デス種の福田負債竹田森田下村を処断するスレ171

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11通常の名無しさんの3倍
西川本福田インタいきます。

インタと行っても直接の対話形式ではなく、ライターが地の文を書いて間に福田発言が挟まる形なので
ナマの会話の流れは不明だ。

回顧録の部分はパスして種関係の所から。

福田氏自身は富野ガンダムを自分なりに大きく変えようと言う意識は無かったようだが、仮面ライダー
やウルトラマンの様に親子二世代で楽しめる作品、つまりファーストガンダムを現代風にやって見たい
と言う気持ちはあったと言う。
そうして完成した福田ガンダムは高い評価と人気を得る訳だが、一部で「アニメの戦争はファッション」
という発言が物議を醸し、ネットを中心に批判が続出する。
「知りませんでした。お断りしておきますが、僕はそんな発言はしていません。ネットの情報なら、悪意
ある捏造でしょう。娯楽という意味をねじ曲げたかったのだと思います。戦争ものの切り口はいろいろ
ありますが、人の生死を描くものですので、普遍的な真実は描く必要はあります。ただTVアニメはエン
ターテイメントである事が第一で、現実の戦争の悲惨さを伝えるメディアではないという事。まして、
芸術性を持たせる、作家のメッセージ性を強く出すなんてあり得ないというのが持論。そういうものは
小説やドキュメンタリーの仕事だと思っています。ガンダムだって上質の娯楽として面白かったという
認識ですし、僕もそのつもりで作っていますから」
しかし、ガンダムがブームとなった要因を紐解くと、「リアルロボット路線」という概念を生み出した
程のリアルさにあった事は否定出来ないし、現在も続く人気の礎となっている様にも思える。
「アニメで”リアルロボット”という方のセンスを僕は信じられません。そもそもリアルと言った時点
で、モビルスーツは成立しません。兵器が人形である必要性も効率性もないし、戦争をリアルに考えた
ら、もっと有効な兵器が山ほどあります。巨大ロボットが走ったら中の人間は恐ろしい事になっちゃって
いるでしょうね。でも、それを言っては始まらない。フィクションでありテレビ漫画ですから。僕らも
『らしさ』と言うスタンスで作っていますし、それがエンターテイメントであると思っていますから」
12通常の名無しさんの3倍:2006/06/10(土) 20:06:53 ID:???
続き

ところが、ガンダムを作る上で難しいのはまさにそこだ。見る側個々にガンダム観が構築されていて、
それ以外のものは受け入れられない可能性だって十分にある。
「困った事に作り手にもそれは言えるんです。つまり、自分が見たいガンダム、オタク評価が高いガン
ダムを作りたがるんですよね。そりゃ作り手は満足でしょうが、普通の方や子供たちはまず見ません。
もし自分達の為に作っているとしたら商業アニメはやめるべきです。特にTVアニメは…」
こだわるべきはガンダムそのものではなくエンターテイメント性だと力説する。また自身が一視聴者と
して求めるものも同じなのだという。
「例えば『史上最大の作戦』なんて圧倒的なスケール感や役者の持つ重みがホントに素晴らしくて大好き
です。『七人の侍』もラストの戦闘は恐るべきリアリティと迫力で、感動すら覚えます。小説は司馬遼太
郎。特に『竜馬がゆく』『坂の上の雲』は好きですね。スケールの大小はあるけど、やはりエンターテイ
メントなんですよね」

(ちょっと略)
種としては初となる劇場版の製作が発表されて、TMRも参加した。ただし公開時期はまだ未定。
「映画としては15年ぶりの新作。サンライズだって力を入れるでしょうから時間はかかると思います
よ。僕も今ある仕事は全て映画への布石です。『名探偵コナン』や『クレヨンしんちゃん』の興行レベル
まではお客さんに見てもらいたいし。その為のアイデアも、仕掛けも考えています」
発売されたばかりのスペエディも劇場版のための布石の1つだ。
「前作種の総集編も好評だったし、3本にまとめる事でより多くの人に見てもらう、知ってもらうという
のをベースにスタートした企画なんです。でも、ボクとしてはキャラクターの行動と感情だけで見せよう
という意図で組んだ演出が、スタッフや俳優に伝わらず、結果視聴者に分かりにくいものにしてしまった
のでは?というのがあって。映画のことを考えたらこのままじゃ成立しないし、だったらこれを期に再
構築してデス種とはどういうものかを分かりやすく伝えたいという思いがあったんです」
だから新しいカットもふんだんに使い、アフレコもほぼ録り直すという力の入れよう。ただの総集編では
ないのだ。「テレビシリーズのことは忘れてほしい」というのも頷ける。
「キャラクター個々のファンでいてくれる人には物足りないかもしれないけど、大枠でどんな物語なの
か、キャラクターの感情の軸がどこにあるのか、そこを特に際立たせてあるので観たことのない人にも
分かりやすいと思います。と言いつつも、ボク自身が納得できればいい、それくらいの気持ちで作った
という部分もないわけではない。そこは素直に『ごめんなさい』です。でも是非、劇場版とあわせて観て
ほしいです」
最後に。ガンダムというモンスターアニメに対して今、何を思うのか聞いてみた。
「やはりガンダムというタイトルは富野監督のものであり、バンダイさんや様々な人の思惑を汲んで作ら
れているプロジェクトだということ面白ければいいというレベルのものじゃないんですよね。僕も好きに
作ったつもりはないし、むしろどうすればこのタイトルをきちんと繋いでいけるかを第一に考えていまし
た。周囲も無茶振りして三振するより、バントでいいから塁に出てくれだった。今の所大ヒットさせたと
評価していただいているけど、作品としての自己評価はまだまだ。だから劇場版は、上質なエンターテイ
メントとしてみんなが楽しめるものにしたい、そう思っています」