Fate/stay night>>>>>>>>>>>死種
1 :
通常の名無しさんの3倍:
真理。
テンプレ1
まさか体験版でここまでオレを震わせるとは。。
祝賀会とは比にならない感動!!これを傑作と言わずになんと言う!
2004年はまさに革命がおこる!いや、おこしたいんや!
スタッフの無言のメッセージがオレのハートをロックオンしたぜ。。
発売日に店頭で見かけたらよろしゅうな!!!
/ ̄ ̄ヽ
|__T_i_
|ミ. ・ ・|
(6〈 / Jヽ 〉
| ∀ | < やりおるわ、TYPE-MOONめ
l\__)
_ノ (___ (⌒)
/| | |\../| | | `ノ ~.レ-r┐ Fateイイッ
/.//| | | | |。| | | |ノ__ | .| ト、
/ /./ | | | | |。|( ̄ `-Lλ_レ′
T i g e r s ̄`ー--‐
テンプレ2
まさか体験版でここまでオレを震わせるとは。。
祝賀会とは比にならない感動!!これを傑作と言わずになんと言う!
2004年はまさに革命がおこる!いや、おこしたいんや!
スタッフの無言のメッセージがオレのハートをロックオンしたぜ。。
発売日に店頭で見かけたらよろしゅうな!!!
,..:;;;;;;;;;;;;;;;:::,
./;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
/;;;;;;;;'''''''''''''''V''''''''';
|;;;;;;;;」 !
|;;;;;;| ━、 , ━ i
i 、'|| <・> < ・> |
'; ' |] ' i,.
ノーi :::::: ._`ー'゙ ..!
イ i ゙t:::::::、'、v三ツ::;' < 正直にTYPE-MOONが好きや言うたらええねん
!. ヽ,.:::::゙::::::::::::/ヽ、
ヽ、 ':.、:::;;;;:/ | ゙ヽ、
\___ ノ. ゙ヽ
4 :
草加:05/01/16 19:21:48 ID:???
真理、そんなとこで何をしてる!!
ファイズは時代遅れ。仮面ライダーのレースゲーム(時速3000キロ)キボン
セイバーたんハァハァ
_,,,,,,,,,,,,,__
_,r'´: : `ー‐‐‐.,_
. ,/: : : : .`、
. ,/: : : .`、
,/: : ,' , ヽ、 `.、 、 '., `、
∠,',': :,! .i、`、ヽ、ヾ,, `、 i .; : . ヾ!
/,' : ,!!:i : i.`、;!ヾ`ニ`.、,!ヽ!、!: : . : . `!
. レi : :iヽ:ト、 !,r'7i´,! ,ノ .i; r'´`.i ト、,! ごきげんよう雑種ども
. `、:!__` .ヽ! i._'/ i,!f´ i ! .i
. ``f、,! ヽ -,ノ .,!
. <_ __, ./`´! ,!
`、 r ニ-' ,/! .i .i
. `、 .,/ .,' i,!
`、 ,/ ,' _,,,,,,!-----┐
 ̄ `、 r‐''´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i__
,!'''ー''´:i i;.:o:.:.:.:.:.:.:,;,;,;,;,;,;,r‐:`ー--..,,___
r-';::::::::;;ノ !:.o,;r''''´`、`、.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;,:.---:ゝ-、
_,,,..-‐'''''''´:.:.:':k''´.,' f''i'´:.:.:.:.:::::::;;r''ヽ`ニニヽ''_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`、
_,,.-'´:.:.:.:.:,/:.:.:.:.:,r'/ ,r- ! i:.:.:::::;;r''´:.:.:.:.:.:,:.:.:.;'`ヽ、`ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`、
,f´:.:.:.:.:.:.;,/:.:.:.:.:.:,r',,イ `ー' _,! .!:.'':´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.:.;.:.:.:.:.:.`、 `、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
. i:.:.,;,:.:.,r'':.:.:.:.:.:.:.;r'/,ノ ,r‐'´ ! i:.:.:.:.:.:,;,;,:.:.:.:.:.:.;.:.:,:.:.:.:.:.:.:
9 :
通常の名無しさんの3倍:05/01/20 18:39:48 ID:RJIcjn9Y
あげ
この板にも月厨が…
マジでゴキブリのようにどこにでも現れるな。
月廚よりも鍵廚の方が全然多い
鍵厨はクソスレの言い訳で「アンチが建てたニダ!」とか言い出さないからまだマシ。
型月なんざ姉しよの足元にも及ばねえ
月厨、ガノタ、ミスチルオタはどこにでも現れます。
不等号厨の立てたスレはどれも香ばしい
この香ばしさこそ新シャアよ!!
18 :
通常の名無しさんの3倍:05/01/22 00:03:32 ID:OUQ8srHV
福田「パクリ開始(トレースオン)」
福田「パクリじゃない!パロディニダ!」
福田「パクリじゃない!私が書いたメモ帳には十数年前から(ry」
21 :
通常の名無しさんの3倍:05/01/27 21:46:18 ID:GXomRAvz
突如浮上する糞スレ
xz
FATEはライターのオナーニ
種は負債のセクース
あげw
(゚Д゚)ハァ?
「―――解せない」
ぽつりと、キラ・ヤマトが呟いた。
「あなたは、これだけの腕を持っていながら連合に戻ったのです? あなたと
AAならば、ジブリールになぞ遅れはとらないでしょう」
殺意こそ途絶えたものの、フリーダムの構えには一分の隙もない。
それを前にして、ネオ・ロアノークは口元をわずかに歪めた。
「―――驚いたな。何を言いだすかと思えば、まだそんな事を口にするのか。
キラ、俺は少しでも勝算の高い手段をとっただけだ。マリューがどう思おうと、
俺はこれ以外の手段はないと判断した」
自信に満ちた声に罪悪感などない。
仮面のMS乗りは真実、恋人を裏切った事を悔いてはいなかった。
「そうですね。訊ねた僕が馬鹿だった」
まったくだ、とネオは同意する。
キラはハ、とつまらなげに鼻を鳴らし、静かに銃口の先を上げた。
「たしかにあなたは戦上手だ。そのあなたがとった手段ならば、せいぜい上手く
立ち回るでしょう。
―――だけど、それは正しい道ではない。あなたの剣には、決定的に誇が欠けている」
立ち上る蒸気。
それを前にして、鼠色の仮面はなお愉快げに笑っていた。
「ああ、あいにく誇りなどない身だからな。
だがそれがどうした。英雄としての名が汚れる? は、笑わせないでくれよキラ。
汚れなど成果で洗い流せる。
そんな余分なプライドはな、そこいらのペットにでも食わせてしまえ」
「――――――――」
瞬間。
わずかに弛緩していた空気が一変した。
――――大気が凍り付く。
NJの調律を乱すNJC、戦力比を狂わせる核動力が鎌首を起こしていく。
放たれる殺気は今までの比ではない。
その、呼吸さえ困難な緊迫の中、
「ペットと言いましたね、ネオ」
戦場のトリィをも払う声で、黒衣のコーディネイターは言い放った。
「事実だ、キラ・ヤマト。スーパーコーディネイターの誇りなぞ持っているのなら、
今の内に捨てておけ」
「――――よく言いました。なら、ムウさんが先に逝け」
仕事を終えて自分の寝室に帰ってみれば、部屋には携帯電話を持った赤服がいた。
・・・どうやら、私はついにいかれてしまったらしい。
癖毛がついた短い黒髪と、赤い軍服。
少年めいた幼さを残した顔に、うっすらと後ろが透けて見えるミラコロ。
これが脇役じゃないとしたら、一体何が脇役だというのだろう。
「さすが一方的な決めつけはアスハのお家芸だな!!」と、赤服は突っかかってきた。
目蓋をこすってから部屋にあがった。
赤服は部屋のまんなかで突っ立ったまま、
なぜか携帯を抱えてこちらをちょろちょろと見つめてくる。
「なんだ、おまえ」
「なんだ、おまえ……なんだおまえだと!?よくもそんなことが言えるな!」
何日か経って、病院にいった。
出番に異常がありますね、と豚の顔をした監督は答えた。
私が殺す。私が生かす。私が傷つけ私が癒す。
我が手を逃れうる者は一人もいない。我が目の届かぬ者は一人もいない。
打ち砕かれよ。
戦う者、迷った者を私が招く。私に委ね、私に学び、私に従え。
休息を。唄を忘れず、祈りを忘れず、私を忘れず、私は軽く、あらゆる重みを忘れさせる。
装うなかれ。
連合には報復を、ザフトには裏切りを、偽物には絶望を、光あるものには闇を、生あるものには暗い死を。
休息は私の手に。貴方の罪に油を注ぎ印を記そう。
永遠の平和は、私の中でこそ与えられる。
――――許しはここに。受肉した私が誓う。
ピ ン ク ・ コ ス モ ス
――――“ラクスは平和の歌を歌います”
……さて。
我らがシン・アスカは、一体なにを考えているのだろうか。
「アスランさん。FAITHって言ったよね。なら少しは覚えがあるんだろ」
「――――俺に戦え、というのな」
「そうだ。アスランさんが俺より強かったら許してやる。けど弱かったらオーブ
に帰ってもらうからな」
「……それは別に構わないが。それはどういう理屈でなんだ?」
「ミネルバを守るのはおれ! 戦争が終わるまで、おれが一人でミネルバを守る
んだからな!」
「――――――――」
シンが何を言いたいのか、アスランさんにはよく分かっていないようだ。
もちろん、周りのみんなもよく分からない。
「だーかーらー、おれより弱いヤツはいらないの!
アスランさんがおれより強いっていうんなら、おれより頼りになるってことだ
ろ?。それなら少しは指揮を任せてもいいよーだ」
拗ねたように携帯を弄ぶシン。
「―――解ったた。おまえを納得させれば良いんだな」
「そうだよ。けど、おれを納得させるのは大変なんだからな!」
言うが早いか、ダンッ!と大きく合体して、インパルスはセイバーへと斬艦刀を
たたき込む……!
「うわあ、シンメチャクチャだー!」
不意打ちどころかセイバーには武器すら与えられてないじゃんか、それでも
主役かシン!
「?」
インパルスの奇襲に面食らったのか、セイバーはぼんやりと立ちつくしている。
そこに炸裂する、インパルスの小手先胴――――!
「あれ?」
不思議そうに首をかしげるシン。
……そりゃそうだ。
端から見てるこっちでさえ不思議なんだから、当事者のシンなんて嫁の超脚本
なみに不思議だろう。
「――――――――」
セイバーは突っ立ったままだ。
ただ違うといったら、さっきまでインパルスが持っていた斬艦刀を持っている
という事か。
「あ…………ほんと?」
何がほんとなのかは知らないが、間違いなく真実です。
セイバーは奪った斬艦刀を構えてさえいない。
あくまで構えをとらないセイバーを前に、インパルスは固まったように動かな
い。
シンだって常識無しとまで言われたDQNである。
その経験が、目の前の相手が次元違いだと悟ってしまったんだろう。
「……変形しろというのなら変形するが。そこまでしなければ判らない腕ではな
いだろ」
「ぅ――――うう、はうはう、はう〜〜……」
シンはよろよろと後退し、へなへなと膝をついた。
「勝負はついた。これで認めてもらえるんだろうな」
「――――う。う、ぐすっ」
がくり、と肩をおとしてうなだれるシン。
それで大人しくなってくれたな、と思った瞬間。
「うわぁぁぁぁぁあああん!
ヘンなのに主役とられちゃったーーーー!」
回りにいる俺たちが目眩を起こすぐらいの大声で、わんわんと泣き出してしまった。
福田「舞台があり、名優があり、血肉がある。足りないものは脚本だけだが―――
なに、私は生の感情が好みでね、
筋書きのない自慰(オナニー)の方が愉しめる。」
───青い地球にコロニーが降る。
ある冬の夜の後、地球圏では戦火が広まっていた。
眠りにつく前、テレビを付けると『平和を歌う歌姫』を見る。
巨乳の歌姫なら『戻ってこれる』
貧乳の歌姫なら『戻ってこれない』
そうして、どちらでもない番組を見た者は二度と目覚める事がない───
世界は戦争を恐れ、同時に桃色の夢に染まっていく。
再び構築される殺戮の夏。
起こり得ない筈の出会いと再会、交錯する仇敵たち。
正気でいるのは自分だけなのか、
それとも、狂ったまま目覚めていないのは自分だけなのか。
鯨幕のような無人の宇宙。
一年限りの狂想曲、世界を操る歌姫との遊戯が始まった。
36 :
通常の名無しさんの3倍:05/03/03 01:32:53 ID:o4H02Jb5
ペットワロス
もしかして美味いのか。
あのチリソースとヨーグルトソースを山ほどぶち込んで合体事故のあげく、
オレ外道ミックスソースケバブ今後トモヨロシクみたいな料理が美味いというのか。
包帯がとれて自分でご飯が食べられるようになった日に、その男はやってきた。
評議会議員の制服にシャアみたいな声。
病院の先生よりちょっとだけ若そうなそいつは、偉い人というより悪の黒幕という感じだった。
「こんにちは。君がレイくんだね」
慈しむような嘲笑うような笑顔。
それはたまらなく胡散臭くて、とんでもなく優しい声だったと思う。
「率直に訊くけど。孤児院に預けられるのと、初めて会ったお兄さんに引き取られるの、君はどっちがいいかな」
そいつは自分を引き取ってもいい、と言う。
親戚なのか、と訊いてみれば、君に親戚など果たしているのかな?、なんて返答した。
……それは、とにかくぁゃιぃ、悪魔っぽいヤツだった。
けど孤児院とそいつ、どっちも知らないコトに変わりはない。
それなら、とそいつのところに行こうと決めた。
「そうか、良かった。なら早く身支度をすませよう。新しい家に、一日でも早く馴れなくっちゃいけないからね」
そいつはおっとりと荷物をまとめだす。
その手際は、子供だった自分から見ても油断していいものじゃなかった。
で、さんざんもったいぶって荷物をまとめた後。
「おっと、大切なコトを言い忘れた。
私の所に来る前に、一つだけ教えなくちゃいけないコトがある」
いいかな、と。
これから何処に行く? なんて気軽さで振り向いて、
「――――うん。
初めに言っておくとね、私は評議会の議長なのだ」
ホントに本気で、仰々しくそいつは言った。
一瞬のコトである。
今にして思うと自分も子供だったのだ。
俺はその、冗談とも本気ともとれない言葉を当たり前のように信じて、
「――――別に、俺は気にしない」
素っ気無い顔で、そんな言葉を返したらしい。
以来、俺はそいつの子供になった。
その時のやりとりなんて、実はよく覚えていない。
ただ事あるごとに、ギルはその思い出を口にしていた。
照れた素振りで何度も何度も繰り返した。
だから父親―――ギルバート・デュランダルという人間にとって、そんなコトが、人生で一番嬉しかった事なのかも知れなかった。
……で。
自分が何処の誰かも解からない子供に、自分は議長なんだ、なんて言葉を投げかけたギルも切嗣ギルだけど、
その意味も解らずどーでもよさげだった俺も俺だと思う。
そうして俺はギルの配下になって、名字を貰った。
レイ・ザ・バレル。
そう自分の名前を口にした時、妙なミドルネームに、たまらなく違和感があった。
切嗣残ってる
黒化メイリンとルナマリアで姉妹対決よろ。
アーチャーキラvs種キラキボンヌ
44 :
40:05/03/04 17:57:19 ID:???
45 :
1つめ。:05/03/04 19:29:57 ID:???
「は――――」
受けた右腕が震える。サイドレバーを握った指は、その衝撃で折れた。
残った全精力で取り出したサーベルも、わずか一撃で柄が歪曲した。
「――――――――」
死んだ。
初撃で既に瀕死。ならば迫る次弾を受けきれる道理はない。
「――――――――あ」
だというのに。
心が折れかけているというのに、体は全力で否定する。
それは違うと。
この男の言葉を認めるのも、ここで死を迎えるのも違うのだと、賢明に訴えるように。
――――顔をあげる。
眼は機能していない。眼球はモニタの映像を写さず、ただ、ヤツの記憶だけを流してくる。
……その中で。
亀のように縮こまって、必死に生き延びようとする自分がいた。
……聞こえるのはビームが鍔競り合う響きだけじゃない。
ヤツは。
その一撃の度に、自らを罵倒する。
「そうだ、ラクスの唱える理想が綺麗だったから憧れた!」
繰り出される一撃をシールドで受ける。盾は砕かれた。残る命綱は右のサーベルのみ。
「故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!」
そのビームサーベルも歪に折れ曲がり、刃そのものが薄れかかっている。
……胸が、痛い。
瀑布の如きヤツの剣戟ではなく、その言葉が、キラ・ヤマトの心を裂く。
「この身は平和の為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた。
戦争が終わっても差別が無くならぬ事も、ラクスが破綻していると気づく間もなく、ただ走り続けた!」
―――繰り返される否定。
それが届くたび、心は戦闘を放棄しかける。機体はとっくに、重撃に耐えられずリタイヤしたがっている。
だというのに。
そのリタイヤしたがっている体は、なお必死になって、ヤツを否定し続ける。
「だが所詮はこの様だ。そんな偽善では何も救えない。
否、もとより、何を救うべきかも定まらない―――!」
「が――――!」
弾き飛ばされる。
ジェネシスもかくやという一撃は、たやすくフリーダムの機体を弾き飛ばす。
「――――――――」
なのに、踏みとどまった。無様に背中から地球に落ちる一撃を、懸命に耐えきった。
46 :
2つめ。:05/03/04 19:31:29 ID:???
敗れれば。
敗れれば起きあがれないと、体が頑なに敗北を拒否していた。
「ぁ――――はあ、あ、げ――――ぅ…………!」
罅入ったレバーを握り締めて、体を預ける。体は前のめりになったままで、起こす事さえできない。
「は――――あ、はぁ、は――――…………!!」
スティックを杖がわりにして、前に倒れ込む体を両手で押さえる。
その姿は、たとえようもなく無様だ。端から見れば、画面に映るヤツに土下座しているようにもとれるだろう。
「―――その理想は破綻している。
戦争が無ければ平和と考え、誰もが穏やかに生きられるという願いなど、空想のおとぎ話だ。
そんな夢を抱いてしか生きられぬのであらば、涙の海で溺死しろ」
生きる価値なし。
否、その人生に価値なし、とヤツは言い捨てた。「……………………」
武器は壊れかけ、機体もパイロットも在る事自体が無駄。
対して、ヤツは機体どころか武器さえ壊していない。
――――ここに勝敗は決した。
いや、そんなものは初めから決していた。
今のキラでは、未来のキラに敵う道理などない。
……だが、それは間違いだ。
実力差がはっきりとしていたのなら、こんなバカげた小競り合いになる事はない。
負けていたのは、僕の心。
自分が間違っていると気付き、アイツは正しいと受け入れた心が、弱かった。
負けていたのはそれだけだ。
なぜなら、ずっと――――
「…………けるな」
「なに……?」
なぜならずっと―――この体は、おまえには負けないと訴えていた。
偽物と。
おまえの理想は偽りだと蔑まされる度に、力が籠もったのは何の為に――――
「ふざけるな、こんちくしょう…………!!!!」
「――――――――」
届く。
必ず届く。
壊れているなら壊れていないところを使えばいい。
有るモノ全てが壊れたのなら無い部分を総動員しろ。
機体(フリーダム)がまだ負けていないというのなら、その奥、まだ手つかずの領域に手を伸ばす――――!
47 :
3つめ。:05/03/04 19:33:35 ID:???
ぶつん、という頭痛。
コンマの刹那。おそらく最後になるだろう、種が芽吹くビジョンを見た。
理解には至らなかった。
だが、痛みだけは教訓として知れたと思う。
……進化を表す学説に、SEEDという韻を持たせた理由。
そこに込められた真意を、今は判らずとも。
みんなに代わって、その言葉を貰っていく。
「―――――――、命は」
自らに胸を張る為に、その呪文を口にする。
キラの言葉はキラを傷つける。
それを承知で、おまえは僕を殺す事を望んだ。
長い繰り返しの果てに、そんな事しか望めなくなった。
なら。
おまえが僕を否定するように。
僕も、死力を尽くして、おまえという自分をうち負かす――――!
「――――命は産まれ出るものである(life is produced and comes out.)」
知らず、呟いた。
顔をあげる。
死にかけの体を奮い立たせる。
ごくん、と、喉につまった血の塊を飲み下す。
出力が落ちていたエンジンが厳かな唸りを上げていく。
「貴様、まだ」
「―――そうだ。こんなのが夢だなんて、そんな事」
とっくの昔から知っていた。
それでも、それが正しいと思うから信じ続けた。
叶わない夢、有り得ない理想だからこそ、ラクスは追い続けた。
たとえ叶わなくとも。
走り続ければ、いつか、その地点に近づけると。
「そうか、Nジャマーキャンセラー……! リミッターを切れば、その出力は核爆発にまで至る……!」
武装を構える。
そんなのは知らない。
僕は、ただ、
「―――おまえには負けない。誰かに負けるのはいい。
けど、自分には負けられない―――!」
最後まで、自分を張り続ける――――!
48 :
40:05/03/04 19:34:59 ID:???
>>43 返事が無いから勝手にやった。今は反省している。
つづきはまだ途中。要るなら今日明日にでも。
49 :
43:05/03/04 21:16:00 ID:???
アリガトリクガカナッタアリガト
UBWの改変、そう来るかw
そこに、予想外のモノがいた。
プラントを背にした姿は暗灰色。
フェイズシフトの甲冑で武装したその機体は、酷薄な雰囲気を滲ませて宇宙を見下ろしていた――――
「な、何者だ――――」
アレが自らの武装を一掃したのだと直感したのか、イザークは声を上げる。
「――――――――」
所属不明機は答えない。いや、初めからイザークを見ていない。
アイツが見据えているのはただ一人。僕の傍らにいる、エンデュミオンの鷹だけだった。
「答えろ! 何者かと聞いている……!」
感情の高ぶったイザークの声。
それで、ようやくデュエルへとツインアイを向けた。
「っ――――――」
光る瞳に見据えられ、イザークは息を呑む。それの視線は、どうしようもなく冷たかった。
―――アレのパイロットは、イザークを人間扱いしていない。
機体を通してすらそう判るのだ。
向けられているイザークが、あまりの威圧に心を裂かれていても不思議ではない。
「お、お前、なぜ俺の邪魔を――――」
震える声で問う。そうしなければ飲まれる、と判っていたのだろう。
―――だが。
「君にもう出る幕はない。失せろ、道化」
男は、死の宣告でそれに応えた。
パチン、という音。
それが背中に背負った何かを外した音だと気づいた時には、もう、惨劇は始まっていた。
突如空中に現れた無数の砲塔は、それこそ驟雨のようにデュエルへと砲撃を見舞う。
「――――――!」
デュエルが腕を上げる。
アンチビームコーティングシールド。
青い機体の前面に、護るように盾が翳される。
―――おそらく、あの守りはいかなるビームも通用しないだろう。
だが、盾というのが不味かったのか。
前面展開されたソレは、降りそそぐビームの一撃すら防げず、腕から切り離された。
52 :
つづき。:05/03/05 16:24:36 ID:???
「え――――?」
呆然とした声。
哀れに首を傾げるイザークなどお構いなしで、それらは重い増加装甲を貫いた。
容赦など初めからない。
ビームに貫かれ、吹き飛ばされるアーマーをさらにビームが刺し貫く。
傾ぎそうになる体を、銃を構えようとする腕を、バルカンの斉射を試みようとする首を、それぞれ必死の致
命射となって貫通する。
生き残れる可能性など皆無だ。
完全に切り刻まれ解体しつくされたデュエルガンダムは、もはや人型ではなく、屑鉄の山でしかなかった。
形を失った灰色の屑鉄が散っていく。
ふわり、ふわり。
ズタズタに引き裂かれた胴体は、それでもかろうじて原型を留めている。
……今では、そんな物だけが、モビルスーツだったものの名残だった。
「――――――――」
あまりの光景に言葉がない。
張りつめた意識は、ただ哀れに散っていく灰色の残骸だけを見つめていた。
その時。
「―――見苦しいな。私が失せろと言ったのだ。疾く自爆するが礼だろう!」
侮蔑の籠もった声で、闇色の機体が吠えた。
「な―――」
目の錯覚、ではない。
ガンダムの残骸は花火のように火が着いたかと思うと、スラスターを吹かして飛び去ろうとする。
だが遅い。
男が何をしたかは判らない。
ただ、夜空に綾目が走っただけ。
蜘蛛の巣のように、宇宙に出来た檻はデュエルの素体を巻き込んでいく。
その様は、網に曳かれていく魚を連想させた。
53 :
おわり。:05/03/05 16:25:39 ID:???
「あ――――あ…………!」
コクピットのハッチが吹き飛ぶ。
その下には大人になりきらない少年の姿がある。
そこへ。
今度こそ、砲火の嵐が降り注いだ。
「ひ、あ、あああああああああああああ!」
……絶叫が響く。
絶叫に呼応してビームは数を増し、その数に応じて絶叫は高く大きくなっていく。
「あ、は、いた、いたい、いたい、いたい、いた、い…………!!!」
デュエルにはストライクと同じく、フェイズシフトの力があるのか。
頑丈で壊れきらない分、その様は無惨すぎた。
……雨は止まない。
兵器はそれぞれ動きが違い、同じ軌道など描かない。
そして、認めたくないのだが――――その一基一基が、ガンダムたちの“装甲”を貫通する
ビーム兵器の類だった。
「うそ、こんなコト、あるハズ、ない―――こんなバカげた数、ある、ワケ――――」
無尽蔵とも言えるビームの雨。
その下でもがくイザークは、あまりに――――
「くっ、あう、い、たい……? 俺、死んじゃう? こんな、こんな、痛い中で、死ぬなんて、そんな、
あは、おかし、ひ、おかしくて、こんなの、うそ、痛い、いたい、いたい、いたいいたいいたいいたい
いたいいたいいたいいたいいたいいたい――――――――!!!!!」
……それで終わった。
彼の駆っていたモビルスーツと共に、イザーク・ジュールは消え去った。
際限なく続くと思われた無限循環の拷問は、真実、わずか十秒足らず。
その間。
ムウさんはただ、虚空を泳ぐ不吉な機体を睨んでいた。
「ふん。雑兵風情が鷹を墜すなどと、口にするのも大罪だ。
アレは父である私の物だ。人の子供に手を出す輩には、かような串刺しが似合っていよう。
さて、久しいなムウ。覚えているか、私が下した決定を」
>>43 逆行キラ視点の改変は俺には無理ですた。お詫びにこんなんでも。
イザークがイイな
慎二役はだれがいいかな
候補はシンしかいないが
あとはキラかな姉妹がいるのは
ハッ! サハク家の!?
他のネタスレより面白そうなのでage
fateじゃねーけど
906 :通常の名無しさんの3倍 :05/02/01 01:54:19 ID:???
ルナ「いやー、新キャラは出番が少なくて困りますよほんと。」
カガリ「ハハハ、でも私も前作の中盤くらいまでは出番が少なくてな。」
シン「出番がない…出番がない、だと!?よくもそんな事が言えるな!」
カガリ「おまえ―――なにを。」
シン「出番がないという事はこの世界すべてがいい加減で、
嫁の気分しだいですぐ干されるという事実に投げ込まれることだ。」
シン「活躍なんて無いに等しいし、主役だなんて今にも忘れられそう。」
カガリ「なにを―――何の事を言ってるんだ、おまえ
―――やめろ。その目で―――その目で私を見るな。」
シン「・・・・・・・・次回、出番があっても背景になってしまいそうな錯覚をおまえはしらない。
―――それが、出番をなくすという事なんだ。」
シン「これはさ、お前みたいに得意げに語れる事なんかじゃない。」
カガリ「だから―――その目で私を見るなと言ってるだろう・・・・・・・・・・・!」
シン「―――教えてやる。
これが、出番をなくすってことだ。」
908 :通常の名無しさんの3倍 :05/02/01 03:16:52 ID:???
>906
元ネタをメル欄にでも書いといた方がいいかもな。
あと、シンのそれは何の魔眼なんだ?
キラ「万物には全て綻びがある。人間は言うにおよばず、大気にも意思にも、時間にだってだ。
始まりがあるのなら終わりがあるのも当然。
僕の目はね、カップルの破局が視えるんだ。君と同じ特別製でさ。
だから―――婚約者なら国家元首だって奪ってみせる」
鈴村は黒歴史だけど志貴演じてたしな。
志貴タイプを想像してたらかなりの軽薄さんだったので幻滅した<鈴村
黒歴史の話はやめようぜ。
カレーのない先輩なんて炒飯のない痔悪化じゃん。
そうだな、まるでサハク家のないオーブだ
61 :
通常の名無しさんの3倍:05/03/16 11:37:09 ID:VeU9XM4K
アヒャ
>>57 遠野志貴=シン・アスカ
シエル=メイリン・ホーク