小説!「ルナマリア拘束しまつた」(ノ゜▽゜)

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ◆j5jVuxWdss
☆ルナマリア地上戦にて拘束★

序論

「いったあい…」ザクの全システムはダウンしていた。日頃の整備を怠っていた
わけではないが、不慣れな地上戦では十分に力を発揮できない。システムの再起動もできない
くらい損傷は深刻だ。予備電力を手動で起こし、辺りを目視し状況を確認する。「はぁ…、、最悪」
山間の小さな谷に墜落していた。機体の損傷は激しい。作戦空域の入り江は遥か遠くに
みることができる。どうやらミネルバからはかなり離れてしまったらしい。ダガー複数機相手にこっぴどく
集中砲火を受け命があるだけありがたいと思うほかない。しばらくして遥か彼方からモビルアーマー
がこちらに向かっている。「救援かしら…」・・・違う!地球軍の人員輸送用のモビルアーマー
だ!どうやら、こちらに反撃するほどの余力がないのは周知らしい。6、7人の地上戦部隊が
ザクを囲み展開する。「投降セヨ」モールス信号でこちらに出頭を促している。シンや
隊長はどうしているだろうか。救援を期待しつつルナマリアは、投降をためらっていた。
「ガガガガガガン!」機銃による威嚇が行われる。どうやら救援をまつ余裕は
なさそうだ。コックピットを開き外を伺う。兵士が銃を構えこちらを睨んでいる。
「撃たないで、投降するわ」
「よし、武器を捨てろ」
ルナマリアはハンドガンとコンバットナイフ投げ捨て、両手を頭部にまわした。
兵士は警戒しつつ近づきルナマリアを後手にし拘束器具をはめた。それは彼女を
冷たく、そして強固に拘束した。それはルナマリアが戦争捕虜としての立場を
示すには十分すぎた。
兵士は言った「しかし、女とはねぇ」

のような感じでマターリいきましょう。エロもいいですがほどほどに。AAは
なるべく控えめで。小説職人さん歓迎。ではでは、どうぞ〜〜〜!
2通常の名無しさんの3倍:05/03/17 09:46:40 ID:???
       (●)(●)(●)(●))(llll)(●)(●)(●))(●)(●)
 \__ (●)(●)●)●)(●))(●)(●)(●)(●)(●))(●)__/
      (●)(●)(●)(●))(●)(●)(●),,r==、(●)(●)(●)
   __(●)(●)((●)((●))(●)(●)(●)ii● l(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●)(●゙'‐='"(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●,,r==、(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)((ii ,●l)(●))(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)
   __(●)(●゙'‐='"((●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●,,r==、(●)(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)ii ● ))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(丿"~"i i(●)(●)(●)゙'‐='"(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●)(",, )(X)ヽヽ(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)(●)\ ヽXヽヽ(●))(●)(●)(≡)(≡)(●)(●)
   __(●)(●)((●\ヽ Xヽヽ(●)((●))(●)(●)(ミ)(●)__
 /  (●)(●),,r==、)( \,",",ソ●(●))(●),,r==、●)(●)   \
   _ (●)(●)ii ,●l)(●)(●)(●)(●)))(●ii● ;)(●)(●)_
 /  (●)(●)゙'‐='"(●)(●))(●)(●)(●))((゙'‐='"(●)(●)  \
    _(●)(●)●)(●)(●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
  /  (l●)(●)(●),,r==、)(●)(●)(●)(,,r==、)(●)(●l;)  \
  | .  (l;●)(●)(● ,● ))(●))(●)(●)ii ● l)(●)(●)    |
  |  . (0●)(●)(●゙'‐='"●))(●)(●)(゙'‐='"(●))(●)O)    |
  ,;;    (:●)●)(●)(●)(●)(●)(●)(●))(●))(●;)      。
       (о●)(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)●》)
         ( ;●ξ巛:)( ;●ξ(●)(●,--'""ヽ●:( ;)
           巛巛ミ巛ミミミ//二二ノ""^ソ彡
             巛((ミミ((巛ヘ`\┼┼┼ ,!ヽ
                 巛王 \"ヽ-;:,,,,,,ノ /'
                       \,,,,,__,,,
3通常の名無しさんの3倍:05/03/17 09:48:18 ID:???

       (●)(●)(●)(●))(llll)(●)(●)(●))(●)(●)
 \__ (●)(●)●)●)(●))(●)(●)(●)(●)(●))(●)__/
      (●)(●)(●)(●))(●)(●)(●),,r==、(●)(●)(●)
   __(●)(●)((●)((●))(●)(●)(●)ii● l(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●)(●゙'‐='"(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●,,r==、(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)((ii ,●l)(●))(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)
   __(●)(●゙'‐='"((●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●,,r==、(●)(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)ii ● ))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(丿"~"i i(●)(●)(●)゙'‐='"(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●)(",, )(X)ヽヽ(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)(●)\ ヽXヽヽ(●))(●)(●)(≡)(≡)(●)(●)
   __(●)(●)((●\ヽ Xヽヽ(●)((●))(●)(●)(ミ)(●)__
 /  (●)(●),,r==、)( \,",",ソ●(●))(●),,r==、●)(●)   \
   _ (●)(●)ii ,●l)(●)(●)(●)(●)))(●ii● ;)(●)(●)_
 /  (●)(●)゙'‐='"(●)(●))(●)(●)(●))((゙'‐='"(●)(●)  \
    _(●)(●)●)(●)(●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
  /  (l●)(●)(●),,r==、)(●)(●)(●)(,,r==、)(●)(●l;)  \
  | .  (l;●)(●)(● ,● ))(●))(●)(●)ii ● l)(●)(●)    |
  |  . (0●)(●)(●゙'‐='"●))(●)(●)(゙'‐='"(●))(●)O)    |
  ,;;    (:●)●)(●)(●)(●)(●)(●)(●))(●))(●;)      。
       (о●)(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)●》)
         ( ;●ξ巛:)( ;●ξ(●)(●,--'""ヽ●:( ;)
           巛巛ミ巛ミミミ//二二ノ""^ソ彡
             巛((ミミ((巛ヘ`\┼┼┼ ,!ヽ
                 巛王 \"ヽ-;:,,,,,,ノ /'
                       \,,,,,__,,,
4通常の名無しさんの3倍:05/03/17 09:49:01 ID:???
       (●)(●)(●)(●))(llll)(●)(●)(●))(●)(●)
 \__ (●)(●)●)●)(●))(●)(●)(●)(●)(●))(●)__/
      (●)(●)(●)(●))(●)(●)(●),,r==、(●)(●)(●)
   __(●)(●)((●)((●))(●)(●)(●)ii● l(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●)(●゙'‐='"(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●,,r==、(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)((ii ,●l)(●))(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)
   __(●)(●゙'‐='"((●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●,,r==、(●)(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)ii ● ))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(丿"~"i i(●)(●)(●)゙'‐='"(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●)(",, )(X)ヽヽ(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)(●)\ ヽXヽヽ(●))(●)(●)(≡)(≡)(●)(●)
   __(●)(●)((●\ヽ Xヽヽ(●)((●))(●)(●)(ミ)(●)__
 /  (●)(●),,r==、)( \,",",ソ●(●))(●),,r==、●)(●)   \
   _ (●)(●)ii ,●l)(●)(●)(●)(●)))(●ii● ;)(●)(●)_
 /  (●)(●)゙'‐='"(●)(●))(●)(●)(●))((゙'‐='"(●)(●)  \
    _(●)(●)●)(●)(●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
  /  (l●)(●)(●),,r==、)(●)(●)(●)(,,r==、)(●)(●l;)  \
  | .  (l;●)(●)(● ,● ))(●))(●)(●)ii ● l)(●)(●)    |
  |  . (0●)(●)(●゙'‐='"●))(●)(●)(゙'‐='"(●))(●)O)    |
  ,;;    (:●)●)(●)(●)(●)(●)(●)(●))(●))(●;)      。
       (о●)(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)●》)
         ( ;●ξ巛:)( ;●ξ(●)(●,--'""ヽ●:( ;)
           巛巛ミ巛ミミミ//二二ノ""^ソ彡
             巛((ミミ((巛ヘ`\┼┼┼ ,!ヽ
                 巛王 \"ヽ-;:,,,,,,ノ /'
                       \,,,,,__,,,
5通常の名無しさんの3倍:05/03/17 09:49:57 ID:???
       (●)(●)(●)(●))(llll)(●)(●)(●))(●)(●)
 \__ (●)(●)●)●)(●))(●)(●)(●)(●)(●))(●)__/
      (●)(●)(●)(●))(●)(●)(●),,r==、(●)(●)(●)
   __(●)(●)((●)((●))(●)(●)(●)ii● l(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●)(●゙'‐='"(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●,,r==、(●))(●)(◎)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)((ii ,●l)(●))(●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)
   __(●)(●゙'‐='"((●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)__
 /  (●)(●)(●)(●)(●))(●)(●,,r==、(●)(●)(●)(●)   \
   _ (●)(●)(●)(●)(●)(●)(●)ii ● ))(●)(●)(●)(●)_
 /  (●)(●)(丿"~"i i(●)(●)(●)゙'‐='"(●)(●)(●)(●)  \
    _(●)(●)(",, )(X)ヽヽ(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
      (●)(●)\ ヽXヽヽ(●))(●)(●)(≡)(≡)(●)(●)
   __(●)(●)((●\ヽ Xヽヽ(●)((●))(●)(●)(ミ)(●)__
 /  (●)(●),,r==、)( \,",",ソ●(●))(●),,r==、●)(●)   \
   _ (●)(●)ii ,●l)(●)(●)(●)(●)))(●ii● ;)(●)(●)_
 /  (●)(●)゙'‐='"(●)(●))(●)(●)(●))((゙'‐='"(●)(●)  \
    _(●)(●)●)(●)(●))(●)(●)(●))(●)(●)(●)(●)_
  /  (l●)(●)(●),,r==、)(●)(●)(●)(,,r==、)(●)(●l;)  \
  | .  (l;●)(●)(● ,● ))(●))(●)(●)ii ● l)(●)(●)    |
  |  . (0●)(●)(●゙'‐='"●))(●)(●)(゙'‐='"(●))(●)O)    |
  ,;;    (:●)●)(●)(●)(●)(●)(●)(●))(●))(●;)      。
       (о●)(●))(●)(●))(●)(●)(●)(●)●》)
         ( ;●ξ巛:)( ;●ξ(●)(●,--'""ヽ●:( ;)
           巛巛ミ巛ミミミ//二二ノ""^ソ彡
             巛((ミミ((巛ヘ`\┼┼┼ ,!ヽ
                 巛王 \"ヽ-;:,,,,,,ノ /'
                       \,,,,,__,,,
6通常の名無しさんの3倍:05/03/17 10:30:48 ID:???
キモス
7通常の名無しさんの3倍:05/03/17 10:41:23 ID:???
あれてるなぁ
8通常の名無しさんの3倍:05/03/17 10:44:31 ID:???
>>1が作るのならともかく他力本願かよ。
作りたかったら自分で作りな。
9 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 11:09:40 ID:???
>>8 書き方が悪かった。他力本願なつもりはなズラ。種系小説スレとして栄えてくれれば
と思った。。もち自分でかきつらねる予定。
10通常の名無しさんの3倍:05/03/17 11:35:32 ID:???
キモス
11 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 11:56:40 ID:???
「名前と階級は?」女性の士官に尋ねられる。背の高く黒髪の女性だ。その顔は凛として知性を感じさせる。ルナマリアは押し黙ったまま口を開こうとしない。
野戦宿営地に連行され、司令部と思われるキャンプ内に彼女はいた。「あのねぇ」士官はため息をつく
「あなた自分の立場わかってるの?」
ツカツカとルナマリアの座らされている椅子の周りをまわりながら、腕組みしいる。そして、急にルナマリアの襟元をつかみあげ壁に押し付けた。
「うっ!」
「あなた捕虜なのよ!私の判断如何ではすぐにでも銃殺できるのよ!」
士官はさらに強い力で襟を締め上げた。
「こんな若い子の頭を打ち抜くのは初めてだわ」
ホルダーから銃を抜き頭に押し付ける。ハンマーをあげトリガーに指をかける。
「ル、ルナマリア・ホーク少尉です…」
「よろしい」士官は銃をホルダーに戻しルナマリアを椅子に座らせまた椅子の周りをゆっくり周る。足元が微かに震えていた。
「少尉…ねぇ・・・それでパイロット…」士官はもったいぶったように言葉を選ぶ「本部に送られて…まぁ、その後は」士官の動きが止まる。

「銃殺ね」

銃殺
…ルナマリアの脳裏によぎる。全ての思考は停止し、足元も視界もおぼつかない。
生まれてはじめて自分の死をまじかに感じることとなった。それは17の少女にとっては過酷な宣告で
あった。
「じゅ、銃殺ですか…?こういう時って捕虜返還の要請や交換があるんじゃ・・・?」
士官はまたため息をつく
「何も知らないのね?ハァ・・。あのねぇ、第一に要人でもないあなたになぜ捕虜返還の要請がくるわけ?あったとしても、あなたパイロットでしょ?そんな戦力みすみす敵に還すと思う?」
「・・・」
「17の子には過酷かもしれないけど…。戦争だもの。あなたより若い学徒兵だってうちにはいるわ。…そりゃ将来のある若者が死んでいくのはわたしも絶えられないけど・・・」士官は少しうつむき加減で言葉を濁す。がすぐに毅然とそして事務的に
「明日、正式な尋問と審尋の後本部に送致になるわ」といい、警備兵に向い「連れて行きなさい」と言った。
愕然とうなだれる少女を兵士はその屈強な腕で固定し、連れて行った。
12通常の名無しさんの3倍:05/03/17 12:45:20 ID:???
いろいろと突っ込みどころ満載の展開だが俺は気にしないよ
まぁ頑張ってくれ。
13通常の名無しさんの3倍:05/03/17 13:05:40 ID:???
ザフトには階級制度は無いぜ…まぁ頑張ってくれ
14通常の名無しさんの3倍:05/03/17 13:06:14 ID:???
そして銃殺されて終了という訳でつね。
まさか陵辱とか虐待はナシですよね?
15 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 13:06:56 ID:???
やっぱエロ展開がいいのかなぁ?
シリアスな展開じゃ、住人つかないようなヨカーン

その他小説職人さんどんどん自作投下キボン
16通常の名無しさんの3倍:05/03/17 13:09:02 ID:???
どうせなら
「種デス登場人物の死に様をSSで妄想するスレ」にしとけばよかったのに
今さらなぁ・・・。
17 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 13:10:24 ID:???
>>13当方の勉強不足(アセアセ)ご指摘サンクス。。。。
>>14いやーどうだろ
18通常の名無しさんの3倍:05/03/17 13:12:20 ID:???
>>1
別にエロくなくたって十分。
しかしあなたが書いている内に誰かが投稿し始めたらスレが混乱する
のでは?
他者の投稿は>>1さんの話が終わってからでもよろしいと愚考いたし
ますが。
19通常の名無しさんの3倍:05/03/17 13:20:49 ID:???
捕虜をいきなり銃殺とは…ナチス並にこえぇー!
20 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 13:21:52 ID:???
ですね。>>18さん
引き続き作成いたしまふ
21通常の名無しさんの3倍:05/03/17 13:27:31 ID:???
ザフトはいわば民兵組織だよな?
民兵って捕虜になれないんじゃなかったか?

だとすると、実際にはザフト兵はかなり悲惨な事になってるだろうな。

地球連合軍は今のアメリカ軍みたいに甘くないし。
22通常の名無しさんの3倍:05/03/17 13:28:04 ID:???
>>19
ザフトは投降した兵士をMSの武器で殺しましたが?
23 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 13:47:56 ID:???
皆様忌憚のない評価と指摘をおねがいしまふ
24通常の名無しさんの3倍:05/03/17 13:56:10 ID:CcuM94E3
>>21
連合とはかなり違うけど
ちゃんと仕官学校あるんだし、正式な軍隊でしょ
それに、無印種ではディアッカを捕虜にしたじゃないか
デス種の世界だと、すぐに殺されてもおかしくないけど
25通常の名無しさんの3倍:05/03/17 14:19:02 ID:???
何だかんだで条約があるんだろ
26通常の名無しさんの3倍:05/03/17 14:34:35 ID:???
戦争で法は何の足止めにもならない
27 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 14:41:19 ID:???
第三部

ミネルバ艦内にて

「ふざけやがって!」
シンはアスランに食ってかかった。リフレッシュルームにシンの声が響く。
皆ぎょっとした表情でシンを見る
「おい!やめろシン」レイがすかさず割って入った。


責められてもしかたないよな・・・。あの状況で彼女を助けられたのは俺だけだ。
あの作戦時、レイとシンは側面からの別働隊で、ルナマリアは俺のの二番機として後方からの
砲火支援のを担当していたんだ。
あの時、俺がもっとしっかりしていれば・・・。あのとき。


なんてことだ!ブリーフィングの内容と全然違うじゃないか!警報がさっきから鳴りっぱなし
で止む気配もない。この乱戦状態はどうなってるんだ!
ブリーフィングじゃ数機のモビルアーマーと
対空砲火機ぐらいしかなく、ちょろいはずだった。なのに何だ、この数は!
これはスクランブル発進なんて数じゃない。あきらかに臨戦迎撃だ。
通信が入る
「隊長…これはかなり、あっ!やりごたえがあるんじゃないですか!?」
相変わらず強気だな。やはりルナマリアは頼れる。彼女に背中を任せたのは正解だったな。
「ん、、まずったわ後ろをとられた!」
・・・!
レーダーではしっかり彼女の機影を捕らえられる。しかし、目視はできない。
「く…まずいわ」
どうしのだろう「無理をするなルナマリア」
「・・・」
返答はない。再びレーダーで機影を確認する。大丈夫だ。
「いや!だめ!堕ちるわ!」
!!「離脱しろ、今はバックアップに回れない!」彼女の腕だ堕ちることは
ないだろう。機影をレーダーで追っていると山間に逃げ込んでいった。敵を巻くのだろう。
レーダーの外に機影が消えていったた。うまく離脱できればいいが…。


そしてレーダーは二度とルナマリアの機影を捕らえることはなかった。
俺があのとき援護してれば・・・。それどころか彼女の機体を目視しようともしなかった・・・。
俺のせいだ。・・・俺のせいだ。
28 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 14:48:38 ID:???
何部作くらいが飽きませんかねぇ?
すでにあきられたかなぁ?
29通常の名無しさんの3倍:05/03/17 14:54:10 ID:???
己の限界までガンガレ。
30通常の名無しさんの3倍:05/03/17 14:56:37 ID:???
殺さなくても良いから本編でもこれぐらいピンチに陥るシーンとかが見たい。
31 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 15:20:07 ID:???
皆様どうぞ遠慮なく、指摘、要望、批判をよろしくおねがいします。
今後の創作に役立てますです。
32通常の名無しさんの3倍 :05/03/17 15:34:39 ID:9bLJah4c
シリアスな話がいいと思いますよ。
ルナマリアはエロい連投が多いですから。

せっかく展開が面白そうな展開なのでがんばってください。
33通常の名無しさんの3倍:05/03/17 15:37:53 ID:???
その通りだ、エロが欲しければ南○にでも行けばいいし。
34通常の名無しさんの3倍:05/03/17 17:24:24 ID:9bLJah4c
連合の学徒兵とかの連合の扱いとかも書いてほしい。

エロは要らないけど、多少の暴力ならあってもいいと思う。
35通常の名無しさんの3倍:05/03/17 18:20:39 ID:???
エロいのやれ
36通常の名無しさんの3倍:05/03/17 18:23:51 ID:???
殺すんじゃなくて後方に送られて連合兵士と言い争いしたり
ナチュラルのコーディネイターに対する憎悪の深さを知るといった展開がみたい。
37通常の名無しさんの3倍:05/03/17 18:42:05 ID:/f3VM+V3
>>11

捕虜の待遇に関する1949年8月12日のジュネーヴ条約

第17条
各捕虜は、尋問を受けた場合には、その氏名、階級及び生年月日並びに軍の番号、
連隊の番号、個人番号又は登録番号について答えなければならない。
(中略)
捕虜からいかなる種類の情報を得るためにも、これに肉体的又は精神的拷問その他
の強制を加えてはならない。回答を拒む捕虜に対しては、脅迫し、侮辱し、又は種類
のいかんを問わず不快若しくは不利益な待遇を与えてはならない。
(以下略)


種世界ではどうか知りませんが、現実世界ではこのような条約があります。
38通常の名無しさんの3倍:05/03/17 18:54:51 ID:/f3VM+V3
捕虜の待遇に関する1949年8月12日のジュネーヴ条約

第13条
捕虜は、常に人道的に待遇しなければならない。抑留国の不法の作為
又は不作為で、抑留している捕虜を死に至らしめ、又はその健康に
重大な危険を及ぼすものは、禁止し、且つ、この条約の重大な違反
と認める。
(中略)
また、捕虜は、常に保護しなければならず、特に、暴行又は脅迫並び
に侮辱及び公衆の好奇心から保護しなければならない。
捕虜に対する報復措置は、禁止する。
39通常の名無しさんの3倍:05/03/17 18:58:04 ID:???
このスレタイでエロネタを連想しない奴いないだろ。
せめてアーサーとかにしとけばまた違う展開だろうけど
40通常の名無しさんの3倍:05/03/17 19:08:25 ID:???
スレの流れを読まずにネタ投下

ミネルバからイタリア半島の連合基地に向って出撃したMSザクのパイロット
ルナマリア・ホークが敵地で撃墜され、辛くも脱出したが捕虜となり、イタリア半島内の捕虜収容所に収容された。

夜となり、牢獄に入れられたルナマリアのもとに夕食が届けられたが、これが前菜から始まって、
パスタに肉料理、食後の果物にワインまで付く不自然なまでに豪華な食事。
ルナマリアは思った。
「これが俗にいう最後の晩餐、ってやつね…」

明日は銃殺されるんだ…と思ってまんじりもせずに迎えた翌朝、ルナマリアの繋がれている
牢獄の前に階級の高そうな将校が従卒を伴ってあらわれた。
この人が銃殺を指揮するのかしら?と思っているとその将校が何事かをルナマリアに向って
話し始めた。連れの従卒が通訳する。

「昨日は間違って赤服である貴殿に一般兵卒の食事を出してしまった。
決して捕虜虐待のつもりはない。私の顔に免じて看守を許してやってくれないか?」


ちなみに半分ホントの事
41通常の名無しさんの3倍 :05/03/17 19:09:56 ID:9bLJah4c
>>36
それいいね。
42 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 19:10:20 ID:???
>>32ー39

参考になりましたです。引き続き作成中^^
43 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 19:12:58 ID:???
>>41確かに>>36のネタはいける。
>>40も展開的にグットずらぁ〜〜
44 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 19:16:28 ID:???
>>39 アーサーじゃ読む気をそそられないような・・・
45通常の名無しさんの3倍:05/03/17 19:17:02 ID:???
ワイン?????????????????????????????」」
46通常の名無しさんの3倍:05/03/17 19:24:01 ID:???
ルナは17歳なわけだが、コーディならありなのか?飲酒は。
47通常の名無しさんの3倍:05/03/17 19:49:46 ID:???
すまんね。これを改変しただけだから
 133 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:03/08/13 20:54 ID:???
 WWII中のマルタ島の攻防戦の最中のお話。

 マルタ島から敵イタリア基地に向って出撃したRAF(英国空軍;Royal Air Force)
 のパイロットが敵地で撃墜され、辛くもパラシュートで脱出したが捕虜となった。

 夜となり、牢獄に入れられた彼のもとに夕食が届けられたが、これが前菜から始まって、
 パスタに肉料理、食後の果物にワインまで付く不自然なまでに豪華な食事。
 補給が絶たれろくな食事をしていなかったパイロットは思った。
 「これが俗にいう最後の晩餐、ってやつか…」

 明日は銃殺されるんだ…と思ってまんじりもせずに迎えた翌朝、彼の繋がれている
 牢獄の前に階級の高そうな将校が従卒を伴ってあらわれた。
 こいつが銃殺を指揮するやつなのか?と思っているとその将校が何事かを彼に向って
 話し始めた。連れの従卒が通訳する。

 「昨日は間違って将校である貴殿に一般兵卒の食事を出してしまった。
 決して捕虜虐待のつもりはない。私の顔に免じて看守を許してやってくれないか?」
48通常の名無しさんの3倍:05/03/17 20:38:25 ID:9bLJah4c
ルナマリアへの連合の思想教育シーンなんかもできたらして欲しいね。

それから、ルナマリアは捕虜になった時にケガとかしたの。
手当てしてもらったとか、傷口を放っておかれたとか書いたほうがいんじゃない。
49 ◆j5jVuxWdss :05/03/17 20:50:57 ID:???
>>48ほうほう、思想教育かぁ。いいマテリアルずらぁ。
確かに傷etc…仔細を書きたいが、あんまり書くと進まなくなっちまうですよ。
したがって割愛してるヅラ。スレ主てきには書きたいがねぇ・・・^^;
50通常の名無しさんの3倍:05/03/17 20:54:31 ID:???
次はエロきぼんぬ
51通常の名無しさんの3倍:05/03/17 21:00:23 ID:???
ルナマリアが拘束されたというだけでどんな真面目なネタでもエロく感じる
52通常の名無しさんの3倍:05/03/17 21:06:19 ID:TScF6J6d
>>51
激しく同意
つーかこの痛手拘束という文字を見るとエロに
53通常の名無しさんの3倍:05/03/17 21:09:36 ID:5BVJspPf
ズラって…
54通常の名無しさんの3倍:05/03/17 21:45:29 ID:/f3VM+V3
>>49

思想教育

「反動ルナマリアをプラントに帰すな!」
「こいつは和平を望むナチュラルと銃火を交えた極反動だ!」
「そうだ!白樺の肥やしにしろ!」
「同感!」
「踏み潰せ!踏み潰せ!」
「今こそ生き絶え絶えのコーディネーターを踏み潰せ!」

ルナマリアをつるし上げにするザフト捕虜。
55通常の名無しさんの3倍:05/03/17 22:09:19 ID:9bLJah4c
>>54

48です。
こんな意味じゃなくて、前大戦のパナマでのザフトの虐殺行為とかの
映像を見せられたりするのを想像したんですけど。
56通常の名無しさんの3倍:05/03/17 22:47:46 ID:???
処刑シーンは...閃光のハサウェイに前日、当日の描写があるよな
57通常の名無しさんの3倍:05/03/18 00:05:54 ID:???

ガルナハンでは歓呼の声で迎えられたザフト。

しかし、場所が変わりユーラシア連邦本土に近づくに連れて、歓呼の声は
罵声と投石に変わる。

ザンボット並に石を投げられ、罵倒を浴びせられる。

ザフトに協力し、連合派の部族や少数民族にやりたい放題のレジスタンス達。

旧式のストライクダガーに乗る連合派民兵が最新鋭機ザク・ウォーリアに
襲い掛かる。


なんてネタを考えてみた。
58 ◆j5jVuxWdss :05/03/18 04:16:32 ID:???
おはようございます。。
いろいろアイディア、感謝です!
ひとまず、ストックを投下します。。


四部 牢獄

この部屋に入れられてどのくらいの時間が経っただろうか?もはや、時間の感覚すら失いかけている。
この湿ってかび臭く不快な牢獄もルナマリアの精神状態からすれば、もはや興味の範中にない。
彼女は両手を壁に、鎖と器具で固定され、その疲れきった体を横たえることすら許されなかった。
「眠れない」眠れるわけがない。今日の朝まで、ミネルバの搭乗員として、ザクのパイロットとしての立場から囚われの身となったのだ。
彼女自身、その現実をにわかに受け止められずにいる感がある。
室内は暗くはなく、無機質に蛍光灯が冷たい室内と、少女を不機嫌そうな光で照らしていた。
皆どうしているだろうか?ルナマリアの脳裏に仲間のことがよぎる。
「ザラ隊長はきっと自分を責めてるんだろうな…」
「シンはきっと当たりちらしてわ」
彼女は不安を振り払おうとするように呟く。
レイのことを考えてみる。彼はきっと静かに私のことを案じてくれているだろう。
メイリンのことを考えてみる。きっと泣いているんどろうな。
そうよ、泣いてる!だって小さいころから泣き虫だったし!あたしが居ないと、ほんとダメなんだから!

・・・

「だめなんだから…。  ごめん。」
彼女の頬に涙がながれ落ちる。
その涙は、無機質な牢獄の空気を変えるには不十分だった。
59 ◆j5jVuxWdss :05/03/18 10:52:14 ID:???
種のss職人さんいらっしゃいませんかね,,( ´∀`)ズラズラ
60通常の名無しさんの3倍:05/03/18 11:55:28 ID:???
今までの思い出が頭を駆け巡る。くだらないこと、楽しかったこと、友との思い出。考えれば考えるほど頬を熱いものがつたう。今までのことを悔いると同時に、将来の自分が脳裏をが過り囁いていく。
『あんたにはもう未来はないんだから』
「あ・・」
「あ・・・」
「あぁぁぁぁぁぁっ!」
ルナマリアの咆号が周囲に響き渡った。
61 ◆j5jVuxWdss :05/03/18 12:00:21 ID:???
>>60グーット,,( ´∀`)ズラズラ
62通常の名無しさんの3倍:05/03/18 13:04:20 ID:???
そういや種SSの神っているのだろうか?
あまり(というか全然)見たことがないのだが・・・。
いっそ軍板かエヴァ板から誰か招聘するか?
63通常の名無しさんの3倍:05/03/18 14:52:45 ID:ESulWrFO
別人です。

こんな展開もありでは?
初心者なのであまり上手じゃありませんが。
4部牢獄の続きつもりで書きました。

第5章異聞  取調べの恐怖

ルナマリアは両手を壁に、鎖と器具で固定され、その疲れきった体を横たえることすら許されなかった。
パイロットスーツも脱がされ、今着ているのは赤茶色のシャツとハーフパンツだけ。
ザクを落とされて時の傷からの血と連行された時についた泥だ。
時間の感覚は無くなったが、女性仕官がやってきて、彼女に声をかけた。
「取調べを始めるわ。体調は?まあ、いいわけないか。」
そういって、仕官は兵士に命じて彼女の鎖と器具を外し、手錠と足錠をかけて連行した。
行き先はシャワールームだった。
仕官はやさしそうに、
「シャワーをあびて、着替えてもいいわ。着替えはあそこね。」
といって新品の白に襟と袖の先だけ赤いガラのあるシャツを指差した。
幼年学校の頃の体操シャツみたいだった。
「傷はかすり傷と軽いやけどだけど、希望するなら手当てしてあげる。
嫌ならいいのよ。でも、あなたかなり臭いし。」

ルナマリアはその言葉に従ってシャワーをあびた。
傷にはしみたが気持ちよかった。
「ひょっとしたら処刑されないかも。そうしたらまた・・」
と考えているうちに時間が経ったが、別に怒られるでもなく、
シャツと短いスカートを身につけて、シャワールームから出た。
外はかなり寒かった。ふるえてしまった。
64通常の名無しさんの3倍:05/03/18 14:54:56 ID:ESulWrFO
>>63の続き
それから、ルナマリアは手錠だけをされ連行された。
彼女がまた手錠をされ連行された先は2段ベッドが4つある
一般兵用の部屋だった。どのベッドも空いてるようで、
ビシッとたたまれたシーツ。それにハンガーには制服がかけてあった。
アカデミーの頃みたいな部屋だった。
ルナマリアは着ている服とか、この部屋で昔を思い出し泣きそうになったが、
ガマンした。

仕官は、「寒いわね、連合の軍服でよかったら着る?」
といってピンクの服を差し出した。
ルナマリアはだまってうなづいた。
仕官はすかさず、ルナマリアの写真を撮るように兵士に指示した。
兵士達は慣れた手つきで写真をいろんな角度から撮影した。

取調べは簡単なもので、今までの確認だった。
雑談などをして、2時間たったので休憩ということになった。
取調室から、食事をする所に歩いて移送される時、仕官が
「あなたは、捕虜だから。部屋の外ではごめんなさい」
といってすまなさそうに手錠をかけた。
連れて行かれた先は小さな談話室で、久々の食事を仕官と3人の兵士と一緒に食べた。
それから独房といってもきちんとベッドのある狭いがきれいな部屋のベッドに入ると、
彼女は深い眠りにおちた。

それと同じとき、最初の取り調べた士官に今日のやさしい仕官が話していた。
「彼女もやっぱりまだ子供ね。きっちりいい写真も撮れたし。」
といって写真がテーブルの上に置かれた。
この中には連合の兵士の格好をしたルナマリアの姿があった。
食事の場面など、彼女がアカデミーにいた頃と変わらない。
ただ、着ている制服が連合のものであるということを除いては。
「これで、彼女もふふふ。」
ともう一人の仕官は意地悪そうに笑った。
65通常の名無しさんの3倍:05/03/18 15:03:54 ID:ESulWrFO
>>63>>64
です。

◆j5jVuxWdss さんがんばってください。
66 ◆j5jVuxWdss :05/03/18 15:42:53 ID:???
>>63>>64ぐっじょーぶ,( ´∀`)ズラズラ

展開きになるね。。実に意味ありげな…。
やっと種ss降臨かぁ。
ここを種系小説本部といたしませう 。。,,( ´∀`)


67 ◆j5jVuxWdss :05/03/18 18:19:28 ID:???
>>63>>64氏 とは別の本作品です。,( ´∀`)ズラズラ

五部 道
ルナマリアが気づいたころには天窓から日が差し込んでいた。
どうやら、知らぬ間に眠りについたらしい。器具で圧迫された手首は青くアザがついていた。
コツコツコツ
足音が近づいている。
彼女の独房の手前で止まったがまた動き始めた。
コツコツコツ
「おはよう」昨日の士官がそこには立っていた。
「・・・」
「眠れたの?」士官は顔を覗きこむように尋ねてくる。
「ええ・・・少し」小声で答える。
士官は少し微笑み、守衛を呼び、鎖をはずさせる。昨日と同じ部屋に連れられて、形式的な尋問を受け
それと共に調書、資料が作成された。
「さて・・・」士官は椅子から立ち上がり帽子を被る。
「あなたを今から本部に送致します。さあ、立って」
ルナマリア士官に促され椅子から立ち上がる。ルナマリアを先頭に、その後ろを士官が、そのさらに後ろに
兵士が控える形になり野営地の外へ向って歩いた。
「あの・・・」彼女は足を止めず歩きながら尋ねる。
「士官さんが私を護送するんですか?」
「ええ、というか帰投命令が出たの。この野営地には既に後任が来ているわ。どして?」
「いえ…別に」
「そう」
そして、野営地の外に待機させてある人員輸送用モビルアーマーに乗りこんだ。彼女の正面に士官が座り、彼女の隣に兵士が座る。
モビルアーマーは飛び立ち、入り江付近の基地を目指す。
士官は足を組み、目を瞑る。士官にも疲労の色が見える。
モビルアーマーは海上に出た。そう、私も昨日はこの辺りを飛んでたんだっけ。
彼女は昨日のことを思い起こす。墜落地点の谷間には既にザクはなかった。
おそらく接収されたのだろう。
連合国軍にとっては、プラントの兵器を解析するには願ってもない機会だ。
ザクはおろかましてやセイヴァーなら喉から手が出るほど欲しいだろう。
セイヴァー・・・
!!
「あのう…!」
「どうしたの?」士官は目を開ける。瞳の奥には確かな疲れを見て取れる。
「昨日の戦闘での捕虜は私だけですか?!他にもいるのでしょうか?!」
「・・・」士官は答えない。
「ミネルヴァはどうなったのですか?!」
「あのねぇ・・・」士官は不快さを露にする。
「あなた捕虜でしょ、そういうこと私が教えるわけにはいかないの。」
そういって窓の外に向き直り再び目を閉じる。
他の皆はきっと無事だ。そう自分に言い聞かせるのが
彼女にできる唯一のことだった。
むしろ、それ以上の余力もなく、「唯一」というより「精一杯」というほうが正確だ。

次第に基地が見えてくる。いや、処刑場というほうがふさわしいかもしれない。
ルナマリアも目を閉じた。
68 ◆j5jVuxWdss :05/03/18 18:38:29 ID:???
>>63>>64氏  の続きくるかなぁ。,( ´∀`)ドキドキ
69通常の名無しさんの3倍:05/03/18 20:45:48 ID:???
エロきぼんぬ
70ニコル書房:05/03/18 22:55:37 ID:ESulWrFO
お言葉に甘えて書いてしまいました。
この話は>>63>>64の続編です。

一部から4部をもとに勝手に続きを書いたものです。
区別するために、以下の分を「ニコル書房」のハンドルで投稿します。
71ニコル書房:05/03/18 22:57:49 ID:ESulWrFO
>>63>>64
第6章 ひと時の休息

ルナマリアが目を覚ますと、やさしい仕官が現れた。
「おはよう。いえ、こんにちはかな?今は11時よ。
まさかまだ寝ていたとはね。」
ルナマリアは「すっ、すいません。」
と寝ぼけながら謝った。
「いいのよ。食事の後はまた取り調べだから。」
といって食事が出てきた。お腹がすいているせいかザフトのよりおいしかった。

2時間後に仕官が現れた。兵士は部屋の外にいた。
手錠をかけようとした士官が、
「手のケガひどいわね。他に痛い所はない?」
と聞いてきたのでルナマリアは、
突然、全身に痛みを感じた。緊張していると気にならなかったが、
かなり不自然に立たされていた足はネンザしていた。
「全身痛いです。足が痛くて。」
というと、仕官は取り調べを傷が治るまでしないことにしてくれた。

仕官は傷を洗って消毒して包帯を巻いてくれた。今、みるとけっこうひどいケガだ。
ケガしてからドロドロのままだったので治りがよくない。
包帯だけを見ると重症患者だ。
この日はゆっくりできた。

翌日も同じ仕官が来たが、時間がないとのことで、
換えの包帯と薬を持ってきてくれて、
「何か欲しいものはないか?紙とペンやおかしをよく求められるがな。」
と聞かれた。
「いいんですか?」とルナマリアが答えると、
「捕虜の取り扱いは決まっている。かまわん」
と言って、今日はこれで終わった。
したことは、自分で包帯を交換したのと、食事をしただけだった。

次の日、仕官が紙とペンを持ってきてくれた。
仕官は出て行くときに、
「顔色もいいな。明日からまた取調べだ。
手紙は検閲があるからな。君はパイロットだからすぐには帰れないと思うが
まあ運が無かったな。」
と言って出て行った。

ルナマリアは突然、寂しくなった。
捕まった日は、処刑するような事を言っていたのに。
メイリンやアスランに手紙を出そうと思うとなんて書いていいのか
分からなかった。
突然、死を意識した。でも、私は今は生きている。
とにかく、メイリンにだけは生きているということを書いておこうとしたが、
途中で書けなくなった。
72ニコル書房:05/03/18 23:00:37 ID:ESulWrFO
>>71
この話の1部から4部は ◆j5jVuxWdss さんの小説です。
この話は5章から私が勝手に話を進行させたものです。
第7章  審判(前編)

朝、ルナマリアは早く目が覚めた。
3日間シャワーを浴びていないし、着替えても無い。
傷薬と汗のにおいなどであまりいい気分ではない。
今日は入浴をお願いしようかな。とルナマリアは思っていた。
今日から取り調べだから、きちんと服を着て座って待っていた。
連合の制服ってのはちょっと変だけど。

突然、完全武装の兵士が銃を持って入ってきた。
少なくとも10人はいる。
彼女は何が起こったのか分からなかった。
両手を頭の後ろに回され、ものすごく大きな手錠をかけられた。
男の兵士が「こいつはコーディだ。徹底的に武器を取り上げろ。
そして、完全に縛り上げろ」
と命令した。
彼女は手と足を大きな手錠と足錠で固定され、靴まで脱がされて、
上着を脱がされて、下着をめくると一人の兵士が
「こいつ、包帯を巻いてますよ」と叫んだ。
上官らしい男が、中に武器があるかもしれんといって、
腹や足などを徹底的に調べて、兵士が傷口を蹴り上げた。

「止めなさいよ。捕虜の負傷兵にこんな・・うっ」
抵抗しようとすると、口に布を押し込まれ、
正座をさせられ、全身をくさりで縛られた。
ルナマリアはシャツと短めのスカートだけで全身をしばられ、
腰にはリモコン式の電気ショックベルトを装着された。

「これから、このスパイを軍事法廷に連行する」と男が言うと、
彼女は台車で連行された。彼女はあまりものショックで何も考えることができなかった。

背の高い黒髪の女性仕官(>>11 )に男が敬礼した。
「ビダン大尉。スパイを逮捕しました。」と男が報告した。
仕官は「ご苦労」と一言だけ言って、ルナマリアを冷たい目で見た。
73ニコル書房:05/03/18 23:05:05 ID:ESulWrFO
>>72

裁判長役の軍人はまず、
「ミリアリア・ビダン二等兵。間違いないか?」と聞いてきた。

いきなりはじまった法廷にルナマリアはまだ呆然だった。
しかし、彼女は赤だ。冷静に状況を把握すると、
自分にスパイ容疑が課せられていることに疑問を持った。
それで、裁判長役の軍人をキリッと見据えた。
ルナマリアは「違います。」と答えた。
そして、自分は
「ルナマリア・ホーク、ザフト軍特務隊のパイロット、17歳」
と答えた。
検察役の軍人はあのやさしくしてくれた士官だった。
仕官は淡々と罪状を述べはじめた。
「被告人は、モビルスーツを操縦中に撃墜され、わが軍に捕虜となった。
しかし、連行中に一度逃走し」話を遮ってルナマリアが叫んだ「違います」
しかし、このさけびは裁判長に受け入れられず、裁判長の命令で口を
防声具で固定された。
仕官は淡々と、
「被告人は捕虜として連行後、取調べ中に脱走。その後、被告人を捕虜にした
日の戦闘で戦死したミリアリア・ビダン2等兵の軍服を着用。その証拠品が被告の
着ていた軍服です、先ほどの逮捕の時に破れているところもありますが、
被告人が着ていたことに間違いありません。」
「さらに、被告人のいた取り壊し予定の旧医務室の部屋に被告人が傷を手当てしたり、
食事をした後、それに被告の書いた手紙があります。」
「この手紙に、被告人はメイリン・ホークに自分が無事であるとの内容を書いております。」
「さらに、被告人はビダン2等兵になりすまし、まだ入隊初日で同僚とも顔が分からないことを
いいことにビダン2等兵になりすまし、不肖私と食事をしております。
そこでの写真がこれです。」
「なお、その時の会話は今にして思えば連合の主力の話や兵器の話ばかりをして疑わしいとは
思いましたが、気づくことができずに残念です。」
「以上の証拠から、ルナマリア・ホークがスパイ行為を行ったことは明らかであります。
また仮にスパイでないとして、捕虜となってからも医務室からの薬の強奪などは戦闘行為であり、
被告人には死刑が相当であると思います。
また、被告は捕虜になった後に脱走もしており、刑の即時執行も合わせて求めます」
と冷たくいい放った。
74ニコル書房:05/03/18 23:06:37 ID:ESulWrFO
>>73
第7章審判(後編)
ルナマリアは泣いた。やさしくしてくれた士官に裏切られたことが辛かったのと、
自分自身の甘さに腹が立った。でも、他の人には死刑が怖くて泣いていると思われていると
思うとルナマリアはさらに泣いてしまった。
そうすると泣き虫のメイリンのことを思い出したますます泣いた。
ルナマリアの頭では弁解できる余地がなかった。
けど、何か言おうと思った。
裁判官の指示で口の拘束具が取り外された。
ルナマリアは必死で、
「弁護人を呼んで下さい。」と叫んだ。
そうするとやさしかった士官の反対側から男性の声で、
「私はいるよ。でもこんなに証拠があるとね。
でもまあ・・
ええ、被告人にはザフト戦艦から捕虜の釈放の申し入れが出ております。
また、被告の違法な戦闘行為は薬と食料のいわば生きるための行為であり、
極刑の必要はなく思います。
あっそうそう、被告人を処刑する場合でも、被告の母、もとい姉のメイリンへの
遺書を残す時間の猶予を求めます。」
とルナマリアをこれでいいかねという顔で見下ろした。
彼女は隊長や艦長が心配して探してくれたことをよろこんだ。
それと同時にもう二度と会えないと思うと、つい先週アスラン隊長が
婚約者と一緒にいたのに嫉妬して仲直りしていないので、そのことを
謝っておけばと後悔した。

裁判長が「最後に被告人、どうしてわが軍でスパイ行為を行ったのか。
またその上官を言いなさい。それを公開するのならば温情もかけられますよ。」
とたたみかけるように言った。

ルナマリアは考えた。上官の名前?アスランの名前を出さば彼はどうなるか分からない。
タリア艦長にも迷惑をかけたらメイリンが悲しむ。
メイリンの顔しか思い浮かばず、彼女は
「メイリン、メイリン」と無意識にしゃべっていた。
裁判長は「メイリンが上官なのだね。このことを裁判記録に残し、後で証言するね。」
と言ってきた。
ルナマリアにはもうこうするしか方法が思いつかなかった。
「メイリンは私の妹です。メイリンに遺書を書かせて下さい。お願いします。」
裁判長は「スパイの罪を認めるんですね。」と念を押した。
ルナマリアは「はいっ」と崩れ落ちるように答えた。
75ニコル書房:05/03/18 23:07:50 ID:ESulWrFO
まだ最後におちがあります。
そこまではがんばります。
76ゴミ:05/03/18 23:16:21 ID:S+xsFibb
>>71の後

コツコツ
「えっ?」
ルナマリアは驚いた・・この時間は見まわりは無いはずなのに・・・
???「ルナマリア・ホーク少尉!」
「はっ・・はい!」
「明日これを付けて取り調べを受けろ」
ルナマリアは戸惑った、なぜならわたされたのは・・・男性器の形をしたソレだったのだ・・・・・・
「あの・・・」
「あ?」
「これを付ければ死ななくてすむのですか?」
「ん・・・・・気分しだいってとこか」
そう言い残すと男は闇に消えて行った・・・
77ゴミ:05/03/18 23:20:41 ID:S+xsFibb
エロいい?
78通常の名無しさんの3倍:05/03/18 23:21:03 ID:???
>>57
ブラックホークダウンならぬルナマリアホークダウン
79通常の名無しさんの3倍:05/03/18 23:31:55 ID:???
>>78
ワロス
80通常の名無しさんの3倍:05/03/18 23:56:18 ID:???
つまんねーなこのスレ
81通常の名無しさんの3倍:05/03/18 23:59:24 ID:???
ルナマリアのア★ナ★ルからウ●ン●コじ か ぐ いしたい
82通常の名無しさんの3倍:05/03/19 00:08:49 ID:???
>>77きぼんぬ!!
83通常の名無しさんの3倍:05/03/19 00:12:15 ID:???
ルナマリア・ホーク、ウンコ出るわよ!
84通常の名無しさんの3倍:05/03/19 00:13:19 ID:???
>>83空気嫁
85通常の名無しさんの3倍:05/03/19 00:28:39 ID:???
いつからルナ=ウンコになったんだ
86通常の名無しさんの3倍:05/03/19 00:43:17 ID:???
まぁお前らこれでも読んどけ

http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/shar/1099603152/624-636
87ルナマリアホークダウン:05/03/19 02:13:04 ID:???
すいません>>57>>78のネタで書かせてもらって良いでしょうか?

88通常の名無しさんの3倍:05/03/19 08:51:55 ID:???
消えていいよ
89 ◆j5jVuxWdss :05/03/19 10:22:16 ID:???
>>71>>75 実にいいねぇ!じゃんじゃん投下してちょ,( ´∀`)ワクワク

エログロ希望のみなさんはもうちょいまちな。
一通りかいたらスゴイの作るよ。,( ´∀`)エロエロ
>>87氏、いい案、素材をお持ちなら是非どうぞ 。,( ´∀`)かもーん

その他ネタも募集。正直参考になります。,( ´∀`)なるなる
90 ◆j5jVuxWdss :05/03/19 10:46:01 ID:???
エロの需要を見込み、予告編。 ,( ´∀`)コ○ヨの予告

アスランはフェイスとして、カーペンタリアに停泊中のミネルバと合流。
カガリが結婚式の最中にさらわれた一件を聞かされ呆然とするが、犯人が
キラたちだと知り、ひとまず安堵する・・・。この後ルナマリアはアスランに
思いを寄せるが、アスランは深入りを避けようとするが、煮えきらぬ態度をとる…。
それを、複雑な心境で見つめるメイリン。
なぜ、本編で3人はこのような関係になったのか?それには、理由があった。
それはアスラン着任の夜のことだった・・・。

現小説終了後に新小説と並行して投下しまふ。,( ´∀`)読めよ〜
91 ◆j5jVuxWdss :05/03/19 10:59:26 ID:???
連カキすまぬが、ニコル書房氏に相談だがエロの需要が高いので
エロ作成も並行することにしたが、エロだけはこのスレとは別スレで投下
したほうがええかな,( ´∀`)???
やはりこのスレはシリアス系でいくべきかな?
92通常の名無しさんの3倍:05/03/19 12:16:39 ID:???
ちんちん痒い
93ゴミ:05/03/19 12:40:37 ID:b8lVqHJ9
ルナマリアが死ぬ小説投下して
94通常の名無しさんの3倍:05/03/19 12:43:45 ID:???
>>91
エログロ無しのシリアス系が良い。
95通常の名無しさんの3倍:05/03/19 13:06:56 ID:???
>>91シリアス無しのエログロ系が良い。
96通常の名無しさんの3倍:05/03/19 13:16:05 ID:???
反吐が出ますね
97 ◆j5jVuxWdss :05/03/19 13:17:45 ID:???
スレ主です>>90の予告はやはり訂正します。エロ抜きでいきます。,( ´∀`)エロやーめた

>>93 素材、マテリあれば投下ねがいます。
>>94氏は私やニコル書房氏の作品読まれてますか?新シャアはシリアス需要が低い
のではないかと愚慮していますか。もし読まれているのでしたら忌憚なき批判
、指摘ねがいます。
その他、素材あれば皆さん投下ねがいます。私やニコル書房氏も参考に
しておりますので。
,( ´∀`)よろしくー
98ゴミ:05/03/19 13:35:40 ID:b8lVqHJ9
俺はミネルバに降りた時から狙ってる女がいる・・・
以前、射撃訓練の時いた女だ・・・
名前はルナマリア・ホークだったっけ・・
まあそんな事はどうでいい
俺のやりたい事は一つ
あの女を俺の奴隷にし・・・・・
欲求不満を解消する俺だけのおもちゃにするだけだ・・
カガリとのSEXは単調でつまらなかった・・
変態てきなプレイは拒否された・・
だが、あの女なら喜んでやらしてくれるだろう
あいつも俺に好意をよせてるのは解る

まあ、解れやすく言うと・・俺つまりアスラン・ザラは

「ルナマリアのア★ナ★ルからウ●ン●コじ か ぐ いしたい 」
99 ◆j5jVuxWdss :05/03/19 18:47:10 ID:???
保守
100ニコル書房:05/03/19 19:11:43 ID:uvpdQYcx
リコールのお知らせ。

第7章(>>72>>73>>74)を今、読み直してのですが、
これは最初に書いたもので、投稿用とは異なります。


謹んで第7章の改訂版を投稿します。
>>72>>73>>74の続きはご希望がありましたらここまで書いて
しまいましたので、展開が気になる方がいらっしゃいましたら
作成します。
まあ、改訂版とオチは基本的に同じですが。
101ニコル書房:05/03/19 19:16:37 ID:uvpdQYcx
>>71 からの続きです。
この話の1部から4部は ◆j5jVuxWdss さんの小説です。
この話は5章から私が勝手に話を進行させたものです。
第7章(改訂版)  審判 
第1節 検察取調べ  (1/2)

朝、ルナマリアは早く目が覚めた。
3日間シャワーを浴びていないし、着替えても無い。
傷薬と汗のにおいなどであまりいい気分ではない。
今日は入浴をお願いしようかな。とルナマリアは思っていた。
今日から取り調べだから、きちんと服を着て座って待っていた。
連合の制服ってのはちょっと変だけど。


何もすることがなく、待っているとルナマリアはミネルバのことばかり
考えてしまった。
私のザクはどうなったのかな?。私の捕虜返還要求はどうなったのかな?
とかを考えているといつの女性仕官が現れた。
手錠をされて、言われるままに取調室に入った。
まるで刑事ドラマに出てくるような部屋だった。
部屋には書記官のような軍人と、仕官の上司と思われるメガネをかけた男性仕官がいた。
ルナマリアは、恐怖を感じたが、今までの扱いを考えると多分大丈夫だろうと
思い動揺はしなかった。

取調べ、男性仕官と女性仕官の2人で、まず男性仕官が、
「ルナマリア・ホーク17歳、兵科はモビルスーツパイロットで間違いないね。」
ルナマリアは「はい」と答えた。
そして男の仕官は「この取調べは調書にとって後で君にサインしてもらう。
ここでの証言で即判決ということはないが、かなり重要な証拠となるので慎重に
答えるように。それから、君の発言はレコーダーに保存するよ。」
というと女性仕官がルナマリアの上着に小型マイクを取り付けた。

それから、女性仕官が今までの証言をタイプしてものを持って読みはじまた。
男性仕官は、冷静というよりも冷徹だったんで怖かったが女性士官になって安心できた。
捕虜になった当日の話からはじまって、ザクの知っている範囲の情報を話した。
ルナマリアはさすが赤だけあって、最重要機密は話さなかった。
それでも、連合はよほどザクに興味があるのかかなり時間が経った。
ルナマリアは仕官の読み上げた文章に、日付を書いてから
「私はこの文章の内容を証言しました。 ルナマリア・ホーク」
と何度も書いた。まあ、取調べの時より固い文章で書かれていたが
内容は同じなのでサインした。

男性仕官は「さてと、ノドがかわいたよ。あたたかいコーヒーを持って来てくれ」
と秘書官に命じて、ルナマリアに「君はココアでいいね?」
と機械的に聞いてきた。ルナマリアも疲れていたし冷えてきたので「お願いします。」
と言ってココアをもらった。
102ニコル書房:05/03/19 19:17:12 ID:uvpdQYcx
第7章(改訂版)  審判 
第1節 検察取調べ(2/2)

それから、男性仕官が「君が最初に来ていたパイロットスーツなんだが、
あれはもう処分しても構わないね。」
「モビルスーツは私たちで管理している。これが君の同意文書。」
「まあ、モビルスーツの処分を君が拒否するはずないか」
あと、「君の使っている日用品の受領書にもサインをね。」
と言ってまた書類を3枚出してきた。
仕官が「モビルスーツの名前をカッコの中に書いて、あとはサインだけでいいよ。」と言われた。

「後の取調べは答える義務は君にはない。これからの事を考えると話したほうがお互いいいが。」
と言って男性仕官は出て行き、若いルナマリアと同じピンク服の女性兵士が入ってきた。

そして、食事をしながらの取調べとなった。内容はアカデミーの話などを聞かれた。
女性兵士がその場でメモにペンを走らせていた。
食後もこんな感じだった。
仕官が「軍では何がしたい?得意なのは何?苦手なのは?」と聞いてきた。
ルナマリアは「射撃は苦手なんです。得意なのは情報処理かな。」
と照れながら答えた。
仕官は「そうなの。」と答えたあと、好きな食事とかを聞かれているうちに
取り調べが終了した。

裁判が明後日はじまるということを伝えられて、ルナマリアは部屋に戻された。
狭い部屋なのでけっこうゴミがたまっている。
シャワー浴びたかったなとか思いながらルナマリアは寝た。
103ニコル書房:05/03/19 19:27:32 ID:???
>>101 >>102は誤字脱字の修正がまだでしたので、
改めて手直しして投降しなおします。
こんな長い分を出すのは初めてですので、
不手際が多くてすいません。
104 ◆j5jVuxWdss :05/03/19 19:55:06 ID:???
ニコル書房キタ====( ´∀`)
いいよいいよ!どんどん続きおいで,( ´∀`)
展開的にはニコル氏のほうが漏れのよりおもろい,( ´∀`)負けた…


エロぬきで職人さんカモーーン,( ´∀`)
105ニコル書房(誤字修正版):05/03/19 20:04:08 ID:???
>>71 からの続きです。
この話の1部から4部は ◆j5jVuxWdss さんの小説です。
この話は5章から私が勝手に話を進行させたものです。
第7章(改訂版)  審判 
第1節 検察取調べ  (1/2)誤字修正版

朝、ルナマリアは早く目が覚めた。
3日間シャワーを浴びていないし、着替えても無い。
傷薬と汗のにおいなどであまりいい気分ではない。
今日は入浴をお願いしようかな。とルナマリアは思っていた。
今日から取り調べだから、きちんと服を着て座って待っていた。
連合の制服ってのはちょっと変だけど。


何もすることがなく、待っているとルナマリアはミネルバのことばかり
考えてしまった。
私のザクはどうなったのかな?。私の捕虜返還要求はどうなったのかな?
色々と考えているといつもの女性仕官が現れた。
手錠をされて、言われるままに取調室に入った。
まるで刑事ドラマに出てくるような部屋だった。
部屋には書記官のような軍人と、仕官の上司と思われるメガネをかけた男性仕官がいた。
ルナマリアは、恐怖を感じたが、今までの扱いを考えると多分大丈夫だろうと
思い動揺はしなかった。

取調べは男性仕官と女性仕官の2人で、まず男性仕官が、
「ルナマリア・ホーク17歳、兵科はモビルスーツパイロットで間違いないね。」
ルナマリアは「はい」と答えた。
そして男の仕官は「この取調べは調書にとって後で君にサインしてもらう。
ここでの証言で即判決ということはないが、かなり重要な証拠となるので慎重に
答えるように。それから、君の発言はレコーダーに保存するよ。」
というと女性仕官がルナマリアの上着に小型マイクを取り付けた。

それから、女性仕官が今までの証言をタイプしてものを持って読みはじまた。
男性仕官は、冷静というよりも冷徹だったので怖かったが女性士官の尋問だったので、彼女は安心できた。
捕虜になった当日の話からはじまって、ザクの知っている範囲の情報を話した。
ルナマリアはさすが赤だけあって、最重要機密は話さなかった。
それでも、連合はよほどザクに興味があるのかかなり時間が経った。
ルナマリアは仕官の読み上げた文章に、日付を書いてから
「私はこの文章の内容を証言しました。 ルナマリア・ホーク」
と次々に調書にサインした。調書には、取調べの時より固い文章で書かれていたが
内容は同じなのでサインした。

男性仕官は「さてと、ノドがかわいたよ。あたたかいコーヒーを持って来てくれ」
と秘書官に命じて、ルナマリアに「君はココアでいいね?」
と機械的に聞いてきた。ルナマリアも疲れていたし冷えてきたので「お願いします。」
と言ってココアをもらった。
106ニコル書房(誤字修正版):05/03/19 20:05:18 ID:???
第7章(改訂版)  審判 
第1節 検察取調べ(2/2)

それから、男性仕官が「君が最初に来ていたパイロットスーツなんだが、
あれはもう処分しても構わないね。
どんなパイロットスーツかをここに書いてサインして。」
さらに続けて
「モビルスーツは私たちで管理している。これが君の同意文書。」
まあ、モビルスーツの処分を君が拒否するはずないか
あと、君の使っている日用品の受領書にもサインをね。」
と言ってまた書類を3枚出してきた。
仕官が「モビルスーツの名前をカッコの中に書くことを忘れないでね」と言われた。
ルナマリアは黙った言われるとおりにサインした。

「後の取調べは答える義務は君にはない。これからの事を考えると話したほうがお互いいいが。」
と言って男性仕官は出て行き、若いルナマリアと同じピンク服の女性兵士が入ってきた。

そして、食事をしながらの取調べとなった。内容はアカデミーの話などを聞かれた。
女性兵士がその場でメモにペンを走らせていた。
食後もこんな感じだった。
仕官が「軍では何がしたい?得意なのは何?苦手なのは?」と聞いてきた。
ルナマリアは「射撃は苦手なんです。得意なのは情報処理かな。」
と照れながら答えた。
仕官は「そうなの。」と答えたあと、好きな食事とかを聞かれているうちに
取り調べが終了した。

裁判が明後日はじまるということを伝えられて、ルナマリアは部屋に戻された。
狭い部屋なのでけっこうゴミがたまっている。
シャワー浴びたかったなとか思いながらルナマリアは眠りに落ちた。
107ニコル書房:05/03/19 20:06:56 ID:uvpdQYcx
第7章 「審判」
第2節 開廷(1/2)

ルナマリアはシャワーをあびて、着替えの軍服を着て呼び出しを待った。
法廷に連れられて、被告人席に座らされてた。自分が入った瞬間に、
傍聴席がザワっとして、かなりの目線を感じた。
そう、この裁判は公開だった。
後ろにはザフト軍人が2人いた。一人は白服でもう一人は緑服の
少年みたいな男性だった。
その少年はかなり動揺していた。
多分、彼女が連合の制服だからびっくりしたのだろう。
ルナマリアは解放の期待をわずかに持った。

裁判長役の軍人が3人もいた。
検察は中年の男性仕官。弁護人は若い男性仕官だった。

裁判長が開廷を宣言して。
人定質問のあと、裁判長は
「あなたはわが軍で拷問や心理的圧迫を受けましたか?」
と聞かれた。
初日はひどい目にあったけど、あれはまだ戦闘中だったので、
「いいえ、墜落時の傷の手当もしていてだきありがとうございました。」
とルナマリアはおじぎをした。
それから「ゆうべはよく寝られましたか。疲れはありませんか?」
と聞かれたので、「大丈夫です。」と答えた。
「では、はじめてください」と裁判長は検察官に命じた。

検察役の検事が彼女が捕虜になった日の出来事から理路整然と話しはじめた。
もっとも、初日のあの拷問の話はなく、すみやかに投降して、手をあげて出てきた
ことのなっていたけど。
それから、兵器の性能の話は検察官が朗読できないとして、
裁判長と弁護人にだけ見せた。
これを読む間もルナマリアは立っていたのでけっこう疲れた。
体力的には大丈夫でもこんな雰囲気に慣れられるはずはない。

裁判長が、「これがあなたの調書ですが間違いないですか?」
「それと、兵器の性能について目を通して答えなさい。」
と裁判長に聞かれた。
間違いがないので、「その通りです。」と答えた。

判決かと思ったら、検察官が証人を申請した。
その証人はやさしくしてくれた女性仕官だった。
弁護人は連合の軍の高官とこの前の取調べのときいた女性兵士を証人申請した。
することのないルナマリアを無視して、法廷は再開された。
108ニコル書房:05/03/19 20:11:29 ID:uvpdQYcx
>>104
不手際の多い小説ですが、ご愛読ありがとうございます。
本線が元になってますから、これからもアドバイスをお願いします。

それでは、続きはまた明日に投稿します。
109ゴミ:05/03/19 20:18:51 ID:b8lVqHJ9
>>98

第一話「淫らな時間」

ハァハァ俺は今、あの女と話してる、もちろん俺が変態とゆう事は気ずいてないようだ・・・
話を切り上げあの女は自分の部屋へ行った・・・
メイリンとか言う妹が部屋に来る前に済ました方がいいな・・
俺は足音を忍ばせ気ずかれぬよう、背後に付いている
そして、あいつは部屋に入った・・・・
そして「ルナマリア!ちょっといいか?」
と、普通を装って部屋に侵入する事を試みた・・
「は〜い、いいですけど、何の用ですか?」
女はのこのことドアを開けて出てきた・・・
「ちょっと・・シンの事で聞きたいんだけど・・中に入っていいかい?」
「はい、どうぞ入ってください」
そう言うと女は手招きをし俺を中に入れた・・・
もう、ここまで来ると俺の作戦どうりだ・・・
後は、奴の妹が入れないように、ドアをロックするだけだ・・
もう、俺のソレは射精寸前まで膨れている・・あと少し・・あと少しで・・ハァハァ
110ゴミ:05/03/19 20:19:47 ID:b8lVqHJ9
俺の小説どうよ?
111通常の名無しさんの3倍:05/03/19 20:25:17 ID:???
自分のコテ読めば
112 ◆j5jVuxWdss :05/03/19 21:24:57 ID:???
本編です。ニコル書房氏とはべつなり,( ´∀`)よろしくー

六部 

ミネルヴァブリッジにて

タリアは依然としてルナマリアの消息が掴めないことに困惑していた。
墜落地点が敵国領内なだけに捜索は困難で、加えて作戦失敗により
沿岸部周辺の制空権を確保できず、捜索隊の派遣すらままならない。
救難信号を発したとしても、おそらくジャミングされて捉えることは無理だろう。
「ダメですね。」メイリンがディスプレイから顔をあげる。
「救難信号、連合からの通知はありません。この距離じゃ人体塩基探知もできません。」
この報告を再び繰り返す。事態は硬直したままだ。
ミネルヴァは敵の追撃をほうほうの呈でかわし続けた結果入り江付近から100キロ
以上離れてしまった。この距離では探知できないのも無理はない。
メイリンは膝の上で手を重ねディスプレイの一点をみつめている。
「メイリン、少し休みなさい。代わりを呼ぶから。あなた、もう20時間以上
働きっぱなしよ。明日になれば、何か分かるかもしれ
ない。休息も仕事の内よ。いいこと?」
タリア諭すように話す。
「いえもう少しだけ、ここにいます。」声は疲れきっていた。
「いいえ、これは命令です。やすみなさい。何かあれば知らせるから。」
「はい・・・。明日は少し早めに、そうですねえっと──0600までには・・・」

メイリンが席を立ったその時だった!
テキスト形式の通信が入る!辺りは緊張に包まれる。
識別コードが無い。連合側からだ。
メイリンは端末のキーを震える手で弾く。

・・・静寂が辺りを漂う。とても静かな。。
しかしそれはつかの間で直に切り裂かれることになる。   

メイリンは床に崩れ落ちた。そして嗚咽を漏らしながら
堰を切ったように涙を流し始めた。
タリアは通信に目を通す。

連合国軍通信技官 ロイ・J・クライヴ
戦時法規第62条4項の1による通達義務の履行
ミネルヴァ所属 ルナマリア・ホーク17歳 パイロット
上記の者の身柄を当軍は拘束した。
処分について
当局軍事法廷の判例慣習上、死刑を免れ得ないことから、
戦時法規第62条4項の15により刑執行後の遺体受領
について事前通達するものである。執行は1週間後以降
と推定され・・・

タリアはそれ以上読む気は起こらなかった。
113通常の名無しさんの3倍:05/03/19 21:46:33 ID:???
これのミーア版のスレさくせいだれかしてくれないかな〜^^;
114ニコル書房:05/03/19 22:28:28 ID:uvpdQYcx
>>112
さすが本家ですね。
どうしてルナマリアが死刑になるのかはやく
知りたいです。

この調子でがんばってください。

>>113
ミリィ(ミリアリアハウ)なら考えます。
115通常の名無しさんの3倍:05/03/20 00:06:26 ID:???
コテの馴れ合いがうざい件について
116通常の名無しさんの3倍:05/03/20 00:20:58 ID:???
ハゲド
117 ◆j5jVuxWdss :05/03/20 05:24:35 ID:???
スレタイミスったな・・・反省。。
118 ◆j5jVuxWdss :05/03/20 05:50:48 ID:???
>>114 ルナ以外でも桶だからミリィ作ったらぜひ投下してちょ。
てなわけで今日卒業式だぁ,( ´∀`)飲むどー
119通常の名無しさんの3倍:05/03/20 11:11:48 ID:???
何この糞スレ
120通常の名無しさんの3倍:05/03/20 11:55:02 ID:???
>>119 じゃあ来んな
121通常の名無しさんの3倍:05/03/20 11:57:10 ID:???
>>120
頭大丈夫?
122通常の名無しさんの3倍:05/03/20 13:29:52 ID:???
>>120
warosu

ここが、お前の憩いの場だったかw
123通常の名無しさんの3倍:05/03/20 14:29:51 ID:???
コテの馴れ合いが気持ち悪くて吐き気がします
124 ◆j5jVuxWdss :2005/03/21(月) 14:23:48 ID:???
ちょっとageとこう,( ´∀`)二日酔いした・・・
125ニコル書房:2005/03/21(月) 16:58:26 ID:HkCGPQJp
第7章 審判
第3節 思いがけない連絡

>>106
ミネルバブリッジ。
いつもと違って活気がない。
昼食を終えたタリアが帰っても、ブリッジでは事務的なあいさつだけが交わされた。
いつもは通信担当のおしゃれで明るいメイリン・ホークが
ムードを作ってくれるが、今日の彼女は自慢の髪も少しみだれ、
制服もシワシワで、声もかれて、美人の人気者とは思えない。
それは彼女の姉がであるMSパイロットの「ルナマリア・ホーク」が
前の戦闘で行方不明だからだ。
もう3日になるが艦長のタリアは「MIA」の認定をせず、彼女からの
連絡を待ち可能な限り通信を試みた。
ルナマリアの行方不明時、必死で取り乱すのを抑えて任務を行う
メイリンに対してとてもMIAと言えなかった。
タリアは「艦長失格ね」と心の中でつぶやいた。

そうしていると、ディオキアから緊急連絡にブリッジがざわめいた。
メイリンが応対したが、すぐに艦長に交代するようにと言われたので、
メイリンは不安気な顔でタリアに回線を回した。
回線からは司令官の声で
「タリア艦長、ルナマリア・ホークはいるか?」
と尋ねられた。
「ただ今、彼女のMSとの通信が途絶え、現在通信を試みております。」
とタリアが答えると、司令官が
「やはりそうか。」と答え司令官は沈黙した。
タリアも、一緒に聞いていたメイリンも不思議に思った。
いくら赤でもMS一機のためにどうして司令官自らがこのような
連絡をよこすのだろうかと不思議に思っていると、司令官から
「彼女は連合の捕虜になっている。審判をするからザフトからも
立会いを求めると少し前に連絡があった。駐在武官を2人向かわせている。」
タリア艦長はメイリンのほうを少し見てから、
「ご迷惑をかけて申し訳ありません。よろしくお願いします。」
と言うと司令官が、
「ではまた追って連絡する。」と言って通信を切った。
126ニコル書房:2005/03/21(月) 16:59:03 ID:HkCGPQJp
第7章 審判
第4節 かすかな期待と不安


この司令官からの思いがけない連絡により、
メイリンは笑顔を見せた。
しかし、タリアは表情を変えずたしなめるようにに言った。
「メイリン。まだ喜ぶのは早いのよ。私達はザフト軍人。
私も、あなたも、もちろんルナマリアも。そのことを忘れないように。」
その言葉を聞いたメイリンは「はい、艦長。」
と答えた。メイリンにはルナマリアがすぐには帰されないから、
すぐには会えないがガマンしろというように、喜びすぎている自分をたしなめた
のだと思った。
タリアは自分の言葉の意味が通じていないのが分かった。
こういう場合は、捕虜解放と交換条件が出されるのだ。
現役パイロットとの交換条件なんてザフトは飲むのだろうか?
しかし、司令官が交渉人を出すということは多分大丈夫なのだろう。
まだ純粋さの残る少女に政治の話までして無用な心配をさせるより
彼女を休ませてあげようとタリアは自分を言い聞かせた。
そして、タリアはメイリンに
「あなたはもう休みなさい。よく働いたわ。明日は艦内で代休を認めます。」
とメイリンに言うと、彼女は
「ありがとうございます。艦長。」と愛嬌のある敬礼をしてブリッジを後にした。

第7章「審判」
第2節 開廷(1/2)につづく(>>107
127ニコル書房:2005/03/21(月) 17:01:39 ID:HkCGPQJp
>>107
投稿が遅れてすいません。
ちょっと構成を変更したので書き直してました。
本当は最後にまとめて書こうと思ったのですが、
読み返してみて、なぜ連合の裁判所にザフト軍人がいたのか
説明しないと分からないのでここで先に書きます。
この順番で読んでいただければよろしいかと。

章番号でいうと複雑ですが、
>>105
第7章(改訂版)  審判 
第1節 検察取調べ  (1/2)誤字修正版

>>106
第7章(改訂版)  審判 
第1節 検察取調べ(2/2)

>>125
第7章 審判
第3節 思いがけない連絡

>>126
第7章 審判
第4節 かすかな期待と不安

>>107
第7章 「審判」
第2節 開廷(1/2)

未定稿(校正中)
第7章 「審判」
第2節 開廷(「2」/2)

それでは、長文ですがよろしくお願いします。
128 ◆j5jVuxWdss :2005/03/21(月) 18:07:43 ID:???
ニコル書房氏も来たね。オラも投下ずら,( ´∀`)ズラズラ。まだ二日酔い…

七部 葛藤(前編)

基地の規模はそれほど大きくはなかった。
施設機材や設備も決して最新の物とはいえず、
年季の入った端末、色はげしている格納庫などは
珍しくもなく、高らかと銃口を空に向ける高射砲の幾つかは
稼動するのか疑問なほど古い物だった。
─基地内部連絡通路にて─
基地二階本棟から別棟の収容施設に向う途中士官は何か思い
出したように立ち止まり護送している大柄な兵士にこう言った。
「ちょっとここで待ってなさい。施設長に捕虜収監の許可と申請
をしてくるわ。捕虜の護送なんてしたことないから忘れてた。」
といって来た道を反転し早足で行ってしまった。
しばし、その場に沈黙が流れる。時折、下士官クラスの兵士や
メンテナンスクルーが通るがその視線は冷たい。
「いたっっ!」後ろからかなりの勢いでぶつかられ、ルナマリアは
床に手すりに腹部を強打し倒れこむ。
手が自由に動かせないためうまく受身がとれない。
「どこに突っ立ってんだ!コーディネーターめ!」
書類を持った男は吐き捨てるように言って去っていった。
ルナマリア言い表せないほどの不快、悲しさを感じた。それは
いままでに感じたことの無い怒りや不安、恐怖、いや、それを的確に表現
することはできない。強いて言えば甘い初恋の対極に位置するものと
でもいうべきだろうか。初めて出会う憤りと恐怖。
男の暴言は未だ自分の中に存在したことのない
新たな感情を彼女にもたらせた。ルナマリアは手に拳をにぎり
ゆっくりと立ちあがる。そして壁にもたれかかった。
「気にする必要はない。」
護送の兵士が静かに呟く。
「いろんな人がいるから」
少しの沈黙の後兵士は続ける。
「捕虜に優しい人もいる。うちの隊長みたいにね。でも・・・」
兵士は急に口を閉ざした。向こうから士官の姿がみえる。兵士は
横を向き姿勢を正し仕官に敬礼した。
「いきましょう」一向は別棟へ向って進みはじめた。
129ルスマン大佐 ◆eRoSb2kCMY :2005/03/21(月) 18:08:27 ID:???
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/shar/1109894523/l50
お前ら俺の城に来い。家来になれ。
130通常の名無しさんの3倍:2005/03/21(月) 18:14:37 ID:???
展開遅いのが難点やな
131通常の名無しさんの3倍:2005/03/21(月) 18:20:06 ID:???
          \        作             /
          \       る    ∧_∧ 家  /
             .\       な γ(⌒)・∀・ )..来 /      ぅぉぇっぷ
大佐潰し↓       \    っ.(YYて)ノ   )   ./       〃⌒ ヽフ
  ∧_∧大佐潰し>>>129 !    | | |   /       /   rノ
 ( ´∀`)           .\      (__)_) /       Ο Ο_)***
 (   /,⌒l              \      ∧∧∧/     『城に引き籠る精神病者・>>129
 | /`(_)∧_0.        \   <   ま > やたら家来を作ろうとする基地外。
 (__)(゚∀゚; )⊃⌒⊃←>>129 \ <>>129  >毎日相手にされず、ウザいレスを続ける。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~    <    た >
―――――――――――――――<      >―――――――――――――――――――――
        ___ オラッ!       <か    >          ハハハ
    ドッカン |   | 出て来い悲惨な>>129∨∨\          ∧_∧
    ∩∩  |   |   |  ∩∩     /\ │ /\        ( ^∀^)<あほか
   | | | |  |   |   |  | | | |     /  / ̄\    \     ( つ ⊂ )
  ..(  ,,) .|   |   | (・x・ )   / ─( ゚ ∀ ゚ )─   \    .)  ) )
  /  .つ━━ロ|ロ ドカン l   |U  /    .\_/      \  (__)_)     (^∀^)ゲラゲラ
〜(   /   |   |   |⊂_ |〜./    / │ \       \    『ニセ大佐の総合商社・>>129
  し'∪   |   |   |   ∪ /  大佐〜   大佐〜    \毎日何処かのスレで家来を作る>>129
          ̄ ̄ ̄ ̄     /  .∧__∧      ∧__∧      \家来を作る事しかできない白痴。
      ガッキーン       /  ( ゚∀゚ )    ( ゚∀゚ )
132ニコル書房:2005/03/21(月) 18:53:37 ID:HkCGPQJp
第7章「審判」
第2節 開廷(2/2)

傍聴席にいた証人が証人席に入廷した。
ザフトの白服の軍人は驚いた。
緑の少年兵がその様子を見て「どうされました?」
と聞くと、白服の上官軍人は「いつもと違う。静かに」
と注意したが少年兵には上官がかなりあせっていたのが分かった。
普通はここで裁判は中断し、取引が始まる。
上官はあらゆる場合を全力で想定した。

2人のザフト軍人のこんなやりとりの間に、尋問がはじまっており
女性兵士はメモを取り出していた。
それで、ルナマリアが射撃が苦手であることや、
情報処理が得意であること。軍ではパイロットをしたいといった将来の
希望を話したことを証言させ、いかにルナマリアが素直に取り調べに応じたかを
証言させた。
ルナマリアがこの証言を認めると、検察は何も聞いてこなかった。
証言が終わると女性兵士は退廷した。

次に軍の高官が証言台に呼ばれた
その最初の一言を聞いた時、彼女は頭が真っ白になった。
高官はこう証言したのだ。
「私は彼女のわが軍への入隊を許可いたしました。
裁判長、彼女は取り調べにも協力的であり、
二重スパイの疑いもありません。
どうか、捕虜の身分から解放していただきたい。」
ルナマリアは激しく動揺し、「待って下さい。
私はザフト軍人です。」と懸命に叫んだ。
しかし、裁判長に静粛にと言われ連合の兵士に取り押さえられた。
133ニコル書房:2005/03/21(月) 18:55:12 ID:HkCGPQJp
>>132の続き(分割投稿です。)

拘束されたルナマリアを指指して検察が大声で主張した。
「先ほど、当法廷に提出された捕虜の『志願宣誓』『ザフトの離脱宣言』
それに、今回の匿名モビルスーツの性能と名称を彼女は自ら記入し、
サインしております。しかし、彼女は後ろにザフト軍人がいると
その宣誓を否定しています。」
ここには、ルナマリアのこの前サインした<連合の制服の受領書>と
<パイロットスーツの廃棄の承認の用紙>があった。
前者は彼女がサインをしてのは裏で、表は宣誓書だった。
わが軍に宣誓書まで提出した上に自分はザフト軍人であるなど、
これはスパイ行為であります。
直ちにこの捕虜、ではなくスパイを逮捕し、わが軍の軍事法廷で処罰すべきです。」

法廷にいただれもが驚いた。傍聴席から、「これだからコーディネーターは
うさんくさいんだ。」とか「パッチワーカーめ」など罵声が飛んだ。
ザフトから来た2人の軍人は「これは何かの間違いだ」としか反論できなかった。
乱闘寸前になったので、連合軍の公安が飛び出してむりやり傍聴人を外へ連れ出した。
ルナマリアは再び連行された。
134通常の名無しさんの3倍:2005/03/21(月) 21:37:02 ID:???
はよエロ書け
135通常の名無しさんの3倍:2005/03/21(月) 21:56:47 ID:???
>>134空気嫁
136 ◆j5jVuxWdss :2005/03/21(月) 22:08:05 ID:???
ageとこ,( ´∀`)
137 ◆oz3t44D1JY :2005/03/21(月) 23:05:42 ID:???
>>87ではないがちょっと書いてみた

 EC73年、地球連合とプラントは全面戦争に突入した
 地球連合は、各地で敗退を重ねていた
 リビアはトリポリの地球軍拠点もプラントの民兵組織ザフトに奪取された
 以後、トリポリは、ザフトにより統治される筈だった

       LUNAMARIA HAWKE DOWN
 
 先住民族の族長エイシスは、武力による抵抗を決意
 地球軍の残したMSと裏ルートで入手した各種火器を武器に地元民による民兵を組織
 ザフトに対してゲリラ戦を展開していた
 戦力の大半を主戦場に展開していたザフトは、多大な被害を被った
 死者は20人を超えた
 民兵討伐の為、ザフトはMSの投入を決定
 ディオキアでの休暇を終えたミネルバ隊がトリポリに展開した

トリポリ郊外の砂漠 レセップス級地上戦艦作戦室
「では、作戦の概要を説明する」
トリポリ統治にあたっていたハルクマン隊の指揮官であるウィリアム・ハルクマン隊長が、作戦室のトリポリ周辺の地図の前に立っている。
「情報によればエイシス民兵の幹部が地球連合軍の浸透工作員とトリポリ市街のある建物で会談を行なう。我々の任務はそれを拉致する
ことだ。拉致は、我々の空挺歩兵部隊が行なう。ヘリと装甲ジープにより目的の建物を包囲し、強襲する。
ミネルバ隊には、周辺の警戒を担当してもらう。ただ…戦艦からの支援は無い」
ここで、椅子に座ってハルクマンの指示を聞いていたミネルバのMSパイロット、シン・アスカが手を挙げた。
「なぜですか!?」
「評議会からの命令だ。目立つな。スマートにやれだと…とにかく、戦艦、航空機から支援はできない。歩兵部隊の支援はMSと我が隊直轄の特殊作戦用輸送ヘリのマシンガンのみだ」
ここでハルクマンは、横で座っている男を指さした。
「こちらのヘルズが、上空のヘリから指示を出す。彼の指示に基づいて行動してくれ。火器の使用は交戦規定を遵守。ようするにむこうが撃ってくるまで撃つなということだ。ほかになにか質問は?」
反応は無い。
「作戦の開始は1時間後だ。解散」
ハルクマンはそう言うと、作戦室をあとにした。

続かないかもしれない
138 ◆j5jVuxWdss :2005/03/21(月) 23:14:12 ID:???
>>137おおっとぉ!!続きこいこい,( ´∀`) オイデ
139通常の名無しさんの3倍 :2005/03/21(月) 23:17:51 ID:???
このスレの小説の内容は悪くないけど、
誰のどの話か分かりにくい。
140海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/21(月) 23:59:26 ID:???
このスレは私、ニコル書房氏、 ◆oz3t44D1JY 氏の3つの作品が存在します。
ひとが増えたのでトリップとは別にHNつけます。
◆j5jVuxWdss →海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss

海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss は>>1>>11>>27>>58>>67>>112>>128 の七部です。
改定はないので↑の順番でOKです。

ニコル書房氏は私の5部からの派生番です。丁寧に改訂版も出されてます。分量が私の
より多く精力的に書かれています。

◆oz3t44D1JY 氏は>>137からで、次回作が期待されます。

ニコル書房氏へ→
お手数かけますが手の空いてるときに、ご自分の作品の序列整理を願います。
読者が私のとニコル書房氏のがごっちゃになってるケースがあるようです。

◆oz3t44D1JY 氏へ→
連載期待しております。他の作品と混同されないよう、HNの設定や
他の作品と明確に区別できるよう工夫をおねがいします。

読まれているかたでその他指摘があればおねがいします。


141通常の名無しさんの3倍:2005/03/22(火) 00:04:16 ID:???
139じゃないけど、丁寧にありがとう。
とても読みやすくなった
142 ◆TJ9qoWuqvA :2005/03/22(火) 01:43:03 ID:???



 ガルナハンより北方に位置する都市には開戦以降駐留する地球連合軍が駐留していた。
連合軍の内訳は主に東アジア共和国から派遣されて来た陸軍部隊で、ユニウスセブン
落下テロで被災した人々への人道支援を開戦後も引き続き行っていた。
 共和国軍はこの地に大量の支援物資と共にやってきた。彼等がまず行った事は
破壊されたインフラの整備や、住民の生活の再建を支援し都市住民の支持を得る
事だった。幸いにもこの都市を支配する部族が親連合派であった事もプラスとなっていた。

ガルナハンを攻略し、意気揚揚のレジスタンスは次の攻略目標をこの都市に
定めた。

 しかし、都市に攻撃を行ったレジスタンス達は三つの驚くべき事実を見た。
一つ目は、熱烈に連合を支持する都市住民達。そしてもう一つはその都市住民達が
連合軍を守っている。最後に、その都市住民によって作られた民兵組織がMSを
保有していると言う事だった。

 これまでレジスタンス達は数回に渡って攻撃を仕掛けたが連合軍と
戦う前に、強力な民兵組織によりことごとく撃退されていた。
テロ・ゲリラ戦を仕掛けるにも都市住民の支援が受けられないため
不可能だった。

そこでミネルバ隊、及びザフト軍にレジスタンス達は協力を要請した。
レジスタンスとの共同作戦によりこの都市を攻略するのだ。
143 ◆TJ9qoWuqvA :2005/03/22(火) 01:43:52 ID:???

――――――――しかし。

 この都市はガルナハンと決定的に違うものがあった。ガルナハンでは
強引な政策を行った連合軍に対する反連合感情が強く、地元のレジスタンスの
協力を得る事が出来たが、この都市は連合派の”巣窟”であり、今でも各地から
連合派が流入し続けているのだ。

ここで言う連合派とは主に連合に協力する部族。先住民族及び少数民族。
そして都市住民等である。彼等の中にはザフトを味方につけたレジスタンスの
攻勢により他の地域から逃れてきた者も多く居た。

彼等は合同して民兵組織を結成し鉄壁の守りを固めていた。


 都市ではつい先日、地元部族の族長と聖職者等の呼びかけで集会が開かれ。
ガルナハンで連合軍の兵士が虐殺された事を痛烈に批判した。

『ザフトとそれに協力する者達を許さず、連合軍を守る』

集会で民兵組織の司令官は決意を述べた。


・・・・・続く・・・かも。
144海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/22(火) 02:19:28 ID:???
>>143 つぎの投稿を期待いたしますズラズラ,( ´∀`) ヨロシュウ

次の投稿からトリップと別にHNの設定と、他の作品との混同を避けるように工夫をお願いします。
だいぶ職人さんが増えてきて感激ずら,( ´∀`)アァ・・・
145ニコル書房:2005/03/22(火) 05:52:44 ID:kGhVH6vu
>>144
>他の作品との混同・・・
そうですね。特に私のはひどいですから。
次回から少しずつですが改良していきます。

それから、これからの話の展開の希望ですが、
「ミネルバ視点」と「ルナマリア視点」のどちらがいいですか?
ご意見をいただいても諸般の事情から採用できるかどうかはわかりませんが、
他にも希望があればどうぞ。
146通常の名無しさんの3倍:2005/03/22(火) 09:20:06 ID:???
>>137Eが余計な希ガス
147海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/22(火) 09:20:37 ID:???
>>145私は「ミネルバ視点」と「ルナマリア視点」の並行に一票(ノ゜▽゜)
自作の参考にしたいので。ニコル書房氏の仔細な背景描写は勉強なりますズラ。。
148通常の名無しさんの3倍:2005/03/22(火) 10:31:15 ID:???
痛いな
149通常の名無しさんの3倍:2005/03/22(火) 11:36:54 ID:???
このスレの性格上、マターリだろうが多分1000は突破するだろう。
そのときはスレタイを何とかした方が良いと思う。
現在のスレタイではエロSSか何かと思わない方がオカシイ。
かなり先走りなのは承知だが、あえて言わせてもらった。

>>1GJ!
150海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/22(火) 12:39:32 ID:???
>>149サンクス,( ´∀`) ズラズラ
確かにスレタイミスったと反省…。。。
151ゴミ:2005/03/22(火) 17:03:10 ID:XT0Wy3hP
つまんねースレ
152ニコル書房:2005/03/22(火) 17:25:20 ID:kGhVH6vu
ニコル書房です。
この小説は私が海辺のカフカ氏の小説に片乗り入れしています。
それで、どのように進行しているかをフローチャートにしました。
カフカ氏の小説をK、私の小説をNで説明すると

海辺のカフカ氏(本線)

K序論 ☆ルナマリア地上戦にて拘束★(>>1

K第二部 (>>11

K第三部  ミネルバ艦内にて (>>27

K第四部 牢獄(>>58

  ↓     →(ニコル書房へ) →      N 第5章異聞  取調べの恐怖 (>>63>>64)


K第五部 道(>>67) N 第6章 ひと時の休息(>>71 )
↓ ↓
K第六部  ミネルヴァブリッジにて (>>112) ※72‐74は話が中断してますので読み飛ばしてください。
↓                        ↓
K第七部 葛藤(前編)(>>128)          >>105 第7章に接続。
                          詳細は下のレスで
153通常の名無しさんの3倍:2005/03/22(火) 17:25:58 ID:5VIPlm4L
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1073610752/l50
このスレの492が殺人予告してます!!スレの内容が内容な
だけに信憑性が高いです!!!!通報祭りはもう始まってますよ!!
みんなとりあえずスレにGO!!
154ニコル書房:2005/03/22(火) 17:27:58 ID:kGhVH6vu
>>152
上のレスは少しずれてますけど「K」と「N」で見分けてください。
すいません。

章配置の特別に複雑な第7章の詳細な順番です。

>>105
第7章(改訂版)  審判 (ルナマリア視点)
第1節 検察取調べ  (1/2)誤字修正版

>>106
第7章(改訂版)  審判  (ルナマリア視点)
第1節 検察取調べ(2/2)  

>>125
第7章 審判
第3節 思いがけない連絡  (メイリン視点)

>>126
第7章 審判
第4節 かすかな期待と不安 (メイリン視点)

>>107
第7章 「審判」      (ルナマリア視点)
第2節 開廷(1/2)

>>132>>133
第7章 「審判」      (ルナマリア視点)
第2節 開廷(「2」/2)

第8章へ続く

節の番号がおかしいのは黙認してください。
これからは注意します。
また、これからルナマリア視点とメイリン達がおかしな形で混在している
ので、すいませんがこの順番で。
155海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/22(火) 17:53:13 ID:???
>>154 おつかれさまです。すごく見やすくなりました。,( ´∀`) ズラズラ
次回作期待しておりますでふ,( ´∀`)ワクワク
156ニコル書房:2005/03/22(火) 18:00:25 ID:kGhVH6vu
>>155
普段は第7章のようになった場合、第7章の2第1章(1)<○の中に1>
<>は機種依存文字です。
のように書いて、清書のときにちゃんと章番号を打つんですが、
記録に残るものの連続小説は一度出してしまうと訂正が利かないので、
まだ全部完成しないうちに出して行くととんでもないことになりますね。
反省します。
157通常の名無しさんの3倍:2005/03/22(火) 21:04:31 ID:???
あのー
つまらないし見てて不快だから下げてくれません?
トリップつければ済むことでしょ?>ニコル書房さん
158通常の名無しさんの3倍:2005/03/23(水) 00:20:13 ID:???
じゃあ透明アボすりゃいいだけじゃねーか
159ゴミ:2005/03/23(水) 01:03:53 ID:koYv3zA9
エロ期待したんだけどなぁ・・・・・・・・・







ここの小説つまんねぇ
160通常の名無しさんの3倍:2005/03/23(水) 01:10:51 ID:???
ゴミさんへ。
エロ小説です。

>>1
兵士は言った。
「最近、女房ともお留守だ。」
「オレもだ。」
「コーディ女なんか別にやってもいいだろう。」
「オレはこんなガキは要らね」
その時、下士官は
「よし、みんな順番にやれ。なあに、これだけ破損したMSだ戦死したように
偽装すれば問題ない。ザフトはもちろん司令部にバレたらやばいぞ。」

これは、ルナマリア戦死の真相あばくため、軍を抜けその実態を調査した
メイリン・ホークの執念のドラマである。
161ゴミ ◆UUAeo6JVfM :2005/03/23(水) 01:15:14 ID:koYv3zA9
イイね!





つずきチンポ握ってまってるよ
162ノーン ◆TJ9qoWuqvA :2005/03/23(水) 01:37:35 ID:???
>>143からの続きです。



「……以上の事から、この都市に協力者は居ない。そう考えて良いだろう」

 ミネルバ艦内の会議室で都市の地図を指差しながらザフト軍特務隊フェイスに所属する
アスラン・ザラはシン・アスカ、ルナマリア・ホーク等パイロット達に今回攻略する都市の
状況を説明していた。前回はシンとアスランの活躍とレジスタンスの協力によりローエング
リンゲートを破壊しガルナハンを陥落させる事が出来た。

 だが今回、シン達が攻略を行うのは連合に付いた人々が支配する都市だ。
地元のレジスタンスの協力を得る事は出来ない。

「続いて、作戦の概要を説明する」

スクリーンの画面が切り替わり、都市の図形が映し出される。図形には
連合軍の駐留する基地が青色で表示されている。

「先ほども説明したとおり敵民兵はMSを保有している。と言っても
 前大戦型で旧式のストライク・ダガーだがな。性能だけを見てみれば
 セカンド・ミレ二アムシリーズであるザクの敵ではない。だが如何せん
 その数が多い」

その時、パイロット達から明らかに馬鹿にしたような声で
「ナチュラルなんて数さえなければ俺達の相手なんかならねぇよ」とか
「相変わらず数以外取り柄のない奴等だな」と言った声が挙がった。
163ノーン ◆TJ9qoWuqvA :2005/03/23(水) 01:39:00 ID:???
2

 開戦以降、ザフトはその高性能なMSとコーディネイターの能力を持って
世界各地で連合軍を敗走させていた。その快進撃はモビル・ジンに支えら
れた前大戦時のそれに匹敵すると言われていた。そんな中でザフト軍の中
には大なり小なりナチュラルを見下し、過小評価する慢心が芽生えていた。

「調子に乗りすぎだ。ナチュラルだって決して無能ではない」

 ふざけ合うザフトパイロット達をアスランは戒める用に言うがザフト兵達の
表情は自信と余裕に満ちていた。シン・アスカやルナマリア・ホーク、さらに指揮官
でさえ言葉にこそ出さないものの、表情には明らかに余裕が見られる。

それもそのはず、オーブ沖海戦、インド洋での戦い、続くガルナハンでの戦いと彼等は
は常に勝ち続けてきた。特にインド洋の戦いでは連合軍の最新鋭MSウィン
ダム30機をインパルスガンダムとセイバーガンダムの二機で全滅させたのだ。


ましてストライク・ダガーなんて…と思うのは無理もない事だろう。





だが、彼等はこの時点で気付くべきだった。その”強くて優秀なコーディネイター”を
生み出したのは誰であるのかと言う事を。

そして、この慢心が後に取り返しのつかない事態を招くと言う事を
彼等はまだ知らない…。
164ノーン ◆TJ9qoWuqvA :2005/03/23(水) 01:41:11 ID:???



 ミネルバの艦首ハッチが開き、MS隊が発進して行く。
ゲイツR、ザク・ウォーリア等が次々と砂塵の上に降り立つ。

 コクピット内で待機しているパイロット達の顔はこれまでと変わらず明るかった。
機体の無線を通して他のパイロットと会話をしている者も居る。
平均して若いパイロット達は今回の相手がストライク・ダガーと聞いて
拍子抜けしていた。

「どうせだったら俺のスコアの五機目の機体はウィンダムが良かったな」
「連合の奴等、都市に篭って出てこねぇからな」
「ダガーなんてジンでも余裕だろ」
「一対一じゃ勝てないから数だけが頼りなんだよな」
「ほんとナチュラルって弱くて馬鹿でどうしようもない奴等だな」
「その上妬みは俺等の数倍」

並行して走る陸上戦艦からも次々とバクゥ、ジン・オーカー、
カズウートと言ったMS郡が出撃して行く。

「徹底的にやって良いのだな?」

陸上戦艦の艦橋で指揮官は副官に質問した。如何にもエリート風の
副官は眼鏡のズレを指で直しながら答えた。

「はい。司令部からも民兵の徹底的な掃討を行うようにとの事です。
 と言ってもこの街は連合派が多いですから、最悪の場合、殆どの
 市民を掃討する事になるかもしれませんね。ま、そうならないように
 一応の配慮はしますが…」
165ノーン ◆TJ9qoWuqvA :2005/03/23(水) 01:42:55 ID:???

副官の静かな声に指揮官は多少、目元を曇らせる。

「…張り巡らされた道路という道路にMSを配置してローラー作戦…。
 その前にまず空からディンとバビ、対地ミサイルによる航空攻撃か…」

上空を数機のディンに護衛された可変MSバビが通過して行く。

その後、コアスプレンダーがミネルバから発進し、チェスト、レッグも
それに続く。続いて、アスラン・ザラの登場するセイバーが、そして最後に
赤と白のザクが発進して行く。

灼熱の太陽の光りが降り注ぐ砂漠に、巨大な鋼鉄の巨人と獣が
降り立ち、都市に向け進撃して行く。

彼等の長い一日の始まりであった…。



続く…。
166通常の名無しさんの3倍:2005/03/23(水) 18:03:22 ID:???
シホの捕虜SS考えた方が絶対オモロイ気がス
167ニコル書房:2005/03/23(水) 22:16:38 ID:???
どうもお久しぶりです。
次回予告です。

第8章  姉妹の縁

ルナマリアは再び部屋に戻された。
ただ、部屋でも前手手錠が外されることはなかった。
ルナマリアは何が起こったのか2日たっても分からなかった。
食事は女性仕官に変わって男の兵士が持ってきた。
受け取りにくいことを知りながら、乱暴に突き出すので、
スープや水がこぼれた。
しかし、全くすることの彼女はお腹が減らず、いつも少しだけ食べて残した。
残すたびに兵士が
「好き嫌いしやがって。」とかいつも暴言をはいて持っていった。


そんな時メイリンのいるミネルバでは・・・。
168海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/24(木) 12:58:19 ID:???
忙しくてなかなかアップできんよ,( ´∀`) ちくしょ〜
ノーン氏>>164設定細かいね。ずっと客観視点でいくのかなぁ?
169海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/24(木) 13:11:28 ID:???
七部 葛藤(中編)



─別棟二階捕虜収容施設にて─

捕虜の収監所は別棟二階に位置し、稼動率のわりには二階の半分以上を占める広さ
だった。実質は倉庫として機能しているらしい。ルナマリアは幾つかある独房
の一番奥の部屋に収監されることになった。周囲の部屋に人の気配は無く看守も見当たらない。

埃っぽさはするものの、室内は広く明いうえ、衛生的で独房というイメージとは程遠い。
ユニットバスに書き物用の小さな
机と小さなベットと椅子が2脚。さしずめ、安ホテルといったところだろうか。
おそらく今まで一度も使われたことがなかったのだろう。
これから銃殺される私にはもったいない。士官さんの気遣いに感謝、彼女はそう思った。
入室した後鈍い施錠の音がする。
「まだどうなるか分からないけど、今日明日にズドン!なんてことはないから
安心なさい。この部屋の連絡係には私の隊の新米がすることになってるから。
女の子よ。歳も若いし話も合うから気も紛れるでしょう?女の子同士、おしゃべりは
尽きないしね。」
「はい、ありがとうございます。」
「じゃあ」足早に士官と護送の兵士は去っていった。
士官さんは本当に良くしてくれる。最初は恐ろしかったが、今は
あの人の前では捕虜という立場を感じない。
ルナマリアは改めて部屋を見回す。窓が無いことを除けば文句はない。野戦地の
独房に比べれば倍はましだ。多少気分が晴れてくる。鉄格子の外に見える
向かいの独房は物置のように見える。整頓されておらず煩雑に物が積み上げられた
荷物は連合軍に余裕がないことを語っている。戦局は依然ザフトが有利なのだ。

しばらくの後小さな足音が
聞こえてきた。そして格子の向こうに女の子が現れる。女の子は色白く、背は低めで
健康そうで豊満な体形だが決して太っているわけではない。さらに、あらんばかりの緊張を
露骨に振りまいていた。顔には恐れと恥ずかしさが写されていて、目線も泳いでいる。
完全に挙動不振と言わざるを得ない。
「あ、あの私が…」もじもじしながら女の子は話す。顔を赤らめているとても可愛らしい。
「こんにちは」ルナマリアは微笑んでみせる。
「こ、こんにちは」女の子も少し微笑かえした。緊張もほぐれたようだ。
170海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/24(木) 13:37:49 ID:???
七部 葛藤(後編)

しばらく会話を重ねるうち、2人はすっかりと打ち解けた。話を聞くと彼女はメイリン
と同い歳で、志願の学徒兵らしい。名はソフィ。兵士といっても内勤の調理担当で非常勤
なので正規の訓練を受けたわけでなく、兵士と表現するのは適当ではないかもしれない。
ただ、腰元の45口径だけが彼女の立場を暗に示していた。
「最初はどんな人なのかハラハラでしたよ。捕虜の人なんて今まで見たこと
なかったし」ソフィは照れ笑いをし服の袖を引っ張る。
「だって隊長ったら、「もし脱獄したり危害を加えられたらこれで威嚇しなさい。
でも絶対撃ってはダメ。」
って銃渡してくるんだもの。きっとアブナイ人なんだって思ってました。
(撃ってはダメ…。ルナマリアはそのことを士官のやさしさから来ていると思っていたが
後に本当の意味を知ることになる。)
でも話してみたらルナマリアさんフツーの人だったからよかった。」ソフィは肩をすくめる。
「そうよ、あなたと変わらない普通の女の子よ。普通の。・・・でも来週あたりにはいないかも
しれないけど…」ルナマリアの視線はうつろになる。
「??」ソフィは意味を理解できていない。
「い、いえなんでもなわ」ルナマリアは話題を反らした。銃殺について彼女と話すことにメリット
はない。むしろ自分の恐怖心を煽るだけだ。

いや、生と死。生から死へ向うベクトル上、彼女は恐怖心に悩まされることより、葛藤し続ける
ことのほうがよほど辛いことだと彼女は悟る。
171海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/25(金) 03:09:25 ID:???
ageとく
172通常の名無しさんの3倍:2005/03/25(金) 07:47:12 ID:H4ThqB0v
ってか、スレ主のはへボすぎだよ・・・
ニコル書房の微エロシフトでお願いしたい
173通常の名無しさんの3倍:2005/03/25(金) 10:03:17 ID:???
上げるなカス
174通常の名無しさんの3倍:2005/03/25(金) 13:32:16 ID:???
セックル房はよそいけ。板違い
175海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/25(金) 19:05:20 ID:???
つかさぁ、新シャアって荒れてない?
さくら板と同レベルやない??
176通常の名無しさんの3倍:2005/03/25(金) 22:48:45 ID:???
このスレは「おい・・・やめろよ・・・」的な物かと思いスレを開き
1がたけしじゃなかったので見たらエロじゃなかったということで荒れてるだけ
177通常の名無しさんの3倍:2005/03/26(土) 13:12:01 ID:dPZGiAYD
板違いだったらスミマセン・・・。

2日程前、彼氏と別れ話になった後、
彼の家の荷物を持って出ようとしたところ、
後ろから羽交い絞めされ、ベットへと投げられ、
両手を拘束されて口を塞がれ鼻からラッシュを大量に吸わされました・・・。
何が起こってるかわからず、抵抗する間もなく・・でした。
すごく屈辱的な言葉を言われ、彼が半分ふざけているのもわかりました。
身体はいう事ききませんが、記憶はハッキリしていました・・。
薬が切れてきたのがわかったので、とりあえず逃げようとしたのですが、
髪をひっぱられ、顔殴られて、また吸わされて・・・
途中から気を失ってしまいました…。
中出しはされてないと思うのですが…(お風呂で一応確認・・)わかりません。
とても好きな彼だっただけに、ここまでされるとは思ってなくて…
気がついた時、彼はゲームしていました…。「おはよう、気付いた?」
ごめんの一言もなく、どうして良いやらわからず、そのまま家に帰りました…。
友達と逢った時に、顔色悪い薬中みたいな顔してるって言われたのですが、
それってラッシュの所為でしょうか…。
目の下のクマの様なものが化粧をしてもちゃんと隠れてくれません。
つねられた太ももも、青くなってしまってるし…。

荷物をまだ残してきていて、取りに行かなくちゃならないんですが…
(半同棲状態だったので、結構大切な物も残してきてしまってます)
行って逢うのがものすごく怖いです…。
しかも、彼はどうやらそのSEXで仲直りしたと思っている様なのです…。
もう顔も見たくない、思い出したくないのに。
どうしたらいいんでしょうか…。

支離滅裂になっていたらすみません。
まだ気持ちの整理がちゃんとついてません…
178通常の名無しさんの3倍:2005/03/26(土) 15:58:20 ID:AzoFrdKv
>>137 すまん、俺の妄想で続き勝手に書くわ。

作戦会議が終わり、ごく一部の人間を除いて意気揚々と各人が自分の装備、機体の最終チェックに向かった。
自分らは全てにおいてナチュラルに勝っている、自分らが死ぬことなどあり得ない。そうおもっているのだろう。
普段は寡黙なMSパイロット、レイも例外ではない。みな雑談をし、1時間後には何をしようかなどと話している。
そして不安な面持ちで作戦準備をする人間もいた。彼らは1年前から投入され、戦い続けている特殊部隊だ。
現場の最高責任者であるメンバリー・マノールもその1人で、今回の作戦の危険性を分からせようと必死だった。
「白昼堂々作戦をするなんて馬鹿げてます。ましてや戦艦の支援はおろか、武器の携行を制限するなんて。」
怒り散らすのではなく、あくまで警告を与えるように隊長のハルクマンに言ったが彼は溜息を吐きながら言った。
「仕方ないさ、上層部が民兵のMS所持を信じないのではな。」
「半年前から目撃情報を送っていましたし、先月には小型ビームガンやMSの写真も送ったのですよ?」
マノールも自分や部下、しいては作戦の危険を下げようと必死にはなっている、苦労してここまでこぎつけたのだ、
なんとしても作戦を成功させ、部下を生きて返したいという彼の精一杯の努力だ。
「それに我々は全体演習を2度しかやっていないのですよ?作戦の途中で連絡が途切れるのは目に見えてます!
 もう少し現場の状況を考えて下さいよ!」
「私だって反対はしたがこれは命令なのだ、ヘリにはロケットランチャーを装備させた、後は全力を尽くすだけだ。違うか?」
直属の上官に言われてはマノールも返す言葉はなかった。おかげで彼の不安は余計に増大した。
彼の視点から見れば自分らの行動を支援する連中は全員経験の浅い勢いだけのガキに見えるのだ。事実、演習では連携がうまくいかず危うく踏みつぶされそうになった。
特殊部隊36名を除く全員がそんな感じなのでたまったものではない。そんな兵士の力量不足をつゆとも知らない無能な命令にマノールは腹を立てていた。
「作戦をするにあたって、非人道的なものや一般市民をも傷つける兵器の使用を禁ずる。」
と、着任初日、今は本国のデスクにいる作戦司令官に言われた。
てっきり、マノール達は毒ガスや金属探知器に反応しない木製地雷のことを指してと思っていたが違った。
着任してから3日で本国に身体療養を理由に戻った無能な司令官は対戦車無反動砲、ショットガンの携行まで禁じたのだ。
かろうじてグレネードや車両にとりつける50口径機関銃はなんとか大丈夫だが、おかげで一気に隊の火力は下がった。
パイロットの腕がどうだのMSの性能がどうと言っても所詮いざ戦闘になって頼れるのは、
自分の隣にいる者と、訓練で得た技術、そして物量と火力がものをいうのだ。
それすら分かっていない、司令官となんの不安も持たない支援部隊に失望を感じながら彼は装備を点検し、部下に作戦を説明した。
179通常の名無しさんの3倍:2005/03/26(土) 16:03:07 ID:AzoFrdKv
マノールとは違い、大いに不満を吐き散らしながら仲間の機体を整備する者もいる。彼の名はエルグランセ・エクスプリス。長くて面倒なので「エックス」と呼ばれてる。
新兵で15歳の彼にとってこれは初の実戦なのだ。今まではミネルバ隊で間に合わせた支援部隊をハルクマンの要請により6機が補充されたのだ。
しかし彼は戦闘に参加することはできない。作戦開始まで1時間という絶妙なタイミングで負傷してしまった。それも些細なことで。
作戦会議が始まった時彼は同僚ととバスケットボールをしていた。チームリーダー以外は作戦会議には出られない規則になっているからだ。
ヘリにロケットランチャーがつけられるのを見て、「これは激しいエキサイティングな初陣になりそうだな。」と同じく新兵で車両部隊の、
シェリッツと興奮気味にプレイしていたのだが、それが悪かったのだろう。シェリッツと激しくぶつかってしまい、小柄な「エックス」は地面に転がり、
肘を少し切ってしまった。軍医に見せたところ「大した傷ではないが一応安静にしてくれ。」とのお達しだった。
「そんなことはない、戦闘に参加する」と言いかけたがここで騒ぎを起こすと初陣が遠ざかると思ったのでやめた。
それにしても、と彼は自分の紙一重で上手くいかない運のなさを呪った。
月基地でジェットコースターに乗ろうとしたところ身長が規定の1p足りなかったり、マラソンのシード権をあと10m、というところで抜かされてかともある。
そして、今回の負傷だ。彼は包帯を巻いた腕をさすりながら仲間を見送ろうとミネルバの発進デッキに向かった。
まるで両親が旅行で1人取り残された子供のように坐っていた彼に「女神」が声をかけてくれた。彼のチームリーダーであり想い人であるルナマリア・ホークだ。
「遊んでて負傷したんだって?元気なのはいいけどあんまり心配せさないでね。」
彼女はエースパイロットの証である赤の制服を着て、それに合わせたように自分の機体も赤くしたので有名だ。
彼は1目見ただけで彼女に恋をしてしまったわけだが、なかなか話しかけることができなかった。いや、一度はしたのだが見事に失敗していた。
彼がミネルバのクルーとうち解け始めたある日のことだ、彼は自分の機体の整備をしていたのだが、周りはすでに終わっていて終わってないのは「エックス」1人だけという状況だ。
そこにルナマリアが表れた。彼女は点検漏れがあったので戻ってきたらしかった。
これはチャンスとばかりに親交を深めようとしたのだが、自分が新兵で年下、それも部下だったのが気に入らないのか彼女は機嫌を悪くしてしまい帰ってしまった。
それ以後彼女との間には気まずい雰囲気があった。仲間からは「喧嘩する程仲が良いんだぜ?」と励ましとひやかしを喰らうはめになったがどうしようもなく。諦めていた。
そこへ彼女が声をかけてきたからドキッとした。しかも自分を心配してる?
「・・・・・すいません。」
以前機嫌を悪くさせてしまったこともまじえて彼は謝った。また怒られるのだろうと思ったが彼女の言葉は以外だった。
「いえ、この前はこっちこそ悪かったわね。ちょっと機嫌悪くしてたもんで・・・・・。」
「え?」
彼の予想が良い意味で裏切られてので呆気にとられた。
「まぁ、それはおいといて気にしなくていいと思う今回の件は。何があってもアナタは私達の仲間、それも選び抜かれて人間なのよ?」
「選び抜かれたなんて・・・・・・。」
「いいえ、ハルクマン隊長はそういう人なのよ。だから次を待ってれば大丈夫だって。」
顔が真っ赤になるのを抑えて彼は懐に忍ばせていたラブレターを渡そうかと思った。しかし、作戦前に渡すのは不謹慎だと思い。やめた。また次でいい、と。
「じゃあ私はもう行くわね。今度仲間にも紹介してあげるからね。」
と、彼女は手を振りながら持ち場へ向かった。そして「エックス」はその言葉を聞くだけでここに派遣されたことに満足感を覚えた。
そして彼は滅多にしない神への祈りをこれから戦う仲間達と恋人のために捧げた。
180通常の名無しさんの3倍:2005/03/26(土) 19:21:27 ID:???
>>177はスルーで
181海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/26(土) 19:34:45 ID:???
つけ焼き刃で新シャアスレに飛び込んでSS作った
ものの勉強不足を痛感した今日この頃。。。,( ´∀`) アァ…

スレタイの失敗と、投稿規程を詳細に定めなかった
のはミスだ・・・。
182通常の名無しさんの3倍:2005/03/26(土) 20:21:29 ID:???
http://data.uploda.net/anonymous/etc1/dat1/upload111674.jpg
「人員輸送MA」ってこれのことだよね。
183通常の名無しさんの3倍:2005/03/26(土) 21:11:54 ID:???
作戦開始5分前―――――
ほぼ全ての兵士が作戦中止の命令が出ないのを期待していた。なんせ部隊の半分は
士気旺盛な新兵で、上手くいけばこれが初陣を踏むことになる。
その他ここに3ヶ月程駐留している支援部隊も同様だった。彼らにしてみれば
今まで戦っていた連中など敵とも言えないものだった。怒り狂い発砲しても、
数発打ち返しただけで散り散りに逃げていき、特殊部隊が10数分で目標を奪取して
任務は終了。レセップスなり基地でビールを飲んで1日が終わる。
彼らが望むのは心臓が飛び出すような激しい戦闘だ。それを経験するために
数々の苦行に耐えてきた。自分らはそういった戦闘をするために生まれたのだと
信じている。
―――――今日は楽しませてくれるんだろうな?
そう言いたげな顔をしてニヤつけせている者すらいる。
彼らが今この時一番待ち焦がれているのは本日の作戦開始コード「セイレーン」だ。
この言葉が聞こえた時、待機している合金の機械の塊と近代技術の結晶を満載した
兵士が一斉に行動を始める。
毎秒150発を発射することができるハウレスガンを装備したAH−14ハウレスバード4機。
向かうところ敵なしと謳われる、本日の先鋒を勤める特殊部隊を輸送するMH−14ハウレスバード4機。
その後に彼らが仕事を行う地域を封鎖する精鋭レインジャー部隊を輸送する、
ステイホーク8機が続く、4機がレインジャーの輸送。2機が地上司令部と
特殊部隊を輸送し、最後尾に戦闘捜索救難チームCSARが1機に乗り、
それと並行して任務指揮官ヘルズ及び空軍で地上と空の戦闘を統制する
サブナックが乗り込んでいる。レセップスの正面で列を作りエンジンを
吹かしているの地上車両隊は戦闘車両ハンビィー9台と、
5トン積みトラック三台からなりたっている。
そして、レセップスの中でコーディネーターが全世界に誇る科学の結晶、
MS(モビルスーツ)ザクとガンダムが待機していた。CE70年から71年初頭まで
ザフトが圧倒的な勝利を治めることができたのはこの人型機動兵器のおかげだ。
重戦車以上の火力をもち、戦闘機以上に軽快で歩兵並の柔軟性を持つ。
それがこの兵器の売りだ。特に彼らを守るのは次世代型のMSザクと両軍が恐れるガンダムで、
パイロットはエリートで唸る赤い制服をきたエースパイロット達だ。
元々は戦艦のミネルバに搭載されていたシンのガンダムと指揮官用に
改良されたレイの白いブレイブザクファントム、ルナマリアの赤いザクの
3機だったが、前述の通り今回の作戦のために6機が補充された。1機はエックスが
負傷して動けないのだが。本来ならミネルバチームとその他のチームで分けられるのだが、
ミネルバチームの機体が通信能力などで優れていることからチームリーダー兼、
通信係として3機に1機、ミネルバチームの機体を組み込むこととなった。
シンとレイのチームが地上で歩兵とともに作戦地域を封鎖し、ルナマリアの
チームは空から警戒することとなった。武器を軽減しろという馬鹿げた命令のせいで、
シールド、ビームサーベル、ビームライフルしか装備していない姿は寂しく見える。
が、それでも全員作戦の成功を疑わなかった。そして、まずルナマリアが
本日のベストワードを聞いた。
「セイレーンよ。」
そういうと一気に興奮した声が挙がって来た。
「了解セイレーン!」
「待ってろよセイレーン!」
「くそセイレーンだ!」
そして部隊は進発した。戦場というこの世と地獄の境目へ。
184通常の名無しさんの3倍:2005/03/26(土) 21:35:50 ID:???
レセップスから目標の建物まで数分とかからない。しかし、その数分で
地上で起きてる惨状が十分伺える。コーディネーター、そしてナチュラル同士での
長い内乱のせいで建物は倒壊し、ゴミや汚染物質がそこらじゅうにばらまかれていた。
中には文化を再建させようとした努力が見られる高層ビルもちらほらあったが、
それも周りの低くて損害の少ない建物並にえぐられていた。
空から特殊部隊員はすぐに作戦の危険性を察知した。いつもより敵の行動が俊敏だ。
恐らく自分たちの行動を監視していたものがいるのだろう。すぐに済まさなければ
態勢を整えた民兵に思わぬ逆襲を喰らう恐れがある。そして後2分というところで、
ステイホークから地上をながめていたマノールは地上の誰かと目が合ったような気がした。
そして、その後言い表すことのできない恐怖に近い感情が芽生えて彼は焦った。
部下に同様を知られては士気に影響する、あくまで冷静でなければならない。
「どうかしたのか?」
そんなことを知ってか知らずか同期のベイヤードが心配そうに訪ねてきた。
ここで否定すれば不安が広がるだろうど思ったマノールは正直に答えた。
「誰かに見られた気がしたんだ。」
「そりゃそうだ、俺達を見てない住人なんていないぜ?少し落ち着けって。」
「まぁ・・・・な・・・・。」
作戦がばれないように情報収集を兼ねて毎日ヘリを飛ばしてはいるが、
どうあっても注目するなと言う方が無理なのだろう。
納得できない気持ち、作戦失敗の不安を抱えてはいたがすでにヘリが降下準備に
入ったのを見て、彼は一切の雑念を振り払った。
「きっと、うまくいく。」そう言い聞かせ。ロープを外に蹴り出し自分も
それに続いて外に飛び出した。
185通常の名無しさんの3倍:2005/03/26(土) 23:45:28 ID:dGbre3Hw
最初に地上に降り立ったのはリッチモンド・ロウザーだった。
軍歴18年、36歳の彼は指揮官ハルクマンの次に年を取ってる人間で、
非常に頼りになる存在だった。彼が率いる3人のチームと共に屋上から突入するはずだったが、
風が強くビルが多くて侵入が困難だったため地上に着陸することとなった。
予定が変わっても彼ら全員に動揺の表情はなかった。建物の構造を全て頭に入れたからだ。
まず彼は正面のドアから突入することに決めた。チームをドアの左右に配置し、
視覚と聴覚を奪うフラッシュグレネードを投げ込み訓練通りに突入した。
中の人間からすれば突然の出来事だった。いきなり視界が潰され、人の気配がして
目を開けたらすでにどうすることもできない状況になっている。考えるどころか、
状況を認識する余裕すらない。これが彼らの実力だ。
正確で、迅速、それも全く秘密裏に仕事をこなしていく。
大衆から尊敬されることもなければ、名声を得ることもない、名を名乗ることすら
許されない存在だ。しかし、ザフトの中で最も忠実に、多大な成果を上げてるのは彼らなのだ。
ある時はテロリストの暗殺、ある時は破壊工作、またある時は政敵の排除。
汚い仕事ばかりだが、確実に彼らの行動は世の中を動かしている。
正に戦争の影そのものと言っていいだろう。今も彼らはTVでは決して報じられない
行動をしている。2つ目の部屋に突入したところで彼らは当たりを引いた。
情報にあった民兵の幹部と連合の工作員がいたのだ。護衛の1人が視界が
回復したのか、反撃を試みようとしたがロウザーの素早い一連射であっさりと射殺された。
周りがうるさくなってきた。恐らく残りの隊員達が突入したのだろう。
ここの建物が完全に制圧されるのも時間の問題だ。
「取り敢えずは1段落だな。」
そう言って安堵の息を吐いた。そして、捕虜達に手錠をかけて外に連れ出し、
ロウザー達は仲間と合流した。
186通常の名無しさんの3倍:2005/03/27(日) 00:56:51 ID:KHyoUrsi
マノール達が突入する10分前無線機でひっきりなしに連絡を取り合う男がいた。
彼の持つ青い目は奥が見えるかと思わせるほど澄んだ色をしていた。
一通り連絡がついたのか男はフラリと外へ出た。ヘリが来ている、予定通りの展開だ。
地上から男を見つけるのはそう難しくはない。リビアに住んでいるのは黒人が大半で、
男は数少ない白人の1人だからだ。腕は筋が立つほど鍛え込まれ、首は
消火栓のごとく太い。彼もマノールと同じで数多の戦場を駆け抜けた者だ。
しかし、男は軍人ではない。れっきとした民間人なのだ。
それも傭兵派遣会社に就職しているすご腕だが。たまに新聞でコーディネーター中心の
傭兵部隊の噂を耳にするがあくまで彼らは連合軍に所属している正規の軍人なのだ。
それに対して彼は純粋な傭兵だ、金次第でどちらにも転ぶ。
彼がここにいる理由はそう難しいことではない。ハッキリ言って彼は連合軍の協力者だ。
傭兵部隊の役割は大きく分けて2つある。1つは要人の警護だ。
会社に務めているのは大半が現役の特殊部隊員をヘッドハンティングしたり、退役した者をが
年齢的にはまだ現役クラスという者を集めたので第2の軍隊と言っても過言ではない。
当然一般のSPよりも護衛能力は高く完璧に信頼できる存在だ。
そしてもう1つは完全非正規任務だ。ザフト特殊部隊の任務も非正規ではあるが、
それは隠密性を重視しているのであって、別に公内容自体は誇れるものなのだ。
しかしこの男シャックス・アンドラスの任務は公開不可能だ。
なんせ世界が恐れる民兵集団を指揮し、共に戦っているのだ。公開できるはずがない。
世の中にはこういったことがよくある。政府が表だって行動することはできない事柄。
暗殺、拉致、武器の強奪など様々だ。こういったことを正規軍がやり、
もし捕まれば自分たちの非人道さを見せつけるだけになってしまう。
そこでアンドラスらのような傭兵の登場だ。別に彼らが死んでも政府は痛くもない。
死んでも捕まっても彼らは連合との繋がりを一切否定され簡単に切り捨てられる便利屋だ。
今回も数おおい任務の中の1つでしかない。そしてアンドラスは上空を飛ぶ
ステイホークの乗員と目が合ったような気がした。それも殺気をたっぷりこめた目で。
例え敵がなんであろうと関係ない。敵ならば倒すそれだけだ。彼がジープに乗ると
既に完全武装した民兵がいた。全員自分が指導した連中だ。すでに特定の地域では戦闘が始まっている。
対戦車ロケットランチャーの笛を吹くような音や銃声がする。そして、
会合が行われた建物では戦闘が終わり、捕虜達が車両につめこまれ始めたという報告を聞き、言った。
「始めてくれ。」
短くそう言った後彼はジープに乗り込み発進した。その目は罠にかけた鼠をどう殺そうか、
というのを考えてる目だった。
187通常の名無しさんの3倍:2005/03/27(日) 18:51:14 ID:L5qm65Q7
女軍人の拷問なら無理やり裸にして磯刑できまりだろう。
188海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/27(日) 22:10:54 ID:???
こりゃ力作だね>>186
189ID:KHyoUrsi:2005/03/27(日) 22:58:15 ID:ne9yXq57
>>188
サンクス
190通常の名無しさんの3倍:2005/03/28(月) 00:46:35 ID:???
なんだエロ無しスレか?
俺はエロSS専門だから洋梨だな。
191通常の名無しさんの3倍:2005/03/28(月) 04:58:46 ID:???
グッジョブ!!
(・∀・)イイヨイイヨー
192ルナが拘束+シン:2005/03/28(月) 17:59:37 ID:KsH8dmBW
敵兵が抵抗するシンの手首を後ろで縛った。
 シンが銃を突きつけられながら拘束されたルナの前に座らせられる
敵兵にズボンを下ろされている。
・シン:な、何をする気だ…
     ガン!
・シン:ぐっ!(頭皮が軽く裂け、鮮血が飛び散る)
・ルナ:(敵兵へ)やめてください!
    シン、お願い、逆らわないで。
 ルナが話している間に敵兵はルナの上体を下着一枚にしていた。
 彼女はすでに事態を悟っていた。
・ルナ:私は大丈夫だから。
193通常の名無しさんの3倍:2005/03/28(月) 21:18:18 ID:???
スレ主は何処逝った?
194KHyoUrsi:2005/03/28(月) 21:32:03 ID:pMXbNY2p
目標建造物の北東を封鎖する役目を持っているレインジャー、
シルキー・グラントは降下が終わってからピシ、ピシという音を聞いた。
最初は何の音かわからなかったがそれが銃声だということに気づいた。
グラントは最初に派遣されたレインジャーの1人で数度の作戦に参加している。
しかし、自分が的になったのは初めてのことだった。生か死か。
そのどちらかしかない世界に踏み込んでしまったのだと思ったが、
敵の射撃は全くデタラメで当たる見込みがないことがすぐ判明して
安心した。今現在自分を含めた12名で構成されてる第3分隊、通信コード
デルタ21は訓練通りに目標建造物のある方向を除いた全ての道路に
照準を向けている。グラントの担当する東側の道路からさらに10キロほど
進んだところにはザフトの誇るMSザクが見え、上空には自分たちを
輸送したステイホークが狙撃手の警戒をしてくれている。グラントが
前方の警戒をしているとき光が見え、たて続けに銃声が聞こえた。
敵の銃撃だった。グラントはとっさに身を隠し撃たれた箇所はないかと探した。
なかった。その代わり彼の目に飛び込んできたのは悲鳴を上げながら落下する
機関銃助手のアレックス・キルシーの姿だった。ボトン、バキャ。
二度と聴きたくない、人間が落下し骨が折れる音だった。
砂埃が舞い上がってアレックスの姿は見えなかったが、大体の場所は
覚えてはいたのですぐに駆け寄った。近くまで行くと砂埃が晴れて視界が
ハッキリとした。切り離されたロープの側に倒れていたアレックスを
反対側のドアから降下した分隊長ハーバスと衛生兵ファイスが診ていた。
ハーバスは無線機相手に怒鳴りつけながら空いてる手でファイスを手伝っていた。
「グラント、気道を確保するからチューブを差し込んでくれ。」
と、チューブを渡されアレックスに差し込んだ。通常の兵士が負傷兵を
治療するのは普通はありえないが、コーディネーターの場合は例外だ。
レインジャーの必修取得技術の中に負傷兵の治療があるので全員、
連合の衛生兵並の知識と技術を有していた。特にグラントは大学の医学部
出身で日頃から、
「何故俺が衛生兵に任命されなかったのかわからないよ。」
というようなことを言っていた身だ。チューブを差し終わった後、
ヘルメットに何かが落下してきた。手榴弾かと思い身をかがめたがよくみると
自分がさっきまで握っていたロープの切れ端だった。恐らくステイホークが
離脱する時切り離したのだろう。
195KHyoUrsi:2005/03/28(月) 21:32:33 ID:pMXbNY2p
―――しかし、何故、今落ちてきたんだ?
アレックスが見えた時すでにロープはあったはずだ。グラントは自分に
当たった切れ端をみて驚愕した。なんと、その断面には銃撃で切られた跡が
残っていたのだ。間違いなくさっきの銃撃によるものだとグラントは確信した。
多分アレックスを狙ったのだろうが外れてロープに当たっただろうと推測した。
よく見ればアレックスはどこも撃たれてなく、怪我は落ちた時の骨折と打撲のみだ。
あれからその場所からの銃撃はないが一応何発か撃ち込もうとしたが、
その前にハーバスに言った。
「ハーバス、アレックスを早く基地に連れて帰らないと!」
アレックスは口からゴボゴボと音を立てて血を流しているし、耳からも出血してる
危険な状態だ。急いで基地に連れて帰らなければならない。
「言われなくても分かってる。サンデー52(車両部隊)、地上で負傷者が発生した。
ハンヴィーを何台かよこせないか?」
【デルタ21、残念だがそちらには行けない。目標の建物まで運んでくれれば
輸送できる。】
「デルタ21、了解。今から目標の建物に運ぶ。」
通信を聞いたファイスが折り畳み式の担架を用意していた。そしてハーバスは
グラントに命令した。
「聞いたとおりだ、レッド、プレティ、ゴードン、それにドクと一緒に
目標まで運んで行け。」
短く返事をし、指名を受けた者を呼びに行った。ドクが点滴を、他が担架を運ぶ。
アレックスは水泳選手らしい日焼けした健康的な肌をいつも自慢しいた
陽気な男だったが、今は青白く、鼻から下は血まみれになっていて
死んでいるように見える。が、生きているのなら助けなくてはならない。
そう自分に叱咤激励しグラントは駆け出した。
196KHyoUrsi:2005/03/28(月) 22:28:02 ID:pMXbNY2p
グラントが降下するのと同時刻、南西の角に降下したネルグ・チェバリーも
銃声を聞いた。もっとも、最初の銃声は彼が発したものだったが。
降下し終わって担当する道路へと向かう途中、細い路地の中にネルグは
1人の女を発見した。多分逃げ遅れたのだろう。銃を前に突き出して、
「さっさと行け。」という意志を表示した。規則で撃たれた時以外は撃ち返せないし
殺す必要もなかったので逃がそうと思ったのだ。非戦闘員のナチュラル、
それも女を殺す気にはなれなかった。それを察したのか女は振り返り走る
そぶりをした。自分も移動しようと向きを変えたがやはり気になって路地の方を
もう一度みたところ先程の女が銃を引き抜き自分を撃とうとしている!
反射的にネルグは伏せながらフルオートに設定しておいた自動小銃を撃ちまくった。
大半が外れたように見えたが女はピンボールのごとく倒れた。ネルグはこれが
初めての実戦、初めての殺人を犯した。そう考えると怖くなり急いで仲間のいるところへ
駆け出した。すでに自分の担当する道路では銃撃戦が始まっていた。
機関銃手のウィリーが標的を探していた。
「どんな状況だ?」
「見ての通り。人だらけでそれが敵なのかわからんよ。」
返事をする前に民兵の銃撃――――正確には砲撃が始まった。
「RPG!!!」
何人かの声が挙がった。RPGが煙の尾と笛を吹くような独特の声をあげて向かってくるのがわかる。
パッと顔を引っ込めた瞬間壁の反対側にRPGが当たるのがわかった。
車の影に隠れていたウィリーは大丈夫だろうか?
「平気かウィリー?」
「ああ、平気だ。あの野郎どこから撃ちやがった?」
ネルグは見てなかった。ネルグの代わりに反対側にいた者達が位置を示してくれた。
ネルグの対角線上にある建物からだという。見ると第2弾を発射しようとしてたので、
ネルグは自動小銃に付けていたグレネードランチャーのトリガーに指をかけ。
グレネードを発射した。放物線を描いてグレネードはRPGを持った男の部屋に飛び込み、
破裂した。体をズタズタにした男が窓から押し出されるように飛び出したのが見えた。
197KHyoUrsi:2005/03/28(月) 22:30:30 ID:pMXbNY2p
「お見事、ネルグ。」
タッチをしようとしたができなかった。先程RPGで破壊された壁が再び音を立てて崩れ始めたからだ。
今度は敵の重機関銃だった。どうしようもなかった。RPGは単発式なので、
撃ち終わった後反撃できるが、重機関銃は撃ち尽くすまで反撃はできない。
反対側にいたスピールが反撃を試みようとした。しかし、彼は膝だけが壁から出ていた。
ネルグはラクティの方を見ていたのだが、彼の膝に向かって砂埃が10個ほど上がるのが見えた。
最後は案の定ラクティの膝に弾丸が命中した。
「撃たれた!」
苦痛にまみれた表情でラクティが叫ぶ。ネルグが様子見に少し顔を出して驚いた。
車に設置された重機関銃を中心に40名ほどの民兵がこちらに向かってきていたのだ。
すでに道路は制圧されつつあり、自分は生まれ故郷でなく、アフリカの狭い道路で死ぬのかと
思ったその時だ。一機の赤いザクが飛来し、出力を抑えたビームライフルを発射した。
ビームライフルは見事に命中し民兵達を一層した。そして撃たれたラクティでさえ
その銃撃を讃える歓声を挙げた。彼らがいる限り自分たちは大丈夫だ。
そう思いながらしばらく銃撃を続けていたネルグに朗報が入った。
強襲部隊が制圧に成功し、車両部隊が積み込み作業を始めたとのことだ。
――――やれやれ、後15分程で基地だな。
第3分隊で重傷者が発生したと無線で聞いたが、それ以外問題は起きていない。
全て予定通りだ。しかし、無線機には怒号が飛び込んで来た。
【レイ!モビルスーツだ!連合のモビル―――――】
それから先聞こえたのはかすかな悲鳴と大きな爆音だった。ネルグは爆発した方向を
見た。情報ではモビルスーツはいないので信じられなかった。
だが、彼が見た先には砂漠用の塗装をした連合の前主力MSストライクダガーがいた。
そしてその銃口が向けられ、光った、と思った瞬間後ろを振り向くと
ラクティと他5名の体がこの世から消し飛ぶ瞬間が見えた。
198KHyoUrsi:2005/03/28(月) 22:34:05 ID:pMXbNY2p
↑でスピールってあるけどラクティなんで、よろしく。
それに一層は一掃だ。誤字多くてスマソ。
199海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/28(月) 22:52:28 ID:???
いいねいいね,( ´∀`) でもまた、誰が誰だかわからなくなってきたよ。。
結局今、連投してるのは4人か?職人さんは自作を整理して、ガイドねがいます。
>KHyoUrsi氏もガイドお願いします。みんなにちゃんと読んでもらうためにも。
ニコル書房氏を最近みかけないが…。
200KHyoUrsi:2005/03/29(火) 00:41:21 ID:YMyU+pFe
了解。ついでにこれから出る人間も書いておきます。ちなみに分けて書きます。

メンバリー・マノール:ザフト特殊部隊指揮官。地上における最高指揮官。
エルグランセ・エクスプリス:補充兵。MSパイロットでルナマリアの部下だが彼女に片思い。
              通称エックス。
シャックス・アンドラス:元アメリカ合衆国特殊部隊デルタフォース所属。
            現在は傭兵としてリビアで民兵を指揮している。
バール・アスタルテ:元SAS、アンドラスと共にリビアに派遣される。狙撃が専門。
ヴァッフェス・ケルム:元GSG9。現在は民兵のMSパイロット部隊の指揮官。
シェリッツ・スピナ:車両部隊の新兵で機関銃手。エックスの親友でもある。
シルキー・グラント:ザフト軍レインジャー所属。第3分隊として北東を守っている。
ネルグ・チェバリー:同じくレインジャー。第1分隊として南西を守っている。現在ピンチ。
リッチモンド・ロウザー:ザフト特殊部隊。今回の作戦で先鋒をつとめる。
クリエンス・オブライエン:ステイホークのパイロット。第3分隊を輸送した。
エルマン・スマーティー:車両部隊を先導し、負傷したアレックスを基地に送り届ける。

他の主要人物は種死の面々です。今後人が増える可能性がありますが、
極力控えるようにし、出してもその場限りの役にするようにします。

201KHyoUrsi:2005/03/29(火) 00:52:50 ID:YMyU+pFe
で、僕が書いたのは178、179、183〜186、194〜198です。
名前は今後KHyoUrsiでいくので、読んでる人ついてきて下さい。
202海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/29(火) 01:40:32 ID:???
>>201 GJ!ちなみにsage進行で。煽られますので。。
>>178>>179はつづいてるの?

現在小説中断して投稿要綱作成中。
ルールなしできたらグチャになってやっぱ分からん。
遅まきながら、読んでる人の気持ちがやっと分かった(反省)
203海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/29(火) 01:43:51 ID:???
!!>>178・179がKHyoUrsi氏か!今気づいた,( ´∀`)
204通常の名無しさんの3倍:2005/03/29(火) 15:14:02 ID:tL5hjTrT
メンバリー・マノール=マクナイト中佐
エルグランセ・エクスプリス=サイズモア
シャックス・アンドラス=モアリム
リッチモンド・ロウザー=フートorサンダーソン
クリエンス・オブライエ=マイク・デュラント
エルマン・スマーティー=ストルッカー軍曹

ここまで分かった。
205海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/30(水) 23:08:02 ID:???
マターリいこうや,( ´∀`)
206海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :2005/03/31(木) 09:03:24 ID:???
保守
207通常の名無しさんの3倍:2005/03/31(木) 16:53:42 ID:???
>>200GSG-9の正式名称を答えなさい
208通常の名無しさんの3倍:2005/03/31(木) 16:57:58 ID:???
>>200なんでスペツナズとスクリーミングイーグルスとフランス国家憲兵特殊部隊がいないの?
出来れば出してくれ
209通常の名無しさんの3倍:2005/03/31(木) 17:00:08 ID:???
後、ついでにSEALsもな
210通常の名無しさんの3倍:2005/03/31(木) 17:55:58 ID:???
>>207>>209
つまりどゆことなんですかい?急にスレの筋がみえんくなってきた
211通常の名無しさんの3倍:2005/03/31(木) 18:24:07 ID:???
世界の特殊部隊がザフトと戦闘を繰り広げるスレはここですか?

どうせなら陸上自衛隊特殊作戦郡と米海兵隊フォースリーコンも(tbs
212KHyoUrsi:2005/03/31(木) 19:41:31 ID:???
>>207
Grenzschutzgruppe9だったはず
で、>>207>>211さん達すいません。
スレがスレだけにあまり出しすぎても意味がないと判断してしまいました。
フランスやロシアの部隊が出ないのは、現実世界の状況を見るか限り、
例えCE時代に入ってもイギリスやアメリカの傭兵派遣会社が
彼らを招くことはないと脳内補完してしまいました。
自分としてはSASRやイタリアのGIS、米英海軍のSBSなども出したかったのですが、
あくまでタイトルが
LUNAMARIA HAWKE DOWN
なので、やめておきました。
期待された方、本当にすいません。
213通常の名無しさんの3倍:2005/03/31(木) 21:57:34 ID:???
スレ違い 板違いのキモミリヲタは消えな
趣旨が違うっての!

お前ら高卒か?空気嫁。
214通常の名無しさんの3倍:CE00005/04/01(金) 00:44:47 ID:???
>>213ミリヲタに異常反応を示す君も消えてくれw
まるで厨房みたい
215通常の名無しさんの3倍:CE00005/04/01(金) 00:47:48 ID:???
じゃあ、傭兵派遣会社をブラックウォーター社って設定にしたら
あそこイラク戦争で要人護衛の依頼を請けてやってるし、元特殊部隊ってのがゴロゴロいるし
216海辺のカフカ ◆j5jVuxWdss :CE00005/04/01(金) 05:18:43 ID:???
ケンカはよしましょ,( ´∀`)
みんなマターリいこ。いや実を言うといい落ちが思いつかんでうp
できんのだよ・・・。なんか案ないかな。
217通常の名無しさんの3倍:CE00005/04/02(土) 03:24:25 ID:???
せっかく漏れがエロレス付けたのになぜ盛り上がらん
218通常の名無しさんの3倍:CE00005/04/02(土) 06:28:01 ID:+vsY98QP
変体オヤジにセクハラ受けるルナたん
219通常の名無しさんの3倍:CE2005年,2005/04/02(土) 18:52:15 ID:+vsY98QP
盗聴しているところを捕まったルナたん
220通常の名無しさんの3倍:2005/04/03(日) 17:02:30 ID:???
age
221 :2005/04/03(日) 17:12:16 ID:xaasVURP BE:158936459-
ちょっと気になってんだがルナマリアが付けてたアンテナは受信の為の物で
フェイスのバッチが集音装置になってたんじゃないか?となるとあのバッチ
を渡したのはデュランダル。始めからアスランのには盗聴機能付いてたんじゃ
ないのかな?となるとそれを知っていたルナマリアは表向きはパイロットだけ
ど裏の顔は議長直属の特殊工作部隊の一員なんじゃねぇのか?ミネルバには
レイの禁断症状?の監視にきてたけどデュランダルがアスランも監視するには
ミネルバに配属した方がやりやすいと思ったんじゃ・・・無論メイリンは知らない
し会食会の時のやり取りも全部初対面だと印象付ける演技
222通常の名無しさんの3倍:2005/04/03(日) 17:17:26 ID:???
ルナマリアが持ってたのは集音マイクだから盗聴装置は関係ないと思われ
223通常の名無しさんの3倍:2005/04/03(日) 17:18:29 ID:???
そこまで考えて作ってるとは思えないな
224通常の名無しさんの3倍:2005/04/03(日) 18:14:09 ID:???
>ルナマリアが付けてたアンテナは受信の為の物で

一瞬本気で、ルナマリアがつけてたアンテナ=アホ毛のことかと素で思ってしまった。
だめだこりゃ。
225通常の名無しさんの3倍:2005/04/04(月) 01:48:55 ID:???
ブラックホークダウンでも書きたいのか?
226通常の名無しさんの3倍:2005/04/05(火) 19:04:42 ID:???
キラたちと話してるときのアスランはバッチつけてたっけ?
227通常の名無しさんの3倍:2005/04/07(木) 01:35:17 ID:bAAzQX0f
アイリーン
228通常の名無しさんの3倍:2005/04/07(木) 19:26:12 ID:???
留菜麻里亜
229通常の名無しさんの3倍
age