失敗スレが235も続いた原因の負債森田下村を処断64
いまさらだが「月刊ニュータイプ」誌を読んでみた。
あまりにもアホな文の羅列に我慢ならなかったので、一部再録しておく。
●P43
ラクス自身が言うように、平和を唱えながら戦うことは、大いなる欺瞞を含んでいる。
戦う目的が暴力の応酬を止めることだとしても、彼女のしていることもまた暴力の行使であることは否定できない。
同時に彼女は、祈りをささげるだけでは平和がやってこないことも認識している。
だからこそ、フリーダムという圧倒的な“暴力装置”をキラに与え、みずからも戦場に身を置くことを選んだのだ。
その代償として、父を失うことになったときも、選んだ道を変えようとしなかった。
しかし、力によってもたらされる平和では、戦争の種は絶えない。
それでも力を振るうと決めた彼女には、真の平和を実現する義務がある。
戦いの女神アテナは、同時に知恵の女神でもある。
これからのラクスに必要なのも、力による平和を真の平和へと導いていくための知恵だ。
ナチュラルとコーディネイターの間にある憎悪が、一朝一夕では消えるはずもない。
だが、どれほど道のりが遠かろうとも、ラクスは決してそこから逃げたりはしないだろう。
この戦争に真の勇者がいるとしたら、それは彼女なのかもしれない。
●P44
アスランの婚約者だったラクスは、途中からキラのそばにいることを選んだ。
人の心はうつろうものだし、もともと政略結婚の色彩が強い婚約であったから、この“乗り換え”自体は責められるものではない。
だが、ラクスとアスランの結びつきが、単に形式のことだけだったのかといえばそうではない。
もしそうであるなら、アスランからプレゼントされたハロに名前までつけて、大事そうにしているわけがない。
少なくともラクスのほうは、アスランに対して好意を抱いていたはずだ。
一見するとラクスが一方的にアスランを“振った”ように見えるが、実のところラクスはずっとアスランに片想いの状態だったのではなかろうか?
だがアスランのほうはラクスの存在を求めるほどには、彼女のことを求めてはくれなかった。
アスランがクライン邸を訪れたときのやりとりを見れば、2人の互いを思う心に温度差があることがよくわかるはずだ。