前田慶次が今からデス種を何とかするスレ

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134通常の名無しさんの3倍:2005/10/11(火) 23:01:37 ID:???
キタコレ
135通常の名無しさんの3倍:2005/10/12(水) 05:25:40 ID:???
あれだ、本編も回想とかに渋いナレーションが入れば名作に……ならんか
136通常の名無しさんの3倍:2005/10/12(水) 07:49:26 ID:???
 ラクスは、オーブの首都にあるアスハ家の屋敷内にレンガ造りの離れを与えられ、
アスランが連れてきた十六歳ぐらいのメイドにかしずかれて静穏に暮らしていた。
メイドの名をメイリンという。メイリンは実のところザフト兵である。
アスランと同じコーディネイターであり、同じ脱走兵の一人だった。
別段、アスランと男女の関係はないが、アスランとともにザフトから脱走し、
その後、この仕事を世話されたのである。ミネルバの艦長タリア・グラディスに
奴隷のように日夜責めさいなまれていた暮らしを思えば、ここはまるで桃源郷だった。
それにメイリンはラクスが好きだった。こんなに素直で純な女がいるということ自体が
大きな驚きだった。守ってあげなければと自然に思った。
137通常の名無しさんの3倍:2005/10/12(水) 08:34:11 ID:???
 人はシンが悩みなどとは無縁の男だと信じている。確かに、その容貌から考えて、
悩みはこの男に似合わない。くよくよ悩むより、行動する方がふさわしい。
そう見えるに違いないことを、シン自身も知っている。
 だが、人は間違っている。シンは悩むのである。現に今、悩んでいる。深刻に悩んでいる。
 一見、悩みそうにない人間こそ、深く悩むものだとシンは思う。そうとも、レイやルナマリアこそ
悩むのである。そして、彼らの悩みを思うだけで、シンはぞっとする。どんなにか
耐えがたい、すさまじい辛さかと思う。それがほとんど肌で実感できた。
 いかにも繊細そうな、やわらかくほっそりした身体の持ち主ほど、決して悩みを
もつことがない。心が残忍酷薄だからだ。血が冷たい。悩むのは血が熱い者に限る。
考えてもみろ。キラやラクスが悩むかよ……。
138通常の名無しさんの3倍:2005/10/12(水) 12:57:31 ID:???
>>137
確かに悩まないな。
139通常の名無しさんの3倍:2005/10/12(水) 13:16:24 ID:???
 当日の卯の刻、シンはコアスプレンダーのコクピットに座り、チェストフライヤーを小脇にかいこんで、戦場に現れた。
 早朝だというのに、戦場はザフト軍で一杯だった。キラの搭乗機らしいガンダムがフェイズシフトダウンをせずに虹色
怪光線を乱射していた。戦闘の場を確保する為だ。
 これだけでもう、キラはユニウス条約を破ったことになる。ユニウス条約では核エンジン搭載機の所持は禁じられて
いた筈だ。それが先に到着していたキラのガンダムの戦闘時間は二十分を越える。
 キラのガンダムがふるっていた。白地のボディに青い翼を背負い、胸部は黒地に赤で全身に無数の兵器を散らして
ある。腰部からはビームサーベルがのぞき、黄色のアンテナをつけていた。
 シンの方は鮮やかな紺地にコアブロックシステムを大きく取り入れた、いっそすっきりしたこしらえだった。レッグフラ
イヤーは無地の白。やはり手首までのVPS装甲を着込んでいる。
 戦場でミネルバをとめ、ゆっくりと降りた。
 キラが性格にふさわしい癇に障る声で喚いた。
「感心に逃げもせず、よううせた。だがモビルスーツがおらんようだな」
「モビルスーツはこのコアスプレンダーだ」
 シンは云い捨てて、操縦レバーに手をかけた。
「コアスプレンダーだと!」
 馬鹿にされたと思ったらしく、キラの顔が一気に真っ赧になった。
「俺のインパルスは、その辺にいる核エンジン搭載機より素晴らしい」
 皮肉をいいながら、一気にチェストフライヤーとレッグフライヤーを合体させた。合体変形時間は長く、動きは複雑な
ものだった。それを、口を利きながら、あっさり成功させたシンの操縦技術に、アークエンジェルの乗員はざわめいた。
キラの顔色が僅かに変わった。
「このフリーダムはユニウス条約批准国のものではない。ただの私物だ。絶対にオーブの戦力にはせぬ」
 ありふれた口実である。だがキラとしては一応の釈明は必要だった。夥しいザフト軍の手前もある。
「どっちでもいいさ」
 シンはうるさそうに云い、エクスカリバー対艦刀をとんとんと付いて刀身の先の泥を落としている。
「レーザー対艦刀なんて捨てろ。勝負だ!」
「どうぞ」
 依然として泥を落とし続けている。キラにとってこんな侮辱はない。真っ蒼になった。ものも云わず、ラケルタ・ビーム
サーベルを抜き、大きく振りかぶった。
「参る!」
 一気に距離を縮め、刃音も凄まじく振りおろして来た。
 シンはその刃を、下半身を捨ててかわした。脚部を斬らせたのではない。文字通りチェストフライヤーを分離したのだ。
 キラは慌ててビームサーベルを構えなおした。
 シンは相手が抜き終わるまで待った。次いで、腹に響くような気合いと共に、エクスカリバーを電光の迅さで繰り出した。
槍と同じ使い方だった。泥に汚れたエクスカリバーが、キラのガンダムのフェイズシフト装甲を突き破り、胸板を貫いて
背から飛び出した。キラのガンダムは音を立てて仰のけに倒れた。即死である。その胸にエクスカリバーが墓標のよう
に立っていた。
「友の仇を討ちたい者は遠慮するな」
 シンは落ち着いた声で云い放つと、ゆったりとミネルバに着艦した。
「オーブ軍ともどもお相手致す」
 隙ありと見たのか、背後から攻撃したアークエンジェルが、ミネルバのタンホイザーによる強力な一撃を受け、エンジ
ンを潰されて海底に沈んだ。
 こんな化け物のようなモビルスーツと、地獄の生き物のような戦艦に立ち向かえる者がいるわけがない。
 キラの仲間たちは、算を乱して必死に逃げた。
 以後当分の間、夢にインパルスと恐ろしげな戦艦が現れ、夜半に悲鳴を上げてはね起きたアークエンジェルのクルー
も、一人や二人ではなかったと云う。
140通常の名無しさんの3倍:2005/10/12(水) 21:05:14 ID:qWlCgeeD
ラクス「いくさは・・・・ええのう・・・」
キラ 「はい」




シン「あんたたちはーっ!!!!!!!そんなに戦争がしたいのかよーっ!!!!!!!!」
141通常の名無しさんの3倍:2005/10/12(水) 23:45:18 ID:???
>>139
シンかっちょいい
142通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 00:01:08 ID:???
>>139
やっぱ
いくさびとは
さいきょうだ
143通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 07:57:28 ID:???
「はくしょん」
 アスランが大きなくしゃみをして、禿げ上がった頭をいまいましげにつるりとなでた。
まるで、お前のせいだ、と言っているようだった。
 メイリンは思わずくすりと笑ってしまった。アスランが不満そうにじろりとにらんだ。
「風邪をひきかけている」
「そうですね」
「この頭のせいだ」
「そうでしょうか」
「そうに決まっている。もう秋だというのに、ここはいつも丸裸だ。風邪だってとりつきたくなるに
決まっている。何しろ形がいい」
「そうですね」
 確かにCE74年も9月に入っている。世の中はすでに秋である。
 メイリンは幸せの真っ盛りにいた。秋のそこはかとない悲しみもなんの影響も与えないほど幸せだった。
もうずいぶん長い間、アスランはメイリンとともにアスハ家の屋敷にいた。ある日、出かけていって、
帰って来た時にはこの坊主頭だった。
「ま、可愛い」
 メイリンが思わずそう言ってしまったほど、アスランはあどけなく見えた。
144通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 08:20:05 ID:???
 メサイアでの戦いの後、アスランは自ら望んで予備役になった。だが、オーブ軍の上層部としては
これほどの腕を持つパイロットを放っておく手はなかった。軍の上層部から復隊のすすめが
ひっきりなしに来たが、アスランはどの話も一言のもとに拒否している。現役復帰の望みは
全くないと言って、坊主頭を叩いてみせる。すでに隠遁したと言っているのだ。それでも帰らない客には、
「只今の自分はツルッピカ・ディノ。アスラン・ザラは死にました」
 と言い、後は何を言われても答えない。
 だがアスランの日常からメイリンが嗅ぎとった異様さは、そんなものに起因するものではなかった。
珍しいことにアスランはいらだっているのだ。そのいらだちが、毎日の暮らしの味を微妙に
変えているのだった。メイリンにどうしてもわからないのは、そのいらだちの理由だった。
 カガリに訊いてみたがわからない。この国家元首はアスランがいらだっていることにさえ
気づいていなかった。次いでキラに訊いた。キラは無造作に言った。
「決まっているよ。アスランはザフトからの復隊の話を待っているんだ」
「ザフトからの? だってアスランは……」
 アスランは三年前にザフトを脱走している。その後、デュランダル議長の計らいにより復隊したが、
再び脱走してオーブ軍に身を投じている。これほど難しい因縁のあるザフトの誘いを待っていようとは、
ことはメイリンの理解の外にあった。
145通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 08:42:47 ID:???
 寒い雨がしょぼ降る日のことである。全く突然にディアッカがアスハ家の屋敷に訪れた。
 アスランがメサイア戦から帰った日と同じやり方だった。いきなりバイクで、アスランが住む
離れの庭に乗りつけたのである。そして、バイクから降りたディアッカはじっと離れを見つめていた。
「お庭に……」
 メイリンがやっとそれだけ言った。屋内にいたアスランは、ディアッカの姿を認めると、
庭先に出て座りこんだ。雨の勢いが強く、アスランもたちまち濡れしょびれていく。
ディアッカもアスランもそのまま動かなかった。奇妙にもメイリンは二人の動かない姿を美しいと感じた。
「オーブとの和平交渉はもう終わった。イザークと俺は十五日にプラントへ帰る」
 長い沈黙の後にディアッカがぽつんと言った。アスランは依然として無言だった。
「一緒に来てくれるんだろ。頼むぜ」
 ディアッカの声がひびわれているように聞こえた。まぎれもなく悲しみの響きがあった。
「お前も緑服に降格だ。今のザフトには……」
 ぷつんと声を絶った。
「イザークも待っている」
 ややあってそうつけ加えた。同時にバイクに乗り、来た時と同様、唐突に出ていった。疾風のようにバイクを駆った。
「あいつ、運転がうまいな」
 初めてアスランが口をきいた。次いで、
「プラントに骨を埋めることになるか」
 満足そうに言った。今日までのいらだちがウソのように消えていた。
146通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 09:01:14 ID:???
慶次は自ら頭を丸めた訳だが、
アスランは自然にハゲたんだろうなあw
147通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 10:40:06 ID:???
ラクス「うふふ、アスランの頭お坊さんみたい」
凸「お、おかしいなぁ…」

みたいなのあったな。佐助だったか、これは
148通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 21:46:16 ID:Km2iZszQ
このスレの登場人物の内面を丸々SEEDに移植させるとえらい事になるな。
『ドキッ!!前田慶次だらけのガンダム大会!!!』って感じなのかな?
149通常の名無しさんの3倍:2005/10/13(木) 22:34:33 ID:???
>>148
隆慶一郎系作品を片っ端から移植したらどうなるか見てみたいもんだ。
150通常の名無しさんの3倍:2005/10/14(金) 00:20:16 ID:???
151通常の名無しさんの3倍:2005/10/14(金) 01:21:05 ID:???
ギル「キラ・ヤマトもついに逝ったか・・・これでまた世の中が変わるな〜〜」(ジョボボボ・・・)
??「そのようですね」
ギル「だれかね?」
??「自分ですよ」
ギル「やあ、アスランか。君も連れションかね?」
アス「ふふ・・・自分はAAに戻る所存・・・なればあなたの首を手みやげにしようと思いましてね」
ギル「ああ、ちょっと小便がおわるのをまってくれないかね」(ジョ〜ボボ・・・)
アス「そうはいきませんな。あなたはガードが固いゆえ、手がふさがるのを待っていたのですから
   ギルバート・デュランダル御首級(みしるし)頂戴〜〜〜〜!!」
ギル「お・・・おいおい!!」(ぴっぴっ)

           ド  ゴ ッ     ゴ    ア   ッ

アス「うっ!?えっ!!」

             ズ      ン    ベキ バキ ボキ


な・・・なんだ  

なにが起こったのだ・・・  あ・・・あの大きな黒い影はなんだ・・・!? 俺はどうなったのだ・・・・・・・!?

た・・・・・・たおれてる・・・・・・!? バ・・・バカな お・・・おれはたおれているのか・・・!?

アス(う・・・うく!? い・・・痛い あ・・・脚に何か・・・・・・)
アス「はっ!! な・・・な・・・なんだ〜〜〜!? あっあ・・・ああっあっ!?」

  (アスランの脚はレイ操るレジェンドに踏みつぶされていた)

アス「ぎゃああああああああああああ!!」

   (たっ タタッ ダッダダラ・・・)

アス「はっ・・・う 水!な!?」
ギル「おい おいしっかりしたまえ そんな所で気を失ったら出血多量で死ぬぞ〜〜〜」(ジョボボオ・・・)
アス「いっ・・・た・・・たのむ た・・・助けて・・・あ・・・脚が・・・い・・・」(ダババ・・・ぴぴっぴちっ) 
ギル「ん〜〜? 聞こえんな・・・小便の最中に首を狙う男の声など・・・
   そうだ 君に名をつけてやろう 『小便禿の凸ラン』 どうかね?」
アス「そ・・・そんぶ・・・うわばば〜」(バダダ・・パシャパチャッ)
152通常の名無しさんの3倍:2005/10/15(土) 05:41:30 ID:???
「何をためらっているの」
 タリアだった。婚姻統制で決まった新しい結婚相手を連れて、一歩々々デュランダルのところへ
近づいてきた。顔色が月光の下でぞっとするほど白い。眼が濡れてきらきら輝いていた。
「さあ、言いなさい。私とは別れるって」
 威嚇するような声だった。そのくせ無限の悲しさを含んでいた。
「いやだ」
 デュランダルは駄々っ子のように首を振った。
「わからないことばかり言って……」
 声がはっきり濡れていた。
「二人とも大人じゃありませんか。いつかはこんな日が来るのは、わかっていたじゃありませんか」
 本当かな? 本当にわかっていたのかな? デュランダルは一瞬本気でそう考えた。
 月がにじんだ。なんと私が泣いている。
「いやだ!」
 悲鳴のようにデュランダルは叫んだ。
153通常の名無しさんの3倍:2005/10/15(土) 10:05:08 ID:???
>>1
       無理だよね  ネー
    〃〃∩              ∩〃〃
     ⊂⌒(*´・ω・) (・ω・`*)⌒⊃
       `ヽ_つ ⊂ノ  ヽ⊃ と_ノ´    
         キラ     凸
154通常の名無しさんの3倍:2005/10/15(土) 10:12:06 ID:???
「アスラン! 逃げるんですか、また!?」
「レイ、何のことだ?」
 アスランはとぼけようとしたがもう遅かった。眼の動きだけでレイはとうに読んでいる。
「AAに行くつもりですね?」
 もう次の質問に移っている。
「だから、何のことだ?」
 アスランは腹の底で煮えたぎっている。誰が苦手といって、レイほどの苦手はいなかった。
この男に比べたら、シンなどは餓鬼のように扱いやすい。
「議長ならびにザフトへの反逆罪で逮捕します」
 ぽそりとレイは世にも恐ろしい言葉を吐いた。アスランの顔が紫色に近くなった。
「冗談もほどほどに……」
「議長やミネルバを危険にさらしても、AAに肩入れして我意を通す。反逆でなくて何です」
 ずしりと重い。そして、正確無比の言葉だった。
「おとなしく両手をあげてください。あなたを保安部まで連れて行きます」
 アスランは愕然となった。今さらにレイの恐ろしさを知った。それは言ってみれば、
正論の恐ろしさだった。大上段の剣の恐ろしさと言える。一切の小細工や屁理屈をしりぞけ、
真正面からずんと斬り下げる剣の威力が、レイの言葉にはあった。レイ以外の誰が、
わずかな言葉のやりとりで人を逮捕にまで追い込むことができよう。しかもその言葉には
磐石の重みがあり、たちまちアスランを金縛りにしてしまっている。
 逮捕をまぬがれるためにはレイを倒すしかない。どれほど腕が立とうと相手は一人だ。
やってやれないことはなかった。だが、ザフトでレイを殺して、無事に済む道理がない。
レイは常に正しいのである。正義そのものであり、忠節無比、一片の私心もない。それを殺す者は
どれほど詭弁を弄し理由をつけてみても、常に邪悪であり、罪ある者なのだ。
155通常の名無しさんの3倍:2005/10/15(土) 13:51:31 ID:uViGsnsN
 ギリギリ ブチッ

ザフト兵「うおーっ殺せぇーっ!」

キラ「うおおおっ!」

キラ「おりゃりゃりゃあ〜!!」!

ザフト兵「ひい」

ザフト兵「ぎゃ」

ザフト兵「うわー!」

ザフト兵「なっ・・・」「ひえ」「ひ・・・ひけぇ!バ・・・バケモノだ〜〜〜!!!」

キラ「ふっ ふう ふう ふっ ふう ふう」
キラ「バカヤロォー!!!」
キラ「貴様らが自国の議長を思う気持ちわからんでもない
   だが何人もの男たちを使いラクスをころそうとまでしておいて
   平然と議長のためだの
   国の繁栄のためだのと勝手なことを申すな!!

キラ「これ以上邪魔だてするというならば」

キラ「全員 殺す!!」

ザフト兵「ビクッ」

レイ(なんという男だ・・・たとえ相手が一国の議長であろうとたった一人の女のために己の意地を立て通そういうのか・・・」

レイ「わしの負けだ
   キラ殿 我が議長に会って頂こう」
156通常の名無しさんの3倍:2005/10/15(土) 18:32:22 ID:???
>>155
おお、なんか不覚にもカッケーと思ったぞキラ
全く、言い訳臭いおためごかしノベないで、最初っからこう言えば少しは違ったのに・・・
157通常の名無しさんの3倍:2005/10/15(土) 19:09:20 ID:ymTWtzGP
「これがジブリールだ。こせこせしていて、滑稽で、しかも残忍極まる。とても人間の類とは思えんな」
158通常の名無しさんの3倍:2005/10/16(日) 21:14:00 ID:Sk+ixDDF
議長「笑ってくれてかまわんよ。君には無論・・・わかるだろう。」

途端にアスランの笑いが爆発した。プラント全てが震えるような笑いだった。
ひっくり返る様にして笑った。こんなに笑い転げた事は一度もなかった。
胸の中が空っぽになるほど、笑った。
ザフトも満更捨てたもんじゃない。
笑いながらアスランはそう思った。
159通常の名無しさんの3倍:2005/10/17(月) 02:40:01 ID:???
キラ<いくさは・・・ええのお・・・
160通常の名無しさんの3倍:2005/10/17(月) 14:16:00 ID:???
ディオキア市民「おいっ! おいっ、おめえよ! フリーダムに殺された仲間の仇も討てねえだってな〜」
シン「なんだと!!」
ディオキア市民「それでザフトの英雄とは笑わせるねえ! 軍人なんかやめちまいな!」
シン「このヤロウ! 好き勝手言いやがって!!」

ルナマリア「大変よ! シンが仲間を仇を討つといってMS一機で出撃しちゃったのよ!」
アスラン「何だって!! すぐに後を追わないと!!」


アスラン「シン! 大丈夫か!?」
シン「アスランさん…お、俺はニセモノの英雄だったようです……。
   仇を討つ自由は、返り討ちにあう自由と隣り合わせ…そんなことも知らなかった……」
アスラン「ぬかせ、シン! ならば、地獄の鬼を相手に英雄になってみせろ!!」
シン「………」
アスラン「シン!!!!!」
161通常の名無しさんの3倍:2005/10/17(月) 22:43:50 ID:uxd99769
キラ   「ルナマリアなにをしておる!」
      「そいつのMSの残り一本の足も切り落としてやれ!」

アスラン ピクッ ピクッ クワッ
      「ほえるなこの殺人鬼めが!」
      「おのれの挑戦存分に受けてやろう!!」

アスラン「抜け!」

キラ   「ふっ ほざきおるわ
      きさまのMSなど所詮格闘しか能のない獣のMS
      わがMSはバンクにバンクを重ね前のMSにもすり変わっても気づかれぬ程の精妙なMS
      きさまはわが新規カットを見ぬ間に死ぬわ!」


    ズ   ド   ッ

キラ   「へ?」

キラ   「うう・・・ あっはっ おっおお〜〜〜
      そんな・・・はんな・・・」

ドクァッ


ディオキア市民「お〜〜〜〜〜っ」
ディオキア市民「ワァ!」
レイ「まさに旦那のMSは獣のMSや」
162通常の名無しさんの3倍:2005/10/18(火) 10:00:08 ID:QOa+1Hfh
声が響いた。
「何を躊躇ってんのよ」
ミリアリアだった。キラとアスランをつれて、一歩々々近づいて来ていた。先刻からのいきさつをどこかで見ていたに違いなかった。顔色が月光の下でぞっとするほど白い。眼がぎらぎら輝いていた。
「さっさと云いなさいよ。アタシとは別れるって」
威嚇するような声だった。
「いやだ」
ディアッカは駄々っ子のように首を振った。
「判らないことばかり云って……」
声にいらつきが感じられた。
「アンタもいいトシじゃないの。いつかはこんな日が来るのは、判ってたんでしょ」
本当かな? 本当に判っていたのかな? ディアッカは一瞬本気でそう考えた。
月がにじんだ。なんと俺が泣いている。
「いやだ!」
悲鳴のようにディアッカは叫んだ。
163通常の名無しさんの3倍:2005/10/18(火) 16:35:49 ID:w+0X67Hq
種見てねえけどなんとなく笑えるなこのスレ
164通常の名無しさんの3倍:2005/10/18(火) 18:32:53 ID:???
 キラは例によってアスランの部屋に図々しく上がりこみ、アスランの蔵書を勝手に読みながら、
アスランの眉間に刻まれた縦皺に、その苦悩の深さを読んだ。いきなり訊いた。
「議長がいなくなれば、その皺は消えるの?」
 議長とはデュランダルのことだ。プラント最高議長の地位を持っていたからである。
 アスランはのけぞるようにして、キラを見つめた。とんでもない問いだった。正確に核心を
ついてはいるが、ほとんど不可能であり、しかも恐ろしく危険である。何より困ることはこの男なら
やりかねないことだった。自分が一言、
「そうだ」
 と言えば、キラはふらりと出て行って、本当に議長を倒して帰ってくるかもしれない。
アスランがこの手の男の恐ろしさを実感したのは、この時であるといっていい。
 この時点でデュランダルが死ねばどうなるか。パトリック・ザラの死と同じように、それによって
ザフトの力は衰えるかもしれないが、それはそれでオーブにとって頭のいたいことだった。
 アスランは誤解されないように、はっきりと首を横に振った。
「そう簡単にはいかないようだな」
165通常の名無しさんの3倍:2005/10/18(火) 20:40:22 ID:???
 己津央は庭に面した部屋に大の字になって眠っていた。ブリーフ一枚でいかにも太平楽な姿である。
なんとなく憎たらしかった。千晶はぺたんと坐りこむと、毛まみれのたるんだ腹を思いきりつねった。
 己津央が目を開いた。まだ夢の中にいるような思いで、茫々と千晶を見た。その目が信じられぬものを見たように瞬いた。
千晶が居ることに驚いたわけではない。それほど千晶が美しかったからだ。凄艶ともいえる姿だった。己津央は躰が動かなかった。
 その裸の胸に、ぽつんと涙が落ちた。
「ごめんなさい。本もう少し待って」
 千晶が囁くように云った。
 己津央の目の前が暗くなった。
 気がついた時は千晶を組み伏せ貫いていた。千晶は己津央の下で甘やかに呻いていた。
 匂いたつような、なんともいい女だった。
166通常の名無しさんの3倍:2005/10/18(火) 20:59:26 ID:???
その・・・なんだ・・・何でも隆慶一郎ネタにすれば何とかなるってものじゃあない。
167通常の名無しさんの3倍:2005/10/18(火) 22:01:28 ID:???
>>165
ヲイ!!
168通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 00:25:55 ID:OtWMArr/
不愉快な…
169通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 00:32:17 ID:???
花慶はあんまり覚えてないけど、たまに物凄い面白いネタがくるから
このスレは止められない
170通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 00:50:43 ID:???
オラァは>>21がベストヒット
171通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 03:02:07 ID:???
俺は>>132だな

いや、マジであんなハンパな描写にするくらいなら、これくらい割り切ったキャラにしてくれ
172通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 10:01:20 ID:???
  ミ   |------、`⌒ー--、
  リ    |ハ{{ }} )))ヽ、l l ハ
  ア   |、{ ハリノノノノノノ)、 l l
  リ   |ヽヽー、彡彡ノノノ}  ハ
  ア   |ヾヾヾヾヾヽ彡彡}   ウ
  !!    /:.:.:.ヾヾヾヾヽ彡彡} l ッ
\__/{ l ii | l|} ハ、ヾ} ミ彡ト
彡シ ,ェ、、、ヾ{{ヽ} l|l ィェ=リ、シ} |l
lミ{ ゙イシモ'テ、ミヽ}シィ=ラ'ァ、 }ミ}} l
ヾミ    ̄~'ィ''': |゙:ー. ̄   lノ/l | |
ヾヾ   "  : : !、  `  lイノ l| |
 >l゙、    ー、,'ソ     /.|}、 l| |
:.lヽ ヽ   ー_ ‐-‐ァ'  /::ノl ト、
:.:.:.:\ヽ     二"  /::// /:.:.l:.:.
:.:.:.:.:.::ヽ:\     /::://:.:,':.:..:l:.:.
;.;.;.;.;;.:.:.:.\`ー-- '" //:.:.:;l:.:.:.:l:.:
173通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 20:50:14 ID:BvQpMOot
>>165
斬る。全て斬る!!!
174通常の名無しさんの3倍:2005/10/20(木) 12:08:40 ID:EiR44UxA
                                      _   __. __
                  /::  ヽ, l  ,、         _ / /__| || |
                 /:: 、,ー、从|l/彡--- 、_    /.      / ̄ ̄
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175通常の名無しさんの3倍:2005/10/21(金) 02:09:43 ID:w77PGFFZ
種キャラは水沢隆広のへそのごまでも煎じて飲んだ方がいい。
そうすれば少しはマシになるはずだ。
176通常の名無しさんの3倍:2005/10/21(金) 18:23:43 ID:???
「メイリン。俺が今日、カガリに呼ばれたのは何のためだと思う。何とカガリは巷の噂を耳にとめられ、
 シンに会ってみたいと言われたのだ」
「まあ。それではシンにも良き春がめぐってきたわけですね」
「メイリンは甘いぞ」
 アスランはぴしりと言った。
「シンはこの世の栄達など歯牙にもかけぬ男だ。素直にお召しに応ずるかどうかわからぬ。
また応じたとしても、カガリの前で何をしでかすかわかったものではない」
 アスランの声が異常に高くなり、浴室中に反響した。
「声を小さく。睦言のように」
 メイリンはささやきながらアスランを握った。小さくうなだれている。
(気の小さなお人)
 メイリンは腹の底で軽蔑した。シンならこんな時でも触るまでもなく隆々としているのではないか。
メイリンはシンについてのその手の噂も、何度か耳にしていた。メイリンにいたずら心があるわけ
ではなかったが、女から見て頼もしい男であることに変わりはない。
「カガリは俺とシンとのいきさつを幾分かご存知のようだ。まるでからかわれるように、
召しだすことに異存はないな、と念を押された。異存はおおありだ、などと言えるわけがない」
 メイリンの乳房をぎゅっと握った。これは怒りの発散というだけだった。
「ただ、あの男は己の意地を立て通すことしか知らぬ大馬鹿者ゆえ、無礼の振る舞いがあるかも、
とそれだけは申し上げておいた。だが、それでも万が一、カガリを激怒させるようなことがあれば、
当然、俺にも災いが及ぶだろう。それを思うといてもたってもおれん」
177通常の名無しさんの3倍:2005/10/23(日) 13:36:40 ID:???
キラ「どうした?」
アスラン「フェイズシフトダウンだ。エネルギーが切れている」
キラ「自爆装置があるじゃないか」
アスラン「ビームで撃ち損じて、自爆装置で倒すのか」
キラ「いかんかね?」
アスラン「俺がそれほどお前を倒したいと思うか」
キラ「君の父親に云われたのか?」
アスラン「違う。二コルとその家族のためだ」

 今のキラに地球軍をやめろと云っても無駄であろう。残る道は撃つしかない。それがアスランの思考だった。
だから撃った。正しく充分に撃った。その時点でキラは死に、アスランもまた死んだ。誰がその手で
年来の友を撃って生きていられるだろうか。
 生涯にたった一度のことだ。やり直すことが出来るわけがなかった。
 アスランは力いっぱいビームライフルを放った。それは陽光にきらめきながら、海の中に吸い込まれていった。
 アスランは両手で顔をおおった。泣いた。ザフトレッド随一のパイロットが泣いた。
178通常の名無しさんの3倍:2005/10/24(月) 11:10:00 ID:???
>>177
種本編のキラアスも、これの百分の一程度でいいから、友情を感じることができればよかったんだが・・・
179通常の名無しさんの3倍:2005/10/24(月) 12:01:56 ID:???
  保    |------、`⌒ー--、
  守    |ハ{{ }} )))ヽ、l l ハ
  総   |、{ ハリノノノノノノ)、 l l
  一   |ヽヽー、彡彡ノノノ}  に
  郎   |ヾヾヾヾヾヽ彡彡}  や
  !!    /:.:.:.ヾヾヾヾヽ彡彡} l っ
\__/{ l ii | l|} ハ、ヾ} ミ彡ト
彡シ ,ェ、、、ヾ{{ヽ} l|l ィェ=リ、シ} |l
lミ{ ゙イシモ'テ、ミヽ}シィ=ラ'ァ、 }ミ}} l
ヾミ    ̄~'ィ''': |゙:ー. ̄   lノ/l | |
ヾヾ   "  : : !、  `  lイノ l| |
 >l゙、    ー、,'ソ     /.|}、 l| |
:.lヽ ヽ   ー_ ‐-‐ァ'  /::ノl ト、
:.:.:.:\ヽ     二"  /::// /:.:.l:.:.
:.:.:.:.:.::ヽ:\     /::://:.:,':.:..:l:.:.
;.;.;.;.;;.:.:.:.\`ー-- '" //:.:.:;l:.:.:.:l:.:
180通常の名無しさんの3倍:2005/10/25(火) 15:57:18 ID:3O0pUuEq
ディアッカは感情の起伏が大きい。嬉しい時はそれこそ転げ廻って笑い、悲しい時は号泣する。
事実、イザークなどは初めて見るこの友の身も世もない嘆きぶりに呆れ果てていた。
何しろ思い出すと泣くのである。時と処を問わない。めしを食っている最中でも、ブリッジの中でも、声をあげて泣く。
<大の男が何だ>
ついそう云いたくなってしまう。たかが女と別れたぐらいのことで、とも思う。所詮恋の価値観が違うのだから、どうしようもないのだが、とに角イザークにしたら歯がゆくて仕方がない。
<みっともないと思わないのか>
イザークが心底うんざりするほど、それは開けっぴろげのだらしなさだった。
181通常の名無しさんの3倍:2005/10/25(火) 16:56:47 ID:???
メイリンは今、桃源郷にいた。アスランという一つの陣営に留まることを
知らぬ男と…
182通常の名無しさんの3倍:2005/10/25(火) 22:38:59 ID:???
「虎や狼が日々錬磨などするかね」
と云うのがこの男の口癖だった。
「そんな真似はしなくても、強い者は強いんだ。操縦の錬磨をする暇があったら、もっと楽しいことをするよ」
一種の暴言だが、いくらパイロット達が歯ぎしりしても、実戦の場でキラに勝てないのだから仕方がなかった。
183通常の名無しさんの3倍
この当時、アスランほど世に名の知れたMS乗りが勝手に脱国するのは、
国主の器量をとわれる不名誉なことであった。
そこでアスランはあえて、痴れ者の汚名を着ることでギルバートの顔を立てたのである。
これはミーアやシンへのアスランのせめてもの謝罪であった。

かくてガンダムSEED一の快男児は天下という舞台に踊りでた!!
コズミック・イラ史上 最も絢爛たるSEED DESTINYの時代を疾駆した傾奇者の伝説は幕をあげた!!
そしてシンは確信した。赤のMSに乗ったアスランの姿は、いかなる男たちの血をも滾らせる力を持つことを!!