「巻きますか?巻きませんか?」3巻き目かしらー

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888通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:29:02 ID:???
 翠星石のあんまりと言えばあんまりな物言いに、ネオの堪忍袋もついにレッドゾーンに突入。
 あくまで冷静を装って、ネオはこう言った。

ネオ「ビキビキ(^ω^#) ……そうだな。まあ、用意出来ない事もないか」
翠星石「ホントですかぁっ! そうならそうと早く言いやがるですぅ、そうすれば痛い思いはしないで済んだですぅ」
ネオ「だけどな〜、それ、結構遠くの基地にあるんだわ。俺はちょっとジブリールに呼び出し喰らってるし、今すぐに
   欲しいんなら、自分で取りに行ってもらわないとな〜」
翠星石「むぅ……ま、まあ、そのくらいならしてやらないでもないですぅ。で、どこの基地ですぅ?」
ネオ「そうそう、それなんだけどな。ちょっとオーストラリアの方まで行ってもらう事になるな」
翠星石「オーストラリアですか……まあ、スカイグラスパーをちょっと飛ばせばすぐですね。じゃあ、善は急げですぅ!」

 間のいいミナ様……じゃなくて皆様ならば、もう既に予想はついていると思う。
 この時ネオの言った事は、翠星石を体よく厄介払いする為の、真っ赤な大嘘である。
 ついでに言うと、オセアニアはザフトの勢力圏でもある。
 連合側からすれば敵の巣窟な訳で、こんな地域にスカイグラスパーでノコノコ出かければどうなるか。
 しかし、翠星石はネオの発言をまんまと信じてしまった。
 哨戒のディンにスカイグラスパーを撃墜された翠星石は、何とかオーストラリアへの上陸を果たしたものの、
移動手段を失い不毛の荒野を彷徨う羽目に陥っていた。
 そして、荒野の放浪を始めて1週間。ついに彼女は力尽き、乾いた大地の上に小さな身体を投げ出した。
 既に立ち上がる力もない。自身のローザミスティカが輝きを失うのも、最早時間の問題と思われた。

翠星石「も、もうダメですぅ……蒼星石、先立つ不幸を許すですぅ………」

 恐らくジュール隊の愉快な仲間達と共に宇宙にいるだろう双子の姉妹の事が、ふと頭をよぎる。
 そして、翠星石は意識を失った。
 だが、翠星石は、自分の前に立つ、ある巨大な存在に気づかなかった…………。




 翠星石がオーストラリアにて消息を絶ってから、一ヶ月後。
 黒海、クレタ島沖において、ミネルバと連合・オーブ軍との戦闘が開始された。
 圧倒的多勢で以って攻める連合・オーブ軍に対し、数に劣るミネルバは苦戦を強いられる。
 戦いとは、結局のところ『数』なのである。一人のエースパイロットがどれほど奮戦しようとも、100機の
ウィンダムやムラサメを相手にいつまでも戦い続けられる訳がない。機体は損耗し、エネルギーも尽き、
パイロット自身も甚だしく消耗する。それはシン達も例外ではなかった。
889通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:30:32 ID:???
 そして、激戦の最中、アークエンジェルの介入により戦況は混乱。
 混乱の坩堝と化した戦場で、インパルスに乗る真紅は、3機の銀色のMSを従えた黒いフリーダムを見出す。
水銀燈専用フリーダムと、彼女の下僕シルバーナイツである。

水銀燈「あらぁ……久しぶりねぇ、真紅」
真紅「水銀燈……!」
水銀燈「悪いけど、再開を喜びあう気なんてさらさらないわぁ……貴女のローザミスティカ、私に頂戴」

 真紅は戦闘の構えに入る。が、水銀燈には、自ら真紅と矛を交える気などなかった。
 カオスシルバー、アビスシルバー、ガイアシルバーの3機が、真紅の前に立ちはだかる。人手不足に喘ぐ
アークエンジェルに、シルバーナイツにあてがう事の出来る余剰人員はいないので、彼らは人格データを持つ
高性能AIを搭載したスタンドアローン型のMSなのだ。

CS『ローゼンメイデン第5ドール、真紅! 貴様の相手は我々だ!』
AS『貴様ごとき、銀様の手を煩わせるまでもない!』
GS『銀様、お下がり下さい。奴のローザミスティカ、見事奪ってご覧に入れましょう』
水銀燈「そぉ? じゃあ、任せちゃおうかしらぁ……?」

 因みに、AI制作者のキラはアークエンジェル艦内の水銀党員の思考パターンを参考にAIを構築しているので、
シルバーナイツ的には『水銀燈>>>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>>>ラクス』なのである。

CS『さあ覚悟せよ、第5ドール!』
AS『銀様のアリスゲーム制覇の礎となるがいい!』
GS『なに、貴様の死は無駄にはならぬ。大人しくローザミスティカを差し出すのだ!』
真紅「クッ……MS戦で下僕のドールを使うとは思わなかったのだわ」

 水銀党員的な騎士道精神に基づき、真紅を包囲するシルバーナイツ。
 真紅専用インパルスは確かに高性能機ではあるが、同程度の性能を持つセカンドステージMSをベースにする
シルバーナイツ3機を相手にすれば、その性能面での優位は皆無である。
 フォースシルエットの機動性を活かして3機の攻撃を回避し続けていたが、徐々に追い込まれていく。
 アビスシルバーの連装砲をかわし切れないと判断してシールドで受けるが、その一瞬の隙につけ込まれる。
MA形態に変形したカオスシルバーが、両脚のビームクローを煌かせて真紅のインパルスに迫る。

CS『貴様の命、貰い受けるぞ!』
真紅「しまっ……!」

 ガキィィィィィッ!
890通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:31:37 ID:???
真紅「えっ……?」
CS『な、何?!』

 だが、カオスシルバーが真紅を討ち取る事はなかった。
 両者の間に割り込んできた機体が、カオスシルバーの攻撃を防ぎ、弓矢の様な武器で反撃を仕掛けたからだ。

??『セイバーアロー!』

 光の矢がカオスシルバーの左腕を射抜き、カオスシルバーは大きく後退する。
 見るからに不可思議な機体だった。大きさは通常のMSよりも一回り以上大きく、その姿は人型ではなかった。
その最たるは下半身である。脚部が馬の様な、細身の四足獣を想起させられる形となっており、ギリシャ神話の
ケンタウロスを思わせる。
 その正体不明の機体は、背中の赤い翼を羽ばたかせ、突風を巻き起こす。

??『セイバーテンペスト!』

 瞬間的に、空を飛ぶMSすらも大きく揺さぶる、正しくテンペスト(大嵐)が吹き荒れる。機体のバランスを崩した
カオスシルバーは木の葉の様に吹き飛ばされ、海面スレスレでMS形態に変形、何とか不時着する。それと同時に、
アビスシルバー、ガイアシルバーも突然の大嵐に身動きをとれずにいた。そして、謎の期待から再び放たれた矢が
アビスシルバーの肩の装甲とガイアシルバーのバックパックを射抜く。
 シルバーナイツの戦闘力を奪った事を確認すると、謎の機体は水銀燈のフリーダムに向けて弓を向ける。

??『ローゼンメイデンだな。隊長の命令だ、アリスゲームをやめろ!』
水銀燈「なぁに……? あなた、邪魔するのぉ?」
??『繰り返す、アリスゲームをやめろ!』

 謎の機体の有無を言わせぬ言葉に、水銀燈は一瞬、圧倒された。
 この機体の所属は? 隊長とは何者か? 何故、アリスゲームを止めようとするのか?
 それらの疑問が頭によぎるが、下手に関わってローザミスティカを奪われてしまうような事があってもいけない。

CS『銀様、我々はまだ戦えます!』
AS『あの妙な機体も、第5ドールごと葬って差し上げます!』
GS『我々に命令を下されば……』
水銀燈「……やぁめた、やる気が削がれちゃったわぁ。あなた達もさっさと帰りなさい」

 水銀燈は踵を返し、戦闘空域から遠ざかっていった。それに続いて、シルバーナイツもアークエンジェルへ帰艦する。
 事の趨勢を見守っていた真紅を後目に、真紅を救った謎の機体もまた、激戦の真っ只中へと飛び去っていった。
891通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:32:37 ID:???
 何か、種子の様なものが砕け散るイメージが、シンの脳裏に浮かぶ。それと同時に驚くほど意識がクリアになっていく。
自分を何度も救ったその感覚を、シンは幾度目か味わった。

シン「うおぉぉぉぉぉぉ――――ッ!!」

 ブラストシルエットを切り離した今、残された武装はビームジャベリンただ一本のみ。
 眼前のアビスのコクピットに狙いを定め、シンはビームジャベリンを投擲した。
 殺った! シンは確信を持って、そう直感した。
 だが、確信を持って投擲されたビームの刃がアビスを貫く寸前、何者かがビームジャベリンの柄を掴んで止めた。

シン「ッ?!」

 ビームジャベリンを止めたのは、インパルスよりも大きく、精悍なボディを持つロボットだった。
 ガンダム? いや、顔はガンダム・タイプに似ているが、この様な機体は連合・ザフト・オーブ、そのいずれにおいても
見覚えがない。両肩にドリルをつけ、2門の大砲を背負ったMSなど、聞いた事も見た事もない。
 その機体は右手に持ったビームジャベリンを叩き折ると、インパルスに向けて走ってきた。

??『ラァーンドパァーンチ!』

 鈍重そうな見た目よりも遥かに俊敏に、謎の機体はパンチを繰り出した。MSのマニピュレーターよりもかなり大きな
拳がインパルスの頭部を捉え、インパルスは機体を派手に吹き飛ばされた。パンチの衝撃で頭部のセンサー類が大
ダメージを受け、モニターが一瞬ブラックアウトする。

シン「ク、クソォッ! こいつ!」

 センサーが正常に戻ったと見るや、シンは体勢を立て直し、ミネルバにコールしてソードシルエットを呼ぶ。
 空中でソードシルエットを装着し、2本の対艦刀を抜き放ち、斬りかかる。

??『ラァーンドコンバーター!』

 が、謎の機体の胸から放たれた光弾が、眩い光を伴ってインパルスに急迫し、数瞬シンの視界を奪う。
 それによって目測を誤ったシンは、謎の機体に必殺の斬撃をかわされ、隙を作ってしまった。

??『ラァーンドキャノン!』

 ドウッ!!
 近距離から大砲の直撃を受け、ソードインパルスはなす術なく吹っ飛ばされ、程なくしてシンも意識を失った。
892通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:33:25 ID:???
アウル「な、何だよてめーはッ!」

 アウルは突然現れた謎の機体に向けて叫ぶ。結果として自分は助けられた形になるが、この訳の分からない
奴に命を救われたのは、何故か癪に障って仕方がなかった。
 ビームランスを構え、眼前の機体を睨みつける。
 謎の機体は戦いの構えを見せるアウルに対し、叫び返す事で返礼とした。

??『やいッ、この野郎! 命の恩人に刃を向けるたぁ、どういう了見だ?!』
アウル「な……そ、そっちこそいきなり現れて、何者だって言ってんだよ!」
??『うるせえ、この二枚貝が! テメエなんぞ、大将の命令がなきゃ助けてねえんだ! 感謝しやがれ!』
アウル「た、大将?」
??『そうだ、大将だ! あばよ、青坊主! こちとら、テメエに構ってばかりもいられねえんだ!』
アウル「お、おい! 待てって……」
 
 言うだけ言って去っていく謎の機体を呆然と見つめ、アウルは毒気を抜かれた様な顔で立ち尽くした。
 あの機体の言う『大将』とは、何者なのか……?



トダカ「機関最大!」
ユウナ「な、何を……」
トダカ「ミネルバを落とすのでしょう? ならば行かねば」

 ユウナの制止を振り切り、トダカは旗艦タケミカヅチを前面に突出させる。
 ――私が艦と運命を共にする事で、敗戦の責を負おう。私にはこうするくらいしか出来まい……。
 攻撃が激しくなり、タケミカヅチの巨体が一層大きく揺さぶられた。

ユウナ「うわぁぁぁぁぁ?! トダカ! おま、お前何をやってるんだ! このままじゃあ……」
トダカ「総員退艦! ユウナ様も早く脱出を!」
ユウナ「ええぇぇぇ?!」
トダカ「総員退艦!」
アマギ「は! 総員退艦!」

 オペレーターが総員対艦の旨を艦内に放送し、ブリッジクルーも自分の持ち場から腰を浮かせかけたその時、
ズゥゥゥン! と、轟音と共に、甲板に何かが着地した。
 MS、だろうか? 頭部はライオンの頭の様な意匠を施され、顔は人間のそれの様だった。両手にガトリング砲と
ビームキャノンをそれぞれ持っている。精悍な黒いボディが、炎に照らし出される。
893通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:34:54 ID:???
ユウナ「ひ、ひぃぃぃぃぃ?!」

 ユウナが叫び声を上げるが、耳障りには感じなかった。トダカも、アマギも、その場にいた全員が、突如現れた
その機体に圧倒され、金縛りにあった様に動けずにいた。
 謎の機体が口を開く。メタリックなボディに似合わず、思いの他生物的に、口の部分が動いていた。

??『逃げろ』
ユウナ「え……ええ……?」

 ユウナが呆けた様に呟く。口に出さないだけで、その場の全員がユウナと同じ気持ちだった。

??『命粗末にする、よくない。逃げろ』

 たどたどしい言葉遣いだが、自分達の身を案じているらしい。
 トダカは目の前の巨大な機体が敵ではないと判断し、ブリッジクルーに向けて再び叫ぶ。

トダカ「総員退艦!」

 トダカの鶴の一声に、ブリッジにいた者達は弾かれた様にブリッジを後にする。
 甲板に立っていた謎の機体は、両手の砲でタケミカヅチに接近する敵MSを迎撃し、乗員が脱出するまでの
時間を稼いでくれている様だった。

トダカ(彼は、我々を救おうと言うのか……)

 トダカはブリッジに残った副官のアマギと共に、その謎の機体に対し、最上の敬意を持って敬礼した。



兵士A「戦闘エリアのあちこちで、所属不明機が暴れまわっています!」 
兵士B「タケミカヅチ、沈黙!」
兵士C「ああッ! 7番艦、9番艦、制圧されました!」
副官「ロアノーク大佐、これは一体……?!」
ネオ「こっちが教えてもらいたいくらいだ……ザフトでも、オーブの機体でもなさそうだが……」

 全く、どうしてこんな事になっているのか。
 正体不明の機体――それも、たった4機によって、艦隊は総崩れだ。予期しない甚だしい損害を出し、このままでは
ジブリールにたっぷり小言を言われた挙句、減棒減給減予算は免れまい。
894通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:36:13 ID:???
ネオ「生き残った全艦に通達! MSを収容後、転進し、戦闘エリアを全速離脱!」

 だがまあ、アークエンジェルに続いて所属不明の4機のロボットの介入があった事は、完全な不可抗力だ。ジブリール
への釈明はおいおい考えるとして、今は一人でも多くの将兵を生きて帰らせる事を考えなければ。
 旗艦J・P・ジョーンズを含む生き残りの数隻は、MSや脱出した他の艦の乗員を乗せられるだけ乗せ、戦闘エリアから
離れていった。
 しかし、ネオは逃げられなかった。
 艦隊を総崩れにした4機の所属不明機は、他でもない、ネオ・ロアノーク大佐を狙って現れたのだから。

??『ちょぉ―――っと待つですぅ――――ッ!!』
ネオ「?!」

 通信機に飛び込んできた聞き覚えのある口調……というか声に、ネオはドキッとする。
 ――バカな、奴はオーストラリアで力尽きているはず。何故……?
 そんなネオの思いをよそに、J・P・ジョーンズの甲板に衝撃が走る。
 MSが降り立ったかのような、地響きの様な衝撃が、きっちり4回。そしてその直後、ネオにとっては余りにも聞きなれた
声が、余りにも聞きなれた口調で響く。
 紛れもなく、自分の陰謀でオーストラリアに送られた、翠星石だった。

翠星石『J・P・ジョーンズの乗員に告ぐですぅ! とっととネオ・ロアノークとかいう変態仮面男を出しやがるですぅ!
    いるのは分かってるですよ! GXバスターで黒海に沈みたくなければ出てきやがるですぅ!』
ネオ「ヤバ……」
副官「大佐……失礼します」
ネオ「へ?」

 副官が指示すると、ブリッジの中にいた兵があっという間にネオを拘束した。彼らも自分の命が惜しいのであり、正直
今回の件はよく知らないが、とりあえずこの変態が正しい道理はあるまいと、後々翠星石に責任を追及されないように、
自分達の株を上げておこうとする半ば本能的な生存行動であった。

 そして数分後、甲板の上には簀巻きにされたネオと、それを取り囲む翠星石と4体のロボットがいた。

翠星石「久しぶりですぅ、変態オヤジ仮面」
ネオ「お……おう、久しぶり。随分とたくさん友達が出来たもんだな」
翠星石「紹介するですぅ。この背中にXを背負ってるのがダ・ガーンX。大砲を背負ってるのがランドバイソン。四足の羽根の
    ついてるのがペガサスセイバー。このライオン頭がガ・オーンですぅ。みんな、地球を守る勇者なんですよぉ」
ネオ「す……翠星石をどうも。保護者のネオ・ロアノークです……」
895通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:37:20 ID:???
 ズゥン!
 J・P・ジョーンズを揺らす衝撃に、ネオは簀巻き状態で飛び上がった。ランドバイソンが足を踏み鳴らしたのだ。

LB「テメエか! 大将を亡き者にしようとしたって奴はよォ!」
ネオ「い、いえそんな。亡き者だなんて」
PS「隊長、本当にこの男が地球の敵なんですか? 単なる変態にしか見えませんが……」
翠星石「何を言ってるですぅ、ペガサスセイバー? こいつは地球を守る勇者の隊長であるこの翠星石を謀殺しようと
    したのですぅ。勇者の隊長の敵は勇者の敵、ひいては地球の全生命体の敵ですぅ」
GO「ガ・オーン、酋長いじめる奴、許さない……」
DG「この男が地球の敵ならば、見逃す訳にはいかない。翠星石、命令を!」

 殺気立つ勇者達に震え上がるネオ。失禁寸前限界ギリギリといったその醜態を見て、翠星石も気をよくしたのか、
居並ぶ勇者達にこう言った。

翠星石「みんな、落ちつくです。こいつを火山のマグマに放り込んだり、高度1万mからのロープなしバンジージャンプに
    チャレンジさせるのは容易いですぅ。けど、そんなんじゃ翠星石の気が収まらんですぅ。それに……まあ、こいつが
    翠星石をオーストラリアに送ったおかげで、ランドバイソンを始めとする勇者のみんなに会えたですぅ。その事に
    ついては感謝しないといけませんしぃ」
DG「では、翠星石。どうするんだ?」
翠星石「そうですねぇ……あっ、そうですぅ! あれをやってもらうですぅ!」
ネオ「あ……あれ?」
翠星石「ランドバイソン、ペガサスセイバー! 合体を解くですぅ。ダ・ガーンはカメラの準備ですぅ!」
DG「了解!」

 ランドバイソンとペガサスセイバーは合体を解き、それぞれ4機のロボットに分離する。陸の勇者ランダーズと、空の
勇者セイバーズである。
 ダ・ガーンは翠星石の指示に従い、自分のカメラアイをオンラインにし、国際チャンネルに繋ぐ。
 計10体のロボットに取り囲まれる形となったネオは、翠星石に沙汰を言い渡されるのを待っていた。

ネオ「で、翠星石様……俺は何をすれば……」
翠星石「ふっふっふですぅ〜……変態オヤジ仮面、お前には一瞬の死よりも永劫の苦痛を伴う生を与えてやるです。
    まずは、猫ひろしの物真似を24時間耐久でやってもらうですぅ!」
ネオ「なッ……!」
翠星石「安心するです。ちゃあんと国際チャンネルに繋いで、おめーの狂態を地球圏全域のお茶の間にお届けするですぅ」

 死刑宣告を下されたネオは、真っ白になって崩れ落ちた。
 この後の事は――ネオにとっては残酷すぎる話なので、割愛させて頂こう。
 ただ、彼は猫ひろしの物真似を中継された後、約3週間に渡って引き篭もっていたとだけ、伝えておこう。
896通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:38:34 ID:???
 そして、1週間がすぎた。
 クレタ沖会戦の時はミネルバにいたステラも無事戻ってきて、ファントムペインは元の活気を取り戻していた。

ステラ「翠星石、ずるい……ステラも乗る……」
翠星石「ダーメですぅ♪ ガ・オーンは翠星石専用ですぅ」
GO「酋長、ケンカよくない。みんな、仲良くする」
翠星石「むぅ……まあ、ガ・オーンが言うなら仕方ねぇですぅ」
ステラ「うぇーい、ライオン……♪」

アウル「だからあれは誤審だって!」
LB「違うに決まってんだろこのトウヘンボク! あの試合はシグーズの完勝だ!」
アウル「何だとー?! ヘボ審判が見間違えたんだよ! あれがなけりゃグーンズの勝ちだったんだ!」
LB「いいや、元々シグーズの方が強いんだよ! グーンズなんて大したチームじゃねえな!」
アウル「言ったな、この牛ヤロー!」

スティング「アウルの部屋を掃除してたら、バスケ雑誌に偽装したエロ本が見つかってさ……」
DG「ふむ……思春期という事だろうか」
PS「彼くらいの年頃にはよくある事です。成長しているという証拠でしょう」
スティング「ああ……それはいいんだけど、何か態度がよそよそしいって言うか……疎外感みたいなのを感じてさ」

副官「……ロボットと人間が友達になるというのは、夢物語と思っていましたが……」
ネオ「…………」
副官「まあ、アンティ−クドールが人間と同じ様に暮らしているのですから、別に驚きもしませんが」
ネオ「…………」
副官「それはそうと、大佐」
ネオ「…………」
副官「そろそろ出てきてはもらえませんか。我々は気にしてませんから……」



 さて、この後、デストロイに乗ったステラ達と、勇者を従えた翠星石がベルリンで一悶着起こすのだが……
 ……それはまた、別のお話。
897通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:41:04 ID:???
GJ
猫ひろしワロタ
898通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:41:47 ID:???
不必要に長ったらしい上に勇者ネタで申し訳ない。
ダ・ガーンのDVDを見てたら何となく、勇者達を従える翠星石が頭に浮かんだもので……。

ところで、種とローゼンメイデンのファンで、尚且つ勇者ファンでもある都合のいいファンは
この新シャア版に何人くらいいるんでしょうか……。
899通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:43:18 ID:???
>そのネコミミは飾りですかぁ?

ワロスwwwww
ネコミミは飾り以外の何者でもねぇだろwwwwww
900通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:43:19 ID:???
>>898
別のスレで勇者好きな勇者王がいてますけど

次はゴルドランとかww
金糸雀繋がりで。
901通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 20:45:59 ID:???
>>898
ノシ

「シルバーナイツ」の時点で反応してしまった俺がいる
902通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 21:35:58 ID:???
>>898
俺もノシ。始終笑いっぱなしだったwGJwww
まさかシャア板、しかもローゼンスレで勇者ネタ(下駄も含めて)が見れるとは思ってなかったwww
903通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 21:40:28 ID:???
>>898
ノシ
ゴルドランとファイバードが大好きだ
904通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 22:12:14 ID:???
>>898
なんつーカオスなネタをwww

俺はやっぱ勇者王だなぁ。他の勇者はサーガでかじった程度(警察と特急はリアルタイムで見てたが)
兎にも角にもGJ!
905通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 22:27:16 ID:???
俺はさっぱりわかんねぇけど、みんな楽しんでるっぽいのでGJ!
906通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 22:28:56 ID:???
懐かしくなったのでググってたらこんなん見つけた。
勇者がわからないという人はここを見てみるといいかも。
まあペガサスセイバーとかランドバイソンは残念ながら載ってないんだけどな。
ttp://transrave.fc2web.com/toy/bravehero/brave_museum.htm
907通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 22:34:48 ID:???
>>900
最近はマリみてやゼノサーガの影響も受けてるあの人か?

>>906
良い悪いは別にしてGGGは外しているところにこだわりを感じる
908通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 22:55:13 ID:???
>>898
新世代薔薇乙女戦記ブレイブメイデン……なんてタイトルでどうかな?
909通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 22:59:52 ID:???
>>908
新世代はいらねぇー
ブレイブメイデンってなんかアイアンメイデンみたいなのを想像してしまったw
910通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 23:11:22 ID:???
あんまりそっちに走りすぎると新シャア板である意味がなくなるから脱線はほどほどにした方がいいかと。
911通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 23:38:39 ID:???
>>910禿同
スパロボん時もネタの投下が3日も止まったしな…
912通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 00:05:07 ID:???
「積極的自衛権の行使・・・か」
「・・・」
「分かっていた事だけどさ・・・。また、始まるんだな・・・ホントに」

ジュール隊旗艦、ボルテールのブリッジ。
ディアッカは本部からの通達を聞き、重たい顔持ちで呟いた。
先日の、連合からの宣戦布告に対するプラント最高評議会が出した回答が、
積極的自衛権の行使・・・事実上の抗戦発表であった。

「連合は、核まで撃ってきたんだ。議長の決断は・・・間違ってない」

そう言うイザークの表情も曇っている。
二人だけでなく、二年前の戦争を体験したものは皆同じ気持ちだろう。

「けどさ・・・」
「何もせず、一方的に滅ぼされる訳にはいかんだろう!」

友人の態度に、ついに癇癪を爆発させるイザーク。
ブリッジに居る人間にとっては見慣れた光景で、いつもならば苦笑いをしながら『また始まった』と思うところだが、
今日は誰一人笑う者は居ない。

「それは分かってる。でも、二年・・・なんだぜ?たったの・・・。まだそんだけしか経ってないのに・・・」
「・・・」
「・・・わりぃ、お前に言ってもしょうがないよな。んじゃ、俺はMSのチェックしてくる」
「・・・ああ」



廊下を歩きながらディアッカは考える。
このまま戦争を始める事は、本当に正しい事なのか?
やられたら、やりかえすしかないのだろうか?
ナチュラルとコーディネイターは、決して相容れない存在のだろうか?

昔の俺だったら、考えもしなかった事だな・・・。

ふと、脳裏に一人の少女が思い浮かぶ。
連合軍の捕虜になった時に出会った、ナチュラルの少女。
ナチュラルを見下し、バカにしていたあの頃の自分に、最大級の革命を起こさせた少女。
913通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 00:06:03 ID:???
・・・いっその事ザフトの兵士全員、一回だけ連合の捕虜になっちまえば戦争も起こらないかも、な。

「マスター」

とんでもない事を真面目に考えていると、ふと後方から声がかかった。
振り向くと、およそ軍艦には相応しくない、子どもぐらいの背丈の少女が追いかけて来ていた。蒼星石だ。
さきほどの真面目な表情とはうって変わって、余裕たっぷりの笑顔を見せ、答える。

「よ、蒼じゃんか。どうした?」
「シミュレーションしに行こうと思って・・・」
「またかよ?もう必要ないだろ。シホもイザークも、お前と薔薇水晶の腕は大したもんだって言ってたぜ?」
「・・・僕、こないだの戦闘で・・・沢山迷惑かけましたから・・・」

先日、連合がプラントに核攻撃をした際、ジュール隊もその迎撃に出た。
その時、ディアッカが蒼星石をかばい負傷したことを彼女はまだ気にしているようだ。

「ハァ・・・何度も言ってるだろ?あれくらい、どうって事ないってさ」
「でも・・・」
「あんまり真面目過ぎると、そのうちハゲんぞ」
「あの・・・僕、人形なんですけど」
「・・・・・・ハァ・・・お前ってホントに真面目・・・」

自分の冗談に真顔で答える蒼星石に、そのまま軽口を続けようと思ったが、ふと今の彼女の言葉を思い出す。

「・・・人形・・・か」
「え?」
「そうだよな・・・お前って人形なんだよなぁ」
「そ、そうですけど・・・」

こうして喋っていると、とてもじゃないが人形とは思えない。喋り、考え、行動する彼女はどう見ても人間だ。
それでも、目の前にいる少女は、人形なのだ。どれほど人間に近かろうが、決して人間では無い。
そんな彼女を、人間同士の争いに巻き込んでいいのだろうか?
新たに増えた疑問。ディアッカは真面目な顔で、聞く。

「あのさ・・・お前って、何でパイロットに志願したんだ?」
「え・・・?だって・・・僕用のMSも届けられて・・・」
「議長は、断っても良いって言ってたぜ?」
「・・・マスターは、反対なんですか?」
914通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 00:07:19 ID:???
少し悲しそうな顔で逆に質問をされる。どうやらまた、前回の戦闘の事を思い出したらしい。

「お前がそこらへんのパイロットより腕がたつのは知ってるし、ウチの部隊の貴重な戦力だと思ってる」
「・・・」
「でも・・・お前等をこの戦争に巻き込むのは、何か、その、間違ってるって気がするっていうか・・・」

ディアッカの言いたい事を理解したのか、蒼星石も真面目な顔で答える。

「守りたいって思ったんです」
「え?」
「この部隊と、マスターと、マスターの故郷を。・・・だから、志願しました」
「・・・」

その真っ直ぐな眼差しに、再びあのナチュラルの少女が頭に浮かぶ。
逃げる事も出来たのに、母国を守るため、そのまま軍艦に残り、戦い続けたあの子を。
今の蒼星石の目は、その子の目と似ていると感じた。

そうか・・・。

戦う事が正しいとは決して思わない。しかし、今はプラントを守るしかない。いや、守るべきだ。
プラントが滅ぼされたら、それこそナチュラルとコーディネイターの和平など不可能だ。
いつか来る平和のために、今はとにかく自分に出来る事をする。それはきっと、間違いじゃ無いはずだ。

「・・・また女の子に教えられちまったなぁ・・・」
「・・・?何ですか?」
「何でもねーよ。シミュレーションすんだろ?つき合ってやるよ」
「え?いいんですか?何かお仕事があるんじゃ・・・?」
「いいって、後ででも出来るモンだし。みっちり鍛えてやるから覚悟しろよな」
「あ・・・はい、宜しくお願いします!・・・あの」
「ん?」
「マスターは・・・何で志願したんです?」
「・・・さぁね。英雄になりたかったんじゃねーの?」

まるで人ごとの様に話すディアッカ。さっきよりも、心なしか、表情は晴れやかな様に見えた。
915通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 00:08:17 ID:???
場所は戻り、ブリッジ。
イザークは部隊の補強のために、部下に指示を出していた。

「隊長、再び本部から通達です」

オペレータの一人が呼びかける。

「読んでくれ」
「はい。“イザーク・ジュール、ディアッカ・エルスマン両名は、直ちに本国へ帰投せよ”」
「な・・・!?バカな!?何かの間違いではないのか!?」

側で指示を仰いでいた隊員が思わず耳を塞ぐほど、イザークの怒声がブリッジ中に響く。

前線の部隊の隊長が、しかもいつ連合軍が攻めてくるかも分からないこの時期に、帰投などと!?

「い、いえ・・・確かにそう書いてあります・・・それに」
「何だ!?」
「この指令・・・最高評議会からのサインが入っています・・・」
「・・・最高・・・評議会だとぉ!?」

続く


あれ・・・ギャグ・・・は?
916通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 00:27:47 ID:???
>>915GJ!
痔よ、お前はギャグを捨てて戦うんだな?シリアスの戦場で!!

議長が呼び出したったのってやっぱりあれ?降(ryいよいよ本格的に戦闘ものが始まりそうな悪寒!期待してますよ!
917通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 00:32:01 ID:???
>>912-915
GJ
いつギャグが入るのかとハラハラしちゃったよw
次回は鞄持って墓参りとか?いずれにしても期待してます!
918通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 00:37:47 ID:???
>>915
>「・・・さぁね。英雄になりたかったんじゃねーの?」
この部分効いたなぁ…いかにもディアッカなセリフだし。

続き待ってます!
919通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 01:00:30 ID:???
>>885
横から>>872さんに便乗させてもろいましたン
dクス!
920通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 01:14:06 ID:???
マズい・・・話の流れが被る前に投下しなければ・・・
921通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 02:22:04 ID:???
質問なんですけど、イザークって契約しました?
922通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 02:24:46 ID:???
書き手の自由
923通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 02:44:47 ID:???
今更なんだが

翠をマジで殺しかねない嘘付いて平気なネオ

この時点で気分悪くて読めなくなったわ
924通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 05:27:17 ID:???
気持ちはわからんでもないがネオだしなぁ……悪役が悪いことしても別に問題ないだろ
ネオはおっきなおっぱいで裏切るキャラだし。
たまたまネオに汚れ役が回ってきてひどい目に遭っただけだよ、気にすんな。

その位で怒ってたらミリィなんかどうすんだよ、毎回出てくるたんびに炒飯殺しかねないことしてるぞw
最近やってないけど蒼も『今日、マスターを、刺した』やってたし。
ラクスが翠の所持者だったころ、水銀燈にガチで精神攻撃かましたこともあったっけ。

ま、全部ネタですから。
マターリ行こうマターリ。
925通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 05:30:44 ID:z3Y/DMmM
つ スルー
926通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 05:45:24 ID:???
そもそもカガリなんて国民の血税を(ry
927通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 06:07:12 ID:???
直接行動と陰謀とを比べられてもなぁ・・・
やり方が笑えないから俺もパスだわ
それに、原作でどんなことやってようが笑えるようにしてやるのがこのスレじゃないのか?
雪華だってユウナだって原作準拠なら悪役だろうに
928通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 06:13:52 ID:???
>>927
別にコメディしか投下できないわけじゃないよ。シリアス路線の作品だって良いんだし。
ただ、前のラクスの精神攻撃やらネオの危険地域にスカグラで行かせて厄介払いとかの
面白くもないしムカつく行動をキャラにやらせるのは正直勘弁して欲しいってのは同意。
929通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 06:20:30 ID:???
>>928 つまんね
930通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 06:25:03 ID:???
なんか行間論争を思い出すなぁ
あのころ雰囲気悪い中流れ戻そうと即興のネタを何個か投下したのも今では良い思い出…
931通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 06:28:09 ID:???
ネオの行動はちょっと疑問に思うけど、翠星石が一人で死に掛けるってシチュが必要だったんじゃないかとも思う
そりゃもっと上手くやれるだろとか思う人もいるだろうけどね
932通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 06:59:33 ID:a6PmozIV
アウル「・・このジャンクが・・!!」
水銀燈「・・・・・!!!!!!!
    ハァ・・ジャンクは嫌・・怖い・・ダメ・・
    ・・ハァ・・お父様・・ハァ・・嫌・・
    ・・・!!」
   
   
933通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 07:17:12 ID:???
でも、ダ・ガーンファンなら分かると思うが、勇者が眠ってた場所って
オーストラリアの恐竜墓場とかキリマンジャロだったりするんだよな。

三バカと行動を共にしてる翠星石をそんな場所に一人で行かせるには、
少々の無茶も致し方なかったんじゃないかな?
934通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 08:54:44 ID:???
アウル「……なあ、翠星石」
翠星石「んっ?翠星石になんか用ですぅ?」
アウル「……言いにくいんだけどさ……」
翠星石「ええぃ、言いたいことがあるならはっきり言えです!」
アウル「……多分、だけど。お前さ、今後出番減ると思う……」
翠星石「うぇぃ!?」
アウル「あ、ステラみてえ」
翠星石「んなこたーどーでもいいですぅ!理由教えろですぅ!」
アウル「ネオの怨念が……」
翠星石「だったらトドメさすです!ナイフ女はどこですぅ!?」
アウル「……というのは冗談で、」
翠星石「だーっ、冗談は後にして早く言えです!」
アウル「えーと、ダ・ガーンだったかな。……元ネタ知らない書き手は間違いなく敬遠するぞアレ」
翠星石「……う」
アウル「で、お前のネタも減るわけだ」
翠星石「確かに……考えられる事態ですぅ」
アウル「どうすんだ?」
翠星石「えーと、えーと……そうだ、ググれですぅ!」
アウル「書き手もそこまでするくらいなら別のネタ考えるだろうよ」
真紅「まったくだわ」
シン「うんうん」
翠星石「うぁ!?今なんか変な声がしたですよ!?」
アウル「気のせいだろ」

誰か、ダ・ガーンのロボの詳しい設定レスを下さい……

水銀燈「シルバーナイツもまずいかしらぁ?」
キラ「元がカオス、アビス、ガイアだから違和感はあんまり無いと思うけど……会話が難しいかも」
935通常の名無しさんの3倍:2006/05/07(日) 09:31:01 ID:???
ダ・ガーンの勇者は、地球の意志ともいうべき「オーリン」の下で太古の昔から地球を守ってきた存在で、
「勇者の石」というのに姿を変えて世界各地に眠っていた。
地球に危機が迫ると目覚めるようになっていて、原作では宇宙人の侵略に際して復活した。
因みに、原作の勇者の隊長は高杉星史という少年である。
エクスカイザーやファイバードの様に、復活の際に地球のメカに乗り移っていて、普段は普通の乗り物のふりをする。

ダ・ガーンは一番最初に復活した主役級勇者で、パトカーから変形。とても礼儀正しく、「星史、命令を!」は名台詞。
アースライナー、アースジェットと合体してダ・ガーンXになる。

ペガサスセイバーは空の勇者セイバーズと太古の空の勇者ホークセイバーが四体合体した姿。
ジェットセイバー、ジャンボセイバー、シャトルセイバーだけで合体するとスカイセイバーになる。
星史の事は「隊長」と呼ぶ。四つ足の勇者は後にも先にも彼だけ。

ランドバイソンは荒くれ者揃いの陸の勇者ランダーズが四体合体した姿。
星史の事は「大将」と呼び、荒っぽく口も悪い体育会系な奴。

ガ・オーンはキリマンジャロに眠っていた古代の勇者。ライオンから変形。
キリマンジャロに眠っていたくせに何故かネイティブアメリカンな奴。素直で従順な性格。星史の事は「酋長」と呼ぶ。
所謂2号ロボであり、ダ・ガーンXと合体してグレートダ・ガーンGXになる。合体シーンは超カッコいいので必見。


……こんな感じかな?
936935:2006/05/07(日) 09:37:24 ID:???
ランダーズのメンバーの説明を忘れてた。
トレーラーのビッグランダー、スーパーカーのターボランダー、
F1カーのマッハランダー、ドリル戦車のドリルランダーの四人が陸の勇者ランダーズだ。
ぶっちゃけビッグランダーしかキャラが立ってなかった気もするけど。
937通常の名無しさんの3倍
>>936
セイバーズはキャプテンと言ってなかったっけ