとした事。
「そ、その……」
キラの冷静な態度に逆に怯えたのか、歯切れが悪く、先を続けなかった。
「用が無いなら行きます」
キラは、冷たく突き放すと、その場を立ち去った。これ以上、ここには居たくなかった。
キラは部屋に戻ると、バスルームへと向かい、シャワーを浴びる。
宇宙では、水は貴重品だが、ラクスとキラの部屋には自由に使える様になっていた。
だが、2人とも必要以上の贅沢はしないタイプなので、キラは普通のパイロット同様、軽く汗を流して
バスルームを出る。すると、何時の間にか部屋にいたラクスが声を掛けてくる。
「キラ、お帰りなさい。戻ったのなら一声掛けてくださればよろしいのに」
「ごめんね。ちょっと汗をかいたから」
「そんな事、気になさらずともよろしいのに」
ラクスは拗ねたように呟く。最近までは、ラクスが汗を拭き、身を清めていたのだ。
「ところで、義手の調子は如何ですか?」
「ああ、全然違和感が無いよ」
キラは右手を動かしながら答える。キラのために用意された義手は、本物の腕とほとんど変わりが無く、
痛覚もあるし、皮膚も傷の治療に使われる人口スキンのお陰で、継ぎ目さえ見当たらなかった。
「動きの方も大丈夫ですか? 戦闘で上手く動かなかったらと心配しておりました」
「それも、大丈夫だったよ」
そう良いながら、ラクスの髪の毛を掬う。
「ラクスの身体で試したお陰でね」
その言葉を聞いてラクスが顔を赤くする。義手が出来てからの激しい情事を思い出したのだ。
「よ、良かったですわ……不機嫌そうだと聞いたので、もしかしたらと思ったのですが」
「心配かけてゴメンね」
キラは、そっと抱きしめながら呟く。その態度も声も先程までとは別人の様だ。いや、本来のキラに
戻っていた。
今、キラが彼らしくいられるのは、ラクスの前だけだった。今のキラにとって、世界は愛するラクスと、
それ以外はラクスを害する、又は利用する敵の2つしか存在しなかった。つまりラクス以外は全て敵。
「キラ……彼等を怒っているのですか?」
ラクスが心配そうに呟く。最近のキラが自分以外の人間に冷たい事を気に病んでいた。
「そんな事は……」
「確かに、彼等は過ちを犯しました。無断で戦い、危うくここにいる皆を傷つけるところでした」
「そんな事は気にしないよ。全然平気」
キラは心底そう思っている。もし、ここがばれたら、ラクスと2人で逃げれば良い事だ。むしろ、
そうしたいくらいだ。ここにいたら、何か良からぬ事になりそうな気がする。
だが、それを言ったらラクスに嫌われるかもしれない。それは避けたかった。
キラはラクスを抱きしめながら、この温もりのためだったら、どの様な事も耐えられると決意していた。
しかし、言葉にしなければ人の心は伝わらない。現にラクスはビルゴに怯えていた。逃げ出したいとさえ
思っている。
ビルゴを見ていると声が聞こえる気がするのだ。最初に見たときから聞こえた。ビルゴを否定する声。
そして、それが誰の声か、もう分かっている。
(バルトフェルド隊長……何故、いけないのですか?)
バルトフェルドは、憎しみの連鎖、果ての無い殺し合いが嫌でラクスに協力したはずだった。
それなのに何故、ビルゴを否定するのか分からない。ビルゴが単なる無人機で自分と仲間の身の安全だけ
考えた兵器なら否定されても仕方が無いとは思う。自分は安全な場所に居て、相手を殺すなど、人として
唾棄すべき行為だ。だからこそ、ラクスもバルトフェルドも戦場では、危険と知りつつも前に出た。
だがビルゴは相手を殺さないようにもプログラム出来るのだ。ビルゴを使えば、憎しみの連鎖からも
果ての無い戦いからも開放される。
(それなのに、何故?)
そうは思っても答えは返ってこない。何故なら死人が喋るなどありえないからだ。
だからこそ、バルトフェルドの声は幻聴だと分かっている。
今の怯えは自分の弱さだ。ビルゴが何となく気に入らないから死人の所為にしているのだと判断する。
「キラは、優しいから、目の前で人が死ぬのが嫌なんですよね」
「え?……優しいかどうかは分からないよ。でも人には死んで欲しくない」
「やっぱり、キラは優しいですわ」
ラクスはキラの不機嫌さの理由をキラの目の前で、彼等が殺人をしようとした事と判断していた。
そしてラクスはキラに抱きしめられながら、ビルゴが動いていればと思う。
ビルゴならマーズの様な事はしない。きっとキラも満足してくれるだろう。
自分の好き嫌いの感情だけで、ビルゴを否定したら、その分キラが苦しむのだ。
だから、ラクスは自分の感情を抑えキラのためにもビルゴの起動を急がせようと決意していた。
ディオキアの基地に到着したアスランに、凶報が待っていた。
「マハムール基地が落ちたか……やられたな」
上手く行かないものだと、アスランは溜息を付く。これで、当初予定していた作戦は潰されたも同然だ。
そのため、作戦の変更について話し合うために、慰問と称してデュランダルが、地球に降りる事になった。
「情けないな。ここに来て議長を煩わすとは……」
アスランは、ほぼ正確に敵の意図…ジブリールの考えを読み、そして対抗策が無い事を理解する。
「ディオキアからは、どの程度ガルナハンへ回せます?」
アスランの質問に、基地指令は質問の意味を理解しかねて問いただす。
基地指令は、マハムール基地の奪還か静観かを聞きたいと質問したのにアスランの答えは何故か
ガルナハンへの増援である。
その質問に対するアスランの回答は、ネオに対するジブリールの返答とほぼ同等のものだった。
「基本的には、スエズを落とす事を重視していただきたい。ですが、ガルナハンを落とされるわけには
いかないのです」
「なるほど……申し訳ありません。思慮が足りなかった様です」
基地指令は、先に己の見落としを恥じる。そして、回答に移った。
「この基地の大部分を回す事が可能ですが、そうすると今度はスエズ攻略の部隊が減る事になります」
「でしたら、当面の間。そうですね1ヶ月弱、派遣していただきたい。その後は、再び呼び戻して
スエズ攻めに参加してもらいたい」
「では、スエズ攻略は1ヶ月後と?」
アスランは頷く。それが限界だろう。ミネルバの修復や、レイとルナが新型のMSグフに慣れるために
時間は欲しいが、それ以上伸ばせば連合はスエズを放棄してでも攻勢に出るだろう。
そうなった時はガルナハンが最初の目標となるだろう。
そしてガルナハンを落とせば、ユーラシア連邦の本拠地まで補給ラインが繋がる。
「なるほど、連合としては防衛力の高いスエズ基地で迎え撃ちたいが、ジリ貧になる前に打って出ると」
「そして、ザフトとしても、それを承知でスエズで戦いたい。厳しい戦いになるでしょうが、この機を
逃すと泥沼の長期戦になってしまう」
基地指令は頷く。スエズを落とせばユーラシア大陸の西半分はザフト側になるだろう。
だが、失敗すれば、ザフト軍の被害状況によっては、向こうが攻勢をかけて来る。
そこで、ふと疑問に思った。アスランは長期戦を嫌がっている事に。
「では、停戦をお考えで?……いや、失礼しました!」
基地指令は慌てて、質問を打ち消す。停戦かどうかは軍人の領分を越えていると思ったからだ。
だが、アスランは元軍人だ。彼の気持ちは良く分かる。
だから、不安を解消するために必要最小限の情報を漏らす事にした。
「気にしなくて構いません。ちなみに、これから私が言う事は独り言です。
スエズを落として有利な条件で停戦した方が、この先の事を考えると何かと便利だ。まず、ザフトには
全世界を覆う軍事力は無い、数の問題でね。つまり世界中で独立を叫ばれてもザフトには助けようが
無いんだ。下手したらザフトに期待して独立運動をしたのに、助けが来なくて鎮圧されるケースが多く
出てくる。そうなったらザフトを逆恨みをしかねない」
基地指令は、その意味を理解した。せっかく憎しみの方向をずらしたのに、また恨まれる事になる。
そうなっては元の木阿弥だと。
「それよりも、今回は中東とヨーロッパの独立した国々と手を結び、彼等に利用される。
コーディネーターを受け入れると、豊かになれると理解させるんだ。
そうすれば、おのずと……」
アスランは、そこで話を切る。実際にそこから先は未知数だ。さらに政治の領分で基地指令には無縁の
事だ。
しかし、基地指令にとっては、今度のスエズに勝てば、やがてコーディネータが受け入れられる世界が
来ると言う事は理解できたし、希望が持てる。
「お任せくださいザラ大使! 必ずや万全を期してスエズへと向かいます!」
「宜しくお願いします」
アスランは、そう言うと席を立ち、ディオキア基地本部を後にした。
アスランは、その後ミネルバに戻るべく、ジープの後部座席に座った。その横にゼクスが腰を掛ける。
そして、ハンドルを握るシンが車を発進させながら興奮気味に話しかける。
「いや、何かカッコ良かったですね。別人かと思いましたよ」
今回から護衛する事になり、シンは初めて、アスランがザラ大使として話す姿を見たのだ。
「カッコ良くて別人とは、普段はどう思っているのだ?」
ゼクスが苦笑しながら質問する。もっともアスランは自分でもシンの前では、情けない姿が多いとは
自覚している。
「ええと、それは……」
シンが本気で返答に困っているのを見て、アスランとゼクスは、からかいながらミネルバへと戻った。
そしてミネルバに到着し、デッキに上がると、新しいMSが置いてあった。
「戻ってくる途中も飛んでましたけど、これがグフですか?」
「らしいな。という事はレイとルナは戻ってるのか」
3人がミネルバを出る時、同時にレイとルナは基地に新型のMSグフを受け取りに向かっていた。
今回の戦争のため飛行型のMSが必要になり、支援型のバビに続いて量産された格闘型のMSだ。
「多分、食堂でしょう。行きますか?」
「そうだな。ゼクスも良いか?」
「はい。お供します」
シンたち3人が、食堂に入ると、先客としてレイとルナの他にメイリン、ヴィーノ、ヨウランもいた。
「何だ。みんな揃ってたんだ。新型の調子はどうだ?」
シンが声を掛けると、ルナが不貞腐れた様に返答する。
「どうって、まだ動かしていないの! せっかく整備も終わってるのに、明日からじゃないと場所が
無いって言われて」
シンは帰る途中も、飛んでいるのを見かけたのを思い出す。その予想が正しいと言わんばかりにレイが
補足する。
「基地の人間に配られた分のパイロットも、訓練しなければならないからな」
「なるほどね。なんか運転免許の路上講習みたいだな」
「空くのを待ってるってやつね。ねえ、アスランさん。アスランさんの権力でミネルバ組みを優先
させるって出来ません?」
「無茶を言うな。子供みたいに」
「う〜ん、そう言われましても、ザクとグフでは似て非なると言うか、兎に角シミュレーターでは、
慣れにくいんです。動かないと」
「それは、分かるけどダメだ」
アスランがルナの我侭に苦笑しながら返事する。もっともルナも本気で言ってるわけじゃないから
怒りはしなかった。
「ところで、何してたんだ? まさかMSに乗れないって愚痴言い合ってたとか?」
「そんなわけ無いでしょ。これよ」
シンの質問を否定しながら、ルナはメイリンの見ている雑誌を指差す。
「これって、アスランさん?」
「基地の売店に売ってたの。凄いよね」
「実際に街で売ってあるらしいですよ」
そこには、何冊かの週刊誌等の雑誌があり、その全てに大きく『解放者アスラン・ザラ』と記載されていた。
「本当だ。へぇ〜……」
「なんだか恥ずかしいな」
感心するシンから、アスランが照れながら雑誌を取り上げる。
「別に良いじゃないですか、それにしても随分と昔の写真が多いな」
「え?」
シンの言葉にメイリンが反応し、今まで見た分を思い出す。
「そう言えば、ほとんどが昔の写真だったね」
「他の雑誌も?」
「うん。確かにそうだった」
デュランダルは2人の客人を笑顔で迎えると、席に座らせる。
「わざわざ来て貰って、すまないね。話はハイネから聞いていると思うが」
「地球に行くアンタを護衛しろって事だろ。俺は構わねえぜ」
デュオは笑顔で返事する。だが隣に座る張五飛は黙ったままだった。
「君は不服かね? 五飛」
「必要あるのか?」
五飛は単刀直入に質問する。五飛はデュランダルに護衛が必要だとは思えなかった。
今はデュランダルよりもアスランの方が、連合には恐ろしい相手だろう。
「私は必要だとは思わんよ。ただハイネが煩くてね。別に断ってくれても構わんよ」
デュランダルは苦笑しながら返事を返す。普段はデュランダルが移動するときはハイネが護衛に付くが、
今の彼は、ビルゴの探索を優先するように命令されているので、今回は護衛から外されたのだ。
さらに、ハイネ以外の信頼できる者は皆ビルゴの探索に関っていた。
だからこそ、代わりに信頼できて腕が立ち、さらにはビルゴの探索に表立って関れない彼等に護衛を
依頼してきたのだ。
「別に俺は貴様の護衛が嫌だとは言わない。それなりに恩義も感じている。だが断らせてもらう」
デュランダルは微笑み、デュオは珍しいものを見る目で五飛を見た。彼が断るのに前振りを入れるのは
意外だと感じていた。彼なら単刀直入にNOと言う気がしていたのだ。
「気にする事は無い。こちらはこちらの都合でやっている事だ」
「そうか……だが、一応は言い訳をしておく。その方がハイネにも伝えやすいのだろ?」
「そうだな」
「もし、俺たちが地球に行っている間にビルゴが起動したら、トロワと怪我をしたカトルだけでは、
対処が難しい。アレに最も有効に対応できるのは、俺のナタクだ」
「ああ……そう言えば」
デュオは手を叩きながら同意する。ヘビーアームズの銃弾だけでは、ビルゴを全機叩く前に弾切れを
起こすだろう。そしてカトルも本調子では無い。
さらに補足するなら、デスサイズのビームシザーズよりアルトロンのドラゴンハングの方がビルゴを
倒すのに向いている。プラネットディフェンサーは、ビームへの耐久力に異常に優れているからだ。
もっとも例外はある。その耐久力を遥かに超える出力を当てれば良いのだ。それが可能な機体もあるが、
1機は行方不明、もう1機は封印状態の上に扱えるパイロットは地球に降りている。
「なるほどね。そういう事なら仕方があるまい」
デュランダルは、あっさりと同意する。そもそもデュオの護衛さえ必要ないと思っているのだ。
すると話は終わりだと言わんばかりに、デュオが別の話を振る。
「ところでよ。いっそラクスとキラを仕留める方向に行けないのかよ?」
デュオは真剣だった。キラの力は想像以上だったのだ。もし、この世界のMSに乗ってキラと戦ったら
勝てる自信は無かった。デュオの得意分野は接近戦での斬り合いだが、この世界のMSでは、近付く前に
落とされる可能性が高い。
「今のやりかたじゃあ、ビルゴが起動する前に、ハイネたちはキラに殺られてしまうぜ?」
「だから、君たちを使えと? キラを殺したらラクスの説得は不可能だと分かっているのだろ?」
「だから、ラクスは諦めろよ。アスランなら大丈夫だろ」
デュランダルは溜息を付くと、手元のリモコンを操作し、モニターに幾つかの雑誌を映しださせた。
「何だよ? これってアスランか?」
そこには、アスランが写った写真を載せた雑誌が、幾つか紹介されていた。ただ、それのほとんどが
2年前の軍服、またはパイロットスーツ姿だった。
「どう思うかね?」
「どうって……」
デュオが言葉に詰まっていると、五飛はリモコンを勝手に操作し、雑誌の内容を調べていく。
「フン、なるほど。随分と血生臭い英雄だな」
「は?」
「残念だが、これがこの世界のアスランの認識だよ」
全ての雑誌で、アスランの紹介はザフトのエースパイロット、最強の戦士と紹介されていた。
「こういった雑誌は、人に売れることを目的にしている。では、どうすれば売れると思うかね?」
「そいつは……」
「事実は二の次、民衆がこうなって欲しいと思う事を載せれば良い。この場合だと、アスランに連合を
倒して欲しい奴らに売れているのだろ?」
五飛は嘲笑しながら答える。本人は平和的に行こうとしても、世間は許してくれないようだ。
「その通りだ。そして最近はこの手の雑誌が売れている」
「つまり、それだけ連合を倒して欲しい人間がいるという事か。随分と憎しみに溢れた世界だな」
「情けないがね。だが、それを覆せる人間もいるのだよ」
「それがラクス・クラインか」
「その通りだ。逆に言えば、今はラクスがアスランの側に居ないために、余計、そう取られている部分が
あるのだよ」
デュオは2人の会話を聞きながら、あの人の良さそうなアスランが、この事実をどう受け止めているかを
想像した。苦悩しているであろうアスランのために溜息を付きながら決意を声にする。
「もうラクスを殺そうなんて言わねえ。必ずラクスをアスランの前に連れてきてやる」
アスランは、他のメンバーがアスランの2年前の写真を見て騒いでいるのを尻目に溜息を付いた。
パトリックの影、いや自分自身の過去がアスランを縛り付けていた。
「アスランさん、どうしたんですか?」
シンが心配そうに声を掛けるのを見て、苦笑しながら首を振る。
「何でもないよ。気にしないでくれ」
「でも……」
言いよどむシンを見ながら悪い事をしたと思う。シンだけでは無い。全員がアスランを注視していた。
それほど分かりやすく落ち込んでいたのだろう。
だからと言って、ショックは隠せなかった。この雑誌に写っているのは、ほとんどが2年前の
ザフトレッドのアスラン・ザラだった。多くの連合兵を憎しみに任せて殺していた頃のアスランだ。
逆に、憎しみ合う事を止めろと言ったアスラン・ザラ親善大使の写真は、ほとんど載っていなかった。
その理由は分かっている。雑誌にも書いてある。みんなは望んでいるのだ。連合の圧政から開放すると
同時に圧政者に復讐しろと叫んでいるのだ。
「何で、こうなったんだろうな……」
「自分でも気付いてたんですか?」
「それは気付くさ。自分の事だからな」
後悔しても始らないのは分かっている。実際にアスランの手は血塗れなのだ。それでも嘆かずには
いられない。
「あんまり気にしないで下さいよ」
「そうは言っても、こうやって現実を突き付けられては嘆きたくもなるさ」
ルナがフォローしようとするが、アスランは更に落ち込んでしまう。
「この現状を何とか、したいんだが」
それは、アスランにとっては重要な事だった。このままでは、ガルナハンの二の舞になる。それだけは
避けたかった。
この世界には平和への希望だけでなく、憎しみが多く渦巻いている。そこで、ふとゼクスを見つめる。
「ザラ大使?……何か?」
「いや、羨んだって仕方が無いとは分かっているんだが……」
彼等のいたAC世界にはリリーナとゼクスの兄妹がいた。2人は妹が平和への希望を、そして兄が憎しみを
受け持ったと言える。意図したわけでは無いだろうが、見事な連携だった。
兄は憎しみを忘れられない人間を率いて滅びの道を歩み、妹は平和の希望を持つ者の象徴となり平和を
築く。妹が平和を築きだした時は、すでに憎しみを持つ人間は兄と共に滅んでいるのだ。
そして自分はと言えば、やはりリリーナよりゼクス役になるだろう。
だからこそリリーナ役が必要だった。その役を請け負える人物もいる。
今は、離れ離れだが、ラクスが戻ってくれば現状を打破出来るだろう。彼女の平和への訴えは、
アスランとは比べ物にならない。
「やっぱり必要だな」
「そ、そうですか?」
シンは、悩みながら返事するが、アスランは絶対にラクスが必要だと確信していた。自分では平和の
象徴など不可能だと実感する。
「今は、まだ良いが、先の事を考えると、絶対に必要だ」
「それは……そうかもしれませんが」
「ですが、俺たちが知っているのは、今の貴方です」
「レイ?」
「ですから、俺は気にしません」
「ありがとう」
アスランは、レイの言葉が嬉しかった。彼は過去に囚われず、今の自分を、ありのままに
受け止めてくれるのだから。
「アスランさんは悩みすぎです。そんなんじゃ逆効果ですよ」
「ルナ」
「今からでも遅くありませんよ。みんなで対策を考えましょう」
「さんせ〜!」
「いいね。どんな方法がある?」
「そうだな……」
「お前等……」
アスランは胸が熱くなった。自分の事を思ってくれる人間が、こんなに居るのだ。
アスランが言葉に詰まっていると、メイリンが手を挙げる。何時の間にか仕切る役になっていたルナが
メイリンを指名する。
「はい、メイリン。何かアイディアはある?」
「うん。前から気になってたんだけど、アスランさんってワカメ取りすぎです」
「へ?……何でワカメが出てくる?」
アスランは呆然としながら聞き返す。平和とワカメ、あまりにも関係が思い浮かばない。
「栄養はバランス良く取らないと、ワカメで髪の毛がフサフサになるって迷信ですよ」
「へぇ〜、そうなんだ。アスランさん、分かりました?」
アスランは、自分が異世界に紛れ込んだ気になった。メイリンもルナも何の話をしているのか分からない。
平和とフサフサの関係が掴めない。
「………あれ?……お前等、何の話をしてるんだ?」
「何って、アスランさんが髪の毛の進行を気にしてるみたいだから、みんなで相談を…」
「ちょっと待てぇ! な、何で髪の毛の話になっている!?」
「何でって……アスランさん2年前の写真を見てから落ち込んだじゃないですか」
「だから、てっきり髪の毛の進行を気にしてると思ったんですけど……もしかすると別の理由?」
「違う! 俺が気にしているのは髪の毛の事じゃない!」
ルナとメイリンが不思議そうに答えるのを聞いて、アスランは机を叩きながら否定する。
先程の感動を返せと叫びたいくらいだ。
「だったら、何を悩んでたんですか?」
「俺は平和的に行きたいのに、こう戦士のイメージが強い事を悩んでたんだよ!」
「え! そんな真面目な事を……」
「だって、隊長の頭見ながら羨ましいって」
まさか、こっちが真剣に悩んでいるのに、そんな目で見られているのは心外だった。たしかにゼクスの
髪の毛は羨ましいが、今回は違うのだ。
「って、そんな前から!? お前等、その時から髪の毛の事って思ってたのか?」
しかもゼクスを見ていたのは、悩み始めてすぐの事だった。だとすると、彼等は随分と前から
誤解している事になる。
「最初からですが」
「それで何で、話が噛みあってるんだよ!?」
「不思議ですね」
「不思議すぎるよ!」
「でも、実際に進行してるんだし……」
ルナが聞き捨てならない事を言う。それは認める訳にはいかない事だ。
「どこがだ! 良く見ろ! 大して変わってないだろ!?」
「え〜と…………」
「目を逸らすな!」
だがアスランは、叫びながらも、さっきまでの悩みをバカらしく思い始めた。
少なくとも彼等は、自分が血塗られた存在だとは思っていないのだ。それならば、時間をかければ
世間のイメージも変わるかもしれない。
アスランは、彼等と話していると何時の間にか、そんな希望も持てる様になっていた。
もっとも別の心配の種が大きくはなったが……
「なあ、そんなに俺ってやばいか?」
「はっきり言って良いんですか?」
「……言わなくていい」
アウルは、その建物に入ると荷物を置き、辺りを見回しながら、嬉しそうに話す。
「ここが僕達の泊まるとこか……狭いけど、何だか普通の家っぽいな」
「コテージだからな、自炊しなきゃならねえが、ホテルよりか良いだろ」
「うん♪」
ファントムペインのメンバーは、ディオキアでの宿泊地となるコテージに到着していた。
そして、これからの予定を話し合おうとしていると、マユは上着とジーンズを脱ぐと、ベッドに
潜り込む。それを見たスティングは、呆れた様にマユに話しかける。。
「おい、また寝る気か?」
「うん」
「来る途中も、ずっと寝てたろ。寝すぎだぞ」
「いいの」
「身体の調子……悪いの?」
ステラも心配そうに尋ねるがマユは、それを無視する。
「マユ、返事ぐらいしたら…」
「うるさい!」
マユはベッドから上半身を起こすと一喝する。そしてスティングを睨みながら、笑顔で言い放つ。
「もし起こしたら、アウルの頭を尻の穴に、ぶ・ち・込・む……OK?」
その光景を想像して、スティングとアウルの表情が青ざめる。マユだったら本気でやりかねない。
「納得してくれた様だし、お休み」
そう言うとマユは再びベッドに潜り込み寝息をたて始めた。
「……話し合いは、違う部屋でするぞ」
「おう……行くよステラ」
「う、うん」
3人は、別の部屋に行って、今後の予定を話し合う。
「もう夕方に近いし、今日は遠くには行けないよな」
「そうだな。取り合えず晩飯だが……近くに何か買いに行くか?」
「たしか、途中にパン屋があった。そこに行こうよ」
「遊びには…行かないの?」
「他にも買い物があるし……明日、朝から必要な物を買出しに行くから、そん時にこの辺に何があるか
調べような」
不満そうなステラの頭を撫でながらスティングが提案する。
ステラは少しだけ寂しそうに頷いた。明日は街に出られると思いながら。
GJ!
ハイネは二次創作だと輝くな〜。
ルナとメイリンヒドスwwwwwwww
お、たぶん感想第1号?
職人さん乙です。GJ!
凸の髪にオチをつけるところが流石だ!
久しぶりにデュオと五飛も出てきたし。
そしてマユ…ジーンズもヒイロ先生の影響ですか?
また続きを楽しみにしています。
何気にラクキラ更生フラグ立ったか?
今後の展開は非常に気になる。
職人さんぐっじょぶ!
つうか、ごひ初めて喋ったな・・・
うほ!GW-Pがもう更新されてる
うーん、デュオがキラより弱いとも思えんが・・・、
こっちの期待じゃ不慣れだから勝てないってことかな?
ゼクスだってかなり練習してもまだ扱いきれてないみたいだし・・・。
なんにしても職人さんGJです。
この板ではキラは嫌われてる(シャレじゃないぞ)故に、必要以上にその能力を過小評価されてる気がする。
一応設定ではC.E.最強のパイロットであり遺伝子操作されたミュータントなんだから、やっぱり同条件で
1対1ならデュオに分が悪いんじゃないかと思う。
キラは一対一より多対一を得意にしてるからな。
一対一ではクルーゼに苦戦したり、アスランに落とされたりシンに落とされたりしてる。
ゆえに5人の中でもごひ同様接近戦が得意なデュオが負けるとも思えないと・・・。
確かに70d近くのザクと和田で張り合ったら100%で戦えない上機体性能の違いで分が悪いな
>>728 CE最強ってのは同意だが遺伝子操作が理由でデュオが分が悪いってのは違うと思うぞ。
事W系はそもそも人間じゃないような連中ばかりだからな
W系はナチュラルだがナチュラルな人外レベルだからな・・・。
身体能力、反応ともにありえなさスギ。
しかしCEの機体で勝負する場合、Sフリ自体がCE内では最強クラスだからな・・・。
まぁその場合は機体の性能の差が戦力の決定的な差じゃないと教えてくれるかもしれんが・・・。
まあその辺は職人さん次第だから俺らが色々言うのはやめとこうや。
職人さんが書きづらくなる。
「このデュオ」が勝てる自信が無いって言ってるんだからそうなんだろ。
しかしこのキラは意外とまともだな。
ビルゴだけじゃなくストフリにも嫌悪感を抱いてる。
確かに大局的な物の考え方の出来ない幼稚さはあるけど、
逆に言えば「身近な人を守りたい」「人を殺すのは嫌だ」
という純粋な思いだけで戦ってる感じに見える。
まぁ、どういう状況を想定して勝てる自信が無いって言ってるかによるんだがな・・・。
まぁ職人さんに迷惑かけたくないんでやめておこう。
>>727 不馴れって、機体ごとこっちに来てるんだけど
昔の写真が多い理由。俺も、髪の毛の関係で昔の方が見栄えがするからだと思ってた。
まさか政治的な理由を背景にしていたとは・・・・・・
俺を叱ってくれ!ナタクッ!
>>735 よく読め
>もし、この世界のMSに乗ってキラと戦ったら
>勝てる自信は無かった。デュオの得意分野は接近戦での斬り合いだが、この世界のMSでは、近付く前に
>落とされる可能性が高い。
>>735 文中に、「この世界のMSに乗って戦ったら」って書いてある。
私見だが、W-Destinyの世界観の中でもデスサイズに乗れば勝てるって思ってるんじゃないの?
この世界のMSはおそらくザクとかグフだと思う。
デスサイズなら勝てると思ってるからこそのセリフかと。
砲戦機で格闘戦好む変な人って思うのは俺だけ?
誰?
とりあえずキラは別に格闘戦を好んだりしてないと思うけど。
エース級相手だと砲撃が当たらなくてサーベルで斬ったするだけで。
つまらんし、しつこい。
いいかげん髪ネタウザイヨ
>>742 進行中の人?
大丈夫。ある程度まで行けば気にならなくなる。
CEの機体だとあいつらの無駄に高いG耐性がいきないのもあるな
まぁそのくらいのパワーバランスでないと話にならなそうだし、そんなもんだろう>デュオとキラ
和田作った小太りで「イケル!」思ったキラ崇拝な技術者ってもしかしてふk(ry
アスランばかりじゃなくてそろそろ五飛のデコにもつっこみをいれたいw
が奴に直接そんなこと言ったら殺されそうだしな
我らがスレにもようやっと定期保守してくれる人物が現れたようだ
うん。荒らしも来ないSSスレなんてマイナーなだけだよね。
俺の知ってる別板のスレなんてリレー形式でストーリーをみんなが書き込んで
たまにまとめが入ったり、整合性が会わない話につっこみが入ったりするぐらいで、
感想も雑談も荒らしさえ来ないの。
あきらかに住人が一桁。めっちゃさびしい。
キラは持っている素質のみ押しているイメージがあるな。
このスレはWファンなら他板の住人でも知ってる椰子がいるからな。
某板でここの話が出てきてちょっと嬉しかった。
努力とか根性とか熱血とか
そーいう後天的な積み重ねが取っ払われちまってるせいで足りないわけですよ
遅ればせながら、職人さんグッジョブ!
しかし、デュオとキラの力量関係は、F1チャンプが峠バトルで
藤原とうふ店のAE86に後れを取るようなものだと脳内補完しとく。
デュオは本編でも実力はあるのに貧乏くじばっか引かされてたからか
過小評価され気味なんだよなぁ
本来なら奇襲攻撃とか隠密行動のエキスパートのはずなんだが
5人とも奇襲も隠密も大得意だから、目立たないんじゃないの?
他の連中よりも得意でも、他に得意分野があるほうが目立つってことで。
隠密行動もプロフェッサーGに出し抜かれるくらいだから怪しい
地球に降りて一番最初にヒイロと出会ったのが運のツキってくらい
その後いいことないない尽くしだもんなデュオはw
それでも生き延びれたんだからくじ運は悪いが悪運だけは強いってことか
流れとは全然関係ないけど「プラネットディフェンサー」と「プラネイトディフェンサー」って、
どっちが正しいんだろう?
なんかどっちでググっても引っかかるんだけど・・・。
>>757 普通人で同じ年頃の彼女ができて同棲してるぞ。
勝ち組じゃないか。
序盤はヒイロの任務達成率の低さよりは
きっちりOZを破壊しまくり連合に捕まったヒイロを救出した
デュオのほうが如才なかったんだけどな
5人全員凄腕エージェントなのは違いないが
敵もまるっきり手玉に取られてたわけじゃあないんだよな
ニューエドワーズの一件でトレーズの手の上で遊ばれたの筆頭に
トロワのOZ潜入捜査もバレバレだったのに泳がされてた感が否めない
>>758 「ネイト」が正しいんじゃないか?ゲームでも本でも「ネイト」しか見たことない
>>761 仮にも「スペシャルズ」だぞ。やられっぱなしでいるわけでもないだろう
>>761 マリーメイア軍の時とかもな
速攻でバレてたしw
本編中思っていたことだがデュオは工作員を自負するなら
あのロング三つ編みをなんとかするべきだ
あんなめちゃくちゃ印象に残る特徴は致命的だろ
あと今更な突っ込みだがトロワの前髪・・・
あれじゃ前がまともに見えんだろー・・・
だから奴だけSRWの精神コマンドに必中があるんだな
それ以前に大概OZに顔バレしてんのにそこそこの変装でばれないのは未だに不思議
それとサルファだとカトル以外5人共必中持ってるぞ
職人さんGJ!!
1:自爆テロリスト。目の前の敵を破壊する事しか考えないので
防御を捨ててる。
2:暗殺者。こっそり接敵して、破壊。倒したMSも回収して痕跡も残さない。
諜報活動も得意。
3:軍人。射撃も格闘もこなす。大局的に戦況を判断できるので
一時的には敵軍に入る事さえ躊躇しない。
4:貴族。一人で勝てないなら大勢で勝てばいいじゃないの精神。
他の4人と違い、最後まで甘さを決して捨てようとしない。(いい意味で)
5:武人。戦争をしてるというよりも決闘をしている。
強い奴は正しい。俺は強い。だから俺は正しいという素敵な三段論法の持主。
W過去スレから抜粋
Wスレでは大体パイロット・エージェント能力はトロワの評価が一番高くカトルの評価がr
ファンネル系を持ってるMSを倒すには、先にファンネル落とさなくちゃダメだし、
いくらドラグーンがファンネル以下でも、条件はあまり変わらんだろうから
接近戦特化型のデュオや五飛には、和田ってキツイ相手だろ。
デスヘルやナタクに乗ったら、多少喰らっても突っ込むって戦法が使えるが、
ザクやグフだと一発喰らっただけでエンドだし。
カトルの評価は散々だよなあ。
他は単独で戦ってたのに40機も回りに侍らしてたから無理もないが。
つかデュオの倒したMS回収して再利用は本編でもやってたが
殺したパイロットはコックピットから放り出してそこに捨ててくんだろうか・・・
まあ奴等は工作員もかねてるからな。
カトルですらなかなかの能力ある。
>基地指令
基地司令の誤字だよね。
それにしてもデュオって結構血の気が多いよな。工作員だからしゃあないけど。
>>769 斬り払いすれば問題無し。デュオがメリクリウスで似たような戦法取られた時もサイズで弾き返したりしてたし
>>773 前後左右から同時に攻撃されたら厳しいんじゃないか?
特にザクのビームアックスやグフのレーザー重斬刀では
デュオも意外と好戦的だが血の気の多さは五飛がダントツだな
少し献血でもして落ち着けと
ヒイロはああ見えて結構感情の起伏があるがトロワはほとんど感情的になることないな
どんなときでも淡々としているというか
考えてみたらトロワにヘビーアームズって面白い組み合わせだよなあ
>775
トロワは他のメンバーより汚点が圧倒的に少ないからな
他は捕まったり、暴走したり、ガンダムごと宇宙来たりで
トロワの作業をえらい邪魔してる気が
>>774 前後左右というのは乱戦や包囲戦を散々経験してる連中にとっちゃ余り意味は無い。だが確かにザクやグフではいくら連中でも厳しいだろう
トロワは目立ちたがりだろ?w
ACではファンネルな武器はプラネイトディフェンサーくらいしかないからあんまり想定してないんだろうな
まあ外伝のハイドラみたいなのはあったが
むしろGパイロット達の戦い方は、相手がファンネル展開する前に叩くことだろうきっと
>例えば、ゼロに乗ったカトルが暴走した時、ヒイロは殺すと決めたがトロワは殺さないと反対した。
反対なんてしてたっけ?
種の格闘兵装はどれも重い分取り回しは悪いは無駄にリーチより威力優先だわで散々だ
でもレイが有線とはいえエグザスのオールレンジ破ってたからそれなりの機体にのればなんとかなると思う
>>779 反対したつうか攻撃されたことに負傷&呆然としてたような
>>768 ちょっと待て。5はオペレーション・デイブレイク(自信無し。ノベンダ元師暗殺の回)を五人の中で唯一見破る戦略眼を持ってるぞ
後3は無策に突っ込む→弾切れ、なイメージが…
テレビでは細かな描写はなかったが小説版によると
あれはごひが見破ったというか直前にOZ基地襲撃してて
機体の整備に手間取ってニューエドワーズに行くのに
遅れたところに老師Oからあれは偽情報だって通信が入ったんだよ
つかごひって13に敗れてからまともな作戦展開してない気が
>782
数が多いんだから弾切れはあってもおかしくない。基地や数十単位だぞ
それにイメージがあるのは分かるが、実は弾切れ描写はそんな多くない
あとごひは本拠地に単身突撃→ぼこられるが一番多いから
作戦なんてまともに考えてないことがほとんどだろ
ウーフェイは繊細だかプライドが高いんだか知らないが
精神的に打たれ弱すぎるのが致命的
エレガント様の挑発に乗らずガンダムでぷちっとやっとけば終わったのに
わざわざガンダム降りて決闘して負けて凹んでしばらく戦えないとかありえん
そうだな… やっぱり4話のビクトリア基地のごひはおかしいな
個人的にはノインさんに「それでも男か!」とか言われたから傷ついて…っていう妄想
オペレーションメテオ前は正義とかに無縁な人だったしな
テレビではトロワに慰められてからサリイに諭されるまでの間
延々と落ち込んでいたがコミック版では進行の都合上か
MS戦で無抵抗のまま俺は弱い・・・とやられそうになってたところを
デュオに心を強く持てアホがーと一喝されて早々に立ち直ってたぞw
種世界にきたのは終戦後の5人だっけ?
戦争中のまだお互いを信用していない頃の5人ならどうなっていたことかと思う
>>785 それ全部宇宙での話だろ。
>>786 あれは13が偽物である可能性もあったから確かめる意味もあったのだ。当人は本物でも勝てる自信があったみたいだが
キラ、デスサイズ撃たなくて良かったな…。デュオの性格上やられっぱなし
と言う事はまずありえないし。
マユ「あんな素敵な戦士の誰と闘ってもいい・・・全員喰べちゃうってのも・・・
いいなぁ・・・」
そういえば、トロワスレのヒイロとトロワはロリコンだったな。
>>792 キラ=独歩でこれからリベンジが!でも顔面ドカン
……………あは、アハハ
この感じ。
あなた 私のハートに火を付けたみたい……
マユ「食べちゃうゾ♡」
2「ノォサンキュウ!!!」
ジブ「マユ……早くおいでぇ……いっしょに青き清浄なる世界のタメニ…」
2は逃げるのも隠れるのも得意だから速攻
わが身の危険を察知して脱兎のごとく逃げ出すなw
>>778 メルクリウスのプラネイトディフェンサーは、防御以外にも敵機の捕縛も可能で
ビットみたいに飛ばせるんだが、ウイングゼロinカトルがマシンキャノンでガン
ガン墜としていたので、同じ要領で対応できるかもしれんなドラグーン。
>>791 マユ「殺セ……ナイ?」
ヒイロ「俺はお前の遙か上にいる、攻守交代」
グシャン!
ヒイロ「今度は這い上がってこれぬだろう」
今最新を読んだんだがやたらキラとラクスをぶっ殺せば手っ取り早いと言ってるが
デュオってこんな殺伐としたキャラだったっけか?
ヒイロなら言いそうだが(結果殺せないにしろ)
デュオは意外と割り切りの良いキャラだと思ってたので個人的には違和感無かった。
デュオの性格は陽気で人懐っこいが反面ドライでもあると思う
ヒイロヒイロ言ってまとわりついてたが奴が自爆して死んだ時(生きてたが)
やっちまったな〜ヒイロは死んだぜあいつと特に悲しそうでもなく淡々としていた
今回は、ラクスとキラを殺すなって制限が無ければ、ファクトリーを潰して
任務達成のチャンスだったからな。
ビルゴを破壊する事を第一に考えてる現状だと、2人を殺すなってのは、
やり難いだろ。
デュオはああ見えてかなり獰猛な面があるからなぁ。
オペレーションメテオ発動時にも、妨害の為にプロフェッサーG
を含むスタッフ全員暗殺しようとしてたし。
あの場でキラが撃ってきたら、間違いなくキラの首獲りに行って
たぞ。
GJ!
なんか、ビルゴ暴走しそうだな。
そして、信者の気持ち悪いこと!
なんかキメてんじゃないか?
そりゃあもし自分が殺られそうになったら速攻殺すだろw
自称平和志向のカトルでもヒートショーテルで真っ二つにしちまうよ
そうでなくてはだろGパイロットってのは
カトルみたいな性格じゃキツイし、博士たちも言ってたな…
そんな殺しまくりだったあいつらがエンドレスワルツで突然不殺に走ってて
かえって違和感を感じたもんだ
もしかしてキラとカトルなら気があうんじゃないの
何故
>>804 自分の思考自発的に全部放り出して教祖に責任押し付けているという点では宗教という麻薬をキメてると言えないことも無い
ビルゴで大虐殺やっちまって、そこにデュオ達が駆けつけてきて
ビルゴを殲滅したら、そんな凶悪な兵器を隠し持っていたのかと
逆切れしそうだなクライン派…
あれ、なんでEWで殺さなかったんだっけ?
ゼクスに付き合っただけ?
>>813 力で鎮圧したら民衆が平和についてまた怠けるだろ。6はそれを危惧していた。それに鎮圧するだけならカトルが持ち帰った資源衛星に300機近く入ってた ビルゴを投入すれば事足りる
俺はEWの時はもう戦争=殺し合いをする気が無かったんじゃないか、と思う。
トレーズが全人類に戦争のおろかさを分からせた後でまだ戦争を続ける馬鹿共
と同類になる気は無かったんじゃないかね。
聞き分けの無い馬鹿をどついて殴ってくる力を奪っただけ。
テレビ本編のほうはOZや連合側にもそこに属する一兵士の思想や感情が描かれていたが
EWでは約90分という短さゆえかそういう描写がなかったから何であんな大勢の元軍人や
新たに集められたっぽい少年兵がトレーズの名を騙ってるとはいえ
あんな愚かな指導者(デキムな)の口車にのって再び戦争を始めようとしたのかがよくわからんのだよな
幼女萌え
つまり「マリーメイヤタン、ハァハァ」な連中で構成された軍隊か
嫌過ぎる
そしてあのマリーメイア軍の制服もデキムの趣味だったり・・・
もともと、OZはトレーズ様万歳ってやつらの集まりだったような、気持ちはわかる。
あのエレガントさは他の何者にもかえられまい、中盤まで暗殺・謀略の嵐だったが。
>>816 このスレ的には「目的を見失った」でFAだろ。
「兵士を封印し武器を捨てれば、それで平和という考えは間違っている」が、
じゃあ平和って何?と悩んでる所にトレーズの娘が居たって話じゃないかなぁ、と。
(オマケに「ガンダム05のパイロット」まで居るときたもんだ)
>>817 そう言えば、サリィが「マリーメイア軍には女兵士って居ないのね」みたいなこと言ってたな…。
>>815 >全人類に戦争のおろかさを分からせた
まぁ分かっていなかったからごひはマリーメイア軍に加担した訳だが
>>816 ごひの理屈を借りれば、戦いが生き甲斐だったりするような連中はいざ戦いが無くなると自分の存在意義が見えなくなり、目的を見失っちまう。
デキムに手を貸したのは元からコロニーのタカ派だった人物や、そういう思想やらはそっちのけで目的を見失ってしまった奴らだと思っている。
逆に考えるんだ、むしろデキムがウホッ(ry
>>823 >
>>816 > ごひの理屈を借りれば、戦いが生き甲斐だったりするような連中はいざ戦いが無くなると自分の存在意義が見えなくなり、目的を見失っちまう。
> デキムに手を貸したのは元からコロニーのタカ派だった人物や、そういう思想やらはそっちのけで目的を見失ってしまった奴らだと思っている。
まぁ、現実に思想的背景も何もなしに海外で傭兵生活してる日本人がいるわけで。
「戦争したい」って思って実行しちゃう人ってある程度いるのかも。
トレーズの思惑だとそういう連中は自分とゼクスの戦いの中で全滅させるつもりだったんだけど、うまくいかなかったとか?
ウホッとようじょ萌え〜な軍隊か・・・
エレガントさの欠片もねええ
エレガントで思い出したんだが電波姫が聞いた幻聴は
電波姫自身は虎だと思ってるけど、エレガント様からのメッセージなのかな
中の人一緒だし
むしろ両方だと考えるんだ。
ここで、我が手に掴めぬもの無しなゴリラが登場
無敵消防マユたんうぜえな
たまらん異臭を発してる
どいつもこいつも馴れ合ってる中でマユたんも馴れ合い
メリハリねー
でも生身は兎も角、パイロットとして他キャラの上行っちゃってるのはどうなんだろう
ベテランパイロットみたいだったね。
薬物で反射神経と対Gをアップさせて、戦闘訓練を受けて、その上に自分を
殺そうとするものに反応するんだから、UCの強化人間みたいな人間だぞ。
>>834 本編じゃあ戦ってもいない奴にのされるステラ達とシンカワイソス
髪の毛ネタはちょっと引っ張りすぎかなぁ・・・。
この手のネタはあんまり出しすぎると最初は面白いけど、出し過ぎるとくどくなるし。
>>838 >>837みたいに言われるのはしょうがないだろう。
ゼロから盛り付けて他のキャラを踏み台にしてるんだから。
どうでもいいけど、定期保守云々言ってる人はラクス教みたいだ
まゆたんもすっかり萌えキャラだもんね
>>840 >>841 同意。このスレはどっちかっつーとまったり進んでると思ってたが
そのうち反対・否定は全部排除って流れになるのかね
俺も禿げネタはそろそろ飽きた
アスランの出番もこれから増えてくるだろうに、出る度
わかめやらうどんネタ絡ませなくていいと思う。正直、
今の段階でも禿げネタのところは読み飛ばしている
そしてマユたんは特別扱いされ過ぎ
虐殺シーンもほどほどにしてくれ。ぶっちゃけ原作のグロ挿入と同じだ
大して必要性を感じない
髪の毛ネタは他の職人(X運命氏等)も多用してるからなぁ
いい加減、見飽きた感はあるな
やっぱり出てきたな、一読者の分際で口出ししてくるのがwww
虐殺イヤデブー怖いデブーってかwwwww
>髪の毛ネタ
放映当時からアスランといえば凸だからしかたないっちゃあしかたない
痔は炒飯で「こうかつでざんにん」から「こ」省いて「に」を「ね」に交換するのとおなじくらいしかたない
>原作のグロ挿入と同じだ
謝れガンダムに謝れ、富野に謝れ
特に小説版V
>>843 「荒らしの権利を認ぬるーブー!言いがかりつけるのも自衛権ブヒー!」
なんて北朝鮮の核なみのワガママは通らないってだけの事だよ。
>>841 じゃあ必死こいて食い付けばよいのかね?
843はスレ住人のフリした荒らしだからスルーするよろし
そもそもW-DESTINY書いてる氏は住人の意見でシナリオは変えないって公言してたしな
あと何話予定なんやろ
>>848 それで荒れさせるのが
>>843の類の狙いなわけだからな。
こういう時こそ一層エレガントにスルーだよ。
コーディの市民権を獲得せんと躍進する議長と、そうはさせじと
権謀術策を巡らすジブ、そしていい感じにキマってるクライン派…
敵は多いけど、とりあえずユウナりん超ガンガレ!!
>>849 別に話変えろとは言ってないじゃん
批判されたくなけりゃ自サイトに引き篭もればいい
ラクス教キモイ
エレガントにスルーとか口だけですか?
ラクスは地球侵攻を目指しているけど、何考えてんだ…
コーヒーのオチから流れて来たような口ぶりだが、彼処は彼処で最近調子乗ってる奴ばっかりだからな
ゼクスの代わりにアムロじゃなくて良かったな。
アムロになってたらWキャラの出番はほとんど無かったことになるw
今でもゼクス以外は出番ないけど。
>>853>>856 批判と荒らしの区別もつかんのか?元より妙に粘着やってるお前がどっかに引きこもってりゃいい話じゃあねーか
否定意見は大事だとは思うが、職人の気持ち考えれば「同意」とか付け足してまたずらずら何レスも付ける必要無いと思うんだがな。
批判や意見述べるなら1レスで十分。俺だったらやる気失せるよ
自演ってこと?
思い込みでそういうこと言うからラクス教っていわれるんじゃん…
>>859 Wキャラ絡ませられない・動かしにくいと言ってたのに
なぜかこのスレで書き始めたからしょうがないw
そうだな
そういう困難な前提であえて書き始めた所に漢を感じるぜ
>>864 アムロがやってきたらスレでよかったのにな
無理にやってスレタイ読めなくなってるよりか
読みたくないなら来るな。これは鉄則だ。
>>866 どうだかな
W期待してきた人には微妙かもよ
結局お前らが言いたい事は
・凸の髪ネタが多い
・マユが特別扱い過ぎ
・グロシーンあり過ぎ
って事でおk?違う奴は一体何がしたいんだ…
しかも3番目の奴は過去に職人が自ら反省した所じゃないかよ
>>870 要するに批判するにしろ10レス近くもかけてするな、って事だろ。しつこいしな
873 :
115:2006/10/22(日) 15:29:15 ID:???
シンwww
妹同盟とか作るんじゃないぞwwwww
>>873 ワロスGJ!
只何となくだが、乳牛でかつ雌牛なのは承知の上で、
「花子」でなく「吉田君」だったらと思った俺は筋金入りのナチュ兼オールドタイプ…
>>872 意味わからんな
違う内容で疑問点があっても書き込むなってことかよ
>>878 反論するならあらゆる批判反論をあらかじめ想定して、
1レスで済ませるのがスマートってこった。
じゃ、俺が取りますね?
つまりあれだ「疑問点」とか言う言葉のオブラートに包んでその実揚げ足取りに終始する奴はウンコ
でFA?
批判にかこつけて実は単なるWやクロス系自体のアンチだったり、ってな事があるからな。
シスコン師弟…。ヒイロよ、いつかこいつらと決着をつけねばならんな。
>>876 ちげーよ、同じ論点の同じような内容の批判を何度も繰り返して書き込むな、って言ってんだ。ここの職人は10回も20回も言わなきゃ分からないような馬鹿じゃないだろうが。
というか、同じ内容ならアンカーで済ませるのがスマートってモンだ
一人がなんか言ったらそれに乗じる奴が多いからな
人間の集団心理とは言え見てて鬱陶しいのは確か
この画像の漫画に名前を付けたいのだが候補はあるか
>>877 いや、1人レスで済まして、あまりに重複したレスにならなければいいんじゃないのか?
批判は全て一人で連投しているわけではないだろうし
>>877 批判が軒並み45秒の壁を越えてるならともかく説得力が無いよ
いや、あながちありえん話でないぞ。多数意見に見せかけるために自演工作をする馬鹿を他スレで見たことがある
889 :
887:2006/10/22(日) 16:09:56 ID:???
>>881 横から悪いけど、10回も20回も同じ内容ってどれのこと言ってるの?
>>888 っていうか、荒らしの基本中の基本だよねー?
ゴキラだって紳士だってヌケサクだって使う手だよ
>>891 ゴキラ→連投が凄い
紳士→クスクス同意ですわ(ry
ヌケサク→ 圧 倒 的 同 意 (ry
まぁレスする時の常識とは思うが、書き込む前にリロって同じ様な内容ならちょっと変えるなり控えるなり
すればいいんじゃないか?
つーかこの話も十分スレの無駄使いと思うが。
>>888 それを言ったらマンセーも同じ
少し批判・疑問が続けば荒し・自演認定もどうなのよ
それこそ荒らしっぽいしスマートじゃない
この流れのままこのスレ埋まりそうだな
>>894 知ってるけどそこまで同じ内容のレスが多いと感じなかったんだよね
他愛もないわかめハゲくらいで
そうだ!! おまえら、雑談スレでやれ
こんなのいつもグダグダ語ってるのと変わんねーよwww
批判意見言って香具師はスレの雰囲気悪くしたいだけだろうけどここの住人には無駄だっつーのwwwwwww
マンセー以外は書き込み禁止です><
スレ住人がイタいのが致命的だ
自重しないとそのうち過疎るぞ
>>903 何処のスレでも同じ事しか言えんのネ、荒らしの君は
周りがマンセーしているんじゃない、君が無意味に周りと問題起こしているだけだよ
触手が足りない
>>897 だからね、その程度の話題で何レスも続くのが有り得んのよ。しかも全部職人叩きじゃないのかい?
>>904 とりあえず、今どきどこのスレ行っても
同じ手口でスレ荒らす使えない君の方がイタいと思う
>>895 だったらもう少し言葉を考えろよ。職人かて人間、やれ引きこもれだの前に職人が謝罪した件を取り上げたりだの…批判・疑問ぶつける以前に常識無さ杉
>>909 もはやどうでもよくね?w
スレが荒れてもW−DESTINYは投下され続けるだろうしw
だ か ら
雑 談 で や れ
>>911 俺も作品さえ投下されるならどうでもいいな
批判もマンセーも知ったこっちゃない
>>907 わかめのこと?何で有りえないのか分からない
疑問は職人叩きと同じなの
せっかく雑談立てたのに…|ω・`)
>>909 スマートじゃない上にしつこいのは「疑問や批判」じゃなくて「ただの粘着」って言うんだ
それは荒らし行為なの、板レベルのNG行為だよ
>>911 批判もマンセーもじゃんじゃん有っていいよね
>>917 感想ならともかく、批判はいらんだろ
こういうのは、しつこく何度も同じ事いうからウザイ
マンセーはないからいいよ、粘着してるのを「自重しろ」って言ってるのを
粘着側が勝手に「マンセー」って認識してるだけだし
1000まであっという間だなこりゃ、職人さん荒れちゃってますけど頑張って続けてくれると
嬉しいです。作品である以上合う合わないの感性の部分は完全に満たせるわけ無いんだか
ら気にしないでストーリーを進めてください。それと今までの分お疲れ様です。
>>919 例えば雑談板立てたのにしつこくこっちで疑問や批判言う奴とか
何処でもハブられるくせにしつこく
>>909言う奴とかな
>>914 疑問ってどれだ?大体つまらんだのしつこいだの、それが人にものを聞く態度なのか?お前はそういう態度でもの聞く人間を「ありえる」と定義するのか?
>>923 そこに反応するって事はよっぽど相手にされてねぇんだな、、、
馬鹿m9(^Д^)プギャーwwww
>>923 とりあえず図星を指されてファビョったことは判った
自分があくまでも正しいと荒らしじゃないと正当性求めるなら、いいからつべこべ言わずに雑談スレに池
>>922 ありえないならスルーすればいいから問題ない
何でそういうのをまともに相手にしようとするのかわかんない
ちょっとしか書き込まれてないし
ここで45秒の壁を乗り越えられないと予想
と言ってる
>>926も結局スルーなんかしてない訳で
どうでもいいからまだ話す気なら雑談行け
図星って…ほんと痛いな
自分の思い込みで攻撃とかラクスかよ
>>928 レスアンカーつけられたから答えただけだよ
後はスルーする
ID晒すのがイヤでコーヒー滓スレにさえよう行けない
負け犬荒らしが必死にへばりつこうとしてんのはここですか?
荒し認定の相手に思い切り食いつくバカがいるのはここですか?
食い付いてるの含めて自演に見えてきたわけだが
ID晒したら自演だってばれちゃうから、、、
>>933 いや、なんか面白くてついw
俺としてはいつものグダグダ雑談より面白いw
これじゃ俺も荒らしかww
さて、
>>884の願いを叶えてやるか。
>>873の画像の名前だが、何か候補あるか?返答はここか雑談で
つか皆ネタスレってどれくらい見てんのかな
自分はほとんど見てないんだけど
>>937 本当に悪いけど自分も今日のが面白い
おまいら全員エレガントじゃないな
住人同士で揉み合ってるくらいならいいんじゃねw
作品に直接は関係ないなら
揉み合うって何をだ?
乳か尻か?
>>939 自分もネタスレは見ない
コーヒースレって他板なのかな
こんなこの今言うとアレだけど
>>943 男の総意として揉んでうれしいのはまず胸だ
そしてその次のステップが尻
何、顔?頬? ・・・キサマ、、ストロベリやがってーッ!!!
>>943 り、リリーナ様をか…!貴様許さん!!
ヒイロとシスコン師弟が争ってる間に黙々とエロコラ画像を
つくる吉良を妄想。
ヒイロの出番は当分なさそうだな…
ところで、本日中に新スレ立てるか?
ビックリマンチョコ高くね?
とりあえず吉良を連れて行ってはいけないところ
・聖ガブリエル学園
・サンクキングダム学園
血迷ってリリーナ様にチョッカイだしたら親衛隊長
のカニ眉毛女史に腹刺されますが…
一日で100超のレスがあったから投下キタ?と思ったらこれかよ・・・・orz
>>944 種とXのクロスオーバースレのことだよ。この板にある。
なんかここも似たようなノリになりつつあるね・・・。
956 :
950:2006/10/22(日) 19:58:24 ID:???
958 :
955:2006/10/22(日) 20:33:58 ID:???
ところで次スレは?今の流れなら>970あたり?
>>873 バギワロスwwwwwそうか、なんか共通点ありそうだとは思っていたが、シスコンの共通点だったかw
産め
よ増やせよ
梅
熟め
レディのちち不自然じゃね?
>>963 ぬおお!?作者誰だ!?めちゃめちゃクオリティ高いやんけ!
>>963 くそ…また見逃した…
すいませんもう一度お願いします
一番最初にリリーナ様がいたガッコって聖ガブリエル学園だっけ?
覚えてなかったや
>>974 GW-Pのファイルうp板に補完しといた。
>>963を見たあとの各自の反応
ゼクス 画像を保存後、ヒイロを問い詰めに
ヒイロ 画像を保存後、UPした奴のパソコンをハッキング
ディアッカ 画像を保存後、そこいらの板で詳細聞きまくり上の二人に…
キラ 画像を保存後、自家発電してたのをピンクの歌姫に見つかって…
シン 基本的に自分の妹以外に興味がないのでスルー
シン「
>>963!なんで隊長の妹ばっかりなんだよ!」
でも自分の妹がうpされたら怒るよね
おっぱいに萌えつつ埋め
あろうことか自分以外の対象で自家発電していた吉良に対し、
ピンクの歌姫が科したお仕置きは?
@オナ禁、ついでにパソコンも禁止
A質問返し24時間問い詰め尋問(種割れ)
B愛の説教(SM)部屋