〜■シンとステラの愛の巣■〜 五部屋目

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25通常の名無しさんの3倍


285 名前: ◆VVyIX9g.LM 投稿日:2005/10/28(金) 07:14:44 ID:???
シンルナキス編

罪悪感、恐怖、悲しみ、失意―それらががむしゃらな熱に形を変えて、体のなかを駆け巡る。
シンは相手の頭を引き寄せ、噛み付くように唇を重ねた。涙が頬に触れる。
―自分の?彼女の?
嵐のような熱がおさまり、唇を離すと、涙をたたえたルナマリアの目が、驚いたようにシンを見上げた。
シンは我に返ってつぶやく。
「・・・ごめん」
ルナマリアはぼうっとしたような顔で、ちょっと笑った
「ううん・・・」
胸がぎゅっと締め付けられる。
もう失わない。決して
シンは決意をこめて、低く言った。
「”インパルス”は絶対、俺が守るから」
「シン・・・」
照れくさそうに目をこすっていたルナマリアがおどろいたように振り向く。
シンは真剣なまなざしで彼女をみつめた。
―失ってたまるものか・・・今度こそ!

そのとき、アラートのドアが開き、レイが入ってきた。
シンとルナマリアはあわてて身を離す。
自分たちのしていたことを思い起こすと顔から火がでそうだったが、シンは平静を装って
シートに腰を下ろした。