ギルバート・デュランダルを語る Part.9

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地を離れて空を駆け、その肉体の能力、様々な秘密までをも手に入れた今でも、
人は未だに人をわからず、自分を知らず、明日がが見えない。その不安。
同等の、いや、より多く、より豊かにと。飽くなき欲望に限りなく伸ばされる手。それが今の私たちです。
争いの種。問題はすべてはそこにある。だがそれももう、終わりにする時がきました。終わりに出来る時が。
我々はもはや、その全てを克服する方法を得たのです。
全ての答えは、皆が自身の中に既に持っている。

「今のこの世界では、我らは誰もが本当の自分を知らず、その力も役割も知らず、
ただ時々に翻弄されて生きている。本当に不幸だった、彼は。彼がもっと早く自分を知っていたら。
君達のようにその力と役割を知り、それを活かせる場所で生きられたら。」

それによって人を知り、自分を知り、明日を知る、

「誰もが皆、幸福に生きられる世界になれば、もう二度と戦争など起きはしないだろう。」

これこそが、繰り返される悲劇を止める、唯一の方法です。
私は、人類存亡を賭けた、最後の防衛策として、デスティニープランの導入、実行を、今此処に宣言いたします。