354 :
通常の名無しさんの3倍:
まず、自分の立場として
1. 種前半はなんとなく見ていた(特にハマりもせず)
2. 地球降下以後の人間関係のゴタゴタで種のテーマを「受動から主導への立場変更における恐れと迷い」
「極限状態に放り込まれ、生きるため、守るために戦う少年の葛藤と成長」と理解(後に誤解であることが判明)
3. 49-50話で「この監督と脚本家は作品を通じて伝えるべきテーマを持っていなかった」と理解
ということを表明しておく。
また、映像表現論ではなく、ストーリーメイクに対する意見として受け取って欲しい。
アニメで描かれる「死」と現実の「死」は同じでは有り得ない。
キャラはその生き様、死に様を視聴者に晒すことで
行動の意義や生死の意味を問い掛ける可能性を持っている。
ナタルの死の描写は、少なくとも49話終了時点では意味のあるものに思えた。
1. フレイの脱出→キラとの再会、和解への橋渡し
2. 兄貴の身を呈したAA防衛への時間的整合性の付与
3. ムルタの狂気(独善的教条主義)への嫌悪感情の喚起
だが、1. 2.に関しては、50話でぶち壊される。
2. ←目視確認できる距離にあったはずなのに、ストライクの残骸を確認し、
尚且つキラと交戦している仮面が接近するまでAAに到着できない脱出艇
さらには、複数あったはずの脱出艇が単独で漂っている始末。必然性の欠如。
・・・続く
355 :
通常の名無しさんの3倍:03/09/29 23:47 ID:xt648bb5
>>354 時系列的に経験を視聴者と共有するように描かれてきた登場人物は
種においてはキラとフレイの二人しかいない。
他のキャラは十分に描かれていなかったり、キラと離れている際の描写が極端に少なく、
思想や心理の変化を視聴者に納得させることが困難。
(異を唱えるならば、ラクスのスタンスの変化、キラへの歩み寄りの理由を説明して欲しい)
1. ←もし、監督、演出家や脚本家に少しでも知恵があれば、これまで放浪させたフレイが
「なんとなく殺したくなったから」で処理して良いキャラかどうかの判断は容易についたはず。
戦争の主原因たる偏見、嫉妬、復讐心の象徴だったフレイが、様々な経験を経て
それらを乗り越えてこそ戦争の終結(続編を考えた上での一時的なものだとしても)
事態の収拾が可能となり、登場人物達の成長を示す例と成り得る。
無能な監督と脚本家の浅慮により、彼らが大事にしてきたはずのキラというキャラクターの成長すら
なかったものとされてしまったことに、彼らは気付いているのだろうか。
異を唱えなかった他のスタッフも怠慢の誹りを逃れるものではない。
また、無能スタッフの暴走、傍観を許した製作委員会を構成する協賛企業各社も同罪であると考えられる。
・・・いや、まじで子供に説明できないんだわ。
クロトの最期もグロいね
霊化したときのセリフさえちゃんとしてれば良かったんだろうけどな。
>>355 子供に悪い作品を見せないほうがいいんとちゃいますか?
有名メーカーのロゴをつけたバッタモンの不良品でっせ。種は。
>>359 同人作品、もしくは
腐女子専用と明記すべき。
>>354 ああ、確かにぜーんぶブチ壊しになったな…
しかも、フレイの脱出艇が落とされたってことは、一緒に脱出したブリッジクルーも全滅と考えられる。
つまり、
ムルタが乱心してプラントに核攻撃を加えようとしたこと、ナタルがそれを身を呈して止めたこと、
クルーを逃がしてフレイをAAへ合流させようとしたこと、ムルタを最後まで引き止めたこと、
その全てがAAへ伝わらない、無駄なことになってしまったわけか。
いや、実際にムルタは死んだし核攻撃も行われなかったけど、それが誰の尽力かが恩恵を受けたものに伝わらないのは、正直歯痒い。
結局あの流れだと、AAのマリューにはドミニオンが騙まし討ちを仕掛けたように見えてるっぽいし。
返す返すも、せめてラストの「撃つんだ〜」は通信を通じさせておくべきだったと思う。
文字通り必死での頑張りに報いがないのは、やっぱり救われないし描くべきではないだろう。
特にメインの視聴者は子供なんだから、その辺のことはしっかりと「大人の筋」を通して欲しかった。