341 :
2/2:
「エイブスさん、これはどういうことですの?」
『ラクス様、申し訳ございません!まだ彼らには教育が行き届いておりませんもので……
あれを本物のあなただと思っているのです!』
「そういうことを言っているわけではありませんの。
まあ百歩譲って『若い』、『胸がある』、ここらはいいでしょう。
認めたくはありませんが事実ですから。
しかし『可愛い』とはどういうことですか!何をもってあの偽者がわたくしより可愛いと?
とりあえず、ヨウランさんでしたっけ?彼は早急に処分してください。」
『お待ちください!彼にも今一度チャンスを!
我らピンクコスモスの未来を背負って立つ、期待の新人なのです!』
「…わたくしに意見するというのですか?まぁいいでしょう、あなたがそこまで言うのなら……。
エイブスさんは今までもよく働いてくれましたし。しかし次はありませんよ?」
『はっ!ありがとうございます!全ては桃色の清浄なる世界のために!』
「……おいラクス、何やってるのか知らんが少しは仕事したらどうなんだ?」
「カガリ、あんまりラクスを刺激しないでよ……。」
「キラ君の言うとおりにして、カガリさん。私たちは気にしてないから……。」
「聞こえてますわよ、みなさん?」
「アイシャ…もうすぐそっちに行けるかも知れん、待っててくれ……」