どうすれば種DESはもっと面白い作品になったか

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611通常の名無しさんの3倍
評価されるアニメ(もしくはまともなアニメ)には、必ず一貫した副テーマがあり、
それは時として意味不明なテーマである場合もあるが、それでも話に「意味」を持たせる上で重要だ。
主人公はもとより、話全体がそれを一貫性の命綱として話が進行する。

例えば・・・・
「ガンダム(1st)」では地球連邦とジオンの戦争及びシャアのザビ家への復讐、
「Ζガンダム」ではエゥーゴとティターンズ、そしてアクシズの戦い、
終盤荒れた「エヴァンゲリオン」でも人類補完計画などの意味不明ながらも一貫した裏テーマ、
「ラーゼフォン」では世界の調律というこれまた意味不明なテーマだが一貫していた。
67話にも及んだ「ゾイド」でもフィーネとゾイドイヴの関係という一貫した裏テーマがあった。
ドラゴンボールも、強敵1人で一区切りと考えれば一貫していた。

戦闘モノだけではない。毎回同じような展開の繰り返しアニメにおいても、
ドラえもんではのび太の更正、
こち亀ではとことんまでうまくいくのに調子に乗って失敗する両津の有様など、
それぞれテーマを持っている。

ところが種&種死にはそれがない。
それがないと、「じゃあ最初の方やってたことは何だったんだ?」となってしまい、
グダグダでツギハギなイメージを視聴者に与えてしまう。
そのためインパクトも緊迫感もなくなってテーマを失ってしまうため、
グダグダな中では時として飢裸とアスランの友情(?)が話の中心であるように見えてしまい、
(※嫁にとってはそれが中心?もしくはテーマがないためそういう人間関係しか描くことがなくなる?)
負債によるマズい描写・男らしさのない髪型と設定だけ男な主人公らも相まって、
他のアニメにおいては「友情」で許されうる範囲のことまで、「ホモ疑惑」になってしまう。
また、テーマがなくなれば一貫性を失うことによって不自然な流れが増え、
裏側に存在する「制作者」が見え隠れし、作為性を感じ、シケる。

要するに、負債は最低限、「テーマの設定」といった最も基本的なことをきちんとやるべきだった。
これは、小学校の「作文の時間」でさえ教えられる事である。