謎の荒廃した異世界へと飛ばされてから3日、一同は疲弊しきっていた。
水の蓄えが尽き、渇きと暑さに蝕まれながらも尚、外の世界の探索は続いていた。希望だけを頼りに・・・
砂漠
アウル「ハァ・・ハァ・・・・」
トサッ
スティ「!おいっ!しっかりしろアウル!」
アウル「み、、、水、、、、」
シン「肩貸すよアウル、しっかりしろって。」
アウル「かっこわりぃ、、、、俺。」
距離にして4キロくらい歩いただろうか、はるか遠くに建物らしき影が見えた。
ギル「・・・陽炎かな?」
レイ「どうしますか?行って見る価値はありそうですが・・・・」
シン「行くべきだと思います。もし水源なら学校にいる皆が助かるんですよ?」
ギル「ふむ・・・・よし、行って見るか。皆、あと少しだからもう少しがんばってもらいたい。」
こうして建物へと進む一行。幻ではなく現実の建物なのかは定かではないが進むしかない。
建物
レイ「・・・どうやら幻ではないようだな。」
シン「入るか・・・・」
ギル「何が起きるかわからん。各員ぬかるなよ。」
スティ「・・・・ん?」
アウル「どうしたんだよスティング?」
スティ「何か変なにおいがする・・・・・」
建物内部
シン「これは・・・・」
アウル「う・・・・」
建物の内部は地獄だった。辺り一面に老若男女問わず死体が散らばっており、氏んでからそんなに日数がたっていないのか、腐敗が始まって鼻を突くにおいが充満していた。
スティ「こいつは・・・・ひどいな・・・」
アーサー「一体何が起こったんだ・・・?」
ギル「わからんが、、、どうやらこの人たちは殺されたらしいな。鋭利な刃物で切り裂かれているように見える。」
レイ「しかし、、、、酷い・・・・」
アウル「ん・・・なんだこれ?」
シン「日記・・・・?」
ギル「どれどれ・・・・・」