馬鹿親アズラエル

・アズラエルの日記

今日、コーディネーターの戦闘データを見た。悔しいが正直奴らは強い。
さすがそう作られた事だけは、まあ、あると認めてやってもいいかな。
認めてはやるが、所詮『作成』という手順を踏んだ結果生まれた人間だから
こんなのは私はヒトという種として認めない。そうだろう？

それにしても強い。こんな奴らと戦って、
私の可愛い義息子たちがまけたらどう…いや、私の可愛い義息子たちが
負けるわけはない。負けることなどありえない。
しかし万が一という事もある、うっかり見方を庇って怪我などしたらどうしよう？
強い装甲は与えたがやはりかわすのが一番だ。
そのためには反応速度と経験その他が必要だ
経験はともかく反応速度など既に決まっているものはどうしてやればいい？
私はあの子たちを氏から逃れさせるためになにができる？

……そうだ人為的に強化してやればよいのだ、なに、栄養ドリンクのようなものさ。
あの汚らわしきコーディネーターどもとは違う。
しかしこれは諸刃の剣だ。これが切れたら私の可愛い義息子たちは
激しい苦痛に見舞われる。ああああああああああそんなのは見ていられない
そんな思いはさせられない、無理無理無理無理無理無理無駄無理無理無理無理！
…しかし氏と薬を切らさねばやってこない苦痛とはどちらが重いだろう？
氏か？いやだあの子達が可愛い義息子たちが死ぬのは嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
そうだ切れることなく薬を与え続けていればいい、そうだろう？
義息子たちだってそのはずだ。私の可愛い義息子たちは市よりは強くなる事を望むだろう？
オルガは三島由紀夫全集をまだ半ばほどまでしか読んでいない。
クロトはロマンシングサガのやりこみが終了、データから法則性を導き出し始めている
シャニは最近ようやくJPOP以外の音楽も聴きだしたんだ
みんなまだ死にたくないはずだ。そうだ、そのはずだ。
そうに決まっている。そうだろうそうだろうそうだろう何か違うかね？
何も違わないだろう？
さて、いい案が決まった事だし開発部にアレの開発状況を聞きに逝こうか。
私の大切な大切な大切な大切な大切な義息子たちの命を守るものだ、
開発と改良を急がせなければ。早くあの子達をつよくしてやりたいものだよ…！