1 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :
「ジャカジャカジャカジャカジャン!(イェイ)
ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャン!
ジャカジャカジャカジャカジャンケンポ・・・」
兵士A「モーグリ軍が攻めてきました!」
「げえっ!すぐにモビルスーツ隊を出撃させよ!」
寝れ
3 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/10 04:17:20 ID:cNVP38a/
勢いに乗ったモーグリ軍の攻撃は凄まじかった。
兵士A「我が君、旗色が悪う御座います」
「うむむ・・・撤退だ!引き揚げの銅鑼を鳴らせ!」
(ジャーン!ジャーン!ジャーン!)
兵士B「おう、撤退の合図だ」
兵士C「逃げろ逃げろ」
こうして母艦にモビルスーツ隊を収容すると、撤退を開始した。
着艦できなかったもの達は残らず撃墜させられ、
辺りは無残にも破壊されたMSの山となった。
4 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/10 04:21:52 ID:cNVP38a/
先の戦場より20里ほど離れた辺りに我々は逃げ落ちていた。
軍師A「一度本国に戻り、補給を行った方が宜しいでしょう」
「うむ。・・・・ん?」
(ジャーン!ジャーン!ジャーン!)
モーグリ軍兵士A「わっははは、ここから先へは行かせぬぞ」
「げえ!こんな所にまで兵を伏していたとは・・・」
モーグリ軍兵士B「おしるしを頂く」
「もはやここまでか・・・」
5 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/10 04:27:06 ID:cNVP38a/
残存MS部隊を迎撃にあたらせたものの、もはや我が軍の戦意は喪失していた。
「万事休す・・・」
将軍A「ここは我々に任せ、我が君はなんとかお逃げ下さい」
兵士B「私が安全な宙域まで誘導致します」
「た、頼む・・・」
勇敢な部下達の助けで、何とかその宙域を離脱できたものの
最初は五千あった部隊が、いまや百にも満たない数にまで減っていた。
また、兵糧を奪われた為に我々は飢餓に苦しむ事となった。
6 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/10 04:35:46 ID:cNVP38a/
「我々はこれからどうすれば良いのか・・・・」
軍師A「殿、アクシズのハマーン様を頼っては如何でしょうか?」
「ふむ、あの偉大なる御方に降るというのは大賛成じゃが
果たして受け入れてくれるかのう。あそこも経済状況が厳しいそうじゃ。」
軍師A「残存兵力を全て差し出し、補給を受ける代わりに
前線で戦うという申し出をしてみては如何でしょうか?」
「うむ。よきにはからえ」
こうして急遽、使者がアクシズへと送られたのである。
期待あげ
8 :
パンパ:04/12/10 05:46:09 ID:09SlSSPh
パンパage(゚∀゚)シッテルヨ
あんまり
>>1レスにかなりの行数の文を入れると読みづらいが
これくらいなら読みやすい
光・輝!光・輝!
11 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/11 23:28:42 ID:NkLS0hwR
ハマーン・カーンは、全兵力と国を差し出す事を条件に下僕を受け入れた。
ハマーン「そちを省講将軍に封ずる。今後はこのネオ・ジオンの為に
存分に力を奮うがよい」
「はは!この命の代えましても・・・」
こうして僕州はネオジオンの領土となり、下僕軍はハマーン親衛隊としてネオジオンの兵力に組み込まれた。
しかし、ハマーンの配下には下僕の登用に反対する者、謀反の意ありと疑うものが多数いた。
一見無事に逃げ落ちたように見えたが、アクシズの中には下僕への敵意を抱く者で溢れかえっていた。
又、下僕の忠臣はハマーンへ降る事を快く思わない者や、ハマーンの圧制に反感を抱くものがおり、
下僕は心配で枕を高くして寝る事が出来なかった。
1 名前: ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s 投稿日: 04/12/10 04:10:19 ID:cNVP38a/
「ジャカジャカジャカジャカジャン!(イェイ)
ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャン!
ジャカジャカジャカジャカジャンケンポ・・・」
兵士A「モーグリ軍が攻めてきました!」
「げえっ!すぐにモビルスーツ隊を出撃させよ!」
2 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 04/12/10 04:12:43 ID:???
寝れ
ワロタ
13 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/12 21:33:53 ID:tUD0lDVo
ネオジオン兵A「ハマーン様、あのような輩を御傍に置いておくのは危険でございます。
何卒御一考を・・・」
ハマーン「ふむう・・・しかしのう、あれほど忠誠心溢れる男もそうは居まい。」
馬坤将軍「ハマーン様、では私がきゃつに謀反の意があるかどうか探ってまいりましょう」
ハマーン「うむ、では行って参れ」
馬坤将軍はすぐに下僕の所へ向かった。
14 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/12 21:46:04 ID:tUD0lDVo
「これは馬坤将軍、よくぞ訪ねて下さった。ささ、どうぞお入りなされ。これ、宴の仕度をせい」
馬坤「かたじけない」
こうして2人は酒を酌み交わした。
馬坤「ははは・・・・。ところで下僕殿はハマーン様の事をどう思っておられる?」
「ハマーン様は我が命の恩人。死ぬまで従う所存ですぞ」
馬坤「しかし、最近のハマーン様の政策は民を苦しめ、既に人心は離れておる。
ここは一つ、新しい指導者を立ててネオジオンを再興させるべきだとは思わぬか?」
「!!!だまらっしゃいッ!!貴殿はハマーン様の臣下にありながら主君に背くというのか!
そんな話は聞きたくもない!出ていきたまえ!!!」
馬坤「・・・失礼をした。これは下僕殿の心を探る為に申した事、どうか許して頂きたい」
「そうであったのか。私にはハマーン様に逆らう気は毛頭御座らん。どうか信じて下され」
馬坤「いやはや、良く分かりました。ハマーン様には、下僕殿は真の忠臣であると伝えましょう」
馬坤将軍はハマーンの元に引き返し、この事を報告した。
::::::::::::::::::::::::::::: ,.-ヽ
:::::::::::::::::::::: ____,;' ,;- i へ、 /;へ\
:::::::::::::::::: ,;;'" i i ・i; // _l::|___l::|_ヽ:ヽ
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16 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/13 18:54:53 ID:VaPS+76p
モーグリ大王「何!慶がアクシズに降ったとな!!」
軍師A「そのようですな」
モーグリ大王「では、今後は慶に攻め入るのは至難の業ではないか!
だから早々に慶を奪っておれば良かったのじゃ!
このままではハマーンがこの惑星モーグリを狙うのは火を見るよりも明か。
よし!十分な兵力が配備されんうちに慶を討つ!!」
軍師B「お待ち下され。慶とアクシズの兵力にまともにぶつかれば
此方が壊滅しまする。ここはグレミー派と和睦を結んでは如何でしょう」
モーグリ大王「よし。ではすぐに使者を送れ」
17 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/14 00:55:42 ID:2qSsKzwg
モーグリ軍が進軍を開始すると、グレミー派も呼応して兵を繰り出してきた。
ハマーン「討って出てきたか・・・下僕とワイアルド将軍にそれぞれ5万の兵と新型機を与える。
見事賊軍を撃破してみせよ」
マシュマー「あいや、お待ち下され。この戦にはラカンめも来ているはず。何卒私に出撃の御命令を」
ハマーン「マシュマーか・・・お前はまだ療養中の身。身体が回復するまで出撃は認めぬ。
今は自分の身体を治す事に専念せよ」
マシュマー「は、ははっ・・・」
(マシュマー・セロか。生きておったか)
こうしてワイアルドはHi−バウンドドックで、
下僕はナイチンゲールMk-Vカスタムに搭乗し、それぞれ五万の軍を率いて出撃した。
18 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/14 01:07:39 ID:2qSsKzwg
読者の中には、ネオジオンのミッドランド攻略作戦を覚えている人も多いだろう。
ワイアルドはミッドランド辺境の騎士団団長であったが、その武勇を買われて
破格の待遇でネオジオンに引き抜かれたのである。
sageないとまた例のもので埋め尽くされるよ・・・。
ストーリーは良いと思ったけど、MS、戦力は滅茶苦茶だな
21 :
パンパ:04/12/15 14:32:57 ID:???
パンパage(゚∀゚)シッテルヨ
22 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/15 21:49:09 ID:ACFdW9vk
モーグリ軍とグレミー軍は、水も漏らさぬ布陣を敷いた。
「ふむう、あの陣を突破するのは難しいのう」
ワイアルド「男ならば突撃あるのみよ」
「お待ちなされ、ここは二手に別れて左右から挟撃しよう」
ワイアルド「そのような小細工は弄せぬ」
「あ、こら」
ワイアルドは自軍を引き連れて、敵陣へと乗りこんで行った。
23 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/16 20:26:01 ID:UGL8ag+E
ワイアルドは強かった。
はなから、たかが元ミッドランド辺境の1軍団と侮っていたグレミー軍とモーグリ軍は
ワイアルド機一機の為に総崩れとなった。
しかし、ワイアルドが引き連れる配下の被害は甚大だった。
「な、なんという剛将!だが、やられた兵士の数が多すぎる・・・なんとか引き上げさせねば」
兵士A「ひいい、助けてくれ」
兵士B「うわあああああ」
兵士C「こ、これ以上は無理です!一旦本陣へひきあげ・・・うぎゃっ」
ワイアルドは退却を請うた兵士を撃墜した。
ワイアルド「生きるの、死ぬのなんて言ってたら、人生損しちゃうよ♥」
ワイアルドは更に敵陣の奥深くへと斬り込んで行った。
宇宙戦国時代ですな
25 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/18 00:30:27 ID:Ri7EylFO
「このままワイアルド軍にばかり任せてはおれん。我等も討って出るぞ!」
こうして下僕軍も突撃を開始した。
その時、グレミー軍の中から京錦将軍が飛び出してきた。
京錦「この京錦が相手じゃ!」
ワイアルド「ふん、雑兵めが」
(ブーンブーン、ドカッ)
兵士A「げえっ!京錦将軍が一撃で」
兵士B「お、俺達の勝てる相手じゃないぞ」
ラカン「むぅ、たかが一機にここまでやられるとは・・・退け!」
(ジャーンジャーンジャーン)
銅鑼の合図でグレミー軍が撤退しだすと、モーグリ軍も退却を始めた。
しかし、守りながらの撤退は非常に難しいものである。
双方の軍は撤退中にも下僕、ワイアルド軍の追撃により甚大な被害を出した。
26 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/18 16:02:49 ID:Ri7EylFO
初戦で敵軍を退いたとはいえ、貴重な兵力を無駄に失ったワイアルドに
ハマーン・カーンは激怒していた。
ハマーン「ワイアルドが戻ってきたら、奴の首をはねよ!」
部下A「お待ち下さい、処刑される事が分かれば、ワイアルドは敵の元に降るやもしれませぬ」
部下B「いや、ここはは罰しなければ軍規が乱れまする。
せめて、杖50打ち据えの刑程度は与えなくては・・・」
部下C「貴重な兵を失った事を理由に少ない恩賞を与え、次からは
慎重に戦闘を行わせるよう説くのが宜しいかと。」
部下A「奴は欲望の権化ぞ、ほとんど一人で敵を退却させておきながら
その恩賞が少ないのでは、好待遇を条件に敵に降るにきまっとる!」
ハマーン「静まれ!やはりワイアルドには兵を指揮する能力は無かったようだ。
奴の階級を落とし、軍律を厳守する良き将である陳郎の下につける」
27 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/18 16:08:50 ID:Ri7EylFO
部下A「そ、それではワイアルドは納得しますまい。きっと奴は敵に降りますぞ」
部下D「ハマーン様、では、ここ少なめに恩賞を与えては如何でしょう。
そして、「次にこのような愚かな戦闘を行えば階級を落とすぞ」と脅すのです」
ハマーン「では、今回は目を瞑れというのか」
部下D「二度とワイアルドが無駄に兵力を失う戦闘をしなければ、問題はありますまい」
ハマーン「よし、ではオマエの意見を聞き入れよう」
このスレVIPが徴用するよ
29 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/18 16:20:56 ID:Ri7EylFO
ワイアルドには、従来よりすこしだけ少ない恩賞が与えられた。
ワイアルド「ハマーン様よ、これじゃ少し足らないんじゃないかね?」
ハマーン「黙れ!貴様のせいで兵の被害は甚大だ。今回は多めに見るが
次に兵の損害を顧みぬ戦闘を行えば、貴様の階級を落とし陳郎将軍の下につける!」
「!!・・・分かりましたよ」
アメとムチを使い分けての説得であった。
ワイアルドは不承不承了解して戻って言った。
ねむい
いや、宇宙三国時代ですな
32 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/18 23:53:41 ID:Ri7EylFO
グレミー軍とモーグリ軍は30里ほど離れた辺りまで撤退していた。
ラカン「まさか、ワイアルドがあれ程の猛将だったとは。きゃつを何とかしなければ・・・」
郷准「先程、放っていた間者から連絡がありました。ワイアルドに与えられた恩賞は
やや少なめで、ワイアルドは不満を持ったそうです」
ラカン「そうか・・・」
郷准「更に、次の戦闘でまた兵を大量に死なせるような事があれば、奴は階級を落とされるそうです」
ラカン「ふむ、では次にワイアルドが討って出る時は今回のように猛進はしてこぬな」
郷准「ラカン殿、ワイアルドは欲深き男です。金と地位を約束すれば
必ずやこちらに寝返ってきます。次の戦闘で策を用い奴を生け捕りにした後、
降るように説得してみては・・・」
ラカン「あれ程の男ならば、是非とも我が軍に欲しいものだ。やってみよう」
人のことは言えないけど
いつもマイペースなお人ですな・・・。
34 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/19 19:26:33 ID:Zx1x4aaU
その頃地球連邦にもグレミー派とネオジオンが開戦したという報が届いた。
ベルガー「スペースノイドどもが戦闘を始めたか」
毘趙「初戦はネオジオンが勝利した模様です」
ベルガー「では、我々は両軍が疲弊しきった所で一気に叩くとするか」
毘趙「それが上策でしょう」
地球連邦は反スペースノイドを唱えるPSAFが幅をきかせており
その隊員はほぼティターンズの残党で構成されていた。
度々スペースノイドの侵略を受けていたアースノイド達からは
徐々に反スペースノイド思想に同調していく者が増え、
現在では絶大な支持を受けるまでになっていた。
35 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/20 23:52:00 ID:/Za219Pb
軍師字朝の案により、グレミー派の将軍ハリスとモーグリ軍の唐嘉曹が
ワイアルドと騎頌児の陣へ夜襲をかける事となった。
字朝「ハリス殿には騎頌児とワイアルドを引き離して頂きたい。
唐嘉曹殿は、ワイアルド軍と少し戦った後にわざと負けを装い逃げて頂く。
この間の一件がある故、恐らくワイアルドはあまり遠くまでは追っては来ないでしょう。
私が少し離れた暗礁宙域に兵を伏しておくので、伏兵と共にワイアルドを挟撃して下さい」
ハリス「はっ」
唐嘉曹「了解した」
字朝「唐嘉曹殿、少し逃げては戦い、また負けを装って逃げ、再び戦うという事を繰り返し
徐々にワイアルドを兵を伏した暗礁宙域まで誘き寄せて下さい」
唐嘉曹「うむ、分かった」
こうしてワイアルド捕獲作戦が開始された。
反射的にログ消しちまった
こんな夜更けに、闇と風の中にエアフォースワンを走らせるのはだろう。
それはブッシュと小泉だ。ブッシュはおびえる小泉をひしと抱きかかえている。
ブッシュ 「小泉よ、なぜ顔を隠すのだ」
小泉 「大統領には正日が見えないの。天然パーマで、キモイ軍服を着ている・・・」
ブッシュ 「あれはお金にならない国だ・・・」
正日 「かわいい坊や、北においで。面白い遊びをしよう。岸辺にはきれいなケシの花が咲いているし、拉致被害者を軍の幹部がたくさん用意して待っているよ。」
小泉 「大統領、大統領!きこえないの。正日がぼくになにかいうよ。」
ブッシュ 「落ち着きなさい、支援物資が欲しいとざわめいているだけだよ。」
正日 「いい子だ、私と一緒に行こう。喜び組がもてなすよ。お前をここちよくゆすぶり、踊り、歌うのだ。」
小泉 「お父さん、お父さん!見えないの、あの暗いところに正日の喜び組が!」
ブッシュ 「見えるよ。だが、あれはただの売春婦だよ。」
正日「愛しているよ、坊や。お前の美しい姿がたまらない。力づくでもつれてゆく!」
小泉 「大統領、大統領!総書記がぼくをつかまえる!総書記がぼくをひどい目にあわせる!」
ブッシュはぎょっとして、エアフォースワンを全力で走らせた。あえぐ小泉を両腕に抱え、やっとの思いでアメリカに着いた・・・
腕に抱えられた小泉はすでに死んでいた。
あの夜のことをブッシュは忘れない。時が過ぎてもブッシュは37を取り続ける。
あの時もう少し早くアメリカに間に合っていれば・・・37get
>37
>35に続けて読んじまったじゃねーか
m9(^Д^)プギャーーーッ
40 :
通常の名無しさんの3倍:04/12/21 17:18:40 ID:1Z12zY6j
age
41 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/21 20:17:34 ID:iS+XzmoS
―騎頌児陣営―
兵士A「敵襲だー」
兵士B「起きろ、敵が襲ってきたらしいぞ」
「騎頌児将軍、出撃の準備は完了しています」
騎頌児「よし。下僕よ、ついて参れ」
下僕はナイチンゲールMk−Vカスタムで、騎頌児はゲルググイェーガーで出撃した。
42 :
ナオキ ◆x/ft3AXNmM :04/12/21 20:50:57 ID:diGeOL6K
>>37またまた音楽の時間に勉強した魔王だな!
(・ε・`)ピポ
本日3度目のシューベルト
バージョン違いか…
44 :
ナオキ ◆x/ft3AXNmM :04/12/21 23:47:38 ID:diGeOL6K
トロワタン.*゜・*:.。..。.:*(n‘∀‘)η゜・*:.。. .。.:*!!
トロワ×ヒイロ(*´д`*)ハァハァ
46 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/22 17:33:35 ID:YansCNDw
字朝「唐嘉曹殿、ワイアルドは生け捕りにして部下は全滅させて下さい。
再び大勢の部下を失ったとあれば、ワイアルドもハマーンの元へは戻れず
我々の応じて素直に降るでしょう」
唐嘉曹「あいわかった」
一方その頃、騎頌児軍とハリス軍の戦闘が行われていた。
流石はネオジオンにこの将ありと言われた騎頌児である。ハリス軍は劣勢を強いられていた。
騎頌児「どけいっこわっぱめが!」
ハリス「おおお・・・」
ハリス軍が何とか騎頌児を何とか食いとめている間に、
唐嘉曹達はワイアルドを伏兵地点へと引き寄せていた。
ワイアルド「ううむ、この敵の動きは、どうやら我々を陣より引き離しているようだ」
部下A「陣へ引き返しましょうか」
ワイアルド「敵を追い詰めておいて、むざむざ逃がしたくも無いが、この間のハマーンの事もある。
もし敵の罠にはまって大打撃を受ければ、ハマーンは今度こそ俺に何らかの罰を与えるだろう」
部下B「どうしましょうか?」
ワイアルド「よし、次に仕掛けて来た時に唐嘉曹を討ち取る。もししくじった時は
追撃を止めて徐々に陣へ後退する」
47 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/23 16:43:03 ID:PlswcAg3
唐嘉曹「なんと、敵が徐々に後退しているだと。策は失敗に終わったのか」
兵士A「誰だオマエは!」
急使「急使で御座います。急ぎ唐嘉曹殿にお会いしたい」
兵士A「よし、通れ」
唐嘉曹「何事じゃ」
急使「字朝殿より手紙を預かって参りました」
唐嘉曹「ふむ、ワイアルドが誘いに乗って来なければ陣まで退却し、
数日おきに又同じく伏兵地点へと誘いこめ・・・か。急使よ、
字朝殿に分かり申したと伝えてくだされい」
唐嘉曹は伏兵と合流し、共に陣へと引き上げた。
48 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/23 19:51:01 ID:PlswcAg3
それから、数回に渡って唐嘉曹は兵を伏してワイアルドを誘い込もうとした。
しかし、ワイアルドはある程度陣から離れた所で後退してしまうのだった。
唐嘉曹「ぬぅ、このまま睨み合っていてもらちがあかん。よし、奴らに罵声を浴びせろ」
兵士達はワイアルドの陣まで近づき、罵りはじめた。
兵士A「ワイアルド軍は臆病者の集まりだな ヨイヨイ♪」
兵士B「臆病犬など怖くないぞ ホイホイ♪」
兵士C「ワハハ、黒犬は尻尾を巻いて逃げるだけか!」
agem9(^Д^)プギャーーーッ♪
51 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/24 03:27:01 ID:7pQtEzUA
兵士A「団長、我々はこのような侮辱耐えられません」
兵士B「あのハエどもを叩き伏せ、2度と口をきけなくしてやりましょう!」
ワイアルド「放っておきなよ、俺達が食いつかねぇんで焦ってやが
んのさ」
兵士A「しかし、こんな侮辱は許せ・・・」
ワイアルド「勝手な事したらブチ殺すからね♥」
兵士「・・・・」
(ここまで罵られて、何故出撃しないのか?)
兵士達の不満は、やがて怒りへと変っていった。
52 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/25 22:45:44 ID:UeSp30QK
唐嘉曹の兵達も、いくら罵っても敵が討って出ないので
すっかり緊張感を失なっていた。
兵士A「あの臆病者どもをからかうのもいい加減飽きたなあ」
兵士B「まったくだ」
兵士C「もう相手にする気もおきんよ、ハハハ」
この唐嘉曹兵達のだらけた態度は、ワイアルドの兵の怒りを一層増大させた。
ワイアルド兵A「出撃さえすれば、あんな口ばかりの連中など残らず討ちとってやると言うのに」
ワイアルド兵B「将軍はあそこまで馬鹿にされて、何故出撃なさらないのか?」
ワイアルド兵C「ハマーンに怒られるのが怖いのさ」
ついにワイアルド軍の兵士はワイアルドの悪口まで言うようになっていた。
53 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/26 03:45:02 ID:rXYCz7dW
兵士A「将軍、部下達から不満の声が挙がっております」
ワイアルド「そうか、じゃあそろそろ行こっか」
兵士A「では、出撃なさるのですか?」
ワイアルド「敵どもの気力も大分落ちてるだろう、今出撃すれば一網打尽よ」
兵士A「さすがワイアルド将軍・・・では、他の兵を集合させます」
こうして、ついにワイアルド軍の討って出る時が来たのである。
ワイアルド「今まで溜めこんだ怒りを、ついに晴らす時が来た。
でも、追撃する時はあまり深追いしちゃ駄目よ」
兵士達「はっ」
ワイアルド「ようし、出るぞ!出陣太鼓を鳴らせ!!」
54 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/26 03:51:18 ID:rXYCz7dW
唐嘉曹の兵達は相変わらずだらけていた。
唐嘉曹兵A「退屈ってのも辛いものだな」
唐嘉曹兵B「ハハ、まったくだ」
(ドドンドン!ドドンドン!!)←出陣太鼓の音
唐嘉曹兵C「ん、なんだ・・・?て、敵襲だー!」
唐嘉曹兵A「げえっ、すぐに唐嘉曹将軍に知らせろ!!」
溜まりに溜まった怒りを晴らさんとするワイアルド軍の兵士と
油断しきっていた唐嘉曹の兵士では、最初から勢いが違った。
唐嘉曹軍はワイアルド軍の奇襲によって壊滅的な被害をうけた。
55 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/26 20:46:05 ID:rXYCz7dW
唐嘉曹兵「もうこれいじょう持ちません」
唐嘉曹「何とか血路を開いて逃げ延びるのだ!」
唐嘉曹は生き残った数十の兵達を引き連れて
伏兵地点に向けて逃げ出した。
(ジャーン!ジャーン!ジャーン!)
唐嘉曹兵A「ふ、伏兵です!」
唐嘉曹「あわわ、こんな所にもネオジオンの兵が・・・」
「ふふふ、残念であったな。逃がしはせぬ」
唐嘉曹「げ、下僕軍じゃ・・・」
「それ、かかれ!!」
下僕軍と唐嘉曹軍は入り乱れての大乱戦となった。
56 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/26 21:00:12 ID:rXYCz7dW
「やらせん!偽ファンネル!!」
(偽ファンネル:ロックした標的に自動でオールレンジ攻撃をする兵器)
唐嘉曹「うわっ!お、おのれ・・・こんな事で墜ちてたまるか」
両軍の闘いは互角であったが、追撃してきたワイアルド軍も戦闘に加わり、
ついに唐嘉曹は捕らえられた。
57 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/27 16:42:45 ID:iTuRKVzb
「唐嘉曹よ、大人しく降るならば良し。さもなくば首を切り落とす」
唐嘉曹「・・・・・」
「降った後は重く用いるようハマーン様に申し上げてやる。
おまえの家族の安全も保証しよう。」
唐嘉曹「分かり申した、降りましょうぞ。ところで、ハリスは・・・」
「既に騎頌児殿が捕らえておる」
58 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/28 21:03:42 ID:ljn4sSBh
ハリス「敗者に情けはいらん。早々に首をはねられい。」
騎頌児「どうしても降らぬと申すか」
ハリス「くどい。某はニ君には仕えぬ」
そこへ唐嘉曹を引き連れたワイアルドと下僕が戻ってきた。
唐嘉曹「ハリス将軍、命を無駄にされるな」
ハリス「貴様はモーグリ殿から受けた恩を忘れて敵に降るか。恥を知れ。」
唐嘉曹「家族の命も、地位も保証してくださるそうじゃ。ここは共に降ろう」
ハリス「黙れ!誇りを捨ててまで生き延びようとは思わぬ。さあ殺せ」
騎頌児「有能な若人を殺すのは忍びないが、仕方がない。覚悟召されよ」
唐嘉曹「ま、待てっ!」
ハリス将軍は首を打たれた。モーグリ軍の有能な若戦士も、歴戦の老将である騎頌児には勝てなかった。
59 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :04/12/29 23:32:09 ID:e7xaQSwa
唐嘉曹は、ハリスと共に降り「ネオジオンの出撃に合わせ内乱を起こす」と
帰還し、そのまま復帰する事を目論んでいた。
唐嘉曹(むむむ、こうなっては一人で何とか逃げ帰るしかない)
60 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/01 05:38:02 ID:QGX+FFkI
初戦は大勝利を収めたネオジオンではあったが、
気を抜く事は出来なかった。
唐嘉曹はハマーンの御前にて跪いていた。
唐嘉曹「一度帰して頂ければ、内乱を起こし、ネオジオン軍を招きいれて見せます」
ハマーン「・・・・」
唐嘉曹「内外より攻めれば、必ず勝利できるでしょう」
ハマーン「こいつの首をはねよ」
唐嘉曹「!!」
ハマーン「簡単に主君を裏切るような男など信用できん」
唐嘉曹も首を打たれ、グレミー派とモーグリ軍は共に貴重な将を1人づつ失う事となった。
うんこ
62 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/03 10:41:43 ID:SPjJS7rm
百姓A「おや、井戸の中に光るもんがあるだ」
百姓B「調べてみよう」
百姓達が井戸に降りてみると、とても立派な作りの印が出てきた。
百姓A「こりゃあ、見れば見る程立派なもんでねえか」
百姓C「とりあえず、グレミー様に届けてみるべえ」
百姓達は、井戸で見つけた立派な印をグレミーの元へ届けることにした。
63 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/03 10:43:34 ID:SPjJS7rm
門番「誰だおまえ達は!」
百姓「百姓でげす。グレミー様にお見せしてぇ物があるだ」
門番「グレミー様はお休みになられている。して、何をお見せになるつもりだ?」
百姓「へえ、これでげす」
門番「むぅ、これは・・・ちょっと待っておれ」
百姓「へえ」
暫くすると門番が戻ってきた
門番「グレミー様がお会いになるそうだ、ついて参れ」
64 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/04 07:47:36 ID:JhczE8RY
グレミー「私に見せたいものがあるそうだな」
百姓「これです、井戸で見つけましただ」
グレミー「こ、これはジオンの玉璽!おまえ達、よく私の元に届けてくれた。褒美をとらす」
百姓「へへぇ・・・ _| ̄|○」
グレミー「これはやはり、ジオンの後継者となるのは私しかいないという天意か・・・」
グレミーはにやりと笑った。その時、背後の天幕が微かに動いた事にグレミーは気づかなかった。
65 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/06 17:40:02 ID:e5koQBJY
その夜、一機の小型挺がアクシズへと飛んできた。
グレミー軍兵「開けてくんろ!開けてくんろ!」
ネオジオン兵「む!貴様、グレミーの工作員か!」
グレミーの兵はハマーンの御前へと連れて行かれた。
ハマーン「一体何をしにきた」
グレミー兵「グレミーがジオンの玉璽を手に入れましたので、
ハマーン様のお耳に入れておこうかと」
ハマーン「玉璽だと!・・・グレミーめ・・・」
グレミー兵「褒美を・・・」
ハマーンは兵士に褒美をとらせた。
グレミー兵「今後も何かあればハマーン様にお報せしやす」
ハマーン「うむ、頼む」
66 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/07 23:20:35 ID:LtV2EjJ7
グレミーは艦隊を滞在させていた宙域を舷として自ら舷王を名乗った。
ハマーンはこの事態を静観した。
連邦の目をグレミーに向けさせる為である。
67 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/08 14:57:03 ID:OqyImkLb
しかし、地球連邦の丞相毘趙はハマーンの目論みを読んでいた。
毘趙「我が君、ハマーンが黙したのはグレミーを正当なジオンの後継者として
認めたとからだという話を流しましょう」
ベルガー「して、どうする」
毘趙「あくまで一時的に、我等もグレミーをジオンの後継者として認めるのです。
そしてグレミー軍と共にハマーンを討つのです」
ベルガー「その後、孤立した舷へと攻め入るという事か」
毘趙「真に恐ろしいのはハマーン一人。グレミーのような小物は
後で簡単に討てましょう。慶を与えると唆せばモーグリはすぐに反乱を起こすでしょう」
ベルガー「背後の憂いさえ絶てば、舷を落とすのは造作も無いという事か。
よし、グレミーの元へ急使を送ろう」
連邦の急使はすぐに舷へと向かった。
68 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/10 17:26:42 ID:zgotgIc7
舷ではグレミーと重臣達による会議が続いていた。
重臣A「ここでハマーンを消せば、次は我々の番じゃ」
重臣B「しかし、連邦はこちらから仕掛けなければ武力行使はしないと言っておる」
重臣C「そんな約束がこの乱世に守られるわけがない!」
重臣D「今まで天下三分の均衡を保てたのは、進軍すれば別の勢力から
背後を突かれるからじゃ。ハマーンを倒せば、連邦は安心してこちらに攻め入ってくるに決まっとる!」
重臣B「ハマーンを討たねば、我々が反乱を起こした意味が無くなるわ!」
グレミー「静まれ!とりあえず、余は連邦が出撃すればこちらも兵を出すと返事をしようと思う。」
重臣A「しかしそれでは・・・」
グレミー「まあ聞け。余は、連邦が優勢になればこちらは攻撃を緩め、ハマーンが優勢になれば
攻撃を強めるつもりだ」
重臣C「我々が戦況の均衡を操り、両軍を疲弊させようという訳ですな」
グレミー「うむ、良い考えであろう」
重臣D「そんな簡単に行くものでしょうか・・・」
グレミー「大丈夫だ、何とかなる」
舷軍と連邦は仮初の和平を結んだ。
69 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/12 00:24:52 ID:7JHdmCNU
舷軍からは、儀両と木特、そして似軸の部隊を期送郡に向けて出撃させた。
期送郡攻略はアクシズへの大きな足がかりとなる為、
連邦は大量の兵力を次ぎこんだ。
「ここが落ちれば、我々は身動きが取れなくなる。何としてでも死守するぞ」
ハマーンは下僕、ワイアルド、騎頌児、來突を繰り出し守りを固めた。
70 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/14 04:12:54 ID:GtyrYKRq
この時、峡を迂回して馬坤と五飛の軍が舷へと向かっていた。
グレミーが期送郡に進軍した際、守りが手薄になった所を
叩くという亮小の策であった。
71 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/14 21:04:50 ID:GtyrYKRq
一方その頃、期送郡では既に戦闘が開始されていた。
「ふふ、鎌を持ったガンダムがおるぞ」
デュオ「邪魔をする奴は・・・死ぬぜえ!」
來突「おおお、まるで戦場の死神じゃ」
「大した強さだ、私が相手をしよう」
下僕はデュオ将軍に闘いを挑んだ。
「今の私なら、ガンダムだろうが何だろうがッ!!」
72 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/17 00:28:26 ID:H/iD/76O
デュオ「邪魔すんなって言ってんだろ!」
「ぐわっ、ぬあああ」
下僕兵士「殿〜!!(;゚Д゚)」
「ふっ、心配するな、両腕とメインカメラがやられただけだ」
下僕兵士「ま、また来ます!」
デュオ「とどめだ!御首頂戴いたす!!」
「うわっ、あわわわわ!」
もはやここまでと思った時、ワイアルド将軍が助けに来た。
73 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/21 04:29:06 ID:YyMa9EKI
「り、呂布!じゃなかった、ワイアルド殿!助かりましたぞ!!」
ワイアルド「こ、こいつは・・・お、俺が殺る!」
「拙者が至らぬばかりに、忝い・・・」
デュオ「最強と謳われる「アクシズの黒犬」ワイアルド将軍か、おもしれえ」
デスサイズは果敢に斬りかかったが、相手が悪かった。
相手は最強の将軍ワイアルドであり、更にHi−バウンドドックが乗っているのは、
一日に千里を走るという伝説の名馬「風雲再起」であった。その美しく雄雄しき姿に、
戦場の兵士達もいつしか戦を忘れて見惚れる程であった。
74 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/21 04:36:29 ID:YyMa9EKI
デュオ「やられちまえってんだよ!」
ワイアルド「ほう、少しは骨があるようだな・・・だが!」
デュオ「うわわっ!おおおお・・・」
三合と切り結ばないうちに、デュオ将軍の動きは読まれてしまっていた。
デュオ「な、なんという恐ろしい男よ・・・」
75 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/22 04:48:57 ID:bEsJqjL6
(ブーン ブーン)
ワイアルド「どうした、逃げるのか」
デュオ「くそ、お前等もかかれ!」
圧倒的な強さを見せるワイアルドと、騎頌児、來突のおかげで
前線は守られていたが、敵の数が圧倒的に多いために攻めあぐねていた。
一方、馬坤と五飛の軍も、動きを読んで伏せてあった舷とモーグリの兵と衝突していた。
五飛「兄(無双版馬超)の意志は俺が継ぐ!」
まだら模様の馬が跳ぶ度に、敵が散っていった。
馬坤「流石は五虎将軍馬超の弟君よ・・・わしも負けてはおれぬわ!」
2人の軍は、快進撃を続けるのであった。
連投規制に掛かりそうなので援護。
77 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/23 22:12:47 ID:Sppz/+gq
張翼「ええい、一時本陣まで退く!」
デュオ「撤退だ!」
(ジャーン ジャーン ジャーン)
舷と連邦軍は後退をはじめたが、背後からの攻撃によって
甚大な被害が出た。
一方再び陣を固められた事により、これより先の進軍は不可能と見て
五飛将軍も戻ってきた。
>>76 dクス
78 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/25 23:49:37 ID:8aX9Lc81
張翼「勢力の均衡を図るどころか、このままでは此方がやられてしまいそうじゃ」
デュオ「実質、ネオジオンを支えているのは五飛、來突、ワイアルド、騎頌児の四将軍だ。
確かに恐ろしいが、所詮は力まかせの戦しか出来ない獣並の連中よ。
上手い策さえ用いれば簡単に攻め落とせる」
張翼「だが、ハマーンだけは侮れぬ。字朝では役不足じゃな」
デュオ「うーん、有能な軍師が居ればな・・・」
束秦「あいや、またれい。実は都楼山の奥に大変有能な男がおる。」
張翼「聞いた事がないのう」
束秦「都楼の潜虎と呼ばれておる。名は六篤、字を秀鱒というそうじゃ」
デュオ「そいつを仲間に入れりゃあ勝てるって事か?」
束秦「奴ならば、必ずや策を授けてくれると思うが、いかんせん人嫌いだからのう。
協力してくれるかどうかは分からぬ」
張翼「うむ、とりあえず我が君に進言致そう。」
旧板かキャラ板へ行け。
80 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/27 23:10:39 ID:tvDnhl/l
張翼とデュオは舷王にに六篤の話を聞かせた。
グレミー「ふむ、しかしそれでは字朝の立場があるまい」
張翼「字朝の策では舷が生き抜く事は出来ませぬ。」
グレミー「いや、やはり駄目だ。このような時に無用な諍いは起こしたくない」
デュオ「では、次に字朝の策が失敗したら、その時は交渉に向かわれては?」
張翼「早くせねば、他勢力が目をつける恐れもありまする」
グレミー「うむ・・・では考えておこう」
81 :
通常の名無しさんの3倍:05/01/28 00:01:07 ID:R/f1FRtJ
┌──┐
│ ::::::|
│ ::::::|
|_______X_┐
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┌| °°|┐
└| __四__|┘
ノ / / <おーい、グッチさんこのスレどうすんだよぉ。
|  ̄ ̄ /
/::::::\∞/\
/:::::::::::ヽ/::::::::\
|::::|| :::::::::::|\....\
「ジャンジャンジャジャンジャンクロード!!
ヴァンヴァンヴァヴァンヴァンヴァヴァンダム!!
ヴァンダムがガンダムで筋肉フィーバー!
WOW!!! 」
兵士A「ジャン・クロード・ヴァンダムが攻めてきました!」
「げえっ!すぐにモビルスーツ隊を出撃させよ!」
83 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/29 10:56:43 ID:gftvZKdn
陸里城は固く鎖され、子楊原には舷とモーグリの兵が鉄壁の守りを固めていた。
更に右方には連邦が陣を布いた。
グレミー「これほどの兵が相手では、ハマーンも進軍は出来まい。
ハマーンが狙うとすれば、左方よりの奇襲か・・・」
字朝「束秦と子清を付けてある故、問題はありますまい」
グレミー「・・・右方につけてある功楼が心配だのう」
字朝「連邦の鎌桐、笥莉宇、籐歩眞、揆牢巽、按曹が陣を布いております。
心配はいらんでしょう」
グレミー「うむ。ハマーンめ、来れるものならば来てみるが良い」
84 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/01/31 13:20:34 ID:bpKqUI5t
軸堵「これだけの軍とまともに戦うのは無理ですな、舷へ使者を送り
利害を説いて説得する以外生き残る道は御座いますまい」
ハマーン「私に命乞いをしろというのか、貴様。」
軸堵「命乞いではなく作戦です」
ハマーン「私にとって同じ事だ、そのような屈辱的な真似をしろと言うのか」
軸堵「しかし、そうでもしなければ・・・」
ハマーン「こやつの首をはねよ!」
兵士「そ、それはなりません。軸堵様は・・・」
ハマーン「黙れ!このような男を生かしておいては兵の士気に関わる。
斬首の刑に処し見せしめとせよ」
兵士「は、ははっ」
軸堵(・・・己の事しか見えぬ者が率いているのでは、ネオ・ジオンも長くはなかろう)
ネオジオンに忠実であった軍師、軸堵は処刑された。この事が軸堵の弟子達や
日頃からハマーンを快く思っていない者達の反感を更に買う事となった。
中には、ハマーンの首を差し出して投降し、命を助けて貰おうと考える反逆者達まで表れだした。
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s
54/85
86 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/02/02 14:50:18 ID:oXGsWQDf
この事態を収拾する為、ハマーンは反逆を企てた者に対して
一族郎党公開処刑を行った。他の反逆同盟はこれに激昂したが
誰も内乱を起こす事が出来ず、結局沈静する事となる。
ハマーン「何とか連邦と舷を争わせる策は無いものか・・・・」
ハマーンはその事ばかり考えていたが、一向に良い案は浮かばなかった。
87 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/02/05 13:07:38 ID:gn3UAQO0
子楊原では戦闘が始まっていた。
ネオジオンの猛将達も、圧倒的な兵力に圧され気味であった。
五飛とワイアルドが敵に突っ込む為、手薄になった陣へ
敵が攻めて来るのである。馬坤と騎頌児が応戦するも
全滅は時間の問題であった。
亮小「ふむ、五飛には、見せしめとして罰を与えねばならんな・・・」
一方舷王は戦の流れを見て、そろそろ軍を後退させる時期だと考えた。
グレミー「よし、徐々に後退させろ」
88 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/02/08 01:58:13 ID:QEhKr1o5
【敵の補給艦を叩け・・・の巻】
堵亮小「こうなれば敵の多さを逆手に取るしかありませぬな」
ハマーン「どういう事だ」
堵亮小「兵士が戦を続けるに必要不可欠な物があります、人数が増えれば
やりくりが大変でありましょうな」
ハマーン「兵糧攻めか。だが、一際厳重な守りの補給艦には、恐らく近づく事すらできんぞ」
なんなんだこのオナニースレは
「くおんの痴れ狗どもぐわあーー!!」
と一喝するハマーン様を想像してしまいました。
吊ってきます
ジャーンジャーン
「げぇ、痔悪化!?」
92 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/02/11 20:05:14 ID:njWGQWc9
93 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/02/11 20:33:58 ID:njWGQWc9
アムロ「蒼天已死す!今こそ立ちあがるのだ、黄巾の子らよ!!」
連邦によって軟禁されていたアムロは、南華仙人の助けを借りて脱出に成功する。
その後、アムロは腐った連邦を打倒する為に組織を設立するのだが、
連邦に反発する大勢の農民が参加した為、瞬く間に巨大な組織となった。
アムロの率いる組織は、全員が目印として黄色い布を巻いた為に「黄巾党」と呼ばれた。
黄巾党の力が大きくにつれて加入希望者は増え、現在も党員は確実に増えつづけていた。
アムロは自ら「天公将軍」を名乗り、義兄弟のカミーユとジュドーには
それぞれ「地公将軍」、「人公将軍」と名乗らせた。
日に日に勢力を増していく黄巾党の乱を鎮圧する為に
連邦はネオジオン討伐に向けた軍力を裂かねばならなくなった。
アンガールズキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
95 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/02/14 23:51:11 ID:kTfsh6i3
アムロ「凡愚ども!我が怒りの鉄槌、受けてみよー!」
黄巾兵A「おお・・・見ろ、太平道人が奇跡を起こすぞ」
黄巾兵B「ありがたや、ありがたや」
アムロ「ゆけい、フィンファンネル!!」
連邦兵A「うわー、やられた!!」
連邦兵B「こ、こいつ!? これでも食らえ!!」
アムロ「敵の動きが・・・見える!」
連邦兵B「あ、当たらない・・・こやつ、面妖な力を使いおる!各々方、注意せよ!!」
アムロの面妖な術の前に、連邦軍は成す術が無かった。
このアムロの力を見た農民達が、アムロを崇めるようになり黄巾党へ加入するのである。
戦闘を行う度に黄巾勢力は拡大していった。
96 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/02/16 19:44:06 ID:8ln5NQZf
【モーグリ離反】
僧戸竺「グレミーは勢力の均衡を図り、本気でネオジオンを討伐する気はないようです」
モーグリ「うむ、こうなった以上舷に留まる必要はあるまい」
僧戸竺「ここはネオジオンに協力し、戦後にハマーンから慶を貰いうけるのが良策でえしょう」
モーグリ「よし、ハマーンの元へ使いを出せ」
97 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/02/21 19:06:33 ID:iZB5fORV
ハマーン「戦後に慶を与える事を条件に、モーグリが内乱を起こすという事か」
使者「大王はその様に申しております。内乱に乗じて一気に攻めれば、必ずやグレミーを討てるかと・・・」
ハマーン「グレミーの持っている物資は全てネオジオンが流用するが問題はあるまいな」
使者「我々が望むのは慶の地のみ故、文句は御座いません」
ハマーン「ふむ。では、こちらで検討してみよう」
使者「すぐに答えは頂けぬのですか?」
ハマーン「即答は出来ぬが、前向きに検討しよう。三日後、また来て頂きたい」
使者「わ、分かりました・・・」
使者は引き上げて行った。
グレミー「黄巾党の起こした乱により、地球は荒れている。このまま黄巾の勢力が大きくなれば
連邦を滅ぼす事もありうる。余は、連邦がネオジオン征伐に戦力を割ける今のうちにハマーンを討つつもりじゃ」
字朝「確かに、今が乱世を征す最大の好機。モーグリ、連邦両軍と共にネオジオンを討ち
殿自ら正当なる新生ジオンを設立し、黄巾・青の部隊と共に連邦を滅ぼし地球圏を制圧するのが最上の策。」
グレミー「地球圏制圧後、黄巾の教祖であるアムロを倒せば余が覇者じゃ。今、もっとも乱世の覇者に近いのは
間違い無く余じゃ。」
字朝「このまま、勢いに乗ってしまいましょう」
グレミー「うむ。ははは、三国統一は近いぞ!」
こうして舷は戦力の均衡を保つという時間稼ぎの策から、一気に戦乱を制する戦に打って出た
モーグリ「この窮地じゃ、ハマーンは必ず誘いに乗る。」
僧戸竺「はい。グレミーを倒した後は地球圏をハマーンに制圧させ・・・その後、我等がハマーンを討ち
天を掴むのです」
ゴラン「我等と勇敢なるモーグリの将がいれば、かならず大王に天下を統一させて御覧にいれます」
モーグリ「うむ、期待しておるぞ」
アムロ率いる黄巾党が起こした乱は、確実に各勢力に影響を与えていた。
100
本当は100を横取りしてやろうかと思っていた。
舷はネオジオンに対して奇襲をかける作戦を取った。
グレミー「此度の戦でハマーンとの決着をつける。この好機、逃すでないぞ」
しかし、この奇襲の情報もモーグリによって既にハマーンに報されていた。
ハマーン「モーグリが内乱を起こしたところで、一気に陸里城に攻めこむ。
2軍に別れ、モーグリ軍の後ろに続くよう進軍せよ。
モーグリ軍と共にグレミーを討ちとった後、背後からモーグリ軍を攻撃する」
閲薮董「モーグリ軍の策略の可能性もあります。モーグリがこちらを攻撃してきた場合は
すみやかに退却してください」
104 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/03/06 02:07:01 ID:XLUtkNsK
兵卒A「報告します、城のあちこちから火の手が上がっております!」
張翼「なんと!ネオジオンの工作員か!!」
兵卒「原因は不明です。消火班が消火を急いでおりますが
未だに鎮火できません」
子清「むう・・・こんな時に何とした事か。我が君!!」
グレミー「消火を急がせろ!なんと幸先の悪い・・・」
ラカン「モーグリ軍にも消火活動を手伝わせろ」
兵卒B「それが、モーグリ兵の姿がどこにも見えんのです」
城内からの出火によって士気は大きく殺がれ
舷軍は出鼻を挫かれる事となった。
105 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/03/06 02:39:59 ID:XLUtkNsK
デュオ「城内で工作をしていたモーグリ兵を捕らえたぜ」
モーグリ兵「むぅ、無念・・・」
グレミー「この下郎どもめが!今までの恩を忘れたかあ!モーグリはどこじゃ!!」
ムーグリ兵「ふはは、もう遅いわ。そろそろ我が軍が総攻撃を起こす頃だ」
グレミー「お、おのれ!こやつの首をたたっきれい!!」
106 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/03/09 19:22:00 ID:aLSB5TFc
功楼「殿、如何致します?」
グレミー「反逆者どもは一匹たりとも逃さぬ!ハマーンより先に血祭りにあげてやるわ!」
モーグリ「血祭りにあげられるのはオマエの方だ」
グレミー「出おったな、この恩知らずどもめが!」
モーグリ「笑わせるな、貴様等は我が軍を良いように利用してきただけではないか。
貴様のような小物と手を組むくらいならば、ハマーンのもとに行った方がまだマシだ」
グレミー「ならばあの世でハマーンに従うがよいわ。貴様を始末した後で
すぐにハマーンも冥府に送ってくれる」
モーグリ「わっははは。もうじき、そのハマーンが貴様を葬りにここへやって来るぞ」
グレミー「しまった!こやつ、あの女狐と通じておったか・・・」
107 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/03/11 18:22:20 ID:/T3mdWw7
ラカン「ハマーンの軍勢は見えるか」
子清「今のところ、周辺にネオジオンの軍は見えませんな」
字朝「我が君、敵の虚言の可能性も考えられます」
グレミー「うむ。よし、全軍前進じゃ。ハマーンが来る前にモーグリを殲滅せよー」
その言葉を合図に陸里城は戦場と化した。
僧戸竺「うまくいけば撤退するかと思ったが、やはりそこまでは無理であったか」
モーグリ「よいよい。ハマーンの軍が来るまで適当に相手をしてやれ」
108 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/03/14 04:10:15 ID:xtnFgJiX
字朝「狙うは敵大将と軍師。ラカン、張翼、デュオの三将はモーグリと僧戸竺、ゴランの
撃墜を最優先し、残りの諸将は敵将と兵を撃破しつつ三将軍を援護して頂きたい」
ゴラン「ふん、やはり此方を最優先で狙ってきおったか。
各々方、支持通りの策で確実に敵将を落としてみせよ」
モーグリ「我が軍を甘く見た事、とくと後悔させてくれようぞ」
ゴランと僧戸竺は、舷軍が大王と軍師を狙って攻撃してくる事を予測し
自軍の将達にデュオ、ラカン、張翼を取り囲むよう指示を出していた。
109 :
ハマーン様の忠実なる下僕 ◆tkhyd9/K2s :05/03/20 14:26:15 ID:rlC371aL
稟盛、徳慮、恵徳の軍がデュオに、李庶、益鍔、嘉陽宗軍がラカンに
嘉陽沿、唖凌の軍が張翼を囲み、三将の分断に成功した。
いかに舷の猛将達といえど、これだけに囲まれては手も足も出せなかった。
ゴラン「はっはっは、これならネオジオンを待つまでも無いな」
僧戸竺「我々だけで舷を制圧できよう。グレミー恐るに足らず」
グレミー「無念だが、ここは一時引く」
グレミーの号令によって、兵達は次々に城外へと逃げはじめた。
僧戸竺「逃がすな、グレミーの首を取れ」
兵の士気が完全に殺がれた状態での敗走で、背後からの執拗な
追撃を受け、舷の軍勢は大打撃を受けた。
グレミー「かくなる上は、楊櫨に助けを求めるしかない・・・」
楊櫨は名門楊家の出身である。
グレミーと楊櫨は幼馴染であり、昔は「臨晴」「トトちゃん」と
字で呼び合った程の仲である。
楊櫨の支配圏である淀州までは、かなりの距離があった。
グレミー「余が生き延びる事が出来なければ、余はそれまでの男だったと言う事。
生き延びる事ができれば、天はまだ余を見捨てはしないという事じゃ」
グレミーと、撃墜を免れて武将や兵達は、いまだ止まない追撃を受けながらも
淀州を目指した。
112 :
通常の名無しさんの3倍:2005/04/05(火) 02:35:44 ID:OmeMPdjE
モーグリ軍の追撃は執拗だった。十里も進まぬうちに
兵の数は四分の一程に減っていた。
グレミー「おぉぉ・・・余が不甲斐無いばかりに。みんな、すまぬ。」
グレミーは泣きながら疾駆した。
その時、先頭を駆けるグレミーのバウの横に
後方から追い上げてきた黒い影が並んだ。
デュオのデスサイズだった。
グレミー「おぉ、よくぞ・・・良くぞ無事でいてくれた。他の将はどうした」
デュオ「陳何は討ち死に、ラカンが負傷した。ラカンは張翼が救助した」
グレミー「なんと・・・くくっ、陳何・・・」グレミーは再び涙した。
デュオ「ラカン将軍は幸い軽傷だそうだ」
グレミー「それは良かった。とにかく、今は急いで淀州に向かおう」
自軍機の残骸が無数に漂う闇を、デュオを従えてグレミーのバウが駆けて行った。