サイバーフォーミュラを語るスレ

新世紀GPXサイバーフォーミュラ

─とても長い間、かかわっていますよね
久行：そうですね。長いし、いろいろ描いてはいるんですけど、実はゲームでは、
ハヤトやそのほかのメインキャラクターは全然描いていません(笑)。

─ゲームでは、毎回レースクイーンが登場しますね
久行：「Road To INFINITY 2」では、VAPさん、ファミ通さん、アニメイトさんとのタイアップがあったので、
それぞれのレースクイーンをデザインしました。ちなみにレースクイーンは、年々ネタが少なくなって困っています。
昔は実際のレースクイーンのほうが地味だったので、デザインしやすかったのですが、最近のレースクイーンは
年々マンガっぽくなってきたので、逆にこっちが「どんなデザインにしらいいかな？」と悩みますね。
ゲームではいつもハヤトとかも描こうと思うんですけど、「そっちはいいからレースクイーンを描いてくれ」と言われています(笑)。

─結城レナについて
久行：ゲームでは、あすかがトウが立ってしまい、初々しさがなくなってしまって(笑)
若いキャラクターが欲しいというオファーがあって「新たなる挑戦者」のオリジナルキャラクターとしてレナをデザインすることになりました。
このゲームも紆余曲折がありまして……。ゲームに収録されていたアニメーションにも関わりたかったのですが、それもできずに……。

─「SAGA」と「SIN」について
久行：「SAGA」は腐れ縁の始まりというか、福田己津央監督との仕事ですね。
それまではTV版の原画を少し担当しただけで、あまり縁のない作品だったんですけど、「SAGA」の話が決まってからは
OVAを見て勉強しました。でも、第一印象は「この作品、好きじゃないな」だったんです(笑)。どうも肌にあわないというか……。
実際作業に入ってエンジンがかかってきたのは4話目くらいからですね。
それまでは、結構悩みながら仕事をしていたんです。どうやったって以前に描かれていた方みたいな絵は描けないですからね。
でも、そんな状態で作品に参加していたのがファンのみなさんに申し訳なくて、「SIN」ではそういった意味でリターンマッチの
気持ちでのぞんだ作品です。「SIN」できちんと落とし前をつけて、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」シリーズから
オサラバしようと思ってたんですが……。

─オサラバできていませんよね(笑)。
久行：なかなか縁が切れなくて。たま〜に「そろそろ縁を切りたいな」と思うときもあるんですけどね(笑)。
最近のゲームの仕事は、なぜか忙しくて身動きのとれないときにばかりオファーが来るので……。
まあ、仕事としてはどれも苦労が多かったですけれど、いろいろと勉強になって楽しい作品ではありますね。