新キャラメインでDESTINY学園開校4

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1通常の名無しさんの3倍
ここは、新キャラ達に優しくて暖かい学園モノの世界を用意するスレです。

SS職人大歓迎。文章の良し悪しなんて気にするな。俺は気にしない。
「もし種が学園モノだったら」というテーマで語り合うのもOK。
優しくて暖かい世界で、新キャラ達を幸せにしてあげてください。

・入学資格
@新キャラは問題なく全員入学を許可。
A旧キャラでも、前作で不幸な最期を迎えてしまった人は入学を許可。
 例:ニコル、ミゲルなど。
BAA組はオーブ学園に隔離して、できるだけ話に絡まないようにする。
Cアスラン、イザーク、ディアッカはAA組。
Dアストレイを含むMSVキャラは禁止。
・校則
@アンチお断り。荒らし・煽りは完全スルー。 生徒の皆さんは、理性ある行動を心がけてください。
A恋愛は禁止します。 ただし、ごくごく一部の例外は除く。
BSS職人に文句を言わない。文句を言うくらいなら自分で書きましょう。
C厨同士の争いは厳禁です。
Dキャラの蔑称は使用禁止です。
Eあくまでも新キャラがメイン。
F主人公はシン・アスカ。このスレで女難が許されるのは彼のみです。

前スレ新キャラメインでDESTINY学園開校 給料マイナス3k
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1129351455/
過去ログ倉庫
http://shippo-chu.hp.infoseek.co.jp/destenygak.htm
テンプレキャラ紹介は >>2以降で
2通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 22:41:47 ID:???
ザフト学園
@シン・アスカ(一年生)
ザフト学園に通う少年。
短気ですぐキレるけど、根はいいヤツ。最近ルナ、ステラ、マユ、コニールという女難に悩まされている。
単純な上に思い込みも激しいので、人の言うことにすぐコロッと騙されるところも有るが、その辺りもご愛嬌。
多くの友人に囲まれ、騒がしいながらも平穏な日々を送っている。

Aルナマリア・ホーク(二年生)
シンの幼馴染。シンよりも一つ年上の姉貴分。
明るく勝気な性格で、シン・ルナ・レイ・メイ・ヨウ・ヴィノの仲良しグループのリーダー格。
以前は単なる弟分としか思っていなかったが、最近シンが気になる存在になり始めている。
普段の元気な姿からは想像できないが、意外なほど寂しがりやだったりする。

Bレイ・ザ・バレル(一年生)
シンの友人。シンとは同級生。
無口でクールなので、何を考えているのかわからないところもあり。
根はいいヤツだが、最近の密かな楽しみはシンを弄って遊ぶこと。
保護者のラウ、デュランダル理事長を慕っている。ラウの元で家事を修行中。
実はザフト学園裏番という影の顔も併せ持つ。
おフランス様。

Cメイリン・ホーク(一年生)
ルナマリアの妹。シンとは同級生。ツインテールがトレードマーク。
人付き合いが上手いので、友人も多い。
よく出来た姉に対して、コンプレックスを抱くこともあるが、なんだかんだ言ってもお姉ちゃんが好き。
また、普段は大人しいが、いざという時には度胸が据わっている。

Dタリア・グラディス
シン達のクラスの担任。未亡人で一児の母。
厳しい先生だが、それは生徒を想ってのこと。
元スケ番で元ザフト学園表番という驚愕の過去を持つ。
デュランダルらとは古い付き合い。
3通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 22:43:23 ID:???
Eアーサー・トライン
ザフト学園の教師。
何事にも「えええぇぇぇっ!?」と大げさに驚く学園のリアクション王。 生徒からの人気は高い。
彼女がいないので、密かにエロゲーにハマっているとの噂。
最近、教育実習生のアビー先生にアプローチをかけているが全く相手にされない様子。
学生時代はタリア先生の舎弟だった。

Fギルバート・デュランダル
ザフト学園の理事長。うねった黒い長髪が特徴(別名:わかめ)。
教育熱心で、近年進行する学力低下に悩み、密かに様々な学力向上のためのプランを考えている。
以前、タリアと付き合っていたが、その後なぜか別れたらしい。
現在、未亡人となったタリアに再びアプローチを仕掛けているが、いまひとつ相手にされていない。
レイの保護者であるラウとは旧知の仲。

Gヨウラン・ケント(二年生)
ルナの同級生。シンやヴィーノたちとよくつるんでいる。
考え無しにアブないことを口にするので、周囲が引くことも。ちょっとキザっぽい一面もあり。
おっぱい星人。

Hヴィーノ・デュプレ(一年生)
シンたちの同級生。天真爛漫な性格で、よくシンに抱きついたりするが、ホモではない。メイリンが好き。
ヨウランと同じくおっぱい星人。

Iミーア・キャンベル(二年生)
ミーハーな今どきの女の子。 ルナマリアと同じクラス。
ステラたちと同じアパートに住み、ステラを妹のように可愛がっている。
声が某国民的アイドルに似ているので、モノマネ大会では人気者。
実はタリア先生の後継でザフト学園表番をやっている。

4通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 22:46:19 ID:???
Jラウ・ル・クルーゼ
レイの保護者。何の仕事をしているのかよく分からない人。ただ、時折いろんな店の食べ歩きをしているらしい。
学園のOBでデュランダル、タリアたちとは昔からの知り合いで過去は裏番をしていた。
変な形の仮面をいつも着けており、怪しい事この上ないが、レイには慕われている。

Kアデス
イザークのクラスの担任……だったが、当のイザークたちはまたしても問題を起こし、ついにオーブに転校。
クラスの問題は減ったが、ちょっと寂しい毎日を送っている。

Lマッド・エイブス
ザフト学園の教師で、生徒指導を担当する。熱血漢の頑固者。
不正は無いかと校内を徘徊していることが多いが、とりわけ髪型が奇抜なヴィーノや、
某国民的アイドルのグッズを校内で売りさばこうとするヨウランは、付け狙われているような節がある。

Mサトー
ザフト学園の体育教師。エイブスと共に生活指導を担当。
エイブス以上の熱血漢で、80年代の学園青春ドラマを好んで視聴。
常に竹刀を携帯している。

Nマルコ・モラシム
ザフト学園の体育教師。水泳の授業を担当している。
学生時代も水泳部に所属し、全国制覇も成し遂げたほどの人。
当時は「ザフトのゾノ」と呼ばれ、恐れられたらしい。

Oマユ・アスカ
シンの妹。極度のお兄ちゃん子。
兄に対する独占欲が強く、ルナマリアたちをライバル視している。
最近は、ステラ、コニールとライバルが次々出てきたので、ますます気が抜けない。

Pハイネ・ヴェステンフルス
学園のOB。卒業生のくせに、なぜか頻繁に学園を訪れる。
陽気で爽やかな好青年。常にフレンドリーな雰囲気を好むため、
うっかり「ヴェステンフルスさん……」と呼びかけると、「ハ・イ・ネ」と直される。
バイクが好きで、よくオレンジ色に塗った愛車を乗り回している。愛車はFUKUDA社製ZGMF−X2000“GOUF”
ステラ、フレイに迫るが悉く跳ね返される毎日を送っている。

Qアビー・ウィンザー
教育実習生。
真面目な性格のため冗談が通じないところがある。
毎度繰り返されるアーサーのアプローチに参っている。



5通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 22:47:09 ID:???
連合高校
@ステラ・ルーシェ(一年生)
天然系の女の子。いつもぽけ〜っとしているが、そういうところも可愛い。
幼い性格には似合わず、スタイル(特に胸)は抜群。
普段は大人しいが、キレるととんでもなく強い。
クラス担任のネオにやたらと懐いている。
身体能力に優れており実は連合高校の裏番である。

Aスティング・オークレー(三年生)
連合高校の番長。後輩からは「オクレ兄さん」と呼ばれて慕われている。
目つきが悪かったり、乱暴な言葉遣いをして、他人からは怖がられることも多いが、意外なほど面倒見がいい。
特に、ステラのことは妹のように可愛がっている。
学園祭でのアルバイトや大家との家賃支払い交渉などを担う苦労人。
現在、近所の食堂『牙留茄飯』でバイト中。

Bアウル・ニーダ(二年生)
スティングのグループの少年。
時々ステラを虐めるたりもするが、本当はステラのことを大事に想っている。
ただ捻くれた性格なので、それを口に出さないだけ。
辛党で好物はキムチ。

Cフレイ・アルスター (二年生)
お嬢様にして連合高校の表番。無理をして一人暮らしを始めた為に
時折「パパ…パパ!」と叫びながらホームシックに陥ることも。
ご近所のミーアとは醤油を借り合う仲。

Dネオ・ロアノーク
ステラのクラスの担任。
陽気で気さくな先生で、生徒からは人気がある。
特に、ステラはまるで父親のようにネオを慕っている。
自称「不可能を可能にする男」
校長からはクラスのレベルを上げるように言われているが、最近失敗続きで給料が下がっている。
6通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 22:48:04 ID:???
Eロード・ジブリール
連合大学付属高校の校長。生物博士(特に、猫の生態学が研究分野)。
「青き清浄なる世界のために!」を合言葉にする危ない環境保護団体、ブルーコスモスの盟主。
傲慢で嫌味の多い男だが、ネコを可愛がるという意外過ぎる一面も。

Fユウナ・ロマ・セイラン
オーブ学園主席卒業の教育実習生。豊富なエロゲーの知識を実社会において
実践しては手痛いしっぺ返しを受け、周囲を困らせる自称大人な優男。
アーサーとは"属性"の違いで対立しているとの噂・・・。

Gムルタ・アズラエル
連合大学付属高校の元校長だったが問題を起こし解雇される。
現在はおでん屋『むる太』を経営し質素倹約の道を歩んでいる。

Hイアン・リー
連合高校の教師。自宅にネオが居候しており、好き勝手しているが滅多に
意見したりしない寡黙なナイスミドル。

Iトダカ
オーブ学園の経営を巡る騒動により尊敬していた前理事長が辞職に追い込まれ、
それに反発して連合高校に赴任してきた元オーブ学園教師。
ユウナの起こした様々な問題の始末書に追われる日々を過ごす。
中学時代のシンが進路を相談した人物。

7通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 22:52:37 ID:???
その他
@コニール・アルメタ
学校の近くの定食屋『牙瑠茄飯』の看板娘。悪徳業者に土地の権利書を
騙し取られるなど苦労が絶えないが健気に頑張っている。
ちなみに人気のメニューは麦飯定食200円、焼き鮭定食290円である。
Aトール・ケーニヒ
大学生でアルバイトしてる、よく働くが何故かすぐに『クビ』になるためバイトを転々としているかわいそうな人




8通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 23:32:11 ID:???
関連スレ

連合サイドでデス種作ろうぜ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1126173426/
SEED DESTINYでSSを作るスレ4
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1128326660/
もしシンじゃなくてマユが主人公だったら8
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1130841848/
スティング主人公でオリジナルの話作ろうぜ 第三話
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1130824793/
どうすれば種DESはもっと面白い作品になったか4
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1130505562/
もしもシンではなくルナマリアが主役だったら
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1126446510/
9通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 23:44:40 ID:???
>>1
スレ立て乙です!
10通常の名無しさんの3倍:2005/11/20(日) 23:49:19 ID:???
おい、早過ぎじゃないか?
11通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 00:13:06 ID:???
>>10
念の為だよ 何が起こるか分かんないしね
12通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 00:48:24 ID:???
Gヨウラン・ケント(二年生)
ルナの同級生。シンやヴィーノたちとよくつるんでいる。
ちょっとキザっぽい…否、どこか悟ったような一面があり、
時として高校生とは思えないオーラを放つことがある。
デュランダル理事長、トライン教諭と共に「ザフトのスリー・ピンク」に数えられる。

Hヴィーノ・デュプレ(一年生)
シンたちの同級生で、ヨウランの弟分。
天真爛漫な性格をしており、よくシンに抱きついたりするが、決してホモではない。
メイリンの事が好きだが、気持ちをなかなか伝えられずにいる。まだこれからだ。



間に合わなかった…もう立ってるとは……_| ̄|〇
もしよかったら次から使ってちょ
そして乙華麗
13通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 01:13:48 ID:???
さてとでは後のことは連合とアーサーに任せてお開きにしますかね↓
14通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 01:14:35 ID:???
↑誤爆
15通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 22:38:48 ID:???
ハイネ「さぁって、久しぶりに母校に潜り込むとしますかね〜」

暇つぶしにザフト学園にやって来たハイネ。
特にこれと言った用事は無いが、なんとなく来てしまった。

ハイネ「う〜ん、みんな一生懸命勉強やってるねぇ。俺が現役の頃とは大違いだぜ」

――ハイネがまだザフト学園に通っていた頃の事……

ハイネは屋上で昼寝をしていた。
ハイネ「ふわ〜あ……ちっ、四時間目の終わりまで、あと30分もあるぜ……。たしか、この時間は
    グラディス先生の授業だったな……。たしかにグラディス先生は美人だけど、目の保養だけで一時間は潰せねーし。
    ぼ〜っとしてるとチョークが飛んでくるしなぁ。まっ、ここで空でも眺めて昼寝してる方が健康てk――」
???「ほほう?授業をサボって屋上で寝ている方が健康的だと?随分とジジ臭いこと言ってるなぁ?西川君?」
ハイネ「おいおい、何度も言わせんなよ。俺は西川じゃなくて、ハ・イ・n――」
サトー「そりゃあ、失礼したな。それじゃあハイネ君。こんな所で何してるのかな?」
ハイネ「げっ、生活指導のサトー……」
サトー「『サトー』……だと?」
ハイネ「……先生」
サトー「よろしい。それじゃあ話を戻そうか。で、こんなところで何をしてるのかな?ハ・イ・ネ・君?」
ハイネ「い、嫌だなぁ。サボってなんかいませんよ。ただ、ちょっと体調が……」
サトー「おやおや。それは大変だ。それじゃあ、この俺が直々に保健室に連れて行ってやろう。さっ、行くぞ」
ハイネ「け、結構です!たった今完治いたしました!」
サトー「そうかそうか、治ったか。それは良かったな。なぁ、ハイネ君?」
ハイネ「まったくですね!いやぁ、俺は昔から治りが早いんすよ!怪我とかしても、唾つければ治っちゃう性質でして!」
サトー「そうか、それは良いことだ。わはははは!」
ハイネ「まったくですね。ははははは!」
サトー「それならすぐに授業にもどれ!さもないとこのまま生徒指導室に連行するぞ!」
ハイネ「は、はいっ!!」
サトー「まったく……我が校始まって以来の問題児め……」
16通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 22:50:08 ID:???
ハイネ「まったく、サトーの野郎、いつも俺を眼の敵にしやがって……。俺は大して目立つようなことしてなかったのによ」
ハイネが現役時代にやったこと
 ↓
@校庭をバイクで爆走(このときの愛車はFUKUDA社製ZGMF-1001“ZAKU”)
A他校の先生(ナタル)をナンパ
B昼休みに放送室ジャックをして、『INVOKE』を熱唱
C真夏の夜、学校のプールに忍び込み、全裸で泳ぎまくる
D学校の屋上でバンジージャンプ
など

ハイネ「それにしても、俺って地味な学生生活送ってたよなぁ。もうちっと羽目を外してもよかったかもな」
その時、ブツブツ言いながら歩くハイネの前に、サトーとアーサーがやって来た。
現役時代からの習性で、反射的に隠れるハイネ。
アーサー「それじゃあ、サトー先生。今日もいつもの時間に『ミネルバ(アーサー御用達のメイド喫茶)』で」
サトー「解りました。楽しみにしてます」
二人は別れて教室に入っていく。ふと、ハイネの目にサトーが落とした何かが目に入った。

ハイネ「こ、これは……」
それは、アニメのヒロインのキーホルダーだった。
ハイネ「……まさかな。時代が変わったようだ……。サトー先生までが萌えに走るとは……」

卒業して数年しか経っていないのに、なんだかジェネレーションギャップを感じるハイネであった。
17通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 22:56:38 ID:???
ここでハイネとはやってくれるなwwwGJだ!
18通常の名無しさんの3倍:2005/11/21(月) 23:35:51 ID:???
ハイネの現役時代w
19通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 01:43:26 ID:???
サトー「一号生ハイネ・ヴェステンフルス、前へ出ろ!」
ハイネ「押忍、ハイネ・ヴェステンフルス前へ出ます!」
サトー「後ろで腕を組んで歯を食いしばれ」
ハイネ「押忍、ハイネ・ヴェステンフルス、歯を食いしばります!」
サトー「自分がなんで修正くらうかわかっとるだろうな?」
ハイネ「押忍、自分はなんで修正くらうか全く分からないであります!」
サトー「貴様さっきの休み時間に便所で歌ってた歌を歌ってみろ」
ハイネ「押忍、ハイネ・ヴェステンフルス、歌を歌わせていただきます!
    スレ違い!急ぐたびに♪ぶつけ合い!ちぎれ合う♪互いのはn…(ドゴォッ)ぶふ――ッ!?」
サトー「馬鹿もーん!軽音には若者の脳を腐らせる毒素が混じっとると教えたろうがぁーっ!
    ザフト高校で歌っていいのは君が代と軍歌だけと決まっとるんじゃーっ(ビシッ!ベシッ!」






ハイネ「・・・なんてコトもあったけなあ、フフッw」
ミゲル「・・・はぁ・・・(仕事しろ)」
20通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 01:48:07 ID:???
やっぱりハイネはいいなww
GJ!

ハイネネタで誤爆した俺としては正直うらやましいとです
21通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 01:51:01 ID:???
>>19
男塾ネタだ!
サトー先生にぴったりだ
22通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 02:20:49 ID:???
>>19
ルナ「ちょ…軍歌って…」
シン「アンタら一体何歳だーー!!」
レイ「気にするな…俺は気にしてない…」
23通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 09:06:59 ID:???
マユ「守るも攻むるも鐵のー♪浮かべる城ぞ頼みなるー♪」
シン「マユ!?」
マユ「お、お兄ちゃん!いつからそこに居たの!」
24通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 12:15:00 ID:???
             __
            ‖ふぁ~"ー 、,,__
      |       ‖ んとむぺいん,>
   \ |  /    ‖   _,-―−''´~
             ‖/~         ヽ | /
            , ィ‖-‐'" ̄`ヽノi   ))
     ,ノ'"^``''^` |ヽ' ll   ィ    フ
    iイ,,、  レ,イ<_  、||/iノ|/ヽイ ヽ   ,,r"`⌒)ヽ、
    !ミj ``'"´゙<  ノ´‖ー/  ` |/ヽ>ロ 人ノ''ヽノ )
    / ´ 、__,  `|/| | ‖∨     !/ ||ヽi´l--l `) ヽ
   _l    ∨    |// ̄)( ̄ ̄`"::ノ (⌒ヽ,..ヽノ ノ人ノ
  ( ヽ_        /   /ll `'ー、....::ノ ∀\/ー- /`l  ヽ
   ヽ、       ,ヽ:..:ノ ‖   '::::|⊃  iー- l (_〕i__ノ
     l          : :::Y  ‖     ::|   |ー-,|   |(
25通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 14:08:15 ID:???
>>19
トライントラインも駄目なのかw

そういえばザフト高校校歌ってまだ無いよな
ついでに連合も
26通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 15:30:21 ID:???
ニコルとシャニでバンド結成
しかし音楽性の違いで解散
27通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 15:35:55 ID:???
その後ニコルはレイと組むのか?
28通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 15:57:25 ID:???
前にそんな話あったな〜

ルナも忘れるなよ、中の人は一応歌手だ
29通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 17:25:20 ID:???
誰かちーちゃん福ちゃんにも救いの手を。二人の馴れ初めとか学園ラブコメが読みたいです
30通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 17:30:15 ID:???
ちょいと>>26を拝借。

「ニコル・アマルフィはいい奴である」これはザフト高の誰もが認める事実であった。
人当たりのいい笑顔、柔らかな物腰、若くしてプロだということをまるで鼻にかけない態度
それらが全て自然に行われており、演技を感じさせない。誰もが彼を好きであった。

ニコルは町を歩いていた。彼には珍しくサングラスなど掛け帽子を被っている。
そして、どこかのライブハウスの裏口からそっと入っていく。
するとそこには、既に一人の片方の顔を髪で隠した酷薄な印象を与える少年が待っていた。

シャニ「おそ〜い。」
ニコル「うるせー、お前みたいに暇じゃねえんだ」
シャニ「ハッ・・・。ナニ、逆切れしてんだよ。」
ニコル「だから黙れって」
日ごろの彼とはかけ離れた、口調と声で言い放ちカラースプレーで髪を金に染めていく。

ニコル「よし、行くぞ」
シャニ「リハもなしで大丈夫かよ?」
ニコル「てめーの心配だけしてろ。俺はいつだって問題ねー。」
シャニ「ハイハイ。」

そしてステージへ。そこにいるのは、ちゃんとした身なりに身を包んだ男女・・・
では勿論なくヘビメタ系とでも分類したくなるような奴等であった。
そして、演奏が始る。
31通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 17:31:19 ID:???
ニコル「馬鹿は死ななきゃなおらねえ!糞は一生糞のまま!」
ニコル「馬鹿は死ななきゃなおらねえ!蛆湧いたときから蛆のまま!!」
ニコル「分かってんのか?てめえらのことだ、俺のことだ!」
ニコル「俺のことだ、てめえらのことだあァあああああああああ」

ニコル「縁泣き衆愚は度しがてええ、救いがてぇ。とにかくお前等一辺死ね!」
ニコル・シャニ「いっぺん死ね!」「いっぺん死ね!」
ニコル・シャニ「いっぺん死ね!」「いっぺん死ね!」

客「YEAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH」

ニコル「俺をそんな目でみるんじゃえねえ。馬鹿は一度死んでもなおらねえ。
     分かってんのかァ、蛆ども!!」
ニコル「とにかくてめえら、百回死ね!」「百回死ね!」
ニコル・シャニ「とにかくてめえら、百回死ね!」「百回死ね!」
ニコル・シャニ「とにかくてめえら、百回死ね!」「百回死ね!」

客「YEAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH」

ニコル「何がYEAHHだ、てめえら――――。
全員あの世で仏陀の説教もらってきやがれ――――つ!!」
32通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 17:32:29 ID:???
コンサート終了後。

シャニ「まあまあだったじゃん。お疲れ〜。」
ニコル「お疲れ様。何か食べに行きます?」
シャニ「いや、今日はもう先約あるから。」
ニコル「そうですか。じゃあ、先に失礼します。シャニさんも気をつけて。」

そう言ってニコルはいつもの人当たりのいい笑みを浮かべた後、出て行くのであった。
どんな善人だとて、何かを吐き出したい時はあるものである。
こうして、ニコル・アマルフィの精神は今日も白く保たれているのであった。

33通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 18:04:24 ID:???
バンド名命名

つ「創聖鬼」
34通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 18:41:47 ID:???
裏ニコルだなwwww
35通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 19:10:11 ID:???
ガンプラ覚えたてで、初めて友達の家でプラモ見たとき
自分で改造して色塗った数万円もする品とはしらず
ポーズ取らせようと握り締めたらボキッて腕とファンベルを折ってしまった・・・
その後、友達がピンセットみたいなもので1本づつ部品を
カーペットの隙間から取り除いていたが、
「おまえわざとか?」とかイヤミを言われた。
オレはぜんぜん悪くないのに、イヤミを言われてアタッマきた。
36通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 19:13:14 ID:???
友達オメガ(´・ω・)カワイソス
37レッドコメット編1/5:2005/11/22(火) 19:17:55 ID:???
ルナ「ステラ、服貸してあげるから、家に来て」
ステラ「うん・・・ありがと・・・」

まさか、この格好で外に連れ出す訳にはいかないし、ここにおいて置くのは胸はだけた状態でシンと
いるって事だから論外。つーか速くシンから引き離さないと……

メイリン「あれ?ステラ、どうしたの?」
ルナ「ステラの服が破れちゃったから、服貸してるの・・・・・・コレを着て」
メイリン「う〜ん、お姉ちゃんって、ウエスト細すぎるから、入んないかも・・・」
ステラ「・・・・・・ぴったり♪」
メイリン「うわ〜〜〜ん゚・(ノД`)・゚・!!!」
ステラ「・・・メイリン?」
ルナ「さ、行こうか」
マユ「ルナお姉ちゃん、何かメイリンお姉ちゃんが、泣きながら外に走って行ったけど?」
ルナ「そっとしときなさい・・・・・・それが、優しさってものよ」
マユ「は?」

 う〜ん、思わずメイリンの傷を広げてしまった。……泣かないでメイリン、少しぐらいウエスト太
くても、アンタなら大丈夫。気にしすぎはダメよ。それにしても、ステラってホントにスタイル良い
わね。羨ましい……まあ、今はさっさと買い物しに行こう。

マユ「う〜〜、気が進まないな〜〜……ねぇ?やっぱりマユは帰って良いでしょ?」
ルナ「ダメ!…それに、もうマユが近付いてるの感づいてるわよ。逃げれば追ってくるかも?」
マユ「それが、怖いんだって!……何で、半径100m内に入ればわかるのよ?」
ルナ「う〜〜ん、それは私も不思議……そう言えば、シンの行ってるプラモ屋の店長も似た様な能力
   持ってたな……」
マユ「え?もしかして、その店長って『社長』の知り合いとか?」
ルナ「さあ?少なくとも仮面は被ってないけど……」
ステラ「仮面?……ネオ?」
ルナ「イヤ、違うデザイン……こう、角の付いたヘルメットしてて……」
ステラ「…面白そう♪……で、なんで、マユはイヤなの?」
マユ「………ロリコンだから」
38レッドコメット編2/5:2005/11/22(火) 19:18:49 ID:???
ルナ「ここよ」
ステラ「……レッドコメット……ところでマユ…何してる?」
マユ「精神集中!……この拳に全てをこめる!」

 ……社長をぶん殴る気だな、コイツ……それにしても、左前の前屈立ち、その姿は不破に対する竜
造寺館長の様……懐かしいわね、でも甘い!

ルナ「左足、もう少し締めないと力が外に逃げるわよ」
マユ「……こう?」

 言われた通り、左膝を内側に締めるマユ……素直でよろしい。こんな所だけは素直なんだから…そ
ういえば最近、近所の中学生をボコッたって聞いたけど…わ、私が教えた所為じゃ無いよね。うん、
マユが凶暴だから…って、ステラ、アンタその強敵(とも)を見るような目で私を見るのは止めて!
アンタとヤリ合う気は無いからね!

ルナ「……ドア、開けるよ?(ま、社長がマユの攻撃を喰らうとは思えないけど)」
マユ「何時でも来い!」
ルナ「こんにちは〜」
マユ「とりゃ―――!!!」
???「ぐはっ!」
ルナ「直撃!? 社長、何で避けないんですか!?」
社長「やあ、ルナマリアではないか、いらっしゃい」
マユ「……くっ!」
ルナ「あれ?何で殴ったマユが苦い表情で、殴られた社長が清々しい顔してるの?」
マユ「拳にキスされた……」
社長「うむ!ディープな奴を試みて舌を噛んだが、大した事はあるまい」
ステラ「……スゴイ…この人、殴られる瞬間に…キスだけでなく…思いっきり、舐めまわしてる……」
 
 そんな事してたんだ……そりゃマユがイヤそうな顔する訳だ。つーか、ステラは良く見えたわね。

ルナ「と、取り合えず社長、この娘に合うメイド服が欲しいんですが……」
社長「今の私はマユのおかげで機嫌が良い。好きな物を1つプレゼントしよう。無論3人ともだ」
39レッドコメット編3/5:2005/11/22(火) 19:19:42 ID:???
 好きなものを選んで良いと言われても……クリスマス用のミニスカサンタは、もう買ったし、何に
しようか……う〜〜ん、あまり変なの買ってもシンに変な目で見られるし、以前ミニスカポリスの格
好をしたら、体温計を渡されたしな〜〜マユはどうするんだろ?

社長「マユには此れなんか似合うと思うのだが?」
マユ「全力でお断りします!」

 あっ、何か黄色いワンピース…つーか、どう見ても膝まである丈の長いシャツにしか見えない服を
薦められてる……それにしても社長って、何時聞いてもウチの理事長に声似てるんだけど、ホントに
別人?それとも仮面を付けると年増好きからロリコンに趣味変わるとか?う〜ん…
 
ステラ「コレが良い♪…ルナ、ステラ…コレにする♪」
ルナ「え?……そ、そうね似合うんじゃない?」
ステラ「うん…さっそく、着てみる……」
ルナ「…って、コラ!こんな所で着替えるな!」
ステラ「うぇ?」

 店の真ん中で、いきなり服を脱ぐなってーの!まったく…それにしても、フリル付きで胸を強調し
たデザインを選ぶなんて、侮れない奴。バカに見えてもシッカリ自分の武器を分かってるのね。
 私も負けていられない!何か無いかしら……人気のある服と言えば……

看護婦…すでに持ってる。看病時に使用、そして失敗
メイド…ステラと正面対決、一応本職のステラに分が有る
巫女服…マユが持ってる、おまけに長髪の方が似合う
シスター…持ってるけど使用するシチュエーションが無くて未使用
ミニスカポリス…シンに向かって「逮捕しちゃうぞ!」……体温計を渡されました
女学生…やっぱり、これが一番人気か…って、私は現役だっつーの!

 ダメだ〜〜〜!!!……どうしよ?そもそも服を着て楽しむ趣味があるわけじゃ無いし、シンが楽
しめなきゃ……でも、シンって淡白つーかホントに女に興味あるのかな〜〜って、あれは!?

『通常の3倍効くバイアグラ、入荷しました』
40レッドコメット編4/5:2005/11/22(火) 19:20:50 ID:???
 ……そう言えば、この店って服だけじゃなく、怪しげなクスリとかも置いてたんだ。
 バイアグラを飲ませればシンも欲情を抑えきれなくて、『本命』の私に迫ってくるかも……それに
しても通常の3倍だから激しいだろうなぁ、まだ経験無いのにイキナリ激しいのは、チョット……で
も、コッチから迫っても失敗するし、シンをその気にさせるには、この手は捨てがたいし…ええい!
女は度胸だ!これにしよ……って、待て!良く考えたら、そんなに欲情した状態だと、浮気して他の
女の子に手を出す可能性だって……例えば、何時でも来い!のエロガキな妹とか、無駄にスタイルの
良い無防備なメイドとか……う〜〜ん、敵に塩を送る事に成りかねない。つーか、家にいる時間を考
えたら、マユ>ステラ>私になるからこの手は危険すぎる……いや待て!通常の3倍だったら、3人
同時に相手しても大丈夫では?そうだ、3人いるんだから、こうローテーションを組んで……

月曜日 私
火曜日 ステラ、マユ
水曜日 ステラ
木曜日 私、マユ
金曜日 マユ
土曜日 私、ステラ
日曜日 私、ステラ、マユ

 ……完璧!ちょうど一週間で、全ての組み合わせを達成!それに、これなら激しくされても、休憩
出来るし……って、何を考えてるの私はぁぁぁぁぁぁぁ―――!!!!!?
 ダメだ私……何で、こんな事考えたんだろ?最近弱気になってる?……もしかして、私がシンの本
命と思ってるのって、私の勝手な思い込みじゃ……イヤ違う!王道ヒロインである私が負けるなど、
ありえん!……でも、私はステラと違って、レズの趣味なんか無いのに何でこんなローテーションを
考えたんだ?これって、女同士の絡みも十分ありえるでしょ?

ステラ「ルナ…どう?似合う?」
ルナ「ああ、良いんじゃない」
ステラ「アリガト♪」
41レッドコメット編5/5:2005/11/22(火) 19:21:59 ID:???
 う〜ん、思ってた以上に似合ってるな〜〜こう、フリルが付いた事でステラのほわほわしたイメー
ジがアップして、おまけに胸の大きさが分かるから完璧ね。あ!何か踊りだした…まったく、可愛い
奴め…………………………………………………………………は?……今、私は何を思った?…か、可
愛い?相手はステラよ?………ま、まさか?

ルナ「イヤァァァァァァァ!!!!!!!」
ステラ「ル、ルナ?」
マユ「ど、どうしたの?」

 ウ、ウ、ウ、ウ、ウ、ウ、ウソでしょ?私にそのケがあるって事?そ、そう言えば最近、妙にステ
ラの世話をしてる気が?

ルナ「違う!違う!違う!違う!違う!違うぅぅぅぅぅぅ!!!」
マユ「だから、どーしたのぉ!?」
ステラ「うぇ〜ぃ!お、おちついてぇ〜〜〜!」
社長「店で暴れられても、困るのだが?………やむを得ん!アレを使うか」
マユ「え?そ、その注射器何?」
社長「ふむ、新しく開発された薬で、おしとやかになる効果がある。」
マユ「……また、怪しげなモンを……」

 プシュ!

ルナ「あ、あれ?……わ、私どうしたのでしょう?……あらステラさん、その服似合いましてよ♪」
マユ「め、メチャクチャ効いてるぅぅぅぅぅ!!!」
ステラ「だ、大丈夫?」
ルナ「はい?皆さん如何なさいました?」

 マユちゃんもステラさんも、何か不思議そうな顔をなさってますが…あら?もう、こんな時間に。

ルナ「そろそろ、お暇しませんと、ガイアちゃんと、そ、その…シン様が家で待っていますので」
マユ「………シン様って、おい………………」
ステラ「……ルナが壊れた……………………」 
42通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 19:22:45 ID:???
レッドコメット編、ようやく投下終了です。
ついでに、新スレ乙!
今回の話、以前あれほど苦労したルナ視点に再度挑戦……止めときゃ良かった。社長が動いてね〜!
でも、ネタの内容から他のキャラは使えないし3人称だと、やりにくいし……
ちなみに、店長でなく社長なのは店の売り子以外に、薬品の調合や服のデザインもしてるからです。
「私は貴様と違って、店長だけやってれば良いというものではない!」という事です。

次は豹変したルナに戸惑う、シンとガイアの話、『シンとガイア編』を投下します。
43通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 19:43:19 ID:???
GJ!GJ!良いね〜〜社長スゴスwwww
マユVS社長もあるのか?
44通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 19:57:45 ID:???
>>37-41
GJ!

う〜ん・・・しかしルナマリア、すごい妄想だw
服のコレクションにワラタ
45通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 20:14:03 ID:???
  , ,. '-'"-‐‐''''"´'ヘ、,,
            ,!`           ヽ,
          _i'        、  ,,.- '-イ
          、ゞ`    ヽ,   ,   '"/i
          { ミ|`ー‐‐-、,,ヾ ソ,.-‐‐'"iミi
           ! {      `     !,}
          ,ツl   \      /  i
          | |      __     ト  (>>968これならいちおう血は繋がってない)
          ヽ| ∪   /  ヽ    |ノ
           ヽ    ├-─┤  ._/
          ./ .|77777777777777777
          | / ̄ヽ          |
          |    ,|じつはシンの  |_
          ヽ__ノ 正体は    / ヽ
           | |   キカイダー  |  )
           | |            ヽ_ノ
              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~
プロフェッサー・ギル(〉ゝ‐_ ‐<,,,()がロボットを悪事に利用している事を知ったアスカ博士(シンの父)は
悪い命令をロボットが自ら判断することができる「良心回路」を開発。人造人間シン・アスカを誕生させる。
シン・アスカは股間のスイッチをオンすることにより『キカイダーインパルス』に変型。「ちぃ」と鳴きます。
良心回路を持つが故に、彼は人間とロボ、そして善と悪とエロの間で苦悩するのであった。
・・・・・・あとは知らん
46通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 20:25:59 ID:???
>>42
GJ!ルナモエスww
47通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 20:55:16 ID:???
>>42
GJ!
これが本当のルナマリア様ってのが読めそうで楽しみだw
48通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:02:52 ID:???
メイリン「ねえねえ。今日って新しい先生が来るらしいよ!」
ヨウラン「男?女?」
シン「別にどっちでもいいだろ。授業の上手い先生だといいなあ。数学は最近分からなくってきてるしさ。」
ヨウラン「どっちでもいい?男か女かは大問題だろ?」
ヴィーノ「まあまあ。落ち着けよヨウラン。何せシンだし。」
ヨウラン「まあシンだしな。」
シン「お前等それ、どういう意味だよ?」
レイ(どういう意味か本当に分かってなさそうなのがまた、シンだな。)

と、チャイムと同時に、黒髪のショートカット、凛とした佇まいの女性教師が教室に入ってきた。

ナタル「今日からこのクラスの数学を担当することになった、ナタルナタル・バジルールだ。よろしく。」
男子生徒達「うおおおおおおおおお!!」
ヨウラン「美人だ・・・。俺好みかも。」
ヴィーノ「黒髪のショート。ちょっと鋭い目もイイ!」
シン「厳しそうな先生だなあ。」
メイリン(ハア・・・男どもったらまったく何でこう毎回毎回、美人を見ると同じ反応すんのかしら。)
ヨウラン「ナタルねえさ〜ん」
<生徒のナタル先生LOVE度60>

ナタル「静かにしろ!既に授業は始まっているのだぞ。授業中と休憩時間の区別はつけろ!そして今、ねえさんと呼んだ者、立て!」
ヨウランが無言で起立。ナタル。ヨウランに近づき、一発ハタく。

ナタル「ここは学校で、私は教師、お前は生徒だ。教師に向かって、ねえさん呼ばわりとは何事だ!ケジメをつけ、言葉には注意しろ。」
生徒達(・・・こええ)
レイ(なかなか厳しい教師が入ってきたな。こういう人材も必要だろう。緩みっぱなしではタガが外れる。)
シン(冗談のわかんねー人だなあ)
<生徒のナタル先生LOVE度30>
49通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:05:13 ID:???
ナタル「では授業を始める。まず――――次に――であるからして――」
シン(分かりやすい授業だなあ。数学がこんなに分かるなんて・・・)
レイ(非常に論理的で整然とした説明だな。)
メイリン(怖いけど、理不尽に怒る人じゃないみたいね。寧ろ毅然としてカッコイイ、みたいな?)
<生徒のナタル先生LOVE度60>

ナタル「今日の授業は以上だ。質問のあるものは聞きに来てかまわない。」
シン(チャイムと同時に終わった。)
生徒「先生。ここのところが・・・」
ナタル「そこか。それはだな―――」

メイリン「ごめんなさい先生。なんていうか、どこが分からないのかが、まず分からないというか・・・」
ナタル「気にすることはない。生徒がよく陥る症状だ。まず君が何が分からないのかを一緒に考えよう。おそらくだな・・」
メイリン(うわあ・・優しいなぁ。頼れる人って感じ。)
レイ(面倒見が良く、分からない生徒の立場になって考え、問題点を推し量る能力も高いのか。理想的だな。)
<生徒のナタル先生LOVE度65>

ナタル「以上か?では。これで。」
ヨウラン「あの・・・先生!ごめんなさい。次からはキチンとします。」
ナタル「そうか。だが本当に分かったかどうかは、これからの態度で示してもらう。それでいいか?」
ヨウラン「ハイ!」
ナタル「怒られて反発せずに、間違いを正そうという人間は多くない。そういう生徒を持てて嬉しく思う。今後の君の行動に期待する!」
そう言って少し笑うと言ってナタルは教室をでていこうとする。

ヨウラン(ちゃんと見ていてやるって言ってるわけだな。俺はやるぞ〜)
<生徒のナタル先生LOVE度70>

と、なぜかナタルは戸口で固まっていた。不審に思ったヨウランが戸口ところに行くと、いつの間に現れたのか
ヤモリが戸に張り付いている。ザフト学園ではたまにあることだ。

ヨウラン「はい、取れましたよ。(ヤモリをもったまま)ひょっとして先生コレ苦手なんですか?」
ナタル「なっ!何をするだァーーーーーッ」
ヨウラン「せ、先生?」
ナタル「す・・・スマナイ。爬虫類はどうも苦手でな・・・。恥ずかしいところを見せてしまった。」
そう言ってナタルは頬を少し染めうつむいた。厳しい先生の照れたようなその顔をみた瞬間、ほぼ全生徒の胸に、
「ズキュウウゥン」という音が響きわたったのであった。
<生徒のナタル先生LOVE度MAX>

その日の内に、ヨウランを中心とした男子生徒により「ナタル先生に萌える会」が、
メイリンを中心とした女子生徒により「ナタル先生を男どもの毒牙から守る会」がそれぞれ密かに結成され
この二つの会は、それ以後、日々互いに勢力を拡大しつつ、暗闘を繰り広げることとなる。
50通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:09:34 ID:???
ナタル萌えの元祖はハイネな訳だが
51通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:11:16 ID:???
>>50
今ハイネはステラブームだとか
52通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:47:50 ID:???
あれ?ナタルって連合の先生じゃなかったっけ?なんかハイネの話で2、3回見たような…
53通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:49:31 ID:???
>>52
何度かハイネがナンパしてたよね
本スレでも>>16で出てるし
54通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:52:13 ID:???
気にするな、俺は気にしない
55通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 21:54:02 ID:???
>>50-53
ああっと、失礼。書き忘れましたが、ナタルがザフト高だったらこうだっただろうな
みたいな感じで書いてみました。連合だとどうも、イメージがわかなくて。
56通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 22:03:38 ID:???
!?ザフト高なのにルナがいない
57通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 22:10:55 ID:???
>>56
ルナは1つ年上だからクラスが別なんだよ
58通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 22:18:32 ID:???
そういえばヨウランってルナと同級生だよな
59通常の名無しさんの3倍:2005/11/22(火) 22:31:49 ID:???
>>58
クロ高のフレディみたいなもんだ
60通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 01:00:18 ID:???
きっとギルとジブリの悪巧みコンビによる合同企画なんだよ
こう・・・・教師間交流として一時的にナタル先生をザフトに、と
オーブ学園には生徒間交流としてコシヌケグゥレイトがいるからおk、と
ハイネも大喜び

とか裏設定をかってに考えてみた
61通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 09:58:21 ID:???
ザフトか連合をクロ高みたいなノリにしたら

おもしろそうだなぁ〜
62通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 11:58:42 ID:???
魁カラミティ高校ってなかったっけ
63機動戦士カラミティ:2005/11/23(水) 13:17:46 ID:???


レイ「シン!うちのクラスに凄い奴が転入してくるらしいぞ!」
シン「凄い奴?」
レイ「ああ、とにかく凄い・・・あんなプレッシャーは初めてだ」
シン「レイにそこまで言わせるなんて、いったいどんなに恐ろしい奴なんだ・・・」
レイ「・・・!、どうやら早速来たようだ」

ギル「やぁ諸君、おはよう。今日は兼ねてより言ってあった転入生の紹介をしよう
    彼は海外に住んでいる私の知人の息子でね、こちらとの文化の違いを説明したりとかする為に私が案内してきた」
タリア「・・・・」
メイリン「 (どう見たってタリア先生に会いに来ただけのように見えるけど・・・」
ギル「さぁ入りたまえ、デスティニー君」

ガラッ

デスティニー「どうもー、おはようございますー」

シン「・・・」
レイ「な 凄いと言っただろう?」
シン「いや・・・これは凄いというか・・・」
レイ「どう思うシン?」
シン「お・・・俺に聞かれても・・・」

ヴィーノ「くっそー、二枚目かよー」
シンレイ「(何ィ〜〜〜!」
メイリン「優しそうな人ね」
シンレイ「(それはギャグで(ry」


                          つづく?
6463:2005/11/23(水) 13:18:46 ID:???
ムシャクシャして書いた
今では反省している
運命ガンダムのAAも見つからなかった
だが私はあやまらない
65通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 13:25:55 ID:???
>>64
             、                  , 
            ヽ\、              ,// 
          .  ヽ ヽ\  \_同_/__  .// ./   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             \ \\II〔・д・`〕| |// / < まぁモチツケモチツケ   
              \ ミ ⊂{E旦ヨ}つ 彡 /   \_______ 
          .     <//||〔_[]_〕!U\ヽゝ 
                ′ ゛∪ ∪    ′              
66通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 13:35:14 ID:???
>>64
GJ!
デスティニーがガラっとドア開けてくるって絵的にツボったw
67通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 15:02:43 ID:???
クロ高ノリキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
68通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 17:39:31 ID:???
「寒い、もう嫌になるわ」
シンと2人で買い物に来たものの、ルナマリアは今日の余りの寒さに身を震わせた
周りを見渡せば、コートに身を包む人が多く見受けられ、ジャケットを羽織って来た事を後悔していた
「まじで寒いよな」
シンも寒いらしく、2人で自販機でホットコーヒーを購入し暖を取った
暫く歩くと、車道を挟んだ向かいの歩道で良く知った姿が目に留まる
「あ、レイだ。それにラウさん」
レイとラウは周りの人々の視線を釘付けにしていた。
と、言うのもレイはグレーのスーツに純白のロングコート、
一方のラウはレイとよく似た色のスーツに白いファーのコートを身に纏っていた
2人の容姿も手伝って、並の芸能人より光を放っていた
「目立ちすぎよねあの二人」
「確かに」
そんな会話をしていると、ふっと空から何かが舞い降りてきたのに気が付いた
「あ、シン雪よ。寒いはずよね」
「雪か。雪って言えば、俺達が始めてレイ会った年の、あの出来事を思い出すよ」
「そーよね、あの日も寒かったよね」

そうそれは、ルナマリアが小学2年、シンが1年の事だった
シンのクラスに転校生がやって来た。
その少年は大変な美少年で、少女と見間違えるほどだった
「レイ・ザ・バレルです。よろしくおねがいします」
その容姿に可愛い声、おまけに恥ずかしそうに下を向くその様子は、女達の心を鷲づかみにした
そして下校時間
「ほんとうにバレル君ってかわいいね」
「家どこ?いっしょにかえろうよ」
女達はレイを取り囲み、服を引っ張ったりしていた。当のレイは下を向いた間々硬直していた
69通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 17:40:46 ID:???
シンはそんなレイの様子にたまりかねて、立ち上がりレイの腕を引っ張った
「おい、バレルがこまってるだろ、今日はおれがいっしょにかえる」
シンはそう言うと、レイを引きつれ教室を後にした

「へーこの子がてんこうせい?わたしルナマリアよろしくね」
ルナはレイに笑いかけるも、レイは「はい」と答えるのみだった
2人はレイを心配し、一緒に登下校するもレイは一向に心を開かずにいた
そんな日々が一ヶ月程続いたある日
「最近不審者が多く目撃されています。皆さん気を付けて下さいね」
シン達の担任は、そう注意を発した

「シン、ふしんしゃ事くわしくしってる?」
「ああ、なんでもかめんをつけた大男らしいよ」
そんな2人の会話に、レイは一瞬身体をビクつかせた
「あ、バレル君しんぱいしなくていいよ。なにかあったらわたしたちがまもってあげるから」
ルナマリアは姉御肌らしい言葉をレイにかけた
「あ、ぼくはだいじょぶです」
レイはそう言うと、2人と距離をとるかの様に足を速めた
「おい、バレルまてよー」
シンがそう声をかけたその時、レイの前に顔全体を覆い尽くす様な黒い仮面の男が現れた
「やぁ久しぶりだな。私のこと覚えているかい?」
レイは逃げようとするも、仮面の男は、レイの腕を握り、さらに抱き上げようとした
「かめんの男だ。どうしようバレル君が」
さっきはああ言ったルナマリアだったが、流石に足はすくんでしまう
それはシンも同じだった
70通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 17:42:09 ID:???
でも俺達が護ってやらないと、シンはそう決意し、仮面の男に向かって行こうとしたその時
一人の男が現れ、黒い仮面の男を瞬時に倒してしまった
だが、2人はその男を見て更にギョッとした。その男もまた仮面を身に着けていたのだ
長めの金髪に、銀色の目元を隠す仮面。その強さ言い知れぬ恐怖が2人を襲う
(きっとさっきの黒かめんのなかまだ、でもなかまわれをしたんだ)
シンは何時か見た、アニメの内容とダブらせて考えた
でも恐がってちゃだめだ。シンはルナマリアの方を見た
ルナマリアも決意したように、シンに頷きかけた
2人は同時に金髪の仮面に突進した。その男はレイを肩に抱き上げ立ち去ろうとしている
「まてーバレルをかえせー」
2人は男の足にしがみ付いた。男はバランスを崩しかけるも、もう一度レイをしっかりと腕に抱いた
「何だ君達は?」
「うるさい、バレルのともだちだー。いいから早くバレルをかえせー」
レイは驚いた様子で2人を見て、声をあげた
「やめて、アスカ君。ラウにひどいことしないで」
2人はその声に、掴んでいた足を離した
「えーこの人バレルのしりあいなのー」
71通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 17:43:00 ID:???
「あの男は、ある理由でレイを狙っていてね、私も気になりこうしてレイを見張っていたのだよ」
ラウはゆっくりと2人に事情を説明し、シン達もそれに納得した
「ごめんなさい、あしひっぱていたかったでしょう?」
シン達は頭を下げ、ラウに謝った
「気にしなくても良い。それに君達はレイを護ろうとしてくれたのだろう
お礼を言わなくてはいけないな。ありがとう」
ラウはそう言うと、2人の頭を撫でた。その時空から雪が舞い落ちてきた
「さむいー」
雪を見ると寒さが身にしみてきて、ルナマリアは両手で身体を抱え込んだ
「どうだね2人とも、私の家でココアでも飲んでいかないかね」
「でも、なんだかわるいです」
「なぁに、レイのお友達だろ?気にする事は無い」
ラウの言葉に、2人は顔を見合わせて微笑みあった
その日を境に、2人はレイを『バレル』ではなく『レイ』と呼び
レイも又『シン』と『ルナマリア』と、呼ぶ事にしたのだった

「あの日も寒かったよねー」
2人は昔話に花を咲かしていた
72通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 17:44:12 ID:???
「シンとルナマリアじゃないか、こんな所で会うとは奇遇だな」
突然の声に驚き前を見ると、何時の間にかレイとラウが立っていた
「あ、そ、そうだな」
間近で見ると、2人はとてつもなく華やかだった
「これからレイと食事に行く所だ、良かったら君達もどうだい?」
そんなラウの言葉に惹かれ、付いて行ったものの、ホテルの高級フランス料理店に案内され
自分達は不釣合いではと、思っていまう
「もっと良い服着てくれば良かったなー」
「気にするなルナマリア、服なんて何でも良いんだ」
(お前が言うな、お前が・・・)ルナは苦笑いを浮かべる

窓の外は雪が激しさを増し、降り続いたいた
「雪は綺麗だな」
「ラウさんは雪がお好きなんですか?」
ルナマリアは意外っと言った様子で、ラウに問うた
「ああ好きだよ。私の一番大切な者が宝物を手に入れた日もちょうど雪が降っていたからね
『友達』と言う宝物をね」
シンとルナマリアはその台詞に目を丸くした
「ラウ、覚えていて下さったのですね・・・私も雪は好きです」
レイはとても嬉しそうに微笑んだ
その笑顔にシンとルナマリアも嬉しさを感じた

長々と済みませんでした
73通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 17:46:39 ID:???
>>68-72
はあ・・・なんて心温まるお話。GJでございます!
74通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 17:46:57 ID:???
>>68-72
GJ!!ええ話や・・・。
75通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 19:05:22 ID:???
良い話GJ!

にしても黒仮面ってまさか…
76通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 22:03:00 ID:???
シン『あんたはいったいニャンニャンだ』
77通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 23:30:40 ID:???
>>72 CJ 優しくて暖かいYO

レイのことを白いボウズくんって呼ぶ連合高校の変態教師のことか
一体なんの目的で…
78通常の名無しさんの3倍:2005/11/23(水) 23:53:57 ID:???
age
79通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 00:24:04 ID:???
>>77勝手に予測してみた。

ラウ「レイに付きまとって。 一体何の真似だ!?」

ネオ「い……いや、なかなか可愛い子だったんで、
    何年かしたら俺好みの子になるかなー? 
    なんて思って、今のうちから唾つけとこうかと……」

ラウ「………レイは男の子だぞ」

ネオ「…………!!? ウヒョーーー!!」
80通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 00:53:15 ID:???
>>79
うひょーww
81通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 01:46:06 ID:???
ネオはラウ家から家出した不良息子でレイを怖がらせてやろうと思った説
82通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 06:48:59 ID:???
全てはキュピーンのお導き
83通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 07:37:36 ID:???
ふと思ったんだがここのシンは
オナニーしているのだろうか?
そして、俺は朝っぱらから何を言っているんだ?
84通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 08:30:02 ID:???
                                i、     -.、
                                ヽ丶、_  }:',
                            _,,.. -‐   ̄:::::::: ̄::::L_
                         ,. -''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                        / イ::::::::::::::::::: :: . . . :::::::::::::::::::ヽ
                        , '´ /:::::::::::::::::::::::.::.::::. :::::. ::::::::::::::::::::::ヽ
                     /. /:::::::: :: . ::::::::::i、、::::::i;::::::::::::::::::、:::::::::::::',
                     /イ::::::  :: .:::::、:::::|-ヘ::::jl:::}::::::::::::::{゙ヽ::::::::::'、
                        /::: :: : .:i::::::i、ト、{彳T7}:イ::::::::::::::::V }:::::::::::ト、_
                     /:/: .: : : :::ト、:::'、`バ' ノノ'/:::::::::::::::::::V::::::::::i:ハ
                     //{ : ::: ::::::i:V \ヽ '´:::://:::ィ::::::::::::::i:::::::::/i{  
                       l/ .i :.::::::::::::トV入``   /イ/ }イ:::::::i:::!::::;::;{
                      l  ';:::i;::::::::::`ヽソ'     ☆☆ i{::::/|イ::/l/i
                       ヽ{ヽ:::i::::{::::ヽ マヽ      Vr'".ニユ
                        ヽ }:ハ::{';::、:::丶/゙}-   ///   '、_... -.´ ̄ ̄ ヽ
                          i' ``ヽト、:{j{ ! ̄` 7ソ/  , -‐'´: : /: : : : : : : :|
                             ` ヽ|. |   ',',',ヘ7/: : : : :/: : : : : : : : : :l
                         r 、 ∠`丶、ヽ--‐''7 ´「: : : rヘ:/: : : : / 二ヽ:/
             ____         ヽ.`丶、 ̄  `1 : /   l: : :/ / ヽ : < -=ゝ _ノ{
    >>83'、 ̄ ̄ ̄(_` ー-- 、`丶、       `r 、    l/   |:/_ {//ヽ: :\く  ト7
         ̄ ̄`}` -`、.、     ゙ヽ      j-1     !   r― ∨. | /    \: :`ーイ
           ゙T丶、_〉`‐-   |    r'> }    {_  j-―_.ニ} }      \ : /
             ゙r―‐'、   _,  { ̄〉 /´/ ヽ     V7 ´ ̄   「         ∨
             ` ̄フ工二 -‐''´ : }∠ヶ'´   /∧  /: \     /      /. /

85通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 09:38:13 ID:???
>>83
ここのシンはやってない

やってるような普通の男だったら
もうマユに犯られてる

シン「私はやってない〜、潔白だ〜♪」
86通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 12:01:09 ID:???
ネオとクルーゼの関係って腹違いの兄弟とかだったら面白いな
そんで二人とも親戚関係にあるレイを狙っているとw
87通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 13:01:31 ID:???
そしてレイが男だと気づいてネオが手を引くわけか
88通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 13:43:29 ID:???
>>86-87
なんかいいなそれw
89通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 16:52:49 ID:???
ネオもラウもレイも腹違いの兄弟
(親父が皆同じで話には出ないがまだまだ兄弟が…)

とかいうどっかで聞いたことのあるようなのを考えた俺
90通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 19:31:47 ID:???
>>83
当たり前だ
やってないわけないだろ
女がいるわけじゃあるまいし
91通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 21:38:35 ID:???
>>90
そうかな?

ヤツの部屋は再三マユやらメイドやらアホ毛やらの捜索が入ってるけど
そういった物は見つかってないんだぜ?
92通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 22:10:31 ID:???
やってるやってない以前に、そういう事を知らなそうだよなシンは。
93通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 22:18:31 ID:???
あのトシでオナニーしない男はちょっとキモすぎないか。
少女漫画な学園設定でもいいけどさあ
94通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 22:20:43 ID:???
アイドルはうんこしないみたいな話だな
95通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 22:41:22 ID:???
うーん・・・何というか・・・
女性に興味が無いわけではない、男だしな
ただ、今はプラモデルの方が好きなのかもしれない
エロ本の前でドキドキするよりも
νガンダムを見てハァハァしてそうな
そんなイメージがある

オナニーは・・・年を考えたらしてそうだが・・・
うーん・・・してるといえばしてるけどゴミ箱はプラモデルのゴミばっかりでマユはノーチェックだとか
そうなるとエロ本かぁ・・・
誰か助けて
96通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 23:07:41 ID:???
さすがに「シンたんはそんなことしないもん><」ってのは
ちゃんちゃら可笑しいわな。
そりゃするさ。男子として当然の行為だよ。



さて、保健の授業はこの辺にしておこうか。
97通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 23:10:13 ID:???
ネオ先生のウヒョ〜な保健の授業でつた
98通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 23:13:15 ID:???
まとめ

するよ派 ─┬─ 人並みにするよ派(ほとんどの男子) →ベッド派、風呂派、トイレ派、野外派・・・他
          │    │
          │    └─ ただし相手はもっぱら二次元だよ派(エロに導かれし者たち)
          │           │
          │           └─ 可愛ければ三次元でもオッケーさ(名前は伏せさせていただきます)
          │
          ├─ アナルも使うよ派(名前は伏せさせていただきます)
          │    │
          │    └─ 公園のベンチで待ってるよ派(名前は伏せさせていただきます)
          │
          ├─ 家庭の事情でできないよ派 (オクレ)
          │           → 声を殺してモゾモゾやっていた、とタレコミあり。
          │
          └─ した事実が10^-36秒後に虚数時間の量子宇宙に転移するから
           「実質的には」しないこととおんなじ派(シン)
                    → そもそも知らない説
                    → ティッシュがミラージュコロイドするよ説
                    → そもそもちんこついてないよ説(危険思想)
99通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 23:37:42 ID:???
>>98
>>ティッシュがミラージュコロイドするよ説
ちょwwwwおまwwwwwwミラコロってwwwww 
…ミラコロってことは電力が必要ですよね…その電力は…


















やっぱりオネイニーによって生じたものでつか?
100通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 23:41:23 ID:???
>>98
おまえのまとめてなさっぷりがワロス










さて何事も無かったようにスレは優しくて暖かい世界へ
101通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 23:54:59 ID:???
>>99
これが本当の自己発電w
102通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 00:43:40 ID:???
マユルナ「幼馴染、妹の類が何かの拍子にエロ本を偶然発見するの法則すら適用されないとは・・・」
マユ「ひょっとして」
ルナ「あんたって」
マユルナ「「ED?」」

ステラ「シン・・・EDって、何?」
シン「俺もわからんが一応否定しておこう。 違う!」
103通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 00:58:52 ID:???
>>102
元ネタは濱中アイ?違和感無さ過ぎW
104通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 01:06:46 ID:???
>>102
ワラタw
そういやあの二人似てるな……
105通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 17:18:48 ID:???
それは、シンがヴィーノ、ヨウランと帰り道を歩いている途中であった。

ヨウラン「なあ、シン。」
シン「ん?」
ヨウラン「お前、レイとデキてんじゃないかってちょっと噂になってるぞ。」
シン「はああ?何だよそれ?」
驚いて立ち止まるシンに、ヨウランはちょっと意地悪そうな表情で言う。

ヨウラン「あんだけ可愛い女の子達に迫られてんのに、誰とも付き合おうとしないんだもなあ。そういう噂も出るって。」
ヴィーノ「ミスザに女装なんかして出ちゃったしねえ。」
ヨウラン「だけどレイも出ちゃったから、どっちが○○でどっちが△△か、議論になったりしてるらしいぜえ?」
ヴィーノ「そうそう。それにシンってエロ本とか持ってないらしいからさ、そういうのも・・・。」

だがそこまで言って、ヴィーノはシンが険悪な表情を浮かべているのに気づいて慌てて言葉を切る。

シン「・・・・それで?」
冷たさと怒りが混じった声音でシンが聞いてくる。シンが一度怒るとその真紅の目のせいもあって、すごく・・・怖い。

ヴィーノ「いや、そ・・・わ、ワリイ。ちょっと悪ノリがすぎた。」
ヨウラン「一部だよ一部!一部の奴等が面白半分にいってるだけだって。」
シン「ふーん。」

そういって、シンはさっさと歩き出す。
しかしその背中からは明らかに怒りのオーラがほとばっしており、ヨウランとヴィーノは困ったように顔を見合わせた。
二人にしたところで、モテる割には行動が鈍いシンをちょいとからかってやろうとしただけなのだが、まさかあそこまで怒るとは・・・。
そんな二人を置き去りしにてシンはさっさと行ってしまうのだった。

(まったく・・・。バッカじゃねえの?)
シンは歩きながら心の中で毒づく。

(そりゃ女装は、ちょっとアレだったけど、シャア専用ザク1/100限定生産版が出たんだぞ?誰だって多少無茶したって
 欲しいと思うのは当たり前だろ!
 エロ本がない?今はPCってもんがあるんだよ。エロ関係なんかそこに全部放りこんどきゃいいってことぐらい分かれよ。
 エロ関係がマユの目に触れると、ただでさえ背伸びしたがりのマユによくないって母さんがしつこく言うから
 こっちは苦労してるっていうのに。)

シンのPCには秘密のフォルダがあり、AV、エロ本等のエロ関係は全てそこにおさめられているのだった。
ちなみにそのブツは9割5分はネットで収集し、ちなみにどうしても気になるエロ本は即日スキャナで取り込み、
捨てるときは袋に入れて悪いとは思うものの、近所のコンビ二のゴミ箱へ。

マユがPCを触った時に、見られてしまわないようにフォルダは、絶対にわからないように無関係そうなフォルダの中。
しかもパスワードを入れないと開かないようにしてある。一時ファイル、履歴は、エロ系をみたら開いて消去。
履歴の保存は0日、オートコンプリートも外す、と非常に徹底したものであった。

そして自家発電は夜中、マユが寝静まった後、部屋に鍵をかけていたすのである。

(まったく、そういう苦労を全然わかってないんだから。)
シンはそう思う。だが、それ以上に腹が立つのはあんな可愛い子達に迫られて云々という台詞だ。
106通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 17:19:51 ID:???
(付き合えって・・。そんで合わなかったら別れて次の子と付きあえばいいだろってか?なんだよそれ。
 んな器用なことできりゃ、苦労しないってんだよ。ルナかステラ、どっちかと付き合ったとして、そしたら・・・)

付き合い始めた時に片方が見せるであろう悲しそうな顔、合わなくて別れたとしたら相手が見せるであろう顔、
それを考えただけでため息がでる。
彼女達を悲しませるようなことなど、出来ようはずがないではないか。
それに、こっちだってたまにこの問題で悩む時だってあるのだ。それを知りもせずにホモ説はないだろう、と思う。

今の関係に結構満足しているのは事実である。ルナとは昔から、友達みたいに(部下とか下僕だった時期もありはしたが)
付き合ってきたし、ステラともスティング達も交えたりではあるが遊びにいったりしている。

(今の関係も楽っちゃ楽だし、楽しいしなあ・・・。)
しかし、そんなシンにもたまに「あの二人と色々やりたくないか?」という天の声が降ってくる時がある。
いくら友達としての意識(特にルナマリアは)が強くても、二人ともはっきりいってものすごく可愛い女の子である。
クラっとくることがないと言えば嘘になる。

しかし、最後までとか、それに類することなんぞやってしまえば、当然つきあわなくてはならないわけであり
(そのまま捨てるなどという行為はシンの辞書にはない)それに、そんな欲望だけでやってしまえば相手が傷つくだろう?
そもそも二人を自分はどのくらい好きなのか?などと考えて、いつも芽生えた欲望にブレーキをかけるのであった。

(そもそも、あの二人のどっちを選んだりどうとかってのができないよな・・・。どっちも同じくらい好きだし。
だけど待てよ?そもそも選べないってことはどっちもそれほど好きじゃないのか?いやそんなことは・・・いや待て・・・。)
などといつもは考え慣れないことを、深く考え出したせいか、シンの思考はゴチャゴチャになり、ひたすら泥沼にはまっていくのであった。

一方でこんな風でありながら、それでいてミーアの言葉を借りるなら「与えられたベタな状況を何の恥じらいも気負いもなく、
ストレートに後先省みず、完璧な恋愛イベントとして演じきれる才能… いえ、彼の場合、演じてるんじゃないから余計に破壊力が高い。
これが彼の恐ろしさ…超天然破壊兵器よ」 である所に、シンの女難と悩みの原因があるのだが・・・。

そんなこんなでシンが彼には珍しく鬱々として歩いていると、声がかけられた。
107通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 17:25:20 ID:???
「どうしたの?シン、そんなに難しい顔しちゃって。」
「フレイさん。」
そこにいたのは、連合高校の二年、フレイ・アルスターであった。
彼女とはDESTINYデパートでエレベーターに閉じ込められた時に言葉を交わして以来、会えば話す中である。

「ああ、いや大したことじゃないんですけど、ちょっと悩んでることがあって。」
「ふ〜ん、ひょっとして恋の悩みとか?シンはモテるもんね〜。」
「・・・・」
「えっ・・・ゴメン。本当にそうだった?・・・ステラのこと?」
「いや、それもあるんですけど・・・。」
「何か深刻そうねえ。大丈夫?」
そういう、フレイを見てシンはしばし考えた。

「あの・・・できたら相談に乗ってもらえませんか?」
「私に?」
「ええ。フレイさんって美人ですし、俺より歳上で、恋愛の経験色々ありそうですし。駄目・・ですか?」
「困ったわね。私もそんなに豊富ってわけじゃないし、アドバイスとかできるかどうか。」
「それでもいいです。お願いします。」
「・・・分かったわ。じゃあ、あそこの喫茶店にでも入ろうか。結構マジな話みたいだし。」

「・・・なるほどね。で、悩んでたと。」
「すいません。でも、こんなこと誰にも話せないし。」
こんなこと、同じ高校の友達と素面で話などできようか?いやできない。

「だけど、私は今のシンの態度に問題があるとは思わないけどな。周りが面白半分にどういおうとほっときゃいいじゃない。
 欲望のままに動いたりしないとこも、相手に誠実であろうとする気持ちの現れだし、私はいいと思う。」
「だけど・・・なんか、煮え切らないのってひょっとしたら二人を傷つけてんのかな、ってたまに思うんです。」
「だからって、無理してどうするの?そっちの方がよっぽど相手に失礼よ。」

そこまで言って、フレイは言葉を切る。しばし沈黙が流れ、シンがフレイを伺うと彼女は何かを迷っているような顔をしていた。
そしてフレイはふっ、とため息をもらすと話し始めた。

「まあ、何ていうかシンは前につきあってた男にちょっと似てるのよ。優しくて相手に誠実であろうとするころが。
 あなた、多分一度付き合ったらその子と気持ちがすれ違ってもなかなか、別れられないんじゃない?
 付き合う前から、もう片方の子が傷つくんじゃないかとか、付き合ってその子を傷つけるんじゃないかとか、考えてるようじゃね。
 ましてや肉体的に色々どうにかなったらもう・・・。
 けど、気持ちが通じ合ってないのに付き合い続けるのって、どっちにも辛いわよ。相手が優しかったりすると余計に。」
それに――とフレイは続ける。

「あなたって、ステラとかルナマリア――だっけ?そのどっちかと付き合ってても、もう一人の子が困ってたら
 全力でその子のこと助けそうな気がする。ステラとその子って、あなたにとって本当に大事な二人みたいだから。
 そういうのって、納得できても相手には辛いものよ?しっかりシンが自分のこと好きだって分かっててさえ。
 なのに、仮にあなたが半端な気持ちだったら・・・。」
それを聞いて、シンは黙り込んでしまう。と、フレイは笑顔になると言った。
108通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 17:26:20 ID:???
「大丈夫よ。あなたはそいつと違って、決断する時がきたら出来る奴だから。
多分自然に、どっちかの子へ思いを伝える日がくるわ。」
「そう・・・でしょうか?」
「うん。大丈夫よ。焦るな、焦るな。ちゃんと自分の心が決まるまで待ちなさい。
互いに傷つけあう恋なんて、しないにこしたことはないんだから。」
その言葉を聞いて、シンは何か心が晴れていくような気がした。

喫茶店からでたところで、シンはフレイに礼を言った。
「ありがとうございました。なんか楽になったというか・・・。」
「あ〜ら、楽になっちゃ駄目よ。悩んでよく考えろ少年!じゃあね。」

そう冗談交じりにいって、フレイは去っていく。それを見送りながらシンはふと気になってその背中に声をかけた。

「あの、その俺に似てるとこがあるって男って、どうなったんですか?」
その言葉にフレイは立ち止まると、振り返り、いたずらっぽく笑うと言った。

「なんか、生来の優柔不断さが祟って、宗教っぽい子に引っかかって入信しちゃったらしいわよ?」
「げ・・・ほ、本当ですか?」
「さあねえ。ちゃんと考えて自分の意志を持つことが大事って事。欲望とか一時の感情に流されちゃ駄目よ?シン。」
 
そういってフレイは去っていき、その背中を見送った後、シンは晴れやかな気持ちで自分の家に急いだのだった。
109通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 17:28:10 ID:???
(まったくもう。私が人の恋愛相談なんかできる立場かっての・・・)
シンと別れた後、歩きながらフレイは少し自嘲気味にそう思う。
けど、できるならシン達にはそんな関係になって欲しくなかったのだ。
傷つけあうだけの辛い関係には・・・。

(にしても、スティングの話だと、シンの妹のマユって子もなにやら妹とは思えないほど、熱心らしいけど
 そっちはまったく意識の外みたいね。まあ当たり前といえば当たり前なんだけど――)
とそこまで考えた時、いきなり荒っぽい声で呼び止められた。

オルガ「フレイ!!・・・お前・・・ここで一体何やってんだよ?」
フレイ「何やってるって何よ?」
オルガ「お前、今日買いたいものがあるから荷物持ち手伝えって言ってだろうが!なのにいつまでたってもこねえし・・・」
そういえば・・・とフレイは思い出す。自分は待ち合わせの場所に向かう途中であったのだ。

フレイ「ご・・・ごめん。だけどそれなら携帯に・・・」
クロト「不・通!」
その言葉に、慌ててフレイは携帯を取り出す。・・・電源は切ってあった。

シャニ「ナニやってんだよ。」
フレイ「ごめん。本当にゴメン。」
オルガ「許さねえ。何か誠意を見せろ。」
フレイ「何かって?」
クロト「炒・飯!」
オルガ「俺、味噌ラーメンな。」
シャニ「焼きソバがいいかな〜。」
フレイ「つまりそれは、私に奢れと?」
オルガ「こっちゃずっと待ってたんだから、そんぐらいあたりめーだ。」
フレイ「分かったわよもう・・・(容赦ないわね。シンの優しさの半分も持ち合わせてないんじゃないの?)」
シャニ「何か言った?」
フレイ「な!ん!に!も!」

そういって、牙瑠茄飯へ向かいながら、フレイはふと、三人がかなり汗をかいているのを気づいた。
かなり走り回らないとこうはなるまい。考えてみれば、待ち合わせ場所からここは大分離れていた。
フレイの顔に自然と笑みが浮かぶ。

フレイ「ねえ。ひょっとして心配して探してくれてた?」
シャニ「べつに〜。」
クロト「僕はそうでもないんだけど、オルガがね。」
シャニ「あ〜、そういやあせってたね。」
オルガ「うっせーよ、お前ら。」

そんなことを言い合う三人と並んで歩きながら、フレイは結構満ち足りた気分だった。
オーブ学園じゃなくておもいきって連合高にして良かったと思える。こいつらは馬鹿だけどいい奴等だし
ミーアやスティング、新しい友達もできたし・・・何だか素の自分でいられる気がするのだ。

(毎日楽しいのが一番よね、多分。)
そんなことを思いながらフレイは歩くのだった。
110通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 17:29:50 ID:???
GJ!シンにもこんな苦労が……
111通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 18:25:22 ID:???
>>105
シンの徹底した管理すげー
112通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 18:37:45 ID:???
姐さんカッコイイヨ姐さん
113通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 19:15:43 ID:???
フレイかわいいよフレイw
あの流れからこんな話にもってくなんて>>109GJ

つーかシンの涙ぐましい努力には俺も心のソコから共感するぜ
フォルダを隠し属性にするソフトはもちろん
MirageColloid(ミラージュ・コロイド).exeだよな?
114通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 20:23:07 ID:???
最後の3バカと姐さん のやりとりが何気に良かったww

良い話をサンクス!
115通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 20:57:13 ID:???
おお、素晴らしい
俺の中で勝手に妄想した
「もしもフレイがああなってこうなってああいう風になって種死に参戦してたらこうなったであろうフレイ」
が見事にここの再現されてた、感動した

俺キモスwwwwwwwwww
116通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 21:48:42 ID:???
ある日の昼休みのこと、にぎやかな教室にそれよりも大きなシンの声が響き渡った。

シン「ルナが風邪だって?ホントかよ!」
メイリン「う、うん。昨日から寝込んじゃって。」
レイ「それで容態はどうなんだ?」
メイリン「う〜ん・・・熱がまだあるみたいだし、あんまりいいとはいえないかなぁ。」
ヴィーノ「にしてもあのルナが熱を出すなんてな・・・。」
ヨウラン「鬼の霍乱ならぬ、ルナの霍乱ってヤツだね。」
メイリン「ちょっとー、お姉ちゃんだって女の子なんだからね!鬼はないでしょ鬼は。」
ヨウラン「ご、ごめん。」
レイ「確かに鬼は言いすぎだが、常に自己節制を心がけてるルナマリアが風邪を引くとはな。今年の風邪は危険かもしれん。」
シン「んなことよりさ、何で黙ってたんだよ?水臭いだろ!」
メイリン「え・・・だって、お姉ちゃんがみんなに(特にシンには)言うなって・・。」
シン「ええ?何でだよ?」
メイリン「そりゃまあ、みんなに心配かけたくないし、風邪引いてみっともないトコ、人に見せたくないと思ったからじゃない?」
特に好きな人にはね・・・とメイリンは心の中で続けた。

シン「俺等が心配するのなんか当たり前だし、風邪の時に見栄張ってどうすんだよ。まったくルナは!」
レイ「落ち着けシン。だが、確かに水臭いとはいえる(ルナマリアらしいとは思うが)。
   メイリン、ルナマリアの容態は見舞い客の相手をすると悪化するほど悪いのか?」
メイリン「そこまで悪くはないと思うけどぉ・・・」
シン「じゃあ決まりだな。」
レイ「心配するな、メイリン。顔をみたらすぐに退散する。」
メイリン「まあ、それならいいと・・・思う。」

ルナ母「ルナ、具合はどう?」
ルナ「うん。大分良くなった。・・・お母さん、昨日も今日も会社休んじゃたけど、いいの?」
ルナ母「あのねえ。病人はそんなこと心配しなくていいの。」
ルナ「よくないわよ。最近ずっとお母さん、仕事忙しいって家に持ち帰ってやってたじゃない。大丈夫なの?」
ルナ母「ルナ・・・。あなたは」

「ゴメンください!!」
ルナ母「あら、誰か来たみたいね。」
そういって母親はでていき、ルナマリアはふうっとため息をつく。

本当はまだ、あまり良くないのだが、母親に心配かけ迷惑をかけているというのが、どうも気にかかるのだ。
メイリンやシンが子供の時から近くにいたせいか、自分のことは、自分でする。世話を焼かれるより、焼く。そんな風にしてきた。
なのでこういう人から世話を焼かれている立場は、どうも嫌なのだ。なのになかなか直ってくれない。この忌々しい風邪め!
などと考えていると、母親が戻ってきた。

ルナ母「ルナ、お友達が来たわよ。」
ルナ「え・・・・。」
驚きの声を上げるルナマリアを、いたずらっぽく見て母親は出て行き、シンとレイが入ってきた。
117通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 21:50:28 ID:???
シン「ルナ!大丈夫かよ?」
レイ「すまない、ルナマリア。だがやはり、気になるものは気になってな。」
そういって、シンとレイが部屋に入ってくる。

シン「これ、お土産。良かったら食べてくれよ。ああ、食べられなかったらゴメンな。」
レイ「ヨウランとヴィーノも来たがったのだが、やはり病人のところに多人数でおしかけるのは、思慮に欠ける行為だ。
   ということで俺達が代表で来た。」
ルナ「二人とも・・・ゴメン。みんなにも何か気を使わせたみたいね。だけどもう結構よくなったから心配しな」

そう精一杯元気に見えるように言いながら、ルナマリアは体を起こそうとする。するとシンは彼女に近づくと、彼女の肩をつかみ
強引にベッドに横たえた後、自分の額とルナマリアの額を合わせる。間近にシンの顔を見、ルナマリアは熱で赤かった顔をさらに赤らめた。
だがシンは額を離した後、顔をしかめ、怒ったような声音で言い放つ。

シン「よくなったって・・・かなり熱いじゃんか。もう!何でそう昔からルナはそうなんだよ。俺達にまで気をつかってどうすんだって。
   苦しいなら苦しいってちゃんと言えってば!なのに今も元気なフリしようとしてさ。悪くなったらどうすんだよ!!」
レイ「・・・シン、病人に怒鳴るな。だがルナマリア、それ以外は俺も一言一句シンと同じ気持ちだ。自分のことは自分で、
   という君の姿勢は好きだし君の長所だと思うが、誰でも誰かの助けが必要な時はある。それは恥でも何でもない。
   ましてや俺達は、君に遠慮されるほど浅い仲ではないだろう!」

レイの言葉にもほんの少し、怒ったような響きが感じ取れた。
それに、ルナマリアの心がほんのりと温かくなる。彼等の気持ちが痛いほど分かったから。

ルナ「ゴメンね。ちょっと無理しちゃった。実はあんまり良くないかも。」
シン「だから謝るなってば!」
レイ「いや待て。今のは反省してもらわないと困るとこだ。」
シン「あ・・・そっか。」
そのやり取りに、ついルナマリアは吹き出しそうになる。何故か、さっきより本当に少し具合が良くなった気がした。

レイ「・・・さて、元々顔を見るだけという約束だったしな。退散するとしよう。行くぞシン。」
シン「ああ、分かった。ルナ、絶対無理すんなよ!」
ルナ「はいはい。・・・レイ、シン、ありがとね。来てくれて。他のみんなにもありがとうって伝えて。」
シン「だから!!礼なんて」
レイ「シン、今のは礼儀の範囲だ。とにかく行くぞ。そうお前が怒鳴るのでは、ルナマリアの体調に触る。」
シン「え・・・ご、ゴメン、ルナ。」
そんなシンの言葉に今度こそルナマリアは吹き出してしまった。まったくいつまでたっても、シンはシンなんだから、そう思う。

シンとレイが出て行った後、入れ替わりに母親が入ってきた。
ルナ母「ルナ・・・具合どう?」
ルナ「なんか、あの二人の顔みたらよくなったみたい。少し寝たいから、お母さん、気にしないで仕事していいよ。」
ルナ母「ルナ・・・」
ルナ「大丈夫だって。」
母親はためらったが、ただでさえここのところ忙しかった仕事が、丸二日休んだことでかなり溜まっているであろうことを思い出す。
せめて、家に持ってきた分だけでも片付けてしまわないと・・・そういう思いが心をよぎった。

ルナ母「じゃあ・・・行くわね。苦しくなったら言いなさいよ?」
ルナ「うん。」
そういって母親が部屋の電気を消しドアを閉めるのを見て、今のを聞いたらシンがまた怒るかな、などと考えながら
ルナマリアは目を閉じた。しかし、やはり熱のせいでなかなか眠れない。
118通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 21:51:42 ID:???
と――ドアを開け、シンが入ってきた。一瞬、ルナマリアは自分の目がおかしくなったのかと思う。
でも、それは紛れもなくシンだった。手には氷嚢をもっていた。

「帰ろうとしてたら、ルナとルナのおふくろさんの話が聞こえてさ。まったくもう、ルナは・・・。」
そういって、氷嚢をルナの額の上に置き、そして続ける。

「眠るまで、側にいるから。」
「え・・・。そ・・・」
「もう、ルナの言うことは聞いてやんない。」
そういって、ベッドの側に腰を下ろす。

「いつか・・・言ったろ?こんどからは、オレがルナを守るって。これくらいさせろよな。」
「シン・・・」
シン、覚えてたんだ、驚きとともにまた暖かいものが、胸を満たしていくのをルナマリアは感じた。
と、シンが彼女の手を握ってくる。ルナマリアは顔がこれ以上ないくらい赤くなるのを感じた。

「こうすると、病人は安心して眠れるって何かで読んだからさ。」
そう言って、二ッと笑うシンを見て、ルナマリアは何だか切なくなる。
シンにとって、自分は何なの?そう聞きたくなる。
他の人が病気になったら、同じようにこうするの?と聞きたくなる。

「シン・・・」
「ん?」
「ううん・・・何でもない。」
やっぱり聞けなかった。聞いたらこの幸せな気持ちが壊れてしまうかもしれないから。
怪訝な顔をするシンだったが、ルナマリアが視線を向けるとまた微笑んでくる。
弟みたいに思ってたはずだったのに、いつからこんなに好きになったんだろ?ルナマリアは思う。

そして――いつからシンが側にいてくれるだけで、こんなに安心できるようになったんだろ。
深い安堵感に包まれながらルナマリアの意識は自然と闇に落ちていった。



続く・・・かもしれない。
119通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 22:00:50 ID:1QCxU9Yp
グゥレイトォ!シンルナの魅力たっぷりだぜ
120通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 22:02:08 ID:???
青春アミーゴ
121通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 22:16:42 ID:???
アウル「ステラァ!早くしろよ、このおバカー!」
ステラ「待って……。今日……ステラ、日直……」
スティング「後は学級日誌書くだけか?」
ステラ「うん」
スティング「……?なんだ?この教師のコメントの欄……」

11/24 晴れ
今日の昼休み、職員室にステラがやって来た。
何の用だろうと思っていたら、俺にクッキーを差し出して
「これ、食べて……。家庭科の時間に作った……」
それだけ言って、走り去っていった。
………………
…………
……
ウヒョー!ウヒョー!ウヒョー!


スティング「あのオッサン、学級日誌を私物化してやがる……」
ステラ「“しぶつか”?」
アウル「ステラはあんなオッサンみたいになっちゃ駄目だぜ?」
ステラ「ステラ……ネオみたいになれない……。ステラ、女の子だから……」
スティング「いや、そういう意味じゃなくてな……(まっ、いいか。ステラはいつまでも純粋無垢で)」
122通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 22:19:48 ID:???
レイだけでなくネオまで学級日誌を私物化か・・・
ワロスwwwwwwwwwwwっうぇwwww
123通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 22:41:47 ID:???
やはりレイとネオは通じ合うものがあるんだなw
124通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 22:48:33 ID:???
ここの職人のネタにウヒョー
125通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 22:50:05 ID:???
学生時代のラウもやっぱり学級日誌に色々書いてたんだろうか
126通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 23:18:45 ID:???
ネオ「スティング、日誌に目を通しておいてくれ」
オクレ「あ?(普通、生徒が書いて教師が目ぇ通すもんだろうが・・・)」

11/25 くもり
すきやきを食べる夢を見た
ステラが差しいれだって持ってくる夢を見た
食べたいな 食べたいな すきやき イアンも言ってる

オクレ「・・・・・・伝言板か?交換ノートか?
    ってか、口で言え。つーか肉買う金なんてねぇ」

追伸 発電中、片手で口を抑えるのはつらかろうと思いましたので
    内輪で会議を開き、その結果多数決で、猿轡をつかっては
    どうかということになりました。先生、サンタさんにお願いしてきてやる

オクレ「〜〜〜!!!!?」  (>>98





11/26 飴
今日からなぜか学級日誌が一新されました。
以前のよりコメント欄がせまいのが先生、遺憾だぞ。
昨日の夕飯がカップ麺だったことも先生、まことに遺憾だ。
127通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 23:24:34 ID:???
○月×日 晴れ
今日の2時間目は移動教室。移動のために階段登ってたら前の子のスカートの……

ウヒョー!
128通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 23:25:13 ID:???
〇月●日  天気:晴 記入者:ラウ・ル・クルーゼ

今日はギルバートと日本版のチェスをしてみた。
駒の形が、かなり違うので2人で驚いた。
とりあえず試合をしてみたが途中ギルバートがグラディス氏を見つけ走って追いかけに行った。
・・・・・・彼は将来捕まるだろう。

帰りに前から欲しいと思っていた仮面を探しに行こうかと思ってる。
目と鼻が隠れて頭が隠れないタイプの仮面がどこで売ってるか調べなければならないな・・・・。

(●年前の学級日誌から抜粋)
129通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 23:25:21 ID:???
>>126
ネオ・・・・ww
GJ!
130通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 23:42:35 ID:???
このセクハラ教師がw
131通常の名無しさんの3倍:2005/11/25(金) 23:43:35 ID:???
>>126
ちょっwwwwオクレ、猿轡wwwwW
あとでステラに見つかって「スティング……これ何?」って言われたらどうすんだwwww
132通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 00:05:09 ID:???
なんだこの学級日誌wwwwww。
いっそ交換日記にでもしちまえww
133通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 00:25:40 ID:???
そういえばステラ達が暮らしてるアパートの管理人さんはどうなったんだろうな、設定さ
虎さん設定は没になっちゃったみたいだし・・・

いっそのことイアンにでもやらせるかw
こう・・・お金持ちにしちゃって
で、友人割引で格安で提供してたり
ネオはイアン家に居候だけど
豪邸だったり
でも大して働かないからご飯あまり貰えなかったり


                             ちらしの裏
134通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 01:22:57 ID:???
>>133
アイシャは?
金持ちそうだしまだ出されてない
135通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 01:29:49 ID:???
バルドフェルドの設定がなくってることに異議を申し立てようと思ったら
すでに前スレにもなかった…しかもそのことにまったく気付かなかった

いても文句言われないが、いなくなったことに気付かれない虎さん(´・ω・) カワイソス
でもネタが浮かばねえw



>133のちらしの裏に俺の妄想を落書きしてみる

親しんだバルドフェルド荘が遂に取り壊される事になり
ステラたちの為に安いアパートを探して西に東に奔走するオクレ兄さん
遂に見つけた物件の名前は ガ ー テ ィ ー 荘 
管理人は親の遺産として受け継いだイアンとなぜか住み込みで働いてるネオ

怒涛のお引越しネタ こんなんどうよ
136通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 02:27:32 ID:???
アズラエル「おや、めずらしいお客さんですね」
ナタル「お久しぶりです、アズラエル理事」
アズラエル「ふふ、僕はもう理事じゃあないですよ
ささっ、寒いですから早く腰掛けちゃってください」
ナタル「あ、はい…以外と、元気にしておられるようですね」
アズラエル「ええ、せっぱ詰まって始めたこの仕事も今じゃ天職だと思ってますよ」
ナタル「元理事は仕事を楽しんでおられるのですね
…ふう」
アズラエル「何だか悩んでるって顔してますね」
ナタル「わかりますか?」
アズラエル「ええ、よく」
ナタル「…聞いて頂けますか?」
アズラエル「構いませんよ」
137通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 02:31:47 ID:???
ナタルは話し始めた

最近教員交換だかで派遣されたザフト高にまだなじめない事
そこの校長が教育者の上に立つ者の態度では無い事
前から変な男に何度もアタックされている事…彼女には多くの事がありすぎて冷静に対処出来てないようだった

アズラエル「ナタル君もいろいろと苦労してるんですねぇ
とりあえずザフトに関しては少々の事には寛容になる事ですよ
あの校長兼理事長も、単なる傀儡ですから気にしなくていいです、あそこは連合とは違うんです
最後にその変な男は、寄ってきたら容赦なく沈めて差し上げて下さい、彼にはそれが一番です」
138通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 02:33:22 ID:???
ナタル「さすがですね」
アズラエル「いえいえ、この仕事をしてるとお客さんからいろんな事を聞けるんですよ
情報は集めて楽しいコレクションじゃあないんです、持ってる情報は使わねば…ってね」
ナタル「すみません
今の職場ではちょっとまだ相談できる人間がいなかったので…」
アズラエル「いいんです、僕は人の話を聞くのが好きですから
また遠慮せずにいらしてください」
ナタル「はい、では!」



アズラエル「おや、私としたことが
おでんを出すのを忘れてましたね
あ〜あ…もう経営ダメダメです」


微妙な経営難を乗り切れ、盟主!
139通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 03:17:23 ID:???
>>138 ごめん深夜にほのぼのったわGJ! ムル太の主人が優しいw

ネタにしにくいナタル先生を出してくれたことには個人的にうれしい
駄目もとで言ってみる、続編キボン
140138:2005/11/26(土) 08:59:59 ID:???
>>139
続編?

何かナタルの話って事?
141通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 09:42:45 ID:???
>>135
引越しはイベント的には面白いんだが・・
そーすっとだな、その後、ご近所のミーアとフレイと3兄弟をからめにくくなるんじゃないかなあ?
142通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 11:38:32 ID:???
>>141
アパートが潰れるんならミーアたちもお引越しだろ。
そんで集団お引越し
143通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 12:38:35 ID:???
>>140 Exactly(そのとおりでございます)
144通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 13:11:49 ID:???
引越しかぁ・・・
大きく流れを変える事になるかもしれんが・・・おっさんと絡みやすくなるといえば・・・うーん・・・
145通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 14:26:39 ID:???
>>143
んじゃまたナタルネタ書くことにしましょw

次のネタ何書くか決めてなかったし

気長に待っといて下さいな
146通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 16:30:52 ID:???
632 :通常の名無しさんの3倍:2005/11/24(木) 21:57:17 ID:???
「んー…はぁ…」
「何ため息ついてんだ?」
「あのね…ルナマリアさんやステラさんって胸、おっきいよね…」
「あー…まぁ、確かにな」
「うらやましいなぁ…お兄ちゃんも胸、おっきい娘の方が好きでしょ?」
「そんなことないぜ?ほら、好きになった娘がタイプってやつだよ」
「ほんとぉ?」
「ほんとほんと。それに胸大きいといろいろ大変じゃないか?」
「そう?」
「ああ、ルナなんかまた胸が大きくなったって愚痴ってたぞ。ならラインがわかるタンクトップなんて着てくるなっての。」
「……」
「ステラなんか、後ろから飛びつかれた時に背中に当たるのがすごいし…」
「………」
「夏場は人んちを自分ちみたいに薄着でうろうろして目のやり場に困るし、二人ともその辺無頓着というか…」
「…………」
「全く、お隣さんだからってちょっと無防備なんじゃ…って、あ、あれ?マユ?」
「お兄ちゃんの裏切り者ー!おっぱいばっかり見てるよー!」
「ああッ!?ち、違うんだマユ!落ち着いてくれ!」
147通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 16:37:18 ID:???
>>146
うは・・・萌えるなあw
148通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 17:05:02 ID:???
>>146
お留守番スレ?
149通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 17:27:47 ID:???
たまに貼ってく人がいるよな。
150通常の名無しさんの3倍:2005/11/26(土) 21:49:37 ID:???
マユ種スレも同時に見てる所為かイアンとかユウナとかもかなり好きに・・・
書くか、自分で書くか
文才欲しいよ文才
151通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 11:06:55 ID:???
>>150
ガンガレ、ここは俺みたいな文才無いのでも受け入れてもらえたから大丈夫だ

何か書いてみ?
152通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 18:53:07 ID:???
ほっしゅ
153通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 22:50:20 ID:???
そういやもう少しでクリスマスだな
154通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 23:02:31 ID:???
保守
155通常の名無しさんの3倍:2005/11/27(日) 23:06:54 ID:???
クリスマスの深夜、シン達は悪夢をみるのだろうか?
これがあるし↓ 
FINAL PLUS 〜選ばれた未来〜 
関東地区: TBS 2005年12月25日(日) 25:50〜26:45   
関西地区: MBS 2005年12月25日(日) 24:30〜25:25 
156通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 00:24:57 ID:???
こっちの世界では楽しくやろうや
157通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 00:39:40 ID:???
俺の脳内では全員サンタの格好をしているのが見えるよ
158通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 09:35:51 ID:???
旧3馬鹿と新3馬鹿のからみが見たい
159通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 13:24:24 ID:???
>>158
もしも3馬鹿常夏トリオが種死に出てたら・・・・02
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1131029985/l50

ちょいと探してみたら、こんなスレがあった。3馬鹿どうしのからみがみたいなら
このスレもいいかも?
160通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 20:01:59 ID:???
保守
161通常の名無しさんの3倍:2005/11/28(月) 20:20:12 ID:msrETU/M
シン「こぉの腐れハゲェェェ!」
アスラン「あばだぁ!!え!?シン!?」
シン「立てハゲコノヤロー、3秒以内に立たねーと頭ぶち抜く。ハイ1…『ドオォン!』」
アスラン「2と3はぁぁ!」シン「しらねーなそんな数字、男はなァ、1だけ覚えとけば生きていけるんだよ。」
162通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 01:05:16 ID:???
↑誤爆?
163通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 01:10:07 ID:???
保守
164通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 01:16:51 ID:???
ちょっと過疎気味か?まずいな・・・
165通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 02:26:40 ID:???
期末テストシーズンか?
166通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 04:58:31 ID:???
期末にはまだ早いと思われ…地域差??
167通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 07:30:05 ID:???
うちは中間だ
168通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 08:03:53 ID:???
全員が学生なわけじゃあるまいしw
169通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 09:30:46 ID:???
職人期待あげ

でも、期末シーズンでこの過疎化ってことは…学生率高いのかもなww
170通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 09:39:14 ID:???
あとセンター試験近いし・・・どっちにしても学生だなw
171通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 10:53:47 ID:???
>>169-170
ネタ切れで過疎化してると考えるよりは希望が持てるな・・・。
172169:2005/11/29(火) 12:13:14 ID:???
>>171
まあ、とにかく気長に待とう

俺も今制作中だからさ
173通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 18:50:43 ID:???
ガンガレ
174172:2005/11/29(火) 19:55:13 ID:???
できた!
一気に投下するよ

>>139さんの要望通りナタルをちょいと混ぜた
175通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 19:56:45 ID:???
とある夜のむる太
今宵はナタルの歓迎会として、屋台の筈のむる太にザフト高の教員達がところ狭しと集まっていた


ギル「皆はもう知ってると思うが、教員交換だかなんだかでしばらく我が校で教鞭を振るって頂く、ナタル・バジルール先生だ
さあ、先生どうぞ」
ナタル「ナタル・バジルールです
連合高校から来ましたよ、よろしく」
ギル「ははは。先生は照れておられるようだ
我が校の教員は気さくな先生も多いですから、すぐに慣れますよ」
ナタル「は、お気遣いどうも…」
ギル「今日は大いに楽しんでくれ
経費は学校持ちだからなウヒョー」
176通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 20:00:42 ID:???
ギル「おっと忘れるところだった、我が校から閉め出さ…じゃなかったバジルール先生と引き替えに連合校に派遣されたアーサー君は

初日から盗撮行為が発覚した為、暫くプリズンライフを楽しんでくるそうだから心配しなくていいよ
では今度こそ皆楽しんでくれ」
教員達(またか…どうせすぐに出てくるんだろな)

モラシム「それでは乾杯といこう!」
教員達「かんぱ〜い!!」

教員達はナタルを囲んでしばらく自己紹介やら世間話、学校の近況についての話しに花を咲かせた

そして、少数の先生を残して混迷の二次会へと突入していった…
177通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 20:02:41 ID:???
ギル「わはははは!
私のワカメはどうだね!?
うまいだろう?
遠慮なく食べたまえ(泥酔状態)」
サトー「むぐぐぐぐ〜」
アデス「ひーー!」
アビー「いや〜〜!」
ギル「我のワカメは自分の手足のごとし!(狂乱)」
モラシム「殿、殿中にござる!」


ナタル「いつもこんな感じなんですか?」
タリア「いつもは違うわ、あのワカメだけよ
あなたの歓迎会なのに汚いモノを見せてしまったわね」

ナタル「いえ、こちらこそ緊張がほぐれました」
ギル「タリア!
君も私のワカメをうわやめグギャッ…」
タリア「寝テロ、恥晒シメガ!」
178通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 20:04:57 ID:???
ナタル(私はとんでもない所へ来てしまったようだ…)
タリア「ここじゃ何だから、もっと静かな所でゆっくり話しでもしましょ
私良いとこ知ってるから」
ナタル「あ、はいっ!(この人には絶対に逆らってはいけない!)」
タリア「アビーもいらっしゃい」
アビー「ワカメがまだ口の中に…」

ナタルとアビーを引きずるようにして
タリアは阿鼻叫喚となっているむる太を後にし、夜の闇へと消えていった


アズラエル「まったくどいつもこいつも
何でおでん屋にまで来て、おでん喰わないんですかね
あ〜あ、何かダメダメです」

とりあえず終わり
179通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 20:09:39 ID:???
>>176-178
誰もオデン食わないのかww
GJ!
180通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 20:34:41 ID:???
>>178 GJ
リクエストに応えて出してもらえただけで超感謝
ナタルとタリアとアビーの三人娘は周りのダメ教師を肴に何を語り合うのかなw




>ギル「今日は大いに楽しんでくれ
>経費は学校持ちだからなウヒョー」


ドサクサ紛れに何かいるw
181通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 21:47:50 ID:UuQQyED/
>>109
前スレでシンとフレイのエレベーターを書いたものです。
まさか使ってくださるとは感激!
なんだか、またフレイ小説を書くやる気が出てきました(゜∀゜)!
最近フレイ小説が少なくなってきているので、お互い頑張りましょうね!

182通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 22:57:12 ID:???
>>175-178
乙!そしてGJ!

>>181
こちらこそ勝手に拝借したのに逆に喜んでもらえるなんて・・・光栄です。
自分も、書けたら自分も書きます。そちらも頑張ってください。
183通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 23:33:36 ID:???
>>175-178GJ!!
連合高校に派遣されたアーサーが何気に気になるw
184通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 23:39:13 ID:???
シンの家の風呂が壊れてルナの家に貰い湯に行く話。

シン 「すいませんおばさん。お世話になります」
ルナ母「いいのよ。お隣同士なんだから遠慮しないでね」

ルナ (ふふふ……作戦は順調ね。昨日わざわざシンの家の風呂釜を壊しに行った甲斐があるわ。
    シンがお風呂に入ってる時に知らない振りして「きゃっ!」て言って入ってそれで「折角だか
    ら背中流してあげるわよ」なんて「ルナ……俺は!!」そんで「だめ……お風呂場は声が響
    いて……恥ずかしい」なんて言っちゃったりして)

シン 「けど俺が一番風呂なんていいんですか?」
ルナ母「そんな他人行儀な事を言わないの。ルナはああだし、いつ戻るかわからないから」

ルナ (あれ? そういえばよく泡立つボディソープとか買っておいたかしら……もしかしたら
   「ルナ。スポンジじゃなくて体で洗って欲しい」なんて言われた時に泡がたくさんないと滑り
    が悪いし。そして「ルナ、今度は俺の番だ」って優しい手つきでシンが私の体を……)

シン 「………何ニヤニヤ笑いながらブツブツ言ってるんですか? ルナ」
ルナ母「最近いつもそうなのよぉ。メイリンがいれば突っ込んで元に戻るんだけど今お使い頼んでるから」
シン 「そ、そうですか。じゃあ遠慮なくお湯いただきます」
ルナ母「は〜い、ごゆっくり」

ルナ (けど少しづつ手つきが怪しくなってきて「シン……何か手つきがイヤラシイ」そして「何言って
    るんだよルナ。俺はただ洗ってるだけだぞ?」って何か意地悪な笑いになってきて私は恥ずかしく
    ってじっと堪えてるだけしか出来なくて、けどそれを見たシンがまた……)

ルナ母「(ルナを見て)…………はぁ」
185通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 23:39:50 ID:???
ガチャ!!(玄関の開く音)

メイ 「ただいま〜〜!! 醤油とみりん買ってきたよ〜」
ルナ母「おかえりなさい、ありがとうメイリン。あら? 濡れてるけど雨降ってきたの?」
メイ 「そう、急に雨が降ってくるんだもん!! 体が冷えるから先にお風呂入るからね」
ルナ母「それがいいわね。ゆっくり暖まってらっしゃい」
メイ 「は〜〜〜い」

ルナ母「う〜〜ん……何か忘れてる気がするけど。けど忘れてるって事はたいした事じゃないわね」

ルナ (段々と大胆になっていくシンと溺れていく私……お風呂場の外にはお母さんとメイリンがいる
    というスリルがさらにそれを高めていって……「だめ! お母さんに聞こえちゃう」けどシンは
   「こういうのも好きなんだろ?」ってやめてくれなくて「そういう事言わないで……」)

………………………

シン 「うわぁぁぁぁぁぁ!! メイリン!? 何で!?」
メイ 「きゃぁぁぁ!! 何でシンがいるのよ!?」

ルナ母「あらあら……そう言えばメイリンにはシン君が先にお風呂にいるのを言ってなかったかしら?」


シン 「ご、ごめん!! メイリン。見るつもりはなかったというか不可抗力というか………」
メイ 「(顔赤くして)もういいわよ……いきなり入って気づかなかった私も悪いし……それにシンなら」
シン 「え? 何だって?」
メイ 「なっ、何でもないわよ!!」

ルナ母「あらあら?(今日はシン君には泊まっていってもらおうかしら……)」

ルナ (それで最後にはお姫様抱っこでベッドに連れて行ってもらってフィニッシュ!!………と。
    さて、シミュレーションも終わったし行動を開始しますか………ってあれ?)
   「………何でシンもうお風呂から出てるのよ!? しかもメイリンとチラチラと目を合わせてっ!!」

ルナ母「………………はぁ」 


 初投下だ。そしてメイリンが好きだ。後悔はしていない。 
186通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 23:45:50 ID:???
>>184 -185だが改行やスペースがズレまくりだ…… OTZ
メモ帳作成で投下はむずいな。
187通常の名無しさんの3倍:2005/11/29(火) 23:49:27 ID:???
グゥレイトォ萌えたぜ
188通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 01:13:05 ID:???
>>185
GJ!
ルナ哀れw
つうか何気にお母さん大胆発言!!
189通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 01:40:33 ID:???
メイリンにはヴィーノが…
190通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 02:16:01 ID:???
GJ!
風呂壊しにいったのかよルナww
191通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 02:43:50 ID:???
>>189
まぁそう言わずに
でも俺も素で凹んだorz


話変わるけど、シンがアビー先生のことを気になってるっていう
設定はどっか行っちゃったな
192通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 02:49:09 ID:???
>>191
その辺は自由にしましょうや。職人さんを束縛するのはよくないし
テンプレの設定以外は自由でいいと思うねえ。
193通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 02:56:49 ID:???
>>192
それもそうだね
やっぱ臨機応変にってことで
194通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 08:09:13 ID:???
みんな恋多き若者なんだよ。
195通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 08:24:44 ID:???
風呂壊したってww

あのマユに気づかれずにやるとはさすがザフトレッドww
196通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 11:46:11 ID:???
GJ!!!
ルナ母ツボッタ!!!!www
しかも風呂窯破壊…
「忘れてた?私も赤なのよ。」…忘れてました!!w
197通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 14:10:47 ID:???
目には目、歯には歯、貰い湯には貰い湯。

ルナ母「あらあら……お風呂が壊れてるわね。何か鈍器のようなもので叩いた後があるけど……ルナは知らない?」
ルナ 「しっ、知らないわ!! そういえばシンの家もこの間壊れたって言ってたけどそれも関係ないわ。対艦刀は
    ちゃんとばらして部屋に隠してあるしっ!!」
ルナ母「……………はぁ。全く……シン君の家にはお願いしておくから貰い湯に行ってらっしゃい」
ルナ 「了解!! ルナマリア、突貫しますっ(ビシっと敬礼)!!」

ルナ母「………はぁ。いくら赤で角(あほ毛)だからってこういう時だけ3倍速くしなくていいのに。しかもまだ夕方……」

シンの家

ルナ 「おばさんこんにちわ〜〜!! お風呂借りま〜〜す!!」
シン母「ちょ、ちょっとルナちゃん!? 話は聞いてるけどまだお風呂沸いてないわよ!?」
ルナ 「これでも赤です!! 私がやります!!」
シン母「そ、それならお願いね?(赤って何なのかしら……)」

ルナ 「ふん♪ ふふん♪ ふん〜〜♪」(風呂の準備中)
   (前回は卑怯なメイリンの奇襲作戦の前に志半ばで倒れたけど今回はそうはいかないわ!! 罠を仕掛け
    成功させるコツはそれを気取られない事、そして息を潜めてじっと待つ慎重さ……こうして電気を点けないで
    お風呂に入っていれば「きゃっ! シン!?」「ご、ご、ごめんルナ! 電気点いてなかったから誰も入って
    ないって思って! すぐ出るからっ」そこで逃がさず「いいよ……シンも風引いちゃうよ?」って引きずり込むっ!!
    射撃は苦手だけど近接戦闘ならばっ!!)

1時間後
ガタガタ………(脱衣所で物音)

ルナ 「……っ!? 聴こえた! 水の一滴っ!!」
   (気配を殺すのよ、ルナマリア。これぞマタギに伝わる岩魚釣りの奥義、石化け!!)
    ルナの姿が壁のタイルと同化していくように見える

ガチャ……(風呂場のドアが開く)

ルナ 「………………………………」

マユ 「いつもいつも私がお兄ちゃんが入ってる時に侵入するから逃げられるのね。お兄ちゃんがお風呂に入る前に先に現場
    に潜んでおけば『キャッ!! お兄ちゃんのエッチ!!』『ごめんマユ!!けど俺は……』『お兄ちゃんマユと一緒
    に入りたいの?』『マユ……マユ!!』ってなるはず!!」  
   (雲のように静かに、雷のように速く……心を静めるのよマユ)

ルナ・マユ 「…………………………………………………………」

ルナ・マユ 「…………………………………………………………」

ルナ・マユ 「何でマユちゃん(ルナ姉ちゃん)がここにいるのよ!?」

198通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 14:11:12 ID:???


30分前

シン 「さ〜〜て、風呂入ろうかな」
シン母「あ、シン、今日ルナちゃんがお風呂借りに来てるからあなたは銭湯行ってきなさい」
シン 「え〜〜!? なんでだよ母さん。別にその後入ればいいじゃん」
シン母「あのねえ、ルナちゃんだって女の子なの。少しは気にしなさい。全く鈍いわねぇ」
シン 「全く……なんで俺が……」
シン母「文句言わないの。お金は上げるから、早く行きなさい」
シン 「はいはい、わかりましたっと」

玄関前

シン 「いってきま〜〜す」
メイ 「あれ? シンどこ行くの? これからシンの家にお風呂借りに行こうと思ってたんだけど」
シン 「母さんがあんたは男なんだから銭湯行きなさいってさ。そういえば今ルナが風呂使ってるんじゃないか?」
メイ 「そうなの? お姉ちゃんが行ってからもう1時間近く経ってるから平気かと思ったんだけど」
シン 「まあよくわからないけどもう少し待ったほうがいいかもな」
メイ 「う〜〜〜ん、どうしようかなぁ………あっ、そうだ。私もシンと一緒に銭湯に行くわ」
シン 「は? もう少しすれば家の風呂も開くだろ?」
メイ 「いいのいいの!! たまには私も広いお風呂入りたいし。お財布取ってくるから待っててね!!」
シン 「はいはい」 

メイ 「お母さん! お姉ちゃんまだ出ないって言うし、私シンと銭湯行ってくるから!」
ルナ母「あらあら……メイリン、銭湯は混浴じゃないのよ?」
メイ 「ブッ!! な、な、何言ってるのよ!」
ルナ母「あらあら……冗談よ。あなたが何言ってるのかしら?」
メイ 「もうっ!! じゃあ、いってきま〜す」 

メイ 「お待たせ、シン。行こっ!!」
シン 「ああ。しかし風呂の故障が多いよなぁ最近。家の風呂釜もこの間、鈍器のような物で壊されてたけど
    メイリンの家もそうか?」
メイ 「う〜ん……私んちは風呂釜じゃなくて浴槽が凹んで歪んでたの。鈍器のような物で叩いたみたいに。
    お母さんは原因を知ってるみたいだけどね」
シン 「ふ〜ん。まあいいや、行こうぜ」
メイ 「うん!」


シンが髪を下ろした湯上りメイリンに見惚れるのとそんなシンにメイリンが照れて顔赤くするのはセット。

俺はホーク姉妹が好きだ。
プライドの高そうなメイリンは褒めて伸ばす。打たれ強そうなルナは逆境で伸ばそう。
後悔はしていない。
    
199通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 14:21:30 ID:???

>>189
>>191
それ以外にも
ネタ的にこのスレでやめたほうがいいなら言ってくれ。
このスレではカプが確定してルナとステラとマユに限られている&メイリンの相手という暗黙の
ルールがあるとしたら空気の読めない俺が悪かった。

このスレが楽しそうだったんで投下したまでのこと。すまぬ。
200通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 15:00:43 ID:???
>>199
気にするな、俺は気にしない。成就させなければいいだけだ。
それはともかく、GJ!
201通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 15:43:01 ID:???
う〜ん…ルナにステラにマユって既に三人もいるのにメイリンまでシン好きにさせちゃうのはなぁ…
202通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 15:44:48 ID:???
ここはプラモが売れないキャラにとっても優しいインターネットですね
203通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 16:21:21 ID:???
>>201
別にシンが好きにしてるってことはないだろ
204通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 16:27:13 ID:???
>>201
分かるけど・・・君のいいたいことも分かるけど・・・そういう制約を設けて
職人さんがこなくなっちゃったら寂しいじゃない?これってわがまま?
205191:2005/11/30(水) 17:16:06 ID:???
>>199
ごめんなさい、初投降ってとこを汲み取るべきだった

暗黙の了解ってほど確立されたものがあるわけじゃないし
ヴィーノとメイリンで完全にカップル成立してるわけでもないんだけど(それこそタブーだ)
正直メイリンまでシンの女難要員になっちゃうのはちょっと勘弁かな
でも単発ネタにとどめておいてくれるなら全然おkよ。俺もホーク姉妹が好きだ

よかったら保管庫やテンプレのキャラ紹介読んでみそ
ここのキャラのこと概ね分かるようになってるから
206通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 17:24:05 ID:???
このスレのためを思うならそろそろカプネタは自粛してもらいたいものだ
207通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 17:58:24 ID:???
期末テスト


レイ(・・・・・)
メイリン(・・・・・)

シン(あれ?これどうやんだっけ?昨日レイに教わったのに〜)

ヴィーノ(わかんね〜、てか悩んでるメイリンも可愛い・・・)
レイ(・・・ここはギルが昨日わざとらしくいってたページに乗っていた問題・・・・・)

メイリン(・・・)
シン(・・・)
ヴィーノ(・・・)
レイ(言われなくてもわかるのに・・・)



ノリで書いた今は反省している
つーかこの学園、テストとかあるのか?
208199:2005/11/30(水) 18:19:33 ID:???
>>205

 一応読んだんだ。そして(このスレでは)シンに対して好意があるのはルナ、マユ、ステという
ことも理解した。だけど恋愛としてでなくコメディ(一応主体はルナだし)としてならば
それ以外でもOKかと思ったんだよ。いわゆるルナマユステみたいにスレの方向性としてメイリンに
好意を持たせるんじゃなく投下したネタ内のみの話として。

 まあここまでマイナスな反応がある以上やめるべきだとわかったけど。

>>206

 すまん。カプネタ以外投下できそうにない俺には謝ることしかできん。

 スレ主はスレの方向性としてまずければ消去してもおkだ。
 慣れない事はするもんじゃないと反省している。

209通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 18:40:30 ID:???
あまり過剰にならなければ良いんじゃないの。
過疎ってるのにあまり職人に文句言うなって、マターリ行こうぜ。
210通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 18:47:15 ID:???
仮に「カプネタ」に準ずる作品でも
なるべく各キャラお決まりの相手とだけそういう絡みをさせるようすれば
行き過ぎた描写じゃない限り許容範囲だと思うし
スレの空気が悪くなることもないだろうからいいんじゃないかな。
211210:2005/11/30(水) 19:01:07 ID:???
追記。>>208の言うように後に影響を及ぼさないものなら
変則的な組み合わせもアリかと。

まぁ何事も加減をわきまえてね。
212通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 21:12:55 ID:???
何事もなかったようにマタ〜リ再開↓
213通常の名無しさんの3倍:2005/11/30(水) 23:41:42 ID:???
>>198
だが実際は・・・・・ルナがプライドの高い人間で打たれ強いのはメイリンだった・・・・・
私は勘違いをしていたのだ・・・・・・・そしてルナはバスケ部を退部になっt(ry
214ゲーム大会inアパート1:2005/12/01(木) 00:13:10 ID:O0nYb16B
ここは連合高校屋上。
そこには、燃えるような真っ赤な髪の美少女フレイ・アルスターと、
黄緑がかった金髪の長身の青年オルガ・サブナック、
片目を髪で隠しているミステリアスなシャニ・アンドラス。
そして―――――
クロト「ふっふっふっふ・・・!」
フレイ「なによ、クロト・・変な声だして・・・?
    あっ、それよりも午後ティーは??」
クロト「はい!ちゃんと買って来たよ〜〜♪」
クロトはくるりと1回転してフレイに『午後の紅茶』を渡した。
そのようすはやけに嬉しそうである。
シャニ「キモーイ・・・」
オルガ「やけに嬉しそうだな、オイ。」
クロト「そりゃあ、そうだよ!!実は・・・・
    マリオパーティー7やっと買えたんだーーーーーーーー!!!」
フレイ「・・・・・・なにそれ・・・・・・・・・・・」
オルガ「どうせゲームだろ?あぁ、だから最近『むる太』で必死にバイトしてたのか。」
シャニ「しょせんゲームでしょ・・なんでそんなに必死なんだか・・」
好みも趣味も違うこの3人にはゲームの良さがあまりよく分からないらしい。
クロト「どうせ・・?しょせん・・!!?あっまーーーーーーーーーーーーーい!!!
    生き残りが厳しくなっている今のゲーム業界で、このマリオパーティーは、か・な・り!
    注・目されてるんだよ!!しかも今回は、なんと8人プレイが可・能!!」
フレイ「8人?!へ〜・・・最近のゲームってすごいのね・・。
    そうだ!!アパートでゲーム大会しましょうよ!私達4人と、ステラにアウルにスティング。
    それにミーアで!」
クロト「それ賛・成!!」
オルガ「マジかよ・・・」
シャニ「だるーい・・・」
放課後にゲーム大会をすることになったが・・はてさて、どうなることやら。
215通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 00:27:11 ID:???
わくわくテカテカ
216ゲーム大会inアパート2:2005/12/01(木) 01:10:50 ID:O0nYb16B
と、いうわけでスティングたちの部屋ですることになった。
ミーア「私ゲームなんてやったことないけど、大丈夫かしら・・??」
ステラ「うぇーい♪ゲーム、ゲームwww」
スティング「(ステラちゃんとわかるか・・・?心配だ・・・)」
アウル「へへん!これでもゲーセンでゲーム慣れしてるからねぇ♪」
クロト「それじゃ、まず1人2組にわかれるよ〜!」
くじ引きの結果・・・・
フレイ「オルガッ!やるからには1位狙うわよ!!」
オルガ「やられるよりはやる方がマシってね!!」
ミーア「足引っ張っちゃうと思うけど、よろしくね、アウルww」
アウル「まっ、僕がカバーしてあげるよ!」
シャニ「ダル〜イ・・早く終わらせて帰ろ・・・」
スティング「(シャニ先輩かよ・・かなり苦手なんだけどな・・・)」
クロト「ステラと一緒かよ・・・でも他のチームにはコレくらいのハンデないと可哀想だしね!」
ステラ「ステラ、がんばる・・!」
そんな訳で、
チーム1:フレイ&オルガ
チーム2:ミーア&アウル
チーム3:シャニ&スティング
チーム4:クロト&ステラ
となった。
クロト「次はキャラクターを選ばなくちゃね!じゃんけんで勝った順で選べることになるよ!!」
フレオルクロシャニスティステアウミーア「じゃんけんぽん!あいこでしょ!あいこでしょ!」
ミーア「きゃっwwやった私1番!え〜っと・・それじゃあ、このデイジーって子にするww」
ミーアが選んだのは茶髪の可愛らしいお姫様だった。
シャニ「は・・?次、俺か・・それじゃあ、この変な奴。」
変な奴とはオバケのテレサである。
クロト「よぉし!!やっと僕の番がキターーーーーーーーーーーーー(゜∀゜)!!!!!もちろん主人公のマリオで!!」
クロトはゲームやあるときは主人公か隠れキャラを好む。
フレイ「ふぅ、よかった最後のほうじゃなくて。変なキャラだったら嫌だもの。私はこの子がいいわ。」
フレイが選んだのはピンクのドレスがポイントのピーチ姫であった。
アウル「ん〜っと、どれにしようかな〜??ヨッシーでいっか。」
ヨッシ―は緑色の卵から生まれるマリオの相棒のような乗り物のようなキャラである。
オルガ「うぉし!!勝った!!!俺は・・このキノコみてえな奴だ。」
オルガの選んだピノキオはまさにキノコ?という感じのキャラである。
ステラ「うぇーいwwwこの子可愛い・・・・ww」
ステラが選んだのはキノピオの女の子バージョン(?)みたいなキノピコというキャラだった。
スティング「俺が最後か・・しかも、変なキャラしか残ってねぇし・・・・もうこれでいいや。」
一番最後(ビリ)のスティングはめちゃくちゃ悪役顔のワリオとなった。
217通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 01:18:12 ID:???
>うぇーい♪ゲーム、ゲームwww


ステラかわいい…
218通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 04:36:24 ID:???
オクレワリオワロスwww
219通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 08:05:39 ID:???
>>216
1人2組でなくて2人1組では?
220通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 08:27:46 ID:???
続きをワクテカしながら待ってますよ!ww
221通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 18:33:58 ID:???
師走の初めの日の放課後…とある男子生徒が、誰も居ない教室に1人残っていました。

ヴィーノ「はぁ…今日でもう12月か…。冬休みやクリスマスなんかも近いって言うのに、
      俺とメイリンとの関係は、一向に進展ナシなんだよな〜…。」

ザフト学園での生活が始まってから既に8ヵ月…。その間、自分とメイリンは仲の良い友達
としての関係を堅実に築いて来てはいたが、友達以上のステップには全く進んでいなかった。
このまま今年が終わり…冬が終わり…春が来て…2年生に進級して…クラス替えがあって…

ヴィーノ「もしかして、メイリンと違うクラスになっちゃったりとかして…ハハハ…なんてな…orz」
(※サ○エさんワールドと同じで、進級もクラス替えも存在しません。)

ヴィーノが欝状態になっているまさにその時、とある1人の男が教室に入って来ました。
ヴィーノは欝状態なので、その男の存在に全く気付いていません。
その男は、ヴィーノの背後に立つと、ポンと肩を叩きヴィーノに声を掛けました。

ハイネ「よう?お前…何こんな暗くて寒い教室で、1人でシケたツラしちゃってるワケ?」
ヴィーノ「あ、あなたは……OBの…ヴェ、ヴェステンフルス先輩!?!」
ハイネ「フッ…だーかーら、ハ・イ・ネだって!」
ヴィーノ「あ…す、すみませんでしてた!ハイネ先輩!」
ハイネ「まあ、べつに謝られるようなことでもないけどな。…それよりもお前だ!
     一体全体、なんであんなシケたツラしてたんだ?偶然この教室の前を
     通り掛った時に、お前の顔が見えてな…声掛けずにはいられなかったぜ?」
ヴィーノ「あ…そ、それは…その…」
ハイネ「…まあ、こんなところじゃなんだ!場所を替えてゆっくり話そうじゃないか?
     なんならコーヒーぐらい奢ってやってもいいぜ?俺はOBで、お前は後輩だからな!」
ヴィーノ「は、はぁ…」
ハイネ「話しちまえよ…1人で悩んでたって何も解決しないぜ?話しちまえば少しは楽になる…
     それに俺は、人生経験豊富なハイネ様だぜ?絶対お前にアドバイスしてやれる自信がある!」
ヴィーノ「……」
ハイネ「…ま、詳しい話は後だ!とりあえず場所を移動しようぜ?」
ヴィーノ「…わかりました、ハイネ先輩。」
222通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 18:35:03 ID:???
場所は替わって、とある喫茶店で話をするヴィーノとハイネ

ハイネ「…成る程な!つまりは、お前とそのメイリンちゃんって娘との関係が
     ここまま何の進展もナシで、終わっちまうんじゃないか?…ってことで悩んでたワケ?」
ヴィーノ「…はい、要約するとそうです…。」
ハイネ「…お前、今生徒手帳持ってるか?」
ヴィーノ「え?生徒手帳…ですか?そりゃあ一応は持ってますけど。」
ハイネ「ならさ、校則のA条を読んでみな?…それが答えだ。」
ヴィーノ「校則??そう言えば生徒手帳の中なんて読んだことなかったけど、A条に一体何が…」

・校則
A恋愛は禁止します。 ただし、ごくごく一部の例外は除く。

ヴィーノ「Σ(゚д゚lll)ガーン こ、これは…」
ハイネ「ま、そういうことだ…どう足掻いても、お前とメイリンちゃんはこの先くっつかない!」
ヴィーノ「ガ━Σ(゚д゚lll)━( ゚д)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(д゚lll)━Σ(゚д゚lll)━━ン」
ハイネ「あきらめろよ…と言いたいところだが、後輩を断崖絶壁から突き落としておきながら
     救いの手を差し伸べないほど、俺は薄情な先輩じゃないぜ?俺の話はまだ続く…
     耳かっぽじって最後までよーく聞いとけ。その後で、凹むなり何なり好きにしな…」
ヴィーノ「………………はい。」

つづく?
223通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 19:04:23 ID:???
つづいてくれw
224通常の名無しさんの3倍:2005/12/01(木) 20:56:29 ID:???
ハイネネタキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!

続き見たい!
225通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 04:46:13 ID:???
ハイネの飴と鞭スゴスwww
226将棋:2005/12/02(金) 10:21:53 ID:???
流れぶった切ってすんません
小ネタを投下


シン「あんたが悪いんだ……、あんたが……、あんたが裏切るから――――――っ!!」
?「っ!? シンっ!」
シン「うおおおおおおおぉぉおおぉぉおおおおっ!」
バシッ!
先手 6三 飛車成ル

?「角が取り返されたっ……!? こっちだって……」
パシッ!
?「王手!」
後手 5八 金

シン「な……っ? 何だよ、これはっ!? こっちだって!」
レイ「シン、終了しろ」
シン「え……ッ!? 何でっ!? まだ……っ」
レイ「詰んでいる。メイリンの勝ちだ」
?=メイリン「やったぁっ! 3連勝〜!」
シン「くそ……っ! またか……っ!」
レイ「角が取られたからといって逆上して相手がそれを出した途端にそればかり狙うのも、俺はどうかと思うぞ」
ハイネ「冷静ならなきゃな。角が取られても勝ち方はいくらでもある。割り切れよ。でないと、負けるぜ? って、もう負けてるんだったな」
シン「オレンジ凸先輩何でいるんすか……」
ハイネ「ハ・イ・ネ。何でかって? 通りすがりさ」
シン「はぁ……」
ルナマリア「っていうか、あんたたち将棋くらい静かにやりなさいよ……」
シン「分かったけど、結構白熱するんだぜ、これ。ルナもやってみ……って、次はヴィーノだったな」
シン、ヴィーノに席を譲る。メイリンはそのまま。
ヴィーノ「お、おう……」(……メイリンと将棋かぁ……。でも俺ルールあんまり知らないんだよなぁ……)
そんな放課後の教室。


誰か続きを……。俺はもう限界だ……
227通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 12:07:29 ID:???
放課後に将棋なんていい趣味してんなw
228通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 12:14:13 ID:???
レイも将棋するんかな?ww
229通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 12:47:57 ID:???
>>226
楽しそうでいいじゃないw
230通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 18:56:22 ID:???
職人期待保守
231通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 19:21:27 ID:???
>>227
でも将棋とかトランプとか、誰かが持ってきたのがきっかけで
急にクラス中でブレイクすることってあるよな
232通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 20:07:39 ID:???
>>231
小学校高学年の時将棋が流行ったなぁ
233通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 21:12:41 ID:???
アビー「寒くなってきましたねぇ」
アーサー「そうだね。もうすっかり冬ってかんじだよな(冬か……今の季節にピッタリのエロゲー、なんかあったかなぁ)」
アビー「そう言えばトライン先生、先生って冬でもなんだか薄着ですよね?コートとか着ないんですか?」
アーサー「う〜ん……恥ずかしいことなんだけど、お金があんまり無くて……ハハハ
     (先週発売のエロゲーを二本も買っちゃったからなぁ……。安い店を早く見つけないと)」
アビー「(……!きっと先生にはご病気のお母様とかがいて、給料のほとんどを仕送りしているんだわ!
    私ったら、なんて無神経なことを……)
    ご、ごめんなさい……変なこと言っちゃって……」
アーサー「良いんだよ。それに、寒くなんて無いしさ」
アビー「えっ?」
アーサー「僕には大事な人が沢山いる。その人たちの笑顔を見れば、寒さなんてへっちゃらだよ。ハハハ!」
アビー「(トライン先生……きっとこの人は心の底から生徒を想ってるのね……)あっ、あのっ!」
アーサー「なんだい?」
アビー「私、教育実習が終わったら必ずトライン先生みたいな立派な先生になります!」
アーサー「そ、そう?でもなんだか照れるなぁ……そんな大げさな……」
アビー「いいえ、そんなことありません!トライン先生は立派な先生です!私、感動しました!」
アーサー「は、はぁ……」
アビー「それじゃあ先生、お疲れ様でした。失礼します!」
アーサー「う、うん……お疲れ様……」


アーサー、帰宅
アーサー「アビーたん、なんだか様子が変だったなぁ……。まっ、いいか。それより……」
アーサー、PCの電源をオンに
アーサー「たっだいま〜♪帰ってきたよマァイハニー♪帰りが遅くなってごめんねぇ(はぁと)
     さっ、今夜も楽しもうねぇ♪」



一方、帰宅したアビー。
アビー「(机で一生懸命に勉強しながら)トライン先生……私、頑張ります!」
234通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 21:59:30 ID:???
アビー、知らないって幸せだね……
235通常の名無しさんの3倍:2005/12/02(金) 22:04:50 ID:???
何も知らない方が♪
幸せと言うけど〜♪
236通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 06:00:33 ID:???
ここは牙留茄飯、店内のテーブルをかこむように
ルナマリア、マユ、ステラの三人が座っていた。

マユ「ルナお姉ちゃん、今日はいったいどうしたの、お姉ちゃんから私達に話があるって。」
ステラ「うぇ〜い・・・めずらしい・・・。」
ルナ「今日集まってもらったのはシンと私達について話し合いたいことがあったからよ。」
マユ「お兄ちゃんと私達について?」
ステラ「うぇ〜〜い?」

ルナマリアの話はこうだった。最近みんなが過剰にシンにアタックをかけているせいで
シンに心安らぐ時が無いといった噂が流れているらしい。(もちろん、本人に自覚なし)
だからというわけではないが、たしかにシンを怒らせてしまうということもあったし、三人
とも後からちょーーーっとやりすぎたかな?と思うこともあったので、これからはシンに
アタックをかけてはいけない場所。つまり禁猟区を作ろうということであった。

ルナ「わかった?それにこうしておけば私のいないところでだれかがシンにちょっかい
    だしてるかもって心配も少なくなるでしょ。」
マユ「うぅっ、それはたしかにそうかもしれないけど。」
ステラ「ステラ・・・シンにゆっくりしてほしい・・・・。」
ルナ「ほら、ステラもこう言ってるんだから。マユちゃんもね?」
マユ「・・・・・・わかりました。・・お兄ちゃんのためだもんね、はぁっ。」
ルナ「よし、それじゃあ早速きめていきましょうか。まずはシンの家の中では禁止ね。」
マユ「えええええぇぇっ!!なんで家が禁止なのよ!!」
ルナ「当然でしょ、シンだって家の中では安心して過ごしたいでしょ。」
マユ「うううっ、それじゃあ学校も禁止ね。安心して学業に専念できるようにしないと。」
ルナ「うっ、しっ、しかたないわね、それじゃ学校も禁止ということで。」
ステラ「うぇ〜い?・・・連合は・・・?」
ルナ&マユ「ダメ!!」
マユ「あとお兄ちゃんがよく行くゲーセンもだめだからね。」
ルナ「なっ!!それじゃあデパートももちろんダメよね。」
マユ「えーーーーーーっ」
ステラ「ステラの・・・アパートは・・・・・?」
ルナ&マユ「絶対ダメ!!」
ステラ「うぇっ(ビクッ!!)]
マユ「あとここもだめだからね!!」
ルナ「それじゃあ当然こっちもね!!」
ステラ「うぇ〜い!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・

237通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 06:01:24 ID:???

・・・・・・・・・・・十分後・・・・・・・・・・・・

マユ「はあっはあっ」
ルナ「ゼイッゼイッ」
ステラ「・・・・うぇ?」
ルナ「こっ、こうしてみるとほとんどが禁止区域になっちゃったね。」
マユ「あと残ってるとこといえば・・・・。」

ルナ&マユ&ステラ「ここ(牙留茄飯)だけ?」
・・・・・・・・・・・・・・
コニール「うちはお断りだぞ、そんなことされたら店が潰れかねんからな。」
ルナ「・・・・・・・・・」
マユ「・・・・・・・・・」
ステラ「・・・・・・・」
ルナ「ねえ、二人とも、ものは相談なんだけど・・・・。」
マユ「ここはやっぱり・・・・。」
ステラ「・・・?」
ルナ「この話はなかったことにしましょう。」
マユ「さんせーい♪」
ステラ「うぇ〜い♪」
ルナ「やっぱり好きな人には猛烈アタックでいかなきゃね♪」
マユ「そうそう、自分の思いのたけをぶつけていかなくちゃ。」
ステラ「ステラ・・・・シン好き・・・・・・いっぱい伝えたい・・・。」

コニール「やっぱりこうなるのか、あいつも大変だな。」

その日、三人はいつになく仲良しこよしだったとさ。

おわり
238通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 08:34:13 ID:???
和みまつたGJ!
239通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 11:31:51 ID:???
牙留茄飯
シン「うっわーうまそー・・・・って、オレこんなに頼んでないんだけど」
オクレ「いいから食えよ。俺のおごりだ」
シン「・・・・・・・・・・・」
オクレ「・・・・・・・・・・」
シン「なんでだ?」
オクレ「・・・・ケッ」
シン「(な、なんなんだ???)」


オクレ「冬場は体力つけねえとな。でないと逃げきれないだろう」
コニール「逃げきってほしいのか?」
オクレ「そりゃステラの気持ちもわかるが・・・・でも今はダメだ。
     ・・・・・・・・そういや、おまえはどうなんだ?」
コニール「あっ、あたしは、あんな鈍感野郎なんてっ!」
オクレ「へェー、よ〜くわかったぜ」(コニールの頭をぽふぽふ)
コニール「なんだよ、こども扱いするなっ」
240通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 12:42:42 ID:???
和むねぇ(´∀`)
241通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 14:02:39 ID:???
なんかいいよな、この二人はw
242通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 19:37:36 ID:???
>>239 GJ
リアルで顔ニヤケタ、なんかど真ん中にきた
243通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 20:42:09 ID:???
ていうか禁猟区吹いた。一応自覚はあるのなw
244通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 20:56:57 ID:???

ルナマリアならきっと何とかしてくれる。

ルナ幼馴染特権。

ルナ 「おばさん、おはようございま〜す!! シン起こしにきました〜!!」
シン母「お、おはようルナちゃん、でもまだ6時よ? 少し早すぎないかしら?」
ルナ 「平気です! 私も赤ですからっ!!」
シン母「そ、そう? ならお願いね?(だから赤ってなんなのよ……)」

ガチャ……シンの部屋の扉開く。

ルナ 「……おはようございま〜〜す、シン起きて。朝よ(めちゃくちゃ小さい声)」
シン 「…………zzzzz」

ルナ 「起きないわね……全くしょうがないわね、世話が焼けるんだから(嬉しそう)。あ、そういえば今日朝早かった
    から私もまだ眠いかも(わざとらしく)」
シン 「………zzzzz」
ルナ 「…………お邪魔します(種割れ)」

ドガキャッ!! (ルナのコメカミに衝撃音)

マユ 「あんたって人はぁぁぁぁぁぁ!!」(妹特権を行使しようとしていたマユ)
ルナ 「うっ……マユちゃんおはよう」
マユ 「おはようじゃないわ!! こんな朝早くにお兄ちゃんの部屋でなにしてるの!?」
ルナ 「その……幼馴染特権を行使に……」
マユ 「幼馴染って言うなら『友達に噂されると恥ずかしいし』とか言ってればいいのよっ!! 髪赤いんだし」
ルナ 「あんたはどこからそういうネタを仕入れてくるのよ……」
マユ 「え? お兄ちゃんが隠してたゲームだけど。ちなみに妹キャラでクリアしたデータがあったよ?
    幼馴染はなかったけど」
ルナ 「……………それを貸しなさい」

眼鏡っ子とおっとり系の子のクリアデータがあったので次の朝から眼鏡をかけて語尾を延ばすルナ。
245通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 21:38:53 ID:???
そのゲームなら2にまんまアホ毛取ったルナがいたような・・・
それシンにやらせときなさい
246通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 21:40:25 ID:???
>244
な〜に〜・・・マユが危険だw
247通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 21:56:48 ID:???
「友達とかに噂されると〜」から「お隣同士だから一緒に〜」という手のひらの返し方に
「あんたはいったいなんなんだぁぁぁ!!」と画面に切れるシン。
248通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 22:24:29 ID:???
どうしてもエヴァ最終回を思い出してしまうw
249通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 22:32:58 ID:???
ルナがシンの朝松茸を見たシーンが省略されてるんだなww

エヴァの最終回懐かしい〜な〜(^ω^)
250通常の名無しさんの3倍:2005/12/03(土) 22:56:21 ID:???
断固たるルナマリア

帰り道。鍋をすることになった。

シン「今日はやけに冷えるよなぁ……」
マユ「う〜〜〜……けど今日はお母さんが鍋物だって言ってたよ?」
ルナ「へぇ? いいわねぇ。家は今日はなんだろ」
ステ「ウェーイ……ステラも鍋好き」

シン「……じゃあ今日はみんなで家に来て鍋やらないか? 人数多いほうがうまいし楽しいだろ?」
マユ「賛成っ!!」
ステ「シンの家、鍋楽しみ」
ルナ「それならみんなで材料持ち寄って闇鍋っぽくしない?」
シン「おっ! 楽しそうだな。そうしようぜ!! レイには俺から声かけとくからさ」

その日の夜。

シン母「………いくら闇鍋でもこれは鍋には出来ないわ(この子達は何をっ!?)」

ルナ 「……………………(幼馴染物のエロゲー)」
マユ 「……………………(妹系の同人誌)」
ステ 「……………………(巨乳金髪系の写真集)」
レイ 「……………………(HG系のビデオ)」

シン「オカズでも鍋の材料にはならね〜〜〜!! レイのはオカズにもならね〜〜!!(やけくその突っ込み)」

シン母に怒られたのはシン一人。
251通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 00:06:38 ID:???
誰も食い物持ってこないのかwww
252通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 00:21:07 ID:???
シンのツッコミにワロタwww
253通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 01:21:44 ID:???
ホス
254通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 10:25:58 ID:???
またまた牙留茄飯
シン「なんでオレだけ怒られるんだよー!」
スティング「(さっ)」
シン「あんたも無言でメシだけ置いていくな!無口系のメイドか?!
   っていうかまたおかずピーマンばっかりだしな!!」
スティング「・・・召し上がりやがれ」
シン「Yes、いただきます」

ルナ・マユ・レイ「やっぱり(エロゲは)(同人誌は)(ビデオは)ダメだったか・・・」
マユ「紙製だから食べれないこともないと思ったんだけどな」
ルナ「いや、そのりくつはおかしい」
ステラ「スティング、シンと楽しそう・・・ずるい・・・。・・・らいばる?」
レイ「むむっ!?」

コニール「おまえら静かに食え、静かに」
255通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 10:34:47 ID:???
コニール「お前もあんまりシンを構うなよ…(金髪コンビが睨んでるし)」
スティング「…? (ニヤリ)なんだ、嫉妬か?」
コニール「なっ、なななな…そんなわけあるかッ」
スティング「(へぇ、愛されてんなぁ〜あの鈍感。ニヤニヤ)」

アウル「最近出番少ないニダーヽ(`Д´)ノ」
256通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 10:38:12 ID:???
GJ!
出番無いニダー乙ww
257通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 13:22:48 ID:???
>スティング「・・・召し上がりやがれ」
スティングお前w
すっかり食堂勤務が板につきやがって・・・スティングって板前の格好とか似合いそうだな
258通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 14:28:36 ID:???
コニたんのジェラシーはオクレに向けられたものか
実はシンに向けられたものか
259通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 17:26:41 ID:???
>>258
そこに萌えるのがこのスレクオリティ
260ゲーム大会inアパート3:2005/12/04(日) 18:50:18 ID:FF4DiquD
クロト:「さぁーーて!!始めるよ!!開・始!!」
そう、この8人はゲームを甘く見すぎていたのだ・・・・
どのチームも優勝を狙っているようだが、人生そんなに甘くはない・・・
クロト「まずは『ふたりでみちづれ』っていうゲームから!」
ロープで繋がったパートナーと、細くて長い道を進み、ゴールを目指すゲームである。
ステラ「あ、ステラこれ見たことある・・・」
ミーア「CMでやってるわよね。あのCMじゃあ、すごい難しそうだったけど・・・」
アウル「楽勝でしょ!」
フレイ「ちゃ〜んと私に合わせてよね?」
オルガ「へいへい、わかりましたよっと。」
シャニ「は?何コレ。どう使うわけ?」
スティング「(だめだ、この人・・・コントローラーの使い方も理解してねぇ・・・!
      泣きたくなってきた・・)」
261ゲーム大会inアパート4:2005/12/04(日) 18:51:27 ID:FF4DiquD
3分後・・・
フレイ「あ、ちょっと早・・・うん、このぐらい!」
オルガ「おしっ、だんだん合ってきたな!このまま行くぜぇ!!」
アウル「じゃぁ、いくよ?せーの・・!」
ミーア「・・っ!!・・・やった!バランス感覚が難しいけど楽し〜〜♪」
シャニ「うるぁぁぁ!!!」
スティング「(強ッッ!?野生の勘で動かしてるみたいだけど・・・)」
2,3行目の文は一体なんだったのか・・・
どのチームも優勝候補である。
いや・・・1チーム・・・・・
クロト「おっそーーーーーーーーい!!!!!なんで、こんなのもできないのさ!!?
ステラ「ふぇ・・でも、ステラ・・・がんばってる・・」
クロト「頑張ってるんだったら、結果見せろよ!結・果!!」
スティング「ク、クロト先輩。ちょっと言いすぎだと」
クロト「やかましーんだよ!スティング!」
ステラ「やかましぃんだよ・・・しぃんだよ・・死んだよ!?!
    いやぁぁぁぁぁああ!!ステラ死ぬのはいやぁぁ!!!」
フレイ「ちょ・・馬鹿クロト!!」
ミーア「ステラちゃん、お・・落ち着いて!ね?」
パリィィィン!(窓ガラスが割れた音)
ハイネ「ステラちゃんのピンチにすかさず参上!ステラちゃんとフレイちゃんのことを
    世界一愛している色男、ハイネ・ヴェス」
ドゴォォォォ!!!(鉄拳)
ステラ「何しに来た貴様ぁぁ!!??」
パリィィィン!(窓ガラスが割れた音)
ミゲル「ステラちゃんのピンチに華麗に見参!ステラちゃんとフレイちゃんのことを
    世界一愛しているナイスガイ、ミゲル・アイ」
ドスッッッッ!!!(かかと落とし)
フレイ「あんたもかぁ!!」
スティング「ぐわぁぁぁ!!窓ガラスが2枚も・・・管理人さんに怒られるーーー!!!」

その後・・・
ステラ「眠い・・・疲れた・・・」
クロト「何言ってんのさ!!絶・対!あいつらにリベンジしてやる!!」
ステラはクロトにゲーム特訓にむりやり付き合わされることになった・・・
【完】


1人2組じゃなくて、2人1組でしたね(汗
注意してくれた方、どうもありがとうございます。
262通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 19:00:59 ID:???
>>260-261
すげえワラタ。ハイネとミゲルはええのう・・・
GJ!
263通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 20:40:45 ID:???
シャニの野生の勘もさることながらハイミゲ乱入にワロタ
264通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 21:55:16 ID:???
少し前、まだ連合とザフトがケンカばかりしてた頃にあった本当の話

とある人気のない夜道を家路を急ぐミーア

ミーア「はあ、遅くなっちゃった…最近バイトでくたくた〜
ん、なにあれ?」

30人程の連合生が姿を現した

ミーア「何よ!あんた達は!?」
連合A「ザフト高校表番、ミーア・キャンベル。その首貰いに来た」
連合B「お前を片づければザフトの士気を挫くことができる」
連合C「よし、やれっ!」

ミーア「きゃ〜、誰かぁ〜」
逃げまどうミーアめがけて襲いかかる連合生達
と、その一番前にいた5人ぐらいが急に吹き飛んだ
265通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 21:57:33 ID:???
ミーアはどこからか出したバットを持っていた
ミーア「(種割れ)フフフフフ、皆さん争いは良くありませんわ…」
連合A「何をやってる、相手は一人だぞグハッ」
ミーア「あら大変、もともと汚かったお顔がさらに気持ち悪くなってしまいましたわ
整形が必要ですわね」
連合B「この〜!
…ひでぶっっっ!!」
ミーア「人はどこで道を誤ってしまったのでしょう(ry
(自分の世界に浸りながらブツブツ言ってる)フフフ」
ミーアは全身に返り血を浴びた姿でCに微笑みながら歩み寄る
連合C「ひっ、ひぃ〜!
命だけはお助けを〜(失禁)」

ぎぃぃやぁぁぁぁぁぁ
266通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 22:01:44 ID:???
翌日、ミーアは自宅のベッドの上で目を覚ました
何かがひっかかったが、何も思い出せなかった
体の節々が痛かったが普通に学校へ行く
いつもと少し何かが違っていた

取り巻きに30人程の新入りが増えていた
ほとんどが大ケガをしており
皆、虚ろな目で口々にこう言った

新入り達「ミーア様の為に!!」

…電波な新入り達は連ザの抗争が終わるまで増え続けた
それに比例して、ミーアを見たら逃げ出す連合生も増えた

ミーアはこれらの原因については何もわからなかった

終わりです。ミーアの表番と言われたワケ、てな感じの話です
267通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 22:30:54 ID:???
>>「ミーア様の為に」
ワロタw
268通常の名無しさんの3倍:2005/12/04(日) 22:58:47 ID:???
整形が必要〜→ボコボコ
の、流れを読んで踊る大捜査線の映画の
治療と称して→ぶっ殺し
を思い出してガクブル(((゚д゚;)))w
269通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 12:05:40 ID:???
スキー教室とか面白そうじゃない? とか言ってみる豪雪地帯在住

ちなみに俺が卒業した学校は歩くスキーを体育でやった
270通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 12:32:53 ID:???
まず八の字だろうな
なれるまで転んだら起きるのは苦労するぞ
レイとかはすぐに出来そうな気がするが・・・

日焼けがきついがなぁ
271通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 18:33:27 ID:???
>>221-222の続き

ハイネ「それでだ、お前がメイリンちゃんのことを好きだってことは、俺にもよーくわかった。
     …けどな、それは本当に恋愛感情なのか?ってことを俺は言いたいワケよ…。」
ヴィーノ「…えっ?? ……ハイネ先輩は、それ以外の何だって言うんですか?」
ハイネ「好きって言う気持ちはさ、何も恋愛感情だけとは限らないんだぜ?この俺がいい例さ…。
     俺はステラちゃんが好きだ!フレイちゃんも好きだ!そして勿論ナタル先生も好きだ!」
ヴィーノ「…よーく知ってますよ。毎回毎回特攻仕掛けて、見事に玉砕してますよね?」
ハイネ「…そうだ!俺はステラちゃんたちが好きだからアタックする!そして跳ね返される!
     そんなことを繰り返してるうちにさ…ある時突然気付いちまったんだよ。
     俺がステラちゃんたちのことを好きだって思う気持ちは、恋愛感情じゃないってことにさ…。」
ヴィーノ「…じゃあ、ハイネ先輩はどうして…ナタル先生やステラたちのことが好きなんですか?」
ハイネ「声に惹かれた!そして惚れた!ただそんだけ…至ってシンプルな理由だろ?」
ヴィーノ「は、はぁ…」
ハイネ「だから、さ…俺はそれで満足してるんだ。
     ステラちゃんたちが、俺にその綺麗な声を聴かせてくれる…
     それだけで、俺は充分幸せだって思えるんだ。…お前は俺のこと変だと思うか?」
ヴィーノ「そ、そんなことないです!…俺も、メイリンと話してる時とか、すっごく幸せですから!」
ハイネ「気ー使ってくれてありがとよ!…でもな、お前はそれで満足するような器じゃあない!
     ここらでいっちょ、もう少し幸せになってみないか?お前にはその権利があるんだぜ?」
ヴィーノ「…と、言いますと?」
ハイネ「確かに恋愛は御法度だけどよ…お前がメイリンちゃんと一緒に、ちょっくらどっか遊びに行く…
     そんぐらいの展開はあっても、バチは当たらないと思うんだが…お前、どう思う?」
ヴィーノ「そ、そ、そ、それは!? 俺とメイリンとで…で、で、で、デェトをしろ…と?」
ハイネ「バカ野郎!!」(バン!)←ハイネが両手テーブルを叩く音
ヴィーノ「Σうぉっ!!な、な、な…何で急にそこで怒るんですか〜?!」
ハイネ「…いいか?俺は『遊びに行く』と言ったんだ。な〜んでそれがデートになっちゃうワケ?
     …デートじゃ恋愛アリになっちまうだろ?つーワケだ!以後、デートって横文字禁止♪」
ヴィーノ「工エエェ(´д`)ェエエ工」
ハイネ「不服そうだな?じゃ、俺がお前に『遊びに行く』が、デートとは違うんだよ!デートとは!
     ってことを教えてやるよ。…とりあえず、窓の外を見てみな?」
ヴィーノ「窓の外…ですか?」

ヴィーノが窓の外を見てみると、赤い髪をした1人の少女が歩いているのが目に入りました
272通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 18:34:18 ID:???
ヴィーノ「あれは…連合高校の…フレイ、さん??」
ハイネ「そうだ!フレイちゃんだ!今日も変わらず可愛いぜ♪」
ヴィーノ「…で?そのフレイさんが、どうかしたんですか?」
ハイネ「…結論を急ぐなよ?問題はその後だ…フレイちゃんのう・し・ろ!」
ヴィーノ「後ろ…ですか??」

ヴィーノがフレイの後ろの方に目をやると、フレイの後方数メートルの位置に
両手に大量の荷物を抱えながら、必死でフレイの後を追いかけようとしてる
オルガ、クロト、シャニの姿が目に入りました。

ヴィーノ「あ、アレは…」
ハイネ「…どうだお前?あの3人は、あんな風にしょっちゅう、フレイちゃんの
     買い物に付き合ったりしてるワケだが…羨ましい限りだぜ…」
ヴィーノ「は、ハァ…」
ハイネ「おっと!うっかり本音が出ちまったが、俺が言いたいことはそんなことじゃない。
     …お前、アイツらがフレイちゃんとデートしてるように見えるか?」
ヴィーノ「見えません!断じて見えません!ぶっちゃけパシリにすら見えます!」
ハイネ「あ、やっぱり?俺も♪ …そういうことだろ?わりきれよ…
     アレはただ買い物に付き合ってるだけで、デートしてるワケじゃないんだからさ。
     だから、それと同じでいいんだよ。お前がメイリンちゃんと遊びに行くってこともさ!」
ヴィーノ「………はい!俺、少しだけどわかった気がします!!」
ハイネ「いい返事だ!それに…ツラ構えも多少はマシになったみたいだな?じゃ、そろそろ本題に入るか?」
ヴィーノ「はい!お願いします!」

ハイネ「…結論から言っちまうと、お前がメイリンちゃんと2人っきりで遊びに行くのは…スマン、まだ無理だ!」
ヴィーノ「Σ(゚д゚lll)ガーン ま、マジっすか…orz」
ハイネ「おいおい…せっかく立ち直りかけてたんだからよ…そこでいきなり凹むなよ?
     …まぁ、いきなり2人っきりで遊びに行くのが無理ってのは事実だ…なにより生意気だしな♪
     なんつーかさ、トライン先生お得意のエロゲーじゃないけどよ、まだ親密度が若干足りないんだよ。」
ヴィーノ「親密度…ですか?」
ハイネ「そ、親密度♪ 一緒に遊びに行ったりすることで、親密度ってのはアップするもんなんだけどよ、
     その親密度が足りないと、遊びに誘うことすら難しいときてやがる…ま、難しいトコだな!」
ヴィーノ「それで俺は…どうすればいいんでしょうか??」
ハイネ「そんなに悲観的になることはないんだぜ?現実世界はエロゲーとは違うんだからな!
     選択肢も無限にあるし、親密度が足りなくても遊びに誘えちゃったりする裏技だってあるんだぜ?」
ヴィーノ「そ、その裏技とは!?」
ハイネ「…そいつを今から説明してやるよ♪」
273通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 18:35:10 ID:???
ハイネ「まずはお前…シンとルナマリアを遊びに誘え!」
ヴィーノ「えっ!?シンとルナを…ですか??…め、メイリンは?」
ハイネ「まあそう慌てなさんな…物事には、段取りってもんがあるんだぜ?」
ヴィーノ「…はい!続けて下さい!」
ハイネ「シンとルナマリアを遊びに誘う…ルナマリアのことだから、シンと一緒なら
     何処へだって行くだろうから、まずオッケーするとして間違いないだろ?
     そのルナマリアに、だ…メイリンちゃんも誘ってくれるようにって、頼むんだよ!」
ヴィーノ「そ、それは?!」
ハイネ「あの仲のいいホーク姉妹のことだ…お姉ちゃんのルナマリアが
     遊びに行こうって誘えば、妹のメイリンちゃんもきっと来てくれるんじゃないか?」
ヴィーノ「…そんなにうまく行きますかね?」
ハイネ「行くさ!いーや絶対うまく行くぜ!俺が保証してやる!だから自信を持て!」
ヴィーノ「…はい!俺、頑張ります!」
ハイネ「ま、見方によっては、お前とメイリンちゃん、シン、ルナマリアで
     ダブルデートってことになるかもしれないが、これは断じてダブルデートじゃあない!
     あくまでも、仲良し4人組で『遊びに行く』だけだ!レイとヨウランは今回はお留守番
     ってことになるんだろうが…アイツらなら気にしないだろ…(特にレイは)」
ヴィーノ「はい!2人にはあとで俺からフォロー入れときます!」
ハイネ「よし!じゃあお前がやる気になったことだし、俺から餞別をくれてやる!
     ありがたく受け取れよ?」

そう言って、何かをヴィーノに差し出すハイネ

ヴィーノ「………??? ……あのー、ハイネ先輩?これは…一体??」

ハイネがヴィーノに差し出したもの…

それは、4枚の…

白紙の紙切れでした
274通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 18:35:56 ID:???
ハイネ「ん?お気に召さなかったか?なんなら現物をくれてやってもいいぜ?
     …俺のライブのチケット♪ お前ら4人で、俺の音楽聴きに来るか?」
ヴィーノ「えっ!? いえ…それは…その…」
ハイネ「…じゃあお前、どこになら遊びに行きたい?」
ヴィーノ「それは…思いっきりベタですけど…遊園地とか水族館とか…それ以外にも色々と…」
ハイネ「そういうことだろ?だから俺は、お前に…その4枚の白紙の紙切れを渡したんだぜ?」
ヴィーノ「どういう意味…ですか?」
ハイネ「…それはただの白紙の紙切れじゃあない!行きたい場所を書き込めば、そこに行ける…
     魔法のチケット…とでも言っておこうか?…その行き先を決めるのは俺じゃあない、オ・マ・エ♪」
ヴィーノ「あっ!」
その時ヴィーノは、ようやくハイネに手渡された4枚の白紙の紙切れの意味に気付きました。

ハイネ「まあ、そういうことだ!遊びに誘うんなら、今メイリンちゃんが行きたがってるとことか
     あらかじめ下調べしておく…なんてことも重要だと思うぜ?それから一応念を押しておくが
     その魔法のチケットを本気で使おうなんて、アホな真似はするなよ?あくまで例え、だからな。」
ヴィーノ「わ、わかってますってば!それくらい!」
ハイネ「オーケー!それじゃ、最後にもう一度だけ言っておくぜ?お前はあくまで『遊びに行く』だけだ。
    遊びに行くだけ…ただそれだけ…だ。くれぐれも、メイリンちゃんといい雰囲気になったからって
    キスしようとしたり、愛の告白をしようとしたりなんかはするなよ?…これだけは守れ!」
ヴィーノ「そ、そんな心配しなくても!いきなりそんな展開は無理ですよ!無理!!絶対ありえません!!」
ハイネ「わかればよろしい♪さて、俺の話はこれで終わりだ!もうこんな時間だ…お前はそろそろ帰りな。」
ヴィーノ「はい!あの、ハイネ先輩!今日は俺なんかの相談に乗って頂いて本当にありがとうございました!
     それに、コーヒーご馳走様でした!本当に今日はありがとうございました!俺、頑張ります!」
ハイネ「ああ…外はもう暗いからな、夜道には気ーつけて帰れよ?」
ヴィーノ「はい!そじゃあ俺はこれで失礼します!ハイネ先輩もお気をつけて!」

そう言うと、ヴィーノは店から出て行きました。その足取りは軽く、その表情は希望に満ちた様子でした。
ハイネはそんな後輩の後姿を店のガラスの窓越しに、じっと見ていました…その後姿が見えなくなるまで。
その後もぼんやりと窓の外を眺めていたハイネは、少しではあるものの、雪が降っていることに気付きました。

ハイネ「…今年の冬も寒くなりそうだぜ。…けど、俺の周りは暖かさで満ちているから気にならない…かな?」
そんなことを呟き、すっかり冷めてしまったコーヒーを飲み干すと、ハイネもまた店を後にしました。


その後、ヴィーノはめでたくメイリン達を誘って遊びに行くことができた…とか。…それはまた別のお話。

FIN
275通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 19:30:49 ID:???
GJ!GJ!GJ!良いねぇ〜〜〜和むよねぇ〜〜〜こういうの!
276通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 19:44:07 ID:???
GJ
モチベーションがうpしました(`・ω・´)
277通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 19:49:51 ID:???
続きひそかに待ってまつた!GJ!
278通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 20:46:23 ID:???
ハイネは本当にいい先輩だな

…いや、OBか
279通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 21:22:54 ID:???
>>271-274
とてもGJ!な作品なんだがアドバイス入れとくと、ですます調はなるべく使わない方がいいよ。
作品が作文になってしまうから。
狙ってそういう書き方してたんならスマソ。
280通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 21:45:25 ID:???
ハイネwwwwwwwww
なんでかっこいいんだよwwwwwwww
GJ!!!!!!!!!!
281通常の名無しさんの3倍:2005/12/05(月) 22:42:10 ID:???
>>271-274
超GJ!!ハイネ最高だぜ・・・・。なんていい先輩っぷりだ
282通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 05:01:41 ID:???
牙留茄飯

オクレ「中華饅頭の開発・・・俺が?」
コニール「ああ、うちはこの季節になると、中華まんの販売を始めるんだ。」
オクレ「それで俺に、何か新しい中華饅頭を作れと?」
コニール「コンビニに対抗する為にも、肉まんやあんまんなんかの
       定番以外にも、中華まんが必要なんだよ!だから頼む。」
オクレ「本当に俺が作っちまってもいいのか?」
コニール「おまえだからいいんだよ。割と創作センスとかありそうだし、
       学生だから、学生受けを狙えるヤツとか作れそうだしな。」
オクレ「・・・・わかった。この依頼、確かに引き受けたぜ!」
コニール「よし!じゃあ頼んだぞ?絶対美味しいの作ってくれよな!」
オクレ「ああ、俺に任せな。」



オクレ「とは言ったものの・・・・中に何を入れたらいいか、検討もつかねぇ。
     そんな訳だから、おまえらも中華饅頭の中身を一緒に考えてくれ!」
アウル「キムチ!!」
ステラ「ステラ・・・・プリンがいい・・・」
オクレ「キムチにプリンねぇ・・・
     そりゃあおまえらが今食いたいモンなんだろうが・・・
     キムチまんは・・・その辺のコンビニとかでも普通に売ってそうだし。
     プリンまんは・・・想像しただけで口の中が甘くなってきやがった・・・」
アウル「なんだよ〜 それじゃキムチは却下かよ〜」
ステラ「・・・プリン・・・・ダメなの?」
オクレ「あー・・・ダメとは言わねぇけどよ・・・今のところは候補の1つってとこだな。」
アウル「オーケー!」
ステラ「・・・うん♪」

オクレ「ところで・・・・先輩方は、何かいいアイデアないですかね?」
クロト「天・丼!」
オルガ「ああ?カツ丼?」
シャニ「親子丼〜?」
オクレ「それは・・・先輩方が先程注文した料理なだけで、中華饅頭とは何の・・・」
(いや・・・・待てよ?何の関係もないと見せかけて、案外あったりして・・・
 飯の上に乗せてオッケーなら、中華饅頭の皮との相性だって・・・
 ならいっそのこと、飯ごと皮で包んじまおうか・・・インパクトは絶大だな・・・(ニヤリ)
 その場合、天丼まんとかカツ丼まんになるのか・・・某幼児向けアニメみたいだな・・・)


コニール「あいつ・・・真面目に考えてるようで、何かとんでもないものを作りそうな気がする・・・」
283通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 05:53:05 ID:???
カスタードまんは実在する。
284通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 06:07:54 ID:???
豚キムチまんも一時期コンビニにあった希ガス
285通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 09:44:04 ID:???
何か読んでて暖まったよww

今日はコンビニで定番以外のヤツでも買おうかな…
GJ(´-`)♭
286通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 12:16:17 ID:???
うちのコンビニにチゲまんがあるぞ。後デミグラスハンバーグまん
287通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 14:59:11 ID:???
牙留茄飯

にシンとステラがプリンを持ってやってきた。
シン「ちーっす」
スティ「お前は帰れステラは残れ。
    で、ステラ…そんなにプリンを中華まんにしてほしいのか…?」
ステラ「(にこにこ)」

おもむろにプリンを開封、しょうゆを垂らすステラ。

ステラ「うに」
288通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 15:10:34 ID:???

ステラのトリビア
プリンに醤油を垂らすとウニの味になる

ステラ「ほら、うに」
スティ「なるほど、うに」
コニール「ちがーう!(ガビーン)」
シン「ならない!それっぽいけど、なってるとは言えない!
   (ステラってば、プリン欲しいっていうから持ってきたらこんなガセビア…!)」
ステラ「うに、ならないの…?」
スティ「あぁ!?これ、うにの味じゃないのか!?
     本物食べたことないからわからねぇよ!悪いか!!」
シン・コニ「あんたって人はぁ!(泣)」
289通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 15:16:58 ID:???
ステラ「うにまん…うにじゃないから…却下?」
スティ「醤油プリンまんの名で出せば文句も言われないだろう」
コニ「そのネーミングで誰が食うか。(つーか作る気か)」
シン「ハチミツキュウリとかしないでくれよ?」
ステラ「じゃあ、じゃあね、その2!おまんじゅうに、ラーメンいれるの!」
シン「(名前、版権にひっかからないかな…)」
コニ「あのなぁ」
スティ「麺を細かく……スープをゼラチンで……ブツブツ」
コニ「(作る気まんまんか)」

冬の中華饅頭騒動はまだまだ続く…
290通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 15:46:47 ID:???
>>287-289
めっちゃ和んだGJ!そして作る気まんまんのオクレ兄さんワロス
291通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 15:59:36 ID:???
>>287-289
めっちゃワラタ
292通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 16:21:44 ID:???
ここで俺も中華まんのアイディアをひとつ

つ「ミゲル・アイまん」
293通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 16:53:17 ID:???
>>292
ステラが嫌がるぞ
294通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 17:39:49 ID:???
白い饅頭生地に包まれた裸のミゲル西川
もといアイマンがステラの前に



たどり着く前に、ミゲルタン輪菓子隊とやらに連れ去られてゆきました
295通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 20:47:59 ID:???
age
296通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 20:58:13 ID:???
アウルです…

きょうの夕飯は白飯と醤油のかかったプリンだったとです

スティングとステラは何やらラーメンマンについて熱く語り合ってて
あいだに入り込めなかったとです

外で(´・ω・`)ショボーンしてたらフレイが部屋に上げてくれたとですが、
あの女、風呂上がりの下着姿のまま鏡に向かって「明日はパパと〜♪」
とか言いつつペタペタし続けてるんで正直、困りますとです

アウルです…
アウルです…
297通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 21:09:51 ID:???
オクレ兄さんの想像GJ!このスレのオクレ大好きだ
マジレスするとこないだハヤシまん作ったよ
298通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 22:04:47 ID:???
アウルワロスwww
299通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 22:18:46 ID:???
このネタでアウルネタの過疎化が収まることを切に願う

蒼き清浄なるアウルの為に…
300通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 22:20:34 ID:???
>>296
「明日はパパと〜♪」
本物のパパか?クルーゼか?それともレイなのか!?
301通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 22:23:04 ID:???
>あの女、風呂上がりの下着姿のまま
ハイネ「な、なんだってーーーーー!」

ズドドドド
ガラッ
ハイネ「無防備すぎる!危険だぜフレイた……」
フレイ「コーディネーターなんかみんなしんじゃえばいいのよ!」
ハイネ「(投げつけられたペットボトル直撃)はぅぁ!」
ピシャン
フレイ「まったく何?今の男。このへんも治安が悪くなってきたわね。
あ、ごめんね。今ごはん用意するからよい子にしてて?」(アウルをなでなで)
アウル「うん☆待ってるね☆(うわーこの女こえぇー)」

ハイネ「俺としたことが、マナー違反だったな……。
それにしても、女性のガードを難なくすり抜けるあの童顔は恨めしいぜ……」
302通常の名無しさんの3倍:2005/12/06(火) 23:14:00 ID:???
ワロタww

ハイネは最近魅せてくれるなwwww
303通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 11:15:32 ID:???
>>301
アウルwwwww狡猾だなwwwwwww
304通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 11:55:55 ID:???
ttp://www.compbot.com/gundam/src/1132816488075.jpg
ルナ「シンがこういう性癖の持ち主だったなんて・・・・・・メイリン!ちょっと来なさい!!」
305通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 12:02:26 ID:???
ttp://gazoubbs.com/2ji/img/1133252148/12.jpg
マユ「あの頃は良かったわね・・・・・・・・はぁ」
306通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 13:52:12 ID:???
そういやマユは今何歳なのかな?

某本編と違って生きてるから本編から年2つプラスだろ
307通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 13:58:26 ID:???
10歳じゃないか?
308通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 15:21:02 ID:???
プルプルズと同じくらいかぁ
もしくはウッソか
309通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 16:32:01 ID:???
な…なんだって〜!

10歳!?
13か14くらいかなと思ってたorz
310通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 22:50:07 ID:???
まだまだ繋げてみる中華まん騒動

 ザフト高校 〜屋上でランチタイム〜
ステラ「あのね、放課後、すてらね、シンのために、おまんじゅう!」
シン「オレのためにステラが放課後おまんじゅう???」
ルナ「(ま、まさか制服の下のふたつの饅頭でシンを墜とす気!?)」
スティング「んなわけあるかアホ」
レイ「ふーっ!?(威嚇)」
アウル「突撃、となりのひるごはーん」
ヨウラン「うわ番長とその舎弟だ!殴り込みか!?」
ヴィーノ「(よし、ここでメイリンはオレは守る、と)…メイリンはオレが…」
メイリン「連合の番長!? きゃー!」(ヨウランの背にかくれる)
ヴィーノ「このラッキースケベ!うわーん」
ヨウラン「スケベしてねーよ」
アウル「よ、っと。ちがうちがう、殴り込みじゃねーよ。つか誰が舎弟だコラ!」
スティング「ステラが夜も寝ずに(そして授業中に爆睡して)
       シン・アスカ、テメェのための中華まんを考えたんだ。中身は…

 チョコレートケーキ
        シュークリーム
             それからプリン

                   しかも設計図によると直径なんと2m」
シン「ミトメタクナーイ!!」
ステラ「…だめ…?」
シン「いや、その(どうすりゃいいんだ)」
スティ「(安心しろ、オレがこっそり普通のを用意しといた。食いに来い)」
311通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 22:55:56 ID:???
 下校後、牙留茄飯
スティ「…さて。あとはコニールとステラが持ってくるのを待て」
シン「お前が持ってくりゃ早いんじゃないか」
コニ父「まぁ待て、若者よ。ハッハッハ」
コニ母「はい、お茶どうぞ。ホホホ」
シン「うわーなんか店ぐるみでメッチャ楽しそうっすね。(本来の目的は…?)
    …なぁスティング、ちゃんとした物なんだよな?甘々2mはやだぞ」
スティ「ちゃんと食えるものにしたさ。
   (大体ステラはお前に夢中で、2mmでも200kmでもわかりゃしねぇさ)
    あと、からだに良いものを重点的に入れてみたりだな…」
シン「………。やさしいんだな、あんた」
スティ「………ウルセェヨ」
シン「(顔真っ赤。烈海王かお前は)」

 厨房からコニールと、盆を持ったステラが出てくる。
 出された中華まんはちゃんと普通サイズ。

シン「うわぁ。ステラ、チャイナドレス?」
ステラ「フレイがくれたの、スティングが直したの…。
     えーと…お待たせしまくりました。どうぞですぞー!」
スティ「(ステラ、日本語おかしいぞ)召し上がりやがれ」
シン「Yes、いただきます」
 そして、シンの口いっぱいに広がる皮の甘味と

  ニンジン
        ピーマン
              なぜかワカメ

シン「(ワカメがあからさまにミスマッチで凄く逆流を促してくるー!)」
スティ「(にこにこ)」
シン「あんふぁっふぇひほふぁぁ!(=あんたって人は)」
ステラ「シン…おいしい?」
スティ「おいしい、だろ?(にこにこ)」
シン「お、おい…うぐぅ(エ、エチケットタイムさせろぉ!)」

コニール「(ったく、鈍感二人で楽しそうにやってるなぁ。
       あたしもチャイナ着てんのに…。)」
312通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 22:57:58 ID:???
…肝心の新メニューは果たしてできるのだろうか?
313通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 23:19:21 ID:???
夢でチャイナ・in・コニたんと仲良くしてきますノシ
314通常の名無しさんの3倍:2005/12/07(水) 23:43:53 ID:???
>>311
スティングの笑顔が怖いw
乙!!
315通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 00:27:15 ID:???
ちょっとした愛のエプロンだな。
ただしバケツはないが
316通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 00:33:00 ID:???
>シン「(顔真っ赤。烈海王かお前は)」
いつだかの[マユ海王]思い出して鼻汁吹いたww

それにしても牙留茄飯ネタは毎回マターリ出来るな……
317通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 01:21:43 ID:???
>>311
大丈夫だコニール
ちゃんとオクレ兄さんが見てくれてるから…
318通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 16:58:38 ID:HJvL7dnn
>>311
オクレ兄さん……いい人だ
319通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 20:54:05 ID:???
>>311
オクレ兄さん怖いよ・・・
320通常の名無しさんの3倍:2005/12/09(金) 08:30:33 ID:???
保守
321>>310の少し前のこと:2005/12/09(金) 23:12:51 ID:???
 小雪がちらつく日であった。
 この季節になると売り出される、あの味を求めて私は町の小さな食堂へと向かう。
 私はギルバート・デュランダル。ザフト学園の理事長。

ギル「(´・ω・`)」

 嗚呼、中華まんはまだ無いという。中華まん。私は欲しい。
 手に入らぬからこそ、尚のこと欲しがる。それが人間というものだよ、タリア。(タリア「…へっくし!」)
 ここは堪え忍ぶべきか、コンビニで手を打つべきか…

???「ゆき、ゆき…キャッ」
ギル「Σ(´>ω<`)」

 舞い落ちる雪に見とれる少女が、迷う私の胸に飛び込んできた。

???「うぇ…」
?????「すっ、すいません。こら、だからちゃんと前を見ろって…、ハッ」

 少女を抱き起こす少年は、私を見て固まった。

ギル「(;´・ω・`)」

 熱い視線が絡み合う。なんだというのだろう。
 私は「おとうさん!」と呼ばれることを予想した。どう答えるべきだろう。
「ノー、ノーイングリッシュ」「図が高いわ!控えおろう」「私がママよ」…

?????「わかめ!」

 少年はそう言い放ったかと思うと、失言したとばかりに両手で口をふさぎ、
頬を赤らめて走り去っていった。少女があわててついていく。
 この寒いのにコートも着てない連合高校の制服姿を、私は目に焼き付けた。
322>>310の少し前のこと:2005/12/09(金) 23:15:47 ID:???
 それから気づくようになったのである、彼の姿は町のあらゆるところにあった。
 スーパーで特売品を争奪し、河原で弟妹たちと草を摘み(食べるのだろうか?)。
牙留茄飯で働いてるようだ。学ランの上にエプロンをつけて調理も給仕もこなす。
休憩中に店の奥でノートを開き、授業の復習をしているようだ。
 そしてこぢんまりとしたアパートに帰っていく。

 (スーパーまるきお・閉店30分前)
?????「くそっ、(手が届く値段のものが)見つからない!」
???「せっかく思いついたおまんじゅう、できない…?」
?????「いいや…見つけてみせる。あの馬鹿、栄養が偏ってるからな。
    体にいいものを食べさせてやる。不健康な奴にステラとつき合う資格は…」
???「スティング、シンのこと心配…。ありがとう」
?????「…(赤面)。お前が礼言うこたねぇよ」
???「シン、喜んでくれるかな…ワカメプリンまん。 …? スティング?お野菜買うの?お金は?」
?????「あ、いや、せめてもうちょっと合いそうな…なんでもない。なんでもないんだ。お金は大丈夫」

ギル「(`・ω・´)」



翌日の連合高校
アウル「おい、なんか下駄箱から乾物が飛び出してんだけど」
オクレ「これは鳴海産高級わかめ!それにこの手紙…」

あなたをみています
     あなたのファンより

オクレ「!? 紫のバラの、いや黒いワカメの人…!!」

(そして>>310へ)
323通常の名無しさんの3倍:2005/12/09(金) 23:22:28 ID:???
>>311のあと)
ステラ「シン、帰った。よろこんでくれたみたい。うれしい…」
コニー「(顔真っ青だったけどな)」
オクレ「そっか。あの馬鹿、よろこんでくれたか。まぁどうでもいいけどよ。
     …ありがとう黒いワカメの人…」
コニー「(ぐろい若めの人? あーあ、うれしそうな顔しちゃって…)」
オクレ「親父さん、すいませんでした。勝手をして」
コニ父「なぁーに、俺も楽しませてもらったさ。コニールアルバムがまた一ページ増えたし(親指立ててグッ☆)」
コニー「(この親ばか!いつのまに!?)」
オクレ「…そうだコニール。そのチャイナドレス」
コニー「な、なんだよ」
オクレ「ちゃんと直したつもりだったが、まだブカブカみたいだな。……とくに胸の辺ぐわっ!?」

その日、牙留茄飯の看板娘が新技スピニングバードキックを覚えたらしい

マユ「はいおにいちゃん、今夜はマユ特製『夜のとろとろワカメ汁』もといワカメのみそ汁★」
シン「!! う、うぇぇぇーーい!(エチケットタイム寸前)」
マユ「おにいちゃーん!?」

ついでにしばらくの間、シンのブロックワードは「ワカメ」だったらしい…
324通常の名無しさんの3倍:2005/12/09(金) 23:51:03 ID:???
>>321-323
GJ!ギル優しいよギル
あとチュン・リー吹いたw
325通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 00:17:32 ID:???
ギルの表情ワロスw
326通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 05:19:56 ID:???
(にこにこ)は純粋な好意だったのか
327通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 09:04:59 ID:???
味見しろよオクレw
328通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 13:52:51 ID:???
ギルは変態だけどいい人なんだな
329通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 17:38:26 ID:???
こういったSEED二次創作スレッド読んでると、
なぜか「女神変生」や「バイオレンスジャック・凄ノ王編&魔王編」を連想しちゃう俺。
……意味解ります?
330通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 18:26:48 ID:???
デュランダル「ふっ」
レイ「ギル、乾燥ワカメは紅茶に合わないと思いますが」
デュランダル「なに、これはね……。私としたことが、要らぬ節介をね。」
レイ「いったい、なにが?」
デュランダル「(*´・ω・`)ナンデモナイヨー」





 ぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎる
ぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎる
ぎるぎるぎるぎるぎるぎるぎr

ルナ「どうしたのレイ、学級日誌書きながら殺意の波動して」
レイ「気にするな(あわてて消しゴムで消す)」
ルナ「ふふっ、へんなレ(ry

今日も平和な(ry
331通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 18:34:23 ID:???

 ラウ    ギル
( ゚д゚ )σ)´・ω・`)
332通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 18:41:36 ID:???
レイ、殺意の波動ってw
3331/4:2005/12/10(土) 18:52:20 ID:???
ここはスティングたちのアパート。今日も変わらぬ1日が始まる…はずだったが―――

オクレ「何?喉が痛いだって?」
ステラ「…ぅん……の…ど………ぃた…ぃ…」
アウル「風邪でも引いたんじゃねーの?バカのクセに…」
オクレ「お前は黙ってろアウル! とりあえず熱測ってみな、ステラ?」
ステラ「…ぅ…ん……」
熱を測るステラ。
体温計の示す数値は…平熱。確認の為、額に手を当ててみるが…やはり平熱。
オクレ「ステラ、とりあえずうがいでもしてきな…ちったぁマシになるだろうからよ?」
ステラ「…ぅ…ん……ぅがぃ…して……くる…」

* * *

オクレ「風邪…じゃねぇみたいだな。平熱だし、鼻水なんかも特に出てねぇし。」
アウル「じゃあ何なんだよ?ステラの喉が痛む原因?」
オクレ「俺が知るか!…と言いたいところだが、多分空気が乾燥してる所為だろうな。」
アウル「それなら窓開けて、空気を……換装する?」
オクレ「…それを言うなら換気だ、バカ。それに換気しても、ステラの喉の痛みは直ぐには治らねぇ。」
アウル「じゃあどうすんの?このままほっとくのかよ?アイツ…凄く苦しそうだったぜ?」
オクレ「ほっとくわけねぇだろ!だが、喉の痛みに効く特効薬なんてねぇからな…こればっかりはな…」
3342/4:2005/12/10(土) 18:53:08 ID:???
その日の朝食―――

喉が痛いステラは、ご飯を飲み込むのも辛い様子…
オクレ「ステラ…痛むんなら無理して食わなくてもいいぞ?」
ステラ「…ぅ…ん……」
オクレ「まあ…何も食わねぇわけにもいかねぇし…味噌汁と茶ぐらいは飲んどけ?」
ステラ「…ぅん…」

そんな朝飯時にやってくる、招かれざる客が今日も1名…

ハイネ「ステラちゃ〜ん♪ おっは〜よ〜〜♪♪」
ステラ「………(ビクッ)」←顔だけ反応
アウル「…出やがったな。」
オクレ「…オレンジ野郎。」
ハイネ「おいおい…人をお化けみたいに言うもんじゃないぜ?」
オクレ「何だっていい…とっとと失せろ…」
ハイネ「つれないねぇ…それよりもステラちゃん!今日は元気ないみたいだけど、どうかした?」
ステラ「………」
ハイネ「悩みがあるんだったら、俺が聞いてやるぜ?勿論俺とステラちゃんの二人っき…」

ガシッ!>オクレ兄さんがハイネの肩を掴む音
ズルズルズル………>オクレ兄さんがハイネを玄関まで引きずっていく音
ドサッ!>オクレ兄さんがハイネを家の外に放り出す音

* * *

ハイネ「おやおや…今日はお兄さんの方がえらく攻撃的じゃないか?」
オクレ「うるせぇ!今日のステラは調子が悪いんだ…だからテメェに構ってやる余裕はねぇんだよ!」
ハイネ「調子が悪い…か。で、どこの調子が悪いわけ?」
オクレ「テメェには関係ねぇ!…と言いたいところだが。喉だ…ステラは喉が痛むんだとよ!」
ハイネ「喉……か。喉ねぇ…」
オクレ「だからテメェがちょっかい出して、叫び声でも上げちまったら、ステラの喉に悪ぃんだよ!」
ハイネ「なるほどね…そういうわけなら、俺もおとなしく引き下がるさ。…また日を改めてくるぜ!」
オクレ「いや…もう二度とくるな…」
3353/4:2005/12/10(土) 18:53:50 ID:???
ハイネが去った後しばらくして、訪れる新たな客―――

ミーア「聞いたわよ?ステラちゃん、喉が痛むんだって??」
オクレ「やぶからぼうに何だよ一体…それよりもそんな話、誰から聞いた?」
ミーア「聞こえてたわよ?あなたの大きな声…それもアパート中に♪」
オクレ「チッ…さっきのか…」
ミーア「そんなことより…持ってきてあげたわよ?喉に効くオ・ク・ス・リ♪」
ステラ「…くす…り……は…ぃゃ…」
ミーア「大丈夫よ♪ ステラちゃんもきっと気に入るから♪ だから…ね?」
ステラ「………」

そう言って、持ってきた巾着袋を開くミーア。その中には…

オクレ「おい、こりゃぁ…」
アウル「飴だぜ、おい…」
ミーア「そっ♪ これはのど飴よ♪」
ステラ「…のど……ぁめ…??」
ミーア「ステラちゃん♪これは、嘗めれば喉が痛いのなんて治っちゃう不思議な飴なの♪」
ステラ「…そぅ……なの…?」
ミーア「うん♪だから、この飴嘗めて、痛いのみーんななくしちゃおう?ステラちゃん♪」
ステラ「…ぅん…♪」

アウル「…そんなに上手くいくもんかなぁ…(ボソッ) おっ!結構美味いじゃん!この飴…」
オクレ「黙れアウル!…っつーかお前が食うなよ!その飴!」
アウル「べつにいいじゃんか〜 こんなに沢山あるんだぜ〜?」
オクレ「まぁ…確かに大量にあるけどよ…」

大量ののど飴の山を眺めるスティング…そしてスティングはあることに気付く…

オクレ「…俺は少し急用ができた。出かけてくるから、お前ら飴でも嘗めておとなしく待ってな…」
アウル「なんだよ〜 どこ行くんだよ〜? つーか、俺らだけ留守番?」
オクレ「どこだっていいだろ…すぐ戻るから。ああ、ミーア!のど飴ありがとな!」
ミーア「えっ……うん♪」

そういい残し、1人アパートを出るスティング―――
3364/4:2005/12/10(土) 18:54:23 ID:???
1人外を出歩くオクレ…とあるコンビニの前で、目的の男を発見する―――

オクレ「こんなところに居やがったか…テメェ…」
ハイネ「これはこれは…ステラちゃんのお兄さん。…また会ったな?」
オクレ「テメェの差し金だな?ミーアが家にのど飴を差し入れにきたのは…」
ハイネ「…言っていることの意味がわからないぜ?」
オクレ「とぼけんな…アウルやステラは騙せても、俺の眼は誤魔化せねぇ…」
ハイネ「…何で、俺がそれをやったって思うわけ?」
オクレ「あの飴の山を見ればバレバレだ…全部柑橘系の…オレンジ色の飴じゃねぇか!」
ハイネ「…バレないようにさりげなーくアピールするつもりだったんだが…バレちまったか!」
オクレ「全然さりげなくねぇだろ!寧ろ盛大に自己アピールしてるだろうが!」
ハイネ「ま、気にするなよ?…と言っても無理…だろ?」
オクレ「…なんでこんな真似しやがった?」

その問いかけに、ハイネは語る…
自分がミュージシャンであること。昔、酷い喉の痛みに苦しめられたこと。
それ以来、のど飴を常時携帯するようになったこと。
ステラが喉の痛みで苦しんでいるのを見て、昔の自分を思い出したこと。
そして何より…ステラの元気な声が聴けないことが、自分にとって他の何よりも辛いということ…

ハイネ「…そういうことで、納得してくれるか?」
オクレ「テメェ………まぁいい。一応、礼は言っといてやる……ありがとよ!」
ハイネ「どういたしまして♪…そんなわけだ、ステラちゃんの喉が良くなったら、またお邪魔するぜ!」
オクレ「…くるなら来やがれ…返り討ちにしてやるぜ!!」

そういい残すと、スティングはハイネに背を向け、帰路につく。 ステラ達の待つアパートへと…
残されたハイネは、そんなスティングの後姿を見送ると、コンビニの中に入る。 目的の物を得る為に…


ハイネ「やっぱのど飴は柑橘系に限るな!これだけは切らしちゃいけない…ミュージシャンは喉が命だからな♪」
トール「(あのお客さん…またあんなに大量ののど飴買い込んでるけど……一体何やってる人なんだろう??)」

おしまい
337通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 19:04:55 ID:???
柑橘系でハイネを突き止めるなんて・・・凄いよオクレさん!!
338通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 19:10:31 ID:???
>>330
その時のレイの背中には「HG」の文字が浮き上がってたとかいないとか・・・
339通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 19:45:09 ID:???
>空気を……換装する?
あまりに凝っててワラタw
340通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 19:49:46 ID:???
>>336
いいお話ですた、GJ!
341通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 22:21:00 ID:???
>>336
オクレ兄やんもハイネもカコイイ!GJ!!
342通常の名無しさんの3倍:2005/12/10(土) 22:59:32 ID:???
最近の彼らの前ではシンが霞んで見えてしまうなww
343通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 08:02:37 ID:???
ドドドドドド
アーサー「『制服の上にエプロン』と『チャイナドレス』が見れるお店はここでつか?!!」

スティ「・・・・・・・」←制服の上にエプロン(ただし学ラン)
コニ「・・・・・・・」←チャイナドレス(ただし胸に若干の余裕)

アーサー「orz」
コニ「ちょっ、失礼だろアンタ!」
スティ「はいはい、しまっちゃうよしまっちゃうよー」(アーサーを撤去)


        ,. -r‐y-.、,_
    、-‐:'´,r‐'´ ̄_=、,.ヽ、
     >::/    ィ((ヾソ"))ヽ
  、-'´:/ l!、__,〃ヒ"  ゞッ彡、
   〉'´\,ノ三;j‐、_`  `_,.ィヽ.}!
  {! /〈ゞ彡ゞt;ラt' r'f;チ))ィ′ シン、おれ達も行くぞ
  ゞ、!  (二,.ソ^`   {´^/彡、  オクレ兄さんらの属性攻撃に負けてられん!
  レ;≧、   {≡ィ,ノ ._冫 (_〃'j  き〜み〜の未来は〜 はじまった〜ばかり〜♪
./´{, =ニト、.,_`'く"\`ー' ,ィ´リ`l[
》"レ',.r={、.__ミヾヽ. ` ´レ彡く三ミ、
l!{、/'´_,.レ≦ヾヽ }}   |',=、ソ!⌒リ!
.>{レ'´__,Y〃=-、ソ_、 ,rヾ=ハィCソ     シン「どこへだよ!?ってか属性って何だ!?」
ヾ{トv〃ヾリ")ン´:::::ゞ‐〈::: ̄l∬'〈
344通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 10:05:11 ID:???
アーサー「だって店員が男しかいないなんて」
コニール「スピニングバードキック!」
アーサー「フォンドゥヴァオゥ!!」
コニール「くにへ かえるんだな。 おまえにも かぞくが いるだろう」
アーサー「あ…赤の水玉…」
コニール「!!!!? 見、見…ッ?…いやぁぁぁっ」(百裂脚)
アーサー「フォフォフォフォフォンドゥヴァオゥ…!!」

スティング「(動体視力のない奴だな。いちご柄だろ…)
      いらっしゃいませー、気にせずご注文どうぞー」
345通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 11:08:26 ID:???
>(動体視力のない奴だな。いちご柄だろ…)

しっかり見てるオクレワロスww
346通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 11:50:08 ID:???
コニール「ひくっ…えぐっ…男扱いされた上に見られた…」
オクレ「……気にするな、俺は(見たけど)気にしない」
 兄さんの手にデパートの広告チラシ。
 クリスマスセールでスパッツが三枚セットで安価。
コニール「お…おまえ…。頼んだぞ!!(うるうる)」
オクレ「(いやお前もついてこいよ、俺お前の尻のサイズなんてわからねーよ)」




レイ「さぁシン行くぞ!お前には女装という強力な武器が!」
シン「いやだぁーっ!!(泣)」

そしてデパート服屋で鉢合わせ…するか??
347通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 20:19:45 ID:???
壁|*´・ω・`) イチゴ100%ミチャッタ
348通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 20:43:18 ID:???
ルナ「…………

看護婦…すでに持ってる。看病時に使用、そして失敗
メイド…ステラと正面対決、一応本職のステラに分が有る
巫女服…マユが持ってる、おまけに長髪の方が似合う
シスター…持ってるけど使用するシチュエーションが無くて未使用
ミニスカポリス…シンに向かって「逮捕しちゃうぞ!」……体温計を渡されました
女学生…やっぱり、これが一番人気か…って、私は現役だっつーの!
チャイナドレス…コニールが着用。お団子にする髪がないので苦戦必至

どうすれば………」
349通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 20:50:50 ID:???
>>348
つスクール水着
350通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:14:19 ID:???
>>344
フォフォフォフォwwwwwwwwwwwww
351通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:19:47 ID:???
>>348
つスーツにメガネ
352通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:39:20 ID:???
壁|*`・ω・´)ノ 「デパートへ行きたまえ、ルナマリア!」
353通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:48:35 ID:???
ルナはいい女だから何を着ても似合うぞ!
354通常の名無しさんの3倍:2005/12/11(日) 21:56:59 ID:???
シンが女装ならルナが男装すればいいじゃまいか!
355通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 01:24:25 ID:???
生まれたままの姿ならステラにもマユにも勝てる…!



……ガンオタなシンには赤服を着て迫る、とか。
356通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 01:54:10 ID:???
いっそハマーン様のコス・・・いや、なんでもない
357通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 02:14:59 ID:???
ガノタ相手ならセイラさんコスが…
358通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 03:55:29 ID:???
そういや昔[いけないルナ先生]ってマンガあったな…
359通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 07:22:39 ID:???
>>354
レイ「シンにはこの黒革HGセットのほうが似会うな」
360通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 14:33:27 ID:???
あーあ、シンがRGに…
361通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 14:54:51 ID:???
いまこそハードレズが起動するときだ。さぁ、ルナ
362通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 16:14:18 ID:???
レイ(HG)「セイセイセイセイ!」
シン(RG)「ヨウヨウヨウヨウ!(ヤケクソ)」

ルナ(HL)「フォー!(シンは私の物〜!)」
メイ(RL)「フォフォフォフォフォフォ〜!(半泣き、ルナに無理矢理付き合わされた)」


ラウ「…最高だな、人は」
ギル「ラウ、さすがにこれはとめないか?」
363通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 21:44:33 ID:???
日が落ちた頃 ホーク家 ルナマリアの部屋

「ふっふっふ・・・・・ むっふっふっふ・・・・これよ、これだわ!」

狂喜の笑みを浮かべるルナマリア、彼女の手には黒い服のようなものが握られている
シワになるのではないかというほどの力が込められているがそれに気づかないほどに 「計画」 に熱中しているようだ

「ああ、恐ろしい! 自分の才能が恐ろしい!」


事の発端はこうだ
学校の帰り、いつものようにシンの自然に誘惑作戦を実行していたところ、急にプラモ屋の前で何かを見つけ、事もあろうに
すぐ隣にいるルナがいるにも関わらず なんて可愛いんだ・・・アイツの前では全てが霞んで見える・・・
などと言い出したのだ
これには流石のルナも驚いた
人のことを可愛いと平気で言うシンだがこの時は様子が違っていたのである
まさに恋する乙女の様な、そんな純真な目・・・
そして彼の目線の先には店長の趣味で放映されているアニメが映し出されている
その時、ルナの頭の中で何かが閃いた、これだっ! と
そう・・・ そのアニメの中に映っていたのはピンクの髪をした女性がロボットに乗って戦っている姿だったのだ

「ふふん 悪いわねマユ、ステラ・・・ 一足先に大人の階段を上らせてもらうわよ・・・! このコスプレルナマリハマーン計画でっ!」


同時刻 アスカ家 シンの部屋

「あぁ・・・可愛いなぁ・・・」

見惚れるシンの横には呆れ顔の妹がいる

「お兄ちゃん・・・・また買ったの?」
「い、良いじゃないか! 好きなんだから!」
「・・・この前も買ったよね?」
「う・・・だって・・・偶然プラモ屋でZZをやってるとこ見ちゃってさ・・・」

子供の様に言い訳するシンも最早見慣れたものである
はぁ・・・ と残念そうにため息をついたマユは、こういうのをもっと違うところに向けてくれれば良いのになどと思ってみるが無駄なことである
すぐに気をとりなおしたシンはまた上機嫌になり、幸せそうに、いつもの様に言った

「あぁ・・・・可愛いなぁアッガイ」


  完?

まともにSS書くのは今回が初めて
ああSS上手くなりたい
そうすれば一番書きたいアレが書けるのに・・・
叱咤くれれば嬉しいお
364通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 21:51:42 ID:???
アガーイなら仕方ないな
365通常の名無しさんの3倍:2005/12/12(月) 22:06:53 ID:???
>>363ガンガレ

ルナよ…ハマーンがダメならいっその事アカハナスーツで…
366通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 01:58:38 ID:???
某スレではルナがガンプラオタク
367通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 02:12:01 ID:???
>>363
GJ!良かったよw
ルナマリハマーン想像したらワロスw
368通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 07:43:27 ID:???
保守
369通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 09:36:24 ID:???
狂う是「は〜い、見てくださいこの腰の動き。どーでぇーす?」
370通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 09:46:11 ID:???
さあ始まりました、サッカー・ワールドチャンピオンシップ、
第三回ヤキン・ドゥーエ・カップ『連合高校vs.ザフト学園』
実況は私、琴ちゅわん。そして解説はおなじみ、白・鳥哲さん
白「どうも、よろしく〜
さあて、白さん、いよいよ世界一のクラブチームを決める戦いですね
白「そうですね〜。どっちが勝ってもおかしくないですね〜
おおっと、チア・ガールズの応援も白熱してきたぞ

ルナ「あんたたち、頑張りなさいよ。ほら、サービスサービス
ヨウラン「…
ルナ「えっ?ヨウランがお色気に反応しない…
ヨウラン「やるぜ、俺はこの試合で男になるんだ。来いや、連合!
ネオ「その心意気やよし。だが、気合いだけでは勝負事には勝てん!
おっと、連合の9番がいきなりザフト陣営中央突破だ!
白「というか、彼は生徒ではなく教師じゃあ…
ネオ「いくぜ、ガンバレル・シュート!
ヨウラン「なにっ!ボールが三つに分身した!?
白「ほんとに三つあったりして
ヨウラン「ならば、すべて受け止めればいいだけのこと!
ああっと、ザフトの4番が顔面と股間でシュートブロック!
白「ガッツ・マンなんですよ、彼は
ルナ「ヨウラン!あんた、男だよ!
ヨウラン「こ、股間に…ヨウラン・ケントは戦場で男であることを…がくっ

しかし、残りひとつのボールがゴールに襲いかかるうううう!
レイ「ふっ
ネオ「なにっ!?俺のガンバレル・シュートを読み切った
…やっぱり、ボールは三つありましたね
白「フィールドの魔術師なんですよ、彼は
レイ「いくぞ、シン!
シン「ああ、ナポレオン!
レイ「…誰がナポレオンだ
371通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 09:47:40 ID:???
さあ、残り時間あとわずか。同点のまま延長か
ザフトの10番がザク・ファントム・ドリブルで切り込む
レイ「ちいいいっ!
ネオ「坊主の考えていることなど、お見通しだ!
なんと、相打ちだ!
レイ「頼んだぞ、シン!
シン「おおおおっ!ふぐるるるるるるっ!
キターーーーーッ!ザフトのエース、シン・アスカのシュート!
シン「猛獣シューーーーーート!
アウル「何がシュートだ!体当たりでつっこんでくるだけじゃねえか
シン「ぐるあああああああっ!
アウル「ならば、こちらも…。しっかり見てけよ、これが俺の卍解!
メイリン「はあ…バカばっか
ワケのわからない領域に突入だ!さあ。ゴールは!?ザフト、ザフトだ!
白「あっ、ちょっと待ってください。ザフトのゴールに…
えっ!?あれれっ、ボールが二個入ってる?これは…一体いつの間に…
白「ガンバレル・シュートの二個のボールが、入ってますね、ザフト・ゴールに
といことは、2対1で、連合の勝ち?

ギル理事長「ありえん!我々は抗議する!
アウル「どさくさに紛れて殴りやがって、痛えじゃねえか!
シン「ふんぐるううううう!
ああっと、そこかしこで乱闘が始まったぞ
ヨウラン「はっ!?気絶してた。えっ、ちょっと待て、お前ら…何やってんの?
白「これは没収試合ですね。ということは、繰り上げで優勝は三位のオーブ学園ですね

なんともまとまりの無い結末でした。
白「これが連合とザフトなんですね
では、国立競技場からお別れです。白・鳥哲さん、本日はありがとうございました
白「ありがとうございました、どうも〜
ヨウラン「えっ?俺の格好いい活躍の記録は…
−番組終了−
372通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 15:06:15 ID:???
卍解wwwwwww
373通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 15:34:13 ID:???
GJ白・鳥哲www
374通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 20:15:00 ID:???
こういうイカスSS読んでると、なぜか>>329の作品や
シャンゼリオン最終回観たような気分に陥る俺。
変かな?
375最終回はコレでやりましょう。:2005/12/13(火) 21:58:59 ID:???
井上敏樹:人生楽しく生きようよ、生きるべきである、しかし、
なかなかそうはいかないよなという現実もある。最終話ではそれを描いたんだよね。
 
── 最終話で、いいなぁと思ったのは、
一貫して別次元(ハードな世界)は現次元(ノーテンキな世界)を肯定し、
現次元は別次元を否定してますよね。つまり1話から38話までが「こうであったらいいなあ」
という世界として描かれている。
ストーリーというより、構造としてシリーズを全肯定する形になってるんだよね。
限りなく自己満足に近いとは思うけど(笑)。
376通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 00:20:18 ID:???
4スレ目か。前来た時2スレ目だったわ…さて、連合トリオです

今日の夕飯はカレー。スーパーでカレールーと福神漬けが安かった。で、白飯に。サラダも付けるか……と思い冷蔵庫を開けレタスと卵を取り出す。野菜を入れてあるダンボールを覗く。カレーに入れるものを除く、と。
スティング「ピーマンか。……ミモザサラダかな」
とんとんと軽快に野菜や肉を切り、炒める。さっさとカレーを煮込みに持って行き、サラダに取り掛かる。ちなみに飯は朝のうちに研いでおいたから、ボタンを押して終わり。
と、そこへ彼のかわいい?弟妹が台所へやってきた。
ステラ「スティング〜」
スティ「ん?飯ならまだかかるぞ」
ステラ「じゃあ……あまなっと食べる」
スティ「飯の前に食うな。腹壊すぞ」
アウル「うわスティング所帯クサ」
スティ「ほっとけ」
密かに傷ついてたりする。が、所帯臭さはもはや自覚をせざるを得ない領域に入ってるからどうしようもない。
ステラ「うー。じゃあ、ステラ、てつだう!」
他二人「へ?」
しばしの沈黙男二人。殺る気満々ステラちゃん。フリーズが早く解けたのは小さいほう。
アウル「おっまえバッカじゃねーの!?またボクらを殺す気むぐっ」
ここでスティングの押さえ込みが決まる。ステラに聞こえないよう小声で叱る。
スティ「あのなあ、頭ごなしに怒鳴るなよ。いい加減、ステラだって泣くぞ?」
アウル「だってほんとのことじゃん。それにお馬鹿のステラが泣こーが喚こーが関係ないね!」
スティ「……嘘つけよ。小せえ頃はてめーで泣かしといて、そのくせ最後にはつられてわんわん一緒に泣いてたくせによ」
アウル「なんか言った?」
スティ「別に。それよりな、こいつだってちゃんと見ててやればできるはずだ。多分」
アウル「多分つってる時点で説得力ない」
スティ「細かいことはどうでもいいんだよ。そーいうわけだから、ステラ、サラダたのむな。アウルと一緒に」
殊更に最後の一言を強調してやる。
ステラ「うん!」アウル「ハァ!?」
二人の声は見事に重なっていた。その声色は雲泥の差だが。
アウル「ちょ、スティング!何勝手に……!」
スティ「いいからさっさとしろ。くいっぱぐれるぞ」
ステラ「アウル、はやくー」
多数決。それはなんとなく逆らえない民主主義の基本。そしてこの場合も。
アウル「やればいいんだろやれば!」
まあ、こうなる。
スティ「じゃ、まずピーマンと卵茹でてな。ドレッシングは作り置きが残ってるから」
ステラ「ゆ……?あ、うでたまご!」
アウル「ゆで卵だろ、ばあか」
ステラ「うでたまごー!」
アウル「ゆで卵!!」
スティ「どっちでもいいだろ。しゃべってないで手ぇ動かせ、手」
ス・ア「はぁーい」
ステラは卵を取るととてとてと鍋の前を素通りした。
アウル「ステラ、どこい……ッ!!」
ステラの目の前には、今月のスティングの給料をつぎ込んで購入した電子レンジが、あった。
……終わっとけ。
生卵をレンジに入れると危ないという話。てかただステラにうでたまご言わせたかっただけです。
377通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 00:38:16 ID:???
>>376
ほのぼのだなあ。GJ!
378通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 01:01:37 ID:???
>>376
ステラの行動を想像するとなかなか可愛い感じだなww

お持ち帰りしたいくらいだ

とにかくGJ!
379通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 19:26:57 ID:???
今日の晩ご飯

ルナ家
シン「助かったよ、ルナ。今日うちの両親、二人とも仕事でさぁ、マユと二人で飯食うところだったよ」
マユ「ちっ…せっかくのチャンスだったのに…(ボソ」
ルナ「(小声で)どうせシンのご飯に怪しい薬でも盛ろうとしたんでしょ」
マユ「(小声で)ルナお姉ちゃんこそ、お兄ちゃんを連れこんでどうするつもりだったんだか…」
ルナとマユ、視線で激突中
メイリン「お姉ちゃん、マユちゃん…ご飯は楽しく食べようよ…(ビクビク」
シン「がつがつがつがつ…お代わり、くださいっ!!」
ルナ母「あらあら、やっぱり育ち盛りは元気ね〜」

レイ家
レイ「ギル…何故あなたがここでご飯を食べているんですか…?」
ギル「もぐもぐ…ふむ、実はタリアの家に行ったんだが、締め出されてねえ…そうしてここにいるというわけさ(サッ←茶碗を出す」
レイ「理由になっていません…(←茶碗にご飯をよそっている」
ギル「気にしないでいい、私は別に気にしないからな(←茶碗を受け取る」
レイ「……」
ラウ「(ふむ、レイも素直ではないな。私と二人だけの食事では寂しいのだろう…)まあいいさ、デュランダル。
   私の自慢の料理を食べていくがいい」
ギル「すまないな、ラウ。お言葉に甘えさせてもらうよ…もぐもぐ」
レイ「…それにしてもギルは食べ過ぎな気が…」
ギル「気に(ry」
380通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 19:27:41 ID:???
オクレ家
フレイ「ちょっと醤油とってよ」
アウル「はぁ?自分で取れよ。僕は今キムチを食うのに忙しいニダ」
フレイ「届かないのよ!いいでしょ、アンタの方が近いんだから!」
アウル「断るニダ!この僕のキムチを食べる権利を侵害するというなら謝罪と賠償を(ry」
スティング「あぁ、わかったわかった!ほれ、フレイ醤油だ。アウルも黙ってキムチでも食ってろ」
ミーア「ステラ〜、数の子食べるぅ?とっても美味しいわよ」
ステラ「ミーアの数の子…ステラ、食べていいの?」
ミーア「いいわよ♪…っていうか、いっそのこと全部…」
スティング「こら、ミーア。自分の嫌いな食べ物をステラに押し付けるんじゃない。ステラも人のを取るなよ。ほれ、俺のをやるから」
ステラ「スティング、ありがとう…」
ハイネ「ステラちゃん、俺の数の子もあげるよ。なんなら俺があーんして…」
ステラ「オレンジ凸、嫌ぁぁぁぁぁっ!!!」
スティング「だから何でお前がここで食っているぅぅぅ!!!(ハイネを窓の外に放り出す」

ハイネ「ちっちっち…筋子とは違うんだぜ、筋子とは…(落下中」

1階
アーサー「また上がうるさいなぁ…注意した方がいいのかなぁ…あっ、お湯が!フォンドゥヴァオゥ!!」

むる太
ムルタ「さて、客足も引いてきましたから、ご飯にでもしましょうか。君達、好きなのを選んでいいですよ」
オルガ「やっぱ、おでんといえば卵だろ。オラオラオラァ!!」
クロト「大・根!!」
シャニ「こんぶ巻き、うま〜い」
オルガ「俺のハンペン取るんじゃねえよ、シャニ!」
シャニ「ちっ…じゃあ僕はそこのウインナーを貰うよ〜」
クロト「蒟・蒻!!」
ムルタ「君は漢字2文字の具材しか食えないんですか…?」
381通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 19:34:49 ID:???
>>379-380
平和だ・・・なんて平和なんだ・・・GJ!
382通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 20:03:23 ID:???
なんか面白いのとほのぼのが心の中で戦ってる……複雑な気持ちになるほどGJ!
383通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:43:43 ID:???
良いなぁ、素敵だなぁ

ただ、冷静に見るとアーサーだけがかなり悲惨だったりw
384通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 21:51:23 ID:???
>>383
彼はエロゲーさえあれば幸せなんです。そっとしてあげて下さい。
385通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:09:35 ID:???
クロトの使い方うまいなww
386通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:12:52 ID:???
それはいつもの午後のはずだった。

シン「ご・・・ごめん。これ以上食べられない・・・かも。」
ルナ「ええ〜?せっかく作ってきたのに。」
ステラ「・・・ステラ・・・スティングが・・・作るの・・・頑張って手伝った。」
マユ「他の二人のはともかく、マユのは食べてよね、お兄ちゃん。」
ルナ「・・・あのね、何であなたココにいるわけ? 平日よ今日。」
マユ「残念でした。今日は振り替え休日だから休みなの!」
シン「だからって、わざわざ学校まで弁当届けに来なくてもよかったのにさ・・・。」
マユ「・・・マユ・・・迷惑だったかな・・・。」
シン「そ、そんなことないよ!いやあ、美味いなあコレ。」
マユ「ホント? じゃあドンドン食べてね!」
シン「いや・・・そ・・・(もう腹が・・・)」
ルナ(あんな演技にひっかかってんじゃないわよ、もう!)
レイ(シンはいつか押しの強い女に引っかかって破滅するかもしれんな。)
ヨウラン「まあまあ、シン。お前は全国の男子高校生が望んでも得られない境遇なんだ、黙って味わえ。」
ヴィーノ「そうだよ、俺なんか好きな子が作ってきてくれたお弁当なら、何があろうと全部食べるね!」(チラリ)
メイリン「へー、ヴィーノってなかなか男気あるじゃない。そういうのってポイント高いかもよ?」
ヴィーノ「そ、そうかな?」
メイリン「うん。」
ヴィーノ(なんてあっけらかんと言うんだ、メイリン。・・・俺って全く何とも思われてないのかな? それとも・・・)
シン「なあ、レイちょっと食べないか? 今日は弁当じゃなくて購買のパン食べてるし。まずいだろ。それ。」
レイ「ふむ。しかし俺もシンのために作られた弁当を食べるのは気にするな。・・・それはステラのだな。いいか? ステラ」
ステラ「・・・レイなら・・・いい。」
レイ「そうか。ステラの許可があるなら遠慮は無用だな。いただこう。」
シン(あれ? レイっていつからステラのこと君、じゃなくて名前で呼ぶようになったっけ。)
ルナ(ピアノリサイタル以来、レイってステラとちょっと仲良くなったわね。)
マユ(ライバルが減る? これは・・・好機!)

<ガラリ>
アウル「な? やっぱここだったじゃんか。」
スティ「だろうとは思ったがな。ステラ!」
ステラ「・・・スティング?」
シン「どうしたんだ、アンタ達?」
スティ「ネオが呼んでてな。ステラ、お前追試サボったな?」
ステラ「ウェ〜イ!・・・追試・・・嫌・・・」
スティ「誰だって嫌さ。だが、受けなきゃならんもの仕方ない。ネオには俺も一緒に謝ってやるから。な?」
アウル「そうそう。今回は僕も一緒に受けてやるからさぁ」
スティ「・・・お前も追試なだけだろうが。」
ステラ「・・・・分かった。行く。ルナ、シン、マユ、レイ、メイリン、ヨランヴィー。バイバイ・・・」
ヨウラン&ヴィーノ(合体してる? つーか二人で一人?)

ステラが、シン達に別れを告げスティング達と教室を出て行こうとした瞬間。
・・・・世界が揺れた。
387通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:16:43 ID:???
「な、なんだコレ?」
「ステラ!」
「地震だな。みんな机の下に入ったほうがいい。」
「メイリン。早く!」
「お姉ちゃん」
「お兄ちゃん!!」
「ステラ!アウル!」
「マユ!!!」
「でか・・・いよこれ」
「うわ、立ってられ」
「・・・こわい、スティング。アウル。」
「みんな大丈夫か!?」

そして爆発的な光が濁流のごとくシン達を包んだ。


(う・・・草のにお・・・い?)
シンは頭を振って立ち上がった。しかしその眼に映ったものは、木、草、遠くに見える海。
そして、遠くで微かに聞こえる花火? の音。
「んだよ・・・ここ・・・」
意識せずに言葉漏れ出る。

(さっきまで・・・みんなと教室にいて・・・みんな・みん)
そうだ、みんなはどこだ。慌てて辺りを見回す。あちこちに足や、手が見えた。
息が・・・止まりそうになる。足がもつれる、体がガクガクふるえる、
必死で駆け寄る。

「みんな!!」
と、その叫びに意識を取り戻した、ルナマリア達が体を起こし始める。
「何だったんだよ・・」
「おねえ・・・ちゃん。」
「メイリン!、良かった。」
「お兄ちゃんは・・・?」
「マユ――――っ!」
シンはマユを抱きしめた。良かった無事だ。

「みんな、無事で何よりだ。」
その声に全員が声がした方を見る。
「レイ!お前も無事だったのか。」
「無事か・・・。確かに今の所は何ともないがな。」
レイの無事を喜ぶシンの言葉に、レイは珍しくなにやら自嘲、皮肉、混乱そういう思いが入り混じったような
表情を浮かべた。
388通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:18:01 ID:???
「レイ・・・?」
「スマン、シン。」
そういって、レイは一度大きく息をついた。そしていつもの淡々とした声音――をつくろうと努力しているのが
シンとルナマリアには分かってしまったが――で話し始めた。

「みんな、おそらく一番知りたいのはここはどこか、ということだろう?」
この言葉に全員が一斉にうなずき、しゃべろうとするがレイはそれを手で制する。

「百聞は一見にしかず、だ。ついてきてくれ。」
そういって、レイは歩き出し全員が顔を見合わせながらそれに続いた。
5分ほど歩いただろうか? 急に視界が開けた。全員がそこから見えるものを見て息を呑んだ。
「これが、全員で見ている夢か、集団幻覚だといいのだがな。」

彼等の眼に飛び込んできたのは、海岸線まで張り出した高層ビル群、そしてたくさんの戦艦。
そして・・・アニメや漫画でしかお目にかかれないような形の戦艦がゆっくりと近づいてくるのが見える。
その上に乗っているモノは、

「・・・ガンダム?」
シンの口から信じられない、という響きでその言葉が漏れた。
389通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:20:25 ID:???
その夜、ビジネスホテルの一室に8人は集まっていた。顔は一様に暗い。

「とりあえず、皆の集めてきた情報を整理すると、ここは間違いなく異世界・・・だな。」
「ガンダムが飛び回っている世界で、コーディネーターってのとナチュラルってのが戦争してる、ね。」
「このオーブとかいう国なんか、俺達の世界にはなかったもんな。」
「オーブ高校、ならあったがな。ちなみに宇宙のコーディネーター達の軍はザフト、というらしいぞ。」
そのレイの言葉に、ヨウランとヴィーノは乾いた笑い声を漏らした。そして、レイも投げやりな響きが混じる口調で続ける。

「何にしても俺達の知り合いが誰一人いない、ということは変わらない。貨幣と言葉が同じだった、というのがせめてもの救いだな。」
それきり部屋には沈黙が満ちた。

「お姉ちゃん・・・私達・・・どうしよう?」
メイリンが、ルナマリアに心細げに問う。
だが、ルナマリアもメイリンの頭をそっと抱いてやることしかできない。

「お母さん・・・。」
ついにマユがシンの腕にしがみついて泣き始めた。
その言葉に、メイリンも涙ぐみ、男達も何かを耐えるような顔をする。
それぞれが、自分の世界で自分を心配しているであろう人のことを思い浮かべる。

「なあ・・・。みんな。」
と、シンが始めて、口を開き全員がシンに注目する。
「腹減らない? 何か食べに行こうぜ。」

言葉の内容だけだったら、おそろしく能天気な発言であったろう。
だが、全員が驚いたのはその口調のあまりにも普段どおりさだった。
カラ元気や皆を鼓舞しようという意図のまるで感じられない普通の口調。

まるで、放課後にちょいと腹減ったから「牙留茄飯」へ寄って行こうぜ、とでもいうような。
レイが戸惑いつつも答える。

「シン・・・お前は状況が。」
「いや、分かってるって。理由は分からないけど異世界に来ちゃったんだろ?
明日から、何とか金稼がないとなあ。バイトとかできるかな?」
「・・・住所がないと色々キツイだろうな。何せ履歴書に書くことができない。大体これでハネられるだろう。」
「そっか。じゃあ、とりあえず住所とかいらなそうな日雇い系っての?あれしかないか。
やっぱり今日は食ってちゃんと寝ないと駄目だよな。」

何故だ? とレイは思う。シンの言葉を聞いていると状況がそれほど切迫したものではないと思えてくるのは。

「勿論、上手くいかないかもしれないけど。泣くのは本当に万策尽きてからにしようぜ。
 ま、幸いみんなと一緒だから何とかなると思うけどさ。」
そう言って、ニッと笑うシンの顔を見ているとなぜか全員が、大丈夫かも、そういう風に思わされてしまう
390通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:22:07 ID:???
もっとも、それは彼等が若いゆえどれほど危機的な状況か分かっていないということもあった。
しかし、この場合必要なのはいかに自分達が危機的状況かを知って絶望するかではなく、ガムシャラにでも前に歩いていける
希望であったのは間違いない。それをシンは彼等に与えることができたのだ。

レイが、ふっと笑うと立ち上がる。
「そうだな。古来から腹が減っては戦ができぬ。というな・・・」
「そうね。私もお腹減っちゃったかな。ほら、メイリン。行こ?」
ルナマリアも笑顔を浮かべると、立ち上がる。ヨウランとヴィーノもそれに続いた。
「さて、こっちの世界には何があんのかねえ?」
「あんまり食べ物はわらなそうだったぜ。」

「ほら、マユ。いくぞ、心配するなって。兄ちゃんが何とかしてやるからさ。」
「・・・うん。」
「よし、いい子だ」
外は既に闇だった。だが、彼等はその闇の中へ歩き出していった。
しっかりとした足取りで・・・。
391通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:25:27 ID:???
「お疲れ。レイ」
シンの声が、現場に軽く響いた。世に言のガテン系兄ちゃんの服装である。
大分日に焼けているものの、その人懐こい笑顔になんら変わりはない
「今日も終わったな。」
レイが淡々と返し、ペットボトルの水を飲む。彼も大分日焼けし、前の少し線の細そうな
様子とはうってかわって健康的に見える。

オーブは益々キナ臭くなってきた世界で中立を守るために色々と準備はしており、
そのための工事の仕事で肉体労働系の仕事は活況であった。

あれから早、3ヶ月。8人の生活は順調であった。その一番大きい理由はなんといっても
こちらの世界では、彼等がこちらの世界でいうコーディネーター並の力であったということだろう。
ヴィーノたちによると、コーヤコーヤ星に行ったのび太状態、そうだ。

また情報処理能力等も、シン達はコーディー並であるらしい。
シン達にとっては、キーボードを叩くのが速い、などといわれたのは始めての経験であった。
シンは払いも良く、体を動かすのが好きなので未だに建築系をやっていたが、ヴィーノ達はアパートに移って以来
派遣に登録してIT系の仕事もしているようだ。

また、戦災を逃れてオーブに逃れてきた難民が多数いてシン達のような境遇の人間も意外と多かったことから
シン達は割とすんなりと、オーブの生活に溶け込めたのも大きい。これは、コーディネーターというオーブ以外の全世界では
迫害の対象になる種、でも受け入れているオーブの懐の深い文化ゆえでもあった。
もうちょっと金ためたら、大学へ行くなりしてもいい。などとシンが考えているとレイが口を開いた。

「シン、どう思う?」
「何が?」
「最近の、この国の状況についてだ。少々危ういかもしれん。」
「ああ・・・。」
その顔に流石にシンも顔を暗くする。5/25日にパナマがザフトの攻撃で陥落して以来地球連合はオーブに対して
圧力を強めていると聞く。中立を貫こうとするウズミ代表の元、交渉を続けているようだが・・・。
392通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:26:15 ID:???
「前に俺達がみたAAとかいう脱走艦を再び受け入れたのはマズイ。あれでは連合の神経を逆撫でしているようなものだ。」
「けどさ、そういう国だから俺達みたいなそれまでの経歴一切不明なんて人間でもなんとか溶け込めたわけだろ。」
「そうだ。それは分かるがな。どうもコチラの世界の人間は荒っぽい・・・。いきなり武力併合ということに
ならなければいいのだが。」
「まさかあ。」
「そうか?正直俺は、相手も核を持っているにもかかわらず核で民間人を大量に殺傷した事件を知って心底驚いたぞ。」
「・・・」
「プラント側がNJという手段を使ってくれたから助かっているが、仮に核を打ち合っていたら・・・。
 ヴィーノ達の言葉を借りるなら、漂流教室の世界になっていた可能性もなきにしもあらず、だ。」
「だよな・・・。」
「念のために逃げ支度ぐらいしておくのが適切かもしれん。」
「・・・ここは平和だけど、すごい世界だよな。」
「ああ。俺達は一体どんな理由で来てしまったのか、呼んだ誰かに聞いてみたいものだ。」
そう言ってレイは空を見上げ、シンも空を見上げる。この世界でも夕日の色は変わらず町を照らしていた。
彼等を待っているであろう人たちも、今この空をみているのだろうか?
だが、シンはそんな思いを振り捨てるように言った。

「さあて!早く帰ろうぜ、今日はルナの当番だし、期待していいよな?」
その言葉にレイも少し笑うと言う・

「いいだろうな。・・・シンの当番の日は正直帰るのが憂鬱なだが、ルナなら問題ない。」
「ひっでえ、そーいうこというかよ?」
「事実だ。シンはもうちょっと料理の腕を磨いてくれると助かる。」
「ちぇ。」
そう言って、二人は借りている借家へと急いだ。
393通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:30:48 ID:???
何かこのスレにずっといると、本編じゃなくこの学園にいるシン達の方が
本当のシン達みたいに思えてきて、ついこの学園で人間関係を築いた彼等がC.E世界に
行ったらどうなるか?と思って書いてしまった・・・。
394通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:35:20 ID:???
>>393
GJ!GJ!
ただ良くできすぎてて、え?あれで終わり?みたいな感じになった
とりあえず乙でした
395通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:41:38 ID:???
>>386-392
GJです。もし続きがあるのならあの四人がでてこない方向でお願いします。
396通常の名無しさんの3倍:2005/12/14(水) 22:47:34 ID:???
>>393
C.E世界だろうが無人島だろうが異世界だろうが
彼等なら強く生きて行けるだろうと思ったよ。GJ!
397通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 00:03:20 ID:???
>>393
指が追いつかなくなるほど、脳が先を読みたいと思った文は久しぶり。GJ!!!
398通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 00:23:19 ID:???
>>379-380
GJ!凄く良い…
不覚にも筋子でワラタw
399通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 02:00:48 ID:???
>>393GJ!

なんかこの前見た「終わりに見た街」ってのを思い出させる話だな
…まあ関係ないか

とにかく是非続きを書いて欲しい作品だww
400通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 11:26:04 ID:???
終わりに見た街か・・・
アレみたいなラストはかんべんな。

まぁとにかくGJ!
401通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 13:00:50 ID:???
異世界に行くような物語でも
ギガンティスの意思 の一言で理由ができそうだから怖い

ああ早く続き読みたい(*´д`*)
402通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 18:30:11 ID:???
ルナ「はあ…ふう…
ヨウラン「おい、ルナのヤツどうしたんだ。深いため息なんかついてるぞ
シン「だな。らしくない
レイ「ふ。シン。穏やかじゃあないか
シン「絡むなよ。生徒の恋愛は校則で禁じられてるんだぞ
ギル理事長「その通り!
ヴィーノ「あなたに言われたくないですね、理事長
レイ「まったくだ
メイリン「恋をしているのよ、お姉ちゃんは
シン「おわっ、いきなり現れるな
ギル理事長「ますます見過ごせんな。メイリン君、で、どこの誰にだね
メイリン「それが…わからないんです
ヨウラン「おいおい、お前は不思議ちゃんか
メイリン「でも、あの人の声を聞くと落ち着かないとかブツブツ言ってるし
ギル理事長「ふむ。放課後、後をつけようじゃないか

−放課後−

シン「なあ、こんなの監視だろ。やめようぜ
メイリン「シンの脈拍数が上昇
ヨウラン「シンの血圧数が沸点
ヴィーノ「シンのときめきメンタル度が胸キュン
シン「お前ら…いい加減にしろ!
ヨウラン&ヴィーノ&メイリン「わーい、シンが照れてやんの
ギル理事長「騒ぐな。変化があったぞ
レイ「ルナは何か探してるのか、キョロキョロしてるぞ
メイリン「あ、ああ…
シン「どうした、メイリン
メイリン「なんだろう。私も急に胸がドキドキしてきた。落ち着かない
ギル理事長「シンクロ二ティか
レイ「ん?何か声が聞こえませんか

いーしやーき、イモ!おイ・モ!

シン「おい…
レイ「わかってる。なんてくだらないオチだと言いたいんだろ
メイリン「あー、お姉ちゃん、ズルい!焼き芋、いつも一人で食べてんだ
403通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 18:32:27 ID:???
ルナ「ああ、この渋めの若い声でおイモなんて言われちゃうと
アズラエル「お、いつものお嬢ちゃん。今日も買ってくれるのかい
ルナ「ああん、ホストクラブにハマる有閑マダムの気持ちがわかるわ
アズラエル「後ろの人たちも一緒かい
ルナ「あ?後ろ…げっ、あんたたち
メイリン「ゴチになります!
シン「下校時の買い食いはいけないと思うんだが
ヨウラン「口止め料が必要だな
ギル理事長「さあ、私の口を押さえたまえ、焼き芋で
ルナ「だから、こいつらから逃げてたのに…

シン「うまうま
ヴィーノ「喋りながら食べるなよ、シン。ポロポロこぼして…まるで犬だな
レイ「冬の夕方は焼き芋屋か、おでん屋。生きていくのも大変だな
ギル理事長「やっかいなイモたちだ、もぐもぐ

ぷう

一同「…
(またかよ。前にもこんなオチあったよ。どうしよう。
反応したらあやしまれる。黙ってるのは気まずい。逃げられない。
最初に動いたヤツが犯人だ。風上でよかった。風上にいなくてよかった。

ネオ「よお、ザフト学園の能なし連中。どけどけ、通行の邪魔だぞ
一同「きっ!
ネオ「はいっ!?
シン「犯人はキサマか!
レイ「俺はわかる!お前しかいない!

ステラ「つんつん…(起き起き)
ネオ「はっ!あ、あいつら…有無を言わさず、いきなり半殺しか…ん?
アズラエル「よう、兄さん。おでん、食ってかないかい。二割引、サービスだ
ネオ「ちくしょう。人の情けが身に染みるぜ
ステラ「とても暖かい。これが人の情け。人を動かす力
ネオ「なんだかよくわからんが、俺はなぜ半殺しにされたんだろう
まあ、うまいおでんを食えたから、どうでもいいか
−青き清情なる世界の片隅で・終わり−
404通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 20:07:19 ID:???
>>402-403
GJ!ギルのキャラがいいね
405通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 20:15:33 ID:???
>>402-403
GJ!なんか焼き芋食いたくなったよw

>おいおい、お前は不思議ちゃんか
これ地味にワロタw
406通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:00:05 ID:???
>>386-392の続き

「ただいま!」
「ただいま。」
「お帰り、シン。お帰り、レイ。」
「お帰り〜。お兄ちゃん!レイ兄ちゃんも。」
シンとレイを、ルナマリアとマユが迎えた。

「ヨウラン達は?」
「遅くなるって。先に食べててくれって電話あったわ。」
「相変わらずIT系は酷使されているようだな。こちらの世界でも変わらんとみえる。」
「お兄〜ちゃん!先にお風呂になさいます?それともお食事?」
「ええと・・・。というかマユ、それいい加減やめてくれ。」
「どうしてえ?」
「・・・なんか新婚みたいというか。」
「まったくね。ほら、マユ。シンが困ってるじゃない。けどシン、本当にどっちにするの?」
そう言って、エプロン姿のルナマリアが声をかけてくる。さっきの新婚という自分の発した言葉のせいだろうか。
彼女を見ているとどうもドギマギしてしまう。そんなシンの肩にレイの手がおかれる。

「すまんな、シン。どうやら、俺はお邪魔虫のようだ。何なら外食してきてもかまわないが・・・」
「レイ!」
「冗談だ。それはともかく、できれば風呂には先に入ってくれるると助かる。俺は少し時間がかかるからな。」
「分かったよ。」
ガテン系をやりながらも、決して長髪は止めようとしないレイの風呂は長い。シンは風呂場に向かった。
バスタブに漬かると労働の疲れがスッとぬけていくようだった。親父臭いがまあ、極楽・極楽と言う気分である。
つい、うとうとしてしま・・・

「なんだと!?」
居間から聞こえた凄まじいレイの怒声で、シンは我にかえった。あのレイが、あんな怒声をあげるなどただ事ではない。
慌てて、バスタブから上がり焦りながら体を拭き、服を身につけ居間に駆け込む。

「どうした?」
「シン・・・」
「お兄・・・ちゃん。」
ルナマリアとマユが、引きつった顔でシンを見、レイはテレビの画面を睨みつけていた。
アナウンサーの声が響いた。
<・・・地球連合軍側はオーブにアスハ代表の解任、議会の即時解散、武力放棄を要求。
 回答には48時間の猶予が与えられており、要求に応じられない場合は武力を持ってこれを・・・>
407通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:01:57 ID:???
「なんてこった・・・。」
地球軍からの最終勧告に伴う、強制退社命令(なくても残っている人間等いはしないであろうが)
により、帰ってきたヨウランが肩を落とす。

「せっかく・・・この世界にも慣れてきたと思ったのに。」
そういって涙ぐむメイリンの肩にそっとヴィーノが手をおいた。
「なんて世界よ、ホントに。」
ルナマリアが忌々しそうに言い放つ。
「お兄ちゃん・・・・」
マユがシンの背中に頭をうずめる。その頭をなでてやりながら、シンは口を開いた。

「レイ・・・。どうなると思う?」
その真紅の眼は既に、不安をねじ伏せ、先を見据えていた。そんなシンにレイは軽く笑みを漏らす。
(つくづくシンは・・・)

「地球軍は戦争をする気満々といった所だな。交渉でなんとかする気があるならこんな通告の内容になる道理がない。
 よほど、マスドライバーとモルゲンレーテ社が欲しいらしいな。」
「うん。それは分かる。・・・ウズミ前代表はそれを呑むと思うか?」
その問いに全員がレイを見た。

「地球軍側の方が明らかに無茶苦茶なことは事実だ。腹も立つ。受け入れるのは屈辱だろう。
 しかし、その要求を飲まなければ戦いになり戦いになれば、負ける。
 プライドと理想に命をかけられるかどうか、だな。俺には出来ない芸当だが。」
そしてレイは一つため息をつく。

「問題なのは、オーブというよりウズミ前代表は誇りや理想のために死ねる男だということだ。
 彼の政策は理想に満ちている。そのおかげで、俺達のような人間でもそれなりの暮らしができ、
 コーディネーターのおかげで国が栄えた。楽な道ではないさ。流れ者は追い出し、トラブルの元である
 異人種は追い払うほうが楽で良い。実際それで問題も起こっているそうだしな。
 だが、彼は断固たる姿勢で理想を貫いてきた。そして今度も・・・おそらくは。」

「どうして・・・大西洋連邦なんてトコがこんなに力を持ってるのよ。」
ルナマリアが相変わらず憤懣やるかたない、という風に声を漏らす。

「力を持つものに持たないものが憤っても意味はない。常に力を持つほうが己の行動を正しいこととできる、それが世の常だ。」
レイも淡々と、しかしどこか怒りを込めて言った。

「・・・分かった。じゃあ支度しようぜ。ウズミ前代表が要求を呑んだら無駄になるけど、無駄になったほうがいいし。」
と、シンがそう言って立ち上がった。相変わらずその瞳に迷いはない。

「俺達が、ここで話しても状況は変わらないだろ? とりあえずやれることやっとこうぜ。」
そのシンの言葉に、全員が動き始めた。確かにここで義憤を燃やしていても意味はないのも事実だ
408通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:05:03 ID:???
ルナマリアは、横で色々と荷物まとめる作業をしているシンに問いかける。
「何? ルナ。」
「シンは・・・腹が立たないの?」

なんとなく、大西洋連合の横暴に対して冷静なシンは、らしくない気がしたのだ。
シンは力で理不尽なことを押し通すようなことは大嫌いなはずだ。
そして、仮にそれが勝てない相手でもひるむようなことはない。それがシンだ、とルナマリアは思う。

「・・・立つさ。無茶苦茶だよ。言うこと聞かないから戦争なんて、酷すぎる。」
その眼には静かな怒りがあった。

「だったら・・・どうして?」
「仮に俺が、棒切れもって地球軍にかかっていても、ルナやマユやレイやみんなを守れない。
 自分の怒りに任せてて、やれることやっておかなかくても、守れないだろ。」
「・・・」
「マユコが、不良に殺されてさ。俺が荒れてたときに、レイやルナは俺が酷いこと言っても側にいてくれたよな。」
「シン・・・」
「で、俺がボコボコにされそうになった時にみんな助けに来てくれてさ。・・・すごく嬉しかった。
 だから俺、高校をザフトにしたんだ。みんなと一緒にいたかったから。
 それで、ザフトに行ったら一緒にいたい人がもっと増えちゃってさ。
 俺、みんなと一緒にいたいんだ。そんで、みんなが笑ってるのがいいんだ。
 
 そのためなら、誰とでもいくらでも戦う。・・・神様とだって戦うってやる!
 けど、戦っても守れないのが分かってるのに戦うのは何か、違うと思う。
 それなら少しでもみんなと一緒に生きて、みんなのために何かするのが戦いだって思うんだ。
 理想とか、勿論大事だって思うけど、それはみんなを守れて、その上で余力があったらでいいやって。」
迷いのない思いを、その真紅の眼に宿しシンはそう答えた。

「そう。・・・分かった。けど、たまには私には頼っていいわよ? 何せ、女に守られてる情けない奴だったもんな〜、シンは。」
「げっ・・・。い、いくつの時の話だよ、それ。今は俺がルナのこと守ってやるって!」
「ハイハイ。アテにしてるね。」
「何だよもう!」
そう言って頬を膨らませて、作業に戻るシンはまだ、子供っぽかったけれど・・・。
さっきの言葉は真摯で、力強かった。ルナマリアはそっと微笑むと自分の作業に戻った。
409通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:06:23 ID:???
避難勧告がオーブの町に響き渡った。オーブは受け入れを拒絶。開戦となった。

「くそ、やっぱりか・・・。」
ヨウランがうめく。

「行こうぜ、みんな。」
シンが叫ぶ。後は港へと走るだけだ。全員が頷き、走り出そうとした時――

「待って、マユちゃん。」
メイリンがそう声をかけた。

「そんな風に携帯を入れてたら落としちゃうよ。」
そう言って、マユの携帯をちゃんとしまってやる。
それを見ていてルナマリアはハッとする。

「ちょっと。みんな焦って変な風に持ったり、入れたりしてないか、確認して。
 これから走るし、人ごみの中も通るだろうし。落としたら拾えないかもしれないわよ。」

こういう細かい所に気づくのは女の子ならでは、といったところか。確かに非難勧告を聞いてから
荷物を持って家を出るときは、かなり焦っていたので、変な風に身につけてしまった気もする。
全員が慌てて自分の荷物を確認した。

「よし・・・行こう。」
シンの言葉と同時に、走り出す。しかし、先は長い。借家が港から大分遠かったからだ。
どうもオーブの対策本部は戦闘準備に大わらで、こういう細かいことを考えている余裕がなかったらしい。
近道とばかりに、山道を選択する。近道ではあったが、山道は険しい。こちらの世界ではコーディー並といわれる
彼等の体力でもなかなか難所である、特にマユには。

「マユ、頑張れ!」
シンに手を引っ張られながら、マユは懸命に走る。だがわずか9歳、どうしても限界がある。
既に疲れが酷く、足が回らず転びそうになる。けど、こんな所でみんなの足手まといになるわけにはいかない。
マユは懸命に歯を食いしばった。

その時だ。鳥型のMAとその上に乗った2門の砲を背負うMSが通り過ぎていったのは。
慌てて全員が伏せる。しかし、災厄はそこで終わらない。なんとそのその砲を背負ったMSはよりにもよって
近くに着地し、空の十枚羽のMSと打ち合いを始めたのだ。全員の顔に焦りと恐怖が浮かぶ。
410通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:07:50 ID:???
ヴィーノがいきなりマユを抱き上げた。
「きゃっ・・・」
「ヴぃ・・・ヴィーノ?」
シンとマユがそれぞれ声を上げる。

「交代でマユちゃんを担いで走ろう。多分そっちの方が速いよ。」
「待てよ、ヴィーノ。じゃあまず俺が・・・。」
「ガテンやってて、俺が一番体力あるからって言って、一番荷物もってるだろ。シンは。」
そうヴィーノが走りながら言う。

「そうそう。次は俺な。」
ヨウランもそれに続く。

「け・・・けど、妹のことで。ヴィーノ達にめい」
「もう一回、迷惑って言ったらぶっ飛ばすぞ!シン。」
ヴィーノが珍しく大きく怒声を響かせ、走りながらであったために咳き込む。代わりにヨウランが言う

「あのなあ、シン。心意気は結構だけどさ。友達って頼り、頼られだろ?一方的に守られる俺らって何?
 塔の上のヒロイン? 」
聞かれていた・・・。シンはこういう時だというのに顔が真っ赤になる。

「まったくだな。いつも危なっかしいシンが、俺達全員をフォローしようなど、ヘソで茶を沸かすというものだ。
 俺達が支えてようやく一人前だというとこだろうに。」

レイもいつもの淡々とした調子でそうしれっと言い、シンの顔はこれ以上内ほど赤くなる。
そんなシンに苦しそうに、だがハッキリとした声でヴィーノが言う。

「みんなお前と、同じ気持ちだっての!だからさ、俺たちにもお前のこと守らせろよ、シン。」
「お、カッコいいじゃん。ヴィーノ。」
「茶化すなって、ヨウ・・・ゲホ!」
「・・・次は俺だな。まあ任せておけ。ガテン仕事のおかげで体力はついた。」
「ちょっと、あんた達。走るのに集中しなきゃ駄目でしょ。」
そう言うルナマリアも笑顔だ。シンは、下を向いていたが一度顔を上げてぐっと拳で顔を拭った。

「ありがとう・・・。みんな。」
そう呟くと、シンはまた、前を見据えた。

後ろで凄まじい爆発が起きた。モタモタしていたら巻き込まれていたかもしれない。
シン達はさらにスピードを上げ、山道を駆け抜けた。
411通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 21:51:52 ID:???
>>406-410
乙!すっげーおもしろい!
想像したら興奮してきた。
412通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 22:12:42 ID:???
>>406-410
乙です!
本気で興奮した
413通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 22:29:51 ID:???
GJです!!
みんなかっこいいよ・・・
414通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 22:38:18 ID:???
ドキドキする…
415通常の名無しさんの3倍:2005/12/15(木) 22:44:56 ID:???
・・・
416通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 00:36:06 ID:???
クレヨンしんちゃんの映画を思い出した
戦国時代に行くあの名作を
最高に楽しみだ(*´д`*)ハァハァl
417通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 00:37:03 ID:???
ステラ達がどうなったのかが気になるな
418通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 02:02:50 ID:???
そういやとぶとき一緒にいたよな?
419通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 08:40:09 ID:???
きっと何かの伏線だろww

すげーワクワクしてきた
(°∀°)
420通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 23:06:00 ID:???
age
421通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 23:17:52 ID:???
学園物が恋しい
422通常の名無しさんの3倍:2005/12/16(金) 23:59:09 ID:???
>>421
シッ
423通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 00:55:22 ID:???
>>421
そういう時は、こういうシチュだったら面白いなとか、こんなんどーよ?
とかいってネタを投下してみるのも手だ。良さそうなネタなら職人さんがそれを
元に書いてくれるかもしれん
424通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 09:30:09 ID:???
>>423
ネタ詰まりの職人には効果的かもな

過疎化緩和の悪寒



そんな俺も一応ネタ書き
425冬休み温泉編序章:2005/12/17(土) 11:41:21 ID:???
冬休み初日の昼下がり、スーパーで買い物を終えたスティングが商店街を歩いている。
いつもなら寄り道せずに帰るのだが今日は違った。
スティング「おっ、ここだな」
スティングは足を止める。その場所にはデカい看板でこう書かれていた
『クリスマス直前!!いいもの当ててクリスマスはグゥレイト!福引会会場』
スティング「無駄に(名前)長ぇな・・・まあいい今年最後の運試しだ!」
そう言って福引券を渡し、ハンドルを握った。
スティング「ん?特賞はもう無いのか・・・まっ、醤油(5等)でも当たればラッキーだけどな・・・」
軽い気持ちでハンドルを回すと銀色の玉が出てきた
スティング「銀色?・・・ま・まさか・・・こいつは!!!」
会場係員「お・・・おめでとうございます!!1等『仲間と行く温泉旅行1泊2日の旅』大当たり!!」
スティング「マジかよ・・・こりゃすげー!!今年1番のラッキーだぜ!!」
会場係員「こちらがチケットとパンフレットです」
スティング「これで今年は最ッ高のクリスマスになるぜ!」
そう言って福引会会場を後にしようとしたその時
会場係員「お・・・おめでとうございます!!1等『仲間と行く温泉旅行1泊2日の旅』大当たり!!」
スティング「何ーッ!?どこのどいつだ?俺の幸福感強奪しやがって!」
??「やったー!!温泉だ〜!これで日々の疲れが癒せる!」
スティング「こ・・・この声は・・・」
スティングが目線を向けた先では黒髪に赤い瞳の少年がはしゃいでいた。
声の持ち主は、やはりシン・アスカであった。
そして、このときスティングは確信した。今年は最ッ高のクリスマスではなく、
いろんな意味で凄いクリスマスになるだろうと・・・
シン「あ・・・」
シンがスティングに気付いた。
シン「何だ・・・いたのかよ・・・」
スティング「ああ・・・俺もさっきテメェと同じ1等を当てたところだ」
シン「・・・おめでとう・・・いい旅にしろよ・・・」
スティング「テメーもな・・・」
会場係員「あ、言い忘れてましたが・・・」
シン スティング「「何だ?」」
会場係員「この旅行は24日出発のみですのでご了承下さい」
シン「え?・・・つーことは・・・」
スティング「つまり・・・強制的にテメェと一緒ってわけか・・・」
シン「・・・まあいいよ・・・旅行は人数が多いほうが楽しいって言うしな」
スティング「(ボソッ)まあこれでステラが喜ぶから良しとするか・・・」
シン「ステラが何って?」
スティング「別に何でもねーよ」
会場係員「・・・もしかして2人は親友なんですか?」
スティング シン「「誰がこんな奴と!!」」
そうハモって2人は帰路に着いた。
会場係員「親友にしか見えないけどなぁ・・・」
続く
426通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 14:18:15 ID:???
>>425
やっぱツンデレは男の専売特許だよな^^GJ!
427通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 15:22:34 ID:???
>>425
GJ、続きを楽しみにしてるぜ!
428通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 16:00:18 ID:???
マクロスプラスのイサムとガルドの再開シーンを思い出した。
429冬休み温泉編inアパート+1:2005/12/17(土) 18:58:14 ID:???
スティングはアパートに戻り、2人に温泉旅行の事を話した。
アウル「え〜?温泉旅行なんて年寄り臭ぇよ」
スティング「嫌なら別に行かなくてもいいんだぞ」
アウル「誰も行かないとは言ってないだろ!」
ステラ「温泉・・・楽しみ・・・」
スティング「さて、ここからが本題なんだが・・・この旅行は6人まで参加OKなんだが・・・」
アウル「つまり誰を誘うかってことだろ。だったらフレイとミーア誘えば?」
スティング「まあ同じアパートの仲だしな。さて・・・残り1人は・・・」
ハイネ「ガララッ!!(窓を開ける音)それはもちろんこの俺ハイネ・ヴェステンフルスが!!」
ステラ「嫌ぁぁぁぁぁっ!!!!オレンジ凸嫌ぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
ドガッ!!(ステラがパンチ)ドサッ!!(ハイネ2階から落ちる)
アウル「んで・・・あと1人どーすんの?(・・・あいつどうやってへばりついてたんだ?)」
ステラ「シン・・・ステラ・・・シン誘う・・・」
スティング「っと言い忘れてたな。その事なんだが・・・」
ステラ アウル「「何?」」
スティング「あいつもこの温泉旅行当てて、駅で合流することになったんだよ」
アウル「ええっ〜!?あいつと一緒かよ〜」
ステラ「アウル・・・シンといっしょ・・・いや?」
アウル「別に嫌なんて言ってないだろ!」
スティング「そのくらいにしとけ。ステラ、フレイとミーアに行くかどうか聞いてこい」
ステラ「うん!」
ステラ部屋から出て行く。
アウル「1つ聞いていい?」
スティング「何だ?」
アウル「もしシンが温泉旅行当ててなかったら誘ってたのか?」
スティング「別にどーだっていいだろ」
アウル「またまた〜素直じゃないな〜」
スティング「お前が言える立場じゃねーだろ」
アウル「はぁ〜?僕ほど素直なヤツはいないっての!」
スティング「勝手に言ってろ」
そう言って出かけようとするスティング。
アウル「どこ行くんだ?」
スティング「ちょっと俺の用事をすませてくる」
アウル「夕飯の時間には間に合わせてよ」
スティング「わかってるって」
スティング出かける
アウル「・・・そういえばミゲルってヤツが来なかったな・・・まあ来てほしくはないんだけど」
そのころミゲルは
MC「さ〜て今日も始まりました!ラジオ『トークdeインパルス!!』本日のゲストはミゲル・アイマンさんです!」
ミゲル「ラジオを聞いてるみんな!早速だけど冬にぴったりの1曲歌わせてもらうぜ!曲名はもちろん『WHITE BREATH』だ!」
MC「あの・・・これはトーク番組・・・って聞いてねー!!」
ラジオ番組を乗っ取り熱唱していた。
続く
430通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 19:10:54 ID:???
>>425GJ!

マクロスか…ゼロとプラスは名作だったなぁ
431通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 19:32:58 ID:???
>>425,429
続きが楽しみだな・・・。GJ!
432425:2005/12/17(土) 20:17:34 ID:???
こんな駄文にGJをくれるなんて・・・フォンドゥヴァオゥ!
ただいま創作中です。がんばって本日中にもう1つ投下します!
433通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 20:17:57 ID:???
西川wwww
434通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 22:24:18 ID:???
>>430
ぜ、ゼロが名作だと!!ヤックデカルチャ!!!初代の映画版をお勧めするぉ
435冬休み温泉編inシンの家+1 1/2:2005/12/17(土) 23:21:12 ID:???
シンも家に帰って温泉旅行のことを話した。
シン「・・・という事で温泉旅行に行くぞ!」
マユ「お兄ちゃんGJ!」
シン「さて、とりあえず参加するメンバーを決めないと・・・」
ガチャ(玄関のドアが開く)バタン!(閉まる)
ダダダダダダダダダッ!(階段を駆け上がる)
バーン!!(シンの部屋のドアが勢いよく開く)
ルナマリア「聞いたわよシン!温泉旅行当てたんですってね!」
シン「ま・・・まあ一応・・・っていうか何で聞こえたんだ?窓も閉め切ってるのに・・・」
ルナマリア「忘れてた?私も赤なのよ」
シン「いや・・・理由になって無いし・・・」
メイリン「ちょっとお姉ちゃん!!」
ルナマリア「何?」
メイリン「いきなり走り出したと思ったらシンの家に突撃して!」
ルナマリア「だって温泉よ!温泉!!凍えそうな季節に君は温泉に浸かりたいと思わないの!?」
シン(何か今歌詞が入ってたような・・・)
メイリン「それは・・・浸かりたいけど・・・」
シン「だったらメイリンも来ないか?」
メイリン「え・・・いいの?」
シン「もちろん!少ないより多いほうが楽しいからな!」
ルナマリア マユ「「だったら私も連れて行くわよね!!」」
シン「ああ・・・も・・・もちろん・・・」
ルナマリア マユ「「声が小さい!!」」
シン「連れて行くからそんなに顔近づけるなって!」
ルナマリア「・・・で残り2人はどーすんの?」
シン「候補はレイとヨウランとヴィーノだけど」
ルナマリア マユ「「レイは却下!!」」
シン「何でだよ!」
ルナマリア「だってレイよ!温泉でシンに何をするか分かったもんじゃないわ!」
マユ「お兄ちゃん開拓されちゃうよ!!下手したらその道に目覚めちゃうよ!!」
シン「・・・とりあえずレイに参加するかどうか電話で聞く。判断はそれからだ」
436冬休み温泉編inシンの家+1 2/2:2005/12/17(土) 23:23:05 ID:???
シン電話をかける
プルルルル プルルルル ガチャ
レイ「もしもし・・・」
シン「レイか?」
レイ「ああ・・・何か用か?」
シン「俺、温泉旅行当てたからよかったらレイも一緒にどうかな?って」
レイ「すまないシン。俺は参加できない」
シン「え・・・どうして?」
レイ「ギルが俺とラウを海外旅行に誘ってくれたんだ」
シン「海外旅行!?すごいな!!」
レイ「ラウ、仮面を付けっぱなしの予定ならサングラスは要らないと思いますが」
シン「へっ!?」
レイ「すまない。こっちのことだ、気にするな・・・用件はそれだけか?」
シン「え・・・あ・・・ああ・・・た・・・楽しんでこいよ・・・」
レイ「お前もな」
ピッ
シン「とりあえずレイは不参加ってことだけど」
ルナマリア マユ((ほっ))
ルナマリア「じゃあ残りはヨウランとヴィーノで決定ね」
メイリン「・・・ねぇシン、ステラは誘わないの?」
ルナマリア マユ((こいつ、人が黙殺しようとした事を!!))
シン「あ・・・忘れてた・・・」
ルナマリア マユ メイリン「「「何を?」」」
シン「スティングも同じ温泉旅行を当てて駅で合流ってことになってるんだよ」
ルナマリア マユ((何ーッ!?ライバルが1人減ったと思ってたのにー))
シン「というわけでヨウランとヴィーノには俺から連絡入れるから、3人は旅行の準備をしっかりすること」
ルナマリア マユ メイリン「「「了解ー」」」

そのころミゲルは
ミゲル「さて次の曲は『vestige』だ!まだまだ俺のステージは終わらないぞ!!」
MC「もう好きにして・・・(号泣)」
まだ熱唱していた。
437430:2005/12/17(土) 23:38:14 ID:???
>>434
初代か…スパロボでだいたいストーリーは知ってるんだけどね
まあ百聞は一見にしかずだな、今度ビデオ屋行くことがあったら見てみるよ



てか俺がゼロを名作だと言ったのは
作品事態もそうだけど特に主人公の名前と中の人が(ry
438通常の名無しさんの3倍:2005/12/17(土) 23:45:59 ID:???
>>435-436
GJ!
だんだんワクワクしてきたw
439通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 00:01:42 ID:???
>>436
ちょっと待て、変態仮面w<仮面の上からサングラス
440通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 00:04:31 ID:???
WHITE BREATHにワロス
441通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 05:39:20 ID:???
×「あ・・・忘れてた・・・」
      ↓
○「あ・・・言い忘れてた・・・」
激しくorz
442通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 06:26:24 ID:???
アパート組の残る一名は一体誰なのか気になるな……
流石にアーサーは無いだろうから、コニールと予想してみる
443通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 07:16:42 ID:???
旅行に浮かれるラウの図

ヽ( ゚д゚ )ノ
444通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 07:37:47 ID:???
>>442
…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
445通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 12:51:39 ID:???
>>386-392>>406-410の職人さんへ。
やはりシャンゼリオン最終回オチ(>>375)みたいになるんでしょうか?
446通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 13:06:51 ID:???
('A`)・・・
447通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 14:24:55 ID:???
アスカ邸・夜

マユ「お兄ちゃ〜ん、いつまでテレビ見てんのよ
ご飯片づかないでしょーが!」

シン「ん、ああ」
マユ「もう!聞いてないでしょ!
さっきから何見てんのよ…ニュース?」

シン「ああ、最近この近くで小さな女の子を狙った痴漢が出るらしいんだ
マユも気をつけろよ」

マユ(ふーん…ニヤリ)


後日・夜・人気の無い路地裏

マユ「遅くなっちゃった〜、夜道を女の子一人って怖〜い(無防備感丸だし)」


??「ハアハア、こんな時間にどうしたんだい
お嬢ちゃんハアハア」

マユ(いぃょっしゃキタ━━━(゚∀゚)━━━!!)
続く
4481/3:2005/12/18(日) 14:36:28 ID:???
 この冬、肉まん、あんまんだけだった牙留茄飯の中華まんに六種類が加わった。
 来年も出すかはどうかは売れ行き次第。

 まず、五目焼きそばまん。
 ほどよい塩気のさっぱり中華まん。
 店の肉まんの味のしつこさが気になっていたコニールが前々から提案していたものの、
「学生はガッツリ濃い味が好き!」と思っている父親に作らせては塩辛いだけ。なので
封印されていたものの、スティングが見事希望の味をつくりだしてみせたので商品化。
コニ父「味にうるさいコニール好みのまんじゅうをつくるとは、さすがあんちゃん。
    おいコニール、やっぱ結婚するなら、いい舌と腕をもつ男だぞ!」
コニー「バカオヤジッ!」
マユ「寝技の腕はもちろんのこと、舌テクも大事よね。オクレ兄さんならそこんとこ素質も
   ありそうだし、コニールも毎晩、開発されて…キャー!エッチ!」
コニー「かえれ」
 塩味嗜好の客も多いらしく、はやくも肉まんと拮抗する人気だとか。

 つぎに、親子丼まん、キムチカルビまん。
 それぞれ甘辛い風味に仕上げており、とくに親子丼まんは腹に軽すぎず重すぎず、
学校帰りの生徒が好んでいる。チーズ入りキムチカルビは運動部に好評だ。
アウル「チーズにカルビなんていらないニダ!むしろ皮も余計ニダ!」
オクレ「うるせー普通にキムチ食ってろ」
 ときたま、そんなやりとりも聞かれるが。
4492/3:2005/12/18(日) 14:39:59 ID:???
 チョコケーキまん。
ステラ「これ、ステラが考えたの」
オクレ「けっこう売れてるぜ(ステラをなでなで)」
 熱を加えると甘味というものは、非常に強く感じられる。
 それを考えて、スティングは牙留茄飯従来のあんまんにはごまの風味をプラスし、
チョコケーキまんは胸焼けしない小ぶりなサイズにした。
 中身もビター、こちらもほんのりごま風味。かすかにコーヒーの薫り。
 おやつ代わりに「甘くなくておいしい」と女性客に評判。
コニ父「ケーキが甘くないのにうまい、ってのはわからんなぁ」
コニ母「そういうものよ」

 激辛担々麺まん。
 一口かじると溢れてくる、ピリッとしたスープのジューシーさ。後からジワリと追ってくる
唐辛子の辛み、それを和ませる皮の自然な甘みがたまらない一品。店頭で囓りだしたら
店頭で食べ終えてしまうと言われるほど、具材と皮による味のコントラストが最高。
 具の分量がまた多すぎず少なすぎず、絶妙なバランス。
コニ母「スティングくんじゃなきゃ、できなかったわね。これは」
コニ父「おいコニール、やっぱ結婚するなら、」
コニー「アホオヤジッ!」
マユ「そうね、ヤりすぎない節度があったほうが」
コニー「かえれってば」
 その具材、素人には刻まれた麺と挽肉と唐辛子しか判別できない。
 秘められた薬味スパイスを完全に把握できるのは、調理者自身と味のプロだけだ。
ラウ「ふむ……グゥレイトゥヽ( ゚д゚ )ノ」
コニー「(またなんか変な仮面のお客が)」
オクレ「(たしか外見はアレだが、こいつの舌……できる!キュピーン)」
4503/3:2005/12/18(日) 14:43:08 ID:???
 最後に……ステラまん。
ステラ「これもステラが考えたの!」
 中身はプリンペーストに醤油風味のカラメルソース(カラメル風味の醤油ソース?)。
コニー「本当に醤油プリンまんかよっ!」
オクレ「だが売れることだけは確かだ」
コニー「んなバカな」
コニ母「それが本当……このなかで一番売れてるわ。ほら、またお客さんが」
ハイネ「また五コくださーい!」
ミゲル「十コ。それと一週間分の予約を入れにきたぜ(にっこり)」
ハイネ「俺やっぱ十一コー!」
親衛隊「こちらミゲルタン輪菓子隊!ミゲタンと同じものを」
オクレ「くっくっく……俺の手のひらで踊りな……」
コニー「(うわ悪役っぽい顔してる……、でもちょっと、かっこい……いやいやそんな)」

 以上、今日も平和な牙留茄飯よりお送りしました。





アビー「理事長、冬になったら今までよりもっと学食が閑散としてしまいました。
    やはりコンビニや牙瑠茄飯のほうが、生徒に人気があるようで……」
ギル「ふむ、由々しき事態だね。……ところでひとつ、いかがかな」
アビー「わぁおいしい……って、たびたび抜け出してどこか行ってると思ったら!
     中華まん買いに行ってたんですか?これ、どこのです?」
ギル「ふふふ」
451通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 15:12:42 ID:???
>>448-450
GJ!
マユは何しに来たんだw

…閑散としたザフト食堂に、M1三人娘を雇って――いや、何でも無い。
452通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 15:28:16 ID:???
牙留茄飯マンセー!!!!
453通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 15:32:46 ID:???
>>447
なにやってんだよマユw

>>448-450
超GJ!中華まん騒動編の締めくくりとして良い話だった。
個人的に親子丼まんが採用されててワロタ
454通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 19:04:47 ID:???
黒いワカメの人、本当はもう学食どうにかするつもりないだろw
455通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 19:27:42 ID:???
>>108
>「あの、その俺に似てるとこがあるって男って、どうなったんですか?」
>その言葉にフレイは立ち止まると、振り返り、いたずらっぽく笑うと言った。

>「なんか、生来の優柔不断さが祟って、宗教っぽい子に引っかかって入信しちゃったらしい
それはKillerと凸のどっちですか? まさかサイじゃあ……
456通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 19:43:05 ID:???
黒ワカメの人、食堂の建て直しと称して
「デスティニープリン」なんて物を売り出した事があったな…

ナツカシス
457通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 19:44:45 ID:???
そしてアーサーが無残な姿に・・・
458通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 20:15:59 ID:???
『やっと中華まん発売
 よく頑張りましたね
 お疲れさま
 一料理ごとに技術が上達していくのがファンのひとりとしてとても嬉しく思います
 家計のご容態はどうですか
 一日も早く火の車が消化できるよう祈っています
 あなたのファンより

 追伸
 いつでもあなたをみています』

スティ「黒いワカメの人……(ポッ)」
コニ「頬染めるなよ。(かわいいじゃないか)」
スティ・コニ「…………」



コニ「そろそろ警察に届け出たほうがいいかな?」
スティ「じつは俺もそう思ってた」
459通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 20:38:19 ID:???
>>458
ワカメは警察なんか気にしない気がする
460通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 21:35:41 ID:???
ていうかアーサーが誤解で捕まる
461通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 21:39:08 ID:???
それをシンがヒーローらしく颯爽と助ける

フラグが立ってアーサーとのラブラブend
シン「いやだ〜〜〜〜〜〜〜!」
462冬休み温泉編in牙瑠茄飯+1 1/2:2005/12/18(日) 22:10:21 ID:???
ここは牙瑠茄飯、居間のちゃぶ台でスティングとコニ父が向かい合って座っている。
コニ父「・・・で折り入っての話ってのは?」
スティング「実は・・・」
コニ父「婿養子のことならいつでもバッチコ〜イだ!!」
スティング「いや遠慮しときます。話ってのは24日と25日はバイトを休ませて欲しいんすよ」
コニ父「・・・とりあえず理由を聞かせてくれ(HGネタはスルーか・・・)」
スティング「商店街の福引で1泊2日の温泉旅行当てて、それの出発が24日なんです」
コニ父「なるほど、そういうことなら断るわけにいかねぇな」
スティング「いいんすか!?」
コニ父「もちろんだ。中華まんの件でも世話になったしな」
スティング「ありがとうございます!」
コニ父「あ〜、ついでと言っちゃ難だが・・・」
スティング「何すか?」
コニ父「ウチのコニールも連れて行ってくれねーか?」
スティング「別にかまわないっすよ」
ガララッ!勢い良くふすまが開きコニールが姿を現した。
コニール「お前ら本人を無視して話を進めるな!!」
コニ父「気にするな、俺は気にしない」
コニール「気にしろ!」
コニ父「それにお前、前から温泉に行きたいって言ってたろ(モノマネもスルーか・・・)」
コニール「ま・・・まあ行きたいけど・・・」
コニ父「なら連れて行ってもらえ。ウチじゃあその暇も無いからな〜」
コニール「ちょっと待て、私達が行ったら24日と25日どうするんだよ」
コニ父「どうってこと無い!それにいざとなったら休業するから問題無し!」
コニール「問題特盛りだ!!」
コニ父「それにお前達の旅行を未来への投資と考えたら安いもんだ」
コニール「こ・・・このバカ親父!!」
スティング「それはともかくお前は旅行に参加しないのか?」
コニール「参加する!こんなバカ親父と一緒にいるくらいなら旅行に行ったほうがマシだ!」
スティング「じゃあ決まりだな。旅行の準備はしっかりしとけよ」
コニール「え・・・あ・・・ああ」
スティング「話は以上っす、今日は本当にありがとうございました!」
コニ父「おう!しっかり楽しんでこいよ!」
463冬休み温泉編in牙瑠茄飯+1 2/2:2005/12/18(日) 22:12:05 ID:???
スティングは居間から出て行く。そして少し顔をのぞかせて
スティング「おっとハンカチやティッシュも忘れるなよ」
コニール「子供扱いするな!!」
スティング「ははっ、冗談だよ!冗談!」
そう言ってスティングは牙瑠茄飯を後にした。
コニール「まったくアイツは・・・」
コニ父「そう言いながらもお前嬉しそうな顔してるぞ」
コニール「うるさい!バカ親父!!」
そう言ってコニールは居間から出て行った。
コニ父「まあ、素直に嬉しいって言えずに顔に出るのはアイツらしいけどな」

一方そのころミゲルは
ミゲル「・・・おっともう時間か。ラジオ『ミゲルdeジン』は私ミゲル・アイマンがお送りしました。また来週〜♪」
MC「勝手にタイトル変えて締めくくるな!!」
完全に番組を乗っ取っていた。
464通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 22:31:49 ID:???
>>462-463
GJ!親父さんのキャラ良いなぁ
てかミゲルはどこまでやるんだwww
465通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 22:38:26 ID:???
シン、アーサーとフラグ立ててる場合じゃないぞ(立ててないけど)
寝技と舌テクはもちろんのこと、出番でもスティングに負けてるぞ!

>>462-463
GJGJ!!!!やべー続き楽しみ
466通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 22:39:44 ID:???
ミゲルの落ち泥棒化
467通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 01:51:05 ID:???
ミゲルは・・・・ミゲルは・・・

よぅ、偶然だな!

と言った感じで合流しそうだ
撮影の宿泊先でしたとかそんなノリで
468>>一応447の続き:2005/12/19(月) 01:51:21 ID:???
マユ「なぁにおじさん
何か用?(はぁと)」
?「か、かわええ
僕といいことしないかいハアハア」
マユ「いいこと?
あたしぷろれすごっこがいい!」
?「えっ?な、何をフォンドゥヴァオゥ!!(KO)」
マユ「ゴミ処理終了
さ、仕事仕事〜っと」

マユ「…三万とエロゲか
これで予約しといた【実録近親相姦、お兄ちゃん止めて】が買えるな
んじゃさいなら〜」


レイ「ん、あれは…」
?「いたたた」
レイ「どうしたんです先生
こんな所で倒れて?」
?「フォンドゥヴァオゥ!き、気にするな、僕も気にしない!
(素早い動作で逃げ出した)
レイ「?」
469通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 03:22:25 ID:???
悪魔のような小学生だな。 マユ。
いろいろな部分で規格外だw

正直どんな両親から、
あんなガノタな兄とエロ&狡猾な妹が生まれたのかが知りてぇ。
470通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 04:05:26 ID:???
あの、エロ本ネタ書いてみたんだけど投下して良いですか?
471通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 04:40:01 ID:???
>>470
早く!今!ナウ!
472通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 09:12:22 ID:???
>>468
フォンドゥヴァオゥ先生……ょぅι゛ょに手を出しちゃイカンよ
473通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 09:22:53 ID:???
体育の授業。列島を襲う寒気のせいで、今日も生徒はガクブルです。

シン「うー、寒い……ったく、こんな時期に外で体育の授業なんてやらなくたって良いじゃんか……」
レイ「シン、こんな寒い時期だからこそ、外で体を動かすことに意味があるんだぞ」
シン「そりゃあ、動けば暖かくなるかもしんないけどさぁ。でも、ただ暖まるだけなら教室で引きこもってる方が良いじゃん。
   見ろよほら。ヴィーノなんて凍りついてるぞ?」
ヴィーノ「サ、サムイ……ボスケテメイリン……コオッチャウヨ……」
レイ「……既に半角カタカナでしか喋れなくなっているな」
シン「だろ?この寒さで平然としていられるお前がどうかしてるんだよ」
レイ「そうか?現にあそこにもう一人平然としている人間がいるぞ?」
シン「へっ?」
サトー「貴様ら、寒いからってその弛んだ態度はなんじゃあァァァァ!!!
    寒ければ暖まれば良いんだ!!俺が鍛えなおしてやる!今すぐ服を脱げ!!!」
生徒A「ええええぇぇぇぇっ!?なんで寒いのに服脱がなきゃいけないんだよ!?」
生徒B「まるっきり逆じゃねーかYO!」
レイ「……まさか、『俺が人肌で』とか言うつもりじゃないだろうな」
シン「……まさかぁ(レイじゃあるまいし)」
サトー「寒いときは乾布摩擦!これをすることにより暖まり、かつ丈夫で健康的な体になるんだ!!
    さぁ、貴様らも俺に続け!!ハイ!1、2、3、4……何をしている!?早くやらんかァァァァァァ!!」


翌日――
シン母「シン、お友達がお見舞いに来たわよ」
シン「ああ……上がってもらって……」
マユ「ちっ……せっかくお兄ちゃんの看病で二人きりという美味しいシチュエーションだったのに……」
メイリン「やっほー!お見舞いに来たよー!」
ルナ「シン、体の具合どう?まだ熱があるの?」
ステラ「シン……顔色悪い」
シン「みんな、サンキュ……」
レイ「まったく、普段から体を鍛えていないからすぐに風邪を引くんだ」
シン「……なんでお前はけろっとしてるんだよ……あれ?ヴィーノは?」
レイ「お前と同じだ」
ヨウラン「さっき皆でここに来る前に寄ったんだよ。ベッドから一歩も出れない状態だってよ」
シン「ああ、やっぱり……」
メイリン「でも、今日は凄かったよねぇ。クラスの男子の半分近くが風邪で休んだんだもん」
ヨウラン「この冬一番だって言うからなぁ、この寒さ」
ルナ「シン、安心して?『幼なじみ』の私が付きっきりで看病してあげる」
マユ「お兄ちゃん、『妹』のマユが、一生懸命(略)」
ステラ「シン、『メイド』のステラが、一生懸命『ご主人様』の看病する……」
シン「あ、ありがたいけど……(逆に疲れそうな気がするんですが)」

おわり
474通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 13:09:46 ID:???
>>473
ヴィーノは凍っちゃったのかww

しっかしホントに寒いよな
475通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 13:20:21 ID:CUTh/IAR
米牛肉輸入再開のニュースを見て

オクレ「いぃぃやったぁぁぁ!!」

しかしスーパーなどは米牛肉を売るのを見合わせると聞き

orz


476通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 14:35:51 ID:???
健全な躰には健全な精神が宿る…と言うが。

レイとサトーは健全だということか……?



シン君看護日誌、読んでみたいな。
(*^_^*)
477通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 15:24:47 ID:???
>>469
亀レスだが俺はARMSの高槻夫妻のような両親だと思ってるw
478468:2005/12/19(月) 15:55:17 ID:???
>>477
高槻夫妻…

まさか嫁さんが凄腕の傭兵の!?
479通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 18:16:20 ID:???
>>469
Mr.&Ms. アスカ
480通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 18:26:58 ID:???
スゴスw
481通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 23:10:38 ID:???
それじゃぁエロ本ネタ投下してみます。こういうの書くの初めてなのであんまり自信ないですがどうかなま暖かい目で見て下さい。

夕方過ぎ頃 シンの家
ガチャン
ルナ「おじゃましま〜す」
アスカ母「あら、ルナちゃんいらっしゃい。ひさしぶりね」
ルナ「あれ、おばさま帰ってきてたんですか!?おじさまも?」
アスカ母「いいえ、私だけよ。夫は仕事が忙しくてね。ところで今日は一体どうしたの?」
ルナ「その、ちょっとシンに用があって…」
アスカ母「あら、そうなの?ごめんなさいね、実は留守中ににお風呂が誰かに壊されてて使えなくて、それでシンは銭湯に行ってるのよ
  それにしても怖いわ…一体何でこんな事をするのかしら…?」
ルナ「いや、きっと悪気はないと思いますよ!少なくとも片方は!」
アスカ母「……ルナちゃん、悪気無しに人の家に進入してバスタブをバットでたたき壊す人って普通いないと思うわ…それに片方って?何で二人組だと思ったの?」
ルナ「へ?あ、ああ!そ、それは〜その〜え〜と…」
マユ「あ、ルナお姉さん!お兄ちゃんの事待つんだったらこっちで待ってなよ!」
アスカ母「あ、こらマユ!あんまり勝手にお兄ちゃんの部屋に入ったらダメでしょ!」
ルナ「じゃあお言葉に甘えてちょっとくつろがせてもらいまーす!」
アスカ母「ちょっとルナちゃん! 全く…あんまり部屋の物触るとシン怒るわから気を付けなさいよー?」
マユ「はーい!」
アスカ母「ふぅ、おやつは何が良いかしら…?」
ルナ「あ!お構いなくー!」
シンの部屋に走り込んでいく
ルナ「はぁ、ちょっと聞いてないわよ!今日おばさまが帰ってくるなんて!」
マユ「しかたないじゃない!急に帰ってきたんだから!」
ルナ「全く…それにしてもおばさまが居るんだったらちゃっちゃと終わらせた方が良いわね…」
マユ「ええ、お兄ちゃんが銭湯に行ってる内に一気に捜すわよ!」
ルナ「そしてシンの好みがどんなジャンルかなんとしても割り出すのよ!」
マユ「そうよ…今日こそはみつけるわよ…エロ本を!」
ルナ「今日こそはって…あんた日頃から兄の部屋に入ってエロ本捜してるの…?」
マユ「一人だと手が足りなくていっつも探し終わる前にお兄ちゃんが帰って来ちゃって…
  って そんな事どうでも良いから手を動かす!
  これで見つけられなかったらなんのためにお風呂壊してお兄ちゃんを銭湯に行かせたかわからないわ!」
ルナ「そうね!ルナマリア=ホーク、ガサ入れ 行くわよ!」
482通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 23:15:09 ID:???
探索中………
ルナ(あら、何かしらこの包み?)
バリバリと包装紙を剥がす
マユ「う〜んやっぱりベッドの下にはないなぁ〜」
ルナ「こ、これは!?」
マユ「え、見つかったの?ジャンルは!?近親相○?近親○姦だよね?」
ルナ「そんな…嘘でしょ…き、近○相姦物なんて…」
マユ「いぃぃやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!やっぱりお兄ちゃんは私の事を」
ルナ「嘘よ!シンが母子○姦物読んでるなんて!これはなにかの間違いよぉ!」
マユ「は?え、ちょっと…嘘、なにそれ?ええ?それってつまり…」
ガチャン
アスカ母「ちょっとマユ、今すごい大声出してたけど一体何が」
マユ「くそぉおおおお!何であんたなんかにぃいいいい!!」
アスカ母「な、何事!?」


さてさてシンは本当にそういう趣味の人なのか!?
ちょっと時間を遡って真相を探ってみましょう

……その日の昼休み屋上
空を眺めながらレイが一人ボーっとして居ると、屋上にアーサーが入ってきた
レイ「…………はぁ」
アーサー「…ん、どうしたんだそんなところで窓の外ばっかり眺めてボーっとして、何か悩みでもあるのか?」
レイ「あ、先生  いえ、別に俺は何も…」
アーサー「そうかい?なら良いんだ。ただお前は人一倍責任感があってそこが良い所なんだが、
     そのために何でも一人で抱え込んでしまう傾向があるみたいだからてっきり
     なにか悩みでもあるんじゃないかと…あ、すまん。お節介だったかな?
     …とにかくもし何か悩みがあったら先生はいつでも相談にのるから。な?」
レイ「先生……!俺知りませんでした。先生がそんなに生徒のことを考えていてくれたなんて…!」
アーサー「はは、大げさだなぁ。教師なら誰だってそのぐらいの事は考えているさ。少なくとも我が校の教師はみんなね。」
レイ「……! 先生…ありがとうございます…じゃあ…その、聞いてもらっても良いですか?」
アーサー「ああ!もちろんだよ!で、何があったんだい?」
レイ「実は…俺の家族のことなんですけど…俺は今ラウに世話してもらってて…それで母親がいなくて…それが時々辛くって…
  でも今の生活に不満がある訳じゃないんです。ラウやギルにはすごく良くしてもらってるし、
  いつも周りにはシンやルナ達が一緒にいてくれて毎日が楽しくってすごい幸せなんです。
  ただ…お母さんってどんな人なんだろうって、時々考え込んでしまう時があって…」
アーサー「そうか…大変なんだなお前も…しかし先生にはどうにも出来ないな…。大きな口を叩いておいて力になれなくてすまない!」
レイ「いえ、ありがとうございました。先生に聞いてもらえてだいぶ楽になりました。」
アーサー「いや、私は何も、そうだ!これが何かの役に立つかもしれない!」
アーサー懐から包みを取り出す。
レイ「…この包みは?」
アーサー「はっはっは!帰ってから開けてみると良いよ!」
レイ(いったいなんだろう…?とりあえず机の上に置いてくるか。)
レイ「今日はどうもありがとうございました」
483通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 23:18:52 ID:???

………その日の放課後
シン放課後に忘れ物を取りに教室に入ってくる
シン「え〜と、あったあった!これ忘れたらまた直前にレイに宿題写させてもらうとこだったよ!
   ん、レイの机になんか置いてあるな。ったく、レイの奴明日から二連休なのに盗まれでもしたらどうする気だよ。
   全く、レイも意外と抜けてるとこあるな。仕方ない、連休中俺が預かっておいてくか。」


そして現在  アーサー宅
アーサー「いや〜セットで安かったからつい抱き合わせで買っちゃったけど
    流石の僕も母○相姦物なんてちょっと趣味じゃないし
    捨てようかと思ってたけど少しでも生徒の役に立ちそうで良かった良かった!」


○親相姦ネタとか不快に思う人がいたらどうもすみませんでした。
どうか怒らないで下さい。
それでは、初心者のつたないネタを読んで下さった方。どうもありがとうございました。
484通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 23:25:53 ID:???
 ま た ア ー サ ー 先 生 か w

てか母親を恋しがってる人にこういうものを渡すのかこの人はwwwwwww
面白かったよ、乙w

そういえばシンの部屋の押入れにあるアーサー先生のくれたお守りは今もあるんだろうか
485通常の名無しさんの3倍:2005/12/19(月) 23:31:33 ID:???
フオンドゥヴオゥ!先生は生徒に当たり前にエロ本あげるのかw
エロ本の話のときはフオンドゥヴオゥ!先生が必ず確信犯?になるからそこんとこ毎回キャラ変えるのはどうでしょうか?職人さん
486通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 00:00:11 ID:???
アーサーといい、ギルといい、ネオといい、
この町の教師はそろいもそろって変態しかおらんのか。

指導してもらおうという気にはならないが傍で見ている分には面白いなw
487通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 01:59:14 ID:???
はっ・・・もしや、もしやこれこそがデュランダル校長がアーサー先生とユウナ先生の協力の元に作り上げたデスティニープランなのか!



何がしたいのかは全然わからんが(´・∀・`)
488通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 02:04:44 ID:???
>>485
アパート仲間で、オクレやニダに・・・ってのもアリかも
489通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 07:09:53 ID:???
クリスマス争乱編序章

シン「あ、雪だ…
そういやぁもうすぐクリスマスだな」
レイ「そうだな。で、シン」
シン「何だい?」
レイ「お前、クリスマスは
誰 と 過 ご す ん だ ?」
シン「別に、俺は一人で過ごすさ
ガンダムの特番もあるしな」
レイ「そうか…(本気で言っているのか?)
なら気をつけろ」
シン「何だよ、急に」
レイ「俺は最近占いに凝っていてな
クリスマスにお前が三匹の猛獣に追われると出た」
シン「なんだよそれ?」
レイ「部屋から出ないが吉だ
(俺は何もしてやれない
だが忠告はしたぞ、死ぬなシン)」
490通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 12:34:55 ID:???
序章inシン

シン「じゃあな、レイ!(心配してくれてありがとな)」

レイと別れた後、シンはまっすぐ家へは戻らなかった
家にはマユがいるからだ…
シンはレイの言いたかった事を大まかに解っていた
だから、誰にも邪魔されずに今後の対策を練りたかった


少し町外れ、図書館

シン(がらにもなく図書館に来ちゃったよ…
でも静かで、例の三人がいなくて、一人で考え事できる所ってここしかないよな)

とりあえず一番奥の人気のない席に座る
そしてクリスマスに彼女らから逃れる為の策を塾考する
シン(う〜…何も思いつかないよ…)
491通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 12:55:41 ID:???
序章inシン2

シン(俺は誰か一人を取って他の奴と今の関係を崩したりなんてしたくない
これが俺の理念?だ
だからクリスマスはこの理念を貫いて、一人で過ごしたい
でもあいつらは必ず押し掛けてくるだろうな
それを回避するにはどうすれば?…てか内一人は妹だぞ!
家になんかいたらもうナニされるか!!
貞操の危機だよ!

一体どうしたらいいんだぁ〜〜!!!)

種割で頭をフル回転させたが解決策は見つからない
到底一人では解決できない問題だった
絶望の数日後を想像したシンは思考停止をお越し逆に超絶鬱モードに突入してしまう
アーサーのフォンドゥヴァオゥクリスマス

12/23

アーサー宅

アーサー「明日はクリスマスイブか、
     アビー先生には華麗にスルーされたし・・・」
アーサー「こうなったら、家に篭ってエロゲーするしか無いじゃないか!」
アーサー「引き篭もりする為の食料あったかな?」
アーサー「ハッ、冷蔵庫が空っぽじゃないか・・・」
アーサー「仕方ない、明日は買出しに行くか」
12/24 クリスマスイブ



アーサー「クリスマス一色フォンドゥヴァオゥ!!」
アーサー「さて、買出しも済んだし、いきつけのエロゲー専門店覗いて行くか」

専門店のあるサブストリートへ向かうアーサー
路地裏へ入ると近くの定食屋『牙瑠茄飯』の看板娘、
コニールが地面に"の≠フ字をこれでもかという程書きまくっていた
見かねたアーサーはコニールに声をかけた

アーサー「クリスマスイブだっていうのに君、
     こんな所でどうしたんだい?」
コニール「私の家は貧乏だから、
     友達の家みたいにクリスマスプレゼントを貰えないの、
     だからこうやって、他の子と会わないように隠れてるの」
アーサー「どうして貧乏なんだい?」
コニール「私の家は定食屋をしているんだけど、
     悪徳業者の仮面共同組合によって土地権利書を奪われてしまったの」
アーサー「えええぇぇぇっ!?どうしてだい?」
コニール「ある日組合の構成員がうちに来て、
     いわれの無い借金返せと言ってきたの、うちの父ったら気が弱いから
     言われるままに支払っていたの、そしたらそのうち、
     土地権利書までよこせって言ってきて・・」
アーサー「それで渡しちゃったと?」
コニール「そう、で今立ち退きをさせようと毎日嫌がらせに来るの、
     最初は馴染みのお客さんも一緒に戦ってくれたんだけど、
     そのうち皆変態仮面が怖くなって来なくなっちゃったの」
アーサー「それは酷い、私に何か力になれる事は無いかね?」
コニール「無いわ」
アーサー「そんな即答しなくても・・・」
コニール「じゃあアナタが私達の変わりに、
     業者から土地権利書を取り戻してくれるとでも言うの?」
アーサー「・・・」
コニール「できないでしょ?だから、
     残念だけどアナタにして貰う事は無いわ・・・」
コニール「こんな所に居ても仕方ないわね、私、そろそろお店もあるし帰るわ」

そう言ってスタスタと立ち去ってゆくコニール
アーサーはその場に取り残されたが、
結局エロゲーショップに行く気も失せたので、自宅に帰る事にした
アーサー宅

アーサーは、帰宅してからというもの路地裏でのコニールの事が気になって
エロゲーすら手付かずな状態だった

アーサー「あれは他人事だ、私がどうこうする事じゃない・・・
     しかし、聞いてしまった以上どうにかしてあげたい気も・・・」
アーサー「ぐぅっ、どうすれば・・・どうすればいいんだ・・・」
アーサー「そうだ!」

アーサーは何かをひらめき、いそいそと押入れを漁り始めた

アーサー「あった、これだ!」

アーサーは押入れから種レンジャイレッドのコスプレセットを取り出した
そしてアーサーはそれに着替え、悪徳業者の事務所へ向かった

悪徳業者「仮面共同組合」の事務所前

種レンレッド(アーサー)「ここが、事務所か・・・乗り込むぞ!」

悪徳業者「仮面共同組合」事務所

種レンレッド「たのも〜」
構成員A「何だ貴様は!?」
種レンレッド「フッ・・・お前達に名乗る名など無い!
       ・・・種レンジャイレッドだ!」
構成員B「キッチリ名乗っとるやないか!!」
構成員A「何お前が突っ込んでんだよ!ちっ、フザケやがって・・・」
種レンレッド「お前達下っぱに用は無い、ボスを出せ」
構成員A「ボスを出せだぁ?それはできねぇな」
構成員A「おいB、こんな奴やっちまうぞ」
構成員B「おう、A頑張ってこい!」
構成員A「お前も戦うんだよ!」
種レンレッド(こいつらただのアホだ・・・でも漫才は面白いな・・・)

痴話喧嘩を始めた構成員A・Bをほっといて、
社長室へ進むアーサーもとい種レンレッド
種レンレッド「た〜のも〜」
変態仮面「む・・・何だね君は?」
種レンレッド「種レンジャイレッドだ!」
変態仮面「ほぅ・・・その種レンジャイレッドが何の用かね?」
種レンレッド「牙留茄飯の土地権利書返して貰おうか!」
変態仮面「フッ何かと思えばそんな事か、
     あんな土地何の価値も無い、返してやらんこともない」
種レンレッド「ならばすぐに返せ!」
変態仮面「タダで返すと誰が言った?
     明日中に3000万だ、それで権利書を返してやろう」
種レンレッド「なっ・・・だが払えば必ず返してくれるんだろうな?」
変態仮面「ああ、払ってくれるのなら約束は守ろう」
種レンレッド「分かった、持ってきた時は必ず返して貰うからな!!」

悪徳業者「仮面協同組合」を後にし、帰宅したアーサーもとい種レンレッド
しかし、3000万など持っているハズもなく、アーサーは困っていた

アーサー宅


アーサー「くっ、明日までに3000万だなんて・・・、
     貯金だってエロゲにつぎ込んでそんなに無いのに・・・」
アーサー「・・・エロゲか、確かに私のコレクション全てを売れば、
     軽く3000万ぐらいにはなると思うが・・・」
アーサー「しかしあれは私の命、いや魂だ、それを手放す訳には・・・」

アーサーは葛藤していた、今まで大切にコレクションした
エロゲー達、それを売ろうか、それともコニールの事は忘れて
楽しいクリスマスにしようかと・・・

アーサー「これはHEROになるチャンスだ、
     HEROはHなEROと書くが・・・いや、それはどうでもいい
     ・・・決めた、売ろう、エロゲー達はまた買えばいいじゃないか!」

アーサーは一大決心をしてエロゲー達をまとめた、
が、既に夜も遅かった為、店が閉まっていた、
仕方が無いので明日行く事にし、アーサーは眠りについた
12/25 クリスマス当日

アーサーは朝一でエロゲやエロ本を全て売り払いお金を作った
そしてアーサーは種レンレッドに着替え悪徳業者「仮面協同組合」へ向かった

悪徳業者「仮面協同組合」

種レンレッド「約束の3000万だ!これで土地権利書は返して貰う!」
変態仮面「ほぅ・・・確かに3000万だな、フッ、それが約束の土地権利書だ」

変態仮面は金額を確認すると、確かに本物の『牙瑠茄飯』の土地権利書をよこした

種レンレッド「・・・しかし私には分からない、
       何故アンタみたいな人がこんな悪徳業者をやっているんだ?」
変態仮面「フッ・・・」

変態仮面はそれ以上何も語らなかった、アーサーもとい種レンレッドは、
その足で『牙瑠茄飯』の店へ行き、土地権利書をそっとポストの中へ入れ
自宅へと帰っていった
アーサー宅

アーサー「これで私もHなEROになった、自己満足でもいい、
     私はエロゲで誰かの役に立てたのだ・・・」

ピーンポーン、その時アーサー宅の呼び鈴が鳴った
アーサーが玄関を開けると

ヨウ・ヴィ「アーサー先生、メリークリスマス」
アーサー「メリークリスマス、どうしたんだ?こんな日に?」
ヨウ「いや〜、先生の事だから一人でエロゲーしてるのかと思ってさ」
ヴィ「俺達も暇だったから色々とオススメなエロゲーを持って遊びにきたのさ」
アーサー「おお、ありがたい、とにかく中へ入りなさい」
ヨウ・ヴィ「お邪魔しま〜す」

リビングへ入る2人、しかしアーサー秘蔵のコレクションが見当たらない事に気づく

ヨウ「先生、何だか部屋がスッキリしてません?」
アーサー「ああ、年末だからね、倉庫にしまったんだよ」
ヨウ「意外だなぁ、掃除なんて先生らしくもない」
アーサー「意外余計だ、私だって年末なんだから掃除ぐらいするさ」
ヴィ「そんな事よりエロゲしよーよー」
アーサー「わかったわかった、そんなに焦るなって」

エロゲーは無くなってしまったけど、アーサーは一人じゃない、
アーサーを慕う生徒とエロゲーが存在する限り、
彼は何度でもフォンドゥヴァオゥ!!と叫ぶだろう

498通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 20:12:12 ID:???
驚異のアーサーコレクションだなwww
GJ
長ったらしい駄文本当にすいません。
何となくアーサーでクリスマスネタがやりたかったんですけど、
話が滅茶苦茶ですね、修行不足を痛感しました
もっとまともな文が書けるように精進します。
500489-491:2005/12/20(火) 20:52:24 ID:???
>>492さん長編GJ!
フォンドゥヴァオゥ先生大活躍ですねww


自分も今グダグダな駄長編書いてますが
どうか、もうちょっと気長に見てやって下さい
501通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:02:55 ID:???
その光景は傍目には三人の少女がカードゲームに興じているようにも見える。
いささか真剣すぎる趣はあるが、額を付き合わせるようにして並んだカードを
のぞき込む様は見ていて微笑ましいものであるはずだった。
そのカードに書き込んである文字を見るまでは。

マユ「ぃやったーー!『12:00〜13:00ランチタイム』ゲット!」
ルナ「チッ」
ステラ「いいなぁ…」

ラウ「どういうゲームなんだ?」
レイ「ルールは神経衰弱と同じようです。同じ文字が書かれたカードを
   二枚引き当てたら、その時間の所有権を獲得できる」
ラウ「ふむ、あのカードに書かれているスケジュールはやはり彼の?」
レイ「ええ、シンのクリスマス・イヴのスケジュールです」
ラウ「なぜ我が家が会場に選ばれたんだろう?」
レイ「公正に中立地帯で、ということです」
メイリン「すみません、お騒がせしちゃって」
アウル「この紅茶うめー。おかわりもらえる?」
ラウ「なるほど、レイとこの二人がそれぞれの立会人というわけか」

ルナ(外せない。幼なじみとして『8:00〜9:30寝起きイベント』だけは
   外せない!シンの布団を引っぱがして、寝起きテントで赤面。
   決め台詞は「もう、シンのエッチ!」これでしょ!)
マユ(ランチタイムか。偶然引き当てることができたけど、メインはやはり夜!
   『21:00〜22:00フリータイム』は全てのカードを犠牲にする価値がある。
   ここはあえて一回外して様子を見るべきか…)
ステラ「…二人とも福本○行のマンガみたいな顔してる」
マユ「わぁ、本当だ。目が三角で、歯をむき出しにして汗まみれって、誰がじゃ!?」
ルナ「あんた、そんなマンガ読んでるの?なんか意外」
ステラ「うん。スティングが全部持ってる。男の世界だって」
ルナ「なるほど、それは似合ってるかも…」
502通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:05:33 ID:???
〜その頃の牙瑠茄飯〜

スティ「っくしっ!!」
シン「おいおい。一応飲食店なんだから、くしゃみはもっと慎ましくしろよ」
コニール「一応とは何だ、いちおうとはっ!」
シン「あれ?俺の生姜焼き定食…大盛り頼んだっけ?」
コニール「…ふん、『いちおう』お得意さんだからな。サービスだ。
     いつも安いモンしか注文しないけど」
シン「はは、悪かったよ。言葉のアヤってやつ。サンキュ」
スティ「ほれ、ついでだ」
シン「スープまで?何か悪いような…」
スティ「お前、さっきから悪寒がするっていってるだろ。
    馬鹿は風邪ひかねぇのが取り柄なんだから、それで暖まれよ」
シン「お前なぁ、いつもいつも一言余計なんだよ!」
コニ父「ったく、シンちゃんが来ると儲けになんねぇな」
コニール「とか言いながら親父ッ!餃子まで付けてやるのかよ!?商売する気ないだろ!?」
コニ父「いつも本当に美味そうに食ってくれるからな。こっちも作りがいがあるってもんよ。
    それに、シンちゃんが来るとお前ら楽しそうだしな」
コニ・スティ「別に楽しくなんかない(ッス)!!!」

プライベートな時間を勝手に争奪されているシンの運命は?
まったりしていられるのも今のうち。
503通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:07:28 ID:???
〜再びクルーゼ宅〜

アウル「でさ、スティングがドヨーンと暗い空気を纏ってる時があるわけよ。家計のこととかで。
    ステラはああいう奴だから空気読めるわけないし。
    俺が馬鹿やって雰囲気変えるしかないんだよな。これでもストレス溜まるわけよ」
メイリン「ふーん、意外と苦労してるんだ。私もお姉ちゃんのフォローが大変で…。
     いつもは礼儀正しいし、頼りになるお姉ちゃんなんだけど、
     シンのことになると周りが見えなくなるから」
アウル「でもさ…」
メイリン「うん、家族だからね」
アウル「だよな」

ラウ「ふむ、ルナマリア君は判断力も記憶力もバランスがいいが、意気込みが空回りしてる。
   ステラ君は何と言っても抜群に記憶力がいいし、マユ君の駆け引きの巧さには
   目を見張るものがある。なかなか面白い勝負だな。
   問題は一人一回与えられてるカード順を並び替えるチャンスをどこで使うかだが…」
レイ「なんだか楽しそうですね、ラウ」
ラウ「たまには家の中が賑やかなのも悪くない。…そろそろ焼き上がったかな?」
メイリン「あ…なんかいい匂い」
レイ「ラウがケーキを焼いている。意外だろうが絶品だ」
ラウ「私たちは一足早くクリスマスを楽しもうじゃないか。君たちも食べるだろう?」
アウル「マジで?うは、来てよかった!」
メイリン「ありがとうございます!」

外野組もそれなりに楽しんでいるらしい。

ステラ「あっ、『19:00〜20:00ディナー』揃った。シンと牙瑠茄飯に行こうっと」
ルナ・マユ「牙瑠茄飯かよっ!!?」

〜終わり〜
504通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:19:14 ID:???
>>501
GJ!!アウルとメイリンの会話はグッときました。
そして勝手にスケジュールを決められてるシンにワロスw
505通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 21:22:48 ID:???
>>503
結局ルナは何もなしかww
506492-497:2005/12/20(火) 22:07:30 ID:???
>>500さんも頑張ってw
SS楽しみにしてます
507通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 22:43:00 ID:???
シン、コニールとスティングとクリスマスを過ごすのが一番平和だぞ


まぁ、おそらく大多数の住人が平和じゃない展開を望んでいるんだがww
508通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 22:47:30 ID:???
>>499
コニたんの話し方いつもよりだいぶ女々しくないか?
なんでヨウランとヴィーノまでエロゲ?

ってトコ以外は良かったよ。GJ!これからもガンガレ
509通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 23:07:43 ID:???
このスレの、クリスマスは楽しくあって欲しいです。
みんなで仲良くパーティを希望。
510通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 23:38:21 ID:???
良スレ
511通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 23:49:36 ID:???
今年のクリスマスもこのスレで過ごすぜ!







(´・ω・`)
512通常の名無しさんの3倍:2005/12/20(火) 23:52:42 ID:???
>>503
おお・・・アウルとメイリンのカラミは初めてじゃないか?
けどいいね。この二人って立場似てるって初めてきづいたよ。
GJ!
513冬休み温泉編アーサーサイド1/3:2005/12/21(水) 01:22:14 ID:???
スティングが一等の温泉旅行を当てる1時間前
商店街をアーサー・トラインが歩いていた。
アーサー「生徒はもう冬休みだけど教師はまだ会議なんかで忙しいからな〜」
ちなみに今は昼休みで食事を終えたところだ。
アーサー「しかし今年はやけに冷えるな〜」
などと言いつつ歩いていると、ある看板が目に入った。
『クリスマス直前!!いいもの当ててクリスマスはグゥレイト!福引会会場』
アーサー「そういえば昨日エロゲー買って福引券がついてきたなぁ、まだ時間もあるし今の内にやっておくか・・・」
そう言ってアーサーは福引券を渡した。
会場係員「それでは6回どうぞ」
アーサー「この右手に今年全ての運を注ぎこむ!!」
そう言って勢い良く回したものの、5回連続でティッシュだった。
アーサー「・・・せめて最後くらいはティッシュ(残念賞)以外の物を・・・(泣)」
最後に力なく回すと金の玉が出てきた。
アーサー「え?・・・これは・・・・・」
会場係員「ブラボー!おおブラボー!!特賞『トリオで行く常夏の島3泊5日の旅』大当たり〜!!」
アーサー「・・・・・・・・・・」
会場係員「あの〜もしもし?」
自分が当てた物と自分の予想していた物(ティッシュ)とのギャップで思考が凍結してしまったようだ・・・

そのころアーサーの脳内では・・・
脳内アーサー「アイデンティティ再構築!視覚情報更新!フォンドゥヴァオゥ!制御再起動、萌え関数!
       エロゲー偏差修正!特殊シチュエーションに接続!アーサー、オンライン!リアクション起動!」

アーサー「えええええええええええええええええええええっ!?!?」
今年最大のリアクションがそこにあった。
アーサー(やった〜!!初めての海外旅行だ〜!!しかも常夏の島!!これでアビーたんを誘えば水着姿が!!ハァハァ)
会場係員「こ・・・こちらがチケットとパンフレットです・・・(この人顔にやけてる・・・)」
アーサー「ありがとう!!」
そう言ってアーサーは駆け出していった。
514冬休み温泉編アーサーサイド2/3:2005/12/21(水) 01:24:30 ID:???
アーサーはザフト学園に戻り、職員室の扉を開けた。
タリア「あら?アーサー、ずいぶん嬉しそうね」
アーサー「実は・・・」
アーサーは福引で特賞を当てたことを話した。
タリア「へえ・・・すごいじゃない」
モラシム「う〜む、私もその海で泳いでみたいですな」
サトー「たっぷり楽しんでこい」
アビー「ちょっとうらやましいです」
アーサー(よっしゃ〜!フラグキタ━━━(゚∀゚)━━━!!)
アーサー「あ・・・あのアビー先生・・・よかったら・・・」
ピンポンパンポ〜ン。アーサーの話を遮って連絡用チャイムが鳴った。
『トライン先生、トライン先生、至急理事長室まで来て下さい』
アーサー(何だろう・・・すごく嫌な予感が・・・)
アビー「トライン先生、早く行ったほうがいいですよ」
アーサー「わ・・・わかりました・・・」
そう言ってアーサーは理事長室へ向かった。

理事長室のドアを開けるとデュランダルが待っていた。
デュランダル「やあ、トライン先生」
アーサー「あの・・・何か・・・」
デュランダル「・・・君は学園の収入が授業料や入学金以外にどこで得られると思う?」
アーサー「・・・う〜ん・・・やっぱり定番は学食だと思います」
デュランダル「その通りだトライン先生。しかし我が学園の学食はどうかな?」
アーサー「あ・・・」
デュランダル「そう・・・君の気づいた通り我が学園の学食はコンビニや牙瑠茄飯の影響で閑散としている」
アーサー「それと私を呼んだのには何か関係が?」
デュランダル「非常に言い難いことなのだが・・・学園経営の維持のため職員を1人解雇せねばならんのだ」
アーサー「そ・・・それは・・・ま・・・まさか(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 」
デュランダル「すまない・・・トライン先生」
アーサー「フォンドゥヴァオゥ!!フォンドゥヴァオゥ!!(TAT)」
デュランダル「しかし私とて鬼ではない」
アーサー「?」
デュランダル「君が今日当てた海外旅行を譲ってくれればこの処分を無しにするのだが・・・いかがかね?」
アーサー「わ・・・わかりました・・・お譲りします・・・(さようなら・・・さっきのフラグ・・・)」
デュランダル「すまないね・・・後職員室に戻ったらタリアに理事長室まで来るように言ってくれ」
アーサー「・・・はい・・・」
そう言ってアーサーは理事長室を出た。すると廊下にサトー先生がいた。
515冬休み温泉編アーサーサイド3/3:2005/12/21(水) 01:25:55 ID:???
サトーは何も言わずに立っていた。
アーサーが横を通りすぎようとすると、
サトー「・・・今夜は『むる太』で飲み明かさないか?」
アーサー「でも・・・私はお金に余裕が・・・」
サトー「・・・気にするな・・・お前の分を奢るくらいの余裕はある」
アーサー「サ・・・サトー先生・・・」
サトー「さあ、タリア先生を呼びにいくぞ」
アーサー「は・・・はい!」
アーサーは海外旅行こそ失ったものの、サトーとの絆はより強固なものとなったのである。

数分後、タリアは理事長室でデュランダルと対峙していた。
タリア「・・・で、何の用なの?ギルバート」
デュランダル「実はトライン先生が海外旅行を譲ってくれてね・・・」
タリア「アーサーが?」
デュランダル「ああ、出発日に外せない用事が出来たらしい」
タリア「あら・・・災難ね・・・」
デュランダル「そこでだ、トライン先生の代わりに私と君で良い思い出を作らないか?」
タリア「お断りします。私には子供がいますから」
デュランダル「この旅は3人まで参加できるから問題は無い。それと向こうでの君の水着は是非ともトップr」
ドゴッ!バキッ!!メギャ!!!ズドン!!!!
タリア「そんなにトップレスが見たいなら仮面野郎でもさそってろ!!」
そう言い残してタリアは理事長室を出て行った。

そして5分後のラウの家
プルルルル プルルルル プルルルル ガチャ
レイ「もしもし・・・」
デュランダル「ああ、レイか」
レイ「ギル?まだ仕事の時間では?」
デュランダル「電話は手短に済ませるから大丈夫だ」
レイ「それで、どういう用件ですか?」
デュランダル「24日から私と一緒に常夏の島に旅行に行かないか?もちろんラウも誘ってだ」
レイ「もちろん行きます!ラウもそれでいいですね」
ラウ「ああ、もちろんだとも。常夏の島への旅行は人の夢、人の望みだからな!」
デュランダル「私の用件は以上だ。旅行の準備はキチンとするように」
ピッ
レイ「やったぁ!ギルと一緒に旅行だ!ヽ( ゚д゚ )ノ」
ラウ「常夏の島か・・・サンオイルを用意しなくては」
レイ「ラウ・・・仮面を付けっぱなしの予定なら日焼け止めをお勧めします」
続く
516492-497:2005/12/21(水) 01:35:12 ID:???
>>508さん、指摘どうもありがとうございます
次作品ではキャラの持ち味を損ねないよう努力します
517通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 01:41:00 ID:???
>>516
謙虚な姿勢は感心するが、ぶっちゃけ好きに書いていいと思うよ。
それぞれの考えるシン達がいるんだからさ。何もスレの傾向にあわせるこたあない
518通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 01:46:00 ID:???
>>513-515
とことん馬鹿だな。理事w

そして、少し昔に戻っているグラディス先生コワス
519通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 22:25:41 ID:???
アーサーとサトーの友情に乾杯
520通常の名無しさんの3倍:2005/12/21(水) 22:48:17 ID:???
>>513-515 GJ
>「アイデンティティ再構築!視覚情報更新!フォンドゥヴァオゥ!制御再起動、萌え関数!
>エロゲー偏差修正!特殊シチュエーションに接続!アーサー、オンライン!リアクション起動!」
芸が細かくていいね。楽しめたよ

>モラシム「う〜む、私もその海で泳いでみたいですな」
途中までアーサーとモラシムとサトーで
ドキツ!男だらけの海外旅行・サトー先生はお熱いのがお好きin常夏の島
な展開になるのかと((( ゜Д゜))) してた
521通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 13:40:48 ID:???
保守総一郎
522通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 15:50:40 ID:yZVz2ONz
マユ「寒いよー。お兄ちゃん、一緒に寝ていい?」
シン「駄目だ、駄目だ。昨日も一緒に寝たじゃないか。今日ぐらい我慢しろ。
   もうマユも中学生だろ」
マユ「だって、鼻水とか咳とか出てるんだよ・・・。ゴホッ、ゴホッ」
シン「そんなしおらしい演技したって、お兄ちゃんは寝せてやらないからな」
マユ「お兄ちゃんのバカ!!お兄ちゃんなんてマユが風邪をひいて死んじゃって
   泣けばいいんだ。もう知らない!」
シン「風邪ひいたくらいで死ぬかよ、バーカ」

〜翌日〜
シン「母さん、おはよう。・・・あれっ、マユは?」
シン母「あの子、風邪ひいたみたい・・・。」
シン「ええっ!マユが風邪!?そんな訳あるもんか。どうせ仮病でズル休みしたい
   だけだよ。まったく、叩き起こしてやる」
マユの部屋へ向かうシン
ガチャ(ドアを開ける音)
シン「マユ、起きろ。朝-----
マユ「・・・ぉ兄ちゃん・・・どうしたの・・・早く・・・学校・・・」
シン「マ、マユ・・・。だ、大丈夫なのか?」
マユ「だいじょう・・・ぶ・・・マユは・・・風邪・・・ひかないもん・・・
   ゴホッ、ゴホッ」
シン「大丈夫じゃないじゃないか!まったく。」
マユ「・・・ぉ兄ちゃん・・・」
シン「なんだ?」
マユ「・・・マユ・・・ヨーグルト・・・食べたい・・・。」
シン「ああ、もう!無理して喋るなよ。分かった。帰りに買ってくるよ。
   ヨーグルト、好きだったもんな。マユ」
マユ「・・・やくそく・・・だよ」
シン「あ、ああ。分かったよ。」
523通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 16:21:16 ID:???
〜昼食時〜
ルナ「今日は珍しくマユが来てないわね。・・・おかげでシンは私のお弁当を
   たっぷり食べれるけどね。シ〜ン」
ステラ「うぇ〜い・・・ステラもいる・・・」
シン「・・・(マユ、大丈夫かな・・・)」
レイ「どうした、シン。今日はなんだかボーッとしているな」
シン「え!そ、そんなことないよ!それよりさあ・・・」

〜放課後〜
ヨウラン「シン、いつものゲーセン行こうぜ」
ヴィーノ「今日こそあのオーブ学園の奴らを叩きのめしてやろうぜ!」
シン「・・・ごめん。今日はちょっと・・・」
ヨウラン「あ・・・もしかしてルナと帰るつもりか?」
ヴィーノ「えっ!・・・もしかしてメ、メイリンと?」
シン「あ・・いや、そんなことは・・・」
ルナ「えっ・・・私と帰ってくれるんじゃなかったの・・・」
シン「え、あ、ルナ・・・その・・・みんなごめん!!」
ヨウラン「お、おい。ちょっと待-----
走り出すシン
アーサー「こら、シン。廊下は走っちゃ-----
ドゴッ
アーサー「フォンドゥヴァオゥ!!」
シン「アーサー先生、ごめん」
524通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 17:09:23 ID:???
〜シン家〜
シン「マ、マユー。マユー」
マユ「・・・ぉ・・・兄・・・ちゃん・・・」
シン「ほ、ほら。マユの好きなヨーグルトだぞ」
マユ「・・・食べ・・・させ・・て・・・」
シン「ちょっとまってろ。・・・ほら、た、食べろ」
マユ「・・・お・・・い・・・し・・・い・・・」
シン「も、もっと食べるんだよ!!」
マユ「・・・ぉ兄ちゃん・・・マユね・・・もう・・・駄目かも・・・」
シン「そそ、そんなことない!マユは・・・マユは・・・絶対お兄ちゃんが守ってやるから!」
マユ「・・・ぉ・・・兄・・・ちゃん・・・。・・・大・・・好--------
シン「お、おい。マユ、マユ!!」
シン「ほほ、ほら、ヨーグルト!な、何やってんだよ!口開けろよ!」
(マユ「お兄ちゃんなんてマユが風邪をひいて死んじゃって泣けばいいんだ!」)
シン「・・・ぁ・・・ぁぁぁ・・・ぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああ--------

ガバッ
シン「・・・へ?」
マユ「・・・な・ん・ちゃっ・て・・・」
シン「は?」
マユ「やーい。お兄ちゃん、泣いたー。あんだけ大丈夫とか言ってたのにー。やーい。」
シン「・・・この・・・バカ!!」
ゴンッ
マユ「痛っ!!」
シン「・・・お、お兄ちゃん・・・ほんとに・・・マユが死んだと・・・思っちゃったじゃないか・・・」
マユ「へへん。マユはこのくらいの風邪じゃ死にませんよーだ。ついでに言うとお兄ちゃんと
   結婚するまで死にませんよーだ」

〜その日の夜〜
シン「き、今日は一緒に、ね、寝てやっても、い、いいかな・・・」
マユ「えっ!?ほんと?」
シン「き、昨日は淋しい思いを・・・」
マユ「やったー!!おにーちゃん、大好き!!」
シン「え、わ、ちょ、やめ--------
チューーーーーー
マユ「えへへ。アホ毛やメイドに一歩リードだね!」
シン「も、もう・・・」

〜終わり〜
525通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 19:43:46 ID:???
>>522-524
こ、これは・・・・GJ!
526通常の名無しさんの3倍:2005/12/22(木) 20:41:42 ID:???
>>522-524
激しく勃起した
527通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 07:15:05 ID:???
>>522-524
一瞬お留守番スレかと思ったwww
GJ!
528500:2005/12/23(金) 16:15:42 ID:???
>>522-524超GJ
そして>>506の人ありがとう
頑張りますww

>>491の続き
?「シン、シン」

シン(なんだ…誰かが呼んでる…)
シンは自分を呼ぶ声で自虐の世界から戻る

シン「レイ」
レイ「探したぞ
お前が悩んでいるのは解っていたんだ、お前があえて言おうとしないから黙っていたが」
シン「どうしてここが?」
レイ「メイリンだ
図書館でお前が今にも死にそうなオーラ出してると俺に知らせてくれた」
シン「…」
レイ「来い、皆お前の事を心配してるぞ
いい考えがあるんだ。お前をやらせはしない」

長い前置き、完
クリスマス当日へ
529通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 16:41:46 ID:???
12/23早朝、むる太

ステラ「シン…どこにも…いない…」
ルナ「終業式が終わってから完全に消息絶っちゃったわ
チビ、あんた隠してんじゃないでしょうね?」
マユ「んな訳あるかアホ毛
そっちこそ監禁とかしてんじゃないの!?」
ムルタ「まあまあ落ち着ましょう」
マユ「おじさんの情報網にもかからないの?」
ムルタ「ええ、お恥ずかしい事に…ね」
マユ「ええぃ!こうも安々とABCD包囲網が突破されるなんて」
ステラ「シン…ひとりじゃ…むり」
ルナ「ステラの言うとおり協力者がいるわ
敵さんなかなかやり手よ」
マユ「くそっ、誰だよ」
530通常の名無しさんの3倍:2005/12/23(金) 16:46:48 ID:???
ルナ「ところでABCD包囲網って、何よ?」
マユ「そこは、まあ気にする所では…ないかと」
ステラ「わたしも…しりたい」
ムルタ「A:アズラエル
B:ブタマリア
C:シスター(スペル違い)
D:デストロイ
って言ってましたよ?ニヤニヤ」
ルナ「くぉらっチビ!」
ステラ「ですとろい?」
ムルタ「あーあ、結束ダメダメです」

こうして、街の情報通のムルタを味方に引き入れた三人はクリスマスの間、シンを我が物にしようと街中探して回ったが
ついに見つかる事はなかった
ではシンはこの間、どこにいたのか?

それは今制作中なので、出来次第投下しますm(_ _)m
長々とすまんです
531アウルのクリスマス(1) ※長いよ:2005/12/24(土) 05:25:11 ID:???
アウル「ステラ、鼻水でてる」
ステラ「うぇ?」
 あわてて鼻をかむステラから目を離し、
 街に流れるジングルベルに、ひとりごちる。
アウル「(今年もこの季節が来た、か……)」
 いつものように、思い出す。
 ずっとずっと昔のこと。あの孤児院の、忘れられない聖夜。


*「院長が毎度、ボロいぬいぐるみとか、ださいオモチャを買ってくださるだろ?」
*「50円とか300円とか、安物ばかりの」
*「取りよせた玩具の山にひとつ、大きなトランク。
  その中にゼンマイといっしょに入っていたんだぜ。……奴がね」
*「送り主は、我らがホームの裏手の森。そこにおわす魔法使いの君」
*「人形をえこひいきして、使い魔と他の人形に総スカンくらったっていう、あれさ」

 『人形づくりの魔法使い』。
 それは、このホームで絵本代わりに語られるお話だ。
532アウルのクリスマス(1):2005/12/24(土) 05:26:29 ID:???
 茶色の髪の子に青いはねを。
 藍色の髪の子に赤いはねを。
 気に入った子だけに桃色の舟や、黄金のはねなどの贈り物をした魔法使い。
 いらない子は木製のお馬にくくりつけて、ぶつかりあわせて粉々になるまで遊んでた。
 そんなだから使い魔たちは人形作りの仕事を放棄した。人形たちも逃げ出した。
さいごにはお気に入りの子たちにも嫌われたっていうから、バカな魔法使いだ。
 自分では愛を注いでるつもりだったから、怒って、寵児に糸をくくりつけ……
 マリオネットになったお気に入りと共に、魔法使いはまだ森にいる。
 子どもを人形の材料にしようと、狙っている…。(とどのつまり、森に入るなという警告)
*「でも学習したのか、いらない子を壊すことはやめたらしい。その代わりに」
*「トランクに詰めて、送りつけてくるってわけさ」

 あのころスティングは小さくて、ぜんぜん成長しなかった。伸びも太りもしなかった。
 今じゃ考えらんないけどね。
 大人の言うことはよく聞いた。どーでもいい仕事にも文句を言わず、みんないやがる
小さい子の世話もしてた。いつもだんまり、ほとんど物を食べない。
 おやつは全部、僕がもらってた(……だって、くれるんだもん)
 遊びに誘えば来るけど、ほっとくと座ったまま動かなかったりする。でもそういう子は
他にもいたし、ステラみたいなのより手がかからないから、みんな気にしなかった。

*「スティングはいらない子なんだよ」



 あのころスティングは、お人形だった。
 あのころステラは、ハナタレだった。
 あのころ僕は、ガキだった。
 ひとつ年上の奴より僕のほうが背が高いことに、浮かれていたんだ。
533アウルのクリスマス(1):2005/12/24(土) 05:27:59 ID:???
母さん「アウルちゃん、かあさんのこと、好き?」
アウル「うん!」
母さん「じゃあ今日のバザーにコレ着て出てね。
    だいじょうぶよ女の子用だけどきっと似合うものOKOKばっちこい」
 そりゃないよ、かーさん。
 毎年恒例のクリスマスパーティには、たくさんのお客さんが来る。
 ここを支援してるっていう金持ちとか、成金とか、セレブとか、普通に近所の
人たちとか、軍人さんとか。
 そして僕らはおもてなし役。歌ったり、踊ったり、売ったり、ね。
 必然的にたくさんの人に囲まれる、それ自体が恥ずかしいんだけど、今年は
最悪だ。なんせこれを着なくちゃいけない。
 バザーの売り子専用、おこさまサイズに仕立てた修道服。
 断るって選択肢? ないよ。
 母さんだって趣味で僕に押しつけたわけじゃない。今、ホームにはカゼひきばっかりで、
ふだん人前に出されない(出ない、じゃないんだ)ステラまで駆り出されてんだから。
ステラ「うぇーい」
*「何度言ったらわかるのステラ!返事は『はい』!」
ステラ「ぇ、ぇう。うぅ……」
 また怒られてベソかいてる。せっかくの服に鼻水ついてる。汚い。
 ひとりで鼻もかめないんだ、あいつ。
534アウルのクリスマス(1):2005/12/24(土) 05:29:03 ID:???
*「うっわー、ホントに着てるぜ」
*「アウルちゃーん、かっわいー。ゲラゲラ」
アウル「売り子もできねぇ役立たずどもは黙ってろボケ。
     ミナミゾウアザラシのケツにドタマつっこんで死ね」
*「「…………」」
 さっそく冷やかされて、顔から火が出そうだった。
 僕、新年早々いじめられない?あー、やだなー。
 でもね。
 それでも母さんに「本当に似合うわ」って言ってもらえれば、僕はそれでよかったんだ。
 他の誰に「女の子みたいでかわいい」なんて言われてもむかつくけど、母さんなら、いい。
母さん「まぁ、ほんとうに似合うわ!」
 ほら、こんなかんじで。
母さん「ほんとほんと!かわいいわよ、スティングくん!」
 …………もるすぁ。
 そりゃないよ、かーさん。
 本当に、そりゃない。ぜったいに僕より似合ってない。同じ修道服だけど。
アウル「スティングも売り子するんだ……」
母さん「あら?アウルちゃん、いたの?」
 せめて、こっちを向いて言ってほしかった。
母さん「そうだスティングくん!お化粧してもいい?」
 うんともすんとも言わないスティングに母さんは夢中になっている。
 さすがにその姿には、浮かれてるバカ、という表現以外なにも見つからなかった。
535アウルのクリスマス(1):2005/12/24(土) 05:30:42 ID:???
母さん「ほら、かわいー」
 うっそだぁ。だいたい、かわいくないと思ったからお化粧したんでしょ。
 かわいくないのをちょっと弄ったって、やっぱりかわいくないよ。
 スティングの、いつものようにだんまりの顔。
 ほんのりおしろいがはたいてあって、母さんとおなじにおいがして、ちょっとだけ口紅が
差してあって、母さんと同じ色。……ぜんっぜん、かわいくない。
アウル「何か言えよ。褒めてもらったんだからさぁ」
スティ「…………」
 なんだか、くやしい。
アウル「似合わないよそれ」
 似合わない、というわけじゃない。しなくてもいいんじゃない、ってだけだ。
 でもスティングは僕の言葉なんか聞いてないみたいに、スイと部屋を出ていってしまった。
アウル「……この『お人形』」
母さん「アウル!」
 母さんの手が飛んだ。僕は部屋を飛び出した。先に階段を下りるスティングにわざと
ぶつかるように、僕は駆け下りて(ドン、と衝撃があった)、絶対に振り返らなかった。
 自分の足音だけがけたたましく響いて。
 そこかしこにランプが吊られた庭は、すっかりパーティの準備ができていた。みんなで
つくったスノーマンは、姿を消してしまっていた。彼の、木炭とくず野菜でできた顔。
 あのニンジンの鼻は、僕がつけたのに。僕がスティングの肩に乗って……。
 うしろで、母さんがまだ叫んでいるような気がした。
536アウルのクリスマス(1):2005/12/24(土) 05:31:41 ID:???
 いつものように歳が近いからという理由で並ばされそうだったから、先手を打つ。
アウル「僕、スティングのとなりはいやだ」
*「なぁに、ケンカしたの?……しょうがないわね」
 クリスマスパーティが始まった。
 もっと遠くへ行きたかったのだけど、ステラをはさんで僕たちは隣同士にされた。
*「ハッピークリスマス!」
ステラ「うぇーぁい」
*「かわいいわねぇ」
アウル「ありがと」
 終始ぶっきらぼうで、たぶん僕の接客態度はなっちゃいなかった。
スティ「楽しいクリスマスと幸せな新年を」
 でも小声で型どおりの挨拶をくりかえすだけのスティングよりはマシだ。
 品物はひととおり買われて、やっと解放された僕はすぐにその場を離れた。
 僕はすそをまくって走り、母さんをさがした。
*「あら、アウル……え?彼女なら、あっちに。誰かさがしていたようだけど」
 ぼくは、母さんに褒められなきゃいけない。
 そうでなければ、満足できない。理由はわからないけど、そうなんだ。
母さん「……汗、かいたみたいね。なおしてあげるわ」
 でも、またしてもスティングに邪魔された。
 あんなに走ったのに、どうして奴が先にいるんだろう。僕は母さんをさがしていたけど、
母さんは奴をさがしていたんだろうか。ただお化粧を直すのに、キスできそうなほど顔を
近づけているのが、すごくいやらしい。
母さん「スティングくん、大丈夫?……あ。アウルちゃん!ちょっと待ちなさい!待って!」
 僕はパーティ会場からも飛び出した。
537アウルのクリスマス(1):2005/12/24(土) 05:33:33 ID:???
*「アウルくん?どうしたの?」
*「あれ?七面鳥食ってこないの?」
 どうでもいいよ、七面鳥なんて。
 みんなが声をかけてくるのがうざったいので、自然と足は庭のすみっこ、森の方角に向かった。
 薄暗いそこには、先客がいた。(どうしてこう、僕は誰かに邪魔されるんだろう?)
アウル「……なにやってんの。寒くないの?」
ステラ「えぅ?」
 ステラはしゃがみ、地面に絵を描いてた。
 スカートのすそが濡れて、どろどろだ。(あーあ、あとで怒られるぞ)
 わきにハンドバッグを抱えている。テカテカした革製で、高価そうではあるが、おばさんくさい。
客のだれかが、クリスマスプレゼントだと言って渡したのだろうか。
(ホントはそういうの受け取っちゃいけない決まりなんだけど、まぁ、叱られるのは僕じゃないし)
アウル「そっか、わかった。追い出されたんだろ。お前アタマ悪いしね」
ステラ「…………」
アウル「うわ、また鼻たれてるし。……きったねぇー」
ステラ「うー!」
 意外なことに、ステラは怒った。カッと顔を真っ赤にして、そでで鼻をゴシゴシこすりだした。
 あっち行ってよ!
 そう言うように、バッグを持った手を振りまわす。それが僕の腕をかすめる。……カッときた。
アウル「なんで怒んだよ!」
 ささっと、ステラは木の陰に隠れた。捕まえようとすると、別の木まで走ってく。
 ……ステラにまでバカにされてる。
 ちくしょう、とつぶやいて、僕はすごすごとパーティ会場に戻った。
538アウルのクリスマス(1):2005/12/24(土) 05:34:59 ID:???
 何を食べるでもなく、誰としゃべるでもなく、テーブルの間をただうろついた。
 どれくらいそうしていたかは、わからない。
母さん「アウルちゃん」
 こんどはスティングの姿はなかった。
 黙っていると、母さんはすぐそばに来てかがんでくれた。
母さん「……なにか食べた?ああ。手、冷たいわ」
 僕の手が、あったかいすべすべの手のひらにくるまれる。
 こっちにいらっしゃい、と促され、僕は母さんと手をつないで歩いた。
母さん「あのね、アウルちゃん……」
*「ねぇ!ステラちゃん見なかった!?」
 とつぜんそう聞かれてびっくりした。
 院長先生が、僕らを見て手招きする。
 先生たち、カゼをひいてない子どもたち、そして知らないおばさんたちを中心に、輪になっていた。
 スティングも、いた。(僕は目をそらした)
*「あなたたち、誰もステラちゃんを見てないのね?」
*「バザーが終わったら、もう中に引っ込んじゃったと思ってたけど」
*「ここにチョコレートを持って、食べていい?って聞きにきたんですよ」
*「そのステラってお子さんが、ジュールさんのかばんを持ってたんでしょう?」
 かばん。……あのハンドバッグ?
アウル「……ねぇ、それ、ステラがそのおばさんのかばんを盗んだってこと?」
 しぃん、とみんな黙りこんでしまった。



(2)(3)と続きます。長くて申し訳ない!
539通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 05:44:28 ID:???
>>538
長編乙!続き待っとります
540通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 05:51:20 ID:???
シリアスっぽい長編GJ!アウル性格きっついなw
541通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 08:48:14 ID:???
>>538素晴らしい長編GJ!

あと自分>>530の長々と駄文書いてる椰子ですが
なんかつまらないようなので続き作るとか勝手なこと抜かしてましたけど、打ち切ります

お目汚し大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m
修行して出直してきます
542暖めていたネタ:2005/12/24(土) 10:52:39 ID:???
レイ「う、頭が!」

シン「おい、大丈夫かよ?」
マユ「まずいっ、逃げてお兄ちゃん!」
シン「でもレイが…」
レイ「うぐ…(人格チェンジ)ふはははは(ry」
シン「うわっ!」
マユ(あーあ、今日は誰だ?)
レイ「冥王の前に(ry」
シン「ひー、マユ助けて〜」
マユ「へいへい、あたたたたた!(ケンシロウっぽく)」
ビシバシゴキャッ
レイ「ぐはぁっ!
お…俺をDと呼ぶ…な…(KO)」


シン「何だってんだ!?」
マユ「たまに薬飲まないと変わるんだってさ」
レイ「気にするな、俺は気にしない」
シンマユ「いや、そこは気にしろよ!!」
543通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 12:29:22 ID:???
>>542
マ、マサキ・・・・w
544通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 12:45:08 ID:???
20年近く前のOVAじゃねーかw
545通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 13:05:59 ID:???
スパロボに出た所為で多少知られるようになったな
さらにドラマCDの影響でツンデレだ、とも
546通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 13:09:10 ID:???
冥王計画を発動させる気かw
547通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 13:38:29 ID:???
>>520
>ドキツ!男だらけの海外旅行・サトー先生はお熱いのがお好きin常夏の島な展開
つまりこういうことですね↓
http://gaty.hp.infoseek.co.jp/umikita.html
548通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 13:43:11 ID:???
>>531-538
GJ!みんなかわいらしいな
続き期待してます
549通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 15:05:06 ID:???
>>547
うかつに開いたらトラウマになりかけましたw
・・・アーサーサイドを投下した責任は重大ですな(反省)
550通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 16:08:41 ID:???
アーサーのことだ
海外行ってもエロゲ三昧だろ
551冬休み温泉編出発の朝1/2:2005/12/24(土) 16:51:14 ID:???
24日 AM6:10 アパート2階 スティング達の部屋
スティング「アウル!ステラ!そろそろ起きろ!」
アウル「なんだよ・・・まだ6時じゃないか〜」
ステラ「眠い・・・まだ寝たい・・・」
スティング「旅行に行かないなら寝てもいいんだぞ」
ステラ「・・・旅行・・・シン!・・・わかった起きる」
アウル「あ〜・・・そっか旅行か・・・」
スティング「アウル、ステラ、ちょっと頼みごとがある」
アウル ステラ「「何?」」
スティング「着替えたらフレイとミーアに声掛けてきてくれ」
アウル「・・・わかったよ。ステラはミーアな」
ステラ「うん!」
そして3分後
ステラ「ミーア呼んできた」
ミーア「私はもう準備完了よ」
スティング「・・・アウルとフレイはどうした?」
ステラ ミーア「「わかんない」」
スティング「・・・ちょっと見てくる」

AM6:14 アパート2階 フレイの部屋
スティング「・・・予想通りかよ」
ちなみにスティングの予想 アウル、フレイに声掛ける→フレイ、まだ寝たいと言う→アウルも眠い
             →両者の意見合致→おやすみなさい
スティング、台所からお玉とフライパンを持ってくる
スティング「とっとと起きろ!!!!」
ガン!!ガン!!ガン!!ガン!!
フレイ アウル「「うわあああああっ!?」」
スティング「お前ら旅行に行く気あんのか?」
フレイ「え?・・・旅行?・・・あ!」
アウル「う〜・・・眠い・・・」
スティング「我慢しろ。朝飯できてるから食べとけ」
アウル「了解〜」
フレイ「あ、私の分もよろしく」
スティング「へいへい」

AM6:32 アパート前
スティング「最後に確認しておく、全員準備は万端か?」
アウル ステラ フレイ ミーア「「「「いいとも〜!」」」」
スティング「よし!出発だ!(・・・TVの影響力ってスゲェな)」

AM6:49 駅前入り口
ステラ「・・・あ、コニール」
コニール「よ・・・よう」
スティング「よし、これで俺達のメンバーは全員そろったな」
フレイ「・・・シンのグループは1人もいないけど」
スティング「ったく、あいつらは・・・」
552冬休み温泉編出発の朝1.5/2:2005/12/24(土) 16:53:53 ID:???
AM6:09 アスカ家2階 シンの部屋
マユ「それでは、毎朝恒例お兄ちゃんのマツタケチェックを・・・」
バシッ!新聞が飛んできてマユの後頭部に直撃した。
マユ「痛ぁ〜、なんでこんなものが・・・あっ!!」
視線をドアの方にやると、ルナマリアが仁王立ちしていた。
マユ「な・・・何でアンタが・・・ここに」
ルナマリア「言ったはずよ。私も赤だって」
マユ「やっぱり理由になってないし」
ルナマリア「・・・それに寝起きイベント関連は幼馴染の特権にして(萌えの)真理の法則なのよ!」
マユ「だったら私がその法則を変えるまで!!」
ルナマリア「聞こえなかったの?これは真理!決して変わることはない!」
マユ「ならその真理を超えてやる!」
ルナマリア「出来ぬ!」
マユ「やれる!」
シン「やかましい!!!」
ルナマリア マユ「「!!」」
シン「何朝っぱらからスクラ●ドみたいな会話してんだよ!」
ルナマリア「しまった・・・寝起きイベントが・・・」
マユ「残念・・・」
シン「さっさと着替えて飯食って準備完了させるぞ」
ルナマリア マユ「「は〜い・・・」」

AM6:28 アスカ家 玄関前
ヴィーノ「温泉・・・メイリン・・・浴衣・・・すばらしい!最高の光景だと思わんかね?
      ハッハッハ!見ろ!萌えが山のようだ!」
ヨウラン「・・・おい、大丈夫か?」
メイリン「お待たせ!」
ヴィーノ「いや!全然待ってない!むしろ待たせた側だから!」
ヨウラン(・・・こいつ嬉しさの余り少し錯乱してないか?)
メイリン「?」
ヴィーノ「それにしてもシンとルナとマユ遅いな・・・そろそろ出発しないといけないのに」
シン ルナ マユ「「「お待たせ!」」」
ヨウラン「よし!みんな準備はいいか?」
シン ルナ マユ メイリン ヴィーノ「「「「「いいとも〜!」」」」」
ヨウラン「・・・この数分後に別の場所で同じセリフが出る予感がするのは気のせいか?」
553冬休み温泉編出発の朝2/2:2005/12/24(土) 16:54:52 ID:???
AM6:54 駅前入り口
メイリン「あ・・・向こうはみんな待ってるみたい」
シン「これでホントの全員集合だな」
スティング「おい!」
シン「な・・・なんだよ!」
スティング「電車に乗るときは10分〜15分前には駅に着いとけ!ステラがどんだけ・・・」
ステラ「シ〜〜〜ン!!!」
シン「わっ!!ステラ抱きつくなって!!・・・し・・・視線が痛いから」
ルナマリア「ちょっと!何抜け駆けしてんのよ!こうなったら私も!」
マユ「遅れを取ってたまるか!マユ・アスカ行きます!」
シン「お・・・重い・・・」
スティング「旅行の常識を破った罰だ・・・電車が来るまでその3人背負っとけ」
シン「ボ・・・ボスケテ・・・」
そんなこんなで旅行は幕を開けたのである
続く
554通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 17:29:33 ID:???
>>531-538
読ませるなあ・・・。GJ!
文章が上手いよ。アウル視点、しかも一人称ってのが珍しいしイイ!

>>551-553
こちらもGJ
良好前のワクワク感が出てていいねえ
555通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 18:43:53 ID:???
>>550
きっとこうなってますよ。
http://gaty.hp.infoseek.co.jp/seikatu.html
556フレイ主役小説:2005/12/24(土) 20:23:29 ID:B0mQ5VPk

12月23日午後9時・・・
スティングたちが住むアパートのフレイの部屋から全ては始まった・・・
『かなしみぃを〜教えてぇ〜♪』(着メロ)
フレイ「はい、もしもし?あっ・・・パパww
    どうしたの?・・・・・え・・・?」
〜朝〜
ミーア「おはようフレイ!途中まで一緒にいきましょ!!」
フレイ「あ・・ミーア・・おはよう。すぐ行くわ・・」
フレイの様子がいつもと違ったが、昨日はフレイが大好きなドラマがやっていたので、
ミーアは夜ふかしでもしたんだろうと思い、あまり気にはとめなかった。
しかし、フレイの様子は学校でもおかしかった。
フレイ「・・・・・・・」
オルガ「――――ぃ・・・おい!フレイ、聞いてんのか?!」
フレイ「きゃ・・・な、なによ。耳元で大声で叫ばないでよね!」
クロト「今日の昼飯、どこで食べるって聞いてんだけど??」
フレイ「私はいいわ・・・今日は食べる気にならないの・・」
シャニ「風邪?」
フレイ「あ〜・・まぁ、そんなところね・・・。本当に最悪だわ・・今日はクリスマスイヴなのにね・・」
それから放課後になり、隣の席のアウルがフレイに話かけてきた。
アウル「フレイ、スティングがさぁ、スーパーで料理の材料買うから、買い物付き合えだってさ。
    今日のご馳走楽しみ〜♪」
フレイ「ごめん・・。私行けない・・。」
フレイは自分のカバンを持って廊下に行ってしまった。
アウル「な・・なんだぁ??」
スティング「おい、アウル。そろそろ行くぞ〜。」
ステラは教室をきょろきょろと見回し、
ステラ「フレイは・・・?」
アウル「なんかアイツ、行けないとか言って、どっか行っちゃったよ。」
スティング「そうか・・。でも夜になったら帰ってくるだろ。
      ほら、さっさと行くぞ。タイムサービスが終わっちまうぜ!」
557フレイ主役小説2:2005/12/24(土) 20:25:02 ID:B0mQ5VPk
シンは今日は珍しく1人で帰っていた。
今日はクリスマスイヴ、帰ったら母の料理の手伝いや、部屋の飾り付けが待っているから
少し急ぎ足で歩いていた。
ふと、向こう側の道路に自分の知り合いがいるのに気が付いた。
その人物はルナマリアともメイリンとも違う赤髪で、色鮮やかな着物を着ていたためか、目立っていた。
シン「フレイさん!」
フレイ「あら・・シンじゃない。」
シン「どうしたんですか、その着物?まだ初詣の季節じゃないのに。」
フレイ「初詣か・・・ステラやミーア、スティングにアウル・・・オルガ、シャニ、クロト・・・
    みんなで行きたかったなぁ・・・。それに今日のクリスマスパーティーも・・・
    みんなで・・・」
ぽろ・・と地面にしずくが落ちる。
それはフレイの流した涙であった。
シン「えっ!?ちょ・・フレイさん!どうしたんですか?!あ、もしかしてスティングたちと喧嘩!?
   いや、スティングはないか・・じゃあアウルですか??!」
フレイ「ううん・・違うの・・・違うのよ・・・。誰も悪くないの・・・。」
シン「じゃあ、どうしたんですか・・・・?あ・・これ、どうぞ・・。」
シンはおずおずとフレイにハンカチを渡した。
フレイ「ありがと・・。優しいのね、シンは・・・。
    そうね、シンには言ってもいいかもね。私が言ったこと、ステラ達には内緒にできる?」
シン「は、話の内容によります。」
フレイ「・・・・私ね、お見合いするの。」
周りの空気がしぃん―――と静かになった。
シン「お見合い・・・?!!!な・なんで!?」
フレイ「パパの会社がね、ライバル会社に潰されそうなの。
    でも、そのライバル会社の御曹司が私のこと前から気に入ってて、私がお嫁に来れば・・・って。」
シン「そんな!!フレイさん、そんな縁談――――!!」
フレイ「しょうがないでしょ!!!!」
シンはフレイのこぶしが震えているのに気がついた。
フレイ「ママが死んで・・・パパは私のこと一生懸命育ててくれたの。
    それに会社が潰れたら、うちの社員はどうなると思ってんの?!
    みんな・・家族がいて・・・私のこと随分可愛がってくれた、いい人たちなの。
    私が犠牲になれば・・・」
シン「じゃあ、あのアパートも出るんですか?」
フレイ「アパートだけじゃなくって、学校もよ。見合い相手が通ってるオーブ学園に行くの。」
シン「オーブって・・随分遠いじゃないですか!!じゃあ、ステラ達とは・・」
フレイ「もう会えないわ。だから・・・何も言ってない。言えないわ・・・」
シン「フレイさん・・・」
フレイ「あ、もうこんな時間・・。隣町のホテルまで行かなきゃならないのよ。
    シンも・・・・いままでありがとね。」
シンは黙ってフレイの後姿を見てるしかできなかった。


23日に学校なんてあるんだろうか・・・というツッコミはなしで、よろしくお願いします(´A`)
558通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 20:32:51 ID:???
御曹司………はっ!ユウナか!
559通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:01:58 ID:???
それはきっと劾でしょ。もしくはギナ様。
ここではASTRAYキャラは使うなって言われてもさ、いえね、どうもそういうイメージがさ。
560559:2005/12/24(土) 21:14:34 ID:???
それかロウ……どうもちがうね
561通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:31:34 ID:???
>>386-392 及び >>406-410の続き

「・・・ふう。」
扉を開け、鍵をしめる同時にシンとレイは大きく息を吐いた。

「お帰り。」
「お兄ちゃん!」
「お疲れ、シン、レイ。」
「よかったあ。

 ルナマリア、マユ、ヨウラン、ヴィーノが小声で無事を喜ぶ言葉を口にする。
何を大げさな、と言いたいところだが本当にそれぐらい危険なのだからしょうがない。
首尾よく、全員で港へ避難し一度島の外へ避難船で逃れたのは良かった。
しかし・・・。オーブへ戻ってきた彼等を待っていたのは連合軍、そしてオーブのナチュラルによる迫害だった。

 善戦したものの、オーブ軍は敗北。オーブは地球連合軍によって占領され、ウズミ前代表は自殺、
その娘、カガリ・ユラ・アスハは脱走艦アークエンジェル及びクサナギと宇宙へ逃亡。
オーブは連合の保護国とされ、暫定政権が発足し、コーディネーターとの共存路線は当然の如く変更された。
 流石に国外追放令こそでなかったが、オーブのコーディネーター達にとっては地獄の日々の始まりだった。

 コーディネーターの経営する商店及び会社の不買活動が始まり、イメージダウンを恐れた企業はコーディネーターを解雇し、
公職からも追放されることが決定した。昨日まで笑い合っていた隣人、同僚から突然無視され、
コーディネーターだと密告され、連合軍の気分次第でわけもなく連行されそのまま帰ってこない。
 町を歩いていると、いきなり取り囲まれてリンチに合い、抵抗すればコーディネーターの力は凶器並とされ、問答無用で有罪とされる・・・。
そんな光景が、オーブのいたるところで見られた。

「それで、シャトルの切符どうだった?」
 ルナマリアの言葉に、シンは笑顔で答えた。

「成功!ちゃんと全員の分、手に入れてきた。」
 その答えに、全員がほうっと安堵のため息をついた。だが、その表情はすぐに消え、かわって
疲れと不安が混じりあったような顔が浮かぶ。

「次はプラント・・・か。」
「・・・仕事、あるかなぁ?」

 ヨウランとヴィーノがプラントでの生活を考えて不安げな声をもらす。全く未知のプラントという世界、
そこでまたやっていけるのか? 考えても仕方ないのだろうが不安の種は尽きない。
そんな、雰囲気を変えようとルナマリアが努めて明るく言う。

「けど、町を歩く時に命の心配をしなくてもいいことは確かでしょ! この際それだけでも、いいじゃない。」
「命あってのものだね、ということだな。それにしてもナチュラルのコーディネーターへの憎悪は酷いものだ。
しかし、その理由が分からないこともない、というのが俺は恐ろしい。あの感情はヒトが間違いなく持っているものだ。
今のオーブの状況がヒトの持った業ゆえなのだとしたら・・・。」
 そう言いながら、レイの頭に浮かぶのは、自分のいた世界のラウのことだった。
562通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:32:46 ID:???
シニカルな所がある彼ならこの世界をなんと言っただろうか? 
はっきりと聞いたことはないが、彼には家庭の複雑な事情があったと聞く。
 だが、そんな彼が人間に絶望しきらなかったのは、タリアやギルのおかげだと前に冗談交じりに言っていた。
「ギルは変人で怪しい奴だが、いい人間だ。タリアは短気だがいい友人だよ。」そう言って笑っていた。

(ラウのオムライスやクッキーが食べたいな・・・。)
 そう思ってしまってから、いつの間にか変な方向に行ってしまった思考にレイは独り苦笑をもらした。
(ホームシックか? 我ながら情けないことだ。)
 下手に外を歩けばリンチ、というこの世界に、流石に多少疲れているらしい。レイはふと、ルナマリアの心配そうな視線に気づく。
 シンもそうだが、彼女も大分無茶だ。小学生が大人に・・・。だがシンとルナマリアはそれをやった。
知り合って間もない自分のために、危険も省みずに。

 自分も小さい頃は病弱なこともあり、世の中を冷めた目で見ていた気がする。
どうせ長く生きられないのだから友達もいらないと思っていた。だが、シンとルナマリアに会って死ぬのが惜しくなった。
 シンとルマリアと、もっと生きたい、いろんなことをしたい、そう思い始めた。
この世界でいかに状況が苦しくなろうと、諦めようという気にならないのは今もそうだからだろう。

(簡単に死んでたまるか。そして・・・死なせるものか・・・)
 そうレイは改めて心に誓う。
 ルナマリアに心配するな、というような顔をしてみせた後、さっきから気にかかっていたことを口にする。

「メイリンはどうした? 姿が見えない。」
「あれ? そういやどうした。」
「もしかして・・・メイ姉ちゃん・・・。」
「いないよ!メイリンが、どこにも。」
 その時、ヴィーノが大声で居間に駆け込んできた。どうやら彼はとうに気づいて家中を探し回っていたようだ。
563通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:34:48 ID:???
「落ち着けよ、ヴィーノ。マユ、お前何か知ってるのか?」
 そのシンの言葉に、マユが焦りながら話し始める。

「その・・・ちょっと、足りないものがあって。それを買いに行ったんだと思う。」
「えっ? 何で俺達に言わないんだよ! 買い物に行くのは俺かレイ、と一緒に行かな」
「ちょっとシン、黙って!」
 ルナマリアがシンを遮ると、マユと小声で言葉をかわす。そして、眉間にしわを寄せ、シン達に向き直った。

「メイリンが行ったのはドラッグストアよ。」
「分かった。ドラッグストアだね!」
 それを聞くやいなや、ヴィーノは外へ駆け出して行き、マユ以外の人間もそれに続く。
万が一何かあったら取り返しがつかない。

「にしても、何でだよ? 一体何を買いにいったんだよ。」
「・・・シン。女性には、男とは一緒に買いたくないものもあるということだ。俺がうかつだった。」
「・・・あ・・・。
「とにかく早く見つけないと!」
 といっても、ドラッグストアは数軒ある。焦りを覚えつつ4人は町へと急いだ。

「これでよし・・と。」
 メイリンは、そそくさと店を出た。どうせなら、ルナマリアについてきてもらえばよかったのだが
自分のことで、ルナマリアに迷惑をかけるのは気が引けた。何かあった時に、姉にまで被害が及んだらたまらない。
(お姉ちゃんだって、女の子だもんね・・・)
 
 
 大丈夫。目立つことさえ、しなければ大丈夫。メイリンは必死で自分に言い聞かせる
とにかく早く帰らないと。そう思って正面をみる。と、道の向こうにいる人と目が合った。その二人には見覚えがあった。
カジナさん・・・とニナさん。二人は地球軍が来るまで働いていた会社の同僚だった。
 カジナさんにはお世話になった、と思う。さばさばした性格の彼女は新米のメイリン達にも色々教えてくれた。
一言御礼を、と思ったが嫌なものでも見るように顔をしかめると渡るのをやめ、そのまま歩いていってしまった。

 メイリンの口からため息がもれた。確かに自分達の能力がこちらの世界でいうところのコーディネーター並である以上
今更コーディネーターではない、といっても通じない。それにしても、あんなに色々面倒をみてくれた人が、
初めての会社勤めで緊張して失敗してしまった時、一緒に残業してフォローしてくれた人が、いきなり変わってしまうのは辛い。
しかし、そんな彼女の感傷を振り払うかのように怒声が響き渡った。

「コーディーがいるぞ!」
 メイリンは、咄嗟に走り始める。案の定後ろから複数の足音が聞こえてくる。必死で走る。
でもどうして? 何で分かったの? 思考が、恐怖が、頭を駆け巡るった。恐怖で足が回らなくなる。
路地を曲がった瞬間、向かいからも人が来るのが見えた。
戻ろうとするがもう、人が・・・。憎しみと嗜虐心で歪んだ顔が・・・たくさん・・・。
564通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:37:21 ID:???
「わ・・私、コーディネーターじゃありません!ホントです。」
 メイリンは恐怖で半ばパニックになりながら、必死でそう訴えた。
「嘘言うんじゃないよ!」
 聞き覚えのある声に、メイリンは硬直する。声のした方向をみるとカジナさんが憎悪の目で自分を見ていた。

「アンタ達、可愛い顔に騙されるんじゃないよ。こいつらはそういう印象を与えるように、設計されて生まれてきた奴等なんだからね。
 顔に騙されたら、こいつらの思う壺ってもんさ。化け物なんだよ、こいつらは!」
「そうだ!」
「やっちまえ。」
 人垣がメイリンに迫る。メイリンは知人の裏切りのショックと恐怖でただ震えるだけ・・・。
先頭の男の手が、彼女の服に触れた・・・その時。

「やめろぉ!」
 響き渡った静止の声に、その場にいた人間が立ち止まりそちらの方を見る。その隙をついて、その人影は
暴徒の集団をかきわけるとメイリンの前に立ちふさがった。
「ヴィーノ!」
「大丈夫? メイリン・・・。」
 汗まみれのヴィーノはメイリンの姿を見て、少し安堵の表情を浮かべる。しかし、状況は最悪のままであった。

「何だテメエは?」
「そいつもだよ。そいつもコーディネーターだよ!」
カジナがまた金切り声を上げる。突然の乱入者に驚いていた、顔がまた憎悪の色に染まり始める。

「なんだ、仲間か。丁度いいじゃねえか。まとめて始末しちまえ!」
「待てよ。一体メイリンが何したっていうんだよぉ? カジナさん、どうして!」
「やかましいね。化け物なんぞに、仏心だしてた。私が馬鹿だったんだよ。」
「そういうことだな、にーちゃん。てめえら化け物はいちゃいけねーんだよ。青き清浄なる世界のためになあ!」
「青き清浄なる世界のために!」
 
 問答無用とばかりに、暴徒が一斉にメイリンとヴィーノに襲い掛かった。
咄嗟にヴィーノはメイリンを壁におしつけると、暴徒達に背中を向けたまま、左手を目の前の壁につけ、
右手で丁度横にあった電柱から突き出ている棒を握り締め、メイリンの盾となるべく、歯をくいしばり、足を踏ん張った。
 ヴィーノの背中に、頭に容赦なく棒が振り下ろされる。数人がヴィーノの服を掴んでメイリンから引き剥がそうとする。
 ヴィーノは渾身の力をこめて、棒を握り締めて抵抗する。その手にも棒が暴徒の振り下ろされる。必死で歯を食いしばる。
メイリンには指一本触れさえてたまるか!
 そのヴィーノの必死の行動が余計にカンに触るのか、暴行は激しさを増す。
鈍い音がした。ヴィーノの髪が赤いメッシュでない部分にも赤色が広がっていき、赤いものがメイリンの服にも滴り落ちる。

「もういい! 私もういいから!逃げて。」
 メイリンが泣きながら叫ぶ。死んじゃう、このままじゃヴィーノが死んじゃう。メイリンは必死で叫ぶ。
だが、ヴィーノは顔を苦痛にゆがめながらも、穏やかな声で確信をこめて言う。
「泣・・ないで。・・・もうちょっ・・みんな・・・く・・・る。」
 みんなが、もうすぐ来る。なぜかヴィーノは心から確信していた。
565通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:38:53 ID:???
「ハァ・・・ハァ・・・どこ行ったのかしら、あの子。」
ルナマリアが、息を弾ませながらうめく。
「シン達が行った店が正解だといいけどね。」
 ヨウランがそれに答えた。足の速い、シンとレイは先行して遠い方の店に行っている。
だが携帯に何の連絡もない。勿論、ヴィーノからも・・・。

「ヨウラン君!」
 いきなり呼ばれて驚いて振り返ると、確か・・・ニナという人が慌てた様子で立っていた。
働いていた会社の同僚で、カジナさんといつも一緒にいた人だ、と思い出す。
どちらかというと地味、無口な人で、ヴィーノは頓着せずに話かけていたようだが、自分はあんまり話したことはなかった。
咄嗟に、そんなことがヨウランの頭を駆け巡る。

「・・・何です?」
「ヴィーノ君が!」
「ヴィーノ?」
「さっき、私の顔を見るなり血相変えてメイリンちゃん知らないかって。言ってきて・・・。
私・・・ついメイリンちゃんが襲われてるって言っちゃって。」
 その言葉にヨウランとルナマリアの顔色が変わる。

「どっちですか?」
「ええと・・・あそこの路地にメイリンちゃんが逃げ込んだって、言ったらそのまま走っていっちゃって。
棒をもった人が入っていったし、多分あの先で・・・」
「ありがとうございます!」
そう言ってルナマリアが走りだそうとするのをヨウランが肩を掴んで止める。

「離してよ!! 早くいかないと、メイリンが・・・。」
「ルナ! 気持ちは分かるけど、今飛び込んでも何にもならないってば。」
「な・・・。あんた、見捨てる気!?」
「だから落ち着けよ! 俺達はコーディーってことになってるんだ。相手を叩きのめすわけにも行かないだろ? 
となるとメイリンを庇って殴られてやることしかできないけど、それは男の役目。そして、問題はどうやってこの場を切り抜けるか、だよ。」
「・・・どうするの?」
「それは、レイ、シンと合流して考えてくれ。頼むぜ? レイなら何か考えつくだろ。なんとか、それまで持ちこたえてみせるから。」
 そう言って、ヨウランも路地に駆け込んでいく。
 
 ルナマリアは焦燥感で焼ききれそうになりながらも、携帯を取り出し、シンとレイの番号を押す。
コール音がもどかしい。早く、早く、つながって・・・。けど・・・どうしたら、どうしたら・・・。思考がグルグルと回る。焦る。

「・・・あの・・・」
「・・・」
「・・・あの」
 苛立ってキッとそちらを睨むと、さきほどの女性が心配そうにこちらを見ていた。ルナマリアは表情を揺るめようとするが
焦りのせいで上手く行かない。声にもどうしても苛立ちが滲む。
「・・・何か?」
「・・・私にも手伝わせて。」
 その言葉にルナマリアは目を丸くし、電話がつながり、どうしたと聞いてくるレイに返事をすることも忘れ
マジマジとその女性の顔を見つめた。
566通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:41:07 ID:???
「この野郎が、コーディーのクセして友情ごっこしてんじゃねえ!」
 また、棒が振り下ろされた。なんとかヨウランはそれを手で防ぐ。と、今度はがら空きの腹を蹴られた。
幸い、コッチの世界のナチュラルのパワーはそれほどでもない。しかしやはり痛い。
「ぐぇ・・・」
 暴徒にまぎれて、ヴィーノ達の前に出られたのは良かった。
にしても予定では、ナチュラルのふりをし、こんなことはやめろと説得して、気をそぐなりするか
少しでもいいから暴行を中断させ、時間を稼ぐ予定だったのだが・・・。まさか、知り合いがいて、そいつが先導していようとは。
そこから先は、二人でメイリンの前に壁をつくりひたすら殴られ続けるという悲惨な状況が続いていた。

「大丈夫・・・?」
 よろけて倒れそうになる自分を、なんとヴィーノが支えた。無理するな、とヴィーノの血だらけの顔を見るといいたくなる。
「ヨウラン、ヴィーノ!」
 涙で顔をくしゃくしゃにしながらメイリンが叫んでいる。せっかくの可愛い顔が台無しだ。心配するなというように手を振る。
気がつくと目の前の奴等が、大息をついていた。殴り疲れてくれたらしい。ちょっと休めるか? と思った瞬間また新手。
しかもその手には・・・・・・・・銃?

「まどろっこしいこと、やってんなよテメーら。」
 そう言って男が銃を構え、、銃口を向けてくる。体から力がぬけ、足が震えだす。し・・死ぬ・・・本当に、し・・・。
「こうすりゃ早いだろうが。」
 男の目が完全に狂気に囚われている。チラリとヴィーノの顔を見る。
が、ヴィーノは恐怖に少し青ざめてはいたが、腫れてふさがっていない方の右目に確固たる意思を秘め相手を睨んでいるではないか!
・・・大した奴だ。ヨウランの体にも力が蘇る。仕方ない、ヨウランは覚悟を決めた。
少しでも抵抗してやる。体重をつま先にかけようとした・・・瞬間。

「おわあ!?」
「目がぁぁ!」
「・・ゲホ!ゴホ!」
 突然怒声や悲鳴が響き白い煙?が、暴徒の後ろから吹き上がっていた。
何だ? と思うまもなく白いものがヨウランたちの方に押し寄せてくる。目に入った・・・痛い、目が開かない。セキががでる。

「・・・俺だ。ヨウラン」
 レイの声、と思った瞬間担ぎ上げられた。そのまま、何か、おそらくは人の体に何度もぶつかる。
急に空気が変わる。暴徒の包囲をぬけたか? と思っていたら今度は何かに放り込まれ、そしていきなり地面が動く。
近くでヴィーノのうめき声。一体なんなんだ! ようやく目が開くようになり、ぼんやりした目であたりを見回す。
これは・・・ライトバンの中? 

「大丈夫?」
荷物のスペースに窮屈そうに座っているルナマリアが後ろから声をかけてきた。
横にはヴィーノがいる。自分達が乗せられているのは、後部座席だと気づいた。
567通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:43:22 ID:???
「・・・なん・・・とか。」
ヴィーノが弱々しく、体を起こそうとするが痛みが酷いらしく起き上がれない。
「ヴィーノ、ヨウラン・・・お姉ちゃん・・・。」
メイリンが、前の助手席から顔を出す。
「色々言いたいことあるでしょうけど、後で。ね? それと、みんな辛いでしょうけど体を低くしてて。」
 そうルナマリアが優しく言う。まあとにかく、危機は脱したようだ。ヨウランはため息をつくと体をよこたえ・・・
ようとして、ハッとする。運転席にいるのは?
「ニナ・・・さん?」
「ヴィーノ君、ヨウラン君・・・メイリンちゃん。・・・良かった。」
驚くヨウラン、ヴィーノ、メイリンを乗せ、車はまっすぐ、彼らの家に向かっていた。


「あいた・・結構しみる。」
「・・・いてぇ・・・ルナ、もうちょっと優しくしてくれよ。」
 家に帰り着き、ヨウランとヴィーノはルナマリアとメイリンにそれぞれ手当てを受けていた。
骨折はしていないのがせめてもの救いではあったが、二人ともかなりボロボロである。
 
 というか、仮に元いた世界で同じことをされたらこんなものではすんでいないだろう。
ナチュラルとの体力差、そのおかげであった。もっともその能力ゆえに勘違いされリンチされるのだから、
あまりそれに感謝する気もならないが・・・。

「・・・ゴメン、ゴメンね・・・ヴィーノ・・・ヨウラン。」
 メイリンが声をつまらせながら、そう言う。目が真っ赤だ。ヴィーノが大慌てで言う。
「い、いやぁ、しみるってだけで。全然大したことないよ、ホラ!」
 そう言って無理矢理体をアチコチ動かしてみる。しかし、やはり顔が引きつり硬直してしまう。
ヨウランは、そんなヴィーノを見て苦笑した。

「メイリン。こいつは、剣道の後にメイリンに絆創膏を貼ってもらっただけで、その日一日幸せそうにしてたんだぜ?
そんな風に、メイリンにちゃんと手当てしてもらったら、当分の間幸福だよ。なあ、ヴィーノ?」
「そ、そうそう!それにさあ、俺、メイリンに感謝してんだよね。」
「・・・え?」
 流石に感謝してるとまでいわれて、メイリンは怪訝な顔をした。

「だってさぁ。女の子の危機に颯爽と表れて、その女の子を庇うなんて、男のロマンだよ?
 それを達成できたんだから、もうなんていうか、感謝感激って感じ? だからさ・・・メイリン、気にしないでよ。」
 そんなヴィーノの言葉にメイリンは涙を拭き、ぎこちなくだがヴィーノに微笑んでみせる
その笑顔を見ると、ヴィーノは傷の痛みも忘れ、思いきり顔を赤くし、ボーっとした顔になってしまう。
(幸せなヤツだな・・・)
 ヨウランは、そんなヴィーノを見て軽く肩をすくめ、ルナマリアと顔を見あわせ、笑いあった。
だが、ルナマリアは笑顔を消すと、ヨウランとヴィーノに真剣な顔をして向き直り、深々と頭を下げた。
568通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:45:00 ID:???
「二人とも・・・本当にありがとう。妹を守ってくれて、ありがとう。」
「な、なんだよ〜。だから、いいってホントに。」
「そうそう。あんまりそういうことやると、他人行儀で逆に失礼ってやつだぜ? ルナ。」
 そう言う二人に、ルナマリアはもう一度頭を下げると、今度は居間に座っているニナに近づくき
また深々と頭を下げた。

「ニナ・パートン・・・さん。本当にありがとうございました。」
「・・・いいわよ。」
 そういってニナは笑う。そのニナに、メイリン、そして手当てが一通り終わったヨウラン、ヴィーノも立ち上がり
一斉にお礼をいった。彼女がいなかったら、全員無事に家に帰ってこられたかどうか・・・。

 シンとレイ、ルナマリアが消火器を使って暴徒達に不意打ちでふきかけ、しばし行動不能にし、
その隙にレイはヨウランを、シンはヴィーノを、ルナマリアはメイリンを担いで二ナの車に積み込む。
車に乗れない、レイとシンは二人を車に積むと同時に走って家まで戻る、それがレイの考えた方法だった。
 なんといっても、怪我人である3人を(メイリンも負傷している可能性は十分あった)
暴徒から逃げ切らせる、という一番厄介な問題が、二ナの車のおかげで解決できた、というのは本当に大きい。

「お兄ちゃん! レイ兄ちゃん!」
「マユ・・・心配かけてごめんな。ヨウラン!ヴィーノ!」
「大丈夫か? 二人とも。」
 その時、玄関でシン、レイの声がし、マユと一緒に二人も居間に入ってきた。
この二人がどうなる、などということはまずないだろうと皆思っていたが、ちゃんと無事に帰ってきたことに全員が安堵する。
切り抜けた・・・。その実感がようやく皆を包んだ。

「それにしても・・・カジナさんが、あんなに変わっちゃうなんて・・・」
ヴィーノがやりきれなさをこめて言い、メイリンも暗い顔をして頷く。あんなに親切だった人が・・・。
「・・・歴史を紐解くとそれほど、珍しいことではない。昨日まで一緒に笑いあっていた違う民族が
 戦争やらで片方の民族が決定的に有利になった途端、昨日までの隣人を売り、他と一緒になって暴行を加えるということはな。」

 そう言う、レイの声も暗い。ヒト、というもののどうしようもなさ、
なぜあそこまで態度を変えるのか? なぜ何もしていないものに、あそこまで憎悪を向けられるのか?
自分とは違うものを排斥しようとするのはヒトが持つ醜い面だが、それをここまで酷く身をもって体験したのだ。
殴られた怒り、そして仲間を傷つけられた怒り、そしてそれと同じくらい恐怖も全員が感じていた・・・。
ニナが口を開く。

「他の暴徒どうか知らないけど、・・・カジナはメイリンちゃんに彼氏を取られたと思ってるのよ。
そりゃコーディネーターが気に入らないってのもあるけど、直接の原因はそれだと思うわ。」
「そ・・・。それ、誰のことですか?」
メイリンが、声をあげた。まったくそんな覚えはなかった。
569通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:46:41 ID:???
「モントア・・・って男、知ってる?」
「ああ。あのいけ好かない・・・」
 
 ヴィーノが忌々しそうに言った。ナンパっぽい男で、メイリンが独りでいると、よく何かと誘ってきていたヤツだ。
 メイリンはハッキリと何度も断ったのだが、結構しつこかった。
相談を受けたヨウランたちが、なるべくメイリンと一緒にいるようにしてからは流石に減ったが、それでも2人がいない時に
声をかけてきたりと、つくづくしつこいヤツであった。

「カジナはモントアと付き合ってたんだけど・・・何か変な風に耳に入ったらしくて、メイリンちゃんと
モントアが付き合ってるって思い込んじゃって。で、カジナも結構気が強いでしょ? 
何度も問い詰めたらしくて。その度に勿論モントアは否定して・・・。で、気まずくなって別れちゃったわけ。」

「何なんですか、それは!誤解で、コーディネーターだってのを利用して襲わせようとしたっていうことなんですか。」
「嫉妬深い女は恐ろしいな、まったく。」
「・・・そんな人だったなんて。」
「ホント!」
口々に、怒りと罵倒の声が飛んだ。

「ていうか・・・これで謎が解けたわね。」
「何が? お姉ちゃん。」
「・・・メイリンには言ってなかったんだけど。少し前、メイリン宛の中傷文・・・ていうのかしら?
が何回かポストに入ってたのよね。その・・・男好きとか、そういう内容の。
消印はバラバラ、字はワード。直接投函されてたこともあったわね。」
「嘘・・・。」
「残念ながら嘘ではない、メイリン。俺とルナマリア、ヨウランが朝、交代で起きていつも捨てていた。」
「何で、俺には教えてくれなかったんだよ!? レイ。」
「すまない。ヴィーノ。お前に教えると何というか暴走するのではないか、思ってな。シンにも同じ理由で教えなかった。」
そういわれて、シンとヴィーノは顔を見合わせた。

「そういうこと。で、会社の中に関しては俺が見張ることになってたわけ。俺達が会社にいけなくなると同時に
 中傷文もやんだから、会社の中の誰かだろうとは思っていたけ、どまさか・・・な。」
「最っ低! 男を取り合うにしても仁義ってものがあるわよ! しかもイイ人ずらしながらなんて!>
マユまでが憤然と声をあげる。すると、それまで黙っていたニナが困ったような顔で口を開いた。

「そうね。誤解のことは、カジナが全部悪いわ。けど、コーディネーターに取られた、のではなかったら
カジナもその取った相手をどうこうしよう、なんて思わなかったと思う。」
そういって、ため息をつくとニナは続けた。

「コーディネーターは、ズルしてる。それはナチュラルが心のどっかで思ってるわ。
ドーピングして生まれてくるみたいなものだって。外見も、能力も。
しかも、自分だってそうなれたのに、そう思ったらもっと腹が立つ。そんなものよ。
コーディネーターである、あなた達には分からないかもしれないけど。」

 ニナの言葉には実感がこもっていた。今のコーディーとナチュラルの対立の本質的な問題である。
自分より高い能力を持つ人間を妬んだことのない人間などいるだろうか? いはなしない。
そして大抵の人間は、諦めていく。生まれながらの差だからしょうがない、と。
 しかし、生まれながら、が人為的なものであったとしたら? 
570通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:48:55 ID:???
「まあ、そうは言っても別にコーディネーターになるかどうか、生まれてくる時には選択肢はないんだから
その人を責めたって意味はないんだけど。・・・なかなかね。」
「あの・・・。」
「何? ヨウラン君。」
「その・・・。ニナさんは何で俺達を助けてくれたんですか?」
 
 その言葉にメイリンもヴィーノも、チラリとニナを見る。助けてくれたことには心から感謝している。
しかし、正直な所、カジナはともかくニナとはあまり、ヴィーノですらそれほど口をきいたこともなかったような気がする。
 そもそも、彼女は部署も違う総務部なのだ、向かいの部屋という位置関係だったとはいえ、総務部のブラインドはなぜか
いつも降りていて中が見えないようになっていたし、別に部署同士で活発に交流があったわけでもない。
 
 カジナと友達で、活発なカジナにくっついて回っている地味な人、そんな感じの人だった。
それに、結構ドン臭いところもあるらしく、よく残業させられたりしているのよ、と
カジナが冗談交じりに言っていた気がする。
 そんな彼女がこんなに大胆な真似までして助けてくれたことは、本当に意外だった。

「・・・嫌だったから、かな。コーディネーターということをを理由にされて、傷つけられる人を見るのが。
どんな理由でも、人をリンチしていい、なんてことがあるはずないでしょう?
生理的嫌悪感をもつのは、ある意味本能かもしれないけど相手を傷つけていい、なんてことはない。
私怨やただ欲求不満をコーディネーターだから、というのを大義名文にして暴力をふるったりするのも。」
 そこまで一気に言い、ニナは熱っぽく続けた。
「けど・・・。あなた達にはナチュラルみんなが、あんな風だなんて思わないでいて欲しいの。
あんなに酷い目にあわされたら、信じられないかもしれないけど。違う人だってたくさんいるってこと。
忘れないで・・・。お願い。」
571通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:52:41 ID:???
「・・・じゃあ。」
そう言って、車に乗り込もうとするニナに全員が、深々と頭を下げた。
その彼らに、手を振って車に乗り込もうとしてニナは思い出したように聞く。
「あなた達・・・これからどうするの?」
「ええと・・。」
「止めろ、ヴィーノ。」
 シャトルのことを話そうとするヴィーノをヨウランが制する。

「今日のことで、ひょっとしたらニナさんが俺達を助けたんじゃないか? という疑いがかかるかもしれない。
 そして連合の奴等に調べられた時に、船がどうこうとか、行き先まで知っていたらどうなる? 
 これ以上何も知らないほうがいいんだよ、お互いのためにな。」
 (船・・・?)
 そのヨウランの言葉にレイは一瞬、訝しげな顔をする。

「・・・そうね。」
 連合、の言葉にニナの顔が少し青ざめている。連合軍のコーディネーターに対する扱いは酷いものだ。
そして、コーディネーターに同情的な市民にもそれは向けられることすらあった。
ニナも知ってはいたのだろう、しかし今ヨウランの言葉でそれがリアルなものとして実感として認識されたようだ。
そんなニナに、ヴィーノが近づく。

「あの・・・すいません。迷惑かけて。」
「い・・・いいのよ。」
「俺、仮に連合に捕まっても絶対、ニナさんのことだけは話しません。約束します。」
その言葉に、全員が大きく頷いた。恩人を裏切ることなどどうして、できるというのか?

「ニナさん、本当にありがとう・・・ございました。お元気で。」
「・・・ええ。ヴィーノ君も元気で。」
 ニナは少し顔を赤らめてそう言うと、車に乗り込み去っていった。全員がその車が見えなくなるまで見送った。
だが・・・なぜかヨウランの目には冷たいものが浮かんでいた。

「ヨウラン? 家に入らないのかよ。」
皆が次々と家に入っていく中、独りその場に残るヨウランにシンが声をかけた。
「ん? ああ・・・。先に入っててくれ。何て言うか、俺は・・・風にあたりたい気分ってやつなわけ。」
「けどさあ、傷に触るだろ?」
「・・・シン。誰とて何かを一人で考えたい時はある。今日は色々あったんだ。」
「そうか、そうだよな。けど、ヨウラン、出来たら早く入れよ。」
「分かった。」
 シンとレイは家に入っていった。それを見送った後、ヨウランは携帯を取り出し番号を押す。
何回もコールがあった後、声がした。
572通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:54:03 ID:???
<・・・誰ですか?>
<ニナさん、ヨウランです>
<・・・どうして、ヨウラン君が私の携帯の番号知ってるの?>
<さっき、居間で上着を預かってハンガーにつるしましたよね? その時にちょいと。>
<・・・あなた、それは>
<ええ。無礼だってのは承知してますよ。>
<あのねえ、こういうこと言いたくないけど仮にも助けてもらった相手にそういうことを>
<ええ、普通はしませんね。けど、これ以上押し問答しててても仕方ないんで本題に入ります>
<・・・>
電話越しに相手の怒りが伝わってくる。しかしヨウランは目に冷たい光を宿したまま、言い放った。

<連合への密告は勘弁やめてくださいね。他の奴等はともかく、俺は捕まったらニナさんのこと洗いざらいどころか
あること、ないことまで話します>
<な・・・・。恩には仇で返すのがコーディネーターのやり方なの? それに密告って、私を疑うの?>
<・・・。モントアがメイリンにちょっかいかけてることカジナさんに吹き込んだのは、あなたですね?>
<・・・な・・・>
<中傷文もあなたですね?>
<何の証拠があって、そんなこと!>
<モントアに関してですが、総務部のブラインドは下りてますから、こっちの部署から見えませんでしたけど
そっちからは見えます。モントアの奴は、用心深かったから、俺達の部署の部屋に誰もいない時しか
メイリンにちょっかいはかけてませんでした。となると、知ってたのは総務部の誰かってことになる。
あなたは、よく残業させられて残っていたし、カジナさんの総務部の友達は俺の知る限りあなただけです。>
<・・・・>
<中傷文に関しては、住所です。誰がどこに住んでいるかなんて、素人にはそれほど簡単に分かりませんよ。
だけど社員名簿を管理する総務部の社員なら住所の閲覧は容易い。それに、あなたは今日一度も俺達に確認せずにまっすぐ
俺達の家まで連れてきましたよね? 何で一度も行ったことがない場所にまっすぐいけたんですか?
まるで、行った事があるみたいに>
<・・・全部、あなたの・・推測でしょ>
 ヨウランはその言葉にかまわずに続ける。

<最後に動機ですが・・・。メイリンがあなたの嫌いなタイプだった、ってことの他にあなた、ヴィーノのこと割と
好きだったんじゃないですか?>
<・・・>
<あなたに散々吹き込まれた、カジナさんがブルーコスモスの奴等とかを煽って、
私刑にかけようとしているのまでは、多少良心がいたんだけど、我慢できた。
けど、ヴィーノにうっかり教えてしまって、ヴィーノまでがリンチに合うのが流石に見ていられなくて、
俺達に協力してくれた・・・。と俺は思ってるんですが。>
<私は・・・そんな>
<ああ。後、少しばかり今日、饒舌すぎたってのもありますかね。後ろめたいことがあって
それを隠そうとしてるんだから、無理もありませんけど。
 まあ、そういうわけで、色々考えるとあんまり素直に感謝する気に
なれませんので、密告はやめてくれと申し上げるしだいです>
そこまでヴィーノはたたみかけるよう言い、しばし沈黙が流れた。
573通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:55:29 ID:???
<・・・ずっと前から疑ってたの?>
 しばらくして、少し声を震わせてニナが問いかけてくる。
<分かったというより、色々つながったのは、さっきですかね。>
<・・・さっき?>
<コーディーとナチュラルがどうたら、という助けてくれた理由が何か、お綺麗すぎるなあと思ったんです。
俺は、あんまりそういう奇麗事を言う人間って信じないタチでして。
 それで、他の理由だろう、ということを前提にして色々と前から考えてたことと、
府に落ちなかったことをつなぎ合わせると、辻褄があってしまった。というわけです。>
<・・・。>
電話は唐突に切れた。

ヴィーノはため息をつく。
念押しをしておかなくてもよかったかもしれないが、彼女は感情に任せて極端な行動を取るタイプだ。
連合の名前を出した時の、あのおびえ方を見る限り急に怖くなって密告・・・ということもありえた。

(そんな理由で・・・か)
 だが、自分の周りにはそんな理由、で動きそうな人間が多いのはなぜだろう?
ヨウランはそんなことを考える。・・・少なくとも自分はそんな人間ではない。
今回はそういう自分の視点が役にたったわけだ。
(つーかそもそも・・・)
 自分は友達のために体を張って一緒に殴られてやる、なんてタイプの人間であっただろうか?
自分はもっと他人とは距離を取っていたし、皮肉屋で冷たい奴、それが周りの評価であったはずだが・・・。
パソコン部で馬鹿なことをやったり、シン、レイ、ルナ、みんなとつるむ内に感化されてしまったのか?
そんなことを考えながら、家に入ると待っていたかのようにレイが声をかけてきた

「・・・俺たちは、知らなくていいこと、ということか?」
「ああ。別に知って楽しいことでもないしな。忘れてくれると助かる。」
「・・・家を今からすぐに引き払う必要は?」
「う〜ん・・・多分大丈夫だろ。けど急ぐのにこしたことはないんじゃないかな。」
「そうか。なら全て忘れることにする。もっとも、俺にはほとんど何も分からない、というのが本音だが。」
「今回はたまたまだ。気にするな、俺は気にしない・・・ってね。」
 そう言って、ヨウランはレイの肩を軽く叩き、自室(ヴィーノと共同だが)へと向かった。

(別に侮っていたわけではないのだが・・・)
 やはり、アーサーやヴィーノと馬鹿なことばかりしている印象が強かったせいか。
何にしても、自分に見えないものが見える人間がいるというのは心強い。
レイは、何となくいつもより少し大きく見えるヨウランの背中をみながらそんなことを思った。
574通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:56:55 ID:???
「・・・ヴィーノ、寝てなくていいのか?」
 何やら、ベッドに腰掛けて何かを真剣に考えているヴィーノにヨウランはベッドに横たわりながら言った。
緊張が解けたせいか、痛みがひどくなったような気がする。ヴィーノは自分よりかなり重症のはずだが・・・。

「なあ、ヨウラン。」
「ん?」
「いや、さっきメイリンに言ったことなんだけど・・・」
「?」
「<女の子の危機>に、じゃなくて、<好きな女の子の危機>にって、はっきり言えば良かったかなって思ってさあ。」
その言葉にヨウランは、マジマジとヴィーノを見る。結構重症のくせに、まったくこいつは・・・。
ヨウランは声を上げて笑った。

「・・・そんなに笑うことないだろぉ」
 ヴィーノはそういって口をとがらせる。

 その顔を見ながら、ヨウランは思う。ヴィーノにしても、この天真爛漫さと、まあまあの顔のおかげで
ヴィーノって割といいかも?、などという同級生はたまにいる、(そういうのを見ていたおかげで、ニナの感情にヨウランは気づけたのだが)
ということを知っているのだろうか? と。
 もっとも、当のヴィーノがひたすらメイリン一筋であるためたいていの人間はそこで諦める。
しかし、ごくごくたまにその嫉妬らしき感情がメイリンに向かったり、なんてこともあるのだ。
 
 ヴィーノに限らず、シンにしてもルナマリア、レイもだが、本人達が聞いたら笑うかもしれないが
人が良すぎるとこがあって、隠された悪意や負の感情に鈍感な所があるし、人を疑ってかかるというのも苦手分野だ。
その辺は彼らより人が悪い自分がフォローしていかないとな、とヨウランはひそかに思っていた。

「ワリィ。けど、今日のはやっぱポイント高かったと思うぜ? それで我慢しろよ。」
 いくら好きな女の子のためとはいえ、あそこまでがんばれる男は稀だろう。しかも片思いの状態で、だ。
「そ、そうかな。けどまあ、これでメイリンの理想とする彼氏にちょっとは近づけたかなぁ。」
「・・・どんな奴なんだ? そりゃ。」
「育ちが良くて、お給料良くて、頭も良くて、スポーツも何でも出来て、優しくて頼りがいのあって
顔がいい人なんだってさ。多分これで頼りがい、はクリアできたよな。優しい、もだし。後は・・・」
 そう言うと。ヴィーノは怪我も忘れたかのように、何やら考えに没頭しだす。
「・・・つくづく大した奴だよお前。いや、マジで。」

そう言うと、ヨウランは横になり目を閉じたのだった。
575通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:58:21 ID:???
「どうだった? 」
 ヴィーノの言葉にヨウランは力なく首を振り、椅子に座り込んだ。
コーディネーターの難民達と共にプラントに首尾よくついたまでは良かった。
しかし、仕事がまったく、これっぽちも、なかったのである。

 何せプラントはコーディネーターばかり。つまり基礎能力が同レベルの人間ばかりである。
オーブでは何とかやれた、メイリンやヴィーノ達の力もまったく評価されない。
トレーニングすれば、何とかなるのかもしれないが、専門の学校に通う金がない。

 ガテン系仕事は、MSの免許があるのが前提の仕事が多く、これが非常に痛い。
兵器としてではなく、工事用の機械としてもMSは既にプラントでは広く普及していた。
そして宇宙で暮らしたことがない彼等は、宇宙での仕事はできない。まさに八方塞。

 これ等に加えて、そもそも人の出入りが少ないプラントの空気は排他的であり、その知能の高さ故か
暴力等はないものの、冷たい視線はふんだんに浴びせてくれる上に、就職等でも当然差別される。
オーブ難民達は専門技術がある一部を除いて、数少ない3K仕事を奪いあっている状況だった。

 勿論、誰も来てくれと頼んでいないにも関わらず押しかけている自分達が悪い・・・と理屈は分かるものの、辛いものは辛い。
シン達は、難民の惨めさを骨身に染みるほど味わっていた。

「幸い、プラントの気候は一定。野宿しても死ぬことはあるまい。とはいえこのままだと男は来週から本当に・・・。」
 流石のレイもそこまでいって、それ以上は言いたくないというように嘆息をもらす。

「・・・来るべきものが・・・来ちゃったって感じ・・・。」
「そりゃたまにニュースで見ることはあったけど、まさか自分が・・・とはな。」
 ヴィーノとヨウランが絶望的な声音で言った後机に突っ伏し、シンも眉間にしわを寄せる。

 それを黙って聞いている向かいに座るルナマリア、メイリン、マユも年頃の娘が本来絶対に使いたくないような
ドヤ暮らしにかなり参っている様子がみてとれた。
広くもない部屋に、並べられた二段ベッドの列。その中の一つのベッドのみが彼女達の居住空間であった。
プライバシーゼロ。シャワーは有料。シーツの換えは半年に一度。そして殺伐とした雰囲気。

 赤の他人が、一室に押し込められているという状態はおそろしく、人の神経を使わせるのである。
何をしゃべっても誰かに聞かれる恐怖、何をするにも他人の目を気にしなければならない環境。
メイリンやマユが無口でうつろな目をすることが多くなり、気丈なルナマリアも憔悴が明らかに顔に表れ初めていた。

 ちなみに今8人がいるのは、ある公立図書館である。全員が集まれる場所が他にはないから、というのが理由。
喫茶店でコーヒーでも飲みながら、というのが普通だった前の世界でのことが、彼等にはまるで大昔のように感じられた。
576通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 21:59:38 ID:???
 そして、今も向けられている冷たい視線。あまり綺麗でない服をきた若者が8人。
明らかに町で最近増えている、オーブからの難民と分かる。事情は分かるし、ある程度同情もするが、
それはそれとして、見かけがよろしくない、得体のしれなないよそ者はできれば視界に入れたくない、と思うのが人の性。
 無論シン達もその視線に気づいていた。その視線で自分達の惨めさが再認識される、理不尽さに苛立つ、
小馬鹿にしたような、哀れむような目に腹が立つ。相手の理屈は理解できても、どうしても感情がついてこない。

「・・・すいません。」
そこへ、図書館の職員が声をかけてきた。

「何でしょうか?」
 レイがとりあえず答える。すると職員は黙って張り紙を指刺した。曰く。
<人に不愉快な印象を与える格好をしての入館はお控えください>
あまりの屈辱に8人は身を震わせた。

「私達だって、何も!こんな・・・・好きで、こん・・・な。」
 我慢できずにメイリンが叫んで立ち上がる。だが、途中からは言葉にならず嗚咽がもれる。
言いたいことは分かる。だけど・・・その態度はないではないか!余りにも惨めだった。
そんなメイリンをヴィーノがそっと抱いて外に連れ出そうとする。

 ルナマリアも、ヨウランも、レイも、マユも怒りの目で職員を睨みつけながら立ち上がった。
そのまま外へ行こうとし・・・。だが、その時彼等は気づく。いつの間にか警備員が取り巻いていたことを。

 自分達は出て行けと言われたら、大暴れするような危険人物だと思われたのか? 
そう思った瞬間、凶暴な感情が彼等の間を駆け巡った。
この気に食わない職員をぶっ飛ばして期待通り大暴れしてやろうか!
そんな自暴自棄にも似た思いがみなの頭をよぎる。
そんな彼等の気配が相手に伝わったのか、警備員も身構え、事態は一触即発であった。

「・・・分かりました。出て行きます、迷惑かけてスイマセンでした。」
 その沈黙を破りシンが謝罪を口にし、そして、シンはその職員を見据えた。
卑屈さを微塵も感じさせない、静かな怒りのこもる瞳に見つめられ職員はつい、目をそらしてしまう。
暇つぶしに難民をいたぶってやれ、というゲスな思いを見透かされた気がして。

 そして、8人は外へと出た。プラントの天気は相変わらず温暖で人の心を安らがせるような風景だった。
彼等の心はそんな風景とはかけ離れていたが。しばらくの沈黙の後、レイが意を決したように話し始める。

「・・・あまり意味はないかもしれないが、現状を把握しておこう。仮にこのまま職が見つからない場合
 食費、そしてルナマリア、メイリン、マユの宿代を考えると男達は来週には・・・。公園で野宿かダンボールハウスだ。」
ついにハッキリと口にされたその言葉に全員が凍りついた。
577通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:00:45 ID:???
「それでも後半月後には宿代にまわす金がなくなる。そしてその一月後には・・・ゼロだ。
まあ、あくまで無収入で、という前提だがな。だが、今まで収入になったのは不定的な清掃仕事のみ。
それとて、プラント側が温情で難民にまわしてくれている仕事だ。
もっともこの仕事でさえ、プラント出身の失業者に回すべき、と最近では突き上げられているらしい。」

 こうなってまず分かるのは、いかに自分達が普段、国というシステムに守られていたかだった。
「国民」でない彼等は、あらゆる救済システムからすり抜けてしまう。男達はともかく、ルナマリア、メイリン、マユといった
少女や子供は普通救済される。しかし流石に、国民でない人間まで救済するシステムは存在しなかった。

 そして、自分達に力がない、ということも。何か専門的な能力も資格もない。これで食える、というもののない立場の弱さ、力のなさ。
守りたい人が側にいるのに、自分のこともできないこの歯がゆさ・・・。
力が欲しい、生きていける力が。それがその場にいた全員の思いだった。

「そこでだ。俺は一つの解決策を提案したい。・・ザフト軍のアカデミーに入るという選択肢だ。」
その提示された選択肢の意外さに、全員がレイに注目する。
「メリットは、まず、衣食住が保証されること。だが学費は無料、それどころか給料すら払われる。
銃を撃ったり、というのが苦手、もしくはやりたくないのなら、技術仕官やCIC、オペレーター等の
選択肢がある。」
「・・・けど試験があるんじゃないかしら?」
ルナマリが疑問を投げかける。だが、レイは淡々と答えた。

「問題ない、試験は形骸化していると推測できるからだ。
まず、そもそもこんな時期にまで募集しているという状況が異常だ。普通は一年に一度だろう。
だが、何度も新規の募集をかけている。士官の損耗率がそれだけ激しいということだろな。
 そして、地球軍がMSの開発に成功し、ザフト軍のMSによるアドバンテージが失われ始めている上に
絶対数がザフトは地球軍に比べて圧倒的に劣る。
 一人でも多く兵士が欲しい、というのがザフト軍の本音と考えて、間違いない。
軍務を終えた後は市民権が保証される。そして士官学校ではMSの免許は言うに及ばす各種の資格も習得可能だ。」

レイの提案は、本当に魅力的に聞こえた。彼らが今心から求めているものが、無料で手に入るのだ。
しかし、レイは厳しい表情で続けた。

「ただ問題は、軍に入るということはゆくゆくは殺し合いをしなければならない、ということだ。」
 殺し合い・・・つきつけられたその言葉の重さに各々の顔に葛藤が走る。
物語の中でしか知らなかった戦場。そこへいくことになるのだ。
物語の中で、主人公たちは苦悩し、もう嫌だといつも叫んでいた。自分たちもそうなるのか? 
誰もが必死で考えていた。
578通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:03:02 ID:???
「決めた。俺、試験を受けてみる。」
「シン・・・」
ルナマリアが声を上げる。

「俺は、力が欲しい。みんな守れる力が、この世界で生きていける力が。オーブであんな大口叩いたのに俺は・・・。」
「・・・」
「それに、仮にプラントが負けて地球軍がプラントを占領したら、多分、俺達は生きていけない。」
 その言葉に全員が考え込む。あのオーブのような、いやもっと酷いことになる可能性は十分にある。
「だから、仮に戦うことになっても・・・人を、殺す・・・ことになっても、多分大丈夫だ。
だって、そうしないと生きていけない、みんなも守れない。自分の命を守るためなら・・・戦っていいはずだ。
だから、俺は・・・。」
 自分の見たガンダムの主人公達は、突発的にって場合が多かった。けど、自分は自分の意志で入る
そしてちゃんと正しいことのために戦う、だから大丈夫だ。シンはそう思っていた。

「ああ、自分や仲間の命のために戦うことは許されるはずだ。俺も、受ける。」
「私も受けるわ。」
「わ、私も。多分戦えないけど、情報処理とかなら・・・。」
「メイリン、俺もやるよ。」
「まあ、メカニックとかならやれるだろうしなあ・・・。興味あるし。」
「・・・」
 マユ意外の全員が、一斉にシンの言葉に賛同していく。シンの言った言葉が正しい、と思ったということもある。
だが、何といっても今の惨め極まりない生活から脱出できるかもしれない、その誘惑は魅力的過ぎた。
 図書館すら追い出されてしまう境遇・・・。空腹の辛さ、風呂にも入れない辛さ、ゆっくり眠れない辛さ、
それらが毎日毎日、繰り返され精神的にも、肉体的にも疲労が毎日蓄積されていく。
 周りからの哀れむような視線、見下したような目・・・そして、野垂れ死ぬのではないかという恐怖、もうたくさんだった。
彼等は、前の世界では普通に高校生活を送っていたのだ、暖かい両親の庇護の下で。もう・・・限界だった。

シンはさっきから独り黙っているマユに、優しく言う。
「マユ、心配するなって。確かにお前の歳じゃ入れないけど、給料もらえるんなら、それでなんとかしてやるから。
みんな・・・それでさ・・・」
「シン。みなまで言う必要などない。俺は初めからその前提で話した。」
「私にも、言わなくていいわよ。私達、もう家族同然でしょ?」
「そうよね。」
「だよな。」
「そういうこと。」
「・・・ちょっと待って。お兄ちゃん。」
マユが、全員をさえぎって口を開いた。
「私・・・考えてたことがあるの。聞いてくれる?」
怪訝そうな、顔をするみなを見渡して、マユは話し始めた。
579通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:05:55 ID:???
<もしもし? マユで〜す。でもゴメンなさい・・・>

「・・・シン。分かっていると思うが、妹の携帯の音声を鳴らしながら手紙を読む、などということをやるなよ?」
部屋に入ってきたレイが、淡々と言う。長髪、端整な顔は相変わらずだが、その体は鋼の如く引き締まっていた。
「やらないよ。そこまで馬鹿じゃない。」
「その方がいい。知っている俺はいいが、他の人間がみたら間違いなく噂になる。ザフトレッド筆頭のシン・アスカは重度のシスコンだとな。」
「分かったよ、もう・・・。」
その口調と、顔は少しまだ幼さを残していたが精悍さを感じさせるようになったシンが言う。レイ同様その体は引き締まっている。
「で、何だよ。」
「この前の卒業の時にとった写真ができた。ルナマリアに持っていってくれと頼まれてな。」
「どれどれ。って・・・なんだよ。なんか仏頂面してるなあ、俺。」
「ヴィーノ達のようにくだけた感じにしようか、それともマジメに映ろうか、迷っているうちにシャッターを切られ、
そんな感じになってしまったというところと推察するが?」
「・・そーだよ! あ〜あ・・・。」
 そう言ってシンは、ベッドに寝ころがる。こういう所は、あんまり変わらんな・・・そう思いながらレイは自分の椅子に座る。

「で・・・マユは何と?」
「うん? 別に何も問題ないってさ。毎日平穏で、ピンクの髪のお姉ちゃんと、黒髪のニートとマルキオ導師様と
問題なく暮らしてますって。」
「何よりだ。・・・そういえば、その黒髪の男、まだニートなのか?」
たまにマユの手紙に登場するその男のことは、レイも覚えていた。

「そうみたいだな。ピンクの髪のお姉ちゃん、の恋人だからいいらしいってマユの手紙には書いてあったけど・・・。
ジゴロかなあ? 困るよなあ、マユに悪影響を与えないといんだけど。」
「マユはそんなヤワなタイプではないから問題ないと思うがな。」
「ま、そうだけどな!」
そう得意そうに言うシンに対して、苦笑が浮かびそうになるのを、レイはアカデミーでさらに強化されたその鉄火面の下に隠す。

「・・・早く、迎えに行っててやれるといいな。」
 そのレイの言葉にシンは真剣な表情で頷いた。シン達がアカデミーに入ろうとした時、マユはマルキオ導師の孤児院に行くことを選んだ。
無論シン達は、反対したのだがマユの決意は固かった。これ以上、みんなの重荷になりたくないそう言い、
異を唱えるシンに、訓練に100%没頭しないでどうするのか、そんな余裕があるのか!と逆に怒鳴りつけすらした。
 別れる日・・・気丈にも涙を見せずにいた、別れた妹の顔をシンはまざまざと思い出す。
580通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:07:41 ID:???
「ミネルバがちゃんと月軌道の警備について、生活が安定したらその時に呼ぼうと思う。」
「そうか。」

 ザフトレッドにまで上り詰めた、シン、レイ、ルマナリア、そしてメイリン、ヨウラン、ヴィーノ達は
そろって最新鋭艦、ミネルバへの配属が決まっていた。別に偶然ではなく、各々の分野で最高の成績を収めた彼等が
ミネルバに揃って配属されるのは必然であった。
 アカデミーに入って以来、彼等は必死で努力した。ここでちゃんとついていかなければ、また路上生活者寸前に逆戻り、
本当に後がない・・・。その思いが彼等を人の何倍も努力させた。
 戦争が彼等が入ってすぐに終わり、他の若者たちがせっかく訪れた平和を謳歌しよう浮かれるのを横目にひたすら努力し続けた
特に、マユを手放さざるをえなかったシンは自分の無力さが許せなかったらしく、時に鬼気迫って見えるほどど全てに真剣に取り組んだ。
ザフトレッドはその証であった。

「・・・明後日はいよいよ進水式だな。明日は忙しくなりそうだ。」
「俺は非番だから関係ないんだよな・・・。レイ、ご愁傷様。」
「ついていたな、シン。」
そう言って、レイはベッドに横になり、シンはまた手紙を読み返し始めた。

同時刻―――。

「おい・・ステラ。廊下でくるくる回ってると危ねぇっての。」
 初のミッションように珍しく綺麗な服を買い与えられたステラは、それが気に入ったらしく
泊まっているホテルのいろんな場所でクルリ、クルリと踊っていた。目立つことこの上ない。
強いのは分かるが、普段のこの行動はどうにかならないものか・・・アウルはため息をつく。
「・・・アウル。」
 すると、ステラは少しシュンとしたように下を向く。それを見るとアウルはもう何も言えなくなる。
「早く部屋に戻れよ!・・・・部屋、分かるよな?」
「・・へや・・・どこ?」
「こンのおバカはぁ・・・」
そう言うと、アウルは頭を掻きながらもステラの手を引っ張って部屋へ戻る。ステラはおとなしくついてきた。
(・・・なんか前にもこんなことあった気がすんだよなぁ)
 そんなハズはないのに、アウルはそう思う。自分たちはバラバラにラボで訓練を受けて、少し前にチームを組まされたばかり。
・・・なのに、どうも三人でいるのがしっくりくるし、たまに今みたいに前も同じことしたかな? というような気持ちになる。

「ステラ、アウル、一緒だったのか?」
部屋に入ると、スティングが声をかけてくる。
「僕は、ステラを探しにいってただけ。」
「そうか。何にしても早く寝るぞ。明日は、いよいよ、だからな。」
「・・・わかってるよ。」
 
 こいつもそうだ、合った時から兄貴面してくる。それが気に入らない・・・ことがないのは何故だ? とまたアウルは不思議になる。
何か、スティングが三人のまとめ役をやるのが自然という気がする。
ステラもそうらしく、スティングの言うことはちゃんと聞くし、スティングも、ステラを可愛がってる。
(ま、いいか・・・)
自分たちは、三人になると更に強くなる、とラボの奴等は言っていた、それで十分だ。
アウルはそう思って首を振ると、シャワーを浴びようと浴室へと消えた。
581通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:09:33 ID:???
同時刻―――プラントのとある場所。

「そうじゃありません。もう一度、ビデオを良く見てください。ラクス様はそんな話し方は・・・」
「分かりました。(・・・ハァ、野垂れ死に寸前のところを拾ってくれた恩に報いるためとはいえ・・・いいのかしら?
私が代役なんて・・・ていうか、コッチのラクスってどれだけ人気あるのよ)」
「何か言いましたか?」
「何も! もう一度お願いします。」

同時刻―――とあるザフト軍基地。
「うん〜めいに、とどけー」
「へえ、ヴェステンフルス隊長。その歌、どのバンドの曲ですか? 自分聞いたことが・・・。」
「ハ・イ・ネ!・・・俺が作ったんだよ。」
「マジっすか?」
「まあな。」
「すごいっすねえ、隊長。」
「ホントは音楽で食えたらよかったんだけどな・・・。まったく人殺しばっかり上手くなっちまって。」
「た・・・隊長?」
「な〜んてな! 覚えとけよ? こうやってたまにシリアスを演出してみせるのがモテるコツだ。」
「ハハ、なるほど。」

同時刻―――ユーラシアのとある地域。

「おお・・・美味いな。何だこれ?」
「何で中国ってところの料理らしいぜ。」
「ほ〜お。親父さん、いい娘ができたなあ。」
「料理の腕だけじゃねえさ。働きものだし、芯は強いし、いい子だぜ?
「・・・すっかりバカ親父だな。」
「言ってろ。おい、コニール、休憩入っていいぞ。」
「分かりました。・・・アルメタさん。」
「おう、お疲れ。(・・・まだ父さんとは呼んでくれねえか。まあ、しゃあねえか)

それぞれの運命が今・・・再び交錯しようとしていた。
だが、まだ誰もそのことを、まだ、知らない――。


続く・・・・のだろうか?





582通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:20:27 ID:???
やっぱりシャンゼリオンENDなんですか、最後は。
583通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:23:31 ID:???
なんつーか、嫁並みに微妙。
584581:2005/12/24(土) 22:27:38 ID:???
>>583
自分も結局軍に入る意外の選択肢を思いつけなかったことで、つくづくそう思います。
書いたので投稿してしまいましたが・・・。
この糞長い文を読んでいただいたことに感謝。ま、そういうことで続きはないんで、ご勘弁願います
585通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:40:19 ID:???
なんだ、続きないのか
586通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:46:39 ID:???
>>583
微妙って言うなら、なんかそこんとこの改善案的なものでも考えて書けよ
職人さんも折角長編書いてくれたんだからさ

あと>>1に書いてあんだろ
「職人に文句言うな」ってさ
一つも言うなとは言わないけれど、あんまりじゃないか?
587通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 22:59:49 ID:???
続き気になる…
588通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:08:34 ID:???
>>584
えーっと、本当なら感想を書きなぐりたいんだけど
あまりに感動した事が多すぎてすぐにまとまらない
とにかくGJ!&乙!

ちなみに俺は続きが気になるとは全然思わない
むしろちゃんと物語として完結してると感じた
589通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:14:02 ID:???
今日流れ早いな

>>541
実は続きかなり気になってたけど、打ち切りか・・・残念
次回作待ってます!
590通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:25:35 ID:???
>>581 GJ!
俺は楽しめた、シリアスだけどよく切り込んであるし、文才はあると思うぞ
漂流教室・種運命Verみたいなもんと思えばギリギリセーフかな(アウトな部分もあるけど)
次はおまいさんの短編パロを期待してる




ところでオチはどうする予定だったのかこそっと教えてくれないか?
591通常の名無しさんの3倍:2005/12/24(土) 23:39:36 ID:???
個人的にはこれほど完成されたオチは無いと思ったんだが…

書いた人、どうなの?
592581:2005/12/25(日) 00:05:02 ID:???
>>586,587,588,590,591
長い文を読んでくださって真にありがとうございます。

 オチに関しては、まあ根本的な問題、ナチュラルとコーディーこれに
切り込めたらいいかなあ? なんて思ったりしたわけで。
 あくまでザフト学園から飛ばされたシン達ですから、ナチュラルでもコーディーでもない
二つのカテゴリーに属さない彼等なら、第三者的な目でこの問題に切り込めるかなとか、
常にどっか第三者的な目で世界を見ていられるな思ったわけです。

 大きな問題ですけど、深い友情で結ばれてるこのスレの面子がたくさんいれば、世界変えちゃうかなあ?
なんて思ったりしたわけで。マユは、AA組にツッコミを入れさせる予定でした。

 ただ、下手をすると種死をまだなぞるだけという退屈な話になりそうで、ビビッたというのもあり
ここなら一応オチがつくかなということで、>>581で切りました。
 もうちょっとで帰省するし、当分続編が書けないというのも理由の一つですがw

以上です。
593通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 00:42:36 ID:???
寝る前に見てみたらいきなり流れ早くなったね
アウルのクリスマスのもるすぁワロスw
それから職人の人達GJ!このスレは安心して見ていられる
594通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 02:28:06 ID:???
ムルタのクリスマス

あ、やまさん(近所の高齢ホームレス)
今日はやってないんですよ
ええ、クリスマスって事で貸し切りに
前の仕事先の子達と宴のようなものを…

え?まだ時間あるからいいじゃないかって?
…まあいいですよ
やまさんったらまたアレでしょ?

戦争の時の話…
好きですねぇ
学生の時にかり出されて
いきなり新型動かして敵をおっぱらったり
革新的なOS作ったりで勲章貰ったとか…でしょ?


あ、客が来たようです
やまさん、もうお開きです
今回のもツケでいいですから

ええ、解ってます
ははは…やだなぁもう!

ではまた…
595アウルのクリスマス(2):2005/12/25(日) 02:38:26 ID:???
アウル「……ねぇ、それ、ステラがそのおばさんのかばんを盗んだってこと?」

*「それは、ねぇ、そんな……」
*「でもその子、ウワサではちょっと……」
 おばさんたちは最初から疑っていたみたいだ。
 先生たちは戸惑っている。
 子どもの反応は半々。
 僕自身は……よくわからなかった。

スティ「ちがう」

 みんないっせいに振り向いた。
 すぅと息を吸って、夜空まで響くような声でスティングは続けた。
スティ「ステラは、かばんを返すのを忘れてるだけです」
*「返すのを忘れた、って」
 大人がフッと笑った。孤児が仲間の孤児をかばってる、と思ってるんだろう。
僕は直感的に、スティングに同意していた。けど、それを言い出せなかった。
 どう見たって、他にスティングに賛同しそう奴なんて……
*「私もそう思うわ」
 意外なことに、きれいなおばさん(おねえさん、でも良いくらいだ)が歩み出た。
 大人たちは、ジュールさん、と口々につぶやいた。たしなめているようでもあった。
596アウルのクリスマス(2):2005/12/25(日) 02:41:13 ID:???
*「私が一人で絨毯を運ぼうと無理をしてバッグを落としたとき、あの子は私の荷物が
泥まみれにならぬよう、受け止めてくれました。そのごほうびに私はチョコをあげた」
 僕はテーブルの上の、ロールケーキのように巻かれた印度絨毯を見た。
 そうなんだ。
 僕らはものを食べるのにも、許可がいる。夏なんか、もらったアイスを食べるために
院内を走り回って、許してもらうころには溶けてることだってある。
 お菓子に夢中になったステラは『持ったまま』のかばんを忘れ、歩き出してしまった。
*「こどもですもの。そういうことがあってもおかしくは」
*「でもジュールさん、そんな甘いこと言って」
 ステラ。あのバカ本当に頭悪い。だから引き取ってもらえないんだよ。こんなこと、こんなことが
あっちゃ……もう誰も、ここの子をもらってくれなくなるかもしれないのに!
アウル「僕、ステラ呼んでくる!」
母さん「アウルちゃん!?」
アウル「場所知ってるから!!」
 そう言い捨てて、僕は駆け出す。
 スカートを蹴り破るいきおいで走った。すれちがった大人たちがみんな振り向く。
 やがて明かりから離れ、ほとんど除雪されていない、庭と森の境目にたどり着いた。ここだ。
アウル「あった!」
 うっすらと雪が積もった下に、チョコレートの包み紙。(そうだ、いつのまにか雪が降っていた)
 消えかかったステラの足跡は、あちこち歩き回り、最後に……森の奥へと続いていた。
 鳥肌が立った。
 おバカのステラ。迷子の常習犯。はやく見つけて連れ戻さないと、どこまで行くかわからない。
597アウルのクリスマス(2):2005/12/25(日) 02:44:29 ID:???
 新雪に足をとられ、枝から落ちてくる雪をよけながら、僕は奥へ奥へと進んだ。
 ちょっと後悔してた。
 バザーで立ちっぱなしだったし、パーティのご馳走にも手をつけなかったし、僕が行かなくても
大人たちで探せばよかったんだし、と、そんなこと思いながらとぼとぼ歩いてた。
 足下はボフボフのフカフカで、もう走れない。足跡なんか速攻で見失っちゃった。
 雪が深そうなところは迂回して、ステラが(というより僕が)歩けそうなところを進むだけ。
 正直、びびってた。
 だから足下に、銀色に光るゼンマイ、玩具に巻くような小さなゼンマイを見つけたとき、思わず
蹴っ飛ばしていた。例の魔法使いの話を思い出しそうになるのを、オーバーリアクションで
ごまかして、辺りに糸で吊られた人形がいないかキョロキョロしてた。
 そんなときに、肩に手をかけられたもんだから
アウル「ぎゃー!」
*「うわわっ?」
 叫んじゃったよ。(恥ずかしいね)
*「きみ、こんなところでどうしたんだい」
 相手が人間だってわかるまで、かなり時間がかかった。
 そいつはおまわりさんの格好をした男だった。鼻が太くて、ちょっとおもしろい顔。
*「迷子かい?」
アウル「迷子をさがしてる側」
*「いや〜、お恥ずかしいことに、本官も迷っているんだよ」
 「出口はあっち」と示そうとしてみたもの、じつは僕もすでに方角がわからなくなってた。
598アウルのクリスマス(2):2005/12/25(日) 02:47:16 ID:???
 このマヌケなおまわりさんも、パーティの客らしい。なんでこんなとこにいるんだか。
アウル「ステラー!このバカー!」
*「おーい、ステラちゃーん。いるかーい?」
 迷子と迷大人でステラ(と出口)をさがすものの、どうにも雲行きが怪しい。
 猛吹雪で、足下の雪がどんどんかさを増していく。
 もう僕はほとんど周りを見ていない。叫びながら、おまわりさんのコートの腕についたキラキラ
(反射材)を追ってるだけだ。……これじゃ何しにきたのかわからない。
 そう思って、なんとか一瞬、横を向いてみた。
アウル「……!」
 木々の間に、ゆらり、と動く光の玉が見えた。
アウル「怪談の季節じゃないよ!」
 一歩進む合間に、もう一度見る。いない。見間違い?
 そうだ、だいたいこんな森の奥に誰がいるっていうんだ。
*「どうしたんだい?」
 誰がいる?……決まってる。それは、お話に出てくるアレ。
 森の奥に人間はいない。おまわりさんはいたけど。……待てよ。

 本当に、このおまわりさんは、おまわりさんなの?

アウル「(子どもを人形にする……魔法使い!)」
*「……どうしたんだい?」
 肩に手を乗せられたと同時に、辺りの木の枝から一斉に雪が落ちてきた。
 僕は悲鳴をあげていた。
 必死で手を振りはらい、逃げ出そうとしてすっころんだ。誰かが地面の中から長靴を捕まえていた。
靴下ごと脱げてしまったそれを置いて、裸足で走り出す。足の裏が痛んだ。
599アウルのクリスマス(2):2005/12/25(日) 02:51:27 ID:???
*「待ちなさい!」
 ……追ってきた!!
 足がすごく痛い。もう指が凍ってる。爪が剥がれそうになってる。ダメだ……ころぶ!
 修道服のベールがあさっての方向に飛んでいった。
 口の中に、粉っぽい雪が入り込んでくる。のどまで凍りついた。もう声も出せない。
 足首から下が折れてしまったかもしれない。全然、感覚がない……
アウル「(人形になりたくない!僕は人形になりたくない!)」
*「逃げることないじゃないか……」
 おまわりさん……いや、魔法使いが、僕に手を伸ばす。
 人形にされる。ひょっとしたら、ステラもすでに人形にされちゃったのかもしれない。
 もう、終わりだ。もう──────




  そ の 瞬 間 、 人 形 が
                           魔法使いを、……蹴った。



 僕のほうに、さっきの光の玉……いや、懐中電灯がころがってきた。
 華麗な跳び蹴りを決めた彼は、無様に尻餅をついて起きあがれないようだった。
アウル「あ……、す、す……っ」
 のどに張り付いた氷を破るように、僕は叫んだ。
アウル「……スティング!」
スティ「……アウル」
 雪の上に転がったまま、人形が、笑った。
600アウルのクリスマス(2):2005/12/25(日) 02:55:55 ID:???
スティ「よかった……無事、で……」
 僕の目が熱かった。
アウル「あ……あ……」
 何か言おうとしたけど、今度はのどの奥が熱すぎて、言葉は全部溶けてしまう。
 ────そしてまた、凍り付くかと思った。
 魔法使いがよろよろと頭を振って、起きあがろうとしている!
アウル「……あ、ああ、……うわぁぁぁぁぁぁ!」
 僕はすぐ手元に、氷塊が──ころんだ拍子に掘り当てた、ざらめ雪がかたまってできた
大きなカタマリが──あることに気づいた。
 無我夢中で、それを投げた。
 ばぁん、と氷が飛び散って……魔法使いは、倒れた。
アウル「……やった……僕、やった?」
 凍った足を引きずって、膝で這うようにスティングに近寄った。
 スティングは仰向けに、こっちに笑いかけた顔を向けたまま、そのまま
アウル「……え?」
 僕は、雪にまみれた肩をゆさぶった。
アウル「おい。スティングったら。おい!」
 頬をはたいた。首が揺れて、ごとん、と横向きに倒れた。
アウル「スティング!どうしたんだよぉ!起きろよぉ!」
 無我夢中で手首をとり、手袋を外して、指を当てる。冷たい。冷たいだけしか、感じない。

 人形が壊れた
601アウルのクリスマス(2):2005/12/25(日) 02:59:01 ID:???
アウル「うわああああぁぁぁぁぁぁぁ!」
 走っていた。
 僕は走っていたんだと思う。もう雪が深いことも、足が痛いことも、どこかへ消えていた。
 ぜんまいをさがしていた。蹴り飛ばしてしまった、あの銀色の小さなぜんまい。
 アレがあれば、どうにかなる気がした。スティングも生き返るかもしれない。
 できることならスティングを担いで、魔法使いから離したかったけど、身長がたった1センチ
低いだけの体は、僕には支えきれなかった。
 懐中電灯はつけっぱなしで置いてきた。居場所がわからなくなったら困るからだ。
アウル「……!」
 目の前に現れた雪の上り坂。一歩踏み入れて、すぐ足を抜いた。すごく深い。
 (そのはずだ。積もった雪の下は、ほとんどガケだったんだ)
 でもその向こうに、クリスマスパーティのざわめきが聞こえた気がした。
アウル「行かなきゃ」
 院長先生なら、ゼンマイを持ってるかもしれない。
 僕は四つんばいになって、登ろうとした。
 ついた手がグッと沈み込む。右の膝をあげようとすれば、左の足が埋まってゆく。
どこに体重を掛ければいいのかわからない。これでは動けない!
アウル「……だれか助けてよ、スティングを助けてやってよぉ────」
 手足を分厚い雪に囚われたまま、僕は涙を流した。

 スティングのこと、お人形なんて言ったから、バチが当たったのかな。
 ステラのことも、あの歳で女の子なのに引取先がないからって、バカにしてたから……
 お人形。いらない子。僕は母さんに愛されてるから、いらない子じゃない……はずなんだ。だよね?
ううん、ちがう。母さんはそう言ってくれたけど、けっきょく僕も、だれにも欲しいって言ってもらえなかった。
 捨てられたから『いらない子』だ。誰にも引き取ってもらえないから『いらない子』だ。
 僕もステラもスティングも、いらない子だ。
602アウルのクリスマス(2):2005/12/25(日) 03:00:49 ID:???
アウル「なぁんだ、みんな、一緒……」
 僕の中にあった汚い優越感が、涙といっしょに流れていく気がした。
 そのとたん、光が差し込んできた。
 なにこれ?改心したから、天国からお迎えがきたのかな。
 本当にそうかも。だって、ほらそこに、天使っぽいのが顔を覗かせてる……
ステラ「うぇい!」
アウル「うぇい!じゃねーよバカ。ブス。なにがウェイだよホントにさぁ。ごめん早くたすけて」
 ステラはうなずくと、持っていた懐中電灯を投げた。円筒状の胴が僕の目の前に刺さる。
 目を細めて、空中を照らす光をぼんやりと眺めて、思った。
アウル「(あ。ステラ、僕と同じこと考えたんだ……)」
 光を目印に、うぇいうぇい言うステラに引っ張られた母さんたちが、僕を助けてくれた。
ステラ「うぇーい!」
母さん「アウルちゃん!もう、二人とも勝手に……!そうだ、スティングくんは?」
 スティングも懐中電灯のおかげで、雪に埋まる前に発見された。
 ジュールさんのバッグも無事戻って、パーティは無事終了して、めでたしめでたし

 だったらしい。

 目覚めたときは母さんの部屋のベッドの上だったから、そこはよくわからない。
 起きてすぐ母さんに抱きしめられて、あんまりあったかいから胸の中で二度寝して、起こされて。
母さん「アウルちゃんってば!」
アウル「ごめんなさい」
母さん「……いいの。無事で本当によかった。スティングもね、ちゃんと起きたみたい」
 ステラじゃないけど、うぇい、とか変な声が出た気がする。
アウル「生きてるのぉ!?」
母さん「勝手に人を殺しちゃダメよ……。今、病院にいるのよ」
603 :2005/12/25(日) 03:02:07 ID:???


    ∧,,,,,∧ ゴロゴロ
   ,/):::ΦÅ彡     アウルのクリスマス(3)(激・長!)が始まるまで
  ミ"'::::::::::::::'⊃     しばらくゴロゴロでお待ち下さい
  ゙;;;::::::::::::::;;ミ
  彡;;;;;;;;;;;;;ミ ゴロゴロ
  /(/:"゙''U
  ゙;;;::::ミ
  彡::;ミ

604アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:06:45 ID:???
 スティングは生きてた。
 というか、失神したのを、パニクった僕が死んだと勘違いしてただけ。
 失神の原因は
スティ「…………」
アウル「わぁ、ホントに吊られてる」
 骨にヒビの入った足でキックかました(+着地の衝撃の)ための、激痛で。
アウル「普通さ、その前になんかヤバイって気づかない?」
スティ「……痛かったけど、歩けたし」
アウル「ニブいんじゃないの?」
 淡々とつぶやくスティングの様子に、アハハハ、と僕は笑って
アウル「……ごめん」
 あやまった。
 あやまるしかなかった。ヒビの原因は、僕だ。
 あの日、僕がぶつかったから、スティングは階段から落ちて骨折したのだ。
アウル「ほんとうに……」
 ごめんなさい、たすけてくれてありがとう。
 そう言おうしたけど、鼻が詰まって言えなかった。ハナタレのステラじゃあるまいし……。
 でも、どうしても言えなかった。どうしようもなくって、僕はトイレに行くから、と病室を出た。

母さん「アウルちゃんったら……」
スティ「……いいんだ、べつに。……あ」
母さん「まぁ、フラガさん!こちらにお越しいただくなんて……」
605アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:10:13 ID:???

 僕は病棟をぐるっと一周することにした。
*「あっ、これおいしー」
*「もー!ジュリったら、見舞いに来てんの?タカリにきてんの?」
*「大丈夫よ、あんたの分ちゃんと残したげるからさ」
 病室。カーテンの仕切り。消毒薬。トイレのにおい。スリッパの足音。
*「トール、はい、りんご。ウサギ形だよ。あ〜〜ん」
*「い、いいってば、ミリィ。恥ずかしいだろ……あ、あ〜ん」
 クリスマスの飾りがあったりして、けっこう、にぎやか。
*「なさけないぞ、アマギ」
アウル「……あ」
*「はぁ、すいません。市民の安全を預かる身が、新年をベッドで過ごすとは……」
*「そう厳しく責めずともよいだろう、トダカよ」
*「あなたもです!いくらなんでもあの量は『せっかく愛娘が拵えたのだから』で済ませられる
限度を超えています!だいたい味もゴニョゴニョ…とにかく、そりゃ入院もしますよ!」
*「だってワシ食べたかったんだもん!」
 長いひげのおじさんと、アッシュグレイの髪のお兄さんの問答におろおろしている……
鼻すじの太い、あのおまわりさん。(そう、魔法使いじゃなかったのだ)
 さいわい、ちょっと首を痛めただけだって聞いたけど……。
*「……あ!」
 うわ、見つかった!

*「あの子は?」
*「あの子です。自分を川の向こうの祖父に会わせてくれた」
*「お前が川を渡らないでいてくれて、本当に良かったよ」
606アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:11:36 ID:???
アウル「思わず逃げちゃった……どうせあとで謝りに行かなきゃいけないのにさ」
ステラ「うぇ?」
アウル「いきなり現れんなよ怖いよ」
 折り紙製のリースが飾ってあるデイルーム。テレビでは大雪だのなんだの言ってる。
 ステラは、缶入りのお汁粉を手に持っていた。
ステラ「ふー、ふー」
 勝手に外で物食べちゃいけないんだぞ。でもいいや。今日はステラを叱る気になれない。
クロト「新・年!」
シャニ「めりくり」
 ……ステラめ、無邪気な顔してたかったな。
オルガ「よう。挨拶に行ったらこっちだって聞いたから、来てやったぜ」
アウル「なーんで、ステラもつれてくるんすか」
オルガ「いつのまにか、いたんだよ……」
 こっちだって小遣いに余裕があるわけじゃねーのによー、小学生にたかるなよ。そりゃ
ステラは小学生ですらないけど……とか、ソファにふんぞり返ってぶつくさ言うオルガ…先輩。
シャニ「スティング、起きてる?」
アウル「あ、はい、起きてるみたいだった」
シャニ「じゃ、挨拶しに行かなきゃね〜……」
アウル「はぁ」
 ステラがクロト(先輩)にお汁粉を分けてあげようとしている。頭が高いぞ。
シャニ「来月には、孤児院を出ていっちゃうんだもんねぇ……」

 ……え?
607アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:15:18 ID:???
オルガ「なんだ?知らされてなかったのか?」
クロト「じゃ、僕らが言っちゃうのって、よくないんじゃない?」
アウル「……おしえて!」
 おろしたスクールバッグをソファの下に蹴りこんで、先輩たちは話し始めた。

 フラガ家って、知ってるか?
 代々資産家の……ま、すっげえ金持ちってことだ。
 会社もいっぱい持ってるし、家なんて今どきありえないくらいの豪邸らしいぜ?
そんなデカイとこともなれば、お抱えの召使いたちもたくさんいるのさ。
 スティングを引き取るのは、正確にはフラガ家というより、その召使いの一家だ。
まぁそこんとこはどうでもいい。フラガに入るんだから。
 とにかく追い出されるようなヘマしないかぎり、イイ暮らしが約束されてる。
 生まれのハンデはあるけどよ、うまくいきゃ一生安泰だぜ、スティングの奴。

アウル「いい暮らし、させてもらえるんだ……」
オルガ「そ。……俺たちよりずーっと、いい切符を手に入れたのさ、あいつ」
シャニ「……オルガ〜」
オルガ「んなスゴイとこ行ったらさぁ、院のことなんか忘れちまうかもなぁ」
シャニ「オルガ、やばい」
オルガ「んだよ」
シャニ「ステラがいない」
クロト「うわっ、ステラ消・失!」
608アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:21:14 ID:???
 ステラ、いや、ステラたちは、スティングの病室の前にいた。(ったくいつの間に)
*「うえぇ……っく、ひっく。らうぅ……」
*「…………」
アウル「どちらさまですか」
ステラ「ぇう。まいご。ふたり」
アウル「お前もいれて三人だよ」
*「らうがいないぃ〜〜〜……うぅぅ……」
*「おれは迷子じゃない、べつに……。いもうと産まれるから、それで」
クロト「……産婦人科、下の階だけど」
シャニ「強がりうざ〜い」
*「わ、わかってる!今は戻らなくてもいいんだ!」
オルガ「うっせーよお前ら!中に知らないおっさんいるぞ」

母さん「わざわざありがとうございました」
*「お大事にね。……足を引きずるようなガルソンでは見栄えが悪い」
スティ「……はい。承知しております」

シャニ「なに、今の言い方。つめた〜い」
クロト「スティングの頭なでまわしやがって。偉そうなおっさん!」
オルガ「あれだ。新聞で見たぞ。あれが、フラガの当主様だ」
 そのおじさんは、笑顔こそやさしそうだったけど、なんか、すごく……
アウル「………いやだ」

 スティングが金持ちの家でメイドだかなんだかになることを止める権利は、誰にもない。
 誰かがそれを邪魔するのなら、僕は怒っただろう。
母さん「本当に今日はどうも……あ、アウルちゃん?!」
アウル「……だめだよ」
 ……またパニクってたんだ、僕は。
アウル「……スティング!行っちゃだめだ!」
 そうでなきゃ僕自身がこんな、スティングの将来を奪うようなこと、言わなかったはずだ。
609アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:23:03 ID:???
スティ「……アウル?ステラ?」
ステラ「うーっ、うー……っ」
アウル「こんなおっさんのとこ、行っちゃだめだ!!!」
*「おっさんじゃない!……ハッ。失礼」
母さん「いえいえこちらこそ!おっさんなんて確かにそうだけどとんでもない!」
アウル「行ってもイイことなんてない!だからだめだ!お前はうちにいなきゃだめなんだ!」
ステラ「う、うっく……ふぇぇ……」
母さん「アウルちゃん!言ってることめちゃくちゃよ!?」
アウル「だから、だからお前は……だから、僕は……だから!」
ステラ「ふぇ、ぇぇぇ、うう、うぇぇぇ……」
アウル「だから絶対行くな!お前はまだ、うちにいなきゃ……僕がいやなんだ!!」
スティ「…………!」
 僕はもう何を言ってるんだか、わからなかった。
 言われたスティングも、わからなかったと思う。わかったらすごいよ。エスパーだ。
ステラ「うえええええぇぇぇぇぇぇん!!」
 この状況に混乱したのか、ステラが、ステラが連れてきた迷子たちが、爆発した。
*「……うあぁぁん!らう〜〜〜!らうがいなきゃ、いきていけない〜〜〜!!」
*「……ほんとはやだ!おれ、おにいちゃんになんてなるの、やだよぉ!」
ステラ「びいぃぃぃぃぃぃ!ふええぇぇぇぇぇぇん!」
母さん「み、みんな、泣か、泣かないでって。なによぉ、もぉ。……う、うぇぇん」
クロト「僕らも泣いとく?」
シャニ「それはウザすぎ……。あれ、オルガ?」
オルガ「……っく、ひっく。う」
クロト・シャニ「「うわぁ、マジ泣き?」」


スティ「……アウル。なんて顔してんだ」
 僕は泣いてなかった。
 泣いてなかったはずだ。
 スティングが僕に向かって差しだした手だって、僕はちゃんとまっすぐ、つかめたんだ。
610アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:28:52 ID:???


 新年になって、身長を測ったら、僕の背はスティングに追い越されてた。
(それから追い抜いたことは、一度もない)
 そして……スティングは結局、フラガ家に行ってしまった。
 まだ「ありがとう」と「ごめんなさい」って言ってない。それが気掛かりで、僕はしばらくブツブツ言ってた。
 それから季節が過ぎて、また冬が来て、またスノーマンをつくった。
 僕は誰の手も借りず、背伸びをして、スノーマンの顔にニンジンの鼻をくっつけたんだ。
アウル「まだ言ってないのにさぁ」
 僕はまだ言ってた。
アウル「……あのボケ」
 つぶやいたら、ぽろりとニンジンが落っこちた。腹が立った。
アウル「なんだよ、バーカ!スティングのバカ!」

 ババババババ

 映画的ってのは、こういうことを言うんだろうね。
 ものすごい風が、庭中の雪を巻きちらす。
 滞空するヘリコプターがそこにあった。母さんたちも口をあんぐり開けてる……。
 ヘリからハシゴが降りてきた。みんな輪になってそれを眺める。
*「達者でな、坊主!ウヒョー」
 機内から軽い声がした。突風の中でちらっと見えたのは、病院であったあのおっさんに
よく似た、けどもっと若くて、いやな感じのしない……おっさんだった。
*「おっさんじゃない!」
 そして、ハシゴをするすると降りてくる子どもの姿に、みんながアッと声を上げた。
611アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:31:33 ID:???
アウル「ス……」
スティ「ただいま」
アウル「スティング!」
*「スティングくん!?どうしたの!」
スティ「解雇されました」
*「だ、そうです。ついさっき、先方から連絡もありました」
*「院長ォ!?」
 二人とも、あっさりと、そう言い放つ。おっさん(若)も叫んだ。
*「心配いらない。うちも人件費削減するべきときだったのさ!」
 スティングは飛び立つヘリコプターに手を振った。
*「院長、これはいったい」
*「フラガ家で火事があり、幾人かが手当をもらい暇を出されたようです。
  スティングもその一人。ですので、再びここで暮らしてもらうことにしました」
 わああ、とステラがスティングに駆け寄る。小さい子たちはみんな集まっていった。
 でも、抱きついてきたステラの肩をそっと押し戻して、スティングは宣言したんだ。
スティ「俺、ここを出ます。自力で生きていきます」
 世話を見てもらうには、もう大きくなりすぎた──なんて事を言い出して。
 ぴしっと伸ばした背すじが大人っぽくて。もう、あのだんまりの頃がウソみたい。
アウル「……ひとりで格好いいこと言っちゃってさ!」
ステラ「ステラもおっきくなったよ……おっぱいとか」
 スティングはフッと笑って、僕に、僕らにむかって手を差しだした。
スティ「一緒にいくか?」
 うなずく以外に、どんな返事があるっていうんだろう。
スティ「アウル……今日は、素直だな」
アウル「は?どういう意味?」
612アウルのクリスマス(3):2005/12/25(日) 03:33:36 ID:???
母さん「ダメよー!」
 かあさんがグスグス泣いてる。
母さん「まだ早すぎる、早すぎるわ。あなたたち子どもなのよ、まだ」
スティ「でも、俺たち先生らに甘えてるばっかりで……」
母さん「あと七年は甘えてなさい!」
 かあさんは泣きじゃくって、スティングの頬をつねる。
 まるで、こどもみたいだ。……すごくかわいい。
*「働ける年齢になったら、ここを出なさい。そしていつでも、帰ってらっしゃい」
 院長先生の言葉に、僕たちは良い子の見本のような大きな返事をした。
アウル「スティング」
スティ「ん?」
アウル「あのさ……、……おかえり」
スティ「おう。ただいま」
 言えなかった「ありがとう」と「ごめんなさい」は、帰ってきたスティングを目の前にしたら
引っ込んでしまってた。でもいい。またいっしょに暮らすんだから。
 いつかきっと、言えばいい────



アウル「つまりなにが一番、言いたかったていうとね。『断るって選択肢?ないよ。』って部分」
シン「なるほど」
レイ「なるほど・ザ・ワールド」
 アウルは本当にひさしぶりに、修道服を着ていた。
 当然、大人サイズだ。それでも肩がすこしきつい。彼はすでに男の体つきだった。
 ついさっき久々に出会った愛しい彼女に、街頭で募金を集める役目を任されて、「そりゃ
ないよ、かーさん」と思いつつも引き受けてしまったのだ。
アウル「だから……笑うなよ!」
シン・レイ「笑ってない笑ってない」
 あからさまに男とわかるシスターが混ざっているのがかえってウケて、募金は順調だ。
613アウルのクリスマス(終):2005/12/25(日) 03:40:45 ID:???
アウル「笑うなって!僕よりスティングのほうが悲惨なんだから!」
シン「ホントだ。おーい、スティング、かわいいぞーw」
スティ「うるせー!……ぎゃっ、ちょっとやめてくださいマジで!かあさん!」
 アウルらの後ろで、スティングは肌を弄ばれていた。
 同じ修道服に身を包んだ彼女が、目をらんらん輝かせてルージュを滑らせる。
母さん「ああん!その反応!いいわ!その反応よスティングくん!
     成長したら私好みに激しくなったわね!」
スティ「勘弁して!あえぇぇ!」
 あのときスティングが化粧をほどこされた理由が、アウルにもわかった。
 メイクによる変化が一番顕著で、そして、反応がいちいち彼女好みなのだった。
 もう、嫉妬を感じなかった。むしろ哀れみをおぼえてしまう。
ステラ「シン、ステラも、かわいい……?」
シン「うん。けっこう似合ってるんじゃないかな」
スティ「てめっ、なんだステラに対してそのファジーなコメント……うぎゃあああ」
アウル「叫びすぎ。あん時はさ、あんなにおとなしくお化粧されてたじゃない」
スティ「あれは恥ずかしくって何も言えなかっただけだ!」
母さん「たしかに顔真っ赤にして、かわいかったわ。恥じらいは快楽のスパイスよ!」
スティ「いや、ぜんぜん気持ちよくないっす」
ステラ「ステラもお化粧、したい……スティングに。たのしそう」
スティ「ほらステラが変なことおぼえるから!だから!やめてくれぇ〜〜っ!」

 じつは、まだ「ありがとう」と「ごめんなさい」って言えてないんだよね。
 どうしよっか。でも、そろそろ時効じゃない?
 アウルはそんなことを考えながら、騒がしく愛しい自分の家族を見つめて微笑んだ。



 その反対側で、少女がひとり、へこんでた。
ルナ「シスターも先超されてた……orz」
 さぁ次はなにを着るのか、ルナマリア・ホーク!
614通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 07:27:30 ID:???
あんたは…あんたはいったい何回俺の涙腺を決壊させたら気が済むんだぁ――ッ!

マジで朝っぱらから泣いた。オチもすごい笑えたし。
こういうほんのりほろ苦げな子供時代の話っていいなぁ。
615通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 07:35:08 ID:???
>>595-613
・・・GJ!以上の言葉がないのがちょっともどかしい。
上手い、マジで上手いよ。子供同士の心理とかが上手くかけてるし
文も無駄がなくて童話を読んでるようで、マジでよかった。
いやあ・・・いいモン読ませてもらったわ。心の底からもう一度GJ!
616通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 08:30:22 ID:???
>>595-613
年末スペのおかげですっかり気が滅入ってたけど、そんな事どうでもよくなった
心からGJそしてありがとう
617通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 08:45:04 ID:???
うほっ
いい話ww
618通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 10:16:39 ID:???
GJGJGJ!
かあさんイイキャラしてるよ、かあさん。
オチにも笑かしてもらいました!
619負けちゃおられん:2005/12/25(日) 10:27:31 ID:???
>>594の続き的な物

ムルタ「やあ、いらっしゃい」
フレイ「へえ、私来たことなかったけど…
なんかうまくやってるのね」
シャニ「うま〜い(経営が)」
クロト「繁・盛!」
オルガ「いつもうっせーよお前等!」

ナタル「このかきいれ時に貸し切りなんて…
よろしいので?」
ムルタ「ええ、彼らにはこの仕事始めるた前後に大変力になってもらいましたから」
ナタル「彼らが?」
ムルタ「はい、私も理事やってた時は彼らは問題ばかり起こす問題児…
いえ、ウジ虫だと思ってました
でもそれは一つのごく狭い角度からみただけ…
私個人の勝手な評価だったんです…」
620通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 10:31:15 ID:???
ナタル「……」
フレイ「何してんのよぉ〜
大人の話長いわよぉ!
おでんマダー?チンチン」
シャニ「もう喰っちゃっていいの?」
クロト「空・腹!
てめぇらさっさと立・食!!」
オルガ「おらおらおらぁ〜(辛抱たまらなくなり皿配ってる)」
ムルタ「まったくいちいち五月蠅いですね
あなた達は…
なら食べますか

お茶濁されましたね
話の続きは食べながらでも…」
ナタル「ふふふ…
そうしましょう」


ムルタ「知っての通り、僕は裏舞台に疎かった…
で、理事を辞めさせられる羽目になった訳です
そして学校でも噂になってたようですけど

荒れてました」
621通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 11:44:42 ID:???
マユは夢を見たの。お兄ちゃんが、誰かの『犬』に成り下がった夢を…

マユ「嫌な夢だった。お兄ちゃんの最後のプライドまでが無くなってしまう
 そんな夢…。そんなお兄ちゃんのそばでニヤニヤしてたのが、
 マユの宿敵ルナマリア・ホーク
 ううん、誰がなんと思おうと、お兄ちゃんはマユのお兄ちゃんであればいいの
 さてと、今日はクリスマス。お兄ちゃんにプレゼントを上げに行くぞ、えいえいおー

早朝7時。マユはお兄ちゃんの部屋の前に立った。今年のマユのプレゼントは、
「妹のおはよう、起きて』のモーニング・コールだぞ
むふふ、憎きルナマリア・ホークたちじゃ、
お兄ちゃんが寝てる部屋には入れないもんね。よーし、突撃ぃ!

マユ「お・に・い・ちゃん。起きてる?起きてないね。もう、日曜だからって
いつまでも寝てないの。うふ、なんかマユは奥さんみたい。あら?

マユはお兄ちゃんのお布団が、何か妙な形で盛り上がっていることに気がついた

マユ「ほえ?何かな、このテントみたいな盛り上がり。うーん…えいやっ!

マユはもこっと盛り上がっているテントみたいなお布団のふくらみを、
「えいやっ」って思いっきりつかんでやったの。そしたら──

シン「あぎゃあああああああああああああああああああああああああっ!

翌日──
ヨウラン「あん?シンはどうしたんだよ。ヴィーノ、迎えに行ったんだろ
ヴィーノ「それが…昨日、救急車で病院に…
ルナ「はあ?で、シンはどうしたの
ヴィーノ「それが…お母さんに聞いても、息子と娘を持った悲しみを…とか
 泣いてたんだ
ルナ「ちょうどマユちゃんが来たわ。事情を聞きましょうよ
マユ「あっ、ルナマリア・ホーク
ルナ「ねえ、マユちゃん。お兄さんに何があったの?
マユ「え、よくわかんない。昨日の朝、これこれ、こういうことが──
ヨウラン「シン…。どこまでもツイていない、痛いヤツ
マユ「なぜ、お兄ちゃんは泌尿器科ってところに運ばれたの?
ルナ「あはは、じゃあね〜
マユ「こら、待て、ルナマリア・ホーク!何のことか教えろ〜!

そのころ、シンは──
シン「誰も見舞いに来ない。いや、来てほしくない。いや、待て
ここを退院できるということは、男として大丈夫ってことじゃないか
よし、見事復活を遂げてやるぜ

相変わらずの根拠のない自信に身を震わせて、その場の勢いに流されているだけであった
622通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 12:04:14 ID:???
シン・・・・w
623通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 12:34:05 ID:???
>>621
シン、かわいそうな奴w

>>620
ちょwwwwwwwwwいいところで切れた
続きは?
624通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 12:38:49 ID:???
>>619-620
シミジミしてていいねえ 乙!
625619-620:2005/12/25(日) 13:02:06 ID:???
>>623-624
ちゃんと続きますよw

続きは長編になりそうなので時間かかります
出来次第落とすので気長に待ってて下さい
626フレイ主役小説2:2005/12/25(日) 19:05:55 ID:QjE8qUyp

シンは考えていた。
スティングたちに話すべきか、話さないべきか。
フレイは自分の口の固さを信じ、すべてを話したのだ。
それに、フレイの父の会社が潰れたら、社員たちはこの不景気の中――――
そうだ・・・自分が黙っていれば、すべていいのだ。
スティングたちには何も言わない・・・・
シン「そんなの・・・いいわけないじゃないか!!」
何かほかに道があるはずだ!
たった1人、しかもまだ高校生の自分に一体何ができるのか。無理だ。諦めろ。
そんな声がシンの頭の中に、ふと通り過ぎた。
しかし、何もしないよりは何かする。
それがシンがいつも心に思っていることだ。
シン「でも、隣町のホテルなんて何件あるんだよ〜〜〜!!」
そのとき、少し高めの車のクラックションが鳴った。
レイ「シン、何をやっているんだ?」
いかにも高級そうな車の窓から顔を出したのは同じクラスのレイであった。
シン「レイこそ、どうしたんだよ?今日はクルーゼさんと、デュランダル校長と
   どっかのレストランかホテルででディナーとか言ってたじゃないか。」
レイ「あぁ、隣町にある評判のいいホテルに行ったんだが、貸しきりらしくな、
   変な黒い服を着たSPのようなやつらが、うようよいたんだ。」
車の窓を閉めようとしたとき、レイは「あっ」と思い出したように言いかけた。
レイ「そういえば、フレイさんを見た気が・・・」
シン「えっ!!?レ、レイ!そのホテルってどこ!?」
レイ「ホテル・アルテミスだが・・・」
シン「行かなくちゃ!!」
シンはそう言って、駆け出そうとした。
レイ「待てシン!・・・・どうせまた無謀な事でもしようとしてるんだろう。
   協力できるか分からないが俺に話してみろ。1人で抱え込むな。」
シン「レイ・・・サンキュ!」
シンはまっすぐレイの目を見て、全てのことを話した。
レイ「・・・・なるほど。まずはそのことを連合の者たちにも教えて方がいい。
   1人より2人。2人より3人。3人より大勢だ。」
シン「わかった!!まずはスティング達を探そう!!」
627通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 22:10:23 ID:???
ワクテカ
628ムルタ続き:2005/12/25(日) 22:50:50 ID:???
ムルタ「あの頃は大変でしたね
学歴だけで最初はどこでも採ってくれしまけど
これまで偉そうにしているだけで高い給料もらってた僕が他の仕事についても続くわけがない
その内どこにも必要とされなくなっちゃいまして
日雇いで稼いだ小金で酒、パチンコや競馬に明け暮れる生活を送りました」
ナタル「理事…お察しします…」
ムルタ「お恥ずかしい」

シャニ「誰だよ、俺のすじ肉取ろうとするヤツは!?」
フレイ「あんたのせいで肉ないからでしょ!
残ってるのよこしなさいよ!」
クロト「せりゃあ〜!奪・還!」
オルガ「くそっ落ちろ〜〜!!(小蠅と喧嘩中)」
629まだ続きます:2005/12/25(日) 22:58:24 ID:???
ムルタ「僕が軟弱すぎたからでしょうね
ふう、前置きが長くなってしまいました
本題は彼等の事なのに…
ああ、そうそう僕の事は気にしないで下さい
今はそうではないんですから」
ナタル「はい…」

シャニ「おまえ!おまえ!おまえぇ〜!!」
フレイ「ふん、やるっての!?」
オルガクロト「ぎゃははははは(勝手に焼酎飲んで泥酔)」
ナタル「| ゚Д゚)……」
ムルタ「さ、さあ気を取り直して本題行きますよ」

-こっから回想-
ムルタ「うげ〜、二日酔いだ〜
バイト行けない…またクビだな
はは、残金300円
酒税増税する前に…最期の一服でもしに行きますかねぇ」
630通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 23:33:47 ID:???
>>531
>*「取りよせた玩具の山にひとつ、大きなトランク。
> その中にゼンマイといっしょに入っていたんだぜ。……奴がね」

アウル「スティングもいつかアリスゲームに参加する・・・・
     そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」
オクレ「俺は球体関節じゃない」
コニ「・・・・、スティング、おまえ」
オクレ「げっ、コニール!!(←まだシスター姿+化粧)」
コニ「・・・・・・・・・・・・お、おねえさま、って呼んでいいか(ポッ)」

こうして過ぎていく〜クリスマスの夜〜〜

オクレ「ただいま・・・・つ、つかれた・・・・コニールはなんかヘンだし」
ステラ「スティング……これ何?」
オクレ「・・・・!!! なんだこりゃあぁ〜〜〜〜っ?」
(→ところかわってイアンの家)
ネオ「サンタさんのプレゼント、スティングのやつ喜んでるかな〜」
イアン「それで、ロアノークせんせ・・・・いや、サンタさんは何を送ったんですか」
ネオ「最初はシンプルにいこうと思ったんだけどなぁ、
   フンパツしておまけに首輪+手枷足枷+SM入門ビデオ・M男の悦び編」

ネオ・ロアノーク〜〜有言実行するナイスガイ〜〜(>>126
631通常の名無しさんの3倍:2005/12/25(日) 23:42:56 ID:???
   _,,.. -―‐-、
   ,.-''´   ..  .. . ヽ
  /  .::、 :;、. ::::::.:::::::.:::..:.ヽ
 ,'  ::::ハ.:', ヽ:;::;::';::::::::::::: ',
 |  : l:l:! ヽ', ゙;l:;i :ト;:::::::::::|
  : ::l;:ilz-`` ノji_!:l_1:::::::::,.l
 l ::.::lゞ'- ' 、_ノノ !:l::::::l }  +
 l:! :: :;',   丶  、__ノイl ::::l'!
 |;l :. :トミ、  'ニ゙''   ノ/ :::::!l      ./ ̄\ +
 'i!',:ト;.';:::ヽ、_  _ー;イ .::;l: ::',.__ / .,へ/\
  l ヾ :ヽ::::}   ̄  ーf-イl: : :', l三l  /   `ヽ \
  ノノ  :::::{ ̄r‐、   _/  ::', l三l ヽ.___  `ー'
 イl :ト、::ト' ̄ )ノ/ ̄∠ィ..::ノ_i三/______」 ̄ ̄)
  `ゝ     L_f ̄ ̄ i/           ̄ ̄
632通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 00:04:51 ID:???
633通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 00:43:39 ID:???
上から2番目と5番目の写真……どこの銀河帝国
634フレイ主役小説4:2005/12/26(月) 03:31:09 ID:+KBqwY5h
思っていたより捜し人はすぐに見つかった。
スティング行きつけの牙瑠茄飯近くのスーパーに皆、そろっていたのだ。
その場にはスティング、アウル、ステラのほかにも自分たちの先輩でもあるミーアや、
フレイとよくつるんでいるオルガ、シャニ、クロトもいた。
シン「お・・・い!ス、スティング・・・!!はぁはぁ・・・」
シンは走ってきたばかりで、まだ息が切れているがそんなの気にしてはられない。
ステラ「シンwwwww・・・・・どうしたの・・・?具合でも悪いの・・・?」
ステラは自分の大好きなシンに会えて嬉しそうにしたが、シンのようすを見てオロオロしながら声をかけていた。
オルガ「あン?ザフトの1年じゃねーか。」
クロト「スティングに何か用でもあるわけ〜?」
シン「いや・・スティングっていうか、全員っていうか・・・」
説明したいがどこからどういえば言えばいいのか、頭の中がこんがらがってシンはあたふたと言う。
レイ「皆さんに聞いて欲しいことがあります。」
スティアウステミアオルクロシャニ「?」
シンに代わって、レイが1つ1つ丁寧に説明していった。
レイの説明が終わると皆、信じられない、というような顔つきで驚いていた。
ミーア「嘘でしょ・・・そんな・・フレイが・・・・」
ステラ「フレイと会えないのは・・・いやぁ・・・・・」
フレイと仲の良かったミーアとステラは、もう会えないことをとても悲しんだ。
シャニ「・・・・だから、今日1日・・・あんな悲しそうな顔してたんだ・・・」
普段、他人にはあまり興味のないシャニでも、今日のフレイの変化を感じていた。
アウル「――――っあんのバカ!!相談ぐらいしろよ!!!」
アウルはそう言いながらも、フレイのいつもの違う違和感を察してやれなかった自分に怒っていた。
スティング「でもよ・・俺達が行って一体何になるんだ・・・?フレイは会社のために、ほっとけって言ったんだろ?」
オルガ「喧嘩ごしに脅してもサツ呼ばれたら、ちょっとキツイな。」
精神的にも大人な2人は今の状況を冷静にいった。
その時、レイが静かに口を開いた。
レイ「俺に・・・・考えがある。」
635通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 05:45:37 ID:???
年末SP見て新興宗教にはまったシンをマユが助け出すと言うネタを思いついたんだが
初めてSS書いてみようと思ったんだがうまく書けない…  orz
636フレイ主役小説5:2005/12/26(月) 06:12:30 ID:+KBqwY5h


フレイは父と一緒にホテル・アルテミスの和室に続く廊下を歩いていた。
このホテルはお見合いでよく使われると有名である。
ジョージ「フレイ・・・すまない・・・」
フレイ「何言ってるのよパパ・・・。もう・・割り切れたから。」
そう言いながらもフレイの顔は暗くなる一方であった。
連合高校に、あの小さくてぼろいが明るく楽しいアパートにずっといれたら、どんなにいいだろう。
だが、もう無理なこと。フレイはそう自分に言い聞かせる。
ジョージが大きな襖を開ける。
フレイは中で待っていた自分の見合い相手を見て、驚愕した。
男「やぁ、フレイ。」
その自分と見合いをしたいといった御曹司というのが、以前自分が付き合っていた男だったのだ。
しかし・・・
フレイ「まさかアンタだとはね。あの「新しい彼女」はどうしたのよ?」
あえて嫌味っぽく「新しい彼女」と強調するように言った。
男「彼女とは別れたんだよ。僕は馬鹿だったよ。彼女に騙されたんだ。君を失ってから初めて僕には君が必要だと思ったんだ。」
フレイの気持ちは最悪だった。こういう言い訳じみたところが大嫌いだったのだ。
男「僕たちもう結婚できる年になったし、両親に無理にお願いを聞いてもらったんだよ。
  フレイが僕と結婚してくれたら、君のお父さんの会社には手を出さない。
  ねっ、アルスターさん。」
男はフレイの父、ジョージ・アルスターを見てにっこりと笑った。
ジョージは黙っているばかりであったが。
そのとき・・・
   『ガッシャーン!!!』
という大きな音が聞こえた。
これにはずっと下に俯いていたフレイとジョージも驚いて顔を上げた。
SP「失礼します!」
黒服サングラスで、いかにもSPという男が部屋の中に入ってきた。
男「どうしたんですか!?まさかライバル会社の殺し屋ですか!?!」
SP「は、はぁ。私達も初めはそう思ったんですが・・・入ってきたのは学生服を着た少年少女でして・・・」
フレイ「えっ・・・?!」


>>635
頑張ってください!!応援しますよ!!
>>629
続きが楽しみです!!
637フレイ主役小説6:2005/12/26(月) 06:41:36 ID:+KBqwY5h

あの大きな音はレイが花瓶を勢いよく割った音だった。
シン「大丈夫なのか?それじゃあ、変な黒服の大人がいっぱい来るんじゃぁ・・・?」
レイ「それが狙いだ。やつらに警察に通報されるより先にすべて片付ける。」
シンたちは一気にSPに囲まれた。
オルガ「フフフ・・・アハハハハァァ!!!久し振りだぜ、こんなに暴れらるのはぁ!!」
クロト「み〜んなまとめて僕が撃・滅!」
シャニ「うざ〜い!!」
オルガ、クロト、シャニはつぎつぎと敵をなぎ倒していく。
シン「つ・・強っ!!」
スティング「当然だ。あの人たちは3年前、連合が最強世代と言われたあのときにボスやってたんだ。」
アウルやステラやミーアも本気モードで殴り飛ばしていた。
アウル「ごめんねぇ!別に恨みはないケドさぁ!!」
ステラ「キィエェェ!!!」
ミーア「どいてよ!!邪魔よ!!」
シン「よし、俺だって!!」
シンも出遅れて敵を倒していったが、その背後に迫る影があった。
オルガ「――――っ!おいザフトの!!後ろだ!!」
シン「えっ!!?」
背後には3人ほど警棒のような物を持った男がシンに殴りかかろうとしていた。
レイ「シンッッ!!」
 『ガッッ!!!』
辺りに鈍い音が響いた。
だが、それはシンが殴られた音ではなかった。
ハイネ「シン、まだまだだな!」
ミゲル「でも喧嘩のセンスはいい。これからもっと伸びるな!」
ミーア「ハイネ先輩!ミゲル先輩!」
ハイネ・ミゲル「だ〜か〜ら〜!先輩はいらないっつの。」
シンを助けたのは、あの変態歌バカコンビのハイネとミゲルであった。
シャニ「へ〜・・・。」
クロト「話には聞いてたけど、ニートやってるんだってねぇ!」
ミゲル「ニートじゃない!フレイちゃんとステラちゃんの追っかけ(もといストーカー)だ!」
ハイネ「そ・れ・に!留年よりはマシだ!」
オルガ「うるせぇ!!卒業して働くよりは、学校の方が楽ってね!」
5人はぎゃーぎゃーと騒ぐ。
シン「あの3人と知り合いなのか。ハイネせんぱ・・ハイネとミゲル。」
アウル「同じ世代だしねぇ。」
ミーア「ンもう!早く行くわよ!!」
ステラ「フレイ・・助ける!ウェーイ!!」
周りの緊張のなさに女子2人は少し怒り気味だ。
レイとスティングも賛成する。
レイ「行くぞ。おそらくフレイさんがいるのは、あの奥の部屋だ!」
638通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 15:02:08 ID:???
>>630
ガラッ
かあさん「目隠しがないじゃない!」
ピシャン

ネオ「これは俺のミスかな」
639通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 18:53:28 ID:???
>>386-392 及び >>406-410 >>561-581の続き。

「はぁ…なんかもうごちゃごちゃね。」
 ルナマリアはため息をついた。アーモリーワンの軍事工廠は進水式を控え活気に満ちていた
というか、活気がありすぎてMSは人を踏みそうになるわ、ジープは 人をひっかけそうになるわ、あたりには喧騒が満ち、
罵声にも似た声が飛び交っている。

「やっても、やっても仕事は後から後から出てくるし・・・」
「気持ちは分かるが、とにかく手を動かせ、ルナマリア。キリがなさそうに思えても、やらなければ終わらない。」
 レイが淡々とした声音でいってくる。しかしまあ、彼は逞しくなったものだ。今も重そうな機材を無造作に抱えている。
線がどこか細いように見えていたのが嘘のようだ。

「分かってるわよ! あ〜あ・・・非番のシンとヨウラン、ツイてるわよねえ。」
「俺もそれには心から同意だ。」
 そうレイと軽口を叩き合い、また仕事に戻ろうとするルナマリアだったが、 聞こえてきた甲高い声に、
ついそちらの方に注意を移してしまう。

「・・・だが、強すぎる力はまた争いを呼ぶ!」
 向こうの倉庫の前で、必死ともとれる声で金髪の少女が叫んでいる。誰? 相手は・・・デュランダル議長!
議長はこちらを見ることなく、その金髪の少女と何かを話している。
チラリとレイの方をうかがうと、レイも再び手を止めて議長を見ていた。

「・・・レイ、大丈夫?」
「何がだ?」
「何がって・・・。」
 レイはギルバート理事をすごく慕っていた。なのに、その理事とまったく同じ顔をした別人が、
自分のことなど知らずにいるのだ。別人だと分かっていても、辛いのではないか? ルナマリアはそう思う。
 そんなルナマリアの思いに気づいたのか、レイは淡々と返す。

「大丈夫だ、ルナマリア。外見ギルでもあれは別人だと、もう割り切れている。」
「ホントに?」
「ああ。・・・俺のことよりルナマリア、君も艦長や副艦長をうっかり先生と呼ぶのは止めた方がいい。
 学生気分が抜けていない、と思われて今後の査定に響くかもしれない。」
「分かっちゃいるんだけど、どうしても、咄嗟の時とかにね・・・。」
 まさか、艦長と副艦長がタリア先生とアーサー先生の別人だとは。
シンやヴィーノ、メイリン達も度々、先生と呼んでしまって訂正させられていた。
640通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 18:54:25 ID:???
「・・・にしても、こうも前の世界の俺たちの関係者がいるとはな。俺にはこれは偶然とは思えない。」
「・・・」
「暇を見つけて調べてみたのだが、モラシム先生と同名の人物がモラシム隊という部隊を
率いていた。ちなみに水中戦が得意だったようだ。アデス先生と同名の人物が、現ジュール隊の隊長
イザーク・ジュールが乗っていた船、戦艦ヴェサリウス艦長の艦長だった。そして・・・ラウの名前もあった。」
「・・・確かに偶然にしては出来すぎてるわね。」
「ひょっとしたら、その辺に俺たちがこの世界に来てしまった原因が―――」
「おい! レイ・ザ・バレル、ルナマリア・ホーク、何をくっちゃべってんだ。モタモタしてっとコロニーの外に放り出すぞ!」
「す、すいません。エイブス先生!」
 そのルマナリアの言葉に、ミネルバの技術スタッフの長、マッド・エイブスは流石に困惑の表情を浮かべる。
「・・・いや、別に先生なんて呼ぶ必要はねえけどよ。とにかく手を動かせ、手を!」
そういって、エイブスは歩きさって行った。

「・・・とにかく、仕事しようか。」
「ああ。色々推測していても状況が変わるわけでも、仕事が終わるわけでもないからな。」
そう言って、二人が仕事に戻ろうとした瞬間・・・。何の前触れもなく爆発音とともに目の前の倉庫が吹き飛んだ。
641通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 18:55:44 ID:???
ハンガーの壁を吹き飛ばした後、スティングは、アウル、ステラに通信を送った。
<二人とも間違えるな? 俺たちの任務はこのMSをガーティ・ルーまで持って帰ることだ。戦闘じゃあねえ>
<分かってるって。>
<・・・うん>
<まずは、追っ手の数を減らす。アウルお前は右、ステラ、お前は左に走れ。MSハンガーの位置は頭に入ってるな? よし・・・行くぞ!!>
 
 スティングは、カオスをMA形態にすると機体を空中へ舞い上がらせた。見下ろすとステラのガイアがMA形態を取り
黒い疾風となって疾駆しながら、背中のビーム突撃砲を発射して、式典用のジンを片端からなぎ倒し
アウルが両肩の三連装ビーム砲を開き、一つの倉庫を吹き飛ばす。
 スティングは、機体をある程度持ち上げるとMS形態をとり、高速で片端からMSハンガーをロックした。発射。
次の瞬間、カオスの肩の兵装ポッドからAGM141誘導ミサイルが発射され、ハンガーがあちこちで大爆発を起こし、火の花を咲かす。
 さっきの喧騒とは変わって、怒号と悲鳴が響く中、三機のガンダムは破壊を撒き散らしながら、暴れまわった。

「・・ん?」
 ステラは、一機の緑色の機体に目を留めた。
無造作にMA-BAR71ビームライフルを放つ。しかし、そのザクは横っ飛びでかわした。ステラは目を細めた。
この敵は、少し強い。そのザクが肩から突っ込んでくる。・・・速い!
咄嗟に盾で防ぐが、そのまま吹き飛ばされる。パワーもある。
(・・・こまる。)
 速めに、ハンガーを潰さないといけないのに。

<ステラ!>
 スティングから、通信が飛び込んだ。ステラの顔に笑みが浮かぶ。大丈夫、やれる。
 ガイアをMA形態にすると、一気に緑の機体に突っ込ませた。そのガイアの高速の攻撃を緑色の機体は横っ飛びで危うくかわす
しかし、空から一気に舞い降りてきたカオスのビームクローがその背中を捉えた。
 よろけたその機体にステラはビームライフルを放つ。驚いたことに、その機体はそれでも、半分ほど機体をひねって
コクピットへの直撃だけは外した。しかし右腕に被弾。緑色の機体の右腕が吹き飛び、爆発の振動で緑の機体はさらにふらつく。
(おわり・・・)
 カオスが、MS形態を取りMA-BAR721高エネルギービームライフルを構え静止射撃の体勢に入っている。
スティングの腕なら絶対外さない。が、カオスはいきなりジャンプする。一瞬前にカオスがいたところにミサイルが降り注いだ。

 上を仰ぐと・・・飛行機が、一機、二機・・・と、その全てがいきなり合体を始める。
(なに?・・・)
信じがたい光景に立ち尽くすステラとスティングの前に、合体した白い機体は舞い降り、長大な剣をかまえた。

 シンは、苛立っていた。高速移動機体のカオスや火力の凄まじいアビスが混じっているのに、どうしてソード?
おそらく、ミネルバも慌てているのだろう。もっとも、確かめなかった自分も迂闊ではあった。
 町へヨウランと買出しに行き、戻ってきて久々にゆっくりしようと寝ていたらこの騒ぎだ。
(なんで、こんなことになるんだよ?)
 確かに、軍に入る時は戦争に行く覚悟だった。だが、多大な犠牲を出し、双方の全滅一歩手前までいって戦争は終わった。
当分戦争はないと思っていた。それなりに頑張ったおかげで、最新鋭艦のクルーという立場も手に入れることができた。
マユを呼んで一緒に暮らそうと思っていたのに。
(二年、たったの二年だっていうのに。そんなに、そんなに・・・)
「また、戦争がしたいのか、アンタ達は!」
 怒りと、やりきれなさを込めシンは吼えた。
642通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 18:59:52 ID:???
「大丈夫か?ルナマリア。」
 レイの言葉にルナマリアは我に返った。目の前にレイの顔がある。
どうやら爆発の瞬間自分をかばって上になってくれたようだ。二人はゆっくりと身を起こした

「うん。おかげ様で。大丈夫? レイ。」
「気にするな、ルナマリア。俺は気にしない。」
「でも・・・血。」
 その言葉に、レイは初めて気づいたといように額に手をやり、血がついたことを確かめると、ささっとハンカチを出し拭う。
「気にするな、ルナマリア。俺は気にしない。」
 血を拭ったハンカチを捨てた後、もう一度そう淡々と言ってくるレイに、ルナマリアは 状況も忘れて吹き出してしまう。
が、すぐに表情をひきしめるとレイに問いかけた。
「状況は?」
「どうやら、カオス、ガイア、アビスの三機が強奪されたようだ。」
「嘘・・・」
「残念ながら事実だ。さっきからあちらで暴れているのが見えた。」
「そう、じゃあ私たちもザクで出ましょう。これ以上そんな舐めた真似、許すもんか!」
 
 そう言って闘志をたぎらせるルナマリアに、レイは頷く。そして、二人は自機のあるはずのハンガーへと走った。
走りながら、ルナマリアは横のレイの顔をうかがう。いつもの鉄仮面だが、少し陰があるような気がする。
ため息をつくと、ルナマリアはやにわにレイの頭をハタいた。

「・・・なかなか痛いぞ、ルナマリア。」
「あのねえ! あんた、自分が軍に入る選択肢を提示したせいで・・・とか、今思ってたでしょ?」
「!」
「あの提案に乗ったのは、みんなの意思。みんなが自分で決めたことなの。あんたが気に病む必要なんかまったくないの。分かった?」
「だが・・」
「分かった?」
「・・・分かった。」
「それでよろしい!」
 そう言って、笑うルナマリアを見て、レイは苦笑とも微笑とも見える表情を浮かべた。
「・・・(まったく、かなわないな。)」
「何か言った?」
「気にするな。俺は気にしない。急ぐぞ! ルナマリア。」
「オッケー。」
二人は、更にスピードを上げて、ハンガーへと急いだ。
643通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:01:02 ID:???
「うおぁああ」
 シンは、MMI-70レーザー対艦刃を叩き付けた。それをガイアはスウェーのような動きでかわすと
逆にビームライフルで切り込んでくる。左腕の盾で受け止めた。火花が散る。
(なんて奴だ、乗ったばかりの機体でこんなに滑らかな動きを・・・)
 
 シンは機体の左腕にパワーを集中したまま、右腕でレーザー対艦刃をふりかぶろうとした。
が、敵は下がるどころか、なんと空いている左腕で殴りつけてきた。敵の機体の左拳が頭部にあるメインカメラに大写しになる。衝撃。
自分の機体が後ろへ吹っ飛んでいき、コクピットを大揺れが襲う。トドメとばかりに敵が肉薄してくる、ヤバイ!
 しかし、MA−M8ビームトマホークが飛来し敵はそれを盾で防ぐ、その隙になんとか立ち上がり、飛び退る。
どっと汗が吹き出た。さっきから心臓がバクバク言っている。これが実戦・・・。

 トマホークを投げたザクに軽く合図を送る。あれと連携すれば。しかし、その緑のザクの後ろにカオスの兵装ポッドが!
<後ろ!>
通信機に怒鳴る。しかし、なぜか通信が通じず、ザクは背面から左の肩部に攻撃をくらい前のめりに倒れ伏す。

「ファンネルもどきが!」
 その兵装ポッドにビームライフルを放つが当たらない。目標は小さい、面で攻撃しないと・・・。
それにしても、とカオスをチラリと見る。相変わらず多数のジン、ディンを一人で相手にしている。
なのに、こっちに兵装ポッドを飛ばしてくるなんて、どんな視野の広さをしているのか?
 また、ガイアが突進してくる。
「でやあ!」
 シンはレーザー対艦刃を二つに分けると、片方を投げつけた。ガイアは飛んでかわし、空中でいきなりMA形態にチェンジすると
背部の三門ビーム突撃砲から三条のビームほとばしらせた。それをなんとか盾で防ぐ。だが、一条が右の脚部に被弾。
右の脚部に重大な損傷。視界の隅で、援護しようと飛び込んだザクが、ガイアと兵装ポッドの連携で、左腕も完全に破壊され
離脱していくのが見えた。この脚部の損傷で、高速で走るガイアの相手ができるのか? し・・・死・・・ぬ?
「ミネルバ。フォースシルエット!」
 シンは恐怖を押さえ込もうとしながら叫んだ。

「せぇえい!」
 ルナマリアの気合とともに、ルナマリアの赤いザク・ウォーリアがMA−MRビームアクスを振り下ろす。
その両刃のビームアクスには、ビームランスの穂先がとりつけられており、アクスというよりハルバードといった感じだ。
シンやレイと違って、オールマイティとはお世辞にも言いがたいルナマリアをザフトレッドたらしめているのは、接近戦の強さ。
 本人もそれを自覚しており、武器の改造には余念がなく(といっても、実際にやらされたのはヴィーノ達であったが)
色々試行錯誤した結果、今の武器を使うようになったのだった。
644通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:02:02 ID:???
袈裟懸けに鋭く振り下ろされた刃をアビスが、何とアビスは前に踏み込んで肩のシールドで防いだ。
そのまま、アビスは前に体を前に突っ込ませて、左手のMXRQB516ビームランスが繰り出してくる。
 必死で機体を後方に下げる、・・・かわしきれない! 咄嗟にルナマリアはそのまま機体をのけぞらぜ無理矢理背後の地面に倒す。
ものすごい衝撃がコクピットを襲う。歯を食いしばって耐える、メインカメラに突き出されたランスの先が映った。

 袈裟懸けに鋭く振り下ろされた刃をアビスが、何とアビスは前に踏み込んで肩のシールドで防いだ。
そのまま、アビスは前に体を前に突っ込ませて、左手のMXRQB516ビームランスが繰り出してくる。
 必死で機体を後方に下げる、・・・かわしきれない! 咄嗟にルナマリアはそのまま機体をのけぞらぜ無理矢理背後の地面に倒す。
ものすごい衝撃がコクピットを襲う。歯を食いしばって耐える、メインカメラに突き出されたランスの先が映った。

<ルナマリア!>
 レイのブレイズ・ザクファントムがMMI−M633ビーム突撃銃を乱射する。アビスはそれを軽々とステップを踏んでかわす。
「クッ!」
 レイは、肩のポッドを開きAGM138誘導ミサイルを放った。だがそのミサイルは、アビスの両肩の三連装ビーム砲から
放たれた6条のビームに全て叩き落される。爆発とともに振動が伝わってくる。化け物じみた火力だ。
 シンの援護に行くどころか、果たしてこのアビスを相手に生き残れるかどうか。二機を援護しようと、飛来した3機のディン
2機のジンが、アビスの三連装ビーム砲、そして胸部のカリドゥス複相ビーム砲のフルバーストで一瞬にして爆散させられたのを
視界にとらえ、レイは唇をかみ締めた。

(遊んでるわね・・・コイツ)
 ルナマリアはコクピットの中で一人ごちた。さっきから、アビスは自分にはビーム砲を使おうとしない。
同じく長柄の獲物を使う自分と戦うことで、ビームランスに慣れようという魂胆なのだろう。
 実戦の最中にそんな風に遊ぶとはふざけた奴! 舐められたと思うと頭に血か上りそうになる。
だが・・・。ルナマリアは自分に言い聞かせる。それはこちらにとっては好都合だ。
相手が油断してくれる? 結構なことではないか。
「ふぅー。」
 ルナマリアは、息をゆっくり吐き出し、アビスを見据えた。
アビスが今度は、ビームランスを横なぎに振ってくる。

「ハッ!」
 それをルナマリアは縦にビームアクスを振り下ろして防ぐ。火花が散った。ルナマリアはそのまま機体の手首をひねり、
刃の面を横にして、両腕にパワーを集中させ、機体とアクスの重さも使い、思い切りビームランスを地面に押し付ける。
ランスが押し付けられた地面から凄まじい火花が飛び散った。
 敵が、椀部にパワーを集中し跳ね除けようとするのが、振動で伝わってくる。あちらはガンダム、流石に全開の勝負だと分が悪い。
だが、ルナマリアは機体が悲鳴をあげるのにもかまわずパワーを集中し続けた。
645通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:03:31 ID:???
 ルナマリアの意図を汲み取ったレイが、自機とルナマリアの機体とで、アビスを十字に囲むような位置関係をとろうとする動きをみせる。
その動きに、一瞬敵のパイロットがレイに目をやり、それが機体に反映される。
 ほんの僅かなその動きをルナマリアは見逃さない。
機体の椀部の力をぬき、機体の重心を前から後ろにずらす。
 横に気をとられていた敵はそれに反応できない。障害がいきなり取り去られたせいで、ランスが思い切り跳ね上がり
その勢いで、アビスは後ろへたたらをふむ。好機!
「せやぁあああああああ!」
 ルナマリアは裂帛の気合と共に、アクスを突き出した。

「ふざけんなよ、こらぁ!!」
 アビスの中でアウルは、怒りの声をあげた。油断した・・・。なんとか機体を振ってかわしたが、
右肩のシールドが吹き飛び、右の三連装ビーム砲が破壊された。
 勢い余ってぶつかってきた敵のザクに思い切り右足で膝蹴りを食らわし、吹き飛んだところを更に機体を半回転させ
右の足刀で蹴り飛ばす。アビスの蹴りをまともにくらって、敵の機体が吹き飛んでいく。
だが、敵の機体を蹴り飛ばした同時に、白い機体がビームを放ってくる。

「このぉ!」
 怒りにまかせて、胸部のカリドゥスビーム砲を放つがこれを敵は横っ飛びでかわす。
こいつも動きがいい。しかも、自分の機体が損傷したのに勢いづいて、ゲイツR、ディンが殺到してくる。
「・・・舐めんなよ。」
 逆にその状況が、アウルの頭を冷やした。
 
 機体をまず白い機体に向かってダッシュさせ、いきなり狙いもつけずに右腕のM68連装砲を放つ。
まだ違う種類の武器があるとは思わなかったらしく、白い機体は大きくバランスを崩す。
そこにランスを一閃。敵の右腕がライフルごと宙を舞った。警報。後ろからトマホークが飛来してくる。さっきの赤い奴か。
 ジャンプでかわし、空中で機体を180度回転させ、いきなり左の三連装ビーム砲と胸部カリドゥス複相ビーム砲を放つ。
避けきれずに赤い機体が、あちこちにビームをくらって煙をふいて倒れる。
 トドメをささせまいと思ったのか、白い機体が体当たりを試みてくる、ランスの石突の部分で突く。白い機体が吹き飛ぶ。
機体の左右にビームが着弾、見上げるとゲイツRとディンが計8機ほど浮かんでいた。
 
 アビスを一気に宙へと持ち上げる。次々と敵がビームを放つが、機体をふってかわす。
すれ違いざま、一機を叩き斬りもう一機のコクピットを貫く。どの機体よりも高く機体を持ち上げフルバースト。

「ウッフファハハハハハハハハハァ!」
煙をふいて落ちていくディン、ゲイツRを見てアウルは哄笑を上げた。地面では白い機体が赤い機体を引きずって離脱しようとしていた。
 どうしようかな・・・、そう思った瞬間、コロニーに轟音が響き渡った。
646通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:04:19 ID:???
 スティングは少し焦っていた。新型の機体―おそらくは自分たちと同系統―の機体が出てきた。
しかも、大分ハンガーを潰したはずなのに、このMSの数・・・。情報が大分杜撰なものだったらしい。
ステラのガイアは白と赤の機体を追い込んでいるようだが、白と赤の機体も粘っている。
 そんなことを考えながらも、スティングは精密な射撃で3機のゲイツRを連続で叩き落し、
機動兵装ポッドで地上のザウートを破壊した。
(バスはまだかバスは・・・)
 と、轟音が響き渡った。同時に通信が飛び込んでくる。

<お疲れさん! 迎えに来たぜ、ボウズども>
<おせえよ、ネオ>
そう言うと、スティングはアウルとステラに通信をおくった。

<アウル、ステラ、引き上げだ>
<OK>
<・・・もうちょっとなのに・・・>
<ステラ、任務の内容はなんだった?>
<・・・分かった>
<いい子だ>
 ガイア、アビス、カオスは一斉に空へ舞い上がった。ふと、アビスに目をやると肩を損傷しているではないか。
ゾッとして、通信を送る。

<おい、アウル! 大丈夫か?>
<うん? 別にぃ。これぐらいで騒ぐなよ>
<どこも怪我してねえんだな?>
 何せ、自分たちはパイロットスーツもヘルメットもつけてないのだ。
<この僕が、そんなドジするかっての>
<そうか・・・>

 ホッとして通信を切った後、スティングは苦笑する。なぜこうも、ステラとアウルが気になるのか、不思議だった。
最近チームを組んだばかりだというのに。だが、二人に合った時、強く湧き上がって合ったのは、
俺が面倒みてやらければ、俺が守ってやらなければ、そんな思いだった。
 我ながらおかしいとは思うが、湧き上がってくるものは仕方ない。消そうとしても消せないなら、その思いに従おう
スティングはそう思っていた。
(俺が、こいつらを・・・守る。)
647通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:05:07 ID:???
と、上空からエグザスが飛んでくる。
<ネオ! 別に来る必要なかったぜ。>
<なあに、俺もたまには暴れたくてな。そら、追っ手がきたぞ。>
<おい、スティング。あの赤と白の奴・・・装備を換装したぜ?>
<・・・常識はずれな機体だな>
<ステラ・・・あれ、欲しい>
<今からじゃ無理だ、諦めてくれ>
<そーそ、隣の芝生は青いってねぇ>
<お前たちねぇ、なごやかに会話しすぎでしょ。慎ましくしろ、慎ましく。>
そんなことを言い合いながら、彼等は片端から追っ手を撃墜していった。

「これ以上好き勝手、させるもんかぁー!」
 シンは、必死でインパルスを駆り、味方機とともに4機を追った。
だが、アビスのビームの雨とカオスのライフルと機動兵装ポッド、そして新たな敵のビームガンバレル、
オールレンジから浴びせられるビームの嵐に機体はどんどん損傷していく。
 そして・・・。カオスが大量のミサイルを発射し、それを盾でふせいだ瞬間、背後からビームガンバレルの一撃で
シルエットが破壊され、インパルスも地面に落下していく。
「くっそぉおお・・・」
必死ですらスラスターを操作し、減速したが機体は思った以上の衝撃で地面に叩きつけられ、シンは意識を失った。
648通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:06:16 ID:???
「・・・順調かね?」
リーは研究員に尋ねた。目の前には4人が何やら、頭に大量のコードをとりつけられ眠っている

「はい。彼等の戦闘経験のデータは、どれも貴重なものです。この調子で蓄積していけば、素晴らしいデーターベースが完成するかと。」
「そうか、何よりだ。にしても、あの三人の力は確かにたいしたものだ。君たちが最高傑作と呼ぶわけが分かったよ。」
「ありがとうございます。いやあ、あの三人は素晴らしいですよ。遺伝子操作を受けていないにも関わらず、
なぜかコーディネーター並の力を元から持っていたという。いやあ、まさに神がこの計画のために我々に遣わせてくれたとしか思えません。」

「突然変異か何か、ということか?」
「分かりません。しかし、それは我々にとってどうでもいいことです。大事なのはあの三人には、今まで蓄積してきた投薬の方法で
力を伸ばすことができたと言うことですから。彼等は間違いなく、最強の戦士です。」
「そうだな。・・・ところであのネオには、ダウンロードしないのか?」
「あれは、あくまでデータを採取用ですから。いくらでもお使いになっていただいて結構です。死んでもすぐに、代わりを用意しますので。」
 その研究員の言葉に、流石にリーは苦笑をもらす。

「ふっ。人間を何人も使い捨てにし、兄弟同然の仲だったという三人の記憶を消し、投薬を行い戦わせる。我々の死後の行き先は、
 間違いなく地獄だろうな。」
 そのリーの言葉に、研究員も苦笑する。しかし、その後顔を引き締め、断固たる口調で言い放った。

「しかし、誰かが悪魔にならねば。息子、孫の代のために。青き清浄なる世界のために!」
 その言葉にリーも唱和した。
「ああ。青き清浄なる世界のために。」
3人の少年と、一人の男は、ただ眠り続けいていた。

 その頃、アーモリーワンの軍事工廠は沈痛な雰囲気に包まれていた。
三機のガンダムは強奪され、破壊を許し、追撃したMS隊はことごとく壊滅した。
怨嗟の声を上げ涙を流しながら、元同僚達の死体を運び出している光景がそこかしこで見られる。
レイも、死体を運び出し、瓦礫をどける作業に混じっていた。

「・・・レイ。大丈夫かよ?」
 その声に振り返ると、シンが立っていた。
「シンか。俺は問題ない。だが、ルナマリアが・・・。」
「知ってる。さっき見舞いに行って来た。」
「そうか・・・。」
 そのまま、二人は黙々と作業を続けた。

 シンのインパルス中破、ルナマリアのザク・ウォーリア大破、
レイのブレイズ・ザク・ファントム中破、三人のうちの誰かが欠けなかったのは僥倖といってよかったかもしれない
だが、どうしようもない悔しさが二人を襲っていた。
649通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:07:18 ID:???
「・・・負けたな」
「負けたけど、負けてたまるかよ。」
「シン・・。」
 シンは、その真紅の瞳に確固たる意志を秘め言った。

「今日は負けた。けど、俺は死んでないし、戦おうって気持ちもなくなってない、だから負けてないんだ。
力が及ばなかったら、訓練して、鍛えて、次は勝つ。死なない限り、戦おうって気持ちをなくさない限り、それができるんだ。
一度負けただけで、諦めてたまるかよ。」
 脚部を損傷して、ガイアとやりあった時、死ぬかと思った。恐怖でふるえた。
けど、恐怖なんかに負けてたまるものか。あれに打ち勝たなくては、守れないものがあるなら・・・打ち勝ってやる。
 
「こんなことする奴等に・・・負けてやるもんか! 絶対に・・・俺は。」
 そこまで言って、シンはレイの目を正面から見る。その燃えるような意志が込められた瞳にレイは圧倒される。

「だからレイ。手を貸してくれ。俺一人じゃ無理だ、もっともっと鍛えて俺は強くなる。絶対に。だから・・・」
 レイの脳裏に、煙をはいて倒れるルナマリアのザクの姿がよぎった。
(・・・そうだ。二度とあんなことを、許すものか。誓ったはずだ、俺は。死なせないと、シンをルナマリアを・・・守ると)
 レイも、シンの目を正面から見返した。

「分かった。だが俺の訓練にもつきあってもらうぞ。俺も、強くなりたいからな。」
「勿論!」
「な〜んか、二人で面白そうなこといってるじゃない。」
 その声に二人とも、振り返る。そこには左手を吊り、顔に湿布を張りながらも気丈に微笑むルナマリアの顔があった。

「ルナマリア、怪我はいいのか?」
「ルナ、大丈夫かよ? 寝てなくて。」
 そう次々に言う、二人にナルナマリアは不敵に笑ってみせる。
「私も、乗せてもらうわよ。」
「え?」
「その、一緒に強くなろうってヤツに。私だって・・・許せないことや、守りたいものが、あるんだから。」
 そう言うと、ルナマリアは右手を拳にして突き出した。レイとシンも拳を突き出す。
三人は、お互いの目を見据え、互いの揺るがない意志を確認しあった後、拳をぶつけあわせたのだった。
650通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:08:52 ID:???
続きを書かないといったのに、昨日のSPを見たらむしゃくしゃして書いてしまった・・・。
今は後悔しているのか、どうか分からない。
できたら続けてみたいかも・・・。あんまりだ、あんなラスト。
651通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 19:29:20 ID:???
あまりに酷いよな・・・
正に

104 通常の名無しさんの3倍 sage New! 2005/12/26(月) 19:13:54 ID:???
スターウォーズ風に言うと、ベイダー(シン)どころかモール(キラ)やドゥーク(アスラン)がまとめて生きてるわけだ。
パルパティーン(ラクス)も笑いが止まらんだろうよ。

92 通常の名無しさんの3倍 sage New! 2005/12/26(月) 15:17:48 ID:???
シディアスにもモールにもティラヌスにもヴェイダーにも失礼極まりないネタだが、
あまりにも合い過ぎているので転載。つーかこいつマジでCE世界の暗黒面の権化じゃないか?
アナキンと逆の「フォースに負のバランスをもたらす者」じゃねーかと。

ttp://www.vipper.org/vip165168.avi.html


というわけだ
652通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 20:30:59 ID:???
>>650
俺はスペシャル観るのすっかり忘れてたんだけど
なんか新シャア板の様子でだいたい解るよ…

ともかくGJ
とりあえずこっからの続きも楽しみにしてるよww
彼等は元の世界に帰れるのかな?
653通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 21:17:52 ID:???
>>1にある過去ログ倉庫を造ったものです。
>>386-392 及び >>406-410 >>561-581>>639-649
をとりあえずまとめてみました。
ttp://shippo-chu.hp.infoseek.co.jp/cem.html

C.E世界漂流記と付けましたが、気に入らなければいつでも変更します。
654通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 22:00:41 ID:???
>>650
凄い良かった!福田のかわりに監督になってくれ。
655通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 23:07:07 ID:???
>>650
出来ればハッピーエンドがいいな。
ザフト学園の三人と連合校の三人が協力して、
負債の世界を打ち壊す展開を望む。
656通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 23:17:21 ID:???
>>655
その勝利とは、真っ当に生きて、一回り成長して、
笑顔でもとの世界に帰れるものであってほしいな。






他の作品を見るに、あの連中ならどんな世界でも、図太く生き残れそうだけど。
657通常の名無しさんの3倍:2005/12/26(月) 23:34:49 ID:???
>>650
お願い。ここではみんなをハッピーエンドに導いてあげて。
658通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 00:38:11 ID:???
ちゃんと学園に戻れるのか心配ですが面白かったです
GJ!!
659通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 01:51:15 ID:???
>>650
あんた、実はあの種死34話の戦闘プロットたてた人じゃないのか?
うますぎやわ、GJ!!
660通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 02:47:42 ID:???
>>629 GJ!
なんかムルタとナタルの関係もほのぼのでいいね、それと未成年に酒はヤバスww

>>637 GJ!
感動のエンディング期待してます

>>650
ごめんコレはアウトな気がするんだが…戦闘描写のリアルさが反って
学園物から遠のいてる要因になってるんじゃないか?優しくて暖かい世界から来たシン達が
殺伐とした本編でも強く生きる『生き様』がスレ的にセーフの範囲だと思う

あと会話や交流が減って、戦闘シーンも含めた本編を追体験するだけのSSになると
オチもつかずに延々と続くってことにならんか?しかもAA組は絶対出せない束縛付で


661通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 02:52:41 ID:???
つうか、スレ違いのような気がするんだよな。
戦闘描写がメインになっちゃあ駄目だろう。
662通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 03:17:20 ID:???
GJ!!!
だがこれから先、このスレ最大の禁忌…アイツラがからんでしまうのだ…負債の道筋だと…
663通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 05:09:52 ID:???
3年B組アズラエル先生
664通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 10:09:27 ID:???
GJ!
ただ素朴な疑問
シン達は遺伝子的にナチュラルでコーディネーター並の
能力を持っている訳ですがザフト軍なんかだと遺伝子のチェックなんかは
無いのだろうか?

アニメだと議長は遺伝子工学の権威で遺伝子の適性でシンにインパルスを
乗せていたように思っていたのだが。
665通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 10:17:24 ID:???
そもそもシンとマユはコーディ
エリカさんやロンド姉弟だってコーディだぞ
666通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 11:23:07 ID:???
>>664
その辺は職人さんも苦しいトコだと思うが、まあ俺はナチュラルでクローンの
クルーゼがやたら出世して、最後はプロヴィデンスまで受領してたんだから
多分ないんだろうと、脳内保管。
あったらコーディー至上主義のパトリックザラがあんなに重用したとも思えんし。
667通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 11:50:03 ID:???
SPにでヨウランが亡くなったらしい…

ヨウラン追悼スレ見るまで知らなかったよ…
(⊃Д`)

ここのヨウランに幸あらんことを
668通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 12:32:13 ID:???
な、なんだってーーーー!!
ヨウランが……死、死んだ!?

何て事を……
負債め!いつかこの代償を払わせてやる!!
669通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 13:15:33 ID:???
629 それも名無しだ sage New! 2005/12/27(火) 12:54:52 ID:zGWoRq/Z
ttp://www.compbot.com/gundam/src/1135538040085.jpg
なんか良くわからんがヨウランとかいうのが死んでたらしいな
意味わからんが
670C.E世界漂流記を書いた者:2005/12/27(火) 13:39:04 ID:???
>>653
ありがたすぎてちょっと恐縮してしまいました。
題もつけていただいて・・・どうも、ありがとうございます。
 しかし、せっかくアップしていただいたというのに、当方帰省する上に
PC上、問題が発生しやがりまして、続きはかなり遅れそうです。
ご勘弁を。

>>660-661
すいません。自分が、反則技をしているは承知しているので言いたいことは
よーくわかります。戦闘は脚力控えようと思います。
671通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 16:53:24 ID:???
職人方GJ!!!
あと>>635の書き込みを見て、ネタが浮かんでしまった…
672フレイ主役小説7:2005/12/27(火) 19:25:15 ID:pTfmB2j5

『ガラ!!』
先頭にいたシンが勢いよく襖を開けた。
フレイ「やっぱり・・・アンタたちだったのね・・・」
ステラ「フレイ〜!!!」
フレイ「何しに来たのよ!!!」
言われるとは思ってもいなかったその言葉にステラは、ビクッと体を縮める。
男「え?フレイの知り合い??悪いけど帰ってくれませんか?今は大事な話の途中なんです。」
穏やかに男は言うが、その言葉の中には嫌味っぽさも入っているようだった。
男「その制服、ザフトと連合か・・・。やっぱりフレイには、こんな不良学校は似合わないよ。」
シン・アウル「はぁぁ!?」
男「進学率はオーブに劣るし。」
ミーア「別にいい大学でることだけが人生じゃないわよ!!」
ステラ「うぇーい!!!」
男「留年生やらニートやらいるし。」
オルガシャニクロト「あぁ!!?」
ミゲルハイネ「ンだと!?」
男「教師、校長、共に変なのばっか。」
レイ「むっ・・・・アーサー先生が変なのは認めるが、ギルやタリア先生はすばらしい方だ。」
スティング「ネオだって・・・エロイけどいいとこの1つはあるんだよ!」
男「まぁ、噂どおりだね。この面子見れば。」
フレイは後ろで男を睨みながらも、何も言えないでいる。
シン「ちょっと待てよ・・・」
男「ん?」
シンの握った拳は震え、眼は男しか見ていなかった。
付き合いの長いレイも、こんなに怒っているシンを見るのは初めてだった。

673フレイ主役小説8 :2005/12/27(火) 19:57:39 ID:pTfmB2j5
シン「そりゃあ本当の事も入ってるかもしれないけど、そんな噂ごときでザフトを・・・連合をバカにするな!!」
その場にいる全員がシンを見た。
レイ「シン・・・・」
シャニ「・・・・・」
ステラ「シン・・・・・ww」
ミゲル「いいこと言うじゃないの。」
オルガ「フッ・・気に入ったぜ、このガキ。」
アウル「シンの言う通りだぜ!」
ミーア「シンくん・・!」
ハイネ「さすが俺の見込んだ男!!」
クロト「こういう奴、嫌いじゃないね。」
スティング「お前・・・」
男は不機嫌そうに眉をよせた。
男「なに、キミ?フレイとどういう関係なのさ。」
シン「え・・!?え・・っと・・・こ、後輩っていうのかな・・・」
学校が違うため後輩と言うのは変な気がしたが、ただの知り合いと言うわけでもないとシンは思った。
男「まぁ、でも僕ほどフレイより親しくないし、フレイのことをよく分かってるわけでもないんじゃない?」
今度はシンが不機嫌な顔をした。
シン「たしかに・・・アンタよりは付き合いは短いさ。
   でも!!フレイさんがどういう人か、俺は・・・俺達はわかってる!!」
男「何・・・?」
シン「フレイさんは、ちょっと我侭なところもあるけど、誰よりも他人のことを気遣えるすごい優しい人なんだ!!
   アンタなんかと見合いするのはお父さんのため、会社の社員の人たちのため!
   アンタ・・・本気でフレイさんのこと好きなら、それぐらい分かれよ!!!」
フレイ「シン・・・」
ジョージ「フレイ、彼は一体・・・?」
男はかるく舌打ちをした。
男「うるさい口だな。無理矢理にでもふさがないと分からないかな。」
『ヒュッ』
次の瞬間シンは床の上に倒れていた。
フレイ「!!」
シン「ガハッッ!!ゴホゴホッ・・・」
ミーア「な、なに今のパンチ・・・。スピードが・・・・」
男「たいした力もないくせに、大口叩くのはやめてよね。
  フレイも大変だね、こんな低レベルな人たちと関わらなきゃいけないのは。
  でも、オーブに来ればもう大丈夫だから・・・ん?フレイ・・・・?」
フレイはシンを見て、とても哀れんだ顔をした。それから視線を移し、男のことをキッと睨んだ。
674通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 21:15:53 ID:???
激しくGJ!

男=サイかと最初は思ってたけど、例の禁忌キッズの一人か…
負けるなシン!!
675通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 21:45:44 ID:???
名スレだね。
初代のキャラのも見てみたいけど、お勧めのSSある?
676通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 23:03:11 ID:???
>>675
個人的には初代スレの>>823>>824が好きだ。
677通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 00:47:33 ID:???
>>673 gj!! 
近畿に挑みながらも新キャラを貶めずしかも全員に見せ場と台詞
その構成、グッドだね

678675:2005/12/28(水) 11:41:54 ID:???
いや、AA組が出てくる学園SSが見てみたいという意味で
書いたんだけど本当で良いのないかな?
学園物って掃いて捨てるほど有りそうだし。
679通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 12:20:03 ID:???
志村ーテンプレテンプレ!
680通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 13:38:12 ID:???
実際お留守番スレの近畿軍団の性格なら出してもいい気がするが

きまりだから仕方がないよ
681通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 16:37:13 ID:???
そういう暗に訴えるような言い方はちょっと気に障る
このスレが成功したのは、しっかりとコンセプトを持っていたからだと思うよ
682通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 17:03:14 ID:???
>>678
ここみたいな正統派な学園モノって実はありそうでないのよこれが。
683通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 17:08:09 ID:???
どうしてもAA組でやりたければ他にスレ立ててやったほうがいいと思うよ
684通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 17:21:16 ID:???
>>680
本編で、あんまりな扱いを受けた新キャラ達に暖かい世界を
というのは、つくづくいいコンセプトだったと思う。
よって本編で優遇されてるAA組はおよびじゃないってことだ。
諦めてくれ、>>675
685680:2005/12/28(水) 17:37:40 ID:???
言い方が悪かったみたいだ

すまんかった
m(_ _;)m
686フレイ主役小説9:2005/12/28(水) 19:08:18 ID:6pznCIVa
フレイ「進学率が低くて悪かったわね・・・・」
そう言いながらフレイは着物の裾を捲くった。
男「え・・フ、フレイ?」
フレイ「不良が多くて、喧嘩はよくあるし・・・」
静かに腕を上げ、構えた。
男「ちょっ・・どうしたのさフレイ!!」
フレイ「でも!!連合高校表番フレイ・アルスターは学校、それに仲間を侮辱する奴は絶対許さないんだからぁ!!!」
『ドゴォッッ!!!』
ミゲルハイネ「決まったァ!フレイちゃんの右ストレート!!」
ステラ「うぇーい☆」
フレイ「あ・・・・・」
フレイは殴ってから自分のしたことに気が付いた。
フレイ「ご・・ごめんなさいパパ!私・・・!!」
その時、男がふらふらしながらも、むくりを立ち上がった。
アウル「まだ立てるのコイツ!?」
男「フレイ・・・キミは連合に行ってから頭が悪くなったみたいだね。前のキミはとても素敵だった・・・。
  アルスターさん。悪いんですけど、あなたの会社は潰させて・・・」
ジョージ「潰したいならやってみろ!!!」
男「なっ・・・?!」
687フレイ主役小説10:2005/12/28(水) 19:09:27 ID:6pznCIVa
ジョージ「勝負する前から負けると決め付けて・・・私はいつから諦め癖がついてしまったのだろうな・・・・
     フレイにも悪いことをした。」
男「あなたはっっ!!」
ジョージ「我が会社は最後の最後まで抵抗してやる!そう、そちらの会社に伝えておくんだな糞餓鬼!!」
男「この――――!!」
男は拳を握り締め、ジョージを殴ろうとした。
しかしこの拳はジョージに届くことはなかった。
『ドスッッ!!』
ドサッという音と共に男は倒れた。
シン「さっきの借りは返したぜ・・はぁはぁ・・・。」
ミーア「シンくんカッコイーーーーー☆☆」
オルガ「それじゃ、全部終わったことだし・・・」
スティング「早く帰るぞフレイ!」
フレイ「えっ・・・あ・・」
フレイはジョージのほうを見た。
ジョージは笑っていた。
ジョージ「お前が1人暮らしをするといった時は本当に心配だったが・・・・
     いい仲間と出会えたみたいで、今は良かったと思っているよ。」
フレイ「パパ・・・!!」
ジョージ「たまには家にも帰ってきなさい。」
フレイ「えぇ!!」
クロト「おーい!!フレイってば!!」
シャニ「置いてくよ・・・」
フレイ「待ってよぉ!」
シン「ヤバッ!もうこんな時間かよ!?マユに怒られる〜!!」
レイ「俺もラウとギルが・・」
スティング「まずは買い物だな。」
アウル「キムチ買って!!」
ステラ「ステラ、プリン・・・」
ミゲル「フレイちゃん!」
ハイネ「今度是非デートしてくれぇ!!」
フレイ「・・・・・この私にふさわしい場所へエスコートしてくれるんだったら1回くらいはいいわよ!」
ミーア「わっ!めずらし〜!!」
幸せそうな顔をしている娘を見て、ジョージも幸せそうな顔をした。

後日、新聞やニュースでアルスター会社が大きく取り上げられていた。
その内容は・・・
「アルスター会社、新商品で大ヒット!ライバル会社AA会社を上回る!もうAAなんて目じゃない!」
と、いうことだった。

【終】
688通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 19:12:23 ID:???
>>686-687
GJ!
最後もきれいに纏めてくれたね
689通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 19:13:44 ID:6pznCIVa
これで終りです。遅いうえに変な文章でスイマセンm(_ _)m


C.E世界漂流記すごすぎです!ファンですよ、かなり!!
その後、またミーアたちは出るんでしょうか??
続きが気になって仕方ありません!
これからもがんばってください(・∀・)/!!
690通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 19:49:06 ID:???
>>686-687
ちょっとスッとしたぜ、GJ!
691通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 20:06:02 ID:???
GJ!

結束の勝利だなww!
692シンの女難を増やしてみる試み1/5:2005/12/28(水) 21:25:38 ID:???
ヴィーノ「あ……」
ヨウラン「おい」

 しゃなりしゃなりと歩む姿の高貴さに、誰もが立ちすくむ。
 美しきかな彼女の名を、誰も知らない。

ヴィーノ「(行き先は、また牙留茄飯かな?)」
ヨウラン「(お気に入りみたいだからなぁ)」
ヴィーノ「(シンはもてるねぇ、ホント)」

 彼女は恋をしている。

 『いるかしら、彼』

 自分と同じ艶やかな黒毛の少年に、今日も逢いにゆく。
693シンの女難を増やしてみる試み1/5:2005/12/28(水) 21:27:30 ID:???
ミーア「あ、こないだの!」
フレイ「ホントね。ちょっとちょっと」
 少女の声に、顔を向けた。
ミーア「ご一緒してよろしいかしら?」
 『好きになさい』
 羽織った毛皮をふわりとゆらして、彼女は言う。
ミーア「今日もいい毛皮ですねぇ」
 『あ、こら』
 少女は親しげに彼女の背を撫で、小柄なその身を抱きしめると、胸に顔を埋めた。
ミーア「うふ……いい感触」
 『あん……気持ちいいわ。不本意だけど』
フレイ「ミーアったら、私にも……あは、やぁん。舐めちゃやぁ」
 『ふふふ、かわいい子たちだわ』
コニール「いらっしゃいませー……うわ!」
 盆を持った看板娘は、眉を寄せる。
コニール「店に来られると、ちょっと困るんだけどなぁ……うーん……さわっていい?」
 『よくってよ』
 コニールは彼女を嫌っているわけではないが、立場上そう言うしかないのだ。
 彼女もそんな看板娘が嫌いではない。とくにその未発達な肢体を舌でくすぐるのが、少し楽しい。
コニール「あっ、やだ。首、くすぐったい……ひゃん」
 もうすこし遊んでやりたがったが、奥に目当ての少年を見つけてしまった。
694シンの女難を増やしてみる試み3/5:2005/12/28(水) 21:29:48 ID:???
シン「あ……こんちわ」
 『逢いたかったわ』
マユ「近寄んなこの雌猫」
 『赤飯前のおガキ様は口を慎みなさい』
マユ「む〜〜〜……」
 彼女はシンの膝を、自分の指定席としている。
 本人の妹はともかく、本人は嫌がってないのだ。彼女は心おきなく足を伸ばした。
 あたたかな少年の胸にほおずりし、肩に手を掛け、チュッとくちびるを奪う。
ルナ「あっ」
マユ「てめぇこら!」
シン「ははは……まいったな、またされちゃった」
ミーア「好かれてるわねぇ、シン」
ステラ「いいなぁ……」
 彼女はミーアやステラのような豊満に熟れた女体も好んでいたが、やはり
愛しているのはシンのような、若鮎のようにしなやかな少年の肉体だ。
オクレ「……また来たのか」
 『あら、坊や』
オクレ「うちは飲食店なんだけどな」
 『そう堅いこと言わないで。同じ金瞳の仲じゃない』
695シンの女難を増やしてみる試み4/5:2005/12/28(水) 21:31:22 ID:???
 彼女はスティングに飛びついて、シンに与えたのと同じように唇を重ねる。彼の
肉体も寵愛に値するものだ。それにその瞳の色が自分と似通ってることには
運命を感じる。『もしかして私の子かしら』などと、彼女は思ったりしている。
オクレ「ぎゃっ!?」
 『あなたも感じやすいのね……首は』
 何度もざらりとした舌で舐めあげる。
コニール「へぇ〜、好かれてるじゃないか」
オクレ「バカッ、それどころじゃねぇ!うわっ」
 男の首すじを味わうことに夢中になっていると、ヒョイとわきから持ち上げられた。
 『ああん、なにするの』
シン「そろそろ帰ったほうがいいんじゃないか?ご主人が心配してるぞ」
 たしかに、店の外から遠く自分を呼ぶ声がする。
 『しょうがないわね。まったくもって不本意だけど、帰りましょう』
 最後にひとつペロッと少年の鼻の頭を舐めあげて、彼女は床に足をつけた。
ミーア「じゃあね〜〜」
フレイ「また会いましょう」
ステラ「ばいばい……」
ルナ「(私もシンにペロって……いや、でも……)」
マユ「もう来んな雌猫〜!」
コニール「次は裏口に来てくれるとありがたいんだけどなぁ」
スティ「せいぜい気をつけて帰れよ」
シン「じゃ、またな?」
 『またね、坊やたち……』
ジブリ「ねこたぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!ねこたぁ〜〜〜〜〜〜ん!!」
猫『にゃー』
ジブリ「ああっ、ねこたん!マイハニー!私を置いてどこかへ行かないでおくれ!」

 『もうジブリったら、鼻水たらして……。またマフラーもつけずに飛び出してきたの?
 バカな人……そんなところが放っておけないのだわ。私のかわいいしもべ』

ジブリ「もし君がいなければ、永遠にこの世の冬は終わってくれないだろう。
     だけど君がいてくれるだけで、私はいつでも春の陽気さを感じられるんだよ」
猫『にゃーん……』

 『私も冬は好きではないわ。だから、もっとしっかりだっこしてちょうだい、ジブリ……』


ヨウラン「ラブラブだなぁ」
ヴィーノ「ラブラブだねぇ」
ギル「まったく羨ましいかぎりだね。
    私も、あんな風にタリアの胸に……」
ヨウラン「……むりだなぁ?」
ヴィーノ「……むりだねぇ?」
ギル「(´・ω・`)」
697通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 21:39:11 ID:???
>>696
ちょwww騙されたけどGJ!!
698通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 23:06:26 ID:???
途中まで興奮しながら読んでしまいまつた…
699通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 23:09:49 ID:???
ヌコテラモエス
そしてオチのタイトルにワロスwww
700通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 01:15:46 ID:???
>>696
上手い! 一瞬板を間違えたかと思ったw
GJ!
701通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 01:40:43 ID:???
>>696
ヌコカワイス
そして久々に出てみればこんな役の魔界天使。
そんなところがまた萌え。
702通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 01:42:56 ID:???
マユのセリフはそのまんまなのかw 比喩でも何でもなくw
703通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 01:52:29 ID:???
書き方上手いなぁ

シンにヌコまっしぐらww
704通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 09:02:29 ID:???
この妖絶な猫にはさすがにルナステマユでも勝ち目は無いぜ・・・
705通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 14:03:12 ID:???
ここのシン達はコミケに行くのかな?
706通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 15:09:40 ID:???
冬の遠足で?
707通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 16:40:40 ID:???
アーサーが課外授業、と称してシン達をコミケへ連れていくってネタを思いついた
708通常の名無しさんの3倍:2005/12/29(木) 18:15:23 ID:f74xn0LF
いいね!!
709通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 02:00:02 ID:???
↑↑ぜひやってくれ!
おねだりばかりも何なのでつたないネタ投下

うつろうその指で リゲイン飲んだ時
今だけ今日だけ 徹夜でもいいだろう?
誰もが焦ってる 試験を前にして
視線が泳いでる 漢字 探してる
眠くって答案が見えない
π=3がぼくらの真実なら―

先生見てて動けない 公式を書き込んだ
筆箱さえも無い机の 英単だけ…
転がるペンを恐れない カンと暗記の先に
交わすカンペよ描かれた 満点に届け―
710通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 02:03:19 ID:???
シン「うるさぁぁぁい!何人の家に勝手に上がり込んで歌ってるんですか!ヴェステンフルス先輩!」
ハイネ「フッ…だーかーら、ハ・イ・ネだって!せっかく俺がお前等の心境を歌にしてやったのに『うるさい』はないだろ?」
シン「今みんなで試験勉強やってるんだから手伝う気が無いなら静かにしてて下さいよ!はぁ…えーと角Aが30°だから…」
ハイネ「わかったわかった手伝うって。そこはCOS30°=二分の一だろ?そこで余弦定理を使ってだ…」
シン「あ、なるほど、って言うことはここをこうやって…出来た!」
レイ「間違ってるぞシン。 先輩、COS30°は二分の一じゃなくて二分の√3です。
   それにその問題は正弦定理を使った方が手っ取り早いです。」
ハイネ「あ、あれ?そうだったっけ?」
シン「ダメじゃないですか先輩!」
ハイネ「…ま、数学なんてどうせ社会に出たら使わないさ。」
ルナ「数学苦手な人がよく言うセリフね…」
シン「ったく、頼りにならないなぁ…所でルナ、そっちはどうだ?」
ルナ「数学はともかく日本史が…
   天下獲ったのって徳川家綱だっけ…むしろ家宣?」
メイリン「何で迷うの?何で迷うのよ!どの徳川様が初代徳川将軍か何でわかんないの!?」
ルナ「くっ、この狸親父がぁあああ!」
シン「…ダメそうだな」
レイ「ああ、そうだな。」
711通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 02:06:36 ID:???

ルナ(うう…眠い…栄養ドリンクどこだっけ?)
うつろうその指で リゲイン飲んだ時
シン「くそッ!試験範囲の問題が終わらない!」
今だけ今日だけ 徹夜でもいいだろう?
ヨウラン「やばいやばいやばい、ついガンダムSEED ASTRY全巻読んじまったぁ―ッ!!」
誰もが焦ってる 試験を前にして
ヴィーノ(やっべぇ、あやまるってどう書いたっけ…?)
視線が泳いでる 漢字 探してる
ルナ(えと…天下とうい…刀…り…どりょ…う……)
眠くって答案が見えない
レイ(半円はπr二乗×二分の一で…)
π=3がぼくらの真実なら―

ステラ「赤点…?落ちるのは嫌ぁああああ!」
先生見てて動けない 公式を書き込んだ
スティング(なんだよ今回から筆箱は片すって…俺はともかくステラがやばい…!)
筆箱さえも無い机の 英単だけ…
シン「問の意味さえ分からないのが悔しかった…俺はこの鉛筆で分からないところを全てなぎ払う!」
転がるペンを恐れない カンと暗記の先に
アウル(えーとsin30°=二分の一ね…やっぱ消しゴムが使いやすいよなー…)
交わすカンペよ描かれた
レイ(よし、見直しもやったしこれで大丈夫だろう)
満点に届け―
アーサー「はいそこまでー!じゃあ後ろから答案集めなさーい!」
712通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 02:08:42 ID:???

二日後
シン「あんたが裏切るから…あんたがぁぁあああッ!!!」
バキィッ!
レイ「…メイリン、何故シンは鉛筆を叩き折っているんだ?」
メイリン「なんか分からなかったところ鉛筆転がして書いたらことごとく外れたみたい。」
レイ「それがなんで裏切り者になるんだ…?」
ガラッ
ルナ「知りたい?」
扉を開けて教室にルナが入ってくる
メイリン「あ、お姉ちゃん!知ってるの?」
ルナ「ええ、なんでも湯島○宮で買った鉛筆らしいのよ。かなり御利益期待してたみたいだけど、
   そんなのに頼ってちゃ出来る物も出来なくなるわよ。やっぱ最後は実力よね」
レイ「言うじゃないか。そちらの結果はどうだったんだ?」
ルナ「ま、数学はバッチリよ。見る?」
懐から答案を取り出す
レイ「どれどれ?…数学90点だって?すごいじゃないかルナマリア!」
ルナ「忘れてた?私も赤なのよ!」
ルナはもう一枚答案を取り出した
メイリン「日本史25点て…徹夜してたんじゃなかったの?」
ルナ「ちょっと気分転換に数学始めたら気付いたら朝だったのよぉ…」
メイリン「…どんまい、お姉ちゃん。」
レイ「……まぁ追試がんばってくれ。」
ルナ「ううう……」
713通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 02:12:14 ID:???
学力はレイ>>>>フレイ>>>スティング>>>ミーア>メイリン≧ルナ>(越えられない壁)>>
アウル≧シン>>(まぁ…その…いろいろと壁)>>ステラ
くらいだと思って書いたんですけどみんなの中ではどうですか?
714707:2005/12/30(金) 02:22:56 ID:???
>>709-713GJ!
最初の替え歌から吹いたww!


あと今は切れて久しいけど当方ムルタの回想ネタを書いてるモンです

でも今行き詰まってるんで、先に急に閃いたアーサーの課外授業を書きたいと思います
あまり期待せず待っとって下さい
715通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 06:51:16 ID:???
>>709-713
GJ!何故ignitedはこんなに見事にハマっているんだw

ちなみに俺はこんな感じだと思う
レイ>>>>スティング>メイリン>フレイ>ルナ>アウル≧ミーア
>ヨウラン>シン≧ヴィーノ>>(立ちはだかるベルリンの壁)>>ステラ

>>714
ガンガレ!楽しみにしてるぜ
716通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 08:04:10 ID:???
ステラはある意味天才
717アーサーの課外授業:2005/12/30(金) 12:26:53 ID:???
キーンコーンカーンコーン

ガラガラガラ
アーサー「やあ、おまいらおはよう!」
クラス「ざわざわざわ(あれ?アーサー先生って痴漢で捕まったんじゃ…)」
アーサー「突然ですが今日は国語の課外授業でぇ〜す!ww」
クラス「えぇ〜!?」
アーサー「は〜い静かにね〜、私語しない私語〜」

ヴィーノ「ボソボソ(何でまた課外授業なんか…)」
メイリン「ヒソヒソ(さあ?)」

ヒュッ…ボフッ!
ヴィーノ「うわっ、ゲホゲホ」
アーサー「こらそこ〜、私語してんじゃないぞ〜
言う事聞かないと先生辛いけど黒板消投げるぞ〜♪」
シン(何か逮捕前と様子が違う…
ま、どうせマンガか何かの影響なんだろうな…キンモー)
718課外授業2:2005/12/30(金) 12:28:23 ID:???
アーサー「イヤァーッフォンドゥヴァオゥ!
テンションがあがるなみんな〜
ここがこの前現国でやった【同人誌】を売ってるコミケが開催されてる聖地だー!イャァーッハァー」

シン「同人誌って…」
レイ「勘違いしてはならないぞ、シン

先生はきっと、恐らく…たぶん……
今から実際に【同人誌】が売られているところを俺たちに見せ、現代国語…日本史でいう明治頃の難しい文学史を俺たちに解りやすく説明しようとしてるんだ
そう自分に言い聞かせろ、きっとそうだ

ヴィーノ「でもコミケって…」
レイ「シャラップ!だまらっしゃい!
そう思い込め!

俺も思い込む!!」
719課外授業3:2005/12/30(金) 12:30:12 ID:???
メイリン「あーあ、先生カメラとカート持って突撃していっちゃったわね」
シン「『今から自由行動だ〜、実物を見てよく学ぶように!』とか言ったきり…」
ヴィーノ「まあ、出席扱いになるお休みだと思えばいいんじゃない?
ねえレイ…」
レイ「はははは(ry
塵一つ残さず消(ry
(激しく想定外の事態のため自分を見失っている)」
一同「ハァ…どうしたもんかな」


同時刻、アーサーはというと…
アーサー「あひゃひゃひゃひゃ!
新刊ゲットフォ〜!!

コミケなんて久しぶりだ!(プリズンライフを送っていたため)
成年向、18禁上等!
天上天下文学独尊ーー!」
720課外授業4:2005/12/30(金) 12:32:15 ID:???
アーサー「おっと忘れるところだったぜ!
今日はなんと赤い彗星さん

(アーサーの大好きな同人作家、通常の三倍ハード&ソフトと言われる絶妙な作風が人気を博している)

の握手会があるんだぁ!
確か今回初めて人前にでるんだよな〜
どんな人だろ〜?ワクワク」


アーサー「並んでるなぁ…お、あれか!
後ろ姿しか見えないなぁ〜髪型は…凄いワカメ
ははは間抜け理事長にそっくりだなぁ〜
下はシャアのコスプレ
なるほど今はメットとってるわけか

もう少し…顔が見えそう
あ、メット付けちゃったよ」

トール「前からファンだったんです!
次の新刊楽しみにしてます!」
721課外授業5:2005/12/30(金) 12:33:32 ID:???
シャア「ありがとう、君のような若者が新たな同人文化を築いてくれたまえ」
アーサー(よーし、もうすぐ僕の番だな
ドキドキするな〜♪)
トール「あの、一緒に写真お願いします
メット有りと無し二枚」
シャア「ははは、お安いご用さ」

アーサー「おっ、メット取っ…フォンドゥヴァオ〜ゥ!!」


その後メイリンの日記から

それからアーサー先生は帰ってこなかったので
勝手に解散になりました
次の日、先生は何故か理事長命令でお咎め無しになってたけど、凄く複雑な顔してたのが印象的でした
あと、先生は本当に【同人誌】の概念を取り違えていたようです
先生って馬鹿だ…
722通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 12:35:30 ID:???
なんかコミケとかよく知らないのに勢いで書いた

今は反省している
723通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 13:18:12 ID:???
GJです!!
が、>>717の[クラス]を[ラk──ごふんっけふんっ!!

……流石に朝から酒飲むもんじゃないなorz
724通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 14:16:03 ID:???
ワカメの人なにしてるのワカメの人w
725通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 18:38:44 ID:???
   \/⌒/ ―― /\  __   =クリティカル=
    /'∀'ヽ \―/\  | ―
    (●.●)E)/_  |: |  ∧ ∧∩
     >冊/  ./ ―― |: | ,(_ ゚∀)―――`:,
   /⌒   ミミ \    |: // __=―――
   /   / |::|λ|>― |/――  ___
   |√7ミ   |::|  ト、    ⊆    __  ―_
    |:/    V_.ハ> >>23
   /| i         \  __∪__―
     и .i       > _ ――
       ヘ、| i  .NV _
         V\/__

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃┌────┐                            ┃
┃│|/Wレv\ . |   レイ                      ┃
┃│ (`∀´ )8|                           ┃
┃│¶⊂.¶⊂フ│ 「おらおら!氏に神様のお通りだ!! 」 ┃
┃└────┘                            ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
726年末の牙留茄飯より中継:2005/12/30(金) 20:05:41 ID:???
コニー「で、できるか……?」
オクレ「ああ……今度こそできそうだ。悪かったな、さむいのに」
コニー「それは平気……ん、冷たっ」
スティ「互いに手、冷えちまったな。……やっぱり、中でやらねぇか?」
コニー「でも、ウチんなか汚いしさ……や、あ、いやっ、ちょっと待てっ!」
オクレ「あぁ?」
コニー「こ、こっちのこころの準備が!!だめ!!!!」
オクレ「またかぁ?タイミング合わねえなぁ……。相性悪いのか?オレたち」
コニー「(ガーン)そ……そんなことないっ。がんばる!あたしっ、がんばるから!」
オクレ「そう言われてもよ……」
マユ「オクレ兄さんったら、隠れ鬼畜?……メモメモ」
シン「なに年下いじめてるんだ、スティング」
アウル「そうそう。そこをリードすんのが男の役目だろ?」
ステラ「(リード?リード……わんちゃんの首にかけるやつ!……それをどうするの?)」
オクレ「な、なんでお前ら、ココにッ」
アウル「シンたち呼んじゃった☆ いーじゃん見せてよ、二人の仲イイとこさぁ」
ステラ「(リードするのが男の役目……つまり、スティングがするの?コニールにするの?)」
マユ「ほら二人とも、もっとくっついて!入らないでしょ!」
オクレ「くそっ。見つからねぇうちに、さっさと終わらせたかったのに」
ステラ「(リードしたら……さんぽするのかな?でもヒトの首に紐をつけちゃいけないって……)」
シン「お前がいつまでもカタイから終わらないんだろ……ほら」
オクレ「うっせーよ!さわんな!」
アウル「ホントだぁ。そんなガッチガチじゃ、いつまでやっても終わんないんじゃない?」
ステラ「スティング自分で言ったのに……コニールとはするの?うそつき……」
オクレ「んなこと言われたって(ってかステラ何言ってんだ)……写真なんて聞いてなかったんだぞ!」
コニー「ダダこねるなよ。あたしだって、お、お前となんか……」
オクレ「カメラに魂抜かれるじゃないか!」
コニー「(何年前の人間だ?)……もうっ、ちゃっちゃとやれ!頼んだぞ!」

パシャッ
727年末の牙留茄飯より中継:2005/12/30(金) 20:11:23 ID:???
  新春あけましておめでとうございます。今年も……

       おいでやす☆牙留茄飯
                      ,ノV'"^フ
     ,ノ'"^``''^`'"^ミ,ィ   ,- ̄ ̄ ̄ ̄ゝ \
    iイ,,、  レ,イ   イ  / ヾ( .//  ヾ、 ヽ
    !ミj ``'"´゙^~ヾミ l /イi'"´ ̄ ̄ ``レゞ彡l  ヽ
    / ,,´ 、__,  `,, レ-i  り,,´ 、__,  `,, ノレ-i  i、|
   _l    ∨     ,ノ _レ   ∨    レ_,ノレ'
  ( ヽ_       < ( ヽ_       <
   ヽ、        ヽ ヽ、        ヽ
     l          )  l          )
コニ父「よ〜し、よく撮れた。これをハガキにすれば年賀状完成だ」
ギル「ふむ、いい画だ」
オクレ「……あの、いいんすか?オレ、ただのバイトなのに写っちゃって」
コニ父「いずれウチに入るだろーから問題なし!」
マユ「ほほう!」
コニー「何言ってんだ親父ッ」
オクレ「でも親父さん、今からポストに入れても元旦に間に合わないんじゃ……」
コニ父「挨拶ついでに直接投函してくっから、それも問題なし!
     郵便局に手間ァとらせねぇさ。切手代の節約にもなる!」
コニー「このバカ親父!うちが切手買う金もないみたいに!
     そもそも年賀葉書使わないとか、デジカメは借り物でプリントも知り合いにタダで
     やってもらうとか、そんなみみっちい恥をしゃべるな!」
アウル「うわー……あんたがしゃべりすぎ」
オクレ「はぁ(……なるほど、そんな手が)」
シン「ハハハ……ともあれ、お疲れさん」


オクレ「もしもし、ネオ?学校のパソコン使わせてくれ。あとプリンタ」
ネオ「今オレ使ってるから、あとで来い。
    ははは、賀詞もイラストもソフトに入ってるしネットでも落とせるし、便利だなー」
リー「(みなさん、年賀状はもっと早めに、ちゃんとつくるべきですよ……)」
728おまけ:2005/12/30(金) 20:16:19 ID:???

            バルス!
                      ,ノV'"^フ
     ,ノ'"^``''^`'"^ミ,ィ   ,- ̄ ̄ ̄ ̄ゝ \
    iイ,,、  レ,イ   イ  / ヾ( .//  ヾ、 ヽ
    !ミj ``'"´゙^~ヾミ l /イi'"´ ̄ ̄ ``レゞ彡l  ヽ
    / ,,´ 、__,  `,, レ-i  り,,´ 、__,  `,, ノレ-i  i、|
    l    ∨     ,ノ _レ   ∨    レ_,ノレ'
    ヽ_       /⌒( ヽ_       <
   /          ,ハ、         ヽ
   ( l         l  l        ト、  )
729通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 20:39:18 ID:???
>>726-727 GJ!! オクレ可愛いよオクレ
730通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 20:58:55 ID:???
目がぁ〜〜!目がぁ〜〜〜!
731通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 21:49:27 ID:???
ところで、ここのミーアってやっぱ素顔のミーアなのか?
732通常の名無しさんの3倍:2005/12/30(金) 22:18:15 ID:???
ヘアカラーとメイクで変わってる説を推奨したい俺
子ども時代オクレとそっくりさんな子どもミーアってネタ思いついたから
733通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 00:41:16 ID:???
良・スレ
734通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 00:49:50 ID:ecQmlhEw
やっぱ素で美少女派だな、俺は。
735通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 01:13:13 ID:???
>>726-727
ほのぼのGJ!!

>>731
決めなくて職人の裁量にまかせるべきだと思うね。
どっちでも作れそうだし
736k:2005/12/31(土) 02:14:28 ID:1NFDMPu0
温泉旅行の続きまだー?
737通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 17:02:56 ID:???
前誰かが書いた
かまい種をインスパイヤ

ヨウラン「そろそろ学園祭の季節か…」
ヴィーノ「劇の内容考えなくちゃ」
シン「前の奴は大成功だったよな
今回はどうするんだ?」
ルナ「確かに成功だったけど…
もうあんな内容は止めてよね」
メイリン「ヨウランとヴィーノの独壇場だったわね
だから今回はもっと普通のを行きましょ」
レイ「俺は決まった事をやるだけだ
意見も出た、監督と脚本が決めろ」


ヨウヴィ「う〜ん…絞ったから誰か決めて

先着順ね」

@大河ドラマ的なモノ
Aとりあえずコメディ
Bもうアーサーにまかせる
C某番組の真似して罰ゲーム
738通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 17:32:13 ID:???
@大河ドラマ的なモノ 
739通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 18:17:05 ID:???
R指定になりそうだけどBで!
740737:2005/12/31(土) 18:48:41 ID:???
先着なので
@大河ドラマ的なモノ

で行きます

Bを選んだ人ごめんなさい
741通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 18:52:42 ID:???
幕末!!幕末!!
742通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 21:27:51 ID:???
ここは来年の大河をまねて山内一豊とその妻。
だれが一豊(シン)の妻をやるかで大モメ、だろ。
743通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 21:34:39 ID:???
ヨウヴィ「よし、決まりだな」
シン「いいじゃないか」
レイ「なかなか渋い所を突いているな」
メイリン「あなた達にしてはまともね」
ヴィーノ「はは(そげなーー!俺はいつでもまともだあ!)」
ルナ「ふ…ふふふふふヒロインヒロイン(何でもいいのよ
ヒロインになって、シンを主役にして…メルヘンゲットよー!)」
レイ「ルナマリア、本音が一部言葉に出てしまっているぞ
気持ちは解るが自重しろ」
ヨウラン(こいつをヒロインにしたら…危険だな)
メイリン(おのれ姉貴!
ウエストが私より小さかろうが何だろうがこれは譲れん!)
ヴィーノ(脚本特権でヒロインはメイリンに!)
シン「お、皆気合い入ってるな〜」
744通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 21:38:32 ID:???
レイ「で、おおまかにはどんなのを?」
ヴィーノ「妥当な奴は…」

ヨウラン「@ゲーム等で人気の高い信長関連
A幕末の何か
B義経
C男は女装でくのいち忍法帳
D最近漫画で読んだバジリスク


大奥も考えたけどリアル過ぎる事になるのが容易に予測できるからな
あと来年の山内一豊先取りもいいかと思ったんだけど…話がよくわからんのだ!スマソ

とりあえず選んでくれ、また先着な」
ルナ(どっちに向いて言ってるんだこいつは?)
745通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 21:44:27 ID:???
2を希望
746通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 21:47:32 ID:???
幕末なら新撰組とかか?
747通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 22:10:43 ID:???
ヨウラン「よし、おおまかには決まったな」
ルナ「うほっ夢が(ry」
メイリン(思春期だな、姉貴)
シン「じゃああとは何するか決めるだけだな」
ヴィーノ「幕末と言えば

@近藤勇
A坂本竜馬
B土方歳三


新撰組とか言い切ってしまうより人名で決めた方がいいだろ
ね、メイリン?」
メイリン「しらね、てか三人中二人が新撰組じゃない」
ヴィーノ「すいません
こん中ので勘弁して下さいorz」
748通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 22:27:56 ID:???
あえてB土方歳三あたりで
749通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 22:34:37 ID:???
>>748
念 身!……じゃなくて念レス成功
750通常の名無しさんの3倍:2005/12/31(土) 22:54:20 ID:???
燃えよ剣、でシンが土方だったら序盤が・・・・
751通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 00:04:11 ID:???
アケオメwww
752 【大凶】 【1432円】 :2006/01/01(日) 00:48:20 ID:???
あけおめ
753通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 13:00:52 ID:???
今起きた

あけおめww
7541/15:2006/01/01(日) 23:01:01 ID:???
 それは冬休みあけの一騒動であった。

 「暗くなると物騒だからな、あいつと帰れ」とスティングが言ったこともあり、
まぁ言われなくてもそうしていたが、ステラはザフトの正門で、愛しいシンを
待っていた。
 ところが、いつまでたっても来ない。
 シンが来ない。
 顔なじみの面々さえ、来ないのである。
ステラ「ひとりで、かえる……」
 しかたなく、そうしたものの。
ステラ「あれ?あれれ……」
 迷子になった。
 いつもそばにいるはずの、保護者を自認する二人はいない。今日に限って。
 ひとりは年明け初の大安売りに直行してしまい、
(スティング「ここから先は戦場だ。女子供は家で待ってな!」)
(アウル「子どもあつかいすんなボケ!」)
 もうひとりは首根っこつかまれて連れ去られた。
(アウル「うなぁぁぁぁーーー」)
(フレイ「ちょっと借りるわね!オルガ達に逃げられちゃって!」)
 ひとりぼっちになってしまった。
ステラ「さむい……」
 いま歩いている方向が正しいかさえ、ステラにはわからない。
 せめて知っている場所──学校、駅、食堂、アパート──に出られれば……
 せめて知っている顔に、出会えれば……
ステラ「あ」
 ……会えた。
755 【末吉】 【1989円】 :2006/01/01(日) 23:01:20 ID:???
あけおめ
7562:2006/01/01(日) 23:04:42 ID:???
 牙留茄飯、店内にて。
スティ「てめぇこのやろおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
シン「悪かったって言ってるだろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。……ぐぇっ」
ハイネ「はいはーい、ストップ・ザ・オクレ兄さん」
スティ「オクレ兄さんって呼ぶな!」
シン「ぐぇ、う゛ぇ、ヴェステンフルス先輩!」
ハイネ「ハ・イ・ネ。今年も今年でコレだなぁ。で、なんだ?
    いくら親しき仲でもアルゼンチンバックブリーカーはキツイぜ?
    なにがあったか、お兄さんに話してみろよ」
スティ「この野郎がうっかり裏門から帰っちまったために、表で待ってたステラが行方不明だ」
ハイネ「シン死ねよやーーーーーーーーーーーーー!!!!」
シン「ストップハイネェェェーーーー!!」
コニ「スピニングバードキック!」
ハイネ「あべし(……見えた!戌年だからか、わんこのバックプリント!)」
コニ「こんなことしてる場合じゃないだろオマエら!はやく探さないと!」
ヨウラン「くっ。俺たちがエイブス先生に説教されんのがイヤだからって、裏から出なければ……。
     そうだオクレ兄さん!ステラちゃんのケータイは!?」
スティ「うちの貧乏甘く見るんじゃねぇ!」
ヨウラン「すいませんでした」
アウル「スティング!ヒマなやつ全員に声掛けてきたぜ!!」
シン「よし、俺たちも出るぞ!
    ステラ……無事でいてくれ……!」
7573:2006/01/01(日) 23:07:55 ID:???
ステラ「……迷子?」
ユウナ「迷子じゃないのん!」
 ただの散歩だと主張する教育実習生。
ユウナ「でも、これだけ雪積もってるとさ、いつもとは風景が変わってみえるよね」
 ようするに迷子だ。
ユウナ「あ〜、暗くなってきたな〜〜〜。君はおウチ帰らないの?」
ステラ「道……わからない」
ユウナ「…………そっか〜〜〜」
 ぐぅぅぅ、と腹が鳴る。
ステラ「…………」
ユウナ「…………」
 ふたり同時の、腹の虫。

フレイ「ステラぁーーー!」
ミーア「ステラちゃーーーーん!!」
ルナ「シーーーン!」
アウル「いらねえよシンはいらねえよ」
ルナ「あ、つい。いつものクセで。
    ……ね、こっちの方向でいいの?」
アウル「知らねー。俺らこっち来たことないし」
フレイ「なに無責任なこと言ってるのよ!!
     アンタねぇ、こんな暗くて寒いなか一人にされたら、どんだけ怖いかわかってんの!?
     ステラお金もってないし、お昼からなにも食べてないんでしょ!?きっとお腹すかせてっ!」
アウル「わかってる!わかってるから黙れよ!!」
ミーア「ふたりとも落ち着いて。ね?」
7584:2006/01/01(日) 23:11:50 ID:???
ユウナ「コンビニもない、明かりもない……どういうことぉ?」
ステラ「ふぅ……はふ……」
ユウナ「もぉ疲れたぁ〜〜〜!」
ステラ「…………」
ユウナ「ちょーっと、休憩しない?」
ステラ「……風がでてきた……。ここじゃ立ち止まっても、体力を奪われるだけ……」
 えぇ?と駄々をこねる御曹司だったが、黙々と歩き続けるステラについていく。
 ピュウゥゥ、と北風がふたりの髪を揺らした。
ステラ「休むなら風の当たらない場所……スティングが教えてくれた」
ユウナ「サバイバルは僕の得意分野じゃないんだよねェ」
 ざくざく雪を踏んで、歩き続ける。

スティ「もとはといえば、てめぇこのやろおおおおおおぉぉぉぉぉぉ」
シン「だからこんなことしてる場合じゃあぁぁぁぁ。……ぐふっっ」パタッ
ハイネ「グフッッ、イグナイテッド!」
ヨウラン「あ、シン落ちた」
ハイネ「もー、オクレ兄さんってば」
スティ「呼ぶなっつってんだろ。……寝てんな!オマエがいないとステラが喜ばねぇだろうが!」
 律儀にも、意識のないシンをおぶって歩き出すスティング。
ハイネ「まずいな……吹雪いてきたぞ」
連合生徒「スティングさん!ニュースです!」
スティ「おう、なんだ!」
連合生徒「トダカたん(校内での愛称)が、ユウナのアホの姿が消えたって言ってました」
スティ「報告ご苦労。テメェ後でウチ(牙留茄飯)の大盛りぜんざい五杯の刑な」
ヨウラン「鬼畜や、鬼畜がおるで。鬼畜デレ」
ハイネ「なにそれ新語?しかし、気ィたってんなァ……はい、どうどう。よーしよしよし(ムツゴロウ)」
スティ「ふーっ、ふーっ」
7594:2006/01/01(日) 23:14:25 ID:???
トール「ありがとうございましたー。またのお越しをー」
メイリン「奇遇ねぇ、ヴィーノもピザまん買いに来たなんて」
ヴィーノ「お、おいしいよね、ピザまん。アハハハ。
      (こんな時間にメイリンに会えるなんて……ラッキー)」
スティ「お邪魔しまーす。オラどけやコラーーー!」
ヴィーノ「ギャー!アンラッキー!」
ヨウラン「君はよい友人だったが、君のケチャップ頭がいけないのだよ……」
ヴィーノ「ヨウラン、ほんとはオレのことキライか?」
ヨウラン「んなこたーない」
トール「店長ーー!うちの前で不良が大行進ですーーー!」
連合生徒「はいはい失礼失礼」 ゾロゾロゾロ
連合生徒「ちょっと通りますよ」 ゾロゾロゾロ
連合生徒「たーらこー、たーらこー」 ピョンピョンピョン
ヴィーノ「ったく……やっと通り過ぎてったか。あれ?メイリン!?」
メイリン「なるほどそういう事情なのねヨウラン!私も協力するから!」
ヴィーノ「いつのまに!!ま、待ってよ〜〜!メイリ〜〜〜〜ン!!」

ミーア「いーい?あなたたち。金髪の美少女よ。オッパイ大きめの」
ザフト生徒「ミーアさん!こいつですか!?」
???「は、はなせこの!無礼者!」
ミーア「残念!乳が足りない!」
フレイ「だから瞳はオレンジじゃなくて紫だっていってるのに……」
アウル「つっかえねーなぁ、ザフト……お?せんせー?」
ナタル「おまえたち、こんなところで何してる!はやく帰りなさい!」
アウル「グッドタイミング!」
 バジルール先生の胸にガバッ、と。
アウル「せんせぇ……ステラがいなくなっちゃったんだよぉ。僕、しんぱいで
     ごはんもノド通んなくて……たすけてよ、せんせぇ〜(うるうる)」
ナタル「わッ……わかった、ステラ・ルーシェの捜索に協力する……するから、
     その、そんな潤んだ瞳で見つめないでくれ、ニーダ……」
アウル「(よし、ゲット!)」
7606:2006/01/01(日) 23:16:29 ID:???
 クルーゼ邸。
レイ「なるほど……俺も探してみよう。しかしシン、どうした。なにか声がヘンだぞ」
シン?『キッと電波が混線シテるのサ。じャ、ヨロシクよろんだぜー☆ガチャ』
レイ「……(気のせいか、ハイネっぽい声だったな)」
ラウ「どうした、レイ」
レイ「友人が助けを求めている」
ラウ「……行きなさい。それがお前の望み、同時に私の望みでもある。
   しかし外は寒い。これを付けていけ」
レイ「(ふぁ、ファー付き仮面……!)」

 おでん屋『むる太』。
オルガ「……チッ。あいつら、問題ばっかり起こしやがって」
ムルタ「キミの口からそんな言葉が出るとはねェ」
オルガ「うっせー。おい、クロト、シャニ、起きろ。出かけるぞ」
クロト「事・件?」
シャニ「フレイんちの大掃除の手伝いなら、かんべん……」
オルガ「ちげーよ。……スティングはパニクっててダメだ。俺たちが見つけるぞ」
ムルタ「後輩想いですねぇ……ふふ。さて。
     あ、もしもし。ジブリ君?またまたそんなこと言って、じつは暇デショ?
     いちおうアナタにも関係あると思うんですがねェ……」
ギル「…………」
タリア「……行くのね、ギル?」
ギル「こんな寒い日こそ、体を動かして暖めるというものだよ」
タリア「ふふ。こまったひとね」

 大型デパート『盛留玄零手』駐車場。
アーサー「さすが年末、この時間でも混んでたなぁ……あっ、サトー先生……たち!?」
サトー「先生のところにも届きましたか」
アーサー「ほへ?」
エイブス「ヨウラン・ケントが……あの悪ガキが、『先生助けて!』と言ってくるとはな」
モラシム「行きましょう。他校の生徒でも、生徒は生徒」
アデス「この寒空の下、子どもたちにだけ頑張らせておいて我々が飲んでられますか」
アーサー「えー、えぇっと(話が読めない……僕のとこにそんなメール来てないぞ?)」
エイブス「お、着信……。アビー先生も後から駆けつけるそうです」
アーサー「よーしっ、みんなで力を合わせてがんばりましょう!!」
7617:2006/01/01(日) 23:19:08 ID:???
スティ「っんでだよ!なんで見つからないんだ!!」
ハイネ「はいはい、おちつくにゃーん。マタタビだよマタタビ」
スティ「いるかー!ふぎゃーーー!」
ハイネ「ネタリロクワカケー」
ヨウラン「しかもマタタビじゃなくてラッキョじゃないすか、ハイネ先輩」
ミゲル「漫才してる場合じゃないぜ。雪がすごいことになってきている」
メイリン「警察はあんまり協力的じゃないしね……連合の生徒だからって!」
スティ「ステラが夜遊びなんかするか!これだから大人は役に立たない……!」
 そこに現れる影。
ネオ「役に立つ大人が来てみたぜ!
   ったくスティングも水臭いな!一番に声を掛けるべきは俺だろ!?」
イアン「(ロアノーク先生、カコイイ)」
スティ「あぁ、ネオ。これ。靴下」
ネオ「よし、ステラの匂いを追うぞ。くんくん……クサッ!ってか、俺は犬か!」
ミゲル「嗅ぐな!」
ハイネ「(復活)よこせ!」
スティ「ちがうちがう、ステラのじゃねぇよ。
    アンタが、こないだ酔っぱらってウチ来たときに脱いでったやつ」
ネオ「おお、たしかによく嗅げば俺スメル」
ハイネ・ミゲル「「げろげろー」」
ヨウラン「そんなん持ち歩くなよ……なに、なんか御利益でも?厄除け?」
スティ「とりあえずこれは未だに意識不明のシンのアホにかぶせといて……。
    オラッ!オメーら地図出せ!もう一度手分けして捜索だ!」
全員「「「「おー!」」」」
猫「ニャー!」
スティ「うわっ、猫!?」
シブリ「ねこたん、そんなに探したいのかい……。君のその熱意に負けたよ」
スティ「うわっ、猫と会話してる!?」
7628:2006/01/01(日) 23:21:45 ID:???
ユウナ「おお〜い……なんか、どんどん森の奥に入ってる気がするんだけどなぁ」
ステラ「…………」
ユウナ「ちゃんと考えて歩いてるのかぁい?」
ステラ「………………おなか、すいた……」
ユウナ「……考えるどころじゃ、なかったんだねぇん」
 立ち止まるユウナ、ふところをゴソゴソさぐり……
ユウナ「じゃじゃじゃ〜ん!」
ステラ「(ドラえもん……?)」
 出したのは、ほんのわずかな薄さのチョコレイト、たったひとつ。
ユウナ「高いんだよ〜、コレ。エキストラビター。はい、食べなよ」
ステラ「……ステラが食べていいの?」
ユウナ「僕が食べようと思ってたけどさ、いくらなんでもカッコ悪いだろ、そんなの」
 ね?とウィンクをひとつ。
 ステラはチョコを受け取った。
ステラ「…………」
 パキリ。
ステラ「はんぶん、こ」
ユウナ「……いいのかい?」
ステラ「さっきから、おなか……鳴ってる」
 ふたりの口の中で、チョコレイトの欠片はすぐに溶けてしまった。
ステラ「あまくない……」
ユウナ「今度持ってくるときは、ミルクにするよ」
 頭に肩に積もる雪をはらって、再び歩き出した。
ステラ・ユウナ「あ、明かりが見える!!」
7639:2006/01/01(日) 23:23:57 ID:???
シャニ「もしもし……ニコ、そっちどう?」
(ニコル「だめですね……こちらも人を集めてますが……。あっ、ダメですよ!炒飯まいても来ません!
      ラスティたちも飛びつかないでください!3秒ルールは幻想です!……という有様でして……」)
シャニ「そ。ありがと……。あー、雪うざ〜い」
 通話を切って、空を見上げる。
 なつかしい孤児院の前にまで来ていた。
オルガ「いつのまにか、こんなとこまで来ちまったな。シャニ、一応スティングたちにも連絡しとけ」
クロト「ふ〜〜。休・憩!」
オルガ「あぁ、どうだ?……だろーな。おう、いまこっちはロドニア院。うん、前。
     『母さん』にも伝えとくか?……そだな。混乱するだけだな。……ふぅ。
     つーかオマエ、俺のケータイ壊すなよってオイ!クロト!」
 門にもたれかかっていたクロトが、とつぜん柵をよじのぼろうとしている。
シャニ「なにしてんの……」
クロト「発見」
オルガ「あ?」
クロト「だから、発・見!!ステラ!」
 携帯電話のむこうで、歓喜とも恐慌ともつかない悲鳴があげられた。
 それから数分。
スティ「ステラーーーーーーーーーーーー!!」
アウル「こンのバカーーーーーーーーーー!!」
シャニ「到着はっやーい。北京原人も目じゃないね……」
スティ「よかった……本当に無事で……、誰だテメェーーーー!」
ユウナ「の〜ん?」
アウル「うちのステラになにしとんじゃーーーー!しばくぞワレーーー!」
ユウナ「ひぃぃぃ!?」
ステラ「だめ……!ユウナいじめちゃダメ!」
 ぎゅうっと、庇うように紫モミアゲを胸に抱くステラ。
76410:2006/01/01(日) 23:25:15 ID:???
ユウナ「うぷうぷ(息ができない)」
ステラ「ユウナせんせね……、チョコレートくれたんだよ」
アウル「え?お菓子をダシに誘拐?」
スティ「……(拳をバキバキ鳴らす)」
ステラ「ユウナせんせもね、いっしょに探したの、道。迷子だったから。
    それで、見覚えがあって、ここまで来れて、うん、明かりが見えてた。それで」
スティ「……そっか。なんだ、よかった」
オルガ「よくステラ語わかんなぁ、オマエ」
アウル「寝ぼけてるときはもっとヒドイよ。僕でも解読できない」
ユウナ「うぐぐぐ(窒息寸前)」
 そこに、ぜぇぜぇはぁはぁ。置いていかれ、やっと追いついたハイネ達。
ハイネ「ステラチャーン!!大丈夫か?寒くないか?俺がHOTLIMITで暖めてあげr」
スティ「落ちろ!」
 蹴られてハイネ墜落。ついでにスティングの背中からずり落ちるシン(靴下かぶり)。
ステラ「あっ、シン!」
ルナ「アレ、シンだったのぉ!?」
オルガ「ステラもステラで、よくわかんなぁ。てっきり強盗犯かスーザンふ美子かと思ったぜ」
ステラ「シン!」
シン「……ハッ!ステラ!?……クサッ!目の前暗っ!」
ステラ「シンも、ステラをさがしてくれたの?」
シン「よかった。(前が見えないけど)元気そうだね、ステラ。心配したよ。
    ごめんな、俺、知らなくて。ステラが待ってるなんて知らなくて。……寒かったろ?」
ステラ「ううん!シン、来てくれた!それだけでいい!シーーン!」
 抱きつくステラに、照れるシン。微笑む面々。苦い顔の面々。
ハイネ「シンには、かなわないなぁ」
アウル「いいの?スティングぅ?」
スティ「チッ……。おいバカ!いいかげん靴下とりやがれ!」
ヨウラン「あーあー、自分でかぶせといて。複雑だねぇオクレ兄さんは」
76511:2006/01/01(日) 23:26:41 ID:???
母さん「あらあら、なんの騒ぎ……あら?
     まぁ、ステラちゃん……新年早々、げっちゅうラブラブぅ?」
シン「ステラ、こんなに冷えて……」
ステラ「シンの胸、あったかい……(顔はちょっとくさい)」
ヨウラン「そりゃ、オクレ兄さんの背中にくっつきっぱなしだったかr、うぐぅ」
ヴィーノ「はいはい、空気読め。事態がややこしくなる発言は控えて」
ミーア「よかったわねぇ、ステラ」
ハイネ・ミゲル「いいなー、シンいいなー」
ルナ「いいなー、ステラいいなー」
フレイ「……スティングほら、スマイル、スマイル!」
ネオ「本当は嬉しさが勝ってるんだろう?素直になんなさい」
スティ「うるせー……」
アウル「っていうか、なんでシン背負ってたんだよ?僕の知らないトコで友情育んでたんだ?」
オルガ「あんまりスティングの奴いじめてやるなよ。ほら、すぐ顔に出るんだから」
クロト「真・赤!」
トダカ「ユウナ先生!ご無事ですか!……だからケータイの充電は欠かさないようにと、あれほど!」
ユウナ「げほげほっ……トダカぁ〜〜ん!こわかったぁん」
サトー「フッ。我々の出番はなかったようだな」
エイブス「しかし、何事もなくてよかった」
モラシム「体も暖まりましたしね」
アデス「では、あとは若い者に任せて、我々は戻るとしましょうか!」
アーサー「なにしに来たんだ僕は。アビー先生も来ないし……ハッ、タリア先生!」
タリア「どうやら解決したようね……。見てのとおりよ、ギル……いない!?」
手紙『いつもあなたを見まもっています あなたのファンより』
レイ「(手紙を破り捨てる)……シン!ちゃんと見つかったようだな(!?……く、くさい)」
ラウ「(落ちていた乾物をひろう)これは高級ワカメ……くくく。ギル、また妙なことを」
メイリン「(なにあの妙な人たち……仮面がふさふさしてる……え?レイ!?)」
76612:2006/01/01(日) 23:27:51 ID:???
アビー「理事、私は遅かったようですね。すごい歓声……」
ギル「やぁ、アビーくん。喜ばしいことに、すでになにもかも済んだようなんだ。
    どうだね、これから一杯」
ムルタ「はい、いらっしゃいませ……っと。出張してきちゃいましたよ」
ジブリ「まったく、なんて茶番だ。さんざん歩き回ってしまったじゃないか」
猫「にゃぁん(あらジブリ、それではこの濡れた目尻はなにかしら?……うふふ、しょっぱいわ)」
ナタル「やれやれ、今年もこの調子か。……昆布と牛すじを」
ニコル「駆けつけてみれば、なんだか楽しそうですね。僕にも昆布巻きを。それと水を一杯」
シャニ「ぷは〜。みんな新年からうざぁい。たのし〜〜〜」
ザフト生徒「よかったーよかったー」
連合生徒「ばんざ〜い、ばんざ〜い」
イアン「めでたしめでたし……ん?」


マユ「  お  に  い  ち  ゃ  ん  !  !  」


シン「あ……マユ?おまえ、こんな時間に出歩いて……」
マユ「それはこっちのセリフ!!もー、せっかく干支にちなんでイヌ耳イヌしっぽを
    用意して待ってたのに!!なんでメイドと抱きあってんの!!?」
シン「そ、それは……」
スティ「そろそろ帰るぞ、ステラ……こら、寝るな」
ステラ「むにゃむにゃ……」
スティ「しょうがないな。ほら、背に乗れ」
ネオ「よーし、俺たちも解散だ!!」
シン「待て!待ってぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
76713:2006/01/01(日) 23:30:53 ID:???
ステラ「シン、せなかもあったかい……うにゅうにゅ」
アウル「シンじゃねーってスティングだって。走り回ったの俺らなのに、恩知らずじゃね?」
スティ「大声だすな。ステラが起きる」
アウル「オクレ兄さん的には平気なワケ?」
スティ「なにが」
アウル「わかってんだろー?」
ネオ「俺も聞きたいねー」
スティ「なんだよ、ネオまで……。
     俺は……おまえたちが幸せなら、それでいい」
アウル「……あー。僕もそろそろ彼女つくろっかな」
スティ「そんな物好きな奴がいるのか?」
アウル「今じゃ禁止になっちゃったけどさ、ラブレター自由だったころは僕も
     ステラの下駄箱に負けてなかっただろ?毎日パンパンだった」
スティ「そうだっけ」
アウル「覚えてねえ?それに……(スティングの下駄箱にも手紙があったりしたけど、
     それ全部、僕たちが捨てちゃってたんだよね)いや、なんでもない」
スティ「はぁ?」
ネオ「俺もあのころは女子高生からワンサカワンサカ」
アウル「ネオは禁止以前に、下ネタでドン引きされたんだろ」
ネオ「常に健全だぞ、俺は!」
スティ「大声だすなって」
ステラ「ふにゃ……シン、ネオ……すき…………うどんすき」
アウル「……ククッ。ハラへってるみたいじゃん、ステラ。僕もペコペコだよ!」
スティ「しゃーねーな。はやく帰って、メシにするか」

 真冬の月を見上げながら、スティングたちは小走りに駆けていった……
76814:2006/01/01(日) 23:32:54 ID:???
 そのころシンはボロボロだった。
 話は数分前にさかのぼる。
シン「いや、その、な。ステラがいなくなって、それで……(俺、ほとんど意識なかったんだよなぁ)
   ええと、あとは何があったんだ?ヨウラン」
ヨウラン「シンの奴め、始終オクレ兄さんに身を寄せておりました。とうとう女子ばかりでは飽きたらず!」
シン「ぶへぇ!」
ルナ「わ、私がいない間になにが!?」
ヴィーノ「ヨウラン、人を陥れちゃいけないんだぞ」
ヨウラン「じゃ、お前には幸せをプロデュース。メイリンが寒がってるぞ。肩でも抱いてやれ」
ヴィーノ「いえっさ!」
シン「待て!行くな!みんなも待ってくれ!」
フレイ「カエルが鳴くから♪」
ミーア「か〜えろ♪」
マユ「ぼ、ボラボラボラボラボラボラボラボラボラ!」
シン「うわわわ、マユがおかしくなった。ヨウラン!俺になんの恨みが!」
ヨウラン「人生には、幸福と不幸のバランスが必要不可欠だと思うんだ、俺」
シン「俺はどっちかというと不幸続きだけど」
ヨウラン「どう見ても自覚がありません。本当にありがとうございました。
     ……このラッキー女難がッ。GO!マユちゃん!」
シン「うわ!マユ待て!……スティングー!戻って事情を説明してくれ!」
スティ「……シンに明日をもらったの……だから明日ね、明日……」
シン「キラキラしながら去るなぁぁぁ」
ルナ「ダメよシン、男同士なんて……!他の誰がそうでもシンはダメ!
    私が消毒してあげる、さぁカモーン、おんぶして!抱っこして!カモカモ、ホールドミー!!」
シン「ルナストップ!ルナストップ!……は、マユ!?なんで拳!!?もしかして……」
マユ「…………ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ
   ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ
   ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ……ボーイズラブ!!」
シン「ぐあーっ!(ぐあーっ)(ぐあーっ)」←エコー
76915/15:2006/01/01(日) 23:35:21 ID:???
 そして前にルナ、うしろにマユをしがみつかせながら、シンはヒーコラヒーコラ歩いている。
ルナ「(ぎゅ〜)」
マユ「(ぎゅ〜)」
シン「なんで新年からこんな目に……ヨウランおぼえとけよ!」
ヨウラン「あーあーきこえなーい。シンくーん、急がないと夜が明けちゃうゾー?」
シン「この状態で急げるか!無茶言うな!」
レイ「……。(ふむ。俺はいったい、どこにしがみついたらいいんだ?)」
ヨウラン「…………さすがにかわいそうだ。やめとけ、レイ」
シン「ちくしょーーーーー!おまえら全員いったいなんなんだー!」








ハイネ「おいおい、今年もこんな調子かよ?
     でもみんな、新年張り切っていこうぜ!!」
シン「あんたが締めかよ!」
レイ「(……とりあえず足にするか)」 ガシッ
シン「うわぁっ」

 すってんころりん。
 真冬の月を見上げながら、シンは泣いた……       おわり。
770通常の名無しさんの3倍:2006/01/01(日) 23:44:03 ID:???
>>754-769
ヤバい、超GJ
ここ数か月で一番かもしんない
キャラの使い方とセリフ運びが(゚д゚)ウマウマー
771通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 00:09:47 ID:???
偶然来てみれば大作が……!
GJです!

やはり今年もシン君の女難は続くのですな。
このラッキースケベが!(w
772通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 00:15:04 ID:???
GJ!!
いろいろと良かった場面はあるけど
・・・スーザンふ美子wwww
773通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 00:32:59 ID:???
なにげに干支意識してるコニールと二人してピザまん買ってるヴィノメイに萌えたw

久々のユウナんも含めて、キャラ総出演で本当にGJ!
774通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 01:02:35 ID:???
>>754-769

オールキャラを同時に動かし、かつ無理がない展開
それぞれのキャラを掴んだ台詞、言動。
コメディタッチでありながら、所々にほのぼのと感動が・・・。
こいつぁすげえ! 新年初を飾るのに相応しいSSでしたね

超GJ!
775通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 05:58:33 ID:???
スーザンふ美子ナツカシス
776通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 06:36:51 ID:???
>>754-769
長いのにテンポ良くてイイ!
777通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 09:04:15 ID:???
そろそろ新スレ立てないとやばいですよ。
残り容量あと7kです。
778通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 10:30:36 ID:???
行ってみる
779778:2006/01/02(月) 10:39:46 ID:???
ダメだったよママン…orz

誰か任せた
キャラ紹介は過去ログ倉庫の物を使ったほうがいいとオモ
780通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 11:43:49 ID:???
テンプレ一部変えてみてはどうか

その他
@コニール・アルメダ
学生に優しいと評判の定食屋『牙瑠茄飯』の看板娘。
耐えない苦労のなか、シンたちという心強い味方のおかげで笑顔を見せるようになり
最近ではスピニングバードキックや百烈脚を習得し、たくましく成長している。
シンとスティングが気になるようだが、本人は否定

Aトール・ケーニヒ
大学生アルバイター。
よく働くが、何故かすぐに『クビ』になるためバイトを転々としているかわいそうな人
781通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 11:49:36 ID:???
だったらシンも
短気ですぐキレるけど、根はいいヤツ。最近ルナ、ステラ、マユ、コニール、猫という女難に悩まされている。
782通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 12:27:10 ID:???
ならマユも少し変えよう

マユ・アスカ
シンの妹
幼くして頭脳明晰で、同年代の子と比べて著しく大人びている。時折黒い一面も見え隠れする
兄に対する独占欲が極度に強く、水面下でルナマリアやステラと仁義無き戦いをたびたび繰り広げている
少々妄想癖もある

あとこれに続けてマユが小学生なのか、ザフトの中等部なのかはっきりさせて書こう
783通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 12:39:27 ID:???
ジブリのヌコとナタル先生の追加を!
784通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 13:18:57 ID:???
ハイネとマユはその他に分類するべきだと思う
785通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 13:33:31 ID:???
前スレにニコルとニコルパパのがあったので拾ってきた

ニコル・アマルフィ
体が弱く、ザフト学園のガラスの貴公子とも呼ばれる。趣味はピアノ。
いつも楽譜を持ち歩くほどであり、音楽でザフトと連合の学園抗争を
終わらせようと願っている。
ミーアからはバンドの仲間に引き込もうと狙われているが、
ニコル本人はミーアの派手な衣装と音楽にとまどい気味。

ユーリ・アマルフィ
ニコルの父親。ザフト学園では物理を教えている。
ニコルを愛して止まない。そんなニコルの姿が見えないと
心配でたまらなくなり、性格が暗黒面に傾くこともある。
工学(技術)系、数学、物理、電波工学関係に精通しており、
ザフトの発明王の異名をとる。
だが、その発明を勝手に理事長たちに利用されることも多々あり、
頭を悩ませている。


あとはジブねこ、ナタル、オルガ、クロト、シャニ、ミゲル、ラスティが揃えばコンプリートか?
786通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 13:49:18 ID:dgLBF0dx
イイネ(・∀・)!!
787通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 13:53:47 ID:???
容量が本格的にピンチなので、もう立ててくる。

キャラ紹介については、今挙がってる案をとりあえず反映させておきます。
788787:2006/01/02(月) 14:01:32 ID:???
うは、はじかれた・・・orz

誰か頼みます。
789通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 15:27:23 ID:???
スレ、立てたの…好き、だから・・・

http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1136183145/
790通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 15:29:51 ID:???
>>789乙!
791通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 17:35:32 ID:???
乙!ついでにジョジョ
シン「ひ・・・ひと思いに右で・・・やってくれ」
マユ「NO NO NO」
シン「ひ・・・左?」
マユ「NO NO NO」
シン「りょうほーですかあああ〜」
マユ「YES YES YES」
シン「もしかしてボラボラですかーッ!?」
マユ「ボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラボラ!ボーイズ・ラブ!!」
オクレ「やれやれだぜ」(←原因である張本人)
792通常の名無しさんの3倍:2006/01/02(月) 22:27:21 ID:???
まだジョジョ
コニ「そうだ、ぱ、パンティー……パンティーだよ。おまえ、パンティーもらった事ある?
   女の子からパンティーもらったら……それはラッキー……って思わない?
   ……。はずかしぃ……。も、もうあげちゃうわ……あたしのパ……
    い、今ここで……、じ、直にぬいぢゃう……ヤツぅ……」
オクレ「無理するな」
793通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 00:23:29 ID:???
んじゃ俺はクロ高で


メイリン「(シャカシャカ…ップツ)
      …アレ?MD止まっちゃった…故障かな?
      ねえ〜、誰か直せる人居ない?」
ヨウラン「ん〜そうだな…あ、アイツなんていいんじゃねーの?」


メイリン・ヨウラン「「なあデスティニー」」

デスティニー「ハイ?」

シン・レイ「「………」」




デスティニー「ああー、済まない…
       俺、機械ニガテなんだよ」

シン・レイ「「なワケねーだろ!!」」
794通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 01:13:53 ID:???
当然、穴子さんなヴォイスですよね
795通常の名無しさんの3倍:2006/01/03(火) 19:18:44 ID:???
クロ高ネタいいなぁ〜
796通常の名無しさんの3倍
              /./          /;;;;;;;;;lj
             / /       .   /;; -、/ヘ
           /  /       ,::   /´  丶 ヽ
             /   {        l{::.  l    ヽ リ
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            '、 :::::{l :.\.ヽ、::.. ヽ       _ 1.!    埋めるぜ!
         _    ', :::::゙, :..:.`ヽ',`丶、_\   ,. ‐'T/: l    じゃないと次スレに行けねぇからな
        { ヽ   ', ::;:::::';::;::::. ``  ',     `'' ニ{:: !
         ',  ', . };iハ::ハヾト;:::.  l l____,ノ:: l
         ',  ',  /'l リ 'l `ヽ::::.  l ト、ニ''T7  ';::: /
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       _,.-1  ヽ、',  /  /    __    ヽ ヽヘ1 ト、 l l
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