ラクスと私の関係 2人目の犠牲者

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380通常の名無しさんの3倍
「♪そっうっさ、おっそれない〜でみぃ〜んなぁのた・め・に。」
ピンクが背後でごそごそ何かやりながら鼻歌で歌う。
「あ・い・と、ゆうきだけぇ〜がとぉ〜もだちぃさ。」
うるせぇな。廃品回収に出すぞ。
「エスタークに勝てないからって私に当たらないでくださいませ。折角応援歌を歌って差し上げているのに。」
応援歌だったのかそれ。
「えぇ。私のための、ですけど。」
刺すぞピンク。あぁ、また死んだ。ザオリクザオリク。
「あ・あ・アンパン〜○ぁソ。やぁさしいぃき・み・は。」
そのままごそごそと背後で何らかの作業を続けながら鼻歌は続く。
「い・け。みんなのゆぅ〜め、まぁもるためぇ〜。」
なぁピンク。
「はい?」
背後から強烈なプレッシャーを感じるのは私だけかな。
「いいえ。とってもステッキーな代物が出来上がりましたわ。これも応援歌のおかげ。」
いや、応援歌のせいじゃねぇの?
「さぁこれで完成ですわ!ご覧になってください!」
六畳一間トイレバスつき。テレビ冷蔵庫パソコンがあるだけのそんなささやかな部屋の中に。
「これが新たなガンダム、アン○ソマンVerガンダムですわ!」
パンでガンダムを作る才能ってのはどれだけだろうなぁ・・・。その発想はともかく。
そこには全長およそ5メートル。天井までみっちりと顔はア○パソマソ、体はガンダムなそれを見上げながら思った。

・・・まてそのパン代はどこから。
「モチノロンあなたの口座からシーユー。」
ちょうどその時エスタークに全滅されたパーティが教会前に戻ってきていた。
「あら、また負けましたのね。」
お前今日夕飯抜き!
「ええ!?」

それだけです。