機動戦士ガンダムSEED SIN 〜宿命の決着〜
あれから数年後..キラよりも二回り程強くなったシン。 もうキラに立ち入る隙は微塵も見当たらない・・
キラ「勝ちてぇ・・ 俺は奴に勝ちてぇ・・」
池田秀一声の男「君に是非乗ってもらいたいマシンがある。 アスカくんに勝ちたいのなら・・来てくれ」
キラ「・・・」 シンに勝つとゆう執念からか、黙ってついていくキラ。
「これだ」 キラ「こ・・これは!!」
「うむ・・。 君も思ったようだね。 そう、これはフリーダムにそっくりだ・・。
だがフリーダムと同じ形をしてはいるが、中身は全くの別物でね 開発段階もフリーダムよりずっと前のものなんだ
そう、言わばこれはフリーダムのプロトタイプのようなものでね。 性能では通常のフリーダムを圧倒的に凌駕している。
と言っても機体自体の性能はそうは変わらない。積んでいるシステムでパイロットの判断ミス等を補助する事で
機体の性能を向上させているからなんだ。
ただ・・・ その分この機体はあまりにも危険なじゃじゃ馬でね。今までに5人程の優秀なパイロットを殺している。
だが、それもこの機体が積んでいるシステムが完璧なパイロットを求める過ぎるがゆえのサガでね。
そうゆうシステムを積んでいるんだ・・この機体は。システムが認めるパイロットが現れればその性能は飛躍的に上昇するだろう。
しかし戦時中、そういったシステムは上層部には受け入れられなかった・・ それで表舞台にはあがらずじまいだたわけさ。
そういった不遇な目にあった経緯から凰呀ニックフリーダムと、そう呼ばれている。」
キラ「お・・(凰呀)オーガニックフリーダム!??・・・」
「そう、 化学の進化にはその根本で何も手を加えていられない状態の物が存在するはずだ、
君達の知るフリーダムは、もともとあったこの機体のシステムを取り除いて完成させた
言わばもとの設計思想に手を加え改善して作られたものだ。相対してこの機体は初期段階の設計思想そのままのシステムを積んでいる。
農業に例えるなら、農薬などの化学技術で手を加えられる前、無農薬栽培(オーガニック)の状態、
このフリーダムはそういった原形・設計思想そのままの純粋で本当のフリーダムであると言える、だからオーガニックと名づけられているようだね。」
キラ「分かった。 こいつのパイロット、俺がなってみせるぜ」
そして、キラはこの凰呀ニックで何度が死にそうになりながらも、しだいにそのじゃじゃ馬に慣れていった
そして遂にシンとの最終決戦の時を迎える。
キラ「シン、おめぇには負けねぇ!」
悟りの境地に入ったシン「ふ、負けませんよ!キラさん」
キラ「うぉぉぉお!シードセンス全開! フルバーストゥ!!!」
ズバーーーン
シン「無駄ですっ」
ガッキィィン!
キラ「くそぉ! もうこんなんじゃ奴には通じねぇってのかよぉ! 」
カシャッ カシャッ
キラ「な、、なんだ! 凰呀ニックフリーダムが反応してやがる・・」
カシャシャ ピーーーッ!!! エクストラバースト・・
キラ「!!!」
ズドゴォーーーン シン「うわぁ・・!!」
キラ「はぁ はぁ 勝った・・ 奴に勝てた」 「おめぇ・・ずっと俺の戦闘パターンを・・」
凰呀ニックフリーダムは答えてくれない・・。
「そうか・・ お前は俺が無茶しすぎると見越して
最後の最後までとっておきをセーブしといてくれてたのか・・ お前とやってきて良かったぜ・・ サンキュウ! 」
シン「負けましたよキラさん・・ 僕の完敗です。」
キラ「いんや、、 勝ちはしたが、俺にはもう種の覚醒がこれっぽっちも見えなくなった・・
たぶんもうシードセンスは今後使えねぇだろう・・ これから先はお前の時代だ! 頑張れよシンッ!!」
シン「キ・・キラさん!・・」
そしてキラは遠い木星の彼方へ旅立つ・・
マリュー「アナタがいなくなると寂しくなるわね・・ キラくん・・」
「キラ? 俺の名はもうキラじゃねぇ・・ ヤマトだ!!!」
ヤマトの旅が始まった