アウルが生きてた事にしておいてオリジナルの話し書こうと思う。
「・・・・・ん」
気が付くと、その少年はベッドの上にいた。
「おう、ようやく目ぇ覚ましたか。坊主」
近くに座っていた男が少年に声をかける。ガッシリとした体つきの中年だ。
「ここは・・・?」
少年が体を起こす。特徴的な水色の髪。中性的な顔立ちだった。
「小さな港町だよ。これと言った特徴は他にねぇ」
部屋の窓からは小さな船が数隻。そして、大きく広がった海が見えた。
「右手・胸部複雑骨折・全身打撲に内臓破裂。左鼓膜破裂、左僧帽筋の一部断裂。背部擦過・・・
これだけの重傷で運び込まれて生きてるとはなぁ。大した生命力だよ」
少年は再びベッドに倒れ込む。開いた窓からは、海独特の潮の香りがした。
「お前さん、浜辺に打ち上げられとったんだぞ。始め見たときは水死体かと思った」
「浜辺・・・?何でそんな所に・・・」
「身に覚えは無いのか?例えば身元とかだ・・・お前さん、名前は?」
「名前・・・・・俺の名前・・・・・?」
しばしの沈黙の後、少年は答えた。
「ごめん、思い出せない・・・」
「こりゃ重傷だな・・・記憶喪失ってやつか?」
男が言うと、少年は厳しい表情で頭を抱え込む。
「おいおい。こりゃ厄介だぞ・・・えーと、お前さん歩けるか?」
男の声に答えるように、少年はよろけながらも立ち上がる。
「っと、大丈夫みたいだ。歩ける」
「上出来だ。・・・おい、アリー! ちょっと来てくれ」
しばらくすると、階段から少女が下りてきた。歳は13歳と言ったところか。
「何?父さん・・・って、水色のお兄ちゃん起きたの?」
アリーと呼ばれた少女は、少年を見て微笑んだ。
「アリー。ちょっとこの兄ちゃんを浜辺に連れていってやってくれ。歩くのを手伝ってやるんだ」
戸惑う少年の肩をポンと叩き、男は言う。
「なぁに、ちょっと外の空気でも吸えば気分も晴れる。そうと決まれば早く行ってきな!」
男に勧められた通りに、少年は部屋を後にした。
3 :
通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 11:42:02 ID:WIE4h2f+
そこにフリーダム来襲!のどかな港町も今や焼け野原だ
やっと立てたのね
まあ頑張れや
5 :
あっちの住人:2005/11/27(日) 11:45:14 ID:???
立ったね、おめでとう!
とりあえず設定をタレ流しとく
アウル、港町の漁師に助けられて一命を取り留める。
記憶も全て失っていて、港町で漁師として暮らし始める。
数年後、反連合テロ組織の活動が活発化して港町が巻き込まれる。
そして、アウルはテロ組織と連合の戦いに巻き込まれていく。みたいな。
主役機は水中用に改造したM1アストレイとか考えてる
薬の副作用とかの設定はどうするんだ?
>>7 こっちのアウルは「マインドコントロールが比較的軽かったため、自力で直すことができた」
なんて脳内設定を考えてる。まぁ、ご都合主義だが目をつぶってくれると嬉しい。
ニダって記憶操作もあんまし効いてなかったもんな
ワクテカしとります!
アウルスレ立ったな、おめでとう。
見守ってるから、ガンガレ。
荒らしが来てもめげるなよ!
ガンガレ!
続きマダー? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
「・・・いい町だね」
浜辺へ行く途中の道で少年はふと、そんな事を言った。
「でしょ?みんないい人達ばっかり」
付き添っていた少女が自慢げに答える。
「私はアリシアって言うの。アリーって呼んでね」
「あぁ、よろしく、アリー。俺の名前も教えたいところだけど・・・」
少年が少し困った顔をする。
「生憎、名前が思い出せないんだ。ごめんな」
「いいのよ。父さんから聞いた・・・記憶喪失だって」
二人が歩いていると、町の人々が声をかける。少年は、その言葉がとても暖かく思えた。
「別に焦らなくてもいいわ。思い出すまでゆっくりと過ごせばいい」
「うん・・・」
「だから心配しないの! きっと思い出せるわ」
「ありがとう・・・」
少年の顔が少しだけ明るくなり、アリシアも満足げに頷いた。
「ここよ。ここで見つけたの」
浜辺に打ち上げられていたのは、巨大な金属の塊だった。
「これは・・・モビルスーツ・・・?」
「知っているの? 記憶喪失って言ってたけど、これの事は覚えているみたいね」
金属片はモビルスーツの原型を留めておらず、剥き出しのコックピットでようやく判断できるものだった。
「お兄ちゃんはこの中に居たのよ・・・って、ちょっと!?」
アリシアの言葉を聞くと同時に、少年はコックピットによじ登り始めていた。
「この中に・・・俺が?」
コックピットの中には錆び付いた機械の類、血の染みたシートがあった。
「何だ? 以前、どこかで・・・」
―――――思い出せない。少年の頭は、何かを否定したい考えで満ちていた。
ふと、少年はシートの裏にキラリと光る何かを見つける。
「これは、ドックタグ・・・?」
ドックタグの文字は殆ど掠れており、『Auel』と言う部分だけが読み取れた。
「『アウル』・・・? これは、俺の名前・・・?」
どこか懐かしい。そんな気持ちになり、少年はドックタグを握りしめた。
とりあえずプロローグは終了。
次は話しが大きく飛んで、三年後の話しへと移りたいと思う。
今日はここまで。
保守
GJっす
あと、ニダの一人称は「僕」だよ( ´∀`)
>>18 そういやそうだ。
3年後のアウルの一人称はどうすっかなぁ?
個人的には「俺」がいいが。みんなどう思う?
書き手さんの意志を尊重するのが筋だと思う。
よって俺、で良いんじゃないか?それが書き手さんのイメージしたアウル19歳なんだし。
そういうことさ
もし何なれば物語の途中で「僕→俺」になった理由とかも
書いてみたらいいかもしれん
>>18 いや、アウルはたまに「俺」もつかってる。
「僕」か「俺」。どちらかで統一するか?
それとも使い分けでおk?
シンもステラやマユの前では「僕」になる
>>23 使い分けでいいんじゃね?まあいえることは細かいことはきにせず、
>>1さん
頑張ってくださいってこった
>>22 一応ツッコんどくが
公式では今まですべて「僕」だよ
ラジオのリスナー投稿とかで、投稿者のサジ加減でたまに「俺」になるが
>>26 15話
「やめときなよ。俺ら第81独立機動軍でさ。」
「ってことはまた戦争だね。ま、俺らそれが仕事だし。」って台詞がある。
3人称のときだけだろバカ
一人自分だけを指すときは全部「僕」
そう設定には熱くならずにいこうよ
設定がガタガタなら意味ねーじゃん
完全オリジナルホームページでも作ってろよ
まぁ、そう怒らずにいてほしい。
あくまで二次創作だし、3年後の話しになるし。
とりあえず「俺」で通すつもり
>>32 いや、馬鹿一人を除いて誰も怒ってないから。あなたには期待してますんで
とりあえず目つけられてるぽいから気をつけろ
荒らし馬鹿、SSスレ中心に狙いをつけたみたいだから
スルーで良いじゃん
基本なわけだしな
一度スレ削除してもらったら?
一人称まったく違うならアウルじゃなくてもいいじゃん
むしろアウルにするなよ
37 :
通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 19:49:24 ID:dr/AinMD
リバアンチの次はこっちに来たのか
本当に何処でもいいんだな
スティングスレも突撃に備えて亀の体勢に入ったし、
こっちも注意して対処するに越したことはないよ
40 :
37:2005/11/27(日) 20:16:40 ID:???
保守
hosyu
保志
どうした、今日は何も無いのか?
そしてage
良く晴れた日の昼下がり、少女―――アリシア・リトマーが町を歩いていく。
「おう、アリーちゃん。浜辺に行くのかい?」
「ええ、アウルにお弁当を届けに行くところよ。そろそろ海から上がってるでしょうから」
アリシアがどこか上機嫌そうに答える。顔には笑顔が満ちていた。
「・・・そうか、今日はアウルがこの町に来てから丁度三年経つのか。いやぁ、早いもんだ」
「だからお祝いをしようと思うの。・・・後でお店にもよるからね〜」
明るいオレンジ色の髪を揺らしつつ、アリシアは浜辺へと続く坂を駆け下りていった。
穏やかでどこまでも透き通った青い海。そこで一人の青年が泳いでいる。
彼が上を見上げると、太陽の光が差し込んで、水面を照らし出しているのが見える。
そこには魚が空を飛び、誰もが空を飛べる無重力の世界が広がっていた。
彼は、その空間の中心に体を浮かせる。
そして、自分の意識がその空間と一体になるのを感じるよう全身の力を抜き、心を無にした。
―――地上の何処に、こんなに静かで、リラックスでき、誰にも感傷されない広大な空間があるだろうか。
耳を澄ますと、珊瑚と魚達の呼吸だけが聞こえる。
この広い空間で自由に飛び回り、何をしても、どんな姿でいても誰も文句は言わない。
彼だけの広大な自由がここには存在していた。
彼はどこかで、この空間と似たような場所があったと感じていた。
だが、それがどんなモノであったかは、今の彼には思い出すことが出来ないだろう。
「―――――ハァッ・・・・・」
ザパッ。という音を立てて、少年が水面から出てくる。
水色の髪、青い瞳、日焼けした浅黒い肌。顔立ちはまだ幼さが残っていた。
「・・・またシュノーケル無しで潜ったの、アウル?」
突如聞こえた声に、青年―――アウルは顔を上げる。そこにはランチボックスを持った少女が立っていた。
「アリー。来てたのか・・・まぁ、その・・・ゴメンな」
アウルが気まずそうに目をそらし、頭をボリボリと掻く。
「いつも言ってるでしょ? 素潜りであんなに深く潜ったら危ないって」
アリシアが呆れた様に言う。これまで何回、彼女はアウルに同じ事を注意したのだろうか。
「お弁当忘れていったでしょ。折角作ったんだから、残さず食べなさい」
アリシアから差し出されたランチボックスを受け取り、アウルは少し考えてから言った。
「なぁ、天気も良い事だし・・・一緒に食ようぜ」
明るい笑みを浮かべ、アウルは浜辺に座り込む。
アウルがこの町に来てから三年。彼は穏やかな生活の中にいた―――――
と、ここまで。短いが。
ごめんな
>>48 >>1がネ申だったとは・・・・不覚。
これは・・・・上手すぎだ(・∀・)
>>1 ここは単独でやってくの?
他のSSスレとリンクしたりせずに?
まぁとにかくガンガレ
応援してるぜ
>>51 リンクしてる所ってあるのか?
皆、単独でやっていると思ったが。
>>52 例えばマユスレのまとめはリバスレのまとめとリンクしていた
そんな感じにどっかとリンクするのかなーって思っただけ
ゴメン、余計なことだったかもしれない
流して
1さん乙乙
続きまってるよー
ガンガレ。
設定なんざ、書き手の都合でけっこう。
面白ければ、それでいい。
>>53 ありゃスレごとの交流じゃねーだろ。まとめ人が両方覗いてただけだ
wkwk
「これと・・・これね」
アリシアがアウルの腕に、大きく膨らんだ紙袋を積み上げていく。
「っとと、今日はまた一段と・・・重いな」
アウルがバランスを取りつつ、紙袋の中を覗き込む。中には色取り取りのフルーツが入っていた。
「・・・羨ましいねぇ。アリーちゃんの手作りケーキが食えるなんて」
店の店主がからかうような笑みを浮かべて、アウルに耳打ちする。
「? ケーキなら、おっちゃんも食べた事あるじゃんか。よく作ってもらって・・・」
アウルが不思議そうに言うと、店主が両腕でアウルの頭を塞ぐ。
「馬鹿野郎ォ、お前さん何もわかっちゃいねぇな!」
「痛てぇ・・・何すんだよ!」
アウルが抵抗ジタバタと抵抗して、店主のヘッドロックから逃れる。
「ちょっとアウルー? 何やってるのよ?」
少し離れた場所から、アリシアの呼ぶ声が聞こえた。
「まぁ、頑張んな。幸せにしてやるんだぞぉ」
店主の言った言葉に首を傾げつつ、アウルは両手いっぱいに荷物を抱えて走っていった。
買い物が終わり、アウルが家へと続く道を歩いている。
アリシアは途中で寄るところがあるという事なので、アウル一人で帰り道を歩いていく事になった。
家の近辺にある緩やかな林道で、アウルはふと立ち止まり、目を閉じて深く息を吸い込んだ。
新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込み、ゆっくりと吐き出す。
季節はもう夏から秋へと変わっていく最中で、木々に付いた木の葉が赤く染まり始めていた。
「・・・このまま冬になったら、海に潜る機会も減っちまうなぁ」
苦笑いを浮かべ、ボソリと呟く。彼はこの三年ですっかり海が気に入ったようだ。
―――まあ、こうやってゆっくり林道を歩くのも悪くはない。
そんな事を考えながら、アウルは再びゆっくりと歩き始めた。
家の庭へ入る。すると、ちょうど家から出た来た見知らぬ人物と鉢合わせた。
白を基調とした服をしっかりと着こなし、その上に黒いコートを羽織っている。
「(地球軍の軍人・・・? 何でこんな所にいるんだ?)」
アウルが軍人を見ていると、軍人がアウルの方へと向き直る。
ブロンドの髪、琥珀色の瞳、端正な顔つきの女性だった。
「―――失礼だが、君は?」
「えぇと・・・この家で世話になってる者です」
凛とした声でそう訪ねられ、アウルは少し戸惑いつつ答えた。
「そうか・・・」
軍人はアウルを一瞥すると、早い足取りで林道の方へと歩いていった。
その姿を、アウルは不思議そうに見送っていた。
ここまで。何か短い上に遅くてごめんな。
まぁ、一日一回と言い切れないかもしれんが、見守ってくれると嬉しい。
>>59 無理は禁物だ。自分のペースでやりゃいいさ。
GJ!今後の展開に期待する、つーか上手いね、いい引きだ。
>>60 どうも。
そして今日はそろそろ寝るんで、また次回〜
うむ、ガンガレ
いい感じに進んでるな。
>>1 マイペースにがんがれ!
カツカツと音を立て、一人の女性士官がブロンドの髪を靡かせ、長い廊下を歩いていく。
廊下の突き当たりにある扉のカードリーダにカードを通すと、扉が開かれた。
「カティノ・スパーダ大尉、只今帰還しました」
カティノと名乗る女性士官は、部屋に入ると同時に敬礼をする。
その部屋にはU字型の大きなテーブルがあり、数人の士官が座っていた。
「ご苦労だった。座りたまえ」
一番奥の椅子に座っている士官が促すと、カティノはそれに従った。
カティノが椅子に座ると、周囲の士官の視線がカティノに集まる。
侮蔑するような視線、嫉妬深く見る視線。その全てがカティノへと集中していた。
――――彼らは俗に『狩人』と呼ばれていた。
戦後間もなく大西洋連邦により組織された機関であり、その目的は戦災復興にあった。
それが何故、『狩人』と呼ばれているのか? その理由は組織の裏の目的にある。
野盗化した兵隊、反連合ゲリラの一掃―――それが、この機関の裏の目的であった。
そこへ選ばれたのは選りすぐりの精鋭であり、大西洋連邦の息がかかった機関と言っても良いだろう。
カティノ・スパーダ大尉も、その一人である。
先の大戦で大きな功績を挙げ、僅か十八歳の若さで大尉まで昇格し『狩人』に配属された経歴を持つ。
だが軍の内部では、それを良く思っていない人間も多かった。
若さの所為もあってか、行く先々で「成り上がり」「小娘風情」などと嘲笑された。
「では、これより報告会を始める」
声が聞こえたと同時に、大型のスクリーンに映像が移し出される。そこには地球軍の拠点基地を襲うMSが映し出されていた。
「ここ数ヶ月、各地で反連合ゲリラの活動が活発化してきている」
写し出されているのは赤と白のツートンカラー。MBF−M1―――オーブ製MSだった。
「ゲリラ支援の件について、オーブ軍は関与を否定している。こちらは調査に当分時間がかかりそうだ」
スクリーンの映像が消え、証明が部屋を照らした。
「では、スパーダ大尉。報告を頼む」
カティノが立ち上がり、報告を始める。
「先日襲撃された拠点基地より20q離れた港町に、重武装した集団が船で入港したという情報がありました。
直接現地へ赴いて臨検したところ、不審な集団はおろか重火器すら発見されていません」
カティノの報告を聞いて、士官達がザワザワとどよめく。
「諜報員からの映像は、確かに武装した集団を捉えています。特徴からして、基地を襲撃した集団に間違いありません」
一番奥に座っていた士官は、カティノからの報告を最後まで聞くと、静かに立ち上がった。
「こちらは徹底的に調べ尻尾を掴む・・・スパーダ大尉、第五小隊の出撃準備をしろ。オーブはともかく、こちらは
たかが港町一つだ。多少荒くなっても構わん、抜かりの無いように調べ上げろ」
『狩人』の最高司令官―――ウォレスト・クラボルグ大佐は、否定を許さない鋭い眼光で、躊躇なく、そう指示した。
ここまで。
そろそろ戦闘入れるかねぇ
GJ
3〜4日に1回しか書けないオレとえらい違いだ
尊敬する!
おつー!
GJ
がんがれ
保守
GJ!
続きワクテカして待ってる!
VIPに晒されてるんだが・・・
もしかして例の荒らしか?
リバ→スティングときて今度はアウルかorz
窓から差し込む日差しに照らされて、テーブルに突っ伏していたアウルが目を覚ます。
昨晩のパーティーの後、そのまま眠ってしまったらしい。体には毛布が掛けられていた。
「起きたか、アウル」
「あぁ、お早うヴォルドさん・・・今何時かな?」
多少アルコールが入っている所為か、アウルはどこか気怠そうに目の前の中年に声をかける。
「丁度7時だ。アリーはまだ眠ってるよ」
中年―――ヴォルド・リトマーはコーヒーをアウルに差し出す。
「まだお前さんにゃ酒は早かったな。コップ半分ですぐに倒れちまったよ」
「アリーが寝入った後でよかったよ・・・見つかったらまた怒られちまうもん、俺」
アウルが参ったように言い、コーヒーを受け取る。いつもの平和な朝が、そこにはあった。
正午になり、起きてきたアリシアがテーブルの片付けをしている時、玄関のベルが鳴った。
「はい? どちら様で・・・」
ドア開けた途端、アリシアの表情が固まる。そこには地球軍の軍人が数人立っていた。
軍人達はアリシアを気にも止めず、そのまま家の中へと入っていく。
「ヴォルド・リトマー。連合軍基地襲撃事件の首謀者として、貴様の身柄を確保する」
軍人の一人が、部屋でくつろいでいたヴォルドに銃を構える。
「父さん!?」
異様な光景に驚き、アリシアはヴォルドの元へ駆け寄ろうとするも、銃で制させる。
「止めろ! 娘には手を出すな!!」
ヴォルドが叫び、立ち上がると同時に、パンという乾いた銃声が響いた。
「く・・・・・ぉ・・・」
膝を銃弾で撃ち抜かれ、ヴォルドの体が崩れ落ちる。
「父さん!! 父さ・・・ひぐっ!」
手刀を落とされ、アリシアは気絶する。その体を軍人の一人が支えた。
「この娘も連行しろ。重要な手掛かりとなる・・・至急、大尉と連絡を取れ。撤収するぞ」
軍人がそう言った途端、部屋の扉が開く。軍人達は入ってきた人物に銃を向けた。
「―――――何だよ、これ・・・・・」
アウルがその光景を見て数秒後。二度目の乾いた銃声が響く。
胸に強い痛みを感じ、そのまま倒れ込む。声すら出す余裕もなかった。
「(・・・痛ぇ・・・何だよ、これ)」
アウルは自分の体から、ドクドクと熱い液体が流れ出ているのを感じた。
『運が無かったなぁ・・・准尉、こいつも関係者ですかねぇ?』
『さあな・・・だが、見られたからには殺さなくてはならない。直ちにここから撤収だ。
そいつはそのままにしておけ。どの道、この重傷じゃ助からないだろう』
―――――薄れゆく意識の中、アウルは自分を撃った軍人の声を耳にしていた。
ここまで。
少しずつ進展、かな。
乙! 変わらずがんがれ!
おおー続きが気になるな。
1さん乙!
応援してるぜ!
乙
81 :
通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 21:34:39 ID:ohNZjiTM
乙
うぉぉおおぉお!
続きが気になって仕方ないぞ!乙!
所でこの話の戦闘のメインは白兵戦で行われるのか?それともアビスを
修理・改造した機体で戦うんだろうか
すげえなあ、毎日気になる所で切って投下できるのは。
俺もあやかりたい・・・。GJ!
>>83 MS戦闘はもう少し後かな。
水中戦メインになることが多くなりそう
今日はもう寝る。また次回
ほっしゅ
今日は休刊かなぁ?
続きが気になるぜ!
保守は荒らしです
はいはい
また最悪にアンチスレ立ってるよorz
467 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2005/12/03(土) 18:39:00 ID:???
72 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 18:50:07 ID:???
VIPに晒されてるんだが・・・
90 :通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 17:03:25 ID:???
また最悪にアンチスレ立ってるよorz
アウルスレより、懲りずになってるなこの馬鹿は
はいはい
目が覚めたアウルが始めに見た物は天井だった。
灰色がかった白い壁、薬品の臭いがする部屋だった。
「・・・・・?」
何故自分がこんな所にいるのか? アウルはそんな事を考えながら、ベッド脇のカーテンを開ける。
そこはどうやら医務室のようだ。様々な医療器具や薬品が並んでいる。
「起きたか」
不意に声をかけられる。振り向くと、そこには一人の男が立っていた。
黒髪に東洋系の顔立ち、スーツ姿に身を包んでいた。年齢は二十代前半と言ったところだ。
「初めまして。私はサツキ・サワギリ・・・ここの代表だ」
サツキと名乗る男は、静かな振る舞いで自己紹介をする。
「代表? ここはどこだ? アンタは何を・・・」
「反地球連合組織『グローリー』・・・俗に言うテロリストだ」
アウルの言葉は、突如聞こえた物騒な単語によって遮られる。
「・・・待てよ。話しが全然わからねぇ・・・そもそも、何で俺が・・・」
「まだ思い出せないのか君は・・・血まみれで倒れていた。銃弾で胸を撃ち抜かれてな」
それを聞いたアウルの頭の中に、ある光景がフラッシュバックされる。
踏み荒らされていたいつもの部屋、軍人に連れて行かれた家族、胸に受けた痛み―――――
「そ、うだ・・・俺は、あの時」
「君が倒れているのを見つけ、船へと運び込んだ。追っ手には見つかっていない。ただ―――」
サツキは少し目を伏せて言う。
「ヴォルド・リトマーが拉致された。これは、君にも詳しい事情を・・・」
サツキが言い終わらないうちに、アウルが問う。
「何日だ!? 俺が運ばれてから何日経った!?」
「2週間だ。君が暮らしていた港町からは遠く離れた場所・・・ここは南米にあるアジトだ」
サツキが答えると、アウルはその場にガクリと座り込む。目は驚きで大きく見開いていた。
「ヴォルドは我々グローリーの指導者だ。連合の監視の目が届かない港町で過ごしていたが―――
数日前の連合軍基地襲撃事件の後、近隣の港町に逃げ込んだ同胞が連合軍に捕まってしまった。
同胞は拷問を受け、ヴォルドの居所を答えたと言うことだ」
サツキはさらりと、簡潔に答えた。
「そして数時間後・・・ヴォルドとその娘が拉致され、君は胸に銃弾を受けた」
話しを聞いていたアウルの表情が怒りに歪む。
「何だよ、それ・・・お前らの所為で、ヴォルドさんが連れて行かれたってのか!!?」
感情に任せて、サツキの胸倉を掴んだ。
「我々の落ち度は認める。そして・・・このまま黙って見ている訳でもない」
強い眼差しでアウルを見据えて、サツキは言う。
「ヴォルドは必ず取り戻す。我々の正義の為に、私の命に代えてでも―――」
ここまで。
いや、遅れてごめんよ
>>93 お・・・動き始めましたな。やっぱ始めはグーンからだろうか?
乙〜!!
厨臭いスレだな・・・見てて恥ずかしい
BCFFZですか?
アウルが別人じゃね?w
あんまりアホが叩いてるんで、気になって全セリフ調べてみた。遅レスになるが。
そして気付いた、種のセリフ回しって、なんか不自然なまでに一人称そのものが少ないのな。アウルに限らず。
音声だとそうなるのかな。一人称単数を一度も口にしてない名前付きキャラも、結構いるぞw
で、アウルの場合、確かに一人称単数は「僕」、ファントムペインのグループ全員を示す時は「俺ら」「俺たち」。
「俺」も、「僕たち」「僕ら」も使ったことはない、んだけど……
ただ「僕」を使った回数がそもそも極端に少ない上に、ちょっと状況が限られている。
挑発的な言動(ステラに対する「じゃあお前はここで死ねよ! ネオには僕が言っといてやる、サヨナラってな!)と、
ブロックワード発動の錯乱時くらいだ。
大昔、子供の頃には僕で通してたんだろうなー、というのがブロックワードの反応で分かる、程度だな。
普段は自然に「俺たち」を使ってるから、途中から意識して「俺」を使うようになって、それが自然になった、ってのが種死の時点のアウルなのかもしれない。
あ、外伝や小説でどうなってるのかは知らないw
アウルではないが、一人称がコロコロ変わるのはバルドフェルド。
「俺」「僕」「私」とかなり使い分けている。まあ奴自身、意識して使い分けてるんだろうけど。
なんか納得いった・・・
流石だなあんた。
アウルらしい、アウルならではの場面とか考えとかは欲しいけど、自分の呼び方なんてどーでもいいな
アウルらしさってなんだろう
>>106 無邪気さと凶暴さの同居した良し悪し一体のガキ臭さだと思うよ。
1 ◆afIteTP4yQ はいいお話書いてるね。
アジトの一室で、アウルは呆然と椅子に座っていた。
「ヴォルドさんがテロリストの指導者・・・か」
未だに信じられない。そんな事を呟きながらぶらりと廊下に出る。
「気分は晴れたか、アウル?」
入り口の真横の壁にサツキがもたれ掛かってるのを見て、アウルの表情が変わった。
「・・・・・アンタに名前で呼ばれるほど親しくねぇよ、俺は」
気分が晴れるどころか更に嫌な気分にさせてくれる。その目はそう物語っていた。
「ここを出たいのなら準備をしろ。近郊の村までなら送っていこう」
命令するような口調ではなく、サツキは静かに言う。
「安心しろ、ヴォルドとその娘は必ず取り返す。君はただ待っているだけでいい」
そう言われてムシャクシャした。この男は無神経過ぎる、と。
「言われなくてもそうする・・・テロリストのゴタゴタなんかに巻き込まれてたまるか」
踵を返し、アジトの出口へと向かおうとするが、アウルはその途中で振り向いた。
「一つ聞かせてくれ。アンタらテロリストは何で戦うんだ?」
何気ないアウルの問いに、サツキは少し表情を暗くした。
「・・・先の大戦は、オーブ首長国連合によって幕を下ろされた」
漆黒の瞳がアウルを見据える。アウルもその瞳をじっと見返していた。
「大衆の間では『平和が訪れた』などと言われているようだがそれは違う。世界は何一つ変わってはいない」
サツキの言葉に、アウルは首を傾げる。
「オーブはあろう事か、地球圏の統一権を拒否し続けている。それが何を意味しているのか、わかるな?」
「それって・・・戦前の状況と全く同じじゃ・・・」
「そうだ。何一つ変わっていない。連合による占領地の支配も、各国の不信感すらも」
表情は変わらないものの、サツキの口調は熱のあるものだった。
「更には条約により、地球圏の情勢にザフト介入は許されないものとなった。オーブもザフトも、今は自ら
の殻に篭もり、外には出てこない・・・ならば、今は地球軍の天下というものだ」
占領地での地球軍の行い。それが一部のメディアで流れていた事をアウルは思い出した。
労働力として連れて行かれる少数民族、淘汰される人々、焼き払われる村々―――――
「ならば『真の平和』を勝ち取るしかないだろう? ・・・・・自らの手でな」
―――――その言葉が、アウルの胸を突く。
考えてみれば、戦う理由はアウルにもあっただろう。
平和な日常が、たった今崩れようとしている。それを自分自身がただ見ているだけでいいのか。
―――――そう思ったアウルの心に、一つの決意が生まれた。
「ああ、やってやろうじゃねぇか・・・・・・」
静かに呟き、スッと呼吸を整え、サツキを見据える。
「俺を連れて行け・・・・・俺は、俺自身の手で俺の平和を取り戻す!!」
真っ直ぐな決意。サツキは驚きに目を見開いた後、アウルに言う。
「いいだろう。アウル・・・これより君をグローリーの同志として迎え入れる!」
ここまで。
アウルがテロリスト側に介入する経緯を書いてみた。
やっぱ無理あったりして・・・
旧シャア専用から新シャア専用の糞共へ
暇だから喧嘩しようぜ!!かかってこいや種厨が!!
やるつもりなら旧シャア専用にこいよ!!
旧板の恥さらしが氏ね
>>110 彼は旧シャアの名を騙るバカで、旧板と一切関係ございません。
どうぞ気になさらずアウル主人公の創作を続けてください。
>>110 構って貰いたくて
必 死 だ な ( 藁
乙です!
自分で自分のSSを褒めてるのかw
>>117 かまうな
ヴァカだからまた、噛み付いてくるぞ
1さん続き期待してるよー
ほしゅ
待ちましょ
hosu
で、いつアウルとアリーがやるの?
ワカメマンなのだぁ〜ヽ(´▽`)/
とりあえず1を待つヽ(´▽`)/
1待ち
1さんまだ〜?
まあ急かしても仕方がない。
ノンビリと待とう
よし!
ageと保守
よし!
ageと保守
1が飽きた様です
まぁ、保守っとくか
一週間か・・・
とりあえず保守
期待しながら保守
1よ、俺はおまえの復帰を待っている
保守
どうしたんだ
>>1・・・パソコンがいかれたのか?それとも熱でも出したか?
保守
保守
俺が続きやろうか?
低クオリティだかな
保守
お前ら・・・・
じゃあ俺もほす
>>141 スレタイ的に1じゃなくてもイイと思うので書いてほすぃ保守
ガンガレ保守
誰でもいい、続きを書いてくれ!
保守
この際、続きは
>>1待ちでもいいとして、
アウル主人公でオリジナルの話(ネタ0K)
で別の話でもいんじゃね?
誰が書くかは別として
保守
保守
キャッチャー
オリジナル話ってやっぱり生存話になるのかな?
この際アウル主人公なら何でもいい気がしてきた。
「何ぃっ!!!」
視界に映る、ビームジャベリン。アビスは回避行動を取る間も無く、コックピットを貫通した。
「・・・・・・ッ!!」
激しい閃光を放ちつつ、ゆっくりと漆黒の海へ墜落する。
「(か・・・あ・・・・さん・・・)」
コックピットが鮮血で染まり、そこで俺の意識は途切れた―――
「・・・・・ジェン・・・・ジェン君!」
自分の名を呼ばれ、夢の世界から引き戻される。二十代半ばの女性の声。
ジェンと呼ばれた青髪の少年はのんびりと起き上がり、大欠伸を一つ。
「僕、どれ位寝てたぁ?」
「一時間と約五分。大体、時間になったら起こせって言ったのは貴方じゃない」
ジェンは眠気の残る目を擦りながら、声の主へと視線を移す。
金髪で、瞳はライトグリーン。「大人の色気」と言う言葉を持つに相応しい女性あった。
「で、今回はどんな夢見たの?」
少し楽しげな口調になって、女性はジェンへ問う。
「別にいつもと変わんねー、殺される夢」
「いつも見る夢が殺される夢って――――青少年が見る物にしては、ちょっと不謹慎じゃないの?」
女性の声が聞こえているのか、いないのか。
ジェンはベッドから降り、大きく腕を伸ばしながら部屋を後にした。
「全く。医務室を良い具合に仮眠室化しているわね、あの子」
ごめん、かなり適当に書いちまった_| ̄|○
医務室を後にして、ジェンは頭を抱えながら歩いていた。
「(ここんとこ、死ぬ時の映像が段々鮮明になってる気がする。“思い出す”って言う感覚に近いかな)」
すれ違うのは、二十代後半から五十代近くの男ばかり。何故なら、ここは海の上を直走る軍艦。
そんな場所に年端のの青髪の少年が居る事は、いかにも滑稽だったが、地球連合軍にとっては大した事では無い様だった。
実質、二ヶ月前に終結した戦争では少年少女も兵として狩り出され、MSに乗っていたらしい。
ジェンとて、例外では無かった。
どうやら、彼は二ヶ月前の戦争でMSパイロットだったらしい。そして、撃墜された。
瀕死で救助されたものの、身元が確認出来る物は何一つとして見につけておらず、軍籍は抹消されていた。
更には彼自身、自分の名前すら覚えていないと言う始末。
結局『軍に所属していた』と記録も無いので、戦後は除隊処分となり、彼は各地を放浪していた。
今となっては、ようやく世界もある程度は安定を保ってきたが、その世界では彼にとって刺激が足りないらしい。偽名を使い、堂々と入隊してきた。
「ま、夢なんか深く考えてもしょーがねーか」
彼がこの艦に配属されてから、一週間が経った。この船の仕事は、言わば戦争の後処理。
つまり、海に沈んだ破片などを引き上げる作業。その為に、艦には作業用のMSが数機配備されている。
「あーあ、何でもいいから早くMSに乗ってみてーよなぁー」
ブリッジに出て、ジェンは大きく溜息をついた。
「あれが、例の少年かね?」
「ええ、間違い無いですね」
「全く。軍籍まで消されていたとはな。探すのに一苦労した」
「では、決行に移されるのですか?」
「・・・・・ああ。彼の奪還計画をな」
ヴァー、疲れた(;´Д`)
糞な作品でも、一応書いたんでカキコ。
少しはスレの刺激になれば良いが。
160 :
156:2005/12/23(金) 17:42:26 ID:???
>>1が来ないんで、適当に脳内で考えた事を書いてしまった_| ̄|○
>>160 そんなおまいさんの物語も読みたい。
これってわがまま?
>>161 とりあえず、
>>1が帰って来るまでは書き続けたいね
非難、批判があろうと突っ走る
163 :
152:2005/12/23(金) 22:44:34 ID:???
コックピット内を浸水していた水が赤く染まる…
アウルは考えた。
一体どこで間違えたのか。
見開いた目の中に、あの日の光景が浮かんだ。
「ロドニアのラボって…俺らがいたとこじゃないか…なぁ?」
スティングがステラがまたおかしな事を言っているいう風に、苦笑交じりにアウルに視線を移す。
アウルは思わずはっとして辺りを見回す。
ここは…あの日…
「おいどうしたんだよ?」
アウルまでがおかしくなったとスティングは、声をかけた。
「い、いや…なんでもない…で、ラボがどうしたんだってぇんだよ?」
アウルは話をもとに戻そうとするものの、心は別の方向へといっていた。
「悪いことに…ザフトがって…ネオが言ってた…」
「なに!?」
スティングは大きく目を見開き、ステラに駆け寄る。
アウルも体が熱くなるのを感じたが、スティングの腕を掴んだ。
「スティング、俺らはもうラボにいない…俺らには関係ないだろ?」
「でも…」
スティングは変に冷静なアウルをおかしく思ったが、まとめ役の自分が一人取り乱すのも癪だと思い、追求はしなかった。
ステラは目をぱちくりさせている。
「部屋に…戻ろうぜ」
アウルはステラの背中を押した。
クレタ沖での戦闘の前、アウルはスティングをバスケへと誘った。
スティングは案の定、ステラも誘った。
「バスケ…またするの…?」
「あぁ、約束したからな!」
アウルは笑顔でステラに言った。
先日、同じように三人でバスケをした。
ステラにエルボーをくらわせられるというとても痛い経験だ。
その時、三人は約束した。
また、バスケしよう。
また明日…
約束…叶えられなかったから…
アウルは海に広がる夕陽を寂しげに見つめた。
「じゃあ…また、しようね」
「なにをだよ」
「バスケ…三人でしようね!」
ステラはもう次の約束をとりつけてくる。
アウルは苦笑した。
スティングも笑っている。
けれどもアウルは、今度は簡単には約束しなかった。
164 :
152:2005/12/23(金) 22:46:10 ID:???
アウルはなんだか夢を見ていた気分だった。
目の前は相変わらず赤い。
まるで生きているような、温かい夢だった。
もし、あれが夢じゃなかったら…
ステラは“死”ななかった。
スティングは“一人”にならなかった。
そんな現実が待っていて、アウルは今、とても安心していたのかもしれない。
その安心感に包まれたまま、アウルは目を閉じた。
アウルははっと目を覚ます。
ここはどこだ。
またしてもアウルは立っていた。
自分の体を見つめると、さっきまで見ていた血の色を連想させる赤色の服を着ている。
「赤服だぜ…」
アウルが呆然と立ち尽くしているのに対し、周りは慌ただしい。
赤服だの、緑服だの…
ここはザフトか?
「おい!どういうことだよ!?」
誰かにすがりたくて、偶々横を通った兵士の腕を掴んで聞いてみるが、兵士はアウルが求めていた答えとは違うものが帰ってきた。
「アビス、ガイア、カオスが盗まれた!」
アーモリーワン…
アウルは青ざめる。
いや、そんなはずはない…
そう否定してみるものの、頬をつねっても痛いだけだった。
おいおい、今度は三人でバスケをするだけじゃなく、ザフトとして戦えってか!?
背中を押されたので勢いで書いたんだけど…先越されちゃったなw
せっかく書いたのでとりあえず投稿しとく
スレの主旨に合わないんでネタとしてうけとってくれ
文章書くのって難しいな…わかりにくくてスマソ…
165 :
156:2005/12/23(金) 22:53:44 ID:???
さて。活性化してまいりました。
>>152 GJ!これまた気になる展開で!つ、続きキボン(*´Д`)
152氏と156氏の番号が似ているのでもし続きを投下して下さるならトリかコテか前回アンカーあるとウレシス……と言ってみるテスト。
甲板に吹く海風は、ジェンにとって何よりも心地良い物だった。
艦が進むのはクレタ沖。過去に海戦が行われ、海底に沈む残骸の数が戦闘の激しさを物語っていた。
実質、作業は終わらなかった。朝から晩まで、途切れる事無く次から次へと引き上がるジャンクパーツの数々。
流石に一週間も同じ作業の繰り返しでは、誰もがやる気を削がれる。
ジェンは三日目からサボり始め、医務室での昼寝が日課になってしまった。
そして、作業終了十分前に顔を出す。一応ながら、残骸は確認する訳だ。
こんな生活が続いた。随分と暇な時間が増えたが、海を見ているとジェンは時が経つ事を忘れられた。
しばらく海風に当たっていると、近くでどよめきの様な声が聞こえた。
振り返ると、人だかりが出来ている。ふと、野次馬精神か、ジェンの足は人だかりへと向かっていた。
「ねぇ、何か珍しいモンでも見つかったの?」
ジェンは身長的に近づいてみても何も見えないので、近くに居た小太りの男に聞いてみた。
「珍しいなんてもんじゃあねぇよ!引き上げられたのは、アビスのパーツだぜ!」
アビス。その言葉を聞いた瞬間、ジェンの頭に何か懐かしい感覚が訪れた。
と、言う訳で状況整理+アビスのサルベージ。
会話が二文しかないってのは、かなり重症だな。俺(;´Д`)
ほしゅ
アウルが生きていてほしいと思っている人が
こんなに居たんだなぁ〜と思った今日この頃...。
俺もなんか話とか書いてみたいけど、職人さんうまいし、
とりあへず GJ!! & がんばれ!!
元152だけどまぎらわしいとのことなのでコテではないけどタイトルつけてみた
くさい題名だが一生懸命考えたんだ(´・ω・`)
>>169 ここはアウル好きな奴らの集まりなんだよきっと
自分も文章書けないが、好きなキャラだから書こうって気になった
>>169も書く気になったらいつでも書いてほしい
レイとルナマリアはザクが下敷きになっていたのを、ようやくファントムだけ動かせるようになったことに喜んだ。レイはファントムに乗り込み、ルナマリアのザクも救出してやる。
ルナマリアが安心して機体に乗り込もうとすると、「どきな!」と、誰かに背中を押され転んでしまった。
「なによ!」
あわてて見てみると、青い髪をした少年が自分のザクへと乗り込んでいる。
「アウル・ニーダ…!どういうことなの…!?」
赤いザクに乗ったアウルはルナマリアの疑問など一切聞かずにそのままルナマリアが行きたかった場所へと飛んで行ってしまう。
「とまれ!アウル!なぜルナマリアの機体に乗る!」
一部始終見ていたレイが注意してみるも、アウルは聞く耳など持っていない。「ちっ」と舌打ちするとレイはアウルを追いかけた。
アウルが飛び込んだ戦場―その先にはインパルス相手にアビス・ガイア・カオスが奮闘している。強かった緑ザクもいる。
ガイアはステラ、カオスはスティング…アビスは―僕?
しかし前に見た“夢”では、アウルはその場にいた。もう一人のアウルがいたわけじゃない。
アビスにアウルが乗っていない場合を考えると、アビスの乗るのは普通、ラボの中でアウルの次にアビスに適した奴だと考えられた。
誰だか知らないけど…
アウルは自分の機体に見知らぬ誰かに嫉妬した。乱闘したザクウィ―リアはまずインパルスを撃ち、アビスを撃ったがアビスにはかわされた。
「おいルナ!なんで俺まで撃つんだよ!…ってアウル・ニーダ!?」
シンはルナマリアに抗議しようとしたが、中身がまるっきり違ったことにまた驚いた。
「なんでお前が!?」
「アウル!なぜインパルスを撃った!あれはあきらかに狙っていた!」
シンとレイから責められても所詮は敵なので気にしないアウルだったが、途中で何かに気づき画面から見るシンの顔をまじまじと見つめる。
アウルは血の海の中で見た、閉ざされていた記憶を思い出す。
ステラが迷子になった日。ステラはザフトに助けられていた。ステラが一番気にしていた人間。執着していた人間。
「お前…!お前がパイロットだったのかよ!」
自分を殺した男。そいつが目の前にいる。それだけでアウルは頭に血が上った。
「今度はお前が死ねぇ!」
アウルがインパルスに立ち向かったその時、アビス、ガイア、カオスは地上へと飛んだ。
イイヨイイヨー
>>170 GJ!!これまた気になる展開で!
続きが気になります!
GJ
保守
突然で申し訳有りませんが、名前を三人分募集します
全て男性で、オヤジ二人に若手パイロット一人頼みます
>>175 ガルガ・ミュラーなんてどうでしょう。
オッサン希望で。
ほす
保守
いや俺もたまにゲームとかすんだよねw
保守
保守
最近自分の頭に釣り針をひっかけながら
釣れた釣れたと叫ぶ子多いけどなんなの?
あけおめ アウル
あけおめ 職人さん
あけましておめでとうございます。
今年も、アウル主人公で頑張っていきましょう
あけおめっス。
パイロット名シェリル・ケウってのはいかがでやしょう。
オヤジでも若手でも使えるよーな名前にしたつもりなので、どちらでもー。
あけおめ。
パイロット、ヒューゴ・ブライトなんてどうでしょう。
若手で考えたけどオヤジでもいけるかもしれない。
皆さんあけおめ。
ちょっとだけしか書けなかったけど…
「随分と飛び立つのが早いじゃないか!」
アウルは三機を目で追いながら、前の状況とは一部異なることに気がついた。
「逃げられる!」
「待て!」
インパルスとファントムも、アビスらへと続く。アウルはインパルスを後回しにし、まず三機に加わることを優先させるため、同じように後を追いかけた。
どすんっ!
「はぁ!?なんだよ!」
いきなりザクの後ろから音がしたと思ったら、機体はぶすぶすと炎をあげて操作はままならない状況になった。インパルスとファントムはみるみる見えなくなっていく。
「うっそだろ〜!」
アウルは置いてきぼりをくらわされ、しかしどうすることもできず、ただ落ちるばかり。
「艦に戻って他の機体を探すか…」
アウルは一旦ミネルバに戻ることに決め、よろよろとザクを移動させた。
「よっと」
アウルが機体から降りると、ルナマリアが仁王立ちで出迎える。後ろには整備士や緑服が立っていた。
「どいて」
ルナマリアとは目を合わせずにそれだけ言うと、アウルは次の使えそうな機体を探すため、辺りを見渡した。
「ちょっと!人の機体といきなり奪っておいて、挨拶もないなんて随分なんじゃないの?何これ!私のザクが火を噴いてるじゃない!」
「そーれーは、元からだ!僕のせいじゃない!それよりもおい!なんか使える機体はないか!?」
「あの三機ならレイとシンが追いかけてるわ!」
「あいつらだけにまかせられるかよ!早く機体を出せ!」
「あなた…なぜ自分の機体に乗らないの?」
自分の機体。アウルはその言葉に素早く耳が反応した。
「僕の機体があるのか!?この世界には!」
「この世界…?一体何を…」
アウルとルナマリアが言い合っていたその時、緑色のザクがミネルバへと降りてきた。
>188
Good Job!!
「アビス・・・・?」
その時、ジェンの頭には思い出せそうで思い出せない、歯痒い様な気持ちが過ぎる。
「お前、まさか知らないのか?」
アビス。その名を聞いた事はあるのか。
そう聞かれれば「YES」と答える事は出来ない。しかし同時に「NO」と言える訳でもなかった。
結局の所、何故その名を知っている様な気がするのか、ジェンには分からなかった。
「RGX-02 アビス カオス、ガイアとともに連合がザフトの軍事工廠から強奪。
その後、地球に降り、ミネルバの攻撃に投入された。
主だった戦果はインド洋でのボズゴロフ級潜水艦ニーラゴンゴの撃沈。
しかし、クレタ島沖の戦闘でインパルスと交戦するも、撃破される」
いきなり横から入った声に驚くも、その毅然とした口調にジェンはつい聞き入ってしまった。
隣で聞いていた男は、終始ウンザリした様で、頭を乱暴に掻いていた。
「ちなみに、武装は―――」
「はいはい、分かった分かった」
ついに我慢の限界か、男は話の腰を折った。
「・・・・・なんですか?」
「そりゃこっちの台詞だ、メガネ。何でお前が此処に居るんだよ。確かお前、パイロットだろうが」
その言葉を聞いて、メガネと呼ばれた青年は溜息を着く。
メガネは後ろを見遣る。視線につられて、ジェンと男も目をやると、其処にはグーンが一機。
そして、その足元には人だかり。恐らく、そこにアビスのパーツも有る筈だ。
「何だ、お前が引き上げたのか」
「何だ、とは何ですかね。大体、この艦に配備されているグーンのパイロットは僕とガルガさん、貴方だけでしょう」
「ま、まぁ。そりゃそうだが」
「それに。今は作業終了予定時間の十分前。僕が此処に居ても、何ら不思議は有りません。大体、貴方が面倒臭がって作業の一時間も前からサボって―――」
「・・・わ、分かった、悪かったって!」
メガネは一糸乱れぬ感じで、痛い所を突かれた男は、困り気味の口調だった。
話の流れからして、艦に配備されている二機のグーンのパイロットは、この二人の様だ。
冷静沈着なメガネと、恐らく熱血タイプの男、ガルガ。対極の二人が同じ艦に配属され、しかもパイロットとは滑稽だった。
二人の会話を聞いているだけで、ジェンには新鮮だった。
「おい、ジェン。お前も少しはこの石頭に何か言ってやれ」
「無関係のジェン君に意見を強要させないで下さい」
「お、おい二人とも・・・」
「大体、俺がサボったなんて人聞きの悪い事を言ってくれるじゃねぇか。あの時俺が引き上げたのはな――――」
ジェンの静止も聞かず、二人は言い争いに入ってしまった。
しかし、聞いていてまるで飽きない。こういった関係が「宿敵」とでも言うべきなのか「悪友」と言うべきなのか。
ガルガの言い訳を、ピシャリと冷たく打ちのめすメガネ。
言い争いでは、どうにもガルガは勝てない様だった。
しばらく言い争いは続いたが、どうやらお互い不毛な戦いに多少なり疲労した様だ。
ふぅ、と息を着いたメガネはアビスの引き上げ作業の話に戻した。
「まぁ、恐らく今日は夜にでも、もう一度作業が有ると思いますよ。アビスの一部が引き上げられた以上、徹夜してでも他の部品を探させるでしょうね」
それを聞いて、ガルガの顔には濃い落胆の色が浮かんだ。
メガネは全く、と言った様子で呆れていた。
「後、そろそろ『メガネ』と呼ぶのは止めて貰えませんかね。ヒューゴ・ブライト、と言う名前が有るのですが」
メガネ、もといヒューゴはそのまま艦内へと向かって行った。
「あれ。『メガネ』がお前の本名じゃなかったか?」
最後にケタケタ笑いながらガルガは皮肉を言い放ったが、聞こえているのかいないのか、ヒューゴは足を止める事なく艦内へと消えた。
夜。
夕方から空に雲がかかり始め、今では星一つ見えぬ不気味な夜となってしまった。
そんなクレタ海で、無機質な機械音が響き続ける。
数時間の休憩を挟んだ後、作業は再開された。グーンは、深海で部品を捜索中だろう。
ジェンは、忙しく駆け回る船員とは裏腹に、のんびりと雑用をこなしていた。
「(ったく・・・。こんな夜中にやる気なんか起きないっつーの)」
また医務室でサボろうと考えたのだが、アビスの部品が見つかった事で、かろうじて留まっていた。
アビスについて何となくだが、気になっていた。
その時、またざわめきが聞こえた。
「右腕が見つかったぞー!!」
その声を聞き、思わずジェンは駆け出した。
しかし、不意にジェンの足元が急激に揺れた。
轟音。
「うっ、うわっ!」
足元の揺れに耐え切れず、ジェンは倒れてしまう。ざわめきが一層大きくなる。
ふと艦が傾いた。悲鳴も聞こえる。
「攻・・・撃・・・?」
>>193 GJ!
おっさんとメガネもといガルガとヒューゴがナイスキャラしてる!
次もwktkして待ってます。
196 :
195:2006/01/03(火) 12:49:53 ID:???
アンカー間違えた。
>>192だ。
すまん、吊ってくる。
ザクが無事着地すると、ルナマリアは今度はそちらの方へとかけよる。
「なにあのザク…?ミネルバには乗っていなかったはずよ!」
「あ!おい!僕の機体は!」
アウルがルナマリアの背中に向かってそう叫んだが、行ってしまった。仕方なく、アウルは一旦機体を探すのをあきらめた。
緑ザクの正体も気になる。とはいっても、中身を知った所で意味はないが。
ザクからは二人の男女が降りてくる。
「二人…?」
あれだけ活動的だったザクには二人も乗っていた。その事実にアウルは驚愕する。
「動くな!」
ルナマリアは降りてくる二人に銃を突きつけた。
「言葉に気をつけろ!こちらにおられるのはオーブ連合首長国代表、カガリ・ユラ・アスハ様であられるぞ!」
「カガリ・ユラ・アスハ…?」
アウルは必死でその名を叫ぶ機体・ストライクルージュの姿を思い浮かべた。
「本物か?」
「ちょっとやめなさいよ…」
覗きこむようにカガリを見るアウルに、ルナマリアは制止の声をかける。
「怪我の手当てを頼みたいんだが…」
「あれで怪我しない方がおかしいぜ!」
アウルはあきれて言った。
とりあえずルナマリアは艦に二人を通す。アウルは今頃ファントムペインを追いかけたところで見失うだけだろうと、完全に再出撃することをあきらめた。艦内の把握もできてない今、こうしてアスハらと共に、ルナマリアについていくしかない。
そんな中、警報が鳴る。
「この艦は戦闘に出るのか!?」
「そ、それは…」
「メイン機体三機が盗まれたんだぜ!追いかけるのはあたりまえだろ!」
アスランの質問に答えられないでいるルナマリアの代りに、アウルが答えてやった。
「そんな物を所持しているからだろう!だから争いは絶えないんだ!」
さっきまで黙っていたカガリがアウルに向かってつっかかる。アウルはカガリを見て、アスランへと視線を移した。
どこかで見た奴だ。アウルはシンを見た日の光景を再び思い出した。
「・・・・・・あ、お前は・・・」
アウルはアスランを凝視する。
「お前…ほら…インパルス?」
アウルは確認のため、ルナマリアを見る。ルナマリアは「インパルスがどうしたのよ」と逆に聞き返してきた。
「インパルスのパイロットと一緒にいなかったか?ね今オフ?赤服だろ?」
「シンと?まさか…ありえないわよ…それにこの人は」
「俺は代表の護衛をしているアレックス・ディノだ。多分君の勘違いだろう」
否定するルナマリアにかぶせて、アスランは言い切った。だがアウルは納得していない。それどころかどんどんと確信へと気持ちが向かっていった。
「いや、サングラスしてたからわかんなかったけどお前はインパルスのやつと一緒にいたぜ」
「インパルスのパイロット?」
「あ、シンです。シン・アスカ、ご存知ですか?」
「いや…」
「ですよね」
アスランはアウルをじっと見る。
「君は…」
「なーお前はこれからどうすんの?」
アスランが声をかけようとしたが、アウルの関心はもう別の物へと移っていた。
「まずはアスハさんを医務室にお連れして…」
「僕の機体の話はどうなったんだよ」
「あんたの機体なんて知らないわよ…」
「じゃあ自分で探すよ」
アウルはまた来た道を戻る。
「…いいのか?」
困惑した表情でアスランが尋ねると、ルナマリアは言ったところで戻ってこないでしょうね、と冷静に言い放った。
新しいのキテタ━━(゚∀゚)━━
GJGJGJ!!!
つ、続きが気になる!!!!!
>156さん
なんかスティングんとこの職人からクロスオーバーOKがでとるよ
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――
さて、落ち着いてきました。
とりあえず、スティングスレの41氏には許可貰いました。
他の住人や職人が何て言うか分からないけど、とりあえず書いてみる。
で、展開は考えたが他の事がまるで浮かばないので、住人に色々と募集かけます。
・アウルの乗るガンダム(名前and詳細)
・強敵、腰ぎんちゃくの名前(分かると思うが、敵な)
・戦艦名(アウル側)
アウルの乗るガンダムは、イメージ的にフォビドゥンorアビスの後継機な感じで頼む
>>203 フォビディドゥンブルーじゃダメなのですか?
いや、まあ最初は量産機から出て欲しいなとか勝手な願い。
元ファントムペイン同士でスティングのところと一緒に盛り上がればいいね
てなわけであげ
しかしステラ主人公スレはないのな、少し意外
>>203 ああ、説明不足だったか_| ̄|○
アビス搭乗ガンダムは序盤じゃ出ないです。
出番は中盤以降だと思います。最初はグーン位で戦わせるつもりですし。
とりあえず今の内に決めた方が楽かなー、と思ってただけなんで気にしないで下さい
もう新板くる楽しみがこことスティングんとことマユんとこしかない
がんばってクレッソン
ステラはなにを考えているのかわからないor何も考えていないからな…
けど
>>208のステラだったら動かしやすいかも
格納庫に戻ったアウルは近くにいた整備士に声をかけた。
「僕の乗る機体ってここにあるの?」
「は?」
おかしな質問をするアウルを不思議なものでも見るかのような整備士。アウルが睨みつけると整備士は慌てて答えた。
「イグジストのことですか?あ、あれです」
「イグジスト?」
整備士が指す方へとアウルが歩いていくと、そこにはアビスとは異なる機体が置いていた。
『ZGMF−X56EX イグジスト』
(やっぱりアビスじゃないのか…)
当たり前のことではあるが、アウルは思った以上に落胆する。形容や色はアビスに、というよりはインパルスに少し似ていた。
アビスが試作機のなかで唯一の機体だとすると、これは水中用ではなさそうだ。
「これ、ずっとここに?」
「え、ええ、…でもなぜそんなことを…?」
「いやちょっとね」
本当に自分にあてがわれた機体なのか、疑問に思いながらアウルはイグジストに乗り込む。
「あ、あの!」
「メンテナンス」
「はぁ…」
呼び止める整備士を半ば強引な形で制止し、アウルはコクピットの扉を閉じた。
「なるほど」
起動させてみて、相性は悪くはないな、とアウルは思った。マニュアルを見てみると、アビスと比べてそこそこの武力だ。
火力に関してはアビスはだんとつだっただけに、これに対してもアウルは落胆した。
しかし他とは違う武器を所持していることに、アウルは興味をひかれた。
「シールドを換装できるのか」
ようは、インパルスのような換装がこのイグジストではシルエットではなくシールドでできるということだ。それをどう使えるかはパイロット次第だが、アウルにはどうも面倒くさく感じた。
ソードユニット、ガンユニット、ワイドユニット。それは全て、名の通りの役割を果たす。
シールドの上から各ユニットを取りつけているので、艦内で取り換えるだけにとどまればそれにこしたことはないが、戦闘中だとシールドごと使い捨てなければならない。
アウルはマニュアルに一通り目を通すと、それから画面に映る自分の顔に見入った。
(僕だ…)
安心したように、しばらく自身の顔を眺める。ひょっとしたら、中身と外は別なのかもしれない。とアウルはちらりと考えたこともあった。
(別の誰かの代りに、僕がいるのだと思ったけど、僕だ…)
アウルは自分を見つめながら、いつもよりほんの少し乱れた髪を整えた。そう、いつもの自分だ。違う所といえば、着ている服だけ…。
(僕は…一体なんのためにここにいるんだろう)
赤服を撫でながらアウルは思った。
(そもそも、僕はザフトとはなんの繋がりもないじゃないか…)
アウルが死ぬ時、変な夢を見た。時間が逆流したかのような夢。これからいなくなる自分には、夢でも現実でもどちらでもよかった。問題は、なぜそのような夢を見たのか。
それは、アウル自身が望んだから。そんなことは十分わかっていた。
ステラを死なせない。スティングを一人にしない。三人で交わした約束を果たしたい。
アウルのわずかながらの未練だった。
(でも、今は?)
アウルはザフトに関してやりたいことなど何一つとしてない。
(ザフト兵との思い出…)
ピンク色の髪が、アウルの頭をかすめる。
柵の中には興奮しているザフト兵が大勢いた。見ているのは、柵の外にいるのはこっちなのに、自由なのはあっち。
とても戦争中とは思えない賑わい。そんな光景の後に出会った二人の兵士。
(アレックスって言ったっけ…)
アウルはなぜ彼がザフトにいないのか不思議に思った。アウルがザフトに来てしまったことと何か関係があるのかもしれない。そんな複雑なことも考えたが、確信をついていない気がした。
アウルが地球軍にいた頃と、今となっては欲するものがかなり違うが、あの時の望みを叶えればまた戻れる。
そんな気がしていた。あの頃、ザフト関連で望んでいたもの。それはインパルスを撃墜することだった。
できればアビスでやりたい。しかし味方となった今、撃墜するのは簡単だがアビスでそれをやるのは難しい。
(本当にそれがやりたかったことなのか)
ふと疑問に思ってはみたが、それをやる義務はある…とアウルは思い立った。
アウルがコクピットで色々考えていると、何やら外が騒がしくなった。
どうやらファントムとインパルスが戻ってきたようだ。
しばらく様子を見ようとコクピットの中でいると、レイが画面の中へと現れる。
「アウル・ニーダ、敵は見失った、お前が今出撃する必要はない」
「・・・・・・・・・・・」
アウルが黙っていると、レイはその先を続けた。
「アカデミーのころから奇抜な行動は多かったが、それを実践でも引きずられると困る。以後行動には慎むことだな」
(アカデミー?)
そこでレイは画面から消えた。
(アカデミー…)
アウルはコクピットの中にしばらくその言葉を反芻していたが、いつまでもここでいてもしょうがないと、イグジストを降りた。
降りたとき、ちょうど出ていくレイの後姿を見た。
背後から視線を感じる。アウルは振り向かなくてもそれが誰だかわかった。
(インパルスか…)
シンはアウルに近づいてくるが、アウルは気にせずに、気にしないように歩く。シンは睨んでいる。
まるで逃げるように目の前を去ろうとするアウルに「おい!」と声をかける。
「アウル・ニーダ!待てよ!」
(うるせー)
アウルはため息一つつくと、格納庫を出る。
これから殺そうとしてるやつと、話し合いをする気はない。
そういや強化人間モドキ考え出したのはムル太なの?
どうも奴くらいしかそういうこと考え出しそうにないからさ。
ソキウスは……まあブルコス以外じゃないかと。
ほす
捕手
投手
保守
なんとなく保守
遊撃手
せめて雑談かなんかで盛り上げれればいいけどな…
後変なところで切ってごめんな
格納庫を後にしたアウルは他に行く場所がなく途方にくれていたが、やがて見知った顔を見つけほっとする。
「おい!お前どこ行くんだよ!」
呼び止められたルナマリアは足を止めただけで、顔だけアウルに向けた。
「ア…ウル…?あなた格納庫に戻ったんじゃなかったの?」
「僕のMSはもう見つけた、だから今度は艦内を案内してくれない?ざっとでいいからさ」
「この艦を?なんで今さら」
今度は体ごとアウルへ向ける。
「お前案内係だろ?」
「違うわよ、失礼ね」
ルナマリアは怒った様子で一度止めた足を歩み始める。焦りを感じたアウルはルナマリアの前に立ち塞がった。
「ま、待てよ!さっきのやつらは案内してたのに!」
「あれはお客様、あなたは艦の人間、その辺の違い、おわかり?」
ルナマリアはアウルにわかりやすく、しかしどこかふざけた口調で注意した。その言い方にアウルは多少気を悪くする。
「…僕は…あんまり物覚えがよくないから…だから艦も完璧にマスターできるように案内してほしくって…」
「・・・・・・・・・ま、いいですけどね。今度からは人に物を頼むときはそれなりの態度に出ることよ?それよりシン見なかった?」
「シン?…あぁ、インパルスか…知らね」
「そう…」
ルナマリアは残念そうに顔を伏せる。
「さっき、代表の護衛にたいしてあなた、赤服着てたって言ってたわよね?」
「代表の護衛って誰だよ…あー、あいつか…言ったよ、でもあいつ違うって否定してただろ」
「そうね、アレックスって言ってたけど…でも、アスランかも」
ルナマリアはいたずらっぽく微笑んだ。
「アスラン?」
「そう!さっき代表がそう呼んでたの!あなたが行ってしまった後よ?」
「・・・・・・・アスランって誰だよ」
「アスラン・ザラ!」
「だからアスラン・ザラって誰だよ!」
わからない、と言っているのになおも言い直すルナマリアにアウルは思わず声をあげてしまった。
「やだ!冗談でしょ?誰がそんな冗談信じるっていうのよ!」
「な、なんだよ、そのアスランがどうしたんだよ!」
「アスラン・ザラを知らないなんて、あなたザフト兵じゃないわ!」
ザフト兵じゃない、そう言われてアウルは胸を突かれた思いだった。
(確かにそうだ…僕はザフト兵じゃない…)
「まさか…本当に知らないの?」
「・・・・・・・・・・」
アウルはルナマリアから顔を背ける。
「…ああ、アスランな、思い出した…ごめん、一瞬頭こんがらがってさ」
「あ、ああ、そう、そうよね…あーびっくりした」
「…それよりもさ、ずっと気になってたんだけどなんであいつら僕のことフルネームで呼ぶんだよ?」
アウルは知らないアスランの話題からそれてほしく、話の方向を変えた。
「あいつらって?」
「ほら、インパルスと白ザク」
「…シンとレイよ、名前くらい覚えてあげなさいって…あ、私の名前は当然覚えてるわよね?」
「・・・・・・・・・・・」
「信じられない!」
ルナマリアは声をあげた。
「あいつら、アカデミーがどうとかって言ってたけど…アカデミーって…」
「ああ、あなた問題児でしたものね。ちょっと近寄りがたいのよ、ついついフルネームで呼んじゃう雰囲気っていうか…シンも問題児だったけど、違う意味で問題児ね、あなた」
「違う意味?」
>>218 とりあえず乙。
まあノンビリ行こう。
今は新シャア事態過疎ってるしね。
スティングんとこより↓
446 :通常の名無しさんの3倍:2006/01/13(金) 00:47:29 ID:???
板自体が過疎でどこのスレも同じ状況とはいえ
投下がないとここも動きようも転がりようもないな
何かいい打開策はないものか・・・
447 :通常の名無しさんの3倍:2006/01/13(金) 15:53:02 ID:???
>446
まあ無理だな。
下手すりゃ板そのものが無くなるかもしれんのに
スレが最後の一人になって消滅する前に職人さんに話を完結してもらう以外にないね。
向こうもなんつうか悲哀だな
しかし本当にマターリ落ちないように続けていくことしかできんもどかしさよ
とりあえず活性化のために、友人と考えたアウルの話でも投下しようか?
224 :
222:2006/01/14(土) 23:47:53 ID:???
設定としては死なずに生きてたってことで(それ以外には・・・死後の世界とか(オイ))
まあ投下するからには一応友人とちょっと真面目に考えないといけないので、明日までお待ちを。
226 :
222:2006/01/15(日) 19:16:35 ID:???
・・・ええと、友人との協議の結果でですね。
『アウルが本編どうりに行けば、死亡確定。それは逃れられん』
という友人の声がありまして、生きてたっていうのはナシになるかもです。
ただ他の手段でアウルをだすこともできるのでしばしお待ちを・・・
227 :
222:2006/01/15(日) 20:10:50 ID:???
腕を振り子のようにふり頬を殴る。
殴られたやつは聞き取りにくい悲鳴をあげるが、そんなものは気にしない。
すぐさま背を向けて
――走る。
もう金目のものはほとんど剥いだはずだ。
剥がれたあとの事は知らない。運が悪かったんだよ。
「待てッ!このコソ泥ッ!」
逃げるが、片手には鞄を持っているため片腕が振れない。
思ったよりも脚が動いてくれない。
その辺にあったゴミ箱をひっくり返しながらバランスをとったが
蓋が転がる音がまるで急かすように聞こえて、余計に気だけが急く。
「誰も待たねぇッて!」
吐き捨てるように叫ぶ。
まるで転がるように路地を曲がったときに声をかけられた。
待ちわびていたかのように、ご丁寧に手まで差し伸べてくれている。
「・・・アウルこっち」
「助かった!」
手につかまってから片足で路地を蹴り、物陰に滑り込む。
あまり整備されていないところだから怪我もしない。
こういう時だけ大人には感謝したくなった。
しばらくすると鞄を失った中年がいらだちを隠さずに通っていった。
見えなくなった背中をしばらく見てから長い息を吐く。
そして軽く吸う。
路地にもやっと月明かりが射してきた。
続く・・・・・・
228 :
222:2006/01/15(日) 21:13:52 ID:???
ネオンの光が街の屋上を申し訳程度に照らす。
そこに隠れるように二人の影がある。
「・・・大丈夫?」
黒髪の少女が見上げてくる。
いつもは無口なくせに、こういう何かをやらかした日はよく喋りかけてくる。
突然こういう風にされると多少恥ずかしい。
「大丈夫だって。心配しすぎだよチナ」
そう言ってチナの言葉を軽く笑いながら、視線を海へと向ける。
高い場所にいるためか、軽く潮を含んだ生暖かい風が髪を揺らした。
いつからこの風景が日常になったのだろうか。大体、何年前かも覚えていない昔だろうか。
多分こういう時は『物心つくまえに』っていうんだろう。そういう事を脈絡もなく考えていた。
おぼろげながら母さんの手を握っていたことは覚えている。とても柔らかくて暖かかった。
しかし、あっけない死だった事も覚えている。
知らない人に銃で撃たれて死んだ。というあっけない死・・・そのときアウルは自分が泣いたのかも覚えていない。
「・・・怪我してない?」
肩を叩かれて現実を思い出す。
振り返ればチナが小奇麗な医療箱を持っていた。
続く・・・・・・
229 :
222:2006/01/15(日) 21:14:44 ID:???
「だからさぁー。怪我なんてしてないって」
「・・・でも、知らないウチに怪我してたら困るよ?」
「知らないウチに怪我するなんて間抜けなことなんてないってば。チナじゃないんだから」
「・・・・・・知らない」
昔、ガラスの破片が落ちているところを歩いたときチナが足を切っていたのだが
本人すら気付かず、点々と血の跡がついていたがあったのだ。
「びっくりしたよアレは」
「・・・・・・知らない」
アウルがからかうようにカラカラ笑う。
その笑い声と比例するようにチナの顔が不機嫌になっていく。
さすがにアウルもマズイと思ったのか話題をかえることに。
「そういえばさ。今日襲ったオヤジってさ、軍人だったのかもな」
「・・・・・・ふーん」
「だってさ、こーんなの持ってたんだよ?」
アウルは腰の辺りをまさぐって、ポケットに入れてあった拳銃をとりだす。自衛用にしてはごつそうな拳銃だった。
拳銃自体は珍しいものでもないが、こんなに実用的なのはアウルも見たことはない。
「・・・・・・売れるかな?」
「さあねぇ。ま、売れるとしたら高値でふっかけようよ」
「・・・・・・ん」
チナの不機嫌はとりあえず消えたようだ。なにはともかく明日のために。
「とりあえず寝ようか」
「・・・・・・ん」
派手なネオンと裏腹に、これから寝入るアウルとチナだった。
屋上にも薄雲の隙間から月明かりは射す。
続く・・・・・・長いorz
乙!
グゥレイトォ!しっかしこの板で活きてんのはマユ主人公スレくらいだな…悲しい
あそこは職人も住人もまだ多いからな
それとやっぱマユというのがポイントなのか、萌えかそうなのかそうですか
アウルだっていいじゃないスティングだっていいじゃない
ねえ…
233 :
222:2006/01/18(水) 21:02:15 ID:???
>>232 駄文を書いてる身でなんだけど、点呼してみていい?
なんとなく知りたくなったもんだから。
たくさんいるならそれはそれでビクビク。
少ないなら小数精鋭ってことでビクビク。
ノシ
ついでにあげるわ
ノシ
漏れは定期的に来てる
ノシ
ほいっと
ノシ
俺はスティングとマユんとこものぞいてる
板が過疎化してる今だからこそどこも頑張ってほしいよ
ノシ
俺はここと学園とマユと三馬鹿んとこに通ってる。
SS系スレだと活性化してるのはこの辺かなぁと。
特にマユんとこはすごいな。
ノシ
アウル系スレみてる。
一応、三馬鹿の中では一番のお気に入りだったからね。
あとは、スティングスレぐらい。
最近顔出せなくてスマソ。今の時期だと、色々と多忙なんだ。
少し落ち着いたら、直にでも書き始めるつもりだからマターリ待っててくれ
ノシ
あちこち覗いてて、マユスレでは書いてます
こっちでも書こうかと思ったんですがそこまで余裕ないしアッチで話のタネを使い果たしてしまいそうで……
アッチが終わった時、このスレ生きてたらまたちょっと考えてみようかと
うほっ!では
>>241氏がくるまでwktkしながら保守しまつよ。
他の職人さん達も頑張ってください。
243 :
222:2006/01/20(金) 21:15:46 ID:???
よし!
>>241さんが戻ってくるまで落とさせんよ!このスレは!
ということで、ちょっと書き書き。
。
。 /'"^```'''i
。 l ミj```'"'il
゜ ヽd;´Д`) マッテクレ オレダケ オイテカナイデクレ
/ つ _つ
よ〜し!じゃあパパも保守しちゃうぞ!
自分もwktkしながら待ってます。
156氏や222氏もいてくれるのが、ウレシス
「君は軍人になるといい」
ひさしぶりに離れて暮らす息子の家を訪れた父が僕に言った。色々君のことを考えた末、今の時代、軍人が一番いい職業だという。
父は厳しくもなく、甘くもなかった。父に育てられた記憶すらなかったが、父は僕がここでどんな生活をおくっていたかを薄々気づいているようだった。だから、多分僕に軍人になることを勧めたんだ。
その後、ザフトのアカデミーに入る。僕は実技においても、筆記においても、優秀だった。軍人になれるのなら、とどんな努力も怠らなかった。けれども、また悪い癖が出始めた。
筆記試験は変わらずいい成績なのに、実技では五回に一回失敗するようになった。最初はただのミスかと思われたが、あまりのタチの悪さに、教官らから注意されるようになる。
爆弾処理でどれを切ればいいかわかっているのに、わざとミスったり、MS操縦を暴動させたように見せかけたり。とにかく周囲に危害を加えることが多かった。周りの連中から、嫌味なやつだと噂された。
「君は優秀で、赤服も夢ではないのだから、もう少し気を引きしめろ」と言われたが、その答えに「僕は軍人になれればいい」といつしか言うようになっていた。
父を尊敬していたわけではなかったが、父のようになりたいと思っていた。父に認められたかった。その反面、父に叱ってほしかった。
僕を息子だと、ここにいると認識してほしかった。これが僕の悪い癖を生み出す病気となったのかもしれない。
父の遺伝だけを受け継ぎたかった。しかし父は、まだ子供だった僕に「君は母親に似ている」と言った。軍人になることで少しでも父に近づけるのか、と最近疑問に思う。僕は母に似ていると言われたくない。
アカデミーを無事卒業。赤服を貰う。ミネルバに配属。イグジストという嫌な名称の機体を貰った。
「あなたって…とにかくなにを考えてるかわからなかったのよ」
ルナマリアは散々アウルがアカデミーでなにをやったのかを語った後、ため息をつくように言った。
アウルはこの世界において、自分の過去がちゃんとあったのかと目を見開く。しかも、まるで別人のような自分だった。
ルナマリアから見たアウルは真面目ゆえに、その奇怪な行動が不気味だったらしい。だからこそ、こうして話しているのが不思議だと言っていた。
>>244 泣くなオクレ兄さんw
まだあんたんとこも頑張ろうとしてる職人さんが一人残ってるじゃないか
…裏を返せばその職人さんがいなくなったら終わりってことか
祈れ、祈るんだ兄さん
アウルも応援してるぞ多分
247 :
222:2006/01/21(土) 21:50:45 ID:???
港町では人の声が波になって朝を迎えていた。
軽い足取りでアウルが雑踏を避けるように前へと進む。それに一歩遅れてチナ。
こちらは何度かぶつかりながら進む。
チナがあまり人込みに慣れていないのはアウルも知っていたが、彼女を甘やかす気はなかった。
ふと後ろを確認してみればチナも遅れながらもついてきている。
ようは慣れの問題 とアウルは常々思っているのだ。
ひょいひょいとかわして進むが、どんどん人込みが少なくなってきている。進みやすい。
「ねぇ・・・結局行くの?」
人込みを抜けたのでチナもアウルに追いついてきた。
何とか前に出ようと健闘していたため、少し疲れているようだ。
「だから、ちょっと見に行くだけだって」
248 :
222:2006/01/21(土) 23:23:39 ID:i1J3hGyo
「無理だったらすぐに帰るよ」
「・・・・・・行くこと自体が無理だよ」
不機嫌に喋るチナを無視して歩を進める。
もう人はまばらにしか確認できない。目的地に近づいているということだ。
今も昔も港は重要な移動機関で、近づけば人は多いはずなのだが今日ばかりは少ない。
軍事機関に侵入しようということ自体が無茶なことなのかもしれないのだ。
続く・・・・・・そして保守。
249 :
222:2006/01/21(土) 23:25:51 ID:???
しまつたよ。sage忘れたよorz
ごめんねぇー保守ってさぁー
あげ
>222
乙、頑張ってくれ
保守
「そういえば艦を案内してほしいって言ってたわね?どこを案内してほしいの?」
「格納庫の中と…僕の寝るとこってどこ?」
「ふざけてるの?」
ルナマリアはいい加減あなたの冗談につきあっている暇はないと言うように、言葉に怒気を含ませた。しかしそう思われても仕方がないと考えていたアウルは反論しない。
「…迷子になりそうなんだ、頼む」
ルナマリアは深くため息をついて「しょうがないわね」と言ってアウルに背をむけた。ついてこいという意味らしい。
アウルは少し遅れてルナマリアの後をついていく。
一室についたルナマリアは、「ここよ」とアウルに案内した。ドアを開けて中を覗きこむと、アウルは感激した。
「一人部屋!すげー!」
「…なにをいまさら…部屋の配分で一人部屋になれたのね。だけど一人部屋だとやっぱりせまいわね〜」
「そんなこと関係ねーよ!一人で部屋を使えるんならなんだっていいだろ!」
ルナマリアは反論するアウルをじっと眺めた。
(アカデミーの時と全然印象が違う…)
ルナマリアから見たアカデミーのころのアウルは、謎の多い少年だった。噂に寄れば母子家庭ということだったが、10歳のころ、母親は家を出、それ以来一人で暮らしていたという。その噂だけでも十分謎だった。
(彼は一体どうやって生活していたのだろう?)
それを当時つるんでいたシンと話したこともあったが、レイに尋ねてみると「戸籍上母子家庭のようだ」と複雑なことを言っていた。
またそれきりで、なにか知っていそうではあったがそれ以上の詳しいことは教えてくれなかった。
(いろいろと大変なのね…)
と思ったからこそ、ルナマリアもそれ以上は考えようとも探ろうともしなかったのだ。
影のある少年、とアウルを捉えていたルナマリアだったが、今目の前にいるのはシンとなんら変わらぬ生意気な少年である。
そして二人は格納庫へと再び足を向けた。
格納庫の入り口から、カガリ、アスラン、レイ、そしてデュランダルが出てくるところで鉢合わせしてしまった。
デュランダルはなにかを二人に謝罪している。
ルナマリアはデュランダルを見ると、急いで敬礼した。隣のアウルが突っ立ったままなので、ルナマリアは肘で敬礼するようにアウルに注意する。
デュランダルが行くとき、アウルと目が合った。とアウルは思った。
敵艦を捕捉。ミネルバからはルナマリア、シン、アウルが戦闘に出ることになった。
しかし、相手の姿が見えない。
「…お先にどーぞ」
イグジストは他の二機より後ろに下がり、シールドに取りつけたワイドユニットを広げた。アウルの行動をシンとルナマリアは不審に思う。
しかし次の瞬間、アビスのビームによってこちら側の他の機体が攻撃されてしまった。
「しまった!隠れていたのか!」
シンは驚きを隠せなかったが、先ほどのアウルの行動と今のできごとを結びつけることができた。
「アウル!わかってたんだな!」
「しーらない」
アウルはシールドを拡大させながら、辺りを見渡した。
「なんでわかってたのに言わなかった!」
「あ〜!わかった!じゃあいいこと教えてやるよ!うしろに気をつけろ!」
「うしろ?」
シンは後ろにアビスがいることに気がついた。アビスの放射をぎりぎりかわす。
「なにやってんだよ!ちゃんと当てろ!」
アウルは誰が乗っているかもわからないアビスへと文句を言った。
アウルが油断した瞬間にカオスからの攻撃を受ける。シールドを広げていたので、MSには当たらなかった。
「くっそー!スティングのやつ!なにすんだよ!」
言ってみて、アウルはカオスの中身は本当にスティングなのか?と疑問を抱いた。
カオスはイグジストへとさらに攻撃をしかけるが、シールドがあるせいでどうにもならない。しかし、イグジストもまた、シールドを開いているせいで、攻撃できないでいた。
「お前と戦いたくないんだよ!」
アウルは回線をカオスへと繋ごうと試みたが、無駄だった。繋いだところで、相手がスティングだという保証もないし、スティングだとしてもアウルを知らないかもしれないので、余計に危険なだけだったが。
戦闘描写適当ですまん…
いやいや、乙乙
イイヨイイヨー(・∀・)乙乙
マユスレ、スティングスレ共々SS系スレは一通り巡回しているけど
マユスレ以外はやっぱり定期的に過疎化して浮き沈みが激しいね。
自分もスレ落ちしないよう手伝いたいけどSS書けないからなあ。
劇中に登場したオリMS、例えば「RED AUEL」のイクジストをプラモ改造して作ったりとかしたら、
少しはスレに貢献できるかな?
……と目の前に積み上げられた10機のHG運命の箱を見て思ったり。
職人さんGJ!またまた続きが気になる
>>258 作ったらうpうp
>>258 基本的に職人投下→乙レス→次に職人くるまで過疎というパターンに陥ってる品
マユんとこは二日三日で次々くるし住人も喋りたがりが多いからペースは保ててる
スティングんとこは言い出しっぺ兼まとめ人が来なくなったし絵師も去った、細々やってくしかない
まあ生きてるうちはがんばってほしいよ、ここもよそも
261 :
222:2006/01/28(土) 19:23:46 ID:???
どもどもー。
書き込み画面に直接書き込んで投下している222が到着しました。
ちょっとここ何日か旅行に行ってまして・・・
それでは保守がてらに投下開始。
262 :
222:2006/01/28(土) 20:04:16 ID:???
品よく調度品が並べられた部屋で二人の軍人が話している。時間は朝。
「ところで納期どうりアストレイが届いていないそうだが?」
初老は革張りの椅子に座りながら大事そうに万年筆を磨く。
執務机には何枚かの報告書があるのだが、それが納期の遅れを報告するための髪なのだろうか。
「どういうことかね?フィシリグ君」
彼、テルキ・ウオズミは一見人の良さそうな初老なのだが
時たま眉を上げるようにして人を見るため人を値踏みするようになってしまっている。
そのことは本人は気付いていないのだが、値踏みをされることはあまり気分のよいことではない。
「は。どうやらパーツ会社の貨物船が海賊の襲撃にあっているそうで・・・」
執務机を挟んで前ににいたちょび髭をを生やしたフィシリグも、どこか気まずそうに呟いた。
確かにちょび髭の下士官のせいではないのだが、どうも問い詰められているように思えるのだ。
「被害は?」
「まだ件数は一件と少ないものの、パーツの予備がやや足りておりません」
「・・・アストレイも量産されているといっても、所詮はMS。こんな辺境に回すほどの予算はあまりない ということか」
「・・・・・・」
「まあ、君のせいでもない。会社の方に重々念を押してくれたまえ」
「は」
「ところでアビスのパーツは海賊に持っていかれたのかね?」
ちょび髭が安堵しかけた息をまた呑む。
「大切なのはあちらの方だったのだが・・・ジャンク屋にも金を払ったのだろう?」
「・・・は、はぁ・・・」
「大きな損失だよ・・・これは」
ウオズミは『大きな』のところにアクセントを置いてわざとらしくため息をついた。
ただ万年筆磨く布切れの音だけがして、フィシリグも黙ってしまう。
263 :
222:2006/01/28(土) 20:15:02 ID:???
いきなり誤字発見。
5行目。髪じゃねえ。紙だよorz
264 :
222:2006/01/28(土) 20:27:29 ID:???
大股でずかずか音を立てながら廊下を歩くフィシリグ。
『まあそういう事だから・・・』
と言ってウオズミはフィシリグを部屋から追い出した。
さっきの事を思い出すだけも顔から汗が噴出す。とんだ失態だ。
心の中で失態だと呟くと、もっと不快になる。
自然に軍靴の音も大きくなるので、すれ違った整備兵もこちらを見てぎょっとしていた。
「(MSがなんだってんだ。ただの機械とかわらんじゃないか)」
怒り肩をはりながら廊下を曲がった。もうすぐ格納庫に到着する。
続く・・・誤字スマソ。
265 :
258:2006/01/28(土) 21:04:55 ID:???
あれから模型いじって再起動したらパソコンがエラー起こして起動すら出来なくなったよ。ウィルスでも感染したのかなぁ。
パソコン自体は交換用の予備があるけど今まで集めてきた模型の資料の画像はパァかも。泣きたい。
>>259 出だしからめげそうだけど頑張るよ。
さすがに運命は芯になりそうにないので今アビスとインパルス引っ張り出して弄っている。
イグジストってアビスとインパルスに似ているそうだけど、どっちよりなんだろう? 特に頭部。
『RED AUEL』の作者さんに詳細聞ければ良いなぁ。とこれからの展開に期待しつつ。
>>260 やはりまとめ人の不在が続くとドンドン過疎っていくね。
せめてまとめ人が戻ってくるまでSSだけでも保管しようって人がいれば少しは……
>>258 本当か!?イグジストのプラモ作ってくれるなんてマジでウレシス
作ったら是非うPしてくれ!
イグジストはインパルスに似ている
一応イグジストについてまとめたやつがあるんだが、貼った方がいいかな?
ウィルスもとい模型の資料は大丈夫か?
過疎っているけど156氏とか222氏とか258氏とかもしかしたら241氏も書いてくれるかもしれないのでまだ心強いよ
>>222も乙!
ゆっくり旅行の疲れでも取ってくれ
次回も楽しみにしてるノシ
|
\ __ /
_ (m) _ ピコーン
|ミ|
/ .`´ \
(*゚∀゚) そうだ!過疎スレ同士で職人と住人の交流をやればいいんだ!
手始めにスティングのとこから職人を呼んでうわえdrftgyふじこlp;@
(↑失礼な発言をしたので遺作「バキャモノガー!」と粛清されました)
268 :
258:2006/01/28(土) 23:56:26 ID:???
>>266 期待に添えられるよう頑張るけど、正直腕はよくないためあまり過度な期待しないで下さい。
「知り合いから福袋のハズレとして押し付けられた大量の種プラを有意義に消費しよう」というのが目的の一つだったり(だから運命が10体も手元にある)。
再現しきれるかどうかはまだ分からないけどイグジストの資料は張ってくれると助かります。
模型の資料は……駄目元で修理に出すしかないかな? こんなになるならもっと早く機種交換すればよかったですよ。
269 :
222:2006/01/29(日) 01:42:59 ID:yp/SeKkZ
>>268 頑張ってつかあさい。自分はアビスのプラモが売り切れでテンションが下がっちまったので(´・ω・`)
270 :
222:2006/01/29(日) 01:48:51 ID:???
なんでカオスとガイア手に入れたのにアビスだけないんだ・・・
微妙な片田舎で嫌だorz
ようやく復活。
今日は遅いので、明日から執筆するわ
報告だけでスマソ
>>268 いやいや、作ってくれるというだけでもかなり嬉しいですよ!
データは消えたのか…修理に出してもきついかもしれないな…復活すればいいけど…
イグジストの資料は張ってみるけど、あまり役には立たんと思う
本当に大まかな設定しかしてないからな…
それでもよかったら参考にしてやってくれ
すげー応援して待ってます
ところでその知り合い、何個福袋買ったんだw
試作MS「ZGMF−X56EX イグジスト」要項
ストライク、インパルスに代表される「装備換装型MS」。
その有効性をより確実にするため、整備装着の簡素化とより広範囲への運用をコンセプトに開発されたMS。
フォースインパルスをベースにした、宙空陸で活動可能な高機動タイプで、換装型ユニットシールド「マルチディフェンサー」の試験運用を目的とした機体である。
マルチディフェンサーはコアシールドをベースに、多種の武装を換装させ、様々な状況に対応する物で、左右双方の腕部に装着可能。現在は三種の武装に換装可能で、性能等は以下の通り。
ソードユニット
コアシールド先端にヒートソード「ダインスレフ」を装着したユニット。近接戦闘に使用するのはもちろんの事、シールド自体を投擲武器とする事も可能。
ガンユニット
コアシールド内面部に散弾砲「ダビデ」を装着したユニット。点ではなく面の射撃が可能であり、機動力に長けた相手にも有効である。
ワイドユニット
コアシールド中心部にビーム偏向フィールド発生器「ヘキサ」を装着したユニット。ヘキサの名の通り、シールド前面に大きく六角形のビーム偏向フィールドを形成する。
なお、イグジスト本体の装備は胸部に近接防衛機関砲を二門、腰部マウントにマテリアルダガーを二本搭載している。また、ザフト製MSの携帯兵器の運用も可能である。
273 :
268:2006/01/29(日) 12:09:43 ID:???
>>272 >データは消えたのか…修理に出してもきついかもしれないな…復活すればいいけど…
データが消えたというより起動直後にデスクトップすら表示されないうちに動かなくなるから確認すら出来ない状況なんです。
バックアップデータの入ったディスクも少し前に兄嫁が踏み砕いて新しくバックアップしてないからデータは絶望的ですわ。
>ところでその知り合い、何個福袋買ったんだw
ミーアのフィギュア目当てに福袋買いあさったらしく5個程貰いました(単品で買うのは駄目だったそうな)。
残りの4つは定価で買ったのが1個、運命、隠者、ストフリ、伝説の1500円セットで1個、
会社の同僚が娘さんに買い与えたけど製作中にぶっ壊したため押し付けられたジャンクが一個分。
森羅万象のカード集めてる知り合いその2に欲しがってたカード(たしかポラリスだったかな? 鎧着た男の子)を
あげたらえらく喜んでお礼としてもらったプラモの詰め合わせに入ってたのが一個、
最後に上記の件で兄嫁がお詫びに持ってきたのが1個です。
兄嫁に積んである運命の山を見せたら「ボトムズじゃあるまいし、同じのこんなに買って馬っ鹿じゃないの」と呆れられましたよ。
>試作MS「ZGMF−X56EX イグジスト」要項
詳細どうもです。とりあえずおもな特徴は、
・インパルスがベース。アビスっぽいイメージはさほどない(強いて言えばカラーリング?)。
・アビスを除く他のセカンドステージMSのように専用ビームライフルは無い。
その辺はマルチディフェンサー、汎用の携帯兵器で補う。
・PS装甲対策のビーム兵器も本体装備には無い。(ガンユニットのダビデがビーム兵器?)
といった感じでしょうか? ではそんな方向で使えそうなジャンク部品漁ってみますね。
でも型番からしてインパルスがベースなのは予想してたけどやはり飛行可能か。
>>209の機体描写に羽が付いているとはなかったのでてっきり飛ばないと思っていたけれど。
たしかに種死の世界だと飛べないと役立たずって印象があるからなあ。
まさかコアシールドだからといってリフターやVガンダムのビームローターを装備させて飛行可能に! 何て無茶したらゲテモノMSになってしまうし。
長文すみません。
274 :
222:2006/01/29(日) 19:10:09 ID:???
>>271 お帰りなさいませー!
かなり楽しみに待っておりました。
ところで
>>203の件はどうなってるんですか?
自分はあんまりネーミングセンスが良くないもんで友人にでも聞いてみます。
えらく素敵な兄嫁をお持ちのようですねw
データばかりは壊れる前のことだからなぁ…
プラモもよく揃ったもんだなwそれだけ偶然にも集められるとすごいよ
機体描写わかりにくくてすまん…書いてなかっただけなんだ…
フォースインパルスをベースにしてるから、羽もあるし、飛べます。
はじめはザクでもいいかと思ったんだがやっぱ飛べないのがネックで…
レイですらあまり活躍できなかったしな
ガンユニットのダビデは実弾です
後は
>>268に書いてある通りで合ってる。
色々わかりにくくてすまないが、できるの楽しみにしてます。
>>274 >>203の件は何一つとして決まってない_| ̄|○
なので、色々と案を頼む
人任せで申し訳ない(;´Д`)
277 :
258:2006/01/29(日) 20:37:29 ID:???
>>275 >えらく素敵な兄嫁をお持ちのようですねw
幼稚園の頃からの付き合いですが兄の影響で大のボトムズスキーです。
模型雑誌見ては、「ロボットといえばボトムズさ! 完成品やデカイのはいいから1/35を再販しろよ」とよくお嘆きになってます。
>フォースインパルスをベースにしてるから、羽もあるし、飛べます。
やばい、フォースインパの羽、別のに使用してた。フライトユニットはフォースとは別物になってしまうかも。
そういえば聞き忘れたけどコアファイターもどきは省略されているんでしょうか。
>ガンユニットのダビデは実弾です
……えっ、てことはビームサーベルもないみたいだからビーム兵器は皆無って事?
PS装甲持ちのインパルスとやりあう時、めっちゃ不利じゃ……
何度も書き込んで申し訳ない。
>>277 なるほどwボトムズスキーですか、納得ですw
すまん、言うの遅すぎたかも…
コアファイターはついてないです。
ビーム兵器はシールドない方でビームライフル持ってるんで大丈夫。
しょ、職人さん達で賑わってる!(´∀`)ワーイ
自分も受験が終わったら何か貢献できたらいいなぁ。
文は書けないから絵とかでだけど……。
ともかく各職人さん頑張ってください。どの作品も応援してます。
し、しまった。寝過ごした(;´Д`)
保守
職人さん待ってます。保守...。
保守
284 :
通常の名無しさんの3倍:2006/02/04(土) 22:52:49 ID:C16froNd
&12316;
オヒサシノシ
人いてるんか?と思いつつまた適当なものを投下。
>>279 受験がんばれ!
初の絵師さんに期待して待ってます。
カオスのビーム突撃砲がイグジストのうしろにまわり、攻撃を受けそうになった。
「あんのやろ…!!」
アウルはシールドを縮め、カオスを引き離そうと飛ぶ。アビスを探してみると、インパルスと交戦していた。うしろからカオスが追ってくるのは見えていたが、イグジストはそこへと突っ込んだ。
アビスへとビームライフルを撃ちつける。が、シールドで弾かれ、逆にビーム砲で返される。
「ちっ!こいつはこいつでキリがない!」
アウルは避けながら悪態をついた。
(でもカオス相手にするよりかはましか…)
そこへ、どこからかの攻撃が加わる。
「ええい!なんでもいいから当たれ!」
ルナマリアがビームライフルを四機に向かって放射していた。
「うわ…あぶない!手当たり次第かよ!ちゃんと撃てろ!」
アウルはそれすらもよけながらザクウォーリアを見ると、変形したガイアがそれ目的で突進しているのが目に入った。
「おいガイアきてるぞ!」
「ガイア!?このっ!えい!!」
ルナマリアはビームライフルの方向を変えて、向かってくるガイアへと放った。手応えがあった、とルナマリアは思った。
「当たってないぞおい!」
「え!!」
イグジストはガイアを追いかけるようにそこから飛ぶ。
アウルの言った通り煙からガイアはザクへと駆け出してきた。ルナマリアは慌ててビームライフルを構えて撃つ。
「だから当たってないって!」
(戦闘が始まってどれくらい経った?そろそろあいつら…)
アウルは制限時間のことを考え、今はそれに賭けるしかない、と決心する。
「まーちょっとは世話んなったしね!!」
イグジストのビームライフルがガイアの足へと向かって発射された。ガイアはバランスを崩して倒れる。
(ごめんなステラ…うしろが隙だらけだ)
「あ、ありがとう…」
ルナマリアはほっとしてアウルに礼を言った。
しかし安堵したのも束の間で、カオスのが再びイグジストの目の前に現れる。
「今度はスティングが相手か…」
やれやれ、とアウルは肩を竦めた。またしても四つのポッドがイグジストの周りを囲む。イグジストはシールドをカオスに向かって投げた。カオスはそれをあっさりとかわす。
「ミネルバ、ガンユニット!」
「は、はい!」
アウルはビームライフルをカオスの向こうへと撃つと、先ほど投げたシールドに当たってカオスに当たった。イグジストは新たにシールドを装着すると、ダビデとビームライフルを両方カオスに向けて撃ちこんだ。
先ほどまでインパルスと闘っていたアビスは急に動きを止め、イグジストへと向かい、カオスを助けるかのようにイグジストへとビームランスを振りかざしてきた。
「うわ!なにこいつ、はやっ!」
アウルはほとんど焦りながら、ギリギリにもアビスの攻撃をかわしていく。
その時、帰還信号がガーティ・ルーから発信された。アビス、カオス、ガイアの三機は一時手を止め、それに従った。
「なんだ…あいつ…」
アウルはハァハァと息をきらしながら呟く。
287 :
258:2006/02/05(日) 20:41:42 ID:???
>>285 職人じゃないけどいますよー。
予備のパソコン自分の部屋に運んだり、諸事情で実家に帰ったりしてたんで、
肝心のプラモのほうはほとんど進んでいないから書き込まなかったけど。
しかしボトムズやガサラギとはやはり勝手が違うね、ガンプラは。
>>279 絵師さんがいるとすれも活気付くし期待してます。
受験、受かるといいですね。頑張ってください。
ほ
しゅ
保守
今は無き嫁より面白い脚本スレから赤服アウル拾ってきた。
あそこも割とアウルが主役の話だったな。
赤服アウルの画像とかもあるけどうpしたほうがいい?
,. ,
、、_/{ , / { , {i
ト,ト__ゞ l ヾ1 `ヾヽ、
,、', ! ` `丶、
`r、_ヽ`` { \
', `ヾゝ、 ヽ!
ヽ >、_ _,,. ',
_Z_ / /ゝ、 __,,,..∠_,,.ィ" 、'、_
`;;==''" ∨! ラ イうミノク , l !
`'' z- ハ { リ `┴ノ,,.ィク /1j
| ! ,.!!.!!.、 |1 ::::.{タ ,ィ/ /
,゙|,r‐、|ト!.| ヽ、._,.-'
,.-‐'''''''ー'|`ー' |==- 、r‐'
/::::::::::::ヽ::| |、 _!、T./
/:::::;-,='"‐''ヾ| |t-、ヾ「!/ー 、
/:://"‐ニ-i'"iー'|ゝノ::`ー'、:::::::`ヽ、
l l./ ,.-‐' /' | |,)ヽ:::::| ヽ、i`ヽ、:ヽ、
ヾ /:::::::::::ハ | |ソ 〉 | ヽ l ヽ:l
i´l::::::::::::::::::{ | |ノ i´`,! `、! ヽ|
| |:::::::::::::::::::ヾ | |ソ | | -‐'l i||
|. |::::::::::::::::::::::`'| | | | ゙l_-」 |i|
`ー!::::::::::::::::;:-' |─.| | | |/ }ノ
`ー-、‐'´ `ー' | |... l〈
| \|:::::: |〈
|. ‖ ''''" |. l
うpうp
ほしゆ
シンwww
保守がてらに投下…
あまり話が進んでなくてすまん…
>>287 結局データはどうなったんだ?
プラモのことはわからないからなんとも言えんがそれぞれ勝手が違うのか…
大変そうだがゆっくりがんばってくれノシ
気長に待ってる!
>>291>>293 シンワロスwアウルは赤服もオーブ服も似合うな
赤服AAまであるのか
「アウルってばすごいのね!」
「そんなんじゃないよ」
ルナマリアが興奮しながら近づいてくるのをアウルは適当にあしらった。
(そんなんじゃない。僕は<体>が覚えてるだけで…)
アウルはシンを見やった。
(今のあいつに勝っても…)
アウルは、まだシン達の戦闘値が低い事を今初めて実感した。
それは仕方がない。アウルは過去に戻ったのだ。…多分。
戦闘値が低いのは、シン達だけではなく、ステラやスティング、そしてあのアビスのパイロットも同じだ。そのはずであるのに、アビスはなぜか手馴れているようだった。正直言って強かった。
(誰が乗ってるんだ…)
乗っている可能性があるのは、ラボでアウルの次にアビスに合ったエクステンデットのはずである。しかし、今のアウルに負けず劣らず強い。それがアウルにはひっかかった。
そのことについて深刻に考えていると、むこうからメイリンが向かってくる。
「シン!お姉ちゃん!レイ!っと…あ、アウルさん…!お、おつかれさまです!」
動揺しているメイリンを見て、アウルは今、自分が群れていることに気がついた。
「ああ、僕部屋に帰るね」
「あら、どうして?」
思いついたようにアウルは部屋に帰ろうとしたが、ルナマリアが不思議がった。
「一人でいてもつまらないでしょう?アカデミーではあまり話せなかったけど、同じミネルバのパイロットとして、もっと打ち解けてもいいじゃない。私もアウルのこととかいろいろ知りたいし、シンやレイもそう思ってるわよ」
「お、お姉ちゃん…」
メイリンはおろおろしながら、レイはあいかわらずなにを考えているかわからない表情で、シンは軽くアウルを睨んでいた。
とてもじゃないが、みんながルナマリアと同じ考えだとは思えない。
「あっそ、でも僕には興味のないことだし、なれ合いは性にあわないんでね。じゃ」
アウルがルナマリア達から離れようすると、メイリンがいきなり大きな声を出した。
「あ、アレックスっていう人!あの人、アスラン・ザラだったの!」
「え!やっぱりそうなの!?」
メイリンの台詞に、ルナマリアはいち早く反応した。レイは無反応だったが、シンは話だけ聞く体勢はとっている。
「うん!議長が言ってたもん!」
メイリンはちらりとアウルを見る。少しでも興味を示してくれればと、先ほどの失礼な態度を詫びるような気持ちだった。しかしアウルとしてはまったくと言っていいほど興味のない話だ。
GJ!!
299 :
258:2006/02/13(月) 05:07:46 ID:???
>>293 シンお前なにやらかして……って思い当たる節がいっぱいあるわな。
それにしても赤服アウル、意外としっくりくるね。
>>297 GJ! アウルもルナのお節介でこれから徐々にミネルバに馴染んでいくのかな?
>模型
今までは大抵普通に組んで合わせ目消して、筆塗りしたあとにハゲチョロ塗装して完成だったんです。
ボトムズもガサラギも今じゃ全然手に入らないからキットがオシャカになるような改造は勿体無くて踏み切れない上、
プラ板も近所じゃほとんど手に入らないから延長工作も出来なかったんですよ。
「切った貼った盛った削った」な改造はちっこい頃にやったBB戦士のバ改造以来。
だから「勝手が違う」というより「慣れない工作に戸惑っている」といったほうが正しいかも。
(少し前にパチ組みした運命を除くとWガンダム系が最後に作ったガンプラなので技術の進歩に戸惑っているのもありますけど)
案の定インパのつま先を細長くしようとしたら刻みすぎちゃって、今フリーダムから移植している最中です。
他のパーツも無くしたり壊したり親戚のお子さんに誘拐されたりして、
その都度他のキットのジャンクで補っているからどんどんインパルスから遠ざかっていくような気が。
部品取りにもう一機買うか迷ってます。
ちなみにデータの方は修理に出してから音沙汰無し。
それにしても特に成果を示してないのに長文になってしまう癖、なんとかしないと。
職人の方々、楽しませてもらっております。
頑張ってください。まとめてGJ!!
301 :
293:2006/02/13(月) 22:16:08 ID:???
アウルメインだったはずなのになんかシンの方が反応多いってwwww
>>299 この画像は嫁より面白い脚本スレから拾ってきたものですが(もちろん向こうの職人さんが作ったモノ)、
あそこのスレでシンはMSのフュージョンに失敗して緑服に降格させられてましたww
まぁ気になる方は検索でもどうぞ。
hosyu
待ち
保守
>>299 今のところ、ルナマリアしかアウルとしゃべれるやついないからなあ…
いやいや、わかりやすく説明してもらってるんで長文くらい気にしないでください
最近のプラモは目新しいのが多いって聞くしなーBB戦士ってSDガンダムだっけ?ナツカシス…って今も売ってんのか
なるほど、つまり部品がないということなんですね、親戚のお子様に誘拐されたりでw
でもあまり無理せずに負担にならない程度に作ってください
このためだけにもう一機買うのはもったいないと思うので…
>>301 嫌でもシンに目がいくってw
シンも無茶するな…でも使えねーw
「さっきミネルバを助けてくれたのもあの人だったし…やっぱり違うんだね、戦闘慣れしてるっていうか、要領を得てるっていうか…あ…アウルさんはどう思う?」
さあね、とアウルは突き放し早く一人になりたかったが、一生懸命に話しかけてくるメイリンを不憫に思い、適当に答えてやることにした。
「違う名前を名乗っているみたいだけど、なにか理由があんの?」
「さあ…?やっぱり元ザフト兵だから…気をつかってるのかな?」
メイリンがほっとしたように会話を続ける。
(元…ザフト…?)
「…あいつはザフトに戻ってくるのか!?」
「わあっ!わ、わかりません!」
苦手とするアウルにいきなり食いつかれメイリンは身を縮こませて即答してしまった。ルナマリアは顔をしかめる。
「あんた、さっきあの人に、シンと一緒にいるところを見たとか、おかしなこと言ってたけど…なにか知ってるの?」
「俺と?」
シンはいきなり自分にふられたことに驚き、つい素で返してしまった。
「どういう…ことだよ?」
慌てて思い返し睨みながらも、シンはアウルに真相を尋ねようとする。
「ちょっとシン…」
横からルナマリアが口をはさもうとしたが、シンは無視してアウルに突っかかった。
「変なことを言うなよ…なんで俺がオーブのやつらと、アスハの護衛なんかと一緒にいなきゃいけないんだ!」
「・・・・・・・・・・」
「なんとか言え!」
「シン、やめろ。誰だって思い違いや勘違いはある。アウルもきっとそうだ」
レイは落ちつくようにシンに言ったが、そう簡単にシンの感情がおさまるわけはなかった。
「思い違いや勘違いならわざわざ口にすることないだろ!それに…!それに!」
なんだ、と三人はシンを見た。アウルもシンを睨む。
「なんでもない!ルナも余計なこと言うなよ!」
シンはずかずかと艦内を歩いて離れてしまった。
「シン、待て」
レイはその後を追いかける。アウルはそんなシンの姿を見て、不快そうに顔を歪めた。
「わわわ…修羅場…」
メイリンはどうしていいかわからずあたふたした。だが結局、姉の方へと残る事にする。
「あーあー、シン怒らせちゃって…アウルって意外とこどもなのね…」
ルナマリアは意外そうな顔をして、アウルに言った。
「こども…?どこが?」
「どこがってだってあなたシンを…」
「お前もお前だ、いちいちうるさいんだよ!余計なことをべらべらと…」
「…なんですって…?」
「僕のことはもう放っておいてくれよ!」
「ええ、そうさせてもらうわ!」
「…あーん…!こっちも修羅場だよ〜!」
アウルとルナマリアまでが喧嘩してしまうので、メイリンはまた困惑する。
「あとアレックスだかアスランだかのことも、なんで僕に聞くんだよ!本人に直接聞けよそんなこと!なんで名前変えたんですかって!本当はアスランなんでしょって!お前の無神経さなら聞けるんじゃないのか!」
「それは私じゃなくてメイリンよ!それにねー…!」
(やば!こっちにふってきた!お姉ちゃんのばかばか!)
メイリンは口を押さえて驚き、慌ててその場から逃げた。
メイリンがいなくなったことには全く気づかず、二人は無意識のうちに部屋のドアを開く。
「そんなこと聞けるわけないでしょ!カツラだって隠してある人にあなたカツラですね?って聞けると思う?」
「僕ならカツラを取って目の前に押しつけてこれあんたのだろって言うね!」
「無神経なのはあんたの方じゃ…あ…」
二人が入った部屋の中にはアスランが座っていた。それに気づいたルナマリアはアウルよりも一歩前へ出る。
「ちょうどよかった、今、あなたの話をしていたところなんですよ、アスラン・ザラ」
「・・・・・・・・・」