シン・アスカは、戦艦ミネルバ内に置ける、同僚パイロットとのブリーフィング中、不注意によりカガリ・ユラ・アスハ代表を冒涜せしめ、ザフト−オーブ間の関係悪化を招いたことを深くお詫びいたします。
今回のことは私の未熟な状況判断及び認識不足によるものであり、たとえ一パイロットといえども外交関係を損失したことに対する重大な責任を痛感し、反省するしだいです。
今後はかかる事態を二度と起こさないことを誓い、たとえ一パイロットといえども、一層奮励努力いたします。
個人的補記
アスハ代表と私との確執は、代表の一方的な理想論によるものと言え、その偏執狂的妄想が、今回の事態を
招いたことは明らかです。このような人物が他国の戦闘艦に乗艦し、あまつさえ作戦行動に関与し、のみならず
部隊員を罵倒するというのはもはや常軌をいつした行動と言わなければなりません。
アスハ代表のような人物を艦に同乗させることは、猿に爆弾を持たせるも同然であり、しかもそれは猿に対する
侮辱ですらあります。なんであのような奴が偉そうな顔をして、みんな平気でいられるのかが、僕には全く理解
できません。みんなおかしいと思わないのか?
さらに状況を敷衍すれば、かかる問題人物を国家元首として奉戴し、表敬訪問に同行せしめた護衛官の人選
及び判断にも瑕疵があったことは明らかであります。アレックス氏の言動には、両国の関係を円滑に推進する
ための配慮が著しく欠落しております。
人を見る目がない、と換言することもできましょう。だいたい、普段から警護対象とベタベタとイチャついているような
人物など、護衛官としてのアレックス氏の適正には強く疑念を感じざるを得ません。人の上に立つ器なのか?
アスハ代表も、人に話をするんら、まず相手のことも知るべきでしょう。
ひょっとしたら自分の国の過去も知らないのか? 笑うぞ。
したがって、かかる状況に置ける私の責任はその範囲に置いて軽減され、アスハ代表並びに代表の行動を容認
したアレックス氏にも相応の責が課されるのが正当であると敢えて主張するものであります。
なんだよいったい始末書って、こっちは仕事だから戦ってやってるんだと言うことをみんな
一度、よく考えてみるべきでしょう。オーブの人間には、礼儀というものはないのですか?