寝言で「ティファ〜ティファ〜」だもんな
894 :
長いな:2005/12/06(火) 01:28:42 ID:???
磐梯市日登町に通じる国道で、脇に寄せて止まっているリムジンが1台。
パンクし、タイヤ交換をしているようだ。
ランバ・ラル「アコース、ジャッキだ。コズンはスペアを」
小太りの男が若い男二人に号令する。
アコース「はい、ラル社長!」
その後ろにパトカーが停まる。
警官「どうかしましたか?」
ラル「いや、だだのパンクさ。でも、もう交換も済む。すまんな、交通の邪魔をして」
警官「いえ、災難でしたね。とはいっても、応急タイヤじゃ帰れないでしょう?」
ラル「よくわかるな」
警官「ニューt…ナンバーが、遠くですからね。チェーン!地図をプリントしてくれ」
チェーン「はい、アムロ警部。アストナージ自動車整備工場ですね?」
アムロ「リムジンのタイヤまで在庫してそうで、一番近いのはあそこだろう?」
チェーン「そうですね…ハイどうぞ」
ラル「ありがとう。使わせてもらうよ」
コズン「ラル社長、パンクしたタイヤは…」
ラル「トランク…は入らんか。車内にたてておけ」
コズン「しかし、ラル社長とハモン様が…」
ハモン「かまいません。放り出して行くわけにも行かないでしょう?」
アムロ「じゃあラルさん、お気をつけて…」
そしてリムジンは自動車整備工場に着いた。
ガロード「いらっしゃいませ…ってすげぇ、リムジンかよ?ジャミルの公用車よりでかいぜ」
アストナージ「いらっしゃいませ。おや、パンクですか?」
ラル「そうだ。すまんが急いでくれるか。夕方までにテキサス・ヒルズに行きたいのだ」
アストナージ「これ、特殊なタイヤだけどあったかなぁ?ガロード、ジュドー、ちょっと在庫見てきてくれ」
ジュドー「はーい、社長。行くぞ、ガロード」
ガロード「うぇーい」
ジュドー「それ、お隣んちのセリフだろ」
ガロード「なんか、たまにつられちゃって…」
マードック「社長!コレちっと…」
アストナージ「どうした?ああ!ホイールまでいってるな…」
ラル「かかりそうかね?」
アストナージ「少し時間くれませんか?確認してみます」
マードック「シャングリラとフリーデンIIIですな。二人にあたらせましょう。オーイ、ジュドー、ガロード!タイヤはいいからちっときてくれ」
895 :
長いな:2005/12/06(火) 01:29:26 ID:???
ジュドー「社長!こっちはだめだ。台帳にはなさそうだし、山ん中かき分けるのは間に合わないよ」
ガロード「こっちもモノは無いって。持ってくればキッドが半日で直してくれるっていってるけど…」
二人の報告は絶望的だった。
マードック「タイヤはあるんだがなぁ」
アストナージ「すみません、ラルさん。すぐには直せそうも無いんです。明日まで預かりではだめでしょうか?代車は用意しますが…」
ラル「それはありがたいが…しかし今からでは相当飛ばさないと間に合わんな」
アストナージ「テキサス・ヒルズまでは上りの山道が続きますからねぇ。何時です?」
アコース「あと1時間ちょっと…」
ガロード「社長、俺とジュドーさんならたぶん間に合いますよ。」
ジュドー「そうだな。俺らで皆さんを送ってきましょうか?」
アストナージ「お前らが?間に合うだろうが、運転荒っぽいからなぁ」
ラル「儂らは良いが、荷物が…」
マードック「何です?」
ハモン「最高級の…豆腐です」
ガロード「豆腐ぅ?」
ラル「この最高級の国産大豆を使用し、ギアナ高地の名水で作った豆腐をあるお方達に急ぎ届けたいのだ」
コズン「目の前で調理して差し上げるのです」
アムロ「アストナージ!来週のパトカーの点検だが…」ジュドー「あ、アムロ警部。こんちは」
ガロード「こんちは」
アムロ「ああ、ジュドー。さっきプルとプルツーが「鏡庵」に入ってったぞ」
ジュドー「えぇっ!キョウジさんのとこ?まずい、またあんみつパフェ10個ずつ食われる!」
アムロ「30分ぐらい前かな?」
ジュドー「まだ半分だ!社長、ちょっと行ってきます!」
アストナージ「おい、ジュドー!ったく…エーと、警部。朝イチで取りに行きます。昼休みには間に合わせますよ」
アムロ「済まないな。…どうした?難しい顔をして?」
ラル「アムロ警部…でしたな。実は…」
ラルは事情を話した。
アムロ(僕は…この人の役に立ちたい!)
アムロ「チェーン済まない。あと頼めるか?」
チェーン「仕方ありません。やる気ですね?」
アストナージ「まさか…」
アムロ「そのまさかだ。アストナージ、アレ出してくれ」
アストナージ「わかりました。メンテはばっちりですよ」
ハモン「どういうことでしょう?」
アムロ「事情は…わかります。僕が豆腐を運びましょう」
ラル「そこまでしてもらうわけには…」
アムロ「いったでしょう?事情はわかると。届け先もわかってますよ、おそらく」
ラル「だとしたら、勘の良い若者だ。しかし間に合いますかな?」
アムロ「ギャロップ・カーゴの社長さんなら、僕の車を見ていただければわかるでしょう」
そこにアストナージがアムロの車を運んでくる。
ラル「コレは…まさか、君が「磐梯連峰の白い悪魔」…」
ラルはかつて最速とうたわれ、たとえ豆腐でも荷物の損傷は一度も無く、無事故無検挙の一匹狼の運送屋の通称を出した。
アムロ「そう呼ばれたこともありました…昔のことです」
RX-7∞(アンフィニ)。白いボディにブルーのボンネット、赤いホイールをまとった車である。
896 :
長いな:2005/12/06(火) 01:30:16 ID:???
ラル「たいしたものだ。いい腕をしている」
国道で非常識な高速を出していながらもごくごく安定した動きを見せるRX-7∞の助手席でラルは唸った。
ラル「それに、度胸もいい」
対向車が迫りながらも軽々と追い越しをかけていく。
アムロ「周りの運転は…わかるんですよ。ガロード、だいぶ置いてきてしまったかな?」
ラル「大きく遅れなければハモンと部下は大丈夫です」
最初こそ後ろに置かれた豆腐を気にしていたが、もはや気にする様子も無い。
ラル「いや、本当に失礼した」
アムロ「どうしたんですか?」
ラル「昔は君のことを腕ではなく、車の性能で仕事していたと思っていたのでね」
アムロ「僕は、あなたに勝ちたかった…ゲリラ的な運送屋から見事に正式な運送業を確立したあなたに」
ラル「レースにいった、という噂だったが…」
アムロ「アナハイムのワークスにね。でも、僕は知らなくていいことまでわかってしまった。レースに絶望して勝てる見込みのないままシャイアンでただ過ごしていましたよ。結局、ブライトに誘われてこの町に戻って警官をしてますけどあの頃より充実している」
山道に入ってきついコーナーが連続してもRX-7∞は意図的に少しドリフトしつつ終始安定して上っていく。
その前方に赤色の旧いポルシェ(964)カレラターボが見えてきた。
アムロ(シャア!なんでここにいるんだ!)
シャア(アムロか!私はお前と違ってただ走り回っているわけにはいかん!)
アムロ(なんだと!)
あっという間に追いつくとゴールドバルブでパッシングしつつドッグファイトを繰り広げる
ラル「あ、アムロ君」
アムロ「大丈夫です。僕が一番、RX-7∞をうまく扱えるんだ!」
確かに言葉の勢いとドッグファイトの状況とは裏腹に、豆腐の容器からは水音一つ聞こえない。
シャア(この道は抜こうという者のエゴ全部を飲み込めやしない!)
アムロ(腕次第でそんなものは乗り越えられる!)
シャア(ならば、今すぐ愚民どもにその腕を見せてみせろ!)
アムロ「貴様をやってそうさせてもらう!」
思わず声に出しつつS字の切り返しでインにつけ、鮮やかにシャアのポルシェを抜いてみせる。
シャア(私とて遅刻が許されん時が来ているのだ!なぜそれがわからん!)
ラル「あれはまさか…」
アムロ「ええ、シャア・アズナブル議員ですよ。あなたにとってはジオン・ダイクンの子、キャスバル・ダイクンでしょうが。おそらく僕らと行き先は同じセイラ・マス…アルテイシア・ダイクンの家でしょう。そのためのこの豆腐…ですか?」
ラル「う、うむ。その通りだが…」
アムロ「僕もシャアとは因縁があります。セイラさんにも世話になりました。それに…いろいろとわかる『タイプ』なんですよ、僕は。これからジオン貿易の創業時のメンバーが集まることも…何となくね」
鮮やかに抜き去ったものの、少し遅れてポルシェはついてくる。
アムロはちらりと時計を見た。
アムロ「ラルさんは立場上、シャアより先に着いておきたいですね」
ラル「それはそうだが」
アムロ「とはいっても、さすがに引き離すのは無理です。豆腐もありますしね」
ラル「いや、十分だろう。これ以上の無理と失礼は不要だ」
897 :
長いな:2005/12/06(火) 01:30:53 ID:???
セイラ・マス邸の門は、2台続いてくぐることとなった。
シャア「アムロ!一体どういう…」
停めるが早いか声をかけてきたシャアが、助手席からクーラーボックスとともに降り立った男を見て絶句する。
ラル「キャスバル様、1年ぶりでございます」
シャア「ランバ・ラル!一体これは…」
ラル「途中車がパンクしてしまい、アムロ警部に送っていただきました。ただでさえ遅れておりましたので、時間通りに間に合うにはこれが最善の方法でした」
シャア「そうか…しかしアムロ、警官が飛ばし過ぎではないか?」
アムロ「どう見ても社長も飛ばし過ぎだろ?」
お互い、少し笑みを浮かべながら言葉を交わす。
セイラ「兄さん、ランバ・ラル。いらっしゃい」
ラル「アルテイシア様もお元気で何よりです」
シャア「アルテイシア!変わりはないか?」
セイラ「兄さんも、お元気そうで…アムロ?」
アムロ「お久しぶりです、セイラさん」
セイラ「そうね…事情を説明していただける?」
ランバ・ラルが事情を話し終わる頃、ガロードの86DXが到着した。
ガロード「ふぃーっ。警部、あんな飛ばしてホントに豆腐は大丈夫?」
ランバ・ラル「無事だ。たいしたモノだ」
ハモン「ガロードくん。あなたのスピードもたいしたものだけどまだ荒削りね」
アコース「後ろの我々は、体を固定するのに精一杯だったよ」
コズン「ちょっとひやっとするところもあったがな」
ハモン「でも、いいセンスをしてるわ。レーサーでも目指したら?」
ガロード「お断りだね!確かにレーサーはかっこいい商売だけど、かわりに命がけでしょ?まっ、車に乗るのは好きだけどね。あんなことしてたら命がいくつあっても足りないよ」
ばつの悪そうな顔をするアムロをランバ・ラル、シャア、セイラが少し笑って見守る。
アムロ「じゃ、じゃあガロード、戻るか」
セイラ「アムロ、待って。良かったら皆さんと一緒に夕食でも…」
アムロ「あの、すみませんがそれはいただけません」
ハモン「なぜ?食材は豆腐の他にもたくさんありましてよ」
いっているそばからアコースとコズンは86DX、RX-7∞から他の食材を厨房へ運んでいく。
アムロ「久しぶりの再会に水を差したくありません。それに…仕事を中断してしまったのでチェーンに謝らないと」
ラル「ハアッハッハッハ。ハモン、一本とられたな。たしか、アムロ警部といったね。儂からもお礼を言わせてもらうよ。昔の同業者の誘いだ。それならよいだろう?」
シャア「アムロ。今日ぐらいは昔話を楽しんでも良いだろう。ロンドベル分署へは私からもお願いしておこう」
アムロ「シャア…わかりました、セイラさん。お邪魔します」
ラル「ガロード君はどうかね?」
ガロード「ありがとう。でも、ティファと○○○が待ってるから、俺、帰るよ」
ハモン「アr…セイラ様、容器をいただいてよろしいですか?彼に豆腐をわけてあげたいのですが」
セイラ「そうね。それがいいわ」
アコース「帰りは注意しろよ。あの運転じゃ帰るまでに豆腐じゃなくなるぞ」
ガロード「あ、ひでぇや。急がなかったら大丈夫だって」
ガロード「てわけで、今日は豆腐を持って帰るから」
ティファ『皆さんは?』
ガロード「社長とマードックさんとジュドーさんにももらったよ。社長んとこはケーラさんが豆腐サラダにするっていってた。ジュドーさんとこはさっきリイナさんがプルとプルツーを迎えにきて一緒に持って帰ってった」
ティファ『マードックさんは?』
ガロード「もう食べちゃった」
超GJ!
そうきたか…GJ。
しかし、アムロの階級、高すぎな気も? (笑)
>>887-888 >>894-897 GJ!!アムロはもしかして涼介がモデルか?あれはFCだったが。
そう言えば、ガロードも昔は親父みたいになりたいって言ってなかったけ?2話で。
そう言えば、そろそろ次スレの準備の時期だな・・・
次はあんまり早く用意しても落ちそうで怖いよな(笑)
シロー「冬至、それは、古来より一年の終わりを告げる特別な日とされた、そして、クリスマスも冬至の祭りを起源にしている
さらに、日本においては、『冬至にカボチャを食べると、風邪を引かない』と言われ、カボチャを食べる風習がある」
アイナ「と言うわけで、今回のアマダ農園「野菜をおいしく食べよう」料理教室は、冬至カボチャを作りましょう」
カガリ「この前、ハロウィンでカボチャ使わなかったけ?」
シロー「あれは、海外の風習、だがここは日本だ!」
カガリ「・・・どういう理屈だ・・・・」
リリーナ「なるほど、そう言う訳ですか?で、冬至カボチャとは、どのような料理なのでしょう?」
アイナ「簡単に言えば、カボチャの小豆煮です、イメージとしては、カボチャのぜんざいと思っていただければ、とりあえず見本を・・・」
あらかじめ作っておいた冬至カボチャを試食する一同
カガリ「うわ・・・・粒餡の中にカボチャが沈んでる・・・」
ステラ「・・・でも、甘くて、美味しいよ」
ティファ「初めて食べる味・・・」
リリーナ「イメージと違って、素朴な甘さが、良いですね」
ラクス「でも、少し物足りませんわ・・・」
シロー「では、調理を始めるとしましょう、まず・・・」
ティファ「その時、私達は、あのような惨劇が起ころうとは、夢にも思わなかったのです・・・」
カガリ「不吉なナレーション入れるなぁ!!!」
>ラクス「でも、少し物足りませんわ・・・」
これかw
いやいやいやww
ティファが言うのかよw
ageるよ
ティファだからこそ真実味がw
この続き勝手に思い付いたけど…。
本編重視なら、シャクティが言いそう。
ティファがそういうこと言うと
「私の夢は、現実です」
になりかねないw
ガロードが必死にならないと、未来が変わらないw
やばい、相当ウケタw「私とて遅刻が許されん時が来ているのだ!」を超えた
>>894-897に勝手に続き
アムロ「しかし、シャアが、ポルシェに乗っているとは意外だな、それとも赤ければいいのか?」
シャア「わたしと、そんな節操無しではないよ、アムロ、ここを見たまえ」
とノーズに付いているエンブレムを指す
アムロ「それが・・・・・そうか、ポルシェのエンブレムには・・・」
シャア「そう、エンブレムの中心には、『カバリーノ・ランパンテ(跳ね馬)』が描かれている、だから問題はない」
アムロ「そんな理由で、いいのか?」
シャア「勘違いしないでくれ、これは代車だよ、私のは、全部車検に出ているのでね」
アムロ「・・・まだそんな負け惜しみを・・・」
ほしゅー。
今年中に次スレに移行キボン
風邪ひかないよう気をつけようね
お前はかわりに寝込め
とりあえずまとめをしないとな。
テンプレに「コテハン非使用推奨」と入れるべきだろうか?
禁止にするのはやりすぎだろうか?
コテは荒れる元になる
やりすぎじゃないと思う
コテ・トリップ共に禁止でいんじゃね?
んじゃ俺は名無しで参加しようかな
絵描きとしては勝手に転載とか疑われるのが嫌だから、
基本的にどの板の、どのスレでもコテやトリップ付ける様にはしてるけど……
俺はネット世界に放り出した段階で、著作権は放棄してるからなぁ。
別に金取ってるわけでもなし。
コテをつけることは、転載を気にするって意味では本人に任せたいが、スレに関連するキャラ名前コテははっきりいって不愉快とは思ってる。
まあ、コテ名つけると個人攻撃する粘着さんはどこでも出る。スレが荒れる覚悟をしてやるならいいけど。
名無しだから、便所の落書き(失礼)スルーもしてもらえるわけで。
あと、俺のスレ主張してる勘違い君は考えを改めれ。
SSを作ってるのは職人。 スレはSS職人とそのSSを読んで受け入れてくれる(文句だってりっぱなリアクションだ)人々が作り上げてるもの。
お前のスレじゃあねぇ。 そんな寝言が言いたかったら、自分でサイトと掲示板立てて狭い世界でやっててくれ。
コテについての俺のチラシのウラ意見は以上。
元々前スレはゴミだったのをX厨が雑談に使用し、主人公兄弟スレのネ申が集ってた住人に火をつけたからね。
まあ、それはそれとして次立てるの?
種死スペ頃をはずさないと、板荒れてスレ落ちるベ?
924 :
904:2005/12/11(日) 23:27:32 ID:???
>>908 勝手に続けてください。
私には、これ以上思い浮かばないのでw
おっと、レス番がポルシェのレースマシンの型番
・・・・・・レースオタッて、だめね・・・・・
テレビを見ていたら
ステラ「ふわ〜〜〜〜〜」
シン(帰宅直後)「どうしたの、ステラ?(妙に見入ってるな)」
ステラ「…テレビで結婚式やってるの。」
シン「へぇ〜」
ステラ「ドレス…可愛い。」
シン「そうだね。」
ステラ「ケーキも大きい…。」
シン「…うん、そうだね。」
ステラ「ブーケ投げたいなぁ〜」
シン「…。」
ステラ「シン…?」
シン「ごめんよ、ステラ。オレにお金がないから…。」
ステラ「…?」
シン「ステラ、結婚式やりたいんだろ?」
ステラ「…うん。」
シン「もうちょっと待って。そしたら結婚式も挙げられるから。」
ステラ「うん。ステラ…待ってる。」
シャギア「フム、なにやら事情がありそうな感じだな。」
オルバ「何とかしてやれないのかな。」
シャギア「我々にできるはずもないだろう…。」
オルバ「そうだね…。」
シャギア「ここは、頼りになりそうな奴らに情報をさりげなく渡すのだ。」
オルバ「なるほど。」
シャギア「…となると、誰にしたものか。」
オルバ「彼女がいいんじゃないかな?」
シャギア「彼女でいいのか?」
オルバ「いいと思うけど?」
シャギア「ではそうしよう。」
age
ウェァr・・・・
>>927 いい加減トリップとコテを外せ
むしろ5年間ROMれ
コーヒー飲んで落ち着け
誰だ・・・彼女って誰だ!
ドロシーか?まさか歌姫なんてことはなwせdrftgyふじこlp;@
KBがやばいぜ、そろそろ。
933 :
925:2005/12/12(月) 22:56:49 ID:???
シャギア「というわけだ。」
オルバ「我々からの頼みだということはくれぐれも内密にしてくれたまえ。」
???「わかりました。けど、あなた達がなぜ?」
シャギア「フッ、故あれば我々は手を貸すのだ。」
オルバ「気にしないでくれ。」
???「とは言ったもののどうしたらいいかしら?シンはあの通りの性格だからお金じゃ解決は出来ないわ…。」
???「ねぇ、ガイア。どうしたらいいと思う?」
ガイア「クゥ〜〜〜〜ン?バァウワウ!!!(よし、任せろ!)」
???「アッ!どこに行くの!?待って。」
ガイア「バウッ!!(ここにいる奴に助けを求めろ!)」
???「ここは…。」
続く
>>928
分かった分かった
今考えたけどクリスマスまでに次スレ用意しとかないと職人様たちのssが見れないのではないか!?
936 :
925:2005/12/14(水) 00:42:54 ID:???
トロワ「何だ、どうかしたのか?」
???「実は…。」
トロワ「そうか。そういうことならオレに任せておけ。」
???「えっ、本当に?」
トロワ「もうすぐクリスマスだしな。
>>935のリクエストにも応えねばならん。」
???「935?」
トロワ「何でもない。ほのぼの分を補給するためには格好のイベントだ。」
???「そう…なの?」
トロワ「まぁ大船に乗ったつもりで安心しろ。お前にも役目はある。」
???「え…?」
トロワ「デュオやシーブック、ウィッツにも協力を頼まねばならない。」
???「どうするの?」
トロワ「オレ達で結婚式を挙げてやればいいだけだ。」
???「えっ!!?」
トロワ「本人たちにはくれぐれも気づかれないようにな。」
???「あ、は、はい。」
続く
クリスマスまでのんびり準備
キネマ冬宮 映画情報 週末からの上映作品(抜粋)
海と大地の間で
「残酷」というには幼すぎて
栄光なき兵士たち─603技術試験隊物語─
親切なカテジナさん
イニシャルSeeD─MS最強伝説─
ジャッジ&ジャスティス
天に魔女、地に野獣
爆熱戦隊ミネルバン─永久の敵?!─
勇者艦隊ストライクフリート(同時上映:破天荒ロボドジビロン─地上最大のプロポーズ大作戦─)
鷹虎武闘伝─2000日抗争の記録─
詳しい上映時間は、劇場までお問い合わせください
毎週水曜日はメンズデー、木曜日はレディースデー、金曜土曜の20時以降カップルの入場料半額サ−ビス実施中
>>938 >海と大地の間で
これ分からん。もしかしてダンバイン?
>>873様のネタを勝手ながら拝借させていただきます
「これがここ一週間ほどのターゲット2の行動パターンを記録したものだよ。」
一人の男が書類を手に報告をする。
見たところ20代前半であろうか。甘いマスクをしているがどこか氷のような冷たさを持っている。しかし、それが相反することなく却ってその男の魅力を引き立てていた。
「ご苦労。」
書類を渡された男がねぎらいの言葉をかける。
この男も20代前半に見える。ただ先ほどの男よりもこちらの方がいくらか年上だ。どこか曲のある、渋みを持った色男である。
二人の男は会話を続ける。
「それで最近の行動パターンを見ていると大分行動パターンに違いがでてきた。」
「ほう、例えば?」
「まずあまり外出しなくなった。それとインターネットや電話帳をみるようになった。それと最大の特徴はターゲット1と積極的にコンタクトを取るようになったことかな。」
「やはりか。」
「やはりって・・・。まさか・・・!?」
驚愕の顔をしている男にもう一方の男が話した。
「お前の考えいる通りだ。先日ルナマリア君がターゲット2・・・アスラン・ザラの追跡をしていた。」
そう静かに・・・シャギア・フロストは言った。そう聞いて・・・オルバ・フロストは呆れたように手を顔にあてた。
「あれほど任務に私情を挟むなと言ったのに・・・。」
ここは彼ら兄弟の経営する探偵事務所の所長室・・・といっても応接間と併用しているが。(寧ろ応接間に机を置いただけといったほうが早い。)
時刻は昼下がり。普段だったら何もすることもなくタロットをしたりトランプでタワーを作っているような時間帯だ。
だが、今彼らは最重要の任務を授かっている。暇つぶしどころか食事でさえまともに取るのが難しいくらい時間がない。
その任務こそアスラン及びキラのクリスマスまでの監視だった。依頼者はあの二人であることは言うまでもない。
オルバが続けて聞いた
「ということは・・・。」
「ああ、もはや感づかれていると考えてよいだろう・・・。」
とあるマンションの一室。アスランとカガリが同棲しているマンションである。
持ち主であるアスランの姿は見られるがカガリの姿はない。その代わりに他の男、キラがそこにいた。
「問題は・・・!」
本来ならアスランの部屋であるが、カガリが持ち込んだ物などが散乱している。
「俺達がフロスト兄弟達につけられているているって事だ!ルナマリアが俺の事を尾けていたから間違いない!」
アスランがキラに向かって叫んだ。
「でも、なんであの人たちが僕たちの事をつけているんだい?」
キラはアスランに聞いた。アスランは嘆息しながら、
「なんでって…、決まっているだろ!ラクスとカガリが俺達を逃がさないように監視しているんだよ!」
「・・・そういうことか。」
その言葉にキラは納得した。実はこの二人クリスマスまでにラクス・カガリの下から逃亡する計画を立てていたのだ。
「とにかく、これは早急に手を打たなければならない事態なんだ!」
「でも・・・。」
いきり立っているアスランに向かってキラが消極的に声をかける。
「なんか・・・こういう風に計画が簡単に漏れるなんて・・・なんかもう、逃げ出そうとするだけ無駄だって気もしてきたんだけど・・・。」
「何を言ってるんだ!?キラ!」
キラがこう弱気になるのもアスランには分からないでもなかった。
相手はなんと言っても暗黒からの女傑、闇を纏う女王、今世紀最後の黒い女神(などとアスランは勝手に頭の中にフレーズを浮かべた)ラクス・ラインである。
その姿は壮麗。その魂は豪胆。その知略は巧妙。今までに幾度となくアスランとキラは逃亡計画を阻止されてきた。だが、
(今回だけは退く事はできないんだ…!)
アスランはそう思った。そしてキラの肩に両手を当てて口を開いた。
「キラ、確かにお前が弱気になるのは分かる。確かに俺達はあの二人に…と言うかラクスに逃亡計画や黙って遊びに行くことやら挙句の果てに俺達が何か買い物する事までことごとく阻止されてきた。」
「なら、アスラン…。」
「だがなぁ、キラ。お前はそんな事で諦めていいのか?確かに壁は厚い。でもだからこそ、俺達はそれを超えなければならないんだ。何の覚悟や痛みも無しに『自由』なんて手に入れられないんだ。」
「アスラン…。」
アスランの魂の言葉がキラの中に響いた。そうだ、今までの自分は逃げていたのだ。苦労をしたくない、痛い目にあいたくない。そんな風にしてごまかしていたのだ。
だが、諦めたらそこで終わりだ。結局何も変わらないまま。それでは何の解決にもならない。そうだ、勇気を出すんだ。いつも言ってるじゃないか。自分には覚悟がある…。
「そして、何より…。お前は去年の惨劇を繰り返したいのか…?」
「…!」
アスランの言葉がキラに更に揺さぶりをかけた。キラの頭の中に浮かんだ去年の惨劇…
白い雪の舞う街。幸せそうに行き交う人たち。そしてこれもまた幸せそうに笑顔を振りまくラクスとカガリ。そしてその二人の買い物や何夜につき合わされ異常なまでの荷物を持たされた、地獄の責め苦にあったようなアスランと自分の顔・・・。
キラはまだまだある惨劇をそれ以上思い浮かべるのを止めた。いや、拒否した。全身に悪寒が走る。
(また今年もあんな事が…)
心を恐怖が支配した。が、その恐怖がやがて覚悟に変わった。
「…ありがとうアスラン。僕は大事なものを見失っていた…。」
「キラ、分かってくれたか。」
「うん。そうだよ僕たちには…。」
「俺達には…。」
『守りたい平穏があるんだぁー!!』
二人は燃え上がる信念を叫んだ。その叫びはそれまでにかつてない程に二人の心を揺さぶった。
ゼェゼェ…。息を荒げる二人。そして、
「で、具体的にどうするの?」
とりあえず冷静になったキラがアスランに聞いた。
「ああ、考えてある。あの二人に更にフロスト兄弟達が付いたら俺達二人では勝ち目はない。」
「じゃあ…。」
「なら目には目をだ。俺達にも助っ人を雇う。俺が今までに調べといた。」
アスランは机にファイルを出した
「そしてこれが俺が調べた中で最強の助っ人だ…。」、
キラはそのファイルを見て、
「成る程。確かに彼らの力を借りれば…。」
あの二人から逃げられるかもしれない。そんな思いがキラの胸の中にこみ上げた。
「依頼がきてるぞ。」
男が言った。
「内容は?」
もう一人の男が聞き返した。聞き返されて男は依頼を読み上げた。
「『今月の25日までに』…まぁクリスマスかまでにか…、『磐梯市日登町より脱出したい。だがある者達とそれらに雇われた探偵により脱出は困難を極めている。よってこれの手助けを願いたい。アレックス・ディノより』」
依頼を読み上げた男はかなりの美形だ。だが、只の美形ではない。男には右目の部分に額から頬にかけて縦一文字に跡が付いている。が、その傷跡はその男の美しさを損なうどころか、却ってその男の魅力を増している。
「…そうか。」
依頼を聞きもう一人の男は呟いた。端正な顔立ち。軽くウェーブのかかった髪。またファッションなのかこの男は黄色いサングラスを掛けていた。男はまた美形の男に聞いた。
「一つ確認したいことがある。」
「なんだ?」
「アレックス・ディノ…それは確か偽名ではないか。」
男はそう短く問うた。
「…そう聞くって事はこの依頼を引き受けるのか、劾?」
美形の男…イライジャは聞き返した。
「ああ。」
サングラスを掛けた男、…劾はそう呟いた。
彼こそアスランの言っていた最強の助っ人、サーペントテールのリーダーである。