__,.-----.,___
r'~:::::_,,,_:::::::::::::::ヽ
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|;;| ,へ、 ,.ヘ、.|::|
r'レ' .・ .::::::. ・ .'y^i
ゝ'、 '、___,'. ,;'-'
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';、 .,;'
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┌───────────┐
│ こんな すれを まじで │
│ひらいちゃって どうするの .│
└───────────┘
、
.!~二~7
_7^[_,i
2げと
終了
エロスレ多すぎだろ
おい、大変だぞ!VIP板がIP強制表示になるらしいぞ!
狐お前何考えてんだよ!
,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i
;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
'、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄
`"゙' ''`゙ `´゙`´´´
VIP板ってなぁに?
\
. \
\ /\
.. \ / \ |
. /\ \| また釣られたよ
/ \ ・ \
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/. J \ \
|\ ・ / / ..\
.\\ \ / ./|
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..\\ //(´⌒;;(´⌒;;====
\\/./\(´⌒;;(´⌒;;
..\|/(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
姉弟だとわかる前の二人はNGですか?
クマー
「僕達は実は姉弟じゃなかったんだ、そう思えば、いいよね?」
「キラ…」
「おい!キラ!お前なんてコトを!!」
「うわ、アスラン!?何怒ってるの?」
「だってお前今キラと…」
「ちょっと待って、なんか勘違いしてない?」
「?」
「実は私達は兄妹でした、てことにしよって、そう言ったんだ」
「いやマズイだろそれでも」
「だから僕らが先に式を挙げさせてもらうよ、てことなんだけど?」
「…え?」
「君らいつまでもまとまる様子ないし、僕もこれ以上ラクス待たせたくないんだよ」
「すまなかった…俺は…こないだの『卒業』で出遅れたし…焦ってた」
「カガリのウエディングドレス先に見たり触ったりは親族の特権だしね(邪笑)」
もうオレはこれ系のスレを全部見ると決めたんだ!
phase-01.どこでもいっしょ
カガリの姿が見当たらない。
(はて?)
アスランは邸内を歩き回ってカガリの姿を探していた。
が、見当たらないし途中で出会った誰に聞いても知らないと言う。
今日はここに泊り込むつもりだろうか。キラやラクス、子供達、・・・彼女はここに住む皆と親しいのだが、
オーブ政府の高官達はここに関わることにいい顔をしない。立場もあるのでできれば慎んでほしいのだが。
キラは居場所を知っているだろうか。
最後にキラとOSに関する細かい話のことで連れ立っていったことは確かだが、
けっこうな時間が経過しているのだからとっくに終わっているだろう。
(といっても他に当てはないしな)
仕方がないのでアスランはキラの部屋に向かうことにした。
ドアは閉ざされていたが、微かに気配がある。
ドアをノックしようとしたところで、
「あ・・・キラ・・・」
限りなく危険な声が聞こえた。
何と言うか艶のあるそれでいて悩ましげなそれ。
一瞬、禁断のアレが起きているのだろうかと考えてしまう。
(まさか、な・・・)
乾いた笑いが漏れそうになったところで、
「カガリのここ、硬くなってるね」
アスランは血が流れるほど唇を噛んで笑いを堪えた。
(いくらなんでもそれはないさ。二人はきょうだいなんだから)
肩から頭から腕まで震えが止まらなかった。
いくらなんでもそんなはずはあるまい。
首を振ってアブナイ想像を打ち消すと、早々に状況を打開しようと思いドアノブに手をかけようとして
「あ・・・ッ!」
非常に熱のあるカガリの喘ぎ声にアスランは血を吐いた。
喉の奥から滔滔と流れてくる血潮は止まることを知らず口内が錆臭く粘ついて仕方がない。
顎を伝って垂れた血が上着に赤黒い染みを作る。
そんな彼の異変をさておいて現実はこつこつと進んでいた。
扉からは
「もっと・・・ゆっくりやってくれ。耐えられない」
「うん、もっと優しくゆっくりするね。カガリは慣れてないみたいだから」
「お、お前、随分慣れてるんだな」
「うん、けっこう経験あるから。――どう、気持ちよくなってきたでしょ」
「ああ、段々と・・・」
次々に艶かしさばっちりで会話が聞こえてくる。合間にはカガリが息を弾ませるのも聴いてとれた。
段々と唇の端が釣りあがり、目元は緩んでくる。彼はストレスのあまり気が触れそうになっていた。
くぐもった笑いがこぼれ、その度に血の滴が飛び散る。
子供が見たら泣き叫び、大人でも引くだろう。気が弱ければ卒倒するかもしれない。
(キラ・・・覚悟しろよ!!)
ドアノブを掴むと憎しみを開放するかのように勢いよく押し開いた。
大きな音を鳴り響かせながら開いた扉。
広がる光景、それは・・・・
・・
・・
・・
ベッドに腰掛けたカガリ、傅くように彼女の足を掴んだキラの姿だった。
カガリのズボンの裾がめくれて素足が覗けているとはいえ二人ともしっかりと衣服を着用している。
別段着崩れがひどくもない。気になるのはカガリの顔に多少上気の色が見えることだが。
(・・・・・・・・あれ?)
状況が不明だった。次の言動に困り扉を強く押し開いた姿勢のままに固まってしまう。
これでは勢いをつけて踏み込んだ手前、格好がつかない。
最初は目を見開いて呆けていた双子だが、そんなアスランを見咎めたのだろう、
カガリが怪訝な顔でそれこそわけのわからないという風に声をかけてきた。
「お前・・・何やってんだ?」
「え・・・あの・・・いや・・・そろそろ帰らないかと」
「ああ、そろそろそんな時間だな」
カガリは時計を見やるとキラにどうするのかと顔で訊いた。
キラは一時小首を傾げて考え込み、
「今日は泊まっていったら?マッサージも途中だし」
そう答える。
(マッサージ?)
もしかして、足裏をマッサージしていたのだろうか。
「んー、そうしたいのはやまやまなんだがなぁ。ユウナとかが五月蝿いんだよなー」
「たまにはいいんじゃない。最近忙しかったんでしょ?」
「まあな〜」
「後で肩とか背中とかもしてあげるからさ」
「んじゃあそうするかな。お前マッサージ上手だし」
そう言って彼女は肩を億劫に回してみせる。
(そうなんですか?)
「よく母さんとかにやってあげてたからね」
「へー、そうなのか」
(そうだったんですか)
恥ずかしさのあまり向けられる顔もなくかけられる言葉もない。
「どうしたの、アスラン?」
「変だぞお前」
「いや、何でも・・・ないんだ・・・ハハハ・・・ハ・・・ハ・・・
んじゃ俺はそう連絡を入れてくるから!!」
俯いたままに後ろ足を踏むようにして部屋を飛び出した。
色んな意味で人道を外れた想像をしていた自分を恥じ入って煩悶しながら走っているのでひどく危なかしい。
(俺の馬鹿野郎ーーー!!)
以下からお好きなパターンをお選びください。
【追加SSパターンA:アスカガED】
「何だったんだろうな」
「多分、勘違いでしょ」
「勘違い?」
「ほら、カガリがいい声出してたから」
「いい声?・・・ってアレは、お前が・・・!」
朱がそそがれる。
「後でアスランにフォローしといた方がいいよ。結構やきもち焼きだから」
キラはそう言って愉快そうに笑った。
「う〜〜、わかった」
そう言う彼女は釈然としない面持ちだった。
【追加SSパターンB:善人ED】
「何だったんだろうな」
「さあ?」
「あいつも疲れてるのかね」
「じゃあ後でアスランの肩でも揉んであげようかな」
「そうしてやれ」
「うん」
【追加SSパターンC:キラカガED】
「何だったんだろうな」
「さあ?」
アスランが消えた扉を見ながら二人は呟いた。
「まあいいじゃない。それより今夜僕の部屋においでよ。ね?」
カガリの腿に指を這わせながら隣に腰掛ける。指は這い回りながら徐々に昇っていき、シャツの中へ潜り込んだ。
「ああ、わかった」
期待に満ちた眼を向けるカガリ。
その先でキラは熱い視線を絡ませながらカガリの唇に突き出した舌を入れようとしていた。
以上で終わりです。艶のない文でスミマセン。
イイヨイイヨー
イイヨイイヨー
GJ!!
_ ∩
( ゚∀゚)彡 パターンC!!C!! 職人GJ!!
⊂彡
(;´Д`)l \ァ l \ァ
カガリVer立たないかなぁと期待してたらホントに立ってるよ。
とにかく乙。
>>23 パターンC! 職人GJ!
神降臨を期待
(´Д`;)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
職人さんGJ!
すげぇやべー萌えるハアハア
よーしパパこのスレは全力で保守しちゃうぞーーハァハァ
禿げしく萌えた(;´Д`)ハァハァ職人さん乙!!
別バージョンもキボンヌ!!
アスラン寝取られEND萌え(;´Д`)ハァハァ・・・・
保守
ほす
来週は燃料がありそうだね
ワロ
皆さんも他のスレみたいに小ネタでいいので書き込みましょう
やっぱ燃料がないと難しいよね
ただのエロシーンならいくらでもかけるがな
43 :
40:05/02/09 18:19:06 ID:???
冗談で言ったがなんかレス付いてるので一応書いてみます
書くの初めてだから期待しないで下さい
おい!白キラ 黒キラどっちが良いんだ?
はがゆいのを書いてやる
白いのキボン
あー俺も白がいいかも。
黒くないキラなんてキラじゃないw
だから黒キボン。
俺は白がいい
49 :
44:05/02/09 22:18:05 ID:???
白が多いな。よし明日の夜うpだ とりあえず白で
灰色がいい
11時過ぎ
「それではカガリさん、行ってまいりますね」
「ああ。気をつけて」
そう言うとラクスは大丈夫ですわ、と横にいる人物の方を向いた。
「何もないとは思うが、何かあったらキラを起こして…」
「大丈夫だって。お前は心配しすぎなんだよ。何かあるわけないだろ」
「そうは言っても…」アスランの眉間にしわがよる。
「大丈夫だ!それよりそろそろ出ないと時間に間に合わなくなるぞ?」
私は急かすようにしっしっとアスランに手を振った。
「わかったよ。じゃー夕方ごろには戻るから、カガリもゆっくり休むと良い」
「ああ、そうさせてもらうよ。気をつけてな」
私はアスランとラクスを乗せた車が走り出すのを見送り、きびすを返した。
「眠っているのを起こすのも悪いし…しばらく子供たちと遊んでるか」
二時過ぎ
ラクスが用事で街に出るということで、私達はこうして一日休暇をもらいラクス達のもとへとやってきた。
キラは体調が悪いらしく朝から少し寝込んでいた。そのためアスランを護衛につけ、私はラクス達の家に残ることにした。
アスランを護衛につけたのだから向こうは大丈夫だろう。
私も最近行政府の方が忙しかったせいか疲れがたまっていたし、
今日はここでゆっくり休養させてもらおう。
子供達をマルキオに任せると私はキラの様子を窺いに行った。
部屋の向こうにベッドで眠るキラの姿が見えた。私は部屋に入るとキラの枕元に立った。
しゃがみこんで顔を近づけると規則正しい寝息が聞こえた。
三時半
何かが落ちる音がしてぼくは目を覚ました。ゆっくり瞬きをしてあたりを見渡す。
見える範囲にその音の正体はなく、ぼくは半身を起こすと後ろを振り返った。
みると椅子に座ったカガリが今にも崩れそうにして眠っていた。
そしてその足元には無造作に一冊の本が落ちていた。
ぼくはベッドから立ち上がると落ちた本を拾い、しゃがんだままカガリの手に触れた。
「カガリ?…カガリ?」
「ん?ああ…ごめん…寝てた…」うっすらとまぶたが開き潤んだ瞳が現れる。
「いいよ。でもそれじゃ体痛いでしょ。ソファかベッドか、横になりなよ」
「…うん?いいよ…少し疲れてるだけだ…から…」
「それならなおさら」
ぼくはそう言うとカガリを抱きかかえ傍のソファに横に寝かした。
そしてベッドの上のシーツを優しくかけてやる。
「…お前もう大丈夫なのか?」抱きかかえられたことにさほど驚いた様子もなくカガリは言った。
「うんもう大丈夫だよ。心配いらない」
「…そう……」瞬きのスピードが彼女の疲労を感じさせた。
「カガリのほうこそ相当疲れてるみたいだね」
「ああ…最近…な……。……悪い…少ししたら起こして…」
そう言うと彼女は最後の瞬きをして眠りへと落ちていった。
しばらくすると寝息も聞こえてきた。ぼくは顔にかかった髪をはらってやるとしばらくその寝顔を見つめた。
薄っすらだがくまが出来ているのがわかる。仕事が仕事だ、慣れないことばかりで心身共にまいっているのだろう。
「あれ?カガリ寝ちゃったの?」
いつのまにか子供達が部屋の入り口までやってきていた。ぼくは人差し指を口の前にあてると、
子供達と一緒に部屋から出た。「向こうで静かに遊ぼうか」
六時前
今日もフレイの夢を見た。遠くからぼくの名前を呼んでいて近づこうとしても近づけない。
その優しい声にぼくはたびたび涙を流しながら目を覚ます。
今日もあのまま眠っていたらそうして目覚めていたかもしれない。
ぼくは再びカガリのもとへやってきた。日が陰り部屋は薄暗くカガリはうつ伏せに眠っている。
上にかけていたシーツもカガリが包むように自分の下に敷いてしまっている。
ぼくはソファの空いた部分に片手を置くとまじまじとカガリの顔を見つめた。
「最近またフレイの夢を見るよ」
「嫌な夢ってわけでもないのに、やっぱり目が覚めると泣いてるんだ」
「もう大丈夫だって思ってるのに…」
ぼくはカガリの寝顔に向かって呟いた。
そんなことを言っていると目が潤んできて、ぼくは下を向いた。
「大丈夫か?」
その声にぼくは驚いて顔をあげた。
「ほんとキラはよく泣くな」そう言ってぼくの頭を優しく撫でた。
寝ぼけているのか気分よさげににこにこ笑っている。
あれから一年、ぼくの周りもぼく自身も大きく変わった。そしてその中にはカガリへの気持ちも入っている。
カガリがぼくのことをどう思っているかなんてわかりきった話で、
ぼくがカガリのことをどう思っているかなんてきっと気付いてもいないだろう。
よしよしとぼくの頭を撫でながらカガリはまた眠ろうとしていた。
だんだんと頭の上の手に自然と重さが加わってくる。
ぼくは頭の上の手を掴むと自分の顔の前へと持ってきた。とても暖かく柔らかい手だ。
少し力を入れて握ると、無意識かカガリも握り返してきた。
そして小さくうなりながら寝返りをうって、またカガリの目が覚めた。
「キラ…?」
この時なぜ自分がこんな行動に出たのか不思議でたまらない。
眠たそうにうっすら笑うカガリを見つめていたら自然と体が前に倒れてって…それで…。
自分の髪の毛がカガリにかかるのがわかった。そしてカガリの瞳がだんだん大きく開かれていくのもわかった。
でもぼくは止まることなく、そのまま最後まで顔を近づけた。
「キラ?」
今はもう完全に目が覚めたカガリが大きな瞳でぼくを見つめている。
ソファから体を起こし、驚きと動揺で目が小さく揺れる。
「お前…」
この部屋の暗さのような小さな声で、カガリは困惑しながら言った。
ぼくはどう答えていいかわからず、そしてカガリも何を言ったらいいのかわからず、
ぼくたちは黙ったままお互い動けなかった。
六時過ぎ
「お前達、こんなくらい部屋で何してんだ?」
お互いはっとして振り返ると入り口にラクスとアスランが立っていた。
アスランがライトのスイッチを入れ、部屋が急に明るくなる。
ぼくもカガリも急な光に目を顰め、二人を見つめた。
「カガリ、そろそろ戻るか?」
アスランはカガリのもとにやってくると、手を取ってカガリを立たせた。
「あ、ああ。そうだな」
「どうした?寝ぼけてるのか?」
カガリがその言葉に顔をあげて首を振った。「違う。大丈夫だ。大丈夫…」
アスランに支えられていた手を離すと、カガリはラクスに今日はどうだった、と話しかけた。
ぼくはもさきほどのことはなかったかのように、アスランに話しかけた。
そして二人が変える時間になり、ぼくとラクスは二人を車まで見送りに行った。
二人が帰ってきてからぼくらは視線を交わしていない。とは言ってもカガリが視線を逸らしている。
ぼくの視線にわざと気付かないフリをしている。
「じゃーキラ。またな」
「うん。アスランもがんばって」
「ああ。…ほら、カガリも。どうした?」
アスランが助手席のカガリを心配げに見つめる。
「え?ああ、すまん。ラクスまたな」
「はい。またゆっくりお話しましょう」
「…キラ」
ここであれから初めて目が合った。
「じゃあ、またな」
「うん。またゆっくり出来る時間があればおいでよ」
「…ああ。そうさせてもらうよ…」
そして少しの沈黙。
「キラ、あの」
「また、今度詳しく話すから」
カガリが何か言う前にぼくは遮るように言った。
カガリとアスランを送り出してぼくらは戻った。
カガリは何度か何か言いたそうだったが、結局何も言わずぼくらは別れた。
今日のことでカガリもなんらかは気付いたと思う。
でも、これから先どうなるかはぼくにもわからない。
END
62 :
61:05/02/10 23:18:35 ID:???
無駄に長かったか…
疲れたよOTL
白って難しいのな すまん皆OTL
>>52-62 長文乙です
ライブで見させて頂きましたがとてもおもしろかった
>>62 乙です乙
本気ではがゆい感じ
黒もキボン
乙.
黒も投下汁!
乙!!
いいもん見させてもらったハァハァ
>>62 少なくともこのスレでは二人目のネ申!ですよ?
GJ!
67 :
44:05/02/11 10:53:14 ID:???
またネタがよぎったらぷらっと書くか 黒はエロそうだからな
40ネタ投下キボン
乙っす。
次は黒を是非w
乙乙!すげー萌えたw
エロは黒って言うけど白いエロは無理なのかな?
俺も白エロ見たいな。44氏よ気が向いたら頼む
phase-02.こねこもいっしょ
ラクスはキラの部屋を訪れようとして扉越しに聴いてしまった。
「わ、こら、よせってキラ。くすぐったいぞ」
楽しそうなカガリの声を。
扉を前にして固まるラクス。
何事かと思い悩んだが、長く互いの存在を知らなかったとはいえきょうだいだ、
ふざけてじゃれあうこともあるかもしれない。
特にカガリは明け透けな態度で分け隔てることなく誰にでも気軽に接する。
なら仲のよい弟であるキラがそれに応じることがあっても不思議はあるまい。
軽く息を吐くとつまらない考えを追い出して気分を新たにした。
この扉の向こうでは微笑ましいきょうだいの姿があるのだと思うと自然と頬が緩んでしまう。
少し邪魔をして今度買い物に付き合ってもらう約束を取り付けるとしよう。
と、ドアノブを握ろうと手を上げたところで、
「ちょっと待て、そんなとこを舐めるな」
と聴こえた。
(どこを舐めているんですか・・・)
目元が強く痙攣しているのが自覚してとれた。
どんなじゃれあいをすればそんなことをするのだろう。
上げた手が強く閉じられ、石くらいなら砕けそうな握力を発揮している。
まあ、ふざけているだけだろう。こんなことで目くじらをたてるのも大人気ないではないか。
そう思い直し胸に手を当てて深呼吸をした。
吸って、吐いて、吸って、吐いて・・・
よし、落ち着いた。
「おいこら、そんなとこ触るなよ!私まだシャワー浴びてないんだし」
「ふふっ、そんなに気にしなくてもいいよ」
ラクスは吐血した。激しい動悸が胸を叩く。
よろめく身体を支えるためにと壁に手をあてた。
(落ち着いて、落ち着いて。状況不明で限りなく怪しいですがまずは落ち着きなさい)
胸に手を当てて荒い呼吸をしつつ口から血を垂らす。
はっきりいってこのまま昇天してもおかしくないくらい危険な絵である。
大丈夫なはずだ。
たしかにキラには他にも女の影があったらしいが。
カガリとはきょうだいだと知れる前でも仲がよくて
抱きつかれたり押し倒されたりとかあったらしいが。
一緒に買い物にいって帰りが遅かったとか
アークエンジェルが海に出た時に甲板で抱き合っていたとか聞いていて・・・・・・・・
やけにカガリが過保護だったり・・・
・・・
・・
・・
・
・
・・・・・・・・
(駄目じゃないですか―――!!!)
部屋に飛び込もうと体勢を整えようとして
「カガリも触ってみてよ」
「ああ」
「そうそう、始めはそっと優しく。うん、いい感じ」
腰砕けて方膝をついた。
へたり込むように床に手を着いたラクスに更に追い討ちがかかる。
「けっこう温かいな。わ、動いた」
「ほら、もっとしっかり掴んで。爪で傷つけないように気をつけてよ」
「こ、こうか?」
「そう・・・ゆっくりさすって」
「お、お前けっこう慣れてるんだな」
「うん、よく相手してたから」
(間違いないですわ。不貞の現場、しかも不義の関係)
血の涙すら流せそうな暗い情念を抱えてラクスは立ち上がった。
「何で笑ってるんだ」
「ん?可愛いなぁって」
その台詞にラクスの頭の中で何かが途切れた。
穏やかさが頭の中に広がっていく。
扉越しの細かな音。空気の流れ。屋敷に誰かがいるという気配。全てが遠ざかり静寂に包まれた。
瞬間、ラクスに水の心が宿り時の流れと感性が一致した。
殺意の波動、ハイパー化、明鏡止水・・・あらゆる人間の限界を越えた存在がここにいる。
(キラ・・・覚悟してくださいね)
ドアノブに手をかけると間断なく押し開いた。
乾いた大きな音をたてた扉。
その向うで驚いた目をこちらに向けてくる―――
(あ、あら?)
ベッドに腰掛けたカガリ、同じく隣に腰掛けたキラ、
そして
――
――
――
カガリの手に抱えられた小柄な猫。
(・・・・・・猫)
それは自分が想像していたような光景ではなかった。
どういうことだろうか?
衣服にも寝具にも乱れがなければ二人とも妙に落ち着いている。とても行為に及んでいたとは思えない。
浮気の密会現場に踏み込んだと思ったら実は見知らぬ家庭の団欒の場だったとでもいうような違和感。
自分が浮いてしまっているという危機感を覚えて頭をフル回転かせる。
(舐めたりおかしなところを触っていたのはカガリさんが抱えている猫で――つまりこの猫がカガリさんにじゃれついていたと。
キラはカガリさんにこの猫を手渡した訳ですか)
多分間違いないだろう。そう確信を得るまでほんの一瞬。
急場で発揮された底力が早撃ちの勝負の境目よりも短い時間で演算させた。
この場をどう切り抜けるか思い悩んだその時、カガリの中で愛くるしい存在が不審そうな鳴き声を上げた。
(そうですわ!)
「ラクス?」
「お二方はどうして私も呼んでくださらなかったのです?私も猫は好きですのに」
「ああ、そうなんだ。ごめんね。この子、そこのテラスに迷い込んでたみたいでさ。さっき見つけたばかりだったんだよ」
「まあ、そうでしたの」
オーバーアクションで手を打ち合わせてさもそのことに安堵したかのように振舞う。
これでなんとか誤魔化せればいいのだが。
「まあ、そうなんだがな。ほら、お前も触ってみろよ」
「まあ、ありがとうございます」
そう言って大きな笑みを浮かべてみせる。
受け取った猫はまだラクスを警戒して身を硬くしているが目一杯愛想良くして柔らかな声で話しかけた。
「まあ、人懐こいんですのね。お家はどちらかしら〜」
実際この猫は愛らしいがラクスは不信感を拭うために過剰な演技をすることで手一杯だった。
とてもこの愛くるしさを楽しんでいる余裕はない。
「どっか変だぞお前」
同じ女故に勘付いたのだろうか。カガリが心底からの不信さを隠さずに訊いてきた。
「え、そうでしょうか?あ、私は子供達にもこの子を紹介してまいりますわね〜。
動物に触ることは情操教育によいといいますし。では失礼しまーす」
ラクスは猫を抱えたまま部屋を飛び出した。
(恥ずかしいですわ〜)
――部屋に残された二人はラクスの後姿を見送った姿勢のままに呆然としていた。
「・・・行っちゃったね」
「ああ」
「・・・何か変だったね」
「そうだな」
「・・・訳わからないね」
「ホントにな」
どちらからともなく顔を合わせると互いに困った顔をした。
以下からお好きなパターンを追加してください。
【追加SSパターンA:ノーマルED】
開いたままの扉からアスランの顔が覗けた。
「なあ、さっきラクスが猫を抱えて走っていったんだけど、何かあったのか?
声をかけても顔を合わせようともしなかったし」
その言葉に再度双子は顔を見合わせた。
「私は未だにあいつがよくわからないんだよな」
首を傾げるカガリ。
「まあ、少し変わってるのは確かだけどね」
肩をすくめたキラ。
「どこか俺らとは違う考えをしてる子だからな」
こめかみに指を当てて俯いたアスラン。
それでも悪い子ではないのだ。
三人は顔を合わせながら苦笑するのだった。
【追加SSパターンB:突入ED】
「どうしようか?」
「ん〜〜〜〜」
カガリはおとがいに指を当てて軽く唸った。
「とりあえず追っかけてみるか」
そう言って立ち上がったカガリの腰を
「うわっ!?」
キラが引き寄せた。
「おい?」
ベッドの上に腰掛けたキラの上に腰掛ける形になったカガリ。キラの微かな息遣いが伝わってくる。
「何を――」
そこで彼女の声がくぐもった。
悪戯に首筋を這い回るキラの唇の感触に口を閉ざしたからだ。
唇の先が肌を摘まみ耳朶をなぞりときに舌先がくすぐる。
口を閉じようとするのだが熱い呻きが漏れてしまう。まだ扉が開いたままだというのに。
キラに制止の声をかけようとするが開いた口から出たのは歓喜の喘ぎだった。
【追加SSパターンC:双子ほのぼのED】
カガリは自分の手に違和感を抱いていた。
先程までは猫がいたのだが満足にあやすこともないうちにラクスに手渡してしまったので
どこか手持ち無沙汰である。空しいとも思えるかもしれない。
「どうしたの?」
心配そうに見上げてくるキラの顔が近かった。
カガリはしばしその顔を見つめ、やがて悪戯な笑みを浮かべるとキラの頭を掴んだ。
「え、何?」
そして頭を抱きかかえる。
「あの・・・カガリ?」
「よしよし」
「えーと・・・」
キラはどうしてよいのかわからず撫でられるままに呆然としてしまう。
(まあ、いいか)
キラは目を細めるとそのまま彼女に身をまかせた。
暖かく柔らかな感触が心地良いから。
――髪に触れる手が
――緩やかに波打つ拍動が
――ほのかな香しさが
優しいから。
パターンCはほのぼのというより甘いのかもしれませんね。
できれば皆さんにも思いつくままの小ネタとかを書き込んでこのスレを賑わせてほしいです。他のスレみたいに。
>>52-61さんお疲れ様です。
乙!そして俺はパターンBで(*´Д`)ハァハァ
( ^ー゚)Ъ グッジョブ !俺はパターンCがいいなぁ(*´Д`)ハァハァ
乙GJ!
すげー萌えた!漏れもパターンBがいいなあ(*´Д`)ハァハァ
乙乙!!パターンC萌え
これ見て犬ネタが浮かんだんだが71氏使っても良いか?
ネタは被らんのだが一応許可を
乙でした!
でもタイトルでネタバレしちゃってたのが少し勿体なかったかも
またED分岐の人キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━!!!!!!!!!!
(*´Д`)(*´Д`)(*´Д`)
GJ GJ グッジョーーーブ!!
毎度アスランが何気に面白いな。
A,B、C全部に萌えた。 でもBが最萌え!!
キラカガが次は誰にのぞかれるのか気になって仕方ない
B以外ありえないぜ
>>24 別に得意ではありませんが。というよりも文を書くこと自体が苦手なんですよね。
艶のない乱文しか書けないんです。
>>81 どうぞご自由に。微妙に異なる作品からまったく違う作品まで、
或いは各人好みの別パターンEDでもお好きなものをお書きください。
>>82 ごもっとも。
タイトルを最後に加えればよかったかもしれませんね。
86氏の許可も出たことだし書いてみるか
白、黒両方多いな 白→黒でやってみる
(細かい設定は気にするな)
カガリサイド
「うわっ結構降ってきたな。しょうがない、とりあえずあそこで…」
私は自分の胸元を両手で押さえ、近くの岩陰に走り寄った。
雨は服の中へもしみこみ、べっとりと体にへばりつく。
私は急いで服のファスナーをさげた。
中から小さな子犬が顔を出す。大きな瞳に小さな鼻、濡れた鼻が周りの匂いを嗅ごうと動いた。
茶色く柔らかな毛はすんなり私の指を通した。私はその子の頭を撫でながら自分の顔を近づけた。
「濡れなくて良かったな。でもおかげで私はびっしょりだ」
そう言うとその子は無邪気な笑顔で私の鼻に自分の鼻をこすりつけてきた。ふふっと自然に笑みがこぼれる。
私はその子を地面にそっと下ろしてやった。そして自分もその子の高さに少しでも近づこうとしゃがみこむ。
「そっちには行くなよ。まだ、もう少し降りそうだ。たぶんすぐ止むだろう」
私は叩きつける雨を見ながら言った。
しかししばらくしても雨は止まず、さっきの言葉は現実にはなりそうになかった。
今ではところどころ水溜りも出来ている。
「こんなことなら、キラの忠告ちゃんと聞いておくんだった」
私はため息交じりでそう言った。子犬が心配そうに鳴いた。
この子は子供たちが拾ってきた。捨て犬だろう。子供たちは飼いたいとキラ達に頼んだが、
そういうわけにもいかずこの子は施設に送られることになった。しかしあまりにも子供たちが頼み込んでくるので、
一週間だけこの子を家に置くことになった。
「雨が降るかもって言ってたのにな…」私の手にじゃれ付く子犬を見つめ呟く。
「傘…持ってきたら良かったな」
そう言って子犬を抱きかかえようと、両手を伸ばした。
だがその両手をすり抜けるようにして子犬は外へと飛び出した。
「おい!どこ行くんだよ?待てっ」
私も急いで岩陰から飛び出し子犬の後を追った。だが思ったよりスピードが早くなかなか追いつけない。
湿っていた衣服も今はもうびしょぬれだ。私はなんとか子犬を捕まえようと足に力を入れた。
だがその瞬間足がすべり、私はびちゃっという音と共に顔から倒れた。
顔も、髪も、服も、なにもかもが一気に泥水に濡れた。
私は倒れたまま顔を起こし、先へ先へと走っていく子犬を見つめた。
「うぅ…この薄情ものぅ…」
90 :
89:05/02/12 23:48:35 ID:???
風呂入ってくる。続きはその後
91 :
89:05/02/13 01:25:42 ID:???
キラサイド
目の前を歩く子犬に続き、ぼくは道を進んだ。手にはカガリの分の傘を持って。
ついさきほどこの子犬に遭遇し、子犬は案内をするかのように先頭をきって歩きだした。
「ずいぶん遠くまで散歩に来たんだね」
ぼくは前を歩く子犬に向かって言った。
しばらくすると子犬がスピードを上げ走り出したのでぼくも後に続いた。
「あっ」
「キラー!」
ずぶ濡れのカガリが向こうから走ってくる。だがずぶ濡れなだけならわかるが、なんであんなにまで汚れているんだ?
ぼくのところまで来るとにこにこしながらこう言った。「迎えにきてくれたのか?」
「うん。だってカガリ傘持って行かなかったから」
「ほんとにな。しかもせっかく持ってきてもらった傘も、これじゃ」
そう言って両腕の袖を引っ張って見せた。「転んだんだ」
そして足元でこちらを見あげている子犬に気付く。
「お前探したぞ?心配もしたし。でもキラを連れてきてくれて、ありがとな」
「早く帰ってお風呂に入らないと、風邪引くよ」
子犬を抱きかかえるカガリにぼくは言った。
「うん!そうだな。そうだ!お前も一緒に入るか?」
「えっ!?」びっくりしてぼくはカガリの方を振り返った。
「なっ!一緒に入ろうな」
帰り道ぼくはさきほどの自分の勘違いを思い出しては軽く赤面していた。
「お前も綺麗に洗わなきゃな」そう言って子犬に顔を近づけるカガリ。
ぼくは前を歩くカガリに気付かれないよう、横を歩く子犬に言った。「特別だよ」
「ラクスの服もあるけど、どうする?」
「いや、お前ので良いよ」
「ぼくの?」
「ああ。体系もそんなに変わりないじゃないか。こらこら待てって」
「そう?じゃー置いとくね」
「すまんな。うわっこら、まだだ!」
シャワー音の向こうでカガリの楽しそうな声が聞こえる。
ぼくはベッドに腰掛けながらカガリが出るのを待った。三十分後くらいか、そこでやっとカガリが出てきた。
ぐしゃぐしゃの頭でぐしゃぐしゃの毛並みのその子を抱えて。
「なんだか、カガリも犬みたい」
「なんだよそれ」そう言ってぼくに子犬を渡す。「とかしてやって」
「わかった。カガリも後でやってあげるよ」
「ん?そうか?じゃあお言葉に甘えて」
ぼくの前にカガリがいる。ベッドに並んで座り、ぼくはカガリの髪をとかしている。
シャンプーのいい香りが髪が揺れるたびに香ってくる。
「ちょっと、カガリ動かないでよ」
「え?ああごめん。だってこいつがー」
見ると子犬はカガリの腕の中から抜け出し、ぼくの膝に乗ってきた。
それを見てカガリが微笑む。「キラのこと大好きなんだな」
そして再び子犬を自分の腕の中へ抱きこむ。
「お前と私は一緒だな」
「何が?」ぼくは言った。
「キラのことが大好きだってことだよ」
なんていうか、こういうところに弱いんだと思う。ぼくは今一度確認した。
恥ずかしさや厭らしさを感じさせず、さらっとこういうことをいえるところがカガリのすごいところだと思う。
ぼくはカガリの肩に自分の額を押し付けた。
「どうした?」
「別に」
「別にってなんだよ?」
「言っていいの?」
「なんだよ、なんか言いたいことがあるのか?」
「じゃー…」
カガリサイド
おかしなくことをいう、そう思った。
「どういう意味だ?」
「だから、ぼくのことどれくらい好きなの?」
「どのくらいって、いっぱいさ」
「いっぱいって?」
「いっぱいはいっぱいだ」
自分の体温が高くなっていくのがわかった。そして隣のキラを意識し始める。
今いる場所がベッドだとか、自分はキラの服を借りているだとか、今まで気にもしなかったことが頭の中を支配し始める。
「そんなんじゃわかんないよ」
「えっいや、そう言われましても…」
「わかるようにしてくれる?」
「へっ?」
振り返る間もなく、いっきに視界が逆転した。今まで見つめていた壁が天井に変わり、
背中にふわっとした感触が広がる。そして天井を見つめている視界の中にキラが入ってくる。
自分の心臓がものすごく早くなっているのがわかった。
「あ、あの…」
「なに?」にっこり笑うキラ。
「起き上がってもいいか?」
「だめかな」
「え?あーその、えーと…」
はらうことも出来なくて、どうしたらいいかもわからず、そうこうしてる間にもキラがどんどん近づいてくる。
私はとりあえず腕を動かそうとした。だがそれに気付いたキラがベッドの上に押し付ける。
キラサイド
ぼくはカガリの上に覆いかぶさりどんどん顔を近づけていった。押さえている腕に力が入るのがわかったが、
ぼくはそれを無視した。あと、少し。
だがあと少しというところで邪魔が入った。それは愛らしい顔をした子犬だ。
カガリの胸の上に飛び乗り、ぼくを挑発するように見あげている。
ぼくは一旦カガリから身を離すと、子犬を抱きかかえベッドから下ろした。
「今はだめだよ。それにあそこはこれから使うから」
「おっおいキラ!」
子犬は残念そうに鳴き、そしてすぐに一人遊びを始めた。
ぼくは再びカガリのほうを振り向いた。そこにはいつもより髪がしなやかで、少し肌に色がついたカガリがいた。
「キラ?」
「ん?」
「えーと、その…」
「大丈夫だよ」
「いや、大丈夫じゃなく…って!」
ぼくはカガリの頬に手をそえ、そしてそれをゆっくり下に下ろしていった。
首筋を通り、彼女の鎖骨をなぞり、そしてそのまま胸へと移動していく。
胸の腕で手を止めるといっきにカガリの体が硬直した。
そんなカガリにぼくは苦笑した。そしてそれにカガリが反応する。
「今からこんなんで最後までいけるかな?」
ぼくがいうと、カガリの顔がいっきに赤くなった。
そんなカガリが可愛らしくてぼくはカガリに耳打ちした。
(最後までがんばってもらうけどね)
胸の鼓動がまた早くなった。
とりあえずこれでひとまず終わり
この先はエロだからひとまずここで止めてみた。
∧_∧
( ・∀・) ドキドキ
( ∪ ∪
と__)__)
黒キラ待ち
乙です!
「特別だよ」に禿萌え
めっちゃ続き気になるドキドキ!
100 :
96:05/02/13 22:54:47 ID:???
直球エロは書いたことないんで、他の作品を見てからにしようかと思ってるんだが
どうだ?
誰か投下汁
(*´д`*)ハァハァ
萌える…
覗きキャラ…カリダママンはどうよ
種でカガリがキラに抱きついたのを見て驚いてたし
フラガでも面白そう
なんで良コンテンツ化してんだよこのスレ。
95の続き
キラサイド
胸の上に置いていた手は再びカガリの頬へと戻った。そして指で彼女の唇をなぞるようにして、
自分の顔を近づけた。触れた瞬間にカガリの唇がきつく閉じられる。ぼくは無理やりそこをこじ開けると、
舌を差し込んだ。軽く小さくカガリが唸る。
ぼくはカガリの舌を捕まえようともっと奥まで忍び込ませた。それに彼女が体全体で拒絶する。
カガリの肩を押さえ後ろに引かないようにすると、ぼくは彼女の舌を捕まえた。
硬く奥に引っ込んでいるその舌に無理やり舌を絡ませる。すると少しずつ舌も肩もほぐれていくのがわかった。
そして唇を離すと、ぼくは彼女の首筋に口付けた。そこから舌を這わせ鎖骨まで滑り落ちてくる。
軽く甘噛みをすると彼女の体が小さく跳ねた。ぼくがカガリに視線を合わすと顔を赤くした彼女は見下ろしていた。
ぼくは彼女の反応を楽しむかのように甘噛みを続けた。そのつど彼女は身をくねらせ良い反応をしてくれた。
カガリももうすべて受け入れるだろう、そう思った。だがシャツに手をかけた途端、その腕を両手で掴まれた。
「カガリ?」
「だめだ」
「なんで?」
「だめったらだめなんだよ」
「意味がわかんないよ。脱がされると思ったら急に嫌になったの?」
「ちがっ…でもだめだ…」
ぼくは手に力を入れた。「もう無理だよ」
カガリサイド
力で勝てるなんて思ってない。コーディネーターとかナチュラルとかそんな話の前に、
私とキラは男と女だ。結果なんて考えるまでもない。でもすんなり受け入れることなんて出来なくて、
私は無駄な抵抗を続けている。そしてキラもそれに気付いてる。
笑顔でゆっくりとシャツをめくっていく。私の両腕の力をからかっているようにもみえる。
どんどんどんどん進むその手の先が軽く胸に触れた。下からその形を確認するかのように左右に動く。
「やめっ」
私はキラを睨むように両手を彼の肩に押し付けた。ぐっと力を入れる。
「やめないよ」
そう言ってキラは片手で私の胸を包み込み、ゆっくりと手を動かし始めた。
「いやだ。やめろっいや!」
キラを嫌っているつもりはない、むしろさっきも口に出したように大好きだ。
でもこれから先のことを考えると怖い。ここから先へは進みたくない。
体を弄られていくたびにその思いは強くなる。
「キラ?」
それは突然響いた声だった。私もキラもびくっと一瞬にして動きが止まった。
そして扉の向こうにいるであろう人物を確認するようにキラが尋ねた。
「ラクス?」
「キラ、良かったいらっしゃったんですね。ちょっと入ってもよろしいですか?」
その言葉に私は急いでキラの手を払うと、胸の途中まであがっていたシャツを直した。
「今着替えてるから後でいいかな?」
私は驚いてキラを見あげた。
「そうですの?では私はあちらで…」
だめだ。今ラクスに行かれたら!私は慌てて半身を起こした。「ラ…」
だが私の声は途端にキラの手によって塞がれた。キラに訴えようと視線を向けても目は合わない。
「ではキラあちらで子供たちといますね」
「うん、わかった」
行ってしまう!
ここで逃げられなかったらもう逃げれない。これがきっと最後の抵抗になる。
私はキラの手に噛み付くとベッドから飛び降りた。キラの方には目もくれずドアに向かって走る。
でも結果はどうだ?私は再びベッドの上で、掴まれた腕が痛みを訴えている。
物のようにベッドの上に放り出され、蛇に睨まれたカエルのように動けないでいる。
キラは私の前に近寄ると私の髪を撫でた。真っ直ぐな瞳が私を捕らえて離さない。
「お願いだから乱暴なことさせないで」
頬に降りたその指が首筋へと這っていく。
「もうこのままじゃ嫌なんだ」
そして胸、腰、太ももへと降りる。
「カガリのすべてをぼくにくれる?」
声は出ず、私は再び組み敷かれた。
終わりにするしかないOTL
109 :
108:05/02/15 22:09:50 ID:???
黒は書いてて痛いな あとやはりエロい文章難しい
乙!GJ!
いやー黒も萌えるな新発見だw
(*´д`*)ハァハァ
やっぱり黒は萌える…
>>108 GJ!!
何やら凄くよいトコロで終わっちゃてて生殺しのようです
取りあえずあとは脳内補完で・・・という事でよろしいでしょうかw
本当に乙でした!
黒も白も萌えました
萌える
萌えますな
ネタ投下!
コクピットに無理やり入り込むカガリにキラが困るという夢を見た(*´д`*)
>>116 イイ!それいいよー
漏れが字書きなら投下できるんだがなー生憎絵描きだ…
どんな夢だったのかももう忘れたがなw妄想で良いなら投下できる
>>119 するようなあれではないが身バレしてしまう…
>>117 絵書き良いじゃないか 漏れは字書きなんで絵描きが羨ましい
>>121 漏れは字書きが羨ましい
こういうとき投下できるんだもんなー
セックルじゃなくてもいいなら夜投下できるかも
微wセックルなら少しネタを考えるのに時間がかかる
漏れは微エロが好きなのでネタ考えてくるわ
元気がないカガリが書きたいんでね(*´д`*) ハフ
>>125 微エロ(*´Д`)ハァハァ
元気のない姉者(*´Д`)ハァハァ
楽しみに待ってるぞーがんがれ!
ネタが出来たんで投下してみる 上のコクピットネタ
種の砂漠編
カガリサイド
キラ・ヤマトの機体の近くに行くと、やつと仲が良い女がいた。確かフレイだったかな。
「何よあんた」
睨みつけるように向けられた視線に思わず体がびくつく。
軍服を身にまとった赤い髪のその子はゴミ袋を手に持ち、不満げに動きを止めた。
「キラ・ヤマトに話があって来たんだ」
「話?コクビットから出てこないのにどうやって話すのよ?」
「ほんとに出てこないのか?」
「ええそうよ。だからこうしてあたしが世話してるんじゃない」
「なんでお前が?」
「はぁ!?」フレイが一際大きな声を出す。
「えっいや、ごめん。って違う、お前と話をしにきたんじゃないんだ…キラに」
私は慌ててフレイとの会話をやめ、機体に向き直った。
「キラ・ヤマト、お前に話がある。艦長の許可はとってある。聞こえてるんだろ?」
返事はなかった。だが少し間があって返事が返ってきた。
『…話って?』
私はため息をついた。「人と話すときはちゃんと向き合って話すんだ。お前礼儀知らずだぞ」
「ちょっと、あんた」
横から文句を言いたげにしているフレイを無視し、私はコクピットから視線を離さなかった。
やがてコクピットがゆっくりと開き、キラ・ヤマトの姿が現れた。
「これでいいですか?」重たい、沈んだ声だ。
「うん。でも…」
私はそう言いながら足を浮かせた。そしてコクピットに飛び乗る。
「ちょっと」いきなり飛び乗ってきた私にキラが驚きながら身を離す。
私はコクピットに近寄ろうとするフレイに言った。
「少し借りるぞ」
そしてコクピットを閉めた。
「何するんですか」
「だってお前どうせ降りろって言っても降りないんだろ?」
「だからって飛び乗ってくるなんて…」
「会話はこうやって近くでするもんなんだ。あのまま会話するなんてバカみたいだろ」
そう言ってキラ・ヤマトに少し顔を近づけた。
129 :
128:05/02/24 00:59:57 ID:???
つづきは明日うpする。
余談になるが、視点は統一したほうがいいか?今みたいなカガリ→キラとかでなく
>>129 書きやすい方でよいですよ。
統一してる方が読みやすいかもだけど、視点が変わるのは
両方の考えが分かるのでそれもオイシイ。
どっちにしても続き期待してます。
131 :
128:05/02/25 00:15:50 ID:???
>>128 キラサイド
いきなりコクピットに飛び込んできた少女はぼくの顔を覗き込むように首をかしげた。
ぼくが顔を背けると小さく声をもらし壁に寄りかかった。
「艦長が心配してたぞ?」
ぼくは顔を背けたまま答えない。
「艦長だけじゃない、皆。外にいるあいつだって」そう言ってカガリは外を指差した。
ぼくは一瞬視線を動かした。そしてそれに気づいたカガリが再度ぼくを覗き込む。
「お前さー」
「なんですか?」
相変わらずなぼくの態度にカガリが少しむっとする。「拗ねた子供みたいだな」
これにはぼくも少しいらついた。
「何も知らないのに…何も知らないくせにそんなこと言わないでください」
「知らないさ。だって…」
そこでカガリは口を閉じると一度はふくれた顔を元に戻し、壁に寄りかかっていた体を起こした。
そして次に狭いコクピットの中で膝を曲げた。その行動にぼくは操縦席の端のほうに体を寄せた。
お互い近距離で向き合っている。少しでも動けば彼女の膝に自分の腕があたりそうだ。
だが彼女のほうはそんなことまったくどうでもいいようだ。
それよりも体を離したぼくに小さく顔色を曇らせた。
「わからないさ。言ってくれなきゃわからない。そうだろ?これは私だけじゃない。皆そうだ。」
彼女の膝が腕にあたった。
「お前自分のこと誰かに話してるか?相談出来る相手とかいないのか?」
「…わからない」
そう答えたが頭の中にフレイの顔が浮かんだ。そしてぼくを抱きしめてくれるフレイの姿も。
でも何かがおかしい。その上から薄暗い布をかけたようにその姿は黒くぼやけている。
ぼくは俯くと自分の膝のあたりを見つめた。
「自分一人で全部抱え込んで、苦しくないか?」そう言うと右手をぼくのほうに突き出した。
そして軽く握った拳がとんっとぼくの胸にあたる。
「ここ、苦しくないか?」
視線の先の彼女はじっとぼくを見つめ、その手を動かさなかった。
カガリサイド
「え?」
「えぇー?」
私はおろおろと辺りを見渡した。コクピットの中なのだから見渡せる範囲は狭くどこを向いても、目の前の光景が視野に入ってくる。
「えとー、私なんかいけないこと言った?」
彼の顔を覗き込みその原因を探る。
だが彼はぽろぽろと涙を流すだけでその目は開かないし、その口も開かない。
私は自分の右手を見つめた。彼の胸に当てたままの右手。
「と、とりあえず手離すな?な?」
そして手を離し彼の顔をまた覗いた。まだ涙がぽろぽろ出ている。
一定量を保つように流れる涙は止まる気配が感じられない。
「えっとー…」
私が泣かしたのか?いや、この表現は正しくないな。これじゃ私が意地悪したみたいじゃないか。
困ったな。こんなつもりじゃなかったのに。明日のことを伝えに来ただけだったのに。
私は頭をかきながらふとモニターに視線を向けた。するとさきほど外にいた女の子がこちらを睨んでいる。
なかなか出てこないことに痺れを切らしているようだ。今にも大声で文句を言いいそうだ。
私は悩んだ結果、彼の隣にしゃがみこんだ。広くないため肩と肩がひっつく。
小さく動く彼の肩を感じながら私は彼の右手を取った。そして軽く握りしめる。
「前、友達が言ってた。こうやって家族や友達に手を握ってもらうと心が落ち着くって…」
彼の手のひらは暖かく、大きさもさほど私と変わりはなかった。
「あっ!でも嫌なら離していいぞ。私は気にしないから」
だが彼の手が動くことはなかった。そのままの形で私の手の中にある。
私は嬉しく思い、彼の手を少しだけさきほどより握り締めた。自然と口角が上がる。
「明日街に一緒に行かないか? 言っとくけど私の護衛でな」
私は彼が泣き止むまでひたすら喋り続けた。
「ここから出たら皆にもう大丈夫って言うんだぞ。みんな心配してたからな」
ときたま握られたままの手を見つめる。
「あの子にもな。えっと確かフレイって子。あの子もお前のこと心配してるからな」
肩がひっついているため彼の顔を覗き込むことは出来ないが、彼の右手を見つめながら、
「あーあれだ。もし相談だったり話す相手がいないんだったら、私が聞いてあげてもいいぞ。
別に返事を期待したわけじゃないが、そう呟いてみた。
ひとまず終わり。後でコクピット降りた後を同視点で書くかも。
なんだか書いてるうちにカガキラになってしまった…スレ違いだと思ったやつすまんorz
>>133 ひとまず乙です!
すんごいほんわかしてて良かったです!GJ!
そういえば、ここのスレタイ的にはキラ→カガ濃くて
恋愛感情じゃないと駄目って事なんでしょうかね。
自分は仲良し双子好きなんでキラカガでもカガキラでも
Hがあってもなくてもなんでも食えるんですが。
>>133 乙!
キラを一生懸命慰めようとしてる姉者萌え〜
>>134 三点リーダースレだからエロそうなスレタイなだけで
スレの内容は別にエロくなくてもキラ→カガリじゃなくてもいいんジャマイカ
そんな漏れは1だったり
需要あるうえネ申が来てくれて良かった
最近漏ればっか書いてる気がして恐縮 他の作品も見て見たい
>>133 カガリサイド
「キラー」
嬉しそうに少女はキラの元にかけよった。そして自分の腕を絡ませ顔を近づける。
「大丈夫?私、ほんと心配したんだから」
「うん、ありがとう」
キラは微笑むと、フレイの腕に自分の腕を添えた。再びフレイが嬉しそうに笑う。
そしてその笑顔を見届けてからキラがフレイの腕を自分から離した。
「これから艦長のところに行ってくるよ」振り返りそう話す。
「そうか」視線を合わし軽く微笑む。
キラも同じく軽く微笑み、私はキラの言葉を待った。
だがその次の言葉はなく、私たちは視線を合わしたまま動かなかった。
「キラ?何してるの?艦長のところに行くなら私も一緒に行くから行こう」
キラの顔を覗き込み、手を取って彼を急がせる。
「え、うん」急かされたキラは振り返る暇もなく腕を引っ張られ、足を絡ませながら私に背を向けた。
私はその後姿に少し心が沈んだ。もう少し会話が出来たらな…そう思った。
そしてキラの腕をひっぱり横を歩くフレイに、自分でもわからない感情が湧き上がってきた。
並んだ二人の背を見ていると、こうなんだか目を背けたくなるような思いにかられる。
そして私は二人の姿がドアの向こうに消えるのを待ち、それから歩きだした。
>>133 kira
コクピットから出ると、待っていたフレイがすぐに駆け寄ってきた。
ぼくの腕に抱きつくと真剣に心配していたことを話してくれる。
まだカガリがこの場にいるので、ぼくはフレイの腕をそっと離し、彼女に向き直った。
「これから艦長のところに行ってくるよ」
カガリはぼくの傍に立つフレイに一瞬視線を合わせ、そうかとだけ言った。
ぼくは何か喋らなければと思考をはしらせた。だがこの場に相応しい会話は一つも出てこない。
目の前のカガリはぼくの次の言葉を待っているようだ。にこにこと笑っている。
結局ぼくはその笑顔に笑顔を返すことしか出来ず、フレイに再び腕をつかまれた。
通路を歩いていると黙っていたフレイが突然会話をぶつけてきた。
「あの子と中で何してたの?」
「話をしただけだよ」ぼくは少し驚きながらもフレイのことは見なかった。
「話?本当に?」
「うん。本当だよ」そして次は彼女に視線を合わした。
だが彼女は疑いの眼差しをぼくに向けたままだった。でもしばらくするとぼくから視線をそらし再び前を向いた。
「じゃーなんで目の下が赤いの?」
「え?」ぼそっと呟いた言葉に思わず聞き返す。
なんでもないわ、彼女はそう言ってぼくの前を歩き出した。
でも本当は聞こえていた。フレイといると心が潰されそうになる時がある。一緒にいても心が休まることはあまりない。
体で満たされることが心も満たしてくれるとは限らない。
でもカガリといたときはそうじゃなかった。隣に来られて肩と肩が触れ合い、そして手を繋ぎ合っていても、
まったく不快な思いはしなかった。むしろそのまま体を彼女の肩に預けたいくらいだった。
そして時折ぼくの手を握る手に力が入ることも嫌ではなかった。
そしてぼくは彼女のことを何度か思い出しては、不思議な想いにかられていた。
終わり。次は微エロをがんばるわ
otudesu
hosyu
あげ
保守
保守なり
最近失速ぎみですね。
自分の方は色々と本分が忙しいもので。
ネタはあるので今しばらくお待ちください。
保守しときます
ここは思い切りエロを投下してもいいのか?
むしろお願いします。
エロ大歓迎!!
エロ(・∀・)イイヨイイヨー
エロマダー?チンチン
E・R・O・! E・R・O・! E・R・O・!
こんなこと間違っている、とぼくらは言った。
力なく肩を落としたぼくら。そしてぼくらを囲むように脱ぎ捨てられたそれぞれの服。
お互いの頬を涙がつたう。
駄目だとわかりながら、ぼくらは背徳行為に落ちていく。
ぼくの背に絡みつくその手をはらうことも出来ず、彼女の熱い体から自身を放すことも出来ず、
お互いを求め、食い尽くすように溺れていく。
他のことなど頭の中に入ってこない。
ぼくの動きに答える彼女の声と、目の前で大きくそして小さく揺れる彼女の体しか目に入らない。
それはすべてを吐き出すまで、お互いの欲求が満たされるまで続く。
そしてぼくと彼女はこの間違いにまた泣くのだ。
夢中で体を重ね、夢中でお互いを愛しても。
>>154 う〜ん、たしかにエロですが
キラカガでなくとも使えるし
続きそうな雰囲気でもあって
コメントしづらいです。
>>155 確かに他カプでも出来てしまう!言われてから気づく漏れって…orz
保守
159 :
通常の名無しさんの3倍:2005/03/28(月) 14:13:29 ID:JCCnGDSl
シンとマユでもいけそうに思えるのはなぜだろう・・・・・・。
ずっと暮らしてたシンマユとはやっぱ違うんで無いかい
釣り堀いっぱいあるね〜
ゆっくりと足を進める。夜の闇から小さな照明だけが足元を照らしてくれている。
キラは足音を立てないよう狙っているものに近づいた。
やがて、シーツに包まるようにして眠っているカガリが視線に入った。
そっと枕元に立ちシーツに手をかける。そしてカガリの腹のあたりまでシーツを捲った。
薄いタンクトップ姿が視界に広がる。丈の短いその服はカガリの体の細さをよく表していた。
キラはベッドに手をつくと、カガリにさらに近づいた。
「…っ!」
ばちっとカガリが目を開いた。そして自分に近づこうとしているキラに気づき、慌てて飛び起きる。
だが今の今まで寝息をたてていた体だ、立ち上がった先から体がぐらつき、再びベッドの上に倒れた。
「なっ何してんだよ?」
なんとか体勢を立て直そうと手をつき、体を起こす。
そんなカガリの様子にキラは顔色一つ変えない。カガリはそんなキラの様子に胸の奥がざわついた。
「なんでここに?なんでいるんだ?」
そう質問する度にカガリの全身が緊張していく。目の前にいるキラの雰囲気に体が強張っていく。
キラはカガリの体が自分を警戒していることに気づいた。でもその姿はまったくか弱くて、
ほぼ下着姿のカガリは逆に怯えているようにも見えた。
「二年前とまったく変わってないね」
そうキラはカガリの下着姿を眺めながら言った。慌ててカガリがシーツを引っ張る。
だがそれも遅く、カガリがシーツに視線を動かした瞬間、キラがベッドに飛び乗った。
そしてあっという間に二人の距離はなくなった。
カガリは目の前のキラに視線を合わせられずにいた。怖くて顔が上がらない。
いつまでもシーツが視線の中にある。目を合わせてしまったらこの部屋のように薄暗い何かに飲まれそうだった。
キラはいつまでも顔を上げないカガリの頬に手をそえた。びくっと体全体が身を引く。
思ったとおりの反応にキラは思わず笑いそうになった。
そして同時に自分に対してのこの態度に苛立ちも感じていた。
ぐいっと無理やりカガリの顔を上げる。そこにあるのは怯えた大きな瞳。
カガリは掴んだシーツを一層強く握った。手のひらに自分の爪が食い込む。
逃げないと、体中がそう確信した。
疲れた。続きはまた後。
一応エロだけどダーク系。ダーク系っていけるのか?
>>164 禿萌え。GJ!
続き楽しみにしてます。
GJ!
ダーク系は大歓迎だw
169 :
164:皇紀2665/04/01(金) 00:27:42 ID:???
二年前とまったく変わってないね…さきほどの言葉がカガリの頭の中で重く響いた。
そしてそれに重なるように二年前のキラの姿が浮かんだ。
泣いて叫んでも、どんなに抵抗してもカガリの腕、体のすべてを離さなかったキラ。
カガリは自分の体が冷たくなっていくのを感じた。
「嫌な事でも思いだした?」そんなカガリにキラは優しく囁く。
だがその囁かれた言葉はカガリに追い討ちをかけるものだった。
キラもそれがわかっていてわざとそんなことを言った。
案の定カガリの肩は小さく震え、じりじりと体が後退している。
小さく開かれた唇から何か音がもれるが、小さすぎて何を言っているかはわからない。
カガリは片足がベッドから落ちて我に返った。転げ落ちるようにベッドから離れ部屋の入り口向かって走る。
頭の中はもうこの部屋を出た時のことを考えていた。
(ラクスのところ…いやだめだ…艦長、そうだ艦長のところに…)
大丈夫、この部屋を出れば大丈夫。恐怖の中にも少しの安堵感が生まれようとしていた。
そしてそんなカガリを、キラは目で追う事もせず小さく呟いた。
「逃げられないよ」
バンっという音が部屋の中に小さく響く。カガリはそのことにショックで目を見開いた。
扉に当たった自分の体をゆっくり引き離し、手をつく。だがいっこうに開く気配はない。
「そんな…」
閉じられたままの入り口を呆然と見つめる。
「なんで…」
やがてゆっくりとキラがベッドから降りてきた。自分に近づいてくるその足音にカガリは身を縮めた。
ぴたっとカガリの真後ろで止まりキラがそっと耳打ちをする。
「ロックしてあるから」
それはカチリという音を立てて、この恐怖から逃げ出すすべてのドアに鍵をかけたようだった。
再び恐怖はカガリを捕らえ、キラは暗い闇の世界へ引きずり込むようにカガリの手を扉から離した。
続きはまた後
>>169 黒キライイ!!GJ!
小出し感がなんとも小憎いですw
続き切実にお待ちしてます
171 :
169:CE00005/04/01(金) 20:59:40 ID:???
掴まれた腕にさほど力は入っていなかった。だがカガリはものすごい力で掴まれたかのように苦痛の表情でキラを見上げた
「痛い?そんなに強くはないと思うんだけど」
「いや!はなし…」
「強くしたのは二年前でしょ?」
くすっと笑うキラにカガリは捕まれていない腕にまでも痛みを感じた。
ずきずきと刺すように痛みが増してくる。
「今日はシャワー室には逃げ込まないでね」
そう言ってキラは後ろの扉にカガリを押し付けた。
「痛いのが嫌なら抵抗しないよね?」
くすりと笑いそっとカガリの腕を解放する。
自由の身となったカガリの腕は力なくぶらんと落ちて、軽く開いた唇から声がこぼれる。
「…たすけて……」
小さくこぼれた言葉はキラの耳には十分すぎるものだった。
キラは言葉が流れた元をそっとなぞった。ふっくらした上唇の感蝕が気持ち良い。
「それは誰に言った言葉?」
再び指を頬に移動させいやらしく這わせていく。そしてこめかみを通りカガリの耳を撫でる。
「そんなこと、誰にもさせないよ」
侵入者は簡単にカガリの口内を犯していった。
やべー下手したら長くなるかも。がんばってこれでも短くしてるけど
>>171 乙です
キラが黒い〜!長くても大歓迎ですよ!!
GJ! 黒キラ最高w
長くても全然OKっすよ
二年前の描写あったっけ?
ひさしぶりにきたら、素敵なキラカガ投下にもだえました
職人さんGJです! つづき楽しみにしてます
178 :
171:2005/04/03(日) 01:06:42 ID:???
気持ち悪い…。執拗に口の中で動き回る舌にカガリは体が震えるのを感じた。
舌を絡ませ、身を引くカガリの頭を押さえ自分の唇をさらに押し付けるキラ。
それは愛しい人に捧げるキスとはほど遠いものだった。
「いやだ」
カガリはキラが軽く唇を離した隙に顔を背け、扉から体を離した。
押し付けられていた背中は熱くなっていたが、それもすぐに冷えていく。
「いやだよ…」
声として外に出されるのは同じ言葉ばかり、もっと言いたいことはあるのに、
もっと投げつけるような言葉も頭の中には浮かんでいるのに、カガリはこれしか言うことが出来なかった。
近づかないで、目の前から消えて、触らないで。カガリの表情からキラはカガリの心の中を読み取った。
それでも歩み寄る足を止めることはなく、しゃがみ込んで頭を抱えてしまったカガリの手を掴んだ。
びくっとカガリの体が反応する。それはお仕置きをされる子犬のように正直な反応だ。キラは掴む手に力を込めた。
「痛っ」
キラは今度は力を緩めることなく、そのまま腕を引っ張った。痛みから逃れようとカガリが立ち上がる。
そして無理やりベッドまで引っ張っていく。
「いや!やだ!もうやだ!」
カガリはそんなキラの腕を離そうと力いっぱい抵抗した。
腕を叩いたり、押し広げようとしたり。でも結果は二年前と同じで、この先の展開にはなんら関係しない無駄なことだった。
扉に押し付けたときとは比べ物にならない力で、キラはカガリをベッドに押し付けた。
そこに今より少し若いカガリの顔がかぶる。怒りの視線を向け、自分を罵倒するカガリ。
「前はこの後カガリに叩かれたよね」
カガリは答えることも出来ず、覆いかぶさるキラに小さく息を吸った。
「叩き返しちゃったけど」
パンっという高い音が頭に響いて、カガリは大きく目を見開いた。あの時のショックがよみがえる。
思い出して涙がこぼれた。そしてそんなカガリの涙をキラは優しくぬぐった。
「今日はそんなことしないよ」
それはあやすような言い方で、すんなり事がすすむようにしているような感じだった。
「やめては…くれないのか?」
わかっていても言いたくて、カガリはキラに涙を拭かれながらそう言った。
震えるその声は押しつぶされる寸前だった。
「大丈夫。今度は痛いだけじゃないから」
その言葉を聞き、カガリはきつく目を閉じた。涙がまた一つ流れた。
>>176 ないない。この作品の中だけ。
>>171 焦らしプレイですかw
続きが気になる……ハァハァ
>>179 おまい早いな。今は誰もいないかと思ったぞw
181 :
179:2005/04/03(日) 01:28:05 ID:???
さっきまでフレッツ見てたから起きてた
今回は双子描写多くて萌えw
182 :
178:2005/04/03(日) 03:11:54 ID:???
キラの愛撫にカガリは何の反応も見せなかった。腕で顔を隠し、唇も閉じられたまま。
キラは這わせていた舌を離し、カガリの組まれた腕を顔から離した。
「カガリ、ぼくを見て」
そういうキラはカガリと同じように泣きそうな表情だった。そんなキラにカガリは戸惑いを隠しきれなかった。
力で押し付け無理やり体を求めてきながらこんなことをいう彼に、どうしたらいいのかもわからなかった。
「ぼくを見て」
子供のように胸に顔を埋め、カガリの体を抱きしめる。背中に回された腕が優しく感じる。
だがそれでもこの行為が正当化されることなどない。闇の中ということに変わりはない。
キラはカガリを起こしタンクトップを脱がせると、片手で背中を支え胸にキスをした。
そのキスはさきほどのキスとは違い、苦しいくらい愛しいキスだった。カガリは胸が苦しくなるのを感じた。
そして何度も何度もそんなキスを落してくるキラに少しずつ体が反応し始めた。
青ざめていた頬にだんだん赤みがのってくる。キラはそんなカガリの様子を確認してさらに行為を続けた。
形の良い胸はキラの手の動きに簡単についてきた。キラはその弾力や形を楽しむように手を躍らせた。
「…ん…んん…」
身を捩じらせ小さな快感から逃げようとする。キラは再びカガリをベッドの上に倒し、舌を這わせていった。
首筋からゆっくりと下がり、時折それをキスに変えながら胸の突起目指して進める。
「やっ」
それを口に含まれ、カガリが大きく身を動かした。キラは舌で転ばすように軽く舐めあげ、
それを数回続けた。すると口の中でどんどん形が出来てきて、やがて存在を表した。
キラは口を離すと指先でそれを確認した。
「気持ち良い?」
カガリは目を閉じて首を横に振った。髪の毛が軽く乱れる。
キラはその様子を眺めながら、指先でそれを可愛がった。膨らんだそこはキラの指の動きにどんどん上を向いていく。
「んぅ…く…いや…」
しきりに首を振っては自分の反応を否定るす。だがそんなことをしても自然と吐息はこぼれ、
キラは愛しそうにそれを見つめた。自分の腕の中で耐え切れない刺激に感じるカガリが愛しかった。
硬く強張っていた体の力はどんどん抜けていった。引き付けるような呼吸も今はなく、体中が熱を帯びていた。
キラは力の入っていない腕に視線を向け、カガリのショーツに手をかけた。
だが驚いたことに、もう抵抗は見せないと思っていたカガリが急に暴れだした。
自分の上にいるキラを蹴り上げ、一心不乱に体をばたつかせる。甘い吐息もどこかに消え、今はまた引き付けるような呼吸に戻った。
キラは暴れるその腕を捕らえ、カガリの頭の上に押さえつけようとした。
だが思ったよりもその力は強く、キラの手の中から簡単にすり抜け、一際大きく振りかざした。
一心不乱に暴れていたカガリだが、自分のしたことに目を見開いて動きを止めた。
目の前には頬を押さえるようにして苦痛に歪むキラの表情。カガリは宙に浮いたままの自分の手を胸の中に引っ込めた。
じんじんと手の甲が痛い。そしてキラが手を頬から離すと、唇に赤いものがついていた。
それを見た瞬間、恐怖は再び広がった。
「大人しくしてよ」
そう言ってキラは二年前に手を上げた。
書いてて痛くなった。おまえらこれ大丈夫か?
大丈夫だよGJ!
ハァハァ…
ネ申キタ━━━━━ヽ(゚∀゚)/━━━━━!!!!!
GJGJ!!
問題なし、GJ!
続きハァハァ
>>1 お前いい香具師だな。
こんな良スレ立てやがって(*´Д`)
ネ申キターーーーーーーーーーーーーーーd(・∀・)GJ!
双子切ないね・・・この痛さがたまんないですっ
189 :
182:2005/04/04(月) 16:10:23 ID:???
「ごめん…私…でも……でも…いや……ごめん…ごめん」
首を振りながらカガリは呪文のように「ごめん」を繰り返した。
ひどい仕打ちがこの後待っているんじゃないか、その考えがぐるぐると頭の中を回る。
カガリは手を伸ばそうとするキラに、触れられそうになった足を引っ込めた。
両手両足を、自分から離れないよう強く抱きしめる。
キラは口の中に広がった血を飲み込んだ。どす黒く、気を狂わすような味。
それはキラの心を加速させる狂気の味だった。
「いやっ!いやいや!いやだー!!」
キラはカガリの肩をつかむと、うつぶせになるよう無理やりベッドの上に押し付けた。
苦痛にカガリが表情を歪める。キラはそんなカガリを見下ろした。細く小さな背だ。
そして押し付けている手の平にカガリの肩甲骨を感じた。小さく羽根のように浮き出るそれはキラの表情を曇らせた。
なぜならもし仮に人に羽根があったとしても、彼女の背にそれはもうないからだ。
恐怖と絶望を伴ってそれはキラによって引きちぎられたのだから。
キラはカガリを押し付けたまま自身を取り出した。そして突き出されたショーツに再び手をかける。
「いやっ!いやだ!やめっ…」一際大きく体が反応しする。
キラは乱暴にショーツをずらすと、カガリの中に早く入りたいとしているそれを押し付けた。
だが恐怖と拒絶しか感じていないカガリのそこがそれを許すはずもなく、入り口は軽々とキラを押しとどめた。
「…やだっキラぁ!…キラっ…!」
もうカガリにはキラの名前を呼ぶことしか出来なかった。
そしてキラはカガリを押し付けたまま自身をいっきに奥へと進めた。
甲高い悲鳴が、体中に突き刺さった。
190 :
189:2005/04/04(月) 17:37:33 ID:???
体の奥底から吐き出した悲鳴はやがて燃え尽きる火のように消え入り、後はひたすらその痛いに絶えるだけだった。
無理やり突き進まれたそこはカガリの息遣いをあらくさせた。上手く息が出来ない。
そしてそんなカガリにかぶさるキラも、自分を歓迎しないその状態に声を出して耐えた。
「くっ…予想はしてたけど…他の誰にもされてなかったんだね」
締め付けの度合いからキラは微笑を浮かべながらそう言った。
そしてカガリの肩から手を離し、代わりにカガリの腰が離れていかないよう腰を強く掴む。
「…ぼくだけ…まだぼくだけしか知らないんだね…カガリのここ」
そう言い優しく腰を動かしてみた。
「痛っ…」
案の定カガリは涙を浮かべて顔をシーツに押し付けた。手は強くシーツを握り締め苦痛を紛らわそうとする。
「嬉しい…」
キラはぴんと這ったカガリの背に口付けると、軽くそこに吸い付いた。
「ひっ」
ぞくりと悪寒が走り、一層カガリはシーツを強く握り締める。
「ぼくだけ…ぼくだけしか知らないで」
キラはカガリの背から唇を離すと、大きく腰を引いた。
それからはもうただただ繰り返すばかり。泣き続けるカガリを無視して速度を速めていく。
キラの動きにカガリの体、胸は素直に反動した。そして苦痛に顔を歪めシーツを涙で濡らすカガリはキラの欲望を掻き立てた。
「ん…ふっ…はぁ…はぁ……くっ…いやぁ…」
リズム通りに声を漏らすカガリのそこは、時間が増すたびスムーズに通れるようになった。
「やっ…き…らぁ…もぅ…やだ…」
自分の中を行ったり来たりする痛みを和らげようと、カガリの意志とは関係なしにそこは潤い始めた。
進入物から身を守ろうとどんどん濡らしていく。そのことにさらにカガリは絶望した。
もうすぐ彼を受け入れる。今はまだ嫌と言えてもやがて彼の動きに自然とついていっていまう。
「いや…んっ…やめっ…止まって…お願……」
痛い、苦しい、やめて、と何度も繰り返すカガリにキラはさらに打ち付けるスピードを上げた。
「やっ…キラぁ……はぁ…わたしの声…きいてぇ…んっ」
お腹を突き上げられているような感覚に、カガリは体を引いて嫌がった。
だが腰を押さえているキラの腕がそれを許すはずもなく、さらに深くキラが上から覆いかぶさる。
そんな状態に荒い息だけが唇から漏れ、視界の向こうがぼやけた。
キラはしばらく打ち付けると、ゆっくりと速度を落とし、カガリの中から自身を抜き取った。
抜き取られたそれはまだ満足できていないらしく、その姿は保ったままだ。
キラはふいにカガリの腰から手を離した。力の入っていない体はすぐにベッドの上に倒れ、その反動でカガリの体が横を向く。
まだ荒い息のままのカガリは何がどうなったのかわからず力なくキラを見つめた。
>>190 いつも乙です〜!
いつのながらの鬼引きに続きが楽しみで仕方ありません。
キラの偏愛っぷりがイイ!です。
キタ━━━━━ヽ(゚∀゚)/━━━━━!!!!!
黒キラGJ!!
今キラ完璧黒いよな、本編
キラカガハァハァハァハァ
すげぇえええ!!!
GJ、GJ!!!
続き待ってます!!!
196 :
190:2005/04/06(水) 17:00:40 ID:???
カガリを仰向けに寝かせようと体に触れる。しめった体はキラより熱く、思わず手を離しそうになる。
力なく横たわるカガリの足は人形のように簡単に持ち上げることが出来き、キラは両足を大きく開かせた。
そしてカガリと視線を合わす。
「カガリ…」
「こんなことしたって…」カガリがキラの言葉を遮る。
目の下を赤く染め、大粒の涙を流した後が残るその表情は、悲痛な声をあげる。
「こんなこと…こんなことしたって…」
「わかってる」
そう言い捨て、キラは再びカガリの中に自身を滑り込ました。
ほとんどの体力を消耗してしまった体は、針に刺されたように体を反らせ、
苦痛の表情を浮かべながらキラの肩を押し返そうと手を伸ばした。
キラはそんなカガリの手を掴むと、自らそれを引き寄せ手の平に口付けをした。
「ごめんね」それはとても切なく、抱きしめてあげたくなるような声だった。
遠のく意識の中、カガリはその言葉をひたすら耳にしていた。
すべてが終わり、キラは自分の身なりを整えた。ベッドに横たわるカガリは気を失ってしまい、
今は静かな呼吸だけが聞こえる。安らかな寝顔とは言えないが、キラを見つめる表情よりは遥かに穏やかだ。
キラは出来るだけベッドが軋まないようカガリに覆いかぶさると、ゆっくり両手を差し出した。
「何をしてもぼくの物にならないのなら…」
キラの細い指がカガリの首にかかる。
「どこへも行けないように…」
力を少し込めると、血管の流れを感じた。どくどく、と静かなリズム。
「…ぼくから離れないように…」
壊してしまえばいい。誰の手にかかっても治らないよう。
閉じ込めてしまえばいい。自分以外の何も見えないよう。
奪ってしまえばいい。彼女の動きも、思考も、そのすべてを…。
次がたぶんラストだ!それにしても痛い内容だ
>>196 保守レスかと思いきやGJ!
ラストスパート楽しみにしてます
乙!GJ!
黒キラいいなぁ。
GJ!
ラストスパート期待してます!
>>196 いつもGJ!
毎回惹きつけてくれる展開ですね。
ラスト凄く気になります。頑張って下さい。
201 :
196:2005/04/07(木) 00:12:25 ID:???
力を込めていくと、カガリの指が小さく動くのが目の端に入った。だがそれから動く様子はない。
抵抗も反応も見せない。キラはカガリの瞳が開いていくのを見つめた。
それは産まれて初めて目を開ける動物のようにゆっくりで、適度な潤いのある瞳で目の前を見つめる。
「私を…殺すのか…?」上がり下がりのない、平坦な声で言う。
体に力が入らないのか瞬きと口を動かすだけで、キラの手を払うこともしないカガリ。
「…私の死を望んでいるのか?」
キラはぎょっとしてカガリの首筋から手を離した。
「違う!そんなこと望んでいない!そんなこと…そんな…」
「私…キラが何をしたいのかわからない…。ただ犯したいだけ?」
「違う。ぼくは…」
「何度も何度も…」
「違う…そうでもしないと繋ぎ止めれないんだ」カガリの声を遮って発した言葉は、重たくよどんだ愛情だった。
狂った愛情は狂った行動を持って表される。数ある愛情表現の中で、最低の選択しか出来なくなる。
キラはカガリが先ほど流したような大粒の涙を流し始めた。
「どこにも行かないでほしいから…ぼくの傍にいて欲しいから…。カガリのことが好きだから」
カガリはキラの言葉にどんどん気持ちが沈んだ。その最後の言葉が一番間違っている、そう思った。
「ぼくだけのカガリにしたいから、だから…。全部ぼくのものじゃないと嫌なんだ」
何もかもが狂ってる。始まりも今も、望んでいるものも。
カガリは力の入らない腕に神経を集中させ腕をキラへと伸ばした。
少しずつ動くようになった腕はゆっくり伸びていく。
「おかしいよ…だって…私たち姉弟じゃないか」キラの頬へ伸ばすと、涙で濡れていた。
その涙を拭くように手の平を動かし、優しく包んだ。
「こんなことダメだ。こんなこと幸せになれない、間違ってるんだ。…幸せになろう?キラ…」
キラはそっとカガリの手に自分の手を添えた。カガリの温もりを感じ取ろうと、頬を擦り付ける。
その表情はとても柔らかくて、カガリを無理やり壊していくキラとはまったく別人だった。
その様子にカガリも口角を上げて微笑む。私たちは戻るんだ。昔の、こんな関係のない頃の私たちに。
キラはカガリの手を優しく握りながら微笑みをカガリに向けた。
「ぼくのこと好き?」
「ああ。もちろんだ」カガリも優しく微笑み返す。
キラは嬉しそうに笑い、カガリの手を強く握り締めた。
「良かった。ぼくもカガリが好き」
そして数秒深く目を閉じると、ゆっくり涙の乾いた瞳を開いた。
「ぼくのこと好きなら、一緒についてきてくれるよね?」
「えっ?」
カガリは言っている意味がわからずキラを見あげた。
そこには今まで見たことのない最高の笑顔があった。
「一緒に不幸になろう」
END
こんな終わり方でごめんなおまいら。ダークのシメって難しいわ。今度あれば違う終わり方に
乙GJ!
ハァハァダークに萌えたの初めてだハァハァ
ダークなカンジが新鮮でした
乙乙乙乙乙
やはりキラは黒くあるべきだ。
>>201 まさか今夜中に完結してるとは思わなんだ。
長編乙でした!
きれいにまとまっているけれど後を引く終わり方で
最後まで印象深いですね。
マジでGJ!GJ!です。
カガリの「好き」を素で勘違いしているのか分かっていて
惚けている黒キラサマなのかが気になる所です。
この「不幸になる」がどういう事なのか色々ありえそうで深い
>>201 神作品!オチが真面目に驚いた。
少しマターリと読んでたのに最後で自分、顔引きつった…
姉まで道づれなのか、黒キラは。
でも双子ダークすっげー萌えた。GJ!
続編…じゃなくてもいいが、時間があったらまたぜひ双子をおねがいしまつ。
209 :
201:2005/04/07(木) 18:04:40 ID:???
>>207 自分も201書いてて途中和んでたが、
やっぱりダークなものは最後までダークだろうなと思った。
狂ってしまったものって治らないんだろうなと。
なんかないかなー
もう限界だったから。そんなこと見なくてもわかる。
ぼろぼろになってしまう前に救い出したかったから。
でも君が望んでいた人は、ぼくじゃなく別の人だったんだよね。
カガリを連れ出して数日が経った。いっこうに彼女は部屋から出てこない。
部屋に入れないわけではない。ラクスもキラも時間があればカガリの様子を窺いに行っている。
でもそれでも、カガリは自分の中に閉じこもったまま出てこようとしなかった。
「カガリ、起きてるの?」
部屋に入るとそこは真っ暗でキラはライトをつける前に聞いてみた。
返事はなかった。だが目の前で小さくカガリが動くのがわかった。
キラはライトをつけようか迷ったが、まずはカガリの元に歩み寄った。
「調子はどう?」
キラの口から出た言葉は、壊れ物に触るみたいに小さく優しかった。
「…普通」
そして相手から返ってきた言葉はそれを跳ね返す壁のように冷たかった。
「食事あんまり取ってないんだって?」
「食欲がないんだ」
「体によくないよ。ちゃんと食べないと」
キラがそう言うとカガリは黙り込んでしまった。
最近こんな会話ばかりだ。キラは自分と視線の合わないカガリを見つめた。
カガリはどこか遠くを見ていて、体はここにあるのに心は別の場所にあるみたいに見えた。
キラは白いブラウス姿のカガリに手を伸ばした。明るく柔らかな髪に手を通す。
「カガリ…」
呼びかけに返事はない。それはわかってはいたことだ。
キラはベッドに右足を乗せた。そしてゆっくりと体を進める。
カガリは軋むベッドの音にも反応を見せず、暗いどこかを見つめている。
キラはカガリの目の前に座ると、ぼんやりとした彼女の輪郭に手を添えた。
「カガリ…ぼくは間に合わなかったの?」
カガリの視線がキラを捕らえた。そして小さく唇が開く。
だがキラはカガリが何か言う前に、体を乗り出しカガリの唇に口付けた。
本来ならばとても柔らかく官能的な唇。でもキラが口付けたそこはガラスのように冷たいものだった。
なんかスレ元気なかったから投下。新OP見て思いついた。
211
GJ!GJ!GJ!
続きヨロシク!