やめろアスハ…俺にはマユが…あぁ… 【第7章】

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253You are in me.
あいつだだけには負けれない、俺は常々そう考えている。
ヤキンドゥーエの英雄で、戦後オーブに隠れたチキン野郎アスラン・ザラ。
俺はいつものようにカガリを抱いていると、隣の部屋からアスランの声が聞こえてくる
実は俺とアスランは部屋隣同士で、ミネルバ艦内にある部屋はなぜか壁がうすいんだ
一説には副長のアーサーが盗聴しやすいようにわざとそう作らせたってメイリンがいっていたけど、ここまで丸聞こえなら、そう信じてもいいかと思っている。
アスランはいつもと同じ時間に、ルナマリアを呼んで俺とアスハが終わった頃にまるで『俺のほうがすごいテクをもてるんだぞ』といわんばかりに、ルナマリアと激しく絡んでいる。
俺はいつもその声を聞くたびに、フツフツと怒りが募ってくる。
なんなんだよ、あんたは!俺は隣で寝ているカガリを無理やり起こし、若干不機嫌なカガリと
もう一度繋がることにした。カガリも又か?といいながら俺を拒まない。
そう、俺はこの時までアスランに勝つことだけを目標にカガリを抱いてたことにきづいていなかった。所詮愛だの恋だのはすべて幻想で、
俺自身アスハとの関係を深く考えていなかった。流れに身をまかせていただけ。
でもその流れを変えたのはアイツーアスランーだ。俺たちは毎日競うように彼女たちを抱いていた。
何も考えず、ただアイツだけにはまけないと。
自分勝手?あぁそうだよ、俺はいつだって一人なんだから、そしてアイツもそうだとおもう。
こうして俺たちは、無意味に空虚な生活を送っていた。しかし、俺もアイツもまだきづいていない
この行為がどれだけ彼女たちを傷つけているのかということに。。
続く