「くあ……っ! あああ、あ……っ!!」
待ちわびていたはずなのに、じらされ過ぎたのか、ミリアリアは悲鳴をあげた。内壁が
ぴくぴくと痙攣し、捉えたものをさらに内側に誘い入れようと蠢いている。久しぶりの
快感に彼女自身が驚いているようだった。
「くはっ……ん、んんっ……くぅ……ああぅっ……! あああぅっ!」
感じているのか苦しんでいるのかわからない声が絶え間なく漏れる。喉の奥が痛かった。
もう充分感じているのに、ディアッカの指がまた秘突に触れてくる。腫れ上がるほど刺激を
受けたそこは、また敏感に反応してしまう。
「あぁん、もう、やめ……あああ……ぁ、ぁ、あっ……はゥ……ン」
感じすぎるから止めて欲しいのに、声だけは甘えてしまう。これじゃちっとも止めて
欲しそうじゃない……ミリアリアの閉じた目から、また涙がこぼれた。
ディアッカの空いている左手が、掌に重ねられてきた。指を絡ませ、しっかりと握る。
それしか頼るものがないかのように。
「今、楽にしてやるから」
ディアッカの逞しい腰が動き始めた。ベッドの軋む音が、やけに遠くでした。
「ああぁあァァ……ッ! ああァッ……ああ……あああァ……ン!」
絶頂が近くなってようやく、ディアッカがミリアリアの胸にキスの雨を降らせてくる。
唇で乳首を捉えられ、まだ与えられていなかった快感があったのかと、躰がもう一度跳ね
上がる。もう全てがディアッカの思い通りに狂わされ、逆上せ、翻弄されて蹂躙される。
何をされてももういい、はやく、はやく、終わらせて……。
乳首と、秘突と、秘所の三カ所に同時に加えられる刺激がよりいっそう強くなり、
ミリアリアは自分の意識を手放した。
「あぁあああッ……アアッ、あああぁぁんっ! ああっ、ああぁあ……んっ……!」
意識が高く昇っていく。そのまま、墜ちる。落下して、砕ける。
そこから先は、何も覚えていなかった。自分の躰の中で、何か熱いものが弾けたこと
以外は。