【天驚拳】種死の世界にドモンが来たら【4発目】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1通常の名無しさんの3倍
キミも流派東方不敗に入門して、心と体を鍛えよう!

種死の世界にドモンが来たら
 http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1127639075/
 
種死の世界にドモンが来たら2
 http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1132581388/

種死の世界にドモンが来たら3
 http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1134955306/

まとめ、保管庫 
 http://www7.atwiki.jp/suteteco/pages/1.html

2通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 19:52:06 ID:???
3通常の名無しさんの3倍:2006/02/03(金) 20:04:10 ID:???
>>1
乙ですた
4通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 02:55:35 ID:???
>>1乙保守
5通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 03:03:12 ID:???
即死しそうな悪寒
6通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 03:16:44 ID:???
>>1
7通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 03:19:19 ID:???
>>1
時間がまずかったかね。
8通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 04:07:10 ID:???
>>1
保守
9通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 04:07:58 ID:???
保守
10保守小ネタ 1/2:2006/02/04(土) 06:26:26 ID:???
メイリン「DG細胞とかゾンダーメタルとか色々借りてきてますけど、
     もっとマシな物借りてこれないんですか?
     スパロボJにも出演してましたけど?」

ラクス 「Jは…Jは… 私やエターナルの扱いがあんまりですっ!
     あれでは三隻同盟などではなく二隻同盟ですわっ!」

メイリン「何も拳握らなくても…
    (三隻って言っても原作でのクサナギの扱いは低かったような…)
     で、何も借りなかったんですか?」

ラクス 「もちろん試しましたわ Λド○イバを」

メイリン「Λド○イバ… ってあんな化け物どうやって手に入れたんですか!」

ラクス 「TDDの艦長さんにおねだりしましたの。
     Zの劇場版の一件をちら―

メイリン「わーっ わーっ それ以上荒れそうな事言うなぁ――っ!!!

ラクス 「―すぐ貸してくれましたわ。どうしたのですメイリン?」

メイリン「ゼィゼィ…(このアマ…)
     で、結果はどうだったんです?」

ラクス 「それが全くの期待はずれでしたの。
     ご存じの通り、Λド○イバは集中力がトリガーとなって発動する装置。
     キラはあの通り気の多い方ですから、発動すらしませんでしたわ。」

メイリン「はぁ…」
11保守小ネタ 2/2:2006/02/04(土) 06:27:21 ID:???
ラクス 「凸は発動しましたが…」

メイリン「しましたが?」

ラクス 「これがそのときの記録映像ですわ」

[ポチッとな]

メイリン「うわぁ… インフィニットストライク?

ラクス 「いえ、もっとガッチリと。装甲の一部が融合するくらい。」

メイリン「………」
    (どこの装甲が一番ガッチリ融合してたのかは聞かないでおこう…)

[ビーム、ミサイルの雨に晒されるジャスティス&フリーダムの映像]

ラクス 「この通り防御力は申し分なかったのですが…」

メイリン「ですが?」

ラクス 「キラにベッタリくっついてるのがむかつきましたので」

メイリン「ので?(汗)」

ラクス 「増毛剤で注意を反らしΛド○イバの効力を減らしたところに
     エターナルで体当たりかましてやりましたわ。」

メイリン「何やってんだあんたは―――っ!!!」

ラクス 「こうなれば次は次元連結装置を―」

メイリン「トラウマになるからやめて―――っ」
12通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 11:22:33 ID:Up4fviX7
次はゲッター炉心かイデオナイト辺り?
13通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 11:32:54 ID:???
>>12 そこまでいくと人類が滅ぶかと
14通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 14:04:01 ID:???
>>11
>次元連結装置
俺のトラウマキタ━━━━━━(゚∀゚;)━━━━━━ !!

あれは・・・ねぇ・・・
15通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 15:00:19 ID:???
>>14
前スレのメカラクスが変形召還、組み込まれて……
嫌だ――!!
16通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 18:08:52 ID:???

それでも勝てないラクシズ
なぜに?
まあドモンのせいでミネルバ組は成長してるからな
特にシン
盟主王+流派東方不敗+パクリディスティニーガオガイガーだし
17通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 19:21:29 ID:???
しばらく見に来れなかった間にガオガイガーになってたのかよw
まとめサイト読むか・・・
18通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 20:02:38 ID:???
>>13
ゾンダーメタルや次元連結装置でも滅ぶがな
19通常の名無しさんの3倍:2006/02/05(日) 14:22:06 ID:???
つか前スレ埋めんで良いのか?
20通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 01:48:40 ID:???
保守
21通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 06:08:31 ID:???
保守
22通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 08:56:03 ID:???
前スレはほっとけば落ちるんじゃね?
23通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 16:20:47 ID:???
馬鹿な。無茶を承知の千とり合戦こそこのスレの華ではないか
 俺とゴッドガンダムとの再戦は、あと一歩というところまで迫りながら、直前になって頓挫を余儀なくされた。
 とある親プラント派のコロニーに寄港していたミネルバの傷は、やはり一朝一夕に癒えるものではない。そのコロ
ニーの港のドックに停泊しているミネルバがまともに動ける状態にないのは明白だった。俺にとって重要なのはゴッ
ドガンダムを倒す事であって、ミネルバなどいつでも沈める事が出来たから、それはどうでもいい事だったが。
 アスランからジャスティスを借り受けて出撃し、ゴッドガンダムを誘い出す事に成功したまではよかった。
 だが、そこに思わぬ邪魔が入った。ジャスティスとゴッドガンダムの両方に、ロックオンがかけられたのだ。
「ロックオンだと?! 誰だ!」
『戦闘を停止しろ! このコロニーの周辺宙域での戦闘を、見過ごすわけにはいかないんでな』
 俺達に銃口を突きつけているのは、俺もかつて戦った事のある、青いガンダム。アストレイブルーフレームセカンド
だった。傭兵部隊サーペントテールが来ているのか!
『この宙域で戦闘行為を行うのならば、実力で排除させてもらう』
 あの銭ゲバ傭兵の叢雲劾は、このコロニーの市長から、ミネルバが出て行くまでこのコロニーを守る様に依頼を受
けていたらしい。名うての傭兵集団であるサーペントテールに依頼したのは、任務遂行の確実性から言っても、市長
の英断を賞賛すべきだろう。
 ゴッドガンダムは無駄な戦いをするつもりはないとでも言うかの様に、サーペントテールの介入を受けた途端さっさ
とミネルバへ帰艦してしまった。俺としてもサーペントテールを敵に回す愚は避けたいところだったので、そこは大人
しく引き下がる他なかった。
「チッ、叢雲劾め……余計な真似を」
 だが、奴は嫁補正なしの真の実力で言えば、アスランは勿論キラ・ヤマトをも凌駕するかも知れない、それほどの
パイロットだ。傭兵の基本が『勝てる戦いしかしない』事だというのを考えると、奴を相手に何の準備もなしに戦いを
挑むのは得策ではない。
 俺はこれでも、自分の実力は把握しているつもりだった。嫁補正がどれほどのものか知らんが、スーパーコーディ
ネイター(の失敗作)にも、やって出来ない事もあるのだ。

 3週間も過ぎてみれば、俺はすっかりラクシズの中に馴染んでいた。
 あの時の出撃からこっちキラ・ヤマトのキャラが変わったのは、どうも皆声優ネタか何かだと思っているらしく、最初
の内に多少の反応を見せる以外は何も言ってこないのだ。つくづく、こいつらがアホばっかりで本当に助かる。
 アスラン、カガリ、ラクスの3人とは、あの一件を境に絆を深めた様な気がする。元々アスランとキラ・ヤマトは上っ
面だけの付き合いだった様だが、奴は完成品のくせに、『友達』の良さを知らんと見える。まあ、確かにアスランは
親友親友とウザい時もあるが、友達も所詮は赤の他人だから、その程度の事は許容範囲内だろう。
 ところで、いつの日かゴッドガンダムを討つ事を目標に、俺は自分を鍛える事を日課にしていた。筋トレの時はカガ
リも一緒にトレーニングに付き合ってくれたりもするし、MSの戦闘シミュレーションでは、新たにドムの3人組と親睦
を深めた。あの3人の連携は目を瞠るものがあり、俺も最初の内はかなり苦戦を強いられた。
 あの3人組、最初は俺の事も『キラ様』と敬称をつけて呼んでいたのだが、最近では、何故か『特務兵』と呼ばれる
様になった。何故だ? 俺が特務兵だという事をこいつらは知らない筈だ。気になってその理由を問うと、
「いえ……何か、そう呼ばなければいけない様な気がしまして」
 ……ひょっとして、バレてるのか? 俺の正体。
 それはともかくとして、今日の訓練メニューを全て消化した俺は、自室に戻ってベッドに倒れ込んだ。
 ゴッドガンダムを次こそ倒すと決意して、今や鍛錬の毎日だが、一向に再戦の機会は巡ってこない。クライン派の
ファクトリーに寄って、フリーダムの修理も既に完了している。俺自身もこの3週間研鑽を積み、少しずつだが、己の
操縦技術の向上を肌で感じていた。
 次に戦う時は確実に勝てる――俺には、確信にも似た実感があった。
「ククク……再び戦う時が楽しみだ。ゴッドガンダム……」
 俺の主人公街道の障害となるものは全て排除し、ゆくゆくは俺が種死を乗っ取って……。
 ……あれ?
 ちょっと待て、俺は何か大事な事を忘れてないか?!
 俺はガバッとベッドから飛び起き、必死に自分の本来の目的を思い出す努力をした。俺は何しにラクシズに来たん
だっけ? 世界征服? 全女性職員総ミニスカ化計画? 神聖ラクシズ帝国建国? 地球圏統一支配?
 違う! えっと、俺は確か………そうだ! 俺はラクシズを壊滅させる為にスパイとして潜り込んだんだった!
「危ない危ない……今の今まですっかり忘れていた」
 3週間のラクシズ生活……朝昼晩の3食、寿司やステーキやフカヒレを喰い、オーブ軍の好戦的な連中に敬称つき
で呼ばれて敬われ、俺の人生で一番多くの友達を獲得する。実験動物の様に扱われた惨めな少年時代や、喰うも
のにも困るほど貧しい傭兵生活ではあり得ない、余りにも充実した生活だった。……俺はその中で、己の闘争心や
牙までも鈍らせていたのか。
 鎖に繋がれる事に甘んじ、あまつさえ安寧を感じる様な、そんな腑抜けに成り下がろうとしていたのか!
「食い物に懐柔されるところだった……さっさとラクシズの機密データを確保して、アメノミハシラに帰らねば」
 人間は安心を求め、楽な方へ流れて行ってしまう性質を持つ。これは万人がその資質を有している、言わば全人
類共通の性質だ。俺も、この満ち足りた生活に身を委ね、すっかりラクシズの一員として馴染んでしまった。
 だが、俺は本編キャラとの馴れ合いなどすべきではないのだ。そもそもアストレイのキャラだしな。
 俺はキラ・ヤマトのコンピュータを起動させ、3週間前に見つけておいた、厳重にロックされたファイルを呼び出す。
「このファイルは十重二十重にパスコードが設定され、ロックされている……よほど重要なデータに違いない。オル
テュギアから持ってきたウィルス・プログラムを使って、認証システムを騙せば……」
 このウィルス・プログラムは量子コンピュータを自在に操る事の出来るもので、確かアクタイオン社が作ったものだと
記憶している。このタイプのウィルスは、マディガンの乗っているテスタメントにも応用されているらしい。
 AAも所詮2年前の艦だった。各種装備を強化し、更には海中へ潜行する能力までも付加されているとは言え、艦
内の制御をしている量子コンピュータは2年前のもののままだった。これならば、俺の持ち込んだウィルスを使えば、
求める情報を好きなだけ手に入れる事が出来る(尚、フリーダムやジャスティスの量子コンピュータは新型のもの
だったので、このウィルスに対するワクチン・プログラムがインストールされており、使っても効き目はなかった)。
 ウィルスを流し込むとすぐ、ファイルの数種類のパスコードが現れては消え、ロックが全て解除された。
 俺は早速ファイルの中身を空のデータディスクにコピーし、ディスクケースに入れて、更に厳重にパッケージした。
「よし、データは手に入った……後は出撃の時を待つだけだ。一度フリーダムで外に出てしまえば、後は簡単だ」
 フリーダムのビーム砲で格納庫を撃ち抜くなり、ビームサーベルでブリッジを潰すなりすれば、いとも容易く、ラクシ
ズは崩壊に至る。逆に言えばこれほど簡単な事を、俺は何故今までやらなかったのかという話だが……。
「まあ、いい。ラクシズ壊滅の時も近いという事だ」
 俺はコンピュータの電源を切り、ディスクをポケットにしまうと、今度こそベッドに倒れこんで眠ろうとした。
 すると、突然部屋のドアがノックされた。居留守を使おうかとも思ったが、下手にそんな事をして怪しまれても、後々
面倒だった。俺はベッドから起き上がり、客人を迎える。
「キラさん? 今、いいですか?」
 メイリン・ホークだった。こいつはラクシズの中でも要注意人物だが、無下にしても怪しまれてしまうか……。
「ん……どうぞ」
「お邪魔します」
「どうしたんだ、メイリン。急に俺の部屋に来たりして……」
「いえ、ちょっとお話を……」
 お話、か……事と次第によっては、どうなるか分からんがな。それに、こいつへの個人的な禍根もまだ忘れた訳で
はない。言うなれば、奴は、飢えたライオンの前にノコノコとやってきたヌーだ。
 俺は、上着の内ポケットに拳銃が収まっているのを確認し、メイリン・ホークに適当な場所に座る様に促した。奴は
ベッドの上に腰を下ろす。俺は部屋の小型冷蔵庫から冷えたオレンジジュースを出して勧めるが、メイリン・ホークは
丁重に断った。
「で、話とは?」
「ええ、その事なんですけど……確か、3週間前の海賊との戦闘の際、キラさんは戦闘の最中に暫くの間、反応が
ロストしてましたよね?」
「そう……だったか? 覚えてないな」
 ジョニー・ライデン専用機ばりの真っ赤な大嘘だ。というか、その時に俺はキラ・ヤマトと入れ替わったのだ。
「それで、その時の事がどうかしたのか?」
「はい。ラクシズの人達は全然気にしていませんけど、私なりに考えたんです」
「何をだ」
「最近のキラさんの、露骨すぎるくらいのキャラの変わりようです」
 ……やはり、この女は気づいている。何かいう前に殺すべきか。毒草の目は摘むに限るからな。
 俺は先を話す様に促すが、いつでも拳銃を抜く事が出来る様に備えた。メイリン・ホークは続ける。
「最初は私も、皆さんと同じく声優ネタか何かだと思いました。現に、過去においてキラさんは、スクライドネタとかを
やった事がありますし、中の人も色々な作品で活躍していますし……」
「それで?」
「でも、そういう行動は、大抵一過性の一発ネタにしか過ぎません。にも関わらず、キラさんは約3週間前のドモンさ
んとの戦い以来、そういうキャラで通してます。それで、考えました。実はこのキャラは、ネタじゃなくて素じゃないか、
って」
「ふうん……? 面白いな」
「それに、今までのキラさんとの相違点はまだあります。それは、アスランさんとの接し方です」
 アスランとの接し方? 成る程、よく見ているな。俺も気づかなかった事だ。
「俺とアスランとの関係に、何か問題でもあったのか?」
「はい。少なくとも、このスレのアスキラ関係ではない様に思えます」
「3週間前までのキラさんは、アスランさんをそれほどの友達とは思っていない様に思えました。アスランさんが一方
的にキラさんを親友だと思っているのをいい事に、体よく利用しているっていうか……しかし3週間前を境に、キラさん
もアスランさんを親友と思ってる、って確信出来ます。今までよりもずっと積極的で親密な付き合いです」
「友達だからな」
「私は、そもそも友達と思っていなかったんじゃないか、って常々思ってたんですけど」
「酷い誤解だ。俺は、アスランとは幼年学校からの親友だろう」
 キラ・ヤマトのパーソナル・データ上ではその様になっていたし、俺自身、アスランは救い難いヘタレだが、友誼に
厚く、友の為なら命をも投げ出せる奴だと思った。いや、それはアスランに限らない。ラクシズの連中は皆そうだ。
 メイリン・ホークは続ける。
「ここからは、よく言って私の推測の域を出ない話なんですが……戦闘中の会話記録なんかを聞いても、本当に露
骨なくらいキャラが変わってるんです。アスランさんとの接し方を始めとして、日常生活でも……」
「……何が言いたい」
 俺のイラついた問いに、メイリン・ホークは俺の顔をジッと見据えて、こう言い放った。
「あなたがキラ・ヤマトでないと考えれば、あそこまでドモンさんとの戦いにこだわったのも分かるんです。そうですよ
ね? 『X ASTRAY』の、カナード・パルスさん………」
 ……最早これまでか。
 俺はメイリン・ホークの身体をベッドに押し倒し、懐から銃を取り出すと、奴の首元に突きつけた。メイリン・ホークの
口を手で塞ぎながら、俺は言う。
「ラクスは俺を監視しているつもりだったのだろうが、この部屋の計4機の隠しカメラは既に俺の手中だ。部屋の壁の
防音処理も完璧だし、ここでお前がどれだけ泣こうが喚こうが、誰も来ないぞ」
 さっきも使ったウィルスを用いて、あらかじめこの部屋の中に設置してあった監視カメラや盗聴器は無力化してあ
る。壁にも防音処理を施し、声は勿論、銃声すらも外に漏れる事はない。が、メイリン・ホークの表情は口を押さえる
俺の手で半分隠れていたが、怯えている風には見えなかった。それはそれで、不可解と言えば、不可解だった。
「遅かれ早かれラクシズを崩壊させるつもりでいたが、まずはお前からだ」
 銃の安全装置はとうに解除してある。引き金を引くだけで、こいつは地獄へまっしぐらだ。仮にもザフトを脱走した女
だ、天国などには間違っても逝けまい。まあ、俺も人の事は言えんが。
 が、銃弾がメイリン・ホークを殺傷する事はなかった。
 艦内に警報が鳴り響き、そのすぐ後に、物凄い揺れが俺を襲ったからだ。
 AAが傾いているのか――そう思わされるほどの揺れだった。俺はそれに翻弄され、ベッドの上から転げ落ちる。
「チィッ、戦闘か?!」
 俺は、ここで先にメイリン・ホークを始末しておくべきか考えた。こいつが口を滑らせただけで、俺がアメノミハシラへ
帰還出来る可能性はかなり低くなる。格納庫へ行ってフリーダムに乗り込めば、その時点で俺の勝ちとなるが、居
住ブロックから格納庫までは意外と遠いのだ。
 結局、俺はメイリン・ホークの手足を縛り上げ、部屋の中に置き去りにする事に決めた。部屋のドアをロックしておけ
ば、誰も開けられないからな。
 銃を突きつけながら、適当なタオルなどで手足を拘束し、そして俺は部屋を出ようとした。
 その時、メイリン・ホークが叫んだ。
「待って下さい!」
 待てと言われて待つ奴がいるか。お前はそこで、ラクシズの最後を指をくわえて見ているんだな。
「そうじゃなくて! 私は別に、あなたが偽者のキラさんだって言うつもりはありません! 私は……あなたに、ずっと
AAにいて欲しいんです!」
「何……?」
 密告の意志がないだと? ずっとAAにいろだと? 信じられると思っているのなら、こいつも案外バカな奴だ。
 俺はメイリン・ホークに銃を向け、引き金に指をかけた。こいつはやはり危険だ。ここで始末しなければ。
「命乞いの嘘なら、もっと気の利いた事を言うべきだな。やはりお前はここで殺す!」
「嘘じゃありません! キラさんよりもあなたの方が、アスランさんの為になるんです!」
「何だと? 訳の分からん事を!」
「私は、ラクシズなんてどうだっていい……私は、アスランさんの為にザフトを出たから、ラクス様の野望だの何だの
って、私にとってはどうだっていい事なんです! ただ、アスランさんがまともでいてくれれば!」
「アスランの為だと……?」
 アスランの為に脱走した? ただそれだけの理由で、ザフトを脱走したと言うのか、こいつは?
「はい。だって……私は、アスランさんが好きだから」
「だから、友達を友達と思わないキラ・ヤマトより、俺の方がアスランにとっていいと言うのか?」
「アスランさんは、ちょっと自分に自信がないだけです。肯定してくれる誰かがいれば、あの人は活躍出来るんです」
「あのヘタレに、それだけの価値があると思うのか?」
 視聴者からしても、ザフトの軍人からしても、奴は裏切り者だ。幾度となく仰ぐ旗を変え、同じ釜の飯を喰った仲間に
平気で銃を向ける。確かに友情に篤い男だし、好感は持てるが、総合して見るとそれほどの価値を感じ得るものか?
「私が正しいと思う事に、迷いを感じる必要はありません。私は、アスランさんを信じています」
 だが、メイリン・ホークの口調は、その言葉の通り淀みなく、迷いを感じさせなかった。
 もう少し頭のいい女かと思っていたが、こいつは……いや、よそう。昔からある言葉だが、恋は何とやらだ。
「ならば、俺の正体をバラす気はないと?」
「はい。バラしたって、私には何もメリットはありませんし」
「……まあ、いいか。解いてやる」
 俺は銃を収めると、手足を拘束するタオルを解いてやった。
 俺は、こいつも結局はラクシズの一員だ、と思った。人を想う心だけは人一倍強くて、そしてその人への想いを自分
の想いに出来る。他人の気持ちに立って、それを自分の戦う理由に出来る、そんな奴なのだ。
 俺にはそれを愚かな事だと笑う事は、とても出来なかった。俺も、かつて人を想う心に救われたから。
 だが、俺はいつまでもAAにいてやる事は出来ない。戦闘を仕掛けてきた相手によっては、俺は今日AAを去る。
「いずれ俺は去るし、もしかしたら今日かも知れない……この俺に出来て、キラ・ヤマトに出来ない事が幾つある? 
そして、お前に出来ない事は幾つある? ……アスランのお守りは、お前の役目だ」
 俺はそれだけ言うと、急に居たたまれなくなって、メイリン・ホークから目を逸らして格納庫へ走った。
 餌付けされたからかも知れないし、ただ純粋に、ラクシズの連中に愛着を抱いてしまったからかも知れない。ただ、
俺の胸の中に、もうしようもなくモヤモヤした、やり切れない気持ちがあったのは、確かだった。
「キラ・ヤマト、フリーダム、出る!」
 カタパルトを蹴って、フリーダムが宇宙空間へ飛び出す。VPS装甲の電圧設定は3週間前のままなので、相変わら
ずフリーダムは紅い。
 敵は、アストレイキャラを交えた宇宙海賊。目下の仇敵であるラクシズを討たんと、マザー・バンガードを母艦に数機
のガンダムが展開している。クロスボーン・ガンダム、アウトフレーム、テスタメント、アストレイブルーフレーム……。
「チッ、叢雲劾め……よくよく、奴は俺の敵の様だな」
 人の足元を見て俺への助けを渋り、ゴッドガンダムとの戦いを阻んだ事は、しっかりと覚えている。だが、サーペント
テールや野次馬のジェス・リブルがいるとなると、これはアメノミハシラのミナの差し金と見ていい。3週間も連絡を取
らなかった事が、ラクシズに、俺の正体が露見して殺されたのだと思わせてしまったらしい。
「気の短い奴らめ……いや、ラクシズに思いっきり馴染んでしまった俺にも、責任の一端はあるのだが……」
 何とか連中とコンタクトする手段を考えなければならない。海賊の奴らはともかく、叢雲劾を相手にして確実に勝て
るとは思わない。機体の性能差はあるとは言え、ここは本編ではなくドモンスレだ。嫁補正など存在せず、全て実力
が如実に反映される。厳しい戦いになる事は必死だ。
 近距離用のレーザー通信なら、傍受される事もないだろうと考えていると、AAのブリッジから通信が入る。
『キラ、海賊のMS部隊が接近中です。アスランが先行していますが、大方の予想通り苦戦していますわ』
「そうか……」
 俺はラクスの声を聞きながら、自分に与えられた任務を思い出す。
 ラクシズを壊滅させる事。それが俺の任務であり、傭兵としても、本来何よりも優先させるべき事柄だ。部屋の中で
思考した様に、ブリッジへビームを一条放つだけで、それは果たせる。
 そう考えて、俺は自分がフリーダムのビームライフルをAAのブリッジへ向けた。そうだ、これでいい……。
『キラ? 何をしているんですの?! キラ!』
「……この距離なら、外し様はない」
『キラ!』
 俺は、スティックを握る手に力を込めた。そう、引き金を引いてしまえばいい。そうすれば、全ては終わる。
 だが、引く事は出来なかった。ラクスやカガリや、アスランの顔がちらつき、スティックの引き金を引けない。どうして
だ? 何故、俺はあいつらを撃つ事に躊躇いを感じるんだ!
 どうすべきか、答えらしい答えを見出せず逡巡していると、不意に、スティックを握る手に確かな温もりを感じた。俺
のものではない、他の誰かの、包み込む様な温かさ。
 俺は、それが誰のものか知っていた。
「プレア……」
 そして、そいつが何を伝えたいのかも、俺は知っていた。
「……分かっている、心配するな。お前の言いたい事は、全部分かっているから………」
 俺は、引き金から指をどかした。まるで、それが当然の事であるかの様に。
「……こうならない様に、アカツキとドムにAAを守らせろ。AAは前に出るな!」
 俺は通信機に向かって怒鳴り、通信機のスイッチを切った。
 後々、ラクシズが連合とザフト、更に民間にまで及ぼす被害を考えれば、ここで一撃叩き込んでおいた方が良かっ
たのかも知れない。しかし、俺はこの選択を後悔しなかったし、これでよかったのだと、そう思っていた。
 アスランは、3機のクロスボーン・ガンダムに包囲されていた。クロスボーン・ガンダムのパイロットは3人とも強化人
間、しかもDG細胞による復活を境に薬物を必要としなくなり、事実上、総合的な戦闘能力は、ソキウスの様な戦闘
用コーディネイターと殆ど変わらない。これでは、アスランが苦戦するのも分かる。
『オラァァァァッ!』
『滅・殺ッ!』
 バスターランチャーを二挺構えた黒いX2が、一斉に放火をジャスティスに浴びせ、怯んだ隙に水色のX3が右手に
持つ大型の剣で斬りかかる。更に、ジャスティスが防戦一方になって攻撃を避け続けていると、白いX1がビームガン
から偏向するビームを放つ。本編では連携などまるで考えていなかった三馬鹿が、ここにきて組織戦とは何かを理解
したらしい。
 俺はジャスティスと3機のクロスボーン・ガンダムの間に割り込み、ドラグーンを飛ばして牽制した。フリーダムの改
良型量子インターフェースは、ドレッドノートの第一世代型量子インターフェースと違って、ドラグーンシステム操作に
ある程度の普遍性を持たせている。つまり、空間認識能力の低い俺でも、フリーダムのドラグーンを扱えるのだ。
「アスラン!」
『キラ! こいつら、手強いぞ!』
「ああ、分かっている!」
 だが、本気で戦った倒す訳には行かない。俺は本来、三馬鹿の側の人間だ。
 しかし、アスランを倒す事もしたくはなかった。こいつは、友達だ。そう思っているのが俺だけだったとしても、友達は
友達だ。殺すには、余りにも忍びない。
 だから、俺は『不殺』とやらを試してみる事にした。
 俺はドラグーンを翼に戻し、ビームサーベルを抜く。
「アスラン……すまない!」
 俺は振り向き様、ジャスティスの両腕を斬り飛ばした。両腕がビームライフルやシールドを持ったまま宇宙空間に漂
う。そして、AAのいる方向へ、ジャスティスを蹴り飛ばした。このままジャスティスは慣性に従ってAAに流れていくし、
リフターや足のスラスターが生きているなら、AAに戻る事は可能だろう。
『キラ?! 何をするんだ、キラ!』
「…………」
『キラ!』
「AAへ戻れ……こいつらは俺が相手をする」
 俺は、アスランとの通信を早々に打ち切った。
 突然味方を攻撃した俺の行動に、三馬鹿は明らかに困惑していた。俺は、ビームライフルとビームサーベル、それ
にドラグーンを捨て、ハッチを開けた。
 そして、近距離用レーザー通信で、リーダー格のX2に呼びかけた。
『こちらは、傭兵部隊『X』のカナード・パルスだ。ラクシズの機密データを手に入れた。回収してくれ』
 数秒の後、こちらに戦闘の意志がない事を信用した三馬鹿は、フリーダムの両腕を掴んで、マザー・バンガードへ牽
引して行った。マザー・バンガードへの道のりは、単純な距離で言えば、数十分はかかる筈だった。
 もう二度とAAへ再び乗艦する事はないだろう……そうした空虚な実感を、俺の心の中に燻らせたままでの、数十分。
 ラクシズを壊滅させ損なった俺は、アズラエルの奴に嫌味を言われ、今回の件についての報酬まで取りっぱぐれる
マヌケな結果に終わってしまった。その見方で言うなら、俺の3週間は徒労という事になる。
 それに、ラクシズへの潜入任務が終わり、2ヶ月も過ぎれば、AAがどれほど俺にとって楽園の様な艦だったのか、
自覚せずにはいられなかった。何しろ、またステーキや寿司やフカヒレとは、全く無縁の生活に戻ったのだから。
 だがまあ、食いものの件に関しては、俺も意識的に無視を決め込む心の余裕が生まれた。俺にとって、それ以上に
楽しみな事が出来たからである。
「カナード、あなた宛に手紙が届いていますが……」
「ああ、いつもすまんな」
 メリオルの渡してきた、簡素な白い封筒。これには、俺が書いた手紙への返事が、メイリンの言葉と気持ちで綴られ
ている。話すことはいつも、自分自身の仕事の話や、アスランの事だ。
 俺とメイリンの間には、ある種の秘密を共有する仲というか、そうした不可思議な連帯感の様なものが残り、こうして
ちょくちょく手紙を交わす様になった。無論、こっちも宇宙を飛び回って仕事をしているから、手紙を書いて出して返事
が来るまで半月や一ヶ月も間が空くのは仕方のない事だった。
 あの後、アメノミハシラに置いていたキラ・ヤマトは開放され、フリーダムのコクピットに押し込められて戦闘を行った
宙域に放り出された。ビーコンのスイッチは入れておいたし、メイリンの手紙にもあったから、無事にAAに帰還出来た
らしい。
 結局のところ、俺が求めたものは何だったのか。自分が命を賭して求めたものは、どこにあったのだろうか。ふと、
そんな事を考える。
 ラクシズの機密データ? いや、こんなものはどうだっていい。少なくとも、俺にとっては。
 美味い食事に贅沢な暮らしぶり? いや、ちょっと一稼ぎして小金を溜めれば、贅沢なんか幾らでも出来る。
 俺にとって大事だったのは……人との繋がりだった。人を想い、想われる、そんな他人との絆が欲しかった。傭兵部
隊『X』の奴らも、俺にとっては仲間、いや家族も同然だ。それと同様の関係を、ラクシズの連中にも求めたのだ。
 勿論、本物のキラ・ヤマトが帰ってきた時、奴らは事の真相を知っただろう。俺が偽者のキラ・ヤマトであり、今まで
自分達を騙していた事を知っただろう。あの偽者め、よくも騙してくれた、と、俺を罵っただろう。
 その事に、俺は一抹の寂しさを覚えていた。3週間も寝起きを共にした関係が、一瞬で無に帰してしまうのだから。
 だが……。
(……メイリンは、少なくとも俺を俺だと分かっている。それでいい、か)
 ただ一つだけでも、ラクシズの奴と絆を結べた事に関しては、俺は嬉しさを感じた。人と人との想いの力を、俺は心
の底から信じられた。
「それが、俺の唯一の収穫か……」
 まあ、金では買えないものを手に入れたのだと思えば、それでいい。世界は、数字や価値で割り切れるものばかり
ではない。そうでなければ、この俺が任務をしくじるなどあり得ん事だ。
「さて、今度は何を書いてやろうか」
 便箋は何枚あっても足りないだろう。だが、余り使いすぎるとメリオルに叱られるから、程々にしなければな。
 俺は心の中で苦笑しながら、まっさらな紙の上にペンを躍らせた。


<了>
32おまけ:2006/02/06(月) 20:01:30 ID:???
 ……そうそう、俺がAAのキラ・ヤマトの部屋から持ち帰った機密データの事だが。

 結論から言ってしまえば、ハッキリ言ってあれは戦術的にも戦略的にも何の価値もないものだった。
 内容を確認しなかった俺のミスと言えばそうなのだが、キラ・ヤマトがあれに何十もプロテクトをかけて厳重に封印し
ていたのは、ただ単に、ラクス・クラインに見られると非常にマズいからであったらしい。
 まあ、その情報の実戦的価値はともかく、内容に目を通すと非常に興味深く、また愉快なものだったので、いずれ
本にでもしてキラ・ヤマトの名を地球圏中に晒してやろう、と俺は画策してる。


 俺が命がけで持ち帰ったのは、数枚のシャワー室のものと思われる盗撮画像と――


 ――『鬼嫁日記』というタイトルの、80GBにも及ぶ大容量のテキストファイルだった。



<ちゃんちゃん♪>
33通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 20:05:23 ID:???
と、いう訳で、特務兵の話は終了です。
しかし、いつの間にか結構真面目な方向に話が進んでしまい、自分でも困惑しました。
やはり、特務兵はツンギレだけあって実は寂しがり屋なのではないか、とそう思って書いたんですが……。

次は、前スレで冒頭だけ投下したシンと元同僚達の話をやります。
その後には、ヴェイアとか、イライジャとかの話も構想中です。
34通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 20:26:34 ID:???
>24-33
サイコーッした…!

すみません、他の言葉が浮かばないっす!
35通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 20:55:22 ID:???
おみごとにございます。
36通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 21:05:35 ID:???
全女性職員総ミニスカ化計画?


さりげなく大佐の野望がwww
37通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 21:08:59 ID:???
じっくり読ませていただきました、GJ!
最近の萌え重視なラノベ読むよか俺にはこっちの方が断然面白いw
38通常の名無しさんの3倍:2006/02/06(月) 22:20:45 ID:???
>>24-32
面白かったよ。GJ!
生き生きしてるなあ、特務兵が。
メイリンもええのうw

改めてGJ
ルナ「久しぶりの休暇に風邪を引くとはぬかったわ・・・」
ドモン「そうだぞ、ルナマリア。自己管理は戦士として初歩中の初歩。
    これが出来ねば鍛錬もできん」
ルナ「あれ? ドモンさん何で病院なんかに?」
ドモン「この病院から並々ならぬ殺気を感じたんだ。
    これほどの殺気・・・しかもそれを一般人に悟らせずに発し続けるとは・・・
    相当な訓練を積んだ者だろうな」
ルナ「何で病院にそんな物騒な人が・・・」
シュバルツ「だが一般人に悟らせないようにしているということは、おそらくは誘っているのだろう」
ルナ「・・・・今回は普通に登場したのね、シュバルツさん」
シュバルツ「この殺気の中でふざけるのは自殺行為だからな。そしてこの殺気には覚えがある・・・」
ドモン「それは?」
シュバルツ「ハルパーミリィ・・・ヤツだ」
ルナ「・・・犯罪(盗撮)さえしなけりゃ怖くないわね」
シュバルツ「否! 我々の行為は犯罪にあらず! 
      普段見せぬ女性の内面部分を描き出す芸術行為に他ならない!」
ルナ「断じて違あぁう!」
ドモン「二人とも、病院では静かにしろ。ん? あの銀髪は・・・」
シュバルツ「お前の従兄弟イザーク・ジュールではないか」
ルナ「なんか急いでますね。あれ? そういえばディアッカさんの姿が無い?」
シュバルツ「何やら嫌な予感がする。行くぞドモン、ルナマリア」
ドモン「まあここでこうしていても仕方がないからな。ルナ、風邪は大丈夫か?」
ルナ「大丈夫ですよ。それに、ディアッカさんがピンチとあれば私も行かないと」
ドモン「そんな間柄か?」
ルナ「私『射撃をどうにか当てようの勉強会』に所属してまして。
   ディアッカさんはそこの講師なんです」
ドモン「・・・頑張れ、ルナマリア」
イザーク「ディアッカ! 無事か!?」
ディアッカ「おいおいイザーク、慌てすぎだぜ?
      あと病院なんだから静かにな」
イザーク「静かになどしていられるか!
     我が隊の者が盗撮行為で殺されたなどとなればジュール隊はいい笑いものだ!」
ディアッカ「心配するのはそっちかよ。まあ俺は大丈夫さ。明日にも治る」
イザーク「なら良いが・・・ん?」
ルナ「ディアッカさん、大丈夫ですか?」
ディアッカ「ルナマリアじゃないか? どうしてここに?」
ルナ「イザークさんが走っているのが見えまして。お二人に何かあったのかと」
ディアッカ「HAHAHA、大丈夫さ。あれ? 後ろにいるのは?」
シュバルツ「久しぶりだな・・・『怒れる女神象を掲げる男』」
ドモン「元気にしていたか、イザーク」
ディアッカ「『七眼レフ』・・・シュバルツ・ブルーダー」
イザーク「ドモン兄さん! お久しゅうございます。しかし何故此処へ?」
ドモン「感じないか? この殺気を」
イザーク「これは・・・人間の殺気か!?」
シュバルツ「おそらくはハルパーミリィのものだ。ディアッカ、我々が狙われていると思った方がいいぞ」
ディアッカ「グゥレイト・・・相手に不足はないぜ」
シュバルツ「フッ、お前のチャレンジ精神には負けるな・・・・ん? アーサーから通信だと?」
ルナ「マスクからマイク生えて来たーッ!?」
アーサー『こちら盗撮13。しくじった! ハルパーミリィは本気だ! クッ・・・』
ディアッカ「否グゥレイト! あの盗撮13が失敗しただと!?」
ルナ「それって良い事じゃないかしら?」
ドモン+イザーク「「まあ世間一般ではな」」
アーサー『こちらは撤退する! そちらも出来るだけ速く逃げるん・・・ヒッ!? うわあああッ!』
シュバルツ「おい! 応答しろ! 盗撮13!」
ミリィ『・・・伝えなさい。アタシの今回の狙いはディアッカだけよ。死にたくなければソイツを置いて逃げる事ね』
シュバルツ「なんだと!? クッ、通信が切れた・・・」
ドモン「シュバルツ後ろだ!」
ミリィ「遅いわ」
シュバルツ「ぐはぁ!?」
ルナ「つか逃げろって言っておきながら切ってるじゃん!」
ミリィ「アタシが犯罪者を逃がすとでも思ってるの?」
ルナ「思ってませんからその右手のナイフをコチラに向けるのは止めてください」
ドモン「ミリアリア、君が犯罪者を許せないのは分かるがいきなり斬りかかるのは止めろ」
イザーク「罪を償わせ、自らの所行を後悔させる方がいいんじゃないか?」
ミリィ「なら止めてみなさいよ。最も、貴方達が女性に手をあげる事が出来たらだけど。
    それにコイツラは犯罪者よ。何をされても文句は言えないわ」
ドモン「クッ・・・それは」
ディアッカ「フッ、じゃあお前に拳を振るわずに止めればいいんだな?」
ミリィ「・・・・怪我人が偉そうに。アタシにさっきやられたのを忘れたわけ?」
ディアッカ「忘れてはいないさ。だが今回は負けない。
      行くぜ! グゥレイト・リカバリィィッッ!!」
ルナ「ディアッカさんが金色に光ったァァッ!?」
ドモン「これは・・・?」
イザーク「ラウ・ル・クルーゼ直伝複製人間流身体活性術『痔の型グゥレイト・リカバリー』・・・」
ルナ「変な技きたーッ!」
ドモン「そんな技があるのか!?」
イザーク「いかなる時もネタのチャンスを逃さぬよう、体の傷を一瞬で治癒する技。
     重傷の後でもすぐさまネタキャラっぷりを披露するための技。
     これは隊長が我々二人にのみ授けた技の一部です・・・」

→回想
ラウ「お前達二人に教えなければならないことがある」
イザーク「隊長?」
ラウ「イザーク、ディアッカ。お前達はこれから先、ネタキャラとして生きていかねばならない」
ディアッカ「!?」
ラウ「勢いで民間シャトルを撃墜してしまったり大気圏に突入したり砂漠を耕したりする。
   またキラ・ヤマトに何度挑んでも敗れ段々背景と化す日が来る。監督とその妻から聞いたのだ。
   間違いはないだろう」
イザーク「そんな・・・俺達はネタキャラになってしまうのか!?」
ラウ「だからこそ、お前達が少しでもチャンスを逃さないよう私から技を教えよう。
   私自らが編み出した複製人間流身体活性術を!」
ディアッカ「ニコルやアスランには教えないんですか?」
ラウ「あいつら面白くないから教えたくない」

イザーク「という事が」
ドモン「なるほどな」
ルナ「一瞬で回想終わったッ!? つか教える基準無茶苦茶だーッ!」
ミリィ「あれほど負わせた傷が一瞬に癒えた!?」
ディアッカ「・・・イザーク」
イザーク「フッ、皆まで言うな。俺は友の願いを無碍(むげ)に断る男に見えるか?」
ディアッカ「すまねぇ」
ミリィ「イザークさん! 貴方まで犯罪者になるんですか!?」
ドモン「否。そいつは今、友の為に自ら汚名をかぶる決意をしたのだ。
    それを罵倒する事はこのドモン・カッシュが許さん!」
ルナ「てか相手が犯罪者とはいえそれを切り刻む人も犯罪者かと思うんだけど・・・」
ディアッカ「ミリィとの勝負は一瞬だ。こちらが切り刻まれる前にミリィを『盗撮』する」
イザーク「なるほど。しかし彼女は今、ズボンだ。どうする?」
ディアッカ「俺に秘策ありさ」
ミリィ「ならその秘策ごと切り裂いてあげるわ・・・くらいなさいッ!」
ドモン「む、もう一本ナイフを? 二刀流か」
イザーク「ならばこちらも本気で迎え撃つ!
     俺のこの手が光って唸る! 友を救えと輝き叫ぶ! 必殺! ダブルシャイニングフィンガァァァソォォォドッ!」
ミリィ「遅いッ! ナイフ二刀流『回転剣舞六連』!」
イザーク「行くぞ! キョシヌケェ・シフトォッ!」
ルナ「今度は銀色だーッ!」
ミリィ「てりゃあああ!」
イザーク「ぬううう!」
ルナ「超高速で斬り合ってるーッ!?」
ドモン「あれは?」
ディアッカ「ラウ・ル・クルーゼ直伝複製人間流身体活性術『遺作の型キョシヌケ・シフト』。
      いかなる場合でも美味しいチャンスを逃がさぬよう超高速で行動する技。
      前大戦中カガリ・ユラ・アスハを救った技だ」
イザーク「ディアッカをやらせはせんぞォッ!」
ミリィ「くっ、ここから進めない・・・ッ」
ルナ「なるほど」
ドモン「しかもだ、見ろルナ。イザークは全て受け止めている」
ルナ「スゴイ・・・」
ディアッカ「そしてミリアリアの技は一回転で六回斬りかかれば一度は止まる。今は二回転目だ。
      つまり、もうすぐあの後に大幅な隙が生まれる」
イザーク「その通りだッ! 来いディアッカ!」
ミリィ「くっ!」
ディアッカ「行くぜッ!」
ドモン「ディアッカもあの速度について行くとは・・・」
ディアッカ「ふふ、ミリィ・・・お前さんはやっぱり女の子さ。
      お前は今日、ローライズジーンズを履いてしまったんだからな!」
ミリィ「しまった!」
ドモン「これがディアッカの秘策か。で、ルナ、ローライズジーンズとは?」
ルナ「股上の短い、浅めのジーンズの事です。脚が長く見えるですけどかがむとパンツが見えちゃうんですよ」
ディアッカ「これで二回転目終了! その絶妙なアングル、もらったァッ!」

パシャッ!

ミリィ「しまった・・・」
イザーク「兄さん!」
ドモン「うむ!」
イザーク+ドモン「「ガンダァァァァァムッッ!」」
ルナ「病院ぶっ壊してゴッドとデュエル来たーッ!?」
ドモン「ルナ、はやく手に乗れ!」
イザーク「ディアッカもだ!」
ディアッカ「・・・ミリィ」
ミリィ「フッ・・・今回はアタシの負けよ。でも今度は切り刻んであげるわ」
ディアッカ「グゥレイト。その笑顔、いただきだぜ。じゃあな!」

ルナ「という事があったのよ」
シホ「あの人たちは仕事もせずに一体何をしてるんだか・・・」
タリア「で、アーサーとシュバルツはまだ帰ってこないのかしら?」

アーサー「寒いなぁ・・・」
シュバルツ「ああ、敗北は骨身にしみる・・・」
(完)
4338-42作者:2006/02/07(火) 00:02:17 ID:???
痔と遺作が好きなので一つ作ってみました。
ドモンと上手く絡めているか少し不安ですが・・・
44通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 01:07:38 ID:???
小太刀二刀流が出るなら飛天御剣流も出して欲しかったがとにかくGJ!
45通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 02:14:42 ID:???
>38-42
GJ! 盗撮ネタ、どこまで行くんだw


……ところで、このスレのメイリンに普通に萌えてるのは俺だけか?
46通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 02:38:09 ID:???
>>38
お見事! GJ!

>>45
お前だけじゃねえ。
正直SPで、同僚が死んでるのにヘラヘラしてるのと見たときは
本気でドタマに来たが、このスレ読んでると萌えるようになったから不思議だw
47通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 02:41:03 ID:???
>>45
このスレのメイリンは初期の頃から萌えキャラとして定評があるw
48前置き:2006/02/07(火) 13:15:43 ID:+ntNMjbb
シン「師匠、何ですかこの大掛かりな機械は?」
ドモン「あぁこれはな、こないだ議長に俺の過去を話した所気に入ったらしくゲーム化したんだ。これで俺の過去の戦いが体験できる。
登場人物はプレイヤーの脳からスキャンして役割にあった人が選ばれるからな。
ようはストーリーはGで、キャラクターは種死だ。」
シン「マジですか!?俺早速やってみたいです。」
ドモン「やはりそう来たか。メイリン起動準備だ。」
メイリン「起動は了解したんですが、何で私がここにいるんですか?」
ドモン「この艦に操作できる者がいなくてな、物体転送装置によって転送してもらった。」
メイリン「ちょっと待て、さらっと危険なこと言うな!」

ドモン「シン、どうかのか?さっきから何か考え込んでいるようだが。」
シン「でもこれじゃあ種死の世界にドモンがきたらじゃなくて、ドモンの世界に種死がきたにn(ry」
メイリン「では、起動開始します。」
シン「いや、ちょっとまtt(ry」

――ゲーム内――

トダカ「また嫌な一年が始まりやがったぜ。」
49通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 18:34:21 ID:???
>>45
おうよ!
メイリン姐さんのツッコミは五臓六腑に染み渡りまさぁ!
50通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 19:51:18 ID:???
>>45

俺も
誰かメイリンのつっこみ顔の絵書いてくれないかなぁ
51通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 22:20:25 ID:???
52通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 22:26:28 ID:???
こぇぇyo・・・w
53通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 22:29:30 ID:???
こぇぇぇぇぇぇwwww
54通常の名無しさんの3倍:2006/02/07(火) 22:34:10 ID:???
メイリンがアスランを好き発言したのがちょっと悲しい。
あんなヘタレにここのメイリンさんはもったいない。
シン「お前が出番をををををををッ! 目立とうとしたのにぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
アスラン「お、落ち着けシン! 話せばわか……ひぎゃあああああああ!?」

メイリン「ディストラクト・ジャスティス・ガンダム、撃墜されました! 自爆装置が連鎖的に反応していきます、めちゃくちゃ危険です!」
ラクス「ちぃ、どうせならもっとミネルバの近くで堕とされればいいものをっ……AAを盾にするのです!」
ノイマン「うい〜す」
メイリン(お、鬼だ……)


                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙           ゙:
オホホ、たまや〜>・←永遠   /                    \
        ...........;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                         ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .' AA→・<ラクス様のために〜っ!    ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                  ←この辺にシン ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙ !



シン「フ……ハハハ……やった……主役……やっとこれで……ハハハ、ハハハハハ……」
ラクス「そうですか……やはりダメですわね、アスランは」
キラ「思った以上に彼のヘタレっぷりは度を越していたみたいだね」
ラクス「まったく、彼もまた駒でしかないというのに。余計なことを考え過ぎるのですわ。せっかくの不死身っぷりを無駄にしています」
キラ「メイリンがお守り役になってから、借金させて踏んだくるのも難しくなっちゃったしねぇ」
ラクス「フ……困ったことですわね。罪状は適当に考えます、任せてよろしいですか?」
キラ「ふふふ、おもしろそうじゃない。やらせてもらうよ!」

メイリン「な、なんか大変なこと聞いちゃった……!」

 …………

アスラン「ふふ……育毛剤はいいなぁ。人類が生み出した文化の極みだ。好意に値するよ」
メイリン「ああもう、やっぱり現実逃避気味にヘタレてる。ダメですよアスランさん、こんなことしてる場合じゃないんです!」
アスラン「メイリン? どうしたんだ、そんな顔色変えて」
メイリン「実は、かくかくしかじか、という話を立ち聞きしちゃったんです! とにかくマズくてヤバいんですようっ!」
アスラン「な、なななななにいいい!? どどどどうしよお、こうなったら逃げるしか……」
ヒルダ「(コンコン)ラクス様親衛隊の者ですが、ちょっと話が聞きたいのですが」
メイリン「くっ、早い!? ……さすがラクス様は腹黒い、アスランさんのこともよくわかってる」
アスラン「メイリン、それ俺の台詞……」
メイリン「それでも私は、アスランさんを見捨てることはできない! いくらこの人がヘタレMAXダメダメ人間だとしても! ゴニョゴニョ……」
アスラン「え、何々? 宇宙一素敵でクールなナイスガイ、アスラン・ザラのカッコイイ姿が見たい……そこまで言われたら、応えるしかないじゃないかあああああ!!」
ヒルダ「悪足掻きを! ……って、ヤバイ、ヘタレてないアスランだ!」
アスラン「ザクウォーリア・チョップ! 量産型グフ・デコピン!」
ヒルダ・マーズ・ヘルベルト「「ばたんきゅう」」
アスラン「見たか! これが俺の実力だ!」
メイリン(いつも思うけど、なんでこの力を実戦で出せないんだろう……)
キラ「あれ、三人ともやっつけたのか。さすがに生身では強いねアスラン」
アスラン「キラ、お前も一緒に来い! ラクスは彼女自身の認めた役割を果たす者にしか用は無い!」
メイリン「アスランさんがラクス様を否定した!? つ、ついにヘタレ脱却の日が……うう、良かった。長かった……」
アスラン「彼女に都合のいいラクシズ、MSパイロットとしての俺! だがお前だってずっとそんなことをしていられるわけないだろう? そうなればお前だってイジメられる! だから一緒に!」
キラ「ん〜、別にいいんじゃない? おもしろそうだし」
アスラン「キラ!」
キラ「僕くらいなんでもできるとさ、人生つまんないんだよね。善悪は別にして、ラクスのスケールは普通じゃない。僕が楽しめるのは彼女の側だけだから、まぁそうなったらそれでもいいよ」
メイリン「うわ何気に大物だこの人」
キラ「役割だっていいじゃないか。ちゃんとやれば。そういう生き方だってあると思うよ。話を戻すけど、アスラン、君もしかしてまた脱走する気なの?」
アスラン「はっ!? そういえばまったく後先考えてなかった!」
メイリン「アンタはそれでも元指揮官か―――――っ!」
キラ「許さないよ、僕たちの友情を裏切るなんてこと。友情の証として君にもらったアンドロイドの特許、大事に利用しまくってるのに」
メイリン「最近やたら羽振りがいいと思ったらそれでか―――――っ!!」
アスラン「ああああっ!? ゆ、友情の証……!?」
メイリン「また悩みだした……やめてくださいキラさん、アスランさんが!」
キラ「ぶつかる〜こと〜で♪ 深く、結びつく友情〜♪」
アスラン「あああっ!? それはGガン後期OPソング……友情が、友情があああ!」
メイリン「くっ、アスランさんが惑わされてる……かくなる上は、キラさんごめんなさい! 峰打ちにしておきますから!」
キラ「ぐはっ!? 顔はヤメテヨネ、顔は……ガクッ」
アスラン「ああっ!? キラ、キラ〜〜〜〜ッ! というかメイリン刀どっから出した!?」
メイリン「ほら、逃げるなら早くしないと捕まっちゃいますよ!」
ミリアリア「何やら艦が騒がしい。ジャーナリストの血が騒ぐ……おんや?」
アスラン「すまないメイリン、あれだけはどうしても……ディアッカに頼まれたものなんだ」
メイリン「もう、こんな時に忘れ物なんて……あれ、ミリアリアさん?」
ミリアリア「どうしたのよ二人とも。なんだか大騒ぎみたいだけど……!?」
メイリン「(刀を突きつけて)ごめんなさい、外に出たいだけなんです。お願いだから静かにしてください」
ミリアリア「(コクコク)」
アスラン「え〜っと、どこやったっけな……」
ミリアリア「追われてるの? でも、どうしてあなたたちが……」
メイリン「そんなことは後でラクス様にでも聞いてくださいっ」
アスラン「ああ、あったあったこれだ。メイリンお待たせ、さぁ行こう!」
メイリン「はい。私たちが出たら声を上げて、銃と刀で脅されていたって言ってください」
ミリアリア「ああ、うん。わかったわ。ところで、いったい何を取りに……」
アスラン「あ、いや、これはちょっと大事なものなんで……」
ミリアリア「そう言われると余計気になるわね……見せなさい!」
アスラン「うわやめっ……!?」

 ドサッ

メイリン「これって……!? 天使湯の女子脱衣所の盗撮写真集〜〜〜〜!?」
アスラン「お、俺が撮ったんじゃない! ムゥさんが撮ったもので、ディアッカに届けてくれって頼まれただけで……良いことではないけど、友情は大切にしないと!」
ミリアリア「そおおおおおか、お前も関係者だったかああああああああ!!!」
アスラン「ヒ、ヒイイイイ!? 鬼だあああああああ!?」
ミリアリア「ひ〜ひっひっひ!! 逝ってくださあああい!」
メイリン「で、でも、ちょっと! ミリアリアさん!?」
ミリアリア「殺されるくらいなら、(私がこの手で)逝かせた方がいいDEATH!!!」
アスラン・メイリン「「ひィえぇえええええええええええ!?」」
メイリン「な、なんとかMSに乗り込めましたね」
アスラン「身近にあんな恐ろしいものがあったとは……ともあれ、これで一安心! 後はこのまま飛んで逃げよう!」
メイリン「なんかまた勢いでついてきちゃいましたけど……それで、どこに行くんですか?」
アスラン「そういえばなんも考えてない……いや、どこかにきっとあるはずだ、俺のユートピアが! がんばってそれを探そう!」
メイリン「まったく完全に無計画なんですね……ちなみにユートピアって、もともとの語源だと『どこにも無い』って意味らしいですよ。あ、後方から熱源接近! カガリさんのアカツキです!」
カガリ「なんでお前はまたメイリンとぉぉぉっ! 逃げるな、降伏しろ〜〜〜〜っ!」
アスラン「で、でもそんなこと言われたって、今さら帰ってどうなるもんでもないし」
カガリ「裏切るなあああっ、エターナルに戻れえええ!!」
アスラン「くっ、ダメだ完全に頭に血が上っている……でもなんだか怒りが直接俺には向いていないような?」
メイリン「気のせいです。とにかく、やめてくださいカガリさん! 私は、アスランさんをヘタレのまま殺させるつもりはありません!」
カガリ「アスラン、聞くな! メイリンは少し錯乱してるんだ! 何がどーなってこんなことになったのか知らないが、私が味方してやる! またキラと話がしたいだろう!?」
アスラン「キ、キラとお話!? したいしたいしたい!!」
カガリ「よぉし、いい子だ。さぁ大人しく……」
メイリン「聞いてください、アスランさん! 確かにラクス様たちやカガリさんの言葉は魅力的に聞こえるかもしれない……でもあの人たちは、やがてあなたの毛根を殺します!」
アスラン「なら逃げるしかないじゃないかああああああああああ!!」
メイリン「そうです! 前から思ってたけど、それが一番いいんです!」
カガリ「また逃避行する気かあああああああ!! こンの浮気者おおおおおおおおお!!」
アスラン「おお、なんかこの展開にデジャヴが!」
メイリン「冷静に言ってる場合か――――――っ!!」

 チュドーン!

ルナ「……で、二人そろってミネルバに来たわけ?」
メイリン「今の私はミネルバ臨時CIC担当マリン・イーグル。あなたのことなんか知らないわ、お姉ちゃん」
タリア「厚顔無恥もここまでくると清々しいわね……」
レイ「あちらはもっと身も蓋もないようですが?」
アスラン「ふっ! このアラン・イーグルがペットロボット製作で磨いた技術があれば、この程度!」
ステラ「うぇーい! すごいすごい、ステラのガンダムあっという間に直っちゃった〜!」
アスラン「ああ、褒められてる……俺、褒められてる……!」
ドモン「窮鳥懐に入らずんばなんとやら。アビーはお見合い、ヴィーノは山に芝刈り、ヨウランは川に洗濯に行っていて人手が足らないんだ。大目に見てやれ」
シン「そういう問題……なの、かなぁ?」



61通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 07:06:26 ID:???
>>55-60
朝から笑っちまったよww
GJ!!
にしても、開き直ってるキラって結構イイかも、なんて思った俺がいるw
62通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 10:23:25 ID:???
>>55-60
GJ!! 
>>61
結構同意かもw。開き直りが良いなぁ。で、あ、アビーさんがッ!?
シン「ん? 師匠、なんですかその手紙」
ドモン「ああ、レインからの手紙だ」
ルナ「おおお〜〜♪ 遠距離でも愛は変わらずってかぁ〜〜?」
レイ「親父臭いぞルナ」
ドモン「いや、それがアスラン宛なんだ」
アスラン「お、俺?」
メイリン「どれどれ・・・えー『脱走おめでとう』」
シン「おめでとうって…」
ルナ「他に言い方ってもんはないのかしら」
メイリン「『今までお世話に………なったわけじゃないけど、むしろ私がお世話しまくったくらいだけど』」
シン「世話ってなんです」
アスラン「ああ! キラやラクスに友情の北斗神拳を食らったあとに何度も死の淵から助けてもらった!」
ルナ「…それ絶対友情じゃないといっても聞きはしないんでしょうねえ……」
メイリン「『まあそれはそれとして同じ釜の…あ。あなたは白いご飯とか食べされてもらってなかったわね…ごめんなさい。
     ま、まあそれはそれとして同じ戦艦にいたよしみとしてプレゼントを送らせてもらうわね。がんばって♪』…以上」
ルナ「アスラン…あんたどんなどん底生活送ってたの?」
シン「つうかレインさんって結構きついひとですか……?」
ドモン「ん…ま、まあな…」
レイ「で・・・この格納庫に置いてある非常に大きなプレゼント箱がその贈り物か」
メイリン「どうやって送ってきたんだろ……」
ルナ「というか中身なんだろ」
アスラン「なら開けるしかないじゃないか! ……よっと」
シン「あ!」
レイ「…!」
ルナ「なっ!」
ドモン「ここに説明書がある。なになに…
    ラクスさんに頼まれてインフィニットジャスティス先行量産型を作ったんだけど、
    核動力を搭載していないためエネルギー総量が低く、それを補うため、ビームサーベルを全て重斬刀に差し替えたの。
    近接・格闘戦においては比類なき実力を発揮するが、余りにも時代に逆行したコンセプトゆえに次期主力機の採用は見送られ、
    開発中のコードネームであった『タブン・ジャスティス(日本語でたぶん正義だろう)』という不名誉な機体名で呼称されるようになる」
シン「後半、スーパーロボット対戦のアルトアイゼンじゃないか…」
メイリン「っていうかなんだその機体名はぁぁ――――――っ!!」
レイ「いや、だが」
ルナ「そうよね…もともと全身サーベルだらけだったけどさ…周辺剣だらけでMS本体が全然見えない…中のMSは」
「「たぶんジャスティスだろうけど」」
メイリン「……」
アスラン「初めての贈り物…っ! なら乗るしかないじゃないか!!」
メイリン「あんたって人わああぁ――――っ!!」
ステラ「メイリン……いままで大変だった…?」
メイリン「う…ううっ…」
ルナ「あ、メイリン泣き出した。そっかアスランが喜んでいるんで嬉しいのね」
レイ「どちらかというと、優しい言葉をかけられていままで我慢していた涙が噴出したように見えるが」

アスラン「っと、これがコクピットへのワイヤーのボタンだな?」
ドモン「アスラン、注意しろよ。周辺は刃だらけだからな」
アスラン「ははは! 大丈夫ですよ! 俺をなんだと思っているんです! 元エースパイロットのアス」

ヒュ〜〜〜〜(突然の風)


プツ ドシャ

メイリン「風に揺れて刃に当たったワイヤーが切れてアスランさんが落ちた――――!!」
ルナ「人って地面に落ちても弾まないのね……」
シン「いままで無風だったのに狙ったように風が吹くなんてアスランらしいよなあ…」
メイリン「アアアアアアスランさん大丈夫ですかっ!?」
アスラン「フ…フフ…大丈夫さこのくらいのかすり傷…」
ドモン「リットル単位で血が出ているのに平気とはさすがにエースだな」
アスラン「エース…そう! 俺はエースだ! アスラン=ザラMSに乗ります!!」
メイリン「ドモンさぁぁ――――ん!!」
ドモン「ん? なにかおかしなことをいったか?」
ルナ「お、今度はMSの足にしがみついた」
シン「よじ登るのかよ…でもすいすい昇って行くな。さすが白兵戦最強」
レイ「だがアスランは血まみれだ。手を滑らせなければいいが…む、剣の根元に足をかけてコクピットまで飛ぶつもり…」

ツルッ


スパァァァァァァ ドシャ

メイリン「足を滑らせて刃の根元から切っ先まで滑らかに斬られつつアスランさんが落ちた――――――――!!!!」
ルナ「人間って凄い量の血が体に詰まっているのね……」

メイリン「アアアアアアアアアアスランさん大丈夫ですかっ!?」
アスラン「フ…フフ……フフフフフフフフ…だっ大丈夫さ…こ…こここのくらいのかかかすり傷……っ」
ドモン「全身くまなく血で染め上がってまるで赤服を着ていた頃のようだな」
アスラン「赤服…そう! 俺は赤服だ! アスラン=ザラMSに乗り…キュウ」
ルナ「あーあーメイリン消火器でアスランの頭を殴り倒して怪我させたら危ないじゃない」
メイリン「このまま続けさせる方が危ないわぁぁ――――――っ!! ドモンさんもいい加減にしてくださいっ!!」
ドモン「な……なにかおかしなことをいったか、俺?」
ルナ「で、アスランどう?」
メイリン「医務室で昏倒中。他のみんなは?」
ルナ「訓練に行ったよ」
メイリン「ふーん」
ルナ「……ところで、あのタブン・ジャスティス、剣がつっかえて格納庫から外に出せない気がするんだけど
メイリン「…本当にどうやってここに入ってきたんだろう…」
ルナ「なんでも『写真の礼だアスラン! ゲルマン忍法ぉぉぉっ!!』とか、どこからともなく声が聞こえたかと思うと箱がおいてあったそうだけど」
メイリン「(アーサーとシュバルツさんもアレもらったのか……)」
ルナ「ところでポテチ食べる?」
メイリン「あ、うん」
ルナ「いい天気よねえ…」
メイリン「そうだねえ…」

パリ

パリ

ルナ「………………………お帰り馬鹿妹」
メイリン「……………………………ただいまアホ毛姉ちゃん」
[終わり]
67【追加】:2006/02/08(水) 12:41:54 ID:???
シン「大変だ! 二人とも!」
ルナ「なにー?」
シン「ヨウランから電報が届いた! いいか!? 『アビーお見合い承諾する!?』だそうだ!」
ルナ・メイリン「「なにぃぃぃ―――――――――っ!!?」」
[本当に終わり]
>>55-60を読んで勢いで書いた。人のネタを横取りしたが反省はしていない。
全然OKだ。
むしろGJ! と言わせていただこう。


…一発ネタのつもりだったが続くのか?
これはこれでおもしろい!
誰か、俺たちのネタを次いでみないか!?
70通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 15:21:48 ID:???
とことんGJなやつらだぜ!

続き?
わしは続きを書けるほど文才があるとも思っとらんし、それほど高慢にもなれんよ
71通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 18:02:59 ID:???
>>66
>ルナ「………………………お帰り馬鹿妹」
>メイリン「……………………………ただいまアホ毛姉ちゃん」

ここを読んで、ちょっと目頭が熱くなったのは内緒だw
GJ!!
72通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 22:15:14 ID:???
保守
73撮影!焔の大佐!!〜謀略編:2006/02/08(水) 22:37:16 ID:???
アズラエル「艦長さん、ひょんなところからこんなものを手に入れたんですが…」
ナタル「一体何ですか?アズラエル理事…!?!?」
クロト「な〜に驚いてんだよ、珍しいな〜俺にも見せろ…ってオォ!」
オルガ「どれどれ…ってこれは!?オイオイ、すっげ〜な〜」
シャニ「ふ〜ん。すごいじゃん、これ撮った奴…」
アズラエル「どうです?驚きでしょう。生きてるうちにこんなものにめぐり合えるなんて長生きはするものですねぇ」
フレイ「(私達、もう死んでるわよ…)」
ニコル「この写真は!こんなもの撮れるのはあの人しかいない!」
ナタル「ニコル・アマルフィ、それは誰だ!言え!これは命令だ!」
アズラエル「まあまあそう怒らないで下さいよ、艦長さん。他にも艦長さんのこんな珍しい私服姿もありますよ」
ニコル「大丈夫です、アズラエルさん。その写真…撮影できるのはこの世でただ1人…その名は…」


アーサー「さて、今週の撮影カンファレンスを開始する。ん、どうしたディアッカ」
ディアッカ「こんな画像を手に入れたんだけど、これって足つきにいた元副長だよなぁ?」
シュバルツ「そうだ…鉄の女、ナタル・バジルール!オールレンジフラガでさえその鉄壁の要塞を落とせなかったという
      半ば伝説と化している大天使の副長だ。しかし、何故貴様がこの写真を?」
ディアッカ「あぁ、オッサンのベストショット写真集を見せてもらっていたら、これを見つけてな。
      どうやって撮ったのか聞いたんだが答えてくれなくて、再複製しないという条件でコピーをね。」
アーサー「えぇぇぇぇ!?オールレンジフラガが落とせなかった被写体なのに、この写真は…」
ディアッカ「それに問題なのはこの写真の撮影角度だろ。上下左右前方後方あらゆる角度から撮られている」
シュバルツ「ふん、奴は撮影者ではない。我らとは進む道がそもそも違う。神聖なるカンファレンス中に口を挟むな!」
ディアッカ「奴、って誰だよ!」
シュバルツ「マシンガンシャッター・トール、音無しのカズイ、投げられし物・サイ…これらに共通するもの…わかるか?」
ディアッカ「どいつも名の通った同業者達じゃないか。あとは…足つきのクルーというくらいか?」
シュバルツ「そうだ。では誰が、中立コロニーへリオポリスの一学生に過ぎなかった彼らを、二つ名を持つ撮影者にまで鍛え上げたと思う?」
ディアッカ「そりゃ、(フラガの)オッサンだろ、こんなこと教えるのは他に…」
シュバルツ「オールレンジフラガの撮影は奴自身の特筆すべき空間認識能力によるものだ。フラガではない」
アーサー「そうか…そういうことか…この盗撮13ともあろうものが今になって気付くとは…しかし『道が違う』とは?」
シュバルツ「奴は基本的に撮影したものを己の立身出世の手段に用いる。撮影者の風上にも置けん!被写体を愚弄するにもほどがある」
ディアッカ「だから『奴』って誰だよ…」
74撮影!焔の大佐!!〜謀略編:2006/02/08(水) 22:42:58 ID:???
メイリン「盗撮の時点でとっくに愚弄してるじゃないかぁぁぁぁぁ!」
ラクス「あら、またどちらかに向かって、お突っ込みをなさっておりますのね」
プシュゥ…(ドアの開く音)
メイリン「あら、マードックさんにノイマンさんにチャンドラさん。エターナルまで来てどうしたんですか」
ノイマン「ラクス・クライン、用件は分かっているな。例の件、未だ進まぬようだがどうなのだ?」
ラクス「え、何のことですの?」
ノイマン「とぼけるな。私がAAで貴様に手を貸す代わりに、貴様がオーブ軍の全女性職員ミニスカ化を進める件だ」
メイリン「お前らはなんちゅー計画を立てとるんだぁぁぁ!」
ノイマン「そのためにAAをエターナルの盾にしたりなどの援護をしていることを忘れたわけではあるまいな」
ラクス「あら、私の足を御覧なさいな。1千万のオーブ軍人のミニスカートなどよりも私1人の…」
パシュィィン!…………ボッ!
ラクス「きゃぁぁぁ!わ、私の美しい髪がぁ!」
ノイマン「冗談はその趣味の悪い頭の中と髪の色だけにしろ。電波教祖の小娘に興味はない」
メイリン「ラクス様の髪が全部チリチリになったぁぁぁぁ!!!理科の実験で誤って髪に火がついたときみたいだぁぁぁ!」
ノイマン「私を謀るとか流石だと言いたいところだが、約定を反故にするのなら私にも考えがある。」
メイリン「え、ノイマンさん、どこに行くんですか?」
ノイマン「なあに、砂時計の女神様のところにちょっと、ね。行くぞ、チャンドラ、マードック」


タリア「…それで、アークエンジェルの操舵士・火気管制・整備士御一行が何の御用かしら?」
ノイマン「ご挨拶ですね、艦長。なあに、エターナルを沈める手助けをさせていただこうと思いましてね」
タリア「そんな話、正規軍の私達が信用するとでも思っているの?」
ノイマン「いえいえ、そろそろ正式な連絡が来るはずですよ。艦長のところへ直々に、ね。」
アビー「艦長、議長から直通回線で通信が。正面モニターに映します」
ルナマリア「議長からの通信をそんなおおっぴらにしていいのかぁ!?」
レイ「気にするな。俺は気にしてない。ギルが俺宛にはメッセージを送ってくれていないことなんて気にしていない」
議長「やあタリア、元気そうだね。時間がないので簡潔に済ますが、そこのノイマン君がしばらく手を貸してくれる。
   急ですまないのだが、アラスカ、ヤキンを潜り抜けた彼らの力を借りてエターナルを沈めてくれたまえ」
タリア「それはいいけど、手元にあるその写真は何かしら?コーティングまでされているようだけど!」
議長「す、すまない、そろそろ評議会が始まる時間だ。成功を祈っているよ」
ドモン「(…あれはアークエンジェルの艦長の…シャワーシーン…)」
シン「どうしたんすか師匠、顔が真っ赤ですよ」
ノイマン「それではグラディス艦長、行きましょうか。エターナルの居場所はこの先の山岳地帯です」
タリア「仕方ないわね、その代わり、ドモン、アーサー、彼の監視を頼むわ。罠かもしれないしね。」
ドモン「あぁ、わかった(アーノルド・ノイマン…いや別名ノイマン・スタング大佐…何を考えている…)」
75撮影!焔の大佐!!〜謀略編:2006/02/08(水) 23:13:53 ID:???
ダコスタ「ミネルバ接近!アークエンジェルは出られないそうです!どうしますか、ラクスさ…プッ!」
ラクス「キラはどうしたのですか!アスランはどこに!」
メイリン「キラさんはガタガタ震えながら部屋に閉じ篭ってます。アスランさんは部屋の入り口を動きません」
ラクス「動かないとはどういうことですか!?」
メイリン「なんでも『男の友情と髪は俺の命よりも大事なものだ!』だそうです。あとは教えてくれませんでした」
ラクス「バルトフェルト隊長、離脱はできませんか?」
虎「無理だな。なんせ向こうも足自慢の船だ。それにドムだけではシャイニングアッガイ、ボルト、レジェンドの迎撃もままならん」
ラクス「とにかく離脱を最優先に。いざというときのためにアスランをジャスティスにくくりつけて自爆させる準備を」
メイリン「やっぱりこの人、血も涙もねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

アビー「エターナル、離脱を開始。迎撃はドム3機。フリーダムとジャスティスは出てきません」
ノイマン「あの2機は出てこないよ。いや、出られない、と言った方が適切かな。」
アーサー「どういうことです?」
ノイマン「ふふふ、キラ・ヤマトにはあいつが昔の女とギシアンしてるのを写した写真を見せて、
     これをラクス・クラインに見せられたくなければ、と言っておいた。アスラン・ザラには、
     キラ・ヤマトが錯乱して出撃しようとしたら命が危うくなるから絶対に止めろと言っておいたのさ(ボソボソ)」
アーサー「(これが、バレルロールノイマン…なるほど、道が違うとはこういうことか…)」
ノイマン「どうしたのかね、アーサー君。ナイトハルト、イゾルデ、タンホイザーの準備はまだか!?」
タリア「艦長は私なんだけど?」
ノイマン「これは失礼致しました。ではマリク君、操縦桿を渡してくれるかな。ドモン君、怪しいと思えば後ろからでも私を撃ちたまえ。
     遠慮はいらないよ。チャンドラ、火気管制頼む。」

ダコスタ「ミネルバ、なおも突っ込んできます!」
ラクス「ブリッジに照準を!全ミサイル発射しなさい!」

ノイマン「バレルロールは伊達じゃない!」

メイリン「ミサイル全弾回避されました、っていうかバレルロール!?」
ラクス「ええぃ、あのモブキャラもどきが、嫁補正さえあればあんな背景キャラみたいなゴミに…」
メイリン「今さらながらやっぱりこの人、平和の歌姫なんかじゃねぇぇぇぇぇ!」

ノイマン「艦長、陽電子砲の準備は!?」
タリア「いつでもいけるわ!でも一体どうするつもり!?」
ノイマン「総員に対ショック態勢の指示を!このまま突っ込む!」
アーサー「フォンドゥヴァオウ!」
ドモン「貴様、何を言っている!やはり貴様ラクシズの…………そうか、わかった!艦長、俺からも頼む。この男の目は…焔の点いた目だ」
ノイマン「感謝する、キングオブハート!」
76撮影!焔の大佐!!〜謀略編:2006/02/08(水) 23:42:47 ID:???
ダコスタ「ミネルバ、なおも接近…いや、急降下して…急上昇してきました!」
虎「マズイ!総員、衝撃に備えろ!ダコスタ君、後退しつつ急降下!」
メイリン「キャァァァァァァァ!」

ルナマリア「ミネルバの先端がエターナルの先端に突っ込んだぁぁぁぁぁ!しかもミネルバは無傷だぁぁ!」
ノイマン「船体先端部はVPS装甲に錬成しておいた!船体のど真ん中に突っ込めなかったのは残念だが、今だ、艦長!」
タリア「零距離タンホイザー、てぇぇぇぇ!」
ノイマン「総員、何かにつかまれ!発射と同時に離脱するぞ!」

シン「ミネルバ、無事か!返事をしてくれ!」
ドモン「大丈夫だ。こちらの損傷は大きくない。大佐のおかげでな」
ルナマリア「ビックリしましたよ、エターナルがまるでデンドロビウムのビーム砲に貫かれたガーベラテトラみたいなんですもの」
ステラ「るな、やたらせりふが説明くさい…」
レイ「気にするな、俺は気にしてない。状況描写が下手だからだなんてこれっぽっちも気にしてない」
アビー「邪魔して悪いんですけど、艦影1。マザーバンガードのようです。」
タリア「こっちに向かってるの!?」
アビー「いえ、ポイントAに向けて接近中の模様。ですがこのままだとその途中で鉢合わせます」
タリア「…わかったわ。ミネルバ、後退します。彼らの戦力は侮れないわ」
ノイマン「どうやらここまでのようだな。私はこの辺で失礼するよ、ポイントAにはアークエンジェルがいるんでね。
     私がいないと動かせないだろう。あの船は私にとっても大切なものだしね」
ドモン「そうか。…次に相ま見えるときは戦場だな」
ノイマン「ああ、おそらくは敵同士で。エターナルはあれではしばらくは大人しくなるだろうからしばらくは先だがな。ではさらばだ」
アビー「変な眼帯つけてジャンプして、空中でバレルロールしながら去っていったぁぁぁ!」
77通常の名無しさんの3倍:2006/02/08(水) 23:43:05 ID:yQEBV6hl
wktk
78暖めますか? あぁ頼む:2006/02/08(水) 23:54:50 ID:???
メイリン「艦長、日本のカラトと言う人から暴動を沈静して欲しいと連絡が来ているのですが。」
タリア「でも今、ドモンはレインさんの所にジャスティスの件でAAに言ってるし。
ルナはアビーのお見合いの相手を観察に、レイはギルの所だし・・・。
残ってるのは・・・はぁ↓」
シン「なんでため息ついてるんすか。暴動の沈静ぐらい俺にもできますよ。」
タリア「あなた一人じゃ、華が無いと言うか、味気が無いと言うか。」
メイリン「あぁど真ん中ストレートに言っちゃたよこの人。」
シン「もぉいい、そんなにつまらないって言うなら、これぞって位暴れてきてやる(泣」
メイリン「あぁ泣きながら行っちゃたよあの人。
あれ、カラト会長から回線が来てるのでつなぎます」

カラト「何だ!あの見るからにつまらなそうな人間は。
私は見たいものがあるから適当にダイジェストでも作って送ってくれ。」

メイリン「お前はそれでも会長かー!」

カラト「せっかく盗撮界の2TOPに頼んで、アビーのお見合い現場生盗撮を楽しんでいる時に。うはっ、このポーズいいねぇ(ハァハァ
二人とももしもの時は実力行使も許可する。」
アーサー「言われなくともわかっておる。」
シュバルツ「我らのアイドルがあんな優男に取られてたまるか。」

メイリン「普通逆だろうがー!」
タリア「メイリンどうしたの?」
メイリン「なんとなく、よらなくちゃいけない気に。
それにしてもシンが暴れまくっているせいでダイジェストでもすごい容量ですよ。」
タリア「じゃあこうすれば。」
メイリン「あっ、それいいですね。」

シン「どうだった、俺の活躍は。」
タリア「会長も喜んでいたわ。」
シン「これで俺の人気も上がるぜw」

メイリン「いいんですか、報告が年表もどきで。あれじゃ活躍なんて。」
タリア「いいのよ、知らぬが仏ってことわざもあるぐらいだし。」
メイリン「いや、それ何か違う・・・。」
79暖めますか? あぁ頼む:2006/02/08(水) 23:55:53 ID:???
○月×日11:49 シン日本海沿岸上陸
 同日 12:02 シンなんやかんや暴れまくる
 同日 12:32 アビーお見合い中に闖入者出現
 同日 12:35 それにつられた用に鬼のような女性出現
 同日 13:01 アビーのお見合い会場周辺が焼け野原に シン暴動制圧
 同日 13:32 そこに闖入者だったと思われる男2人発見 
 同日 14:02 闖入者救急車の中から突如消える
 同日 17:52 しょんぼりしたアビー帰艦 ついでにシンも帰艦

メイリン「シンよりアビーの方が目立ってないですか?」
タリア「カラト会長があんなつまらないのより、アビーのを頼むって。」
メイリン「悲惨なのはアスランさんだけじゃなかったのね(泣」





思いつきで書いた、今は反省している。
駄文スマソ
80撮影!焔の大佐!!〜謀略編:2006/02/08(水) 23:58:59 ID:???
シュバルツ「相変らず撮影者の風上にも置けぬ不埒ッぷりだな。それにもう撮影はやめたんじゃないのか?」
ノイマン「『7眼レフ』の、久しぶりだな。あの人が死んでからはやめていたんだがな。
     久しぶりに心に焔が点いてしまったものでこの眼帯が被写体を求めてしまったのさ」
シュバルツ「眼帯に仕込んだ小型カメラで、バレルロールしながら下から上から相手を狙うのは相変らずだな」
ノイマン「だから『バレルロールカメラ・ノイマン』なんだろう?」
シュバルツ「貴様の撮った、ナタル・バジルールの制服パンチラ写真と私服ブラチラ写真は未だにこの世界では伝説の1つだしな。
      よくもたった1話しかない私服姿の、しかもブラチラまで押さえたものだ」
ノイマン「しかし、私の弟子達は…トールはハルパーミリィの手にかかり、他は消息知れず…師匠失格だよ」
シュバルツ「しかし、まさかキラ・ヤマトとフレイ・アルスターのギシアンシーンまで押さえていたのには驚いたぞ」
ノイマン「これか?」
シュバルツ「おぉ、意外と胸あるのだな」
ノイマン「この写真にはまだまだ使い道がある。私がトップに上り詰めるための道具としてな」
シュバルツ「この外道め…」
ノイマン「お前達も同じだろう?ほれ、今日の作品だ」
シュバルツ「ほほう、タリア・グラディスに…アビー・ウインザーのパンチラ!これはレアだな」
ノイマン「じゃあ、俺は行くよ。海賊がアークエンジェルに迫っているからな」



ナタル「全砲門開けぇ!目標、アークエンジェルのブリッジィィィィ!!!!」

おしまい
81撮影!焔の大佐!!〜謀略編:2006/02/09(木) 00:02:30 ID:???
劇場版のハガレンDVD見たら思わず大佐ネタが書きたくなってしまった…
アスラン再脱走ネタの最中に邪魔をした。申しわけない。
82通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 00:06:10 ID:???
いや設定が少しずれるのはSS職人の作業スピード上、仕方ない。
面白ければなんだってよし。両雄、GJ!
8378:2006/02/09(木) 00:42:38 ID:???
はやとちりしてすまんかった

吊ってくる
84通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 14:00:50 ID:???
>73-76、>80
GJ! …なんだけど、ちょっとノイマン・スタング出しゃばり過ぎじゃない?
ここは種死とGガンのクロスオーバースレだし、
他の作品のネタがあって悪いわけではないけど活躍しすぎるのはちょっと、と思ってしまった。
85通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 14:13:14 ID:???
>>84
スマソ、盗撮ファミリーを増やせるかなと思ったんだがな…
やはり劇場版ハガレンDVD見た直後に書いたのはまずかったわ…
8684:2006/02/09(木) 14:28:08 ID:???
>85
こっちこそ、嫌な気分にさせてしまっていたらゴメン。
気になったのはそこだけで、SSとしてはおもしろかったです。
次の作品、期待して待ってますw
87通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 14:36:42 ID:???
盗撮野郎達といえば、誰か『蜃気楼のニコル』の活躍を書いてはくれんかな?
88通常の名無しさんの3倍:2006/02/09(木) 18:02:44 ID:???
>>79
それはね、年表もどきじゃなどという名前じゃないぞ。
時系列報告という立派な報告でね。

会社に入ると何枚も何枚も何回も何回も書かされるんだ。
そりゃもう鬱入るくらいにorz
89???:2006/02/10(金) 16:43:02 ID:???
age
90通常の名無しさんの3倍:2006/02/10(金) 19:16:22 ID:???
>>89
ちょ
91通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 01:13:06 ID:???
つか前スレのトリ、またラクスwwww
92通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 14:31:53 ID:???
『テヤンデイ!』『火事ト喧嘩ハ江戸ノ華〜!』『ガッテンショウチ〜♪』

ミリアリア「なんだか最近ハロが増えましたね」
マリュー「ラクス様の差し入れなのよ。特別な機能を追加した新型なんだそうよ」
ノイマン「無能……雨の日は無能……ブツブツ」
ミリアリア「ハロが増えてから、ノイマンさん目が死んだ魚状態ですけど、どうかしたんですかね?」
マリュー「さぁ? そういえば最近時々ずぶ濡れになってるの見掛けるけど」

 …………

シン「で、アスランの容態はどうなんだ? 倒れたって聞いたけど」
ルナ「今メイリン……じゃなかった、マリンが付きっ切りになってるわ」
レイ「なんでも、この前(>63->67)の怪我も治ってないのに、三日徹夜でハロを作っていたらしい」
ステラ「この前お見舞いに行ったら、友情がどうとかって言ってた」

アスラン「た、頼まれた通りのスペック……最新の熱源センサー、0.05秒で迅速に対応……初期消火が大事……」
メイリン「もう、しっかりしてくださいよ。ハロ百個、ちゃんと頼まれた所に送りましたから」

 …………

キラ「さすがアスラン、いい仕事してるね」
ラクス「ププ。出る杭は打たれるのですよ、オホホホホホホホホ!」
93通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 17:19:41 ID:???
ミリアリア「あれ、またノイマンさんいないんですか?」
マリュー「なんだかライブラリで映像ソフト借りて部屋に籠ってるらしいわ」
ミリアリア「へ〜何借りてるんですか?」
マリュー「それがね…どういうわけか『劇場版○ケットモンスター ルギア爆誕』なのよ」
ミリアリア「…大丈夫なんですかこの船…ノイマンさんいないとこの船動きませんよ」

『テヤンデイ!』『火事ト喧嘩ハ江戸ノ華〜!』『ガッテンショウチ〜♪』『マッチ1本火事の元!』
ノイマン「…水鉄砲が10万ボルトの電気分解で水素と酸素になって…火炎放射で…………!!!」

シン「エターナルの居場所、判明したんですね!じゃあ今日こそとどめを差しに行きましょう!師匠」
ドモン「そうだな、今のうちに奴らを仕留めておけばアスラ…いやアランもゆっくり静養できよう」
レイ「それでは我々が先行しましょう。前回の戦闘の損傷もありますし、初手から全機でることもないでしょう」
ルナマリア「前にも同じような台詞を聞いたことがあるんですけど?」
シン「今回はアスランがこちらにはいないんですから大丈夫ですよ!任せてください!」

ピトピトピト…
ラクス「あら無能な大佐様、びしょ濡れでエターナルまでどうしたのですか?自慢の手袋もグショグショですわよ?オホホホホホホホホ」
ノイマン「いえいえ、近代における戦艦における防火対策は極めて重要な管理事項ですから」
キラ「こんな可愛らしくて防火にもなるなんて役立ちすぎて嬉しいじゃない?
ノイマンさんの周りには特別サービスで通常の3倍のハロを周りにつけておいたよ?ほら」
『火事だ家事だ〜』『火事ト喧嘩ハ江戸ノ華〜』…プシャ〜
ラクス「あら、ピンクちゃんたらお仕事が早くていい子ですわね〜よろしければ雨合羽お貸ししましょうか?」
キラ「もうラクスったらおっちょこちょいなんだから。今から羽織ったって遅いよ♪」
ノイマン「ラクス『様』いいことを教えて差し上げましょう。水は水素と酸素からできているんですよ…
  そしてここにあるのは2つの石です。問題です。酸素と水素が充満するこの2つの石を打ったらどうなるでしょう?」
キラ「!?!?!?!?!?ラクス、やばいよ」
ラクス「え?」

(同時刻)
シン「見えた!エターナルだ。レイ、迎撃部隊が出てこないうちに一気に行くぜ!」
レイ「ああ、キラ・ヤマト、お前の存在だけは…」

ちゅど〜ん!

アビー「エターナルの方向に大きな熱反応。戦艦クラスです。ですが、デスティニー、レジェンドのシグナルもロスト」
アーサー「艦長!どういう…」
タリア「オチなんだから自分で考えなさい」

数日後…
ミリアリア「あ、艦長も大火傷のノイマンさんのお見舞いですか?あ、聞きました?エターナルの」
マリュー「あの夜な夜なピンクのアフロが呪怨の言葉を唱えながら艦内を徘徊してるっていう?」
ネオ「(アフロ…?なんだか他人の気がしないな…)」

シン「俺って一体なんなんだぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
94通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 22:38:36 ID:???
>92-93
誰かこいつらの骨肉の争いを止めろwwww

それはさておき、GJ!
95通常の名無しさんの3倍:2006/02/11(土) 22:40:16 ID:???
こいつら勝手に自滅しそうだなwww
GJ!
レイン「ノイマンさん、お久しぶりです。お加減はいかがですか」
ノイマン「やあ、レインさん」
レイン「いつの間にかハロがいなくなってるのね」
ミリアリア「新しい防火対策が見つかったのでうるさいから処分したんです」
レイン「格納庫に粉々になった残骸が積んであったけど…」
ノイマン「メカニックなら構造とかが気になるかい?パーツならマードックが持ってますよ。
いつの間にか、といえば、確かに最近見かけなかったけど、どこに行ってたんだい?」
レイン「えぇ、デュランダル議長に少し呼ばれたのよ」
ミリアリア「なんでプラントの議長から呼び出しが?」
レイン「なんかドモンに関係することみたいなのよ。ほら、みんな忘れてるかもしれないけど
  私、『主人公の所にドモンがいる』って言われてここに来ちゃったでしょ?だから議長が用事があるときはザフトの基地とかに呼ばれるのよ」
ミリアリア「そういえばそうでしたね。それで用事って?」
レイン「それが妙なのよ。急に議長が私の正面に立ったと思ったら、次の瞬間にはなんと背後からシャッター音がして
    振り向くと正面にいたはずの議長が私の後ろにいたのよ」
ノイマン「!」
ミリアリア「どうしたんですか、ノイマンさん?」
ノイマン「い、いやなんでもないよ…(デュランダル議長もさすがだな…)」

議長「やぁ、シン。怪我の具合はどうかね?」
シン「議長!どうしてここに?」
議長「君達がエターナル追撃戦で負傷したと聞いてね。近くまで来たから寄ってみたのさ。これはお見舞いの品だよ」
シン「なんです?これ」
議長「開けてくれて構わんよ。きっと気に入ってくれると思うからね。あ、ドモン、君にもお土産だ」
ドモン・シン「「どれどれ…こ、これは…レイン・ステラのフィギュア!?」」
議長「じゃあ私はこれで。大切にしてくれたまえよ」
シン「ハ、ハイ!ありがとうございます!!」
ドモン「それにしても…こう…よくできているというか、出来すぎだな。あまりにそっくりだ」
シン「そういえば確かに、本当のステラが小さくなったって感じですよね」
シュバルツ「甘い!甘いぞ、ドモン!シン!!」
ドモン「兄さん、どういうことなんだい!?」
シュバルツ「ギルバート・デュランダル…やつこそ撮影道を極めし者に最も近いと言われる男なのだ!」
シン「撮影道?トライン副長やシュバルツさんがやっているあれですよね?」
シュバルツ「そう、議長こそあの盗撮13の師匠でもあり、ナインヘッドドラゴンフラッシュ・デュランダルの2つ名を持つ男」
シン「ナインドラゴンヘッドフラッシュ?」
ドモン「それじゃあヘッドとドラゴンが逆だぞ、シン」
シュバルツ「議長の真髄は神速の撮影!1つの瞬きの間に手動で9枚の撮影を行い、背後から最後の1枚を撮影する…
      最後の背後からの1枚が撮られた瞬間、被写体の姿はデュランダルに完全に把握されたことになるのだ!」
シン「9枚の撮影!?しかも手動?」
シュバルツ「そうだ、唐竹・袈裟・右薙ぎ・右斬上げ・逆風・左斬上げ・左薙ぎ・逆袈裟・刺突という9つの斬撃に対応する形で
      正面の9つの角度から同時に撮影するという一子相伝の閃き…故にナインヘッドドラゴンフラッシュ!
全方位から撮影された被写体はもはや撮影者の手の中と言っても過言ではない!!」
ルナマリア「ホントこの世界にはロクな統治者がいねぇぇぇぇぇ!!!!」
シン「へぇぇぇ…ん、ちょっと待てよ?師匠?」
ドモン「うむ、逆風…確かに兄さん、逆風と言ったよね…」
シン「どれどれ…」
ステラ「シン…なんでステラの人形のスカートの中を覗き込んでるの?」
シン「い、いやこれには深海より深いわけが…そ、それよりスカートの中まで精密ってことは…」
ドモン「うむ」
シュバルツ「パンチラ写真は奴の手元にある、ということだ」
ドモン「行くぞ!シン、ステラ、ついて来い!!」
シン「はい!」
ステラ「うぇ〜い!」

その日、議長の乗ったシャトルが石破ラブラブ天驚拳→石破天驚ゴッドフィンガーのコンボで撃墜されたこと、
そして、議長がそれを受けても重傷止まりに過ぎなかったのはいうまでもない。


レイ「気にするな、俺は気にしてない。俺も負傷したこと、俺はギルのフィギュアが欲しかったことなんて微塵も…うぅ…」

『新しい防火対策』については、話の大筋はできているので近いうちに書けると思います。
シュバルツ「そうだ、唐竹・袈裟・右薙ぎ・右斬上げ・逆風・左斬上げ・左薙ぎ・逆袈裟・刺突という9つの斬撃に対応する形で
      正面の9つの角度から同時に撮影するという一子相伝の閃き…故にナインヘッドドラゴンフラッシュ!
全方位から撮影された被写体はもはや撮影者の手の中と言っても過言ではない!!」

の後にシュバルツの台詞として、
「そして造詣にも通じており、山奥で焼き物と共に撮影した写真を元にフィギュアを精巧に作り上げるのだ!」
を足して読んでください。つけたしですいませんprz
あ、あと「盗撮13の師匠」ではなく「全盗撮者の心の中のマスター」にしてください。
盗撮13ことアーサーはシュバルツの弟子でしたからね…
100通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 09:31:42 ID:???
九頭龍閃フイタ
でも議長にはまだ奥義が
「天翔龍閃」
シン「いったいどんな盗撮(技)なんだ?」
101通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 10:44:22 ID:???
超神速の必撮奥義だろ?
102通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 13:19:50 ID:???
>96->97
GJ! 九頭龍閃キタコレ

ネタがどんどん連鎖していくなw
103通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 14:22:54 ID:???
>>100
天翔龍閃は誰に伝授するんだw
104通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 15:44:27 ID:???
そこは矢張りシンじゃないか?
種死限定なら唯一の剣特化型と設定されてるし。(ヅラは負債補正の塊だから除外)
まあガロードに若干劣る位の順応性でインパルスをモノにしたとかどっかで聞いたから実際はバランス型の剣よりな感じかも知れんが。
でも実際戦闘で使おうにもデスのアロンじゃあ天翔龍閃に耐えられないだろうけどな……

議長がシンを盗撮の後継にする為に暗躍するとかか?
「これから更に激化して行くであろう戦争に生き残る為にも、私から君にこの業を伝授したいと思う」
とか言って唆したりして……
105通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 17:39:30 ID:???
>>97
議長すげえw
にしても、ドモンも流石に怒るよなあ・・・
にも関わらず、重傷ですんでる議長すげえw
106通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 18:04:05 ID:???
議長「ヘルメットが無ければ即死だった…」
107通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 20:45:55 ID:???
>>106
わろた。
(うろ覚え)
赤い鼻をした側近「…ヘルメットは関係ないでしょう…」
108通常の名無しさんの3倍:2006/02/12(日) 22:48:56 ID:???
>>106GJ
議長じゃなくムゥだった時のセリフを当て嵌めてみた

ムゥ「ヘルメットが描かれてたらしんでいた」
109通常の名無しさんの3倍:2006/02/13(月) 07:03:23 ID:???
>>108
正確には消されなかったら・・・だな
110通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 00:50:09 ID:???
保守
111バレンタイン狂想曲in種ドモ 1/4:2006/02/14(火) 16:33:25 ID:???
case by シン


ステラ「うぇーい! シン、おはよう〜っ♪」
シン「(ドキドキ)や、やあステラ。今日も元気だね」
ステラ「うん。あ、そうだ……シン、これ見てこれ」
シン「そ、それは『ごぢば』の高級チョコレート! 俺に見せるってことは……いや、なんか照れちゃうな。ありがとうステラ!」
ステラ「?? なんでシンが喜ぶの?」(モグモグ)
シン「……って、自分で食べてる!?」
ステラ「昨日街に行ったらたくさん売ってたの。シンも欲しかったら買ってくるといいよ」
シン「いや……この時期に男がチョコレートを買うのはちょっと……」
ステラ「そうなの? よくわかんないけど、それなら今度ルナと買ってきてあげる」
シン「今日じゃなきゃ意味が……いや、うん、ありがとうなステラ」
ステラ「……? シン、なんで泣いてるの?」
112バレンタイン狂想曲in種ドモ 2/4:2006/02/14(火) 16:35:00 ID:???
case by レイ


ルナ「はいレイ、チョコレート。予算の都合なんだから内容に文句は言わないように」
レイ「だからといって五円チョコ一個というのはどうかと思うが。まぁ、礼は言っておく」
ルナ「そうそう。あと配ってないのドモンさんだけなんだけど、どこにいるか知らない?」
レイ「この手のイベントは肌に合わないそうだ。しばらく隠れる、と言っていた」
ルナ「そっか……ところでさ、いくらなんでももうちょっと嬉しそうにしなさいよ。そんなんじゃあげる方も楽しくないでしょ?」
レイ「義理でそこまで浮かれるほど子供じゃないんでな」
ルナ「だからって……あ、なるほど。さては本命がいるわけね? いったい誰なのよ、白状しなさい!」
レイ「ふっ。チョコをもらって嬉しい相手など……(振動音)……む、メールだ」

『from:ギルバート・デュランダル
 title:贈り物届いた
 本文:最高級チョコレート、確かにいただいたよ。
    疲れている時に甘いものを食べると体にいいんだ。
    ありがとう、レイ。君もがんばってくれ。    』

ルナ「…………」
レイ「気にするな。俺は気にしない」
113バレンタイン狂想曲in種ドモ 3/4:2006/02/14(火) 16:37:03 ID:???
case by キラ


ラクス「はい、キラ。これからも私のために馬車馬のように働いてくださいな」
キラ「ありがとうラクス。君から手作りチョコをもらえるなんて、励みになるよ」

キラ「さて、と……」

 …………

バルトフェルト「なんでも、AAで食中毒が起きたんだってな」
ダコスタ「ええ、カレーを食べた人が次々と腹を壊したとか。比較的症状は軽かったそうですが」
バルトフェルト「ふ〜む、こんな時期にね……なんにせよ、エターナルも気をつけねばな」

ラクス「ふふっ。さすがキラ、チョコに下剤を仕込んでいたことをよく見抜きましたわね」
キラ「当然さ。君が手作りチョコなんて、絶対怪しいじゃないか♪ AAのカレーの寸胴鍋にぶち込んで正解だったよ」
ラクス「怒らないでくださいな。いつも澄ましているあなたが慌てるところを見てみたかったんですわ〜♪」
キラ「ははっ。ラクスったらお茶目さんだなぁ」
ラクス・キラ「「アハハハハハハハハハハハハ♪」」

メイリン「お前ら人の迷惑考えろ――――――っ!!」
114バレンタイン狂想曲in種ドモ 4/4:2006/02/14(火) 16:38:57 ID:???
case by アスラン


カガリ「アスラン! 今日がなんの日か知ってるか?」
アスラン「聖バレンタインが処刑された日だ。親しい男女の間でプレゼントカードや花束なんかの贈り物をする習慣がある」
カガリ「その通り。ちなみに女性から男性にチョコレートを贈るのは日本だけの風習だが、種死世界は日本文化が蔓延してるから問題ない!」
アスラン「そういう基本設定の説明はSSの最初でやるべきだと思うんだが……」
カガリ「細かいことを気にするな! そんなことよりこれを見ろ、1/1∞ジャスティスガンダム型チョコレートだ!」
メイリン「す、すごいんだけどなにかが激しく間違ってる……カガリさん、あなたはこのチョコを作るのに何枚の板チョコを犠牲にしたんですか!?」
カガリ「お前は今までに失敗した料理の数を憶えているのか? さぁ受け取れアスラン!」
アスラン「い、嫌だっ。チョコレートなんて油脂の多いもの食べたら、毛根に悪い!」
メイリン「それ以前に食べ切れませんってば!」
カガリ「なんだと? お前、オーブの血税を注ぎ込んだ私の想いが受け取れないっていうのか!? むりやりにでも食べさせてやるうううう!!」
アスラン「ヒィィィィィィ!? 助けてえええええええ!!」
メイリン「国家予算をなんだと思ってるんだ――――――っ!? とにかくこのままじゃアスランさんの(髪の毛の)命が危ない! こっちです!」

 …………

メイリン「な、なんとか逃げ切れましたね……」
アスラン「うう、怖い怖い。バレンタイン怖いよう……おっ、ラーメン屋があるじゃないか。メイリン、おなか空いてないか? ちょっと食べていこう」

アスラン「なかなかおいしかったな。さて、会計は……」
メイリン「今日は私が奢りますよ。チョコレート、イヤなんでしょ?」
アスラン「え? ああ、うん……ありがとうメイリン」

アスラン(はて……なんで奢られたんだろう?)


115通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 18:33:14 ID:???
>>111-114
ものすごくGJ!!
ラクシズのやり取りが非常に面白かった
ここのスレの奴らは好きだなあ・・・
116通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 19:58:29 ID:???
まあ憎めないヤラレキャラだし
しかしシン、妹からもチョコが届くぞ
井戸の底から・・・・
117通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 20:07:54 ID:???
職人によってはマユは生きてたりしてたけどな
118通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 21:47:04 ID:???
>>111-114
GJ!!

メイリンがいいね
119通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 21:54:46 ID:???
>>111-114
こんな幸せそうな彼らが見れるなんてさすがだね!
職人さんGJ!!
120通常の名無しさんの3倍:2006/02/14(火) 22:02:20 ID:???
このスレのラクスは萌える
121通常の名無しさんの3倍:2006/02/15(水) 13:23:17 ID:???
>>112
レイ「……当たりか。もうひとつもらえるのだろうか…」
122通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 10:58:47 ID:g+HxH4WB
age
123通常の名無しさんの3倍:2006/02/16(木) 11:03:50 ID:???
凸よ。
実はラーメンってかなり油脂が多いので、あんまり髪に良くないんじゃぞ。
ひじき喰っとけ、ひじき。

何はともあれGJ。

124通常の名無しさんの3倍:2006/02/18(土) 02:22:37 ID:???
保守
125通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 09:52:42 ID:???
メタトロン保守
 気がつけば、俺は医務室のベッドの上にいた。ルナとステラの合体奥義で吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられて
墜ちた時に少々ヤバい音がしたらしく、整備士連中が医務室に連絡して、俺は医務室に運び込まれたそうだ。
 畜生。もう何もかも理不尽だ。何だって、主人公の俺がこんな目に遭わなきゃいけないんだ。
 大体、俺が主人公じゃないなんていうのがそもそも理不尽なんだ。俺はツンデレで、ツンデレといえばメインヒ
ロインの代表的な属性だ。素直クールや天然や電波がウロウロしてる所を、ツンデレは2000年前にもう通過し
てるんだ。メインヒロインがツンデレなら、主人公もツンデレでいい。寧ろ、ツンデレでなければ。つまり、イコール
俺が種死のメイン! 主人公って事で何ら問題もないじゃないか。
 それなのに、どいつもこいつも、キラやアスランの様な人間失格野郎を持て囃して……。
「クソッ……それにしても、今の同僚も昔の同僚もろくな奴がいない。今の同僚は薄情者ばかりだし、元同僚にし
てもこんな形で舞い戻って来やがって……大体、何で師匠がいないんだよ。こんな時にこそ、石破天驚拳で色々
丸く収めてくれてもいいだろ?!」
 不毛な不平不満は、無為に過ぎる時間の分だけ浮かんでくる。しかも、いくらぶつくさ言ったところで気分が晴
れるという事もないので、ますます不愉快な気分になるだけだ。
 せめて何か明るい番組でもやっていないものかと、俺は医務室のTVの電源を入れた。オセアニアはザフトの
勢力圏だから、プラントをヨイショする内容の番組が大半だろう。最近はアニメも戦意高揚の為のものになりつつ
あるけど、悲惨な事故が起きただの、大勢の人が死んだだのっていう暗いニュースよりは、気晴らしに出来るだ
ろうと思ったのだ。
 適当にチャンネルを変えていくと、普段あまり使われない国際チャンネルに、車だの戦闘機だのが変形してロ
ボットになったりとかそんな感じのアニメが映った。主題歌と思しきエネルギッシュな歌と一緒に流れているとこ
ろを見ると、どうやらオープニングみたいだった。
 やたら派手なエフェクトと共に、画面の中央に『勇者大戦 ワークスカイザー』というタイトルが入った。
 それだけ見れば、単なる子供向けのロボットアニメにしか過ぎないのだが、俺が驚いたのは、スポンサー紹介
のところだった。
『この番組は、“遊びと浮気は文化”トレジャー社と、メカと人の繋がりを大事にするジャンク屋組合、オーブの民
を導くアメノミハシラの提供でお送りします』
 どうも今日日のジャンク屋というのは、MSの残骸を拾うだけじゃなくて、TV番組の出資者もやっている様だ。
 こういうのは大抵、大手玩具会社がメインスポンサーをやるもんだと思っていたが、ジャンク屋組合にしろアメノ
ミハシラにしろ、色々と新しい事業に手を出したくなったらしい。
「ジャンク屋の作ってるアニメかよ……ま、一応見てみるか。どうせつまんないだろうけど、ネタにはなるか……」
 同人作家以下の奴が脚本書いて失敗したアニメもある事だし、期待するだけ損だよな。
 そうこうしている内にCMも終わり、番組が始まった。落ち着いた感じの女の声(後で知った事だが、アメノミハ
シラのミナの声だとか)のナレーションが入り、物語を説明し始める。偶然にも、これは第一話の放送だった。
 大筋を説明すると、太陽系外のとある平和な星が、悪の宇宙帝国に滅ぼされるところから物語は始まる。その
星を守っていた戦闘用ロボットは全て破壊されてジャンクパーツとして回収されてしまい、作業用ロボットは改造
されて奴隷にされ、人々もまた、帝国への隷属を余儀なくされた。だが、生き残った数人の人間と、たった1機の
作業用ロボットがその星を逃げ出し、地球へやってきた。かつて宇宙を守ったとされる勇者達がいると伝えられ
ている地球に行けば、何とかなると思っての行動だった。まあ、それは100年くらい昔の話で、実際には勇者は
一人も残っていなかった訳だが。
 その後、地球のジャンク屋と知り合ったその名もなき作業用ロボットは、地球で最初に友達であるそのジャンク
屋によって『ワークスカイザー』と名づけられ、彼らの仲間として平穏な暮らしを送った。だが、帝国は地球にも侵
略の魔の手を伸ばしていた。突如現れた帝国のロボットが街を破壊し、人々を傷つける。
 敵を倒す力がなかったが為に、一度は帝国の連中から逃げ出したワークスカイザーだが、戦えないのならせめ
て地球の人々の盾になろうと、帝国のロボットの前に立ちはだかる。当然作業用のワークスカイザーはボコボコ
にやられるのだが、そこで急転直下の超展開。
 かつての伝説の勇者のサポートマシン『Vローダー』が、ワークスカイザーの自らを犠牲にしても人々を守ろうと
する勇気を感じ取り、封印から開放され、ワークスカイザーを次のマスターと認めて出てきたのだ。Vローダーの
意志に導かれるままワークスカイザーはVローダーと合体、戦闘モード『ビクトリーワークスカイザー』になる。
 ビクトリーカイザーは帝国のロボットを圧倒し、多分これから毎回使われるバンクになるだろう必殺技で帝国の
ロボットを撃破、戦う力を得たワークスカイザーは、地球を守る勇者になる事を決意して、次回へ続く……。
 とまあ、こんな感じの第一話だった。
 正直に告白するが、子供向けアニメの、しかも第一話でここまで感動させられるとは思わなかった。特にワーク
スカイザーが何度やられても立ち上がり、人々の盾になるシーンの演出など、自然と止め様のない涙が溢れてき
たくらいだった。
「ジャンク屋ってアニメも作れたんだな……うん、これから毎週観よう」
 子供向けと思って侮ったが、作り手の熱意が込められた、良作だと思った。そして、これは俺の人生のバイブ
ルとなりうると、本気でそう思った。毎週録画したっていい。ところで、誰か第一話を録画した奴いないかな。
 ていうか、間違いない。俺の進むべき道はワークスカイザーにあったんだ!
「みんなを身を挺して守る! ギリギリのところで大逆転する! これが主人公っぽい行動なんだな!」
 作業用のワークスカイザーだって、ああもカッコイイ主人公なんだ。ツンデレで番組タイトル機が与えられてて、
尚且つSEED持ちの俺に出来ない道理はない!
「よし! 俺も勇者っぽく活躍して、あいつらに俺を認めさせてやる!」
「ほお、認めさせるのか」
「そうだ! 認めさせるぞ!」
「仕事もせずに医務室のTVでアニメを見てるとは、いいご身分だな」
「そう、いいご身分だ……へ?」
 さっきから俺に応答していた冷ややかな声の主が、スゥッと息を吸い込んでホイッスルを吹いた。耳元で吹かれ
た為に、そのけたたましい音は耳障りな事夥しい。
「こんなところでダラダラ仕事をサボって、主人公らしくないな?」
「ちょ、おまっ……マーレ!」
「という訳でシン、減点だ」
「コートニーも! お前らいつからそこにいた?!」
 職務に忠実な俺の元同僚は、別に友情云々には余り忠実でもないらしく、俺の問いに答える素振りを見せな
い。その代わり、俺の視界を三人目の元同僚が塞いで、悪戯っぽく応えた。
「いつからいたかっていうと、私は『畜生。もう何もかも理不尽だ』の辺りかな?」
「要するに殆ど全部じゃねえか! ほら、手をどけろよ、リーカ!」
「因みにマーレは『ジャンク屋の作ってるアニメかよ』の辺りで、コートニーは『番組が始まった』の辺りかな?」
 ……こいつら、揃いも揃って俺と一緒にワークスカイザーを観てたのか。ていうか、お前らも結局仕事もせずに
ワークスカイザー観てるじゃねえか! 職務怠慢ならお互い様だろ!
「俺達はお前を監視していなければならないからな。お前の様に、夢中になって観ていたわけじゃないからな」
「俺は、聞き慣れた声がしたんでな。何かと思って観てみたんだ」
「エンディングのテロップ見てビックリしちゃったわよ。敵の幹部の役、ジェスがやってたんだもん」
 ……そういえば、聞いた覚えのなくはない声だと思ったけど。俺は、あの結構鬱陶しかったジャーナリストの声
を思い出そうとしてやっぱり挫折し、とりあえずマーレに食って掛かる。
「俺はあの後、ルナとステラにやられて、ここに運び込まれたんだぞ! 立派な怪我人だろう!」
「そこまで騒げる体力が残っているんなら、医務室にいる資格はないな」
「うっさい! ステラに撃たれて入院してたからって、偉そうに!」
「ふん、あの頭の弱いナチュラルにはいずれ復讐してやる。だが、まずはお前が消える番だ!」
「インパルスが欲しいなら議長にでも言えばいいだろ! どうせ量産されてるんだから!」
「ミネルバのインパルスじゃなきゃ意味がないだろうが! アーモリーワンのあの機体でなければ!」
 何だこの野郎。要するに、俺を追い落としたいだけか。ここがオノゴロだったら即乱闘騒ぎだぞ。
「まあまあ、二人とも落ち着いて。マーレも、ここでシンとやり合ったってしょうがないでしょ?」
「チッ……だが、お前がデスティニーのコクピットに座っていられるのも、あと僅かな時間だけだ」
「はん、言ってろ。大体、お前にはゾノが相場で」
 正に一触即発、ガチのファイトに発展してもおかしくないその状況を救ったのは、リーカの仲裁と、時ならぬ雷
鳴の様に鳴り響いた警報だった。
 艦の修理と補給が終わってカーペンタリアを離れたと聞いたが、オセアニアはザフトの勢力圏だ。この警報が
戦闘状態への突入を知らせるものだとすれば、恐らく攻めてくるのは連合ではなくラクシズだ。何しろ、あいつら
はフットワークの軽さ……というより、軽はずみさが売りの連中だしな。
 マーレの奴がムカつくのは確かだが、今はミネルバを守らなければならない。
「ぼやぼやするな、格納庫に行くぞ!」
 コートニーがファイル片手に声を張り上げ、リーカもそれに続く。
「ほら、シンもマーレも早く早く!」
「……チッ、仕方ないな」
 忌々しげに舌打ちして、マーレも二人の後を追う。俺もベッドの脇にかけてあった上着を羽織って、格納庫へ一
目散に走って行った。
 俺の元同僚は3人ともザクに乗り、俺はまだデスティニーに乗る事が出来ている。カタログスペックにしろ実地
での性能にしろ、ザクには及びもつかないくらいのデスティニーだ。活躍出来ない訳がない。こんな太平洋のド
真ん中で主人公更迭なんて、俺が可哀想だよ!
 要は俺が主人公らしいところを見せ付けてやればいいんだろう! なら、やってやるさ!
『進路クリア、発進どうぞ!』
『コートニー・ヒエロニムス、ザク、OKだ!』
『リーカ・シェダー、ザク、GO!』
 コートニーとリーカのザクに先んじてグゥルが射出され、それを追う形で2機のザクが飛び出す。アックス・レー
ルガンの複合ウィザードを着けたザクと、重爆撃用の対艦ミサイルを両腕に持ったザクが、空中でグゥルに飛び
乗り、飛行能力を得る。
 続いて、マーレのノクティルーカが発進する。
『マーレ・ストロード、ノクティルーカ、出るぞ!』
 左舷カタパルト・デッキから発進したノクティルーカは、背中のローターを回して推力を得、足に履いたスキーで
水上を高速で滑走し始めた。ラクシズに水中用MSはないと事前に情報を得ていたので、腰にビーム突撃銃を
マウントしている。
 次に発進するのは、俺のデスティニー。あいつらはゲストキャラだから今回は譲ったが、普段は俺が一番に発
進してるんだからな。つまり主人公は間違いなく俺なんだからな。
「シン・アスカ、デスティニー、行きます!」
 青い空に赤い翼を広げ、発進するデスティニー。今日も劇中でも大した意味のなかった光の翼が輝く。誰だ?
デスティニーを悪役のガンダムとかほざいてたジャリガキは。この勇者ロボ級にカッコイイデスティニーを見て、悪
役などと誰が言えるっていうんだ。主人公のガンダムの間違いだろ。HG3個買いはデフォだろ。
『敵機接近、フリーダムとジャスティス、アカツキ、それにドムです!』
「いつもいつも同じ顔で、芸のない奴らだ! 全員ブッた斬ってやる!」
 デスティニーに続いてレジェンド、インパルス、それにガイア(飛行能力がないので、右舷に乗っかって砲座代
わりになっている)も順次発進する。
 師匠がいなくても、俺が主人公だって事を教えてやる! 主に俺を要らない子扱いする奴に!
 と、戦意を燃やす俺に冷水をブッかける様に、マーレから通信が入る。
『精々いきがれ、死亡フラグの立った脇役ほどよく吠えるからな』
「何だと!」
『お前に出番はない! 何と言っても、俺達はゲストキャラだからな』
 デスティニーの真下の海上を疾走するマーレのノクティルーカが、同じく海上を走る3機のドムを捉える。ドムは
その鈍重そうな太っちょのシルエットからは想像も出来ないほど、ホバリング推進機構による機動性は高い。3機
による連携も侮れない要素だ。
 単純な火力から考えても、マーレのノクティルーカ1機でやり合える相手じゃない。
『貴様はそこで、俺達の戦いを指をくわえて見てるんだな! 行くぞ、コートニー! リーカ!』
『了解だ』
『シン、あなたも頑張ってね』
 水上を突き進むノクティルーカの両翼につく形で、コートニーとリーカのザクが追従し、三角形の陣形をとる。ドム
3機に対し、まともにやり合うつもりらしい。3対3、対等な条件ではないだろうが……。
 水上を滑走するドムに向けて、ノクティルーカが足のスキーについている魚雷を発射する。魚雷はまっすぐドム
に向かって水中を突き進み、ドムの足元で爆発し大きな水柱を上げる。
 吹き上げられた大量の海水に目を眩ませられたドムに、水面すれすれまで高度を下げていたコートニーのザク
がアックスを構え、すれ違い様に1機を斬りつける。あのアックスはビーム打撃武器であるだけでなく、質量兵器
でもある。あっさりとドムの左腕が宙に舞った。
 そして、陣形を崩したドム3機に、ギリギリまで接近したリーカが計四つの対艦ミサイルを叩き込んだ。
『えぇーいっ!』
 ドゴォォォッ!
 全長がザクの上半身ほどもある大型のミサイルが、海上で炸裂して大量の海水が舞い上がる。
 対艦戦闘を想定して造られているミサイルだ、MSの装甲ではひとたまりもない。極めて防御能力の高いビーム
シールドでも、これは防ぎきれなかっただろう。
 が、俺の予想に反し、霧と煙を突き抜けてきた3機のドムのダメージは思いの他微少だった。戦闘を継続する能
力は損なわれていない。バズーカ砲を失って火力は減退しているが……。
『そうか、攻性防御フィールドか……装甲の厚いドムだ、ビームシールドと攻性防御フィールド、両者の防御力の相
乗効果で対艦ミサイルの威力を殺せば、戦闘不能になるほどのダメージにはならないか』
 コートニーが冷静に分析し、一発限りの対艦ミサイルを撃ってしまったリーカは両腕のミサイルラックを捨て、腰に
マウントしてあったビーム突撃銃を構える。
『シン、何をボサッとしている。奴らは俺達に任せて、お前は敵のガンダム・タイプを叩け』
「ああ……分かった! こっちは任せたぞ」
 俺はザクとドムの戦いの場から離れ、ガンダム同士の戦場へと向かった。
 レジェンドとインパルスは、フリーダムとジャスティス、それにアカツキを相手に苦戦していた。数の問題でもある
が、やっぱり俺がいないとダメみたいだな。ここは活躍のチャンスだ!
『当たれぇッ!』
「させるかぁッ!」
 インパルスを狙って放たれたビームに割り込み、ビームシールドで防ぐ。よし、この流れは主人公っぽいぞ!
「毎度毎度ご苦労だが、俺が来たからには!」
 さて、誰とやるか……ここは確実に勝てるであろう相手を選択して、バシッとカッコよくキメて、俺の主人公らしさ
をアピールしまくる作戦で行こう! という訳で、最初の標的はジャスティスに決定!
「覚悟しろ、アスラン! 俺の将来の為に討たれろ!」
 背中のラックからアロンダイトを抜き、構える。これを使うシーンもバンクばっかりだった気もするけど、強力なんだ
からこの際どうでもいい。ジャスティスをカッコよく主人公っぽく墜とせば、俺の主人公の座は磐石だ。
 と、突然通信機のコール音が鳴り響く。発信源を確認すると、リーカのザクからだった。苦戦しているのかな?
 サウンド・オンリーで通信に応じる。
『シン、格下を相手にするのは主人公っぽくないんじゃない?』
 俺は脱力感の余り、立っても歩いてもいないのにずっこけそうになった。
 ……わざわざ戦闘中に言う事かよ! ていうか戦闘まで含めて査定するのか?!
「格下がダメなら、どうしろって?!」
『やっぱり、自分より強い相手を倒してこそ、主人公なんじゃないかしら。ほら、少年誌でもよくあるじゃない』
「俺より強い相手? ……なら、若干の疑問が残るがフリーダムだ!」
 とりあえずジャスティスはレイに任せておく。あの処置なしの不可逆ヘタレ相手なら、レイやルナでも楽勝に勝て
るだろう。あの絶望的な額の持ち主が相手ならな!
 そして俺は、上空からダラダラと、牽制程度にフルバーストしまくってるフリーダムに狙いを定める。
「あんたは俺が討つ! 今日! ここで! 俺の査定の為に!」
 どうせヤラレキャラなんだから、あんた達は連敗記録が一回更新されるだけだ。失うものなんかないだろう。だ
が、こっちは主人公の座だけじゃなくて愛機からも、そしてミネルバでの立場さえも奪われるんだ!
 だが、フリーダムの方には、俺とやり合おうという気概はなかった。
『やめてよね、今日は君なんて相手にしてないんだから』
 キラ・ヤマトの涼やかな返答に、俺は頭に一気に血が上るのを感じた。相手にしてないだと?!
 人が(主人公的に)生きるか死ぬかの瀬戸際だっていうのに、あんたは俺なんかアウトオブ眼中だって?!
「ふざけるな! じゃあ、貴様は何の為に!」
『僕達が何の目的もなしに、わざわざ正規軍の君達を攻める訳ないだろう?』
「目的だと?」
 ラクシズが動く目的? そんなもん、その日の気分だろう。軽率と軽はずみなら文句なく宇宙で一番の連中に、
まともな利用と目的に基づいた行動などあり得るのか?
 俺の困惑を感じ取ったのか、キラ・ヤマトは語りだした。
『何故、僕達ラクシズが、ザフトの次期主力機のコンペで落ちたドムを手に入れられたと思う?』
「何……? あれは、あんたらが作ったものじゃないのか?!」
『そんな面倒な事、する訳ないじゃない。そもそもエターナルだって盗品なんだから……ザフトの中のクライン派の
人が手引きして、その手のデータをこっちに回してくれるからだよ』
「スパイがいるってのか?!」
 だが、ザフトの内部にスパイがいるのだとしたら、ラクシズがあんなスムーズに戦力を整えた理由の説明にもな
る。コンペ落ちのドムのパーツをラクシズの手に渡る様にして、そっちで組み上げる事だって可能な筈だ。
『今度の君の査定の事も知ってるよ。大抵の事は、僕達にはお見通しさ』
「……なら、話は早い。あんたを討てば、それで全てが丸く収まるんだ!」
『僕だって、欲しいものがあるからね。むざむざ討たれてあげる事は出来ないよ』
「それはこっちだって同じだぁッ!!」
 俺にも、求めるものはある。そして決して失いたくないものも、確かにある。
 俺はデスティニーのスラスターを全開、フリーダムに肉薄する。フリーダムも翼を広げて加速し、大上段から振り
下ろされたアロンダイトを避ける。
 対艦刀はその性質上、自然と大型で重量のあるものになる。だから取り回しが悪くなり、使いこなすにはそれな
りの技量が必要とされる。対MS戦闘においては、使い勝手の点でビームサーベルに一歩譲らざるを得ない。
 再びアロンダイトを振り上げて斬りかからんとする一連の動作に、フリーダムは一気に割り込んできた。僅か一
瞬、その隙にデスティニーに接近し、ビームサーベルのビーム刃を煌かせた。
 バギィィィィィッ!
 何と、ビームサーベルを奥から手前に引き戻す様にして、アロンダイトのフレーム部分を斬り裂いたのだ。ビーム
コーティングされていなかった刀身は、圧倒的熱量を持つビームの刃にいとも容易く屈した。
 俺はアロンダイトを捨て、両肩からフラッシュエッジを抜いた。これは出力調節によってビーム刃の長さを変更出
来る仕様になっており、ビームブーメランとしてだけでなく、ビームサーベルとしても運用可能なのだ。
 一本をビームサーベルとして構え、もう一本をビームブーメランとして投擲する。
 ブーメランとして投げたものは、フリーダムのビームシールドで防御され弾かれる。だが、俺の狙い通りだ。ブー
メランを追う様にデスティニーを急加速させ、体勢を立て直させる前に、かざした左腕を手に持ったフラッシュエッジ
で斬りつける。
 手応えあり。左腕を完全に破壊するまでは至らないものの、ビームシールドの発生装置は破壊出来た。
「もう一撃ッ!」
 フラッシュエッジを振りぬいた右手に変わって、今度は左手を突き出す。両腕に装備された小型ビーム砲、パル
マフィオキーナだ。この至近距離から放たれたビームを防ぐ術はない。
 しかし、フリーダムは俺の手を読んでいた。
 ドォンッ!
 デスティニーの機体が、大きく揺さぶられた。
「何ィッ?!」
 俺のビームがフリーダムを貫いた衝撃ではない。デスティニーの掌からビームが放たれる前に、フリーダムが腰
のレールガンを展開し、至近距離でデスティニーを撃ったのだ。
 実弾兵器にVPS装甲のデスティニーを破壊する事は出来ない。が、この距離とパワーだ。バランスを崩したデス
ティニーは、大きくのけぞって行動の自由が利かなくなる。
 そこへ更にとどめの一撃。フリーダムはデスティニーを蹴飛ばし、デスティニーは海面へ真っ逆さまに墜落する。
「クソォォォォォォッ! 墜ちてたまるか!」
 手元のキーを叩いて姿勢制御、何とか海に叩きるけられるのは回避したが、フリーダムはデスティニーから遠ざ
かっていた。
「逃がすか!」
 再びデスティニーを飛翔させ、フリーダムを追う。このまま終わったんじゃ、ただのやられ役だ!
 スラスターを全開にして追撃するが、デスティニーとフリーダムの距離は縮まらない。やはり数百mの開きは大
きい。このまま追いつけないとしても、奴の目的とは何かを探っておこうと思った俺は、フリーダムがどこへ向かう
のか計算した。
「このまま行くと、コートニー達が戦ってるエリアだ……奴め、何を企んでいる!」
 フリーダムがコートニー達のいるエリアに入り、3対3の乱戦に加わった。俺も数十秒の遅れをとりながら、その
一つ目同士の戦場に乱入する。
 フリーダムが何か支持したのか、3機のザクをそれぞれ相手にしていた3機のドムは、リーカのザクを集中して
攻撃し始めた。攻撃を集中させて各個撃破するつもりか!
 急いでデスティニーをそちらに向かわせるが、数瞬の遅れがマズかった。フリーダムは、ドム3機の連携に手も
足も出ないリーカのザクにフルバーストアタックを仕掛け、武装と手足、それにグゥルを吹き飛ばして戦闘能力を
奪った。姿勢制御も出来ずに海に墜ちていくリーカのザクを、フリーダムが寸でのところで掴み上げて、そのまま
戦闘エリアを離れていく。
「リーカを連れて行くのか……?! クッ、人質にでもするつもりかよ!」
 フリーダムに連れ去られていくリーカを救うべく、デスティニーとコートニーのザク、それにマーレのノクティルーカ
がフリーダムを追うが、またしても3機のドムが立ちはだかる。キラ・ヤマトの満足げな声が通信機から漏れる。
『そろそろAAにも眼鏡っ娘が欲しかったんだよね。アストレイキャラだけど、この際目を瞑るよ』
「眼鏡っ娘ぉ?!」
『メイドさんといえば、眼鏡でドジっ娘で巨乳じゃないといけないじゃない? 僕の持ってるメイド服、うっかりサイズ
を間違えちゃってね。ラクスだと胸のトコがぶかぶかなんだよね』
「ふざけてんのか、貴様!」
 眼鏡でドジっ娘で巨乳のメイドが欲しかっただぁ?! ンな下らない理由で、戦闘を仕掛けたのか!
『じゃ、この娘は貰ってくよ。あっちでラクスに適当に洗脳してもらうから』
「待て! 洗脳なんてさせるか!」
 スティックを押し込みペダルを踏み込み、一気に加速をかける。
 が、デスティニーは今までの様なスピードを出してくれなかった。
「どうした? 何で動きが鈍い?!」
 見ると、ディスプレイに『EMPTY』の文字が赤く光っていた。エネルギー切れなのか?!
『核エンジンからのエネルギー供給能力が、消費電力を下回れば、核エンジン搭載機でもエネルギー切れは起こ
り得る。機体を酷使しすぎたんだ。このまま深追いしてもやられるだけだ、ここは一旦退くぞ!』
 コートニーが急にデスティニーが遅くなった理由を説明してくれたが、納得出来る訳もない。このままじゃリーカが
ラクシズのメイドにされちまうだろう!
『ここはデュートリオンビーム送電可能範囲外だ。このまま残存エネルギーで戦っても勝ち目はない』
「でも!」
『ここは退け! こっちも弾切れだ!』
 マーレの叱責に俺は身体を震わせ、AAに着艦したフリーダムとリーカのザクを見て、唇を噛んだ。
 ……ここは、リーカを見捨てて逃げるしかないのかよ! 主人公らしく助けてやれないのかよ! 畜生!!
 ドムに背を向けて戦闘エリアを離脱するコートニーとマーレに、俺も少し遅れてついていく。自分の情けなさ、無
力に、やりきれない思いで一杯だった。俺は、コクピットの中で吠えるしか出来なかった。
「畜生! 畜生! 畜生!」
 コンソールに拳を叩きつけ、声も嗄れよと泣きながら叫び続けた。
「俺がもっとしっかりやれていれば、リーカを助けられた!それなのに!」
 どうしようもない悔恨は俺をコクピットに縛りつけ、ミネルバに着艦した後も、俺はコクピットの中で泣き続けるし
か出来なかった。
134通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 11:42:56 ID:???
個人的に、種世界に眼鏡キャラがジュリとリーカとジャンとプロフェッサーしかいないのはどうかと思う。
劾は目が悪いって訳でもないし。

ワークスカイザーの下りを書いていて思ったんですが、勇者シリーズの世界でが戦いが起こるのって、
やっぱり彼らが責任感が強くて、真面目で、人の事を思いやれるからだと思います。
自分の事しか考えず、『地球人の事なんか知ったこっちゃないね』なんて本心から思う様な奴だったら、
決して地球人の為に戦おうなんて思わないでしょう。地球人が造った勇者は違うんでしょうが、
エクスカイザーやファイバードの様な宇宙出身の皆さんに限って言えば、わざわざ別の星の人の為に
危険を冒して戦ったって、それに見合うだけのものが手に入るとは限りませんし。
他人の為なら身体も張るし命も投げ出す、そんな彼らだからこそ、戦ってしまうんでしょう。

勇者ロボ達は人間よりも人間らしいとよく言われますが、きっと私の様な利己的な地球人よりも、
ずっと高邁な思想の中に生きているんでしょうね。
135通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 15:50:20 ID:???
>>134
おーもーしーれー。
にしてもキラが強いなんて、スレ間違えたかと思ったぜw
けどいいね、こういうガチバトルも。
心理描写も巧みだし・・。いやあいいもん読ませていただきました
GJ!!
136通常の名無しさんの3倍:2006/02/19(日) 19:22:22 ID:j4j7M1NX
キラそんな動機かいW
とりあえずGJ
137通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 00:01:15 ID:9CX68/t9
GJ!

ところでみんな




ドモン空気になってないか?
138通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 01:09:54 ID:???
>>137
鍛えなおされた種キャラが良い味出しちゃってるからなあ。
割り切れよ。でないと死ぬぞ。

でもそろそろ活躍して欲しいな。
139通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 01:23:53 ID:???
>137
アビー「……だそうですけど」
ドモン「仕方なかろう、今はアビーの見合いの仲人をやっているのだからな。しかも、アビーの理想が高すぎて相手を探すだけでも一苦労だよ」
アビー「すみません……」
ドモン「気にするな、生涯の伴侶を決めるているんだ。妥協して結婚するよりは遙かにいい」
アビー「ありがとうございます……。」
ドモン「だが容姿が良くて腕っ節が強く頼りがいがあり優しい人か……、難しいものだな………」
キョウジ「私がいるじゃないかドモン」アビー「やはり理想高すぎますかね?」
キョウジ「ほら私、私」
ドモン「まあ、地球は広い探していればいつか見つかるだろう」
キョウジ「だからここにいるだろう」
アビー「そうですよね、じゃあ次のお見合いの場所に行きましょうか」
キョウジ「ほら項目全部に当てはまってるじゃないか」
ドモン「ああ。でろぉぉぉぉ!!!ガンダァァァァムッ!!さあ乗れアビー」
アビー「はいっ!」ドモン「行くぞ!風雲再起!!」
風雲再起「ヒヒィーンッ!!」
キョウジ「無視をするな!!お兄ちゃんそんな子に育てた覚えないぞ!!」
ドモン「あんたに育てられた覚えは無い!!それとぉぉ!!人の恋路を邪魔する奴はぁぁ
140通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 01:33:30 ID:???
アビー「馬に蹴られて地獄に落ちろぉぉ!!いい加減ウザったいんだよ!!この変態盗撮野郎ぉぉ!!」
キョウジ「ぐはっっ!ナイスガールアビー………」
141通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 02:25:54 ID:???
>>134
すごいなぁ…よくこんなにうまく書けるな。
シンの必死さがよく伝わってきたよ、GJ!

>>139-140
いやっ…アビー素敵!!!w
ナイスフォロー!GJ!
142通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 20:01:34 ID:???
シン「ナゼミテルンディスカorz」
盟主王「いや〜こちらも忙しくて,今ロゴスの株がストップ安でねぇ〜」
143通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 20:31:58 ID:???
折角だから、アビーのお見合い相手に推薦したい奴をみんなで挙げていかないか?
俺はデストレイのカイトなんかいい感じだと思うんだが。
144通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 20:59:58 ID:???
>容姿が良くて腕っ節が強く頼りがいがあり優しい人

ドモン
ジョルジュ

トレーズ
ヒイロ
ミリアルド
デュオ
トロワ
カトル

ランスロー

ハリー・オード

ザビーネ・シャル
ドレル・ロナ

バーナード・ワイズマンw

ガンダムの世界では理想的な人物はたいてい売却済
145通常の名無しさんの3倍 :2006/02/20(月) 21:04:02 ID:???
>>143
カイトとお見合いするとロンド・ミナ・サクハが邪魔する気がする
146通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 21:15:57 ID:???
カイトってアビーの理想にかなり合致してるとオモ
強いし男前だし、頼りになるし、女性に優しい。

「強い」「頼りになる」なら劾とかカナードがいるけど、如何せん無愛想すぎる。
「容姿がいい」ならイライジャだけど、ヘタレの彼はイマイチ頼りない。
「優しい」ならリーアムとかでもいけると思うんだが、強いかと聞かれると否。

つーかアビー理想高すぎ……
147通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 21:20:49 ID:???
ドモンにレインがいなかったらアビーはどうするんだろ?
148通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 21:42:25 ID:???
>>147
実は俺もそこが気になっていたw
149通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 21:58:35 ID:???
思いつく限り独り身野郎を列挙してみる。

本編組
レイ(ただしHG疑惑)、遺作、痔、ハイネ、ヨウラン、ヴィーノ、虎、
ダコスタ、キサカ、オクレ、ニダ、ノイマン、チャンドラ、マードック、
旧3バカ、ニコル、ミゲル、ラスティ、クルーゼ

アストレイ組
リーアム、劾、イライジャ、リード、カナード、ジェス、カイト、ソキウス、
モーガン、ミハイル、バリー、ジャン

こんなもんか?
150通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 22:11:20 ID:???
カナードと組んでツンデレカップルか…
151通常の名無しさんの3倍:2006/02/20(月) 23:54:33 ID:???
>>144
スパロボつながりで
つバラン・ドバン
152通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 01:14:25 ID:???
純粋な声ネタではないがハガレンつながりでバレルロール大佐…
153通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 01:57:35 ID:???
拾い物
   .(( ラクソ、お前に引導渡してやる!今日、ここで!
 〃´   `ヽ                  〃.⌒.ノノ
 i .( (( ))ノ       .           ,(.((!´゙リ.))
  W `Д´)                  ..リ゚Д゚*;ノリ
 ((○⊂ )                     |  U
  〉 ) ヽ                     |  |
 (__)(_)                     し`J
         .((
       〃´   `ヽ               〃.⌒.ノノ
 \ ∧,,, i .( (( ))ノ流派東方不敗       ,(.((!´゙リ.))
   ゞ ⌒ヽW `Д´)               ノリ* >Д゚リ ヒィィ!
  <(     >> ⊂ )                 / つつ
   //,, ノ\/> >                /  ノ
 / ,/ | |_)\__)                 (/"U

     .(( 最終…奥義…石破天驚けぇぇぇん!!
   〃´   `ヽ                    〃.⌒.ノノ
   i .( (( ))ノ  \ | / /,          ,(.((!´゙リ.)) 
   W `Д´)  ゞ ⌒ヾ∠_           リ*>0<ノリ タスケt
   ( _ ̄つ⊃(     =- 三ニ=−       / つつ
  / /,>" >   //_  く ̄           (_つノ
 (_ノ (__),/ /                  し'                , , , . .
                                    .    \((从⌒从*)) / .. . .
     .((                   ABOOOOOOOO \曝ク;OO)( ━(( : ∂ ))OO/OOOOOON!!!!!!
   〃´   `ヽ                              \ (( § )〃.⌒.ノノ∧⌒;:\.]:ll∧;从 *(・)/
   .i .( (( ))ノ=-| / /                       * 煤@;  )( ,(.((!´゙リ.))‡ ∩* ζ  ∵―
    W `Д´)ゞ ⌒ヾ;;゙ ̄ ̄ ̄ ̄~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ζリ。;p;゚ノリ )―シィィィィィィィィィィ!!!!!
   (::_ ̄つ⊃,.:’‥ ・., .. : : ; :,,. . .. .:..::.. : ; :,,. . .. :: ;; : ; :,,. . .. * 煤@;  )(( ζ  ∵―; ,, ,) )―
  / /,>" >//||'く:____________________ ((  从   ,,.)从¢) )― -- -
 (:::_ノ (::___=-/ |                            : *煤i( 从  ((  )) *ヽ\ ヽ・
                                     : / / ・(( ; 〜:  )) (  ζ\*
ヒートエンド!!                                / (_)W)WUU  W\  
                                      '  ''      '         '
154シン話を書いてる者:2006/02/21(火) 07:44:14 ID:???
アビーのお見合いの流れに便乗して、イライジャのアビーとのお見合い話を
ちょっと書いてみたのですが、後で投下してみていいですか?
シン話そっちのけで非常に申し訳ないのですが。
155通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 08:09:48 ID:???
>>154
怪獣モチロン
156通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 19:31:19 ID:???
カナードにはバックアップしてくれてるねーちゃんじゃね?
キラへのあてつけって事でフレイとってのも面白い。
ツンギレとツンデレってのも捨てがたいけど。
157通常の名無しさんの3倍:2006/02/21(火) 19:39:05 ID:???
>>154
全然構わないってかむしろ読みたいのでヨロw
158燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/02/22(水) 00:53:33 ID:???
 俺ことイライジャ・キールが疑問に思うのは、最近のサーペントテールのやり方について。
 ああ、誤解しないで欲しいんだが、やり方と言っても、金さえ積めばどんな汚れ仕事でも引き受けるとか、そん
なんじゃない。俺達は地球圏で一番の傭兵集団だという自負がある。余りにも道に外れた様な任務なら、どんな
大金を前にしたってお断りだ。俺達にも仕事を選ぶ権利があるからな。
 俺が疑問視するやり方というのは、最近のサーペントテールは、俺達じゃなくても出来る様な仕事をしているん
じゃないか、って事だ。
 例えば、俺が今やっている事の様な事だ。アメノミハシラの中にあるスタジオで、俺はマイクを前にして台本を
片手に持ち、声の入ってない映像に合わせて台詞を喋っている。
 まあ、ぶっちゃけて言うと声優だ。
 今日の収録は、第9話『敵か味方か? 勇者傭兵チェンジャーズ』だ。金さえ積めば地球にも帝国にも味方する
勇者傭兵チェンジャーズが、帝国からの依頼によってワークスカイザーたちの前に立ちはだかるシーン。

「俺達は傭兵だ。黄金さえ貰えればジャダーク帝国にだってつくのさ」
 俺の演じるチェンジャーズのロボット、タンクチェンジャーがワークスカイザーをバカにした様に言う。いや、喋って
いるのは俺なんだけどな。
「ジャダーク帝国は地球を保全しようとは考えていません! 彼らは、地球を土くれの塊に変えて、資源の採掘
基地にしようと企んでいます! 私の故郷の様に……」
「知らんな。貴様の故郷など、俺達の関知するところではない」
「しかし! 彼らはあなた達さえも破壊しようとするかも知れません!」
「俺達チェンジャーズは、裏切りを許した事はない。ジャダーク帝国の連中も皆殺しにするまでだ」
 リーアムの演じるワークスカイザーが説得を試みるが、カナードの演じるマリンチェンジャーは取り合おうともしな
い。そして、劾の演じるチェンジャーズの隊長ジェットチェンジャーが、冷たく言い放つ。
「……ワークスカイザー。お前が地球人の何に価値を見出したのか、俺達は知らんし、知りたいとも思わん。が、
こっちもビジネスだからな。ワークスカイザー及びジャンク屋勇者隊の破壊、それが俺達の任務だ」
 もう語る事はない、と言わんばかりに、ジェットチェンジャーがワークスカイザーに銃を向ける。その前に、ロウの
演じるジャンク屋勇者隊ギルダーズのリーダー、ドリルギルダーが割って入る。一触即発の空気が場に流れる。
「俺達は地球のみんなの為にも、ここでやられる訳にはいかねえんだ! ワークスカイザー、ここは戦うしかねえ
みたいだぜ!」
 ドリルギルダーの鶴の一声。ジャンク屋勇者隊の他のメンバー、8の演じるクレーンギルダーと樹里の演じる
ドーザーギルダーが同調し、戦闘態勢に入る。もう戦いは避けられない様だ。
「とうっ!」
 3体のジャンク屋ロボットが天高く飛び、合体する。使い回しの合体シーンを経て、赤を基調にした精悍な巨体
が画面中央に大写しになり、空中でカッコよくポーズをキメて威勢よく名乗りを上げる。
「ジャンク屋勇者!! パワァァァァァ―――ギルダァァァァァ――――ッ!!!」
 因みに合体後のパワーギルダーの声はロウだ。
 普通ならパワーギルダーの巨体とパワーに怯むところだが、チェンジャーズは冷静そのものだ。それどころか、
ジェットチェンジャーはパワーギルダーにこう言ってのけた。
159燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/02/22(水) 00:55:04 ID:???
「それがジャンク屋勇者パワーギルダーか……ならば、我々もそれなりの対応をさせてもらう」
「何ッ?!」
「チェンジャーズ、バトル・フォーメーション!」
『了解!』
 チェンジャーズはロボットモードからマシンモードに変形し、戦闘機と戦車と潜水艦が空中へ飛び上がり、少々
作劇上の嘘とか色々交えた合体をする。アニメと玩具の姿が違うのは見逃してくれ。
「勇者傭兵! バトル!! チェンジャァァァァァ――――ッ!!!」
 パワーギルダーとは対照的な、青を基調にしたスマートな姿が露わになる。大体パワーギルダーと同じくらい
の大きさのロボットに合体したチェンジャーズに、パワーギルダーは怯んでいる。中型程度のロボットの部隊かと
思っていたら、自分達と同じ様な能力を持っていたのだから、それは当然か。
「任務は確実に遂行する……覚悟してもらうぞ」
 バトルチェンジャーの声は劾が担当している。どうもこのキャスティングには、作為的なものを感じてならない。
 と、ここでミナの声でナレーションが入る。こいつは監督も兼業してると思ったが、口を出したがるスポンサーは
嫌われるから程々にして欲しいものだ。
『ワークスカイザーとパワーギルダーの前に立ちはだかる、勇者傭兵チェンジャーズ。最早、戦う他に術は無いの
か? そして、ワークスカイザーは帝国の野望を阻止出来るのだろうか?』
 そして、画面の隅っこに『続く』の文字が入り、映像が止まる。
「カット! OKだ」

 ミナの一声で、一気に場の空気が緩む。今日の収録はこれでおしまいだ。
「ご苦労様でーす!」
 各々挨拶し合い、みんな帰り支度を始めている。確か全26話って話だから、もう3分の1終わっている訳だ。早
いもんだな。やっぱ、2クール番組だとこんなもんか……。
 ……ていうか、違うだろ。
 ロウ達ジャンク屋はともかく、何で俺達サーペントテールまで声優をやるんだよ?!
 金ならあるんだから、プロの人を雇えばいいだろ! いくら俺達が傭兵でも、普通声優なんてやるかよ!
「全く、金持ちのやる事は分かんないな。何で傭兵に声優をやらせるんだよ」
「そりゃあ、最近の声優ってのはタレント性も必要だからさ」
 ポン、と肩を叩いてきたのは、俺と同じサーペントテールのメンバー、リードだ。こいつもジャダーク帝国の幹部
ドクトル・ヴァイスの役で出演している。
「声優に必要なタレント性って何だよ? 声優ってのは、アニメに声を入れていればいいんだろう」
「そりゃあ、一昔前はそれでよかったかも知れんが、今はイベントやラジオでトークしたり、アニメ雑誌なんかのイ
ンタビューに応じたりするからな。お前さんの様に顔がいいと、それはそれである程度の話題にはなる」
「でも、俺達は所詮無名の、アルバイト程度の声優だぞ。実績あるプロを雇った方がいいに決まってる」
「ま、言うなよ。どんなベテランだって、最初は無名だったんだ」
 俺としては、一生無名でも全然構わないんだけどな……。
160燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/02/22(水) 00:56:31 ID:???
 大体、最近のサーペントテールってのはどこかおかしいんだ。この声優の仕事だけじゃなく、この間は急に呼び
出されたと思ったらファミレスのウェイターをやらされたし、その次はアプリリウス市でポケットティッシュを配らされた
し、その他にもハンバーガー屋でスマイルを頼まれたり雑誌のモデルのバイトをやったり……。
 これじゃまるで、傭兵じゃなくてフリーターの集団だ。MS使う仕事、全然やってないじゃないか。
「傭兵なんて、フリーターみたいなもんさ。MSに乗れるか乗れないか程度の違いに過ぎんよ」
「よりにもよってサーペントテールのメンバーが凄い事言ったよ……」
「まあ、最近は地球圏も平和に向かっているからな。そういえば、オリンピックの競技にガンダムファイトが加わっ
たそうだぞ。ニュースで見た時は、思わずワイングラスを揺らしちまったな。来年が楽しみだ」
 何が思わずだよ……また昼間っから酒を飲んでるのか? このオヤジは。
「いんや、朝からだ」
 ……もうこいつは長くないな。脳細胞が根こそぎ死滅するのが早いか、生活習慣病でくたばるのが早いか。
 とにかく、こんなご時勢だからなのかどうかは知らないけど、サーペントテールが『最強の傭兵部隊』から『戦う
何でも屋』になりつつあるのは、俺にとって一番の懸案事項だった。
 いくら不景気だからって、少しは仕事を選びたいものだ。劾もその辺分かってるのかな? それとも、よっぽど世
界が平和になってきていて、いよいよ俺達の失業の時が近づいているのか……。
 と、俺が慨嘆やら何やらが詰まった深い溜め息を吐いていると、リードは不意に何か思い出した様にポンと手を
叩き、俺に向き直ってこんな事を言い出した。
「なあ、イライジャ。お前さんは確か、今独り身だな?」
 え? 何だよ、藪から棒に……。
「俺は女には興味ないからな……いや、別に男が好きって訳じゃなく、俺は仕事に生きてるんだ」
 人に言わせれば、俺はこの世のものとは思えない美しさを持っているという。だから、異性に声をかけられたり
とか、そんな事も割とよくある。けど、俺にとってみれば、この容姿は常にコンプレックスの種だったし、時には同性
からもそういった類の誘いを受けるので、正直辟易している。
「独身ってのは、寂しいもんだな? この年になると、よくよくそう思うんだ」
「何だよ、この間は『俺は独身主義者だ』って言ってたくせに」
「まあ、人の考え方ってのは、時間と共に変化していくものさ」
 ……何か、嫌な予感がしてきた。こいつがこんな持って回った様な言い方をするのは、何か企みがある時だ。
そんな時、決まって面倒な仕事を押し付けてくるんだ。この詐欺師は、舌先三寸で人を丸め込むのが巧いし。
 嫌な予感というのはこっちが望んでもいないのに的中するもので、リードは半透明のプラスチック製のブリーフ
ケースを取り出して、一冊のファイルを手渡してきた。
 いよいよ不安な展開になってきたと思いつつ表紙をめくると、そこには、ニホンのキモノを着た若い女性の姿を
写した、一枚の写真が収まっていた。更にめくっていくと、その女性の職業・学歴・家族構成・プロフィールなどを
事細かに記した書類が何枚も入っている。
「……お見合い?」
「そうだ。アビー・ウィンザーっていってな、俺の知り合いの娘さんだ」
 いや、名前なら分かる。後ろの方の書類に、彼女の事は詳しく書かれていたからな。問題は、そのアビー・
ウィンザー嬢の見合い写真を俺に見せて、リードがどういったリアクションを期待しているのか、という事だ。
161燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/02/22(水) 00:58:27 ID:???
「まあ、見ての通りだ」
「どこがどう見ての通りだ? 説明しろ」
「だから、お前にこのお嬢さんと会ってみて欲しいんだよ」
 はぁ? こいつ、俺の話を聞く気があったのか? 俺は仕事に生きてるんだ。見合いなんてやってられるか。
「これも仕事の内だと思ってくれ」
「仕事? 結婚しようとも思っていないのに見合いなんかしても、相手方に失礼になるだけだろう」
「それがなあ……どうも彼女、理想が高すぎるらしくて、色々な男と見合いしてるらしくてな。ウィンザーの旦那か
ら、誰かいい男がいないか、紹介してくれと頼まれてよ。うっかり引き受けちまったんだ」
「いい男? なら、俺より劾に言うべきだ。俺より強くて、頼れる男じゃないか」
「ああ、あいつはダメだ。見合いの当日に仕事が入ってるらしい」
 ……劾、逃げたな。リードの不穏な動きを察知して、適当に迷子の子猫の捜索でも頼まれて、リードの見合い
の話をかわしたに違いない。確証は何もないが、俺は確信にも似た何かを感じていた。
「頼む! 彼女はいい娘だ、ちょっとだけでいい!」
「参ったな……じゃあ一応聞いとくけど、見合いの日はいつ頃なんだ?」
 とりあえず考える時間が欲しかった。アビーって娘は、そりゃあ可愛いとは思ったさ。けど、こういうのは一生を
左右する問題にも発展するかも知れない。ゆっくり考えて結論を出してから始めるべきだと、俺はそう思った。
 だが、リードの口からはそんな俺の思いを打ち砕く言葉が紡がれた。曰く、
「明日」
「明日ぁ?!」
「ああ、しかもアプリリウス市に朝一だな」
「無理無理無理無理! アメノミハシラからアプリリウスまでどれだけかかると思ってるんだ!」
 この呑んだ暮れオヤジめ! そういう事はもっと早く言え! 断るにしろ受けるにしろ、考える時間が要るだろ!
それに、ここからアプリリウスに朝一、しかも明日なんて物理的にも不可能だろう!
 しかしリードはしれっとして、こんな事を抜かしやがる。
「高速艇で最短コースを行けば何とかなる」
「何とかなるじゃない! 第一、俺はまだ何とも言ってないだろう!」
「……やっぱり、嫌か」
「分かりきった事を聞くな! この肝硬変予備軍が!」
「そうか……」
「そうだ、俺はお前の顔を立ててやる為に見合いなんかをするほど、暇でもお人よしでもないぞ」
 リードは腕組みして、いかにも残念そうな顔をする。だが、この残念そうな表情の裏で何を企んでるか知れたも
のじゃないのが、リード・ウェラーだ。
「じゃあ、俺は帰るからな。ウィンザーさんにはキチンと断りを入れとけよ」
「そうだな……じゃあ、そうするしかないよな」
 俺はプイッとリードから視線を外して、踵を返してスタジオの出口へ進んだ。付き合ってられるか、全く。
 と、俺が私物を納めたバッグを持って帰ろうとすると、ポン、と肩を叩かれる。
162燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/02/22(水) 01:00:46 ID:???
「何だよ、しつこい……」
 ぐるんっ。
 刹那、世界が反転した。そして次の瞬間には、俺はスタジオの床に叩きつけられていた。
 その際に俺は頭を打ったらしく、意識が急速にぼやけていくのが分かった。何が何だか分からない。
 ただ、リードがこんな事を言っているらしい事だけは、どうにか聞き取れた。
「おお、通信教育って、案外役に立つもんだな……それにしても、アイキドーって凄いな。やりすぎたか?」
 こ……このアル中オヤジが……!
 抗議の声を上げる事もままならず、俺の意識は闇の中に沈んだ。


 プラントの朝は、地球の朝に可能な限り似せようという努力を感じさせるものではあったが、やはりただ暖かく
て明るいだけという印象を拭い去れない。俺もかつてはプラントに住んでいたが、あまりいい思い出はない。
 コーディネイターとしての身体的優位性を子宮の中に忘れてきた俺の人生は、自分の能力的コンプレックスと
共にあった。5歳とか6歳の時はともかく、10歳くらいになると、俺と周りの奴らの違いは歴然としていた。随分と
苛められたし、俺も苦悩した。自分は外見ばかりで、中身のない奴なんだ……と。
 と、そんな訳で、俺は自分の生まれ育ったプラントという国に、大した愛着はない。そして、これからもそうなり
そうな気がしてならない。
 何故かって、俺の何度目かの里帰りは、リードの奴のにわかアイキドーで気絶させられ拉致られて、無理矢理
自己紹介書を書かされて、真新しいスーツを着せられて、アプリリウス市内の某高級料亭に連れて来られた、
というものだったからだ。
 これはこれでいい記念や思い出になるだろう、とか言う奴がいたら、知り合いの腕のいい医者を紹介してやる
よ。少々ヘタレだけど、腕は確かな奴だ。いい機会だから、脳の悪いところを全部斬ってもらうといい。
 俺は演技なんか出来る人間じゃないから、この時の俺は、きっとあからさまに不機嫌な顔をしていただろう。劾
みたいに、常にポーカーフェイスを崩さないなんて器用な真似は俺には出来ないし、第一表情を隠そうという気す
ら起きなかった。
「……ったく、リードの奴め。帰ったら、あいつの酒を全部処分してやる」
 締め慣れないネクタイの窮屈な感覚も、俺のイライラを助長した。いつも思うんだが、人類はその長い歴史の中
で、何だってネクタイなんてものを発明したんだ? 幅の広い紐を首に巻くだけで礼装扱いになるなんて、俺から
すれば理解出来ない考え方だ。もしかして、いつでも相手の首を絞められる様に、お互いネクタイを締めるのか?
「……さて、どうしようか。俺には、結婚するつもりなんかないんだけどな」
 拉致同然にここまで連れてこられたのもそうだが、相手のアビー・ウィンザーさんがどんな女性であろうと、俺と
しては、まだまだ結婚するつもりはない。お見合いってのは、結婚したい奴がやるものだ。よく、照れ隠しに
「僕はまだ結婚の意志はないのに、周囲に無理に見合いさせられた」
 とか言う奴がいるが、俺の場合はマジに結婚の意志がないのだから、失礼以前の話だ。
 ……まあ、アビーさんを可愛いと思ったのは紛れもない事実だし、ちょっと会って話をするくらい、いいかも知れ
ないけどさ。
163燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/02/22(水) 01:03:15 ID:???
 手元にあったアビーさんの見合い写真のファイルを取って眺めていると、ふすまが開いて、これまた似合わない
ダークスーツを着込んだリードが顔を出した。
「おい、イライジャ。時間だぜ」
「ん、ああ……」
「何だ? そんな締まりのない顔して」
「へ? ……俺、そんな顔してたか?」
「ああ、もうバッチリだぜ。彼女の写真を見つめながら、ニヤニヤとな。お前さんも、案外その気なんじゃないか?」
「バ、バカ言え! さっさと終わらせて帰るからな!」
 リードはいやらしい笑みを浮かべて俺を見るが、俺はプイッとそっぽを向いてリードと視線を合わせない様に努
める。こいつと1対1でいると、まともな考え方が出来なくなる。
 『木星鯨の間』と名づけられた一番上等な部屋に入って、あらかじめ決められている俺の席に正座して座る。付
添い人として、リードも隣に座った。
 しかし、どうも正座というのはやりにくい。以前、劾に足が痺れない方法を教えてもらった事があるが、試してみ
てもやっぱり痺れたし、どうにもこうにもニホン式は苦手だった。
 それにしても、待っている間はアビーさんの職業やなにやらの事を思い出して、複雑な気分だった。
(アビーさんって、軍人だって話だけど……何か複雑だな。俺が過去に、ザフトを逃げ出したからなのか……)
 ザフトの最重要戦力として数えられるミネルバのCIC担当のアビーさんと、自分の能力の劣等感からザフトを逃
げ出して傭兵をやっている俺。どう考えても吊り合おう筈がないのだが……。
 そんなこんなで、ドキドキして数分ほど待っていると、アビーさんが部屋に入ってきた。
 この際だ、ハッキリさせておこう。
 アビーさんは、写真で見るよりもずっと綺麗だった。何と言うか、俺が今まで見てきたどの女性よりも。 
 彼女もコーディネイターだから、整った容姿は当たり前だ。けど、キリッとしているというか、どこか内面から滲み
出る自信や誇りのようなものを感じさせる。薄く化粧された顔は、怜悧な美しさを醸し出し、それでいて冷徹って
訳でもなく、温かさみたいなものを内包していた。
 『出来る女性』ってのは、きっと彼女みたいな人を言うのだろう。俺はそう思った。
(こ……これって、もしかして一目惚れって奴か? いや、事前に写真を見てるから、二目惚れ……?)
 アビーさんは見てるこっちが心地よくなる様な微笑を浮かべて、慣れた所作でお辞儀をした。
「初めまして、アビー・ウィンザーです。よろしくお願い致します」
「あっ、はい。こちらこそ……イ、イライジャ・キールです。よろしくお願いします」
 一瞬アビーさんに見惚れてしまって、焦ってしまった。俺も慌ててお辞儀をする。1秒か2秒の後に頭を上げた
時、アビーさんと目が合った。
 やっぱり、綺麗だ。ロレッタやミナよりも、ずっとだ。
 ……俺はこの時、ゆっくりと、だが確実に、俺の中の何かが狂ってしまったのを感じていた。
164通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 01:07:47 ID:???
イライジャは意外と女性に慣れていなさそうなので、転ぶ時は結構コロッと転びそうですね。
仕事に生きるヘタレが、『出来る女性』とどう接するのか、考えるだけでも楽しいもんです。

実は今回一番頭を悩まされたのが、お見合いのマナーでも勇者ロボの設定でもなく、
この毎回結構いい加減に決めてるサブタイトルだったりします。
165通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 01:57:09 ID:???
イライジャかわいいなw
GJ!
166通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 04:13:21 ID:???
>>164
相変わらず上手いなあ・・・。真にもってGJ!!
167通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 21:58:00 ID:???
『勇者大戦 ワークスカイザー』見たくなってきた。
盟主王は中盤登場予定の2号ロボ役なのか、それともラスボスか…


イライジャといい劇中劇といい、GJ!
168通常の名無しさんの3倍:2006/02/22(水) 23:20:33 ID:???
つうか吉良に連れ去られためげねっ娘
はやくシン&ジェネシックデスティニーで取り返さないと
つうか最近はドモン&シンの出番が少ないな
169通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 10:12:06 ID:QlN5gFo2
だってドモンみたいな最強キャラが動くとあっという間に話が終わるし。
最強キャラはいるだけで充分で、出てきても最後の最後というのはお約束ですよ。



シン? なにそれ。
170通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 11:51:15 ID:???
戦闘シーンを盛り上げる為には、ドモンみたいな最強設定されたキャラは
この上なく邪魔になってしまうしな……フリーダムが嫌われる訳だ。
寧ろ少しヘタレなくらいが丁度いいのかも知れないな。


シン? 誰だっけ?
171通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 11:54:18 ID:???
あんた(達)って人はァァァァァァァァ!!!
172通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 12:25:47 ID:???
シン「…っ、うっうっ……」
ルナ「あら、そんなすみっこで何やってるの?」
シン「っひっく、……ルナ?」
ルナ「……………。あんた誰?!」
シン「煤H!」
ルナ「何者かって聞いてんのよ!」
シン「ル、ルナ? 危ないだろ、銃を降ろしてくれよ」

レイ「なんの騒ぎだ?」
シン「(ほっ)レイ、あのさ…」
ルナ「侵入者よ!」
シン(狽ネんでだーーーー!)
レイ「ほう。わざわざ赤服まで用意するとはな」
ルナ「さぁ、抵抗はやめなさい!」

シン「うっ…うっ…うわあぁぁぁぁん!!!」


レイ「逃げたか」
ルナ「ちょっとやりすぎたかしら」
レイ「気にするな、俺は気にしない」
ルナ「…にしてもあの逃げ方…どっかのヘタレに似てきたわね」
レイ「そうだな、良く似ていた。だがこれくらいの逆境は乗り越えてもらわないとな」
ルナ「ええ、本物の主人公にはなれないわ」



うっかりして書いた。
今では反省している。
173僕らの盟主王:2006/02/23(木) 13:01:46 ID:???
出番のなさは勇気で補うのが、勇者ってもんですよ。
ま、精々頑張って下さいね。
174通常の名無しさんの3倍:2006/02/23(木) 15:20:18 ID:???
>>172
シン復活のシナリオが見える・・・見えるぞ・・・






・・・見えるよね?(´・ω・`)
175172:2006/02/24(金) 11:58:21 ID:???
ゴメ、あんま見えてないw
176一人称シリーズ作者:2006/02/24(金) 12:29:22 ID:???
スマソ、私にも見えてませんw
この流れの中でのシン支援の為にも、
シン話の完成を急ぎたいと思います。
177通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 22:48:37 ID:???
ssなぞ書いた事の無い俺にも全く見えないな。
178通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 22:55:20 ID:???
シン(´・ω・`)カワイソスw
179通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 23:31:33 ID:???
新キャラが出るたびに

「なんで今更でてくるんだよ。
あんな奴が出てくるといっそう主人公(オレ)の影がうすくなるじゃないか!」

とか言ってそう
180通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 23:40:14 ID:???
SSは何度か書いたが全部ドモン中心だ……
シン中心で書いたことないや
181通常の名無しさんの3倍:2006/02/24(金) 23:55:32 ID:???
シンって脇役としては使いやすいんだけど
主役となるとなあ…難しい
182通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 00:41:37 ID:???
一応シンが主役っぽいSS書いたけど出していい?
長い上にギャグともシリアスともつかなくなっちゃってるけど・・・
183通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 00:47:39 ID:???
OKOK! バッチコーイ
184通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 00:50:44 ID:???
待ってましたぁッ!
ルナ「ねー、シン。前々から気になってたんだけど」
シン「ん? 何だよ急に」
ルナ「シンって・・・盟主王の力を借りてる時とか、ステラに力を借りてる時しか主人公らしくないわよね」
シン「グファッ!?」
レイ「ルナ、いきなり致命傷を負わせてどうする」
ルナ「いや、ここまで効果覿面とは・・・」
シン「フ、フフフフフ、大丈夫さ。お、俺は主人公だからな・・・」
レイ「・・・ここに一冊の本がある。題名は『貴方もこれで主人公! 主人公七つの掟』だ」
ルナ「また怪しげな物を持ってきたわね。で、中身は?」
レイ「一つ目の掟、主人公たるもの常に物語の中心にいなくてはならぬ」
シン「ガハッ!」
ルナ「二つ目の掟、主人公たるもの思い上がり己を見失う事もあらねばならぬ」
シン「・・・これはあったな」
レイ「三つ目の掟、主人公たるもの己の未熟さを恥じ、成長する様を描かれねばならぬ」
シン「ゲフォッ!?」
ルナ「四つ目の掟、主人公たるもの深い心の傷を最後の最後で昇華させねばならぬ」
シン「ウグオッ!?」
レイ「五つ目の掟、主人公たるもの続編ならば前作主人公に負けてはならぬ」
シン「ブベラッ!?・・・・ぐふぅ」
ルナ「・・・・ここらへんで止めた方が良さそうだけど」
レイ「このスレではドモン師匠によって助けられてはいるが、所詮アニメでは悲しきサブ主人公扱い。
   そしてその影響はこのスレにもあり、主人公として活躍できるのも他人の力を借りねばならない」
ルナ「そ、そこまで言わなくても」
レイ「いや、ルナマリア。シンも自覚しているだろうが、シン・アスカが主人公である以上、
   俺達は脇役でありシンを引き立て、また見守りそしてぶつかりあう存在でなくてはならない。
   だが、シンがその役目を全うできないのであれば俺達の存在価値にも影響が出る」
ルナ「意外と深刻ね・・・で、シン。立ち上がれる?」
シン「俺は・・・俺は、主人公だぁ・・・」

ジブリ「私は黒幕だぁぁぁぁッッ!」
アウル「うるさいなぁ、いきなりどうしたんだよ」
ジブリ「私はな、私はなァ! 黒幕なんだよロゴスの! 本編では負債補正で散々だったがこのスレ
    じゃあンなものが無い以上、デュランダルと同じくらいの存在感を出してもいいだろうが!」
スティング「とは言っても本編じゃただの顔芸キャラだったしな」
ジブリ「うるさいオクレ! ともかくこれ以上ウォルターガンダムになんぞ乗ってられん。ロゴスの力を使わねば」
アウル「でもムルタ・アズラエルも復活したんだろ? あっちの方が冗談通じるって評判だし」
ジブリ「うるさい韓国人! そもそも死人が蘇ってる時点で駄目だろ! まあ元ウチのパイロットネオ・ロアノーク
    も都合で蘇ったヤツだが・・・ん? ネオ・ロアノーク? といえばステラ・ルーシェ。とくれば・・・」
スティング+アウル「?」
ジブリ「ウフフフフフ、良いこと思いついたぞぉぉぉ」
ドモン「ではこれからコペルニクス基地へ?」
タリア「ええ、そこで新たな命令を受けることになってるわ」
アーサー「でも受けるまでは休暇扱いですからゆっくり休んでいただいても結構です」
ドモン「最近は戦い詰めだったからな。みんな喜ぶだろう」
アーサー「ですね」
アビー「・・・前方にエターナル、そして敵機確認!」
タリア+ドモン+アーサー「!?」
アビー「ロックオンされてます! これは・・・」
タリア「早く報告しなさい!」
アビー「は、はいッ! これはデストロイですッ!」

ラクス「オーッホッホッホ! 今回は本気ですわ!」
メイリン「じゃあいつもはどうなんだろ・・・」
キラ「まあそれはともかく今回はいいものが手に入ったね」
アスラン「デストロイが使えるとは・・・」
カガリ「しかし、何で私が操縦せんと行けないんだ! 首長だぞ首長!」
メイリン「分かりにくいですが・・・どなたが乗ってるんですか?」
キラ「僕が火器管制を担当してるよ。主に遠距離砲撃担当だね」
アスラン「俺は機体の動作を担当している。主なデストロイの操縦は俺が担当だ」
カガリ「・・・何故か私がレーダー担当だ。副火器管制も行う事になっている」
メイリン「わかりやすい解説ありがとうございます。で、何故この人事になったんですか?」
ラクス「マルチロックオンはキラの十八番ですしアスランはヘタレても種世界最強クラスの接近戦の名手ですわ。
    で、そこに2人に縁の深いカガリさんを配置することでキラが途中で逃げ出したり、アスランが無駄に
    ヘタレたりしないようにしているのですわ」
メイリン「意外と考えられてるなぁ」
カガリ「というわけでだ・・・・キラ、途中で逃げ出したらどうなるか分かってるな?」
キラ「もももももちろんさッ!」
カガリ「アスラン、私の前でヘタレてみせろ。貴様の髪は・・・」
アスラン「ほほほほほ本気で戦うしかないじゃないかああああッッ!」
メイリン「(アスランさんも大変だなぁ)ミネルバよりMS発進を確認! 五機です!」
ラクス「さぁーて、今回こそ葬っておしまい!」

ステラ「・・・」
シン「ステラ、大丈夫か? 今回は無理して出なくても・・・」
ステラ「ううん、ステラ大丈夫だよ。アイツ、やっつける!」
レイ「思ったより大丈夫そうだな」
ルナ「心配しすぎよシン」
シン「そうだな。ステラもミネルバの仲間なんだ。こんなヤツになんか負けてられないよな!」
ステラ「うん!」
ドモン「さて、そろそろ攻撃してくるぞ。散開!」
キラ「行くよ・・・くらえッ! 全方位ビームカノン!」
レイ「クッ、ビームの雨を潜りて舞え! ローゼスビット!」
ルナ「突貫するわよッ! マーメイド・トライデント!」
カガリ「陽電子リフレクター全開ッ!」
ルナ「ぜ、全部弾いた!?」
アスラン「くらえ! デストロイキィィックッ!」
レイ+ルナ「ぐあッ!?」
シン「もらったァッ!」
ステラ「うぇーいッ!」
カガリ「変形!」
キラ「デストロイ・フルバースト!」
シン+ステラ「うあああっ!?」
ドモン「くッ! 俺のこの手が真っ赤に燃える! 勝利を掴めと轟き叫ぶぅ! 爆熱!」
ラクス「では予定通りに!」
カガリ「我らのこの手が真っ赤に染まる!」
キラ「戦い続けよと唸って叫ぶ!」
アスラン「滅殺!」
ドモン「ゴッド・フィンガァァァァッ!」
三人「デストロイ・フィンガァァァァッ!」

ジブリ「ふっふっふ、どうですかなラクス・クライン」
ラクス「良いですわね。値段に見合った働きをしていますわ。ですが何故貴方がいきなり?」
ジブリ「皆様忘れているようですが私はロゴスの長なのですよ。ロゴスが求めるのは闘争。
    終わりのない闘争。そしてその闘争を行う貴方の元に私が行くのは人が呼吸をするのと同じくらい
    自然なことです」
ラクス「ではではこれからも良い関係を築きましょう。ラクシズとロゴスで」
ジブリ「いいですともいいですとも」
ラクス+ジブリ「うふふふふふふふふふ」

ドモン「ぐおおおおッッ!」
カガリ「いけるぞッ!」
キラ「単純な質量はこちらが上だからねッ!」
アスラン「うおおおおおッ!」
ドモン「くぅッ、ゴッドの腕が・・・」
レイ「単純に質量差が物理的に影響してきたな。師匠の腕は耐えられてもゴッドの腕は・・・」
ルナ「あれじゃあ石破天驚拳が撃てない・・・・!」
シン「し、師匠! 今行きます!」

ムルタ「艦長。特命発動です」
ナタル「!?」
オルガ「おいおい、オッサンマジかよ!」
クロト「今回はヤバイんじゃないの?」
シャニ「・・・」
ムルタ「普段ならば助けません・・・ですが、あの顔芸ジブリールが偉そうにしているのだけは許せませんねェ」
ナタル「アルスター! 特例発動を確認した。アレを、呼び出せ!」
フレイ「了解! ・・・十七分後現地到着します!」
ニコル「こ、この騒ぎは何ですか!?」
トール「何かあったんですか!?」
ミゲル「・・・こりゃ大事だな」
ナタル「ミゲル・アイマン。これから私と理事、サブナック、ブエル、アンドラス、アルスターはマザーバンガードを空ける。
    その間の指揮は任せた」
ミゲル「おいおい! いいのかよ!?」
ムルタ「別に動かなくて構いません。ここでマザーバンガードを守っていてください」

シン「くらえぇぇぇッッ!」
アスラン「無駄だ! デストロイ・パァァンチ!」
シン「ぐふぉっ!?」
ルナ「シンっ!」
レイ「意外と強敵だな。師匠、ここは一旦撤退を」
ドモン「そうだな・・・お前達は下がれ。俺が足止めをする」
シン「駄目です師匠! 俺がここを食い止めます! ラクシズの面々も俺が邪魔でしょうから俺を狙ってきます」
ドモン「しかし・・・」
シン「師匠、聞いてください。考えてみたんです。俺には、主人公としての素質ってのが無いんじゃないかって」
レイ・ルナ・ステラ「!?」
ドモン「・・・・いきなりどうしたんだ、シン」
シン「考えてみれば当たり前のことです。自ら主人公と叫ばないと主人公になれない男に、作品の主人公は務まりません。
   主人公ってのは何もしなくても主人公なんですよ、きっと」
ドモン「シン、お前・・・」
シン「ここに来て戦うまでは俺が主人公だって思ってました。でも、今までの俺の台詞全部主人公の台詞じゃないです。
   むしろ端役の台詞ですよ」
ドモン「弱気になるな! お前は間違いなく主人公だ!」
シン「ありがとうございます。ですけど俺は、主人公である前にするべきことがあるって思ったんです。
   レイ、ルナ、ステラ、師匠をミネルバまで連れて行ってくれ。ここは俺が食い止める!」
ルナ「・・・分かったわ。頼むわよ」
ステラ「シン・・・」
レイ「師匠。ここはシンに任せて一旦撤退します。ゴッドの腕を修復し合体石破天驚拳で仕留めるのが得策です」
ドモン「クッ・・・スマン、シン」
シン「大丈夫。俺は『ふぅ、死ぬかと思ったぜ』って言いますから」
カガリ「どうやら撤退するようだな」
アスラン「ラクスの言うとおり、少し待った方が良かったな」
キラ「これでシンを亡き者に! 名実共に僕キラ・ヤマトが主人公だね」
ラクス『はじめから狙いはシン・アスカのみですわ。彼は目立ちはしないですがミネルバの中心的人物であることは事実です』
メイリン『今回は意外と考えられてますねぇ』
キラ「デストロイでも五人全員を相手にするのは大変だからね。真剣に勝ちを狙うよ」
ラクス『シン・アスカを倒した後はデストロイを放棄してエターナル最大船速でここから離脱しますわよ。
    怒ったキングオブハートなんて相手にしてられませんわ』
キラ「了解だよラクス」
カガリ「シャイニングアッガイ接近!」
アスラン「ここで終わらせてやるぞ、シン!」
シン「俺は、主人公じゃない。だが、俺はシン・アスカだ! 俺は俺の舞台で、俺の領分で、俺の価値を認めさせなきゃいけない。
   主人公ではないシン・アスカのままじゃ駄目なんだ・・・」
キラ「デストロイ・フルバースト!」
シン「ぐぅ! クソッ!」
  (主人公ではない男である前に俺は! 俺は! ミネルバのMSパイロット! レイとルナの友人! ステラの恋仲! 
   そして、そしてッ! 流派東方不敗を極めしキングオブハート、ドモン・カッシュの一番弟子!)
シン「シン・アスカだッ! シャイニングゥ・フィンガァァァァァッ!」
アスラン「この気迫は・・・やるな、シン! デストロイ・チョォォップ!」
シン「ぐあッ!? 俺は・・・俺は負けないッ!」
レイ『シン』
シン「レイ!?」
レイ『自らの壁を打ち破る為、死地に自ら飛び込むか。相変わらず不器用なヤツだ』
シン「お見通しか・・・レイには敵わないな」
レイ『お前との付き合いが長いからな。安心しろ・・・お前を死なせはしない!』
ドモン『レイ! どこへ行く!?』
カガリ「レジェンドの発進を確認! 来るぞ!」
キラ「デストロイ・ロケットパンチ!」
レイ「そんなデカブツに当たるものか! ローゼスビットで鍛えられたドラグーン捌き、見せてやる!」
メイリン『スゴイ・・・まるで・・・ビームの雨』
カガリ「陽電子リフレクター展開!」
アスラン「だがこの数を全て喰らうのは・・・グッ!」
シン「好機! アッガイ・スラッシュ・タイフーン!」
キラ「腕を緊急回収! ガード!」
シン「こンのおおおッ!」
キラ「ぐうううッッ!」

スティング「で、オッサンは帰ってきたのかよ」
ジブリ「そろそろアズラエルが邪魔をしてくるだろう。だがそれに合わせて私の仕組んだ罠が発動する」
アウル「罠?」
ジブリ「そうだ。アレが発動すれば私にも危険が及ぶのでな」
スティング「またゾンダー系か?」
ジブリ「違うな。もっと凶悪でもっとしぶとい、アレだ」
アウル「・・・」
ジブリ「禍々しくも忌々しく、加護せしものを不滅へ追いやり悉くを排斥するアレを。
    全ては私の手の内だ。私が手にするのだ。私だけが良いのだ。私だけが使うことを許されたのだッ!
    さあ、ショウの始まりだ」
(続く)
182です。なんだか長くなりすぎてますが続きます。
続きは現在書いております。
いやもう、ホントに長くてスマン。
191通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 01:41:44 ID:???
GJであります。
正座して続きを待ってます。
192通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 06:30:41 ID:???
>>190
いいねえ、熱くて。
レイつながりに少しワラタが。
ジブリがちゃんと悪役やってるし・・

GJ!
193誕生!鼻毛の一佐!!:2006/02/25(土) 09:45:25 ID:???
ネオ「おっ、ハルぱ…じゃなかった外ハネちゃん、昨日まで艦内に異常繁殖してたハロはどうしたんだ?」
ミリアリア「あ、フラガ少佐、おはようございます。それならさっき大佐がほとんど爆破してくれましたよ」
ネオ「俺はネオ・ロアノークた・い・さ!それに『大佐』って誰だよ?」
ミリアリア「もう少佐ったら何言ってるんですか〜また記憶喪失ごっこですか?
      焔のバレルロール大佐ことノイマン・スタング大佐以外この艦には大佐はいないじゃないですか〜」
ネオ「いやだから俺は(以下略)」
ミリアリア「そうそう、そういえばマードックさんが呼んでましたよ」

ネオ「お、チャンドラ、マードックのやつ知らんか?」
チャンドラ「お、出戻りの少佐ハケーン!今度ミリアリアタソの写真を1枚…ハァハァ」
ネオ「いやだから(以下略)」

マードック「お〜少佐、頼まれてたカメラ、修理おわりやしたぜ。あと大佐が爆破したハロのパーツでバージョンアップしてありまさぁ!」
ネオ「いやd(以下略)」
マードック「あと、アカツキの調整の方、これでいいかチェックしといてください『少佐』」
ネオ「…………orz」

ネオ(なんなんだ、ノイマンのやつばかり大佐大佐って…それなのに俺は少佐呼ばわり…ちくしょ〜!
   本来なら俺の方が出番も階級も上なのに…イライライライラ………)

ボ〜ン!!!

ネオ(こうなったら俺があいつの発火を全部妨げてやるぜぇ…!)

194誕生!鼻毛の一佐!!:2006/02/25(土) 09:46:14 ID:???
マリュー「今日のおやつ何にする?」
ミリアリア「焼き芋なんてどうです?ちょうど最近冷え込んできましたし」
チャンドラ「厨房は今、マードックさんたちが点検中ですたが何か?」
マリュー「そうねぇ…あ、そうだ。大佐にお願いできないかしら?」
ノイマン「えぇ構いませんよ。少し離れていてくだs…」
ネオ「待ちやがれぇぇぇぇ!鼻毛真拳奥義、鼻毛風車ぁ!」
ミリアリア「いやぁぁぁぁぁ!フラガ少佐の鼻毛が急に伸びて、大回転して吹いた強風で火が消えたぁぁ!」
マリュー「ムゥ…どうしてアフロ頭なんかに…それにそのサングラス、ププ、似合わない…」
ネオ「俺は悟ったんだぁ!同人アニメのキャラのままではラクシズ以外出番が薄いままだと!
   そしてノイマンばっかり大佐と呼ばれることへの怒りが爆発して理性がはじけたら鼻毛が急に伸びたのだぁ!」
チャンドラ「ハジケリストキタ━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ヽ( ゚∀゚)ノ━━━!!!!!」
ミリアリア「ちょっとチャンドラさんまじめにつっこんでください!」
チャンドラ「ついでにいうと田ボタソをキボソヌ」
ミリアリア「(スイッチ、入れるか…)…………(プス!)」
ノイマン「ツンドラァァァァァ!」
ネオ「ちょっと名前違うだろうがぁぁ!仲間の名前くらい正確に覚えてやれぇ!!」
ノイマン「ぐはぁ!」
ミリアリア「一時期AA最強の一角とも言われた大佐を鼻毛で弾き飛ばしたぁぁぁ!?」
ネオ「おお、なんだか調子が出てきたぜぇ!」
プシュゥ…
ラクス「あらあら下々の下郎どもの皆さん、楽しそうですわね。全銀河の絶対的君主である私を差し置いt…」
ネオ「てめぇは一体何様のつもりだ、この断崖絶壁胸女ぁぁぁ!!!」
ラクス「ぎゃぁぁぁぁ!!!」
キラ「酷いですよ、ムゥさん!いくらラクスの胸が断崖絶壁だからってほんの僅かな傾斜くらいありますよ」
ラクス「キラぁぁぁぁ?それにムゥさん、私に対するこの無礼な振る舞いの数々ゆr…」
ネオ・ノイマン「お前らは普段の出番もあるし、いるとややこしくなるから帰れぇ!」
ドッカ〜ン!!
キラ・ラクス「「やな感じ〜!!」」
ハロ「マッタライシュウ〜」
195誕生!鼻毛の一佐!!:2006/02/25(土) 09:51:15 ID:???
ネオ「おぉ、なんか力がみなぎってきたぜぇぇ…なんだかこう…我輩…絶好調でR!!!」
ミリアリア「なんか鼻毛に加えて月の光な蝶蝶の羽が生えて来たぁぁぁぁ!!!」
ネオ「は〜はっはっはぁ!」
チャンドラ「まずいぞ、ノイマン!」
ノイマン「あぁ、このままだと蜃気楼の、がいない限りアークエンジェルが分解されてしまう!」
マードック「こうなったら俺達でなんとかするしかねぇな」
チャンドラ「あぁ!」
ミリアリア「…(ちっ、しぶとい。まだ息があったか)」
マードック「少佐ぁ、早まっちゃいけねえ。あんたはいち早く艦長を口説き落とした、AA希望の星だったんですぜ」
ネオ「……」
チャンドラ「その軽快なキャラクター、ブリッジでラブシーン、そんなハァハァ(´д`)な快挙を成し遂げる貴方を僕達は『アニキ』とよんでいた!」
ネオ「…!?」
ノイマン「人は階級についていくものではありません。人についていくんです。貴方が『アニキ』と呼ばれるのはこの
     アークエンジェルの中で誰よりも親しまれ、慕われている証拠じゃないですか!」
ネオ「お、俺は…」
ノイマン「我々は軍部のトップに上り詰め、全女性職員ミニスカ化計画を実施すべく日々活動していますが
     貴方だって全秘書官巨乳化計画を立てていたじゃないですか!ともに上り詰めましょう、一佐!!」
ネオ「お前ら…」
ミリアリア「そうですよ!それに少佐がその鼻毛を艦内に張り巡らせてキュピ〜ン!ってすれば
      ノイマンさんが発火をミスってもすぐ感知してクルーに知らせることもできますよ。私達には貴方が必要なんです」
ネオ「……ったく、しょうがね〜な〜」
チャンドラ「それでは結束も固まったところでミネルバに仕掛けますか、近くに停泊しているらしいですし」
ネオ「よっしゃぁ!俺がドモン・カッシュを倒し、ミネルバを沈めて、一躍ヒーローに躍り出てやるぜぇ、ウヒョ〜!」
ノイマン「コンジット起動、FCSコンタクト、アークエンジェル全艦オンライン…いつでも発進できますよ」
ネオ「よ〜し、アークエンジェル、発進だぜ!ウヒョ〜!」


以前予告した防火対策の話の続きのはずだったんですが、続きでシン分を増すために少しいじったのでほとんど防火の話が出来ませんでした…
その代わり続きでシン分が増量すると思うので勘弁してください・・・orz
196通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 16:08:43 ID:???
最近の流れにテラワロスwww
職人さんたちガンガレー!w
197通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 17:18:52 ID:???
よかったんだけど。
鼻毛だすなら、メイリンも出して欲しかった。
198通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 17:33:54 ID:???
>>197
ボボボーボ・ボーボボにメイリンの中の人は出ていなかったはずだが…
199通常の名無しさんの3倍:2006/02/25(土) 18:48:01 ID:???
コレは合体承認来るか  
masaka
ゴルディ・・・・・・・
アビー「戦闘宙域へ高速で接近する物体を確認! 識別コード・・・ドミニオンです!」
アーサー「ドミニオン!? あの艦は完全に破壊されたはずでは・・・」
タリア「アズラエルが動いたという事ね。やはりあのデストロイにはロゴスが絡んでるって事なのかしらね」

レイ「まだ動けるか?」
シン「まだまだ! シャイニングアッガイも俺も! 戦えるッ!」
ルナ『ゴッドはあと十分もあれば動かせられるようになるわ。それまで、持ちこたえて』
シン+レイ「了解!」
アスラン「意外と粘るな」
カガリ「というよりデストロイの打撃をあれだけ受けて何故動けるんだ、あのアッガイは。超合金ニューZで出来てるのか?」
キラ「モビルトレースシステムは搭乗者の気迫すらも力に変えるってレインさんから聞いたことがある。
   もしかして今のシンはガンダムファイターとしてはなかなかのレベルに達していると言うことなのかもしれないね」
ラクス『皆さん、そろそろゴッドが復活してしまいますわ。早々にシン・アスカを抹殺してくださいな』
メイリン『ラクス様! この宙域に高速で接近してくる物体があります! これは、ドミニオン!?』
アスラン「嫌な記憶が・・・」
カガリ「何かあったのか?」
キラ「その艦に乗ってる人がシンに力を貸すととんでもない力を発揮するんだ。アスランは何度かそれにやられているんだよ」
カガリ「・・・ヘタレめ」
アスラン「グフゥッ!? キ、キツイぞカガリ・・・」
キラ「ともかく今を逃せば厄介なことになる。アスラン!」
アスラン「任せろ! 我らが両手が深紅に濡れる!」
カガリ「滅ぼし去れと轟き叫ぶ!」
キラ「滅殺!」
三人『デストロイフィンガァァァッ・ソォォォドッ!』
シン「あいつら、あんな技まで!」
レイ「ここで抑えなければミネルバがやられる。合わせられるか? シン」
シン「任せろ! ハアアアアアッ!」
レイ「超級!」
シン「覇王!」
レイ+シン『電影だぁぁぁぁんッ!』
シン「レイ! 俺を投げろ!」
レイ「任せろッ! せいりゃああああッッ!」
アスラン「うおおおおっっ!」
シン「おおおおおおッッ!」

ムルタ「どうやら戦闘は佳境に入ったようですね」
ナタル「どうしますか?」
ムルタ「こちらとしても極力戦闘には関与したくありません。しかし、顔芸ジブリールが罠をしかけてないとは思えません」
オルガ「じゃあここで見てるのかよ?」
クロト「超・暇!」
シャニ「zzzz・・・」
フレイ「寝るなーッ!」
ムルタ「大丈夫ですよ。間違いなく僕たちの出番がやってきます。私の知り合いにも頼んでジブリールを追って貰ってますし」
201通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 00:15:57 ID:???
>>195
ミニスカ計画と秘書官巨乳計画・・・
ミネルバクルーっていったいww
GJ!
メイリン『意外と押されてません?』
ラクス『そうですわねぇ。ホント、デストロイ使ってもアッガイ一機落とせないなんて・・・』
カガリ「なんだか言いたい放題言われてるが」
メイリン『あれ? そのボタンなんですかラクス様』
ラクス『これはどんなヘタレでも最強になる素敵スイッチですわ。あのジブリールがタダで譲ってくださったの』
キラ「猛烈に嫌な予感がするなぁ」
メイリン『ちなみにこの間もアスランさんは頑張ってるんですか?』
キラ「うん、僕たちすることないし」
ラクス『ではアスラン』
アスラン「うおおおおッッ! え、何? 全然聞いてなかった」
ラクス『ポチッとな』
機械音声『・・・次元連結システム起動。起動シークエンスの為、全方位にバリアを形成。障害物を排除します』
レイ「む? シン、逃げろ!」
シン「え? う、うああああッッ!?」
レイ「くっ、受け止める!」
シン「す、すまないレイ」
レイ「かまわん。だがアレは一体・・・?」
カガリ「何だか美味しいリアクションだなレイ・ザ・バレル」
機械音声『次元連結システム起動完了。
     なお本システムは体験版のため、元となる超次元連結システムよりも劣化されたものであり機能は限定されています』
アスラン「・・・家電の説明?」
機械音声『本システムで使用可能な機能はテレポート、機体の自己再生となります。ご了承くださいませ』
キラ「十分だと思うけどなぁ」
機械音声『それでは楽しい次元連結ライフをお過ごしください』
カガリ「・・・・まあ強力な兵器だというのは解った」
ラクス『ボコボコにしておしまいなさい!』
三人「了解!」
カガリ「テレポート! デストロイ・パンチ!」
シン「何!? ぐあッ!」
キラ「テレポートだよ! デストロイ・ビーム!」
レイ「背後からかッ!? うおッ!?」
アスラン「トドメだ! テレポート・デストロイ・キィック!」
シン+レイ『うあああっっ!?』

アビー「艦長! ハンガーのデスティニーが勝手に・・・」
アーサー「動き出したとか? そんなまさか」
アビー「そのまさかです! 無人なのに動いてます!」
タリア「出してあげなさい。あと、無人じゃないわ。あの人が乗ってるのよ」
オルガ「おいおい、こんな所でヘタレられちゃあ困るぜェ」
シン「俺は・・・? 生きてるのか」
クロト「当・然! ちゃんと現実世界さ」
レイ「あの一撃を受けて生きている・・・」
シャニ「・・・俺達が本気で守れば余裕だよ」
ムルタ「ではこちらへ乗り移って貰いましょうか、シン・アスカ!」
シン「デスティニー? それにアンタは・・・盟主王ムルタ・アズラエル。」
ムルタ「はい、そうです。今一度、貴方に力を貸すためにここへやってきました。
    さて、カラミティ、レイダー、フォビドゥンはあのデカブツを止めてきてください」
オルガ+クロト+シャニ「了解!」
ムルタ「レイ・ザ・バレル君。君はミネルバへ戻りなさい。そしてドモン・カッシュを呼んできてください」
レイ「・・・了解した。シンを頼む」
ムルタ「はい。ではシン君、デスティニーへ・・・」
シン「ちょっと待ってくれ! 俺は、まだ主人公じゃない。だからデスティニーに乗る資格なんて無いんだ」
ムルタ「・・・」
シン「俺が主人公として力を付けなければデスティニーに乗る事なんて出来ない。
   むしろデスティニーが可哀想だ・・・」
ムルタ「では、デスティニーは今のままが幸せだと? 主を失ったMSが幸せだとでも?」
シン「そうじゃない、そうじゃないけど!」
ムルタ「お聞きなさいシン・アスカ。貴方の気持ちはよく分かります。自らの力不足、そして周りの反応。
    疎外感を感じ、自らを恥じるのも仕方がありません。ですが、デスティニーに乗るために必要なのはそれですか?
    周りの風評が大切なのですか? 貴方の力があればいいのですか?
    違います。大切なのは貴方がデスティニーを駆ると言うこと。
    デスティニーと共にあることが重要なのです!」
シン「俺が、デスティニーと・・・」
ムルタ「そうです。MSはパイロットと共に成長します。しかもこのMSは貴方のために作られた、
    いわば貴方の分身。その分身を信じなければその真価を発揮することは出来ません。
    貴方が主人公であるからデスティニーに乗るのではないのです!
    貴方がシン・アスカであるのだからデスティニーに乗るのです!」
シン「・・・分かった。俺に力を貸してくれ、盟主王ムルタ・アズラエル!
   そして、行くぞデスティニー!」
オルガ「オラオラッ!」
クロト「抹・殺!」
シャニ「ウザイんだよ!」
カガリ「いつもと機体が違う。それに、あいつら・・・本当に人間か!?」
キラ「テレポートしてもその行き先を予測して攻撃してくるなんて・・・しかもあんな旧式の機体で」
アスラン「だがこちらには陽電子リフレクターと再生能力がある! くらえデストロイ次元連結砲!」
シャニ「誰だよ、俺の仲間を撃とうとするヤツはッ!」
カガリ「全部防がれたぞ! 右に敵影!?」
クロト「なんだか知らねーが、テメェなんざ瞬・殺!」
アスラン「ハンマーか! 陽電子リフレクター展開!」
オルガ「ウゼーんだよテメェはッ!」
キラ「スキュラと実体弾を連続で受けると流石に再生をしないと・・・」
ドモン「そうはさせんッ! 爆熱! ゴッドフィンガァァァッ!」
レイ「くらえッ! ドラグーン・タイフーン!」
ルナ「ステラ、行くわよ!」
ステラ「うん!」
カガリ「マズイ・・・ッ! このままだと」
アスラン「再生能力最大!」
キラ「陽電子リフレクターを展開しながら周囲一斉射撃を連発するよ!」
ドモン「やるな。受けた側から再生とは。デビルガンダムを彷彿とさせる。
    だが! この流派東方不敗を打ち倒すにはほど遠いッ!
    ルナ、レイ、ステラ! 合わせろ!」
レイ+ルナ+ステラ「はい!」
ドモン「我らがこの手が真っ赤に燃える!」
レイ「悪鬼を倒せと!」
ルナ「轟き叫ぶぅッ!」
ステラ「究極奥義!」
四人『合体! 石破天驚けぇぇぇぇんっっ!!』
アスラン「最大出力防御!」
カガリ「再生レベル最大!」
キラ「でもってデストロイ・フルバースト!」
レイ「・・・一部相殺されたか」
ルナ「でもこれで倒せないヤツなんていないしねー」
ドモン「いや、そうそう甘くはないようだ」
ステラ「うぇ!? 無傷ー!」
アスラン「死ぬかと思った・・・」
ラクス『では今の内に脱出してくださいまし』
メイリン『エターナルは既にその宙域を脱出してますけど』
カガリ「貴様らーッ! 道理でさっきから台詞がないと思えばッ!」
キラ「ともかくテレポートで脱出を・・・」
シン「させるかァァァッ! パルマフィオキーナッ!」
アスラン「ぐおッ!?」
ムルタ「逃げて貰っては困ります。ここで葬らせて頂きましょう」
シャニ「なら・・・俺のフォビドゥンを使えよ。変形!」
シン「左腕に・・・ツール・コネクト! 行くぞ! フォビドゥン・ドライバァァァァッ!」
ムルタ「フォビドゥン・フィールド展開! そのテレポートを封じます!」
キラ「ならその前にデストロイ・ロケット・パーンチッ!」
オルガ「ハハン! 右腕を出せよ! 変形!」
シン「ツール・コネクト! カラミティ・ドライバァァァァ!」
オルガ+シャニ「たたき落とす!」
ルナ「なんて火力・・・ロケットパンチが粉々になっちゃった」
カガリ「くっ、何だか知らんがデストロイが動かん! 次元連結システムもだ!」
アスラン「本格的にヤバイーッ!?」
ムルタ「ではトドメですよッ! 艦長!」

ナタル「行くぞ、アルスター。ドミニオン・ハンマー発動承認!」
フレイ「了解! ドミニオン・ハンマー、セーフティデバイス! リリーブッ!」
ナタル「ドミニオン・ハンマー射出!」

オルガ「よいしょっと、分離するぜ!」
クロト「次は僕の出番だね! 変・形!」
シン「ハンマーコネクトッ! ドミニオン・ハンマァァァァッ!」
ムルタ「ハンマーヘル!」
アスラン+キラ+カガリ「う、うわああああ!?」
ルナ「光の釘が・・・」
シン「ハンマーヘブン!」
クロト「コックピット回・収!」
シン「こんな物騒なもの付けやがって・・・」
ムルタ「では消し去ってしまいましょう。このドミニオン・ハンマーで!」
シン「ああ! デストロイよ! ひ・か・りになぁれぇぇぇぇぇっ!!」
レイ「デストロイが光の粒子に変換されていくのか・・・」
ステラ「キレイ・・・」
ムルタ「最後に勝利するのは勇気ある者」
シン「そして、折れない心を持つ者だ!」
ルナ「あの後取り出したコックピットはどうしたの?」
レイ「中にありったけのリアップを注ぎ込んでエターナルに投げつけた」
ステラ「リアップ漬け〜」
ルナ「ドミニオンは?」
レイ「戦闘終了と同時に最大船速で離脱したそうだ」
ステラ「韋駄天〜」
シン「・・・・」
ルナ「シン? どうかしたの?」
シン「俺は、まだ修行が足りないな。皆に助けられてばかりだ」
ステラ「そんなのステラも一緒だよ! だからステラもシン助ける!」
シン「ハハ、ステラありがとう。さて、腹も空いたし飯でも食べるか!」
ステラ「うん! いこいこー!」
ルナ「あらら、2人揃って走って行っちゃった・・・あれ? ドモンさん?」
ドモン「この本を見つけてな。で、シンのだと思ったんだが。もう食堂へ行ったのか?」
レイ「はい・・・その本は私のですよ師匠」
ドモン「そうか、すまなかったな。ところで、これをシンは読んだのか?」
ルナ「いえ、最初の五つだけ。で、残りの二つは何だっけ?」
レイ「六つ目の掟。主人公は常に仲間を思わねばならぬ。真の主人公は仲間を信じ大切にする。
   七つ目の掟。主人公は己の力量不足を知っている。知っているからこそ、成長するのだ」
ルナ「な〜んだ。大丈夫じゃない、我らが主人公シン・アスカは」
レイ「なお、著者レイン・ミカムラ」
ルナ「・・・レインさんこんなの書いてたんだ。じゃあここに書いてる事は当然・・・」
ドモン「これはレインが誰かをモデルにして書いたらしいんだが・・・ん? なんだ2人とも」
レイ「本人は気付いてないようだな・・・師匠も、シンもな」

ジブリ「・・・使えないな、ラクス・クライン。だが私の野望は・・・ん?」
アウル「おっさん、お客さんだよー」
マスターアジア「ジブリールッ! 貴様、儂が持ち帰った次元連結システムを使ったな!」
ジブリ「ま、マスターアジア!? あ、いや、これには深い事情が・・・って何故バレてる!?」
スティング「ああ、アズラエルのおっさんがチクッたらしいぜ」
ジブリ「アズラエルめぇぇぇッ!」
マスターアジア「あれ程使ってはならぬと言い聞かせたであろう!」
ジブリ「あ、いや、その・・・今回はちょっとした間違いということで許してもらえませんか?」
マスターアジア「問答無用! お主ら、合わせよ!」
アウル「僕らの拳が光って唸る!」
スティング「馬鹿を撃てと輝き叫ぶ!」
マスターアジア+アウル+スティング「合体! 石破天驚けぇぇぇんッ!」
ジブリ「うぎゃああああああ!?」
マズターアジア「これにて仕置き完了! 二度と持ち出すでないぞ! 分かったな!」
アウル「あーあ、焦げてるよ」
スティング「まあ自業自得か・・・」
ジブリ「アズラエルぅ、覚えてろよぉぉぉぉ・・・」

(完)
やっと終わった・・・
いやもうホント長くてスマン。
ちょっと改行が多すぎた・・・。
208通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 00:30:51 ID:???
超乙!!俺にはあんなシリアスな話書けないよ、楽しかった。
209通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 00:48:30 ID:???
GJです!!ツールはそう来ましたかあ
210通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 01:46:31 ID:???
おもしろかった!GJ!
そんでシンおめでとう!!!

このスレに住んで長いけど、最近のマンガやアニメより
ここの方が内容が濃い気がするよ…。
211通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 02:42:53 ID:???
鋼鉄粉砕神罰光臨GJ!
ところでふと思ったんだが、種世界って出演声優の勇者率が高くないか? アストレイ、MSVも含めて。

リーアム(速水 奨)→エクスカイザー、ダ・ガーン
エド(松本 保典)→ファイバード、ブラックガイン
盟主王(檜山 修之)→旋風寺舞人、獅子王凱
虎(置鮎 龍太郎)→ファイアダイバー、ガードダイバー、マクレーン、レオン
ムネオ(子安 武人)→セブンチェンジャー、ダグターボ
クロト(結城 比呂)→ドリルボーイ、ダグウイング
ジャン(中田 譲治)→バーンガーン

……勇者シリーズ的には豪華声優陣だな、ホント……。
212通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 02:46:22 ID:???
クロトはアデューなイメージが強すぎる。
ってあんましリューナイト知ってるのもおらんか・・・
213通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 03:09:28 ID:???
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1140837669/l50
騙されたと思ってここの>>1を見て欲しい。Gガンダム同様の熱さが味わえるから…

あとついでに600番台突入間近なのであげておく。
214通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 04:21:57 ID:???
>>213見て驚いた。
ダイの大冒険の三条陸氏がシリーズ構成やってるよ。
215通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 06:29:44 ID:???
シン「強い奴が勝つんじゃない…。諦めない奴が最後に勝つんだ!
   だから勝つのは、最後に勝つのは!俺たちだー!!」
シン「流派東方不敗 最終奥技!石破!天驚けぇぇぇぇん!!」

とかやったら、メチャメチャ主人公らしくなるね。
216通常の名無しさんの3倍:2006/02/26(日) 12:34:25 ID:???
昨日ガイキング見逃してしまった………畜生………
217通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 02:37:06 ID:???
なんて事だ…シン復活のシナリオは実在していたのか!?w
ともかくGJ!
実はシンといい勝負で不遇キャラなジブの今後に期待だなw
218通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 11:29:27 ID:???
そんな事したらまたシンの影が(ry
219通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 22:20:03 ID:???
>212
むしろそれしか思いつきませんが何か?<リューナイト
ヒーロー系の声をよくやってたような気がするが、他にどんなのやってたっけ?
220通常の名無しさんの3倍:2006/02/27(月) 23:55:23 ID:???
>>219
ダグオン、ヴァイスに出てる。
ヒーローじゃないがラムネ&40炎のブラックラムネスも。

メテヲザッパーは漫画の方がカッコイイと思う
スレ違いスマソ
221通常の名無しさんの3倍:2006/02/28(火) 22:27:51 ID:???
>220
dクス

OVA版は微妙だった気がする。
スレ違いスマソ2
222通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 02:11:17 ID:???
ここの住人は時折「名無し兵」の如くネタをやってくれるから困る
223通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 02:17:06 ID:???
今さらながらだが盟主王達もドモン同様住人に愛されているなあと実感…
224通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 06:06:46 ID:???
ふと思ったんだが、盟主王達はDG細胞で復活したんだよな?
なら、身体はDG細胞で出来たサイボーグだか何だかでいいんだよな……。
シュバルツも大体そんな感じだと思うし。

という事は、今の盟主王は鋼のサイボーグって事か?
名実共に名実王って事なのか!?
225通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 07:48:51 ID:???
♪ 怒れー 核のサイボーグー
226通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 08:20:56 ID:???
♪ヅラっぽーい髪型 白いスーツ
227通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 11:39:42 ID:???
♪ 光り輝くAストーン コーディネイター倒すため
228通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 11:46:15 ID:???
♪今こーそ立ち上がれ〜
229通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 11:53:04 ID:???
♪人の〜心の幸せ〜を 壊す〜ラクシズ許せない〜
230通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 12:14:46 ID:???
♪ アアアッ アアアッ アズラエル!
231通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 12:16:25 ID:???
♪ムルタッ ムルタ アズラエル!
232通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 13:09:58 ID:???
♪ファイナルフュージョン!承認だ〜
233通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 13:17:20 ID:???
♪ 今だ! 狂人合体だ!
234激突!シャイニングフィンガー!:2006/03/01(水) 13:26:25 ID:???
アビー「接近する機体1!アカツキです。あと背後にアークエンジェル!」
タリア「1機なの!?じゃあこのままあなたはお見合いに行きなさい」
ドモン「うむ。敵を侮ってはならんが今回の見合いはデュランダルが計画したものだし遅れるのもよくはない」
レイ「では師匠はこのまま出発してください。艦は我々が守りましょう」
タリア「じゃあまずはシン、あなたがいって。他のパイロットは増援に備えて待機!」
シン「了解!」
ステラ「シン、すてらもいく!すてら…シン、まもる!」
シン「うん、わかった、行こう!」
ステラ「うぇい!」
ルナマリア「レイ、あんたなんでまた凹んでるの?」
レイ「気にするな、俺は気にしてない。ギルがまたもや俺のことはスルーだったことなんて気にしていない…」
ルナマリア「…はいはい、そうですか」

チャンドラ「ミネルバから迎撃キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!」
ミリアリア「迎撃は2機、1機はデスティニー、あとボルトガンダムです!」
ネオ「ほぅ、デスティニー…あのザフトのスーパーエース君の機体だな。ドモン・カッシュは出てこないか…」
ノイマン「しかし、相手も元主人公。それなりに落とす価値はあるでしょう。ミネルバの方はお任せください」
ネオ「よっしゃ〜!元主人公の首、頂くぜ、うっひょ〜!」

シン「アスハァァ!まだ懲りずにそんな趣味の悪い機体を乗り回しやがってぇ!俺達が払ってた血税をよくもそんな無駄遣いをぉ」
ネオ「おっと危ない、それにしてももんのすごい殺気立ってるねぇ…仕方ない、ボルトの方から…」
ステラ「きゃぁぁぁ!」

アビー「ボルトガンダム被弾!右腕使用不能です」
ドモン「アビー、ここはミネルバの艦橋ではないぞ」
アビー「仕方ありません。実況役も突っ込み役も不在なんですから」
ネオ「その声…おい!ボルトガンダムのパイロット!」
235激突!シャイニングフィンガー!2:2006/03/01(水) 13:27:14 ID:???
ステラ「ネオ!ネオ〜」
ネオ「まさかステラ、無事だったのか!よかったような、戦場で会いたくはなかったからよくないような」
シン「ステラ、ネオって、あのネオ・ロアノークか!?」
ステラ「うん、ろどにあのらぼからすてらを連れ出してくれたおとうさんみたいな人なの」
ネオ「おいおい、この年でお父さんかよ。まあいいか。ステラ、話はあとだ!」
レイ「シン、聞いたな、今の会話に主人公たるためのキーワードがあったぞ」
シン「ど、どういうことだよ!」
ネオ「おいおい余所見してる暇なんてないぞ!」
シン「卑怯な・・・それにもう戦わせないって約束したのに娘をまた戦わせる糞親父なんかに負けるかぁ!」
ネオ「うぉ!さすがにやるねぇ…だが俺もお前の首をもらっていかなきゃならないんでな!」
シン「ならこれでどうだぁ!」
ネオ「そんな名もなき高出力ビーム砲なんぞバリアを使うまでもないわぁ!」
アビー「アカツキから鼻毛みたいなの出てきてビーム弾いたァァァァ!!!!」
ステラ「うぇ〜い、ねおすっご〜い!」
シン「ガーン!それなら機体ごと真っ二つにしてやる!」
アビー「おぉぉ!アロンダイトで鼻毛を斬り裂きながら突っ込んでいったぁ!」
ネオ「真っ二つ?もっとバラバラになってやるぜ?」
シン「な、何ぃ!?アカツキにこんな機能は…うわぁぁぁぁ」
アビー「アカツキがバラバラになってオールレンジ攻撃してきたぁぁぁぁ!」
ネオ「は〜はっはっは、すごいぜこのアカツキ!さすが百式の弟さん!」
レイ「まずいな…艦長、私も出ます。シャイニングアッガイ用意を」
タリア「シャイニング!?…まあいいわ、好きになさい」


シン「くっそぉ…こうなったら…俺のこの手が光って唸る!お前を倒せと輝き叫ぶ!
ネオ「おいおい、必殺技ってもんは先に出したら負けるって相場が決まってるんだぞ〜」
シン「五月蠅い!ひぃっさつ!シャイニング…フィンガァァァァ!」
ネオ「(キュピ〜ン)馬鹿者がぁ!シャイニグフィンガーとはこういうものだぁぁぁぁ!」
シン「うぉぉぉ…な、なんであいつがシャイニングフィンガーを…うわぁぁ」
ドモン「シン!おのれ…なかなかやるな…しかしシャイニングフィンガーを使う者が他にいるとはな」
アビー「ドモンさんも嬉しそうに実況やってるじゃないですか」
ドモン「仕方なかろう。作者が状況描写を実況で説明するという未熟者なのだからな」

シン「くっそぉ…せっかく主人公フラグがこの前の戦いで立ったのに…こんなパクリモビルスーツと声ネタに…」
ネオ「そろそろ終わりにするぜ?(キュピー√ン!)この感じ…」
レイ「シン!シャイニングに乗り換えろ!時間は俺達が稼ぐ!」
シン「レイ!でも俺はもう…」
レイ「『貴方もこれで主人公! 主人公七つの掟』の巻末袋とじにある隠し掟!しかと聞け!」
シン「あ、あぁ…」
レイ「『主人公たる者、倒れ行く父から愛娘を託されるべし!』だ!」
シン「…レイ、ありがとう」
レイ「気にするな、俺たちはナマカだろう?」
シン「あぁ、そうだな」
236激突!シャイニングフィンガー!3:2006/03/01(水) 13:29:26 ID:???
ネオ「おいおい、機体を乗り換えても無駄だぜ?元主人公君?」
シン「俺は…今でも主人公だ!おおおおお!俺のこの手が光って唸る!娘さんを下さいと輝き叫ぶ!」
ネオ「な、なにぃぃ!?」
シン「シャァァァァイニング…フィンガァァァ!」
ネオ「誰がお前のようなミラコロ主人公なんぞに大事な娘をやれるかぁ!」
シン「ぐぉぉぉ!だが…負けるかよ!主人公の座を譲れても譲れないものがあるんだ!」
ステラ「シン、がんばって!」
シン「ステラ!あぁ…お義父さぁぁぁぁん、ステラは俺が幸せにしますからぁぁぁ!」
ネオ「お義父さんっていうな…うぉぉぉぉ!…・・・・・・・・しょうがねぇか…」

アビー「アカツキ、アークエンジェル、撤退するようです」
ドモン「そうか、これでシンもより主人公らしくなってくるかもしれないな」
アビー「次の私の見合い相手、誰なんでしょうね?」
ドモン「きっと議長と職人が考えているだろう」

レイ「シン、よくやった。お前は立派に主人公裏掟に背くことなく困難を乗り越えられたはずだ」
シン「レイ…」
ステラ「シン!すっご〜い!でもなんでシンがネオをおとうさんってよんでたの?」
シン「いや、それは…はははは…」
アーサー「いやあ、よかったですねぇ、なにかこう大団円って感じで」
タリア「若いっていいわねぇ。勢いが違うわ」
アーサー「へ?」

チャンドラ「ムネオ乙!これドゾ〜  つ旦」
ノイマン「お疲れ様です。シン・アスカがあそこまでやれるとは想定の範囲外です。次の手を打ちましょう。
     我々が上り詰めていくために」
ネオ「あ、あぁ…」
マードック「どうしたんですかい少佐?」
ネオ「ん?娘を嫁にやる父親の気持ちってのはこんなもんなのかな、と思ってな…」
チャンドラ「で、電波!?…ガクガクブルブル((((゚Д゚;))))」
マードック「どんなに未熟でケツに殻つけたヒヨッ子でもきちんと巣立っていくもんでさぁ。
      小鳥が巣立っていくなら親鳥としてはそれを祝福して送り出してやらないと」
チャンドラ「メカニックマンならではの名言でつね」
ノイマン「珍しくまともな台詞が俺達の中からでたな」
ネオ・ノイマン・チャンドラ・マードック「はははははは!」

マリュー「嫁入り前の娘?親の気持ち?………・・・・・・・・まさかムゥに隠し子?」

その後、アークエンジェルが修羅場っていたのはいうまでもない…
237通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 13:31:50 ID:???
シンを主人公っぽくしたら笑いどころが減った上に、シンステ臭くなってしまった…orz
238通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 14:13:55 ID:???
>>237
シンステで何が悪いか! 中途半端が一番行かんのだ。
それで良い。にしてもアカツキつええなw
GJ! でした。
239【AAの! 我らこれより修羅に入る!】:2006/03/01(水) 17:04:57 ID:???
メイリン
「あ、
 >>236の会話を聞いていたマリュー艦長が優しすぎて逆に怖い微笑みを浮かべながらツカツカとネオに歩み寄った
 と思った瞬間彼女の拳がネオのドテッ腹にえぐり込まれうめいたネオの金髪を乱暴につかんだかと思うと
 慣れた手つきで首相撲に移行してチャランボの連打の後にネオ完全に膝に来ています所に
 ムーンクリスタルなんちゃらってセーラームーンかよってネオがリフレッシュせんぞぉぉっ!とか叫びながら消えてったって
 ちょっとまてえというか横にいるアスランさんもついでに消えてる気がするがどこ行ったぁぁ――――――――――――――――――――っ!!!?
 
 フウ…ッ」
レイン「お、おつかれさまメイリンちゃん…」
240通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 19:39:54 ID:???
しかしよ、一番まともなのが盟主王一行なのは正直どうよwwwww
241通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 19:48:25 ID:???
盟主王はまともじゃない部分を勇気とかで補ってるんだよ
242通常の名無しさんの3倍:2006/03/01(水) 22:34:20 ID:???
本編でも理事が一番 人間らしさを持っていた気がす
243通常の名無しさんの3倍:2006/03/02(木) 23:35:50 ID:???
それだけ嫁がまともな人間を書けないってことだろう
244???:2006/03/03(金) 05:14:16 ID:???
age
245ドモン:2006/03/04(土) 21:52:53 ID:8YwsN4wf
俺のこの手が真っ赤に燃える!
このスレageろと轟き叫ぶ!

ひっさぁぁぁつッ!!

シャイニングフィンガーーーーーッッ!!!!!
246シン:2006/03/04(土) 21:57:20 ID:8YwsN4wf
さすがは師匠ーッ!



…俺がやりたかったですorz
247通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 22:32:57 ID:???
>>245-246
小ネタ GJ
248マスター・アジア:2006/03/04(土) 23:05:11 ID:???
だからお前はageなのだァーーーーーッ
249キラ・ヤマト:2006/03/04(土) 23:17:11 ID:???
やめてよね……本気でageたりしたら、君達に僕がかなうわけないだろ?
250通常の名無しさんの3倍:2006/03/04(土) 23:30:45 ID:???
>>245
真っ赤に+轟きとくれば

    ゴ ッ ド  フ ィ ン ガ ー 

              だろうがァーーーーーーーーーーー
251通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 05:01:03 ID:???
>>250
正直スマンかったorz
252レイHG:2006/03/05(日) 09:53:26 ID:???
しかも爆ァァ熱ゥゥ!!!!
が抜けてます、師匠
俺は気にしないですが
253通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 18:23:41 ID:???
やっぱGも種も見てないのにやるべきじゃなかったか|ω・`)
254通常の名無しさんの3倍:2006/03/05(日) 21:54:16 ID:???
第1クールで出番無し
どこまで行っても見せ場なし
ここでお前が消えたなら
お前の存在黒歴史

目立て!目立て!
シン・アスカ
前作主役を蹴散らして
目立て!目立て!
シン・アスカ
光り輝け
新主役
255通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 12:53:05 ID:???
>>254
えーと、「走れコウタロー」(「走れマキバオー」)か?
256通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 12:55:54 ID:???
そういえばシャイニングガンダムって
ギアナ高地に不法投棄?
ちゃんと回収してたっけ?
やばいですよ!?|ω・`)
257通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 17:07:25 ID:???
>>256
コミックボンボンで昔やってたMSVっぽい奴によると、
あの後シャイニングガンダムはDG細胞に侵されて、ネオジャパンのMFに
破壊されたそうっすよ。
258シン:2006/03/06(月) 19:13:44 ID:???
>>254
待ってくれ!!

12話に種割れした時は大活躍だっただろう!?
2話だってカオス・アビス・ガイア相手に有利に立ち回ったりとか
しっかり見れば1クールだって俺は結構頑張ってたんだあああああ
259通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 20:01:24 ID:???
むしろ4クール目の方が悲惨だな
260通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 20:26:58 ID:???
4クールは二行以上の台詞が無かったようなw
261通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 22:17:01 ID:???
すべてはラクソどものせいか…いや豚どものせいか・・・
262通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 22:21:28 ID:???
せっかくシンが自信を取り戻しつつあると言うのにお前らときたらw
263通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 22:26:35 ID:???
今日、ZV星の鼓動は愛を見てきたが、最後のシーンの
「戦争を手段にしている…」といカミーユの台詞はシロッコ以上にラクソに当てはまるように思えてならない…
ってこれはラクソアンチスレに投下すべきかもな…
264通常の名無しさんの3倍:2006/03/06(月) 22:27:52 ID:???
待てあの歌は最後は勝つと言う歌だ。
きっとシンもかつんだろう。


・・・勝よね?(´・ω・`)
265通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 09:05:54 ID:???
無様な戦いをし、勝者になるくらいならば 誇り高き敗者になりたい

そう言えるキャラであってほしいと思う俺ガイル
特にあの最終回見てると、もうね…
266通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 10:40:10 ID:???
カナード曰く「生きてるうちは負けじゃない」

強く生きろ、シン。
267通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 11:07:48 ID:???
シンが本編キャラじゃなく、外伝キャラならもっとよくなってたんだろうな。
268通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 11:09:08 ID:???
劾曰く、「命を粗末にする奴は二流」らしいので、
生きて捲土重来を期すのが良かろうぞ。
とにかく強く生きてくれ、シン。
269通常の名無しさんの3倍:2006/03/07(火) 20:30:23 ID:???
>>266
>>268
それは取り返しがつく場合だろ
種世界では死んでも何事も無かったかのように復活できる可能性はあるが
電波に汚染されたらもう取り返しがつかん
270通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 02:11:37 ID:???
とりあえず無限大の未来を刻む為なら傷つく事も恐れないダグオンみたいなノリで頑張ってみよう。
もしくは、ガオガイガーの様に人の命の尊さを知らぬ悲しみを解き放つ感じで。
271最終回改変:2006/03/08(水) 04:29:53 ID:???
このスレらしく種死最終回をリメイク

PHASE−01 戦場風景

ドモン・カッシュがミネルバを離れて随分な時間が流れた。
何故彼が転属したかは定かではないが、おそらくは戦力の低下している部隊へのてこ入れであろうと
ミネルバの面々は推測していた。実際、ドモンの戦闘力は計り知れず、また彼の指導を受けた人間も
飛躍的に強くなるケースが多かったからだ。
しかし、どうしても腑に落ちない点がある。
あれほど目立つ存在が何故今まで誰にも知られていなかったのか、また転属先の噂すら聞かないのは
何故か。ドモンに師事した若き戦士、シン・アスカはそこがどうにも納得がいなかった。

(まるでこの世界から消えてしまったみたいだ)

そう考えたところで、シンは自分が弱気になっている事に気づいた。
作戦前という事で少しナーバスになっているのだろうか。

(あと少しなんだ…弱気になってる暇なんてない)

そう、弱気になる暇などない。戦争のない世界を、平和な未来を作るために戦わなければならない。
自分の心にそう喝を入れ、シンは格納庫へ向かった。

ロゴスを制圧し、後はデスティニープランを実行するというところでのオーブの宣戦布告。
オーブを叩き潰せばもはやプラントに抗する存在はなくなる。
今まさに最終決戦というべき戦いが始まろうとしていたのだ。


月面でのザフトとオーブの戦いが始まって数十分、戦局はザフトにとって不利な状況に変わりつつ
あった。ラクス・クラインを名乗る者による演説の影響が大きすぎたのである。
動揺したザフトの兵がオーブ軍によって撃墜されるケースが多く、またひどい物ではオーブに
寝返る者まで出る始末である。
さらに、オーブ軍の中でも異常なまでの戦果をあげる2機のモビルスーツの存在があった。
フリーダムとジャスティスである。
これに対するザフトの対策は、ザフトにおいて最優のモビルスーツとパイロットをぶつけるという物だった。
フリーダムにはレジェンドを、ジャスティスにはディステニーを、そしてハイネ、ステラの乗機であるグフとガイアは、前述の2機ほどではないもののかなりの戦力であると考えられているアカツキを迎撃する事となった。
またインパルスは遊撃の任につくことに決定している。

コズミック・イラ73年。この戦いの果てに、世界の運命はどこに向かうのだろうか。
272最終回改変:2006/03/08(水) 04:34:06 ID:???
PHASE−02 燃ゆるレイ

「ザフト各員聞こえるか。こちらミネルバ所属レジェンド、レイ・ザ・バレルだ。
フリーダムは俺が止める。フリーダム周辺より離脱してくれ」

今やミネルバはザフト内でも最大の戦力と考えられている。それ故にミネルバの最新型が
フリーダムの相手をしてくれる事に安堵した兵士は多かった。あんな化け物と戦わずにすむ、と。
中には共に戦おうとする勇敢な兵士もいたが、

「しかし単機では…」
「大勢で攻めても奴の一斉攻撃にまとめて撃破されるだけなのはこれまでの戦闘で分かっている。
奴の攻撃をかわせるというなら止めはしないが」
「分かりました…お任せします」
「フリーダム以外はそちらで頼むぞ」

結局のところレジェンドに戦線を任せる事になった。

「これでいい…無駄な戦力の消耗は避けるべきだからな」

瞳に冷たい炎を宿し、レーダーを確認する。
友軍機を次々と破壊していく破壊者が一機、メサイヤへと近づくのが分かる。

「行くぞ…」

色鮮やかな閃光が何条も放たれるその中心に、レイはレジェンドを疾らせた。

相変わらず敵なしという様子のフリーダムを4方向からのビームが狙う。

「何!?」

かろうじてそれを回避したキラは、モニターにどこか見覚えのある機体が映っているのに気づいた。

「キラ・ヤマド…お前は許されない存在だ…!」
「…!?この感じ…君は!」
「俺は…ラウ・ル・クルーゼに代わってお前を討つ者だ!」

その言葉が合図となるように、2機のガンダムは戦闘を開始した。
双方の放ったドラグーンが一帯にビームのシャワーを撒き散らす。
273最終回改変:2006/03/08(水) 04:38:52 ID:???
「くっ!あの男の!」
「以前は貴様への復讐を考えていた…完成品である貴様への復讐をな…!」

飛来するビームをレジェンドはシールドで防ぎながら、フリーダムはかわしながら
ビームライフルを撃ち合う。そのいずれもが決定打とはなりえない。

「だが今は違う!俺はドモン師父のもとで修行する事により自分の存在を確立する事ができた!」
「そんなこと…!何だって言うんだ!」
「俺が貴様を討つのはラウへの手向けと…そして何よりザフトの、ギルのためだ!」
「君は…議長が何をやろうとしているのか分かっているのか!」

キラの叫びと共にフリーダムがビームサーベルを振りかざして突っ込む。
だがそれはレジェンドのビームジャベリンに阻まれる。

「平和に満ちた新しい世界だ!貴様らこそ世界に平和をもたらすプランがあるのか!」
「それは………だけど、こんなやり方認められない!」
「だから貴様らは許されん存在なんだ!身勝手なテロリストが!」
「それでも!僕達は!」

フリーダムが全砲門を動かし、フルバーストの体勢に入る。

「守りたい世界があるんだっ!」

そして放たれる凄まじい攻撃。全方位に放たれるその攻撃は一見回避など不可能に思えるが―――

(こちらに飛んでくる物に気をつければいいだけのことだ)

実際のところ一方向に飛んでくるのは一門か二門程度の砲撃である。
未熟なパイロットが群を成しているならともかく、熟練した戦士が一人ならば
そう恐れる攻撃ではない。
そして何よりも。

「このときを待っていたぞ…!」

何よりも、フリーダムのフルバースト攻撃は発射後の隙が大きいのである。
全砲門による斉射なのだから当然であるが、全ての武装にエネルギー充填のタイムラグが発生するのである。
これは、以前シンと共にフリーダムへの対策を研究している際に気づいた事だった。
レイは、フリーダムの攻撃が終わる瞬間を見計らって集結させていたドラグーンを解き放つ。

「くらえ!ドラグーンハリケーン!!」

列を成したドラグーンが一直線となって、フリーダムに突き進む。
その突撃はエネルギーの渦を作り出し、空気のない宇宙空間にあたかも竜巻のような力場を生み出す。
274最終回改変:2006/03/08(水) 04:41:17 ID:???
「くっ!しまった!」

竜巻に飲み込まれたフリーダムがギシギシと悲鳴を上げる。
充電のためフリーダム本体に帰還しつつあったスーパードラグーンは、そのことごとくが
渦に耐え切れず、ねじれ、爆散していく。

(いける…このまま奴を押し切れる…!)

レイはそう感じた。しかし、キラもただやられはしない。

「こんな、ことでぇー!」

頭の中で何かがはじけるような感触と共に、急速にクールダウンしていく感情。
そして機械の様に冷静な頭脳で、最善の行動を導き出し実行していく。
フリーダムの全出力を推力に使っての渦からの脱出を。さらにそのままの勢いでレジェンドに向かい、
再びフルバーストを行う。
それはレイの予測を超えた挙動だった。

(フリーダムの改良型…ここまで高出力だったか…ぬかった…!)

フリーダムの攻撃がレジェンドの手足をもぎ取る。
爆発による衝撃でレイの意識は刈り取られた。
275最終回改変:2006/03/08(水) 04:44:06 ID:???
PHASE−03 激突、二大巨艦

ステラ、ハイネ両名はアカツキのドラグーンによる苛烈な攻撃によって撃墜され、
僚機を失い丸裸となったミネルバはアークエンジェルと真っ向から戦う羽目になった。
しかもアークエンジェルには全方位からの攻撃を可能とし、タンホイザーすら防ぐ装甲の
アカツキが付いていたのである。
善戦むなしくミネルバはメインスラスターを破壊され、月面へと降下することとなった。
既にグラディス艦長は退艦命令を出しており、自身はアーサーに後のことは任すと言い残して
脱出艇の一隻を駆り、メサイアへと急いでいた。

「こういうとき艦長は最後に降りる物だったような気がしますが…」
「人生の最期かもしれない時だ。あの人は艦長としての責務よりも女としての自分を優先させたんだろう」

アビーの疑問に対しアーサーが答えた。
ゴシップというものに飢えがちな戦艦という環境下では、デュランダル議長とグラディス艦長の
関係についての話題が若いクルーの中で取り沙汰されるのも当然だろう。艦内のほとんどの人間が、
艦長と議長は私的な関係にあると思っていた。
有り体に言えば、惚れた男のところにいったんだろう、とアーサーは答えたのである。
最も艦長自身は職務中、そのようなそぶりを一切見せてはいなかったが。

「とにかく僕は艦長に後のことを任されたんだ。最後に退艦するのは艦長代理の僕の仕事だな」

アーサーは険しい表情のままモニターを睨んだ。先ほどまで死闘を繰り広げた艦、
アークエンジェルがそこに映っている。乗員が脱出を開始したミネルバにもう戦闘の意思はないと
判断したのか、攻撃する様子はない。

(舐められた物だな…)

攻撃どころか、警戒もしていない。こちらに無防備に腹を見せている。
自身もかつてはこの艦でシュバルツのような猛者と腕を競っていた。
それは盗撮のような決してほめられた物ではない分野で、だったが。
あんな連中に舐められたままでいるのはひどく気分が悪い。
あの、取り澄ました連中に一発かましてやりたい…。
だがそれは巻き込む人間がいなくなってのこと。今はまずクルーの脱出を優先させねば。

「各員の脱出状況は?」
「現在80%程が完了しています」
「そうか…そろそろ君たちも脱出の用意をした方がいい」
「副長は?」
「僕にはやる事があってね」

アーサーは簡単に自分の考えを説明した。
この艦を使ってアークエンジェルと再び戦う事を、向こうが隙を見せている今なら一矢報いる
ことも可能ではないかということを。
276最終回改変:2006/03/08(水) 04:46:40 ID:???
「ミネルバは負けたが、他の部隊のためにもせめてあの艦は落とさなければならない。
あれは敵の主軸の一つだからね、戦局も変えられるかもしれない。
それがこの艦を預かる者としての最後の務めだ。メインスラスターもやられちゃいるが、
サブスラスターはまだ動く。メインに回す分のエネルギーを回せば航行は可能だろう?
今のアークエンジェルは隙だらけだ。ミネルバをぶつけることは可能だと思う」

アーサーはそこで一旦言葉を切り、ブリッジのメンバーを見渡した。

「確かにあの艦はビームやミサイルを回避することには長けているようだがね、
ミネルバという巨大な弾丸を果たして避けきる事ができるのか、と思うんだよ。
それにこれならあの冗談みたいなモビルスーツでも防げはしないだろう。どう思うかな?」
「艦長代理、それは…分の悪い賭けですが確かに可能かもしれません。しかし…」
「…もっともこのミネルバ最後の作戦に乗員を巻き込む気はない。君たちは早く脱出したまえ」

だがその話を聞いて、脱出の用意をしていたブリッジのメンバーは全員が再び自分の席に座った。

「何をやっているんだ!君たちは脱出しないか!」

その言葉にクルーが答える。

「お言葉ですが艦長代理、あなた一人でどうやってミネルバを動かす気ですか?」
「ま、細かいところは我々に任せといてください」
「そうですよ、やっぱり副長はいつもみたいに『ええー!?』って驚いていてくれないと」
「君達…」

アーサーの胸に熱い物がこみ上げてきた。

「だが、いいのか?君たちも死ぬ事になるぞ」
「副長…あいつら見てくださいよ。ラクス・クラインの演説にまんまと載せられて
正義気取りで国に反旗を翻す、軍人失格の連中を。
私はあんなのになるのはごめんです。私たちはザフトの軍人なんですよ」
「そうですよ、誇り高きザフト軍人の意地ってやつをあいつらに見せてやりましょう!
調子こいてる大天使の横面を、力いっぱいぶん殴ってやるんですよ!」
「………君たちは紛れもなく最高のメンバーだよ。僕は君たちと同じ隊である事を誇りに思う」

目許を拭うアーサーにモニターをチェックしていたアビーが声をかける。

「乗員の退避が完了しました。さあ艦長代理、私たちに命じてください」
「よし…ミネルバ発進!目標、アークエンジェル!」
「了解!」
「ナイトハルト、発射可能な物は奴のスラスターを狙え。動きを止めるんだ!」
「了解、ナイトハルト発射します」

かくしてミネルバは再度立ち上がる。戦士の意地を乗せて。
277最終回改変:2006/03/08(水) 04:49:51 ID:???
「艦長!ミネルバに熱源反応!これは…ミサイル来ます!」
「何ですって!」

ミリアリアの報告で、アークエンジェルのブリッジにはどよめきが広がった。

「もう戦えないんじゃなかったのか!」
「乗員は降りていたみたいなんですが…」
「とにかく回避運動を取りなさい!」
「間に合いません!」

轟音と衝撃がアークエンジェル艦内を襲う。

「メインエンジンに被弾!機動性に20%ほどの低下が予測されます!」

(甘かったわ…あの艦長の事だからここまでするとは思っていなかったのに)

当然ながらマリューはミネルバの指揮を執っているのがタリアではないことを知らなかった。
そしてそれこそが致命的な誤算となった。

「迎撃を!バリアント、イーゲルシュテルンてー!」

機銃と副砲が火を噴き、ミネルバの装甲を削ってゆく。だがミネルバは止まらなかった。
もはや攻撃を受ける事も気にしないかのように、アークエンジェルめがけ突進してゆく。

「ったくよ!しつこいんだよこの艦!」

回避運動の遅れているアークエンジェルの盾になりに、アカツキがミネルバの前に出る。
実際アカツキの装甲はタンホイザーすら弾き返すため、盾としては十分であった。
飛んでくるのがタンホイザー初めとするミネルバの武装ならば。

「どういうこった!止まれ、止まれよ!」

ドラグーンによるシールドでアークエンジェルを覆った上で、アカツキはミネルバに
攻撃を加えていた。だが、ミネルバにはタンホイザーを撃つ気配はなかった。
それどころか、他の武装も牽制用にしか使っていない。

(こいつのこの動き…まさか!)

「おい!アークエンジェル!あの艦体当たりする気だ!道連れにする気なんだよ!」
「何ですって!」
「畜生!なんて真似しやがる!」

慌ててムウはドラグーンをミネルバ後方に飛ばし、稼動しているスラスターに攻撃を開始した。
だが、少し気づくのが遅すぎた。
一旦動き出した物は簡単には止まらない。地球の6分の1の重力下では例えスラスターを
破壊しても緩やかにしか墜落しない。
そして、月の重力下であれ無重力下であれ、巨大な重量物の激突は多大な被害をもたらす。
278最終回改変:2006/03/08(水) 04:51:31 ID:???
「止まれよー!俺は!不可能を可能にするんだー!」

ムウの必死の叫びを聞きマリューの胸に絶望の影がよぎる。アカツキはドラグーンでスラスターと
ブリッジを狙おうとするが、既に満身創痍のミネルバはそれでも止まらない。
防御機構のあるミネルバのブリッジは、そう簡単には直撃を受けないようになっているためだ。

「止まれええええ!」

それでもアークエンジェルの盾にと留まったアカツキは、ついにミネルバに跳ね飛ばされた。

「ムウウウウウ!!!」
「艦長!こっちもかわしきれません!!」

「いけます!副長!!」
「フォンドゥヴァオオオォォォゥゥゥゥ!!」

ノイマンは自分の持てる力を全て注いでアークエンジェルを操った…だが、
この場はミネルバの執念の方が勝った。

二つの艦を凄まじい衝撃が襲う。

スラスターを破壊され再度緩やかに降下しかけていたミネルバをかわすため、
アークエンジェルは上昇しようとしていた。そこにミネルバはまともに突っ込んだのだ。
アークエンジェル左舷に斜め下から突っ込んだミネルバ艦首。
双方グシャグシャに壊れているがミネルバの攻撃はまだ終わってはいなかった。

「タンホイザー!発射!」

アーサーが命を下す。これが最後の命令になるだろうと思いながら。
潰れた砲身に無理にエネルギーを注ぎ込めばどうなるか。それは、爆発である。
通常安全装置がかかって実行できないような命令だが、コーディネーターである
ミネルバのブリッジクルーには数分でこれを実行可能にする技量の者がいた。

「了解、タンホイザー発射します」

タンホイザーの先端を突っ込ませ、自爆させる。それがアーサーの策だった。
振動が続くミネルバ。艦内が光に包まれるまでの数秒間、誰も口を開かなかったが、
彼らは皆一様に満足げな表情を浮かべていた。
ただ爆発直前に誰かが一言、

「ザフトに栄光あれ」

と呟いただけだった。
279最終回改変:2006/03/08(水) 04:54:29 ID:???
艦首が吹き飛んだミネルバ、中央部が爆破され二つにちぎれ飛んだアークエンジェル。
3つの塊が月面に落下するのを、脱出艇に乗るミネルバのクルーはただ見ているだけしかなかった。
ヨウランも、ヴィーノも、普段のような軽口をたたく事はできなかった。
艇内に重い沈黙がのしかかる。
そして、誰が始めたかは定かではないが、一人、二人と自然に敬礼をとるものが現れ、
いつしか脱出艇にいた人間の全てが敬礼をしていた。
艦長がメサイヤに向かったのは何人かが確認している。そして今ここにいないメンバーは―――

「ブリッジの皆か…」
「副長、あんたがここまで男だったなんてな…」

彼らは皆、意地を通した仲間に心からの敬礼を贈っていた。

アーサーは見事、彼に託された『後のこと』をやり遂げていったのだ。
280最終回改変:2006/03/08(水) 04:56:29 ID:???
PHASE−04 獅子奮迅の魂

「くっ、俺は…どのくらい意識を失っていたんだ」

意識の戻ったレイは直ちに機体の状況、そして周辺の状況を確認した。

「まだ戦況はそう動いていない。レジェンドは…手足が全損か」

レイが意識を失っていたのはほんの数十秒。たゆまぬ鍛錬を続けてきたからこその回復力だった。
しかしレジェンドの破損は深刻である。普通なら戦闘の続行など考えないだろう。普通なら。
だが例え手足がもがれようともレジェンドの牙がすべて折られたわけではなかった

「バーニアは生きている。ドラグーンも健在、センサー類も問題ない」

そう、ドラグーンがある限り戦闘は可能なのである。

「待っていろ、キラ・ヤマト…つまらん偽善で俺を殺さなかった事を後悔させてやるぞ」

レイは残存するドラグーンを格納すると、メサイヤへ向かったフリーダムを追った。

メサイヤ周辺は悲惨な状況になっていた。多数の友軍機が破壊され漂っている。
さらに、メサイヤ本体もいくらか攻撃を受けており、特にフリーダムが攻撃を集中した
ネオジェネシスは使用が到底不可能な程の打撃を受けていた。

(奴は…あそこか)

凄まじい火力で防衛部隊を一蹴するその機体は実に目立つ。鬼神のような戦いぶりには
先ほどの戦いのダメージはさほど感じられなかった。

(いや、ドラグーンを落とせただけでも僥倖か…)

レイは発見されないように、浮遊する友軍機の残骸や岩礁の影を移動しながら慎重に近づいていった。
慎重に、慎重に…そしてついにレイはフリーダムをドラグーンの射程に捉えた。

「これが最期の技だ…ドラグーン・スクリーマー!」

物陰から発射されたドラグーンは、フリーダムを包み込むようにその周辺で動きを止める。
そして、ドラグーン同士をビームでつないだ網のような結界を作り出し、フリーダムを閉じ込める。

「な、なんだ!?」
「さあ、締め上げろ…!」

何機かのドラグーンは先ほどの戦闘で大破していたため随分目の粗い網となったが、
それでもフリーダムを捕らえるには十分だった。
ビーム網がフリーダムの装甲を削り、その武装を破壊していく。
281最終回改変:2006/03/08(水) 04:57:57 ID:???
「出られない…!何なんだこれは!」

キラは網を破ろうとビームサーベルを振り回し、砲を乱射する。
しかしドラグーンを操るレイの神業的な操作によって、網をつなぐドラグーンは
その全てをかわし続けた。そのうち、フリーダムの携行ビームライフルが歪み、爆発し、
さらに腰部のレール砲がちぎれ飛ぶ。

「あと少しで奴を…ぐっ!」

勝利が見えてきたレイに非常な運命がのしかかる。
クローンであるがゆえに短いテロメア。そして寿命が近いために頻発する発作。

(こんなときに…!)

胸を締め付けるような痛みを無視して、レイはドラグーンを操作し続けた。

「あと少し…あと少しだけ持ってくれ…俺の体…!」

冷や汗を流しながらフリーダムの攻撃をかわすための微妙な操作を続ける。
だが、ドラグーンに集中しすぎたのがまずかった。

(あれは!)

レジェンドのバーニア制御への注意を怠ったために、遮蔽物にしていたザクの破片から
頭が少しはみ出してしまったのだ。そしてそれはキラの目に留まってしまった。

「そこか―――!」
(しまった!)

いまだ健在であるフリーダムの腹部ビーム砲が、レジェンドを隠れていた残骸ごと貫く。
282最終回改変:2006/03/08(水) 04:59:42 ID:???
(ここまでか)

爆発寸前のレジェンドの中で、レイはひどくゆったりとした時間を感じていた。
死の間際に感じる、世界の時間が止まったかのような瞬間。
その刹那に彼は自分の人生を思い出していた。
生まれた場所は孤独、そして死に行く場所も孤独な暗闇の中。だが、彼は一人ではなかった。
幼き日のデュランダルとの会話が鮮明に脳裏に映し出される。

ねえぎる、ぼくおおきくなったらぎるのためにわるいやつらみんなやっつけるよ。
私のためだけではないよ、レイ。君は君の仲間と、君自身のためにも戦わなくてはいけない。
どうして?ぼくがだいじなのはぼくとおんなじらうと、ぎるだけだよ?
いつか君にも分かるよ、レイ。君にもいつか、大事だと思える仲間が出来るよ。
わかんないよぎる。
いつか分かるさ。いつかね。

(仲間か…)

シン、ルナマリア、ハイネ、ステラ…生死を共にした仲間達の、
そして師と共に歩んだ暖かい日々がレイの胸に去来する。

未練はある。未練はあるがそれでも、後を託せる仲間がいる。

(後は任せたぞ…)

爆散するレジェンド。レイ・ザ・バレル、死亡―――


動きの止まったドラグーンをビームサーベルで破壊し、
キラはようやくスクリーマーの結界から脱出する事ができた。
ギリギリのところで拾った勝利。フリーダムはかなりのダメージを受けている。

「君たちは…何度僕の邪魔をすれば気が済むんだ!」

ここ最近でこんなひどい目にあったのは『本気を出していなかった』時に撃墜されたとき以来だった。
思い通りにいかなくて実にイライラする。
キラは自分の怒りをメサイヤ防衛部隊にぶつけることにした。しかし―――

「こんな奴らに!」

キラは押されていた。いかに相手が有象無象の軍団であろうとも、武装の大半を破壊され、
それ以外の部分にもかなりのダメージを追ったフリーダムでは手に余ったのだ。
また彼らの戦意が高かったのもある。
四肢をもぎ取られても尚戦い、フリーダムにかなりのダメージを与えたレジェンドの散り様に、
ザフトの兵士達は奮い立ったのである。
破竹の勢いだったフリーダムはここに来て後退を余儀なくされていた。
レイの奮闘は無駄ではなかったのだ。
283最終回改変:2006/03/08(水) 05:03:16 ID:???
PHASE−05 その炎、未だ消えず

シンが意識を取り戻したとき、傍にいたのはルナマリアだった。

「ルナ、無事だったのか!」
「ええ…」
「そうだ、戦いは今どうなってるんだ。ミネルバは、ステラたちは?」
「………」

バイザー越しに陰鬱な表情で黙るルナマリアの顔が見える。
不安になったシンは声を荒げて彼女に詰め寄った。

「黙ってちゃ分かんないよ!ルナ!皆はどうなったんだ!?」

ルナマリアは黙って視線を左側に向けた。つられてそちらを向いたシンが見たのは、
自分が帰るべきだった場所である。そこにあったのは見覚えのある奇妙なオブジェ。
アークエンジェルとミネルバの残骸だった。

「な、何だよ、これ…どういうことだよ!」
「ミネルバがアークエンジェルの左舷に突っ込んで…タンホイザーを撃ったのよ…」

それは艦載機を破壊され、一度は戦闘不能と思われたミネルバのとった最後の手段だった。
アークエンジェルの装甲に突っ込みグシャグシャに歪んだ砲身に無理矢理エネルギーを注ぎ込み、
アークエンジェルもろともに自爆したのである。

「他の皆は…ステラは!ハイネは!?」

「レイは、フリーダムにやられて…ハイネとステラも金色のと戦闘中に通信途絶よ…」
「それじゃあ皆やられたっていうのか…!」

少しの間二人の間に広がる重い沈黙。ルナマリアのそれは肯定だととれた。

「畜生!畜生、畜生、ちくしょおおおお!!!俺はまた、何も守れなかった!何も!!」

シンは怒りに任せ地面を殴りつけた。何度も、何度も。血を吐くような叫びと共に殴り続けた。

「やめなさいよシン!手の骨が砕けちゃうでしょ!」

それでもシンはやめなかった。地面に八つ当たりを続けた。
284最終回改変:2006/03/08(水) 05:04:35 ID:???
殴り続けたその場所に、直径1メートルほどのクレーターができたころ、
ようやくシンは動きを止めた。少しだけ落ち着いて周りを見た。
メサイヤ周辺ではいまだに戦闘が続いている。特に、見覚えのある機体が飛び回っているのが見える。
そこではフリーダムが攻めあぐねていた。ネオジェネシスの破壊に成功したものの、
手が尽きてしまったのである。
フリーダムはレジェンドの必死の抵抗で機能を著しく低下させており、
今までのような一方的な戦闘が展開できないでいた。
また文字通りの最後の砦を守ろうとするザフトがすさまじい奮闘を見せており、
ここにきてオーブ軍の進行がストップしたのである。
それを確認したとき、絶望していたシンの心に再び火がついた。

「俺の…俺たちの戦いは無駄じゃなかった…まだザフトは負けてない…!」

そうだ、機体を失いはしたが自分はまだ五体満足だ。この拳は朽ちてはいない。
そう思ったとき、シンの中の炎はさらに激しく燃え始めた。炎が叫んでいる、勝利をつかめ、と。

目的を持ったときのシンの行動は早い。周辺を確認し、直ちに目標を発見した。
ラクシズの旗艦エターナル。シンにとって幸いな事に、またラクシズにとって不運な事に、
目立つカラーリングのその艦はシンのすぐ近くを通っていた。
ファイターが月の重力下で全力で飛べば、届くほどの場所を。
285最終回改変:2006/03/08(水) 05:06:34 ID:???
「ルナ」

シンは傍らのルナマリアに呼びかけた。

「…何?」

帰ってきたのはひどく絶望した声だった。
それに対しシンの声には強い力があった。

「俺これからエターナルに攻撃しようと思うんだけど、ルナはどうする?」
「こうげき…?攻撃って、シン一体何するつもりよ」

帰ってくるのは当然の疑問。
母艦は沈み、乗機は破壊された自分たちが戦艦相手になにをしようというのか。

「あそこまで跳んでいってさ、外壁を破壊して内部に進入。あとは奴らの頭を取るだけだ」
「ちょっと、何無茶苦茶言ってんのよ!そんなことできるわけ…!」
「できるさ。俺は流派東方不敗の一員だ。モビルスーツが破壊されたって、まだこの拳がある」
「リュウハトウホウフハイ…」

なんだろう、この言葉があればどんな無茶だって押し通せそうな、そんな気がする。
雄雄しく戦ったあの人のことを、そしてあの人に師事し学んだ事を、
自分は今まで忘れていたというのか。

(いつのまにか負け犬モードになってたわね)

ルナマリアの心にも闘志という名の炎がともった。

「私も、行くわ」

俯いていた顔を上げ、シンをしっかりと見据えるその目は、戦士の物であった。
286最終回改変:2006/03/08(水) 05:08:42 ID:???
PHASE−06 突入!悪の要塞エターナル

月面から跳躍したシンとルナマリアは今、エターナルの外壁にはりついていた。
かすかな突起を頼りに、左下の方に見える着艦時の出入り口へと進んでいく。

「さて、入り口に着いたわけだけど…どうやって入る?」
「決まってるだろ、ガンダムファイターらしくさ」

そう言うとシンは深く息を吸い込み、外壁を掴む両手に力を込めしっかりと掴まる。

「トリャアアアアァァァァァ!!!」

渾身の力を込めた蹴りに、扉がひしゃげる。そこにできた隙間に指を入れ、力を込める。
扉はあっけなく外れ、二人は開いた空間に身を躍らせた。

「潜入成功、と」
「無茶苦茶やるわねえ」
「何言ってんだ、これからもっと無茶するんだぞ」

そう言いながらシンは、エアロック開放の警告音を発しながら点滅する赤いボタンを殴った。
非常用の隔壁が作動し、艦内は再び宇宙空間から遮断される。
さらにシンが室内の計器をいくつか弄ると、室内に空気が注入された。

「基本的なつくりはザフトの艦と同じなのね」
「そもそもザフトから奪われたもんだろ?」
「そういえばそうだったわね」

会話をしながら、シンは頭部を覆うバイザーを外す。

「ねえシン、それつけといた方が安全なんじゃない?」
「空気を感じるのに邪魔だ」
「それはそうだけど…」
「それに、な」

シンはそれまでより幾分硬い声で返答した。

「もう外に出る気はない」
「ッ!!」

死を覚悟した上での戦い。そもそも巨大な戦艦をたった二人で墜とそうというのだ、
到底生き残れるはずがない。
シンの決意を感じたルナマリアもまた頭部をさらした。
287最終回改変:2006/03/08(水) 05:10:28 ID:???
「それで作戦はどうする?」
「二手に分かれよう。偽ラクス・クラインを狙う方と、動力部を狙う方」
「頭と心臓を同時に狙うってわけね」
「そういうことだ」

通路へと続くドアを開けながら、簡潔すぎる作戦会議が展開される。

「じゃあ私は動力部を潰すわ。シンは…ラクス・クラインを殺って」
「分かった。絶対潰せよ?」
「そっちこそ、取り逃がすんじゃないわよ」
「ああ。それじゃあな!」
「ええ!」

作戦同様に、簡潔な別れの言葉を交わしながら二人は別々の方向に駆けて行く。
シンは艦の前方へと。ルナマリアは後方へと。


シンの前方、通路の遠方にはエターナルの乗員が何人か来ているのが見える。

(さっそくお出ましかよ)

彼らは皆、単身この艦に潜入してきた敵に驚愕していた。
今までこの艦は、何かの加護に守られたかのように攻撃を受ける事がなかったからだ。
まして、直接潜入してきた敵と白兵戦を展開する事になろうとは予想だにしていなかったに違いない。

「な、何だ!?」
「あのパイロットスーツ、ザフトのだぞ!」
「敵か!?爆発事故じゃなかったのか!」

(敵地にあって攻撃される事も考えていなかったっていうのか、こいつら…!)

混乱する集団を前にシンはさらにスピードを速め、そして叫んだ。

「流派東方不敗が一番弟子、シン・アスカ!行くぞ!!」
288最終回改変:2006/03/08(水) 05:12:16 ID:???
一方、艦の後方へと急いだルナマリアは、今のところ敵と鉢合わせする事もなく順調に進んでいた。
脳裏にあるのは戦闘の事―――ではなかった。

(メイリン…)

この艦にメイリンがいるのは間違いないだろう。

あのドムの三位一体の攻撃のとき―――

以前のルナマリアなら反応できなかったような攻撃に、彼女は正確に反撃していた。
ドモン・カッシュの下での修行が、戦闘技術の上昇をもたらしていたためである。

一機目のドムを飛び越え、インパルスの右足で頭部を踏み潰す。
二機目のドムにはビームサーベルを振り下ろす。
そして三機目を落とそうとした瞬間に。

『もうやめて、お姉ちゃん!』

「メイリン!?」

絶妙のタイミングで入った通信に、思わずルナマリアは手を止めた。
そしてその瞬間、最後に残ったドムの攻撃がインパルスを破壊したのだった。


妹が自分を殺そうとした。
その事実はルナマリアを打ちのめし、彼女の精神はどん底に落ちていた。
だが、熱く燃えるシンの闘志に触れてルナマリアの闘志も再び燃えてきたのだ。

(シンにはこの事を伝えていない。だけど――)

ルナマリアには確信があった。
メイリンはきっとこっちに来る、と。
289最終回改変:2006/03/08(水) 05:14:12 ID:???
「撃て撃てぇっ!!」
「こ、この野郎!」
「化け物かよ!?畜生!」

エターナル艦内に怒号と悲鳴が響き渡る。
彼らはかつてない恐怖に襲われていた。

(これはなんだ?我々の前にいるこの男は一体なんだ?)
「フン!」
遮蔽物の何もない通路で銃弾を交わし、
「はぁ!」
ときに手の平で弾丸を受け止めているこの若い男は本当に人間か?
自問すれど答はない。

(余計な事を考えている暇はない!)

跳弾を省みず張った弾幕で、シンの侵攻速度は鈍ったものの止まったわけではない。
彼は何も考えずに銃を撃つ事に専念した。
未知の恐怖に対する逃避行動とも言えよう。

そのとき、シンの動きが止まった。

「よし、動きがとま、った…?」

シンの周りに得体の知れないものが渦巻いていた。
頭部だけを出した、球体のようなものがギュルギュルと音を立てて高速で回転している。
その異常な光景に兵士達は皆思わず動きを止めた。

「超級…!」
「いかん!攻撃を止めるな!!」

力の込められた、それでいて呟くようなシンの小さな声で現実に引き戻された隊長格の男が、
仲間に命令する。

「覇王…!」
「くそ!何で効かない!」

だが、銃弾はエネルギーの塊にぶつかり阻まれる。

「電影弾―――!!!」

叫びとともに、弾丸となったシンが発射される。
電影弾は兵士をなぎ払い、通路を破壊しつくしながら曲がり角まで一気に突き進んで行った。
吹き飛ばされた兵士の一人は薄れ行く意識の中で唐突に理解した。
何ゆえにナチュラルがコーディネーターを恐れ、忌み嫌うのかを。
それは未知の存在、自分よりはるかに強い存在に対する恐怖である。
そう、シンは最早コーディネーターなどではない。
流派東方不敗に師事したあの日から、彼はファイターという生物なのだ。
290最終回改変:2006/03/08(水) 05:15:37 ID:???
「おおっと、ここから先は通行止めだ、お嬢さん」

ルナマリアの前を10人ほどの集団が遮る。
先頭でやたらと芝居がかった物言いをするのはかつての砂漠の虎、アンドリュー・バルドフェルドである。

(覚悟を決めなきゃね…)

何度となく繰り返されてきたエターナル、アークエンジェルとの戦いが思い出される。
その戦いの中でルナマリアはさまざまな機体に乗ってきた。
ミネルバ乗艦時の愛機、ザクに始まりインパルスガンダムにマーメイドガンダムといった
個性の強い機体が多かった。
その中でも最も凶悪な戦力を誇っていたのは―――ノーベルガンダムに乗ったときである。
全てを焼き尽くす破壊衝動、それこそがルナマリアの最も強き姿であった。

(どうせ後戻りのできない戦い…だったらやってやるわ!
この身をバーサーカーに変えてでも、あいつらを叩き潰す!)

「たった二人で乗り込んできた度胸は賞賛するがね、君達の好きにさせるわけにはいかない。
おとなしく降伏してくれるとありがたいんだがね」

ここまで来た奴が今更そんな言葉で止まるわけが無い。内心ではバルドフェルドはそう思っていた。
しかし。

「………」
「おいおい、まさか本当に降伏する気か?」

予想外にあっさりと動きを止めたルナマリアに、一同は驚きを隠せなかった。
いぶかしみながらも彼女を取り押さえようと3人ほどが近寄った瞬間。

ルナマリアの姿が消えた。

「なにい!?」
291最終回改変:2006/03/08(水) 05:16:58 ID:???
彼らは勘違いをしていた。ルナマリアは止まっていたわけではない。
ただスイッチを切り替えていただけである。彼女の持つ、最も危険な側面へと。
そして敵を確認したルナマリアがとる行動は一つ、闘争(ファイト)だけである。

消えたかに見えたルナマリアは実際には跳躍していた。
コーディネーターの目をもってしても捉えきれないスピードで飛び上がり、
天井を蹴ってルナマリアに近づいていた3人を襲撃する。

「しょうがない…!撃て!」

だが放たれた弾丸が目標に到達する事はなかった。
ルナマリアは壁を、天井を足場としながら跳ね回り銃弾を回避していく。
跳弾というたとえが適切だろうか。
横に縦に、ジグザグの挙動を続けながら一気に距離を詰める。

「ゥラアアアアアアァァァァ!!!!」

バルドフェルドが懐に入った相手に銃を向けようとしたとき、
そのときには周りの兵士達はルナマリアの攻撃に跳ね飛ばされ、壁に叩きつけられていた。

(な…!)

気が付けば手に握っていた銃もなくなっていた。ルナマリアの動きが速過ぎて
銃が叩き落された事もバルドフェルドには知覚できなかったためである。
手が届く距離まで接近した敵と、一瞬視線が交錯する。

血走った、赤い双眸。理性の光は無く、怒りと闘志のみが渦巻く形相。
それはまさに、狂戦士のそれであった。

ルナマリアの掌が自分の顔面に迫るのがやけにゆっくりと見える。

(なんてことだ、僕もすっかり鈍ってたってことか…)

虎が最後に思ったのは、愛した者のことでも仲間の事でもなく、
己自身のふがいなさだった。
292最終回改変:2006/03/08(水) 05:18:29 ID:???
ラクスがいるブリッジに近づくにつれ、シンへの攻撃は苛烈な物となっていった。
各所の防爆隔壁の閉鎖に加え、機銃が掃射され手榴弾まで使用される。だというのに。

「なんであいつは平気なんだよお!?」

兵士の一人が叫ぶ。
銃弾は通用せず、爆発があれば爆風に乗ってさらに加速、
隔壁をおろしても拳に、蹴りに突き破られるような状況を見れば、
兵士達が恐怖に駆られるのも無理は無いだろう。

「ラクス様に近づけさせるな!ここは俺たちの命に代えても死守するぞ!」

それでもラクス・クラインを守る兵士である、という意地が彼らを戦場につなぎとめていた。

「ここを抜かれたらもうブリッジだ!絶対に奴を…」
「電影弾―――!!!!」

しかし残念な事に、士気を高める間もなく彼らは封鎖していた隔壁ごとブチ破られた。

「よし!ここがブリッジだな!」

意識のある何人かの兵士を20〜30回振り回して聞き出した、
『ラクス様はいつもブリッジにおられる』
という情報。
あの恐慌振りではおそらくウソをつく余裕は無いだろう、とシンは判断していた。

「行くぞ!!」

今一度気合を入れなおし、シンはエターナルのブリッジへと突入して行った。



「よし!ここが動力室ね!」

ほぼ同時刻、ルナマリアも動力室へとたどり着いていた。
ラクス・クラインへと直進するシンの動きが陽動となったのか、
ルナマリアのほうは虎退治以降敵と出会うことも無く、
そのせいで彼女は少し冷静さを取り戻していた。
戦艦エターナルを動かす巨大な動力炉を見上げながら彼女は少し思案する。

(勢いでこっちに来たけど…これってどうやれば壊れるのかな)

そもそも専門外であるし、最近は体ばかり鍛えていたせいか頭を使うのが少し苦手になってきている。
だが彼女も軍の教練を受けたコーディネーターである。
派手に吹き飛ばすための方策に見当をつけると、それを実行に移しだした。
293最終回改変:2006/03/08(水) 05:21:46 ID:???
ブリッジのドアを拳で粉砕し、中へ飛び込むシン。

「何っ!?」

だがそこには人の気配がまるでなかった。

「クソッ!偽ラクスめ、逃げたか!」
「私は逃げも隠れもいたしませんわ」

反射的に声のしたほうを振り向く。
人気のないブリッジの最も高い場所、ラクス・クラインはそこで悠然とシンを見下ろしていた。
周囲にはまるでラクスを守るかのように、色とりどりの球体が浮いている。

「ラクス・クラインの名を騙り人心を惑わすテロリスト…あんたを仕留めてこの戦争を終わらせる!」
「シン・アスカさんでしたわね、アスランから話は聞いています」
「何だと…?」

ラクスはシンの話をまるで聞いていないかのように喋りだした。

「あなたは議長に騙されているのです。あなたは議長が何をやろうとしているかわかっているのですか?」
「平和な世界を作ろうとする事の何が悪いってんだ!」
「その世界であなたは幸福になれますか?皆が笑顔でいられますか?
議長の作る世界では能力のない人間は不要な存在となるのです」
「戦争がなくなればそれだけで今よりも幸福だ!」
「あなたは考えた事があるのですか?この戦争の真実を、世界の真実を」
「そんな御託はどうでもいい!」

シンは微妙にかみ合わない会話を打ち切り本題に入った。

「降伏しろ。ここまで来る道で俺の力は分かっているんだろう?降伏する気がないんなら…」
「殺しますか? 私を、その拳で」
「!!」

生身の人間を、それも女を、自分の生の拳で殺せるか?
そんなためらいがシンの中でいまだに燻っている。

(いや、やるんだ!これは戦争なんだ。それに今までだってずっと戦ってきたんだ、
今更奇麗事は言ってられない!)

腹を括り、ラクスをにらみつけるシン。
294最終回改変:2006/03/08(水) 05:23:29 ID:???
「もう一度聞く、降伏する気はないんだな?」
「それと大事な事を。私はラクス・クラインの偽者ではありません。
議長のそばにいた方こそ偽者なのです」
「それこそどうでもいいことだ!人の話を聞けよ!」
「悲しい事です…あなたには私の言葉が届かないなんて…」
「そうか…もういい、覚悟してもらうぞ…!」

左手を前に出し、硬く握った右の拳を腰だめに構える。
一撃だ、一撃で終わらせる。それでこの戦争もお仕舞だ。
と、そのとき。いまだ余裕のある表情のラクスが言い放った。

「勘違いしないでくださいな、あなたにふさわしい相手はちゃんと来ていますわ」
「何だって!?」

ラクスの言葉どおり、誰かがこっちに駆けてくる音がする。

(会話は時間稼ぎか!)

その何者かが来る前にケリをつけようと、シンが動こうとした瞬間。

「ラクス!無事なのか!」

聞き覚えのある声に、シンの動きは止まった。

シンが破壊した通路から飛び込んできた人物、それはまぎれもなくアスラン・ザラであった。

「シン、お前…どうしてここに。いや、何でこんなことをするんだ!」
「…そいつを倒して戦争を終わらせる、それだけだ。何がおかしいんだ?」
「シン…」

アスランは混乱していた。
様子のおかしいエターナルに帰艦してみれば艦内は嵐が通ったような惨状。
ブリッジに来てみれば、先ほど自分が撃墜した男が今まさに、
自分たちの総大将を手にかけようというところ。
混乱しないわけがない。
一方のシンも驚いていた。まさかこのタイミングでこの男と鉢合わせするとは。
運命と言う奴は皮肉な演出が好みなのだろうか。
しばしの間、二人はにらみ合う。
295最終回改変:2006/03/08(水) 05:24:15 ID:???
(俺は一度アスランに負けた)

つい先ほどのことなのに随分前のように感じられる、アスランの駆るジャスティスとの死闘。
シンには絶対の自信があった。今まで何度となく撃退してきたアスラン、ヘタレとまで呼ばれた男。
そんな男に負けるはずがないと、そう思っていた。
だというのに。
アスランは今までのアスランからは想像もできない素晴らしい動きでシンを翻弄し、
ついにはディステニィーを撃墜した。
慢心があったのだろう、そう思う。だからもう油断しない。
流派東方不敗を学んだ自分の方が白兵戦では圧倒的有利だろうとも、絶対に気を抜いたりしない。
目の前の相手に全力を出しつくすのみ。


(もう説得は無理か)

そしてアスランも先ほどの戦いを思い出していた。
辛くも勝利をつかめたが、結局シンの考えを変えることはできなかった。
それどころか今もエターナルに侵入し、ラクスに害しようとしている。
結局の所、自分は議長の言うように戦うことしか出来ない人間なのかもしれない。
シンを救う事はできなかった。ならば、ラクスを守る事だけを考えよう。

二人の戦士が互いの胸中で決意を固めている様を眺めながら、
ラクスはどこか満足そうな顔をしていた。
何もかもが自分の思うとおりだというような、そんな顔を。

「お二人が戦う前に一つ言っておきます」

そしてラクスはシンの方を見て、意味ありげな笑みを浮かべながら言った。

「アスランはこの世界では白兵戦最強の男ですわよ」
「ふざけんな!そんなことがあるか!」
「シン!お前の相手はラクスじゃない、俺だ!」

その言葉に、幾分怒りをにじませた表情でシンはアスランをにらんだ。
ラクスの言葉は、自分の師を汚すものに感じられたためだ。

(こいつが、最強だと?)

「だったら、最強かどうか試してやる!」
「来い!シン!」

互いの叫びが合図となったかのように、シンとアスランは戦闘を開始した。
譲れない思いをその胸に抱いて。
296通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 05:25:55 ID:???
次回予告

アスランへの、ラクスへの怒りがシンに新たな力を与える。
だがその力はシン自身をも傷つける諸刃の刃であった。
そしてついに正体を見せる邪悪な存在。
絶体絶命となったシンに届く声とは。

次回、ガンダムSEED−DESTINYドモンスレ的最終回
「シン・アスカ完全勝利!希望の未来へレディーゴー!」
その力、解き放て。シン!

(内容は予告なく変更される場合があります)
GJ!
最終回見てェェェェ!
298通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 07:56:31 ID:???
コテ消し忘れた・・・
299通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 08:11:07 ID:???
>>296
うわぁぁぁぁぁぁ!
映像付きで見てぇよぉぉぉ!!!

GJ!
続き超期待してる!!
300通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 08:30:11 ID:???
俺も映像で見てぇぇぇぇぇぇぇ!
それにしてもやはりラクソは最低だな…
301通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 10:13:27 ID:???
しかし、なんか違和感があるんだよな
経歴と作風が断絶してるというか
ドモンスレだったからこそ許されていた設定を、種本編風の世界に詰め込んだ無理やり感というか
302通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 10:32:04 ID:???
>>296
趙GJ!
ギャグあり、シリウスありのこのスレが大好きだ。


ひとつ疑問なんだが、凸が白兵戦最強って言われてるが
最強は蘊・奥なんじゃね。
誰か蘊・奥のじいさん出してくんないかな
303通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 10:34:28 ID:???
まあ、Gガンダムそのものがガンダムシリーズでは異端だしな。
アストレイも「王道じゃない」とは言っても、Gガンダムには敵うまい……。
304通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 10:54:11 ID:???
バリー・ホーもかなり強かったような
305通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 11:14:01 ID:???
バリホーについては……千葉・ときた両先生の悪ノリだろ。
306勝手に小ネタ失礼:2006/03/08(水) 11:28:22 ID:???
>296
キラ「ふう、やれやれ手間取っちゃったよ。後は議長を銃で脅して・・・あれ?」

 ビシッ! バシッ! ガスッ!

ミーア「議長・・・私はもう偽ラクス・クラインではありません。一心に平和を歌い上げる、真のラクス・クライン道に目覚めたミーア・キャンベルです」
ギル「そ、そうだったね。訂正して謝罪するから、とりあえずグーで殴るのはやめてくれないかな」
307通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 11:52:18 ID:???
>>301
俺にはむしろ敢えてそれにチャレンジしたように見えるが。
ドモン達から色々な事を学んだミネルバクルーが
あの最終回を迎えたとき、一体どんな行動に出るのかをさ。
308通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 12:15:25 ID:???
ただ一言
GJ!!
309通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 12:40:02 ID:???
そうか・・・
次回で長かったこのスレも終わりなのか・・・
310通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 12:45:41 ID:???
ドモンスレは永遠に 不 滅 だ !!
311通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 17:07:20 ID:???
あともうちょっとだけ
つづくんじゃ。
312通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 18:10:33 ID:???
無くなる前にアメノミハシラ杯を見たかった
313通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 18:19:02 ID:???
>309
敢えて釣られてやる。

ドモンスレ『的』最終回だ!
314通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 21:10:16 ID:???
ところで、作者はヘル○ングファンですか?
315通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 21:50:38 ID:???
そういえばアメノミハシラ杯とアビーお見合いシリーズの続きはどうなったんだろう
316通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 21:58:46 ID:???
        .((  死ねラクソ!     
 ―=≡ 〃´   `ヽ     \从从///  ぼへぁ!
 ―=≡ i .( (( ))ノ     〃.⌒.ノノ
―=≡三 W#`Д´)つ''""  ,(.((!´゙リ.))  ´"''::;:,  
 ―=≡三 ヽ     ̄ ̄⌒)>Д;;゚;ノリ,,::;:,
 ―=≡三 /  / ̄ ̄´"'''⊂;;;#':*,'´ノ ::;;;;::'''"´
 ―=≡三 \__); ///(_ ,、 `^)^) \\\
 ぐほおっ            . ((_
      〃.⌒ノノ      . 〃´   `ヽ
     Σ(((!´゙リ))_==    ( (( ))ノ i
    '|ヽリ#)゙;;0゚リ∴,'.≡ニ  (`Д´*W この! 
    (;ヽ);゙;━‘;━━━━━⊂_,  §
     `J`ヽ)三≡≡ニ=   ( (、 ヽ
                   (_)`J
        ((
      〃´   `ヽ
      i .( (( ))ノ
      W♯`Д´)        池  沼  風  情  が
     と    ノ≡、从〃.⌒ノノ
      ( 彡_二⌒;;.,)(((!´゙リ))
      ノ ノ 彡´彡;||#メ;;)0゙リ  グギョアアア
      し´    @' ;,;'@
            と( ゙ ,ノ
             (/
             ((_
           〃´   `ヽ
           ( (( ))ノ i
      (,,⌒) (`Д´♯Wとっとと死ねよ
      〃.⌒ノノ/⌒` と )ぎゅむー
    (( (((!´(_) )) |  ぎゅむー
       リД<。メ):;キ;;メ)〜 アアー! イチャーイ!
        .((         グサッ!
      .〃´   `ヽ     〃.⌒ノノ ぐじょーーー!    
      i .( (( ))ノ     .!(((!´゙リ)).・;'' ~      
       W `Д´)      リ#)。д;;゚ノリ,;;∵       
      /  ,.つ=っ■二二二二゙;;と)二二二>    
     ノ   / -     ーと"'とノ= -     
     し´`Jしぶとい糞め!
                                    .    \((从⌒从*)) / .. . .
     .((                   ABOOOOOOOO \曝ク;OO)( ━(( : ∂ ))OO/OOOOOON!!!!!!
   〃´   `ヽ                              \ (( § )〃.⌒.ノノ∧⌒;:\.]:ll∧;从 *(・)/
   .i .( (( ))ノ=-| / /                       * 煤@;  )( ,(.((!´゙リ.))‡ ∩* ζ  ∵―
    W `Д´)ゞ ⌒ヾ;;゙ ̄ ̄ ̄ ̄~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     ζリ。;p;゚ノリ )―シィィィィィィィィィィ!!!!!
   (::_ ̄つ⊃,.:’‥ ・., .. : : ; :,,. . .. .:..::.. : ; :,,. . .. :: ;; : ; :,,. . .. * 煤@;  )(( ζ  ∵―; ,, ,) )―
  / /,>" >//||'く:____________________ ((  从   ,,.)从¢) )― -- -
 (:::_ノ (::___=-/ |                            : *煤i( 从  ((  )) *ヽ\ ヽ・
                                     : / / ・(( ; 〜:  )) (  ζ\*
かめはめはぁぁ!                                / (_)W)WUU  W\
317一人称シリーズ作者:2006/03/08(水) 22:01:43 ID:???
最近時間があったりなかったりでなかなか続きを書けない状態なんですが、
スレ住人の皆様的には、シンの話とイライジャの話、どっちを先に読みたいと思われますか?
どっちか一方を集中して書きたいと思うんですが、
考えが纏まらなくて……。
318通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 22:03:49 ID:???
シンの話にイピョーウ
319通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 22:53:11 ID:???
どっちと言われると悩むが個人的にはイライジャでノシ
320通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 23:08:55 ID:???
やっぱイライジャかな
321通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 23:13:37 ID:???
アーサーの決死の覚悟に涙した。
いや・・・冗談ではなく・・・・・
322通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 03:23:17 ID:o2IVQyjv
よく考えたら魔乳がコーディの工作員に勝てるならキラとかがMS倒してもいいよなw
323通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 07:27:54 ID:???
布槍術でも使うのか
324通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 14:05:15 ID:???
住人減ったような…
325通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 15:20:05 ID:???
まぁだいぶ長い間続いて来たしな。
326一人称シリーズ作者:2006/03/09(木) 18:51:58 ID:???
住人の皆様にお聞きしますが、イライジャの話に戦闘シーン要ると思います?
一応、入れるつもりで構想しましたが……。
327通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 18:57:44 ID:???
>>326
あっても全然OKだと思う。
入れるつもりで書いてるなら、そのままの方が良いかも。
328通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 20:29:34 ID:???
もう思いのままに書いちゃって下さい
329通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 20:46:38 ID:???
俺戦闘シーン大好きなんで是非入れて!
330通常の名無しさんの3倍:2006/03/09(木) 23:49:26 ID:???
どちらでもいいよ。あってもなくても楽しめることは確定だからな。期待してるぜ〜ウヒョー
331通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 12:59:15 ID:???
>296
どうもなぁ・・・ケチつけるつもりはないけど、
『このスレで育ったキャラが迎えた最終回』というより、
『種死の最終回にこのスレの設定だけ持ち込んだ』ようにしか見えん。

デスティニープラン自体の是非はともかく、逆らう国を対話すらせず滅ぼす議長に、
肉体も精神もドモンに鍛え直されたシンが素直に従うか?

ラクシズを完璧な悪役にしたいようだが、議長が完全な善でない時点で無理があるだろ。
メイリンも、このスレでも本編でも、ルナを殺そうとする度胸があるとは思えんし。
彼女たちを単純に完全な悪人として描かれるのは、このスレを見守ってきた者としてはちょっと不快だ。

何より、ヘタレてないアスランなんて(以下略)。


気を悪くさせたらゴメン。ただ、ちょっと言いたかった。
332通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 14:17:51 ID:???
違うぞ。
このスレでのディスティニープランは単なる職業斡旋だぞ。


メイリンについては俺も思た
このスレのメイリンはエターナル唯一のまともキャラだと思ってたから
ツッコミはしても殺しはしない
333通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 14:32:15 ID:???
そうするとルナを止めたメイリンは凸制アンドロイドの可能性も(ry
334通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 14:56:22 ID:???
そういえば、今や戦う何でも屋状態のサーペントテールだが
運命プランで遺伝子適性調べたら、何の職業が最適だと言われるんだろうな。
劾とかイライジャが傭兵以外の仕事をしているのをちょっと想像出来ないがw
335通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 15:02:05 ID:???
ならば
かっこいい凸→誰かが応援している→応援するキャラ=メイリン
と言うことで本当のメイリンは正義の中に(ry
336通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 21:08:35 ID:???
こんなに待たせたら投票締め切り直後みたいにまた落ちるぞ
337通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 21:08:56 ID:???
>>336は誤爆です
338通常の名無しさんの3倍:2006/03/10(金) 23:18:41 ID:???
シリアスなSSも自分は好きだから最終回の職人さんには頑張って話しを完結してもらいたいなあ、それとオーブ軍の男の職人さんはお忙しいのかな自分は好きだったんだけど
339通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 02:40:34 ID:???
>>338
俺も俺も。
オーブ軍の男、続きが気になる。
てかぶっちゃけると現行の長編(でいいのか?)全部気になってる訳だが。

このスレの職人さん達はセンスが良くて話の作り方が上手いから
シリアスもギャグも安心して読めるw
340通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 23:44:18 ID:???
なんとなく「覆面アニキ」分が欲しくなってきた
341通常の名無しさんの3倍:2006/03/11(土) 23:51:46 ID:???
クルーゼ「ならば!私がやるしかなかr(ry
342通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 05:18:19 ID:???
そういやこのスレってクルーゼいたっけか?
343通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 08:40:10 ID:???
>クルーゼ「ならば!私がやるしかなかr(ry
そうすると、このネタの主人公はレイになるのか?
344通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 11:39:20 ID:???
>>342
いたぞ、確か料理対決の時に出てきたと記憶してる
345通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 14:07:42 ID:???
346通常の名無しさんの3倍:2006/03/12(日) 23:06:04 ID:???
>342
アメノミハシラ杯で怪しい覆面の予想屋として出てたな
347342:2006/03/13(月) 01:41:14 ID:???
>>344 >>346
そういやそうだったw
dクス

>>345
さすが議長だラスボスになってもなんともないぜ!
348保守:2006/03/13(月) 15:31:59 ID:???
アーサー「かぁ〜、このお姉さんの一枚たまんね〜!」
ムネオ「俺はこのロリ少女の一枚がハァハァ」

ムネオ「ようシン!!
おめーも盗撮やらないか?」
アーサー「そうだ!!
男なら盗撮の一回や2回!!」

シン「未成年の盗撮は犯罪です。
主人公としてのイメージを著しく下げる恐れがあります。

「新シャア板連載中の「種死の世界にドモンが来たら」は未成年の主人公に盗撮を絶対やらせません。」

「絶対に。」


元ネタわかる人いるかね?
349通常の名無しさんの3倍:2006/03/13(月) 17:38:41 ID:???
>348
ハガレンの四コマだろ?
なんかハマっててワロタ
350残る意志散る気持ち 1/9:2006/03/14(火) 00:10:06 ID:???
「むう、少々遅れておるか。お前たち、出力をあげるぞ」
「「うい〜す」」
 ボクの名前はアウル・ニーダ。ちょっと前まで地球連合のMSパイロットだったけど、今は(なんでかよくわかんないけど)流派東方不敗を修行中の身さ。
 あの時……ザフトのガンダムの投げた槍が、ボクのアビスガンダムに直撃した時。突然現れたお下げの爺さんが、間一髪でボクを助けたんだ(頼んでないけど)。
 で、その爺さん、東方不敗ことマスター・アジアは、これまた頼んでもないのに、ボクに流派東方不敗を教え始めた。
 エクステンデット――コーディネーター兵すら手玉に取る強化人間のボクだけど、修行は恐ろしく厳しかった。でも、爺さんは文句も弱音も許してくれなかった。
 そうこうする内、連合にいた頃からの相棒の一人でもあるスティングまで爺さんに連れてこられた。二人で修行に耐える内――なんだか、ボクたちの体は改善されたらしい。
 今まで定期的に受けなければならなかったメンテ無しでも、生態機能を維持できるようになったんだ。まぁ、間違いなく命の恩人なわけだし、一応爺さんには感謝してる。
 さて。最近ボクたちは、このアイアンギアとかいうバカでかいMAモドキの動力を賄うため、発電用自転車を漕いでいる(爺さん曰く、これも修行らしい)。
 自分のやってることに疑問が無いわけじゃないけど、他にやることもないし……まぁ、もうしばらくは爺さんについていくつもりだ。
 と、通路に続いてる扉が開く。赤い髪の女の子が、ブリッジにひょこっと現れた。
「マスターさん、弟子のお二人も、いつもありがとうございます。虎屋のドラ焼き買ってきました。一緒にどうですか?」
「おお、すまんの。お前たち、ちと休憩じゃ」
 この子の名前はメイリン・ホーク。いや、今はマリン・イーグルだったっけ? まぁ、どっちでもいいか……ともかく、このアイアンギアのオーナーだ。
 爺さんがアイアンギアを修行の場に選んだのはたまたまなんだけど、動力を人力にしたお陰で宇宙でも動かせるようになって、メイリンは大助かりだったらしい。
 たまにこうやって差し入れを持ってきてくれる。ボクとスティングが自転車から降りると、メイリンがお茶とお菓子を用意してくれた。
351残る意志散る気持ち 2/9:2006/03/14(火) 00:12:07 ID:???
「でね、アスランさんったら相変わらずヘタレのままで……」
 お茶とお菓子を食べる時、メイリンは良くこうやってペラペラと話をする。
 メイリンの姉のことやら、悪名高いラクシズの内情やら。けどやっぱり、一番多く話題に上るのはアスラン・ザラのことだ。
 ザフトレッド。ヤキンの英雄。元フェイス。凄腕のMSパイロットで、白兵戦の実力も相当らしい。けど、実際は応援されないと力の出ない、どうしようもないヘタレ男だ。
 そんなダメ男のことを、メイリンはなんだかすごく嬉しそうに話す。理由はわからないけど、ボクはそんな時のメイリンが妙に気に入らない。
「アンタも苦労してるなぁ。いつまであの男についてくつもりなんだ? 例の借金だってまともに返してもらってないんだろ」
「いいんですよ、あれはもう。もともと、私だって返してもらうつもりないですし」
 スティングが気軽に話しかけるのを見て、ボクは益々不機嫌になった。おい、その女はコーディネーターだぞ? ボクらの敵だって教わったじゃないか。
「どうしたアウル。さっきから不服そうじゃの」
 そんなボクの様子を目聡く見つけ、爺さんが咎めてくる。メイリンやスティングの視線もボクに集まり、なんだか急に居心地が悪くなった。
「べっつに〜? あんなヘタレにここまで尽くすなんて、バカな女だなぁと思ってさ」
 意識したつもりはないけど、なぜかやたらと小バカにした口調になっていた。メイリンがムッとした顔で抗議してくる。
「お姉ちゃんはともかく、私とアスランさんをバカにしないでください!」
「へん、誰がどう見たってアンタはバカだっての。ちょっとでも考える頭がありゃ、あんなヘタレに入れ込んだって無意味だってわかるじゃないか」
「今はヘタレてるけど、本当のアスランさんは素敵な人なんです! あの人のこと、何も知らないのに、そんな言い方しないでください!」
「これこれ。メイリンも、アウルも、少し落ち着け」
 口論になりかけたところで、爺さんがボクたちを止める。メイリンはすっかり不満そうな顔になって、プイッとそっぽを向いてしまった。
「…………」
 別にケンカしたかったわけじゃないのに。本当のことではあるけど……どうして、あんなこと言っちゃったんだろ?
 自分でもわからない。なぜか、スティングが繁々とボクのことを眺めていた。
352残る意志散る気持ち 3/9:2006/03/14(火) 00:14:03 ID:???
「急に遊びに行けって言われてもなぁ……どうする? またラクス、じゃなかったミーアのコンサートにでも行ってみる?」
「この街じゃやってないだろ。まぁ、適当に時間を潰せばいいさ」
 メイリンの乗っている艦が基地に寄港したとかで、アイアンギアも近くの街で待機することになった。しばらく暇だからって、爺さんはボクとスティングに街で遊んでくるよう勧めてきた。
 そう言われても、戦うための教育だけを受けてきたボクたちに、何をどうして遊べっていうんだか。ステラがいれば、アイツの面倒見てるだけで時間を潰せたんだけど。
 ……そういえばアイツ、今ザフトの艦にいるんだよな。元気でやってるらしいけど。
 仕方なく、スティングと街をプラプラする。ケバブを買って、公園で食べようとして、ボクらは見知った人物と出くわした。
「うわああああ〜〜〜〜んっ。メイリン、メイリ〜〜ン!」
「はいはい、いい子いい子」
 アスランとメイリンだ。何があったのか知らないけど、涙と鼻水だだ漏れさせてるアスランにしがみつかれたメイリンが、彼を撫で撫でしていた。
 慌てて木陰に隠れる。メイリンたちの位置からは背後になるから、声でもかけない限り気づくはずはないけど。
 スティングが、呆れたように口を開く。
「何隠れてるんだ、お前? 近くに艦が寄ってるんだし、あの子がここにいてもおかしくないだろ」
「な、なんか気まずいだろ。この前ケンカしちゃったし……くそっ、あの男、本当になんなんだ? なんであの子はあんなのと一緒にいるんだよ」
 なんだかムカムカして吐き捨てる。そんな俺を見て、スティングがニヤッと笑った。
「お前さ、彼女……メイリン・ホークのこと、好きだろ?」
「は、はぁ? 何言ってるんだよ、あの子はコーディネーターじゃないか。ボクらの敵だろ」
「隠すなよ。このスレのメイリンは、お母さんっぽいとこがあるからな。マザコンのお前が惚れてもおかしくはないと思うぜ?」
「マザコン言うなっ。ブロックワード克服するの大変だったんだぞ。ボクはただ、あの子がアスランみたいなダメ男と一緒にいるのが不思議で……」
「男の焼もちはみっともないぜ? 認めちまえよ。敵を知り己を知らばなんとやら、って爺さんも言ってただろ」
 違うと何度言っても、スティングはニヤニヤ笑うだけだった。
353残る意志散る気持ち 4/9:2006/03/14(火) 00:16:03 ID:???
 スティングに変なことを言われてから、ボクはなんだかおかしくなった。
 なぜか、暇さえあればメイリンのことを考えている自分に気づいたんだ。いったいボクはどうしちゃったんだ?
 まさか、もしかして、本当に――
(……ハハ。そんなこと、あるはずないっての)
 心の中で放った否定の言葉には、さっぱり力が感じられなかった。少し風に当たろうとアイアンギアの甲板に向かう途中、
「「あ」」
 メイリンと、廊下でバッタリ出くわした。
「あ、う、あ……よ、よぉ」
「はい、どうも」
 くそぅ……スティングのヤツが妙なこと言うから、普通にできないじゃないか。しどろもどろになりながら挨拶するボクを、メイリンは不思議そうに眺めていた。
「ど、どうしたんだよ。爺さんならブリッジにいるぜ?」
「ああ、はい。さっき街で苺大福買ってきたので、また皆さんにと思って」
「え? ……じゃあ、ボクの分も?」
 この前ケンカして、まだ謝ってもいないってのに。一瞬期待したボクの前で、メイリンはちょっと意地悪く笑った。
「今回は三人分しか買ってないんです。アウルさんの分はありませんよ」
「そ、そんなぁ!?」
「ふふ、冗談ですよ。ちゃんと四人分ありますから、早くブリッジに来てくださいね」
 メイリンが柔らかく微笑む。急に胸が苦しくなって、ボクは慌てて彼女の笑顔から顔を背けた。
「アウルさん、どうかしたんですか?」
「…………っ!?」
 メイリンに心配そうに顔を覗きこまれて、慌ててその場を走り去る。
 スティング、ステラ、どうしよう。ボク、本当にメイリンのこと好きになったのかもしれない。
354残る意志散る気持ち 5/9:2006/03/14(火) 00:18:03 ID:???
「応援してやりたいのは山々だけどよ。あの子は、ちょっと厳しいと思うぞ」
 難しい顔で、スティングはそう言った。
 メイリンへの気持ちを自覚したのはいいけど、どうすりゃいいのかわからない。それでスティングに相談しにいったんだけど、返ってきたのはそんな言葉だった。
「こういうの、俺も詳しくはないけどよ。あの子にはもう相手がいるだろ。あのアスランへの入れ込み具合は半端じゃないぞ」
「わかってるよ、だから聞きに来たんじゃないか。焚きつけたのはお前だろ、何かアドバイスをくれよ」
「ほほう、何やら困っておるようじゃな!」
「「うわあああああああ!?」」
 突然爺さんが現れる。ど、どこにいたんだ? というより、どこから聞いてた!?
「無論、最初からじゃ」
「ボクの心の中を読むな!」
「ま、まぁちょうどいい。爺さん、そういうわけなんだけど、いい知恵はないもんか?」
「ふっ……しょせん我らは拳でしか語る術を持たぬ者。ならば、取るべき手などひとつに決まっておろう!」
「……つまりメイリンをブン殴れと?」
「このバカ弟子がっ、だからお前はアホなのだ! メイリンが拳の道に生きる者であればそれもいいが、彼女はただの娘。拳の代わりに、想いを言葉にして打ち込むのだ!」
「当たって砕けろ、ってか。単純だけど、それが一番いいのかもな」
「実際にやるのはボクなんだぜ? 簡単に言うなよ……」
 こいつら、もしかしておもしろがってるだけじゃないのか? 一瞬そんな思いが頭に浮かんだ。
355残る意志散る気持ち 6/9:2006/03/14(火) 00:20:04 ID:???
 自覚した途端、想いは自分でもどうしようもないくらい膨らみ続けた。
 爺さんやスティングはああ言ったけど、どうしても一歩を踏み出す勇気が出ない。それでも、なぜかボクの足はメイリンの乗っている艦に向かっていた。
 何がしたいのか、自分でもよくわからない。ただ、メイリンに会えば、少しは気持ちが落ち着く気がしたんだ。
 メイリンの姿を探して、艦内を歩く。ボクがアイアンギアの乗員ってことは知られてるから、誰かに咎められたりってことはなかった。
 と、食堂の方から人の声が聞こえる。行ってみると、そこにメイリンと――アスランが並んで座っていた。
「ふ、ふふ。さすがに三食パンの耳と水はキツイな……とにかく、次の給料日まではこれで凌がなきゃ」
「次の給料日って、まだこの前の給料日から一週間しか経ってないじゃないですか。いったい何に使ったんです? まさか、また誰かに騙し取られたとか……」
「人聞きの悪いことを言うな、メイリン。ディアッカがどうしても高級カメラが欲しいと言うんで、貸してやったんだ。友情は大切にしないとなっ」
「友情もいいですけど、自分の体も大事にしてくださいよ。そんなんじゃ栄養失調になっちゃうじゃないですか……じゃあ、私のご飯、半分食べますか?」
「え。いや、それは助かるが……君こそ大丈夫なのか」
「はい。ここのご飯、多めに盛ってあるから、私じゃ食べ切るの大変なんです。最近あんまり運動してないから、ダイエットしようかなって思ってたとこですし」
 そういうメイリンは、太ってるようには全然見えない。むしろ、最初に会った頃よりも少し痩せたんじゃないか? アスランの世話で大変なんだろうか。
「そうか……いつも悪いなメイリごぶぐはああっ!?」
「いいかげんにしろ、このヘタレ!」
 コイツは、メイリンの苦労も知らないで……っ! アスランが食べかけのランチを受け取ろうとしたところで、ボクは思わずアイツの顔を思い切りブン殴っていた。
 エクステンデットとしての強化+流派東方不敗の威力を乗せた拳を受けて、アスランが錐揉み回転しながらすっ飛んでいく。
「ああっ!? あああああアスランさん大丈夫ですか!?」
「メイリンが優しいからって甘えるなよっ! 友達に金貸すのはいいけど、そんなのお前の自己責任だろ!」
「ぐふっ。ああ、朱鷺が見える……気がする……ガクッ」
「ニッポニアニッポンがどうかしたんですか!? ……ああ、気絶しちゃった」
 気を失ったアスランを介抱しながら、メイリンはキッとボクを睨んできた。
356残る意志散る気持ち 7/9:2006/03/14(火) 00:22:02 ID:???
「アウルさん、どうしてこんなことするんですか! ヘタレてる人を殴って、キツイ言葉をかけるなんて、死ねって言ってるようなものですよ!」
 鬱病かよ、ソイツは……ともあれ。メイリンに怒鳴られて、ボクのアスランへの怒りはあっさり狼狽に変わってしまった。
「う。いや、あの、その……アスランのことで、メイリンが苦労ばっかしてるのが、見てられなくて」
「え?」
「だ、だから、あんなヘタレにアンタはもったいないっていうか、アンタはもっと幸せになるべきだっていうか、その……」
 言葉がうまく出てこない。口を閉じたり開けたり、視線を右往左往させて――ボクは、一気に告白した。
「ボクは、アンタが……好きなんだ」
 一瞬、ポカンとして……メイリンの顔が一気に赤くなる。嫌われてはいなかった、ってことだろうか。
 少し嬉しいけど、返事を聞くのは怖い。それでも、ボクはその場に踏みとどまった。
「いきなりでゴメン……でも、アンタがアスランのことでいっつも苦労してるの、見てられなかったんだ」
「……ありがとう。でも、ごめんなさい。私は、アスランさんから離れられません」
 顔を上げたメイリンの顔には、戸惑ったような笑顔と――はっきりとした、拒絶の意思があった。
 覚悟はしていた……つもりだった。けど、正直、ショックだった。
「そ、そっか。そうだよな、見てりゃそんなのわかるよな……ホントにゴメン、いきなりこんな話して」
「いえ、こっちこそ」
「……なぁ、ひとつだけ教えてくれよ。アスランみたいなヘタレのどこがいいんだ?」
 メイリンにとって、ボクのどこが、あのヘタレに劣っていたっていうんだ?
 それだけは、どうしても聞いておきたかった。そうしないと、自分を納得させないと、ボクはヘタレ以下ってことになってしまう。
 少し俯いて、気絶しているアスランの頬をそっと撫でて――メイリンは、幸せそうに、本当に幸せそうに苦笑した。
「だって、この人、放っておけないじゃないですか。本当はとても素敵な人なのに、一人で苦労して、それに潰されそうになって、それでも他人のために一生懸命で」
357残る意志散る気持ち 8/9:2006/03/14(火) 00:24:04 ID:???
「全部ソイツが勝手にやってることじゃないか。そのせいでアンタが苦労するなんて」
「そうですね。でも、なら私だって勝手に苦労してるわけですし。そういう意味では、私とアスランさんは似てるのかもしれませんね」
「……でも、その男には他に好きな女がいるんだろ? オーブの代表者の」
「カガリさんのことなら知ってます。それでもいいんです。私を見てほしいわけじゃありませんから。私と一緒にいて、アスランさんが少しでも幸せなら、それでいいんです」
「…………」
 ――ああ、そっか。
 メイリンの笑顔を見て、ボクは自分がなぜ彼女に惹かれたのかを理解した。
 スティングも言ってたけど、この子は……お母さんなんだ。
 最初からこうだったのか、アスランと出会って変わったのか、それはわからないけど。
 そして母親ってのは、絶対に子供を見捨てたりなんかしないんだ。
 だから、もうメイリンはアスランから離れないんだ。二人が離れる時が来るとすれば、それはメイリンという母親からアスランが巣立つ時だけだろう。
 すごい子だな、と思った。国も家族も仲間も捨てて、それでもまったくなんの見返りも求めず、たった一人の人間に尽くせるのか。
 本当にすごい人間ってのは、キラ・ヤマトでも、シン・アスカでも、ドモン・カッシュでも、あの爺さんですらもない。
 きっと、それは今ボクの前で気絶しているアスランの頬を幸せそうに突っついている、赤い髪の小柄な女の子みたいな人のことをいうんだ。
 良かった。初めて好きになった人が、そんな素敵な人で良かった。そんな素敵な人に出会えて良かった。想いは、あっさり破れてしまったけど。
 ありがとう――そう伝えたかったけど、すぐにそこまで割り切れるほど、ボクは大人にはなれないみたいだった。
「……なるほど、ね。よくわかった。アスランとのこと、応援するよ」
「アウルさん……」
「爺さんアンタのこと気に入ってるみたいだからさ。またアイアンギアに来てくれるの、待ってるよ。じゃあなっ」
 言いたいことだけ言って、ボクは食堂を走り去った。
 カッコ悪い。いきなり押しかけて、いきなり告白して、振られて、逃げ帰って……これじゃあ、ただの傍迷惑なヤツだ。
 でも、あそこで泣いてるのを見られるなんて、それこそカッコ悪いじゃないか。
358残る意志散る気持ち 9/9:2006/03/14(火) 00:26:04 ID:???
 アイアンギアに戻るなり、ボクは大声で泣いた。
 スティングは愚痴に付き合ってくれた。性格と目つきは悪いが、いいヤツだ。
 爺さんは何も聞いてこなかった。厳しいけど、根は優しい人なんだと思う。
 あんなことがあったからどうなるかと思ったけど、メイリンはその後も普通にアイアンギアに差し入れを持ってきてくれている。ボクよりよっぽど肝が座ってるみたいだ。
 アスランは相変わらずヘタレているらしい。でもメイリンがいる限り、いつまでもそのままってことはないだろう……多分。
 つまり、ほとんど何も変わっていない。唯一変わったものがあるとすれば、ボク自身の心境だろう。
「なぁ爺さん。聞きたいんだけどさ……どうしてアスランはヘタレてるんだ? アイツがしっかりしてりゃ、メイリンの苦労も減るってのに」
「ワシも詳しくは知らぬが、戦争が一因らしいの」
「戦争が? ……なら、どうして地球連合もプラントも戦争を続けてるんだ?」
「その答えは己で探すが良い。未だ未熟とはいえ、お主に授けた流派東方不敗、そのための助けとなるであろう」
「…………」
 地球連合でパイロットをやってた時には考えもしなかったことを、ボクはなぜか考えるようになっていた。
(いつまでもアイアンギアで自転車漕いでても、あんま意味ないしなぁ……)
 今までまるで興味が無かった世界と、そしてこれからの自分ことに、ボクは静かに思いを馳せた。


359通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 00:30:16 ID:???
趙GJ!!!!!!

このスレのメイリンいいなぁ〜
360通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 02:31:58 ID:???
いいなぁ…w
こうやって子供は一歩ずつ大人への階段を登っていくんだね。
頑張れアウル!
そういう事がわかる奴って、誰かがきっと必要としてくれるぞ!
361通常の名無しさんの3倍:2006/03/14(火) 17:35:00 ID:???
アウルに感情移入するあまり恥ずかしくて身悶えた
書いた人GJ!
362通常の名無しさんの3倍:2006/03/15(水) 14:54:29 ID:???
種死後半見てない俺は、このスレのイメージだけで
人気ランキングに投票しそうで怖い
363通常の名無しさんの3倍:2006/03/15(水) 15:10:10 ID:???
このスレ内でどのキャラが好きかとかやってみる?
364通常の名無しさんの3倍:2006/03/15(水) 18:25:42 ID:???
ドモンスレ内人気投票、やってみるか?
>>400-600の間、このスレの登場人物の誰がすきかを投票し、600以降で集計とか、そんな風に。
人物リストは誰か作ってくれ。
365363:2006/03/15(水) 23:54:30 ID:???
やっては見たいけど人がいなさそう…orz
366通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 01:58:59 ID:???
(^・ω・)ノシ
数人はいるよ

・・・・いるよね?
367通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 02:18:21 ID:???
ノシ
368通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 03:27:58 ID:???
ここにも。 ノシ

といっても一日に一度みるか見ないか位だが。
369通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 03:30:35 ID:???
結構見てるよ。
370通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 03:45:21 ID:???
ここにも、いるぜー
371通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 04:42:05 ID:???
ノシ
372通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 08:29:40 ID:???
ノシ
キャラも結構増えてるし、リスト作るのも手間だろ
キャラのリストは作らずに、好きなキャラに
どんどん投票していくってのでOK?
373挙手済:2006/03/16(木) 08:55:59 ID:???
それでいいんじゃないかな。
リストの作り方考えてみたけど、あまりの人数に途方にくれたw
374通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 08:58:55 ID:???
ノシ
375372:2006/03/16(木) 09:32:37 ID:???
種死キャラのみならず、Gや前作、外伝キャラもいるからな……。
ところで、期間は400から600でいいのか?
376通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 09:58:40 ID:???
俺もいるでノシ
377373:2006/03/16(木) 10:08:02 ID:???
既存キャラだけでなく、このスレには単発ながらオリジナルキャラもいるわけで。
378通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 10:11:58 ID:???
ノシ
単発オリキャラってどんなのがいたっけ?
379通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 12:19:48 ID:???
ノシ
オーブ軍の男とか異形の戦士とかじゃないかとオモ
380通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 12:26:06 ID:???
ノシ
じゃあ、彼らも投票対象だな。

では、主人公クラスのドモンやシンではなく、敢えて一発キャラ的な
マイナーどころを推してくるアウトローな投票者の出現を期待しようか。
381通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 13:36:52 ID:???
この進行だと、400から600じゃ長過ぎるだろ。
投票中は職人も投下しづらくなるだろうし。

時間を決めてやった方がいい気がする。
今週末の18日19時から19日19時の間に一人一票で投票、
多重投票防止のためトリップを晒すこと(ageればおけ。晒してない票は無効)、
とかでどうだ?
382通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 13:48:07 ID:???
かっこいい部門とかツッコミ部門とかいる?
初めてだし集計大変だろうからいらないかな。
383通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 13:58:10 ID:???
@好きなキャラ
A嫌いなキャラ
Bこのスレで見直したキャラ

の3名を挙げるのはどうかな?
384通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 14:00:46 ID:???
嫌いなキャラは書かない方がいいんじゃね?
385通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 14:36:39 ID:???
なら嫌いなキャラに変わって
主人公になれると思うキャラ
とかはいかがか。
386通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 14:52:38 ID:???
主人公になれるキャラ、というより、もっと活躍してほしい、スポットを当てて欲しいキャラ、では?
それを見た、職人さんが、そのキャラ使って書いてくれるかも。
後、ただ、名前挙げるだけじゃなんなんで、コメントの一つもつけてもいいんでない?付けたい人だけ。
387通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 15:25:03 ID:???
投票例

@好きなキャラ
ドモン・カッシュ
(流派東方不敗は無敵だ!)

A主人公になれそうなキャラ
シン・アスカ
(もっと頑張れ主人公!)

Bこのスレで見直したキャラ
メイリン・ホーク
(メイリン姐さんのツッコミは宇宙一ィィィィィ!)


という感じでいいんだな?
388通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 15:28:27 ID:???
いろいろやってみたいのはわかるけど、
最初はシンプルにした方がいいんでない?

一人一票にするんじゃなくて、ポイント制にするのはどうだろ。
3ポイントくらいを好きなように割り振る、とか。
389通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 15:39:05 ID:???
じゃあシンプルに、一人につき好きなキャラを3人挙げる、でよくね?集計も楽でいいし。
390通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 15:43:20 ID:???
>>389
酸性、初めてだしその方がいいと思う。
391通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 16:01:41 ID:???
今までの事をまとめると、

〈第1回ドモンスレ人気投票〉
・18日19時〜19日19時の24時間の間、投票を行う。
・投票対象は種、種死、外伝、Gガン、その他ドモンスレの登場人物全般。
・原則として、投票は一人につき一回。
・好きなキャラは3人挙げる。よく考えて投票しましょう。
・集計は追々やっていこう。

でOK?
392通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 17:06:44 ID:???
コメントはなし?
個人的には、名前だけ羅列されててもつまらないんだか。
…投票だから、仕方ないのかな。
393通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 17:11:01 ID:???
コメント書きたい奴は書けばいいと思うよ。
394通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 20:44:03 ID:???
ドモンスレ人気投票か〜
読み直してくるか

まとめ、保管庫 
 http://www7.atwiki.jp/suteteco/pages/1.html

宣伝w
395通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 22:19:01 ID:???
バルトフェルト「ところでコレ(ttp://s03.2log.net/home/char/image/2006030701.jpg)を見てくれ。コイツをどう思う?」
アスラン「すごく…主人公です…」

シン「種ドモ師匠(せんせい)…主人公になりたいです…」
396通常の名無しさんの3倍:2006/03/16(木) 23:03:14 ID:???
シン、安心しろ。
そいつの本当の姿はこれだ。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi28218.gif.html
397通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 01:30:42 ID:???
ルナ「開始は土曜日の午後七時から
早くしないと締め切るよ」
シン「何やってんだ」
ルナ「こんなイベントの時しか儲けられないでしょ
誰が一位か当てるの
一口千円よ」
シン「一口千円って高すぎだろ
絶対売れないだろ」
ルナ「むっ、結構売れてるわよ
予想雑誌まであるんだから
これよ」
シン「どれどれ」
398通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 01:50:47 ID:???

本命 メイリン
このスレで1番の成長株
なんでもこなす万能タイプであり性格もよしときている
男性からの人気が高く、ツッコミ役としても人気。
上位入賞は間違いないか!?

対抗 ドモン
やはりこの男は外せない。最強の男ドモン・カッシュ
正義感が人一倍強く、弟子やクルーからの信頼は厚い。
弟子にただ教えるだけじゃなく、時に突き放して正しい道へ導く理想の師匠である
Gガンファンからの人気も厚い、こちらも前者とかわりなく優勝候補である




大穴 シン
一応主人公であり、このスレでも主人公のようだ
以上




シン「主人公なのに大穴って、主人公なのに説明があれだけなんてorz」
399通りすがりの盟主王:2006/03/17(金) 02:43:03 ID:???
おや、我が勇者後輩シン・アスカじゃないですか。
何だ、また出番だの人気だので悩んでるんですか?
それじゃあ……そうですね、こうしましょう。

人気投票『6位』入賞者が 真 の 1 位 !!

これなら、君にも真の1位になれる可能性がありますよ。
……え、何で6位なんだって?
そりゃあ、今年が2006年だからですよ。
400はぐれSS柿:2006/03/17(金) 03:06:52 ID:???
よーし二位のキャラで一本SS作るって宣言しちゃうぞ〜。
401通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 05:34:52 ID:???
二位はクロトかトールだな予想する。
402通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 07:26:50 ID:???
ムネオ大佐とバレルロール大佐がどこまで食いつけるかが見物だな。
403通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 07:36:20 ID:???
アストレイキャラの健闘に期待しよう。
404通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 08:24:40 ID:???
ミナ・バンガード衆はどこまで頑張れるかな?

>>400
超期待w
405通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 08:29:06 ID:???
改めてまとめ&告知age

〈第1回ドモンスレ人気投票〉
・18日19時〜19日19時の24時間の間、投票を行う。
・投票対象は種、種死、外伝、Gガン、その他ドモンスレの登場人物全般。
・原則として、投票は一人につき一回。
・多重投票防止のためIDを晒すこと(メル欄空欄。晒してない票は無効)
・好きなキャラは3人挙げる。よく考えて投票しましょう。
・集計は追々やっていこう。
・書きたい人はコメント付けてもおk

こんな感じでよいかな?
406レイ:2006/03/17(金) 12:02:36 ID:???
レイ・ザ・バレルの6位(真の1位)に財布ごと賭けさせてもらおう。
407クルーゼ:2006/03/17(金) 13:43:58 ID:???
さぁ、誰が何位になるか!
賭けたまえ!
408ルナマリア:2006/03/17(金) 15:51:17 ID:???
しめしめ大分集まった。
後はオッズの操作をしてやれば
409通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 16:37:00 ID:???
>>399はたけし読者
410盟主王:2006/03/17(金) 16:44:01 ID:???
>>409
やっぱりバレましたか……。

でも、これで中途半端な人気のキャラにも
公平にスポットライトが当たるでしょう?
それに、単に1位をNo.1にするよりも
楽しめそうですしね……。
411通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 18:29:56 ID:TUsjkEWA
アズラエル
いやったああああああああああああああああああ

レイ
仲間思いのナイスゲイ

メイリン
いい子だよ

投票期間時出かけてるから一応書いとく
集計からは外してくれて構わんよ

アストレイキャラは元を知らないから何とも
412通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 19:23:15 ID:???
気にするな、俺は気にしない
413通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 20:22:54 ID:???
得票数が同じの場合はコメント付きの票が多いほうが上と言うのも追加してほしす。
やっぱただ名前を書かれるだけよりコメントあったほうがいいし
414通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 20:36:44 ID:???
いや、そういう場合はやっぱり公平に同率入賞だろ。
コメント欲しいってのは禿同だが。
415通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 20:38:49 ID:???
上って書き順だろ?

○位:アウル(見直した)
   スティング

ていう感じで。
416414:2006/03/17(金) 20:41:09 ID:???
素で勘違いした。
吊ってくる。
417通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 20:45:39 ID:???
シン「やめろ! >>416! 吊るくらいなら俺に一票入れてく…あ」
レイ・ルナ「………………………」
(なんだか可哀想なものを見る眼差し)
418通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 21:51:46 ID:???
ひとまず6位(真の1位)も視野に入れとけ、シン。
419通常の名無しさんの3倍:2006/03/17(金) 21:54:23 ID:???
一度日にちがかわるぐらいに途中経過やるべきかね?
誰もやらないなら集計役やろうかなっと思ってるんだが。
やりたい人がいるならやらないが。
420通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 02:06:00 ID:???
>>419
やってくれるんなら是非頼むよ。
421通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 08:05:08 ID:???
集計後
シン「やった・・・・・・一位だ、一位になれた!!」
レイ「シン(仮の)一位おめでとう」
ルナ「(仮の)一位よかったね、シン!」
シン「・・・え?」
凸「盟主王が言っていただろう、六位こそが真の一位だと」
シン「じ、じゃあ六位は一体!?」
???「六位だなんてやーめーてーよーねー・・・」
シン「うをぁああぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」







シン「・・・はっ!ゆ、夢か・・・」
レイ「・・・シン、可哀想に・・・・」

寝呆けたままやった。反省はしても後悔はしない。
422通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 08:33:15 ID:???
主人公を自認するシンが6位というのも辛いものがあると思うが……。
423通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 09:35:28 ID:???
万年6位のカレーが手招きしてます
424通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 16:32:23 ID:???
すいませーん、シン・アスカさん宛にお届け物でーす。
判子お願いしまーす!
はい、拇印ても結構ですよ、では。

つ神父服・黒鍵6ダース・カレー一週間分
425419:2006/03/18(土) 18:34:57 ID:???
じゃあ集計やります。

残り30分だな、誰に入ることやら。
426通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 18:56:04 ID:???
シンの事だから名目上の1位も真の1位もとれないと見た。
恐らく5位あたりだな
427通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 19:00:31 ID:???
ドモン
アーサー
シン


好きだよ
428419:2006/03/18(土) 19:02:56 ID:???
メイリン
書いたからにはいれないとな。面倒見がよく性格もいい最高じゃないか。
このスレで一番成長したキャラだと思う

ドモン
強くて正義感が強く、時に厳しいが普段はやさしい、最高のキャラ

シン
なんだか不憫に思えてくるが、それで出番得れてるんだから逆にいいかもしれん。
逆境に立ち向かう姿はなんかいいぞシン!
429通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 19:04:37 ID:IJuxRihF
そうだ………IDさらさなきゃいけなかぢたんだ………orz

じゃあ改めて
ドモン
アーサー
シン
430通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 19:05:03 ID:rNfj+5gO
抜き忘れてた・・・orz
>>428は俺な

ID非表示は無効なのでみんなも気をつけようw
431通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 19:06:03 ID:???
お前ら結婚しろよw
432通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 19:11:08 ID:YIeyq6lV
>>429-430
おまいら仲良すぎw

メイリン:ある意味このスレの方向を決めた立役者w
ラクス:ここのラクスと本編のラクス、交換した方が良さそうです
東方不敗:違う所からこの世界を見守ってるように見えて好き
433通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 19:11:53 ID:CBY8eQdE
シン
お前が 主 人 公 だ !!

盟主王
素敵に自分勝手かつ勇気溢れる僕らの盟主王!

イライジャ
お見合い頑張れ、ヘタレ傭兵!
434通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 19:19:47 ID:IFAAymUY
ではでは

・オーブ軍の男

・カナード・パルス

・ワークスカイザー
435通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 20:24:50 ID:gFKeuOss
ドモン:彼無くしてこのスレはありえなかった。感謝も込めて一票!

メイリン:ドモンが種ドモスレの生みの親なら、こちらは育ての親。普通にいい子だと思う。

アスラン:アスランがっていうより、メイリンとのコンビが好きだw
436通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 20:38:28 ID:5ZU6JfAu
・マユ=アスカ

・マユ父

・マユ母

1スレ目でドモンに助けられた彼女らに出番を!
437通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 20:43:28 ID:???
そういやあの話って実は某スレの人が書いたのかなぁ。
438通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 20:47:43 ID:HFlPGxKl
特務兵
貧乏失敗作スパコディに愛と出番を!

マユ
そろそろ主役で一本欲しいところ。

ワークスカイザー
何か全26話観てみたいなw
439通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 21:04:48 ID:MzfwFMSH
・メイリン
ツッコミなくしてボケ成り立たず!ツッコミは体の一部です!?
メイリン姐さんのツッコミは宇宙いちィィィッ!!

・アスラン
ハゲでもいい、逞しく育ってさえくれ…なくてもネタになるからそれも良し!
ドモンスレののび太に栄光…も無くていいやw

・カナード
出番があるうちは負けじゃない!というわけで再登場キボンヌ!
野良犬根性全開で、奪え真の主役の座!!(6位)




許せシン…俺以外の奴が入れてくれるさ。
多分。おそらく。きっと。
440通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 21:29:02 ID:???
メイリン
スレタイ張ってるドモン以上にこのスレの生命線
流派『突込魅子帯』を駆使すれば白兵戦もお手のもの?

アスラン
普段のヘタレモードでのメイリン姐さんとのコンビがたまらなく好き
たまに出る英雄モードもライバルキャラとして高得点

シン
まぁ、主人公だから
例え人間ミラコロでも一応主人公だし
441440:2006/03/18(土) 21:30:08 ID:X1XEYSJO
あぁ、ID忘れた…
442通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 21:46:00 ID:cDaYo8Ia
・シン
頑張れ!ミラコロ主人公!
・ドモン
個性の薄い種キャラを濃くした功労者

・メイリン
あなたがいなければAAはボケの嵐になっている事でしょう
443通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 22:37:55 ID:???
今のところシンが2位のことにびっくりw
444通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 22:54:23 ID:XAFNcACK
・ドモン
この漢は外せない

・メイリン
このスレの彼女は最高だ

・ステラ
うぇーいに萌えた

つーか票を入れたい奴が多すぎる…
445通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 23:16:37 ID:AxTuBVoj
・シン
このスレでは、ステラと幸せそうで良いねえ
主人公してるし、ガンバリ屋だ。

・メイリン
一途な女の子は良いですな

・キラ
傲慢で、人を人ととも思わなくて、ラクスになんとなく惚れてて
やりたい放題やってるあなたが好きですw
446通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 23:19:17 ID:qXBoFtOF
・シン
頑張れ。とにかく頑張れ。マジで頑張れ。

・アビー
ツンデレハァハァ
ぬこたんネタは反則です…('∀`*)

・カナード
優勝したらステーキ腹一杯食えるな。


敢えてドモン・メイリンは外すという暴挙に出てみた。
三人に絞り込むのは中々骨が折れるな。
447通常の名無しさんの3倍:2006/03/18(土) 23:58:24 ID:mVacfZS/
・ドモン
こいつがいるから話が締まるし、安心してみていられる。

・アーサー
盗撮13www

・シン
なんだかんだで美味しい役回りもらえてるよな。
448通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 00:01:30 ID:coKzAvib
・アスラン
ここのアスランは好きだ

・アーサー
時々クールなのがよし

・アズラエル
説明不要!ぼくらの盟主王!
449通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 00:07:21 ID:???
東方不敗
ドモン
シン

流派東方不敗三人に!
450449:2006/03/19(日) 00:08:16 ID:0Fl1W5c7
IDミスった
あらためて

東方不敗
ドモン
シン

流派東方不敗三人に!
451通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 00:44:21 ID:8TcGVBss
シン
流派東方不敗で健やかに成長した我らが主人公。
不憫な彼がここまで強くなるとは…。流派東方不敗は偉大だ。

ラクス
ある意味、ドモンスレでもっとも救われたキャラ。
原作のエセ聖女像を打ち砕き、腹黒悪役として見事にキャラが立った。

ステラ
うぇーい
天然には勝てない

原作で不遇だったキャラたちに愛を込めて


452通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 01:14:21 ID:LphQxPS6
シン
哀れ主人公(仮)

アーサー
いい仕事してるね

アスラン
なら投票するしかないじゃないか!
453通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 02:22:45 ID:nQwxzl1+
メイリン
ツッコミにしてスレの最大の良心。気苦労も多いだろうが頑張れ。

ラクス
憎めない悪役が板についてきてよかった。……のか?

アズラエル
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 盟主王!盟主王!
 ⊂彡
454453までの途中経過:2006/03/19(日) 02:52:17 ID:???
1位  シン  11票
2位 メイリン 10票
3位  ドモン 7票
4位 アスラン 5票
5位 カナード 4票
   アーサー 
   アズラエル
7位  ラクス  3票
8位 マユ 2票
ワークスカイザー
   東方不敗
ステラ
12位 レイ 1票
マユ母
マユ父
イライジャ
オーブ軍の男
キラ
アビー


シン1位だよw
455通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 03:29:27 ID:q2Ntr6qL
・ドモン
この人なくしてはこのスレは無かった


・アーサー
盗撮神アーサー


・アビー
ツンデレ
これに尽きる
456通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 05:38:44 ID:NH1TcEFE
アスラン
カナード
アズラエル
457通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 08:58:11 ID:SMZ+d29g
ドモン やっぱりこの人
シン  本編での無念を晴らして欲しい・・
メイリン もはやこのスレでは外せません
458通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 09:43:31 ID:DO1HYrb5
シン
やっぱり主人公だしこのスレで好きなキャラだから

カナード
特務兵の話で好きになりますた

盟主王
素敵な乱入者になりましたねw
459通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 11:20:14 ID:Ti25NIAk
シン
ドモン
メイリン
460通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 11:41:27 ID:FXB+OgWz
東方不敗
なんだかすっかり好々爺になってしまってる所が好きです

シン
貧弱だった坊やが今では逞しくなって‥‥

ドモン
やっぱこの人でしょう
461通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 11:41:55 ID:???
シン
「オレのこの手が緑に光る!!」
メイリン
「―ツッコミ入れろと、轟き叫ぶ!!」
ドモン
「―ばぁーくねつ!ゴッドォ、フィンガーーーーッ!!!」
の三人で。
462通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 11:57:07 ID:cambqKrS
シン
なんかだんだで立派になってるよ、主人公だよ主人公
レイ
色んな面で頼れる相棒だよな、何気にかなり成長してると思う
ルナマリア
魚人、バーサーカー、がんばれお姉ちゃん

入れたい奴が多すぎて迷ったけど取り合えず本編三人組で
463461:2006/03/19(日) 12:06:32 ID:BEmLZ0Dw
ありゃ、IDが。
こうか?
464通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 13:22:19 ID:???
今の所6位が存在しないんだけど
最終的に6位が無かった場合
真の1位どうする?
465通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 14:11:01 ID:3imPiTeW
シン
頑張れ主役。本編シンは嫌いだがこのシンは好きだ。

アウル
失恋セツナス

盟主王
僕らの盟主王
466通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 17:17:14 ID:WH8Xyu1E
レイ
ルナ
ステラ

いつもシンを支えてるこの3人に!
467通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 17:59:37 ID:3pimOako
メイリン
このスレでのある意味最強キャラ。
アーサー
盗撮13がイイ!!
アウル
少し前のSSが良かった。
468通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 18:04:51 ID:???
あと一時間だな。さて、最終的にどうなるか……。
469通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 18:12:39 ID:???
結構集まってるなぁ
470通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 18:32:20 ID:???
ラスト30分
1位と真の1位は誰だ?
471通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 18:51:36 ID:zJ7dwB7Q
シン
いい素材なんだと気付けた。糞嫁が関与しなきゃよかったのに。
ドモン
最近出番がめっきり減ったような…
盟主王
最近最もおいしい役回りだな
472第1回人気ランキング結果:2006/03/19(日) 19:09:22 ID:???
一応結果がでたので貼っておく

投票者数33人

真の1位 該当無し

  1位  シン   19票
  2位 メイリン 14票
  3位  ドモン 13票
  4位 アズラエル    8票
  5位 アスラン    6票
     カナード
     アーサー
  8位  ラクス     3票
     東方不敗
   ステラ
       レイ
  12位 マユ    2票
  ワークスカイザー
   アビー
   ルナマリア
      アウル
  17位 マユ母   1票
     マユ父
  イライジャ
オーブ軍の男
  キラ
473472:2006/03/19(日) 19:11:22 ID:???
すまんかなり見難くなってしまった・・・orz
474通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 19:13:22 ID:???
投票しようとしたら時間過ぎてたorz
475イライジャ:2006/03/19(日) 19:17:18 ID:???
ワークスカイザーに負けた……orz
劇中劇だろ?! 俺も出演してる劇中劇だろ?!
476通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 19:22:29 ID:???
こう言うスレだとアーサーって人気高いよな
けっこう美味しいキャラ?
477通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 19:25:25 ID:???
いっその事、アスラン・特務兵・アーサーでまとめて真の一位、ってのはどうだ
478通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 19:27:01 ID:???
>>473
乙。GJ!
まとめてくれてありがとう!

このスレのキャラ達に対して住人って結構親身になってないか?
俺今ものすごくシンに「おめでとう!」って言いたくて仕方ないんだが。
479通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 19:32:36 ID:???
その中に投票キャラがいる俺としてはOKと言いたいが…
まあ、今回はなしでいいんじゃないか。
480通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 19:34:17 ID:???
よかったなシン!!
みんなが認める1位だぞ
481通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 19:58:16 ID:???
ちょっとまとめてみた

   1位 19票 シン
   2位 14票 メイリン
   3位 13票 ドモン
   4位  8票 アズラエル
   5位  6票 アスラン カナード アーサー

   8位  3票 ラクス 東方不敗 ステラ レイ

  12位  2票 マユ ワークスカイザー アビー ルナマリア アウル

  17位  1票 マユ母 マユ父 イライジャ オーブ軍の男 キラ
482472:2006/03/19(日) 20:07:47 ID:???
>>481
おぉ、わざわざありがとう
483通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 20:36:47 ID:???
集計人さん乙!

真の一位が不在で仮の一位の一位が繰り上がって真の一位になるから、
つまりシンは名実ともに一位ってことだな。

おめでとう、主役。
484通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 21:37:24 ID:???
新シャアでシンの人気があるのは予想できたけど
メイリンがこれほど人気のあるスレなんてここだけだろうなw
 ぱんぱかぱ〜ん♪ ぱんぱんぱんぱんぱかぱ〜ん♪

ミリアリア「第一回種ドモスレ人気投票、結果発表の時間がやってまいりました! 住人に一番愛されているのは果たして誰なのでしょうか? 司会は私ことミリアリア・ハウ」
クルーゼ「解説は私、ラウル・クルーゼでお送りする」
ミリアリア「それではちゃっちゃといきましょう。まずは十七位からの発表です。なんと五人もの方が並ぶ結果となりましたっ」
クルーゼ「有効投票数はみな一票。最近ご無沙汰の者もいるようだが、住人の心に忘れがたい印象を与えた者たちのようだな」
ミリアリア「それではお出でいただきましょう! マユ父、マユ母、イライジャ、オーブ軍の男、最後にご存知キラ・ヤマトさんです! 一人ずつコメントを……あ、あれ?」

マユ父・マユ母「「…………」」(無言でフェードアウト)

クルーゼ「ふっ。本編でもまったく語られていないだけに、コメントのしようがないということか。どこかの主人公が妹のことしか考えないからこうなる……まったく厄介なシスコンだよ、彼は」
ミリアリア「(見なかったことにして)では次に、イライジャさんの登場です!」
クルーゼ「噂の声優傭兵氏か。そういえば、お見合いはその後どうなったのだろうか?」

イライジャ「投票してくださった方に感謝を。そしてこの場を借りて、ある人にメッセージを送りたいと思います。アビーさん、俺は!」

ミリアリア「え、時間押してる? すみませんそこからカットで。本編キャラを押しのけて、種ドモスレのオリキャラの登場です! オーブ軍の男さん!」
クルーゼ「ボケとツッコミと天驚拳が炸裂するお笑い系のスレの中、シリアスを貫く姿勢が評価されたようだ。続編キボンヌ、と言わせていただこう」
ミリアリア「残念ながら『諸事情により(書いてる人が別人なので勝手にしゃべらせるわけにもいかず)』会場に来てもらうことはできませんでした。さて、お次はキラ・ヤマトさんです!」
クルーゼ「横暴な完璧超人として描かれた本編より、ある意味人間らしいところが好まれたようだな。まぁ、それでも真っ当な人間とは言えないが。テロリストだし」

キラ「十七位? やめてよね、僕が本気になったら(以下略)」

ミリアリア「さて、それでは12位の発表です!」
ミリアリア「ここも大混戦、なんと五人が顔を並べています! マユ・アスカさん、ワークスカイザー、アビー・ウィンザーさん、ルナマリア・ホークさん、アウル・ニーダさん!」
クルーゼ「一名を除いて、本編ではあまりいい役柄ではなかった者たちだな。これも二次創作ならではか。マユ・アスカ……本編で儚く散った彼女への救済を望む者は少なくない、ということか」
ミリアリア「ではお一人ずつコメントを。まずは、マユ・アスカさんです!」

マユ「お兄ちゃ〜ん、一位おめでと〜〜〜〜♪」

ミリアリア「む、何やら楽屋裏が騒がしい。これは……恐らくは十代半ば、男性コーディネーターの血の匂い?」
クルーゼ「それがわかる君も何者かと思うが……どこかのシスコンが、興奮して鼻血でも出したらしいな」
ミリアリア「ったく、この後出番だったのに。気を取り直して、次にいってみましょう。オリキャラ第二段、もはや人間じゃない!? ワークスカイザーです!」
クルーゼ「劇中劇が本編を超える注目を集める。この業界では稀にあることだが」

ワークスカイザー「ワークスカイザーだ。いつも応援してくれてありがとう。ところで一言だけでいいから、この場を借りてメッセージをっておいコラ待てなんだお前らはあああ!?」

ミリアリア「中の人がしつこく暴走してるのでとっとと次いきましょう。ミネルバ新CIC担当、アビー・ウィンザーさんです!」
クルーゼ「本編では完全に空気だったが、今流行のツンデレ属性を開花させ、一気にキャラが立ったようだな」

アビー「人気投票になんて興味ありません(ツン)。……でも、投票してくれてありがとう(デレ)」

ミリアリア「どう見てもツンデレです! 本当にありがとうございました!」
クルーゼ「だが、ツンデレ道は奥が深い。彼女がこの先、その道をどこまで究めるかが見物だな」
ミリアリア「お次は射撃が苦手なザフトレッド、ルナマリア・ホークさん!」
クルーゼ「マーメイドガンダムにバーサーカーモード……グダグダな本編から解き放たれ、まさに水を得た魚のごとき活躍だな」

ルナ「私が十二位!? ありえない……姉より優れた妹など存在しねえええっ!」

ミリアリア「……バーサーカーモードが発動する前にご退場願いましょう。さてお次は、元連合のエクステンデッド、現流派東方不敗見習い、アウル・ニーダさんの登場です!」
クルーゼ「直前に投下されたSSが良かった、との声が寄せられた。タイミングの勝利、というところか」

アウル「え、ボクを応援してくれんの? あ、ありがとな……へへ、なんか照れちゃうぜ」

ミリアリア「毒の無いコメント、ありがとうございました! 続いて八位の発表です。我らがラクス様、東方不敗さん、ステラさん、レイさんの四名です!」
クルーゼ「東方不敗氏を除けば、このスレ独自のキャラとして成り立った者たちか」
ミリアリア「それではそれぞれのコメントです! まずはラクス様からどうぞ!」

ラクス「私が八位? ……ふん、まぁあまり目立ちすぎてもうざいだけですし、良しとしておきましょう。オ〜ホホホホホホ!」

ミリアリア「何があっても凹まない人だなぁ」
クルーゼ「好印象の理由はキラ・ヤマトと同様だが、本編での描かれ方が極端だった分、彼女の方が高い評価につながったようだな」
ミリアリア「さて、お次は流派東方不敗創始者、東方不敗マスターアジアその人です!」

東方不敗「ふっ、ワシはすでに表舞台からは身を引いたのだ。が、一応礼は言っておこうかの」

ミリアリア「齢を重ねた方ならではの深みのあるコメント、ありがとうございました!」
クルーゼ「種・種死本編に、こういう重みのあるキャラが一人でもいれば、とは思うがね」
ミリアリア「続いての発表です。元連合エクステンデット、現ミネルバMSパイロットにしてシンの彼女(?)、ステラ・ルーシュさんです!」

ステラ「うぇーい! えっと、えっとね。よくわかんないけど、みんなありがと〜〜っ!」

クルーゼ「本編から独立して歩き出したキャラの最初の一人だな。恐るべきは流派東方不敗ということか。さて、お次は我が分身の彼か」
ミリアリア「ミネルバMSパイロット、レイ・ザ・バレルさんです!」

レイ「投票してくれた方に感謝を。これからの俺たちの活躍にも、ご期待いただきたい」

クルーゼ「彼本人というより、シン・アスカとのコンビでの評価が高いようだ」
ミリアリア「これも本編のグダグダ感を吹っ飛ばしたドモンさんの功績なのでしょうか? 続いて五位の発表、アスラン・ザラさん、カナード・パルスさん、アーサー・トラインさんの三名です!」

アスラン「え、俺が五位? ふ〜ん……そんなことよりメイリン知らない? リアップの予備がどこかわからないんだ」

クルーゼ「彼もまた、本人よりメイリン・ホークとのコンビが高く評価されての結果だな。本編とはだいぶ違うキャラだが、ある意味こちらの方が生き生きとしている気がする」
ミリアリア「お次は特務兵でお馴染み、傭兵のカナード・パルスさんです!」

カナード「見ていてくれるヤツは見ていてくれてる、ってことかな……ありがとう」

クルーゼ「長編、『とくむへいのはじめてのおつかい』で住人のハートをがっちりつかんだようだ。職人の腕の勝利、ということか」
ミリアリア「続きましてはミネルバ副艦長、盗撮13ことアーサー・トラインさんです!」

アーサー「ええ――――――っ!? 自分が五位、でありますか! 光栄ですなぁ……」

 銃声 銃声 銃声!

ミリアリア「ヒャハハハハハハついに仕留めたぞ盗撮13! って……か、変わり身!?」
クルーゼ「ゲルマン忍法を修めた盗撮13としてのキャラ設定を得て、一気に雄飛したな。一成人男性として、今後の活躍にもぜひ期待したいところだ」
ミリアリア「……ふっ、まぁいいわ。楽しみにさせてももらうわよ。気を取り直して、四位の発表! 僕らの盟主王、ムルタ・アズラエルさんです!」

ムルタ「へぇ、ボクが四位ですか。本来なら一位に収まるべきだと思うんですが、まだ復活して間もないですからねぇ。その辺は勇気で補うとしましょう」

クルーゼ「DG細胞による復活に始まり、宇宙海賊の結成、声優ネタから派生した盟主王のネタ。このスレの幅を大いに広げた人物といっていい。人気があるのも頷けるな」
ミリアリア「さて、三位の発表です! なんと二位とは一票差! キング・オブ・ハート、忘れてるかもしれないけどフェイス、そしてシンの師匠! ドモン・カッシュさんです!」

ドモン「三位か。嬉しいが、この結果に満足するわけにはいかんな。さらに上を目指して、俺はこれからも戦い続ける! キング・オブ・ハートの名に懸けて!」

クルーゼ「彼がいなければこの種ドモスレもありえなかった。これからもそのガンダム史上もっとも熱い魂でこのスレを導いてほしい」
ミリアリア「お次は二位の発表! 実の姉との間に十位分の差をつけて、我らがツッコミプリンセスがここに降臨! エターナルCIC担当、アスランのお守り役、メイリン・ホークさんです!」

メイリン「私が二位! うわ、ホントですか!? あ、ありがとうございますっ。これからもCIC担当として……え、それはいいからツッコミを? 好きでやってるんじゃね――――――っ!」

クルーゼ「一途でかわいい、ツッコミ最高、などという意見が多く寄せられた。このスレで成長したキャラは多いが、中でも一、二を争う人物だろう。今後の活躍が期待されるな」
ミリアリア「さて、いよいよ一位の発表です! 本命メイリン、対抗ドモンを抑え、第一回種ドモスレ人気投票一位に輝いたのは……!!」

 ダララララララララララララララ……(太鼓の音)

ミリアリア「……ミネルバMSパイロット、ドモンさんの弟子、一応主人公? シン・アスカさんで――――――っす!! ではコメントを……あれ?」
シン「うう、うえっ、ぐすっ。あ、あり、ありが……ぐうっ」

クルーゼ「本編での扱い、出番の低下。主人公としてのアイデンティティが揺らいでいたところにこの結果で、感極まって話すどころじゃないようだな」
ミリアリア「はぁ、せっかくのクライマックスだってのに締まらないなぁ……おんや?」

ステラ「シン、どうしたの? なんで泣いてるの?」
シン「ス、ステラ? ダメじゃないか、楽屋で待ってなきゃ……」
レイ「ふっ。止めても聞かなかったものでな」
ルナ「ほら、アンタが泣き止まないとステラも泣いちゃうでしょ? 男の子なんだし、こういう時はビシッと決めなさい」
シン「レイ……ルナまで……」
レイ「いいじゃないか、ルナマリア。シンだけじゃない……これは、俺たち四人でつかんだ結果なんだ」
ルナ「そっか……そうかもね。じゃ、この四人で報告にいきましょうか!」
ステラ「シン、ほら。みんな待ってるよ!」
シン「……ありがとう。俺、ステラたちと一緒に戦えて、本当に良かった……!」

シン「応援してくれた皆さん、本当にありがとう! 俺、この結果に恥じないような、立派な主人公になってみせます! これからも俺を……いや、種ドモスレとこの最高の仲間たちを、よろしくお願いします!」
ドモン「見事だ、シン! 師として鼻が高いぞ!」
メイリン「良かったね、シン。誰がなんて言っても、やっぱり種死の主人公はシンなんだね」
ラクス「あらあら。まぁ、ここは素直に祝福してさしあげましょう」
キラ「……ま、いっか。今回は花を譲るよ。でも、次はさせないからね〜」

 パチパチパチパチパチパチ……

全員「「おめでとう!」」「「おめでとう!」」「「おめでとう!」」

ミリアリア「か、感動的な光景です! 敵も味方も無く、どっかのアニメの最終回のように、全登場キャラがスタンディングオベーションでシンを祝福しています!」
クルーゼ「ふっ……歳を取ると涙腺が緩くなって困るな。グスッ」
ミリアリア「第一回種ドモスレ人気投票をお送りしました! それでは皆さん、次のSSでお会いしま……」
バルトフェルト「ところでコレ(ttp://s03.2log.net/home/char/image/2006030701.jpg)を見てくれ。コイツをどう思う?」
アスラン「すごく…主人公です…」

全員「「……………」」

シン「う、うわあああああああああああああああ――――――っ!?」

ステラ「シン!?」
レイ「いかん、主人公コンプレックスが再発した!?」
ルナ「ちょっと衛星兵急いで! 衛生兵――――――っ!」

バルトフェルト「繰り返しはギャグの基本!」
アスラン「ならやるしかないじゃないか!」
メイリン「お前ら空気読め――――――っ!!!」


492通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 22:31:49 ID:???
リアルタイム超GJ!!

でも、ワークスカイザーの中の人はリーアムでは?
493通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 22:34:48 ID:???
>>485->>491
やってくれた―――――――――ッ!!
やっべ超期待してたけどホントに結果発表でSS書いてくれる人がいるとは思わなかったwww
そして虎のナイスなオチに激しくワロタwwwww
GJ!!!
>492
やっちまったああああ!?
よく確認もせんで他人のネタを使った俺がアホでした。
ごめんなさい。
495通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 22:49:36 ID:???
超GJ!!

これまでの長い歴史が語られてるようだ
496通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 23:26:16 ID:???
 超GJ!!
 集計を呼びかけた方、投票した方、集計してくれた方、
そして結果発表SSの職人氏……! このスレ住民の
方々に幸せの羽が舞いますように。

 
497通常の名無しさんの3倍:2006/03/19(日) 23:34:31 ID:???
>>485ー491
うおぉぉーっGJ!!
見事な紹介&オチでした。
本当にこのスレは良いなあ。
本編が酷かった分、キャラが報われて良かったよ。
4981位の報酬 1/3:2006/03/19(日) 23:58:28 ID:???
3/19 18:30PM

「そろそろ結果が発表される時間だな」
「うわああああ!!!言うな!!言わないでくれ!!そんなの見たくない聞きたくない知りたくないいいいい」
人気投票の結果発表の時間が近づくにつれ、シンは落ち着きを無くして……というより、
錯乱し始めている。それもそうだ。散々「主人公?キラだろ」「このスレならドモンかメイリンだろ」
などと言われ続け、影の薄さやらをネタにされ尽くされた男としては至極真っ当な反応である。
「落ち着け、シン。この投票は6位が真の1位となるんだ。それならお前でも十分狙える」
「暗に俺じゃ1位は取れないって言いたいのかお前はあああああ!!」
(今のシンは何を言ってもネガティブにしか捉えることしかできない状況だな)
自分の言い様は反省しない辺りはやはりレイだった。

結局、全力で引き篭もろうとするシンをレイ、ルナマリア、ステラの3人がかりで
会場に引っ張って行く事になった。

そして、発表されていく結果。
「ははははは、3位まで発表されてるのに名前すら出ない……1票も得られなかったのか俺は……」
「自分が1位か2位を取るって未来は見えないのかしらねえ?」
「今のシンうしろむきだから無理だとおもう」
「まあ、今までの扱いを考えれば仕方有るまい」

『2位は……メイリン・ホークさんです!』
「ああ、1位はバレルロール大佐辺りか………」
「妹に完敗したああああああああ!?」
「気にするな。俺は気にしてない」
「うぇーい、メイリン凄いねー」

「あはははは………結局1票も取れずに終わりか……」
『そして、栄えある1位は……シン・アスカさんでーす!』
そして、時が止まった。
4991位の報酬 2/3:2006/03/20(月) 00:00:12 ID:bIHI8EwE
「え……?」
『では、トロフィーの授与を行いますので壇上に来てくださーい』
(ハッ、騙されるかよ。どうせ、上から豚の血でも降らすんだろう!?)
疑心暗鬼に陥ったシンは、もう止まらない。不測の事態に即対応できるように、
猫足立ちで周囲を警戒しつつ壇上に向かう。だが、何も起きない。
トロフィーを受け取ると、周囲からは割れんばかりの拍手喝采。
ここに至り、ようやくシンは自分が1位を取ったと確信した。
(なんてこった………俺は俺は……)
『では、1位を取ったシン・アスカさん、何か一言お願いしま「俺は最低の大馬鹿野郎だあああああああ!!」す』

自分が情けなくなり、シンは超級覇王電影弾で部屋まで逃げてしまった。
5001位の報酬 3/3:2006/03/20(月) 00:03:26 ID:???
「俺は…俺は……」
もはや自信を失ったアスラン並みの凹み具合である。

Trrrrrrrrr

「え?」
何故か、妹の形見である携帯が鳴り始めた。
訳がわからず、通話ボタンを押し、恐る恐る耳に押し当てる。
『マユでーす。お兄ちゃん、1位おめでとう!』
「マ…ユ?」
『そうだよ。お兄ちゃんの妹のマユだよー。今日は特別に少しだけお兄ちゃんと話せるの』
「マユなのか!?本当に……本当にマユなのか?!」
『落ち着いてよお兄ちゃん。夢じゃないってば』
「あ、ああ」
壁の形が変わるほどに頭を打ち付けても痛いだけという事に気付き、ようやくシンは
それが現実だと認識した。
「ええと……何から話せばいいかな……とりあえず、父さんと母さんは元気か?」
『え!?あ、うん。元気だよー。でも、お兄ちゃんがいないから少し寂しいかなー』
「そんな事言われると俺もそっちに行きたくなるな」
『駄目!』
「え?」
『そんなの絶対駄目だからね!お兄ちゃんにはそっちで守らなきゃならない人達がいるでしょ!?』
「でも……俺は皆に助けられてばっかりで、守るなんて言っても駄目だった事の方が……」
『大丈夫だよ。私も、お兄ちゃんの周りの人達もみんな知ってる。お兄ちゃんが凄く苦労して、絶望して、それでも諦めずに頑張ってるって』
「マユ……」
『だから、お兄ちゃんは生きて頑張らなきゃ駄目なんだからね?こっちに来ちゃ駄目だよ?』
「ああ!ああ!!俺、頑張るから!皆を守って、主人公って認められるように頑張るから……だから……そっちで父さん達と見守っててくれ」
『うん!じゃあそろそろ時間だから切るけど、元気でね。お兄ちゃん』
「そっちもな」
『またね』
「ああ、またな」



「いやー、小学生の声は難しいわ」
「しかし……よく似てるな。あの携帯から聞こえてきていた声と瓜二つだったぞ」
「うん、本当にそっくり。ルナ凄いねー」
「ま、シンには儲けさせてもらったしね。この程度のお礼はしとかなきゃ罰が当たるってもんよ」
「……まあ、いいだろう。ステラはシンを呼んで来てくれ。主役がいなければ後夜祭もできん」
「うぇーい、シン連れて来るねー」
(……妹さんもステラも強敵だけど、負ける気は無いからね)

だが、ルナマリアは肝心な事を忘れている。シンを立ち直らせたのはマユの振りを
した自分であり、実際の所は何も自分有利に傾いていないという事を。
501通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 00:04:47 ID:???
オチは弱いし、一部sage忘れもあるが、私は謝らない!
502通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 00:09:32 ID:???
gj!主役おめでとう主役
503後片付け:2006/03/20(月) 00:16:13 ID:???
シン「なんだかんだ言って自分の一位にかけていたんだが・・・」

シン 単勝
払戻金 56,8000


シン「俺はこれに対してどう言った感情をいだけばいいんだ・・・」
504レイ:2006/03/20(月) 00:51:56 ID:???
シン、気にするな。俺は気にしてない。
自分の6位(真の1位)に賭けて見事にスッて、全財産を財布ごと失ったが、俺は気にしていない……。
505通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 00:56:57 ID:???
>>504
レイはギルにはかけなかったの?
506通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 01:06:15 ID:???
>>406
507通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 09:24:46 ID:???
ここでシンに一撃

二回目以降の人気投票で主役は一位をとれないというジンクスがある

つまり次回一位なら主役ではないということだ!
508通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 14:12:03 ID:???
シン「なら次回は師匠かメイリンに一位を譲るしかないじゃないか!」

アスラン「台詞ぱくられた!?」
509通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 15:53:27 ID:???
待て待て俺の知っている漫画では
主人公がずっと1位をキープしてたぞ
しかも回を重ねるごとに2位との差を増やしてな


脇役に出番取られて嘆いている主人公ではあったがw
510通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 19:18:18 ID:???
俺の知ってる漫画では、人気投票毎回ぶっちぎり一位で
当然のように出番ありまくりなんだが。>主人公
511通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 20:53:20 ID:???
俺の(ryではヒロインに負けてたけど、一人で沢山入れた分の票無しだと
一位になるって話だった。
512通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 21:00:55 ID:???
>509-511
どの作品の事を言ってるだぁー!
513通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 21:13:17 ID:???
>511
武装錬金だなw
514通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 21:25:46 ID:???
>>508
待て待て俺の知っているボンボン漫画版では
主人公もそのセリフ言ってたような気がするので無問題じゃよー
515通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 22:28:15 ID:???
俺の知ってる漫画の人気投票では一人でとあるキャラに集中投票した奴が居て(葉書数万円分)
ぶっちぎりの一位を獲得
作者がその熱意に打たれて投票された葉書を束にして側面にそのキャラのイラストを書いて
送ったって感動的な話があったな
516通常の名無しさんの3倍:2006/03/20(月) 23:51:11 ID:???
>509
封神?
アズラエル「さあ、目覚めてください…あなたの出番ですよ…」
???「う…私は…なぜ生きている…私はオノゴロで…………き、貴様、ムルタ・アズラエル!?」
アズラエル「まあまあ、落ち着いてください。僕もあなたと同じです。
天の声とDG細胞…もしかしたらUG細胞なのかもしれませんが、その2つにより蘇ったのですよ」
???「どういうことだ!?」
アズラエル「つまり、あなたも僕も1度命を落として、復活した、ということです。とりあえず話だけでも聞いてもらえません?」
???「…………好きにするがいい」
アズラエル「おや、話がわかるようになりましたねえ。人間1度死ぬとさすがに色々変わりますね。では…」

(中略)

???「私が死んでいる間にそのようなことになっているとはな…なるほど、おちおちと棺桶の中にいるわけにはいかないわけだ」
アズラエル「まあそういうことです。3番港に貴方のために最新鋭の艦を用意しておきました、使ってください」
???「済まぬな、まさか貴様の世話になるとは夢にも思わなかった。では私は行く」
アズラエル「彼女らは今、このアメノミハシラ近海にいるようです。おや、なんですか、その仮面は?」
???「さすがにいきなりこの顔を出したら著しい混乱を招きかねないからな、顔を隠さんと」
アズラエル「そういうものですかねぇ・・・・まあいいでしょう。健闘をお祈りしていますよ、○○○・○○・○○○」
アーサー「艦長!前方空域にオーブ軍艦隊及びエターナルを確認!戦闘態勢に入っています!」
タリア「待ち伏せされたのかしらね、ミネルバが議長を乗せていることを知った上で」
議長「う〜む、情報管理はどうなっているのだ、クライン派は一体どこまで我々の動きを…」
マリク「艦長!ドモンさんから通信です!」
ドモン「デュランダル!貴様、アメノミハシラに行くのだろう?ならば俺達が囮になる。その隙に行け!シンを護衛につける!」
議長「頼めるかね、ドモン」
シン「いえ、師匠は議長達の護衛についてください!議長はアメノミハシラへ行ってください!」
レイ「ギル、ここは俺達に任せて下さい。貴方にはやらねばならぬことがある!」
議長「…そうか、君たちも死ぬんじゃないぞ、プラントの未来を支えてゆくのは君たちなのだからね」
シン・レイ・ルナマリア「了解!」
アビー「なんかすいません、私のお見合いのせいで」
議長「気にしないでくれたまえ。今回の話を持ってきたのは私なのだから」
アビー「それにしても次のお見合い相手がオーブの人とだなんて驚きました」
議長「そう構えないでくれたまえ。今回はプラントと宇宙のオーブ勢力との融和政策の一環でもあるが、あくまで婚姻は個人の意思だ」
ドモン「シャトルは俺が責任を持って守るから安心していろ!では行くぞ」

メイリン「ミネルバからシャトル発進。ゴッドガンダムが護衛についているようです。味方機、阻まれ接近できません」
ラクス「全く使えない下僕どもですわね、あの通常の3倍赤い議長を仕留めるまたとないチャンスだといいますのに」
ダコスタ「クサナギのアスハ代表から通信入ります」
カガリ「おい、ラクス、何をしている!せっかくわが軍の戦力も使わせてやっているのになぜミネルバを落とせない?」
ラクス「そんなもの私のせいではありませんわ。私はここでふんぞり返ってみているだけですもの」
カガリ「そんなことはわかっている。だがどうしてキラもアスランもミネルバの機体に押されているんだ!
    お前が作らせた機体だろ、責任持てバカ!こっちも愚民どもから絞り上げた血税で軍拡して協力しているんだぞ」
メイリン「やっぱこっちの指揮官まともなやつがいねEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!」

アーサー「議長のシャトルの目的地到着を確認。これより当艦もアメノミハシラに向かいます」
タリア「そうね、じゃあ信号弾を。ミネルバ、これよりアメノミハシラへ向かいます!」
マリク「!?アメノミハシラから戦艦1隻の発進を確認!データベース照合なし!な、なんだこの形は!」
アーサー「フォンドゥヴァオゥ!!!う、うぇぇぇぇ!?き、巨大な竜?」
マリク「艦長!あの艦がオーブ軍に攻撃を始めました!」
タリア「…アメノミハシラ…一筋縄ではいかないようね…今のうちに味方機を戻して!そしてあの艦をドラゴン1として以後呼びます!」
カガリ「えぇい!あんなコケオドシの艦、早く打ち落とせ!私に歯向かう者は誰であろうと容赦せん!」
アマギ「カガリさま!竜の艦から通信です!」
カガリ「何!?だ、誰だお前は!変な仮面を被って…」
???「このバカ者が!オーブの理念を破っただけでなく、民をも虐げるとは何事だ!?」
カガリ「!?!?!?!?その声…お父様?お父様ぁぁ!どうして…」
ウズミ「ふぅ、やはり仮面をしていると息がつまるな。久しぶりだな、カガリよ…私はとある事情によりUG細胞によって蘇ったのだ…
    圧制を敷いて反発する国民を弾圧するバカな娘を成敗するためにな!ボリューションプロテクト!」
メイリン「大空魔竜かぁぁぁ!だから仮面の艦長はウズミ様かぁ!」
カガリ「お父様…いや、私の邪魔をするならもはやそれは父親なんかじゃない!私の力で叩き潰してやる!総員、あの竜を撃て!」
メイリン「艦と艦で親子喧嘩するんじゃなぇぇぇぇぇ!」
ダコスタ「(いつもどこかにむけて突っ込んで大変だなぁ…)」
アマギ「て、敵艦、突っ込んできます!こちらの攻撃は防御壁に阻まれ…うわぁ!」
メイリン「艦が丸まって背中の刃でクサナギが真っ二つだぁぁぁぁぁ!ってかこれ昨日の7時前くらいに見たぞぉ!」
カガリ「くっ!脱出しろ!戦力を立て直す!」
メイリン「ってかこの無茶っぷりはこの親にしてこの子ありとしか思えねぇぇぇ!」

シン「あの艦…レイ、聞いたか!?」
レイ「あぁ、間違いなく、前オーブ代表のウズミ・ナラ・アスハだ」
シン「あいつ…今さらよくもぬけぬけと…よくもぉぉ!」
レイ「シン!?待て!おい、シン!」
ルナマリア「ちょっとシン、どうしたのよ。レイ、一体何なの?」
ステラ「うぇ〜い…シン、怖い…すごく怒ってる…」

続きます。次回はちゃんとドモンスレ風になるようまとめるんで今回の大空魔竜ネタは生暖かく見守ってくれると幸いですorz
520通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 11:11:24 ID:???
GJ!!
521通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 11:35:45 ID:???
お、いいね
次回はシンvsウズミ
ガオデスティニーvs大空魔竜か
なんか地形が変わりそうな気が
522通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 12:03:13 ID:???
若本のモノマネで喋る船医はどこだー!?
523燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/03/21(火) 14:06:58 ID:???
 よし、まずは落ち着こう。
 俺はスゥッと息を吸い込み、静かに吐き出す。肺にタタミのにおいを含む空気を送り込み、それは肺から血液
に、そして脳や心臓に浸透し、俺の昂った気持ちを幾らか落ち着ける。
 所謂深呼吸だ。何気ない事だが、これが結構、リフレッシュというか、物事を考えたりする前にはとても効果
的なのだ。俺も任務の前に、ザクのコクピットの中でよくやる。
 そして状況確認。
 ここはプラントの首都アプリリウス市の某高級料亭。俺は改造したザフトの軍服ではなく、真新しいフォーマル
スーツを着込み、隣にはダークスーツを着たリードが座っている。座り方も料亭らしく正座だ。ていうか既に足が
痺れ出していて、結構キツい。
 で、俺の眼前には、俺の精神状態を著しく混乱させるその原因たる女性が、可憐そのものの佇まいで正座し
ている。もう彼女と目が合うだけで、心臓が早鐘の様に忙しなく鼓動する。
 ハッキリ言って、もう即死だった。戦わずして既に勝敗は決していた。
 いつもの俺は、バイタルエリアにラミネート装甲を採用した105ダガー程度には固い男だと自認していたが、
アビーさんの前では、『軽いんだから、攻撃は全部かわせ』という無責任なコンセプトの元開発されたオーブ製
MSの発砲金属装甲の様に、アビーさんの猛攻の前に脆くも破壊されるのみだ。
 と、ツンツン、とリードが肘で俺の腕を突いてきて、俺に耳打ちした。
「何見惚れてんだよ? もう気に入っちまったか?」
「な、何言ってんだよ。俺は……」
「……で、イライジャ君は、MSの操縦が趣味だとか」
「えっ? あ、はいっ!」
 急に黒髪赤鉢巻の仲人に話を振られ、俺は慌てて返事をする。そういえば、これと言って趣味なんかなかった
から、『趣味:MSの操縦』と極めて適当に書いた気がする。まあ、MSを使う仕事をしていて、仕事が趣味みた
いなもんだから、間違っちゃいないと思うけど。
「MSの操縦……というと、ジンやダガーを?」
 アビーさんは、『変わった趣味ですね』という意をやんわりとオブラートに包んでくれている様だった。俺は狼狽
して、思わず事実通りの事を話した。
「い、いえっ。ジンも持っていたんですが、壊してしまったんです。それで、友人からニューミレニアムシリーズの
ザクを貰いまして、今はそれを使っています」
「まあ……イライジャさんはザクを持ってらっしゃるんですか?」
 ザクはザフトの現行の量産機だが、民間人で所有している人間は少ない。ただ持っているだけでも、維持費
がかなり高くつくからだ。そして、俺にザクをくれたマディガンは、その数少ない人間の一人だった。
 驚くアビーさんに、俺は激しく照れを感じながら答える。
「は、はい、まあ……別にそんな、自慢する様な腕前でもないですけど」
 実際、俺はここ3年間死ぬ気で操縦の技術を磨いてきたが、劾を始めとするコーディネイターの凄腕パイロット
は勿論、切り裂きエドの様なナチュラルのエースにさえ、俺は遠く及ばないだろう。まあ、傭兵の基本は『勝て
る戦いしかしない』事だ。劾と本気で戦うくらいなら、始めからやらない方がずっといい。
524燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/03/21(火) 14:08:08 ID:???
「MSの操縦のノウハウは、どこで習得されたんですか?」
 マズい質問が来た。まさか『みんなが志願したから半ばノリでザフトに入隊したけど、やっぱりついていけなく
て、そのまま脱走同然に飛び出して、その後傭兵をしながら操縦技術を磨いた』などとは口が裂けても言えな
い。印象を悪くしてしまう事請け合いだ。俺は、必死に代案を脳髄から捻り出した。
「仕事の合間に独学で頑張って、何とか動かせる様になりました」
 因みに、履歴書や自己紹介書の職業欄には『声優』と書いてある。いくらサーペントテールのNo.2と言って
も、傭兵なんて不安定な職業をアピールしてもしょうがないという事で、リードがそう書く様に勧めたのだ。MS
の操縦が趣味の声優というのも、なかなかレアな人材だと思うけどな。
「軍の教練を受けたのではなくて、ご自分で? ……そういうの、何か素敵です」
「えっ、あ、ありがとうございます……」
 俺は、嬉しさと恥ずかしさから、つい俯いてしまう。MSというものが発明されてからこっち、コーディネイターな
らMSが操縦出来て当たり前、みたいな風潮があるが、ナチュラルと同程度の身体能力しか持たない俺には、
歩かせるだけでも一杯一杯だった。努力して一人前に戦える様になっても、『それが当たり前だ』と言われる事
こそあれ、『素敵です』なんて言われる事は一回もなかった。単なるお見合いのマナー的なお世辞かも知れな
いが、とにかく、単純にMSを動かせるという点を評価され、肯定されたのは初めてだった。
 と、やや雰囲気がほぐれてきたところで、仲人さんが唐突に口を開く。
「では、後はお若い二人きりで」
 えっ、ちょっと……もう? 早くないか?
「そうですな。では、我々はこれにて」
 仲人さんの言に応じて、リードも席を立つ。ていうか、お前ら事前に打ち合わせでもしてたのか?
 俺が心の中でツッコむ間にも、二人はさっさと部屋を出て行ってしまい、後には俺とアビーさんの二人だけが
残される。テーブルを挟んで二人きり、数秒の間沈黙の帳が下りる。
 何と言うか、気まずい。
(えっと……そう、こういう時は、何か明るく楽しい話題を、だ。例えば、例えば……)
 考えても、咄嗟にいい話題なんか浮かぶもんじゃない。俺は自分の不甲斐なさが情けなくて仕方なかった。
いや、待て。ここは発想を転換しろ。無理に喋ろうとするんじゃない、会話をするんだ。ほんのきっかけ程度の事
を言えれば、言葉と言葉のキャッチボールで何とかなる筈だ。
「アビーさんは、休日はどんな風にお過ごしになるんですか?」
 休日の過ごし方、これなら何とかいける筈だ。ここはまず、普遍的な話題で、突破口を切り開くしかない。
 アビーさんは、リードの言った通り、何度もお見合いをこなしている風に、こう答えた。
「休日ですか……映画を観たり、本を読んだりして過ごします。イライジャさんは?」
「僕も、よく読書をして過ごしますね。アビーさん、どんなジャンルの本をお読みになりますか?」
 俺の読む本といえば、戦史だの戦術だのの教本とか、後はちょっとした小説程度だ。それほど数を読むって
訳でもないが、共通の話題を見出した事で、何とか会話を続けるチャンスを掴んだかも知れない。
「えっと……やっぱり、小説が多いです。最近は、プラントでも話題になっている『1000万アースダラーの命』
を読んでいます」
 これは俺も知っている。一部の特権階級の持つ、高度なコーディネイト技術について書かれた長編小説だ。
ニュースだかワイドショーだかで紹介していたのを覚えている。
525燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/03/21(火) 14:09:32 ID:???
 コーディネイト技術に関して書かれている、と聞くと、俺は自然と興味を引かれた。
 俺は生まれついての身体的優位性も、特定の事に関しての才能も何も持たなかった。ただ、人が『この世の
ものとは思えない』と口を揃えて言う優れた容姿だけ。これが両親が望んだ結果なのか、単なる事故なのか、
それを確かめる術を、俺は持たない。
 ただ……少なくとも俺は、今の自分を嫌いではなかった。
 アビーさんを好きになった価値観を持つ自分を、嫌いになんてなれる訳がない。
「それ、TVでよく目にしますね。僕も読んでみたいです」
「とても面白いですよ。文章の一つ一つから、取材を重ねて丁寧に書いてる、ってよく分かります」
「へえ……今度、読んでみます」
「ええ、お勧めします。イライジャさんは、どんな本を?」
「僕が最近読んだのは……『戦場のハイスクール』です。作者のフォト・ジャーナリストと知り合いで、読めって
勧められたんです」
 連合のとある少年兵にくっついて取材したジェスの奴が、彼が戦死した後、取材内容を本にまとめたものだ。
あいつらしい、まっすぐな文章が読んでいて心地いい。
「ジェス・リブルさんと? 凄いですね、私も会ってみたいです」
「そうですか? 何て言うか……ジェスは典型的な野次馬で、何にでも首を突っ込みたがるんですよ」
「好奇心旺盛な方なんですね」
「好奇心旺盛……って言ったら、そうかも知れませんね。でも、こっちとしては、よく振り回されてますから……」
「イライジャさんも、よく振り回されて?」
「はい。周りが見えなくなる奴ですよ、ジェスは」
 今頃、ジェスはどこか遠くでくしゃみをしているだろう。いや、アメノミハシラのスタジオかも知れない。あいつも
ワークスカイザーに出てるしな。
 とにかく、こんな感じで、何とか俺はアビーさんと打ち解けてきた。
 お互い、自然と笑みが出て、会話も弾んだ。ただ、俺もアビーさんも、お見合いの席で好ましくない話題を避
けるほどには、その場を弁えていたが。
「外に出てみましょうか? 中庭、凄く綺麗でしたよ」
 アビーさんが提案してきた。折角だ、これに乗らない手はない。俺も快諾する。
「いいですよ。じゃあ、行きましょうか」
 だが、長時間慣れない正座で座っていた俺の足は、どこぞの電気ネズミに電磁波でも当てられたのかと思う
くらい、バッチリ痺れていた。足に感覚は既になく、立ち上がろうとしたその時、自分の足が接地している事すら
も感知出来なかった。
 そのまま俺は、なす術なくタタミの床に前のめりに転げた。
 ジーンとした痺れが足に回ってきて、何とも言えないむず痒さに悶絶していると、ふとアビーさんと目が合う。
 クスッと、アビーさんが控えめに笑った。
(……笑われた? だよなあ、やっぱり……)
 俺は、今の自分が嫌いではない。ただ、このマヌケさだけは、どうしても好きになれそうになかった。
526燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/03/21(火) 14:10:40 ID:???
 会場は高級料亭なのだから、当然ながら、中庭はニホン式のそれだった。松の木が植えてあって、池が掘ら
れてあり、池の中では模様も鮮やかな錦鯉が、外の世界の戦争なんて知ったこっちゃない、という風にスイスイ
と泳いでいた。
「風情があっていいですよね」
「そうですね……僕、TVや雑誌ではよく目にするんですけど、実際にニホンに行った事はないんです」
 任務があれば宇宙は勿論、地上にも出向く俺達サーペントテールだが、ニホンに行った事はない。ニホン食
が健康にいいとか、ニホン式のスローライフが流行ってるとか、TVや雑誌ではやっていたりするけど、そんなに
いいところなのかな?
「ニホンってどんな国なのか、言ってみて見たいって、常々思ってます」
「……私もです。いつか行ってみたいと思ってるんですけど、今は色々と忙しくて」
 一瞬だけ、アビーさんの表情が翳った。俺は不意打ちの様なその表情に、ドキッとした。
 今時分は戦争も小康状態で落ち着いているが、本来最前線で戦っているべきミネルバのクルーであるアビー
さんには、呑気に観光などしている暇はないのだろう。このお見合いも、多分やっと取れた休暇なんじゃない
か、と俺は予想した。
 戦争が早く終わって欲しい、と考えた事は、あまりない。何しろ、地球圏からゴタゴタが少なくなれば、俺達は
喰いっぱぐれてしまうからだ。遠い未来の世界より、今日明日の食事を考える。それが傭兵だ。
 だけど、俺はその時は、早く世界が平和になればいい、と心の底から願う事が出来た。
「……終わりますよ、戦争。最近、明るいニュースだって多いじゃないですか」
 俺は、慎重に言葉を選びながら言った。
「あ、いや……政治家でもない僕が言うのもなんですけど、デュランダル議長もうまくやってくれますよ、きっと。
ですから、ニホンにだって、きっと行けると思います」
 落ち込んでる人の慰め方なんて、俺は知らない。寧ろ、慰められる事の方が多かったような気さえする。たど
たどしい俺の言葉を聞いたからかどうかは分からないが、アビーさんは一瞬キョトンとして、微笑んだ。
「そうですね……きっと、ニホンにも行けますね」
 俺も、アビーさんにつられて笑った。アビーさんのこの笑顔が、俺の言葉によるものだと思うと、ジュラルミン
ケース一杯の札束や金塊以上の、最高の報酬を貰った様な気分になれた。
 ……こんな気持ちになったのは、初めてだった。
 TVや小説の恋愛なんかは、所詮、恋愛を売り物にして利潤を得ようとする前世紀からの商業主義の悪癖で
しかないと一歩引いて見ていたが、いざその恋愛の当事者になってみれば、こんな温かい気持ちになれる。
それは、とても素晴らしい事だと思った。
 俺は久しぶりに、最近のサーペントテールの『何でも屋体制』や、アルバイト程度の声優業への不満を綺麗
サッパリ忘れる事が出来た。
 その代わり、今俺の心の中を満たしているのは、他でもない、アビーさんを好ましく思う気持ちだった。


 お見合いというのは、余り長くても話す事がなくなってグダグダになってしまうから、普通は2時間程度で打ち
切って、後々どうするかは追々決めていく様なものらしい。
527燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/03/21(火) 14:12:22 ID:???
 俺としても、アビーさんと話していたいとは思ったが、そこは元々それほど社交的な訳でもない俺だ。十数分
で話題が底をつくだろう、と容易に想像出来る。寧ろ、あそこまで持ちこたえたのが奇跡的なくらいだ。言葉の
キャッチボールを心がけてみたからかも知れないが、よくは分からない。
 とにかく、その場は一旦お見合いを終了して、俺とリードはアメノミハシラまで戻るべく、港に停泊してある高
速艇まで戻ってきた。
 操縦席のリードの隣の席に座ると、自然と今日の事が思い出される。勿論、全てアビーさんの事だ。
 俺が、人生でもベスト3に入りそうなくらいの体験を回想していると、リードが俺の腕を肘で突っついてきた。
「どうだ? なかなかだったろ」
「あ、ま、まあ……綺麗な人だったよ」
「だろ? 会ってみてよかったじゃないか。しかし、お前があれほどうろたえるのを見るのは、久しぶりだな」
「ほ、ほっとけ! 緊張しちまったんだ、仕方ないだろ!」
「ふ〜ん?」
 ニヤニヤと笑うリードに、俺は反撃の言葉を見つけられず、黙り込んだ。舌戦でこいつに敵う奴はそういない。
 プラントを出て暫く飛んだ後、リードが不意に口を開いた。
「なあ、イライジャ。変な意味じゃないんだが、お前は男の俺から見ても、美しいと思う」
「何だよ、気持ち悪いな」
「まあ、聞け。お前は、これまで大勢の人間に言い寄られてきたな? 女でも、男でもだ」
「そりゃあ……まあ、そうだ。全部丁重に断ってきたけどな」
「俺が思うに、お前さんはモテ慣れてはいても、フられ慣れてはいない。だから、注意した方がいいと思うぜ」
「……俺がアビーさんにフられるとでも言いたいのか?」
「いや、そうじゃない。だが、初恋ってのが実るのは、ほんの一握りの人間だけ、って事さ」
 ……ますますよく分からない。
 俺は、こちらから何とも思っていない人間から、そうした感情を持ち込まれても、迷惑に思うだけだ。傍から見
ればこれが『モテる』という事なのかも知れないが、俺は積極的に異性にモテたいと思った事はない。モテ慣れ
ているとか言われても、イマイチピンと来なかった。
 『フられ慣れていない』というのは分かる。誰に言い寄られても相手にもしていないのだから、フられもしない
し、慣れようもない。ただ、ドラマなんかのワンシーンでは、仕事が手につかないとか茫然自失の態でいると
か、社会的に弊害を被るのは確からしいが。
(まあ、いいか。細かい事は風花にでも聞こう。恋愛の事なら、あいつやロレッタの方が、俺よりずっと詳しい)
 俺は、俺がアビーさんにフられる事によって、ガッカリして何もやる気がしなくなるんじゃないかとか、ひょっと
すると捨て鉢になって自殺を図るのではないかとか、自分に降りかかるかも知れないリスクを推し量る事をしな
かった。ただ、全てが漠然としていた。


 その3日後、俺はアビーさんとお付き合いしたいという意志を示し、アビーさんとデートの約束を取り付けた。
 ただ、賢明な読者の人なら既に想像していると思う。

 俺がアストレイのレギュラーキャラである限り、俺の行く先々に、ある程度の厄介事は用意されていたのだ。
528通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 14:19:12 ID:???
私がイライジャの何が好きかって、完璧超人じゃない、それこそ等身大の人間だというその一点に尽きます。
最近は何でもそつなくこなす、最強無敵の完璧な主人公が受けるとかどこかで聞きましたが、イライジャの、
弱点やコンプレックスまみれでそれでも努力を続けていくその姿は、十分に主人公やレギュラーキャラ
足りうる、大きな魅力だと思います。

次回、イライジャとアビーのデートと、戦闘シーンです。
当初の予定では、イライジャ贔屓の余り、ストフリや隠者と戦わせてみようと思ってましたが、
それは流石に無謀がすぎると思い、それはやめました。
あと、ハッピーバースデイ、イライジャ。(イライジャの誕生日は3月12日だそうです)
529通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 15:44:13 ID:???
読んでるこっちがにやけちまったwww
GJ!
続きも期待してるぜwwwww
530通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 17:00:44 ID:???
優勝したシンと仲間たち
http://www.vipper.org/vip218416.jpg

種初描きだわまじめに線取ってないわだが反省はしていない。
むしろスッキリしている。
531通常の名無しさんの3倍:2006/03/21(火) 21:09:51 ID:???
>>523-527
あなた相変わらず文章、めちゃくちゃ上手いね・・・
一人称って、下手な人が書くと寒いだけなんだが、あなたのは上手いので
すごく引き込まれますね・・・
実はアストレイのキャラは知らないんですけど、どんなヤツか、というのが
すごく良く伝わってきます

超GJ!
続きに期待させていただきます。

>>530
こいつあ〜、いいぜ!
ルナとステラが良いですな。
532通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 03:13:28 ID:???
つうかしばらく来ていない間にキャラ投票までしてくれましたかあなた達。
なんか恋愛描写にやたら長けている職人さんいるし。

なら最古参の俺も書くしかないじゃないか!!


オーケー、誰かリクエストしてくれ。
お好みのSSを書いてみせようぞ。
533一人称シリーズ作者:2006/03/22(水) 06:40:14 ID:???
では、私が書こうとしてあえなく断念したシチュエーションをば。

@シンvs劾のガチバトル

Aソキウス&カガリ話

BC.E.71年のドモンvsヴェイアのガチバトル

この3つからお好きなのをお選び下さい。
534通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 08:24:46 ID:???
>>533
ちょ、それ全部読みてぇwwwww
>>532ヨロwww
535通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 10:54:36 ID:???
>>532-533
@でお願いします
536通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 10:59:22 ID:???
そういえばアメノミハシラ杯の続きはどうなったんだろう・・・
537532:2006/03/22(水) 11:05:54 ID:???
すみません。生意気いってすみませんでした。orz
アストレイ読んだことないです。orz

えーと…アストレイって漫画オンリーで2種類出てるんだよね…?
むしろ買ってきて読んだ方がいいのかな……
538通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 11:13:45 ID:???
漫画二つ、小説、それに電ホのジオラマストーリーがある。
小説版はサーペントテールメインだから、
劾もソキウスもヴェイアも、小説版アストレイを読めば大体OK。
因みに、漫画はロウ達ジャンク屋メインのストーリー。
539通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 11:39:34 ID:???
>>537
俺もこのスレでアストレイを知って読んでみたがスゲーはまった
もしGガンが好きなら多分はまる
540通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 14:49:06 ID:???
Bが読みたい
541通常の名無しさんの3倍:2006/03/22(水) 21:26:31 ID:???
ソキウス&カガリって……無能国家元首のカガリをソキウスが矯正するのか?
それはそれで見てみたいな。
542532:2006/03/23(木) 22:54:16 ID:???
えー、
小説が本屋で見つからなかったので
ネットで資料を読みあさって@を書きましたんで投下します。
いろいろ違鵜ところがあるやも知れぬが気にするな。
543【インパルス対ブルーフレーム!!1】:2006/03/23(木) 22:55:09 ID:???
シン「あれ? なんか見慣れない機体が置いてあるな」
タリア「ええ。宅配便の人が間違えてミネルバに配送してきたみたいなのよ」
ヴィーノ「艦長―! 宅配便の人が後で取りにくるそうです―!」
ヨウラン「げー、それまで置いておくのかよ……困るんだよなあ。場所とっちゃってさ」
シン「アストレイみたいだけど…ゴソゴソ…ブルーフレームセカンドL? 見たことないな」
アーサー「あー、間違って配送された物を触っちゃいかんぞシン。
     カスタマイズ機みたいだしオーブとか地球連合とかの機密情報がつまっているだろうからザフトの我々に見られたら先方も困るだろ?」
ドモン「そうだぞシン!
    戦局が一気に我々に有利になってしまうかもしれないくらい重要な物かもしれないんだ。
    人がいやがることをするのは良くないぞ」
シン「はーい」
アーサー「おとなしく置いておこうね」
皆「「はーい!」」
アビー「艦長」
タリア「なに?」
アビー「私達誰となにをやっているんでしたっけ」
タリア「地球連合ほかオーブと戦争をやっているに決まっているじゃない。それがどうしたの?」
アビー「いえ…なんでもないです」
シン「……………………でもやっぱ」
ルナ「?…あ! シン! そのいいこと思いついたみたいな顔はまさか!」
ヨウラン「あ、こらシン、コクピットに入っちゃ…アストレイ起動っ!?」
シン「やっぱ直接届けにいった方が早いでしょ! シンアスカッ! 行きまーす!」
ルナ「ちょっとシン! あんた単にその機体に乗りたいだけでしょ―が! ……ああ、いっちゃった…」
アーサー「新しいおもちゃを与えた子供だな、まるで」
ドモン「仕方がないなあいつは…まあ放っておけ。戻ってきたら怒ればいいさ」
レイ「(スタスタスタ)…おかしいな」
ルナ「どしたのレイ?」
レイ「いや、インパルスとソードシルエットがメンテから戻ってくるはずが時間になっても来ないんだ」
ルナ「ふーん」
レイ「自分の機体なのに興味ないという顔はどうかと思うぞルナ。しかしおかしい…配送先を間違えているのではないのか?」
ルナ「…もしかして…」
544【インパルス対ブルーフレーム!!2】:2006/03/23(木) 22:56:05 ID:???
ギュオオオオオォォ
シン「へえ…インパルス並みの加速力があるんだな、この機体…えと…装備は共通規格品のアーマーシュナイダーと
   うわ…このタクティカル・アームズ…フライトシステム兼90oガトリングガン兼巨大実体剣!?
   頭部で遠隔操作もできるのかよ…すごいな」
ピー
シン「え? 敵機反応!? …ってちょっとまてよ!? この非ザフト製の機体が敵機反応を示すとってことは」

アズラエル「はい…はい。それでは本日午後3時からということで…」
ガチャ
ナタル「3時からなにがあるのでしょうか?」
アズラエル「決まっているじゃないですか。アビーさんのお見合いですよ」
ナタル「盟主自らが!?」
アズラエル「そんなわけないでしょう。私の知り合いを紹介するんです」
ナタル「盟主に友達がいるとは驚きです」
アズラエル「ハハハハ。褒めても何もでませんよ」
ナタル「……まあいいですが。で、誰なんです?」
アズラエル「キンケドゥ=ナウを」
ナタル「搭乗員は友達じゃありませんよ…キンケドゥもまったく」
キンケドゥ「ははは…なりゆきで」
ピー
アズラエル「うん? レーダーになにか引っかかりましたよ?」
ナタル「場所は近くのデブリ帯! 機体は2機! アストレイ・ブルーフレーム・セカンドLに」

シン「ソードインパルス!? んな馬鹿な!」
インパルスコクピット「ブルーフレーム!? 馬鹿な!」
シン「反対方向から来たってことは…ルナ、なわけないよな」
インパルスコクピット「反対方向から来たってことは…仲間、のはずがないよな」
シン「メンテからの輸送中に強奪されたのか!? まずい! インパルスだってまだまだ機密だらけなんだぞ!」
インパルスコクピット「輸送中に強奪されたのか!? まずい! ブルーフレームはウチの主戦力なんだぞ!」
二人「「誤配送されたから親切に届けようとわざわざやってきたらこんなことに!」」
二人「「多少壊してでも取り戻すっ!!」」
545?【インパルス対ブルーフレーム!!3】:2006/03/23(木) 22:57:18 ID:???
アズラエル「ほほう面白い機体同士が鉢合わせしたもんですね」
ナタル「あの機体。ムラクモ=ガイとルナマリア=ホークですか」
キンケドゥ「いやあのインパルスの動き…データより遥かに速い。おそらくシン=アスカだろう」
アズラエル「ほう。エース級同士の対決ですか?」
ナタル「捕獲しますか?」
アズラエル「いえいえそれは面白くない。幸いあの機体のデータの詳細は既に持っていることですし、ここは見物としゃれこもうではないですか」
ナタル「また悠長な…。? キンケドゥ、どうした?」
キンケドゥ「いや、なにか動きがおかしいような」

シン「くっ!? やたら正確な射撃をしてくるっ!? ハンドガンじゃ火力不足かっ!」
インパルスコクピット「よくよける! ガトリングを展開すると回避しきれないことをわかっているか…厄介な相手のようだな…」
シン「このままじゃラチがあかない…こいつの本領は接近戦なんだろ!? なら俺にだって!」
インパルスコクピット「よし捉えた……なにっ!?」
ドカカカカッ!!
キンケドゥ「! タクティカルアームズを背中に装着したままガドリング発射か。 ずいぶん無茶な使い方を」
シン「バランスを崩したな! 反転しつつタクティカルアームズソードモード! 袈裟懸けでいただきぃ――っ!」
インパルスコクピット「つまらない曲芸をぉぉ――っ!!」
ギキィィッ
ナタル「前のめりになって背中で受け止めた!?
キンケドゥ「違う! エクスカリバー2本で受け流したんだ。そしてそのまま勢いを利用して前転しながらエクスカリバーを引き出し!」
ジュッ
シン「あ、あぶなっ3枚におろされるとろこだ…っ!?」
インパルスコクピット「はぁっ!」
シン「一息も入れずにそのまま接近戦かよ!? くっ!」
インパルスコクピット「接近戦に長けているのはお前だけじゃあないぞ!」
キンケドゥ「インパルス、速い! ブルーフレームもよく動いているが二刀と一刀では手数が足りん!」
シン「うわっ!? 右から!? もう一本突きが……それは余裕で間に合……え? ぐわっ!?」
キンケドゥ「突きの前に胴体に膝蹴りっ」
ボッ
ナタル「ブルーフレームの左腕が方から切断されました」
インパルスコクピット「コクピットを狙ったんだが、よく体をひねったというべきか…だがまだ!」
シン「やばい…こいつむちゃくちゃ錬度が高い…っ!

   このまま……

   やられてたまるかぁぁ――――っ!!」

パリーン
546【インパルス対ブルーフレーム!!4】:2006/03/23(木) 22:58:21 ID:???
ガッキ――ンッ!
インパルスコクピット「ぐうっ!?」
ナタル「インパルスが突進してきたところを避けずに逆に突っ込んでヘッドバットぉっ!?」
キンケドゥ「いやベストな攻撃だ」
インパルスコクピット「ちぃっ! だが片手でのアームズではエクスカリバーより振り抜きが遅…」
ゴンッ!
アズラエル「剣を放り捨ててパンチ!? さらに連打して…」
シン「でやああああぁ――っ!!」
ゴンッゴンッガツッン!!
インパルスコクピット「くそっ! ふざけるな……」
ガゴォッ!!
ナタル「回し蹴りがインパルスの頭部にヒット! インパルスの頭部が吹っ飛んだ!?」
インパルスコクピット「うおっ!? 何だこいつ…いきなり動きが速く…なにぃっ!?」
ザスッ!!
ナタル「インパルスの後ろからアームズが飛んできて右腕を切り落としました!!」
インパルスコクピット「遠隔操作をこのどさくさでええええっ!!」
ナタル「アームズさらに反転! ブルーフレームも同時にアーマーシュナイダーを手に突進します!」
シン「とどめだぁ――――っ!!!」
インパルスコクピット「なめるなぁぁ――――っ!!!」
ズドォンッ!
ナタル「インパルスが全速力で体当たりをしましたぁ――っ!! そのまま岩に突進!!」
ゴゴゴンォッ!
インパルスコクピット「うおおおおっ!」
アズラエル「! ブルーフレームの頭をエクスカリバーで岩に串刺しに!」
インパルスコクピット「これで遠隔操作はできまい! 動けまい! もらったぁぁ――――っ!!」
シン「あ…あああああ――――っ!!!」
チュィィィ…!! ブツンッ!!
ナタル「な! 自らの機体の首をナイフで切断するか!?」
シン「これで対等になっただけだぁぁ――――っ!!」
ガキィッ!
インパルスコクピット「おおおおおおっ!!」
チュンッ! 
シン「あああああああああっ!!」
ドシュッ!
アズラエル「どっちも片腕のアーマーシュナイダーだけで…・」
ナタル「ち、ちょっとあれ本当に殺し合ってますよ…? 早く止めないと!
    キンケド………。? キンケドゥは?」
547?【インパルス対ブルーフレーム!!5】:2006/03/23(木) 23:00:18 ID:???
両者そこまで!

シン「!」
インパルスコクピット「!」
キンケドゥ「お互いボロボロだ。それ以上戦うとどっちも死ぬことになるぞ」
シン「直接回線……? いつの間に……ハァッ…ハアッ……」
インパルスコクピット「X1…海賊…か。なにをしにきた…とられる物などなにもないぞ」
キンケドゥ「見ればわかるよ…はああ…しかし程々という物を知らないのかお前達は…
      こんな戦闘なんの意味がある」
インパルスコクピット「…まったくだ」
シン「ハアハア…さあ、どうしてだったっけ………あ…インパルス」
インパルスコクピット「そこのパイロット。…その機体は俺の所有物だ。返してしてもらおう」
シン「ふう…いいよ…でもそのインパルスもウチの物だから返してくれよ」
インパルスコクピット「いいだろう。コクピットを開けろ。俺も開ける」
キンケドゥ「え? ええ? 逆?」
548【インパルス対ブルーフレーム!!6】:2006/03/23(木) 23:02:08 ID:???
シン「ふう、やっぱりこっちの方が座り慣れてるや」
インパルスコクピット「というかな」
シン「なに?」
インパルスコクピット「元々返すつもりでやってきたんだがな…」
シン「実は俺もそうたっだんだけどな…」
二人「「どこでなにが間違ったのやら」」
インパルスコクピット「……ぷっ」
シン「ははは」
二人「「あははははははははは」」
インパルスコクピット「インパルスのパイロット。この機体のことについては」
シン「しゃべらないよ。というかもともと俺は兵器の仕組みなんかよくわからないからしゃべりようがないけど」
インパルスコクピット「…わかった。じゃあ俺も合体機構についてはわからなくてしゃべりようがないな」
シン「サンキュー」
インパルスコクピット「お前…名前は?」
シン「シン=アスカ」
インパルスコクピット「俺はムラクモ=ガイだ。また戦場で会おう」
シン「ああ、次こそ勝負だ」
キンケドゥ「自力で帰れるか? 助けは」
ガイ「俺の方は必要ない。海賊。止めてくれた礼を」
キンケドゥ「必要ないよ」
ガイ「フン…じゃあな!」
ギュンッ
キンケドゥ「ヒュー。あのぼろぼろの機体でよくあんなに動けるな……あれがガイで君がシンか。なにがあったんだか」
シン「聞かないでくれよ…」
キンケドゥ「君も自力で帰れるか?」
シン「なんとかね……ムラクモ=ガイか…強い奴だったな…」

シン「ところでさ」
キンケドゥ「なんだ?」
シン「新車を受け取りにいった息子が傷だらけの車を持って帰ってきたら親ってなんていうかな」
キンケドゥ「……軽くてトイレ掃除一週間に3日間飯抜きくらいは」
シン「はぁぁ〜〜〜〜〜」

実際には
ムラクモ=ガイ トイレ掃除6ヶ月 2日間メシ抜き
シン=アスカ  トイレ掃除1週間 10日間メシ抜き+給食当番
だったという…

二人「「今度あったときは殺すぅぅっ!!」」
ドモン「おいシン。今日は修行で腹が減ったからカレー特大盛りで頼む」
[終わり]
549通常の名無しさんの3倍:2006/03/23(木) 23:17:03 ID:???
GJ
後先見えてねえなぁこいつらwww

キンケドゥのその後はどうなった?
550通常の名無しさんの3倍:2006/03/23(木) 23:18:47 ID:???
クロボンでラクシズのストフリと一戦交えました
ん?
勝敗は?
聞かなくてもわかるだろ?
551通常の名無しさんの3倍:2006/03/23(木) 23:24:40 ID:???
ナタルとキンケドゥのナイスな実況がおもろかったw
GJ!

ところでキンケドゥのその後はアビーとのお見合いだと思うんだけど、
ベラさんどうなったの?
552通常の名無しさんの3倍:2006/03/23(木) 23:44:42 ID:???
代わりにウモン爺さんがお見合いしてたりするかも
553通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 00:46:44 ID:???
GJ

黒本・アストレイ・Gガン

俺が好きなガンダムシリーズを3つとも出してくれるなんて
もしかしてあなたは神ですか?
キンケドゥ「さて…服装もよし、髪型もよし…と、しかしお見合いをすることになるとは思わなかったな…」
ベラ「キンケドゥ?」
キンケドゥ「うえっ!? な、ベ、ベラ…いやそのこれは…っ!」
ベラ「そうよねえ、私とキンケドゥはこの10年間なーんにもなかったんですもんねえ。
   似合わないのにおめかしして…若い娘捕まえていい気になってたら?
   ……フン!!(ドスドスドス…)」
キンケドゥ「……」
アズラエル「人、それを修羅場という…」
キンケドゥ「最大出力のビームザンパーならDG細胞でも消滅できると思いますが試してみますか?」
アズラエル「まーまー冗談冗談」
キンケドゥ「はああ…彼女へそを曲げたら戻るのに時間かかるんですよ〜? どうしてくれるんです」
アズラエル「彼女にはバラでも送っておきますよ。それに今回の件、適当にすませて構いませんよ? なんなら恋人がいるとか宣言しちゃっても構いません」
キンケドゥ「い? いやさすがにそれは」
アズラエル「いいんですよ。あちらさんももう何回もお見合いしているんでむしろ即判定クロの方が話が早いと喜ぶかもしれません。」
キンケドゥ「そんなもんですかねえ」
アズラエル「ま、楽しんでください。アビーさんとの お 見 合 い」
メイリン「心の準備はいいアビー?」
アビー「充分に。もう慣れてますから。というかお見合いに慣れつつある女ってちょっと嫌だ…ううっ」
メイリン「アビー! 鬱にならない! テンションあげる! ホーちゃんがみてるよ!」
アビー「クスン…私きれい?」
メイリン「きれいきれい! 顔は整っているしプロポーションは抜群! いやマジで胸肉あたりを奪い取りたいくらいに…
     加えて化粧も完璧着付けも完璧! おまけに性格もおしとやかと来たらこりゃあ徳川大将軍とお見合いしたって一発オーケーだあね!」
アビー「ありがとう、なんだか元気出てきた…私がんばる!」
メイリン「全略お姉ちゃん、なんで私を同伴者に指名したのかわかりましたが貴様計ったなルナマリア…」
アビー「メイリン、付き人が鬱に入ってたら困るんですが……」
アズラエル「キンケドゥさんのおなーりー!」
アビー「はっ!? 来たっ!」
メイリン「なんだか盟主お見合いを勘違いしてないですか」
スゥッ…

キンケドゥ「初めまして、キンケドゥ=ナウです」

アビー「!!?」
メイリン「うおっ!? かなりの美形!!」
キンケドゥ「アビーさんですね、今日はわざわざお越しいただきありがとうございます」
アビー「あ、い、いいえっ」
キンケドゥ「さて、お見合いなんですが…あ、こちら、縁側に座りませんか?
      コロニーの人口太陽とはいえポカポカして気持ちがいいですよ?」
メイリン「さらに落ち着いているっ! ハンケチをごく自然に敷くさりげなさ、涼やかさが匂ってきそうな立ち振る舞いっ!?」
アズラエル「まあウチの艦隊でも1、2を争うナイト様ですからねえ。」
キンケドゥ「? 座りませんか?」
アビー「あ、はい…(ポワーン)」
メイリン「うわアビーすでに夢見心地」
キンケドゥ「えーとですね…この場に顔を見せておいて誠に申し訳ないんですが…」
アビー「は、はいっ」
キンケドゥ「実は私、既に心に決めた人がいるのです」
アビー「え」
キンケドゥ「本当に申し訳ない」
アビー「え、そんな…」
メイリン「盟主あんたぁぁっ!!」
アズラエル「グエッ! く、首を閉めるのはやめ…っ」
キンケドゥ「メイリンさん。アズラエルさんを離してやってくれませんか?
      むしろ悪いのは断りきれなかった私ですから。閉めるなら私の首の方を」
メイリン「いや…そういわれると閉めにくいんだけど…」
キンケドゥ「アビーさんも本当に申し訳ありません。この野暮の顔を気の済むまでひっぱたいてください」
アビー「…いえ。そんなに怒ってないです。…むしろはっきり言ってくれてうれしいです」
キンケドゥ「…ありがとう(ニコッ)」
アビー「あ、あの…立ち入ったお話ですが、お聞きしてよろしいでしょうか?」
キンケドゥ「何なりと、お姫様」
アビー「キンケドゥさんの心に決めた人って一体…」
キンケドゥ「……そうですね…幼なじみなんですよ。セシ、いやベラ=ロナっていう気の強い女性で。
      私はハイスクールの頃からずっと好きだったんだけど…彼女が自分をどう思っているか全然わからなかった」
アビー「そうですか…」
キンケドゥ「でも戦争があって。その時初めてお互い好きだということが…いや違うな。もっと大切な何かということに気がついたんです」
アビー「もっと大切な?」
キンケドゥ「照れくさいですけど『人生を一緒に歩きたい』人ってことです。心の底からそう思います」
アビー「ああ……」
キンケドゥ「実は…私の名前、偽名なんです」
アビー「え!?」
キンケドゥ「今、彼女はちょっとした軍の指導者になっているんです。
      そして権力を利用するために偽名を使っているんです。
      そんな彼女に俺ができることといったら、その軍に入って自分のパイロットの腕を彼女のために使うことくらい。
      そのときに私も偽名を名乗るようになりました」
アビー「なぜ?」
キンケドゥ「恥ずかしいんですが…彼女は、いつかは元の名前に戻ってくれる。平和が来たとき。その時は私も一緒に戻ろうと。
      それまでの間はこのキンケドゥ=ナウという仮面を被って彼女を支え続けようと決意したんですよ。
      ……でもね? 未だに彼女とは何もない、というか告白すらしたことないんですよ。情けないでしょ?(照れ笑い)」
アビー「…そんなことないです(ニコリ)…今日は本当にありがとうございました。楽しかったです」
キンケドゥ「うん、アビーさんもお見合いがんばってください。きっといい人が見つかりますよ(ニコリ)」
アビー「ありがとう。メイリン帰りましょう」
メイリン「え、う、うん」
アズラエル「アビー様のおーかーえーりー!」
メイリン「盟主うるさいっ!!」

ベラ「ま、許してあげますか…」
トビア「艦長…盗聴はさすがに良くないと…いて!」
ウモン「小僧は黙っとれ。ったく女心がわからん奴だの」


メイリン「アビー、本当にいいの? あの人ちょっと良かったのに」
アビー「仕方ないでしょう。もうお相手がいるんですから」
メイリン「そう…」
アビー「ちょっと……やけちゃうな…・」

ミネルバに帰ったアビーは一晩泣いて。
そしてその後お見合いの条件がさらに厳しくなったという。
[終わり]
558通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 02:46:53 ID:???
いい男は大体売約済みだからなぁ…
というかアビー、これ以上ハードル高くしたら該当者いなくなるぞw
559通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 02:58:55 ID:???
なんかしんみり来るなぁ…
てか、もしかして俺(>>551)が言ったから書いてくれたの?
もしそうだとしたらありがとう!
こんないい話を読ませて貰えるとは思わなかったよ!

アビー、気を落としちゃいけないよ。
案外相手って近くに転がってるもんなんだからw
560通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 10:35:28 ID:???
ちなみに盟主王は妻子持ちという意外な事実があるw
561通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 10:41:06 ID:???
|  |○○
|  |ω・)○ 
|  |○○
|  |⌒`⌒ヽ
|_|(,,(`"),,,,,)誰もいない勇者するなら今のうち・・・
|隠|d `Д´)
| ̄|⊂ノ     
|  |U
562通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 10:43:05 ID:???
アビーなら大丈夫だ
きっといい人が見つかる
563通常の名無しさんの3倍:2006/03/24(金) 10:53:44 ID:???
フォンドゥヴァオゥ!
564?:2006/03/24(金) 11:08:01 ID:???
とりあえずイライジャがんばれw
ちょいと荷が重すぎるような気がするがww
565小ネタ&age:2006/03/24(金) 11:10:14 ID:???
――ある日――

レイ「もうすぐ査定だな、この頃の戦果はどうだ?」
ルナ「・・・・・・・。ま、まぁいいほうだと思うわよ。
あんたこそどうなのよ?」
レイ「お、俺は・・・、多分いいと思うぞ。」
シン「お前らそれでいいのか?」
レイ・ルナ「えっ!!」
シン「俺はうすうす感じているんだ」


シン「ひょっとして俺らは 戦 争 を し て い な い ん じ ゃ な い の か ! 」
レイ・ルナ「お前、それを言っちゃまずいだろ」
シン「いや、これだけは言わせてくれ、このままじゃ一生上層部の言いなりで終わってしまう。
軍人はいつもそうだ、出世のためなら意味も無く上層部の言いなりになる。」
ドモン「それ以上自分を責めるのはやめろ!」
シン「師匠!?」
ドモン「確かに戦争なんていいもんじゃない、平和を願いたい気持ちもわかる。
ただ、大切なのは今ある現実を認めどんな状況であるか判断する事だ!」
シン「師匠有難うございます、俺が浅はかでした。
大切なのは現実を見つめる事、これで今どんな状況か自信を持って言えます。」
ドモン「わかってくれたか。」


シン・レイ・ルナ「やっぱり戦争やってない!」
ドモン「ようやく悟ったか。」
アーサー「ちゃんと給料貰えるのかな?」
566でゅらんだる:2006/03/24(金) 12:23:09 ID:???
ふむ、経費節減だな。
567レイ:2006/03/24(金) 21:42:12 ID:???
ギル、頼む減給だけはしないでくれ
賭けに負けてから借金まみれに
なんだコラやめくぁwsでfrtgyふじこlp;@
568比古デュランダル:2006/03/24(金) 22:21:33 ID:???
デュ「シン、給料を上げて欲しければ私に一撃入れれば考えても良いんだが」
筋肉を反るコートを取る
569シン:2006/03/24(金) 23:02:57 ID:???
シン=アスカ、デスティニー行きます!!
570通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 01:29:51 ID:???
>>568


                 自 分 で 戦 え

モビルスーツみたいなのを素手で倒せるくせに
571通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 11:38:38 ID:???
>>570
マジレスするとちゃんと刀使ってるw
572通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 19:32:42 ID:???
デスティニー「ハァァァァ!!!!!!!!」
議長はポン刀で一撃を受け止める
議長「シン、今の一撃はよかったぞ、だが“九・頭・龍・閃”!!!!!!!!!」
デスティニーアボン・・・・・
勝てないっす
573でゅらんだる:2006/03/25(土) 19:33:54 ID:???
シン・アスカ減給と・・・。
574でゅらんだる:2006/03/25(土) 20:05:40 ID:???
…次は、誰かね?
575通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 20:08:05 ID:???
最近のまとめサイトのリンク元の延びがすげぇwww
576通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 21:37:23 ID:???
ギル「さあ、私に挑もうという者はいないのかな……?」

(バキューン)

ギル「……レイ、撃ったのは君か……?」
レイ「ギル、ごめんなさい……! でも、俺の借金は……」
577通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 00:10:35 ID:???
>>576
ちと、ワロタw
でも、タリアを絡ませた方がよかったかも、とか言ってみる。
578通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 02:04:14 ID:???
>>576
ギル「そうか……だがまだ甘い!!」
レイ「な、何!?弾丸を切り払った」
ギル「つめが甘いな、私を倒したければMAぐらい持って来たまえ」
「土竜閃!!!」
レイ「ぐはっ…!!」
ギル「残念ながら減給だ、レイ」
579通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 09:03:47 ID:???
勝てる奴いるのかw
もうドモンつれて来いドモンw
580通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 09:20:08 ID:???
そうか、ドモンもフェイスだから給料は議長に握られているのか!
581通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 09:24:56 ID:???
議長「さて、そろそろ今月の給料の計算を……ん?」

(議長の後ろからデストロイが現れる)

ステラ「うぇーい! ステラもしょーきゅー! ですとろーい!」
議長「……まさか本当に持ってくるとは……」
582通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 09:40:53 ID:???
議長「ステラ、デストロイで来るとはいい度胸だ
   しかし、【ガンダァァァム!!!!!!】」
パチン!
議長がそう指を鳴らすと地下から隠されたMFガンダムエピオン登場
議長「私の友人が送ってくれた物だ、ではステラ、はじめようか!」
ステラ「うぇ〜い、ステラげんきゅーう?」
583通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 11:50:02 ID:???
ぎちょおぉぉぉぉ!GJ
584通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 13:05:03 ID:???
議長「まさか君まで来るとは思わなかったよ、ドモン・カッシュ君。」
ドモン「減給されるとレインに殺されるんでな。」
議長「ふっお互い女には勝てないようだな。覚悟はいいか?」
ドモン「望むところだ!。

議長&ドモン「ガンダァァァァァム!!!!!!」







都市一個ぶっ飛びました
585通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 14:57:45 ID:???
シン「宣誓!我々ザフト軍フェイス一同は!」
レイ「この手に昇給した給料を掴むため!」
フェイス一同「正々堂々、査定で議長と闘う事を誓います!」
議長「よろしい、ではここにザフト軍フェイスの給料査定開始を宣言する」
586通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 15:38:38 ID:???
アスラン「なんだ?ザフトから手紙? なになに
      "ザフト軍フェイス給料査定のお知らせ"
      まだフェイス扱いだったんだ・・・」
587通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 16:17:12 ID:???
この流れワロスww
588通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 19:17:07 ID:???
面白くなってまいりました!
589通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 19:23:32 ID:???
春闘だ春闘だww
590通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 19:23:47 ID:???
>>565-586
何なんだ、この流れはwwwww
591通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 20:00:37 ID:???
ハイネ「決算近いからね、割り切れよ
    でないと監査が入って大変だぜ?」
592通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 20:15:40 ID:???
本当に闘ってどうするよw<春闘
きっとタリアはバズーカ出してくるなww
593通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 20:40:00 ID:???
名前の出てるフェイスって何人いたっけ?
シン レイ タリア ハイネ ドモン アスラン? ほかにいたっけ?
594593:2006/03/26(日) 20:41:01 ID:???
イザークもだった すまん orz
595通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 20:59:28 ID:???
遺作はただの白
596通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 21:00:59 ID:???
ルナは?
597通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 21:02:25 ID:???
疑惑の赤
598通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 21:10:19 ID:???
ラクシズはキラ(一人だけ平均年収の三倍以上)をKOしたら満額回答とかなんだろうなぁ……

俺、ミナ様のところに行くよ。
599通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 22:11:38 ID:???
海賊は盟主王かMSでフレイ倒せたらとか?
600通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 22:53:32 ID:???
ん?
フェイスまだいるじゃん
ステラ、アーサー13、シュバルツ
査定に反映するかは知らんがこのスレでシンが身に付けた力
流派東方不敗
飛天御剣流
盟主王との勇気の誓い
信頼できる仲間
そして主人公としての心得
こんだけスキル身に付けてるのに減給はないですよね議長
601通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 23:05:19 ID:???
議長が乗るのはパーフェクトジオングガンダムじゃないのか。赤くて角つき。
602通常の名無しさんの3倍:2006/03/26(日) 23:31:29 ID:???
アメノミハシラのときに壊されたからじゃないか?
いっそザフトングとか出したらどうでしょうか議長。
無論赤くて角つき。
シン「あいつ…今さらよくもぬけぬけと…よくもぉぉ!」
レイ「シン!?待て!おい、シン!」
タリア「シン、その艦はまだ敵と決まったわけではないわ、やめなさい!」
レイ「艦長、こちらも先程から幾度となく止まるよう言っていますが返答がありません」
タリア「一体なんでシンは…」
レイ「あの艦の艦長、なぜ生きているかはわかりませんが、あのウズミ・ナラ・アスハのようです」
タリア「え、でも…前の大戦で前代表は死んだはずよ」
レイ「それなら前の大戦でヤキンで死亡したムルタ・アズラエルが生きていることもおかしくなります。
   今は目の前にある現状に以下に対応するかを検討するべきです」
タリア「それもそうね…レイ、シンの援護に向かってくれる?あの艦の性能がはっきりしない以上迂闊な戦闘は危険よ」
レイ「了解です」

シン「アスハァァ!なぜお前が生きている!?」
ウズミ「君は誰だ?それに私が生きている理由だと?そんなものを答える義務はなかろう」
シン「なんだと!?理念を守るためだって国を焼いて…オノゴロでお前は死んだはずだろうが!」
ウズミ「……私が何故生きているかはよくわからないがUG細胞がなんかとある者が言っていた。だが私が生きていてなんだというのだ?」
シン「っ!?俺の家族は…お前に殺されたんだぞ!国の理念を守るためだっていうお前達を信じて…オノゴロで殺された!」
ウズミ「それは…残念だった、としかいいようがないが…しかし、あの時連合に降伏し、オーブの理念を捨てt」
シン「ふざっけるなぁ!理念のためなら人が死んでもいいのか!何も悪くない、ただ平和に生きている人たちが死んでもいいのか!?
   相変らず奇麗事はアスハのお家芸だな!理念を曲げても国を守ることはできるはずだろう!それなのに…」
ウズミ「理念なき国などただの人の集まりに過ぎん!オーブはその理念があったからこそこれまでの繁栄を築いてきたのだぞ!」
シン「俺はあんた達のやり方を認めない…あんた達のいう奇麗事なんて絶対に認めない。理念のために人が殺されるなんて絶対に認めるかぁ!」
ウズミ「政治を解せぬ馬鹿者が知った風な口を利くな!」
シン「だから俺は…お前達の奇麗事との決着をつけてやる、今日、ここで!そして次はあのバカだ!」
ウズミ「降りかかる火の粉は払わねばならんな…ボリューションプロテクト発動!迫り来る敵機を迎撃しろ!」
シン「でやぁぁぁぁぁ!!!」
ガキィィィィィン!
シン「うわぁぁぁ!アロンダイトが…効かない!?じゃあライフルなら…」
ウズミ「防御姿勢のまま攻撃開始!目標を背部のカッターで切り裂け!」
シン「くっそぉぉ!」
アーサー「艦長!デスティニーのアロンダイト、及びビームライフル効果なし!ピンチですよ、艦長〜」
タリア「レイ!急いで!」
レイ「わかってます!しかし、ドラゴン1から発進した迎撃機に…くっ」
シン「まだまだだ!うぉぉ!」
ウズミ「さっきからそんな台詞ばかりだな、典型的なやられ役としか思えぬな」
シン「ハァ…ハァ…くそぉ、ダメなのか…やっぱり俺は…あれだけ修業を積んでイベントもクリアして…なのに…
   どうしてなんだ…俺には何が足りない!?ラクシズたちにあって俺にないものが糞嫁補正以外にあるのか…」
ウズミ「もういいだろう、理念なき力など所詮この程度のものだ、せめて楽にしとめてやろう」
ルナ「シン、動いて!」
ステラ「シン、あぶない!」
タリア「シン、動きなさい!これじゃあ的よ!」
アーサー「あぁ、もうどうしたらいいんだ、フォンドゥヴァオウフォンドゥヴァオウフォンドゥヴァオウフォンドゥヴァオウ…」
盟主王(やれやれ、まだ気付いていないんですか?)
シン(またあんたか…)
盟主王(今まで幾度となく乗り越えてきた困難、越えられたのはあなた1人の力ですか?)
シン(…そんなわけがない、師匠、レイ、ルナ、ステラ、艦のみんな…俺1人の力なんて微々たるもんさ)
盟主王(じゃああなたは仲間たちと成長してきましたか?戦いの経験から何も学んでこなかったんですか?)
シン(そんなことはない…流派東方不敗を学んで…ラクシズを何回も退けて…)
盟主王(そうです、あなたは十分に様々なことを学んでいる。そしてそれは味方でない者に関する事柄についてもいえます)
シン(敵から学ぶこともあるってことか…)
盟主王(そうです。力は腕力だけではありません、知識、情報、経験それらすべてが力なんですよ
    あんな風に物凄い勢いで突っ込んでくる敵には隙も大きい。そんなとき、どうすればいいか、あなたは知っているはずですよ)
シン(???………!?そうか、あの手があったか!)
盟主王(わかったようですね?敗北から学ぶこともあります。あとはそれを活かせるかどうかです)
シン(ああ!だが…なんであんたはいつも俺のことを助けてくれるんだ?一度聞きたかったンだけど)
盟主王(う〜ん、じゃあそれはまた今度ということで今は目の前の敵をどうにかしちゃってください)
レイ「シン!どうした!返事をしろ」
シン「!俺は………あぁ、すまない、レイ」
レイ「もう少し持たせろ、そしたら…」
シン「いや、もう大丈夫だ、任せてくれ」
レイ「シン?」
ウズミ「もらったぞ、ザフトのパイロットよ!」
シン「そうは・・・いかない!」
アーサー「フォンドゥヴァオウ!?シシシ、シンのやつなんでアロンダイトを捨てるんだ!?」
シン「でやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ウズミ「な、なにぃ!?」
レイ「なんと…」
ルナ「真剣…」
ステラ「うぇい!白毛鳥!」
メイリン「おい、ちょっと惜しいけど違うぞぉ!」
ダコスタ(またどこかに向かって突っ込んでる…大変だよなあ、ホント)
シン「まだだ!これでもくらいやがれぇ!」
ウズミ「な、うぉぉぉ!」
レイ「そうか、白羽取りで相手の動きを封じ、至近距離から他の武器で零距離攻撃、オーブでフリーダムが使った手か!
   そしてドラゴン1のシールドは側面にはないから側面に高出力ビーム砲を…」
タリア「レイ、悪いわね、説明くさいことしゃべらせて」
シン「今だァ、ひぃいっさつ!シャァァァイニング…フィンガァァァァ!」
ウズミ「そ、そんな馬鹿な、この絶対防御が…ぬおおおおおおお!」
アーサー「!艦長!エターナルが急速接近中です!」
タリア「なんですって!シン、レイ、至急戻りなさい、私たちはアメノミハシラに逃げ込むわよ!」
シン「そ、そんな!」
レイ「今は退くんだ、その状態でフリーダムやジャスティスを相手にすることは利口とはいえない」
シン「…わかったよ」
レイ「安心しろ、お前なら次戦っても勝てるさ」

ラクス「ホホホホホ!あの戦艦、私達のものに致しましょう。さあ手負いの竜を捕獲なさいな」
メイリン「相変らずやること汚いなぁ…」
ウズミ「む!この艦を拿捕する気か?なめるなよ、私にはまだ手が残っている」
ラクス「あら、抵抗なさるおつもりかしら?愚かな」
ウズミ「ボリューションプロテクトはまだ使えるな…よし!(パチン!)」
メイリン「ドラゴン1が燃え上がったぁぁぁ!指パッチンで発火ってまさか・・・」
ラクス「はい?」
ウズミ「自家製火車カッタァァァァ!!!!」
メイリン「本物の焔の大佐の力で発火して合体技じゃなく火車カッターで突っ込んできたぁぁ!中の人ネタしつこくてごめんなさぁぁぁい!」
ラクス「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」
606通常の名無しさんの3倍:2006/03/27(月) 01:23:20 ID:???
あ〜やっぱり戦闘シーンは難しい…台詞だけだとどうしてもしょぼくなってしまう…
とりあえずこの後、アメノミハシラ内でアビーのお見合いネタやろうと思うんですけど
アビーのお見合いネタを始めたのは俺じゃないんだけど書いていいものなのかな…
他のお見合い話とは独立させるから矛盾とかは生じないようにするつもりなんですけど…
607通常の名無しさんの3倍:2006/03/27(月) 06:23:15 ID:???
“煌めく凶星J”ジャン・キャリーキボン
もう40過ぎのいいオッサンだけど、
アビーの条件には結構合致してるぞ。
608通常の名無しさんの3倍:2006/03/27(月) 09:57:22 ID:???
>>606
ネタはみんなの物です。
既に俺もお見合い話に便乗して書いてるし気にせずにガンゴーグフォするがよろし。

あとGJ
609通常の名無しさんの3倍:2006/03/28(火) 15:10:03 ID:???
ディアッカ「こう被写体がないとカメラが泣くぜ、否グゥレイトォ……」
シュバルツ「フ、こういう時は自ら被写体を探すものよ! 行くぞ!!」
ムネオ「よぉ〜し、待ってろよカワイ娘ちゃん! うっひょーーー♪」

メイリン「あんたらどこに行く気だぁーーーーーーーーッッ!!!!!」
610通常の名無しさんの3倍:2006/03/28(火) 23:36:52 ID:???
アスラン「"ザフト軍フェイス給料査定のお知らせ"
      議長に会いにいってくるか・・・
      しかしフェイスか 
      何でフェイスには美男美女が多いんだろう?
      まあいいか みんなにばれないように行くか
      ばれたらまたなにかありそうだしな」
611はぐれSS柿:2006/03/29(水) 00:52:29 ID:???
>400で言ってたの、できたんだけど投下していい?
なんか流れをブッた切ってしまいそうなんだけど…・
612通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 07:50:02 ID:???
OK。期待してるぞ!


特務兵「それはそうと、俺にも給料を寄越せ!」
シン「ちょっと待て! あんたはザフトじゃないだろ!
  何であんたまでしゃしゃり出てくるんだよ?!」
特務兵「黙れ! こないだの任務で機体が損傷して、
   今月の生活費が冗談抜きにヤバいんだ!
   仕方ないから、手近な所から資金を調達してやる!」
シン「だからって、無関係な俺達に噛みつくなよ……。
  流石、なりふり構ってられない生活苦はパルスのお家芸だな!」
613通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 08:42:01 ID:???
久しぶりに来た
ネタ面白かったです
戦闘は燃えるわやっぱ
614めいりんダイアリー 1/10:2006/03/29(水) 12:55:19 ID:???
○月×日

 いよいよ今日から、ザフト最新鋭戦艦、ミネルバの処女航海!
 ……の、はずだったんだけど、いきなり戦闘に巻き込まれた。軍に入った時から覚悟はしてたけど、いくらなんでも突然すぎるよ。
 新型MS三機が奪われて、基地の中で大暴れした。相当な被害が出たみたい。
 ミネルバはこのままその三機を追撃するんだって。仕方無いのかもしれないけど、新兵にやらせる仕事じゃないよう。
 しかもミネルバには、成り行きで議長とオーブの代表が乗艦してる。もしも、万が一の事態に陥ったら、あの人たちを先に脱出させなきゃいけないんだろうな。
 責任重大だなぁ……アーモリーワンに残っててくれればいいのに。


○月△日

 ユニウスセブンが地球に向けて降下を始めた。
 あれが落ちたら、とんでもない被害が出るんだって。また戦争が始まるのかなぁ……。
 ミネルバは噂のジュール隊と一緒にその破砕作業に参加する。お姉ちゃんたちとその話をしていたら、たまたま通りかかったオーブ代表がそれを聞いて、切れた。
 あんなこと言うヨウランもヨウランだけど、オーブ代表もオーブ代表だと思う。何も、いきなり金棒で殴りかかることはないじゃない。というか、どこから出したんだろ?
 一緒にいた護衛の人が代わりに殴られてくれたけど、危うくみんな大怪我するかもってところだった。なんであんな攻撃的というか暴力女が国家の代表なんだか。
 護衛の人、血が出てたけど大丈夫かな。オーブ代表が暴れるたびに、今日みたいに体を張って止めてるらしいけど、よく我慢できるなぁ。
 ちょっとカッコイイけど、あれは絶対将来ハゲるタイプだ。
615めいりんダイアリー 2/10:2006/03/29(水) 12:57:05 ID:???
×月○日

 ミネルバに新しい機体と上官がやってきた。
 ザフトの最新鋭MSセイバーガンダムに、『フェイス』アスラン・ザラ。なんと、あのヤキンの英雄アスラン・ザラ! 正真正銘、本物なんだって!
 でも、どう見てもこの前オーブ代表を護衛してた人だ。あの時もお姉ちゃんたちが噂をしてたのは知ってるけど、どういうことなんだろう? オーブは今、敵対国家でしょ?
 まぁ、いいけど。調べてみたけど、やっぱりすごい人みたい。ちょっとお近づきになりたいなぁ、なんて思っちゃったりして。
 戦争は続いているし、本当はそんなことやってる場合じゃないんだろうけど、しばらくは同じ艦に乗ってるわけだよね。今度、お話してみようかな。


×月△日

 ディオキアに寄港。ちょうど、ラクス様のコンサートをやっていた。
 興奮して殺到してきた人に突き飛ばされて、思わずアスランさんに抱きついちゃった。お姉ちゃんも積極的にアプローチしてるみたいだし、これくらいはいいよね。
 なんて思ってたら、アスランさんが心配してくれて、なんかちょっといい雰囲気に! 少しの間だけど、二人っきりでお話しちゃいましたっ!
 役得、役得♪ やっぱり神様って見てくれてるんだなぁ。
 今日はいい夢が見れそう! アスランさんともっと仲良くなれるといいなっ♪
616めいりんダイアリー 3/10:2006/03/29(水) 12:59:14 ID:???
×月□日

 今日、新しいフェイスの人がミネルバに来た。
 ドモン・カッシュとかいう格闘家らしい。いっつもアスランさんに一方的に反抗してるシンに、いきなりガツンとやっていた。
 なんというか、迫力の桁が違う。あの生意気なシンが、すっかり毒を抜かれてた。アスランさんもあれくらい言ってやればいいのに。優し過ぎるのも考え物だ。
 ともあれ、ドモンさんの活躍で、戦闘はあっという間に終わった。なんかもー今までの戦いはなんだったんだーっ! ってくらい、ドモンさんはハチャメチャに強かった。
 それはいいんだけど、そのせいで小隊長としてのアスランさんの必要性とか存在意義が薄れてしまったような気が……どこまでいっても苦労症な人だ。


△月○日

 今日も今日とて、ミネルバは連戦連勝。今ではすっかりザフトのエース部隊に。というか、ドモンさん一人いれば戦争なんて終わっちゃうんじゃないの?
 最近そのハチャメチャっぷりにうっかり心の声をブチ撒けちゃって、ツッコミメイリンなんて呼ばれたりする。やめてもらいたいけど、実際にツッコミしちゃってるしなぁ。
 ちなみに、アスランさんは部屋で一人で育毛剤の調合をやっていた。一日一回は様子を見るようにしてるけど、どんどんダメ人間になってる。
 もうほとんどのクルーは彼を空気みたいに扱ってる。正直、私もあんまり関わりたくはないけど、自殺なんかされても迷惑だしね。
 私も男を見る目が無かったなぁ……本気でアタックしたりしないで本当に良かった。
 それでもアスラン・ヘタレ・ザラなりに、居場所を作ろうと努力はしてるみたい。距離を置いて見てるとそれなりにおもしろい。どうしてあんなのがヤキンの英雄なんだか。
617めいりんダイアリー 4/10:2006/03/29(水) 13:01:08 ID:???
△月×日

 どうしよう。どうしよう。どうしよう。
 アスランさんが銃を持ったザフトの兵士に追われてた。咄嗟に匿ったら、私までザフトを脱走することに。
 なんであんなヘタレ庇っちゃったんだろ。顔見知りが殺されるなんて、そんなの見たくないって思った。けど、私までこんな目に遭うなんて。
 ドモンさんの機転でなんとか逃げきることはできたけど、これからどうすれば。
 もうプラントには帰れない? パパとママとお姉ちゃんに会いたい。


△月□日

 ラクシズの生活にもようやく慣れてきた。
 私の技術を評価してくれたのは嬉しいけど、ラクシズの人たちは何を考えてるのかわからなくて怖い(特にラクス様とキラさん)。
 もし私がなんの技術も持たない女の子だったら、どんな目に遭わされていたんだろう。想像すると、怖くてなかなか寝付けない。
 生きて食べてくためとはいえ、これで私もテロリストの一員か……堕ちるとこまで堕ちちゃったなぁ。ミネルバに帰りたいよ、トホホ。
 ちなみに元凶のアスランさんは、こっちに来てからさらにヘタレに磨きがかかった。
 ウザイ。キモイ。もう顔を見るのもイヤだ。あの人に関わったせいで私の人生はメチャクチャになってしまった。
 そのくせ、向こうは何かと話しかけてくる。今日も、具合は悪くないか、とか、おなか空いてないか、とか、不自由してないか、とか、しつこく声をかけられた。
 本っっ当に大きなお世話。自分の面倒も自分で見られないのに、他人の心配なんかしてどうするんだって話。
618めいりんダイアリー 5/10:2006/03/29(水) 13:03:02 ID:???
△月♪日

 ラクシズの人たちのことがわかってきた。この人たち、最初から何も考えてないんだ。
 通りで考えが読めないはずだよ。はぁ……構えてて損した気分。
 最近、アスランさんとコンビで仕事をもらってばっかり。なんでですかってラクス様に聞いたら、「あなたはヘタレの扱いが上手なので」だって。
 というか、ラクシズの人たちは酷い。いくらヘタレだからって、ザフトを脱走してまでラクシズに参加したアスランさんを、道具みたいにコキ使いまくってる。
 アスランさんにだって人権はある。昔の友達だか婚約者だか知らないけど、あんな風に扱っていいはずがない。
 なのに当のアスランさんは、むしろ喜んでいるようにさえ見える。ダメダメだ! 本当にダメダメだ、あの人!
 ヤキンの英雄なんて、何かの間違いだったんじゃないの?


△月@日

 ちょっとおもしろいこと発見。
 アスラン・ヘタレ・ザラ氏は、ちょっと応援してあげると、途轍もない力を発揮する。今日なんか、シンたち四人をたった一人で圧倒してた。
 落差があまりに激しくて、今思い出すだけでも笑ってしまう。ちょうど初めてミネルバに来た時のアスランさんを、思いっきりカッコよくしたような感じだった。
 まぁ、結局最後は負けたんだけど……MSの爆発から私を庇って、包帯のグルグル巻きになっていた。ヘタレの状態でも、いざって時は他人を守ろうとするみたい。
 ラクシズに来たばかりの頃、環境に馴染めず不安だった私にやたらと声をかけてきたのも、それを気にかけていたからなのかな。
 本当に大きなお世話だよね。自分の面倒も自分で見られないヘタレなのに、他人の心配ばっかりしてさ。
 ……なんか前にも同じこと書いた気がする。
619めいりんダイアリー 6/10:2006/03/29(水) 13:05:09 ID:???
□月○日

 いろんなことがあった。しばらくご無沙汰だったから、数日分まとめて書く。
 ラクス様たちと街に行ったら、ステラさんがヒラヒラと踊ってた。彼女を捕虜にして、ラクシズはザフトとプラントに全面降伏を求めた。
 そんな要求通るはずない、と思ってたんだけど、議長は本気で全面降伏する気つもりでいたみたい。国家の代表がそんなんでいいのかーっ!?
 でも、人質を取って要求を通すなんてやり方、絶対間違ってる。だから私は、アスランさんにも協力させて、ステラさんをミネルバに返すことにした。
 ステラさんの受け渡しはうまくいった。シンに、ミネルバに帰ってこいって誘われたんだけど……私はそれを断った。
 だって、ここで私がラクシズに帰らなかったら、きっとアスランさんはラクス様たちに酷い目に遭わされる。それを見捨てるなんてできない。
 だから私はラクシズに帰ってきた。正式な軍なら最悪の処分も覚悟しなきゃならないと内心ビクビクしてたけど、私にはなんのお咎めも無かった。
 アスランさんが私のことを秘密にしたせいで、全部彼が悪い、ってことになっていたのだ。私を庇ってくれた、のかな?
 その代わり、アスランさんは彼にとって生き地獄ともいえる罰を与えられていた。一日中ずーっと泣き言ばっかり口にしてて、まさにヘタレ全開って感じ。
 ……でも、ありがとう、アスランさん。

 
♪月○日

 アメノミハシラ杯、いよいよ開幕!
 一回戦第一試合、ラクシズ主力のキラさんとアスランさんはいきなり出場。結果は……敗退。特にアスランさんはボロボロにされていた。
 これでラクシズへの借金が七億アースダラーにまで達したアスランさんは、ラクス様の所有する地下強制労働施設に連れていかれてしまった。止めた方が良かったかなぁ?
 続く第二試合は、カガリさんキサカさんのコンビ対金と銀の二人。手に汗握る大激戦の末、カガリさんの辛勝。本当にすごい戦いだった。
 それはそれとして、ここで個人的なハプニングが。アメノミハシラ杯のトトカルチョ、試しにちょっとだけやってみたんだけど……最後にボタンを押し間違えてたみたい。
 自分で設定したつもりの金額の一千倍も賭けてて、とんでもない額の配当金が私の懐に入ってきた。どうしよう、こんなにあっても使い道無いし。
 貯金してもいいけど、それでラクス様に目をつけられたらイヤだしなぁ。
620めいりんダイアリー 7/10:2006/03/29(水) 13:07:10 ID:???
♪月□日

 また数日分まとめて書く。アスランさんといると、こういうことがあるから困る。
 地下強制労働施設を自力で脱出してきたアスランさんが、借金返済を目指して一攫千金を狙うと言い出した。成り行き、というか、放っておけないので私も一緒に行くことに。
 いろいろやってはみたんだけど、結果は全部大失敗。なんというか、つくづくあの人のダメダメっぷりを痛感した気分。
 仕方無いので私がお金を貸してあげることにした。この前の配当金を使えば、ちょうど完済できる。ああいう泡銭は、きっとこうやって使うのが一番いいんだ。
 アスランさんは戸惑ってたけど、援護射撃もあって、結局は受け取ってもらえた。催促はしないけど、返してもらうまで側にいますよって言ったら、好きにしろ、だって。
 うん、よし。返してもらうまで、ずーっとアスランさんの側にいようっと。


♪月@日

 アスランさんのことで、カガリさんとケンカ。成り行きでミネルバに少しだけ里帰り。
 為政者としての能力はともかく、あの歳で一国の代表を務めるというのは大変なんだと思う。アスランさんに暴力的に当たるのも、カガリさんなりの甘え方なのかもしれない。
 でも、私はあの人を好きになれない。アスランさんを捨てて国を取ったあの人を、どうしても許せない。
 それは人としては勇気のある、偉大な選択なんだと思う。でも女としてはどうなの? あれだけ甘えて、いらなくなったらポイ捨て? ふざけるのもいいかげんにしろ!
 アスランさんはかわいそうな人だ。真面目で、誠実で、でも家族も親友も婚約者も次々と失って、トドメに初めて自分で好きになったカガリさんにまで捨てられた。
 真面目なあの人は、その大き過ぎる喪失を全部受け止めようとして、結局できずにダメ人間になってしまった。
 できるはずない。そんなこと、誰にだって。人間はそんなに強くない。つらくてつらくて仕方無い時、少しくらい逃げたって、誰かに甘えて弱音を吐いたって許されるはずだ。
 私だって、一度はあの人を軽蔑した。心の中でバカにだってしていた。そうやって自分が抱えていた苦しみから逃げようとした。でも、アスランさんはそうしようとしない。
 あんなボロボロになって、それでも自分を裏切ったカガリさんが好きだって、一人じゃ耐え切れないほどの苦しみと向き合おうとしてる。どうしてそんなに不器用なのよ。
 このままじゃ、あの人は本当に救いようの無い、完全なダメ人間になってしまう。立ち直ってほしい。そうなった時、あの人の目に映るのが私でなくても構わない。
 アスランさん。本当のあなたは、とても素敵な人なんですよ?
621めいりんダイアリー 8/10:2006/03/29(水) 13:09:04 ID:???
@月○日

 宇宙海賊のMSに不意打ちされてから、キラさんの様子がおかしい。
 すごく熱心にトレーニングに励むし、半泣きで食堂のご飯を食べるし、何よりアスランさんと普通に仲が良い。今までのキラさんと明らかに違う。
 どういうことだろう? 頭でも打ったのかな? あんな生きることに前向きなキラさんなんて、なんだかキラさんじゃないみたい。いつもはもっとフラフラ生きてるのに。
 例の不意打ちの時、少しの間だけキラさんの機体の反応をロストした。もしかしたら、その時に……? 少し注意した方がいいかもしれない。
 でも、これはこれでいいのかも。だってアスランさんに優しいし。


@月△日

 やっぱりあの人はキラさんの偽者だった。
 でも、そんなことはどうでもいい。アスランさんに優しくしてくれるなら、本物のキラさんなんかより、あの人の方がずっといい。
 誰がなんと言おうと、アスランさんに一番影響力があるのはキラさんだ。そのキラさんが優しくしてくれたら、アスランさんはきっと立ち直ってくれる。
 そろそろ動くと見て、私は真正面から偽キラさんにお願いしにいった。アスランさんのために、ずっとラクシズにいてくれって。
 自分でもバカな話だと思う。偽キラさんは敵で、多分ラクシズを内部から破壊するためにやってきたっていうのに。
 でも、偽キラさんは話を聞いてくれた。殺されるかもしれないと思ったけど、結局彼は破壊活動らしいことは何もしないで去っていった。お陰で私は今も生きている。
 代わりに、本物のキラさんが帰ってきた。キラさんが入れ替わっていたという事実に、ラクシズは騒然と……するのが普通だと思うんだけど、別にそうはなっていない。
「おーほほほほ! キラ、宇宙海賊に取っ捕まっていたんですって? お・バ・カ・さんですわねぇ♪」
「あはははっ、ジャガイモの皮剥きは極めてきたよ♪ まぁ、たまにああやって違う環境で過ごすのも悪くないね☆」
 と、こんな感じ。褒めていいのかわからないけど、スケールだけは普通じゃない人たちだとつくづく思う。
 アスランさんは泣きながらキラさんに謝ってた。偽者に気づかないなんて友人失格だ、すまなかった、とかって。あの二人の関係が友達だとは、やっぱり思えないんだけどな。
622めいりんダイアリー 9/10:2006/03/29(水) 13:11:03 ID:???
#月○日

 なんだかんだで、今度はラクシズを脱走。本当にアスランさんといるとトラブルが絶えない。
 とりあえず逃げ切ることはできたので、これからのことを考える。私とアスランさんの技術と能力を考えれば、やっぱり仕事は軍関係の物になる。
 でも、今さらどこの軍が私たちを迎え入れてくれる? どうしようかな、と頭を抱えていたら、マスターさんが耳寄りな話を教えてくれた。
 私の後釜のCIC担当の人がお見合い、ヴィーノとヨウランも休暇をもらったとかで、ミネルバで人材を短期募集してるんだって。
 決めた。それに行こう。技術的にも能力的にも給料面でも問題無い。あの艦なら勝手もわかる。白い目で見られるだろうけど、そんなの気にしない。
 捕まりそうになったら逃げちゃえばいい。私もずいぶん肝が座ったなぁ、と思う。喜んでいいのかわからないけど。
 ともあれ、さすがに本名を名乗るわけにはいかない。アスランさんと相談して、新しい身分を偽造することにした。
 私はマリン・イーグル、アスランさんはアラン・イーグル。苗字が同じなのは……夫婦だって設定だからだったりする。
 その方が偽造する手間も省けるし、二人一緒に行動しても不審に思われない。
 まぁ、こんなのアスランさんを説得するための建前なんだけど。そもそも、お姉ちゃんたちに見られたら一発でバレる。夫婦という設定にあまり意味は無いのだ。
 それはわかってるけど……私だって、ちょっとは浮かれてみたい。それがお芝居でも、アスランさんと夫婦になってみたい。
 別におかしくないよね。きっと、女の子なら誰だって……。
 そんな私の旦那様は、今ベッドで静かに寝息を立てている。今までもずっとそうだったけど、二人っきりなのになんにもしてこない。
 本当に真面目だからか、とことん誠実なせいか、どこまでもヘタレなためか、それでもカガリさんを裏切りたくないのか。多分、その全部だと思う。
 カガリさんがアスランさんを本当に幸せにしてくれるなら、それならそれでいい。でもそうじゃなくて、あの人のせいでアスランさんが不幸になるなら……私も覚悟を決める。
 この人は、本当は素敵な人なんだ。なのにたくさん悲しみを背負わされて、その重さに耐えられなくて、潰れそうになってしまっている。
 私はそれを助けてあげたい。そのためなら、カガリさんとでも、ラクス様とでも、議長とでも、ドモンさんとだって戦ってみせる。
 私たちがミネルバに行ったら、お姉ちゃんたちどんな顔するかな。それが今、ちょっとだけ楽しみ。
623めいりんダイアリー 10/10:2006/03/29(水) 13:13:06 ID:???
シン・ルナ・ステラ「「ううっ。うえっ、ぐす。うおおお〜〜〜〜ん」」
ドモン「む、どうした? 何やってるんだ、お前たち」
レイ「メイリンの人気の秘密を探る……いえ、ラクシズの情報が書いてないかと、メイリンの日記をこっそり読んでいるんですよ」
シン「健気だっ……なんて健気なんだ、メイリン! こんな気持ちでミネルバに帰ってきたなんて知らなかった! ごめん、俺ただ面の皮の厚いヤツだと思ってた……!」
ルナ「ううっ。アスランやラクシズに騙されてるんだと思ってたけど、違ったのね。あの子はちゃんと自分の考えで動いてたんだわ……子供だと思ってたお姉ちゃんを許して!」
ステラ「うぇえええぇえぇ〜〜〜ぃ、ステラのことあんまり書いてない〜〜〜」
アスラン「やぁみんな! こんなところに集まって、いったい何をやってるんだ? よければ俺も交ぜて……」
シン「喧しいいいお前のせいでメイリンはなああ!?」(バキャッ!)
ルナ「あんたがもうちょっとしっかりしてれば、あの子はねええ!」(ドキャッ!)
ステラ「おでこ広い人のせいで、ステラ無視されたあああっ!」(メキャッ!)
レイ「このノリ、外すわけにはいかんな!」(グキャッ!)
アスラン「ぎゃあああああああ!?」
シン・ルナ・ステラ・レイ「「師匠、トドメを!」」
ドモン「応! ゴッド・スラッシュ! タイフゥゥゥゥ――――ンッ!」
アスラン「ぐああっ……光が、広がっていく……」
ドモン「はっ、しまった。つい、ノリで」
シン「ふん、これに懲りたらちょっとはメイリンに優しくしろよな」
ルナ「あ、そうそう。この日記、読み終わったからメイリンに返しておいてね」
ステラ「うぇーい。今度はステラのこと、もっと書いてもらえるようにがんばろうっと」
レイ「勢いで殴ってしまったが気にするな。俺は気にしない」

 …………

アスラン「うう、いたたた。何がいったい……ん? なんだこれ、日記帳?」
メイリン「ど、泥棒です! 泥棒が入りました! 私の日記が……ああ!?」
アスラン「メイリンじゃないか。どうしたんだ、そんなワナワナ震えたりして」
メイリン「ア、アスランさん……その日記、見たんですか?」
アスラン「これか? 見ての通り、普通に(表紙は)見たが……」
メイリン「う、うわあああああああ!? アスランさんのバァ――――カァ――――――――――――ッ!」(ゴシャアッ!!)
アスラン「俺が今回何をしたあああああ!?」


624通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 13:16:39 ID:???
これなんてガイキング14話wwwwww
625はぐれSS柿:2006/03/29(水) 13:16:55 ID:???
メイリンが二位になるとは思わず、保管庫を見ながら書いた。他人のネタを継ぎ接ぎしただけだが、俺は謝らない。
それと二位のキャラ(メイリン)で書くと宣言しておいて、実は本物は最後にしか出てこないが、それも(以下略
626通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 17:12:34 ID:???
ヅラ「はぁ〜…」
ドモン「どうした、そんな溜め息をついて」
ヅラ「ドモンさん……」
ドモン「悩み事があるんなら相談にのるぞ、俺でよければな」
ヅラ「………俺の存在価値ってなんなんですかね」
ドモン「ヘタレ、ギャグ、ヨゴレ、不幸要員だな」
ヅラ「そうですよね……、やっぱりそうなんですよね……」
ドモン「嫌か?」
ヅラ「嫌に決まってますよ!俺だってドモンさんみたいに輝きたい!みんなに愛されたいだ!!」
ドモン「なあアラン確かにアスランと言う男はヘタレでどうしようもない男かもしれない、でもな決して愛されてないわけじゃないんだぞ(一部除く)」
ヅラ「え!?」
シン「いたいた!あ、師匠も一緒だったんですか」
ルナ「整備ご苦労、アラン。お弁当持ってきましたから一緒に食べましょう」
ステラ「うぇ〜い、お弁当!お弁当!」
レイ「働きづめるのはいいが飯ぐらいちゃんと食べて下さいよ、この頃なにも口にしてないでしょう」
627通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 17:42:21 ID:???
ヅラ「おまえ達……」
シン「ちょっと!何でいきなり泣き出すんだよ!」
ステラ「うぇ〜い、どこか痛いの?」
ヅラ「なんでもないただ目にゴミが入っただけだよ」
シン「そうか?ならいいんだけど……」
ヅラ「ありがとうなみんな」
レイ「気にするな、俺は気にしない」
ステラ「うぇ〜い、ステラもうお腹すいた〜」
ルナ「じゃあ、お弁当食べましょうか」
ヅラ「ああ」
シン「ほら師匠も一緒に食べましょうよ」
ドモン「そうだな、頂くか(アスラン……確かにお前はヘタレかもしれない、でもなこんなに沢山の仲間がいるんだ、案外それも悪くないんじゃないか?)」
628通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 18:28:54 ID:???
でもあくまで名前はヅラなんだなw
629通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 21:13:11 ID:???
でもヅラw
ところで、凸がいい扱い受けてるのを見ると反射的にオチを求めてしまうのは俺だけだろうかw


>625
GJ!!
このスレのメイリン(+主なSS)の軌跡がキレイにまとめられてるな〜
ノリに積極的なレイワロスw
出番に貪欲になってきたか?
630通常の名無しさんの3倍:2006/03/29(水) 22:28:09 ID:???
>>625
ヅラw
凸ですらねぇwww
すげぇほのぼのしたよ、GJ!
631通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 00:33:57 ID:???
そろそろ全米が泣いていいでしょうか?
632通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 07:35:16 ID:???
面白かったよww
633凸作戦1/2:2006/03/30(木) 09:13:55 ID:???
アスラン、メイリンがラクシズ所属時のお話


シン「ふむふむ」
レイ「シン、テレビを独占するな、俺はアニマル奇想天外を見たいのだが」
シン「この外国製の洗剤・・・すごいよなぁ!」
ルナ「あんた、こないだこの番組で変なトレーニング機材買ったばっかでしょ」
レイ「そういえばあれは届いた日にしか見てないな、どうしたんだ?」
シン「良く考えたらミネルバにもトレーニングルームがあったから、使わなくなってさ」
ルナ「もうチャンネル変えるわよ・・・」
レイ「まて」
ルナ「なによ、レイ別の見たいんじゃなかった?」
レイ「臨時ニュースのテロップが流れ出した、とりあえず見ておこう」
シン「なになに、『×○×△地点にラクシズの本拠地が発見されました。
  ××日△時オープン!会場は混雑のため、MSを降りてお越しください』」
ルナ「なーんだ、じゃあチャンネル変えるわよって・・・」
3人「なんだってーーー!?」


キラ  「テレビのニュースに偽の情報を流す、僕の考えた作戦は完璧じゃない?」
ラクス 「フフフ、これでこの島に連中をおびき出せそうですわね」
アスラン「キラ、やっぱりお前はすごい奴だよ!」
メイリン「会場ってなに!?今時こんな見え見えのワナに引っかかるかーー
     ・・・って、でも、シンなら引っかかるんだろうなあ・・・」
キラ  「そして、この島の中心に置かれたラクシズ本拠地入り口の看板、その周りには落とし穴が!」
ラクス 「落とし穴に落ちた奴らに上から脱毛剤をたっぷり流しいれ、
     デコを滅毛!ショックを与えてアスランのようなヘタレにしてしまうんですわ!!」
アスラン「うあ・・・な・・・なんて恐ろしい作戦なんだ・・・」
メイリン「アスランさん、今バカにされたの気付いてます?」
アスラン「え、なにが?」
キラ  「ふふ、早く来ないかなあ」
634凸作戦2/2:2006/03/30(木) 09:14:44 ID:???

-草陰-
シン「やっぱり罠だったか・・・」
ルナ「何わかったように言ってるのよ、一人で飛び出しておいて」
レイ「俺達が急いで止めなければ、シンの人生終了だったな」
シン「でも、どうする?なんか油断してるし、このまま不意打ちもできそうだけど」
レイ「いや、帰ろう」
シン「え、いいのか?」
レイ「うむ」


ラクス「・・・約束の時間を2時間も過ぎてますわね・・・なんであいつら来ないんですの?」
キラ 「いや・・・その・・・おかしいな・・・」


シン「よし、みんなMSに乗り込んだな、それじゃミネルバに帰ろう」
ルナ「あれ?砂浜をキラとアスランが走ってるわよ」
シン「暇だからトレーニングでもしてるじゃないのか?
   あいつらヘタレかと思ってたけど頑張ってんだな、見直したよ」
ルナ「でも、なにか二人ともすぐ近くに迫り来る死の運命から必死で足掻こうとするかのような形相ね」
シン「そう?」
レイ「・・・・・・フフ」

635通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 09:47:38 ID:???
GJ!
必死に逃げる2人にワラタ
636通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 13:33:48 ID:???
>633-634
GJ!
キラはともかく、なんでアスランまでw
637通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 15:29:16 ID:???
>>636
       /          ヽ、
      ィ              i
     /        i      ヽゝ
    //´    / ノ イl       、ヽ
    l   , ‐ィ ´ir'´〃',       トl
    {  f三ミ'' アT ー-'ヽ       ノ
    ヽ !、´ /i ヽ    }、     /
     ヽ l´ .ノ   `ー 'ノ l    l
   _,. - Jィヘ. `、''__  ヽ'ノノ   ,.人、    <坊やだからさ
  /  /ヘ ヘ ー   `ィ_ /  lヽ\
  l   _,\  /`ー,. ''_,.ゝ'   /   |   \
  | r┴―┐' r´-く    ハ  l
  l l_   !  .|  ゝ、  /  ヽ--
  r '´__,.)〜┤  !ーi  ヽ /    `7
 / /, -‐- 、 l /i  |   /     /
 } '´ _, =-く┘'   l  /     /
 l ''   , ィ     ! /
 ヽ ‐ ´ ノ     | /

メイリン「いや違うだろーーーーッ!! ていうかなんでここにいるんです、デュランダル議長!」
デュランダル「笑ってくれてかまわんよ」
メイリン「質問に答えろおおーーーーッ!!」
638通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 17:22:04 ID:???
637GJ

議長はこんなこともやってたぞ

ttp://kenkoudaa.sakura.ne.jp/page081.html
639ドモン:2006/03/30(木) 17:32:33 ID:???
>>245と491
力を借りるぜ

俺のこの手が真っ赤に燃える!
このスレageろと轟き叫ぶ!

ひっさぁぁぁつッ!!

シャイニングフィンガーーーーーッッ!!!!!




バルトフェルト「繰り返しはギャグの基本!」
640通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 21:09:55 ID:???
真っ赤に燃えるは爆熱ゴッドフィンガーだYO!

ちなみにシャイニングフィンガーは光ってうなる→輝き叫ぶ。
641通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 21:31:03 ID:???
超級覇王日輪弾
642通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 22:02:51 ID:???
拳の師ドモン
剣の師比古デュランダル
勇気の師盟主王アズラエル
ツッコミの師メイリン
盗撮の師アーサー
ヘタレの師凸
さぁ君はどの師匠を選ぶ?
643通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 22:07:24 ID:???
貧乏人の師・特務兵も追加してくれ。
644通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 22:48:53 ID:???
7色の声色の師ネオも頼む
645通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 22:56:55 ID:???
646通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 22:58:55 ID:???
>>642
すべての弟子(ヅラ除く)になり最強の弟子になりたい


>>645は間違って書き込んでしまった
647ムネオ:2006/03/31(金) 01:39:07 ID:???
>>644
俺の弟子になりてえのか?
やめときな、俺は高いぜぇ……。
ク〜ックックックックックックック…………
648通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 09:52:53 ID:???
せっかくだから俺はヅラの師匠を選ぶぜ
649通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 10:22:54 ID:???
>>648
一応、赤いなw
メイリン「えーアビー108回目のお見合いとなりました〜!」
チンドンチャンドン♪
アビー「メイリン…食い倒れ人形のカッコして無理矢理テンションあげなくてもいいですよ…どうせ今日も失敗するんですから…ハア」
メイリン「お見合い前から落ち込むなぁぁっ! 外を見なさい! アビーを祝福するかのような!」

ピカッ    ドンガラガッシャーン!

アビー「嵐…」
メイリン「もしもしコロニー天候管理局!? なにい! 装置が故障!? 早く直せ――っ!!
     ととととというか! そ、そうそう! 108回目なんて縁起がいいんだよ! 108っていうとえーとえーと!」
アビ「煩悩の数…」
メイリン「さささささあ今日も元気に会場にいってみよ――――っ!!」
東方不敗「おう、よく来たの」
アビー「……」
メイリン「…なんであなたがここにいるんですか? 今日の予定は確かアウルのはず」
東方不敗「ああ、あやつは逃げた」
メイリン「逃げ…っ!」
東方不敗「ワシは保護者としてそのことを伝えに来ただけじゃ」
アビー「私なんて…私なんて…グズッ」
メイリン「アウルふざけるなぁぁ――――――っ!! でてこぉ――い! アビーがのの字を書き始めたじゃないのぉぉっ!」
東方不敗「いや『俺はメイリンが好きなんだ! 他の人と見合いなんて!』だと。
     フッフッフッ…初々しいではないか。おぬしも顔に似合わず男殺しよのう」
メイリン「…………」
アビー「…………」

アビー「………………………………メイリン?」
メイリン「いいいやあ今日はいい天気だあねえっ!!」

ピカッ    ドンガラガッシャーン!

東方不敗「嵐じゃが」
メイリン「ととととにかく私は隣の隣の隣の部屋くらいで待機しておりますから後は若い者二人でさよならぁぁっ!」
チンドンチャンドン♪
東方不敗「太鼓やら笛やら鳴らしながら出て行ったか。というかワシがお見合いをする訳ではないというに。
     だいぶんテンパっとるのう」
アビー「うふふふふふ……メイリン忘れませんよこの仕打ち…」
東方不敗「おぬしも明鏡止水にはほど遠いのう。ふむ…そこに座れ」
アビー「? はい」
東方不敗「聞くにおぬし、お見合いを何度も失敗しているようじゃが。なぜかわかっておるか?」
アビー「…私に魅力がないから?」
東方不敗「違う。魅力を相手に伝えていないからじゃ。正直おぬしは充分意味力的じゃ。
     じゃがその卑屈な態度、特にその暗い声が良くない。相手も暗くなってしまうではないか。
     せっかく良い声をしているのじゃから明るく大きな調子で話すだけで大分違ってくるものよ」
アビー「そ、そうでしょうか?」
東方不敗「いい証拠にメイリンがおろうが」
アビー「う…でも私は…」
東方不敗「煮え切らんのう。どれ、ちょっと声を出してみよ」
アビー「え?」
東方不敗「こうじゃ…
     はああぁぁぁ――――っ!!!」
ギシギシ!
アビー「す、すごい! 家がきしんでる!」
東方不敗「ほれやってみよ」
アビー「は、はい。
    はあああ…っ!」
東方不敗「まだまだ声が小さい!」
アビー「はあああ……はああっ! ……あああああああっ!!」
東方不敗「…おやおぬしの足下をゴキブリが」
アビー「いやああぁぁぁ―――――――――っ!!!?」
ギシ!
東方不敗「ふ、できるではないか。家が揺れたぞ」
アビー「あ」
東方不敗「ほれ、まだまだじゃ! 叫んでみい!」
アビー「は、はい!
    いやああぁぁぁ―――――――――っ!!!」
ギシ
東方不敗「まだまだ!」
アビー「はあああぁぁ――――――っ!!!」
ギシギシ
アビー「いやああぁぁぁ―――――――――っ!!!」
ギシギシ
アビー「はああ…っ! あああっ! ……ぜいぜいっ…つ、疲れて」
東方不敗「ほれ最後に決めよ!」
アビー「はああああああああああああぁぁ――――――っ!!!」
ギシギシギシ!

ピカッ    ドンガラガッシャーン!



東方不敗「ふ、どうじゃ。すっきりしたじゃろう?」
アビー「はあはあ…は、はい……なにかもやもやした物がなくなった感じです。
    ストレス発散にもいいですね…はあ」
東方不敗「ふ。なら次か、その次くらいにはお見合いは成功するじゃろう。がんばるんじゃな」
アビー「はあはあ……あ、ありがとうございます!」

アビー「はあはあ…メイリン…帰りましょう」
メイリン「あ、あああの…アビー随分と疲れているみたいだけど」
アビー「ええ」
メイリン「ちちちちょっと着物が崩れているような気がするんだけど」
アビー「思いっきり声出しちゃったから…」
メイリン「そそそそそそその声は聞こえてきたんですけど…」
アビー「あ、聞こえちゃった? 恥ずかしい(ポッ)」
メイリン「いいいやいやいやいやあ、そんなには聞こえなかったから!」
アビー「ふう、私こんな激しいお見合いはじめて……でも溜まってたモノ全部出させて…すっきりしちゃった♪」
メイリン「そ、そそそそそそそそうそれはよかったわね。あはは! あはははははははは!!!」

アビー「? メイリンなんで顔真っ赤なんだろう?」


その後メイリンによってどんな噂が流れたのかは想像にお任せということで。
ちなみに反省はしていない。
[終わり]
655通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 14:56:52 ID:???
>650-654
GJ!
東方不敗、ドモンとは違うベクトルでいい味のキャラになってきたなw
656通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 16:14:13 ID:???
やはり師匠の中の師匠だぜ!
657通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 20:31:07 ID:???
アビーにヘタレ属性が付与されつつあるな。
ツッコミ、ツンデレ、ヘタレ…多芸キャラになってきたw
658通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 20:57:45 ID:???
GJ!
やっべ爺さんすげぇいい味出してるwwwww
でもアウル逃亡って…カワイソス|ω・`)
659東方不敗:2006/03/31(金) 22:25:33 ID:???
何がGガンダム参戦よ!何が特別ゲストよ!
楽しみにして買ってみたらこの有様よ!!

わしはまだ現役なんじゃorzorzorz
お願いだから次回作は出してくださいお願いします、お願いします。
敵キャラでも、隠しステージにちょこっとでもいいですから
660通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 22:29:15 ID:???
あれオクレ兄さんは?
・・・
その頃、アウルは
「アビス、海は広いよな・・・・・」
661通常の名無しさんの3倍:2006/03/31(金) 22:37:11 ID:???
アウル「初恋って、やっぱ実らないものなのかな……」
イライジャ「うん……恋って、ツラいもんだよな……」
アウル「……で、あんた誰?」
662通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 14:32:00 ID:???
>>661
なんで堤防で海と夕日見ながら語らっている様子が浮かぶんだろ?
663通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 14:56:04 ID:???
>662
青春の一ページだからさ。
夕日は標準装備だろ
664通常の名無しさんの3倍:2006/03/32(土) 15:02:00 ID:???
特にイライジャは、中身がヘタレの根暗でも外見的には超美形の爽やか兄ちゃんだからな。
きっと素で青春ドラマが似合うお得な体質なんだよ。
665通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 00:06:53 ID:???
じゃあ次は夕焼けバックに河原での殴り合いだな
イラ「ふっ…やるじゃry(」
アウ「へっ…アンタry(」

問題は東方不敗流で殴ったらイライジャが星になりそうな事だが
666通常の名無しさんの3倍:2006/04/02(日) 22:48:51 ID:???
>>665
イライジャも東方不敗流に入れば問題ナシ
667通常の名無しさんの3倍:2006/04/03(月) 00:53:07 ID:???
アスカ・祭り
668通常の名無しさんの3倍:2006/04/03(月) 20:13:47 ID:???
イライジャはスクライドで
「アルター能力」開眼!
669通常の名無しさんの3倍:2006/04/03(月) 20:23:34 ID:???
>>668
カナード一人で十分だ!!!
670通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 18:27:07 ID:???
この所廃れてるし続きの気になる話でも書いてってみる?
無論急かすとかそういうわけじゃないんだけど。
671通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 19:10:54 ID:???
まあ、話の種にはなるか?
俺は一人称形式の奴の続きが気になる。
672通常の名無しさんの3倍:2006/04/04(火) 22:11:05 ID:???
アメノミハシラ杯。
良い子で待ってるよ
673通常の名無しさんの3倍:2006/04/05(水) 12:09:15 ID:???
過疎り過ぎage
674通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 00:07:00 ID:???
5月ごろまで下げ推奨
保守
675出現、最強の敵! 1/8:2006/04/06(木) 16:52:08 ID:???
メイリン「あ、シン。シミュレーターのストライクフリーダムのデータ更新しておいたから、ちょっと調子を見てもらえる?」
シン「ストライクフリーダム……キラ・ヤマト? ぷぷっ。意外と人気無いよネ、あの人」
アスラン「なんて態度だ、シン! メイリンはお前たちのために仕事をしてくれたんだぞ」
シン「おやおや。五位のくせに、一位の俺に意見するんですか?」
アスラン「なんだと!? ちょっと髪の毛が多いからって生意気なっ。そんな後輩、修正してやるううううう!」
メイリン「落ち着いてくださいアスランさん! シンもやめてっ」
シン「ハッハッハ。順位は取りましたよ、あなたたちの分までね!」

レイ・ルナ・ステラ「「…………」」

 …………

レイ「人気投票以来、どうもシンに鼻の付く言動が多くなったな」
ルナ「わかりやすく調子に乗ってるわねぇ」
ステラ「うぇい……最近のシン、なんか前と違う……」
ドモン「ふーむ、良くない傾向だな……」

 …………

タリア「こんな時に休暇? まぁ、どうしてもというなら止めないけど……何か、急な用事でも?」
ドモン「そんなところだ。留守中、シンたちの面倒は頼む」
676出現、最強の敵! 2/8:2006/04/06(木) 16:53:58 ID:???
メイリン「レーダーに敵艦の反応! これは……AAとエターナルです!」
タリア「えぇい性懲りも無く……MS隊、発進!」
ルナ「ドモンさん無しだけど、大丈夫かなぁ」
レイ「あちらにもアスランがいない……いてもいなくても変わらん気もするが。とにかく、キラ・ヤマトとムウ・ラ・フラガ辺りに注意しておけば、まず問題は無いだろう」
シン「安心しろよ、ルナマリア。師匠がいなくとも、住人に大人気の俺さえいればラクシズなんか敵じゃないって! 人気投票一位の力、見せてやるぜ!」
ステラ「シン……」

シン「行くぞラクシズ! 俺一人で蹴散らしてやるから、束になってかかってこいよ」
キラ『へぇ、強気だね。でも、悪いけど今回は本気で行かせてもらうよ』
ラクス『何しろこちらには強力な助っ人がおりますので。あなたたちの命運もこれまでですわ〜♪』
レイ「強力な助っ人だと? ふっ。何者かは知らんが、俺たちに勝てると思うのか」
???『ほほう。ではお前たちは、自分は天下無敵だとでも言うつもりか?』
シン「なっ……! あ、あの六枚羽根のシルエットは!?」
ルナ「ど、どうしてゴッドガンダムがラクシズにいるのよ!?」
???『違ぁぁ――――――うッ! これはゴッドガンダムに非ず、バーニングガンダムだ!』
メイリン「海外版(下記参照)じゃねえええかああああ――――――っ!!」
???『そして俺は謎の覆面格闘家! 流派東方不敗、キング・オブ・ハートのデモン・クラッシュだああああッ!!』
メイリン「どう見ても花粉症用のマスクとゴーグルつけたドモンさんだあああああ!? 謎って言ったのに肩書き名乗ってるよあの人! ああもうどこからツッコめばいいのか……」
シン「謎の覆面格闘家、デモン・クラッシュ!? し、師匠に匹敵する力を感じる!」
レイ「何者だ!? 流派東方不敗にこれほどの使い手がまだいたとは……!」
メイリン「気づけお前ら――――――っ!」


外人が「ガンダムにゴッドと名づけるとは、さすがニホンは八百万の神々の国デス。でも私たちはあまりに畏れ多くてそんなことデキマセン」と言ったので、海外ではバーニングガンダムと呼ばれています。
677出現、最強の敵! 3/8:2006/04/06(木) 16:56:00 ID:???
ドモン『さぁ、勝負だシン・アスカ! お前の鼻をへし折ってやる!』
シン「は、速い!? なんて重さの打撃だ、レベルの桁がまるで違う……うわああ!?」
レイ「シン、加勢するぞ!」
キラ『おっと、させないよ。君たちの相手は僕がする。行け、ドラグーン!』
レイ「ぐおおおお!?」
ルナ「う、嘘!? コイツ、こんなに強かったの?」
キラ『本気だって言ったろう? 今回は負けられない理由があるんでね!』
ラクス『私たちとて、いつも遊んでいるわけではないのですよ。果たすべき目的のため、全力で事に当たらせていただきますわ!』
ステラ「すごい弾幕……でも、ボルトガンダムの装甲なら! シン、しっかりして!」
シン「ステラ、来てくれたのか。くそ、レイもルナも、いざって時には役に立たないなっ」
ステラ「シン……。……シンの、シンのバカァ!」(ボガスッ)
シン「うわあああ!? 何すんだよ、ステラ!」
ステラ「レイやルナのことバカにしないで! 二人ともシンやみんなのために一生懸命なのに、そんな風に言ったらダメッ!」
シン「ス、ステラ……」
ステラ「昔のシンは、ステラの大好きなシンは、もっとみんなに優しかった。主人公扱いされないってウジウジしてて、でもとっても優しかった! ステラ、今のシン、嫌い!」
シン「ステラ……お、俺は」
キラ『余所見をしてていいのかな〜?』
ステラ「危ない、シン! きゃああああああ〜〜〜〜!?」
シン「ああっ、ステラ!? ア、アンタって人はァ――――――ッ!!」
ドモン『お前の相手は、この俺だあああああああッ!!』

アーサー「いや〜、押されてますなぁ」
タリア「のん気に言わないで! ミネルバで援護できないの?」
メイリン「AAとエターナルに抑えられてて、前に出れません! 下手に動けば集中砲火されます!」
デュランダル「この艦にはもうモビルスーツはないのか?」
メイリン「量産型インフィニットジャスティスガンダムなら……って、なんで議長が乗ってるんですか――――――っ!?」
デュランダル「査定のついでにちょっとね。で、その機体は出せないのか?」
タリア「パイロットがいません」
シュバルツ「ふむ、打つ手無しか。困ったものだな……てんむすウマー」
メイリン「ただ飯食ってないでお前が戦え――――――っ!!」
678出現、最強の敵! 4/8:2006/04/06(木) 16:57:58 ID:???
アスラン(キラたちが外に来ている。戦闘中で、シンたちは押されている……くっ、俺はどうすればいいんだ……)
メイリン「アスランさん!」
アスラン「メイリン? 戦闘中だぞ、ブリッジにいなくていいのか」
デュランダル「私が案内を頼んだのだよ、アランくん。デモン・クラッシュか……本当の名はなんというのだろうね、彼の」
アスラン「さっぱりきっぱりわかりません」
メイリン(本気で言ってるよ……この人の目も節穴だなぁ)
デュランダル「名はその存在を示すものだ。ならばもしそれが偽りだったとしたら……それが偽りだとしたら、それはその存在そのものが偽りということになるのかな? アラン……いや、アスラン・ザラくん」
アスラン「! 気づいていたんですか!?」
メイリン「気づかれてないつもりだったのかあああああああ!?」
デュランダル「これでも人を見る目はあるつもりなのでね。さて。外では君の昔の仲間が、君の今の仲間を苦しめている。君の目の前には、そのいずれかに加勢できる力がある」
アスラン「俺に……この機体に乗って戦え、と?」
デュランダル「そうは言っていないがね。だが、このまま、その偽りの名のまま、そうやって悩み続けるつもりかね?」
アスラン「で、ですが……そんなことをして、これ以上メイリンに迷惑をかけるわけには」
メイリン「私のことなら気にしないでください。アスランさんがやりたいと思うならやるべきです! ……私は、どこまでだってあなたについて行きます」
アスラン「メイリン……ありがとう。よぉし、アスラン・ザラ、量産型インフィニットジャスティスガンダム、出る!」
メイリン「……ところで議長、どうしてこんなことを?」
デュランダル「ふっ。若者が悩んでいるのを見ていられなかったのでね」

シュバルツ「ほう、フェイスというのは相当な高給取りなのだな」
アーサー「そりゃね。一人でもいいから減らせないかな〜とか、議長ぼやいてたよ」
タリア「そこ、戦闘中に私語をしない!」
679出現、最強の敵! 5/8:2006/04/06(木) 16:59:58 ID:???
ルナ「ミネルバから増援? いったい誰が……」
レイ「む、あれは格納庫の隅で埃被ってた量産型無限正義か?」
アスラン「無事か、シン、ルナマリア、レイ! 今まで黙っていてすまない……俺は、俺はアラン・イーグルじゃなくてアスラン・ザラなんだ!」
シン「いやそんな深刻に言われても。みんな知ってるし」
アスラン「ふっ、そう言って気を遣ってくれるのか……これからお前たちに加勢する! 一緒にこの場を切り抜けるんだ!」
ラクス『あらあら? ヘタレの分際で、私に逆らうおつもりですか?』
アスラン「あああああラクスごめんなさいごめんなさいごめんなさい逆らいません」
メイリン「ファイト、負けるな、挫けるな! アスランさんはザフト一、天下一、宇宙一!」
アスラン「シャキーン!」
ルナ「その声……ちょっと、まさかメイリンも一緒に乗ってるの!?」
メイリン「はぁ、応援文句考えるのも大変だなぁ……私がいる限り、アスランさんがヘタレて役立たずになることはないから! 安心して戦って!」
キラ『本気のアスランが相手か……でも、機体が量産型じゃ怖くないよね〜っ!』
ドモン『一人増えた程度で俺を倒せると思うな! 行くぞォ――――――っ!』

 ドガガーン ばりばりばり ドキューン ボカーン

アスラン「くっ、さすがにキラだな。それにあのデモンという男、ドモンさん並の実力があると見た!」
メイリン「だからドモンさん本人なんですってば……気づきましょうよ」
シン「ア、アスラン。どうして俺たちに力を貸してくれるんだ? ラクシズはアンタの仲間なんだろ」
アスラン「決まっているじゃないか。お前たちは、俺やメイリンに優しくしてくれた。たとえ相手がキラだろうと、そのお前たちを見捨ててはおけないさ」
シン「それだけのために……俺、最近アンタのこと邪険にしてたのに」
アスラン「そんなこと、気にしていないさ。弁当を一緒に食べたこと、覚えているか? あれはうまかったよ……最高にうまかった」
シン「アスラン……お、俺は」
アスラン「シン。人はな、人と人との間に自分の存在を見出す生き物なんだ。偽りの名でミネルバに帰ってきた俺たちを、お前たちは受け入れてくれた。だから、今アラン・イーグルとしてそれに報いる!」
シン「そうか……俺は、一位になって浮かれていた。でもそれは俺の力じゃない。みんなが応援してくれたからなんだ。あの時の気持ちを、俺はもう忘れていた……ステラの言った通りだ、俺はバカだった!」
アスラン「それでいいのさ、シン。人は弱い。すぐ迷い、そして間違える。だが、それが人間なんだ。迷って、間違えて、でも最後に正しい道に辿り着けば、それでいいんだ」
680出現、最強の敵! 6/8:2006/04/06(木) 17:02:01 ID:???
シン「レイ! ルナ! そしてミネルバのみんな! こんな時だけど聞いてくれっ、今まで調子に乗ってて悪かった!」
レイ「ふっ、そう自覚して反省できれば上出来だ」
ルナ「まったく、す〜ぐいい気になるんだから。アンタの悪いくせよ?」
シン「許してくれるのか、俺を……」
レイ「何を言う。許すも許さないも、俺たちは仲間だろう?」
ルナ「私はそこまで甘くないわよ? 今度食堂で奢ってくれるなら考えてもいいけどね♪」
シン「ありがとうっ……! 俺は、俺にはこんな素敵な仲間がいるんだ……!」
ステラ「うぇーい! シンが昔のシンに戻ってくれた〜〜〜♪」
シン「ステラ! 無事なのか!?」
ステラ「うん、ステラもボルトガンダムも丈夫! 象が踏んでも壊れないっ!」
シン「そうか……よし! みんな、一気に行くぞ! あのデモンという男、勝てそうにない……ここは俺とステラの大技で、直接エターナルを討つ! 援護してくれ!」
レイ・ルナ・アスラン「「おう!」」
シン・ステラ「「 二人のこの手が真っ赤に燃える! 勝利をつかめと轟き叫ぶ!」」
キラ『ラブラブ天驚拳か!? ヤ〜メ〜テ〜ヨ〜ネェ〜〜〜〜!!』
アスラン「邪魔をっ……させるかあああああっ!」
ラクス『ちいっ! ムラサメ隊、行くのです!』
レイ「俺たちを忘れてもらっては困るな!」
ルナ「ザフトレッドの底力、見せてやるわよ!」
ドモン『おもしろい! お前たちの力、見せてもらおうか! 流派、東方不敗が最終奥義ィ……ッ!』
シン・ステラ「「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォー……ウィータッ! 石破ァ! ラァァブラブゥ! 天驚拳んんんんんんんっ!!」」
ドモン「ばぁぁぁぁぁぁぁく熱ゥ! ゴッドフィンガー……石破ァ! 天驚拳んんんんんんんっ!!」

 ズ ギ ャ ギ ャ ギ ャ ギ ャ ギ ャ ギ ャ ギ ャ ! ! !

メイリン「シンたちの天驚拳とエターナルの前に立ちはだかったドモンさんの天驚拳が真正面から激突したあああああああ!!」
アスラン「コックピットなのになんで実況してるんだ、メイリン?」
メイリン「す、すみませんつい癖で。ど、どうなったんだろ……あ、煙が晴れてきた!」
681出現、最強の敵! 7/8:2006/04/06(木) 17:04:18 ID:???
ステラ「う、うぇ〜い……もうダメ。きゅう」
シン「く、くそ。なんてパワーだ……」
ドモン『…………』
レイ「シンたちが負けた!? しかも、バーニングガンダムは無傷だと!?」
ルナ「な、なんて力なの……」
ラクス『ほ〜ほっほ! 私たちの勝ちのようですわね♪』
キラ『さてと、後は残りを片付けて完全な勝利とさせてもらおうっと』
ドモン『……待て、俺たちの負けだ。あれを見ろ!』
アスラン「おお、エターナルについてるガンダムヘッドが、天驚拳激突の余波で壊れている」
メイリン「なんでそんないらん部品追加してるんだ――――――っ!?」
ドモン『ガンダムファイト国際条約は知っているだろう。旗艦が墜とされたとなれば、負けを認めるしかあるまい。文句があるなら、俺が相手になるが?』
ラクス『くっ、そんな。後一押しというところですのに……』
キラ『……仕方ないか。張り切り過ぎて疲れちゃったし、今日は退散しておくよ』

アスラン「キラたちは行ったか……そろそろ俺たちも行くか、メイリン」
メイリン「はい」
シン「……アスラン? おい、どこに行く気だよ!?」
アスラン「俺はお前たちを騙していた。正体を明かした以上、ミネルバにはいられないさ」
レイ「いや、そんなことはないと思うが……みんな最初から知ってたし」
アスラン「そう言って引き止めてくれるのは嬉しいが、その言葉に甘えるわけにはいかない」
メイリン「何度も言うけど、そうじゃなくて普通にバレてたんですってば」
アスラン「今日の戦いは見事だったよ。今までありがとう……じゃあな、お前たち」
シン「アスラン……今度会う時は、もしかしたら……」
レイ「カツラになっているかもしれんな」
ルナ「そうねぇ、額の後退もジリジリ進んでるし」
シン「…………」
ステラ「うぇーい! おでこ広い人、バイバ〜イ」

タリア「って、ここで見逃してあげるほど私は甘くもなければ非常識でもないわ。空気読まずに指示します、捕まえ……」
デュランダル「いいじゃないか、タリア。放っておきなさい」
タリア「ギル!? でも……」
デュランダル「ここは私の顔を立ててくれないか。必要なら、議長として命令するが」
タリア「はぁ……仕方ないわね。全機、そのまま帰艦せよ!」
デュランダル「ふふ。これでいい……これでいいんだ」(給与をそっと懐にしまう)
682出現、最強の敵! 8/8:2006/04/06(木) 17:05:57 ID:???
ドモン「俺の留守中に、相当な強敵と戦ったらしいな?」
シン「ええ、まさしく最強の敵でしたよ。危うくやられるところでした。ステラたちやアスランが手助けしてくれなかったら、どうなってたかわかりませんね」
ドモン「ふっ。では聞くが、その最強の敵とはどんなヤツだった。本気のキラ・ヤマトか、それともそのデモン・クラッシュという男か?」
シン「違いますよ。そいつは今、師匠の目の前にいます……俺の最強の敵は、俺自身です」
ドモン「ほう?」
シン「俺は……自分を支えてくれているのがなんなのかも忘れて、天狗になっていた。でもそれじゃいけないって、ステラとアスランが教えてくれた。レイとルナが許してくれた」
ドモン「恋人とライバル、仲間の協力を得て、どうにか切り抜けたというところか。そんな様で、これからもその強敵と戦っていけるのか?」
シン「戦っていきます。戦っていけるように、強くなってみせますよ! この強敵からは、絶対に逃げられやしないんですからね。なら、俺が強くなるしかないじゃないですか」
ドモン「ふっ。つらいぞ?」
シン「むしろ望むところです。俺を支えてくれる仲間と、応援してくれる人たちのために、俺は俺自身という最強の敵と戦い続けます!」
ドモン「よく吼えた! これからもビシバシ鍛えてやろう!」
シン「よろしくお願いします、師匠!」
683出現、最強の敵! オマケ:2006/04/06(木) 17:07:57 ID:???
メイリン「……で、どこ行くんですか?」
アスラン「勢いで飛び出しただけだからなぁ……せめて財布くらい持ってくればよかった」
メイリン(結局やっぱり、考え無しなのね……)
アスラン「……なぁメイリン。君はどうする? 君だけならミネルバに帰れるかもしれない……あれでルナマリアも赤服だし、俺に脅されて連れ回されたってことにすればいい」
メイリン「私はアスランさんについていきます。もう決めたんです、ずっとあなたの側にいるって」
アスラン「メイリン……ありがとう。しかし三回も脱走しちゃってるし、今さらどこに行けばいいのやら」
ラクス『ほ〜ほっほ! では、ラクシズにいらっしゃいませんか?』
メイリン「うわあああエターナルいきなり出てきたあああああ!?」
アスラン「ラクス!? ラクシズを脱走した俺を、許してくれるのか!?」
ラクス『そんなこと気にしませんわ。去る者は追わず、来る者は拒まず、がラクシズの基本方針ですもの』
メイリン「アンタ>55-60で何やったか覚えてるのか――――――っ!?」
キラ『帰っておいでよ、アスラン。君がいないとつまんないよ。お帰りなさいパーティーの準備だってしてあるんだ』
アスラン「キ、キラ! 俺が必要だって言ってくれるのか!? 帰る帰る帰る帰る帰る帰る、今すぐラクシズに帰るYO!」
ラクス『ほほほ、いい子ですわね。さぁ、これで目的も果たしましたし、私たちもアジトに帰りましょう』
メイリン「え? じゃあ……今回ミネルバに戦闘を仕掛けたのは、アスランさんをラクシズに連れ戻すためだったんですか?」
キラ『そうだよ? わざわざ助っ人まで用意して、本気まで出して、疲れちゃったよ』

バルトフェルト「お帰り、少年。トイレ掃除よろしく」(キャビアぱくぱく)
マリュー「お帰りなさい、アスランくん。天使湯の掃除、お願いね」(ドンペリゴクゴク)
ミリアリア「お帰りアスラン。このゲーム、レベル上げやっといてね」(トリュフガツガツ)
アスラン「ありがとうありがとう! 俺にはまだ帰れる場所があるんだ、こんなに嬉しいことは無い!」
メイリン「なんかどー見てもいいように利用されてる気が……」(ピザもぐもぐ)
ラクス「まぁ、何をおっしゃるんですの。その通りに決まっているでしょう。食物連鎖ピラミッドというのは、最下層が存在しなければ成立しないのですわ」(ステーキガツガツ)
メイリン「……ちなみに、このアスランさんお帰りなさいパーティーの費用は?」
キラ「もちろんアスラン持ちだよ。メイリンもたくさん食べたら?」(寿司ぱくぱく)


684出現、最強の敵! を書いた人:2006/04/06(木) 17:18:27 ID:???
実は>55-60も書いた。
このスレの内に一応アスランたちをラクシズに戻しておこうかなと思った。
>69でちょっと生意気なことを書いてしまって、今では反省している。
685通常の名無しさんの3倍:2006/04/06(木) 18:04:29 ID:???
>>684
増長からの更正もまた主人公としての重要な務め、職人さんGJです
686通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 00:03:50 ID:???
>>684
シンの判りやすい天狗っぷりと、その後素直に反省するところがカワイスw
687通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 01:18:39 ID:???
さりげないリストラワロスw
議長、アンタって人はーww

>684
イーグルコンビ好きだから戻っちゃったのはちょいサミシス
688通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 02:17:38 ID:???
>687
安心しろ。
こいつらのことだから、きっとその内また脱走してイーグルコンビになるw
689通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 11:50:14 ID:???
なんかそのうち「アスラン&メイリンが脱走してもそのうち戻ってくるので深く追求しないように」
とかいう協定がザフトとラクシズで結ばれそうな予感w
ギル「皆、そろったようだね……
   ではこれよりザフト軍、オーブ政府軍の二勢力による会合を開かせて頂く。
   なおザフト側は私、ギルバート・デュランダルの他、意見役としてミネルバ艦長タリア・グラディスを
   参加させることをご許可頂きたい」
タリア「タリア・グラディスです。宜しく願います。」
カガリ「うん、二人とも宜しく。
    ギルバート議長。オーブ政府軍からは代表としてこのカガリ・ユラ・アスハが出席させていただく。
    だが、私のような若輩者の1人だけでは心もとないので補佐役としてラクス・クライン嬢も
    同伴させていただきたい」
ラクス「ラクス・クラインですわ。皆様宜しくお願い致します。」
ギル「こちらはかまわんよ。彼女自身がオーブ政府側と言うのならば。
   出生や経歴を問わないのがプラントの主義だからね」
ラクス「寛容な処置をありがとうございます」
691【二ヶ国会議! 導かれし結論!!】:2006/04/07(金) 12:59:03 ID:???
ギル「それではこれより本題に入らせていただこう。
   議題は『アスラン=ザラとメイリン=ホークの給料は誰が負担するのか』なのだが」
カガリ「本来の所属がザフトの戦艦、ミネルバにある以上、ザフト側が全額負担すべきかと思いますが」
タリア「それは…あまりに縛られ過ぎた結論ではないでしょうか?
    現に今ではオーブの戦艦エターナルにいるではないですか。それによってそちらがどれだけ利を得ているかは知っております。
    オーブ側が全額負担すべきかと」
カガリ「はい。それには素直に感謝すべきでしょう。 ……ですが譲歩しても当方の負担はメイリン=ホーク、有能な彼女のみです」
タリア「アスラン=ザラの給料はこちらが負担するべきだと?」
カガリ「はい」
タリア「それは…アスラン=ザラの否定では有りませんか?」
カガリ「他に意味があるとでも?」
タリア「せっかくタダ飯食らいがどっかにいってくれたと思ったのに給料は負担!?  駄目です! それこそ短絡的過ぎます!
    むしろ我々の方がメイリン=ホークを負担しましょう。そちらがアスラン=ザラを!」
カガリ「こちらとてそれは断るっ!」
タリア「恋人でしょう!」
カガリ「あんなのと恋人!? 誰が!? くだらない言い訳で逃げようとするな!!
    こちらはアスラン=ザラを置いていることによる損害賠償を請求しても良い立場なのだぞ!!?」
タリア「なにをぬけぬけと! このゴンギツネが!」
カガリ「ゴン…ッ! それが人間の言うことか貴様ぁぁっ!! ええい! こんな甲殻類オバサン相手では話にならんっ!!」
タリア「甲殻…ッ!!」
ラクス「まあまあお二人とも」
タリア「黙りなさい! 元許嫁!!」
カガリ「そうだ! 元許嫁!!」
ラクス「元い………! (ヒュッ…ガッ! ガッ!)ククククク…人には触れてよいことと悪いことという物があるのですよ……?(ミシミシ)」
カガリ・タリア「「え? あ、いやちょっと首を絞めるのはま」」
ポキッ
692?【二ヶ国会議! 導かれし結論!!】:2006/04/07(金) 12:59:48 ID:???
ギル「衛兵。二人の首が折れた。救護班を呼びたまえ。
   ふむ…アスラン=ザラでこうも揉めることになろうとはね…」
ラクス「当然でしょう。彼に給料を支払うとは『人間として否定』されたのも同然なのですから…」
ギル「歩み寄りは出来ないということだね」
ラクス「そちらが歩みよってこないだけですわ?」
ラクス「…………………………」
ギル「…………………………」
ラクス「ククククク…」
ギル「フフフフフ…」
ラクス「クハハハハ!! いいでしょう! どちらがアスラン=ザラを雇うのにふさわしいゴミかわからせて差し上げますわ!!」
ギル「フハハハハ!! 良かろう! ぜいぜい返り討ちにあわないように気をつけたまえ!! 殲滅戦だ!」
ラクス「滅ぼして差し上げますわ!」
ギル「衛兵! ラクス=クラインがお帰りだ! 丁重に送って差し上げろ! そう、あの世に!!」
ラクス「(ピー)潜入班『死組』! 行動を開始しなさい! あなた達の死によってのみラクシズの誇りは保たれるのです!!」

ダダダ! ガァン! ガシャァン! パラタタタタ ウワコイツラゼンシンニバクダンヲ ラクスサマニエイコウア チュドオ――ン!!!


メイリン「………………………………………………………………………………………………」
アスラン「どうだったメイリン、トップ会談を盗聴した結果は」
メイリン「………………………………………………………………………………………………」
アスラン「おい? メイリンおーい」
メイリン「なんじゃそりゃぁぁぁ――――――――――――――――――――――――――っ!!」
アスラン「やあ、久しぶりのツッコミ天驚拳だ…」
グシャ

[終わり]
693【二ヶ国会議! 導かれし結論!!】:2006/04/07(金) 13:00:25 ID:???
はじめのタイトル間違えた。スマソ
694通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 13:08:05 ID:???
>690-693
GJ!
アスランのあんまりな扱いにワラタw

いやぁ、やっぱこのスレのアスメイコンビいいわぁw
695【ブルーコスモス真の盟主!!】:2006/04/07(金) 17:05:09 ID:???
二カ国対談を盗聴していたジブリさん

ジブリ「どうやら対談は見事に破綻したようだな。コーディ同士潰し合うがいいさ。
   それにしても愚かだな。そもそもそんな役立たずに給料を渡すこと自体に疑問を感じないのかねぇ。」
猫「まあ、ロゴスからしてみればお前も十分給料泥棒だけどにゃ。」
ジブリ「なっ!?何やつ!?」キョロキョロ
猫「うな〜〜〜」
猫、ジブリの膝から降りて、てくてくと餌の方へ。
ジブリ「誰だ!!!?出てこいやーー!!!」
ガクブルのジブリさん。

その様子が映し出されているモニターを見てほくそ笑む盟主王
盟主王「いやあ、愉快愉快」
ナタル「趣味悪いですよ。大体いつの間にジブリールの猫に細工したんですか?」
盟主王「そんなことしてませんよ。」
ナタル「えっ?」
盟主王「彼はもともとジブリールを監視し給料を査定するためにロゴスが送り込んだ猫ですし。」
ナタル「エエエエエ!!!!??」
盟主王「ジブリールは気づいていないかもしれませんが、ある意味現在のブルーコスモスの真の盟主は猫といえるでしょうね。」
ナタル「そんなんありかーーー!!!!」
急に真顔になる盟主王。
盟主王「もっとも、彼がジブリールに見切りを付けたとなると我々もおちおちとしていられませんよ。」
ナタル「え?それって?」
盟主王「東方先生、あなたにも出てもらわないといけないかもしれません。」
東方不敗「うむ、できれば坊主どもをもう少し鍛え上げたいものだがな。」
ナタル「いつの間に!!!?」

モニターの向こうでは膝を抱えてまわりを伺うジブリールとうまそうに餌を食す猫の姿が映し出されていた。
猫「うなーーー」
696695:2006/04/07(金) 17:06:40 ID:???
ジブリールとジブリを足して東方不敗で割ったような妄想を垂れ流した。
反省はしていない。
697通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 19:42:53 ID:???
>>675-683
いやあ面白い。増長→反省という少年誌の王道パターンをやりつつ
ギャグも忘れない、いいね。
このスレでの各キャラの性格も上手く掴んでるし・・・
最高でした。GJ!

>>691-692
こちらも良いですな
甲殻類オバサンにワラタ
GJ!
698通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 20:49:14 ID:???
まて
ぬこの実力は東方先生と互角なのか?
699通常の名無しさんの3倍:2006/04/07(金) 21:19:50 ID:???
>アスラン「やあ、久しぶりのツッコミ天驚拳だ…」
なぜ藤子テイストw
700通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 04:52:20 ID:???
どこでも査定は恐ろシスw

ところで凸の給料といえば、春闘の流れのときにザフト脱走後もフェイス
扱いだったのが判明したが、本人が知らなかったってことはラクシズ時期
は給料をもらってなかったってことで、つまり誰かが横りょry)パーン
701比古デュランダル:2006/04/08(土) 11:04:46 ID:???
だがアスラン君は脱走(転職)ばかりしているので
給料はシン他メンバー1/10程度しか出してないんだが
まあ、彼は給料アップの為、何度か私に戦いを挑んでいるんだがね
結果は・・・・・・・・
702通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 11:47:36 ID:???
Gジェネ新作でマスターVSデスティニーのムービーがあるらしい
703通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 12:07:20 ID:???
>>698
権力最強と拳力最強とみた
704通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 12:11:47 ID:???
>>702
このスレの流れ的にはシンに勝って欲しいが
普通の流れ的には師匠に勝って欲しい
ただキラだけには負けて欲しくない
705通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 15:56:51 ID:???
運命の話題が出たので、突然だが、この場を借りて懺悔する。








俺、ジェネCEで、運命にシンを乗せずにディアッカを乗せてました。
ていうかディアッカがシンやキラ以上のエースでした。
706通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 16:09:05 ID:???
ディアッカは一網打尽が鬼だからな
707通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 16:17:35 ID:???
一網打尽は痔と白鯨にしかないのが残念な便利能力だったよな。
しかも入手TPアップのPAもあって、中堅以上の能力もあるから第一線で戦っていけるしな。
マジでディアッカは神だった……。
708通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 00:29:49 ID:???
このスレ世界においてディアッカはたしかミネルバの食堂で
グゥレイトチャーハン作りに腕を奮ってるという記述をどっかで見た覚えがある。
そのへんを描いたエピソードってあったかな。
709通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 08:46:00 ID:???
フードファイトの時か?
つうか、このスレのディアッカはお笑いコンビだったり炒飯だったり多芸だな。
710?:2006/04/10(月) 13:25:05 ID:???
>>708-709
このスレ的には、まとめサイトの↓かねえ
http://www7.atwiki.jp/suteteco/pages/44.html
ネタスレではディアッカ=チャーハンだからどれが初出やら・・・
711アスランの詩 友情編:2006/04/10(月) 14:18:10 ID:???
キラニモ勝テズ シンニモ勝テズ
自爆ト 撃墜デハ死ナヌ 微妙ナ実力ヲ持チ
良クハナク 決シテ報ワレズ イツモ静カニヘタレテイル
一日ニ残飯少々ト オコボレトソノ辺ノ雑草ヲ食ベ
アラユルコトデ 他人ニ勘定ニ入レラレズニ
ヨク抜ケ毛シ嘆キ ソシテ笑ワレ
エターナルMS格納庫ノ脇ノ 粗末ナダンボールハウスニ居テ
ブリッジデラクスガ暇シテレバ 呼ビ出サレテオモチャニサレ
オーブデカガリガ頑張レバ ストレス解消用サンドバックニサレ
天使湯デムウサンガ盗撮シテレバ ソノ罪ヲ擦リツケラレ
トトカルチョデバルトフェルトサンガ大負ケスレバ イツノ間ニカ給料ヲ抜カレ
イジメラレタ時ハ涙ヲ流シ 忙シイ時ハオロオロ歩キ
ミンナニダメ人間ト呼バレ
空気モ読マズ 見向キモサレズ
ソレガキミダヨ アスラン・ザラ

キラ「昨日、徹夜で寝て朝五分で作ったんだ」(ニコニコ)
アスラン「徹夜で……! こんな素敵な贈り物を、ありがとうキラ!」(感涙)
メイリン「相手の話をよく聞けぇ――――――っ!!」
キラ・アスラン「「これぞ友情!!」」
メイリン「アンタらのは絶対友情じゃねええええええええ!!」


712通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 15:15:23 ID:???
そういえば、黄泉帰り組のニコルはアスランをどう思ってるんだ?
どう考えてもいい感情を持っているとは思えんぞ。

自分はアスランの様なダメ人間を守って一回死に、
その後そのダメ人間はニコルパパが戦争の早期終結を願って
造り上げた正義を持ち逃げし、ザフトに多大な損害を与えた。
戦後、アスランが英雄視される一方で、ニコルパパは
NJC開発の責を問われ投獄、失意の中自殺……。

ネタスレで深く考察すべき事ではないかも知れんが、
「過去に囚われるな」で済ませられる問題でもないぞ。
713通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 16:18:32 ID:???
凸「う、うーんうーん…ごめんよニコルーぅ!」
メイ「なら殺るなや(ビシッ!)」裏手ツッコミ

これで半分はなんとか。
714通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 16:35:06 ID:???
>>713
ガンダムさんかw
715通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 18:47:13 ID:???
>>712
ニコルパパそんな末路だったのか。合掌。
716通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 20:47:13 ID:???
>>713

ちょっと待て。うなされて裏手ツッコミという事は

 同 じ ベ ッ ド に 同 衾 し て る の か
717必殺、仕事人byニコル:2006/04/10(月) 21:05:59 ID:???
【ちゃらら〜ちゃちゃちゃちゃらら〜、ばらら〜んばばばら〜ん】
『ピ〜イ』(ピアノ線を延ばす音)
『ヒュイ!』(凸の首にピアノ線が・・・・)
『キュ〜イ』(力点、作用点)
『凸首吊り状態、もがくもがく』
『ピン!』(ニコル、ピアノ線を弾く)

「グ・・・・・がぁぁ・」(アスラン黄泉の国へ)
718通常の名無しさんの3倍:2006/04/10(月) 21:55:08 ID:???
>>716
子に添い寝する母親のよーにッ!!
719通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 01:47:07 ID:???
そういえばアストレイ探しておりました者ですが、もう本屋には秋葉原ですら置いてないみたいだな。
こうなったらアマゾンしかないか…
720メイリン愛の歌:2006/04/11(火) 14:01:10 ID:???
私はメイリン アスランさんについて行く
今日も叫ぶ ツッコむ そして あなたを慰める

お国を捨てて また戻り 繰り返し
でも私アスランさんに従い尽くします

 そろそろ帰っちゃおうかな
 もう少し側にいてあげようかなーんて
 嗚呼 嗚呼 あの人に
 恋とか しながら

いろんなボケが 弾けるこのスレで
今日も叫ぶ ツッコむ そして あなたを慰める

頭を撫でて 慰めて 抱き締めて
でも私は別に愛してくれとは言いません

 そろそろ帰っちゃおうかな
 もう少し側にいてあげようかなーんて
 嗚呼 嗚呼 あの人に
 恋とか しながら

ボケを目にして 叫んで ツッコんで
でも私アスランさんに従い尽くします

何も言わずに 黙って ついてって
でも私は別に愛してくれとは言いません


キラ「メイリンのも作ったんだ」
アスラン「ほう、どれどれ……うう、不憫だ。なんて不憫なんだメイリン!」
メイリン「誰のせいだあああああああああ!!」


721通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 15:29:43 ID:???
>>720
ピクミンの歌かw
こうしてみるとメイリン不憫よなw
722通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 17:25:03 ID:???
メイリン過保護すぎるんだよな
723通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 20:12:25 ID:???
ニコル「そういや昔からアスランさんはマザコンでしたからね」
ミゲル「昔、アイツのお袋さんが学校に弁当届けに来た時」
痔悪化「『ママ〜ン、遅いじゃないか。みんなもう先に食べちゃったよ!
     しかもなんだよこれ!俺の好きなワカメが入ってないじゃないか!
     こんなもん、食えるかよ!』で弁当投げやがった」
ニコル「内弁慶丸出しでしたね」
ミゲル「あのときほど情けない姿はない」
痔悪化「そのあと俺がチャーハン作らなきゃならなかったし」
3人「はぁ〜情けない」
遺作「・・・・・・・」
724通常の名無しさんの3倍:2006/04/11(火) 23:35:25 ID:???
>723
メイリン「……あれ? アスランさんが軍に入ったのって、アスランさんのお母さんが亡くなられた後ですよね?」
アスラン「ああ。もう、母のようにくだらない死ぬ人や……俺のように母親を失う人を見たくなかったからね」
メイリン「でもそれだと、ニコルさんやディアッカさんは、アスランさんのお母さんと会っていないはずじゃ?」
アスラン「そのことか。実は……」

パトリック『アスラン、お前が軍に入るとはな。士官学校での成績も優秀なようだし、私も鼻が高いぞ。何か褒美をやろう!』
アスラン『父上、ならば母上に会いたいです!』
パトリック『な、なんだと……!? し、しかしここで前言を翻しては父の威厳が……』

アスラン「……と、いうことがあってね。しばらく父上が母上になってくれたのさ」
メイリン「女装か――――――いっ!?」
アスラン「不器用だが、厳しくも優しい父上だった。あんなことになる前に、俺は父上ともっとたくさん話し合うべきだったのかもしれないな……」
メイリン(な、なんかしんみりしてる……ツッコむべきなのかしら)
725724:2006/04/11(火) 23:37:11 ID:???
アスラン「ああ。もう、母のようにくだらない死ぬ人や……俺のように母親を失う人を見たくなかったからね」
                ↓
アスラン「ああ。もう、母のようにくだらない理由で死ぬ人や……俺のように母親を失う人を見たくなかったからね」

スマソ
726通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 20:45:46 ID:???
遺作「このぉぉぉファザコンがぁぁぁ!!!!!!!!」
凸「お前はマザコンだろうがぁぁぁ!!!!!!!!」
メイリン「どっちも同じだぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
727通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 22:45:41 ID:???
レイ「…」
シン「どうした?レイ」
レイ「いや、>>726の中にお前が居ないのが気になってな」
シン「なんでだよ」
ルナ「シスコンって事ね」
レイ「そうゆう事だ」
シン「お…、オレはシスコンなんかじゃない!! 妹思いなだけだ!!」
ルナ「って言ってもね、独りで居る時はマユマユ言いながら形見の携帯いじってればねぇ…」
シン「うっ」
(肩に手を置きながら)
レイ「…シン」
シン「レ、レイ?」



(爽やかな笑顔で)
レイ「気にするな、俺は気にしてない」
シン「うわあぁぁぁぁぁん!!、マユーーーーー!!」
728通常の名無しさんの3倍:2006/04/12(水) 22:50:39 ID:???
やっぱ目標にしてた相手に似てくるもんなんだな、シンwww
729通常の名無しさんの3倍:2006/04/13(木) 00:51:59 ID:???
>>726
凸「いやメイリン同じじゃないぞ!
  マザコンは女の中で母親が一番、ファザコンは男の中で父親が一番ということ
  つまり他の女が眼中に無くぞんざいにあつかうマザコンの男は最悪なんだ!
  そうだろうディアッカ!!!!!」
730通常の名無しさんの3倍:2006/04/13(木) 10:44:51 ID:???
たしかどこかの東の方では不敗の武術使いに
母は殺され父は永久冷凍刑で兄は犯罪者
はじめは人格問題ありだったが成長して
まともになって幼馴染と結ばれるってはなしがあったな
全世界が聞いてる中で告白?だったかな?
それと比べたら・・・・ねえw
731:2006/04/13(木) 19:16:47 ID:???
「凸ンンン!!!!!
俺の中で母上はナンバーワン、シホはオンリーワン
ちゃんと使い分けるぞ、このキョシヌケ!」
と遺作はいってたぜ?
チャーハン食うか?
732通常の名無しさんの3倍:2006/04/14(金) 12:31:12 ID:???
>>719
挫けるなッ!!
郊外の古本屋とかの方が案外アストレイ置いていたりするもんだッ!!
現に奈良県には余裕で100円コーナーに積んでおりまするw
733通常の名無しさんの3倍:2006/04/14(金) 21:11:55 ID:???
保守
734通常の名無しさんの3倍:2006/04/14(金) 22:09:14 ID:???
>719
愛知県の某所にも山と積んでたよ
まあ一ヶ月前の話だが
735通常の名無しさんの3倍:2006/04/14(金) 22:21:19 ID:???
>>719
ブクオフの通販探してみたら?
ネットで受け付けてたと思うけど。
736通常の名無しさんの3倍:2006/04/15(土) 22:11:05 ID:???
コンプレックスと言えばレイもファザコンに入る気ガス
一応親子だし
737通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 03:55:17 ID:???
ファザコンと言うよりギルコンな感じが…


ついでにシンコン?
738通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 16:05:55 ID:???
シンコンさんいらっしゃーい
739通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 16:43:07 ID:???
Eeg,No枕を抱いたパジャマ姿のマユの姿が頭に浮んだ・・・
俺はもう帰ってこれない所にいるようだ・・
740通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 20:06:15 ID:???
>739
(゚д゚)シン?!
741通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 20:12:33 ID:???
凸「EEGってなんだ?」
742イライジャ:2006/04/16(日) 20:19:46 ID:???
俺とアビーさんがパジャマでYES・NO枕を……ぶふぁっ!!(鼻血)
743通常の名無しさんの3倍:2006/04/16(日) 20:29:49 ID:???
イライジャ→アビー→キンケドゥ⇔ベラ
744通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 03:21:19 ID:???
イライジャがんばれ!超がんばれ!
745キンケドゥ:2006/04/17(月) 12:45:57 ID:???
そうだな。
イライジャ、がんばれ。
746通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 19:42:50 ID:???
さてさて、108回お見合いに失敗したアビーですが
本当に彼女の魅力がなかったためでしょうか。
そんなことはありません。
これには語られていないわけがあったのです。
それらのいくつかをお伝えしましょう。
それでは!
お見合いファイトォー! レディー! ゴォー!
747通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 19:49:55 ID:???
第48回目のお見合い 外科医28歳の場合

メイリン 「今度のお見合い相手はどんな方なんですか?」
アビー  「医者だそうです。」
メイリン 「資料みていいですか?」
アビー  「どうぞ。あれです」
メイリン 「すごく多いですね。探偵でもこんなに集められませんよ。
      どうしたのこれ?」
アビー  「何でも”Dプランの一環だ”と議長がザフトのSSとフェイスの皆さんに知れべさせてるみたいです。給料の査定もあるそうです。」
メイリン 「ちょっと待てー!それでいいのかー!てなんでDプラン?」
アビー  「・・何ででしょうね。『いえない Dプランで出たのがお嫁さんだったなんていえない』」
メイリン 「そう いつお見合いあるの?」
アビー  「1週間後です。」
メイリン 「がんばってくださいね。」
アビー  「はい。ではまた。」


お見合い前日 


メイリン 「とうとう明日ですね。」
アビー  「そうですね。」
メイリン 「ザフトの人もよく利用するみたいですね。お姉ちゃんも風邪で行くて言ってたしディアッカさんも入院してるみたいですよ。」
アビー  「そうみたいですね。あっ ゴッドとデュエルが出て行きましてね。」
メイリン 「え?なにかあったのかな?」
アビー  「たぶんドモンさんとイザークさんが呼んだのでしょう。」
メイリン 「ちょっと待ったー!なぜデュエルが呼べるんだー!」
アビー  「なんでもドモンさんが議長に掛け合ってつけさせたそうです。」
メイリン 「そ、そうなんだ。あ 帰ってきた。ってなんでお姉ちゃんとディアッカさんMSの手に乗ってるんだー!
プルルル プルルル
アビー  「ごめん電話が・・・ はい・・・え・・・そうですか・・・大丈夫ですか?・・・そうですか・・・それじゃ仕方ないですね・・・それでは
メイリン 「どうしたの?」
アビー  「お見合い中止になった・・・」
メイリン 「え?どうしたの?」
アビー  「なんでも刃物を持った女性が病院に来たそうで入院患者を助けるため病院にMSを呼んで壁を破壊して救出したそうです。怪我などはなかったけど問題がいろいろでたから中止にしたいと。」
メイリン 「中止?延期じゃなくて」
アビー  「”問題が出てすぐお見合いするとそちらに迷惑をかけるかもしれない。しかも医者として守るべき患者を自分で守れるような病院にするまではお見合いどころではない。自分勝手な理由ですまない。”だそうです。」
メイリン 「そうですか。セキュリティでも強化して警備員を増やすのかな?」
アビー  「いえ 医者や看護婦にギアナ高地に3ヶ月の修行を必須にするそうです。」
メイリン 「なんでだー!」



ネタ >39−42より
748通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 19:54:26 ID:???
第68回目のお見合い お菓子職人31歳の場合

メイリン 「今度のお見合い相手はどんな方なんですか?」
アビー  「オーブで有名なお菓子職人だそうです。カリスマっていわれてるそうです。」
メイリン 「相変わらずすごい資料ですね。」
アビー  「参考にはなるんですけど全て把握するのが大変で・・・」
メイリン 「あまり時間ありませんしねお見合いまで。」
アビー  「1週間後にいりますし。」
メイリン 「がんばってくださいね。」
アビー  「はい。ではまた。」


お見合い前日 


メイリン 「とうとう明日ですね。」
アビー  「そうですね。」
メイリン 「お菓子職人でしたね。バレンタインも近し新作とか作ってるかもしれませんね。」
アビー  「もうどんなのを売り出すか決めてるそうです。」
メイリン 「そうなんだ。ってどうしてアビーが知ってるの?」
アビー  「追加の資料に載ってました。なんでも極秘に調べたそうです。極秘情報にはボーナスがつくそうですよ。」
メイリン 「ちょっと待ったー!それでいいのかー!」
プルルル プルルル
アビー  「ごめん電話が・・・はい・・・え・・・そうですか・・・大丈夫ですか?・・・そうですか・・・それじゃ仕方ないですね・・・それでは。」
メイリン 「どうしたの?」
アビー  「お見合い中止になった・・・」
メイリン 「え?こんどはどうしたの?」
アビー  「なんでもオーブが国を上げ極秘でチョコレート形MSじゃなかったMS型チョコレートを作っていたそうでオーブ国民としてお菓子職人は借り出されたそうで疲労で倒れて中止にしたいと。」
メイリン 「中止?延期じゃなくて」
アビー  「”お菓子作りの力がまだ甘かった。治り次第修行したい。カリスマって言葉に乗せられ堕落していたみたいだ。”と」
メイリン 「そうですか。」
アビー  「はい ギアナ高地にいくといってました。」
メイリン 「なんでお菓子の修行でギアナ高地なんだー!」



ネタ >114より
749通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 19:57:25 ID:???
108回って聞いて思いついちゃいました。
かなりしょぼい文章ですがネタになるかなと思い書いちゃいました。
750通常の名無しさんの3倍:2006/04/17(月) 21:01:05 ID:???
>747-749
GJ!
こういう小ネタもいいなぁ。
お見合いネタ、俺も書いてみようかなw
751主役の力1/1:2006/04/18(火) 15:24:19 ID:???
ロボゲ板にあったスパロボネタを参考にした話です。
わからない人すみません。

シン「レイ、ルナ!新しいスパロボに俺達の参戦が決定したんだ!」
ルナ「え!?やったじゃない、シンの念願だったもんね」
レイ「よかったな、シン」
シン「うん!デスティニー対ストライクフリーダムの戦闘シーンの写真もあるんだ、見てくれよ!」
レイ「ほう、アロンダイトでフリーダムを攻撃しているシーンだな」
シン「ほら、フリーダムのHPが5800しかないのに、俺のデスティニーはHP42000もあるんだぜ!」
ルナ「(れ・・・レイ・・・これ・・・デスティニー左側にいるし・・・)」
レイ「(あ、ああ・・・このHPの高さはどう見ても敵ボスだな・・)」
シン「やっぱ見てくれる人は見てくれるんだよなあ!主役って感じだよ!」
レイ「シン・・・お前スパロボはやったことないのか?」
シン「え?ああ、有名だから出てみたいなーと思ってただけで」
ルナ「シン・・・これは遊んじゃダメよ!絶対!」
シン「え・・・うん?え?」
752通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 18:36:47 ID:???
>>751
HP42000程度なら今じゃ名前あり雑魚ぐらいの扱いだべ
まあ、ネタ画像だけどなww
753通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 19:04:54 ID:???
>>751
がんがれシン。インパクトの東方不敗を目指すんだ。
ああ、底力発動されてダメージをろくに与えられず次々と味方ユニットが落ちていった悪夢が・・・
754通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 19:18:57 ID:???
>>753
確かに種世界での真の立ち位置はそんなとこだよな、
凶悪な強敵という意味では。
サイショハシュジンコウダッタノニorz
正直種のキラのラストのセリフは種死のシンにこそ相応しい・・・二重にorz
755通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 19:30:56 ID:???
キラ「花が摘まれたら、また種を植えるよ」
ラクス「戦乱という」
キラ「種をね!」

シン「やっぱりだめだーー!!!」

キラ「フフフフ」
ラクス「オホホホ」
756通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 21:40:08 ID:???
>>751
議長「ロゴスプ○ストに私が行って少し直してもらった
   これが次回作のデモなんだが」

レイ「ん?シンがロンド・ベル、キラ・ヤマトがラクシズ」
ルナ「これでシンが主役に・・・・・・ん?」
レイ「どうしたルナマリア?・・・・ギル、これはどういうことですか?」
  つストフリ【HP999999999999999999999】vs運命【HP4700】
議長「どうやらラクス・クラインが現実に勝てないのならせめてゲームで勝つ
   といって圧力をかけたようだ。だが心配はない」
  つ運命強化パーツ ステルスレイダー、ライナーカラミティ、ドリルフォビドゥン
            ゴルディレジェンド、マイクステラ
議長「どうやら盟主アズラエルが絡んでいるようなんだが」

757通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 22:55:04 ID:???
マイクステラってwww
うぇーいと叫びながらステラみたいに喋るマイクと最高だぜーと言いながらマイクみたいに喋る(コスモロボ&ムーブロボ形態)ステラが13体頭の中にでてきた


ツールも追加
カオスプライヤーズ、ガイアドライバー、アビスピギーちゃん
758通常の名無しさんの3倍:2006/04/18(火) 23:02:47 ID:???
シン「な、何で、、、、何でこんな物が在るんだ!
付けるしかないじゃないかーっ!!」

強化パーツ:マユケー
効果:射程+2 毎ターン気力+5、SP+10
(シン・アスカ限定)


???「お兄ちゃん其処!!」
シン(+マユケー)「いけーッ!!」
キラ「うわぁぁああっ!!
僕が、、、、なんで……?」

タリア「アレを持たせたシンの動き、普通じゃない!
まさかアムロ・レイの様なニュータイプだと言うの!?」

アビー「どちらかと言うと霊界電話って奴じゃないですか?」
メイリン「○〜べ〜…?」
759通常の名無しさんの3倍:2006/04/19(水) 00:22:06 ID:???
SP+10は正直うまくない
760758:2006/04/19(水) 00:48:03 ID:???
>>759
ノリと勢いで書いたが正直スマンカッタ
今は反省してる。
SPは−だよな、憑かれてるんだし。
(……でもマユ憑いてるからシンなら回復する気もするんだよな)
761通常の名無しさんの3倍:2006/04/19(水) 07:29:06 ID:???
>>756
どうせイベント戦闘でラクソともども葬られるのがオチさw
762通常の名無しさんの3倍:2006/04/19(水) 22:47:35 ID:???
>>756
ルナ「議長、わたしは出てるんですか?」
議長「ああ、もちろんさ」
つガジェットツールナマリア
763通常の名無しさんの3倍:2006/04/19(水) 23:14:09 ID:???
前に短編で出た三馬鹿ツールとドミニオンハンマーを自作してみようかな……
と一瞬本気で思った俺ガイル

しかし、必要経費を計算したら、少なくとも8000円は要るとの試算が……。
764通常の名無しさんの3倍:2006/04/20(木) 13:08:14 ID:???
レイ「ルナマリア、ちょっとこれを見てみろ」
ルナ「なになにシンのスパロボ精神コマンド…
     根性 ド根性 不屈
     再起 挫折  練炭
   ………………………」
レイ「………………………」
ルナ「えーと、じゃまず練炭を発動して」
アビー「いきなり終わってしまいませんか?」
765通常の名無しさんの3倍:2006/04/20(木) 14:31:06 ID:???
ルナ「へぇ、メイリンはサブパイロット扱いなのね。どれどれ、能力は……」

メイリン・ホーク 性格:努力家
 偵察  応援  ツッコミ
 ド根性 激励  献身

ルナ「……苦労してるのね、あの子(ホロリ)」
レイ「それよりツッコミがどういう効果なのかが気になるんだが」
766通常の名無しさんの3倍:2006/04/20(木) 20:08:28 ID:???
>>764
シン「なんだよ、『練炭』って、こうなったら凸の精神コマンド見てやる」
レイ「これだな」

凸・ザラ  リアップ アデノゲン ワカメエキス 
      アデランス リーブ21 ヘアコンタクト

シン&レイ「どうやって戦えとorz」
767通常の名無しさんの3倍:2006/04/20(木) 21:31:34 ID:???
シン「こうなりゃついでにラクス・クラインの精神コマンドもだ」
レイ「これか」

ラクス・クライン  電波 毒電波 怪電波
            妖電波 超電波 洗脳電波

シン「・・・」
レイ「・・・見なかったことにしよう」
768通常の名無しさんの3倍:2006/04/20(木) 22:42:05 ID:???
レイ「じゃあキラ・ヤマトの精神コマンドを見てみるか」
シン「ああ」

キラ・ヤマト 金 プライド 引きこもり 
       わがまま ニート 内弁慶

シン「こんな奴が前作の主人公とはorz」
レイ「まあ、気にするな」
769通常の名無しさんの3倍:2006/04/20(木) 23:40:47 ID:???
>>768
福田嫁「前作?」
770通常の名無しさんの3倍:2006/04/21(金) 22:54:49 ID:???
>>769
レイHG「あなたが書いた人物ですよ?お忘れですか?
    最初はまあ内気な少年だったが
    力を持ったとたん自分は崇高な使命を持ってると勘違いし
    周囲に迷惑をかける
    そして変な宗教にはまってしまった典型的なダメ人間のことです」
ドモン「ようは精神が弱い人間のことだな」
シン「師匠、俺は真の主人公を目指します」
 
このスレでのシンの精神コマンド
   勇気 友情 熱血
   魂  愛  信頼
   隠しコマンド 明鏡止水 勇者王 先読み
          
771通常の名無しさんの3倍:2006/04/21(金) 23:34:54 ID:???
>770
ステラ「うぇい? シン、リアル系なのに集中持ってないの?」
レイ「友情と信頼、勇気と愛もそれぞれ効果が被っているな」
ルナ「気合も気迫も無いのに明鏡止水があっても困るわよねぇ」

シン「うぐっ…! し、師ィ匠ぉおおおお〜〜〜〜〜!!」
ドモン「なっちゃいない、本当になっちゃいないぞシン! 過ぎたるはなお及ばざるが如しと知れ!」
アラン「そうだぞシン、主人公なんて弱点があるくらいでちょうどいいんだ。こうしてみたらどうだ?」

このスレでのシンの精神コマンド
   勇気 友情 熱血
   魂  愛  信頼
   隠しコマンド 明鏡止水 勇者王 先読み ヘタレ(毎ターン気力−5)

シン「おお、弱点がついただけで一気に主人公らしく! やったぜアラン!」
アラン「抜かるなよシン! お前はまだ登り始めたばかりなんだ、この果てしなく続く主人公坂を!」
ドモン・マリン「「いいかげんにしろおのれらあああああああ!!」」
シン・アラン「「ぎにゃあああああああああああ!?」」
772通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 00:25:42 ID:???
>>770
福田嫁「いえ、デステニーでもキラきゅんが主役よ?」
773通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 00:28:26 ID:???
シン「ところで師匠はどうなんです?」
ドモン「ん? あ、ああ…」

このスレのドモン精神コマンド
  必中 気迫 激励
 ド根性 再動  魂
隠し
 明鏡止水 分身

レイ「完璧だな」
シン「師匠の嘘つきぃぃーっ!!」
ドモン「正直スマン……」
774通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 10:05:08 ID:???
>>773
シン「そういやルナやステラ、レイの精神コマンドってどうなってるんだ?」
ドモン「このようのなってるぞ」
ルナ 集中 熱血 信頼 
   愛  偵察 激励 
   隠しコマンド 暴走 暴食 暴言
 
レイ 集中 必中 熱血 
   気合 魂  根性
   隠しコマンド HGザ・ワールド

ステラ 魂 愛 気合 
    集中 根性 ド根性
    隠しコマンド うぇい うぇ〜い 
シン「レイ・・・・・・・」
レイ「気にするな」
ルナ「何よこの暴走のあとのコマンドorz」
シン「ステラの隠しコマンドの効果はなんなんだ?気になって眠れなじゃないか」
ステラ「うぇい?」
775通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 10:44:17 ID:???
ふと思ったがここのシンだと

努力 集中or直感 友情or信頼
愛 勇気 魂
固有スキル
明鏡止水 精(勇?)霊憑依(ポゼッション) 勇気ある者達の近い(別名スーパーガッツ)

のが合わないか?
まあ重複しまくりだけどね。
776通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 16:25:50 ID:???
>>773
ステラの「うぇい」使用してぇぇぇぇぇ!!!!!
>>775
むしろ精神コマンド
明鏡止水 勇者王(盟主王憑依) 先読み(これは飛天御剣流?)あれば
ほとんどいらないと思う

しかしシンのコマンドが1つ足りない
つあれ?君は主人公だったの?だ
777通常の名無しさんの3倍:2006/04/22(土) 19:43:52 ID:???
アーサー「俺のステータスはっと」
アビー「どうせショボいのばかりですよ」
アーサー「相変わらずキツいこと言うなぁ」


アーサー
偵察 加速 直感
集中 覚醒 魂
スキル:盗撮魂 気力130以上で盗撮13化、全能力+25


アビー「一番理想的な精神〜!!?(ガビーン)」
アーサー「アビーのはどんなんだろ?」
アビー
集中 祝福 応援
信頼 激励 愛


アビー「おおっ、理想的な補助的精神」
アーサー「ん?まだなんかあるな」

スキル:ツンデレ、ツッコミ、お見合い人募集


アビー「色々ちょっとまてーーー!!」
778第33話 天使との死闘!:2006/04/22(土) 22:39:17 ID:???
『ミネルバのターン』
 ドモンが気迫(気力+30)を使用。明鏡止水(全能力+30)とゴッドシャドー(回避率+50%)が発動。
 シンが不屈(攻撃一回だけダメージ10に抑える)を使用。
 ルナマリア、レイ、ステラが集中(命中・回避+15)を使用。
 攻撃の結果:AA側に30%のダメージ

『AAのターン』
 キラがプライド(自信がありげな素振りになる)と内弁慶(人の話を聞かなくなる)を使用。
 アスランがリアップ(高い確率で毛を生やす)とアデノゲン(高い確率で毛を生やす)を使用するが効果0。
 ラクスが怪電波(当初の目的を見失う)を使用。
 メイリンが激励(部隊の気力+5)を使用。
 攻撃の結果:ミネルバ側に5%のダメージ
779第33話 天使との死闘!:2006/04/22(土) 22:40:34 ID:???
『ミネルバのターン』
 アビーが全員に応援(獲得経験値2倍)を使用。
 ドモンがGガン補正(味方ユニットの全能力+30)を使用。
 シンが再起(あらゆる能力が+25)を使用。
 レイ、HGザ・ワールド(1ターンで攻撃が2回できる)が発動。
 ルナマリア、暴走(攻撃力3倍)が発動。
 ステラ、うえい(全ての敵の気力-50)とうえーい(全ての味方の気力+10)が発動。
 攻撃の結果:AA側に50%のダメージ

『AAのターン』
 キラが引きこもり(部屋から出てこなくなる)とニート(部屋から出ないことを理論武装する)を使用。
 アスランがワカメエキス(高い確率で毛を生やす)とアデランス(高い確率で毛を生やす)を使用するが効果0。
 ラクスが妖電波(まともなことを話さなくなる)を使用。
 メイリンがド根性(体力完全回復)を使用。ラクスとアスランに献身(指定した相手の精神力10回復)を使用。
 攻撃の結果:ミネルバ側に0%のダメージ
780第33話 天使との死闘!:2006/04/22(土) 22:41:45 ID:???
『ミネルバのターン』
 ドモンが必中(命中率が100%に)と魂(攻撃力2.5倍)を使用。
 レイが必中(命中率が100%に)と魂(攻撃力2.5倍)を使用。
 シンが愛(攻撃力・獲得経験値・資金2倍。命中・回避100%に)を使用。
 ルナマリアが愛(攻撃力・獲得経験値・資金2倍。命中・回避100%に)を使用。
 ステラが愛(攻撃力・獲得経験値・資金2倍。命中・回避100%に)を使用。
 攻撃の結果:AA側に90%のダメージ

『AAのターン』
 キラは眠っている!
 アスランは錯乱している!
 メイリンが激励(部隊の気力+5)と献身(指定した相手の精神力10回復)とツッコミ(一定確率で正気に戻す)を使用。
 ラクスが毒電波(チョウチョとお花畑が見え、走り出したくなる)を使用。
 ザカザカザカッ!
 AAは逃げだした!
 ミネルバの勝利

レイ「という戦闘結果が出たんが」
シン「圧勝というか」
アビー「戦っている気がしませんね」
ルナ「メイリン…不憫な子…」
【終わり】
781通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 00:14:40 ID:???
スレを探しやすくするためあげ
782通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 00:24:21 ID:???
AAのターンというよりはエターナルな起臥す…
783通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 00:24:52 ID:???
>778-780
深夜に笑っちまったよww
メイリン大変だなwwww
784通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 01:00:20 ID:???
最後のターン、ドラクエだったなw
785通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 01:25:05 ID:???
あげ
786アビーのお見合い〜アメノミハシラ編:2006/04/23(日) 01:42:48 ID:???
>>605の続き
ミリアリア「それにしても何の用なんでしょうね、AAに、アメノミハシラから来航要請が来るなんて」
マリュー「ええ、私達は形の上ではカガリさんの下にいることになっているから、クーデターを起こしているサハク家の
     人間から接触を求めてくるなんてことは普通なら考えにくいんだけど…」
ネオ「な〜に辛気臭い顔しちゃってんの〜?いざとなったら不可能を可能とする俺がいるじゃないの〜」
チャンドラ「おそらくは我々を抱きこむために何らかの手を打ってくるか、はたまた罠なんでしょうが…」
ノイマン「誘導ビーコン確認。……・・・アークエンジェル入港完了」
ミリアリア「…アメノミハシラから通信入ります」
ソキウス「ようこそアメノミハシラへ。早速だがミナ様がお待ちなので代表者の方、こちらへお越し願えますか」
マリュー「そうね、じゃあ私がいk…」
ネオ「いや、俺が行こう。階級上では問題ないし、艦長が艦を空けるのはよくないしな。ノイマン、チャンドラ、一緒に来てくれるか?」
ノイマン「了解です。いざとなったら白兵戦もありえますからね」
チャンドラ「え…オメガメンドクサス…」
ミリアリア「あ、じゃあ私も行きま〜す。ナイフ捌きには自信あるし」
ネオ「おっしゃー!じゃあ行くぜ〜!」
一同「「「お〜!!!」」」
マリュー「…あれ、ブリッジクルーは私だけ置いてきぼり?」

レイ「シン、改めて言うのもなんだが見事だったな」
シン「サンキュー!でも俺だって少しは成長しないといけないし、勝てたのもみんなのおかげだよ」
ステラ「シン、かっこよかった、うえぃ!」
シン「ホ、ホント、ステラ?へへ…そういえばなんでアビーはオーブでお見合いなんだ?」
ルナ「確かにね。私たちがジブリールを追ってオーブに攻め込んでから両国の関係は最悪なはずなのに」
議長「それについては私が説明しよう」
レイ「ギル!」
シン「議長!無事到着されてたんですね」
議長「ああ、君たちのおかげだよ。ありがとう」
ドモン「見事だったぞ、シン。囚われていた過去をよく克服できたな。俺も師匠として鼻が高いぞ」
シン「へへ…あ、議長、お見合いの理由、教えてくれるんですか?」
議長「そうだったね。コーディネーターの出生率が年々減少傾向にあることは君たちも知っているね。
つまり我々は種としての存亡の危機に瀕しているといえなくもないわけだ。
私もその対策の一環デスティニープラン等の提唱や遺伝子情報を活かした対応策の検討をしているのだが、
それらの政策の即効性には疑問の声もある。だから、同じ宇宙に住まうオーブの宇宙勢力、つまり
   アメノミハシラとの友好関係を築いて両国間の人材交流を盛んにし、
最終的には今もなおナチュラルや第1世代のコーディネーターと我々プラントの民が交わることで、
   出生率の問題解決を図ろうと思ったわけだよ」
ステラ「うぇ〜い…zzz」
シン「ステラ、寝るときは布団でパジャマに着替えて寝ないとだめだよ」
議長「簡単にいうと、アビー君のお見合いで宇宙のオーブと仲直りしてプラントも救おう、というイベントだよ」
レイ「さすがギルの政策。ワンダフォーーー」
ルナ「へ〜じゃあ今回のアビーのお見合い相手は誰なんですか?」
議長「それはだね…」
787アビーのお見合い〜アメノミハシラ編:2006/04/23(日) 01:43:46 ID:???
ネオ「そういえばロンド・ミナ・サハクってどんなやつなんだ?」
ノイマン「情報によると理念を重視するのがアスハ家なら、民のことを第一に考えるのがサハク家のようですが…」
ミリアリア「(キュピ〜ン)…ちょっとごめんなさい、不穏な気配がしますので私、ちょっと調べてきます」
チャンドラ「単独行動イクナイ!」
ソキウス「こちらがミナ様のおわす部屋です。失礼のないように」
ミナ「アメノミハシラへよく来てくれた、待っていたぞ」
ネオ「ウヒョ〜!結構なべっぴんさんだぜ〜」
ノイマン「大佐、鼻毛出てます、鼻毛」
ミナ「用件はもう分かっていると思うので率直に言わせてもらう。どうだろう、我々の側につかないか?」
チャンドラ「いきなり直球キタ――(゚∀゚)――」
ミナ「私が目指すのは国民のための新国家だ。もし私がそれに違おうものなら背後から撃ってくれても構わない。
   それに君たちの相応の地位、補給などのバックアップも約束する。どうだろう?」
チャンドラ「かつてのオーブ本国での戦闘で住む場所を失ったオーブの民の多くが、サハク家を頼りアメノミハシラに移住してきており、
その中に含まれていた技術者達の手でアメノミハシラのファクトリーはより優れた生産能力を有するに
至っていることを考えると魅力的な話でつね」
ネオ「ウヒョ〜やるね〜お嬢ちゃん!ウヒョ〜ウヒョ〜ウヒョ〜ウヒョ〜ウヒョ〜やるね〜お嬢ちゃん
まあ俺たちはあのピンクのお姫さん達の野望なんて知ったこっちゃないしな…ならば…」
ミナ「ならば?」
ネオ「お風呂入んない?一緒に。ウヒョ〜ウヒョ〜ウヒョ〜」
ノイマン「そうじゃないでしょ、大佐」
ネオ「そ、そうだったな。ならば巨乳美人秘書官の配備と」
ノイマン「全女性用軍服のミニスカ化を」
チャンドラ「約束してもらえまつか?」
ミナ「き、巨乳…ミニスカ…?そ、それはちょっと待ってくれないk・・・」
ネオ「ウヒョ〜い〜や、これは今すぐきっちりお答えいただかないと…ウヒョ〜
お国元をも含めて…ウヒョ〜ウヒョ〜色々と面倒なことになりそうですが?」
ミナ「…」
ネオ「ウヒョ〜ウヒョ〜ウヒョ〜ウヒョ〜ウヒョ〜」
ミナ「………わかった。約束しよう…」
ノイマン「(泣きそうだな、この人。可哀想に…)」
ミナ「そこでなんだが、今は宇宙に住まう我々としては今後、プラントとの良好な関係が欠かせない。
   しかし、セイランやアスハ、それにカガリお抱えのテロリスト達のせいでオーブとプラントの関係はズタズタだ。
   そこでだ。宇宙におけるオーブとプラントとの友好関係構築のために両国から代表をだしてお見合いをしよう、という運びになったのだが、
   君たちに代表を頼みたい。つまりは両国の架け橋になって欲しいというわけだ。」
ネオ「ウヒョ〜!こりゃ壮大だね〜ならばここは俺が…」
ノイマン「エンディミオンの鷹が出てってどうすんですか。それじゃ世間は連合のイメージを持ってしまいますよ」
ネオ「ま、ま〜な。じゃあ…」
788通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 01:44:58 ID:???
アビーのお見合いってかなり重要なもんだったのねw

もう465kbか・・まぁ大丈夫だけど
789アビーのお見合い〜アメノミハシラ編:2006/04/23(日) 01:47:10 ID:???
誤植です…
×最終的には今もなおナチュラルや第1世代のコーディネーターと我々プラントの民が交わることで、
○最終的には今もなおナチュラルや第1世代のコーディネーターの多いアメノミハシラの民と
と我々プラントの民が交わることで、

ということでお願いします。んで、アビーのお見合い相手なんですが、
バレルロール大佐とチャンドラどっちがいいですかね?
希望の多いほうのキャラクターで書こうと思いますのでみなさんの意見を募集しまっすノシ
790通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 03:21:45 ID:???
チャンドラの方がいいんじゃね?
いやバレルロール大佐はドミニオンの艦長とくっついてほしいので
791通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 12:17:24 ID:???
同じくチャンドラがいい
792通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 14:48:26 ID:???
チャンドラに一票
793通常の名無しさんの3倍:2006/04/23(日) 16:36:59 ID:???
チャンドラに一票。
しかしここまでの言動を見ていると、
果たしてまともな会話が成立するやらw
794通常の名無しさんの3倍:2006/04/24(月) 14:10:11 ID:???
どうでもいいが東方不敗先生は次かその次に成功するとか予言しているぞ。
795通常の名無しさんの3倍:2006/04/24(月) 15:18:03 ID:???
イライジャは何回めなんだろうか……?
796通常の名無しさんの3倍:2006/04/24(月) 15:40:14 ID:???
チャンドラ「(>>790->>793を見て)我が世の春がキター!!」
ムネオ「それ俺のセリフ・・・」
797通常の名無しさんの3倍:2006/04/25(火) 00:13:16 ID:???
798通常の名無しさんの3倍:2006/04/26(水) 12:55:40 ID:???
ほす
799通常の名無しさんの3倍:2006/04/27(木) 17:21:19 ID:???
>>787
多分だがケンコウな生活のファンだろ、お前w
800通常の名無しさんの3倍:2006/04/27(木) 21:02:26 ID:???
やっと誰か突っ込んでくれてほっとした
801通常の名無しさんの3倍:2006/04/28(金) 18:21:59 ID:???
あそこ一応全部見てるハズなのにサッパリツッコミポイント分からんorz
802ドモン(偽):2006/04/29(土) 21:11:42 ID:???
東方不敗流奥技!
石破!保守天驚拳!!!
803通常の名無しさんの3倍:2006/04/30(日) 15:22:52 ID:???
>>801
ウヒョ〜!ウヒョ〜!ウヒョ〜!ウヒョ〜!ウヒョ〜!ウヒョ〜!ウヒョ〜!

を見て何か感じないか?
804通常の名無しさんの3倍:2006/05/01(月) 03:57:33 ID:???
ストUのバルログ?
805通常の名無しさんの3倍:2006/05/01(月) 22:46:43 ID:???
「電話」だろ?
806801:2006/05/02(火) 02:59:36 ID:???
>803
>805
dクス!すっきりしたよ
807通常の名無しさんの3倍:2006/05/02(火) 17:05:07 ID:???
「フライデー」祝山田花子出来ちゃった婚か?「来るときが来た」
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/okiraku/1145877240/
808通常の名無しさんの3倍:2006/05/02(火) 18:28:10 ID:???
>807
筋金入りの二次コンな俺様が現実の女如きにクリックするわけがねぇ。
809通常の名無しさんの3倍:2006/05/03(水) 00:17:49 ID:???
age
810通常の名無しさんの3倍:2006/05/05(金) 14:34:50 ID:???
ほしゅ?
811通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 01:26:25 ID:???
過疎ってるなー。
まあ種自体が過疎ってるから仕方ないが。
812通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 15:11:59 ID:???
GWなのに全体的に停滞してるな
既に過去の作品ということか…
813通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 22:19:56 ID:???
腐は常に旬を求めて動くものよ。
814通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 23:36:51 ID:???
そも腐成分は求めていないがな…

話は変わるがこのペースだと今度こそ1000取りファイトできそうだな
815真・主人公は誰だ!? 1/7:2006/05/08(月) 07:15:46 ID:???
アーサー「やぁアラン、久しぶりだね。ところで実はすごくいい高級カメラがあるんだ。道具に頼るのも愚かだが、蔑ろにするのもまた愚か。欲しいんだが手持ちが無くてねぇ」
アスラン「そういうことなら今日もらったばかりの俺の給料を全額あげましょう!」
アーサー「悪いねぇアランくん、いつもいつも。君のような男が友人で本当に助かるよ」
アスラン「ゆ、ゆうじん……トモダチ……ハァハァ。ああ、もっと言ってもっと言って!」
メイリン「こら〜〜〜〜〜っ! 友情を餌にアスランさんから金を騙し取るな――――っ!」
アーサー「ちっ、メイリンか! この場はこれまでだな、とうっ!」
アスラン「ああっ、友達がいなくなった!? なんてことするんだメイリン!」
メイリン「いいかげんに気づいてくださいよ! あれは友情を騙った詐欺なんですってば!」
シン「…………」

レイ「どうしたシン、浮かない顔だな」
シン「ああ……実は前から薄々思ってはいたんだが」
ルナ「何々、どうかしたの?」
シン「アスランって……このスレ的に、キャラとして俺より目立ってないか?」
レイ「!? お、お前……誰もが心に封じ込めていた禁忌に触れるつもりか!?」
ルナ「な、なんてことをっ……言わなければ幸せなことも世の中にはあるのにっ!」
シン「や、やっぱりか!? やっぱりみんなそう思ってたんだな!? くそおお、人気投票じゃ俺より下だったくせにぃっ!」
ステラ「うぇーい! ステラのアイボ直してくれてありがとーっ♪」
アスラン「ふっ、このくらいお安い御用さ(ニッコリサワヤカ白い歯キラーン!)」
シン「って言ってる側からお前はああああっ! こっそりステラとフラグを立てるなんて、さすが人の彼女を奪うのはスーパーコーディー(の友人っぽいもの)のお家芸だな!」
アスラン「ぶぐわあああああ!? ひ、光が……広がっていく……」
メイリン「ああああ!? アスランさんしっかり! ちょっと何するのよ、シン!」
シン「うるさい、みんなソイツが悪いんだあ! うわああああんっ!」
レイ「泣きながら暴行を続けているな」
ルナ「見苦しいというかなんというか、見てて果てしなく痛いわねぇ」
ドモン「ふむ、どうやら簡単には収まらんようだな。となれば、決着をつけねばるまい!」
ステラ「うぇーい……ガンダムファイト?」
レイ「いや、拳で蹴りがつく問題というわけでもない。もっと多角的な検討が必要だろう。となれば、ここは……」
816真・主人公は誰だ!? 2/7:2006/05/08(月) 07:17:13 ID:???
 ぱんぱかぱ〜ん ぱんぱんぱんぱんぱかぱ〜ん

ミーア「れっでぃーす、あんどじぇんとるめん! 第一回! 『種死の主人公は誰だ!?』検討会のお時間がやって参りました!」
観客「「わーわー」」
ミーア「シン・アスカ氏とアスラン・ザラ氏を比較検討することで、種ドモスレ真の主人公が誰かを決めたいと思います! なお司会進行は私ミーアがお送りします」
観客「「わーわー」」
ミーア「そしてこちらが、今回検討をなさってくださる方々です! 一人ずつ自己紹介していただきましょう!」
アズラエル「いやぁどうも、ムルタ・アズラエルです。人を見る目が無ければ、商売人ってのは務まりませんからねぇ」
デュランダル「ギルバート・デュランダルだ。遺伝子のことなら任せてくれたまえ」
東方不敗「東方不敗じゃ。拳を極めれば、その者の資質を見抜くなど容易いことよ」

シン「ふ、ふふ。いよいよだ。いよいよ俺が主人公であることが白日の下に証明される時が来たんだ……」
ステラ「うぇい……シン、どうしたの? 震えてるよ?」
レイ「それはそうだろう。これで勝てばいいが、負ければシンはとてつもなく大きなものを失うことになる。自分が主人公だというアイデンティティをな」
ルナ「ゼロか百か……正念場って感じね。同僚として、勝利を祈ってるわ」
ステラ「……シン、やめようよ! なんか悪い予感がするの。シンはカッコいいよ。私、シンが大好き。今のままのシンで何がいけないの?」
シン「心配すんなよステラ。勝つのは俺に決まってる……師匠に鍛えられた日々は伊達じゃない! 伊達じゃないんだ!」

アスラン「よくわからないが、なんだか向こうは盛り上がっているな」
メイリン「もし万が一勝っちゃったら、またアスランさんへの風当たりが強くなるのかなぁ」
キラ「それはそれでいいんじゃない? アスランが弄られるの、見てておもしろいし」
ラクス「最近SSの投下があんまりなくて、退屈で死にそうですわ。アスラン、飛びっきりのボケとオチを期待します。その毛全部毟るくらいの覚悟で臨むのです」
アスラン「二人とも俺を応援してくれるのか!? 任せろ、今ここに勝利を友に誓おう!」
メイリン「だからあんたはいいかげん友情を餌にされてることに気づけ――――っ!」
817真・主人公は誰だ!? 3/7:2006/05/08(月) 07:19:04 ID:???
ミーア「では第一の項目です。ガンダム主人公たるもの、まずは戦ってなんぼ。二人の戦闘力を比較検討したいと思います!」

アズラエル「まずは二人の力を整理してみましょう。シンの方は、赤服の評価を受けるMSの操縦テクニック、流派東方不敗、そして僕が授けた盟主王の力……こんなところですか」
デュランダル「対してアスランは、シン同様に赤服と評価されるMS操縦テクニック、白兵戦最強の実力、そして応援されることによってのパワーアップ……といったところかね」
東方不敗「ふむ、簡単にどちらが上とは言い切れんが……アスランの力は不安定過ぎる。はっきり言って未熟よのう」
アズラエル「そうですねぇ。僕なら、兵士として使うのならシンですね」
デュランダル「余計なことを考え過ぎるのだよ、彼は。戦士としては、今のシンの方が優れていると思うね」
シン「よ、よし! やった!」
レイ「待て、話は続いているぞ」
東方不敗「じゃが……主人公として見た場合、どうかのう?」
シン「ええっ? つ、強くてなんか悪いのかよ!?」
アズラエル「確かに、この場合それは考慮すべき点でしょう。主人公たるもの、ただ強いだけではいけません。弱点の一つも持っていないと」
デュランダル「それを抱えながらも戦い、克服する様に、見る者は感動と興奮を覚えるというわけだな。その視点で見ると、アスランは充実しているね」
東方不敗「うむ。我がバカ弟子も、最初は困ったちゃんであったものよ。実力はあるが弱点だらけでそれを発揮できないというのは、主人公としてはなかなか魅力的じゃな」
アズラエル「彼の場合、それを応援で克服できるというのも見逃せないポイントですねぇ。対してシンはというと、我武者羅に強さを求めているように見える」
デュランダル「明確なライバルがいないのもマイナスだな。アスランはどちらかというと目標だろう。強いこと自体は悪くないが、それだけでは反感を集めることになりかねない」
東方不敗・アズラエル・デュランダル「「ジーッ……」」
キラ(ん? なんか僕、あの三人に注目されてる?)
東方不敗「とはいえ、あそこまでヘタレだとちょっとのう」
アズラエル「ええ、あれに共感する人は少ないでしょう。せめてもう少し脱ヘタレが進めば」
デュランダル「ふむ。現状では、シンの方がやや上といったところかな」
818真・主人公は誰だ!? 4/7:2006/05/08(月) 07:21:04 ID:???
シン「か、勝った。まさかこんなギリギリの勝負になるなんて……」
レイ「なかなかやるな、アスランも。検討する項目は三つだったか?」
ルナ「ええ、そうよ。つまりあと一つ勝てば、シンの勝利は確定する……!」

ミーア「それでは次いってみましょう! 主人公たるもの、やはり彼女がいてなんぼ。お二人の恋人を、比較検討していただきます! まずはご登場いただきましょう!」
ステラ「うぇーい! シン、ステラがんばるーっ♪」
メイリン「あ、あはははは。どうも、こんにちわ」
アスラン「メイリン? どうして君が……カガリはどうしたんだ?」
メイリン「そ、その。仕事で忙しくて来れないそうなので、私が代わりに、と思いまして」
デュランダル「最初に断っておくが、これは彼女たち自身を比較するのではない。共に魅力的な女性であることは間違いないのだからね」
東方不敗「うむ、主人公の恋人として見た場合どうか……ということじゃな」
アズラエル「そういうことです。さて、まずステラ嬢ですが、エクステンデットとしての戦闘力、良好なスタイル、やや天然気味な性格……ヒロインとしての素質は十分ですね」
ステラ「うぇーい♪」
シン「すごいぞステラ! 完璧だ!」
デュランダル「対してメイリンの方は、オペレーターからハッキングまで情報戦はお手の物。しかしスタイルはというと……ステラ嬢と比べて、ちょっと物足りないのは否めないね」
東方不敗「同じ戦場に立てんのでは、主人公の恋人としては少々地味じゃの」
メイリン「わ、私はまだ発育中なんですよっ! ていうかこれセクハラじゃないの!?」
アスラン「気にするなメイリン! よくわからないがきっとその内多分もしかしたら報われるかもしれないような気がしないでもないぞ!」
メイリン「どっちだああああああああっ!」
アズラエル「ですが、メイリン嬢にはそれに代わる強烈な武器がある。そう今のあれですよ、ツッコミという武器がね」
デュランダル「それだ。無数のMSが行き交い、ともすればそれぞれの影が薄くなりがちな戦場において、まったく別の立場から強烈な自己主張ができるのは大きい」
東方不敗「一途な性格も評価したいのう。今もホレ、カガリ代表宛の手紙をこっそり握り潰してあの場に立つなど、いじらしいではないか」
メイリン(気づかれてる――――っ!?)
アズラエル「ステラ嬢も十分魅力的ではありますが、主人公の恋人として考えると……」
デュランダル「ああ。このスレではメイリンに一歩及ばないというのが妥当だろうね」
東方不敗「ヒロイン対決はアスランの勝ちかのう」
819真・主人公は誰だ!? 5/7:2006/05/08(月) 07:23:09 ID:???
シン「な、なにいいいいい!? お前らどこに目ぇつけてんだ、ステラのどこがメイリンに劣ってるっていうんだコラ――――ッ!」
レイ「落ち着けシン、失格になってしまうぞ!」
シン「だって、だって……う、うわあああああんっ」

ステラ(うぇい!? シンが泣いてる……ステラ、がんばんなきゃ!)

ステラ「はうっ、急に禁断症状復活!? ああ、もう、ダメ……ばたんきゅう」
シン「ステラ!? ステラ、おい、しっかりしろーっ!」
ミーア「た、大変……! 救急車呼んで救急車!」
アズラエル「あ、そういえばメンテフリーになったせいですっかり忘れていましたが、ステラ嬢には禁断症状という苦難がありましたね」
デュランダル「そうだったね。戦友ヒロインというのはよくあるが、加えて薄幸のヒロインという顔も持っているわけだ」
東方不敗「ふむ。メイリンがギャグ系少女マンガタイプのヒロインならば、ステラはシリアス系少女マンガタイプのヒロインといったところかの」
アズラエル「おや東方先生、詳しいですね」
東方不敗「スティングが好きでのう。ワシにはよくわからんが、まぁなんであれ生き甲斐を見つけられたのであれば良いことよ」
デュランダル「話を進めていいかな? ステラ君にはまだ潜在的な魅力がある。その点を考慮すれば、メインヒロインとしてメイリンに劣らない人物だと思うのだが」
アズラエル「そうですね、異議ありません。見落としに気づけてよかったですねぇ」
東方不敗「個々人で評価は分かれるじゃろうが、客観的な評価とすればそんなところじゃろうの。恋人対決は引き分け、と」

シン「ステラ、ステラ! 聞いたかステラ……君のお陰で、盛り返すことができたよ!」
ステラ「うぇい……シン、がんばって。素敵な主人公になってね……ガクッ」
シン「ああっ!? ステラ、ステラ――――ッ!?」
ステラ「Zzzzz……」
820真・主人公は誰だ!? 6/7:2006/05/08(月) 07:25:04 ID:???
ミーア「さぁ、今のところ一勝一分でシン・アスカ氏が微妙にリード! それでは最後の項目です。主人公たるもの目立ってなんぼ! 出番の多さと目立ち度を検討します!」

レイ「目立ち度か。ここで勝てば文句無く、最悪引き分けでもシンの勝利。負けても評価は並ぶことになるが……」
シン「勝てるさ、俺の勝ちに決まってる! ステラが体を張ってくれたんだ……このスレで過ごした時間は無駄じゃないはずだ!」
ルナ「でも、アスランはヘタレとしてキャラ立ちして以来、職人にいいように使われてきたから出番かなり多いし……安心はできないわよね」

東方不敗「……で……じゃから……」
アズラエル「……なるほど……ということは……」
デュランダル「……ふむ……ならば……」

ミーア「何やら議論が白熱している様子……あ、結果が出たようです! これより、種ドモスレ真の主人公が発表されますっ!」

シン(ステラ、マユ……っ! どうか、どうか俺に力を貸してくれ! アスランにだけは負けたくないんだっ……!)
アスラン(新しいペットロボット作ろうかな。今度はメイリンにてもプレゼントするかぁ)

アズラエル「こほん。それでは発表します」
デュランダル「文句無く、全員一致で決まりました」
東方不敗「種ドモスレ真の主人公、その者の名は……!」
821真・主人公は誰だ!? 7/7:2006/05/08(月) 07:27:02 ID:???
アズラエル・デュランダル・東方不敗「「メイリン・ホーク嬢です」」

メイリン「………………えぇ?」

ミーア「意外です、意外な結果です! とにかく説明していただきましょう!」
アズラエル「主人公とは、つまり見る者が感情移入する対象のことです。だから出番の多さとインパクトの強さ、そして見る者と近しい感性の持ち主であることが要求されます」
デュランダル「このスレのほとんどのSSに、メイリン君は登場している。出番の多さはいうまでもなく、ツッコミによりインパクトもまた非常に大きい」
東方不敗「何より変わり者が多いこのスレにおいて比較的常識人だしの。皆も自分自身を投影していたのは我がバカ弟子やシンではなく、彼らにツッコむメイリンじゃろう?」
アズラエル「例えば天驚拳を放つ整備兵を見て、読者が内心そのことにツッコむ。同じタイミングでメイリンもツッコむ。その瞬間、あなたと彼女はシンクロしているのですよ」
デュランダル「つまり読者はメイリンと同じ視点でSSを読んでいたわけだ。すべてのSSがそうではないが、そういう形式の物が非常に多い」
東方不敗「よって、このスレの主人公はメイリンじゃ。おめでとう」
メイリン「ええ? ああ、はい……どうも」
アスラン「すごいじゃないかメイリン! ロボット物で主人公になったオペレーターなんて、きっと君が初めてだぞ!」
キラ「よかったね、メイリン。つまり非常識な僕らに振り回される常識人の君という図式はこのスレ的に正しいわけで、これからも頼りにさせまくってもらうよ」
ラクス「ぷっ、クスクス。なかなかおもしろかったですわ、メイリンさん。これからもその調子でがんばってくださいな」
メイリン「あ、あはははは。ありがとうございます……って、これでよかったのかなぁ?」

ルナ「……で、シンは?」
レイ「ああ、話の途中で泣きながら走り去った」

 …………

シン「師ぃぃ匠ぉぉぉぉぉぉ! 俺に、俺に常識を教えてくださあああああああいっ!」
ドモン「そんなもん自分で勉強しろおおおおおお!!」
シン「ぐはあああ!? じょ、常識は自分で学ぶもの……確かに常識だ。ありがとうございました、ガクッ」


822通常の名無しさんの3倍:2006/05/08(月) 08:20:06 ID:???
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!!
メイリン流石だな、シンせつな過ぎwwwww
823通常の名無しさんの3倍:2006/05/08(月) 10:41:01 ID:???
アレンビー「そもそもドモンに常識を学ぶことが間違っている気がするんだけど」
シン「え? そうなの!?」
レイン「そうねえ、いまだに空気は読めないし、勘違いとか良くするし、そもそも人と話すの苦手だし」
ドモン「…うぐっ」
レイン「でも十数年間も修行に明け暮れていたら当然かもね」
アレンビー「そうそう、おかげで常識のない所も師匠に似ちゃったんだよね」
東方不敗「ええい! 失礼なことをいうな!」
レイン「まあそんなんでも立派に主人公できるんだから気にすることはないわよ? シン君」
シン「は、はあ…」
ドモン「そ、そんなん…orz」
東方不敗「無視をするんじゃない!」
アレンビー「でも…そんなちょっと不器用なドモンの方が…ワタシハスキカナ?」
レイン「ちょっと…アレンビー、あなた人の連れ合い相手に何言っているの!」
アレンビー「いいじゃない! どちらを選ぼうがドモンの自由だよ! ねードモン!」
レイン「ドモン…?」
ドモン「い、いやおれはそのあの」
アレンビー「はっきり言ってよドモン!」
レイン「そうよはっきりしなさいよドモン!」
東方不敗「いやちょっと待てワシの話を」
アレンビー「う る さ い わ ね っ!!」
東方不敗「ぎゃあああぁっ!!?」
レイン「いいドモン! そんな態度じゃアレンビーが新しい恋にいけな……ケンケンガクガク」

シン「ガクガクブルブル」
824通常の名無しさんの3倍:2006/05/08(月) 21:31:15 ID:???
久しぶりに新作が!!!!!マジ職人さんGJです!!!!!!
825通常の名無しさんの3倍:2006/05/09(火) 02:14:26 ID:???
GJ…と言いたいが、師匠は常識人なんだぞ
826通常の名無しさんの3倍:2006/05/09(火) 17:25:29 ID:???
まあ、常識人ではあっても色々と非常識な人だし
827通常の名無しさんの3倍:2006/05/09(火) 18:50:36 ID:???
あげ
828燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/05/09(火) 19:56:23 ID:???
 デートって奴を成功させるには、男はたった一つの事に努めればいい、と風花は言う。
 楽しませようとする事。相手の女性に思い切り楽しんでもらえる様に、精一杯考えて、精一杯実行する事。
 意志さえあれば、気持ちは常に相手に伝わる。俺はそれを経験則から知っていたが、風花も同じ事を言って
いた。結局、基本は同じで、ただ誠心誠意尽くせばいい、という事か。
 まあ、そういう原理かどうかはともかく、俺はどうしたらアビーさんに楽しんでもらえるのかを考えに考え抜き、
俺は彼女をショッピングに誘った。無論、ショッピングと言っても、俺の買い物なんかどうだっていい。女性の買
い物というのは、まるで売り場に犯人が潜伏していて、俺達はその張り込みでもしているのかってくらい、時間
がかかるものなのだ。これも、風花とロレッタという身近な女性からの経験則だ。
 荷物持ちに徹し、奴隷の如くアビーさんに付き従う。俺に出来る事と言えば、このくらいだろうと思われた。
 全ては、アビーさんの為だ。

 ところで、俺がアビーさんを誘ったのはお見合いをしてから3日後で、そしてデートの日がその一週間後。
 デートの為に着ていく服などを調達するには十分すぎる時間だが、不運にも、俺はデートの三日前、急に仕事
が出来てしまった。今度は声優業やバイトの類ではなく、傭兵としての仕事だ。
 ザフトからの依頼で、とあるコロニーへ向かう輸送船の護衛任務である。
 簡単に言えば、ヤバいものを運ぶから、それを誰かに奪われたりしない様に守って欲しい、という事だ。その
積み荷について詳しくは知らされなかったが、下手すりゃプラントは勿論地球まで滅ぼしかねない、とにかく危
険極まりないものだという。地上でミネルバが回収したまではいいものの、ザフトもその扱いに窮し、太陽への
廃棄が決定されたらしい。わざわざ目的地であるコロニーへ立ち寄るのは、それを太陽に放り込む為のロケット
に積み替えるからだそうだ。
 ここで俺が不運だと思ったのは、アビーさんとのデートの約束を反故にしてしまう……という事ではない。とい
うか、何たる偶然だろう、その目的地のコロニーというのが、俺がアビーさんとのデートの場所に選んだ所であ
り、到達予定時刻がアビーさんとの待ち合わせの2時間前だった。不運なのは、そのまま港に着いてザクを置
いてアビーさんに会いに行くとしても、俺のザクに隠蔽工作を施す時間がない事だった。
 『趣味:MS操縦』と書いたくらいだし、俺はアビーさんに一緒にMSに乗る事を提案する気でいたのだ。MSの
コクピットは外部スピーカーのスイッチを切れば完全に外界から遮断され、二人っきりになるには絶好の空間な
のだ。俺はそこで……告白というか、何と言えばいいんだろう……とにかく、そういう事を言うつもりだった。
 いや、決して、こう……やらしい事をするつもりはないからな。誤解するなよ。
 だが、その護衛任務が終わって、細々とした手続きなんかを済ませる頃には、デートの待ち合わせ時間ギリ
ギリになってしまい、シールドにペイントされたサーペントテールのマークを消したりとか、そういう類の俺が傭兵
である証拠を隠蔽する時間がなくなってしまったのだ。俺の嘘がアビーさんに露呈すれば……多分、嘘吐きは
嫌われてしまうだろう。
 『MSの中で告白作戦』は開始前から頓挫する事を決定づけられ、無念な気持ちになる俺だった。


 ドシュゥゥゥゥッ!
 俺のザクのビーム突撃銃が光を噴き、黒く塗装されたダガーLのコクピットを狙い過たず撃ち抜く。数秒の後、
バックパックの推進剤に誘爆して機体が爆発四散する。
 ザクのビーム突撃銃に特有の円形の弾倉を素早く交換し、すかさず次のダガーLを撃墜する。
829燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/05/09(火) 19:57:08 ID:???
 護衛任務の最中の出来事だった。
 3日間輸送船に揺られて(宇宙だから『揺られて』はいないと思うが)、いよいよ目的地のコロニーのあるL5宙
域に入ろうというそんな時だった。突如、ダガーLの部隊が輸送船を襲撃したのだ。
 輸送船に乗り込んでいた3機の護衛機は勿論、俺も輸送船に持ち込んだザクで出撃したが、敵の数は多く、
苦戦を強いられている。ダガーLとザクでは基本的なスペックに差があるし、背中に装着する装備パックの性能
差も歴然だ。だが、結局のところ、戦いを決するのは数に他ならない。俺は、ザフトの緑服の一般兵連中よりは
戦えるという自負があるが、それでも、俺一人対緑服のザク50機……という話になれば、キッパリごめん被る。
 俺の撃墜数は既に6機を数え、ザフトからの護衛機の援護もあり、敵の数も半分近くに減ってきた。母艦の姿
は見えないが、ひょっとすると、噂のミラージュコロイド・システム搭載艦かも知れない。
 だが、それにしても敵の数が多すぎる。敵MSの数は18機、つまり6小隊だ。輸送船一つ墜とすのに、これは
どう考えて過剰な戦力だった。
「クソッ! 何だってこうも数を出してくる?!」
 無駄弾を撃たない様に注意して戦っているが、弾倉3つだけで18機を相手にするのは少々苦しい。目的地の
コロニーまであと僅かだが、ここでしくじる訳にはいかない。
 輸送船に接近しようとするダガーに、シールドから引き抜いたビームトマホークを投擲する。ビーム刃を展開し
たトマホークがダガーLの背中に突き立ち、装甲を融解しながらコクピットをも焼き尽くす。沈黙したそのダガーL
に構わず、俺は感覚全てで更なる敵を求める。対艦パックを背負ったダガーLが、後方に控えているのが見え
た。遠距離から狙い撃ちするつもりなのだろう。俺はビーム突撃銃を単発モードに切り替え、ビームの減衰率も
計算に入れて、撃った。ビーム突撃銃は、マシンガンなどと同じく、弾を『バラ撒く』ものだが、光速で進むビーム
はその性質上、狙って『当てる』事も不可能ではない。
 一条のビームが、また一つ敵を貫く。残りのダガーLは、友軍の3分の2ほどを倒されたと見るや、引き返して
行った。戦闘の継続は、部隊の全滅に繋がると判断したのだろう。1機、また1機と、踵を返して逃げていく。
「やっと終わったか……全く、アビーさんとの待ち合わせに遅れたら、どうしてくれるんだ」
 ヘルメットを外して毒づき、俺はスティックとペダルを繰ってザクを輸送船へと向かわせる。
 こちらは、護衛機が1機撃墜された他に損害はない。輸送船には傷一つついていないし、俺も、俺のザクも健
在だ。無論、整備と補給は絶対に必要だが。
 まあ、その辺は港のドックに預ける時に頼めばいい。民間企業ってのは、良くも悪くも、金さえ積めば仕事は
キッチリとやってくれる。資本主義って奴は自由競争だし、手を抜いたら信用を失うだけだ。
 あ、そうそう……金と言えば、今回の報酬がやたらと良かったのも、少し気になっていた事だ。
 依頼主は『輸送船の護衛をして欲しい』と言い、俺はそれを承諾した。が、その時に提示された報酬の額は、
俺が想像していたそれよりも遥かに上だった。有り体に言えば、依頼主が書類に書くべき0の数を間違えてい
るんじゃないか、と疑ったくらいの、文字通り、桁外れの大金だったのだ。
 そして、依頼主の隠された意志を疑った矢先、連合の差し向けたものと思しきダガーL部隊だ。
「美味い話には裏がある……そういう事か」
 俺はこうして生き残って、任務を遂行した。しかし俺は、この輸送船の貨物室に、どんな災厄が詰め込まれた
パンドラの箱があるのか……想像するだに、神経が凍りつく様な緊張を感じるのだった。
「そう、美味い話には裏があるんだ……」
 そして、嫌な予感とは、望んでもいないのに当たるものなのだ。
830燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/05/09(火) 19:58:21 ID:???
 港の管理局は思ったより空いていたが、ドックの預かり手続きはやはり煩雑で、時間がかかった。
 ついさっき報酬を得たところだから、金には困らない。整備と補給を最優先でやってくれる様に整備班に金を
掴ませても尚、アビーさんと高級中華料理店で満漢全席を堪能するくらいの金は手元に残った。
 俺のザクと、念の為に持ち込んでおいた数種類の武器が港の倉庫に搬入され、俺自身も全ての手続きを終
えた時、もう約束の時間まで30分と迫っていた。港から遠いところではないが、こんな時にギリギリに来るなど
という愚挙が許されるのは女性だけだ。というか、女性の特権と言うべきか。
 急いで着替えて髪型も整えて、俺は待ち合わせ場所――中央の大通りの、時計台の下まで駆け出した。
 途中で花束を買ったり、うっかり地図を逆さまに持っていたり、旧世紀の少女マンガの如く今時セーラー服を着
た女の子とぶつかったり、だからと言って恋が始まったりはせずに訴訟沙汰になりかけたりして、思った以上に
時間がかかってしまい、時計台の下に着いた時には、もう残り時間3分を切っているギリギリぶりだった。
 ドッと疲れが出て、時計台のベンチに沈み込む様に座る。何でこんなに疲れないといけないんだ……。
「そういえば……アビーさん、来てるかな」
 ゆるゆると頭だけ動かして周囲を見渡し、アビーさんが来ていないか、その姿を探す。事前に調査しておいた
ところ、待ち合わせスポットとしては人気だそうだが、休日の真昼間だというのにあまり人はいない。
 アビーさんの姿も、ざっと見渡した限り、見つからなかった。
「あれ? 来てないのか……もう待ち合わせの時間じゃ」
「イライジャさんっ」
「え?」
 時間を確認すべく腕時計を見やったその時、突然頭上から降ってきた声に誘導されて、俺は上を見る。逆さま
のアビーさんと視線がぶつかった。いつの間に俺の後ろに回ったのだろう、アビーさんはベンチに沈んでいる俺
の顔を覗き込んで、ニコッと微笑んだ。
「ア、アビーさん!」
「お久しぶりです。待たせちゃいましたか?」
「い、いえっ! 俺も今来たトコですから」
 慌ててベンチから立つ。清楚な佇まいはそのままに、白のノースリーブワンピースに薄い水色のカーディガン
を羽織ったアビーさんの姿は、俺の目には網膜を焼き尽くす宇宙空間の太陽光の様だった。かと言って、ヘル
メットのサンバイザーを下ろすのも勿体無いし、こうなったら盲になるまで視神経と脳に焼き付けようと思う。
 因みに、俺は風花の見立てで、ワイシャツにダークブルーのジャケットスーツというカッチリしたスタイルだ。風
花によると『自信を持っていい』らしい。まあ、俺の服装なんてどうでもいいか。
「今日は、ショッピングに付き合ってくれるんですよね」
 アビーさんが俺を見上げ、上目遣いに確認した。
「あ、はい。早速ですけど、行きましょうか?」
「そうしましょう。このコロニーのメインストリートって、結構穴場のお店があるんですよ」
 ……ああ、やっぱり致命的なまでに麗しい。
 色気のない例えだが、アビーさん以外の女性とアビーさんとでは、MSが携行するサイズのビーム兵器と、ザ
フトのガンマ線レーザー兵器ジェネシスくらい、そのインパクトに差がある。威力の違いは歴然だ。
831燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜:2006/05/09(火) 19:59:12 ID:???
 そんな地球を滅亡させかねないくらいの微笑を受け、俺も限界一杯まで高鳴りまくる鼓動を押さえつけながら
微笑み返した。というか、傍から見れば、これはカップルの行動だよな?
 何はともあれ、俺はアビーさんと一緒に、コロニーのメインストリートへと足を運んだ。


 トンネルを抜けると雪国……なんて事はなく、普通に人通りが多く、活気に溢れるメインストリートだ。
 数多くの店が軒を連ねるそこでなら、恐らくこのコロニーで生活する上で必要なものは全て揃うだろう。駐留し
ているザフト軍の兵士達の事も考えられているのか、書店や模型屋等は本国の直営店なんかも出ていた。
 俺とアビーさんは、お互いの方が触れるか触れないかの距離を保ちつつ、メインストリートを闊歩した。俺の右
隣で歩いているアビーさんを常に気にして、ちょっと肩が触れたくらいでも驚いて、そんな微妙な距離を感じつつ
もっと先へと踏み込みたいとも思っている。傭兵としては物事に対して慎重すぎるくらいが丁度いいんだが、俺
はいつになく積極的な気持ちになっていた。だが、その反面、彼女が俺に対してどこまで踏み込んでくるのか、
その事が気になって、俺の心を途方もなく揺らすのだった。
 いやしかし、それは今は置いとこう。今は、アビーさんに楽しんでもらう事を考えて……
 ……いるのはいいんだが、俺はどうも、女性の買い物というのを過小評価していたらしい。
 どうしてこんなに時間がかかる上、荷物が多いんだ? メインストリートに繰り出してから2時間足らず、既に俺
の両腕は買い物袋で塞がっており、5つぶら下がっているその中で、俺の買った物は一番小さい袋に入ってい
るミュージック・ディスク数枚とヘッドホンだけだ。他の4つは服とか、アクセサリーとか……。
 重さは大した事ない。が、物が物なので意外と嵩張り、実際の重さ以上に疲れる。普段からザフトの改造軍服
を着ている俺は私服というものに縁遠いので、久しぶりに衣服の厄介さを思い知らされていた。
 ……でもまあ、味も素っ気も色気もないだろう俺の話を熱心に聞いて相槌を打ってくれたり、途中で立ち寄った
アイスクリームの屋台で、バニラの上にストロベリーとミントを乗せてもらって嬉しそうに笑うアビーさんを見てい
れば、疲れなど100万光年の彼方へ吹っ飛んでいく思いだった。
 自分が安上がりな奴などとは思わない。何故って、俺にとってアビーさんの笑顔は、それくらいの価値を感じて
余りあるものに違いないからさ。

 昼食は、巷で美味いと評判の洋食屋だ。下調べの時点で目をつけ、既に予約をとってある。
 俺は『店長の自信作』と宣伝されていた『赤くて3倍なエビフライランチ』、アビーさんは『ザクとは違うオムハヤ
シ』だ。このメニューのセンスはともかくとして、味の方は、雑誌やTVに取り上げられるだけあって美味かった。
 いや、傭兵家業で口に糊する筋金入りの貧乏人である俺だが、そこまで悪食の味オンチじゃないからな。
 ただ、こうしてアビーさんと楽しく喋りながら食べられるのなら、場末の大衆食堂の定食だって高級レストランの
フルコースくらい美味しく思えるんじゃないか、と思った。アビーさんと二人で、ずっとこうしていられるなら。
(……俺が結婚するとか言ったら、みんなはどんな顔するだろうな)
 そう考えてから、俺は自分の飛躍しまくった思考に内心で激しく赤面し、食事の手が止まったのを不審に思っ
たアビーさんに気遣われるまで、その場で硬直してしまった。
 余りにも自然に湧いたそのビジョンは……いや、やっぱり恥ずかしいからやめておこう。
832燃えよイライジャ 〜お見哀・戦士編〜
 その後の帰り道、俺とアビーさんは港の近くの公園のベンチに腰掛けて休んでいた。
 荷物をベンチの上に置いて、俺はアビーさんにさっき自販機で買ったスポーツドリンクを差し出した。
「飲みます?」
「あっ、ありがとうございます」
 アビーさんは俺から受け取ったドリンクのボトルを傾け、小さな喉を鳴らしながらスポーツドリンクを嚥下する。そ
んな仕草でさえ、眩しいくらい様になっていた。
 全く、今までアビーさんとお見合いしたって奴は、アビーさんのどこを見てたんだ? こんな魅力的な人を。俺
は人を見る目のない野郎連中に対し義憤を感じた。
 それから、また俺とアビーさんは雑談を交わして、気づけば時刻は3時を過ぎていた。
 少し汗ばんだ額を白いレースのハンカチで拭って、アビーさんは俺に向き直る。
「あの、今日は本当にありがとうございました。とても楽しかったです」
「い、いえっ。俺も楽しかったです」
 面と向かって言われると、やっぱり嬉しいし、顔が赤くなる。
 そして、俺はそろそろ『あの話』を切り出さなくては、と直感し、アビーさんの目を見つめ返した。ここで言わね
ばいつ言う? タイミングを逃したら俺の負けだ。
「あ、あの……アビーさん」
「はい?」
「あの、その……もし、アビーさんが俺の事、嫌いじゃなかったら……」
 俺は心の奥から勇気を、喉の奥から声を絞り出した。
「俺の」

ドゴォォォォォォォォォォン!!!

 その刹那、轟音と爆音。
 続けて出した筈の言葉はすっかりかき消され、代わりに響き渡ったのは耳を劈くサイレンの音だった。
 音のした方向を見やれば、断続的に爆炎と黒煙が舞い上がり、コロニーのホリゾントの空が黒く染まりつつあ
る。煙はそのうち緊急換気機能が作動して宇宙空間にでも放たれるだろうが、問題はそんな事じゃない。
 その爆発は、俺とアビーさんのいる場所の、割と近場で起こっているのだ。
 立ち上る炎を訳も分からぬまま呆然と眺めながら、俺は、俺自身の意図しない目的でのMSの使用を余儀なく
されるだろうという事を、所謂『傭兵の勘』という奴で、驚くほどハッキリと予感していた。