前スレ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1115033453 第一話プロローグ
港に向かって走るアスカ一家。
あともう少しで避難船――そこに羽つきのMSが銃口をこっちに向ける。
「マユっ!!」とっさの判断で荷物を投げ捨て、マユを抱えて崖から飛び降りるシン。
落下、爆発、爆風、衝撃。藪を幾度も突き抜け、斜面を転げ落ちるシンとマユ。
「……うぅ」あちこち擦ったみたいだが、兄がかばってくれたおかげで身体は動く。
「――お父さん、お母さん!?」はっと見上げた崖の上の森は木々が薙ぎ倒され、轟々と燃える炎が両親の安否を物語っている。
「お兄ちゃん、お父さんが――お兄ちゃんっ!?」見れば、兄の身体は血だらけで――両足がなかった。
あのMSのビームライフルが掠り、そして転がりながらもマユをかばった結果だった。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんっ!!」「……マユ、行くんだ……船に行く……んだ」「行けないよぉっ!!やだよ、お兄ちゃんを置いて行けないよぉ!!」
号泣するマユに困ったように力なく笑うシン。「マユ……お前……俺の携帯……欲しがってただろ……持って……行け……」懐から携帯を取り出すシン。
「そんなのいいよぉっ!!お兄ちゃん、お兄ちゃんっ!!」「大丈夫だ……俺も後でちゃんと行くから……お前の携帯に……掛けるから……」
涙でぐちゃぐちゃになりながらも携帯を手に、立ち上がるマユ。「お兄ちゃん、絶対だよっ!!約束破っちゃたら嫌いになっちゃうよっ!!」
かすかに、だけど確かに頷くシンを見て、駆け出すマユ。そして、森を抜けた先に見えた港。軍人さんがいる、あの人に頼んでお兄ちゃんを助けて貰おう。
――爆発、振り返れば背後の森が燃えている。あそこにはお兄ちゃんがまだいたのに。マユをかばってくれた大好きなお兄ちゃんがまだいたのに。
呆然と立ち尽すマユの手を引く軍人。しかし、マユの目は燃える森とその上空で銃を撃ち乱しているMSを捉えていた。
この先をみんなで考えましょう。
※荒らしは絶対スルーしましょう
ぬるぽ
ガッ
え、なんか主旨違くない?
おにいちゃんどいてそいつころせない
前回の話から〜
マユ「ごめん・・・ステラ・・・友達だって言ったのに・・・ずっと一緒だって言ったのに・・・」
湖にステラを沈めるマユ
マユ「パパもママも、お兄ちゃんも・・・そしてステラも・・・・全部あいつが―――――」
OPスタート
僕たちは〜迷いながら〜
凸「マユ、いいか?入るぞ」
モニターに近づく凸
レイ「マユ、アスランがきてるぞ」
マユ「こんにちは〜・・・やっぱこいつ強いな〜」
レイ「パワーもスピードもインパルスより上だ。そしてソレをあやつる反応速度、弱いはずがないだろ」
凸「!、何をやっている!」
マユ「やだな〜。戦闘訓練ですよ〜。一番強い『敵』ってどんなモノかな〜って」
凸「キラは敵じゃない!!」
レイ「アスラン、マユの言う事も間違ってはいません。ダーダネルスでは本艦を撃ち、ハイネもソレのせいでやられました」
凸「・・・しかし・・・」
レイ「あなたもフリーダムにやられたのでしょう?・・・それともかつて共に戦った友人だから撃ちたくないと?」
凸「・・・・・」
レイ「アスランならフリーダムのパイロットの事も色々しってるでしょう?よかったらアドバイスを頂けますか?」
マユ「あ、そうですね。アスランはストライク『には』勝ってますよね?」
マユ、終始笑顔
凸「マユ!!!」
レイ「アスラン、マユも少し控えろ」
凸「くそっ」
凸、部屋を出る
マユ「・・・フリーダムは・・私が倒す・・・」
>>5 嫁脚本とあんま変わってない気が
前スレより抜粋
982 名前:977[sage] 投稿日:2005/06/07(火) 23:30:52 ID:???
じゃあこうかな
アスラン「マユ、入るぞ」
マユ「?!アスラン?!ちょっと待って…今は、ちょっと……」
アスラン「ん?どうかしたのか?」
マユ「とっ、とにかく今はダメっ!あ、隊長さんだからって勝手に女の子の部屋に入ってこないで!」
アスラン「えぇ?」(←声裏返る)
マユ「変態!あっちいけっ!」
アスラン「…」(仕方なく立ち去る)
レイ「マユ、なぜアスランを追っ払った?」
マユ「だって…これ見せたら機嫌悪くするに決まってるし…」
レイ「今までのデータバンクで作った対フリーダムのシミュレーションか」
マユ「しかもまだ一発も当てられないし…」
レイ「カメラが向いてからの反応が恐ろしく早いな…スラスター操作も見事だ。機体をうまく振り回しているな」
マユ「でも必ず弱点があるはずだもん!」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
レイ「その意気だ、マユ。おまえならやれる」
983 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2005/06/07(火) 23:37:27 ID:???
ふたりの「お兄ちゃん」が徐々にマユの中で分裂してゆく、ってわけか……
アスランとマユの会話がなんか切なくなりそうな感じだな。
984 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2005/06/07(火) 23:43:23 ID:???
おぉ、新ネタだ!
本編みたく嫌味じゃないのがいいな
やっぱマユだとひねくれずにそのままの純粋さとかでいくのがいい
そんでそのうちフリーダムと対峙したときにいい動きをするマユに驚く凸、
「このパターンだと次はそっちです!アスラン左に!」なんて凸に指示なんか出しちゃうマユ、
フリーダムを追い詰めた時なんか焦ってる凸を一喝するマユ、なんてのを妄想。
まあこのスレの趣旨って1スレ目でマユをシンの代わりに主人公にしたら人の話を聞いたり、
フォローされたりして人間関係がうまい具合に構築されたり、一人の突出したエースではなく
ティームミネルバとしての活躍が描けると言うことで思いのほか面白くなったからってところから
スタートした雑談・再構築スレだしね。
まあ、本編が殺伐としているのでこっちはマターリとマユとミネルバの愉快な仲間たちの
姿を語っていきましょう。
2回送っちまった。
ゲン・ヘーアン
地球連合軍所属のMSパイロット。
実質的には彼もまたMSの制御ユニットという扱いで、義手義足の四肢をコクピット内でMSと繋ぎ、まさしく手足の様にMSを操る。
手動(?)での操縦もエクステンデット以上。
ネオと似たような仮面を被り、GAT‐X105/U通称ストライクMk‐Uでアーモリーワンでのガンダム強奪を支援する。
正体はマユの実兄で前大戦でのオーブ戦にてMSの流れ弾に被弾して四肢を失ったシン・アスカであり、実はあの後地球軍に拾われていた。
よってコーディネイターであるが、そのことは一部の者しか知らない。
カナードの例にもあるように、コーディネイターでも使える物は何でも何度でも使うという連合のスタイルの表れ。
多少投薬を受けてはいるが、
右腕に脳派コントロールユニットを積んでいるためスティング達より情緒が安定している。最適化も必要無い。
ちなみに左足は小型爆弾で、ゲンの意志でいつでも爆発する。
ブロックワードは勿論「お兄ちゃん」
GAT‐X105/U
ストライクMk‐U
地球連合軍の試作型MS。
前大戦時に活躍したGAT‐X105をコピーしようというノリで作られた。
外見はGAT‐X105をダーググレーに塗った様だが、トランスフェイズシフト装甲である。
またアーマーシュナイダーもダガーLやウィンダムの苦無になっている。
ゲン専用機であるためコクピットには操作レバーの他にゲンの左腕と右足を挿れるソケットがある。
ストライクMk‐U+I.W.S.P.U
ストライクMk‐UにI.W.ストライカーパックUを装備したもの。
I.W.ストライカーパックUはI.W.ストライカーパックの改良型で、I.W.ストライカーパックの約2倍の電源容量と実体剣がビームサーベルになった点が異なる。
またシールドのガトリングガンもビームガトリングになっている。
レールガンとバルカンはI.W.S.P.と同様。
>1の続き?
第一話
レイとルナマリアは新型にして愛機のザクとともに、ある命令を受けて待機していた。
それは「ある試作機に模擬戦を挑むこと」であった。試作機の名はインパルス。
軍関係の人間が多く集まる中、ダミーを相手に試作機のお披露目が行われた。
待機中、ルナは「ザク以外にこれだけ注目される試作機を知らなかった」と話題を振る。
振られたレイは、噂話ぐらいならと前置きした上でインパルスが特殊な機体であって、
それを乗りこなせるパイロットがいなかったことを語った。
インパルスの特殊性は分離合体を繰り返しながらダミーを撃ち落とす光景でよくわかった。
と同時に、ルナは命令の意図を理解する「あの大道芸が戦場で通用するのかを試せ」と。
そして、レイの合図と共に伏兵のザクは飛び出した。
数手の攻防の後、乱入したザク二機はインパルスによって制圧された。
新造戦艦ミネルバの進水式、それは広く一般の人々にもザフトの新戦力をアピールする場でもあった。
そこにザクのほかにインパルスも内定した。
レイとルナをいなした謎のパイロットをあれこれ想像するミネルバクルー。レイは歴戦の勇士と考えることで身を引き締め、ルナはミーハー丸出しで渋いオジサマやら紅顔の美青年やらを思い描いて周囲からどん引きという有様。
なんだかんだで運命の日、旅行かばんをガラゴロならしてやってきたのは、クルー全員の予想を裏切る、ちょこんとした少女だった。
マユ「マユ・アスカ、13歳!階級はありません!今日一日だけの配属ですけど、よろしくお願いします!」
シンの「ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙アァ゙!!!!!!」で始まるより安心できていいな
14 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/08(水) 21:39:07 ID:hYWLbKag
前スレより下がってるのであげときますよ
シンステスレより
500 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2005/06/08(水) 15:17:17 ID:???
諏訪部の桑島へのステラ追悼コメント
「スティングにとっては最初は困った妹分でしたが、記憶と一緒に情も
消えてしまったようで、最期はコイツ目障りだ。ウザイって感じでした
とりあえずアウルと一緒に仲良く待っていてください。
オクレ生きてるのか
501 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2005/06/08(水) 15:19:31 ID:???
オクレはユウナに異界送りされます
502 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2005/06/08(水) 15:19:33 ID:???
おいちょっと待てオクレにーやん生きてるのか!
もし、そうだとしたらシンを止めるのはオクレにーやんの予感・・・
初代スレで出てた、マユのお相手はスティングっていう案を思い出した
ユニウスセブン落下の時の話
マユ「何でこんなモノを地球に落とすんです!?」
こんなことしたら、人が・・・人が大勢死んじゃう!」
サトー「わが娘の墓標、落として焼かねば世界は変われぬ!」
マユ「娘・・・?娘さんのお墓を地球に落とすの?」
サトー「この声・・・子供・・・か?」
サトーのジンがマユに回線を開きお互いの顔を認識
サトー「・・・こんな子供がMSに!?馬鹿な!」
マユ「私はテストパイロットです!それに、貴方達がこんなことしなければここで戦っていません!」
サトー「そうか・・・だがもう遅い。
ユニウスはもうすぐ大気圏に突入する。
割ったところで落下は避けられん」
マユ「どうしてこんなことをするんですか!」
サトー「討たれた者たちの嘆きを忘れ、打った者たちと笑いあう・・・そんな偽りには耐えられんのだ!」
マユ「でも・・・これじゃ関係のない人たちまで死んじゃう!」
サトー「・・・分かっている。
だがわれらの恨み、愛するものを奪われた者でなければ理解できまい!」
マユ「・・・私も戦争で両親と兄を・・・殺されました。でも・・・でも、こんなことしたいとは思いません!」
サトー「!・・・そうか・・・なら・・・間違っても私のような人間にはならないことだ!
憎悪に囚われた人間の末路、よく見ておけ!」
サトーユニウスに向かって突進して自爆
マユ「・・・憎しみに心を奪われると・・・こうなってしまうの・・・?」
マユパルス大気圏落下でED
>>19 後半のフリーダムとの決戦あたりにつながる重要なエピソードになりそうだな
>>19 娘を亡くした奴とそのセリフを言った奴は別人のはずだが?
ageになってた、スマソ
>21
同一人物だよ。
>>19 ザフトは15歳から志願兵とってる
子供にそう驚くとは思えないが
>>25 サトーさんは娘の墓標を落としてて、戦争孤児の娘っ子に止められたらそりゃ動揺するっしょ?
幼女が乗ってたら驚くさ
幼女って…マユは幾つなんだよ。
燃え系のセリフも場所や相手を選らばないと萎えるだけだと思うんだが
十分幼女に属する年齢だと思うぞ。
生きていればプルと同年齢だろ?
年齢は上げることになってなかったか?
>>12では「13歳」と言ってるし。
>サトー「!・・・そうか・・・なら・・・間違っても私のような人間にはならないことだ!
> 憎悪に囚われた人間の末路、よく見ておけ!」
これすごいカコイイ。
32 :
29:2005/06/09(木) 19:58:45 ID:???
>>30 ・・・忘れてた。
俺もユニウスセブンに突っ込んでくるぜ。
もともとまちまちの個人の妄想書いてくスレだし
別に既出設定にこだわる必要なくない?
関係ないが
>>1の「お前の携帯に……掛けるから…」は後々使えそうだ
シン死んだままでもいいけどね。
>>33
その携帯はカメラ付携帯で、マユは色んな思い出をその携帯で撮って、アルバムにしてるってどうかな?
形見だけどネガティブなイメージじゃないってことで
弄りすぎもどうかと思うが。前にあったネタで言うなら
原作ではみんな同じなんだし〜なハイネがあからさまにマユを馬鹿してたし
ハイネはキャラが立つ間もなくすぐ死んじゃってるから、人によってどんな奴かという認識が多少ズレても仕方ないと思う。
第二話
プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルは、インパルスを見た際に出会った、マユ・アスカのことを思い出していた。
マユは自分のことを淀みなく語った。家族が全員死んだこと、身を寄せるところがなかったこと、途方にくれていたこと、でも議長のおかげでオーブ難民に働き口が増えたこと、
だから軍学校に入学できたこと、そして今こうしてインパルスに乗っていることを。
思い出すのには理由があった。先日、オーブ代表のカガリ・ユラ・アスハが秘密裏に押しかけてきた。
開口一番、プラントのオーブ難民の返還を求めた。そこでデュランダルは戦後復興のための労働力の確保と、軍事機密に関わっている技術者などを例に出し、プラントの苦しい台所事情を打ち明け、カガリの要求を退けた。
その頃、一般人の入った進水式式場。一日限りとはいえ、「赤服」が着られることに有頂天のマユは、その格好で式場を歩き回っていた。
すると、マユをむんずとつかまえ、非常に物珍しいものをしげしげと見つめるステラ。
連れ合いのアウルはマユを見るなりザフトの人材不足ぶりに腹を抱えて笑う。
引率のスティングはアウルの言葉を一蹴し、マユに「ここでそんな格好でいるのはよくない。家に帰ってゆっくりと服を選びなおしておいで」と諭した。
そしてステラをマユから引き剥がすと、その三人はいってしまった。
一人残されたマユは、明らかに「仮装した一般人」と誤解されたことで、今までの誇らしげな気持ちも急速にしぼんでしまい、仕事に戻るべく、ミネルバに向かった。
ミネルバに戻り、インパルスで最高のアクションを決めようと意気込むマユに「式場でガンダムが強奪される」の報が飛び込む。
分離状態で出撃するマユ、現場に倒れ散乱する警らのMS群と、逃げ惑う人々を眼下に、合体したソードインパルスは、カオス、アビス、ガイアの前に降りたつ。
マユ「また戦争をしたいの、あなた達は!」
突込みが厳しくなってるな
本編がアレなんだから面白ければいいと思うが
ネタスレなんだし
>>35 ハイネがマユを馬鹿にするネタなんてあったっけ?
台詞ネタがらみで「こんな子供がパイロットになるのも時代って奴か?」てのは覚えてるが。
>>38同意。マターリ
>>37 3兄弟とマユの絡みがいい感じ。
その後何度か戦ってインパルスを強敵と認めてから、中の人がマユとわかって
「仮装じゃなかったみたいだな嬢ちゃん…ならその実力も!
ハッタリじゃないってとこを見せてもらおう!!!」
とかスティングが叫びながら襲いくるカオスってのを妄想
拾ってきた
ハイネ「ま、今日からこのメンバー、仲間ってわけだ。 息合わせてばっちり行こうぜぇ」
マユ「うんっ! がんばろーね、ハイネっ」
ハイネ「て……適応早いね、ま、素直な子はおにーさん嫌いじゃないけどな」
マユ「……私のこと、子ども扱いしてない?(ジト目)」
ハイネ「あぁっと、悪ぃ悪ぃ。そーいうつもりじゃないってば。
頼みにしてるぜ、君と君のインパルス、な。 危なくなったら助けてくれよー?」
マユ「うー、また子供扱いしてるぅーっ」
追いかけるマユ、笑いながら身をかわしつつ進むハイネ。フォローに走るルナ。
アスラン「俺もあれくらい気楽にじゃれ合えればいいんだろうけど、な」
レイ「マユも、まだ子供ですからね」
アスラン「その台詞、マユが聞いたら気を悪くするかな」
レイ「……(微笑みつつ)それくらい肩の力を抜かれたほうが、
隊長には似合いますよ」
アスラン「アスラン、だろ?」
レイ「ですね」
ハイネ「君ぃ、いい目をしてるねぇぇ」
マユ「えへ、よくかわいいって言われますw」
ハイネ「いや、人の話きけってw・・・・・・生きてればこのぐらいの歳か・・・・・・」
マユ「え?」
ハイネ「いや、なんでもないって。ま、ばっちりいこーぜぇぇ」
マユ「いこーぜぇぇ♪」
凸とハイネの会話、ミネルバ〜
凸「驚かれんたじゃありませんか?あんな子供がパイロットなんて」
ハイネ「まさか、あんな可愛らしいお嬢ちゃんがパイロットとはね・・・。これも時代ってやつか?」
凸「そうかも知れませんね・・・」
ハイネ「・・・・次の戦闘、相手はオーブだってな」
凸「・・・・はい」
ハイネ「オーブとは戦いたくないか」
凸「・・・はい・・・」
ハイネ「じゃあお前、どことなら戦いたい?」
凸「どことならって・・・・・」
ハイネ「それとも、あんなお嬢ちゃんに人殺しなんてさせたくないか?」
凸「そんな事は!・・・」
ハイネ「割り切れよ。今は戦争で俺たちは軍人なんだから・・・お嬢ちゃんもな・・・・」
凸「・・・・・・・・」
ハイネ「でないと・・・死ぬぞ」
ハイネ「俺は割り切ってる。でも俺が割り切ってるのは子供に人殺しをさせる事じゃねぇ!」
手すりをガン!
マユとルナが登場
マユ「あ、ハイネェ、MSみせてよ〜」
ルナ「こら、ちゃんと『さん』をつけなさい!」
ハイネ「いいって、いいって。MS?いいぞ。んじゃいくか〜」
マユ「やった〜♪オレンジ色のザクってカッコイイね〜」
ハイネ「ん〜ザクとは違うんだよ。ザクとは」
マユ「違うの?」
ハイネ「お前、議長の話全然聞いてないだろw・・・・」
会話フェードアウト
微かに微笑む凸、空を見上げて鬱な表情に戻る
マユ種のハイネ兄さんが激しく好きだ
>ハイネ「俺は割り切ってる。でも俺が割り切ってるのは子供に人殺しをさせる事じゃねぇ!」
>手すりをガン!
カコイイ
>俺が割り切ってるのは子供に人殺しをさせる事じゃねぇ!」
だったら議長なり艦長なりになんか言ったらいいじゃないか。フェイスなんだろ?
15未満なら正規の手順を踏んでいない人間なんだから何故戦わせているのか質問くらいは出来るだろう。一平卒じゃあるまいし
ハイネ本人が本気で嫌ならやめさせる様に掛けあう方法もある。実力がある以上難しいだろうが、その程度の行動さえ起こそうとしない。やった事は手すり叩いただけ
15以上ならちゃんと訓練受けた正規兵だろうからそれを子供云々と言えるはずがない。少なくともそれくらいの子供はマユだけじゃないしな
こういう雰囲気だけのセリフなら種、種死とまったくの同列。
>44
話の本筋に関わらないところまで延々と描写するのは、ただの偏執狂ですよ。
「もしシンじゃなあくてハイネが主人公だったら」スレじゃないんですから、ここ。
第三話
配備されたばかりの新型を扱いきれなかった警邏と違い、ソードインパルスを使いこなすマユはアビス・カオス・ガイアらを圧倒する。
強敵の出現にガンダム三機は遁走し、ソードインパルスは追う。
一方その頃、三機の動きからプラントの外で何かと合流すると判断したタリアはミネルバを発進させる。
強硬手段で外に出たガンダム三機を追って宙域に踊りでたソードインパルス。その時、ガンダム三機と入れ違いで何かが迫ってきた。
MA・エグザス、マユの視認と同時に展開されたガンバレルは即座にソードインパルスを窮地に追い込む。
その際どい場面にレイとルナのザクが駆けつけ、さらにインパルスはソードからフォースへ、状況は一転した。
だが、マユ達の連携の拙さをつき、エグザスは離脱する。
メイリンから帰艦命令が入る中、戦闘での緊張と消耗から解放されたマユは、その場で意識を失った。
首尾よくガンダム三機を強奪し、待機していたガディ・ルーに収容されたステラ・アウル・スティングは、エグザスの帰艦を待っていた。
帰るのが遅くて心配するステラ、同じ理由で苛立つアウル、それらが杞憂だと知っているスティング。程なくしてエグザスは着艦し、ガディ・ルーは発進する。
エグザスから降りたネオに、ステラは抱きつく。そんなステラの行動に、ネオは、今は亡き両親と妹・マユの姿を思い出す。
ネオ「オレはもう、戦争をする側か」
前から「マユを主人公にする」とともに
「話の内容を勝手に妄想してあわよくば改良する」みたいな裏テーマがついてまわってたからなぁ…
ハイネは活かしたい。出来れば延命措置を。
前にあったよね?後方不注意じゃなくてマユをかばって死ぬことにしたやつ。
それはボンボン版の影響だと思う。
ボンボン版ではフリーダムにやられて戦えないインパルスをガイアのビームライフルからかばって死んだんだよね・・・ハイネ。
>>45 悩むだけで何一つ動きを見せないのは種と同レベルだろう。アスラン然りキラ然り。
行動する事すら必要ないですむのか?種死以上に脇役に対する描写がないんだな
ただ悩んだ→格好いい!じゃ種見て喜んでいる種厨と同レベルでしかないぞ
少なくとも、悩むだけの描写なら何一つ価値はないだろ。俺は子供云々のセリフなんてない方がむしろすっきりする
子供を戦わせるほど余裕のない軍に子供を戦わせるなんて〜って周りの見えていない馬鹿にすら見える
何の動きも見せない格好をつけるだけの描写などない方がマシ。種はよくそれを証明してるだろ
>49
「動きが無い」のと「描写されない」こととは別だ、っていうことを言ってるのが判らないの?
あの投稿はもともとシチュ投稿なんで、場面的に無関係なモノは省くのが常識。
ハイネがどうこう、なんて話をいちいちやって、だらだら長く続けても仕方ない投稿形式なんだよ。
age
>>50 書かなければないのと一緒だ
中途半端に書くくらいならないほうが良いって言ってるのが分からないの?
>>51 言われてみれば…
まあこっちはこっちでハイネは盾も使えないのか!ってなるわけだが。
>>53 つ チラシの裏
いい加減お前がウザイって思われてるのがわからないの?
>>53 以前さ、マユ版ローエングリンを討て!の脚本が投稿されたよな。
あれ途中を省略したのにとんでもない長さになってたじゃん。
全て書くなんて事はかなり時間と労力がかかることだぞ。はっきり言って。
その辺少し考えたらどうだ?
57 :
56:2005/06/10(金) 19:56:57 ID:???
ちなみに確認してきたところ軽く20行を越える物×8。
てかハイネもフェイスになったばかりで上に進言する暇無かったんじゃないのか?
フェイスになってすぐミネルバに送られたんだろ?
こう考えれば自然な気ガス。
ハイネはミネルバに来て初めてマユの存在を知った、ってことで説明つかない?
あとで議長に会う機会があったら間違いなくマユのことで噛み付いただろう、ってことで。
>>55 スレのネタに関する意見がチラシの裏か。マンセー以外は受け付けないのか?
大したスレだな
>>56 確かに長いものを書くのは疲れるな。そこは配慮がないか、スマン
>>58-59 ん〜、まあそんなもんなのかな…描写するならきちんと最後までして欲しい、と思う性質なんで
>60
本筋と関係あろうがなかろうが描写されなきゃ気がすまない、なんていうのは
いくらなんでも狭量にすぎるよおまいさん。 几帳面すぎるのは人生損する。
ワンカットはさむだけで済む映像方式と違って、
文章投稿だと場面ひとつ変えたらかなりのスペースを食う。
おまけにあのカキコは典型的なシチュ投稿のカタチなんで、
本筋と関係ないところにスペース割いたら投稿の重点がぼやける。
ここらへんは「掲示板カキコ」というものの技法的な問題だから、
どうしても納得がいかないのなら、もうスレ見るなとしか言いようがない。
「きっとハイネも子供が戦う事に反発して、後で議長に掛け合ったんだろうな」
って、足りないと思ったところを補完する書き込みをすればいいんじゃないすか
SS投稿してくれてる人は、いわばカメラを回してキャラの行動を追ってるみたいな
もんだし、カメラの外でキャラがどういう動きをしてるかを考えてくれれば、また
話も膨らむかも知れないし
横レスすまん
つ旦旦旦 お茶ドゾー
もうこのスレは荒れるしかないってんですかい。泣くよ俺は
もっとマターリしようっていうか、人の妄想に噛み付きすぎだよ
ネタの破綻してるとこを指摘して議論になるのはいいけど、ただの口喧嘩にしないでくれ
ここがおかしい、種と同じ だけじゃなくて
「こうしたらもっと良くなる」って案の一つくらい挙げないと説得力ないよ
とにかくマターリだ。また戦争をしたいのかもまいら
>>62禿同
>>63 いただきます。
まあ2スレ目末期に比べりゃマシだけどな。
…と言いたいところだけど、やっぱ人のSSに文句付けるだけじゃ良くないよね。
ズズー
>>10のネタを使ってみたら面白そうだね。
数的にも無印のときみたく、ガンダム4機(カ、ガ、ア、スII)+指揮官機(ネオWin)
の組み合わせで、なんか似てる。
66 :
10>>11:2005/06/11(土) 05:40:33 ID:???
>>65 あーそれ、前にあったやつをまとめてちょっと足したんですよ。
・兄妹対決なんてあったら悲惨で深みが出ていいと思うよ。
・種死は乙癌のパクリだからティターンズのRX‐178ガンダムMk‐Uのノリで。
みたいのが前々からありました。
でもこのスレ
>>46ではネオ=シンになってますよね?
それもいいけど、僕としてはスティング達と同い歳くらいのシンが指揮官になるのはちょっと変かなと思います。
名前は…そのままシンで来るわけないんでテキトーに決めましたw
>>66 ネオとシンは別でもいいかも
対ミネルバ(ハイネ含む)で5VS5できるし
シンハロも忘れるな
俺
>>58なんだけど皆スマン。
ハイネがフェイスに任命されたのは第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦のあとだった。
フェイスになってかなり長かったんだな。
とりあえず話題はまとまったみたいで良かったよ。
初めての書き込みです。よろしくおねがいします。
ネオとシンが別のほうが面白いかもしれませんね。
>>67 5vs5
ミネルバ組に水中戦が可能な機体が無いのは惜しいですね。
ストライクU(シン)VSインパルス(マユ)をすると成ると
水中戦型のアビスの相手が大変なような・・・ザクに水中戦ウィザードがいいかな?
>>11 ストライクは元々連合製MSですからわざわざコピーしなくても製作はできると思うのです。
GAT-X105U/
ストライクUはウィンダム及び新型ストライカーパック開発のためのテストMSと言うのはどうでしょう?
汎用機ストライカーパックの限界性能テストのためX105をテスト機に採用され、現在の限界性能を確かめるため
GAT-X131(X133)カラミティ(ソードカラミティ)の過剰といわれた武装の重量に耐えられる堅牢なフレーム・TPS装甲、
GAT-01/GAT-02 ダガー系で得られたデータ等、先の大戦で得られたデータを基に
完全に新型と言ってもいいMSとして製作された。
また、ストライカーパックだけではなく、フォルテストラ等の追加装甲も装備可能となっている。
ストライク→ストライクダガー
ストライクU→ウィンダム
見たいな関係
ウィンダムはストライクUから得られたデータを基に必要な機能を抽出し完成した。
ウィンダムの完成により表向きは破棄され、ファントムペインのエクステンドに回されたというのはどうでしょう?
マユに呼び出され、ステラを迎えにいったネオ。
万が一に備えて、ストライクMk-IIをカメラの範囲外に待機させていた。
ネオがステラを連れ飛び立つと同時に、黒いMSはやって来た。
実はネオの意思に反し、「ステラを回収したら、相手に用は無い」艦長はそう命令していた。
ネオ「バカなことを…」
インパルスのカメラもそれを捕らえ、アンノウンの接近にマユのイヤホンからアラームが鳴る。
マユ「騙してたの!?」
インパルスに乗り込もうとするマユを、ストライクMk-IIのカメラは捕らえていた。
女子供であろうと躊躇わず引き金を引くゲン。 しかし、その一撃はインパルスには命中しなかった。
マユ「ぇ…?」
ゲン「ぐ…うわぁぁぁ…!」
本能的なものなのか、視覚的なブロックワードとも言うべきか、ゲンは四肢の神経を焼けるような痛みが走ったためだ。
マユ「このおっ! …あれ?」
すぐさま反撃を仕掛けようとするインパルスだったが、どうも相手の様子がおかしい事に気が付く。
ネオ「ゲン!もういい、この状況じゃ無理だ。取りあえずステラは取り戻したんだ」
ゲン「ぅ…」
その声を聞き、我に返ると、ネオの後を追って引き返していくゲン。
心の中で大きくなっていく不安を感じながらも、それを見届けミネルバに戻っていくマユ。
ネオがあっさりと引いたのは知っていたからだ。
ゲンから消した記憶の中に、「マユ」と言う妹がいた事を。
そして知ってしまったからだ。
ステラを返しに来た少女が、インパルスのパイロットがその「マユ」である事を…
72 :
10>>11:2005/06/11(土) 17:42:30 ID:???
今日の放送はネタ満載と見た。
>>68 忘れてたw
シンハロって、死ぬまぎわにシンから託された携帯電話のデータを元にマユが作った、でいい?
>>70 まあーメカに深くこだわる気はなかったんだが。
それだと
ガンダム→ジム
???→ネモ
みたいにならないか?
実際は
ストライク→Sダガー→105ダガー→ダガーL→ウィンダム
であり
ガンダム→ジム→ジムU→ネモ
なんだし。
さっきも言った通りメカに深くこだわる気はないから
みんなの好きなほうでいいけど。
>>71 ネタ使っていただいてありがとうございます。
73 :
72:2005/06/11(土) 17:45:11 ID:???
>>70 わかった。
Gジェネでいうと
ストライクU+ダガーLで開発するとウィンダム
みたいな感じか?
次回予告に後姿のマユ居なかった? (((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
75 :
70:2005/06/11(土) 18:43:21 ID:???
>>72 73
>ストライクU+ダガーL
そんな感じ、そんな感じです(w
ストライク+カラミティ→ストライクU
初登場時はフォルテストラみたいなになステルス増加装甲を被り、機種特定をさせずに、
撃墜されたと思わせて、中身から「ガンダム」が出てくる演出とか、かっこよくないでしょうか?
良スレハケーン
今日の放送のシンの戦法は、この前スレか、前々スレで誰か書いてたな
作者さん、まだいるかい?
今日の放送のシンの戦法は、この前スレか、前々スレで誰か書いてたな
作者さん、まだいるかい?
今回は戦闘が結構よかったので、アクションはほとんど本編通り。なので必要な分しか書いてない。
ロビー
アスラン「マユ!あいつは、キラはっ」
マユ「敵です。それに大切な人たちの仇でもありますね」
アスラン「おい!」
マユ「迷う必要なんて・・・ないでしょう。
あいつがベルリンで人助けしようとしてたのも関係ない。
何より。綺麗ごとを並べて人を殺す奴を、私は信用しないっ!」
扉閉じる
出撃・素のインパルス
キラ「このMS・・・あの子かッ!」
マユ「キラ・ヤマト!あなたは、私の手で滅ぼすっ!」
マユ種割れ
本編でやった戦闘&回想・レイとのシュミレーション会話
マユ「そうやって、自分を過信して、自分を高みに置いてきれい事を言うから!」
キラ「くっ!」
自由インパルス達磨に・インパルス分離でチェストフライヤー&ブーツアタック
マユ「あたしなんかにやられて・・・命を落とす!」
キラ「あぐっ!」
フォースインパルス合体。態勢を立て直すため少し後退する自由を追う
マユ「あなたは、私の大切な人たちの仇なんだ!逃がさないっ・・・絶対!」
キラ「そうやって、憎しみで戦うから戦いが終わらないッ!」
マユ「あなたに・・・それを言う資格はないっ!」
キラ「僕を、殺したいのか」
マユ「言ったでしょう!私は、あなたを滅ぼすって!」
なんで、肩と腰の砲を使わなくなったのっ!?」
キラ「今の君はライフルとサーベルしか持っていない。
・・・正々堂々とやりたい。それがせめてもの償いだ」
キラ種割れ、コックピット狙いに切り替え
マユ「っ!」
キラ「僕も守りたい物がある!だから・・・討つだけでは君が止まらないなら、君を殺す!」
インパルスオープンゲットで胴を薙ぐサーベルを回避、フォースシルエットぶつける(本編通り)
マユ「きれい事しか言えない癖に、ふざけないでぇぇぇ!(本編通りバルカン連射、シルエット爆発)」
その後本編通りにフォースソードシルエットでキラ撃破
マユ「これでいい・・・あの人がアスランの親友だからなんて、関係ない・・・
これでいいんだよ・・・あの人は仇なんだ・・・これで・・・いいのっ!」
>>76 いらっしゃい
とりあえずここに過去ログの圧縮したの置いときますね
tp://fa0907.hp.infoseek.co.jp/mayusurelog1_2.lzh
スレコピペしただけのテキストファイルだから見づらいだろうけど(荒らしもあぼーんしてない)
いずれちゃんとしたホカーンサイト作成予定
そういえば初代スレでは絵描き職人もいたけど、流石にもういないよな…
またそういうのも見てみたい。
>>75 >撃墜されたと思わせて、中身から「ガンダム」が出てくる演出
それカコイイ
るろ剣の煉獄艦みたいなやつか
>>79 凸とマユのやりとりはもっとシンプルでいい希ガス
基本は無視で閉める直前「綺麗ごとを並べて人を殺す奴を、私は信用しない」だけとか
そういやマユだとシンよりは凸に冷たくあたってないんだっけ?それだとどうなるだろ…
あとキラに「綺麗事しか言えない癖に〜」って言うんなら
キラの君を殺す宣言カットした方がいいと思うな〜
むしろ僕は誰も殺したくないんだーぐらいに。
>>80 いましたよね。
軍服の上着だけ着てパンチラに気づかないままみんなのところにいくマユ…。
>>81 俺なら、
出撃前
レイ「マユ…おまえならやれる」
マユ「うん…レイ、見ててね、わたし頑張るから!」(笑顔&ガッツポーズ)
ルナ「…?」
がーっ
アスラン「待て、マユっ!」
マユ「…あ、アスラン……ごめんなさいっ」
がーっ
アスラン「…」
たぶんはっきりとした会話はないと妄想。
今回の場合のその後を妄想してみる。
マユ「やっつけたよ…ステラ… っく、ひっく…ひっく、、、なのに何で悲しいの…? ひっく…」
サトー(回想)「憎悪に囚われた人間の末路、よく見ておけ!」 (
>>19参照)
いくら憎い相手をとは言え、子供にとってその重みはとてつもなく、達成されたとき一気にのしかかってきた。
フェイズシフトダウンした状態ながら、フォースシルエットの残された力で何とか岸に着陸する。
そこにフリーダムのパイロットのものと思われるヘルメットが流れ着く。
マユ「…」
インパルスから降りたマユはヘルメットを拾い上げると、怖くなってきた。
今、船に戻ったら皆は何て言うだろう。「よくやった」「凄いぞ」「フェイス昇格ものだな」だろうか。
アスランには怒られるかもしれない。艦長は…
ザバアァァァァァ!
マユ「何!?」
海から現れたのはキラを探しに来たストライクルージュだった。
カガリ「アレは… …!」
カガリの目に映ったのはキラのヘルメットを抱えるインパルスパイロットの少女…
そう、ユニウスセブン落下前後で、幾度と無く突っかかってきた彼女である。
カガリ「おまえ! それはキラの…」
ルージュから降りるなり、マユの元に駆け寄るカガリ。
カガリ「よくもキラを…っ!」
目を赤くした少女がゆっくり口を開く。
マユ「奇麗事だよ…」
カガリ「えぇ?」
マユ「こんな事したくなかったのに! 憎んだってどうなるか見てきたのに!
ステラを止めようとしてたのに! それを攻撃するなんて!」
カガリ「あの巨大MSはいくつも街を灼いてきた! たくさんの人々を殺してきた!
キラはそれを止めさせるために戦ってきたんだぞ! だから…あのMSを…討った…んだ…ぞ」
カガリ(回想)「殺されたから殺して、殺したから殺されて、それでほんとに最後は平和になるのか!」
かつてのアスランとのやり取りを、自分自身が言った言葉を思い出し、言葉の勢いを失うカガリ。
マユ「でもステラは死んだの! いろんな薬で自由も記憶も奪われて、誰よりも死ぬのを怖がってたのに!」
カガリ「くっ!」
マユ「それだけじゃない! パパやママ、お兄ちゃんが死んだときもフリーダムはそこに居たの!」
カガリ「えぇ!?」
マユ「だから、、、だからフリーダムは許せなかったの!」
カガリ「(深呼吸して)…だが、私も同じように君が憎い。 タケミカズチを沈められ、キラまで討たれた。」
マユ「う…」
カガリ「だが憎む相手を討っても、次は憎まれ、討たれる番となるだけだ」
マユ「うぅ… …ぁ!」
ミネルバクルー「インパルス補足しました…! ストライクルージュも居ます!」
カガリ「くそっ …続きはアスランから聞くといい。 ミネルバに居るだろう?」
マユはミネルバに戻るなり、周囲に称えられるが、カガリの言葉が片隅から離れていなかった。
そんな中、アスランの睨む様な視線と、レイの褒めるような視線に気づく。
その視線に、マユは何故か一抹の不安を感じたのだった。
あんまりSSだと叩きやすくて荒れる元
と言ってみる。
カガリならもっと感情的になりそうなイメージ(つうか泣くと思う)
でも、復讐達成→これでいいのか→被害者遺族登場→殺してしまっては自分も似たようなもの→葛藤
っていう流れは、前からあったけどマユ種のテーマの一つなんだろーね
シンは素直に迷いを持ってくれなさそうだし…
ただこれだとマユもAAの一員(及び凸の二の舞)になりそうな悪寒。
休日にこんなに書き込みがないとスレが無くなってしまう…!
#7「混迷の大地」より
ユニウスセブンとともに降下したミネルバ。
タリア「レーザーでも熱センサーでもいいわ…インパルスとザクを捜して!」
ザクの盾が外れる
アスラン「くっ…やはりブースターが無ければ、大気圏は…っ」
マユ「アスランさんっ!アスランさんっ!」
アスラン「マユ!君か?!」
マユ「待っててください!今…」
アスラン「よせ、マユ!こっちを助けたら、君まで…」
マユ「どうしてっ?!」
Fインパルスがザクを抱える。
アスラン「ぐっ?!」
マユ「どうしていっつもそんな風に言うんですか?!あなた、わたしの上官でしょう?」
アスラン「…じゃあどう言えばいいんだ?」
マユ「…どうって、例えば…オレを助けろ、このガキ!とか…」
アスラン「…そのほうがいいのか?」
マユ「…だから、ただの例えですってば」
ただのシン女口調verにならんようにナー
マユ「アスラーン!!!」
アスラン「マユ!君か?!」
マユ「待っててね!今…」
アスラン「よせ、マユ!こっちを助けたら、君まで…」
マユ「どうしていっつもそうやって言うの!?アスランはマユの上官なのに!
少しは私を頼ってよ!それともアスランまでっ」/マユパルス超がんばる(大変そう)
アスラン「マユ…」
マユ「私を子供扱いしてるの!?」/マユパルス更にがんばる
シンの余裕と違ってマユはイッパイイッパイで、必死に背伸びして健気に頑張るイメージ。
あとなんとなくルナマリアとかぶりそうなので
マユは上官でも仲良くなればタメ語っていう設定はどう?
おいおい、いいスレじゃねぇかここ。
「お気に入りに追加」
ようやく復活した感じだな
過疎ってはいるけどね。贅沢は言うまい
俺は嬉しいよ(つ∀`)゚・゚
アスランはまだザフトに戻っていないから・・・
マユ「アスラーン!!!」
アスラン「マユ!君か?!」
マユ「待っててね!今…」
アスラン「よせ、マユ!こっちを助けたら、君まで…」
マユ「そんなことばかり言わないで! インパルスなら多分大丈夫だから…」(実は何も考えていない)
アスラン「くっ…分かった、だが決して無茶はするな!」
マユ「絶対生きててくださいね!」
・・・ミネルバに補足されて・・・
アスラン「ふぅ……マユ、どうして俺を助けた?」
マユ「よくわかんないけど、、、アスランはここで死んだらいけないと思って…」(夢中だった)
アスラン「…(カガリを思い浮かべる) …!まだ安心できない!下は海面だ!持てるか?」
マユ「えぇ〜もうエネルギーが…」(既に安心してしまったいた)
アスラン「助けるんじゃなかったのか!?」
マユ「ふぇ〜ん… あ、ミネルバ!」(子供としての素が出る)
フリーダム撃破後
通信兵「光学映像、出ます」
スクリーンに映し出されるマユパルス
だが損傷は激しくフェイズシフトも解けている
ウィラード「ふむ・・・だいぶやられているな」
副官「フリーダムとの戦闘、及び至近距離でその爆発をまともに受けましたから」
ウィラード「・・・バビ2機にインパルスの回収を手伝わせろ。残りは撤収準備にかかれ」
副官「インパルスの回収ですか?」
ウィラード「脚部の損傷からすると着艦に不安が残る。グラディスに手を貸すのは癪だが・・・仕方なかろう」
副官「了解しました」
ウィラード「ときに・・・インパルスのパイロットは無事かね」
副官「無事とのことです。しかしあのような少女が最強といわれたフリーダムを撃墜するとは・・・。
彼女を見出した議長の眼力、まことに大したもので・・・」
ウィラード「ふん。あんな少女の力を借りねばフリーダム一機落とせぬとはな」
副官が指令を伝達する間、手元の小型モニターに見入るウィラード
そこにはマユのパーソナルデータが映し出されていた
ウィラード「若いとは聞いていたが・・・私の孫ほどの年の少女がエースとは・・・」
副官「インパルスのミネルバへの収容、完了しました」
ウィラード「・・・ミネルバに打電を頼む」
副官「はっ。内容は如何いたしましょう?」
ウィラード「貴艦の乗組員全員の武運長久を祈る・・・と打っておけ」
副官「はぁ・・・"乗組員全員の"ですか」
ウィラード「そうだ」
副官「了解しました」
ウィラード「・・・死ぬなよ・・・幼き兵」
>>94 ちょっと悪そうな人がこういう優しさ見せてくれるからイイんだよね
こうやってキャラが深くなると作品全体がすごく良くなるのになぁ…
>>94 ウィラードって誰かと思ったら白服のお館様か。
マユ「あ…あああ…わたし…フリーダムを…」(マユはシンと違って戸惑うと思う)
兵士A「インパルスのパイロット!返事をしろ!」
マユ「アスランの…お友達を…」
兵士B「おいっ!」
マユ「…はっ!は、はいっ!」
兵士A「大丈夫か?」
ざーっ(画像)
マユ「お兄さん達、ウィラード隊のひとですか?」
兵士B「そうだ。隊長の命令で君をミネルバまで運ぶ」
兵士A「(…こんな子供がフリーダムを)」
マユ「た、助かります…」
兵士A「しかし、すごいな君は」
マユ「うっ…うえぇぇぇ…」
兵士B「泣くなよ。もうすぐミネルバに着くから」
マユ「わたし…フリーダムを…」
兵士A「ああ、よくやったよ」
マユ「うえっ…ひっく…」
兵士B「泣かすなよおまえ」
兵士A「オレかよっ」
これから議長の毒牙にかかると思うと…('A`)
ざーっと流して読んだだけだが、マユが主人公になるだけでここまで他キャラ活きて来るのか
ハイネの存在に意味が持てたり、ある程度凸も上官ぽくなるし、
ルナマリア母性発動だし、同年代のお友達的なメイリンとか、
さらにお母さんなタリアとか。議長はロリコン扱いされそうだけどw
>>99 とりあえずマユとタリアの擬似母子エピソードは見てみたいな。
あとマユの存在により、お母さんなタリアとお父さんな議長の構図ができて、ギルタリで復縁したりと妄想・・・
他にもルナマリア、メイリン、マユの擬似3姉妹とか夢想・・・、マユが主人公だといろいろ妄想が広がる
なんて言うか、本編があまりアレだと、ifの方が生き生きしてくるのよ。
まあ、本編も設定が有って無い様なものだが。
アスラン脱走を妄想すると、
シンは張り切りそうだが、マユはとっても不安がりそう。
お兄ちゃん的存在の片方に見捨てられるかたちになるんだから、
そりゃあマユも動揺激しいだろうなぁ……
敵味方に別れて再会するときに、アスランに怒るのはレイの役割か。
そしていつの間にか「SEED因子保有者をギルの影響下に誘導する」という
本来の自分の役割を超えた域にまで、マユに思い入れをもってしまっている自分に気づく、と。
対フリーダム前、格納庫にて。
マユ「ヨウラン〜、ヴィーノぉ〜」
ヨウ「ん?」 ヴィ「どうした、マユ?」
マユ「クッキー焼いたからあげるね」
ヨウ「えっ、マジ?」 ヴィ「うそっ、手作り!?」
マユ「うん、紅茶もあるよー」
ヨウ「うおをををぉぉぉ、マユとはいえ、女の子の手作り!!」 ヴィ「ぃぃぃいやっっったぁぁぁぁぁ!!おめでとう、俺!!」
マユ「あ、ちゃんと二人とも手を洗わないとダメだよ、クッキーあげないよ!」
ヨウ「わかった、30秒そこで待ってろ!!」 ヴィ「ぬあぁぁぁ落ちろ、油汚れぇぇぇ!!」
:
:
マユ「もぉ、ちゃんと味わって食べてくれればいいのに……」
ヨウ「わりぃわりぃ、でもうまかったぜ」 ヴィ「……で、どうして急にクッキーなんて焼いてくれたんだ?」
マユ「いっつも、二人にはインパルスがお世話になってるからね〜」
ヨウ「いや、ぶっちゃけルナマリアのザクの方が大変なんだけどな」 ヴィ「ザラ隊長のセイバーのパズルに比べりゃインパはマシだぜ」
マユ「……それに多分、今度の作戦で……また二人に迷惑かけちゃうだろうから……」
ヨウ「マユ、あのなぁ……」 ヴィ「俺らの迷惑なんてどうでもいいんだよ」
ヨウ「そうそう、インパがぼろぼろにやられてきても俺らは直すんだよ」 ヴィ「それが俺らの仕事だからな」
ヨウ「だからマユは絶対戻って来い!それがマユの仕事だからな」 ヴィ「んで、もう一回クッキー焼いてくれ」
マユ「……ヨウラン、ヴィーノ……うん、ありがと!!」
格納庫のハンガー上で
ルナ「まったく、あの子ったらもうちょっと私を頼ってくれてもいいのに」
レイ「クッキーの焼き方を知らなかったルナマリアを頼れというのも無理な話ではないのか?」
凸「はは……確かにそうだな」
ルナ「もぉ、笑わないで下さい、アスラン(うぅ、私だって女の子らしくお料理の一つや二つしてみたかったけど、時代がそれを許してくれないのよぉ)」
ヨウ「ところでマユ、クッキーの焼き方なんて誰に教わったんだ?」 ヴィ「メイリンとか艦長とかか?」
マユ「ううん、副長だよぉ」
ヨウ、ヴィ、ルナ、凸「「「「なにぃぃぃぃぃ!?」」」」
レイ「気にするな、俺は気にしてない」
>ヴィ「ぬあぁぁぁ落ちろ、油汚れぇぇぇ!!」
ワロタw
最後のオチで嫌なものを思い出してしまったんだが…orz
ワラタw
アーサーって小学校の若手先生ってイメージ。
音楽や家庭科までそこそここなすって感じで。
ウィラード艦長なら「ミネルバは小学校か」とか言いそうだ。
ウィラードも校長先生っぽいなw
>>96 >アスランの友達を
すまん、ブリッツ撃破直後のキラと被ってて偽善者にしか思えないんだが
…子供だから許されるのか?
>>107 それはフィルタかかりすぎだとオモ
単純に凸からよく聞いてた人間を殺してしまった事にガクブルしてると受け取ったが。
まあ…『お友達』って言い回しはワザとらしいかもな
混乱してるんだから「アスランの……うッ…」とかでいいかな
>>108 仇を討ったことで憎しみフィルターが解けて、「自分が誰を殺したのか」っていうのが客観的に浮かんできた、ってのは?
>>108 フィルタかぁ…そうかも
ただここで兵士がよくやった、じゃなくて種の様に今まで散々殺して来たくせにだったらどうなった事か…
まあ泣いている女の子にそんな事言える奴はそうはいないか
そか。忘れてたけどマユもたくさん人殺して来てるんだよな。
それ考えると兵士達の対応微妙におかしいか…
まあインパルスの中身っていうより少年兵(しかも可愛い女の子)ってとこに目がいって
深く考えてなかったっていう見方もできるけども。
マユのほうも仇ってこだわってた分敵として割り切れなくて>109、って感じ?
112 :
96:2005/06/13(月) 06:38:28 ID:???
泣き出すより、虚ろな目で呆然としてる方が好みかもな〜、俺としては。
真っ白な灰になったような感じで。
復讐を果たしてしまって、でもシンもステラもハイネも戻ってこないことにようやく気づいて、虚脱状態になるような。
シン主人公でそれやってもウザいだけだと思うが、このスレの「普段は明るいマユ」ならインパクト強いと思う。
……ごめん虚ろ目な女の子が好きな腐れ趣味全開させただけだ。吊ってくる。
嬉しいのに笑えない、悲しいのに泣けない。
何もせず、ただフォースシルエットによって宙に浮いているだけの状態。
そんなパニック状態で、ミネルバからの救助が来ると堰を切ったように泣き出す。
そんなのが良いな。
そして怒るにも怒れないアスラン。
戦いを止めさせるためにザフトに戻ったはずが、こんな子にまで戦わせ、
友人を討たれても、なお何も出来ずにいる。
…脱走直前に、何かを示唆するような一言をマユに言ってくれると良いな。
「本当なら、君を戦わせないのが、フェイスである俺の役目だったのかもしれない…」
とか。
その後、泣きながらセイバー?を討ちに行くマユと、議長を疑えないレイが悲しい。
戦わさせられる「運命」って感じで。
>>96似たような場面で悪いが思いついたので一本投下。
マユ「やった…私、やっつけったんだ…みんなの仇を取れたんだ…」
頬を伝う涙。
マユ「何でだろう…何で、何でこんな…悲しくなんか無いのに…やっとみんなの仇を討てたのに…」
通信が入り慌てて涙を拭うマユ。
アスラン「マユ!無事…か…?」
マユ「え、ええ…大丈夫です。」
アスラン「そうか。キラは?フリーダムは…」
マユ「やりましたよ…私がやっつけました。」
アスラン、一瞬険しい顔つきになる。
マユ「アスラン?」
何とか取り繕うとはしているが、表情を全く隠せていないアスラン。
アスラン「何でもない。無事ならそれで良いんだ。早く戻って来い。皆が心配している。」
素っ気無い声のまま通信アウト。マユ少し困惑した表情。
マユ「私は仇を討っただけだよ?あいつが、私の大切の大切な人を奪ったりしなっかたら…」
マユ、アスランが必死で止めようとしていた事を思い出す。
マユ「アスランだって、あいつにやられたんじゃない…友達だったくせに…友達…?」
さっきのアスランの表情を思い出す。そして再びアスランが止めようとしていた瞬間がフラッシュバック。
マユ「あいつ、アスランの友達…私、アスランの友達を…殺したの…?」
マユ、脅えるように自分を抱きかかえる。
マユ「どうして…!?どうしてこんなことになるのよ…!?私仇討ちをしただけじゃない!!」
オノゴロで死んだ父や母、兄、そしてステラの笑顔が次々に浮かぶ。
ウィラード隊バビ後方よりマユパルスに接近。
第四話
マユが目を覚ましたのは医務室だった。そこにレイとルナが見舞いにきた。
レイが先の戦闘で連携の基本がなってないことを責め、ルナがそれを所々遮りながらマユの奮戦ぶりを誉める。
マユは二人の会話が噛み合ってないようにも見えたが、ミネルバが追撃戦をしていること、よく休んでおくことは、ちゃんと伝わった。
見舞いを終え、通路にでた二人。ルナは元気そうなマユに安心し、レイは医者の見解を思い返す。
「インパルスというあまりに特殊で高性能なMSを扱う反動は、確実に少女の体を蝕んでいる」
そのとき、館内に警報が鳴る。ガンダム三機の強襲だった。すぐさまザクに乗り込むレイとルナ、出撃前にメイリンがマユにドクターストップが掛かっていることを告げる。
妹の報告にルナは気合を入れなおす、片やレイはルナに「気負うな」と注意、そして二機のザクは打って出る。
頭数では負けていても総合力ではレイとルナのコンビが上回っている。しかしガンダム三機の目的が「実戦で機体の扱い方を覚える」という常軌を逸したものであり、
その目的は着実に達成していった。
ザクが掛かりきりになったこと見計らい、エグザスは突貫。ネオは推力を奪うべく照準を合わせたところに、分離状態のインパルスが飛び出し、それを阻む。
タイミングを逸したネオ、訪れた一瞬の有利、マユは合体したブラストの大火力をアビス・カオス・ガイアに叩きつけた。
撃破には至らないものの、敵の戦意を挫き、見事に退けた。
ミネルバに戻るなり、ルナはマユに平手を食らわせた。自分自身を省みないマユへの怒りがそうさせた。
そんなルナの気持ちを汲み取った上で、レイはルナに、連続して出撃のできないマユの分もフォローしきれない自分達が不甲斐ないと諭した。
そのやり取りから、ようやく話を飲み込んだマユは、非常に申し訳なさそうに、インパルスのそういう欠点は半年前に改良された、と二人にとっての爆弾発言をポツリ。
固まるルナ、驚くレイ。まさに殴られ損、でも、そんな痛みがいとおしく思うマユだった。
ルナ「あんの、ヤブ医者ぁぁぁぁ!」
レイ「‥‥‥まったくだ」
新シャア板にこのような良スレがあるとは思わなかった。
OK過去ログ読んでくる。
さらに議長がシャアになる件について
―もしシンじゃなくてマユが主人公だったら―声優は誰がいいんでしょうか。
ついでにマユは15〜16歳でもいいんじゃないか、と思うんです。
その場合兄(仮の名称:シン)が18〜20歳になりますが、
>>10みたいにするならその方が
不自然じゃなさそうなんですが?
「マユ」って「繭」って置けるよね。
seedっぽくて良いヒビキだ。
しかし、「シン」がなぁ…「進」(進化)、「伸」(成長)、「臣」(家来)なら分かるけど、
「親」、「紳」、「慎」とかが似合ってない。
それとも兄妹だから、「真」と「真由」かな?
>>119 ここでは「絶対的に未熟」な主人公を周りのキャラが守りながら共に成長していく、というのが話のベースになってるっぽいので、
一応マユは周りから子ども扱いされる程度の年齢のほうがいいと思う。
>>121 それにぶっちゃけ種は腐女子に媚びたので種運命では萌えヲタに媚びようってのも無くはなかった…よな確か。
123 :
76:2005/06/13(月) 21:53:53 ID:???
>>80 dクス
ありがたく読ませていただきまつ。
>>119 >声優
前スレで能登?とかいう人が挙がってた。いちごの東城とか。自分はよく知らんが…
ああっ女神さまっ (三嶋沙夜子)
藍より青し〜縁〜(相澤千鶴)
明日のナージャ(アレックス、フィービー)
いちご100%(東城綾)
苺ましまろ(アナ・コッポラ)
犬夜叉(りん)
うえきの法則(鈴子・ジェラード)
A15シリーズ
ヒットをねらえ!(生田美月)
LOVE?LOVE?(生田美月)
X(桃生小鳥)
エルフェンリート(ユカ)
おジャ魔女どれみシリーズ(フジオ、岡田ななこ、伊集院さちこ)
陰陽大戦記(麻生リナ 他)
GIRLSブラボー(佐々木雪成)
神無月の巫女(レーコ)
北へ。〜Diamond Dust Drops〜(朝比奈京子)
ゲートキーパーズ(浮矢瞬[小学校時代])
ケロロ軍曹(アンゴル・モア)
こみっくパーティー (槌谷麗奈)
神魂合体ゴーダンナー!!(桃園桃子)
スクールランブル(塚本八雲)
スターシップ・オペレーターズ(若菜サンリ)
tactics(百合)
トリニティ・ブラッド(エステル・ブランシェ)
成恵の世界(七瀬成恵)
なるたる(佐倉明)
NARUTO(カツユ)
BURN-UP SCRAMBLE(リリカ・エベット)
ブギーポップは笑わない(殿村望都)
フルメタル・パニック!シリーズ(風間信二)
忘却の旋律(忘却の旋律)
舞-HiME(菊川雪之)
魔探偵ロキRAGNAROK(ヴェルダンディー)
魔法先生ネギま!(宮崎のどか)
マリア様がみてるシリーズ(藤堂志摩子)
MEZZO −メゾ−(長谷川愛子)
妄想代理人(鷺月子)
MONSTER(ニナ・フォルトナー(アンナ・リーベルト))
ヤミと帽子と本の旅人(東葉月)
LOVELESS(東雲瞳)
ロックマンエグゼAXESS(城戸舟子)
ロックマンエグゼStream(城戸舟子)
どれかひとつは分かるだろ
流石にルナの一人二役じゃきついしな
低年齢の声が出て、かつ負の感情もちゃんと表現できるっていうのが条件になるな
関係ないけどマユって種キャラの中で一番のカエル顔だな
そうか?w
初期のラクスが最強だと思う>カエル
>>127 前から気になってたんだけどどの辺がカエルなのか詳しく教えてくれ
フリーダム爆発後
※ミネルバブリッジ※
タリア「メイリン!インパルスとフリーダムは!」
メイリン「フリーダム信号ロスト、インパルスは・・・信号確認、マユちゃん応答して!」
アーサー「メインカメラ復旧を!・・・・映像出るか!?」
メイリン「は、はい、モニターに映像でます!」
ボロボロになったインパルスが映し出される
アーサー「フリーダムに・・・・勝った・・・・。勝ちましたよ艦長!!」
タリア「えぇ・・・。」
インパルスの推進力が無くなりインパルスは水面に墜落、沈み始める。
アーサー「あぁあ!インパルスが!!」
タリア「黙りなさい!アーサー!!メイリン地上部隊にインパルスの救助を要請して!!」
メイリン「はい!!」
そこで地上部隊のウィラードから通信
ウィラード『既に救助にMSを向かわせている、安心しろ。』
※インパルスコクピット内※
マユ「お兄ちゃん・・・・お父さんお母さん・・・ステラ・・・倒したよ・・・・。アイツを・・・。
みんなの仇を・・・。なんだろう、もう疲れちゃった・・・・。アスラン怒ってるかな・・・・。」
インパルスが海に沈みかけコクピット内に海水が浸入し始める
マユ「もう、いいよね・・・・このまま・・・・グスッ・・・・(声にならない声で泣き崩れる)」
一機のグーンが近づき
ザフト兵「おい、生きてるか!」
グーンがインパルスを抱きかかえ海面に浮上上空で待機しているバビから伸びたワイヤーにグーンが
インパルスを固定しバビに通信
ザフト(グーン)「固定完了搬送を頼む」
ザフト(バビ)「了解、ミネルバに搬送する・・・」
OP開始
こんな感じで脇役パイロットやMSにもスポットが当たると・・・。神がかり的な良作画で
MSが活躍してくれるとかなり燃えるのですが・・・。
>>131 いいな、その入り方
あとフリーダムの破片回収とAA捜索でMSが動いてる風景っていうのも有ってもいいと思う。
救助されたマユが医者に検査されてる間にとかさ。
本編でjはあまり出番がないメイリンだが、自分と姉の関係と重ね合わせてマユのことをかわいがっているといいな。
>131の探索の時、泣きそうになりながら必死で探したりするとか、フリーダム戦で
「やらせない! 絶対にやらせないんだからっ!!」
と神速タイプでシルエットの射出を行なうとかもいいと思う。
やっぱりパイロット以外の描写も欲しいし、>103のような描写と合わせて物語に深みが出ると思う。
第五話
前回撤退したガンダム三機とエグザスを追うミネルバ。行き先がデブリ帯であることを考慮し、マユのインパルスを先行させる。
タリアは慎重に艦を進めるも、そのコースは相手の読み通りだった。ミネルバは敵艦ガーディ・ルーに背後をつかれ、さらにアビス・カオスもけしかけられる。
先行していたマユは母艦の危機を知るも、転進して突っ込んできたエグザスに食いつかれた。ガンバレルの猛攻とデブリ帯であることが、マユに合体する猶予を与えなかった。
その頃、「ガンダム三機が艦に合流しようとしている」を演出するために単独行動していたステラは、自分の仕事の完了と同時に、戦闘に参加するべくガイアを駆る。
一方、ネオはある誤算に苦虫を噛む。マユはコアスプレンダーだけでなくフライヤー二機をも巧みに操り、エグザスに肉迫していたのだ。
このせめぎ合いの中、マユは二機のフライヤー中破と引き換えにガンバレルを潰す。手持ちの火力不足も相まってエグザスを後回し、ミネルバの元へ。
ミネルバは苦境にあった。アビスとカオスに出た瞬間を狙い撃たれる為、ザクは出撃できず、ガーディ・ルーの砲撃にさらされた。
この事態を切り抜けるため、ルナは、愛機・ザクと戦友・レイを信じて、あえて飛び出した。決死の覚悟の連携がアビス・カオスをミネルバから引き離す。息を吹き返したミネルバの反撃が始まった。
さらにマユのコアスプレンダーもエグザスを引き連れ、合流。そして合体。ブラストインパルスはもつれあうようにしてエグザスをジャベリンで切り払う。
ブラストインパルスがそこから流れるように大火力を展開する直前、ステラの怒りが乗り移ったガイアがインパルスを捉えた。
大破直前のエグザスを収容と同時に、 ガーディ・ルー艦長イアン・リーは独断で撤退を指示。混乱の戦場はそれを容易に許した。
また、ミネルバ側はこの戦闘での消耗が激しく、追撃を断念するしかなかった。
タリア「完敗ね、私達の」
>>133 メイリンお姉ちゃん良い感じだな、神速タイプのシルエット射出かっこいいじゃん。
パイロット以外もみんなで戦ってる感じだね
>>134 なるほどフライヤーを駆使しての戦闘機的な戦いの手があったか
5話まできたね、先は長いががんばって
>>135 描写零だったけど、前回のメイリンの反応速度は相当な物だったと思う。
個人的にそこにシンに対する感情の温度を感じたりしたんだけど、まあ錯覚でしょうな。
本編だとまるっきり孤立しているシンだけど、やっぱり主人公は味方といい人間関係の構築をしてほしいものです。
>>136 フライヤーをファンネルのように使うのはいいですね。
簡易ドラグーンシステムが出る伏線にもなるかもしれないですし。
地形を利用した作戦も見事です。
第六話
作戦失敗の後、最寄の基地に入港したミネルバを待っていたのは、ユニウスセブンが地球に向かっているという事実だった。ナチュラルや地球圏を快く思わないコーディネイター達が企てたこの行為は、声明とともに地球・プラントに発信された。
ユニウスセブンの速度と軌道は周到に計算されており、プラント側から戦力を送っても追いつくのは難しく、地球側からではユニウスセブンについても破砕作業がぎりぎり間に合うだけの時間しかない。
加えて、テロリストの妨害も想定すると絶望的な状況であった。
しかし、現在地や船体速度の都合でミネルバが最も早くユニウスセブンに到着することが判明。ミネルバが先行して敵戦力を叩くことになった。
そのため、ミネルバの行動の円滑化を目的に、タリアは臨時的かつ一時的にフェイスの権限が与えられた。
ガーディ・ルーにて。ユニウスセブンの挙動はネオ達の知るところでもあった。ステラ・アウル・スティングの三人を休ませてはいるが、次の行動の展望はなく、ここで後手に回る焦りを滲ませていた。
ミネルバクルーに休む間はなかった。艦もMSも、次の作戦を乗り切れる状態に仕上げなくてはならない。弱気で挫けそうになるクルーは、マユを思い出して発奮した。
艦で最も幼い少女が、自分に鞭打ちながら駆けずり回る姿は大人の意地を搾り出すには格好の材料になるようだ。
さて、肝心のマユはインパルスの調整が終わるなり、そのままコックピットで寝入ってしまっていた。
そのマユに毛布をかけ、タリア艦長は一人佇む。何の変哲もない子供の寝顔を見つめる瞳は、ある種の重苦しさが宿っていた。
すると、アーサ−副艦長がマユに軽食と飲み物をそっとさし入れ、艦長に「仕事に戻ってください」と進言した。タリアは少し自嘲の笑みを浮かべ、アーサーの進言を受け入れた。
間も無く出港のその時、デュランダル議長の肉声が届いた。その内容は、プラントと地球の新たな歩みを再び血塗られたものにしてはならない、そのために最良の結果を出してくれると信じている、というものだった。
かくしてミネルバクルーは、己に課せられた大役の自覚を胸に、出港する。
デュランダル「君達の行動が歴史を決定する」
そういや思ったんだが、マユパルスは本編の衝撃と同じイメージでいいんだよな?
装備や配色がマユっぽい感じかと一瞬考えてしまったが。
しかしながら、過去ログとか見てみたが、
実際にマユが主人公の方が良かったように思えてきた…
別にシンでもいいんだよ。面白ければ。
前スレの最後は荒れたからなぁ・・・こうしてまたーりの雰囲気が戻って嬉しい。
>>139 アウルの「今日は緑かぁ〜!!」が一瞬ブラストの機体色じゃなくてマユの下着の色になりかけたのを思い出した俺は古参者?
マユっぽい装備って?
そういやデスティニーはごついからシンに盗ませてマユには決戦用シルエットを用意しようって話も…
もはや今は昔か。
マユに通り名とかもあるのかね?
ミゲルに「黄昏の魔弾」
エドに「切り裂きエド」
キラに「レディーキラー・ヤマト」「夜の撃墜王」「婚約者ハンター」
という風に(キラは公式のものじゃないが)
>>143 つ『お子様』
つ『ちっこいの』
つ『お嬢ちゃん』
通り名よりも年齢や背丈であだ名が付きそう。
第七話
ユニウスセブンに追いついたミネルバはMSを展開させる。そして予想通り、テロリストがジン高機動型を展開してくる。ただ、大きく予想から外れていたのは敵MSの多さと、性能差をも覆す操縦技術を有しているという現実だった。
思うように戦えない苛立ち、敵が仕掛けている一人一殺の熱気、そして重大な作戦の中心に据えられているというプレッシャーが、ルナの心の均衡を奪った。
一機飛び出したザク、それにジン高機動型の群れが襲い掛かる。瞬く間に窮地に陥るルナ、マユはザク救援に向かう。レイも続こうとするも、そこをジン高機動型が遮る。敵の意図は明らか、各個撃破を狙っている。
インパルスも同様に、ジン高機動型が進路を塞ぐ。目の前に助けたい人がいるのに何もできない。むしろその焦りが、マユを追い詰める。レイは身動きがとれない。ミネルバも。そしてボロボロに削り落とされたルナのザクに、トドメの凶刃が迫る。
敵の術中に落ち、絶体絶命のルナを救ったのはカオスだった。インパルスを囲む敵はユニウスセブンの大地を駆けるガイアが撃ち抜き、レイのザクにまとわりつくジン高機動型はアビスの光刃の槍に切り裂かれた。
ミネルバと同等の性能を持つ所属不明艦、ガーディ・ルーが駆けつけた。ここに、両艦の共闘が成立した。
熾烈を極める戦い。マユは首謀者サトーとの一騎討ちに臨む。人生の全てをもぶつけ合う二人、しかし、妻と娘の為に凶行に及んだ男は、目の前の少女を手に掛けることができず、散った。
テロリストの掃討を終えたガーディ・ルーはユニウスセブンを離れ、入れ違いでザフトの破砕作業部隊と合流。つつがなく作業は進むが、時間が足りなかった。タリアはミネルバで限界までユニウスセブンの破片を砕く決断をする。
この向こう見ずな行為に、タリアはマユを付き合わせる気はなかった。それはクルー全員も納得ずみで、インパルスを残し、ミネルバは破片と共に地球へ降りていく。
マユは、遠ざかるミネルバの姿に、最後に見た兄の姿が重なった。「もう二度と会えなくなる」という想いがマユを突き動かす。
インパルスはミネルバを追い、地球へ降下した。
サトー「憎悪に囚われた人間の末路、よく見ておけ!」
お。新作来てる。
>>138 マユのおかげでミネルバの結束が固まっててイイ
>>145 ネオ達が協力してくるのはどうかと。
まだ1度しか戦ってないのにこんなことしてくれるもんなのか?
>>146 利害の一致からと漏れは解釈した。
ユニウス7落しは地球側にとっては突発的な事態だったから、この時は、
映像も撮りつつ、出来ればテロ屋追い払って、ユニウス7の落下機動を修整するなり、
破砕するなり出来れば御の字、ぐらいに思っていた。という感じで。
家族を失って身寄りのない私は、あの時助けてくれたオーブの将校さんの勧めと計らいで、一人プラントへと向かった。
プラントに着いても、ただ泣く事しか出来なかった。
その後世界は平和条約で結ばれたけど、私は考えた末にザフトに入った。
守ってもらうのではなく、私が守ってあげるために。
一瞬のうちに家族を吹き飛ばされてしまったことは、何故だか理解できなかった。
オーブは、その理念は守り通したかも知れないけど、私の家族は守ってはくれなかった。
お兄ちゃんは私を守ってくれたけど、そのお兄ちゃんは…
戦争になんてほんとはならない方がいい。
それなのに、守られるべき人たちが傷ついていく。
傷つく人がいるのに、理念だけ無事でも何にもならない。
オーブが残ってまた花が咲いても、私はお兄ちゃんとの約束が果たせていない。
誰も戦争を止めることも出来ない。
ならば私は逃げない!立ち向かって今度は!大切なみんなを守るの!
第八話
ミネルバを始めとしたザフトの活躍が功を奏し、ユニウスセブンの破片が人間の生活圏をとらえ、大惨事を引き起こすようなことはなかった。
この事実に胸を撫で下ろし、今後、地球圏の取るべき方策を秘密裏に決定すべく、ロゴスのメンバーが集まっていた。その末席、ブルーコスモスの新盟主ジブリールは、彼等、ロゴスの長老達に強く主張する。
ジブリール直属の部隊、ファントム・ペインからの映像で、ユニウスセブン落下を企てたテロリストがザフトの元正規軍人であることを引き合いにだし、コーディネーターの差別意識は根深く、陰湿で、今のうちに根絶しなければない、と。
しかし、長老達は映像のみを交渉材料として評価し、ジブリールの主張を退けた。
オーブ領海内に着水したミネルバ、それに無謀な合流を果たしたマユは、クルー達から喜ばれたり怒られたり驚かれたり何だりで、もみくちゃにされていた。
作戦成功と全員生還に沸くミネルバだが、それをオーブ艦隊が包囲。タリアは即座に所属とここに至った経緯を説明するも、オーブ側はM1アストレイを展開し、ミネルバを拿捕するのであった。
オーブに入港した後、タリア以下、指揮に関わる人間及び『赤服』のメンバーを連行していった。それ以外はミネルバに軟禁された。マユは、ミネルバに残される側だった。
ぼんやりと彼等の帰りを待つマユに、ヨウランとヴィーノがインパルスの調整に誘う。突然のことでびっくりしたマユだが、残ったクルーは、この理不尽な中でもいつでもミネルバが動けるようにしていると知り、マユも自分のできることに手をつける。
入港から15日目、何の前触れもなくタリア達は戻ってきた。自分達を解放した、オーブ国家元首カガリ・ユラ・アスハとその護衛アックス・デュノも連れ立って。
予期せぬ人物にクルーの怒りが渦巻く中、カガリはミネルバの行為の正しさを認めた上で、このような仕打ちに至った理由を説明する。
前大戦の後遺症で領海侵犯には神経質になっていること、自分の政敵が連合寄りであること、ユニウスセブンのこと、連合はそれにザフトが関わっていると吹聴していること、そして地球に住む人と宇宙に住む人との確執は深いこと、で結んだ。
一通り説明は終え、反論云々が上る前に、近いうちにオーブ国内での自由と、今晩、クルー全員をディナーに招待すること約束した。
美味しい食事が食べられることは素直に嬉しいミネルバクルー。しかし、ただ一人だけ、マユだけが、インパルスに隠れてディナーに出席しなかった。
マユ「インパルス、少しの間かくまって。私、アスハの人に会いたくないの」
>>149 パーティーに出席しないということが、悲しみの深さを表してるように思えた。
マユの台詞も良いし。兎に角GJ!!
>>149 職人さん乙
確か本編ではこの後ぐらいからシンが半放置プレイだったはず。
マユがどう動いてくれるか期待しまつ。
保守しないとおちかねんな
今回、本編ではデスティニーが出てきましたが、
マユはこれを見てどういう反応を示すんでしょうかね。
シンみたく喜ぶのか、はたまた複雑に思うのか…
とりあえずインパルスに何かお別れの言葉みたいな物をかけてほしいな。
マユがデスティニ−もらう時も今日のシンみたく喜ぶに違いない
つーか今日のシンが子供っぽ過ぎるんだw
「この子が私の新しい力…」
「この子がいれば、私一人でも皆を守れる。」
「ううん。皆だけじゃない。戦争を終わらせて世界の皆を守るの。」
何かちょっと偽善者臭いな。
妹は良いね。
あんなに可愛い生き物が他にいるだろうか。
>>159 我が家に生息している個体は非常に凶暴ですが何か?
このスレのマユみたいなコだったら俺も( ゚д゚)ホスィ…けど
>>149 >マユ「インパルス、少しの間かくまって。私、アスハの人に会いたくないの」
巨大ロボットに父性を見出す女の子(;*´Д`*)ハァハァ
こーいう視点からなら女の子主役のガンダムってのもイケるかも。
勝手に
>>138と
>>145の補足?です
ユニウス落下前のガーティ・ルー
ネオ「ユニウスセブンの状況は?」
リー「ザフトの動きは遅いですな、アーモリーワンの時と同じで。破砕作業が間に合うかどうか・・・
作業自体も妨害される可能性が非常に高い。おそらくは・・・」
ネオ「例の声明を出したテロリストどもが武装してお待ちかね。
反体制派か、地下に潜った旧ザラ派か・・・よくやるよ、全く・・・どうするね少佐?」
リー「どうするも何も・・・本艦の特性を生かした偵察程度なら十分可能でしょうが・・・
武器・弾薬・燃料もあと一会戦分、連戦はパイロット達にどんな影響を与えるか分かりません。それに・・・」
ネオ「テロリストの数が不明なこと、及び破砕作業に向かうザフト軍次第では二正面の戦いを強いられる・・・か。
戦闘は危険すぎるよなぁ、やっぱり?」
リー「はい」
通信兵「ザフトの暗号通信、解読できました!
破砕作業に先行する部隊は・・・戦艦ミネルバ!?
後続でナスカ級2、ボルテールとルソーが発進した、以上です」
ネオ「あ〜あ〜、動きが遅すぎるんじゃないの?」
リー「このままの速度で進めば艦隊とぶつかることは避けられそうですな。
偵察行動は十分にこなせます」
ネオ「先行するミネルバの搭載MSは・・・確か3機。
エース級が3人いても相手の数次第じゃ何もできんかもな」
リー「でしょうな。もっともミネルバの陽電子砲は破砕手段としては使えますが」
ネオ「ある程度砕いてからの話だろ、それは。困ったねぇ・・・ま、やれることはやっておくか」
リー「総員第一戦闘配備!ミラージュコロイド展開準備!カオス・ガイア・アビスも戦闘ステータスで起動しておけ!」
通信兵「間もなく戦闘空域に入ります・・・っと、ミネルバから後続部隊への通信を傍受!
『武装集団は改造型のジンを使用中。数は10機以上、注意されたし』です。
もう暗号通信すら使ってませんよ。連中相当追い込まれてますね」
ネオ「・・・機関最大!ミラージュコロイド展開!カオス・ガイア・アビスはすぐに発進を!」
リー「大佐!?まさか連中の破砕作業を手伝うおつもりですか!」
ネオ「仕方ないじゃないの。このままだと地球がやばいんだし」
リー「ザフトに協力するなど・・・盟主のご命令に反することになりますが?」
ネオ「ザフトのためじゃないさ。俺は盟主殿に『蒼き清浄なる世界のために』戦えっていわれた気がするけどな?」
リー「・・・援護するにせよ、彼等とは何度もやりあっています。こちらが攻撃を受けることになっては・・・」
ネオ「連中にそんな余裕があるのか?・・・ま、3人には攻撃を受けたらすぐ撤退するよう指示するさ。
どのみち後続の部隊が来る前に引き上げる。攻撃対象はザフト軍識別コードを持たないジンのみだ。
破砕を手伝う必要はない。邪魔者だけを排除すればいい・・・こんなところで手を打たないか?」
リー「・・・分かりました。それと・・・状況把握のためダーク・ダガーL一機も発進させましょう。
状況を記録すれば何かに使えるかもしれません」
ネオ「ああ、そうしてくれ」
ネオ「『蒼き清浄なる世界のために』・・・か。
清浄な世界のために俺達がやってることは邪ま(よこしま)過ぎる気がするんだがね・・・」
リー「は?」
ネオ「いや、何でもないよ」
>>161 GJ!
ファントムペイン(つかネオ)の心理描写がハッキリと出ていてイイ!
>>161 そういや、前の方にストライクMK‐Uについて書かれていましたが、
やっぱオリジナルだから出ないんですかね?(もしくは本編終了後に出るとか)
それとも舞台が地球になってから出るとか…
厨っぽいかもしれませんが、個人的に設定は気に入ったモンで…
>>164 漏れも気に入った。
マユにとって重要なキーパーソンであるシンを出すには一番あってる機体と思た。
でもシンを出すことは本編の中でマユを出すようなことだから話が破綻するかも。
まぁ、本編も破綻してるが。
マユにデスティニーじゃない新機体をあてがうとかいう展開は勘弁だがマユと対になる敵は出てもいいと個人的には思ふ。
165 :
164:2005/06/19(日) 23:21:13 ID:???
こっちの種死のほうが絶対にイィ!ルナは男性にしたいが相談相手で女性でいこう
>>166 恋愛無しの、マユと周囲の絆が話のメインですから。
一スレ目にあったな、
ルナ「私には二人の妹がいるんです。」
マユ「じゃあレイは三人の妹がいるんだね。」
>>167それ良かったよね
このスレのミネルバは家族って感じで良い、これが本編だったらハイネ死亡で俺は号泣しているだろう
>>163-164 とりあえず、今迄(前スレ含む)に出てきたストライクMK‐Uの設定を纏めると
1:パイロットは何らかの事情で連合にいるシン
2:配色は黒と赤基調でTP装甲製
3:ストライカーシステム&ミラージュコロイド搭載
4:元々は新型Sパック&ウィンダムの試作機
5:元モルゲンレーテ職員も開発に関与している為、コクピットが戦闘機になる
6:5に関連するが、インパルスと開発思想は似ているが分離合体は出来ない
7:愛用SパックはIWSP‐U(ビーム兵器偏重のIWSP)
シンにしても記憶喪失とか義手義足とかエクステンデッド化とか出ているが
偽名に「シンの所持物に『M.A』とあったからそれに因んだ名前が付けられている」
というネタもあったな。
>>166 ルナはいいお姉さん役になるし、
メイリンも気の合う親友みたいな感じになりそうだな。
レイはここ最近の展開から一スレ目のように行くかどうか解らんが、
マユを助けるポジションにはなるだろうな。
凸も本編より扱いが良くなりそうな感じはするが。
むしろ、レイが議長と自分を無邪気に慕うマユとの間で
どちらを優先すべきかで揺れるという展開もアリになるだろうしね。
>>1と
>>10を適当につなぎ合わせてシンが連合に入る経緯を妄想してみました。
お目汚しを・・・
二人の男が林道を走る
「おい、急げ!」
「ちっ・・・分かってますよ・・・5班までで14人か。
切りが悪いぜ・・・あと一人くらい欲しいところだな」
「危ないっ!伏せろ!」
頭上を通り過ぎる二機のMS
自由と災厄を冠する巨大な鉄の塊
数秒後に両機は閃光を放ち大地を穿った
「くそっ!あんた等の僕だろう!こっちまでやられたらどうするんだ!」
「・・・彼等はまだ強化途上だ。薬のせいで凶暴性が増している分冷静な思考は・・・」
「兎に角危険すぎる!とっととずらからないとやばいぜ!」
「・・・分かった。引き上げよう」
再び走り出す二人の男
小高い丘を登ったところで彼等の眼前に先ほど穿たれた大穴が見えた
閃光の犠牲となった遺体らしきものも見える
「早く逃げないとああなっちまう!」
「ああ・・・んっ!?人がいるぞ!」
「そんなモンどうせ死体だろ!」
「いや・・・動いた!生きている!それに・・・どうやら少年のようだ!」
先に一人が駆け寄り、もう一人も渋々ながら急いで駆け寄る
少年は生きていたが彼の両の足は捥がれていた
「こいつ、両足がないぜ!こんなモン拾っても役に立たねぇ!逃げるぞ!」
「いや・・・助けよう!足くらい義足でどうにでもなる!」
「おいおい!今更仏心出してどうなるってんだ!」
一人の男が少年を担ぎ、もう一人も逡巡ののち手を貸した
走り出した二人がいたところを数十秒後に再び閃光が穿った
背負われた少年は苦しげに誰かの名を呟いていた
『マユ・・・』
「で、オーブで拾った補充品は使えるんですか?」
「14体はロドニアのラボに送りました。近日中に適性が判明するでしょう」
「それは結構・・・おや?拉致記録では15体となっていますが、どういうことです?」
「実は・・・負傷しておりまして治療の方を優先させて行っております」
「それじゃあ適性は分からないでしょう?どうするんですか?」
「適性は・・・調べる必要はありません」
「・・・?」
「エクステンドする必要がないのです。
その・・・申し上げにくいのですが・・・コーディネーターを拾って来たようなのです」
気まずい沈黙が流れる室内
ふうっっとため息を付いた後、片方が口を開いた
「・・・仕方ありませんねぇ。あの国がナチュラルとコーディネーターの共存を掲げるから・・・
戦争の最中やばい橋を渡ってるってのに・・・まぁあなた方の責任ではありませんよ」
「そういっていただけると助かりますが・・・で、15体目はいかがいたしましょう?」
「そんなもの、決まっているでしょう?早急に処分してください」
「処分・・・ですか」
「当たり前でしょう。あんな化け物どもが宇宙にいるから我々はこんなことをしてるんですよ?」
「・・・実は・・・また大変に申し上げにくいのですが・・・」
「今度は何です?」
「15体目を拾ってきた研究員が助命を願い出ておりまして・・・」
「冗談じゃない!そんなことやってるから戦争がいつまでたっても終わらないんですよ!
いいですか!私が次に来るときまでに処分しておいてください!分かりましたね!?」
「はっ・・・!心得ました、盟主」
「全く・・・私はこれから宇宙に上がります。プラントにいる化け物どもを駆逐するためにね。
それが終わったら地球の化け物どもの始末です!そのためにもエクステンディドの力が要るんですよ。
あなた達は補充品を含めて”生産の強化”に入ってください。頼みましたよ、ホントに・・・」
一しきり捲し立てたあと、男は声を落ち着ける
「まぁ、あなた方のお陰で例の3人の実戦配備は順調です。
申請のあった追加予算は財団の方から回しておきました。ボーナスと一緒にね」
「あ、ありがとうございます」
「今後とも頼みますよ」
男は席を立ちその場を去る
もう一人は平身低頭で彼を見送る
「アズラエル様、宇宙に上がられるとのことですが・・・どうぞお気をつけて・・・」
「気をつけますよ。私にはまだやらなきゃならないことが山ほどあるんですからね」
「・・・それで彼を・・・処分しろと」
「仕方なかろう。元々コーディネーターを拾ってきたら処分する予定だったんだ」
「しかし博士、彼は治療中です。折角助けたのにすぐに殺すなんて・・・」
「君を責めとりゃせんよ。彼には生まれの不幸を呪ってもらうしかあるまい」
「・・・いつまでに処分を?」
「早急に・・・と言いたい所だが盟主が次に来られるまでだ。
宇宙に上がられるそうだから当分いらっしゃることはないだろうが。
命を延ばしても情が移ると厄介だぞ・・・早めに楽にしてやれ」
「・・・」
「・・・で、俺を殺すんですか?」
「・・・!」
「言わなくたって顔見りゃわかりますよ。
ここの連中が俺を快く思ってないってこと、オーブが助けたならもっと大事にしますしね。
オーブ以外であそこに居たのは、攻めてきた大西洋連邦しかいませんからね」
「・・・」
「それにしてもホントだったんですね・・・ブルーコスモスが人体実験やってるって話」
「・・・!どうしてそれを!?」
「ちょっと前にアンタともう一人、俺を助けたヤツに聞きましたよ。
ナチュラルをコーディネーター並みに強化したり、コーディネーターを洗脳しちゃうんでしょ?
アングラ系のライターがその話書いたら不審死を遂げた・・・ネットで見たこともあります。
まさかとは思いましたけどね。あの人こうも言ってましたよ。
恨むなら助けようと言ったアンタを恨め、ってね・・・」
「・・・」
「・・・でも俺はアンタを恨みませんよ」
「?」
「俺が恨むのは戦争を引き起こしたアスハだ!
あいつらが勝手な理想論ぶち上げて勝手に戦争始めやがって・・・!
それで父さんと母さんは死んだんだ!俺は・・・アスハが憎い!!」
「・・・」
「殺されるのは構いませんよ。一度死んだ身ですしね・・・ただ・・・」
「・・・ただ?」
「・・・俺は・・・妹の・・・マユの無事を確かめたいっ!
あの戦火を生き延びても・・・父さんと母さんが死んでマユは一人ぼっちなんだ。
マユがちゃんと生きているのか・・・それだけ・・・会ってそれだけ確かめたいっ・・・!!」
「・・・生きたいか?」
「・・・えっ?」
「生きたいのかと聞いているんだ。・・・死の運命を変えたいのかと聞いてるんだ!」
「で、できるのか・・・そんなことが?」
「これは賭けだ。賭けに勝っても盟主のお心が変わらなければ死は避けられん。
だが君が人としての命を捨てれば、完全な兵器になれば・・・あるいは変えられるかもしれん」
「生きれるなら・・・生きてマユに会えるなら・・・俺は何でもやるよ!
死を・・・運命を・・・ねじ伏せてやるよっ!!」
「馬鹿な!彼をソキウスにするだと!?」
「はい・・・」
「ソキウス計画は無期限で凍結されたはずだ!
現に、ソキウスたちも冷凍保存されている者をのぞけば全員処分されたんだぞ!」
「それも分かっています」
「君がソキウス計画から移ってきたのは知っている。
長年の研究成果が目の前で殺されていった気持ちは察するに余りある。
・・・しかし、これはナンセンスだ」
「ですが博士、彼は自分の意思で兵器になることを選びました」
「馬鹿な!助かりたいための方便だ!
服従遺伝子すら組み込まれていない彼が裏切ったらどうするつもりだ!?」
「博士もお気づきの通り、現行のエクステンデッド達は問題点が多すぎます。
彼等は薬なしでは生きられない、彼等は薬の副作用で凶暴化している・・・
連戦に耐えられるかも怪しい。辛うじて実用化したに過ぎません」
「・・・だが、ソキウス計画を復活させる理由にはならん」
「・・・確かこの研究所の研究は全ては盟主に諮ることになっておりましたね。
私が盟主を説得します。再び諮り、盟主が殺せと仰るなら・・・私が処分します」
「盟主がお許しになるものか。それに、彼がそれを知れば・・・君を殺すかも知れんぞ?」
「構いません・・・これは私が撒いた種です」
「彼には常に監視をつけることになるが?」
「面倒は私が見ます、警備のものを数名回してください」
「・・・わかった」
「許可が取れたんですか?」
「暫定的にな・・・すぐにベッドから出ろ、リハビリを始めるぞ」
「・・・乱暴ですね。まだ傷口が疼くんですけど・・・」
「盟主を納得させるには、少なくともこれまでのソキウスを上回る成果を出さねばならない。
ソキウスは戦闘用コーディネーターだ。普通のコーディネーターである君が追い越すのは至難の業だ」
「それに・・・その盟主様がいつお戻りになるかわかりませんしね」
「そういうことだ。いくぞ」
シンがソキウスとなって一ヵ月後
「経過は?」
「順調です。既にグレード5までの投薬は終えましたが、今のところ体に異常は見つかりません」
「傷の具合は?」
「問題ありません。義足との相性も良いようです。特注品を注文したかいがありました。
もう常人並みに動けますよ。ただ彼は成長期なので・・・これから金はかかりますが」
「・・・君の給料から引いておくよ」
「ありがとうございます」
「急げよ。盟主が自ら戦争を終わらせるつもりで前線に赴いたらしい」
「まさか核を!?」
「あるいはな・・・NJCも手に入れられたのかもしれん」
「・・・では、明日グレード7を投与します」
「馬鹿な!6を飛ばして7だと!?
7といえばいきなりかつてのソキウスたちと同レベルまで能力を引き上げることになる。
性急な投薬で体に過度の負担を与えればどんな影響が出るか・・・」
「急がなければならないのでしょう?」
「しかし・・・」
「運命をねじ伏せるには・・・このくらいのことはなさねばなりません」
「・・・?」
「体に異常は感じるか?」
「・・・頭痛がしますよ」
「程度は?」
「頭が割れるほどじゃありませんが・・・辛いですね」
「我慢しろ」
「しますよ。俺の先輩達はあっさり乗り越えたんでしょ?」
「乗り越えられなかったものも居るがな・・・どうなったかは自分で考えろ」
「考えたくありませんよ」
「ソキウスとしては君は最高に幸福だ。
彼等は生まれながらに服従遺伝子を組み込まれ、洗脳される。
そして投薬を受け、あらゆる戦闘技術を叩き込まれる。
親の愛など受けられやしない。彼等には親すら居ないんだからな」
「・・・そんなことをやってるアンタが、何故俺を助けるんです?」
「私にとってソキウスは実験対象に過ぎなかった・・・
だが、計画が中止され彼等が処分されたとき、言いようのない空しさに襲われたよ。
・・・彼等が死んだとき私は・・・涙を流していたよ。そんなこと一度もなかったのに。
そのときになって気づいたんだ。私にとって彼等は真の”ソキウス(戦友)”だったとね」
「随分勝手な言い草ですね」
「私の目的は人類を今だ嘗てない高みへと昇華させることだ。
ソキウス計画に参加したのは手段に過ぎない。君も例外ではないよ」
「人殺しの技術に優れていれば優秀な人類なんですか?」
「人ならば当然闘争本能を持つ。戦闘能力を高めるのも目的達成の手段だ」
「・・・戦闘訓練はいつからです?」
「明後日だ。今のうちに体を休めておけ」
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦後しばらくして
「まさか盟主が戦死なさろうとはな」
「・・・これからどうなるのでしょう?」
「わからん。次の盟主を巡ってゴタゴタしておるようだが・・・
誰になろうとアズラエルと大して変わらん人間だろうがな」
「彼はついているな・・・」
「彼の調子はどうかね?」
「流石に連日の戦闘訓練で疲れては居ますが・・・両足のハンディを感じさせない動きだそうです」
「ほう・・・」
「それに・・・」
「それに?」
「MSに乗ると尋常ならざる能力を発揮するとのことです。
基本技術を叩き込まれただけで、すぐにシュミレーションで教官を打ち負かしたとか」
「・・・コーディネーター、恐るべしといったところか。
新しい盟主が彼の存在を認めなければどうする?」
「そのときは処分するまでです。
生き残るために彼は最大限の成果を出さねばならない。
もっともそれは新しい盟主殿に畏怖の念を与えるかもしれない、諸刃の剣でしょうが」
「彼には辛いな」
「本人にはそれも伝えてあります。それでも彼はやると言っています。
運命をねじ伏せる・・・とね」
「ふむ・・・?」
「なぜ教官を半殺しにした?」
「・・・しょうがないでしょう、実戦訓練だから本気でかかって来いって言われたんだから」
「手加減という言葉を知らんのか?」
「アイツ言ってましたよ。
『俺はソキウス候補を訓練で何人も殺してる。弱ければお前を殺すぞ』って。
そこまで言われて手加減できますか?」
「・・・もういい。部屋にもどれ」
「強すぎるな、彼は」
「教官はベテランのレンジャーです。
訓練開始からわずか3ヶ月でこの成長ぶり。
ソキウスとして強化されただけでなく天性の資質を備えています」
「悔しいが、私が今まで見てきたどのエクステンデッドよりも優秀だよ、彼は」
「恐縮です、博士」
「それと・・・伝えることがあった。
次の盟主が決まった。ロード・ジブリールだ。
アズラエルと同じく強硬路線をとるつもりらしい。
休戦協定が締結されても束の間の平和になるかもしれん」
「盟主が私に会いたいと・・・本当ですか?」
「ああ、どういう気まぐれか知らんがね。
就任直後に彼を含めた報告書を提出した途端にな。応接室でお待ちだ」
「はじめまして、ジブリール卿」
「君か、ソキウス計画を再開したいと言っている研究員は」
「はい」
「彼の記録は読ませてもらったよ。
いやはやとんでもない化け物だな。
こんな連中がいる限り我々ナチュラルに安息の日々は来ない・・・そう思わんかね?」
「はぁ・・・」
「それと、君に聴いておきたいことがあるのだが・・・
彼は服従遺伝子を組み込まれていないそうだが、洗脳さえ施されていない。
反乱の危険をはらみながら、なぜそんな人間を育てる?」
「服従が最高の結果をもたらすとは考えにくいからです」
「ほう・・・?」
「ナチュラルのために戦え、ナチュラルを殺すな、これらがソキウスに組み込まれます。
しかし彼等は人間として持つべき最大のモチベーションが欠けています」
「それは何かね?」
「”愛”と”憎悪”です。
たとえば愛する人間が殺され復讐のために戦う・・・
愛するものと生き別れ、たとえ自分が地獄に居ても再会ために死力を尽くす。
そのとき人は尋常ならざる力を発揮します。これら洗脳された人間には為しえない行為です」
「・・・彼はそうであると?」
「はい。
彼はオーブのアスハ家への憎悪と生き別れた妹への愛で今日まで生き延びました。
世界がブルーコスモスの支配下であっても、妹と二人生き残れるなら構わないと」
「兵器としては使えるのかね?」
「それはデータが証明しているでしょう」
「・・・ふむ」
「彼をここに呼んできてくれ」
「これから会う男は相当に危険だ」
「アンタよりも?」
「・・・君の生死は彼の一存に掛かっている。
質問されたことには澱みなく答えろ、間違っても今みたいな口答えはするな。
全ての命令にはYESと答えるんだ、いいな」
「・・・YES」
「君か、新しいソキウスというのは」
「はい」
「君は・・・ザフトの軍人、及びプラントのコーディネーター達を殺せるかね?」
「はい」
「君は・・・命令があれば故郷の人間を、オーブの人を殺せるかね?」
「はい」
「君は・・・命令なら友人でも殺せるかね?」
「・・・はい」
「君は・・・命令なら妹さんを殺せるかね?」
「・・・」
「どうした、答えられんのか?」
「・・・いいえ」
「ははははっ!!君は素直だ!気に入ったぞ!」
「(おいっ!)」
「(質問されたことには澱みなく答えたぜ)」
「(馬鹿っ!)」
「聞けば、君は”死の運命をねじ伏せる”といったそうだな。
大した胆力と執念だ。恐れ入ったよ。だが君を易々と信用することはできないな」
「では・・・洗脳を」
「君には聴いていない!黙りたまえ!」
「はっ」
「君が妹さんのために命を賭けると言うのはわかった。
かく言う私もコーディネーター殲滅に命を賭けていてね。
君と私は似たもの同士・・・ということになるのかな?」
「・・・」
「だが私の抱える問題は解決が非常に難しい。
連中を片付けるためには連中を超える能力を持つ者が必要だ。
そしてなによりも私の命令に忠実な人間が必要なんだよ」
「・・・」
「君が運命をねじ伏せるように、私も運命と戦ってみるか」
「・・・?」
男は懐中から護身用の拳銃を投げてよこした
「それで・・・その男を殺せ」
『・・・!?』
「君は命令なら友の命を絶てるといったな。
察するに君達二人は友人だろう。
ならその男を殺してみろ!」
『・・・』
「・・・それとも友のために私の命を奪うかね?」
『!?』
「君の腕なら私を殺すことなど造作もないだろう。
これは賭けだ!私が運命に打ち勝てるかどうかの賭けだ!
コーディネーターを滅ぼすことができるかの賭けだ!
さあ。どうする?」
『・・・』
「私は欲しい・・・
誰よりも強く!誰よりも残酷で!そして・・・誰よりも私に忠実な人間がっ!
アズラエルは軍を掌握しても事をなすことができなかった!何故か!
それはそのような人間が彼の傍に居なかったからだよ!
私を殺すならそれで構わん!
そのときは私が運命に負けたということだ!
私にコーディネーターの殲滅など最初から無理だったということだ!」
「・・・この人を殺しても俺が生き延びられる保証は?」
「そんなものはない!
私が君に命を預けているように、君も私に命を預けろ・・・そういうことだ」
「・・・」
「ここに来る前に言ったはずだぞ」
「・・・」
「妹さんに、よろしく・・・な」
「・・・おめでとう・・・と言えるかな?」
「博士・・・あの人の名前は?」
「知らんのか?半年近くも一緒に居て・・・」
「俺が知りたいのは本当の名前だ」
「・・・ここに居るものはみな名を捨てておるよ。
こんな人体実験まがいな仕事、まともな人間にはできんよ。
研究のため、コーディネーターへの憎しみのため・・・彼はどちらかな?」
「・・・変な名前だったよ」
「そりゃ、偽名だからな。
オマケに一度聞いたら忘れられん変な名前だった」
「俺は・・・今日からあのジブリールって人の僕になった」
「・・・で?」
「今までの名は捨てなきゃならない。
だからあの人の名前を貰いたいんだ・・・赦してくれるかな、あの人」
「赦すも何も、アイツは自分の研究のために君を助け、育てたんだ。
君に殺されることも覚悟しておったようだよ」
「・・・」
「第一、アイツの目標は最高の人類を作ること・・・だったかな?
そのために君を強化したんだ。殺されて本望だったろう」
「・・・貰うよ、あの人の名前」
「・・・死ぬなよ」
「博士はコーディネーターが憎いんじゃないのか?」
「・・・私は研究のためにここにいる。
ナチュラルがコーディネーターと対等の力を得るためにな。
ソキウス計画は完全に凍結された。二度と復活することはあるまい。
君が最後の・・・彼の研究成果だ」
「これからどうするね?」
「月に行く。MS戦専門の教官の所にしばらく師事することになる。
なんでも大戦の英雄で、名うての戦術家でもあるらしいんだ」
「それは?」
「ああ・・・仮面さ、整形もいいけど・・・妹に会ったときわからないだろ?」
「最後に・・・お前さんの名前を聞いてもいいかな?」
「知らないのかよ?半年近くもいたんだぜ?」
「ここの研究対象は皆番号で呼ばれているからな、良かったら聞かせてくれんか?」
「ゲン・へーアン、一度聞いたら忘れられない・・・変な名前・・・だろ?」
エピローグ
ゲンが月へ向かった数日後
『私だ、博士』
「これはジブリール卿、何事ですか」
『彼は月に発ったかね?』
「ええ、つい先日」
『君にひとつ頼みがあるのだが、あの研究員の研究データは残っているな?』
「はい」
『あの研究員は、彼の洗脳準備を進めていたようだ。
彼が月から戻り次第、データに従ってそれを実行して欲しい』
「ええっ!?彼はジブリール卿の僕になったと・・・」
『それは方便だよ。私は常に保険を賭けておく主義でね。
もっとも、彼とのやり取りはまさしく真剣勝負そのものだったがな』
「では・・・そのように」
『そうそう、もうひとつ。
洗脳の際、彼の妹をタブー(禁句)に指定してくれ。
名前が分からなくても、存在そのものをタブーにすれば問題ないのだろう?』
「はっ・・・わかりました」
『くれぐれも頼むよ。彼は私の忠実な僕だからな』
「・・・はい」
「運命をねじ伏せるには・・・まだまだ困難が多そうだな、ゲン」
このスレみてると、ボロ澤とどっちがプロか分からなくなるな。
まさか、本当のプロの人も混じっていない?
ゲン・へーアンってゲン平安だったんだな
今頃になって気づいたよ
普通に小説版として出して欲しい
同じSWパクりといってもパクりのレベルが違うな……
これなら「オマージュ」という呼び方をしても許されそうだ。
第九話
オーブ入港から22日目、ミネルバクルーにオーブ国内での自由が認められた。ルナは妹のメイリンを誘い、マユを誘ったが、マユは先約がいるとかで断った。ただ、明日以降は是非誘って欲しいとは言っていた。
予定が狂った。ルナは、いい機会なのでマユとゆっくり話し合うつもりだった。仕方ないのでヨウランとヴィーノを捕まえて、四人で町にくりだす。
それから方々で遊びまわってお腹をすかせた四人は、昼食にファーストフードを選ぶ。正直なところ、多大な戦禍を被ったと聞いていたにも関わらず、オーブのこの盛況ぶりは四人を驚かせた。
オーブは闇市とかがいっぱいあるイメージだったとメイリンが白状すると、ルナもそれに同調、ヨウランがよもやま話で攻撃されたのは軍の施設だけだったと言えば、ヴィーノがだからオーブ軍人は必死こいて自分らを捕まえて拘束したのかとも言う。
各人が好き勝手なことを言いながら、四人は昼食を楽しんだ。
ミネルバのブリッジ。コーヒー片手にオーブのニュースを見るタリア、隣にいるアーサーはそのニュースを見るなり、自分たちが有名人になったという。そのニュースとは、ユニウスセブン落下からミネルバ入港までのことだった。
連日取り上げられているので、アーサーのいうこともあながち間違いではない。しかし、その事件にザフトが関わっているとする太平洋連合の見解を、必ずしも否定しないオーブ・マスメディアに、タリアは今地球にいると改めて実感した。
夕方ごろ、ミネルバに戻ってきた四人。男連中と別れ、さらに妹とも別れたルナは、戻ろうとした自室の前でレイと遭遇した。ルナは顔を曇らせる。
ルナは、ユニウスセブンで自分がとった軽率な行動のために皆を危険にさらしたことを気にやんでいた。マユはあっさり許してくれたが、レイは何も言ってこない。叱る時は叱ってくれる人が何も言ってこない。だからなのか、ルナも声を掛けられなかった。
肝心のレイは、目を通すようにと紙束を寄越す。内容はMS戦でのフォーメーション案、それもルナへのフォローがし易いように組みなおされていた。
レイが空き時間を目一杯使い、休日を返上してまで作成したものだが、ルナはそれをつき返す。レイの負担が格段に増えるからだった。
新しいのはマユと一緒に三人で考えようと、ルナは提案。レイは渋面ながらも承諾した。
と、その時、タリア艦長の出航命令が艦内を駆け巡った。
ルナ「明日はとことん付き合ってもらうわよ。もちろん、マユも交えてね」
レイ「わかった。お前が納得するまで付き合おう」
189 :
携帯:2005/06/20(月) 18:57:04 ID:???
>>188 我が愛機W21CA。ついててよかったPCサイトビューア。
>>172-182 ジブリールかっこよすぎ。
その場合、ジブリールはラスボス確定ですね。
そして地球環境整備の為のテクノロジーを転用した新兵器―もちろんジブリール操縦―で、
コーディネーター殲滅を目論むのでしょう。
もちろん安倍清明by新ゲッターやウルベbyGガンみたいに…ガンダムじゃないような。
どういう話になるんでしょ。
>>187 こうなってくるとレイがかなり苦しみそうだな。
議長への義を通すか、ミネルバの絆を守るかで。
今みたいに、僕だけギルに呼んで貰えない…つって部屋で電気もつけずに、
嫌な目で虚空見ている事もなさそうだ。
ゲンと聞くと「はだしのゲン」しか思い浮かばないので名前なんとかしてホスィ・・・
193 :
189:2005/06/20(月) 22:32:09 ID:???
PCサイトビューア止まったorz
1000レスオモスorz
>>192 別にインでもシュウでもカンでもズイでもトウでもソウでもミンでもいんじゃね?(ぉ)
>>193 んじゃあ、カンとズイを組み合わせてちょっと変えて、カズィで。
>>172-182 GJ!
ジブリールが本編よりもいいキャラになってるよ。
コーディネイター殲滅に対する覚悟とかが表されていていい感じです。
他にもシンをソキウスにした研究員もかなりいい味出してます!
そういえば、マユでデスティニー、キラでストフリと新型が出てきますが
この場合のシンも新型出るんですかね?
以下、失礼ながら妄想ネタを投下します。
GAT-SVX413Σディスペアガンダム
地球連合軍の可変機構搭載試作型MS。
ザフトから鹵獲したカオス、ガイア、アビスのデータを基に造られており、
人型、航空機型MA、強襲戦闘MAの3形態をとる事が出来る。
同時にストライカーパックシステムも搭載されており、
特定のSパックを航空機型MA、強襲戦闘MA時に装備する事によって
海中、空中、宇宙での戦闘能力が強化される(Sパック未装備でもこれらの空間での戦闘は可能)
「たった1機でどんな戦況でも対応出来る万能機」というコンセプトはデスティニーと同一だが、
此方は装備面よりは機能面で「戦闘区域を選ばない」といった趣が強い。
核エンジン及びミラージュコロイド、TP装甲は標準装備で、陽電子リフレクター等の
これまでの連合製兵器のノウハウが組み込まれている。
それだけに性能・機構が複雑過ぎて、並みのエクステンデッドに扱える代物ではなく、
それ故にシンの義足に連結させる等の特殊操縦を要するため、完全にシン専用機となってしまっている。
開発にはブルーコスモス、ロゴスが関わっており、
「全てのコーディネイターに絶望をもたらす者」を意識して開発された。
エグザスストライカー
ガンバレルストライカー及びエグザスを元に開発したSパック。
基本性能はガンバレルストライカーの延長上といった感じではあるが、
ビーム兵器に特化しており、ある程度操作も簡略化されているため、
適性の無いパイロットでもある程度実戦レベルの運用が可能となっている。
ダイバーストライカー
海中戦用Sパック。
フォビドゥン・ブルーシリーズ及びアビスのデータを元に造られており、
より高い耐圧性とMA形態での機動性を得る事に成功した。
海中、地上においても高い防御能力を誇る。
ウイングストライカー
新型Gの偵察時に発見したGフライトを参考に、
簡易型航空MAへの擬似的変形機構を追加させる特性を持つSパック。
新型エンジンの搭載により、ジェットストライカーよりも小型化されており、
装備時の総面積も比較的小さい。
個人的にはどんな機体であっても、
「デスティニーと似ているようで異なる」という感じがいいと思いますが。
彼らのいる場所は俺にとっての一度は失ったはずの「帰る場所」だった。
なのに。
ステラも、アウルも、スティングも、ネオも。みんな帰ってこなかった。
また俺は「家族」を失った。
「奪われたのなら相手のものも奪ってしまえばいいんですよ。あなたの気が済むまでね」
俺は許さない。戦争を続ける奴等を。家族を奪ったオーブを・・・ザフトを。
ジブリールがただの親切でこの機体をくれたとは思わない。
だがこの力は今の俺には必要な力だ。
俺の前には敵が立ちふさがっている。
憎きザフトの新型機、デスティニー。
奴を倒さないと・・・みんなを殺した・・・奴を!
「ザフトのエース!お前さえいなければぁぁー!」
勝手にマユがエクステンデッド達を全員倒したことにしてしまいました。
お目汚しスマソ
第十話
オーブ入港から22日目、ミネルバクルーにオーブ国内での自由が認められた。マユはどうしても一人で行きたい所があったので、ルナたちの誘いを断った。
マユはタクシーを呼び、とある海に近い町に移動した。その町とは、かつてマユが家族と暮らしていた町だった。
タクシーから降り、一人町を行くマユ。でも、そこにかつての町の面影はほとんどなく、行き交う人々に見知った顔はなかった。戦争が全てを壊して、復興が全てを覆い隠す、そこに別の人達が住み着き、後に残るのは見知らぬ町並み。
右も左もわからなくなった故郷の町をさ迷うマユは、戦前家族でよく来ていた定食屋を見つける。恐る恐る入ってみた。中も同じで、切り盛りしている中年夫婦も同じだった。その夫婦はマユを覚えていた。嬉しい再会だった。
丁度その場面に出くわしたお客が三人、ステラ・アウル・スティングだった。それから合い席で食事をとりながらの談笑、マユはすっかり仲良くなった。
しかし、マユは養子になって越してきたという嘘をついた。何故なら、会話の流れがプラント住人を宇宙人呼ばわりして揶揄するもので、あの夫婦も話しに乗っていたからだった。
彼等と別れてから店を出て、マユは目的地である戦没者慰霊碑に到着。先客が一人、キラ・ヤマトがいた。二言三言かわして、マユは自分がザフトに所属していることを告げる。前みたいに子供の戯言と思われても、誰かに胸の内をぶつけたかった。
マユは、必死で地球を守ったこと、でもテレビとか町の人とかの本音は心無いもので、他人を護るために頑張っても意味がない、と。
なら、自分の大切な人のために頑張ればいい、僕はそうしてきた。それがキラからの言葉だった。
マユは面食らった。子供が口にしただけのことに、真正面から向き合ってくれたのだ。そしてキラに亡き兄の面影を見つけ、それを悟られまいと一方的に話を打ち切って、足早に立ち去った。
夕闇が差し迫る頃。帰りのタクシーの中、マユは今の自分にとって大切な人を思い浮かべる。ルナ、レイ、ヴィーノ、ヨウラン、ほかのミネルバクルー、そしてインパルス。なんだか少し違う、これは一緒に頑張ってくれる人達だ。
でも、それでいいと思った。一緒に頑張ってくれる人のために、一生懸命頑張ろう。マユは、そう思い直していたから。
その直後、車は急停止、誰かが前に飛び出してきた。誰かとはカガリ・ユラ・アスハ。と、同時に、ガイアガンダムの巨大な影も立ちはだかった。
ステラ「殺さないんだから、とっとと捕まってよ」
>>198 新作乙。
何やら本編とはまた違った展開になりそうでいい感じですね。
個人的にはステラの口調が妙に攻撃的なのが気になりましたが…
頑張って下さい!
なんで俺が今日思いついたスレがここにあるんだ・・・
しかも3スレ目
だだし俺の脳内設定では
マ ユ の 右 腕 は 義 手
ですが
あとインパルスの開発が遅れて、代わりにセイバーが先にロールアウトしていたり
んじゃ詳しく
第一話プロローグ
港に向かって走るアスカ一家。
あともう少しで避難船――その時、マユは携帯電話を落としてしまう。
それをシンが拾いに行く。
次の瞬間、空からのビームが着弾し、家族は吹き飛ばされた。
マユの視界に入ったものは、肉塊と化した両親の姿。
右腕の激痛を感じると、肘から先が失われていた。
悲しみを激痛で叫び声を上げる。
「マユッ!」
シンが駆け寄ろうとするが、再びビームが着弾し、彼の身体を焼き尽くした。
血溜まりに蹲り、激痛と薄れ行く意識の中、瞳に写ったのは蒼い翼を広げた機体――先ほどビームを放ったMSだった。
そして2年後・・・
インパルスはテストに手間取り、まだミネルバには配備されていない。
(本来ではテストパイロットもシン。マユでは年齢的に若すぎて無理。ゆえに遅れた。)
その代わり、セイバーの開発が優先された。
緋の機体の方が女の子には似合うかなー・・・って事で
よって、戦闘描写は全て本編と違ったものになる。
後にアスランがフォースインパルスを受領。
基本戦闘描写は、のらりくらりと飛びながら、ライフルを撃つだけ。
一応、ハイネが来た時に、予備のパーツと他のシルエットが配備される。
フリーダムに達磨にされるけど、予備のパーツで復活。
対デストロイ戦や、対アークエンジェル戦にも参戦するが・・・
マユと縁ができるのはオクレ兄さん。
彼のブロックワードは「妹」
そういやオクレのブロックワードってまだ不明なんだっけ・・・
まだ生きてんのかなぁオクレ。ムラサメ3人組に逃がさんされたのに。
せめてブロックワードが何だったのかは知りたい。こっちに生かせそうな言葉だったらどうしようか。
第十一話
ミネルバが入港して22日目。オーブ元首カガリ・ユラ・アスハは、強硬路線をいく太平洋連合と、増強した軍事力を背景に突っぱねるプラント、その板ばさみにあるオーブの行く末を決めるべく、毅然として会議に臨む。が、その席で銃口を突き付けられた。
武装したオーブ兵が占拠した会議場、カガリが掲げるオーブの独自路線を押さえ込むため、親連合派のセイラン家が企てたことだった。場はユウナ・セイランが仕切っていた。
オーブ復興の資金元がロゴスであり、その間をセイラン家が取り持ったことをカガリは知っている。だから、彼女は哀しげにつぶやく、自分を利用すればロゴスとの関係を断ち切れたろうに、と。ユウナは、それには時間が足りなさ過ぎた、と私見を述べる。
カガリのこの窮地はアレックス・デュノの颯爽たる活躍によって脱することができた。
迅速な判断で自分を救ってくれたアレックスに、カガリはプラントへ亡命すると告げた。それは今のカガリにできる唯一の連合への牽制だった。アレックスは渋面ながらも逃亡車の進路をミネルバに向ける。
彼等の乗る車に並走する影、それはセイラン家からの追っ手ではなく、変形したガイアガンダムだった。車を潰されるも、車外へ脱出した二人。アレックスは自身を囮にガイアを引き付ける。カガリは一人涙を滲ませながらも、逃げた。
海辺の家に隠遁しているキラ、彼がこうしているのは最愛の人・ラクスを護る為だった。表舞台から退いても、依然として高い求心力を持つラクスは、何もせずとも暗殺等の災禍を呼び込む。それを振り払うため、キラはラクスのそばに居続けた。
しかし、今日のキラはその決意が揺らいでいた。バルドフェルドの通信が、カガリの危機を報せてくれた。そんなキラに、ラクスは彼等を助けに行ってほしいと頼む。これが一番キラのためになると知っているから、ラクスは強く、強く、頼んだ。そして‥‥‥。
閑散とした道路上に並ぶ、ガイア、カガリ、タクシー。マユは状況が良く見えない。でも、アスハの人を助けないといけないようである。無視してしまいたいが、さっき頑張ると決めたマユの行動は素早かった。
腰を抜かしている運転手を投げ捨て、カガリを押し込み、マユの運転でタクシーは発進した。行き先がミネルバであることはその直後に聞いた。
わずか一瞬のやり取りであったが、ステラは、車にマユが乗っていることを知る。それは同時に、ガイアの動きを鈍くさせた。
バルドフェルドの通信はミネルバにも入った。これを受け、タリアはミネルバを出航させる。マユ一人だけが乗り込んでいないと知った上で。
逃げるタクシーと手こずるガイア、さながら兎と虎の追いかけっこに一機のM1アストレイが割ってはいる。乱入者を排除しようと牙をむくガイアだが、不意をつかれたことと、敵パイロットの高い技量にステラは遅れをとった。
この隙に逃亡するタクシーを抱えたM1アストレイ、それに飛び乗るアレックス。掌に車一台と人間三人を乗せ、M1アストレイはミネルバと合流する。
カガリは、タリア艦長に手短ながらことの経緯を説明した。タリアにも思うところはあるが、カガリの乗船を拒むことはできなかった。
一方、ミネルバの後方で慌しくしているオーブ軍とは別に、ミネルバの進路上で隊を展開する太平洋連合の艦隊が存在した。
ラクス「キラ、行ってください。貴方にとって掛け替えのない人を護るために」
>>205 アレックスはまだアレックスだし。イイヨイイヨー。
本編の3話か4話くらいでカガリが「アスラン!」と言ったときはエエエェェ(´д`)ェェエエエってなったし。
シンハロが好きだ
シンハロもいいんだが、マユがそっちに頼ってしまう諸刃の剣、素人にはお勧めできない。
やはり、ここはシンハロ無しでマユがミネルバの愉快な仲間達に心の拠り所を求めた方が
クルーとの心の交流を描けていい希ガス。
でもシンハロは欲しいよ
Vガンぐらいの活躍ならいいかな?
個人的には会話能力はピンクハロよりも落とし、ミネルバのマスコット&兄の思い出として存在するだけでいいと思ってる
心の拠り所でなくてもいいから、シンの分身としてマユを助けて欲しいな
マユが何かで落ち込んで、デッキで一人たたずんでる時に、
シンハロがころころルナマリアの足下に転がっていって、
ルナ「何かあったの?」
ルナ、シンハロ抱き上げると、シンハロいきなりルナの腕を抜け出す。
ルナ「ちょ、ちょっとどうしたの?」
シンハロ、少し先でバウンドして振り返る
ルナ「もう、何なのよ…」
そう言いながらついて行くお人好しルナ。デッキまでやってくる。
ルナ「で、ここに何がある…マユ?」
マユ「ルナ?」
で、まあ後は何か慰める(ゴメン話し思いつかん)
そんな二人をデッキの入り口でころころ転がって見ているシンハロ。
と言う感じで、シンハロもミネルバのクルーで、
マユの保護者頑張ってますみたいな感じが良いかなとは思う。
普段はやたら口が悪くて、アスラン見ると突っかかってるイメージがあるが。
戦闘のサポートもシンハロのお仕事
シンハロの汎用性は高い
>>213 そういう、無言のシーンの方が見せ場として映えるよな
饒舌ならいいってもんじゃない
シンハロとレイがアスランに嫌味言いに行くシーン想像したらワロス
「カタキ ハ トッテヤッタゾ凸」
「なんだと!?」
「やめて下さい。ハロの態度に問題があったことは認めますが、
ハロはあくまで戦闘サポート用のロボットです。 ハロ相手にムキなるなんて、正直困ります。
行くぞハロ」
「ヤーイ ヤーイ ツルッパゲ!」
シンハロを入れるんだったら中盤での『シンハロを胸の谷間に入れといたから助かった』イベントでの破壊が必須かと。
そこでついでにインパルスとセイバーも中破して、両方のパーツの無理矢理なニコイチの末にインパ改の
パワーアップイベント辺りと絡めたりするがヨロシ。
んで、シンハロが壊れて落ち込み気味なマユのために片腕骨折してる凸が悪戦苦闘しながらハロを直してやって
凸やその他ミネルバクルーに慰めてもらうイベントをやるか、『お兄ちゃん……護ってくれたんだ……』と
バラバラのハロの欠片に涙を落としつつ、『もうお兄ちゃんはいないけど……わたしは頑張るからね。
あんまり泣いてるとお兄ちゃんが天国にいけないもんね。お兄ちゃん、ハロ……今まで……ありが……』という
お兄ちゃん乗り越えイベントの二者択一。
好きなのを選ぶがヨロシ。
背景になろうと、ハロは不死身
ぶっ壊れて、お別れしても、誰かが根性で直して華麗に復活
Vガンのハロみたいにパイロット守る為に命投げ出して名誉の戦死を遂げても、戻って来て欲しい
ただ完全に元通りではない。初期は、機械では絶対に有り得ない何かを持っている「お兄ちゃん」だが
戻ってきたハロはもうシンの面影がないとか
セイバーとニコイチだったら、機動性と火力をアップさせる
フォースの上位装備的なセイバーシルエットが欲しいな、と
>>218のイベント終了後に実は生きていたシン登場とか?
種割れまでの未熟な時期はハロのサポート付きで頑張ってる方がいいな、ハロと仲良しで
ハロ戦死で種割れとか。
本編でも気になったんだが、
マユとルナ、レイ、メイリン達との出会いが気になるな。
普通にアカデミーで会ったんだろうが、家族亡くした直後のマユの事だから、
その当時は滅茶苦茶暗かったんだろうし、どういう経緯で今に至るのか気になる。
シンハロはラッキースケベではないのですか?
「マユ〜マユ〜」とか言いながらボヨンボヨン飛んでると、ステラやミーアの胸にぶつかったりするんだな
>>217 ヨウランとヴィーノの事も思い出してあげてください。
攻殻のタチコマみたいな性格のハロは?
>>221 ザムザザーとか、洞窟潜った後のゲルズゲーとか、
黒海での度重なる激戦で、サポートしていたシンハロのCPUに負担かかって、
クレタでついにオーバーロードであぼん。
ルナマリア機被弾大破、レイ機小破、ミネルバ全体の稼働率5割まで低下。
この瞬間、オノゴロでの事を思い出して、今度こそ家族を守るとばかりに種割れ。
と言う展開ちょっときぼん。間違っても、だが、しかし、しか言えない国家元首見ての種われは(゚听)イラネ。
>>220 連合でお面被ってるシンの記憶がちょっと戻るのもあり
第十二話
密かにオーブ接岸中のガーディ・ルー。ガイアの回収作業に立ち会うネオは、スティングにステラの容態を尋ねる。明らかに温度差のあるスティングは、ステラは任務失敗でいじけて、アウルは悪口ばかり言いながらもステラのそばにいる、と簡潔に説明した。
逆にスティングからは、これからどうするのかを尋ねられる。ネオは待機とだけいった。
太平洋連合艦隊司令官は、何度も命令の確認を行った。内容は同じ、ミネルバの撃墜。
進路上の連合艦隊がダガーLを展開し、命令を実行に移す。これに対し、ミネルバクルーは臨戦態勢に入った。ところが、ブリッジにいるカガリは、タリア艦長に応戦せずにやりすごして欲しいと懇願する。
カガリが乗ったことでより艦の防衛に気を使っていたタリアは、カガリの言葉の意図を察しかねていた。カガリは自分の経験から連合は戦争を仕掛けたがっており、これは戦争への布石にするつもりだと熱弁した。
ブリッジで押し問答が続く中、M1アストレイが単機で出た。ミネルバと無関係の機体ゆえに、戦闘に応じた。しかし、いかにパイロットの腕がよかろうとも、一対多、加えて敵パイロットを殺さないという戦い方は、M1アストレイを追い詰めていった。
連合艦隊の砲撃の中を行くミネルバ、武力行使に悩むタリアだが、カガリはあのM1アストレイが必ず突破口を切り開くという。そのカガリに抵抗を覚えたのはメイリン、この状況でミネルバが突破できても、あのM1アストレイを見殺すことになると反論した。
カガリはこの時、初めて感情的になった、それを承知で飛び出したのは自分の兄だと叫んだ。そして、その叫びはマユの耳にも届いた。
コアスプレンダーが飛び出し、メイリンが独断でフライヤーを射出。合体、フォースインパルス。
何か言いたげなカガリを制したタリアは、マユにミネルバからの支援及びこれ以上のフライヤーの射出はできないことを告げた。マユはそれを了解。正式にザフトの軍人ではない少女の暴走、対外的にはそういう筋書きで押し通すつもりだった。
戦争の発端になるという重圧は、ミネルバだけを苦しめたわけではなかった。ダガーLの動きは明らかに硬かった。何せ、相手を殺さないように戦っている二機のMSに遅れをとり始めたのだから。
ここで連合艦隊司令官は、また上からの命令を受け、頭を抱えた。
戦場、急に引き下がるダガーL。しかし、マユが不審に思った瞬間、連合の試作MAザムザ・ザーが現れた。
インパルスに劣らないスピード。見た目通りのパワー。そして一番厄介なのが装甲、ビームライフルもビームサーベルも易々と弾く。ならば装甲の薄い、特に背後を突きたいが、敵もさる者、二機相手でも背後を取らせてはくれなかった。
どういう訳かザムザ・ザーの方が執拗にインパルスやM1アストレイを狙ってくれるので艦の防衛に気を回さずに済むが、これが相手ではミネルバも危ない。
絶望的な相性の悪さに、M1アストレイは蹴散らされた。返す刀のザムザ・ザーのクローがインパルスに迫る。その瞬間、インパルスは上下に分離、別れた敵の間を通過するザムザ・ザー、合体したインパルスはその一瞬に見せたザムザ・ザーの背後を撃ち抜いた。
ザムザ・ザー撃墜も束の間、連合艦隊はダガーLを前に出し、再びミネルバに迫る。しかし、駆けつけたオーブ艦隊が足を引っ張る。無理な前進は連合艦隊の進路を阻み、無茶な砲撃はダガーLを退けさせる、わざとやっているとしか考えられない失態だった。
虎口を脱したミネルバ。こうして、彼等の長い一日が終わった。
インパルスはミネルバに帰ったが、M1アストレイは戻れるのにオーブ艦隊の手に落ちた。マユは、M1アストレイのパイロットの人に会ってみたかった。
だから、マユは当然知る由もない、そのパイロットがキラ・ヤマトであり、彼がマユの家族を奪ったフリーダムのパイロットであることを。
マユ「アスハの人って‥‥アスハの人って‥‥‥お兄ちゃんも大事にできないの!」
第十三話
ネオは、先日連合艦隊相手に大立ち回りを演じたパイロット、キラ・ヤマトを遠目に見る。キラが家族の仇と知ってはいたが、ネオにそれほどの感慨は沸かなかった。
ネオは、自分がシン・アスカだった頃を思い返す。思い返せば両親は人並みの幸せしか望んでない人で、その証拠に、マユとシンは健康面しか強化されていないコーディネーターだった。しかし、戦争はそのささやかな願いですら奪い去った。
その時の負傷で両足を失い、本当ならそのまま死んで終わるところを連合に拾われた。彼は選択すらさせてもらえぬまま、体を強化され、義足もつけられた。彼の場合、そのままの方が安定するという理由で人格や記憶の矯正はなかった。
それから間もなくして、彼は俗に言う汚い仕事をこなした。その仕事ぶりはジブリールの目に止まり、信頼を得ていく。その過程で、妹が生死不明であることを知り、妹のか弱さと現実の過酷さをよく知る兄は、妹の生存を諦めた。
彼はネオ・ロアノークと名乗り、自らを死人と嘯き、仮面を被るようになった。
己を死人などといっても、ネオには死ねない理由が増えていった。ジブリールとの共犯関係。エクステンデッドの有用性の証明。スティング・アウル・ステラという部下の存在、特にステラの無垢なる好意は、まだシンだった頃の彼を呼び起こす。そして、もうひとつ。
スティングと二人の時、彼は作戦前にネオの生まれ故郷に行ったと言う。ネオは自分の昔話を語る際、必ず固有名詞等を伏せてあったが、スティングはそれでも場所を特定した。そこで、スティングはマユ・アスカという少女に出会ったことを、ネオに告げた。
セイラン家のオーブの政権奪取に協力すべく動いた連合艦隊とファントム・ペイン。途中、ザムザ・ザーの実戦テストも入ったが、作戦の結果は上々だった。しかし、ファントム・ペインには次の任務が待っていた。
この任務が失敗すれば、連合とプラントの綱引きはオーブを中心に展開し、恐らくオーブの安息は約束されないだろう。これはセイラン家の要請ではない、ジブリール個人の判断である。しかし、今のネオは、誰よりもこの任務を完遂したいと思っていた。
任務、ミネルバの追跡。目的、カガリ・ユラ・アスハの暗殺。
ネオ「悪いな、ジブリール。次の任務、私情を乗せさせてもらう」
私信:>1を受けて>12,>37,>46,>116,>134,>138,>145,>149,>187,>198,>205,>228と連続したお話を書いてきました。
基本はアニメ本編なのですが、今の時点でアニメとはかなり違うものになっています。少し前のオーブ編と今回の第十三話がそうです。今後続けていく上でそういった部分は増えていくでしょうが、何卒ご容赦ください。
新作乙
キラをそうもっていったのか
>>231 総集乙!
しかし、こうやって見ると本編より面白い…
>>232 本編もな、総集編繰り返す暇があるならクルーのやり取りとか、
心理描写とかに尺を取ればいいんだが、そういう事は一切やらんからな。
で、AWACS(早期警戒管制機)とAEW(早期警戒機)の区別もつかんくせんに、
何か軍事っぽい(でも間違った)描写を入れる事には力入れるんだよな。
軍事用語なんか使わずに、「索敵型ジン」「長距離レーダー搭載型ジン」とかでいいのに。
個人的にはハイネ隊とか出して欲しかったな… >本編
オーブ戦で試作型デスティニーシルエット(一回きり)を使うとかさ。
いろんなifが出てくるから、このスレ好きだ。
>>235 ハイネ隊いいなぁ。オレンジショルダーのやつだろ?
マユ種(心の中で名付けたこのスレの名前)で是非だしてほすぃ。。
この前自由とやった時に出てきた部隊にハイネ隊を出せばいいんじゃないかね?
>>235 あのデスシルエットこそマユに相応しいと言って見る
>>229 ネオがシンというのは面白いけどフラガじゃないことによって後から矛盾点とか出てこないか?
メンデル関連の話が始まった時にどう繋げていくのか気になる。
>>237 自由の雪辱戦とか出来そうだな。
>>239 同意。
今の所、レイとの因縁も無いんだが、その辺も気になる。
(案外レイとの因縁は無いものになるかもしれんが)
241 :
602:2005/06/26(日) 10:51:32 ID:???
>>205 定食屋で相席ってのにワロス
その4人って何注文するのだろうか?
良スレハケーン(・∀・)
マユの…
フレッツCM…
>>237 ウィラード隊所属オレンジショルダーズ?
自分としては、
ディオキアでハイネに遅れて、数名が合流(副隊長と隊員二名の小隊)
MSはハイネから譲り受けたザクファントム(緑に再塗装)とオレンジショルダーのザクウォーリア
ダーダネルスでのオーブ戦で、マユたちヒヨッ子にベテランの力をアピール。
このとき、ハイネでなく副隊長が殉職。 → ハイネ凹む。 → マユに励まされさらに凹む。
クレタでのオーブ戦でハイネ小隊全滅。(フリーダムにグゥルを破壊され、そこを狙い撃ちされ)
敵と言わんばかりに、グフがAAに特攻w → AAを守ろうとしたムラサメ3馬鹿に撃墜。
エンジェルダウン作戦に、宇宙に残っていた元ハイネ隊が降りてきて参加。
「隊長の無念を晴らす!」とか。
フリーダムにダメージを与えたのは、マユを除いては彼らだけ。
>>245 ダーダネルス戦後、ミネルバにて。
マユ「(どうしよう…パイロットは寝とけって言われても、眠れないよ…。私を庇って死んじゃったんだもの、ラップさん…)」
とぼとぼと甲板に出て、黄昏るマユ。ハイネ隊副隊長ラップ・ザ・プライドは、マユのインパルスをフリーダムのビームから庇い、ダーダネルスの海に散ったのだった。
フリーダムも許せないが、それ以上に許せないのはフリーダムに隙を見せ、こんな結果を招いてしまった自分自身だった。
マユ「(…ラップさん、あの中にいるのかな…)」
マユは夜空を見上げた。そこには星が幾つも輝いていた。
マユ「あれ?」
マユはあることに気づいた。どこからともなく、ハーモニカの音色が聞こえたのだ。
マユ「誰だろう…こんな時間に」
マユは音がする方向へ向かった。すると、そこにいたのはハイネだった。
マユ「ハイネさん!」
ハーモニカがぴたと止まった。
ハイネ「お嬢ちゃんか…どぉしたのこんな時間に。ちゃんと寝てなきゃダメじゃないの」
マユ「寝てなきゃいけないのはハイネさんも一緒ですよ」
ハイネ「そりゃそうだわなw」
マユ「あの、さっきのハーモニカって…」
ハイネ「なんだ。聞かれちゃってたのか」
マユ「はい…ハイネさんて、ハーモニカ上手ですね。今度私にも教えてくださいよ」
ハイネ「ああ、いいぜ。そのうちな」
そういうとハイネは、またハーモニカを吹き始めた。波間に漂う音色をマユはただ聞いていた。
やがて演奏が終わると、マユは拍手を送った。
ハイネ「ご静聴ありがとうございました」
マユ「素敵でした!」
ハイネ「だろ?これはな、ラップが作曲したんだ」
マユ「え…っ?」
ハイネ「眠れなかったんだろ…あいつのこと考えてて?」
マユ「…はい」
ハイネ「大事な人が突然いなくなる…それが戦争なんだよ…でもな、いつまでもいなくなったヤツのことばったり考えてちゃあダメだ」
マユ「早く忘れろ、って意味ですか?」
ハイネ「そうじゃねぇよ。そればっかりひっかかって、今度はお嬢ちゃんが墜とされたら、ラップのヤツ浮かばれねぇぜ?ラップが死んだ意味をよく考えるんだな」
マユ「よ、よくわからないよ…」
ハイネ「だからさ、つまり、子供は早く寝なさいってこった」
マユ「こっ、子供じゃないもん…」
ハイネ「(…俺も人の事言えねぇな、まったく)」
>>245 それだったら黒海でミネルバ守るべく奮戦して、ハイネ小隊全滅でもいいかなと思ってみたり。
クレタでは、セイバーサイコロステーキ、マユ種割れ獅子奮迅、アウル戦死、馬場の特攻、トダカ特攻と、
色んな見せ場が多すぎるからな。そこにハイネまでが加わるともう何が何やら。
まあ、さらに本音を言うなら、ハイネを死なせた相手と知って尚、マユがステラにどう接し、
そこからどう成長して行くか見てみたいなあと思ってな。
凸にこれ以上悩みの種を増やすと誰が主人公やらってのもあるし。
248 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/27(月) 19:41:21 ID:iErraT6t
>>205 これのちょっと前、ぐらいに話を妄想。ユウナとシンとの出会い。
オーブ軍本部。
「大西洋連邦軍特殊部隊ファントム・ペイン隊長ネオ・ロアノークです。」
「オーブ軍最高総司令官ユウナ・ロナ セイランです。」
「セイラン家の連合への御協力感謝します。」
「この国のことを考えてのことです。例え大西洋連邦が僕の妹を殺した国でもね。」
「妹君がお亡くなりに」
「先の大戦でね。逃げ遅れた。」
「・・・・・・」
「僕とて、大西洋連邦は憎い。しかしこの国がいきていくためにはしかたがに。
シン・アスカ大佐、ちょうど貴方が大西洋連邦の犬になったようにね。」
「・・・・・!、どうしてそれを」
「父はロゴスから復興資金をださせるために、ある弱みを握ったたんだ。それが
エクステンデットのことだ。エクステンデットについて書かれて機密書類に君のことに
ついて書かれていた。」
「俺がオーブの人間だったらなにか問題があるというのか」
「僕はオーブを愛している。カガリが言う事もわかる。でも今はそんなことを言っている
暇はない。だから今回の作戦は必ず成功させたい、ただそれだけだ。」
「俺の部隊は配置につきます。ではのちほどセイラン閣下」
>>248 >この国のことを考えてのことです。例え大西洋連邦が僕の妹を殺した国でもね
ユウナに妹・・・・?
>>246 良いねえ、ラスト4行好きだなあ
その後ED2が流れてきたよ
252 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/27(月) 22:35:55 ID:gw38MI+n
>>250 ネオ「大西洋連邦軍特殊部隊ファントム・ペイン隊長ネオ・ロアノークです。」
ユウナ「オーブ軍最高総司令官ユウナ・ロナ セイランです。」
ネオ「セイラン家の連合への御協力感謝します。」
ユウナ「この国のことを考えてのことです。例え大西洋連邦が僕の妹を殺した国でもね。」
ネオ「妹君がお亡くなりに」
ユウナ「先の大戦でね。逃げ遅れた。」
ネオ「・・・・・・」
ユウナのセリフだと思うんだが
>>252 ユウナの名を騙っているサハクか?
っていうぐらい、へたれ度がなくなっているな。
悪いとは言わんが。
俺は、へたれで私情はいりまくりだが、どこか憎めないのと、
現実はある程度見えてるし、半泣きでも指揮官席から離れない、
ちょっとは見所あんじゃねえかなと思わせるユウナの方が好きではある。
255 :
246:2005/06/27(月) 22:54:47 ID:???
>>251 ありがとうございます!
携帯なのでラスト4行がどこだかいまいちよくわかりませんが(ぉ)
>>253 ちっちゃなミスは気にしてられない♪
大事な何かがその先にあ・る・ぞ♪
ちっちゃなミス
>オーブ軍最高総司令官ユウナ・<ロナ> セイランです
しつこいようだが
>>255 ちっちゃなミスじゃないぞ。
会話が決定的に破綻してる。
まるでマユがユウナの妹ってことになってるとしか受け取れん。
258 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/27(月) 23:31:49 ID:2+MLRlmR
>>257オーブ軍本部。
「大西洋連邦軍特殊部隊ファントム・ペイン隊長ネオ・ロアノークです。」
「オーブ軍最高総司令官ユウナ・ロナ セイランです。」
「セイラン家の連合への御協力感謝します。」
「この国のことを考えてのことです。例え大西洋連邦が僕の妹を殺した国でもね。」
「妹君がお亡くなりに」
「先の大戦でね。逃げ遅れた。」
「・・・・・・」
「僕とて、大西洋連邦は憎い。しかしこの国がいきていくためにはしかたがに。
シン・アスカ大佐、ちょうど、僕と同じように妹を失った、貴方が大西洋連邦の犬になったようにね。」
「・・・・・!、どうしてそれを」
「父はロゴスから復興資金をださせるために、ある弱みを握ったたんだ。それが
エクステンデットのことだ。エクステンデットについて書かれて機密書類に君のことに
ついて書かれていた。」
「俺がオーブの人間だったらなにか問題があるというのか」
「僕はオーブを愛している。カガリが言う事もわかる。でも今はそんなことを言っている
暇はない。だから今回の作戦は必ず成功させたい、ただそれだけだ。」
「俺の部隊は配置につきます。ではのちほどセイラン閣下」
一部なおしました、これで勘弁してください。
なんだかよくわからなくなってきたよ…
個人的にはシン=ゲン・ヘーアンが一番しっくりくるんだけどなぁ
>>259 つまり君は本編のファントムペイン+シンって構成がしっくりくるのかな?
ネオ=シンだと、強化人間3人を結果として道具として扱う悪いおっさんのネオもいなくなるしな
262 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/27(月) 23:53:41 ID:2+MLRlmR
>>258続き。
オーブ軍本部
「ファントム・ペインがミネルバ追討の任をうけたようです。セイラン閣下」
「ネオ・ロアノーク大佐ならやってくれるはずだ。」
「それはあの男の能力に基づいた信頼ですか」
「それもある。だが、一番大きいのは彼の心情的なものだ。」
「心情的なものとは?」
「まず第一に、彼はアスハ家を憎んでいる、なにせ前代表が大西洋連邦に降伏
するか、プラントに協力を頼めば,彼の家族は死ぬ事はなっかった。そして、第二、
彼はオーブを愛している、ということだ。」
「閣下、あなたはさきほど」
「僕は彼がアスハ家を憎んでいるといっただけだ。オーブは憎んでいるとはいっていない。
オーブは彼がシン・アスカだったころの思い出が詰まっている場所だ。そこが無茶苦茶になること
を彼が望むと思うかね」
「いえ」
「彼は深層心理的にオーブを守りたいと願っている。今、この国際状況下でカガリが亡命することが
オーブにとってどれでだけ不利なることかわ分かっている。だから彼は、必死になってミネルバを追うだろう、
郷土をまもるためにね。ジブリールもそこらへんのことを分かっていて、彼にこの任をまかせたのかな。まあ
どちらにしよ、このことはジブリールが勝手にきめたこと。彼の心中を知る由もないがね」
263 :
257:2005/06/28(火) 00:13:19 ID:???
ダーダネルス、オーブ戦にてインパルスが武器破壊されたあと
ネオ「ふむ…ゲンを出す。ストライクMk-IIと、IWSP-II改「コード:FATE」の準備を」
将校「しかし、それはまだ未完成では…」
ネオ「あの艦が現れてから、明らかにオーブの動きが鈍くなったろ。
ここは退きたいところだが、その前にミネルバに直接ダメージを与えたい」
ゲン「ストライクMk-II、行くぞ!」
アーサー「あああ! あの黒いのまで来た!? なんか凄い装備積んでます!」
タリア「マユ、コアスプレンダーは無事ね? もう一度飛べる?」
マユ「はい!でも、残りのフォースシルエットは調整中で…」
タリア「デスティニーシルエットの射出を許可します。本艦の守りを頼むわ」
アーサー「デデデ、デスティニィシルエットですか!? アレはエネルギーが…」
タリア「分かってるわ。ただし、本艦からは離れない事。無理なら直ぐに戻ってきなさい」
メイリン「コアスプレンダー発進どうぞ! デスティニーシルエット射出!」
265 :
続き:2005/06/28(火) 02:55:13 ID:???
キラ「黒いストライク!? くっ!」(他機とのじゃれ合い中)
アスラン「キラとストライクか…くそっ!」(スティングと格闘中)
ゲン「落ちろ!」(照準:ミネルバ)
マユ「ダメーーーーーーーー!!!」
ゲン「なっ!?」
ネオ「ちっ」
ゲン「邪魔だ!」(ソード構える)
マユ「ううぅ…」(ソード対ソード)
メイリン「インパルス、エネルギー危険域です!」
アーサー「えええ!? やはりエネルギー消耗が」
タリア「(やはり無理ね)デュートリオンビーム照射。 アスランに援護させてマユを下げて!」
ネオ「互角か…ゲン、取りあえず退け。スティングたちも戻ってる。」
ゲン「うおぉぉぉぉ!」
マユ「きゃあぁ!」(胸部中破、コアスプレンダー緊急離脱)
ゲン「ネオ、俺はまだいける!(コアスプレンダーのコックピットに照準)
…ん? (ブロックモード発動) うわぁぁあぁっぁぁ!!!」
ネオ「言わんこっちゃない。アレは負担も半端じゃないんだ」(勘違い)
>>759-761 俺は、アウルかスティングのどちらかをリストラして代わりにシンを入れたいな、と思ってるが、どっちをリストラするか決めかねてる
大人の事情とか、物語に裂ける尺を考えたら、重要キャラ一人増やしたら重要キャラ一人削らなきゃいけないと思うんだ。
そういう意味じゃシン=ネオは良策なんだが、シンの若さでネオの持ってた狡猾さ・容赦のなさに説得力出せるかと言うと……。
第十四話
オーブを脱出したミネルバ。ブリッジでは、ミネルバ艦長・タリア、元オーブ元首・カガリ、通信で参加のプラント最高評議会議長・デュランダル、そしてインパルスパイロット・マユで、非常に政治的な話し合いが行われた。
マユは、オーブでの戦闘行為の責任を追及されるため、こんな場違いなところにいるのだと考えた、カガリの存在を意識すると居心地の悪さはさらに増す。ところが、その話題は早々に上り、処分はタリアに委ねられただけだった。
ミネルバの食堂、ルナとメイリン。妹は、姉に大きな不安を打ち明けていた。マユの処分について、である。メイリンの独断もマユ暴走の範疇に入っているので、マユの罪が水増しされたのではないかと、気が気ではない。
しかし、ルナはさして心配しているようでもないので、専らメイリンを落ち着かせることに心を砕いている。一応は、メイリンを落ち着かせて、二人は食堂をあとに。
そんな姉妹のやり取りに聞き耳を立てていたヴィーノとヨウラン。ところが、覚えているのは妹の狼狽ぶりばかり、二人の会話はおのずとマユに下される処罰に集約される。
しばらくして、佳境に入った整備士二人の話は、食事休憩をとってきたアーサー副艦長の耳に入るのであった。
オーブ事件や地球の説明をタリアとカガリから受けたデュランダルは、戦争そのものが目的ならガンダム強奪は連合の手によるものかもしれない、と漏らす。タリアはその意見に否定的だが、カガリは有りうる話と感じる。ちなみに、マユは黙ったまま。
ここで、デュランダルからマユにザムザ・ザーと手合わせした時の率直な感想を求められた。マユは、ここにいる理由がやっとわかった。
妹の言葉が気になったルナは、杞憂と知りつつもレイに相談。彼は開口一番、議長はそんなことしないと断言した。最悪、あっても除隊処分でその後の面倒はちゃんと見てくれるとも付け加えた。
ルナには予想通りの返答だった。議長がレイの養父であることは知っているが、実際耳にタコができるほど、ルナはレイからデュランダルの素晴らしさを聞かされている。そんなレイの身びいきを差し引いても、ルナも概ね同じ見解だった。
その頃、アーサーはメイリンを抱えて医務室にいた。
ヴィーノ達の話を聞いて不安になったアーサーは、より詳しい話を聴くためにメイリンの元へ。ヴィーノ達の誇張が多分に混ざったマユが受けるであろう極刑のおぞましさに、メイリンは気を失った。
その医務室で、「マユはインパルスに蝕まれている」という自説を曲げない医者の言葉にあてられて義侠心をたぎらせたアーサーは、何一つ事実確認をしないまま、マユのために決起した。
マユはザムザ・ザーとの戦いを一通り語った。新技術だけを勝算に戦争を仕掛けてくる訳ではないだろうが、その性能にデュランダルは素直に驚いた。
デュランダルの都合で、この会談は幕を引く。デュランダルは非常に有意義だったと述べ、一番に退席。マユもそれに続く、この居心地の悪い場所から抜けたかった。
退室したマユがそこで目撃したのは、外で護衛をしていたアレックスに締め上げられるアーサー副艦長の姿だった。アレックス曰く、やたらと興奮していて危険そうだったから。
さらにアレックスはその姿勢のまま、マユに処分がどうなったのかを尋ねる。マユは極刑は免れたことを伝えると、アレックスは微笑んだ。ついでにアーサーも締められたままで微笑んだ。
アレックスはともかく、アーサーの苦しげな中で作られた精一杯の笑顔を、マユは非常に気味悪く思い、そそくさと足早に去っていった。
マユ「どうしたんだろ、今日のアーサーくん。ちょっと気持ち悪かったけど」
>今日のアーサーくん
>アーサーくん
>くん
マユのアーサーの評価低っ!
それがマユクオリティ
270 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 18:01:43 ID:CBi5Q9Pn
271 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 18:16:38 ID:CBi5Q9Pn
>>262の続き。オーブ軍本部
ユウナ「情報部長、例の件について調べはついたかい」
情報部長「申し訳ありませんまだ」
ユウナ「なるべく早く結果をだしてくれ」
部長「しかし、閣下何故マユ・アスカの安否が気にかかるのですか」
ユウナ「彼女がネオ・ロアノーク大佐の妹だからだよ。大西洋連邦の中枢
にいる人間の親類を人質にとるということは色々利用価値があるからね」
情報部長「閣下は嘘をおつきになりましたね」
ユウナ「なぜそう思うだい」
情報部長「なんとなくでう」
ユウナ「実際に利用価値があるから君にやらせているということは本当だ。だが
もしかしたら僕は彼に妹と会わせてやりたいだけなのかもしれない。もっとも死人
である彼に妹と会わせても彼をかなしませることになるだけだが」
情報部長「妹を失った人間としての感情もあるということですね、閣下」
ユウナ「そう、思われてもしかたがないね」
>>267 アーサー…報われねえ…(つдT)
まさしく思春期の娘を相手にしているお父さんだな。
面と向かって「ウザい。」とか言われないだけマシか?
>>243へ、こんなんでいいかな
マユでフレッツ、いっきまーす
マユ「私、マユ・アスカ。ガンダムSEED ディスティニーの主人公なの」
ルナ「うそくさ〜」
レイ「それはないだろう」
タリア「大人をからかってるの」
マユ「嘘じゃないもん」
ナレーション「本当です。(以下略)」
マユ「やっと信じてもらえるー!」
おまけ(1クールの終わりくらい)
キラ「ガンダムSEEDの新作が始まるから、主役の僕はまた忙しくなると思うから、
ラクス、君に寂しい思いをさせるかもしれない」
ラクス「あの、キラ。ガンダムSEEDディスティニーなら、もう放送していますわ」
SE:がーーーん。
ナレ「こんなことにならないよう(以下略)」
キラ「なんで誰も教えてくれなかったんだー!」
素朴な疑問
ゲ ン っ て 誰 ?
>>275 >>1さんが過去スレの「シンが生きていたら」設定をまとめた
>>10さんがシンにゲンという名前をつけてオリジナルMSを発表
>>172-182で更にそれを補完するSSが投下
こうしてシン=ゲンが定着してしまいましたとさ
シンの別名はゲンじゃなくてもいいみたいな話は出てる
気に入らなければ脳内でお好きな名前を付けて下さい
277 :
10:2005/06/28(火) 21:35:06 ID:???
だってもしシンが地球軍にいるならそのままの名前でくるわけないし、すぐマユにばれちゃうでしょ。
シンは清(中国王朝)のつもりで、元。飛鳥だから平安。名前は単なる思いつきだから今からみんなで決めるとか?
別にそのままでいいんじゃね?
まぁゲンは分からんかったが、アスカ→ヘーアンは思いっきり分かりやすかったし
>>184に元ネタが書いてある。
俺は理解できなかったが。
一時期、シンの所持品に書いてあったマユの名前「M.A」に
由来した名前にするとかいう案もあった。
281 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/28(火) 23:39:09 ID:u+C4+ihT
ジブリールが好みそうな詩的な名前を考えた。
ベルセルク 主神オーディンの加護をうけ、戦いのとき荒れ狂う狂戦士。
ヘズ 知らずに自分の兄バルハドを殺す神。
知らず知らずのうちに妹と戦う運命になったということで兄弟ではないが
ヘズ・ベルセルクってのはどうだ。
282 :
案2:2005/06/28(火) 23:43:05 ID:u+C4+ihT
死を司る女神ヘル
死者の国 ニブルヘイム。
男だがこの二つをあわせヘル・ニブルヘイムってのはどう
283 :
10:2005/06/29(水) 00:12:53 ID:???
サブナックも
アンドラスも
ブエルも
天使かなんかの名前だから、たぶん、
オークレーも
ニーダも
ルーシェも
天使の名前。
だから
>>281>>282みたいなノリでいいと思う。
サブナク、アンドラス、ブエルはソロモン王72柱の魔神ですな。
まぁ普通に武装名からしてあちこちから適当に取ってるから、適当に神話やら何やらと絡めたほうがジブ好みになるかな
>>284 オーブで拾ってきた…ならばそれにちなんだ名にしましょうか。
とか言って、日本書紀とかから取りそうな気がしないでもない。
フジとかどうか?
双子じゃないけど、ジェミニ。
いすゞにジェミニの他、アスカって車があった。
あとは、日産の某ラングレーの兄弟車、リベルタ(意味は「自由・独立」)。
(いろんな方向に)皮肉ってて良いと思う。
289 :
案3:2005/06/29(水) 17:07:27 ID:HHVWo1qI
ヒテン・ケルビム 飛天は仏教の神様みたいなもの。日本風。
ゲルビムは西洋の天使。
ヒテン・ガルダとかでもいいと思う。
>>229、
>>267からの続き
第十五話
ザフトの勢力圏を目指して洋上をいくミネルバ。
ミネルバにそうさせた原因である元オーブ元首・カガリ、彼女はアレックスが止めるのもきかず、ミネルバの雑用を買って出た。カガリの真面目な仕事ぶりと親しみ易い人柄は、すぐにクルー達に認められた。しかし、マユ以外は。
タリアは、独断での戦闘行為によるマユの処分を雑用全般で片付けた。そのため、マユとカガリで同じ仕事をすることもあったが、何をいっても返ってくる言葉はただ事務的で、全く心が篭もっていない。
タリアからマユがオーブ難民であることは聞いていた。だから、カガリはマユのことが気になった。何も、いきなり仲良くなるつもりはない。ただ、恨み言でも何でもいいから、言葉を交わしたかった。でも現実は、それ以上の拒絶だった。
ミネルバをとらえたガーディ・ルー。ネオが攻撃命令を下すより早く、アウルのアビスが飛び出し、スティングのカオスも仕方なく飛び出す、最後にステラのガイアが続く。ネオはガーディ・ルーに待機を命じ、リーはそれを復唱した。
ミネルバの対応は素早く、マユのインパルス、レイとルナのザクを即座に展開する。
モニター越し、リーが、自分達が苦戦していると呻く。それはネオにもわかっているし、原因もわかっていた。ミネルバ側の連携が格段に巧くなっているからだ。インパルスの分離・合体の際、ザクの援護がスムーズに行われている。
ネオは思案の末、自身も出撃するといった。
確かな優勢に勝利を確信するミネルバに、ガーディ・ルーより放たれたネオの駆るウィンダムが迫る。狙いは艦のみ。それはさせないとインパルスがビームサーベルで刺突。しかし、ウィンダムはそれを切り払い、逆に海に叩き落した。
ルナのザクは敵の機動力に追いつけない。ウィンダムよりミネルバを襲う致命的な一撃、そこにレイのザクが割って入り、身を挺して防いだ。さらにザクのヒートホークはウィンダムに一撃を加える。
ネオは撤退を指示。ガンダム三機も、攻撃をし過ぎと受け過ぎで、エネルギー残量が底をつきかけていた。
ルナは深手を負ったザクに呼びかける。メイリンは海に浮かぶインパルスに呼びかける。どちらからも返事はなかった。ルナも、メイリンも、必死に呼びかける。しかし、返ってくるのは沈黙だけだった。
ネオ「相打ち?狙うな、そんなもの!」
291 :
案4:2005/06/29(水) 19:30:45 ID:DurH5FMV
ムニン 北欧神話の主神オーディンの大ガラス。記憶と言う意味。
アルヴィース 北欧神話にでてくる小人、知らないものもはないという。
記憶も失われ、なにも知らないシンに逆説の意味を込めて、ムニン・アルヴィースって
のはどうだ。M・Aだし。
>>291 ムニンってのは「無人」と書けば人で無い、とも読めて実にブルコスのコーディネイター観が
出てて面白いな。
でもageんな。
シンの名前、日本書紀から色々考えたが何かあんまりだな。
トツカ=タケハヤぐらいか、何とか考え付いたのは。
トツカはスサノオの命がヤマタノオロチを退治した十拳(とつかの)剣から。
タケハヤはスサノオのフルネーム、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)より。
ちなみにスサノオはマザコンだたり、DQNだったり、英雄だったり、
何気に最初の和歌を詠んだりする芸術家肌だったりと、様々な側面を持っているのでシンピッタリかなと?
探していたら阿須波神(アスハ)ってのもあってビックリした。家を守る神様だそうだ。
タケル・エドとか……ダメだ自分で考えて普通に格好悪いorz
ナラっていう姓が使いたいけど、ウズミのミドルネームで既出なんですね
立場も性格も名前も変えたら完全なオリキャラになりかねんが
ゲンのストライクMk2が増加アーマーをパージして、物凄い速さで
ミネルバMS部隊を翻弄するのが見てみたい漏れがいる。
>>295 あくまで偽名。何故か無線が筒抜けになるガンダムの世界。
偽名使っておかないと最初の接触であっさりお兄ちゃん生存がバレてしまう。
>294
シゲオ・ナラ
SSの設定をそのまま使うならただのソキウスでいい気もする
ラスト・ソキウスとかで・・・アレ?どこかにラストさんっていたような?
300get
もうネオ=シンでイインジャネーノ
そんでう印ダムの次にでもストライクに乗せときゃ万事オッケー
ロンド・ミナ・サハク=イザナミ
ロンド・ギナ・サハク=イザナギ
ムラクモ・ガイ=アメノムラクモ
が元ネタらしい
>>300 でもネオって大佐だよね?
オーブで拾ったコーディのガキをいきなり大佐にする? 非現実的。
だいたい階級が大佐なのはネオの正体がムゥで、
一度死んだ身である事の皮肉を利かせてのものだと思っているんだが。
>>300シンがオーブで拾われたのが18だとまあ、許容範囲かな。そうなれば
本編にでてくるのが21.ハマーン・カーンやシャア(ファースト)より年上だから。
304 :
291:2005/06/29(水) 23:16:51 ID:???
>>292 それは考えた俺も気づかなかった。思ったよりいいかも。
だいたい種→種運命が1年ってのがいかん。
ファースト→ゼータが7年だっけ?
エドはアストレイに居るよね。
切り裂きエドことエドワード・ハレルソン…
ソードカラミティのパイロット…
>>308 ワロタw
でも、このスレの今の展開だとシンをザフトにするのは難しいんじゃ…
マユ種でのジュール隊は気になるけどなぁ…
双方お互いが生きてるは知らず、ジュール隊、ミネルバにそれぞれ就任
駄目かwww
>>310 他スレを侵略せず
他スレの侵略を許さず
他スレの争いに介入せず
>>290から続く
第十六話
マユは手術台の上にいる。体は動かない。周りに白衣を着た人達。皆メスを持っている。マユは、この人達が自分の体を解体したがっていると知っていたから、とても怖かった。
夜、ミネルバの医務室のベッド。跳ね起きたマユ、その小さな体を抱きとめたのは、マユの看病をしていたカガリだった。とても怖い夢にマユはびっくりして慌ててしまったが、インパルスが海に落とされた衝撃で意識を無くしたことを思い出し、落ち着いた。
マユはカガリから離れようとするが、ミネルバが大きく揺れ、再びカガリの胸に沈んだ。ミネルバは戦闘中だった。アビス・カオス・ガイア、さらにウィンダムとガーディ・ルーもつぎ込んでの総力戦、対するミネルバはルナとアレックスの乗ったザク二機。
外を見ずとも、艦の揺れ具合でどれだけ不利かが伺える。体調はかなり悪いが、マユはそれでも戦おうとする。カガリは止める。そして、カガリは、敵の狙いが恐らく自分であることを看破した上で、ミネルバのために我が身を差し出す決心を、マユに告げた。
マユは思い切りカガリを殴った。血路を開くために戦ったカガリの兄と、何より今戦っているクルーの皆を思えば、手を上げずにはいられなかった。
カガリを振り払い、マユは戦場へと向かう。医務室から出る前、同じくベッドに横たわっていたレイが続く。体が言うことをきかない者同士、やることまで同じだった。
マユは思う。理念が人を殺すことは身を以て知っている、カガリもそれで大事な人を亡くしたことを知っている。為政者の娘だから、それを犠牲で片付けていると思った。でも本当は、他人の犠牲を一番嫌う、どうしようもなく甘ったるいお姫様。だから、放っておけない。
レイが思ったこと。敵を何とか相打ちにまで持ち込んだ。その無茶は意識不明の重態に導いた。その中で幾度か意識がつながった時、いつもそばにいるルナの姿。
絶対に切り抜けてみせる。思い描くものは違っても、二人は強くそう思った。
半病人の二人が出撃しようとしても、それにどうこう言えるほどミネルバに余裕はない。出撃前、マユはある思いつきを口にする。レイとルナはそれに乗り、メイリンも了解。一連のやりとりを聞いていたタリアは、その思いつきはもっと大物が狙えると考えた。
ミネルバが敵MSへの分厚い弾幕を展開する最中、マユのコアスプレンダーが発進、続いてフライヤー二機も発進。それにいち早く反応したのはネオ、合体の瞬間を狙って体ごとぶつけてくる様に切り込んでくるウィンダム。
しかし、マユは合体せず、全機散開した。一機飛び出したウィンダム、それに逆に切り込んできたルナのザク。揉み合いながらも何とか引き剥がし、ウィンダムは空中で体勢を立て直す。その時、ウィンダムの動きが止まる一瞬を、レイのザクは確実に撃ち抜いた。
ネオが撃たれ、動揺の走るステラのガイアにインパルスが突っ込んでくる。ビームサーベルで受けようとするが、それもろとも、ソードインパルスはガイアを切り裂いた。
再び分離、そして上昇。アウルは追おうとしたが、スティングが今ザクに狙われていると怒鳴る。直後、ザク三機の銃撃。応戦しようとするガンダム二機の頭上高く、インパルス合体、ブラスト。二人が気付いた瞬間、二機は十字砲火に飲み込まれていた。
危機的状況の僚機を収容すべく、リーはガーディ・ルーの前進を命じる。しかし、それに待ったをかけたのは、その危機の只中にいるネオだった。ミネルバの本命はガーディ・ルーで、近づいてきたところを一気に沈めるつもりだと推理した。
タリアは、敵艦の挙動からこちらの狙いが知れたことを察する。即座にMSへ集中していた攻撃をガーディ・ルーに絞り込む。MSへの支援を行わせないために。
ものの見事に形勢がひっくり返った。ネオは、個別に離脱し、後に合流を指示。ただ、今回の任務にネオの個人的な思い入れを感じ取っていたリーは質問を返す。ネオはそんなものに部下を付き合わせる気はないと断言。ファントム・ペインは個別に離脱していった。
次々に戻るザク、華々しい勝利の喜びを分かち合うクルー達。そして、着艦したコアスプレンダー。メイリンが呼びかけるも返答はない、代わりに小さな寝息が聞こえてきた。メイリンは、そっとしておこうと思った。
夜が明ける。もうすぐ、プラントの勢力圏だ。
メイリン「マユ、マユ?‥‥‥‥マユ、おやすみなさい」
福田を今すぐ降ろして
>>312にヘブンズベースからの戦闘を描かせたい俺ガイル。
314 :
案5:2005/06/30(木) 23:12:48 ID:???
シール 北欧神話に出てくる農奴の妻。名前には奴隷という意味があう。
アーイ 農奴の種族の祖。
奴隷っぽい感じでシール・アーイ。実はシン・アスカと同じS・I
315 :
案5:2005/06/30(木) 23:13:56 ID:???
このスレで、ストライクフリーダムを出すとしたら
連合製にして、シンの機体にするというのはどうでしょうか?
316 ストフリはキラに乗せて天国基地戦、あとはセンチネルみたいな外伝主人公でいい希ガス
>>316 ストライクフリーダムはシンの戦い方(どつきあい)に合わないからな〜…
遠距離戦主体だし、接近戦が得意なシンの機体とは何か違う気がする。
俺的には寧ろインフィニットジャスティスの方が合っていそうな気がする。
そんなに本筋から外れていいんだろうか?あくまで、シンとマユを入れ替え、それに付随する周囲の変化と本編で触れられていないキャラの掘り下げ的なものに留めておいた方がいいのでは?
あと、ゲン(仮)は、ネオと交代するのか?それともエクステンデントに一人足すか、アウルorオクレと交代か…決まってなくないか?個人的には、ネオと交代はよくないと思うぞ。
シンが乗る機体は連合製のフリーダムがいいんじゃないか?
>>319 よく分かった。それでストーリーを書くんだ。
皆が好き勝手に妄想しているだけだからなこのスレは。
お前のマユストーリーをここにうpしる。
ネオ=シンだとキュベイ。
ゲン=シンだとメッサーラ
俺的にはアウル、オクレ、ネオ、リストラでリーを空気キャラのまま隊長に昇進。
んでっもてゲン(仮定)とステラのカップリングにする、てのがベストだと思う。
ここはマユスレなのに、何故かシンin連合をを主人公にした
「ファントムペイン戦記」が読みたくなってきちゃった俺…
だがそれでいい
マユ種はそれぞれの中にある
カガリ「我が同胞を守ってくれていたのか!?」
マユ「人は皆、人ですから」
カガリ「優しいな」
最初のほうはマユが主役とはっきり分かるスレだったが今じゃシンが主役食ってるな。
>>327 オレもそうなるのが簡単に予想できたから「シンは本当に死んだマユ種デス」をずっと考えてた
シンは主役の時は目立てなかったのに・・・
「名脇役」にするなら良い立ち位置なんだろうな
マユデス・ジ・エッジの主人公は連合シンか
そろそろ誰かネタ投下で軌道修正きぼん
1話、ラッキースケベのシーンでステラの胸に顔を埋めるマユ
>>333 ステラ「…!?」
マユ「わ…!ご、ごめんなさい!」
ステラ「大丈夫…?」
マユ「う、うん…大丈夫。」
ステラちょっと微笑んで
ステラ「良かった…」
オクレ「おーいステラ、何やってるんだ?」
ステラ「それじゃあ…行くね…」
ステラ立ち去る。マユ、ステラの方ジッと見たあと視線を下にやる。
ヨウラン「どうしたんだ、マユ?」
マユ「う、ううん、何でもない…」(何時か、絶対あれぐらいに大きくなるもん!)
335 :
319:2005/07/02(土) 00:14:20 ID:???
>>172-182を書いたものです
なんとなくファントムペイン戦記を妄想してみました
といってもシンが彼等に出会うまでですが
以下投下しますのでお目汚しを…
また長くなってしまいましたが
337 :
1/15:2005/07/02(土) 04:29:02 ID:???
短剣の名を持つ鉄の兵が3機
3本の短剣は別の鉄の兵を追っている
突然追われていた鉄の塊が反転
光弾が一本の剣を襲う
バシュッ…
乾いた音と共に短剣の持つ盾が朱に染まる
反応が遅れ己が盾で逃れるのがやっとだったのだ
「この、ダガーめ!なんて動きが鈍いんだ!
新型とは比較にもなりゃしない!」
残りの二本の短剣も撃たれた短剣に動きをあわせる
彼らがフォーメーションを崩さないのは日ごろの訓練の賜物か
「大西洋連邦の連中、良い機体導入しやがったな。
あのバックパックには何が仕込んであるんだ?」
動きをあわせた一人が毒づく
「二人とも、泣き言を言うな!日ごろの訓練は何のためだ!
フォーメーション3!一気に叩きに行くぜ!」
残りの一人の叱咤とともに再び彼等は動き出す
短剣とは違う鉄の塊―ウィンダム―を追うために
「シグナルレッド、ダガーは3機とも撃墜されました」
「シュバリエ大尉、ウィンダムのフルブーストのデータが不足です。
限界推力まで、まだかなり余裕があります」
「…ゲン、聞こえているか?」
『はい』
「推力全開で模擬戦を続行せよ…と言いたいところだが今日はここまでだ。
連中と一緒に帰還しろ」
『了解』
「宜しいのですか?推進剤もまだ余裕がありますが…」
「これ以上やっても時間の無駄だ、連中じゃゲンを追いきれん。
試験は後日改めて行う」
「了解しました。ダガー隊も帰還させます」
338 :
2/15:2005/07/02(土) 04:30:21 ID:???
連合の月基地―プレトマイオス―はジェネシスの攻撃で壊滅した
だが休戦条約の締結から一年、プレトマイオスは復興しつつあった
そこに駐留するのは大西洋連邦とユーラシア連邦を中心とした連合軍
かつてシン・アスカと呼ばれた人間はここにいた
「ちっ!あの仮面野郎一人にやられっぱなしかよ!」
「仕方ないさ、ヤツは大西洋連邦のエリートMSパイロットだぜ?
もっとも身長とかはまだ子供だけどな」
「そりゃ東洋人だからな。
アイツが来て一年、大尉に習ってからメキメキ腕を上げやがった。
俺等を含めてユーラシア出身の門下生は…全員ヤツにやられちまったしな」
ダガーを降りた3人は、模擬戦で負けた愚痴をこぼしていた
「大体、アイツは何者なんだ?
身体能力も半端じゃないし、MS操縦の腕前も半端じゃない。
あれだけ強ければ名前が売れててもおかしくないのになぁ…」
「変な仮面を付けてるのを除けば最高のパイロットさ。
噂じゃ大戦で顔に大怪我をしたとか…ザフトの脱走兵だとか…
あるいはコーディネーターだとか」
「馬鹿言え、ザフトの脱走兵なんて受け入れられるわけがない。
それに大西洋の連中がコーディなんて士官学校に入れるわけないだろ?
ブルーコスモス思想に染まった連中がさ」
「18でキャリフォル二アの士官学校を卒業後、すぐ少尉任官。
研修生としてシュバリエ大尉の門下生になって…もう一年か」
「キャリフォル二ア・ベースの将校っていえば、大西洋のエリートだろ?
本当にナチュラルなら、ヤツは正真正銘の天才だよ」
「おっ…噂をすれば」
「…先ほどはありがとうございました」
「これはへーアン少尉、お疲れ様です…って、あまり疲れてませんか?」
「…いえ」
「大西洋連邦の新型、流石ですね。ダガーとは比較にもなりゃしない。
もっとも少尉の腕があってこそでしょうが」
「…恐縮です。大尉に呼び出されているので、これで失礼します」
「これは失礼、お引止めしてしまいましたな。お急ぎ下さい」
「…どうも」
「ゲン・へーアンか、変わったやつだぜ…」
「口数少ないしなぁ…遊びに誘っても来ないし、普段は部屋に閉じこもってるし」
「あれで仮面無しで顔が良くて社交的なら大問題だよ」
「なんでだ?」
「バーの女どもが皆靡いちまう」
「…そりゃ大問題だな」
「…飲みにいくか?」
「3人揃って負けちゃったし、自棄酒と行きますか」
339 :
3/15:2005/07/02(土) 04:31:29 ID:???
「ゲン、先ほど本国より通達が来た」
「大西洋連邦からの…ということですか?」
「そうだ。君は2週間後にここを発ち、第81独立機動軍に配属されることが決まった。
……まずはおめでとう、と言わせて貰おう」
「…ありがとうございます」
「君がここに来て一年、教官として教えることは何もなくなった。
先の大戦よりMSが導入されて2年以上の月日が流れたが…
私の教え子の中では君は最高の…逸材だ」
「…恐縮…です」
「…不服なのか?」
「いえ、そんなことは…」
「君は、普段仮面をつけているから表情が分からんが…
多少洞察力のある人間になら、声色で大体の感情はわかってしまう。
敵は常に正面にいるとは限らん。気をつけろ」
「…はい」
「聞かせてもらおうか」
「え?」
「不服の理由を、だ」
「失礼ながら…大尉は…私が今まで接してきたどの教官よりも優れてらっしゃる。
とりわけ戦術面でのご指導は、いままで私が学んだことのないものでした」
「…大西洋連邦にも戦術士官はいるだろう。
世辞抜きにそう感じるのなら、それは私の年の功…だな」
「それと、君の配属先の上官が…一週間後、ここを視察に来るそうだ」
「どなたでしょう?」
「ネオ・ロアノーク大佐という男だ、知っているか?」
「いえ…存じません」
「…私も知らんな。どうやら第81独立機動軍そのものが新設の部隊らしい。
どんな部隊かは分からんが、頑張れよ」
「ありがとうございます」
「ふうっ…」
自室に戻ったシンは備え付けのベッドに身を投げた
「第81独立機動軍…か。
大方ジブリール卿の息のかかった部隊だろうな。
俺を呼ぶってことは…いよいよ戦争でも始まるのか?
ゲンを殺したあと…
ジブリール卿はいつかマユと会えるよう調査しておくって言ったっけ。
期待してないけど…な」
シンは仮面を外し顔をベッドに埋める
彼が仮面を外すのは、寝るときとシャワーを浴びる時のみだ
「マユ…」
そう呟きながらシンは眠りへとついていった
340 :
4/15:2005/07/02(土) 04:32:22 ID:???
それから一週間の後
プレトマイオスに入港する一隻の船があった
「やれやれ…月っていうのはどこも殺風景なもんだ」
「それは月の外側の話です。月の中は綺麗なものですよ」
「俺は無機質過ぎて好きになれんなぁ」
「大佐は月は初めてではないので?」
「…さぁな」
「では、私は新造艦の方へ行ってまいります」
「ああ、行ってくれ。
ところで先にこっちに来てる3人の調子はどうだ?」
「今のところ問題ありません」
「では…のちほど俺のところに呼んでくれないか?」
「宜しいのですか?
これからユーラシア連邦の連中とお会いになるのでは…」
「パイロットが必要なんでね…頼むよ、リー」
「分かりました。向こうに着き次第向かわせます」
「はじめまして、ネオ・ロアノーク大佐」
「貴方がシュバリエ大尉、いや”マッドドッグ”とお呼びした方が宜しいかな?」
「”月下の狂犬”も月に住んでるようなものでしてな。
まだ当分月の上にいる予定です。当分その名で呼ばれることはないでしょうな」
「大戦の英雄も今は軍のMS戦専門の教官…平和とは良いものだねぇ」
「いや、まったくです」
「で、へーアン少尉は?」
「今呼びにやったところです」
「…ぶっちゃけた話、彼は使えるんですか?」
「…MSパイロットとしての腕は間違いなく一流です。
エドワード・ハレルソン並みの反射神経を兼ね備えています」
「ほう…”切り裂きエド”並みねぇ…
それに加えてシュバリエ大尉の教え子ということは…スーパーエースかな?」
「…それはご自身で判断されるのが一番でしょう」
「確かに」
「ゲン・へーアン少尉、入ります」
341 :
5/15:2005/07/02(土) 04:34:11 ID:???
「君が、へーアン少尉か。私がネオ・ロアノークだ」
「はじめまして、大佐」
「君はこっちで新鋭機ウィンダムのテストをやってもらっていたっけなぁ」
「はい」
「なんでもフルブーストのデータ収集、あんま芳しくないそうじゃない?」
「…申し訳ありません」
「少尉のせいではないですよ。
他の者が少尉の能力についていけないだけです」
「そうなのか?そりゃすごいねぇ…
それなら、うちの第81独立機動軍のパイロット相手にやってもらおうか。
これから君と一緒に働く連中なんだが…どうです、大尉?」
「私は構いませんが?」
「…やります」
ゲンが言葉を発した直後、基地内に警報が鳴り響いた
だが数秒間鳴り響いた後、警報の音は止んだ
「何事だ?」
『それが…大西洋連邦の第81独立機動軍所属を名乗るMS3機が基地に入ってきまして…』
「あ〜あ、誰もMSに乗って来いとは言ってないだろうが…」
「なぁ、新しく仲間になるのってどんなヤツかな」
「俺が知るか。呼ばれたから来ただけだ」
「皆…慌ててる…」
「にしてもこいつらが持ってるの、ダガーばっかじゃん」
「ユーラシアは先の大戦で戦場になった。
おかげで経済状態はガタガタ、MSの自主生産能力も乏しい。
大西洋連邦の払い下げのMSに乗ってるところまであるらしい」
「スティング…物知り…」
「へーアン少尉、彼らが君の相手だ」
342 :
6/15:2005/07/02(土) 04:34:59 ID:???
スティング・アウル・ステラの3名はプレトマイオスのユーラシア連邦基地にやってきた
上官からの命令どおりに…
「だが、MSに乗って来いとは言ってないし…
それにウィンダムに乗って来いとも言った覚えはないぞ?」
『もうしわけありません、大佐。
前もって新入りと模擬戦をやると伝えておいたのが仇になりました。
新入りのところへ行けと申しましたら…』
「…わかったよ。
今回は俺のミスだな。
予定ではダガーLを使わせるつもりだったがな」
「というわけで準備してくれ、少尉」
「はい」
「あ〜、そうそう、言い忘れてた。
今回の模擬戦は実弾を使う。君の装備もフル装備で頼む」
「!…分かりました」
「聞いたか!?へーアンの野郎、実弾訓練だってよ!」
「ダガー相手ならともかく、ウィンダム相手だぜ!?
いくらアイツでも同スペックの機体三機は無理だろ!」
「大尉、何で許可したんですか!下手すりゃアイツ、死にますよ!」
「…相手のレベルは知らんが、ゲンなら何とかするだろう」
「実弾でいいの?下手すりゃ殺しちゃうよ?」
『ああ、構わんよ。殺せるものなら殺してみせてくれ』
「…解せないな。
新入り相手に俺等三人。
相手の利点といえば…フルブースト装備ってだけじゃねぇか。
勝負にならねぇぞ?」
『だから、やれるもんならやってみろって言ってるだろうが。
だだし、ひとつだけ言っておくことがある』
「なんだよ?」
「何だ?」
「…何?」
『アイツが勝てばお前等MS隊のリーダーになる』
支援
344 :
7/15:2005/07/02(土) 04:35:57 ID:???
「はぁ!?ふざけてんの!?」
「…どういうことだ?」
「…リーダー…偉い人…?」
『そうだ、お前等より偉くなる』
「新入りがリーダーって…!マジかよ!?」
『マジだ』
「いきなり新入りに隊長やらせようってのか?」
『やらせる』
「…新入り…強いの?」
『強いらしい』
「…言ってくれるじゃない!そういうことなら!!」
「…遠慮はいらねぇよな!」
『そうだ、頑張れよ』
「うん!ステラ…頑張る!」
『…ということだ、へーアン少尉』
「全部聞いていました。
こちらも全力で行きますよ?」
『ああ、構わんよ。
ただし君にも言っておくことがひとつある。
MSは傷つけても構わんが、彼等は貴重な戦力だ。
本人達に傷をつけることは許さん』
「パイロットは無傷で倒せと…?」
『そうだ。
やれるだろう?
”運命を変えた男”なら…なぁ?』
『…!了解しました』
「まずへーアン少尉のMSが飛び立つ!
その30秒後に3人を発進させる!
制限時間は1時間!決着が付かなければへーアン少尉の勝ちだ!」
『一時間以内に倒せって?余裕じゃん!』
『侮るなよ…ネオがあそこまで言うんだ。
それなりの実力はあるんだろう』
『ステラも…頑張る…』
『一時間で逃げ切れ…あるいは倒せ…か。
まぁいい…やるだけだ』
345 :
8/15:2005/07/02(土) 04:37:11 ID:???
実弾入りの模擬戦が始まった
もはや限りなく実戦に近い模擬戦だが
「大尉、へーアン少尉の現在位置は?」
「旧基地跡に向かっています」
「ほう…流石は大尉の教え子だ」
旧基地跡―ジェネシスで焼かれた旧基地の跡地のことである
月基地が再建されたといっても全てが再生されたわけではない
修繕不能、あるいは撤去不能と判断された区画はそのまま放置された
この土地を再利用するのであれば、膨大な時間を要するだろう
「この先は…旧基地跡かぁ。逃がさないぜ!」
「落ち着け、アウル。あそこはまだ瓦礫の山だ。
おまけにMSが十分通れるだけのスペースのある通路もある。
俺達をバラバラにして各個撃破することが狙いだろう。
このまま3機で追い詰めるぞ!」
「…うん」
「へへっ…機体の反応あり!ここかぁ」
「ちっ…案の定基地内、それも地下に逃げ込みやがったか」
「…ずいぶん…離されたちゃったね」
ステラの言葉どおり3人はゲンから引き離された
ゲンの機体に搭載されたフルブーストは未完成ながら高性能である
対して通常のストライカーパックしか装備していない3人の機体
性能差はゲンに逃げ道を確保する時間を与えた
「さっさとやっちゃおうぜ!」
「くっ…このスペースじゃ数の利は生かせないな」
「反応は…この近く…」
3機はバー二アを噴かしながら地下の基地へと降り立った
だが、地下の通路はMS3体が余裕を持って通れるスペースはない
已む無くアウル、スティング、ステラの順に通るしかなかった
3人が暫く進むと大区画のブロックに出た
ここは戦艦クラスを収納する区画である
「お、広いじゃん」
アウルが一人その区画に飛び込んだ刹那―
彼の機体を閃光が貫いた
346 :
9/15:2005/07/02(土) 04:38:14 ID:???
「うわああぁぁぁ!!」
「アウルっ!」
「やられたのっ!?」
アウルの乗るウィンダムはゲンのビームライフルを受けた
だが、幸いにも彼の機体は無事であり、彼の持つライフルだけが爆散させられた
とっさにライフルを離したアウルの反応は流石だが、彼の機体は無様に尻餅をつかされた
「大丈夫だ…けどライフルをやられた」
「おい!相手も実弾を持ってるんだ!
油断したらやられるぞ!」
「…そんなこと!わかってるよぉ!」
「ステラも注意しろ!近くに居るぞ!」
スティングとステラはウィンダムの盾を構えながらアウルの傍に降り立った
二人は追撃を警戒したが幸いにもそれはなかった
その間にようやくアウルは機体を起こす
「…くそっ!あの野郎…舐めやがって!」
悪態をついた所で突如通信が入った
彼のターゲットから―
『追撃がなくてよかったと思え、命があるんだからな』
「…っ!ふざけんなぁ!」
ゲンの一言がアウルの逆鱗に触れた
彼の機体が無様に尻餅をつかされたこと
獲物と思っていた相手に恥をかかされ挑発されたこと
だがそれらは重要な要素ではない
―命を奪われる―
ビームライフルで撃たれたこと
自分の生命が危機にあると感じたこと
これらがアウルから冷静さを削いだ
「畜生!ぶっ殺してやる!」
347 :
10/15:2005/07/02(土) 04:40:09 ID:???
我を忘れたアウルは手持ちの武器を探った
―ビームサーベル―
相手を殺すことしか考えてない彼はそれを選んだ
そしてサーベルを引き抜き、彼のウィンダムは跳んだ
先ほどビームが飛んできた位置に向かって
「バカッ!相手はライフルを持っているんだぞ!」
スティングの声も最早届いては居ない
普段のアウルならこんなことはしない
だがこのときのアウルは半ば恐慌状態にあった
「この暗闇でサーベルなんか出すんじゃねぇ!
お前のいる位置が丸分かりだぞ!」
旧基地内は暗闇である
太陽から月面に降り注ぐ光で若干地下にも光が差し込んではいるが
もはや宇宙空間とは大差のない世界といえよう
その声がアウルに届く前、ゲンのライフルが再びアウルを襲った
ドンッ―
軽い爆発音の後、ウィンダムの右腕は爆散していた
「そこかっ!」
アウルが撃たれた刹那、スティングは自らのライフルをゲンに放った
正確にはゲンのビームライフルが発射されたと思しき位置へ
だが爆発の光はなく、ターゲットをロストしたビームが撥ねただけであった
そしてそこに近い場所からバー二アを噴かすゲンのウィンダム
ゲンはその場から逃走した
「アウルっ!」
「おい、生きてるか?」
「ああ…新型の右腕がやられちまった…くそぉ…」
「だから言っただろう!油断するなって!」
「…アウルの怪我は?」
「ない…大丈夫だ…」
「なら幸いだ。お前はここに残れ。
追撃は俺達がやる」
「待てよっ!おれも行くよ!」
「ライフルも右腕も失ったお前に何ができる!?」
「くっ…」
「…敵は取ってやるよ」
「…ステラも…取ってやる」
「…くそっ!」
348 :
11/15:2005/07/02(土) 04:41:12 ID:???
「あと二機か…」
ゲンは呟いて額の汗をぬぐった
彼も必死である
あの3人は本来友軍であり同僚である
しかし彼等は訓練とはいえゲンを殺しかねないのだから
「残り20分か…」
「ステラ、通信を切れ。
以後は接触回線のみを通じて連絡を取ろう
ヤツを撃墜した後か、最悪終了する20分後に回線を開け」
通信を切るステラ
もっともすぐにスティングに接触回線で話しかけたが…
「了解…でも…何で?」
「ヤツは俺達の声を聞いてやがった。
敵のつもりで戦ってたが、仮にもヤツは友軍だ。
通信コードは時折変えているが…連合なら知っているコードばかりだ。
いつからか俺達の声を聞いてやがったんだ」
「それで…アウルはやられたの?」
「ああ…多分な。
俺達の声でアウルが先走ってるのを察知したんだ。
一番最初に飛び込んだアウルがやられたのはバー二アの噴射で位置を気取られたからだ。
そして挑発して…アウルが激昂してサーベルを抜くのを見て撃ちやがった。
射撃が上手いだけじゃねぇ、ヤツは冷静だ。
こういうときは冷静な方が勝つんだ」
「うん…ステラは冷静…」
「…ああ、それでいい」
「俺が先行する。
ステラは俺に何があろうとヤツを仕留めることを考えろ、いいな」
「うん…でも…気をつけてね」
「ああ、新入りなんかにやられるかよ」
349 :
12/15:2005/07/02(土) 04:43:26 ID:???
「通信を切った?…あの冷静そうな男の指示か?
そろそろ…勝負をかけるか」
「ここは…?」
スティング達は再び広い区画に出た
もっとも先ほどと違いここは上部に吹き抜けのある区画だ
「さっきのは戦艦の整備用区画…ここは発射用区画か」
正面に大きな通りもある
上部と正面のルート
「ヤツが仕掛けてくるなら…ここらか?」
事実彼のウィンダムのモニターには友軍機を知らせる点滅があった
そしてその点滅は正面のルートであった
スティングはステラに接触回線を開く
「ヤツは正面だ。
俺が突っ込む、援護を頼む!」
「うん…!」
スティングは正面に向かって飛び立った
広い区画に降り立った直後、正面にむけてビームと盾を構える
だが彼の機体は上部からの異常を知らせていた
「真上から反応だと!?」
とっさにスティングは機体を翻す
そして体勢を整え、反応のある上部に向けて跳んだ
攻撃はない…反応のあった位置にライフルを叩き込む
ドガッ―
響く爆発音と火の玉が輝いた
「やったのか!?」
上部からの反応がなくなり援護のステラの姿を探す
手はず通りなら、上部に向かって飛んだ自分の下に居るはずだ
だが、そこにはステラともう一機
―今、自分が倒したはずのMSがステラにビームサーベルを向けていた―
350 :
13/15:2005/07/02(土) 04:44:39 ID:???
ゲンの動きは素早かった
機体のバー二アを全開にし、上部のスティングに気を取られたステラ機に接近する
そして最初の一撃…己がサーベルで彼女のライフルを切り裂いた
さらにメインカメラのある頭部も潰す
「ステラぁっ!!!」
スティングは通信を切り届かないはずの声を振り絞った
とっさにゲンにライフルを向けるが、隣にはまだステラがいる
ゲンに直撃すればまだ生きている彼女を巻き込むことになる
「くそっ!」
スティングはゲンの手にライフルがないことを確認する
それを見て、彼もライフルを捨てサーベルを握りゲンに迫る
しかしそれを見透かしたようにゲンもステラ機から離れる
2機は互いにサーベルを握りながら交錯した
「死ねぇっ!」
スティングの一撃はゲンのコクピットを狙った
サーベルを突きのようにさし出し貫いた
だが、貫かれたのはウィンダムの脚―
「あ、脚を盾代わりに!?」
次の瞬間、スティング機のサーベルを持つ腕は相手の剣に両断された
そして組み合った両機は床に叩きつけられた
「ぐうっ…!」
機体を起こそうとしたスティングの眼前にサーベルの柄が当てらていた
モニター越しのその光景は勝敗を物語っていた
「…俺達は…負け…たのか?」
「そうらしいな」
期せずして接触回線が開かれ両者の声が聞こえた
再びスティングのコクピットにゲンの声が響いた
「俺の…勝ちだ」
351 :
14/15:2005/07/02(土) 04:49:10 ID:???
それから数時間後
基地に戻ったゲンはロアノークと話していた
「見事なもんだねぇ…殺さずに相手をしとめるとは」
「…その指示を出したのは大佐でしょう。
なぜあんな指示を出したんですか?」
「そりゃ、君の本気と忠誠心が見たかったからさ」
「本気と忠誠心…ですか?」
「ああ。
極限の状態、命のやり取りの最中、困難な命令を遂行できるか。
そして仲間に殺されかけても相手を殺さない忠誠心があるの、な」
「…ソキウスとしての忠誠心が見たかったのでしょう?
ナチュラルを殺すな、ナチュラルのために戦え、でしたっけ」
「ああ、その通りだ」
「ジブリール卿の命令…ですか?」
「へぇ、全部分かってるんじゃないの。
MS戦の方も見事にエース級の3人を仕留めて見せたしな…
さすがマッドドッグの教え子だけのことはある。
彼はMS教官というより戦術家…弟子の君がどこまでできるか見たかったのさ」
「期待通り…ですか?」
「期待以上さ。
俺は不安だったんだがね。
盟主がどうしてもっていうから…
3人があるいは殺されてしまうかも…って思ったがね」
「よし、3人を呼んでくれ。感動の再会だ!」
「紹介しよう、まず君が最初に撃墜したのはアウル・ニーダ少尉だ」
「くっ…こんな仮面野郎に…」
「…俺も仮面なんだけどなぁ…」
「次にステラ・ルーシェ少尉、うちの紅一点だ」
「はじめまして…隊長さん」
「そして、君が来るまで隊長役を務めていた…スティング・オークレー少尉だ」
「…よろしく…と言いたいところだが、アンタにひとつ質問がある」
352 :
15/15:2005/07/02(土) 04:51:08 ID:???
「何だ?」
「俺は真上からの反応に騙された。
あの時アンタは正面に居たはずだ。
だがアンタは一機しか居ない。仲間も居ない。
一体俺は”何を撃たされた”んだ?」
「…フルブースト・バックパックにはモルゲンレーテ社の技術協力があった。
M1アストレイシリーズのフライトユニットは切り離しての遠隔操作が可能でね…
フルブーストにもその機能が追加されてたってわけさ」
「…あの時撃ったのはバックパックってわけか。
完全に騙されたぜ…完敗だ」
「そうでもないさ…こっちは冷や汗モンだったよ。
勝因は君たちの連携が余りにも取れすぎていたからさ。
必ず3機で小隊行動を取り、必ず相互にフォローしあう。
アウルを最初に撃ったときにそれを見たんで、そこから崩そうと思っただけさ」
「冷静に行動してたつもりが…それを逆手に取られた…か」
「大佐、ひとつ聞いても宜しいですか?」
「ん?」
「ステラって子…本当にパイロットなんですか」
「おっ?早速目をつけたのかい?」
「……」
「…ん。
まぁ彼女を含めて全員エクステンデッドさ。
君も知ってる研究所の博士が手がけた逸材たちだ」
「…っ!」
「…感傷は捨てろ。
軍人には不要な代物だ。
それに部下の前だ。動揺なんか見せるもんじゃない」
「ひそひそ話してねーでさ、隊長さんを紹介してくれよ」
「そうだな。仮面さんって呼ぶわけにも行かないしな」
「隊長さん…何て名前?」
「紹介しよう。
ゲン・へーアン中尉だ!
1週間後、第81独立機動軍に配属される!
まぁ、少し早いが今日から我々”ファントムペイン”の一員だ!」
名前はゲンちゃんで統一しました
戦闘描写がしょぼいのは勘弁してください
>>353 GJです!
新入りのゲンをリーダーとして3人に“納得させる”理由になっていていいと思います。
>>323を基にしたストーリー。
月の基地に送られて、もう一年たったんだな。ゲン・へーアンはそうつぶやいた。
本来自分は先の大戦で死んでいたはずだった。しかし彼はソキウスとして軍に登録され
大西洋連邦に生かしてもっらている。そういえば、軍に入った記憶がなにな、そうゲン
は思ったが特にきにしなっかた。
新しい部隊に配属される。そんな話を上官から聞いたのは数日前のことだった。だがゲン
には特に興味なっかた。配属される部隊の名はファントム・ペインというらしい。
ゲンは月の民間人地区に出かけていた。普段、ゲンは外出しないが、何故か今日は急に
そとに出たい気分になった。月が名残をしいわけでもないのに、全く、そうゲンは自嘲した。
月の民間人地区は地球連邦の宇宙都市のなかではわりと豊かな方で物が結構そろっている。さすがに
仮面をつけたまま外出するわけにもいかないので、顔の半分をかくすぐらいの大きなサングラス
を掛けて街の中をうるついていた。もうそろそろ変える時間だな、そう思い帰路につくと
誰かにぶつかった。金髪の、十五、六の女だった。大丈夫か、そういってたとうすると、ゲンはあることに
気づいた、女のむねをさわっていたので。女はゲンのほうに振り向き、ゲンに思いっきり平手打ちをくらわし、
去っていった。ソキウスになって以来」、民間人になったはこれが初めてだな、そうゲンはまた自嘲した。
>>355の続き。
翌日、月基地ゲンが新しく所属する部隊の隊長がやってきた。部隊長は
イアン・リーと言う名の男だった。男の横には昨日街であった女がいた。女
はこっちを睨みつけていた。
女のなはステラ・ルーシェというらしい。エクステンデットとソキウスで構成
される部隊。全く狂った考えだな、そうゲンは思った。ステラはまだ俺のことを睨んできていた、
まったくやな女だ、ゲンは心の中でつぶやく。エクステンデットは切れると手のつけようがないから
ほっとくにかぎるな、そう考えゲンはモビルスーツの手入れをした。
ゲンのモビルスーツ、ストライクMrUはゲンの義手義足を機体に接続して
動かすという狂った仕組みになっていた。これじゃ、制御部品だな、そうゲンは自嘲する。機体に体
の一部を接続するたびに肉体に激震が走る、これがどうも我慢できない。機体の手入れ
をしてもどってみると、ステラがこっちの方を向いていた。大丈夫か、そうステラはゲン
に尋ねた。ステラはモビルスーツの中であまりにも痛がっていたから心配した、ステラは言った。全く
人の心配ができる身分じゃないだろうお前は、そうゲンは言おうとしたがやめた。ソキウスになって人に
心配されたのは、初めてだった。
>>353 素直に楽しまさせてもらいました、アストレイのキャラも上手く絡めて来ましたね
しかし、この連合、ファントム・ペインは手強そうだw
果たして勝てるのかマユ達は・・・?
>>357 名有りパイロットの数ですら負けてるしな。
まぁ本編でヘタレ化したアスランと背景化したレイの出番を増やせば何とかなる・・・かも。
そこでハイネ隊ですよ!
age
>>353 GJ
しかし前々から思ってたんだがゲンに仮面はいらないんじゃないか?
仮面が2人もいる部隊なんて変態集団にしか見えないような。
ファントムペイン側にいればマユと会うこともないし必要ないんでない?
>>358 レイは思いっきり悪役になって背景ではなくなったと思うが。
ゲンと対峙すると、マユの右腕が疼くとか
「どうして・・・?議長にいただいた右腕がッ・・・!」
↑メタルギアか
>>361 シンの仮面はシャアの兜なし状態みたいなのを想像してた
たしかにネオみたいな仮面が二人居たらこわいw
マユの意識がリキッドにのっとられるのだな
眼鏡でもかけさせるか?
強化のしすぎで視力に支障が出たってことにして。
>>361 中盤のレイを背景と呼ばずしてなんと呼ぶ。
マユの中身がリキッド・・・
マユ「久しぶりだな兄弟!」
シン 「やらないか」
マユ「淫らな一時を味わうこともできる」
>>364 俺もシャアっぽいのをイメージしてた
>>366 強化のせいで瞳が暗いところでは赤く光ってしまい、それで他の一般兵が気味悪がるからとか
>>361 仮面の裏に家族の命日と「あの日を忘れるな」という言葉が刻んであるとか
マユ商品化て・・・
そんなに需要があるのか?
マユスレが濫立しているのがその証拠。すくなくとも、
俺 は 欲 し い ぞ
良スレだなここ。
漏れはアスカ兄妹が両方助かってその後ザフトの訓練校に一緒に入学、
そして「両親の仇討ちを成就する」の一心で厳しい訓練に耐え抜き、
その後兄妹揃ってMS乗りになってイデオンの双子の悪魔やGXのフロスト兄弟のような
見事な連携を見せるエースとして戦争終結に貢献するってSSを脳内で構想してたよ。
(性格付けは暴走癖のある兄と押さえ役の妹ってありがちの設定にしてるけど・汗)
漏れの脳内は無印のころから別設定
ここ50レスくらい、長文多すぎてついていけなくなりますた
ああ、俺も結構適当に読んじゃってるなwもっと多い間隔で見られたらいいんだけどなあ・・・学生ゆえの(ry
保守
今のところネタではあるが新連合トリオにマユがいるという噂がある
ちなみに新連合トリオは本当に出る
マジでか!
>>382 んで、マユにルナマリアが殺されるのか?
>>382 今からマユ出しても、話の掘り下げ出来ないだろ…つ〜か、もう新キャライラネ
そもそもシンたち種死キャラ自体が今となっては必要ないキャラだしな……
それ言っちゃダメぽ
>>386 だからこのスレがあるんじゃないか
出てくるのはシンを含め皆脇役w
当然ここでは主役はマユ
当初はレイがお兄さん役の立場で書かれてたんだが、
最近の奴で考えるとすげぇ不安だ。
>>389 レイのお兄さん振りも議長側に引き込む為だったじゃダメ?
>>390 議長はそれを見込んで兄代わりを命じたが、そのうち本当の妹のように思えてきて悩むレイ
ていうのが王道だな
いや、まさに姉妹スレだお
今週のマユ版
レイ「マユ!デステニィーとレジェンドの発進準備を!」
マユ「え…どうして?」
レイ「スパイがMSを奪取して逃亡した。これを阻止する!」
レイ「追うのは…アスラン・ザラだ!」
マユ「!そんな…」
中略
議長「メイリン・ホークも一緒か…」
レイ「彼女は情報のエキスパートです。彼女から情報が漏れる恐れもある。
アスランの手助けをし、一緒に逃亡している以上彼女も同罪です。
議長「判断は君に任せよう」
レイ「マユ…グフを落とせ!」
マユ「!アスラン…メイリンもいるのに…」
レイ「これは命令だ!」
マユ「…できません、…できないよぉ!」
レイ「…そうか」
レイ、レジェンドの火力をグフに集中させる
アスラン「レイ、やめろ!」
レイ「…ギルを裏切るというなら…私が貴方を殺す!」
レジェンドのドラグーン発動
数発は交わすもグフ被弾
レイ「止めだ!」
グフにビームが当たる刹那何かがグフを庇った
マユの乗るデステニィーが
マユ「レイ!止めてえぇぇ!!」
レイ「…何故だ!戦争を終わらせようとするギルの意思を踏みにじり…
情報を奪い軍を抜けようとする男を…何故庇う!?」
マユ「…嫌だよ…戦争でお父さんもお母さんも…お兄ちゃんも…
もう…誰も死んで欲しくないの!
…アスランは私の…お兄ちゃん
メイリンも…私のお姉ちゃん…だから…黙って見ていられないのっ!」
レイ「ちぃっ!」
飛び去るアスラン
アスラン「マユ…すまない」
メイリン「ありがとう、マユ」
レイ「アスラン・ザラ、この場は見逃しましょう…ただし!
次に我々の前に姿を現したとき…私が貴方を殺します。
ギルを裏切った貴方を…」
マユ「レイ…ごめんね…」
数時間後、議長と面会するレイ
議長「困ったものだね…。
判断は君に任せるといったが、見逃せといった覚えはないぞ?」
レイ「今回の件は全て私の責任です。申し訳ありません」
議長「…マユのことを庇っているのかね?」
レイ「いえ…そんなことは」
議長「あの子は軍属とはいえまだ幼い。
このような事態を私が想定していなかったとでも思っているのか?
今回の件は彼をフェイスに任命した私の責任だ。君やマユの責任は問うまい」
レイ「ありがとうございます」
レイが去ったあと
議長「ふっ…まさかこうなるとはな…。
だが、所詮赤のナイトが失われただけだ。クィーン、ビショップ、ルークは健在。
さらにはロゴスから離反した連合のポーンも十二分にある。
私のビショップは…クィーンに少々肩入れし過ぎだが…大勢に影響はあるまい」
チェス板を見ならが微笑む議長でED
議長、マユがクイーンというのはさすがにきっつい物があると思います!
まあシャアなら(ry
「軍ではロリコンと噂されています!寝言でマユと聞いた女性も何人も居るんですよ!」
デュランダル「
>>396君。君は、プロモーション、と言う言葉を聞いたことがあるかね?
幾多の死線をくぐり抜け、生き延び。
敵陣深く進入したこの小さなポーンは、姿かたちこそ変わらないが
盤上を縦横無尽に駆け抜ける、強大なクイーンの力を手にすることができる。
そういうことさ。」
議長=シャア=ロリコンが定説かw
<<312からの続き
第十七話
ミネルバは地球におけるプラント勢力の港に寄港した。ここで本格的な整備をするミネルバクルーのマユに、急ぎプラント本国へ赴くカガリとの別れが待っていた。
最後の時、カガリはマユに掛ける言葉を探していた。子供相手に試行錯誤のお姫様、仕方なくマユから、もう一度ディナーに誘って欲しい、と。面食らったカガリは、次こそ出席するようにと釘をさす。二人は再会を約束して、別れた。
身を潜めるガーディ・ルー。その中でネオに食って掛かるアウル、まだ戻ってないステラを探しに行くといってきかない。それを止めるスティングは、時間ぎりぎりまで帰りを待つという、ネオの立場で精一杯の譲歩をしていると諭していた。
設備や街の規模などオーブに比べると格段に見劣りするが、この平和は何物にも代え難いと漏らすアーサー。タリアも、オーブ軍に比べて領海の警備に対する心構えは格段に劣っていると感じても、平和云々のくだりには同調した。
人気のない岩場の上、ミネルバが入港した港を遠くに見据えるステラは、一人悩んでいた。ガイアに乗って合流地点を目指すか、カガリ暗殺を強行するか、ステラの見立てではどちらの成功率も五割を下回っている。
ステラが途方にくれるその時、誰かに自分の名前を呼ばれた。驚いたステラはバランスを崩し、海に落ちた。そんな自分を助けるため、飛び込んできたマユと目が合った。
そして、ステラは助けにきて溺れたマユを助けて、岸に上がった。ずぶ濡れの服を天日で乾かす。人気はないが、マユの提案で乾くまでの間、裸の二人は物陰に身を隠した。
質問はマユから、なんでここにいるの?ステラはさっきよりも悩んで、自分の乗っていたMSが壊れて流されて、もがいている内にここに来たと説明。加えて、早く仲間のところに帰りたいとも言った。
マユは大きく目を見開いてステラを見た。ステラは目を合わせられない。しかし、マユが見ていたのは、目ではなく体、それもある一部分だった。
再び質問、この傷跡は何?マユがいったのは、ステラの強化実験で体を切り開いた時のもの、痕が残らないようにする配慮などなかったから、残った。しかし、本当のことは当然言えず、ましてや嘘も思いつかず、ステラは言えないとしか答えられなかった。
マユはそれを受け、考え、そしてMSの修理を手伝うと言った。必要な物を持ってくるから服を着、有無を言わせずステラを待たせた。マユの素早い行動をぼんやりと眺めたステラ、その間ふと目に留まったのは、マユの体に刻まれた、自分のとよく似た傷跡だった。
しばらくして、マユはスクーターに乗って戻ってきた。ステラは相乗りしてマユをガイアの隠し場所まで案内する。全く人の気配がない海岸で、巧みに隠されたガイアと対面したマユは、一瞬だけ渋い顔をしたが、こうと決めた時のマユはやはり素早かった。
確かにガイアの損傷は酷いが、全壊という程のものでもなく、一応動くには動いたので、目的地に戻れるようにする分には何とかなりそうだった。それから日暮れまで二人で懸かりきりになって、ガイアはステラの希望を叶えるだけの性能を取り戻した。
別れ際、ステラはマユがここにいる理由を尋ねた。マユは養父の仕事の都合と言った、そして機械がいじれるのも養父の真似事をしているからとも付け加えた。ステラはそれを信じ、マユに迷惑を掛けないため、今日のことネオにも黙っておく決心をした。
その頃、ミネルバクルーのみならず、地球・プラントを含めた全世界が騒然となっていた。それは、連合からプラントに向けて宣戦布告を行ったからだった。
ガイアが飛び立って一人ぼっちになったマユは、遠くへ行ったステラに別れの言葉を送り、もう二度と出会わないことを願った。
マユ「神さま、お願いです。もう二度と、私とステラを引き合わせないで下さい」
乙です。素で本編より面白い・・・
監督が違うんだからな
レイとマユのやりとりに燃え
405 :
404:2005/07/05(火) 00:43:39 ID:???
ヤッチマッタorz
吊ってきます
>>394-
>>395って陳腐と言うか王道と言うかだが、読んでてふと銀英伝のあの台詞思い出した。
陳腐と言うのはそれが陳腐化されるほど使われる有効な手段。っていうのを。普通に面白い。
本編も
>>394と
>>395のような展開になるのかと思ってた
シンがアスランは兎も角メイリンは撃てないって言って逆らう
議長と会ったときにレイはシンを庇ってシンがレイに感謝
ついでにメイリン絡みでシンとルナマリアと仲良くなる
ザフト3人組で仲良くヘブンズベース攻略と
そんな風に思っていた次期が俺にも(ry
何から何まで本編は予想を超えてくれるw
なんかなあ・・・・
もうレイは別人ってことにしちまおうとしか言いようがねーよ。
本編描写だと止めに入ったマユごと撃ちそうな感じだったし・・・・orz
陳腐に仕立てるなら、連合スパイとともにジブラルタル近海に一部隊を待機。
グフが逃げる中、それを追う新型を黙って見逃すわけもなく、
ミラージュコロイドかなんかで隠れつつデータ収集。
しかし、戦闘現場において気づかれてしまい、急遽ストライクMk-II他MS隊を発進。
三つ巴の戦いの中、消極的なマユは格好の的。
見かねたアスランがマユを庇って墜落。
連合の部隊は撃沈するも、ストライクMk-IIは逃走、しかし失速して墜落。(落ちたので追撃無し)
アスランはキサカに救出され、シン(ゲン)は連合スパイに救出される。
のちに両名とも新型MSを得て、最終三つ巴戦へ。
あ、これじゃアスラン落とすのは、シンであることに変わりないわw
>>407 まったくもって同意。
あそこまで流されやすい主人公って・・・
まあTHE EDGEでは種世界で最も流されやすい主人公が毎月悩んでるけどな
<<400からの続き
第十八話
カガリの亡命を助けたキラは、その原因であるユウナに招かれていた。まず、ユウナはカガリに手荒なことをしたとキラに詫びた。
努めて冷静でいようとしていたキラだが、最初から我を忘れそうになる。そこを堪えたキラは、先の戦争でオーブに侵略した連合と組んで戦争をしようとする真意を問う。
ユウナは戦争がしたくて連合と組んだ訳ではないという。さらにこの戦争は、ユニウスセブン落下事件と、ミネルバがカガリの亡命を直接手助けしたこと、その際に連合艦隊と戦ったことを地球への干渉として、ロゴスを説き伏せたブルーコスモスの策謀といった。
連合という各国の寄り合い所帯を一つにするため、宇宙の仮想敵と曖昧なスローガンを提供するブルーコスモスは格好の材料だった。ロゴスはそれを後押しすることで、連合の結束力強化と実権を握ることに成功した反面、ブルーコスモスの影響力も増した。
ユウナの説明はさらに続く。やり方はどうあれ、戦争さえも視野に入れた地球圏の恒久的かつ安定した経済の維持を目的としたロゴスは、特にプラントによる干渉を嫌い、最初は戦争に難色を示していたロゴスも、本腰を入れて戦争すると結んだ。
一通り話を聞いたキラは、自分がここに招かれた理由を考える。次の戦争で自分がオーブ軍での参加を望んでいるのか、と口にしてみた。ユウナは笑う、正解のようだ。犯罪者であるキラに、他の選択肢はない。
デュランダルと一対一で向き合うアレックス。デュランダルはカガリの様子を尋ねる。戦争の引き金が自分だと悔やむカガリは酷く憔悴していると、アレックスは語った。
デュランダルに言わせれば、カガリに責任などなかった。本来なら一国の政府の、政治の一幕でしかないものを、さも地球圏全体の問題にまで拡大解釈したのは連合で、それをわかっていた上で、ロゴスはプラントへの牽制だけが目的で煽った結果がこれである。
ユニウスセブンの件にしても、地球・プラントの両陣営を交えた裁判で、これに関わった人間を処罰したいとも打診したが、今となっては。
残念ながら、ユニウスセブンの件に触発されてか、政府内でも地球への強硬派が台頭し始めた。市民レベルでも、例の事件の犯人達に同情的な意見が集まっているという。
そして、デュランダルはもう一人のラクスを知っているかと尋ねる。アレックスは頷く。政権は得たものの、その基盤は非常に脆い。ラクスの偽者でも用意して担ぎ出さなければ、やってこれなかったと、デュランダルは零した。
カガリの傍らにいたアレックスは、デュランダルがカガリと同じ苦悩を抱えていると感じた。だからなのか、アレックスがフェイスの誘いを受け入れたのは。
ラクスの元に戻ったキラは、オーブ軍として戦争に参加することを伝える。彼女はただ頷いた。さらにセイラン家がラクスを保護することも伝えた。彼女はただ頷いた。だから、ラクス一人でも大丈夫だからと言った。彼女はただ頷いた。
それから、キラは戸棚の隠し戸の小銃を手にし、これは預かっておくよ、と言った。ラクスは頷けなかった。何故なら、それはラクスがキラにも内緒で用立てていた自殺用の小銃だったから。
キラは今、自分がマユに掛けた言葉を思い出す。そして、どんなことがあっても、生きる方を選択してくれとラクスに頼む。だから自分は、絶対に生きて帰ることを約束した。ラクスは堪えきれず、キラの胸に飛び込んだ。
アレックスを迎えたカガリは、疲れを滲ませながらも精一杯笑った。
何を隠そう、カガリを一番苦しめているのはマユだった。あの子が戦争をする、あんな子がまた増える。マユと関わったことで、戦争をより具体的な形で思い描いていた。
だからアレックスは、マユのような子も、カガリのような人を増やさないため、戦争の早期決着に自分が役に立てるならと、ザフトに舞い戻った。
アレックスは意を決して、カガリにザフトに戻ったことを告げ、指輪を手渡した。戦争が終わったら考えて欲しい、アレックスはそう言った。そして、今にも泣き出しそうなカガリを抱き寄せる。
誓いの品を受け取り、唇を重ねる。でも、こうしていられるのは最期かもしれない。戦争はもう、始まっているのだから。
アレックス「オレはアレックス・デュノのまま、ザフトに戻るよ」
>>412 乙! キラオーブ軍で参戦ですか。
乗る機体は、ムラサメかな?
凸はこのスレだけは、脱走はしてほしくないです。
凸が普通にかっこいい。ユウナもいいキャラしてるなあ
>>412ユウナも悪役として一段と魅力を高めてるな。でもやっぱり船酔いするんだろうか。
この格好良さで船酔いするユウナ萌え(゚∀゚)
>>412キラが堪えられなかった場合
キラ「てめえぇ〜っ!!よくもそんなことが言えたものだな!」
どかっ!
ばきっ!
げしっ!
ユウナ「ぐあっ!」
カガリ「キラ!やめるんだ!」
どかっ!
ばきっ!
げしっ!
ユウナ「がはっ!」
カガリ「キラ!死んじゃう!ユウナが死んじゃう!」
キラ「あぁっ…!」
手を止めるキラ。
ユウナ「はーっ…、はーっ…、はは…綺麗事だけでやっていけるかよ…」
カガリ「それ以上言うと今度は私がブチ切れる」
ネタにしてごめんなさい。
乙です。誰か同人誌にして出してくれないかな・・・
一番の問題はマユだと年齢上きつい、プルみたいに英才教育されたわけでもなし
>>412 乙。それぞれのサイドに味があって良いな。
何となく思い浮かんだ話
ミネルバ追撃戦に参加するタケミカヅチ艦橋。指揮官席から少し離れた前面のガラス窓の前にトダカとアマギ。
アマギ「自分はどうしても納得できません。ミネルバは我らを助けてくれたではありませんか。」
トダカ、アマギの方を向かず海の向こうを見続ける。
トダカ「忘恩の所業。恥知らず。後世の歴史家や国民は、私達を笑うかも知れんな。」
ユウナ「だけど、その後世の歴史家や国民は、この戦争を止める事などできやしないけどね。」
トダカ・アマギ「ユウナ様。」
二人指揮官席の方を振り返る。ユウナ、何となく鬱陶しい前髪を弄っている。
ユウナ「そして僕たちにもそんな力は無い。」
アマギ「ただ流されて生きろと?」
ユウナ「その流れの中でも、岸に手を付く事もできれば、流れる方向を変える事も出来る、と僕は思う。」
アマギ「?」
トダカ「数は少ないが選択肢はいくつかあるだろう。そういうことですか?」
ユウナ無言でトダカ達を見つめる。
ユウナ「作戦名、ダータネルスの暁。いい名前だと思わない?」
>>421 嬉しいのと悔しいので涙が出てきそうだ
自分が求めてるユウナ像は、あんな情けないネタキャラじゃないんだと・・・
>>422 ちがうんだよ〜!!
ネタキャラが正鵠を射るからこそ、
『そこにシビれるあこがれる〜ぅッ!』なんだよ〜
>>422 種死本編はともかくとしても、ユウナの年齢から行けば甘い面は多々あって仕方ない。
でも、奴は奴なりに考え持ってる。そしてトダカ達現場の直接手を下す奴らにも言いたいことはある。
それをこういう風に話しさせて、少しはその溝埋められたらなあ…と思ったんだよ。
>>412のユウナならなんか可能っぽかったので。
他はともかく酔ってゲロ吐くのは本気で仕方ないらしいけどね。
亡国のイージスでもローレライでも慣れないと海軍の軍人でも吐いてる。
>>424 だな・・・
アニメじゃ、ユウナの甘い(というか子供っぽい)面だけが強調されすぎてて
なんだかなぁ・・・と。
よくよく考えればウズミとウナトを見て育ったユウナ
理想主義者のウズミと現実主義者のウナト
両者を見て現実と理想の乖離を知るわけだ
んで自分なりの理想と現実のすり合わせができる人物に成長
そんなキャラを期待していた時期が俺にも(ry
カムランポジだったのを嫁が変えたという噂もある
ユウナ頑張れユウナ
>>426 また嫁か…(つД`)゜.・
ユウナガンガレ
はい、マユで〜す。
でもごめんなさい。
あなたとはもう二度とマユはお話できません。
あとで通報しますので、お名前と住所を発信音のあとに…
正論でごりごりアスランをいじめるイヤミカコ(・∀・)イイ!!恋敵……
そんなユウナを期待してた時期も、たしかにありました……
……TV登場前はね。
野島の熱演を見て(聞いて)、もうこれはネタキャラ道一直線しかない!
そう思うようになりました。
……ぜんぜんマユスレのネタじゃないのがアレだが……
>>426 現実と理想の乖離に苦しんでるのはむしろ俺らかもしれんな
ここのユウナもジブリールもなかなかいい男ですね。
そりゃあ駄目脚本を手直ししているんですから
>>412からの続き
第十九話
連合によって開戦の理由にされたミネルバも、プラント本国では間違いなく英雄だった。ザフトはタリアを正式にフェイスに任命。他のクルーにも昇進などの厚遇措置がとられた。
しかし、マユは未だに階級もなく、名指しで指令書をよこされただけ。しかも、こと細かく書かれた文章を要約すると、マユ自身は目立つなと命令していた。マユは命令に従って一人指令書を焼却する最中、胸の奥から込み上げる苦い思い出を何とか飲み込んだ。
拠点攻略の応援に向かうミネルバ、その進路を先行していくのは分離状態のインパルス。進路からやや外れたところに気になる反応。了解をとって調べに行くマユ、そこは建設中の連合の基地だった。しかし、少し近づきすぎて中途半端な対空砲火に遭う。
その時、マユが空から見たもの。現地の男の人が働いている。それを監督というより監視している連合兵。基地外から現地の女子供に老人が武器を手に突っ込む。連合兵の機銃掃討。それでも突き進む人達の内一人がマユの方を見上げ、大きく手を振っていた。
勘違いしている、偵察しに来ただけなのに。しかし、基地の戦力はストライクダガー数機、インパルス一機でもどうにかなる。マユが攻撃に移ろうとしたその時、ミネルバにダガーLの大部隊が迫る。一刻も早く戻らなければミネルバが危ない。
マユは苦い思いを飲み込み、ミネルバに戻った。
ダガーL部隊を後ろから衝く形になったフォースインパルス。多対一でも、名の通ったインパルスに色めく連合パイロット達は、そのままインパルスを狙った。
そこにレイとルナの援護。ダガーLの囲いを抜け、フォースからブラストへ。そしてミネルバの上に陣取り、艦とともに分厚い弾幕を彩る。そしてザク二機が、個別に敵を落としていく。先手を取ったミネルバの、一方的な戦いだった。
こうしてダガーL部隊を退けた後、マユはタリアに事情を説明し、再び基地に行こうとする。だが、タリアはそれを止め、ミネルバはその基地を無視することを告げた。
反論するマユ、しかしタリアは、今、向かっている拠点を攻略すれば、その建設中の基地は戦略的な意義を失い、結果、現地民の解放につながる。そして、他にも同じような惨状は幾つもあり、一刻も早い拠点攻略が結局は被害が一番少なくなると説明した。
マユは言葉を失う。つい今しがた、自分で素早い行動の重要性を示したばかりだった。そして、タリアの命令に服した。どうしようもなく、苦い思いを噛み殺して。
タリア「辛いのはわかるわ。でも、軍隊はヒーローごっこをするところじゃないの」
乙。ガンガレ!
>>433 タリアママン出現ですか。
GJ!
原作ではザフトに階級は無かった筈だがアリにしたの?
緑服が赤服になったんじゃないか?
わかんないけど。
>>433 >どうしようもなく、苦い思いを噛み殺して。
この後しょぼくれて帰ってきたマユを無理やり抱きしめるルナマリアの図が浮かんだ俺。
マユ「何!?ちょ、ちょっと離して…苦しい、ルナ…」
ルナマリア「良いじゃない。私マユのこと好きなんだもん。マユは私のこと嫌い?」
マユ「そ、そうじゃないけど…」
ルナマリア「じゃあ、良いじゃない。今日はこのまま一緒に寝ようか?」
マユ「な、何でそうなるのよ!」
ルナマリア「マユのこと好きだから離したくないの。」
マユ「うぅ〜!」
場面暗転。すやすやと寝息を立てるマユ。目には少しだけ涙が浮いている。
そんなマユの頭を撫でるルナマリア。
ルナマリア「おやすみ、マユ。」
>>435 一応、白>黒>赤>緑、ではあるらしいけどな。
でも赤でも白でもフェイスになったら独立権限与えられるし、
組織としてはかなり無茶苦茶。
萌えてしまった・・・orz
ルナマユキター!!
…スマソorz
謝れば許す
第二十話
連合は渓谷を利用し、巨大な陽電子砲台と、その陽電子砲台の直撃に耐えるMAを中心に堅固な基地を築いた。そこで敵のMAとMSを引き付け、インパルスが秘密の坑道を抜けて陽電子砲台を叩く作戦。無茶、でも、これが一番早く勝てると、マユは考えた。
作戦会議が終わってすぐ、マユ・レイ・ルナの三人は坑道の情報を持ってきた少女・ニコールに捕まる。この作戦の要になるインパルスのパイロットに是非とも言っておきたいことがあると言う。思い詰めている様子のニコールに気を遣い、四人は場所を変えた。
まず、マユがそのパイロットであると告げられてニコールは驚き、つい過去を尋ねる。マユは家族が死んだことだけ語った。マユの告白にニコールはまたも驚くが、その一方でどこか嬉しそうだった。二コールは大人達の聞きかじりも混ざった昔話を始めた。
この地域は連合と仲が悪かった。連合が軍事力で支配しようとした時、皆はそれを拒んであちこちでレジスタンスが結成された。けれど、力の差は圧倒的。兵士を捕虜にする法律はあってもテロリストにはない。それを逆手にとって、連合はひどい弾圧をした。
活動家に仕立て上げられた父は連れて行かれ、そこで殺された。そんな連合の非道を聞き、母と自分はレジスタンスに協力。そして、母も連合に殺された。だから、この作戦を成功させて町を解放してほしいと精一杯頼み込んで、ニコールは去った。
切なる願いを受けたマユの表情は曇っていた。ルナもマユの過去は大まかにしか知らないが、同じく曇った顔。そこでレイは、あまり入れ込まないように忠告する。マユは、素直に忠告を受け入れた。
作戦決行。ミネルバチームを中心にバクゥ隊とディン隊が陽動を仕掛ける。レイは、敵の対応が早いとつぶやく。ルナもそれがわかるから、陽動に徹しようと思った。
分離状態のインパルスで坑道に入るマユ、無茶と思っていたが、思っていた以上の無茶を要求されていた。
陽電子砲台を警戒し、味方の支援もままならないザフト戦艦。一方、その防御力を武器に立ちはだかるMA・ゲルスゲーは、思うがままにMSを叩き潰す。勢いに乗るダガーLも攻め立てる。ザフト軍は苦境に立たされた。
そして遂に、陽電子砲台の照準がミネルバを収める。その時、坑道を抜けてきたインパルスが割って入る。ミネルバ諸共、撃ち抜こうとするが、早撃ちでは勝負するまでもない。
陽電子砲台を破壊し、守備の手薄な基地に切り込むインパルス。しかし、基地を守備する筈のダガーL等は早々に基地から飛び出す。そして、基地の自爆が始まった。基地の司令官は、この基地を放棄し、中央突破に活路を見出した。
大きな被害を与えたものの、ゲルスゲーを始めとした基地守備隊は逃げ切った。気持ちよくとはいかないが、ザフトの勝利である。
マユはインパルスに乗ったまま、ニコールのいる町へと赴く。町の人達は大歓声でインパルスを迎えた。が、広場で、逃げ遅れた連合兵が集められ、住人の手によって殺されていた。そして、ニコールが銃を手にしたところで、インパルスが割って入った。
連合の兵士はザフトの捕虜で勝手に殺してはいけないと、マユは言った。しかし、ニコールは納得できない、家族を殺された恨みを晴らしてはいけないのか、マユも恨みが動機でインパルスに乗り、連合の人間を殺しまくっているのではないのか。
マユは、その問いに対する明確な答えを持っていた。人が憎くて殺したことは、ただの一度だってない、そう告げた。
二コールにはわからなかった、憎くもない人を殺し続けるということが。相手を人間と思っていないのか、それともゲーム感覚なのか。そして、ニコールはマユを罵った、人殺しと罵った。
しかし、本当はニコールに同調していても、住人達はニコールの口を塞いだ。何故なら、インパルスが怖いから。
ニコール「親が二人とも殺されたんだ!二人ぐらい殺してもいいだろ!」
オイラの脳内設定
・出来るだけ本編に近い内容 (酷いところは当然直す)
・マユは本編のシンに近い年齢 (シン{ゲン[仮]}はマユより2歳ほど年上)
・マユとステラは実は幼い頃の友達 (マユにとっては最初のナチュラルの友達)
・アスランはそれほどヘタレじゃない (エンジェルダウン作戦で中破→逃走で大破)
・AA側もそれほどキチガイじゃない (オーブを守るも、セイランのクーデターにより追放)
・カガリは最初のうちはマユに嫌われる (誤解が解けると良いなぁ)
・マリュー(困惑の表情)vsネオ(仮面なし)のシーンあり (OPどおりのシーンが良い)
・出来るだけ早めに宇宙へ戻る (その方が盛り上がる)
・ハイネ隊が出るよ! (ハイネ死亡のタイミングが難しい)
・赤服5人で撮った写真が物悲しい展開に (ハイネ死亡、アスラン脱走などで)
・ジュール隊も出るよ! (少しはマユ達とからませたい)
・レイはマユの純粋さとギルの腹黒さの板挟みに (それでもギルについて行く)
・ネオ(ムウ)対ギル議長シーンとかあったらいいな (背景はラウ)
・やっぱりお兄ちゃんはマユを守ってくれるのだろうか?(最終回!?)
うーん…書ききれない。
ハイネはデストロイ戦でマユでも庇って散るのがイイな
>>442 >・やっぱりお兄ちゃんはマユを守ってくれるのだろうか?(最終回!?)
これすごいイイ(・∀・)!!
黒幕が別にいてマユを撃つアクション(ここはMS戦でなく生身がいい)、
画面が白くなって銃声、マユの上に覆いかぶさり血を流すシン(直前までは敵だった)、
それがオーブでのすべてが始まったあの日とフラッシュバックしてマユ種割れ(でも半ば混乱)
でも黒幕(誰かはワカラン)も結構切羽詰ってて弾切れで逃走、MSで逃げようとする。
マユもMSで追って、コックピットのシンハロが「マユドウシター?」とか呑気に言ってる(このときはもう只のハロ)
でもマユはぶっち切れてる
ていうのが頭に浮かんだ。
クライマックスなんてまだ本編に沿わせようがないのでフワッフワだけど
主人公の感情が強く高ぶって叫んだりする展開は好きだ。
>>437やはりザフトの機構変えた方がいいだろうと思って考えてみた。
国防委員会=中将以上の階級のザフト軍人から互選。
フェイス=役職によって階級はさまざま。ただ議長直属のためある程度自由
な行動をとれる。
作中の人物の主な人の階級。
タリア 大佐。
イザーク 少将
アスラン 少佐。
アーサー 中佐。
ルナマリア 少尉
メイリン 軍曹
ハイネ 少佐。
レイ 中尉。
>>455わけ。タリア 指揮している船の規模から考えて。
イザーク 指揮している船の規模。前大戦の英雄さということも根拠。
アスラン エースパイロットのシャアが少佐だったのでこれぐらいが妥当かと。
アーサー 単純にタリアの副官だから。
ルナマリア 士官学校卒業したてのルーキーだが赤服なので。
メイリン オペレーターだったらこれぐらいだろう。
ハイネ わけはアスランと同じ。
レイ アカデミーでの成績を考慮。
ルナマリアとかレイとかの間でも上下関係作っちゃうとやりづらくないか?
>>445 まあ本来ならきちっと階級を分けた方が効率的だしな。
国防委員会が現職の軍人ってのは前作の暴走の説明もついて良いかも。
ルナマリアとレイの階級はどうなんだろうな?
合わせた方が喋りやすくて良いだろうとは思うが。
空自だと編隊長資格があって、
同階級でも資格のある奴が編隊長になるけど、
他の国だとどうか分らない。
階級問題まで弄っていいのかな、とも思う
種の根本的問題ではあるんだけど
正直、そこまで弄っちゃうとここでやるべきことではない気がする。
単純に
将官 白
佐官 黒
尉官 赤
兵 緑
でいーんじゃね?
卒業時の赤服は士官候補生ってことで。
まとめサイト更新乙です。
つ旦~
ルナとマユのキスキボン
>>447レイが乗っているザクが指揮官専用機だったからそこれへんも考慮。
つなみにシンも少尉ぐらいだと思う。まあアカデミーの同級生だったからため口
もOKだということで。まあ
>>488のようにレイに編隊長資格があるみたいなことに
していいと思うが。このスレではマユは少尉待遇ぐらいか?まあ此処の部分これ以上
弄るのはスレの趣旨に反するからやめるが。しかしここまで設定に穴がある作品もあるいみ
珍しいな。
もうれつに下がってるので保守
マユが持ってるシンの形見って何だっけ?
ありきたりだがペンダントか何かだとすると
最終決戦にて(ゲン=シンはレギオンみたいなゴーグル装備)
マユ、ゲンに銃を向ける
ゲン「…俺はすべて思い出したよ、マユ・アスカ」
マユ「……?」
ゲン「しかし、思い出したからと言って、ゲンとして生きた俺の日々が消えるわけではない。
俺の罪も……俺が生きる限り消えない、十字架となった」
マユ銃を構えなおす
マユ「一体何の話をっ!」
ゲン「俺にはかつて妹が居た……消息がわからなかったが、彼女はザフトにいることが
最近になって解ったんだ」
マユの照準が狂い始める
マユ「それが…何だって言うの!? あなたの身の上話なんて……!」
(知ってる――私はこのひとを知っている。……でも、そんなことはありえない)
『やれやれ』と肩をすくめるゲン。敵に向ける物ではない、優しい微笑みで言い放つ。
ゲン「マユ…………俺のペンダント、まだ持ってるか……?」
マユ驚愕、銃を取り落とす。
マユ「そんな……うそよ!」
ゲン「俺はお前に会うために生き延びた……敵同士であることだけが、残念だ」
ゲン、ゴーグル外す。特徴的な深紅の目をみて、マユはその場にへたり込む。
マユ「お……兄、ちゃ…ん……」
458 :
通常の名無しさんの3倍:2005/07/10(日) 02:16:49 ID:uOINPU8b
あげるぞ
>>457 シンカコ(・∀・)イイ!
このシンは義理に篤そうだからマユと戦うんだろうな。
でも最後はマユを庇って死亡とか。
「ステラ・・・今、行くよ・・」
シン機爆発
「ああ・・・おにいちゃぁぁあぁぁん!!」
こんな感じか?
やはり最終決戦でマユブチギレはホシイ
シャア&トレーズに影響されまくりだがこんなんは。
※ラスボスがデュランダルだった場合
デュランダル「圧倒的な一つの『力』こそが、世界に真の平和をもたらす!
歴史を見るがいい、小さき者よ! 時に“独裁”と呼ばれる統一された世界でこそ…
人は争うことなく、恒久的な平和を得ることができる!」
ドラグーン展開、一斉射撃。マユ回避&光の翼とシールドで弾く
マユ「あなた一人が支配していては、世界の人々はいつかあなたを敵にする!」
デュランダル「結構! 私を倒す為に人類が団結し、協力し合うならそれもまた良かろう!
もっとも私は黙って殺されるつもりはないがね……私は平和の為に戦っている。
だが、君は何の為に戦っているのだ? 目指す物は同じではないのか?」
シンの死(2年前と
>>444的なシンの死)フラッシュバック
マユ「そうよ、確かに私は平和を望んだ! でも、その平和は『あなたにとっての平和』
――あなたは、世界を上から見てる。だから、私に勝てない」
デスティニー、オーバーブーストモード発動。急激な付加にマユ喘ぐ、機体が軋む。
デュランダル、敵を捕捉できず焦る。
デュランダル「何を! 俗物の視点に居ては、世界を救えぬ! ――ッ!?」
マユ、アロンダイト投擲&超高速機動で投げた剣を追い抜き光の翼で腕を斬る。
体制が崩れた所にアロンダイトが飛来し、デュランダルの機体は頭部をも失う。
マユ「解らないの!? 私もあなたも、世界の一部なの! そうやって神様みたいな視点から
ものを見て、『自分ひとりが世界を変える』なんて思うからいけないのに!」
デュランダル「ふ、純真だな! だが、メインカメラをやられたぐらいでは!」
再度ドラグーン全展開、全方位攻撃。一瞬気を抜いたマユは機体の左腕と右翼を失う。
デュランダル「私を止めたくば、殺しに来い! 勝者こそが正しいのだ! 君が正しいのなら、
私を殺して証明して見せろ!」
デュランダル機接近、デスティニーと密着状態に。
デュランダル「そうでなければ、私は――君を殺す」
マユ「……!」
マユ涙、デュランダルの温かい態度が脳裏に甦る。デュランダル機、ドラグーンを呼び戻す。
マユ「…………さようなら……ギルバート・デュランダル」
ゼロ距離でジェネレータにパルマフィオキーナ発射、デュランダル機はデスティニーと離れて
漂っていく。
デュランダル「そうか……これが、世界の選んだ未来……君は、“SEEDを持つもの”……」
デュランダル機爆発
やっぱ最後はゴッドフィンガーで締めたい。
マユ「ぅおにいちゅあーん!!!」
シン「♪生きてるってなーんーだーろ」
マユ「♪生きてるってなーあーに」
あげ
>>433と
>>441の続き
第二十一話
インパルスの整備をしているヴィーノとヨウランに飲み物と笑顔の差し入れをするマユ、それを見ながら作業服を着たレイとルナが一息つく。弱音を吐くルナ、これは仕方がないとたしなめるレイ、その二人にまだ仕事は残っていると怒鳴る技術班長・エイブス。
拠点攻略隊、転じて守備隊は、一丸となって敵の襲来に備えていた。自爆で機能を失った基地、最も警戒していたゲルスゲーにも逃げられた。何より苦しいのは大きな戦力補充の滞り、司令部がミネルバの異例な働きに困惑して起こったことだった。
皮肉にも、勝利を得た側が苦境に立たされていた。
撤退した基地防衛隊とおぼしき敵を確認。タリアは、敵が開けた場所にいる内に仕留めるべく、ディンを伴って打って出る。狭い渓谷で乱戦になった時、ゲルスゲーが圧倒的に有利だからだ。
タリアの希望通り、敵部隊が開けた場所にいる間に接触。先手をとったミネルバは射程ギリギリから、隊の中心に陣取るゲルスゲーに主砲発射。なんと命中、粉砕した。
この結果を受けるなり、タリアはマユに基地防衛を命じた。本物のゲルスゲーはそこに現れると予想、実際、ミネルバが撃ち抜いたのは有り合わせのパーツで作った張子。そして、今の戦力でゲルスゲーを討ち取れるのはインパルスぐらいしかいない。
ミネルバチームとディン部隊はそのまま戦闘を続行。マユはソードを選び、基地に向かった。ここまではタリアの想定内のこと、しかし基地へと向かうマユは、戦闘を確認した基地へ行く途上で、ストライクダガーの一群と遭遇した。
一方、ミネルバは厳しい現実と遭遇していた。事実を伝えるメイリンの声は震え、アーサーは取り乱し、タリアは彼を怒鳴ることで自分の平静を保った。ルナは笑いながらウンザリし、レイは歯を食いしばる。連合の伏兵、こちらの倍近く、まだ増える。
拠点を攻略され、分断された連合の戦力と、これから攻撃されるであろう連合基地からの戦力がもう既に掻き集められ、それぞれに雪崩れ込んだ。これは重要拠点奪取が目的ではない、世界に最も知れ渡ったザフト艦・ミネルバを落とすためでもあった。
ストライクダガーの一群を文字通り切り抜けたソードインパルス、戦火はニコールのいる町まで飛び火していた。拒絶された、でも助けたい。胸に宿る想いをインパルスに乗せ、連合のダガーシリーズを切り伏せながら、町の中心で猛威を奮うゲルスゲーに斬り込む。
この町はもう終わりだ。逃げ遅れたニコールは、半ば自暴自棄になりながらそう思った。ザフトがやられそうだ、また連合に酷いことされる、ゲルスゲーが近くにいる。このまま踏み潰されると諦めたその時、ソードインパルスがゲルスゲーに切り掛かった。
マユは切り結んでから気付いた、足元近くのニコールの存在に。
ルナのザクが倒れ、レイのザクがそれを支える。味方機はあと僅か、ミネルバも物量に押し潰される寸前で、タリアにいよいよ最期の時かと観念させた。そこでメイリンの援軍到着を報せる歓声がブリッジに響き渡った。
セイバーを受領したアレックス・デュノが指揮をとる、ミネルバ救援のために選りすぐりで構成されたディン部隊は、瞬く間に劣勢を跳ね返す。
マユはニコールのことが気掛かりで、インパルスで思い切り踏み込めず、防戦一方。巧く切り払い続けるも、パワーに押されて体制を崩す。トドメの一撃を加えるべくゲルスゲーが振り被った。
だが、ゲルスゲーが振り被った一撃は鞭に絡めとられた。不測の事態、ゲルスゲーのカメラが見たのは、ヒートロッドを構えるグフ・イグナイテッドの姿。
今だ、ソードインパルスの対艦刀、一閃。そして、ゲルスゲー爆散。咄嗟にニコールを庇うインパルス。その庇護の下、ニコールはガタガタ震えていた。マユはニコールをインパルスのコックピットに放り込む。すすり泣くニコール、マユは言葉を掛けなかった。
町に大量に侵入した連合軍は、援軍として到着したグフと、その指揮下の右肩をオレンジ色に染めたザク部隊によって駆逐されていく。
最早、勝ち負けは決まったに等しかった。しかし、マユは今にも気を失いそうな自分を奮い立たせ、自らに課した二つの仕事を完遂すべく、インパルスを駆る。基地防衛と、ミネルバへの無事生還である。
マユ「インパルス、私も頑張るから、あと少しだけ頑張ろう」
コニール?
466 :
464:2005/07/11(月) 17:21:34 ID:???
ごめんなさい。
本気で間違えました。
乙、GJ!
ハイネ隊キター!
マユたんとニコルたんのらぶらぶ想像して萌えちまったじゃないかYo!
ニコルたんでもニコルきゅんでも萌えられる、オイシイ。
……ダメだ、脳みそ腐っちまったYo!
ヤバイ、ハイネがカッコ良すぎる。
やっぱヒートロッドで援護したときに「踏み込みが浅いぜぇ?」とか言うんだろうか。
そうだよなあ、ハイネ隊は出すべきだよなあ
GJ
あげ
>>460の
「アロンダイト投げる→デスティニーが光の翼展開して追い抜く→翼の斬撃→アロンダイト刺さる」
この流れを激しく見たい。映像で見たい。
>>441と
>>464で登場人物の名前を誤って表記してしまいました。今回から正しく「コニール」と表記します。
第二十二話
アレックスもハイネ隊も、次の戦地に赴いていた。一方、ミネルバは新たに補充された隊と共に、町の復旧作業に勤しんでいた。
タリアは司令部に出頭した時のことを思い出す。ミネルバは重要拠点の攻略を臭わせ、連合の目を引き付ける位でよかったと言われた。あの激戦の後だから、タリアも素直にそう思えた。そして、英雄的行動は慎むように、とも言われた。
先の戦闘で怪我をして未だベッドの上にいるルナ、メイリンが姉の話し相手になっている中、レイが見舞いに来る。すると、メイリンは取って付けたような急用を思い出して退室。そのあからさまな態度に、レイとルナは絶対に勘違いされていると思った。
只今マユはインパルスやザフトの皆さんと一緒に作業中、その甲斐あって、最初のころは瓦礫と死体と危険物で埋まっていた町も、今では人が生活できる環境を取り戻していた。
あの戦闘後、コニールは結局この町に戻った。町の惨状を思えば、マユは不安になった。しかし、そのコニールを思えば、やる気が湧いてくる。ふと、物陰からこちらを伺うコニールを見つけた、インパルスで手を振る。コニールは驚いて走り去った。先は長い。
そんなインパルスの様子を、ミリアリアは場に不釣合いなリムジンの中からカメラに収めていた。
マユはミネルバに帰ってくるなり、ヨウランが鼻息荒く凄い客が来ていると言い、ヴィーノは顔を真っ赤にしながら惚けている。艦内の雰囲気が、妙に浮ついていることに気付いた。マユは、外にあった見慣れないリムジンとの関係を疑う。
その時、ミリアリアを伴い、足早に移動しながらも周りに愛想を振り撒く偽ラクスことミーアと、マユが出会った。凍りつくミーアはマユの名を呼び、マユは訝しみながらもミーアの名を呼ぶ。ミーアは顔を引きつらせ、逃げた。マユは鬼の形相で、追いかけた。
大暴れのマユ、ミーアが艦内を逃げ惑うものだから被害は拡大、同僚のレイと療養中のルナを駆り出して、ようやくマユを取り押さえることができた。タリアはその場でマユに説明を求める。
マユは、ミーアが同じ難民キャンプの出で、水・食料・毛布等の配給品を横取りした根性の腐った腹黒女と言い切った。マユはそれよりも、返せ返せと喚いていた。
マユの発言に頭を抱えた唯一プラント公認のミーア番記者ミリアリアは、自分の後ろで震えるミーアに成り代わり、応対する。取り敢えずマユに落ち着いてもらおうと、ミリアリアは自分の鞄の中からある物を取り出す。
それを見るなり、マユの嘘のように大人しくなった。そしてゆっくりミリアリアに近づき、それを受け取った。それとは、古い型の携帯電話、マユの兄の、形見の携帯電話。
落ち着いたところで、タリアは情報を整理。彼女は偽者で、オーブ難民、そしてマユに意地悪し続け、気付いたら形見の携帯電話まで盗んでいた。ミリアリアは頷いた。タリアは、マユの名前が出るなりミーアが話を切り上げた訳だと納得した。
タリアは、ミーアが次にここでするコンサートにインパルスの協力を求めていたが、このような話を聞いた後では。一応、そのことを打診してみると、マユはあっさりOKした。
コンサート当日。コアスプレンダーに無理矢理、取り付けた後部座席に乗り込むミーア、ミリアリアはファインダー越しにそれを見るが、あまりにも覇気の無いミーアに、彼女は不安を募らせた。
集まった観客の遥か高くで、分離状態のインパルスは大空にLove&Peaceの文字を描き、合体。インパルスはコンサート会場にやんわりと降り立つ。
インパルスの中、エチケット袋使用中のミーアに、マユは一言、私より歌が下手だったら踏み潰すから。その返答、調子に乗るなクソガキ。マユはやっと、自分の知るミーア・キャンベルに再会した。
そして、ミーアはコックピットから踊り出る。
ミーア「皆さ〜ん、ラクス・クラインで〜す」
GJ
このミーアは死んでもハッピーエンドを掴みそうな勢いですなw
おぉ、ミーアの設定がすげぇ面白い。GJ!
ミーアいいなぁコレ。GJ!
_が出世してまつね
面白いな、この設定・・・
そうだよな、本編じゃシンとミーアの絡みが皆無なんだよな……。重要なトコなのに
ミーア、逞しいな。ミリィは痔とはどうなったんだろうか?ちょっと楽しみ。
>>474からの続き
第二十三話
ミーア番記者のミリアリアは撮った写真を検閲に回し、残った写真と諸注意を元に記事を書く。ミネルバの中で撮った写真ほぼ全てと他いくつかが没。注意点はマユを記事にしないこと。ミリアリアはこの時、使える写真にマユが一枚も写っていないことに気付いた。
未だ町に駐留しているミネルバの食堂にて、マユ、レイ、ルナ、ヴィーノ、ヨウランが食卓を囲む。クルー全員に緘口令は敷かれているが話題はミーア、最初は引いたがコンサートで持ち直したというのが大まかな話の流れ。
すると、発言を控えていたマユがポツリと一言。その美声と健康を維持するため、私から略奪を繰り返したし‥‥‥。食事と空気が一気に不味くなった。そこにメイリン登場、彼女はミネルバの特集が組まれたプラント本国の新聞を持ってきた。
空気一新を狙い、話題は新聞に移行し、早速、新聞を広げる。「インパルス操縦者、シン・アスカ、ロングインタビュー」という見出し。一同、狐につままれた。しかし、当のマユは何かに納得し、固まってる同僚にこう説明する。
十三歳で戦争に参加している時点で不味い。そんな幼い女の子が戦っている事実は不要な反発と過剰な戦意を煽る。だから、上層部は死んだ兄をパイロットにした、と。皆は一様に納得した、マユがついた嘘とも知らずに。
場所は宇宙、ガーディ・ルー。同じ新聞を読むアウルは遠く離れた怨敵に闘志を燃やす。それに目を通したスティングは記事の嘘を一目で見破ったものの、嘘を付いている理由まではわからず、このことは胸に留めておくだけにした。
ブリッジ、ネオに会いにきたステラ。でも、いない。リーは出て行くように言おうとしたが、ステラの思い詰めた顔を見るなり、待つなら仕事の邪魔にならないようにと言った。
ネオは今、モニター越しにジブリールと対談していた。ジブリールの第一声は、君がザフトのエースパイロットとは思わなかったよ。仮面の下からでもネオの嫌な顔がわかった。
無論、ジブリールはそれがプラント側の用意したでっち上げとは承知しているが、そんな冗談を口にしたくなるくらい、新聞のシンは本物と瓜二つだった。しかし、出生の方は別で、新聞のシンは健康面以外にあれやこれやと強化されたコーディネーターだった。
ジブリールは調査を持ちかけてみるが、ネオは今の任務を優先して興味も示さない。ジブリールは、ネオのその態度に満足気な笑みを浮かべ、引き続き任務の遂行を言い渡し、通信を切った。
ネオがブリッジに戻るなり、目標確認の報告を受ける。現場の指揮をリーに預け、自らも出撃すべく格納庫に向かう。そのネオの後を付いてくるステラは、自分が皆とはぐれた時にマユと会って、二人でガイアを直したことを告げた。
ステラはうまく文章にできていないが、ネオは何が言いたいのかはわかった。ミネルバのいるところでマユと出会う、と。ステラもあの記事を読んで、同じアスカ姓のマユとミネルバを一つに結んで考えて、それで、どうしようもなく怖くなっての告白だった。
ネオは隠していたことを責めず、むしろ告白した勇気を誉める。そして、全て自分に任せて、次の出撃でお前はいつも通りに働いてくれればいいと言った。
地上軍の戦力補充を目的に、地球へ降下を始めたザフト降下部隊。それをファントム・ペインが強襲した。ザフトは護衛艦とゲイツ、シグー隊がこれを迎え撃つ。
ガーディ・ルーの砲撃はMS隊の陣に切れ込みを入れ、エグザスとカオスのWガンバレルが敵陣を切り裂く。個別に分断された敵はガイア、アビスの手に掛かった。
気合の入るステラ、負けてられないとアウル、遅れるなよとネオはスティングを急かし、スティングはそれに乗る。この勢いは止めようがない、四機は途中の護衛艦を蹴散らし、その奥の降下部隊に迫る。そして、射的の的を撃つ如く次々と落としていった。
護衛戦力が立て直しの気配を見せるなり、ファントム・ペインはその勢いのまま逃げに徹し、一気に逃げ切った。
ネオ「マユ、お前は無関係だよな、戦場とはさ」
>>483からの続き
第二十四話
ザフト地上軍は、本来ゆっくりと進軍していく筈だった。しかし、陽動の役のミネルバが重要拠点を攻略、そのことでミネルバは連合の大規模な戦力と戦うも、援軍として到着したフェイス隊員と共にこれを撃退した。
それは拠点周辺の連合戦力が大きく低下したことを意味し、ほぼ無傷のハイネ隊とアレックス隊は連合領内の拠点を瞬く間に制圧、さらに本隊は連合と分断された各拠点を制圧する。こうして、ザフトは急速ながらも足場を固めつつ、連合の奥深くに進攻していった。
戦線の拡大に伴い、戦力の補充が急務といえるザフト地上軍に、宇宙から増援が降下する。地上でのお迎えも兼ねた護衛に、ミネルバは数隻の艦と共に出航した。
久し振りの任務に活気付くミネルバクルー。何事もなければ行って帰ってくるだけの任務だが、それで済んだ試しがないのがミネルバ、わざわざ口にする者こそ少ないが、艦長以下全員が敵地に乗り込むが如き気の入りようで臨んでいた。
そんな前途を暗示するかのように、海上の降下ポイント兼合流地点には暴風雨が近づいていた。ところが、その暴風雨を追い抜くスピードで迫る艦が一隻。ミネルバとザフト艦は、辛うじて謎の艦の進路上に回り込むことに成功した。
謎の艦、それはアークエンジェル。ミネルバと接触するなりMSを展開、バルドフェルドの乗るムラサメと、その指揮下のM1アストレイ部隊を出撃。ザフトもそれに応じてディンやゾノ、それにザクとインパルスを出す。
確かに、アークエンジェルやバルドフェルドの指揮する部隊は手強い。だけど、こちらの有利を覆せる程ではない。ブラストで後衛に回ったマユは、その一歩引いた目線でそう分析していた。
この戦場から離れた降下ポイントに、増援部隊が降下して来た。が、しかし、その増援部隊は、降下ポイントから謎の攻撃で次々に撃墜していった。そして、その攻撃はミネルバ、同行のザフト艦、あまつさえMSにまで向けられた。
戦艦はかわしきれなかった。レイは何とか回避、ルナはかわしきれず掠めた一撃でザクの右腕は動かなくなった。インパルスは特に念入りで、マユは攻撃の多くをかわしたにも関わらず、武装のほとんどを削り取られた。
タリアは叫ぶ、艦隊の規模は。MS一機です、それが答えだった。
雨雲はいつの間にか追いついて、一帯を覆い、さめざめと雨を降らせる。稲光を受け、照らし出されたMSは羽を広げてそこにいた、キラ・ヤマトの駆るフリーダムが、そこに。
メイリン「これって、もしかして‥‥」
アーサー「あ、ああ、あぁぁ‥‥」
タリア「やってくれたわね、連合も」
ルナ「嘘でしょ、なんで、こんなところに」
レイ「また、敵に回るのか」
マユ「‥フリー‥‥ダム」
いいね〜 GJ!!
>>5-6 普通にマユ、レイ同室はテラマズス(´・ω・)レイはモーホーだから良いのか?
ルナと同室が予想される。ルナって個室だっけ?
それにしても予想以上の良スレ
>>484 次はvs自由第一回目か。マユがんがれ。
488 :
通常の名無しさんの3倍:2005/07/14(木) 20:06:20 ID:s79udAzX
なんかマユがvs自由戦で負傷して右腕を失うような気がする・・・
>>491 つまり自由に乗ってるのはキラさんじゃなくてお兄ちゃんだということでつね?
プラモCM
マユ「力が無いのが悔しかった・・・私はこのディスティニーでしゅべてをなぎ払う!!」
キラ「・・・マユ噛んでるよマユ・・・」
マユ「すいません、もう一回お願いします」(能登声
マユ「力が無いのが悔しかった・・・私はこのディスティニーで全てをなぎ払う!!」
キラ「君が立ちはだかるなら・・・僕は・・・」
マユ「あなたは一体なんなの!!!」
じゃじゃ〜ん
マユ、キラ「す(しゅ)れちがう翼」
キラ「・・・・マユ・・・ハァハァ」
マユ「・・・もう一回いいですか?・・・」
フレッツ黒マユバージョン
凸「なぜ、みんなで語り合わないんだ?」
ルナ「語り合ってますよ」
マユ「お前のいないトコでな」
凸ガーーーーーン
マユ「な〜んてね、嘘ですよ、隊長・・・・・隊長?」
>>484からの続き
第二十五話
海上、推進力を奪われた戦艦や戦闘力を奪われたMSが雨に打たれる。彼等、ザフトの増援をこのようにした張本人、フリーダムは、そこから離れながらミネルバ等を狙い撃つ。
インパルスはブラストからフォースへ、さらにソードのシルエットを後続につけ、フリーダムに向かって飛び立つ。タリアはマユに制止を促すが、通信は切られた。白い悪魔が自分の大切な物をまた奪いにきた、マユはそれを振り払うため、怒りに身を投じた。
レイの直感は、オーブ難民・フリーダム・マユの命令無視から、一気に正解を導き出した。ルナも同時に同じ結論に至った。止めることが無理なら、せめて援護だけでも。
しかし、バルドフェルドのムラサメが阻む。二人の実力を認めるからこそ、キラの元へ行かせる訳にはいかない。それぞれが戦友のために、三人は激突した。
一列に並ぶフォースとフライヤー、正面から見れば一枚の盾に三機の飛行物体が隠れ、右に左に動いても隊列は全くぶれない。さらに、そんな状態でも構えたビームライフルは正確にフリーダムを狙う。つまり、列を崩さず、護り、かわし、撃ってくる。
キラは火力を集中、ミネルバと戦艦も含めての一斉射撃がインパルスのみに狙いを絞ったものに変わる。一層厳しい中を行くフォースインパルス、ライフルを撃ち抜かれ、ついにはシールドも砕かれた。しかし、かなり近付いた。さらに分離、そのまま突進。
フリーダムはビームサーベルを構える。インパルス、ソードに合体と同時に対艦刀を振るう。切り結ぶ二機。当たり負けたのは、フリーダムだった。
雨は大粒となり、風も出てきた。もう少ししたら、海は荒れるだろう。
フリーダムのために囮となったアークエンジェルは、マリュー艦長の叱咤も空しく、頭数で勝るザフト軍に押し切られようとしていた。ところが、この局面でオーブ艦隊が現れた。そして、船酔いで潰れているユウナに代わり、トダカがザフトに告げる。
降下してきた部隊の戦闘力は奪ったが、被害は最小限である。オーブは彼等を捕虜として捕らえるつもりだが、ザフト側が戦闘を続行する場合、我々は戦闘を優先する。但し、天候が酷くなれば、それだけ捕虜の収容が困難になる。その点は踏まえて頂きたい。
タリアは怒りを顕にする。要は、もし戦えば君達の同胞を荒れた海に置き去りにすると言っているのだ。しかし、その怒りは飲み込むしかない。ミネルバはともかく、他の艦の損耗が酷く、天候次第では帰港もままならい。この海域で戦う意味は、もうないのだ。
ソードインパルスの荒々しい斬撃と、それを辛うじて受け流すフリーダム。
マユはいつまで経っても仕留められないことで、繕った怒りは剥がれ落ち、恐怖が滲み出る。少女にとって、白い悪魔は怒りの対象ではなく、悲劇と恐怖の象徴でしかなかった。
キラは苦しかった。何故なら、今のフリーダムはバッテリー式であり、エネルギーの残りは僅か。無理に引き剥がして撃ち合いに持ち込みたいが、相手の技量を鑑みれば今のエネルギー残量内でそれは無理。だから、キラはここで賭けに出た。
初めて、フリーダムが切りかかってきた。インパルスは切り払う、直前、ビームの刃が消失、対象を失った対艦刀は大きく空振り。そこにフリーダムの拳が炸裂。距離が空いた。フリーダム、一斉射撃。
しかし、ボロボロになりながらも、インパルスはその銃撃の中を突き進む。この恐怖を振り払いたい、その想いだけが、マユを駆り立てる。フリーダムは今一度、ビームサーベルを構える。狙うは、コックピット。
無傷のフリーダムに、瀕死のインパルスが貫かれる‥‥筈だったが、分離。キラは驚いた、当然だ、マユも驚く位なのだから。恐らく、ダメージの蓄積が引き起こしたこと。しかし、この突然の分離は、マユも外に投げ出した。キラは咄嗟にフリーダムで受け止める。
フリーダムの掌の上、マユは、あの無茶な分離の所為なのか、さらに壊れていくインパルスを見る。ミネルバに来るよりずっと前から一緒だった愛機の無残な姿、マユは、目の前の現実を否定しながら、気絶した。
そして、フリーダムは、横たわるマユを雨から守るため、そっと手を重ねる。
キラ「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
なんかものすげー展開になってきたな…よく思いつくよ…でもGJ!
キラ燃え
ユウナ萌え
登場人物が本編の100倍かっこいい
>>495 無茶な分離でコアの戦闘機(名前忘れた)が失速状態で切り離され、
セントラルコンピュターが墜落寸前に射出座席を自動射出。
パラシュートで漂うマユの眼下で、バラバラになった衝撃が海に落ちていく。
と言う構図がちょっと思い浮かんだり。
しかし、互いに駆け引きが上手いな。単純な力勝負にならないところが良い。
作者の方ではありませんが一応設定書いてみました。
フリーダムガンダム 24〜
ヤキン・ドゥーエ戦で大ダメージを受けたがオーブで回収修復されていた。
核動力ではなくバッテリー駆動に変更されている。
アークエンジェル 24〜
第二次ヤキン・ドゥーエ戦の後に回収修理されていた。
ムラサメ(バルトフェルド専用機)25〜
オーブ軍の次期主力MS。
基本的な性能は通常のムラサメと変更は無いが、カラーリングは黄色系に変更されている。
*公式の文を修正改変したものです。
ログからまとめて読んだけど・・・
すごいね。続きが気になって仕方ないよ。
作者さんGJです
502 :
age:2005/07/16(土) 02:57:55 ID:h48SQ22d
職人さん乙。
なんていいスレなんだここは。
むしろ職人さんが今すぐ負債とポジションチェンジして欲しいぜ
こんなことを言うのも無粋だが、本編は放送時間とかスポンサーとかも
考えなきゃいけない訳で、アマチュアの小説はどんなに良作でも
プロのアニメ脚本より優れている、とは一概には言えないんだよな。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
>>504 まあそれはそうだが、限度ってものがある
種死本編はその限度を超えた悪い例
>>504の言い分は一般論としては正しいが、このアニメは宣伝媒体として確実に失格だしなw
種は、プラモ売る為のプロモーションフィルムと揶揄されるが、
その目的すら果たせてないものな
職人乙! 画像見れないorz
良スレハケーン
職人乙です。こんなSEEDも(・∀・)イイ!
>>509 インパルスにルナを乗せたのはブラストを売る為だと思ってたのは俺だけか?
ルナは赤ザク乗りだからシン以上にソード多様しそうな感あり。
射撃より格闘の方が得意そうだし。
保守しなくては!
あげとけあげとけ
良スレハケーン
いらっしゃーい
>504
宣伝媒体としてもアレだけど、放送時間的にも…ねぇ。
>>513 そりゃそうだ。
だけど、再登場させただけで積極的に売ろうという意志が感じられないような・・・
スケート板の荒らしの巻き添えでアク規喰らっちまった(怒)ので携帯から。
>>513 >>522 1/100ブラストインパルスがもし出るならば
パッケージのキャラ絵がシンからルナに交替しそうな悪寒・・・・・・・
ドンマイ
俺も地元CATVなのにアク禁巻き添え食らったことあって、
家の近所に荒らしが居るのかと思うと無性に腹立った記憶があるw
マユは、ストフリに勝てるのか?
このスレでの、ストフリとインジャスとアカツキがどう扱われるのか期待。
あとディスティニーの乗り換え話も。
職人様に期待!
作者様
アカツキは存在そのものが矛盾の塊だからなあ
あえて出すならアカツキはウズミの遺産などではなく、サハク家が開発した、ゴールドフレーム天の後継機って扱いにでもした方がいい
ついでにパイロットは、当然カガリではなく、オーブ最強のパイロット、バリー・ホー
528 :
526:2005/07/17(日) 13:11:32 ID:???
下の作者様は消し忘れ。
>>527 このスレの展開なら、キラがパイロットでもいいかも。
ストフリは「クライン派が前大戦終戦直後から開発していた」とかあまりにも無茶苦茶すぎる設定だし、いっそマユとキラの共通の敵でいいと思うよ
あのバケモノは正直、味方の乗る機体じゃない
>>529 だったら、いっそストフリとインジャスはザフトが作ったことにした方が無理がないんじゃないか?
キラは議長に洗脳されてストフリに乗るとか(かなり無理があるが)
個人的にはアカツキは脱走後のアスランでもいいかも
ポジション、クワトロだし
ストフリはユウナ辺りが勝手に改造したことにしちゃえば?
ヤキンで大破したフリーダムをカガリが回収
もう使うことはあるまいと某所に隠匿
でも世界混乱で大変な状況
カガリが右往左往してる間にサハクと一緒にユウナが改造とか
そのときサハク製造のアカツキも受領しちゃうと
なんかこのスレのユウナなら議長やジブリともやりあえそうな気がする
じゃあ、キラ&フリーダムをマユに殺らせず
宇宙に出てからフリーダムVSストライクフリーダム(悪役らしく黒多めのνガンカラー)
ストフリのパイロットは議長、もしくはキラの完成形「Kira´」(キラは試作品)
K´はオリジナルと違い、感情を完璧に抑制し議長に従うよう作られたザフト製ソキウス。
キラVS戦闘能力を強化されたキラ。乗り手でも性能でも勝る敵を相手に
キラがどう戦うのか、とか。
わざわざ量産キラなんて出したくないなら、やっぱオーブが連合にフリーダムのデータを流し
デストロイの技術を応用してストフリを作ったことにする。で、シン(またはネオ)が乗る。
アカツキは性能がどんなものなのかによるなあ
搭乗者はカガリだし、相手は運命だし、ひっじょーにショボそう
あまりにもショボければわざわざ出す必要もあるまい
>>534 忘れているかもしれんが、アカツキは二年前の機体。
プラントの技術の粋を集めた条約違反機ですら型落ちになった今、
この機体に搭乗者カガリでそこまで期待するのもどうかと思うが。
凸乗せて、無改造自由のキラと一緒に脇に徹してくれれば、一番良いかも知れん。
age
>>535 アカツキは全身ビームコーティングらしい
+PS装甲ならEN切れるまではほぼ無敵かと
核エンジン積んでたら無敵って事ね
そんなトンデモMS出したらただでさえ破綻した物語がさらにh(ry
パソコンの方がアク禁に…
どこで巻き添えくらったんだろ
今、俺の脳内設定を文にしてる途中なのに
541 :
通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 02:37:37 ID:i9ZF4AG3
>>539 これ以上破綻のしようがないから無問題。
たしかに、破綻してない部分を探すほうが難しいからなぁ。
543 :
通常の名無しさんの3倍:2005/07/18(月) 03:36:38 ID:Q0IwacWj
えーと、非常に残念ですが、
新主人公マユで今後のストーリーが書けなくなったので、
福田負債の様に主役変更で、
ミスター凸の今後の活躍に期待してくれ!
−−−−−−−−マユガン1部完−−−−−−−−
ですか?
オイラの脳内設定
・デュランダル、ジブリール、アスカ夫妻はメンデル研究員
・デュランダルのデスティニープランが一時話題を呼ぶも、
この時期メンデルを去っていく研究者が多く、彼らと共に忘れ去られる
・アスカ夫妻はseedの持ち主である(デュランダルとジブリールは知っていた)が、
日々激しくなるブルーコスモスの動きに脅え、オーブへ移住
・メンデル襲撃の前の年、ジブリールはある悲劇に見舞われ、全てのコーディネイターを憎み、
ブルーコスモスとなり、後に盟主の座にまで上り詰める(元々、資金力はあった)
・クルーゼとのやり取りが気なるデュランダル
・コーディネイターに負けないナチュラルを作る研究を進めるジブリール
・オーブで平和に暮らすも、戦争で命を落とすアスカ夫妻
・大戦後、ジブリールはシンを、デュランダルはマユを手に入れ、
お互いの理想とする世界を作り上げるために彼らを利用することに…
連合とザフトが対になっててカコイイな
厨ですまんが…ここのマユならスパロボに出ても皆に可愛がられるだろうなと思った。
プル&プルツーと仲良く艦内を走り回ってたり、スーパー系のキャラ達と元気に話してたり、
単機でピンチになるイベントの後、アムロ辺りに「よく頑張ったな」と言われてウルッとしたり、
そういう会話を妄想してハァハァしちまったよ。すまん。
無印なら寺田マジックでなんとかマトモになるかもしれないけどなあ
種死はどうしようもないだろうね
前スレ後期の荒れっぷりに嫌気が射してエクソダスした織れが来ましたよ。
おかえり。
Kダッシュワロスw
>>531を基にさらなる妄想。
1 メンデル計画は実は最強のソキウスを作る計画で各国の国家元首、資産家
が出資。そのなかにセイラン家とサハク家があった。メンデル襲撃後、完成品(キラ)
を失ったが残ったデータをもとにサハク家とセイラン家がオーブ内で極秘に開発。戦後
はセイラン家が極秘開発。
2 ザフトのフリーダムはサハク家とセイラン家が開発していたモビルスーツの情報
を盗んで作ったもの。戦後、ストフリはセイラン家が開発。
3 ヘブンズベース陥落後、逃げてきたジブリールを暗殺。ユウナ、ブルコスの三代目
盟主になり、量産型キラを率いてヘブンズベースを奪還。量産型キラの隊長がストフリに乗る。
続いて、ヘブンズベース陥落後、降伏した大西洋連邦を制圧。新地球連合を設立。
>>551 それじゃあ最終的にキラが主役になるような…
マユ種のラスボスは誰だろ?レイ?議長?キラ?シン?…まじでクローンキラ?
553 :
511:2005/07/18(月) 18:54:40 ID:???
>>552俺的にはユウナ。ちなみに、ヘブンズベーズをインパルスで陥落
させ、その後オーブ侵攻時ストフリがインパルスを撃破。で一度降服を検討した国々
が再びオーブを中核にして新地球連合を設立ってのもいいと思う。
>>511これを基にした話し。
ヘブンズベーズが落ちた後、ジブリール、オーブへ逃げ込む。
オーブ軍本部
ユウナ「これは、これはジブリール卿、遠方からのおこしまことにうれしい限りです。」
ジブ「挨拶はいい。状況は貴様の知っているだろう。」
ユウナ「ええ、ヘブンズベーズが落ちたようですね」
ジブ「兵力では歴然とした差があった。連中に勝ち目はなっかったはずだ。なのにあのモビルスーツが」
ユウナ「確かインパルスというザフトの新型機ですね」
ジブ「機体の能力はデストロイよりはるかに下なのにそれを」
ユウナ「やはりもっていたんだな、デュレンダル。SEEDを持つものを(小声)」
ジブ「なんの話しだいったい」
ユウナ「いえこちらの話です。で、何故わざわざオーブへいらしたんです。」
ジブ「大西洋連邦はロゴスのメンベーを国外退去処分にし、事実上降伏した。」
ユウナ「で、これからどうなさるおつもりです」
ジブ「月の基地で指揮をとる。あそこはまだロゴスの影響下だ。」
ユウナ「賢明のご判断です。ただオーブに逃げ込んだのは間違いですね」
ジブ「なんだと。」
ユウナ「なぜなら、僕は貴方があまり好きではありません」
そういうてユウナの後ろにひかえて兵がジブリールに向けて射撃。
ジブ「き、貴様」
ジブ、死ぬ。
ユウナ「卿は事故で死なれたまことにおいたわしいことに。私が卿の意思を引きついで
ザフトをうとう」
注運命はまだでてないという設定です。
464の凸がアレックス・ディノのザフト入りして選りすぐりのパイロットを集めたディン部隊の話が気に入った。
史実にあった剣部隊やジオンのキマイラなど、ベテランやエース集めた部隊ってハナシかなり好き。
俺脳内としては、セイバー受領まではほぼ原作通りに進み(凸はアレックスで押し通している。理由・何となくカコ良いからw)
地球軌道で待機していた部隊と合流。そのまま降下ポッドでダイーヴ!
ミネルバ専属ではなくハイネ隊と同様に各地を転戦しつつも、3話に一回はミネルバと絡む。
独立遊撃隊みたいな扱い。
渋い所(地味だが大事)で戦った方が凸の能力を活かせると思ふ。ま、縁の下の力持ち。
毎回無理にでしゃばるより凸にはこの位の露出の方が似合ってる気がする。ボロも出ないだろうしw
凸機体がセイバーはガチとして、部下のMSがディンではベテランでも厳しいか・・・・・・バビはなぁ・・・・ディンが好きだからディン・ハイマニューバを捏造。
性能的にはザク≧ディンHMかな?
で、ハイネ隊に習ってディンHMの右肩は隊長機のカラーでペイント。
・・・・右肩が赤いロボット(精鋭部隊)だからって、勇ましいマーチと共に村を焼き払ったりしないw
某戦線
その戦線では連合とザフトの一進一退の戦いが繰り広げられていた。
別に珍しくも無い、あちこちで繰り広げらている光景である。
そして、ユニウス7落着の混乱から何とか立ち直った連合がお得意の物量作戦によってザフトを圧しているのも、珍しくも無い光景だった。
あわや戦線が崩壊するかと思われた時、爆煙を切り裂いて十数機のMSが戦場に舞い降りた。
先頭の一機を除き、右肩を赤くペイントしたディンHM。
そして先頭――指揮官機は返り血で赤く染まった様な紅いMS。セイバー
彼等はその精強さと特徴的なペイントから兵士達からこう呼ばれた
ザフト兵A「あれが噂の『レッドショルダー』か・・・・・」
B「ベテラン揃いとは聞いてたが・・・何て腕前だ・・・」
C「流石は『オレンジショルダー』と並ぶザフト地上軍の火消し屋・・・と言った所か」
B「・・・隊長のアレックス・ディノがあのアスラン・ザラって・・・本当かな」
A「さぁな・・・例えそうだとしても、本名隠すって事は何か深い事情があるんだろ?俺達には関係ないだろうがな・・・」
C「ま、そのアレックス何某達のお陰で今日も不味い夕食にありつけるんだ。素直に感謝しとこうぜ」
A「だな」
B「ああ・・・・それより今日の飯何だ?」
A「解ってるだろ?芋芋芋芋、また芋だ」
B・C「「げぇ〜っ」」
何回天だおれ・・・
>>556 レッドショルダーはカンベンしてくれ
オレンジショルダーでさえボトムズのパクリだってさんざん言われてんだから
こう言う妄想スレなら充分許容範囲じゃないか?
>>557 二番煎じでもあるしな。機体のカラーリングのメインが赤とかのほうが良いかも。
age
561 :
1:2005/07/19(火) 02:05:30 ID:???
>>495からの続き
第二十六話
目覚めたマユは、枕元にいる青年を死んだ兄だと思った。もちろん違う、彼はキラ。そのキラの話で、ここはアークエンジェルの医務室で、自分が丸一日眠っていたことを教えてくれた。そして、キラは食べ物を持ってくると言って出て行った。
マユは一人になった。カメラも含めて監視なし、先生もいない。さらに拘束具もされてない。捕虜が好き勝手に出歩ける待遇、これがオーブ流なのかな。
しばらくして、キラはマユの食事とバルドフェルドを伴って戻ってきた。マユは早速、出された食事に箸をつける。四年か五年振りかの味噌汁に、心が和んだ。
マユの食事後、バルドフェルドに連れて行かれたのは会議室、中で待っていたのは艦長のマリュー一人だけ。案内したバルドフェルドは普通に着席。本当はこの二名だけだったが、同行していたキラも出席を希望、マリューの計らいで彼の出席も許可された。
マリューから。一般的にインパルスのパイロットはシン・アスカという青年だが、マリューが受けた報告ではマユがインパルスを操縦しているらしい。その説明を、マユ本人に求めた。マユはキラを見、そしてうっすら目を閉じ、心を決めた。
少し長くなりますよ、そう言ったマユが見せた憂いを含んだ微笑みは、十三歳のそれではなかった。
生まれはオーブ。優しい父と母に見守られ、優しい兄にも恵まれた。コーディネーターっていっても強化されたのは健康だけで、あとはナチュラルと全然変わらない。だからマユ・アスカは、オーブで暮らす平凡なナチュラルって言うのが、一番わかりやすいかな。
前の戦争で、父も母も兄も、フリーダムの砲撃で死んだ。一人逃げ延びて宇宙に上がったけど、宇宙も戦場になって、難民の配給も滞りがちになって、皆すさんで、ボロボロになって、やっと終戦。
それから少しして、デュランダル議長が難民でも働き易くしてくれたから、孤児でも三食食べさせてくれるところで、しかも人手不足に悩んでいるザフトの学校に入学。
落ちこぼれは放り出されるから、体格にも年齢にも性別にも左右されず、しかも重宝されるMSの操縦技術を必死で勉強した。基本がしっかりできるようになった頃、突然、新型MS開発部に呼ばれた。なんでも、基礎を何度でも正確にできる人が欲しかったんだって。
それがインパルスとの出会い。インパルスは他の子と全然違うから、最初から教えてあげないといけなかった。結果が出なければ捨てられる、同じ境遇と思った。それからインパルスに基本動作を覚えさせて、初めてのお仕事は完了。
でも、三ヶ月くらいして、また呼ばれた。他の人が全然乗れてなくて、藁にも縋るというやつで。それから、飛行機の操縦やMS戦の近接戦闘や射撃とかを猛勉強。大変だったけど、インパルスの良いところを、少しでも引き出してあげたかったから。
でも、その甲斐あって最高の関係を築けた。だから、最高の結果が出せる間柄にもなった。
562 :
2:2005/07/19(火) 02:07:00 ID:???
絵本なら「そうして二人は幸せになりました。めでたし、めでたし」なんだけど、でもね、ほとんどナチュラルの女の子がちゃんと乗れて、すっごく強化されたコーディネーターの大人がちゃんと乗れなかったのが、いけなかった。
理由を探された。強化されたのが健康面だけだったのか、とか。薬とか催眠術で過去の記憶を調べられたり、とか。体を開いて器官を一つ一つ調べてみたり、とか。あと、脳の神経細胞はどうなのか、とか。もう、ず〜っと、ず〜っと、やってる。
ずっと言ってるんだよ。インパルスは、信じてあげたら応えてくれるって。でも、そんな曖昧な答えじゃ納得できないって。
それで、パイロットとモルモットの日々が続いて、気がついたら強奪事件やら落下事件やら亡命に関わって、そして戦争。そういった血生臭い騒動になし崩し的に関われたお陰で、ほんの一時の自由を得た。
でもね。優秀なコーディネーターが一人も乗りこなせなかったMSに乗っている英雄はナチュラルとほぼ同じです、それも十三歳の女の子です、そんなことありえないので何度も体をバラバラにして調べました、でも何にもわかりません。‥‥‥言えないでしょ。
で、お兄ちゃん、シン・アスカが出てくるの。優秀なコーディネーターの中でも特に優秀なコーディネーターが優秀なMSに乗って英雄になってます、って具合に。記録では生死不明だけど、記憶通りなら死亡確実だから、便利に使われちゃったんだと思う。
これが、インパルスのパイロットがシン・アスカの理由だよ。
マユの話に、マリューはただ呆然とし、バルドフェルドは深く考え込む。そしてキラは、沈痛な面持ちでいた。しかし、マユの話は終わってはいない。
自分が今まで生きてこられたのはインパルスがあったから、でも、今はもういない。だから、本国に帰ればきっと、口封じも兼ねて標本される、と。そして、マユは鋭いガラス片を喉に当て、自殺を図った。
咄嗟に飛び掛ったキラがそれを止めた。しかし、マユは死なせて欲しいと暴れる。その痛々しい姿に、キラは、自分がフリーダムのパイロットであることをマユに告白する。
キラ「もし、どうしても死にたいのなら、僕を殺してからにしろ!僕は君の家族を殺して、君の愛機を壊して、君の人生を滅茶苦茶にした、フリーダムのパイロットだ!」
……言葉も出ない
でも一言だけ
ネ申!!!!!!
>>561―562
うぉあ…こいつはきちい……
ハードすぎる展開だぜ
GJ
しかし過去が凄いなあ
壮絶過ぎる・・・
そりゃキラもおもわずポロっと言うわなぁ・・・
だが、神だ。お前の中にはきっと一本筋の通ったマユ種があるんだろう。
最後まで全部見せてほしい。
なんかキラマユのフラグが立ちそうなんですが
なんでもかんでもカプにすんのやめてくれ…orz
>>561―562 GJ!
兄妹そろってすごい過去なんですね。
続きに期待。
GJ!!この話なら毎回標準録画してる!!
やっと2クール終わったな。それにしても面白い。
俺は最近このスレ読み始めたんだが、「2クール分続いてる」ってのがまず凄いな。
完全なSSでも簡素化されきったあらすじでもない形式でやってるのも賢いと思う。
それにしても…
自分のやってきたことをはっきり自覚してるキラキター!!
カコイイな、このキラ…。プラント上層部も、合理的かつ冷酷な面を強く押し出してていい感じ。
味噌汁
マユもステラと同じ境遇。レイもマユやステラと同じ境遇。
ある意味では激流の中、様々な物と引き換えに戦場に舞い戻らざる得なかった、
キラやアスランもマユと同じ境遇とも言える。
そしてその中で、個々それぞれがどう生きて行くか。凄く楽しみになってきた。
やべぇ・・・色んな物が心にグサグサ来た・・・。
負債なんぞあなたの足下にも及ばないよ・・・。
まずはGJ!
だが、ここまでいくとインパルスの特殊性を考えないとあかんな。
マユ側の特殊性、でも良いには良いが、出来たらそれは避けた方が良い気がする。
む・・・アストレイのハチと設定を絡ませるのがベターか?
ハチの細かい設定知らんが・・・。
>マユ側の特殊性
議長が1枚噛んでるってのがありえそうじゃないかい?
そういや他のザフトの面々は
パイスーのカラーってどうやって決めてんかね
>>何度も体をバラバラにして調べました
その都度復活しているのか・・・?
いや、何回も身体を解剖したってことだろ…
小説「されど罪人は竜と踊る」の5巻を思い出して、超鬱
ゆとりの弊害か・・・
こう、上着ずらして背中を見せたらキラマリュ虎が絶句するというのはどうだろう。
それこそ天使湯の出番かと
ちゃんとマユの方から「こんなもの作って」的なツッコミも含めて。
解剖の度に身体の一部をサンプルとして切り取られて、人工のものに置き換わっているとか・・・
だからもうナチュラルには程遠い身体になってしまった。
こわいこわいこわくなってきたよーガクブル
そこまで影落としすぎると普段とのギャップが不自然な方向に働いてしまう希ガス
だから明るく振舞うんだよ
本当は何時も怯えている
次の解剖で今度は身体のどこを切り取られるんだろう
私自身の部分はあとどのくらい残っているんだろう
本音を漏らせば標本逝き
・・・なんかエクステンデットよりも悲惨だな
マユを診たAAの軍医はどんな顔をしたであろうか
背中見せて絶句されるような傷はありえないと思うけどなープラントの技術なら
遺作の顔の傷も完全に消せるくらいだしな。
傷一つ残らんだろ。
切り取られて人工物に置き換わっていたら話は別
つうかそんな残酷描写入れて何がどう良くなるのか聞きたい
593 :
583:2005/07/20(水) 00:27:36 ID:???
どうにも良くはならんだろうが、
「理由を探された。強化されたのが健康面だけだったのか、とか。
薬とか催眠術で過去の記憶を調べられたり、とか。
体を開いて器官を一つ一つ調べてみたり、とか。
あと、脳の神経細胞はどうなのか、とか。もう、ず〜っと、ず〜っと、やってる」
の台詞にインパクトは出てこないかな。
単なる電子レンジは好きじゃないし、完全に無意味だけど。
ほら、口では語らずともその背中の傷が雄弁に語った、みたいな。
コーディネーターは作られた超人類。
それも、ある程度自在にその有り様をいじりまわす事が出来るからこそコーディネートなどと名付けたんだろう。
だからこそ、天賦の才なんて言葉でスルーするわけにもいかなかったんだろうなぁ。
このスレは・・・・神がすんでおられるのか・・・・
マユの悲しい過去っていうのはシンプルに孤児ってとこ、
でもただの子供と違うのは「守りたい」っていう思いを持って軍に入ったとこ。
そんで努力と、何にでも愛情をもって接する健気な姿勢でインパルスを使いこなせるっていう
「なんかよくわからんけどすごいものを持ってるぞこの子は」的なインパクト。
マユの設定としてはこれ以上つらいものを足してしまったらイメージ壊れるんだが…
わざわざそこまで非人道的な事をされましたみたいな描写入れなくてもセリフでいいと思う
AAの割と良識的な大人達はそれだけでも「こんな子供が…」ってなるだろうし
いや、まあただの一意見として聞いてくれればいいよ。長文スマソ
>>561-562乙です。しかし一気に重さが…;
>>597の言うことも分かるけどこれはこれで(・∀・)イイ!のでこれからも期待してます作者様
一気に重くなったなぁ。本当に本人が書いてるのか怪しいがこれはこれでいいと思う。
>>578 一緒でいいんじゃね?
それかレイみたく特注っぽいのでもいいと思うし。マユカラーを勝手につけてもいいべさ。
なんか今の流れからグチャグチャでドロドロな展開の末に
誰一人幸せにはなれませんでした…みたいな話を期待してしまう俺ガイル。
>>600 。・゚・(ノД`)=○)゚Д)、;'.・
>>578 マユ携帯はピンクだけどミーアと被るんだよなぁ。
つか、女の子ならみんなピンク!みたいな本編もどうよ。小学校かと
ゲンはまだー
AAからネオを取り戻しに来る的なのキボン
そして感動の再会
605 :
マユif:2005/07/20(水) 06:24:40 ID:???
PHASE−01 少女の瞳
アーモーリーワンでの進宙式を控えたその日。
宇宙港に到着したシャトルから降りたのはカガリ・ユラ・アスハ、アレックス・ディノ(アスラン・ザラ)。
そして、一般人の中に一人の少女。
少女は、港の出口で待っていた少年に抱きついた。
少女の名は、マユ・アスカ。
少年の名は、シン・アスカ。
二人は兄妹。ザフトのモビルスーツパイロットと、民間人のその妹。
カガリ・ユラ・アスハは、護衛のアレックス・ディノと共に、ギルバート・デュランダルとの会見に臨んだ。
話はそのまま、基地内を歩きながら案内するという形になり、進んでいく。
カガリの言葉にデュランダルは言う。
「争いがなくならぬから、力が必要となる」と。
軍用車を借りて、シンはマユと共にミネルバへ向かう。
特例によって、ミネルバが出港するまでの間、シンとの同行は許可された。
シン以外にマユには身寄りがない。
形だけの保護者がいるだけで、アーモーリーワンにはマユだけしか来てはいなかった。
シンが頼み込み、進宙式が終わる日までマユの寝泊まりがミネルバで許可されたのである。
信号で、軍用車が止まる。
マユとシンは、無意識に横断歩道を渡る三人と目があった。
ブロンドの少女と、マリンブルーの髪色をした少年、そしてライトグリーンの髪の少年。
だが、すぐに三人は渡り終わり、信号も変わって軍用車は走り出した。
606 :
マユif:2005/07/20(水) 06:28:45 ID:???
続き
ミネルバに到着したシンとマユ。
赤い軍服に着替え、誇らしげにするシン。マユは嬉しそうに笑う。
二人はブリッジに向かい、シンはマユを紹介した。
ブリッジの面々、艦長のタリア・グラディスに、副長のアーサー・トライン、オペレーターのメイリン・ホークなどは明るくマユを迎え入れる。
挨拶を終え、二人は別の場所に向かう。
エレベーターに入り、目的の場所へと。
着くまでのその間、シンは自慢気に話し出す。
コアスプレンダーという機体が、インパルスというMSとなり、更に武器を換装できると。
説明するシンの顔を、マユは嬉しそうに微笑んで眺めている。
だが、楽しみの一時は、突然のアラートにより終わった。
顔色の変わるマユとシン。
しばらくするとメイリンによるアナウンスが流れる。
カオス、ガイア、アビスの新型MSが奪取され、その内一機がミネルバに向かっているということだった。
エレベーター内で焦るシンと、不安に満ちた表情になるマユ。
マユを心配したシンは「大丈夫だから」と優しく諭す。
エレベーターのドアが開くと、シンはコアスプレンダー目指して走り出した。
だが、次の瞬間、艦が揺れる。
接近していた一機、カオスの攻撃。
その拍子で、シンに向け機材が倒れてきた。
コーディネイターの反射神経でも避けきれない範囲。
そのままシンは機材の下敷となる。
叫び、シンに駆け寄るマユ。整備士達も集まり、機材をどかす。
苦しそうにうめくシン。
ザクなどが防衛するが、カオスの攻撃は未だ続く。
フラッシュバックする記憶。
死んだ父と母。MSによってもたらされた爆炎。
整備士達にシンをまかせると、決意の瞳を見せ、マユはコアスプレンダーに乗り込んだ。
ブリッジに通信を送り、発進を要請する。
シンとは違う、先程話したまだ幼さ残す少女がモニターに映り騒然とするブリッジ。
だが、タリアは考えた末、マユの出撃を了解するのだった……。
何の前フリもなく、現在進行している話とも全く関わりないものを投下してすみません。
シンがシンとして変わらず存在いる世界で、マユ生存かつ主人公な話の第1話ですた。
民間人がいきなりMS乗るってのはどうかと・・・
>>608 「民間人がいきなり操縦!」は、ガンダムのお家芸では?
この場合、他にも操縦できる連中がその辺ウロウロしてるはずだからなぁ。
>>608 ガンダムが目の前にあって「こいつ、動くぞ」系はいくつも使われてきた。
そこに文句は言えないだろ
ゲン・ヘーアンとかじゃない普通のシンてのは斬新でつね
>>606タンの下6行から改変してみますた。こんなのどうよ
虫の息なシンの眼前にはカオスの集中砲火を受けるミネルバが。
「やめr…うぐっ!」「お兄ちゃん!」「守らなきゃ…俺が…守っ…」
気絶するシン、整備士達は民間人のマユにシンのことは任せて避難するように促す。
だがマユはどう見てもピンチなミネルバを目の当たりにして、
お兄ちゃんなら、お兄ちゃんがあんなに自慢してたインパルスなら…
「みんなを守れる!」
インパルスのあった所に走るマユ。まわりには下っ端の整備士達がヘルメットを押し付けあって
「どどどどうする、とにかくこの機体は守らないと…」「じゃ、じゃあお前が操縦しろよ」「えぇえ〜!?」
マユ「私が行く!」「あ、ありがt…えええええ!!?」
マユは思い出す。毎日のようにインパルスの話をしていたシンの姿を。
コックピットに乗ったマユの手は自然と動き、インパルスは動き出す。
インパルスの周りにいた整備士達がブリッジになだれ込む。
「かかか艦長!インパルスが!」「何ですって!インパルスまで奪られたの!」「そ、そうじゃなくて…!」「え?」
「「シンの妹!!?」」
マユ「やめろーーっ!」
あまりのスピードに面食らうカオスのパイロット。
マユ「また戦争をしたいの!!?あなたたちはっ!」
しかしマユがコアスプ乗り込むところに違和感ありすぎ。
周りに誰も居ないのかと。乗せちゃうのかよ。
あまつさえ何故操縦できる。初代がやったから、なんてそんなバナナ。
1stのあのシーンだって信者は居るけど滅茶苦茶なご都合主義もいい所、あの名作の汚点といっていい。
現にオリジンではアムロが自宅の親父PCでデータを見ていたことになってる。
シンがインパルスのパイロットに選ばれた事で、嬉しくてマユにべらべらと
インパルスの機体特性だとかを話してしまう→聞き流しているが、マユはコーディの中でも
特に記憶力が高く、絶対記憶能力者の類(議長による)→兄負傷、マユは目の前の機体の
性能を思い出し、咄嗟に「操縦法なら知ってる」みたいに叫んで艦長に直訴
→「信用していいのかしら?」的な台詞、しかしミネルバに砲撃→行動せねば沈む
→艦長権限で緊急発進許可
こんくらいの描写を行間に突っ込んでくだちい。
615 :
614:2005/07/20(水) 16:40:33 ID:???
悪い、リロードしてなかった。
>>613ぐらいでもいいと思う。
>605-607でもないのによくやるなぁ。
まだなんの補足もない1話時点でどうのこうの言っても仕方ないだろうに。
伏線とか、そういう言葉をしらんのかね。
民間人のマユにタリアがいきなりOK出すのは伏線以前に不自然じゃないか?
別にここはSS投下スレじゃないんだから、
ここをこうしてみたらどうかなーっていう意見出しあうくらいしてもいいとオモ
>50>56-57>61を嫁
と、とりあえず言っておく
>>616 そう言うな。
今は絶対的なネ申が君臨してるからネタ投下しにくいが最初の方はいろんな香具師の単発ネタが投下されてたからこういうのもいいんでない?
単発ネタなら伏線とかあんま考えなくてもいいかと。
単発なんて本人が言ったの?
あれ?俺見落としてる?
>>619 だよなあ。
もしかしてこの3代目スレになってからただ神がSS投下するスレになったのか?
指摘とか改変とかするヤシらは別に文句つけてるわけじゃなくて
自分はこうなればもっと面白いと思う!ってのを書き込んでるわけで。
それ自体に文句つけられてもなあ…元々そういうスレだったのでは。
過去ログ(特に初代)を嫁、と言いたい
だから単発ネタ・・・・・・だったのか?
いやそれは知らん
というかおまいさんは何が言いたい?
>>620 >>622 今までのスレでもこんな感じのssは続かずに終わってたんでこれもそうかと思った。
決め付けたのに腹が立ったんなら謝る。
漏れが言いたかったのは神以外のネタはお断りみたいなのはやめた方がいいんじゃないかってこと。
>>622 お前が
>>606を不自然だと思ってるのは良く分った。
なら、お前が不自然でないと思う妄想を投下すると良い。
粗筋形式でも会話形式でもSSでも、単発でも連載でも何でもOKだ。
お前の思うマユストーリーをここにうpしる。
>625
別に不自然だなどとは微塵にも感じていないのが。
何故そう思ったのか簡潔な説明を願う。
俺はただ本人が「単発です」と一言も言っていない上に、投下してまだ1日も経っていないのに単発ネタ扱いされて少し「?」と思っただけだ。
>624でそれに対する説明がなされているのでこれ以上言及するつもりはないが。
あのさー、普通にテストの結果、
・マユ=赤
・シン=緑
てのはダメ?
でもってディアッカとシンがなんとなくダメっぽい親友に・・・
オ茶ドゾー ( ・ω・)っ且~ 且~ 且~
個人的に今最も魅力的な設定は、シンがソキウスとして復活なんだけど
ゲンは止めましょうよ…名前がカッコ悪いと締りがない。
ゲンはねぇ・・・・カコ良いとか悪いとかじゃなくて、『裸足の〜』を思い出すから・・・
>>627 いや、成績順で別の者が緑になるハズだ。
でもってシンは普通にインパルス、マユがセイバーとか。
さらばルナマリア
そこで緑服ルナマリアですよ!
緑服ルナマリアはユニウスセブン戦で・・・
その前にゲイツRで出撃して・・・
さらばルナマリア
良スレsage
>>631 普段は赤点ぎりぎりでマユの事になるとクソ力を発揮するとか・・
TEL(RRR・・・)
マユ「あっ、お兄ちゃん?どしたの?」
シン「いや、なんとなく声が聞きたくなって」
マユ「またイザーク隊長に迷惑かけてない・・・ケホケホ」
シン「ハハまさか(汗)・・ておい!風邪か?」
マユ「うん、ちよっと昨日の作戦で冷えたから・・ケホ」
シン「だだだ・・・大丈夫か・・・(警報鳴る)何、出撃?・・あっ、え〜と、ちゃっちゃとい仕事片付けてまた電話するから、おとなしく寝てろ!な!」
(宇宙にて・・・迎撃戦)
イザーク「これは・・核兵器だと!?あっシン、1人で突っ込むな!」
シン「お前たちは!お前たちの・・・・!お前たちのせいで・・・・・!マユが風邪引いちゃったじゃないかあぁぁぁっ!!!」
TEL(RRR・・・)
マユ「あっ、お兄ちゃん?もう仕事終わったの?」
シン「うん、特急で済ませた。じゃ、宇宙電話は高くつくから今日は無理しないでお休み」
マユ「うん、おやすみ、お兄ちゃん」
ジブリール「戦艦6隻が全滅・・・たった2分で・・・何なんだあのザクは?」
スレ違いだな・・・もう寝る
「もしシンが主人公でもマユが死んでなかったら」が見たくなってきた。
638 :
マユif:2005/07/20(水) 23:19:43 ID:???
PHASE−02 静けさを奪うもの
カオス、ガイア、アビスの奪取に巻き込まれたアレックスとカガリ。
立ち込める煙や瓦礫のせいで、デュランダル達議会のメンバーとは分断されてしまった。
仕方なく二人だけで行動するが、近くではガイアとアビスが交戦している。
辺りを見回すアレックスは、倒れた無人のガナーザクウォーリアを発見する。
コックピットを開き、カガリと共に搭乗した。
カガリのいる中、まとも戦える状態ではない。
だがアレックスは、いやアスラン・ザラは、こんな戦いをむざむざ続けさせるわけにはいかなかった。
アレックスのザクに気付くガイア、アビス。
別の機体を片付け、一気に仕掛けるためザクを囲む。
だが、攻撃しようとした直前、ザクウォーリアとザクファントムが、それを制止する。
ザクウォーリアを駆るのはルナマリア・ホーク、ザクファントムに乗るのはレイ・ザ・バレル。
発進準備が整い、マユは緊迫した面持ちでモニターを見た。
マユはぶつぶつと何かを呟く。
「大丈夫…操縦の仕方はちゃんと覚えてる」
メイリンの発進アナウンスと共に、コアスプレンダーが発進する。
続いてチェストフライヤーとレッグフライヤーも射出され、コアスプレンダーはインパルスとなった。
突如現れたMSに、驚愕するカオスを奪ったスティング・オークレー。
同様に、ガイアを奪ったステラ・ルーシェ、アビスを奪ったアウル・ニーダも仰天している。
インパルスの装備はソードシルエット。
マユは対艦刀エクスカリバーを構えて、カオスと対峙する。
振りかざされるエクスカリバーを辛くも避け、カオスも反撃にとビームライフルを発射。
だが、インパルスも回避し、一気に間合いを詰める。
焦るスティング。
だが、距離は詰めたが、マユの手は震え、攻撃を加えることに躊躇した。
スティングはこの隙を突いて後退する。
向かい合うインパルスとカオス。
そして、マユとスティング。
639 :
マユif:2005/07/20(水) 23:21:03 ID:???
続き
四足歩行形態で三機のザクを翻弄するガイア。
多数の砲門からビームを発射するカオス。
反撃するも決定打は与えられていないレイのザク。
なんとか避け、反撃のチャンスを窺うルナマリアのザク。
カガリがいるせいで、防戦一方のアスランのザク。
善戦といえるがステラもアウルも喜んではない。
今までのMSとは違い、ここまで戦闘が長引いている。
簡単に撃墜できた先程とは違い、すぐに倒せる相手ではない。
その時、アーモリーワンが揺れた。
スティング、ステラ、アウルは、それが何か気付き、戦闘をやめて三機揃って内壁に向けて移動を開始する。
インパルス、レイ機、ルナマリア機が追撃にあたるも、インパルスは接近戦仕様、二機のザクの攻撃もかわされる。
カオス、ガイア、アビスは内壁に集中放火を浴びせ、内壁に穴を作ると一気に離脱していった。
ミネルバから通信が寄越される。これ以上の追撃は認められないと命令が下された。
ミネルバに帰還したインパルス。
そして三機のザク。
格納庫に降りてきたマユ、ザクから降りたアレックスとカガリ。
明らかにザフトでは三人に、格納庫内はどよめきに包まれる……。
640 :
マユif:2005/07/20(水) 23:22:56 ID:???
懲りずにまた投下してみます…。
話の最中でしたら、話の腰をおるようなことをして申し訳ありません。
いや、続けて続けて
職人は多いほうがいい
642 :
まとめ人:2005/07/20(水) 23:32:45 ID:???
>>640 どうぞ続けてください。
次の更新で、専用のコーナーつくります。
度々すみません。
脱字があったので訂正します。
最後の「明らかにザフトでは三人」は、「明らかにザフトではない三人」が正しいです。
ちょっと上のほうでも上がったが、単に「ゲン」ではなく「ゲーン」「ゲェン」「ゲイン」とかにすればいいんでない?
…最後のは別物な気もするが。
>644
ゲインには進むという意味あり。
進の音読みはシン。
ゲイン・フライングバードなんてどうだろうか?
>…最後のは別物な気もするが。
オーバーマン?
普通にゲインだとしっくりくるな…
まあどれでもいいよ。ゲンでもゲーンでもゲインでも。
続きが読めるんなら。
カス・アンシ
シュメールの神話。月の神。月は、時を刻む重要な手段であることから
古代の文明において、月を司るシンは非常に崇拝されていた。三日月は
シンを象徴するシンボルである。
らしいよ
ルナマリア
ここでGENですよ
通り名は音速の魔術師かw
種らしくするならジークフリートだとかドイツ名が適任だろうが、このスレ的には
あまり好ましく無さそうだw
日本的な名前がいいのか、深い意味を持つ外国語ネームにするか?
むしろシンのままでいくのはどうだろうか
ツソとか
キラ=Killer=殺人者
シン=Sin=罪
から来ていると言うから、ドイツ語かイタリア語あたりで「罪」を表す単語にしたら?
>>657 ドイツ語で「罪」だったら
「シュルト(schuld)」
「ズュンデ(sunde)」
があるな。
どっちみち気の抜けた名前だなー
何故マユスレでシンの話をしているんだろう?
(・д・)!!
マユのおまけだから
マユをハッピーエンドにするため。
物語が終わって、シンとマユが敵同士でなく、
ちゃんとした形で再会して兄妹仲睦まじく幸せになって欲しいから。
サイン・アクサ(sin akusa) ではアレだから、
サイン・エクサ(sin exa) とか。
「繭」とか、「真由」に関連付ければ、このスレ的にはOK?
なまぬるいハッピーエンドは嫌だなあ
バッドエンドも嫌だけど。
精神崩壊したマユを、シンが何ながら抱きしめるシーンとか?
あるいは、精神崩壊寸前のマユを、シンが抱きしめ、救われるとか。
マユ種、マユifのけつまづかない結末
>>666 なぜ精神崩壊に拘るのかw
どっちかつうと逆キボン
自分
>>444なんだが、これみたいな展開で
シンが敵だったけど最後の最後でマユかばって倒れて
「最後に兄として会えて…よかっ…」ガクッ とかそんなのがいい
でラスボス倒した後も戦い続けるマユ、みたいな
最後はぼろぼろになったマユを、シンが「戦争なんて関係のない暖かい世界」に連れて行くのさ
判りやすいアナグラムだと
シアス:カーンとかかな
>668
個人的には最終決戦のMS戦では共闘して欲しいなあ。
で、全てが終わって艦に戻る、いつまで経っても降りてこないシン、心配になってコックピットをこじ開けたら
マユへの思いをディスプレイに打ち込んだ状態で事切れたシン
度重なる強化はシンの肉体を蝕んでいた…とか
暗すぎるかな、スマソ。
再会したものの体がボドボドな兄を背負い戦い続けるマユ
失った右腕に死んだシンの右腕を移植して復活するマユ
過ちを犯そうとすると突然右腕がいうことをきかなくなる
まず戦いの途中にどっかの廃コロニーで生身邂逅。
互いにシンとマユを認識、銃撃になりかけた所でレイ辺り乱入。シンが時間を稼ぎマユ脱出。
コロニーの外に出たとたん議長の駆るMSに苦戦するマユデスティニー。
危機に陥ったところで、レジェンドを行動不能にしたシンの駆るストライクMk-2(仮)登場。
2機でデュランダルと対等に、みたいなベタすぎる展開。
シン「妹をこんな世界に引きずり込んだ落とし前……きっちりつけてもらうぞ、ギルバート・デュランダル」
>>673 >過ちを犯そうとすると突然右腕がいうことをきかなくなる
おいおい、ホラーになってるぞ?…じゃなくて、なんか違うと思う。
メタルギアのオセロットみたいだw
じゃまをするなぁ〜!ま〜さ〜…じゃなかった、おにいちゃ〜ん!
「インパルスのパイロットはマユ1人でいい」
さらばルナマリア
仲良く暮らして無くてもシンが無事ならOKかなと思ったり。
終戦一周年のうちわ記念パーティがアスハ家で催されている。
談笑するキラ、アスラン、ラクス、カガリ、
テーブルに並ぶ料理はプライベートとは言え流石はアスハ。
かなり豪勢で美味しそうな物ばかり。迷った末にあれこもこれもと皿に取ろうとするマユに、
「フトルゾ」と余計な一言を放つシンハロ。怒ってそれを追いかけるマユ。
それを見て笑う、メイリンとルナマリア。ハロはアーサーを盾にしてマユと睨めっこ。
そしてその横ではマリュー、フラガ、虎の三人が一歩離れてそれを見ている。
ふと、何かに気付いてその場を離れるフラガ。庭園の木陰にシンの姿。
フラガ「良いのか?会ってやらなくて。」
シン黙って首を振る。
フラガ「あんな風に元気だけどさ、やっぱ内心寂しがってるんじゃないかな?」
フラガとシン、マユの方に視線を向ける。
マユ、アーサーの頭上に逃げたハロを捕まえようとジャンプを繰り返す。
シン「かもしれません。けど、今更兄貴面してマユの前には出れませんよ。
俺はあいつに銃を向けて、殺そうとしたんです。」
フラガ「おいおい。それを言ったら俺だって…」
シン「それに、俺はもう必要ないですよ。あいつは大きくなったし、強くなった。
誰かが守ってやらなくても、ちゃんと一人で歩いていける。」
フラガ「だから、俺は必要ない?」
シン黙って頷く。
フラガ「そっか。分った。じゃあ、元気でな。」
シン「大佐もお元気で。」
フラガ「ああ…」
やっとハロを捕まえたマユ。(アーサー乱れた髪を整えてる。)向こうからこっちに戻ってくるフラガに気付く。
マユ「何処行ってたんですか?」
フラガ「ん?んー…と、寂しがり屋さんが居たから少し相手をしてたんだ。」
マユ「寂しがり屋さん?」
フラガ「ああ。寂しいくせにそれを言えない、頑固な寂しがり屋さんさ。」
マユ「私と同じですね…私も寂しいけど言えないから。」
フラガ一瞬驚いた表情でマユを見る。マユ少し俯いて、そしてまた顔を上げる。
マユ「でも信じてます。何時かまた会えるって。笑って話せる時が来るって。」
マユニッコリと微笑む。エンディングテーマが始まり、音声の無い中再びパーティが盛り上がり始める。
エンディングテーマ終了。空を見上げるマユ。
マユ「何時かまた会えるよね。お兄ちゃん。」
ここではストライクフリーダムを連合製にして、
シンの愛機にするとかそういう話がありますが、
個人的にはストライクフリーダムの2号機(配色は逆に黒地に赤)で、
ドラグーンの代わりにシンっぽく無数のビームソードを装備するとか。
…隠者と被る上に厨っぽい意見でスマソor2
>>678 ああーそれもいいかも
ムウかっこいいな!
ドラグーンからビームを出すんじゃなくてビームサーベルで切り裂くって感じ?
ドラグーンが四方八方から敵を切り裂いてとどめに対艦刀をもったS自由が一突き
エグザスのガンバレルみたいにするって事か
「救い」の「す」の字すら存在しない結末キボンヌ。
ドラグーンで遠隔操作とかシンの戦い方じゃないっぽい感じがするんだが。
デスティニーが実際どうなるのかは知らんが、V2の光の翼みたく
ぶった斬ったりするとか。
>>678 GJ!
685 :
583:2005/07/21(木) 23:58:45 ID:???
シンが生きてるバージョンということで、漏れの妄想も書き込んでみる。
大気圏すれすれで、ぶつかりあう2体の機影。
ザフトのエースパイロット、アスラン・ザラの駆るジャスティスとナチュラルに組みしたコーディネイターのグループ「フリーダム」のリーダー、キラ・ヤマトの操るストライクの壮絶な一騎打ちであった。
しかし、機体の性能差と執念で徐々にジャスティスがストライクを追い詰めていく。
そしてついには、ストライクはPSダウン、頭部と背部のメインスラスター、そして右腕を切断され大気圏に蹴り落とされる。
「キラー」
カガリの絶叫、しかし彼女のアストレイは他のザフト機に阻まれ手出しできない、それはディアッカ、ニコル、イザークといった他のフリーダムの戦士も同じだ。
「お前がいけないんだ、お前が」
コクピットで低くうめくアスラン。
「どうして分からなかった、人類は俺達コーディネイターが管理しなければ駄目なんだ。
どうして・・・」
分からなかったんだ・・・・・・。
なんとか撤退していくカガリ達を見ながら、アスランは呆けたように虚空を見つめていた。
それから2年、地球のとある農村。
そこの医者の家アスカ家には、キラそっくりの青年、シン・アスカの姿があった。
マユのマの字も出てない件
687 :
マユif:2005/07/22(金) 00:25:31 ID:???
PHASE−03 エグザスの砲火
艦長室に集められたマユ、アレックス、カガリ、レイ、ルナマリア。
そして、タリア、アーサーと、ミネルバに足を運んでいたデュランダル。
アーモリーワンは、未だ混乱に包まれている。
だが、奪われた三機の事は無視できない。
マユがインパルスに搭乗してしまったのと、アレックスとカガリがザクに乗り込んだのは、緊急事態であったため罪には問われなかった。
しかし奪われた三機については、早急に対処しなければならなかった。
三機は謎の正体不明艦に帰還したと報告が入っている。
タリアはデュランダルに追撃を進言。
デュランダルはそれを許可するが、追撃できる機体とパイロットが揃ってはいなかった。
インパルスの正規パイロットのシンの容態は重傷で、復帰には時間かかる。
ミネルバに配備されていたザクも、先程の戦闘で損傷していた。
それに関してデュランダルは、マユをインパルスの代理のパイロットにしようと提案した。
その発言に皆、驚きを隠せない。
だがデュランダルは、マユのその感性を信じたいと、続け様に言うのだった。
皆がマユを見つめる中、マユは静かに口を開く。
「乗ります」
数十分後、ミネルバの出発の準備が整った。
艦を降りるデュランダル、カガリとアレックス、そしてシン。
マユはシンを見送るため、出口まで同行していた。
処置は終わり意識ははっきりしているシンの手を握るマユ。
シンは悔しそうに「インパルスを頼む」と言って、唇を噛み締めて一筋の涙を溢した。そんなシンの顔を見て、マユは頷くことしかできなかった。
運ばれていくシンを見送り、マユはミネルバに戻っていく。
少し離れた場所で、デュランダルと、カガリとアレックスはその光景を見ていた。
カガリは言う。
「我々は誓ったはずだ!もう悲劇は繰り返さない。互いに手を取って歩む道を選ぶと。
何故、こんなことになる!あんな女の子が戦うことになる!」
カガリの言葉に、デュランダルは返した。
「あの少女も、インパルスに乗るはずだったパイロットも、オーブの出身なのです。
私は戦いのためにインパルスやミネルバを作らせたわけではない。道を選ぶのは私ではなく彼等自身なのですよ」
それ以上、カガリとデュランダルは会話をすることはなかった。
アレックスは黙ってカガリとデュランダルを交互に見つめている。
そんな三人をよそに、ミネルバはアーモリーワンを出航した。
688 :
マユif:2005/07/22(金) 00:28:05 ID:???
続き
マユは、ルナマリアの予備のパイロットスーツを借りた。
明らかにぶかぶかだが、支障が出るほどではなかった。
タリアは、インパルスの慣らしも兼ねた偵察任務の命令を出す。
そして教育係にレイを任命し、共に偵察任務を遂行するように指示する。
マユが何故、あの時インパルスを操縦できたのか、その追求は禁止された中で。
インパルスとレイが乗ったザクは発進する。
相手の正体不明艦…ガーティ・ルーも高速艦だろうが、そう遠くへ行っていないだろうというのが、タリアの考えだった。
そのガーティ・ルー。
三機を持ち帰ったスティング、アウル、ステラは疲労して、“ある場所”で休眠していた。
三人の寝顔を仮面の下から見つめる男、ネオ・ロアノーク。
しばらく彼等の寝顔を眺めていると、その場を後にしてブリッジにあがる。
艦長のイアン・リーが事務的に三人のことを訊いた。
ネオは飄々と返答する。
と、ネオは何かを感じた。
直感とでもいうそれをネオは信じ、出撃するためにブリッジから出ていく。
689 :
マユif:2005/07/22(金) 00:29:37 ID:???
続き2
ネオの乗機エグザスの発進準備が整い、エグザスは出撃する。
それに呼応するように、レイも何かを感じ取る。
その直後、熱源を探知するインパルスとザク。
レイはミネルバに近くに三機を奪った母艦がいると通信をし、戦闘態勢に入った。
マユも緊張しながら、エグザスを警戒する。
二機を捉えたエグザスは一気に攻撃を開始。ガンバレルによる全方位攻撃を展開した。
翻弄されるインパルスとザク。
エグザスとガンバレルの速い動きにフォースシルエットのインパルスでも苦戦を強いられる。
レイが通信を送る。
「この敵は普通とは違う!」
だがレイの声は、ネオにも響いた。
通信による機械を通した声ではなく、耳の奥で広がる肉声。
奇妙な感覚に囚われつつも、ネオは攻撃の手を緩めはしなかった。
ミネルバはレイからの通信を受け、ガーティ・ルーに近付いていく。
ブリッジは既に戦闘モードに移行。
奪われた三機。取り返すことができないなら、母艦ごと撃沈した方がいい。
ミネルバは攻撃を開始。だが、ガーティ・ルーもそれに反応し対応を取る。
だがガーティ・ルー側は戦闘をする気はない。機を見計らい予備の推進タンクを爆破、それに乗じて一気に離脱した。
エグザスもガーティ・ルーの撤退に反応し、攻撃をやめてインパルスとザクを引き離す。
ガーティ・ルーを逃したが高速艦同士。ミネルバの追撃は続く……。
長々とすみません。
お言葉に甘えて、続けていこうと思います。
692 :
685:2005/07/22(金) 00:49:21 ID:???
海外クリエイターの十戒というものがある。
1、主人公にクライマックスを体験させずに終わらせるな。
2、主人公は苦労させろ。それなくしてドラマは生まれない。
3、説明は物語のためにある。説明のための説明は不可。
4、嘘っぽい奇跡や、くだらないどんでん返しは禁止。
5、観客を尊敬して、金儲けにはしるな。
6、自分の作品はすみずみまでおぼえ、さらに研究をおこたるな。
7、複雑な話を複雑に語るな。一つの切り口だけなのに複雑にするな。
心情と交流と世界の切り口を全て使って作劇すべし。
8、世界観と矛盾しない程度に最大の風呂敷を広げてたため。
9、自分の主張をそのまま書かずに、文脈で判断できるように書け。
10、くり返し推敲しろ。
で、繰り返し自分の原案を推敲してみた。
当初はシン(つーかキラな)が中盤でアポン、意思をついだマユがストライクの後継機インパルスでがんがる。と、いうのを想定していた
で、推敲した、に戻るんだけど。どうにもこうにも不自然なことになるのに気づいた。
だから続きを晒すようなことはせず闇に滅しようと思う。
スレ汚しになってスマソ。
>678 GJ!想像したら泣けてきた
はじめてこのスレに書き込むけど、このスレ本当に凄いですよ。
俺の脳内では種運命はこのスレが本編!!
TVは同人みたいなものですよ!!
・・・・あと、もしよかったら俺もなにか書いていいですか?
マユ種の外伝みたいな作品をさ。
マユ種アストレイ・・・・・・・・・みたいなのを、ダメですか???
マユ種の更に外伝?スレチにならない程度ならいいとオモ。
べつに断らんでもどんどんやっちゃっておk
698 :
694:2005/07/22(金) 12:29:29 ID:???
ジュン・クサナギ
マユ種外伝(仮)の主人公。アーモリーワンで暮らしている17歳の少年。ナチュラル。
前大戦時に両親を亡くしており、その後、マルキオ導師の仲介を得てプラントのナナヤ家に引き取られた。
姓が変わっていないのは本人の意思。(ナナヤ家も許可している)
義父、義母、義姉はザフトの軍人。本人も町の運送屋で働いている。
ひょんなことから引き受けた地球への物資運搬の仕事がきっかけで、運送屋の仲間たちと共に戦乱の渦に巻き込まれる。
699 :
694:2005/07/22(金) 12:31:02 ID:???
ウトガルドガンダム
前大戦末期に、地球連合が極秘に開発していたMS。
型式番号はGAT−X157A。
前大戦末期。連合に洩れたNジャマーキャンセラーの技術。
当初、連合はそれを元にフリーダム、ジャスティスに匹敵する核エンジン搭載MSの開発を進めていた。
しかし、連合がプラントを核ミサイルによる総攻撃を決定すると、残りは核エンジンを搭載するだけという段階でこの機体の開発は中止。
戦後、ユニウスセブンでの条約締結により核搭載MSおよび核兵器の使用が禁止されたため未完成のまま凍結された。
ジュンたちが地球へ運ぶ物資の正体が実はこの機体(もちろん今だ未完成)だったのだが、
どのようなルートでプラントにこの機体が渡ってきたのかがジュン達の今1番の謎と疑問である。
主武装は頭部にあるバルカン(イーゲル・シュテルン)、ビームライフル、ビームサーベル、背中のミサイルラックにあるミサイル。
大気圏内での単独飛行も可能。連合製のため、OSはもちろんナチュラル用のもの。
ちなみにウトガルドとは、北欧神話に登場する巨人の王、ウトガルドロキから。
>>699 ミサイル積んでるなんて珍しいな。あと型式からすると
X101デュエル、X105ストライク、X103バスター、X131カラミティ、型式忘れたソードカラミティ
と同じ系統だな。
核エンジンといえばガルシアだな(笑)
あとたぶん700ゲット
ところでその外伝ってのはマユに少しでも関係するんだよね?
関係しないならただのオリ主人公のSEED二次創作だが
702 :
694:2005/07/22(金) 13:22:11 ID:???
>>701 一応マユと関係はある設定ですよ。
ウトガルドがプラントにあるのは実はマユと深い関係があるんですよ。
あんま俺MS並べられてもなぁ。
設定をどんどん追加していくと、じきに収拾つかなくなるぞ。
ま、「アストレイ」と言ってる以上、1個2個オリジナル出さんと成り立たんてのはあるかもしれんが。
独自設定はほどほどに、かつ、出す以上は「他のものでは成立しない話」をキボン。
MSVとかに魅力的な機体は沢山転がってるわけだから。
704 :
694:2005/07/22(金) 14:39:57 ID:???
>>703 >、「アストレイ」と言ってる以上、1個2個オリジナル出さんと成り立たんてのはあるかもしれんが。
独自設定はほどほどに、かつ、出す以上は「他のものでは成立しない話」をキボン。
なるほど・・・・・意見サンクス。参考にさせてもらいます。
ふうむ、いっそのこと姉妹スレたててしまおうか。
「ひたすらifを書き込むスレ」とか
>>705 すぐに落ちちゃいそうな気がするのは僕だけですか。
そんなこまかくしなくても「マユが主人公」ならいい気がしますけど。
…2スレ目の末期みたいにならなければなんでも(´・ω・`)
707 :
705:2005/07/22(金) 17:29:21 ID:???
いや、「マユが主人公じゃない」場合そっちに書き込めばいいんじゃないかと。
確かに2代目末期みたいにならなきゃもうなんでもいいとは漏れも思う
でもifスレ面白そうだ。「もしアスランがしっかりしてれば」とか「もしシンが素直だったら」とかの
1本筋を通さない単発でも、良いのがゴロゴロうまれそう
「えっ?!レイ兄ちゃん、ザフトに入るの?!」
私は、食卓でレイ兄ちゃんが言った言葉に驚いた。
私は、マユ・アスカ。もともとはオーブに住んでいたごく普通の少女だった。
「あぁ、私とも相談して決めたのだが・・。」
この人はギルパパ。本名はギルバート・デュランダルっていうの。
なんと、プラントの議長さん。オーブでの地球連合との戦闘で、家族を失い、
プラントに来たものの何をすればいいか途方に暮れていた私を拾ってくれた
(なんかこう言うと犬猫みていだけど。)私の恩人。
「なにか、問題があるか?マユ。」
そう言って、ハンバーグを口に入れたのが、レイ兄ちゃん。
本名レイ・ザ・バレル。なんか大昔の漫画に出てきそうなゴージャスな
外見をしている。普段はクールなんだけど、なんだかんだ言って優しい所が
ある。私はそんなレイ兄ちゃんが大好きだ。
まぁ・・、ギルパパの前では形無しだけど。
私は思わず立ち上がって叫ぶ。
「問題あるかって・・、大有りだよ!!軍なんかに入って大怪我でもしたら
どうするの?!・・・・・・それに・・・。」
私は家族を失った。だから・・・・。
「大丈夫だよ、マユ。今は平和だ。それに、終戦条約も締結したんだ。
もう戦争なんておこらないさ。」
・・・・・・確かに、ギルパパの言う通り、世界はいまのところ平和だ。
でも・・、軍っていたら、兵器のテストとかで事故にあうかもしれないし。
それに、また悪い人達が戦争を起こすかもしれない。
やっぱり、レイ兄ちゃんには軍に言って欲しくはない。
しかし、口のうまいギルパパのことだ。
これ以上私が反論してもうまく説き伏せられるだろう。
うーん・・・・・・・・・。
しばらく頭をかかえていると、突然アイディアが思い浮かんだ。
「そうだ!!じゃあ、私もザフトに入る!!」
「え?」
「は?」
二人とも面食らった顔をする。
「それなら、レイ兄ちゃんをいざとなったら助けられるし・・。うん!
二人とも、良いでしょ!!」
「だ・・、だけどね、マユ。いくらコーディネーターって言っても
マユは健康に関する調整しかうけてないんだろう。」
ギルパパがたじろぎながら言う。
「大丈夫、気合でなんとかする!それに、世の中にはザフトで落ちこぼれ
ても一流の傭兵になったって言う人もいるし、うん!大丈夫。」
そう言って私は親指をぐっと立てる。
「しかし、マユ。さすがにマユの年齢ではアカデミーに入れないんじゃないのか?」
うぐっ!!さすがレイ兄ちゃん!痛いところをつく・・。
「だっ・・、大丈夫!!世の中、金と権力だよ!レイ兄ちゃん!!
と、ゆーわけで、ギルパパ。よろしくっ!!ごちそうさまっ!!」
そう言って私は勢いに任せて喋って、そのまま逃走する。
・・・・本当に勢いに任せちゃったけど、まぁ、これが一番だ。
もう、これ以上私は『家族』を失いたくない。
お母さん、お父さん、お兄ちゃん。私、守って見せるよ。
710 :
709:2005/07/22(金) 18:09:21 ID:???
話をぶった切ってすいません。
私的な設定でのマユのザフト入隊のきっかけを書いてみました。
これなら、マユの年齢でも入隊できるし、レイと同室でも家族なら
大丈夫かな、と思って書いたのですが・・。
なんか・・、ちょっとマユと違うかも・・。ort
711 :
694:2005/07/22(金) 18:34:11 ID:???
>>709 おもしろかったですよw
特に「世の中にはザフトで落ちこぼれ ても一流の傭兵になったって言う人」ってところが・・・w
ここ読んだ瞬間、イライジャがクシャミする姿を想像しちゃいました。w
数字コテつけたままおしゃべりはやめとこうぜー。
>「だっ・・、大丈夫!!世の中、金と権力だよ!レイ兄ちゃん!!
>と、ゆーわけで、ギルパパ。よろしくっ!!ごちそうさまっ!!」
ギルパパ吹いたw
権力濫用もここまで堂々としてると清々しいw
なんかほのぼのしてていいなこれw
>>711タン、感想書くだけなら数字コテはやめとけ。2chで敬語は不要だ
束、ちゃんと半年ロムってから来てるか…?
なんかすごい初心者に見えるんだが…思い過ごしだったらスマソ
715 :
711:2005/07/22(金) 19:16:40 ID:???
>>714 コテ変えるの忘れていた・・・・・・・w
以後気をつけるよ。
あと、一応半年っはロムってるから。
話少し変わるけど質問。
・・・今更、聞くのもなんだけどさ。
やっぱこのスレではキラはNT化しないよな?
「ゲンのばか!!信じてたのに!!」
「ステラー!!!」
なにやらステラが物凄い速さで泣きながら走ってきた。
「ネオ・・・・。(ぐすっ)」
「おいおい、どうしたんだ?ステラ?」
ステラは泣きながら俺に言った。
「ゲン・・・、練成・・、できないって・・。」
「は?」
いまいち意味が解からないんだが、子猫ちゃん?
「あー、ステラ。ネオにそんな事いってもわかんないだろ?」
アウルがめんどくさそうにスティングと共にこちらに来た。
「えーとな、ネオ。今ステラが好きなアニメがあるんだけどな。
その主人公が義手なんだよ・・。だからステラ、ゲンもその主人公
と同じようなことができると思い込んでて・・・。」
スティングが困ったように説明する。
まったく、うちのガキどもはしょうがないな・・。
「ステラ!!俺は君を傷つけるつもりは無かったんだ!!」
「うそつき!!できるってこないだ言ったくせに!!」
「それは・・、ステラがあんな目で見るからっ!!」
・・・・・・・・・・・・あぁ、また上司に怒られるのか、俺?
>716
それは職人さん次第。
同じ職人さんでも、マユや周りの設定が変わったらキラの役回りも変わる。
719 :
まとめ人:2005/07/22(金) 20:07:46 ID:???
>>717 これはこれで、こういう路線のシリーズもあっていい気がしてきたw
なごみ要員。
まとめ人さん、避難所って既にもうあるの知ってるかい…?
721 :
まとめ人:2005/07/22(金) 20:15:52 ID:???
違う違う
2スレ目の最後らへん見てみ
723 :
まとめ人:2005/07/22(金) 20:28:56 ID:???
みつけました。
>>719は、削除しときます。
724 :
マユif:2005/07/22(金) 21:14:05 ID:???
PHASE−04 星屑の大地
ガーティ・ルーを討つべく、進撃を続けるミネルバ。
付近にはデブリが点在している。
先程戻ったばかりだというのに、マユはまた出撃することになる。
疲れていないと言えば嘘になるが、戦えないほど疲労しているわけではない。
格納庫で休んでいたマユの肩を、ルナマリアはぽんと叩いた。
ルナマリアが乗っていたザクも完全とはいえないが修理と整備が終わり、今度はマユとルナマリアで戦闘を行い、レイはミネルバで待機となった。
ルナマリアの「頑張りましょう」という言葉に、マユは微笑んで返してその場を後にする。
マユがいなくなったそこで、ルナマリアはぽつりと漏らした。
「あんまり成績よくないんだけどね…デブリ戦」
ルナマリアはとぼとぼと自機へ向かう。
最適化という名の休眠を終え、スティング、アウル、ステラは、奪った機体のコックピットにいた。
デブリが散らばる中に身を隠す。
これから戦うのはアーモリーワンで戦った新型か、はたまたあの三機のザクか。
アウルとスティングがそんな会話をする中、ステラは呆けているかのようにとモニター越しに星屑の海を眺めていた。
発進し、デブリ帯に進入したブラストシルエットのインパルスとルナマリアが乗るザク。
依然現れない敵に不信感が募る。
だが、現れないはずがない。
二機が、デブリの海の中を進むと、とうとう三機が姿を現す。
しかし、それがミネルバとインパルス達を引き離す陽動と知るのは遅すぎた。
725 :
マユif:2005/07/22(金) 21:17:50 ID:???
続き
インパルス、ザク、ミネルバのレーダーから、ガーティ・ルーの反応が消失する。
ミネルバが捉えていたガーティ・ルーの反応はロストし、それが囮(デコイ)だと気付くのが遅れたタリアは悔しそうに唇を噛んだ。
背後からガーティ・ルーの攻撃を受け、浮遊する岩石の数々に反撃もままならないミネルバ。
ガーティ・ルーからはエグザスが発進し、ミネルバもレイのザクを出撃させる。
またレイの存在を感じてしまうネオ。
奇妙な違和感に、ネオはレイのザクに攻撃を加えるのだった。
デブリでの戦闘が続く。
インパルス、ザク、カオス、ガイア、アビスの、ビームや弾丸が交錯する。
カオスの兵装ポットを避けつつ、反撃するインパルス。
変形しデブリを駆けるガイア。
二機では流石にキツイのか、それともデブリでの戦闘が彼女にとって不利なせいか、とにかく回避に専念しつつ攻撃を与えるルナマリアのザク。
アビスも砲撃を続け、インパルスとザクを攻める。
インパルスを見ながら、敵意に満ちたステラは叫んだ。
「なんなのよ…!アンタはまたぁ!!」
絶体絶命の状況に追い込まれたミネルバ。
エグザスの猛攻に、ミネルバの援護に回れない
岩塊に阻まれ武装も使えるものが少なく身動きが取れない中、タリアは危険な賭けを投じようとしていた。
右舷のスラスターと砲撃を岩塊に向け放射し、大きな衝撃に見回れながらも、辛くも危機を脱する。
そしてガーティ・ルーに向け回頭、タンホイザーを発射した。
回避するも被弾するガーティ・ルー。信号弾を発射し、撤退するために動きだす。
ミネルバには余力がなく、取り逃がしてしまった。
カオス、ガイア、アビスも撤退。
残されたインパルスとザクは、点在するデブリの中に残される。
マユとルナマリアはこの激戦に、息遣い荒く、疲労しきっていた……。
726 :
マユif:2005/07/22(金) 21:19:08 ID:???
今日は早めに登場。
まとめ人様、まとめサイト更新お疲れ様です。
議長「さて機体の割り当てだが、マユはコアスプレンダーを」
マユ「はい!」
議長「シンはレッグフライヤーに乗ってもらう」
シン「あ・・・あの・・・それって意味あるんですか?」
議長「君たちは一人一人は単なる『火』だが、二人揃えば『炎』になる。炎になったインパルスは『無敵』だ」
シン(うさんくせー!・・・ていうか絶対だまされてる・・・ん?)
マユ「感動です!議長(うるうる)」
シン(お前は幼稚園児か!?)
コーディネーターの老人整備士なんてどうだろう?
経験豊富なミネルバ整備班熟練整備士って感じで…
とりあえずこのスレのレギュレーションは「マユ生存」「主人公」って事で
それ以外はifスレ逝きでいいんじゃない?
マユifが空気みたいな扱いを受けてるのは何故なんだ?
俺はこちらも楽しみにしているんだが
734 :
694:2005/07/23(土) 00:15:13 ID:???
>>731 ・・・・ってことは、今俺が書いている「マユ種外伝」は???
一応マユ生存だけど・・・・・・・・ギリギリセーフ???
まあ書いてからだな。一発目のネタ投下で空気見て判断汁。
>>734 別にどっちでも構わんかなと俺は思うが
ぶっちゃけた話「マユが生存している」ってだけで別に「マユが主人公」じゃあないんなら
「ここで」書く必要は必ずしもないとは思う。
マユがシンの代わりに主役な種死を妄想したくて集まってるわけだし。
別のSSスレで書いててもなんの問題もないんじゃあないか?
連作モノは最初は微妙な反応だから
20何話まで書いてる人も最初の頃はそんな反響なかったと思う
よく考えたら、本編のシンの扱いは主人公とは思えん・・・
負債の犯した過ちを繰り返さないためにも、ここではマユを主人公らしい主人公に据えるんだよ
よく考えたら、本編のシンの扱いは主人公とは思えん・・・
負債の犯した過ちを繰り返さないためにも、ここではマユを主人公らしい主人公に据えるんだよ
マユifはサブタイの微妙な改竄が面白いとオモタ
>>728 ギガワロス
トップをねらえかよ!!!(w
742 :
734:2005/07/23(土) 01:38:14 ID:???
743 :
734:2005/07/23(土) 02:29:11 ID:???
マユ種外伝
PHASE−01 分岐点Bルート
ジュン・クサナギが見たところでは、今日は朝からナナヤ家はいつも以上に忙しそうな雰囲気だった。
いや・・・・・・ナナヤ家の周辺の家も、何件かは忙しそうな雰囲気をしていた。
なぜなら今日は新造戦艦ミネルバの進水式が行われる日だ。
ザフト軍関係者が一般人よりもドタバタしているのは当然といえば当然である。
実際、ザフトの軍人であるジュンの両親は朝早く家を出ており、
今家にいるのはジュンと姉のマナ・ナナヤだけであった。
「それじゃあジュンちゃん。お姉ちゃん夕方までには帰ってくるからね」
「あぁ、俺も今日仕事あるから家に帰るのはそのぐらいだと思うよ。それより姉さん。基地に着いた後は気をつけたほうがいいよ。
居住区がこの忙しさじゃ、基地も相当忙しいかもしれないからね」
「うん。ありがとうジュンちゃん」
そんな会話をした後、ジュンとマナは家を出て分かれた。
姉は進水式場へ、そしてジュンは彼の仕事先である運送会社へ向かった。
ジュンがこのアーモリーワンで暮らし始めたのはちょうど1年ほど前だ。
彼は前大戦で実の両親を失った。その後、彼はマルキオ導師の仲介のもと、このコロニーで暮らすナナヤ家に引き取られたのだ。
本来、ジュンは養子として引き取られたが、彼は姓をクサナギからナナヤには変えなかった。理由は2つある。
ひとつは、死んだ実の両親の分までクサナギ家の子として生きようという自戒。
もうひとつは、自分がナチュラルであるということだ。
ナナヤ家の人たちも、ジュンが姓を変えないことはすぐに認めてくれた。
別にナナヤ家の人たちはナチュラルであるジュンを差別して姓の無変更を認めたわけではない。
ナナヤ家の人たちはちゃんとジュンを人種に関係なく息子として、家族として接してくれている。
ジュンにとってそれは本当にありがたいことだったし、彼もちゃんとナナヤ家の人たちを自分の家族だと思っている。
744 :
734:2005/07/23(土) 02:31:16 ID:???
途中、進水式会場への道を偶然であった見知らぬ同年代の3人の少年、少女(少年が2人で少女が1人だった)に尋ねられたが、
その後は、何事もなくジュンは勤め先の会社に着いた。
会社に来た後すぐ、ジュンと仲間たちに仕事が来た。依頼は、ザフト軍からのものであった。
「ザフトからの依頼なんてめずらしいじゃない!」
同僚の少女、サツキ・コウサカはザフトからの依頼=大きな仕事=収入が多いと勝手に思い込み嬉しくて飛び跳ねた。
「・・・・・でも、その分危険なんじゃない?」
サツキの友人のアリス・カーシャリーが言った。
サツキもアリスもジュンと同じナチュラルで、なおかつ年が同じということでそれなりに中がよかった。
確かに、どうしてサツキはなんでそこまで考えないのだろうとジュンは思った。
「いや・・・それが、報酬金は多いんだけどあんまり危険じゃなさそうなんだ」
「「「えっ?」」」
イッサ・マザーズデイの一言で3人は目を丸くした。
「なんでも、デブリ帯に依頼品を捨てていくだけらしい」
運送屋の若社長、ロイド・シュレーバーが付け足した。
「なにそれ? いつから私たちはゴミ処理業者になったわけ???」
ぶーぶーと文句を言うのはやはりサツキだ。
「でも、代金は払ってくれるんだから別にいいじゃないか?」
「俺もジュンに賛同」
「わ・・・わたしも」
「がーーーーーっ!! おまえらグルかぁぁぁぁ!!」
「・・・・ともかく。内容はどうであれ仕事は仕事。すぐに行くぞ」
745 :
734:2005/07/23(土) 02:33:47 ID:???
ロイドの一言で依頼主の待ちあわせ場所兼会社の物資運搬船「イド」がある港に向かう一同。
港には既にザフトの兵が数名いた。
「依頼品は既に船に載せましたので」
「はい。わかりました」
「代金は指定の講座に振り込んでおきましたので。では、進水式がありますのでわたしたちはこれで・・・・」
「は〜い。毎度ありがとうございました〜♪ また何かございましたらいつでもどうぞ〜♪」
ザフトの兵たちに、本人曰く自分の仕事時の必殺技である営業スマイルをするアリス。
ナチュラルながらアリスの可愛さはジュンやサツキ、コーディネーターであるイッサやロイドも認めるほどである。
(特にイッサはアリスと出会ったばかりのころジュンやサツキに「本当に彼女ナチュラルなのか?」と何度か聞いてきた)
物資運搬船「イド」に乗りコロニーを出発してしばらくした後、積荷を確認した瞬間、ジュンたちは驚いた。
なぜなら依頼された積荷の正体は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おい。これって・・・・・・」
「すごい!! モビルスーツだぁ!!」
「でも、こんな機体見たこと無いよ???」
そう、積荷の招待はモビルスーツ(以下MS)・・・・・それも、ほぼ完成した状態のものであった。
「・・・・ジュール隊隊長のイザーク・ジュールが前大戦の第2次ヤキン攻防戦で乗っていた機体に似ているな・・・・・・
確か、地球連合のGATシリーズと呼ばれている機体だ」
「えっ、連合? ザフトにも似たような機体が数機いたじゃん」
「フリーダム、ジャスティスとかのことか? 確かにそうだが、あれももとは連合の技術も用いてつくった代物だ」
「さすが、元ザフトのMSパイロット。詳しいなぁロイド」
「ふっ・・まぁ俺も第2次ヤキン攻防戦で足を1本という代償を払ったからな」
そう言うとロイドは自分の左足を見た。彼の左足は前大戦の第2次ヤキン攻防戦において失われている・・・よって義足なのだ。
746 :
734:2005/07/23(土) 02:35:38 ID:???
「でも、ほぼ完全な状態で渡さなくてもなぁ・・・・・・・」
機体の上に乗ったジュンは自分の下で寝ているMSを見ながら言った。
「確かに・・・バラバラにするの面倒だったのかな?」
「だが、エンジンとなる部分が外されている」
「・・・・・・・ってことは、こいつ動かないの?」
サツキが言った。
「いや。変わりになるもの・・・たとえばこの船のバッテリーと動力部を繋げば、OSぐらいは動くかも・・・・・」
イッサがそう言った瞬間、サツキは目を光らせた。そして一言・・・・
「じゃあ、繋いでみようよ!!」
「「「「はぁ!?」」」」
「わたし1度MSが動いているところ近くで見てみてかったんだ〜〜〜〜〜〜♪」
「おいおい・・・・・いくらなんでもそれは・・・MSはオモチャじゃ・・・・・・・」
ロイドは反対しようとした・・・・が
「・・・確かに、おもしろそうだな」
「うん」
「まぁ、暇だし・・・・ちょっとやってみるか」
「わ〜〜〜〜い♪」
「おいおい・・・・・・・・・・」
結局、4対1でMSを起動させてみることになった。
「すげえな、これがコックピットかぁ・・・・・」
最初にMSのコックピットに座ったのはジュンだった。
「ジュン。ちゃんとわたしたちにも変わってよ」
コックピットを覗きながらサツキが言う。
「わかってるよ」
「・・・・・・・よし」
イッサとロイドによるバッテリーと動力部の連結作業も終わった。
「ジュン、これでOSが起動するはずだ。やってみろ」
「よしきた!!」
近くにあったボタンなどをこれかと次々に押したりするジュン。
数回目でようやくOSが起動した。
「おおっ!! やったぜ!!」
「凄い!! 本当に動いた!!」
興奮のあまり、サツキもコックピットに入って、ジュンの前にあるOSのスクリーンを覗きこんだ。
「あくまでもOSだけだがな・・・・」
イッサが付け加える。
スクリーンに次々と文字が出てきた。その時・・・・・・・・・・
747 :
734:2005/07/23(土) 02:37:41 ID:???
「およ・・・?」
「あれ・・・・・・・? おい、ロイド」
「どうした2人とも?」
「・・・・・・・・・・なんだこりゃ?」
「ん・・・?」
スクリーンを覗き込むロイド。そこに表示されていたのは何かのデータだった。
「なんだろうな? ザフトの軍事記録かなにかのデータだと思うが・・・・・少し調べてみよう」
そう言うと、ロイドはMSのOSのキーボードをナチュラルのジュンとサツキから見ればものすごい速さで叩きはじめた。
「あっ!! また何か出てきた!!」
「本当だ・・・・・・・・・・・・・・・・って、こいつは!?」
「・・!?」
「どうしたのジュン君!?」
「なにがあった!?」
ジュンの上げた声にロイドが振り向き、イッサとアリスもスクリーンを覗きこむ。
748 :
734:2005/07/23(土) 02:38:43 ID:???
「なんなんだよ・・・・・・・こりゃあ・・・・・・・・・・・・・」
「ねぇ・・・・これって・・・・・・・・・」
「嘘・・・・・・・・・・・・・・・・」
「マジかよ・・・・・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スクリーンに表示されたのものは・・・・・・・
「・・・・・・・・・・少女の肉体、器官、脳の調査記録」
ロイドが呟いた。
「あぁ・・・・それもつい最近までの・・・・・・・・・・・」
「しかも、なんて内容だ・・・・・・薬物とか催眠術で過去の記憶を調べたりとか、
腹とかかっさばいて器官を取り出して1つ1つ調べたりとか・・・・・・・・・・・・・・」
「酷い・・・・・・・・・」
「まさかザフトがそんなことをしていたとはな・・・・・・・・・・・・・・」
「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」
わずかな沈黙がMSのコックピットという狭い空間を支配した。
その時、全員思っただろう。
『見てはいけないものを見てしまった』と・・・・・・・・・・・・・
最後に5人は調査対象であった少女の名前を確認した。
その少女の名は・・・・・・・・・・・・・
「マユ・アスカ・・・・・・・・・・・!!」
「どうやら俺たちは・・・・・とんでもない仕事を引き受けちまったな・・・・・・・・・・・・・」
PHASE−02につづく・・・・・・・・
749 :
734:2005/07/23(土) 02:42:57 ID:???
いやはや・・・・・いきなり、こんな長いやつでスイマセン。
次回からは少し短くしますんで・・・・・
次回・・・・・書けたらですけどね・・・・(苦笑
ちなみに、「分岐点Bルート」というサブタイトルは、
マユ種本編をゲームの分岐点でいうA(表、本編)ルートという意味においてつけました。
>>749 ナナヤという名前が厨臭くてキライ。
ヒスイとかコハクとか出てきたら怒りいのシェルブリット喰らわす。
>>750 さすがにそこまではしないだろ。w
仮にしたとしても734が福田の二の舞になるだけだ。w
でも、このマナ・ナナヤって人・・・・・絶対氏にそうな予感・・・・・。
キャラ的には好きだから氏なないで欲しいと願う漏れがいる・・・・・w
>>743-748 とりあえず乙!!
漏れの予想だが、この物語のヒロインはサツキじゃなくてアリスだと思う!!
・・・・・いや、ただ漏れがアリスの営業スマイルを想像して萌えちまっただけだが・・・・w
>>743-748 乙。初めての投下のわりには、まぁまぁ良いんじゃない?
>>750 >ヒスイとかコハクとか出てきたら怒りいのシェルブリット喰らわす。
そこでシェルブリットってのも厨っぽいと思うぞ・・・・・・・ワロタけど
>>751 >仮にしたとしても734が福田の二の舞になるだけだ。w
あと両澤のドキュソのなw
>>750 まぁ・・・・シキとかアラヤとかリョウギとかエミヤじゃなかっただけでマシじゃない???
>>754 ワロス!!wwwwwwwwwwwwwww
756 :
754:2005/07/23(土) 03:17:51 ID:???
・・・・・・俺も結構厨だなw
>>743-748 乙。一応、マユ種だから続きはこのスレでも良いと俺は思うよ。
ほかのスレで続けたら、荒らしとかに絶好のターゲットにされると思うし・・・・
・・・・・まぁ、最後に一言言うなら、次からはもう少し短くな。(笑
誤字があったよ。
>>744の8行目
>同じということでそれなりに中がよかった。
「仲」の字が「中」になってた
マユ・アスカというその少女が、ザフトの士官学校に「直訴」しにくるのはその頃、既に日常のヒトコマと化していたという。
その日、まだ議長になって間もないデュランダルが激励に士官学校に来るとその日も守衛にくってかかる少女の姿があった。
「あれは一体何事かね?」
運転手に尋ねるデュランダル。当然、運転手がそんなことを知っているわけもない。
だがこのままでは、車が門をくぐれない。守衛もデュランダルの来訪に気づいたのか、顔が青ざめた。
と、それまで少女をなだめるのに回っていた守衛が拳を振り上げた。自分のせいで、プラント議長の職務を滞らせるわけにはかない、そう考えたのだろう。
だが、ただ暴力に訴えるというやり方は、デュランダルの最も嫌うものだった。
「待ちたまえ」
守衛を制止し、デュランダルは2人の間に割って入った。
背をかがめ、少女と目線を合わせると、少女は負けじとデュランダルの目を見つめ返す。
「君は、ここで何をしているのかな?」
自分こそ何をやっているのだ。内では苦笑しながらデュランダルは問いかけた。
通行の邪魔だからと守衛にどかせ、自分は学校内に入り人気取りの演説をする。それだけでいいはずだ。
だが実際には、自分はこうしてこの小娘に話しかけている。何故だ。
デュランダルは、少女の目を見つめるうちに気がついた。真っ直ぐなのだ、あまりにも。
若さか。デュランダルは再び、心の中で苦笑した。自分が失って久しいものだ。
やがて、少女がぽつりと口を開く。
「私は、力が欲しいの」
少女の名はマユ・アスカ、オーブの難民だそうだ。
失ったものは戻らない、だがこれから失うことのないように力が欲しいと。
その為に、士官学校に入りたいという。
無論、士官学校はこんな子供が入れる場所ではない。だがデュランダルはなんとなく、そんな理由でこの少女の思いを断ち切りたくはないと思った。
ふと名案がひらめく。
「では、夕方またここへきなさい。私と面会できるようにしてあげよう。そこでレイという、私の秘蔵っ子にシミュレーターで勝つことができれば、議長権限で入校させてあげよう」
これでいい、大人の決めた理由で思いを断たれるのではなく、少なくとも自分の力の不足が原因だと割り切れるだろう。
希望に目を輝かせる少女を見ながら、デュランダルはそう思った。
本当になんとなく、ただそうしてみたかった。それだけの理由だったのだ。
しかし、それこそが運命だったのかもしれない。
当初圧倒的だったレイが、追い詰められると同時に突然動きが変わったマユ機に攻守を逆転され、ついには判定負けに持ち込まれたのをシミュレーション筐体備え付けの観戦モニターで眺めながら、デュランダルはそう思った。
まさかこんなところで、自分が欲してやまない素養の持ち主に出会ってしまうとは。
その日、特例中の特例でマユの士官学校入校が決定した。
>>759 士官学校に入る所から始まる、って言うのは珍しいというか見たことが無い。
新鮮で良かったよ! GJ!!
GJ!
これが縁でギルパパになっちゃうのかw
GJ!
>>759-760 乙。
>>761と同じ意見だけど、こういう作品は新鮮味があってイイ
まだ戦時ではないというのがわかりやすく伝わってくるから
>>685でスレ汚しちゃったから、お詫びにとマユ種PHASE0を考えてみた。
マユ種学園編と名づけよう。
とりあえず
「やっぱ議長って、ロリコンなのかーーーーー!!」
光、広がる。響きあう・・・・・・。
夏厨から保守sage
>>759-760 これは巧いな。これなら無茶も通るし、マユの必死さも伝わってくる。
いきなりシミュレーター勝負ってのは厳しい気もするが、それくらいの奇蹟はあっても良いかという気にもなる。
PHASE0−2 「育む友情」
誰もが、この光景を疑っていた。それは、機械的に少女のことを紹介する教官でさえ同じだった。
ただ2人、複雑な表情のレイと、元気よく挨拶をした少女本人だけが例外だった。
「今日から一緒に学ばせていただくマユ・アスカです。よろしくお願いします!!」
「へぇ〜、オーブから来たんだ?」
最初の休み時間、マユはクラス中の人間から質問漬けにあっていた。時代がCEに変わっても続く、転入生への伝統的な反応である。
中でも、マユに最も親しく接しようとしてくれたのがルナマリア・ホークだった。
彼女自身、姉御肌なところがあるのだろう。とにかく色々と世話を焼こうとしてくれる。
きっと、女の子からもてるタイプなんだろうな。マユはそんなことを考えながら、女の子同士楽しく話をしていた。
「おいおい、そんなガキにMSのパイロットがつとまるのかよ」
いきなり、1人の少年が割って入ってきた。後ろで彼とそっくりの青年が「やめろよ、ショーン」と言っている。
ショーンとゲイル、双子のパイロットで兄のゲイルが凄く嫌な奴なの。あそこにいるレイの取り巻きよ。ルナが耳打ちしてくれた。
ショーンはなだめる弟に耳を貸さずに、とにかく一方的にマユに嫌味を言ってくる。たまりかねたルナが言い返そうとすると、そこにレイが割って入った。
「やめろ、ここへ入れたのは。この子がそれに見合う実力をもっているからだ」
普段、無口なレイが口を開いた。それも他人を庇うとは。
あっけにとられるクラスメート達をよそに、マユはレイに話しかけようとする。
レイはそれを制し、不器用な笑みを浮かべた。
「気にするな、俺は気にしてない」
ますますクラスメート達が混乱する。そこへ、教室に入ってきた教官が怒鳴った。
「何を騒いでいる。席につけ」
全員が席につき、静まると再び口を開いた。
「明日のデブリ回収の実習、キメラを使うからな」
たちまちクラス中から沸きあがる不満の声、それを手で制し続ける。
「扱いやすさと装甲では、キメラはかなりものだ。そこだけはジン以上だな、まずは宙間作業に慣れろ」
まだ続く不満の声に構わず、教官は授業に入る。
そしてその夜、格納庫に忍び込んできたショーンとゲイルの姿があった。
止めようとする弟に構わず、ショーンは自分が搭乗するキメラのセッティングをいじっていく。
転入生のガキに、格の違いを見せてやるよ。ショーンは暗闇でほくそ笑むのだった。
そして次の日、実習生のキメラ達はジェネシスの残骸の撤去作業を行っていた。
大きな破片は後日、ジャンク屋ギルドに任せることになるが、細かい破片は経験を積ませるために生徒達にやらせることになったのだ。
一生懸命、なれない手つきでジャンクを拾うマユ機を見ると、この間のシミュレーションは夢ではないかとレイには思えた。
と、マユ機と破片の間にショーン機が割り込んでくる。
邪魔しないでくださいとマユが通信を呼びかけると、その歳で入学してくるくらいならこれくらい楽勝だろうとショーンが挑発する。マユはなんとか避けようとするが、改造されたショーン機は易々と回り込む。
止めようかとレイが考えたとき、異変が起こった。
突然ショーン機のスラスターが火を噴き、あらぬ方向へと飛んでいったのだ。
「ショーン!!」
ゲイルが叫ぶ、素人がいじったツケが出たのだ。
「せ、制御できない」
泣きそうなショーンの声が聞こえてきた。
「なんだって!!」
教官が叫ぶ、ショーン機の先には巨大な破片があった。
このままではショーンが、誰もが慌てる中でマユがルナにいった。
「私を抱えて、フルブーストを!!」
コクピットの中で、ショーンは神に祈るばかりだった。子供を苛めようなどと考えるからバチが当たったのだ。神様ごめんなさい、もうしません・・・・・・。
しかし、無常にもモニターの中の破片はどんどん近づいてくる。
と、その時、ショーン機に追いついてくるキメラがあった。
マユ機である。ルナ機に抱えてもらいフルブーストをしてもらう。そのまま放り投げ手もらった後、自分自身もフルブーストを使って追いついたのだ。
「お前、どうして・・・・・・」
「もう、嫌なの。誰かが死ぬのは!!」
マユ機はそのまま、ショーン機のスラスターを剥ぎ取る。
だが、キメラ1機の推進力では破片への激突前に速度を殺しきれない。
「もういい、お前は逃げろ」
叫ぶショーン。しかし、マユは諦めなかった。まだ、方法はあるはず・・・・・・。
その時、あの休み時間の終わりの教官の言葉が、マユの脳裏にリフレインしてきた。
「扱いやすさと装甲では、キメラはかなりものだ」
マユはにっこりと笑うと、ショーンに話しかける。
「ショーンさん、ごめんね♪」
「え?」
マユ機のアームが自分の機体を殴りつけてくる光景を、ショーンはやけにゆっくりと見ることができた。
「やれやれ、大したものね・・・・・・」
コクピットの中で、ルナは感心したような、呆れたような声をだした。
彼女のモニターには、マユ機のパンチで大きく装甲がへこんだキメラがアップで映っている。
最後の最後、マユは殴りつけることでショーン機を破片への軌道からずらしたのだ。
「言っただろう、それに見合うだけの実力があると」
レイからの通信が入る。
「あら、もしかしてあの子に惚れた?」
「・・・・・・冗談でも怒るぞ」
「きゃ、怖〜い」
ふざけた声を出しながらルナは思った。
楽しくやっていけそうね。
GJ!
なぜかカツのことを思い出した
「こんな女の子がインパルスに?!」
俺は驚いた。以前、風花にあったときも驚いたが、それよりさらに驚いた。
「ジェス、彼女がインパルスのパイロットのマユ・アスカよ。」
ベルに紹介された彼女は笑顔で俺の顔を見つめた。
「インパルスのパイロットのマユ・アスカです!!」
「・・・・・あ、フリージャーナリストのジェス・リブルです。」
呆けた顔のまま答える俺。
『チョットマテ。ワスレルナ。』
足元から声が聞こえる。
「あ・・、ごめん。ジェスさん、こっちが私をサポートしてくれるハロです。」
『ヨロシク。』
なにやら丸い物体が耳をパタパタさせながら言う。
「よ・・、よろしく・・・。」
・・・・・新生ザフトって・・・・?
774 :
書いた人:2005/07/23(土) 21:08:04 ID:???
すまん、推敲不足だった。
ショーンが兄でゲイルが弟な。なんか文中で食い合ってる。
しかも、直前でショーンのことを少年と書いていながら、そっくりの青年が〜と書いてしまったorz
もう駄目ポ・・・・・・
「マーレはね、本当はインパルスのパイロットになりたかったの。」
「へぇ・・・。」
リーカからマーレさんの話を聞く。
「彼は水中戦を熟知している。それに・・、マユの件は議長がお決めに
なったことだ。」
コートニーが説明をする。
「でもね・・・・。」
リーカが倉庫の外に目を向ける。
『もー、マーレったらだめだよ!!ナチュラルが嫌いだからって取材拒否しちゃ!!』
『うるさい!!お前に何がわかる!!』
『テメー!マユニナニスンダ!!ハナレロ!ヘタレ!!』
『なんだと!?機械の癖に。』
『ヘタレー。ヘタレー。オトコノシットハミットモナイデスヨー。』
『こいつー!!まてっ!!』
『二人とも!!ケンカしないでよ!!』
「なんだかんだ言ってうまくやってるのよね。あの子達、兄弟みたいでしょ。」
リーカが笑いながら言う。
「あぁ、そうだな。」
俺も、同じように笑いながら答えた。
今回の本編金色がらみの話が正直「なんだかなぁ」だったんでこんなの書いてみたんだけど・・長くてスマン
カーペンタリアのザフト艦隊と合流したミネルバはオーブ艦隊と睨み合いを続けていた。
20時間前−
デュランダル議長の下にジブリールらがオーブに逃げ込んだとの情報が入った。
更に悪いことにNJC−核を持ち込んだ疑いが濃いというのだ。
地上の協力国である東アジア共和国はこの事とヘブンズベースでの被害から、強硬に核ミサイルによるオーブ攻撃を主張していた。
議長「彼らの本音はこの機に乗じて競合するモルゲンレーテ、オーブの輸出産業の破壊だろうね。オーブにはロゴス幹部の捜査を要求しているが無しの礫だ。全く困ったことだ。
ともかく私が24時間は東アジアを抑えておくから、艦隊と合流して圧力をかけてくれ」
だがオーブが回答を渋っているのは「評議員の逮捕」「武装解除」「警察活動の移管」「国営企業の解体」といった飲みがたい条件が追加されていたからでもあった。
一方宇宙では警備隊を撃破したエターナルがオーブへのポッド射出軌道に向かっていた。
しかしそれをジュール隊が追撃する。両腕にラミネート装甲のシールドで防御を固めた押しては引きを繰り返すゲイツRの挟撃とアウトレンジ射撃を組み合わせた作戦にキラと虎も前回との勝手の違いに苦しんでいた。
オーブに出した回答期限がきた。回答は「拒否」ついに戦闘が開始される。
しかしパニックに陥る街を見て、オーブ政府が市民に避難命令が出ていない事が判明する。
市民に被害を出さない為にタンホイザーを使えないザフト軍は徐々に劣勢に・・・
しかし、オーブ政府のやり口に怒ったマユがアロンダイトで艦隊に突入、ルナのインパルスがそれに続くと母艦を失ったオーブ軍は一気に総崩れになっていく。
その様子を見たカガリは市民を守るため、そしてミネルバで出会った少女にした「過ちは繰り返さない」という約束を守るため評議会に乗り込み停戦の説得をすることを決心する。
怪我をおして出てきたアスランと同行するカガリの前に現れたのは出撃準備を整えたムラサメ隊のメンバー
馬場一尉「軍総崩れとあってはカガリ様の停戦交渉も思うに任せないでしょう。出撃をお命じください。オーブの政府ではなくオーブの民のためにわれ等の命で交渉条件を勝ち取ってまいります。」
カガリはただ、頭を下げ、「すまない」と涙を流すしかなかった。
その時AAにラクスから「15分後赤の騎士に新しい『剣』を届ける」との通信が入る。
アスラン「今は一秒が惜しい。空中で受け取ります。馬場一尉、最短のランデブーポイントまで送ってください」
そういうと骨折した腕を吊っている包帯を投げ捨てる。
カガリ「馬場一尉、アスランの言うとおりに頼む。そしてオーブ共和国国家元首として全員に命令する。必ず、生きて帰れ!」
>>776 の続き 2/3
射出ポイントに向かうエターナル。ドロップポッドに搭載されているのは3機のドム、そしてラクスの乗るインフィニットジャスティスだった。
キラ「ほんとに僕が行かなくて大丈夫?」
ラクス「キラはエターナルの援護をお願いします。それに『黒い三角定規』の皆さんもいることですし」
黒い三角定規「←それって俺たちの事かよ!?」
虎「ポッド射出しろ!次に軌道を一周して戻ってくるのは4時間後だ。それまでに小僧どもを振り切れればいいが・・あの時とは正直見違えるほど強くなってやがる」
アスラン搭乗の時間稼ぎにAAとムラサメ隊が発進し、さらに上空から降りてきたドム3機がザフトのMS隊に切り込んでいき混乱を生じさせる。
そして落下中のジャスティスと馬場一尉のムラサメが空中でランデブーする。
ラクス「あなたの新しい剣、この機体であなたの進むべき正義を守ってください」
ラクスと入れ替わり、落下しながらOSの設定を変更するアスラン、その最中完治していない傷口が開き、渋面になる。
アスラン「・・・俺にはお前の名を呼ぶ資格はないかもしれない。
だが守りたい人がいる・・救いたい魂がある・・だから俺の命をお前に預ける。力を貸してくれ・・・!
アスラン・ザラ、インフィニットジャスティス発進する!」
戦場に駆けつけるジャスティス、アスランの出現に驚いたレイを牽制し、斬りかかってきたインパルスの剣をシールドで受け、脚のサーベルでインパルスの腕を斬り落とす。
ルナマリア「うわっ!こいつ・・ずるい!」
そこにドムの相手をしていたマユが襲い掛かる。
アスラン「やめろ!君がやりたかったのは故郷を討つことじゃ無い筈だ!」
マユ「あなたはいつもそうして、自分をいい子にして、実のない奇麗事を言って、周りをメチャメチャにして!あなたたちが邪魔したせいでオーブが・・」
とうとう時間切れになり、オーブに向けミサイルが発射される。
エターナルにもその情報が伝わり、バルトフェルドの指示でキラがミサイル撃墜に向かう。
一方、オーブの議会に車で乗りつけたカガリは詮索する警備員を一喝し、この期に及んでのんきに戦況をTV観戦しているオーブの評議員たちの前に姿を現す。
俺はラクスとか出てても全然面白く見れた
GJ!
>>> 777 の続き 3/3 END
アスランに「戦闘はかならずカガリが止める」と説得され、マユはミサイル迎撃を決心し、飛立つ。
マユ「悔しいけど・・今はあのお姫様を信じるしかない」
しかし、デスティニー単独の上昇力では到底迎撃高度まで上がることはできない。
その目の前に先刻までマユと戦っていたドムが現れる。緊張するマユ、だがドムから通信が入る。
「デスティニーのパイロット、俺を『踏み台』にしろ!7000メートルまではこいつが壊れても送り届けてやる。そこからは自分で翔べ!」
ドムはいい仕事をした。マユは彼に礼を言い、一気に迎撃高度まで上昇する。
マユ「ターゲット5機、相対速度マッハ20、射程圏内から交差まで0.7秒・・・」
突入してきたミサイルの2機をビームライフルで撃破、ライフル1本を捨てすれ違いざまにサーベルで1機を切断。
交差後、射撃位置につけるための急旋回する。しかしマッハ5のマニューバに左の翼が欠落する。そして射撃、1機は撃墜するが、撃ちもらした1機が8発の弾頭に分離し、拡散していく。
その残りすべての弾頭をビームが貫いた!
撃ったのは駆けつけたSフリーダム!
―フラッシュバックするフリーダムの戦闘の記憶、そしてオノゴロの記憶―
理も非もない。傷ついた機体で遮二無二突撃するデスティニー。
一方アスランからマユの話を聞いていたキラは迷っていた。
キラ「撃ちたくない・・撃たせないで!」
ドラグーン4機を射出、威嚇射撃。だが威嚇と見切られた攻撃に見向きもせず距離を詰めるデスティニーにキラはドラグーンをぶつけて止めようとする。
マユは残った片翼を展開し機体をスピンさせ、羽根と引き換えにドラグーンを撃墜する。
そのままアロンダイトを抜き、フリーダムに斬りかかる。
盾で受けたフリーダムに更に剣を押し込む、その時−−
剣が折れて弾かれた切っ先が――デスティニーのコックピットに迫っていき・・・そして
キラ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
叫び声が響く中、堕ちていくデスティニー・・・・
マユ「・・・冷たい・・・ビームで斬られたのに・・・なんで・・・・・こんなに寒いんだろう・・・・あれ?・・・なんであの人は・・・泣いてるのかな・・・・」
>725にて脱字がありましたので訂正文を載せます。
「エグザスの猛攻に、ミネルバの援護に回れない」で切れてしまっていました。
正しくは「エグザスの猛攻に、ミネルバの援護に回れないレイのザク。」です。
782 :
マユif:2005/07/23(土) 22:43:52 ID:???
PHASE−05 見えぬ傷痕
静かだったユニウスセブンに取り付く影。
ジンや作業用機体が何かの装置を起動させてゆく。
そして、ユニウスセブンの移動は始まった。
ジンに乗る一人の男は、コックピットに貼られた写真に者達に向けて弔いの言葉を述べる。
そして…
「さぁ行け、我等の墓標よ…この世界を、今度こそ正すのだ!」
アーモリーワンからアレックスとカガリを連れ、プラント本国に戻ったデュランダル。
カガリは、今起こっているこの状況に焦りを隠せないでいた。
ユニウスセブンの軌道は、明らかに地球に向かっている。
まだ時間はあるがそう長くない。
議長室でデュランダル、アレックスとカガリは、話を続ける。
そんな中、議長室のドアが叩き、入室してくる二名の士官。
それは、アレックスの、いやアスランの良く知った顔。
かつての戦友、イザーク・ジュールとディアッカ・エルスマン。
突然の再会に、驚く三人とカガリであったが、昔話をしている暇はない。
イザークは今回の事件に対しユニウスセブンを破砕するための部隊を指揮を取り、ディアッカはその部隊のパイロットである。
二人は議長に短い挨拶をしすぐに出ていった。
去り際にディアッカが「じゃあな、アスラン」と、そう告げて。
アレックスはしばらくの沈黙の後、
「…今の俺は、アレックスだ」
と、イザークとディアッカがいなくなった、デュランダルとカガリと自分だけの室内で呟く。
784 :
マユif:2005/07/23(土) 22:46:20 ID:???
続き
ミネルバ、雑談室。
マユ、レイ、ルナマリア、メイリン、整備士のヨウラン・ケントとヴィーノ・デュプレが集まっている。
ミネルバの修復作業を終え、各員の束の間の休息。
六人は今回のことを話していた。
次々に起こる問題に頭を抱えるルナマリア。
静かに黙っているレイ。
地球の人々を心配するメイリン。
ヴィーノはユニウスセブンをどうするかを皆に問いかけた。
レイは口を開く。
「砕くしかない」
突拍子もない発言に、訊いたヴィーノは驚いた。
だがユニウスセブンが衝突すれば地球は壊滅する。
それを阻止するには、ユニウスセブンを破壊して衝突を回避させるしかない。
レイの意見は的を射ていたが、ヨウランは半ば諦めた感じで、地球壊滅は不可抗力だと言った。
地球が壊滅すればナチュラルもいなくなり、余計なごたごたも無くなる。
ヨウランの意見に誰も返す言葉ない。
だが、マユはすっと立ち上がり無言でその場からいなくなった。
ルナマリアは「あの子、シンと同じでオーブにいたのよ!」と怒って言うと、焦ってマユを追いかける。
マユに追い付くと、ルナマリアはヨウランの言葉は冗談で場を和まそうとしていたものだと説明する。
マユは「わかってます」と、一言だけ。
よく見ると、マユの肩は震えていた。
ルナマリアは恐る恐る顔を除き込むと、マユは泣いていた。
「地球にはオーブとか、お兄ちゃんと旅行した場所とか、たくさんの思い出があって、それが無くなるなんて嫌…。
地球にはいっぱいいっぱい綺麗な所や、素敵な所があって、これからもお兄ちゃんと行きたいのに…」
嗚咽混じりに訴える。
ルナマリアは優しくマユを包み込んだ。
「だったら、私達がこんなこと止めなきゃ。艦長に頼んで、ユニウスセブンを壊しましょう」
気休めなのかもしれない。
だが、ルナマリアの言葉には暖かみがあった。
マユは顔を上げ、ルナマリアを見る。
「そしたら、今度はその旅行、私やレイ達も連れてってね」
ルナマリアはマユを見て明るくそう言った。
何かが晴れたマユは涙を拭き、笑って「うんっ!」と答える。
と、その時、パイロットを召集するアナウンスが流れる。
マユとルナマリアは顔を見合わせると、ブリッジに向かった。
785 :
マユif:2005/07/23(土) 22:48:59 ID:???
続き2
ブリッジで、タリアは新たな命令をマユ、ルナマリア、レイに告げる。
ユニウスセブンの破砕作業に向かったジュール隊を支援せよ。
その命令の内容に、マユとルナマリアはまた顔を見合わせた。
タリアは不思議そうな顔をしてどうしたのか訊くが、二人はなんでもないと言った。
そして、マユとルナマリア、レイは敬礼し、命令を了解する。
地球。
各国は、この異例の事態の対応に見回れていた。
オーブも例外ではなく、現在席を外すカガリの代わりに、五大氏族のひとつセイラン家のウナト・エマ・セイランが各国との共同声明を発表していた。
テレビ中継もされ、カメラのシャッター音が響く。
そのカメラを構える記者の中には、かつてアークエンジェルのクルーだったミリアリア・ハウの姿があった。
声明発表の中継は、オーブの外れにある孤児院のテレビにも流れ、夕暮れの海に響く。
テレビから流れる音を静かに耳に入れながら、淡い夕空を力無く見上げる少年がいた…。
その頃、ある洋館に彼等はいた。
中年男性や、初老の老人達が集まる中、ジブリールと呼ばれた男は皆に向き合い不敵な笑みを浮かべる。
ユニウスセブンが地球に落下しようとしているこの事態。
地球はどうなるのか?落下後はどうすればいいのか?打開策は?
ブルーコスモスの彼等は中身のない議論を繰り広げる。
その間を割ってジブリールは、コーディネイターを責めよ、プラントを攻めよと強く訴えるのだった……。
今回も微妙に長くてすみません。
次回も長くなりそうですが、ならべく余分なところは省いていこうと思います。
勝手にマユ種版32話書いてみた。
ステラの身体をデストロイのコクピットから引きずり出すと、マユは尻餅を着いた。
今目の前にいるのは、間違いなくステラだ。マユは一瞬、自分は夢を見ているのではないかと錯覚した。
いくつもの金属片が突き刺さり、彼女の全身を引き裂いている。マユの小さな身体が、カタカタと震え出す。
ミネルバは依然アークエンジェルを警戒したまま。上空では連合の漆黒の機体が滞空している。
マユはその機体を睨んだ。彼女を内から食い破らんとする程の激しい憎悪が、その機体の主に向けられる。
「マ……ユ……?」
弱々しい、掠れた声。それが愛しい少女のものだと気付くのに、マユはたっぷり2秒かかった。
「ステラァッ!!」
彼女に飛び寄ると、マユは両手で彼女の上体を支える。
「マユ……会いに、きた」
「ステラ、ステラ……!」
どうして。
どうしてこんなことになったんだろう。
ステラを帰した。
あの人は確かに、ステラを優しくて、暖かい世界へ連れて行ってくれると約束した。
なのに。
「マユ……」
「……なぁに?ステラ」
ステラが自分のパイロットスーツの胸元に手を入れる。
マユは幾筋もの涙を流しながら、優しい目で、彼女の様子を見ていた。
「これ」
彼女が取り出したのは、小さな桜貝のネックレス。
ディオキアの海でステラからマユに。ゲンという少年にステラを帰した時、マユからステラに。
あの桜貝だ。
「ス……テ、ラァ……ッ!」
堪えきれず、マユは嗚咽を漏らす。頬を伝った涙は、ポタリ、ポタリとステラの頬に落ちて―――
―――ステラ自身の涙と、ゆっくり交わる。
「これは……ステラ」
一瞬彼女の言ったことの意味が分からずに、マユは目を丸くする。
ステラが桜貝のネックレスを持ち上げると、マユの手が彼女のそれを包み込む。
それを見てステラは、ニッコリと笑った。
「マユを、まもる」
続いた彼女の言葉に、マユの心は崩れた。
「ずっと……マユと、いっしょ」
「……ステラァァァーッ!!」
ステラの身体を抱きしめると、マユは大声を上げて泣きじゃくる。
最期の力を振り絞ると、ステラはそんなマユの背中に腕を回して、優しく微笑む。
「うあぁぁぁーん!!」
「ゲンを……ゆるしてね……」
どうして。
この娘はあんなにも、あんなにも死ぬことを恐れていたのに。
死を目前にした今、彼女は自分ではなく、自分やあの男の身を案じている。
「ステラァ……死なないで、ステラァッ!」
「マユも、ゲンも……みんな」
彼女は最期に、マユの頬に優しく口づけた。
「好き」
それを伝えるのが最後の役目だったと言わんばかりに、彼女の腕がダラリと垂れ下がる。
「っ――――!!」
マユの口から言葉が漏れ掛け、中へと押し戻される。
物言わぬステラの身体を、マユは持てる力で強く抱きしめた。
死んでしまった。
ステラが、死んでしまった。
彼女の顔は、事切れて尚微笑んでいた。
ステラは幸せだったのだろうか。自分と出会えて、幸せだったのだろうか。
「ステラァ……ッ」
ここで逝く事ができて、幸せだったのだろうか。
ステラの頬に落ち続けていたマユの涙は、スルリと流れていく。
もう、ステラのそれと交わることも無く。
「逝ったか」
自分の背後から聞こえた声。マユは激しい怒りに震えながら、ゆっくりと振り返る。
いつの間にか着地していた漆黒の機体。マユとステラから数メートル離れた位置に、あの男――ゲンが立っていた。
「……どうして」
マユはゆっくりと立ち上がり、ゲンを睨みつける。
「どうして、ステラを助けてくれなかったの!?……約束したのにっ!!」
怒りに身を任せ、マユはゲンに飛び掛った。
だが彼はその場から一歩も動こうとせずに、片腕でマユの身体を殴り飛ばす。
「ぐぅ……っ、げほっ!」
ゲンは弾き飛ばされたマユには目もくれずに、真っ直ぐにステラの所へ向かう。
片膝を地面に着くと、彼はマユがそうしたように、ステラの亡骸を抱き上げる。
「ステラ」
優しい――とても優しい声。
その声を聞いただけで、立ち上がったマユの眼にまた涙が滲む。
ゲンはゆっくりと、その仮面を外した。だがマユの位置からでは素顔を確認することはできない。
何をするのかと見ていたマユの目の前で、彼は両足を地面について――――
ゆっくりと、ステラの亡骸と唇を重ねた。
「愛してる」
ゲンの言葉を聞いたマユの胸中に、様々な思いが渦巻く。
憎悪、憤怒、嫉妬、悲哀、憐憫、安心、郷愁。
ゲンは仮面を着けると、ステラを抱き上げ、真っ直ぐに漆黒の機体へ向かう。
「待って!」
マユが呼びかけるが、彼は止まろうとしない。
「待ってよ!」
ステラを抱えたままのゲンが、機体の足元で立ち止まる。
「愛しているのなら……どうしてまたステラを戦場に出したりしたの!?」
答えが聞きたい。
ステラはどうして最後にこの男を案じたのか、知りたい。
答えを期待するマユに向かって、ゲンは冷徹な声で告げる。
「俺にはどうにもできなかったからだ」
「……この……ッ!!」
マユの怒りが爆発しそうになったところで、ゲンはステラと共に機体のコクピットまで上がっていた。
「……ついてこい」
「え……?」
それだけ言い残すと、彼はコクピットに滑り込む。
マユは急いでインパルスのコクピットに戻る。警戒を解いたミネルバが着陸姿勢を取っていたが、マユはそれを無視した。
『マユ、どうしたの!?』
「敵機の追撃に移ります」
『追撃って、あなた』
マユは通信のスイッチを切ると、モニターに映る漆黒の機体を睨み、それを追うべくインパルスを駆った。
桜貝のネックレスを、堅く握り締めながら。
マユ種>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>マユif
>>787-789 乙!!
・・・・・・・・何だろう?
TVの32話では全然こんな感じにはならなかったのに・・・・・・・・
ステラが逝ったあたりを読んでいた時から、俺の目に温かいものが・・・・・・・・・・
そういや最近マユ種の人こないな
>>783 スマンフォロー入れとく
あとマユifさんとレス混じってすみません。
>>> 777 の続き
わたし・・・死んじゃうのかな・・そしたらパパやママ、お兄ちゃんに会えるのかな・・・
でもマユはたくさんひどい事をしてきたから・・お兄ちゃんのところにはいけないのかな
・・・ひとりになるのはもうヤだよ・・お兄ちゃん・・・
――――――
目の前で起きた出来事に呆然とするキラ。その時、通信が入ってくる。
「フリーダム!何をしてる、ボヤボヤするなっっ!」
大気圏を突っ切って飛んできたのは追ってきたイザークのゲイツR。
この状況でデスティニーを救出しようというのだ.
イザーク「貴様ァ!撃ちたくない、撃たせたくないんだろ!なら俺よりも速く動け!」
「はっ!」咄嗟にキラは残りドラグーン4機を射出する
キラ「守れっ!」
キラの声に応え、ドラグーンがデスティニーを支えるように軌跡を描き機体を減速させる。
まずゲイツが、そしてフリーダムが追いつき注意深く機体を支えながら降下していく・・・
「オーブ共和国元首カガリ・ユラ・アスハだ!この事態を説明しろ!なぜ市民に避難命令を出さない?」司令室に乗り込んだカガリが問い詰める。
ユウナ「ああ、あのこと、ね。プラントの議長は大衆受けを気にする方だから、人のいる町で派手なことはしないでしょ。
思わぬ援軍に当面の敵も撃退できそうだし、まさに『市民の盾』作戦の勝利だよ。」
カガリ「ユウナッ!」
ユウナ「なんだいハニー?」
両手を広げて寄ってきたユウナの顔面にカガリの右ストレートがクリーンヒット!
ユウナは空中3回転半捻りを演じて床に激突し、そのまま気絶した。
カガリ「バカ一人説得完了!」
一同(肉体言語かよ・・)(おい、あれで姫様にかなうものはいないぞ)
カガリ「ここで敵を退けても相手は次々に軍を送ってくる。これは国を滅ぼす戦いだ。
セイランはロゴスと結託して増大する国防予算を私している事に気づいてないのか?
その証拠もつかんでいる。これは無意味な戦いだ」
評議員「ではどうしろと」
カガリ「私たちならこの戦いを終わらせることができる。降伏しよう。
その後の停戦交渉で国を守る交渉をする。それが政治家である私たちの戦いだ。」
>> 793 の続き
その後−
マユは暫く絶対安静だが「奇跡的に軽い傷」で機体とともにミネルバに帰還した。
記録上はジュール隊長が助けたこととして。
セイラン一派とロゴス関係者は逮捕され、オーブ政府に拘束された。
ジブリールとAA、エターナルは行方不明−−−
ミネルバ艦内、デスティニーの整備をするヴィーノ。そこにヨウランがやってくる。
ヨウラン「インパルスの修理は終わったよ。デスティニーは後でいいといわれてるのに・・
お前も徹夜続きで疲れてるだろ」
ヴィーノ「あの子がいつ目を覚ましてもいいようにね・・その時機体が怪我してたら悲しむだろうから・・・お前こそ徹夜明けのくせに何しに来たんだ?」
ヨウラン「ん・・・バカの手伝い」
一時接収されたオーブ前線基地ではイザークがデュランダル議長に呼び出しを受けていた。
議長「ジブリール氏は行方不明、あの状況で連れ出すとは、凄腕のエージェントがついているようだ。オーブの姫君は、以前お会いしたときとは印象がだいぶ違うようだな。
あれでなかなかタフな交渉相手でね、ほとほと手を焼いているよ。
・・・ところでデスティニーを助けてくれたそうだね。私からも礼を言う。
彼女は私にとって娘のような子でね。君の力になれる事があれば相談に乗るよ」
イザーク「光栄であります!それでは・・ゲイツを空に還すのに『脚』を用意していただけますか?」
議長「そんなことか。すぐ手配しよう・・・ところで作戦中、何か感じたことはないかね?」
イザーク「ええ、自由落下というのは思いのほか不自由なもの」
議長「いや・・・皆まで言わなくていい・・イザーク君、『あれこれ考えすぎる兵士』というのも厄介なものだね」
イザークの退出した室内でデュランダルは資料に目を通す。
・ジブリールの身辺の人物調査報告
・あの陣容なら落とせたはずのエターナル討伐隊の不自然な帰還
・月基地に建造されている秘密兵器
・・・
「まだまだ困った問題は山積みのようだな・・・」
>>792 今、これ以上進めたら、すぐTVに追いついちゃから
少しペース下げているんじゃない???
それとも、仕事が忙しくて書いている時間がないとか・・・・・・
まぁ、続きを楽しみに待ってようぜ。のんびりとね・・・・
お兄ちゃんage
797 :
マユ種外伝:2005/07/24(日) 02:00:56 ID:???
PHASE−02 巨人の王(前編)
話を一度、アーモリーワンでミネルバの進水式が行われる日より数日ほど前に戻し、舞台となる場所も変えさせてもらおう。
「なぜ、あの機体をプラント・・・・ザフトなどに渡すのですか!?」
地球連合の士官は通信モニターに映る自分の上官に講義した。
「向こうも、アレの軍事利用は一切しないと言ってきているのだ。よって、あのようなモノは別にくれてやってもよかろうと判断したのだ」
モニターに映っている上官が答えた。
「確かに、核エンジン搭載MSの使用はすでに条約で禁止されておりますし、
核搭載機開発の技術もザフトのほうが上ではありますが・・・・・しかし!! 万一の場合・・・・・・・」
「確かに、あの機体の開発には君に全権限を与えた・・・・・・生みの親ともいえる君の気持ちもわかるが・・・・・」
「でしたら、すぐに・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・君には悪いが、単刀直入に言わせてもらおう」
「えっ?」
「・・・・あの機体をザフトにくれてやるよりも、あんな未完成品を保管し続けるほうがよっぽど金が掛かるのだよ」
「!?」
上官のその一言は、士官を論破するには絶好の言葉であった。
「・・・・・・・・・・・」
士官はもはや反論できなかった。
(何故・・・・何故、私はいつもMSというものに関しては運に見放されるのだ・・・・・・・!!)
地球軍士官こと、ユーラシア連邦の宇宙要塞『アルテミス』司令・・・ガルシアは己の不運を心底憎んだ。
798 :
マユ種外伝:2005/07/24(日) 02:01:49 ID:???
話と場所を元に戻す。
物資運搬船イドでは、依頼品のMSをこれからどうするかということで議論していた。
「やはり言われた通り、処理するべきだ」と言うイッサと
「あのMSとデータを処理したら、あの調査対象にされた少女が喜ぶのか?」と言い、MSの処理に反対するサツキ。
「どちらの言い分も正しい」と中立の立場をとるロイドとアリス。
そしてジュンは・・・・・・未だにMSのコックピットにいた。
「マユ・アスカ・・・・前大戦の地球軍オーブ侵攻の際、肉親を失い戦災孤児に・・・・・
その後、プラントに渡り、さらにその後ザフトに・・・・・・・ね」
データを自分なりに整理するとジュンはコックピットから出た。
コックピットから出た瞬間、サツキとイッサに問い詰められるジュン。
「ねぇ、ジュンはどっちの意見に賛成?」
「俺だよな?」
「私よね?」
「・・・・・・・・とりあえず俺も今は中立。デブリ帯に着いてから決めるさ」
その後イドはデブリ帯に到着。
しかし、例の「MSをこの先どうするか?」という話は未だに決まらずにいた。
そうこうしているうちに、イドはユニウスセブンの付近を通過する。
モニターでかつての戦争の傷跡・・・・・宇宙に漂う巨大な墓標を悲しげに見つめるジュンたち。
「こうして見るとさ・・・・世界って本当に壊れやすいモノなんだなぁって思うよ」
「どうして?」
「・・・・だって、あんなに大きなコロニーが核ミサイル1発であんな風になっちゃうんだぜ」
「そうだな・・・・・」
暗い雰囲気になる一同であったが、アリスの一言で雰囲気は一変する。
「・・・・・・・・あ、あの。せっかく来たんですから、お花か何か添えていきませんか?」
799 :
マユ種外伝:2005/07/24(日) 02:02:56 ID:???
アリスの意見は全員一致で決まり、イドはユニウスセブンに徐々に近づいていく。
しかし、突然警報がなった。
警報とほぼ同時で、数機のMS・・・黒いジンがイドに襲いかかってきた。
「こんなところで宇宙海賊かよ!?」
「逃げる?」
「それ以外ないだろ!!」
一目散に全速力で、宙域の離脱を試みるイド。
しかし、ジンたちはみるみるうちに追いついて来る。
もはやこれまでかと思ったその時、1機のMSがイドとジンたちの前に現れた。
そして、その機体は・・・・・・・・・
「・・・・・ところどころ違うけど似てる。俺たちが今持っている機体と・・・・・・・・・・・・・」
PHASE−03につづく・・・・・・・・
マユ種外伝第2回目です。
前回よりも文を短くしたため、1回と読み比べると少し違和感が・・・・w
さて、次回ですが。
次回はわずかですがシンたちが登場する予定です。
マユ種ではシン=ネオのようですね。
・・・・一応、この作品はタイトルの通り『マユ種』の外伝として書いているのですが、
俺的には、外伝ではシンは『ファントムペイン戦記』のゲンとして出したいなと思っていたり・・・・w
(コーディネーターとはいえ、シンはまだ少年ですから・・・・・・)
まぁ・・・シンは皆さんの反応と意見次第ということで・・・・・・w
>反応と意見次第
やめとけ。
っつーかお前の脳内ではそういう重要な設定が一部出来上がってないのか?
わりと危険なことだぞ、それは。(まぁそれでも整合性のある文を書ける奴は居るけど)
>>800 方向性は各作者様で個々の世界観がありますから、お好きなようにやってみるのも手かと…
それと…ネオ=ゲンじゃなくしたのは私です、多分。
>>172-182 >>337-352 を書いたんですけど…スレの流れを複雑にしてしまい、申し訳ない。
3スレ目が立った当初、あまり書き込む人が少なかったので試しに書いてみたのですが…。
どうにも長文な上に台詞ばかりという有様で…最近はあまり書き込んでいませんでした。
>>19 >>94 >>161 >>394-395 とかの短いSSも一応書いてたんですけどね…読み返してみるとどれも微妙だ(´д`;)
最近スレもかなり活気が戻ってきたみたいなので、各作者様にお任せしてロムに徹してます。
というわけで頑張って書いてください。
>>保管庫管理人様
拙文を掲載していただき恐縮です。
分類とか大変でしょうけど見やすくて良い感じだと思います。
今後とも頑張ってください。
いや、シン=ゲン(名前は変えた方がいいと思うけどw)の話は面白いと思う。
流行のダース・ベイダー的なキャラでしょ? カッコイイ悪役は作品の魅力さね。
公式でゲン採用されたら文句言えんくせに
いや…言うか
公式で採用されたら・・・とか冗談でもやめてくれ
かつてあるHPで公開されてたオリガン小説の設定集をマジでサンライズに持ち込んだ
馬鹿がいるらしいから・・・
じゃあゲンでFA
何故w
変えようよ。
じゃあGENにしようぜ
ゲンで定着しかかってるからな・・・
これ以上ゲンを続けるならゲンでいいんじゃない?
変えるなら早めにした方がいいかと。
ゲンでいい。
それよりも下の「ヘーアン」をなんとかしてくれ。
>>810 禿同。ゲンとヘーアン、二つそろうと凄く違和感を感じる
んじゃへージョー
813 :
通常の名無しさんの3倍:2005/07/24(日) 19:39:34 ID:sB6wmwIo
マユ種学園編
PHASE 0−3 「鈍る狼」
その日、レイは夢を見ていた。
シミュレーターで戦闘訓練をしている夢だ。機体は相手も自分もノーマル装備のジン。
戦闘は終始、自分に有利に展開している。負ける要素など微塵も無かった。
しかし、とどめの一撃を加えようとしたとき、それは起こった。
敵のジンはこちらのサーベルをくぐり抜けると、コクピット部にパンチを食らわせてきた。
振動に襲われる。勿論、その程度のことで装甲は貫けないが不覚にも動揺してしまった。
レイの反応が遅れるうちに、相手はさらに肉薄してくる。
「・・・・・・舐めるな」
押し出すように呟き、レイはサーベルを投げ捨て敵機に拳を振るわせた。
しかし、敵はそれすらも読んでいたのだ。
レイのジンの右腕を左脇で絡めとると、そのままレイ機の背後に回りこみ、エルボーで右腕の関節を破壊した。
たまらず離れるレイ。そのせいで右腕は完璧にちぎれてしまった。
やられる、そう思った。勝てる気がしない。
そして敵機が、ゆっくりと近づいてくる・・・・・・。
「・・・・・・夢か」
レイは呟き、ベッドから降りた。
あの時の夢だ。デュランダルに言われるままに、マユとシミュレーションを行ったあの時の夢。結局、あの後すぐに時間切れで判定負けになったのだった。
レイは先日、自分がマユに言った言葉を思い出した。
(気にするな、か・・・・・・)
拳を壁に叩きつける。
「馬鹿か、俺は」
自分自身のプライドがズタズタであることを、ようやく彼は自覚した。
「やっぱり強いなぁ、レイは」
気楽な声を出したのはゲイルだ。
今日のシミュレーション訓練の授業で、彼はレイと10戦して、その全てに敗北。しかも、全て一分以内に撃墜されていた。
ショーンが見てられないぜと、代わりにシミュレーション筐体に乗り込む。
そしてシミュレーションが始まると、あっという間に顔が青ざめていき・・・・・・。
結局、ショーンは30秒と持たずに撃破されてしまった。
「どうやって勝てっていうんだよ」
頭をかかえる兄を見て、ゲイルは肩をすくめていた。
さすがに疲れたので、少し休もうとレイが席を立つと。
「あー、負けちゃった」
隣の筐体から、マユの声が聞こえてきた。
「・・・・・・!!」
レイは無言で振り向くと、すさまじい勢いでその筐体に近づく。
そこでは、マユと対戦相手であろうルナマリアが筐体の観戦モニターで自分達の戦いの映像を、リプレイで流していた。
マユが負けた、映像をである。
(一体どうやって)
真剣に覗き込むレイ。そのあまりの形相にルナマリアが驚いているが、そんなことにはかまっていられなかった。
が、それがすぐさま失望に変わる。
「・・・・・・こんなものじゃないはずだ」
首をかしげるマユの肩をつかみ、レイは怒鳴る。
「こんなものじゃないはずだろう、お前は!!」
ビクリとするマユ、そのレイの腕をルナマリアがつかんだ。
「今のあんた、最低だよ」
レイははっとなると、マユの顔を見た。
ひどく、おびえている。
レイはマユの肩から手を離すと、そのまま背後をむいた。
放送用スピーカーから、予鈴が流れていく。
その日、ユニウスセブン近くの宙域でパトロールをしていたジュール隊が未確認MSと戦闘を行うという事件があったが、戦後のこの時期に弱みを見せるわけにはいかないと、そのことは極秘にされることになった。
隊長であり、自ら矛を交えたイザークの報告書によると、敵のゲイツの左肩には白い鬼のパーソナルマークが描かれていたという。
授業が終わった後、マユとルナマリアは街にショッピングにくりだしていた。
気を落とすマユのために、ルナマリアが無理に連れ出したのである。
その2人の行く先で、1人の男がギターをかき鳴らしている。
ストリートミュージシャンだろうか、こんなところでと思いながら、ルナマリアはマユと通り過ぎようとする。しかし、ギター男が前に出てきて進路を塞ぐ。
「気をつけなお嬢さん方、死相が出てるぜ」
「な・・・・・・」
口をあんぐりと開けるルナマリア。
「あんた何よ、いきなり」
「俺か?俺は・・・・・・鬼だよ」
くっくっくと、肩を震わせて男は笑う。
「ともかく忠告はしたぜ。じゃ、あばよ」
笑いながら男は歩み去って行った。
なんなのよ、と怒るルナマリアをマユがなだめる。
歩く男の含み笑いはついに高笑いと化し、男の口から舌べらが除いた。
男の舌には、白い鬼の刺青があった。
次回に続く。
>>810 ウワアァァンどうぜ俺が考えた名前だよ(つД`)
>>816 ドウドウ、モティツケー
発表当時はこの名前が好評だったのにな〜
一体何が・・・
結構好きだけどなゲン・ヘーアン・・・
ゲン・ヘーアで切ったりとかはどう?そうすりゃ5文字になるし
そもそも、なんでゲンなのか?ヘーアンもアスカの次はナラじゃねーの?
と突っ込みを入れてみる
ナラはウズミで既出
中国の王朝
清(シン)→元 が元ネタらしい
823 :
813:2005/07/24(日) 21:11:28 ID:???
例によって誤字とか。
未確認MS→所属不明MSな、パーソナルマークまで見られて
どの辺が未確認orz
舌べらが除いた→覗いた
空気のような扱いの我が学園編を見るに、僕っていらない子?
それよりちょっと前に出た「進む」という意味も持つ「ゲイン」がいいと思う。
>>822 秦なら漢だぞw
ある意味最強になってしまうがw
--ジブリール部屋前にて
連合兵「規則だIDを照合する、登録番号とIDを」
シン 「EX75001、アクス・ア・ニース」
「綴りは"A K U S ・ A ・N I S"」
------------------------------------------
A-nti (対)
K-ira (キラ)
U-ltimate (究極の)
S-eed (種子)
A-nd
N-ational (国家の)
I-nsane (狂気じみた)
S-ecrets (機密)
------------------------------------------
連合兵「確認完了、入室を許可する」
とか書いておきながら、ゲンって呼びやすくて良いと思うので一票
大和時代
―飛鳥に遷都―
飛鳥時代
―大化の改新―
白鳳時代
―平城京遷都―
奈良時代
と言うような時代区分もあるな、どうでも良い話か
ソキウスでいいじゃないかと思ふ
ナンバーで呼ばれていたから41号とか
上手い具合にネオも大佐だし
最後は暴走して(ry
>>818 ありがとう…
別に「連合兵となったシンがそのままの名前で来るわけがない」と思ってテキトーにつけた名前だし…
って何回目だこれ言うの(笑)
職人さん次第だけど乗り換えについて(ミネルバ編)
マユ
1 衝撃で最期まで戦う
2 運命に乗り換え(悪役デザインではなく主役風に)
レイ
1 最期まで白ザク
2 伝説(色は灰色ではなく白で)
ルナ
1 最期まで赤ザク
2 衝撃に乗り換え
個人的には、マユ2、レイ2、ルナ1かな。
>>832 マユとレイについてはオレもそれがいいと思う。伝説は灰のままでいいけど。
ルナは修復したセイバーがいいな…
マユティニーは何色にする?
俺的なイメージは
キラ(ストフリ):白地に青
シン(ストライクMk-2の後継機):黒字に赤
だから、ヒーローロボット風に白地に赤はどうかと思うんだが。
あと、細かい事かもしれんが、アロンダイトとかの配置を変えてみるとか
装備を一部変えるとかは…?
>>832 マユ1、レイ1、ルナ1に1票。
あんな厨くさい機体にのせるよりよっぽどいいと思われ。
一応後継機はロボットモノの醍醐味と言いますか…
>>832 俺も221かな、質問者に同じく。運命・伝説の雰囲気変更も好みだ。
旧主人公機を使いまわすのは、バンク転用以外に理由ないっしょ。種の最も悪しき点だ。
ルナについては、「3、紅いザクファントムを拝領」ってのもいいかもしれない。
ただ機体乗り換えの経緯や時間は工夫して欲しいと思う。種デス本編みたいなやり方なら乗り換えない方がマシ。
>>834 むしろキラに道を譲ってもらってマユ機は王道主人公トリコロールかと。
弄るのは背負い物の配色だな。羽根の色を変えるだけで全然印象違う。
いっそ背負い物全部白にしてしまったらどうか
背景とかもな
>>832 上から2・2・1。
そんでもって、ルナはいっそ、機体をドラグナーやアストレイみたいに改修、カスタム化というのはどうだ?
ガンダムとかリアルロボットは主役級のキャラって後継機に乗り換えばかりだし・・・・・
841 :
832:2005/07/24(日) 22:55:42 ID:???
職人さん次第だけど(その他編)
ストライクフリーダム(顔は悪役色も灰色で、開発元は連合製で)
1 キラ
2 ネオ(シン)
3 ださない
インフィニットジャスティス(悪役の場合は白の部分は灰色で、同じく連合製)
1 アスラン
2 他のキャラ
3 ださない
アカツキ(テレビの設定は変更の方向で)
1 カガリ
2 その他
3 ださない
セイバー
1 最期までアスラン
2 大破
3 その他
>>837 ルナについては、その案もいいと思います。
>>ただ機体乗り換えの経緯や時間は工夫して欲しいと思う。
同意です。
スト 2 イン1(すぐにはのれない) アカツキ 2 セイバー 3
イン1なのは、自由と正義の戦いがみたいからです。
マユは新シルエットでディスティニーシルエット
レイは新ウィザードでドラグーンザクファントム
ルナは新型セイバー
もうみんな生身で戦え
>過去ログサイトの管理人様
作品別まとめの「マユ種外伝 PHASE 1」に
>>769-771の人が書いた『マユ士官学校編』第2回が混ざって入ってましたよ。
>>843 コーディネーターとはいえ、それは無謀だろ!!wwwwwwwwwww
Gガンの東方不敗じゃないんだからwwwwwww
>>842 ドラグーンってところで、漏れの眉間に稲妻が走った。
レイ機のドラグーンは、ファンネルタイプではなく、ドラグーン子機を積んだ
他MSとネットワークを構築することで子機の観測情報を基にしたNジャマー
下ではありえない超遠距離精密射撃というのはどうだろう。
つーか、「バトルテック」のC3コンピュータ
突然だが、皆に聞くけど、
もし、マユ種に主題歌をつけるなら、皆はどんなイメージの曲がいいと思う?
俺はA●Rの「鳥の詩」みたいなシリアスで神秘的なイメージの曲が似合いそうな気がするんだが・・・
俺が想像した新型
まだあまり語られない人たちを
ゲン(仮)…ストライクフリーダム(TVの同名のものとは別機体)
旧大戦最強と謳われたフリーダムを、ストライクのコンセプトとともに連合最新技術を導入して製作。
コアとなる部分には回収されたフリーダムのものを使用しており、キラの戦闘データが残されている。
いわばキラの活躍を最大限に利用した機体である。
当初、ゲンはこの機体に乗ることに難色を示すが…。
キラ…Δフリーダム
まあ、本編のストフリ。
試作型のβフリーダム、試験型のγフリーダムを経て完成した4番目のフリーダム。
やがてキラは、かつての己の半身と刃を交えることになる。
>>847 俺も、そんな感じの曲がいいな。
TV版の主題歌(特にOP)はマユ種には合いそうに無い・・・・・
でも、今のOPの曲ならマユ種には合いそうだ
>>848 Δフリーダム ・・・『Δ』は記号じゃないほうがいいんじゃないか???
>847 神無月のOP
もうアカツキあたりを大幅に背景設定変更して(デザインそのままで)ゲン(仮称)に与えるんでいいよ。
853 :
848:2005/07/24(日) 23:31:40 ID:???
>>850 わかりやすいようにこの場は記号使っただけだから
いや、ぶっちゃけストフリより、噂で流れてたこの名前のほうがカッコイイと思ったとこからのことだからさ
間に二つあるはずだよな、とか。やっぱベータなら試作型だよな、とか。
MSVも増やせるしなー
>>847 主題歌ではないが、EDは「Wings of Words」でいいと思う。
俺が勝手に想像した新型(ストライクフリーダムが連合製である事を前提に)
ゲン(仮)…ナイトフリーダム
本来はストライクフリーダムの2号機として開発された機体であったが、
ザフトから鹵獲したカオス、ガイア、アビスのデータや
ベルリンで実用化されたデストロイのノウハウを生かしたため、
外見以外、ストライクフリーダムとは全く異なる機体と化した。
ゲン(仮)の戦闘スタイルから対艦刀等を使用した近接戦闘に特化した機体になっているが、
ストライクフリーダム同様にドラグーンも装備されている。
ドラグーンの数はゲン(仮)自身の能力やドラグーン事態の装備の関係で
2つ(本体装備)に減少しているが、ビーム砲の代わりにビームブレイドやビームシールドを内装している。
ストライカーパックシステムを搭載し、ストライカーパックの一種として
大型ドラグーン×4及び可変機構搭載型の専用ストライカーの装備によって、
圧倒的近〜中距離戦闘能力とMA形態への簡易変形による高機動性を獲得する事に成功した。
かなり厨くさい設定でスマン…
因みに名前の由来は隠者の噂で流れてた名前「ナイトジャスティス」からです。
漏れは前スレに出てた黒ストが好きだな
どなたか書いてくれる人はおらんかのう
つ種鏡伝の主役機
>>847 鳥の詩ね・・・・・・・OPを妄想してみる(ゲーム版のAIRのOPで)
『イントロ』
宇宙を背景に悲しげな表情のマユ、キラ、アスラン、シン、ラクス、カガリが順番に出てきては消える
『消える飛行機雲僕たちは見送った』
イントロと同じ宇宙を背景にタイトルバック
『眩しくて逃げた何時だって弱くてあの日から』
空を見上げる真剣な表情のマユ(服はもちろん赤服)
足元のシンハロに気づき足元に目をやり、笑顔になりシンハロを拾う
『変わらず、何時までも変わらずに』
ザクの調整をするレイ、ルナそして整備班が忙しそうに作業する格納庫が画面に映る
『いられなかったこと悔しくて指を離す』
場面がブリッジに代わり、タリア、アーサー、メイリンのカットが連続で入る
その後、場面がコアスプレンダーのコックピットになりパイロットスーツのマユが画面に映る
シグナルが点灯しコアスプレンダーが発進(外は空)
・・・・・スマソ。今はここまで。続きはでき次第アップするよ。
ちょっとおさらいしておこう。
現在、このスレで職人さん達が書いているのは。
・マユ種
・マユif
・マユ種外伝
・ファントムペイン戦記
・マユ士官学校編
でFA?
>>847 じゃあ俺も、同じノベルゲーで・・・「Routes」のOPテーマ
結構、コレも合うような気がする
>>860 「Routes」・・・・・・キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
俺もこの歌めっちゃくちゃ好き!!
俺も
>>858みたいにOP妄想してみようかな・・・・・もちろん「Routes」で
>>863 果てしなく続く 未来へのこの道を
どこまでも信じてゆこう
何も見えなくて 迷い立ち止まる
暖かい光が背中押してくれる
その先に待ってる明日(あした)への扉が
果てしなく続く あの空の向こうへと
恐れずに歩き始めよう
果てしなく続く 未来へのこの道を
どこまでも信じてゆこう
あと、余分につけ加えるが
たしか葉の公式サイトでOPも見れるはずだから
興味湧いたら見てみたら???
865 :
863:2005/07/25(月) 00:57:43 ID:???
>>864 サンクス。
あと、葉の公式サイトも見てみたけど、確かにOP見れた。
・・・・・・なかなか良い曲だな。
866 :
マユif:2005/07/25(月) 01:01:28 ID:???
PHASE−06 ユニウスセブンの堕ちる時
ユニウスセブンを破砕するため、メテオブレイカーを持って先行したジュール隊。
作業が開始されようとしていたその時、ユニウスセブンの陰に隠れていたジン達が姿を現す。
驚くディアッカ、イザーク達。しかし、ユニウスセブンを破壊しなければ地球は大惨事に見回れる。
ディアッカはメテオブレイカーを守りながら、ジン達との交戦に入る。
イザークもザクを駆り発進した。
到着したミネルバも、謎のジン達の姿を確認する。
破砕作業を阻むなら敵なのか、フォースシルエットのインパルス、ザク二機は戦闘用の装備に急遽戻し、出撃する。
出撃したのはインパルスやザクだけではなかった。
ミネルバと同じくユニウスセブンの付近の宙域にやってきていたガーティ・ルーも、カオス、ガイア、アビスを発進させる。
ミネルバとジュール隊、謎のジンの部隊、ガーティ・ルー。
三つ巴の戦闘が始まった。
謎のジン達の攻撃に、反撃を試みるジュール隊のザク達。
旧型のジンといえど、ハイマニューバ2型の高機動機体。
その上、かなりの手練れの乗るジンに、続々とザクは落とされる。
だがその中でイザークとディアッカは、ジンの攻撃を防ぎ、避け、確実に撃墜してゆく。
かつての戦争を戦い抜いた二人の戦う様に、マユ、レイ、ルナマリアは賛嘆するのだった。
867 :
マユif:2005/07/25(月) 01:03:49 ID:???
続き
地球にユニウスセブンを落とさせまいと、カオス、ガイア、アビスはザクもジンも敵と見なし攻撃を始める。
そして、因縁のあるインパルスとルナマリアとレイのザクを発見すると、敵意を露にして襲いかかった。
カオスは兵装ポッドを射出し、レイのザクに攻撃を仕掛ける。
レイは兵装ポッドから撃たれるビームを回避し、ビームトマホークをブーメランのように投擲して兵装ポッドの一基を切り裂いた。
「なんだコイツ、強いッ…!」
「……」
ガイアとルナマリアのザクも交戦に入る。
ユニウスセブンを四足歩行形態のガイアは駆けていた。
互いに撃たれるビームは交差し、二機はほぼ同時にそれを避けた。
ガイアは一気に加速し、ルナマリアのザクに迫った。
ガイアはザクを蹴り飛ばし、ユニウスセブンの地表に叩き付ける。
「これで終りね!赤いの!!」
ステラは声を上げると、ザク向けビームを発射する。
「何をーッ!!」
しかし、ルナマリアはザクをユニウスセブンから引き離し、寸ででビームを避けるのだった。
対峙するインパルスとアビス。
「お前等のせいかよ、コイツが動きだしたのはぁ!?」
コックピットの中で、アウルは怒りに声を震わせる。
その怒りに身を任せ、インパルスにビームの嵐を浴びせる。
インパルスはシールドでビームを受け止め、アビスに接近する。
「くぅ…!こんなもの、地球には絶対落とさせないもん!!邪魔しないでよぉッ!」
戦闘が続く中、イザークやディアッカ、マユ達がメテオブレイカーを守りながら戦ったお陰で、着々とゲイツRはメテオブレイカーの設置を完了させる。
地表に打ち込まれる数々のメテオブレイカーは、ユニウスセブンに大きな亀裂を作っていく。
「グゥレイトォ!やったぜ!」
思わず、ディアッカが声を上げた。
「だが、まだ終りじゃないッ!」
イザークが喝を入れる。
そう。ユニウスセブンはまだ二分されただけ、巨大な塊であることに変わりない。
868 :
マユif:2005/07/25(月) 01:07:20 ID:???
続き2
ミネルバから信号弾が放たれた。
スティング、アウル、ステラは、一瞬不服そうな顔をするが、撤退を開始する。
ジュール隊とミネルバが破砕作業をしていることに気付き退かせたのか、それとも別の理由か。
三機は、ユニウスセブンを後にする。
カオス、ガイア、アビスはいなくなったが、ジンとの戦闘は未だ終ってはいない。
続々とメテオブレイカーはユニウスセブンを砕いていくが、まだ大かな破片が残っていた。
だが地球の引力の関係で、とうとう帰還信号が出される。
イザークとディアッカは悔しがるが、退避を始めた。
レイとルナマリアもミネルバに戻ろうと動き出すが、ルナマリアはレイを呼び止めた。
マユがユニウスセブンから動いていないと。
インパルスは、起動できず放置されたメテオブレイカーの取り付けを進める。
ルナマリアもレイも、マユに戻るよう呼びかけるが、マユはそれを拒んでメテオブレイカーの設置を続けた。
マユの行動に、ルナマリアとレイは帰還をやめ、メテオブレイカーの設置に加わった。
「一人でやるよりも、人数が多い方が効率がいい」
「マユだけ、死なせるもんですか!」
そう二人の言葉に、マユは「ありがとう」と心から感謝する。
869 :
マユif:2005/07/25(月) 01:08:12 ID:???
続き3
だが、そんな三機に迫る三つ機影。
「我が娘のこの墓標、落として焼かねば世界は変わらぬ!」
一機のジンのパイロットが叫び、迫り来る。
通信回線を通して消えてきた声に、マユ、レイ、ルナマリアは眉をひそめた。
メテオブレイカーの設置をインパルスに任せ、レイとルナマリアのザクは三機のジンと交戦状態に入った。
一機のジンはレイによって胴体を分断され爆発し、別の一機はルナマリアの砲撃により撃ち落とされる。
だが最後の一機はザクを擦り抜け、インパルスに猛進する。
「何故気付かぬか!我等コーディネイターにとって、パトリック・ザラがとった道こそが唯一正しきものと!!」
ジンのパイロット…サトーが叫ぶ。
重斬刀の斬撃を辛くもかわして、マユは叫んだ。
「でも…こんなことしたって何も変わらない!コーディネイターもナチュラルも、同じ人間なのに憎みあってたら!!」
思いもよらぬ少女の声に、サトーは顔を歪めた。
「あの時と同じことをして、たくさん人を殺すなら…わたしは許さない!!
殺されたから殺し返すなんて、そんなことするんなら!」
インパルスはジンの背後に回り込み、一気にジンの背中を蹴り飛ばした。
ジンはその反動で、地球へと向かっていった。
インパルス、ザク二機は、最後のメテオブレイカーを起動させる。
そして、ユニウスセブンの破片は分解していていった。
胸を撫で下ろす三人。だが、もう宇宙には戻れない。
機体の帰還もできずミネルバも大気圏突入準備に入る。
三機は身を寄せ抱き合うようにして、大気圏に突入した……。
870 :
マユif:2005/07/25(月) 01:09:34 ID:???
長くてすみません。
余分省いてこれじゃあ、クライマックスとかどうなるんだorz
871 :
マユif:2005/07/25(月) 01:20:19 ID:???
あちゃあ…誤字ありました…
>868一行目
ミネルバから信号弾が放たれた。×
ガーティ・ルーから信号弾が放たれた。○
ミネルバじゃカオス達は返らん…
その他、誤字脱字ありましたら脳内変換お願いします。
よく見直ししなきゃなあ…反省。
乙。
大筋は本編と同じだけど、最後の抱き合うシーンはぐっときた。
873 :
マユ種外伝:2005/07/25(月) 04:34:58 ID:???
PHASE−02 巨人の王(後編)
謎のMS(以下アンノウン)はジンたちに向かって突撃。
ジンたちもすぐさまビームライフルをアンノウンに向けて撃つ。
しかし、アンノウンはその攻撃を軽くかわす。
そして、反撃とばかりに装備していたビームサブマシンガンを撃つ。
その攻撃によりジン2機が戦闘不能にされる。
その後もジンはビームライフルや装備されていた日本刀のような実剣でアンノウンにつぎつぎと攻撃をしかけるが、
アンノウンはその攻撃をことごとくかわしていく。
その際、ジンの流れ弾が(さりげなく、ジンたちに気づかれぬようにこそこそと低速で逃げていた)イドを何度かかすめた。
1発でも高エネルギーのビームが被弾したら民間用の船であるイドはひとたまりもない。
「あの機体に乗っている奴・・・そうとう腕の良いパイロットだな・・・」
やはり元パイロットだからか、冷静にアンノウンの動きを見るロイド。
「「んなこと言ってる場合じゃねーだろ(ないでしょ)!!」」
そして、彼を突っ込むのはサツキと操舵のイッサだ。
数分後ジンのパイロットたちは相手の技量を悟ったのか、
それとも機体のEN切れかは分からないが、突然、撤退していった。
・・・・・最終的に、アンノウンはジンを3機も撃破していた。
「・・・・・・・・終わったのかな?」
ぼ〜ぜんとアンノウンを見つめるアリス
「みたいだけど・・・・・・・・・・」
『大丈夫?』
「えっ?」
イドに通信が入ってきた。
「あ、はい。大丈夫・・・・・って、お・・・女?」
ジュンたちは少し驚いた。
モニターに映るアンノウンのパイロットが女性だったからだ。
874 :
マユ種外伝:2005/07/25(月) 04:35:44 ID:???
ジュンたちはMSのパイロットと直接話をするため、彼女の機体をイド収容した。
女性がパイロットスーツのヘルメットを取ると茶色で綺麗なロングヘアーが姿を現した。
「はじめまして。私はマーシャル・ビビア。傭兵よ」
女性・・・マーシャルは、外見からして歳は二十歳ぐらいだろう。
顔もスタイルもなかなかのもので、明らかに『大人の女』というイメージがあった。
「傭兵・・・・・もしかして、サーペント・テール?」
「まさか。彼らと比べたら、私なんかきっと足元にも及ばないわ」
「・・・・・ロイド、なんだサーペントテールって?」
イッサがロイドに尋ねる。民間人であるイッサやジュンたちには(当たり前だが)聞いたことのない名前だからだ。
「超1流の傭兵たちの集団だよ。俺がザフトにいたころはたびたび耳にした」
「ふ〜〜〜ん・・・・・」
「・・・ザフトってことは、あなたもコーディネーター?」
「あ・・・はい。俺とこいつ・・・イッサは」
「こいつはねーだろロイド。・・・・・・・・あなたもってことは・・・・・・」
「えぇ。私もコーディネーターよ」
にこりと微笑むマーシャル。
「・・・・だろうなぁ。さっきの戦闘の時のMS操縦といい・・・・・」
「あの外見だもんねぇ・・・・・・・・・・・・」
マーシャルをじ〜っとうらやましそうに見つめるサツキとアリス。
「あ・・・コーディネーターといっても、私が強化されているのは中身・・・つまり能力だけよ。
外見・・・身体は、自然のタマモノだから」
「えぇ〜〜〜〜〜〜っ!!」
「なんですってーーーーーーー!!」
大声を上げる少女2人。
「いったい何を食べればああなるのかしら・・・・?」
「ぎゅ・・牛乳を1日にいっぱい飲むとか?」
ひそひそと女同士の会話をする少女2人。
「・・・さて。話は本題に入るけど、私はある任務でこの船に来たの」
「・・・・・で? その任務って?」
ジュンがマーシャルに尋ねる。
「・・・・・あのMSのことなんだけどね」
「「「「「!?」」」」」
マーシャは少し前にジュンたちが調べた曰く付き未完成MSを指差した。
「あのMS・・・・・ですか?」
ジュンは緊張した表情でマーシャルに聞いた。
(・・・・・・・・まさか、あのデータを・・・・・・・・・・・・・・・・)
「そう。私はユーラシア連邦・・・・宇宙要塞アルテミスからの依頼で、あの機体を返しにもらってきたの」
875 :
マユ種外伝:2005/07/25(月) 04:38:54 ID:???
「「「「「え・・・・・・・・・?」」」」」
思わずポカンとする一同。
「ユーラシア連邦???」
「アルテミスぅ〜〜〜〜??? ザフトじゃなくて???」
「えぇ。あの機体はザフトのものじゃなくて、もともとはユーラシア連邦の機体なのよ。
・・・・・まぁ、フレームとか装甲とかを作ったのは大西洋連邦なんだけど」
「・・・・・・・じゃあ、なんで地球軍製の機体がザフトに?」
「・・・・・あの機体は前大戦の末期にもともと核エンジン搭載機として開発されたんだけど、
地球軍がプラントに核ミサイルによる総攻撃を決定すると開発が中止になったの。
その後もユニウスセブンの条約とかで核が禁止になったから最終的には凍結。
それで、使わないのならもらう。軍事利用はしないから譲ってくれとザフトが言ってきたから、
ユーラシアのお偉いさん方が、それならあげちゃおうって言ってザフトにあげたわけ」
「なるほどね・・・・・・・でも、なんでまた取り返しに来たんですか?」
「・・・・実は、この依頼はあのウトガルドの開発責任者であるアルテミス指令のガルシア少将の独断によるものなの。
ガルシアはウトガルドの技術が連合に漏れること等を恐れていたの。
それに・・・・ガルシアはMSというものにどうも執着していたみたいだから・・・・・・・・」
「なるほど・・・・・ところで『ウトガルド』って?」
「あのMSの名前よ。なんでも、北欧神話に登場する巨人の王の名前からとったとか・・・・・・」
「巨人の王ねぇ・・・・・・・ところでマーシャルさんのあの機体は?」
「マーシャでいいわ。そのほうが呼ばれ慣れているから。
あの機体はハイペリオンと言って。ウトガルドよりも少し前にユーラシアが開発した機体の3号機よ。
1、2号機の行方は分からないんだけど、あれはアルテミスで凍結されていたものを報酬としてガルシアからもらったのよ。
使われずにお偉いさんの命令でスクラップにされるくらいなら、傭兵にくれてやったほうが良いってね」
「・・・・・MSに執着している割には、随分と矛盾した人だなそいつ」
「・・・・・ねぇ。ひとつ聞いていい?」
「ん? いいですけど?」
「・・・・なんでザフトは譲り受けてもらったばかりの機体を破棄しようとしたの?」
「・・・・・・・・・・・・」
本当のことを言うべきかとジュンは思った。
・・・しかし、この人なら別に知っても問題は無い・・・・・と勝手に判断した。
ロイドたちに目を合わせる。
全員「喋っても構わない」という顔をしていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・実は」
ジュンはマーシャに真実を話し始めた。
876 :
マユ種外伝:2005/07/25(月) 04:42:00 ID:???
時を同じくして、ジュンたちのいる宙域とは別の宙域を1隻の戦艦が進んでいた。
戦艦の名はガーディ・ルー。地球連合軍特殊部隊「ファントムペイン」の母艦である。
ファントムペインは今から少し前に「ある作戦」を成功させ、ザフトの追撃を振り切り安全宙域まで逃げてきばかりだった。
「・・・・・・・・」
ガーディ・ルーの格納庫。そこで、ゴーグルを付けた少年が目の前に並ぶ3機のMSを見ていた。
少年は、地球連合軍の軍服を着ていた。
彼の名はゲン・ヘーアン。ファントムペインの一員でMSのパイロットである。
「ゲン・・・・・」
「ん?」
ゲンのもとに1人の少女がやって来た。
彼女も地球連合軍の女性用の軍服を着ていた。(肩のあたりなどを少し加工していたり、下はミニスカートだが)
ステラ・ルーシェ。彼女もまたファントムペインの一員でMSのパイロットだ。
「ステラたちの機体見てたの・・・?」
「あぁ。さっきまではザフトの連中が追撃してきたからじっくり見れなかったからな。
・・・・ステラの乗っていたのはあれだろ?」
「うん!」
「ふ〜〜〜ん。見たところステラの機体が1番機動性がありそうだけど・・・・・・」
「あいかわらず仲が良いよなぁ、お前ら」
「?」
「ん?」
声がした方へ目を向けると、アウル・ニーダが来ていた。そのさらに後ろにはスティング・オークレーもいる。
もちろん。この2人もゲンとステラと同じく、ファントムペインのMSのパイロットである。
「いつも2人でくっついて・・・ラブラブだよな本当に」
「別に俺とステラはそんな関係じゃ・・・・」
「アウル、いい加減2人を茶化すな」
「でも、ゲンとステラが一緒にいることが多いのは本当のことだろ?」
「それは本当のことだけど・・・・・でも、ステラが好きなのは大佐だろ? なぁステラ?」
「ステラ、ネオ好き・・・でも、ゲンもアウルもスティングも好き」
「・・・・だってさ」
「・・・・・・・・・ステラ。それは恋愛感情ではないよな?」
さりげなくボソリとスティングが呟く。
「ん? スティング今何か言ったか?」
「・・・・・・・いや、別に」
877 :
マユ種外伝:2005/07/25(月) 04:43:35 ID:???
「嘘だね。絶対なんか言ったぜスティング。
ほ〜ら。なんて言ったんだ〜? もう1度大きな声で言えよ〜♪」
「あ・・アウル、コラ。やめろ!! 人にまとわり付くな!!」
「ははは・・・アウルとスティングも本当に仲が良いなぁステラ?」
「うん・・・」
ステラの顔も笑っていた。
ゲンはもう一度、先ほどの3機のMSを見た。
「・・・・・・・・・・・・・・」
目の前のMSを見ていると、彼は何か頭の中が変な感じになっているような気がした。
何というか・・・・頭の中がモヤっとするというのか・・・・・脳裏に何かが浮かんでくるのだ。
(・・・・・・・・・・誰かが走っている・・・・・・・・誰が?
・・俺が・・・・・誰と・・・・・誰と走っているんだ?
・・・・・・・・・・・・何か俺たちに大変なことがあって・・・・・・・・これは・・・・・光か?
・・・・・・・いや閃光と言ったほうがいいのか? ・・・・・・・・・・そして・・・・・・・)
「ゲン」
「・・・・・・あっ。どうしたんだステラ」
「・・・・・ゲンさっきからぼーっとしてた」
「え? ・・・・・・あぁ。またMSを見ていたんだよ」
(・・・・・・あれ? でも本当に、俺なんでぼーっとしていたんだっけ?
・・・・・・・・・・・まぁいいか、そんなこと)
・・・・・「記憶」という名のアルバムはゆっくりと開かれつつある。
最初に開くべきページは2年前。
今は開けなくとも、いつかきっと開かれるときが来るはず。
蕾が花を咲かせるように、ゆっくり・・・・ゆっくりと・・・・・・
PHASE−04につづく・・・・・・・・
前回は短かったんですが、
今回も、第1回ほどではないですが長くなってしまいました。スイマセン。(苦笑
さて、今回、前回の予告の通り、シン・・・・ゲン登場です。
なんかレスでゲンの名前のことでいろいろとあったみたいですが、
やはり、ここはあえてゲン・ヘーアンにしました。
俺はこの名前は嫌いじゃないんですけどねぇ・・・・・
何故、この名が嫌な人は嫌なんでしょう?
・・・・語呂が悪いから???w
乙。
ハイペリオン三号機は最近発売された種死アストレイ小説だと、
種死開始前に別の傭兵が回収してイライジャのザクに撃破されているのだけど、
Ifものなんだし問題ないと思う。
ただゲン登場は個人的には嬉しいけど、マユ種本編のキャラと絡ませると
本編とのズレが気になる人からは受け入れづらいかも。
続きが気になるので頑張れ。
880 :
まとめ人:2005/07/25(月) 06:33:20 ID:???
>>844 ご指摘感謝。次の更新で、修正します。
マユ種士官学校編
2話 >>769-
>>771 3話 >>813-
>>815 すいませんが、一話はどこでしょうか?
>>873-877 乙。
ハイペリオンが出るとは思わなかった。w
>>879 >ただゲン登場は個人的には嬉しいけど、マユ種本編のキャラと絡ませると
本編とのズレが気になる人からは受け入れづらいかも。
・・・・マユ種って、このスレで書かれえている作品は、
「外伝」と「ファントムペイン戦記」以外はマユが主役・・・すなわち「マユ種」だから
ゲンがでてきても問題はないかと・・・・・・
おそらく、マユ種外伝作者さんの作品はこのスレで書かれている
すべての作品の外伝なのではないでしょうか???
マユ種の作者さんが、外野は気にせずわが道を突き進んでくれてればなんの問題もないとは思うが…
最近投下が止まってるから、ちょっと心配ではあるんだよな
みんな(オレも)色々注文つけたり妄想広げたりしてるけど
それを取り入れてくれようとして筆が止まるくらいなら、全部切り捨てて自分の好きなようにやっていって欲しい。
早く帰ってきてホスィ。続き読みたい。ただそれだけ。
俺の中でのマユ種主題歌はフルメタの「tomorrow」だな。もちろん二番で。
885 :
879:2005/07/25(月) 14:56:25 ID:???
>>882 マユの解剖云々を見るに『マユ種外伝』はネオ=シンになっている『マユ種』をベースにしているから
ネオとかを『マユ種外伝』に絡ませようとするとすでにゲンがいるため『マユ種』と矛盾してしまう。
その矛盾や食い違いを嫌う人もいるだろうから気になったんだ。
『マユ種外伝』にはファントムペインもある程度登場するみたいだから、
そうなると上司であるネオをまったく登場させないわけにもいかないだろうし。エラそうな事描いてスマソ。
ふと思ったんだけどウドガルドの背中についているミサイルってどんな風に装備されているのだろう。
外伝開始前の設定だと大気圏内の単独飛行も可能らしいから、
スラスターユニット等も有ると思うので少し気になったり。
マユ種の主題歌?
前期 inner universe
後期 rise
挿入歌 トルキア
この3つでFA
義眼の大男や隻眼のスナイパーも登場します
ゲンの名前で何が嫌かって、まず第一に「はだしのゲン」が浮かんでしまう事。
まあこれは先入観なのでどうでもいい。どうでも良くないが俺だけかもしれないし。
ヤバイのは「ヘーアン」。気が抜ける。
あの声で「ゲン・ヘーアン」とか名乗るのを想像するとちょっと笑いがこみ上げてくる。
シリアスなシーンでそれは止めていただきたい。
>>827の名前が今のところ適任かと思うんだが、厨臭いか?
俺も
>>827好きだわ。
やっぱはだしのゲンは皆キツいんだな…
というか、続き自体書いてくれるんだろうか?
「ん、ふっふっふっふっ・・・・。」
思わずにやける私。
『マユ、アヤシイゾ。』
「別にいいじゃん。嬉しいんだから。」
今日は私の晴れ舞台。ミネルバの進水式。
ギルパパはちょっと忙しいらしいが、レイ兄ちゃんやルナお姉ちゃんが
一緒なので、寂しくは無い。
「それにしてもヨウラン兄ちゃん、おそいねぇ。」
『ドコデミチクサクッテンダ。アイツハ。』
ちょっと探しに行こうかな、っと思って待ち合わせ場所にハロ
を待たせて駆け出す。
すると、曲がり角を曲がった瞬間。
「きゃっ!!」
「うおっっと!!」
誰かにぶつかったと思った瞬間、胸をつかまれた。
「おい、大丈夫か?」
水色の髪の男の子。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「このやろーーーーー!!」
「げぶらっ!?」
私のアッパーに変な悲鳴をあげる水色頭。
「てめぇっ!!何すんだよ!!ぶつかった相手にすることか?!」
水色頭が怒鳴る。
「うっさい!!なにドサクサにまぎれて胸つかんでるのよ!!」
「知るかよ!!お前が倒れそうだったから支えてやったんだろ!!
そもそも、そんな小さいの触っても胸だって気付かねぇよ!!」
・・・・・・・・・・・・パリーン。
頭のなかで、何かが弾けた。
「・・・・スティング・・アウル・・・ほっといていいの・・・?ぼこぼこ・・。」
なにやらガキにもの凄い勢いで殴られるアウルをみて言うステラ。
「ステラ、あいつは馬鹿をやったんだ。馬鹿を。まねしちゃいけねぇぞ?」
「うぇーい・・・。」
本当にわかってるのか?
「まだ時間あるからゲンとかネオに土産でも買うか。」
プラントでも、饅頭とかキーホルダーとか売っているのだろうか?
「・・・・・・・アウルは・・?」
「ほっとけば大丈夫だ。あいつもファントムペインの一員だから。」
まぁ、確証はないけどな・・・・。
>>890 乙!アウルかよw
真似しちゃいけないぞ、っつー本編との対比が面白かった。
ところでちょっと前に出てたマユティニーの色なんだが、本体はあのままでいいと思う。
んで、長距離砲、翼の赤→水色、翼の黒→白、とかどうだろうか。HJの作例の長距離砲が良かったんで…
>>890 乙ワロタ
これだと相手役アウルでもよさげだな。
スティングだと大人っぽすぎて犯罪じみちゃうし
だれか「ゲン」と聞いて、
「マップス」を思い出す熱い奴はいないのか?
×骨描きと同じ作者なんだが…。
ノシ
ノシ
…というか、良くぞ思い出させてくれた。
またコロッとイメージが変わってきたぞ?
なんか俺の中のマユのビジュアルが長谷川裕一のロリキャラに脳内変換されつつある
適当に考えてみました。
ガイアガンダム(バルトフェルト用)
ステラが、デストロイに乗り換えた後パイロット不在となる。
ネオ(シン)経由で、AAに送られる。
カラー変更は、キラの調整による副産物。
虎用ムラサメが、撃墜される話が必要かな。
>>896 ツルペタ…ほっそい手足…無邪気…。
おお、たしかに。長谷川の好きそうなキャラだ…!!
あげ
>>900 ゲンの仮面が侵略大帝だったりして・・・
マユ種のキャラデザは平井のまま?
今、マユだけだけど長谷川が出てるけど
>>903 ???
SSにキャラデザもなにもないぞ、ナニを言ってるんだ?
長谷川風のマユイラストキボン
盛り上がってまいりました。
>904
if
>904
挿し絵。
俺?俺はシン女性化スレで不評だったから無理。
マユ士官学校編 PHASE 0−4 「せまる白鬼」
「へぇ、この子が噂の新人か」
陽気な声を出したのはヴィーノだ。その隣では、メイリンが久々に会った姉に抱きついている。メイリンの体で押しつぶされるルナマリアの胸を見て、ヨウランが少しうらやましそうな顔をしていた。
この日の訓練は、暗礁地帯での実機を使った模擬戦である。
ただし、普通の模擬戦と違うのは通信課から1名、整備課から2名、そしてパイロット課から3名でチームを組み、それら6人で小型の輸送船を用いるサバイバル方式になっていることだ。
今回、参加するのは全部で6チーム。この6チームが指定の宙域内で決められた時間まで戦い合い、最後に残った1チームか、時間切れの場合は最もスコアのよいチームが勝利者となる。
もちろん、使われるのは模擬弾や演習用に出力を落としたビームであり、いつでも救助に入れるよう教官達のジンがスタンバイしてはいるが、場合によっては命すら落としうる高度な訓練であった。
そして通信課からやって来たのがルナマリアの妹メイリン、整備課から来たのがヨウランとヴィーノだった。
2人とも物怖じしない性格で、ある種の有名人であるマユに興味津々であり、出身地やどうしてプラントに来たのかを、次々にマユに尋ねていく。
マユも負けじと整備課のカリキュラムなどについて尋ね、3人はすぐに打ち解けていった。やがてその輪にメイリンも加わり、和やかな雰囲気ができあがっていく。
その中で、ルナマリアには懸念があった。
レイのことである。
このチームのパイロットは3人、マユとルナマリア、そしてレイだ。
だがそのレイは、シミュレーションルームでの1件以来、マユともルナマリアとも話そうとしない。
命を落としかねないこの訓練で、それはあまりいいことではなかった。
意を決してルナマリアが話しかけようとする。しかしレイは、
「時間だ、出航させよう」
とだけ言い放ち、ブリッジに上がっていった。
そして訓練生と、それを補佐する教官達の輸送艦がプラントの港から出航していく。
それを付近のデブリに隠れ、見守るゲイツの姿があった。
そのコクピットの中にいるのは、マユとルナマリアが街で出会ったギター男である。
男は舌を口から出すと、そこに描かれた白鬼の刺青を人差し指でなぞっていった・・・。
>>909の続き。
訓練は順調だった。
大きなトラブルもなく目的地に到着し、滞りなく訓練は開始される。
しかし、マユのチームにだけは問題点があった。
レイのジンのバーニアが老朽化しており、なれない実習生の手によることもあって修理にかなりの時間がかかるとのことだった。
レイやマユ、ルナマリアも手伝うが、作業はなかなか進まなかった。
そこへ、今回の訓練で母艦は否攻撃対象なため、ブリッジで操縦も兼業しているメイリンから、コンディションレッドが発動される。
慌てて出撃するマユとルナマリア、メイリンは2人のバックアップに回り、残ったヨウランとヴィーノは大急ぎでバーニアの修理にかかっていった。
「ショーンのとこのチームか・・・・・・」
敵機の肩に描かれたナンバーから、ルナマリアは敵チームを特定する。
出てきているのは敵も2機、マシントラブルが頻発するとは考えづらいから、もう1機はどこかに隠れているのだろう。
いや、ショーンのことだから正々堂々だとか言いながら、本当に2機で出てきているかもしれない。
(もしそうなら、勝ち目は充分だけど・・・・・・)
そんなことを考えながら、ルナマリアは照準を敵機に合わせる。射程距離までもう間がない。
と、ルナマリア達と敵チームの間に、1機のジンが飛び込んできた。
いや、正確には飛び込んできたのではない。少なくとも自分の意思では。
そのジンは四肢とバーニアを破壊され、完全なダルマ状態だからだ。
肩のナンバーによると、ショーンのチームの機体である。
敵チームのジンは、変わり果てた僚機の姿に戸惑っている。
と、閃光が飛来し、そのジンの四肢を破壊していく。
閃光の主はゲイツだ。最初に飛び込んできたジンと同じ方向から現れると、次々にショーンチームのジンにビームを浴びせていく。
急所は狙わず、あえてメインカメラを残した状態で制御を奪っていくそのやり方に、ルナマリアは言いようの無い戦慄を感じた。
そのゲイツの肩には、白い鬼のパーソナルマークが描かれている。
あっという間に、ショーンチームの残りの2機を行動不能にしたゲイツは、今度はマユ達に向かってくる。
慌ててライフルを撃つマユとルナマリア、模擬弾とはいえ牽制にはなるはず。
しかしゲイツは、軽々とそれを交わしながら腰のエクステンショナルアレスターを放ち、2人のジンからライフルを奪い去る。
メイリンの悲壮な声が、通信機から聞こえた。
>>910の続き
その時レイは、ようやく修理が終わった自機のコクピットにいた。
一流のピアニストのような指裁きで、華麗にジンを起動させていく。
と、再生と同時に、メインモニターいっぱいにマユの顔が浮かび上がる。
避けられていたためにレイと会話することのできなかったマユの、苦肉の策であった。
メインモニターからビデオファイルが流れ、マユの独白が始まっていく。
マユは最初にこんな細工をしたことを詫びると、最初のシミュレーター勝負の時のことは自分でも良く分からなく、まぐれ勝ちに過ぎないと言い、自分はいかにレイに憧れているかなどを語ると最後に、
「大好きだよ」
と、言って締めくくっていた。
レイの口から知らず笑みがこぼれる。今なら、これまでにない力を出せる気がした。
そしてレイは、ゲイツ相手にあわやというところまで追い詰められたルナマリアたちの前に現れ、これまで彼女達が見たことの無いような素晴らしい動きでゲイツと渡り合っていった。
やがてエネルギーが尽きたのか、ゲイツは撤退していく。
喜びに沸くルナマリア達、レイはマユに個人回線を開いて言った。
「・・・・・・すまない」
そして、照れたようにひとこと。
「・・・・・・ありがとう」
マユも満面の笑顔で、それに答えた。
ゲイツのコクピットの中で、男はひたすら自分の舌をなで続ける。
あのジンのパイロット、マユとかいったか。
「この俺相手に、どんどん動きが速くなっていきやがった・・・・・・面白いじゃねえか、議長さんよ」
例によって修正点。
>>再生と同時に、メインモニターいっぱいにマユの顔が浮かび上がる。
起動と同時に、メインモニターいっぱいにマユの顔が浮かび上がる。
>>あのジンのパイロット、マユとかいったか。
最後の1機も想定外だったが、あのマユとかいうターゲット・・・。
どうでもいいけど、士官学校編のテーマは「キャラを生かすこと」です。
あと、冗談を思いついたので書きます。
メ「フォースシルエット、射出」
レ「シン、こんな時に言うのはなんだが」
(いぶかしむシン)
レ「お前の妹とは、外伝でラブラブだ」
(挑むような表情のレイ、戦慄するシン。そして合間に入るフレッツの説明)
シ「俺の妹に、手を出すなーーーー」
(切りかかってくるカオス)
光、広がる。響きあう・・・・・・。
>あと、冗談を思いついたので書きます。
冗談そのものよりこっちにワロタ。だいたひかるwww
ちょっと設定を、
ショーン&ゲイル
メイリン&ヨウラン&ヴィーノのモブキャラトリオは、同じカリキュラムと
は考えづらいので使用不能。その為に急ぎで設定されたキャラ。
特技はTV本編同様、瞬殺されること。
ローア・ロロノーア
白鬼さん。ある種の出落ち芸人。
傭兵さんです。
915 :
1/2:2005/07/26(火) 18:29:31 ID:???
>>561と
>>562の続き
第二十七話
あの日は、キラの剣幕に押し切られた。マユはザフトに帰さない、連合にもオーブにも渡さない。この子はもっと普通に生きて、もっと普通の幸せを得るべきなんだ、と。
連合はコーディネーターの差別意識を喧伝するために利用するのが目に見えているし、オーブも難民返還を断られた挙句が自国民に非人道的な研究を行われたでは黙っていない。
どう転んでも、マユは晒し者になる。だから、アークエンジェルに匿うしかなかった。
アークエンジェル艦長・マリューから見たマユ・アスカ。
匿ってはみたものの、正直言うと、マユをどう扱っていいのかわからなくて、一部屋割り当てて、そこにいてもらうだけだった。マユの過去はクルーに話せず、捕虜としても扱えない。一時期、艦内はマユへの憶測で持ちきりになった。
けれど、マユはいつの間にか雑用を経て、整備を手伝い、負傷者を手当てし、戦いに臨むパイロットを拙くも励ました。その甲斐あって、マユはクルーに認められていった。自分は何もできなかったが、努力でそれを乗り越えたマユを、素直に尊敬できると思う。
整備班班長・マードックから見たマユ・アスカ。
キラが突然、見ず知らずの女の子を連れてきた時は驚いた。口数が少なくて、体に普通じゃない傷跡があるとかで、なにか訳ありみたいな子だけど、普通の女の子だ。整備の腕は本職に及ばないが中々いい、仕事に愛情が感じられる。
それと、キラとの関係がよくわからない。キラは、自分が仇だなんだと漏らしていたが、マユはそのキラの後をついて回っている。傍目から見ると兄妹のようにしか見えない。
フリーダムパイロット・キラから見たマユ・アスカ。
不機嫌そうに口をつぐんで、部屋に篭もっていたマユを外に連れ出したのは自分だ。少しでもいいから話し合う機会が欲しくて、時間を作っては部屋の外に連れ出した。そうしている内に、マユは艦内の仕事に参加するようになっていた。
相変わらず、不機嫌そうにしていて、ちゃんと口も聞いてもらえないけど、最近はそれでもいいと思っている。自分に微笑み掛けなくてもいい、どこかでマユが、心から笑顔になれるのなら、それでいいと思っている。
以上の調査結果を、ダコスタから直接報告を受けたバルドフェルド。実はあのマユの告白に、何か釈然としないものを感じて調べていた。
マユとも何度か話しているが、彼女は口数が少なく、少しでも昔のことになるとほぼ無口になる。しかし、マユが嘘をついているとは思ってない。マユを診た軍医の意見も、マユの過去を裏付けている。ただ、どういう訳か今の状況では据わりが悪いのだ。
そんな上官を見かねて、ダコスタは私見を述べる。多分、肉親の仇であるキラと仲良くしているのが引っ掛かっているのでしょうが、独りぼっちで辛い思いばかりしていたマユは、仇として憎むよりも、キラの優しさに寄り添う気持ちが勝ったのでしょう。
それを聞いたバルドフェルドは、ある場面が過ぎり、一つの答えが出た。
あの時、マユは昔のことしか語っていなかった。恐らく今のマユは「独りぼっち」などではない筈だ。でなければ、インパルスへの援護を阻んだ時、仲間の危機に駆けつけたいという熱意をぶつけてくる二機のザクと、死闘を演じたりはしない。
916 :
2/2:2005/07/26(火) 18:33:21 ID:???
仕事、銭湯、食事の順に済ませたマユは、自分の部屋に戻る。監視の一切ないこの部屋ぐらいしか、落ち着ける場所はない。心を閉じた少女を演じるためにレイの物真似をし続け、風呂場では傷跡をアピールし、食事も喉を通らない風も装った。
お腹がなる。マユにとって、「不幸少女」を維持し続けていくためには空腹であることが一番だった。それは、マユが最も辛い思いをした難民キャンプの頃を思い出すために。
全てを失い、訳もわからず宇宙に上がって、そこで性根の腐りきった腹黒女に目をつけられて、悪事の片棒を担がされて、しかも汚いことをやらせるだけやらせて、悉くその上前を撥ねられた、夢も希望も力もない、空腹に喘ぐだけの日々。
それに比べたら、研究素材にされた日々はまだマシ。確かに、人間扱いされなかったし、嫌な思いは山のようにあった。でも、たった一人しかいない貴重なモルモットの健康管理は万全だったし、何よりインパルスと一緒だったから、希望はあった。
研究の名を借りた蛮行も、デュランダル議長の知るところとなり、秘密裏に処理された。しかし、シン・アスカの一件で明らかなように、マユはまだ自由とは言えない。もちろん、マユにもその自覚はある。自覚があるから、自分を助けてくれる人もよくわかる。
マユを助けてくれる人、この艦ではキラがそうで、彼にはマユの肉親を殺したという負い目がある。しかし、当時のマユは今日を生き抜くことに精一杯で、実を言うと死んだ肉親を省みる余裕はほとんどなかった。
過去を振り返る余裕が持てるようになった時、マユはもうすでにインパルスのパイロットであり、あの出来事が不幸な事故であることもよくわかっていた。キラを許す許さないは別にして、家族が死んだことで恨みに思うのは、前の戦争そのものに対してだった。
だから、戦争で殺す側になったマユは、戦争で死んだ家族に「ごめんなさい」と「さようなら」を送るため、オーブで戦没者慰霊碑を訪れた。そこで新たな一歩を踏み出すマユの背中を、そっと後押ししたのは、他ならぬキラであった。
しかし、マユはそのことをキラに伝えない。キラを利用するために。本当なら、インパルスは悪く言おうと思っていた。でも無理だったから、皆のことも悪く言えないと思って全く言わなかった。だから、あの場を有耶無耶にしたくて狂言自殺もした。
全ては帰るための準備、インパルスが導いてくれた新しい家族、ミネルバの元へ帰るための。
移動中のアークエンジェルを捕捉した部隊がいる。連合最強の戦力を叩くため、ザフト最強の戦力、ハイネ隊とアレックス隊が共同戦線を張った。
ハイネ「やっと追いついたねぇ、アスラン」
アレックス「自分はアレックス・デュノです、ヴェステンフルス隊長」
ハイネ「ハイネでいいよ、アレックス」
私信:最初からこうするつもりでしたが、書き始めると匙加減が難しく、かなり手間取りました。本当にすいません。
神キテター!!
毎回予想を裏切られるのが快感になってきますた
うむ、こういう脚本の裏切りは心地いい・・・
映像で見たいよコレ。ともかく神GJ。時間なんか気にしないでくれ。
緊急出動だ。私はいそいでコアスプレンダーに乗り込む。
ハロも速やかに自分をコアスプレンダーにセットする。
すると、画面に一人の男の人が浮かび上がった。
ハロだ。ハロは私のサポートユニットであり、私の兄の思い出と
兄の携帯のデータから作ったロボット。その意識は人間となんらかわりない。
まぁ、そんなもんだから、本人はこのかわいらしいハロの姿が気に入らない
らしく(なんたってお兄ちゃんの性格だから)
MSなどのPCにセットしたときは自分を人間にしたイメージを画面に出す。
本人は『セメテ8シショウミタイナスガタダッタラマダダキョウシタ。』
と言っていた。ていうか、8ってジェスさんの擬似人格CPだよね?
いつのまに弟子入りしたんだ、お前は。
『マユ、アイテはアビス、ガイア、カオスをゴウダツ。
マーレ達はジュウショウだけど、カロウジテ一命はトリトメタ。』
「その強奪した人って?」
コアスプレンダーのボタンを押しながら聞く。
大体の準備はハロがやってくれるので、私は本当に最低限のことだけやればいい。
『ナンデモ監視カメラが不調ダッタラシクテ、カクニンできたのはダイタイの
シルエットと・・。』
「シルエットと?」
『ぷらんと饅頭の袋をモッテイタとイウコトダ。』
・・・・・・・・・・・は?
『アト、ミヤゲヤの袋トカナ。』
・・・・・・・・・・・。
メイリンの声が聞こえてきた。
『コアスプレンダー、発進。どうぞ!!』
「・・・・マユ・アスカ、コアスプレンダー!行きます!!」
空中で合体し、地に下りるインパルス。
ビッっとエクスカリバーを構え、こう叫ぶ。
「本当に強奪が目的だったの?!あんたたちは!!」
トリップ付けます。
>>915-
>>916 新作お待ちしてましたGJ!
個人的なリクエストですが、マユがいない間のミネルバの様子がみてみたいです。
知らんうちに神キテター!っつうかハイネキター!
普通に好きな漫画とかアニメで好きなキャラ出てきたときと同じ高揚感!
やっぱあんたスゲーよ!!!
>>921も乙w和んだ。
ステラとかわけわかんない土産大量に欲しがりそうだなw
>ザフト最強の戦力、ハイネ隊とアレックス隊が共同戦線を張った。
本編見てるとこれ笑えるなw
GJ
>ザフト最強の戦力、ハイネ隊とアレックス隊が共同戦線を張った。
本編だと、ザフト軍ネタキャラの巨塔が共同戦線を張った。かな。
ともあれGJ。
よし! ボンボン版(に近い)ハイネなら、最強と言われても違和感が無い!
928 :
マユif:2005/07/26(火) 22:31:41 ID:???
PHASE−07 混迷の響き
大型の破片の破砕には成功したが、ユニウスセブンの破片は多数が落下する。
地上に落ちた破片は都市を焼き、海に落ちた破片は津波を巻き起こす。
オーブも例外ではなく、津波や大きな揺れが襲う。
津波から逃れるため孤児院から聖堂の地下に造られたシェルターに避難したマルキオ、カリダ・ヤマトと孤児院の子供達。
そして、ラクス・クラインとキラ・ヤマト。
恐怖に身を震わせる子供達を安心させるように、ラクスは歌い始めた。
包み込む優しい歌声は、子供達を穏やかな気持にさせ、そして傷付いた世界を抱き締めるように響いていく。
大気圏を突入し、地球に降下したミネルバとインパルス達。
無事であった三機を収容すると、ミネルバは太平洋に着水した。
タリアに呼び出された三人は、帰還命令を無視し破砕作業を続けたことにたっぷりと説教を受ける。
そして最後に、タリアは優しく笑って三人のしたことを誉めるのだった。
長い説教も終り、甲板に出るマユ達。
初めて見る広大な海に、歓喜の声を上げるヴィーノ。
マユは潮風の感じに、故郷を思い出す。
懐かしい景色はまだあるのだろうか。
「オーブ…大丈夫かな」
マユは呟く。
空は暗く曇り、波は荒い。
929 :
マユif:2005/07/26(火) 22:33:47 ID:???
続き
プラントは早々と地球への援助を開始した。
デュランダルは会見を開き、ユニウスセブンが落下した原因は人為的なものであり、一部のテロリストが行ったものと発表した。
そして破砕が完全にできなかったことを謝罪し、難民救助に力を注ぎ救援物資を惜しみなく送り届けると誓った。
会見が終り控室に戻ったデュランダル。
「これからが大変なのだがね」と苦笑しながら室内で待っていた者達に話しかけた。
一人はピンクの長髪に髪飾りを付けた少女。もう一人はオレンジの髪の赤服の青年。
タリアは、ミネルバをオーブに向かわせることを皆に報告した。
進路的にオーブが一番近く、そしてザフトの基地は程遠い。
ここはオーブに協力を仰ぐしかなかった。
タリアは長い溜息をつく。
「マユも立て続けの連戦にストレスを溜めているでしょう。故郷の景色を見て、少しでも心を癒してくれればいいわ」
孤児院は、津波のせいで粉々に崩壊してしまっていた。
悲しがる子供達。
ラクスはそんな子供達を優しく励まし、浜辺であの日と同じ夕暮れの空を見ていたキラにそっと近付く。
「嵐が来るのですね…」
ラクスの言葉に、キラは黙って夕暮れを見続けていた。
オーブに着くミネルバ。
入港を許可したのは、ユニウスセブン落下後に帰国したカガリだった。
港ではカガリとアレックス、そして一人の軍人が同行していた。
タリアとアーサー、そしてパイロットの三人。
マユは一人の軍人の姿を見付けると一目散に走り出す。
そして、抱きついた。
「トダカさんっ!」
嬉しそうにマユは笑う。
その人物はかつてのマユとシンの恩人であった……。
>915-916
神キテタ───(゚∀゚)───!!
相変わらずGJです。
一ファンとして応援してます。
こちらとの雲泥の差に、精進せねばと思います。
面白くなってきた。トダカさんをああ使うか・・・
トダカとハイネがもう出てる
これからの展開にワクワクテカテカ(AA省略)
神キテター!GJ!
ハイネとアスラン…ヤバいなんか普通に「真打登場」って感じで燃えるぜ!
強かなマユもかっこいいよ。本編もこう有効にキャラ使うべきだよな…
>>896さんの話聞いたあと、俺もそう脳内変換されてきた・・・・・・w
あと。思ったんだけど、
皆は「外伝」の主人公ジュンや、その他のオリキャラ。
あと「士官学校編」のショーン&ゲイル、そしてローアはどんなイメージ?
俺のジュンは、みさき樹里氏の描くクラナドの主人公。
そして、サツキは同じくみさき氏が描くONEの詩子が頭に浮かぶんだが・・・w
>>915-916>>928-929 どっちも上手いねぇ。GJ!
915-916氏は、マユの黒さ(?)が実にたまらんw AAメンバーそれぞれの分析の違いもイイw
虎さんが一番深く見抜いてる辺り、それっぽくてイイ。
本編じゃ、AA組はみな変な洗脳受けたかのように思考が一致しててキモチワルかったからねぇ。
928-929氏は、マユパート・プラントパートは実にイイ。好みだ。
……個人的に、ラクス・キラ絡みのところは本編の悪いところをなぞっただけになってしまった気がしてならないのが残念。
このストーリーなら、本編でトダカさんがシボンするところは素晴らしく劇的なものに・・・
とは言っても、軍艦特攻は流石になぁ・・・
まぁここの職人たちならもっと別の理由を作ってくれることだろうからあんまり心配はしてないけど。
注:ゲンが激しくおかしいです。
「「「ただいまー!」」」
「お帰り、子猫ちゃんたち。」
ステラ達が作戦に成功して帰ってきた。こちらには先にスティングが戻ってきた。
「はい、これ。ネオに酒な。艦長には饅頭。」
「ありがとな、スティングvへぇ、なかなか高級な酒みたいだな。」
ネオに土産を渡すスティング。・・・・・・・。
「なぁ、スティング。俺には?」
「あぁ、ゲンのはステラが持ってる。ステラ達は整備の奴らに土産を渡しに
言ってるから、待ってろよ。」
そう言って俺の頭をなでるスティング。
「ガキ扱いするなっ!!第一、俺のほうが年上かも知れないだろっ!!」
「おー。怖い怖い。」
ネオがひやかす。まったく・・・。
「ゲン!ネオ!」
ステラの声が聞こえて、後ろを振り向くと・・・・・。
ステラはぶかぶかの犬耳付帽子をかぶっていた。
「ぶっ!!」
「おい!!ゲン!!」
鼻血を吹く俺にティッシュを差し出すスティング。
「・・・何やってんの・・?」
冷ややかな目でアウルに見られた・・・。
「ゲン・・、大丈夫・・・。」
ステラが心配そうにこちらを見てくる。
うっ、上目でみないで・・っ!!
「離れろ!!ステラ!今のゲンは獣なんだ!!」
そういってステラを俺から引き離すスティング。
「でも・・、ゲン・・・・鼻血・・・・。」
「ステラ!騙されるな!!」
・・・・・好き勝手言ってくれるな・・、スティング。
「何だよ!!ステラを俺に取られたから嫉妬ってわけか?!男の嫉妬は醜いですよ!!」
「うるさい!!お前みたいな仮面野郎にステラをやる分けにはいかん!!」
「妹さんを僕にください!!」
「認めん!認めんぞぉ!!」
「ネオーv」
「よしよし。」
「腹減ったー!食堂行こうぜー。」
「「ステラァァァァァァァ?!」」
結局、ネオに取られてしまったとです。ゲンです、ゲンです。ゲンです・・・。
ちなみに、俺のお土産はざふとくんストラップでした。
あんま可愛くないとです・・・・。
ゲンです、ゲンです、ゲンです・・・・・。
ザフトくんストラップ…
畜光素材で出来てる暗所で光るやつかな。
ルナですスレとリンクかw
どうもこんにちは。ここ2、3日留守にしていました。
・・・実は、前回(第3回)の掲載後、このスレの方々ではなく、
友人のガンダム系同人サークルの方々からメールが来ました。
それには、その友人たちもこのスレ(というより過去ログ)を見ているらしく、(TV版嫌いだから)
「マユ種」本編の大ファンらしいのです。
それで、外伝は是非シン=ネオの本家「マユ種」の外伝にしてくれというリクを幾つももらいました。
(彼ら曰く、「俺たちのムウはもう故人!! 俺たちの心の中で生きているんだ!!」らしく・・・・・w)
散々悩んだのですが、マユ種外伝は路線を変更いたします。
そのため、今からマユ種外伝3話の訂正版を掲載させて頂きます。
「前回のほうがよかった」という方もいるかもしれません。
当初は、「このスレでのすべての作品の外伝」として連載を始めた本作ですが、
やはり、この作品のタイトルが「マユ種外伝」である以上、
今回の路線変更は避けられぬことだったのかもしれません。
皆様のご理解の上、これからもマユ種外伝を応援してください。
突然の決定でこのスレの皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
誠に申し訳ありません。
PHASE−03 巨人の王(後編)
謎のMS(以下アンノウン)はジンたちに向かって突撃。
ジンたちもすぐさまビームライフルをアンノウンに向けて撃つ。
しかし、アンノウンはその攻撃を軽くかわす。
そして、反撃とばかりに装備していたビームサブマシンガンを撃つ。
その攻撃によりジン2機が戦闘不能にされる。
その後もジンはビームライフルや装備されていた日本刀のような実剣でアンノウンにつぎつぎと攻撃をしかけるが、
アンノウンはその攻撃をことごとくかわしていく。
その際、ジンの流れ弾が(さりげなく、ジンたちに気づかれぬようにこそこそと低速で逃げていた)イドを何度かかすめた。
1発でも高エネルギーのビームが被弾したら民間用の船であるイドはひとたまりもない。
「あの機体に乗っている奴・・・そうとう腕の良いパイロットだな・・・」
やはり元パイロットだからか、冷静にアンノウンの動きを見るロイド。
「「んなこと言ってる場合じゃねーだろ(ないでしょ)!!」」
そして、彼を突っ込むのはサツキと操舵のイッサだ。
数分後ジンのパイロットたちは相手の技量を悟ったのか、
それとも機体のEN切れかは分からないが、突然、撤退していった。
・・・・・最終的に、アンノウンはジンを3機も撃破していた。
「・・・・・・・・終わったのかな?」
ぼ〜ぜんとアンノウンを見つめるアリス
「みたいだけど・・・・・・・・・・」
『大丈夫?』
「えっ?」
イドに通信が入ってきた。
「あ、はい。大丈夫・・・・・って、お・・・女?」
ジュンたちは少し驚いた。
モニターに映るアンノウンのパイロットが女性だったからだ。
ジュンたちはMSのパイロットと直接話をするため、彼女の機体をイド収容した。
女性がパイロットスーツのヘルメットを取ると茶色で綺麗なロングヘアーが姿を現した。
「はじめまして。私はマーシャル・ビビア。傭兵よ」
女性・・・マーシャルは、外見からして歳は二十歳ぐらいだろう。
顔もスタイルもなかなかのもので、明らかに『大人の女』というイメージがあった。
「傭兵・・・・・もしかして、サーペント・テール?」
「まさか。彼らと比べたら、私なんかきっと足元にも及ばないわ」
「・・・・・ロイド、なんだサーペントテールって?」
イッサがロイドに尋ねる。民間人であるイッサやジュンたちには(当たり前だが)聞いたことのない名前だからだ。
「超1流の傭兵たちの集団だよ。俺がザフトにいたころはたびたび耳にした」
「ふ〜〜〜ん・・・・・」
「・・・ザフトってことは、あなたもコーディネーター?」
「あ・・・はい。俺とこいつ・・・イッサは」
「こいつはねーだろロイド。・・・・・・・・あなたもってことは・・・・・・」
「えぇ。私もコーディネーターよ」
にこりと微笑むマーシャル。
「・・・・だろうなぁ。さっきの戦闘の時のMS操縦といい・・・・・」
「あの外見だもんねぇ・・・・・・・・・・・・」
マーシャルをじ〜っとうらやましそうに見つめるサツキとアリス。
「あ・・・コーディネーターといっても、私が強化されているのは中身・・・つまり能力だけよ。
外見・・・身体は、自然のタマモノだから」
「えぇ〜〜〜〜〜〜っ!!」
「なんですってーーーーーーー!!」
大声を上げる少女2人。
「いったい何を食べればああなるのかしら・・・・?」
「ぎゅ・・牛乳を1日にいっぱい飲むとか?」
ひそひそと女同士の会話をする少女2人。
「・・・さて。話は本題に入るけど、私はある任務でこの船に来たの」
「・・・・・で? その任務って?」
ジュンがマーシャルに尋ねる。
「・・・・・あのMSのことなんだけどね」
「「「「「!?」」」」」
マーシャは少し前にジュンたちが調べた曰く付き未完成MSを指差した。
「あのMS・・・・・ですか?」
ジュンは緊張した表情でマーシャルに聞いた。
(・・・・・・・・まさか、あのデータを・・・・・・・・・・・・・・・・)
「そう。私はユーラシア連邦・・・・宇宙要塞アルテミスからの依頼で、あの機体を返しにもらってきたの」
「「「「「え・・・・・・・・・?」」」」」
思わずポカンとする一同。
「ユーラシア連邦???」
「アルテミスぅ〜〜〜〜??? ザフトじゃなくて???」
「えぇ。あの機体はザフトのものじゃなくて、もともとはユーラシア連邦の機体なのよ。
・・・・・まぁ、フレームとか装甲とかを作ったのは大西洋連邦なんだけど」
「・・・・・・・じゃあ、なんで地球軍製の機体がザフトに?」
「・・・・・あの機体は前大戦の末期にもともと核エンジン搭載機として開発されたんだけど、
地球軍がプラントに核ミサイルによる総攻撃を決定すると開発が中止になったの。
その後もユニウスセブンの条約とかで核が禁止になったから最終的には凍結。
それで、使わないのならもらう。軍事利用はしないから譲ってくれとザフトが言ってきたから、
ユーラシアのお偉いさん方が、それならあげちゃおうって言ってザフトにあげたわけ」
「なるほどね・・・・・・・でも、なんでまた取り返しに来たんですか?」
「・・・・実は、この依頼はあのウトガルドの開発責任者であるアルテミス指令のガルシア少将の独断によるものなの。
ガルシアはウトガルドの技術が連合に漏れること等を恐れていたの。
それに・・・・ガルシアはMSというものにどうも執着していたみたいだから・・・・・・・・」
「なるほど・・・・・ところで『ウトガルド』って?」
「あのMSの名前よ。なんでも、北欧神話に登場する巨人の王の名前からとったとか・・・・・・」
「巨人の王ねぇ・・・・・・・ところでマーシャルさんのあの機体は?」
「マーシャでいいわ。そのほうが呼ばれ慣れているから。
あの機体はハイペリオンと言って。ウトガルドよりも少し前にユーラシアが開発した機体の3号機よ。
1、2号機の行方は分からないんだけど、あれはアルテミスで凍結されていたものを報酬としてガルシアからもらったのよ。
使われずにお偉いさんの命令でスクラップにされるくらいなら、傭兵にくれてやったほうが良いってね」
「・・・・・MSに執着している割には、随分と矛盾した人だなそいつ」
「・・・・・ねぇ。ひとつ聞いていい?」
「ん? いいですけど?」
「・・・・なんでザフトは譲り受けてもらったばかりの機体を破棄しようとしたの?」
「・・・・・・・・・・・・」
本当のことを言うべきかとジュンは思った。
・・・しかし、この人なら別に知っても問題は無い・・・・・と勝手に判断した。
ロイドたちに目を合わせる。
全員「喋っても構わない」という顔をしていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・実は」
ジュンはマーシャに真実を話し始めた。
「・・・・・なるほどね。確かに、データを処理するならMSは絶好の金庫になるわね。
普通のコンピューターじゃ、データを消しても修復される危険もあるから・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「それで? 貴方たちはこのMSをどうしたいの?」
「まだ分かりません・・・・・でも。このままこいつを処理して本当にいいのかと今は少し思ってきています」
ジュンは目の前に横たわるMS・・・ウトガルドをじっと見つめた。
「・・・・そういえば。貴方たちアーモリーワンから来たんでしょ?」
「えっ・・・・? はい。そうでうけど・・・・・・」
「じゃあ、ご存知? ・・・・・・・・・・数時間前・・・・と言っても、もう昨日と言ったほうがいいんだけど・・・・・
アーモリーワンにおいて謎の集団による破壊活動とMS戦闘があったこと・・・・・・・・・・」
「「「「「!?」」」」」
PHASE−04につづく・・・・・・・・
訂正したのは最後だけですが、以上が訂正版です。
ご迷惑をおかけしました。
第4話は今夜中に掲載する予定です。
>まとめ人様
大変かも知れませんが、3話の訂正版への変更をよろしくお願いします。
それと、第1話にて誤字がありましたのでこちらのほうも訂正をお願いします。
マユ種外伝1話の744の8行目
「中がよかった。」を「仲が良かった。」に訂正してください。
誠に申し訳ありません。
>マユ種外伝作者様
いつかこうなるとは俺も思っていた。
だからそう気にしなくてもいいよ。
・・・・そろそろ500KBだな。次スレ立てたほうがいいかもしれないぞ。
俺が立てようとすると、いつも失敗するんだスマソ。だから他の人頼む。
>>941 ていうかぶっちゃけ、その程度の路線変更でいちいち謝ってたら
この先何十回となく謝罪&訂正文章書くハメになると思うぞ?
放映中の番組の同人作品を、作り手側の心積もりを事前に知ってるわけでもなく書いてるに等しいわけだから。
毎回ドギモを抜いてくれるマユ種のネ申にあわせていく方がいいんだったら、
シレッとした顔で最新作に合わせて路線変更しちゃえよ。
「話しの辻褄があってねーじゃねーか!」とか言う奴もおらんだろ。おそらく。
(本気であわせようと思ったら、マユ種完結するまで待たなきゃならんだろうしな。)
うーん、好きなんだが。別に嫌でもないんだが、
「イド」
紅いヴェルトールの人が浮かんでね…w
マユ種士官学校編 PHASE 0−5 「リフレイン」
オーブ軍最新鋭機、ムラサメのコクピットは狭い。
元々、MSのコクピットは狭く、パイロットの中には「鋼鉄の棺」と呼ぶものもいるほどだが、試験的に変形機構を持たせたムラサメのコクピットの狭さは尋常ではなかった。
その居住性の悪いコクピットの中で、それでも彼は笑顔を浮かべていた。
嬉しかった。ただただ、嬉しかったのだ。
自分に出来ることは、破壊だけではないと証明できるのが。その為に厳しい訓練を仲間達に、何より自分に強いてきた。
「キラ」
僚機のアスランから通信が入る。キラはうなずくと、通信機に向けて声を張り上げた。
「ゴー」
その声に合わせて、続々とムラサメが発信する。
その数は、キラとアスランのものを合わせて5機。それぞれが、カラフルなスモークを引いていた。
スモークが組み合わさり、文字が組みあがっていく。
文面は、共通語で平和と博愛を意味していた。
ザフト友好使節団の乗ったシャトルにキラからの通信が入る。
「オーブは、皆さんを歓迎します」
あれがヤキンの英雄、キラ・ヤマト・・・・・・。
感嘆の声が収まらない船内で、マユは1人、うかない顔をしていた。
>>950の続き
CE72、ザフトの最高評議会議長ギルバート・デュランダルは、復興したオーブと国交を正常化した。
そして信頼と友好の証として、使節団が派遣されることになった。
マユもその中に選ばれることになった。
オーブの難民であり、この若さで仕官学校に入校、そして優秀な成績を残しているマユは、ある意味で格好の人材だったのだ。
そのマユの前では今、オーブの元姫であり、現在は若手政治家として頑張っているカガリ・ユラ・アスハが演壇で熱弁を振るっていた。
演説の内容も良いが、なによりも彼女には熱意があった。それはその場にいた全員が感じたことだ。
大戦後オーブは元の王政ではなく、民主国家として生まれ変わっている。
当然、今まで独裁的に政権を握っており、その政権時に国家を滅亡させたウズミの娘であるカガリへの民の反発は根強いものがあった。
だがカガリは、夫であるザフト前最高評議会議長パトリック・ザラの息子アスラン・ザラ。
プラントの元歌姫であり、現在でも大きな影響力を持つラクス・クライン。
そして、そのラクスとのラブロマンスの噂が絶えず、カガリとの双子の弟であるとの噂まである英雄キラ・ヤマトの力を借りて、再び民の信頼を取り戻していった。
そして今、マユ達使節団の目の前で演説を行っている。
今シンが見たら、きっと自分のことを軽蔑するだろう。マユはそう思った。
どれだけ誠意を尽くそうとも、どれだけ綺麗事を言おうとも、マユにはアスハ家への憎しみを止めることができないから。
そしてマユがそんなことを考えていた時、それは起こった。
演説会場の扉がいきなり大きな音をたてて開いたかと思うと、1人の男が乱入し、手にした拳銃をカガリに向けて発砲したのだ。
脇に控えていたアスランが慌ててその男を撃ち倒す。男は、
「俺の家族は、連合の進行で死んだ・・・・・・」
と言い残すと、こと切れた。
アスランがカガリに向けて振り向くと、そこには蒼白のカガリと、彼女を庇って銃弾に貫かれたマユの姿があった。
マユの肩口から、ドス黒い血が流れていく。
「救急車を!!」
キラが叫んだ。
>>951の続き
3日後、マユは共同慰霊碑の前にいた。
左腕がギプスで吊られている。
幸いにも、銃弾は肩を貫いただけですんだ。
マユはこれまで病院で安静にされていたが、今日は無理を言ってここまで連れてきてもらったのだ。
彼女をここまで連れてきてくれたのは、他ならぬキラ・ヤマトである。
「本当はカガリ自身が来たかったようだけど、事後処理とか色々あるから、代わりに僕が来た」
彼はそう言うと、これまでかいがいしくマユの面倒を見てくれたのだ。
しかしその間、マユはキラと一度も口を開かなかった。
マユは慰霊碑を見ながら、キラには背中を向ける格好で尋ねる。
何故そんなに優しいのかと。
いぶかしむキラに、マユは涙を見せながら叫んだ。
あなた達がそんなに優しかったら、私は誰を恨めばいいんですかと。
更にマユは、自分の家族はあの時キラが放ったレールガンの一撃で死んだと伝える。
キラはその言葉に衝撃を受けながらも言う。
「君が僕を憎む理由は・・・・・多分、僕は誰よりも良く分かる」
止めを刺したときのクルーゼの笑い声が、聞こえたような気がした。
「だから、許してとは言わない。憎しみの持つ力は、誰にも否定できないから。だから、もし君が憎しみに押しつぶされそうになったら。その時は・・・・・・」
ひと息吸って、続きを言った。
「・・・・・・僕を殺していいから」
マユは何も言わずに、涙をぬぐいながら海岸に咲く花に近づいていく。
ここには、もっとたくさん花があったのに、また咲いたのはこれだけ。
寂しそうに、マユは呟く。
「同じなのかもしれない、どれだけ綺麗に咲いても、押し流されていく・・・・・・」
キラが優しく否定する。
花が何度でも咲くのは、それでも強く生きたいからだと。
マユはうなずくと、懐から兄の形見である携帯電話を取り出し、海に投げ捨てた。
いいのかと尋ねるキラに、マユは無理矢理に笑顔を浮かべて言った。
「きっとこれで、いいんです!!」
PHASE 0−5 了
どなたか次スレお願いします、当方立てられず。
テンプレは
>>923 外伝作者様、修正しときます。
乙!
こっち埋めなきゃな
案外したたかなマユに萌えながら埋め。
マユの声は結局能登でFAなのか?
俺は飯塚雅弓か麻績村まゆ子がいいと思うんだが。
…嘘。マユが付く声優適当に上げただけ。
ハイネとアスランの最強ぶりも楽しみだあよ
>>958 俺の中ではテレビ版と同じ声で脳内再生されてるな
顔が長谷川キャラ化しはじめてるのはきっとこのスレのせい
真綾二役だがそれがいい
種マユとifマユがどう違っていくのか期待している俺ガイル
声優のことなどロクに判らない俺が小清水マユと言ってみるテスト
種死内の声優で使い回すなら出番の多い坂本より根谷・・・なわけない
やっぱ、士官学校編って空気なんだろうか・・・。
いや、なかなか良いと思うけどね
マユレイルナの絆がいかに育まれたかを描くには格好の素材だし
所でマユ種のネ申に言いたいことがある。
正しくは ア レ ッ ク ス ・ デ ィ ノ だ。
いろいろ間違ってるよね。
あえて言わないだけで。
ネオ(シン)の声は、鈴村健一でOK?
>>965 仮にそうだとしても、本人が楽しんで書いてるならそれでいいじゃないか。
俺だってたまにフラフラと書きたくなっちゃうもん。マユ種新作読んだあとは特に。
>>968 埋めついでに誤植の正誤表でも作ってみないか?w
さて、今日はサルファの発売日なんだが・・・・・
今回のガンダム系最強フリーダムっぽいな・・・
おれはνが最強のガンダムだと思っているのに・・・・・
もしかして誤爆?
『マユ!!大丈夫?!』
「ルナお姉ちゃん!!レイ兄ちゃん!!」
よかったー、さすがにあの三機相手はきつかったんだ。
なんか、助けてくれたザクの人もやられちゃったし。
『マユ。俺達はあのMSについて詳しく知らない。教えてくれないか?』
さすがレイ兄ちゃん。冷静だ。あ、でもギルパパが船に乗ってるらしいから
暴走するかも、くわばらくわばら。
「えっとねー、たしかガイアは地上での戦闘で犬の姿に変形する機体で・・。」
『『ふむふむ。』』
「でもって、アビスは水中で・・・三葉虫の姿に・・・。」
『『三葉虫?!』』
「で・・、カオスは・・んー、宇宙で謎の宇宙生命体になる。」
『『謎の宇宙生命体?!』』
「うん、でもここじゃ変形しないと思うから大丈夫だよ。」
『『・・・・・・・・・・・。』』
・・・・あれ?二人とも?
『マユ、俺の方カラデータを送ってオク・・。』
ハロが呆れたように言う。
「え・・?私の説明間違ってた?」
『間違ってハ無いけどサ・・・・。』
>>972 いや・・・スレがそろそろ終わりそうだから、埋めとして雑談しようと思って書き込んだ。
・・・・今サルファの特典DVD見ているんだが、αの映像のころは、まだガンダムに瞳がある・・・ww
まったく関係ない話だとさすがに誰も乗ってこなさそうだよ
まあそれはともかく、マユタン燃え。
サルファはムゥが!ムゥが!
って感じ。
てか種世界にNTの概念がないのはわかってんだが…
さすがにピキーンしたのにな……
ん、じゃあサルファが届いたので士官学校編の続きを書く労力をそっちに向け
る俺がネタを投下する。
マユの奇妙なキラ戦
ズタボロのインパルスに、キラが余裕で語りかける。
「くくく、どうやらここまでのようだな」
「く・・・」
うめくマユ。
「これで終わりだ、種よはじけい!!」
瞬間、キラの動きが急激に加速する。
しかしその瞬間、インパルスの動きも加速する。
「何い、マユ・アスハが我が種割れの動きに入門してきたというのか!?
だが、勝つのは俺だ!!」
ビームサーベルを抜き、インパルスに切りかかるフリーダム。シールドも
サーベルも失ったインパルスは、拳をサーベルにぶつける。
「勝った!!」
叫ぶキラ、しかし勝利の笑みは凍り付いていく。
インパルスの拳はサーベルを消滅させると、次々とフリーダムの機体に突
き刺さり、破壊していく。マユが気合の叫びをあげる。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
「ぐぴぱ!!」
内部のキラと共に完膚なきまでに破壊されていくフリーダム。戦いはここ
に終わったのだ。
「キラ、お前の敗因はシンプルだ。私を・・・怒らせちまったことよ」
後日、空港にマユとレイ、そしてルナマリアの姿があった。
ルナマリアはマユに、プラントの自分の家に来ないかと誘ったが、マユ
は首を振る。
「確かに、プラントに私の家族はもういない。だけど、あそこは私の故
郷なの。何か終わったら必ず帰ってしまうのよ」
そして、マユはレイとルナに言った。
「じゃあね、ロン毛のキザ野郎にアホ毛のミニスカート。この友達の顔
を忘れないでね。何かあったらすぐ飛んでいくから!!」
そして、3人は背を向けそれぞれの明日へと旅たつ。
(効果音、ドォーン)
マユの奇妙なキラ戦 完
どっちもキャラの原型が残ってない
ギャグにすらなっとらん
そうだな、本当につまらん。酒が残りまくっているようだ(苦笑
もう今日は寝とく、まあスレ埋めがメインなんでカンベンしてね。
じゃあちょっと雑談チックに、もしスパロボにマユ種が出たらでも話すか?
プル、プルツーあたりと仲良くなるのは間違いないな
マリーメイアとか「そんなの間違ってるよ」とか言いそう
ノリコあたりから、前向きに生きる大切さを教わると妄想。
強化人間を悲しむだろ、きっと
マユの精神コマンドは?実際にあるやつで
不屈 集中 ひらめき
熱血 愛 奇跡
ありえんだろうがマユならこんな感じか?
お、みんな話せるねぇ。
やっぱスパロボ面白いよな、キラきゅんとか相当愉快に修正されてるみたいだし。
>>987 スパロボは手を出してないんだが……
それって例えば、キラが「修正してやる!」と言われてボコスカに殴られてるってことか?w
で、負け惜しみ丸出しで「やめてよね(ry」と言って見るけど主人公補正ついてるのが自分だけでなくボロボロ、とか……。
だとしたら手を出すかなw
>>986 いいねぇ。
「愛」はやっぱりレイへの「愛」なのか?
俺は「覚醒」をつけてもいいと思うぞ。ww
やっぱり奇跡はおっさんに・・・
サブキャラなら激励とか応援とか、マユにピッタリな精神コマンドがあるのに。
>991
面白いねそれ
その方にマユ種、ファントムペイン戦記、マユif、マユ種外伝とかの挿絵を頼みたいよ
てかマユのカットイン作ってほしい
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 〜GENERATION of C.E.〜
マユ種25話までのストーリー+オリジナル。
ラスボスは、フリーダム。
クリア後は、ファントムペイン戦記モードなど。
もうスレの終末が近いが最後に
マユ種とマユif
どっちのマユが強いと思う?
成り行きでパイロットになったifマユより、種マユのほうが強いと思うがどうだろ
>>988「夜鯖の無職な日々」によると、カミーユに修正されて、「お前より強い奴はいくらでもいる!精神的にも、肉体的にも!!」と
言われるらしい(笑
ザフト兵に攻撃かわされてザコ呼ばわりされるキラきゅんとか、もう最高だぞw
>>995 そりゃあマユ種のマユの方が戦闘能力は高そうな設定だとは思うが
正直、あのマユの個性は戦闘能力じゃなくて
場合によっては「純真な妹キャラ」まで意識的に使いこなしてしまう強かさと
まっすぐな気性が矛盾無く同居してるあの性格そのものにあると思う
あれがキラみたいなスーパーコーディ設定でも、戦闘能力皆無なナチュラルだったとしても、
そのあたりは全然変わらないと思うんだが
種マユは小説として出せるな・・・
さて、そろそろ
1000取りどうぞ!
1000ならマユは長谷川絵
1001 :
1001:
゚・ *:.。. * ゚
+゚
。 .:゚* + このスレッドは1000を超えました。
゚ 新しいスレッドを立ててくださいです。。。
゚ /ヾー、
r!: : `、ヽ
l:l::..: :.|i: 〉
ヾ;::::..:lシ′ 新シャア専用板@2ちゃんねる
`ー┘
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