【IF】前作でラクスが死んで、フレイが生きていたら

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350248
>>252サンクス

無い知恵振り絞ってなんとか言葉にしてみた
自分がキラフレ好きだから、多少そっちに偏ってるかもしれないし
うまくまとめられず長文になったけど、ゴメン

自分としては前作三人のヒロインを
「ラクス=ロウ」
「カガリ=ニュートラル」
「フレイ=カオス」
的な存在として捕らえてる

特にキラを挟んだラクスとフレイは対極の存在なんじゃないかとね

ラクスは「理」の人
個人の感情よりも大義や理想を優先させる人間じゃないか
だからこそ自分の父親が殺されても
「憎しみの連鎖を断つ」と蜂起する強さを持っている

一方のフレイは「情」の人
理想や理念といったものより個人の感情に走る傾向にある
だからこそ父親が危険な時にラクスを交換材料にしようとしたし
父親が殺されてしまった負の感情をキラにぶつけてしまった

351通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 01:59:29 ID:???
>>347
それをバックグラウンドで動かして、一話くらいの総集編(笑)で一気に描写。
キラの男を磨きます、んで、その最後の関門がシンで、シンにとってはそれが逆境成長の始まりだ、と
352248:2005/08/30(火) 02:00:03 ID:???
ただ「理」も「情」も人間が生きていく上で
どっちも必要で無くせないものだと思う
それこそ、夏目漱石が「草枕」で謳った様に

だからラクスが正しい、いやフレイが正しいって意見は
どちらとも云えないんじゃないかと思ってる

二人が同時に生存した時に
キラがどちらを選んだかは分からないけれど…
でも、前作のラストで生き残ったのはラクスだった

つまり、それは種デスまでの二年の間
ラクス=「理の側の人間」と共にキラは生きてきたって事なんだと思う
そして、戦場で生きて殺して悩んで過ごして来たキラにとって
その二年って云うのは、決して軽い時間じゃないんじゃないかなと
353248:2005/08/30(火) 02:01:05 ID:???
ラクスって云うのは良くも悪くも「人の理想=綺麗な部分」
「寛容」な許しや癒しを与えてくれるキャラクターだと思う
だからこそ傷ついたキラが「傍らのラクス」って言う
温かい場所にたゆたっている事も「良いのですよ」と許してしまった

でも、その二年の間に…
おそらく、カガリと同じ=ニュートラルの立ち位置だった
キラの心って言うのは、次第にラクスの側=ロウ=理に
傾いていったんじゃないかなと思った

種デスのキラのラクスへの依存なんかを見てると
「キラがラクスと過ごした二年」って云うのが
前作では「人間」だったキラを変えてしまったのかなと思う
ただ、それは仕方ない事だとも思うけどね

前作の「人間」だったキラなら…
もう一度戦場で凸と相対した時に
或いはその前に凸との会話ですれ違った時に悩んだと思う
354248:2005/08/30(火) 02:01:51 ID:???
この時の凸は「産まれ故郷のプラントを思うから」
「苦境に立ったプラントの為に、パトリックの息子の
アスラン・ザラとして何かが出来るかもしれないから」
って理由で、「オーブ」「カガリの傍」って温室を出て
再び戦場に立つ決意をしたんだと思うから

……まぁ今となっては、それもカガリの姿に焦ってましたとされた訳だがorz

ただ、この時の凸が戦場に立つ理由
他の兵士達が戦場で命がけで戦う理由
それが…「情の人のキラ」なら、良くも悪くも「人間のキラ」なら
どうして、前作の自分がAAでMSに乗っていたのかが
分かるんじゃないか、思い出せるんじゃないかと思ったんだよ


もしも、「理の人=ラクス」じゃなくて
「情の人=フレイ」が二年間影響を与えてたならね
人の感情のズルイ部分も汚い部分も持っている
でもそれだけじゃなく、そこから変わっていけるって事
355248:2005/08/30(火) 02:04:19 ID:???
「理」の様に絶対的に正しい、美しいって訳じゃないけど
醜悪さも、そこから這いあがる強さも持ってる
間違える事があっても、それをまた正す事も出来る
それが人間の「情」の部分だと思うんだよ

勿論、それは二年間つきっきりで
キラと一緒にいるって訳じゃない
むしろ、前作ラストのフレイを考えれば
和解しても、キラの傍で甘える事を良しとしない気がするし

ただ、そうすると…キラを二年の間、甘やかす人間もいない訳で
勿論カガリやアスラン、カリダもいるけどね
ラクスの様に「全て良いのです」と絶対的に許す事は無いと思う
正直を云えば、カガリやアスランは自分の事で手一杯な点もある筈だし
(そしてオーブ首長である以上、それは当然だと思う)

でも、今のキラの「ラクス一人に依存している」
「理想を求めて盲目的になってる」状態じゃなくてさ

距離を置いたフレイや、種デスじゃ登場してないサイ
それから勿論カリダやアスラン
カガリやひょっとしたらミリィなんかもキラを心配してるって気持ちを感じて
二年の間に、少しずつ立ち直る事も出来たんじゃないかなとね
356通常の名無しさんの3倍:2005/08/30(火) 02:04:35 ID:???
・・・・・・来たね、久しぶりにいい考察が
読み応えありそー
357248:2005/08/30(火) 02:05:18 ID:???
それが人間が「立ち直る」って事だと思うんだよ
誰か一人じゃなく、自分一人じゃなく…
色んな人間のお陰で、生きて、暗闇からもう一度立ち直れる

そうして、もう一度戦場に立つ事を決めたキラなら
以前にアスランを殺したと思った時、ニコル達を殺した時
トールやエルを殺された時の事を忘れないんじゃ無いかと思う

「世界を救うと云う理念・理想を持ったヒーロー」じゃなくてさ
「自分の守りたい者を守る為に戦う兵士」って感じかな…
どっちが正しいのかは、作品によって異なると思うけど
「ガンダムの登場人物」であるなら、自分は後者であって欲しい

そして、そんなキラなら…意見が噛み合わないまま
凸を達磨にしたりしないんじゃないかと思ったんだよ

あのシーンは
「カガリが泣いてるんだぞ!」ってセリフで
=シスコン、大事な人が泣いてるからって意味じゃなくて

「カガリがオーブの理念を守りたいのに守れない
今の現状に泣いてるのに、どうして邪魔をするんだ」って
そう云う意味なんじゃないかなと、そう自分は思ったからさ
358248:2005/08/30(火) 02:06:37 ID:???
凸って云う「友達と戦う苦悩」よりも
カガリの持つ「理念と貫きたい思い」を優先させた
だから、問答無用で達磨なんじゃないかと思ったんだよ

フレイの「昔のキラ云々」って言葉は
フレイが一番キラの「人間の弱さ」の部分を見て来たと思ったから
ただ、ここは完全にキラフレ好きのフィルターが掛かってたかも
だから、正直すまんかった

ただ、フレイがキラを好きになって行った過程としては
「友人と戦いたくない」「人を殺したくない」
「でも殺さないと友達を守れない」って
人間の「情」の部分で葛藤して苦しんでた部分を見てた事があると思う

だから、その一番の友人である凸を
問答無用で達磨にして、何の後悔も無いキラには
違和感を感じて反発するんじゃないかなとね
359248:2005/08/30(火) 02:07:29 ID:???
もしもフレイが生存して、同じ様に凸達磨イベントが起こったとして
もしもキラが「情の側の天秤を多く傾けた人間」だったら
親友と理解しあう努力もしないまま達磨にした
自分の行動を省みる事もあるんじゃないかなと思ったんだよ

キラフレフィルターが掛かってるから
キラに疑問を投げかけるのはフレイになったのかもしれない
でも、例えば他の誰でも…それこそマリューでも良いけどさ
もしもキラが、理念や理想より個人の感情を優先するキャラだったら…
自分がカガリの理想の力になりたい様に、
凸には凸の事情があるって事にも気付けたんじゃないかなってね

うーん、自分としては頑張って考えてみたが
お陰で脳が雲丹になりそうだ、今夜は寝るよorz

>>250以下のスレ住人ごめん、指摘ありがとな