リ*´∀`)<うわぁ…イザークの中すごくグゥレイトォ!Round4

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73つづき
卒業前夜それぞれ自分の荷物を整理していた
寂しい気持ちがいっぱいで息が詰まりそうだ
そんな中、先に口を開いたのは痔だった
「まあたった2年だったけど色々あったよな。訓練は厳しいし
死ぬ!って思ったことも何度かあったし
辛いこともいろいろあったけど、不思議と逃げ出したいとは思わなかったんだよね」
痔は苦笑しながら今までの思い出を語った。
遺作は時折笑いながら痔の話に頷いている。
突然痔が遺作から目を逸らしうつむく
「ここからは単なるオレの独り言だから」
一瞬でその場の雰囲気が変わったことに遺作も戸惑う
「なんつーか…オレがアカデミーを続けられたのってイザークのおかげなんだ」
そう言って痔は顔を上げる
その眼差しは真っ直ぐに遺作を見つめている
遺作もこんな痔の表情は知らなかった
そして
「お前と過ごした時間……夢みたいだった」

目を見開く遺作
全身が震えた
「戦場にいっても、オレはお前のこと忘れないから。
たとえ死ぬことがあってもその時にはきっとお前のこと思い出すよ」