704 :
1/2:
×××「よぉー!いるか?」
「あれっ?マードックさん、どうしたんですか?」
俺の家にマードックさんが来るのは初めてだ。
「いやな坊主がさ、『ばすたぁの乳母車が壊れたー非グゥレイトゥー』って
しくしく泣いてたからさ、代わりを作ってきてやった。」
「ほらよ!」と見せてくれたのは確かに乳母車だが…
…ん?「作ってきた?」…
「これ、マードックさんが作ってくれたんですか?」
「そうよ!AAにある余剰部品でな、俺の特製だぞ!!」
705 :
2/2:03/07/31 14:25 ID:???
目の前にある乳母車は市販の物よりも遥かに格好良くて、
サイドにはばすたぁのネームが入っている。
「カッコいいですね、有難う御座います!マードックさん!!」
「勿論、乳母車だから武装なんかはないぞ。
この子には戦争には関係ない世界で育って欲しいからな」
「そうだ、ばすたぁの顔見ていってくださいよ!」
「そうだな、せっかくだから抱っこさせてもらうか」
俺はばすたぁを連れて来ると、マードックさんに渡した。
「可愛い子だな。元気に育てよ!」
マードックさんはニコニコしている。
ばすたぁも嬉しそうだ。
「じゃあ、俺そろそろ帰るわ」
「有難う御座いましたー!」
俺は早速マードックさんの乳母車にばすたぁを乗せた。
散歩でも行こうか…
…ん?またディアッカはどこいっちまったんだ?…