>>778同様やってみた
昔々あるところに俺とディアッカが住んでいました。
イザ-クが川で血塗られたナイフを洗っていると…
新番組桃から生まれたディアッカ『ディアッカ現われる?!そして俺は?』
結局はディアッカが2人ってことだよな?
計算間違ってないよな?
そんだけ
家に帰るとディアッカが泣きじゃくっていた。
どうやらバスターのプラモのポリキャップを紛失して組み立てられなくなったらしい。
ぼろぼろと涙を流すディアッカをなだめつつ、仕方なく俺が部品を発注してやった。
10日後部品が届いてプラモは無事完成。
その時のディアッカの心底嬉しそうな顔は今でも忘れられない。
そんだけ。
なあ、ディアッカよ。俺のガンプラ史上で初めてだよ。
おんなじMSを3つも買うなんて。
いや、まてディアッカ。喜ぶのはわかるが、この
バスターは…お前のバスターじゃない…。
ピ、ピンクに塗らせてくれ…。お、俺のバスターR…
あ、もう緑を着色して…あ、あわわ…た、頼む…やめ…
そんだけ
>>732 仮面ライダー555の話をしていたら、ディアッカがこんなことを言い出した。
「なぁ・・・俺が変身するとしたら何オルフェノクになるんだろう。」
そりゃあもちろんチワワオルフェノク「悲グゥレイト」
・・・ほら、もう変身してるじゃねーか。
「気を取り直して・・・アスランとかイザークは何オルフェノクに変身すると思う?」
そうだな・・・アスランは・・・センチピードオルフェノクなんてどうだ?
「HAHAHA!そりゃーさすがにひでーんじゃネーノ?」
俺ん家の屋根にジャスティスのリフターが突っ込んできた。
俺の横の瓦礫の中でディアッカが助けを求めている。
ごめんよアスラン。少なくともお前はヘタレじゃなかったよな。
そんだけ。
まあ、俺の主観だがアスランは妄想癖が酷いと思う
といったらイージスのスキャラで家が壊された
そんだけ。
子供の頃のディアッカは、強くて仲間のピンチに颯爽と現れるような正義の味方に憧れていた。
よくお袋さんに作ってもらった赤いマントとお面をつけて、
『グゥレイトエルスマン参上!』とか言ってヒーローごっこをしてたっけ。
今にして思えばお偉いさんの息子であるあいつが最前線に立って戦っていたのは、そんな子供時代の背景があったからかもしれない。
戦争もとうとう終局に向い、ディアッカは結局戦いの中で華々しい活躍をすることは出来なかったけど、
地味でも、時にはやられかけても大切な人を守るために戦ってたディアッカの姿は立派に『ヒーロー』だったと、俺は思う。
そんだけ
最終回にて、ついに俺登場おめでとう。
そんだけ。×3
アスランが頬を腫らしてウチに来た。
何でも、今日はカガリに誘われて水族館に行く予定だったが、
急な予定が入ってドタキャンしてしまったそうだ。
で、謝りに行ったら・・・。
「もう…会いたくないって言われた」
『元』婚約者があんなんだから、アスランにしてみれば初めての事なんだろう。
こういう対応をされるのは。
どうしたもんかな、と思っていたら、珍しく黙っていたディアッカが口を開いた。
「お前さ、あのお姫様がそういう事に慣れてると思うか?」
アスランが、顔を上げる。
「そういう付き合い方に慣れてないカガリにしてみれば、
お前をデートに誘うのにも相当勇気が必要だったんだぜ。きっと。
それを当日になって断られたら、そりゃショック受けるさ。
一生懸命おしゃれしてたかもしれないしな」
ずーんとうなだれるアスラン。へこみまくりである。
「ま、やっちまったものはしゃーない。
許してもらう方法を考えよう」
アスランの肩を叩くディアッカ。それに力なく頷くアスラン。
その後、カガリ対策会議は2時間に及んだ。
誠意を込めて、許してもらえるまで謝れ。できればプレゼントも贈れ。
という結論を出した後、アスランは帰っていった。
奴らも、仲直りできるといいのだが。
そんだけ。
>>786 一応修正しとくか。スキャラ→スキュラ。
ん?こっちにも赤っぽいのが…
そんだk(ばしゅーん)
>>792 必死にカガリ対策会議しているアスランとディアッカを見て、俺はふとミリアリアのことが脳裏に浮かんだ。
アスランとカガリ。ディアッカとミリアリア。
…嗚呼、今からこれじゃ将来尻にしかれること請け合いだな、2人とも。
2人の未来が容易に想像できて、俺はため息を付くほか出来なかった。
そんだけ
そこで気付く。俺にはそんな相手さえいないってことを。
アスランはともかくディアッカにまで負けている気がするのは癪なので中華鍋で殴打してやった。
やっぱそんだけ
「何とか戦争を生き延びられたな。これからどうするか考えてるか?」
「もちろん!グゥレイトな炒飯専門店を作るぜ。それで、ミr」
(ディアッカの口を抑え)「それ以上言うな・・・包丁が飛んでくるぞ。
それもいいけどな、ディアッカ、俺達のMS操縦技術を生かして、
環境保護のためにボランティア活動を始めるなんてどうだ?」
「地球環境を護るためのボランティアか。それはグゥレイトなアイディアだぜ。で、何をやるんだ?」
「そうだな・・・乾燥地帯の緑化と、食糧問題の解決を同時に行ういい案があるんだ。
具体的に言えば、砂漠の開こ」
全部言い終わる前にグーで殴られた。
そんだけ
今日、ディアッカと居酒屋に行ったら、見覚えのある人達が酒を飲んでいた。
「俺・・・お前と決着をつけられなかったぜ・・・」
「フッ・・・私は史上最弱の仮面のレッテルを貼られるのか?」
「私の存在意義はなんだったのでしょう・・・?」
「くそ!俺ガンダムパイロットだぜ?後ろから斬られて終わりかよ!」
「僕なんか薬切れで禁断症状酷かったんだぜ!」
「あの青白いの・・・うざ〜い!」
「セリフすらなしだったわ、私」
「アサギー!」
「ジュリー!」
「何故だ・・・核ミサイル使ったのに・・・」
「銃で撃たれるのはやはり辛いな」
「ジェネシスを撃てー!!!」
「これから幽霊として出ないといけないのかしら・・・」
「・・・店変えようぜ」
ディアッカの言葉に、俺は頷いた。
そんだけ。
店を変えたはいいが、2件目。
「最終話だってのに出番が少なすぎるのよ〜…」
「フレイ〜…」
「帰ってくるって…言ったのに…」
「私ヒロインなのに…ヒロインなのに…」
「せっかく義手義足隻眼で復活したというのにこの扱いは何だ!?」
「セリフが…セリフが無い…」
「最後皆を出迎えるとか言う出番を期待してたんだけどな…」
「…店変えようぜ」
俺の言葉にディアッカは頷いた。
そんだけ。
>>794 勝手に続けさせてもらった
アスランが無事にカガリと仲直りした、今日はデートの後外食に行くそうだ
ディアッカはミリィを呼んで新作チャーハンの試食会をするらしい。俺はどうした、おい
町に出ると腕を組んで歩く、キラとラクスに出くわした
今夜はイザークの家に泊めてもらう事にする
愚痴を言い合いながら飲む酒とツマミは、いつもより数倍美味い気がした
そんだけ
ところで、ミリさんのファミリーネーム・ハウだけど、
中国人ぽくないかね?
仮にディアッカが婿養子になったらディアッカ・ハウ。
で、Mr・ハウとか言われるの。
どうよこれ?
と、ここまで言ったら、ミリアリアさんに文化包丁で刺された。
今、病院のベッドの上。
割と居心地はいいよ。担当の看護婦さんも美人さんだし。
ただ、隣が・・・
「非グゥレイトォ・・・何で俺まで・・・」
こいつなのがな。
そんだけ
792からの一連の話にワロタ
というかこのスレだとキャラに親近感湧くな
そんだけ
とても・・・とても楽しい夢を見ていたんだ・・・
俺は一人じゃなくて、いつも傍にディアッカがいた
ディアッカはとてもいい奴で、共に戦い、時には笑い時には涙した
何時だって一緒だった
長い夢から醒めた時、もうお前は居なかったけれど。
とても幸せで楽しい夢は、目覚めてしまったら悲しい夢に変わってしまうんだな。
なぁ?ディアッカ・・・
そんだけ
ディアッカとイザークがもめている。
第二次世界大戦最強の戦車が何かで言い争っているらしい。
ディアッカはファイアフライ、
イザークはキングタイガーを押している。
まったく2人とも・・・
最強はT-34/85に決まっているだろうに。
そんだけ
>>801 つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
そんだけ
>>802 俺はエレファントを推してみる。
オーバーパワー最高!!
そんだけ。
「ただいまー…」
「え…ちょっと待って…ひ、非グゥレイトォ!」
ドアを開けると、ディアッカが一人で敦盛を舞っていた。
無言で時間が止まる。
俺は何も見なかったかのようにドアを閉めた。
そんだけ
>>807 ディアッカ、居候の分際で何やってんだよ(笑)
そんだけ。
今日、バイトを終えて家に帰ったら、何故か台所にディアッカがいた。
ディアッカは、チャーハンを炒めながら俺に
「やあ、おかえり」と微笑みかけた。
俺は、なぜ俺の家の台所にディアッカがいるのかわからずに当惑したが
「た、ただいま」
とぎこちなく微笑みかえした。
そういったとたんディアッカの体はぐにゃりと崩れ一枚の神が台所の床にひらり、と舞い落ちた。
「え、え、え?」
俺は焦ってその紙を拾い上げた。何のことはない人型に切られている只の紙だ・・・。
「ははは!驚いたかグレイトゥ!それは敷き紙といってイザークに教えてもらった陰陽師の」
「敷き紙じゃなくて式神だボケェ!そんな事も分からんかぶれは土下座して晴明様に詫びろ!」
今日も中華鍋はいい音を出した。
映画見に行きたいなディアッカ。
そんだけ
>802、>806
:;:;.:.:.:;:;:;.:;.:.;:;:;:..:.:.| jll;:;:;:l. __,l/-|;:;:;:.:;:/!:;:;:.:.:.:.:.:.:.:.:l
;:;.:.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.:.:.i.:l , / l;:;l;l/ _、、-|:;:;:;:;/ |;:;:;.:.:.:.:.:.:.:.:.l
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i;:;:.:.ハ! }/ l;:;ハ!'´ ̄`ソイ:;/ .j/!;:;:.:.:.:.ハ:.:.:.l
;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;.:l ̄二-、_、く 'ーj;// rァぃ /小 /:;:;:;.:,イ:.:.l:.lj!
:;:;:;:;:;:;:l:;:;:;:;l;:;:lフ´ ̄`ヽ ``' /' rっ'=どつく /;:;:;:;:/ l.:.:.:|l
;:;:;:;:;:;:;:l!;:;:;:{ヽl! rアハ ,, // ノハ ヽヽ'/:;:;.イ ll:.:.ノ'L__
:;:;:;:l、:;:;:lヽ;:;ヽ `rつ彡" ノ }j:/l _L/j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
ヽ;:;l ヽ:;l ヽトゝl「// ヽ / .l/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヽ!、__ヾ、 ,ハ ',.ll _,=-'二ヽ` ノ' /ー'''´;:.:;:;.:.:.:.:.:.:.:.
、__,> ̄:;:;:;:'、゙ll ヽ'´ __ヽ {i , イ;;:;:;:;:;:;:;:;:.;:;:;:;:;:;:;:;:;
、二=-.:.:.:.:;:;:;:;:;ヽ>'、、 ヽr'´ _,ノ ,、ノj '′|;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_
\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;;;;;`゚'iー 、、 ` ̄ー r'r'´´ __,ノ`i;;;:;:;:;:;:;:‐=二_,
,、、`'ー-、-一':;:;;;;;;;;;;j 込''ー‐‐'´´r‐く !__,二= ̄
'´/  ̄ ̄`''''''''''''´ ̄/ ‖ `''T''" ̄´`! l }`'ヽ、,_
どうしてパンターG型が出ていないのに、ファイアフライの名前が出るのよォ!!
も、もちつけミリィ!!包丁しまえ!!
ギャァァァ!!
そ・・・・んだk
SEEDを持つ者達は、戦場をあれだけかき回して裁かれなかった。
親がVIPであったり、連合が表沙汰にしたくない何らかの秘事を握る者だったからだ。
人々はスケープゴートを欲した。
名も知れず、赤服になった経緯も知れない『俺』に白羽の矢が立った。
キラ達が幸せを謳歌する中、俺は今日も暗い裏街道を歩いている。
血と硝煙の匂いが染みついて、洗っても落ちやしない。
追っ手の殺気を感じる。懐の銃に手をかける。
今日も俺はたった一人で冥府魔道を行く。
「と言うハードボイルドサスペンス映画の企画はどうだろう?」
馬鹿言ってる暇あったらお前も走れ! 追われてるのはお前も一緒だぞ!
タッド議員が旗幟不鮮明だったのが災いして、ディアッカは立場が弱い。
そう言えば、
「貴方は戦後必要な人材なのですよ」
とかママンに言われたが、ママンは捕まり俺も追われてる、とイザークが嘆いていたな。
ユーリ議員が取りなしてくれればいいが……とにかく逃げるぞっ!
その日は具も卵もなく、紅生姜やグリーンピースすら添えられていない素炒飯だった。
不味くはないが、わびしかった。
そんだけ。
ディアッカはいま飲み会で山のような炒飯を作ってる
俺もこれから行くところだ。
皆も行こうぜ?
そんだけ
命は助けてやろう、そのかわり貴様達の力を組織の為に使わせてもらおう
そんだけ?
ある日、ディアッカと某アニメ雑誌を読んでいて、
ディアッカの中の人が新番組に出るという記事を見つけた。
○○○・○○○○役・笹沼・○
代表作
激闘!○ラッシュギアターボ
万○寺・タケシ役
機動戦士ガンダムSEED
マーチン・ダコスタ役
その日以来、ディアッカが遠い目をする事が多くなった。
そんだけ。
今日、ビデオ店で『機動武闘伝Gガンダム』を借りてきた。
破天荒な内容よりも、常に中華鍋を背負っていたサイサイシーに驚いた。
・・・ディアッカ、真似をするのはいいが、
その鍋ってさっき使ったばっかり・・・あぁ、言わんこっちゃない。
服に油がベッタリじゃないか。それ自分で洗えよな。
そんだけ。
>>814にワロタ
どうしてそんなことになったんだろうな
んでなんてゆうアニメなんだ?
そんだけ
1 名前:ひろゆき@どうやら管理人★ 投稿日:03/09/29 14:48 ID:???
2ch顔文字機能を搭載しました。
名前欄にkomojifusianasanといれて書き込むと、
【´∀`】【・∀・】などに変換されますです。。。
>817
の情報はマジなのか、とカキコして試してみる俺
そんだけ
>818
やっぱないよなぁそんなこと
ああ?何だよディアッカ。泣いてねえぞ。俺はないてなんか・・・・・・
ちくしょー!
俺はいつもどおり中華鍋で奴を殴った後奴の作った炒飯を食べた。しょっぱかった
そんだけ
820 :
814:03/09/29 23:41 ID:???
>816
いや、あくまでもネタです。
本当にそうなったら、俺はそこの出版社に、
虫系統の死骸とか送るかもです。
その前にディアッカがバスターで撃ち抜くでしょうけど。
地球支配を目論む投薬集団ブルーコスモス。
奴らの侵略に勧善と立ち向かう3人の戦士たち!!
己の中のチャーハン力(ちゃーはんちから)で薬獣たちに立ち向かえ!!
新番組 ディアッカ戦隊エルスマン ×月×日あさ7:30分スタート!!
という夢を見た。
夢でよかった。
そんだけ。
バイトを終えて家に帰ったら、ディアッカがゲームをやっていた。
ゲームは「サクラ大戦2」だった。戦争終わってやることがギャルゲーか。おめでてーな。
そんで、お前は誰狙いで進めてるんだ?カンナか?織姫か?
「ハゥハゥ!ハゥハゥ!」
そうかそうか帝劇三人娘か。でもディアッカ、こいつらエンディング無いぞ。
あの三人娘よりは良い扱いだろうけど。
そんだけ。
今日、部屋に戻るとちゃぶ台に奇妙な箱があった。
それぞれ か き ぐ け こ と書かれたボタンが着いて、上に
「でぃあっかスイッチ」
と書いてある。 またくだらないことを思いついたもんだ!
「よし!押してやる。でぃあっかスイッチ か!」
窓と襖が同時開いた!襖の陰からはディアッカ。
窓の外にはミリィが。1000本包丁が空を舞う。
華麗なステップでかわすディアッカ。
「か、数だけは多いぜ!」
「なんか必死な演技だなw。よ〜し、でぃあっかスイッチ き!」
ディアッカは椅子を引っ張り出して、そこに座った。
「キラ、ここは俺にまかせてくれ!」
「へ〜、そんなセリフあったような。なかったような。よし! け!」
「グゥレイ・・・。ちょっと待て。「ぐ」を抜かすな!」
「だって、さっきもう使っちゃってんじゃん。そのセリフ。また同じ
シーンなんだろ。数だけは多いって!だいたい、かきくけこの
途中で、ひとつだけ「ぐ」なんて、もう見え見えじゃん!」
「んなこと言ったってよう、それは俺の一番の名セリフじゃん。頼
む言わせてくれ!なあ、頼むよ。押してくれ〜」
「なんで・・・、なんであたしがこんなことにいつまでも付き合わな
きゃならないのよ!」
「ま、待て!ミリry」
再び空を舞う1000本包丁。
よける準備が整ってなかったディアッカに次々と突き刺さる。
「否グゥレイト〜」
そんだけ
ディアッカ、結局お前生き残ったんだよな。
折角、追悼向けのネタを作ったのに・・・
な〜んて言ったら、ディアッカの奴、拗ねて部屋に閉じ篭っちまった。
ま、生きてる事はいいことだよな。
そんだけ。
「ん・・・・・・もうこんな時間か。おいディアッカ、いい加減起きろ」
「ン・・・・・・ハウハウ・・・・・・ハウハウ・・・・・・ハウハ・・・・・・ウッ!」
「・・・・・・」
今日も俺達の朝は、中華鍋の響く音から始まった。
「ったく、いきなり殴るこたぁないだろ。折角いい夢だったのによ・・・・・・」
「寝言ですらおぞましいことを言うお前が悪い」
ディアッカのファ○カー○を吹かしつつ、俺達はプラントのある場所へと向かっていた。
「ったく・・・・・・狭いぞ腰ぬけぇ!」
「イザーク、唾が飛ぶから叫ぶのを止めてくれ」
後ろにはお馴染みのイザークと、この日のためにわざわざ時間を空けてくれたアスランがいた。
「何だと貴様!誰のお陰でこうやって大手を振って外を出歩けるかわかっているのかぁ?」
あの後俺達は『パトリック・ザラの暴走に気づき、いち早く行動を起こしたラクス・クラインの下で、
プラントを守るために戦った』という建前の元、無罪となった。
これは本当に運がよかった。戦争が終わった時点で俺とディアッカは十年は牢屋の中、アスランに到っては
死刑が待っていたかも知れなかったのにだ。
この点に関しては、軍事裁判で証言(口裏を合わせるとも言う)をしてくれたイザークには感謝の念は尽きない。
結果として最高議会は解散。現在は穏健派のタッド・エルスマンらが、連合との和平協議を行っている。
「まぁ、タッドなら問題は無いだろうな。戦時中もずっとシーゲル・クライン達と戦争には反対してたし」
「そういえばラクスさんは何をしてるんだっけ? 元フィアンセ?」
俺の冗談にアスランは顔を引きつらせて、それでも何とか答える。
「・・・・・・・また彼女本来の姿『アイドル』として生きるらしい。人を癒すことが、戦いが終わった自分の役目だって言ってた」
「へー」
「実際、これからが大変だよねぇ。Nジャマーの撤去、崩壊したコロニーの建て直し、
コーディネーターとナチュラルの根本的な問題に中立国との外交・・・・・・肝心なことは何一つ終わっちゃいないんだし」
と、窓の外を見ていたディアッカの何気ない一言に車内が固まる。
「ん、どうしたんだよ三人とも?」
「いや・・・・・・お前がマトモなこと言ってるから驚いてるんだよ」
「非グレイトォ!俺だって赤服の一人だぜ!最低限の常識と知識ぐらいは持ってるさ!」
「ったく、それが出来るんならもう少し普段から頭を使え。このエセサーファー」
「エセサーファー・・・・・・ぷっ」
ああ、平和だな。
小さく笑うアスラン。怒るディアッカ。その2人を見て張本人のイザークは薄ら笑いを浮かべている。
その光景をミラーで見ながら俺は心から、本当に心の底から、そう思った。
数時間後。
だだっ広い駐車場に車を止め、俺達はその場所にたどり着く。
「んじゃ、行くか?」
「そうだな・・・・・・」
「ミゲル先輩、覚えてます?これ俺達に昔無理矢理飲ませたバーボンです」
言いながら俺は栓を開け、中身を石碑にかける。
「あの時ディアッカとラスティ先輩の2人が酔いすぎて暴れだしたの見て、一時はどうなるかと思いましたよ」
「いや・・・・・・あれはさ、まぁ、とんだ失態だよねぇ」
「人事のようにいうな貴様ぁ!あの後全員隊長に説教喰らったの忘れたのか!」
「そういえば・・・・・・あの時から俺の髪・・・・・・」
アスランが何かブツブツいっているが気にしないで俺はもう一つの墓、『二コル・アルマフィ』と刻まれた
墓に目をやる。
「元気にやってるか?俺達は・・・・・・何とか生き残れたぜ」
「お前が・・・・・・オーブで命を懸けてくれたお陰で俺は助かったんだ。本当に、有難う」
「向こうでもピアノ、弾いててくれよ」
「フン、また聴いてやるときに腕が下がっていたら承知せんからな!しっかり練習しておけよ!」
「クルーゼ隊長・・・・・・」
俺達は最後に、墓地の隅にひっそりと、まるで他者から隔離されたようにある墓に向かって足を運んだ。
供え物も何も無い、そもそも人が来た痕跡すらないその墓に向かい、俺は持ってきた稲荷を置く。
「俺は・・・・・俺達は、最後まで隊長が何を考えてるかは解りませんでした」
じっと、墓を食い入るように見つめる。
「だから・・・・・最後まで俺達は、部下として名誉の戦死を遂げた隊長を、誇りに思います」
その言葉と共に、四人は敬礼をする。
心なしか墓が、少し光ったようにも思えた。
「ったく、なんて広さだよオイ・・・」
「まぁ、血のバレンタイン以降の死者はほとんどココに眠ってるからな」
クルーゼ隊全員の墓参りを終え、俺達はロビーで簡素な昼食をとっていた。
「うーんイマイチ、こりゃあ出来合いを解凍して客に出してんな?」
「ディアッカ、ココにまで来て炒飯を頼むな!しかもイチャモンをつけるな!
向こうでオッチャンが睨んでるぞ!」
「まったく・・・・・・」
何処に来ても変わらない、いつものやり取りを繰り返してると、
「おっ、アスラン?何処行ってたんだよ?」
「いや・・・ちょっと席外すんだけど、皆気にしないで食べててくれ。すぐ戻るから」
そう言うアスランの手には、さっき買ったと思われる花が握ってあった。
ああ、成程ね。
イザークも気づいたらしく、注文した蕎麦を一気に平らげるとこっちに走ってきた。
「水臭いぞ、貴様!」
「えっ?」
「みんなでで行こうぜ、折角墓参りに来たんだしさ、人数が多い方が、賑やかでいいだろ?」
俺達の言葉に、アスランは少し目の辺りを擦りながら、頷いた。
日のよく当たる、小高い丘の上。
その中の一つに、アスランの母親は眠っていた。
「母さん・・・・・・久しぶり」
花を添えながら、静かにアスランと俺達は手を合わせる。
「戦争、終わったよ。和解の道を進むんだ。
この前の来た時の約束とはちょっと違うけど・・・・・・俺、後悔なんかしてないから」
「アイツ、どんな約束したんだろうな?」
後ろの方でディアッカが俺に耳打ちをする。
「お前・・・・・・本気で言ってるのか?」
答えを教えてやろうと思い、開きかけた口を俺は閉じた。
そんなことはもう本人と、彼の母親以外知らない。それで、いいと思う。
「父さんは、もう少し時間がかかるけど、もう少しでここに来れると思う。だから・・・・・その時まで
ここに安らかに眠って下さい」
アスランはすっと立ち、俺達に向き直る。
「付き合ってくれてサンキュ、もういいぜ」
そういったアスランの顔は穏やかだ。
だが、俺達はというと、実はそうでもない。
「・・・・・・まぁなかなか言いづらいだろうしな。俺が代わりに言ってやるよ」
というと予想どうりディアッカがアスランの肩をたたきながら母親の墓前に近づき、手を合わせた後、
「こんなカッコつけてるけど、こいつ女出来たんですよ。しかも戦時中に地球で」
「バッ・・・・・・ディアッカ!お前! クッ!イザーク!離せ!」
「はははっ!女の事も話せん貴様みたいな腰抜けにはちょうどいい罰だぁ!」
「聞いた話しどうやら無人島で救援待ちになってるときに相手の娘と知り合ったみたいで、
いやぁ、息子さんなかなかに手が早い。でもその選別眼は凄いんですよ。
なんと彼女はオーブのお姫様で、いやぁこれで婿養子にでも入れば彼の一生安泰ですなぁ。
全く上手いことやったモンで・・・・・・グォォ!痛ぇ!非グレィトォ!」
見ればディアッカにはアスランのコンバットナイフが見事にクリティカルヒットしている。
しかもよく見ると目の色がヤバイ、種割れしてる。
「殺す・・・・・・」
そう呟いたアスランにボコボコにされるディアッカを見ながら笑う俺とイザーク。
そんな当たり前の光景も、少し寂しい。
俺は地獄絵図と化した墓前を尻目に、二、三歩いて丘の切れ端からプラントを見下ろせる場所に行く。
そして、思う。
失った物はたくさんあるけれど。
傷付いたいた事も無数にあるけれど。
そして、その爪痕は多分一生俺達の心に残るけど。
けれど、それでも。
今を一生懸命、生きよう。
精一杯に、生きていこう。
それが死んでいった物達への、何よりの恩返しだと信じているから。
「そうだろ・・・・・みんな」
それだけを言うと、俺はいよいよシャレにならなくなっていた三人の所へ、駆け足で向かっていった。
そんだけ