もしも、CCAアムロが種・種死の世界にいたら

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87898 ◆TSElPlu4zM
「その機体性能、見せてもらうぞ!」
「貴様、コロニーで何をしている!」

 アムロはクルーゼに悪意を感じ、νガンダムを振り回しながら弾を避け、ビームマシンガンを向ける。

「ほう、楽しませてくれそうだ」

 クルーゼはニヤリと笑う。

「艦尾ミサイル発射管、7番から10番まで発射準備。目標、敵モビルスーツ!――レーザー誘導。いいな、間違えても地表やシャフトに当てるなよ――撃て!」

 ナタルが叫ぶと同時に、アークエンジェルからミサイルが発射され、ジンを追いかける――が、ジンは次々とかわし、ミサイルがメインシャフトに当たり爆発を起こし、ワイヤーが切れていった。

「何をしている!こんな所でミサイルを撃つ奴があるか!」

 アムロはアークエンジェルに叫びながら、バーニアを噴かし、ジンを追いかける。

「じょ、冗談じゃない!」

 キラは怒りにまかせ、スコープを引き出し、ストライクが“アグニ”と呼ばれるビーム砲を構えるが、動きを止めないジグーをロックオン出来ないでいた。

「これ以上、コロニーを傷つければ崩壊する――なら、当てるまでだ!」

 アムロはジグーとのダミーバルーンを放ちながら距離を一気に詰め、頭部バルカンを発射し、ジグーの頭を爆発させる。

「くっ、なかなかやるなっ!なにっ!?」

 爆発のショックで、一瞬だがジンは動きが止まる。

「来る!?」

 アムロはストライクから攻撃の意思を感じ、ジグーから離れる。

「待って、それは――!」

 マリューはストライクを止めようと声を上げた。

「今だっ!」

 ストライクがアグニを発射する。ビームの束はジンの右腕を吹き飛ばし、コロニーの地表を白熱させ、宇宙に繋がる大穴を開けた。

「ああっ――!」 

 キラは自分のした事の重大さに青ざめた――。